敦賀市議会 2015-12-09
平成27年第5回定例会(第2号) 本文 2015-12-09
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ヒット発言 選択表示 すべて選択 すべて解除 1 ◯議長(
有馬茂人君) 2 ◯議長(
有馬茂人君) 3 ◯議長(
有馬茂人君) 4 ◯23番(
立石武志君) 5 ◯市長(
渕上隆信君) 6
◯教育委員会事務局長(若杉実君) 7 ◯23番(
立石武志君) 8
◯教育委員会事務局長(若杉実君) 9 ◯23番(
立石武志君) 10
◯教育委員会事務局長(若杉実君) 11 ◯23番(
立石武志君) 12 ◯市長(
渕上隆信君) 13 ◯23番(
立石武志君) 14 ◯市長(
渕上隆信君) 15 ◯23番(
立石武志君) 16 ◯副市長(中山和範君) 17
◯市民生活部長(伊藤信久君) 18 ◯23番(
立石武志君) 19
◯福祉保健部長(
北野義美君) 20
◯市民生活部長(伊藤信久君) 21 ◯23番(
立石武志君) 22 ◯市長(
渕上隆信君) 23 ◯23番(
立石武志君) 24
◯福祉保健部長(
北野義美君) 25 ◯23番(
立石武志君) 26 ◯市長(
渕上隆信君) 27
◯福祉保健部長(
北野義美君) 28 ◯23番(
立石武志君) 29
◯福祉保健部長(
北野義美君) 30 ◯23番(
立石武志君) 31 ◯議長(
有馬茂人君) 32 ◯7番(
堀居哲郎君) 33 ◯市長(
渕上隆信君) 34 ◯7番(
堀居哲郎君) 35
◯都市整備部長(鳥羽学君) 36 ◯7番(
堀居哲郎君) 37
◯都市整備部長(鳥羽学君) 38 ◯7番(
堀居哲郎君) 39 ◯議長(
有馬茂人君) 40 ◯15番(和泉明君) 41 ◯市長(
渕上隆信君) 42 ◯15番(和泉明君) 43
◯都市整備部長(鳥羽学君) 44 ◯15番(和泉明君) 45 ◯市長(
渕上隆信君) 46 ◯15番(和泉明君) 47
◯都市整備部長(鳥羽学君) 48 ◯15番(和泉明君) 49
◯都市整備部長(鳥羽学君) 50 ◯15番(和泉明君) 51
◯都市整備部長(鳥羽学君) 52 ◯15番(和泉明君) 53 ◯市長(
渕上隆信君) 54 ◯15番(和泉明君) 55 ◯市長(
渕上隆信君) 56 ◯15番(和泉明君) 57 ◯市長(
渕上隆信君) 58 ◯15番(和泉明君) 59 ◯市長(
渕上隆信君) 60 ◯15番(和泉明君) 61 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 62 ◯15番(和泉明君) 63 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 64 ◯15番(和泉明君) 65 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 66 ◯15番(和泉明君) 67 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 68 ◯15番(和泉明君) 69 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 70 ◯15番(和泉明君) 71 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 72 ◯15番(和泉明君) 73 ◯市長(
渕上隆信君) 74 ◯15番(和泉明君) 75 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 76 ◯15番(和泉明君) 77 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 78 ◯15番(和泉明君) 79 ◯建設水道部長(寺島昭広君) 80 ◯15番(和泉明君) 81 ◯建設水道部長(寺島昭広君) 82 ◯15番(和泉明君) 83 ◯建設水道部長(寺島昭広君) 84 ◯15番(和泉明君) 85 ◯建設水道部長(寺島昭広君) 86 ◯15番(和泉明君) 87 ◯議長(
有馬茂人君) 88 ◯議長(
有馬茂人君) 89 ◯1番(今大地晴美君) 90 ◯市長(
渕上隆信君) 91 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 92 ◯1番(今大地晴美君) 93 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 94 ◯1番(今大地晴美君) 95 ◯総務部長(刀根茂君) 96 ◯1番(今大地晴美君) 97 ◯総務部長(刀根茂君) 98 ◯1番(今大地晴美君) 99 ◯総務部長(刀根茂君) 100 ◯1番(今大地晴美君) 101 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 102 ◯1番(今大地晴美君) 103 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 104 ◯1番(今大地晴美君) 105 ◯市長(
渕上隆信君) 106 ◯1番(今大地晴美君) 107 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 108 ◯1番(今大地晴美君) 109 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 110 ◯1番(今大地晴美君) 111 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 112 ◯1番(今大地晴美君) 113 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 114 ◯1番(今大地晴美君) 115 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 116 ◯1番(今大地晴美君) 117 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 118 ◯1番(今大地晴美君) 119 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 120 ◯1番(今大地晴美君) 121 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 122 ◯1番(今大地晴美君) 123 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 124 ◯1番(今大地晴美君) 125 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 126 ◯1番(今大地晴美君) 127 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 128 ◯1番(今大地晴美君) 129 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 130 ◯1番(今大地晴美君) 131 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 132 ◯1番(今大地晴美君) 133 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 134 ◯1番(今大地晴美君) 135 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 136 ◯1番(今大地晴美君) 137 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 138 ◯1番(今大地晴美君) 139 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 140 ◯1番(今大地晴美君) 141 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 142 ◯1番(今大地晴美君) 143 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 144 ◯1番(今大地晴美君) 145 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 146 ◯1番(今大地晴美君) 147 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 148 ◯1番(今大地晴美君) 149 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 150 ◯1番(今大地晴美君) 151 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 152 ◯1番(今大地晴美君) 153 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 154 ◯1番(今大地晴美君) 155 ◯市長(
渕上隆信君) 156 ◯1番(今大地晴美君) 157 ◯市長(
渕上隆信君) 158 ◯1番(今大地晴美君) 159 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 160 ◯1番(今大地晴美君) 161 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 162 ◯1番(今大地晴美君) 163 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 164 ◯1番(今大地晴美君) 165 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 166 ◯1番(今大地晴美君) 167 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 168 ◯1番(今大地晴美君) 169 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 170 ◯議長(
有馬茂人君) 171 ◯3番(北川博規君) 172 ◯建設水道部長(寺島昭広君) 173 ◯3番(北川博規君) 174 ◯建設水道部長(寺島昭広君) 175 ◯3番(北川博規君) 176 ◯建設水道部長(寺島昭広君) 177 ◯3番(北川博規君) 178 ◯建設水道部長(寺島昭広君) 179 ◯3番(北川博規君) 180 ◯建設水道部長(寺島昭広君) 181 ◯3番(北川博規君) 182 ◯建設水道部長(寺島昭広君) 183 ◯3番(北川博規君) 184 ◯市長(
渕上隆信君) 185 ◯3番(北川博規君) 186
◯教育委員会事務局長(若杉実君) 187
◯福祉保健部長(
北野義美君) 188 ◯建設水道部長(寺島昭広君) 189 ◯3番(北川博規君) 190 ◯市長(
渕上隆信君) 191 ◯3番(北川博規君) 192
◯教育委員会事務局長(若杉実君) 193 ◯3番(北川博規君) 194
◯教育委員会事務局長(若杉実君) 195 ◯3番(北川博規君) 196
◯教育委員会事務局長(若杉実君) 197 ◯3番(北川博規君) 198
◯教育委員会事務局長(若杉実君) 199 ◯3番(北川博規君) 200
◯教育委員会事務局長(若杉実君) 201 ◯3番(北川博規君) 202
◯教育委員会事務局長(若杉実君) 203 ◯3番(北川博規君) 204
◯教育委員会事務局長(若杉実君) 205 ◯3番(北川博規君) 206
◯教育委員会事務局長(若杉実君) 207 ◯3番(北川博規君) 208
◯教育委員会事務局長(若杉実君) 209 ◯3番(北川博規君) 210 ◯市長(
渕上隆信君) 211 ◯3番(北川博規君) 212 ◯市長(
渕上隆信君) 213 ◯3番(北川博規君) 214
◯教育委員会事務局長(若杉実君) 215 ◯3番(北川博規君) 216
◯教育委員会事務局長(若杉実君) 217 ◯3番(北川博規君) 218
◯教育委員会事務局長(若杉実君) 219 ◯3番(北川博規君) 220
◯教育委員会事務局長(若杉実君) 221 ◯3番(北川博規君) 222
◯教育委員会事務局長(若杉実君) 223 ◯3番(北川博規君) 224
◯教育委員会事務局長(若杉実君) 225 ◯3番(北川博規君) 226
◯教育委員会事務局長(若杉実君) 227 ◯3番(北川博規君) 228 ◯市長(
渕上隆信君) 229 ◯3番(北川博規君) 230
◯教育委員会事務局長(若杉実君) 231 ◯3番(北川博規君) 232 ◯市長(
渕上隆信君) 233
◯教育委員会事務局長(若杉実君) 234 ◯3番(北川博規君) 235 ◯市長(
渕上隆信君) 236 ◯3番(北川博規君) 237
◯教育委員会事務局長(若杉実君) 238 ◯3番(北川博規君) 239 ◯教育長(上野弘君) 240 ◯3番(北川博規君) 241 ◯教育長(上野弘君) 242 ◯3番(北川博規君) 243 ◯教育長(上野弘君) 244 ◯3番(北川博規君) 245 ◯教育長(上野弘君) 246 ◯3番(北川博規君) 247 ◯教育長(上野弘君) 248 ◯3番(北川博規君) 249 ◯教育長(上野弘君) 250 ◯3番(北川博規君) 251 ◯教育長(上野弘君) 252 ◯3番(北川博規君) 253
◯教育委員会事務局長(若杉実君) 254 ◯3番(北川博規君) 255
◯教育委員会事務局長(若杉実君) 256 ◯3番(北川博規君) 257 ◯教育長(上野弘君) 258 ◯3番(北川博規君) 259 ◯教育長(上野弘君) 260 ◯3番(北川博規君) 261 ◯教育長(上野弘君) 262 ◯3番(北川博規君) 263 ◯市長(
渕上隆信君) 264 ◯3番(北川博規君) 265 ◯教育長(上野弘君) 266 ◯3番(北川博規君) 267 ◯教育長(上野弘君) 268 ◯3番(北川博規君) 269
◯教育委員会事務局長(若杉実君) 270 ◯3番(北川博規君) 271
◯教育委員会事務局長(若杉実君) 272 ◯3番(北川博規君) 273 ◯教育長(上野弘君) 274 ◯3番(北川博規君) 275 ◯教育長(上野弘君) 276 ◯3番(北川博規君) 277 ◯市長(
渕上隆信君) 278 ◯3番(北川博規君) 279 ◯議長(
有馬茂人君) 280 ◯議長(
有馬茂人君) 281 ◯13番(福谷正人君) 282 ◯総務部長(刀根茂君) 283 ◯13番(福谷正人君) 284 ◯総務部長(刀根茂君) 285 ◯13番(福谷正人君) 286 ◯総務部長(刀根茂君) 287 ◯13番(福谷正人君) 288 ◯市長(
渕上隆信君) 289 ◯13番(福谷正人君) 290 ◯市長(
渕上隆信君) 291 ◯13番(福谷正人君) 292 ◯総務部長(刀根茂君) 293 ◯13番(福谷正人君) 294 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 295 ◯13番(福谷正人君) 296 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 297 ◯13番(福谷正人君) 298 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 299 ◯13番(福谷正人君) 300 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 301 ◯13番(福谷正人君) 302 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 303 ◯13番(福谷正人君) 304 ◯市長(
渕上隆信君) 305 ◯13番(福谷正人君) 306 ◯市長(
渕上隆信君) 307 ◯13番(福谷正人君) 308 ◯市長(
渕上隆信君) 309 ◯13番(福谷正人君) 310 ◯市長(
渕上隆信君) 311 ◯13番(福谷正人君) 312 ◯市長(
渕上隆信君) 313 ◯総務部長(刀根茂君) 314 ◯13番(福谷正人君) 315 ◯総務部長(刀根茂君) 316 ◯13番(福谷正人君) 317 ◯総務部長(刀根茂君) 318 ◯13番(福谷正人君) 319 ◯市長(
渕上隆信君) 320 ◯13番(福谷正人君) 321 ◯市長(
渕上隆信君) 322 ◯総務部長(刀根茂君) 323 ◯13番(福谷正人君) 324 ◯市長(
渕上隆信君) 325 ◯13番(福谷正人君) 326 ◯市長(
渕上隆信君) 327 ◯13番(福谷正人君) 328 ◯市長(
渕上隆信君) 329 ◯13番(福谷正人君) 330 ◯市長(
渕上隆信君) 331 ◯13番(福谷正人君) 332 ◯市長(
渕上隆信君) 333 ◯13番(福谷正人君) 334 ◯市長(
渕上隆信君) 335 ◯13番(福谷正人君) 336 ◯副市長(中山和範君) 337 ◯13番(福谷正人君) 338 ◯議長(
有馬茂人君) 339 ◯議長(
有馬茂人君) ↑ リストの先頭へ ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 6.議 事
午前10時00分開議
◯議長(
有馬茂人君) ただいまから本日の会議を開きます。
諸般の報告
2 ◯議長(
有馬茂人君) この際、諸般の報告をいたします。
本日の会議に、常岡大三郎議員は病気のため欠席する旨、届け出がありました。
以上で報告を終わります。
日程第1 一般質問
3 ◯議長(
有馬茂人君) 日程第1 これより一般質問を行います。
質問時間は30分以内といたします。
まず、
立石武志君。
〔23番
立石武志君登壇〕
4 ◯23番(
立石武志君) おはようございます。今定例会、一番バッターを務めさせていただきます立石でございます。先日来、鬼のかくらんによる知恵熱が出まして、お聞き苦しいところがあるかと思いますけれども、よろしくお願いしたいと思います。
まず、グラウンド・ゴルフ場についてであります。
敦賀市の新グラウンド・ゴルフ場、リラ・グリーンでありますが、本年7月オープン予定が9月に延期と発表され、さらに来春に再延期となり現在に至っておりますことは御承知のとおりであります。先般、我々議員や関係者、また一部一般市民への内覧会があり、私もこのコースを回らせていただき、短い時間ではありましたが、すばらしい新しいグラウンド・ゴルフ場の感触を楽しませていただきました。今後、コースの芝生全体に砂をまき、冬場の芝育成対策を施し、オープンに向けるとの話であります。
今定例会冒頭、4月1日オープンを市長提案説明で語っておられましたが、今度は間違いなくオープンできるのか、再度、市長の見解をお尋ねいたします。
5 ◯市長(
渕上隆信君) 本日から12月議会の一般質問でございます。どうぞよろしくお願いします。
トップバッターの立石議員、またよろしくお願いします。
今の御質問でございますが、10月下旬に開催いたしました内覧会等には多くの議員の方にも御参加をいただいたわけですが、開催日5日間で延べ814名の方にプレーを楽しんでいただき、試し打ちをしながら芝の踏み固めにも御協力いただきました。
オープン時期につきましては、自然が相手なところもありますので、異常気象や鳥獣害等の予測できない状況が発生しない限りは来春4月1日グランドオープンするということで御理解いただきたいと考えております。
詳細につきましては、局長のほうから答弁いたします。
6
◯教育委員会事務局長(若杉実君) おはようございます。
それでは私のほうから整備状況につきまして御答弁させていただきます。
現在、指定管理者が来春4月のオープンに向け、利用者に対しベストの状態を提供するため芝の育成に全力を挙げており、これからの冬季の芝管理が極めて重要なことから、議員がおっしゃったとおり目土等の越冬準備に取りかかっているところでございます。
また現在は、4月1日のグランドオープンに向け調整を行っており、料金設定やPR活動、また3月のプレオープンの日程調整などを行っているところでございます。
以上でございます。
7 ◯23番(
立石武志君) 今、料金設定等を考えているということですが、大体めどはいつごろですか、決まるのは。
8
◯教育委員会事務局長(若杉実君) 指定管理者のほうが1月中にそういった料金を発表するということを聞いてございます。
以上です。
9 ◯23番(
立石武志君) 先般の内覧会に参加された市民の方から私のもとへ、立派なコースで気持ちがよかったが、コースはともかくトイレの少なさが気になるとの御意見が寄せられております。この件に関しましても設計当初、トイレはリラ・ポートが隣であるからそこを使用してもらうとのことでしたが、私は、高齢者が多く、200メートル以上も歩いていけるわけがないので現地に新設すべきと提言させていただきました。そして一部設計に取り上げられた経緯がございます。
現在、運動公園で楽しんでおられるときでもゲーム途中トイレに駆け込む姿が頻繁に見られますが、このことに関し、所見をお尋ねいたします。
10
◯教育委員会事務局長(若杉実君) それでは今の御質問でございますけれども、議員おっしゃるとおり、内覧会等での参加者からの御意見として、プロゴルファーが設計したコース等に対して高い評価を多数いただき、オープン後の集客が期待できる御意見をいただいたところですが、確かに大会や来場者が多い場合はトイレの数が少ないのではないのかという御意見もあり、善処しなければならないと考えております。
そこで現在のトイレの数ですが、管理棟の男性トイレに小便器1基、洋式便器が1基、女性トイレに洋式便器が1基ございます。また、オープン時には仮設トイレを現在3基設置する予定です。
オープン後は、集客状況を見きわめ、トイレの数が不足するようでしたら、指定管理者と協議しながら仮設トイレの数量等を検討いたしたいと考えております。
以上でございます。
11 ◯23番(
立石武志君) オープンしたときに考えるということでありますが、恐らく足りないのは目に見えております。今からでもすぐにやりなさいと私きょうは申しませんが、やはり頭の中には入れて、新年度に予算を組むとかそういったことをやっていただきたいなと思います。
昨年、リラ・ポートとの併用で観光拠点として本年7月に新グラウンド・ゴルフ場をオープンするとの発表に際し、現在使用しています運動公園グラウンド・ゴルフ練習場使用は廃止するとのことで物議が交わされたのであります。
昨年12月定例会で、私は当時の河瀬市長に1通の投書を披露し、この運動公園での使用はグラウンド・ゴルフ競技を中高年の健康増進の一環として進めてきた経緯があるので、一部を開放、使用させるべきと提言をいたしました。河瀬市長は一部を残して使用させたいとの回答をされたのでありますが、今日までうやむやの状態であり、一部市民、特に高齢者から、新しいコースに行くには少し厳しい、何とか現在の運動公園でプレーをやらせてほしいと多くの声が寄せられているのであります。
私は事あるごとに副市長や教育委員会事務局長に、純粋に健康増進のため、グラウンド・ゴルフを愛好する方々のためにこの運動公園の使用につきまして開放すべきと訴えてまいりました。今回の市長提案理由で開放の意思を表明されたのでありますが、先ほども述べましたとおり市長が使用、開放の意思を表明したにもかかわらずひっくり返った経緯もあり、今回の表明は守られるのか否か、お尋ねいたします。
12 ◯市長(
渕上隆信君) 提案理由でも申し上げましたが、8月に敦賀市グラウンド・ゴルフ協会等から継続的に開放する要望書が提出され、それを重く受けとめているところでございます。
ただ課題としまして、リラ・グリーンの運営上の問題がありましたので、指定管理者、敦賀市グラウンド・ゴルフ協会、グラウンド・ゴルフ愛好者の方々といろいろ協議をした結果、指定管理者より観光拠点施設に軸足を置くことで収支等を含め運営上問題は解消できるとの判断をいただいたことから、運動公園練習場については、広く市民に利用していただくため一定のルールを協議し、4月以降も継続して開放することについて進めてまいりたいと考えております。
13 ◯23番(
立石武志君) 今市長おっしゃったとおり、もともとは先ほど私も言いましたように健康増進でということでやってきた経緯があります。
一つネックになるのは、私、12月の定例会でも提言したんですけれども、教育委員会が所管するということには無理があると思うんですよ、今度のリラ・グリーンのほうが。これは観光の拠点としてやるのであれば、所管を産経に任すべきと思いますが。市長が今までどおり練習場を使っていただくということでありますから、そこは教育委員会が管理し、新しいリラ・ポートのほうは産業経済部の所管にすべきと思いますが、いかがでしょうか。
14 ◯市長(
渕上隆信君) リラ・グリーンにつきましては、議員がおっしゃるとおり、観光拠点施設としても役割が出てくると考えております。指定管理者からは、健康増進施設に加え、リラ・ポートと一体的かつ相乗効果を目的とした観光施設に軸足を置いた施設として運営していく方針であると聞いております。
市といたしましても、リラ・グリーンにつきましては、市民の健康増進とあわせ観光拠点施設として位置づけ、円滑で効果的な管理運営のため所管につきまして検討いたしたいと考えております。
15 ◯23番(
立石武志君) 検討するということでありますけれども、このままの状態で行くこと自体は絶対無理だと思います。すみ分けするのであれば早急に所管を変えるべき。観光は観光、健康増進は健康増進ということできっちりとすみ分けを、これは新年度始まってすぐにする必要があると思いますので、そこのところを急いでやっていただきたいなと思います。これだけ要望しておきます。
グラウンド・ゴルフ場に関しましては、それで終わります。
次に、水害など大規模災害に対する生活再建のあり方についてお尋ねいたします。
去る9月9日から10日にかけての台風18号の通過に伴いまして茨城県、特に常総市では鬼怒川が決壊し、地域がまるで湖のように浸水した状況は、ニュースなどの映像でも大きく報じられました。床上浸水4851件、床下浸水7305件など状況が連日のように取り上げられた被害実情でありますが、2カ月を過ぎた現在においては目にしたり聞いたりする機会はほとんどなくなりました。
しかし、被害の実態が伝わらなくなった、イコール復興したのではありません。大きな生活再建に立ちはだかる壁に拒まれ、復興への道のりは長期化したままだと聞き及びます。
敦賀市におきましては、過去のこのような大きな災害の経験がなく安穏としていますが、一昨年の豪雨時、笙の川があわや決壊という寸前まで行きましたが、これもおかげさまで難を逃れています。しかし、これも近年、自然界の気候、天候の急変、異変化を考えますと、敦賀市でも絶対大丈夫とは言い切れないのであります。
市長、この常総市の災害被害に関し、どのように捉えておられるのでしょうか。また、災害発生時の敦賀市としての対応計画などもお聞かせいただけますか。
16 ◯副市長(中山和範君) おはようございます。
それでは議員の御質問に対して、危機管理監という拝命をいたしておりますので、私のほうから御答弁をさせていただきたいというふうに思います。
今ほど議員のほうから御紹介がありました茨城県、栃木県、宮城県の3県にわたります大きな被害をもたらした関東・東北豪雨、これにつきましては、特に茨城県の常総市において鬼怒川の決壊によって人的被害、これは茨城県でございますけれども死亡者3名、負傷54名、そして家屋に至っては今ほど議員の御紹介があった相当数の床下、床上浸水等々含めてあったというところでございます。
私どもも姉妹都市である水戸市のほうにおいても市内を通ります那珂川が避難警戒区域6.6メートルを超えたということで、一部避難勧告も出されたという状況の中で、非常に心配をしておりました。
改めて今回の災害で亡くなられた方々、そしてその御遺族に対しまして哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様に心からお見舞いと被災地の一日も早い復興をお祈りしたいと思います。
本市におきましても御存じのとおり市内に笙の川が流れております。今ほど議員御指摘のとおり、絶対大丈夫ということは言えないというふうに私どもも思っております。そういった中において、豪雨による決壊が起きた場合には同じような災害が発生する可能性というのは非常に大きいというふうに認識をしておりますし、これに対してしっかりと備えていかなければいけないというふうに考えております。
また笙の川の河川改修につきましては、以前から福井県に要望しておりますけれども、昨年度におきましては、県議会議員、市の区長連合会を初めとします二級河川笙の川整備促進協議会の役員の方々によりまして直接、県にも要望していただいております。そしてまた市長就任後におきましても、直接、知事にお会いし要望する中にあって、ことしから福井県が広域河川改修事業として本市の笙の川の改修を行っていただくことになり、大変喜んでいるところでございます。
しかしながら事業期間が16年と非常に長いということもございますので、今後においても重点ポイントの早期着工であるとか事業の前倒しについて強く求めていきたいというふうに思っております。
本市といたしましては、初動体制が非常に重要であると認識しており、水位を初めとした笙の川の状況、気象情報等につきましては、常総市の例からも今以上に注意深く確認をさせていただいて、災害が発生することが予想される場合などにつきましては、市民の皆様に空振りを恐れることなく迅速に災害情報を発信してまいりたいというふうに考えております。
市民の皆様におかれましては、気象情報、災害情報等に注意深く耳を傾けていただいて早目の行動を心がけていただきたいというふうにお願いをいたします。
以上です。
17
◯市民生活部長(伊藤信久君) それでは、私のほうから災害発生時の本市の対応計画について御答弁申し上げたいと存じます。
一般災害につきましては、現在大きな変更点はございませんので、今ほどの風水害を例にいたしまして概略を申し上げたいと存じます。
まず大雨洪水注意報が発令いたしますと危機管理課職員が2名ないし3名、課において待機をいたしますし、また大雨洪水警報が発令されますと危機管理課職員の全員が課において待機をし、それぞれ今後の天気、これは降雨予想ということになろうと思いますが、確認などを行います。また注意報の発令によりまして建設水道部を中心に職員が河川の水位確認、それから道路状況のパトロールをあわせて行います。
次に、状況に応じまして副市長である危機管理監、建設水道部長、私、市民生活部長とで協議を行いまして、状況の悪化が予想される場合におきましては災害対策室の設置を行いまして、職員は第1、第2配備といたしまして、指定された職員がそれぞれ庁内各課におきまして連携しながら災害発生の対応を協議いたします。
こういうことをもとに連絡室の協議内容を市長に報告いたしまして、災害対策本部設置の必要性を検討、具申いたします。この結果、市長判断によりまして災害対策本部が設置されるということになりますと、職員が全員参集ということになります。
災害対策本部で状況等の協議の結果、避難準備情報の発令が決定されますと、避難所開設のために輸送物資班、避難班など各班への対応、指示がなされまして、避難所の開設準備が完了した時点で避難準備情報を発令いたしまして避難者の受け入れ対応ということになります。
順次、状況が悪化いたしますと避難勧告、避難指示が発令されまして、災害対策本部会議におきまして決定されたことに基づいて、避難対象地域の拡大でございましたり避難所の増設など関係の班、各課におきましてそれぞれ災害対応がなされるということになります。
以上でございます。
18 ◯23番(
立石武志君) ありがとうございます。
今、常総市で被害を受けられた人たちが抱える悩みは、目に見えるものではなく、被害実態に見合わぬ支援制度により生活再建が進まぬことが一番の課題だといいます。
ある方は、被災後、水を吸った畳を撤去しフローリングにかえる工事を行った。だが廊下やトイレの床は歩くと沈む。日中は換気して風通しをよくしているが、壁に青や黒のかびが生えてきたため今後修繕しなければならない。洗濯機や暖房器具など家電製品は失った。飼い犬も避難したストレスで吐血し1週間入院したなどと現地の新聞が報じております。
国の制度では、新築する場合、全壊の世帯には最大300万円、大規模半壊の世帯には最大250万円の支援金が支給されますが、半壊は対象外となっております。全半壊の主な判定基準は、全壊イコール住家流失、1階天井まで浸水。床上浸水の高さで1メートル以上が大規模半壊、1メーター未満は半壊とされているそうであります。
これも報道によりますと、先日、茨城県は今回の被害に対し独自の支援策を発表したそうであります。これまでこの支援制度から落ちこぼれていた半壊世帯に25万円の支援金及び最大56万7000円の住宅応急修理費の計81万7000円が支給されることになり、常総市内では半壊は戸建て住宅だけでも2773棟あるとのことで、生活再建を模索する市民からは喜びの声が上がったとも伝わります。
このような大規模な被害を受けた被災地の生活再建は、民間の人たちのボランティアだけでは支え切れるものではありません。公的支援が被害実態に即したものでなければ希望なき復興へとつながってしまいます。
先ほども言いましたが、この敦賀市は大きな被害に遭った経験がありません。今回の常総市の大きな被災を見て、現行の公的支援制度のあり方は正しいのかどうか、敦賀市としてそれを議論する必要があるのではないでしょうか。市長の見解をお尋ねいたします。
19
◯福祉保健部長(
北野義美君) それでは私のほうから災害時における被災者への支援でございますが、本市では、災害弔慰金の支給等に関する条例及び敦賀市災害見舞金等支給条例に基づく2つの制度がございます。
初めに災害弔慰金の支給等に関する条例でございますが、県内で災害救助法が適用された市町が1つ以上ある災害によって負傷または住居や家財に被害を受けた場合に、所得要件はございますが、その生活の立て直しを行うための災害援護資金の貸し付けがございます。
次に、敦賀市災害見舞金等支給条例でございますが、災害救助法の適用を受けない災害によって一月以上の入院加療が必要な負傷または居住する家屋が半壊、全壊等の被害を受けた場合に、災害見舞金の支給がございます。
この敦賀市災害見舞金等支給条例では、火災の場合にも適用しております。
以上でございます。
20
◯市民生活部長(伊藤信久君) 私のほうから被災者の生活再建支援制度ということで、独自の支援制度についてということで御質問にお答えさせていただきたいと存じます。
今ほど福祉保健部長のほうからも答弁ございましたが、市の条例に基づく災害援護資金の貸し付けでございましたり国の法律に基づく被災者生活再建支援制度につきましては、災害の規模等によりまして対象とならないケースがあることにつきましては承知をいたしているところでございます。
しかしながら、例えば笙の川の決壊による災害を例にとりますと、災害の範囲につきましては広範囲になることが予想され、他の都道府県の状況を考慮いたしますと市のみでの対応は困難であるかなと考えます。
今回、議員の御質問にもありましたが、常総市の災害においては茨城県独自で支援策を行ったということでございますので、本市におきましても、福井県に対しまして県独自の支援制度の確立、拡充について要望してまいりたいと考えております。
また、国の被災者生活再建支援制度につきましても、支援額の増額など北信越市長会を通じまして国に働きかけてまいりたいと考えております。
以上でございます。
21 ◯23番(
立石武志君) 先般、原子力防災についての会議が敦賀市でも行われたというのを聞いております。いろいろと敦賀の場合、こういった自然災害というのをほとんど受けてないものですから、話題にも上ってないんじゃないかなと思うんですけれども、原子力防災の議論の中で、原子力に限らず自然災害に対しても今後議論はもっとしていかなければならんのじゃないかなと思うんです。
その中で、市独自でやれるものではないという回答もありましたけれども、私は今すぐ市独自にやれとかそういうものではなく、こういう会議の中で、例えば避難するとかそういったことの議論はいっぱいされると思うんです。だけど実際、常総市のように被害に遭った場合、さあどうするとなったときにあたふたせんならんというような状況なんですね。
これだけの茨城県も応急措置的なあれしましたけれども、これで足りるものではないんです。部長からの回答は、ほとんどが貸し付けという言葉が出ておりました。貸し付けということは後から返さなならんわけですね。当然と言えば当然なんですけれども。貸し付けは貸し付けとして、別の面で考えんならん部分もあるんじゃないかなと思うんです。
だから私が今言いますのは、今後の議論の中でこういった部分も取り上げていってほしいということでありますが、いかがでしょうか。
22 ◯市長(
渕上隆信君) 立石議員おっしゃるように、生活再建については新しい視点だと思っております。今までなかなかそこまではやってこれなかったのかなということを考えておりますので、先ほどの部長答弁でもありましたが、被害が広範囲になるということがありますので、その後の生活再建支援については市だけでは財政的に対応することは難しいということがございます。今ほど議員もおっしゃいましたように、国や県のほうに要望していく、そういう枠組みをつくっていくということの議論を始めていきたいというふうに思いますので、どうかよろしくお願いします。
23 ◯23番(
立石武志君) 言っていいのかどうかというよりも、きのうのニュースで、実は常総市の市の職員の月給が100万円以上、災害の後に、月給100万円以上の者が十数名いるというニュースが流れたんですよ。それは何かといったら残業、残業でのあれなんですね。要は、市の職員、大変なのはわかります。常総市の場合は市役所自体が浸水しましたから大変だったなというあれもあるんですけれども、ほとんどボランティアで皆さん、救援活動をされているわけですね。ボランティアの方はただなんですよ。ところが市の職員は残業手当ということでの手当があたり、そういう矛盾が大変出てきているというニュースも流れているんです。
ですから今後、敦賀もそういった部分が出てきた場合、答えは感想だけで結構ですから。恐らく敦賀もそういうような状況にアクシデントがあれば起こるんじゃないかなと思うんです。
そこは、私はきょうはあえて捉えませんけれども、それよりも私はもっと被害に遭った方に手厚いあれをやっていただきたいなと。今後、十分に検討していただきたいということで、この項は締めくくります。
次に、インフルエンザ予防接種についてであります。
ことしも私の手元にインフルエンザ予防接種について、接種料金補助につきましての案内が届き、先般、接種を受けてまいりました。これですね(資料提示)。
本年、この案内の対象者は何名いて、例年何名が接種を受けているのか、まずお伺いいたします。
24
◯福祉保健部長(
北野義美君) 季節性のインフルエンザにつきましては、毎年12月から3月ごろにかけて流行しますが、特に高齢者の方や慢性疾患をお持ちの方はインフルエンザにかかると肺炎を併発するなど重症化することが多いため、平成13年の予防接種法の改正により定期の予防接種として位置づけられ、市に実施が義務づけられているものです。
接種の対象者は、予防接種法施行令及び規則に示されておりますとおり、65歳以上の方、それから60歳以上65歳未満の方であって心臓、腎臓または呼吸器の機能に自己の身辺の日常生活活動が極度に制限される程度の障害を有する方及びヒト免疫不全ウイルスにより免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害を有する方となっております。
接種対象者には、インフルエンザの流行時期を踏まえ、例年10月から1月上旬にかけて接種していただけるよう個人宛てに案内通知をしております。今年度は1万7808名に送付いたしました。接種に際しては1800円の自己負担金を徴収しております。
なお、平成25年度の接種率は55.3%、それから平成26年度は56.0%となっております。
以上でございます。
25 ◯23番(
立石武志君) 今説明のとおり、私も1800円自己負担でやっていただく。ただ、この場合、各医院によって金額が違うんですね。ですからいろいろあるからということなんですが、きょう私言いたいことは、約半分の方が受けてないわけですね、せっかくのチャンスをやっているのに。私のところへは、13歳までの子供さんは2度受けなさいよという医師からの指示があるんですね。2度受けると、さっき言いましたように医院によって価格が違う。2000円ぐらいから4000円ぐらいとか、まちまちの段階があるんですね。一番高いところで、1回4000円で2回ということは8000円なんですよ。
今のこれは65歳以上、または60歳から64歳の病気をお持ちの方とか、そういったことで管理をしておるわけですが、13歳まで、特に乳幼児、この子供さんを持つ親御さんは、仕事を持っている方が敦賀の場合は多いです。保育園に預けたりすると保育園でうつってきたりとかいうことがある。高いけれども何とか受けさせたいと思うんだが、4000円が2回であれば8000円というのがずしんと重くのしかかるということでなんですよ。
医者によっては1回でもいいという医者もおられるというのは聞いていますけれども、ほとんどの方が2回受けなさいという指示を受けているということなんですね。
それであれば、今お尋ねした約40%の方が案内出しても注射してない、受けてないということでありますから、できたら市長、どうですか。乳幼児にこれの半分ぐらいでも補助を出すというおつもりはございませんか。お尋ねいたします。
26 ◯市長(
渕上隆信君) 議員おっしゃる乳幼児のほうに高齢者のインフルエンザの予防のお金を回せないかということでございますが、なかなかそういうことは難しいなというふうに考えております。
詳しいことは部長のほうから答弁します。
27
◯福祉保健部長(
北野義美君) 乳幼児や児童への予防接種は、法に基づく定期予防接種として、麻疹とか風疹とかBCG、ヒブ、水ぼうそうなど、計11種類のワクチンについては全額公費で実施しております。
御質問のお子さんに対するインフルエンザの予防接種につきましては、現在、定期接種化されておりませんので、全額自己負担で任意で受けていただくことになっております。インフルエンザのほかにも自己負担で受ける任意の予防接種には、B型肝炎ウイルスであったり、それからロタウイルス胃腸炎のワクチンなどがあります。
お子さんを取り巻く感染症はたくさんありますが、インフルエンザに感染しますと保育園とか学校などを一定期間休まなければならないということで、保護者の方にも負担が大きいことは十分認識しているところでございますが、しかしながら、現在のところ重症化予防や蔓延予防の観点から優先すべきワクチンの定期接種化を検討している状況でございますので、御理解をいただきたいなというふうに思います。
よろしくお願いします。
28 ◯23番(
立石武志君) 無理だという話なんですけれども、今部長も言いましたように、子供さん本人だけが休むんじゃなく、勤めを持つ親御さんも休まないかんわけですね。特に保育園、幼稚園で感染する率が高いと思うんですよ。そうすれば皆さん、受けさせてやりたいなと思うのは当然のことだと思うんです。
我々の年になりますと、インフルエンザにもしもかかったといっても自分が我慢して家で、私もそうでしたけれども寝ておればいいわけですけれども、子供さんの場合は特に親がつかんならんということでありますから、これだけの1万7808名に出して56%の受診率だというのであれば、そういった子供に。13歳までといいますけれども、私は乳幼児、保育園児、幼稚園児ぐらいまででいいと思うんです。一番家計が苦しい年代だとも思うんです。だったらほかの感染症と一緒くたにしないで、インフルエンザの場合は、ほかのB型肝炎とかそういったことと感染症でも違うと思うんですよ。
聞きますと国の補助でやっているわけでなく、これは市の独自の負担でやっているということですから、そういった面からいえば足かせはないわけですから、できたら乳幼児にはそれぐらいの補助をしてもいいんじゃないかなと思うんですが、再度お尋ねいたします。
29
◯福祉保健部長(
北野義美君) 議員のおっしゃる気持ちは十分わかります。高齢者の方の予防接種の市の助成金というのが平成26年度の実績ですと1500万でした。今回からワクチンが3価ワクチンから4価ワクチンということで、A型の2株とB型の2株を混合したワクチンということでワクチン単価が高くなっているということで、26年度の接種率を換算しますとおおむね27年度は1800万ぐらいに300万ほどふえるということでございます。
それから、インフルエンザについては1歳までが特に重症化するということですので、県内の各市でインフルエンザの予防接種の公費助成をしているのは6市町ということですので、そういうところもいろいろ研究しながら考えていきたいなと思います。
以上でございます。
30 ◯23番(
立石武志君) くどくど言ってもしようがないですけれども。本当に今まさしく部長言いましたように、乳幼児が一番高いんですよね、重症率が。今すぐことしの分に補助をしろ、どうのこうのということも無理ですから、まだ1年ありますから、来年の予算までには。できたらそういった面を考えて予算づけしていただければありがたいなと思いますが、よろしくお願いして、質問を終わります。
31 ◯議長(
有馬茂人君) 次に、
堀居哲郎君。
〔7番
堀居哲郎君登壇〕
32 ◯7番(
堀居哲郎君) 皆様、おはようございます。政志会の
堀居哲郎です。
発言通告書に沿って、沿線住民から力強く上がっている北陸新幹線開業を見据えた国道8号2車線化による気比神宮と一体感のある中心市街地のまちづくりについて質問をさせていただきます。
私自身、当選をさせていただいてから6月議会、9月議会、そしてこの12月議会と3回連続、北陸新幹線開業を見据えました気比神宮と一体感のある中心市街地活性化に重要な要素であります国道8号2車線化について質問をさせていただいております。自分でもなかなかしつこい男だなと感じており、また理事者の皆様方も同感と推察いたします。
しかしながら、それだけ思い入れがあり、また、それにも増して沿線住民、沿線商店街の方々、特にこれからその地域を背負っていく30代、40代の若い世代の方々の思いは強く、何とかして今後、気比神宮とより一体感のある中心市街地を積極的、主体的につくっていき、北陸新幹線開業までにしっかりと観光客を受け入れることができるにぎわいづくりの具体的な計画や準備を進めていきたい。または、歴史、伝統、文化が集積されている中心市街地をもっと敦賀の市民が理解し愛せる、よいところにしていきたいというまちづくりの強い思いがあります。
さきの議会の御答弁にもありましたが、国土交通省は、ことしに入り、地元沿線地域で合意形成がとれた地域から中心市街地活性化に寄与する国道8号2車線化による空間活用創出を含む整備を国の予算で進める手法があるとの認識が示されております。そのような中、このたび皆様のお手元の配付資料のとおり、今月12月3日に本町1丁目を中心とする地元沿線地域の方々から市長に対し、この「人が集い、人が増える中心市街地街づくり要望書」が手渡されました。これには私も同席をさせていただきました。要望書のとおり本当に地元沿線住民の方々、商店街の皆様は今、元気を失いつつあります気比神宮周辺の中心市街地を何とかして復活させてにぎわいを創出し、新幹線開業までに全国にしっかりと発信していきたい、準備していきたい、または多くの市民が誇りと愛着が持てる気比神宮と一体感のあるまちづくりを進めたいという思いがあります。そのため、国道8号2車線化により創出される道路空間を活用させていただきたいという思いの中で、このたびこの要望書が提出されました。
皆様も御存じのとおり、この件につき国、地域、市民の中で約10年間、さまざまな取り組み、議論がされてきました。その中で翻弄されてきました沿線住民の方々、商店街の方々は、日々の御商売に励みながら今回再度、気を奮い立たせてさまざまな議論を内部でやり、何とか要望書をまとめられました。ぜひともこの思いを御理解いただきたく存じます。
そして、7年後の新幹線開業を見据えてもシンボルロード、メーンストリートになります敦賀駅から気比神宮までの整備について、整備期間などを逆算して考えたとき、今、方向性が示される最後のタイミングと存じます。
そこで質問でございますが、今述べさせていただきました経緯を御理解いただいていると信じ、現在の国道8号の2車線化についての市長のお考えをお伺いいたします。
33 ◯市長(
渕上隆信君) 国道8号につきましては、北陸新幹線敦賀開業を見据えたまちづくりの観点からも、本市のシンボルロードとして敦賀駅から気比神宮周辺、さらには金ケ崎周辺へと続く回遊性を持ち楽しめる観光ルートとして、また、商店街のにぎわい創出と振興につながる重要な路線と認識しております。国道8号の2車線化により創出される道路空間が有効に活用され、商店街のにぎわい創出と振興につながることが何より大切であると考えており、地元住民の熱意があってこそ成り立つ事業であります。
このような中、先日、意欲ある地元地区や商店街等の代表の方々から2車線化に向けての要望をいただきました。市といたしましては、今後、北陸新幹線敦賀開業に合わせたスケジュール感を持って、2車線化が商店街のにぎわい創出と振興につながるようソフト、ハード面の協議を進めてまいります。
34 ◯7番(
堀居哲郎君) 私は、今回の市長の熟慮の末の御決断、2車線化を進めるという御決断は、まさに敦賀の歴史に残る英断だと存じます。市長御就任以来、2車線化については、その必要性も含め庁内での議論や多くの方々の声を聞き慎重に検討を行い、このたび敦賀市のまちづくり、敦賀をよくしたいと強い信念のもとに2車線化を進めるスタートを切る決意だと存じます。その御判断を強く支持いたします。
また、この英断は、要望書を出された本町1丁目、神楽町を初め商店街再興に向けた意欲を持たれている特に次の時代を担っていく世代への市長の強い期待とエールがあると受けとめ、新幹線開業の受け皿づくりの核となれるように、一人でも多くの方々と連携を図りながら地元としても積極的に頑張ってまいります。
そこで質問させていただきますが、今示されました今後の国道8号2車線化の協議、整備スケジュール、今どのように考えていらっしゃいますか。現在把握している部分でも構いませんので、お伺いをいたします。
35
◯都市整備部長(鳥羽学君) 国道8号の2車線化についての今後のタイムスケジュールということで、私のほうから答弁させていただきます。
国道8号の道路管理者でございます国土交通省からは、まず測量、調査、設計を行い、平成29年度から2車線化に伴う道路構造物の再整備を実施していければというようなお話をお聞きしているところでございます。
市といたしましても、地元の皆様方と協議を行いながら、新たに創出される歩行空間の景観的整備を国土交通省と足並みをそろえて進めてまいりたいと考えているところでございます。
以上でございます。
36 ◯7番(
堀居哲郎君) ありがとうございます。
理事者の方々も御存じとは存じますが、まだ沿線住民、沿線の地域の方でも合意形成がとられていないと考えられる地域があると思います。その方々への今後の対応、それをお伺いいたします。
37
◯都市整備部長(鳥羽学君) 議員おっしゃるように、今回議員さんのほうからお示しもいただいた要望書につきましても上がっていない地区があることは事実でございます。要望をいただいた地区の方々の御協力も今後いただきながら、全体の合意が得られるよう地域住民の方々、また商店街の方々と協議をしながら進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。
以上でございます。
38 ◯7番(
堀居哲郎君) ありがとうございます。ぜひしっかりと沿線住民の方々への説明をよろしくお願いいたします。
私自身も現在中心市街地に住まわせていただいておりまして、議員として、また地元周辺住民として、沿線地域の方々としっかりと力を合わせて少しでも新幹線開業までの中心市街地活性化、にぎわいづくりに精進してまいりたいという強い思いを述べさせていただき、質問を終わります。
ありがとうございました。
39 ◯議長(
有馬茂人君) 次に、和泉明君。
〔15番 和泉明君登壇〕
40 ◯15番(和泉明君) 市政会の和泉明です。
発言通告に従い、3項目について質問いたします。
まず最初に、北陸新幹線開業を見据えたまちづくりについて伺います。
新幹線開業まで7年に迫り、新幹線開業を見据えたまちづくりが敦賀市の大きな課題となっております。駅周辺整備構想策定委員会も再開され、市議会新幹線対策特別委員会とも連携し、敦賀市、福井県の行政と両輪で整備が進められると思いますが、そのためにも敦賀駅から中心市街地に至る全体のまちづくりのグランドデザインを策定することが今後重要となってまいります。
先月には、駅周辺整備構想策定委員会で敦賀市が示す駅西地区土地活用案、4案が協議されましたけれども、傍聴していた私としましては、中心市街地全体を考えたグランドデザイン等が示されない中での活用策に限った議論に物足りなさを感じた次第であります。
何よりも先月開催いたしました議会報告会の中で、市民からの新幹線の開業時にはどれぐらいの観光客、交流人口の増加を見積もっているかの質疑に、議員一同、回答できない状態がありまして、その数字もなしに新幹線開業に中心市街地のにぎわい創出の核となる駅西地区土地活用案、4案について意見を述べよと言われても無理があると御批判いただきました。なるほどそのとおりだなと思った次第であります。交流人口の見込み数、中心市街地のグランドデザインは、核となる駅西土地活用策、議論にとっては欠かすことができません。
そこで、まず質問いたします。敦賀市として、現在の年間観光客、約200万を切っておりますけれども、北陸新幹線開業後には受け皿を整備することによってどれだけ交流人口の増加を設定しているのでしょうか、お伺いいたします。
41 ◯市長(
渕上隆信君) 現在、今後、市政の方針となる第6次敦賀市総合計画後期基本計画を策定しているところですが、その中で、北陸新幹線敦賀開業の受け皿づくりは、この後期基本計画の大きな戦略の一つです。
また、北陸新幹線金沢開業において、金沢駅の乗降客は開業前の1.25倍というふうに聞いております。この結果は、単に新幹線の開業のみによってもたらされたものではなく、その受け皿づくりにしっかりと取り組んできた成果であると認識しております。そのため本市におきましても、敦賀開業までに、いち早く敦賀におりていただく必然性をいかにつくり出していくかが極めて重要な政策課題となると考えております。
このことから、北陸新幹線敦賀開業に伴う観光を主体とした交流人口の増加については、後期基本計画の中で、これを実現するための施策とあわせて数値目標を提示させていただきたいと考えております。
42 ◯15番(和泉明君) 具体的な数字は今後の後期計画の中でということですけれども、今よりも交流人口をふやしていこうというのは受け皿を整備していこうということを市長は言っておられると思います。そのとおりだと思うんです。
そこで、今後を見据えたまちづくりをお伺いしたいんですけれども、今ほども堀居議員からお話がありました国道8号道路空間整備についてなんですけれども、私も渕上市長に御決断を迫る質問をする予定でしたけれども、さきの堀居議員の質問に対して協議するということは進めていくということと私は理解いたしました。
その方向でやっていくという形ですので、細かい経過とか今の現状とかいうのは削除させていただきますけれども、私もこの質問をするに当たりまして所管の国交省の福井河川国道事務所に出向いて副所長から詳しくお話を伺っておりますので、補足がてら少しだけ説明させていただきます。
お手元に配付いたしました白黒になりましたけれどもこのパース図なんですけれども、これは国交省のほうからいただきました。本町の歩道橋から気比神宮交差点方向を見た空間予想図です。気比神宮の交差点の縮小から白銀交差点までのこの事業を国交省で設計、施工していただけることなんですけれども、それに伴って敦賀市の負担はどうなりますか、お伺いいたします。
43
◯都市整備部長(鳥羽学君) 8号の2車線化に伴います敦賀市の負担額というお尋ねかと存じますが、この国道8号道路空間整備は、現在の車道を4車線から2車線化にするだけの工事ではなく、道路空間の再編によりまして創出される空間をにぎわいや魅力ある多機能空間として有効活用することによって中心市街地の活性化や北陸新幹線敦賀開業の受け皿づくりにつながっていくものでございます。
先ほど堀居議員のほうからの御質問にも申し上げたとおり、国土交通省は2車線化に伴います道路構造物の再整備を行い、市は新たに創出される歩行空間の景観的整備を行うということでございます。また、その歩行空間の舗装などの下地とか路盤、そういったところにつきましても国土交通省が行っていただけるというふうに聞いておりまして、両者が足並みをそろえて整備を行うことによりまして敦賀市の負担額も軽減できるのではないかなというふうに考えています。
また負担額ということでございますが、新たに創出される歩行空間の活用策についてはこれから地元の関係者の方々と協議をさせていただくことになります。協議の内容によってはどういうような整備の内容になるかということも変わってくる関係から、現時点で敦賀市の負担額を幾らということはちょっと難しい段階ということで御理解をいただきたいというふうに思います。
今後につきましても国土交通省と地元関係者の皆様方と協議をしながら整備計画を作成してまいりたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。
以上でございます。
44 ◯15番(和泉明君) そうですね。まだ負担はわからないということですけれども、私が国交省に伺ったところでは、構造物、緑地のほうではみ出している部分があるんですけれども、こういうところの路盤まではやっていただけますけれども舗装の部分だけは敦賀市がやっていただくという、全体で気比神宮交差点から白銀まで約2億円と私は伺っておりますけれども、その中で敦賀市は約1%か数%で済むんじゃないかなというのは聞いております。
一番大事なのは、2011年に都市再生特別措置法というのが改正されまして、まちのにぎわいを生み出すために必要な施設に限って路上に設置できるようになったという法改正がありました。配付図にもありますように、歩道上でワゴンセールとか飲食、それから休憩所、レンタサイクル施設なんかが市町村とか地元商店街振興組合、また地元の団体等には自由に道路が占用できる。こういう法改正があったということで、堀居議員の質問にもありましたけれども、若手のやる気のある今後商店街を引っ張っていくという若手の皆さんがぜひとも使いたいと。ここが一番の大事なところでありまして、それを国交省もしっかりと支援していきたいということを言っておられますので、それは私どもも新幹線の受け皿としては最も期待することであります。
ここで私のこの部分に対しての質問を終わりますけれども、今後とも県、それから国と地元商店街。1年ほど地元の商店街の方といろいろお話をするらしいです。そこで設計するらしいです。78台分の駐車場とは言いません。荷さばき場。78台分をこのパースにも描いてありますけれども、それはもっと協議の中でふやしていってもいいよということは国交省の担当も言っておりますので、一番いい方法で整備されることが望ましいと思います。よろしくお願いします。
それでは、駅西地区土地活用について質問させていただきます。
私は新幹線対策特別委員会の委員長でもありますので、なかなか土地活用について委員会の中では私の思っていることは言えなかったわけなんですが、今回は少しこの場をかりて意見とか提案をさせていただきます。
今ほど、今後受け皿をしっかり整備して、もっともっと交流人口、観光客をふやしていきたいという市長の意気込みを聞きましたから、その中で示された2案とか3案、これは駐輪場とか駐車場を今のものを有効活用してということですけれども、それは多分、私は消極的過ぎて論外じゃないかなと思っております。
本来は4案、中間取りまとめのPFIでつくったそれをすぐにでもやりたいというところなんですけれども、5000平米の部分、Aゾーンの部分がなかなか決まらないというのは間違いないことであります。
そこで、これは私どもの中で話ししている、これはJCのシニアクラブとかかなりお酒を伴った席で、こういうのが一番いい案じゃないかということで話し合って、それを一遍提案してくれということなので、きょうは提案させていただきます。
ずばり言えば、駅西地区土地活用エリア、AゾーンにPFIで7年後の新幹線に合わせて整備をしていく必要が私はあると思います。その核となるものが、私は商工会議所をこのAゾーンの核、あわせて敦賀市の出先機関、これは例えば男女共同参画であり、いろんな部分であり、そしてもう一つはアクアトムに今回入る予定である観光協会、これなどはぜひここに入れていただいて、あわせてコンベンションホール、これは敦賀では玄関のあたりに欲しいと思っております。それとパーティ機能を持つバンケットも整備して、会場にはホテル。ホテルはたくさんありますけれども、あとはマンションも整備してもいいんじゃないかと思っております。
本来、市役所がここに移転することが一番のにぎわい創出になると思うんですけれども、残念ながら土地の大きさを考えると、さきに申し上げたにぎわい創出でいえば商工会議所移転がベストなのかもしれません。今の商工会館も調べてはおりませんが恐らく築40年ということで、耐震にも疑問があるのではないかと思っております。何よりも商工会議所が駅前に移転すれば、そこを解体し、ちょうど神楽通りと相生通りの真ん中に大きな駐車場整備が可能という形で、渕上市長の言われる気比神宮を中心としたまちづくり、門前町構想にも活用でき、博物館通りとのつながり、本町の道路空間整備ともマッチして、アクアトムの駐車場問題も解消し、中心市街地の回遊性も確保できるのではないかと思っております。
これは当然、商工会議所という相手があることでありまして、商工会議所の負担も将来的にも大きなものがありますけれども、敦賀の経済界としても新幹線開業を見据えたまちづくりに対して協力は惜しむものではないと私は思います。あくまでも私及び同年代の仲間の私案ですけれども、敦賀市全体のまちづくりを考えるとまんざら悪い案でもないと思いますが、渕上市長、今後この案も検討に値するかどうかだけで結構です。市長の見解を伺います。
45 ◯市長(
渕上隆信君) 駅周辺整備構想策定委員会のほうで審議をいただいておりまして、委員の皆さんに4案を示したところでございますが、活用策についての御議論については、これがあれ、あれはだめということを言う予定はございませんので、いろんな可能性について議論していただければいいというふうに考えております。
46 ◯15番(和泉明君) 商工会議所の有馬会頭も敦賀JCのシニアクラブのメンバーで、さきの議論した中には入っておりませんけれども、有馬会頭には商工会議所の駅前移転案、申し上げたことがあります。感触としてはまんざらでもなかったなという感じですけれども、ぜひとも敦賀市でこの案も検討いただいて、よければ新幹線開業までにPFIでこの複合施設ができるようお願いしたいと思います。
では、それまでの間、現在のAゾーンの状況、これがいろいろと市民からお話を伺っております。仮駅前広場撤去後、今はきれいに整地され、現状は周りをくい打ちと縄張りで一切入れないような状況になっております。複数の市民から、Aゾーンはすぐにでも施設整備工事に入るものとよく聞かれますけれども、いやいや、まだ検討中で、これからしばらくは今のままですと答えると、駅前の広大な土地を遊ばせていることは疑問で、暫定的にも仮駐車場として利用させるべきとの声が強く上がっておりますが、敦賀市の見解を伺います。
47
◯都市整備部長(鳥羽学君) 議員おっしゃるように、以前に駅前広場として使用しておりました仮駅前広場につきましては、10月から撤去工事を行いまして更地の状態になっているというところでございます。
現在は更地となりまして、駅西地区の土地活用案について、議員も今おっしゃっていただいたように先月の駅周辺整備構想策定委員会などにも4案を示させていただき、説明をさせていただきました。それ以降、興味を示された民間企業様からも幾つかの問い合わせもいただいているような状況でもございます。
当面は、駅前にあのような活用可能な土地があるということを更地のままでお見せすることも有効な手段かなというふうなことも考えているところでございます。
以上でございます。
48 ◯15番(和泉明君) ということは、例えば仮駐車場に仮に使うということは考えていないということでよろしいですね。
49
◯都市整備部長(鳥羽学君) 現時点で仮駐車場をすぐに設置するということは、今のところ考えていないということでございます。
50 ◯15番(和泉明君) 市のほうには、例えばそういうことに対して苦情とか、これはおかしいだろうという意見はないですか。私のところにはよく来るんですけれども。本当にあの広大な土地を整備するまでそのまま放っておくということは、市民感情からしたらいかがなものかと思いますけれども、いま一度御答弁をお願いします。
51
◯都市整備部長(鳥羽学君) 今そういったすぐ駐車場にというような苦情は、そんなにいただいてはいない状況でございます。そういったことも含めて、今後のスケジュールの中で検討の一つかなとは思いますが、そういったところも含めて協議をさせていただければというふうに思っているところでございます。
52 ◯15番(和泉明君) わかりました。また新幹線対策特別委員会でお話しさせていただきます。
次に、原子力行政について質問いたします。
最初に、規制当局から文科大臣に対して出されましたもんじゅ勧告関連について伺います。
敦賀市と原子力機構は、もんじゅの設置及び保守運営に伴う周辺環境及びもんじゅ従事者の安全確保について協定を結んでおります。つまり紳士協定である安全協定でありますけれども、その中の第2条、関係法令等の厳守で、安全管理体制の強化及び品質保証活動の展開という部分があるんですけれども、原子力機構は平成24年11月の1万点に及ぶ機器点検漏れ以来、今回、勧告前の安全機能の重要度分類にかかわる報告徴収まで、たび重なる保守管理不備が確認されていたわけですけれども、安全協定を結ぶ敦賀市としてはどのような対応、指導をされてきたのか、お伺いします。
53 ◯市長(
渕上隆信君) 保守管理不備に関しては、発覚以降、随時状況説明を受けるとともに、担当課では保安検査への立ち会いなども行い、状況把握と改革の進捗状況の確認を行ってきました。私も保守管理不備やトラブルに関して、必要に応じて直接事業者から説明を聞き、厳重注意なども行ってきたところであります。
また、所管する文部科学省に対しても原子力機構と一体となって責任を持って改革を成し遂げるよう求めてまいりましたが、今回、勧告に至ったことは、まことに遺憾に思っております。文部科学省と原子力機構は、今回の勧告を真摯に受けとめ、現にあるもんじゅの安全確保に万全を期していかなければならないと考えています。
54 ◯15番(和泉明君) たび重なる注意とか、立ち入りもやられたそうなんですけれども、結果的にもんじゅが研究炉ということで、敦賀市の指導も甘過ぎたのではないかと私は思います。その点でいえば、ある程度敦賀市にも責任があるのではないかなと思います。
規制当局から、原子力機構はもんじゅ運営主体として不適当とレッテルを張られましたが、現状も敦賀市とはもんじゅ運営主体の安全協定の相手に間違いなく、安全確保をしっかりやってもらわなければなりませんが、率直な話、渕上市長は原子力機構に対してどう考えていますか、お伺いします。
55 ◯市長(
渕上隆信君) 機構に対してどう考えるかということでございますが、私も現場を視察して職員の皆さんが懸命に取り組んでいるところを見ており、文部科学省と一体となって努力してきたことは感じておりますが、3年以上にわたり保安規定違反を繰り返し、いまだ適切に保守管理ができる組織となっていないと規制委員会から評価されたことについては、原子力機構が真摯に受けとめ、猛省しなければならないというふうに思っております。
もんじゅは、エネルギー基本計画にも廃棄物の減容・有害度の低減や核不拡散関連技術等の向上のための国際的な研究拠点と位置づけられており、国のエネルギー政策の根幹を担う核燃料サイクルの中核施設として重要な役割を担っていると認識しております。
勧告を踏まえた今後の対応につきましては、文部科学省で検討が行われますが、原子力機構においては、今しなければならないことをしっかりと捉え、市民の安全、安心を大前提に、職員のモチベーションを低下させることなく業務に全力で取り組んでいただきたいと考えております。
56 ◯15番(和泉明君) 先般、馳文部大臣が来られまして、その中でも話しされておりましたけれども、もんじゅの運営主体を検討する有識者会合というのが今回立ち上がりますけれども、その中で立地の知事とか市長は入れず、立地の声としてヒアリングの機会を設けたいとのことですけれども、渕上市長もこの12月に開催されるであろう、12月に、最初のときにヒアリングがあるかどうかわかりませんが、今後どういうことを文科省、有識者会合、検討会議で訴えていきたいか。今の時点で結構です。お聞かせください。
57 ◯市長(
渕上隆信君) 有識者会合で、まだどのような観点で意見を求められるかということがわかりませんので、改めてしっかりと考えたいと思いますが、特に、当市は国策である原子力政策の重要性と必要性を理解し、もんじゅから資源の有効活用や放射性廃棄物の減容化、有害度の低減など、今申しましたが重要な研究の成果が世界に発信されることを期待して、安全、安心を大前提に協力をしてまいりました。
今回の勧告において、機構という組織自体が安全確保上必要な資質がないと言わざるを得ない段階に至ったものと考える、原子炉を起動していない段階ですら保安上の措置を適正かつ確実に行う能力を有しない者という評価があり、国民の生命、健康及び財産の保護という任務を背負った規制委員会が関与しながらこのような段階に至ったことへの検証が必要だと感じているところであり、地元が国策として協力してきた本来の研究開発を安全に行うことのできる運営主体となるよう幅広い観点で検討していただきたいというふうに訴えたいと考えております。
58 ◯15番(和泉明君) よろしくお願いしたいと思います。それと私も同感です。よろしくお願いしたいと思います。
私としては、今後、民間とかメーカーも入ってオールジャパン体制で立て直すという原子力機構以外にもんじゅの中心的な運営主体はないと思いますけれども、今回の勧告を知事はいいチャンスとして、逆に最後の挑戦をさせたいということも、いいチャンスと捉えてしっかりとということも言っておられますけれども、今後続く保安検査結果と原子力機構は目に見えて変わったと思えるような改善結果がこの半年内にあれば、文科省に対して立地としては引き続きもんじゅの中心的運営主体を原子力機構に任せたいと渕上市長が要望することもあり得るかと願うのですけれども、難しい言い方です。市長の見解を伺いたいと思います。
59 ◯市長(
渕上隆信君) 運営主体については、文部科学省の有識者会合において検討が進められますので、その検討状況をしっかりと注視してまいりたいと考えております。
ただ、運営主体の検討に当たっては、勧告で原子力規制委員会が求めている出力運転を安全に行う能力とはどのような能力が必要なのかということを明確にしていただかなければならないと考えております。原子力規制委員会とも十分にコミュニケーションをとり、本来の研究開発を安全に行うことのできる運営主体となるよう幅広い観点で検討していただきたいと考えております。
60 ◯15番(和泉明君) もんじゅ関連、よろしくお願いしたいと思います。
それでは、もんじゅ関連はこの辺にして、廃止措置に伴う質問をいたします。
今回は、廃止措置に伴う各サイトの使用済核燃料について、敦賀市の今後の対応を伺います。
まず、廃止措置が進むふげんと今年度廃止措置が決まった日本原電敦賀1号機のサイト内にある使用済核燃料数について教えてください。
61 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 使用済燃料の保管数につきましては、平成27年度第2四半期末現在、9月末現在でございますけれども、ふげんには466体、敦賀発電所1号機につきましては756体となっております。
以上でございます。
62 ◯15番(和泉明君) プール内に、ふげんは466体、1号機は、プールは四百何体で炉心にも300体まだ残っているということで756体ということだと思っております。
新型転換炉ふげんは、2003年に運転停止するまでは25年間、原子炉冷却系の応力腐食割れで10カ月の運転停止を除けば、本当に安定運転に徹し、世界最高の776体ものMOX燃料を燃焼させた炉として、すばらしい設計性能を立証させた炉であり、残念ながら後を継ぐATR実証炉ではなく、J-POWERはフルMOX軽水炉にかわりましたけれども、廃止措置後にはアメリカ、米国原子力学会からランドマーク賞が授与される本当に優秀な炉でした。
今は廃止措置を通じてレーザー切断技術が注目されて、福島第一原発対策でも今後活用が望まれていますけれども、2003年の廃炉決定から既に12年たってもプール内には466体もの使用済燃料が存在しています。ふげんへの使用済核燃料に対する敦賀市の対応をお伺いいたします。
63 ◯企画政策部長(池澤俊之君) ふげんへの対応でございますけれども、事業者に対しまして、運転を終了した発電所の使用済燃料に関しましては、発電所敷地以外への早期搬出が基本であるということをお伝えしております。また、使用済燃料の搬出を含めたバックエンド対策、いわゆる原子炉の廃炉とか、あるいは放射性廃棄物の処理といったものでございますけれども、バックエンド対策につきましても安全を最優先として進めていただきたいとの思いをあわせてお伝えしております。
以上でございます。
64 ◯15番(和泉明君) ふげんの使用済燃料、プールで長期間冷やされていたので、今後、例えばプール内の水がなくなっても250度以上には上がることがなく、被覆管が破損することはないということは原子力規制委員会も認めておりますけれども、当初ふげんは当然のように東海村の再処理工場に送られる予定だったんですけれども、東海村のほうが逆に新規制基準に照らし合わせたときに1000億円もの補強工事がかかるということで、突如、去年ですけれども断念したということで、機構のほうはフランスで委託ということが出ております。
ただ、フランス委託、去年の時点でもすぐにでもフランス委託が決まるということを言っておりました。松浦理事長と知事との年頭の会見でも、この3月──3月というのはことしの3月ですけれども──年度内にもフランスの委託が決まって搬出計画が出せるよということがあったんですが、現在に至ってもどういう方向性になっているのか定かではないということで、そのままという形ですけれども、敦賀市としては、この搬出計画は、例えばその後どうなっていると聞いているのかを伺います。
65 ◯企画政策部長(池澤俊之君) どのようになっているかということでございますけれども、議員さんおっしゃいましたとおり、現時点におきましては、フランスのアレバ社と輸送や再処理に関する技術的検討を進めている段階にあるというふうなことで聞いております。
以上でございます。
66 ◯15番(和泉明君) では、敦賀1号機のほうをお伺いします。
敦賀1号機、これは使用済核燃料中間貯蔵施設なんですけれども、むつ市にリサイクル燃料貯蔵株式会社を建てられました。新規制基準クリア後の来年10月、供用開始との予定ですけれども、1号機の使用済核燃料をこの施設に搬出計画はあるのか、伺います。
67 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 敦賀発電所1号機の使用済燃料に関しましては、青森県六ヶ所村の再処理工場操業後に、順次、六ヶ所村へ搬出していくと聞いております。
68 ◯15番(和泉明君) リサイクル貯蔵の部分は、本社は東電と日本原電の原子力発電所から発生するリサイクル燃料を貯蔵しますと。これが方針なんです。ところがそこじゃなくて六ヶ所村へ持っていくというのもおかしいのですけれども、その辺はどうなっていますか。
69 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 今後の六ヶ所村の整備状況、操業状況といいますか、進捗状況によりまして、今後、六カ所再処理施設の状況によりまして廃止措置に影響が生じる可能性が出てきた場合につきましては、必要に応じ、むつ市のただいま議員さんおっしゃいましたリサイクル燃料備蓄センターへの搬出についても検討するよう申し上げていきたいと考えております。
以上でございます。
70 ◯15番(和泉明君) 特に商業炉の場合は、今後、再稼働を果たしてくる原子力発電所のプールに余裕がない炉から今のリサイクルのほうに持っていかれるという話も聞きます。ただ、そうなると廃止措置炉は後回し、しばらくの間影響が出てくる。今後もずっとそのままで、廃止措置計画にも影響が出てくるというものになります。
そこで提案させていただきます。これは立石議員も数回にわたって話をしております。
特に私は、廃止措置になった発電所の使用済核燃料に対し、早期にサイトから搬出いただくことを目的として、法定外税、使用済核燃料税を課税することを検討いただく時期に来ていると思いますけれども、渕上市長の見解を伺います。
71 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 使用済核燃料税の課税という件でございますけれども、使用済核燃料税につきましては、立地市レベルでは鹿児島県の薩摩川内市、また新潟県の柏崎市で導入しておりますが、新税の創設といったことは関係機関だけではなく地域全体への影響が非常に大きい、こういうものであると考えております。
このことから、使用済核燃料税の導入に際しましては、社会全体の情勢や事業者の状況だけでなく、現在、使用済核燃料税の導入を検討している福井県の動向等を注視しまして慎重に判断していく必要があるものと認識しているところでございます。
以上でございます。
72 ◯15番(和泉明君) 薩摩川内と柏崎は導入しております。これも12年前です。もう12年たちます。それとあわせて玄海町、これは九電の玄海発電所なんですけれども、玄海町の岸本町長も2年後をめどに、今度1号が廃炉になったんですけれども、その廃炉になった炉の使用済燃料に対して課税する。その方向でもう決めたということが新聞報道に出ていたんです。
確かに影響はあります。ありますけれども何せ早く出していただきたい。その観点からは、ここはいいわ、しばらく置いておいてもいいよということではないと思います。今、県の話が出ましたけれども、核燃料税、確かに最初は装荷した燃料の価額に対して出ました。それが長期停止に至ると、停止していても出力割で課税。そして今回は、6月に条例を出してくるということを書いてありましたけれども、廃止措置、廃止の原子力発電所に対しても課税するということで、めちゃくちゃな趣旨じゃないかなと私は思うんです。
そう思えば、法定外税でも使用済核燃料税、これは出していただきたいという観点からの課税であって、趣旨としては総務省も納得いただけるんじゃないかと思いますし、当然出すことを前提に考えていただくということを事業者にもお願いするということですから、事業者の理解も得られると思うんです。
そういうことで、今後進めていく検討に値するものではまだないとはっきり言われますか、もう一度お伺いします。
73 ◯市長(
渕上隆信君) 使用済核燃料についてなんですが、自主課税したらどうやということでございますが、議員も御存じのとおり福井県においては既に10月1日の予算決算特別委員会の席でかなり踏み込んだ検討をしております。
このことから、本市の自主課税への取り組みということを表明した場合、事業者やその他の自治体に無用の混乱を招く危険性があることから、福井県の動向を注視し、嶺南立地自治体と情報を共有する中で慎重に判断する必要があると認識しております。
74 ◯15番(和泉明君) 確かに県との協議は必要なんですけれども、これは私は本当にやっていかなければならない時期に来ていると思います。そうじゃないと今の使用済燃料、しばらくというか廃止措置が進んでも搬出されない、影響が出てくると思います。もう一度、例えば美浜町の町長さんと、廃炉になりましたからお話をしていただいても。全原協の中でもずっと昔からこの問題に関しては話しされていて、委員会もつくって、ワーキングもやられていたという経緯があります。ですからそこのところをやるべきだと私は思います。
この部分はこの部分で、また後日改めて質問させていただきます。長くなりました。
次に、9月定例会で質問しました廃炉に伴う国の新支援補助金について伺います。
来年度、新式補助金として創設されるエネルギー構造転換理解促進事業について、廃炉前の交付金以上の補助金を確保と説明は受けましたが、ひもつきで使い勝手が非常に悪く、経産省に改善を求めるとの9月定例会で答弁をいただきましたが、その後の経過を伺います。
75 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 報道でもごらんになられたとおり、去る11月25日に全原協の全体会議を開催いたしまして、経済産業省との意見交換会を開催いたしました。その中で、平成28年度の概算要求で国から示されました廃炉等に関する新たな支援制度について、全原協より北村経済産業大臣政務官に対しまして要請を行ったところでございます。
具体的な内容につきましては、報道でも出ておりましたとおり、みなし交付金の減額により市町村の財政運営に影響が生じないよう新たな措置を講じることを要請いたしました。またもう1点が、今ほど議員さんからも御質問いただいたとおり、廃炉となる立地自治体等への新たな支援制度であるエネルギー構造転換理解促進事業及び原子力発電施設等立地地域基盤整備支援事業、この2つにつきまして、施設の解体撤去完了まで交付対象期間とし恒久的な制度とするよう、そして幅広い分野に活用できるよう、これを柔軟に対応していただくことを要請いたしました。
北村政務官からは、今後も電源立地対策の趣旨をしっかりと見定め、立地地域の置かれた状況が多様であることを踏まえながら立地地域の実態に即したきめ細やかな取り組みを進めてまいりますとの回答をいただきましたが、それが現実のものとなるよう今後も強く要請してまいりたいと考えております。
以上でございます。
76 ◯15番(和泉明君) 全原協の全体会で要請されたというのはわかりました。でも基本的には趣旨は変わらないというふうなことだと思います。ですから要望は行ったんですけれども内容は変わらず。
なら来年度、敦賀1号機廃炉の前の交付額は約4億だったんですけれども、4億円以上の補助金が来年出てくると思うんですけれども、これをどのようなエネルギー事業に活用するおつもりなのか、伺います。
77 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 先ほど申し上げましたとおり、この2つ、エネルギー構造転換理解促進事業と原子力発電施設等立地地域基盤整備支援事業、この2つにつきましては、交付限度額や具体的な対象事業につきましても現段階では国から示されておりません。
活用につきましては、柔軟な運用を要請したところでございますけれども、どのような事業に活用できるか、今後も国と十分協議を行いながら取りこぼしのないよう取り組んでいきたい、対応してまいりたいと考えております。
以上でございます。
78 ◯15番(和泉明君) 引き続き、もう年度変わりますから、もう決まっているというような状況ですけれども、なかなかこの部分は使い勝手が難しく、何のための補助金なのかというのがよくわからないと思います。ですからよろしく、ますます要請はお願いしたいと思います。
これで原子力行政に対する質問を終わりまして、3項目めの消雪設備の設置基準について質問いたします。
高齢化社会が進んで、各家庭においては屋根雪おろしはともかく除雪車が通った後の玄関先の除雪さえままならず、敦賀市内のどの地域、どの町内からも消雪設備の設置を要望されているものと理解しております。
今回の市議選、選挙ですけれども、私の語る会の中でも消雪設備設置に関しての市民の要望が多く、特に西地区の笙の川の東側は同じ西地区内に設置の有無が完全に半々に分かれていて、この格差をどう説明するのかという声がすごく大きなものがありました。
今回は、特に西地区の声を質問事項にさせていただきます。
まず、ずばりお聞きいたしますけれども、敦賀市の消雪設備設置基準を教えてください。
79 ◯建設水道部長(寺島昭広君) 消雪施設の整備につきましては、通行車両及び歩行者の安全を確保し、雪に強いまちづくりを推進することを目的として、敦賀市消融雪施設設置基準要綱に基づき進めておるところでございます。
この設置基準につきましては、幹線道路、急勾配の道路、主要な公共施設に通じる道路及び幅員が狭く家屋が密集する道路において、水源が確保された地区から優先に整備を進めておるところでございます。
以上です。
80 ◯15番(和泉明君) 緊急車両はともかく、急勾配とか、それは今もやっておられますね。ただ、あとは水源と、それから幅員が狭いというそれが条件でもあると思うんです。基本的に水源、あとは機械の除雪の困難な地域ということですけれども、西地区においては、川崎、松栄、結城町及び津内1、2丁目、3丁目も含みますけれども、町内全ての路地までが消雪設備が設置済みですけれども、その設置根拠を伺いたいと思います。
81 ◯建設水道部長(寺島昭広君) 西地区内の設置済み地区におきましては、河川水による消雪が可能な範囲で、幅員が狭く、住宅が密集し除雪機械による除雪がしづらい道路及び幹線道路で公共施設に通じる道路から優先的に進めてまいりました。
以上です。
82 ◯15番(和泉明君) よく西の区長会で西は一つという合い言葉があるんですけれども、それと裏腹に同じ地区内で除雪対応が違うということがあります。同じ税金を払って何で地区内で格差があるのかという声も本当に強いものがあって、それを踏まえて質問しますけれども、消雪設備の水源として河川水も効果があるのかをまず伺います。
83 ◯建設水道部長(寺島昭広君) 河川水でございますが、地下水につきましては、水温も高く水質も良好であることから消雪水としては大変適しておるものと考えております。しかしながら近年、大雪時には、民間で掘られた井戸等においても一斉に取水しますので、地下水が異常低下し、地下水位低下の注意報がたびたび発令されているところでございます。このことにより地下水の塩水化も懸念されることから、消雪施設での使用は難しい状況でございます。そのため消雪の水源として河川水の使用を基本として考えておるところでございます。
河川水でも効果はあるかとの御質問でございますが、河川水でも十分な水量と車両交通量が確保されれば消雪効果は得られるものと考えております。
以上です。
84 ◯15番(和泉明君) 車が通ることによって消えるというのもあるんですけれども、ここはそれはちょっと置いておいて、河川水でも今は利用しているよということなんですけれども。
それならば西地区のど真ん中には笙の川があります。笙の川の河川水を水源に、要は残る西地区の三島、呉竹町の消雪設備の整備も可能なわけでありまして、夏場は台風とかゲリラ豪雨で沿川住民は防災上、不安な笙の川から、冬場は消雪による防災上の恩恵を受けることも必要ではないかと私は思います。
特に設置基準でいえば除雪困難地域。特に笙の川沿川の三島町1、2丁目や呉竹町の笙の川沿川、これは昔ながらに4メーターの道路区画整理地域でもありまして、迷路のように同じようなところがある区画整理なんですが、ここは本当に幅が狭い。かなり除雪困難であって、設置基準を十分満たすものと思いますけれども、水源でいえば笙の川の水源という形で十分に設備を設置する必要があると考えますけれども、敦賀市の見解を伺います。
85 ◯建設水道部長(寺島昭広君) 議員がおっしゃるとおり、水量の豊富な笙の川に隣接していながらその恩恵を受けられないという思いにつきましては十分理解するところでございます。
しかしながら、消雪施設の設置要望につきましては市内全域にわたり多数の要望があり、また整備には多大な費用を要します。そのため整備路線の費用対効果を十分に検討し、機械除雪とのバランスを図りながら路線の選定をしていきたいというふうに考えております。
また、笙の川の河川水の利用につきましては、現在進めております笙の川河川整備計画において護岸の改築等が予定されているため、計画が決定いたしましたら検討してまいりたいというふうにえております。
以上です。
86 ◯15番(和泉明君) 確かに護岸を抜いてポンプを設置しなければならないということは理解しております。今すぐにということではないんですけれども、夏場の恐怖と冬場の笙の川に対する恩恵、これが一つの西地区の中ではセットになっておりますので、そこのところは笙の川河川整備計画が進むような段階となって、前でも並行してお願いしたいと思います。
以上で質問を終わります。ありがとうございました。
87 ◯議長(
有馬茂人君) 暫時休憩いたします。
なお、再開は午後1時からといたします。
午前11時41分休憩
午後1時00分開議
88 ◯議長(
有馬茂人君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
一般質問を続けます。
次に、今大地晴美君。
〔1番 今大地晴美君登壇〕
89 ◯1番(今大地晴美君) いつも市民派、ずっと無党派の今大地晴美です。
ただいまから一般質問を始めます。
まず最初は、男女共同参画推進についてです。
きょうも市役所のロビーにはDV防止キャンペーン用のパネルが展示されております。特にドメスティック・バイオレンスの根絶の願いのシンボルであるパープルリボンを市民の皆さんに張っていただくパネルは、あふれるばかりのリボンで埋め尽くされておりました。この前はオルパークで同じようにパネルの展示が行われております。駅はデートDVの対象となり得る多くの学生の皆さんが利用する場所でもあり、とてもよい企画だったと思います。
さて、2004年、平成16年4月1日から施行されました敦賀市男女共同参画推進条例は、ことしで11歳となりました。敦賀らしさをうたったこの条例の前文は、とてもすばらしい文章です。多分、男女共同参画推進条例があることを皆さんは御存じだと思いますが、この前文をきちんと全部読まれた方はいらっしゃるのかどうか。とてもすばらしい文章ですので読ませていただきます。
天然の良港に恵まれ、古くから海陸交通の要衝である敦賀市は、豊かな自然環境の中で国内外の文化を受け入れ、「命のビザ」で入国して来たユダヤ人難民を温かく迎えるなど様々な人々との交流を重ね、人情厚く進取に富んだ人柄をはぐくみながら独自の文化を創造し、発展してきた。
本市が目指す将来都市像「世界とふれあう港まち 魅力あふれる交流都市 敦賀」を実現するため、男女を問わず市民が一体となってまちづくりに取り組んでいる。
このような敦賀市にあって、女性の就業率は高く、家庭においても女性が、家事、育児等の主たる担い手となっている。しかしながら、依然として性別による固定的な役割分担意識やこれに基づく社会慣行等があり、方針決定への女性の参画の状況においても偏りが見られ、女性が平等に参画するには、なお一層の努力が求められている。
これらを踏まえ、男女の意識改革や家庭と仕事等の両立を図るとともに、その個性と能力を十分に発揮し、社会のあらゆる分野において、ともに責任を担い利益を受けることができる男女共同参画社会を実現する必要がある。
ここに、私たち市民は、日本国憲法、女子差別撤廃条約及び男女共同参画社会基本法にのっとり、市、市民及び事業者の責務を明らかにし、それぞれが連携して男女共同参画社会を築き上げることを決意し、この条例を制定する。
さて、今この議場に行政側の席にも部長級の女性の方が2人、席に着いておられます。全部で何人いらっしゃるんですかね。大体14%ぐらいですね。議会では24人中3人が女性ですので15%になりますか。結構比率的にはふえています。しかし、国のほうも30%女性をという中でかなり撤退をしております。なかなかふえていかないという現実がある中で、非常に難しい問題も、さまざまな問題もたくさん出てきております。
そんな中で、敦賀市の男女共同参画推進条例の9条に基づいて制定されましたつるが男女共同参画プランも第3次の策定の時期を迎えています。その中で、プラン策定について、策定方法やスケジュール、現状と今後の取り組みについて、まず最初の質問とさせていただきます。
90 ◯市長(
渕上隆信君) 今大地議員、男女共同参画の推進についてということでございます。
たしか最初の2004年のときには、「違う人 同じ人 参画からはじまる まるいまち つるが」、そんなキャッチコピーで始められたんじゃないかなと思っております。
国のほうで30%の管理者を置くという目標を出しておりましたが、たしか民間では15%、官では8%でしたか、少ない数字の目標の設定をし直しをしたんだと思っております。
今後の取り組みにつきましては、部長のほうからお答えします。
91 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 第3次つるが男女共同参画プランにつきましては、平成28年度から5年間を計画期間とするため、平成26年度と平成27年度の2カ年度をかけて策定を行っております。
策定方法といたしまして、広く市民、事業者の皆様の御意見が反映されるよう、公募市民、市民活動団体、敦賀市男女共同参画推進員、学識経験者など15名から構成される策定委員会を設置し、これまで10回にわたり審議を行ってまいりました。このほど策定委員会の最終案がまとまったところであり、今月17日に策定委員会委員長及び副委員長から市長に対しまして答申される予定でございます。
答申後は、答申内容を十分尊重し、性別にかかわりなく、その個性と能力を十分に発揮できる男女共同参画社会の実現のため、来年3月の策定に向け作業を進めてまいりたいと考えております。
以上でございます。
92 ◯1番(今大地晴美君) 現在、シングルマザーの貧困問題、それから子供への虐待などが大きな社会問題となっております。DVなどの相談窓口はできているけれども、そこへはたどり着けず子供への虐待につながっているケースなどもふえてきております。
このような社会現象を踏まえて、第2次のときのプランと大きく変わる点はありますか。
93 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 主な変更点、改正点といたしましては、細かくは申し上げることはできませんけれども、まだ市長への答申が終わっておりませんので。その中で一部触れさせていただきますと、あらゆる暴力を防止、根絶するというのが施策として挙げられております。
以上でございます。
94 ◯1番(今大地晴美君) それともう1点、育児休業制度についてお尋ねしたいと思います。
イクメンという言葉が当たり前になってきたと感じられておりますが、育児休業を取得する男性はとても少ないのが現状です。敦賀市では2年前に育児休業の条例が改正されております。市役所における職員の育児休業の取得について、ここ3年間の男女それぞれの人数及びパーセントをお尋ねいたします。
95 ◯総務部長(刀根茂君) それでは、敦賀市職員の過去3年間の男女別の育児休業の取得率とその人数はということでのお尋ねだと思います。
平成24年度から平成26年度におけるそれぞれの年度においての子供が産まれて育児休業取得可能になった職員のうち実際に育児休業を取得した職員の割合と人数を申し上げます。
平成24年度は、男性は19人のうち0人、0%。女性は26人該当しまして26人とも取っております。100%です。平成25年度におきましては、男性24人のうち0人、0%。女性につきましては24人該当するうち24人とも取っております。100%です。平成26年度につきましては、男性15人のうちの0人、これもまた0%。女性については32人のうち31人、96.9%ということでの取得率でございます。
なお、この数字につきましては、それぞれの年度におきまして子供が産まれた職員のうち、その年度に育児休業を取得した者の割合ということで御理解いただきたいと思います。例えば、育児休業は子供が3歳に達するまでの期間取得できますけれども、子供が産まれた翌年度に育児休業を始めた職員というのは含んでおりませんので、このあたりを御理解いただきたいと思います。
なお、育児休業を取得した男性職員のことでございますが、過去には2人おりまして、平成21年度に1人、平成27年度に1人の合計2人です。
以上でございます。
96 ◯1番(今大地晴美君) 市役所の中では、ほとんど女性の方が育児休業を申請され、それを取られているという中で、男性の職員の方が取りにくいというか、ほとんど取られていないということについて、原因というか、それから今後そういう男性の育児休業をもっとふやしていくということを何か考えておられますか。
97 ◯総務部長(刀根茂君) 議員さんも御存じのとおり、この条例につきましては既に周知は行き届いていると私どもについても理解しております。したがいまして、徐々にではございますが男性職員についても取得していく方向で行っている状況ではないかなという理解はしておりますし、今後につきましてもそういった総務課等のほうに相談があれば、どんどん取っていただけるといいますか、そういった形の方向性で対応していきたいと思っております。
98 ◯1番(今大地晴美君) 御夫婦で市の職員である場合には、どちらか片一方しか取れないという状況があるとお聞きしたんですけれども、そういう場合が結構取られている中で多いのかどうか。その点もお願いします。
99 ◯総務部長(刀根茂君) 夫婦での取得でございますが、大体女性の方が取っていただくのが主でございまして、交代で取っていただくということも可能だと思いますので、そういったケースに応じまして、こちらといたしてもそういった相談があれば、そういった形の中で対応していこうとは考えております。
100 ◯1番(今大地晴美君) 今後、答申が出た後で、またその内容等も精査させていただいて、次の段階に進んでいきたいと思っております。
続いて、男女共同参画センターについて入らせていただきます。
12月議会冒頭の市長提案理由の中で、大規模な改修、更新が必要となる施設等については、休止、廃止を視野に入れたあり方の検討をすると表明されました。
男女共同参画センターの前身は、勤労福祉センターという名称で、1973年、昭和48年に建設されたものです。既に42年が経過しており、老朽化が進む中、あり方が問われるものと推察しております。
まず、センターの将来についてどうされるのか、まずお尋ねいたします。
101 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 男女共同参画センターにつきましては、本市における男女共同参画推進の拠点、また市民活動の拠点としての役割を担っており、多くの市民の皆様に御利用いただいております。
しかし、今ほど議員さんのほうからおっしゃられましたとおり、竣工から42年が経過し老朽化していることや、また耐震性が十分でないことから、建物自体の維持管理についても考慮しなければならない時期に来ております。こうした状況を十分踏まえた上で、本施設の機能を引き続き維持する方向で移設を検討してまいりたいと考えております。
移転先につきましては、観光協会のアクアトムへの移転が実現した場合に生じる南公民館の空きスペースを検討しております。
以上でございます。
102 ◯1番(今大地晴美君) 次のアクアトムの質問とも関連になるのですけれども、観光協会がアクアトムに入った後に、そこにたしか書類の中では市民協働課を移すというような話が一時出ていましたね。市民協働課をあそこへ入れるという認識でいいんですか。センターという看板を掲げた建物はなくすということなんでしょうか。
103 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 組織の中で市民協働課の下に市民活動支援室と男女共同参画センターというのが入っております。また施設自体につきましても両方を考えておりますので、センターそのもの全て、市民協働課、市民活動支援室も含めて移転したいというふうに検討しております。
104 ◯1番(今大地晴美君) 現在の男女共同参画センターには研修室が大小合わせて6つあります。特に調理室やくつろげる和室に加え無料開放されている交流室もあって、活動の拠点として利用しているNPOや市民グループがたくさんあります。一方、南公民館は、現在入っている観光協会と、あと今使える、市民が利用させていただける場所というのはホールと和室と調理室と研修室が一つです。また駐車場も非常に狭いですね。現在の男女共同参画センターと南公民館に入れられてしまう市民協働課ですけれども、南公民館とセンターとではその差が歴然としております。センターと同じような市民活動やNPO活動を続けていくことは、どう考えても南公民館では無理です。
先ほど部長もおっしゃられたように利用率も非常に高いです。稼働率。市民や市民活動をしている方、NPOで一生懸命活動されている方には、なくてはならない施設です。市民の皆さんもセンターの存続を強く望んでおります。
特に男女共同参画センターという名称、あそこに大きな看板がありますよね。あれを見るとたくさんの女性の方が励まされます。あそこを通るたびに、敦賀にはすごい大きな立派な男女共同参画センターがあるんだと。よそから女性議員の方が来られたときに、みんな感動していただいています。
特に男女共同参画センターという名称は、敦賀市の女性ネットワークの皆さんの熱心な取り組みによって現在まで受け継がれてきた、続いてきた歴史があります。センターの名称とともに、ほかの施設との併合ではなく単独で施設を存続するべきです。
その点につきまして、まず市長の見解をお聞きしたいんですが。
105 ◯市長(
渕上隆信君) 男女共同参画センターという名称につきましては、残すような方向で検討していくものだと思っております。
106 ◯1番(今大地晴美君) 名称がどこに残るんでしょうか。南公民館の中に入るという感覚ですよね、今の事態ですと。南公民館はなくせませんよね。そこのあたりはどうなるのか教えてください。
107 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 議員おっしゃるとおり、名称につきましては南公民館と併設といいますか、中に入るという形の中で生かしていきたいというふうに考えております。
また、先ほど御質問にありましたように、会議室等、面積が余りにも少ないのではないか、狭いのではないかという御質問等もございました。貸し館業務が現在の男女共同参画センターの中で結構占めていると思われますので、そういった部分につきましては公民館に移管するということで、その他の部分につきましては、例えば1階のホール、ある程度スペースがございますので、そういった部分の改修も簡単にできるかと思います。またトイレ等につきましても、洋式トイレと和式トイレの比率等を考えますと、そちらのほうも洋式のトイレに変えていかなければいけないのではないかと、こういうふうに考えております。
ということで、ある程度、入るような状況になった場合につきましては、想定しまして、受け入れ体制についても十分今後検討してまいりたいというふうに考えております。
108 ◯1番(今大地晴美君) 駐車場の問題についてはどうですか。
109 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 駐車場の問題につきましては、子育て支援センターが近くにございますので、そちらのほうを利用していただくか、あるいは市営の白銀駐車場が近くにございますので、そちらのほうを活用していただく。もともと勤労福祉センターにつきましても当初は非常に駐車スペースが少なかった。こういった苦情が多かったこともございます。ということもありますので、今後いろいろな検討を加えた上で、駐車スペースを確保できるように検討してまいりたいというふうに考えております。
110 ◯1番(今大地晴美君) それでも現在結構駐車場も確保されていて、男女共同参画センターの使いやすさに比べたら、子育て支援センターとかも道狭いんですよね。あそこにたくさんの車が次から次、駐車しようとして、それこそ学童の迎えにいくときでも結構大変なんですよ。ちょっと暗いときになると非常に見にくい。細い道だし。そういうところで市民の方がこういった活動の拠点として駐車場だけ使わせてもらう。そこでもそんなにたくさんとめられませんよ。何台とめられると考えていますか。
白銀、結構遠いですよね。そこから歩いてくることを思ったら。
そういうことも考慮して考えていかなきゃいけないと思うんですけれども、最初にまず観光協会をアクアトムに入れ、玉突き状態であいたところに入れればいいわという、そういう安易な方法ではなくて、市長の方針じゃないですか、市民の声をちゃんと十分に吸い上げる。そういう中で、市民に対してどういう説明をしていくのか。市民の声をどうやって今後吸い上げていくのか。それについてまずお答えください。
111 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 既存施設の機能移転につきましては、100%そのまま移転するということはなかなか困難な部分があるかと思います。今後、公共施設につきましては統廃合を進める中で、そういったいい条件の施設、現在の条件をそのまま移転するということはなかなか不可能かと思いますので、できる範囲内で可能な限りそういった御要望につきましてもかなえていきたい、応えていきたい、こういうふうに考えております。
住民に対します説明につきましては、また広報等を通じまして、またパブコメ、あるいは意見交換会等を通じまして進めていきたいというふうに考えております。
112 ◯1番(今大地晴美君) 現在男女共同参画センターを利用している市民活動、それからNPO法人、そういう方たちへもちゃんとした説明をする機会はあるのかどうか。
113 ◯企画政策部長(池澤俊之君) そういった関係機関に対しましても、そういった意見を聴取する機会を設けたいというふうに考えております。
114 ◯1番(今大地晴美君) 今の男女共同参画センターがなくなるということは、敦賀市の男女共同参画推進の衰退と縮小にもつながるんですよね。それではなくて、先ほど和泉さんもおっしゃっていました。駅前にPFIで新しい施設を建てるなら、そこに男女共同参画も含めたのをというとてもいい案をお示しなさったわけですけれども、そういうところで、南公民館、結構使い勝手が悪い。それに改修費またかけるんですか、市債を組んで。結構な改修費かかりますよね、あそこを直そうと思うと。トイレにしろ何にしろ。トイレの数も絶対数足りませんし、現在の男女共同参画センターと南公民館の利用率と利用人数とかをちゃんと比較、検討しておりますか。
115 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 詳細な部分、細かな部分につきましては、まだ詰めている段階ではございません。まずは既存の施設の機能がどの程度まで移転先と考えています南公民館の中で可能かどうか、あるいは改修することで可能かどうかということ。あるいはまた駐車場の検討、また関係団体の検討、こういったいろいろな部分がありますので、一つ一つ順次クリアしていきたいというふうに考えております。
116 ◯1番(今大地晴美君) アクアトムのほうに入ってしまいますけれども、関連しておりますので。
観光協会が入るという経緯があるわけなんですけれども、まずその先に観光協会についてお尋ねしたいんですけれども、観光協会がアクアトムに入る際は、テナントとして入るのか。また、どのフロアに入るのか。テナント料はどこへ行くのかということについてお聞きします。
117 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 観光協会につきましては、本市はアクアトムの1階部分を占用する予定でございますので、その事務所部分プラスアルファの部分として活用させていただきたいというふうに考えております。
また、観光協会が移転した場合につきましては、観光案内業務の充実、また実施、そういったものも考えております。
そうした中で、管理方法につきましては、当面の間は直轄直営、これを想定しております。ということで、前提条件がありますけれども、料金収受等の行政行為が必要であるということから市職員の常駐が必要になってまいります、アクアトムに対しては。ということで、管理方法といたしまして市職員1名プラス観光協会の職員。これにつきましては施設使用料を相殺するという形で委託する、こういった方法を考えております。
以上でございます。
118 ◯1番(今大地晴美君) そうすると、市の職員さんが1名と観光協会、たしか職員さん観光協会でも5人いらっしゃったのかな。そんな中で、そうすると、そこの1階のフロアは市の責任においてということでよろしいんでしょうか。
119 ◯企画政策部長(池澤俊之君) そのとおりでございます。
120 ◯1番(今大地晴美君) それでは、まずアクアトムについて再度聞き直します。
アクアトムについては、平成26年当初、市は所有しない、維持管理費も出さないという姿勢でいましたが、26年7月にはこれまでの方針を転換して検討するという方針に変わった経緯があります。その後、敦賀市と機構、文科省、県との協議がまとまらない中、3月末の時点で、市はアクアトムを県と所有し、1階部分を観光の拠点として使う旨を県に伝えておりますが、協議して折り合いがつかなければ新しい市長が原点に戻すと判断するだろうという文章で河瀬市政での協議が終結していると思っていますが、それで間違いないですか。
その点を踏まえまして、まず渕上市長になってから議会への9月7日でしたか、最初の説明会を開催するに至るまでの、まずその期間どういうことがあったのかということを詳細な説明をしてください。
121 ◯企画政策部長(池澤俊之君) アクアトムにつきましては、当初、本市はその所有、活用を困難であるとしていたところですが、平成26年7月に中心市街地の統計データ等が取りまとめられる中で、その衰退傾向が顕在化してまいりました。これを受けまして、この衰退傾向を押しとどめるために、昨年9月に福井県と共同で所有、活用を進める旨を表明いたしました。
また、ことし2月2日に前市長と杉本副知事との協議が行われ、アクアトムの所有、活用について前向きに進めることを福井県と合意したと聞いております。
しかし、具体的な活用内容や経費の負担割合等が全く決まっていなかったことから、福井県と本格的に協議を進め、おおむね8月21日に事務方べースで現在の活用内容及び所有、経費負担の割合等について合意を取りまとめたところでございます。
以上でございます。
122 ◯1番(今大地晴美君) 事務方でまとめたと。その後、渕上市長さんに継がれた中で、最初の選挙の後、6月、渕上さんの文書が出てくるのが初めて説明をするというところのくだりで。その中でどういう説明がされたのか。今聞いていても、この間どういうことがあったのかというのが、アクアトムのこのことについて全く市民への説明というのがきちんとなされていませんよね。パブコメを求めたにしても、幼稚園や保育園、そういうところへ積極的に文書まで流して、こういう施設をつくって子供の施設だからって。そういうところを集中的に、パブコメを求めて返事くださいよとやっているんですよね。それでおおむね良好だからという回答を市議会へ出している。
そのあたりも含めて、これまでの経緯、河瀬市政の中でずっと言ってこられたのが、住民への説明、それと住民のあり方委員会を、アクアトムについてどうするのかと。そのあり方について住民と話し合いをしながら決めていかなければいけない。それから議会の議決を経た後でないと申請を出さないという流れがずっと続いていたんですよね。そこへなぜ転換になったのか。住民のあり方委員会なんていうのも全然立ち上がっていませんし、住民への説明会も開催されていませんし、議会の議決も経ないままに、もう既に9月の議会議員説明会が済んだ時点ですぐに文科省へ申請出していますよね、県と一緒に。そのあたりの経緯を市民にわかりやすく、今この場で説明してください。
123 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 平成27年2月2日に、まず前市長と杉本副知事との協議というのがございました。その中で、新しい体制でも進めたいとしまして前向きに進めることで合意が図られました。
また3月23日には、本市のほうから初めて1階部分の所有、活用案を提示いたしました、県に対して。この段階では、福井県と本市との間で所有割合につきましては5対5ということでございました。
その中でまた6月3日には、本市のほうから福井県の単独所有で一部入居案、これを提示させていただきました。これにつきましては、県が単独所有し、1階部分へ敦賀市が入居したいというような内容でございますけれども、これにつきましては県のほうからの反対によりまして実ることはなりませんでした。
こうした中、7月23日に、本市から県との所有割合につきまして8対2ということで1階部分の所有、活用、これを提示させていただきました。また同時に、初期解体費用につきましても全て県の負担でということの内容でございます。福井県につきましては、平成28年度の供用開始、これを目指すというところで合意したいと、こういうふうな回答がございました。
この7月23日の段階、この結果を受けまして、それ以降、具体的な今回議会等に説明させていただいた内容でのアクアトムの活用策について説明させていただきました。
以上でございます。
124 ◯1番(今大地晴美君) 情報公開資料の厚さを見るだけでも、すごく市の職員さんが苦労されて県や機構とやりとりしているのが非常によくわかると思うんです。これだけの文書が残っているんですから。だけど県の無理やりな。副知事が言っていますよね。途中から横やり入れて済みませんみたいなことを。それも文書に残っていました。結局、横やり入れてきたんですよね、県が。西川さんが残せと言ったからと。それもありました。
そんな中で、一生懸命20%にしたんだよと思っていらっしゃるんでしょうけれども、その前に一番大切な市民に向けての説明会及び議会へも何も事前の、説明会をする前に、なぜもっと早い段階できちんとした説明がなかったのかというのが腑に落ちないんです。
それと次、市側は住民への説明と議会の議決が必要と言い続けてきた。無償譲渡に際して、用途に条件がついた条件つき寄附が議会の議決を得ないまま進めることになったのはなぜか。京都まで行って職員さん、ちゃんと調べてきていますよね。総務省にも何度も問い合わせをして。
なのに今回、9月7日まで議会への説明まで何もなかったのか。この点についてお尋ねします。
125 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 議員さんおっしゃいますように、昨年9月から福井県と共同での所有、活用を表明いたしましたが、この中で大きな課題の一つが議員から御質問ありました無償譲渡に伴い議決を要するか否か、すなわち言いかえますと負担つき寄附に該当するか否かでございます。
機構からは、違約金等を定めた特約条項、これは設けませんが、アクアトムの使用目的としましては、原子力の人材育成、また研究対策、立地地域の振興、この3点という条件が示されておりまして、この条件を遵守しなかった場合、一般的な法令に基づき対応するとの方針が示されました。そこで、この一般的な法令に基づき対応するという文言、この文言が負担つき寄附の負担に当たるかどうか、ここが焦点となりました。
これにつきましては、議員さんもおっしゃいましたように、昨年12月に地方自治法の所管省庁であります総務省から見解が示されました。総務省の見解としましては、何らかの違反をした場合に返還することをあらかじめ約束すること、これを負担つき寄附の該当要件とし、機構の一般的な法令に基づき対応するという方針につきましては、一般則を定めたものであるのみで具体的な条件や負担を定めたものではないということで、負担つき寄附には該当しないというものでした。
この結果を受けまして、地方自治法を所管する総務省の見解、これに基づき県とも協議した上で、負担つき寄附には該当しないと判断をいたしました。
さらに議員さんもおっしゃいましたように、総務省の見解を受けた後も慎重を期し、京都府の旧私のしごと館の無償譲渡の手続を調査いたしました。ここでは負担つき寄附として議案上程をしておりますが、違約金といった具体的な条件が付されていたことから本市のアクアトムとは取り扱いが異なると判断いたしました。
以上でございます。
126 ◯1番(今大地晴美君) 総務省の見解の中には、判断、判例もあるんですけれども、その判断は自治体に任せる、裁量に任せると。議会の議決が必要とあればそちらを選ぶすべもあるような、ちゃんと残っていますよね、文書が。県のほうがそれを認めないという、なぜ議会を通す必要があるかということをずっと言っているわけで、何で県にそこで負けてしまったのかなというのが残念でならないんですけれども。
別に条件として挙げられている中で負担つき寄附の議決が要るからじゃなくて、職員の皆さんは議会のきちんとした賛成を得てからじゃないと進められないということを言っているわけですね。議会で議決をいただくこと、それから住民への十分な説明をすることということをずっと言っていらした。ちゃんと議会というものをきちんと尊重してくださって、そういうことを最後まで言い続けているんですよね。
それが現時点では9月7日のあの説明会まで議会は何も知らされなかったし、住民への説明会は一回も開いていませんよね。住民のあり方を問う、そういうのを立ち上げて、そこの答申を受けてからという内容も以前はちゃんと含まれていましたよね。
そういうことをなぜすっ飛ばしたのか。そこのあたりを教えてください。
127 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 手続に関しましてはなかなか難しい点がございまして、どうしても3年間ずっと放置していた状態でございましたので、一刻も早く処分方法といいますか活用方法につきまして判断を下したい、方向性を決めたい、こういった中での関係各位、関係団体との協議等を踏まえた、県も含めた中で、こういった活用策、案を提出させていただきました。
128 ◯1番(今大地晴美君) 急いでいたのは県と機構だけで、敦賀市、全然急いでいませんでしたよね。結局そこに押し切られたという形なんですけれども、そういうふうに言い切ってもいいですか。
129 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 前政権の民主党時代に事業仕分けの対象としましてアクアトム、廃止という方向になりました。ただ、この建物につきましては、まだ残存年数も残っておりまして、活用すべきではないかという意見が多かったことを受けまして、なるべく早い時期に処分、活用方法等、方向性をしっかりと決めた上で進めなさいというのが国の方針でもありましたので、そういったこともありまして、できるだけ早い時期での方針決定、また活用策の案の提示等をさせていただきました。
以上でございます。
130 ◯1番(今大地晴美君) 一時は機構が解体して、市に更地にして返すというところまで行っていますよね。そこが覆されたわけですよね。そこに県が絡んできた。横やりを入れてきたのは県であるというのが私の認識なんですけれども。
その中で、機構が試算したところ解体にはすごいお金がかかると。どれくらいかといったら1億かかるよと。その中で入札とかそうすると六、七千万円でおさまるのではないかという話も出ています。それにしてもらうのが一番お金のかからない方法だったと思うんです。それが結局2億円で敦賀市は1階フロアを改修する、そういうところになりました。
核燃料税のほうから1億3000万円。残りの7000万円は市債を組むということで、今議会に予算書の中に入っています。その中で、今回の7000万円の市債の償還計画について説明をしてください。据え置き期間及び償還期間、それから利率、元利合計での総計金額が毎年幾らになるのかということも含めて、お願いいたします。
131 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 7000万円の償還につきましては、仮に償還期間が耐用年数と同等程度の20年と仮定しまして、かつ利率を直近の地方債償還利率であります0.47%、これを用いまして計算いたしますと年間約430万円の元利償還金が生じることとなります。つまり年間430万円がランニングコストとなり、これにアクアトム活用計画でお示ししました最低の来館者数であった場合の維持管理費の不足額543万円と合算しますと、年間最大で約970万円のランニングコストが生じることとなります。
仮に来館が振るわない場合、970万円のコストが新たに生じることとなりますが、これにつきましては、アクアトム活用計画でお示ししましたとおり既存施設機能の移転やその解体によりまして当該施設に係る維持管理経費、約1000万程度ですけれども削減可能であることから、本市財政全体の負担としては生じないと考えております。
以上でございます。
132 ◯1番(今大地晴美君) あの計画、最初、私たち議会に示した中では、来館者数が最大と最小とずっとあったんですけれども、中ぐらいの5万7000人ではそもそも最初から283万円、最低の3万8000人では543万円の赤字になると、そう書かれていましたよね。あれにも償還のああいうのは入っていましたか。それが含まれていたのか。
それと、先ほど市の職員の給与、大体平均の市が出しているのですと320万円。その分も含めてないですよね。
実質の一体市がこれから毎年持ち出すのが幾らになるのかというのを教えてくださいよ。まず来館者数で1000万円のお金と相殺できるという話ではなくて、実際、市が一般財源から持ち出す金額は幾らなのかというのを教えてください。
133 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 先ほど説明申し上げました元利償還金の年間の所要経費430万円に今ほど議員さんおっしゃいました最低の来館者数であった場合の赤字となります維持管理経費の不足分543万円、これを足しますと970万円になります。これプラス市職員1名分、仮に320万円としまして、これも管理の割合につきましても8対2で行いたいと思いますので、敦賀市の負担としては2割となると思います。ということで約60万円ということになりますので、約1000万近くになるかと思います。
以上でございます。
134 ◯1番(今大地晴美君) 20%の分で、それが何でそういう金額になるんですか。そこのところよくわからないんですけれども。もう一度わかりやすく説明してください。
135 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 市職員の1名分の給与費が約320万円としまして、それの20%が市の負担ということになるかと思います。8対2の所有割合と同じで、管理経費につきましても2割相当分を負担するということで、市の本当の負担分につきましては約300万円の2割ということで60万円という計算でございます。
136 ◯1番(今大地晴美君) それは市の職員の給与の分でしょう。全体の最初に出ているじゃないですか、最初に入館者数とペイするという話が。その話と全然つじつまが合ってないような気がするんですけれども。
137 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 不足額の543万円に先ほどの7000万円の元利償還金分の年間分の利子、元利償還分430万円を足して、なおかつ今の60万円を足しますと約1000万ということになります。
138 ◯1番(今大地晴美君) 全部の維持管理費の20%が1000万円ということですか、敦賀市が負担するのは。アクアトム全部として何事も考えていくんですか。そこの部分。その分の全部のかかる経費を計算した上で、全て20%で割ってしまって計算するという方式なんですか。
139 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 維持管理経費につきましては2割負担ということになります。また1階部分の内装の改修費用につきましては2億円でございますけれども、これは全て市の負担ということになります。この財源といたしまして起債が7000万生ずるということでございますので、その分の元利償還分が年間430万円ということになりまして、維持管理経費の2割負担分の不足額543万円と足しまして970万円となります。プラス市職員1名派遣いたしますと300万円、これにつきましては共通経費としまして2割負担ということで60万円ということで、総計いたしますと約1000万ということになります。
以上でございます。
140 ◯1番(今大地晴美君) そうすると、この前示した1000万円の維持管理費、敦賀市が負担するというのは、償還金も入っているという計算ですか。それって説明にありましたっけ。1000万円、維持管理費。全体があのときに全部で四千何百万、5000万でしたっけ。その中で1000万円ですよという説明がありました。その中で結局1000万の維持管理費、償還金とか全部入っていましたっけ。そういう説明ありましたっけ、9月の説明会の中に。
入っていましたか。それは、私は全然覚えがないんですけれども。
そうすると市債を組みますよということで、結局、改修費用が2億円かけて改修します。そうすると赤字になる分ありましたよね。最大数の人数が見込まれても33万円赤字になると。そうすると今おっしゃったように20%の負担だけでいくと、最大の人数7万6000人が来れば33万円の赤字で済むけれども、来館者数が中くらいだと5万7000人では283万円の赤字、3万8000人では543万円の赤字になるというのは、償還も全て含めた上での赤字ということでよろしいんですか。
141 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 最低来館者の3万8000人の場合につきましての543万という部分につきましては、ただいまの7000万円の元利償還分部分については含まれておりません。
142 ◯1番(今大地晴美君) そうすると、中くらいの283万円には含まれているんですか。
143 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 全て元利償還金部分については除いた数字でございます。
144 ◯1番(今大地晴美君) じゃ、市が毎年持ち出すお金は、これから幾らになるのかというのを教えてください。
145 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 先ほどから申し上げておりますとおり、最大で約1000万程度となる予想でございます。
146 ◯1番(今大地晴美君) そうすると、1000万の赤字は、入館者数が多くお金が入ってきましたというのを引いた上で毎年1000万円が赤字ということでいいんですか。
147 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 単純に、純粋に1000万円の赤字ということになりますけれども、既存施設の移転等によりまして市全体の財政としましてはプラスマイナスゼロになるということでございます。
148 ◯1番(今大地晴美君) それが男女共同参画をあそこに持っていくところで、それが全体としてはマイナスにならないということですか。
149 ◯企画政策部長(池澤俊之君) そのとおりでございます。
150 ◯1番(今大地晴美君) それと、先ほど観光協会の中で職員を配置するに当たっては、観光協会の中に敦賀市の事務所というか、敦賀市の管理事務室みたいなのは観光協会の中に置くという概念でいいですか。一緒にそこを、わざわざ事務室つくるわけではないですよね、市の。
151 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 観光協会と一体となって働いていただく、こういうふうな考え方でございます。
152 ◯1番(今大地晴美君) そうすると、観光協会へ市の職員を派遣するという形をとるんですか。
153 ◯企画政策部長(池澤俊之君) まだどういった位置づけで、どういった人員、どういった職種の職員を配置するか、こういったところまでは具体的に詰まってはおりません。
以上でございます。
154 ◯1番(今大地晴美君) 全体としては、アクアトムだけで見ると1000万円の赤字になるけれども、赤字というか支出になるけれども、敦賀市全体の予算としては全然変わらないということなんですよね、今おっしゃっているのは。
でも渕上さんは、事業仕分けとかにも非常に関心をお持ちで、ずっと一生懸命予算の削減というのを議員の時代からやってこられた。今回も厳しい市長提案理由を述べておられますよね。それと今回のアクアトムの件については、渕上さんの方針というのか、合わないんじゃないかと思うんですけれども、その点について渕上さんの御見解をお聞きしたいんですけれども。
155 ◯市長(
渕上隆信君) おっしゃるように厳しい財政の中でございます。どうやって削減していくかということもありますが、施設につきましては老朽化ということもありますので、老朽化を含めながらどうやって施設の複合化ということをしていくかということも課題としてやらないと、将来的な財政的な縮減ということはできないと思っております。
156 ◯1番(今大地晴美君) アクアトムに関連してお聞きしているんです。全体のことはよくわかっています。渕上市長の方針というのは、市長提案理由の中でも述べられておりますし、それは十分理解しております。
だけど今回のアクアトムについては、納得できない部分が余りにも多過ぎて、それが本当に渕上市長の方針にちゃんと合致したものかどうか。そこの点をお聞きしたかったんです。
157 ◯市長(
渕上隆信君) アクアトムにつきましては、私が引き継いだところでは、50%ずつ持つということで県とがっぷり組んだままの状態で動かないという状況だったかと思います。そのままでは解決策が何も見出せないということでございまして、何とか敦賀市に有利な方向でまとめてくれるようにということで指示を出したところでございます。
その中で、今回のような割合で、また解体費も県が持つということでおさまってきましたので、私とすると十分頑張っていただいたなというふうに感じているところでございます。
158 ◯1番(今大地晴美君) 既に申請出しております。受理されましたね。たしか文科省で受理されました。今後の議会後のスケジュールを教えてください。
159 ◯企画政策部長(池澤俊之君) まず今後のスケジュールにつきましては、まず1月中にプロポーザルを実施いたしまして、業者、企業を選定いたしたいと考えております。その後、仮契約を2月中に受けまして、次の3月定例議会におきまして、契約案件としまして議案として上程したいというふうに考えております。
160 ◯1番(今大地晴美君) 機構さんとは借地というか契約を結んでいて、毎年、固定資産税と、それから土地貸付料で大体1600万円が市の収入になっていたわけですけれども、その分のマイナスはどういうふうに考えておられるんですか。
161 ◯企画政策部長(池澤俊之君) おっしゃるとおり土地の部分につきましては固定資産税が入ってきません。ただし、県のほうが所有いたします2、3階部分につきましては、2階か3階の部分どちらかを他の企業かそういったところに貸す予定と聞いておりますので、その部分につきましてはテナント料が入ってくる可能性はございます。
以上でございます。
162 ◯1番(今大地晴美君) そのテナント料は県に入るんですよね。所有しているところが入居者からテナント料をもらうとたしかなっていたと思うんですけれども、違いますか。それが直接市に入るわけじゃないですよね。
結局、土地貸付料というのはゼロになるわけですし、固定資産税もゼロになる。その部分についてはどのようにお考えですか。
163 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 申しわけございません。ちょっと勘違いしておりまして。
固定資産税の土地の部分につきまして、テナントで入ってくる業者の相当部分につきましては取ることができるのではないかというふうに考えております。
164 ◯1番(今大地晴美君) そうすると、県の所有しているところに入るほかのそういった団体であるとか企業かどうかわかりませんけれども、原子力関係のそういうところが入ってくるとしても、そのテナント料は市に入ってくるということでいいんですか。
165 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 申しわけございません。ちょっと確認いたしたいと思いますので、また後ほど回答させていただきたいと思います。
166 ◯1番(今大地晴美君) そうすると、今の時点では市に入ってくるのはほとんどないという認識でよろしいんですね。一応大体毎年1000万円ずつ支出することになるということで、よろしいんですね。
167 ◯企画政策部長(池澤俊之君) そういうことになります。
168 ◯1番(今大地晴美君) また先ほどお聞きしましたどれだけ市に収入があるのか、土地貸付料については、また回答をよろしくお願いいたします。
あと19秒ですので。
アクアトムについては今後まだ質問される方がおりますので、今大地の質問はこれで終わらせていただきます。
169 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 申しわけございません。
先ほどの今大地議員の御質問ですけれども、テナント料につきましては、今後県と詰めていきたいというふうに考えております。
以上でございます。
170 ◯議長(
有馬茂人君) 次に、北川博規君。
〔3番 北川博規君登壇〕
171 ◯3番(北川博規君) それではお願いします。
今までいろんなやりとりを聞いていて、透明性、そして説明責任という、この2つのキーワード、これが今もやっぱり大きくクローズアップされてくるんだなということを感じています。市議会の一般質問ですけれども、市の抱えるいろんな課題を、それから問題点を市民や、それからここにいる議員、それから理事者の方と共有していく。その意味はとても大きなものがあると感じております。
ただいまから通告に従って3つの大きな質問をさせていただこうと思います。密度の濃い時間にしたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。
まず1つ目に除雪への対応についてということです。
これまで議会の中で除雪についてお願い、そして確認をさせていただいてきました。いよいよ雪のシーズンを迎え、再度確認をさせていただきます。
県道、国道については、いろんな台数をふやすというニュースも耳にしております。今回は特に市内除雪という点でお伺いしたいと思っています。
これまでに理事者の皆さんからは、今年度は民地について雪置き場に関する調査を除雪業者に対して実施する。そして、それをもとに除雪作業の協力を地元に行っていく。情報交換を行える場を設けていく予定であると伺ってきています。
まず1点目です。今申し上げた地区の皆さん、そして行政、担当業者さんという三者による情報共有と調整の場の実施、その進捗状況をお願いします。
172 ◯建設水道部長(寺島昭広君) まず初めに雪置き場について、地元、市、業者の三者協議を予定している進捗状況でございますが、予定している地区数と終了地区数についてお答えいたします。
まず予定地区数につきましては、市街地内の83地区を予定しており、現在までに25地区において除雪に関する情報交換と雪置き場に関する協議が終了しており、実施率といたしましては約30%でございます。
まだ協議が終了していない地区につきましては引き続き協議を行いますが、地区によっては複数の業者が除雪を行っているところもあり、区長、市、業者の三者の日程調整や協議を行った地区につきましても各所有者に雪置き場の協力依頼を行っておりますので、一つの地区が終了するのにかなり時間を要しているところでございます。引き続き、残りの地区につきましても協議を行ってまいります。
以上です。
173 ◯3番(北川博規君) 30%の実施率ということでしたけれども、まず実施された中で、課題になったこと、また今までと違ってこういう点はよかったなという点があったらぜひ紹介いただきたいなと思います。
174 ◯建設水道部長(寺島昭広君) 協議の中で課題となった点につきましては、空き地の所有者が市外や県外の方で連絡がとれない、また空き地があっても協力が得られない、そして路上駐車が多いなどの課題がございました。
また協議内容でございますが、新たな雪置き場の確保や除雪の作業路線の順序、それから通学路の確認、また通学路における交差点内の見通しの確保、こういった協議を行っております。
以上です。
175 ◯3番(北川博規君) 今なかなか調整が難しいという声がありましたけれども、市民の皆さんにとっても大きな問題ですし、精いっぱい協力していってほしいという、その思いを私からも伝えていきたいなと、この場をかりてお伝えしておこうと思います。
さて、30%の実施ですけれども、あすにでも雪が降ってもおかしくない季節になってしまいまして、残り70%ですけれども、これからの実施予定、そしてこの可能性。
というのは、やり出した以上、全部の83地区、ある程度期待していると思うんですね。そこにやっていかない、やれなかったというのは公平性という意味で大変大きな問題をはらんでくる。そのように感じますけれども、これからの見通し、それを教えていただけますか。
176 ◯建設水道部長(寺島昭広君) 先ほども申しましたように、三者の日程調整、こういったところがなかなかスムーズに行かないというところでございます。これからも引き続き順次調整のついたところから実施をしたいというふうに思っております。
空き地の雪置き場についてなんですけれども、これまでに1684カ所、この箇所について協力をいただいておるところでございます。今年度の業者へのアンケートの結果で二百数十カ所新たに追加をしたいというところで、83地区についてお願いをしているところでございます。
以上です。
177 ◯3番(北川博規君) 大変な仕事だと思います。先ほどもあったように複数の業者さんが絡んで、恐らく夜の調整ということも多くなってくるでしょうし。ただ、先ほど申し上げたように公平性、これはそれ以上に大事な部分だと思いますので、ぜひこれからも努力していただくことをぜひお願いしたいなと思っております。
さて次ですけれども、先ほど和泉議員からも質問がございましたので、重なった部分はできるだけ避けてと思います。というのは、敦賀市の場合、塩水化の可能性があるので消雪施設の設置は難しい、そういう答弁をいただいていますし、広報つるがやいろんなところで広報されています。
公平性、透明性という点から再度伺いたいと思います。かなりの数の消雪施設設置の要望が出ている。これは先ほどもお聞きしました。一部、設置されているようにもお聞きしています。要望の数なんですけれども、平成26年、27年、設置数、これからの予定はどのようになっているのか。そのあたりをお願いします。
178 ◯建設水道部長(寺島昭広君) 消雪施設の要望件数でございますが、平成26年度末で98カ所、延長にしまして41.5キロでございます。
平成26年度、平成27年度の消雪施設の設置数につきましては、市道183号線の松島町と市道長谷2号線の長谷の2地区で整備をいたしております。これは整備中でございまして、まだ完成はしておりません。
今後の整備予定箇所でございますが、施設の整備には多額の費用が必要であり、供用開始後、毎年必ず維持管理、修繕等のメンテナンス費用も発生いたします。そのため機械除雪よりもコスト高でありますので、整備路線の費用対効果や機械除雪のバランスを図りながら整備の必要性を検討し予定箇所を決定してまいりたい、このように考えております。
以上です。
179 ◯3番(北川博規君) 塩水化が生じるおそれがあるということが認知されてきている中で、消雪施設の設置が認められていない地区また要望をあえて出さないで我慢している地区もあると思っています。設置されている地区とそうでない地区との基準については、先ほど和泉議員の質問の中で確認させていただきました。現在設置されているところ、そこは塩水化の心配がない地域である。つまり河川水を使った地域である。全て河川水を使った地域である。これについてはいかがですか。100%そうなんですか。
180 ◯建設水道部長(寺島昭広君) 先ほども御回答いたしましたが、現在整備を進めている消雪施設につきましては、塩水化を防ぐため全て河川水を利用しております。ただいま整備中の市道183号線松島町と市道長谷2号線長谷でございますが、この2地区につきましても河川水を利用しておりますので、塩水化が生じることはございません。
以上です。
181 ◯3番(北川博規君) 過去の消雪装置を設置されている、しかもそれを今活用している、その地区についてはどうなんですか。
182 ◯建設水道部長(寺島昭広君) 済みません。今はっきりした資料を持っておりませんので。ただ、過去につきましては地下水も幾つかございます。しかしながら現在では、塩水化の問題が顕在してからは全て河川水で整備を行っております。
以上です。
183 ◯3番(北川博規君) 要するに、河川水を使った消雪施設は現時点で過去のものを含めると100%ではないと。それはいいと思うんです、それで。恐らくエリアによっては機械除雪が通れない道は当然あるでしょうし、先ほど和泉議員からあったように本当に細くて込み入っている場所はたくさんあり、それも河川水を使えない場所について地下水をどうしても使わざるを得ない。それはオーケーだと思うんですね。
でも、それをぜひいろんな形で市民にオープンにしていただきたい。ここはこうこうこういう理由で河川水も使えない。でもどうしても設置が必要なんだから地下水を使って消融を行っている。このあたりをこれから機会あるごとにある程度きちっと説明をしていく。これは必要なところかなと思っています。市民感覚でいうと、あそこは地下水使ってやっているよというこの結果だけがひとり歩きしている。その不安がとても私としては大きくなっているのを感じるだけに、ぜひ説明ということをしていただきたいなと思っています。それによって市民全体の公平感が生まれていくだろうなと思いますので、ぜひその努力もあわせてお願いしたいなと思います。
ここまでのところで市長のお考えをぜひ伺っておきたいと思いますが、いかがでしょうか。
184 ◯市長(
渕上隆信君) 地下水を取り過ぎて塩水化になるという認識がない時期の地下水を使った消雪装置があるのではないかと思っております。今の時点では、もうそれがわかった時点では使えないというふうに考えています。
185 ◯3番(北川博規君) 何度も言うように、それはそれで仕方ないと思います。ただ、その部分、随分昔設置した部分については、塩水化云々についてまだとやかく言われなかったし余り意識もなかった。そういうところを明らかにしていく。その必要があるかなと思っています。
次に、公共施設、学校、保育園、幼稚園、児童クラブ、その除雪、通学路の除雪について、どのようになっているのか、ぜひ方針をお伺いしたいと思います。
186
◯教育委員会事務局長(若杉実君)それではまず学校の件でございますけれども、学校の敷地内につきましては、各学校で校長の指示のもと、教職員が中心となって児童生徒の通学路を確保したり、駐車場の除雪をしたり、各学校で対応しております。
通学路の除雪につきましては、教職員だけでなくPTAや地域の方々にも御協力をいただき、児童生徒が安全、安心に登下校できる体制づくりをしていただいております。
以上でございます。
187
◯福祉保健部長(
北野義美君) それでは私のほうから保育園と児童クラブの除雪のことで御説明を申し上げます。
道路河川課による市道の除雪時にあわせてその除雪を行っております。また避難経路の確保を初め除雪機械が入らないところにつきましては、地域や保護者の皆さんの御協力を得ながら、そしてまた職員総出で除雪を行っているところであります。今年度につきましても、そうした体制を敷くことで保育園並びに児童クラブの運営に支障がないように万全を期していきたいと思っております。
以上でございます。
188 ◯建設水道部長(寺島昭広君) 少し今の御質問の前に、地下水について、ことしの広報つるがの1月号、そこにまた地下水について述べてございますので、また市民の方にも知っていただきたいなというふうに思います。
それから今度は通学路の除雪についてお答えしたいと思います。
通学路の除雪方針については、通学時間に間に合うように午前7時ごろには作業を終えるよう除雪業者に対して指導いたしております。しかしながら、明け方の積雪や大雪などの場合には作業時間がおくれることがございますので、保護者や市民の皆様の御理解、御協力をお願いしたいと思います。
以上です。
189 ◯3番(北川博規君) 学校関係の除雪に関しては、今おっしゃったように各学校が直接業者と交渉を行って手配を行っている。嶺南6市町の中で敦賀と小浜だけがその体制をとっています。残り4町は全て行政がきちっと手配をして、朝、学校のいろんな施設の除雪は完璧に行われていると伺っています。避難所としての機能を担保していくためにも行政主導による学校、公共施設の除雪体制をぜひとっていただきたい、そのことを強く要望いたします。
いよいよ雪の季節に入ります。道路河川課の皆さんや除雪業者の活動される皆さんの協力や御苦労は大変だと思います。どうかぜひよろしくお願いいたします。
市全体の問題ですので、市民全体が共助、自助、オール敦賀という姿勢で力を合わせて冬を乗り切る。それをお願いしたいと思います。
以上で1つ目の質問を終わらせていただきます。
次、敦賀陸上競技場について。これについては大きく2つの点からお伺いします。
今回この内容について質問させていただくのは、市民の皆さんやここにいる議員の皆さんに問題点を明らかにすること、そして課題意識を持っていただきたい、そして解決の方向をともに考えていくことの必要性を持ってもらいたいということです。
質問に入らせていただきます。
まず、敦賀市における陸上競技の立ち位置について、市長はどのような認識をお持ちでしょうか。
190 ◯市長(
渕上隆信君) 近年、敦賀市における陸上競技のレベルは、全国でも活躍する選手を多く輩出しており、敦賀市にとっても代表する競技種目であると認識しております。
また、このような選手の育成については、監督や協会等関係者の熱心な指導と保護者の温かい支援と理解があってこその結果だと考えております。
191 ◯3番(北川博規君) 今、市長の言葉の中にありましたように、敦賀の代表的なスポーツであると思います。そして大事な文化でもあると。現に先日行われたわかやま国体に県の代表として参加した選手のうち約半数が敦賀出身もしくは敦賀で育った選手だということもお聞きしています。
敦賀市における陸上アスリート、そして競技愛好者の数、その状況はどのように認識されているのか、お伺いしたいと思います。
192
◯教育委員会事務局長(若杉実君) それでは、敦賀市における陸上アスリート、競技愛好者の数でございますけれども、個人的に競技を楽しむ方やサークルなどさまざまでありまして、正確な人数は現在把握しておりません。
ですけれども、敦賀マラソンを例えにしますと3880名のうち敦賀市民の参加が3140名という数字はございますので、そういう方々が陸上を愛している方はいらっしゃるのかなという部分でございます。
以上でございます。
193 ◯3番(北川博規君) 特に、今ひたむきに競技に取り組んでいる小学生、中学生、高校生、あすを担う年代層。その状況、数について把握しておられますか。
194
◯教育委員会事務局長(若杉実君) 敦賀市における陸上競技の活動は、小学生では敦賀ジュニアクラブなどで、中学生は4校、高校生は3校が陸上競技を行っております。
また27年度では、全国中学校陸上競技選手権大会や全国高等学校総合体育大会などの全国で活躍する選手も多数いるという形で認識しております。
195 ◯3番(北川博規君) 数を言いますと、約小学生が100弱、中学生200、高校生100、一般50ということで、約400名から500名が活動しています。
今お伺いした内容を前提として今から質問させていただきますけれども、敦賀市総合運動公園陸上競技場について、2つの視点から質問させていただきます。
まず、公認の競技場であることについてです。
敦賀市の大きな財産とも言える陸上競技だということは確認させていただきました。その中で、現在、敦賀市陸上競技場がどのような位置づけになっているのか、どのように認識されているでしょう。お伺いします。
196
◯教育委員会事務局長(若杉実君) まず、当競技場は昭和62年に新設してから現在まで日本陸上競技連盟第2種公認競技場として運営しております。県内では、県営競技場に次いで大会開催地としての候補に挙げられているとお伺いしております。
また、当競技場では日ごろから部活動の練習場でも利用されており、土のグラウンドではなく合成ゴムの舗装されたトラックで日々練習できるという環境になってございます。そういったところで選手等の育成につながっていると考えております。
競技場の特に利用に当たっては、26年度実績では延べ利用者数3万2988人、年間18回の大会が開催されております。
以上でございます。
197 ◯3番(北川博規君) 今お話にありましたように、現在、敦賀陸上競技場は公認競技場の認定を受けています。2種という言葉が出ましたけれども、そのあたり少し詳しくお聞きしたいと思いますけれども、公認競技場であるということは大変大きな意味を持っていると思います。2種、3種の違いも含めて、その内容をもう少し詳しくお聞かせいただけますか。
198
◯教育委員会事務局長(若杉実君) それでは、まず公認競技場の認定を受けているというところでの競技の内容について、まず述べさせていただきます。
当競技場は、建設当初より日本陸上競技連盟の第2種公認競技場として公認の継続をしてきております。公認期間は5年で、5年ごとに公認のための改修を行い、公認の継続を行っております。現在は、公認の認定を受けた際に幾つかの条件は付されておりますが、平成24年4月1日から29年3月31日の期間で認定を受けている競技場でございます。
それと2種、3種の違いというところでございます。
こちらのほうは開催可能な大会について、現在の2種ですと北信越大会などのブロック大会の開催が可能でございます。3種になりますと県大会までという形になってございます。
具体的な競技場の内容といたしましての違いですけれども、陸上競技場の基本仕様の曲走路については、2種ですと8レーンまたは9レーン、3種になりますと6レーン以上となります。また走り幅跳び、三段跳びの跳躍場については、2種ですと6ケ所以上、3種になりますと1カ所以上という、こういう違いがございます。
以上でございます。
199 ◯3番(北川博規君) 今ほどございましたけれども、やがて28年度末には現在の公認の期間が切れる。そうするとその後のことが一番気がかりになってくるわけですけれども、もし切れた場合、その後、2種公認を取るためにはどのような手続になっているか、どのような対応がなされていくのか、お聞きしたいと思います。
200
◯教育委員会事務局長(若杉実君) 2種の部分でございますけれども、平成29年3月末で現在の公認が切れるという形になってございます。理想といたしましてはアスリートの育成等につながる環境の整った競技場を維持することが望ましいと考えておりますが、しかし公認の際、先ほどもありました5年ごとにそういった検査を受けて継続という形になりますと、公認の際の改修工事には多額の費用がかかるということから、財源の確保や大会誘致による経済効果など、市の陸上競技協会等関係団体とも協議しながら検討していきたいと考えております。
以上です。
201 ◯3番(北川博規君) 関係者によりますと、2種が5年間切れたとします。そうすると、その後もし改めて切れた後2種公認を取ろうと思うと、大変な施設への投資が必要になってきて、とても難しいだろうと。関係者は、ですから2種の継続を願っています。
逆の言い方をするならば、もし3種になった場合、小中学生や今数を挙げていただいたいろんな大会、ブロック大会その他ができなくなる。その影響はかなり大きなものがある。現在、年間23、先ほどの数。その中の7つは開催ができない状態になる。これは大変予想以上に大きな影響を与えてくるものだと思います。
そこで、2種継続というところから話をさせていただきますけれども、24年に5年間の認定を受けたとき、今お話にありましたように条件つき2種公認となっています。その条件について、もう少し詳しくお願いします。
202
◯教育委員会事務局長(若杉実君) 前回公認を受けた際についた条件は3点ございます。1つ目は、障害物競走の競走路及び水濠内の舗装を改修すること。2つ目は、トラック走路の未改修部分、第1レーンなんですけれども、そこの舗装を改修すること。最後に、やり投げ助走路の改修をすること。以上の3点が次回公認申請するまでの条件とされております。
以上です。
203 ◯3番(北川博規君) 実はその条件なんですけれども、条件がもしクリアされたとしても、ほかの傷みがひどいものだから2種公認は難しいかもしれないというそういう声が上がり、陸上関係者は大変危機感を持っています。条件が示されたのは4年前になります。それからここまでの間、市としてその条件を満たすためにどのような手だてをとってこられたのか、お伺いします。
204
◯教育委員会事務局長(若杉実君) 今述べました3点につきましては、今年度中に改修工事を進めているところでございます。特に公共スポーツ施設においては、公認に限らず全ての大会等の事故を未然に防止することがスポーツ活動を安心で楽しめる施設としての役割であると考えておりますので、整備を進めていく必要があるのかな。特に今回は、この3点は今年度やっているという形になります。
以上です。
205 ◯3番(北川博規君) 市民感覚でいうと、4年前に指摘された条件が、公認が切れる直前まだ1年余すとしても、そこになってやっと手がつけられていくという、その点には大変大きな疑問を抱かざるを得ません。先ほどお話ししたように、それがもしクリアされたとしても、それ以外の部分の傷みがひどいから難しいんじゃないかという声があるのも事実です。
もし公認が取れなかった場合、大きな混乱を招くことは明らかです。2種公認を維持するためにも今後の手だてをどのようにとっていくのか、現時点でその予定をお聞かせいただけますか。
206
◯教育委員会事務局長(若杉実君) 先ほども申し上げましたとおり、現在は公認の継続をせずに、国体終了後に新規で公認の認定について市の陸上競技協会など関係団体とも協議しながら検討していきたいと考えております。
以上です。
207 ◯3番(北川博規君) 今のお言葉は大変意外なんですけれども、国体終了後ということは30年。ということは、29年の3月末に公認が切れる。そして1年間ブランクをあけて31年から云々という話になりますと、完全に公認は切れてしまうわけですけれども、そのあたりの認識はいかがですか。
208
◯教育委員会事務局長(若杉実君) 現在の部分でのお答えでございますけれども、いずれにせよ財政の状況と、あと公認取得について、またこれから市の陸上競技協会等の関係団体とは協議はさせていただきますけれども、平成30年の国体で弓道競技というところも決定はしてございます。そういったところを見て、改修のタイミング、そういったところも含めて、今現在はこういった形で考えていこうと思っております。
以上です。
209 ◯3番(北川博規君) 国体が終わってから云々では完全に2種は取れないという、そういう方向になるのは明らかです。そうなるといろんな点で支障が出てくるということは先ほどからいろんなところで述べさせていただいているとおりです。2種公認を維持する、これが今大きな問題でもあります。後ほど国体についての絡みではお話を伺いますけれども、現時点で市長のお考えを伺っておきたいと思います。
210 ◯市長(
渕上隆信君) 2種についてのお話でございますが、2種につきましては北信越等のブロック大会というのが2種に当てはまるかと思うんですが、私どもが認識しておりますのは昭和62年の竣工、それからことしの2回がそれに当てはまるのかなというふうに感じております。そういう認識ですので、現在までの29年間で3回の2種の競技が行われたとの認識でございます。
公認につきましては、まず平成28年度末で現在の公認期間を終えますが、平成30年に陸上競技場において国体の弓道競技の会場になることが決まっておりまして、その際に仮設等の設置をすることから、国体終了後に再度改修が必要になります。このような状況を考えますと、現在は公認を継続せずに、国体終了後に新規の公認認定についての陸上競技協会等との関係団体とも協議しながら検討していきたいというふうに考えております。
また今回、平成24年の認定を受けたときの条件であるのがことしやるわけなんですけれども、それにつきましては2149万2000円をかけまして第1レーンだけを改修工事をいたします。それでもトラック走路8レーンを見たときに、第1レーンだけはきれいになって、8レーンが同じ条件で走路条件を満たすことができないという状況が続きます。そうしますと、5年ごとの認定を更新するたびに指摘を受けた部分のみの補修をしている現状であることを考えますと、平成30年の国体で弓道競技に使用した後の改修で思い切って全面を改修したほうがトラックとすると競技をしやすい状況になるんじゃないかというふうに考えております。
いずれにせよ、財政状況にもよりますが、公認取得について市の陸上競技協会と協議しながら検討していきたいと考えております。
211 ◯3番(北川博規君) 何回も言います。2種公認が取れる取れない、これは大事なことなんですけれども、それ以上に公認が取れるかどうか。もし公認が認められなくなったとき、あそこでいろんな競技をやる子供たちとか一般の方にとってみると、陸上競技という個人記録を目標にした競技が全ていろんな意味で影響を受ける。大変大きな問題になるのは間違いありません。
何としても公認を継続しながら、そして全面改修があるのならばそれはよしとして、後ほどまた出てきますけれども、その間のいろんな活動を担保していく。それは大変大事なことだと考えます。
いずれにしても大至急、陸上関係者または連盟、協会との協議の場を持っていただくこと。そして、日本陸連の検査員を招請して指導やアドバイスを受ける。それを強く求めておきたいと思います。ひたむきに活動する小中学生、大変たくさんおられます。2種公認継続、これは必至のことだと思いますので、よろしくお願いします。
続いて、国体との関係についてお伺いしたいと思います。
国体まで3年。敦賀で開催される正式競技6種目プラスデモンストレーションスポーツが2種目、全国障害者スポーツ2種目、計10種目について、種目はある程度告知されていますが、その全体像がいまだ示されていません。
まず、国体というものについての市長の考えをお伺いします。
212 ◯市長(
渕上隆信君) 福井しあわせ元気国体、第73回国民体育大会でございます。もう一つ、福井しあわせ元気大会、第18回全国障害者スポーツ大会というのもございます。それでは、来敦される選手等関係者のおもてなしを含め、敦賀市民の総力を結集し、一致団結して国体、大会の成功を目指してまいりたいというふうに考えております。
213 ◯3番(北川博規君) それぞれの種目で日本を代表する選手が集まってくる国体という大きな大会を成功裏に終えるということは、これは敦賀の市民にとっても一体感と充実感を高める絶好の機会だと思います。
ただ、敦賀市民にとって、競技力はもちろんですけれども敦賀のスポーツ文化や生涯スポーツの発展に寄与していく、こういうものでなければならない。決して開催されるアスリートや競技団体だけの問題ではない。
今後、平成30年、そこまでのスケジュール、予算面での概要、市民にいつどのように示され説明が行われていくのか。これについてお伺いします。
214
◯教育委員会事務局長(若杉実君) 議員各位にも御出席いただき11月21日に開催されました第73回国民体育大会敦賀市準備委員会総会において、本組織が福井しあわせ元気国体・福井しあわせ元気大会敦賀市実行委員会に改組され、各関係団体、民間、行政が一致団結し、敦賀市を挙げて国体開催に向けて進んでいくことを再確認していただいたところでございます。
この実行委員会を核としまして国体開催におけるさまざまな業務を進めていく中で、今後のスケジュール面では、それぞれ行事等が明確になった時点で、広報敦賀や行政チャンネル、ホームページなどにより市民の皆様にお伝えしてまいりたいと考えております。
また予算面の部分、経費の面では、国体運営に係る県からの補助金制度が確立された段階で議会等にもお知らせさせていただきたいと存じます。
以上でございます。
215 ◯3番(北川博規君) 再度、時期としてはいつになるということになりますか。
216
◯教育委員会事務局長(若杉実君) 県の補助制度も含めてでのスケジュール調整になりますので、28年度で検討、29年から施工予定と、これは県のほうから聞いてございます。
以上です。
217 ◯3番(北川博規君) 時期的に大変遅い。それは誰しも感じるところかと思います。
国体との陸上競技場との絡みですけれども、先ほど弓道の遠的の会場になるということをお聞きしました。その内容について、もう少しお聞かせいただきたいなと思います。よろしくお願いします。
218
◯教育委員会事務局長(若杉実君) それではお答えさせていただきます。
陸上競技場内に、弓道の遠的競技のまず射場と的場、そして観客席、練習会場、そして渡り廊下などの仮設施設を設置する予定でございます。
以上でございます。
219 ◯3番(北川博規君) 先ほど予算については県との云々ということで、まだ明確ではないということですけれども、仮設ということですね。仮設については全負担を市が行うというそういう話もありますけれども、そうではないということですね。
220
◯教育委員会事務局長(若杉実君) 仮設の部分と、今回、弓道競技の部分につきましては、遠的競技は、施設整備につきましては福井県のふくい元気国体の市町競技施設整備費の補助事業において特殊競技という形で認定されておりまして、競技に使用する施設整備費については全額、10分の10という補助対象となる予定でございます。
ただし練習会場、観客席、渡り廊下、要は競技施設でないものにつきましては、今の補助とは別に、これから決める運営の補助で、今後、県が補助メニューを策定していただけると聞いております。
以上です。
221 ◯3番(北川博規君) お金のかかるのは観覧席、渡り廊下、練習場、ここにお金がかかるんだと思うんですね。的とか射る場所とかそのあたりよりもそこだと思いますので、ぜひしっかりした予算立てをお願いしたいなと思います。
そして、遠的の会場ということをお聞きしましたけれども、その間の来年度、28年度、29年度、30年度、そのあたりの陸上競技場の活用はどうなっていくのでしょう。
222
◯教育委員会事務局長(若杉実君) 平成28年度、29年度におきましては通常どおり御利用いただけるかと存じます。30年になりますと、国体の競技会場として陸上競技場を使用する期間が、支障が出るかなというところでございます。
以上です。
223 ◯3番(北川博規君) 先ほどの話と総合すると、28、29、30年の夏ぐらいまでは使えると。でも29年、30年は公認ではないこともある。ですからあそこで幾ら大会を開いても、それは記録としては認められない。練習場所という捉え方でよろしいんですか。
224
◯教育委員会事務局長(若杉実君) 今の仮定の中でお話しさせてもらいますと、これまでの活動としては大会のほかに通常の練習でも利用されておりますので、練習会場として国体で使用する期間以外は御利用いただけるかなと。ただ、28年度につきましては2種という部分の期限がまだございますので、29、30というところで、30も夏までという形になろうかなと思っております。
225 ◯3番(北川博規君) ということは、毎年30近い大会があの会場を中心に行われています。平成30年の国体の年度は別として、その間、使えない期間、いろんなところで担保していく必要があると思うんですけれども、どのような形でその活動を、大会の開催を担保していくのか。それをお聞かせください。
226
◯教育委員会事務局長(若杉実君) 先ほどもありましたけれども、これまでの活動といたしましては、大会のほかに通常の練習というところは使えますけれども、これから大会につきましては、陸上競技場に限らず、これまでもいろいろスポーツ施設の改修は実際毎年行っている期間がございました。そういったところで利用していただけない期間がありましたときには、大会主催者が別の会場に変更していただくなど協力していただいたという部分もございます。
なお、現在改修中の福井県営陸上競技場が平成28年4月から供用開始とお聞きしておりますので、28年度以降は同競技場を中心に各種大会を行っていただけるものと考えております。
以上です。
227 ◯3番(北川博規君) 今のお話の中で2点。まず1つ目ですけれども、気がかりなのは、例えば市が改修する、だから使えなくなるんだと、だからそれ以外のところはそれぞれの活動者が自分たちでそれを考えろと。この考え方は、スポーツ文化を初めいろんな文化活動をやっていく上で大変危険だし、間違っていると思います。それをやってきた、それを担保しながらいろんなことを進めていく。そこに知恵が必要なわけで、それが必要ないなら知恵なんて何も要らないじゃないですか。
その点どうですか、市長さん、お考えを。
228 ◯市長(
渕上隆信君) 今局長のほうが答弁しましたように、申しわけないんですけれども、大会主催者のほうで別の会場に変更していただくなどの対応をとっていただかなければならないというふうに考えています。
229 ◯3番(北川博規君) 県営陸上競技場が来年4月にオープンしますけれども、もう既に次年度の土日、9月、10月の土日にはいっぱい大会が入って、とても入り込む余地はないだろうと、そのように考えます。大変厳しい状態ですけれども、少なくとも陸上競技団体、連盟に早く情報を提供して一緒に知恵を絞る、その姿勢を持っていただきたいと思います。
国体について、もう少しお聞きします。
国体改革2003というのがございました。それについて、その内容を教えてください。
230
◯教育委員会事務局長(若杉実君) 今ありました国体改革2003とは、国体の諸問題に対する見直しや改善を図るため2003年に日本体育協会において策定されたもので、全27ページにわたって今後の国体改革についてまとめられたものになっております。
主な内容といたしましては、国民体育大会ふるさと選手制度の制定や予選免除の拡大、ドーピング検査の導入、女子種別や中学3年生の参加競技の拡充などを盛り込んだ大会の充実、活性化と夏季大会、秋季大会の一本化や大会規模の適正化、公開競技の見直し、企業協賛制度の導入などを盛り込んだ大会運営の簡素、効率化の二本柱を中心とした内容となっております。
以上でございます。
231 ◯3番(北川博規君) 何度も言いますけれども、トップアスリートが集って、世界を目指す選手も当然参加する大会だと思います。失礼があったり達成感のない大会になることは絶対避けなくてはなりませんが、市民が一体となって開催する大会であってほしい。
最後に、全ての市民から応援され、開催してよかったと感じる大会にするために4つの提案をさせていただきます。
1つ、心を込めた敦賀市民の力を結集した国体であること。しかし、国体改革2003の趣旨を視野に入れた身の丈に合った国体であることを要望します。2つ目、実施後にいろいろな形で市民のスポーツ活動や生涯スポーツに生きる大会や取り組みであってほしいということを要望します。3つ目、開催種目以外の競技種目、スポーツ振興とのバランスを配慮した取り組みを進めることを要望します。4つ目、予算を含め、透明性と説明責任を担保した取り組みであることを要望します。
以上4点について、市長のお考えをお伺いします。
232 ◯市長(
渕上隆信君) 国体開催まで3年を切り、これからが本当に大切な時期であると考えております。敦賀市の将来につながる大会にしていく上でも、議員がおっしゃられた4点とも大変大切なことだと考えております。
詳細につきましては、教育委員会事務局長より答弁いたします。
233
◯教育委員会事務局長(若杉実君) それでは、まず第1点目の部分でございますけれども、今日の敦賀市の財政状況が厳しい中、敦賀市の身の丈に合った国体開催を進めていく必要がございます。そのためには、各競技団体並びに国体に御協力いただく各関係団体におかれましても経費の面で御理解いただかなければならない部分が出てこようかと存じますので、今後の各種団体との協議の中で真摯に説明してまいりたいと考えております。
2点目でございます。国体に引き続いて開催されます全国障害者スポーツ大会につきましては、敦賀市では水泳とフットベースボールが行われます。市民の皆さんにおかれましては、全国から集う障害者アスリートに対して温かい声援をかけていただき、ボランティアとして大会に御協力いただき、今後の障害者スポーツにも関心を持っていただける大会にしてまいりたいと考えております。
国体が、各県代表選手が出場する大会に対し、デモンストレーションスポーツは、特にウオーキングとドッジボール、これがデモンストレーションスポーツを開催することになりますけれども、そういったところで県民誰もが参加できる行事であります。市民の皆さんにもぜひ参加をしていただき、国体をより身近に感じていただくとともに、国体開催をきっかけとして生涯スポーツに関心を持っていただける行事にしてまいりたいと考えております。
3点目、敦賀市の開催競技に限らず、敦賀市から一人でも多く福井国体に出場する選手が輩出されるよう、各競技団体が実施する選手強化に対し平成23年度から支援を行っているところでございます。国体開催に伴い、特に陸上競技関係者の皆様には一時御迷惑をおかけすることにもなりますが、御協力を賜りますようお願い申し上げます。
4点目。国体開催に向けた諸事業につきましては、敦賀市実行委員会の各会議にて慎重に協議を行い、また市民の皆様にとって透明性のある広報啓発活動を行い、各種事業を進めてまいりたいと存じます。
そういったところで、現時点で決定されております大会概要等につきましては、ホームページ等でこれからもPRしてまいりたいと考えております。
以上です。
234 ◯3番(北川博規君) 陸上競技場に関して2つの点から質問させていただきましたけれども、いずれにしても市民を初めそのスポーツに携わるいろんな皆さんに情報を公開していく。そして、よりよい方向を探っていく。そのためにも関係団体と協議の場を早急にとっていただくことをお願いして、この質問を終わらせていただきます。
続いて、教育問題、小中一貫教育についてお願いします。
新教育委員会制度がスタートして半年が過ぎました。いろいろな場面での取り組みが始まっている、それを感じますけれども、それが市民に届き切っていない、そんな感じを受けています。ここでは、それらの点も含めて幾つか確認しておきたいと思います。
まず1点目です。県の教育大綱が示され、各市町でも教育大綱が策定されつつありますが、敦賀市の状況について教えてください。
235 ◯市長(
渕上隆信君) 本市では、敦賀市総合教育会議において、第6次総合計画をもとに県が策定いたしました大綱を参酌しながら教育大綱を策定していきたいと考えております。平成27年度内には敦賀市の教育大綱を提示させていただく方向で考えています。
236 ◯3番(北川博規君) その総合教育会議ですけれども、公開ですか非公開ですか。それから、公表されて示されるまでに意見を求める場はあるんですか、ないんですか。この点どうですか。
237
◯教育委員会事務局長(若杉実君) 敦賀市総合教育会議は、原則公開となっております。
それと教育大綱、議会で協議する予定でよろしいでしょうか。そういったところの部分については、他市町の状況を見ながら今後検討させていただきたいと考えております。
以上です。
238 ◯3番(北川博規君) 小中教育環境検討委員会が開催された、これは伺っています。その事業内容には、答申で得られた本市の中学校区の関係や人口云々、今後の義務教育環境のあり方を検討するとあります。第1回検討委員会の内容はどのようなものだったのか。委員会のレジュメの内容を教えてください。
239 ◯教育長(上野弘君) 今ほど御質問ございましたことでございますけれども、平成26年度に開催されました敦賀市小中一貫教育検討委員会の答申を受けまして、角鹿中学校区だけでなく他の中学校区の状況を勘案し、本市全体の義務教育のあり方について検討していただくようお願いいたしました。
具体的には、本市における中学校区について、人口の長期的な見通しについて、本市における今後の義務教育のあり方について、通学距離について諮問いたしたところでございます。
240 ◯3番(北川博規君) その中に大きな柱立てとしてあります今後の義務教育環境のあり方というこの言葉は、具体的にいうとどのような内容を示すのか。
241 ◯教育長(上野弘君) 今御質問の件でございますけれども、具体的には、本市における中学校区、人口の長期的な見通し、通学距離、そして、それらを踏まえた本市の子供たちに適した教育課程や小中学校の教員による効果的な指導体制のあり方等を指しております。
242 ◯3番(北川博規君) この検討委員会は、公開ですか非公開ですか。
243 ◯教育長(上野弘君) 各委員の自由な発言を保障するという観点から非公開とさせていただいております。
244 ◯3番(北川博規君) それでは、このあたりで中学校区の小中一貫についてお伺いしていきたいと思います。
まず現在の小中学校の教育、それから小中連携教育、そして小中一貫教育、そして小中一貫校、さらには義務教育学校、これらの違いについて、学校運営の面、人員配置の面でどのような違いがあるのか教えてください。
245 ◯教育長(上野弘君) まず義務教育学校のことと小中一貫型の小中学校のことについてお答えさせていただこうと思っております。
まず平成28年度から制度化されます義務教育学校につきましては、1人の校長のもとに教職員が9年間の一貫した教育を行うものでございまして、従前からある例えば幼稚園、小学校、中学校に加えて法的に位置づけられるというものでございます。
一方、現在法的には位置づけられておりませんけれども、小中一貫型の小中学校は、それぞれ6年間と3年間の教育課程を6年3年とか4年3年2年とかの単位に分けて学習しまして、それぞれの学校に校長を1名ずつ配置し、教職員も学校ごとに組織されるものでございます。
246 ◯3番(北川博規君) 連携教育と小中一貫教育、この違いについてお願いします。
247 ◯教育長(上野弘君) 連携と申しますと、小学校6年制、中学校3年制、6年間と3年間のそれぞれの教育課程を連携していくものでございまして、一貫と申しますと、おおむね9年間、小学校6年間と中学校3年間を合わせた9年間を一つ目途として考えていくというふうに我々としては捉えております。
248 ◯3番(北川博規君) ただ、一貫教育が行われたとしても指導要領としては6年、3年という、その指導要領のもとに行われていく。それは義務教育学校とは違うということでよろしいですね。
小中一貫校には分離型と一体型があるわけですけれども、それぞれのメリット、デメリットをどのように捉えておられますでしょうか。
249 ◯教育長(上野弘君) 一般的に施設分離型のメリットにつきましては、今ある施設を活用いたしまして小中一貫教育を実施できること。デメリットといたしましては、施設が離れていることから、小学校、中学校それぞれの教員が交流する際に若干の時間を必要とするということでございます。
施設分離型の中には隣接した学校もございますけれども、この形は分離型の教員交流の負担はかなり軽減されるのかなというふうに予想されます。
次に、施設一体型でございますけれども、このメリットは、小学校、中学校それぞれの教員が他の校種の子供たちを指導する際、一つの校舎であるためある程度円滑に対応することが可能でございまして、デメリットといたしましては、子供たちの発達段階が異なることによりまして施設や運動場等の利用に制限が出てくるのかなというふうなところでございます。
例えば、運動場では小学校は運動や遊びを中心に、中学校では体育や部活動などの競技を中心とした活動になりまして、時間帯によってはその活動が制限されるということも予想されます。
250 ◯3番(北川博規君) 先ほど一体型の小中一貫校と義務教育学校の違い、これは一条校であるかどうかということも含めてお聞きしましたので。
次に、それでは、いろんな形がある中で敦賀市はどのような教育の形を目指していくのか。この点についてお願いします。
251 ◯教育長(上野弘君) 現在検討委員会において協議中でございますので詳細な説明は控えさせていただきますけれども、その中におきましても、幼児教育を含めまして連続的な学びが保障されるような教育は必要であろうというふうに考えております。
252 ◯3番(北川博規君) 実をいうと、ここでそれでは角鹿中学校区についてはどのようにお考えですかと質問したいところですけれども、それは先ほどから検討委員会の結果が云々ということですので、あえて聞かず我慢させてもらいます。
現時点では一体型の小中一貫校の設立も視野に入れているということで理解させていただいて、質問を進めさせていただきますけれども、角鹿中学校に一体型の小中一貫校を設立する場合についてですが、公共施設、特に学校を新設するならば、設計とプラン設計にどれくらいの期間を要するものなのでしょう。
253
◯教育委員会事務局長(若杉実君) 昨年11月に答申されました内容であれば、基本設計及び実施設計と合わせておおむね1年半程度を要するものと考えております。
以上です。
254 ◯3番(北川博規君) 続けて、建設工事期間、これはどれくらいでしょうか。
255
◯教育委員会事務局長(若杉実君) こちらも同様に、昨年11月に答申された内容であれば、工事着工から完成までおおむね15カ月程度を要するものと考えております。
以上です。
256 ◯3番(北川博規君) それでは、今度は子供たちという大事な部分で、3校の児童が一緒に生活する状況をスムーズに生み出すためには、通常どのような事前の取り組みが考えられますか。
257 ◯教育長(上野弘君) それぞれの小学校の子供たちが学校生活のいろいろな場面で交流を深めていくという取り組みが必要であろうかなと考えております。
具体的には、複数校の子供たちが一つの学校等に集まりまして、授業、学校行事、給食等の学校生活を定期に交流する取り組みが一つ考えられます。また、指導する教職員が指導する際の打ち合わせの時間の確保とか、それから授業の進度や学習内容のすり合わせ、個々の児童に対するきめ細やかな指導、さらには健康面での配慮、また子供たちの移動手段等、十分な事前準備が必要かなというふうに考えております。
258 ◯3番(北川博規君) これまでお聞きした設計、建設、そして子供たちの交流。それ以外にもいろんな取り組みが必要になってくると思うんですね。例えば行政サイドの取り組み、保護者の取り組み、PTAの取り組み、地域やOBの取り組み、多面的な取り組みが求められてきますけれども、そのイニシアチブというのは誰がどのようにとっていくのか。そして、どの時点でスタートさせるのか。そのあたりをどのようにお考えでしょうか。
259 ◯教育長(上野弘君) 小中一貫教育を実施している自治体を見ますと、学校、PTA、地域、行政等の代表者を構成メンバーとする設立委員会等を新たに立ち上げまして、開校に向けた準備を進めている事例が多くございます。その中に、子供たちの制服とか学校名、PTA組織づくり等を具体的に検討していく例がございます。
市内におきましては、既にここ数カ月の間に小小連携による合同授業計画や福井大学附属学園との連携、協力によるカリキュラム作成等、できることから取り組みを開始しておるところでございます。
260 ◯3番(北川博規君) その設立委員会ですけれども、目算としてはいつごろ設立されていくものなのか。
261 ◯教育長(上野弘君) 今の段階でお答えは控えさせていただきます。
262 ◯3番(北川博規君) 難しいのは、地域やOBの取り組み、先ほどの設立委員会ありましたけれども、校名をどうするのか、それから歴史をどのように残していくか、各校のよさや伝統、特色をどのように共有していくのか。大変難しい問題が残っているんだなと思います。
市長に伺いたいと思います。これらについて、予算的な措置について覚悟はおありでしょうか。
263 ◯市長(
渕上隆信君) 現在、既に小中一貫教育に係る予算措置については、議会の承認を得て小中教育環境検討委員会に係るものを計上しておりますし、現在、小中教育環境検討委員会での検討、福井大学附属学園との連携等、教育委員会として努力をしていただいているところであります。
したがって、これからの今後の予算的な措置等に関しましては、さらなる予算措置につきましてはこれからの結果を経てからの判断となるため、現時点でのお答えは控えさせていただきます。
264 ◯3番(北川博規君) ぜひ予算的な部分もしっかりと確保していただきたい、そのように思います。
先ほどからのお話を伺うと、約スタートして3年近くかかってようやく実現するものが浮かんでくるわけですけれども、このことと小中教育環境検討委員会との関係性はどのように考えればよろしいのでしょうか。
265 ◯教育長(上野弘君) 先ほど議員からの御質問にお答えしましたように、この検討委員会に諮問した内容につきましては、本市における中学校区、人口の長期的な見通し、敦賀市における今後の義務教育のあり方、そして通学距離についての4点でございます。つまり特定の中学校区に特化した検討ではなくて、あくまでも全市的な視点に立って答申をいただく予定でございまして、そういう検討委員会でございます。
266 ◯3番(北川博規君) つまり、検討委員会の答申が出るまではスタートできないというのは間違いないですね。
267 ◯教育長(上野弘君) 検討委員会からの答申を受けまして、本市の施策として決定し、まずは議会の承認を得て進めてまいりたいと考えております。
268 ◯3番(北川博規君) 9月議会の中でも、耐用年数という点でもう少し延ばしてもいいんだというお話は伺いました。コンクリートの中性化を検査してももう少し大丈夫だと。ただ、耐用年数は決めるものなんですけれども、寿命年数というのは決まるもの。しかも寿命年数が決まった後では重篤な状態が引き起こされる可能性はあります。のんびりできない問題だということは間違いないと思います。
若干のずれがあるとしても、そのことも含め、状況を在校生、新入生の保護者に説明する説明責任を果たしていくことが大事だと思いますけれども、小中学校の新入生保護者会は既に始まっています。ここから先、どのような形で説明責任を果たしていくのか、お伺いしたいと思います。
269
◯教育委員会事務局長(若杉実君) 議員のおっしゃいましたとおり、今回の検討委員会の答申を受け、議会で説明をさせていただいた後、保護者及び地域の方々にも状況を説明させていただく予定をしてございます。
270 ◯3番(北川博規君) どのような場で、いつですか。
271
◯教育委員会事務局長(若杉実君) 当然、検討委員会の答申を受けて、議会の説明スケジュール、そういうものが決まり次第という形になります。
以上です。
272 ◯3番(北川博規君) 今回の問題で私が懸念する一つは、教育課程の問題なんですけれども、教育長は福井大学との連携云々をおっしゃっています。その内容をもう少し詳しくお願いします。
273 ◯教育長(上野弘君) 福井大学との連携、協力につきましては、本市の教育目標を達成するため、今後の義務教育のあり方の一つとして、小中一貫教育の研究に資することを目的としております。
本市の子供たちに適した9年間を見通した教育課程を作成するため、小学校高学年における理科等の教科担任制や小中学校の教員による効果的な指導体制、指導方法などを研究していく予定でございます。
例えば、算数、数学の学習では、小学校5年生、三角形の合同の学習を行うわけなんですけれども、中学校で習う合同条件を発展的に学習し、また中学2年生で再度、三角形の合同条件を繰り返し学習することで、学んだことがしっかりと身についていくというふうなことになります。
議員も十分御承知のとおり、9年間の教育課程を編成することは一朝一夕にできるものではございません。小中一貫教育の研究を進めることは、教員の多忙化につながるおそれもございます。
そこで、子供たちの負担過重のみならず教員の多忙化等を軽減するため、先進的な取り組みをしている福井大学附属学園との合同研究も進めながら、未来を担う敦賀の子供たちに適した教育課程を目指してまいります。
274 ◯3番(北川博規君) 市内に6・3制と4・3・2という2つの教育課程が存在することは避けたいなと思いますけれども、今後どのような場で審議して、どのように決定されていくのでしょうか。
275 ◯教育長(上野弘君) 今後は小中教育環境検討委員会で審議していただく予定でございます。最終的には、検討委員会より本市に適した学年の区切りについてお答えをいただきたいと考えております。
276 ◯3番(北川博規君) 先日、浜松市の庄内学園という一貫校へ行きましたけれども、4・3・2が4・2・3に変えられているということでした。
新しい教育委員会制度、より民意を反映するというところですけれども、一刻も早い具現化と説明責任の達成をお願いしたいと思いますが、最後に市長のお考えをお伺いします。
277 ◯市長(
渕上隆信君) 現在、小中教育環境検討委員会において、予算面や人口の長期的な見通しを踏まえ、本市における今後の義務教育のあり方等、御検討をいただいているところであります。
敦賀市全体の教育環境の充実について、本市の施策として慎重に判断しなければならないと考えておりますし、精いっぱい取り組ませていただきます。
278 ◯3番(北川博規君) よろしくお願いします。3月議会を楽しみにしております。
私の質問を終わらせていただきます。
ありがとうございました。
279 ◯議長(
有馬茂人君) 暫時休憩いたします。
なお、再開は午後3時45分からといたします。
午後3時10分休憩
午後3時45分開議
280 ◯議長(
有馬茂人君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
一般質問を続けます。
次に、福谷正人君。
〔13番 福谷正人君登壇〕
281 ◯13番(福谷正人君) 皆さん、こんにちは。市政会の福谷でございます。
一般質問初日ですけれども、私で6番目となりまして、皆さん少々お疲れかと思いますけれども、発言通告書に基づきまして質問をしてまいりますので、ぜひ前向きで誠意のある、また、わかりやすくて明快な御回答をいただけますようによろしくお願いをいたします。
では、まず初めに市庁舎の耐震問題について質問をしてまいります。
この点につきましては、前回、9月の定例会でも私、最後に質問させていただきましたけれども、時間が余りなく十分に伺うことができませんでしたので今回改めて伺いたいと思います。
市庁舎ですけれども、平成23年度に新基準に従いまして再度行われた耐震診断におきましてもEランク、すなわち大地震時に倒壊のおそれがあるとされているこの庁舎ですけれども、昨年度までプロジェクトチームをつくって検討をしてきた補強案に、今年度新たに建てかえも加えて財源も含めメリット、デメリットを十分考慮し比較検討を行い、方向性を決めたいとの回答をいただいております。
9月の質問におきまして、平成29年2月、平成28年度末には一定の方向性を出したいという御答弁をいただいておりますけれども、改めて具体的な検討の進め方、その時点までに、方向性を決めるまでにどのように進めていかれるおつもりか、伺います。
282 ◯総務部長(刀根茂君) それでは私のほうからお答えさせていただきます。
市庁舎の耐震対策につきましては、現在、契約管理課を中心に関係各課による検討会というのを設置いたしまして、本年8月と11月の2回実施いたしておりまして、今後もペースを上げて検討を進めていきたいと考えておるところでございます。
検討の進め方でございますが、平成27年度には、まず1つ目として建てかえ案の検討を行ってまいりたいと考えております。内容につきましては、現庁舎の問題点を考慮した上で、新庁舎に付加すべき機能や職員数等を考慮し、必要となる新庁舎の規模を想定しながら費用を概算したいというぐあいに考えているところでございます。
また並行いたしまして、昨年度までに検討された耐震改修案につきましても耐震工法、庁舎の改修内容、増築案が現状で最適なものであるか再検証を行っていきたいと思っているところでございます。
次に、耐震改修案と建てかえ案との比較検討を行います。耐震改修、建てかえ、それぞれの整備にかかる費用に整備後の維持管理費用を含めた総合的な経費についても50年以上の長期スパンでコスト比較をしたいなというぐあいに考えているところでございます。この際、当市のその他大規模事業にかかる費用等を考慮した上で財源的な検討も必要になろうかと考えているところでございます。
最後に、これらの検討事項を踏まえ、総合的な費用負担や現庁舎の問題点の解消等についてメリット、デメリットの検証を行い、平成28年度におきましては、現庁舎のあるこの場所を含め幾つかの建てかえ候補地についても公共施設等総合管理計画の進捗と並行しながら計画の全体的な方針、整合性を図りながら、それぞれの候補地の可能性についても検討していきたいなと考えているところでございます。
最終的には、先ほど議員さんもおっしゃっておりましたが、平成29年2月ごろ、各案の検討結果について議員の皆様や市民の皆様にお示しをさせていただき、御意見をいただきたいなと考えているような計画をしているところでございます。
以上でございます。
283 ◯13番(福谷正人君) るる説明いただきました。28年度には建てかえ案も含めて検討していくということです。技術的なことも検討されるというお話も少し伺いましたけれども、住宅政策課で果たして来年度内に検討するまでの技術者の時間的余裕とか業務の問題もありますし、そのあたりもどのように考えておられるのか。
また、先ほどコストについても50年以上の長期で比較というお話ありましたけれども、建てかえをするのであれば耐用年数が50年、60年ということですからそれでも結構ですけれども、例えば補強案になった場合に、現庁舎の耐用年数等のこともあります。その耐用年数が来た時点での建てかえということも含めて検討という意味合いなのでしょうか。そのあたりのことを伺います。
284 ◯総務部長(刀根茂君) まず最初に1点、技術的な部分でということについての御質問に対してお答えさせていただきます。
技術的な部分につきましては、耐震については以前、耐震工法の検討を委託した経緯もありますけれども、現段階における財源を考慮した概算による建てかえと耐震の比較検討を行っている段階でございますので、住宅政策課職員を検討会のメンバーに入れさせていただき検討しておりますので、現段階では職員でいけるのではないかという考え方を持っております。ただ設計等となりますと委託になるかと思われますので、現時点についてはそういった形の方法でやっていきたいと思います。
2点目につきましては、50年ということのお話だったと思います。建てかえについては恐らく先ほど言ったそういう形も検討しますし、耐震工法、これについては、その後何年もつのかといった形のその時点で、さらにまた建てかえになるのかどうか。その時間的なことも、どれくらいもつのか、そういったことを考えながら最終的にどちらの案がいいかというのを今回は比較できるような形で出したいなということで、建てかえ案ではなく改修するときの30年もたせて、その後また建てかえるかとか、そういったことについては、まだそこまでは考えないかなと思います。
285 ◯13番(福谷正人君) 財源を考慮して、建てかえ案については概算でのということですけれども、私、以前にも大体9000平米弱のこの庁舎では少し手狭だということで、3000平米ぐらいふやして1万2000平米程度の庁舎で、恐らく免震構造だと40億、45億程度かなというお話もさせていただきました。それはそれで結構かと思いますけれども、先ほど北川議員の質問の中にもありました耐用年数と寿命年数という話もありますし、条件を同じにして比較検討をぜひしていただきたい。例えば補強して30年もちますよということになった後でも、その先にどれぐらいの費用負担があるのかということもしっかりと考えていただかないと、結局問題を先送りするだけということにもなりかねませんので、そのあたりのこともしっかりと検討していただきたい。
また、何度も僕ここでお願いをしていますけれども、議会としても特別委員会を立ち上げてしっかりと検討していかないといけないような問題であります。先ほどの話で来年度中にというお話で、2月には方向性を決めたいという話でしたけれども、その時点で議会に示されたのでは、なかなか議会として意見を申し述べたり、その時点の方向性を覆すというとあれですけれども、検討していくということは難しいかと思いますけれども、大体おおよそタイムスケジュール的にいつごろ議会に対しても調査の内容、議会からも調査を行えるような状況になるのか。そのあたりを伺います。
286 ◯総務部長(刀根茂君) 今後のスケジュールにつきましては、先ほども申し上げたとおり28年度中、お示しできるのは29年2月ぐらいになるかなということでの計画を先ほども説明させていただきました。
しかしながら、これのスケジュール感につきましては、今後できる限り皆様に早くお示しできるように今後頑張っていきたい、努力していきたいというふうに思っております。
287 ◯13番(福谷正人君) そうすると、なるべく早くやりたいけれども、いつごろ議会に示せるほどの検討内容になるのかはわからないと。でも最終的に来年度末には何とか方向性を出したいという御答弁かと思いますけれども。
それならそれで、そこへ向かうまでの間に議会の関与するというか、市民からの意見を聞く、議会の意見を聞くような場をしっかりと持っていただいて、先ほどいろいろな議員の質問の中にもありましたけれども独断専行で進まない、議会や市民を置いていかないように、しっかりと進め方については考えていただいて両輪で市政を進めていく。市長と議会の関係ですから、そのあたりのことはしっかりと心にとめておいていただきながら進めていただきたいと思います。
補強するにしろ建てかえをするにしろ数十億のオーダーの支出となる話でございますけれども、今回、市長提案理由にもありました。財政が非常に厳しい中においてこの事業を検討するということになっておりますけれども、それに当たりまして、市庁舎の耐震問題の重要性につきまして、市長、どのようにお考えなのか所見を伺います。
288 ◯市長(
渕上隆信君) 市庁舎の耐震問題でございますが、市民の皆さんが利用される場、市職員の働く場でありますことを考えますと、当然重要な事業であると考えております。
費用の概算、今ほど福谷議員も言われましたけれども、建てかえで約50億から60億円プラス土地取得等の経費がかかるのかなと。耐震改修で約20億程度かかるのなというふうに今の段階ではざくっと聞いております。
しかし、庁舎の耐震、建てかえに特化した積立金はありません。補助金もないため、極力市民の皆様に負担をかけないよう財源的な検討をしていく必要があり、検討会の結果を待って慎重に判断していきたいというふうに考えております。
289 ◯13番(福谷正人君) 重要な事業であるということは十分に御認識していただいているということです。
今、市長の口からもありましたけれども、公用の建物であるということで、財源的な補助とかということはなかなか見込めないという中でありますけれども、この庁舎の中でも市の職員さん、300、400人ぐらいの職員さんが働いておられますし、毎日多数の市民の皆さんが来庁しているということもあります。また有事の際の防災拠点としての機能もしっかりと果たさなければいけないという観点から、単に予算がない、財源がないということだけではなかなか済まされないと思いますけれども、そのあたりのことについて、市長、検討会の結果を聞いてというお話でしたけれども、いま一度、市長の思い、本気度を再度伺いたいと思います。
290 ◯市長(
渕上隆信君) 今ほど申し上げましたように本当に重要な事業であると考えております。耐震のことを考えますと、一番危ないのが市長室らしいので、私が一番危ないところにいるのかなという認識もございますが、それとは別に本当に重要な事項として捉えておりますので、進めていきたいというふうに思っております。
291 ◯13番(福谷正人君) そうすると、提案理由の中にもありました重要施策への重点配分というような予算の、そのあたりにもこの事業というのは勘案されると考えてよろしいですか。
292 ◯総務部長(刀根茂君) 新年度の予算の中の重要度ということに今の話はなるかと思いますが、今回の庁舎のこれについては、今後の話となりますので、新年度においての予算に入るかどうかについては、今のところは検討の結果を待ってからということを思っているところでございます。
293 ◯13番(福谷正人君) そういう意味合いで伺ったのではない、聞き方が悪かったんだと思いますけれども。申しわけないです。今後取り組む中の市の重要課題の一つとして取り組まれるという考えでいいのかということをお伺いしたかったんですけれども、そのつもりだということで解釈しておきますので、しっかりと検討していただいて、議会や市民の意見も聞いていただいて。
建てかえとなれば本当に大きなお金ですし、ましてや移転ということになれば、敦賀市全体の青写真を描いて、市役所の機能がどこにあるかということをしっかりと考えて、敦賀市のまちづくりを進める上でも非常に重要な問題ですので、しっかりと検討をお願いしたいと思います。
もちろん議会としてもしっかり対応していきたいと思いますので、特別委員会、本当に立ち上げてやらないといけないと思っておりますので、そのあたりのことはしっかりと議会のほうにもお話をいただきながら進めていただきたいと思います。
では次に、敦賀市アクアトム活用計画について伺ってまいります。
この件につきましても私、9月にも伺っておりますけれども、今定例会に提案されました一般会計補正予算案に2億円の債務負担行為として予算化されておりますので、改めてその詳細について伺ってまいります。
先ほど今大地議員からの質問もありまして、重複する部分については少し割愛させていただきながら私なりの観点で質問を進めさせていただきます。
アクアトム活用計画につきましては、6月、9月議会や2度の議員説明会を通じましてお話を伺っておりますけれども、私の感覚としましては、ネット遊具の設置、子供の遊びや学びの場という基本コンセプト以外、施設利用方法の詳細、遊具以外の部分の利用方法の詳細や使用料を含む収支の見通し、管理方法など、議会として事業の実施が適当かどうかを判断する材料がほぼ未定の状態ではないかなという認識であります。
改めて、そのあたりのことも含め、先ほど年度内にプロポーザルをして契約をというお話もありましたけれども、今後具体的にどのように進められていくおつもりなのか、改めて伺います。
294 ◯企画政策部長(池澤俊之君) 先ほどの今大地議員への答弁と一部重複いたしますが、アクアトムに関する今後のスケジュール等につきまして申し上げます。
今回の補正予算において、アクアトム整備委託料に関する債務負担行為を提案させていただきました。これを御議決いただいたという想定で申し上げますが、来年1月に設計製作の公募型プロポーザルを実施させていただき、これを審査した後、2月上旬には事業者と仮契約を締結させていただきたいと考えております。
また、この仮契約に関する契約議案と実行予算案を3月議会に提案させていただき、これをお認めいただいた場合には、4月から工事に着手し、平成29年3月の供用開始を目指したいと考えております。
なお、来年のプロポーザルを経た仮契約締結後、議員各位に対しまして契約候補者となる事業者の提案等につきまして御説明させていただきたいと考えております。
管理方法につきましては、アクアトム活用計画でもお示ししましたとおり、当面の間、直轄直営を想定していることから、本市職員がアクアトムに常駐する形になると認識しております。ただし、観光協会に、常駐する施設職員とともに管理を協力いただくか、その際に管理委託料を同協会に支払うのか等につきましては、今後協議してまいりますが、可能な限り本市財政の負担が生じないようにしていきたいと考えております。
以上でございます。
295 ◯13番(福谷正人君) プロポーザルによって決めるということですけれども、ネット遊具の設置ということは、これだけはどうしてもやりたいんだというお話を伺っていますけれども、そのあたり、周りの利用方法についてはパブリックコメントとか議員からもいろんな意見が出ていますよね。
そのことについてもプロポーザルで業者に提案をしてもらうんだということだとすると、プロポーザルの発注方法ですよね。敦賀市においてアクアトムの位置づけがどのようなものなのかということがしっかりわかっていないと、アクアトム単体で物を考えられただけのプロポーザルでは何の意味もない。アクアトムが中心市街地にとってどういう役割をするのか、敦賀市全体にとってどういう役割を担うべきなのかということもしっかりとわかっていないといけないと思うんですけれども、そのあたりのこと。発注の仕様書になるのか市長の方針として出されるのかわかりませんけれども、そのあたりの危惧がありますけれども、いかがですか。
296 ◯企画政策部長(池澤俊之君) プロポーザルの実施に当たりましては、審査項目──配点とかを決めた項目でございますけれども、審査項目に議会、市民提案の反映やランニングコストを設定する予定であります。プロポーザルの内容にある程度各種御意見が反映されるものと思われます、これによりまして。
そのため、プロポーザル実施後におきまして新たな意見を反映するということはプロポーザルのコンセプトを生かす観点から困難とは思われますけれども、可能な限りまたその時点で反映していきたいと考えております。
以上でございます。
297 ◯13番(福谷正人君) そうしますと確認ですけれども、その提案があって、仮契約の時点で議会にもしっかり説明をしていただいて、議会としてはまだ関与する場があるという認識でよろしいでしょうか。
298 ◯企画政策部長(池澤俊之君) プロポーザルを実施いたしまして業者を決定した段階で、業者が示しましたコンセプトに抵触しないといいますか、コンセプトを害しないような、そういった御意見等につきましてはできるだけ反映したいというふうに考えております。
299 ◯13番(福谷正人君) 今既にパブリックコメントも実施しておりますし、議員からの意見も多数出ておりますので、その辺のことはしっかり勘案いただきながらプロポーザルの実施、またその後の抵触しない程度にというところで、余り大きな議員との意見の乖離がないように進めていただきたいと思います。
その利用について、先ほど今大地議員の質問の中にもありました。観光協会を移転してくるというお話がありました。気比神宮の周辺エリアという立地を生かすためということですけれども、具体的にどのように活用するのか、その役割や今後の展開についてどのように考えておられるのかを伺いたいと思います。
また、先ほどの市の直営直轄の管理の中で市の職員1人と観光協会というお話がありましたけれども、8対2の費用負担だから市の職員については2割が自分のところで8割は県からというお話がありましたけれども、観光協会はアクアトムの管理をするのと家賃とは相殺だという話がありましたけれども、県の負担分の8割はどうなるのか。そこは県からもらうのか。もらうとしたら、それはどこに入るのか。
また駐車場の使用料とか、先ほど年間970万、最大の費用負担だとおっしゃっておりましたけれども、利用料金200円を100円にするかもしれないという話がありますよね。最低の3万8000人で考えたときでも大人の料金1万2500人、125万円、また市の負担ふえますよね。そのあたりのことがしっかり議会に説明されてない中でこの事業が上がってくるというのは、かなりクエスチョンが立つんですけれども、そのあたりのことについても伺います。
300 ◯企画政策部長(池澤俊之君) まずアクアトムへの観光協会の移転によりまして、観光協会のほうから観光案内業務を充実する。こういった意味で窓口業務の実施、この意向を聞いております。このことから、アクアトムの活用によりましてさらなる観光案内機能の充実が図られるものと認識しております。
また観光協会への委託料、これにつきましては施設の使用料と相殺しようと、こういうふうに考えております。
また1人当たりの人件費につきましても、管理協定を結びまして8対2の割合で、8相当分につきましては市の収入として上げたいというふうに考えております。
以上でございます。
301 ◯13番(福谷正人君) ちょっとよくわからなかったんですけれども、観光協会の職員が管理をするわけですよね。その分の費用は敦賀市としては家賃というかテナント料、それとの相殺だということですけれども、県が8割持っている部分も一緒に管理させるわけですよね。その8割分について、県からもらうのか。もらったとしたらどこに入るのかということもお伺いしたいと思います。
302 ◯企画政策部長(池澤俊之君) この点につきましては、まだ県とそういった協議の段階の場に至っておりませんので、どうなるかわかりませんけれども、県につきましては8割負担、市につきましては2割負担という点では間違いはございません。
以上でございます。
303 ◯13番(福谷正人君) 余りにも未定の部分が多過ぎて聞くのもあれなので、ここでやめておきます。
観光協会の移転について、観光案内のさらなるという話がありましたけれども、議会報告会の意見交換の場でも市民から観光協会は駅前に設置すべきだと。先ほど和泉議員の質問の中にもありましたけれども。また議会に説明された活用案の中にも、観光客を含む来街者の最大の滞留点は、年間120万人以上の来街者を誇る敦賀駅周辺エリアであり、これは活性化における水源であるとされております。なおかつ国体が開催されたり新幹線が開業すれば、さらにこの水量というのは増してくるわけですよね。
常識的に考えれば、豊富な水を吸い上げるポンプが気比神宮とかアクアトムとかあの周辺にある観光資源。これを押し上げていくポンプが駅前エリアの観光案内所、すなわち観光協会ではないかなと思います。こういった形を整えてこそ駅周辺と気比神宮周辺エリアを結ぶ回遊性を生んでいけるんじゃないかなと思うんですけれども、そのあたり、市長のお考えを伺います。
304 ◯市長(
渕上隆信君) 確かに観光協会が駅前にあるといいなというのも一つの意見だとは思います。北陸新幹線敦賀開業におきまして重視するべきところは、観光協会の事務所機能ではなくて、観光の案内機能を重視するべきであるというふうに考えております。
既にオルパークにおいては、観光協会の委託を受けまして指定管理者によって観光案内を実施しているとともに、事務所を移転するアクアトムにおいても観光協会より、今部長のほうが言いましたけれども、観光案内を実施する意向を聞いておりますので、このことから、アクアトムの活用によって、北陸新幹線敦賀開業に向け観光案内機能の充実が図られるものと認識しております。
305 ◯13番(福谷正人君) 先ほどから話に出ています費用負担の問題で、観光協会が南公民館から抜けてアクアトムに入る。そこに男女共同参画センター、市民協働課が入れば、今の男女共同参画センター、あの建物の維持管理費がなくなるので1000万の敦賀市の負担がチャラになりますよという説明ありますけれども、費用負担だけで決定しては絶対だめですよね。
今市長みずからおっしゃられましたけれども、観光案内の機能として機能させるべきでありまして、委託をしてオルパークで指定管理者の人に観光案内機能をやっていただいているというものの、メーンをどちらに置くかですよ。気比神宮エリアに来る人、バスの観光もあるでしょう。そちらをメーンにするのか、新幹線だなんだ、それに向けてのまちづくりだと言いながら、そこは委託でいいのかという思いもあります。そのあたりについてもしっかりと考えていただいて、今後、決定事項ではないということですから、費用負担のことだけで考えることのないようにお願いいたします。
時間もないので先へ進みたいと思います。
アクアトムの活用については、原子力機構からの建物の無償譲渡、県の関係上、また、その利用について自由度が低いということはなかなか仕方ないと思いますけれども、市長は8月31日の定例記者会見において、子供が遊べる場所とかにぎわい施設になるようなところにしていきたいと発言されております。現在の活用案、計画案に至ったところでありますけれども、改めて先ほどから申しておりますけれども、アクアトム活用計画の位置づけ、敦賀市でアクアトムというのはどういう位置づけなのか、重要性についてどのようにお考えなのか、市長の御所見を伺います。
306 ◯市長(
渕上隆信君) アクアトムの活用は、気比神宮周辺エリアの集客機能を向上させるだけでなく、敦賀港周辺エリアの舟溜り地区への回遊の動機づけとなるもので、私が思い描く北陸新幹線敦賀開業の受け皿づくりとして、中心市街地の魅力を底上げする上で欠くことのできない要素の一つであると強く認識しております。
このことから、アクアトム活用は、私のビジョンとしての新幹線敦賀開業の受け皿づくりの実現、ひいては難局にある敦賀の再興を実現する上で足がかりを築く欠くことのできない施策でありますので、不退転の決意をもって臨んでまいります。
307 ◯13番(福谷正人君) 不退転の決意をもって進められるということです。このことについては、また後ほどもちょっと触れたいと思いますので、お伺いをしておきます。
市長提案理由におきまして、パブリックコメントを実施して約75%の方からよいとの評価を得たということで、この計画は市民の要望にかなったものだという判断をしたというふうに書かれておりますけれども、果たして本当にそうなのかという疑問があります。
確かにパブリックコメントに付随したアンケートにおきましては、大変よい、おおむねよい、よいを合わせて75%ですけれども、パブリックコメント自体は69件ですよね。パブリックコメント自体をもっと広報しないと、ただの行政の言いわけにしかなりません。市民の意見を聞きましたよということにしかなりませんよと僕忠告しましたよね。統計学に詳しいわけではありませんから、実際こういう活用案を市民から意見とるときに、どれぐらいのサンプル数があれば平均値というか正解が出るのかわかりませんけれども、常識的に考えて敦賀の人口6万9000分の69、赤ん坊まで入っていますから選挙人名簿の数でいっても5万4000分の69では、余りにも市民の皆様の意見だと、要望にかなったものだという判断をするのはちょっと乱暴ではないかなと思います。
実際、それ以外の意見というのを私たちはよく聞いています。75%の人からよいという結果だけを聞いているわけではありませんので、逆に言うと75%、半分以上の人から疑問符をつけられているようなこともあります。
そのあたり、市長の御所見を伺いたいのと、今回のアクアトムの活用計画における機構への無償譲渡申請とか、古い話を蒸し返しますけれども鉄道・運輸機構事務所の移転の問題、保育料の問題等々、6月からこれまで端々に議会への説明より先走ってというか、ある意味、独断専行ぎみに物事を進められるということが見受けられるように思います。二元代表制の両輪として緊張関係にありながらも敦賀市をよくしたいという思いは市長も我々議会、議員も同じなのですから、もう少し丁寧に物事を進めていただきたいと思いますけれども、そこについても市長の御所見を伺います。
308 ◯市長(
渕上隆信君) 2つあるかと思いますが、パブリックコメントについてどうかというお話だったと思います。
パブリックコメント、確かに少ない数かもしれませんけれども、その中で意見を吸い上げたということがあろうかと思います。また私の周りでアクアトムはそんなんでは困りますという意見はございませんので、議員の周りと私と周りとの意見が違うのかもしれませんけれども、そういう認識をしておらないところであります。
また機構と鉄道・運輸機構の移転ということで、独断と偏見ということがございましたけれども、そんなことはないということで、議会と両輪で進めていきたいというふうに考えております。
309 ◯13番(福谷正人君) パブリックコメント、意見を受けたのはいいと。それはそれで結構だと思いますけれども、もっと広くこれを周知する。パブリックコメントをやりました。これで市民の意見を聞きました。そこについていたアンケートが75%おおむねよいだったので市民の皆様の要望にかなったものであるという判断は、少し乱暴ではないかというふうに僕は判断をします。
そのあたりもう一度お伺いしたいのと、独断と偏見ではなく、独断専行ぎみに進められているのではないかというふうに議員として、私たち市政会としては感じておりますので、そのあたりもう少し丁寧に物事を進めていただきたいということですけれども、改めて伺います。
310 ◯市長(
渕上隆信君) 議員の意見として承りました。
311 ◯13番(福谷正人君) 次へ行きます。
では最後に、今定例会初日の市長提案理由の中でも示されました今年度の、先ほども話題に上がりましたけれども予算編成方針から伺います。
提案理由の中では、現状について概算要求で33億の歳出超過となっている点を挙げまして、今後この不均衡を解消していくために、徹底した経常経費の削減、財政構造の改善を目指すため行政の棚卸しの断行、行政のスリム化への取り組み、重点施策の推進の3つの方針が示されました。
まず行政の棚卸しについて、全事業をゼロベースから見直し、必要性や事業効果を検証するとされておりますけれども、今後の必要性や事業効果を具体的にどのように検証されるのか、伺います。
312 ◯市長(
渕上隆信君) 提案理由で述べましたとおり、新年度は厳しい財政状況が見込まれておりますが、人口減少対策や福井国体、北陸新幹線敦賀開業等、欠くことのできない新たな課題に対する施策については、時期を失することなく推進していく必要があると考えております。そのため職員と一丸となって行政の棚卸し、行政のスリム化を断行し、人員、財源を生み出し、新たな課題に対応してまいりたいと考えております。
詳細につきましては、担当部長より答弁させていただきます。
313 ◯総務部長(刀根茂君) それでは私のほうから答弁させていただきます。
事業の必要性や効果の検証方法について答弁させていただきます。
事業の必要性や効果につきましては、当初予算編成過程の中で議論を尽くし検証を進めております。
具体的には、事務の効率化を徹底的に行い経常経費の削減を進めます。経常経費の中には市民生活に直接影響を与える経費もあることから、まずは市民生活への影響の低い経費あるいは対象者や効果が限定的な経費などを優先的に見直したいなと考えているところでございます。
また、類似事業の有無、職員の業務量及び県内他市の状況などを総合的に勘案し検証を行っていきたいと思っているところでございます。
事業の見直しに加えまして、大規模な改修、更新が必要な施設につきましては、事業の見直しと同様の基準で休止、廃止を視野に入れたあり方の検討も進めていきたいと思っているところでございます。
これらのことに加え、補助金のあり方につきましても、事業費補助への移行など今後見直しが必要であると考えているところでございます。
以上でございます。
314 ◯13番(福谷正人君) 具体的な方針を伺いましたけれども、先ほどの例えば事業の重複とかそのあたりのことについては委託していますよね。これの結果が来るのが2月ごろだとたしか伺ったと思うんですけれども、僕の記憶違いかもしれません。そのことは今回の予算編成の行政のスリム化への取り組みとかということには、棚卸しということについて全然それは入らないのかということですね。
具体的に見直しにかかる事業は伺ったところ500事業ぐらいあるということですけれども、果たして時間的にも当初予算の編成に間に合うのかどうか。ざーっと適当にやるだけでは何の意味もありませんので、そのあたりのことについてどのようにお考えか伺います。
315 ◯総務部長(刀根茂君) 今議員さんおっしゃいました6月議会での事務量の見直しということで、委託ということで経費を計上させていただき、お認めいただきまして今現在、委託をさせていただきまして精査していただいている状況でございます。
出てくるのが当初2月とかぎりぎりの話になる仮定でございましたが、一日でも早く、こういった来年の当初予算にもそういったことも見させていただきたいという思いの中から、少し早める中でそういったものを出てくるようにお願いしているような状況でございまして、できるだけその結果も反映できればいいかなというような思いはあるところでございます。
また、500事業もある中で大変ではないかというような御質問でございます。その中で優先順位的なことをどうしていくかということになろうかと思うわけでございますが、重点政策に掲げている事業について、その全てが重要であるという認識はしておるところでございます。
先ほどの行政の棚卸しの中でも答弁させていただいておりますが、事業の優先順位の検討に当たっては、市民生活への影響、対象者や効果、類似事業の有無、職員の業務量及び県内他市の状況等が基準になるということで、逆に言いますと、市民生活への影響が大きい事業または対象者や効果が広範囲に及ぶ事業、こういったものを優先的に、見直しをかけていきたいということを考えているところでございます。
316 ◯13番(福谷正人君) 影響の大きいものから順にということでしたけれども、先ほど総務部長の口からもありましたが、重点事項というかそのような形かと思いますけれども、重点施策の推進について、これも市長提案理由には福井国体や新幹線開業を見据えた受け皿づくり、人口減少対策、行財政改革等挙げられておりますけれども、では、それぞれの中の具体的な施策についての重みづけとか優先度というのはどのように検討されていくのか、伺います。
317 ◯総務部長(刀根茂君) 具体的な重みづけと優先度はということの御質問だと思います。
平成28年度当初の予算編成方針の重点施策といたしましては、交流人口増加に向けた受け皿づくりの推進、人口減少対策の推進、行財政改革の推進の3点を掲げているところでございます。
優先度につきましては、現在策定を進めております後期基本計画との整合性を図ることを勘案しながら検討してまいりたいと考えているところでございます。しかしながら、現在本市の置かれている状況につきましては目まぐるしく変化しておりまして、計画性と柔軟性を両立させた対応が必要であると考えているところでございます。
318 ◯13番(福谷正人君) 総合計画の後期基本計画に沿ったものにするためというお話でしたけれども、いろいろ伺ってきましたけれども、市の財政が厳しさを増して、改善の見通しもなかなか見えない中でも、今言われたように国体や新幹線開通などに向けて、また人口減少時代を生き残っていくために、大きな意味でのまちづくり、ハード、ソフト含めてのまちづくりという意味ですけれども、続けなければいけません。
まちづくりと一言に言っても、例えば重点施策の中の人口減少にしたって、観光戦略とか高齢者、障害者福祉であったり子育て支援、教育、防災、インフラ整備、公共施設、さまざま多岐にわたったりします。
市長は、このような厳しい状況の中、敦賀を先頭に立って引っ張っていく立場ですけれども、さまざまな課題の重要度をどのように考えて、また、その中でも一つとは限りませんが最重要課題というのはどういうものだというふうな御認識か、伺います。
319 ◯市長(
渕上隆信君) 新年度予算編成方針の中で最重要課題は何であるかということでございますが、本市を取り巻く課題は多岐にわたり、その全てに真剣に向き合わなければならない重要なものであると認識しています。また、それぞれ単独で進めるのではなく、議員もおっしゃったように関連性が高い問題もあります。
そのため最重要課題を一つとして選択するのは非常に難しいと考えておりますが、御質問の新年度予算編成方針に絞って申し上げますと、原子力発電所の廃炉や長期運転停止に伴う地域経済の停滞による歳入の減少への対応が各施策の実現に向けて最も重要であると考えております。
本市の経済、財政に大きな影響を与える原子力発電所は、敦賀1号機は廃炉が決定し、敦賀2号機、もんじゅとも先行きが不透明な状況であります。
このような状況に対応するため、行財政改革を断行するとともに地域経済の活性化が急務であると考えております。そのため原子力発電所にプラスして新たな基幹産業を創出することがこれからの敦賀に特に重要であります。また、新たな産業の創出とあわせて、北陸新幹線敦賀開業等を見据えた観光の振興にも積極的に取り組む必要があると考えております。
320 ◯13番(福谷正人君) 来年度の予算編成に限って言えばという御答弁をいただきましたけれども、歳入の減少への対応というお話がありますけれども、去年の2月ですけれども出されている中期財政計画、平成26年度から30年度までの中期財政計画の中にも、敦賀1号機の運転停止に伴う減収というのは償却、固定資産1億5000万を平成28年度から見込みます。1号機運転停止に伴う減収、
長期発展対策交付金4億円減収を見込みますということで、しっかりと財政計画の実施モデル出ていますよね。今初めてわかった、ついこの間市税の収入が減るんだということがわかったわけではないんですよ。2年前からわかっているんですよね。そのことで大幅な減収となる見通しだということは、敦賀市として中期財政計画に沿って計画が進んでいないということなんでしょうか。
それともう一つ、最重要課題。この先、長い目で見て、先ほど庁舎の問題では50年先のことも考えるというお話でしたけれども、市長、来年度の予算編成だけではなくて、今後の敦賀市のまちづくりにおいて市長の最重要課題というのは何だとお考えなのか、伺いたいと思います。
321 ◯市長(
渕上隆信君) 通告から外れるとは思いますが、今後のまちづくりの方向性として新年度予算以外の長期的なことをどうかということでございます。
やはり人口減少対策をしていくというのが非常に大事なことだろうというふうに思っております。そのためには観光戦略、また企業を持ってくるということも必要でございますし、今申し上げたことになりますが、北陸新幹線の開業を見据えた受け皿づくり、そういうことを一つ一つやっていくことが大事だと思っております。
322 ◯総務部長(刀根茂君) もう1点、中期財政計画にはうたってあるではないかということでの御質問だったと思います。
これについては、平成26年2月の分でしたか。そのときでも当然そういうことになるということは、歳入が減となることは、その時点でもわかっていたことは事実でございます。
ただ、今回そういう話になったのは、そういった歳入の減収に加えて、社会保障費とか公共施設の修繕とかいう歳出が予想以上にといいますか、それが高くなっているということが一つの大きな要因でもあるかなという思いであるところでございます。
323 ◯13番(福谷正人君) 市長、通告から外れていると言いましたけれども、市長がどんなまちづくりを進めていくかということがあって初めて来年度予算編成にもかかわってくるわけですから、市長の最重要課題は何かということは伺う。来年度予算編成の方針から伺うようにしていますけれども、敦賀を先頭に立って引っ張る立場として敦賀の最重要課題は何かというお伺いですから、決して通告からは外れてないというふうに考えております。
なぜかというと、市長、敦賀再生に向けてなかなか具体的な方針というのを示していただいてないというところがありまして、もし今、最重要課題はこれだと市長言っていただいたら、それはすなわち市長の敦賀再生へ向けての最重要課題という認識でいいですかというふうに聞きたかったんですけれども、そういうことはないということなので、一つ、9月議会の米澤議員への答弁の中で、敦賀再生の基幹となる長期的構想ということで、ハーモニアスポリス構想の基本的な考え方というのが示されております。これによると、地域間競争ではたとえ敦賀市だけが勝ち残っても経済的な結びつきが強い地域が停滞してはかえって本市の衰退を招く危険性があると。地域間協調といった視点を重視した長期的な構想を練るというふうに市長はおっしゃっております。これが敦賀再生の基幹となる構想であると。
第6次総合計画後期基本計画にも概要を示すということは、今年度の予算方針だけではなく今後敦賀市の予算、事業、全てにおいて関係性がありますので、今後のまちづくりにおいては、地域間競争に勝ち抜くという視点ではなくて将来的に、遠い将来かもしれませんけれども、地域間協調を目指す視点で進められるというふうな考え方が当然に入ってくるということでよろしいでしょうか。
324 ◯市長(
渕上隆信君) ハーモニアスポリス構想についてのお話でございます。
当然、地域間協調ということを進めていきたいというふうに考えております。その中で今取り組んでおりますというのか、前段と言えばいいのかちょっとあれですけれども、東浦バイパスの国道8号というところの課題がございます。それにつきましては、敦賀市だけで取り組むのではなくて、南越前町と一緒に期成同盟会を立ち上げて、そこで取り組んでいくということを通しながら協調していけたらなという模索をしていきたいというふうに考えております。
また、高島市との関係でございますが、高島市、大津市と国道161号のそちらのほうも道路の整備に関する同盟会をつくろうと今準備をしておりますので、そういうところで協調、また交流をふやしていきたいということを少しずつですけれども準備を始めているところであります。
325 ◯13番(福谷正人君) 今の答弁と9月のときに私が聞いた印象とは少し違うかなと。地域間協調という点では、例えば敦賀市は港があるんだと。湖北のほうには広い土地があって産業が置ける。敦賀市に住んでそこに通うようなことができる。敦賀市の港を利用して臨海工業都市を形成できるんじゃないか、ウィン・ウィンの関係が築けるんじゃないかという意味合いでの地域間協調ということであれば、なかなかこれから敦賀市の施政方針についても影響があると思うんですけれども、そのあたりのことについてもう一度お伺いできますか。
326 ◯市長(
渕上隆信君) ハーモニアスポリス構想につきましては、もう既に御存じだということでちょっと省かせていただきましたが、当然将来的な目標としますと、広い範囲でお互いに経済的に潤っていきましょうということを持とうとしております。
ですから例えば敦賀には海があります。隣のまちには海がありません。そうしたらこちらのほうに海を使っていただけませんか。もしくは工場誘致をする場合、敦賀は平野が狭いですから、そちらで工場をつくって私ども敦賀の人たちがそこに働きにいけるようなことができませんかとか、そういういろんな可能性を探りながら協調していけたらなということを思っております。
その前段として少しずつ取り組みを始めたということを申し上げた次第です。
327 ◯13番(福谷正人君) なるほど、ここまでの市庁舎の耐震問題とかアクアトムの活用計画についても伺いましたし、予算編成方針も伺いました。ハーモニアスポリス構想、この先、長期的な構想についても伺ってきましたけれども、来年度予算方針ということで伺えば、歳入歳出不均衡の是正には、ハード、ソフトを通じて市長のまちづくりの方針、方向性、グランドデザインといったことについて明確に御説明をいただいておかなければ到底達成することは困難であるんじゃないかなというふうに思います。
今、断片的な情報が出ておりますけれども、例えば将来的に地域間協調を目指してハーモニアスポリス構想が大前提なんだということであれば、今から進める政策にも影響が出るでしょうし、そうではない、地域間競争に勝ち残って人口減少を食いとめるんだということであれば、また変わってくると思います。
恐らく33億の歳出超過ということも、市長の、私が考える個人的な意見ですけれども、市の職員に対しても恐らく明確に方針が伝わっていないであろうということも一つの原因なのではないかなと思います。棚卸しをしようにも明確な方向性もなく、それぞれの事業の見直しをかけることには何の意味もありませんし、歳出の削減だけではなく、先ほど使用済核燃料に対する課税という話もありましたけれども、歳入、財源の確保といった点においてもそういうことだと思います。
市長の方針に沿った予算編成とするためにも、いま一度、市長の思い描く目指す敦賀市の将来像というのを、敦賀再生とはということで改めて何度も伺うのも恐縮ですけれども、具体的にお示しをいただけたらなと思いますけれども、市長、いかがでしょう。
328 ◯市長(
渕上隆信君) 33億円の歳出超過というところに関しましては、何でこんだけ出てきたのかなというのはいろいろ考えるわけですけれども、そうした場合に、施設の雨漏りの修繕とか当然やらなくていけないこんなこと、あんなことというのがあるんですけれども、それについて予算がつけられていなかった現状があるのかなということも感じております。それについて一回出してしまって、きちんとしなくてはいけないこと、しなくてもいいことを見ていきたいなということを感じている次第です。
きのう話をいただいたのは、機械を更新しなくてはいけないんですけれども、もう25年たっています。本当は15年で更新しなくてはいけなかったんですけれどもどうしましょうというような話が来ます。とんでもない話で、この10年間じゃどうしておったのという話なんですが、たちまちかえてくれなくては困りますみたいな話が出てくるのが市長がかわった現状かなということも感じておりますが、何とかそれを乗り越えていかなくてはいけないということを取り組んでいるところでもございます。
その中で、当初予算編成においては、先ほども何度も言っているかもしれませんが、交流人口の増加に向けた受け皿づくりの推進、人口減少対策の推進、行財政改革の推進の3項目を重点施策としてそれぞれの取り組みを求めたところで、あわせて各部局に対して重点施策に沿った今後取り組むべき事項を示し、事業化の指示を出したところでありますので、今後の予算査定の中でこれらの事業を精査し、私なりの当初予算を編成していきたいというふうに考えております。
329 ◯13番(福谷正人君) 33億というお話の中では、金額は別にして、概算要求の時点でことしだけがいろいろあって歳出超過なんだということではなく、例年20億、25億のオーダーで歳出超過の中を査定して調整してきているという背景もありますので、そのあたりのこともことしだけが特別だという認識ではないので、こればっかりが表に出てしまってちょっと不安をあおっているようなところもありますので、市長、そのあたりのことも勘案いただきながら、まず順序としては方針を出していただいてからこういうことかなと思います。
一つ、起債の考え方についても今後の方針について伺いたいと思います。経常収支比率95%の中、市長選を通じて、20億ほど削減をしながら起債もゼロ、償還を進めるというお話もされていましたけれども、やはり今もそのお考えは変わっておりませんでしょうか。
330 ◯市長(
渕上隆信君) 起債の残高につきましては、敦賀市全体で今年度末には昨年度から12億円減少し490億円となる見込みとなっています。
新年度予算におきましては、財源としては起債発行を行うつもりですが、引き続き健全化判断比率に配慮するとともに、交付税算入額を勘案しながら額の調整を行ってまいります。
起債は、しなくてはいけないというふうに考えております。
331 ◯13番(福谷正人君) 起債はしないといけない。プライマリーバランスの黒字を見ながらということで、きちっとそのあたりは世代間の負担の公平性とかということもありますので、起債は決して借金ではないということで、よろしくお願いしたいと思います。
先ほどからの方針について、なかなか明確にお話が出てきませんけれども、例えば、この間の記者会見でも国道8号の2車線化よりも先に神楽通りでやってみたいという話があったり、きょう堀居議員の質問には、いや国道8号やりますと言ったり、その辺ぶれているんじゃないかと思うんです。方針がぶれると予算とかにもすごい影響があると思うんですけれども、市長、そのあたりどうお考えですか。
332 ◯市長(
渕上隆信君) 神楽通りは、やります。やっていきたいと思っております。商店街の方と、また町なかの方の協力を得ながら神楽通りで一回にぎわい創出をしていきたい。その実証を踏まえて、本町のほうに展開できたらいいなというふうに考えています。
333 ◯13番(福谷正人君) では確認です。まず神楽でやってから、本町通り、国8の2車線化ということで考えておられるということでしょうか。
334 ◯市長(
渕上隆信君) タイムスケジュール的には、そういうふうになると思います。
335 ◯13番(福谷正人君) ちょっとちぐはぐな気もしますけれども、やはり基本的な方針とか敦賀市が向かう先というのは、市民にも議会にも市職員にもしっかりと示していただく必要があります。
全庁体制で臨むべきだと思いますけれども、以前、戦略的まちづくり会議みたいなものがあって、部局横断でやる部署がありましたけれども、今はどのように機能されているのか伺います。
336 ◯副市長(中山和範君) 従来持っていました政策調整会議等々については、今も企画政策のほうで所管して、必要があれば開催するという形をとっておりますけれども、それに加えて、市長就任後、これまでは庁議を月1回やっておったところを、月中庁議と我々は言っておりますけれどもちょうど月の半ばのところに、特にそこに関しては政策課題等々を各部局から持ち寄る中で議論するという形をとっておりまして、それを今後少し機能させ、新年度の当初予算に向けて庁内の合意形成を図るという場にしていきたいというふうに考えております。
337 ◯13番(福谷正人君) 議会としても市長の方針が明確でないと是非の判断をする根拠を欠くことになります。一日も早く明確な方針を御説明いただくことを要望します。
以上です。
338 ◯議長(
有馬茂人君) 以上で本日の一般質問を終わります。
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339 ◯議長(
有馬茂人君) 次の本会議は、明日午前10時から再開いたします。
本日はこれをもって散会いたします。
午後4時44分散会
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