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12月01日-議案上程、説明-01号

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  1. 大野市議会 2014-12-01
    12月01日-議案上程、説明-01号


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    平成26年 12月 定例会       平成26年12月・第391回定例会 会議録(第1日)                             平成26年12月1日(月)                             午前10時  開 議1.議 事 日 程    第1.会議録署名議員の指名    第2.会期の決定    第3.議案第69号 平成25年度大野市歳入歳出決算認定について       議案第70号 平成25年度大野市水道事業会計決算認定について        (委員長報告、質疑、討論、採決)    第4.議案第73号、議案第77号、議案第82号、議案84号から       議案第89号(9件)        (一括上程提案理由の説明)    第5.議案第72号、議案第74号から議案第76号、議案第78号から       議案第81号、議案第83号、議案第90号(10件)        (一括上程提案理由の説明、質疑、委員会付託省略、討論、採決)    第6.市会案第8号 大野市議会基本条例案    第7.市会案第9号 市長の専決処分事項の指定についての廃止について    2.出 席 議 員(18名)     1番   山 﨑  利 昭 君    2番   梅 林  厚 子 君     3番   永 田  正 幸 君    4番   松 田  元 栄 君     5番   前 田  政 美 君    6番   石 塚  淳 子 君     7番   宮 澤  秀 樹 君    8番   川 端  義 秀 君     9番   松 原  啓 治 君    10番  藤 堂  勝 義 君     11番  髙 岡  和 行 君    12番  兼 井    大 君     13番  島 口  敏 榮 君    14番  浦 井  智 治 君     15番  本 田    章 君    16番  畑 中  章 男 君     17番  砂 子  三 郎 君    18番  榮    正 夫 君3.説明のため出席した者の職・氏名   市   長  岡 田  高 大 君    副 市 長  下 河  育 太 君   教 育 長  松 田  公 二 君    企 画 総務  田 中  雄一郎 君                        部   長   民 生 環境  羽 田  年 也 君    産 経 建設  佐 子  重 夫 君   部   長                部   長   教育委員会  金 子  正 義 君    消 防 長  石 田  純 也 君   事 務 局長   企 画 財政  加 藤  正 幸 君    総 務 課長  國 枝  勢津子 君   課   長   税 務 課長  山 田  一 郎 君    防 災 防犯  臼 井    一 君                        課   長   市 民 生活  田 中  一 郎 君    福祉こども  畑 中  六太郎 君   課   長                課   長   健 康 長寿  齊 藤  嘉 代 君    上 下 水道  大久保  雅 章 君   課   長                課   長   商工観光振興 嶋 田  敏 文 君    農業林業振興 朝 日  俊 雄 君   課   長                課   長   建 設 整備  金 松  健 一 君    幹 線 道路  末 永  勝 士 君   課   長                課   長   建 築 営繕  南    和 弘 君    和泉支所長  三 嶋  政 昭 君   課   長   会計管理者  米 津  源 一 君    教 育 総務  木戸口  正 和 君                        課   長   生 涯 学習  宮 越  剛 生 君    監 査 委員  東 方  嘉 浩 君   課   長                事 務 局長   消 防 本部  高 野  清 彦 君    企 画 財政  清 水  啓 司 君   次   長                課 長 補佐4.事務局職員出席者   局   長  山 村  正 人      次   長  西 川  千鶴代   係   長  安 井  妙 子      係   長  前 田  晃 宏5.議事 (午前10時00分 開議) ○議長(島口敏榮君)  皆さん、おはようございます。 初めに、大野市民憲章と大野市教育理念を唱和致しますので、ご起立願います。 (全員起立) ○議長(島口敏榮君)  首唱者の髙岡和行君、登壇願います。 (11番 髙岡和行君 登壇) ◆11番(髙岡和行君)  大野市民憲章。 九頭竜川の上流にある大野は、清らかな水と空気に恵まれ、緑豊かな自然にはぐくまれてきました。純朴さの中にも幕末の大野丸に象徴される進取の気象と、雪国特有のねばり強さとで、今日の繁栄を築いてきました。私たちは、美しい自然と輝かしい伝統を受け継ぎ、住みよく生きがいのあるまちづくりを目指して、市民憲章を定めます。 一つ、みずみずしさあふれるまちに。 ◎全員  私たちは、美しい自然を守り、豊かな郷土をつくります。 ◆11番(髙岡和行君)  一つ、小さな芽が伸びるまちに。 ◎全員  私たちは、伝統を受け継ぎ、新しい文化を育てます。 ◆11番(髙岡和行君)  一つ、大きくはばたくまちに。 ◎全員  私たちは、働くことに喜びを持ち、郷土の発展につとめます。 ◆11番(髙岡和行君)  一つ、あたたかい心のかようまちに。 ◎全員  私たちは、健康で幸せな家庭をつくり、親切の輪を広げます。 ◆11番(髙岡和行君)  一つ、明るくやすらぎのあるまちに。 ◎全員  私たちは、まちづくりに進んで参加し、住みよいまちを築きます。 ◆11番(髙岡和行君)  大野市教育理念。 「明倫の心を重んじ 育てよう 大野人(おおのびと)」 ◎全員  人としての生きる道を明らかにし、進取の気象を育てた明倫の心は、いつの時代においても変わらない大野の学びの原点です。 私たちは、この心を大切にして、優しく、賢く、たくましい大野人になるため、学び、育てることに努めていきます。 ○議長(島口敏榮君)  ご着席ください。 (全員着席) ○議長(島口敏榮君)  これより平成26年12月第391回大野市議会定例会を開会致します。 本日の議事日程は、お手元にお配りしたとおりであります。 直ちに本日の会議を開きます。 この際、諸般の報告を致します。 市長から報告第21号 専決処分の報告について(損害賠償額の決定)が提出されております。 お手元に配布しておきましたから、ご覧いただきたいと思います。 次に、去る9月定例会において可決されました「林業・木材産業の施策の充実・強化を求める意見書」につきましては、内閣総理大臣をはじめ、政府関係機関等へ提出しておきましたので報告しておきます。 次に、去る9月定例会以降、別紙のとおり議員派遣の手続きについて、大野市議会会議規則第167条第1項ただし書きの規定により、議長においてこれを決定致しましたので報告しておきます。 これより日程に入ります。 日程第1「会議録署名議員の指名」を行います。 会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において、 3番 永田正幸君、4番 松田元栄君の両名を指名致します。 日程第2「会期の決定」を議題と致します。 本定例会の会期については、去る10月27日、11月21日、そして本日、議会運営委員会を開き協議されましたので、その結果について委員長から報告願います。 議会運営委員長川端義秀君。 川端君。 (議会運営委員長 川端義秀君 登壇) ◎議会運営委員長川端義秀君)  平成26年12月第391回大野市議会定例会の会期等につきましては、去る10月27日及び11月21日、そして本日、議会運営委員会を開き協議致しました。 その結果について、ご報告申し上げます。 まず本定例会の会期は、本日1日から17日までの17日間と致しました。 次に、日程について申し述べます。 本日は、まず決算特別委員長報告の後、質疑、討論、採決を行い、その後、理事者提出の各議案を上程し、提案理由の説明を行います。 引き続き、平成26年度大野市一般会計補正予算(第5号)案をはじめ、給与改正等に伴う各特別会計補正予算案大野市一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例案、「専決処分の承認を求めることについて(平成26年度大野市一般会計補正予算(第4号))」の10議案を上程し、それぞれ提案理由の説明、質疑、討論、採決を行います。 次に、議員提出の「大野市議会基本条例案」「市長の専決処分事項の指定についての廃止について」の2市会案をそれぞれ上程し、採決を行います。 2日から7日までは、議案調査。 8日は、一般質問を行います。 9日は、8日に引き続き一般質問を行い、質問終結後、請願・陳情を上程し、議案及び請願・陳情を各委員会に付託致します。 次に、委員会の日程と致しましては、 10日は、産経建設常任委員会。 11日は、民生環境常任委員会。 12日は、総務文教常任委員会を開きます。 13日、14日は委員会予備日。 15日は、午前10時から中部縦貫自動車道・国道158号整備促進特別委員会を、そして午後1時から議会等改革推進特別委員会を開きます。 16日は、委員会予備日。 17日は、最終日で、各委員会審査の結果を委員長より報告の後、質疑、討論、採決を行います。 以上であります。 各員におかれましては、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い致しまして、当委員会の報告と致します。 ○議長(島口敏榮君)  お諮り致します。 本定例会の会期は、ただ今の委員長の報告のとおり、本日から17日までの17日間と致したいと思います。 これにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長(島口敏榮君)  ご異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は、委員長の報告のとおり、17日間と決定致しました。 日程第3、9月定例会において、決算特別委員会に付託の上、継続審査となっておりました議案第69号 平成25年度大野市歳入歳出決算認定について議案第70号 平成25年度大野市水道事業会計決算認定について以上2議案を一括して議題と致します。 本案に対する委員長の審査の結果報告を求めます。 決算特別委員長松原啓治君。 松原君。 (決算特別委員長 松原啓治君 登壇)
    決算特別委員長松原啓治君)  本委員会は、先の第390回9月定例会において審査の付託を受けました議案第69号 平成25年度大野市歳入歳出決算認定について議案第70号 平成25年度大野市水道事業会計決算認定についての2議案について、10月14日から20日まで、そして11月17日の延べ6日間にわたり慎重なる審査を行いました。 審査に当たりましては、決算内容について理事者から説明を受け、本市の予算が本市の実情を的確に捉えて適法に執行されたか、各事業の運営が適正かつ最小の経費で最大の効果となるよう効率的に行われ、期待された行政効果が達成されているかに主眼をおいて、厳正な決算審査を実施致しました。 その結果、議案第69号 平成25年度大野市歳入歳出決算認定については賛成多数で、また議案第70号 平成25年度大野市水道事業会計決算認定については全会一致で、それぞれ認定することに決定した次第であります。 以下、各課等の審査の過程で委員から出されました主な指摘事項や要望、意見等について申し上げます。 まず歳入について申し上げます。 国においては、人口急減・超高齢化という日本が直面する大きな課題に対し、政府が一体となって取り組み、各地域がそれぞれの特徴を生かした自律的で持続的な社会を創生できるよう、本年9月に「まち・ひと・しごと創生本部」が設置されましたが、日本全体が人口減少局面に入る中にあって、地方財政は、今後、ますます厳しくなってくるものと考えられます。 このような状況の中、歳入の確保は最重要課題であり、市税、国民健康保険税をはじめとする医療保険介護保険等に係る歳入の徴収には、これまでの委員会でも指摘致しておりますが、負担者の公平性の観点に立って、徴収率を少しでも上げられるよう、滞納者と連絡を取り、きめ細やかで確実な徴収に努められたいと考えます。 また、住宅使用料については、町家住宅に空き室が見受けられますが、歳入の確保、また維持管理経費の観点からも町家住宅を有効に活用すべきであり、入居要件の緩和措置等を検討して、空き室の解消に努めていただきたいと思います。 また、公共施設の使用料では予算現額よりも収入済額が少ない施設が見受けられます。予算との差が、類似施設が多く使用者が分散していることによるものであれば、既に公共施設再編計画はありますが、整理統合も念頭に再度見直しを行う必要があると思います。 次に、歳出について申し上げます。 まず結の故郷農業農村活性化支援事業の中で取り組んでいます地域おこし応援事業について申し上げます。 この事業は、緑のふるさと協力隊の誘致により地域活性化の支援を行うものであり、本市では平成22年から3年間は阪谷地区で、現在は和泉地区で受け入れられており、本年で5年目になります。 理事者の説明によりますと、この間に1人の方が本市に定住されていますが、この協力隊は1年間地域で活動し、生活体験を味わっていただくことを目的に募集されており、初めから定住を目的にしていないため、協力隊の受け入れを行っている他の自治体においても、地域に入った方が定住されることは少ないとのことであります。 しかしながら、県内では旧上中町のように農業体験を通して多くの方が農村に定住している自治体もあります。 人口減少は、本市にとってまさに死活問題であり、その対策は喫緊の課題でありますので、本事業においても多方面から定住に結び付くようなメニューを検討されるよう要望致します。 次に、観光振興について申し上げます。 結の故郷おもてなし事業観光セールス事業、そして歴史をキーワードに謎解きをするタイムアドベンチャー事業など、多くの事業に取り組み観光客の誘客に努めるとともに、25年度はリピーター獲得のため、「食」を施策のメーンと捉え、グルメガイドの作成や、また遠足誘致事業では実際に来られた学校に当日配布したものと同様の特産品引換券をあらためて送付し、家族での来訪を呼び掛ける取り組みも行ったとの説明がありました。 第五次大野市総合計画では、目標年間観光入り込み客数を200万人、1日当たり約5,000人に増やし、平成32年の本市の目標人口3万3,000人に市外からの来訪者数を加えた目標ふれあい交流人口を3万8,000人と設定しています。 この年間観光入り込み客数200万人を達成するには、何度も本市を訪れてくださるリピーターを増やすことが必要不可欠であります。そのためにもリピーター目標人数を新たに設定し、その目標達成のための仕組みづくりについて検討されるよう強く要望致します。 次に、歴史的建造物保存整備事業について申し上げます。 市指定史跡「田村又左衛門家屋敷」については、現在、復元工事が行われていますが、その近くでマンション建設が行われております。 田村家及び都市景観の所管課によりますと、マンションは現在規制している基準内の建物であり、建設に制限は掛けられなかったが、文化財保護の観点から埋蔵文化財の調査等については協力を得、埋蔵物がないことは確認したとの説明がありました。 委員からは「城下町大野の歴史を感じるあの場所でのマンション建設は、歴史的建造物を保存しようという意味合いからも、少し整合性を欠くのではないか」、また「単に市の規制に照らし合わせるだけでなく、周辺一帯の景観形成も考えた上で行政として善処する必要があるのではないか」との意見がありました。 大野の歴史、文化は持続していくものであり、後世に守り引き継ぐためにも、担当課だけでなく全庁的に意識を一つにした事業の展開を望みます。 次に、適正な予算執行について申し上げます。 平成25年度においても多額の不用額が生じた事業が多く見受けられました。予算執行段階における各課での自助努力は十分評価できるものではありますが、事前に十分調査・研究を行い、平成27年度予算編成に生かされることを望むものであります。 最後に、補助金、委託料の支払いについて申し上げます。 補助金は市民福祉の向上やまちの活性化のため、事業団体市民団体の運営、活動等の支援を行うことを目的に、委託料は専門的な団体に任せることでよりスムーズに事業を進めることを目的にしているとのことであります。 委員からは「同一団体に補助金や委託料が数種類支出されているため全体像が解りづらい」「類似の内容であっても事業によって補助率が違うと市民に戸惑いが生じるのではないか」、また「支援している内容が、本当に行政として支援すべきものなのか一度見直しが必要である」との意見が述べられました。 理事者におかれましては、今後、平成27年度当初予算の編成作業に当たられることと存じます。 平成27年度は前期基本計画5年間の最終年度であり、今後5年間の後期基本計画を策定する節目の年度であります。 平成25年度の一般会計における経常収支比率が91.5㌫と、昨年よりは若干改善されているとはいえ、硬直化した財政の経常的な支出を見直し、自主財源を有効に施策に反映させた節目の年度にふさわしい「ひかりかがやき たくましく 心ふれあうまち」の実現を目指す新年度当初予算となることを強く要望するものであります。 以上、決算特別委員会審査概要を申し上げましたが、議員各位には何とぞ妥当なるご決議を賜りますようお願い申し上げまして、当委員会の報告と致します。 ○議長(島口敏榮君)  これよりただ今の委員長の報告に対する質疑に入ります。 (沈黙) ○議長(島口敏榮君)  これにて質疑を終結致します。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、これを許します。 榮 正夫君。 榮君。 (18番 榮 正夫君 登壇) ◆18番(榮正夫君)  日本共産党の榮 正夫です。 今回の決算特別委員会に所属致しておりましたので、平成25年度大野市歳入歳出決算認定について可とすることに対する反対の討論を行います。 反対討論の第一の理由は、今回の平成25年度の一般会計決算額では実質収支に関する調書によれば、歳入総額は194億2,895万9,000円で、緊急経済対策等に関する臨時交付金社会資本整備総合交付金など国庫支出金が前年より11億9,020万1,000円の増で、歳出総額では183億3,484万8,000円で、新庁舎整備事業消防救急デジタル無線整備事業道路整備交付金事業など普通建設事業は、前年比31.2㌫増であったとの説明でありました。 また、一般会計及び特別会計の合計の歳入決算額291億5,426万9,000円は、前年比4.8㌫増で、歳出決算額277億99万8,000円は前年比4.5㌫増で、財政力指数は0.411で前年と同水準、財政構造の弾力性を示す経常収支比率は1.2ポイント改善とはいえ91.5㌫で財政硬直化は相変わらずであることを決算数字が示しているとしています。 決算審査の役割は、決算特別委員長が「決算審議に当たっての心得」で述べているように、平成25年度の決算状況が平成27年度の予算編成にどう生かされるかを期待しながら、審議を進めてほしいとの発言にあるように、以上の決算の特徴を捉え、それを分析して、次の予算に生かすその決算特別委員会の重要性は、強調しても強調し過ぎることはないでしょう。 その視点から、審議経過を考えますと、時間が許さない関係もありますが、審議期間にもう少しの余裕が必要でないかという点を強調しておきたいと思います。 議会側、委員会側の問題ばかりでなく、理事者側においても、予算執行における合理性・不合理性を裏付ける資料等を審議に付す積極性が求められていると感じてまいった次第であります。 第二の認定に至らない点については、平成25年度の予算提案の段階から、またその後の補正予算案についても問題点を示しながら私が反対討論を行った部分の予算執行の決算については、その部分の採決で委員会において異議ありで挙手をしないものは当然認定に至らないものであり、それら全体を通じて、議案第69号 平成25年度大野市歳入歳出決算認定について反対討論とするものであります。 ○議長(島口敏榮君)  以上で通告による討論は終わりました。 これにて討論を終結致します。 これより採決致します。 まず討論のありました議案第69号 平成25年度大野市歳入歳出決算認定について採決致します。 お諮り致します。 議案第69号に対する委員長の報告は認定であります。 委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。 (起立多数) ○議長(島口敏榮君)  ご着席ください。 起立多数であります。よって、議案第69号は認定されました。 引き続いて、議案第70号 平成25年度大野市水道事業会計決算認定について採決致します。 お諮り致します。 議案第70号に対する委員長の報告は認定であります。 委員長の報告のとおり認定することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長(島口敏榮君)  ご異議なしと認めます。よって、議案第70号は認定されました。 日程第4「議案第73号、議案第77号及び議案第82号並びに議案第84号から議案第89号まで」の以上9議案を一括して議題と致します。 提案理由の説明を求めます。 市長、岡田君。 岡田君。 (市長 岡田高大君 登壇) ◎市長(岡田高大君)  第391回大野市議会定例会の開会に当たり、最近の諸情勢や市政の重要課題取り組み状況について申し述べますとともに、提案致しました各議案の概要についてご説明を致します。 さて、本年もあと1カ月となり、年の瀬の慌ただしさが迫る中、11月21日には衆議院が解散され、明日公示、そして14日に投開票となりました。 安倍政権が発足して約2年が経過し、デフレ脱却日本経済再生のため取り組んだアベノミクス効果により、株価の上昇や有効求人倍率の回復など、その成果が表れてきております。 一方で地方に目を向けますと、大都市と比較すると景気回復が緩やかで、引き続き経済対策による景気の好循環に期待を寄せていた中、先般発表されました7月から9月期国内総生産、いわゆるGDPが予想外の二期連続のマイナス成長となったところであります。このことを受け、安倍首相は消費税再増税について、来年10月に実施すると経済に悪影響を及ぼすとの判断から、1年6カ月の延期を決断するに至ったところであり、今回の解散・総選挙について、「消費税再増税の延期など国民生活国民経済にとって重い決断をする以上、速やかに国民の信を問うべきだ」との説明を国民に致したところであります。 安倍政権が看板政策として掲げた地方創生につきましては、関連二法案が成立致しましたが、この解散・総選挙の影響により、人口減少対策の5カ年計画「総合戦略」の策定は、来年度予算編成と共に総選挙後にずれ込むこととなりました。 これら日本経済の回復や地方創生などの諸課題は総選挙の争点となり、解決に向けた政策については新政権に引き継がれることになりますが、安倍政権が道筋をつけました日本経済の再生や地方創生に向けた取り組みなどを継承しつつ、国民が描く明るい未来を実現するために迅速で的確な対応を期待するものであります。 このような情勢の中、本市では平成27年度当初予算の編成時期を迎えるわけでありますが、今回の衆議院議員総選挙で国の予算編成が大幅に遅れるとともに、地方活性化策の特別枠や税制改正などが不透明な状況にありますので、今後とも国の動向に注視しながら対応してまいりたいと考えております。 さて、本年を振り返ってみますと、多くの災害に見舞われた年となりました。 夏から秋にかけては、大型の台風により甚大な被害が発生致しました。 また、山の紅葉が見ごろである9月27日には、長野県と岐阜県の県境に位置する御嶽山が7年ぶりに噴火致しました。凄まじい水蒸気爆発の模様がテレビで放送され、自衛隊や警察、消防の懸命な救助作業にもかかわらず、57人の方がお亡くなりになり、いまだ6人の方が行方不明となる戦後最悪の噴火災害となりました。 無念にもお亡くなりになられた方々に対しまして、心からご冥福をお祈り申し上げますとともに、ご遺族の皆さま方に心よりお悔み申し上げる次第であります。 今回の噴火は、火山国に暮らすリスクを再認識する機会となり、この災害を教訓として、国を挙げて火山活動に関する調査研究や監視体制の整備など今後の対策の必要性を感じたところであります。 さらに11月22日の夜には、長野県北部を震源に最大震度6弱の地震により、白馬村、小谷村を中心にけが人や民家の全半壊などの被害が発生致しました。 いまだ余震も観測されており、家屋を失った方々の避難生活が長期化することも予想される中、寒さが厳しくなる時期を迎えるため、仮設住宅建設などの迅速な対応と一日も早い復旧・復興を願うとともに、被災された方々に対しまして、心よりお見舞い申し上げます。 本市と致しましても住民の生命と財産を守ることは、行政の最大の責務であるとの考えの下、災害に強いまちづくりを進めていくため、今後も引き続き防災基盤の整備や地域防災力の強化に取り組んでまいる所存であります。 現在、改訂中の地域防災計画につきましては、改訂検討委員会で原案の作成を終え、パブリックコメントや県との協議を行い、2月の防災会議において意見を求めるとともに、必要な修正等を行い、関係機関との協議などを経て今年度末に改訂作業を終了することとしております。 さらに、これらの結果を基に総合防災マップを作成し、全戸配布やホームページへの掲載などを通じ、市民に周知してまいりたいと考えております。 また、災害発生を想定して10月には、市内の商業施設ヴィオを運営する協業組合 大野商業開発と、業界団体では15番目となる「災害時における生活物資の供給協力等に関する協定」を締結致しました。 生活物資の供給協力はもとより、広い駐車スペースを利用し、大規模災害が発生した際には、緊急避難場所の提供や応援に駆け付けた防災関係機関の集合場所として、重要な役割を担っていただけるものと大きな期待を寄せているところであります。 それでは、市政の重要課題の進捗(しんちょく)状況や経過について、越前おおの元気プランの「人が元気」「産業が元気」「自然が元気」「行財政改革」に沿って申し上げます。 まず人が元気のうち、人口減少対策について申し上げます。 先般、株式会社電通と本市との間で、人口減少対策に関する調査研究や事業実施に向けた相互連携協定を締結致しました。 この協定に基づき、私を座長とした「結の故郷創生会議」を設置し、具体的な取り組みを進めるべく、これまでに幹事会を2回開催し、来年度以降の予算に反映するための調整に入ったところであります。 次に、空き家対策について申し上げます。 これまで、全国市長会や関係機関を通じ強く働き掛けてまいりました空き家対策特別措置法が、11月に可決・成立致しました。 この特別措置法には、市町村に空き家への立ち入り権限を与えるほか、所有者確認のために固定資産税情報を照会し利用できるようにすることや、自治体による対策が進むよう国が必要な財政措置を取ることなどが盛り込まれております。 今後、国が策定する基本的指針に基づき、本市の空き家の適正管理に取り組んでまいりたいと考えております。 次に、雪害対策についてでございますが、毎年、降雪期を前に大野市克雪市民会議を開催し、関係機関との連携のもと、具体的な雪害予防対策に関する大野市雪害対策計画書を策定しております。 本年も先月25日に克雪市民会議を開催し、今年度からは、昨年3月に供用開始致しました中部縦貫自動車道 永平寺大野道路を所管する国土交通省近畿地方整備局福井河川国道事務所にも参加いただき、本年度の計画書を作成致したところであります。 また、先ごろ発表されました北陸地方の12月から2月までの3カ月予報では、降雪量は平年並み又は少ないと見込まれているものの、本市と致しましては、雪害予防に向け万全の体制を整えているところであり、昨年度から運用が開始されております特別警報と大雪に関する異常天候早期警戒情報と合わせまして、その対応や対策に万全を期すことと致しております。 次に、大野市国民健康保険の運営について申し上げます。 本市の国民健康保険事業につきましては、加入者の高齢化や医療の高度化等により1人当たり保険給付費が増加し、厳しい財政運営を余儀なくされてきました。 このため、平成23年度において保険税率を改正するとともに、加入者の保険税負担の激変緩和措置として、一般会計からの財源補填(ほてん)のための繰り入れを行うことで、財政の安定化を図ってまいりました。 このような状況の中、先月28日に大野市国民健康保険運営協議会を開催し、今後の方向性についてご審議いただいた結果、平成29年度からは国民健康保険の運営が都道府県単位に広域化される予定であることなどを鑑み、平成27年度及び28年度は、保険税率を据え置くとともに、引き続き一般会計から財源補填(ほてん)のための繰り入れを行いたいという考えにご理解をいただいたところであります。 今後とも運営協議会におけるご意見を十分に考慮し、本市国民健康保険の適切な運営に努めてまいる所存であります。 次に、介護保険事業計画を包含する越前おおの高齢者福祉計画につきましては、来年度から3年間を期間とする新たな計画の策定作業を進めているところであります。 本年3月から4月にかけまして、市民ニーズ把握のための日常生活圏域ニーズ調査を実施するとともに、これまで策定委員会を2回開催し、介護保険事業の実施状況の報告や介護保険外のサービス案などをお示しし、ご意見をいただいたところであり、今月中には第3回策定委員会の開催を予定しております。 また、障害のある方の施策に関する基本計画であります第四次障害者計画と障害福祉サービスの目標値などを定めます第四期障害福祉計画につきましては、障害のある方へのアンケート調査や関係団体などからの意見聴取、障害福祉サービス事業所などへの事業見込量調査の結果などを基に、現計画の成果や課題などを踏まえ、策定委員会で慎重にご審議いただいているところであります。 今後の予定と致しましては、来年1月に第3回策定委員会を、2月には第4回の委員会を開催し、さらにご審議いただく予定を致しております。 なお、いずれの計画につきましても、1月にパブリックコメントを実施し、市民のご意見をいただいた上で、平成27年3月末に計画を策定することと致しております。 次に、子ども・子育て支援について申し上げます。 幼児期の教育、保育、地域の子育て支援を総合的に推進する子ども・子育て支援新制度の来年4月からのスタートに向け、本年9月に幼稚園・保育所事業者に対し認定こども園への移行予定について調査するとともに、10月から新制度に基づく保育の必要性の認定申請や幼稚園・保育所の利用申し込みの受け付けを開始致しました。現在のところ、新制度による混乱やトラブルもなく、円滑に事務を行っているところであります。 今後は、昨年度に調査した保護者のニーズ、事業者の計画、児童数の推移などを基に、認定こども園への移行推進、放課後児童クラブの利用対象者の拡充などを中心に子ども・子育て会議で議論を進め、来年度から5年間を期間とする子ども・子育て支援事業計画を策定することとしております。 次に、越前おおの結の見守り活動に関する協定について申し上げます。 本市では、高齢者世帯や障害者世帯などの見守り活動を民間事業者にも担っていただくことを目的として、先月20日に越前おおの結の見守り活動に関する協定を13の民間事業者と締結致しました。 この協定は、移動販売や宅配、検針などの業務を行う民間事業者が通常の業務の範囲内において、対象者宅を訪問した際に何らかの異変を察知した場合、市に通報していただくものであります。 これまでも区長や民生委員、福祉委員の方々が中心となり、ひとり暮らし高齢者世帯をはじめ、障害者世帯、ひとり親家庭などの見守り活動を実施していただいておりますが、高齢化の進展などにより支援が必要な世帯が増加する中、より多くの方々による多面的な見守り活動の充実を図ってまいりたいと考えております。 次に、学校教育について申し上げます。 本年4月に小学校6年生と中学校3年生を対象に、国語及び算数・数学の2教科について実施されました全国学力・学習状況調査の本市の結果について申し上げます。 8月25日に全国及び県別の結果が文部科学省より公表されるとともに、本市の結果につきましても教育委員会に通知され、教育委員会では結果の分析と課題克服のための対応策を検討してまいりました。 まず本市の結果について申し上げますと、国語、算数・数学いずれの教科においても、平均正答率は小学校、中学校共に全国の平均正答率を十分上回っております。 福井県の平均正答率と比較致しますと、小学校は二教科ともに福井県平均とほぼ同じでございますが、中学校は、数学において福井県平均にやや及ばない結果となりました。 また、いずれの学年においても知識を習得することは良好ですが、知識を活用することにやや課題が見受けられ、これらの結果から本市の国語と算数・数学の学力の現状については、大きな問題点はございませんが、今回の調査結果を踏まえ、身に付けた知識を活用する力を伸ばす指導に取り組みたいと教育委員会から報告を受けております。 なお調査結果については市のホームページで公表しており、12月の広報でも市民の皆さまにお知らせしたところであります。 次に、先月に下庄小学校が租税教育に功績があったとして、租税教育推進等表彰の最高賞、国税庁長官表彰を受賞致しました。 この受賞は、下庄小学校が約10年前から毎年、子ども向け租税教室を開催したり、税に関する作品展に応募したりするとともに、保護者参観日には、保護者向け租税教室を開催するなどの熱心な租税教育の取り組みが評価されたものであります。 このことは、保護者の方々と学校が連携し、地域に開かれた学校づくりに取り組んできた成果の一つであると大変喜んでいるところであります。 次に、理科及び数学に関するコンテストについて申し上げます。 本年8月に行われました「ふくい理数グランプリ」におきまして、陽明中学校3年生の松田恭岳(やすたけ)さんが数学部門の最優秀賞を受賞され、また9月に行われました「科学の甲子園ジュニア県代表選考会」におきまして、尚徳中学校2年生の山中理世さんが優秀な成績を収め、今月5日に東京で開催される「第2回科学の甲子園ジュニア全国大会」に、福井県代表チームの一員として参加されることになりました。全国大会でも、結の故郷越前おおのの代表として、力を発揮していただきたいと願っているところであります。 また、先月9日に開催されました福井スーパーレディス駅伝に併せ行われました「わんぱく駅伝」におきまして、小山小学校の「ニュー小山スピードマックスチーム」が見事優勝されました。 今回は、県内47チームが参加された中で、全5区間6.5㌔㍍を小山小学校5、6年生5人でたすきをつなぎ、23分54秒という好タイムで栄冠に輝きました。 また、船越義珍杯(ふなこしぎちんはい)第13回少年世界空手道選手権で、開成中学校1年生の山内花菜(かな)さんが組手の部で優勝、そして姉の山内菜緒(なお)さんが形(かた)の部で4位という快挙を成し遂げられました。 参加された児童・生徒をはじめ、関係者の皆さまのご健闘、ご努力に敬意を表する次第であります。 一方、高校生が料理の腕前や知識を競う、第8回全国高校生食育王選手権大会の決勝大会がこのほど開催され、見事奥越明成高等学校チームが第8回食育王の栄冠に輝きました。 地元大野特産のサトイモや油揚げなどを具材として天空の城、越前大野城を表現していただき、大野市のPRにも一役買っていただいたところであります。 優勝されたチーム3人の方々及び関係者の皆さま方に対し、日ごろの努力に敬意を表しお祝いを申し上げますとともに、今後のさらなる飛躍を期待するものであります。 次に、学校のいじめ問題について申し上げます。 教育委員会では、本年7月に策定致しました、いじめ防止基本方針に基づき、いじめ防止対策に鋭意取り組んでおり、10月から青少年教育センターに臨床心理士を新たに配置し、毎月2回、いじめ問題や学校生活で悩んでおられる保護者や教職員の相談に応じております。 また、インターネットなどによるいじめの早期発見と未然防止のため、情報機器専門家と協議をしながら、効果的なネットパトロールについての研究を行うとともに、子ども、保護者、教職員向けのいじめ防止五か条を策定するなどの取り組みを進めているところであります。 今後とも教育委員会では、関係機関と積極的に連携しながら、いじめ未然防止、早期発見、早期対応に向け、より一層取り組んでいくことと致しております。 次に、文化会館について申し上げます。 文化会館は、文化、芸術振興の拠点として、多くの市民の方に利用されておりますが、建築から48年が経過し、施設の老朽化が課題となっております。 このことから、文化会館の在り方と今後の方向性について検討するため、元大学教授などの学識経験者、市民公募の方3人、関係機関・団体の方など合わせて15人の方々に委員を委嘱し、大野市文化会館在り方検討委員会を設置致しました。 これまでに2回委員会を開催し、文化会館の在り方や方向性などについて活発なご議論をいただいており、今後、意見集約を行い、本年度末をめどに検討結果をまとめてまいりたいと考えております。 次に、大野市伝統文化伝承条例の制定について申し上げます。 本市には、いにしえより各地区に伝わる固有の伝統芸能、祭礼や習慣などが、日々の暮らしの中に息づいており、大野市民憲章にも「私たちは伝統を受け継ぎ、新しい文化を育てます」とうたわれております 今後、これらの伝統文化を市民共有の貴重な文化遺産と捉え、これまで培われてきた伝統文化が次の世代へ正しく伝承され、生まれ育ったふるさと大野への熱い思いや、大野に誇りを持つ大野人(おおのびと)の育成につながることを願い、本条例案を今定例会に提案させていただきました。 本条例の制定により、市民、行政、関係団体などの責務を明確にし、相互の連携と協力を図りながら、先人から受け継いでまいりました本市の貴重な伝統文化をしっかりと伝承し、魅力ある結の故郷づくりにつなげてまいりたいと考えております。 次に、産業が元気のうち、越前おおの総ブランド化についてでございますが、先般7月補正で議決をいただき、市内のトラック運送業者の協力を得て実施致しましたラッピングトラックが全国各地を走行し、天空の城と結の故郷越前おおのを広くPRしております。 さらに、このたび市外で運行する大型観光バスにも天空の城越前大野城の写真をラッピングし、さらなる本市の認知度、魅力度の向上を図るとともに誘客を促進するため、今定例会に予算を計上致したところであります。 次に、ふるさと納税について申し上げます。 本年8月より、ふるさと納税者に対し越前おおの特産品をお礼品としてお送りし、ブランド発信を行うため、ふるさと納税の専門サイトに情報発信致しましたところ、11月末現在で予想を上回る171件、541万3,000円の納税申し込みをいただいております。 今後も、これまで同様のPRと専門サイトでの情報発信を通じて、全国に向け越前おおのブランドの特産品を広くPRすることで、市の認知度と魅力度の向上に努めてまいりたいと考えております。 次に、結の故郷越前おおの招待事業について申し上げます。 去る10月25日から3日間、姉妹都市である茨城県古河市から、菅谷市長、渡邊議長、佐川教育長をはじめ、市民40人の方々が大野市を訪問されました。 天候にも恵まれ、さわやかな秋晴れの下、越前大野城や三大朝市物産まつり、中心市街地の散策のほか、市民団体との交流会も実施し、本市の秋の魅力と人情を十分堪能していただけたものと思っております。 来年度は、古河市合併10周年を記念し、本市から古河市へ訪問事業を実施することを計画しており、これまで以上に姉妹都市との絆を深めたいと考えております。 次に、秋のイベントについて申し上げます。 去る10月25日、26日の2日間にわたり、三大朝市物産まつり、てらまつり、そして九頭竜紅葉まつりを同時開催したところでございますが、両日とも秋晴れに恵まれ例年以上の入り込み客数となりました。 また、9月の結の夜市、11月の小京都物産五番まつり、たいもまつり、産業と食彩フェア、新そばまつりなど、発祥祭関連の催し物も数多く繰り広げられ、大勢の来場者には、結の故郷越前おおのの秋の味覚を大いに味わっていただき、本市の魅力を十二分に堪能していただいたものと思っております。 特に今年は、刈込池の紅葉や天空の城越前大野城が全国放送でテレビに取り上げられ例年以上の問い合わせがあります。 特に越前大野城では、来館者が昨年の同期と比較して倍増しているところであり、開館時間を早朝から延長するなどして、来館者のさらなる増に対応しているところであります。 さらに11月1日からは、市内の四つの酒蔵を巡る「酒枡コレクションラリー」や春日神社でのイルミネーションイベント「縁(えにし)のあかり」なども開催しており、年末にかけて多くの来客を期待しているところであります。 次に、環境調和型農業への取り組みについて申し上げます。 11月8日、9日に開催されました越前おおの産業と食彩フェア2014において、環境調和型農業に取り組む市内の生産者9人が、福井県奥越農林総合事務所、越前おおの農林樂舎とともに「環境王国・結の故郷越前おおの」と銘打ったブースを初めて開設致しました。 ブースでは、環境王国や福井県特別栽培農産物認証制度、農林樂舎が取り組みます越前おおの里の恵み認証制度と「越前おおの産」産地保証制度を紹介するポスターやパンフレットの展示とともに、参加した生産者が農薬や化学肥料の使用量を減らして栽培されたお米のご飯とサトイモの煮っ転がしを来場者に試食していただいたところであります。 また、環境調和型農業の取り組みについてのアンケート調査では、195人から回答をいただきました。 こうした取り組みは、生産者が消費者の生の声を聞くことができ、今後の生産意欲の向上につながるとともに、本市が推進する環境に優しい農業と安全・安心でおいしい越前おおの産農産物をPRする絶好の機会になったと考えております。 次に、経営所得安定対策交付金について申し上げます。 昨年の米に余剰があったことや今年の米の作況指数が平年並みであったことから、平成26年度産米の概算金が下落し、農家の資金繰りが困難になることが予測されております。 これに対しまして国では、米の直接支払交付金を前倒しして支払う方針を示し、福井県においては、例年12月中旬までに交付されておりましたが、本年は11月28日に交付されたところであります。 国は、農家の所得倍増を掲げ、農政の改革に取り組んでおりますが、今年のような米価の下落が今後も続くようであれば、担い手農家や営農組織の経営を圧迫するばかりか、日本の農業・農村の将来をも危うくするものであり、国による早急な対策を望むところであります。 次に、農地中間管理事業について申し上げます。 福井県農地中間管理機構では、7月22日から1カ月間農地借り受け希望者を募集し、その結果を9月18日に公表しております。 また、これに併せて農地の出し手についても随時募集を行い、地域での話し合いによって作成されます人・農地プランの見直しをかけながら地域の担い手との調整を図るとともに、10月にも再度借り受け希望者を募集したところであります。 今後、年明けの2月中旬までには機構を通じ農地の賃貸借契約をすると聞いておりますが、限られた予算の中では担い手への集約・集積には時間が掛かるものと考えております。 次に、中部縦貫自動車道について申し上げます。 まず大野油坂道路についてでございますが、大野東・和泉間では、蕨生、下唯野、西勝原地区の用地買収は100㌫完了し、現在は下山、貝皿の2地区におきまして用地交渉を継続するとともに、工事につきましては、現在、蕨生・下唯野地区におきまして市道等の交差する部分に構造物を設置するための工事を行っており、今年度中に2カ所設置する予定と聞いております。 また、和泉・油坂間につきましては、9月下旬に幅杭設置が完了し、川合から東市布にかけ、順次、現地立ち会いを行うとともに、川合地区では引き続き用地測量を実施し、11月上旬に境界立ち会いを行うなど工事着手に向け順調に進捗(しんちょく)しているものと考えております。 次に、大野・大野東間につきましては、去る10月20日、21日に福井県市議会議長会において、早期事業化に向けた要望活動を行っていただきましたことに対し深く感謝申し上げる次第であります。 また、11月17日には福井県知事をはじめ福井県議会議長、沿線首長と共に中部縦貫自動車道建設促進福井県協議会での要望活動を行い、いずれも国土交通省及び県選出国会議員に対し、平成27年度の事業化に向けて強く要望したところであります。 さらに11月27日の中部縦貫・北陸関東広域道路建設促進同盟会冬の提言活動では、副議長にご参加いただき、要望活動を行っていただいたところであります。 市と致しましても、引き続き国、県に整備促進を働き掛けてまいりますので、皆さま方のご支援、ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 残る永平寺大野道路につきましては、福井北・松岡間の平成26年度内の供用開始、また永平寺東・上志比間の平成28年度の供用開始に向け、順調に工事が進んでいると聞いております。 次に、国道158号と157号大野バイパスについて申し上げます。 まず国道158号の砂山トンネルの拡幅工事につきましては、全ての工事の発注が終わり、年内の供用開始に向け順調に工事が進んでいると聞いております。 次に、境寺・計石バイパスにつきましては、予備設計を行っており、幅杭設置に向けての準備が順調に進んでいると聞いております。 市と致しましては、福井国体に合わせた一部供用開始と、一日も早い全線供用開始を引き続き要望してまいりたいと考えております。 また、国道157号大野バイパスにつきましては、平成28年度の永平寺大野道路の全線供用開始に併せた供用開始に向け、順調に道路改良工事が進められており、今後とも引き続き地元調整などで協力してまいる所存であります。 次に、公共下水道事業について申し上げます。 公共下水道事業は平成8年度に事業着手し、平成15年度から一部供用開始しているところであります。 事業は順調に進捗(しんちょく)しており、平成25年度末では、全体計画面積899㌶のうち、52.5㌫に当たる471.8㌶が整備済みであります。このうち、本年7月1日現在での供用開始面積は、340.1㌶であり、区域内人口1万2,588人のうち、3,949人の方に使用していただいており、水洗化率は31.4㌫という状況にあります。 また、本年8月に開催致しました大野市公共下水道事業審議会においてご審議をいただき、10月1日からは新たに有明町全域、春日三丁目下区及び天神町の一部、合わせて23.3㌶の供用開始を致しました。 今後とも引き続き、事業を着実に推進していくとともに、一層の加入促進に努め、所期の目的であります公共用水域の水質保全と生活環境の改善に努めてまいる所存であります。 次に、自然が元気のうち湧水再生対策について申し上げます。 本年度の湧水保全フォーラム全国大会では、秋篠宮殿ご臨席のもと、「湧くわく水都(すいと)の未来を考える」をテーマに10月27日に岐阜県大垣市で開催されました。 事例発表では、地元大垣市の高校生による活動事例の報告を受けた後、本市の地下水保全の取り組みを全国に向けて発表したところであります。 また、11月6日から熊本市で開催された日本地下水学会2014秋季講演会では、本市と筑波大学が共同で行いました「大野盆地における地下水の流れについて」を研究テーマとした発表を行ったところであります。 この講演会は、全国の水の研究者がさまざまな研究を発表する場となっており、来年の10月22日には本市で開催されることが決定致しております。 次に、木質バイオマス発電所について申し上げます。 木質バイオマス発電につきましては、平成28年4月の稼働に向け、去る11月10日に株式会社神鋼環境ソリューション・株式会社福井グリーンパワーにより、起工式が議員各位のご出席のもと、盛大に執り行われたところであります。 稼働に向けて、既に7月からは順次間伐材の収集が行われており、11月末までに2万㌧余りが集積され、着々と準備が整っていると伺っております。 次に、行財政改革について申し上げます。 第七次大野市行政改革大綱の策定につきましては、先般、民間の有識者等で構成致します大野市行政改革戦略会議から大野市の行政改革に関する提言を受けたところであります。 今後、戦略会議からの提言を踏まえ、行政改革推進本部会議において大綱の原案の取りまとめを行った後、原案を議員各位にお示しさせていただくとともに、市民へのパブリックコメントを経て、大綱を策定してまいりたいと考えております。 また、第六次行政改革大綱の重点推進事項に掲げております公共施設の適正化につきましては、大野市公共施設再編計画に沿って、引き続き再編計画の進捗(しんちょく)管理を徹底するとともに、市民サービスの低下を招かないよう配慮しながら、全庁体制で取り組んでまいりたいと考えております。 次に、新庁舎の整備について申し上げます。 昨年の6月に着工し進めてまいりました新庁舎整備工事は、当初計画どおり、11月末をもって完成致しました。 今後の予定と致しましては、新庁舎内において、LAN配線工事、各コンピューターシステムや防災行政無線などの移設、備品の搬入などを順次行い、12月27日からの年末年始に現庁舎から新庁舎へ、机・椅子・書架などの引っ越し作業を完了し、新年が明けました1月5日には、落成式及び見学会を実施することとしております。 なお、これらの作業による年末年始の窓口業務では、市民の方にご不便をお掛けしないよう、広報等で周知を図るなど、万全の態勢を整えてまいりたいと考えております。 新庁舎は「市民が集い・憩い・学ぶ」ことができ、かつ災害時には拠点となるよう、市民ホールの設置や防災部門の集約を図っております。 また、市民の皆さんが多く利用する窓口部門は1階に配置し、1階待合入り口には、フロアマネージャーとして、職員を配置するなど、分かりやすく利用しやすい市役所とし、これまで以上に職員の意識向上と業務の効率化を図り、市民サービスの向上に努めてまいりたいと考えております。 以上、市政の重要課題の進捗状況や経過について、越前おおの元気プランの四つの柱に沿って申し上げたところでありますが、今後もふるさと大野が連綿と受け継いでまいりましたお互いを助け合い思いやる結の心を継承し、結の故郷にふさわしい大野人(おおのびと)の育成や市民力、地域力を生かしたまちづくりに積極的に取り組んでまいりたいと考えております。 さて、9月定例会に上程され、これまで継続してご審査いただきました議案第69号 平成25年度大野市歳入歳出決算認定についてそして議案第70号 平成25年度大野市水道事業会計決算認定についての2議案につきましては、ただ今認定を賜り、厚くお礼を申し上げます。 先ほど、委員長よりご報告のありましたそれぞれのご意見やご指摘のあった事項につきましては、これからの予算編成予算執行において十分心掛けるとともに、適正に市政運営に反映してまいりたいと存じます。 それでは、ただ今上程されました各議案の概要について、ご説明申し上げます。 まず予算議案につきましては、一般会計と介護保険事業特別会計について、補正予算案のご審議をお願いするものであります。 一般会計の主な内容と致しましては、民間の除雪委託経費や民間保育所運営委託費の増額など合計で2億4,270万1,000円を追加し、予算の累計を197億89万2,000円とし、そして大野市道の駅九頭竜管理委託と下庄小学校給食調理業務委託の債務負担行為を設定するものであります。 また、介護保険事業特別会計につきましては、制度改正に伴いますシステム改修経費や介護サービス給付費負担金などを計上しております。 次に、条例議案と致しましては、大野市結の故郷伝統文化伝承条例案ほか5議案を、その他の議案と致しましては、道の駅九頭竜の「指定管理者の指定について」と「県営土地改良事業下舌・上黒谷地区の字区域の変更」の議案2件についてご審議をお願いするものであります。 各議案の提案理由、その内容につきましては、各担当部局長から説明致させますので、慎重にご審議の上、妥当なるご決議を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(島口敏榮君)  企画総務部長、田中君。 (企画総務部長 田中雄一郎君 登壇) ◎企画総務部長(田中雄一郎君)  私からは、議案第73号 平成26年度大野市一般会計補正予算(第6号)案及び議案第77号 平成26年度大野市介護保険事業特別会計補正予算(第4号)案についてご説明申し上げます。 まず議案第73号からご説明をさせていただきます。 本補正予算案は、後ほどご説明を申し上げます専決処分のご承認をお願い致します一般会計補正予算(第4号)と、このたびの人事院及び福井県人事委員会の勧告に準じて実施させていただく給与の改定などに伴い補正をお願いする一般会計補正予算(第5号)案の補正後の金額に、歳入歳出それぞれ2億4,270万1,000円を追加し、補正後の総額を197億89万2,000円とするものです。 歳入歳出の款項の区分及び当該区分ごとの金額につきましては、3㌻から5㌻の「第1表 歳入歳出予算補正」にお示ししてあるとおりでございます。 4㌻の第1表「歳出」に沿って、主な歳出から説明させていただきます。 款2総務費では、越前おおのブランド推進事業138万3,000円、結の故郷イメージ確立事業220万円、過年度の国庫補助金等の事業費の確定に伴う返還金3,850万円など合計4,321万円の増額。 款3民生費では、介護保険事業特別会計への繰出金380万円、支給対象者の増加に伴う児童手当等給付費の増額531万5,000円、入園者の増加と保育単価の引き上げに伴う民間保育所運営費の増額3,560万円など合わせて4,509万円の増額。 款4衛生費では、大野・勝山地区広域行政事務組合衛生費負担金158万1,000円の増額。 款5労働費では、育児休業等取得促進事業補助140万円の増額。 款6農林水産業費では、県営土地改良事業負担金720万円、間伐材安定供給促進事業補助371万円など合わせて1,095万5,000円の増額と、国からの「がんばる地域交付金」に係る事業の内示額の提示と事業計画書の承認に伴います農業基盤整備促進事業、県単林道整備事業などの財源組み替え、款7商工費では、観光パンフレットの増刷に係る経費144万6,000円の増額と、同じく国からの「がんばる地域交付金」に関連致します財源組み替え、九頭竜温泉「平成の湯」再整備事業の財源組み替えをお願いするものでございます。 款8土木費では、除雪経費1億3,720万円の増額と、道路整備、維持、舗装補修、河川改良、都市公園整備事業の「がんばる地域交付金」に係る事業の内示額の提示と事業計画書の承認に伴います財源組み替え及び道整備交付金事業の節間組み替え、款10教育費では、生涯学習センター、本願清水イトヨの里の管理運営経費合わせて105万円、全国大会等出場費補助60万円など合わせて175万円の増額を、それぞれ計上させていただいております。 これらの財源と致しまして、3㌻、第1表「歳入」にございますとおり、それぞれ歳入を見込んでいるところでございます。 款11分担金及び負担金では、中山間地域総合整備事業の減額補正に伴う地元分担金52万5,000円の減額と、民間保育所の入所者数の増に伴う保育料の増額440万円、合わせまして387万5,000円の増額。 款13国庫支出金では、児童手当の増額に伴う国庫負担金389万5,000円、民間保育所の保育単価の引き上げと入所者増に伴う国庫負担金1,076万2,000円、「がんばる地域交付金」1億8,445万9,000円、社会資本整備総合交付金4,950万円、合わせて2億4,861万6,000円の増額。 款14県支出金では、児童手当の増額に伴う県負担金70万8,000円、民間保育所の保育単価の引き上げと入所者増に伴う県負担金538万1,000円など合わせて617万2,000円の増額。 款17繰入金では、介護保険事業特別会計からの繰入金29万2,000円、款19諸収入では、他市町からの保育所受託入所見込み児童数の減少に伴う受託事業収入159万5,000円の減額、大野・勝山地区広域行政事務組合の平成25年度の負担金精算に伴う返納金1,413万6,000円の増額、合わせて1,254万1,000円の増額。 款20市債では、国からの「がんばる地域交付金」の内示、事業計画書の承認があったことに伴います和泉情報通信施設更新整備事業に係る合併特例債3,130万円の減額と、県単土地改良事業の事業費の変更に伴う、農道等整備事業債690万円の増額、差し引き2,440万円の減額をお願いし、款18繰越金で、前年度からの繰越金439万5,000円の減額補正をお願いし、このたびの補正の収支の均衡を図るものでございます。 なお市債につきましては、7㌻「第3表 地方債補正」に記載してございますとおり、限度額を変更させていただくとともに、6㌻にお示し致しております「第2表 債務負担行為」では、大野市道の駅九頭竜管理委託につきましては、期間を27年度1年間、限度額を900万円、下庄小学校給食調理業務委託につきましては、期間を平成27年度から平成31年度までの5年間、限度額を6,610万円と、それぞれ設定させていただくものでございます。 次に、議案第77号 平成26年度大野市介護保険事業特別会計補正予算(第4号)案についてご説明させていただきます。 本補正予算案は、後ほどご説明申し上げます、このたびの人事院、そして福井県人事委員会の勧告に準じて実施させていただく給与改定などに伴い補正をお願いする同特別会計補正予算(第3号)案の補正後の金額に、保険事業勘定の歳入歳出予算の総額に、それぞれ1,750万2,000円追加し、補正後の額を40億5,352万1,000円とするものでございます。 歳入歳出の款項の区分及び当該区分ごとの金額については、3㌻から4㌻の「第1表 歳入歳出予算補正(保険事業勘定)」にお示ししてあるとおりでございます。 4㌻の第1表「歳出」に沿って、主な歳出から説明させていただきます。 款1総務費では、平成27年度法改正に伴うシステム改修費361万円の増額。 款2保険給付費では、居宅介護サービス計画給付費負担金260万円と介護予防サービス給付費負担金1,100万円の増額と、施設介護サービス給付費に係る財源の組み替えを、款6諸支出金では、大野・勝山地区広域行政事務組合からの過年度分の返還金29万2,000円を一般会計へ繰り出すことと致しております。 これらの財源と致しまして、3㌻、第1表「歳入」にありますとおり、それぞれ歳入を見込んでおります。 款3支払基金交付金では、介護保険給付費の増額補正に伴う394万4,000円の増額。 款4国庫支出金では、介護保険給付費の増額補正に伴う国庫負担金及び調整交付金の増額367万円と、システム改修に係る国庫補助金151万円、合わせて518万円の増額。 款5県支出金では、介護保険給付費の増額補正に伴う170万円の増額。 款9諸収入では、大野・勝山地区広域行政事務組合からの過年度分の返還金29万2,000円の増額を見込み、款7繰入金で、一般会計からの繰入金380万円と介護給付費準備基金からの繰入金258万6,000円をお願いし、収支の均衡を図るものでございます。 以上、企画総務部所管の2議案の説明を終わらせていただきます。 よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(島口敏榮君)  教育委員会事務局長、金子君。 (教育委員会事務局長 金子正義君 登壇) ◎教育委員会事務局長(金子正義君)  私からは、教育委員会が所管致します議案第82号及び議案第85号の2議案についてご説明致します。 最初に、議案第82号 大野市結の故郷伝統文化伝承条例案について申し上げます。 この条例は、本市に伝わる固有の伝統芸能、祭礼や習慣などの伝統文化及び文化財を市民共有の文化遺産として捉え、次世代へ正しく伝承し、魅力あるまちづくりに資することを目的に制定するもので、伝統文化等の認証や市及び市民等の責務などを定めるものであります。 施行期日は、平成27年4月1日からとしております。 次に、議案第85号 大野市公民館設置条例の一部を改正する条例案について申し上げます。 この改正は、大野市農村婦人の家、大野市農村環境改善センター、大野市農業者健康管理センター及び大野市山村開発センターの機能をそれぞれ併設する小山公民館、上庄公民館、富田公民館、和泉公民館に統合し、より効率的な管理運営を行うことを目的に改正するもので、統合される施設の業務、使用料を公民館設置条例に加えるものであります。 また、附則において、大野市農村婦人の家、大野市農業者健康管理センター、大野市農村環境改善センター及び大野市山村開発センターのそれぞれの設置条例は廃止し、併せて施設の統合により、大野市農業集落排水処理施設の設置及び管理に関する条例も一部改正するものであります。 施行期日は、平成27年4月1日としております。 以上であります。 よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(島口敏榮君)  民生環境部長、羽田君。 (民生環境部長 羽田年也君 登壇) ◎民生環境部長(羽田年也君)  私からは、民生環境部が所管致します議案第84号 大野市国民健康保険条例の一部を改正する条例案についてご説明申し上げます。 この条例案は、健康保険法施行令の一部改正に伴い、国民健康保険加入者の出産育児一時金の額を39万円から40万4,000円に改めるものであります。 施行期日は、平成27年1月1日としております。 以上でございます。 ○議長(島口敏榮君)  産経建設部長、佐子君。 (産経建設部長 佐子重夫君 登壇) ◎産経建設部長(佐子重夫君)  私からは、産経建設部が所管致します議案第86号から議案第89号までの4議案についてご説明申し上げます。 まず議案第86号 大野市営住宅条例の一部を改正する条例案についてご説明申し上げます。 この条例案は、大野市営住宅下舌団地の用途を廃止したためのもので、条例中、市営住宅の名称及び位置を掲げる別表から下舌団地の項目を削除するために、条例の一部を改正するものであります。 本条例の施行は、公布の日からとしております。 次に、議案第87号 大野市農林業者トレーニングセンター設置条例を廃止する条例案ついてご説明申し上げます。 この条例案は、大野市農林業者トレーニングセンターを併設する大野市和泉小学校及び大野市和泉中学校に統合するために、設置条例の廃止を行うものであります。 本条例の施行は、平成27年4月1日としております。 次に、議案88号 指定管理者の指定についてご説明申し上げます。 今年度末をもちまして、公の施設である大野市道の駅九頭竜の指定管理期間が終了することに伴い、引き続き指定管理者の指定を行うため、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき、議会の議決を求めるものでございます。 施設及びその指定管理者につきましては、大野市道の駅九頭竜の指定管理者として福井和泉リゾート株式会社を指定するものであります。 指定期間は、平成27年4月1日から平成28年3月31日までの1カ年でございます。 次に、議案89号 字の区域の変更についてご説明申し上げます。 県営土地改良(区画整理)事業、下舌・上黒谷地区(第2工区)の換地処分に伴い、字の区域を変更する必要が生じたことから、地方自治法第260条第1項の規定により、議会の議決を求めるものであります。 以上でございます。 よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(島口敏榮君)  ただ今議題となっております議案に対する質疑を含め、一般質問は8日、9日に行います。 質問通告は、明後日、3日の午前10時までにお願い致します。 日程第5「議案第72号、議案第74号から議案第76号、議案第78号から議案第81号及び議案第83号並びに議案第90号の以上10議案を一括して議題と致します。 提案理由の説明を求めます。 市長、岡田君。 (市長 岡田高大君 登壇) ◎市長(岡田高大君)  ただ今上程されました各議案の概要についてご説明申し上げます。 まず議案第72号 平成26年度大野市一般会計補正予算(第5号)案 についてでありますが、この議案は人事院勧告などに準じて実施します議員と特別職の期末手当並びに職員の給与及び勤勉手当の引き上げと、人事異動、新陳代謝の調整によります一般会計補正予算案であります。 次に、議案第74号 平成26年度大野市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)案議案第75号 平成26年度大野市和泉診療所事業特別会計補正予算(第1号)案議案第76号 平成26年度大野市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)案議案第78号 平成26年度大野市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)案議案第79号 平成26年度大野市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)案議案第80号 平成26年度大野市下水道事業特別会計補正予算(第2号)案そして議案第81号 平成26年度大野市水道事業会計補正予算(第2号)案についてでありますが、これら7議案につきましても人事院勧告などに準じて実施致します職員の給与及び勤勉手当の引き上げと、人事異動、新陳代謝の調整によります各特別会計等の補正予算案であります。 次に、議案第83号 大野市一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例案の概要についてご説明を致します。 この議案は、人事院勧告などに準じ、議員と特別職の期末手当並びに一般職の給与及び勤勉手当の引き上げについて改正を行うため、「大野市一般職の職員の給与に関する条例」「大野市長等の給与に関する条例」「教育長の給与等に関する条例」、そして「議会議員の議員報酬及び費用弁償に関する条例」の四つの条例の一部改正を行うものであります。 次に、議案第90号 専決処分の承認を求めることについてでありますが、「平成26年度大野市一般会計補正予算(第4号)」を去る11月21日付けで、衆議院議員総選挙に係る経費について専決処分を行いましたので、地方自治法の規定に基づき、これを議会に報告し承認を求めるものでございます。 これらの議案の内容につきましては、企画総務部長より説明致させますので、よろしくご審議の上、妥当なるご決議を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(島口敏榮君)  企画総務部長、田中君。 (企画総務部長 田中雄一郎君 登壇) ◎企画総務部長(田中雄一郎君)  それでは、議案第83号 大野市一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例案議案第72号、議案第74号から議案第76号及び議案第78号から81号までの各会計補正予算案、議案第90号の専決処分の承認を求めることについて、以上10議案につきましてご説明申し上げます。 初めに、議案第83号の「大野市一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例案」についてご説明申し上げます。 本条例案は、人事院及び福井県の人事委員会の勧告に準じて、職員等の給与の改定を実施させていただきたく、所要の改正をお願いするものでございます。 「大野市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正」「大野市長等の給与に関する条例の一部改正」「教育長の給与等に関する条例の一部改正」「議会議員の議員報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正」から構成をされております。 第1条では、「大野市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正」としまして、本年4月1日から通勤手当の額をその距離数に応じ100円から7,100円の範囲で引き上げるとともに、医療職の初任給調整手当の月額限度額を41万900円から41万2,200円に引き上げ、勤勉手当については、12月期の支給率を100分の15引き上げること、さらには給料表については、本年4月1日に遡って平均0.3㌫引き上げることとするものでございます。 次に、第2条では、職員の勤勉手当につきまして、来年4月1日からは、その支給率を6月、12月分共に100分の75に改正することを、第4条から第9条までの「大野市長等の給与に関する条例の一部改正」及び「教育長の給与等に関する条例の一部改正」「議会議員の議員報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正」につきましては、市長、副市長、教育長、議会議員の期末手当の支給率について、本年12月分は100分の155から100分の15引き上げ、100分の170とし、来年4月1日からは支給率を6月分は100分の147.5に、12月分は100分の162.5と改正させていただくものでございます。 次に、議案第72号 平成26年度大野市一般会計補正予算(第5号)案でございますが、歳入歳出それぞれ1,701万6,000円を増額補正し、補正後の金額を、歳入歳出それぞれ194億5,819万1,000円とするものであります。 補正の主な内容ですが、今ほどご説明させていただきました議案第83号 大野市一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例案と、これに合わせて改正を予定しております「大野市現業職員の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する規則」に基づき、給料及び職員手当と共済費を合わせた職員給与費の補正をさせていただくとともに、会計間の職員異動や新陳代謝による職員給与費の補正でございます。 4㌻から5㌻の「第1表 歳入歳出予算補正」の歳出に沿ってご説明をさせていただきます。 款1議会費では、議員報酬等を112万8,000円、職員給与費を113万7,000円、合わせて226万5,000円の増額。 款2総務費では、職員給与費と致しまして、合わせて2,165万4,000円の増額。 以下、それぞれの款において、職員給与費を補正させていただくとともに、各特別事業会計への繰出金についても、補正をお願いし、補正額の合計を1,701万6,000円とするものでございます。 続きまして、歳入でございますが、3㌻の「第1表 歳入歳出予算補正」、歳入にございますとおり、今ほどご説明させていただきました給与費の歳出補正予算額1,701万6,000円につきまして、前年度からの繰越金を財源としてお願いするものでございます。 次に、 議案第74号 平成26年度大野市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)案でございますが、この会計につきましても、人勧、会計間の異動及び新陳代謝等により、職員給与費57万2,000円を増額補正させていただきたく、歳入歳出それぞれ57万2,000円を追加し、歳入歳出それぞれ41億3,187万7,000円とさせていただくものでございます。 なお財源と致しましては、一般会計からの繰入金を充当させていただくこととしております。 次に、議案第75号 平成26年度大野市和泉診療所事業特別会計補正予算(第1号)案でございますが、この会計につきましては、人事院勧告等により、職員給与費84万1,000円を増額補正させていただきたく、歳入歳出それぞれ84万1,000円を追加し、それぞれ9,597万4,000円とさせていただくものでございます。 財源と致しましては、今ほど申し上げました一般会計からの繰入金を充当させていただくことと致しております。 次に、議案第76号 平成26年度大野市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)案でございますが、この会計につきましては、人勧、会計間の異動及び新陳代謝等により、職員給与費605万円を減額補正させていただきたく、歳入歳出それぞれ605万円を減額し、歳入歳出それぞれ40億3,601万9,000円とさせていただくものでございます。 財源と致しましては、同じく一般会計からの繰入金を充当させていただくことと致しております。 次に、議案第78号 平成26年度大野市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)案でございますが、この会計につきましても、人勧、会計間の異動等により、職員給与費405万5,000円を増額補正させていただくとともに、各地区簡易水道管理費におきまして、修繕料を減額し、職員給与費に充当させていただき、不足分27万2,000円につきましては、一般会計からの繰入金をお願いし、歳入歳出それぞれ27万2,000円を追加し、1億5,231万6,000円とさせていただくものでございます。 次に、議案第79号 平成26年度大野市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)案でございますが、この会計につきましては、人勧、会計間の異動等により、職員給与費260万3,000円の減額補正をお願いし、歳入歳出それぞれ3億2,465万7,000円とさせていただくものでございます。 財源と致しましては、他の特別会計と同じく一般会計からの繰入金を充当させていただくことと致しております。 次に、議案第80号 平成26年度大野市下水道事業特別会計補正予算(第2号)案でございますが、この会計につきましても、人勧、会計間の異動等により、職員給与費361万8,000円の減額補正をお願いし、歳入歳出それぞれ10億8,823万2,000円とさせていただくものでございます。 財源と致しましては、同じく一般会計からの繰入金を充当させていただくことと致しております。 次に、議案第81号 平成26年度大野市水道事業会計補正予算(第2号)案でございますが、この会計につきましても、人勧、会計間の異動等により、職員給与費198万1,000円を増額補正させていただきたく、支出の方では第2款水道事業費用198万1,000円増額補正させていただき、収入では第1款水道事業収益、一般会計補助金を同じく198万1,000円増額させていただくものでございます。 次に、議案第90号 専決処分の承認を求めることについてについてご説明を申し上げます。 本議案は「平成26年度一般会計補正予算」を平成26年11月21日付けで専決処分致しましたので、地方自治法第179条第1項の規定に基づき、これを議会にご報告し、承認をいただくものでございます。 本補正予算では、明日、公示が予定されております第47回衆議院議員総選挙と第23回最高裁判所裁判官国民審査に係る経費を補正させていただいたものでございまして、歳入歳出それぞれ1,750万円を追加し、補正後の金額を194億4,117万5,000円とし、その財源と致しましては、福井県からの衆議院議員総選挙執行委託金を充当させていただいているところでございます。 以上10議案の説明を終わらせていただきます。 よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(島口敏榮君)  これより質疑を行います。 (沈黙) ○議長(島口敏榮君)  これにて質疑を終結致します。 お諮り致します。 ただ今議題となっております10議案につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。 これにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長(島口敏榮君)  ご異議なしと認めます。よって、委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 (沈黙) ○議長(島口敏榮君)  これにて討論を終結致します。 これより採決致します。 議案第72号、議案第74号から議案第76号、議案第78号から議案第81号及び議案第83号並びに議案第90号の以上10議案について一括採決致します。 お諮り致します。 ただ今議題となっております10議案につきましては、いずれも原案のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長(島口敏榮君)  ご異議なしと認めます。よって、議案第72号、議案第74号から議案第76号、議案第78号から議案第81号及び議案第83号並びに議案第90号の以上10議案は、原案のとおり可決・承認されました。 日程第6、 市会案第8号 大野市議会基本条例案を議題と致します。 お諮り致します。 本案については、提案理由の説明、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決致したいと思います。 これにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長(島口敏榮君)  ご異議なしと認めます。よって、さよう決しました。 お諮り致します。 ただ今議題となっております 市会案第8号 大野市議会基本条例案については、原案のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長(島口敏榮君)  ご異議なしと認めます。よって、市会案第8号は、原案のとおり可決されました。 日程第7、市会案第9号 市長の専決処分事項の指定についての廃止についてを議題と致します。 お諮り致します。 本案については、提案理由の説明、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決致したいと思います。 これにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長(島口敏榮君)  ご異議なしと認めます。よって、さよう決しました。 お諮り致します。 ただ今議題となっております市会案第9号 市長の専決処分事項の指定についての廃止については、原案のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり) ○議長(島口敏榮君)  ご異議なしと認めます。よって、市会案第9号は、原案のとおり可決されました。 以上で本日の日程が全部終了致しました。 本日は、これにて散会致します。 大変ご苦労さまでございました。  (午前11時46分 散会)...