小浜市議会 > 2019-02-21 >
02月21日-01号

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  1. 小浜市議会 2019-02-21
    02月21日-01号


    取得元: 小浜市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-08
    平成31年  3月 定例会(第1回)   平成31年2月21日小浜市議会定例会会議録(その1)●出席議員(17名) 1番  熊谷久恵君  2番  竹本雅之君 3番  牧岡輝雄君  4番  藤田靖人君 5番  佐久間 博君 6番  西本清司君 7番  小澤長純君  8番  今井伸治君 9番  能登恵子君  10番  下中雅之君 11番  三木 尚君  12番  垣本正直君 13番  藤田善平君  14番  風呂繁昭君 15番  富永芳夫君  16番  清水正信君 17番  池尾正彦君●欠席議員(なし)●地方自治法第121条の規定による議場出席者職氏名     市長        松崎晃治君     副市長       東 武雄君     総務部長      伊須田 尚君     総務部次長     檀野清隆君     生活安全課長    吉岡和広君     企画部長      前川昭彦君     企画部次長     東野克拓君     企画部次長     和久田和典君     企画部次長     松見一彦君     民生部長      岡 正人君     民生部次長     前野浩良君     民生部次長     佐々木宏明君     民生部次長     山本佳代子君     産業部長      岩滝満彦君     産業部次長     田中正俊君     産業部次長     阪本 亮君     産業部次長     石田勝一君     産業部次長     青木英希君     教育長       窪田光宏君     教育部長      西田雅志君     教育部次長     谷 義幸君●議会事務局長および書記     議会事務局長    齊藤睦美     次長        領家直美     書記        石橋克浩●議事日程   平成31年2月21日 午前10時開議  日程第1 会期決定  日程第2 報告第1号 議会の委任による専決処分の報告について(損害賠償の額を定めることについて)  日程第3 議案第1号 平成30年度小浜市一般会計補正予算(第7号)       議案第2号 平成30年度小浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)       議案第3号 平成30年度小浜市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)       議案第4号 平成30年度小浜市介護保険事業特別会計補正予算(第4号)       議案第5号 平成30年度小浜市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)       議案第6号 平成30年度小浜市下水道事業特別会計補正予算(第3号)       議案第7号 平成30年度小浜市農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)       議案第8号 平成30年度小浜市漁業集落環境整備事業特別会計補正予算(第3号)       議案第9号 平成30年度小浜市加斗財産区運営事業特別会計補正予算(第1号)       議案第10号 平成30年度小浜市水道事業会計補正予算(第3号)       議案第29号 和解について  日程第4 議案第11号 平成31年度小浜市一般会計予算       議案第12号 平成31年度小浜市国民健康保険事業特別会計予算       議案第13号 平成31年度小浜市後期高齢者医療特別会計予算       議案第14号 平成31年度小浜市介護保険事業特別会計予算       議案第15号 平成31年度小浜市簡易水道事業特別会計予算       議案第16号 平成31年度小浜市下水道事業特別会計予算       議案第17号 平成31年度小浜市農業集落排水事業特別会計予算       議案第18号 平成31年度小浜市漁業集落環境整備事業特別会計予算       議案第19号 平成31年度小浜市加斗財産区運営事業特別会計予算       議案第20号 平成31年度小浜市水道事業会計予算       議案第21号 小浜市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について       議案第22号 小浜市放課後児童クラブ条例の一部改正について       議案第23号 小浜市母子家庭等医療費の助成に関する条例の一部改正について       議案第24号 小浜市特別職の職員の給与および費用弁償に関する条例の一部改正について       議案第25号 小浜市水産業活性化拠点施設の設置および管理に関する条例の一部改正について       議案第26号 小浜市小浜西組伝統的建造物群保存地区における建築基準法の制限の緩和に関する条例の一部改正について       議案第27号 小浜市簡易水道設置条例の一部改正について       議案第28号 小浜市布設工事監督者の配置基準および資格基準ならびに水道技術管理者の資格基準に関する条例の一部改正について       議案第30号 小浜市水産業活性化拠点施設指定管理者の指定の期間の変更について  日程第5 陳情第2号 全国知事会の「米軍基地負担に関する提言」の実行を求める意見書提出に関する陳情                           午前10時00分開会 △開会・開議 ○議長(藤田善平君) これより平成31年第1回小浜市議会定例会を開会いたします。 直ちに本日の会議を開きます。 △諸般の報告 ○議長(藤田善平君) 諸般の報告をいたさせます。 議会事務局長、齊藤君。 ◎議会事務局長(齊藤睦美君) 報告いたします。 12月21日、議会運営委員会が開催されました。 12月23日、第32回障がい者問題を共に考えよう小浜フォーラムが開催され、議長ならびに関係議員が出席しました。 12月25日、広報委員会が開催されました。 同日、若狭消防組合議会が開催され、関係議員が出席しました。 12月26日、原子力発電小浜環境安全対策協議会が開催され、議長ならびに関係議員が出席しました。 同日、嶺南広域行政組合議会が敦賀市において開催され、関係議員が出席しました。 同日、平成30年度11月分の例月出納検査結果報告を受理しました。 12月27日、公立小浜病院組合議会ならびに研修会が開催され、関係議員が出席しました。 同日、若狭広域行政事務組合議会が若狭町において開催され、関係議員が出席しました。 1月5日、若狭消防組合消防出初式が開催され、関係議員が出席しました。 1月10日、広報委員会議会報告会連絡会各派代表者会が開催されました。 同日、小浜美郷小学校現地視察を実施し、議長ならびに各議員が出席しました。 1月11日、若狭交通安全祈願式が開催され、議長が出席しました。 1月12日、小浜商工会議所新春議員懇談会」が開催され、議長が出席しました。 1月13日、平成31年成人式が開催され、議長ならびに各議員が出席しました。 1月16日、議会基本条例検証見直しワーキンググループ会議が開催されました。 同日、小浜市スポーツ協会新年会が開催され、議長が出席しました。 1月18日、市内において、新春「初釜」が開催され、議長が出席しました。 1月20日、小浜市身体障害者福祉連合会新春のつどいが開催され、議長が出席しました。 1月21日から22日にかけて、正副議長ならびに関係議員により、北陸新幹線早期全線開業を求める中央要望が行われました。 1月25日、株式会社ケーブルテレビ若狭小浜新春年賀会が開催され、議長が出席しました。 同日、平成30年度12月分の例月出納検査結果報告を受理しました。 1月26日、小浜市遺族会新年会が開催され、議長が出席しました。 1月28日から29日にかけて、嶺南広域行政組合議会の行政視察が兵庫県加西市、丹波市で実施され、関係議員が出席しました。 1月30日、議会運営委員会が開催されました。 同日、地域防災・原子力安全対策特別委員会が現地視察を実施し、議長ならびに各議員が出席しました。 2月1日、福井県市議会議長会定期総会があわら市で開催され、正副議長が出席しました。 2月3日、婦人のつどいが開催され、議長が出席しました。 2月5日、北陸新幹線早期全線開業特別委員会各派代表者会がそれぞれ開催されました。 2月6日、兵庫県南あわじ市議会の行政視察を受け入れ、議長が歓迎の挨拶を述べました。 2月7日、議会基本条例検証見直しワーキンググループ会議が開催されました。 同日、全国広域連携市議会協議会第70回理事会ならびに第50回総会が東京都内において開催され、議長が出席しました。 2月8日、定例全員協議会総務民生常任委員会がそれぞれ開催されました。 同日、社協役職員新年のつどいが開催され、議長が出席しました。 2月13日、公立小浜病院組合議会が開催され、関係議員が出席しました。 同日、若狭消防組合議会が開催され、関係議員が出席しました。 2月14日、議会運営委員会が開催されました。 2月15日、全員協議会総務民生常任委員会議会報告会連絡会がそれぞれ開催されました。 2月19日、若狭広域行政事務組合議会代表者会が若狭町において開催され、関係議員が出席しました。 ただいまの出席議員は17名であります。 地方自治法第121条の規定による本日の議場出席者は、松崎市長ほか20名であります。 以上、報告いたします。 △会議録署名議員の指名 ○議長(藤田善平君) 本日の会議録署名議員は、小浜市議会会議規則第79条の規定により、議長において1番熊谷久恵君、17番池尾正彦君を指名いたします。 本日の日程は、配付いたしました印刷物のとおりであります。 △会期決定 ○議長(藤田善平君) 日程第1 会期決定を議題といたします。 お諮りいたします。 今期定例会の会期は、議会運営委員会委員長より申し出のとおり、本日より3月22日までの30日間といたしたいと思います。 これにご異議ありませんか。     (異議なし) ○議長(藤田善平君) ご異議なしと認めます。 よって、会期は本日より3月22日までの30日間と決定いたしました。 △所信表明 ○議長(藤田善平君) ここで市長より発言を求められておりますので、これを許可いたします。 市長、松崎晃治君。 ◎市長(松崎晃治君) おはようございます。平成31年3月小浜市議会定例会の開会に当たり、所信表明の機会をいただきましたことに対しまして、深く感謝申し上げます。 それでは、3月定例会の開会に当たり、所信の一端を申し述べさせていただきます。 まず、平成30年を振り返りますと、本市ではさまざまな出来事がございました。 5月には鯖街道に次いで北前船寄港地が日本遺産に追加認定され、小浜市は県内初の2件目の日本遺産を有するまちとなりました。 また、10月には内閣および農林水産省が選ぶ農山漁村の活性化の優良事例、「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」32事例に、阿納体験民宿組合が選出されました。 また、11月には、若狭高校の生徒が開発したサバ醤油味付け缶詰が、国際宇宙ステーション(ISS)の宇宙日本食に認定され、小浜の「鯖」への注目が高まるなど、食のまちづくりを進める本市にとりまして追い風となるうれしい出来事がございました。 一方、全国で大規模な風水害が頻発し、平成30年7月豪雨では、西日本を中心に甚大な被害がもたらされました。本市におきましても、8月に台風20号、9月には台風21号と24号が接近し、幸いにも人的被害はなかったものの、さまざまな被害をもたらしました。 近年、地球環境が大きく変わり、災害レベルの猛暑、経験したことのないような大規模な自然災害が多く発生しております。改めて深刻な被害をもたらす自然の恐ろしさを思い知らされたところでございます。これらの教訓を生かし、市民の皆様の生命と財産を守るため、さらなる防災体制の充実を図っていかなければならないと痛感した1年でもございました。 こうした中、平成30年の本市最大のイベントでありました「福井しあわせ元気国体福井しあわせ元気大会」が9月から10月にかけて開催されました。本市では、デモンストレーションスポーツである真向法やスポーツチャンバラ、また、正式競技であるビーチバレーボール、ラグビーフットボール、ウエイトリフティング、軟式野球および精神障がい者の部のバレーボール競技を開催し、選手を初め、約2万人の来場者をお迎えすることができました。「みんなで盛り上げよう」「みんなで楽しもう」「みんなで発信しよう」を取り組み目標に掲げ、多数の市民の皆様にもご参加いただきました。 ボランティア活動では、ハピネスダンスでPRを行うPRボランティアを初め、美化運動を行うクリーンアップボランティア、会場周辺などを花いっぱいにする花いっぱいボランティア競技会運営をサポートする運営ボランティアにご参加いただきました。 また、連日の応援観戦にも多くの皆様にご参加いただき、来場者に小浜の魅力を発信できたものと感じております。さらに、チーム小浜の選手たちの地元での活躍もすばらしく、天皇杯、皇后杯獲得の一翼を担うなど、大変盛り上がりを見せた大会でありました。 この50年に一度のビッグイベントで、喜びと感動を市民の皆様と共有できたものと感じており、国体・障スポのさまざまな活動に参加いただいた皆様には、心から感謝申し上げる次第でございます。多くの市民の皆様がボランティア等に自主的に参画いただいたという誇らしい実績を踏まえ、今後のまちづくりにおきましても、市民の皆様へ積極的な参加を呼びかけ、市民協働の推進に努めてまいりたいと考えております。 それでは、本市の主要施策であります北陸新幹線早期全線開業への取り組みについて申し上げます。 北陸新幹線は2017年3月の敦賀・新大阪間の全ルート決定から2年をかけ、国による駅・ルートの選定に向けた調査が進められております。今年度末には環境アセスメントの最初の手続である環境保全のために配慮すべき事項の公表により、約3キロメートル幅の大まかな駅・ルートが明らかになる予定でございます。 さらに、来年度の敦賀・大阪間の調査費は、2018年度比11%増の12億1,700万円が盛り込まれ、調査の本格化に伴い、今後、環境アセスメントが4年程度の期間をかけて実施されるものと聞いております。 また、昨年12月には自民党の整備新幹線等鉄道調査会のもとに、北陸新幹線整備プロジェクトチームが設置され、本格的な建設財源の議論が加速したことから、今後は政府、与党による一刻も早い建設財源の確保が切望されるところであります。 本市は、この動きを捉え、今年1月に藤田市議会議長を初め、垣本特別委員長のほか、市議会の皆様と合同で中央要望を行い、敦賀・大阪間の建設財源を早期に確保し、敦賀開業から間断なく整備を進め、北海道新幹線札幌開業(2030年度末)より早いフル規格による大阪までの全線開業の実現とともに、環境アセスメント終了後の速やかな工事認可と、15年とされている工事期間を最大限短縮するよう強く要望したところでございます。 また、昨年11月には関西広域連合関西経済連合会、京都大阪府などの主催により、本市を含む沿線自治体や国会議員の参加のもと、2回目となる建設促進大会が東京で開催されました。大会では2025年の大阪・関西万博の開催、2030年度に予定する関西国際空港と新大阪駅を直結するなにわ筋線の開業などを踏まえ、環境アセスメント終了後、敦賀開業から間断なく新大阪までを一気に整備することが決議されたところでございます。 本市といたしましては、関西地域の機運もますます高まる中、敦賀開業を迎える今後4年間が大変重要な期間であると認識しており、北陸・関西などとの連携を強め、要望活動や啓発活動など、あらゆる機会を捉えて、早期開業に向けた取り組みを市民一丸となって力強く進めてまいりたいと考えておりますので、今後とも皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。 次に、北陸新幹線敦賀開業および小浜開業を見据えた取り組みについて申し上げます。 2022年度末の北陸新幹線敦賀開業は、地域住民の利便性の向上、首都圏や北陸地域からの交流人口の増加により地域経済の拡大・活性化等、本市の産業振興等に大きな効果をもたらすものとなります。 本市では、敦賀開業に向けた取り組みを重点課題と捉え、開業効果を最大限に生かすための戦略的かつ具体的施策を取りまとめた行動計画である(仮称)御食国若狭おば北陸新幹線敦賀開業アクションプランの策定を進めております。 2019年度は本アクションプランの先行事業として、小浜駅前インフォメーションセンターの整備を始め、JR小浜駅から市街地への周遊を促すため、飲食やお土産店の開業支援を行う特定エリア空き店舗対策事業など、敦賀からの人の流れと観光受け皿の基盤整備を図るとともに、本アクションプランと連携した取り組みとして、食による新たな交流人口・定住拡大に向けた食のまちづくりの新展開事業や、日本遺産ガイダンスセンターとなる鯖街道MUSEUMの整備を初めとする日本遺産NEXT STAGE事業など、北陸新幹線の敦賀開業に向けて各種施策と連携を図りながら、着実に取り組みを進めてまいります。 また、敦賀開業時におけるJR小浜線利便性向上や、二次交通の強化を含む持続可能な公共交通の実現を図るため、県・嶺南6市町等が連携し、嶺南地域公共交通網形成計画の策定を進めており、2019年度内の策定を目指しております。 さらに、来るべき小浜開業を見据えた北陸新幹線・小浜市新まちづくり基本構想の策定を2019年度末に予定しており、将来のまちづくりの方向性を市全体で共有し、構想を長期計画の道しるべとして、敦賀開業と連動した取り組みにより小浜開業を万全の体制で迎えたいと考えております。 次に、これからの食のまちづくりについて申し上げます。 人口減少が続く中、昨年度から食のまちづくりの原点回帰において、小浜が活用すべき資源はやはり歴史と伝統を誇る食であると考え、農林水産業を初めとする食にかかわるあらゆる産業を、地域外から外貨を稼ぐ基盤産業へと育てることに取り組んでまいりました。その結果、「鯖、復活プロジェクト」の事業拡大や、旧田烏小学校を活用した水産業活性化拠点施設の整備、植物工場の進出や大規模園芸施設の増加、若狭塗箸の国内外への販路拡大など、着実に成果が上がってきており、改めて本市が誇る食資源のポテンシャルの高さを感じたところでございます。 今後は、これまでの食関連産業基盤産業化の取り組みに加え、それによる地域経済への波及効果を最大限に生かすという観点から、稼いだ外貨をいかにして地域内で循環させていくかといった視点が重要であると考えております。 そのため、地元で消費されているものを地元でつくれるように取り組む地消地産という視点も持ち、地域の農林水産業、加工・流通業、飲食・宿泊業など、食にかかわる人々がつながり、高め合う環境をつくることで、小浜にしかないA級(永久)の食へと磨き上げてまいります。 小浜市は御食国としての歴史を持ち、古くから塩や海産物が運ばれた鯖街道は千年のときを超えて京都の食文化を支え、その歴史と伝統は今も市内各地に脈々と受け継がれております。その価値は二つの日本遺産認定や、若狭湾の豊富な資源を持つ内外海地域のSAVOR JAPAN認定など、国内外の多くの方に注目されております。小浜を訪れる方には、ぜひ小浜が誇る歴史や伝統とあわせて四季折々の食材を楽しんでいただき、より深い感動と共感の連鎖を生み出すことにより、交流人口の増加につなげてまいります。 さらに、地域の食関連産業が活性化することで、小浜ならではの食に関する魅力的な仕事が創出され、A級グルメのまち連合への加盟による首都圏での情報発信や人材募集も効果的に行うことで、移住・定住者の増加にもつなげていくことができると考えております。 今後の食のまちづくりにおきましては、これまでの食育による人材育成はもとより、食にかかわる産業の基盤産業化と、地域内経済循環の創出に向けた取り組みを進めることで、食による交流人口と定住人口の増加を実現させ、地方創生につなげてまいります。 今年は、主要施策である北陸新幹線早期全線開業に向けたまちづくり、新たな食のまちづくりを重点的に進め、小浜をさらに磨き上げ、3期目の公約スローガンである「地方創生と活力ある小浜の創造」の実現に向け、邁進してまいります。 それでは、各施策を着実に実施していくに当たり、各施策の一端を、項目に沿って申し述べさせていただきます。 初めに、「産業をみがく」について申し上げます。 まず、企業誘致、雇用の拡大および起業・創業支援について申し上げます。 企業誘致につきましては、これまで植物工場の誘致が実現し、雇用の確保、拡大につながっております。さらに、新たに小浜市に進出したいという企業が数社あることから、近い将来、本市が植物工場のメッカとなることを期待しながら、今後も積極的な誘致に取り組んでまいります。 竜前企業団地につきましては、現在交渉中の企業のほか、県などを通じて複数の企業から進出に向けた問い合わせがあり、引き続き早期の売却に向け、全力で取り組んでまいります。 雇用の拡大につきましては、市内には生涯を通じて働いていただける魅力のある企業があるにもかかわらず、求人に対して応募者が少なく、人手不足が深刻化しております。このため、引き続き地元企業の魅力を伝えるキャリア教育の充実に努めるとともに、将来、地元に就職していただけるよう、小学生や中・高校生に対するふるさと教育の充実や、高校生や大学生の保護者を対象とした企業訪問の実施など、地元企業に対する理解を深めていただくことで、地元就職率の向上を図ってまいります。 また、大学生を対象に企業説明会の開催やSNS等での情報発信により、Uターン強化を図ってきたところでございます。さらに、今後の新たな取り組みとして、地域と企業の紹介を同時に行うインターネットの特設サイトを活用し、採用活動、人材育成を行う仕組みを構築してまいります。 さらに、近年、ハローワーク小浜管内における女子の生徒・学生の就業率が、男子と比較して著しく低いため、女性の働く場の確保を図るとともに、働き手の立場に立った職場環境の整備を行っていただけるよう、企業側にも働きかけてまいります。 起業・創業支援につきましては、創業チャレンジ事業補助金を活用していただき、市民の起業・創業を支援してまいりました。これにより、多様な職種の創業が実現したほか、Uターン者による空き店舗を活用した創業に結びついております。 また、新たな取り組みとして、小浜駅から海の駅までの区間およびまちの駅から三丁町での区間の特定エリアにおいて、飲食業等の創業者に支援措置を講ずることにより動線強化を図り、にぎわいを創出して北陸新幹線敦賀開業に向けて観光客を呼び込む準備を進めてまいります。 次に、農業振興について申し上げます。 地域農業を将来にわたり発展させていくためには、各地域で徹底した話し合いを行い、地域ぐるみで農地を守る体制を構築することが重要でございます。近年、担い手法人が設立された地域を中心に、農地集積や土地改良事業の実施に向けた話し合いが活発化しており、本年度はいよいよ飯盛地域において、県内で初となる農地中間管理機構と連携した土地改良事業が開始される予定となっております。今後も地域に足を運び、地域の意識の高まりをさらなる法人設立や農地集積の動きにつなげてまいります。 また、活用の見込みのない遊休農地の解消に向け、新たに肉用牛の周年放牧のモデル事業に取り組みます。数年間で事業の有効性を検証し、市内の他の地域への横展開も見据え、中山間地域農業の所得向上を目指してまいります。 また、地域農業の将来を考える上で、次世代の担い手の育成が非常に重要となってまいります。今後とも市外から就農希望者を呼び込み、新たな担い手の育成に取り組むとともに、市内の担い手の経営スキルや営農技術の向上に向け、必要な支援を行ってまいります。 これらの取り組みにより、農業を魅力ある産業として磨き、若く意欲のある農業経営者が夢と希望を持って活躍できる未来を目指してまいります。 次に、水産業振興について申し上げます。 平成27年の御食国若狭と鯖街道の日本遺産登録を契機にスタートした「鯖、復活プロジェクト」は来年度で4年目となり、一つの節目を迎えます。 昨年から本格出荷を開始した「小浜よっぱらいサバ」は、鯖街道と酒かすのストーリーや食味のよさが好評を博し、7,000尾を超える出荷尾数を記録することができました。また、「鯖、復活プロジェクト」は、鯖街道の起点である本市が、かつての鯖のにぎわいを復活させるといった小浜ならではのストーリーが共感を呼び、全国の多くのメディアで取り上げられております。 こうした中、本年1月には田烏の漁業者等の出資を受け、サバ養殖事業の未来を担う新たな会社が設立されました。来年度からは民間活力を生かして、さらなる規模の拡大や生産コストの削減に取り組み、行政主導で始まったサバ養殖事業を、今後は地元の産業として定着できるよう、必要な支援を行ってまいります。 また、サバ養殖の事業化の取り組みと並行して、産学官の力を結集し、最先端のICTを活用した研究を進めてまいります。福井県立大学やKDDI株式会社、株式会社クラウド漁業、福井県等と連携し、効率的な養殖管理マニュアルの策定や、人工種苗による完全養殖技術の確立に取り組み、養殖コストの削減や安定供給につなげてまいります。 さらに、定置網漁や底びき網漁、養殖漁業などの次世代の担い手を育成していくことも重要であり、新規就業希望者に対し、ふくい水産カレッジと連携した研修を行ってまいります。 これらの取り組みにより、小浜が誇る四季折々の魚介類の持続的な供給体制を構築し、水産業を魅力ある産業として磨いてまいります。 次に、林業振興について申し上げます。 本市の面積の8割は森林が占めており、土壌保全や水源涵養等だけではなく、豊かな海や里がもたらす自然の恵みを享受するに当たって、森林の適切な管理が非常に重要でございます。国は、国民全員で森林を支える仕組みである森林環境税の導入を決定しており、来年度からは各自治体に対する財源の先行配分が開始されます。今後はその財源を有効に活用することで、昨年3月に策定した里山創造計画に基づき、50年後の豊かな里山の実現に向け、森林整備や境界確定等の取り組みを加速化させてまいります。 次に、私の公約の二つ目に掲げる「観光をみがく」について申し上げます。 まず、東京オリンピック・パラリンピック開催や、北陸新幹線敦賀開業を見据えた観光施策について申し上げます。 本市の重要な玄関口の一つであるJR小浜駅前整備の主要事業であります(仮称)JR小浜駅前インフォメーションセンターにつきましては、間もなく設計業務が完了する予定であり、設計業務完了後は速やかに建築工事に着手し、本年11月ごろのオープンを目指しているところでございます。インバウンドを含めた観光案内機能に加え、レンタカーおよびレンタサイクルの二次交通機能を拡充し、公共交通機関利用者はもとより、広く観光客の皆様の利便性向上を図ってまいります。 さらに、二次交通機能の強化の一環として、市内タクシー事業者が運行するタクシーのキャッシュレス化およびスマホアプリ等を活用した多言語案内の促進を図ることで、全ての国内外のお客様にストレスフリーな小浜の旅をご提供できる体制を整えてまいります。 次に、DMOによる稼げる地域づくりとインバウンドの推進について申し上げます。 日本版DMOである株式会社まちづくり小浜「おばま観光局」におきましては、一貫して着地型観光の受け入れ基盤強化に注力してまいりました。振興策を図る上で基礎となるマーケティングおよびマネジメントの手法による先駆的な取り組みに対する他地域からの視察や問い合わせ等が増えており、今後、内外における認知度の高まりに合わせ、先進的DMOとしてさらなる飛躍が期待されるところでございます。 新年度におきましては、これまで継続して実施してまいりました各種キャンペーン企画等のソフト事業や、着地型観光プラットホームのブラッシュアップはもとより、古民家宿のリノベーションによる町家ステイ事業の進展など、本市観光のポテンシャルをさらに引き上げるべく、環境整備を進めてまいります。 また、本市の観光戦略において重要な柱の一つであるインバウンド対策につきましても、DMOの知見を取り入れ、積極的な誘客に取り組んでまいります。各地の旅行会社の中から本市への送客の可能性が見出せた数社とタッグを組み、外国人観光客向けの体験ツアーの造成や、ブロガーやメディアなどに現地視察していただくファムトリップの実施などに取り組むほか、内外海地区活性化計画の具現化に向けたプロジェクトの一環として行っている、民宿に対するインバウンド対応サポートを継続し、外国人観光客を受け入れる民宿を1軒でも多く増やしてまいりたいと考えております。 インバウンド対策につきましては、これらのほか、おばま観光局に委ねる事業を初め、若狭おばま観光協会や若狭湾観光連盟、小浜・おおい・高浜広域観光推進協議会等、近隣市町を含めたさまざまな関係団体との緊密な連携のもと、効率的かつ効果的な情報発信や事業展開を図り、誘客につなげてまいります。 次に、経済波及効果を狙った観光イベントの推進について申し上げます。 本年、「御食国・和食の祭典in若狭路2019」が本市で開催されることが決定いたしました。これは和食がユネスコ無形文化遺産に登録され、観光資源として食の重要性が増す中で、和食の発展を支えた御食国である淡路、若狭、志摩と、都である京都の食材や食文化を御食国ブランドとして確立することを目指し、和食の魅力発信とともに、人と食を通じた交流を深めるイベントでございます。 これを、例年10月に開催しているビッグイベント「OBAMA食のまつり」と同時開催するべく、現在、県当局と調整を進めているところでございます。多くの観光客にお越しいただき、小浜に滞在していただくことで、広く小浜の食の魅力を発信し、今後の誘客につなげてまいります。 次に、漁業体験施設等を活用した教育旅行の誘致について申し上げます。 ブルーパーク阿納を中心とする海の体験メニューが人気を呼んでいる本市の教育旅行は、昨年、訪問者数が約5,500人を数えるなど、順調に推移しております。 阿納体験民宿組合設立以来、11年余にわたる活動実績により、昨年には「第5回ディスカバー農山漁村(むら)の宝」における全国優良事例32選の選定を初め、「第15回オーライ!ニッポン大賞」の受賞や、県内の民放が主催する基金事業での大賞の受賞、さらに本年2月には総務省が魅力あふれるふるさとづくりに顕著な功績があった個人・団体を表彰する「平成30年度ふるさとづくり大賞」において、全国2例の優秀賞に選定されるなど、多方面から高い評価をいただき、名実ともに県内を代表する教育旅行受け入れ先としての地位を確立いたしました。 同組合では、教育旅行、修学旅行による年間利用者数7,000人を目指しており、その実現のための受け入れ拡充基盤整備をさらに進めるべく、現在、内外海地区活性化計画の具現化に向けたプロジェクトの一環として、同組合の組織強化をもとに、他地区との連携体制を構築すべく検討しているところでございます。 あわせて、今後、北陸新幹線敦賀開業を見据え、関東・甲信越等北陸新幹線沿線地域からの修学旅行誘致について、県や県観光連盟等と連携し、積極的な誘致活動を行ってまいりたいと考えております。 次に、私の公約の三つ目に掲げる「文化・教育をみがく」について申し上げます。 まず、小学校の統合・再編について申し上げます。 小学校の統合・再編につきましては、平成16年に小浜市教育施設等研究委員会からの答申を受け、教育委員会が作成した4校案に基づき、現在まで取り組みを進めてまいりました。平成24年8月の東部4地区の統合合意以降は、小学校の建設場所の選定のほか、建物などの施設設計や通学方法を含む学校運営に至るまで、地区の皆様との対話により協議を進め、ご理解とご協力のもと取り組んできたことにより、東部地区の統合小学校として小浜美郷小学校が本年4月に開校いたします。 施設につきましては、昨年9月末までに全ての工事が完了し、児童用の机、椅子などの新たな備品の配置を終えており、3月中旬までには全ての備品の配置を完了させ、新たな小学校の教育環境の構築に万全を図ります。 また、4月からの教育活動のスムーズなスタートに向けた学校教育目標の設定や教育課程の編成等、学校教育の根幹部分の準備に対しましても着実に準備を進め、現在、最終的な調整を行っております。 閉校に関しましては、市主導で閉校式典を3月16日、17日に行うほか、各地区でも閉校記念事業が行われると伺っており、長い歴史に幕を閉じる4小学校の節目を地区の方々とともに迎えたいと考えております。 小浜市初の大規模な統合小学校となる小浜美郷小学校の開校まで1カ月余りとなりましたが、引き続き関係各位のご理解とご協力をお願いするとともに、閉校、開校に向けて取り組んでまいります。 また、今後の市内小中学校の統廃合につきましては、人口減少が進み、児童・生徒数も減少していく中にあって、適正な学校規模の確保が重要であり、次世代を担う子供たちの新たな教育施設のあり方については、新たな検討委員会を立ち上げ、再度、統合計画案を検討していきたいと考えております。 次に、子育て支援について申し上げます。 安心して出産や子育てができる環境の整備については、5年を1期とする小浜市子ども・子育て支援事業計画に基づき取り組んでおります。 子育て環境のハード整備として、保育環境のさらなる向上を図るため、本年2月から小浜美郷児童クラブと加斗児童クラブを新たに開設するとともに、児童数の増により、小浜児童クラブ、今富児童クラブについては、それぞれ二つの児童クラブとし、本定例会に所要の条例改正等を上程させていただいております。 また、年々増加しておりますゼロ歳児から2歳児までの保育需要に対応するため、地域型保育事業を行うための事業所内保育事業所を、医療法人三愛会が経営する中山クリニック内に開設いたします。あわせて、おおむね小学校3年生までの児童が病気等で集団保育が困難である場合に一時預かりする病後児保育所を、現在、小浜病院内に開設しておりますが、新たに中山クリニック内に病児・病後児保育所を開設し、本市では初めての病児保育を実施するなど、保護者の子育てと就労の両立を支援してまいります。 来年度には、小浜市子ども・子育て支援事業計画の改定を実施し、子育て世代のさまざまなニーズを計画に反映させ、妊娠期から子育て期にわたる子育て世代を社会全体で支援する環境づくりに全力で取り組んでまいります。 次に、文化財の整備・活用について申し上げます。 日本遺産、御食国若狭と鯖街道、北前船寄港地・船主集落のダブル認定に見られるように、本市は豊かな歴史に育まれた文化財都市として、全国的に認知されております。 来年3月には、日本遺産ガイダンスセンターとして、いづみ町にございます鯖街道資料館を鯖街道MUSEUMとしてリニューアルオープンし、あわせて日本遺産に関連する各地区のまちづくり団体の協力を得て、イベントを開催いたします。 その他、酒井家文庫や小浜放生祭の調査活用事業を進めるとともに、小浜西組重伝建地区の整備促進によるまち歩き観光の基盤整備、食の学びの場として国内外へ魅力を発信する御食国アカデミー事業を推進しているところでございますが、引き続き貴重な文化財の掘り起こしと魅力発信、基盤整備を進めてまいります。 本年4月には改正文化財保護法が施行され、文化財は保存から活用の時代に入ってまいります。今回の改正により位置づけられた文化財のマスタープランとも言える文化財保存・活用地域計画を全国に先駆けて策定することにより、これまで以上に文化財の保存・継承と活用を推進し、全国に誇れる先進的かつ特徴的なまちづくりに努めてまいります。 次に、私の公約の四つ目に掲げる「生活をみがく」について申し上げます。 まず、大手橋・西津橋の整備および小浜縦貫線の道路整備について申し上げます。 平成29年度までに、県において測量、調査、設計、用地測量、物件調査および用地交渉を進めていただいており、今年度も引き続き物件調査および用地交渉を進めるとともに、現在、工事用道路等の工事にも着手していただいております。市といたしましても、早期完成を目指して、関係者の皆様との協議が円滑に進むよう、県と連携しながら取り組んでまいります。 次に、小浜縦貫線の整備につきましては、白鬚交差点から市道川縁線までの区間を拡幅するもので、平成29年度までに測量、調査、設計、用地測量、物件調査が終了し、現在、用地・物件補償交渉を順次進めているところでございます。この道路は道の駅とまちの駅を結ぶ主要幹線であり、引き続き地元の皆様のご協力をいただきながら、事業の進捗に努めてまいります。 次に、河川整備と雨水排水について申し上げます。 本市は、北川および南川など、多くの河川がもたらす豊かな恵みを享受し、歴史と文化、自然を育んでまいりました。しかし、一方で、近年の記録的集中豪雨等により、河川氾濫による浸水被害など、流域に甚大な被害が頻繁に発生しております。昨年8月の台風20号、9月の台風21号および24号により、本市においても被害が発生し、順次復旧作業に努めているところでございます。河川の治水安全度の向上など、安全・安心の確立はまちづくりの根幹であり、重要な課題の一つであると認識しております。 本市といたしましては、北川および南川等の管理者である国・県に対し、今後とも着実な河川整備の推進とともに、河道に堆積した土砂のしゅんせつ工事等の適正な維持管理に努めていただくよう、引き続き強く要望してまいります。また、各地域における小規模な河川につきましても、地区や区の要望等を踏まえ、災害対策に努めてまいります。 一方、雨水排水につきましても、河川と同様、近年の記録的な集中豪雨により、市街地を中心に道路冠水などの浸水被害が発生しております。このことから、これらの被害の解消に向け、小浜西部地域、千種区および水取地域におきまして雨水渠の整備に取り組むなど、今後、計画的に事業を進め、浸水被害の早期解消を目指してまいります。 次に、都市再生整備計画事業(小浜地区中・西部地域)の進捗について申し上げます。 平成25年8月に策定いたしました小浜市観光まちづくり計画に基づき、平成26年度から都市再生整備計画事業、歴史と伝統の感動おばま地区として、まちの駅、小浜西組重要伝統的建造物群保存地区の電線地中化、消雪設備や雨水渠等の整備を進めてまいりました。また、昨年度より旧丹後街道の整備につきましても順次進めているところでございます。 さらに、平成31年度からは第2期の都市再生整備計画事業、小浜まちなか地区として雲浜、西津地区の一部を含めて区域を拡大し、さらなる来訪者の周遊を図るべく、整備を進めてまいります。 次に、主要道路の整備について申し上げます。 本市には、舞鶴若狭自動車道を初め、国道27号、国道162号、小浜縦貫線など、主要道路が東西南北に整備されておりますが、歩道の未整備区間や線形改良の必要な箇所、老朽化した橋梁のかけ替えが必要な箇所などがございます。これらの主要道路は、重要な生活道路であるとともに、小浜市広域避難計画において避難ルートとされている道路でもあり、今後とも舞鶴若狭自動車道の4車線化を含め、国・県に対して引き続き整備・改良を要望してまいります。 次に、災害への対応について申し上げます。 昨年は平成30年7月豪雨のほか、台風、地震等により全国的に甚大な被害が発生いたしました。本市におきましても、8月に台風20号、9月には台風21号と24号が接近し、このうち20号と24号においては、遠敷川上流で集中豪雨が発生したことにより、河川の水位が急速に上昇したため、対象地域に避難勧告を発令いたしました。 この教訓を踏まえ、河川の防災につきましては、昨年、県に要望し、河道に堆積した土砂のしゅんせつ工事を実施していただいたところであり、今後も引き続き、着実な河川整備と維持管理を要望してまいります。 また、本年は県が管理する河川の洪水・浸水想定区域が指定・公表される予定であり、これを受け、本市の洪水ハザードマップの見直しを行い、周知を図ってまいります。さらに、今後は平時、災害時を問わず、防災士等、地域の防災を担う人材に活躍していただくことが重要となってまいりますことから、官と民が一体となって連携を図り、地域防災力の強化に努めてまいります。 原子力災害対策につきましては、昨年、市庁舎における原子力災害対策施設整備を実施いたしました。現在は加斗小学校において、原子力災害が発生した際、避難を行うとかえって健康リスクが高まるおそれのある避難行動要支援者が一時的に退避する屋内退避施設の整備を行っております。平成31年度は、市民体育館において施設整備を行う予定をしております。 これらを通して、地域防災力を強化し、さらなる安全・安心のまちづくりに積極的に取り組んでまいります。 次に、健康管理センターのリニューアルについて申し上げます。 現在の健康管理センターは、健康づくりや保健活動の拠点として、また市民の憩いと安らぎの場として昭和55年に整備した施設であります。しかし、築後35年を超え、老朽化が著しく、また手狭なため、保健福祉サービスの強化・拡充が困難な状況にありますことから、施設のリニューアルが喫緊の課題となっております。 市では、住みなれた地域で安心して暮らしていただくためには、乳幼児期から青壮年期、高齢期まで一貫した健康づくりや介護予防事業等を充実していくことや、妊娠期から子育て期の各ステージで切れ目なく支援する子育て支援サービスを充実していくことが重要であると考えております。 そこで、平成31年度から健康づくりは人づくり、まちづくりであることを念頭に、人生100歳時代を元気に生活していただくための健康づくりを支援し、また、高齢者を初め妊婦および子育て世代の方々の憩いの場、集いの場となる健康管理センターの整備を進めてまいります。 平成31年度は施設の構成や機能を検討する基本設計の予算を計上させていただいており、2023年4月の供用開始を目指し、健康管理センターのリニューアルに取り組んでまいります。 次に、私の公約の五つ目に掲げる「行政をみがく」について申し上げます。 まず、原子力発電所について申し上げます。 本市に隣接します大飯発電所3・4号機は、昨年から再稼働しており、県内の原子力発電所は高浜発電所3・4号機を含め、現在4基が稼働しております。 大飯発電所1・2号機に関しましては、昨年11月に電力事業者から原子力規制委員会に廃止措置計画の認可申請書が提出されたところであり、この廃止措置計画が認可されれば、原子炉等の解体・撤去作業が開始されることから、現行の大飯発電所に係る小浜市域の安全確保等に関する協定に廃止措置等を加え、建設や稼働中と同様に、安全確保に万全を期するため、今月12日に本市の安全協定の改定を行ったところでございます。 大飯発電所では、今後、長期にわたる廃止措置と同時に、同じ敷地内で原子力発電所の運転が行われることから、市といたしましては、何よりも市民の皆様の安全・安心の確保が最重要であり、電力事業者には廃止措置計画に基づき、安全を最優先に作業を進めていただきたいと考えております。 次に、若狭地域における広域連携の推進の一端として、廃棄物処理および斎場の広域化に向けた取り組みについて申し上げます。 整備が急がれる広域ごみ焼却施設につきましては、現在、若狭町以西の4市町による若狭広域行政事務組合を事業主体とし、廃棄物処理の広域化による課題解決に取り組んでおります。 なお、建設用地につきましては、高浜町和田地区において、昨年から環境影響調査を実施しており、その中間報告を兼ねて、昨年12月に広域行政事務組合と高浜町による地元説明会を行い、立地地区の建設に対する前向きな理解を得るべく対応しているところでございます。 今後、調査終了後に周辺環境への影響がないことが確認でき、建設に係る最終合意が得られれば、土地造成や建設工事に着手し、2022年度中の施設稼働を目指してまいります。 また、老朽化が進んでいる若狭霊場の次期施設につきましても、同じく組合による小浜市、おおい町、高浜町の3市町の枠組みで広域斎場整備会議を設置いたしまして、施設整備に向けた検討を重ねているところでございます。今後も関係市町の連携を密にしながら、広域整備を目指し、協議を進めてまいります。 次に、地域協働のまちづくりの推進について申し上げます。 現在、全地区でまちづくり協議会が設立され、公民館を拠点に、地域課題の解決や地域資源を生かしたまちづくりに取り組んでいただいております。こうした活動は、地域の発展のためには欠かせないものであり、市といたしましては、今後も継続して支援を行ってまいります。 まちづくり協議会に対しては、交付金のほか、新年度から県の補助を活用した集落活性化支援事業を創設することとしております。単独では継続が困難な小規模・高齢化集落等において、まちづくり協議会や、他集落と連携した集落機能の維持・確保に資する活動および当該活動に必要な備品の整備等に対して、新たに支援を行う予定でございます。 また、公民館のコミュニティセンター化につきましては、現在、学識経験者などを含めたコミュニティセンター検討委員会で検討を行っており、引き続き課題を整理しながら進めてまいりたいと考えております。 最後に、拉致・特定失踪者問題について申し上げます。 拉致問題が長期化する中、拉致問題に対する国民の意識の希薄化が懸念されるところであり、特に若年層への啓発が重要な課題となっております。こうしたことから、本市においては地村保志氏や救う会福井にもご協力いただき、本年度から地村保志氏が市内の小中学校を訪れ、自身の体験を話していただく拉致問題啓発講座を実施し、教育現場における拉致問題教育の推進を図ってまいりました。 啓発講座につきましては、本年度中に市内小中学校14校全てで開講する予定であり、来年度以降は市内小中学校に加え、県内関係市町の小中学校にまで対象を広げ、県内若年層への啓発を進めてまいりたいと考えております。 一方、東アジアを取り巻く国際情勢は大きく変化しており、昨年6月には歴史上初めての米朝首脳会談が開催され、日本人拉致問題についても議題に取り上げられたところでございます。また、今月27日、28日にはベトナムにおいて2回目の米朝首脳会談が開催される予定であり、拉致問題の進展が期待されるところでございます。 本市といたしましては、さきに帰国した拉致被害者地元市の責務として、今後も若年層に対する拉致問題への啓発を進めていくとともに、日朝直接交渉による拉致問題の早期全面解決を政府に強く求めていくなど、引き続き強力な運動を展開してまいりたいと考えております。 以上、3月定例会の冒頭に当たり、各種施策の取り組み方針等を申し述べさせていただきました。 本年5月には元号が変わり、新たな時代を迎えることになります。新年度が小浜の魅力を全国、全世界へ発信していく元年の年となるよう、ただいま申し述べました各種諸施策を着実に実行することにより、将来の小浜の振興、発展につなげてまいりたいと考えております。今後とも議員各位を初め、市民の皆様の一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げまして、所信の表明とさせていただきます。 ご清聴、ありがとうございました。 △報告第1号 ○議長(藤田善平君) 日程第2 報告第1号議会の委任による専決処分の報告について(損害賠償の額を定めることについて)を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 市長、松崎晃治君。 ◎市長(松崎晃治君) ただいま日程第2をもちまして議題に供していただきました報告第1号につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。 報告第1号議会の委任による専決処分の報告について(損害賠償の額を定めることについて)でございますが、平成30年10月19日、小浜浅間地係において発生いたしました事故について、相手方との示談交渉がまとまり、損害賠償の額を定めることについて、地方自治法第180条第1項の規定により、平成31年2月4日付で専決処分させていただきましたので、同条第2項の規定によりご報告申し上げるものでございます。 今後、より一層安全な道路管理に努めてまいります。 以上が提案理由の説明でございまして、詳細につきましては、この後担当職員から説明いたさせますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(藤田善平君) 産業部長、岩滝君。 ◎産業部長(岩滝満彦君) それでは、私のほうから報告第1号議会の委任による専決処分の報告についてご説明をさせていただきます。 2月4日付で専決第1号として専決処分させていただきましたので、地方自治法第180条第2項の規定によりご報告をさせていただくものでございます。 資料の3ページをお願いいたします。 事故の概要でございますが、平成30年10月19日午後9時ごろに、小浜浅間地係の市道西屋町線において、舗装の一部が陥没しており、道路側溝との境に段差ができていたところへ、相手方の車両が市道男山青井線から左折進入した際に、この段差に車両の右前輪が接触し、タイヤホイールを損傷したというものでございます。 損害賠償の相手方でございますが、福井県小浜市小浜浅間9番地の1、藤井啓輔様でございます。 損害賠償の額でございますが、2万2,292円でございます。 以上、報告第1号の説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 △質疑
    ○議長(藤田善平君) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。--質疑なしと認め、これをもって質疑を終結いたします。 △議案第1号から議案第10号および議案第29号 ○議長(藤田善平君) 日程第3 議案第1号平成30年度小浜市一般会計補正予算(第7号)より議案第29号和解についてまでを一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 市長、松崎晃治君。 ◎市長(松崎晃治君) ただいま日程第3をもちまして議題に供していただきました議案第1号から議案第10号までおよび議案第29号につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。 まず、議案第1号平成30年度小浜市一般会計補正予算(第7号)でございますが、歳入歳出それぞれ5億2,619万5,000円を追加し、予算の総額をそれぞれ171億8,844万円とさせていただくものでございます。 歳出補正は、国庫補助金等の確定等に伴う事業費の精算のほか、主なものといたしましては、原子力災害発生時に在宅避難行動要支援者が一時退避する屋内退避施設を整備する原子力災害対策施設整備事業(市民体育館)に3億300万円、決算見込み等による財政調整積立金に2億9,630万2,000円、救命救急センター運営費負担金に7,581万円、風疹の感染拡大防止のため、抗体検査等を実施する予防接種事業に1,187万6,000円を計上させていただきました。 次に、議案第2号平成30年度小浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)から議案第9号平成30年度小浜市加斗財産区運営事業特別会計補正予算(第1号)でございますが、事業費等として歳入歳出それぞれ1億8,072万6,000円を追加し、特別会計の総額を91億2,984万円とさせていただくものでございます。 次に、議案第10号平成30年度小浜市水道事業会計補正予算(第3号)でございますが、事業費として15万円を追加させていただくものでございます。 次に、議案第29号和解についてでございますが、グループウエアシステムSaaSに係る通信障害に伴い損害を受けたことに関し、相手方と和解することについて、地方自治法第98条第1項第12号の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。 以上が提案理由の説明でございまして、詳細につきましてはこの後担当職員から説明いたさせますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(藤田善平君) 企画部長、前川君。 ◎企画部長(前川昭彦君) それでは、3月補正予算関係につきまして、表紙右側にピンク色の帯が入っております平成30年度3月補正予算書に基づきまして、議案第1号平成30年度小浜市一般会計補正予算(第7号)から議案第10号平成30年度小浜市水道事業会計補正予算(第3号)までの10議案につきまして、ご説明をさせていただきます。 それでは、1ページをお願いいたします。 初めに、議案第1号平成30年度小浜市一般会計補正予算(第7号)についてでございますが、歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ5億2,619万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ171億8,844万円とするものでございます。 歳入歳出予算の補正の款項の区分および当該区分ごとの金額ならびに補正後の歳入歳出予算の金額につきましては第1表歳入歳出予算補正に、繰越明許費の追加につきましては第2表繰越明許費補正に、地方債の変更および廃止につきましては第3表地方債補正にそれぞれよるところでございます。 2ページをお願いします。 第1表歳入歳出予算補正の歳入でございます。 第1款市税は4,950万円の追加で、その内訳といたしまして、第1項市民税が個人市民税や法人市民税の増で4,500万円の追加、第2項固定資産税が550万円の追加、第4項市たばこ税が100万円の減額でございます。 第8款地方特例交付金、第1項地方特例交付金は92万3,000円の追加。 第9款地方交付税、第1項地方交付税は普通交付税で8,317万4,000円の追加。 第11款分担金及び負担金、第1項負担金は放課後児童対策保護者負担金の減額などにより146万1,000円の減額。 第12款使用料及び手数料、第1項使用料は公立保育園保育料の減額などにより458万円の減額。 第13款国庫支出金は5,435万1,000円の減額で、その内訳といたしまして、第1項国庫負担金が生活保護費負担金の減額などにより4,757万1,000円の減額、第2項国庫補助金が社会資本整備総合交付金(小浜縦貫線)の減額などにより728万8,000円の減額、第3項委託金は国民年金事務費交付金の追加で50万8,000円の追加でございます。 第14款県支出金は2億5,602万8,000円の追加で、その内訳といたしまして、第1項県負担金が子どものための教育・保育給付費負担金の減額などにより1,553万1,000円の減額、第2項県補助金が原子力発電施設等緊急時安全対策交付金の追加などにより2億7,409万2,000円の追加、第3項委託金が海岸漂着物地域対策推進事業委託金などの減額などにより253万3,000円の減額。 第15款財産収入は65万3,000円の追加で、その内訳といたしまして、第1項財産運用収入が各種基金の運用利子の減額により65万6,000円の減額、第2項財産売払収入が分収林売払収入の追加により130万9,000円の追加。 第16款寄附金、第1項寄附金は小浜市ふるさと寄附金の追加などにより5,964万8,000円の追加。 第18款繰越金は前年度繰越金で1億5,182万1,000円の追加。 第19款諸収入は4,151万8,000円の追加で、その内訳といたしまして、第2項市預金利子が24万6,000円の減額、第4項受託事業収入が広域入所保育事業受託事業収入で65万3,000円の追加、第5項雑入が嶺南広域行政組合の嶺南地域活性化推進事業補助金や、後瀬団地4号棟火災復旧工事に係る全国市有物件共済金の追加などにより4,111万1,000円の追加。 第20款市債、第1項市債は小浜美郷小学校建設事業や大手橋・西津橋かけ替え関連事業、また、社会資本整備(小浜縦貫線)の減額などにより5,667万8,000円の減額でございます。 歳入合計は5億2,619万5,000円の追加となるものでございます。 3ページをお願いします。 次に、歳出でございますが、第2款総務費、第1項総務管理費は原子力災害対策施設整備事業(市民体育館)や財政調整基金積立金などの追加により5億8,479万8,000円の追加。 第3款民生費は1億500万6,000円の減額で、その内訳といたしまして、第1項社会福祉費が後期高齢者療養給付費負担金や介護保険事業特別会計繰出金の減額などにより2,754万7,000円の減額、第2項児童福祉費が子どものための教育・保育給付事業や私立保育園保育委託事業の減額などにより5,391万8,000円の減額、第3項生活保護費が生活保護扶助費の減額などにより2,354万1,000円の減額。 第4款衛生費は8,047万5,000円の追加で、その内訳といたしまして、第1項保健衛生費は救命救急センター運営費負担金の追加などにより8,742万2,000円の追加、第2項清掃費は廃棄物処理広域化推進事業の若狭広域行政事務組合の負担金の減額で694万7,000円の減額。 第5款労働費、第2項労働諸費は雇用推進対策事業で78万7,000円の減額。 第6款農林水産業費は1,424万5,000円の追加で、その内訳といたしまして、第1項農業費が農地集積・集約化対策事業の追加などにより1,425万9,000円の追加、第2項林業費が鯖街道整備推進事業の減額などにより150万1,000円の減額、第3項水産業費が内外海地区未来漁業プロジェクトの小浜市水産業活性化拠点施設の工事箇所追加などにより148万7,000円の追加。 第7款商工費、第1項商工費は若狭鯉川シーサイドパーク施設管理経費の減額などにより337万8,000円の減額。 第8款土木費は4,303万1,000円の減額で、その内訳といたしまして、第2項道路橋梁費が県営事業負担金の追加などにより1,882万円の追加、第3項河川費は河川費県営事業負担金の減額により478万円の減額、第4項都市計画費が社会資本整備(街路小浜縦貫線)や大手橋・西津橋かけ替え関連事業の減額などにより5,741万9,000円の減額。 第5項住宅費は空家等除却支援事業の追加で34万8,000円の追加。 第9款消防費、第1項消防費は平成8年度と平成15年度に土地開発基金にて取得いたしました若狭消防署訓練用地の基金編入で1,000万円の追加。 第10款教育費は1,030万2,000円の減額で、その内訳といたしまして、第1項教育総務費が部活動指導員設置事業の減額などにより27万2,000円の減額、第2項小学校費が小浜美郷小学校建設事業の減額などにより1,339万1,000円の減額、第3項中学校費が給食調理員の報酬などの中学校管理諸経費の減などにより65万3,000円の減額、第4項幼稚園費が幼稚園就園奨励費補助事業の減で156万5,000円の減額、第5項社会教育費が平成21年度と平成22年度に土地開発基金で取得いたしました文化会館駐車場用地取得費用の基金編入の追加などにより536万2,000円の追加、第6項保健体育費が若狭総合公園温水プールの管理費の追加などにより21万7,000円の追加。 第11款災害復旧費、第2項公共土木施設災害復旧費は公営住宅火災復旧事業で81万9,000円の減額でございます。 歳出合計では5億2,619万5,000円の追加となるものでございます。 4ページをお願いします。 第2表繰越明許費補正の追加でございますが、第2款総務費、第1項総務管理費の原子力災害対策施設整備事業(市民体育館)から5ページの第10款教育費、第5項社会教育費の公民館耐震化事業までの計20事業で、繰越額の合計で11億6,708万9,000円の追加をお願いするものでございます。 繰り越しの主な理由につきましては、国の補正予算に対応するものや県営事業が繰り越しになること、地元関係者などとの協議、調整に不測の日数を要したことなどでございますが、それぞれ事業の早期執行に努めてまいります。 6ページをお願いします。 第3表地方債補正の変更でございますが、防災維持管理経費から臨時財政対策債までの9件につきまして、限度額をそれぞれ表記載のとおり変更させていただき、合計で5,667万8,000円を減額させていただくもので、起債の方法、利率および償還の方法につきましては、補正前に同じでございます。 次に廃止でございますが、治山事業につきましてその限度額を記載のとおり10万円としておりましたが、財源振替により廃止するものでございます。 以上、議案第1号に関する説明とさせていただきます。 7ページをお願いします。 次に、議案第2号平成30年度小浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)についてでございますが、歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2億5,723万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ31億2,154万3,000円とするものでございます。 歳入歳出予算の補正の款項の区分および当該区分ごとの金額ならびに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるところでございます。 8ページをお願いします。 第1表歳入歳出予算補正の歳入でございます。 第1款国民健康保険税、第1項国民健康保険税は一般被保険者国民健康保険税の追加で1,250万円の追加。 第4款療養給付費交付金、第1項療養給付費交付金は4万2,000円の追加。 第6款県支出金、第2項県補助金が普通交付金の追加で1億1,819万6,000円の追加。 第9款財産収入、第1項財産運用収入は12万8,000円の減額。 第10款繰入金、第1項他会計繰入金は一般会計繰入金で753万5,000円の減額。 第11款繰越金、第1項繰越金は前年度繰越金で1億3,188万円の追加。 第12款諸収入は228万3,000円の追加で、その内訳といたしまして、第1項延滞金加算金及び過料が一般被保険者延滞金の追加などで198万1,000円の追加、第4項雑入が一般被保険者返納金の追加で30万2,000円の追加。 歳入合計は2億5,723万8,000円の追加となるものでございます。 9ページをお願いします。 次に歳出でございますが、第2款保険給付費は1億1,819万6,000円の追加で、その内訳といたしまして、第1項療養諸費が一般被保険者療養給付費の追加で1億1,255万7,000円の追加、第2項高額療養費が一般被保険者高額療養費の追加で563万9,000円の追加。 第3款国民健康保険事業納付金は641万4,000円の減額で、その内訳といたしまして、第1項医療給付費分は一般被保険者医療給付費分納付金などで201万8,000円の減額、第2項後期高齢者支援金等分は一般被保険者、後期高齢者支援金等分納付金で26万2,000円の減額、第3項介護納付金分納付金で413万4,000円の減額。 第7款基金積立金、第1項基金積立金は支払準備積立金で9,590万9,000円の追加。 第9款諸支出金、第1項償還金及び還付加算金は国庫負担金等償還金で4,954万7,000円の追加で、歳出合計は2億5,723万8,000円の追加となるものでございます。 以上、議案第2号に関する説明とさせていただきます。 10ページをお願いします。 次に、議案第3号平成30年度小浜市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)についてでございますが、歳入歳出予算の補正につきましては、歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,353万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ3億7,964万円とするものでございます。 歳入歳出予算の補正の款項の区分および当該区分ごとの金額ならびに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるところでございます。 11ページをお願いします。 第1表歳入歳出予算補正の歳入でございます。 第1款後期高齢者医療保険料、第1項後期高齢者医療保険料が普通徴収保険料の追加などで611万6,000円の追加。 第3款繰入金、第1項一般会計繰入金は181万7,000円の減額。 第4款繰越金、第1項繰越金は前年度繰越金で923万8,000円の追加で、歳入合計は1,353万7,000円の追加とするものでございます。 12ページをお願いします。 次に、歳出でございますが第2款後期高齢者医療広域連合納付金、第1項後期高齢者医療広域連合納付金は1,353万7,000円の追加で、歳出合計は同額の1,353万7,000円の追加となるものでございます。 以上、議案第3号に関する説明とさせていただきます。 13ページをお願いします。 次に、議案第4号平成30年度小浜市介護保険事業特別会計補正予算(第4号)についてでございますが、歳入歳出予算の補正につきましては、歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ7,084万5,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ33億2,244万1,000円とするものでございます。 歳入歳出予算の補正の款項の区分および当該区分ごとの金額ならびに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるところでございます。 14ページをお願いします。 第1表歳入歳出予算補正の歳入でございます。 第1款保険料、第1項介護保険料は現年度分特別徴収保険料の追加などで1,124万8,000円の追加。 第2款サービス収入、第1項介護予防給付費等収入は介護予防サービス計画費収入の減額で177万7,000円の減額。 第5款国庫支出金は4,454万2,000円の減額で、その内訳といたしまして、第1項国庫負担金が介護給付費負担金で1,343万6,000円の減額、第2項国庫補助金が現年度分調整交付金の減額などで3,110万6,000円の減額。 第6款支払基金交付金、第1項支払基金交付金は介護給付費交付金などの減額で2,582万4,000円の減額。 第7款県支出金は1,407万9,000円の減額で、その内訳といたしまして、第1項県負担金が介護給付費負担金で1,211万円の減額、第3項県補助金が地域支援事業交付金の減額などで196万9,000円の減額でございます。 第8款財産収入、第1項財産運用収入は3万7,000円の減額。 第9款繰入金は2,402万2,000円の減額で、その内訳といたしまして、第1項一般会計繰入金は1,890万8,000円の減額、第2項基金繰入金は介護給付費準備基金繰入金で511万4,000円の減額。 第10款繰越金、第1項繰越金は前年度繰越金で2,818万8,000円の追加。 歳入合計は7,084万5,000円の減額となるものでございます。 15ページをお願いします。 次に、歳出でございますが、第1款総務費は392万4,000円の減額で、その内訳といたしまして、第1項総務管理費は財源振替を行うもので、補正はございません。第3項介護認定審査会費は392万4,000円の減額。 第2款保険給付費は7,860万7,000円の減額で、その内訳といたしまして、第1項介護サービス等諸費が居宅介護サービス給付費や施設介護サービス給付費の減額などで4,680万7,000円の減額、第2項介護予防サービス等諸費は介護予防サービス給付費や介護予防サービス計画給付費の減額などで1,981万5,000円の減額、第4項その他諸費は財源の振替を行うもので、補正はございません。第5項高額介護サービス等費は高額介護サービス費の減額で632万5,000円の減額でございます。第6項高額医療合算介護サービス等費は財源振替を行うもので、補正はございません。第8項特定入所者介護サービス等費は特定入所者介護サービス費の減額などで566万円の減額でございます。 第3款介護サービス事業費、第1項介護予防支援事業費は財源振替を行うもので、補正はございません。 第5款地域支援事業費は1,868万6,000円の減額で、その内訳といたしまして、第3項介護予防・生活支援サービス事業費が1,706万3,000円の減額、第4項一般介護予防事業費が財源の振替、第5項包括的支援事業・任意事業費が地域自立生活支援事業の減額などで165万8,000円の減額、第6項その他諸費が審査支払処理費で3万5,000円の追加。 第6款基金積立金、第1項基金積立金は3,037万2,000円の追加で、歳出合計は7,084万5,000円の減額となるものでございます。 以上、議案第4号に関する説明とさせていただきます。 16ページをお願いします。 次に、議案第5号平成30年度小浜市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)についてでございますが、歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ611万8,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ9,067万5,000円とするものでございます。 歳入歳出予算の補正の款項の区分および当該区分ごとの金額ならびに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるところでございます。 17ページをお願いします。 第1表歳入歳出予算補正の歳入でございます。 第2款使用料及び手数料、第1項使用料は水道使用料で112万1,000円の追加。 第5款財産収入、第1項財産運用収入は簡易水道基金利子で1万3,000円の減額。 第6款繰入金、第2項基金繰入金は1,157万1,000円の減額。 第7款繰越金、第1項繰越金は前年度繰越金で467万5,000円の追加。 第10款寄附金、第1項寄附金は33万円の減額で、歳入合計は611万8,000円の減額となるものでございます。 18ページをお願いします。 次に歳出でございますが、第1款簡易水道事業費、第1項簡易水道管理費は水質検査委託料の減額などによる簡易水道管理運営経費の減などで611万8,000円の減額で、歳出合計は同額の611万8,000円の減額となるものでございます。 以上、議案第5号に関する説明とさせていただきます。 19ページをお願いします。 次に、議案第6号平成30年度小浜市下水道事業特別会計補正予算(第3号)についてでございますが、歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ1,840万8,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ16億9,475万2,000円とするものでございます。 歳入歳出予算の補正の款項の区分および当該区分ごとの金額ならびに補正後の歳入歳出予算の金額は第1表歳入歳出予算補正に、地方債の変更につきましては第2表地方債補正にそれぞれよるところでございます。 20ページをお願いします。 第1表歳入歳出予算補正の歳入でございます。 第1款分担金及び負担金、第1項負担金は下水道事業受益者負担金で83万9,000円の追加。 第2款使用料及び手数料、第1項使用料は下水道使用料で80万円の追加。 第3款国庫支出金、第1項国庫補助金は社会資本整備総合交付金(下水道事業)で200万円の減額。 第6款繰入金、第1項一般会計繰入金は公債費に係る繰入金の減額などで1,147万5,000円の減額。 第7款繰越金、第1項繰越金は前年度繰越金で1,368万4,000円の追加。 第8款諸収入は974万4,000円の追加で、その内訳といたしまして、第2項貸付金元金収入が226万4,000円の減額、第3項雑入は1,200万8,000円の追加。 第9款市債、第1項市債は3,000万円の減額で、歳入合計は1,840万8,000円の減額となるものでございます。 21ページをお願いします。 次に、歳出でございますが、第1款下水道事業費は1,553万3,000円の減額で、その内訳といたしまして、第1項下水道管理費が浄化センター管理運営費や水洗便所改造資金貸付金の減額などで1,153万3,000円の減額、第2項下水道建設費が管渠整備事業で400万円の減額。 第2款公債費、第1項公債費は市債の償還利子の確定などで287万5,000円の減額で、歳出合計は1,840万8,000円の減額となるものでございます。 22ページをお願いします。 第2表地方債補正の変更でございますが、下水道事業につきまして、限度額を3,000万円減額し、4億4,800万円とするもので、起債の方法、利率及び償還の方法につきましては補正前に同じでございます。 以上、議案第6号に関する説明とさせていただきます。 23ページをお願いします。 次に、議案第7号平成30年度小浜市農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)についてでございますが、歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ534万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ4億6,438万6,000円とするものでございます。 歳入歳出予算の補正の款項の区分および当該区分ごとの金額ならびに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるところでございます。 24ページをお願いします。 第1表歳入歳出予算補正の歳入でございます。 第2款使用料及び手数料は91万3,000円の追加で、その内訳といたしまして、使用料が88万9,000円の追加、第2項手数料が2万4,000円の追加。 第5款財産収入、第1項財産運用収入は1万6,000円の減額。 第6款繰入金は213万3,000円の減額で、その内訳といたしまして、第1項一般会計繰入金が64万2,000円の減額、第2項基金繰入金が149万1,000円の減額。 第7款繰越金、第1項繰越金は前年度繰越金で688万2,000円の追加。 第8款諸収入、第1項雑入は30万1,000円の減額で、歳入合計では534万5,000円の追加となるものでございます。 25ページをお願いします。 次に歳出でございますが、第1款農業集落排水事業費、第1項農業集落排水事業費は、農業集落排水基金積立金の追加などで534万5,000円の追加。 第2款公債費、第1項公債費は財源の振替を行うもので、歳出の補正はございません。 歳出合計では534万5,000円の追加となるものでございます。 以上、議案第7号に関する説明とさせていただきます。 26ページをお願いします。 次に、議案8号平成30年度小浜市漁業集落環境整備事業特別会計補正予算(第3号)についてでございますが、歳入予算の補正につきましては、歳入予算の補正の款項の区分および当該区分ごとの金額ならびに補正後の歳入予算の金額は、第1表歳入予算補正によるところでございます。 27ページをお願いします。 第1表歳入予算補正でございます。 第2款使用料及び手数料、第1項使用料は79万7,000円の追加。 第6款繰入金、第1項一般会計繰入金が181万3,000円の減額。 第7款繰越金、第1項繰越金は前年度繰越金で112万円の追加。 第8款諸収入、第1項雑入は10万4,000円の減額となるもので、歳入合計ではゼロでございます。 以上、議案第8号に関する説明とさせていただきます。 28ページをお願いします。 次に、議案第9号平成30年度小浜市加斗財産区運営事業特別会計補正予算(第1号)についてでございますが、歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ2万3,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ2万8,000円とするものでございます。 歳入歳出予算の補正の款項の区分および当該区分ごとの金額ならびに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるところでございます。 29ページをお願いします。 第1表歳入歳出予算補正の歳入でございます。 第1款財産収入、第1項財産運用収入は運営基金利子で5,000円の減額。 第2款繰越金、第1項繰越金は前年度繰越金で2万4,000円の追加。 第3款繰入金、第1項基金繰入金は4万2,000円の減額。 歳入合計では2万3,000円の減額となるものでございます。 30ページをお願いします。 次に歳出でございますが、第1款総務費、第1項財産区管理会費は2万3,000円の減額で、歳出合計は同額の2万3,000円の減額となるものでございます。 以上、議案第9号に関する説明とさせていただきます。 31ページをお願いします。 次に、議案第10号平成30年度小浜市水道事業会計補正予算(第3号)についてでございます。 収益的収入および支出につきましては、収入の部では第1款事業収益を29万1,000円追加し、総額を4億9,761万7,000円とし、支出の部では第1款事業費を15万円追加し、総額を4億1,361万9,000円とするものでございます。 一般会計からの補助金であります予算第9条第2号に定めました児童手当に要する経費に対する補助金を29万1,000円追加し、総額を85万7,000円とするものでございます。 以上、議案第10号に関する説明とさせていただきます。 平成30年度3月補正予算に関する議案第1号から第10号までの説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(藤田善平君) 総務部長、伊須田君。 ◎総務部長(伊須田尚君) それでは、議案第29号につきまして、お手元の議案書によりご説明をさせていただきます。 議案書の18ページをお願いいたします。 議案第29号和解についてでございますが、提案理由はグループウエアシステムSaaSに係ります通信障害に伴い、損害を受けたことに関し和解することについて、地方自治法第96条第1項第12号の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。 損害の概要でございますが、平成30年7月22日に福井システムズ株式会社のデータセンターにおいて、通信設備増強のための更新作業を実施した際に、システムが停止するという異常事態となり、これに伴いまして、本市が行政情報系ネットワークとして利用しておりますグループウエアシステムSaaSに通信障害を発生させ、復旧に6日間を要したことにより、本市の業務執行の停滞を招いたものでございます。 和解の相手方でございますが、福井県小浜市小浜清滝102、田所商会ビル2階、福井システムズ株式会社若狭営業所所長、坂下憲治氏でございます。 19ページをお願いいたします。 和解の内容でございますが、5点ございまして、1点目は相手方は本市に対して和解金として33万7,780円を支払うものでございます。 2点目は、グループウエアシステムSaaSの平成30年7月分に係る利用料につきましては、通信障害期間の利用料相当額2万7,000円を減額するものでございます。 3点目は、相手方は通信障害に対する具体的な是正対策案を書面で本市に提示し、本市の承認を受けた是正対策を、責任を持って実施するとするものでございます。 4点目は、通信障害に起因する是正対策により、本市が第三者から損害賠償を求めて提起された場合、相手方は本市と協力して紛争の終結に努めること。ただし、損害賠償金の請求があった場合は、本市と相手方とで別途協議の上対応を取り決めるとするものでございます。 5点目は、通信障害に起因する是正対策により、本市の業務に支障が生じた場合は、本市は相手方に対し、損害相当分を請求することができるとするものでございます。 以上、議案第29号の説明とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。 △質疑 ○議長(藤田善平君) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。--質疑なしと認め、これをもって質疑を終結いたします。 △委員会付託 ○議長(藤田善平君) ただいま議題となっております各議案をさきに配付いたしました議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。 △延会 ○議長(藤田善平君) お諮りいたします。 本日の会議は、この程度にとどめ延会いたしたいと思います。 これにご異議ありませんか。     (異議なし) ○議長(藤田善平君) ご異議なしと認めます。 よって、本日はこれにて延会することに決しました。 明22日は定刻本会議を開きます。 本日は、これにて延会いたします。                           午前11時32分延会 上会議の次第を記し相違ないことを証明するために署名する。           令和元年  月  日           小浜市議会議長           署名議員   1番           署名議員   17番 上会議録は地方自治法第123条の規定により調製したものである。        小浜市議会事務局長  齊藤睦美...