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令和5年第4回定例会(第2号) 本文 2023-09-19
令和5年第4回定例会(第2号) 名簿 2023-09-19

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  1. 敦賀市議会 2023-09-19
    令和5年第4回定例会(第2号) 本文 2023-09-19


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    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいタブが開きます) 令和5年第4回定例会(第2号) 本文 2023-09-19 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ 別窓表示 ダウンロード 表ズレ修正 表示形式の切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者一覧に移動 全 347 発言 / ヒット 0 発言 表示発言の切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示 すべて選択 すべて解除 1 ◯議長(馬渕清和君) 2 ◯議長(馬渕清和君) 3 ◯13番(山本貴美子君) 4 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 5 ◯13番(山本貴美子君) 6 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 7 ◯13番(山本貴美子君) 8 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 9 ◯13番(山本貴美子君) 10 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 11 ◯13番(山本貴美子君) 12 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 13 ◯13番(山本貴美子君) 14 ◯教育長(上野弘君) 15 ◯13番(山本貴美子君) 16 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 17 ◯13番(山本貴美子君) 18 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 19 ◯13番(山本貴美子君) 20 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 21 ◯13番(山本貴美子君) 22 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 23 ◯13番(山本貴美子君) 24 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 25 ◯13番(山本貴美子君) 26 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 27 ◯13番(山本貴美子君) 28 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 29 ◯13番(山本貴美子君) 30 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 31 ◯13番(山本貴美子君) 32 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 33 ◯13番(山本貴美子君) 34 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 35 ◯13番(山本貴美子君) 36 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 37 ◯13番(山本貴美子君) 38 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 39 ◯13番(山本貴美子君) 40 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 41 ◯13番(山本貴美子君) 42 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 43 ◯13番(山本貴美子君) 44 ◯教育長(上野弘君) 45 ◯13番(山本貴美子君) 46 ◯教育長(上野弘君) 47 ◯13番(山本貴美子君) 48 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 49 ◯13番(山本貴美子君) 50 ◯福祉保健部長(池田啓子君) 51 ◯13番(山本貴美子君) 52 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 53 ◯13番(山本貴美子君) 54 ◯福祉保健部長(池田啓子君) 55 ◯13番(山本貴美子君) 56 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 57 ◯13番(山本貴美子君) 58 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 59 ◯13番(山本貴美子君) 60 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 61 ◯13番(山本貴美子君) 62 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 63 ◯13番(山本貴美子君) 64 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 65 ◯13番(山本貴美子君) 66 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 67 ◯13番(山本貴美子君) 68 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 69 ◯13番(山本貴美子君) 70 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 71 ◯13番(山本貴美子君) 72 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 73 ◯13番(山本貴美子君) 74 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 75 ◯13番(山本貴美子君) 76 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 77 ◯13番(山本貴美子君) 78 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 79 ◯13番(山本貴美子君) 80 ◯市長(米澤光治君) 81 ◯13番(山本貴美子君) 82 ◯市長(米澤光治君) 83 ◯13番(山本貴美子君) 84 ◯都市整備部長(小川明君) 85 ◯13番(山本貴美子君) 86 ◯都市整備部長(小川明君) 87 ◯13番(山本貴美子君) 88 ◯都市整備部長(小川明君) 89 ◯13番(山本貴美子君) 90 ◯都市整備部長(小川明君) 91 ◯13番(山本貴美子君) 92 ◯都市整備部長(小川明君) 93 ◯13番(山本貴美子君) 94 ◯都市整備部長(小川明君) 95 ◯13番(山本貴美子君) 96 ◯都市整備部長(小川明君) 97 ◯13番(山本貴美子君) 98 ◯都市整備部長(小川明君) 99 ◯13番(山本貴美子君) 100 ◯都市整備部長(小川明君) 101 ◯13番(山本貴美子君) 102 ◯市民生活部長(中野義夫君) 103 ◯13番(山本貴美子君) 104 ◯市民生活部長(中野義夫君) 105 ◯13番(山本貴美子君) 106 ◯福祉保健部長(池田啓子君) 107 ◯13番(山本貴美子君) 108 ◯福祉保健部長(池田啓子君) 109 ◯13番(山本貴美子君) 110 ◯福祉保健部長(池田啓子君) 111 ◯13番(山本貴美子君) 112 ◯福祉保健部長(池田啓子君) 113 ◯13番(山本貴美子君) 114 ◯福祉保健部長(池田啓子君) 115 ◯13番(山本貴美子君) 116 ◯福祉保健部長(池田啓子君) 117 ◯13番(山本貴美子君) 118 ◯福祉保健部長(池田啓子君) 119 ◯13番(山本貴美子君) 120 ◯福祉保健部長(池田啓子君) 121 ◯13番(山本貴美子君) 122 ◯福祉保健部長(池田啓子君) 123 ◯13番(山本貴美子君) 124 ◯議長(馬渕清和君) 125 ◯議長(馬渕清和君) 126 ◯19番(大塚佳弘君) 127 ◯市民生活部長(中野義夫君) 128 ◯19番(大塚佳弘君) 129 ◯市民生活部長(中野義夫君) 130 ◯19番(大塚佳弘君) 131 ◯市民生活部長(中野義夫君) 132 ◯19番(大塚佳弘君) 133 ◯市民生活部長(中野義夫君) 134 ◯19番(大塚佳弘君) 135 ◯水道部長(山田幸夫君) 136 ◯19番(大塚佳弘君) 137 ◯副市長(池澤俊之君) 138 ◯19番(大塚佳弘君) 139 ◯副市長(池澤俊之君) 140 ◯19番(大塚佳弘君) 141 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 142 ◯19番(大塚佳弘君) 143 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 144 ◯19番(大塚佳弘君) 145 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 146 ◯19番(大塚佳弘君) 147 ◯市長(米澤光治君) 148 ◯19番(大塚佳弘君) 149 ◯市長(米澤光治君) 150 ◯19番(大塚佳弘君) 151 ◯企画政策部長(吉岡昌則君) 152 ◯19番(大塚佳弘君) 153 ◯企画政策部長(吉岡昌則君) 154 ◯19番(大塚佳弘君) 155 ◯副市長(堤宗和君) 156 ◯19番(大塚佳弘君) 157 ◯副市長(堤宗和君) 158 ◯19番(大塚佳弘君) 159 ◯教育長(上野弘君) 160 ◯19番(大塚佳弘君) 161 ◯産業経済部長(増田一条君) 162 ◯19番(大塚佳弘君) 163 ◯教育長(上野弘君) 164 ◯19番(大塚佳弘君) 165 ◯教育長(上野弘君) 166 ◯19番(大塚佳弘君) 167 ◯総務部長(芝井一朗君) 168 ◯19番(大塚佳弘君) 169 ◯総務部長(芝井一朗君) 170 ◯19番(大塚佳弘君) 171 ◯市長(米澤光治君) 172 ◯19番(大塚佳弘君) 173 ◯都市整備部長(小川明君) 174 ◯19番(大塚佳弘君) 175 ◯福祉保健部長(池田啓子君) 176 ◯19番(大塚佳弘君) 177 ◯福祉保健部長(池田啓子君) 178 ◯19番(大塚佳弘君) 179 ◯議長(馬渕清和君) 180 ◯議長(馬渕清和君) 181 ◯11番(三田村崚君) 182 ◯市長(米澤光治君) 183 ◯11番(三田村崚君) 184 ◯企画政策部長(吉岡昌則君) 185 ◯11番(三田村崚君) 186 ◯企画政策部長(吉岡昌則君) 187 ◯11番(三田村崚君) 188 ◯企画政策部長(吉岡昌則君) 189 ◯11番(三田村崚君) 190 ◯企画政策部長(吉岡昌則君) 191 ◯11番(三田村崚君) 192 ◯企画政策部長(吉岡昌則君) 193 ◯11番(三田村崚君) 194 ◯企画政策部長(吉岡昌則君) 195 ◯11番(三田村崚君) 196 ◯市長(米澤光治君) 197 ◯11番(三田村崚君) 198 ◯総務部長(芝井一朗君) 199 ◯11番(三田村崚君) 200 ◯企画政策部長(吉岡昌則君) 201 ◯11番(三田村崚君) 202 ◯企画政策部長(吉岡昌則君) 203 ◯11番(三田村崚君) 204 ◯企画政策部長(吉岡昌則君) 205 ◯11番(三田村崚君) 206 ◯企画政策部長(吉岡昌則君) 207 ◯11番(三田村崚君) 208 ◯企画政策部長(吉岡昌則君) 209 ◯11番(三田村崚君) 210 ◯総務部長(芝井一朗君) 211 ◯11番(三田村崚君) 212 ◯総務部長(芝井一朗君) 213 ◯11番(三田村崚君) 214 ◯総務部長(芝井一朗君) 215 ◯11番(三田村崚君) 216 ◯総務部長(芝井一朗君) 217 ◯11番(三田村崚君) 218 ◯産業経済部長(増田一条君) 219 ◯11番(三田村崚君) 220 ◯産業経済部長(増田一条君) 221 ◯11番(三田村崚君) 222 ◯市長(米澤光治君) 223 ◯総務部長(芝井一朗君) 224 ◯11番(三田村崚君) 225 ◯市民生活部長(中野義夫君) 226 ◯11番(三田村崚君) 227 ◯市民生活部長(中野義夫君) 228 ◯11番(三田村崚君) 229 ◯市民生活部長(中野義夫君) 230 ◯11番(三田村崚君) 231 ◯議長(馬渕清和君) 232 ◯議長(馬渕清和君) 233 ◯7番(浅野好一君) 234 ◯観光部長(織田一宏君) 235 ◯7番(浅野好一君) 236 ◯観光部長(織田一宏君) 237 ◯7番(浅野好一君) 238 ◯観光部長(織田一宏君) 239 ◯7番(浅野好一君) 240 ◯観光部長(織田一宏君) 241 ◯7番(浅野好一君) 242 ◯観光部長(織田一宏君) 243 ◯7番(浅野好一君) 244 ◯観光部長(織田一宏君) 245 ◯7番(浅野好一君) 246 ◯観光部長(織田一宏君) 247 ◯7番(浅野好一君) 248 ◯観光部長(織田一宏君) 249 ◯7番(浅野好一君) 250 ◯観光部長(織田一宏君) 251 ◯7番(浅野好一君) 252 ◯観光部長(織田一宏君) 253 ◯7番(浅野好一君) 254 ◯観光部長(織田一宏君) 255 ◯7番(浅野好一君) 256 ◯観光部長(織田一宏君) 257 ◯7番(浅野好一君) 258 ◯観光部長(織田一宏君) 259 ◯7番(浅野好一君) 260 ◯都市整備部長(小川明君) 261 ◯7番(浅野好一君) 262 ◯都市整備部長(小川明君) 263 ◯7番(浅野好一君) 264 ◯副市長(堤宗和君) 265 ◯7番(浅野好一君) 266 ◯副市長(堤宗和君) 267 ◯7番(浅野好一君) 268 ◯都市整備部長(小川明君) 269 ◯7番(浅野好一君) 270 ◯都市整備部長(小川明君) 271 ◯7番(浅野好一君) 272 ◯観光部長(織田一宏君) 273 ◯7番(浅野好一君) 274 ◯観光部長(織田一宏君) 275 ◯7番(浅野好一君) 276 ◯観光部長(織田一宏君) 277 ◯7番(浅野好一君) 278 ◯観光部長(織田一宏君) 279 ◯7番(浅野好一君) 280 ◯都市整備部長(小川明君) 281 ◯7番(浅野好一君) 282 ◯観光部長(織田一宏君) 283 ◯7番(浅野好一君) 284 ◯観光部長(織田一宏君) 285 ◯7番(浅野好一君) 286 ◯観光部長(織田一宏君) 287 ◯7番(浅野好一君) 288 ◯市長(米澤光治君) 289 ◯都市整備部長(小川明君) 290 ◯7番(浅野好一君) 291 ◯観光部長(織田一宏君) 292 ◯7番(浅野好一君) 293 ◯観光部長(織田一宏君) 294 ◯7番(浅野好一君) 295 ◯観光部長(織田一宏君) 296 ◯7番(浅野好一君) 297 ◯市長(米澤光治君) 298 ◯7番(浅野好一君) 299 ◯議長(馬渕清和君) 300 ◯議長(馬渕清和君) 301 ◯1番(河瀬太治君) 302 ◯産業経済部長(増田一条君) 303 ◯1番(河瀬太治君) 304 ◯産業経済部長(増田一条君) 305 ◯1番(河瀬太治君) 306 ◯産業経済部長(増田一条君) 307 ◯1番(河瀬太治君) 308 ◯産業経済部長(増田一条君) 309 ◯1番(河瀬太治君) 310 ◯産業経済部長(増田一条君) 311 ◯1番(河瀬太治君) 312 ◯産業経済部長(増田一条君) 313 ◯1番(河瀬太治君) 314 ◯産業経済部長(増田一条君) 315 ◯1番(河瀬太治君) 316 ◯産業経済部長(増田一条君) 317 ◯1番(河瀬太治君) 318 ◯産業経済部長(増田一条君) 319 ◯1番(河瀬太治君) 320 ◯産業経済部長(増田一条君) 321 ◯1番(河瀬太治君) 322 ◯観光部長(織田一宏君) 323 ◯1番(河瀬太治君) 324 ◯産業経済部長(増田一条君) 325 ◯1番(河瀬太治君) 326 ◯産業経済部長(増田一条君) 327 ◯1番(河瀬太治君) 328 ◯産業経済部長(増田一条君) 329 ◯1番(河瀬太治君) 330 ◯産業経済部長(増田一条君) 331 ◯1番(河瀬太治君) 332 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 333 ◯1番(河瀬太治君) 334 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 335 ◯1番(河瀬太治君) 336 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 337 ◯1番(河瀬太治君) 338 ◯市長(米澤光治君) 339 ◯1番(河瀬太治君) 340 ◯市長(米澤光治君) 341 ◯1番(河瀬太治君) 342 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 343 ◯1番(河瀬太治君) 344 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 345 ◯1番(河瀬太治君) 346 ◯議長(馬渕清和君) 347 ◯議長(馬渕清和君) ↑ リストの先頭へ ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 5.議 事             午前10時00分開議 ◯議長(馬渕清和君) ただいまから本日の会議を開きます。  日程第1 一般質問 2 ◯議長(馬渕清和君) 日程第1 これより一般質問を行います。  質問時間は30分以内といたします。  まず、山本貴美子君。   〔13番 山本貴美子君登壇〕 3 ◯13番(山本貴美子君) おはようございます。日本共産党敦賀市会議員団の山本貴美子です。  一般質問のトップバッターということで、大変緊張していますけれども、誠意ある御回答、どうかよろしくお願いいたします。  まず1つ目、公立幼稚園の必要性について質問いたします。  8月2日、教育委員会から、令和6年度からの敦賀北幼稚園の入園募集を停止し、令和7年度から休園するとのお知らせが届きました。突然のお知らせに、市民や保育関係者は大変驚きました。  そこで、まず決定に至るまでの経緯について伺います。 4 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) おはようございます。  それでは、お答えさせていただきます。  敦賀北幼稚園の園児募集につきましては、広報つるがや、2歳児、3歳児の未就園児を対象とした幼稚園見学、製作遊び等が体験できるすこやか子育て相談室において周知を図ってまいりました。  しかしながら、当該園の園児数は、令和元年10月に幼児教育・保育の無償化が始まってから減少傾向であり、令和4年度の新入園児は3名、令和5年度は2名と、2年続けて極端に減少しました。  令和5年4月1日現在の園児数は、定員105名に対して4歳児が2名、5歳児3名、計5名となり、集団生活を経験する機会に乏しく、規範意識や協同性等の育成が十分に図れない状況となっております。  このことから、学識経験者や保護者の代表等で構成される教育委員の皆様と協議を重ね、在園児の保護者や本市の区長会長をはじめ近隣の区長会長の皆様に御説明をし、令和6年度より園児募集を停止することといたしました。
     以上です。 5 ◯13番(山本貴美子君) 教育委員会、そして在園児、地域の皆さん、それぞれ相談して決めましたということですけれども、いつ決めたんですか。 6 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 新年度の園児募集をする時期が近くなるにつけて、その辺り今後どうするかということを考えるに当たって、決めたのは今年の募集前のことでございます。 7 ◯13番(山本貴美子君) そうしますと、令和5年の7月ぐらいに決めたということですか。 8 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 6月、7月の辺り、ちょっと正確な日付は覚えておりませんけれども、教育委員会に諮りまして決定をしたということでございます。 9 ◯13番(山本貴美子君) 北幼稚園の4歳児の入園者数が2022年度は2人だったと。2023年度も2人だったと。それぞれ1人ずつ増えたので、今6人おられるわけですけれども、2021年の秋、園児を募集した時点で2人しか入園の予定がなかったと。その時点で園児が激変することはもう分かっていたわけですよね。  教育委員会は、北幼稚園の在り方について2021年から話し合ってこなかったのかどうか、伺います。 10 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 確かにおっしゃるとおり、昨年度から入園児が少なくなっているということでございまして、在園児の保護者の方と直接お会いする機会の多い園の先生方から聞き取りを行ったり、また、民間幼稚園の先生方からのお話を伺っており、また、教育委員会内でも・。  すみません。まとまらなくて申し訳ないです。  決定したのは今年のことになりますけれども、当然、人数が少なくなったということにつきましては、今後どうするかということは教育委員会の場でもいろいろ話し合ってはまいりましたけれども、2人だけど来年は少し増えるかもしれないなという期待を持って昨年も募集をしましたけれども、やはり少なかったということで、今年の決定に至りました。 11 ◯13番(山本貴美子君) 2022年が2人しかいないということは、その前の秋、2021年の秋に分かっていたことです。そして、2023年の入園者2人というのも2022年の秋には分かっていたことで、十分に話し合う時間があったと思うんですけれども、そのことについて、北幼稚園の在り方について、きちっと話し合ってきたのかどうかについて伺います。 12 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 今ほども申し上げましたけれども、少ない新入生の数字であるということに対して、教育委員会の中でも話合いをしてまいりました。 13 ◯13番(山本貴美子君) 話し合った。そして、その発表が8月2日だったということですね。  北幼稚園に子供を通わせている保護者は、周りの子供たちが幼稚園とか認定こども園に3歳から通わせている中、北幼稚園は2年保育しかしないけれども、それでも我が子を北幼稚園に通わせたいと4歳まで1年待って子供を入園させた方々です。職員も熱心な保護者の期待に応えて、幼稚園の教諭の研修を受けながら子供たちのために頑張ってこられた。そして、子供たちもみんなと一緒に卒園ができると思っていた。  こうした中での8月2日の発表だったわけですけれども、このような保護者、園児、そして働いている職員の思いについてどのように考えるのか、教育長に伺います。 14 ◯教育長(上野弘君) おはようございます。  では、私のほうからお答えさせていただきます。  議員のほうからるる説明がございましたけれども、募集停止につきましては、在園児の保護者や本市の区長会長をはじめ、近隣地区の区長会長の皆様へ現状を説明し、幼稚園のあるべき姿を保てない状況であることには御賛同いただきました。  そもそも幼児教育においては、学びの芽を育み、言葉による伝え合いや協同性、道徳性や規範意識等を友達と関わる中で獲得することが大切であり、それは適度な集団の中でこそ育まれるものであります。  しかしながら、園の先生方からは、年々園児が減少する当該園の実情に鑑みると、それは難しい営みであり、個々人の思いはあるとしても望ましい幼児教育を進める上では憂慮している旨、聞いておりました。  そこで、今回、本市の未来を担う子供たちにとって多様な友達との関わりの中で豊かに成長すること、さらには小学校教育とつながる10の姿の実現を第一に考えまして、募集停止もやむなしの判断に至ったところであります。  いずれにせよ、今後は市長部局との連携の下、望ましい幼児教育を丁寧に進めていきたいと考えています。 15 ◯13番(山本貴美子君) 勝山市では、公立幼稚園の廃園について、皆さんに提起して話し合う中で、もう1年、保護者の強い願いがあって、もう1年募集をすることになったという経緯もありますけれども、今、在園児の皆さんとか、区長会、近隣住民の皆さんにお話ししたということですけれども、敦賀市議会に対しては全くの説明ありませんでしたよね。これって議会をないがしろにするものではないかと思うんですけれども、その点いかがですか。 16 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 議会の皆様をないがしろにするということはございませんが、ただ、募集を停止したということは、お伝えさせていただいたことで御理解をいただきたいなと思ったところでございます。 17 ◯13番(山本貴美子君) ちょっと時間がないので次へ行きますけれども、4歳児は卒園までの来年1年をどうするか、9月末までに結論を迫られています。  このまま北幼稚園に残ることを希望すれば、北幼稚園に残れるんですか。もう1年、幼稚園が続くのかどうか伺います。 18 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) おっしゃいますとおり、今年の募集を停止することによって、お2人の今4歳児のお子さんが残るわけですが、その方々が北幼稚園におられるということであれば、1年、北幼稚園は存続します。 19 ◯13番(山本貴美子君) 9月から1人増えたので今3人いるんですけれども、4歳児。3人とも残りたいと言えば1年残すということですね。  ほかの幼稚園や認定こども園に移るという場合、2024年度の園児募集は既に始まっていますけれども、3歳以上の募集が少なくて、5歳児からの入園は狭き門となっています。ほかの園に移ることを希望した場合には、保護者任せにせず、教育委員会が責任を持って希望する園に入れるようにすべきと考えますが、いかがですか。 20 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) もし今度5歳児に上がられる方が転園を希望される場合には、手続のほう等はしてくださいというお話はさせていただきますけれども、その園に必ず入れるかどうかというところまでの確約は、させていただくことはできないかなと思っています。 21 ◯13番(山本貴美子君) 募集停止を決めて、休園を決めたのは教育委員会です。やはりそこは責任を持って、あっせんといいますか、入りたい幼稚園に入れるようにすべきだと思うんですけれども、いかがですか。 22 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 今ほども申し上げましたが、5歳児に上がられる方々が北幼稚園に残りたいということであれば、1人になっても2人になっても園は存続するつもりでございますので、もし替わりたいとおっしゃる方がおられればそこへ行っていただく、残りたいとおっしゃれば続けさせていただくというところでございますので、移られる園に対して、希望された園に入れることを保証することは難しいかなと思っております。 23 ◯13番(山本貴美子君) あまりにも無責任かなというふうに思うんですけれども、次に行きます。  園児の募集停止の影響は在園児だけではありません。来年度、北幼稚園に入園することを希望している方が何名もおられたとお聞きしていますけれども、敦賀市として把握していましたか、伺います。 24 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) こちらで把握している人数ですけれども、敦賀北幼稚園の在園児のきょうだいの方や、すこやか子育て相談室での問合せにより、入園を希望している方は今のところ3名確認しております。 25 ◯13番(山本貴美子君) 3名確認されているんだったら、幼稚園を続けてもいいんじゃないかと思うんですけれども、これまでも2名、2名ですよね。5歳児、4歳児募集して。そういったことについて、何かもう休園ありきで進めてきたようにしか思えないんですけれども、いかがですか。 26 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 今のところ3名、耳に入る範囲では3名ということをお聞きしておりますけれども、先ほど教育長からも答弁させていただきましたとおり、例えば2人、3人という人数が入園を希望されていたとして、例えば全部でまた5人とか6人とか、そういう少ない人数でということになりますと、集団生活というには機会に乏しく、規範意識や協同性の育成が十分に図れないという状態は続くと考えられますことから、いずれにしても募集停止はやむなしだったと考えております。 27 ◯13番(山本貴美子君) 後で述べますけれども、3年保育をすればもっと子供たちが増えるということは皆さん言われているわけなんですね。こういったことをせずに、本当に募集がどんどん減っていって、少なくて集団生活できませんというようなことで進めてきていること自体が、休園ありきでここ数年来ているというふうにしか思えてなりません。  現在、2歳、3歳、4歳児、5歳児で保育園、幼稚園、認定こども園に通っていない未就園児、無園児の人数を伺います。 28 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 2歳児から5歳児までの未就園児の人数でございますが、本市の幼稚園、保育園、認定こども園に在籍していないお子様の人数で申し上げます。  令和5年4月1日の時点で、2歳児が139人、3歳児が24人、4歳児が10人、5歳児が3人となっております。 29 ◯13番(山本貴美子君) 4歳児、5歳児のところ、気になるところですけれども、これはまた別の機会にするといたしまして、3歳児が24人おられると。この中には、公立幼稚園に入園させたいから1年待っているという方もおられるわけなんですね。  先ほど3人確認しているというふうに、北幼稚園については3人と言われていましたけれども、恐らくもっといたのではないかと思います。多くて七、八人いるんじゃないかと、そういう声を聞いているという保育士さんのお話もありました。  2015年から始まった子ども・子育て支援新制度の下、保育園と幼稚園を一つにした認定こども園が全国で増えて、敦賀でも4つの認定こども園ができました。さらに2019年10月から、消費税増税に伴って3歳以上の保育料が無償になりました。保育園では3歳児クラスから保育料が無償になりますけれども、幼稚園や認定こども園では3歳になった日から無償になるということで、2歳児から入園する子供が増えています。そのため、4歳児からしか入園できない公立幼稚園の入園希望者が減ることは誰の目にも明らかでした。  そのため、公立幼稚園の存続のために保護者の要望に応えて公立幼稚園でも3年保育をすべきと、私を含めこれまで何人もの議員が繰り返して求めてきたところです。  ところが教育委員会は全く応じず、かたくなに2年保育を続けてきました。その結果、入園希望が激減し、休園を決定するに至ったと考えますが、その認識があるのかどうか伺います。 30 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 本市におきましては、従前から私立幼稚園や認定こども園において幼稚園児の3年保育を行っていることなどから、敦賀市全体として幼稚園児の3年保育、預かり保育について対応できていると答弁をしてまいりました。  3歳以上の保育料が無償化されたことから公立幼稚園以外の園を選択する保護者がおられると推察されますので、3年保育、預かり保育を実施しなかったことが原因とは考えておりません。 31 ◯13番(山本貴美子君) 考えていないというのがあまりにもちょっと。  今までみんな、私たち議員は、市民の皆さんの声、そして現場で働く保育士さん、保護者の皆さん、いろんな方の声を聞いて、この場に立って発言しているわけですね。それで、このままでは2年保育では駄目ですよ、3年保育をやってほしいという声がたくさんありますよということを今まで繰り返し繰り返し何年も求めてきているわけですよ。それがそういう認識がないということは、私たちが質問してきたのは一体何だったのかなというふうに逆に思うわけなんですけれども、私たちが言っていたことについては全く考えてこなかったのかどうか、伺います。 32 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 3年保育につきましては、ほかの幼稚園や認定こども園で賄って、敦賀市全体として対応できているということを申し上げてきたわけですが、それで賄えているということで、そのように答弁をしてきたということでございます。  当然、議員さん方の一般質問等で何度もそういうふうな質問をされてきたことは承知しておりますけれども、教育委員会の結論としては今も申し上げたように、ほかの園等で対応できているという結論に至っているというところです。 33 ◯13番(山本貴美子君) 確かにこれまでも判で押したように、私立の幼稚園、そして認定こども園の幼稚部、こういったところで3歳児の教育は満たされているんだという答弁でした。  確かに空きの人数、幼稚園の子供たちの1号認定の受入れ数、受け入れられる数と、そして実際に入っている子供たちの数を見ると、まだ余裕があるという形は確かにあるんです。  でも、これは本当に数字の上での、ただの数字の上ですよね。公立幼稚園、北幼稚園、そして松陵幼稚園、そこには子供たちが通っているわけなんですよね。そして、この北幼稚園、松陵幼稚園がいい、公立幼稚園がいいということで1年待っている保護者、そして子供たちがいる。そして、3年保育だったらいいのになとみんなが望んでおられる。このことをやっぱり。  公立幼稚園は教育委員会が運営していっているものですよね。民間ではないんです。敦賀市の教育委員会が責任を持って考えていかなければならないことで、漠然と数字を見て、ああ大丈夫ですって、そういうことではないと思うんです。  2018年9月議会で、公立幼稚園の存続の危機を訴えて3年保育にすべきと私が質問したとき、教育委員会事務局長は、保護者の要望や市内民間幼稚園の御意見もよく聞きながら、3年保育も含めて考えてまいりたいと答弁しています。  その後、保護者の要望をどのように聞いたのか、民間幼稚園の意見はどのようなものだったのか、3年保育についてどのような結論に至ったのか、伺います。 34 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 在園児の保護者の皆様と直接お話しする機会の多い園の先生方から聞き取りを行いましたところ、3年保育導入に対する要望は特にありませんとのことでした。  また、民間幼稚園の先生方からのお話も伺ったところ、公立幼稚園の3年保育導入につきましては、特に要望や意見はないということでした。  一方、教育委員会の中でも3年保育導入について検討しましたが、人件費や施設整備等の財政面や幼稚園教諭や配膳員等の人材確保が厳しいという意見もございました。  繰り返しになりますが、市全体で幼稚園児の定員数を確保できていることや、保護者の皆様等からの要望も特になかったということで、公立幼稚園では3年保育はやっていかないとの結論に至っているのが現状でございます。 35 ◯13番(山本貴美子君) 実際、保育園とか幼稚園とかそういったところでお聞きすると、3年保育の要望はあるというふうに伺っているんですけれども、教育委員会には届いていない。  民間幼稚園として、公立幼稚園の3年保育の要望はありませんよということを民間幼稚園が言ったということですけれども、私が聞いているのはそうじゃなくて、民間幼稚園がやらないでくださいと言っているんですかと。今までもずっと民間幼稚園の経営を圧迫してはならないから2年保育しかできないんだというようなことを聞いたことがあるんですけれども、民間幼稚園が自分たちの園児を獲得するために、公立幼稚園では3年保育はやらないで2年保育のままでいてほしいという、こういう意見があったのかどうかということ。  そして結論ということで、人件費が、施設がと言っていますけれども、北幼稚園でも行って見たところ、3部屋きちっとあるんですよね。4部屋も5部屋も。今まで園児がたくさんいたわけですから、部屋はたくさんある。今までやってきたわけですから、100人を超える幼稚園児がいたことがあるわけなので、今さらできないということはないと思うんですけれども、どうしてそういう結論に至ったのか、ちょっと理解できないんですけれども、もう一度確認をお願いします。 36 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 議員さんのほうから、民間の幼稚園のほうから3年保育をやらないでというふうな意見があったのかということでありますが、やらないでということは特におっしゃってはおられません。  ただ、やはり今現在、私立の幼稚園、認定こども園でも定員にはまだ満ちていないということが現実的にありますので、そこで受け入れてもらえるということはできるのかなという意見は変わりませんし、あとは施設の件ですね。  北幼稚園の施設ですけれども、実際3室ありますね。3室あるうち2室を4歳、5歳で使っておりまして、1つは先ほども申し上げましたように、すこやか子育て室という相談室用に使っているということがあります。  3歳児さんが来れば、給食もそれ用に配膳室の拡充なんかもありますし、あと当然、3歳児さんを引き受けるとなるとすれば、職員の配置、特に保育士、保育教諭、幼稚園教諭の対応もあります。  これも私が言うことかどうか分かりませんが、市全体の保育士の配置等も含めていろんな兼ね合いもあるということから、そういう理由でも財政面、また人事配置の面においても、3歳児保育を今の北幼稚園や松陵幼稚園でやっていくことというのは、そういう意味でもちょっと難しいのかなと思っています。 37 ◯13番(山本貴美子君) 民間幼稚園からやらないでとは言われていませんということですけれども、結果的にいろいろお話を聞いていると、忖度しているのかなというふうに思えてなりません。  2021年の6月議会に林惠子議員が、3歳以上の保育料の無償化によって、2歳児から幼稚園や認定こども園に入園するケースが増えて、よそから転入してきた3歳児が幼稚園や認定こども園に入りたくても入れないということを紹介したところ、教育委員会事務局長は、公立幼稚園の在り方についても研究する必要があると答弁されました。  この公立幼稚園の在り方、どのように研究して、どのような見解に至ったのか、伺います。 38 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 今後の公立幼稚園の在り方につきましては、国も現行の子ども・子育て新制度において、地域の実情に応じて認定こども園の普及を図ることと示しておりますので、市長部局の公立保育園の統廃合と認定こども園化の方針に合わせて、公立幼稚園の今後の方向性を検討するということにしたものです。 39 ◯13番(山本貴美子君) なぜ、じゃ北幼稚園について、そういう認定こども園の話が全くないまま休園になったのかという疑問があるわけなんですけれども、もう時間もありませんので。  公共施設等総合管理計画で、幼稚園は、今後の園児数の動向を見極めながら、ほかの子育て施設との統廃合を検討するとありますけれども、北幼稚園についてどのように検討したのか伺います。 40 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 今ほども申し上げましたが、公立幼稚園につきましても、市長部局の公立保育園の統廃合と認定こども園化の方針に合わせて、今後の方向性を検討することとしたいと考えております。  しかしながら、敦賀北幼稚園は園児数減少の速度が想定より速く、1園では学びの芽を育み、言葉による伝え合いや協同性、道徳性や規範意識等を友達と関わる中で獲得するといった幼稚園の役割を果たすことが困難になったことから、令和6年度より園児募集を停止することとなったものです。  以上です。 41 ◯13番(山本貴美子君) 公立保育園の統廃合の計画の中に、北幼稚園というのは全然登場してこないんですね。ですから、統廃合計画が何年か前、三、四年前ですか、できたときから、北幼稚園はなくなるということを予測していたのかどうか。そのことについて伺います。 42 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 結果的には北幼稚園、今ほども申し上げましたけれども、新入園児の人数があまりにも予想より少なく、それまではこれまで程度、大体1園当たり20人ぐらいいるようであれば、まだ存続もあり得たかなと思うんですけれども、それまでに松陵幼稚園、北幼稚園を含めて公立園の在り方を考えていくという方向にしていく中で、あまりに速度が速くて入園の募集をやめたということでございますので、公立幼稚園の在り方、今後また考えていくというつもりでございました。 43 ◯13番(山本貴美子君) 統廃合計画の中に松陵幼稚園はあったんですけれども、北幼稚園についてはなかったけれども、考える予定ではあったということですね。  大事なところなんですけれども、公立幼稚園と民間幼稚園の違いですね。公立幼稚園の存在意義について教育長の見解を伺います。 44 ◯教育長(上野弘君) 私の見解ということですので、お答えさせていただきます。  所管は違いますけれども、公立、民間共に国の示す幼稚園教育要領に基づいて教育を行っており、敦賀の子供たちにあるべき教育を届けるという意味において、両者の存在意義に違いはないという見解を持っています。  今後も公立、民間に関係なく幼保小の連携を推進し、学びのつながりを大切にしながら子供たちの健やかな成長を育んでいきたいと考えています。 45 ◯13番(山本貴美子君) 前もそういった答弁だったと思うんですけれども、変わりがないのだなというところで愕然としたんですけれども。  要するに、私、これをお聞きして何と思ったかというと、公立幼稚園はなくてもいいんだなと言っているようにしか聞こえないんですね。公立も民間も変わりはないんですよと。なぜ教育長がそこまで言ってしまうんですか。公立幼稚園は、これだけのすばらしいところがあって存在意義があるんですよということをなぜ教育長が言っていただけないのか、すごく残念でなりません。  民間幼稚園や認定こども園は、それぞれに特色があります。宗教色があったり、また、かわいいけれども安くはない制服とかかばんが必要だったり、文化、芸術、スポーツなど多彩な有料のクラブ活動があったり、もちろんそこに魅力を感じて通わせている家庭も多くある。そのことは否定することは全くないし、それはそれでいいと思うんです。  でも一方、公立幼稚園というのは標準的な幼児教育をやっている。この標準的というところもとても大事なところだと思うんですね。あと、小さいから大規模なイベントがないんですけれども、質素だけれども、それがいいという保護者もいるんです。有料のオプションがなくて、子供たちはお迎えが来る2時45分までゆったり過ごすことができる。小規模のため、子供や保護者との関係も密で、丁寧な関係を築けています。小さいコミュニティーを求めるお母さんにとって、ほっとできる場所になっているんですね。  先生も公務員で、ベテランぞろいです。気がかりな子供を受け入れられるというのも公立ならではではないですかね。  公立幼稚園の存在意義は大きいと考えますけれども、教育長の見解を改めてお聞きします。 46 ◯教育長(上野弘君) 議員よく御承知だと思うんですけれども、幼稚園教育要領には、生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要なものというふうになされています。これについては、幼児の健やかな成長に資する良好な環境の整備ということも示されておりまして、民間及び公立について言うならば、先ほど申しましたとおり違いはないというふうなことを私どもとしては捉えております。  ですので、先ほども申しましたけれども、適度な集団を構成できないことは大きな問題でございますけれども、それ以上に国が示す幼稚園教育要領の目標、例えば、先ほども申しました言葉による伝え合いや道徳性、さらには規範意識の芽生え等を身につけることが我々としてはできないのが課題であるというふうに認識しておりますので、今回の判断に至ったということであります。  以上でございます。 47 ◯13番(山本貴美子君) 人数が減ればできなくなってくるということは前からも明らかで、だからこそ3年保育をやって子供たちを増やすべきじゃないかというふうなことを言ってきたわけなんです。  北地区には、北幼稚園のほかに幼稚園も認定こども園もほかにありません。中学校区で見てもないわけです。  北幼稚園は、角鹿小中学校下にある唯一の幼児教育の施設で、残すことが必要ではないですか。園児募集の停止を取り下げて、保護者の要望の多い3年保育を実施することを決めて、3歳児、4歳児の園児を募集すべきと考えますが、いかがですか。 48 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 議員御指摘のとおり、敦賀北幼稚園が休園となれば、北地区にはほかに幼稚園や認定こども園がないことになります。  しかしながら、今ほども教育長からも申し上げましたけれども、文科省が推進する幼保小の接続、いわゆる架け橋プログラムの充実が望まれる幼児教育におきましては、園児数が極端に少ない当該園では、適度な集団で獲得するであろう機会が乏しく、また、規範意識や協同性等の育成を十分に図ることができない、難しいこともあって、幼稚園の機能を果たすことが困難であること。また、繰り返しになりますが、市全体で幼稚園児の定員数が確保できるということなどから、北幼稚園の存続については難しいと考えております。
    49 ◯13番(山本貴美子君) そういったことでやらないのであれば、北幼稚園の近くにある気比保育園を認定こども園にして、気比保育園の幼稚部をつくるということも検討できないか、伺います。 50 ◯福祉保健部長(池田啓子君) 令和2年度に策定いたしました敦賀市公共施設等総合管理計画に基づく個別施設計画の中では、気比保育園は保育園のまま当面運営を継続することとしておりまして、認定こども園化の予定はございません。  以上です。 51 ◯13番(山本貴美子君) 次に、松陵幼稚園について伺います。  北幼稚園と同じように、松陵幼稚園についても園児が減り、5年前の約半分になっています。北幼稚園が休園になれば、公立幼稚園はこの松陵幼稚園だけになります。  松陵幼稚園を残すためにも3年保育を実施すべきと考えますが、見解を伺います。 52 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) これも繰り返しになりますが、市全体として3歳児からの3年保育につきましては対応できていると考えておりますので、松陵幼稚園につきましても3年保育への変更の予定は今のところしてございません。  以上です。 53 ◯13番(山本貴美子君) これも答弁がずっと変わらないまま行くということですね。  公立保育園の統廃合の計画では、櫛川保育園を近隣の教育・保育施設と統合して認定こども園をつくることが明記されていますけれども、この近隣教育施設とは松陵幼稚園ということでいいわけですね。 54 ◯福祉保健部長(池田啓子君) 櫛川保育園につきましては、松原エリア内にある近隣教育・保育施設と統廃合し、認定こども園化をする計画となってございます。  松陵幼稚園は櫛川保育園と同一エリアとなりますので、統廃合候補施設の一つとして、教育委員会の方針を踏まえた上で検討を進めてまいります。  以上です。 55 ◯13番(山本貴美子君) 幼稚園をこの間、訪問いたしまして、また、かつて幼稚園で働いていたという保育士さんのお話もお聞きしました。先生や保育士、保護者のほうが教育委員会よりもよっぽど公立幼稚園の必要性を理解しておられると思いました。  こういうふうに皆さんが熱く北幼稚園を残してほしい、松陵幼稚園を残してほしいと言われる。それだけのことをやってきているんだということを教育長は誇りを持っていただきたいと思います。  公立幼稚園をなくさないでほしいとの願いに応えて、園児募集の停止を撤回し、3年保育を実施するよう求めて、次に行きます。  給食センターの建て替えについてです。  6月議会に給食センターの建設基本計画策定事業費が計上されました。そこで、供用開始までのスケジュール、現在の進捗状況を伺います。  また、現在、自校式給食の学校名と、給食センターの建て替えによる影響について伺います。 56 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) それでは、まず供用開始までのスケジュールと現在の進捗状況について答弁します。  現在の計画では、今年度末から令和6年度にかけ、基本設計、実施設計を行い、令和7年度に建設工事を実施し、試運転や調理訓練の期間を経て、令和8年度をめどに供用開始を目指しているところです。  現在の進捗につきましては、基本計画策定に向けた準備として、今月末にプロポーザル審査会を経て、基本計画の受託者を決定予定です。また、候補地の選定についても進めております。  続きまして、自校給食校の学校名とセンターの建て替えによる影響ということでございますが、現在、自校式給食校は9校ございます。  小学校は6校で、敦賀南小学校、松原小学校、沓見小学校、東浦小学校、粟野南小学校、黒河小学校でございます。中学校は気比中学校、松陵中学校、東浦中学校の3校となっております。  また、給食センターの建て替えによる影響でございますが、1つ目は、現在の学校給食センターの老朽化に対処できるというもの。2つ目に、学校給食衛生管理基準に基づく整備及び食物アレルギーへの対応を改善することができるというもの。3番目に、学校給食の調理方式をセンター方式に統一することで、食物アレルギー対応や給食費などの違いや差を解消することができるということ。4番目に、完全米飯給食に対応することができるといったことが見込まれます。  以上です。 57 ◯13番(山本貴美子君) 給食センターの建て替えに合わせて、これらの9つの学校でやっている自校式給食をなくして、全ての学校給食をセンター方式にする計画について、なぜ自校式給食をなくすのかという疑問の声が寄せられています。  生徒や保護者、働いている職員、食育で関わってくださっている地元農家の方々、こういった皆さんにどのように説明をしたのか、どのような意見があったのか、伺います。 58 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) まず自校式給食校の児童生徒に対しましては、直接説明することは行っておりませんが、保護者の皆様に対しましては、敦賀市学校給食あり方検討委員会において、市PTA連合会の会長や子育て委員長に委員になっていただき、建て替えの方針や運営の方向性について協議をいただいております。  あり方検討委員会では、自校式給食校とセンター式給食校のアレルギー対応の違いがあることは改善すべきなどの意見がございました。  また、本年度の敦賀市PTA連合会総会におきまして、教育長のほうより新センターの整備方針及びセンター方式の統一について説明を行いました。  また、校長会や調理員さんにつきましては、全校の学校給食をセンター校式とする方向であることを関係会議等で説明をしております。  地元農家の方を含む地域の方々につきましては、特に説明等は行っておりませんが、食育や地場産農家とのつながりに関しましては、自校式、センター式を問わず今後も引き続き市全体で推進していくべきものと考えております。  以上です。 59 ◯13番(山本貴美子君) 食育の観点、リスクの分散、災害時の避難所給食など自校式給食は必要だということで、2022年9月議会で、学校給食あり方検討委員会で、給食センターの建て替えについては、全校センター方式ありきではなく、センター方式、自校方式のメリット、デメリットを提示して検討するように求めました。  その後、今年3月、あり方検討委員会から調理方式をセンター方式に統一する答申が出され、現在進められているわけなんですけれども、私が示したデメリットについてどのように検討されたのか、伺います。 60 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 昨年度の第2回及び第3回敦賀市学校給食あり方検討委員会におきまして、自校式とセンター方式のメリット、デメリットについて、1か所に集中することへのリスクや給食室を身近に感じることの有無による食育への影響などについて資料にて提示を行い、様々な観点から協議を行いました。  まず、調理場が1か所に集中するリスクは確かにございますが、現在の自校式給食校は小規模校がほとんどでありまして、既に3000食以上がセンター式にて集中して提供している現状に鑑みますと、新センターに統一することのメリットのほうがより大きいと判断をいたしました。  また、避難所給食の機能につきましては、仮に自校式給食校が避難所となったとしても、災害時に調理員が確実に出勤することが難しいことや、また大規模な食品備蓄庫がないことから、そもそも給食室による食事の提供が困難な実情がございますので、デメリットとしては小さいと考えております。  むしろ防災計画上、炊き出し班となっている給食センターの機能を強化し、迅速に調理した食料を各避難所に配送するほうが、より現実的で効果が高いと考えております。  また、食育の観点では、身近に給食室があることで匂いが感じられるなどのメリットはあるものの、かねてからセンター方式で運営している給食室のない学校が食育の面で劣っているとは捉えておりません。従来から実施している栄養教諭による食育に関する授業の充実や、より機能強化された新しいセンターを見学してもらうことなどで、市内のどの学校においても今まで以上に効果が上げられるものと考えております。  以上です。 61 ◯13番(山本貴美子君) 食育の観点ですけれども、例えば自分たち、子供たちが田植えをしたお米を食べたりとか、マナを収穫して給食に出したりとか、こういったことも今後もできるということで考えていいですか。 62 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 今、特に小規模な自校給食校で行われているそれらのことがそのまま引き継げるかどうかということは、また検討の余地はございますが、それらも含めて今後、食材の調達等については検討していく必要があろうかとは思っております。 63 ◯13番(山本貴美子君) 次に行きます。  学校給食における米飯給食の割合について、市内全体と自校式、センター給食ごとに伺います。 64 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) まず自校式給食校の米飯につきましては、自校で炊飯する学校と給食センターから配送される学校の2種類がございます。  米飯給食の割合につきましては、令和4年度の実績でお答えをします。なお、自校式給食校で米飯のみセンター配送の学校については、センターのほうに含ませていただきます。  まず、敦賀市全体の平均は週3.65回、自校式給食校の平均は週4.24回、そして給食センターの平均は週3.38回でございます。 65 ◯13番(山本貴美子君) 学校給食における地産地消率について、市内全体と自校給食、センター給食ごとに5年間の推移を伺います。 66 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) では、過去5年間の学校給食の地産地消率につきまして、こちらは福井県が毎年6月と11月に行っております学校給食食材産地別使用量調査の県内産年平均でお答えをいたします。  まず、平成30年度、市内全体は37.6%、自校式校は34.4%、センター校は40.2%でございます。  令和元年度は、市内全体が21.8%、自校式校が22.2%、センター校が22%でございます。  令和2年度、市内全体が36.7%、自校式校が38.6%、センター校が35.9%でございます。  令和3年度、市内全体が23.3%、自校式校が24.5%、センター校が23%でございます。  令和4年度が、市内全体が21.4%、自校式校が23.5%、センター校が20.8%という結果でございました。  以上です。 67 ◯13番(山本貴美子君) これまで御飯給食の日を増やすように求める中で、現在の給食センターでは炊飯能力に限界があり、増やせないと言われてきました。あり方検討委員会の答申では、完全米飯給食が望ましいとありますけれども、新しい給食センターでは米飯給食を増やせるのかどうか。  また、大規模な給食センターになるということで、さらに地産地消率が下がるのではないかと思うわけですけれども、向上させることができるのかどうか、伺います。 68 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 給食センターの建て替えによりまして、新しいセンターでは、敦賀市内全ての小中学校に米飯を提供できる能力を備えた炊飯機器を導入する予定でございますので、完全米飯に十分対応できるものと考えております。  また、地産地消の推進につきましては、従来から継続して取り組んでいる課題でありまして、大規模化した新センターにおいてもこれまで同様に取り組むべき課題であると認識をしております。  調理規模は大きくなりますが、調達する食材の一部であっても地元産の食材を優先的に調達していくことや、給食で取り扱うことができる食材の範囲を広げていくこと、また、新しい加工品の開発などで地産地消率の向上は可能であると考えております。  また、給食センターの建て替えに伴う設備の機能強化によりまして、副菜の種類の追加や冷凍保管庫のスペースを増加させることで、より地場産食材を取り扱いやすい環境を整備していきたいと考えております。  以上です。 69 ◯13番(山本貴美子君) 給食あり方検討委員会の中に、地産地消ということが全然明記されていなかったので心配だったんですけれども、これから新しくなる給食センターでは、様々な機会を通じて、機械を機能させて地産地消は高める努力をするんだということでいいですか。 70 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) そうです。  すみません。先ほどの答弁の中で、子供たちが田植え、田刈りをしたというようなものも給食の中に含まれるかということで、考えていきますというふうに答弁をさせていただきましたけれども、今現在、例えば中池見などで収穫した米などが給食で提供されているというものではなくて、調理実習であるとか自宅に持ち帰ってもらっているというのが今の現状だそうです。  失礼しました。 71 ◯13番(山本貴美子君) 食育、そして地産地消、ぜひ向上させていただきたいですし、完全米飯給食もぜひよろしくお願いいたします。  学校給食におけるアレルギー対応について、除去食、代替食の実施状況を市内全体、自校式、そしてセンター給食校ごとにお聞きします。 72 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 敦賀市全体のアレルギーへの取組としまして、敦賀市小中学校食物アレルギー対応検討委員会を年1回開催しまして、敦賀市小中学校食物アレルギー対応の手引の見直しや、学校での運用について検討しております。  また、自校式給食校では、除去食及び代替食の対応を行っております。除去食の内容は、除去しても献立に支障のないもの、例えばゴマあえからゴマを除く、すまし汁からさつまあげを除くといったようなものになります。また、代替食につきましては、調理が必要なため、対応できる範囲が限られておりまして、主菜、いわゆるメインのおかずのみアレルギー対応を可能としております。  また、大量に調理を行う給食センターにおきましては、安全に代替食を提供するためにはほかの設備と区切られたアレルギー専用の調理室が必須、必要となりますが、センターの中に設置するスペースが現在確保できないことから、除去食及び代替食の個別対応は行っておりません。  ただし、発症数の多い卵や牛乳を使ったおかずの提供回数を減らすような献立作成に努めておりますし、また、月に1回提供されるカレーにおいては、28品目のアレルギー食品を含まないものに変更し、みんなが食べられるようにしているところです。  以上です。 73 ◯13番(山本貴美子君) こうした中、長年、学校給食センターでもアレルギー給食、代替給食を求めてきましたけれども、今のセンターではできない、同じ答弁がありましたけれども、繰り返されてきました。  給食センターの建て替えによって代替給食の提供が可能となるのか。先ほど自校式給食とセンター給食の差をなくすと言われましたけれども、それが例えば悪いほう、今まで十分にできていたものができなくなるというのはあってはならないことだと思うんですけれども、その点伺います。 74 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 新しい学校給食センターにおきましては、除去食、代替食の対応を可能とするような専用調理室の設置を予定しております。  なお、代替食を行うアレルギー対応品目の範囲につきましては、食品表示法において定められている表示対象の28品目全てに対応することは現実的ではございませんので、取り違え等のリスクを考慮した上で、特に重篤度の高い特定原材料8品目に対応できるような体制づくりを目指しております。  以上です。 75 ◯13番(山本貴美子君) 学校給食あり方検討委員会の答申の中で、学校給食における食物アレルギー対応指針に基づくレベル4の代替食対応が望ましいと書かれていたんですけれども、ここまではできないということですか。 76 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) レベル4を目指してやっていきたいと考えております。 77 ◯13番(山本貴美子君) ぜひよろしくお願いいたします。  学校給食センターが新しくなることで、今までできなかった完全米飯給食、そしてアレルギーの代替食を作ることができるようになるということは、とても喜ばしいことなんですけれども、一方、大規模化によるデメリットについての懸念は残ります。全てを給食センター校にせず、自校式給食を残すべきと考えますが、いかがですか。 78 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 先ほども申し上げましたが、あり方検討委員会のほうで自校式校とセンター校のメリット、デメリットを比較した上で、センター校に統一することが望ましいという答申を受けてのセンターへの統一化という方向で今現在計画を進めておりますので、自校給食校は存続せず、センター校で統一していくということで進めさせていただきたいと考えております。 79 ◯13番(山本貴美子君) 以前の学校給食センター、学校給食のあり方検討委員会の中で、自校式を残すことが望ましいという答申があるにもかかわらず、給食センターを全校統一してやっていくというような話が進む中で、そしてまた、給食センターのあり方検討委員会がまた新たに立ち上がって、今度は給食センターに統一するんだというふうな最終的な結論が出たということですけれども、私は自校式給食を残してほしいなという保護者の声をぜひ受け止めていただきたいと思います。  給食調理業務が民営化されて19年になります。私たち当議員団は、当初から給食の調理業務は公的責任ですべきと、給食センターの調理業務の民営化については偽装請負の懸念から反対してきました。  今回の建て替えに合わせて給食センターの調理業務を直営に戻すべきと考えますが、敦賀市の見解を伺います。 80 ◯市長(米澤光治君) 敦賀市の見解ということですので、私のほうから答弁をさせていただきます。よろしくお願いします。  調理業務を含めました給食センターの今後の運営ということの御質問だったと思うんですけれども、基本計画策定、これからやってまいりますけれども、そこにおいて事業手法の整理ということもやっていきます。  一連、学校給食について御質問をいただいているんですけれども、学校給食は敦賀の未来を担う子供たちの育成に大きな役割を持っているという認識はもちろん持ってございますし、その学校給食を安定して提供していくというためにも、現行の給食センター、御承知のようにいろいろ課題がございますので、学校給食センターの建て替え、これは喫緊の課題というふうに捉えています。  加えまして、昨今の事情ですけれども、食材費も上がってきている。それから燃料費等の物価が上がってきているということ。それから、先ほども御指摘ございましたアレルギーへの対応、これもしっかりやっていかなきゃいけないということで、現在の学校給食を取り巻く環境は本当に変化してきているなということは私も感じております。  敦賀の子供たちにとって給食がよりよいものになるように庁内の関係部局が連携して取り組んでおりますので、また御理解、御協力のほどよろしくお願いしたいと思っております。 81 ◯13番(山本貴美子君) 今、市長の答弁の中で、ちょっと気になる点があったんですけれども、事業手法を見直す、考えるというところですけれども、例えば指定管理者制度を導入するとか、そういったことも考えているということですか。単なる民間委託だけではないということ。 82 ◯市長(米澤光治君) 基本計画をこれから策定していくというところで、どういうふうに運営していくのかということを考えていくんですが、まだ具体的にこれあれそれというわけではなくて、これからそういうことも議論していくということで、そういうふうにして事業手法を整理していくということで答えさせていただきました。 83 ◯13番(山本貴美子君) 指定管理者制度になると、ますますこれはいろんな問題が生じてくると思うので、そういったところは検討外にしていただきたいなというふうに思うんですけれども。  偽装請負の懸念もさることながら、広島では民間業者が突然、給食提供を停止して、その影響は広範囲に及びました。安心、安全の学校給食のためにも、調理業務について自治体が責任を持って行うべきと考えます。よろしくお願いいたします。  次に、新幹線開業に伴う負担について行きます。  1つ目に、敦賀市の負担増の問題です。  来年3月に新幹線が開業するため、9月議会に新幹線の駅前広場の予算が計上されました。そこで、今後発生する経常的な敦賀市の負担について、何が幾ら必要になるのか伺います。また、財源についても伺います。
    84 ◯都市整備部長(小川明君) 新幹線開業に伴い、今後発生する経常的な敦賀市の負担はという御質問でございます。  現在整備を行っております新幹線敦賀駅東口駅前広場関連の経費が一つ、そしてもう一つ、株式会社ハピラインふくいへ支出する経営安定基金、この2つかと考えているところでございます。  まず最初に、敦賀駅東口駅前広場関連の経費でございますが、駅前広場の年間維持管理費として3400万円、そして東口駐車場の管理経費として年間300万円を見込んでいるところでございます。  次に、株式会社ハピラインふくいへの安定経営や運賃抑制等を目的とした福井県並行在来線経営安定基金への本市の負担額については、今年度から12年間で6億3800万円を予定しているところでございまして、1年当たり平均5300万円の負担となっているところでございます。  これらの財源というところでございますが、一般財源を充当する予定となっております。  以上でございます。 85 ◯13番(山本貴美子君) 今お聞きした新幹線の駅前広場関係ということで3400万円と、あと300万円で3700万円になりますかね。駅西から駅東の間への動く歩道についても、この中に含まれていると考えていいわけですか。 86 ◯都市整備部長(小川明君) 連絡通路内のムービング歩道の電気代等については敦賀市の負担というスキームで進めておりまして、今答弁いたしました3400万円の中にそうした電気代も含んでおるところでございます。  以上です。 87 ◯13番(山本貴美子君) これから毎年、駅前広場、新幹線側の、そういったところに3700万円、そしてハピラインの負担ということで毎年5300万円が必要になってくるわけなんですけれども、この敦賀市の財政的負担を軽減させるための対策について伺います。 88 ◯都市整備部長(小川明君) 経常的経費の負担軽減策はという御質問につきましては、北陸新幹線敦賀開業に伴い供用開始となる敦賀駅東口駐車場及び駅西側の立体駐車場や白銀駐車場との連携により、それぞれの駐車場稼働率を向上させ、料金収入を増加させることで財源を確保していきたいと考えているところでございます。  また、並行在来線の経営安定基金の財源については、一般財源からの充当となっておりますが、その財源となる本市の歳入については、北陸新幹線資産に係る固定資産税の増収も見込んでいるところでございます。  加えて、これまでから並行在来線については運営や設備投資等に対する国の財政支援制度の創設や拡充を求めてきたところでございますが、開業後も引き続き、国、県、関係機関に対し、そうした支援策の要望活動を行っていきたいと考えているところでございます。  以上でございます。 89 ◯13番(山本貴美子君) 駅西の立体駐車場については、駅前広場のottaとかああいったところ、あそこの負担、ちえなみきの負担軽減のほうに回っているはずですよね。だから新幹線のほうは本当に駅東だけで軽減を図っていかなければならないのかなというふうに思うんですけれども、営業努力といいますか、そういったこともされていくのかなというふうに思います。  あとは固定資産税、大体どれぐらい入るのか分かっていますか。 90 ◯都市整備部長(小川明君) 先ほど答弁いたしました経営安定基金、12年間で6億3800万円ということでお答えしたんですが、固定資産税増収分についてもそれらに相応する額、それぞれの各市町の固定資産税増収分を見込んで県と市との割合は決められているところでございますので、おおむねそれぐらい程度は固定資産税増収分として得られるのではないかと推測しているところでございます。  以上です。 91 ◯13番(山本貴美子君) ハピラインの負担分は固定資産税で賄えるんじゃないかというふうな答弁ですかね。 92 ◯都市整備部長(小川明君) 原則、福井県内の自治体において、並行在来線の負担金はそれぞれの自治体の固定資産税増収分相当額で見合う額でバランスを取って配分協議してきたところでございますので、場合によっては固定資産税よりも多く負担している自治体もございますが、敦賀市においては固定資産税の増収相当分イコール並行在来線の負担金、おおむねそれと合致しているかと理解しているところでございます。  以上です。 93 ◯13番(山本貴美子君) JRの新幹線、特急の駅である駅前広場ですけれども、敦賀市の財政は今のところ健全ですけれども、新幹線開業後に伴う負担がこれからどんどん増えていくということで、財政が圧迫されて、そのしわ寄せで福祉が削減されることが危惧されるわけです。敦賀市の負担がこれ以上増えないよう、国や県、そしてJRに財政負担をしっかり求めるべきだと思います。  次に、在来線の運賃値上げの問題です。  新幹線開業に伴い在来線が廃止となり、第三セクターハピラインふくいの運行が始まります。9月2日、読売新聞に並行在来線の運賃が15%値上げされるとありましたけれども、改めて敦賀武生間、敦賀福井間、これは学校に行く子供さんや仕事で行く方が多いのかなと思うので、敦賀武生間、敦賀福井間の運賃、通勤定期、通学定期について、幾ら値上がりし、幾らになるのか伺います。 94 ◯都市整備部長(小川明君) それでは、株式会社ハピラインふくい第17回取締役会において可決された開業1年目から5年目までの運賃について、敦賀武生間、敦賀福井間、それぞれ区間ごとに回答させていただきます。  まず初めに、敦賀武生間については、普通運賃が現行の680円に対して100円増額し780円となります。次に1か月の通勤定期運賃は、現行の1万9330円に対し、開業後は2900円増額し2万2230円となります。次に1か月の通学定期運賃については、現行の8320円に対し、開業後は420円増額となりまして8740円となります。  今申し上げたのが敦賀武生間の運賃の変更でございます。  次に、敦賀福井間について申し上げます。  普通運賃が現行の990円に対し、開業後は150円増額し1140円となります。1か月の通勤定期運賃は、現行の2万6190円に対し、開業後は3930円増額し3万120円となります。通勤定期です。次に通学定期運賃は、現行の1万1700円に対し、開業後は590円増額いたしまして1万2290円となります。  以上が敦賀武生間と敦賀福井間についての運賃の変更でございます。  以上でございます。 95 ◯13番(山本貴美子君) 現在の通勤定期、通学定期の利用者数について把握されていますか。伺います。 96 ◯都市整備部長(小川明君) 現在の通勤定期、通学定期の利用者数については、福井県並行在来線経営計画、令和3年10月に策定したものであるんですが、その経営計画の中で確認しております。それによりますと、通勤定期利用者は661人、通学定期利用者は688人となっております。  以上です。 97 ◯13番(山本貴美子君) この通勤定期、通学定期の値上げ分について、もし敦賀市が負担すると幾らになりますか。 98 ◯都市整備部長(小川明君) 今の人数に先ほどの増額を加えまして申し上げますと、通勤通学定期を足しまして1か月当たり約300万円ほどの負担となります。1年間に直しますと約3600万円という格好になります。  以上です。 99 ◯13番(山本貴美子君) これまでも新幹線の開業を見据えたいろんな財政負担ということでありました。今後、新幹線の負担について軽減することは大事ですけれども、一方で、新幹線の開業に伴って市民の負担が増えることには納得できないと感じている市民が少なくありません。通学定期、通勤定期の値上げ分について敦賀市として補助すべきと考えますが、見解を伺います。 100 ◯都市整備部長(小川明君) 先ほどお答えした福井県並行在来線経営安定基金は、株式会社ハピラインふくいの安定経営や利用者の運賃抑制を目的としたもので、県や沿線自治体が税で負担を行っており、これにより利用料と税等による負担については整理されているものと理解しているところでございます。  また、通勤定期については、これまでの運賃の1.15倍となるところでございますが、通常は通勤先から通勤手当が支給されており、個人の負担としては軽減されるものと考えているところでございます。  また、通学定期については、これまでの運賃の1.05倍と値上げが抑制されておりますので、市としては独自に補助を行っていくという考えはなく、県内他市町においても値上げに伴う補助は考えていないと聞いているところでございますので、一旦はこのような格好で税と料金との負担割合については整理されたと理解しているところでございます。  以上です。 101 ◯13番(山本貴美子君) 新幹線は要らないというふうに言われる市民が今でもおられるんですね。こうした中で、新幹線の開業によって在来線が廃止となって、第三セクター化されて運賃が値上がりするということに納得できないという市民も少なくありません。あらゆる物価が高騰して市民の暮らしが大変なところに、何とかしてあげたいというのが情けというか情じゃないですかね。自治体のあるべき立場だと思うんです。  敦賀市の役割は、住民の福祉の増進です。市民の暮らしの負担を少しでも軽減する。これは行政の役割です。その立場に立って、ぜひ考えていただきたいと思います。  次に、マイナ保険証の問題についてです。  マイナンバーカードについては、6月議会で松宮市議が質問したばかりですけれども、この9月議会に、「健康保険証を持てない人」をつくり出す健康保険証廃止の中止を求める請願が出されました。  そこで、改めて私もマイナ保険証について質問したいと思います。  まず、敦賀市のマイナンバーカードの直近の普及率について伺います。 102 ◯市民生活部長(中野義夫君) それでは、マイナンバーカードの普及率についてお答えをいたします。  まず、本市のマイナンバーカードの普及率につきましては、これまで申請率、交付率をお示ししてきましたが、国では7月から新たに保有枚数率を公表いたしました。これまでの交付率では死亡や有効期限切れなどといったことにより廃止されたカードの数が含まれており、実数と差異が生じていたことから、国は、こうした廃止されたカードを除いた保有枚数率を公表することとしたところです。  そこで、本市の普及率につきましても、これまでの申請率、交付率に加え、保有枚数率についても申し上げます。  それでは、令和5年8月末現在における本市の状況につきまして申し上げます。申請率は87.40%、交付率は75.77%、保有枚数率は72.75%でございます。  以上です。 103 ◯13番(山本貴美子君) 申請率、また交付率、保有枚数率、それぞれに差があるわけなんですけれども、この間、マイナンバーカードについての様々なトラブルが明らかになる中、不安や不信からマイナンバーカードを取り消したり自主返納された方が全国的に増えているとの報道がありましたけれども、敦賀市ではどれぐらいの方がおられるのか伺います。  また、これについて、今言われた保有枚数率ですか、この中には返納した分が含まれているということなのかも確認でお願いします。 104 ◯市民生活部長(中野義夫君) まず、マイナンバーカードの申請を取り消す際には、市役所で手続を行っていただく必要がございます。手続の際には窓口で取消しの理由を聞き取りしておりまして、議員が先ほどおっしゃられた不信感といった理由から申請を取り消された方は、今年の8月末現在で1名いらっしゃいます。また、同じく同様の理由でマイナンバーカードを自主返納された方は2名いらっしゃいます。  また、保有枚数率につきましては、廃止されたカードを除いておりますので、こうした自主返納された枚数といいますのは除いた数で申し上げております。  以上でございます。 105 ◯13番(山本貴美子君) 6月2日に国会で、健康保険証を来年の秋廃止し、マイナンバーカードと一体化する法律が国会で可決されました。  そこで、マイナ保険証または資格確認書の発行までの流れについて伺います。 106 ◯福祉保健部長(池田啓子君) いわゆるマイナ保険証への登録についてでございますが、各自マイナポータルに接続し登録するか、医療機関、薬局等でマイナンバーカードを健康保険証として登録することで利用することができます。  資格確認書につきましては、申請により交付するものとなっておりますが、令和5年8月24日に開催された社会保障審議会医療保険部会マイナンバーカードと健康保険証の一体化に関する検討会の最終取りまとめによりますと、健康保険証廃止以降、当分の間、マイナ保険証を保有していない方全てに資格確認書を申請によらず交付する方針となっております。  以上です。 107 ◯13番(山本貴美子君) 私がお聞きしたのは、マイナ保険証、資格確認書の発行までの流れなんですけれども、マイナ保険証を取得するまでの流れについて伺います。 108 ◯福祉保健部長(池田啓子君) まず、マイナンバーカードを申請していただき、そしてそのマイナンバーカードを基に御自分、各自、健康保険証としてマイナポータルから利用登録を行っていただく。または、今ほど申し上げましたとおり、医療機関、薬局の受付でそれを登録することができますので、そういった方法で行っていただいております。  以上です。 109 ◯13番(山本貴美子君) こうした中で、マイナンバーカードに保険証をひもづけしてマイナ保険証を持っておられる方は、敦賀市でどれぐらいおられますか。 110 ◯福祉保健部長(池田啓子君) 敦賀市国民健康保険被保険者は令和5年7月末時点で1万1073人、そのうちマイナンバーカードと保険証のひもづけをしておられる被保険者は令和5年7月18日時点で6229名おられます。割合にいたしますと約56%の方が保険証のひもづけを行っている状態です。  以上です。 111 ◯13番(山本貴美子君) こうした方が今までですと資格確認書を申請しなければならなかったのが自動的に発送されてくるということになったわけなんですけれども、マイナ保険証を持っておられる6229人、これは令和5年7月18日現在ですけれども、これを除いた国保の資格を持っておられる方に自動的に発送して、漏れがなく発送することができるのかどうか、伺います。 112 ◯福祉保健部長(池田啓子君) ひもづけされておられない方につきましては、確実に必要な保険診療が受けられるよう、全ての方に対し資格確認書を交付いたしたいと考えております。  以上です。 113 ◯13番(山本貴美子君) ぜひ保険証を持っていないという状況にならないようにお願いしたいと思います。  来年秋に保険証が廃止されるため、再来年度からマイナンバーカードを取得して保険証の登録をしなければなりませんし、また、マイナンバーカードを取得しない場合でも資格確認書が発行されるということですけれども、国民皆保険制度でありながら無保険の方がおられるために、マイナ保険証や資格確認書について未所持、無保険者が生じてしまうことが懸念されますけれども、敦賀市の見解と対策について伺います。 114 ◯福祉保健部長(池田啓子君) 繰り返しになりますが、全ての被保険者が安心して確実に必要な保険診療が受けられるよう、当分の間、マイナンバーカードを取得していない方、マイナンバーカードの健康保険証利用登録をしていない方に対し、資格確認書を交付するというのが国の方針でございます。  本市におきましても、国の方針に基づき、当分の間、申請によらず資格確認書を交付する予定でございます。  以上です。 115 ◯13番(山本貴美子君) 社会保険の方が国保に切り替えなければならないのにやっていないという未所持というんですか、そういった方もおられるんですよね。その辺りをどういうふうに把握しているのか伺います。 116 ◯福祉保健部長(池田啓子君) 国民健康保険は、社会保険などを喪失した方の最終的な受皿として国民皆保険、全ての方が加入するという保険になっておりますが、今現在、おっしゃられたように社保を喪失された方が自動的に国保を発行するということはございませんので、今現在の制度では必ず手続を行っていただいて国民健康保険に切り替えているという状況でございますが、そういった無保険の方がないような勧奨などについても、今後そういった方針も国からも示されると思いますので、それについては取り組んでいきたいと考えております。  以上です。 117 ◯13番(山本貴美子君) 無保険の方がないようにお願いいたします。  これまで国保税を滞納した場合、相談の機会をつくるためとして保険証の代わりに短期保険証や資格証明書が発行されていましたが、マイナ保険証になると短期保険証や資格証明書がなくなります。  そこで、国保税を滞納した場合どうなるのか、伺います。 118 ◯福祉保健部長(池田啓子君) マイナンバーカードと健康保険証を一体化することにより、健康保険証の廃止に伴い短期被保険証の仕組みは廃止となります。  現在、被保険者資格証明書については、対象者が医療機関の窓口で医療費の10割を負担し、後日、申請により特別療養費として自己負担分以外が市から償還されるものとなっております。  健康保険証廃止の後、被保険者資格証明書に該当される方でマイナンバーカードを健康保険証として登録している方は、医療機関の窓口では被保険者資格証明書の代わりにマイナンバーカードを提示することになります。窓口での10割負担や申請による償還方法に変更はありません。なお、対象者に対しては、特別療養費の支給に変更する旨の事前通知を行います。  また、資格確認書が交付される方につきましては、特別療養費の対象者である旨が資格確認書に記載されます。  滞納者に対する保険証の交付に関しましては、今後示される国の方針に基づいて判断してまいりますが、現行の被保険者資格証明書と同様、納税相談や生活状況等を考慮しながら対応していく予定です。  以上でございます。 119 ◯13番(山本貴美子君) 資格確認書に短期の方だという明示がされるような話が今あったかと思うんです。ちょっとよく分からなかったんですけれども、例えば資格確認書を持っている5年の間にそういったことで滞納した場合はどうなるんですか。 120 ◯福祉保健部長(池田啓子君) 資格確認書を発行する5年の間につきましては、まだ今後の滞納者に対する取扱いという国からの指針は出ておりませんが、5年間そのままで置いておくというのではなく、滞納状況をきちんと把握した上で、マイナ保険証に対して、その方は療養費払いの対象者であるという資格づけを行ったり、資格確認書の方に対しても療養費払いの資格確認書に切り替えるなどということが想定されますが、まだそういった方針につきましては国のほうからきちんと示されておりませんので、そのことについては今後示される国の方針に基づいてしっかりと対応していきたいと考えております。  以上です。 121 ◯13番(山本貴美子君) 滞納したら突然使えなくなった、病院に行けなくなった、こういったことにならないように、丁寧な対応をお願いいたします。  マイナンバーカードに他人の保険証の情報が登録されていたケースが8441件ありましたけれども、これは氷山の一角です。他人の保険情報を基に診療、処方が行われれば、命に関わる事故が起きる可能性もあります。医療費や薬などの情報を他人が閲覧できたケース、窓口負担の割合が間違っていたり、保険資格を確認できず全額負担させられたケースもあります。  NHKの世論調査、また共同通信のそれぞれの世論調査でも、7割を超える国民が延期や撤回を求めています。  そのために、敦賀市として保険証を廃止してマイナ保険証へ一本化することを中止するよう政府に求めるべきと考えますが、いかがですか。 122 ◯福祉保健部長(池田啓子君) マイナンバーと保険証の一体化については、様々な報道がなされていることは承知しております。  現在、国において総点検を実施しており、11月末までの完了を目指すこととお聞きしております。まずは国として総点検を完了し、国民の不安を払拭した上で、マイナンバーと保険証の一体化に取り組んでいただきたいと考えております。  以上です。 123 ◯13番(山本貴美子君) 政府は総点検すると言っていますけれども、期限までに終えることは不可能です。命に関わる問題であり、確実な総点検を行う必要があります。
     そのためにも、マイナンバーカードの運用そのものを一旦停止すべきです。マイナ保険証の押しつけをやめ、保険証を残すよう政府に求めるべきですと申し上げまして、終わります。 124 ◯議長(馬渕清和君) 暫時休憩いたします。  なお、再開は午前11時45分といたします。             午前11時38分休憩             午前11時45分開議 125 ◯議長(馬渕清和君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続けます。  次に、大塚佳弘君。   〔19番 大塚佳弘君登壇〕 126 ◯19番(大塚佳弘君) 皆さん、こんにちは。公明党の大塚佳弘でございます。  発言通告書に基づき質問させていただきますので、分かりやすい答弁をお願いいたします。  今回の質問の大項目は2点でございます。よろしくお願いいたします。  さて、本題に入る前に、皆さんも御存じのとおり、今月の9月8日に4年前の日本大会からラグビーワールドカップ2023フランス大会が開幕いたしました。日本代表は1次リーグの予算プールD組で、現在1勝1敗でございます。残りサモア、アルゼンチン戦があります。日本大会同様の決勝トーナメント進出を目指しております。  この期間中、私にとっては最終日、10月28日の決勝戦までは、どきどきとわくわくの幸せな50日間になりそうでございます。この期間は、SDGsのバッジからワールドカップのシンボルマークのピンバッジをつけさせていただいております。これにより、しっかりと応援もしていきたいと考えております。  それでは最初に、大項目の1項目めの豪雨災害からの敦賀市の防災・減災について質問をしてまいります。  今月、9月1日は防災の日です。淵源でもある関東大震災から本年は100年目の節目を迎えました。また、記憶に新しい昨年の8月4日から5日に県下を襲った未曾有の豪雨による河川の氾濫、土砂崩れの災害から1年が経過しました。本年も猛暑の中、全国的にも記録的な雨量を記録する災害のニュースが続いており、今なお御苦労されている多くの被災者の方へお見舞いを申し上げます。  毎年起きる豪雨災害に、市長提案理由の説明の中でも触れられ、敦賀市でも既に4回の災害対策連絡室を立ち上げました。災害対策連絡室の中でいち早く市民の安全、安心を確保する対応をされ、現時点では自主避難等にとどまっており、甚大な被害の発生には至っておりませんが、常に災害が起こることを想定した防災対策の備えが敦賀市においても常に必要でございます。  そこで、今回は内水氾濫──道路冠水等も含めまして──に対する敦賀市の取組と、災害時の避難所の開設対応と、さらには避難所と地域の拠点でもある公民館施設の耐震化について質問してまいります。  内水氾濫については、6月議会の北條議員の代表質問でもありましたが、この6月以降、全国の市町においても河川の決壊等による外水氾濫の洪水等に勝る勢いで被害が拡大している現状もあり、改めて確認をしてまいります。  早速でございますが、小項目1項目めの内水氾濫の解消取り組みと課題から、最初に、内水氾濫に対する敦賀市の認識について確認していきます。  まずは、内水氾濫の定義と認識として、現在進めようとしている内水ハザードマップの作成の重要性、活用等について伺います。 127 ◯市民生活部長(中野義夫君) まず、内水氾濫の定義について申し上げます。  内水氾濫とは、下水路や側溝といった排水施設の能力を超えた雨が降ったときや、雨水の排水先の河川の水位が高くなったときなどに雨水が排水できなくなり、下水路や側溝から水があふれ、浸水する現象のことをいいます。  内水氾濫は、河川に近い地域だけでなく、河川から離れた道路や建物でも被害が起こり得ることから、今後公表する内水浸水想定区域に基づき、内水ハザードマップを作成する予定です。  内水ハザードマップは、住民を円滑に避難、誘導するとともに、住民の自助及び共助を促すための重要なツールと考えており、作成する際は市民に分かりやすく工夫をしてまいります。そして、完成した際には、あらかじめ避難の方法についてハザードマップを確認の上、身近な方と御相談いただくよう周知してまいります。  以上です。 128 ◯19番(大塚佳弘君) ありがとうございました。内水氾濫に対する定義等お話をいただきました。また、内水ハザードマップの重要性についても述べられたのかなと思いますので、しっかりとまた取組をお願いしたいと思います。  次に、定義を今述べられたわけでございますが、近々の敦賀市における内水氾濫、今の定義では難しいかも分かりませんが、道路冠水等も含めての市内の状況について伺いたいと思います。 129 ◯市民生活部長(中野義夫君) 近年、雨の降り方が変わってきており、局地的で断続的に続く激しい雨が増加し、内水氾濫が発生しやすい状況となってきております。  本市では、今年に入りこれまで6回──これは6日ということですが、内水氾濫が発生しており、9月に入ってからも9月8日の夕方に、また昨日の夕方にも市内全域で短時間に激しい雨が降り、各地で冠水が発生しております。  当日は、下水道課、道路河川課が出動した市内パトロール及び市民からの情報提供により直ちに現場を確認し、一部通行止めを実施するなどの対応を行いました。  なお、床上浸水被害、床下浸水被害及び人的被害は発生しておりません。  以上です。 130 ◯19番(大塚佳弘君) ありがとうございました。  近々の内水氾濫について、もう既に6回発生しておるということと、後で申し上げますが昨日も非常に豪雨ということであったと思います。  それでは、先ほどの質問とかぶるかもしれませんが、内水氾濫に対する市民の皆さんの緊急的な情報提供、先ほど何か情報があったということもございますが、要望等も含めて改めてお聞きしたいと思います。 131 ◯市民生活部長(中野義夫君) 内水氾濫に対する市民からの緊急的な要望等につきまして申し上げます。  まず、内水氾濫に対する市民からの要望ということにつきましては、市長と区長と語る会の議題として意見交換をさせていただいている案件は3件ございます。  また、現場パトロールの際や情報提供の際など、市民の方とはいろいろとお話をお伺いする中で御意見をいただくことはありますが、要望書といった形で提出いただいているものはございません。  以上です。 132 ◯19番(大塚佳弘君) ありがとうございます。区長さん等の要望で市長自らお聞きになっている項目もあるということでございます。また、パトロール等について、都度確認があるのかなという感じがいたしました。  私も、内水氾濫と申し上げていいか分かりませんが、改善としまして、過去、布田町付近の171号線のアンダーパスの浸水と、当時は水没という事件も発生いたしましたが、浸水被害等がございました。  また、先ほども内水氾濫の件が昨日のこともございましたが、昭和町の道路冠水については過去より住民の方から御指摘をいただいているところでございます。  ただ、なかなかリアルに現場に直行することが難しいということもあったわけでございますが、先ほどの9月8日の日付もございましたが、私も偶然でございました。週末の17時頃に突発的な雷雨に遭遇したことがございまして、昭和町付近で本当に川のような中の道路を車で初めて走行する経験もいたしました。後でアメダスを確認すると、そこに降ったわけではございませんが、1時間当たり約30ミリの降水量であったということでございます。  また、昨日は同じ状況に遭遇いたしました。このときは、もしやと思い事前に準備はしていたわけでございますが、降水量は約34ミリでございました。さらには、周辺の市民の方から詳細は除きますがSOSの電話をいただくことにもなりました。  昨日の現象は、先ほどもお話がありましたように、敦賀市各地においても同じような状況が起きていると思われます。  そのために、次に内水氾濫時の水防支援と避難の対応について確認します。  敦賀市内の内水氾濫に対する水防支援として、例えば水の流入を防ぐ土のう、防水板の支援と、併せて避難対応について伺います。  先ほどのアンダーパスへの浸水時に、2017年9月議会の一般質問のときの答弁は、各地域、地区でございますが、土のう等の希望をされるときは、防災器具の購入として助成を行う敦賀市地域防災会防災器具整備費助成事業があり、土のう等についても対象で、御利用いただきたいと考えているとのお話もございました。  そこで、最近の状況による支援と、避難行動があるかどうか分かりませんが、その対応について、今、提示できることがございましたら伺いたいと思います。 133 ◯市民生活部長(中野義夫君) 市内の内水氾濫に対する水防支援につきましては、自主防災会や区から応援依頼があった場合には、土のう袋や水土のうといった物資支援を行います。また、議員のほうからも御紹介いただきました市内の全区長で組織する地域防災連絡協議会では、各区が購入する防災資機材等に対する補助を行っており、土のう袋も対象としております。  共助の観点から、こうした補助制度を活用し、各区での備えをしていただきたいと存じます。  内水氾濫に対する避難対応につきましては、早めの立ち退き避難が大切だと考えておりますが、道路が冠水している場合には歩いて避難することが危険であるため、自宅等建物内での安全確保が望ましく、このような今後は敦賀市としましても防災啓発を行ってまいりたいと考えております。  以上です。 134 ◯19番(大塚佳弘君) 敦賀市の防災計画についてのお話をいただきました。  水防については、市民の皆さんの財産を守る有効な支援になり得ると考えますし、引き続き水防支援と啓発活動をお願いしたいと思います。  次に、いつでも起こり得る内水氾濫への対策として、これが正しいかどうか分かりませんが、内水氾濫への雨水であったり側溝の改善対策としての短期的な対応と長期的な敦賀市の取組について伺います。 135 ◯水道部長(山田幸夫君) それでは、お答えさせていただきます。  まず、長期的な取組のほうから申し上げさせていただきますが、内水氾濫の対策、工事などにつきましては、下水路並びに排水ポンプ場の整備がございます。  そのような中で、下水路の整備につきましては、現在、呉羽町の雨水幹線整備を行っているところでございます。  また、今年度より3か年の計画で市街地の下水路の現況調査を行い、浸水シミュレーションの結果から将来の効果的な下水路整備の基礎資料を作成していきます。  また、排水ポンプ場の整備につきましては、松島ポンプ場の老朽化した排水ポンプの更新工事を今年度より行います。  このような長期的な取組を進めながら、短期的な対策としましては、既存水路の点検、清掃による流下能力の確保、水位監視による排水ポンプの迅速な運転、職員によるパトロールを実施しています。  以上でございます。 136 ◯19番(大塚佳弘君) 長期、短期にわたってのるる説明をいただきました。  即応的にすぐできる部分、できない部分というのがございます。目の前に市民が困っていることについては、早期の対応をしていただくことをお願いしたいと思います。  次に、小項目2つ目として、避難所、指定避難所、福祉避難所の開設対応と課題から、各避難所の災害時の開設対応の実態について伺ってまいります。  まずは、指定避難所と福祉避難所の開設条件について伺います。 137 ◯副市長(池澤俊之君) 避難所の開設条件について、まずお答えいたします。  洪水や土砂災害時における指定避難所の開設及び福祉避難所の開設要請については、気象予測や河川水位、さらには土砂災害警戒レベルなど様々な情報、データを考慮し、災害の発生が予想され、多数の避難者が見込まれるときに開設することとしております。  その際には、自宅で過ごすことが困難になるおそれのある地域を絞り込み、避難施設を選定し、その上で開設しております。  なお、開設の時間帯につきましては、深夜に危険度が増すと予測される場合には明るいうちに開設するなど、避難が安心して円滑に行えるよう考慮しております。  以上でございます。 138 ◯19番(大塚佳弘君) ありがとうございました。指定避難所、福祉避難所の区別はございませんが、その状況に応じて明るいうちということが一つのキーワードかなと。要するに、安全を確保する意味で、早い段階での避難対応というのが重要になってまいります。  今の避難につきましては、さらにつけ加えますと、市民の安全、安心というところでございます。不安の解消を最優先にするということが重要でございます。  また、災害が発生する前の避難行動として、2年前から警戒レベルに応じた避難勧告と避難指示が一本化されて、避難指示としてより明確に市民への定着もしつつございます。  近年の災害の発生を前提とし、発生する状況を想定して、いつ誰が何をするのか着目して、防災行動とその実施主体を時系列に整理した計画のタイムラインは、重要な防災行動計画のツールでもございます。行動の基本となるタイムラインについては、今回は触れませんが、避難の在り方について常に市民目線での対応と啓発をお願いしたいと思います。  次に、先ほど避難の話がございましたが、近々の避難所開設数と避難者数と、また避難に関する課題があれば伺いたいと思います。 139 ◯副市長(池澤俊之君) 直近の例でお答えさせていただきます。  直近の避難所開設数と避難者数につきましては、令和5年8月14日からの台風第7号接近の際の対応について申し上げます。  まず、自主避難所として4か所、福祉避難所として1か所開設いたしました。具体的には、自主避難所としてプラザ萬象、そして松原公民館、愛発公民館、粟野公民館、また、福祉避難所としてあいあいプラザを開設いたしました。  避難者数は全体で9名、内訳としましてはプラザ萬象が7名、松原公民館が1名、あいあいプラザ1名となっております。なお、愛発公民館及び粟野公民館への避難者はおりませんでした。  次に、避難に関する課題についてですが、具体的に避難された方への聞き取りというものは行っておりませんが、例えば自宅から離れた避難所への移動に支障がある方も考えられます。  そこで、近隣の区会館、町内会館等を自主避難所として開設することを区長さんのほうへお願いしていますが、避難所の運営方法に不安がある区長さんもいらっしゃいます。  こうした不安を取り除くため、避難所での過ごし方に関する講演会、こういったものを開催するなど、今後、啓発に努めてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 140 ◯19番(大塚佳弘君) 8月14日の台風7号に対する避難の状況ということについて答弁をいただきました。  おかげさまは、あまり使いたくはないんですけれども、自主避難ということにとどまっているということでございますが、大事なことは、住民の皆さん一人一人違いがございます。少しでも不安を取り除くために、自主避難所を開設するということは非常に大切なことだと私は思っております。  ただし、この開設につきましては、本当に理事者の皆さん、また職員の皆様に御苦労いただくわけでございますので、感謝とともに評価を申し上げたいと思います。  また、先ほど講演ということもございましたし、敦賀においては災害が少ないといういい反面、なかなか災害は忘れた頃という部分につきまして、しっかりと啓発も含めてお願いをしたいと思います。  次に、指定避難所の中で地域と密接している避難所公民館施設の耐震化対応について確認をしていきます。  敦賀市の公民館施設に対する耐震化状況について伺います。 141 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) それでは、お答えいたします。  まず、生涯学習センター及び市内9公民館の耐震につきましては、平成9年度から平成11年度にかけて耐震診断を行っております。  その結果、南公民館は、ある程度の耐震性は有するが大地震時に被害が出る可能性があるというB判定となりました。また、西公民館は、耐震性に劣り、柱、壁等に相当の被害が生じることが予想されるというC判定となりました。  なお、その他の公民館につきましては、新耐震基準により建設されておりますので、耐震性に問題はございません。  以上です。 142 ◯19番(大塚佳弘君) 各公民館の耐震状況について伺ったところでございます。  特に南及び西公民館については、判定も含めて今後の対応が待ち望まれるところでございます。
     そういうことは理解したわけでございますが、次に、先ほどの繰り返しになるとは思いますが、具体的な敦賀市公民館個別施設計画による対応かと思われますので、それについて伺いたいと思います。 143 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 公民館の個別施設計画につきましては、令和3年3月に策定をしております。  計画の概要につきましては、生涯学習センター及び各公民館は、社会教育や学習、地域活動の拠点としての役割を有しているため存続とし、建物については、現状維持を基本として状況に応じて適切に修繕を行うこととしております。  なお、西公民館につきましては、耐震性を有していないことから、諸課題を踏まえて建て替えを検討することとし、その後、地元からの移転建て替えの要望を受けて検討を重ねた結果、市立敦賀病院駐車場用地への移転について地元建設委員会の了承をいただいたところでございます。  以上です。 144 ◯19番(大塚佳弘君) 敦賀市の公民館個別施設計画書に基づいて、今後の対応ということで答弁がございました。  特に西公民館につきましては、建て替えというお話もございました。  それでは、9月の補正予算に計上されました西公民館建設事業費の事業内容、日程も含めて具体的に伺いたいと思います。 145 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) まず西公民館建設事業の内容及びスケジュールについてでございますが、今後、基本計画、基本設計、実施設計、建設工事、備品の搬入移転などを行いまして、新公民館の供用開始まで3年半から4年半ほどかかるものと見込んでおります。  また、移転後は旧公民館建物の解体工事を半年かけて行いまして、全工程が完了する予定でございます。  以上です。 146 ◯19番(大塚佳弘君) 西公民館の今回の事業に対する概略でございますが、事業の内容とスケジュールの確認ができたのかなと思います。  今後進められる建設に対しては、多分、建設委員会等で先ほどお話にもありましたように検討される項目でございますが、この項目の最後に、公共施設に浸水被害の軽減を図る貯留施設整備の提案をしたいと思います。  福井市では、足羽川周辺の学校校庭を利用した貯留施設の整備を進めております。この点については、通告にはございませんでしたので答弁は求めませんが、今後の検討項目に加えていただきたいと思います。  また、避難所の施設でもあり、先ほどの提案と同様ですが、笙の川と今回の西公民館につきましては海に近くなるということもございますので、地震時の津波対応等の高台機能としての屋上設置による垂直避難対応についても検討をいただければと思います。  それでは最後に、内水氾濫及び西公民館建設対応について、市長の所見を求めます。 147 ◯市長(米澤光治君) 大塚議員の質問に答えさせていただきます。  内水氾濫も含めて市街地が浸水したときに、冠水した道路を歩いて深みにはまってしまったりとか、あるいは側溝や排水路などに転落して被害に遭う事案が全国的に発生しています。ニュースでもそういうのをよく見ます。  本市、敦賀市では、近年、幸いにも、先ほど議員もおっしゃられていましたとおり災害による人的被害というのは発生していないんですけれども、内水氾濫もなかなか数字を見ていても分かりにくいところはあるんですけれども、感触としては増加傾向にあるのかなというところで、答弁もありましたけれども、ハード面では水道部長から答弁したように、長期的には排水ポンプの更新、それから下水路の整備、それから短期的には水路の点検、それから清掃を行っていくということでございます。  先ほど議員のほうで御提案のありました貯留施設整備、これが敦賀に当てはまるかどうかというのはちょっと分かりませんけれども、いずれにしましてもこういう例えば長期的なハード整備というのはそれなりに時間がかかるものですので、今現在ということでいえば短期的なハードのところ、それからソフト面の対策というのが大事になってくるんだろうなというふうに思います。  そのソフト面につきましては、市民生活部長から答弁しましたように、内水ハザードマップの作成、これがやっぱり大事だなということで取り組んでいきますし、市民の皆さんに出前講座、それから地域防災マップ作成支援などの防災の啓発活動、これを通じて内水氾濫の危険性、それから適切な避難行動についてまた周知も徹底していきたいと考えています。  それから、西公民館なんですけれども、今回、移転新築を行う西公民館の建設に当たりましては、防災について地元からも強い要望をいただいています。住民の皆様の安全、安心につながるような防災機能の充実に向けて、地元からは結構具体的にお話もいただいておりますので、そういうことにしっかり取り組んでいきたいと考えています。 148 ◯19番(大塚佳弘君) ありがとうございました。詳しい答弁をいただきまして、ありがとうございます。内水氾濫にとどまらず、災害に対しては、私同様、共通の認識をいただいたかと思います。  また、地元西地区の皆さんに対しては待望の新たな公民館でもございます。地域の活動拠点と災害時の避難所としての機能を有することでもあり、地元の皆さんの意見を、先ほど十分にお聞きになっているということでございますが、吸い上げていただき、よりよい西公民館の建設になることを切に願い、この項目を終わります。  次に、大項目の2項目めとして、ユニバーサル社会(共生社会)を目指す福祉政策等について伺ってまいります。  ユニバーサル社会については、幾度となく提案も含めて申し上げてきました。地域住民や地域の多様な主体が参画し、人と人、人と資源が世代や分野を超え、つながることで、住民一人一人の暮らしと生きがいが地域とともにつくっていく社会のことでございます。敦賀市にとって大変重要なことであると考えております。  そこで、6月定例会で三田村議員の質問により、今回、パートナーシップ宣誓制度の推進が予算化もされたことは、敦賀市の共生社会を進める上で大きな前進であると評価しております。  改めて、この項目のパートナーシップ宣誓制度の意義と今後の展開から、パートナーシップ宣誓制度の意義と概要について伺います。 149 ◯市長(米澤光治君) 議員がおっしゃられたとおり、6月の定例会でも質問を受けて、基本的な考え方については答弁をさせていただいたところですけれども、今回、制度導入ということで、パートナーシップ宣誓制度につきましては、この制度を導入することにより、市民一人一人が自分らしく生きることができて、それから多様性を認め合う、そして互いに支え合う、そして共に生きる温もりのあるまちの実現に向けた取組の一助としたいと考えています。  セクシュアルマイノリティーのカップルが抱える、俗に私、この言葉はいいのかなといつも思っているんですが、生きづらさという言い方がありますけれども、これに寄り添ってパートナーとして宣誓した事実を市が認めることによって、その生きづらさや困難な状況の緩和につなげる一つの方策になると考えています。  概要につきましては、セクシュアルマイノリティーのカップルがパートナーシップ関係にあることを宣誓することによって、その内容を確認させていただいた後、パートナーシップ宣誓書受領証及び受領カードを交付する制度です。 150 ◯19番(大塚佳弘君) ありがとうございました。市長自ら具体的な内容について言及していただきました。  まさしくそのとおり、自分らしく体制を認めながら、市民全体もそうでございますが、それに対してしっかりと見守っていくということかなと私自身は思っております。  その一つの制度として、しっかりと自治体として認めていく。それによってサービスやいろんな制度を受けられるようにするということであるかと思います。  次に、先ほどの考え方にも含まれると思いますが、この制度の具体的な事例の確認または課題がございましたら伺いたいと思います。 151 ◯企画政策部長(吉岡昌則君) 制度導入後、受けられるサービスにつきましては、市営住宅の入居申込み、税証明の申請、市立敦賀病院での入院、医療に関する同意などを予定しております。  課題につきましては、利用できるサービスをより多くすること、また、制度自体について広く市民に知っていただけるよう周知することが必要であると考えております。  以上です。 152 ◯19番(大塚佳弘君) ありがとうございました。この宣誓制度の内容が、概略でございましたが内容が分かったのかなと思います。  この制度につきましてはこれからでございますので、しっかりと市民に周知するとともに、より分かりやすい制度になるようにお願いしたいと思います。  次に、課題でもありました利用できるサービスが限定されるということかなと思うんですが、今後の展開として、それ以上の制定される事例とそれに向けての取組がございましたら伺いたいと思います。 153 ◯企画政策部長(吉岡昌則君) 今後想定される事例につきましては、現時点で提供できるサービスはできる限り提供させていただきたいと考えておりますので、今後につきましても提供できるサービスが出てくれば追加したいと考えております。  課題につきましては、現在と同じく、利用できるサービスをより多くすること、また、制度自体について広く市民に知っていただけるよう周知することが必要であると考えております。  以上です。 154 ◯19番(大塚佳弘君) ありがとうございました。  この項目についてはこれからスタートするわけでございますが、国、県と連携しながら、当事者の方の不安解消、また市民の皆様にさらなる理解を深めていくことが重要でございますので、よろしくお願いしたいと思います。  この項目を終わりまして、次に、2番目として、多文化共生推進と外国人への日本語教育推進の課題について確認をしてまいります。  まず、現在、福井県が進める多文化共生プランについて伺っていきます。  福井県が掲げる多文化共生プランの概略内容について伺います。 155 ◯副市長(堤宗和君) それでは私のほうから、福井県の多文化共生プランの概略につきましてお答えさせていただきます。  福井県におきましては、福井県長期ビジョンに掲げます「誰もが主役のふくい」の実現を目指しまして、本県の多文化共生社会づくりに関する基本的な考え方、それから多文化共生施策の方向性を示します福井県多文化共生推進プランを作成しております。  福井県多文化共生推進プランにおきましては、福井に暮らす人々が、国籍にかかわらず地域社会の一員として、多様な個性、それから価値観を互いに尊重いたしまして、交流を拡大することにより、日本人にとっても、それから外国人の方にとっても住み続けたいと思える「多文化共生先進地ふくい」の実現、これを基本理念としております。  また、みんなが暮らしやすい「安心共生社会」の実現、一人ひとりが地域の担い手「活躍共生社会」の実現、それから世界から選ばれる「共生先進モデル」の実現、この3つの基本目標を掲げておりまして、市町と連携しながら日本語教育の支援でありますとか様々な相談体制の強化などに取り組んでいるところでございます。  以上でございます。 156 ◯19番(大塚佳弘君) 多文化共生プランの内容につきまして、分かりやすく説明ありがとうございました。  概略の内容も確認できたところでございますが、ちなみに同じ多文化共生プランを越前市においては既に作成されて実践されているということも聞いております。  次に、敦賀市として多文化共生推進についてお考えがあれば伺いたいと思います。 157 ◯副市長(堤宗和君) それでは、敦賀市の多文化共生推進の考え方についてお答えいたします。  敦賀市では、福井県多文化共生推進プランに基づきまして、多文化共生の推進に向け、福井県、それから県の国際交流協会と連携した取組を行っているところでございます。  敦賀市には福井県国際交流協会が運営いたします国際交流嶺南センターがございまして、市内における外国人支援の拠点というふうになってございます。具体的には、生活とかの相談でありますとか日本語教育についての相談、こういったものに対応している状況でございます。  また、来月には、ふくい国際フェス月間に合わせた催しの一つといたしまして、嶺南地域最大の国際交流イベントでありますREINAN国際交流のつどいが敦賀市のほうで29日に開催されることとなっておりまして、ここには敦賀市のほうも実行委員として参画しております。こうしたイベントで外国人住民の方、それから市民の方に御参加いただいて、お互いの相互理解というものが進んでいけばいいなというふうに思っております。  敦賀市といたしましては、引き続き国際交流嶺南センターなどと協力しながら、外国人住民の方の実態の把握でありますとか必要に応じた情報提供、それから支援などを行ってまいりたいというふうに考えております。  以上です。 158 ◯19番(大塚佳弘君) ありがとうございました。  詳しく、私もちょっと認識が甘かったのかなという気がしております。既に敦賀市としても国際交流協会、または嶺南センターを通じて実践を進めつつあるということが改めて確認ができました。  当然、福井に暮らす人々が国籍にかかわらず地域社会の一員として多様な個性や価値観を互いに尊重し、交流拡大することによって、日本人の我々にとっても外国人にとっても住み続けたいと思える多文化共生先進地ふくいの実現を私自身も推進していきたいと思っております。  次に、今るる副市長のほうから申されましたが、実際に共生社会の取組の一環でもある日本語教育の推進と敦賀市の現状について、重なる部分があるかとは思いますが伺いたいと思います。  まずは、敦賀市の就学者、小学、中学生の教育現場での受入れ実態について伺います。 159 ◯教育長(上野弘君) 私のほうから、教育現場での受入れ実態ということでお答えさせていただきます。  令和5年5月1日時点では、敦賀市の小学校で受け入れている外国籍の児童は2校で3名、中学校で受け入れている生徒は1校で1名です。  また、海外からの帰国児童生徒につきましては、小学校4校で5名、中学校1校で3名を受け入れています。  今申し上げた児童生徒の多くは、生活に支障のないレベルで日本語でのコミュニケーションができており、通常の児童生徒と同様に学校生活を送っています。学校で何らかの日本語指導を受けている小学生は3名、中学生は1名です。 160 ◯19番(大塚佳弘君) 教育長のほうから、実際に外国の方での小学校、中学校での受入れ人数等を含めてお答えをいただきました。  教育現場での受入れ状況というのが分かりましたので、次に、実際にお父さん、お母さんということになるのでしょうか、外国人就労者の実態について伺います。 161 ◯産業経済部長(増田一条君) 外国人労働者数についてですが、福井労働局が発表している令和4年10月末現在の外国人雇用の届出状況に基づいてお答えいたします。なお、敦賀市だけのデータは公表されておりませんので、敦賀所管内、敦賀市、美浜町、若狭町の旧三方地区の合計数でお答えいたします。  敦賀所管内で届出があった外国人労働者数は519人です。前回の調査、令和3年10月時点と比較しますと80人増えていまして、本市においても外国人労働者は増加傾向にあると推測されます。  以上でございます。 162 ◯19番(大塚佳弘君) ハローワークの実態ということで、敦賀市単体での人数ではございませんが、福井県全体では労働者の皆さんの5%程度になるのかなと。  福井県のホームページを探しておりましたら、外国人住民数調査書というのがございました。令和4年12月31日現在で1063人の外国人住民の方が敦賀市に在住されているということでございます。最近はコロナ禍で横ばいでございますが、先ほど答弁もございましたように今後増加すると思われます。  今回、福井県ホームページの中での多文化共生と外国人への日本語教育の推進との関連について少し触れたいと思います。  きっかけは、長年ボランティアで敦賀市内の外国人の方に、特に小学生の頃から日本語教育を教えている団体さんからの相談をいただく中で、共生社会を進める中で敦賀市もこの取組が必要であると感じたわけでございます。  そういうことを受けて、次に、この実態の中で要望を聞く中で、5項目ほど要望がございましたので、その辺について1点ずつで申し訳ございませんが確認をしてまいります。  最初に、先ほど何名かの方が学校教育を受けているということでございますが、実際の受入れ児童が学校の授業についていけないとかいうことはないというお話ではございましたが、全体の支援体制について伺いたいと思います。 163 ◯教育長(上野弘君) お答えいたします。  令和4年度までは、県の配置により日本語指導担当の加配の先生が1名配置されていたため、日本語指導を必要とする市内小中学校を巡回し、学校のニーズに応じた支援を行っていました。  今年度は、その配置がなくなったため各校での対応となっておりますが、学校支援員が一斉授業の中で必要に応じて支援を行ったり、それから先生が取り出し指導による個別指導を行うなど、日本語でのコミュニケーションがスムーズに進むよう、きめ細かい配慮をしています。  また、日本語指導を専門としている先生は少ないため、県教委による先生向けの研修も年に3回実施しており、専門家からのアドバイスを受けながら、他市町の情報も共有しつつ、指導力向上を目指しているところであります。 164 ◯19番(大塚佳弘君) ありがとうございました。  先ほど教育長も申されたように、日本語教育を指導できる方が実際少ないということも実態でございますが、しっかりと受入れ体制をしていただいているということが確認はできました。  次に、保護者と学校と十分な意思疎通が、当然、子供さんも入学されておりますので、保護者との意思疎通に対する支援体制がございましたら伺いたいと思います。 165 ◯教育長(上野弘君) 現在、日本語でのコミュニケーションが難しい保護者との連絡には、タブレット端末の翻訳アプリ等を活用し、多様な母国語に対応することができることをアナウンスしています。  また、昨年度は保護者の母国語であるタガログ語を話すことができる外国人の学校支援員を敦賀市で雇用いたしまして、面談等で通訳の役割を担ってもらうこともありました。  今後、外国にルーツを持つ児童生徒が増えることも考えられるため、市独自の取組についても研究していきたいと考えております。 166 ◯19番(大塚佳弘君) 保護者と学校とのコミュニケーションづくりは大変重要でございます。そのために体制がどうであるかということを伺わせていただきました。  次に、これは市役所関係になるかも分かりませんが、市役所から例えば届く通知が読めない、理解できない方への対応について伺いたいと思います。 167 ◯総務部長(芝井一朗君) 市役所等からの通知が読めないという問題について、現状では御家族や友人、あと職場の同僚などの御支援、さらにスマートフォンアプリを活用して対応していただいているものと考えております。  また、市役所の窓口等での相談であれば、英語等ができる職員が対応したり、翻訳アプリを活用したりするなど、個別に対応しているところでございます。 168 ◯19番(大塚佳弘君) 部長のほうから実際の対応に対しての答弁がございました。いろいろと書類等も含めて窓口に来られる方はございますので、しっかりと分かりやすい対応をお願いいたしたいと思います。  この項目は、外国人の方だけにはとどまらない問題だと思いますので、分かりやすい対応をお願いしたいと思います。  次に、実際に住んでいる地域、町内会等のコミュニティーの推進と支援体制について伺います。
    169 ◯総務部長(芝井一朗君) 外国人の方の町内会への加入状況等については、今のところ詳細には把握していないところでございます。  また、区長連合会からの要望等も今のところないのが現状でありまして、まずは区長連合会と協議を行いまして現状把握から進めたいと考えているところでございます。 170 ◯19番(大塚佳弘君) 実際はなかなか実態がつかめないということは理解するところでございます。  また、区長連合会との連携を深めていただきながら、先ほども申しましたが、これは外国人の方だけにとどまりませんので、地域とのつながりは生活をする上で本当に大切なことと私は考えております。  最後の項目として、保護者の日本語習得が経済的を含めて継続が困難な方への支援ということで書かせていただいたんですが、日本語習得の継続については先ほど国際交流であったりいろんな形でやっている部分がございます。また、生活でございますので要因は多岐にわたっております。答弁は求めませんが、今後も注視していきたいと思います。  この項目の最後に、多文化共生推進と日本語教育推進について市長の所見を求めます。 171 ◯市長(米澤光治君) 私自身、逆に外国人として外国で生活した経験がありまして、現地の文化とか生活習慣、それからルール、それから今お話がありました言語を受け入れていくことの必要性というのも少なからず分かっているつもりですし、一方で、現地の人に、例えばそれこそ行政手続でも親切に対応してもらったときに本当に助かったというか、うれしかったことが思い出されます。  これから日本でも外国人の方、敦賀市でも多くなるということで、多文化共生を推進するに当たっては、お互いのことを知るということが重要になってきますし、外国人の方にも日本の文化を理解していただくということはもちろん、外国人の方のそれぞれの文化を否定しないということも必要だというふうに考えています。  先ほどこれから外国人の方が増えていくんじゃないかなという話をしましたけれども、やっぱり敦賀市においても人口減少に伴って労働力不足、これを背景に外国人労働者が増加傾向にあるように思いますので、実際そういうことをある意味、先に経験している他市町の事例を参考に勉強していくことが必要だというふうに認識しています。  日本語教育に関しては、その中でお互いの交流を深めていくために、コミュニケーションの手段として大事だと思いますし、日本語教育を推進するということも効果的だというふうに思います。  今後、敦賀市における外国人の増加が特に顕著になってきたという場合には、日本語教育を受ける機会をより確保する取組というのも必要になるというふうに考えているところでございます。 172 ◯19番(大塚佳弘君) 市長の体験も通じて詳しく述べていただきまして、ありがとうございます。  まさしくこの多文化共生推進については、各国の文化を知る、また人を知るということは非常に大事なことであって、また、それを知るための言語というのも非常に大事でございます。今後も引き続き対応をお願いして、この質問を終わります。  最後の項目として、障害者差別解消法からのバリアフリー進捗と課題について伺います。  平成28年4月から障害者差別解消法が施行されてから、はや9年目を迎えます。  初めに、障害者差別解消法以降のバリアフリー推進状況についての中から、駅前周辺施設等のバリアフリーの状況と現時点の課題対応について伺います。 173 ◯都市整備部長(小川明君) 駅周辺施設等のバリアフリーの現状と課題と対応という点でございます。  現状については、敦賀駅周辺施設等の整備に当たっては、法令の基準やユニバーサルデザインの理念に基づき整備を進めてきたところであり、例えばottaにおいては、車椅子を利用される方等が施設内をスムーズに移動できるようエリア内のレベル差がない形で整備を行ってきたところでございます。  一方、課題については、オルパークやottaの施設内においては、法令の基準は満たしているものの点字ブロックがないところがあり、視覚障害がある方が介助なしで移動することが難しい点が課題として挙げられます。  これらの対応という点でございますが、これらの施設については、障害をお持ちの方を含め誰もが使いやすい施設とする必要があると考えておりますので、点字ブロックといったハード面での対応のみならず、施設や店舗スタッフの適切な対応など、あらゆる面から誰もが利用しやすい施設となるよう努めてまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 174 ◯19番(大塚佳弘君) 部長のほうから、新幹線開業を控えての施設に対するバリアフリーという観点からるる述べていただきました。また、法令的には問題ない項目の点字ブロックについても言及していただきました。ありがとうございました。  私もその項目に対しては非常に懸念している部分もございますので、今後、このブロック等につきましては、ハードの面、またソフトの面を含めて改善対応、関係者の方とともに御協議いただきながら早期に対応していただくことを強くお願いしたいと思います。  次に、お手元の資料を御覧いただきたいと思います。  障害者差別法の改正が今回されるようでございますので、改正の内容について伺いたいと思います。 175 ◯福祉保健部長(池田啓子君) 障害者差別解消法とは、平成28年4月1日から施行された法律で、行政機関や事業者等に対し、障害のある人への障害を理由とする不当な差別的取扱いを禁止し、障害のある人への合理的配慮の提供を求めることを通じて、共生社会の実現を目指すものでございます。  令和6年4月1日に改正障害者差別解消法が施行され、改正後は事業者による障害のある人への合理的配慮の提供が努力義務から義務に変更となります。  以上でございます。 176 ◯19番(大塚佳弘君) 改正のポイントの繰り返しになりますが、先ほど部長が申されましたように合理的な配慮の提供がございます。従来は事業者に対しては努力義務でございましたが、来期の令和6年4月1日からは行政機関と同様に義務化ということになりますので、その対応についてよろしくお願いしたいと思います。  最後に、敦賀市の周知方法と今後の取組について伺います。 177 ◯福祉保健部長(池田啓子君) 民間事業者における合理的配慮の義務化につきましては、令和5年8月発行の広報つるが9月号で周知しております。  また、企業等への周知につきましては、敦賀商工会議所が発行する会報の令和3年6月号で、障害のある方に対する合理的配慮について掲載していただきました。  今後も引き続き、広報つるがや市ホームページ等を活用し、民間事業者への周知及び理解促進に努めてまいりたいと考えております。  以上です。 178 ◯19番(大塚佳弘君) ありがとうございました。敦賀市の周知方法と今後の取組ということでございますので、その確認もできたところでございます。  法律ですので、遵守することは重要ではございますが、この9年間の間に敦賀市として何を目標にして進めてきたかが問われることであると私は感じております。  今回の一般質問は、冒頭に申し上げました9月1日、防災の日の淵源でもある関東大震災から本年100年目の節目を迎え、改めて常に災害が起こることを想定した防災対策の備えが敦賀市も必要でございます。今回は内水氾濫を切り口に取組の確認をさせていただきました。  また、常に申し上げておりますが、ユニバーサル社会、共生社会を実現することは市民の願いでございます。今回は福井県が掲げる多文化共生プランを確認させていただきました。さらなる活動と実現を期待しております。  いよいよ令和6年3月16日の北陸新幹線敦賀開業まで179日となりました。私たち公明党は、市民生活を第一に、希望の行き渡る敦賀市を目指し、今後ともしっかりと取り組んでいく所存でございます。  以上で一般質問を終わります。  ありがとうございました。 179 ◯議長(馬渕清和君) 暫時休憩いたします。  なお、再開は午後1時50分といたします。             午後0時48分休憩             午後1時50分開議 180 ◯議長(馬渕清和君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続けます。  次に、三田村崚君。   〔11番 三田村崚君登壇〕 181 ◯11番(三田村崚君) 全て賛成でもなく、全て反対でもなく、議論が深まるような市議会を目指して活動していきたいと思っております。崚正会の三田村崚です。  通告に沿ってやっていきたいと思います。どうかよろしくお願いいたします。  まず1点目として、性的マイノリティーの政策についてということです。  ひとまず市長、理事者の方々、パートナーシップ宣誓制度の導入について前進をさせていただいたこと、感謝いたします。ありがとうございます。本当にスムーズに御対応いただいたのかなと思っております。  ただ、お礼を申し上げたその舌の根も乾かぬうちにという感じでちょっと申し訳ないんですが、全ての人の人権を擁護できるようなまちになっていくためには、これが始まりであるとも思っております。どうか引き続き御対応をお願いできればと思います。  午前中の大塚議員の質問と重なるものもありますが、午後からテレビをつけられた方もいるかなと思いますので、重なるものについても大体そのまま行こうと思っております。よろしくお願いします。  まず、パートナーシップ宣誓制度に関して、現在予定されている制度利用者の受けられる行政サービスと、また今後の予定もあればお伺いできればと思います。よろしくお願いします。 182 ◯市長(米澤光治君) それでは、崚正会の三田村議員の質問にお答えさせていただきます。  パートナーシップ宣誓制度につきましては、先ほど大塚議員への答弁でも申し上げたとおりなんですけれども、制度を導入することによりまして、市民一人一人が自分らしく生きることができる、それから多様性を認め合うことができる、そして、お互いに支え合って共に生きる温もりのあるまちの実現に向けた取組の一助としたいと考えています。  セクシュアルマイノリティーのカップルが抱える生きづらさに寄り添って、パートナーとして宣誓した事実を市が認めることにより、生きづらさ、それから困難な状況の緩和につなげる一つの方策になると考えています。  制度導入後に利用できるサービスにつきましては、市営住宅の入居の申込み、それから税証明の申請、それから市立敦賀病院での入院、それから医療に関する同意などを予定しています。  今ほど議員がおっしゃられましたとおり、これがゴールではないということは本当にそのとおりだと思いますので、今後も取組については一生懸命やっていきたいというふうに考えています。 183 ◯11番(三田村崚君) ありがとうございます。よろしくお願いします。  そこで、これから具体的な質問になっていくんですが、まず最初に整理として、当事者以外の市民に向けてどのようなことを市としてやっていかれるか、予定を伺います。 184 ◯企画政策部長(吉岡昌則君) 先ほどの大塚議員にもお答えさせていただきましたけれども、周知が重要と考えておりますので、周知等を行っていきたいというふうに考えております。  公共施設でのポスターの掲示やチラシの配布、そして各地区へチラシの掲示や回覧などをお願いさせていただく予定をしております。  そしてまた、市のホームページの周知や今回の補正でもあります講演会の開催によりまして、市民への周知にもつながるものと考えております。  以上です。 185 ◯11番(三田村崚君) 先ほどのお話でもそうだったんですが、大体、宣誓制度について周知を図っていくというようなところかと思いますが、制度自体というか、そもそもどうしてそういったものが必要であるかとか、どうしてこのような段取りになったというか、そもそも市民への制度以前にセクシュアルマイノリティーの方々に対する理解が十分なのかなというところが疑問なのですが、その辺りについて市として、また子供たちへの教育等の側面からも、何か予定があれば教えてください。 186 ◯企画政策部長(吉岡昌則君) セクシュアルマイノリティーへの理解促進につきましては、第4次つるが男女共同参画プランに掲げておりまして、啓発のパネルの展示とか、啓発チラシの配布なども行っているところでございます。  そのようなことを第4次つるが男女共同参画プランにつきましては令和3年3月に策定したプランでございまして、それに基づきながら周知、啓発等を実施させていただきたいと考えております。  以上です。 187 ◯11番(三田村崚君) 子供たちへの教育等は特に予定されていないということでよろしいでしょうか。 188 ◯企画政策部長(吉岡昌則君) 現在、具体的にそこのところについては計画等はございません。  以上です。 189 ◯11番(三田村崚君) ありがとうございます。  ぜひ子供たちから、やっぱりまだまだ価値観が定まり切ってない状態から、鉄は熱いうちにですが、様々な価値観に触れられるような教育というものをしていただけたらと思いますし、そのために私もできることがあればしたいと思っております。  当事者以外のことを先にしたんですが、ここから当事者の方々についてというところになります。  まず、今回の補正予算にあるような、いわゆる結婚祝い金的なものがあったかと思うんですが、将来的にパートナーシップ宣誓制度利用者も含まれるような議論というのは庁内でありますでしょうか。  また、ないとすれば、その理由も教えていただけますでしょうか。 190 ◯企画政策部長(吉岡昌則君) 先ほど市長答弁させていただきましたとおり、利用できるサービスにつきましては、市営住宅の入居の申込みなどを市長、先ほど答弁させていただきました。  このほかにも庁内で協議中のサービスもございますけれども、現在、最終調整中でございまして、できる限り提供サービスを増やしたいと考えているところでございます。  以上です。 191 ◯11番(三田村崚君) 結婚祝い金的なものは議論には上がっているかを教えていただけますか。 192 ◯企画政策部長(吉岡昌則君) 結婚祝い金については、今、協議の中には上がっておりません。  以上です。 193 ◯11番(三田村崚君) 先ほども申し上げたんですが、検討もしないとすれば、その理由もできれば伺いたいなと思います。 194 ◯企画政策部長(吉岡昌則君) 庁内で提供できる行政サービスにつきましては、庁内各部署に照会をかけながら協議を行って最終調整を行っているところでございます。  結婚祝い金、今回、福祉保健部のほうの補正のやつかと思いますけれども、そちらにつきましては、制度を行っているところからは、少子化対策というようなのが目的でございますので、その辺が目的であるため、今回の対象にはちょっと含めにくいのかなということで考えているところでございます。 195 ◯11番(三田村崚君) ということは、結婚祝い金はあくまで少子化対策でということだったんですが、別に、でも結婚して子供を持たない方もそれなりに増えてきていますし、目的として結婚祝い金であれば、パートナーシップと何か本質的に違うところがあるのかなと思っていたもので、少子化対策であれば少子化対策で子供に対してお金を出せばというような気がしますが、なぜ結婚祝い金という制度になって、結婚が子供を持つための前提であるかのような段組みになるのかを少し伺いたいと思います。 196 ◯市長(米澤光治君) 今回の補正に上がっている結婚の祝い金に当たるものなんですけれども、結婚新生活支援事業ですかね。これはもともと県がやろうとしている事業ということもありまして、その中のメニューで、今申し上げたようなものは現在のところ入っていないということです。  おっしゃるとおり、例えばパートナーとして、例えば性的マイノリティーの人が同性婚のような形でカップルになったときに、養子を持つとかそういうことも十分考えられるわけなんですね。  今ちょうど、先ほど私申し上げたとおり、この制度については導入しようとしているところでして、先ほど言ったようにスタートラインということで、これから今言われた結婚支援だったりとか、そういうことに限らず、こういうこともこれから必要なんじゃないかとか、そういうことというのは皆さんもお気づきになる、まだ我々が検討できていない部分というのもそれに限らず出てくると思いますし、それについてはまたいろいろ教えていただきながらこちらでも検討していくということは考えていきたいと思います。 197 ◯11番(三田村崚君) ありがとうございます。私も、私でなくとも、皆さんからの意見を取り入れていただければと思います。ありがとうございます。  ちょっとそこに近いところではあるんですが、先日、扶養手当に関して、札幌地裁では否定されたという結果だったんですが、全国的に見ると認める都県と認めない県が同数というような状況でして、やろうと思えばできるのかなという状況かと思います。  ちなみに、これは敦賀市としてはいかがお考えでしょうか。 198 ◯総務部長(芝井一朗君) 市の職員の場合における扶養手当でございますが、申請書に添付する書類等について一部追加とか変更の可能性はありますが、収入などの要件を満たしていれば支給対象とする方針でございます。  以上です。 199 ◯11番(三田村崚君) ありがとうございます。よろしくお願いします。  ここまで、これからパートナーシップ宣誓制度がどうなるという話だったんですが、以下、何点か危惧されるなという点があるのでお尋ねしていきたいと思います。
     先日、新聞にて性的指向の漢字が間違っていたということがありまして、それ自体は新聞側のミスであったということでいいんですが、ただ、私たちがそれくらい注意を払わねばならないということを痛感したところでございます。これまで無頓着、無関心であったこと、それがいかに当事者やその家族を傷つけてきたのかということを意識せざるを得ません。  そういった配慮を市民一人一人が、ただ、これは別にセクシュアルに限ったことではなくて、先ほども少しあったような気がするんですが、外国から来られた方も、また敦賀出身でない方も、あらゆる場面で多分皆さんも何かしらの場面ではマイノリティーになる瞬間というのがあろうかと思います。そのたびに自分がマジョリティーである場面でもマイノリティーの人に思いを巡らせられる、そんなまちになれば外からの移住者というのも入りやすくなっていくのかなというふうに思っております。  ただ、これからのことを言うと、せっかく早くやったのに文句を言うのかというふうに言われてしまいそうなのですが、秋の制度開始に向けて市役所の準備という観点で少しお尋ねします。  まず、職員への人権教育について、これまでどのようにされてきたか。また、これに追加して、今回、パートナーシップ宣誓制度導入に際して追加で行われるものがあるのか、教えてください。 200 ◯企画政策部長(吉岡昌則君) 性の多様性やセクシュアルマイノリティーについて理解を深めるために、職員を対象とした研修を今年の2月に実施しております。  また、制度導入に当たりまして、サービスを提供する担当課には制度説明を行いまして、適切な対応が取れるように努めてまいります。  今後とも職員研修につきましては、総務課とも連携し実施をしていきたいと考えております。  以上です。 201 ◯11番(三田村崚君) ありがとうございます。担当課については追加で行っていくということで承りました。  ちなみに、内容というか、目標というか、ある程度ベースのようなものがあれば伺いたいと思うのですが、秋開始ですし、そろそろある程度あるのかなと思うのですが、どうでしょうか。 202 ◯企画政策部長(吉岡昌則君) サービスを提供する担当課につきましては、それぞれ個別に行わせていただくか集まっていただいてさせていただくかについては検討中でございまして、そこについて、しっかり適切な対応が取れるように研修といいますか説明を行っていきたいと考えております。  以上です。 203 ◯11番(三田村崚君) 特にそれは専門の方に監修していただくとか、外から見ていただくというようなことはなくというような感じでよろしいでしょうか。 204 ◯企画政策部長(吉岡昌則君) 今回、導入に当たりまして、担当課、市民協働課のほうで職員のほうが説明を行わせていただくというふうな形で考えております。 205 ◯11番(三田村崚君) それは適切に進んでいけばと思いますが、ぜひ、さらにより拡充されていくようにしていただければとも思います。  なぜ教育研修に関してしつこく質問するかと申しますと、アウティングの問題があろうかと思います。  私が卒業してすぐ大学で起きた事件なので印象が強いんですが、ゲイであることを友人に明かされてしまった学生が亡くなるというようなことが過去には起きております。  比較的人間関係がおおらかというか広い東京でもそのような結果が生じ得る。いいうわさ、よくないうわさ、特によくないうわさだと思いますが、あっと言う間に千里を駆ける敦賀だと、どうなるのかというのは火を見るより明らかかと思います。  ですので一層守秘等には気をつけていただきたいと思うわけですが、そこで、市として申請時の対応の方法のバリエーションのような、何か当事者の方の秘密を守るための取組があれば教えてください。 206 ◯企画政策部長(吉岡昌則君) パートナーシップの宣誓に来られ、お2人が希望する場合には個室での対応を考えております。  市民協働課は市役所と比較しまして来庁者が少なく、個室の確保も容易であり、宣誓者のプライバシーにより配慮できることも市民協働課で対応する理由の一つでございます。  また、サービスを提供する担当課には、先ほど制度説明ということを言わせていただきましたけれども、注意すべき事項を含め制度説明を行いまして、適切な対応が取れるように努めてまいります。  以上です。 207 ◯11番(三田村崚君) この点については最後になるんですが、条例化等の対応の御予定があれば教えてください。  今回の議会に上がってきていなかったと思うので、取りあえず条例ではなくてということかとは思いますが、条例を選ばなかった理由のようなものもあれば教えてください。 208 ◯企画政策部長(吉岡昌則君) パートナーシップ宣誓制度につきましては、要綱での制定を予定しております。  この制度につきましては、市民に義務を課し、また市民の権利を制限するというところまで行っていないもので、条例の制定までは必要ないのではないかと考えているところでございます。  また、県内で先行導入しました4自治体につきましても全て要綱で制定されておりまして、県も要綱で制定する予定と聞いております。  今のところ県内で統一が図られておりますので、条例の制定の予定はございません。  以上です。 209 ◯11番(三田村崚君) 1点目に関しては以上で漏れはないかと思います。ありがとうございました。  2点目、敦賀市役所職員給与に関してです。  まず最初に、これを出したら何名かの方から給料を上げる方向か下げる方向かと聞かれまして、上げる方向であるということは先にお伝えして議論を進めていきたいと思います。  まず、現在、敦賀市役所の新しく入ってこられた方の給与、高卒、短大卒、大卒、それぞれ幾らなのか教えてください。 210 ◯総務部長(芝井一朗君) お答えいたします。  一般的な事務職員として採用された場合の初任給は、いずれも月額でございまして、高卒が15万4600円、短大卒が16万7100円、大卒が18万5200円となっております。  以上です。 211 ◯11番(三田村崚君) ありがとうございます。  これが人事院勧告に基づいて上げられる方針であるということを伺っていますが、それぞれ幾ら上がって幾らになるか教えてください。  また、会計年度任用職員の方も同様であるのか教えてください。 212 ◯総務部長(芝井一朗君) 国の人事院勧告でございますが、今年は若年層に重点を置いた給料の引上げ改定が勧告されておりまして、本市において同じ内容で条例改正が行われた場合には、先ほどの初任給が高卒で1万2000円増額され16万6600円、短大卒で1万2000円増額され17万9100円、大卒で1万1000円増額され19万6200円にそれぞれ上昇することとなります。  また、会計年度任用職員についても正規職員と同程度の上昇が生じることとなります。  以上です。 213 ◯11番(三田村崚君) 一応確認なんですが、総支給ということでよろしかったですか。 214 ◯総務部長(芝井一朗君) お答えいたします。  先ほども冒頭で今年度の月額と申し上げました。同じくこちらも月額ということで御了承ください。  以上です。 215 ◯11番(三田村崚君) 月額1万2000円なのはあれで、その給料が手取りなのかというような話を伺いたかったんですが、それは後でついでに答えていただくとして。  2023年の経済財政白書のデータから一つ御紹介すると、30代男性の未婚率についてのデータというのがありまして、数字を読み上げますと、収入が100万円台の場合76%が未婚、200万円台ですと64%が未婚、これが600万円台になると未婚率は21%まで下がります。800万円台なら17%です。  未婚率のデータなので結婚率に置き換えますと、もちろんちょっと前後すると思うんですが、離婚等もあるので。200万円以下の場合は24%の人が結婚している。800万円以下──700万円台ですが──なら83%の方が結婚する。約4倍というような数字になります。  もちろん結婚の要因がお金だけではないとは私も理解していますが、重要かつ最大級の要素なんだろうと思います。ですから、これだけ数字の差が出てくるし、条件関係というのは存在するんだろうということになろうかと思います。  ここで参考程度に、賃上げ後で構いませんし賃上げ前のデータでも構わないんですが、敦賀市役所の30代の平均所得を教えていただくことはできますでしょうか。  また、それで結婚率がどの程度かということも分かれば教えてください。 216 ◯総務部長(芝井一朗君) お答えいたします。  病院職員等を除きます職員の30代の平均給与につきまして、令和4年度の実績でお答えいたします。  事務職員の手当等を含む総支給額は年額で平均508万3924円、また、その平均年齢は35.5歳となっております。あと手取りのほうなんですけれども、大体360万円程度かなと推計しております。  あと結婚率でございますが、こちらにつきましてはデータ的にはございません。  以上です。 217 ◯11番(三田村崚君) ありがとうございます。総支給で508万円、35.5歳でちょうど真ん中ぐらいというところで、イメージしやすいところかと思います。  ただ、都市部との差というのももちろんあると考えております。特に、公務員の給与は東京とこちらでそう大きくは変わらないと思いますが、一般の民間の企業にお勤めの方の給与というのは大きく変わってくるところかなと。実際に数字も出ているかと思います。  ただ、市長にぜひとも、もちろん出会いの場が増えることとか結婚の優遇があるというのももちろん分かるんですが、結婚に踏み切れるような経済状況というものを実現していく必要が根本的な問題として存在すると。よく若者が車離れをしているとか結婚離れをしているとかいうふうに言いますが、お金がないのに誰が結婚できようかと。まして結婚したら子供をとなったときに、今の物価の状況で、その給与で十分なのかというところは考えていただきたいなと思います。  ここまで市役所のことについて聞いてきたんですが、市内の民間事業者の所得の状況等については何らか把握されているのか、教えていただけますでしょうか。 218 ◯産業経済部長(増田一条君) 市内企業の初任者給与ですとか所得については把握はしておりませんが、ただ、いろんな状況がございますので、それも踏まえて全国的にですとか県内ですとか、そういうものについては再勉強していきたいと考えております。  以上です。 219 ◯11番(三田村崚君) もちろん民間の方のほうがたくさんいらっしゃるので、そちらの給与をということを最終的に目標にするわけなんですが、たしか前回の議会で、敦賀で人に働いてもらう、定着してもらうために市内企業の魅力的な歴史なんかを伝えるというようなことをおっしゃっていたような記憶があるんですが、先日、自分のところの高校生に会社選びを何でするかというようなことをオープンクエスチョンで聞きましたら、みんなホワイトさ。ホワイトさって何なのかということを問いただしますと、要は労働強度が低いのを求めていると。できればそれに給与も伴ってくるといいよねというような感じでして、まさにいわゆるZ世代じゃないですけれども、若者の価値基準というか、価値の置き方が変わってきているということを感じるわけですが。  ただ、もちろん給与を上げるというのは簡単ではないですし、別に景気がよくなったわけでもないので。ただ、物価が上がる中で、なるべく健全なインフレというか、そういった方向に向かってほしいと思うところです。  そこで、無形の歴史とか伝統とかというものにもちろん価値があることも分かりますし、それもアピールする一つの手だということは理解するんですが、数年前に「やりがい搾取」というような言葉もはやりました。結局、労働に対して正当な対価を支払わない、対価が上がらない、幾ら仕事をしても給与が上がらないというような会社、場所には、人は来ないのだろうということを思います。  ちなみにですが、20人弱ぐらい高校生に聞いて歴史に関心を持ったのは1名でしたので、そこもお伝えします。  そこで、ぜひ市内業者の中で若手従業員の待遇がいい、福利厚生も含めていただいて構いませんが、若者を大事にしている会社を市長賞のような形で表彰していただいて、ポジティブな方向に社会を牽引していっていただきたいと思いますし、それが行政の役割かと思います。  また、女性活躍を表彰している自治体等は既にたくさんあるかと思いますし、ぜひ市長から優良事業者といいますか、そういったところに自分から応募してもらえば手間もさほどかからないと思いますし、優良事業者を内外に向けてアピールできるような仕組みをつくっていけばどうかと思うのですが、難しいでしょうか。 220 ◯産業経済部長(増田一条君) 国の施策では、賃上げを未来への投資と捉え、賃上げを行う企業への支援や最低賃金の引上げ等が行われています。  また、就職先を決める上で賃金が高いことは求職者にとって魅力的な条件であり、人材不足解消の一助になることも期待できます。  福井県では、9月補正において、最低賃金を全国平均以上に引き上げる事業者に対し奨励金を支給する予算要求を行うなど、現在は賃上げに関する施策が徐々に具体化している段階と認識しています。  市内企業が賃上げしやすい環境を整えることは、本市としても必要なことと考えておりまして、現在は事業者への様々な経済対策等の支援を行うことで安定的な経営を促し、結果として働く方々の賃上げにつながればいいと考えております。  また、議員御提案の表彰制度も一つの案として、国、県の施策も注視しながら、今後本市に適した施策を研究してまいりたいと考えております。  以上でございます。 221 ◯11番(三田村崚君) 最低賃金、最低時給の話で、先日、総理大臣が1500円でしたかね、という金額を言って、何も分かっとらんというような声をよく見かけましたが、並みの上昇ペースでは正直追いついていないということを理解した上で、より根本的に解決できるよう敦賀市が先行していただければというふうに思っております。よろしくお願いします。  何で若手、若手と言っているかといいますと、決して自分が若手だからということではなくて、このようなデータがありまして、日本の国税庁とアメリカの労働統計とを合わせた初任給の比較なんですが、物価購買力等に関する調整をした上で、アメリカの大卒初任給は539万円に対して日本は270万円程度ということになるそうで、1.8倍の差があります。  データは少し時がたっているので、アメリカがあんな状況ですので、より拡大しているような気もしますが、ただ、この差というのは年齢が上がると詰まっていきます。つまり男性全体の給与で比較すると日本はアメリカの92%程度ということで、全年齢対象ならアメリカの給与は1.1倍ぐらいにもならないというところです。つまり日本は特に若者にお金を渡していないということをぜひ自覚していただきたいし、私も自覚すべきであると思います。  一方で、社会が激変する中で、デジタルを使いこなせている若者のほうが生産性は高いんじゃないかというような指摘まであるわけです。  そんな中で、さらに、お金を使うのはどの世代かということも考えていただきたく思います。子供のお金、家のお金、車のお金、若い世代はお金を使うところには困らないです。子供が出ていった後のおじいちゃん、おばあちゃんがお金をどこに使うのか。どんどん使っていただければ構わないし、お孫さん等がいればどんどん渡していただければ構わないんですが、若者はお金を借りてでもお金を使う。彼らの消費したお金というのは、まち全体、国全体を回っていくものになります。ですから、どうか若者にお金が落ちてくるような仕組みというものをつくりたいと思っているところです。  ガソリン等の値段にしても1.1倍とか1.2倍とか、そういう次元じゃない数字かと思います。そんな中で給料だけが1万円上がって、20万円の1万円だと5%だと思いますが、5%上がって喜んでいていいのかというように思うところです。  何でじゃ市の職員の方で給与をという話になるかというところですが、公務員の方の給与というのは、当然ですが周囲の事業者等、まちの給与等に影響を与えます。  先述のように若者は消費傾向が強い。ですから、市役所の若い方の使ったお金というのは市内を回って、3つ目の論点にも関わりますが、それこそタクシー業界にも回っていくようなお金になるんだろうと思います。下にお金をまくよりも、上にまいて下に下りていくような仕組みというふうに考えていただけるとよいと思います。  公務員が給料をもらい過ぎだというような論調というのは、この20年とか30年ずっとあったものかと思います。先ほど私に対して給料を上げるのか下げるのかという質問にもそれが表れていると思うんですが、公務員の給料を上げないから景気が上がらないという一面は必ずあると思っております。  それに、議員になって改めて本当に思うんですが、市でお勤めの方々の勤勉な仕事ぶりというのは本当に頭が下がるところです。だからこそ、例えば市民からの声とかそういったものに屈せずに、胸を張って給料を上げてほしいと思っております。それが結果としてまちをよくすることにつながって、最初は不満だった人も納得いただける。そういったふうな好循環に導いていっていただきたいと市長には強く申し上げたいと思います。  これは保育士さん等、市の施設に関しても同様です。市がお金を渡せるところに公平にどんどんと渡していく。そんなまちにしていってもらいたいと思います。  そこで、市長にお声をいただきたいなというところなんですが、税の減免でも構いませんし、給与が増えるような方法でもいいし、極論デジタル通貨みたいなものでもないよりはいいかなと思うんですが、ぜひ若者の手取りが増えるような政策を実験的にでも構わないので行っていただきたいなと思います。実験のデータにも国全体を揺るがすほどの価値があると思いますし、これを先んじて行えば、必ず全国的にもバズるだろうと思います。  普通に敦賀に移住をしようと、いいところを広告しても、日本中いいまちはほかにもたくさんありますので、なかなか難しいと正直思います。ですが、給料が増えるというのは破格のPR効果を持つと思っております。  申し訳ないんですが、ここにいらっしゃる部長級の方々はともかくとして、ぜひ市役所の方々にお金が増えるような政策というのをお願いしたく思いますが、市長のお考えを伺います。 222 ◯市長(米澤光治君) 先ほどアメリカと日本で若手の方がもらえる給料が大分違うというのは、これは昔からある話で、今に始まったことではなく、何でかというと終身雇用をずっと日本がやってきたからで、トータルで日本人は生涯の賃金でいうと先ほどおっしゃられたとおりあまりアメリカと変わらず、終身雇用をやっているから会社のほうもある意味、安定的な経営をしてきた。特に製造業においてそうだったという経緯がずっと経済的には、これは本当にここ数年の話ではなく、戦後、もっと言えば日本も戦前は終身雇用じゃなかったわけで、そういう背景があったんだと思います。  逆に言うと、アメリカはすぐに、本当に転職の多いところですので、初任給をちゃんとしておかないとそもそも入ってこないというもともとの、私はどっちかというと雇用関係が大きい理由じゃないかなというふうに思っています。  先ほどおっしゃられたとおり物価のこととか、あと為替のことがありますので、数字的には広がっているのかもしれませんけれども、基調としてはそういうことなんだろうなというふうに思っています。  あと敦賀の賃金を上げるということのある意味効果ということでいいますと、敦賀の経済のみならず、大体地方自治体の経済を見ていますと、敦賀が一つの国みたいなもので、中だけでずっとお金が回っているんだったら、おっしゃるとおりここの賃金を上げるとそれがそのまま、皆さん貯金せずに使っていただければ経済効果になるんでしょうけれども、実際はどうなっているかというと、結構、敦賀市としての輸出入みたいなものがやっぱりあって、市外に出ていくお金というのも、これはかなり大きいんですね。  どっちかというと、そうはいっても敦賀市の場合、これぐらいの規模の地方都市の中では割と貿易収支的にいうと、どっちかというと稼いでいるほうなんですが、今まではずっと電気代で稼いでいたというところがあって、出ていくほうが基本的にはどの市町も多いというのがあって、結局、日本全体で賃金を上げないと駄目だよねということになるんじゃないかなというふうに、実験前に申し上げるのは恐縮なんですけれども、個人的な感想としてはそのように思っています。  ただ、これから、例えば市役所の職員の、特に若手職員の給与のことを言及していただきました。詳しいことは後で総務部長のほうから説明をさせていただくと思うんですが、先ほどおっしゃられた市役所の職員としてしっかりとした仕事をしていただいて、それに見合った、公務員の給与の場合いろんな制約があるので、敦賀市だけというわけにはなかなかいかないんですけれども、それに見合った給料というのはこれから我々も考えていかなければいけないんだろうなというふうには思います。 223 ◯総務部長(芝井一朗君) 今ほど市長がほぼほぼ答弁いただいたんですが、私のほうから少しお答えさせていただきます。  確かに議員おっしゃるとおり、若手職員の処遇改善というのは非常に重要なことであると考えているところでございます。  そのため、これまで昇格試験というのがございまして、そちらの受験可能年齢を早めるなどの措置を取ってきたところでございます。  ただ、若手職員の給与を上げる方法としてはもう一つ、例えば手当の創設というのが考えられますけれども、先ほど市長が申し上げましたとおり公務員としてのいろいろ制約がございまして、給与決定に際しては国や他自治体とのバランスを考慮しなければいけないという均衡の原則というのが定められております。
     また、この原則を超える引上げには財源も当然必要になってまいりますので、市民の理解を得られるかという課題もございます。  一方で、今回の人事院勧告につきましては、若手のほうに重点的に処遇の改善がされております。議員がおっしゃるとおり、私どもほとんど給料は上がりません。ただ、若手の職員1級、主事級の職員については5%近くの引上げということで、非常に若手に厚遇の人事院勧告となっているところでございます。  このように国についても若手職員の処遇改善にも前向きになっておりますので、今後も国の動向を注視してまいりたいと考えております。  以上です。 224 ◯11番(三田村崚君) ありがとうございます。  昇格試験というお話があったので、ついでに。これは皆さんにも関わるんですが、役職が上がっても給料が増えんというようなことをよく聞くし、実際ある程度そうなんだろうなというところでして、その辺りの手当等を考えていただいたりしてもよろしいのかと思いますし、ある程度能力給的なところにすれば均衡の原則等という話もクリアするところもあるのかなと思いますので、せめて頑張っている若手というか、成果が出ている若手というふうに思ってお願いして、時間もあるところですので、一旦ここで、この質問は終わりとさせていただきます。ありがとうございます。  3点目、タクシー事業者への今回補正予算での補助金についてお伺いします。  まず1点目、基本的なところとして、1台当たりの金額、補助対象、目安としてで構いませんので補助率、補助の経緯等について教えてください。お願いします。 225 ◯市民生活部長(中野義夫君) まず、今議会におきまして補正予算を計上させていただきました次世代タクシー車両導入支援事業費補助金につきまして、補助に至った経緯から御説明申し上げます。  現在、市内のタクシー車両の多くはLPガスを燃料としておりますが、LPガスを供給できる市内唯一のオートガススタンドが閉店されることとなりました。  このことは、今年4月に入り、オートガススタンドの運営事業者からタクシー事業者に対し来春に閉店する旨の連絡があったもので、本市では、タクシー事業者と対応を図る中で、県とともにオートガススタンドの運営事業者とも営業延長について協議を重ねましたが、延長について合意を得ることはできませんでした。  公共交通としてタクシーは重要な役割を担っていることから、北陸新幹線敦賀開業時に車両数を一定数確保する必要がありますが、オートガススタンド閉店後はLPガス車の維持が困難となるため、車両の入替えを進める必要があります。  タクシー事業者においては、年度内という短期間で多くの車両を入れ替える必要が生じ、経営上の課題から入替えが進まないということも懸念されるため、本市では県と連携し、円滑な入替えができるよう補助制度を設け、タクシー事業者の車両入替えを後押しすることといたしました。  補助の対象車両は、HV、EV、PHEV、FCVとし、補助額につきましては、新車は60万円、中古車は40万円、そしてEV、PHEV、FCV、車椅子対応車におきましては、さらに20万円を上乗せすることといたしました。  なお、今回の補助金の算定基準につきましては、定率補助ではなく定額補助としていますので補助率の設定というものはございませんが、ハイブリッド車の一例で申し上げますと、新車価格が230万円の場合、補助金額が60万円、補助率は約26%となります。  以上です。 226 ◯11番(三田村崚君) 同様のことを実施している先行自治体があれば、金額とともに教えてください。お願いします。 227 ◯市民生活部長(中野義夫君) 県内で同様の制度を行った自治体ということで申し上げますと、越前市におきまして、オートガススタンドが令和元年に廃止をされたことにより本市と同様の支援を行っております。この支援は令和元年度から複数年行っており、LPガス車からHV、PHEV、EVへの入替えに対し、新車は40万円、中古車は25万円を補助しております。  以上です。 228 ◯11番(三田村崚君) ありがとうございます。  県のあれ等もあって増えたというようなお話でしたが、結構な金額かなと思います。  まず前提として、EVというとPHEVとかも混ざるので、BEVと最近は言うとのことで、バッテリーEVで、以下BEVと呼びますが、どこまでエコなのかというのは、かなりいろんなところから疑問が呈されておりますし、私としてもどうなんだろうなと正直判断しかねるところです。  ただ、世界の車産業であるとか、国内でも大きな潮流としてバッテリーEVを目指そうというようなものはあるんだろうと。FCVについては、その先にあればいいなというか、だと思うんですが。  また、タクシー事業者がこれだけの数を急に入れ替えるとなったときに、補助が必要だということ自体は私も理解しますし、全然否定するつもりはないんですが、ただ、全体の立てつけを見たときに首をかしげるようなところもありますので、ちょっと質問をさせていただきたく思います。  現在、国のほうでもBEVやPHEV、FCVに対しては補助が行われています。ただ、ハイブリッドはないんですね。BEVを買うと最大で85万円が補助されます。何でかといったら当然、BEVの割高感が異常に高いというところがあるからです。ハイブリッドは、もう随分長いですし、価格としてもさほど普通の車と変わらなくて、補助を今さらするのかというところがまず疑問な点です。  日産で一番安いEV、軽自動車は除いて、リーフで400万円を優に超える。先ほどハイブリッドの価格ということで230万円ぐらいということでしたから、これだけの価格差がある。  じゃそんな中で、敦賀は、発電所を有するまちとして、ゼロカーボン等もありますし、BEVを普及させたいんだと。先陣を切って行きたいから補助すると。例えば、新幹線で敦賀に来た人が敦賀のタクシーは全部BEVなんやなと。EV、乗れば分かるんですけれども乗り心地が非常にいいので、それだけで一つの特徴になる。敦賀市のタクシーがEVになっているというようなことは一つの話題にもなろうかと思います。  ただ、じゃ実際今回の補助金がどうなるかというと、ハイブリッドでも230万円の車に対して60万出す。EVにしたところで20万円しか増えない。結果何が起きるかは考えるまでもないんですが、現状分かる範囲で構いませんので、入替え予定と聞いている81台のうちHV、ハイブリッドでないものの導入予定数があれば教えてください。 229 ◯市民生活部長(中野義夫君) 導入車両につきまして、各事業者からの聞き取りによる現時点での見込みについてお答えいたします。  市内タクシー事業者の保有台数は合計105台ございまして、そのうちLPガス車は81台でございます。補助対象となります81台の車別の内訳につきまして申し上げますと、HVも含めて申し上げますと、HVで77台、EVでは4台を見込んでおります。現在のところPHEV、FCVについての導入見込みはございません。  以上です。 230 ◯11番(三田村崚君) ということです。81台中77台が結局ただのハイブリッドであると。  ここで、先日提出されました市長提案理由というものを確認すると、ゼロカーボンシティ宣言でということがあるわけです。トヨタのハイブリッド、大変燃費がいいので、リッター二十何ぼ、下手すれば30キロとか走るので、もちろん環境にいいし、いい選択肢だとは思うんですが、ガソリンは入れるわけですよね。ゼロカーボンではない。安価なハイブリッドが補助金のメニューにあれば、それは81分の77台は当然です。  また、先日ちょっと聞いた際に、そもそもEVというのはタクシーに適さないんじゃないかというような意見もあったということなんですが、そもそもこういうメニューじゃないだろうというのが正直なところです。  なので何が言いたいかというと、タクシー業界を助けたいなら正直にそう書いてほしいなというところがございます。そうすれば、ほかの苦しい事業者も助けようということになると思いますし、ほかの業界からしても、もっと頼んでみようというようなことになると思うんです。  なのに、ガスが急に止まるというのはもちろん特別な事情ではありますが、本来なら計画的に行うべき設備投資であるにもかかわらず補助金に頼ることになる。じゃその理由は何なのかというと、新幹線が来るとかゼロカーボンとかということになると、それは理由として不十分というか看板が違うんじゃないですかというところを思うわけです。  普通、行政の判断過程が違法であるか審査するときには、動機が適正かとかそういうことも議論に上がります。つまり何でそれをするのかということは適正に表示しなければいけないし、それが合理的であるかどうかというところも考えられなければならない。私がわざわざ、釈迦に説法だと思うんですが、こんなことを言う必要もないと思うんですが。  なのに書いてある目的とやりたいことがよく分からないというところで、例えば電気自動車も一定の割合用意してもらう。充電器も置いてもらう。もちろん充電器の分は補助金も増やしたっていいと思いますし。だから要るものにお金を出すのは構わないんですが、例えばBEVの場合は、タクシーの充電というのは夜中が中心になると思いますので、充電器がたくさんあれば、市民も敦賀を訪れる電気自動車の人たちも日中の充電インフラが整う。タクシーのバッテリーというのが災害時には非常の電源としても機能する。これなら出した補助金が敦賀市民の利益に直接つながるというところだと思うんです。  なので、本当にゼロカーボンシティであるとか次世代タクシーというような看板でこちらのお金を出すのであれば、もっとEVや充電設備のような本当に新しいものとして、わざわざそれをしてもらうから補助金を出すというようなほうがよほど自然な判断ではないかと思うので、以上のような質問をさせていただきました。  先ほどもちょっと言ったんですが、付言すると、タクシーというのは、まちの景気がよくなれば景気がよくなるものだと思いますので、ぜひまちそのものがそもそも活発になるようなものをお願いしたいなと思いますし、タクシーについてもぜひEV等の検討が進むような形を求めたいと思います。  時間も来ましたので以上で終わりますが、ありがとうございました。 231 ◯議長(馬渕清和君) 暫時休憩いたします。  なお、再開は午後2時55分といたします。             午後2時47分休憩             午後2時55分開議 232 ◯議長(馬渕清和君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続けます。  次に、浅野好一君。   〔7番 浅野好一君登壇〕 233 ◯7番(浅野好一君) 皆さん、お疲れさまです。市政会の浅野好一です。  9月定例会、一般質問初日午後2番目の質問です。テンポよく発言通告書に従って質問していきますので、誠意ある答弁、よろしくお願いいたします。  いよいよ来年春、3月16日、北陸新幹線敦賀開業となります。我々議員も敦賀市民とともに100年に一度と言われるイベントに生きていた、居合わせることができることを大変喜んでおります。  まだまだこれから盛り上がってくる開業機運の高まり、市内照度のフェードインからのアップ、そして市外からの観光客の受入れ体制の最終確認等、一気に大忙しとなってきています。  そのような中、今回、平成23年から検討が始まり平成24年に策定された金ヶ崎周辺整備構想の現況と今後について質問していきます。  本市の北地区にあります金ケ崎地域は、歴史上の史実が数多く残されていて、なおかつ日本経済の海外との交流拠点、大陸との玄関口としても重要なポイントであったことは誰もが知っていることであります。その金ケ崎周辺資源をさらに後世に残すことと、敦賀市民の憩いの場、市内外の観光の目的の場として整備していこうと、金ヶ崎周辺整備構想が始まりました。  全体コンセプトは、敦賀ノスタルジアムで2つあります。一つは、古きよき時代を感じ取る金ケ崎へ来ることによって敦賀の輝かしい時代と異国情緒を感じ取ること。もう一つは、金ケ崎全体が博物館、歴史資源、史実を後世に伝え、知的好奇心を満たすことです。  このコンセプトに沿って、まず、金ケ崎周辺の現況から質問します。  1つ目に、敦賀赤レンガ倉庫の令和3年度と令和4年度のジオラマ、レストランの入館状況を教えてください。 234 ◯観光部長(織田一宏君) 敦賀赤レンガ倉庫の状況につきまして、お答えいたします。  令和3年度の入館者の実績は、ジオラマ館が4万3661人、レストラン館が4万7872人の合計9万1533人です。  令和4年度の入館者の実績は、ジオラマ館が5万9137人、レストラン館が5万9571人の合計11万8708人でございます。  新型コロナウイルスの流行前に設定しました入館者目標は、ジオラマ館、年間8万人であり、令和3年度の達成率は54.6%、令和4年度は73.9%でございます。  令和3年度、4年度は、コロナ禍ということもあり、休館や行動制限により入館者数も厳しい状況でございますが、旅行会社への営業活動やメディア露出に加え、企画展や金崎宮、金ケ崎緑地等の周辺施設と連動した季節のイベントの実施効果もあり、入館者数はジオラマ館、レストラン館とも回復傾向となっております。 235 ◯7番(浅野好一君) もう一歩というところですね。目標人数に近づいてきておりますので、増えていることは頼もしいことです。  そこで、入館者の増加対策として、ジオラマの改修、映像の更新など、指定管理者の丹青社との話合いはしているのか、伺いたいと思います。 236 ◯観光部長(織田一宏君) 入館者数を増やすための取組につきましては、指定管理者とも常々協議を行いながら、毎年度、新たな客層の取込みを増やそうと企画展に工夫を凝らすなど、ソフト的な取組を中心に実施をしております。  赤レンガ倉庫のジオラマは、金ヶ崎周辺整備構想のコンセプトでもあるノスタルジーをテーマにしたものであり、明治後期から昭和初期にかけての敦賀を再現し、精巧に作られております。30分ごとに実施しているジオラマショーの映像と連動し、ジオラマの電車や汽船など各ポイントが動くことでリピーターの方でも毎回新しい気づきがあり、飽きることなく入館いただける要素となっております。  整備計画においては、目標設定に応じて定期的なジオラマ更新を実施することとしておりますが、実際に運営し、お客様の声を聞いていく中で、指定管理者である丹青社の意見も踏まえ、ジオラマ自体を変えるのではなく、このジオラマを生かした展示面での工夫を行うほうが効果的であると考え、満足度向上に取り組んでいるところでございます。具体的には、今年度も新幹線開業を迎えることに合わせ一部映像の更新を予定するなど、きめ細やかな対応を続けてまいりたいと考えております。 237 ◯7番(浅野好一君) よろしくお願いします。  今現在2種類の映像がありますけれども、あれも子供用と大人用と、いいと思いますので、更新して、また新しいものをつくっていただきたいと思います。  次に、鉄道資料館とランプ小屋の入館状況についてお願いします。 238 ◯観光部長(織田一宏君) まず、敦賀鉄道資料館の状況についてお答えいたします。  鉄道資料館の入館者数は、令和3年度で1万6300人、令和4年度で2万1600人でございます。  また、旧敦賀港駅ランプ小屋の入館者数は、令和3年度で6000人、令和4年度で8300人となっております。 239 ◯7番(浅野好一君) こちらも入館者数が増えております。今後ますます新幹線と同時に増えていってもらいたいと思います。  鉄道資料館とランプ小屋は、どちらも入館料は無料なので、維持費だけがかかる施設ですが、今後、金ケ崎周辺エリアの鉄道に関心のある人の重要なポイントなので、特に存在の薄いランプ小屋の存在感を高めてもらいたいと思います。  次に、令和2年11月3日にリニューアルオープンしました人道の港敦賀ムゼウムの令和3年度、令和4年度の状況と、本年の現在の見込み、それから2階の企画展示室、1階の研修室について、利用実績、当初計画の研修室を市民に開放し市民利用の拡大を図ることについて、実績、現状をお願いします。 240 ◯観光部長(織田一宏君) リニューアルオープンに向けまして設定した入館者数の目標値、年間7万人に対しまして、令和3年度は2万1857人、令和4年度は2万2054人となっております。本年度につきましては、8月末時点の入館者数は1万653人で、前年同期間比30%増となっており、今後もダイヤモンド・プリンセスの寄港やイスラエルからの観光ツアー客の来館等が予定されております。  企画展示室の利用につきましては、令和3年度は3回、令和4年度は4回の企画展を実施しておりますが、企画展示室のみの人数のカウントは行っておらず、入館者数と同数として考えております。  企画展開催時には市民に対しましても積極的に広報を行いまして、過去に常設展示を御覧になられた方々にもリピーターとしてお越しいただいております。  今後もムゼウムに関連する様々なテーマを扱った企画を行うとともに、企画展の開催期間中に関連映画の上映会や講演会等のイベントを実施するなど、幅広い世代の方々に興味を持っていただけるような工夫を行ってまいりたいと考えております。  リニューアルオープンに当たりましては、学識経験者等による新ムゼウム利活用等検討委員会におきまして関係団体代表者と協議を重ね、2020年2月に新ムゼウム運営計画を策定し、館の運営を行っております。  当該計画におきまして、研修室を開放し市民利用の拡大を図ることとしておりまして、市内の高校の卒業生によるアート展など、令和3年度は40件、うち市民団体利用が28件、令和4年度は62件、うち市民団体利用が37件の利用実績がございまして、利用が年々増えているような状況でございます。  研修室の利用につきましては、先ほども触れた映画上映会や講演会以外にもピアノコンサートの開催などを通じまして、展示内容に関心の薄い方の来館のきっかけを生み出すことにも努めておるような状況でございます。  新幹線開業の契機も捉えまして、市内外から入館者数を増やすとともに、訪れた方々に御満足いただけるよう取り組んでまいりたいと考えております。 241 ◯7番(浅野好一君) 1階の研修室、市民が利用してもらえれば、それに付随して、まだ一回もムゼウムに入ったことのない人が入ってきますので、どんどん活用をお願いしたいと思います。  もう一つ、目標が7万人なんですけれども、なかなか届いていないのですが、原因は何だと思いますか。市直営だからでしょうか。  本年11月には3周年記念となるのですが、シアタールームの大和田伸也さんがナレーションをしている紹介映像も第2弾ができてもいいのではないかと思うのですが、そこのところ見解をお願いします。 242 ◯観光部長(織田一宏君) リニューアルオープン後、年間目標に届いていない原因としましては、新型コロナウイルスの感染拡大とムゼウムに対する認知度の不足が大きな要因と考えております。  コロナ禍の影響につきましては、行動制限が緩和されまして、ポーランド、イスラエル、リトアニアといった関係各国の大使をはじめ様々な方に敦賀にお越しいただけるようになってまいりました。  また、一般団体客も増えてきておりまして、令和5年度につきましては、日本丸の寄港時に入館促進イベントを行いまして、2日間で約700名の御来館をいただいております。  10月以降につきましても、イスラエルからの団体ツアーの予約やダイヤモンド・プリンセスの寄港も予定されておりまして、現時点で仮予約も含みまして約2400名の来館予約をいただいているような状況でございます。  認知度の向上に向けましては、一人でも多くの方々にムゼウムに足を運んでいただけるよう、引き続きSNS等での情報発信に努めるとともに、新幹線開業の契機を捉え、市内、県内をはじめとする教育委員会等への働きかけや、商談会等を活用した県外の観光事業者への営業を強化してまいりたいと考えております。  また、観光協会や近隣の赤レンガ倉庫等の関係機関をはじめ嶺南地域の施設とも連携をしておりまして、団体旅行の誘客にも引き続き取り組み、目標の達成に向けて努めてまいりたいと考えております。  なお、現在の運営体制は市の直営での運営となっておりますが、指定管理者を活用した運営と比較しまして、どちらにもメリット、デメリットがあると考えておりますので、市の直営だけが現在来館目標を達成していない原因だとは考えておりません。  それから、大和田伸也さんを活用しておりますシアタールームのリニューアルの件でございますが、シアタールームの映像につきましては、初めて来館されまして予備知識のない方でも展示を御覧いただきやすいよう、展示概要等につきまして大まかに説明を行っているものでございます。リニューアルオープン後に初めて設置したものでございまして、まだ年数も経過しておりませんので、現時点では第2弾の映像制作についての予定はございません。  以上でございます。 243 ◯7番(浅野好一君) よく分かりました。  シアタールームの内容は、確かに分かりやすいです。初めての人も、これがポーランド孤児のことかとか、ユダヤ難民のことも分かりやすく説明しているので、大変よいと思います。また時期が来たらお願いしたいと思います。
     金ケ崎周辺エリアの総合マネジメントの世界へ発信する博物館の一つとして、今ほども説明していただきました全世界の方が来られる博物館ですので、これから来館者の増加に、日本だけでなくて全世界へ発信していただくようなPRをお願いしたいと思います。  次に、その隣の金崎宮の参拝者、礼拝者の年間の数はどれくらいなのでしょうか。分かったらお願いしたいと思います。  大河ドラマの家康効果なんかもあるのでしょうか。お願いします。 244 ◯観光部長(織田一宏君) では、金崎宮の状況につきましてお答えいたします。  観光客入込数統計調査による金崎宮への聞き取りによりますと、令和3年度で9万600人、令和4年度で13万500人の入り込みがございました。  また、NHK大河ドラマ「どうする家康」に関連しまして、金崎宮では、のぼり旗の設置や3英傑、信長、秀吉、家康でございますが、3英傑のイラスト入りの絵馬の作成、徳川家康のキャラクターを入れた御城印──お城の印鑑ですね──の発行などを行っていますが、大河ドラマ放送後の本年5月、6月の入り込み数は昨年より増加しておりまして、効果があったと推測しております。  以上でございます。 245 ◯7番(浅野好一君) ありがとうございます。  金崎宮へ上った人が眼下の赤レンガ倉庫や新ムゼウムを見て、行ってみようとなるような仕組みが金崎宮にはしてあるのか、伺いたいと思います。 246 ◯観光部長(織田一宏君) 金崎宮をはじめとした赤レンガ倉庫や人道の港敦賀ムゼウム、鉄道資料館など金ケ崎周辺の各施設では、相互に各施設のパンフレットや市内の観光案内チラシ等を設置するなど、回遊性の工夫を行っております。  今年の花換まつりの際には、金ケ崎周辺施設の回遊性を高めるため、敦賀ムゼウムでは金崎宮の駐車場で来館を促すためのチラシの配布や会場内へのポスターの掲示を行いました。  また、赤レンガ倉庫では、花換まつり連動スプリングフェスタとして、ジオラマ館入館者へのオリジナルコースターの配布やキハ気動車乗車会の開催など、各施設が連携し誘客を促進する取組を行っております。  以上でございます。 247 ◯7番(浅野好一君) どっちが先かというわけではありませんが、金ケ崎の緑地周辺、あるいは金崎宮を行ったり来たりしていただけるような相乗効果を期待したいと思っております。  次に、今言いました金ケ崎緑地ですが、小さなお子さんは、お金のかかる遊具などは必要ありません。芝生の上で走っているだけで楽しいものです。その芝生の上、緑地の利用実績を教えていただけますか。 248 ◯観光部長(織田一宏君) それでは、金ケ崎緑地の利用状況につきましてお答えいたします。  令和3年度の金ケ崎緑地の利用者は7万7082人、それから中にございます休憩所の利用者は3万3968人の合計11万1050人でございます。  令和4年度の利用者は、金ケ崎緑地が7万9840人、休憩所が4万5684人の合計12万5524人となっております。 249 ◯7番(浅野好一君) 非常にたくさんの人に利用していただいている、増えているということで、今後ますます市内の人だけでなくて、新幹線を利用した人もゆっくり休んでもらえるような状況をつくっていただきたいと思います。  過去に、平成20年に、きらめきフェスティバル2008で、強風でテントが吹き飛ばされて男性が亡くなった事件から約15年がたちます。改めて御冥福をお祈り申し上げます。  近年ああいう10メートル近いテントの設営は少なくなりましたが、雨の日もあり日射の強い日もあるので、野外イベントにはテントは必要だと思います。コロナ禍も緩んできて金ケ崎緑地におけるイベントは多くなってきているのでしょうか、伺います。 250 ◯観光部長(織田一宏君) 金ケ崎緑地をフィールドとしまして、民間団体や市民の皆さんがイベントを含めて多様なやりたいことを実現できる場所となるよう、利便性向上などに取り組んできました。  その結果、金ケ崎緑地にキッチンカーを出店される方が多くなるなど、大型テントの使用が減り、一般テントの使用に際しても安全性を考慮するようになっておりまして、イベントに関しましては令和3年度で31件、令和4年度には55件ものイベントが開催されるようになっております。  今年度に入ってからも継続的にイベントを実施する団体も多く、民間団体や市民の皆さんにとっても金ケ崎緑地がイベント等のフィールドとして浸透してきていると感じております。  毎月、例えば第3日曜日とか、そういったときに金ケ崎緑地の休憩所を使っていただいているようなイベントも開催されるようになってきておりますので、いろんなイベントを市民の方、また、いろんな方々が参加できるイベントが数多く実施されるようになってきているなというふうに感じております。 251 ◯7番(浅野好一君) いいことだと思います。どんどん過去にとらわれずテントを使っていただいて、またキッチンカーに来ていただいて、いつ市民が緑地へ行っても楽しんで帰ってもらえるようなイベントを続けていただきたいと思います。  この緑地を使って、例えばストリートパフォーマンスを自由にしてもらってもいいよとか、演奏もしてもいいよとか、そういった方の練習場所でもいいよとか、どんどん使ってもらって、緑地へ行けば楽しんで帰れるような雰囲気をつくっていただきたいと思います。  次に、この緑地、ボードウォークのところを利用したプロジェクションマッピングが令和3年の冬から始まっていますが、それを見に来ている人の人数が分かったら教えてください。 252 ◯観光部長(織田一宏君) 令和3年度のプロジェクションマッピングの来場者数は4万3575人です。令和4年度の来場者数は3万8199人でございます。  以上です。 253 ◯7番(浅野好一君) プロジェクションマッピング、現在は土曜日、日曜日しかしていないんですが、それだけしかしていなくても3万から4万人来ているということでしょうか。 254 ◯観光部長(織田一宏君) 令和3年度につきましては、開催日数が228日で4万3575人となっております。また令和4年度につきましては、開催日数が223日、5日間ほど短いのでございますが、223日で3万8199人となっております。 255 ◯7番(浅野好一君) 現在、令和5年は夏の間、土曜日、日曜日だけやったんですね。 256 ◯観光部長(織田一宏君) 1年間の中で、金、土、日、祝日等に開催するというような形となっております。 257 ◯7番(浅野好一君) 分かりました。そういうふうに変わってきたということですね。了解です。  プロジェクションマッピングを見に来た人数というのはよく分かったなと思いますね。感心します。  このプロジェクションマッピングも今後、令和3年から2年たちます。映像の内容とか映写する場所を壁面にするとかの考えはないのか、伺いたいと思います。 258 ◯観光部長(織田一宏君) プロジェクションマッピングにつきましては、令和2年度に県の補助を利用し整備した夜間観光促進事業でございまして、常設が条件であること、金ケ崎緑地ではミライエという夜間観光として相性のよいイベントがあることから、金ケ崎緑地の広場とボードウォークで実施をしております。現状ミライエ開催と相乗効果の高い方法で実施できているため、内容変更につきましては計画はしておりません。  壁面となりますと、ムゼウムや赤レンガ倉庫の壁に映像を映すというような実施を検討することになると考えます。金ケ崎の官民連携事業の進捗に応じまして、エリア全体の整備と併せて見極めを行いたいというふうに考えております。 259 ◯7番(浅野好一君) ありがとうございます。いろいろなことが今後考えられると思いますので、検討のほうをお願いしたいと思います。  特にプロジェクションマッピングのような経費のかかる大きなものは、簡単にはいかないと思いますが、こちらのほうもリピーターもおるということですので、考えていってもらいたいと思います。  次の質問に入ります。  金ヶ崎周辺整備構想と金ヶ崎周辺施設整備基本計画についてです。  平成24年策定の金ヶ崎周辺整備構想の当時の構想から見直した点について答弁をお願いします。特に、赤レンガ倉庫から緑地への橋、跨線橋の計画がなくなった点の確認も含めてお願いしたいと思います。 260 ◯都市整備部長(小川明君) 金ケ崎エリアにつきましては、平成24年にグランドデザインとなる金ヶ崎周辺整備構想を策定し、以後、これに基づく個別具体的な施設整備計画として、平成30年には金ヶ崎周辺施設整備基本計画を策定し、歴史的な遺産や史実を生かしながら、敦賀赤レンガ倉庫やランプ小屋、人道の港敦賀ムゼウムなどを整備してきました。  平成30年に策定いたしました金ヶ崎周辺施設整備基本計画で描いたイメージパースでは、その計画期間内、令和4年度中が基本計画の策定年度であったわけなんですが、令和4年度内に実施可能な出来上がりをイメージしたパースとなっているところでございます。  そうした中で、特に赤レンガと緑地等を結ぶ跨線橋については、基本構想から基本計画への流れの中で必要な機能としての位置づけは変更していないものの、実現には幾つかの課題があることから、具体的な記述は見送られたとなっているところでございます。  以上です。 261 ◯7番(浅野好一君) 分かりました。  跨線橋については、市長も議員であった当時、議会報告会などでそういうことを話ししていましたので、よく覚えていると思います。  そして、今言いました周辺構想から、平成30年に金ヶ崎周辺施設整備基本計画を策定して、景観まちづくり刷新モデル地区に指定され、新ムゼウムの建設が始まりました。  国内で10都市に選ばれた景観まちづくり刷新モデル地区となって、敦賀市としてはよかった点、得した点、それにより敦賀市が変わった点があれば教えてください。お願いします。 262 ◯都市整備部長(小川明君) 景観まちづくり刷新支援事業において、市としてよかった点、得した点、そして変わった点という御質問でございます。  まず、国土交通省による景観資源の磨き上げによって地域活性化につなげる景観まちづくり刷新モデル地区については、平成29年4月に全国10都市に選出され、景観整備等に係る補助だけでなく、全国的な報道でも取り上げられたことで敦賀市の認知度が向上した点も、よかった点かと考えているところでございます。  また、その景観まちづくり刷新支援事業では、駅西地区の立体駐車場の整備が1つ、2つ目として人道の港敦賀ムゼウム、3つ目として国道8号道路空間整備のほか、4つ目でシェアサイクル拠点の整備、5つ目、観光案内看板の更新、6つ目、景観形成推進地区内への外観補助といった総額約26億円の事業が50%の国庫補助を充当することにより約13億円で実施できたことも、本市にとっては大きく得をした点かと感じているところでございます。  これにより、駅西地区の立駐から国8空間、そして金ケ崎のムゼウムといったおのおの拠点となる施設や人の流れをつくる整備ができたという点については、まちづくりの観点から本市が変わった点と言えるかと考えているところでございます。  以上です。 263 ◯7番(浅野好一君) そう言われれば、平成29年から現在までに敦賀市内がこつこつと変わってきたのが今説明していただいたとおり、建つものは建ち出したし、広くなったものは広くなった。変わってきた点がたくさんあるので、選ばれてよかったなと思います。  この景観まちづくり刷新モデル地区に選ばれたときに、敦賀市は今後観光都市を目指すと言っています。また、この計画は当時、令和4年度末の北陸新幹線敦賀開業が最終年度だったのですが、新幹線開業が1年遅れて令和5年度中と思いきや、令和4年度金ケ崎周辺等デザイン計画では、令和5年度中の作成、令和6年度中の完成を目指したいと答弁しています。  そこで、この金ケ崎周辺等デザイン計画では9月には出来上がるということですが、現在9月です。その進捗状況を福井県と民間開発業者とのオーベルジュも含むにぎわい施設整備等の状況を伺いたいと思います。 264 ◯副市長(堤宗和君) それでは私のほうから、デザイン計画の進捗状況、それから施設整備の状況等についてお答えをさせていただきます。  金ケ崎周辺につきましては、令和3年5月に前田建設工業株式会社、それから株式会社アクアイグニスと県の間で、福井県内におけるオーベルジュ整備事業に関する開発協定書というものが締結されました。  その中で、オーベルジュの建設予定候補地として当市の金ケ崎エリアが選ばれまして、前田建設工業株式会社、それからアクアイグニスとの間で調整をした結果、令和4年3月に敦賀市における賑わい施設整備協定を締結いたしまして、オーベルジュ等のにぎわい創出施設の整備に向け動き出したところでございます。  それを踏まえた上で、令和4年4月に福井県、それから敦賀市、商工会議所が一体となりまして金ヶ崎周辺魅力づくり協議会を設立しております。金ケ崎エリア既存施設の現況でありますとか金ヶ崎周辺施設整備基本計画などを踏まえまして、オーベルジュ等のにぎわい創出施設整備の実現に向けて、民間事業者、それから行政、商工会議所が一体となって協議を現在重ねているところでございます。  先生からお話がありましたように、令和6年度中の完成を目指したいというふうに答弁を令和4年3月議会でさせていただいておりますけれども、このときには宿泊施設プラスレストランの本当に純粋にオーベルジュだけ、かつ金ケ崎緑地エリア内だけで検討をスタートさせていたんですけれども、その後、ホテルとレストランを中核施設としまして、カフェ、スイーツ、マルシェ、こういった複合施設としてにぎわいをつくっていく、それからエリアについてもJR貨物用地も含めて検討するということで、少し方向性を拡大していったところで時間がかかっているというところとなっております。  事業の進捗につきましては、議員のほうから9月には出来上がるのではというお話もいただいているところでございますが、現在、事業規模、それから事業の採算性、あるいは資金調達の方法でありますとか、入居テナントを含む運営主体をどうするかといった課題等に対しまして、民間開発事業者のほうが主体となって検討を進めているところでございます。  それから、この整備について行政と民間の役割分担でありますとか行政による支援策についても協議を重ねておりますところですので、もう少しデザイン計画の策定にもお時間をいただくことになるかなというふうに考えております。  以上です。 265 ◯7番(浅野好一君) 時間がかかるということでお伺いしました。  結果、工事が始まる着工時期というのは、いつか分かりませんか。 266 ◯副市長(堤宗和君) 今、協議会のほうにおいていろいろデザイン計画の策定をしております。その中で民間事業者が主導いたしまして、先ほど申しました事業の規模とか事業の採算性とかこういったところについて検討を進めているところでございまして、今後、基本計画、それから基本設計等いろいろ手続は進んでいくところでありますが、残念ながら、まだ工事の着工時期については明らかとなっているものはございません。  以上でございます。 267 ◯7番(浅野好一君) 分かりました。仕方ないですね。  それじゃ、同じデザイン計画策定事業費での日本貨物鉄道株式会社のところの用地の土壌調査と当土地の取扱いの検討について、買うのか借りるのかも含めて結果のほうを教えていただきたいと思います。 268 ◯都市整備部長(小川明君) 日本貨物鉄道株式会社の用地につきましては、金ケ崎におけるにぎわい創出施設の整備に当たり、エリアの中心にある大変重要な土地であると認識しているところでございます。  そこで、昨年度は土壌汚染の予備調査を実施するとともに、今年度は対象地内の既存建物、工作物に関する補償費の算定業務を実施しているところでございます。  そこで、当該用地について買うのか借りるのかという御質問でございますが、今後は不動産鑑定評価や物件移転補償額の算定及び土壌汚染リスクの対応などを総合的に踏まえた上で、当該用地を適正な価格で取得する方向で相手と協議を進めてまいりたいと考えているところでございます。  以上です。 269 ◯7番(浅野好一君) よろしくお願いします。かなり広い土地ですので、敦賀市が取得すればいろいろな活用方法があると思います。  あと、今ほど副市長から答弁いただきました。今後は、このデザイン計画はやはり開発業者、前田建設工業株式会社、株式会社アクアイグニスがキーマンになってくると思いますので、ますます立派な魅力あるデザインをつくれるよう、後悔のないような検討をお願いしたいと思います。  それでは、次の質問に入ります。  金ケ崎周辺と鉄道と港の関係について質問します。  今後、JR貨物との交渉後、旧敦賀港駅舎とランプ小屋の位置、北陸本線貨物支線の軌道を残して連携させるのか。同時に、キハ28形気動車、転車台、SL乗車を活用する。さらにはトワイライトエクスプレスの譲渡物品132個の展示の活用なんかも考えているのか、伺いたいと思います。 270 ◯都市整備部長(小川明君) 旧敦賀港駅舎等の鉄道遺産は、非常に多く現存している一方で、十分活用がなされていないものもありまして、今後の活用方法が課題であると認識しているところでございます。  日本貨物鉄道株式会社の用地を取得することができた場合には、これら多くの鉄道遺産の活用方法を具体化していく必要があると考えております。例えば、金ケ崎エリアににぎわい創出施設を民間事業者が整備するのに合わせて、当該用地に鉄道遺産を可能な限り集約し、鉄道公園のような形とすることも一例として考えられます。  いずれにしても、金ケ崎エリアが鉄道と港のまち敦賀を象徴する場所として全国に誇れるよう、検討を継続的に行ってまいりたいと考えているところでございます。  以上です。 271 ◯7番(浅野好一君) 確かにたくさんの鉄道に関するものを敦賀市は持っております。全てばらばらで持っているだけでなくて、市民や観光客が見て触れて乗って学習できるような検討をお願いしたいと思います。初めに申し上げましたコンセプト、金ケ崎全体が博物館がこれに当たると思います。  さらに、金ケ崎に持ってこれない旧北陸本線トンネル群、旧敦賀倉庫、眼鏡橋、蒸気機関車のC58の方向へ足を運ばせるための、今度は金ケ崎へ来たらほかの鉄道遺産のところへ行ってもらうような方策は考えているのか、伺いたいと思います。 272 ◯観光部長(織田一宏君) 市内に点在する鉄道関連スポットの活用につきましては、例えば日本遺産の構成文化財である旧北陸線トンネル群への誘客策として、敦賀観光協会では、昨年度から観光庁の補助事業を活用し、観光事業者と連携したモニターツアーを実施するなど、観光メニューの造成を行っております。  また、本市と長浜市、南越前町との観光連携協議会では、令和2年度から著名なトンネルツーリズムプランナーである花田欣也氏を講師とした鉄道遺産周遊バスツアーや日本遺産ガイド体験講座等の取組を行っております。今年度には同氏を協議会の旧北陸線トンネル群特別アドバイザーに委嘱し、特別ガイドに協力いただくなど鉄道遺産の普及啓発にも力を入れているところでございます。  さらには、かつて旧北陸線トンネル群に掲げられていた扁額を複製し、現地のトンネルと金ケ崎緑地周辺施設に分散して整備するなど、各スポット間の回遊性を高める取組を行っております。  なお、8月から10月のシーズンには、各スポットにまつわる問題を解き明かしゴールを目指す謎解きゲームの中に眼鏡橋や蒸気機関車のある本町第3公園など鉄道関連スポットを盛り込み、一体的なイベントとして開催しているところでございます。 273 ◯7番(浅野好一君) ありがとうございます。いろいろと考えていただいて、回遊できるようにしていただいているのはよかったと思いますし、今後も利用していただけるように努力していただきたいと思います。  敦賀へ来た人が鉄道だけで満喫というわけにはいかないと思います。次に来たときには、それじゃあっちを見てこようとかいう気になってもらえるようにお願いしたいと思います。  では、次の質問に入ります。  金ケ崎周辺と敦賀の歴史の活用について質問します。  人道の港敦賀ムゼウムでは、ポーランド孤児とユダヤ難民の敦賀への上陸の史実が学べます。鉄道資料館、赤レンガ倉庫のジオラマでは、東洋の波止場であったこと、日本の玄関口であったことが学べます。金崎宮、金ケ崎城跡では、戦国時代の朝倉軍と織田信長軍との史実が学べます。  欲張りですが、これらを金ケ崎に来たからには頭に思い描いてノスタルジーを感じ取ってもらいたいです。この古きよき時代を回遊するため、こうしたほうが歴史を感じて敦賀を回れる、金ケ崎を回れるというような手だては何か考えているのか、伺いたいと思います。 274 ◯観光部長(織田一宏君) 人道の港敦賀ムゼウムでは、1920年代のポーランド孤児、1940年代のユダヤ難民上陸の史実を中心に展示を構成しておりますが、これらは敦賀港が国際港であったからこそ生まれた史実でございますので、常設展示の冒頭に、東洋の波止場と呼ばれた点など敦賀港の悠久の歴史についても一部言及をしております。
     金ケ崎周辺の回遊性の向上につきましては重要なことと認識しておりまして、先ほどもお答えしましたが、常時赤レンガ倉庫や鉄道資料館、金崎宮等に相互に各施設のパンフレットや市内の観光案内チラシ等を設置するとともに、イベント時には来館を促すチラシを追加で配布するなど、訪れた施設以外の情報も見ていただけるような工夫を行っております。  また、パンフレットの設置だけではなく、ムゼウムと赤レンガ倉庫の相互入館割引等の回遊促進策も実施しているような現状でございます。  さらに、鉄道資料館には観光ボランティアガイドの皆さんが常駐しておりますので、解説をしながら案内もしていただけるようになっておりまして、来訪者の方々の満足度を高めているような状況でございます。  金ケ崎をはじめ市内には歴史あるスポットが多くあることから、さらに工夫をしながら満足度と回遊性の向上に取り組んでまいります。 275 ◯7番(浅野好一君) ありがとうございます。  観光ボランティアガイドさん、非常に頼もしいですね。私も金ケ崎へ行くと、赤いジャンパーを来た観光ボランティアガイドさんが何人もの観光客を連れてうろうろと歩いていたり、ムゼウムへ入ると一つ一つ説明していたり、すごいなと思っています。ボランティアガイドさんの力というのは大きいと思いますので、今後も育てていっていただきたいと思います。  こういう歴史は一日で全部知るのは大変なことなので、例えば敦賀へ来て大正時代を感じてもらったら、次は信長の戦国時代を感じてもらう、次に来たときは第2次世界大戦前の敦賀市を感じてもらうというようなことも考えていけたらなと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  今言ったこういった歴史も、修学旅行ですが、修学旅行や教育旅行などで金ケ崎の利用についてどのような状況なのか、伺いたいと思います。  修学旅行、教育旅行として敦賀ムゼウムが一番メインでいいと思いますが、敦賀ムゼウムへ来る教育旅行の令和3年度、令和4年度の受入れの状況なんかが分かったら教えていただきたいと思います。 276 ◯観光部長(織田一宏君) ムゼウムへの教育旅行等の受入れ状況につきまして、お答えいたします。  令和3年度は65件、4303人、令和4年度は45件、2922人の受入れを行っております。 277 ◯7番(浅野好一君) 以前に清水さんが部長のときには、令和3年度がっと増えていった答弁があったんですけれども、今回ちょっと下がっているんですけれども、これはどうしてでしょうか。 278 ◯観光部長(織田一宏君) 令和3年度につきましては、県内の修学旅行がなかなか県外の東京等のほうに旅行が行けないということで、嶺北の小中学校の修学旅行とか研修旅行が嶺南のほうに多くお越しいただけました。その部分で令和3年度はこういった一番多い数字、65件、4303人になっております。  令和4年度につきましては、その傾向が少し元どおりに、県外のほうに修学旅行のほうが行く形になっておりますので、若干減っているような形になっておりますが、今年度以降もいろいろとまた誘客促進を図りまして、数のほうを増やさせていただきたいなと思っております。 279 ◯7番(浅野好一君) 分かりました。子供たちは純粋ですので、歴史とか平和とかを感じてもらえると、また大人になって来てもらえると思いますので、修学旅行、毎年計画してもらえるように。学年は次々変わっていきますので、毎年発信のほうをお願いしたいと思います。  次に、ふだん使いの金ケ崎について質問します。  当計画の中に、市民が日常的に使い、遊び、憩える場として金ケ崎周辺を整備するとなっています。都市計画マスタープランでは、金ケ崎を含む北地区は、老齢化が進み若者が少ない地区として、地区別説明会では、金ケ崎の既存のものに磨きをかけてほしいとの意見や、お店や食堂もなくなってきた、常日頃から金ケ崎周辺へ足を運べるようにしてほしいとの話もあります。  そこで、この金ヶ崎周辺整備構想の中で、地元の住民、区長さん等の意見を聞いているのか、伺いたいと思います。 280 ◯都市整備部長(小川明君) 以前策定した金ヶ崎周辺整備構想の策定に当たっては、市民の意見を取り入れるため、市民意向調査アンケートを行うとともに、ワークショップを開催しております。また、金ヶ崎周辺整備構想策定委員会を設置し、市民団体や関係機関のほか、ワークショップ代表者として一般市民の方にも御参画いただいております。  そうした経緯を経て策定いたしました金ヶ崎周辺整備構想を前提として、現在、整備計画等を取り組んでいるところでございます。  以上です。 281 ◯7番(浅野好一君) よろしくお願いします。少しでも地元の意向も取り入れたデザイン計画のほうをお願いしたいです。  また、金ケ崎周辺を散歩する人は毎日のように歩いていますが、そこで金ケ崎周辺の施設の休館の日のトイレですが、現在、金崎宮の下の駐車場のところまで来ないとないと言っています。今後、24時間使えるトイレの整備も考えていくのか。  また、急な雨のときの傘ですが、アーケードのある本町や神楽町へ行けば何とかぬれずに駅まで行けますが、シェアサイクルのようにシェアアンブレラというのか貸し傘というのか、観光地として考えていくのか伺いたいと思います。  既に交通系のカードでピッと借りられる傘もあるようです。自転車と同様にサイクルポートに返せばいいというような形を取っている地区もあるみたいなので、その点、見解をお願いします。 282 ◯観光部長(織田一宏君) 金ケ崎エリアのトイレにつきましては、現状でも最低限確保できているとは考えておりますが、トイレが近くにない、分かりにくいという御意見はいただいております。  プロジェクションマッピングやミライエの開催期間中はトイレを延長開放するなど、需要の多くなるタイミングにおきましては、できる範囲での対応を行っております。  傘の貸出しにつきましては、他自治体では忘れ物の傘を活用して貸出しサービスを行う事例などがあり、実施できる可能性があると感じております。  まずは金ケ崎エリアの施設等で連携し、敦賀へ訪れた方へのおもてなしの一つとして、先進自治体等の事例を調査研究しながら検討してまいりたいと考えております。 283 ◯7番(浅野好一君) よろしくお願いします。  私が思っているふだん使いの金ケ崎とは、毎日は使わないんですけれども、毎日ではなく何かの記念日、例えば子供の誕生日なんかに金ケ崎緑地やその周辺へ遊びに行って、金ケ崎の近くのレストランで夕食を家族で食べて帰ってくるような市民が増えることをイメージしています。  敦賀市民がそうなるようなふだん使いの金ケ崎周辺整備のほうを、計画、お願いしたいと思います。  それでは次の質問、金ケ崎周辺への動線、また金ケ崎周辺から中心市街地への動線について質問します。  来年春、北陸新幹線の敦賀開業での敦賀駅に降りた人の金ケ崎周辺へ向かわせる仕組み。また、年間50万から70万人が来られる気比神宮から金ケ崎周辺への誘導。逆に金ケ崎周辺から本町、神楽町への誘導の動線づくりにどのような方策を考えているのか、伺いたいと思います。 284 ◯観光部長(織田一宏君) 平成30年から令和2年の景観まちづくり刷新支援事業において、国道8号空間の整備や本町や神楽の商店街の外観改修、観光案内看板のリニューアル、シェアサイクルの導入など、景観や市街地への誘導を重要視した整備を実施してまいりました。  また、オルパーク内の観光案内所に加え、新たにカグールに観光案内所機能を設置し、駅前とカグール周辺の情報を共有することでそれぞれ情報発信の強化を行い、敦賀駅から各観光拠点への誘導を行ってまいりたいと考えております。  さらに、松本零士先生の「銀河鉄道999」や「宇宙戦艦ヤマト」のモニュメントが各商店街に配置されており、観光客が写真を撮りながら、楽しみながら駅から気比神宮へ歩くことができたり、市民活動団体THAPの皆さんが行っておる気比神宮前でのおもてなし活動も、駅から気比神宮、金ケ崎緑地へとつながる動線に寄与していただいております。  回遊性の向上は、観光消費額の増加につながる重要な要因でありますので、まずは北陸新幹線開業を見据えて、初めて来た方にも分かりやすい誘導ができるように多様な方法で取り組んでまいりたいと考えております。 285 ◯7番(浅野好一君) 初めて敦賀へ来られる人が金ケ崎まで行けるような仕組み、いろいろとまだあると思いますが、考えていただきたいと思います。  これについては、これまで数年かけていろんな方策を考えてきたと思います。来年、新幹線開業からが本当の成果が出てくると思われます。継続してアイデアの検討をお願いしたいと思います。  次に、金ケ崎周辺で回遊するための、また金ケ崎から市街地への分かりやすい回遊性サインについて、これまでも新ムゼウムのオープンに合わせて設置したものなどがありますが、今後、敦賀駅から気比神宮などの観光拠点への案内サインの計画について伺います。 286 ◯観光部長(織田一宏君) 北陸新幹線開業を見据えて、官民連携組織である新幹線敦賀開業まちづくり推進会議のおもてなし部会におきまして、観光客目線に立った案内サインの在り方を検討するため、まち歩きを実施しております。  そこで得られました意見を基に、まずは新幹線開業時の盛り上がりを目的とした装飾の一部として、目立ちやすい柱や壁面に観光客が目的地を近くに感じられるように距離を表示するなど、例えば気比神宮まで何百メーターですよという、そういうようなものを表示するなど、回遊性を高めるためのサインの設置を行いたいと考えております。  新幹線敦賀開業まであと約半年となりましたが、初めて来られた方にも分かりやすいサインの設置に取り組んでまいりたいと考えております。 287 ◯7番(浅野好一君) これもよろしくお願いします。  敦賀市民は分かっていても、初めて来る観光客には、最近はグーグルマップもありますが、ぱっと見て歩きやすいサインを作成、お願いしたいと思います。  それでは最後に、金ケ崎周辺の今後のさらなる構想について質問します。  現在、金ケ崎デザイン計画策定の中、金ヶ崎周辺魅力づくり協議会等の意見を加味しながら、将来の金ケ崎周辺を敦賀市の観光拠点、市民の憩いの場にするために鋭意努力していることがよく分かりました。  そこで、金ケ崎周辺のエリアマネジメントの進捗状況、北陸新幹線開業までの完成は見込めないことは分かりましたが、令和7年の大阪万博からの観光客の誘導、それに分散している金ケ崎周辺駐車場の整備。また、過去にコロナ禍で民間事業者の投資意欲が減ってきたという答弁もありましたが、飲食、物販施設への令和4年度の予算決算常任委員会での、先ほど副市長からもお話がありました、さらなるにぎわい創出のためのスイーツ、ベーカリー、産直マルシェ、温浴など複合的な施設整備の検討をということもありましたが、これについての事業の規模、イメージパース、まだできていないようですが、ある程度分かるところまで教えていただけたらお願いしたいと思います。 288 ◯市長(米澤光治君) 金ケ崎周辺エリアの再開発につきましては、先ほどから話がありますように、民間事業者と県、それから市の役割分担、それから課題解決に向けて協議を重ねているというところです。  このエリアというのは、今後、長期にわたって観光集客の軸になるエリアというふうに考えておりますので、魅力的であり、かつ持続可能な運営ができる見通しが立った段階で実現に向けて事業を進めていきたいというふうに考えています。  本当ならば、北陸新幹線敦賀開業あるいは大阪万博のタイミングと合わせられたらよかったのかもしれませんけれども、現状としてはそこをターゲットにするというよりも、先ほど言いましたように長期にわたってこれから観光集客の核になるというところですので、しっかりと協議をしていくということを優先したいというふうに考えています。  一方で、今ちょっとお話がありました大阪・関西万博については、大阪万博のタイミングで金ケ崎が現状のままだったとしても、令和5年3月に策定した敦賀市の観光振興計画、御覧になっていただいているかと思いますが、この計画の中においても万博に向けた取組としましては関西からの誘客、それからインバウンドを対象とした例えば出向宣伝とか、それから商談会、そういったプロモーションをやっていくということにしております。  そうした計画に基づいて、例えば万博に向かってはしっかりと準備を進めていきたいというふうに思っています。 289 ◯都市整備部長(小川明君) 議員のほうからお話のありました公共駐車場、金ケ崎周辺の駐車場の整備等々につきましても、現在、駐車場のみならず公園といったエリア全体で、公共的な部分も含めて民間事業者及び県と調整を行っているところでございます。  当該エリアの整備を進めるに当たっては、民間のにぎわい施設だけでなく、ムゼウムや赤レンガといった既存施設との回遊性の確保も含め、エリア全体の一体的な整備が重要であると考えているところでございます。  また、イメージパース、事業規模等々検討状況についてですが、先ほどの堤副市長の答弁と重複しますが、整備に係る行政と民間との役割分担のほか、事業規模や事業内容、収支計画等、民間主導で現在鋭意計画、検討を進めているところでございます。  以上でございます。 290 ◯7番(浅野好一君) 分かりました。中途半端な整備でなくて、しっかりした、敦賀のというより日本の観光の軸になるような金ケ崎ですので、立派な整備をお願いしたいと思いますので、先ほど部長も言われた一体的な整備を、大きな整備を考えていただきたいと思います。  我々議員も、敦賀市民も、どのような形の金ケ崎となるのか、金ケ崎周辺となるのか期待しています。よろしくお願いしたいと思います。  次に、現在、金ケ崎周辺で絶対的に集客力の強い、毎年11月から12月の間開催している敦賀港イルミネーション「ミライエ」ですが、このミライエを利用して金ケ崎の存在をPRして、昼の金ケ崎へも足を運ぶようにしてはと思いますが、主催者では市街地の飲食店のマップなんかを配ったりして誘導を図っていますが、この集客力のあるミライエを市として現在何か手だてをしているのか伺いたいと思います。 291 ◯観光部長(織田一宏君) ミライエは、「敦賀・鉄道と港」まちづくり実行委員会が主催し、平成26年度から始まり、今年で10周年を迎え、来場者数も3万人を超える、議員もおっしゃいましたとおり今や敦賀の冬の風物詩となるイベントとなっております。  主催者は、開催初期からこのイベントをきっかけとした市内への回遊や宿泊を含めた市内での滞在型観光という視点を持ち、様々な取組も行っていただいております。  また、ミライエ主催者からは、ミライエ会場を使ってイベント等を開催する団体との連携事業も行いたいと聞いております。  昨年、市内の若手経営者が主催する1日限りの屋台イベントが行われており、これまでミライエ側では行えなかった動画配信サービスやSNSでの告知により来場者が増加するなど、よいコラボが実現し、ミライエも新たなステージに来ていると実感をしております。  ミライエの運営には民間団体を中心に多くの方々が参加されており、本市の若手職員の中にも個人的にボランティアスタッフとして活動している職員がたくさんおり、頼もしい限りでございます。  しかし、長期間のボランティアスタッフを継続して集めるのは大変難しい状況にございます。市としましては、ミライエに限らず、こうした民間主体の活動が継続していくために、さらなるプレーヤーをつくり、今活動している団体とのマッチングを図るような仕組みをつくることが必要と考えておりまして、まちづくりプレーヤーの発掘、育成を行う「敦賀をひろげるプロジェクト」に取り組んでおります。  なお、今年は、開業カウントダウン100日前イベントとして、昨年の屋台イベントとのコラボを軸にミライエの中で企画中でございますので、より多くの方に御来場いただきたいと考えております。  以上でございます。 292 ◯7番(浅野好一君) いろいろなコラボをしていただければ、どんどんミライエが福井県内だけでなくて関西のほうにも伝わってきていますので、努力のほうをお願いしたいと思います。  女性の人は、初めて行くところは行く方法や道順なんかが分からないのでなかなか行かないのですが、一度行ってしまえば、夫と来たならば、次はもう少し子供が大きくなったら子供と一緒に来ようとかという形になるそうですので、こういった形でどんどんリピーターを増やすことも大切です。その点、よろしくお願いしたいと思います。  次に、一時途絶えていたクルーズ客船の誘致と乗船客の金ケ崎への誘導について伺います。  本年春にも大型外国クルーズ船ウエステルダムが寄港して、多くの人が敦賀へ降りました。  以前、ダイヤモンド・プリンセスの客船が敦賀に寄港したときに、同時に、きらめきみなと館で観光物産フェアを開催して、たくさんの乗船客に来てもらいました。それにより金ケ崎周辺もたくさんの人でにぎわいました。寄港時にイベントの開催をしていることは乗船客にとっても楽しみなことであって、今後もこういった取組を考えているのか伺いたいと思います。 293 ◯観光部長(織田一宏君) クルーズ客船寄港時のイベントにつきましては、福井県と協力し、岸壁や町なかでイベントの開催をしております。  今年は10月18日にダイヤモンド・プリンセスの寄港が予定されておりますが、今回は、きらめきみなと館のイベントホールにおきまして、日本文化の体験や雅楽の演舞、伝統工芸品の販売など乗船客の皆さんに楽しんでいただけるイベントを企画している最中でございます。  また、現在のところクルーズ船の着岸が可能な岸壁がフェリーターミナル南側に位置します岸壁のみでございまして、乗船客の移動のための公共交通機関がないことから、過去の寄港時には赤レンガ倉庫やきらめきみなと館前までシャトルバスを運行するなど、乗船客の町なかへの誘導についても取り組んでいます。  今後の寄港のイベント開催につきましては、過去の実績から効果的なものを研究し、年間寄港回数なども考慮しながらイベントの開催に取り組んでまいりたいと考えております。 294 ◯7番(浅野好一君) 分かりました。やっぱりイベント、せっかく近くに会場もありますので、開催していないと降りた乗船客がかわいそうですので、お願いしたいと思います。  本来ならクルーズ船が金ケ崎岸壁に着くのが一番いいのですが、今言いました鞠山のほうですので仕方ないのですが、先日の県議会で、三国港、敦賀港、小浜港をクルーズ船で回る、敦賀湾、若狭湾を楽しんでもらうというような提案が出ておりました。現実となったら、金ケ崎岸壁へ寄港して、金ケ崎周辺を楽しんで次の港へ行ってもらうというクルーズになればいいかと思っております。  昨年9月の定例会で、金ケ崎周辺に対する答弁で、この金ケ崎地区は突き当たりになっているのが一番の課題だと言っておりました。先端まで行ったら戻ってこないといけない。そこが周辺整備の課題になっているとの話がありましたが、大型クルーズ船の寄港は鞠山新港のほうで寄港が多いですが、そこで歩いて、または自転車で、大阪なんかは市内いろんなところにはやりのキックボードシェアがあって、簡単に利用できています。そんなので新ムゼウムのところまで金ケ崎臨港トンネルを通らずに敦賀ターミナルのところから来れれば行き止まりの問題も解消しますし、下船した観光客も歩いて金ケ崎へ来れます。  鞠山から金ケ崎までの乗船客の移動について、先ほどはシャトルバスと言っていましたが、いろんな考えがあったらお願いしたいと思います。 295 ◯観光部長(織田一宏君) 先ほども答弁しましたが、現在のところクルーズ船の着岸が可能な岸壁がフェリーターミナル南側に位置する岸壁のみでございまして、乗船客の移動に課題があると認識しております。  しかしながら、今議員がおっしゃいました鞠山岸壁方面から金ケ崎臨港トンネルを通らずに敦賀ムゼウム方面に移動するには、現在整備中の鞠山南地区を通る必要がございまして、そこからフェンスを開けて敦賀ターミナルのほうに来るという形になりますが、そちらにつきましては今、鞠山地区が整備中でございます。また、貨物の荷役作業等もあるため、現時点ではそのルートにつきましては難しいと考えております。  なお、現在、小型のクルーズ船につきまして、金ケ崎緑地に近い岸壁にも着岸できるように県に対して要望しているところでございまして、今後、金ケ崎周辺へのクルーズ船の寄港が可能となれば、より一層にぎわい創出につながると考えております。  以上でございます。 296 ◯7番(浅野好一君) 分かりました。仕方ないですね。  先ほども言った金ケ崎周辺構想は、将来、長い期間を使ってこれからデザイン計画を考えていくということなので、一つの案として考えていただけたらと思います。  ダイヤモンド・プリンセスのような大型客船から降りてくる観光客でも、オプショナルツアーへ行かなかったら食事は船の中でできるので、ちょっと降りて周りを散策しようとする人への心遣いで簡単に金ケ崎周辺へ来れるようになればと思っております。  また、いろいろと質問してきましたが、時間がない中で、まだ金ケ崎の周辺整備についてはやることが山積みのように答弁から分かってきました。  イメージパース、絵図面が見えてこないと楽しみも湧いてきません。金ケ崎だけでなく敦賀市への誘客促進のフィルムコミッションを利用してロケーションガイドやロケ撮影も今後頑張ってもらって、全国へのPR、宣伝を。特に若い人はSNS、ユーチューブを利用して敦賀を調べてから来る人も多くなりました。これらを上手に使って、新幹線が来た後も敦賀へ来る人が継続して多くなることを念頭に置いて整備計画、デザイン計画をよろしくお願いしたいと思います。  先日、ムゼウムを見てきました。アンネ・フランクの展示を見てきました。2階の企画展示室へ上るのに階段で行くのに、窓から裏の敦賀港線の線路が見えて、その向こうに金ケ崎城跡の山が見えます。先ほどの鞠山へ行くのもここから行けたらいいなと思います。  それから、ここから金ケ崎城跡、月見御殿へ行くことができれば、敦賀湾の景色が一望できて、港を見に敦賀に来た人には満足してもらえるのではないかと思いました。これは提案として、答弁は要りませんので、私のアイデアとして見ていただきたいと思います。  先ほどの金ケ崎の入り込み数を全部足していくと、大体30万から40万人になるんですけれども、敦賀の気比神宮に次ぐ一大観光地となると思います。これが将来、さらに整備が整えば、気比神宮を抜くような観光地になるかもしれませんので、皆さんの努力をお願いしたいと思います。  最後に、市長の金ケ崎周辺エリアに対する思いをお願いしたいと思います。 297 ◯市長(米澤光治君) 敦賀市のことをよく鉄道と港のまちというふうに言われることもありますし、我々も自己紹介的にそうやって言うことがあるんですけれども、金ケ崎エリアというのは、まさに鉄道と港のまち敦賀を象徴するエリアだと思いますし、これからもそういう鉄道と港ということを体現する場所になればいいなというふうに思っています。  今までの答弁と同じことを言ってしまうかもしれませんけれども、北陸新幹線が来ます。それから大阪万博等もありますということで、観光客の受皿につきましては、本当に金ケ崎、山のほうももちろんそうですし、それから赤レンガ倉庫がありますし、ランプ小屋がありますし、そしてムゼウムがありますし、緑地公園がありますしということで、これから北陸新幹線、大阪万博の観光客の受皿として重要な役割を果たしていくということだと思っています。  それから、今日も御指摘があったんですが、市民のふだん使いの場でもありますし、憩いの場でもありますし、あそこで散歩している人とかよくいらっしゃいます。  金ケ崎周辺エリアについては、複合施設などの再開発的な話というのがあるんですけれども、それを考えていくときも、市民の皆さんのふだん使いとか、そういうこととちゃんと両立していけるように十分に協議を重ねていきたいなというふうに考えています。  いずれにしましても大事なエリアですので、これからしっかりと市役所の中でも議論していきますし、あと、関係する市役所外の方、もちろん地元の方も含めていっぱいいらっしゃいますので、しっかりと協議を重ねて、また議会にもちゃんと説明をさせてもらいながら進めていきたいと考えています。
    298 ◯7番(浅野好一君) ありがとうございます。  この金ケ崎エリア、歴史上の史実が先ほども言いましたように数多く残されていて、なおかつ日本経済の海外との交流拠点、大陸との玄関口というような重要なポイントですので、今後ますます整備が整ってくれば、市内外、国外からの観光客も増えてくると思いますので、ゆっくり考えていただきたいとは言いませんが、しっかりした整備をしていただきたいと思います。  これで私の一般質問を終わります。  どうもありがとうございました。 299 ◯議長(馬渕清和君) 暫時休憩いたします。  なお、再開は午後4時40分といたします。             午後4時12分休憩             午後4時40分開議 300 ◯議長(馬渕清和君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  あらかじめ会議時間を延長いたします。  一般質問を続けます。  次に、河瀬太治君。   〔1番 河瀬太治君登壇〕 301 ◯1番(河瀬太治君) 市政会の河瀬太治です。  通告書に基づいて質問させていただきますので、誠意ある御答弁をよろしくお願いいたします。  まず、大項目の1番、敦賀まつりについて御質問させていただきます。  敦賀まつりは、コロナ禍で開催が中止されておりまして、今年4年ぶりの開催となりました。まだコロナも収まり切れないところで関係者の皆さんには大変御苦労があったと思いますけれども、まちで多くの人がにぎわい、大きな事件、事故もなく無事開催できて、大成功を収めたと言っても過言ではないと思っております。これも皆様の御苦労のおかげだと思いますので、改めてありがとうございました。  質問に移らせていただきます。  まず、ごみ問題についてなのですけれども、人でまちがにぎわったということで、お祭りですので、ごみの問題も発生したということでありました。お祭りに出店したという事業者の方から、朝、自分のところに出店しようと思って来てみると、近くにあったごみ箱がごみであふれていて、その片づけに1時間半ほどかかったと。それで、ごみに対してどうにかできないかということで御意見をいただきました。  それで、私のほうでも神楽商店街、本町1丁目、2丁目商店街さんからもヒアリングを行いまして、やはり各商店街さんが非常にごみ問題で苦労されているということをお聞きしました。  何が御苦労されているかといいますと、ごみ箱のほうを配置していただいているんですけれども、そのごみ箱を各商店街さんで片づけるということになっておりまして、ごみ箱が本当にすぐいっぱいになってしまう。2時間もたつと、ごみ箱からごみがあふれて、こぼれてきているような状態になっていまして、しかもその状態を放置しておくと、今度はごみ箱のない場所にごみが置かれて、すると今度は1個置かれるとそこにどんどんごみがたまっていってしまうというような状態になるので、非常にしんどいんですけれども、とにかく片づけざるを得ないということで、非常に御苦労されている様子でした。  質問なんですけれども、コロナ前の対応を聞いていますと、各商店街さんのほうで意見が分かれていまして、神楽の商店街さんはボランティアの人にやってもらっていたよとおっしゃっていまして、本町1丁目は自分たちでコロナ前からやっていましたと。本町2丁目さんは市から委託を受けた業者さんが片づけてくれていましたということで、3商店街とも違う回答になっておりまして、どこがうそというわけではないんですけれども、このように異なっている理由が分かれば教えていただきたいと思います。 302 ◯産業経済部長(増田一条君) 敦賀まつりにつきましては、9月2日から4日まで、北陸新幹線敦賀開業200日前イベントとして4年ぶりに開催しました。  祭り期間中は、最終日には一時小雨模様となった場面もございましたが、おおむね天候にも恵まれ、予定していた行事を全て行うことができました。参加者及び関係者の皆様の御協力に感謝申し上げます。  議員御質問の敦賀まつりで発生したごみの処理につきましては、これまでからそれぞれの商店街振興組合にごみ箱やごみ袋等を配布し、各指定場所までの集積をお願いしております。また、集積したごみの収集については敦賀まつり振興協議会が委託した収集業者が処理しておりまして、今年度の敦賀まつりにおいても同様の対応を行っております。  なお、各商店街振興組合の指定場所までの集積方法については、それぞれの組合がそれぞれの考えで対応いただいているものであり、敦賀まつり振興協議会として一部の地区だけ集積を業者に委託するなど、組合によって取組が異なることはございません。  以上でございます。 303 ◯1番(河瀬太治君) ありがとうございます。  ごみのほうが今は任されているということなんですけれども、商店街の皆様も非常に高齢化等も進んでおりまして、ごみの片づけが非常につらくなってきたということで、できれば市のほうで何とかごみの集積所までのほうもやっていただきたいという意見でした。  また、今年のようにごみの片づけが負担になるということであるならば、ごみ箱自体を商店街に置きたくないという意見も各商店街の共通の意見としてあったのですけれども、このような状況について、市のほうではどうお考えでしょうか。 304 ◯産業経済部長(増田一条君) ごみ箱の設置の問題ですけれども、敦賀まつり開催前に各商店街振興組合に対し、ごみ箱の設置に関わる意向調査を行ったところ、ごみ箱を設置してほしくない組合があったものの、他の組合からは、一部の商店街でごみ箱を設置しないことに対し、近隣商店街へのしわ寄せや路上へごみが散乱するおそれがあると指摘されました。  このことから、今年度は敦賀まつり振興協議会事務局として各商店街振興組合に対し、従来どおりのごみ箱の設置と集積の協力をお願いしました。  しかし、従来からごみが散乱していることについては問題となっておりまして、来年度の敦賀まつりからは、北陸新幹線も敦賀まで開通し、さらに多くの来場者が見込まれることから、ごみが散乱していない快適な環境で楽しんでいただけるよう、ごみの分別や集積を業者に委託することや参加いただく方総出でごみ拾いを行うなど、美化意識の高い祭りの実現に向けて研究していきたいと考えております。  以上でございます。 305 ◯1番(河瀬太治君) ありがとうございます。  お祭りの開催には商店街の皆様の御協力が欠かせませんので、そういった方々もなるべく御負担がなく、その人たちも祭りを楽しんでいただけるような環境をぜひ実現していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  続きまして、またごみ問題の関連なんですけれども、ごみ箱の設置方法についてです。  本町1丁目さんのほうから事前に意見調査を実施していただいた際に、大きなコンテナのような、ごみの集積所をそのまま兼ねるようなごみ箱を設置してはどうですかという意見を提案していただいたようなんですけれども、こちらが今回見送りになってしまったようですので、理由があればお聞かせください。 306 ◯産業経済部長(増田一条君) 議員御指摘のとおり、各商店街振興組合にごみ箱の設置に関わる意向調査を実施したところ、収集コンテナを設置して、ごみを分別せずに回収してはどうかとの御意見をいただきました。事務局において設置の可否を検討しましたが、コンテナの設置場所やごみの分別などの課題があり、今年度の設置には至りませんでした。  来年度につきましては、快適な環境で敦賀まつりを楽しんでいただけるよう、敦賀まつり振興協議会において研究していきたいと考えております。  以上でございます。 307 ◯1番(河瀬太治君) ありがとうございます。ぜひ前向きな研究をお願いいたします。  続きまして、またごみ箱の問題なんですけれども、令和3年第4回の定例議会において縄手議員のほうから、これはお祭りの期間には限らないんですけれども、敦賀の各観光地に、東京都渋谷区の表参道等で設置しているスマートごみ箱というやつですかね、ごみを自動で圧縮してくれて、それがいっぱいになると通知がアプリを通して行くようになるというようなごみ箱なんですけれども、そちらの設置が提案されたんですけれども、こちらについてもまだ設置が見送られているようなんですけれども、理由があればお聞かせください。 308 ◯産業経済部長(増田一条君) 令和3年第4回定例会で観光部長より答弁いたしましたとおり、スマートごみ箱の設置については、ごみの回収業務の負担が軽減されるなどメリットが多いことは認識しております。  一方で、1台当たり25万円から45万円と費用が高額であることや、ごみの分別が正しくできるかどうかは利用者のモラルに依存してしまうこと、正しく分別されなかった場合、圧縮されたごみをどう分別するのかという問題点があり、現時点で設置する考えはございません。  以上でございます。 309 ◯1番(河瀬太治君) ありがとうございました。  またごみの話が続くんですけれども、ごみの回収時間について、ごみを集積所まで持っていって、朝、清掃業者の方に回収してもらうということなんですけれども、その集積所のほうにカラスが、祭りをやっていて、あそこにいろいろおいしいものが入ったごみ袋があるぞというのが分かるらしくて、そのごみを狙って荒らしにくるという御報告がありまして、ごみの集積所をカラスが入れないようにガードしていただくか、カラスの活動時間前に回収していただくことはできないでしょうかという御意見がありましたので、お考えをお願いいたします。 310 ◯産業経済部長(増田一条君) 議員さん御指摘のとおり、ごみの回収時間については、商店街振興組合よりカラスの活動が活発になる前に回収してほしい旨の御意見がございました。  今回は、ごみの収集を行う委託業者に対し収集時間の前倒しについて交渉しましたが、対応できないとの回答があり、従来どおりの収集時間となりました。来年度につきましては、再度協議を行ってまいります。  ただ、ガードにつきましては、今のところ考えておりません。  以上でございます。 311 ◯1番(河瀬太治君) そちらについても前向きな御検討をお願いいたします。  ごみ問題はこれで最後なんですけれども、次に、主に粉ものを扱う露店の廃液の問題というのがありまして、露天商の方が燃えるごみ、燃えないごみ等の通常のごみですと、きちんとごみ袋にまとめて出していただいているみたいなんですけれども、小麦粉を使う料理の屋台なんかですと、小麦粉を混ぜた液、廃液が余った場合にそのまま商店街の側溝に捨ててしまうということがあるみたいで、これに関して、これも放っておくと悪臭の原因になったり、今はグレーチングを外して掃除ということもできないので、台風が来て洗い流してくれるのを待つしかないという状態になっているようでして、こちらのほうも処理を徹底していただけるように御検討いただきたいと思うんですけれども、お考えはいかがでしょうか。 312 ◯産業経済部長(増田一条君) 従前から、各露店から出されるごみにつきましては、露天商組合に対し適正な処理を徹底していただくようお願いしておりまして、今年度も同様に求めてまいりました。  しかしながら、一部の露店で御紹介いただいたような事案が見受けられたとのことから、次年度は露天商組合に強く適切な処理を行うよう申し入れてまいりたいと考えております。  以上でございます。 313 ◯1番(河瀬太治君) ありがとうございました。  それでは、次の質問に移らせていただきます。  次の質問は、仮設トイレについて御質問させていただきます。  今年より本町1丁目商店街さんに仮設トイレを設置いただきまして、これはコロナ前より商店の人たちにトイレ利用だけでトイレを貸してほしいというような利用が多くて、それが商店の皆さんの負担になっていたということもありますし、今はコロナもありますので、不特定多数の人が自分のトイレを使うということを快く思っていない方もいらっしゃいますので、非常にすばらしいことだったと思います。  ただ、仮設トイレについては、神楽商店街さんのほうも設置してほしいというふうに御要望をお聞きしまして、今年は本町の1か所のみとなったんですけれども、1か所のみとなった理由があればお聞かせください。 314 ◯産業経済部長(増田一条君) 仮設トイレにつきましては、これまで設置していませんでしたが、市民団体や事業者団体、関係機関等から構成される敦賀まつり振興協議会において要望があったことから、今年度は試験的に本町通りに1か所設置しました。  来年度の仮設トイレの設置内容については、神楽町も含めまして、会場周辺の公衆トイレの利用状況などを参考に、今後の敦賀まつり振興協議会で決定してまいります。  以上でございます。 315 ◯1番(河瀬太治君) ありがとうございました。  そのトイレの利用なんですけれども、私のほうも一度利用させていただきまして、それが3日の朝のおみこしの出発前だったんですけれども、そのときペダルを踏んでみますと水が流れないということがありまして、早朝でしたのでまだ補給がされていないのかなということで、そのままその場を後にしたんですけれども、みこしが終わって2時ぐらいに戻ってきまして、またもう一度確認してみたらまだ水が流れないということで、見ると手洗いの水もなくなっていたので、そちらは利用者の方が露店を出していたどなたかに言って、その人が補給するというような感じになっていました。  私のほうでも裏に回ってみましたら補給口がありましたので、横にポリタンクが置いてあったので、その水を使ってそのときは補給させていただいたんですけれども、ただやはり水が流れないという期間が少なくとも4時間ぐらいはあって、その間、利用者の方が不便に感じられたようなので、補給のほうがどうなっていたのかなというのをお聞かせください。 316 ◯産業経済部長(増田一条君) まず、御迷惑をおかけしまして申し訳ございませんでした。  仮設トイレの流水や手洗い用の水につきましては、敦賀まつり振興協議会が委託する業者が管理することとなっていましたが、想定よりも利用者が多く、水が減るスピードが速かったため、一時的に水量の不足やトイレが詰まるなどの事案が発生し、その都度対応いただきました。  これらの状況を踏まえ、来年度は快適にトイレを利用していただけるよう設置数も含めて検討してまいります。  以上でございます。 317 ◯1番(河瀬太治君) ありがとうございました。トイレ自体は大変すばらしい試みですので、なるべく祭り前に設置していただきたいと思います。  続きまして、これも今年からの試みだと思うんですけれども、本町1丁目の商店街のところも今年は交通規制が引かれまして、おみこしを担いでいるときには車の心配をする必要がないので、非常に安全性も高くてすばらしい試みだったと思います。  ただ、商店街で商店を営まれている方々からすると、車の出入りが厳しくなるので多少不便に感じられた方もいたと思います。通行止め自体をやめてほしいということではないんですけれども、もうちょっと便利にできないかなということでありまして、その一つが警察署に申請を出さないといけないんですけれども、その申請を出してくださいという通知が商店街の方に来るのが祭りの1週間前になっていたようで、もうちょっと早く通知をしてくれないかなという御要望がございまして、そちらについても御意見を伺いたいと思います。 318 ◯産業経済部長(増田一条君) 今年度の敦賀まつりについては、令和2年10月に整備が完了した国道8号敦賀空間再整備後、初めての開催となりました。当該整備による神宮前交差点のコンパクト化及び4車線から2車線への車線数の減少に伴いまして、神宮前交差点の防護柵を交通規制中に撤去し、規制内に復旧するという業務や、行事を安全に行うため道路管理者である国との調整に時間を要したことから、規制範囲や時間についての関係機関への御案内が8月17日付となりました。  次年度以降は、今年度の経験を生かし、手続がスピードアップするよう努力いたします。  また、通行が禁止されている道路の許可に関わる手続につきましては、許可権者が警察署となるため、手続の簡略化等については市はお答えできる立場にはございません。  以上でございます。 319 ◯1番(河瀬太治君) ありがとうございました。手続の簡略化もお話しいただいたんですけれども、そちらはまた別で確認させていただきます。  続きまして、駅前の観光案内についてお聞きしたいと思います。  今年は工事の関係もあって、駅前でイベントが開催されなかったことがあると思うんですけれども、駅から降りた人が、あれ、祭りやってないのかなみたいな感じに感じられることが多くて、それで御不便をおかけしたということがあったようですので、敦賀の駅前にイベントの有無に関わらず、何か祭りの会場の案内図ですとかタイムスケジュールを載せた看板の設置を検討されてはいかがでしょうか。 320 ◯産業経済部長(増田一条君) 敦賀まつりについては、オルパーク内に案内チラシを置いていましたが、会場へ誘導する地図などの看板は従前から設置しておりません。また、気比神宮への案内については、常設されている案内看板やサインで御案内しています。  しかしながら、北陸新幹線の敦賀開業により今後さらに多くの来場者が見込まれることから、今回いただいた御意見を踏まえまして、効果的な周知方法や県外客のおもてなし方法について研究してまいりたいと考えています。  以上でございます。 321 ◯1番(河瀬太治君) ありがとうございます。  祭りの看板などは、先ほど浅野議員もおっしゃっていましたけれども、女性は道順が分からないと行く気をなくすというような、ちょっと要約ですけれども、こうもおっしゃっていたので、なるべく分かりやすいような看板の設置なども御検討いただけるとよいと思います。  続きまして、また、看板などが設置されなかったことと関係あるかというのは分からないんですけれども、特にオルパークにある観光案内所が一時的に物すごい混雑しまして、それも利用客の方に御不便をおかけしたと思います。  また来年度以降は、おっしゃったように新幹線も開業して、電車を使って敦賀まつりに来られるという方もさらに増えると思いますので、来年度以降の観光案内所の対応等をお聞きしたいと思います。 322 ◯観光部長(織田一宏君) 敦賀まつりの当日の状況につきましては、観光案内所の運営者に聞き取りしたところ、一時的ではございますが観光案内所の需要が増えまして、窓口付近に利用者が滞留する時間帯があったと聞いております。  現在、オルパークの観光案内所は常時2名体制で運営されておりますが、土日、祝日、特に大きなイベントの開催日は時間帯によりましては利用者が急増し、対応に苦慮する場面もあるとのことでございます。  来年以降の対応につきましては、3月16日の北陸新幹線敦賀開業に向けまして、オルパークの観光案内所の人員を現在の2名から3名体制に増員し、また、駅前広場に臨時観光案内所も設置するための予算案を今定例会に上程させていただいているところでございます。  新幹線開業後の観光客の状況を十分に注視しながら、敦賀を訪れる方々に御満足いただけるよう体制を関係機関と連携しながら整えてまいりたいと考えております。 323 ◯1番(河瀬太治君) ありがとうございます。観光案内で嫌な思いをされると、敦賀に対する印象が全て悪くなってしまう可能性もあるので、そういったことがないようによろしくお願いいたします。  続きまして、おみこしについて御質問させていただきます。  御質問というか御提案なんですけれども、おみこしについては、基本的には各町内会の行事ですので、町内会で運営していくというのが大前提ではあるんですけれども、やはり敦賀市から見ても文化的な行事ではありますし、また有名なところでは岸和田のだんじり祭りのように、若者が地域へそのときだけでも戻ってきてもらえるとか、就職をこちらでUターンしてもらえるとかいうような役割も果たすような重要なコミュニティーを担っているとも思っています。  現在、NPO法人つるがみこしの会さんをはじめ様々な各所の団体さんから、みこしの担ぎ手を募集していますということでいろいろと御応募はいただいているんですけれども、それでもおみこしの担ぎ手が足りないというのが現状になっております。  特に小中学校、子供みこしの担ぎ手が少ないというのもありまして、今年は一部の町内会さんなんかは気比高校から助っ人を呼んで担いでいただいたようです。私、これがすばらしいと思うのは、大人になってから全く全然今まで関わっていなかった行事に、例えば今回は土日でしたけれども、平日だった場合に、有給を取っておみこし担ぎますといってもなかなか心情的にも難しいと思うんですね。これはやっぱり学生の頃、今、敦賀の学校はお祭り期間はお休みになっていますので、子供の頃からおみこしを担いでいただいて、大人になっても僕は子供の頃からこの町内会のおみこしを担がせてもらっていますということで、会社にも説明してもらって、休みも取りやすいと思いますので、募集はいただいているんですけれども、市のほうからも小中学校に募集していただけないかという御要望になります。 324 ◯産業経済部長(増田一条君) 敦賀まつりの小中学生の参加協力につきましては、今年7月に開催された敦賀市小中学校校長会において、児童及び生徒へ参加を呼びかけていただくとともに、クラスや部活単位での参加についても検討してもらうよう校長先生にお願いしたところでございます。また、市内の3つの高校にも敦賀まつりへの参加協力について訪問や文書にて依頼を行いました。
     このこともあり、多くの児童や生徒に御参加いただき、敦賀まつりを盛り上げていただきました。本当にありがたいと考えております。  今後も学校の皆様と連携を密にし、子供たちの参加を促してまいりたいと考えております。  以上でございます。 325 ◯1番(河瀬太治君) もう既に取組をいただいていることなので、本当にありがとうございました。引き続き、みこしの担ぎ手不足には対処していきたいと思いますので、またよろしくお願いいたします。  続きまして、民謡踊りについて御質問させていただきたいと思います。  私のほうも、やぐらを押す係として参加させていただいたんですけれども、一緒に参加した来場者の方から、見に来てほしいということで友達を誘ったんですけれども、友達が座るところがなくてゆっくり見ることができなかったので観覧席を設けてほしいという意見をお聞きしました。これについて考えをお聞かせください。 326 ◯産業経済部長(増田一条君) 民謡踊りの夕べにつきましては、国道8号2車線化整備後、初めて開催しました。  御提案いただいた来場者用の観覧席の設置につきましては、本町通り沿いのスペースが限られていることや、民謡踊りに誰もが気軽に参加いただきたいという趣旨から、現時点では考えておりません。  民謡踊りの夕べは、市民総踊りと銘打っており、会場に来られた皆様に気軽に参加いただけることが理想だと考えておりますので、誰もが参加しやすい民謡踊りの夕べとなるよう今後も研究してまいりたいと考えています。  以上でございます。 327 ◯1番(河瀬太治君) ありがとうございました。  来場者の皆さんにお気軽に参加ということで、関連した質問になるんですけれども、踊りの振り付けですね。基本的に本町の町内会の御婦人方は年に一度しか踊りを踊らないので、やはり振り付けを忘れてしまうということがありまして、講習会も開催していただいているんですけれども、当日都合が悪くて出られないこともあって、見よう見まねで踊っているのが多いということになっております。  そこで、分かりやすい振り付け動画を作成していただいて、RCNでの放送やネットにアップロードしてもらうことで、いつでも踊りの振り付けを確認できる環境をつくっていただきまして、それで手軽に練習できるようになりたいという御意見がありましたので、お考えをお願いいたします。 328 ◯産業経済部長(増田一条君) 民謡踊りの夕べにつきましては、敦賀市文化協会の御協力の下、全体講習会をはじめ地区講習会を市内全ての公民館で開催し、踊りの練習を行っていただきました。  民謡踊りの振り付け動画のアップロードやRCNでの放送については、一部の曲に音楽著作権の絡みがあり、解決するため検討する必要があると考えています。  いずれにしましても、議員さんから御提案いただいた動画の放送、アップロードを含めて、来年度の敦賀まつりに向け、踊り手育成の観点から効果的な方法を模索してまいります。  以上でございます。 329 ◯1番(河瀬太治君) ありがとうございました。著作権が絡んでくるといろいろ面倒もあるかと思いますけれども、ぜひ解決に向けて動いていただきたいと思います。  民謡踊りについて最後の質問なんですけれども、休憩時間に市のほうから飲料水を提供していただいていて、提供していただいているものに対して意見を言うのは大変恐縮なんですけれども、お茶の割合が少なくて、私も夜なので、お昼のおみこしのような暑さだと炭酸飲料でもおいしく頂けるんですけれども、あの環境ですとどうしてもお茶がいいなということでお茶を探しにいったんですけれども、お茶が上のほうに置いてあって、さっとすぐ取られてなくなっていたんです。周りを見ると皆さん、お茶ないな、お茶ないなという方がほかにもよく見受けられたので、来年度以降はお茶の割合を増やしていただけると非常に助かりますという御意見をお願いいたします。 330 ◯産業経済部長(増田一条君) 民謡踊りの夕べの際の飲料につきましては、敦賀まつり振興協議会が購入していますが、北陸コカ・コーラボトリング株式会社の御協力により安くしていただいておりまして、ドリンク台等の設置も行ってもらっています。  参加者約2000人に対し、お茶を768本、ジュースを1800本御用意しておりましたが、お茶が不足しているという御意見を踏まえ、来年度につきましてはお茶の割合を増やしたいと考えております。  以上でございます。 331 ◯1番(河瀬太治君) ありがとうございます。参加いただいている方の年齢層も若干高めなので、非常に喜ばれると思います。ありがとうございます。  お祭りに対しての御質問は以上になります。ありがとうございました。  続きまして、大項目の2番で、給食における魚食の提供についてというふうに御質問させていただきます。  これは人からお聞きしたんですけれども、以前、給食に対する魚食の提供が週に2回だった時期があったんですけれども、今は1回になっているという話をお聞きしたんですが、これは事実でしょうか。 332 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 学校給食におけます魚の使用について、令和2年度から令和5年度までの献立表で確認をしたところ、特に回数に変化はありません。従前から煮魚や塩焼き、フライなど魚をメインにした給食はおおむね週に1回程度、ちくわやツナなどの加工品も含めますと、おおむね週に2回から3回提供しております。  ただし、魚介類の一つでありますエビやカニなどの甲殻類につきましては、食物アレルギーの重篤な症状が表れやすいので、敦賀市小中学校食物アレルギー対応の手引を発行しました平成30年度以降は使用頻度を減らしている状況にあります。  以上です。 333 ◯1番(河瀬太治君) ありがとうございました。  週に1回程度で変わらないということで、ありがとうございます。  ちなみに、こちらの御質問をいただいた方の意見では魚の頻度を増やしてほしいという御意見だったんですけれども、頻度を増やしていただくことは可能でしょうか。 334 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 学校給食は、学校給食法に基づきまして、適切な栄養の摂取による健康の保持や増進を図ること、また、日常生活における食事について正しい理解を深め、望ましい食習慣を養うこと、学校生活を豊かにし、明るい社交性を養うことなど、国や地域の伝統的な食文化についての理解を深めることなどを目標に実施しています。  これらの目標から、肉や魚、卵、大豆製品、豆類や野菜など様々な食材をバランスよく1食の単価を大きく超えることのないようにそれぞれ献立を工夫して考えていることから、魚の部分だけ増やしますということでなく、満遍なく食材を使わせていただくという方向で進めてまいります。 335 ◯1番(河瀬太治君) ありがとうございます。  ちなみになんですけれども、給食センターさんの頻度と、各自で給食室で給食を作っておられる学校のそういった頻度は同じなのでしょうか。 336 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 敦賀市では、給食センターで調理した給食を配送する小中学校は7校ございます。また、自校式の給食校は小中学校で9校ございますが、献立は給食センターと自校式校では異なるものの、栄養教諭がそれぞれ情報共有をしまして、魚についてはほぼ同じ使用頻度で提供しております。  以上です。 337 ◯1番(河瀬太治君) ありがとうございました。  魚食、日本人の魚離れが昨今叫ばれていますので、敦賀は魚の名産地でもありますので、魚を食べる習慣をなるべく途絶えさせないように御協力をお願いしていきたいと思います。  続きまして、大項目の3番で、運動施設について御質問させていただきます。  米澤市長が本町会館で語る会を実施した際に拝聴させていただいたんですけれども、その際に、オリンピック種目にもなったスケートボードについて、敦賀市の規模ならばあってもおかしくないですねという設置に前向きな発言をされていたんですけれども、こちらは今もお考えは変わりないでしょうか。 338 ◯市長(米澤光治君) 河瀬議員の質問に答えさせていただきます。  ストリートスポーツのプレーヤーの皆さんに対しましては、やっぱり人口も増えてきている。人口が増えてきている上に、今おっしゃられたようにオリンピック種目にもなっているということで、敦賀ぐらいの規模のまちだったら、そういうやる場所があってもいいんじゃないかなという考えはもともと持っておりました。  実際、この前の敦賀まつりのときにもそういうスペースがあって、そこでたくさんの方が相生通りで楽しんでおられたのもありましたし、その思いは今も同じように思っています。  その中で、ストリートスポーツをやっていらっしゃるプレーヤーの皆さんに対しては、どういうような施設を希望するのか意見を聞かせてほしいということを前からお伝えしておりまして、それを踏まえて先月の17日に敦賀市ストリートスポーツ協会から、敦賀市内にストリートスポーツ施設の設置を求める要望書をいただきました。  協会の方々からは、種目でいうとスケートボード、それからBMX、それからスリーオンスリーのバスケットボールの普及促進のために、これらに打ち込める施設を早期に整備してほしいという熱心な思いを聞かせていただきました。  スケートボードパークのような新たな施設の整備につきましては、市全体のスポーツ施設の在り方も考えながら、施設の場所、それから規模、そして整備の方法等について、協会、それから愛好者の方と議論を重ねまして、市議会の皆さんの御意見もいただきながら検討していきたいと考えています。 339 ◯1番(河瀬太治君) ありがとうございました。  スケートボードパークについては、支援者の皆様からも米澤市長はスケートボードパークを造るんですかというふうによく聞かれまして、非常に注目度の高い案件になっておりますので、前向きに進んでいるということで、皆さんにもそうお伝えしたいと思います。  続きまして、スケートボードがオリンピック種目になったということなんですけれども、ほかのオリンピック種目でトランポリンやボルダリング等もオリンピック種目になりまして、これらのスポーツが敦賀に合っているなと思うのは、屋内でジムができるということがありまして、雪が降っても変わらずにスポーツできるということで、敦賀に非常に適したスポーツだと思うんですけれども、これらのジムについては米澤市長はどうお考えでしょうか。 340 ◯市長(米澤光治君) ボルダリング、それからトランポリン、そういった種目のことですけれども、施設の整備につきましては、競技者の人口、それから指導者がいるかどうかとか、そういった状況もいろいろ考えながら研究をしていきたいというふうに思っています。 341 ◯1番(河瀬太治君) ありがとうございました。  整備の方法については、これから様々な形を御検討いただけるということでしたので、この質問に関しては以上にさせていただきます。  続きまして、こちらも運動施設なんですけれども、武道館について御質問させていただきたいと思います。  武道館について、6月の議会でエアコンと網戸をお願いしますというお話をしたんですけれども、冬も非常に寒い施設になっておりまして、寒い中で運動するとけがの原因にもなりますので、寒い場合は石油式のだるまストーブを1つでも置いていただけると、それだけでも大分違いますので、それが可能かどうかよろしくお願いいたします。 342 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) ストーブの設置につきましては、利用者によるやけど等の危険性もあることから、利用団体等とも協議をしまして、安全性も含めて検討してまいりたいと考えております。 343 ◯1番(河瀬太治君) ありがとうございました。  また、武道館についてもう一つ、3階のトイレの流れが非常に悪くなっておりまして、利用者の方がほかの階を利用するなど御不便をおかけしているという状況をお聞きしましたので、これについて修繕の可能性はあるのかというのをお聞きしたいと思います。 344 ◯教育委員会事務局長山本麻喜君) 敦賀市武道館は、昭和53年の建設から45年が経過し、老朽化が進んでいることから、経年劣化等により排水の流れが悪いことについても把握しております。  しかしながら、改修につきましては多大な費用を要することから、今後策定される敦賀市公共施設劣化度調査及び長寿命化計画の結果に応じて検討してまいりたいと考えております。  まずは申し訳ございませんが、比較的状況のよい1、2階のトイレを御利用いただければと考えております。  以上です。 345 ◯1番(河瀬太治君) ありがとうございました。  武道館のほうに関しては、老朽化が激しい施設になりますので、なるべく長い期間使えますように修繕をよろしくお願いしたいと思います。  それでは、質問時間は残っておりますけれども、全て質問を終えましたので、これで終わらせていただきます。  ありがとうございました。 346 ◯議長(馬渕清和君) 以上で本日の一般質問を終わります。   ──────────────── 347 ◯議長(馬渕清和君) 次の本会議は、明日午前10時から再開いたします。  本日はこれをもって散会いたします。             午後5時22分散会 発言が指定されていません。 Copyright © Tsuruga City, All rights reserved. ↑ 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