小浜市議会 > 2018-08-27 >
08月27日-01号

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  1. 小浜市議会 2018-08-27
    08月27日-01号


    取得元: 小浜市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-08
    平成30年  9月 定例会(第3回)   平成30年8月27日小浜市議会定例会会議録(その1)●出席議員(17名) 1番  熊谷久恵君  2番  竹本雅之君 3番  牧岡輝雄君  4番  藤田靖人君 5番  佐久間 博君 6番  西本清司君 7番  小澤長純君  8番  今井伸治君 9番  能登恵子君  10番  下中雅之君 11番  三木 尚君  12番  垣本正直君 13番  藤田善平君  14番  風呂繁昭君 15番  富永芳夫君  16番  清水正信君 17番  池尾正彦君●欠席議員(なし)●地方自治法第121条の規定による議場出席者職氏名     市長        松崎晃治君     副市長       東 武雄君     総務部長      伊須田 尚君     総務部次長     檀野清隆君     総務部税務課長   今村昭広君     企画部長      前川昭彦君     企画部次長     東野克拓君     企画部次長     和久田和典君     企画部次長     松見一彦君     民生部長      岡 正人君     民生部次長     前野浩良君     民生部次長     山本佳代子君     民生部次長     佐々木宏明君     産業部長      岩滝満彦君     産業部次長     田中正俊君     産業部次長     石田勝一君     産業部次長     阪本 亮君     産業部次長     青木英希君     教育長       窪田光宏君     教育部長      西田雅志君     教育部次長     谷 義幸君     会計管理者     地村和代君●議会事務局長および書記 議会事務局長        齊藤睦美 次長            領家直美 書記            石橋克浩●議事日程   平成30年8月27日 午前10時開議  日程第1       会期決定  日程第2 認定第1号 平成29年度小浜市一般会計歳入歳出決算の認定について       認定第2号 平成29年度小浜市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について       認定第3号 平成29年度小浜市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について       認定第4号 平成29年度小浜市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について       認定第5号 平成29年度小浜市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について       認定第6号 平成29年度小浜市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について       認定第7号 平成29年度小浜市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について       認定第8号 平成29年度小浜市漁業集落環境整備事業特別会計歳入歳出決算の認定について       認定第9号 平成29年度小浜市加斗財産区運営事業特別会計歳入歳出決算の認定について       認定第10号 平成29年度小浜市水道事業会計決算の認定について  日程第3 報告第9号 地方公共団体の財政の健全化に関する法律における健全化判断比率の報告について       報告第10号 地方公共団体の財政の健全化に関する法律における資金不足比率の報告について  日程第4 議案第50号 平成30年度小浜市一般会計補正予算(第3号)       議案第51号 平成30年度小浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)       議案第52号 平成30年度小浜市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)       議案第53号 平成30年度小浜市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)       議案第54号 平成30年度小浜市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)       議案第55号 平成30年度小浜市下水道事業特別会計補正予算(第1号)       議案第56号 平成30年度小浜市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)       議案第57号 平成30年度小浜市漁業集落環境整備事業特別会計補正予算(第1号)       議案第58号 平成30年度小浜市水道事業会計補正予算(第1号)       議案第59号 小浜市市税条例等の一部改正について       議案第60号 小浜市都市計画税条例の一部改正について       議案第61号 小浜市放課後児童クラブ条例の制定について       議案第62号 小浜市放課後児童健全育成事業の設備および運営に関する基準を定める条例の一部改正について       議案第63号 小浜市介護保険条例の一部改正について       議案第64号 小浜市水産業活性化拠点施設の設置および管理に関する条例の制定について  日程第5 陳情第6号 地方財政の充実・強化を求める意見書採択について       陳情第7号 地方公務員法及び地方自治法の一部改正における新たな一般職非常勤職員の処遇改善と雇用安定に関する意見書採択について                           午前10時00分開会 △開会・開議 ○議長(下中雅之君) これより平成30年第3回小浜市議会定例会を開会いたします。 直ちに本日の会議を開きます。 △諸般の報告 ○議長(下中雅之君) 諸般の報告をいたさせます。 議会事務局長、齊藤君。 ◎議会事務局長(齊藤睦美君) 報告いたします。 6月28日、総務民生常任委員会議会運営委員会がそれぞれ開催されました。 6月29日、若狭鯉川シーサイドパークの浜開きが開催され、議長ならびに関係議員が出席しました。 同日、平成29年度5月分、平成30年度5月分の例月出納検査結果報告を受理しました。 同日、5月23日実施分の現地監査結果報告を受理しました。 6月30日、もんじゅに関する地元関係者および事業者との意見交換会が敦賀市において開催され、議長が出席しました。 7月1日、綱女顕彰祭が開催され、議長ならびに関係議員が出席しました。 同日、2018年原水爆禁止国民平和大行進が行われ、出発式で議長が激励しました。 7月2日、人魚の浜海水浴場の浜開きが開催され、議長ならびに関係議員が出席しました。 7月3日、「国道161号改良整備促進期成同盟会」、「京都大原今津小浜間国道整備促進期成同盟会」合同総会が滋賀県大津市において開催され、議長が出席しました。 同日、福井県原子力発電所準立地市町連絡協議会総会が越前町において開催され、議長が出席しました。 7月4日、議会報告会連絡会が開催されました。 同日、若狭消防組合議会が開催され、関係議員が出席しました。 7月5日、社会を明るくする運動内閣総理大臣メッセージ伝達式が開催され、議長が出席しました。 同日、小浜市水防協議会が開催され、議長が出席しました。 7月5日から6日にかけて、総務民生常任委員会が三重県名張市・静岡県袋井市において管外行政視察を実施し、関係議員が出席しました。 7月9日、奈良県葛城市議会の行政視察を受け入れ、議長が歓迎の挨拶を述べました。 同日、「県道岡田深谷線改良促進期成同盟会」「深谷・相生間道路建設促進同盟会」の会計監査を、議長が実施しました。 7月10日、定例全員協議会、広報委員会、議会運営委員会がそれぞれ開催されました。 7月11日、北陸新幹線早期全線開業特別委員会が開催されました。 7月11日から12日にかけて、地域防災・原子力安全対策特別委員会が茨城県ひたちなか市・常総市において管外行政視察を実施し、議長ならびに関係議員が出席しました。 7月13日、小浜市・若狭町・高島市総合振興協議会総会が高島市において開催され、議長ならびに関係議員が出席しました。 7月17日、国道162号大手橋・西津橋改修促進期成同盟会総会が開催され、議長ならびに関係議員が出席しました。 同日、「北川改修促進期成同盟会」総会が開催され、議長ならびに関係議員が出席しました。 同日、鳥取県大山町議会の行政視察を受け入れ、副議長が歓迎の挨拶を述べました。 7月18日、国道162号・小浜南丹間道路整備促進期成同盟会総会が京都府南丹市において開催され、議長ならびに関係議員が出席しました。 同日、小浜市・おおい町総合振興協議会が開催され、議長ならびに各議員が出席しました。 同日、県道岡田深谷線改良促進期成同盟会総会、深谷・相生間道路建設促進同盟会総会が開催され、議長ならびに各議員が出席しました。 7月23日、嶺南市町議長会定例会が開催され、正副議長が出席しました。 7月24日、北陸新幹線早期全線開業特別委員会が敦賀市ほかにおいて管外行政視察を実施し、議長ならびに関係議員が出席しました。 7月25日、北川総合開発対策協議会総会が若狭町において開催され、議長が出席しました。 7月26日、平成30年度6月分の例月出納検査報告を受理しました。 7月27日、議会運営委員会が開催されました。 同日、森林基幹道「若狭遠敷線」開設促進期成盟会総会がおおい町において開催され、議長ならびに関係議員が出席しました。 7月30日、福井県市議会議長会による福井県要望が実施され、議長が出席しました。 同日、未来につながる「食のまちづくり」セミナーが開催され、議長ならびに各議員が出席しました。 7月31日、山梨県都留市議会の行政視察を受け入れ、議長が歓迎の挨拶を述べました。 8月1日、若狭マリンピアが開幕し、議長が出席しました。 8月2日、総務民生常任委員会が開催されました。 同日、「小浜市・若狭町総合振興協議会」が若狭町において開催され、議長ならびに各議員が出席しました。 8月4日、箸まつり開会式が開催され、議長ならびに関係議員が出席しました。 同日、宮川地区伝統行事・虫送りが開催され、議長ならびに関係議員が出席しました。 8月8日、各派代表者会、議会報告会連絡会がそれぞれ開催されました。 同日、嶺南市町議長会による福井県および福井県議会要望が実施され、議長が出席しました。 8月9日、定例全員協議会が開催されました。 8月10日、若狭広域行政事務組合の行政視察が奈良県田原本町、斑鳩町で実施され、関係議員が出席しました。 同日、「福井県市議会議長会」定期総会が福井市において開催され、正副議長が出席しました。 8月13日、万灯祭点灯式が開催され、議長が出席しました。 8月17日、公立小浜病院組合議会が開催され、関係議員が出席しました。 同日、嶺南広域行政組合議会代表者会議が開催され、関係議員が出席しました。 8月18日、福井県戦没者追悼式が越前市において開催され、議長が出席しました。 8月20日、議会運営委員会北陸新幹線早期全線開業特別委員会がそれぞれ開催されました。 8月21日、全員協議会が開催されました。 8月22日、議会報告会連絡会が開催されました。 8月24日、平成30年度7月分の例月出納検査報告を受理しました。 8月25日、第30回姉妹都市「小浜市・奈良市親善学童野球大会」開会式が開催され、議長が出席しました。 8月26日、原子力防災訓練が開催され、広域避難訓練に議長ならびに各議員が出席しました。 ただいまの出席議員は17名であります。 地方自治法第121条の規定による本日の議場出席者は、松崎市長ほか21名であります。 以上、報告いたします。 △会議録署名議員の指名 ○議長(下中雅之君) 本日の会議録署名議員は、小浜市議会会議規則第79条の規定により、議長において8番、今井伸治君、13番、藤田善平君を指名いたします。 本日の日程は、配付いたしました印刷物のとおりであります。 △会期決定 ○議長(下中雅之君) 日程第1 会期決定を議題といたします。 お諮りいたします。 今期定例会の会期は、議会運営委員会委員長より申し出のとおり、本日より10月10日までの45日間といたしたいと思います。 これにご異議ありませんか。     (異議なし) ○議長(下中雅之君) ご異議なしと認めます。 よって、会期は本日より10月10日までの45日間と決定いたしました。 △所信表明 ○議長(下中雅之君) ここで市長より発言を求められておりますので、これを許可いたします。 市長、松崎晃治君。 ◎市長(松崎晃治君) おはようございます。 平成30年9月小浜市議会定例会の開会に当たり、所信表明の機会をいただきましたことに対しまして、深く感謝を申し上げます。 まず、所信を申し上げます前に、先月発生いたしました平成30年7月豪雨災害によりお亡くなりになられました多くの皆様のご冥福をお祈りいたしますとともに、いまだに避難生活を余儀なくされておられます被災者の皆様に心からお見舞いを申し上げます。本市におきましては、幸いにも人命にかかわるような大きな災害は発生いたしませんでしたが、改めまして、広範な被害をもたらす自然災害の恐ろしさを思い知らされたところでございます。 近年、地球環境が大きく変わり、経験したことのないような大規模な自然災害が多く発生しております。本市におきましても、こうした大規模災害に備え、早目の避難を呼びかけるなど市民の皆様の生命・財産を守るため、さらなる防災体制の充実を図ってまいりたいと存じますので、市民の皆様、議員各位のご理解、ご協力をお願い申し上げます。 それでは、9月定例会の開会に当たり所信の一端を申しのべさせていただきます。 さて私は、平成20年8月に市長に就任し、市長の重責を担わせていただいてから今月で10年が経過いたしました。就任以来、市民の皆様の負託にお応えすべく、公約の着実な実現に向け、全力で市政の運営に取り組んでまいりました。就任から10年を振り返りますと、1期目は「小浜の改新」をスローガンに、財政の健全化をはじめ、行財政改革の推進、つばき回廊商業棟への対応、日本電産テクノモータの移転・新築等や、植物工場等の新たな企業の進出を決定し、誰もが安心して暮らすことができる、そして暮らす人も訪れる人もわくわくできるまちづくりに向けて努力してまいりました。 2期目は「挑む」をスローガンに、日本電産テクノモータ、植物工場等の誘致企業の竣工・操業開始、舞鶴若狭自動車道の全線開通、防災行政無線の整備による防災体制の充実、御食国若狭と鯖街道の日本遺産第1号認定、まちの駅旭座のオープンなど小浜笑顔あふれるまちの実現に向け、取り組んでまいりました。 そして3期目は「小浜を研く」をスローガンに、北陸新幹線小浜・京都ルートの正式決定、小学校統合による小浜美郷小学校の建設、農林水産省、農泊、食文化海外発信地域、SAVOR JAPANの認定、さらには文化財群の北前船寄港地としての日本遺産認定など、新幹線開業に向けた新たなまちづくり、食のまちづくりの原点回帰などの諸施策に取り組んでいるところでございます。引き続き、市民福祉の向上のため、小浜をさらに研き上げるための施策の実現に向け、邁進してまいりたいと考えておりますので、市民の皆様や議員各位のご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げる次第でございます。こうした中、平成30年度は福井しあわせ元気国体福井しあわせ元気大会の開催、北陸新幹線全線開業に向けたまちづくり、食のまちづくりの原点回帰を主要3施策と定め、政策を進めているところでございます。 まず、主要施策の1つ目の福井しあわせ元気国体福井しあわせ元気大会について申し上げます。 両大会はいよいよ来月から開催されます。全国から訪れる多くの選手、監督、大会関係者に気持ちよく滞在していただけるよう、大会の運営に従事する全てのスタッフがおもてなしの心を持って取り組むとともに、郷土料理の振る舞いやシャトルバスを活用した観光案内などを通して、本市の魅力を全国に発信してまいりたいと考えております。さらに、本市の取り組み目標であります、みんなで盛り上げよう、みんなで楽しもう、みんなで発信しようの実現に向け、既に登録いただいた多くのボランティアの皆様に大会の運営やクリーンアップ活動、また、花いっぱい運動やPR活動にご参加いただくとともに、各競技会場へ多くの市民の皆様に足を運んでいただけるよう、競技会の情報をあらゆる機会を通じて広報してまいります。この50年に一度のビッグイベントを市民総参加のもと、喜びと感動を共有し、記憶に残る意義ある大会とするために、関係機関、各種団体および市民の皆様のご協力をお願い申し上げます。 次に、主要施策の二つ目の北陸新幹線の早期全線開業への取り組みについて申し上げます。 北陸新幹線は、昨年3月の敦賀・新大阪間の全ルート決定を受け、昨年度から国による駅、ルートの選定に向けた調査が2年をかけて実施されており、来年の春には約3キロメートル幅の大まかな駅、ルートが公表されることとなっております。また、来年度からは環境影響評価の手続に入り、4年程度の期間を経て実施されると聞いております。 こうした中、6月には北陸新幹線の円滑かつ速やかな整備を進めるため、高木毅衆議院議員を代表世話人とし、北陸3県と関西2府の与党国会議員で構成する北陸新幹線の整備を進めるワーキングチームが設置され、整備財源の検討が始まるなど与党内にも機運が高まっているところでございます。 本市といたしましては、5年を切りました北陸新幹線敦賀開業から切れ目のない整備を行うことにより、2030年度末の北海道新幹線札幌開業より早い全線開業を目指す最重要課題であります整備財源の検討と確保を一刻も早く行うよう、政府与党に対して引き続き強く要望してまいります。 一方、昨年12月には関西広域連合や関西経済連合会、京都府、大阪府の主催による関西初の決起大会が東京で開催され、本市を含む北陸3県の沿線自治体や経済団体が参加いたしました。 また、ことし2月には、私が副会長を務めます山陰縦貫・超高速鉄道整備推進市町村会議の山陰新幹線の早期実現を求める松江大会において、北陸新幹線敦賀・新大阪間の早期着工と開業が決議され、さらに6月の総会では、山陰新幹線を実現する国会議員の会会長の石破茂衆議院議員を初め、竹下亘衆議院議員細田博之衆議院議員河村建夫衆議院議員西田昌司参議院議員のほか、沿線選出国会議員に対し要望決議書を手渡すなど、直接要望を行ったところでございます。 そのほか、北陸新幹線の新駅が想定されます京都府京田辺市市長への訪問や、下中議長、垣本委員長による京田辺市議会との意見交換など、両市一体となった取り組みを行っているところでございます。 本市は、このような関西や山陰等の気運の高まりに合わせ、沿線自治体との関係づくりに取り組むことで、北陸、関西、山陰などとの広域的な連携をさらに深め、早期開業に向けた取り組みを議会の皆様とともに力強く進めてまいりたいと考えておりますので、今後とも皆様のご理解とご協力をお願いいたします。 次に、JR小浜駅前周辺の環境整備について申し上げます。 平成34年度末の北陸新幹線敦賀開業を控え、本市では観光の目的地となるため積極的な情報発信に努める一方で、JR小浜線を利用する観光客の利便性向上に向けた取り組みも重要と認識しており、昨年度から本格的にJR小浜駅周辺の環境整備に取り組んでいるところでございます。 平成29年度には、小浜駅前公衆トイレの改修を行い、観光客はもとより市民の皆様からも大変好評を得ております。 また、現在、県の新ふるさと創造推進事業を活用し、小浜駅を起点とした周遊環境の整備を図るため、小浜駅前ビル、通称はませんビルの跡地にインバウンド等の観光案内機能を初め、観光情報の発信、レンタサイクル等の受付窓口のほか、休憩スペースやコインロッカーなどを備えた(仮称)小浜駅前インフォメーションセンターの整備に向けて取り組んでいるところでございます。さらには、JR小浜駅からまちの駅、さらに海の駅への周遊動線を創出するため、当該ルートエリアへの魅力ある店舗集積を狙った創業支援制度の創設に向け諸準備に取りかかっております。これらの取り組みにつきましては、現在策定を進めております北陸新幹線敦賀開業アクションプランに位置づけ、他の事業との連携を図りながら、効果的な事業展開を図ってまいります。 次に、主要施策の3つ目の食のまちづくりの原点回帰について申し上げます。 小浜市は、古くは朝廷に食材を供給した御食国としての歴史を持ち、若狭ものと呼ばれる海産物を初めとした四季折々の食材に恵まれた地域でございます。また、本年5月には日本遺産北前船寄港地・船主集落の認定自治体となり、先に認定をいただいた御食国若狭と鯖街道とあわせ、本市は県内で唯一食に関連する2つの日本遺産を有する自治体となりました。同じく5月にA級グルメのまちづくりを進める島根県邑南町を私が訪れるとともに、7月には同町職員の寺本英仁氏をお迎えし、未来につながる「食のまちづくりセミナー」を開催し、本当においしいものは都会ではなく地方にあり、そのおいしさを知っているのは地方の人で、彼らが誇りを持ってつくる食はA級であり、将来にわたって永久に残さなければならないといった共通の理念のもと、ともに未来に向けたまちづくりに取り組むことを確認したところでございます。 さらには、6月には連携協定を締結しております立命館大学食マネジメント学部の学生など約400名が本市を訪れ、本市が取り組んでいる食のまちづくりに関連する食育や一次産業、観光などの35の分野に分かれ、フィールドワークに参加いただきました。市民、事業者、行政が本市のすばらしい食に自信と誇りを持ち、磨きをかけることで全国のどこにも負けない食のまちになることができると確信いたしております。 今後も食のまちづくりの原点回帰への取り組みをより一層推進し、農林水産業や観光業、飲食・宿泊業が連携して国内外から多くの人を誘客する仕組みを構築することで、食にかかわるあらゆる産業を基盤産業へと育ててまいります。 このように、3つの主要施策を推進するとともに、3期目の公約スローガンとして「地方創生」と「活力ある小浜の創造」、「小浜を研く」を掲げ、その実現のため着実に施策を進めております。 それら施策の一端を項目に沿って申し述べさせていただきます。 初めに、「産業をみがく」について申し上げます。まず、企業誘致について申し上げます。 これまで植物工場の誘致により、雇用の確保・拡大を図ってきたところでありますが、今後は食品関連産業等、地域特性に応じた業種を初め、多種多様な業種の誘致を促進し、雇用の確保に努めるとともに、既存企業に対するフォローアップにも積極的に取り組んでまいります。また、竜前企業団地につきましては、現在売却に向けて交渉中の企業のほか、複数の企業からも進出に向けた問い合わせがございます。早期の売却に向け、全力で取り組んでまいります。また、11月には東京で開催されます企業誘致セミナーin東京に私みずから出向き、首都圏の企業に対してトップセールスを行うなど積極的な企業誘致を展開してまいります。 次に、農業振興について申し上げます。 現在、本市の多くの地域で今後の農業のあり方に関する話し合いが行われ、地域の意識の高まりが具体的な形としてあらわれてきております。飯盛地域では、農地中間管理機構と連携した土地改良事業の実施に向けた調整が進んでおります。 また、昨年新たな担い手法人千石の郷が設立された堅海地区でも農地土地改良事業の検討が進められております。さらに、中名田地区、口名田地区、今富地区においても、農地集積や法人設立に向けた話し合いが活発化しております。秋から冬にかけては、今後の農業を考える時期であることから、各地域に足を運び、さらなる農地集積や法人設立への動きにつなげてまいります。 また、次世代の担い手の育成が重要であることから、本年4月に設置した小浜市食と農の人材育成センターを核とし、市外から就農希望者を呼び込み、新たな担い手を育成するおばまアグリスクールの運営や、農業者の経営感覚を高める「地域農業リーダー養成講座」の開催などに取り組み、新たな食のまちづくりにつなげてまいりたいと考えております。 次に、水産業振興について申し上げます。 日本遺産への登録を契機にスタートした「鯖、復活」プロジェクトは、本年で3年目を迎え、約1万尾の養殖鯖を6月から出荷しております。今年度からは鯖街道の終点である京都の酒蔵で製造された酒粕を餌にまぜ、小浜よっぱらいサバとしての本格出荷を開始し、鯖街道の起点である小浜にしかないストーリーを持ったブランド鯖として小浜のPRや観光誘客にもつなげてまいりたいと考えております。今後も福井県立大学や株式会社鯖や等の関係機関と連携し、ブランドの確立、安定供給やコストの削減等の課題の解決に取り組み、民間主体の養殖事業が可能となるよう努めてまいります。 また、内外海地区の活性化に向け、旧田烏小学校を本市の水産業活性化拠点施設として位置づけ、へしこ・なれずしの加工や水産加工等の体験を通じ、地域振興や漁業所得の向上、交流人口の増加を図ってまいります。今後とも、本市の魅力の一つである海を生かしたまちづくりに磨きをかけ、水産業の振興を図ってまいりたいと存じます。 次に、私の公約の二つ目に掲げる「観光をみがく」について申し上げます。まず、観光振興について申し上げます。 観光を取り巻く状況が変わる中、観光振興において重要なことは、外国人旅行客を含めた新たなターゲット層の需要喚起、閑散期における新たな価値の創造による年間入り込み客の平準化、地域での滞在時間延伸による観光消費額向上の3つだと言われております。これらは地域におけるマーケティングとマネジメントの問題であり、本市では日本版DMOであるおばま観光局にさまざまな公益事業を委ね、地域資源の磨き上げを通じた着地型・滞在型観光プランの策定に努めていただいているところでございます。 また、他地域との差別化を図るため、御食国や日本遺産、小浜鯖など地元の魅力をより際立たせるコンテンツを全面に押し立てた情報発信および誘客に積極的に取り組んでおります。加えて、インバウンド対策として、福井県や若狭湾観光連盟との協働による誘客に努めているほか、県の周遊滞在型観光推進事業の補助金を活用し、ABCクッキングスタジオと連携した香港からの観光客誘致を進めるべく、9月議会に所要の予算を上程させていただいており、嶺南他市町との協働によりスケールメリットを生かした誘客活動を展開してまいります。 次に、「DMOによる稼げる地域づくり」について申し上げます。 株式会社まちづくり小浜、おばま観光局につきましては、去る6月議会におきまして第8期分の黒字決算をご報告申し上げたところでございます。道の駅および濱の四季の指定管理事業に加え、三丁町ながた等の町家宿泊施設につきましても、ご利用いただいたお客様から高い評価をいただくなど、収益事業についてはおおむね順調に推移しております。 公益事業につきましては、小浜市から受託しているソフト事業のほか、国や県の補助金を活用した農泊推進や内外海地区活性化等の各プロジェクトをマネジメントすべく、精力的に取り組んでいただいているところでございます。市では、小浜市全体の誘客および活性化に向け、おばま観光局が地域DMOとしての手腕を存分に発揮できるようREVICと協調し、支援を行ってまいります。 次に、漁業体験施設等を活用した教育旅行の誘致について申し上げます。 平成28年度に策定いたしました内外海地区活性化計画の具現化を目指し、このたび新たに内外海地区活性化プロジェクトを始動させ、地元まちづくり団体や民宿等観光関係者、有識者からなる推進協議会を立ち上げたところでございます。この中で教育旅行、修学旅行の受け入れにつきましては、地元の方々らの地道なご努力により受け入れ数は年々増加しており、本年度につきましては年間5,000人余りの受け入れを見込んでいるところでございます。今後の拡充に向け、ブルーパーク阿納における成功事例を他の集落へも展開していくべく、具体的な体制構築や取り組み内容について地元の皆様と議論を尽くしてまいりたいと考えております。 次に、日本遺産認定都市との連携による観光経済交流の促進について申し上げます。 去る5月、本市の文化財群が北前船寄港地として日本遺産に認定され、県内で唯一2件の日本の遺産を持つ市となりました。これまで、御食国若狭と鯖街道のサバに注目した事業展開は着実に地域活性化に結びついており、日本遺産事業の先進地として全国からも注目されているところでございます。 今回認定された北前船の日本遺産は、全国38都市に及ぶ広域的な取り組みであり、このスケールメリットを生かし、本市の歴史・文化を全国に発信する新たなチャンスを得たと考えております。 また、北前船でもたらされた昆布は、本市が将軍家への献上昆布の加工地であった歴史を持っております。京都の食文化に根づいている鯖寿司はサバと昆布の加工品であり、小浜が支えたと言っても過言ではありません。今後は、食のまちづくりを進める中で本市の日本遺産ブランドを生かすべく、食にかかわる全国の日本遺産都市との連携強化を図り、観光活性化や経済交流の全国展開を推進してまいりたいと存じます。 次に、私の公約の三つ目に掲げる「文化・教育をみがく」について申し上げます。まず、小浜美郷小学校の開校に向けた取り組みについて申し上げます。 建設事業につきましては、本年の3月末に校舎や屋内運動場および屋外プールが完成し、現在、グラウンド外周フェンスや建物周囲の舗装などの工事を進めており、9月末には全ての工事を終える予定でございます。 次に、開校準備につきましては、新たな学校を開校する上において重要となります学校教育目標の設定や教育課程の編成、生徒指導や交通安全、学校安全などの各種全体計画の策定、PTA組織の編成など、学校経営に関するさまざまな事項について協議を行っているところでございます。また、備品の配置などにつきましても引き続き計画的に進めてまいります。 また、閉校に関しましては、市主催で閉校式典を3月に行うほか、地元地区におかれましても、閉校記念事業が計画されていると伺っており、閉校する4小学校の長い歴史に幕を閉じる節目を迎えるに当たり、9月議会に所要の予算を上程させていただいております。平成31年4月の開校に向け、引き続き建設工事や閉校、開校の諸準備に鋭意取り組んでまいりますので、関係各位のご理解とご協力をお願いいたします。 次に、小浜市立保育園統廃合および民営化計画について申し上げます。 平成28年2月に策定いたしました、「小浜市立保育園統廃合および民営化計画」後期第2期が今年度で3年目に入り、計画の見直しの年度となっております。この間、保育園を取り巻く社会環境は大きく変化し、0歳児から2歳児の保育需要の増加や保育士不足が深刻化しております。本年4月には、保育所保育指針が改正され、保育園も幼児教育を行う施設として位置づけられるなど、忍耐力、協調性、計画力を養うことができる質の高い幼児教育の必要性が問われているところでございます。また、平成31年10月から予定されております3歳児から5歳児の幼児教育無償化では、公立保育園の保育料は国からの補填がなされないことから、厳しい財政状況になることが予想され、公立保育園の効率的な運営が求められるとともに、民営化を急ぐ必要がございます。 このような社会情勢や財政状況を踏まえまして、子供たちのよりよい環境づくりを目指すため計画を見直し、保育園の統廃合および民営化を積極的に推進してまいります。 次に、旭座の活用による文化・芸術活動の推進について申し上げます。 旭座は開館から3年目となり、市内の文化芸術団体による舞踊や落語、演劇等の芸能披露などさまざまな催し物に利用していただいております。本市では、昨年度に引き続き、上方落語協会との連携による旭座上方落語会や、今年度で11回目を迎えるちりとてちん杯女性落語大会を行う予定であり、さらに今年度は伝統芸能公演の新たな試みとして、地元で継承されている獅子舞の共演を計画しております。 また、市民提案事業として2事業を実施するほか、小浜市美術協会による地元の美術愛好家の作品展を開催し好評を得たところであり、今後も旭座が地元の皆様から親しまれ、かつ観光客も楽しめる催しを実施していけるよう、市民の皆様との協働により取り組んでまいりたいと考えております。 次に、私の公約の四つ目に掲げる「生活をみがく」について申し上げます。 まず、大手橋・西津橋の整備および小浜縦貫線の道路整備について申し上げます。 大手橋・西津橋の整備につきましては、平成24年度に地元の皆様のご理解とご協力をいただき、県において事業に着手されたところでございます。平成29年度までに測量、調査、設計、用地測量は終了し、現在は物件調査および用地交渉を進めていただいているとともに、工事用道路等の工事にも着手する予定と伺っております。市といたしましても早期完成を目指し、関係者の皆様との協議が円滑に進むよう、県と連携しながら取り組んでまいります。 次に、小浜縦貫線の整備につきましては、現在未整備となっております白鬚交差点から市道川縁線までの区間を拡幅するもので、平成25年度から着手しております。平成29年度末までに測量、調査、設計、用地測量、物件調査は終了し、現在、用地、物件補償交渉を順次進めているところでございます。 この道路は、小浜インターと市街地を結び、道の駅とまちの駅を結ぶ主要幹線であり、引き続き地元の皆様のご協力をいただきながら事業の進捗に努めてまいります。 また、当区間では道路拡幅に合わせて景観整備を行う、まちづくりガイドラインが沿線住民の皆様により策定されており、今後鯖街道の起点としてふさわしい風情ある町並みが築かれるよう沿線住民の皆様とともに取り組んでまいります。 また、小浜縦貫線の拡幅整備事業に合わせて、いづみ町に整備されるポケットパーク内に鯖街道の資料展示のほか、観光客と地域住民等との交流スペースを備えた、(仮称)鯖街道交流館を日本遺産のストーリーを生かした観光スポットとして整備してまいります。 次に、道の駅「若狭おばま」のバスターミナル機能の強化による観光交流人口の拡大について申し上げます。 道の駅若狭おばまは、平成23年3月に供用を開始し、現在は道の駅、海の駅、まちの駅の3駅とJR小浜駅や小浜西組を周遊するラウンドバスの乗降所であるとともに、高速路線バスのバス停としても利用されており、平成30年度からはあいあいバスのバス停も設置しております。 また、平成28年1月に国土交通省から重点道の駅に選定されたことから、バスターミナル機能の拡張など交通結節点としての機能強化を図っており、このたびターミナル用地の造成が完了したところでございます。 さらに、本市の道の駅は、サービスエリア空白区間の中間に位置し、小浜インターチェンジに隣接した立地条件から、高速道路からの一時退出を可能とする道の駅にも選定され、高速道路上に道の駅の看板が設置された4月以降10%から20%程度の入り込み増加が続いております。 これまで掲げてきた市内全体をサービスエリアと捉え、ゆとりと多様性のあるサービスを提供するSSA(スローサービスエリア)構想の実現に向け、ゲートウェーとしての機能を向上させ、市内および海の駅、まちの駅への誘導を図るとともに、観光交流人口および消費拡大へつなげてまいります。 次に、河川整備と雨水排水について申し上げます。 本市は、北川および南川など多くの河川がもたらす豊かな恵みを享受し、歴史と文化、自然を育んでまいりました。しかし、一方で近年の記録的集中豪雨等により、河川氾濫による浸水被害などが発生しております。河川の治水安全度の向上など、安全・安心の確立はまちづくりの根幹であり、重要な課題の一つであると認識しております。本市といたしましては、北川および南川等の管理者である国・県に対し、今後も着実な河川整備を強く要望するとともに、各地域における小規模な河川につきましても、地区や区の要望等を踏まえ、災害対策に努めてまいります。 また、今年度から江古川の中流部において河川の特性を踏まえ、河川地先の家屋浸水被害を防御するための輪中堤が事業化されました。本市におきましても、輪中堤内の排水処理について各関係機関と情報の共有を図り、排水処理の改善に努めてまいりたいと考えております。 雨水排水につきましては、河川と同様、近年の記録的な集中豪雨により市内各地で道路の冠水や浸水被害が発生しております。このことから、現在小浜西部地域の貴船雨水渠や千種区の竹原雨水渠整備を進めているところでございます。また、水取地域につきましても、新たな幹線雨水渠の整備に向けた基本設計に着手しており、今後も事業の進捗に鋭意取り組んでまいります。 次に、水害への対応について申し上げます。 近年、全国で大規模な水害が発生しており、平成30年7月豪雨では西日本を中心に甚大な被害がもたらされました。この豪雨では、200名を超える方が亡くなられております。中でも60歳以上の高齢者が大半を占め、自力避難が困難な要配慮者や避難情報が十分伝わらずに逃げ遅れた方が多く犠牲となられました。昨今の気象状況は、従来の経験則ではもはや対応しきれないところがございます。 こうした中、8月24日未明に本市に最接近いたしました台風20号は、幸いにも人的被害はなかったものの、降雨、暴風により、工場の屋根が吹き飛んだことによる電柱の倒壊や、一部地域における停電の発生、冠水による市道の通行どめ等の被害をもたらしました。また、遠敷川の水位が上昇したため、周辺地区に避難勧告を発令し、緊急避難を呼びかけたところでございます。このように、市民の皆様の生命と財産を守るため、常日ごろから緊張感を持ち、常に最悪の事態を想定し、引き続き避難情報の発令や要配慮者への対応、災害時の応急活動の円滑化などについて充実強化を図ってまいります。 また、地域の自主防災組織による訓練等を通じ、自助、共助の意識の醸成を図ってまいります。 次に、原子力防災について申し上げます。 昨年10月、国において策定されました、大飯地域の緊急時対応に基づき、本年5月に小浜市広域避難計画の改定を行いました。7月には、この改定内容を踏まえ、原子力災害時にとるべき行動や避難時期、方法等を示した原子力防災パンフレットを全戸配布させていただいたところでございます。市民の皆様には、このパンフレットをお読みいただき、万が一の原子力災害に備え、一人一人の安全を守るために、防護措置に対する理解を深めていただきたいと思っております。 なお、一昨日の8月25日から2日間にわたり実施されました原子力総合防災訓練におきましては、市内全地区から多数の皆様にご参加をいただきました。今後、国・県が中心となり訓練の検証が行われますが、本市といたしましても検証結果を踏まえ、緊急時対応がより実効性のあるものとなるよう取り組んでまいります。 次に、私の公約の5つ目に掲げる「行政をみがく」について申し上げます。 まず、若狭地域における広域連携の推進の一端として、廃棄物処理および斎場の広域化に向けた取り組みについて申し上げます。 整備が急がれる広域ごみ焼却施設につきましては、現在若狭町以西の4市町による若狭広域行政事務組合を事業主体とし、各市町の担当部課長等による施設整備会議において、廃棄物処理の広域化による課題解決に取り組んでおります。なお、建設用地につきましては、高浜町和田地区において環境影響調査の了承が得られたため、今後調査を進める中で、建設に係る地元同意が得られれば、土地造成や建設工事に着手し、できるだけ早い時期の施設稼働を目指してまいります。 また、老朽化が進んでおります若狭霊場の次期施設につきましても、若狭広域行政組合による小浜市、おおい町、高浜町の3市町の枠組みで、広域斎場整備会議を組織し施設整備に向けた検討を重ねているところでございます。 今後も、関係市町の連携を密にしながら広域整備を目指し、協議を進めてまいります。 最後に拉致・特定失踪者問題について申し上げます。 本市の拉致被害者である地村夫妻が拉致されて40年が経過いたしますが、残る拉致被害者12名の帰国はいまだ実現しておらず、拉致被害者、ご家族は高齢化され、解決には一刻の猶予もない状況にあります。拉致問題が長期化する中、拉致問題に対する国民の意識の希薄化が懸念されるところであり、特に若年層への啓発が重要な課題となっております。 こうしたことから、地村保志氏にもご協力いただき、今年度から地村氏が小浜市内の小中学校を訪れ、ご自身の体験を話していただく、拉致問題啓発講座を実施し、拉致問題の風化防止に努めているところでございます。 また、8月17日・18日には、地村ご夫妻や北朝鮮に拉致された日本人を救う福井の会の皆様が新潟県佐渡市を訪れ、佐渡市の曽我さん親子を救う会の皆様とともに、拉致被害者の救出を願う署名活動を行うなど、拉致被害者・関係者、相互で連携した取り組みも進められております。 一方、去る6月12日には、歴史的な米朝首脳会談が開催され、日本人拉致問題が会談で提起されるなど、拉致・特定失踪者問題は、現在大きな局面を迎えようとしております。 こうした中、7月5日には、新潟県柏崎市長、佐渡市長と、私および拉致被害者家族でもある曽我ひとみさんとで、安倍晋三内閣総理大臣に対し日朝直接交渉による拉致問題の全面解決等を要望いたしたところでございます。 私からは安倍総理に対し、地村夫妻が拉致されて40年が経過し、残る拉致被害者、家族は高齢化して一刻の猶予もない。地村夫妻を含む拉致被害者5人は、安倍総理が当時官房副長官を務められていた小泉政権下において帰国を果たすことができた。北朝鮮により拉致された特定失踪者を含む全ての日本人の帰国を実現させ、拉致問題の最終かつ完全な解決を安倍政権下において図っていただきたいとの要望をさせていただきました。 安倍総理からは、この機を逃さず、これまでの経験を生かしつつ、しっかりと向き合って新たな外交をスタートさせたいとの心強い言葉をいただいたところでございます。 本市といたしましては、先に帰国した拉致被害者地元市の責務として、特定失踪者を含む全ての拉致問題が解決されるよう、今後とも強力な運動を展開してまいりたいと考えております。 以上、9月定例会の冒頭に当たり、各種施策の取り組み方針を申し述べさせていただきました。 これらの諸施策を着実に実行し、将来の小浜の振興発展につなげてまいりたいと考えておりますので、今後とも議員各位をはじめ、市民の皆様の一層のご理解とご支援を賜りますようお願いを申し上げまして、所信の表明とさせていただきます。 ご清聴ありがとうございました。 △認定第1号から認定第10号まで ○議長(下中雅之君) 日程第2 認定第1号平成29年度小浜市一般会計歳入歳出決算の認定についてより、認定第10号平成29年度小浜市水道事業会計決算の認定についてまでを一括議題といたします。 △提案理由の説明 ○議長(下中雅之君) 提案理由の説明を求めます。 市長、松崎晃治君。 ◎市長(松崎晃治君) それでは、ただいま日程第2をもちまして議題に供していただきました認定第1号から認定第10号までにつきまして、提案理由のご説明を申し上げます。 まず、認定第1号平成29年度一般会計歳入歳出決算につきまして、地方自治法第233条第3項の規定により、議会の認定をお願いするものでございます。その概要につきましては、歳入総額が183億9,182万7,717円、歳出総額は176億9,542万7,514円、歳入歳出差引額は6億9,640万203円の黒字となりました。このうち繰越明許費等に係る翌年度に繰り越すべき財源として1億8,127万9,000円を差し引いたいわゆる実質収支額は5億1,512万1,203円の黒字となりました。 次に、認定第2号から認定第9号平成29年度特別会計歳入歳出決算につきまして、地方自治法第233条第3項の規定により、議会の認定をお願いするものでございます。 認定第2号から認定第9号までの特別会計の歳入総額につきましては100億552万8,074円、歳出総額は97億2,963万4,111円、歳入歳出差引額の形式収支は2億7,589万3,963円の黒字となりました。このうち、繰越明許費に係る翌年度に繰り越すべき財源として918万8,000円を差し引いたいわゆる実質収支額は2億6,670万5,963円の黒字となりました。 次に、認定第10号平成29年度水道事業会計につきまして、地方公営企業法第30条第4項の規定により、議会の認定をお願いするものでございます。水道事業会計につきましては、給水収益の減少等により事業収入は減少しておりますが、9,388万6,977円の純利益を計上いたしました。 以上が提案理由の説明でございます。 十分なるご審議を賜り、認定いただきますようお願い申し上げます。 なお、内容につきましては、この後担当職員に説明いたさせますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(下中雅之君) 会計管理者、地村君。
    ◎会計管理者(地村知代君) それでは、認定第1号平成29年度小浜市一般会計歳入歳出決算、および認定第2号から認定第9号まで8件の各特別会計歳入歳出決算ならびに認定第10号平成29年度小浜市水道事業会計決算につきましてご説明申し上げます。 お手元の平成29年度歳入歳出決算書、歳入歳出決算事項別明細書、財産に関する調書の冊子をもちましてご説明申し上げます。ご用意をお願いいたします。 まず、認定第1号平成29年度小浜市一般会計歳入歳出決算の認定につきましてご説明申し上げます。 一般会計につきましては、決算書の1ページから12ページに記載がございます。 それでは、6ページをお願いします。 表の下の行の、歳入の合計額をもってご説明申し上げますが、予算現額、調定額は省略をさせていただきます。 収入済額は183億9,182万7,717円で、予算現額に対する収入の割合は93.6%になります。不納欠損額が2,050万8,248円で、今後収納が不可能な市民税等の滞納分269人352件を処理させていただきました。内訳は、死亡18人18件、行方不明92人106件、生活困窮151人220件、倒産が8人8件でございます。収入未済額は2億8,557万577円で、その主なものは市税で1,319人、市営住宅使用料関係で139人などとなっています。 12ページをお願いします。 歳出の合計でございます。歳入同様に、予算現額は省略をさせていただきます。 支出済額は176億9,542万7,514円で、予算現額に対する執行率は90.1%になります。翌年度への繰越額が13億5,760万8,423円で、不用額は5億8,883万7,679円でございます。歳入歳出差引残額は6億9,640万203円になります。 なお、実質収支額につきましては53ページから61ページに会計ごとの調書がございますので、後ほど一括してご説明を申し上げます。 次に、特別会計の説明をさせていただきます。 まず、認定第2号平成29年度小浜市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算でございます。 13ページから20ページに記載がございます。 16ページをお願いします。 歳入でございますが、収入済額は34億6,658万3,352円、予算現額に対する収入の割合は99.2%になります。不納欠損額が1,815万9,348円で、内訳は国民健康保険税で死亡7人9件、行方不明44人60件、生活困窮等99人174件、合わせて150人243件分でございます。収入未済額は1億5,901万5,239円で、国民健康保険税705人分でございます。 20ページをお願いします。 歳出でございますが、支出済額は33億3,470万1,796円で、予算現額に対する執行率は95.5%になります。不用額は1億5,849万5,204円で、歳入歳出差引残額は1億3,188万1,556円でございます。 次に、認定第3号平成29年度小浜市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算でございますが、21ページから24ページに記載ございます。 22ページをお願いします。 歳入でございますが、収入済額は3億5,510万7,820円、予算現額に対する収入の割合は102.4%になります。不納欠損額が36万100円で、内訳は生活困窮2人45件でございます。収入未済額は198万7,600円で保険料33人分でございます。 24ページをお願いします。 歳出でございますが、支出済額は3億4,586万8,620円で、予算現額に対する執行率は99.7%になります。不用額は106万5,380円で、歳入歳出差引残額は923万9,200円でございます。 次に認定第4号平成29年度小浜市介護保険事業特別会計歳入歳出決算でございますが、25ページから32ページに記載ございます。 28ページをお願いします。 歳入でございますが、収入済額は32億7,989万6,667円、予算現額に対する収入割合は99.0%になります。不納欠損額が389万7,410円で、内訳は死亡11人60件、行方不明6人45件、生活困窮59人452件、合わせて76人557件分でございます。収入未済額は1,159万3,858円で、保険料174人分でございます。 32ページをお願いします。 歳出でございますが、支出済額は32億2,045万964円で、予算現額に対する執行率は97.2%になります。不用額は9,140万1,036円で、歳入歳出差引残額は5,944万5,703円でございます。 次に、認定第5号平成29年度小浜市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算でございますが、33ページから36ページに記載がございます。 34ページをお願いします。 歳入でございますが、収入済額は9,386万5,553円、予算現額に対する収入の割合は101.4%になります。不納決算額が4万2,386円で、内訳は死亡1人21件、行方不明1人13件、合わせて2人34件分でございます。収入未済額は149万8,814円で、簡易水道使用料63人分でございます。 36ページをお願いします。 歳出でございますが、支出済額は8,918万8,727円で、予算現額に対する執行率は96.3%になります。不用額は341万4,273円で、歳入歳出差引残額は467万6,826円でございます。 次に、認定第6号平成29年度小浜市下水道事業特別会計歳入歳出決算でございますが、37ページから40ページに記載がございます。 38ページをお願いします。 歳入でございますが、収入済額は22億7,480万3,900円、予算現額に対する収入の割合は99.9%になります。不納欠損額が320万9,570円で、内訳は下水道使用料および受益者負担金で、死亡7人29件、行方不明11人67件、生活困窮5人14件、倒産競売等5人75件、合わせて28人185件分でございます。収入未済額は7,004万9,393円で、受益者負担金141人分と、下水道使用料662人分でございます。 40ページをお願いします。 歳出でございますが、支出済額は22億1,246万6,375円で、予算現額に対する執行率は97.2%になります。翌年度の繰越額が4,840万2,000円、不用額は1,539万7,625円で、歳入歳出差引残額は6,233万7,525円でございます。 次に、認定第7号平成29年度小浜市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算でございますが、41ページから44ページに記載ございます。 42ページをお願いします。 歳入でございますが、収入済額は4億8,255万534円で、予算現額に対する収入割合は99.0%になります。不納欠損額が27万1,194円で、内訳は農業集落排水使用料で、死亡2人39件、生活困窮1人10件、倒産1人12件、合わせて4人61件分でございます。収入未済額は1,381万9,606円で、使用料114人分でございます。 44ページをお願いします。 歳出でございますが、支出済額は4億7,545万7,239円で、予算現額に対する執行率は97.5%になります。翌年度の繰越額が559万2,000円、不用額は642万3,761円で、歳入歳出差引残額は709万3,295円でございます。 次に、認定第8号平成29年度小浜市漁業集落環境整備事業特別会計歳入歳出決算でございますが、45ページから48ページに記載がございます。 46ページをお願いします。 歳入でございますが、収入済額は5,265万4,144円、予算現額に対する収入の割合は95.0%になります。不納欠損額が17万4,195円で、死亡1人45件、行方不明1人2件、合わせて2人47件分でございます。収入未済額は582万2,584円で、使用料29人分でございます。 48ページをお願いします。 歳出でございますが、支出済額は5,148万9,541円で、予算現額に対する執行率は92.9%になります。不用額は393万9,459円で、歳入歳出差引残額は119万4,603円でございます。 次に、認定第9号平成29年度小浜市加斗財産区運営事業特別会計歳入歳出決算でございますが、49ページから52ページに記載がございます。 50ページをお願いします。 歳入でございますが、収入済額は3万6,104円、予算現額に対する収入の割合は100.3%になります。 52ページをお願いします。 歳出でございますが、支出済額は1万849円で、予算現額に対する執行率は30.1%になります。不用額は2万5,151円で、歳入歳出差引残額は2万5,255円でございます。 各特別会計につきましては以上でございます。 続きまして、歳入歳出決算書実質収支に関する調書の説明をさせていただきます。 53ページをお願いします。 まず一般会計でございますが、区分3の歳入歳出差引額が6億9,640万円で、区分4翌年度へ繰り越すべき財源、(2)繰越明許費繰越額1億8,122万6,000円と、(3)事故繰越し繰越額5万3,000円を差し引きますと、区分5実質収支額は5億1,552万1,000円になります。 54ページをお願いします。 国民健康保険事業特別会計でございますが、区分3歳入歳出差引額は1億3,188万1,000円で、翌年度へ繰り越すべき財源はなく、実質収支額は同額でございます。 55ページをお願いします。 後期高齢者医療特別会計でございますが、区分3歳入歳出差引額が923万9,000円で、翌年度へ繰り越すべき財源はなく、実質収支額は同額でございます。 56ページをお願いします。 介護保険事業特別会計でございますが、区分3歳入歳出差引額が5,944万6,000円で、翌年度へ繰り越すべき財源はなく、実質収支額は同額でございます。 57ページをお願いします。 簡易水道事業特別会計でございますが、区分3歳入歳出差引額が467万7,000円で、翌年度へ繰り越すべき財源はなく、実質収支額は同額でございます。 58ページをお願いします。 下水道事業特別会計でございますが、区分3歳入歳出差引額が6,233万8,000円で、区分4翌年度へ繰り越すべき財源、(2)繰越明許費繰越額900万円を差し引き、実質収支額は5,333万8,000円になります。 59ページをお願いします。 農業集落排水事業特別会計でございますが、区分3歳入歳出差引額が709万4,000円で、区分4翌年度へ繰り越すべき財源、(2)繰越明許費繰越額18万8,000円を差し引き、実質収支額は690万6,000円でございます。 60ページをお願いします。 漁業集落環境整備事業特別会計でございますが、歳入歳出差引額が119万4,000円で、翌年度へ繰り越すべき財源はなく、実質収支額は同額でございます。 61ページをお願いします。 加斗財産区運営事業特別会計でございますが、区分3歳入歳出差引額が2万5,000円で、翌年度へ繰り越すべき財源はなく、実質収支額は同額でございます。 以上、一般会計および各特別会計の実質収支に関する調書の説明とさせていただきます。 次に、公営事業会計の説明をさせていただきます。 認定第10号平成29年度小浜市水道事業会計決算の認定についてでございますが、決算書は別冊になっております。 お手元の平成29年度小浜市水道事業会計決算書をご用意願います。 決算書の6ページをお開きください。 平成29年4月1日から平成30年3月31日までの、事業年度における損益計算書をもってご説明申し上げます。 1の営業収益が4億141万3,935円、2の営業費用が3億4,549万1,700円で、営業収益から営業費用を差し引いた営業利益は5,592万2,235円になりました。また、3の営業外収益が7,849万7,018円、4の営業外費用が4,053万2,276円で、営業利益に3の営業外収益を加え、4の営業外費用を引いた経常利益は9,388万6,977円で、当年度純利益も同額の9,388万6,977円となりました。この額とその他未処分利益剰余金変動額1億145万3,150円をプラスした、当年度未処分利益剰余金は1億9,534万127円となりました。 以上、認定第1号から認定第9号平成29年度小浜市一般会計および各特別会計歳入歳出決算ならびに認定第10号平成29年度小浜市水道事業会計決算の説明とさせていただきます。 よろしくお願い申し上げます。 △質疑 ○議長(下中雅之君) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。--質疑なしと認め、これをもって質疑を終結いたします。 △委員会付託 ○議長(下中雅之君) ただいま議題となっております平成29年度各会計決算の認定につきましては、予算決算常任委員会に付託いたします。 △報告第9号および報告第10号 ○議長(下中雅之君) 日程第3 報告第9号地方公共団体の財政の健全化に関する法律における健全化判断比率の報告についてならびに報告第10号地方公共団体の財政の健全化に関する法律における資金不足比率の報告についてを一括議題といたします。 △提案理由の説明 ○議長(下中雅之君) 提案理由の説明を求めます。 市長、松崎晃治君。 ◎市長(松崎晃治君) ただいま、日程第3をもちまして議題に供していただきました、報告第9号および報告第10号につきまして提案理由のご説明を申し上げます。 まず、報告第9号地方公共団体の財政の健全化に関する法律における健全化判断比率の報告についてでございますが、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項の規定により、平成29年度の健全化判断比率をご報告申し上げるものでございます。 次に、報告第10号地方公共団体の財政の健全化に関する法律における資金不足比率の報告についてでございますが、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第22条第1項の規定により、平成29年度の資金不足比率をご報告申し上げるものでございます。 本市におきましては、全ての指標において国の定めた健全化判断比率等に係る基準を下回っており、健全な状況にあると考えております。 なお、報告案件の内容につきましては、この後担当職員に説明いたさせますのでよろしくお願いいたします。 ○議長(下中雅之君) 企画部長、前川君。 ◎企画部長(前川昭彦君) それでは、地方公共団体の財政の健全化に関する法律におけます健全化判断比率および資金不足比率に関します報告第9号および報告第10号の2件につきましてご説明をさせていただきます。 地方公共団体の財政の健全化に関する法律につきましては、地方公共団体の財政情報の開示を徹底し、透明なルールのもとに早期健全化措置を導入することによりまして、地方公共団体の財政の健全化に資することを目的としております。 今回、平成29年度決算につきまして、法第3条第1項および第22条第1項の規定に基づき、健全化判断比率などにつきまして、監査委員の審査を受け議会にご報告させていただくものでございます。 それでは、お手元に配付しております報告第9号、報告第10号の議案書をお願いいたします。 まず初めに、報告第9号地方公共団体の財政の健全化に関する法律における健全化判断比率の報告についてご説明いたします。 それでは次のページをお願いいたします。 表にありますとおり、健全化判断比率には実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率および将来負担比率の4つの指標がございます。 1つ目の、実質赤字比率につきましては、一般会計の実質赤字額につきまして、標準財政規模に対します比率であらわすものでございます。 また2つ目の、連結実質赤字比率につきましては、一般会計に特別会計、企業会計も含めました、全会計を対象といたしました実質赤字額につきまして、標準財政規模に対する比率であらわすものでございます。平成29年度決算ではいずれの会計におきましても実質赤字額は生じておらず、この2つの比率は算定されません。 3つ目の実質公債費比率につきましては、一般会計が負担します地方債の元利償還金や、上下水道などの公営企業が支払う元利償還金に対する一般会計からの繰出金、小浜病院などの一部事務組合が支払います元利償還金に対する市の負担金といったものの合計額の標準財政規模に対する比率で、直近の平成27年度から29年度までの3カ年の平均値でございます。国が定めました早期健全化基準は25%でありますが、本市の比率は10.5%でございまして、健全な数値の範囲内となっております。 4つ目の将来負担比率につきましては、一般会計が将来負担すべき実質的な負債の標準財政規模に対する比率で、一般会計の地方債残高のほか、小浜病院などの一部事務組合やケーブルテレビ若狭小浜など、本市が出資しております設立法人などが抱える負債のうち、本市が負担すべき実質的な負担見込み額も含めまして算定するものでございます。国の定めました早期健全化基準は350%でございますが、本市の比率は136.1%でございまして、健全な数値の範囲内となっております。 それでは次のページをお願いいたします。 次に、報告第10号地方公共団体の財政の健全化に関する法律における資金不足比率の報告についてでございます。 次のページをお願いします。 資金不足比率につきましては、公営企業会計におけます資金不足額につきまして、事業規模に対する比率であらわすものでございまして、表にありますとおり、本市におきましては、水道事業会計、簡易水道事業特別会計、下水道事業特別会計、農業集落排水事業特別会計、および漁業集落環境整備事業特別会計の5つの会計が対象でございますが、いずれの会計も資金不足は生じておりませんので、この比率は算定されません。 以上のように、本市におきましてはいずれの指標も国が示しております早期健全化基準を下回っておりまして、一般会計、特別会計、公営企業会計の全体を通しまして健全な状況にございます。 今後とも継続して健全な財政運営に努めてまいります。 以上、報告第9号および報告第10号の説明とさせていただきます。 よろしくお願いいたします。 △質疑 ○議長(下中雅之君) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。--質疑なしと認め、これをもって質疑を終結いたします。 △議案第50号から議案第64号まで ○議長(下中雅之君) 日程第4 議案第50号平成30年度小浜市一般会計補正予算(第3号)より議案第64号小浜市水産業活性化拠点施設の設置および管理に関する条例の制定についてまでを一括議題といたします。 △提案理由の説明 ○議長(下中雅之君) 提案理由の説明を求めます。 市長、松崎晃治君。 ◎市長(松崎晃治君) ただいま、日程第4をもちまして議題に供していただきました議案第50号から議案第64号までにつきまして、提案理由のご説明を申し上げます。 まず、議案第50号平成30年度小浜市一般会計補正予算(第3号)でございますが、歳入歳出それぞれ1億2,218万1,000円を追加し、予算の総額をそれぞれ163億3,914万6,000円とさせていただくものでございます。 歳出補正の主なものといたしましては、ことし5月に日本遺産に追加認定された北前船寄港地について、全国38都市と連携しながら事業展開などを行う日本遺産推進事業に213万7,000円、市道の維持補修、道路改良河川の維持管理を行う道路維持管理経費道路整備事業(単独)・河川維持事業(単独)に合計で6,730万円、東部4校の閉校記念式典や地元地区が実施する記念事業に対して補助する東部4小学校閉校事業に1,368万円を計上させていただきました。また、債務負担行為として、放課後児童健全育成事業に限度額1,337万3,000円を計上させていただきました。 次に、議案第51号平成30年度小浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)から議案第57号平成30年度小浜市漁業集落環境整備事業特別会計補正予算(第1号)でございますが、事業費等として歳入歳出それぞれ5,028万円を追加し、特別会計の総額を89億3,205万円とするものでございます。 次に、議案第58号平成30年度小浜市水道事業会計補正予算(第1号)でございますが、国道162号大手橋かけ替えに伴う上水道管布設がえ工事、布設がえ設計業務などの補正で813万4,000円を追加させていただくものでございます。 次に、議案第59号小浜市市税条例等の一部改正についてでございますが、地方税法等の一部を改正する法律が公布されたことに伴い、所要の改正を行うものでございます。 次に、議案第60号小浜市都市計画税条例の一部改正についてでございますが、地方税法等の一部を改正する法律が公布されたことに伴い、所要の改正を行うものでございます。 次に、議案第61号小浜市放課後児童クラブ条例の制定についてでございますが、平成31年4月の小浜美郷小学校開校に伴い、小浜美郷小学校敷地内に小浜美郷児童クラブ会館を設置することとなったため、また、市内児童クラブにおける放課後児童健全育成事業の実施に関し、必要な事項を定めるため条例を制定するものでございます。 次に、議案第62号小浜市放課後児童健全育成事業の設備および運営に関する基準を定める条例の一部改正についてでございますが、放課後児童健全育成事業の設備および運営に関する基準の一部を改正する省令および学校教育法の一部を改正する法律の施行に伴う厚生労働省関係省令の整理等に関する省令が公布されたことに伴い、所要の改正を行うものでございます。 次に、議案第63号小浜市介護保険条例の一部改正についてでございますが、介護保険法施行令等の一部を改正する政令が公布されたことに伴い、所要の改正を行うものでございます。 次に、議案第64号小浜市水産業活性化拠点施設の設置および管理に関する条例の制定についてでございますが、内外海地区活性化計画に基づく小浜市水産業活性化拠点施設の整備に伴う設置および管理に関する条例を制定するものでございます。 以上が提案理由の説明でございまして、詳細につきましてはこの後担当職員に説明いたさせますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(下中雅之君) 企画部長、前川君。 ◎企画部長(前川昭彦君) それでは、9月補正予算に関しまして議案第50号平成30年度小浜市一般会計補正予算(第3号)から議案第58号平成30年度小浜市水道事業会計補正予算(第1号)までの9議案につきまして、表紙右側にピンクの色の帯がついておりますA4縦長の、平成30年度9月補正予算書に基づきご説明をさせていただきます。 それでは、1ページをお願いいたします。 初めに、議案第50号平成30年度小浜市一般会計補正予算(第3号)でございますが、歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ1億2,218万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ163億3,914万6,000円とするものでございます。 歳入歳出予算の補正の款項の区分、および当該区分ごとの金額ならびに補正後の歳入歳出予算の金額は第1表歳入歳出予算補正に、債務負担行為の追加につきましては第2表債務負担行為補正に、地方債の変更につきましては第3表地方債補正によるところでございます。 2ページをお願いします。 第1表歳入歳出予算補正の歳入でございますが、第11款分担金および負担金第1項負担金が、クリーンセンター維持管理費町負担金などで238万8,000円の追加。第13款国庫支出金、第2項国庫補助金が地方創生道整備推進交付金などで464万3,000円の追加。第14款県支出金、第2項県補助金が収益性の高い水田農業経営確立支援事業などで1,102万2,000円の追加。第16款寄附金、第1項寄附金が地域活性化寄附金で700万円の追加。第18款繰越金、第1項繰越金が前年度繰越金で6,892万8,000円の追加。第20款市債、第1項市債が道路河川関連事業債などで2,820万円の追加でございます。 以上歳入合計では1億2,218万1,000円の追加とするものでございます。 3ページをお願いします。 次に歳出でございますが、第1款議会費、第1項議会費が人事異動等に伴う職員給与費で78万8,000円の減額でございます。 第2款総務費は1,992万1,000円の追加で、その内訳といたしましては第1項総務管理費が人事異動等に伴う職員給与費や日本遺産北前船寄港地船主集落に追加認定されましたことから、観光誘客を図る日本遺産推進事業などの補正で3,298万2,000円の追加。第2項徴税費、第3項戸籍住民基本台帳費および第6項監査委員費が、いずれも人事異動等に伴う職員給与費でそれぞれ673万8,000円の減額、632万6,000円の減額、3,000円の追加でございます。 第3款民生費は1,403万7,000円の減額で、その内訳といたしましては、第1項社会福祉費、第2項児童福祉費、第3項生活保護費が人事異動等に伴う職員給与費などで、それぞれ712万1,000円の減額、1,108万8,000円の減額417万2,000円の追加でございます。 第4款衛生費は315万円の追加で、その内訳といたしましては、第1項保健衛生費が人事異動等に伴う職員給与費や、合併処理浄化槽設置整備事業補助金などで255万4,000円の減額。第2項清掃費が、人事異動等に伴う職員給与費や、クリーンセンターの機械修繕などを行うクリーンセンター施設管理経費などで570万4,000円の追加でございます。 第6款農林水産業費は1,560万8,000円の追加で、その内訳といたしましては、第1項農業費が野菜等集出荷施設の付帯設備の整備を支援いたします園芸産地広域拠点整備事業や、中山間集落農業支援事業などの補正で886万6,000円の追加。第2項林業費が人事異動等に伴う職員給与費などで5万円の減額。第3項水産業費が市内小学校で農業体験や魚さばき体験を実施する、地場産食材普及活動事業などの補正で679万2,000円の追加でございます。 第7款商工費、第1項商工費が、小浜、おおい、高浜広域観光推進協議会によるインバウンド対策事業に対する負担金や、食文化館の機械修繕などを行う食文化館管理運営事業などの補正で257万1,000円の追加でございます。 第8款土木費は、8,428万4,000円の追加で、その内訳といたしましては第2項道路橋梁費が各地区の要望や点検結果を踏まえ、道路の維持改良工事を行う道路維持管理経費道路整備事業、また橋梁の補修設計カ所の変更などを行う社会資本整備(橋梁長寿命化)などの補正で5,729万円の追加。第3項河川費が、河川維持事業で1,510万円の追加。第4項都市計画費、第5項住宅費が、人事異動等に伴う職員給与費などでそれぞれ460万7,000円の追加、728万7,000円の追加でございます。 第10款教育費は1,147万2,000円の追加で、その内訳といたしましては第1項教育総務費が人事異動等に伴う職員給与費や地場産食材を活用いたしました学校給食の提供などで260万4,000円の追加。第2項小学校費が東部4小学校閉校に係る記念式典などの開催経費や、各地区が実施いたします記念事業を支援いたします、東部4小学校閉校事業などで1,431万2,000円の追加。第3項中学校費が人事異動等に伴う職員給与費などで396万6,000円の減額。第5項社会教育費が人事異動等に伴う職員給与費や、文化会館横のブロック塀の撤去や、ガードパイプを設置いたします文化会館運営管理費などで148万1,000円の減額。第6項保健体育費が人事異動等に伴う職員給与費などで3,000円の追加でございます。 以上、歳出合計では1億2,218万1,000円の追加とするものでございます。 4ページをお願いします。 第2表債務負担行為補正の追加でございますが、放課後児童健全育成事業で、期間は平成31年度、限度額を1,337万3,000円に設定させていただくものでございます。 補正の理由は、平成31年4月の小浜美郷小学校の開校にあわせ、小浜美郷児童クラブを新設いたしますことから、その準備などを行うため債務負担行為を追加させていただくものでございます。 5ページをお願いします。 第3表地方債補正の変更でございますが、土地改良事業、道路整備事業および河川整備事業の3件につきまして、限度額をそれぞれ表記載のとおり変更させていただき、合計で2,820万円増額させていただくもので、起債の方法、利率および償還の方法につきましては補正前に同じでございます。 以上、議案第50号の説明とさせていただきます。 6ページをお願いします。 次に、議案第51号平成30年度小浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)でございますが、歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ28万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ28億5,013万5,000円とするものでございます。 歳入歳出予算の補正の款項の区分および当該区分ごとの金額ならびに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるところでございます。 7ページをお願いします。 第1表歳入歳出予算補正の歳入でございますが、第10款繰入金、第1項他会計繰入金は一般会計繰入金で28万9,000円の追加で、歳入合計で28万9,000円の追加とするものでございます。 8ページをお願いします。 次に歳出でございますが、第1款総務費、第1項総務管理費が人事異動等に伴う職員給与費で28万9,000円の追加で、歳出合計で28万9,000円の追加とするものでございます。 以上、議案第51号の説明とさせていただきます。 9ページをお願いします。 次に、議案第52号平成30年度小浜市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)でございますが、歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ27万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ3億6,603万1,000円とするものでございます。 歳入歳出予算の補正の款項の区分、および当該区分ごとの金額ならびに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるところでございます。 10ページをお願いします。 第1表歳入歳出予算補正の歳入でございますが、第3款繰入金、第1項一般会計繰入金で27万2,000円の追加で、歳入合計で27万2,000円の追加とするものでございます。 11ページをお願いします。 次に歳出でございますが、第1款総務費、第1項総務管理費が人事異動等に伴う職員給与費で27万2,000円の追加で、歳出合計で27万2,000円の追加とするものでございます。 以上、議案第52号の説明とさせていただきます。 12ページをお願いします。 次に、議案第53号平成30年度小浜市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)でございますが、歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3,578万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ33億8,868万3,000円とするものでございます。 歳入歳出予算の補正の款項の区分、および当該区分ごとの金額ならびに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるところでございます。 13ページをお願いします。 第1表歳入歳出予算補正の歳入でございますが、第5款国庫支出金、第2項国庫補助金が、過年度分の地域支援事業交付金で230万5,000円の追加。第7款県支出金、第3項県補助金が過年度分の地域支援事業交付金で115万2,000円の追加。第9款繰入金、第1項一般会計繰入金が、職員給与費等に係る繰入金で107万円の追加。第10款繰越金、第1項繰越金が前年度繰越金で3,125万6,000円の追加。歳入合計で3,578万3,000円の追加とするものでございます。 14ページをお願いします。 次に歳出でございますが、第1款総務費、第1項総務管理費が人事異動等に伴う職員給与費で107万円の追加。第8款諸支出金、第1項償還金および還付加算金が、介護給付費等に係る国庫支出金などの精算返還によるもので3,471万3,000円の追加。歳出合計で3,578万3,000円の追加とするものでございます。 以上、議案第53号の説明とさせていただきます。 15ページをお願いします。 次に、議案第54号平成30年度小浜市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)でございますが、歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ9,890万3,000円とするものでございます。歳入歳出予算の補正の款項の区分、および当該区分ごとの金額ならびに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるところでございます。 16ページをお願いします。 第1表歳入歳出予算補正の歳入でございますが、第2款使用料および手数料、第1項使用料が過年度分の簡易水道使用料で2万2,000円の追加で、歳入合計で2万2,000円の追加とするものでございます。 17ページをお願いします。 次に歳出でございますが、第1款簡易水道事業費、第1項簡易水道管理費が人事異動等に伴う職員給与費で2万2,000円の追加で、歳出合計で2万2,000円の追加とするものでございます。 以上、議案第54号の説明とさせていただきます。 18ページをお願いします。 次に、議案第55号平成30年度小浜市下水道事業特別会計補正予算(第1号)でございますが、歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,495万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ17億1,291万9,000円とするものでございます。 歳入歳出予算の補正の款項の区分、および当該区分ごとの金額ならびに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正に、地方債の変更につきましては第2表地方債補正によるところでございます。 19ページをお願いします。 第1表歳入歳出予算補正の歳入でございますが、第1款分担金及び負担金、第1項負担金が受益者負担金で1万円の追加。第6款繰入金、第1項一般会計繰入金が31万2,000円の減額。第7款繰越金、第1項繰越金が前年度繰越金で85万9,000円の追加。第9款市債、第1項市債が下水道事業債で1,440万円の追加で、歳入合計で1,495万7,000円の追加とするものでございます。 20ページをお願いします。 次に歳出でございますが、第1款下水道事業費、第1項下水道管理費が人事異動等に伴う職員給与費などで82万4,000円の減額、第2項下水道建設費が、国道162号の大手橋かけ替えに伴う下水道管布設がえの設計などの費用で1,578万1,000円の追加で、歳出合計で1,495万7,000円の追加とするものでございます。 21ページをお願いします。 第2表地方債補正の変更でございますが、下水道事業債につきまして限度額を1,440万円増額させていただくもので、起債の方法、利率および償還の方法につきましては補正前に同じでございます。 以上、議案第55号の説明とさせていただきます。 22ページをお願いします。 次に、議案第56号平成30年度小浜市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)でございますが、歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ114万4,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ4億5,899万8,000円とするものでございます。 歳入歳出予算の補正の款項の区分、および当該区分ごとの金額ならびに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるところでございます。 23ページをお願いします。 第1表歳入歳出予算補正の歳入でございますが、第6款繰入金、第1項一般会計繰入金が76万5,000円の減額。第2項基金繰入金が37万9,000円の減額、歳入合計で114万4,000円の減額とするものでございます。 24ページをお願いします。 次に歳出でございますが、第1款農業集落排水事業費、第1項農業集落排水事業費が人事異動等に伴う職員給与費などで114万4,000円の減額。歳出合計で114万4,000円の減額とするものでございます。 以上、議案第56号の説明とさせていただきます。 25ページをお願いします。 次に、議案第57号平成30年度小浜市漁業集落環境整備事業特別会計補正予算(第1号)でございますが、歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ10万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ5,633万円とするものでございます。 歳入歳出予算の補正の款項の区分、および当該区分ごとの金額ならびに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるところでございます。 26ページをお願いします。 第1表歳入歳出予算補正の歳入でございますが、第6款繰入金、第1項一般会計繰入金が5万円の追加。第7款繰越金、第1項繰越金が前年度繰越金で5万1,000円の追加で、歳入合計で10万1,000円の追加とするものでございます。 27ページをお願いします。 次に歳出でございますが、第1款漁業集落環境整備事業費、第1項漁業集落環境整備事業費が人事異動等に伴う職員給与費で10万1,000円の追加で、歳出合計で10万1,000円の追加とするものでございます。 以上、議案第57号の説明とさせていただきます。 28ページをお願いします。 次に、議案第58号平成30年度小浜市水道事業会計補正予算(第1号)でございます。 収益的収入および支出につきましては、支出の部におきまして第1項事業費で職員給与費の補正により9,000円を減額し、総額を4億1,334万1,000円とするものでございます。資本的収入および支出につきましては、支出の部におきまして第1款資本的支出で、国道162号大手橋かけ替えに伴う上水道管布設がえの設計などの補正で814万3,000円を追加し、総額を5億581万4,000円とするものでございます。予算第8条に定めました議会の議決を経なければ、流用することのできない経費でございます。職員給与費につきましては、既決予定額から80万8,000円を減額し、総額を3,967万4,000円とするものでございます。 以上、議案第58号の説明とさせていただきます。 9月補正予算に関する議案第50号から議案第58号までの説明は以上でございます。 よろしくお願いいたします。 ○議長(下中雅之君) 総務部長、伊須田君。 ◎総務部長(伊須田尚君) それでは、議案第59号から議案第64号につきまして、お手元の議案書によりご説明をさせていただきます。 議案書の2ページをお願いいたします。 議案第59号小浜市市税条例等の一部改正についてでございますが、提案理由は地方税法等の一部を改正する法律が平成30年3月31日に公布されたことに伴い、所要の改正を行うものでございます。 本改正は6条立てとなっております。 第1条の改正でございますが、第24条第1項第2号中、125万円を135万円に改め、障害者、未成年者、女性の寡婦および男性の寡夫に対する非課税措置の取得要件を引き上げるものでございます。 同条第2項中、「得た金額」の次に「10万円を加算した金額」を加え、均等割非課税限度額を10万円引き上げるものでございます。 34条の2中、「扶養控除額」をの次に、「前年の合計所得金額が2,500万円以下である」を加え、基礎控除額に所得要件を創設するものでございます。 同じく第34条の5中、「所得割の納税義務者」を「前年の合計所得金額が2,500万円以下である所得割の納税義務者」に改め、調整控除額に所得要件を創設するものでございます。 次に、第48条に第10項から第12項を加える改正でございますが、特定法人である内国法人の申告につきましては、地方税関係手続用電子情報処理組織を使用し電子申告を義務づけるものでございます。 3ページをお願いいたします。 第92条は、製造たばこの区分に新たに創設するものでございます。 第1号(5)において、加熱式たばこの区分を設けるものでございます。 第93条の次に、「製造たばことみなす規定」、「第93条の2」を加えるものでございます。 4ページをお願いいたします。 第94条「第4項」を「第6項」とし、同項の前に「第5項」を加える改正は、加熱式たばこの重量を紙巻たばこの本数に換算する方式について規定しております。 次に、第94条「第3項」を同条「第4」項とし、同条「第2項」の次に、「第3項」を加える改正につきましては、加熱式たばこの換算方法を規定したものでございます。 平成30年10月1日から、平成31年9月30日までの課税標準を定めておりまして、5ページに、第1号の現行の方法により換算した紙巻たばこの本数に0.8を乗じた本数と、第2号および第3号の新たな換算の方式により換算した紙巻たばこの本数に0.2を乗じた本数の合計数とするものでございます。 次に、第94条に「第7項から第10項」までの4項加える改正でございますが、第94条第7項は、加熱式たばこに係る紙巻たばこの本数への換算方法について、金額を紙巻たばこに換算する方式を規定しております。 6ページをお願いいたします。 第94条第8項は、算定したたばこ税に相当する金額に1,000未満の端数がある場合は、その端数を切り捨てることとしております。 第94条第9項は、算定した紙巻たばこの本数に1本未満の端数がある場合、その端数を切り捨てるものとしております。 第95条は、市たばこ税の税率について5,262円を5,692円に改めるものでございます。 附則第5条第1項中、「得た金額」の次に「10万円を加算した金額」を加え、所得割非課税限度額を10万円引き上げるものでございます。 第2条の改正についてご説明させていただきます。 第94条第3項中、「0.8」を「0.6」に、「0.2」を「0.4」に改めるものでございまして、加熱式たばこの課税標準を現行の方法に係数0.6を乗じた本数と、新たな換算の方法に係数0.4を乗じた本数の合計数とするものでございます。 第3条の改正についてご説明させていただきます。 第94条第3項中、「0.6」を「0.4」に、「0.4」を「0.6」に改めるものでございまして、加熱式たばこの課税標準を現行の方法に係数0.4を乗じた本数と、新たな換算の方法に係数0.6を乗じた本数の合計数とするものでございます。 次に、第95条中、市たばこ税の税率について、5,692円を6,122円に改めるものでございます。 7ページをお願いいたします。 第4条の改正について、ご説明をさせていただきます。 第94条第3項中、「0.4」を「0.2」に、「0.6」を「0.8」に改めるものでございまして、加熱式たばこの課税標準を現行の方法に係数0.2を乗じた本数と、新たな換算の方法に係数0.8を乗じた本数の合計数とするものでございます。 第95条中、市たばこ税の税率について6,122円を6,552円に改めるものでございます。 第5条の改正についてご説明させていただきます。 第94条第3項中、第1号の「現行の方法に係数0.2を乗じて計算した本数」ならびに同項第2号および第3号に規定する新たな換算の方法に、「係数0.8を乗じて計算した本数の合計数」とする計算方式を削り、平成34年10月1日以降、「加熱式たばこの課税標準を新たな換算の方法により換算した紙巻たばこの本数の合計数」とするものでございます。 第6条の改正についてご説明させていただきます。 第6条は、平成27年小浜市条例第28号の一部改正でございまして、平成27年度改正において講じた、紙巻たばこ3級品に係る税率の経過措置について、附則第5条第2項第3号中、平成31年3月31日を平成31年9月30日に改めるものでございます。 8ページをお願いいたします。 附則でございますが、第1条において施行日を平成30年10月1日と定めております。ただし、第1号から第8号に掲げる規定につきましてはそれぞれ記載の施行日とするものでございます。 第2条は、市民税に関する経過措置の規定でございまして、附則第1条で市民税に関する施行日をそれぞれ定めておりますが、改正後の市民税に関する部分につきましては、その施行日以降の年度分の個人の市民税について適用することを定めております。 9ページをお願いいたします。 第3条は、市たばこ税に関する経過措置の規定でございまして、附則第1条で定めた施行日前に課した、または課すべきであった市たばこ税については、従前の例によるとするものでございます。 第4条は、手持ち品課税に係る市たばこ税に関する規定でございます。平成30年10月1日前に売り渡し、または売り渡しもしくは消費等が行われた製造たばこを同日に販売するため、所持する卸売販売業者等、または小売販売業者がある場合において、これらの者が卸売販売業者等として、当該製造たばこを同日に小売販売業者に売り渡したものとみなして市たばこ税を課するものとするものでございます。この場合、当該たばこ税の税率は1,000本につき430円とするものでございます。 11ページをお願いいたします。 第4条第5項は、製造たばこの返還があった場合における控除の規定を、手持ち品課税にかかるたばこ税についても準用するものでございまして、その手続について規定をしております。 12ページをお願いいたします。 第6条は、市たばこ税に関する経過措置を規定したものでございます。 附則第1条第5号に掲げる規定の、施行の日前に課したまたは課すべきであった市たばこ税についてはなお従前の例によるとするものでございます。 第7条は、平成32年10月1日前に売り渡し等が行われた製造たばこの手持ち品課税にかかる規定でございます。 14ページをお願いいたします。 第8条は、市たばこ税に関する経過措置でございまして、附則第1条第7号に掲げる規定の施行日前に課した、または課すべきであった市たばこ税については、なお従前の例によるとするものでございます。 第9条は、平成33年10月1日前に売り渡し等が行われた製造たばこの手持ち品課税に係る規定でございます。 次に、議案書の18ページをお願いいたします。 議案第60号小浜市都市計画税条例の一部改正についてでございますが、提案理由は地方税法等の一部を改正する法律が平成30年3月31日に公布されたことに伴い、所要の改正を行うものでございます。本改正は地方税法附則第15条第43項の規定が削除されたことに伴い、当該条項を引用しております小浜市都市計画税条例の附則に、項ずれが生じたことによる改正でございます。 附則でございますが施行日を平成31年4月1日と定めております。 20ページをお願いいたします。 議案第61号小浜市放課後児童クラブ条例の制定についてでございますが、提案理由は平成31年4月の小浜美郷小学校開校に伴い、小浜美郷小学校敷地内に新たに小浜美郷児童クラブ会館を設置することとなったため、また市内児童クラブにおける放課後児童健全育成事業の実施に関し、必要な事項を定めるため小浜市放課後児童クラブ条例を制定するものでございます。 本条例は、10条で構成されております。 第1条は、本条例の趣旨をうたっております。 第2条第1項は、直営または民間委託を含めた全ての児童クラブの名称、また、第2項は児童クラブの専用施設として今富児童クラブ会館および小浜美郷児童クラブ会館を設置する旨を規定しております。 第3条は、児童クラブの休業日を定めております。 21ページをお願いいたします。 第4条は、開所時間を定めております。第1項第1号では、休業日以外の日について、小学校下校時から午後6時まで、同項第2号では小中学校の管理規則で定める休業日、土曜日、および祝日については、午前8時から午後6時までを開所時間としております。第2項において、保護者がやむを得ない事由で延長を希望する場合は開所時間を延長する旨を規定しております。 第5条は、市内の小学校に就学している児童で、保護者のいずれもが居宅外で労働することを常態としていることなど、入会できる児童の範囲を定めております。 第6条は、入会させようとする場合の許可について、第7条は、退会または休会させようとするときの届け出について規定しております。 第8条は、入会した場合の保護者負担金について規定をしております。 22ページをお願いいたします。 第9条は、保護者負担金の減額免除について規定しております。 第10条は、本条例の施行に関し必要な事項を規則で定める旨を規定しております。附則でございますが、第1項で施行期日を、第2項で準備行為について規定しております。 24ページをお願いいたします。 議案第62号小浜市放課後児童健全育成事業の設備および運営に関する基準を定める条例の一部改正についてでございますが、提案理由は、放課後児童健全育成事業の設備および運営に関する基準の一部を改正する省令および学校教育法の一部を改正する法律の施行に伴う厚生労働省関係省令の整理等に関する省令が公布されたことに伴い、所要の改正を行うものでございます。 第10条第3項第4号を、教育職員免許法第4条に規定する、「免許状を有する者」に改めるものでございまして、実際に免許更新の講習を受けていなくても免許状を持っていれば、放課後児童支援員になれる旨を明確化したものでございます。 次に、同項第5号中、「卒業した者」を「卒業した者」(当該学科または当該課程を修めて同法の規定による専門職大学の前期課程を修了したものを含む)に改め、卒業者に対する補足の追加を行うものでございます。 次に、同項第10号として「5年以上放課後児童健全育成事業に従事したものであって、市長が適当と認めたもの」を追加することにより、支援員の資格を拡大するものでございます。附則でございますが、施行日を公布の日からと定めております。ただし、第10条第3項第5号の改正規定につきましては、平成31年4月1日から施行することとしております。 26ページをお願いいたします。 議案第63号小浜市介護保険条例の一部改正についてについてでございますが、提案理由は介護保険法施行令等の一部を改正する政令が公布されたことに伴い、所要の改正を行うものでございます。 改正の内容は、「令第38条第4項」を「令第22条の2第2項」に改めるものでございまして、介護保険法施行令の引用条項が改正されたことに伴うものでございます。附則でございますが、施行日を公布の日からと定めております。 28ページをお願いいたします。 議案第64号小浜市水産業活性化拠点施設の設置および管理に関する条例の制定についてでございますが、提案理由は、内外海地区活性化計画に基づき、旧田烏小学校を小浜市水産業活性化拠点施設として整備するため、施設の設置および管理に関する条例を制定するものでございます。 第1条で、本条例の趣旨をうたっております。 第2条は、水産物の加工、販売、水産加工等の漁業体験、地域コミュニティ活動等を通じて水産業の振興、交流人口の増加ならびに地域の活力の向上、および持続的発展を図ることを目的として、拠点施設を設置する旨を規定しております。 第3条は、拠点施設の位置を定めております。 第4条は、施設の1階になれずし加工施設、高鮮度冷凍施設を。2階にへしこ加工施設を。3階に水産加工体験施設を設けるものとしております。また、体育館を地域コミュニティ施設として、グラウンドを地域コミュニティ広場とするものでございます。 第5条は、指定管理者によって管理を行わせる旨を規定しております。 第6条は、各号において指定管理者が行う業務を定めております。 29ページをお願いいたします。 第7条は、開館時間および休館日を定めております。 第8条は、施設を利用しようとするものはあらかじめ指定管理者の許可を受けなければならない旨を規定しております。また、第2項各号において指定管理者が許可を与えないことができる事由を定めております。 第9条は、利用の制限について規定をしております。 30ページをお願いいたします。 第10条は、利用目的以外の利用、または権利を他人に譲渡、転貸してはならない旨を定めております。 第11条は、利用料金について規定しております。この場合、利用料金は別表に掲げる利用料金の限度額の範囲内において、指定管理者があらかじめ市長の承認を得て定めるものとしております。 第12条は、利用料金を指定管理者の収入として収受させることとしております。 第13条は、利用料金の減免および還付について規定しております。 第14条は、その利用が終了したとき、または利用を中止されたときは当該施設を原状に回復しなければならない旨を定めております。 31ページをお願いいたします。 第15条は、故意または過失により施設等を損壊し、または滅失したものは損害を賠償しなければならない旨を規定しております。 第16条は、規則への委任事項を定めております。 附則でございますが、第1項で施行期日を、第2項で準備行為について規定しております。 以上、上程議案の説明とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。 △質疑 ○議長(下中雅之君) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。--質疑なしと認め、これをもって質疑を終結いたします。 △委員会付託 ○議長(下中雅之君) ただいま議題となっております各議案をさきに配付いたしました議案付託表のとおり、それぞれの所管の常任委員会に付託いたします。 △陳情第6号および陳情第7号 ○議長(下中雅之君) 日程第5 陳情第6号地方財政の充実・強化を求める意見書採択についてならびに陳情第7号地方公務員法及び地方自治法の一部改正における新たな一般職非常勤職員の処遇改善と雇用安定に関する意見書採択についてを一括議題といたします。 今期定例会において、本日までに受理いたしました陳情は、さきに配付してあります陳情文書表のとおりであり、その内容は陳情書の写しのとおりであります。 △委員会付託 ○議長(下中雅之君) ただいま議題となっております各陳情を、陳情文書表のとおり所管の常任委員会に付託いたします。 △散会 ○議長(下中雅之君) 以上で、本日の日程は全て終了いたしました。 明28日より9月4日までは休会とし、5日は定刻本会議を開き、一般質問を行います。本日はこれにて散会いたします。                           午後0時02分散会 上会議の次第を記し相違ないことを証明するために署名する。           平成  年  月  日           小浜市議会議長           署名議員   8番           署名議員   13番 上会議録は地方自治法第123条の規定により調製したものである。        小浜市議会事務局長  齊藤睦美...