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令和6年第2回定例会(第4号) 本文 2024-06-14
令和6年第2回定例会(第4号) 名簿 2024-06-14

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  1. 敦賀市議会 2024-06-14
    令和6年第2回定例会(第4号) 本文 2024-06-14


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    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいタブが開きます) 令和6年第2回定例会(第4号) 本文 2024-06-14 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ 別窓表示 ダウンロード 表ズレ修正 表示形式の切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者一覧に移動 全 202 発言 / ヒット 0 発言 表示発言の切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示 すべて選択 すべて解除 1 ◯議長(中野史生君) 2 ◯議長(中野史生君) 3 ◯議長(中野史生君) 4 ◯22番(今川博君) 5 ◯企画政策部長芝井一朗君) 6 ◯22番(今川博君) 7 ◯企画政策部長芝井一朗君) 8 ◯22番(今川博君) 9 ◯市長(米澤光治君) 10 ◯22番(今川博君) 11 ◯企画政策部長芝井一朗君) 12 ◯22番(今川博君) 13 ◯企画政策部長芝井一朗君) 14 ◯22番(今川博君) 15 ◯企画政策部長芝井一朗君) 16 ◯22番(今川博君) 17 ◯企画政策部長芝井一朗君) 18 ◯22番(今川博君) 19 ◯企画政策部長芝井一朗君) 20 ◯22番(今川博君) 21 ◯教育長(上野弘君) 22 ◯22番(今川博君) 23 ◯市長(米澤光治君) 24 ◯22番(今川博君) 25 ◯企画政策部長芝井一朗君) 26 ◯22番(今川博君) 27 ◯市長(米澤光治君) 28 ◯産業経済部長増田一条君) 29 ◯22番(今川博君) 30 ◯産業経済部長増田一条君) 31 ◯22番(今川博君) 32 ◯産業経済部長増田一条君) 33 ◯22番(今川博君) 34 ◯市長(米澤光治君) 35 ◯22番(今川博君) 36 ◯産業経済部長増田一条君) 37 ◯22番(今川博君) 38 ◯産業経済部長増田一条君) 39 ◯22番(今川博君) 40 ◯産業経済部長増田一条君) 41 ◯22番(今川博君) 42 ◯企画政策部長芝井一朗君) 43 ◯22番(今川博君) 44 ◯市長(米澤光治君) 45 ◯22番(今川博君) 46 ◯議長(中野史生君) 47 ◯議長(中野史生君) 48 ◯2番(高城庄佑君) 49 ◯まちづくり観光部長(小川明君) 50 ◯2番(高城庄佑君) 51 ◯まちづくり観光部長(小川明君) 52 ◯2番(高城庄佑君) 53 ◯まちづくり観光部長(小川明君) 54 ◯2番(高城庄佑君) 55 ◯まちづくり観光部長(小川明君) 56 ◯2番(高城庄佑君) 57 ◯まちづくり観光部長(小川明君) 58 ◯2番(高城庄佑君) 59 ◯まちづくり観光部長(小川明君) 60 ◯2番(高城庄佑君) 61 ◯企画政策部長芝井一朗君) 62 ◯2番(高城庄佑君) 63 ◯企画政策部長芝井一朗君) 64 ◯2番(高城庄佑君) 65 ◯企画政策部長芝井一朗君) 66 ◯2番(高城庄佑君) 67 ◯市長(米澤光治君) 68 ◯2番(高城庄佑君) 69 ◯企画政策部長芝井一朗君) 70 ◯2番(高城庄佑君) 71 ◯市長(米澤光治君) 72 ◯2番(高城庄佑君) 73 ◯市長(米澤光治君) 74 ◯2番(高城庄佑君) 75 ◯まちづくり観光部長(小川明君) 76 ◯2番(高城庄佑君) 77 ◯副市長(堤宗和君) 78 ◯2番(高城庄佑君) 79 ◯副市長(堤宗和君) 80 ◯2番(高城庄佑君) 81 ◯まちづくり観光部長(小川明君) 82 ◯2番(高城庄佑君) 83 ◯副市長(堤宗和君) 84 ◯2番(高城庄佑君) 85 ◯産業経済部長増田一条君) 86 ◯2番(高城庄佑君) 87 ◯まちづくり観光部長(小川明君) 88 ◯2番(高城庄佑君) 89 ◯まちづくり観光部長(小川明君) 90 ◯2番(高城庄佑君) 91 ◯議長(中野史生君) 92 ◯議長(中野史生君) 93 ◯8番(大石修平君) 94 ◯市長(米澤光治君) 95 ◯8番(大石修平君) 96 ◯まちづくり観光部長(小川明君) 97 ◯8番(大石修平君) 98 ◯まちづくり観光部長(小川明君) 99 ◯8番(大石修平君) 100 ◯まちづくり観光部長(小川明君) 101 ◯8番(大石修平君) 102 ◯まちづくり観光部長(小川明君) 103 ◯8番(大石修平君) 104 ◯まちづくり観光部長(小川明君) 105 ◯8番(大石修平君) 106 ◯副市長(堤宗和君) 107 ◯8番(大石修平君) 108 ◯まちづくり観光部長(小川明君) 109 ◯8番(大石修平君) 110 ◯まちづくり観光部長(小川明君) 111 ◯8番(大石修平君) 112 ◯議長(中野史生君) 113 ◯議長(中野史生君) 114 ◯10番(橋本彬穂君) 115 ◯産業経済部長増田一条君) 116 ◯10番(橋本彬穂君) 117 ◯産業経済部長増田一条君) 118 ◯10番(橋本彬穂君) 119 ◯市民生活部長(山岸茂樹君) 120 ◯10番(橋本彬穂君) 121 ◯市民生活部長(山岸茂樹君) 122 ◯10番(橋本彬穂君) 123 ◯市民生活部長(山岸茂樹君) 124 ◯10番(橋本彬穂君) 125 ◯市民生活部長(山岸茂樹君) 126 ◯10番(橋本彬穂君) 127 ◯市民生活部長(山岸茂樹君) 128 ◯10番(橋本彬穂君) 129 ◯市民生活部長(山岸茂樹君) 130 ◯10番(橋本彬穂君) 131 ◯市民生活部長(山岸茂樹君) 132 ◯10番(橋本彬穂君) 133 ◯市民生活部長(山岸茂樹君) 134 ◯10番(橋本彬穂君) 135 ◯市長(米澤光治君) 136 ◯10番(橋本彬穂君) 137 ◯まちづくり観光部長(小川明君) 138 ◯10番(橋本彬穂君) 139 ◯まちづくり観光部長(小川明君) 140 ◯10番(橋本彬穂君) 141 ◯まちづくり観光部長(小川明君) 142 ◯10番(橋本彬穂君) 143 ◯まちづくり観光部長(小川明君) 144 ◯10番(橋本彬穂君) 145 ◯まちづくり観光部長(小川明君) 146 ◯10番(橋本彬穂君) 147 ◯まちづくり観光部長(小川明君) 148 ◯10番(橋本彬穂君) 149 ◯まちづくり観光部長(小川明君) 150 ◯10番(橋本彬穂君) 151 ◯まちづくり観光部長(小川明君) 152 ◯10番(橋本彬穂君) 153 ◯議長(中野史生君) 154 ◯議長(中野史生君) 155 ◯19番(大塚佳弘君) 156 ◯総務部長(吉岡昌則君) 157 ◯19番(大塚佳弘君) 158 ◯総務部長(吉岡昌則君) 159 ◯19番(大塚佳弘君) 160 ◯教育委員会事務局長(織田一宏君) 161 ◯19番(大塚佳弘君) 162 ◯総務部長(吉岡昌則君) 163 ◯19番(大塚佳弘君) 164 ◯総務部長(吉岡昌則君) 165 ◯19番(大塚佳弘君) 166 ◯市長(米澤光治君) 167 ◯19番(大塚佳弘君) 168 ◯企画政策部長芝井一朗君) 169 ◯19番(大塚佳弘君) 170 ◯企画政策部長芝井一朗君) 171 ◯19番(大塚佳弘君) 172 ◯まちづくり観光部長(小川明君) 173 ◯19番(大塚佳弘君) 174 ◯まちづくり観光部長(小川明君) 175 ◯19番(大塚佳弘君) 176 ◯総務部長(吉岡昌則君) 177 ◯19番(大塚佳弘君) 178 ◯市長(米澤光治君) 179 ◯19番(大塚佳弘君) 180 ◯福祉保健部長(中野義夫君) 181 ◯19番(大塚佳弘君) 182 ◯まちづくり観光部長(小川明君) 183 ◯19番(大塚佳弘君) 184 ◯まちづくり観光部長(小川明君) 185 ◯19番(大塚佳弘君) 186 ◯まちづくり観光部長(小川明君) 187 ◯19番(大塚佳弘君) 188 ◯福祉保健部長(中野義夫君) 189 ◯19番(大塚佳弘君) 190 ◯副市長(池澤俊之君) 191 ◯19番(大塚佳弘君) 192 ◯副市長(堤宗和君) 193 ◯19番(大塚佳弘君) 194 ◯副市長(堤宗和君) 195 ◯19番(大塚佳弘君) 196 ◯副市長(堤宗和君) 197 ◯19番(大塚佳弘君) 198 ◯副市長(堤宗和君) 199 ◯19番(大塚佳弘君) 200 ◯議長(中野史生君) 201 ◯議長(中野史生君) 202 ◯議長(中野史生君) ↑ リストの先頭へ ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 5.議 事             午前10時00分開議 ◯議長(中野史生君) ただいまから本日の会議を開きます。  諸般の報告 2 ◯議長(中野史生君) この際、諸般の報告をいたします。  本定例会に出席を求めた者のうち、野ツ俣病院事業管理者は所用のため本日欠席する旨、届出がありました。  以上で報告を終わります。  日程第1 一般質問 3 ◯議長(中野史生君) 日程第1、これより前日に引き続き一般質問を行います。  まず、今川博議員。   〔22番 今川博君登壇〕 4 ◯22番(今川博君) 皆さん、おはようございます。市民クラブの今川博です。  今回の質問は、敦賀市人口統計データの共有及び総合計画等についてです。通告書に沿って質問いたしますので、よろしくお願いいたします。  令和6年5月23日に、議員説明会において敦賀市の人口データについての説明会が開催されました。これら人口データは、第8次敦賀市総合計画において、人口減少対策を大きなテーマとして、市民の皆さんと人口動向情報及び具体的各人口減少対策を共有してのこととありますが、今回、人口データの市民の皆さんへの公開内容等及び関連する総合計画等について伺うものであります。  最初の質問ですが、今回、敦賀市のホームページに掲載されている人口データの内容はデータ、図表のみであり、議員説明会での配付資料には、補足説明等の記載及びその他、社会動態、出生数、敦賀市の人口減少対策、人口減少をどう考えるのか、人口減少対策の各資料などにより、議員側には分かりやすい内容ではありますが、市民向けのホームページとの記載内容に違いがあり、市民の皆さんとの情報共有との基本的考えの中で、議員説明会での配付資料と市民向けのホームページ掲載資料内容の違いについて伺います。 5 ◯企画政策部長芝井一朗君) おはようございます。  それでは、今川議員の一般質問にお答えさせていただきます。  市民の皆様と本市における人口の動向を共有するため、福井県推計人口のホームページを参考に、市民の皆様に様々な用途でデータを活用していただくため、議員説明会の資料そのものではなく、純粋な人口統計データのみを市ホームページで5月30日に公表いたしたところでございます。
     しかしながら、議員からの御指摘のとおり、市民の皆様が行政及び議員の皆様と同様の情報を共有し、人口減少に対して市がどのように捉えているかをお伝えすることは重要でありますので、早速、議員説明会での資料も併せて市ホームページで掲載したいと考えているところでございます。 6 ◯22番(今川博君) ありがとうございます。  今のあれなんですけれども、私、最近ですけれども、同じようにホームページを開いて、統計情報に記載の敦賀市人口統計データについてということで、統計情報自体9種類ぐらいあるんですけれども、これは本当に数値と図表だけで、あれを見て皆さん分かるかなということは、まず理解するのは難しいと思われ、この質問になりました。  まず、図表への補足説明の記載の必要性、具体的には議員説明会資料13ページよりの敦賀市の人口減少対策、人口減少をどう考えるのか、人口減少対策の位置づけ、好循環モデルの実現、人口減少対策の主な施策や、17ページよりの人口減少対策のこれからのページには、進め方として、人口が減少する要因、ポイントがどこにあるかを見定める。それぞれの要因、ポイントの対応策を考える。対応策を事業化、予算化する。事業を実行する。  現在の課題は、人口減少の要因分析がまだ十分でないから、人口減少対策の取組がまだ庁内横断的な動きになっていない、危機意識が共有できていない。  今後は、1、人口減少対策室を最大限に回していく。2、人口統計データ等はオープンにデータベース化し、議会や市民に活用していただく等とあり、敦賀市の具体的な人口減少対策の情報が記載されておらず、人口減少を市民の皆さんと共有するならば、敦賀市の人口統計データと人口減少対策として編集の上、別途公開し、市民の皆さんへの人口減少対策の実情を知ってもらう。  その後、第8次敦賀市総合計画について、各関係する団体への意見交換会を行うのが順序だと思いますが、再度伺います。 7 ◯企画政策部長芝井一朗君) 議員説明会でも市長が申し上げたと思いますが、データ分析、要因分析につきましては今後の課題ということも一つあります。  現時点で把握できるデータのみをお示しいたしておりますので、今後、データが蓄積されれば、今後もホームページ等で掲載し、市民の皆様と共有等を行いたいと考えております。  以上です。 8 ◯22番(今川博君) 今、部長が言われましたけれども、最初の回答でありましたけれども、補足説明というのはどの程度まで補足説明を入れるのか。17ページ以降たくさんありましたね。どの部分を言って、再度統計データ等を加えて公表すると言っているのか伺います。 9 ◯市長(米澤光治君) おはようございます。  ホームページ上の公表の仕方ということなんですけれども、議員説明会ですと話をしながら説明もできるということがあって、だからああいう体裁でできるというところもあると思いますし、また、議員の皆さんに説明するとなると、ある程度これまでの議論も踏まえてあの資料ということもございますので、多分あのまま載せるということではないんだというふうに思っています。  そういう意味では、ホームページとして、そこである程度理解をしていただけるような体裁というのはまた別途考えなければいけないのかなというふうに思っておりますので、これからそれについても検討していくということで御理解いただけるとありがたいです。 10 ◯22番(今川博君) ありがとうございます。そうですね。  次に、平成27年10月付の敦賀市人口減少対策計画、敦賀市地方版総合戦略が策定され、策定の趣旨。背景、人口・世帯数、年齢階層別人口、人口動態、産業動向。課題、将来人口の見通し、財政状況の見通し。目的及び基本理念等、目的、目標年度及び実施期間、目標、基本理念。基本目標、重点施策3本柱の充実、持続可能で標準的な行政サービスの維持等。具体的な施策、産業振興の充実による生産年齢人口の維持、子育て支援の充実。  今回の人口減少対策の具体的内容などは平成27年、その後もありますけれども、そういうものに準じて策定しないのか伺います。  これらは以前の人口減少対策計画ですが、策定の趣旨から背景、課題、内容は系統立てて編集されており、見方によっては分かりやすい内容なので、この質問になりました。 11 ◯企画政策部長芝井一朗君) お答えいたします。  敦賀市人口減少対策計画、すなわち地方版総合戦略につきましては、総合計画と統合しておりますので、現在、第8次敦賀市総合計画が本市の地方版総合戦略となっているところであります。  第8次敦賀市総合計画におきましては、社会情勢の変化への対応や市民の皆様等とのコミュニケーションツールとしての活用を念頭に置きまして、分かりやすさを重視しつつも国から示される策定の手引に基づき計画を策定しております。したがいまして、平成27年の計画と構成等は異なってはおりますが、国の策定の手引に基づいた計画となっているということでございます。  また、今回の計画は、先ほども申し上げましたとおり分かりやすさを重視しておりまして、平成27年の地方版総合戦略にて背景として掲載した人口関係の統計データを省略しております。  これにつきましては、前回議会におきまして総合計画の策定背景としての人口統計データを求められたことを踏まえまして、先月23日に改めて人口統計データを議員の皆様等にお示ししたところでございます。  これらの結果、平成27年の地方版総合戦略に比べまして充実した分析と分かりやすい政策の両立が実現したと考えているところでございます。  以上です。 12 ◯22番(今川博君) 説明ありがとうございます。  新しい総合計画は、好循環が継続する、発展し続ける地域を基本理念として、人口減少対策である地方版総合戦略と結合して策定したと書かれております。本市のまちづくりの指針となる計画ですとの説明がありました。  さきの第7次敦賀市総合計画にも、基本理念の次に人口減少対策である地方版総合戦略と結合して策定した、まちづくりの指標となる計画であるとの記載です。この辺が私は非常に平成27年当時というんですか、さきのあれでも150ページに対して、今回は15ページ程度。  その中で、総合戦略と結合して策定したというんですかね、この辺が非常に分かりづらいんですけれども、その辺の説明って何かいただけますか。 13 ◯企画政策部長芝井一朗君) お答えいたします。  先ほど答弁いたしました地方版総合戦略策定の手引、国の示している手引につきましては、総合計画等の統合も可能という形でなっております。それに基づき総合計画と統合している。  さらにもう一つ、実務的なもので言いますと、やはり人口減少対策ということは基本的には敦賀市の一番大きな課題でありますので、当然、総合計画として併せて策定するべきものと私どもは考えております。  以上です。 14 ◯22番(今川博君) ありがとうございます。なかなかその辺の理解が、私自身が至っていないのかも分かりませんけれども。  次に、人口減少を食い止めるためには、敦賀市サイドだけでなく、福井県と連携しての対策づくりも必要と思われ、敦賀市、福井県との共通した計画策定の見通しについて、例えば、県では具体的には各市町の戦略と県の戦略を融合させて福井県全体での取組を後押ししていくような活動を行うべきではないでしょうかとか、人口減少を食い止めるためには、県と市町が連携して県全体で対策を講じていくことも必要と思われますが、また国の役割とかあるんですけれども、そういったものはどこに表していくのでしょうか。お願いします。 15 ◯企画政策部長芝井一朗君) お答えいたします。  人口減少対策の施策につきましては、議員おっしゃるとおり、国、県との連携というのは非常に重要と考えているところでございます。  今年度、県におきましては福井県長期ビジョン実行プラン及び第2期ふくい創生・人口減少対策戦略の見直しを進めているところでございます。  この策定に当たりまして、県と市民との意見交換や知事と市長の政策ディスカッションの場も設けられると聞いております。この中で地方版総合戦略であります第8次敦賀市総合計画に基づき本市の考え方を示しつつ、県との意見交換を行ってまいりたいと考えているところでございます。  また、第8次敦賀市総合計画におきましては、毎年度の見直しを予定しておりますので、県の長期ビジョン実行プラン等の見直しに合わせまして本市計画の見直しも行うことで、人口減少対策における県との整合性あるいは連携を確保してまいりたいと考えているところでございます。 16 ◯22番(今川博君) ありがとうございます。  同じような質問なんですけれども、令和6年5月付にて福井県より、第2期ふくい創生・人口減少対策戦略に関する政策の実施状況なども参考にして、各施策の数値目標の記載なども必要と思われますが、伺います。  令和2年7月に作成した福井県長期ビジョンにおいては、「『安心のふくい』を未来につなぎ、もっと挑戦!もっとおもしろく!」を基本理念に挙げ、福井の魅力を高めることにより交流人口の拡大を目指すこととしています。  こうした理念に基づき、長期ビジョンの基本方針、目標年次2040年である「しあわせ先進モデル 活力人口100万人ふくい」の実現に向け、人口減少対策を推進すると言われております。  基本政策目標として、合計特殊出生率1.80、2030年目標ですけれども、こういった福井県の目標なども記載が必要と思われますが、これらは今の部長さんの答弁では毎年度改定するという総合計画ですので、そういった中で表すのでしょうか。ちょっと分かりませんが。 17 ◯企画政策部長芝井一朗君) お答えいたします。  総合計画の策定に当たりましては、数値目標というのはどのように設定するかということで、様々な方法を議論してきたところでございます。  第8次敦賀市総合計画におきましては、市民の皆様への分かりやすさに重点を置く観点から、個別事業ごとではなくて複数事業の集合体であります9つのプロジェクトごとに数値目標を設定したところでございます。  一方で、議員説明会でも市長が申し上げましたとおり、人口関係の数値というのは外部要因による影響を受け、本当に政策の効果が出ているのかどうかというのが判断が難しいということがありますので、県の計画なども参考にしながら、計画の見直しの中で最適な数値目標の設定等について検討していきたいと考えております。  あくまで、繰り返しになりますけれども、県の計画等の数値も参考にしていきたいということでございます。 18 ◯22番(今川博君) ありがとうございます。  なかなかそういった県の方針とか、そういったものも体系的に触れられていたのなら、こういったことを市民の皆さんに公表する中で、なるほどなということが分かると思うんですけれども、今回のは本当に敦賀市サイドというんですか、敦賀市だけの人口減少対策ということで統合されている。どこに統合されているのかということを私感じましたので、思っております。  次に、人口が減少した敦賀市の将来の姿とか労働力人口の減少、消費市場の縮小、各地区集会の維持が困難になるなど、デメリットをもっと明確にして、人口減少の課題を市民の皆さんに分かりやすく共有してもらうことが必要と思われますが、伺います。 19 ◯企画政策部長芝井一朗君) 人口減少につきましては、やはり全市的な課題であることから、行政だけではなく全市的な取組が必要となる中、この危機感を市民の皆様と共有することは非常に重要であると考えております。  そのため、市ホームページで人口統計データ等を公表するだけではなく、例えば5月14日には敦賀高校の1年生150名に対しまして、職員が出向き、直接、人口統計データを用いた本市の状況等について説明を行ったところでございます。  今後もホームページをはじめ様々な機会を通じまして市民の皆様と情報共有を図っていきたいと考えております。 20 ◯22番(今川博君) ありがとうございます。  後の質問になると思うんですけれども、各団体というんですか、敦賀高校とか説明に行かれたということですけれども、こういった人口減少対策とか実態、実情というのが本当に皆さんに伝わって、総合計画の内容を受けているのかいないのか。その辺がちょっと分からないので質問になりました。  私も以前いろんな計画づくりの策定に入っていたんですけれども、都市計画マスタープランとか、平成12年ぐらいとか、平成19年、20年とか、その中でいろんな団体というんですか、地域の説明に出向きましても、なかなか分かっていただけないというんですか、冊子にしても分かっていただけない。  結局どうされたということを、私たちの委員会の委員の意見がどこに加えられているのか、その辺が分からなかったので、今回の質問になりました。  後でまた質問しますけれども、まず次、人口減少を食い止めるには、各家庭における教育や結婚、子育て、出産について系統立てて教える機会も必要と思われますが、現在の義務教育の段階での実施状況をまず伺います。 21 ◯教育長(上野弘君) では、お答えいたします。  国が定める学習指導要領では、学校の校長先生が自校の教育課程の編成及び実施について、児童の心身の発達の段階や特性及び学校や地域の実態を十分考慮して適切な教育課程を編成するものと位置づけられています。  例えば、小学校体育科の保健において、「思春期にあらわれる変化」の学習では、体の発育、発達の一般的な現象や思春期の体つきの変化などを学びます。  中学校保健体育科の「心身の発達と心の健康」の学習では、年齢に伴って身体の各器官が発育したり、身体的には生殖に関わる機能が成熟することなどを学習します。  このように体のつくりの変化について、本市の児童生徒は発達段階に合わせて系統的に学習しています。  また、中学校家庭科の「私たちの成長と家族・地域」の学習では、生徒自身の成長を振り返りながら、子供の成長や家族、地域の高齢者との関わり方について学んでいます。  一方、本市では、教育目標「ふるさと敦賀を愛し、知性に富み、心豊かで、健康な人の育成」の実現に向け、志を持ち、郷土の発展に貢献する活力ある人材を育ててまいりました。  児童生徒の発達段階に応じた教育を通して、ふるさと敦賀に誇りを持ち、郷土を愛することはもとより、さきに述べたような学びを系統的に身につけることができるように、今後も体育科や家庭科を含め、各教科や総合的な学習の時間等とも関連を図りながら、家庭、学校、地域が一体となり、本市の特色ある教育を進めていく中で人口問題についても考えていきたいと、このように思っています。 22 ◯22番(今川博君) ありがとうございます。ただ単に理科とかそういった教育だけでなく、敦賀を思うふるさと教育というんですか、そういったこともやられているということで納得しました。  次に、先ほどの質問に近いんですけれども、第8次敦賀市総合計画は3月議会市長答弁では、今後、ホームページによる公表、職員による出前講座、関係団体との意見交換、市長と語る会等で活用しての市民に背景となる人口減少の状況等の共有化に取り組んでいくとのことですが、現在までの具体的な取組状況をまず伺います。 23 ◯市長(米澤光治君) これまでホームページでの総合計画の冊子や人口統計データの公表については行ってきておりますし、それから先ほど企画政策部長が申し上げましたとおり、敦賀高校の生徒さん150名への出前講座。これは職員が行ったところですけれども、そういった取組をしております。  3月議会におきまして、市民クラブの山本武志議員から、市長がリーダーシップを発揮して市民に広報、周知を図るべきではという趣旨の質問もいただいております。これも踏まえまして、私自身もこの1年間でかなりの回数の市長と語る会というのを様々な方々や団体を対象に行ってきたんですけれども、スライドを使って説明をする、そういうプレゼンテーションの時間が取れるときにはほぼ必ずこの敦賀市の人口減少の状況を説明してきたというところで、危機意識の共有化を図ってきたというふうに思っております。  その中では、データだけではなくて、この前議員説明会で説明をしたような分析の解釈だったりとか、あるいは市の考えであったりというようなところも盛り込んだ形のプレゼンテーションをしているというところです。  危機感は共有したいなというふうに思っているんですけれども、今度あまり悲観的になってもよくないなと思いながら、そういうことに気をつけながらプレゼンテーションをしているというつもりです。  今年度も市長と語る会を多く開催する予定にしておりますので、そういった語る会も含めていろんな機会を捉えて、議員説明会のときにもオープン、それからコミュニケーションという言い方をしましたけれども、そういったことをモットーにして市民の皆様への情報発信をしていきたいと思っております。  そもそも議員説明会をしたということについても、今の状況をいろんな方に知っていただかなければならないというふうなことを思っているということが発端にありまして、まずは議会の皆さんに、かなり今思っている詳しめのお話をさせていただいたというところですので、議員がおっしゃられたような市民の皆さんにより知っていただくということは、気をつけてこれからもやっていきたいと思います。 24 ◯22番(今川博君) ありがとうございます。いろいろ団体との協議をやられているということで。  よく前、区長と語る会は、内容的にはほんのあれですけれども、そういった各団体との協議とか、敦賀高校との150人のそういう内容とかは、状況写真とかそういうのはあるんですけれども、出た意見とかそういったこともホームページ上で、そういう内容についての報告というんですか、そういうことも今後は必要ではないでしょうかと私は思うんですけれども、いかがでしょうか。 25 ◯企画政策部長芝井一朗君) 実際、出前講座等々で説明したというようなこと、実績、それといただいた御意見等につきまして、今後、ホームページ等で公表といいますか、できる範囲で対応していきたいなと考えております。  以上です。 26 ◯22番(今川博君) ありがとうございます。やはりそういった、これだけたくさんの団体と市長自身が行かれているのですから、そういう情報についてもぜひ今後発信していただきたいと思います。  次に、総合計画の関係で、敦賀市総合計画に挙げる人口減少対策の地域経済対策の一つとして、県営産業団地については3月議会などでも質疑されておりますが、福井県で第2次の募集、3月12日から7月12日間を応募期間とする県営産業団地の再公募が発表されておりますが、前回調査した各資料の点検及び新たな候補地の選定を実際、民間会社とも協議したり、また誘致候補企業の協力等も得ながら、県営新産業団地の早急な独自調査実施とか、再度の公募申請についての状況を伺います。 27 ◯市長(米澤光治君) 本市の人口減少対策を考えるに当たり、産業振興は大変重要で、産業団地の整備は進めていきたいというふうに考えています。  現在、県が全市町を対象に県営産業団地の候補地を再募集しておりますが、その募集要件は、以前から比べて若干緩和されたとはいえ、開発可能用地が乏しい本市には厳しい条件であるというふうに認識をしています。  令和4年度には同様の募集に対して、適地を選定し事業化を目指すということをやっていたんですけれども、本年2月に県により事業化が断念されたということは議員も御承知のことと思います。  敦賀市では、県営産業団地の現在行われている募集については、要件を満たせる用地がなかなか見当たらないということから、残念ではありますけれども今回は応募を断念せざるを得ないというふうに考えております。  また今後、敦賀市にとって応募可能な要件で募集がありましたら、前向きに検討していきたい、検討すべきと考えています。  さらに、市が主体となって実現可能になるような、そういった用地整備等も検討していきたいと考えています。  詳細については、産業経済部長より御説明をいたします。 28 ◯産業経済部長増田一条君) 私からは、これまでの経緯を含めた詳細を御説明いたします。  市長がお答えしたとおり、まず第一に、本市は地形上、開発可能な用地は限られていますが、産業振興のためにも産業団地の整備が必要と考えていることから、令和4年度に市独自で新産業団地の適地調査を実施し、適地を複数選定いたしました。  そのような中、同じ年度に県営産業団地の公募が開始されたことから、市で行った調査結果を基に、県の募集要件、例えば面積20ヘクタール以上を満たす用地を選んで応募し、一度は整備候補地として採択されました。しかしながら、県による調査の結果、開発費が高額となることから、残念ながら敦賀市は県営産業団地から落選し、事業化に至ることはできませんでした。  なお、令和4年度の県営産業団地の募集要件を満たすのは申請を行った当該用地だけであったため、今年度、令和6年度の県営産業団地の募集では、ほかの用地も対象となるような要件の緩和を期待しましたが、本市で対応ができるような大きな緩和はありませんでした。このため、現在の県営産業団地の募集要件を満たせる用地が市内にはないことから、残念ではありますが市として令和6年度の応募を断念することになりました。  本市としましては、産業振興のために新しい産業団地が必要と考えていることに変わりはありませんので、今後は大規模な県営産業団地ではなく、県の補助金等の支援を受けながら、令和4年度の調査を基に、これは令和4年度の調査が生かされるということですけれども、敦賀市に適した中規模な市営産業団地の整備を目指してまいります。  以上でございます。 29 ◯22番(今川博君) 詳しくありがとうございました。  よく県営産業団地については、今回の応募については、なかなか候補地がないということですけれども、それは前回も4候補地を応募して、全て規格というんですか条件に合わなかったということで辞退ということになったのでしょうか。 30 ◯産業経済部長増田一条君) 県営産業団地に前回応募した箇所といいますのは、20ヘクタール以上の要件というのがございましたので、市から応募させていただいたのは1か所だけです。  それ以外に、以前に、令和4年度に調査、市独自で行ったものというのは複数調査結果が出ておりますので、今後市が中規模に行う開発に関しては、その調査を生かしながら開発していきたいと考えております。
     以上でございます。 31 ◯22番(今川博君) ありがとうございます。  よく県営産業団地の代わりに市営の産業団地というんですかね、開発規模が20ヘクタール以内なのか、もう少し、金額だけではないと思うんですけれども、どういった市営産業団地でしたら応募条件、県営に比べて応募しやすいというんですか。面積的な規模も20ヘクタール、10ヘクタールとか、どんな小さな規模であっても市営であったら応募しやすいということの公募条件になるのでしょうか。市営の場合は。 32 ◯産業経済部長増田一条君) 市で開発させていただきたいと思っている面積に関しましては、農業の振興の観点から敦賀市の小さな残された面積を考えた場合に、あまりないんですね。ですから、中規模ということは10ヘクタールほどということを考えてはいますけれども、県の募集要項というのは令和6年度で20ヘクタール程度というような程度になっているんですね。  そのことから、県の募集要項が敦賀市の実情に合った十数ヘクタールですとか、その程度になっていただけたなら、市として県営に応募することというのはできるものと考えております。  以上でございます。 33 ◯22番(今川博君) ありがとうございます。  よく市営であっても県営であっても、高付加価値産業団地の創出・誘致というのはよく聞きますけれども、市であって、県営であっても、市長が思う研究施設とか、具体的なイメージというのをもう一回確認したいんですが、よろしいですか。 34 ◯市長(米澤光治君) 我々が何で産業団地で、例えば市営でもできないかということを検討するかといいますと、実際に企業さんからいろんなお話が入ってくるんです。そのときに、我々はここの土地で考えていただけませんかと言えるような地面がないというのが現実です。  やはり敦賀には港があり、それから車のほうも交通の高速道路の結節点であり、そして新幹線も来たということで、企業さんには非常に注目していただいている。そしてそういう話もあるにもかかわらず、そういう土地がないと。  企業さんにとっては必ずしも大きい面積が必要だということばかりではなくて、今ほど話があった中規模の面積でも割と条件に合うんじゃないかなというようなお話もあるので、そういう土地を用意できないかなというふうに考えているということで、よく大きい開発で、それこそ例えば半導体関連でそういう集積した産業団地を開発するとか、自動車関係だったりとか有機EL関係とか、そういうことでありますけれども、そこまでのイメージは持っていなくて、せっかくいろんなこと、いろんな会社さんからお声がけをいただく中で、今それが敦賀には応えられないというところを何とかしたいなという思いがあるということです。 35 ◯22番(今川博君) ありがとうございます。  やはり製造業だけの産業団地ではなくて、研究施設を加えた工場というんですかね、そういったものも若い人にとっては非常に魅力的な企業となってくると思いますので、早くそういった企業を誘致してほしいと私も思います。  次に、また一昨日の浅野議員の質疑にありましたけれども、総合計画での1次産業の新ビジネス化プロジェクトとして、つるが道の駅の調査事業より約1年近くなってきていますけれども、敦賀の1次産品の販売を促進とありますが、政策形成の工程及び適地調査の現在の状況などについて再度伺います。 36 ◯産業経済部長増田一条君) 道の駅整備検討調査業務につきましては、昨年10月に公募型プロポーザルを実施し、事業者と昨年12月に契約を締結いたしました。  現在、本契約の下で、敦賀市の1次産業振興の可能性を含め、候補地、整備面積、付与する施設機能、運営、整備に際して考慮すべき動向など多面的に調査を行っておりまして、道の駅整備の判断可否のための重要な基礎資料として作成する予定です。  なお、契約期間は今年の9月末となっております。  以上でございます。 37 ◯22番(今川博君) ありがとうございます。  最終的な可否については9月末か早い時期にということですけれども、最終的な判断というのはどういった体制の中で臨むのか、一度伺います。 38 ◯産業経済部長増田一条君) これまでも市役所の中ではいろんな議論がなされているわけなんですけれども、まずコンサルタントさんによって調査結果が出ると思います。それが9月末に出るわけですので、それを基に庁内でも話をしますし、いろんな関係団体の方の意見も今の調査でいただいておりますので、市民の方々の意見もアンケート等でいただいておりますので、再度関係機関と話をしながら、また議員の皆様に適した時期に御判断を仰ぎたいと考えております。  以上でございます。 39 ◯22番(今川博君) それに関連してもう一つ、道の駅といいましたら、やっぱり国道がメインになるというんですかね。道の駅の登録要件が最終的にあると思うんですけれども、道路管理者というのは国土交通省なのか、また県の道路になるのか。そういったことも今回の業務の検討事項に入っているのでしょうか。 40 ◯産業経済部長増田一条君) 今の御質問は、道路管理者が決まっているのかということだと存じますが、市道ですとか県道ですとか国道、いろいろございますので、ケース・バイ・ケースで道路管理者というのは違ってくるというふうに判断しております。  いずれにしましても、道の駅整備を行うというときには、道の駅の認められる要件というものに従って開発を行うものと考えております。  以上でございます。 41 ◯22番(今川博君) ありがとうございます。分かりました。  次に、令和5年に少子化対策と移住政策をワンセットで進めるため人口減少対策室をふるさと創生課に新規に創設しましたが、それらの組織体制、具体的な業務内容、目標値、成果等を伺います。  この質問は昨年6月にも質問しましたが、現在の構成は、昨年の答弁では室長のほかに職員2名の合計3名体制の業務で、今後は移住定住促進に加えて自然要因による人口減少対策が必要であり、結婚支援事業等を検討し、移住定住の促進についても事業の再構築を考えていきます。  なお、目標値は設定に至っていないとのことでしたが、現在の状況について再度伺います。 42 ◯企画政策部長芝井一朗君) まず、組織体制について申し上げますと、議員おっしゃったとおり、令和5年6月に企画政策部、旧ふるさと創生課、今の政策推進課ですが、そちらの課内に設置した移住定住推進室が人口減少対策室に変更されました。  これは移住定住のみならず、敦賀市の人口減少にどう取り組むかを組織体制として位置づけ、しっかりと取り組んでいくことを意図したものでございます。  また、室の構成といたしましては、前回の答弁と同様、主幹級職員の室長のほか、課員2名の3名体制で業務を行っております。  次に、具体的な業務内容につきましては、これまでの移住定住促進に加え、出生数の増加や前段階である結婚支援事業の実施、あと人口減少の要因分析等、また各課で実施する人口減少対策関連の施策の進捗管理や助言を行っているところでございます。  また、目標値については、第8次敦賀市総合計画において、結婚支援により新たな出会いの件数、累計50組、移住支援等により敦賀に住む人、年100人増加を設定しております。  一方で、令和5年度の成果といたしましては、結婚支援事業におけるマッチング数が39組、交際成立数は3組、また移住支援制度による移住者数は44世帯62名となっておりまして、一定の成果を上げているものと認識しております。 43 ◯22番(今川博君) ありがとうございます。3名の体制で目標値を設定してなかなか頑張っておられると思いますので、今後とも頑張っていただきたいと思います。  次に、最後の質問になりますが、人口減少対策、先ほどの議員説明会資料の17ページに記載の各項目、これは人口減少対策のこれから進め方は、現在の課題は人口減少の要因分析がまだ十分でない。施策の厚みも十分でない。各施策の評価方法、効果検証を深める必要がある。人口減少対策の取組がまだ庁内横断的な動きになっていない。危機意識が共有できていない。今後は等々、各課題の対処方法、対処時期等をまず伺います。 44 ◯市長(米澤光治君) 5月23日の議員説明会で、私のほうから、現在の課題として4つ、まず1つ目が要因分析の深掘り、2つ目が施策の厚み、3つ目が評価方法等の設定、4つ目が危機意識の共有という4点の課題を率直に申し上げさせていただきました。  現在、人口統計データを庁内で共有いたしまして危機意識の浸透を図る中で、人口減少の要因分析とともに、これに基づく施策や評価方法等の検討を進めているところです。  先ほど3名で頑張っているなというふうに御評価をいただきましたが、本当だったら議員説明会のときには、現状分析と、これからこうやっていくよということを示さなければいけないんだと思うんです。そこはワンセットであるべきだと思うんですけれども、現状どちらかというと、今4つの課題を言いましたけれども、これからどうやっていくんだというところはまだまだ薄いかなというふうに思っておりますので、頑張っていきたいと思います。  そういう意味では苦労しているところがありまして、今スケジュール、対処時期ということもありましたが、そのスケジュール感も含めて少しお時間をいただきたいなというふうに思っておりますし、また明確になってきましたら、どういうふうに皆さんに御理解いただくか、説明させていただくかということも含めて、また御相談をさせていただきたいというふうに思っております。 45 ◯22番(今川博君) ありがとうございます。  なかなかこういった課題については、非常に毎年毎年、総合計画の改正のときに、こういう情報発信を状況について発信するのかなというところがあるんですけれども、なかなか内容的にはたくさん多様な内容がありますので、人口減少についてはしっかり対処していただきたいと思います。  人口統計データはオープンにデータベース化し、議会や市民に活用していただくのが基本だということを最初に言われていますので、対処時期については非常に難しいと思いますが、毎年度、総合計画を検討しながら進めていってほしいと思います。希望です。  以上で私の今回の質問を終わります。  ありがとうございました。 46 ◯議長(中野史生君) 暫時休憩いたします。  なお、再開は午前11時5分といたします。             午前10時53分休憩             午前11時05分開議 47 ◯議長(中野史生君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続けます。  次に、高城庄佑議員。   〔2番 高城庄佑君登壇〕 48 ◯2番(高城庄佑君) 皆様、お疲れさまです。市政会の高城庄佑です。  前回は、人口減少対策への思いがあふれる結果、時間まであふれてしまい、大変反省するとともに、山本貴美子議員のあの時間いっぱい使って質問する姿を拝見するにつけ、蓄積された技術や経験というものの偉大さを痛感した次第であります。  と、あまり話し過ぎるとまた時間超過してしまいかねませんので、早速質問に参ります。  理事者の方におかれましては、誠意ある御答弁よろしくお願いいたします。  まずは、行政評価についてということで質問を始めたいと思います。  私は、敦賀市相生町に住んでいるわけなんですけれども、以前あった事業で、敦賀酒造保全活用事業というものがあったかと思います。こちらは諸々の問題があり、あまりうまくいっていないというところまでは知っていたところであります。  ここでお聞きしますが、今この計画はどうなっていますでしょうか。 49 ◯まちづくり観光部長(小川明君) 敦賀酒造保全活用事業は、平成21年に策定した中心市街地活性化基本計画において、博物館通り、舟溜り地区の中心事業として、歴史的な木造建築物である敦賀酒造を集客施設へ再整備する事業でございました。  敦賀酒造は私有財産でございますので、当時、まちづくり会社を新設し、そこが物件を取得した上で、エリア一体的に活性化に取り組むというものでございました。  本市では、所有者と粘り強く交渉を重ねたものの、最終的には相手方から同意が得られず、結果として現在に至るまで事業実施に至らなかったというのが経緯でございます。  以上です。 50 ◯2番(高城庄佑君) 御説明ありがとうございます。  私、ずっと事業は何とかして、何とかすればですけれども、もう一回、再度事業というふうに継続していく、つながっていくというふうにずっと考えていたんですけれども、いろいろお聞きするとそうじゃないんじゃないかというふうな感じを受けたんですけれども、この事業というのはまだ続いているのでしょうか。もう終了したということなのでしょうか。 51 ◯まちづくり観光部長(小川明君) 当該事業については、中心市街地活性化基本計画において報告書で、ホームページ等で報告しているように、この事業は一旦は終了しているものと理解しているところでございます。  以上です。 52 ◯2番(高城庄佑君) 既に終了したということなんですけれども、これというのは広報か何かされたのでしょうか。 53 ◯まちづくり観光部長(小川明君) 当該事業の広報、実施状況につきましては、平成27年3月の中心市街地活性化基本計画の終了に伴い、市議会での報告はもとより、市ホームページへの記載及びパブリックコメント等を実施し、周知を図ってきたところでございます。  以上です。 54 ◯2番(高城庄佑君) パブコメを求めたり市議会でも報告があったということで、その時点では報告があったということ、広報があったということなんですけれども、現時点でもホームページをたどると、どこかで事業終了というのは分かるようにはなっているのでしょうか。 55 ◯まちづくり観光部長(小川明君) 当該事業については、現在、市のホームページにおいて、中心市街地活性化基本計画の最終フォローアップ報告書により確認することができます。最終フォローアップ報告書の中で、当該事業が計画どおり進捗できず、目標達成に至らなかった理由も併せて掲載しているところでございます。  以上です。 56 ◯2番(高城庄佑君) 実は私は敦賀酒造とは同じ通りに住んでいるんですけれども、残念ながら事業自体が終了したということは聞いたことがありませんでしたし、私自身、議員になっていろいろ調べるまで恥ずかしながら知りませんでした。でも、これが現状だと思います。  では、その原因はどこにあるとお考えでしょうか。 57 ◯まちづくり観光部長(小川明君) 関係者については、こういった事業がどういった経緯で終わったというところはある程度分かっているところかと存じます。  ただし、周辺の方々あるいは当該事業について当時は興味を抱いていなかった方々については、この事業の経過、結果等々はちょっと分かりにくいかなとは考えているところでございます。  以上です。 58 ◯2番(高城庄佑君) 興味がなかったと言われると、何かちょっと反論したくなるんですけれども、興味があっても、ホームページをたどるというところまでは確かにしていなかったので興味が薄かったと言えばそうなのかもしれません。  もちろん私ども市民としても、市役所の事業についてもっと日頃から関心を持つべきであるということは自覚するところではありますけれども、市民もそれぞれ仕事や家事、育児、介護など様々な活動に従事されておられまして、いつも市の動きに注意を払っておくことが難しいという現状もございます。  ですから、せめてホームページでもう少し分かりやすく、いつでも市民が市の政策を確認できる環境を整えるということは重要だと考えますが、いかがでしょうか。 59 ◯まちづくり観光部長(小川明君) 検索機能等々もございますので、ホームページ等でしっかりそういった過去の事業等も分かりやすく調べられる、そういうふうな体制を整えることは非常に重要だと考えております。  以上です。 60 ◯2番(高城庄佑君) そうですね。市民がどこまで検索機能を駆使するのかというのはちょっと疑問ですし、敦賀市の報告の仕方というのが各事業についてどうなっているんだろうというのを毎回毎回いろんな違うところに飛んでいって見ていかなければ注目できないというところがあって、よほどふだんから注意していないと分かりにくい構造になっているのかなというのはホームページで検索していて感じた点であります。  一般的に株式会社の決算とかですと、四半期ごとに報告があって、誰でもその事業の進捗について知ることはできます。これはうまくいっていることはもちろん、うまくいっていないということも報告があって知ることができますし、この報告を分かりやすく行っている企業は、やはり社会からの信頼も厚いです。  私は、市政についてまだまだ勉強中の身でもありまして、恥ずかしながら知らないことも多いのですが、行政にはそういった進捗などを報告する仕組みはないのかなと調べてみると、総務省が進める行政評価というものがあることを知りまして、もちろん株式会社の決算報告などとは全く同じ比較にはならないかもしれませんが、一応仕組みとしてはあるのだなと思ったわけなんです。  ここで、行政評価の概要とその目的について詳しい説明を求めたいと思います。 61 ◯企画政策部長芝井一朗君) 行政評価といいますのは、政策、施策、事務事業につきまして、一定の基準や指標をもってその事業等の妥当性や成果を判定するものであります。  また、行政評価を行う目的としては、その評価結果を踏まえ、効果的、効率的な市政の運営や市民への説明責任を果たすといったことが主なものでございます。  以上です。 62 ◯2番(高城庄佑君) 市民の皆様には多少聞き慣れない言葉かなと思いますけれども、御説明いただきありがとうございます。  この行政評価なんですけれども、敦賀市は実施していますでしょうか。 63 ◯企画政策部長芝井一朗君) 敦賀市におきましては、平成15年度に行政評価システムを導入し、事務事業レベルで総合計画の進捗状況や行政サービスの効果などのチェックに活用してきました。  そして、平成21年度の第6次敦賀市総合計画策定時から、行政評価にかかる時間、労力などこれまでの経験を踏まえまして、事務事業レベルの評価は監査や決算審査、あと予算編成における自己点検にて行い、政策、施策レベルの評価は総合計画の政策評価において実施することとしております。  以上です。 64 ◯2番(高城庄佑君) 平成15年には事務事業レベルでやっていたというのは僕も調べが足りなくて存じ上げなかったんですけれども、確かに手間がかかるというのはお聞きしているところではございます。
     ただ、総務省の定める形ではないにしても、市の総合計画と合わせてやっているというふうなことが確認できたとは思います。  ちょっと話は戻るんですけれども、行政評価全般ですね。政策、施策、事務事業を含めてですけれども、全国の状況及び県内他市町の導入状況はどうなっていますでしょうか。これは総務省の進める形でということで御回答をお願いします。 65 ◯企画政策部長芝井一朗君) 令和5年度の総務省の地方公共団体における行政評価の取組状況の調査の結果によれば、全国の市町村で導入または導入検討中の自治体は、政策評価が1129自治体、施策評価が1407自治体、事務事業評価が1474自治体となっております。  また、県内他市町の状況につきまして、事務事業レベルでの行政評価を説明させていただきますと、8市町が導入済み、3市町が導入検討中、5市町が過去に導入していたが廃止となっております。  以上です。 66 ◯2番(高城庄佑君) 全国的に見ても、また県内でも総務省の定める形での行政評価を多くの市町が導入している状況でして、一部やめてしまったという自治体も御紹介はありましたが、これはもちろん総務省が推進してやり始めたという自治体がほとんどだとは思うのですけれども、今現在、全国でも1700ぐらいある自治体のうち1400ぐらいは事務事業評価をやっているということで、こうやって広がっているという現状を踏まえると、地方自治運営にとって必要だと感じている自治体が多いというあかしではないのかなと私は感じています。  ここで改めてお聞きします。敦賀市は確かに総合計画の中での政策、施策評価はやられているということですけれども、独自でのという形になりますし、やはり市民にとってはあまり分かりやすい形にはなっていないのかなというふうに感じています。  そこで、この行政評価を個別での事業、つまり事務事業評価という形にもう一度広げていくということはお考えでしょうか。 67 ◯市長(米澤光治君) 議員御指摘のとおり、事業の実績を評価して次にどうつなげていくのかということは非常に大切だと考えております。  今も説明させていただいたんですが、これまで本市においては、行政評価システムという名前で一度は評価方法を設定したということなんですけれども、行政評価にかかる時間、労力。昨日の御質問でも実際時間がかかることイコールも税金を使っているということだよという話がありましたけれども、まさにそういうところもありまして、そういうことも考慮し、また監査や決算審査、予算編成における事務事業レベルでの自己点検、それから今も申し上げました総合計画における政策、施策レベルでの政策評価を実施しているという経緯、現在ここに至ったという経緯については答弁をさせていただいたとおりです。  一方で、以前に私からも申し上げましたとおり、予算編成の過程で既存予算をどう評価するのかということは課題に感じておりまして、私が市長に就任してからこれまでに、予算編成においては過去の経緯や今後の展望、政策方針との整合性などから事業の必要性を説明する様式に変更して、チェック機能の強化を進めているというところです。  さらに今年度は、総合計画の更新と予算編成の連携を強めるという形も取っておりますし、また財政改善計画という話もさせていただきましたが、それに向けて全事業の再チェック、見直しを進めているというところです。  今、話がありましたように、以前のように行政評価あるいは事業評価としてそれを設定するということ、そういう方法もあるかもしれませんけれども、事務的な負担、それの要項、例えばフォーマットを特別につくってやっていくとか、そういうことにもなってこようかと思いますし、また他市町がそうだとは言わないですけれども、形式化、形骸化するというところもまあまあありがちなこととして、そういうことも考慮しながら、今あるプロセスの予算編成の中にうまく組み込めないかということを現在は考えているところです。  それから、事業効果については、決算において主要な施策の成果に関する説明書を議会にお示しした上で、議会において審査を行っていただいております。議会での決算審査での議論は、次の予算編成に反映していくべきものというふうに考えております。  行政評価、事業評価というのは、これは市役所内部の自分のことを自分で評価するということになって、それはもちろん我々なりにやっていくんですけれども、先ほど会社の例を挙げられていたと思うんですが、決算の報告を出します。それをIRもやって、後に株主総会という形になっていくと思うんですけれども、そういう形を想定されているのであるとすると、市政全体としては決算審査において議会にて事業評価がなされているんだというふうに認識をしております。  いずれにしましても、我々がそうやって内部でも検討した結果というのは、予算や決算といった形で議会の皆様にもお示ししていきますけれども、内部の評価も含めて事業や政策の決定プロセスをどのように提示していくのかということは今後の課題というふうに考えています。 68 ◯2番(高城庄佑君) 市長の御答弁のボリュームが多くて、どこから始めようかなという感じなんですけれども。  確かに行政評価自体が形骸化してしまっている自治体もあるかもしれませんし、導入にはいろいろ難しい問題があるというのは、また私が想像するところでもあります。  ただ、私が感じていたような疑問、つまり市の言っていた○○はどうなっているんだというようなお声は、よくお聞きするところなのではないでしょうか。私はこれらの声に真摯に応えるためにも、行政評価、特に事務事業評価の導入は必要なんじゃないかなと考えますし、市長自ら御紹介がありましたけれども、市長自身、以前、予算査定の仕組みというのは予算を削減するほうには少々やりにくい仕組みになっている、既存のままではということはおっしゃっていました上に、令和6年3月の定例会で豊田議員への御答弁でも、政策を決定していくプロセスと予算を編成していくプロセス、これを一元化したいという趣旨のこともおっしゃっておりましたので、これらの発言をお聞きした上でも、事業の撤退、継続に根拠を持ち、それを市民に分かりやすく示しながら進めていくことは必要だと思いますし、これをかなえる仕組みこそが私は行政評価なんじゃないかなというふうに、今はリソースの問題とかもいろいろ含めて難しいという話だったんですけれども、私は行政評価というのはすごい価値があると思っていまして、特に事務事業評価の導入をやるべきなんじゃないかというふうに考えております。  しっかりやろうとすると時間と手間がかかるというのも聞いておりますし、ですけれども他の自治体でもできている。形骸化しているんじゃないかという話は何となく少しイメージがつくところではあるんですけれども、やれないことはないんじゃないかなと。  リソースの問題が市長からもあったんですけれども、私も一応公務員でしたので、今も一応公務員ですけれども。ただ、役所の事務が多いこととか、職員の働き方改革等で就業時間にも気を配らなければいけないことは重々承知ですので、いたずらに事務を増やす方法は好ましくないとも考えています。  ですから最低限、行政評価自体の事務を効率化する考えとして、決算資料や予算概要に盛り込む。決算自体が事務事業評価になっているよというお話もありましたけれども、それを政府の様式に合わせた形にするとか、そういった形で盛り込むといった可能性もあるのかなとは思うのですが、例えばですけれども、そういった形で実施している自治体はありますでしょうか。 69 ◯企画政策部長芝井一朗君) 御質問の件につきまして、まず県内の自治体について確認いたしましたが、決算や予算の概要などで事業の評価を盛り込んで公表している自治体は、県内市町にはないと認識しているところでございます。  以上です。 70 ◯2番(高城庄佑君) 確かに、私のほうでも県内、あとは全国でそういう自治体がないかなというふうに調べてみたんですけれども、残念ながら見つけられませんでした。  かなりきちんと事務事業評価をやっているなという自治体に幾つか私も電話で聞いてみたんですけれども、その回答として、数字や図表などはもちろん一緒になりますし、それ以外の資料作成が手間かと改めて問われれば確かにそうかなというお答えでした。  ただ、決算のあらましというか概要と行政評価の資料は目的が違うというふうに考えているそうで、すみ分けもしているということで、それを長年やっているので、平成12年からそれをやっているそうでして、それが日常になっているので、特段手間とかいった意識はないとのことでした。  県内だけでなく、先進的なことをやっている自治体はたくさんございますし、自治体によって包括予算制度という予算編成の仕組みと併せて事務の効率化を図っているところもあるようです。  私も従来から予算編成の仕組みにはやや疑問を持っていた人間でして、部署ごとの裁量権が少ないなとか僕も思っていたところがあって、すごい執行に時間がかかるなとかいろいろあったんですけれども、もちろんどれがベストだというのは各市町の体制、リソースによって違うでしょうけれども、ぜひいろいろと御検討いただきたいなと思います。  ところで、私は最近、何かにつけて機運醸成が大変大事だと考えています。北陸新幹線開業にしても、市役所の職員だけであれだけの成功を収めることができたわけではなく、敦賀まちづくり推進会議を含めた市民みんなでの機運醸成があってこそ、あれほどまでの成功を収めることができたと思いますし、私が所属する各種団体でも、団体内の人間だけではなく、団体としての思いを市民や周りの関係する皆さんと共有できなければ、到底その団体が理想とする社会像には近づかないと感じています。  ですから、市役所の各種事業を行政評価を用いて、できたこともできなかったこともありのまま評価し、それを市民と情報共有することが、市民みんなで市政について考え、オール敦賀で盛り上がっていくために大変重要なことだと思います。そうすることで、敦賀愛し、敦賀をよくしようとする人間が増え、長期的な敦賀市の発展につながっていくのだと私は思うのです。  ですから、敦賀市がそうなるためにも、その第一歩としての行政評価、事務事業評価をぜひやっていただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。 71 ◯市長(米澤光治君) 行政評価とか事務事業評価ということなんですけれども、私も議員時代とか視察をして、そういう取組をしている市町に行ったこともあるかと思うんです。  その中で勉強した記憶では、じゃ、どういう感じで導入されたのかというと、先ほども平成12年とか14年でしたっけ、に導入したところがあるという話がありましたけれども、ちょうどそれはNPMのような考え方が流行した時期に取り入れた自治体が多かったと思うんです。そういう意味では、先進ということも今おっしゃられていましたけれども、実はもう導入してかなりやっているところはずっと何サイクルも回してやっているというところで、そのときにも話があったんですけれども、だんだん自分たちでもこれをやっていることについてどういう評価をするのかとか、あるいはこれが各自治体でどういうふうに取り入れられているのか、あるいは廃止したところもあるという話をしましたけれども、例えばそういうことを調べて論文になっていたりもするんです。  その中で言われているのが、課題として一つ一つの事業を見ると。事業仕分けみたいにして、この事業についてはどうだみたいな形で見ることが多いので、事業同士の優先順位がつけにくいといったことですとか、あるいは内部評価になっているので、先ほど自分で自分のことを評価すると私言いましたけれども、その中で逆に市民の意見が反映されていない、されにくいというようなことがその時期に導入された行政評価に対して言われていたというような記憶をしております。  このような観点からも、先ほど申し上げました議会、決算議会の役割が大きいのだというふうに思っています。市民の代表である議会の皆様には、市民との情報共有のためにもいろいろな議論もしていきたいと思いますし、それからこちらとしては丁寧な説明をさせていただきたいというふうに考えています。  じゃ我々内部のそういうような自己評価も含めて、政策決定のプロセスや事業の決定のプロセス、それから内部での評価のプロセスについてはどうしていくんだということになろうかと思うんですけれども、正直申し上げて、例えば予算を決めるときに、いろんな提案とかもあって、この予算はやらないよとかいうことを決めていったりするんですけれども、その中には結構デリケートな情報、機微な情報も含んでいるので、外部にどう発信していくのかというところには少し課題があるのかなというふうに思っております。  ですので、ほかの自治体、今日もいろいろ御紹介いただきましたけれども、そういった例を参考にしながら、市民の皆様と情報共有をどうしていくのかという方法についても研究をしていきたいというふうに思います。 72 ◯2番(高城庄佑君) ひとえに行政評価といっても自治体によって様々なやり方があるというのは私も承知しておりますし、敦賀市のリソース、人材とか場所とか時間とかいろいろあると思うんですけれども、最良の方法を探りつつ、形だけでない、実効性のある方法でできるように、ぜひ御検討くださいますようよろしくお願いいたします。  あと、決算審査の話があったので、そこだけちょっと情報だけというか、私がいろいろお聞きした中で考えていることは、決算を審査するのが時期的にちょっと遅いので、次の予算編成に間に合いづらいという仕組みもあって、だから決算審査と事務事業評価は別の目的であるというところを捉えている自治体も幾つかございましたので、そこだけは御紹介させていただきたいなと思いますし、やはりホームページ等で内部での検討結果を公表するにしても、冒頭申し上げたとおり、各事業に注目して、これはどうかな、あれはどうかなというふうに見ていくのではなく、一元管理して市民が見やすいような形にしていくというのが私はすごく大事なのじゃないかなと思います。  北陸新幹線開業で100年に一度の大チャンスを迎えたと言われる敦賀市。米澤市長も様々な方面にて御活躍ですし、さらには米澤市政になってから、財政状況や人口状況などの情報を集約し、私たち市民と共有していこうという流れが加速していると感じています。  それは、市長も敦賀市がさらに飛躍するには、市民みんなで市政について考え、盛り上がっていくということが大切だというお考えがあってのことだと思いますので、ぜひ前向きな御検討をよろしくお願いします。  さて、どちらかというと財政、事業の取捨選択をしましょうよということを訴えた後で少し話しにくいのですが、2つ目は、多少お金を使う話をしてみたいと思います。  まず、北陸新幹線開業でよく言われることですが、終着駅効果について少し御説明いただけますでしょうか。 73 ◯市長(米澤光治君) 終着駅効果の分かりやすい部分として、東京からでも大阪からでも、それから名古屋からでも始発駅から見ますと、敦賀までの各駅において電光掲示板に敦賀行きと表示されるということで、そういう各種の案内板とかでも露出効果があるということで、敦賀の知名度向上が期待できるということが一つ挙げられると思います。  特に新幹線利用者に対しては、せっかくなら終着の敦賀駅まで行ってみようというふうに、そういった需要も掘り起こすことにつながることが期待できると思いますし、実際に昨日、数字も各駅の乗降客のというのがありましたけれども、敦賀駅、やっぱり終着駅効果、そういったものがあるなというふうに思いました。  また、開業を契機に、人気テレビ番組とか、あとウェブ媒体等で多くのメディアに取り上げていただいております。敦賀にどんな魅力があるのかが発信され、敦賀には○○があるよねみたいなことで認知度向上につながっているというふうに思います。  実際に東京方面からはもちろんのこと、関西、中京方面からもJRや車でも来られる方が増えているようですので、認知度向上と来訪者の増加という終着駅効果があったものと認識をしております。  そのほか終着駅となった都市の前例を見てみますと、宿泊客の増加に伴うホテル等の宿泊施設の新設、それから首都圏等とのアクセス向上による県外企業の進出などが挙げられるということです。こうした効果は開業から数年後に現れてくるものもあるということですので、開業効果、終着駅効果を多面的に捉えまして、今後の様々な動向に注視し、適宜対応を行っていきたいというふうに考えています。 74 ◯2番(高城庄佑君) ありがとうございます。  今回、敦賀駅は北陸新幹線の当面の終着駅となったわけでして、先ほど市長からもありましたとおり、テレビ番組とかでも私の近所の場所とか、居酒屋さんとか食事どころが取り上げられて、えっ、こんなところが取り上げられるんやみたいなところで、逆に何かそういう違った目線で面白いなというふうに感じたりしているわけなんですけれども。  実際に、今御紹介がありましたとおり、終着駅効果で、前に栄えた自治体というのはございますでしょうか。 75 ◯まちづくり観光部長(小川明君) 終着駅の事例という件でございます。  平成27年開業の金沢であったり、平成14年の東北新幹線開業の八戸、古くは山陽新幹線の岡山や東北新幹線の盛岡が事例として挙げられます。  金沢に関しては、開業以降、観光、宿泊が堅調な状態で現在まで推移しております。地域のポテンシャル以外にどのような対応があったのか、参考にできればと考えているところでございます。  また、八戸に関しては、開業を機に中心市街地の活性化に成功したと評価されており、市民との協働事業などを通じて地域資源を再確認したと言われているところでございます。  岡山や盛岡については、新幹線開業をきっかけに背後地、岡山の背後地といえば四国や中国地方、盛岡の背後地といえば秋田や青森といったところの交通結節点としての機能が一層強まり、都市機能の集積を後押ししたというふうなことが報告書に書いているところでございます。  以上です。 76 ◯2番(高城庄佑君) ありがとうございます。いろいろ私も知らないところもあったりとかして、知らないというか、盛岡も、ああそうかという感じだったんですけれども。  まず、旅行者の方には数ある目的地の中から福井県を選んでいただき、さらに福井県には新幹線駅だけでも敦賀駅のほかに福井駅、芦原温泉駅や越前たけふ駅など4駅もあり、その中から敦賀市が選ばれ、滞在していただく必要があるのかなと思うのですが、そのためにはどういったことが必要だとお考えでしょうか。 77 ◯副市長(堤宗和君) 目的地として選ばれるための方策といいますか、それについてお答えいたします。  観光客をお迎えするということで、最も重要な目的地として選択してもらうためのイベントとか、そういった事業につきましては、新幹線敦賀開業まちづくり推進会議のほうで市民の皆様と一緒に取り組んできたところでございます。  やはり旅行に行く前に、どこに行こうか、何を見ようかというところは皆さん決定するということになるかと思いますので、いかに旅の計画段階、旅前に情報を届けるかというところが重要になってくると考えております。  このため、観光情報誌である「じゃらん」でありますとか、予約サイトへの情報掲載でありますとか、北関東、長野等でのイオンなどの大規模商業施設での観光宣伝、それから県と一緒に出向宣伝に行くとか、こういった機会を通じて敦賀の認知度を上げまして、旅行者の方の計画に反映いただけるよう官民連携で幅広く実施してきたところでございます。  それから、今年は10月からJRが行いますデスティネーションキャンペーンが予定されておりますので、昨年11月にはDC向けの全国販売促進会議、こちらが福井のほうで行われた際には積極的なPRをまた行ってきたところでございます。  敦賀はこれから敦賀花火、それから敦賀まつり、さらには推進会議の企画として、おぼろっく2024の開催も9月に予定されておりますので、こういったものもぜひ県外の方にも届けていきたいというふうに思っております。  これまで広報戦略としていろいろ取り組んできた成果がゴールデンウイークの観光誘客数にもつながっていると思いますし、これからも夏休み、それから秋からのDC期間中に続くように、先々を見据えた取組を行ってまいりたいと考えております。  以上です。 78 ◯2番(高城庄佑君) ありがとうございます。  今、副市長からいろいろ誘客のこと、観光のことを御紹介いただいたんですけれども、有名旅行会社の調べでは、旅の目的は、宿でのんびり過ごす、温泉や露天風呂、地元のおいしいものを食べるという3項目が世代を超えて多く、そこに名所旧跡の観光というものが次いでいるようですし、他の調査の行ってみたい旅行タイプには、1位の自然観光に次いで歴史・文化観光がランクインしておりますので、ぜひ食や宿泊施設を整備、発信すると同時に、敦賀の歴史や文化をしっかり感じられる整備、発信をしていただきたいと思いますが、敦賀市は今後どういった整備をしていく計画、何か計画がありますでしょうか。御紹介ください。 79 ◯副市長(堤宗和君) それでは、観光の目的となるハードなどの整備計画ということでお答えをしたいと思います。  新幹線が開業いたしまして、来ていただく手段はできたということでございますので、実際に乗ってそこへ行こうという動機づけをいかに継続的に提供できるかというのが非常に重要になってくるかというふうに思っております。  そういった中では、昨年11月に民間活力を導入した新たなにぎわい拠点となる整備を盛り込みました金ヶ崎周辺魅力向上デザイン計画というものが策定されまして、ホテルでありますとか飲食、物販施設、これに合わせて公園などの周辺施設のイメージスケッチが示されているところでございます。  本市では、民間主体で整備するホテルでありますとか、マルシェ等の整備の進捗も踏まえながら、公園でありますとか駐車場、こういった公共部分の整備に向けまして、現在、設計等に取り組んでおるところでございます。  新幹線開業という100年に一度と言われますこのタイミングを捉えまして、幸いに開業はいいスタートが切れたと市民の皆様からも評価をいただいているところですので、この金ケ崎エリアが開業後の次の集客でありますとか、にぎわい創出、こういったものに重要な役割を果たせるようなエリアとなるように、着実に整備を進めていきたいというふうに考えております。  また、開業の効果を最大化していく、それから持続的にしていく、こういうことを目的に敦賀まちづくり協議会というものを立ち上げまして、商工会議所さん、それから市、県でいろんな議論をしておりますけれども、ここにおいても重要なエリアとして気比神宮周辺でありますとか商店街、こういったところのエリアでありますとかインバウンドなどのテーマを設定いたしまして、分科会でいろいろハード面も含めて検討を進めているところでございます。  以上です。 80 ◯2番(高城庄佑君) ありがとうございます。  私は「人をつなぎ、歴史を紡ぐ」というスローガンの下、選挙時から今まで、歴史を後世に伝え、そして今この瞬間が歴史の1ページである自覚を私たちが持ち、常に新たな歴史を紡ぎ出そうという考えで動き、発言してまいりました。  そこで、今日私が取り上げる歴史文化は駅前のモニュメントです。先ほど金ケ崎の話とか気比神宮の話とかもありましたけれども、それはもう皆さん御承知のとおりだと思いますので、今回はちょっと目新しいところということで、私は駅前のモニュメントを取り上げさせていただく次第です。  こちら、今までも写真を撮る人はちらほらいたのですけれども、新幹線開業後は写真を撮る方が本当に多いです。私、福井市の桜マラソンに出場するのに、アーケードを昼夜問わず走っては、新幹線開業前後の人流をじっと観察していたわけなんですけれども、開業少し前くらいからすごく人通りが多くなって、そして何よりあのモニュメントの写真を撮る方が大変増えた印象で、モニュメント設置当初はいろいろな御意見があり、今も賛否があるのは存じ上げておりますが、私の肌感として、これは近頃の状況を見るに、敦賀市の歴史文化になったと言っていいと思う次第です。  ここで改めて、あのモニュメント群が設置された経緯を教えていただけますでしょうか。 81 ◯まちづくり観光部長(小川明君) モニュメントの経緯というところでございます。  現在、駅前商店街と本町1丁目、2丁目商店街に設置されている「銀河鉄道999」と「宇宙戦艦ヤマト」のモニュメントにつきましては、敦賀駅、商店街、気比神宮、敦賀港とをつなぐシンボルロード化整備事業の一つとして、1999年(平成11年)の敦賀港開港100周年を記念して、市のイメージである科学都市、港、駅といった敦賀市の将来像を重ね合わせ、民間企業18社からの寄附もいただき、整備したものでございます。  また、本町通りに設置されているモニュメントは、駅前通りに設置されているモニュメントと併せて、敦賀駅から気比神宮前まで順にストーリーを巡る配置となっております。どの場面を採用するかも原作者である松本零士先生に監修いただき、設置したというところが経緯でございます。  以上です。 82 ◯2番(高城庄佑君) ありがとうございます。  今、本町商店街には敦賀駅が、神楽町1丁目商店街には気比神宮があるなど、それぞれ拠点となる施設があって、それぞれに特色があります。  片や私の住む相生町商店街も、昔は福井銀行本店、皆さん御存じなのは港支店だと思うんですけれども、そこが福井銀行本店だったよという話があったりですとか、港には港湾の機能の中心があったり、近くに市役所庁舎があったりとビジネス街的な雰囲気もあったものだと考えますが、今は銀行もなくなり、市役所もこちらに移転し、港も金ケ崎、鞠山のほうへ移動し、拠点となるものがなくなってしまった相生町商店街は、一部の店舗が懸命に踏ん張ってはいるものの、個人の店の努力だけでは商店街全体を活性化するのは至難の業で、何とも寂しい状況になってしまっています。  そこで、敦賀市として何か相生町商店街を盛り上げる方策──秘策でもいいんですけれども──というものはあったりするのでしょうか。 83 ◯副市長(堤宗和君) 相生町商店街の活性化策についてお答えいたします。  それぞれの商店街の活性化につきまして、各商店街が主体的に取り組んでいただいておりまして、それが基本ベースのところになるのかなというふうには思っておりますが、最近、商店街でもいろんなイベントでありますとか、空き店舗を貸し出すようなことにもいろいろ取り組んでいただいておりますが、それぞれ御商売をやっている上でプラスそういう活動をされるとなるとなかなか負担が大きいというようなところもございまして、その辺については市としてもこれから、今、港都つるがが商店街についてはいろいろ取り組んでおりますけれども、そういったところの体制を強化して、そういう商店街と連携しながら主体的に取り組んでいくようなことがこれから必要になってくるのかなというふうに思っているところでございます。  それから、商店街の活性化策につきまして、個々の商店街についてではございませんが、敦賀まちづくり協議会、先ほどもちょっと申し上げましたが、この協議会において駅前商店街から博物館通りまでの商店街全体の商業エリア、こちらの活性化策について分科会を設置して検討を始めているところでございます。  こちらには相生町商店街からも赤坂さんに御参加いただいておりまして、この中で、各商店街の方向性、こういったものを含めて商店街エリア全体のビジョンというのをつくっていきたいというふうに思っておりますので、分科会の中でいろんな各商店街の御意見をいただく中で、相生町商店街についても同様に御意見を伺いながらアクションプログラムというものを今年度中にお示しできたらなというふうに考えておりまして、現時点では具体的にこれというものは持っていないところでございます。  以上です。 84 ◯2番(高城庄佑君) 私も自分の町内のことですから、いろんな方にお話を聞いて、もちろん相生町商店街の方にもお話をお聞きはしているんですけれども、明確な案というのはこれといってないというのがあって、本当に難しい問題だなと私も実感している次第です。  でも、このままではいけないと思いますので、私から1つ2つ提案してみたいと思います。  その提案というのが、相生町商店街に拠点となる目的地の整備をするというものです。先ほど神楽町1丁目は気比神宮とか、駅前や本町は敦賀駅だよという話をしたんですけれども、それに関連するものです。  今回は、その拠点となる目的地として、相生町商店街を歩いて行った先の港に大型の「宇宙戦艦ヤマト」のモニュメントを設置できないかという提案です。これは空に向かって浮上していくような、できれば実物大の宇宙戦艦ヤマトを設置するイメージです。内部にも入れるように設計すれば、そちらで写真を撮ったり飲食したりくつろいだりと、かなり拠点にはなり得るかなと。また、その設置に合わせて相生町商店街にも新たにモニュメントを置き、駅からそのモニュメントをたどれば、先ほど部長からもありましたけれども、駅と敦賀港をつなぐシンボルロードですので、たどれば港にある大きなモニュメントに行き着くといったものです。  そこに謎解きやスタンプラリーなどの企画性を持たせることができれば、楽しんで港まで歩き、滞在していただけるのかなと思うのですが、いかがでしょうか。
    85 ◯産業経済部長増田一条君) 議員から御提案いただいた蓬莱・桜地区は、県の港湾計画上、交流厚生用地とされておりますが、現在は駐車場や上屋など港湾の荷役作業に必要な用地、いわゆる埠頭用地として利用されています。この地区は、将来的には港湾計画に基づき、敦賀港全体の利用などを考慮の上、県において交流厚生用地としての利用方法について検討が行われるものと認識しております。  議員が言われる「宇宙戦艦ヤマト」のモニュメント整備については、一つの御提案として議員の思いをお受けし、県に伝えさせていただきます。  以上でございます。 86 ◯2番(高城庄佑君) ありがとうございます。  確かにクリアしなければならない問題は多々あるかと思いますが、じゃ、ほかにわくわくするような対案があるのかなというのが私一つ訴えたいのと、先ほど部長からもお話がありましたけれども、県の土地ということで、県では鞠山南国際ターミナルの拡張に伴って、そちらに物流を集約して、川崎・松栄岸壁から蓬莱・桜岸壁、さらには金ケ崎にかけて人流ゾーンにしていこうという計画があると承知しております。  その計画地には蓬莱・桜岸壁の倉庫群も入っておりまして、今後どう整備していくか検討していくと、さきの説明会でありました。  ですから敦賀市としても、県に要望する素案のようなものは持っていてしかるべきと考え、趣旨としては、敦賀市としての港湾ビジョンを持ち、県に要望していこうよというのが一番の趣旨で、先ほど部長からそういうふうな話があったので、すごいありがたいなと思ったんですけれども、このたび思い切った提案をした次第でした。  港のことなので県と協力してやれないことはないということも含めて、ぜひ前向きに御検討していただけないでしょうかという質問だったんですけれども、割と前向きな御答弁をいただきましたので、これは割愛させていただきます。  港湾、モニュメントつながりで、金ケ崎周辺についても県と市、民間で計画されており、私としては蓬莱・桜にヤマトなら、金ケ崎の鉄道公園には999だろうと思ったのですが、こちらも空に向かって延びていくレールに巨大な999を設置して、その中に入って写真を撮ったり食事ができるようにしたり、さらに夜にはライトアップして宇宙に向かっていく様子を再現したりと、自分でしゃべっていてもわくわくしてしまうのですが、政治家は夢を語るのも仕事ということでこういった提案もしてみたわけなんですが、どう考えますでしょうか。 87 ◯まちづくり観光部長(小川明君) 金ケ崎エリアにつきましては、福井県、敦賀市及び商工会議所が一体となって設立した金ヶ崎周辺魅力づくり協議会において、金ヶ崎周辺魅力向上デザイン計画が策定されたところでございます。  当計画の策定に当たっては、本市の特徴である鉄道と港のまちの歴史を生かし、観光客はもちろん市民にも敦賀市の魅力を再認識していただけるよう、「世界と未来に開く鉄道と港のまち」をメインコンセプトにしているところでございます。  現時点においては、当計画のイメージパースの策定に関わった世界的な建築事務所であるOMAニューヨーク事務所のデザインを尊重した上で、鉄道公園内に市内に現存する鉄道車両や、現在ムゼウム前に仮置きされております転車台を移設し、展示することができると、より魅力的なエリアになると考えているところでございます。  したがいまして、現時点では金ケ崎エリアにおいて新たに「銀河鉄道999」のモニュメントを設置するという御意見ではございますが、まずは当計画の実現に注力してまいりたいと、そう考えているところでございます。  以上です。 88 ◯2番(高城庄佑君) 御答弁ありがとうございます。  世界にという話はあったんですけれども、私は今は世界を超えて宇宙だと、時代は宇宙だと考えておりまして、ぜひ考えていただけたらうれしいなと思っております。  もちろん市単独では難しいかもしれませんし、観光だけとか、一義的な目的だけでは、せっかくつくった、これはヤマトにも通ずることなんですけれども、せっかくつくるのにもったいないというふうに思うかもしれません。  だったらモニュメントに津波タワーですとか市街地の防災避難拠点としての機能を持たせるなど、考え方はいろいろあると思いますし、中心市街地は逃げるところがすごい少ないという事情もありますので、ぜひ県や、防災関係ですと国とかも巻き込んだり、もっと市民も巻き込んで、みんながわくわくするようなビジョンを描いていただきたいなと思います。  何より港も鉄道公園も全国各地にありまして、敦賀としてはこれだという圧倒的な差別化が必要だと思いますので、どうぞ御検討よろしくお願いします。  最後に、モニュメントつながりでもう1点、端的にお話ししますと、敦賀市にも恐竜のモニュメントを置きましょうよという話です。  今でも赤レンガなどには小さい恐竜のモニュメントが置いてあるのですが、福井駅前とは比べ物になりません。敦賀市は恐竜と何も関係ないという声もお聞きしますが、そんなことを言ったら福井市だってということになりますし、今や福井県といえば完全に恐竜です。この知名度にあやからない手はないと思うのです。  さらには、恐竜は恐竜でも、こちらは海のまちということで、その時代に繁栄した海生爬虫類のモニュメント、正確には恐竜ではないということになりますが、エラスモサウルスですとかモササウルスですとかそういったもの、福井市にはないものを置いてはどうかなと思うのです。  設置場所の提案としては、駅、そして松原です。北陸新幹線で敦賀を目指す人の中には、恐竜が見たくて福井駅で降りるという方もかなりおられるのではないかと思うので、敦賀にも恐竜がいるとなれば、せっかくだし敦賀まで行ってみようかとなる方も一定数でおられるのではないかと思うのです。それこそ終着駅効果を最大化するにはいいのではないかなと思うのです。  また、駅だけでなく松原としたのは、松原は大変風光明媚で魅力的な場所であるにもかかわらず、いまいち観光地としてその魅力を生かし切れていないと思うのです。  国定公園ですので開発が難しいのだと思いますが、その昔は松原公園の辺りに水族館があったり、猿や鳥がいたり、ゴーカートがあったと聞いています。鳥かごは私もかすかに遠足などで見に行った記憶がございます。  ということで、あの松原公園にモササウルスを、浜にはフタバスズキリュウを、もっと言うと松林の中には翼竜のプテラノドンなどといった感じで置いてもいいんじゃないかと思いますし、松というのは裸子植物ですので、恐竜の時代に裸子植物は大変栄えた樹木ですので全然おかしくないと思いますし、松原は国定公園ですので国にも補助してもらってぜひやれないかなと思うのですが、いかがでしょうか。 89 ◯まちづくり観光部長(小川明君) 恐竜のモニュメントを敦賀市内にもという御提案であったかと存じます。  恐竜モニュメントの設置により、敦賀に泊まって恐竜博物館へ行きたいという方が増える可能性もないことはないと思います。その中で、もし敦賀への立ち寄りや消費が獲得できれば、市民にとってもメリットのあるアイデアであると考えております。  ただ一方で、敦賀には鉄道遺産や金ケ崎の史跡、人道の港など、敦賀独自の地域資源、観光資源、議員先ほどからるる御説明あったような歴史文化というものを多く有しております。また、これらを前面に出して誘客を図りたいという思いを持った関係者も非常に多くいらっしゃいます。  したがって、まずは既存の観光資源が目的地となるようその魅力を伝え、観光誘客に努めてまいりたいと考えているところでございます。  以上です。 90 ◯2番(高城庄佑君) もちろんこれも本気でかなったらいいなと思っていますけれども、その趣旨は終着駅効果を最大化するということと、あと松原への観光誘客、ひいては市内全域への観光誘客。ある一定のところでとどまってしまうのではなくて、市内全域にそれを波及させるという趣旨ですので、ぜひ御検討をよろしくお願いいたします。  以上で今回、私の一般質問を終わります。  ありがとうございました。 91 ◯議長(中野史生君) 暫時休憩いたします。  なお、再開は午後1時5分といたします。             午後0時04分休憩             午後1時05分開議 92 ◯議長(中野史生君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続けます。  次に、大石修平議員。   〔8番 大石修平君登壇〕 93 ◯8番(大石修平君) 皆様、こんにちは。市政会の大石修平でございます。  通告書に基づき、2項目の質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  初めに、北陸新幹線敦賀開業を迎えたばかりの敦賀に関してお尋ねします。  ついに3月16日、北陸新幹線が延伸し、金沢敦賀間が新たに開業しました。1973年11月に整備計画が決定され、それから50年の歳月を経て悲願の敦賀開業を迎えました。関係者の皆様のこれまでの御努力に敬意を表します。  開業日とその翌日の土日は、ここ敦賀でも開業を祝う各種行事が盛大に執り行われました。米澤市長は早朝から敦賀福井間を2往復されておられましたし、市役所の関係各課は課長自ら駅前で交通整理をされていたり、職員の中には、ほとんど睡眠を取らずに2日間走り回った方もいらっしゃるとお聞きしております。そのかいあって、式典も、つるが街波祭という大きなくくりで行われた計28に及ぶイベントも成功のうちに終えることができました。改めまして、お疲れさまでございました。  開業から3か月が経過して、いろいろなデータが公表されてきています。市が発表した市内7つの観光施設への来訪者数、バスやシェアサイクルの利用者数は、いずれも昨年と比べて大幅に上昇しています。  県もゴールデンウイーク期間中の主な観光地の入り込み数を公表し、特に新幹線の終着駅である敦賀市の赤レンガ倉庫は昨年から大きく増加したと取り上げています。  商工会議所では、5月上旬に会員企業を対象にアンケート調査を行っており、飲食・宿泊業と小売業に限れば、約6割の企業で売上げが増加していたり、半数以上が今後、新商品やサービスを開発したいとの調査結果が出ています。  テレビや新聞のマスコミ報道でも、おおむね好感を持って受け止められていると感じておりますが、開業後の敦賀市の状況をどのように捉えているか、御所見をお伺いします。 94 ◯市長(米澤光治君) 先日公表いたしました開業後2か月時点における本市の主要な観光施設の来訪者数は、前年同期と比較いたしまして約1.5倍となっており、新幹線の開業効果が継続していると考えております。  また、駅からの二次交通であるぐるっと敦賀周遊バス、シェアサイクル、コミュニティバスの利用者数も軒並み増加しておりまして、特にぐるっと敦賀周遊バスとシェアサイクルにつきましては、前年同期と比較いたしまして2倍以上の伸びとなっております。  それから、先ほども御紹介いただきましたけれども、商工会議所が行った北陸新幹線敦賀開業による商業動向調査では、飲食・宿泊業、小売業については、回答のあった事業所のうち6割が開業後の3月、4月の売上げが前年同期と比べて増加したという結果が出ておりまして、稼ぐ観光につながっているというふうにも考えております。  短期的には、新幹線の開業効果により各種数値が堅調に推移しておりますけれども、一方で開業してからいろいろ分かること、一般質問でもございましたけれども、駅構内の誘導標示や観光地への案内方法など様々な課題も見えてきております。  それから、観光客の食事場所の不足というのも課題として思っておりまして、今年4月以降、敦賀魅力UP応援補助金の申請が新たに11件あったということで、引き続き多くの飲食店の新規開業が見込まれているというのはありがたい話だなというふうに思っております。  今申し上げたことも含めて、新たな課題には早期に対応していきたいと思っておりますし、各種データも引き続き注視をしながら、新幹線の開業効果によるにぎわいを一過性のものとせず持続させていきたいというふうに考えております。  以上です。 95 ◯8番(大石修平君) ありがとうございます。前向きなデータもあれば課題も見つかっているということかと存じます。  昨日の縄手議員の質問とも一部重なりますが、敦賀駅の周りについては、駐車場が満車である。白銀駐車場がまだまだ知られていない。駅のコインロッカーが足りない。荷物預かりはあるけれども夕方までの営業のため、やはり遅くまで使えるコインロッカーでないと困る。切符の券売機の数が足りない。そういった不満の声をよく耳にいたしました。  また、先月の新聞報道でもありましたが、西口と東口の連絡通路を望む声はやはり多くあるようです。私もJRの方にお尋ねしましたが、新幹線ホームから降りてきて、東口から出る人の多くが出口を間違えた、あるいはこちらから出ても西口に行けると思ったと言って、改札へ戻ってこられるそうです。  今週の頭には、駐車場の料金体系に関する不満の声が私のもとに寄せられました。西口駐車場は1時間無料であるのに対し、東口駐車場はなぜ無料時間が30分だけなのか。私は、東口は無料時間が短かったり30分ごとに100円ずつ料金が上がるけれども、最大料金が西口よりも低く抑えられていて、東口は主に長時間利用者に使っていただこうとしているんだという考えをお伝えいたしましたが、その方は、みどりの窓口を利用しようとすると東口から入らないと非常に距離があるし、みどりの窓口が混んでいると30分では終わらない。だから東口も無料時間を1時間に延ばしてほしいんだとおっしゃられていました。  こうした様々な不満の声を一つずつ拾って御検討いただいて、敦賀市単独で改善できるものは速やかに、JRやその他関係者の理解や協力が必要なものについては根気強く改善を求めていく必要があろうかと思います。よろしくお願いをいたします。  次に、中心市街地の人通りについてお伺いします。  私が神楽商店街におりますと、開業前と比べて気比神宮側から流れてくるお客さんが非常に増え、開業効果を感じているところです。ところが、本町のほうにはあまり人が通らないんだとおっしゃる方もいると人づてにお聞きしました。  駅の方角から神楽に人は来るけれども本町は通らない。そんな不思議なことがあるのかなと思ったのですが、いろいろと調べる中で、スマホで地図アプリを使って駅から気比神宮までのルート検索をすると、駅前からアル・プラザ前を曲がってアーケードのある商店街をぐるっと歩かせるルートではなく、東横インやまるさん屋、魚民のある交差点で北へ曲がって清水町を通るルートが第1候補として案内されることが分かりました。  これは、マップ上の気比神宮は大鳥居ではなく本殿の位置を指すため、駅から最短となるとそのルートになってしまうようです。人に道を尋ねずに地図アプリの案内に従って目的地まで向かう方は、本町商店街を通らずに気比神宮へ向かう人も少なくないのかもしれません。  私も実際、駅から出て駅前商店街を歩いてみましたが、気比神宮までの方角や距離を示す案内がまだまだ不足しているように感じました。駅前商店街から本町商店街を通って日本三大木造大鳥居に向かって歩いてもらうルートを、より視覚的に強くアピールすることはできないでしょうか。 96 ◯まちづくり観光部長(小川明君) 駅から気比神宮へのまち歩きのルートについては、令和5年度に新幹線敦賀開業まちづくり推進会議のおもてなし部会と協力し、駅前商店街から神楽1丁目商店街までのアーケードの柱などを活用し、観光地の紹介や気比神宮への道案内など計108枚の案内サインを設置しているところでございます。  また、観光デジタルマップDig the Localつるがで駅から金ケ崎緑地までの店舗情報などが詳しく見られるようにし、お勧めルートの表示によりエリア内を周遊いただけるよう誘導しているところでございます。  新幹線開業後も駅の観光案内所では気比神宮へのアクセスに関する問合せが多くあるため、デジタルマップ上の情報を充実させるとともに、飲食、小売りを中心に各店舗がそれぞれの魅力を発信することを促すなど、観光客が楽しみながら気比神宮まで歩いていただけるようやっていただきたいと考えているところでございます。  以上です。 97 ◯8番(大石修平君) ありがとうございます。100か所以上にサインを設けられたということで大変驚きましたが、柱に貼られている掲示などは、貼られている角度によっては見にくいものもあるのではないかと感じております。引き続き工夫をお願いしたいと思います。  さて、神楽まで来られる人たちの多くは、1枚の紙を手にされて、それを見ながら歩いてこられるのを見かけます。敦賀観光協会発行の港敦賀観光まち歩きマップで、右上に遊敦塾と書かれている中心市街地のマップです。非常に分かりやすく、また手に取りやすいものとなっています。  一方で、夜のまち、居酒屋やスナックなどには期待したほどのお客さんが流れてきていないという声をお聞きしています。夜のお店を案内するものとしては、商工会議所発行のナイトマップがございます。毎年のようにきちんと情報が更新されていて非常によいものになっているのですが、A5サイズでカラー刷りの50ページ近くある冊子ですので、1冊当たりの単価が高くなり、恐らくさきの遊敦塾の一枚マップのように欲しい観光客全員が手に取れるような配り方はできていないのかなと思われます。  ナイトマップは、アプリ版も作成されていてQRコードから見にいくこともできるのですが、遊敦塾のマップを持って歩いている人の数を見ると紙媒体の強さも感じてしまいます。ナイトマップのA3、1枚判を作成して配布できないでしょうか。 98 ◯まちづくり観光部長(小川明君) 一枚マップは、扱いやすい反面、A3の大きさでナイトマップにおいて最も重要となる値段や雰囲気など情報を添えて全店を紹介することは困難でございます。議員が御紹介いただいたまち歩きマップを活用し、この中に二次元コードを追記するなど、今後、発行元の観光協会と協議を進めてまいりたいと考えているところでございます。  また、ナイトマップを見てほしいターゲット層といたしましては、平日に宿泊するビジネス客を想定していることから、敦賀駅周辺の宿泊施設などへ多く配置するなど、稼ぐ観光の実現に向け、必要な情報が必要な方に届くよう考えてまいりたいと思います。  以上です。 99 ◯8番(大石修平君) ありがとうございます。ナイトマップにこだわるものではございませんので、夜のまちへお客さんを誘導できる工夫をぜひ引き続きお願いいたします。  数字こそまだ公表されていませんが、気比神宮へいらっしゃるお客様も目に見えて増えていると感じます。商店街や商工関係、観光関係の方々とお話をする中で、歩いたりバスに乗って気比神宮までは来ても、参拝だけして折り返して駅に帰ってしまう人も多いんじゃないかなという話が上がりました。気比神宮前の交差点を神楽商店街へ向かって渡ってもらうために何か仕掛けが必要なのではないかと。  現在も商店街主催で、月初めには朔日市を開催して、そのとき限定の商品を並べたり、交差点の歩道スペースを利用して、土日にはかぐランチというキッチンカーが集うイベントを行ったりしていますが、さらなる工夫としてどういったことが考えられるか、商店街の方々とブレーンストーミングをしてみました。  一部を御披露いたしますと、現在、気比神宮側に設置されているつるがシェアサイクルのポートを神楽側へ移設する。スマホを立てかけてタイマー撮影するためのスマホスタンドを神楽側に設置して、大鳥居をバックに記念撮影できるようにする。それも桜や中秋の名月など時期に合わせてベストな場所を設定するといったアイデアが出てまいりました。  中でも、これができるといいんじゃないかと思ったものを質問とさせていただきますが、気比神宮の大鳥居正面の歩道には観光情報を示すパネルの設置がございません。それには理由がありまして、敦賀まつりで山車を6基ずらっと並べるため、その通行の妨げにならないようガードレールも全て外してしまえるような造りになっています。そのため、一番近い観光案内板でも大鳥居の正面から数十メートルほど北側に行かないと見られない場所に設置されています。  気比神宮周辺で観光案内されている方も、ちょっとあの観光案内板を御覧くださいと言ってお連れするには少し遠いんだよねということをおっしゃられていました。  そこで、据付型ではなく、人が引っ張って持ち運びができる可動式の観光案内板を作成し、気比神宮前の歩道へ置いてはいかがでしょうか。大きさのイメージとしましては、私が今使わせていただいているこのテーブル1つ分、できれば2つ分ぐらいで、平面に地図を描いていただいて、こちらへ行くと金ケ崎、ムゼウムがあるとか、こちらのほうへ行っていただくと神楽商店街、相生商店街と博物館通りへつながるということが分かる。そして下に車輪をつけて人がごろごろと引いていける、そんなイメージをしております。  朝夕の2回、人の手で出し入れしなければならないという手間は発生いたしますが、幸いなことに港都つるがと観光協会という敦賀市の関連団体2つが気比神宮の目の前に移転しましたし、こういった目的であれば、商店街の方々の協力も得られるかもしれません。  人出の多い土日、祝日や年末年始の天気がいい日だけの運用でもいいと思います。御所見をお伺いします。 100 ◯まちづくり観光部長(小川明君) 神宮前の可動式の看板の御提案でございます。  可動式の案内板は、朝晩の移動や設置中の管理など新たな負担が生じるとともに、強風による転倒防止や視界の確保など歩行者の安全確保の面で課題があると考えております。  神楽門前町魅力アッププランの策定に当たっては、気比神宮の参道として、神楽1丁目商店街へ来ていただけるよう知恵を絞っているところでございます。  現在、空き店舗のシャッターに神楽商店街のデザインを施したり、神宮らしい音楽、雅楽を流すなどの取組を行っておりますが、引き続き地元商店街と協議しながら、観光客に大鳥居前の交差点を横断していただける方法をこれからも模索していきたいと考えております。  以上です。 101 ◯8番(大石修平君) こちらもやり方にこだわるものではございませんので、大鳥居前で記念撮影した観光客があちら側にこういったものがあると気を引けるような工夫をお願いしたいと思います。  駅から歩くお客さんばかりではなく、バスを利用する方も多いです。ぐるっと敦賀周遊バスの乗車率が昨年の2倍を超えたという発表もございましたが、駅周辺での観光客からの問合せ内容で、目的地へ向かうバスがどれなのか分からないというものがトップクラスに多いそうです。実際に駅前のバス停留場を見てまいりましたが、初めて敦賀に来た人が利用するのは難しいだろうなと感じました。  特に、気比神宮、西福寺、さかな街、リラ・ポートへ行くバスを尋ねる人が多いと聞いておりますが、上位の目的地を幾つかピックアップして、バス停に鳥居やお寺のイラストを加えるなど、人に尋ねることなく視覚的にバスの表示を分かりやすくできないでしょうか。 102 ◯まちづくり観光部長(小川明君) 新幹線開業後、コミュニティバス、ぐるっと敦賀周遊バスとも利用者が増加しており、観光で来られた方にも多く利用されているところでございます。  敦賀駅バスロータリーの表示は、粟野方面や愛発、東郷方面など目的地区の表示となっているため、目的地から乗り場を探すことが難しいと我々も認識しているところでございます。  しかしながら、例えば気比神宮へは多くの路線で行くことができるため、敦賀駅でイラストなどの表示を行うと煩雑になり、かえって分かりにくくなるという可能性もございます。
     観光案内所でのバス案内のほか、新幹線開業に合わせ、キャノピーの柱には目的地別のバス路線案内を表示し、オルパーク内に設置したデジタルサイネージでは目的地別にバス発着時刻表を案内しており、市外から来られた方にとって分かりやすい案内となるよう工夫を施しているところでもございます。  今後も分かりやすい案内になるよう、利用者の声を聞きながら改善を重ねてまいりたいと考えております。  以上です。 103 ◯8番(大石修平君) 引き続き改善をお願いいたします。  この項目最後に、シェアサイクルについてお伺いします。  これまで、ぐるっと周遊バスが吉河の山の上にある施設、原子力の科学館あっとほうむを巡回しておりましたが、半年前にバスルートの見直しがあり、あっとほうむはルートから外れてしまいました。何とか戻せないかという声を受けて、市にも相談させていただき、一つの意見としてバス会社と共有してはいただけるものの、バス停復活までは幾つかハードルがあるのかなと感じているところです。  そこで、バスはバスで御検討いただくとして、現在市内で展開中のつるがシェアサイクルですが、15か所あるサイクルポートは全て敦賀駅から西側に設置されています。  新幹線敦賀開業で観光客が駅の東側へ出やすくなりました。また、駅東側には、あっとほうむだけではなく、中池見湿地やリラ・ポートもございます。  さきに御紹介した観光協会のまち歩きマップでは、金ケ崎から中池見にかけて天筒山の展望台を経由してハイキングするコースも載せられています。中池見にサイクルポートを置くことで、駅西口から赤レンガ倉庫まで行って、そこで自転車を乗り捨てて金崎宮から中池見までハイキングし、そこからまた自転車に乗って駅東口へ帰るといった遊び方もできるようになります。  国道8号バイパスは自転車では横断ができないため、その点の注意喚起は必要ですが、敦賀市としては中池見湿地へ関心を持つ人を増やす。今ちょうど市役所1階のロビーでも中池見の写真展が開催されていますが、中池見湿地へ関心を持つ人を増やす。またリラ・ポートの利用者を増やすといった課題がございますし、あっとほうむについては、2年前の当初予算で当時の都市政策課が、高台に位置するあっとほうむの屋上に新幹線車両基地を眺められる視点場を整備する目的で双眼鏡3基と案内看板を設置したばかりで、こちらも積極的な利用を促さなければなりません。駅東側での自転車を使いたいニーズは、きっとあると思います。  折しもちょうど敦賀市では自転車活用推進計画を策定中でありますが、今後、シェアサイクルを駅の東側にも展開できないでしょうか。 104 ◯まちづくり観光部長(小川明君) 本市では、今年度、市の自転車活用の推進に関する基本計画である敦賀市自転車活用推進計画を策定する予定であります。  計画策定に当たり、自転車利用に関する本市の現状や課題の分析、自転車活用推進に際して実施すべき取組などを検討し、自転車利用者に優しい利用環境づくりやサイクルツーリズムの推進による観光振興を図っていきたいと考えているところであります。  つるがシェアサイクルのポートの配置についても、本計画を反映するとともに、利用状況等を含めてしっかりと検討してまいりたいと、最適な配置を併せて検討してまいりたいと考えているところでございます。  以上です。 105 ◯8番(大石修平君) ありがとうございました。  私の次の質問でも取り上げますが、自転車の利用をどんどん進めていっていただきたいと思います。  次に、サイクルツーリズムについてお尋ねします。  嶺南の海、山、湖に囲まれたすばらしい景観を生かし、誘客の一つの柱としてサイクリングを位置づけるため、関係団体が集まって若狭湾サイクリングルート推進協議会を設立し、サイクルツーリズムの推進に力を入れていることは、皆さん御承知のとおりです。  杉本県知事が協議会の会長、そして米澤市長は副会長に就任されておりまして、嶺南6市町の商工会や観光協会等の関係団体も一緒になって、国が指定するナショナルサイクルルート、こちらの早期指定を目指して環境整備が進められています。  また、今年の10月には、昨年は宮城県で開催された自転車利用環境向上会議がプラザ萬象をメイン会場に全国から約400名が集まって開催される予定です。2日間にわたる会議ですので、宿泊需要や観光消費効果も見込めるとお聞きしております。  昨年、市長も自転車に乗って敦賀の観光名所を回られたことをSNSで拝見しておりますし、私も自転車を探していたのですが、友人が使わなくなったロードバイクを払い下げてもらい、ついにデビューを果たしたところです。今朝の新聞にもちょうど協議会が嶺南各市町で自転車を楽しむ会を開くと案内が出ておりましたので、そういったところから始めたいと考えております。  若狭湾サイクリングルート、通称わかさいくるについては、令和2年の検討開始から数えて今年で5年目を迎えます。令和3年5月に閣議決定された国の第2次自転車活用推進計画は、その計画期間が来年の令和7年度までで、その期間内で、わかさいくるがナショナルサイクルルートに指定されることを目指して活動されています。  敦賀から高浜まで6市町100キロを横断するルート設定をはじめとして、ハード面、ソフト面で着々と準備が進められてきましたが、サイクルツーリズムの推進に関し、敦賀市におけるこれまでの取組状況をお伺いします。 106 ◯副市長(堤宗和君) それでは、サイクルツーリズムの推進に関しまして、市の取組についてお答えいたします。  大石議員の御紹介にありましたように、若狭湾サイクリングルート推進協議会の活動としまして、敦賀市としてもナショナルサイクルルート指定を目標に、いろんな政策を一緒に進めているところでございます。  推進協議会のほうにおきましては、具体的には令和3年度の協議会設立以降、住民向けのセミナーやサイクリングガイド養成講座の開催、それからデジタルスタンプラリーなどのイベント開催、ルートマップの作成、サイクルステーションやサイクルラックなど受入れ施設の整備、それからサイクリングルート上の進行方向を示す道路標示といった道路環境の整備等を県と連携して行っているところでございます。  敦賀市の主な取組状況といたしましては、令和4年度にサイクルステーションを3か所拡充しております。それから、令和5年度にサイクリストの発着点となりますゲートウエーの機能として、オルパーク1階への更衣室整備でありますとか市道への路面標示や案内看板の整備、それから市内宿泊施設を対象といたしましてサイクリスト向けの客室改修支援、こういったことを行っているところでございます。  以上です。 107 ◯8番(大石修平君) ありがとうございました。県と連動した取組が進んでいることが確認できました。  さて、国のナショナルサイクルルートに指定されるためには様々な審査基準がございます。受入れ環境という項目では、地域の魅力を満喫でき、地域振興にも寄与する環境を備えているかが評価され、その基準の一つにイベントやレースが定期的に開催されていることという項目がございます。  自転車のイベントといいますと、近隣ではレインボーラインを中心にして先月末に開催された若狭路センチュリーライドが挙げられますが、その参加者は例年1000名を超え、今年は約1100名が参加しています。前日受付や前夜祭が開催されており、遠方から来て現地で前泊している参加者も少なくないと考えられ、宿泊、飲食、買物による地元への経済波及効果が期待されています。  敦賀でも自転車の大会ができるといいのにねという話を自転車が好きな市民の方としておりましたが、マラソン大会でもそうですが、公道を使うイベントを主催するのはかなりの労力が必要となります。若狭路センチュリーライドにおける一番長いロングコースは160キロ、敦賀も含めた4市町に及び、選手の受付やコースの安全確保、ルート標識の設置といった労力やかかる費用等をてんびんにかけますと、できるといいねで簡単に開催できるものではないだろうと考えます。  しかしながら、何とかお金や労力を抑えて自転車の大会を開催する方法がないのかとあれこれ調べてみたところ、可能性を感じる2つの案が浮上してまいりました。  まず1つ目ですが、自転車のレースは非常に長い距離を走りますが、ぐるっと一筆書きの大きなルートを取るのではなく、コースをコンパクトにまとめて周回コースとして同じところをぐるぐると回ってもらうやり方です。会場を集中させることで、目配りしなければならない範囲が狭くて済みますし、コース標識の設置やスタッフの数もぐっと抑えることが可能です。  これをどこでやるのかと考えた場合、日本三大松原の一つである気比の松原の砂浜を走ることができれば、まさに敦賀ならではのレースとなるのではないでしょうか。一般に舗装されていない道や障害物などを含む短いコースを周回するレースをシクロクロスと呼びますが、その中で特に砂浜に特化したものがビーチレースと呼ばれるようです。  では、これを誰が主催するのかということですが、関西を中心にシクロクロスの大会を各地で開催している関西シクロクロス実行委員会に運営していただく方法が考えられます。関西シクロクロスの昨年度の日程を見ますと、10月から2月までの短いスパンで11回の大会を開催されていて、一番敦賀に近いところでは滋賀県のマキノ高原で昨年12月に行われています。例年10回ほど大会を開催するようですので、そのうち1回を敦賀で開催してもらえないか、働きかけてみてはいかがでしょうか。  もう一つの方法ですが、今年の10月6日に北陸新幹線の福井敦賀開業を記念して、ツール・ド・ふくいという名のサイクリングイベントが今庄365スキー場を発着点として開催される予定です。定員1000名で、来月半ばまで募集をかけています。200キロのロングコースは、南越前町から長浜市、高島市を通って北上し、小浜市に出てから若狭湾沿いを帰ってくるコースとなっています。  主催のツール・ド・ふくい実行委員会に、今回、南越前町を発着点としてイベントを開催することになった経緯と、来年度以降の展開についてお尋ねしてみました。  10年前まで、グランフォンドふくいという名のロングライドイベントが県内で行われており、久しぶりの開催となる今回は、当時実際使われたコースをベースにしたとのことでした。また、来年度以降の展開については、まずは今年のイベントを成功させることに注力していて先のことは未定であるとしながらも、本イベントの発端がスポーツの力で嶺南を盛り上げたいという趣旨でこのツール・ド・ふくいの開催を決定しており、できれば来年度以降もイベントを続けていきたい意向があるとのお答えでした。今後の敦賀発着での開催について、可能性があるのではないかと感じました。  今私が申し上げた2つのやり方にこだわるものではございません。若狭湾サイクリングルートの指定への機運を高め、自転車を使った観光誘客を進めるため、自転車の大会を敦賀発着で開催できないでしょうか。 108 ◯まちづくり観光部長(小川明君) 自転車の大会やイベントに関しましては、つい先月、先ほど御紹介あったような先月開催された若狭路センチュリーライドは、敦賀半島の海岸沿いなど敦賀市内も走行するコースで設定されており、市としても趣旨に賛同し、後援をさせていただいております。  また、議員御提案の10月に開催されるツール・ド・ふくいにつきましては、今庄から滋賀や本市を抜ける3種類のコースが設定されており、金ケ崎緑地が全コース共通の補給所に設定されていることから、敦賀PRブースの出展等の支援を検討しているところでございます。  ツール・ド・ふくいに関しましては、大会主催者とも直接お話しし、今後も同様のイベントを継続していきたい旨を伺っていますので、本市を発着点とした開催についても、先方の御意向をお聞きしながら検討したいと考えております。  なお、自転車の大会やイベントではありませんが、今年の10月には、自転車関連の取組を広く発信、共有する全国会議である自転車利用環境向上会議が敦賀を主会場に開催されますので、さらなる機運醸成につながることを期待しているところでございます。  以上でございます。 109 ◯8番(大石修平君) ありがとうございます。ぜひお願いいたします。  ツール・ド・ふくいにつきましては、今年度の開催がお手本となりますので、発着地点の南越前町は今回どのような協力をするのか、イベント開催に係る予算を計上したのか、人的協力をしたのかなど、役場からまた聞き取っていただいて、その費用対効果を見極めて、敦賀市にとって有益であると判断できた場合はぜひ開催に前向きに取り組んでいただきたいと考えております。ここ敦賀を舞台に大会を開催することで、国のルート指定の後押しをしていただければと思います。  もしナショナルサイクルルートに指定されるということになりますと、日本で7か所目の指定となり、そのゲートウエーである敦賀市には、新幹線開業時ほどではないかもしれませんが、全国から多くのサイクリストが走りに来ることが期待されます。  初めて敦賀を走る人が道に迷わず、安心、安全に走行できる環境を整備してのお出迎えとなりますが、それはハード面の整備だけではなく、受け入れる側の我々市民の意識の向上も求められていると思います。  現在、サイクルルート上に青い矢印のような路面標示がなされています。矢羽根型路面標示、通称矢羽根と呼ばれるもので、自転車が走る場所と方向を示すものとなっています。これは自転車利用者に対してルートを示すという意味だけではなく、自動車のドライバーに対しても車道上の自転車通行位置を知らせる役割があります。  この矢羽根の意味がまだ十分に浸透していないためか、矢羽根の上をふさぐように駐停車されている車が時々市内に見受けられます。矢羽根標示は法律で定まっているものではなく法定外標示ですので、矢羽根の上に車を止めると直ちに違反ということではありませんが、サイクリストにとっては妨げになり、交通事故を引き起こす原因にもなりかねません。  また、先ほど副市長答弁でもございましたが、自転車の駅、サイクルステーションという制度も設けられておりまして、サイクリストに対して空気入れや工具の無料貸出し、トイレの提供が行われる施設として、現在敦賀市内で10か所の登録があり、一覧化されてホームページに掲載されています。こうした自転車の駅や店舗に立ち寄った際に自転車をかけるサイクルラックなどはまだまだ数が足りず、ルートの指定までに増やしていく必要があると思います。  矢羽根の標示に関して、その意味を理解してもらうための普及啓発や、自転車の駅への参加、サイクルラックの設置の拡大といったサイクリストを迎えるに当たって必要な環境をどのように整えていくのか、お伺いします。 110 ◯まちづくり観光部長(小川明君) 矢羽根標示の理解促進などに向けては、若狭湾サイクリングルート推進協議会の設立以降、毎年、地域住民向けセミナーやワークショップを開催しており、今後も関係者だけでなく広く一般の方にも参加いただけるよう引き続き周知に力を入れてまいります。  また、自転車の駅としてサイクリストがトイレ利用や給水等で気軽に立ち寄れる休憩スポットについて、市内の飲食店や観光施設を中心に協力事業者を募っており、現在10施設の協力を得て、サイクルラックや空気入れ、工具セットを各施設に配備しているところでございます。  地域の受入れ環境整備の充実に向け、引き続き協力事業者の募集等に取り組んでまいります。  以上でございます。 111 ◯8番(大石修平君) ありがとうございました。  昨年の一般質問で、我が会派の田中議員からシェアサイクル専用のヘルメットの設置について、また河瀬議員からは自転車用ヘルメットを購入する際の補助制度の創設についての提案もございました。そういったことも含めまして、受入れ側の市民の意識の向上を引き続き図っていただきたいと思います。  以上で私の一般質問を終わります。  ありがとうございました。 112 ◯議長(中野史生君) 暫時休憩いたします。  なお、再開は午後1時55分といたします。             午後1時47分休憩             午後1時55分開議 113 ◯議長(中野史生君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続けます。  次に、橋本彬穂議員。   〔10番 橋本彬穂君登壇〕 114 ◯10番(橋本彬穂君) こんにちは。無所属の橋本彬穂です。大変長丁場ですが、お疲れさまです。  一部重複する質問もございますが、大項目が4つ、発言通告に従い質問させていただきますので、最後までよろしくお願いします。  大項目1、防災コンテナについてです。  私たちの生活を支えているインフラ設備が年々古くなっている中、これらが災害に弱いと災害がさらに大きくなるおそれがあります。そこで、防災コンテナのような設備があれば、もしものときに少しでも安心できるかと考えました。  発災後、インフラが切断され復旧までに時間がかかれば、復旧までの間、日常生活の中でできていたトイレやシャワーが使えないことでストレスとなり、災害関連死につながる可能性もあります。  防災コンテナの平時での機能としては、車中泊の需要も伸びていることから、トイレやシャワーといった設備を備え、旅の途中の方々が使用することができるなど機能は多々あり、医療や診療機能を備えたコンテナなどもあるそうです。  実際、1月1日の能登半島地震を受け、福岡県うきは市の道の駅の防災コンテナ型トイレを被災地の石川県穴水町へ派遣し、設置をしています。  防災コンテナはトラックの荷台に載せて運搬できるため、避難所などに移動して被災者支援に使える可動式コンテナの導入を国土交通省が促進しており、道の駅を設置する自治体向けのガイドラインを年内にも作成し、各地での導入を後押しするとのことでした。  そこで1つ目の質問ですが、現在、敦賀市では道の駅が検討されており、調査内容の中に施設機能等の検討とありましたが、防災コンテナについて調査されたか伺います。 115 ◯産業経済部長増田一条君) 昨年度から実施している道の駅整備検討事業では、整備の可否を検討するための基礎資料となる様々な調査を行っておりまして、付与する施設機能についても調査を行っています。  他市町の事例でもコンテナに限らず備蓄倉庫といった防災機能を付与している道の駅があることは認識しているところであり、議員からお示しいただいた国のガイドラインはもちろんのこと、他市町の事例も参考にしつつ、現在、総合的な調査を行っております。  以上でございます。 116 ◯10番(橋本彬穂君) ありがとうございます。防災コンテナに限らずなので、備蓄倉庫なども今後また検討していただければと思います。  次に2つ目ですが、防災コンテナを設置するという提案についてどう考えられたか、御意見をお聞かせください。 117 ◯産業経済部長増田一条君) 現在行っている道の駅の調査は、候補地、整備面積、付与機能、運営、そして整備に際し考慮すべき動向など多面的なものであり、今後、道の駅を造れるかどうかを判断するために重要な基礎資料となるものです。  議員から御提案いただいた防災コンテナを含め、防災機能は付与機能の候補の一つとなると考えております。  以上でございます。 118 ◯10番(橋本彬穂君) ありがとうございます。  災害は、いつどこで起こるか分かりませんし、起こった際は防災コンテナのようなものがあれば、もしものときに少しでも安心できるかと思いますので、ぜひ今後も御検討のほうよろしくお願いします。  次に、大項目2、災害時ドローンでの物資輸送についてです。  能登半島地震の被災地で被害情報の確認などにドローンが使われたことを知り、敦賀市でもドローンを活用した災害時の対策について質問しようと考えていたところ、防災協定を結ぶことを知りました。  先月の30日に損害保険会社と防災協定を結ばれ、話題となっていました。その協定では、災害時、ドローンを活用して物資輸送や被害状況の調査に協力、平時には親子向けの防災教室を開くことも盛り込まれたとありました。  そこで、協定を結ばれたばかりではありますが、質問させていただきます。  1つ目ですが、ドローンを操縦する人は何人いて、誰が行うのか伺います。 119 ◯市民生活部長(山岸茂樹君) 議員の御質問にもございましたとおり、去る5月30日に損害保険ジャパン株式会社と地域防災力向上に係る連携協定を締結しております。  その項目の一つとして、災害時におけるドローンによる情報収集があります。このドローンによる情報収集につきましては、災害の規模により一概には言えませんが、災害発生時には、3人で構成する1クルーをまず現地に派遣して支援に当たることとしています。ドローンの操縦者につきましては損害保険ジャパンのグループ会社から派遣されることとなり、6名の操縦者が在籍していると伺っております。  以上です。 120 ◯10番(橋本彬穂君) ありがとうございます。  ほかの自治体でドローンを導入しているところは市の職員が派遣されているところもあったんですが、敦賀市では市の職員は派遣しないということでしょうか。
    121 ◯市民生活部長(山岸茂樹君) 今回の協定に基づく部分につきましては、損保ジャパンさんのほうのドローンを操縦していただける方で調査に当たっていただくこととしておりますし、市の職員のほうでもドローンの操縦については、できる者が危機管理対策課のほうにおります。  以上です。 122 ◯10番(橋本彬穂君) 今、市の職員の方の中でドローンが操縦できる方がいると伺ったのですが、その方は研修や講習などは受けていらっしゃるのか、お聞きします。 123 ◯市民生活部長(山岸茂樹君) 本市の危機管理対策課にも災害活用用としてドローンを1台保有しておりまして、操作担当者として2名の職員を配置しております。  また、ドローンの操縦には資格が要る飛行もございますが、当課の職員で資格を持っている者はおりません。  ということで、限定的な特定飛行というのはできないんですけれども、それ以外の飛行につきましては、危機管理対策課の全職員が操作できるように、今回の協定締結を機に職場内研修に取り組んでいこうと考えております。  以上です。 124 ◯10番(橋本彬穂君) 資格を持てるような研修や講習などを今後行う予定はあるのか、お伺いします。 125 ◯市民生活部長(山岸茂樹君) 資格の種類によって研修費用、講習費用が変わってきます。1人当たり30万円以上かかる講習もございますので、現段階ではまず操作ができるように、そういう訓練を行っていきたいと考えております。  以上です。 126 ◯10番(橋本彬穂君) ありがとうございます。  自治体によっては、災害時、災害対策本部と連携、連絡を密に取れるようにドローンチームを形成しているところもありますが、敦賀市は今後形成することを考えているのか、お伺いします。 127 ◯市民生活部長(山岸茂樹君) 議員御紹介いただきましたドローン操縦チーム、全国で幾つかあるということは調べさせていただきました。職員が30名ほど操作研修を行ってというようなところもございました。  今、敦賀市の状況ですとドローンが1台しかございませんし、職員の操作についてもまだまだという状況ですので、まずは危機管理対策課の職員から操作研修のほうを行っていきたいというふうに考えております。  以上です。 128 ◯10番(橋本彬穂君) ありがとうございます。  次の質問ですが、親子向けの防災教室を開くとありましたが、中高生に向けた防災教室は考えていないのか、お伺いします。 129 ◯市民生活部長(山岸茂樹君) 損保ジャパンさんとの連携協定の項目の一つに、市民や企業への防災意識の啓発及び防災知識の普及という項目がございます。例えば、学校や企業向けの防災啓発として、安全な避難場所までのルートを検討しながら防災意識を高めるワークショップといった催しもございます。  正しい避難行動に関する啓発活動については、災害対策の基本である自助、共助の下、まずは家族や身近なグループで考えることが重要と考えております。  今回の連携協定をはじめ、現在も実施している出前講座などを活用し、親子向けだけでなく、各世代に合わせた防災啓発活動を行っていきたいと考えております。 130 ◯10番(橋本彬穂君) ぜひ今後も少しでも多くの人に防災教室を受けていただけるようにしていっていただきたいと思います。  災害が起こらないことが一番ですが、もしも起こった際は、災害現場でドローンが活用してもらえることを期待しております。  次に、大項目3、防災Revoについてです。  敦賀市は、2022年7月にリモート型防災アトラクション風水害対策編を初開催されております。この頃はまだコロナ禍ということもありリモート型でしたが、コロナも落ち着き、対面のイベントも開催されるようになりました。  そして、自然災害が増えている今、災害への意識が増加していることから、提案となりますが、今度は防災Revoの体験型防災アトラクションを開催してはいかがかと考えました。また、体験型は体育館などで開催されていますので、敦賀市では廃校を利活用してたくさんの方に体験していただきたいなと思っております。  私自身、4月に石川県の珠洲市へボランティアに行き、被災地の現状を目の当たりにしました。そこで被災地の方からいろいろお話をお聞きし、その1週間後に東京消防庁の本所防災館で地震、煙、暴風雨、都市型水害を体験してきましたが、体験だと分かっていても本当に恐怖を感じるほどでした。  疑似体験をすることで、より平時からの防災意識が高まり、災害発生時には自分自身を守る自助力、そして地域の方や仲間と協力し合う共助力の重要性を体験を通して災害時に必要な行動を体感できると思います。  様々な災害への対応力を向上させ、公助に依存しない自助力、そして共助力の高い人々をつくり出し、災害がいつ来ても対応できるようになっていることで、一人でも多くの命を守ることにつながると考えます。  そこで質問ですが、2022年7月に行われたリモート型防災アトラクションへの参加人数を伺います。 131 ◯市民生活部長(山岸茂樹君) リモート型防災アトラクションは、令和4年7月に実施した敦賀市防災訓練の一環として開催をしました。このアトラクションは、自宅などからインターネットで参加する形式で、ファミリー層が関心を持ち、気軽に参加できるような映像コンテンツを利用し、避難時の行動や自宅の備蓄品確認など防災知識を学習できる内容となっております。  アトラクションには171件の申込みがあり、参加人数の合計は327人となっております。  以上です。 132 ◯10番(橋本彬穂君) ありがとうございます。  参加対象者は敦賀市民限定だったのか、それとも市外の方も参加されていたのか。  また、開催の周知方法を伺います。 133 ◯市民生活部長(山岸茂樹君) この防災アトラクションの参加対象者は、敦賀市在住の方、または敦賀市で働いている方です。  周知の方法は、市内小中学校、公民館及び市内企業にポスター、チラシを配布し、お知らせをしました。また、ホームページや広報紙においても周知を行っております。 134 ◯10番(橋本彬穂君) ありがとうございます。  体験型の防災アトラクションの提案について、どう考えられたかお聞きします。 135 ◯市長(米澤光治君) 体験型の訓練とアトラクションというのは、災害を身近に感じることができる訓練として重要なものだと考えております。  例えば、この前たしか親子のフェスティバルのときも起震車が来ておりましたし、せんだっては新聞のほうで水がたまるとドアが開けられなくなると。35センチぐらいでたしか開けられなくなるとか、100ミリの雨が降ると傘が役に立たないとか、そういうことを実際体験できるというのは、いざというときの役に立つんだというふうにも思います。  今年度実施します総合防災訓練などにおいて、実働型の訓練ということなんですけれども、今後、体験型の訓練とのバランスも取りながら実効性の高い内容の検討をしていきたいと思っております。 136 ◯10番(橋本彬穂君) 市長からの御意見、ありがとうございます。ぜひ前向きに考えていただけたらなと思います。  疑似体験をすることで、平時からの災害への意識の見方も変わると私自身も体験して本当に感じましたので、一人でも多くの方に、まずは自分自身を守れるように体験を通して知ってもらいたいですし、東京の本所防災館での体験は無料ですので、ぜひ部長さんと職員の方で少し遠いですが行ってみていただきたいなと思います。  最後になりますが、大項目4、観光に来られた方の対策についてです。  先ほどの大石議員の質問と重複する部分がありますが、私も先月、北陸新幹線が開業後初のゴールデンウイークを迎え、にぎわいを感じるために駅周辺に行きました。  観光客らしき人々が駅から出てこられると、携帯で行き先の経路を検索している方が多く見られました。  後に観光客の方々とお話しした際、気比神宮までの経路が本町通りではなく清水通りを通ってきたという方が多くいらっしゃいました。実際、駅から携帯のナビで検索してみたところ、使用するアプリによっては本町通りと清水通りの2つの経路が表示されることが分かりました。すてきなお店が増えてにぎわっている本町通りを通ってもらい、敦賀市民の温かさに触れ合っていただきながら気比神宮まで向かっていただきたいと思いました。  また、本町通りや気比神宮交差点等でイベントが開催された際、購入した商品を座って飲食する場所がなく困っていた方や、トイレの場所が分からず困っていた方が多数いらっしゃいました。  そこで1つ目の質問ですが、本町通りを通って気比神宮まで誘導してくれる看板などはないか。先ほどの質問の答えと重複する部分があると思いますが、お伺いします。 137 ◯まちづくり観光部長(小川明君) 気比神宮までの誘導案内看板というお問合せでございます。  新幹線敦賀開業まちづくり推進会議と協力し、観光客の方に駅前から気比神宮までを楽しく歩いていただけるように、昨年度、駅前商店街から神楽1丁目商店街までの一部のアーケードの柱に45種類108枚の案内サインを取り付けました。  デザインには「敦賀へいらっしゃいませ」の言葉や、市内の観光地やグルメの写真等を使い、歩く人の目につくように、また敦賀の豆知識を書いたデザインのものを設置し、楽しみながら歩いていただけるよう誘導させていただいております。  また、昨年度作成した観光デジタルマップDig the Localつるがでは、特徴的なデザインで駅から中心市街地や金ケ崎緑地までを表示するとともに、鉄道と港のまち「つるが」満喫ルートと、敦賀の文化と海の幸ルートの2つのパターンのお勧めルートを表示して誘導することで、エリア内を周遊してもらうよう工夫しているところでございます。  以上でございます。 138 ◯10番(橋本彬穂君) そのデジタルマップなんですが、どのように周知されているのかお伺いします。 139 ◯まちづくり観光部長(小川明君) デジタルマップについては、チラシを作成するとともに、そういったチラシを市内各所の観光案内所等に配置しているところでございます。  なかなかこの利用率も難しいところではございますが、こういうデジタルのツールについてもしっかり観光客や市民に伝えてまいりたいと考えております。  以上です。 140 ◯10番(橋本彬穂君) ありがとうございます。  続いて、イベントなどを開催した際に購入した商品を座って飲食できるようなベンチなどを設置できないか、お伺いします。 141 ◯まちづくり観光部長(小川明君) 敦賀市では、令和4年に国道8号の曙町から白銀町までの区間がにぎわいのある道路空間創出のための歩行者利便増進道路、いわゆる通称ほこみちに指定され、道路占用が柔軟に認められるようになり、多様なイベントが実施されるようになりました。  本町通りや気比神宮前交差点でのイベント等の開催に際しては、主催者から道路管理者に占用許可の申請がされることとなりますので、各イベント主催者の判断で歩道にベンチや椅子を設置することが可能となります。  また、神楽1丁目商店街では、商店街が主体となり、店先でベンチを設置したりしているところでもあります。  以上です。 142 ◯10番(橋本彬穂君) そのイベントを開催される方が椅子と机などを出してもいいということを知っているのか、伺います。 143 ◯まちづくり観光部長(小川明君) イベントに際しては、どのような机やテーブルをどこに配置するかというのは事前に主催者の方と道路管理者、我々であるほこみちの窓口と調整することになっておりますので、そのときにベンチや椅子、あるいはテーブル等の設置についても担当窓口のほうと御協議いただければと存じます。  以上です。 144 ◯10番(橋本彬穂君) その際は、イベントを主催する側が用意するのか、用意してくれるのか、お伺いします。 145 ◯まちづくり観光部長(小川明君) ベンチや椅子やテーブルにつきましては、基本的にはイベントを主催される方々で御用意しているところでございます。  ただ一方で、商工会議所等で保有しているベンチ等々もあるようですので、その辺りはいろんなところと連携することによってイベントがやりやすくなるのではと考えているところでございますので、主催者の方々に当たりましては、何なりと相談窓口のほうに御相談いただければと存じます。 146 ◯10番(橋本彬穂君) ありがとうございます。  次に、観光客の方に向けたトイレの場所が分かるような対策は何かしているのか、お伺いします。 147 ◯まちづくり観光部長(小川明君) 敦賀市では、観光協会が港敦賀観光まち歩きマップを作成しており、分かりやすいデザインや情報量の多さから好評いただいており、町なかでもこのマップを手に歩いている観光客をよく目にさせていただいております。  このマップには、中心市街地のトイレの場所をはじめ、シェアサイクルの設置の位置など、まち歩きをする上で必要な様々な情報が記載されており、オルパーク内の観光案内所や各観光施設で配布しているところでございます。  また、主に公園備付けのトイレの位置を案内する看板を国道8号沿いの商店街のアーケードなどに24か所設置しておりますが、トイレを借りるために観光客が飲食店等に入ることも販売等のチャンスとなりますので、時間帯に応じて公共のトイレと併せてそういったところも御利用いただければと考えているところでございます。  以上です。 148 ◯10番(橋本彬穂君) ありがとうございます。  ちょっと確認なんですが、全てのトイレにはトイレットペーパーが備え付けてあるのか、お聞かせください。 149 ◯まちづくり観光部長(小川明君) 基本的にトイレットペーパーは備え付けてあると考えているところでございますが、全トイレにおいて全て完璧に完備されているかというのは現在確認はできないところでございます。 150 ◯10番(橋本彬穂君) そのトイレは誰が管理されているのか、お伺いします。 151 ◯まちづくり観光部長(小川明君) それぞれ各施設の公共トイレについては役所の中で担当部署が分かれておりまして、例えば公園のトイレであれば公園担当のまちづくり推進課、そして気比神宮前のトイレなど観光に関するところであれば観光誘客課といったところ、それぞれの所管によって公共トイレは管理されているというところです。 152 ◯10番(橋本彬穂君) ありがとうございます。  マップ、私も見させてもらったのですが、すごく分かりやすく見やすかったマップなので、せっかく敦賀に来ていただいた方に少しでも不便のないように、マップを多くの方に手に取っていただき、敦賀のまちを楽しんでもらえるように、誰もが分かりやすいような位置に置いていただければと思いますので、どうか工夫のほうよろしくお願いします。  これで私の一般質問を終わります。  ありがとうございました。 153 ◯議長(中野史生君) 暫時休憩いたします。  なお、再開は午後2時40分といたします。             午後2時23分休憩             午後2時40分開議 154 ◯議長(中野史生君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続けます。  次に、大塚佳弘議員。   〔19番 大塚佳弘君登壇〕 155 ◯19番(大塚佳弘君) 皆様、お疲れさまでございます。公明党の大塚佳弘でございます。一般質問の大トリを務めさせていただきますので、最後までよろしくお願いいたします。  発言通告書に基づき質問させていただきますので、分かりやすい答弁をお願いいたします。  質問の大項目は2点でございます。  最初に、大項目1項目めの敦賀市の「地域の現状」からの課題と取り組みについて質問をしてまいります。  今回の質問は、この4年間にわたるコロナ禍における地域活動の著しい減少は、地域社会の活力を低下させ、地域組織機能、環境悪化の傾向が見受けられます。これらの地域の持続的発展、人材の確保と育成及び拡充は、地域の活性化を進める上で欠かせないと考えております。また、現在進めている施策も含め、今後の対応が必要でございます。
     そこで、敦賀市の地域の現状の課題を明確にし、取組の検証をしてまいります。  それでは、小項目1の地域コミュニティーの活力による地域の活性化から、敦賀市が取り組む地域コミュニティーとして、最初に敦賀市が考える地域コミュニティーの在り方について伺います。 156 ◯総務部長(吉岡昌則君) 地域コミュニティーは、地域社会の中で人々が互いに支え合い、共に生活するための重要な基盤でございます。地域コミュニティーが機能することで、地域の安心、安全や子供の健やかな成長、災害時などのいざというときの備えに寄与すると認識しております。  このことから、地域住民と行政とが協力し合いながら、よりよい地域コミュニティーを築いていく必要があると考えております。  以上です。 157 ◯19番(大塚佳弘君) ありがとうございました。まさしく今答弁ございましたように、地域コミュニティーは非常に大事な要素でもございます。特に住民との関連の中で、安全、安心の部分については非常に大きなウエートを占める内容ではないかと思います。  また、地域コミュニティーは私にとっては必要不可欠な要素でもありますし、また、認識としては今答弁にあったようなことに尽きるかなと思います。  次に、この4年間における敦賀市内の各地域コミュニティーの現状に対する敦賀市の認識について伺います。 158 ◯総務部長(吉岡昌則君) 新型コロナウイルス感染症の感染拡大以降、地区や区をはじめとした各地域コミュニティーにおける行事等は中止、縮小され、地域活動は一時的に停滞したと考えています。  令和5年度以降は、各地域コミュニティーにおける行事や活動も徐々に再開されておりますが、コロナ禍を経験したことにより縮小されたままの行事等もございます。全てが以前同様というわけではないと考えております。  また、働き方の変化や生活様式の多様化、地域への愛着や帰属意識の低下、少子・高齢化の影響などによりまして、地域コミュニティー活動への参加者の減少、役員の成り手不足なども課題として認識しているところでございます。  こうした課題に対応するための一つの方策として、地域サポート職員制度を導入した次第でございます。  以上です。 159 ◯19番(大塚佳弘君) ありがとうございました。  この4年間で地域コミュニティーについては行動、また住民の意識が著しく変化したことに尽きると思います。  また、先ほどお話にありましたように、感染症による共通の認識であったかなと思います。まさしく繰り返しになりますが、2019年12月に突如発症した新型コロナウイルスの感染の脅威、私たちも理解する間もなく、翌年には緊急事態宣言で全国に臨時休校要請が始まり、その間は感染症の波に応じて外出等の自粛による行動制限が繰り返されたことでございます。  この4年間で全てのコミュニティーに大きな変化がございました。特に地域においては対面による地域活動が長期にわたり疎外されたことは、人々の生活と意識に大きな変化をもたらしたことは皆様も感じられていると思います。まさしく今答弁があったとおりでございます。  そこで、このパンデミック以前から地域の実情に即した敦賀のコミュニティー事業のコミュニティ運営協議会の発足が粟野地区に始まり、現在は東浦、北地区へと活動が展開されております。  このコミュニティー事業の2016年6月定例会では、理事者側から、コミュニティー事業については、地区からの新たなコミュニティーづくりの要望があったことと、公民館の活動が多様化してきていることに対応するため、従来の公民館の運営方法とは別に新たに公民館の枠組みを広げて、市民の皆様が主体となってまちづくりを行うことを目的とするとして実施するものであります。今年度は粟野地区にてモデル事業を進めておりますが、今後時間をかけて敦賀モデルのコミュニティー事業を確立し、他の地区でもコミュニティー事業を進めていただくためのスタイルを見極めていきたいと考えておりますと当時の答弁でございます。  当時、私も粟野地区の設立の一員として参画をさせていただき、そのとき感じたことは、各地区の枠にとどまらず、地域を超えた地域コミュニティーが少子化、高齢化の中で地域活動の、当時こう思ったのでしょうが、救世主になり得ると思ったことを覚えております。  そこで次の質問ですが、コミュニティ運営協議会等の活動成果と今後の展開について伺います。 160 ◯教育委員会事務局長(織田一宏君) 地域コミュニティ運営協議会は、地域や各団体が抱える高齢化や担い手不足等の課題解決に向けて、地域活動の持続的な発展につなげる目的でスタートした取組でございます。  現在、平成28年度の粟野地区を皮切りに東浦地区及び北地区の3つの地区で地域コミュニティ運営協議会が設立され、各地区の特色を生かした事業が行われております。  また、夏祭りやスポーツなどの活性化イベント、清掃活動、防災研修等を通じて、各団体が一つのまとまりとなって互いに支え合うとともに、子供からお年寄りまで世代を超えて交流をする取組が見られ、このような活動を継続することが地域コミュニティーの活性化に寄与するものと考えております。  まだ協議会が設立されていない地域におきましても本事業に興味を示されているというお話もお聞きしておりますので、引き続き、それぞれの特性を生かした地域づくりがなされるよう各地域と連携し取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 161 ◯19番(大塚佳弘君) 詳しい答弁ありがとうございました。  この項目では、コミュニティ運営協議会の活動成果と今後の展開を含めて答弁いただいたわけでございます。  この質問については、冒頭申し上げたとおり、少子・高齢化とこの4年間にわたるコロナ禍における地域活動の著しい減少に対して、柔軟に対応できるコミュニティー事業であると発足当時から考えていたわけでございます。現事業の動向の確認も含めてさせていただいたわけでございますが、当事業も8年目を迎えると思います。  ちょうど1年前の市民クラブの今川議員の代表質問では、地域コミュニティーの活性化の推進を進めるとして、その基本理念を定め、市、地域住民、その他の事業者の責務など各役割を明らかにして、地域コミュニティーの活性化を全市的に展開する地域活性化推進計画などの策定が必要と言及もされました。  地域の現状を、地域社会の活力の低下したこの4年間でございます。とどまらず、繰り返しになりますが、少子化、高齢化の多様化の地域の持続的発展と人材の確保及び育成、拡充は、地域の組織の活性化に欠かせない事業になることと改めて強くお願いをしまして、次の質問に移りたいと思います。  次に、市長提案理由の説明と、昨日の豊田議員からの質問もあり、繰り返しになるかもしれませんが、重要な制度と考えておりますので御容赦願いたいと思います。  それでは、地域サポート職員制度の取り組みと期待として、今月、6月からスタートした地域サポート職員制度について伺ってまいります。  県内、福井市は平成28年5月から導入しており、成果を上げてきたことも私なりには理解をしております。  まずは、敦賀市の地域サポート職員制度設立の背景と目的について確認をします。 162 ◯総務部長(吉岡昌則君) 地域サポート職員制度につきましては、少子・高齢化が進み、区長等の自治会役員の成り手不足が全国的に顕在化してきていることを背景にいたしまして、安定した自治会運営を実現することを目的として導入した制度でございます。  以上です。 163 ◯19番(大塚佳弘君) ありがとうございました。分かりやすい内容で答弁いただきました。  背景には、区長さんなどなかなか自治会の成り手不足であったり、そういうことが顕在化してきたということでございます。  目的としては、自治会運営をいかに安定化させるかということに尽きることになるのかなということもありますし、また私自身としても、昨日からのお話もございますが、住民との対話、交流を通じて、地域の課題解決に住民の意向を反映させ、職員さん自身にその意識、住民本位に転換させるという、そういう思いが必要だということも私は思っております。  次に、具体的な制度の概要と進め方と今後考えられる職員の懸念事項、例えば昨日のお話にもございましたが、本来業務との両立、地域との関わり方と活動上の問題点について伺います。 164 ◯総務部長(吉岡昌則君) 制度の概要といたしましては、地域サポート職員は、地域と行政のつなぎ役といたしまして、毎月定期的に電話やメールで区長さんに連絡を行い、区からの困り事や相談に応じて庁内関係部署との連絡調整を行います。  地域サポート職員は、原則として勤務日のみの従事といたしまして、行政機関等への提出書類の代理作成や地域内の祭礼の手伝いなどは行わないこととしております。  制度開始間もないことから、具体化している懸念事項はございませんけれども、今後考えられるものといたしましては、まだ始まったばかりですので、区によって対応にばらつきが出たり、かえって非効率を招いたりなどが想定されます。  このようなことにならないように、地域サポート職員の活動状況を総務課で共有し、対応していきたいと考えているところでございます。  本来業務との両立という点につきましては、当然これまでの業務にプラスされることになりますので、職員の負担増にならないよう既存業務の効率化に努めますとともに、また場合によっては担当職員の増員などの対応も考えております。  以上です。 165 ◯19番(大塚佳弘君) ありがとうございました。制度の概要等は理解したところでございます。  始まったばかりということもございますので、制度に対する懸念事項というのはこれから出てくるのかなという感じはしております。  しかしながら、これは各区の状況であったり課題、それは課題ばかりじゃなくて好事例等も今後出てくると思います。そうであれば地域サポート職員間で共有していただき、シンプルな構成で結構かと思うんですが、各区長さんと住民の皆さんとのつながりが非常に重要であるとも私は考えております。  そこで進める中で、これからの課題の中にも含まれますが、過度な職員さんの負担にならないような仕組みづくりをしていただくことも大事でございますので、改めてお願いをしたいと思います。  次に、本当にスタートしたばかりでございますが、当制度に対する米澤市長の御所見を伺いたいと思います。よろしくお願いいたします。 166 ◯市長(米澤光治君) 議員お住まいの地区でお祭り、私も見にいかせていただいて、去年、今年と行かせていただいているんですけれども、本当に小さい子供さんから御年配の方まで参加され、特に祭りの実行部隊として若い方が結構やっていらっしゃるというので、子供みこしも2基出て、すごく活性化している区だなということの印象を持ったことがございます。  一方で、市内でも区長等の区や自治会役員の成り手不足に悩んでいる地区も出てきておりまして、地域自治、それからコミュニティー維持の困難さは全国的にも顕著化、顕在化しているところですけれども、敦賀市においても今後大きな課題となってくるというふうに考えております。  地域サポート職員についてですけれども、何年後かは分かりませんが、将来、あのとき地域サポート職員制度を始めておいてよかったと思えるような、地域自治の課題の解決に少しでも役に立てるような、そういう制度にしたいと思っています。  ただ、制度開始から一遍に多くのことに取り組むと、先ほどから御心配いただいているような職員の負担増加等も懸念されますので、まずはどちらかというと小さくスタートすることといたしました。  今後は、地区からの御意見、それから職員負担のバランスにも配慮し、また体制とか、やり方ですとか、そういうことについても今後柔軟に対応しながら、充実した制度にしていきたいと考えております。  以上です。 167 ◯19番(大塚佳弘君) まさに市長が言われるとおりだと思います。地域によって本当に千差万別でございますし、大変な区長さんも苦労されながら地域自治の維持をしているということがございますので、この制度そのものが浸透することを私自身は本当に願っております。  コロナ前に戻すということは、この活動を含めて並大抵ではないと私自身は考えております。戻すことを主眼に置くのではなく、今後地域が発展していくために、その地域の特徴をしっかりと把握してもらいながら、さっきも申しましたように他地区の好事例をしっかり吸収していただきながら、この制度を育てていただくことを私は期待をしております。よろしくお願いいたします。  次に、生活圏の移動手段等の実態からの課題と今後の取り組みとして愛発モデル新スマート物流の現状について伺います。  まずは、新スマート物流における各サービスの状況の確認と課題について伺います。 168 ◯企画政策部長芝井一朗君) 買物困難やあらゆる世代が暮らしやすい環境づくりといった過疎地域の問題解決に向けて、令和4年度から愛発地区においてスマート物流の社会実装を行っているところでございます。  この事業におきましては、ドローンやEVトラックといった新たな配送ツールの活用によりオンデマンド配送や買物代行サービスを展開しており、日用品や提携する飲食店等の商品を地区住民の皆様のもとへお届けし、地域の買物困難対策として取り組んでいるところでございます。  今後の課題といたしまして、本年4月よりトラックドライバーの時間外労働の上限規制が適用される、いわゆる物流の2024年問題により、今後、物流企業にとって不採算エリアである過疎地域の住民のもとに荷物が届かないといった地域物流の停滞が懸念されているところでございます。 169 ◯19番(大塚佳弘君) ありがとうございました。  現代の新スマート物流、私も令和4年のときに御一緒しながら、議員の方もおられますが、一緒に新しい物流のスタイルということを目の当たりにしたことをしっかり覚えております。  これについては、これからいろいろなかなか難しい部分もありますし、運行に対する規制であったりいろいろなことは多々あると思いますが、今の現状では、まずは買物支援をしっかりとやりながら、今回の2024年問題、物流に対する課題もあるということで、共同配送という検討でよろしいでしょうかね、そういうことも今後検討していくということだと思います。  次に、課題等もあるとは思いますが、今後の進め方について伺いたいと思います。 170 ◯企画政策部長芝井一朗君) 全国的に2024年物流問題を抱える中、本市では地域物流の維持と効率化に向けて、人手不足や採算性といった課題を抱える物流各社と連携し、郊外地域の荷物を集約する、今ほど議員さんがおっしゃったとおり共同配送の実証に取り組んでいるところでございます。  具体的には、昨年度より市内物流各社と協議を進め、物流各社の荷物をスマート物流事業者が集約して配送する共同配送の運用体制を構築し、愛発地区においてサービスを展開しているところでございます。  今後、共同配送等の実績を積み重ねることで課題等を洗い出し、スマート物流の在り方について検討していきたいと考えているところでございます。 171 ◯19番(大塚佳弘君) ありがとうございました。  繰り返しになりますが、課題とすれば2024年問題ということで、物流、運送業界の働き方改革によって、この4月からはドライバーさんの労働時間に上限が設けられるということに伴って生じる問題でございます。人員の確保と物流の拡大対応が困難になってきているということも現実でございます。  地域への輸送を確保する必要というのは、今後の取組、先ほどございましたように共同配送を並行して検討しているということの確認もできました。引き続き、受ける側の状況、要するに地域の方の状況を確認しながら、ドローン、スマート物流の状況も見極めながら対応をお願いしたいと思います。  次に、地域の移動手段でもあるコミュニティバスの現状課題と、今後の展開として検討が進められているコミュニティバス運行の課題確認と今後の対応について伺います。 172 ◯まちづくり観光部長(小川明君) 本市では、将来にわたり持続可能な公共交通体系の形成を目指し、公共交通計画を策定する予定です。計画策定に当たり、昨年度はアンケート調査を実施するなど、本市の公共交通の現状と課題の把握を行いました。  本市のコミュニティバスの運行については、県内9市の比較では最も利用人数が多く、1人当たりの運行経費が安いという特徴があります。ただし、一部の路線では1便当たりの利用者が1人から3人と利用の少ない状況もございます。加えて、今後の人口減少による利用者の減少や、バス事業者の運転手不足による便数や路線の減なども想定されます。  それらを踏まえ、今年度は本市に合った地域公共交通計画の策定を行います。その中で、それら本市の課題をしっかりと議論し、今後の方向性、対応を決定していきたいと考えております。  以上です。 173 ◯19番(大塚佳弘君) ありがとうございました。  現段階では現状をしっかり見極めるということも含めて、アンケート調査等も含めて、しっかりと課題の洗い出しを行っているのかなということだと思います。今年度は地域公共交通計画の策定に向けての協議を行っているという段階であるかなということの確認ができました。  それでは次に、各地域でも運行の検証と普及が拡大している新しい交通手段としてのオンデマンド型乗合タクシー等の方向性について伺います。 174 ◯まちづくり観光部長(小川明君) 今年度策定予定の地域公共交通計画では、将来にわたり持続可能な公共交通体系の形成を目指しております。  本市のコミュニティバスは、コロナ禍で一時利用者が減少しましたが、令和5年度は前年度より約1割増の28万9000人が利用するなど、県内では特筆してコミュニティバスの利用者数が多い自治体でございます。  こうした本市の特徴を踏まえ、デマンド交通を含め様々な交通手段を検討し、交通弱者にとっても最適な移動手段を確保してまいりたいと、そう考えております。  以上です。 175 ◯19番(大塚佳弘君) ありがとうございました。  オンデマンド交通も、ベースになるのはコミュニティバスということで、今年度は29万人に近い方の御利用があったということで、他市町とはちょっと違うのかなという感じはいたしますが、しっかりと課題を含めて、先ほど申しました地域公共交通計画にしっかりと落とし込んでいただいて、今年度その方向性が明確になるとのお話であったかと思います。しっかりと、繰り返しになりますが、課題を集約しながら、敦賀市の地域性に合った地域公共交通になることをお願いしたいと思います。  次に、先ほどまでは地域の活性化の取組は、ちょっとこれは表現的には不適切かもしれませんが、アナログ的な仕事から、次にDX──デジタルトランスフォーメーションの観点で、自治会DXの行政情報による地域の活性化の取り組み提案をしていきます。  そこで、自治会、区、集落、町内会での文書の回覧や情報共有をデジタル化による各区内へのデジタル回覧板、「自治会サポ!」の内容の確認でございます。  県内では既に坂井市さん、あわら市さんが導入をスタートしていますが、自治会サポ!について伺います。 176 ◯総務部長(吉岡昌則君) 自治会サポと言われているものは、LINEを活用して自治会の情報発信、アンケート、掲示板等の機能が利用できるシステムでございます。  特徴としましては、多くの方が利用しているLINEを利用するため、市民の方が分かりやすい、なじみがあるという点がございます。また、自治会だけでなく子供会や老人会などのグループをつくることもできますので、特定のグループだけに情報を発信することも可能となっております。  自治会サポ!を導入している他の自治体の自治会では、例えば役員会での会議の案内などの情報発信や、希望される一部区民に対するデジタル回覧版として活用されていると伺っております。  以上です。 177 ◯19番(大塚佳弘君) 自治会サポ!の内容について答弁いただきました。  基本的にはLINEを活用しながらいろんな情報伝達を行うということであったかと思います。自治会の回覧板の連絡であったり、先ほどの情報共有する意味では非常に有効なツールであるかなと思います。  今のは一例で、自治会サポ!というのも一例ではございますが、自治会活動にDXの観点で今後は考える必要があると考えております。  そこで、今回の一事例ではございますが、自治会DXに対する導入等も含めた敦賀市の見解を伺いたいと思います。
    178 ◯市長(米澤光治君) 例えば、先ほど話にございましたデジタル回覧板というのは、本当に物理的なものがデジタルに置き換わるということで、自治会DXの最も分かりやすい最たる例かと思います。  敦賀市のほうでも嶺南ケーブルネットワーク──RCNのスマホアプリによる回覧板機能、こういうものがあるということなんですけれども、それについて話を伺っているところで、今後、例えば行政からの回覧文書を部分的に電子版に移行できないかなど、他市の事例も踏まえながら研究をしていきたいと考えているところです。  一方で、デジタル回覧板をはじめとした自治会DXは、区長さんをはじめとした住民の負担の軽減や利便性の向上に寄与する。これは区長会さんからも回覧板、何とかならないですかみたいなこともよく御相談もありますので、そういうことに寄与する一方で、対面のやり取りが減っちゃうんじゃないかというようなことで、今日も質問の中でもあった地域の関係の希薄化、そういうものが進んでしまわないかなというようなお声もいただいたりもします。  こういうことも含めまして、自治会DXをどういうふうに進めるかということについては、敦賀市の考えだけで進めるということでもなく、やはり自治会の皆さんの考え方や各地域の実情への配慮が何よりも重要と。そこら辺を大切にしながら進めていきたいと思っておりますので、今後、区長連合会等と協議をいたしまして必要性を見ながら進めていきたいというふうに考えています。 179 ◯19番(大塚佳弘君) ありがとうございます。市長自らこれに対する答弁をいただきました。  確かにDXの中でデジタルを使うということは非常に便利であるし、いいんでしょうけれども、対面ということに対しての懸念、それはまさしくそうだと思います。それの部分というのをどうバランスを取っていくかということも非常に大事な観点かなと思います。  今回、私、これをお話しさせてもらったのは、先ほど失礼な言い方、アナログの仕事と言いましたけれども、そういうことも含めて、要するにDXに特化するということもしっかりと考えていただきたいという思いで今回質問をさせていただいておりますことを付け加えておきたいと思います。  それでは次に、大項目2項目めの北陸新幹線開業後のまちづくりとバリアフリーの推進について伺ってまいります。  令和6年3月16日、北陸新幹線敦賀開業となり、多くの観光客、乗換客を迎えるため官民一体の取組が新たに展開されております。  そのような中で、中心市街地におけるバリアフリーについては、私自身、都度提案も含めて要望をしてきました。また、公共施設のバリアフリーは民間に先駆けて優先的に対応する必要があると常々思っております。  改めて、中心市街地におけるバリアフリー推進の確認と、新たに設立された敦賀まちづくり協議会の進め方と今後の取組、展望について具体的に伺ってまいります。  それでは、小項目1の中心市街地におけるバリアフリー進捗の再確認とお願いから、令和6年4月1日から障害者差別解消法の改正内容について確認をします。  昨年の9月定例会でも障害者差別解消法の改正、施行の約半年前でもあり、施行の内容と周知の方法についての確認をしておりますが、今回は法律の施行後でございますので、改めて改正の具体的内容と対象となる公共施設について伺います。  なお、対象となる公共施設について、公共施設の管理計画の優先順位で、分かればお答えいただければと思います。 180 ◯福祉保健部長(中野義夫君) 障害者差別解消法については、行政機関や事業者等に対し、障害のある人への障害を理由とする不当な差別的取扱いを禁止し、障害のある人への合理的配慮の提供を行うことを通じて共生社会の実現を目指すため、平成28年4月1日から施行されています。  また、令和6年4月1日には改正障害者差別解消法が施行され、事業者による障害のある人への合理的配慮の提供について義務化されたところです。  これまで合理的配慮の義務づけにつきましては国や自治体のみで、事業者には努力義務となっておりましたが、今後は事業者として、営利・非営利、個人・法人の別を問わず、企業や団体、店舗のほか、ボランティアグループ等についても義務として取組が必要になります。  取組の具体例としては、車椅子利用者のために段差に携帯スロープを設けることや、筆談での対応等、障害のある人から対応を必要としていることの意思が示されたときには、事業者の負担が重過ぎない範囲で対応することが求められます。  こうした合理的配慮の提供に関する周知につきましては、敦賀市としては、民間事業者に対しても広報つるがや敦賀商工会議所からのお知らせ、民間事業者に対する出前講座の実施により行っているところであり、今後も継続して周知をしてまいります。  また、法では行政機関等と事業者がその事務事業を行うに当たり、社会的なバリアを取り除くため必要かつ合理的な配慮を講ずることとしております。そのため市におきましても窓口や施設はもちろん、市の行うあらゆる事業、イベントが対象となるものです。  敦賀市では、個々の場面において柔軟に取り組むよう努めております。  以上でございます。 181 ◯19番(大塚佳弘君) 詳しい内容をありがとうございました。  この法律は、障害のある人への障害を理由とする不当な差別取扱いを禁止するということ、それと障害のある方への合理的配慮の提供を求めることを通じて、私は、社会共生の実現を目指すというのもありますので、それをしっかり今後守っていくべきかと思っております。  また、令和6年4月1日にこの改正法が施行されて、従来からの合理的配慮の提供が努力義務から義務に変更したということを、このことを押さえていただき、次に具体的に話をしてまいりたいと思います。  過去に指摘のあるバリアフリー改善の推進状況について伺います。  1点目は、otta施設の点字ブロックがないところが、視覚障害がある方が介助なしで移動が困難への対応──これはハードであったりソフト面もございます──として、令和5年9月に定例会の一般質問でも申し上げましたが、この事案の進捗状況を伺います。 182 ◯まちづくり観光部長(小川明君) ottaを含む駅周辺施設の整備に当たっては、法令の基準やユニバーサルデザインの理念に基づき整備を進めてきたところであります。  otta施設内においては点字ブロックがないところがあり、視覚障害のある方が介助なしで移動することが難しいという点については本市としても把握しているところでございます。新幹線開業後、これまで以上に多くの来場者が訪れていることを踏まえますと、障害をお持ちの方も含め、誰もが使いやすい施設とすることは大切なことでございます。  そこで、施設や店舗スタッフの適切な対応などソフト面での対応で、誰もが利用しやすい施設になるよう、事業者と連携し、取り組んでいるところでございます。  具体的には、ちえなみきの芝生広場側はガラス張りで視認性が高いことから、車椅子等で来場されるお客様が確認された際には、スタッフからお声かけをさせていただき、対応させていただいているところでございます。  また、月1回催されているottaのテナント会を通じて、敦賀の玄関口の施設であることを念頭に置いて、常におもてなしの気持ちで対応する旨、引き続き事業者に周知してまいりたいと考えているところでございます。  以上です。 183 ◯19番(大塚佳弘君) ありがとうございました。  当エリアの点字ブロックについては、部長が申されたようにソフト面でのお声かけをするという体制をつくっているということはよく分かりました。  1点お聞きしたいんですけれども、そのような声かけ、実際に障害者の方から、そういう事例があったかどうかお伺いしたいと思います。 184 ◯まちづくり観光部長(小川明君) otta、ちえなみき内において、そういった障害をお持ちの方々についても、数についてはそれほど多くではございませんが利用されていることは事実でございます。  そうした中で、それぞれのスタッフにおいて適切に対応されているものと理解しているところでございます。  以上です。 185 ◯19番(大塚佳弘君) ありがとうございました。都度都度、声をかけていただいているんだろうなと思います。  ぜひこの項目については、当事者、要するに障害者団体の当事者の方々と一緒になって、例えばそういう現状を確認していただき、声かけの状況であったりそういうことを把握していただけたらありがたいなと思っております。よろしくお願いいたします。  次に、産経建設常任委員会での所管事務調査による指摘項目、カグールのトイレの入り口段差と車椅子対応不可への対応について伺います。  付け加えますが、所管事務調査は敦賀観光協会の移転の関連での指摘でございます。対応については個別案件として、今回一般質問の中で確認をさせていただいておりますので、よろしくお願いいたします。 186 ◯まちづくり観光部長(小川明君) カグールのトイレにつきましては、ドアの幅が70センチで約20センチの階段が2段あるため、車椅子等での利用は非常に難しい状況でございます。  それについての改修については、事務スペース等建物全体への影響、費用面も含め大規模な改修になることが想定されるため、現在のところ改修の予定はないと、まちづくり会社からは聞いているところでございます。  現段階では、車椅子等利用が難しいお客様には、カグールの近くにあるバリアフリー対応の気比神宮前のトイレを案内することで対応していると聞いているところでございます。  以上です。 187 ◯19番(大塚佳弘君) 残念と言っていいのかどうか分かりませんが、この答弁についてはどのようなお答えになるか、正直言って分かりませんでした。  私自身、5つの順位の想定をしておりました。1つは、まずカグールのトイレを修繕する。2つ目は、現状のままで新たなトイレを別に新設する。3つ目は、先ほどお話がありました多目的トイレについては気比神宮駐車場のトイレの利用を促す。または近隣の多目的トイレを探す。4つ目は、今後検討していく。5つ目は、残念ながら考えていないということに、私はこの5つに分けてみました。  今回、費用面であったり非常に厳しいということは重々承知はしております。ただ、この施設そのものが観光協会も含めて我々敦賀の窓口でもあります。それをしっかりと考えていただいて、対応のほど改めてお願いしたいと思います。  これ以上は申しません。  次に、障害者団体の皆様で構成されるボランティア活動の一環でもある、バリアフリー点検活動委員会の街角バリアフリー点検活動に対する敦賀市の認識を伺ってまいります。  唐突な質問と思われるかもしれませんが、障害者団体の皆さんにとっては、日常生活に直結する街角のバリアの状況を知ってもらうこと、改善を促す活動でございます。自らの足を運びながら点検を定期的に団体、個人でされています。  最初に、その活動に対する敦賀市の認識の確認をさせてください。 188 ◯福祉保健部長(中野義夫君) バリアフリー点検活動委員会につきましては、敦賀市身体障害者福祉連合会の点検活動の主たるものとして位置づけられ、独自に市内の物理的バリアとなっている箇所について点検し、行政機関や公共的機関への申入れを行うなど、本市の福祉推進のため精力的な活動を行っていただいているものと認識しております。  バリアフリー点検活動委員会からいただいた御意見につきましては、関係各課で情報共有し、現場を点検するなど状況を確認し、必要に応じた対応を行っております。今後も委員会と連携し、対応を行ってまいります。  以上でございます。 189 ◯19番(大塚佳弘君) ありがとうございました。御認識というか、大変失礼かも分かりませんが、しっかり把握をしていただいているということでございます。  次に、PRではないですが、具体的な点検活動を申し上げたいと思います。  7月7日日曜日12時30分から16時30分まで、受付はカグールを起点に、神楽から相生商店街の歩道周辺と本町1丁目から2丁目商店街歩道の周辺の点検、並びに今度7月10日でございます。水曜日に北陸新幹線敦賀駅舎内の視察と意見交換をさせていただく予定にしております。  そこでの点検活動での結果については、団体の皆様からの要望はあるかと思いますので、ぜひ敦賀市の安全安心のまちづくりに役立てていただきたいと思います。  この項目の最後として、敦賀市のバリアフリーの現状と今後の取組に対する米澤市長の御所見を伺います。 190 ◯副市長(池澤俊之君) それでは私のほうから、まず敦賀市におけますバリアフリーに関する現状といたしましては、敦賀市交通バリアフリー基本構想、また敦賀市高齢者・障害者等の移動等の円滑化の促進に関する条例、さらには福井県福祉のまちづくり条例などの法令や基準に基づき、誰もが豊かで住みよく快適に移動できるまちを目指し、バリアフリー化に取り組んでいるところでございます。  また、改正障害者差別解消法により、行政機関と同様に、民間事業者におかれましても障害がある方への合理的な配慮の提供がなされますよう周知等にも取り組んでいるところでございます。  今後におきましても、北陸新幹線開業によりさらに交流人口が増加している現状を鑑み、バリアフリー化、公共トイレの充実などは、市民や観光客の皆様の利便性や快適性の向上のためには必要不可欠なものと認識しております。  そこで、高齢者や障害者の方など誰もが利用しやすい環境づくりに今後も引き続き取り組んでまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 191 ◯19番(大塚佳弘君) ありがとうございました。  障害者の団体の皆さんのバリアに対する思いというのをしっかり受け止めていただきながら、しっかりバリアフリーにお取り組みいただきたいと思います。  次の項目に移ります。  敦賀まちづくり協議会の取り組みと期待として、敦賀まちづくり協議会の進捗と今後の取組について伺ってまいります。  3月定例会の代表質問でも敦賀まちづくり協議会の意義について伺っておりますが、3月以降は下部組織の幹事会とさらに4分科会の全ての会合も開催されていますので、各4分科会の取組の趣旨について伺います。 192 ◯副市長(堤宗和君) 敦賀まちづくり協議会の取組について御説明いたします。  1月23日に設立しました敦賀まちづくり協議会は親会となっておりまして、その下部組織として幹事会を置いております。さらに、新幹線開業効果の最大化を目的としたアクションプログラムを策定することになっておりまして、エリアとテーマを絞って議論してまいります。このために、商業エリア、敦賀駅、氣比の杜、交流拡大の4つの分科会を設置しております。  まず1つ目の商業エリア分科会でございますが、中心市街地エリアを想定いたしまして、商店街活性化に向けました公共的整備の必要性に関すること、それから各商店街の連携によります活性化方策に関すること、それから商工会議所機能に関すること、以上の3つの事項について検討を行っているところでございます。  それから2つ目、敦賀駅分科会でございますが、JR敦賀駅周辺エリアを想定いたしまして、東西駅前広場、それから駅周辺の駐車場に関すること、二次交通の充実に関すること、それから駅前広場北側エリアに関すること、周辺ホテル、otta、駅前商店街との連携に関すること、以上の4つの事項について検討を行っております。  3つ目が氣比の杜分科会でございます。気比神宮に隣接いたします旧北小学校跡地を中心エリアと想定いたしまして、旧北小学校跡地の利活用に関することについて検討を行っております。  最後に4つ目になりますけれども、交流拡大分科会でございます。エリアは特定せずに市内全域を想定しておりますが、インバウンド対応に関すること、それから案内看板、キャッシュレス対応、体験メニューの充実に関すること、それから学生との連携によってまちづくりを考えること、以上の3つについて検討を行っているところでございます。  これら4つの分科会につきましては、4月、それから5月中に第1回目の会議を開催したところでありまして、その開催結果につきましては新幹線開業後まちづくり特別委員会にて御報告をさせていただきたいと考えております。  以上です。 193 ◯19番(大塚佳弘君) ありがとうございました。本当に詳しい4分科会の協議内容がよく分かりました。ありがとうございました。  次に、4分科会からの議論による、次にアクションプログラムということになろうかと思いますが、その策定時期、公表でございますが、それについて伺いたいと思います。 194 ◯副市長(堤宗和君) アクションプログラムの策定時期についてでございますけれども、敦賀まちづくり協議会では、先ほども御説明いたしましたアクションプログラムの策定につきまして、来年1月の協議会の親会にてプログラム案を提出、承認した後、策定、公表ということで考えておりますが、その前段階において議会にも素案について諮らせていただこうというふうに思っております。  以上です。 195 ◯19番(大塚佳弘君) アクションプログラムの公表時期についてもよく分かりました。基本的には令和6年度中に全て公表されるという認識かなと思います。  次に、アクションプログラム案までの過程において、これはあくまで一般論でございますが、市民に開かれた衆知を集めた取組について、お考えがあれば伺います。 196 ◯副市長(堤宗和君) アクションプログラムにおけますまちづくり推進方策を検討する分科会でございますが、それぞれのテーマ、エリアに関して専門的な知識を有する学識経験者のほか、密接に関係が深い地元商店街の方でありますとか文化団体の代表の方でありますとか市民、関係団体の代表の方に委員として参画をいただいております。  また、今年度より敦賀まちづくり協議会に関する調査も目的とする新幹線開業後まちづくり特別委員会というのも設置されましたので、オープンな議論を心がけますとともに、市民の代表であります市議会を通じて、計画の検討状況でありますとか計画の案について周知を十分に図っていきたいというふうに考えております。 197 ◯19番(大塚佳弘君) ありがとうございました。市民の声を集めるということも含めて、しっかりと答弁いただいたのかなと思います。工夫をしながら市民の声、衆知を集めるということも非常に重要でございます。  それでは最後に、アクションプログラム以降の、これも具体的なまちづくりの施策でございますが、もしスケジュールが分かればお聞きしたいと思います。 198 ◯副市長(堤宗和君) アクションプログラム策定後のまちづくり施策のスケジュールということになってくるかと思いますけれども、来年1月開催予定の協議会の承認を得た上で、年度内には策定、公表ということになるかと思うんですけれども、新幹線開業効果、今年の秋からはDCキャンペーンも始まってまいりますし、そういった効果を持続させていくためには、スピード感を持って実行に取り組んでいく必要があるかなというふうに思っております。  したがいまして、アクションプログラムの中に盛り込まれますまちづくり推進方策につきまして、短期、中期、長期に分かれてくるものがどうしてもあるかと思います。令和7年度以降について可能なものから実行していくということでいきたいと思いますし、市役所プラス港都つるが、この協議会の中ではまちづくり会社の体制強化ということも盛り込まれておりますので、そういったところの強化も図りながら進めていきたいというふうに考えております。  以上です。 199 ◯19番(大塚佳弘君) ありがとうございました。  敦賀まちづくり協議会での協議が具体的に4分科会によりスタートしたわけでございます。アクションプログラム案については、この1年間をかけてまとめられるとのことがよく理解できました。まちづくりの主体者でもある市民の声が反映できる協議会であることを切にお願いしたいと思います。  今回の質問は、この4年間にわたるコロナ禍における地域活動の著しい減少は、地域社会の活力を低下させ、地域組織の環境悪化の傾向に対して地域コミュニティー事業の活動、地域サポート職員制度、愛発スマート物流とコミュニティバス、デジタル回覧板、自治会サポ!の提案を通して、今後の敦賀市の地域の活性化の課題解決の観点で確認をさせていただきました。  さらには3月16日、北陸新幹線敦賀開業以降の観光客、乗換客を迎えるための官民一体の取組が展開されている中心市街地のバリアフリー推進の確認と、新たに設立された敦賀まちづくり協議会の進め方と今後の取組についても確認をさせていただき、私自身はまちづくりのど真ん中にバリアフリーを掲げていただきたいとの思いでございます。  最後に、地域は私たちの暮らしの一番身近な場所でもございます。地域の中で衆知を集めながら市民の暮らしを守り、私たち公明党は、さらなる市民生活を第一に、希望の行き渡る敦賀市を目指し、今後も継続して取り組んでいく所存でございます。  以上で今定例会最後の一般質問を終わります。  大変お疲れさまでございました。
    200 ◯議長(中野史生君) 以上で一般質問を終わります。   ──────────────── 201 ◯議長(中野史生君) お諮りいたします。  委員会審査等のため、明日から6月24日まで休会といたしたいと存じますが、御異議ありませんか。   〔「異議なし。」の声あり〕 202 ◯議長(中野史生君) 御異議なしと認めます。よって、明日から6月24日まで休会とすることに決定いたしました。  以上で本日の日程は全て終了いたしました。  次の本会議は、6月25日午前10時から再開いたします。  本日はこれをもって散会いたします。             午後3時39分散会 発言が指定されていません。 Copyright © Tsuruga City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...