敦賀市議会 > 2017-12-08 >
平成29年第4回定例会(第4号) 名簿 2017-12-08
平成29年第4回定例会(第4号) 本文 2017-12-08

  • 試掘(/)
ツイート シェア
  1. 敦賀市議会 2017-12-08
    平成29年第4回定例会(第4号) 本文 2017-12-08


    取得元: 敦賀市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-15
    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいタブが開きます) 平成29年第4回定例会(第4号) 本文 2017-12-08 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ 別窓表示 ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者一覧に移動 全 252 発言 / ヒット 0 発言 表示発言切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示 すべて選択 すべて解除 1 ◯議長(原幸雄君) 2 ◯議長(原幸雄君) 3 ◯議長(原幸雄君) 4 ◯19番(北條正君) 5 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 6 ◯19番(北條正君) 7 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 8 ◯19番(北條正君) 9 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 10 ◯19番(北條正君) 11 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 12 ◯19番(北條正君) 13 ◯副市長(中山和範君) 14 ◯19番(北條正君) 15 ◯市長渕上隆信君) 16 ◯19番(北條正君) 17 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 18 ◯19番(北條正君) 19 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 20 ◯産業経済部長(若杉実君) 21 ◯19番(北條正君) 22 ◯産業経済部長(若杉実君) 23 ◯19番(北條正君) 24 ◯市長渕上隆信君) 25 ◯19番(北條正君) 26 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 27 ◯19番(北條正君) 28 ◯市長渕上隆信君) 29 ◯19番(北條正君) 30 ◯市長渕上隆信君) 31 ◯19番(北條正君) 32 ◯企画政策部長池澤俊之君) 33 ◯19番(北條正君) 34 ◯市長渕上隆信君) 35 ◯19番(北條正君) 36 ◯市長渕上隆信君) 37 ◯企画政策部長池澤俊之君) 38 ◯19番(北條正君) 39 ◯市長渕上隆信君) 40 ◯19番(北條正君) 41 ◯議長(原幸雄君) 42 ◯1番(今大地晴美君) 43 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 44 ◯1番(今大地晴美君) 45 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 46 ◯1番(今大地晴美君) 47 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 48 ◯1番(今大地晴美君) 49 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 50 ◯1番(今大地晴美君) 51 ◯教育長(上野弘君) 52 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 53 ◯1番(今大地晴美君) 54 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 55 ◯1番(今大地晴美君) 56 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 57 ◯1番(今大地晴美君) 58 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 59 ◯市長渕上隆信君) 60 ◯1番(今大地晴美君) 61 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 62 ◯1番(今大地晴美君) 63 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 64 ◯1番(今大地晴美君) 65 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 66 ◯1番(今大地晴美君) 67 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 68 ◯1番(今大地晴美君) 69 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 70 ◯1番(今大地晴美君) 71 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 72 ◯1番(今大地晴美君) 73 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 74 ◯1番(今大地晴美君) 75 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 76 ◯1番(今大地晴美君) 77 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 78 ◯1番(今大地晴美君) 79 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 80 ◯1番(今大地晴美君) 81 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 82 ◯1番(今大地晴美君) 83 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 84 ◯1番(今大地晴美君) 85 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 86 ◯1番(今大地晴美君) 87 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 88 ◯1番(今大地晴美君) 89 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 90 ◯1番(今大地晴美君) 91 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 92 ◯1番(今大地晴美君) 93 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 94 ◯1番(今大地晴美君) 95 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 96 ◯1番(今大地晴美君) 97 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 98 ◯1番(今大地晴美君) 99 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 100 ◯1番(今大地晴美君) 101 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 102 ◯1番(今大地晴美君) 103 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 104 ◯1番(今大地晴美君) 105 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 106 ◯1番(今大地晴美君) 107 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 108 ◯1番(今大地晴美君) 109 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 110 ◯1番(今大地晴美君) 111 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 112 ◯1番(今大地晴美君) 113 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 114 ◯1番(今大地晴美君) 115 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 116 ◯1番(今大地晴美君) 117 ◯教育長(上野弘君) 118 ◯1番(今大地晴美君) 119 ◯議長(原幸雄君) 120 ◯議長(原幸雄君) 121 ◯18番(山本貴美子君) 122 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 123 ◯18番(山本貴美子君) 124 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 125 ◯18番(山本貴美子君) 126 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 127 ◯18番(山本貴美子君) 128 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 129 ◯18番(山本貴美子君) 130 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 131 ◯18番(山本貴美子君) 132 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 133 ◯18番(山本貴美子君) 134 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 135 ◯18番(山本貴美子君) 136 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 137 ◯18番(山本貴美子君) 138 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 139 ◯18番(山本貴美子君) 140 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 141 ◯18番(山本貴美子君) 142 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 143 ◯18番(山本貴美子君) 144 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 145 ◯18番(山本貴美子君) 146 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 147 ◯18番(山本貴美子君) 148 ◯敦賀病院事務局長(芝井一朗君) 149 ◯18番(山本貴美子君) 150 ◯敦賀病院事務局長(芝井一朗君) 151 ◯18番(山本貴美子君) 152 ◯敦賀病院事務局長(芝井一朗君) 153 ◯18番(山本貴美子君) 154 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 155 ◯18番(山本貴美子君) 156 ◯病院事業管理者(米島學君) 157 ◯18番(山本貴美子君) 158 ◯病院事業管理者(米島學君) 159 ◯18番(山本貴美子君) 160 ◯病院事業管理者(米島學君) 161 ◯18番(山本貴美子君) 162 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 163 ◯18番(山本貴美子君) 164 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 165 ◯総務部長(刀根茂君) 166 ◯18番(山本貴美子君) 167 ◯総務部長(刀根茂君) 168 ◯18番(山本貴美子君) 169 ◯総務部長(刀根茂君) 170 ◯18番(山本貴美子君) 171 ◯総務部長(刀根茂君) 172 ◯18番(山本貴美子君) 173 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 174 ◯18番(山本貴美子君) 175 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 176 ◯18番(山本貴美子君) 177 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 178 ◯18番(山本貴美子君) 179 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 180 ◯18番(山本貴美子君) 181 ◯総務部長(刀根茂君) 182 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 183 ◯18番(山本貴美子君) 184 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 185 ◯18番(山本貴美子君) 186 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 187 ◯18番(山本貴美子君) 188 ◯建設部長(清水久伸君) 189 ◯18番(山本貴美子君) 190 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 191 ◯18番(山本貴美子君) 192 ◯議長(原幸雄君) 193 ◯2番(大塚佳弘君) 194 ◯建設部長(清水久伸君) 195 ◯2番(大塚佳弘君) 196 ◯市民生活部長(田辺辰浩君) 197 ◯建設部長(清水久伸君) 198 ◯2番(大塚佳弘君) 199 ◯建設部長(清水久伸君) 200 ◯2番(大塚佳弘君) 201 ◯建設部長(清水久伸君) 202 ◯2番(大塚佳弘君) 203 ◯市民生活部長(田辺辰浩君) 204 ◯2番(大塚佳弘君) 205 ◯市民生活部長(田辺辰浩君) 206 ◯2番(大塚佳弘君) 207 ◯市長渕上隆信君) 208 ◯2番(大塚佳弘君) 209 ◯建設部長(清水久伸君) 210 ◯2番(大塚佳弘君) 211 ◯建設部長(清水久伸君) 212 ◯2番(大塚佳弘君) 213 ◯建設部長(清水久伸君) 214 ◯2番(大塚佳弘君) 215 ◯建設部長(清水久伸君) 216 ◯2番(大塚佳弘君) 217 ◯水道部長(寺島昭広君) 218 ◯2番(大塚佳弘君) 219 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 220 ◯2番(大塚佳弘君) 221 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 222 ◯2番(大塚佳弘君) 223 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 224 ◯2番(大塚佳弘君) 225 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 226 ◯2番(大塚佳弘君) 227 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 228 ◯2番(大塚佳弘君) 229 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 230 ◯2番(大塚佳弘君) 231 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 232 ◯2番(大塚佳弘君) 233 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 234 ◯2番(大塚佳弘君) 235 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 236 ◯2番(大塚佳弘君) 237 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 238 ◯2番(大塚佳弘君) 239 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 240 ◯2番(大塚佳弘君) 241 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 242 ◯2番(大塚佳弘君) 243 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 244 ◯2番(大塚佳弘君) 245 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 246 ◯2番(大塚佳弘君) 247 ◯市長渕上隆信君) 248 ◯2番(大塚佳弘君) 249 ◯議長(原幸雄君) 250 ◯議長(原幸雄君) 251 ◯議長(原幸雄君) 252 ◯議長(原幸雄君) ↑ リストの先頭へ ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 6.議 事             午前10時00分開議 ◯議長(原幸雄君) ただいまから本日の会議を開きます。  諸般の報告 2 ◯議長(原幸雄君) この際、諸般の報告をいたします。  本日の会議に、北村伸治議員は病気のため欠席する旨、届け出がありました。  以上で報告を終わります。  日程第1 一般質問 3 ◯議長(原幸雄君) 日程第1 これより前日に引き続き一般質問を行います。  まず、北條正君。   〔19番 北條正君登壇〕 4 ◯19番(北條正君) おはようございます。市民クラブの北條でございます。  発言通告書に従ってしっかりやらせていただきます。誠意ある回答をよろしくお願いいたします。  きょうは、12月8日といいまして太平洋戦争が始まったときでもありますし、敦賀市にとっては、22年前、1995年ですか、もんじゅのナトリウム事故があった日でもあります。そういう意味で、私も原子力関係者の一人として、いろんな反省やいろんなことが、これがまさにもんじゅの廃炉につながっていったのかなという。そのこともしっかり胸にとどめながら、きょうの一般質問をさせていただきたいというふうに思います。  それではまず第1番目に、史跡金ケ崎城址保存計画について、まず質問をさせていただきます。  金ケ崎城址保存計画といいますのは、発足というよりも、5年ぐらい前ですかね、市民の方から金崎宮の周りに桜を何とか植えたいんだけれども何とかならんやろうかという話が私のところにも参りまして、区長さんも含めて何とかというところだったんですけれども、当時、文化庁の厳しい御指摘もあったりしてなかなか植えさせていただけない。金ケ崎というと桜だと。  ちょうどそのころ、2014年ですか、区長会から当時の市長にも要望があったと思いますし、それから私のほうにも要望があって、2014年のたしか6月議会でしたっけ、当時、何とかしてほしいということで一般質問をさせていただいたときに、全庁的に、特に都市整備部──当時、中山部長でしたね──を中心にプロジェクトをつくってやるというような話もあったかと思います。  とにかく、それをもとに昨年の9月2日に史跡金ヶ崎城跡保存活用計画策定委員会というものが設置されて1年が過ぎ、そして来年の3月にこれがほぼ策定するという見込みになったというふうに。ここまでの関係者の皆さんにも御労苦に敬意を表したいというふうに思います。
     そこで質問をさせていただきます。まずは保存計画策定のためのいろんなメニューをもって策定委員会をされております。測量だとか調査の結果で得られたことだとか、この策定委員会で整備に当たって審議された主な、重要な事項というか、そのことについてまずお伺いをしたいと思います。 5 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) おはようございます。  それでは、北條議員さんの御質問にお答えいたします。  史跡金ヶ崎城跡保存活用計画は、平成24年度に金ケ崎周辺整備構想がまとめられ、その後、史跡金ヶ崎城跡保全整備計画策定プロジェクトの検討を経て、平成28年度から保存活用計画を策定するため委員会での検討に入っております。  委員会での調査の成果といたしましては、戦国時代の堀などが良好に残っている場所があること、また金崎宮創建の経緯や桜の立地環境や健康状態などのデータを得ることができました。  これらの調査をもとに、委員会では、守るべき史跡の本質的価値を南北朝時代だけではなく戦国時代を含む中世の山城とし、さらには南北朝時代を顕彰するため、明治に創建された金崎宮などの近代の景観、また山城よりも古い古墳や経塚なども守るべきと審議されております。  このような史跡金ケ崎城跡に残る時代を超えた多様な価値を保存して、そしてそれらの価値を活用していくこと、また現代における市民の憩いの場としての金ケ崎公園についても配慮して、本年度末までに保存活用計画を策定する予定となってございます。  以上です。 6 ◯19番(北條正君) 私も歴史については素人なんですけれども、この委員会の重要さというのか、今の話にもありますように。それともう一つは、金ケ崎城址というのがいろんな多様な歴史的資産であるということなんですね。  それと、一つは古墳、経塚というような、古墳もあれば、あるいは2人の皇子が亡くなった南北朝のときの戦い、それから戦国時代の秀吉、信長、家康の戦い、そういう跡と、もう一つ、私どもからすると敦賀八景というか、あそこの月見御殿というか本丸あるいは鴎ケ崎へ行くと、昔、敦賀津という、津というのは港ですけれども、そういう多様な関係。  それにもう一つ、戦前戦後を通じて市民の憩いの場所、桜の名所。今は田村宮司に復活していただいた花換まつり。そういった観光の場所でもあるし。そういうものを文化庁の指導というわけじゃなくて、策定委員会で真摯に議論されて、どう残し、どうそれを生かし、市民の憩いの場所、あるいはどう保存し。そういう重要な委員会ではなかったかというふうに私も思います。  先月の23日、ちょうどきらめきみなと館でシンポジウムがございました。私も出席させていただいたんですが、非常に貴重な意見があったかと思います。どのようなものがあったのか、そのことも含めて御披露していただきたいと思います。 7 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) それでは、お答えいたします。  史跡金ヶ崎城跡シンポジウムは、金ケ崎城跡の史跡をこれからどのように保存し活用していくのかを市民の皆様とともに考えるために開催いたしました。  シンポジウムの内容といたしましては、まず外岡敦賀市立博物館長が「金ヶ崎城跡の歴史的意義」と題しまして、史跡指定当時の状況や金ケ崎城跡が持つ多様な歴史遺産についての講演を行いました。  続くパネルディスカッションでは、パネリストとして、史跡金ヶ崎城跡保存活用計画策定委員会の水野和雄委員長、策定委員会の委員でもある金崎宮の田村宮司様、観光ボランティアガイドつるがの前会長の大道様をお迎えし、それぞれのお立場から議論をしていただきました。  パネルディスカッションでの主な意見といたしましては、金ケ崎城跡を現代の視点で学術的に評価する必要があるという意見や、現状では観光客に対して城跡を説明することが難しいという課題の指摘がございました。また、金ケ崎という場所を知っていただくためにこれまでにさまざまな工夫をされてきた体験談や、名木と呼ばれるような桜を育てていってはどうかという、そういった将来への御提案もございました。  パネルディスカッションの後には、会場の方からも活発な質疑応答があり、金ケ崎の近代以降の歴史も拾い上げていただきたいなどの御意見もいただきました。  以上でございます。 8 ◯19番(北條正君) 私もいろんなシンポジウムに出てきましたけれども、このシンポジウムほど中身の濃い、また将来にわたって前向きな、心が元気になるようなシンポジウムではなかったかと思います。  というのは、我々にしても歴史は一つはロマンですよね。そこの中で一つ、外岡館長が出された赤色立体地図というんですか。航空写真で赤にして斜面だとか高さまで全部わかるというか。そうすると、土の中に埋もれているいろんな、例えば一つ見つかったのが、前からうわさもありましたけれども、前方後円墳が天筒山の中にきれいな鍵型というか見えるんですよね。何か奮い立つような感動というか。それから恐らく戦国時代の堀切、これもはっきり見えますし、もっと言うと、戦国時代は鉄砲の時代ですから竪堀というか、それもきれいに見えるんですよね。これはわくわくすることじゃないですか。  そういう話をしながら、南北朝なりというところで指定を受けましたけれども、国指定、昭和9年ですか、受けましたけれども、新たな視点がここにまた出てきたんですよね。と私は思っています。  そういう意味で、多様な中での歴史保存をどうしながら、市民に、あるいは観光客に、あるいは歴史的な価値として学術的に残していくか。こんなことがこのシンポジウムの中でも、要はこの策定委員会をもとにしたシンポジウムでございましたから、出てきたのではないかというふうに思っております。  特にこれを受けて、一つは国指定のあり方も南北朝での金ケ崎だけだったんですけれども、金ケ崎は天筒山と金ケ崎城が一体の。指定のあり方も、これをもとにちょっと見直ししたほうがいいと私は思っているんですけれども、その辺は委員会の中でどのようなお考え。 9 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 昭和9年の史跡の指定ということで、範囲は金崎宮の一帯のあたりということなんですが、そこから天筒山へつながっているということもありますので、その一帯の史跡の指定を変更するかということは、委員会の中ではそういった議論は出ておりませんが、今議員さんおっしゃったように、古墳が見つかったり、それは範囲以外の場所だったんですが、そういったこともあるので、そちらも含めて今後どうしていくのかというような、そういった議論はございましたが、今直ちに史跡の指定の範囲を申請する、そういったところまでのお話はなかったということでございます。 10 ◯19番(北條正君) このシンポジウムの中でいろんな意見が出ておりまして、それも前向きなというか。例えば水野委員長ですかね、前の朝倉遺跡の館長であった水野さんが言っておられたのは北陸王朝。というのは、南北朝のときに皇子2人が亡くなっております。もし南北朝が勝っていれば、そこが王朝というか、そういうロマンもある。  そういうことも含めて、また後ほどで今大地さんが質問しますけれども、大蔵のほうで、これは恐らく朝倉だと思いますけれども墓跡が見つかってきておりますね。発掘されてきた。そういう形で、ここは話題性が。恐らく敦賀の中でもここが大谷吉継以上の遺跡があると思うんです。そしてその話題性。  これからの今後の進め方に移るんですけれども、この策定委員会結成前に、当時、中山部長を中心としてプロジェクトチームを組んでいただいて、当時の一般質問の答えで、私の質問に対して、今後は全庁的に、横断的に取り組みたいと。ですから教育委員会はそこをしっかり、今浮き彫りにしていただきましたように、金ケ崎城の価値というか城址の価値、あるいは今のふうにどうやっていったらいいのかというところまで来ました。  そういう意味で今後のあり方というのは非常に大事だと思うんですね。恐らくこれから整備計画、そしてそれをどう予算化していくか。そういうふうになっていくと思うんですけれども、今後のあり方について御所見がございましたらお伺いしたいと思います。 11 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 教育委員会といたしましては、議員さん今おっしゃいましたとおり、国の史跡整備のスキームに従いまして、基本計画の後は整備計画を策定していく予定をしてございます。  ただ、その整備計画の策定につきましては、金ケ崎周辺整備構想を見据えながら引き続き関係部署と連携をして進めていきたいと考えております。そしてその策定後、基本設計、実施設計を行い、整備に着手していくという予定を考えております。  以上でございます。 12 ◯19番(北條正君) この策定委員会での今の中間報告、シンポジウムでありましたけれども、いろんな要素が入っているんですね。例えばパネラーの中には、朝倉遺跡の水野館長、要は詳しい方もいらっしゃいましたけれども、今の花換まつりを復活させた田村宮司、そして観光ボランティアの大道さん、多種多様の方がいて、金ケ崎に対して確かに歴史的なことはきっちり保存していかなければいけないけれども、前、中山副市長がおっしゃったように、全庁的にあれをどう生かしていこうか。これがまさにこれからの。  これはちょっと部署が違うかもしれませんけれども、もしあのときの経験を生かして中山副市長なりのお考えがありましたらお伺いをしたい。 13 ◯副市長(中山和範君) 今議員のほうから御説明あったように、私、部長時代にそういったことにかかわる中で、当然このことについては全庁的に取り組んでいかなければいけない。特に関係部署一体となってやらなければいけないということでお話もさせていただきましたし、今もその体制というのは引き継がれる中で進めていただいている。  そして、まさに今度、保存計画ができますので、それが今後に向けて新たなスタート点になるのかなと。そしてその計画に基づいて、さらに関係部署が集結して、どう活用していくかといったところに進んでいくのかなというふうに思っております。 14 ◯19番(北條正君) 従来のプロジェクトですと、大体全庁的にやって、専門部署である例えば今回ですと教育委員会、それも文化課でやってしまってそれが進んでいくという形態なんですけれども、金ケ崎はいろんな要素があるんですよね。観光もあれば、歴史的なこともあれば、市民の憩いの場所。都市公園なんですよね。  そのことも含めて、市長、今までのやりとりの中で何か御所見がございましたらお伺いをしたいと思います。 15 ◯市長渕上隆信君) 北條議員の一般質問でございます。  本当に夢のあるお話をいただきまして、ありがたいと思っています。  人道の港ということで、ムゼウムを整備して赤レンガ倉庫というところで、いろいろ広がってきております。その中でランプ小屋から階段を上って金ケ崎のほうに行くということで、そこに今おっしゃったように古墳とか戦国時代ということも南北朝以外に広がっていくということで、非常に夢があって全庁的に取り組んでいきたいと思っております。  私もすごくその辺の話が好きな人間でございまして、仲哀天皇のお子さんが応神天皇、そのお子さんは仁徳天皇でございますので、古墳という意味では一番大きい古墳のゆかりがあるということでございますので、非常に広がっていくんじゃないかと思っています。楽しみにしております。 16 ◯19番(北條正君) また、最後にまた。  先ほど言ったように、ランプ小屋から金崎宮、そしてもう一つ行くと鴎ケ崎。その辺もまたさせていただきたい。  4番目の項目で、金ケ崎城址と桜。これはこの委員会の恐らく発端になったかというふうに思っているんですけれども、この委員会あるいはシンポジウムの中でも言われておったように、あそこは城址だから、まずとにかく植えたらあかんのやというのが市民の間にも広がっていたんですけれども、この策定委員会で、教育委員会のほうで一つの委員会の中でゾーニングという考え。例えば金崎宮だとか、いろんなあそこに手を入れていますね。そこには桜を入れて、水野委員長は日本の名所になるような桜を植えたらどうやと、そういうことも言っておられました。そういうことも含めて、恐らく何らかの方向性が委員会に出てきたかと思います。  今後の桜の維持、まさに桜千本、歌に出てきていますよね、敦賀の。その敦賀の名所の桜について、今後の方向性、この委員会に出てきている方向性、また今後のことがありましたらお伺いをしたいと思います。 17 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 金ケ崎の桜は、明治時代以降に南朝を顕彰する過程で植えられという歴史的な経緯もございますので、南北朝時代の山城という金ケ崎城跡の本来の価値と密接に関係しており、保存活用計画の中でも保全を図る要素の一つに位置づけたいと考えております。  また、山城の遺構が残っている状況や、樹木医である委員から健全に生育できる環境や管理方法についての助言をいただいており、現在の植生状況なども考慮して史跡範囲内でのゾーニングを検討しております。ゾーニングといいますと、桜を植えてもいい範囲とか、ここは史跡として守る範囲とか、そういったことを検討しております。  今後については、計画策定後は、基本的に歴史的に形成された桜の景観を保全するという方向性に沿う方法で、現存する桜を適正に管理するとともに、新たな植樹についても検討しつつ植栽を整えていくというふうに進んでいくと考えております。  以上です。 18 ◯19番(北條正君) 本当にいい答弁というよりも、いい委員会だと私は思っているんです。  というのは、敦賀といえば、やはり金ケ崎なんですよね。そこが植えられないということ。この策定委員会の結論ということではありませんけれども、これを契機に、桜ということに対して、当時、文化庁からお叱りも受けたりしたこともありますけれども、市民の財産としてしっかりこれから、まさに敦賀の花換まつりも含めていろんな名所です。今は桜が紅葉して、大分散りましたけれども、行ってみると本当にほっとする空間でもあります。そういう意味で敦賀の名所ですし、天筒山は毎日6時半にラジオ体操で登る方もいらっしゃいます。とにかくいろんなところで敦賀にとって大事な場所です。  そのことと、もう一つは、5番目に移りたいんですけれども、この質問をさせていただいたのは、実は3月の結論を待ってしようと思っていたんですけれども、北陸新幹線開業と金ケ崎周辺整備構想と金ケ崎城址というのは、切っても切れないというよりも膨らみを持たす。シンポジウムで言っておりましたけれども点から面へ。これは時代への点から、要は三次元じゃないですね。そういう世界ができるんですね。  そういうことも含めて、金ケ崎城址の関係、連携をどう考えて、特に新ムゼウムとの関係というのが大きくなると思います。北陸新幹線の開業に向けての何かお考えがありましたらお伺いをいたしたいと思います。 19 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) それでは、教育委員会としての考え方というところでまずお答えさせていただきます。  金ケ崎周辺整備構想との関連につきましては、現在開催されている金ケ崎周辺施設整備計画策定委員会に教育委員会も参画しており、相互の事業で連携を図っているところでございます。  保存活用計画の策定後に整備基本計画を策定し、設計や工事を行い事業を進めていくことになりますので、引き続き関係部局と連携して史跡の価値をしっかりと担保しつつ、金ケ崎城跡の整備を実現したいと考えております。  北陸新幹線開業までには、整備の過程における各種の調査成果を市内外に発信することで史跡金ケ崎城跡への関心を高めていきたいというふうに考えています。  以上でございます。 20 ◯産業経済部長(若杉実君) おはようございます。  それでは、産業経済部の部分では、金ケ崎周辺整備構想は、やはり北陸新幹線敦賀開業に向けた受け皿の一つでございまして、現在策定中の金ケ崎周辺施設整備計画を着実に進めまして整備推進を図るとともに、今事務局長がおっしゃいました史跡金ヶ崎城跡保存活用計画との連携により金崎宮を含めた関連施設等へのアクセスや回遊性の向上や、そしてまたPRなど、そういった部分、金ケ崎周辺全体の魅力を高めてまいりたいと考えております。  以上です。 21 ◯19番(北條正君) 積極的によろしくお願いします。  先ほど市長が言ったように、ランプ小屋、そして金崎宮、そしてずっと道を歩いていきますと鴎ケ崎がありますね。そこに行ってみますと、大正天皇、皇太子のときに明治42年にそこに御座所したと載っているんですけれども、本丸は大変だけれども、普通の方でも歩いていくと敦賀の港が、あそこまで海が来ていたんですよね。すごい景観がばっと広がるというか、まさに一等地だと思います。  回遊性というならば、私も観光ボランティアをやっていますけれども、あそこまで行ってまた帰ってくる、行けないんですよ。早足でも30分かかるんですよね。せっかちな人ばかりですから、あそこが回れると。今、JR貨物が前にだんと鎮座していますけれども、あの土地の一部、鴎ケ崎のところから見ますと、ちょうどユダヤ人の第一歩を踏んだポイントが真下にあるんですよ。そして恐らく新ムゼウムは、どこかはわかりませんけれどもあのあたりに建築されると思います。そうすると、敦賀港と、それから新ムゼウム、それからユダヤ人が一歩、これをしっかりと見ることもできるし、説明していても説明しやすいんですよね。  なぜかというと、ムゼウムに行くと、ムゼウムは大体20名ぐらいしか入れませんから、40名ぐらい来られたときに外でお話しするときに必ず私は金ケ崎の話をするんですよね。そうしたら行けないのとか。ですから、ここはJR貨物、なかなか難しいと思います。だけど端っこだけ。  昔は、たしかあそこに浜茶屋があって、私、女房と一緒に結婚前にあそこを通った覚えがあります。結婚もそこで決めた。それは冗談ですけれども。それぐらい思い出をみんなが持っている場所なんですよ。それぐらいの何か連携を持って。  きのうの話でもありませんけれども、新ムゼウムだけではちょっと物足らない人というか。あれはすばらしいことですけれども、それだけじゃなくて歴史の深みがある。それを使えると。  そういうことも含めて、市長どうですか、その辺。非常にJR貨物、難しいとは思いますけれども、その辺も含めて回遊を。ここは北陸新幹線に間に合わせる一つのできることじゃなかろうかと思います。あそこはちょうどJR貨物の線路が末端に入っていますので、そこは使っていませんから。コンテナも置いていませんし何とかなると思いますよ。その辺どうでしょうか。部長でもいいです。 22 ◯産業経済部長(若杉実君) JR貨物様の部分でございますけれども、鉄道遺産の活用につきましては、現在、福井県において転車台等の活用を含めて検討しておりますので、JR貨物用地など関連機関と協議の上、計画を進めているところでございます。  以上です。 23 ◯19番(北條正君) 開業まで間に合わせろとは言わんけれども、相乗効果なんですよね、結局。  市長、その辺どうですか。お考え。 24 ◯市長渕上隆信君) 議員の思いと私の思いと多分一緒だというふうに思っていますので、広い範囲で金ケ崎の緑地公園、また金崎宮が連携していけたらいいなということを思っています。  また桜の花につきましても、何とか早く植えられないのかという。植えてすぐ咲くわけではありませんので、その間、早く植えられないのかということも言っておりますけれども、何せ学術的なものがありますので、そういう思いとできることとはちょっと違いますけれども、進めていきたいというふうに思っております。 25 ◯19番(北條正君) シンポジウムのときに田村宮司が「吹きつける風は敦賀の宝船、もうけて帰る金ケ崎」。金ばかりではないと思います。ただ、それもあって活性化できると思いますし、今吹きつけている風をしっかりプラスに変えるという。柿谷半月の歌ですけれども、そういうことも含めてしっかり受けとめて、これからの金ケ崎をしっかりまた見直しについて。全国にも発信できることなんですね。昔、南北朝サミットというのも開かれていたところもあります。  そういうことも含めていろんな要素がありますので、歴史的保存、そして桜を含めていろんな意味での要素がありますので。また、できればシンポジウム。これは整備計画ができたころにしっかり市民に披露するという意味で開いていただきたい、価値のあるものだと。その辺はどうお考えなのか。 26 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 基本計画策定に向けて開かせていただいたシンポジウムでは、大変有意義なシンポジウムになったなというふうに考えておりますので、議員さんおっしゃいますように、また次の機会を捉まえてそういう機会を設けていきたいと考えています。  以上です。 27 ◯19番(北條正君) 吹きつける風じゃないですけれども、しっかりこれを前向きに考えて、金ケ崎をしっかり市民のため、または観光客ということも含めてやっていただきたいと思います。  次の質問に移ります。  これはまさにきょうで私、4人目ですかね、全く重なっておりましたので、私なりにといいますけれどもポイントを絞って質問させていただきます。  まず1点目、地域振興と廃炉の手続でございますが、政府が示した地域振興策の受けとめと、進められたもんじゅの廃炉手続について、改めてでございますけれども、ポイントだけでも構いませんし、もしつけ加える言葉がございましたら御所見をお伺いしたいと思います。 28 ◯市長渕上隆信君) 繰り返しになろうかと思いますが。  もんじゅの廃止措置に関しましては、6月に政府の基本方針が策定されましたが、その後、市民の安全、安心の確保を第一として、安全かつ着実に廃止措置を進めることができる体制の構築や、使用済燃料等の搬出に関してさらなる具体化を求めてまいりました。  提案理由でも申し上げましたとおり、去る11月22日に開催されましたもんじゅ関連協議会におきまして、廃止措置作業を統括する敦賀廃止措置実証本部を設置することや、外部人材の支援による体制強化策などが示されるとともに、使用済燃料等の搬出計画の策定に向け、平成30年中に検討することについても示されました。  また、本市が9月29日に議長とともに要請しました地域振興についても回答が示されたところです。  この中で、特に本市がかねてより重視しておりましたもんじゅの廃炉により失われる、いわゆる1000名の雇用について、今後10年間程度は維持するだけでなく、その後の雇用維持についても道筋を示すとの回答を得たことで、懸案解消に向けた一定の見通しが示されたと認識しております。  林文部科学大臣、世耕経済産業大臣、そして野上内閣官房副長官が出席され、政府として責任ある回答をいただけたと認識しているところであり、今後、廃止措置が進められていく中で、安全性とともに地域振興策についてもしっかりと確認していきたいと考えております。 29 ◯19番(北條正君) これまでの御苦労に対しては敬意を表したいと思いますが、先日も立石議員からもありましたように、先ほど私もナトリウム事故の話をしましたけれども、丁寧にこれから、あのときの反省も、公開ということも含めて丁寧に物事を進めていかないといけない。私も原子力関係の仕事というのは丁寧に物事を進めていかないと。  あのときも、23日については片山副市長も含めて地域振興の話もまとめていただいて申請していただいた。その結果については、池澤部長のほうからもある程度お伺いをした。ただ、協定に関しては、何となく雰囲気はわかりましたけれども、議会に何らかの一報なり、あるいは全協なり、そういう丁寧さがないと私はいけないと思いますし、今回、市長についてもその辺は反省していただきたい。  なかなか秘密裏に進めないといけない部分もあるかもしれませんけれども、議会が知らなかったというのは、私も聞かれたときに何やということがよくありますので、その辺はお互いに共有しながらやっていかないかんと思います。  それと、廃炉手続申請というのは非常に重要なことなんですよね。動くものがとまって、所員にしてみたら、作業員を含めてモチベーションが下がってきています。そして、いかに立て直して次の廃炉。これも立派な仕事というか、しっかり仕事をしなければいけないというふうに思います。  市長、さっきの話と、もう一つは、もんじゅの現場も何度か行っておられると思いますけれども、新たな環境に恐らくもんじゅも入ったと思います。  それで、早急にとは言いませんけれども、できるだけ早目に行っていただいて、もんじゅに行ってもらって、作業員というか職員に対してもきちっと。正直言って沈んでおりますし、ある意味では激励とか含めて、あるいは現場がどうなっているんだというところを。というのは、敦賀の恐らく最大の課題に近いと思います。  そういうことも含めて、市長、現場に行ってくださいよ。これ大事なことですよ。そして何かを発する。全国に発する。そういうことも含めて大事なことではないかと思いますので、その辺の御所見を伺いたいと思います。 30 ◯市長渕上隆信君) 12月5日に原子力機構から廃止措置計画認可申請の事前連絡を受けた際に、実際に廃止措置が始まればさまざまな作業が行われますので、現場の職員の一人一人がみずからの使命と責任を自覚し、安全に現場作業が行えるよう目を配っていただきたいということをもんじゅの安部所長に申し上げました。  今議員からもありましたが、やはり実際に作業を進めていくのは現場であり、現場の職員の安全に対する意識や使命感が何よりも重要であると私は思っておりますので、できるだけ早い時期、できれば日程が許せば本日にももんじゅに行き、私の思いを現場の皆様に直接お伝えしたいというふうに考えます。  以上です。 31 ◯19番(北條正君) できるだけ早くというふうに言ったつもりなので、きょう行けとは言ってないんですけれども。決断をしていただければ、それで構わないと思います。
     次の項目に移ります。しっかり激励をしていただきたいと思います。  次の項目で地域振興の課題ということで、今回いろいろしっかりした回答もあったんですけれども、支援を検討というのが12項目ぐらいありましたね。この前も立石議員なりほかの議員が。  このことについて、財源の確定いろいろあると思うんですけれども、今後どのように交渉していくかを次にお伺いしたいと思います。 32 ◯企画政策部長池澤俊之君) おはようございます。  まず、振興策につきまして、立石議員や馬渕議員の御質問でも答弁させていただきましたが、先ほど市長にもありましたいわゆる1000名の雇用につきましては、10年間程度の維持や明確な道筋を示すことで新たな雇用創出を図るといった具体的な回答を得ていますが、その他の要請に関しましては、検討するといった回答が多いのは事実でございます。  このことにつきましては、それぞれの要請は内容ごとに実現や明確にすることができる時期が異なることからでありまして、現時点では最大限の表現で回答いただけたものであると認識しております。  今後につきましては、それぞれの振興策につきまして、エネルギー研究開発拠点化推進会議、こういった場などで福井県とともに一層の具体化を求めていきたいというふうに考えております。 33 ◯19番(北條正君) 私もいろいろ、例えばもんじゅに関すること、原子力に関して、国との交渉の中で、検討というのがあって、それから、やったとしてもそれが本当に長期的に見て成果を得ているというのがほとんどと言ったら失礼ですけれども。特に拠点化についても、これはもんじゅがあってこその拠点化なんですよね。それが今、もんじゅが廃炉のほうに行って、この交渉というのは非常に難しいと思います。そういう意味で、いろんな意味で粘り強くやっていただきたいというふうに思っておりますが。  その中で、次の項目に移るんですけれども、今回なかったのが、高速炉の拠点というのが一番最初の昨年の12月に出てきておりましたようね。ロードマップだとか高速炉開発会議とかいろいろありますけれども、そのときにうたわれていたのは、もんじゅではある程度の知見が得られたからもう廃炉ですよ、次のステップに移りますと。ところが今回、その視点がなかったじゃないですか。  この件について、高速炉開発と敦賀市との関係というか、どのように考えておられるのかお伺いをしたいと思います。 34 ◯市長渕上隆信君) 核燃料サイクルの推進は日本の原子力政策の基本方針であり、国として堅持する方針に変わりはない中、高速炉開発の必要性は十分認識をしています。  しかし、高速炉開発のロードマップについては来年末に策定することを目指し国が検討を進めているところであり、今後の道筋が明確になって初めて、それを実現していくために必要となる研究開発が具体的に見えてくるものと考えています。その上で、まず敦賀でどのような研究開発をどのような体制で進めるかということなどについて国から示されるべきであると考えております。  本市といたしましては、国から具体的な絵姿が示された段階で、もんじゅ廃止措置作業への影響も十分に確認しつつ、適切に判断したいというふうに考えています。 35 ◯19番(北條正君) これも交渉事、交渉というよりも、これがまさに国のエネルギー政策、核燃料政策の根幹にかかわること。それに敦賀がかかわってきたということですから、そのこともしっかり求めていくものは求めていくというか。拠点ですから。東の東海村、西の敦賀ですから、そういう意味で非常に重要なことだと思います。  次の項目に移りますけれども、エネルギーの多元化の取り組みというのが要請の回答でありましたね。このことについて、一つあったのがLNG、県のやつ。それと水素の関係。このことについて財政支援を行うなど具体的な支援が挙げられましたけれども、具体的内容と、市長のこのことに対する御所見がございましたらお伺いをしたいと思います。 36 ◯市長渕上隆信君) 本市においては、去る9月29日に本市単独での要請の中で、議長とともに、エネルギーの多元化として水素に係る国の研究機関等の誘致や関連インフラ整備への支援を求めたところです。  これに対する回答については、先ほど申し上げましたが、いわゆる1000名の維持と並んで具体的な回答をいただけたものと考えております。  詳しくは担当部長から答弁させていただきます。 37 ◯企画政策部長池澤俊之君) それでは私のほうから、エネルギーの多元化に向けました水素に係る国の研究機関等の誘致や関連インフラ整備への支援につきまして申し上げます。  国のほうからは3点の具体的な回答を得られたところでございます。  まず1点目といたしまして、現在策定を進めております調和型水素社会形成計画の策定や来年度予定しております個別事業の具体的な実現可能性調査について支援する旨の回答を得ております。  また2点目としまして、研究機関についてですが、民間の研究ニーズを酌み取り、どのような研究機関が求められるか検討を開始する旨の回答がございました。  最後に3点目といたしまして、水素関連インフラ整備への支援についても、エネルギー構造高度化・転換理解促進事業補助金等の活用を含め対応いただける旨の回答を得ております。  このことから、現在策定を進めております調和型水素社会形成計画の策定だけではなく、その実現に向けました財政的な支援につきまして一定の回答をいただけたものと認識しております。  以上でございます。 38 ◯19番(北條正君) 私の印象かもしれませんけれども、県はLNG、敦賀市は水素社会形成、違う方向というわけではないですけれども、それがどうもちぐはぐになっているんじゃないか。やっぱり要請というのは、しっかり一体にならないといけないのではないかと思います。  特に水素社会形成については、2050年を目標としてビジョンをつくろうとしていますよね。地域連携や財政措置などの現段階における市長の御所見といいますか、このことと要請との関係の御所見をお伺いしたいと思います。 39 ◯市長渕上隆信君) 水素エネルギーとLNGとの関係というお話でございましたが、確かに県のほうはLNGのことを強く言っていただいているかなというのは思います。  敦賀市は水素ということをメーンで言っていますけれども、時間的な今おっしゃいましたようにタイムラグがありますので、どちらもできたらいいなということは思っております。その中で進めているというふうに御理解いただけたらと思います。 40 ◯19番(北條正君) 時間もありませんので最後の質問になるかと思うんですけれども。  産経建設常任委員会で先日、周南市、山口へ行ったんですけれども、山口はもう60年以上の歴史があるんですね。それも県と市が一体となって。それでも難しいんですよ。そういうことも含めると、どこまで行政が突っ込むか、その辺に疑問を私は持っております。  そういうことも含めて、これからのエネルギー、産業振興、いろいろまた質問をさせていただきたいと思います。  以上で終わります。 41 ◯議長(原幸雄君) 次に、今大地晴美君。   〔1番 今大地晴美君登壇〕 42 ◯1番(今大地晴美君) いつも市民派、ずっと無党派の今大地晴美です。  最初の質問は、大蔵北遺跡発掘調査について。先ほど北條議員から振られましたけれども、少し方向が違います。  ちょうどきのう、新幹線予定地に墓の跡を発見しましたという毎日新聞の記事がちょうどきのう載りました。実は、県がずっと発掘調査をしている現場を調査最終日である11月30日に見学させていただきました。その中で人骨やかめ棺などもこの目で見ましたし、墓の中に大宮司と書かれたそういう墓石もこの目で確かめてきたところでもあります。  今回、私が質問いたしますのは、ここがちょうど新幹線の橋脚と高架下になる場所であるというところです。下になるというところで、新幹線のそこの部分は用地になる部分でもあると思うんですけれども、大蔵寺一帯の埋蔵文化財が今後どうなっていくのかということも含めて質問をさせていただきます。  県が行っていた発掘調査について、これまでの経緯の説明をまずお願いいたします。 43 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) お答えいたします。  北陸新幹線の路線敷の一部がこの大蔵北遺跡にかかることになり、福井県教育庁埋蔵文化財調査センターが一帯の試掘調査を実施いたしました。  その結果、橋脚の予定場所に中世にさかのぼる石仏や墓石が確認され、特に江戸時代の墓石の中には気比神宮の神官のものが多く存在することが判明したため、本年8月から11月末まで記録保存のための発掘調査が実施されたとお聞きしております。  以上です。 44 ◯1番(今大地晴美君) 経緯としてもう少し詳しいお話を伺いたいんですけれども、大蔵北遺跡として認定されたのが平成28年7月20日だったんですけれども、調査はいつから始まっていつまでなのか。  それと、これは新幹線用地内に調査範囲はなっていると思うんですけれども、埋蔵文化財調査センター、県の教育庁のセンターが調査主体となっております。橋脚建設のためにそこの場所を発掘調査しましたということで、いつから調査に入って、その調査報告のところはどうなるのか。そういうあたりも含めて、もう少し詳しい説明をお願いいたします。 45 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 時系列で申し上げますと、平成28年7月13日に福井県と市とで現地を踏査し、墓石や建物跡らしき部分があるということをまず確認をいたしました。そして、平成28年7月20日に県が大蔵北遺跡として登録をいたしました。  そして8月29日から9月6日まで、県の埋蔵文化財調査センターによる試掘、これは新幹線は国扱いでございますので県が行っているんですが、新幹線橋脚予定地における埋蔵文化財の有無の調査を行いました。その中で中世の墓石などがあり、工事には事前に発掘調査が必要であると県が判断をされました。  そして今年の29年8月から、福井県の埋蔵文化財調査センターにより、橋脚部分を含む新幹線工事範囲において発掘調査による記録保存を開始されたということでございます。 46 ◯1番(今大地晴美君) 現在、発掘された一部のものは県のセンターに保存されているというようなお話も調査員の方からお聞きしているんですけれども、今後、調査結果とかそういうものはどうなるのか、今後の予定がわかりましたらお願いいたします。 47 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 調査結果につきましては、県の埋蔵文化財調査センターさんがそれぞれお持ち帰りになられて、今後、調査成果、写真撮影、図化などを行い、発掘調査報告書としてまとめられるというふうにお聞きしています。その期間といたしまして、およそ四、五年はかかるのではないかとお聞きしています。 48 ◯1番(今大地晴美君) この記録、報告書、5年後にまとめられるというのは、これは福井県が出すものですか。それとも今回、新幹線の橋脚建設予定部分のところの報告書になるわけですが、これについては鉄道・運輸機構がそういう報告書を出すのか。どちらでしょうか。 49 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 福井県の埋蔵文化財調査センターがお出しになるとお聞きしております。 50 ◯1番(今大地晴美君) 先ほど北條議員がおっしゃっておりました南北朝時代、それこそ恒良、尊良親王、両親王の金ケ崎城にこもられて新田義貞が守って、そのときに気比神宮の大宮司がかかわっていた。その中で島家、それから福井におられる角鹿さん、そのときにそのお名前がずっと残っている。  そういった中で、あのあたり一帯は非常に金ケ崎城址とも深いえにしのあるところ、深い関係のある場所でもあります。特に中池見、それから余座池見、それから奥池見も含めまして、あの辺と天筒山、金ケ崎城址が全体が一つの城として。天筒山にも城としてのそういった跡がある。  そういう中で、先ほどの北條議員の質問に対して、市長も歴史的なそういうお話が大好きであり、それからどういうふうに残していくのか非常に楽しみにしていると。それから全庁挙げてそういうことに取り組んでいく。金ケ崎城址については、保存活用計画に基づいて、それから受け皿の一つとして施設整備計画を着実に進めていくというすごくいい答弁がございました。その中にも、ぜひ今の大蔵北遺跡も含めて、このあたり一帯をぜひ一緒にそういった中に含めていただきたいと思います。  それと気比神宮も、税務署跡地の整備から始まって、あの辺一帯も含めて整備していこうという計画になっております。その中で、埋蔵文化財、法律によれば国民の財産であるというふうに明記されているわけですけれども、敦賀市の大蔵の地区にある。そしてそれはやっぱり北條議員もおっしゃったように敦賀市の財産であり宝であり、これから先、保存していくべきものだとは思っております。  その中で、この調査結果や出土品などはぜひ市民に公開すべきだと思っております。その点につきまして、ぜひ御意見をお聞かせください。 51 ◯教育長(上野弘君) では、議員の御質問にお答えいたします。  11月末に終了したばかりの調査でございますけれども、県の埋蔵文化財調査センターによりますと、大蔵北遺跡の出土品で重要なものは、センターに運ばれて詳細な調査を行い、写真撮影や図化などがなされ、現地の調査成果とあわせて発掘調査報告書としてまとめる予定と聞いております。  ただし、先ほども局長のほうから答弁させていただきましたけれども、この一連の事業が終了するまでにはおよそ四、五年はかかるのではないかということでございます。  そこで、県の埋蔵文化財調査センターでは、例年夏ごろに前年度県内で発掘された遺跡につきましては速報展、これを開催しておりまして、市民への公開につきましては、県の調査成果を踏まえて今後検討していくということで御理解いただきたいと思います。  なお、保存活用につきましては局長のほうから御答弁させていただきます。 52 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 保存活用についてお答えいたします。  大蔵北遺跡について、今回調査された範囲以外の部分については、現在のところ土木工事等の開発の予定はございません。ですから掘り返すという予定はございません。  また、大蔵北遺跡のうち今回発掘調査が行われた部分の墓石は、大蔵寺へ調査後引き渡され、大蔵寺さんにより気比神宮神官の墓石と無縁墓の墓石を、それぞれ新たな墓地をつくって、そこに設置されるということをお聞きしております。  それらの墓石については、県埋蔵文化財調査センターによる詳細な調査によって、どのような価値があるかということが今後明らかにされてくると考えておりますので、そういった県の調査成果をもとに保存活用についても検討してまいりたいと考えています。 53 ◯1番(今大地晴美君) あの一帯が大蔵寺さん所有の土地でもあるということなんですけれども、ちょうど見てきたところでは、島家の墓のまとまりがありますよね。その部分も大蔵寺さんの境内というか、あそこの敷地内のほうに移されるという話もお聞きしたんですけれども、それでよろしいんでしょうか。 54 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) それらを含めて、大蔵寺さんが新たな場所へそれらを移動して設置されるとお聞きしております。 55 ◯1番(今大地晴美君) 今回は、ちょうど新幹線の橋脚の部分のみの発掘調査だったと思うんです。4カ月に満たない短い期間での急ぎの発掘調査ということでした。職員さんともお話しさせていただく中で、非常に興味深い場所でもあるし、本来ならばもっと1年も2年もかけて調査すべきではないかという御意見も伺いました。  そんな中で、今後、橋脚以外の全体、ちょっと小高い丘みたいになっています。下のほうは杉林なんですけれども、上のほうは広葉樹林になっていて。その一帯については、今後、県が調査をしていくのでしょうか。 56 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 今回の調査は、新幹線の橋脚がかかるということで県さんがされておられますので、ほかの部分につきましては、次の工事があるというわけではございませんので、工事がないということであるので、工事に際して試掘調査というのは行うものでございますので、今後、大蔵北遺跡について調査をするという予定は今のところ聞いてはございません。  以上です。 57 ◯1番(今大地晴美君) 実は、山道を歩いていますと、まだ石仏が何カ所かまとまって放置されたままになっているんですね。何カ所も。  それと、あそこの地質、それから小さな石、江戸期の小さな砂利のようなものもあれば、多分化石になるような青い色をしたきれいな石であるとか、それから紅色の石であるとか、中池見と全く違った材質のかたさの石や岩石というんですか、そういうものがあるんですね。  それと、至るところから水が湧き出ているんです。この前の台風のときには、詳しい場所は忘れたんですけれども、水が噴き出した場所もあるんですね。それと、工事で平らにしている余座池見のあたりも、すごくいい天気が続いていても水がずっと張った状態になっている。そういうところでもあります。  ぜひ敦賀市独自であそこの地質、それから岩石などを調査、それから植物、そういった全体の調査、それからボーリングなどをして地層を調べる。それとともに、埋蔵文化財についても敦賀市独自で予算をつけて発掘調査を行い、今後、それこそ北條議員がおっしゃっていたように一連の保存活用をして歴史のロマンが、ひょっとすると発掘調査でまた別のそういった物語が発掘されるかもしれませんので、ぜひ今後そういうふうな取り組みをしていただきたいんですけれども、それについて御意見をお願いいたします。 58 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 大蔵周辺の遺跡では、大椋神社、それから大蔵寺さんと貴重な場所であるということは十分認識しておりますので。  ただ、議員さんおっしゃったように直ちにボーリング調査をしてとかそういったことには、計画もございませんし、取りかかれるかということでは即答は控えさせていただきますが、大変重要なものであるということは十分認識しておりますので、保存活用についても引き続き検討してまいりたいと考えています。 59 ◯市長渕上隆信君) 今議員おっしゃるように、ロマンが感じられますし、すごくいいんですけれども。  私もこれ聞いたときに楽しみだなと思ったんですが、出てきましたのが墓石で、そこは移設したものであって、中にそんなものがないということを聞いておりますので、今回の場所を特段に取り立ててそういうことをするということはないだろうなというふうに考えています。  検査結果がはっきり出ていませんので、わかりませんけれども。  そしてまた、敦賀市全体としますと非常に歴史のあるところがありますので、ほかにもいろんなところを掘り起こしていきたいというふうに思っておりますが、なかなか人手もなくて、新幹線もあって発掘事業があちこちでということで人手もないということも聞いていますので、気持ちとしてはありますが、今回のやつはそれだけないということがあるかと思います。  また、一つだけ心配していますのは、こういう墓石の古いやつが出てきたという話を聞くと、とりにきたりする人がいますので、そういうことはやめていただきたいということを思っております。  以上です。 60 ◯1番(今大地晴美君) 確かに盗掘のおそれは非常に多いと思います。ああいう遺跡とか遺構になると必ずそういったおそれも出てきます。  そういう中で、大蔵寺さんが一生懸命これから一帯のそういうものも一緒に守っていかれるということをおっしゃっていらっしゃるということで、ぜひ今後、さっきの金ケ崎城址も含めて、それから気比神宮とも非常に深い御縁のある場所でもありますので、保存活用も含めて、先ほどの策定委員会のほうにもぜひ諮っていただけるように配慮していただけるとありがたいです。  ということで、今後、新しいそういう報告なりがありましたら、また随時質問していきたいと思っております。  続いて、敦賀市民文化センターについてお尋ねいたします。  指定管理者制度への移行について、今後の流れということで。仮に、この12月議会で9月議会に提案されました市民文化センターの指定管理者移行についての条例案が可決した場合、今後のスケジュールはどのように進んでいくのかをまずお尋ねいたします。 61 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 12月議会で敦賀市民文化センター設置および管理に関する条例の改正をお認めいただいた場合に予定しているスケジュールについてお答えいたします。  今後は、規則の改正等を行い、平成29年度中には指定管理者制度の導入について周知し、平成30年4月から公募を開始したいと考えております。また、公募に先立ち、多くの団体から応募いただけるよう、説明会や施設の見学会などもあわせて実施をする予定でございます。  平成30年5月からは、指定管理者候補者選定委員会を3回程度開催し、答申をいただき、その内容を十分に精査した上で、9月議会で指定管理者を指定する議案を上程する予定でございます。  その後、平成30年10月から平成31年3月までの準備期間を経て、平成31年4月から指定管理者による管理に移行したいと考えております。  以上です。 62 ◯1番(今大地晴美君) まず最初、市民文化センター、市庁舎の問題のときにはプラザ萬象と両方を一つにするという案も浮上しておりました。その中で、市民文化センターは現在築40年超えていますね。その中で、今後最大限使い続けるとして、あと何年ぐらい使い続けるおつもりなのかをお尋ねいたします。 63 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 施設の機能と、そして費用対効果といったことを勘案しながら必要な修繕を行い、そして市民の皆様の財産でございますので、公共施設等総合管理計画を踏まえながら少しでも長く使っていきたいというふうに考えています。  以上でございます。 64 ◯1番(今大地晴美君) およそ何年ぐらいでしょうか。 65 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 施設の管理計画の中では、法定寿命を1.4倍延ばしてという、それは修繕を行った上でのことになるかと思いますが、そうしますと築70年ということになるんですけれども、そこまで現在使えるかどうかということは、修繕のぐあいを見ながら寿命については検討していかなくてはいけないと考えておりますので、今現在、あと何年ということの回答についてはなかなか回答できないということがお答えでございます。
    66 ◯1番(今大地晴美君) 現在、築何年でしたか。 67 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 昭和52年開館でございますので、築40年でございます。 68 ◯1番(今大地晴美君) 先ほどの1.4倍というのは、何に対して1.4倍ということで70年ということになったのか、教えてください。 69 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) それは、法定耐用年数の50年の1.4倍ということでございます。 70 ◯1番(今大地晴美君) そうすると、法定耐用年数として50年は使い続けられるということですよね。  そうすると、法定年数内として考えましても、指定管理者、大体5年として2期分ですね、10年ですと。そのところも含めて、まず10年間と考えた上で、指定管理者へ移行するということ自体は、人件費も含めて管理運営費等の削減につながるからだという私は認識をしております。今回の指定管理者に移行することで、どれだけの経費削減につながるのか。  それと、たしか大ホールを年4回使った企画をしてもらうために指定管理者にするというお話もされておられました。そうすると、そういう企画であるとか、大ホールを使ったいろんな演劇であるとか芸術のそういったものを市民の皆さんに楽しんでいただくための企画をしてもらう。それが指定管理者に求めるものというようにお聞きしております。  その中で、具体的な人件費も含めて指定管理者にどれだけの予算をつけていくのか。そのあたりをぜひ教えていただきたいんですが。 71 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 指定管理者制度につきましては、議員さんは経費の削減であるとおっしゃっていましたが、それも重要な目的ではございますが、経費の削減だけではなく、施設の管理と事業の実施を一体的に行っていただくことで施設をより効率的に運営し、市民文化の振興と福祉の増進を図ることを目的として、条例の改正案を9月議会に上程させていただきました。  また、指定管理者は、今申しました施設の管理だけではなく、事業や施設の利用率向上のための業務を行っていただくということを想定しており、事業の実施に係る経費については、今現在、人件費も含めて貸し館のみを行っている状態よりは費用といたしましては増加するものと考えております。  人件費を除いた管理運営費は、平成23年度から28年度までの5年間の決算額で平均がおおむね3500万円でございますので、この金額を公募の際の参考値としてお示ししたいと考えています。  指定管理者に応募される団体には、それぞれのノウハウを生かして、自主事業の内容や施設の運営方法、そしてそれらにかかる経費についても提案をしていただきます。その提案について、指定管理者候補者選定委員会では、施設の効用を最大限に発揮しているか、そして経費の縮減が図られているかなどを総合的に判断して候補者を決定されるものと考えております。  以上でございます。 72 ◯1番(今大地晴美君) そうすると、これまでは毎年約、人件費除くとおっしゃいましたね。その維持管理費が3500万円だったと。それと今までですと、そういう事業に関しましては市の文芸協会が担ってきた部分ですね。たしか今年度の予算としては600万円でした。  しかし、その600万円の中には、文化センターの1室を文芸協会が事務所として借り上げている事務所費であるとか、文芸協会が雇用している事務員の人件費であるとか、そういうものも含めた上での事業費として600万円だったということなんですけれども、その約半分ぐらいがそういった講演であるとか、実行委員会形式でのそういった企画をずっとやってきていたという認識でよろしいですか。 73 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) そのとおりでございます。 74 ◯1番(今大地晴美君) そうすると、大体300万円ですよね、自主事業に使われた金額というのは。  今回の場合、指定管理者の場合は、大ホールを使ったそういった企画を4回以上やってもらうというのが大前提だというお話もお聞きしております。その中で、そういった企画に対して指定管理者の応募者が提案する場合に、そういった予算なども勘案に入れて選定委員で選別されるということでいいのでしょうか。 75 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 選定委員会の中では、どのような事業を実施するためにどういった経費がかかるかというところで、例えば、今現在は3人の職員で館を管理いたしておりますが、それでは事業ができないということで、提案で5人で行うとか、それとももっと少ない人数で行えるとか、そういったことは指定管理者さんからの提案で出してきていただけるというふうに考えています。  その中で、今議員さんおっしゃったように全ての経費についても、自主事業はこういうことを行う、こういう費用を使うというところは事業計画としてつぶさに提案していただきますので、それを指定管理者選定委員会の中で、費用対効果、経費の縮減が図られているか、施設の効用は発揮されているかといった視点で、経費だけの側面ではなく、全て総合的に判断されて候補者が決定されるというふうに考えています。  以上です。 76 ◯1番(今大地晴美君) それと、11月27日、「敦賀市文化芸術企画支援事業募集のお知らせ」というこういうパンフレットが出されております。この中で募集を開始しました新制度というんですか、これは新しい制度になるのかどうかということと、敦賀市文化芸術企画支援事業について、よりわかりやすい詳しい説明をお願いいたします。 77 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 敦賀市文化芸術企画支援事業は、演劇や音楽、伝統芸能といった文化芸術事業を自主的に企画、実施する団体を支援し、市民に鑑賞機会を提供するとともに、本市の文化振興を図ることを目的としています。  具体的には、市民の方が市内のホールを使用して音楽や演劇といった舞台芸術をみずから企画、実施しようとする場合に事業経費の一部を支援する制度でございます。例えば、プロの方を招聘して実施するコンサートや、市民の方が出演する演劇などを補助対象事業として想定しています。  補助額は、補助対象経費の2分の1以内とし、市民文化センター及びプラザ萬象の大ホールを会場とする場合には300万円、市民文化センター、プラザ萬象及びきらめきみなと館の小ホールを会場とする場合は150万円をそれぞれ上限といたしております。  現在、11月27日から12月27日までの期間で広く公募させていただいているところでございます。 78 ◯1番(今大地晴美君) そうしますと、これまでの企画とかを担ってきた文芸協会と文化芸術企画支援事業との、新制度ですね。この違いは何なのか、説明をお願いいたします。 79 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 文芸協会さんは、これまで、目的は同じなんですけれども、敦賀市の文化の振興のために、広く市民の方、それから企画を公募し、そして実行委員会形式、そういったところへ補助金を交付し、そして事業を実施された団体であると考えています。  新しく今回出しました文化芸術企画支援事業、これにつきましては、これまで文芸協会さんが行っていただいていた実行委員会形式への補助制度について市のほうで行うということでございます。  以上でございます。 80 ◯1番(今大地晴美君) そうすると、市民が実行委員会を組織してここに申し込むということで、ほとんど同じというふうに捉えてよろしいんでしょうか。 81 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 制度の概要といたしましてはほとんど同じではございますが、今回は市からの補助金ということで補助要綱につきましては少し精査をさせていただいて、補助対象経費の2分の1以内、上限は幾らといったところの基準額について明確に定めさせていただきました。  以上です。 82 ◯1番(今大地晴美君) この新制度は、指定管理者が決定した後もずっとこの制度を続けていくというのか、それとも平成31年4月から指定管理者に移行した場合にはこの制度はなくなるのか。その点についてお尋ねいたします。 83 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 市民文化への支援事業というのは、なくしてはいけないと考えておりますが、平成31年4月以降に、そのまま敦賀市のほうで引き続き行うか、それか指定管理者さんのほうに協力を仰ぎながら行うか、そちらについては今の時点では決まっておりません。  以上です。 84 ◯1番(今大地晴美君) そうすると、この新事業なんですけれども、市民からの応募がなかった場合は、企画はずっとないままということになるということでよろしいんですか。 85 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 今、12月27日までという期間で公募させていただいておりまして、現在、問い合わせは何件かございますが、その期間内に応募がなかった場合には、事業内容を事前に審査する日程も考慮し、時期を改めてまた追加募集ということも行っていきたいと考えています。  これまでの経緯の中で、二、三カ月前に事業がしたいんだけれどというような御相談もあったんですが、そういった場合に1年前の審査ということでお断りしていた部分についても、そういった部分について対応できるのではないかと考えています。 86 ◯1番(今大地晴美君) そうすると、今までの文芸協会ですと、1年前までに企画を決めてしまわないと、予算が10月ぐらいに決まるので、それまでに企画を決めないと、そういった上演をしたり音楽を演奏したりするという実行委員会形式の企画はできなかったわけですけれども、これからは随時いつでも、二、三カ月前でも、応募先、問い合わせ先が教育委員会事務局の文化振興係となっているわけですから、教育委員会さんがそういったものを担っていくというところで、いつでも応募ができて、二、三カ月前でも市民がこういう企画を出しましたというと、それを選定する委員会がまたあると思うんですけれども、その中で決定されて随時予算がついていくということでよろしいんですか。 87 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) きょう言ってあすということはなかなか難しいので、先ほどおおむね3カ月と申し上げましたが、そういった事前に審査をする日程も考慮した上で、応募に対して審査した上で事業を実施していきたい。  予算につきましては、これから予算要求を当初に向けてさせていただくことになるんですが、大きな枠の中で予算を持っておきながら、そこから支出をしていきたいと、執行していきたいと考えています。 88 ◯1番(今大地晴美君) 大きな枠でというのはどういう意味でしょうか。 89 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 申請があった分だけを予算要求するというのではなく、予算の許す範囲というのはもちろんありますが、1件、2件、何件来るかはわからない状態で、枠として支援事業費という枠で持っておきたいということでございます。 90 ◯1番(今大地晴美君) もう既に予算要求の時期で、12月ですから進んでいますよね。その中で今回募集しているからには予算の枠があると思うんですけれども、予算はどれくらいついているのでしょうか。 91 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 当初予算に向けて今から要求をさせていただいているところでございますので、今後、当初予算をお示しする中で示させていただきたいと考えています。 92 ◯1番(今大地晴美君) そうすると、市民文化センターの大ホールをして、300万円が上限で2分の1以内ということで、600万円の大きなステージを持ってきました。オーケストラを持ってきましたという場合に、300万円ですよね、その予算は最低持っていないとだめですよね、ひょっとしたら。そういうことになるということですか。それとも、プラザ萬象の大ホール、それから小ホールの場合は150万円、事業費総額は100万円以上ということになっているんですけれども、そうすると最低限でもこれから四、五百万は持って事業に臨んでいくという認識でよろしいでしょうか。 93 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) それらにつきまして当初予算に要求させていただき、その中で査定を受け、予算として議会のほうへ予算案としてお出ししたいと考えています。 94 ◯1番(今大地晴美君) そうすると、指定管理者も平成31年4月から移行した場合に、管理運営費プラス企画の事業の部分にも予算がつくわけですよね。今までですと3500万、プラス人件費、プラス文芸協会さんの600万円だった。それよりも経費削減ができるのかどうかということをお伺いしたかったんです、実は。 95 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 指定管理者候補者選定委員会の中での提案を見ないと、今後の予算はということではお答えはできないんですが、先ほども御答弁させていただきましたが、今後は利用率向上のための事業を行っていただきたいということを想定しておりますので、現時点での文化センターにかかる、今議員さんがおっしゃいました費用に比べて増加するものと考えています。  以上です。 96 ◯1番(今大地晴美君) そうすると、お尋ねしたいんですけれども、これまで教育委員会では企画とかそういうものができないから指定管理者さんにというようなお話もありました。文芸協会さんが民間として実行委員会形式で担ってきたのも管理運営だけで、教育委員会としては、職員としては、企画であるとかそういうものにはなかなかうまくしていけない。企画していけない。そういう中でこれまで文芸協会さんに担ってきてもらったというお話だったと思うんですけれども、教育委員会さんはできるじゃないですか。  支援事業募集のお知らせを出して、2分の1以内の補助対象経費を出して、市民文化センターや大ホールを使った場合は300万円の限度で、プラザ萬象やきらめきみなと館の小ホールだと150万円を上限として事業をしますよと。そういうのを選定するのも教育委員会さんの中で委員会をつくるわけですよね。 97 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 今の選定委員会につきましては、舞台芸術関係に秀でた外部の方や、事業を実施される予定の施設の管理者、そして教育委員会職員もそこへ加わりまして、外部の方を交えて審査委員会は開催したいと考えています。 98 ◯1番(今大地晴美君) お聞きして、ちっともすっきりしないんですけれども。  指定管理者のほうもそういった企画を出すし、教育委員会さんもそういうふうに担っていく。絵の中に文芸協会さんの部分も一部分入っていますよね。一体どれだけ予算がかかるのでしょうか。それがわからないと、私、何で指定管理者に移行するのかが理解できないんですよ。  市民の皆さんからも、なぜ指定管理者にするのか、どういうメリットがあるのかという声をお聞きしております。一番大きいメリットは、ずっとお尋ねしていると、市民の皆さんの文化芸術に触れる機会をふやす。大ホールの利用率を高める。それしか出てこないんですよね。そういう中で、市民の皆さんが納得するような数字を示して具体的な説明をしていただかないと、私、納得できないんですよ。  ですから先ほどから、どれだけの予算がかかって、指定管理者になった場合これまでよりどれだけ削減になるのか。そういった数字を示してほしいというのはそこなんですよ。見えてこないんです。  多分お答えが出ないと思いますので、もう一度お尋ねいたしますけれども、平成31年4月までの間は、文化芸術企画支援事業、これ1本で、この中で市民文化センターを使っていくということでよろしいんでしょうか。 99 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) この支援事業を行うとともに、そして、これまでどおり貸し館というところでは文化センターの利用はいただくということを考えています。  以上です。 100 ◯1番(今大地晴美君) 多分お答えが来ないと思いますので、この質問は、今後また委員会等でまた改めてさせていただきます。  時間がありませんので、次の質問に移らせていただきます。  もう現在12月です。年が明けると、すぐ中学とか小学校入学、高校入学など準備が大変な時期になってまいります。  実はさまざまな方から、中学になった途端に購入しなければならない制服が非常に高いんだと。一式そろえると10万近くかかるんですよと。そういった声を大変たくさん聞いております。  まず最初の質問は、市教育委員会として、制服の価格についてはどのようにお考えになっているのかをお聞きいたします。 101 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 各学校の制服につきましては、各中学校の保護者の方、そして皆様が協議をして決めておられますので、各中学校から制服の価格についての報告はございまして、その価格については把握はしておりますが、教育委員会として価格について判断する立場ではないと考えておりますので、高いのか安いのかということにつきましてどのように考えているのかということへのお答えは控えさせていただきます。 102 ◯1番(今大地晴美君) それでは、各学校から報告が上がっているということですので、各中学校ごとの男子学生服及びセーラー服、女子制服の価格を教えてください。学生服、それからセーラー服、それからその他一式、いろんなブラウスであったりカッターシャツであったりシューズであったり、そういうものも含めて一式幾らになるのかを教えてください。 103 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 平成29年度入学生の市内中学校の制服の価格は、各中学校全て同じ価格であり、男子の学生服の上着、ズボン、長袖カッター、そして襟カラーの組み合わせで、標準サイズの場合は一式3万1270円となってございます。  女子のセーラー服、スカート、アンダーシャツ、リボンタイの組み合わせで、標準サイズの場合は一式3万2580円となってございます。  また、制服以外の価格につきましては、これは中学校によって異なりますが、市内のある一つの中学校では、体操服、内ズック、外ズック、通学かばんの一式で3万1970円でございます。  それらを合計した金額は大体7万円弱から8万円の間ということでございます。  以上でございます。 104 ◯1番(今大地晴美君) この一式のお値段というのは、いわば冬物というか、夏ではないですよね。夏になると、また新たに購入しなければならない。そういうのも入れて、それから特にズボンであるとかそういうのはかえが必要になる、夏用が必要になる。そういうものを含めますと、やはりかなりの金額になるということをお聞きしております。  その中で、制服というのはどういうふうに。各学校によって少しずつセーラー服も違いますよね。タイであったり結ぶのであったり昔ながらのリボンだったり。そういう制服の違い、それはどういうところで。保護者の方が決めるとさっきおっしゃったんですけれどもPTAで決まるのですか。それとも学校単位でそういった制服策定委員会みたいなのがあるのかどうか。そういうことをお聞きしたいんですが。 105 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 各中学校の制服につきましては、各中学校、学校と、そして保護者の皆様、そして生徒さんが投票するといった場合などもあり、学校単位でどういったものにするかという、例えば女の子のリボンの色が学校によっていろいろ違うと思うんですが、そういったことを学校の単位で決めていただいているということでございます。 106 ◯1番(今大地晴美君) そうすると、同一の値段ということなんですけれども、普通ですとデザインが違えば値段も違ってくるということなんですけれども、リボン一つにしても大きさとかいろんなことで、普通ですと値段がばらばらのはずなんですけれども、ばらばらの制服でも統一の価格というところはどうしてなのか、教えてください。 107 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 各学校からの報告により、各中学校全ての価格は同じということは把握しておりますが、それがなぜ同じなのかということは私のほうでは御答弁はできません。  以上でございます。 108 ◯1番(今大地晴美君) ところで、保護者の方が制服とか一式のこういったお値段、そういうものを知る機会というのはいつなのか。多分、入学前のそういったときに渡されると思うんですけれども、入学前の説明会等でそういった価格が渡されると思うんですけれども、その説明会、多分各学校ごとにばらばらなんでしょうけれども、大体何月ごろにそれが行われるのか。保護者がそれを知って購入するまでにどれぐらいの期間があるのか。この2点をお尋ねいたします。 109 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 例年、来年度の中学入学予定者への金額の通知は、11月を中心に開催する新入生の保護者説明会において行っています。そしてそれらについて、おおむね入学までにそろえていただくということになると考えています。  以上です。 110 ◯1番(今大地晴美君) 非常に高額になるということで、確かに保護者が計画的にお金をためて、しなければならないのは重々わかっております。  その中で、就学支援という制度もございますね。その制度について説明をお願いいたします。 111 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 敦賀市要保護及び準要保護の児童生徒への就学援助費のことについて説明させていただきます。  これは、経済的理由のために就学困難と認められる児童及び生徒の保護者に対して、教育に係る費用の一部を援助することにより、義務教育の円滑な実施に資するということを目的としています。  一定の基準、おおむね生活保護の基準額の1.3倍未満という基準がありますが、そういったお子様の保護者に対して、内容といたしましては、学用品費、通学用品費、新入学児童生徒学用品費、通学費、校外活動費、修学旅行費、学校給食費、医療費等を補助させていただいているというものでございます。  以上です。 112 ◯1番(今大地晴美君) 制服も入っていましたか。 113 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 新入学用品費というのを新1年生と中学1年生に対して支給をさせていただいています。  以上です。 114 ◯1番(今大地晴美君) 実は、保護者の方にいち早く知っていただくために、前年度はこれだけの金額がかかりましたという、先ほど回答がありましたね。そういうのをぜひ学校ごとでもいいですし教育委員会のホームページでもいいですし、保護者の方がわかるように、一覧表というかそういうのを公表していただくと、準備期間もずっと1年前からでもそういう準備もできますし、そういったホームページでの公開をぜひ実現していただきたいんですけれども、それについてどうでしょうか。 115 ◯教育委員会事務局長池田啓子君) 各学校のホームページに掲載していただくということで、それについては各中学校の校長先生やPTA会長さんにお願いしていきたいと考えています。 116 ◯1番(今大地晴美君) それと、今はまだ学生服とセーラー服という形なんですけれども、私自身は制服、はっきり言うと嫌いなほうなんです。自分自身も着たくなかったほうなんですけれども、保護者の方の御意見を聞くと、やっぱり制服があることで助かっているというお話もよく聞きます。  そんな中で、性同一性障害であるとかLGBT、そういった子供たちのためにも、ぜひ男女同一で、しかもボタン、ダブルですとどっちでもいけますよね。そういった中で、ブレザーを導入していただければ、そうすることでスカートか、それからパンツのほうにするか選べるようになるんですね。それと、セーラー服で男の子のきょうだいだと下におろせないけれども、ブレザーですと親戚の子が男の子でも女の子でも回せる。  そういった中で、男女共用のブレザー形式。お値段もいろいろありますし、男女共用というところで、LGBTであるとか性同一性障害の子供たちにとっても気兼ねなく、男の子がスカートをはきたいといって、なかなかそれは調整するのは難しいですし、それとカミングアウトするということ自体も非常に問題がまだまだなかなか解決しない中で難しいのでありますけれども、女の子もパンツをはいていれば男の子もパンツでそのままでスタイルとして同じなので、そういった子供たちの心の負担が少しでも軽減するのではないかということがあります。  ぜひ校長会等を通じて、そういった提案もしていただけると非常にありがたいと思いますが、ブレザーの導入についてどのようにお考えなのかお聞かせください。 117 ◯教育長(上野弘君) 議員の御質問にお答えいたします。  各中学校の制服につきましては、先ほど事務局長が答弁いたしましたように、各中学校と保護者の皆様、そして子供たちまでもが参画し、協議して決めているものであります。  いずれにせよ、いろんな場面が想定されるわけですけれども、基本的には各中学校のそれぞれの自主性を尊重したいと思っております。
     ただ、議員の御提案につきましては、各中学校の校長先生方には伝えてまいりたいと、このように思っております。 118 ◯1番(今大地晴美君) それこそネットの中でもですけれども、新聞記事にもたくさんそういった制服の問題が取り上げられています。地区というか地域全体で同じ制服にしている市町もあるぐらいですね。公立は全部同じですというところ。小学生でいえば北だけが違うけど、あとは皆さん青い色の。  そういう方法もありますし、なるべく保護者の負担も少なく、できるなら義務教育期間ですので無料でというところに行くのが一番よろしいんですけれども、なかなか一足飛びにはいかないと思います。  まずはホームページでの価格の公表、それとともに、入学の支援、そのときの支援であるとかそういうことについても、やはり知らない保護者の方もいらっしゃいます。なかなかPTAにも来られない、そういう説明会にもそのときに時間が合わなくて来られない、そういった保護者の方もいられるわけですし、全ての保護者の方に行き渡るような広報、その仕方もぜひ考えていただきたい。それから、こういう支援がありますよということもぜひお伝えしていただきたいと思っております。  それと、性同一性障害の問題、今さまざまな場面で非常に大きく取り上げられております。そういうことも含めて今後、制服の問題もいろいろと改善が必要になると思いますので、そういうところをよろしくお願いいたします。  最後に、制服の問題はなかなか非常に難しい問題でもありますし、中学校にお任せということも伺いました。今後またさせていただきたいと思います。  終わります。 119 ◯議長(原幸雄君) 暫時休憩いたします。  なお、再開は午後1時といたします。             午前11時51分休憩             午後1時00分開議 120 ◯議長(原幸雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続けます。  次に、山本貴美子君。   〔18番 山本貴美子君登壇〕 121 ◯18番(山本貴美子君) 日本共産党の山本貴美子です。  発言通告に従いまして質問いたします。誠意ある御回答をよろしくお願いいたします。  まず、介護保険についてであります。  2000年から始まった介護保険ですけれども、皆さんも御存じのように3年ごとに見直しが行われていまして、現在は第6期介護保険事業計画の最後の年であります。  第6期介護保険事業計画は、政府が持続可能な社会保障制度にするということで、団塊の世代が75歳以上になる2025年をめどに地域包括ケアシステムを構築し、病院から在宅へ、医療から介護へとシフトさせて、最終的には地域の支え合いによって国の負担を減らすという4つの切り捨てが行われました。  介護度の重度化ということで、要支援の方を介護保険給付から外して市町村が実施する新しい総合事業へ移行させ、また特別養護老人ホームの入所を介護3以上の重い方に限定しました。  また負担をふやすことも行われまして、一定以上の所得、年金収入では200万円以上の方ですけれども、利用料を2割に引き上げました。2割ということは、これまで1割だったので2倍になったわけですね。  もう一つは、低所得者が介護保険の3施設、特別養護老人ホームや老健施設、介護型医療施設の食事や居住費の一部を補助していた補足給付の要件を厳しくして、所得だけでなく貯金やたんす貯金までチェックして、世帯分離をしていた配偶者の所得まで見るということで、補足給付の認定者が敦賀では490人いたのがその次の年には409人に減るということで、約80名の方に影響が及んでおりました。  こういった4つの切り捨てが行われたのが今行われている第6期の介護保険事業計画なんですけれども、この中で敦賀市が主体となって行わなくてはならない新しい総合事業、この総合事業についてまずお聞きいたします。  敦賀市は、要支援の方、敦賀でいいますと介護認定を受けている方の約25%の方なんですけれども、こうした要支援の方のヘルパーやデイサービスを介護保険給付から外して、市町村が、敦賀市が実施する事業へ振り分ける新しい総合事業を、ほかの自治体に先駆けましてことしの1月から開始しています。ほかの自治体ではことしの4月から開催しているんですけれども、敦賀では先駆けて1月から開催しています。  この第6期事業計画の新総合事業の実施状況について、まずお聞きいたします。 122 ◯福祉保健部長(上坂義明君) お答えいたします。  介護予防・日常生活支援総合事業を平成29年1月より開始いたしまして、要支援認定者の方が順次総合事業に移行している状況でございます。  総合事業移行後から9月までの9カ月間の延べ利用件数につきまして申し上げます。  まず、訪問型サービスは610件です。内訳といたしまして、現行相当サービス552件、基準緩和サービス(A型)56件、短期集中サービス(C型)2件です。  次に、通所型サービスは1603件でございます。内訳といたしましては、現行相当サービス1533件、基準緩和サービス(A型)65件、短期集中サービス(C型)5件です。  総合事業移行の前後で利用件数を比較いたしますと、直近の実績である9月利用分におきまして、訪問型サービスでは移行前は198件、移行後は210件と12件の増です。また通所型サービスでは移行前は457件、移行後は466件と9件の増です。  訪問型、通所型サービスともに、総合事業に移行いたしました後も利用件数が増加しており、利用者の御希望に応じましてサービスを御利用いただいている状況でございます。  以上でございます。 123 ◯18番(山本貴美子君) 今お聞きした中で、要支援の方の新しい総合事業の現行相当の訪問介護や緩和した基準のサービス、短期集中予防サービスのそれぞれの割合はわかりますか。 124 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 割合については数字、今持っておりません。済みません。  予防給付のほうは、訪問型サービス件数の9月利用分につきまして、予防給付の部分は59件、総合事業のほうは151件、総合で210件となっております。  通所型サービスのほう、9月利用分につきましては、予防給付が122件、総合事業が344件、466件となっております。 125 ◯18番(山本貴美子君) 数字をお聞きしてそれが瞬時に割合が計算できればいいんですけれども、そこまで私、頭がよくないのでお聞きしたんですけれども、そちらでもつかんでおられないという状況ですけれども。  事業参入状況を見ましても、ほとんどが現行相当のサービスを実施しているところに利用されている方が多い状況を考えますと、ほかの自治体では、ほとんど窓口のチェックリストで、介護認定を受けさせずにチェックリストで総合事業へ移行し、そしてまた緩和した基準のサービスや住民主体、ボランティアの支援に移行させているという状況を見ると、敦賀市はとても良心的に実施されているのかなというふうなことを感じているわけなんですけれども。  第7期介護保険事業計画が来年度から始まります。2018年から2020年の3年間行われます第7期介護保険事業計画で、今後変更になる点についてお聞きいたします。 126 ◯福祉保健部長(上坂義明君) お答えいたします。  その前に、先ほどお聞きになられました割合について届きましたので、お答えいたします。  訪問サービスのほう610件の内訳のうち、現行相当サービス552件については90.5%でございます。基準緩和サービス(A型)の56件につきましては9.2%でございます。短期集中サービス(C型)2件につきましては0.3%でございます。  通所型サービス1603件でございますが、内訳といたしまして、現行相当サービス1533件は95.6%、基準緩和サービス(A型)65件は4.1%、短期集中サービス(C型)は5件、0.3%でございます。  次に、今お聞きになられた部分でございますが、介護保険制度の第7期での主な変更点を申し上げますと、介護療養病床の廃止により新たな介護保険施設である介護医療院が創設されます。また、一部高所得者の方の自己負担割合が平成30年8月からは2割から3割に変更となります。  なお、介護保険料の基準額につきましては、3カ年の介護保険事業計画ごとに算定することとなっておりますが、現在、計画策定委員会におきまして、市民の皆様の負担が大きくなり過ぎないよう検討いただいているところでございます。  以上でございます。 127 ◯18番(山本貴美子君) 今、第7期の変更点についてお聞きしたんですけれども、第6期から続けられています新しい総合事業、こういったものの変更についてはありませんか。 128 ◯福祉保健部長(上坂義明君) お答えいたします。  敦賀市においては、第7期におきましても第6期のサービスの内容を変更せずに、現行相当のサービスを引き続いて実施していく予定でございます。  以上です。 129 ◯18番(山本貴美子君) 現行サービスを維持されるということで、すごく頼もしい御回答をいただいたなというふうに思っているんですけれども、先ほどパーセンテージ、割合をお聞きしたところ、大体9割の方が現行サービス、これまでどおりの介護予防給付と同様のサービスを受けられていると。そして、事業者に対しても現行サービスというのはこれまでどおりの報酬なんですよね。  そういったところで敦賀はすごく頑張っているなということを改めて思いましたし、ぜひこれを第7期でも変更することなく続けていっていただきたいなというふうに思います。  もう一つお聞きしたいのは、チェックリストの取り扱いですね。先ほどありました、窓口での水際作戦というふうに全国でも言われているチェックリストの取り扱いについての変更はありますか。 130 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 議員お尋ねの件でございますが、変更せずに、チェックリストのみではなく、申請を申し出られる方には以前と同じように受けていただくような形をとらせていただこうと思っております。  以上でございます。 131 ◯18番(山本貴美子君) 確認なんですけれども、1年たちますとまた変更の時期に来るわけなんですけれども、そういったことで、1年たった方に対してもこれまでどおり、チェックリストにいきなり移すのではなく、要介護認定を中心に進めるということでよろしいですか。 132 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 先ほども申したように、6期のほうと何ら変わりなく進めたいと考えております。  以上でございます。 133 ◯18番(山本貴美子君) ぜひその方向でお願いいたします。  あと、敦賀では、住民サービス、住民主体にしているボランティアのサービスですね。サービスでいうとB型とかいうらしいんですけれども、それについて7期で実施していく方向があるのかないのか、その点についてもお聞きします。 134 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 基準を緩和したサービスのB型についてでございますが、6期のときから地区の方、いろいろお話をさせていただきまして募集をさせていただいております。それについて、7期についても同じような経過をたどって、募集、そういったものをやっていただけないかという声かけについては今後もしていきたいと考えております。  以上です。 135 ◯18番(山本貴美子君) ボランティアを主体とした住民主体のサービスを完全否定するわけではもちろんなくて、やはりそういったことをやりたいという方がおられて、それを利用したいという方はおられるのかなと。ただ、それを行政が主体になって強引に持っていくということは決してならないように、これからもお願いしたいというふうに思います。  介護保険の調整交付金についてですけれども、国の負担は25%、介護保険には算入されていますね。介護保険が始まるまでは50%は国が負担していたのを介護保険の制度が始まってからは25%になりました。  20%と残り5%は調整交付金というふうなことで国から算入があるんですけれども、この調整交付金が、要支援の方を介護保険からいかに外すか。要は介護の利用者を減らす。そういった指標を持って、それによって国が、国の言っているような政策にのっとってやっているかどうかで、頑張って国の言っているように要支援の人を介護保険から外すところには多目に配分して、敦賀みたいに一生懸命頑張っているところはペナルティとして減らしてくる。それを国は考えているんですけれども。  こういったことが行われることはもうわかっているんですけれども、それでもやはり介護が必要な方、支援が必要な方が介護保険から外されることがないように。そして保険料を皆さん払っておられるわけですから、ぜひ保険者として責任を持って努力していただきたいというふうに思います。  次に、介護保険料についてお聞きいたします。  敦賀市の基準の介護保険料は月額6050円なんですね。全国平均は5514円なので、かなり敦賀は高い状況なんですけれども、所得とかいろんな家庭の状況とかによって10段階に振り分けられています。こうした中で、先ほど介護保険料についても負担にならないように検討しているというふうなことでしたけれども、低所得者の介護保険料の負担を軽減するために所得段階をふやすべきではないかというふうに思います。  小浜市では13段階で、所得が800万円から1000万円の方は基準の2倍、1000万から1500万円の方は基準の2.15倍、65歳以上の方で1500万円以上所得のある方は介護保険の基準の2.3倍ということで、年間でいうと16万7460円なんですけれども、こういったことで払っていただいています。  ぜひ敦賀でも10段階からもっとふやして、基準よりもちょっと多目に所得の高い人には払ってもらう。こういったことが必要ではないかと思うんですけれども。それによって低所得の方の保険料の軽減をするということを考えていただきたいんですけれども、回答をお願いします。 136 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 先ほども申し上げましたが、第7期における当市の保険料段階につきましては、現在、策定委員会におきまして検討中でございます。  なお、低所得の方の負担軽減のため、第1段階の方を対象といたしました保険料率の軽減及び第2、第3段階の方を対象といたしました保険料減免制度を導入しております。今後も対象の方にはさらなる周知を行いまして、低所得者の方の負担軽減に努めてたいと考えているところでございます。 137 ◯18番(山本貴美子君) 検討中ということですけれども、検討する資料については、私も介護保険の策定委員に何年か参加というか所属させていただいていまして、大体敦賀市のほうが資料を出してくるんですね。たたき台といいますか。そういった中で皆さんがそれをもんでいって、敦賀ではどういう計画をするかというふうなことを考えていくわけなんですけれども、ぜひ敦賀市が策定委員会で提示する資料といいますか、その中で介護保険料の段階をふやす。所得がたくさんある方に対して、申しわけないけれどもちょっと多目に払ってもらう。そういった段階を設定して提示するということをするのかしないかでは全然違ってくるかと思います。ぜひそういったことで提示をしていただきたいと思います。  敦賀でも1000万を超える所得がある65歳以上の方がふえまして100人以上おられるんですよね。800万円以上の所得の方でいいますと大体200人以上おられるんですね。こういった方々にちょっとでも多く。ちょっとでも多くといいましても2.3倍になっても月3000円ふえるくらいなんですよ。大してふえないんですね、これまでと。ですから介護保険料の基準の2.3倍を1000万円以上の人に払ってもらった場合、もしそういうふうに仮定したら13万600円が16万6980円で、1カ月で1万3915円。  年金が月6万円しかないという方が3000円もふえれば生活できなくなりますけれども、1000万円以上といいますと月100万円ぐらいの収入のある方が3000円ふえてもそんなに大して痛くはないんじゃないかなというふうに思うわけなんですね。  こういったことで計算していきますと、大体500万から800万の人には2倍、800万から1000万の人には2.15倍、1000万以上の方には2.3倍ということで、私ちょっと計算してみたんですね。そうしたら800万円保険料の収入がふえるんですよ。これによって、本当に無年金の方もおられます。年金満額もらっても6万円ちょっと。こういった方々の保険料を減免制度とかいう申請制度ではなく最初から安くする。軽減する、このことが大事かなというふうに思います。  国が国庫負担を減らす中で、応益負担を求めることで低所得者の人の負担軽減をぜひやっていただきたいと思うんですけれども、もう一度回答をお願いします。 138 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 保険料率につきましては、介護保険法の施行令で定められた率を標準といたしまして市町村が定めることとなっております。  現在、第1段階の方につきましては、既に標準の割合から先ほども申し上げましたが0.5軽減しております。今後、消費税10%の実施に合わせまして第1段階から第3段階まで対象を広げて、第1段階の方で0.2、第2段階の方で0.25、第3段階の方で0.05軽減する実施予定と聞いております。  介護保険は、被保険者の皆様全体で保険料を御負担いただき運営しておりますので、今後も中長期の視点に立ち、継続的な計画の中で保険料の設定を行っていきたいと考えているところでございます。 139 ◯18番(山本貴美子君) 今国が考えている軽減というのは消費税増税とセットなので、ちょっと私としては納得できない部分もあるんですけれども、そうやって高額所得の方にちょっとだけ多目に負担してもらうことで、低所得者の人には基準の0.3とか0.4とか、そういうふうに既に実施している自治体がありますし、同じ嶺南の小浜市でもそうですので、ぜひ御検討を引き続きお願いしたいというふうに思います。  500万所得もらっている人も1000万もらっている人も同じ介護保険料というのはどうかなと。ちょっと下世話な話ですけれども、というふうに思うんですよね。ぜひ御検討ください。  次は、介護保険料の滞納とペナルティの問題についてお聞きします。  保険料滞納者への給付制限の実施状況をお聞きします。 140 ◯福祉保健部長(上坂義明君) お答えいたします。  平成29年12月1日現在、給付制限の対象者は7名です。対象の方には、それぞれ給付制限対象期間が設定されまして、その期間中に利用された介護サービスにつきましては自己負担割合が3割となります。  給付制限の対象期間につきましては、介護保険法施行令第34条により、保険料の未納期間と納付済み期間の長さにより算定いたしております。  なお、保険料の未納の方には、まず生活状況等を御相談いただき、分納や猶予などの対応を行っているところでございます。 141 ◯18番(山本貴美子君) その中で、分納によってペナルティをなくされた方というのは何人ぐらいおられますか。 142 ◯福祉保健部長(上坂義明君) ちょっとその数字、今は持っておりません。申しわけございません。 143 ◯18番(山本貴美子君) 生活困窮者の方には、ペナルティについては免除を敦賀市としてすべきだというふうに思うわけなんですけれども。  介護保険料の滞納者の利用料3割負担を解除する特別の事情というのがあります。これは介護保険法の規則113条にあるんですけれども、介護保険料の利用料をペナルティで3割負担払うことで収入が生活保護基準以下になる人はペナルティの対象外というふうになっているんですね。この基準についてきちっと見て、暮らしぶりとかそういったことで見てペナルティを科しているのかどうか、お聞きします。 144 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 議員のおっしゃるとおり、そういったものも全て含まれてということで判断しております。  以上でございます。 145 ◯18番(山本貴美子君) 例えば介護施設に入りますと、4万円でいい利用料が3割負担になることで16万になって退所せざるを得なくなったというような、そういった方もおられますし、先ほど補足給付の話をしましたけれども、約80名の方が影響を受けたりとかしている。施設の状況というのはとても大変です。  また、訪問サービス、通所サービス、こういったものも利用しようとしたら、1割負担のところ3割といいますと3倍なんですよね。そのことによって本当に生活ができないということで利用できないということがないように、ぜひ生活保護基準以下になることがわかったらペナルティを外していただきたいということと、それをぜひ周知徹底していただきたいというふうに思います。  それと同時に、特別な事情というものを国民健康保険の減免制度のように敦賀市独自で基準をつくるべきだと思いますけれども、いかがですか。
    146 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 今現在、そのことについては考えているところではありません。 147 ◯18番(山本貴美子君) ぜひ考えていただいて、お金があるなしで十分な介護が受けられないということがないように。敦賀市が保険者ですからね。ぜひ責任を持って努力していただきたいというふうに思います。  時間がないので、次に行きたいと思います。  市立敦賀病院についてです。  市立敦賀病院は、嶺南の中核病院で、多くの市民の命や健康を預かっています。ふだんはかかりつけ医ということで身近な病院に、診療所とかにかかっていても、夜間、重病になった場合は敦賀病院に駆け込むということでは、市民にとってはとても重要な病院です。  そこで1番ですけれども、夜間の救急診療の駐車場についてお願いしたいんですけれども、夜間など時間外に診察することで訪れる患者のために、時間外通用口の前の広場を一旦とめられる駐車場として利用できるようにすべきと考えますけれども、いかがですか。 148 ◯敦賀病院事務局長(芝井一朗君) お答えいたします。  時間外通用口の駐車につきましては、以前から御意見があることは承知しているところでございます。御不便をおかけしております。  しかし、駐車場の整備ということにつきましては、2つの理由がございまして駐車場の整備は困難だと考えております。  まず1点目ですが、敦賀市土地利用調整条例第8条に基づく敦賀市開発事業に関する指導基準というのがございまして、そこでは4階建て以上または軒高12メートル以上の建築物には、はしご車が進入、停車して活動するための空き地及び空間を確保、維持することが義務づけられております。  時間外通用口の前の広場は、敷地面積が十分とは言えない当院で、唯一、北診療棟の火災が起こった場合にはしご車等の緊急車両が活動できる場所ですので、常に空間を確保しておく必要がありますので駐車場の整備はできません。  2点目といたしましては、時間外通用口の前の広場につきましては、外部からの高圧電流の引き込み設備、あと地下の燃料タンクの受け入れ口、都市ガス引き込みメーターなどの、敦賀病院のいわばライフラインが集中している箇所でございます。  駐車場に整備した場合、万が一、一般車両による例えば踏み間違えの事故等によってこのライフラインが損傷することになれば、病院の運営に支障を来す事態にもなろうかと思います。  以上2点の理由から、今後とも駐車場として利用する計画はございません。  しかし、当院では、やはり時間外通用口を利用される方に何かできないかということで、平成25年かと思いますけれども、立体駐車場の西側のところに開口部を新たに一つ設けました。その前に横断歩道を設けまして、今まで正面玄関を経由して時間外の受付へ行っていたんですが、それをなるべくアクセスをよくして直接行けるようにと利便性の向上を図ったところであります。  今後とも、何か利便性の向上ができることがあれば検討してまいりたいと考えております。  以上です。 149 ◯18番(山本貴美子君) 西側の開口部、私もよく利用させていただきますけれども、第3次整備計画がありましたね、敦賀病院の。2003年から2007年までの計画で、北診療病棟と駐車場290台の工事概要があるわけなんですよね。私もあのころから市会議員やっているので、その当時の資料ちゃんと出てきたんですよ。  前の広場、私、広場と言っていますけれども、そこは駐車場37台と書いてあるんですね。今コンビニになっていますあの近辺までずっと駐車場が広がっていて、先ほど言いました緊急の車両、消防活動空地、ここもちゃんと示されていますよ。上から見た地図、インターネットで見ましたけれども、消防車が活動できるような空き地、既にありますよね。工事概要、第3次建設工事の中で立体駐車場は既にありました。それにプラスして37台、ここに駐車場のスペース、駐車場をつくることが書いてあるわけですよね。書いてあったのにどうなったんですか。 150 ◯敦賀病院事務局長(芝井一朗君) 議員さんがおっしゃるとおり、当初、北診療棟の北側につきましては駐車場として整備する計画であったということは承知しております。  ただ、当時の工事の記録等を見ておりますと、先ほど私が申し上げました進入経路の確保とタンクローリー等の出入りに支障を来すということで、駐車場は廃止という記録が残っております。そこで用途が変更されたものと認識しているところです。  以上です。 151 ◯18番(山本貴美子君) 私の記憶では、当時、病院の緑化というものを一般質問で求める議員さんもおられました。それに対して事務局長がとにかくどこか探してみますということで、完成したときには駐車場が緑化されていたわけなんですよ。計画のところが。緑化されています、確かに。  でも、やはり夜間、体のぐあいが悪くて何とかやっとの思いで病院に来られた方が立体駐車場にとめて、雨や雪が吹きすさぶ中を時間外通用口まで歩いていくというのはとても大変ですし、介助する方も大変です。  そういったことを思えば、タンクローリーは何時ごろ来るんですか。夜間に来るんですかね。夜間の一旦駐車場として利用すべきだというふうなことを私言っているんですよ。それこそ病院の理念にある、信頼され、温もりのある医療を目指と書いてあるじゃないですか。基本方針にも心の通う医療、患者さんに優しい病院と言っているじゃないですか。  ぜひそういったことで、夜間、本当に大変な思いをして、つらい思いをして病院に駆け込む患者さんが。ちゃんとそのためにスロープもあるじゃないですか。広場のところから時間外通用口に上がるようにスロープがちゃんとあるんですよ。そこに駐車して、夜間に診療を受けにこられる方が利用できるように既にスロープをつくってあったんじゃないんですか。  そういったことを思うと、ぜひ時間外通用口の前の広場を、一旦駐車場ですよ。ずっととは言っていません。一旦駐車場として利用できるようにすべきと思いますけれども、もう一回お願いします。 152 ◯敦賀病院事務局長(芝井一朗君) 現在の北診療棟の前の広場につきましては、先ほど申し上げましたとおり、緊急車両の進入口あるいは活動場所としております。ということですので、繰り返しになりますけれども駐車場等の整備はできません。  なお、時間外の横についているスロープにつきましては、植栽の部分におりるためのスロープと認識しているところです。 153 ◯18番(山本貴美子君) しばらく使われている敦賀病院の地図にもちゃんと駐車場描いてあるんですよね。最初に駐車場をするときに、土地利用調整ができてないとか電力がどうのということではなかったと思うんです。  やはり原点に返って、全部とは言いません。その前の部分だけでも駐車場にするよう、ぜひまたこれからも検討していただきたいと思います。何があってできないのかよくわからないんですけれども、ぜひ検討をお願いします。  人工透析について行きます。時間がないので。  医学会の調査によりますと、人工透析患者は年々ふえて、2015年12月現在で32万5000人となっています。  人工透析を受けようとしたけれども敦賀の病院ではみんな断られてしまった、市外へ行かなければならないという御相談がありました。これまでも議会で取り上げられてきましたけれども、いまだに敦賀市内の人工透析の医療体制が十分でないということが改めてわかりました。  そこで、敦賀市の人工透析の患者数、市内、市外の通院者数をお聞きします。 154 ◯福祉保健部長(上坂義明君) お答えいたします。  敦賀市の透析患者数につきましては、福井県地域医療課の調査によるもので、県内の医療機関で透析を受けている方の市町村別患者数となります。  平成28年12月末現在、敦賀市の透析患者数は155人、このうち市内2カ所の医療機関で透析を受けている方は149人、嶺北の医療機関5人、嶺南の市外医療機関1人となっております。  先ほど介護保険のほうでお尋ねがありましたペナルティの直接要因になる2年以上の保険料の分納対象者でございますが、ちょっとそれとは違うんですが、現年2年以内の保険料納付期間も含みの分納納付者の方で、29年12月1日現在で298名でございます。  以上でございます。 155 ◯18番(山本貴美子君) そういったことで市外に出ている方もおられると。今津のほうでは、敦賀の自宅まで迎えにきてくださるということで、4名ほど乗り合わせて行っているというふうな話も聞いています。  敦賀は山や海に囲まれて、雪が降ったときなんかは山越えするのはとても大変な状況です。こうした中で敦賀病院で人工透析が受けられるよう増設すべきと考えますけれども、今後の計画はいかがですか。 156 ◯病院事業管理者(米島學君) お答えいたします。  議員の御指摘のとおり、平成25年ごろは非常に透析の患者さんが多くて市外の病院で透析をお願いしたということ、御迷惑をおかけしました。  敦賀市民の透析患者さんが当院を含め市内で透析治療を受けられず、市外へ出向き透析されていることは十分承知しています。  先ほど議員さんがおっしゃいましたように、日本透析医学会の統計では2015年には32万4000人ということですが、かつては年間確実に透析患者さんは1万人を超える増加を示しましたが、最近それが頭打ちで、四、五千人程度の増加にとどまっています。それから議員さん御存じだと思いますけれども、新規透析導入患者さんは2008年以降頭打ちです。大体年間3万7000人です。  その理由は、糖尿病患者さんの治療がうまくいきまして糖尿病患者さんの新規透析導入が頭打ちだということと、今現在の透析患者さんでほぼピークになるというふうに考えております。ですから、今後は透析患者さん、特に新規透析導入患者さんは減るというふうに思っています。  ただし、お年寄りの透析患者さんはふえます。今現在、これも議員さんも御存じだと思いますけれども、新規透析を受ける患者さんの平均年齢は70歳という高齢の状態で、当院の外来透析患者さんも高齢の患者さんが非常に多い状態でございます。  今後さらに高齢化によって、施設内での透析や、あるいは入院施設のある透析、恐らく今津の病院のことを言われたと思いますが、そこで入院透析あるいは入院透析に近い状態にならざるを得ない高齢の透析患者さんがふえるというふうに考えております。  そういうことを考えますと、当院のような急性期病院における外来通院透析の患者さんの需要は今後減るというふうに考えておりますので、当院のような外来通院透析の病院においては人工透析の増設の計画はございません。  以上です。 157 ◯18番(山本貴美子君) そうしますと、今後減るだろうから、今の方には我慢していただいて市外や県外に行っていただくしかないということですか。 158 ◯病院事業管理者(米島學君) お答えします。  今後、入院透析が必要になるということで、当院では既に療養病棟を持っていて透析施設のある病院、具体的には敦賀市で1つ、嶺北で1つ、滋賀県で3つ、この病院と連携をして患者さんの治療をお願いしているところでございますが、逆にそういう連携病院からですが少しずつ私どもの病院に紹介いただいて、逆に私どもの病院で透析をふやす方向にあります。  それはなぜかといいますと、高齢化に従いまして、平成25年をピークに当院の透析患者さんは実際少しずつ減っていますので、今後、今までどおり、少しずつでありますが当院のほうで新たに受け入れることを引き続き続けていきたいと思っております。  以上です。 159 ◯18番(山本貴美子君) そうしますと、連携病院からの方は引き受けるけれども、新しくこれからという方は市外に行っていただくのは仕方がないという状況ですか。 160 ◯病院事業管理者(米島學君) 先ほども申しましたように、当院の通院外来で透析を受けられる新規の患者さんは、当院で引き続き受ける予定でおります。  以上です。 161 ◯18番(山本貴美子君) ちょっと時間がないので焦るんですけれども。  要は、新しく受けなければならない方が市外へ出ていかなければならない状況、これを何とか敦賀として改善できないかという質問なんですけれども、今後減るから仕方がないという答弁なのかなというふうに思うんですけれども、ぜひ一人でも多くの方が敦賀で受けられるように努力していただきたいということと、山や海に囲まれた敦賀で、健康、命の問題でも安心して暮らせるように、ぜひ前向きな検討をお願いしたいし、交通費の補助なども検討していっていただきたいなというふうに思います。  最後ですけれども、生活困窮者の支援についてお聞きします。  長引く不況などで貧困格差が拡大しまして生活困窮者がふえています。生活保護受給世帯が過去最多の164万2238世帯になりました。住民の福祉を向上させる自治体として、生活困窮者の支援のため体制や事業の拡充が必要です。  そこで、まず生活保護についてお聞きします。生活保護の相談件数、申請、受理件数、そして保護率とその推移をお聞きします。 162 ◯福祉保健部長(上坂義明君) お答えいたします。  生活保護の相談件数は、平成28年度が140件、平成29年度が10月末現在で68件となっております。  申請、受理件数は、平成28年度が49件、平成29年度が10月末現在で21件となっております。  保護率につきましては、平成28年度末で0.535%、平成29年度が10月末現在で0.543%となっております。  生活保護を受給されている方の推移につきましては、ほぼ毎年増加しており、10年前と比較すると2倍にふえております。  以上でございます。 163 ◯18番(山本貴美子君) そうした中で、生活保護の相談担当職員数と正規、非正規の割合、そしてまた敦賀市の職員の中で社会福祉士の資格がある職員数と現在生活保護を担当している職員の人数、社会福祉士の資格がある職員がそれぞれどこの部署にいるのか。そういったことも含めて、わかりましたらお願いします。 164 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 今御質問のところなんですが、生活保護の担当職員は、現職員で申し上げると9名でございます。  正規、非正規の内訳といたしましては、正規職員が7名、非正規職員が2名で、非正規職員の割合は22.2%でございます。  また、社会福祉士の有資格者は、ケースワーカーとして正職員1名が配置されております。  以上でございます。 165 ◯総務部長(刀根茂君) それでは私のほうから、議員御質問の社会福祉士の資格を持つ職員の数について答弁させていただきます。  資格を持つ職員の数は、正規職員が14名で嘱託職員が2名となっております。部局別に申しますと、市長部局のほうで正職員が9名、嘱託職員が1名。敦賀病院のほうに正職5名、嘱託1名ということでございます。  以上でございます。 166 ◯18番(山本貴美子君) 社会福祉士の資格がある方が生活保護では担当が1人しかいないと。職員で部長、課長を除いて7人ですよね。7人の中で1人しかいないというのはすごく心もとないかなというふうに思うんですけれども、この増員が必要かと思うんですけれども、お願いします。 167 ◯総務部長(刀根茂君) 職員の増員につきましては、法の改正とか事務移譲、あるいは事業の拡大などにより必要が生じた場合については、今後検討を行いたいと考えているところでございます。 168 ◯18番(山本貴美子君) 今、介護保険の受給者、また相談者数もふえていますよね。介護保険の方は、相談者の方のところに、生活保護受給者の方のお宅を訪問したりさまざまな事務事業がたくさんある中で、生活保護の担当の中で社会福祉士が1人しかいないということは大変問題かとも思いますし、職員の数というのは、これからまだまだ生活保護を受給したいという方で相談に来られる方も含めてふえてくる中で、ぜひ増員すべきだと思うんですけれども、そのことについて認識がないということですか。 169 ◯総務部長(刀根茂君) 社会福祉士の資格のある職員の必要性についての認識は持っているところでございます。  しかしながら、今増員が必要かと申しますと、今ほど申し述べましたことがあったり、また現課のほうからの要望等があったときに検討したいということを申し述べたわけでございます。 170 ◯18番(山本貴美子君) 社会福祉士の資格を持つ職員を募集すべきだというふうに思うんですけれども、計画はどうなっていますか。 171 ◯総務部長(刀根茂君) 現在の数からさらにということでの今後の計画ということの御質問だと思いますけれども、今のところ人数的に必要ということが出ておりませんので、今後またそういった事務的な話の中で必要になるということになれば、随時求めていきたいという考え方で思っております。 172 ◯18番(山本貴美子君) ぜひ募集を今後前向きに検討していただきたいなと思います。  時間がないので飛ばしていくんですけれども、生活困窮者自立支援について質問いたします。  2015年4月から、生活困窮者自立支援法で全国の自治体で相談窓口の設置が義務づけられました。敦賀市は、社会福祉事業団に委託して神楽1丁目で敦賀市自立促進支援センターを開設いたしました。  この事業の実施状況についてお聞きします。 173 ◯福祉保健部長(上坂義明君) お答えいたします。  生活困窮者自立支援法に基づく支援といたしまして、本市では、必須事業である自立相談支援事業、住居確保給付金のほか、任意事業である就労準備支援事業、一時生活支援事業、学習支援事業の5事業を行っており、家計相談支援事業についての実施はしておりません。  各事業の利用ですが、平成29年10月末現在で、自立相談支援事業が63件、住居確保給付金が4件、就労準備支援事業が2件、一時生活支援事業が1件、学習支援事業が23回開催しております。  以上でございます。 174 ◯18番(山本貴美子君) 学習支援事業についてお聞きしたいんですけれども、今現在、生活困窮していて就学援助を受けている子供が397人、小学校、中学校合わせている状況の中で、学習支援事業、23回と言われましたけれども、人ではないですよね。どのように募集して実施しているのか、お願いします。 175 ◯福祉保健部長(上坂義明君) お答えいたします。  学習支援事業につきましては、相談に来られた方の御家庭に小学生、中学生のお子さんがいらっしゃる場合には、学習支援教室について御案内をいたしております。また、生活保護担当のケースワーカーも生活保護世帯に同様の御案内を行っているところでございます。  以上でございます。 176 ◯18番(山本貴美子君) 相談に来られた方や生活保護の子供さんにということですけれども、就学援助を受けられている方への学習支援というのは実施する予定はないのか。ぜひすべきだと思って言うんですけれども、その点お聞きします。 177 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 御指摘のありました関係につきましては、庁内で情報の共有を図った上で検討していきたいとは考えます。  以上です。
    178 ◯18番(山本貴美子君) 次に、任意事業の就労訓練事業についてお聞きしたいんですけれども、今後の計画をお聞きします。 179 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 就労訓練事業につきましては、直ちに一般就労が困難な方を支援する上で効果的な事業であると認識はいたしております。  本事業を行うに当たっては、事業所が福井県知事の承認を受ける必要がありますが、現在のところ本市には認定を受けた事業所はございません。今後につきましては、県内他市の動向、事業所の認定状況などを勘案して判断してまいりたいと考えているところです。 180 ◯18番(山本貴美子君) この就労訓練事業について、いろんな自治体ありまして、第3号随意契約、地方自治法施行令の第167条第1項第3号、これで条件をつけて、こうした就労支援をしている団体に随意契約をするというようなことをやっている自治体、そういうことによって促進している自治体もあるわけなんですけれども、ぜひ敦賀市でもやるべきでないかと思うんですけれども、いかがですか。 181 ◯総務部長(刀根茂君) 今ほど議員さんがおっしゃった随意契約ということの中で、法律の中では、確かに地方公共団体の規則とか基準を設ける中でそういったことができるというぐあいに法律の中でうたわれていることは事実でございます。  ただ、全国の各市町の中でも、それを取り入れて基準をつくっていただいて、今ほど議員さんもおっしゃったようにやっている市町村も承知しております。  ただ、内容等についてはもう少し私どものほうでも勉強させていただくものが多くあろうかと思いますので、今後そういったことを勉強させていただきながら考えていきたいというぐあいに思っているところでございます。 182 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 就労訓練事業は、民間事業者の自主事業であり、自主的な実施を促す観点から運営費について自治体から補助を行うことはございません。  ただ、固定資産税や不動産取得税の非課税措置2分の1というような事業立ち上げのときの経費の補助、自治体による商品の優先発注、研修の実施などのノウハウ提供等の支援が実施されるというようなところで、対象になる事業所としてはNPO法人、社会福祉法人等でございます。  以上でございます。 183 ◯18番(山本貴美子君) ぜひ前向きに検討していただいて、実施していただきたいというふうに思います。  これらのことについて支援調整会議が行われているのか、その点について、メンバーや回数などについてもお聞きしたいと思います。  要するに、自立促進支援センターというのは民間に委託しているわけなんですよね。それと敦賀市の庁舎内の各担当が連携をとれているのかということがわかりたいわけなんですよね。  この間も滞納情報、滞納者、生活困窮者ですよね。滞納している方が生活困窮者として今後自立していく解決の糸口を発見する大事な部分ではあるんですけれども、自立促進支援センターが神楽にありますよと担当の窓口の方が言って、その方が実際行ったかどうかはわからない。税金を払ってもらったらいい、利用料を払ってもらったらいい、もらうかもらわないかの関係であって、その方の自立をみんなで促していくというような状況では今なっていないわけでして、こういったことで支援調整会議というのが充実することが求められているんですけれども、このメンバーや回数などについてお聞きします。 184 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 支援調整会議の開催回数につきましては、平成28年度が8回、平成29年度は現在まで7回です。  支援調整会議は、生活困窮者の支援プランを確定したり評価したりする上で必須となる会議のため、今後も必要の都度、開催される予定でございます。  メンバーでございますが、敦賀市社会福祉協議会、ハローワーク、医療機関、地域福祉課等でございます。  また、自立促進支援センターで受ける相談は、多重債務の問題を初め、心身の状態が不安定であるため就労が困難であるなど複雑な内容であることから、支援に際して専門的な知識、技術が必要となります。  事業の委託先である敦賀市社会福祉事業団には、豊富な経験を有する専門員がおり、経済的な困窮以外の問題にも対応することが可能でございます。また、事業の開始以来、生活困窮者支援のノウハウも蓄積されておりますので、今後も委託により実施していきたいとは考えております。  また、自立促進支援センターとは密接に連携しており、センターに相談があった方で生活保護が必要と思われる方には速やかな申請にもつなげておりますし、センター職員も同行して窓口のほうに来ていただいている状況でございます。  以上でございます。 185 ◯18番(山本貴美子君) 本当に自立促進支援センターの方は一生懸命頑張っていただけるし、車でお連れしてあちこち行っていただける。本当に頑張っていただける方なんですけれども、これも社会福祉事業団が敦賀市から委託されるに当たって採用されているんですよね。ですから敦賀市が採用してもよかったんです、本当は。敦賀市が直営ですべきだったんですね。  全国の自治体の6割が市直営です。そして、委託したけれども同じ市役所の中でやっていますよというのが8%です。ほとんど7割が市役所内で窓口を設けている状況です。  連携できています。できていますけれども敦賀市からの連携ができてないんですよね。自立促進支援センターの方は、本当にその方をお連れして、いろんなところに連れていって連携はとってくれているんですけれども、敦賀市の窓口がそこに対して連携できていないという状況。これを解決するためにも、市庁舎、今度新しく建てますけれども、そこに自立促進支援センターを持ってくるべきじゃないかと思うんですけれども、いかがですか。 186 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 生活困窮者の方の中には諸事情があり、多くの市民が行き交う市役所に行くことで、知人に遭遇したり心身の状態が不安定になることを嫌う方もおられます。これらのことから、現在のセンターの場所が相談をお受けするには最適であると考えているところでございます。 187 ◯18番(山本貴美子君) 行きづらいというのはわかります。でも、それに対してきちっと配慮する。出入り口を考えるとか。新しく建てるわけですから、そこでぜひ前向きに検討していただきたいし、神楽にある自立支援センターの場所がわからない、そこにあるということもわからない方がたくさんおられる中で、やはり市民にとって一番は市役所なんです。ぜひ市役所でできるようにお願いします。  寡婦の控除みなしの適用についてお願いします。  ひとり親のうち非婚の方が保育料や公営住宅の家賃などで寡婦控除が受けられないという問題がありました。  ところが国土交通省は、閣議決定されまして、昨年10月から公営住宅の家賃の算定にみなし寡婦控除が適用されて、27万円の控除が受けられるようになりました。  敦賀でもぜひ実施すべきと思いますが、いかがですか。 188 ◯建設部長(清水久伸君) 市営住宅の件でございます。  市営住宅の入居者の家賃の算定の基礎等となる収入計算については、公営住宅法施行令第1条第3号において定められておりまして、所得税法の控除を参考にしながら各種の控除が設けられているところでございます。  議員のおっしゃるみなし適用につきましては、平成27年10月16日に公布され、平成28年10月1日から施行されている公営住宅法施行令の改正によって、本市においても適用されております。しかし、これまでのところ実績はございません。  今後、市営住宅の申し込み、収入申告において制度の周知を図りたいと思っているところでございます。  以上でございます。 189 ◯18番(山本貴美子君) そういったことで、保育料についても適用すべきだと思うんですけれども、いかがですか。 190 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 保育料の算定は、市町村民税の課税状況等により第1階層から第8階層の判定をして算定しております。  みなし適用については考慮せずに算定しておりますが、市町村民税所得割課税額が7万7101円未満のひとり親世帯につきましては、非婚、既婚を問わず、その他の世帯の保育料より軽減して算定しております。  以上でございます。 191 ◯18番(山本貴美子君) 貧困の問題は、個人の問題ではなくて社会的な問題が大きいわけで、自治体の本来の仕事である市民の福祉の向上に力を入れてください。 192 ◯議長(原幸雄君) 山本議員に申し上げます。持ち時間がなくなりましたので、発言を中止してください。  次に、大塚佳弘君。   〔2番 大塚佳弘君登壇〕 193 ◯2番(大塚佳弘君) 皆さん、こんにちは。公明党の大塚佳弘でございます。  今回の一般質問で初の大トリをさせていただきます。皆様もお疲れでしょうが、最後ですのでよろしくお願いいたします。  それでは、発言通告書に基づき質問をさせていただきますので、わかりやすい答弁をお願い申し上げます。  質問の大項目は2点で、1つ目は布田町付近のJR北陸線アンダーパスの道路冠水について、2つ目は障害者生活介護通所施設等の拡充についての質問をさせていただきます。  質問の前に、皆様の学校区でも参加されたかもしれませんが、先月の11月25日の土曜日にオープンスクールが私の学校区の中央小学校で中央フェスティバルがあり、見学にお伺いいたしました。学年別にいろいろな取り組みをされていました。  その中で5年生の取り組みがトレジャーオブ中央をテーマに中央区の宝物の紹介がありました。その中には、柴田氏庭園の秘密の紹介であったり、笙の川調査隊で水質調査によるきれいな川の証明であったり、その内容の全ての研究発表がすばらしく、感動させていただきました。  その中で驚いたのですが、福井県が平成21年にまとめた笙の川水系河川整備計画の中から、過去の笙の川の水害について、昭和21年から平成16年までの水害状況について年表にされていました。また、過去の笙の川の水害対策の歴史で、河川のつけかえであったり治水工事についても掲示されていました。本当に子供たちにも笙の川のことで心配をかけて申しわけない限りでございます。  私も子供たちの思いを込めて質問してまいりますので、よろしくお願いいたします。  一般質問も最後ですので重複するところもありますが、私なりの観点で質問をさせていただきます。  最初に、布田町付近のJR北陸線アンダーパスの道路冠水について質問いたします。  10月の台風21号の大雨により、布田町付近のJR北陸線アンダーパスの道路冠水が8月の台風5号に引き続き今回も発生し、さらには最悪の水没車両発生の事態にまで陥ってしまいました。  前回の9月定例会において、JR北陸線のアンダーパスの道路冠水を防ぐことは現状では困難であることを理解した上で、大雨時のパトロールの強化と、冠水が発生したときの安全確保のため道路封鎖等の進入防止の取り組みの答弁をいただきましたが、そのことが十分に生かされませんでした。  そこで、車両が水没したことの原因究明と対策の検証を中心にさせていただきます。私も非常に残念な思いで、今回も同じ質問をすることに、前回の質問の詰めの甘さにより市民の皆様の安全を守れなかったことに大変申しわけない思いでいっぱいです。  具体的な質問に移ります。  それでは、道路冠水の発生と道路封鎖から解除までの対応としてお聞きします。  まず、10月22日に本県を直撃した台風21号での豪雨による冠水の原因、冠水規模についてお聞きします。具体的には、2日間の雨量での24時間雨量と1時間での最高雨量と、ポンプ排水等の能力の確認、超えていたのかと、道路の冠水規模、どこまで冠水したのかお答えください。 194 ◯建設部長(清水久伸君) それでは、お答えを申し上げます。  10月22日から23日にかけての台風21号の豪雨による冠水の原因となった降雨の状況でございますが、24時間最大降雨量169ミリ、これは松栄の観測所でございます。時間最大降雨量15.5ミリ、同じく松栄の観測所でございます。  なお、疋田観測所においては、24時間最大降雨量247ミリ、時間最大雨量22ミリを観測しておりまして、山間部の降雨が笙の川の水位増加に大きな影響を与えていると考えられます。疋田観測所と申しますのは、敦賀土木事務所が設置したものということでございます。  冠水の規模でございますけれども、アンダーパス最深部で水深約2.3メーター、市道171号線の布田町入り口付近で水深約0.3メーター、市道171号線の最大冠水延長約300メーターというところでございます。  冠水原因、これにつきましては前回の8月の台風5号と同様ですが、大雨の影響で笙の川及び木の芽川の水位が上昇したことで深川の水位も上昇し、布田町付近の水路が一時下流の深川に排水できない状態となり、越水が発生いたしました。この越水がアンダーパスに集中いたしまして排水ポンプの能力を超え、河川の水位と同じ高さにまで冠水いたしました。  以上でございます。 195 ◯2番(大塚佳弘君) ありがとうございました。  るる説明いただきましたが、今回の冠水も台風5号と同じ原因というか、200ミリを超える雨量であったということが一つの基準であるかなと。前回もそれを起点にしっかりと監視していこうということも申し上げたことでございますし、それと雨量の範囲、要するに冠水範囲はほぼ同じかなと、私自身はそう思っております。  そのことがわかったことを基準に、次に、道路冠水の発見、要するに方法と時間、道路封鎖と、こちらにある災害対策本部からの指示等も含めて、実際の行動について確認したいと思います。  具体的には、実際の冠水が始まり道路封鎖、通行どめの処置までの時系列に、冠水の危険水位が2メーターありましたが、冠水が始まったときの時間、すなわち発見したのがパトロールなのか、それとも通報なのか。それにより道路の封鎖、それの時間。道路封鎖ですが、誰が誰の指示でどこの場所で──これは重要でございますので──したのか。封鎖後の道路警備の有無についてお答えください。 196 ◯市民生活部長(田辺辰浩君) それでは私のほうから、災害対策本部としての対応状況について御説明を申し上げます。  御指摘のアンダーパスの冠水箇所を初め、台風5号など過去に被害が発生した危険箇所につきましては、台風がまだ接近していない災害対策本部設置以前から関係部署に指示を出し、重点的にパトロールを実施するよう指示をしたところでございます。  台風21号のときは、災害対策本部における道路冠水箇所の把握と対応状況でございますが、10月22日の午後6時30分に開催いたしました第1回災害対策本部の会議の時点で、建設部より市内パトロールにおいて異常はなかったと報告がございました。  午後8時30分に開催しました第2回本部会議では、消防より、午後8時15分時点、御指摘のアンダーパスのところでございますが、5センチほどの冠水があると報告があり、以後の会議においても適宜巡回していると報告がございました。  午後10時に開催いたしました第3回の会議におきましては、建設部よりアンダーパス冠水箇所について通行どめを実施したと報告がございました。  翌23日午前5時45分に開催いたしました第6回の会議におきましては、建設部より、アンダーパス冠水箇所の解消について、あたりが明るくなってから対応したいと報告がございました。  午前8時15分、消防より、アンダーパス冠水箇所に車両が水没し救助に出動したと報告がございました。  午前8時40分、建設部より、車両水没事案に関し人的被害はなかったと報告があり、午前9時15分に開催いたしました第7回の会議の中でも、消防の報告より運転手の無事を確認いたしました。  以上が災害対策本部で把握している経過と対応状況になります。  現場における対応につきましては、建設部長よりお答えをさせていただきます。 197 ◯建設部長(清水久伸君) それでは私のほうから、道路を管理いたします道路河川課の対応といたしましては、現地のパトロール及び交通規制などを実施いたしました。  パトロールにつきましては、22日午前10時45分から河川及び重点箇所を中心に実施しておりまして、市道171号線アンダーパスについても確認を行っております。  降雨が強くなってきた22日午後5時50分ごろから23日午前8時30分までに、道路河川課といたしましては計7回、また敦賀警察署、敦賀消防署もこれとは別に現地確認を行っております。  そして22日午後9時57分に、アンダーパス内の水位が20センチを超えたことから通行どめを実施いたしました。このときの規制は、アンダーパスの起点から終点まで約150メーター区間で実施をいたしました。時間の経過に伴い水位が変動し、冠水区間も変動したことから、敦賀警察署とも協議しながら規制を行っておりました。規制方法については、アンダーパス付近において両側に赤色灯をつけたバリケードを設置し、通行どめを行いました。  その後、深川の水位が低下しアンダーパスへの流入がなくなったことから、早期の通行どめ解除に向けて、23日午前8時よりポンプを追加設置いたしまして強制排水を行って、午前11時30分に通行どめを解除いたしました。  以上でございます。 198 ◯2番(大塚佳弘君) 具体的な説明をいただき、ありがとうございました。道路冠水が起こったことの実際の皆さんの行動を含めて時系列に、手にとるような形で理解させていただきました。  きのうもちょっとお話はあったかと思うんですが、今回の8月の台風5号から、いろんなすばらしい敏速な対応をされているわけで、そのことだとは思うんですが、台風5号からの対応、今回特に変わった点があればお答え願えませんでしょうか。 199 ◯建設部長(清水久伸君) まず、道路河川課職員によるパトロール頻度の強化を行いました。また、敦賀消防署や敦賀警察署とも連携をいたしまして、両署のパトロール時にも当該アンダーパス部分を確認してもらうように依頼いたしました。  以上でございます。 200 ◯2番(大塚佳弘君) パトロールの特に強化ということで、警備体制についても警察を含めてしっかりと強化された。今の時系列のお話にもあったとおりでございます。  次に、先ほど強化あるように、災害の拡大を防ぐためには、いかに冠水の発生を発見するか。それから、的確なパトロールということで強化されたことも申されましたが、そういうことが必要であるということが改めて証明されたわけでございます。  今回、道路封鎖、バリケードを行うとき、いろんな方がその場に立ち会うわけでございます。そのときに確実な対応が同じようにできることが非常に重要でございます。何回も過去には申し上げておりますが。  そこで、今回こういうことで経験をされたわけでございますので、多分、明文化されたマニュアル等はあるとは思いませんが、もしなければ、今後それを計画的に作成するというお考えはありますでしょうか。 201 ◯建設部長(清水久伸君) 待機業務の実施基準ですとか人員配置、重点パトロール箇所等を示した水防待機業務に関するマニュアル、これは作成してございます。通行どめ規制時のバリケードの設置方法など、より具体的な事項まで定めたマニュアルはございません。  しかしながら、市道171号線のアンダーパスにつきましては、過去の浸水の状況を踏まえまして、通行規制の手順書と申しますかマニュアルの作成、これを検討していきたいと考えているところでございます。 202 ◯2番(大塚佳弘君) 今部長答弁いただきましたように、ぜひともそういうマニュアルを含めて今回のことをしっかり検証して、それを明文化するということをお願いしたいと思います。  続けて、私も今回の8月の5号の台風のこともありましたので非常に心配して、当日、市内を巡回しながら布田町に駆けつけたときは未明の3時30分ごろでございました。布田タウンの171号線入り口からは入れない状態で、既に道路の冠水は8号近くまで広範囲に進んでおりました。先ほどの答弁のとおりでございます。  道路は通行どめの状態で、警察の方が2名つかれて対応されておりました。私も今回初めて広範囲の道路冠水の実際の現場を見ることができたわけでございますが。  次に、道路冠水による周辺住居への浸水対応についてお聞きします。冠水による周辺住居浸水情報等はありませんでしたでしょうか。お答え願います。 203 ◯市民生活部長(田辺辰浩君) 今回の台風21号における御指摘のアンダーパス道路冠水を起因とした周辺住居の床上、床下浸水等の被害については、報告を受けておりません。
     また、そのような浸水被害が発生した場合は、市としましては、被害住民からの依頼により罹災証明あるいは被災証明と申しますかそういった証明書の発行に係る現地調査や、住居の全壊、半壊など被害の程度によって災害見舞金の支給等、また家屋が浸水した場合の洗浄及び衛生対策等の周知を行っております。  以上でございます。 204 ◯2番(大塚佳弘君) 今回の冠水による布田町付近の被害報告は受けていないということでございます。  中野議員のときにも御答弁がありました。ほかの被害を受けられたところに、先ほど部長のほうからお話ししましたように罹災証明を発行した事務手続等のお話もありました。敏速な対応と、あわせて被災時の申請手続等の市民への周知の徹底をお願いすることをつけ加えておきたいと思います。  次に、地域への土のう設置推進についてお聞きいたします。  前回のときの答弁でもありましたが、地区で土のうを希望されるときは、防災器具の購入に対して助成を行う敦賀市地域防災会防災器具等整備費助成事業というのがある。その中において土のう等につきましても対象となっておりますので、御利用いただきたいと考えておりますとのお話でございました。  各地区からの設置希望状況についてあればお答え願いたいと思います。また、今回の推進地域が、特に私も心配しておるわけですが、その設置推進を行ったかどうか、お答え願えませんでしょうか。 205 ◯市民生活部長(田辺辰浩君) 議員御指摘のとおり、9月議会一般質問でもお答えをさせていただいたとおり、地域で土のうを設置する希望がある場合は、各区に対して防災器具等の購入を補助する敦賀市地域防災連絡協議会の防災器具等整備費助成事業を活用していただくことができますので、同協議会を通じて各区に広報を行っているところでございます。本年の台風の状況を踏まえて、来年の助成金の申請時期には、これまで以上に土のう設置について周知を図りたいと考えております。  なお、8月の台風5号以降、各区からの土のう設置に関する希望やお問い合わせはございませんでした。  こちらも前回のお答えの繰り返しになりますけれども、土のう等の資機材整備に加え、本市が現在進めている地域防災マップ作成支援事業に区で取り組んでいただき、自助、共助の意識向上や区の防災体制の確認、危険箇所等の実情をより把握していただくことも防災上、大変重要なことと考えております。  お答えの最後になりますが、当該地域に対してということでございますが、何も先方からはアクションがなかったので、こちらから少し電話をしてお勧めをしたところでございますが、引き続き、先ほども申しましたが、来年度の出水期までには何とか申請いただけるようにこちらからもプッシュしていきたいなと思っております。  以上でございます。 206 ◯2番(大塚佳弘君) 部長の答弁ではなかったとの御答弁でございますが、冠水自体がなれっこではございませんが常態化していることも考えられますので、ぜひ地区の方へ改めて周知活動の推進をお願いしたいと思います。  次に、今回の本題でもある道路冠水による水没車両発生の原因と今後の対応についてお聞きします。  10月22日の明けの23日は月曜日で、通勤がスタートしたころの8時15分に、先ほどお話ありましたように水没車が発見されたため、救助のため消防車が出動したとの救助速報のメールが飛び込んできました。このメールと見たとき、私自身は信じられませんでした。  なぜならば、先ほど話をしましたが、冠水発生が夜中では私も状況はよくわかりませんでしたので、改めて明け方の6時20分ごろに8号から再度、冠水現場の状況確認の7時8分まで、冠水から水が引く状況の確認をいたしておりました。その後、舞崎側を経由して対面側の状況確認のため7時20分ごろに到着して側道にある深川も含めて確認をしましたが、深川からのアンダーパスへの流入、要するに越水ですね。それは確認はできませんでした。布田町タウンの入り口の付近の冠水は解消していましたので、安心して現場を離れて間もなくのことで、改めて現場に向かい、衝撃的な現場を目の当たりにしたわけでございます。  まず、今回の車両水没事故について、市長の御所見をお願いしたいと思います。 207 ◯市長渕上隆信君) 大塚議員の質問にお答えします。  布田町の市道171号線JRアンダーパスにおいては、8月の台風5号に続き、10月の台風21号の際にも再び冠水が発生いたしました。  アンダーパスのような水深が非常に深い箇所での水没事故は人命にもかかわるおそれがあることから、豪雨時の道路管理の重要性を改めて強く認識し、台風5号以降、パトロールも強化したところでございました。  しかし、実際に車両水没ということが起きてしまいましたので、今後は、車両が進入しないようにさらにバリケードを二重にしたり、また人の配置を検討したりして強化してまいりたいと考えております。 208 ◯2番(大塚佳弘君) 私も市長と同じ気持ちでございます。こういうことが二度とあってはなりません。  次に、今回の水没車両の原因と対策についてお聞きします。水没の原因と今後の対策について、具体的にお答え願いたいと思います。水没に至った原因については、限られた情報であることは理解しておりますので、調査されての内容と、できればアンダーパスに入った時間がわかればあわせてお願いいたしたいと思います。 209 ◯建設部長(清水久伸君) 今回水没した車両の運転手は、赤色灯をつけたバリケードを認識していましたけれども、これをよけて、冠水していることに気づかず進入してしまったものというふうに聞いております。発生時刻は23日の午前7時ごろと聞いております。  今後の対応といたしましては、アンダーパスへの車両の誤進入を防ぐため、国道側には二重にバリケードを設置したいと考えております。また、冠水監視システムの設置や、危険な水位に達した場合は現地に人員を配置することも検討をしてまいります。  以上でございます。 210 ◯2番(大塚佳弘君) 情報のない中で、原因についてはある程度わかったと認識いたしました。  進入した時間が7時ごろということで、具体的な決まった時間はわからないのでございますが、私が現場を離れたすぐ後に起こったことになり、ただただ残念でなりません。  先ほど対策についてもバリケード、監視を含めて十分な監視をしていくということでの御回答でございましたし、今回のことまでは予期しなかったことかもしれませんが、私としては、入った事実を重く受けとめていただき、今後、安全を期して二度と起こさない思いで取り組んでいただきたいと思います。  それでは、昨日もお話ありましたが、冠水監視システムのお話がございました。それについて、改めて、もう一度それを確認するという意味で教えていただけませんでしょうか。  実は前回のとき、水位監視装置ということを検討していただくということの御答弁をいただいております。多分同じものだという認識でございますが、もう一度御説明いただけませんでしょうか。 211 ◯建設部長(清水久伸君) あくまでも現段階での検討案でございますが、冠水監視システムにつきましては、水位センサー、回転灯、表示板、カメラ等から成る監視装置の設置を検討しております。  水位センサーで水位を測定いたしまして、アンダーパス内が冠水し始めた時点で、回転灯、表示板で走行車両に注意喚起を促すとともに、関係職員に即時に通知をいたします。リアルタイムで水位を監視することができ、より迅速に通行どめ規制を実施することができます。  また、現地カメラにより、市役所の道路河川課においてアンダーパスの状況を確認することができるものでございます。  以上でございます。 212 ◯2番(大塚佳弘君) わかりました。ぜひ早急な設置を進めていただくことを強くお願いいたします。  また、御提案でございますが、アンダーパスの側壁には水位確認の目盛りがございます。しかし、前からは見えないという状況でございます。前面にも目盛りの表示の追加を提案させていただきたいと思いますので、あわせて早急な対応をお願いしたいと思います。  さらには、先ほどバリケードのお話もございました。これはバリケードの位置というのが非常に重要でございます。水が引いていく経過において位置を変更する。例えば布田タウンの出入り口からアンダーパス側、要するに右側に右折できない、そういうバリケードも必要ではないかと私は感じております。あわせて検討をお願いしたいと思います。  次に、北陸線JRアンダーパス、市道171号線の改修要望と道路冠水の根本対策についてお聞きします。  同じく前回の9月の定例会の答弁でもありましたが、改めて確認をさせていただきます。  そのときの答弁は、新幹線開業後の市道171号線は市街地と新幹線駅前広場を結ぶ重要な幹線道路となることから、先月──当時は8月でございます──実施させていただきました平成30年度の福井県に対する重要要望の中で、北陸新幹線の整備促進の一つの項目として福井県による道路整備をお願いしたところでございます。後も県道への昇格を継続的に要望してまいりたいというふうに考えているところでございますとの答弁をいただきました。  私は、その要望に道路冠水対策をクリアすることが条件と思っております。馬渕議員への答弁でもありましたが、笙の川の改修は残念ですが期待ができませんので、今のままでいくと5年後の新幹線開通はおろか、10年たってもできないのではないかと思われます。  そこで、再度確認をさせてください。北陸線JRアンダーパス、171号線の改修要望と道路冠水の根本対策の考え方と進め方についてお聞きします。  まずは、近々の道路冠水の根本対策が期待できない中で市道171号線の改修要望をされているわけですが、重要な幹線道路ですので考え方と進め方についてお聞きします。改修工事要望は道路冠水を含めて要望と考えますが、考え方と進め方についてお話し願えませんでしょうか。 213 ◯建設部長(清水久伸君) 北陸新幹線敦賀開業に伴う周辺整備に関連した市道171号線の改修につきましては、前回の9月定例会におきまして都市整備部長から答弁をさせていただいておりまして、議員も御承知のとおり、当該道路は都市計画マスタープランにおいて第2環状道路の一部として位置づけられており、新幹線開業後は、市街地と新幹線駅前広場とを結ぶ重要な道路であることから、福井県への重要要望の中で県による道路整備をお願いしておるものでございます。  抜本的な対策は笙の川の改修ではございますけれども、道路整備においては、現状を踏まえまして、冠水被害の軽減策、これにつきましても検討してまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 214 ◯2番(大塚佳弘君) 今御答弁いただきましたように、冠水についてもしっかりと、軽減ということでございますが、完璧まではいかないまでも、しっかりとした対策を付した道路にしていただくようにお願い申し上げたいと思います。  最後の質問に移ります。  昨日の別所議員のほうから提言がありました。私も同じことを考えており、重複いたしますが、ぜひ検討をお願いしたいので、深川の改修等についてお聞きします。  深川の水位が高くなり、川の側壁から道路に流れ込んでいることも原因の一因と思われます。残念ながら、私は深川の、先ほどお話ししましたように、流れている状況は見ることができませんでした。  一因と思われます深川の側壁を高くする等の対策の考え方について、再度お聞きしたいと思います。 215 ◯建設部長(清水久伸君) 深川の側壁を高くするという御提案につきましては、別所議員から御提案があった、アンダーパスへの流入箇所付近に越流防止のための水路壁を設置してはどうかということとほぼ同様の御提案かと存じますが、別所議員にもお答えをいたしましたとおり、冠水被害の軽減策といたしまして効果を検証した上で対策を講じたいと考えております。  また、今後、北陸新幹線に関連した整備工事の中で、関連する部分の水路改修等の計画もあることから、その計画も踏まえて効果的な対策、これも検討してまいりたいと考えております。  さらに、アンダーパス周辺の河川等の流下能力を確保するために、市道171号線に隣接する水路につきましては、今年度しゅんせつを実施いたしました。また深川について、これについては今年度、一部区間でしゅんせつを実施する予定でございまして、来年度も引き続きしゅんせつを実施してまいりたい、このように考えているところでございます。  以上でございます。 216 ◯2番(大塚佳弘君) 今御答弁いただきましたように、早急な対応を期待するところでございます。  この質問の最後でございますが、昨日の別所議員の答弁にもございましたが、深川の水門フラップゲートにつながる岡山町から布田タウンを流れる水路の増水についてでございます。  水路の横にある調整池兼用の公園があり、当日は調整池のすれすれまで水が来ており、一部は布田タウンの道路まで冠水していました。実際にこの水もアンダーパスに流入していたのか、昨日答弁をいただきましたが、よくわかりませんでした。もしわかっているのであれば、事前のヒアリングではありませんでしたが、お答えいただけませんでしょうか。わからないのであれば今後の検討要望といたします。いかがでしょうか。 217 ◯水道部長(寺島昭広君) 今の御質問の水路からアンダーパスへの越水ということでございますが、途中途中のパトロールの時点では越水は見られませんでした。  最後にパトロールに行ったときには、もう水路からアンダーパスまで、先ほど建設部長が答弁しましたように一帯が冠水しておりましたので、越水したかどうかということは確認はできておりません。  以上です。 218 ◯2番(大塚佳弘君) 冠水は確認できなかったということでございますが、そのこともしっかりと今後の検討事項に置いていただきたいと思います。  このアンダーパスの冠水については今後も続くと考えるのであれば、ぜひ敦賀市民の安全、安心のために早期に冠水時の対策をしていただくことを強くお願いいたします。  今、全国どこでも道路冠水が日常的に起きている中で、行政だけで防ぎ切れないことは理解しますが、今回の事故を教訓に、まさに一つ一つの積み重ねが重要であると思います。いつも申し上げますが、災害の状況は常に変わっている。危機意識を持っていただき、市民の安全確保のためにさらなる行動と改善をお願いして、1つ目の質問を終わります。  2つ目の質問に移ります。  障害者生活介護通所施設等の拡充についてお聞きします。  昨日は米澤議員から請願書提出の御紹介をいただきましたので、最初に、今回この質問をするに至ったことについて簡単に申し上げます。  9月初めに、来春に卒業される県立嶺南東特別支援学校に通われているお子さんの保護者の方々から御相談がありました。相談の内容は、従来、卒業後に市内の障害者生活介護通所施設に通所して支援を受けることができましたが、現在は敦賀市内の受け入れ先がない状況で、今後の生活に大きな不安を感じているとのお話でした。  そんなやむにやまれぬ状況の中で、生活介護通所施設等の拡充を求める署名活動も保護者の皆さんが中心に行い、6551筆の多くの方の御理解と御協力をいただいて、11月17日に要望書と請願書と署名簿を提出いただいております。  私もそのような経過の中で今回の質問をさせていただきますので、ぜひとも理事者の皆様の誠実なる御答弁をお願い申し上げます。昨日は米澤議員が質問される中で議員御自身が感きわまる様子を拝見して、私も同じ思いでございます。  また、質問では、他市町との数値の比較で敦賀市の障害福祉サービスの状況と今後の障害者福祉政策について、特に生活介護の敦賀市の現状認識をいただいた中で、今後の対策が必要であるとの具体的な答弁をいただいたと認識しましたが、敦賀市が今後の政策を進める中で、福井県の障害保健福祉圏域の嶺南圏域に固執されることと、基本となる第4期の敦賀市障害福祉計画については本年が最終年度であり、計画に対しての達成と課題に対してしっかりと認識して対応ができているかの検証を含めて、私なりの観点で確認をさせていただきます。  それでは、今進んでいる第4期の敦賀市障害福祉計画の平成30年度の計画策定に当たり、改めて計画の達成の確認と現状課題を通して、次年度の第5次計画策定の考え方と方向性の確認を行い、今後の障害者生活介護通所施設等の拡充のためにお聞きいたします。  まず、福祉計画策定の趣旨についてお聞きいたします。簡単にお答え願えませんでしょうか。 219 ◯福祉保健部長(上坂義明君) お答えいたします。  「ぬくもりに満ちたつるがで自立して共に生きる」を基本理念に、これまで取り組んできた施策の成果を着実に受け継いでいくとともに、全ての障害者が自分の個性を発揮して、住みなれた地域でともに支え合いながら自分らしく過ごせるために、地域と行政が協働し、一人一人が支え合うまちづくりを積極的に推進することを目標としております。  以上でございます。 220 ◯2番(大塚佳弘君) 先ほど答弁ありましたように、障害のある方もない方もともどもに生きる社会づくりに向けた強化をしていくというのが大きな柱であると思います。  それに対して、今回、第4次から第5次に移るに当たりまして、敦賀市障害福祉計画においては、27年度から29年度の3年間における障害福祉サービスの見込み量とかその確保のために相談支援、地域生活支援事業の提供体制の確保に係る目標を定めて、具体的には障害者及び障害児の地域生活を支える総合的な支援体制を進めるものともしております。  そこで、具体的に聞いてまいります。  敦賀市障害福祉計画は3年間の最終年度となりますが、まずは第4期の計画の策定と推進計画の体制、管理についてお答え願えませんでしょうか。 221 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 敦賀市障害者福祉計画は、平成10年3月に策定されて以降、平成18年度に障害者基本計画と障害福祉計画を一体的に策定して以降、より高い生活の質を目指し、障害者施策の総合的、計画的な推進に取り組んでいるところでございます。  敦賀市障害者福祉計画は、障害者基本法に基づき障害者施策の基本方向を総合的、体系的に定める敦賀市障害者基本計画と、障害者総合支援法に基づき自立支援給付や地域生活支援事業の事業量やその確保策を定める敦賀市障害福祉計画の2つの計画から成り立っています。  平成27年3月に策定された敦賀市障害者福祉計画は、平成27年度から平成32年度までの6年間の計画となる敦賀市障害者基本計画と、平成27年度から平成29年度までの3年間の計画となる第4期敦賀市障害福祉計画となっております。  計画の策定体制と計画推進、管理方法についてでございますが、敦賀市障害者福祉計画は、敦賀市地域自立支援協議会会員が策定委員となり、4回にわたる策定委員会とパブリックコメントを経た上で策定しております。  計画の推進については、敦賀市地域自立支援協議会の各専門部会において現状の把握や出席者からの意見の聴取を行い、当事者団体や事業所と連携を図りながら施策の推進に努めております。  管理については、各年度の実績等を把握、確認し、次期の計画策定に役立てているところでございます。  以上でございます。 222 ◯2番(大塚佳弘君) ありがとうございました。  計画の策定体制についてとか進行管理については、敦賀市地域自立支援協議会が中心となり進めているという答弁だったと思いますが、確認でございますが、この支援協議会、たしか今、団体等と言われましたが、もう少し具体的にお答え願えませんでしょうか。 223 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 関係でございますが、社会福祉協議会、社会福祉事業団、その他市内の事業所、行政機関等でございます。  以上でございます。 224 ◯2番(大塚佳弘君) 要するに、関係する団体がしっかりと協議をしながらこの福祉計画を進めていくという、中心になって進めていくという答弁であったと思います。  この計画に対して、敦賀市の位置づけという言い方がいいかどうかわかりませんが、それとそれに対する関与についてお答えいただけませんでしょうか。 225 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 敦賀市障害福祉計画は、障害者総合支援法に基づく当市の障害福祉サービス、相談支援及び地域生活支援事業のサービスを提供するための基本的な考え方、目標、確保すべきサービス量等を定めるものとして位置づけております。  また、計画は本市が策定しておりますので、関係事業者等と連携、協力しながら目標達成に向けて施策の進行等を本市で行うべきと考えております。  以上でございます。 226 ◯2番(大塚佳弘君) 本市のかかわりということで、簡単に申し上げますと、最終的には敦賀市が全ての責任の上で進めるということでよろしいでしょうか。 227 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 敦賀市障害者福祉計画は、敦賀市障害者基本計画と敦賀市障害福祉計画の2つの計画で成り立っておりますが、これらの計画の策定から進行管理については当市が責任を持って実施することとなります。  以上でございます。
    228 ◯2番(大塚佳弘君) 再度確認させていただきましたが、敦賀市が最後まで責任を持ってやるということと受けとめさせていただきました。  次年度、30年度から第5期の計画となりますが、今後の計画の策定のスケジュールと計画の周知についてお答えください。周知については、利用者、事業者が計画に対して理解されているか、また課題が共有されているかをお聞きしたいためでございます。 229 ◯福祉保健部長(上坂義明君) お答えいたします。  計画の策定に当たり、地域福祉課内でチームを組み、スケジュールに沿って段階的に進めております。現在、第4期計画の目標、見込み量に対する実績に基づいて現状把握を行っているところでございます。  また、敦賀市地域自立支援協議会の各専門部会において、障害福祉サービスの現状、今後の課題、平成30年度以降の取り組みについて意見の聴取を行っているところでございます。  実績及び各専門部会からの意見、現時点における本市の実情を踏まえて、地域福祉課内において計画案を取りまとめているところでございます。  さらに、平成30年2月に開催予定の敦賀市地域自立支援協議会全体会において、計画案に対する意見、修正等について議論を行った後、第5期障害福祉計画として策定し、ホームページ等で周知を行う予定としております。  以上でございます。 230 ◯2番(大塚佳弘君) ありがとうございました。  今いろいろ、るる確認をしながら課題を聴取していると、意見聴取をしていると。それで2月、全体確認をして、3月には完成すると。あとは周知徹底のためにホームページでしっかりと周知するという答弁だったと思います。  次に、この福祉計画の進行管理、先ほど進行管理については言われましたが、評価の部分についてもう少し具体的にお聞きしたいと思います。  基本は、敦賀市地域自立支援協議会を開催して、その中で専門協議会とかいろんな形で課題を集約しながら、それに対して課題を見つけて、その達成に対してどうであるかということをやっていくと、私はそう思いました。  お聞きしたいのは、自立支援協議会の先ほど実施の状況、できれば事例を捉えて確認をお願いしたいということと、それと、なぜこれを聞くかというのは、今回要望書が提出された背景は、昨年度から生活介護が不足しているとの情報もあったと聞いております。要するに、課題がその中でしっかりと共有できていなかったのではないかという思いがあるために確認をさせていただきます。 231 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 市町村障害福祉計画を定め、また変更しようとする場合においては、あらかじめ協議会の意見を聞くよう努めなければならないとされていることを踏まえて、協議会は、障害福祉計画の進捗状況を把握し、必要に応じて障害福祉計画に係る助言等を行うこととされていることから、本市においても、計画の策定に当たっては、行政主体の計画に偏らないために関係機関等外部からの意見を集約して計画に反映するよう努めておるところでございます。  現在、敦賀市地域自立支援協議会は7つの専門部会があり、各専門部会に関連する地域の課題について定期的に協議をしております。また、年に2回全体会を開催し、各専門部会から協議事項、活動内容を報告する場を設けております。障害福祉計画の実行、推進については市が積極的に行うものと考えており、各専門部会での最新の情報、動向を収集し、障害福祉施策の進捗状況の把握を行いながら計画を推進しております。  具体的な事例といたしましては、障害福祉計画に掲げたサービスの供給量等の数値目標につきまして、自立支援協議会の関係する各専門部会で情報共有しており、部会員が参入可能性のある事業者に打診するなどして目標達成に向けて活動しております。  事例をということでございますが、事業所、地域福祉課、健康推進課、相談支援事業所、学校、当事者団体などによって構成されている療育部会等で放課後等デイサービスの不足問題等を取り上げ、結果、受け入れ数の拡大につながっているようなところでございます。  以上でございます。 232 ◯2番(大塚佳弘君) 詳細にわたって、福祉計画に対して専門部会を通じていろいろな課題を吸い上げながらしっかりと取り組んでいるという状況はわかったわけでございますが、今はそういう大きな中でございますが、実際は障害者の方は個別でございます。  そこで、本来であれば、予定では検証方法と評価について聞こうと思ったんですが、先ほど部長のほうから具体的にお答えいただきましたので、それも飛ばしまして、実際にサービス利用者は個別の案件でございます。相談・生活支援事業の対応は個別でございますが、そこがいかに問題点を吸い上げるか、それをそこに上げていくかというのが重要になってきます。  そこで、障害者生活支援の現状と課題についてお聞きいたします。関連があるかどうかということも含めてお聞きしたいと思います。  障害者、家族相談の障害者相談支援事業の委託事業と市役所窓口の相談事業の内容、それと連携。連携で聞きたいのは、課題が共有できているかということに対して確認をとりたいということでお聞きいたします。 233 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 相談支援事業の問題解決についてお答えいたします。  相談の場で解決策の出ない困難事例については、困難事例検討会でなく、個別に相談支援専門員から関係機関及び行政との連絡をとり、打開策等の協議も行っているところでございます。  日中活動系サービスの生活介護の見込みと量の方策についてということでございますが、第4期敦賀市障害福祉計画では、平成29年度の生活介護サービスの利用者見込みは200名、利用者数に利用量を乗じて算出した毎月の利用見込み量は3800日となっております。  平成29年度9月実績を考慮し算出した今年度の見込みは、利用者は153名、毎月の利用量は2889日と見込んでおります。  サービス確保に当たっては、障害保健福祉圏域内の施設及び自治体において調整を図りつつ対応している状況となっております。  以上でございます。 234 ◯2番(大塚佳弘君) 福祉サービスのほうの詳細のところまで一気にお話しいただいたので、ちょっと整理させてください。  障害者の相談事業の課題解決、例えば個別案件に対するそれについて、まず簡単で結構でございますので、そういう案件に対してはどういうふうに上げていっているのかを教えてください。 235 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 済みません。連携のほうをお答えいたします。  障害者相談支援事業は、障害のある人の福祉に関するさまざまな問題について、障害のある人やその家族からの相談に応じ、必要な情報の提供、障害福祉サービスの利用の支援を総合的に行い、障害児・者の自立した日常生活または社会生活を支援することを目的とした事業でございます。敦賀市では、3つの社会福祉法人に業務委託を行っております。  各事業所には専門的知識を有する相談支援員が常駐し、就労に関することや日中の見守り、本人への直接的な介助などに関する幅広い相談を受けております。  また、市役所窓口で障害福祉サービスに関する相談を直接受けた場合は、相談者のニーズを聞き取りし、必要に応じて相談支援専門員と連携しながら相談者に必要なサービスを見定め、その後の利用開始が円滑に進むよう対応しているところでございます。 236 ◯2番(大塚佳弘君) 確認なんですが、それは自立支援協議会のほうにも上がっていくということでございましょうか。今の相談の課題に関しては。 237 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 共有させていただいております。 238 ◯2番(大塚佳弘君) 今のお話のように、個別対応についてもしっかりと協議会の中でされているということは確認できたわけでございます。  それでは、先ほど部長の答弁いただきましたが、障害福祉サービスの生活介護の現状と課題ということで、そのときの日中活動サービスの生活介護の見込み量と方策、それについて改めて答弁いただけませんでしょうか。 239 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 済みません。先ほどもお答えしましたが、第4期障害福祉計画では、29年度の生活介護サービスの利用者見込みは200名、利用者数に利用量を乗じて算出した毎月の利用量見込みは3800日となっております。  平成29年度9月実績を考慮し算出した今年度の見込みは、利用者は153名、毎月の利用量は2889日と見込んでおります。  以上でございます。 240 ◯2番(大塚佳弘君) それでいけば、見込みからすれば不足はしていないということになるわけでしょうか。確認でございます。 241 ◯福祉保健部長(上坂義明君) これはあくまでも見込みでございまして、今の状況で市内における生活介護の受け入れができない状況となっている点、圏域での利用を踏まえた点、そういった面でこういう状況に陥っているというような形を想定しております。  以上です。 242 ◯2番(大塚佳弘君) 内容はわかりました。要するに圏域ということでの充足はしているということで。  次に、実際に、昨日、米澤議員のほうと同じ質問になるんですが、生活介護の通所施設、これは敦賀市でございます。充足度について改めてお聞きしたいと思います。 243 ◯福祉保健部長(上坂義明君) お答えいたします。  生活介護の状況でございますが、現在、市内の3施設では受け入れられない状況となっているということでございます。  圏域で見た場合には、先ほど議員さんのほうからもおっしゃられたように、あきもある状況かと存じます。  ただ、状況的には、圏域のほうが東西に長いという関係もございまして使いづらい状態になっているということから、きのうのほうで答弁をさせていただいた交通等そういった面での対策等を考えているという状況でございます。  以上でございます。 244 ◯2番(大塚佳弘君) 済みません。ちょっと前後して質問に対してわかりにくくなってきたんですけれども。要するに、圏域の中ではしっかりとしていますが、今言われたように使いづらいということのお話だったと思います。  それでは改めて、圏域というのを配付させていただきます。これは第5次の福井県障害者福祉計画の中の障害保健福祉圏域の資料でございます。  これについて、圏域が4つに区分されています。この経過と意味と、既にお話があったんでしょうけれども、敦賀市の見解をお聞かせ願いたいと思います。 245 ◯福祉保健部長(上坂義明君) 障害保健福祉圏域は、市町単位では対応困難な各種のサービスを面的、計画的に整備することにより広域的なサービスの提供網を築くため、県の医療計画における2次医療圏や老人保健福祉圏域を参考に行政機関の管轄区域等を勘案しつつ設定するものでございます。  本県では、県内を4つの圏域として設定しており、敦賀市がある嶺南地方は嶺南6市町で一つの圏域として設定されております。  敦賀市において、生活介護サービスの通所利用者は圏域内の事業所を利用されておりますが、地元で通所させたいという声や、また当市を含む障害保健福祉圏域は東西に長く交通事情も悪いところもあり、支援の検討が必要であると考えているところでございます。 246 ◯2番(大塚佳弘君) 見解というのがきのうもございましたし、先ほどもありましたように、敦賀市としては課題があるということで、この圏域に対しては県に申し入れをぜひとも見直し、この内容については2つに分けるとかいろんな課題があると思います。そこをしっかりと県に申し入れをしていただきたいと考えております。  最後に市長に答弁をいただきたいと思いますので、それも含めてお答え願えればと考えております。  ここまで敦賀市の障害者福祉計画に基づいての取り組みの中から障害福祉サービスの生活介護について伺いました。本計画の日々の推進について、敦賀市並びに敦賀市地域自立支援協議会を中心に関係各位の御労苦には敬意を表することにはいささか変わりはございません。今回の要望書提出に至った経過は、サービス利用者側の要望、思いと、また協議会での課題事項が十分に反映されなかったことと、現状に合わない圏域の中での取り組みのギャップがあるとも考えます。  そこで最後に、通所拡充について市長の御所見を改めてお聞きいたします。 247 ◯市長渕上隆信君) 障害者生活介護通所施設等ということでございますが、拡充については、障害保健福祉圏域内の近隣自治体の過不足の状況を判断し対応を行うべきと考えており、遠方へ通所される方への支援など、県と協議していきたいというふうに考えております。  また、敦賀市としますと、民間の施設が来ていただけたらというふうに考えておりますが、かなり難しいと思いますが、どのような方法があるか検討していきたいと考えます。  以上です。 248 ◯2番(大塚佳弘君) 大変前向きな御答弁をいただきまして、ありがとうございます。ぜひとも切実な思いに応えていただきたいと思います。  以上でございます。 249 ◯議長(原幸雄君) 以上で本日の一般質問を終わります。  休会の決定 250 ◯議長(原幸雄君) お諮りいたします。  委員会審査等のため、明日から12月18日まで休会といたしたいと存じますが、御異議ありませんか。   〔「異議なし。」の声あり〕 251 ◯議長(原幸雄君) 異議なしと認めます。よって、明日から12月18日まで休会とすることに決定いたしました。   ──────────────── 252 ◯議長(原幸雄君) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。  次の本会議は、12月19日午前10時から再開いたします。  本日はこれをもって散会いたします。             午後3時09分散会 発言が指定されていません。 Copyright © Tsuruga City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...