小浜市議会 > 2017-08-29 >
08月29日-01号

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  1. 小浜市議会 2017-08-29
    08月29日-01号


    取得元: 小浜市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-08
    平成29年  9月 定例会(第4回)   平成29年8月29日小浜市議会定例会会議録(その1)●出席議員(17名) 1番  熊谷久恵君  2番  竹本雅之君 3番  牧岡輝雄君  4番  藤田靖人君 5番  佐久間 博君 6番  西本清司君 7番  小澤長純君  8番  今井伸治君 9番  能登恵子君  10番  下中雅之君 11番  三木 尚君  12番  垣本正直君 13番  藤田善平君  14番  風呂繁昭君 15番  富永芳夫君  16番  清水正信君 17番  池尾正彦君●欠席議員(なし)●地方自治法第121条の規定による議場出席者職氏名     市長        松崎晃治君     副市長       東 武雄君     政策幹       御子柴北斗君     総務部長      伊須田 尚君     総務部特命幹    安田一雄君     総務部次長     檀野清隆君     総務部次長     岩滝満彦君     企画部長      前川昭彦君     企画部次長     東野克拓君     企画部次長     和久田和典君     財政課長      松見一彦君     民生部長      岡 正人君     民生部次長     佐々木宏明君     高齢・障がい者元気支援課長               清水淳彦君     産業部長      天谷祥直君     会計管理者     地村知代君     産業部次長     岩本喜洋君     産業部技幹     松崎行生君     商工観光課長    田中正俊君     教育長       森下 博君     教育部長      西田雅志君     教育部次長     前野浩良君●議会事務局長および書記 議会事務局長        齊藤睦美 次長            領家直美 書記            松山辰紀●議事日程   平成29年8月29日 午前10時開議  日程第1       会期決定  日程第2 認定第1号 平成28年度小浜市一般会計歳入歳出決算の認定について       認定第2号 平成28年度小浜市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について       認定第3号 平成28年度小浜市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について       認定第4号 平成28年度小浜市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について       認定第5号 平成28年度小浜市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について       認定第6号 平成28年度小浜市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について       認定第7号 平成28年度小浜市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について       認定第8号 平成28年度小浜市漁業集落環境整備事業特別会計歳入歳出決算の認定について       認定第9号 平成28年度小浜市加斗財産区運営事業特別会計歳入歳出決算の認定について       認定第10号 平成28年度小浜市水道事業会計決算の認定について  日程第3 報告第14号 地方公共団体の財政の健全化に関する法律における健全化判断比率の報告について       報告第15号 地方公共団体の財政の健全化に関する法律における資金不足比率の報告について  日程第4 報告第16号 議会の委任による専決処分の報告について(損害賠償の額を定めることについて)       報告第17号 議会の委任による専決処分の報告について(損害賠償の額を定めることについて)  日程第5 議案第62号 平成29年度小浜市一般会計補正予算(第2号)       議案第63号 平成29年度小浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)       議案第64号 平成29年度小浜市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)       議案第65号 平成29年度小浜市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)       議案第66号 平成29年度小浜市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)       議案第67号 平成29年度小浜市下水道事業特別会計補正予算(第1号)       議案第68号 平成29年度小浜市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)       議案第69号 平成29年度小浜市漁業集落環境整備事業特別会計補正予算(第1号)       議案第70号 平成29年度小浜市水道事業会計補正予算(第1号)       議案第71号 小浜市地域包括支援センターの人員および運営に関する基準を定める条例の一部改正について       議案第72号 小浜市企業振興条例の一部改正について       議案第73号 小浜市空家等の適正な管理に関する条例の制定について  日程第6 陳情第5号 地方財政の充実・強化を求める意見書採択について       陳情第6号 「全国森林環境税の創設に関する意見書採択」に関する陳情       陳情第7号 大飯原発3・4号機の再稼働以前に30km圏自治体と住民への納得できる説明を求める陳情                           午前10時00分開会 △開会・開議 ○議長(下中雅之君) これより平成29年第4回小浜市議会定例会を開会いたします。 直ちに本日の会議を開きます。 △諸般の報告 ○議長(下中雅之君) 諸般の報告をいたさせます。 議会事務局長、齊藤君。 ◎議会事務局長(齊藤睦美君) 報告いたします。 6月29日、議会運営委員会議会報告会連絡会がそれぞれ開催されました。 6月30日、若狭鯉川シーサイドパークの浜開きが開催され、議長ならびに関係議員が出席しました。 同日、小浜市・若狭町・高島市総合振興協議会の総会が高島市で開催され、議長ならびに関係議員が出席しました。 7月1日、第23回与謝野晶子短歌文学賞、第20回山川登美子記念短歌大会合同表彰式が開催され、議長が出席しました。 同日、2017年原水爆禁止国民平和大行進が行われ、出発式で議長が激励しました。 7月2日、綱女顕彰祭が開催され、議長ならびに関係議員が出席しました。 7月3日、総務民生常任委員会管内視察が行われました。 同日、人魚の浜海水浴場の浜開きが開催され、議長ならびに関係議員が出席しました。 同日、国道161号改良整備促進期成同盟会京都大原今津小浜間国道整備促進期成同盟会合同総会が滋賀県大津市で開催され、議長が出席しました。 7月4日、国道162号大手橋・西津橋改良促進期成同盟会の現地視察が福井市で開催され、議長ならびに関係議員が出席しました。 7月5日、社会を明るくする運動内閣総理大臣メッセージ伝達式が開催され、議長が出席しました。 7月6日、産業教育常任委員会管内視察が行われました。 7月7日、県道岡田深谷線改良促進期成同盟会、深谷・相生間道路建設促進同盟会の会計監査を議長が実施しました。 7月10日、定例全員協議会議会運営委員会北陸新幹線早期全線開業特別委員会、地域防災・原子力安全対策特別委員会広報委員会がそれぞれ開催されました。 7月14日、北川総合開発対策協議会総会が若狭町で開催され、議長が出席しました。 7月21日、福井県原子力環境安全管理協議会総会が敦賀市で開催され、議長が出席しました。 7月24日、小浜市おおい町総合振興協議会がおおい町で開催され、議長ならびに各議員が出席しました。 同日、県道岡田深谷線改良促進期成同盟会総会、深谷・相生間道路建設促進同盟会総会がおおい町で開催され、議長ならびに各議員が出席しました。 7月25日、嶺南市町議長会定例会が敦賀市で開催され、正副議長が出席しました。 同日、福井県原子力発電所立地市町連絡協議会総会が南越前町で開催され、議長が出席しました。 同日、若狭消防組合議会公立小浜病院組合議会が開催され、関係議員が出席しました。 7月27日、愛知県尾張旭市議会の行政視察を受け入れ、議長が歓迎の挨拶を述べました。 同日、平成29年度6月分の例月出納検査結果報告を受理しました。 7月28日、嶺南広域行政組合議会代表者会議が若狭町で開催され、関係議員が出席しました。 7月29日、仏谷太陽光発電所オープニングセレモニーが開催され、議長が出席しました。 同日、自衛隊艦艇の入港歓迎式が開催され、議長が出席しました。 7月31日、議会運営委員会が開催されました。 同日、北川改修促進期成同盟会総会が開催され、議長ならびに関係議員が出席しました。 同日、国道162号大手橋・西津橋改良促進期成同盟会総会が開催され、議長ならびに関係議員が出席しました。 8月1日、原子力発電小浜環境安全対策協議会が開催され、議長ならびに関係議員が出席しました。 同日、若狭広域行政事務組合議会が若狭町で開催され、関係議員が出席しました。 同日、「若狭マリンピア」が開幕し、議長が出席しました。 8月2日、北陸新幹線早期全線開業特別委員会が開催されました。 同日、小浜市若狭町総合振興協議会が開催され、議長ならびに各議員が出席しました。 8月3日、小浜市議会歴代議員懇談会が開催され、議長が出席しました。 8月4日、箸まつり開会式が開催され、議長ならびに関係議員が出席しました。 同日、森林基幹道若狭遠敷線開設促進期成同盟会総会がおおい町で開催され、議長ならびに関係議員が出席しました。 同日、ジャパンビーチバレーボールツアー2017若狭おばま大会歓迎レセプションが開催され、議長ならびに各議員が出席しました。 8月5日、宮川地区伝統行事、虫送りが開催され、議長ならびに関係議員が出席しました。 8月8日、東京都内において全国市議会議長会第159回建設運輸委員会が開催され、議長が出席しました。 8月9日、定例全員協議会、地域防災・原子力安全対策特別委員会がそれぞれ開催されました。 8月10日、福井県市議会議長会定期総会が福井市で開催され、正副議長が出席しました。 8月13日、万灯祭点灯式が開催され、議長が出席しました。 8月16日、公立小浜病院組合議会が開催され、関係議員が出席しました。 8月21日、福井県市議会議長会による福井県要望が実施され、議長が出席しました。 8月22日、議会運営委員会が開催されました。 同日、静岡県浜松市議会の行政視察を受け入れ、議長が歓迎の挨拶を述べました。 8月23日、全員協議会、地域防災・原子力安全対策特別委員会がそれぞれ開催されました。 8月25日、第38回北信越国民体育大会ウエイトリフティング競技開始式が開催され、議長が出席しました。 同日、平成29年度7月分の例月出納検査結果報告を受理しました。 8月26日、福井県戦没者追悼式、福井県遺族連合会創立70周年記念式典が越前市で開催され、議長が出席しました。 8月28日、議長ならびに北陸新幹線早期全線開業特別委員会が福井県、福井県議会に要望を行いました。 同日、嶺南広域行政組合議会代表者会議が敦賀市で開催され、関係議員が出席しました。 ただいまの出席議員は17名であります。 地方自治法第121条の規定による本日の議場出席者は、松崎市長ほか21名であります。 以上、報告いたします。 △会議録署名議員の指名 ○議長(下中雅之君) 本日の会議録署名議員は、小浜市議会会議規則第79条の規定により、議長において5番、佐久間博君、15番、富永芳夫君を指名いたします。 本日の日程は、配付いたしました印刷物のとおりであります。 △会期決定 ○議長(下中雅之君) 日程第1 会期決定を議題といたします。 お諮りいたします。 今期定例会の会期は、議会運営委員会委員長より申し出のとおり、本日より10月6日までの39日間といたしたいと思います。 これにご異議ありませんか。     (異議なし) ○議長(下中雅之君) ご異議なしと認めます。 よって、会期は本日より10月6日までの39日間と決定いたしました。 ここで市長より発言を求められておりますので、これを許可いたします。 市長、松崎晃治君。 ◎市長(松崎晃治君) 所信の内容に入ります前に、本日、北朝鮮による弾道ミサイルが発射されたことについて、申し述べさせていただきます。 本日早朝、北朝鮮が日本列島上空を通過する弾道ミサイルを発射したことは、国連安全保障理事会決議に対する重大な違反行為であるとともに、日本の安全保障を脅かす誠に遺憾な行為であると考えております。 福井県および本市におきましては、飛来および上空を通過する可能性がある地域には当たらなかったことからJアラートによる情報伝達は行われませんでした。また、現時点において、本市や県内市町での被害は確認されておりません。 有事に備え、本市におきましても国民保護計画に基づき市民の安全・安心の確保に向け万全を期してまいりたいと考えております。 それでは、所信表明させていただきます。 平成29年、9月小浜市議会定例会の開会に当たり、所信表明の機会をいただきましたことに対しまして、深く感謝申し上げます。 引き続き、市民の皆様の負託に応えられますよう、強い決意を持って小浜市の発展に全力を尽くしてまいりますので、今後ともご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 さて、私は昨年7月の市長選挙におきまして、市民の皆様からご支持をいただき、三たび市長の重責を担わせていただくことになりました。就任以来約1年が経過いたしましたが、3期目の公約であります「地方創生と、活力ある小浜の創造」を目指し、「小浜を研く」をスローガンに各種施策の実現に向け、邁進してまいりました。中でも、昨年12月に念願でありました北陸新幹線小浜京都ルートが決定いたしましたことから、今年度を「新たなまちづくり元年」と位置づけ、これを常に念頭に置きながら政策を進めてまいったところでございます。 まず、本市の最重要課題であります北陸新幹線でございますが、本年3月には小浜・京都ルートに引き続き、京都・大阪間を結ぶ全区間のルートが決定され、北陸新幹線は全線開業に向け大きな一歩を踏み出しました。国土交通省の試算によりますと、小浜から京都までの所要時間は19分、大阪までは38分、東京へはリニア新幹線経由で1時間57分と言われております。北陸新幹線の全線開業により、関西圏や首都圏への短時間かつ大量輸送が可能となり、関西圏への通勤・通学の拡大、企業進出による雇用創出、交流人口や移住・定住人口の増加など、小浜市が関西から見た北陸の玄関口、北陸から見た関西の玄関口となり、新たなゲートウエーのまちとして飛躍的に発展する絶好の機会であると捉えております。 現在、詳細な駅・ルートの公表に向けた現地調査が着実に行われておりますが、昨年公表された国土交通省による敦賀・大阪間の整備スキームは着工が北海道新幹線札幌開業後の平成43年、工事で15年を想定し、開業は30年後とされております。これは地域振興策や人口減少対策など喫緊の課題を抱える本市や沿線自治体にとって到底容認できるものではございません。私は北陸新幹線を一日も早く全線開業させ、開業効果を早期に発現させることが最重要課題であると認識しております。 昨日も市議会北陸新幹線早期全線開業特別委員会の皆様とともに、福井県知事、福井県議会に対し、詳細なルートや駅の位置を決める調査を速やかに進め、早期に環境影響評価に着手すること、敦賀・大阪間の建設財源の見通しを早期につけ、北海道新幹線札幌開業までに敦賀・大阪間の全線フル規格による早期開業をすることの2点について要望活動を行ったところでございます。今後も関西、北陸、首都圏の沿線都府県や福井県と連携しながら、早期に建設財源の見通しをつけ、北海道新幹線札幌開業より早い全線開業を実現するよう、国や関係機関に対して全力で要請してまいりますので、引き続き市議会をはじめ市民の皆様のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。 また、今年度から3年程度かけて策定する北陸新幹線全線開業を見据えた「北陸新幹線・小浜市新まちづくり構想」に着手しており、現在、若手職員によるワーキンググループが各種資料の収集、調査、研究を行っており、先進地である高岡市、佐久市の視察には私みずからも同行し、現地を調査したところでございます。市民の皆様に小浜市の将来ビジョンをお示しすることで北陸新幹線早期開業への機運の醸成を図り、効果を十分に生かせるよう着実な準備を行いながら、開業を万全の体制で迎えられるよう取り組んでまいります。 また、今後、まちづくりを進めていく上での大変重要なキーワードとして、基盤産業の確立が挙げられます。基盤産業とは、需要者の多くが地域外に在住し、地域外への販売・流通により価値、収益を地域内にもたらす産業と定義されております。一方、非基盤産業とは、地域内で経済を循環させる医療、福祉、小売、卸などの産業であり、地域内産業である非基盤産業だけでは地域経済は成り立たないと言われております。基盤産業を成長させることにより、地域内経済である非基盤産業へも波及し、地域の経済全体を活性化することが必要であると考えております。 また、この考えを本市に当てはめますと、基盤産業で920人の雇用をふやすことができれば、人口が約1万人ふえるという試算が出ており、基盤産業を充実させることが人口減少対策において非常に重要であると認識しております。小浜市には農業、漁業、観光、箸など、多くの可能性を持つ産業がございます。食や文化財、歴史などの地域資源を生かし、これら産業の一層の基盤産業化を図るとともに、現在基盤産業として活躍しております生産用機械メーカー等の支援にも力を入れてまいります。また、企業誘致にもこれまでと同様に積極的に取り組んでいく中で、雇用の拡大、人口増につなげ、小浜市のさらなる発展を図ってまいります。 私は、3期目を諸施策の総仕上げと位置づけております。「小浜を研く」を公約に掲げ、5つの「みがく」を定め、その実現のための施策を進めております。 それでは、私の5つの公約。 1つ、産業をみがく。 2つ、観光をみがく。 3つ、文化・教育をみがく。 4つ、生活をみがく。 5つ、行政をみがく。 に基づき、主なものにつきまして、所信の一端を申し述べさせていただきます。 初めに、「産業をみがく」について申し上げます。 まず、企業誘致の推進と企業団地の造成について申し上げます。 企業誘致の推進と企業団地の造成につきましては、雇用の場の創出や人口減少対策を進める上で重要な施策の一つであると考えております。北陸新幹線小浜京都ルートの決定を受け小浜市の注目度が大きくなっている今、私自身が先頭に立ち、特に若者にとって魅力ある雇用の場の創出を実現するため、企業誘致に積極的に取り組んでいるところでございます。今年度に入ってから数社より企業進出に関する問い合わせがあり、2社進出する動きがあり、現在関係機関等と最終の調整を行っているところでございます。また、残り1区画が未分譲となっている竜前企業団地につきましても、交渉中の企業に対し売却交渉を進めているところでございまして、今後とも誘致に向け全力で取り組んでまいります。 一方、企業を誘致するに当たっては、まとまった土地の確保が必要でございます。そのための新たな企業団地につきましては、平成27年度より地元交渉に入り、昨年度には地権者が中心となった対策委員会を組織していただき、事業計画、整備方針についてはおおむね関係者の皆様に了承いただいたところでございます。今後は用地買収に向けた交渉を進めてまいります。 次に、起業・創業支援について申し上げます。 市民にとって魅力ある働く場を造り出していくためには、地域外から企業を誘致することに加え、市民みずからによる起業・創業を支援していくことも重要であります。このため、従来の企業振興助成金に加え、平成27年度には空き店舗や空き工場を有効活用した事業展開を促す小浜市空き工場等活用補助金制度を、平成28年度には市内の創業者の創業を支援する創業チャレンジ事業補助金を創設いたしました。特に、創業チャレンジ事業補助金は市民からも好評を得ており、昨年度は本補助金を活用し、空き店舗を活用した創業、女性による創業など、多様な操業が実現いたしました。今年度も5月から募集を開始したところであり、既に数件の相談を受けております。今議会では、これまで市内で創業されていた唯一の造り酒屋の後を引き継ぎ、事業開始の準備を進めていた株式会社小浜酒造が9月より操業を開始するめどがついたことから、企業振興助成金の予算を上程させていただいております。 また、創業し、事業を軌道に乗せていくに当たっては、事業計画や資金調達などの適切なサポートが重要です。このため、本市では小浜市創業支援事業計画に基づき、小浜市役所が窓口となり、小浜商工会議所株式会社日本政策金融公庫武生支店市内金融機関が連携し、創業希望者の支援を行っております。 加えて、企業が事業を発展させていくためには、事業にかける情熱やこだわりを広く発信してファンを獲得し、地域内外から投資を呼び込むという観点も重要でございます。このため、平成28年度には小浜魅力発信・投資呼び込みプロジェクトとして市内金融機関小浜商工会議所と連携し、クラウドファンディングを活用して小浜市の魅力発信に資する事業展開を目指す事業者の支援を開始いたしました。昨年度は4件のクラウドファンディングの組成に結びつけ、これらは現在も全国から投資を集めているところでございます。今年度も新たな事業者の募集を行う予定をしており、小浜の魅力発信に資する事業者の支援を関係者と一体となって取り組んでまいります。 次に、伝統産業の後継者育成支援について申し上げます。 小浜市を代表する伝統工芸品である若狭塗は400年以上の歴史を有し、本市を代表する産業でもありますが、後継者不足が長年の課題となっております。そのため、後継者の募集を行ったところ、昨年10月より県外出身者1名の応募があり、現在、伝統工芸士のもとで若狭塗の修行を行っているところでございます。技術の習得は順調に進んでおり、立派な後継者が育つことを期待しております。 また、全国的にもトップシェアを誇っております若狭塗箸につきましては、ここ数年は海外販路拡大への取り組みにも力を入れており、平成27年度のミラノ博への出展を皮切りに、昨年度は2度にわたる香港でのプロモーションを実施し、現地でも非常に好評を博したところでございます。今年度も本県出身の在香港日本国総領事館、松田大使とのご縁もあり、昨年度に引き続き「日本秋祭りin香港」に出展し、私みずから若狭塗箸のPRを行う予定をしております。 今後もこれらの取り組みにより箸産業の活性化を支援してまいります。 次に、農業振興について申し上げます。 本市では、担い手の高齢化、減少が進む中、地域が一体となって農業を将来につないでいく体制づくりとして、地域の中心となる担い手を育成するとともに、農地の集積・集約化に取り組んでおります。担い手の育成といたしましては、市外から就農希望者を呼び込み、新たな担い手を育成する「おばまアグリスクール」や市内の中心となる農業者の経営感覚を高める「地域農業リーダー養成講座」を展開しているところでございます。 また、農閑期である秋から冬にかけては、今後の農業を考える絶好の時期であることから、農地の集積や土地改良など、各地域での今後の農業のあり方に関する話し合いを促してまいります。 さらに、農林水産物でさらなる収益を上げていくためには、6次産業化にも取り組みつつ新たな販路を開拓していくことが重要と考えております。このような取り組みの拡大に向け、市内事業者が売れるための商品作りや新規販路開拓を進めるための「ヒット商品開発販売塾」を展開してまいります。 次に、水産振興について申し上げます。 本市では、「御食国若狭と鯖街道」の日本遺産認定を契機とし、小浜の歴史文化とも密接なかかわりがあるサバを切り口として小浜市の水産業や地域全体の活性化につなげることを目指し、昨年度より「鯖、復活」プロジェクトに取り組んでおります。昨年度は予定尾数を1カ月半で完売するなど好評を得たところであり、今年度は養殖規模を8,000尾に拡大するとともに、小浜市漁業協同組合、福井県立大学、若狭高校、福井県、株式会社鯖や等と連携し、養殖技術の確立に向けた研究や流通に向けた検討を行っております。本議会におきましても、国のIoT実装推進事業に採択されましたことから、リアルタイムで水温等を測定しつつ給餌方法をマニュアル化するための予算を上程させていただいており、効率的な養殖技術を確立してまいりたいと考えております。 さらに、小浜の魅力や鯖街道のストーリーを体感しつつ、小浜のサバ料理をはじめとした鯖街道ならではの料理を味わうことができるアンテナ料理店「SABAR鯖街道」が4月に大阪にオープンしたところであり、今後、京都、東京にも開店を予定していることから、これらの店舗も活用しつつ、「鯖を愛するまち・小浜」のさらなる発信に努めてまいります。 また、サバのみならず小浜の海は本市の重要な誘客素材であり、北陸新幹線敦賀延伸やその後の全線開通を見据え、その魅力を磨いていくことが重要と考えております。このような背景から、昨年度海を生かした新たな産業の創出を図ることを目指す内外海地区活性化計画が策定されたところであり、本議会において本計画の具体化に向けた予算を上程させていただいております。 このように、将来を見据え、新たな技術や民間活力も取り入れつつ、本市の強みとなる産業の一つである水産業の活性化に取り組んでまいります。 次に、私の公約の2つ目に掲げる「観光をみがく」について申し上げます。 まず、「DMOによる稼げる地域づくり」について申し上げます。 株式会社まちづくり小浜「おばま観光局」につきましては、6月議会におきまして第7期分の黒字決算をご報告申し上げたところでございます。REVICのご支援を仰ぎ、順調に財務体質の改善強化が進んでいることに加え、3年連続で観光補助事業の採択をいただき、第8期はこれまで以上に収益事業、公益事業の両面において積極的な事業展開を図っているところでございます。 また、市内経済の活性化につきましては、地域全体の活性化度合いを計測するため、観光エリアごとの集客数や伸び率等を地域KPIとして設定し、より効果的な施策の展開につなげてまいります。 次に、「鯖のまちフェスタin若狭おばま海の駅」について申し上げます。 昨年10月30日に川崎地区で行われた「2016年鯖サミットin若狭おばま」は、悪天候の影響で1日だけの開催であったにもかかわらず、県内外から1万8,000人もの来場者にお越しいただくことができました。本年度は名称を「鯖のまちフェスタin若狭おばま海の駅」とし、10月21日、22日の両日に食文化館を中心とした川崎地区で開催いたします。 若狭フィッシャーマンズ・ワーフや総合卸売市場から食文化館へかけての一帯を会場とし、サバにゆかりのある地域から多くの出店を募り、サバを切り口に鯖街道の起点である小浜のサバ文化を全国へ発信してまいります。 また、6月9日には国土交通省が認定する海の駅として若狭フィッシャーマンズ・ワーフ前に「わかさおばま海の駅」が設定され、供用開始いたしました。今後は川崎地区のにぎわい創出のため、多くの方々にお越しいただけるよう、海の駅ネットワークを活用し、PRに努めてまいります。 次に、観光地のWi-Fi整備について申し上げます。 近年、観光地ではSNSで情報を発信したりその地域の情報を取得したりするため、Wi-Fiの整備が重要となっております。このため、本市におきましても、Wi-Fiの整備を積極的に進めてきたところであり、道の駅若狭おばまをはじめとする主要公共施設での整備は既に完了しております。現在は民間観光関連事業者に対する補助制度を設けて導入を促しているところであり、平成27年度および平成28年度の2年間で計12件の実績がございました。引き続き民宿等における需要が見込まれることから、今年度におきましても制度を継続し、さらなる環境整備に努めてまいります。あわせて、今後におけるインバウンドの進展を見据え、広範囲でのWi-Fi整備に向け、近隣市町を共通のシステムによる運用の可能性を探るなど、検討を進めてまいりたいと考えております。 次に、漁業体験施設等を活用した教育旅行の誘致について申し上げます。 ブルーパーク阿納におきましては、今年度も岐阜県内の中学校を中心に昨年度を上回るペースでご利用いただいており、2年先まで予約を入れていただいている学校もあるなど、その好調ぶりが際立っております。また、内外海地区活性化計画を策定する中で、教育旅行のさらなる進展に向け、内外海地区における横展開を模索し、継続的に地元関係者との調整および営業活動を行っているところでございます。7月末には、矢代において大阪府の中学校の受け入れが実現するなど新たな展開を見せており、今後もコンスタントな誘致につながるよう地元を支援してまいります。 次に、旭座の観光活用と文化芸術活動の推進について申し上げます。 旭座は、昨年のオープン以来利活用する文化財として市街の方々や文芸団体主催による舞踊、落語、演劇などの芸能披露、映画の上映をはじめ、学校や各種団体、事業所で舞台発表を行うなど、さまざまな団体に多用途にご利用いただいているところでございます。中でも、上方落語協会との連携による旭座上方落語会や、市内各地に伝わる祭りを紹介する「伝統芸能の祭典in旭座」などを実施し、伝統文化の発表の場として活用してまいりました。さらに、7月には創立80年を迎え日本国内でも有名な劇団、文学座の公演を開催し、市内外から多くの方にお越しいただき、好評を得たところでございます。また、六斎念仏の共演や放生祭のおはやし、壬生狂言などの伝統芸能の披露では、市内外から多くの皆様にご来場いただきました。その結果、昨年度の旭座の舞台稼働率はおおむね50%となっており、観光拠点としての役割を担いつつあります。また、出演される皆様には、客席に近く、満足感を得やすい芝居小屋として喜んでいただいております。今後は、文化財である旭座の魅力を生かしたまちの駅の利活用につきまして企画実践委員会委員の皆様からお知恵をお借りし、交流人口の増加を目指したにぎわい創出に努めてまいりたいと考えております。 加えて、明治期の芝居小屋、旭座を県内外に発信し、来場者にまちなかへ回遊していただけるよう、旭座の活用について地元の皆様との協働により取り組んでまいりたいと考えております。 次に、日本遺産認定都市との連携による観光・経済交流の促進について申し上げます。 日本遺産は、本年4月に新たに17件が認定を受け、全国の日本遺産の総数は54件となりました。この7月には日本遺産サミットに参加し、観光素材としての情報発信やイベントなどへの取り組みについて全国の認定地と情報交換を行ったところでございます。日本遺産である鯖街道の認知度も高まっており、鯖街道ウルトラマラソンや鯖街道体験ウオーキングも人気を集め、一般の皆様から「鯖街道を歩きたい」といった問い合わせもふえております。また、現在、滋賀県や京都府と日本遺産を生かした観光・経済交流を進めているところでございまして、「御食国若狭と鯖街道」により、食の発信地である小浜の認知度をさらに高めてまいりたいと考えております。 一方、鯖街道と並び、本市の重要な文化財要素であります北前船につきましても、現在、既に日本遺産の認定を受けた「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~」への追加認定を目指しているところでございます。「御食国若狭と鯖街道」とあわせ、新たな日本遺産ブランドによりインバウンドを含めた観光誘客促進につなげてまいりたいと考えております。 次に、私の公約の3つ目に掲げる「文化・教育をみがく」について申し上げます。 まず、小浜美郷小学校の開校に向けた取り組みについて申し上げます。 建設事業につきましては、昨年10月の起工以降、校舎や屋内運動場などの建築工事を進めております。これまでに基礎工事や建物1階フロアにおいてコンクリート工事が完了し、引き続き2階部分のコンクリート工事を行っており、工事は順調に進んでおります。開校準備につきましては、通学に関することや学校備品調査など新たな学校づくりのための準備を進めており、校章や校歌作詞者につきましては本年5月に決定させていただいたところでございます。1年半後に控えました平成31年4月の開校に向け、関係各位のご理解とご協力をお願いするとともに、引き続き建築工事、開校準備に鋭意取り組んでまいります。 次に、少子化対策および子育て支援について申し上げます。 少子化対策および子育て支援につきましては、平成27年度から平成31年度までの5カ年を1期として策定した「小浜市子ども・子育て支援事業計画」に基づき、安心して出産や子育てができる環境の整備、子育て支援施策に取り組んでいるところでございます。計画の中間の年となります本年度は、子育て支援のさらなる充実を図るため、これまで市民福祉課の所管でありました健康管理センター「保健・食の安全グループ」を子ども未来課へ移管し、妊娠期から子育て期にわたるまでのさまざまなニーズにスムーズに対応できる体制組織を構築し、子育てに関する情報を一元化した子育て情報ウエブサイトを立ち上げるなど、子育て関係の各種支援サービスの周知徹底とわかりやすい子育て情報の提供を行っているところでございます。 また、9月1日には、子育て関連の総合的な支援を行う窓口として、子育て世代包括支援センターを健康管理センターに、また子育てなんでも相談窓口を子ども未来課に新たに設置し、これまで以上にきめ細やかな子育て情報の提供と相談支援を行ってまいります。 このほか、本市独自の取り組みとして、幼児期から年齢に応じた運動プログラムを取り入れた保育を進めております。運動指導専門保育士による保育園および子育て支援センターへの巡回訪問回数は平成27年度からこれまでに300回を超え、運動保育の体験園児数は1,100人以上に上り、子供たちの身体の土台をつくるとともに、これらの活動により心と体と脳の成長、人間形成にも力を注いでいるところでございます。 また、少子化対策といたしましては、「OBAMAで愛実行委員会」の主催により、8月26日に関西から女性を招き、婚活イベント「SUMMER &Ladies has come!」を開催いたしました。今後も独身男女の出会いの場を提供するなど、結婚支援にも力を入れてまいります。 現在、結婚を考えている独身男女が事前に登録する若狭小浜婚活倶楽部には、男女計24名が登録されており、出会い、結婚へのアドバイスやお見合い会の開催など、さまざまな出会いの場を提供しているところでございます。安心して出産や子育てができる子育て支援と独身男女の出会いの機会を提供する結婚支援との両面から取り組むことにより、安心して子供を産み育てられる環境づくりと少子化対策の推進に力を入れてまいります。 次に、開催まであと1年となりました平成30年秋の「福井しあわせ元気国体・福井しあわせ元気大会」について申し上げます。 本年の取り組みにつきましては、国体における競技会運営能力の向上を目的に、ラグビーフットボール競技およびウエイトリフティング競技のプレ大会を開催し、その成果を検証するなど、万全の体制で本大会に臨むこととしております。去る6月17日、18日に開催したラグビーフットボール競技プレ大会では、運営ボランティア、競技団体および高校部活動部員、市職員など延べ654名のスタッフで大会運営に臨み、選手、監督、来賓および一般観覧者など延べ1,461名の来場者をお迎えし、大きなトラブルもなく大会を終えることができました。 また、11月22日から26日までの5日間の会期で開催予定のウエイトリフティング競技プレ大会では、全日本の社会人男子および女子の選手が競う大会であることから、国体本番を想定した体制で取り組むことにあわせまして、この機会に本市を全国に強力にPRしてまいりたいと考えております。さらに、10月22日には、市民体育館におきまして、来年の本大会への開催機運を高めるため、本市で開催する競技の体験や大会をPRすることを主な内容とした開催1年前イベントを実施いたします。このイベントを通して本番への盛り上げにつなげてまいりたいと考えており、多くの市民の皆様のご来場を期待しております。 次に、文化財を生かしたまちづくりについて申し上げます。 嶺南地方最大の祭礼であり、県指定無形民俗文化財に指定されている小浜放生祭につきましては、今年度から本市が民俗、音楽、美術工芸等の専門委員で構成する小浜放生祭総合調査委員会を福井県から引き継ぎ、地元地区の皆様と連携をとりながら小浜放生祭に関する調査を進めております。この調査により小浜放生祭の文化財としての価値が明らかにされることで恒久的な保存意識の向上につながるものと大いに期待を寄せているところでございます。 また、市指定文化財であり歴史的価値の高い酒井家文庫や市が寄贈を受けた古文書類の解読・整理事業につきましても、昨年度より学識経験者を中心とした酒井家文庫等保存活用協議会を立ち上げ、調査を継続しております。これらの古文書や書籍類を若狭高校創立120周年記念式典や山川登美子記念館で展示するとともに、ことし没後200年を迎えた郷土の偉人、杉田玄白先生の功績を顕彰する記念事業の中でも紹介していく予定をしております。今後も本市が誇る貴重な文化財の調査研究に積極的に取り組むとともに、あらゆる機会を通して市内外にその価値を発信してまいりたいと考えております。 次に、杉田玄白没後200年記念事業の実施について申し上げます。 本年、解体新書を発刊した小浜藩藩医、杉田玄白先生の没後200年の節目を迎えるに当たり、今年度から来年度にかけて杉田玄白没後200年記念事業として関係市民団体との協働により各種事業を展開してまいります。今年度16回目となる杉田玄白賞事業のほか、日本の医学・医療史の第一人者として世界的な活動を展開しておられる日本医史学会元理事長、酒井シズ先生の講演会を予定しております。 また、杉田玄白先生が重要視した医食同源や健康長寿の秘訣として提唱した養生七不可の教えについては、これまで各種料理教室や元気食生活実践ガイドを用いた講座等でその普及に努めてきたところでございます。玄白先生没後200年の節目の年に多くの皆様と玄白先生の教えを学び確認し合うために、現代版養生七不可の全国公募および玄白先生が生きた時代の食文化をテーマにした企画展を食文化館で開催いたします。これらの事業を通じて玄白先生の教えを皆様の健康づくりに役立てていただくとともに、このような偉人の教えに支えられて展開する本市のまちづくりや食育事業を広くPRしてまいりたいと考えております。 また、NHKでは、来年1月放送予定の正月時代劇で杉田玄白先生を題材に解体新書の出版を描く「風雲児たち~蘭学革命(れぼりゅうし)篇~」が制作されるとお聞きしております。このたび、来年度の福井国体の正式名称に明治150年記念の冠称をつけることが決定されたところであり、県におきましても国体の文化プログラムの一環として(仮称)幕末明治150年博と称し、各市町の郷土の偉人やゆかりのある人物などの企画展示やイベントなど、一体的な取り組みを検討しております。本市におきましても、小浜が誇る偉人を知っていただく好機と捉え、多くの方に訪れたいと思っていただけるよう、県と連携を図りながら取り組んでまいります。 次に、私の公約の4つ目に掲げる「生活をみがく」について申し上げます。 まず、地域防災力の強化について申し上げます。 市民の皆様に安心・安全に暮らしていただくための防災対策は一層重要性を増しているところであり、住み続けたいまちの実現には欠かせない施策でございます。 このたびの台風5号におきましては、今月7日から8日にかけて嶺南地域が影響を受け、本市におきましては、一部道路の冠水がございましたが、幸い家屋への浸水や人的な被害はありませんでした。住民の避難につきましては、避難所を開設し、避難準備・高齢者等避難開始および避難勧告を発令したところでございます。これらの情報発信につきましては、市民の皆様の安心・安全を確保するため、より早期の段階において迅速かつ適切な伝達に努めてまいりたいと考えております。 全国に目を向けますと、本年7月に発生した九州豪雨や昨年発生した熊本地震などの大規模災害におきましては、行政による対応だけでは被災者の救助や消火活動等の初期活動には限界があり、被害の拡大を防ぐためには地域における自助・共助による防災活動が必要不可欠となっております。そのため、市では市民の防災意識を醸成する出前講座の実施や防災士等の地域防災リーダーの育成、また自主防災組織の立ち上げや防災活動への財政的支援など、地域防災力を高める継続的な活動への支援を実施しております。 また、本年6月には過去の災害を教訓とし防災体制の強化を図るため、小浜市地域防災計画を改定したところであり、今後はこの計画に基づいて的確な避難情報の発令や災害時行動要支援者への対応の充実、災害時の業務継続性の確保などについて取り組んでまいります。 災害時における要配慮者支援の取り組みにつきましては、災害対策基本法の改正を受け、平成27年度に自力では避難が困難な避難行動要支援者の名簿を作成したところでございますが、作成した名簿を実効性のあるものにしていくためには地域における助け合い、いわゆる共助が重要となってまいります。そのため、平成28年度からは各区の避難行動要支援者を、誰が、どのように、どこの避難所に避難させるかということを記した避難支援個別計画の作成をお願いしているところでございます。今後も区長様を中心に自主防災組織や民生委員、消防団など、地域防災の関係者が連携して要配慮者を支援していただけるよう、各区に働きかけてまいります。 次に、原子力発電所について申し上げます。 高浜発電所4号機につきましては、5月17日に原子炉を起動し、22日に並列運転を開始いたしました。また、3号機につきましては、6月6日に原子炉を起動し、9日に並列運転を開始したところでございます。大飯発電所3、4号機につきましては、5月24日に原子力規制委員会より原子炉設置変更許可が出され、8月25日に設備の詳細設計をまとめた工事計画が認可されました。おおい町におきましては、7月20日に町民説明会が開催されたところであり、隣接する本市におきましても8月1日に原子力発電小浜環境安全対策協議会において資源エネルギー庁と内閣府から職員を派遣していただき、委員研修会を開催したところでございます。本市といたしましては、何よりも市民の安全・安心の確保が最重要であり、国や関西電力には原子力発電所のさらなる安全の確保、安全対策に取り組んでいただくよう、強く求めてまいりたいと考えております。 次に、介護保険事業の取り組みについて申し上げます。 高齢者が可能な限り住みなれた地域で自立した日常生活を営むために、医療、介護、予防、住まい、生活支援が包括的に提供される地域包括ケアシステムの構築に向け、介護保険事業をはじめ認知症ケアの推進や地域での見守り活動などさまざまな事業に取り組んでおります。平成29年4月から要支援者を対象とする介護予防・日常生活支援総合事業を開始するとともに、地域包括支援センターを1カ所増設し、市内を2圏域に分けて高齢者のさまざまな相談や総合的な生活支援にきめ細かく対応しているところでございます。 高齢化が進展する中、今後一層元気な高齢者をふやすためには、生活支援サービスの充実はもとより、地域で身近に取り組める介護予防が大変重要であります。その取り組みの一つとして現在115地区で実施しているふれあいサロンがございますが、中心的な役割を担うリーダー等人材の確保が喫緊の課題となっております。そこで、地域での担い手を育成するためのボランティア養成講座に加え、平成29年度から社会参加活動を通じた高齢者等の介護予防を促進することを目的とした小浜市介護ボランティアポイント事業を実施しております。地域における介護予防支援の担い手の育成を図りながら、ふれあいサロンをさらに充実させるなど、地域で高齢者を支える仕組みを構築していかなければならないと考えております。 また、今年度は平成30年度から平成32年度の3年間を計画期間とする第7期介護保険事業計画を策定する年でございます。団塊の世代が75歳となる平成37年に向けて、地域包括ケアシステムを構築するための重要な計画と位置づけており、本市の全ての高齢者が安心して元気に暮らせるよう、第7期介護保険事業計画の策定に取り組んでまいりたいと考えております。 次に、杉田玄白記念公立小浜病院の地域医療体制の充実について申し上げます。 杉田玄白記念公立小浜病院は、救命救急センターをはじめ僻地医療拠点病院、災害拠点病院等の指定を受ける若狭地域の基幹病院であり、住民の安全と安心を確保するためには何よりもまず安定した医師確保が重要であると考えております。医療系大学や福井県への要請はもとより、平成25年度からは福井大学に、平成26年度からは京都大学に寄付講座を開設し、人材確保に努めるとともに、医療水準の向上と若手医師の育成を図ってまいりました。また、平成28年度からは病院経営の基盤強化や経営の効率化に向けた取り組みとして経営の効率化、再編、ネットワーク化、経営形態の見直しの3つの視点に県が策定いたしました地域医療構想を加え、経営の改革、改善に向けた実効性を高める取り組みを進めているところでございます。 本市といたしましては、今後とも地域住民のニーズに的確に対応できるよう、地域包括ケアシステムを構成する重要な機関として医療と介護の連携を推進し、患者の皆様ができるだけ早く社会に復帰し、住みなれた地域で暮らせるよう支援してまいります。 次に、食文化館と健康管理センターが連携した生活習慣病予防活動の推進について申し上げます。 現在、食文化館では生涯食育として市民や観光客を対象としたさまざまな料理教室や、講座、シンポジウムなど、幅広く食育に関する取り組みを行っております。また、健康管理センターでは、赤ちゃんから高齢者までさまざまなライフステージにおける健康的な生活の推進や生活習慣病の発症、重症化予防を中心とする各種健診と保健指導等に取り組んでおります。これらをさらに連携させることにより、市民の健康を守るという視点から今後とも効率的、効果的に事業を展開してまいりたいと考えております。特に、健康的な生活習慣の確立とその効果を見える化する「おばまの健康づくり10か条」をポスター、チラシ等で普及するとともに、両施設で市民の健康行動の実践を評価していく仕組みづくりを展開してまいります。 次に、空き家対策について申し上げます。 本市の空き家の件数は平成26年の調査で735件を確認しており、今年度各地区の区長様と共同で再調査を行い、現在その結果を踏まえデータベースを作成しております。また、6月30日には小浜市空家等対策協議会において、小浜市空家等対策計画が策定されたところでございます。また、本議会において、小浜市空家等の適正な管理に関する条例の制定についてをご提案させていただいているところであり、空き家等の発生防止、適正な管理、活用等について必要な事項を定めることとしております。今後は適正に管理されていない空き家をふやさないよう、空き家の所有者や管理者にさらなる啓発を行い、早目の利活用を進めてまいります。既に危険な状態にある空き家につきましては、特定空家等に認定し、助言、指導、さらには必要に応じて勧告、命令、行政代執行の措置を講じてまいります。また、生命、身体、財産に危険な状態が切迫していると認められる空き家に対して、緊急安全措置等を講じるなど適正に対応してまいります。 次に、小浜縦貫線および大手橋・西津橋ならびに主要道路の整備について申し上げます。 まず、小浜縦貫線の整備につきましては、現在未整備となっております白鬚交差点から市道川縁線までの区間を拡幅するもので、平成26年度までに測量、地質調査、設計等が完了し、平成27年度から川縁線側から用地、物件補償交渉を順次進めているところでございます。この道路は、小浜インターチェンジ、道の駅、まちの駅を結ぶ主要幹線であり、引き続き地元の皆様のご協力をいただきながら事業の進捗に努めてまいります。 また、当区間では、沿線住民により道路拡幅にあわせて景観整備を行うまちづくりガイドラインが策定されており、今後鯖街道の起点としてふさわしい風情ある町並みとして整備してまいります。 次に、大手橋・西津橋の整備につきましては、地元の皆様のご理解とご協力、関係者の皆様のご努力により、平成24年度から福井県において事業に着手されたところでございます。平成28年度までに測量、調査、設計が完了し、現在用地交渉を進めていただいており、地権者との契約や同意等事業用地確保の見込みが立った時点で工事に着手する予定であると伺っております。本市といたしましても、早期完成を目指して地権者等関係者の皆様との協議が円滑に進むよう、県と連携しながら取り組んでまいります。 次に、主要道路の整備について申し上げます。 平成26年7月に舞鶴若狭自動車道が全線開通し、本地域を取り巻く交通事情が大きく変化いたしました。今後、舞鶴若狭自動車道の4車線化を含め、国道27号、国道162号などにつきましても、国、県に対して引き続き整備、改良を要望してまいります。また、地域の生活道路であります市道につきましても、市民が安全かつ安心して利用できる道路環境整備に努めてまいります。 次に、河川整備と雨水排水について申し上げます。 本市は北川および南川など多くの河川がもたらす豊かな恵みを享受し、歴史と文化、自然を育んでまいりました。しかし一方で、近年の記録的集中豪雨により、河川氾濫による浸水被害など流域に甚大な被害をもたらしております。河川の治水安全度の向上など、安全・安心の確立はまちづくりの根幹であり、重要な課題の一つであると認識しております。本市といたしましては、北川および南川等の管理者である国、県に対し、今後も着実な河川整備を強く要望するとともに、各地域における小規模な河川につきましても地区や区の要望等を踏まえ、災害対策に努めてまいります。 また、一級河川江古川流域において、県が施工する輪中提の整備につきましては、治水事業の採択要件である災害危険区域の条例を地元の皆様のご理解を得て議会の議決をいただき、7月から施行したところでございます。これにより、長年の懸案でありました江古川流域の浸水対策に着手する運びとなりました。今後とも地域住民の安全・安心の確保に努めてまいります。 雨水排水につきましては、河川同様、近年の記録的な集中豪雨により市内各地で道路の冠水や家屋等の浸水被害が発生しております。これらの被害を最小限に抑えるため、現在整備を進めております小浜西部地域や千種区の雨水渠の早期完成を目指してまいります。また、今後整備の必要な水取地域などにつきましても、順次対策を講じてまいります。 次に、水道事業と下水道事業について申し上げます。 まず水道事業でございますが、市内に点在する簡易水道には水源の水量や水質が不安定なことから上水道事業への統合や再整備を望まれている施設が多くございます。内外海地区の志積飲料水供給施設はそのような施設の一つであり、平成30年4月の上水道への統合を目指し整備を進めております。また、堅海簡易水道におきましても、平成30年4月の供用開始を目指し、現在県営中山間地域総合整備事業により新たな水源と配水池等の整備を進めているところでございます。今後も引き続き安定した給水が図れるよう、上水道との統合や再整備を進めてまいります。 下水道事業につきましては、これまで生活環境の向上と公共用水域の水質保全に寄与する根幹的な事業として整備を進めてまいりました。平成28年度末の人口ベースによります普及率は99.4%、水洗化率は91.3%に達しており、今後の事業の中心は建設から維持管理や更新へと移行してまいります。このことから、ストックマネジメント手法に基づく長寿命化計画や最適整備構想を策定し、各施設の修繕、更新を計画的に進めてまいります。 また、簡易水道事業と公共下水道事業につきましては、経営状況の明確化や透明性の向上を図り、一層の経営の効率化、健全化に取り組むため、平成32年度からの地方公営企業法の適用に向けて諸準備を進めているところでございます。 次に、私の公約の5つ目に掲げる「行政をみがく」について申し上げます。 まず、効率的な行財政運営について申し上げます。 第5次行財政改革大綱の実施計画となる行政経営プランは、平成28年度から平成30年度を第3期プランと定め、本年度におきましては道路、橋梁や漁港の長寿命化対策や指定管理者制度の導入、施設の統廃合、減債基金を活用した繰上償還などを進めているところでございます。今議会におきましても、繰上償還の提案をさせていただいております。 また、本プランの中間の年となることから、所要の見直しを行い、業務のさらなるアウトソーシング、電算システムの共同運用などについて今後検討してまいります。 これら第3期プランに基づき計画的に取り組むことにより、持続可能な財政の運営に努めてまいります。 次に、嶺南地域における広域連携の推進について申し上げます。 まず、若狭広域行政事務組合について申し上げます。 嶺南4市町による新たな組合である若狭広域行政事務組合は、6月1日付で福井県から設立許可をいただいたところでございます。現在、社会構造の変化による自治体の財政運営の課題や国における分権型社会の構築に向けた動き、人口減少に対応するため自治体経営のあり方の見直しと同時に、広域的な視野に立った行政運営が求められております。こうした流れの中で、広域連携の1つのステップとして高浜町、おおい町、若狭町および小浜市の枠組みで新たな一部事務組合である若狭広域行政事務組合を設置し、廃棄物対策関連、介護福祉関連の連携事業に向けた準備や他の連携事業についても調査、検討を進めてまいります。 その中で、廃棄物処理および斎場の広域化に向けた取り組みについて申し上げます。 整備が急がれる広域ごみ焼却施設につきましては、現在、若狭町以西の4市町による若狭広域行政事務組合を事業主体とし、広域ごみ焼却施設整備分科会において処理方式等の施設の基本的な整備方針を決定するため、施設整備基本計画の策定に取り組んでいるところでございます。また同時に、平成30年度から環境影響調査等の交付金事業に着手できるよう、引き続き準備を進めてまいります。また、老朽化が進んでいる若狭霊場の次期施設につきましても、同じく組合による小浜市、おおい町、高浜町の3市町の枠組みで広域斎場整備分科会を設置し、広域整備を目指して協議検討しているところでございます。 今後も連携を密にしながら事業スケジュールの決定や施設整備の基本計画策定等の予算化に向け協議を進めてまいります。 次に、拉致・特定失踪者問題について申し上げます。 本市の拉致被害者である地村保志、富貴恵さんご夫妻におかれましては、本年10月で北朝鮮から帰国して15年を迎えますが、地村ご夫妻帰国後他の拉致被害者の帰国はいまだ実現しておらず、誠に遺憾な状況にあります。また、北朝鮮に拉致された可能性が排除できない特定失踪者等は全国に800人余りいらっしゃいますが、大多数の特定失踪者の真相究明は一向に進んでいない状況であります。 こうした膠着した状況を少しでも前進させていくため、本市において10月9日に「拉致・特定失踪者問題の早期解決を願う福井県集会」を、救う会福井との共催で開催することといたしました。本集会には拉致被害者家族連絡会代表の飯塚繁雄氏、拉致被害者である曽我ひとみさん、地村ご夫妻にもご出席いただく予定であり、小浜市から全国に向け拉致・特定失踪者問題の早期全面解決を訴えてまいりたいと考えております。 最後に、ふるさと納税について申し上げます。 ふるさと納税は、小浜市のPR、地場産業の活性化、市の財源確保に効果的な施策であると考えております。平成27年度は約1万件、約1億5,000万円となり、県内自治体トップのご寄附をいただいたところでございます。昨年度、平成28年度は目標を2億円と設定し、返礼品の設定金額の細分化を行うとともに、家具や革製品などの雑貨や小浜の豊かな自然を生かした体験プログラムなどの追加など、全体で190品目にふやすなどの見直しを行ったところでございます。また、インターネット申し込み窓口の追加等を実施した結果、ふるさと納税制度が全国的に広く認知される中、返礼品を選びやすくしたことで申し込み件数2万5,478件、寄附金額が約3億9,000万円、前年比約2.6倍となりました。返礼品の充実にご尽力いただきました市内業者の皆様および小浜市を応援いただきました皆様に心から感謝申し上げます。 一方で、本年の4月には総務省から全国の自治体に対し寄附金額に対する返礼品の調達価格の割合を3割以下にすることなどが求められたところでございますが、今後とも国の動向を注視しながら適正に対応してまいりたいと考えております。 今後も、制度を生かし小浜市をPRすることにより小浜市を応援してくださる方をふやし、地域の活性化につながるよう努力してまいります。 以上、9月定例会の冒頭に当たり、各施策の取り組み方針等を述べさせていただきました。 全国的に人口減少が問題化され地方創生が叫ばれる中、本市を含め地方ではさらに人口減少が進んでおり、交流人口、定住人口を拡大することは喫緊の課題となっております。このような中で、冒頭でも申し上げましたが、北陸新幹線小浜京都ルートが決定されたことは小浜市にとり千載一遇のチャンスであり、今後北陸新幹線の開通を見据え、ただいま申し述べた施策を着実に実現していくことにより魅力あるまちづくりを図られるものと考えております。 市民の皆様と夢や希望を共有し、小浜の資源を磨き上げ、最大限に活用することで「わがまち小浜」を活力ある、笑顔あふれる住みよいまちにできるものと確信いたしております。明るい未来に向かって、市民の皆様がこれまで以上に小浜を愛し、夢や希望を持てるまちづくりに全力で取り組んでまいります。今後とも議員の皆様をはじめ、市民の皆様の一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げまして、所信の表明とさせていただきます。 長い間のご清聴、ありがとうございました。 △認定第1号から認定第10号まで ○議長(下中雅之君) 日程第2 認定第1号平成28年度小浜市一般会計歳入歳出決算の認定についてより、認定第10号平成28年度小浜市水道事業会計決算の認定についてまでを一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 市長、松崎晃治君。 ◎市長(松崎晃治君) それでは、ただいま日程第2をもちまして議題に供していただきました認定第1号から認定第10号までにつきまして、提案理由のご説明を申し上げます。 まず、認定第1号につきましては、平成28年度の一般会計の歳入歳出決算につきまして、議会の認定をお願いするものでございます。その概要につきましては、歳入総額が180億9,980万3,141円、歳出総額が175億5,060万9,169円、歳入歳出差引額の形式収支は5億4,919万3,972円の黒字となりました。このうち、繰越明許費等に係る翌年度に繰り越すべく財源として1億146万5,000円を差し引いたいわゆる実質収支額は4億4,772万8,972円の黒字となりました。また、認定第2号から認定第9号までの特別会計の歳入総額につきましては、94億2,903万9,431円、歳出総額は93億1,921万4,474円、歳入歳出差引額の形式収支は1億982万4,957円の黒字となりました。このうち、繰越明許費に係る翌年度に繰り越すべき財源として40万円を差し引いたいわゆる実質収支額は1億942万4,957円の黒字となりました。 次に、認定第10号の水道事業会計につきましては、給水収益の減少等により事業収入は減少しておりますが、1億48万4,244円の純利益を計上いたしました。 以上が提案理由の説明でございます。十分なるご審議を賜り、認定いただきますようお願い申し上げます。 なお、内容につきましては、この後担当職員に説明いたさせますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(下中雅之君) 会計管理者、地村君。 ◎会計管理者(地村知代君) それでは、認定第1号平成28年度小浜市一般会計歳入歳出決算および認定第2号から認定第9号までの8件の各特別会計、歳入歳出決算ならびに認定第10号平成28年度小浜市水道事業会計決算につきまして、ご説明申し上げます。 お手元の平成28年度歳入歳出決算書、歳入歳出決算事項別明細書、財産に関する調書の冊子をもちましてご説明申し上げます。ご用意をお願いいたします。 まず、認定第1号平成28年度小浜市一般会計歳入歳出決算の認定につきまして、ご説明申し上げます。 一般会計につきましては、決算書の1ページから10ページに記載がございます。 それでは、6ページをお願いします。 表の下の行の歳入の合計額をもってご説明申し上げますが、予算現額、調定額は省略させていただきます。 収入済額は180億9,980万3,141円で、予算現額に対する収入の割合は95.0%になります。 不納欠損額が2,765万2,371円で、今後収納が不可能な市税等の滞納分304人、412件を処理させていただきました。内訳は死亡23人、31件、行方不明75人、91件、生活困窮187人、256件、倒産が19人、34件でございます。 収入未済額が2億8,995万9,680円で、その主なものは市税で1,542人、市営住宅使用料関係で141人などとなっています。 10ページをお願いします。 歳出の合計でございます。歳入同様に予算現額は省略させていただきます。 支出済額は175億5,060万9,169円で、予算現額に対する執行率は92.1%になります。翌年度への繰越額が9億5,345万6,616円で、不用額は5億4,214万4,215円でございます。 歳入歳出差引残額は5億4,919万3,972円になります。 なお、実質収支額につきましては、51ページから59ページに会計ごとの調書がございますので、後ほど一括してご説明申し上げます。 次に、特別会計の説明をさせていただきます。 まず、認定第2号平成28年度小浜市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算でございます。11ページから18ページに記載がございます。 14ページをお願いします。 歳入でございますが、収入済額は35億6,814万7,564円、予算現額に対する収入の割合は97.5%になります。 不納欠損額が1,906万7,194円で、内訳は国民健康保険税で死亡13人、24件、行方不明54人、90件、生活困窮等105人、166件、倒産1人、1件、合わせて173人、281件分でございます。 収入未済額は1億9,875万9,571円で、国民健康保険税763人分でございます。 18ページをお願いします。 歳出でございますが、支出済額は35億6,482万7,006円で、予算現額に対する執行率は97.4%になります。 不用額は9,404万2,994円で、歳入歳出差引残額は332万558円でございます。 次に、認定第3号平成28年度小浜市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算でございますが、19ページから22ページに記載がございます。 20ページをお願いします。 歳入でございますが、収入済額は3億3,824万4,206円、予算現額に対する収入の割合は97.6%になります。 不納欠損額が16万7,700円で、内訳は生活困窮3人、47件でございます。 収入未済額は247万9,400円で、保険料35人分でございます。 22ページをお願いします。 歳出でございますが、支出済額は3億3,772万2,406円で、予算現額に対する執行率は97.5%になります。 不用額は867万3,594円で、歳入歳出差引残額は52万1,800円でございます。 次に、認定第4号平成28年度小浜市介護保険事業特別会計歳入歳出決算でございますが、23ページから30ページに記載がございます。 26ページをお願いします。 歳入でございますが、収入済額は31億8,609万8,807円で、予算現額に対する収入の割合は99.1%になります。 不納欠損額が375万3,840円で、内訳は死亡11人、70件、行方不明7人、43件、生活困窮63人、456件で、合わせて81人、569件分でございます。 収入未済額は1,225万8,128円で、保険料188人分でございます。 30ページをお願いします。 歳出でございますが、支出済額は31億5,402万5,463円で、予算現額に対する執行率は98.1%になります。不用額は6,101万8,537円で、歳入歳出差引残額は3,207万3,344円でございます。 次に、認定第5号平成28年度小浜市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算でございますが、31ページから34ページに記載がございます。 32ページをお願いします。 歳入でございますが、収入済額は7,909万2,122円、予算現額に対する収入の割合は100.2%になります。 収入未済額は144万6,665円で、簡易水道使用料65人分でございます。 34ページをお願いします。 歳出でございますが、支出済額は7,610万8,902円で、予算現額に対する執行率は96.4%になります。 不用額は284万3,098円で、歳入歳出差引残額は298万3,220円でございます。 次に、認定第6号平成28年度小浜市下水道事業特別会計歳入歳出決算でございますが、35ページから38ページに記載がございます。 36ページをお願いします。 歳入でございますが、収入済額は17億4,501万331円、予算現額に対する収入の割合は100.5%になります。 不納欠損額が630万3,024円で、内訳は下水道使用料および受益者負担金で死亡12人、211件、行方不明17人、176件、生活困窮3人、52件、倒産・競売等7人、232件、合わせて39人、671件分でございます。 収入未済額は7,544万1,977円で、受益者負担金162人分と下水道使用料712人分でございます。 38ページをお願いします。 歳出でございますが、収入済額は16億8,422万7,666円で、予算現額に対する執行率は97.0%になります。 翌年度への繰越額が3,900万円、不用額は1,291万3,334円で、歳入歳出差引残額は6,078万2,665円でございます。 次に、認定第7号平成28年度小浜市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算でございますが、39ページから42ページに記載がございます。 40ページをお願いします。 歳入でございますが、支出済額は4億5,982万6,196円、予算現額に対する収入の割合は100.5%になります。 不納欠損額が20万8,005円で、内訳は農業集落排水使用料で行方不明2人、10件、倒産2人、34件、合わせて4人、44件でございます。 収入未済額は1,317万6,617円で、使用料121人分でございます。 42ページをお願いします。 歳出でございますが、支出済額は4億5,006万6,563円で、予算現額に対する執行率は98.4%になります。 不用額は739万8,437円で、歳入歳出差引残額は975万9,633円でございます。 次に、認定第8号平成28年度小浜市漁業集落環境整備事業特別会計歳入歳出決算でございますが、43ページから46ページに記載がございます。 44ページをお願いします。 歳入でございますが、収入済額は5,257万1,020円、予算現額に対する収入の割合は95.5%になります。 不納欠損額が4万4,100円で、行方不明1人、12件分でございます。 収入未済額は598万3,252円で、使用料30人分でございます。 46ページをお願いします。 歳出でございますが、支出済額は5,221万5,369円で、予算現額に対する執行率は94.8%になります。 不用額は285万9,631円で、歳入歳出差引残額は35万5,651円でございます。 次に、認定第9号平成28年度小浜市加斗財産区運営事業特別会計歳入歳出決算でございますが、47ページから50ページに記載がございます。 48ページをお願いします。 歳入でございますが、収入済額は4万9,185円、予算現額に対する収入の割合は102.5%になります。 50ページをお願いします。 歳出でございますが、支出済額は2万1,099円で、予算現額に対する執行率は44.0%になります。 不用額は2万6,901円で、歳入歳出差引残額は2万8,086円でございます。 各特別会計につきましては、以上でございます。 続きまして、歳入歳出決算書実質収支に関する調書の説明をさせていただきます。51ページをお願いします。 まず、一般会計でございますが、区分3の歳入歳出差引額が5億4,919万4,000円で、区分4翌年度へ繰り越すべき財源(2)繰越明許費繰越額9,932万6,000円と、(3)事故繰越し繰越額213万9,000円を差し引きますと、区分後実質収支額は4億4,772万9,000円になります。 52ページをお願いします。 国民健康保険事業特別会計でございますが、区分3歳入歳出差引額が332万1,000円で、翌年度へ繰越すべき財源はなく、実質収支額は同額でございます。 53ページをお願いします。 後期高齢者医療特別会計でございますが、区分3歳入歳出差引額が52万2,000円で、翌年度へ繰越すべき財源はなく、実質収支額は同額でございます。 54ページをお願いします。 介護保険事業特別会計でございますが、区分3歳入歳出差引額が3,207万4,000円で、翌年度へ繰越すべき財源はなく、実質収支額は同額でございます。 55ページをお願いします。 簡易水道事業特別会計でございますが、区分3歳入歳出差引額が298万3,000円で、翌年度へ繰越すべき財源はなく、実質収支額は同額でございます。 56ページをお願いします。 下水道事業特別会計でございますが、区分3歳入歳出差引額が6,078万2,000円で、区分4翌年度へ繰越すべき財源(2)繰越明許費繰越額40万円を差し引き、実質収支額は6,038万2,000円になります。 57ページをお願いします。 農業集落排水事業特別会計でございますが、区分3歳入歳出差引額が975万9,000円で、翌年度へ繰越すべき財源はなく、実質収支額は同額でございます。 58ページをお願いします。 漁業集落環境整備事業特別会計でございますが、歳入歳出差引額が35万6,000円で、翌年度へ繰越すべき財源はなく、実質収支額は同額でございます。 59ページをお願いします。 加斗財産区運営事業特別会計でございますが、区分3歳入歳出差引額が2万8,000円で、翌年度へ繰越すべき財源はなく、実質収支額は同額でございます。 一般会計および特別会計の実質収支に関する調書の説明とさせていただきます。 次に、公営事業会計の説明をさせていただきます。 認定第10号平成28年度小浜市水道事業会計決算の認定についてでございますが、決算書は別冊になっております。お手元の平成28年度小浜市水道事業会計決算書をご用意願います。 決算書の6ページをお開きください。 平成28年4月1日から平成29年3月31日までの事業年度における損益計算書をもってご説明申し上げます。 1の営業収益が4億217万7,662円、2の営業費用が3億3,597万320円で、差し引き営業利益は6,620万7,342円になりました。また、3の営業外収益が7,522万5,045円、4の営業外費用が4,094万8,143円で、営業利益に営業外収益を加え、営業外費用を差し引いた経常利益は1億48万4,244円で、当年度純利益も同額となりました。 この額とその他未処分利益剰余金変動額96万8,906円をプラスした当年度未処分利益剰余金は1億145万3,150円となりました。 以上、認定第1号から認定第9号平成28年度小浜市一般会計および各特別会計歳入歳出決算ならびに認定第10号平成28年度小浜市水道事業会計決算の説明とさせていただきます。よろしくお願いします。 △質疑 ○議長(下中雅之君) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。--質疑なしと認め、これをもって質疑を終結いたします。 △委員会付託
    ○議長(下中雅之君) お諮りいたします。 ただいま議題となっております平成28年度各会計決算の認定については、予算決算常任委員会に付託いたしたいと思います。 これにご異議ありませんか。     (異議なし) ○議長(下中雅之君) ご異議なしと認めます。 よって、本件については、予算決算常任委員会に付託することに決しました。 △報告第14号および報告第15号 ○議長(下中雅之君) 日程第3 報告第14号地方公共団体の財政の健全化に関する法律における健全化判断比率の報告についてならびに報告第15号地方公共団体の財政の健全化に関する法律における資金不足比率の報告についてを一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 市長、松崎晃治君。 ◎市長(松崎晃治君) ただいま日程第3をもちまして議題に供していただきました報告第14号および報告第15号につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。 まず、報告第14号地方公共団体の財政の健全化に関する法律における健全化判断比率の報告についてでございますが、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項の規定により、平成28年度の健全化判断比率をご報告申し上げるものでございます。 次に、報告第15号地方公共団体の財政の健全化に関する法律における資金不足比率の報告についてでございますが、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第22条第1項の規定により、平成28年度の資金不足比率をご報告申し上げるものでございます。 本市におきましては、全ての指標において国の定めた健全化判断比率等に係る基準を下回っており、健全な状況にあると考えております。 なお、報告案件の内容につきましては、この後担当職員に説明いたさせますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(下中雅之君) 企画部長、前川君。 ◎企画部長(前川昭彦君) それでは、地方公共団体の財政の健全化に関する法律における健全化判断比率および資金不足比率に関します報告第14号および報告第15号の2件につきましてご説明申し上げます。 お手元に配付しております報告第14号、第15号の資料をお願いします。 地方公共団体の財政の健全化に関する法律につきましては、地方公共団体の財政情報の開示を徹底し、透明なルールのもとに早期健全化措置を導入することによりまして、地方公共団体の財政の健全化に資することを目的としております。今回、平成28年度決算につきまして、法第3条第1項および第22条第1項の規定に基づき、健全化判断比率等につきまして監査委員の審査を受け、議会にご報告させていただくものでございます。 まず初めに、報告第14号地方公共団体の財政の健全化に関する法律における健全化判断比率の報告について説明させていただきます。 次のページをお開き願います。 表にありますとおり、健全化判断比率には実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率および将来負担比率の4つの指標がございます。1つ目の実質赤字比率につきましては、一般会計の実質赤字額につきまして標準財政規模に対する比率であらわすものでございます。また、2つ目の連結実質赤字比率につきましては、一般会計に特別会計、企業会計も含めた全会計を対象とした実質赤字額について、標準財政規模に対する比率であらわすものでございます。平成28年度決算では、いずれの会計におきましても実質赤字額は生じておらず、この2つの比率は算定されません。 3つ目の実質公債費比率につきましては、一般会計が負担します地方債の元利償還金や上下水道などの公営企業が支払います地方債の元利償還金に対する一般会計からの操出金、小浜病院などの一部事務組合が支払う地方債の元利償還金に対します市の負担金といったものの合計額の標準財政規模に対する比率でございまして、直近の平成26年度から28年度までの3カ年の平均値でございます。国が定めました早期健全化基準は25%でございますが、本市の比率は10.5%でございまして、健全な数値の範囲内となっております。 4つ目の将来負担比率につきましては、一般会計が将来負担すべき実質的な負債の標準財政規模に対する比率で、一般会計の地方債残高のほか、小浜病院などの一部事務組合やケーブルテレビ若狭小浜など本市が出資しております設立法人などが抱える負債のうち、本市が負担すべき実質的な負担見込額も含めて算定するものでございます。 国の定めました早期健全化基準は350%でございますが、本市の比率は118.7%でございまして、健全な数値の範囲内となっております。 次のページをお開き願います。 次に、報告第15号地方公共団体の財政の健全化に関する法律における資金不足比率の報告についてでございます。 次のページをお開き願います。 表にありますとおり、資金不足比率につきましては、公営企業会計における資金不足額について事業規模に対する比率であらわすものでございまして、本市におきましては、水道事業会計、簡易水道事業特別会計、下水道事業特別会計、農業集落排水事業特別会計および漁業集落環境整備事業特別会計の5つの会計が対象でございますが、いずれの会計も資金不足は生じておりませんので、この比率は算定されません。 以上のように、本市におきましては、いずれの指標も国が示しております早期健全化基準を下回っておりまして、一般会計、特別会計、公営企業会計の全体を通しまして健全な状況にあります。今後とも継続して健全な財政運営に努めてまいります。 以上、報告第14号および報告第15号の説明とさせていただきます。よろしくお願いします。 △質疑 ○議長(下中雅之君) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。--質疑なしと認め、これをもって質疑を終結いたします。 △報告第16号および報告第17号 ○議長(下中雅之君) 日程第4 報告第16号議会の委任による専決処分の報告について(損害賠償の額を定めることについて)ならびに報告第17号議会の委任による専決処分の報告について(損害賠償の額を定めることについて)を一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 市長、松崎晃治君。 ◎市長(松崎晃治君) ただいま日程第4をもちまして議題に供していただきました報告第16号および報告第17号につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。 まず、報告第16号議会の委任による専決処分の報告について(損害賠償の額を定めることについて)でございますが、平成29年2月15日、市道上加斗黒駒線において発生いたしました事故について、相手方との示談交渉がまとまり、損害賠償の額を定めることについて、地方自治法第180条第1項の規定により平成29年8月7日付で専決処分させていただきましたので、同条第2項の規定によりご報告申し上げるものでございます。 次に、報告第17号議会の委任による専決処分の報告について(損害賠償の額を定めることについて)でございますが、平成29年6月7日、市道駅通り大宮線において発生いたしました事故について、相手方との示談交渉がまとまり、損害賠償の額を定めることについて、地方自治法第180条第1項の規定により平成29年8月14日付で専決処分させていただきましたので、同条第2項の規定によりご報告申し上げるものでございます。 今後、より一層安全な道路管理に努めてまいります。 以上が提案理由の説明でございまして、詳細につきましては、この後担当職員からご説明申し上げますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(下中雅之君) 産業部長、天谷君。 ◎産業部長(天谷祥直君) それでは、私のほうから報告第16号議会の委任による専決処分の報告についての説明をさせていただきます。 8月7日付で専決第8号として専決処分させていただきましたので、地方自治法第180条第2項の規定によりご報告させていただくものでございます。 内容につきましては、資料3ページをお願いいたします。 事故の概要でございますが、平成29年2月15日午前7時45分ごろでございます。小浜市の上加斗地係の市道上加斗黒駒線の交差点付近におきまして、除雪作業によりめくれ上がった横断側溝の保護金具が雪により一部埋設していたところへ相手方の軽乗用車が加斗パーキングエリア方面へ向かって進入したところ、これに車両が接触し、左後輪のパンクと左後部バンパーが破損したものでございます。 損賠賠償の額は3万9,969円でございます。損害賠償の相手方は、大飯郡おおい町大島第91号11番地、近森信子様でございます。 以上、報告第16号の説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 続きまして、報告第17号議会の委任による専決処分の報告についての説明をさせていただきます。 8月14日付で専決第9号として専決処分させていただきましたので、地方自治法第180条第2項の規定によりご報告させていただくものでございます。 内容につきましては、資料6ページをお願いいたします。 事故の概要でございますけれども、平成29年6月7日午後3時50分ごろでございます。雨天時に小浜市の駅前町地係の市道駅通り大宮線を相手方の軽自動車が主要地方道小浜停車場線の駅通り商店街方面から大宮方面へ走行中、前方左側駐車場から出ようとする車両をよけたところ、舗装が破損しており、この上を通過した際に左後輪がパンクしたものでございます。 損害賠償の額は4,698円でございます。損害賠償の相手方は、大飯郡高浜町坂田14字坂ノ下6番14、時岡香織様でございます。 以上、報告第17号の説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 △質疑 ○議長(下中雅之君) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。--質疑なしと認め、これをもって質疑を終結いたします。 △議案第62号から議案第73号まで ○議長(下中雅之君) 日程第5 議案第62号平成29年度小浜市一般会計補正予算(第2号)より、議案第73号小浜市空家等の適正な管理に関する条例の制定についてまでを一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 市長、松崎晃治君。 ◎市長(松崎晃治君) ただいま日程第5をもちまして議題に供していただきました議案第62号から議案第73号までにつきまして、提案理由のご説明を申し上げます。 まず、議案第62号平成29年度小浜市一般会計補正予算(第2号)でございますが、歳入歳出それぞれ2億6,316万8,000円を追加し、予算の総額をそれぞれ175億231万6,000円とさせていただくものでございます。 歳出補正の主なものといたしましては、市企業振興条例に基づく指定企業である株式会社小浜酒造が本年9月から操業されることから、小浜市企業振興助成金として1,670万円、総務省のIoT実装推進事業の採択を受け、大学や民間事業と連携し効率的な養殖技術の確立のために必要な実証実験を行う「鯖、復活」プレミアム養殖拡大プロジェクトに1,610万6,000円、市道の維持補修、道路改良、交通安全施設の設備および修繕、河川の維持管理を行う道路維持管理経費、道路整備事業、交通安全施設整備事業、河川維持事業に合計で8,950万円、管理不全状態が続く空き家による被害防止のため、危険家屋の解体等を行う小浜市空家等対策事業に491万3,000円を計上させていただきました。 次に、議案第63号平成29年度小浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)から議案第69号平成29年度小浜市漁業集落環境整備事業特別会計補正予算(第1号)でございますが、事業費等として歳入歳出それぞれ5億6,103万1,000円を追加し、特別会計の総額を99億7,114万7,000円とさせていただくものでございます。 次に、議案第70号平成29年度小浜市水道事業会計補正予算(第1号)でございますが、人事異動等に伴う人件費の補正で388万7,000円を減額させていただくものでございます。 次に、議案第71号小浜市地域包括支援センターの人員および運営に関する基準を定める条例の一部改正についてでございますが、介護保険法施行規則の一部を改正する省令が交付されたことに伴い、所要の改正を行うものでございます。 次に、議案第72号小浜市企業振興条例の一部改正についてでございますが、農村地域工業等導入促進法の一部改正に伴い、小浜市企業振興条例における特定地域の定義を改正するものでございます。 次に、議案第73号小浜市空家等の適正な管理に関する条例の制定についてでございますが、空き家等の適正な管理に関し、空家等対策の推進に関する特別措置法に定めるもののほか、必要な事項を定めるため新たに条例を制定するものでございます。 以上が提案理由の説明でございまして、詳細につきましては、この後担当職員に説明いたさせますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(下中雅之君) 企画部長、前川君。 ◎企画部長(前川昭彦君) それでは、9月補正予算に関しまして、議案第62号平成29度小浜市一般会計補正予算(第2号)から議案第70号平成29年度小浜市水道事業会計補正予算(第1号)までの9議案につきまして、こちらの、表紙の右側に青の帯がついておりますA4縦長の平成29年度9月補正予算書に基づき、ご説明させていただきます。 1ページをお願いいたします。 まず初めに、議案第62号平成29年後小浜市一般会計補正予算(第2号)でございますが、歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2億6,316万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ175億231万6,000円とするものでございます。 歳入歳出予算の補正の款項の区分および当該区分ごとの金額ならびに補正後の歳入歳出予算の金額は第1表歳入歳出予算補正に、地方債の変更につきましては第2表地方債補正によるところでございます。 2ページをお願いします。 第1表歳入歳出予算補正の歳入でございますが、第11款分担金及び負担金、第1項負担金が県単小規模土地改良事業受益者負担金で92万5,000円の追加、第13款国庫支出金は1,203万1,000円の追加で、内訳といたしましては第1項国庫負担金が障がい児入所給付費等負担金などで315万4,000円の追加、第2項国庫補助金が社会保障・税番号制度システム整備費補助金や情報通信技術利活用事業費補助金などで887万7,000円の追加、第14款県支出金は1,099万8,000円の追加で、その内訳は第1項県負担金が障がい児入所給付費等負担金で157万6,000円の追加、第2項県補助金が農村地域防災減災事業補助金などで918万2,000円の追加、第3項委託金がスクールソーシャルワーカー配置事業委託金で24万円の追加、第17款繰入金、第2項基金繰入金が減債基金からの繰入金で1億3,960万4,000円の追加、第18款繰越金、第1項繰越金が前年度繰越金で7,718万3,000円の追加、第19款諸収入、第5項雑入が自治総合センターからのコミュニティ助成金などで602万7,000円の追加、第20款市債、第1項市債が道路河川関連事業債で1,640万円の追加でございます。 以上、歳入合計では2億6,316万8,000円の追加とするものでございます。 3ページをお願いします。 次に、歳出でございますが、第1款議会費、第1項議会費が人事異動等に伴う職員給与費の補正で23万2,000円の減額でございます。 第2款総務費は2,396万7,000円の追加で、内訳といたしましては、第1項総務管理費が人事異動等に伴う職員給与費や地域住民のコミュニティ防災活動を支援するコミュニティ助成事業などの補正で3,008万2,000円の追加、第2項徴税費、第3項戸籍住民基本台帳費および第6項監査委員費がいずれも人事異動等に伴う職員給与費の補正でそれぞれ530万1,000円の減額、72万6,000円の減額、8万8,000円の減額でございます。 第3款民生費は450万4,000円の減額で、内訳といたしましては第1項社会福祉費、第2項児童福祉費が人事異動等に伴う職員給与費などの補正でそれぞれ465万4,000円の減額、83万9,000円の減額、第3項生活保護費が人事異動等に伴う職員給与費や社会保障番号制度への対応に伴う作業支援に要する生活保護事務経費の補正で98万9,000円の追加でございます。 第4款衛生費、469万円の減額で、内訳といたしましては、第1項保健衛生費、第2項清掃費が人事異動等に伴う職員給与費などの補正でそれぞれ114万1,000円の減額、354万9,000円の減額でございます。 第6款農林水産業費は3,866万4,000円の追加で、その内訳、第1項農業費が防災減災のためのため池ハザードマップを作成する農業用施設維持管理経費などの補正で2,128万8,000円の追加、第2項林業費が人事異動等に伴う職員給与費の補正で18万1,000円の追加、第3項水産業費が効率的な養殖技術の確立を図るためIoTを活用した実証実験を行う「鯖、復活」プレミアム養殖拡大プロジェクトなどの補正で1,719万5,000円の追加でございます。 第7款商工費、第1項商工費が人事異動等に伴う職員給与費などの補正で、156万9,000円の減額でございます。 第8款土木費は7,715万8,000円の追加で、その内訳は第2項道路橋梁費が各地区の要望や点検等を踏まえ道路の維持改良工事を行う道路維持管理経費や道路整備事業、また交通安全対策を推進する交通安全施設整備事業などの補正で3,887万2,000円の追加、第3項河川費が河川維持事業の補正で1,690万円の追加、第4項都市計画費が人事異動等に伴う職員給与費などの補正で1,265万2,000円の追加、第5項住宅費が空き家による被害防止のため危険家屋の対策を行う小浜市空家等対策事業などの補正で873万4,000円の追加でございます。 第10款教育費は523万1,000円の減額で、その内訳は第1項教育総務費が人事異動等に伴う職員給与費などの補正で663万3,000円の減額、第2項小学校費、第3項中学校費が人事異動等に伴う職員給与費や小学校および中学校の要保護、準要保護児童・生徒就学援助費の改正に伴う補正で、それぞれ56万1,000円の追加、48万円の追加、第5項社会教育費、第6項保健体育費が人事異動等に伴う職員給与費の補正で、それぞれ57万9,000円の追加、21万8,000円の減額でございます。 第12款公債費、第1項公債費が金利負担軽減を図るため市中銀行等から借り入れております利率2.0%以上の長期債について全額繰り上げ償還を行います市債償還元金の補正で1億3,960万5,000円の追加でございます。 以上、歳出合計では2億6,316万8,000円の追加とするものでございます。 4ページをお願いします。 第2表地方債補正の変更でございますが、土地改良事業、道路整備事業および河川整備事業の3件について限度額をそれぞれ表記載のとおり変更させていただき、合計1,640万円増額させていただくもので、起債の方法、利率および償還の方法については、補正前に同じでございます。 以上、議案第62号の説明とさせていただきます。 5ページをお願いします。 続きまして、議案第63号平成29年度小浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)でございますが、歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ676万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ35億7,955万8,000円とするものでございます。 歳入歳出予算の款項の区分および当該区分ごとの金額ならびに補正後の歳入歳出予算の金額は第1表歳入歳出予算補正によるところでございます。 6ページをお願いします。 第1表歳入歳出予算補正の歳入でございますが、第10款繰入金は第1項他会計繰入金および第2項基金繰入金で344万3,000円の追加、第11款繰越金、第1項繰越金が前年度繰越金で331万9,000円の追加、歳入合計で676万2,000円の追加とするものでございます。 7ページをお願いします。 次に歳出でございますが、第1款総務費、第1項総務管理費が人事異動等に伴う職員給与費の補正で54万4,000円の追加、第10款諸支出金、第1項償還金及び還付加算金が医療療養給付費等に係る国庫支出金等の精算返還によるもので621万8,000円の追加、歳出合計で676万2,000円の追加とするものでございます。 以上、議案第63号の説明とさせていただきます。 8ページをお願いします。 続きまして、議案第64号平成29年度小浜市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)でございますが、歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ252万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ3億4,663万5,000円とするものでございます。歳入歳出予算の補正の款項の区分および当該区分ごとの金額ならびに補正後の歳入歳出予算の金額は第1表歳入歳出予算補正のよるところでございます。 9ページをお願いします。 第1表歳入歳出予算補正の歳入でございますが、第3款繰入金、第1項一般会計繰入金で、252万8,000円を追加するものでございます。 10ページをお願いします。 次に歳出でございますが、第1款総務費、第1項総務管理費が人事異動等に伴う職員給与費の補正で252万8,000円を追加するものでございます。 以上、議案第64号の説明とさせていただきます。 11ページをお願いします。 続きまして、議案第65号平成29年度小浜市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)でございますが、歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ191万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ31億8,334万5,000円とするものでございます。 歳入歳出予算の補正の款項の区分および当該区分ごとの金額ならびに補正後の歳入歳出予算の金額は第1表歳入歳出予算補正によるところでございます。 12ページをお願いします。 第1表歳入歳出予算補正の歳入でございますが、第5款国庫支出金、第2項国庫補助金が過年度分の地域支援事業交付金で76万4,000円の追加、第6款支払基金交付金、第1項支払基金交付金が過年度分の介護給付費交付金や地域支援事業支援交付金で187万8,000円の追加、第7款県支出金、第3項県補助金が過年度分の地域支援事業交付金で38万1,000円の追加、第10款繰越金、第1項繰越金が前年度繰越金で683万6,000円の追加、以上、歳入合計では191万8,000円の追加とするものでございます。 13ページをお願いします。 次に歳出でございますが、第1款総務費、第1項総務管理費が人事異動等に伴う職員給与費の補正で794万1,000円の減額、第8款諸支出金、第1項償還金及び還付加算金が介護給付費等に係る国庫支出金などの精算返還によるもので985万9,000円の追加、歳出合計で191万8,000円の追加とするものでございます。 以上、議案第65号の説明とさせていただきます。 14ページをお願いします。 続きまして、議案第66号平成29年度小浜市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)でございますが、歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ127万5,000円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ9,472万9,000円とするものでございます。 歳入歳出予算の補正の款項の区分および当該区分ごとの金額ならびに補正後の歳入歳出予算の金額は第1表歳入歳出予算補正によるところでございます。 15ページをお願いします。 第1表歳入歳出予算補正の歳入でございますが、第6款繰入金、第2項基金繰入金が127万5,000円の減額でございます。 16ページをお願いします。 次に歳出でございますが、第1款簡易水道事業費、第1項簡易水道管理費が人事異動等に伴う職員給与費の補正で127万5,000円の減額でございます。 以上、議案第66号の説明をさせていただきます。 17ページをお願いします。 続きまして、議案第67号平成29年度小浜市下水道事業特別会計補正予算(第1号)でございますが、歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ5億5,095万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ22億4,818万3,000円とするものでございます。 歳入歳出予算の補正の款項の区分および当該区分ごとの金額ならびに補正後の歳入歳出予算の金額は第1表歳入歳出予算補正に、地方債の追加につきましては第2表地方債補正によるところでございます。 18ページをお願いします。 第1表歳入歳出予算補正の歳入でございますが、第6款繰入金、第1項一般会計繰入金が41万9,000円の追加、第7款繰越金、第1項繰越金が前年度繰越金で33万4,000円の追加、第9款市債、第1項市債が長期債の借りかえによるもので5億5,020万円の追加、歳入合計で5億5,095万3,000円の追加とするものでございます。 19ページをお願いします。 次に歳出でございますが、第1款下水道事業費、第1項下水道管理費および第2項下水道建設費が人事異動等に伴う職員給与費の補正で8万4,000円の追加、第2項公債費、第1項公債費が金利負担軽減を図るため市中銀行から借り入れております利率2.0%以上の長期債について借りかえ等を行うもので、5億5,086万9,000円の追加、歳出合計で5億5,095万3,000円の追加とするものでございます。 20ページをお願いします。 第2表地方債補正の追加でございますが、借換債について限度額を5億5,020万円を追加し、起債の方法、利率および償還の方法については記載のとおりとさせていただくものでございます。 以上、議案第67号の説明とさせていただきます。 21ページをお願いします。 続きまして、議案第68号平成29年度小浜市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)でございますが、歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ15万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ4億6,340万2,000円とするものでございます。 歳入歳出予算の補正の款項の区分および当該区分ごとの金額ならびに補正後の歳入歳出予算の金額は第1表歳入歳出予算補正によるところでございます。 22ページをお願いします。 第1表歳入歳出予算補正の歳入でございますが、第6款繰入金、第1項一般会計繰入金が7万7,000円の追加、第7款繰越金、第1項繰越金が前年度繰越金で7万8,000円の追加、歳入合計で15万5,000円の追加とするものでございます。 23ページをお願いします。 次に歳出でございますが、第1款農業集落排水事業費、第1項農業集落排水事業費が人事異動等に伴う職員給与費の補正で15万5,000円の追加でございます。 以上、議案第68号の説明とさせていただきます。 24ページをお願いします。 続きまして、議案第69号平成29年度小浜市漁業集落環境整備事業特別会計補正予算(第1号)でございますが、歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ1万円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ5,524万3,000円とするものでございます。 歳入歳出予算の補正の款項の区分および当該区分ごとの金額ならびに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるところでございます。 25ページをお願いします。 第1表歳入歳出予算補正の歳入でございますが、第6款繰入金、第1項一般会計繰入金が1万円を減額するものでございます。 26ページをお願いします。 次に歳出でございますが、第1款漁業集落環境整備事業費、第1項漁業集落環境整備事業費が人事異動等に伴う職員給与費の補正で1万円を減額するものでございます。 以上、議案第69号の説明とさせていただきます。 27ページをお願いします。 議案第70号平成29年度小浜市水道事業会計補正予算(第1号)でございます。収益的収入および支出につきましては、支出の部において第1款事業費で職員給与費の補正により171万1,000円を減額し、総額を4億388万4,000円とするものでございます。 資本的収入および支出につきましては、支出の部において第1款資本的支出で職員給与費の補正により217万6,000円を減額し、総額を4億9,199万6,000円とするものでございます。 予算第8条に定めました議会議決を経なければ流用することのできない経費であります職員給与費につきましては、既決予定額から359万5,000円を減額し、総額を3,938万円とするものでございます。 予算第9条第2号に定めた補助金でございます児童手当に要する経費に対する補助金につきましては、既決予定額に9万9,000円を追加し、総額を48万6,000円とするものでございます。 以上、議案第70号の説明とさせていただきます。 9月補正予算に関する議案第62号から第70号までの説明は以上でございます。よろしくお願いします。 ○議長(下中雅之君) 総務部長、伊須田君。 ◎総務部長(伊須田尚君) それでは、私のほうから議案第71号から議案第73号までにつきまして、お手元の議案書によりご説明をさせていただきます。 議案書の1ページをお願いいたします。 議案第71号小浜市地域包括支援センターの人員および運営に関する基準を定める条例の一部改正についてでございますが、提案理由は、介護保険法施行規則の一部を改正する省令が交付されたことに伴い所要の改正を行うものでございます。 2ページをお願いいたします。 改正の内容は、主任介護支援専門員の研修の更新に係る規定の改正でございまして、第4条第1項第3号中、「介護保険法施行規則の一部を改正する省令附則第3条の規定により、読み替えて適用する場合を含む」を削るものでございます。 附則でございますが、第1項で施行期日を「公布の日から」と定め、第2項で経過措置を定めております。 3ページをお願いいたします。 議案第72号小浜市企業振興条例の一部改正についてでございますが、提案理由は農村地域工業等導入促進法の一部改正に伴い、小浜市企業振興条例における特定地域の定義を改正するものでございます。 4ページをお願いいたします。 改正の内容は、第2条第8号中、「農村地域工業等導入促進法第5条第3項第1号に規定する工業等導入地区」を「農村地域への産業の導入の促進等に関する法律第5条第2項第1号に規定する産業導入地区」に改めるものでございます。 附則でございますが、施行日を公布の日からと定めております。 5ページをお願いいたします。 議案第73号小浜市空家等の適正な管理に関する条例の制定についてをご説明させていただきます。 提案理由の説明でございますが、空き家等の適正な管理に関し、空家等対策の推進に関する特別措置法に定めるもののほか、必要な事項を定めるものでございます。 6ページをお願いいたします。 第1条で目的を定めております。空家等の発生予防、適正な管理、適正な措置、活用等に関して必要な事項を定めることにより、市民等の生命、身体、財産への被害を防止するとともに、安心・安全な生活環境の保全を図り、もって地域コミュニティの活性化ならびに本市の魅力および活力の向上に寄与することを目的とするものでございます。 第2条は、用語の定義でございます。第1号から第10号において、それぞれ用語の意義を定めております。 7ページをお願いいたします。 第3条では、空き家等の問題が安心・安全で良好な生活環境および景観に多大な影響を与える地域社会全体の問題であることに鑑み、第1号から第4号において基本理念をうたっております。次に、第4条から第9条は、市や所有者等のそれぞれの責務を定めております。第10条は、空家等の発生の予防について定めております。第1項で、市民等は将来において空き家等の発生原因となるおそれがあるときは建築物の改修、除却、登記、その他空き家等の発生を予防するために必要な措置を講じるよう努めるものとしております。また、第2項で、自治組織、市民活動団体等および事業者は所有者等への相談、助言、その他空き家等発生の予防に取り組むよう努めるものとしております。 9ページをお願いいたします。 第11条は、空家等の実態等の把握について定めております。 第1項で、市は空家等の調査を実施し実態把握に努めるものとし、第2項において当該調査結果を踏まえ所有者等に対する意向調査の実施に努めるものとしております。第3項および第4項で、自治組織および市民等は情報の提供に努めるものとしております。 第12条は、空家等の適正な管理について定めております。 第1項で、所有者等は空家等が管理不全状態にならないようみずからの責任において適正管理に努めること、また、第2項において、空き家等が既に管理不全状態にあるときは直ちにその状態を解消しなければならないこととしております。 第13条は、空き家等および跡地の活用について定めております。 第1項で、所有者等は空き家等および跡地を利用する見込みがないときは賃貸、売買その他これを活用するための取り組みを行うよう努めなければならないこととしております。 第14条は、特定空家等の認定について定めております。 第1項で、市長は空き家等が管理不全状態にあると認められる場合は、当該空き家等が周辺に与える悪影響、または危険の切迫性等を考慮して、特定空家等に認定することができることとしております。 また、第2項において、市長は特定空家等を認定する場合は、あらかじめ第16条で規定する空家等対策協議会の意見を聞かなければならないこととしております。 第15条は、緊急安全措置について定めております。 第1項で、市長は特定空家等などが人の生命、身体、または財産に危険な状態が切迫していると認められるときは危険な状態を回避するために必要な最低限度の措置、いわゆる緊急安全措置を講じることができるものとしております。第2項において、緊急安全措置は原則として所有者等の同意を得て実施するものとしておりますが、所有者を確知できない場合においても当該措置を講じることができるものとしております。第3項で、緊急安全措置に要した費用は所有者等に請求することができるものとしております。 第16条は、空家等対策協議会について定めたものでございます。 協議会が行うものといたしまして、第1号で空家等対策計画の作成、変更ならびに実施に関する事項の協議、第2号で特定空家等の認定に関する審議、所有者等に対する指導、命令等の措置に関する事項の協議を定めております。 第17条は、この条例の施行に関し必要な事項を規則に委任することとしております。 附則でございますが、施行日を平成29年10月1日と定めております。 以上、条例関係3件の説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 △質疑 ○議長(下中雅之君) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。--質疑なしと認め、これをもって質疑を終結いたします。 △委員会付託 ○議長(下中雅之君) ただいま議題となっております各議案をさきに配付いたしました議案付託表のとおり、それぞれの所管の常任委員会に付託いたします。 △陳情第5号から陳情第7号まで ○議長(下中雅之君) 日程第6 陳情第5号地方財政の充実・強化を求める意見書採択についてより陳情第7号大飯原発3・4号機の再稼働以前に30km圏自治体と住民への納得できる説明を求める陳情までを一括議題といたします。 今期定例会において本日までに受理いたしました陳情は、さきに配付してあります陳情文書表のとおりであり、その内容は陳情書の写しのとおりであります。 △委員会付託 ○議長(下中雅之君) お諮りいたします。 ただいま議題となっております各陳情を陳情文書表のとおり関係の委員会に付託いたしたいと思います。 これにご異議ありませんか。     (異議なし) ○議長(下中雅之君) ご異議なしと認めます。 よって、各陳情については陳情文書表のとおり関係の委員会に付託することに決しました。 △散会 ○議長(下中雅之君) 以上で、本日の日程は全て終了いたしました。 明30日より9月11日までは休会とし、12日は定刻本会議を開き、一般質問を行います。 本日は、これにて散会いたします。                           午後0時18分散会 上会議の次第を記し相違ないことを証明するために署名する。           平成29年  月  日           小浜市議会議長           署名議員   5番           署名議員   15番 上会議録は地方自治法第123条の規定により調製したものである。        小浜市議会事務局長  齊藤睦美...