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平成23年第1回定例会(第2号) 本文 2011-03-03
平成23年第1回定例会(第2号) 名簿 2011-03-03

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  1. 敦賀市議会 2011-03-03
    平成23年第1回定例会(第2号) 本文 2011-03-03


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    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいタブが開きます) 平成23年第1回定例会(第2号) 本文 2011-03-03 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ窓表示 ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者一覧に移動 全 218 発言 / ヒット 0 発言 表示発言切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示 すべて選択 すべて解除 1 ◯議長宮崎則夫君) 2 ◯議長宮崎則夫君) 3 ◯建設部長(江南新太郎君) 4 ◯議長宮崎則夫君) 5 ◯予算決算常任委員長北條正君) 6 ◯議長宮崎則夫君) 7 ◯総務民生常任委員長美尾谷幸雄君) 8 ◯議長宮崎則夫君) 9 ◯議長宮崎則夫君) 10 ◯議長宮崎則夫君) 11 ◯議長宮崎則夫君) 12 ◯6番(前川和治君) 13 ◯議長宮崎則夫君) 14 ◯13番(有馬茂人君) 15 ◯議長宮崎則夫君) 16 ◯議長宮崎則夫君) 17 ◯議長宮崎則夫君) 18 ◯6番(前川和治君) 19 ◯議長宮崎則夫君) 20 ◯議長宮崎則夫君) 21 ◯議長宮崎則夫君) 22 ◯議長宮崎則夫君) 23 ◯議長宮崎則夫君) 24 ◯21番(林正男君) 25 ◯市長河瀬一治君) 26 ◯21番(林正男君) 27 ◯市長河瀬一治君) 28 ◯21番(林正男君) 29 ◯市長河瀬一治君) 30 ◯21番(林正男君) 31 ◯市長河瀬一治君) 32 ◯21番(林正男君) 33 ◯建設部長(江南新太郎君) 34 ◯21番(林正男君) 35 ◯議長宮崎則夫君) 36 ◯4番(増田敬君) 37 ◯市長河瀬一治君) 38 ◯4番(増田敬君) 39 ◯市長河瀬一治君) 40 ◯4番(増田敬君) 41 ◯市長河瀬一治君) 42 ◯4番(増田敬君) 43 ◯産業経済部長(安本薫君) 44 ◯4番(増田敬君) 45 ◯産業経済部長(安本薫君) 46 ◯4番(増田敬君) 47 ◯産業経済部長(安本薫君) 48 ◯4番(増田敬君) 49 ◯市民生活部長(佐上公義君) 50 ◯4番(増田敬君) 51 ◯市民生活部長(佐上公義君) 52 ◯4番(増田敬君) 53 ◯市民生活部長(佐上公義君) 54 ◯4番(増田敬君) 55 ◯市民生活部長(佐上公義君) 56 ◯4番(増田敬君) 57 ◯市民生活部長(佐上公義君) 58 ◯4番(増田敬君) 59 ◯教育長(下野弘喜君) 60 ◯4番(増田敬君) 61 ◯教育長(下野弘喜君) 62 ◯4番(増田敬君) 63 ◯教育長(下野弘喜君) 64 ◯4番(増田敬君) 65 ◯議長宮崎則夫君) 66 ◯議長宮崎則夫君) 67 ◯15番(籠一郎君) 68 ◯市長河瀬一治君) 69 ◯15番(籠一郎君) 70 ◯産業経済部長(安本薫君) 71 ◯15番(籠一郎君) 72 ◯産業経済部長(安本薫君) 73 ◯15番(籠一郎君) 74 ◯産業経済部長(安本薫君) 75 ◯15番(籠一郎君) 76 ◯市長河瀬一治君) 77 ◯15番(籠一郎君) 78 ◯産業経済部長(安本薫君) 79 ◯15番(籠一郎君) 80 ◯総務部長(木村学君) 81 ◯15番(籠一郎君) 82 ◯産業経済部長(安本薫君) 83 ◯15番(籠一郎君) 84 ◯建設部長(江南新太郎君) 85 ◯15番(籠一郎君) 86 ◯建設部長(江南新太郎君) 87 ◯15番(籠一郎君) 88 ◯建設部長(江南新太郎君) 89 ◯15番(籠一郎君) 90 ◯建設部長(江南新太郎君) 91 ◯15番(籠一郎君) 92 ◯建設部長(江南新太郎君) 93 ◯15番(籠一郎君) 94 ◯市長河瀬一治君) 95 ◯15番(籠一郎君) 96 ◯市長河瀬一治君) 97 ◯15番(籠一郎君) 98 ◯建設部長(江南新太郎君) 99 ◯15番(籠一郎君) 100 ◯建設部長(江南新太郎君) 101 ◯15番(籠一郎君) 102 ◯建設部長(江南新太郎君) 103 ◯15番(籠一郎君) 104 ◯議長宮崎則夫君) 105 ◯3番(山崎法子君) 106 ◯市長河瀬一治君) 107 ◯3番(山崎法子君) 108 ◯敦賀病院事務局長(小倉和彦君) 109 ◯3番(山崎法子君) 110 ◯福祉保健部長(土屋尚樹君) 111 ◯3番(山崎法子君) 112 ◯市長河瀬一治君) 113 ◯3番(山崎法子君) 114 ◯市長河瀬一治君) 115 ◯3番(山崎法子君) 116 ◯福祉保健部長(土屋尚樹君) 117 ◯3番(山崎法子君) 118 ◯福祉保健部長(土屋尚樹君) 119 ◯3番(山崎法子君) 120 ◯福祉保健部長(土屋尚樹君) 121 ◯3番(山崎法子君) 122 ◯福祉保健部長(土屋尚樹君) 123 ◯3番(山崎法子君) 124 ◯福祉保健部長(土屋尚樹君) 125 ◯3番(山崎法子君) 126 ◯議長宮崎則夫君) 127 ◯議長宮崎則夫君) 128 ◯10番(北條正君) 129 ◯市長河瀬一治君) 130 ◯教育長(下野弘喜君) 131 ◯10番(北條正君) 132 ◯市長河瀬一治君) 133 ◯10番(北條正君) 134 ◯市長河瀬一治君) 135 ◯企画政策部長(嶽勤治君) 136 ◯福祉保健部長(土屋尚樹君) 137 ◯10番(北條正君) 138 ◯副市長(塚本勝典君) 139 ◯10番(北條正君) 140 ◯副市長(塚本勝典君) 141 ◯10番(北條正君) 142 ◯副市長(塚本勝典君) 143 ◯10番(北條正君) 144 ◯副市長(塚本勝典君) 145 ◯10番(北條正君) 146 ◯市長河瀬一治君) 147 ◯10番(北條正君) 148 ◯市長河瀬一治君) 149 ◯10番(北條正君) 150 ◯市長河瀬一治君) 151 ◯敦賀病院事務局長(小倉和彦君) 152 ◯10番(北條正君) 153 ◯敦賀病院事務局長(小倉和彦君) 154 ◯10番(北條正君) 155 ◯敦賀病院事務局長(小倉和彦君) 156 ◯10番(北條正君) 157 ◯教育長(下野弘喜君) 158 ◯市長河瀬一治君) 159 ◯10番(北條正君) 160 ◯教育長(下野弘喜君) 161 ◯10番(北條正君) 162 ◯市長河瀬一治君) 163 ◯10番(北條正君) 164 ◯市長河瀬一治君) 165 ◯10番(北條正君) 166 ◯建設部(兼)企画政策部特任部長(角野和洋君) 167 ◯10番(北條正君) 168 ◯議長宮崎則夫君) 169 ◯23番(常岡大三郎君) 170 ◯副市長(塚本勝典君) 171 ◯23番(常岡大三郎君) 172 ◯総務部長(木村学君) 173 ◯23番(常岡大三郎君) 174 ◯副市長(塚本勝典君) 175 ◯23番(常岡大三郎君) 176 ◯総務部長(木村学君) 177 ◯23番(常岡大三郎君) 178 ◯副市長(塚本勝典君) 179 ◯23番(常岡大三郎君) 180 ◯副市長(塚本勝典君) 181 ◯23番(常岡大三郎君) 182 ◯副市長(塚本勝典君) 183 ◯23番(常岡大三郎君) 184 ◯副市長(塚本勝典君) 185 ◯23番(常岡大三郎君) 186 ◯副市長(塚本勝典君) 187 ◯23番(常岡大三郎君) 188 ◯市長河瀬一治君) 189 ◯23番(常岡大三郎君) 190 ◯建設部長(江南新太郎君) 191 ◯23番(常岡大三郎君) 192 ◯建設部長(江南新太郎君) 193 ◯23番(常岡大三郎君) 194 ◯建設部長(江南新太郎君) 195 ◯23番(常岡大三郎君) 196 ◯建設部長(江南新太郎君) 197 ◯23番(常岡大三郎君) 198 ◯建設部長(江南新太郎君) 199 ◯23番(常岡大三郎君) 200 ◯市長河瀬一治君) 201 ◯23番(常岡大三郎君) 202 ◯議長宮崎則夫君) 203 ◯22番(原幸雄君) 204 ◯市民生活部長(佐上公義君) 205 ◯22番(原幸雄君) 206 ◯市民生活部長(佐上公義君) 207 ◯22番(原幸雄君) 208 ◯市民生活部長(佐上公義君) 209 ◯22番(原幸雄君) 210 ◯市民生活部長(佐上公義君) 211 ◯22番(原幸雄君) 212 ◯議長宮崎則夫君) 213 ◯市長河瀬一治君) 214 ◯22番(原幸雄君) 215 ◯市長河瀬一治君) 216 ◯22番(原幸雄君) 217 ◯議長宮崎則夫君) 218 ◯議長宮崎則夫君) ↑ リストの先頭へ ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 6.議 事             午前10時00分開議 ◯議長宮崎則夫君) ただいまから本日の会議を開きます。  報 告 2 ◯議長宮崎則夫君) この際、御報告いたします。  まず、追加提出議案について報告いたします。市長より、本日付をもって第33号議案1件の提出がありましたので報告いたします。  次に、委員の選任について報告いたします。去る2月22日付で、委員会条例第6条第1項の規定により、敦賀短期大学等調査特別委員会委員に別所治君、馬渕清和君、北條正君、山本貴美子君、高野新一君、籠一郎君、奥本兼義君、林正男君、原幸雄君、堂前一幸君を選任いたしました。なお、正副委員長の互選の結果、委員長に堂前一幸君、副委員長に奥本兼義君がそれぞれ選出されましたので、あわせて報告いたします。  次に、産経建設常任副委員長の欠員に伴う互選結果について報告いたします。産経建設常任副委員長に和泉明君が選出されました。  以上であります。  この際、建設部長より発言の申し出がありますので、これを許します。 3 ◯建設部長(江南新太郎君) 2月22日の本会議において、第32号議案 権利の放棄の件に関する今大地議員の質疑に対し、一部答弁を保留いたしましたので、ただいまよりお答え申し上げます。  先日お配りしました福井県住宅供給公社の財務状況は、公社解散に伴う県の補助金を算定するに当たり、資産売却費及び運営経費等については2カ年分、平成11年度から22年度の経費を平成22年度当初に計上した資料でございます。  支出の部の運営経費等約2億4000万の内訳ですが、人件費については職員給与12名分で1億3100万円と清算運営費といたしまして分譲事業費が8700万円及び事務経費が2000万円となり、合計で2億3800万円となります。  内容としまして、分譲事業費については分譲団地花乃杜ハイツの宅地の造成費、測量及び登記費用でございます。事務経費については分譲事業の広告費、パンフレット作成、折り込みチラシ等が主なもので、そのほかに事務用の消耗品やコピー機の経費、事務所や公用車の維持管理費等でございます。  以上でございます。  日程第1 第1号議案~第7号議案、第21       号議案 4 ◯議長宮崎則夫君) 日程第1 第1号議案から第7号議案まで及び第21号議案の8件を一括議題といたします。
     これより、その審査結果について各委員長の報告を求めます。  まず、予算決算常任委員長 北條正君。   〔予算決算常任委員長 北條正君登壇〕 5 ◯予算決算常任委員長北條正君) おはようございます。  ただいまから、予算決算常任委員会における平成22年度補正予算案件の審査経過及び結果について御報告申し上げます。  委員会審査結果報告書をごらんください。  本委員会に審査を付託されました第1号議案 平成22年度敦賀一般会計補正予算(第5号)外6件につきましては、去る2月23日に委員会を開催し基本質疑を行うとともに、同日、分科会審査を行った後、2月25日に委員会を開催し慎重に審査いたしました結果、第1号議案につきましては、賛成多数をもって原案どおり認めるべきものと決定、第2号議案から第7号議案までの6件につきましては、全会一致をもって原案どおり認めるべきものと決定いたしました。  以下、各分科会において特に議論のありました事項について報告がありましたので、その主なものについて申し述べます。  まず総務民生分科会では、第1号議案の審査において、事業の円滑な執行のため、公共用の土地などを先行取得する土地開発基金に関し、現金と土地の現在高、また土地価格の変動による基金への影響について質疑があり、理事者より、基金の平成22年度末見込みの現在高は現金約3億5000万円、土地約17億8000万円となる。なお、土地の価格については購入時の額であり再評価はしていないが、実勢価格とは差があるため今後見直す必要があると考えているとの答弁がありました。  次に産経建設分科会では、第1号議案の審査において、駅舎等改築事業費の債務負担行為に関し、平成22年度から24年度までの総額約8億3000万円の積算根拠について質疑があり、理事者より、駅舎等改築事業費については実施設計をJR西日本コンサルタンツに委託し、国土交通省の基準に基づいて積算した設計金額をにおいてもチェックした上で予算計上したとの答弁がありました。  最後に文教厚生分科会では、第1号議案の審査において、介護職員等の養成講座受講費の一部を助成し介護従事者の人材確保を支援する介護職員養成支援事業費に関し、対象者の人数、また対象者のうち実際に介護職に従事する人数について質疑があり、理事者より、本事業はホームヘルパー2級の資格取得のための講座の受講者に対し受講費用の2分の1を助成するもので、対象人数については昨年12月末現在で57人が申請、今年度末には71人になる見込みであり、当初の予定を上回るため予算の補正を行うものである。介護従事者の人数は昨年度では56人の申請者のうち43%が従事しており、今年度は申請済みの57人のうち約半分が介護職か今後介護職に従事すると聞いているとの答弁がありました。  各分科会長報告の主なものはただいまのとおりであります。  以上、御報告申し上げます。 6 ◯議長宮崎則夫君) 次に、総務民生常任委員長、美尾谷幸雄君。   〔総務民生常任委員長 美尾谷幸雄君登壇〕 7 ◯総務民生常任委員長美尾谷幸雄君) おはようございます。  ただいまから、総務民生常任委員会における議案の審査経過及び結果について報告いたします。  委員会審査結果報告書をごらんください。  第21号議案 敦賀公共施設維持補修基金条例の制定の件であります。  主な質疑としては、今後、公共施設の補修はかなり出てくると考えられるが、トータル的な面または予防保全的な面で補修基金についてどのような考えを持っているのかとの問いに対し、全体的にはなるべく施設を長くもたせようということでそれぞれ長期の計画を立てている。そして、その計画を立てながら、なおかつ国の補助金を活用し施設の延命を図っている。また、今の施設は30年、40年経過しているものがほとんどであり、今後も補修を必要とするものが多くあり、その費用については60億円を超えるという数字も出ている。こういったものに対し、一般財源だけでは対応できないので電源三法交付金をいただき、それを財源として今後10年ぐらいのスパンでやっていきたいと考えている。ただ、今は10億円いただき、5年間、約2億円ずつ取り崩していきたい。その後また10億円積み立てをしトータルで10年になるが、そういった中で修繕をやっていきたいとの回答がありました。  また、25の基金があるが似たような基金については整理したほうがよいのではないかとの問いに対し、目的基金ということでそれぞれの目的のために積み立て、目的のために使うが、その振り分けとして公共施設整備基金については基本的には大きな修繕に使い、公共施設維持補修基金については小さな修繕に使う。運用関係については、会計のほうでなるべく利息がつくように考えながらやっている。また、利息については基金を全部一つのものとしても恐らく同じかと考えられるとの回答がありました。  また、公共施設整備基金と公共施設維持補修基金の2つの基金を積むとのことだが、リラ・ポートにはどちらが適用されるのかとの問いに対し、リラ・ポートについては既に今ポンプの故障に修繕費がかかっているが、この分については公共施設維持補修基金を使えばよいと考える。しかし大規模改修については多くの費用がかかるため、公共施設整備基金を使うとの話も出てこようかと思うとの回答がありました。  また、この基金条例をつくる意味が少し明確ではないのでその目的を説明してほしいとの問いに対し、根本的に今回この基金は国の補助金の受け皿に使う。国の補助金は明確に分けなくてはならない部分があり、よって別建てにした。なおかつ使用の部分であるが、根本的に構造を修繕する場合にはこの基金を使わずに、例えば給排水の修繕などの小規模修繕の場合にこの基金を使う。また、構造を修繕する場合などは公共施設整備基金のほうを使わざるを得ないと考えるとの回答がありました。  また、基金については理解できるが、電源三法交付金関係で今後いろんな面で足かせがつくと考えられるがとの問いに対し、電源三法交付金については今まで多くの交付金を受け、その交付金で多くの公共施設をつくった。それらの施設は市民の方々に有効に利用していただいていると思う。その有効利用していただいている施設をこの交付金を使いながら整備をしていく。また、それ以外の一般財源でつくったものについてもこの交付金を使って整備していくが、それが足かせになるようなことはないと考えるとの回答がありました。  討論では、反対の意見として、最初に交付金ありきで条例をつくり基金を積み立てること自体に賛成できないため反対であるとの意見がありました。  次に賛成の意見として、電源三法交付金を使ってこの基金を創設するということであれば、この交付金は理由がわからないところで使われたこともあるが、まずはこの交付金を充てるということでこの基金条例の制定には賛成であるとの意見。  また、電源三法交付金は施設整備と施設建設に使われてきており、今回、修繕などの受け皿として、またそれを使っていくための条例ということで賛成である。ただ、修繕というところでどのように使っていくかなど長期的な計画の中での検討も必要であろうと思う。また、公共施設整備基金の線引きも必要であり、長期的には一つにするなりそういったことも必要かと考えるとの意見がありました。  採決の結果、賛成多数をもって原案どおり認めるべきものと決定いたしました。  以上が本委員会に付託されました議案の審査経過及び結果であります。  議員各位の御賛同をよろしくお願い申し上げます。 8 ◯議長宮崎則夫君) ただいまの委員長報告に御質疑ありませんか。   〔「なし。」の声あり〕 9 ◯議長宮崎則夫君) 以上で各委員長報告及び質疑を終結いたします。  これより採決いたします。  一括議題といたしました各議案中、討論通告のあります2件を除く第2号議案から第7号議案までの6件について、委員長報告のとおり、これを決定することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 10 ◯議長宮崎則夫君) 起立全員。よって、第2号議案から第7号議案までの6件については、委員長報告のとおり可決いたしました。   ──────────────── 11 ◯議長宮崎則夫君) これより、討論通告のあります各議案について討論及び採決を行います。  まず、第1号議案について、委員長報告に賛成の討論を行います。  前川和治君。   〔6番 前川和治君登壇〕 12 ◯6番(前川和治君) 皆さん、おはようございます。  第1号議案 平成22年度敦賀一般会計補正予算につきまして、委員長報告に対し賛成の立場で討論いたします。  今回の一般会計補正予算は21億8039万円です。補正予算の約半分の10億円は公共施設維持補修基金積立金として貯金されます。  今まで公共施設の修繕は場当たり的に予算をやりくりしてきましたが、このような貯金をつくることで公共施設の修繕がしやすくなると考えます。また、公共施設の将来を見据えて貯金をすることも大事なことだと判断いたします。  ただ、今回の10億円の積立金、財源すべてが電源立地地域対策交付金だということが少し疑問に感じております。美尾谷委員長の報告にもありましたけれども、委員会の中でもたくさんこの辺は議論あったところだと思っております。  報告にもありましたとおり、原発マネーで建てた箱物に原発マネーで維持補修していくということだと思いますけれども、原発マネーだけを頼りにこの積立金に入れていくということでは将来が不安でございます。今現在は電源立地地域対策交付金がありますが、30年後、50年後、国のエネルギー政策が変わったときに北海道夕張のようにならないためにも、今後は原発マネーだけを頼りにしていくのではなく、一般財源からも将来の公共施設の維持補修を勘案し、しっかりと貯金していただきたいと思います。  繰り返しになりますけれども、公共施設維持補修基金積立金10億円につきましては、電源立地地域対策交付金を今までのように人件費や箱物建設に使わずに、現在交付金で建ててしまった箱物の維持補修に回す貯金だということですので、今回の積立金については評価したいと思います。  また、補正予算に計上されております減債基金積立金4億円も借金返済の財源として積み立てるということで、返せる借金は早く返そうという気持ちのあらわれだと思いますので、こちらも評価したいと思います。  また、債務負担行為では追加事項として敦賀駅舎改築事業がありますが、こちらはいつまでも仮の駅舎でJR利用者に不便な思いをさせるのではなく、なるべく短い期間でスムーズに新駅舎に移行するために認めるものです。  以上のことを申しまして、賛成討論とさせていただきます。  議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。 13 ◯議長宮崎則夫君) 同じく委員長報告に賛成の討論を行います。  有馬茂人君。   〔13番 有馬茂人君登壇〕 14 ◯13番(有馬茂人君) おはようございます。市政会の有馬茂人です。  私は、第1号議案 平成22年度敦賀一般会計補正予算(第5号)について、予算決算常任委員会の委員長報告に対し賛成の立場で討論をいたします。  今、地方行政、そして地方議会は変革を迫られているというふうに思います。人口減少、それから高齢化、国の財政難、経済の急速なグローバル化など敦賀を取り巻く環境は大きく変化していますので、我々も変化を恐れずに、敦賀が将来にわたって持続可能な運営を行うことができるように仕組みを徐々に変えていくことが大切だというふうに思っています。  その中で最も重要な課題の一つは、持続可能な財政運営だというふうに思っています。特に今後は単年度の予算書だけでは読み取りにくい問題についても積極的に、意識的に取り組んでいく必要があるというふうに思います。例えば、今後の社会保障費の長期的な増加に敦賀の歳入は耐えられるのか、目に見えていないが既に発生している費用を先送りしていないか、実質的に敦賀が経営責任を負わなければならない第三セクターに大きな赤字が発生していないか等、そういうことを従来は余り注意していなかったことについても変革の時代については細かく注意していかなくてはならないというふうに考えます。  今回提案された補正予算は、歳入歳出にそれぞれ21億8039万円を追加し、総額303億4922万5000円としようとするものでありますけれども、その中で国の電源立地地域対策交付金を財源とする公共施設維持補修基金積立金の10億円については、かなり以前から私どもの会派が提案してきた施策でありますので大きく評価をしたいというふうに思います。  敦賀の公共施設の中にはかなり老朽化し、また水回りや空調設備等修繕が必要な施設が多くあります。これらを財政課が一括して管理をして計画的にリフォームするため、10億円の基金を積み立てて、毎年約2億円程度を取り崩し対応していくものです。  今回の財源である電源立地地域対策交付金は、基金の償還や財政調整基金の積み立て等には制限のある国の補助金ですが、目的基金であれば積み立てが可能というふうに聞いております。比較的自由度の高い将来に備えての積み立てですから、私はこの施策がベストであるのではないかなというふうに感じております。  予算決算常任委員会のいろいろな議論の中では、細かい補修計画がない中で基金の積み立てを10億円とするのはおかしいのではないかというような指摘もありましたけれども、私は細かい補修計画を立てることは実務的に不可能に近く、またその計画の立案に多額の人件費を投じることはそれこそ費用対効果が小さいというふうに考えますので、今回、予算決算常任委員会で総務部長が答弁されたように年2億円程度を基準としてというような大枠管理が適当だというふうに感じますし、不都合は走りながら調整することが大切だというふうに思います。  今回、この予算にはこの基金の積み立て以外にも障害者自立支援施設送迎バス購入費補助金や高齢者の皆さんが待ち望んでいる駅舎のバリアフリー化補助金等に関する翌年度の繰越明許費の議決も含まれていますが、市民福祉向上のために必要なことだというふうに考えます。  以上を申し上げて、第1号議案 平成22年度敦賀一般会計補正予算(第5号)について、予算決算常任委員会の委員長報告に対し賛成の立場で討論いたします。  議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。 15 ◯議長宮崎則夫君) 以上で第1号議案に対する討論を終結し、採決いたします。  第1号議案 平成22年度敦賀一般会計補正予算(第5号)について、委員長報告のとおり、これを決定することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 16 ◯議長宮崎則夫君) 起立全員。よって、第1号議案については、委員長報告のとおり可決いたしました。   ──────────────── 17 ◯議長宮崎則夫君) 次に、第21号議案 敦賀公共施設維持補修基金条例の制定の件について、委員長報告に賛成の討論を行います。  前川和治君。   〔6番 前川和治君登壇〕 18 ◯6番(前川和治君) 皆さん、こんにちは。無所属の前川和治です。  反対討論者がいませんので、気合いを入れて賛成討論をしていきたいと思います。  第21号議案 敦賀公共施設維持補修基金条例の制定の件について、委員長報告に賛成の立場で討論を行います。  この基金は、公共施設の維持補修に必要な財源を確保するためのものです。今まで公共施設の修繕は場当たり的に予算のやりくりをしてきましたが、公共施設を維持補修する貯金があれば、これからは公共施設の修繕がしやすくなると考えます。  公共施設は、市民の皆さんが使用料金を支払って利用する施設も数多くあり、利用施設にふぐあいがありますと当然市民の皆さんからクレームをいただきます。実際に現場を見てみるとおわかりになると思いますが、運動公園の各施設や地域の公民館、体育館施設の音響や空調施設の傷みは相当なものです。市民の皆さんからクレームをいただいたときに、お金がないという理由ですぐに改善できないのでは話になりませんし、施設が壊れる前にメンテナンスをする上でもしっかりとした貯金が必要だと考えます。  また金額の面では、公共施設の維持補修費は10億円では足りないと思いますので、今後一般会計からも繰り入れが必要です。また、電源立地地域対策交付金頼みでもいけません。  今回の公共施設維持補修基金積立金につきましては、電源立地地域対策交付金を今までのように人件費や箱物建設に使わずに、現在原発マネーで建ててしまった箱物の維持補修費に回す貯金ということですので、今回の積立金について課題は多々あるかもしれませんが、基金を創設したことについては評価したいと思います。  以上のことを申しまして、賛成討論にかえさせていただきます。  議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。 19 ◯議長宮崎則夫君) 以上で第21号議案に対する討論を終結し、採決いたします。  第21号議案 敦賀公共施設維持補修基金条例の制定の件について、委員長報告のとおり、これを決定することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 20 ◯議長宮崎則夫君) 起立全員。よって、第21号議案については、委員長報告のとおり可決いたしました。  日程第2 第33号議案 21 ◯議長宮崎則夫君) 日程第2 第33号議案を議題といたします。  この際、お諮りいたします。  第33号議案については予算案でありますので、会議規則第37条第3項の規定に基づき、説明を省略し、慣例により質疑を省略いたしたいと存じますが、これに御異議ありませんか。   〔「異議なし。」の声あり〕 22 ◯議長宮崎則夫君) 御異議なしと認めます。よって、第33号議案については、説明及び質疑を省略することに決定しました。  これより委員会付託を行います。  第33号議案については、予算決算常任委員会に付託いたします。  日程第3 一般質問 23 ◯議長宮崎則夫君) 日程第3 これより一般質問を行います。
     質問時間は30分以内といたします。  まず、林正男君。   〔21番 林正男君登壇〕 24 ◯21番(林正男君) 改めまして、皆さん、おはようございます。  平成23年の今期最後の一般質問というようなことで、それの1番くじを引かせていただきまして、12月議会、そしてこの3月議会とトップバッターというようなことで発言をしてまいりたいと、このように思います。  先ほども申し上げましたとおり4年間、16回目の定例会、最後でございます。皆さん方も御承知のとおり本年は統一地方選挙の年でございまして、市長、県議会議員、また我々市議会議員も同様でございまして改選の年を迎えるわけであります。そういうようなことから骨格予算というようなことで予算が示されております。市長の政治姿勢というようなことからこの予算についても述べていきたいと、このように思います。  一般会計の当初予算の規模は269億2656万8000円であり、前年度当初予算と比較いたしますと13億477万4000円、5.1%の増であります。全会計では506億7127万3000円と21億1932万7000円、4.4%の増となっております。  先ほど申しましたけれども、一般会計では269億2656万8000円、対前年度比5.1%の増であります。特別会計149億5006万6000円、4.6%の増であります。企業会計87億9463万9000円、1.9%の増であります。合計506億7127万3000円であります。  一般会計では、平成14年度の予算が1番でありまして285億7918万1000円、2番目が平成13年度283億5079万1000円、3番目が平成10年度269億8020万4000円、4番目が平成9年度269億7838万8000円でありまして、今回の当初予算は5番目になります。平成23年度269億2656万8000円というようなことで5番目であります。今、1番から5番まで述べましたけれども、すべて河瀬市長になってからの予算規模であります。  せんだって議会事務局で議会の議事録を見せていただきました。昭和30年代後半の議事録であります。それを見ておりますと予算の規模が載っておりまして、ある議員が、戦後敦賀もこれだけの予算規模になってきたと。これはやはり先人の方々、また市民の方々の努力のたまものというようなことも述べておりましたけれども、私もそのように思っております。そういう中から質問をしてまいりたいと、このように思います。  この4年間、河瀬市政がこの3月まで動いてきたわけでありますけれども、選挙で公約をされたマニフェストですか、それについて達成率がどのぐらいいっているのかということをまずお伺いいたします。 25 ◯市長河瀬一治君) それでは、本議会も1番バッターであります林議員の質問にお答えしてまいります。  マニフェストでありますけれども、私、安心安全で、人が集い、元気に、そして暮らしやすいまち敦賀、このテーマを掲げまして57項目を挙げたところでございまして、目的を達成しようということで全力で取り組んできたところでございます。  この4年間、公約の実現に向けまして、政治、社会、経済情勢がやはり刻々と変化をいたしてきたところでございますけれども、何とかやり遂げようという強い信念の中で、また柔軟に、そして的確に対応してきたつもりでございます。  そこで、このマニフェストにつきましては57すべての項目に着手をいたしております。既に達成した項目でありますとか、また今後さらなる拡大が見込まれる項目、また実現に明らかな道筋がついている項目の割合につきましては90%を超えておるところであります。 26 ◯21番(林正男君) 今、市長のほうからお聞きいたしますと、90%を超えて達成されたのかというようなことでございますが、今期、この4年間、市長として、市長が自分を総括するとすればどのようなことが言葉となって返ってくるかなというような、私はそれをひとつ聞いてみたいなと。  総括というのは、議員個人個人にも市長に対しての思いもあるでしょうし、また市民一人一人に対してもあろうかと思います。そういう中で、それはそれとして、市長として自分本人のこの4年間の総括をひとつ述べていただきたいものだなと、このように思います。 27 ◯市長河瀬一治君) この4年間、本当に市民の皆さん方、そして議会の皆さん方の御協力を得ながら政策を先ほど言いましたように一つ一つ立案をしながら達成もしてこれたわけでございまして、この4年間このように市長という立場におれましたのは、やはり議員の皆さん方のお力添え、また市民の皆さん方のおかげであるということをまず思っておるところでございます。  そういう意味で、90%以上達成してこれたのはもちろん今言いましたそれぞれの皆さん方のおかげということを思いながら、もうあと少しで達成しますし、第6次総合計画も今立案をいたしておりますのでその仕上げもしたい、このように思っているところでございます。  それと、先ほど原子力の交付金の話等も出ておったところでございますけれども、その使い勝手というのは実は非常に大きな課題でございました。非常に縛りがきつく、せっかく交付金としていただきましても使い勝手が悪いなということがございまして、これは全原協という立場でも取り組んでまいりましたが、議会の皆さん方の後押しの中でそういう改善も少しずつ図られ、そしてそれがまた先ほどの議案に上程されましたような案件に使えるようになってきたわけでございまして、そういうものが一歩ずつ達成もできたこと。  それと、私ども港というものを一つのテーマに挙げまして、第5次総合計画「世界とふれあう港まち 魅力あふれる交流都市 敦賀」というテーマに基づいてマニフェストがつくられ、90%以上の達成になったんですけれども、その中で特に敦賀港の鞠山南国際ターミナルの完成を初めいろんなところの部分ができ上がってきたわけでございまして、どのように総括をと言われますと自分自身で、これは市民の皆さん方に判断していただくのが一番いいわけでございますけれども、自分なりに頑張ってきたんじゃないかなと。どこやらのマラソンの選手が言っておりましたけれども、自分自身を褒めてやりたいというような、そういうところに近いというふうに自分では思っているところでございます。 28 ◯21番(林正男君) はい、わかりました。  これからこの4月に選挙がありまして改選になりまして、私は思っておるんですけれども、議員にさせていただいて、私もこの4月で20年になります。そういう中で今までの市政をずっと眺めてきておりますと、これから4年間の敦賀というのがすごく私は大事だと思うんです。いろんなプロジェクトもありますしそういうような中で、やはりこれからの4年間の敦賀市政のかじ取りというものをしっかりとしていってもらわないと私はどうにもならないなと、このように個人的には思っております。  そういうようなことで、この間、三屋さんという勝山か大野のスポーツ選手ですね。あの人どこかの社長もされましたね、たしか。と思うんですけどね。社長はしてなかったですかね。その人が言っていることはこういうことでした。知っていることと体験したこととは違うと。ということは、今はインターネットなり情報網の時代であります。ですからいろんなことを知っている人はたくさんいるんです。しかし体験したこととは違うと。  野球でもそうですね。見ていて評論家みたいにこうだああだと言う人はおりますけれども、イチロー選手が振り子打法でデビューしたときに、ある人はあんな打ち方で打てるのかというようなことも言っていましたけれども、やはりそれは体験した中から振り子打法というものが出たのかなというようなことになったと思います。  情報がはんらんする社会の中で、何回もくどいようですけれども、知っていることと体験したこととは違うということであります。  そういうようなことで、冒頭の話に戻りますけれども、これから先この4年間、敦賀というのは本当に大事な時を迎えます。港、そして短期大学と看護専門学校。やはり私はそういう中で短期大学の今後を非常に心配しておるわけでありますけれども、市長はこの短期大学と看護専門学校については、今まで取り組んできてはおられますけれども、今後の見通しについて、もしおわかりの点があれば述べていただきたいなと、このように思います。 29 ◯市長河瀬一治君) 今ほど議員のほうから知っていることと体験したことは違うという大変本当だなというふうに思うことだというふうに思います。やはり人間というのは、もちろん知識は大変大事であります。情報も大事でありますけれども、それを体験していって初めて身につくというと変ですけど、そういうものがあるかなというふうに思っております。  三屋さんはたしか勝山の御出身で、全日本バレーボールの代表選手でもありました。私もついせんだって、神楽坂での観光出向宣伝のときにお会いいたしまして、非常に聡明な方であります。そういう方がおっしゃるわけでありまして、非常に実感がある言葉であるというふうに思ったところでございます。  そこで、短大と看護専門学校、ずっと今までお話をしてきたとおりでございまして、私ども敦賀の地域で医療人を育てる、このことは絶対必要だというふうに思っております。そういう観点から、今まで敦賀看護専門学校の果たしてきた役割というのは本当にすばらしいものがありました。ただ学生たちの志向といいますのは、やはり短大なり四大なりという動きがございます。これはデータ的にはっきり出ておるところであります。それが一つ。  それと、敦賀短期大学も今、地域総合科学科ということで物すごく教職員の皆さん方は頑張っておるところでございますけれども、少子化の拍車、また四大志向等の中で大変苦戦をいたしております。それと、私立大学が顕著に目に見えて全国的に学生数が低下をしておる。募集定員のグラフなどを見ますと非常に低いものになってきておるということ。  そういう中で、公立というのは非常にやはり安定しておるということもありましょうし授業料のこともあるというふうに思いますけれども、非常に安定して学生を確保しているというデータも残っております。  そういうことを考え合わせ、また、今の看護専門学校は非常に老朽化をしております。耐震が必要な建物でありまして、そうなりますとその建物、それと借地でやっておるということをいろいろ考え合わせたときに、今の短期大学は400人、多いときには500人の学生がいたわけであります。当然そのときは日本史学科と経営学科ということで学科の違いもあったわけでありますけれども、それだけのキャパシティがある敷地なり短大であるわけでございます。そこをうまく活用しながらいく中で、今の老朽化した看護専門学校の行く末を考える、そして短大の行く末を考えたときにということで、今度議会のほうでも短期大学の特別委員会を立ち上げていただきました。その中でこれからもしっかりと議論をいただけるというふうに思いますけれども、できますれば公立、できれば私は組合立なり広域的な運営団体がいいというふうに思っておりますけれども、短大なり四大も一つの視野に入れたものに将来していき、地域での医療人、また可能であればそれに附属した形の学科も取り入れたある程度の短大、四大になっていけば。  しかし公立になって、大学になりましたから全く独立採算で合うということは不可能であるというふうに思っております。ある程度がバックアップをして、そして医療人なりそういう皆さん方を育てる一つの大きな拠点にしていくことによって、将来の高齢化はますます進みますし、医療人の確保というのは絶対に必要なものでございますので、そういうものをあわせて十分に議会の皆さん方と相談をしながら、また今度委員会もできますので委員会の中でも十分御審議をいただいて方向性を見出して、そういうものに仕上げていきたいという意味では非常に大事な4年間になる、このようにも思っておるところでございます。まだまだ取り組まなくてはならん多くの課題が残されておりますので、そのこともあわせますと、議員がおっしゃるとおり、この4年間というのは大変重要な時期であるということも認識しておるものでございます。 30 ◯21番(林正男君) はい、わかりました。  今までの敦賀短期大学が私は何も悪いとは言っておらんのです。今までは今までとしてこれからは、私個人的に思うのは、お金はかかってもいいんです。お金はかかってもいいんですけれども、やはり地域社会、大きく言えば日本の社会に貢献できる人材を輩出していってほしいなと。別に敦賀病院に看護婦さんが行かなくても、日本全国どこででもその仕事において貢献できる。今までのことを思っていますと、ちょっと私は違うんでないかなと。悪いとは言いませんよ。しかし今度の構想は現実になるかならないかわかりませんけれども、今の構想の段階では、やはり私は日本の社会に貢献できるであろうというように思うんです。日本の社会に貢献できるということになれば、それは福井県も敦賀も同じことでありまして、そこにある程度のお金はかかっても、私は社会貢献度からいったらそれはいたし方ないことであろうと、このように思っております。  ですからなるべくひとつそういうようなことで前向きに事がなるように努力をしていただきたいなというぐあいに私は思っておりますので、よろしくお願いを申し上げます。  それでは次に移ります。  港の問題でありますけれども、日本海側の拠点港。新聞を見ますと、国土交通省からの市村さんですか、この方も8日の日に来られて、市長もまじって知事もまじって話をされたと新聞には載っておりますけれども、拠点港になる見通しについては市長はどのような見解をお持ちでありますか、お聞かせを願いたいなと。  それともう1点は、せんだって来られたときの話し合いはどうであったかということをひとつ教えていただけたらなと、このように思います。 31 ◯市長河瀬一治君) まず最初に人材育成ということで、非常に大事だということを議員からもおっしゃっていただきました。これは北條さんのブログをちょっと拝見したんですけれども、後藤新平さんの言葉、大変すばらしい言葉であります。「金を残して死ぬ者は下である。仕事を残して死ぬ者は中である。人を残して死ぬ者は上である」という大変すばらしい言葉の中で、お金もある程度は残さないかんとは思いますけれども、やはり人材を残すということが大変重要であるということを説いておられるわけでありまして、人材を育てるには、米百俵精神ではありませんけれどもお金はかかります。お金も全くかけずに人材だけ残せといいましても、今まで恐らく過去にはある程度寺子屋をつくり、そこに資金を集めて人材を育てたわけでございますので、そういう観点からしっかりした人材を残すということを主眼に置いて、短大改革、また看護学校の改革を進めていきたい、このように思っております。  それと拠点港でございますけれども、せんだって市村政務官がお越しになりまして、私どもるる御案内をさせていただきながら、敦賀港の歴史を初めいろんなお話をさせていただきました。日本書紀にはツヌガノウラということでもう既に名前が出ている私どもの地域でありますし、あの時分には恐らく名古屋から向こうの先というのははっきり言って日本の国でなかったような時代のときから港としての活用があったところであるということを私どもは自負もしながら説明もさせていただいたところでございます。  今、国のいろんな流れ、確かに中国とは尖閣問題を発端として少し経済が停滞するのではないかなという懸念などもございましたけれども、現実には経済界としてはどんどん動いているのが現状であります。もちろん政治的にこういうことはしっかりと解決をして友好な関係の中で経済関係も進めるべきではございますので、そのあたりはまた政府としてしっかり取り組んでいただきたいという気持ちは持っております。そういうものを含めながら、敦賀の地の利、京阪神をバックに抱えながら、またモーダルシフトの中で、今度社会実験を行いますけれども東京から敦賀の港のほうにいろんな物の流れの実験が始まります。そういうことが本当に復活していけば、今の港線の踏切のところは実はもうコンクリートで埋められておりまして、非常に寂しい思いをしておりますけれども、それがひょっとすると取られ、再びあそこに貨物が走るようなことも考えられるというふうに私ども希望を持っているんですけれども、そういうことを十分説明しながら政務官、また民主党の政府の皆さん方にお話を進めております。  手ごたえという観点からは、かなりやはり私どもの敦賀の地の利というものが期待されておりますので、何としてでもことしじゅうに判断されるというふうに思いますが拠点港に指定を受けて、さらなるはずみをつけて、努力をしながら港敦賀は東洋の波止場、こういうものを復活させたい気持ちでいっぱいでございます。  ただ見通しでございますので、その手ごたえについてはそういうようなことは持っておりますけれども、今後ともそういうことをしっかりと働きかけはしていきたいなというふうに思っております。 32 ◯21番(林正男君) 今、北條君のブログを見てと市長は述べましたけれども、これはプロ野球の野村監督、常に使っておった言葉ですね。  ちょっと余談になりますけれども、松下電器、松下幸之助さんが社員によそのところへセールスに行かすんですね。そのときに、おまえのところの会社は何をつくっておるんやと言われたときは、人づくりの会社でありますと。そのついでに、こういう電器製品もつくっておりますよというのが松下さんの社員教育の一環であったそうであります。  言葉の中にいろんな言葉がありますね。余談になりますけれども、酒なんかでも「最初は人が酒を飲み、中ほど酒が酒を飲み、最後は酒が人を飲み」と、こういうようなこともあるんですね。そういうようなことにならないようにひとつ港も短大も力を入れていただきたいなと、このように思います。  私は、この4年間の市長の運営の中で1番に上げたいのは、敦賀病院が黒字化の段階に入ってきた。これはすばらしいことだと思います。これは大いに私は評価をしたいなと。これは私からの市長に対する総括ですよ。2点目にはサンピアの存続です。これはやっぱりスケートする方々は非常に喜んでおられます。それは直接耳にします。子供会等いろんな。よそから来る人は私は余りわかりませんけれども、地元の中ではよかったなという評価を聞きます。それに、リラ・ポート初めいろんな施設の指定管理者制度がよかったと、このように思っております。  そういうようなことで、病院のほうも着々と小倉局長のもとでなってきたのでよかったなと。そしてこれから先も頑張ってやっていただきたいものだなと、このように申し上げまして、1番目の市長の政治姿勢については終わります。  次に移ります。  災害対策ということで質問をいたします。  敦賀はおかげさんであんまり災害のない土地でございます。台風、また洪水、いろんな災害がありますけれども、市民の皆さん方からもこのまちはええな、あんまり災害がないさかいなというようなことをよくよく耳にするわけであります。  今、宮崎県ですか、新燃岳、大変ですね。高齢化が進んでおりますし、ああいうような灰がいっぱい降ってくると、それは始末に大変だと思うんですね。気の毒だなと私も個人的に思っております。  敦賀で災害というと、この1月の末から降った雪ですね。昭和38年、1メーター70ぐらい降りました。松栄、川崎の屋根雪をおろした後ですから屋根の上を私ずっと歩いていった記憶もありますし、また昭和59年ですか、1メーター20近く降ったんです。これは私きっちり覚えておるんです。なぜかといいますと、私が昭和58年に市会議員の選挙に出させてもらったんです。そのときに松原町で私は公約してしまったんです。30センチ以上降ったら必ず私はのけてみせますと。そしたら1年たった昭和59年に1メーター20降ったんです。昭和59年ですよ。3日かかって松原町全部除雪しました。市長も知っておると思いますけれども、これで議会でちょっともめたこともありますけれども。その後が56年豪雪ですね。五六豪雪。すなわち2メーター近く降った。ですから38年と56年は自衛隊が入ってきております。今回も自衛隊入ってきましたけれども除雪はせんかったでしょう。38年と56年はしました。除雪をね。今回はただ来て、重機なんか持ってきていませんし、そこの現場へ向かって手伝いをしたというような感じだったのかなと、このように思います。  今回の雪も大したことないんですね。早く言えば七十何センチですから。2メーターとか1メーター80とか1メーター20から比べれば七十何センチ。ただ高齢化が進んでおって、どうしてもスコップ持って雪がのけられない方々がかなりふえてきておるんです。  昔は、あした雪が降るというと朝3時なり4時に起きて仕事へ行く段取りをしたものですけれども、今はがあけてくれるやろうと、こういうような感じですね。ただ今回にしても私が思うのは、「コンクリートから人へ」というようなことで政権もかわって時代も変わってきましたけれども、やはり今までの建設業者、全国的に数がかなり減っていますわね。約3分の2ぐらいになっておるんです。3分の1減っておるんです。そうすると結局、除雪をする機械もない、人もいないというようなことで大変なんですけれども、私はことしの敦賀の除雪体制は早かったと思うんです。  ただ私がきょう言いたいのは県の対応です。県道があるでしょう。敦賀の市道は物すごく早くあきました。行政の一番悪い縦割り行政ですね。ここからここは県の持ち分、ここからここはの持ち分。ですから私、平和町ですけれども、名前は出しませんけれども事業者の方がおりますので中のところは全部あいたんです。ほやけども真ん中の大きい道路、あれ県道なんです。あれが一向にあかない。最後まであきませんでした。  それともう1点は、赤橋からサイクル機構の建物まで、病院の前がたがたですよ。はことしの雪は排雪場所を決めて排雪しましたね。除雪じゃなしに排雪。県道があいてないから全部詰まっておるんです。排雪に。  この間、何か皆さん寄って話しされたということなんですけれども、どのような話をされたのか、ちょっとお伺いしたいなと思います。 33 ◯建設部長(江南新太郎君) 先ほどおっしゃいました除雪の件で、県ととの連携という中で、先般、本県に一気に強い寒気で1月30日から31日の短期間に集中して雪も降りました。敦賀におきましては2日間で70センチというような豪雪になったわけでございます。交通機関あるいは市民生活にかなりの影響も発生したことから、今回の豪雪を振り返って2月15日に国、県、警察、中日本高速道路株式会社、消防署、敦賀土木協会、管工事協同組合、造園業界、作業を委託させていただいている業者の方々に集まっていただきまして除雪に関する意見交換会を開催させていただきました。  国道8号とか広域的な幹線、高速道路が通行どめになった理由としまして、国交省のほうから、やはりノーマルタイヤの大型車の立ち往生から始まっており、タイヤチェーンを装備して走行するという意識が希薄でもあったというような報告も受けています。雪国を冬装備で走行する固定意識を敦賀だけではなくて全国的にも働きかけていきたい。そこに市長等も出席ずっとされていまして、市長のほうからもそういった事柄を発表してやっていきたいというような内容の協議会をさせていただきました。  以上でございます。 34 ◯21番(林正男君) 先ほども述べましたけれども、この10年間で3万社あった建設業者が2万社に減っておるんですね。そのために建設業者の弱体化というようなことで災害の対応能力が物すごく小さくなっていると。除雪だけじゃないですよ。例えば地震で壊れたときに、消防署やら人的なことでは行きますけれども、やはり重機を持って入ってくるというのは建設業者なんです。そういうようなことができないとなれば、これはあるなんですけれども職員に重機を動かせるような免許を取らす。  昔、市長の運転手をしていました越本君。いつも雪降ると、緑色のかたかたと押していくあれに乗ってうちらの町内やらそこらじゅうずっと回ってくれていました。今、の職員でそれはおりませんわね。  今も言いましたように、あるでは重機のオペレーターというんですか、それの試験を取らすと。これは業者には頼っておれんというようなことでしておるもあるんです、実際に。この間テレビでやっていました。  それに建設業者が減ったもんだから、建設重機をリースする会社、そこにも重機がないんです。仕事が入ったときにどこかから借りて回すというような感じで、常に自分のところに置いてありません。建設業者さんもそうです。  そういう除雪だけじゃなしに、例えば地震で家が倒壊した。そのときには例えば電気工事屋さんならずっとレッカーで上がるやつありますわね。電気工事屋さんと上がるそれの協定だけ結んだり、重機は重機でがチャーターすると。そのかわりにオペレーターだけては出してくださいよというような災害対策をしておるがぼちぼちふえてきておるんです。  そういうようなことの中で、除雪の話に戻りますけれども、県道だけはこれはもう本当に。除雪の範囲ですとでそれでいいんですけれども、排雪までの雪になりますとやはりきちっとした県との対応をせんとやはりぐあい悪いなと。  市内の業者さん、ことしは滋賀県のトラックが多かったですね。ダンプ。こっちに余りありませんから滋賀県から。排雪の雪を積んで松原のほうへ行くにしても、また沓見の運動公園へ持っていくにしても、県道があいてないもんやから早く言えば松陵中学校から短大へ行くところの交差点まで数珠つなぎで、そこにトラックが何台も挟まっておるんです。  あれを見ると、やはり事前の協議もあれですけれども、現場現場の対応に合わせて、県に強く要望して幹線をあけてもらわないことには支線はあいてきませんから、支線をあけても排雪をせんならんということになりますと幹線が一番大事ですから、今後は県との協議の中で強く申し入れをしていただきたいというようなことを申し上げまして、これで一般質問を終わります。 35 ◯議長宮崎則夫君) 次に、増田敬君。   〔4番 増田敬君登壇〕 36 ◯4番(増田敬君) 陽風会の増田敬でございます。  私は、3つの問題についてお尋ねしたいというふうに思います。  最初に、いつも市長が申されておる「世界とふれあう港まち 魅力あふれる交流都市 敦賀」、この敦賀の港が大変重要な時期を迎えております。先ほど会長の林正男議員が申し上げましたが、拠点港を目指しての激しい争いが展開される中で、ここ1年、北陸の日本海側を中心とする5つの港が激しい貿易量争いを展開する中で目覚ましい取扱量を出すに至ったという話が出ております。しかし幾ら目覚ましい取扱量を誇るようになっても東京、横浜と比べると取扱量は10分の1にすぎないと。今後日本海側を代表する拠点港になるためにどういう対応をするか、どういう提案をするか、このことが決め手になるというふうに言われております。そのことについて理事者側としてどういう御所見をお持ちなのか、そこから質問を始めてまいりたい、そう思います。 37 ◯市長河瀬一治君) 拠点港ということの話、先ほど林議員のほうにもお答えをしたところでございますけれども、今、何とか拠点港になるべく頑張っておるところでございます。  そこで私どもの認識ということでありますけれども、確かに他港、大都市の港から比べると非常に貨物量はぐっと落ちますし、日本海側でも新潟に次いで私ども実は第2番目の取り扱いの港ではございますけれども、特に拠点港といいますと外貿のいろんなコンテナの数等が一つの目安的になってくるわけであります。そういう点で今2位に甘んじておるわけでございますが。  新潟は御承知のとおり関東の玄関口みたいな役割を果たしています。新幹線も走っていますし自動車道も走っている一つの地理的な要素がございます。私どもは中京、京阪神に非常に道路網、また在来線でありますけれどもそういうものと結ばれておる地域であることは間違いないわけでありますので、その意識をしっかり持ちながら、やはり日本海側が便利だなと言われるそのような港。そのためには船便の数も必要でありましょうし、いろんな要素があるというふうに思います。  それじゃ船が先が荷物が先かという一つの議論にもなってくるんですけれども、やはりポートセールスしながら、荷物がありますから船に来てくださいというような方法を持っていくのが大事かなと。船が来ますから荷物を集めますよでは遅いんですね。やはりしっかりとした荷物を確保する。  実はついせんだっても新聞に出ておったというふうに思いますけれども、県内で大体中国向けのコンテナが1万ぐらいは集められるよという県の試算が出ました。そういうことになれば船会社、これなら採算が合うなということで船を引っ張れるということがございます。そういう意味でやはり県内、また滋賀県を含めた近隣の荷物をしっかり確保する。船会社にこういうことも大丈夫ですということになれば中国航路ができてくるというように思います。  そういう意味では、今、韓国の釜山でありますけれども新たな中国航路、それと社会実験を行いました中国の東北部とのいろんな交流が可能になってくれれば、恐らくそういう面で、そういうものが集まってこそ拠点港としての役割を果たせるものだというふうに思いますので、しっかりとポートセールスをまず行いたいと思っています。 38 ◯4番(増田敬君) 今、市長のほうからポートセールスを中心にして頑張っていくぞという決意表明をされました。  最近、ここ一、二年の理事者側の施策を拝見しておりますと、22年度も読売旅行を使ったクルーズ船の事業がございました。23年度の当初予算でも、またクルーズ船を使っての観光を中心にした事業提案が出されております。  これは非常に大事な視点の一つであるなというふうに私は思うわけであります。と申しますのも、先ほど話に出ておりました市村浩一郎政務官は、やはり観光事業というのも拠点港を決める参考にする柱の一つにするということを明言しておりますから、そういう点で大事なところに目をつけた事業の展開を始められたなというふうに評価をしておりますが、その点について今後どういう事業計画を持っていらっしゃるのか、お伺いしたいと思います。 39 ◯市長河瀬一治君) 今ほど議員おっしゃっていただいたとおり、国土交通省としても物流のみならず人的な交流も非常に大事であるということは私どもも伺っておりまして、今回提案理由でも説明をさせていただきましたけれども、新たなクルーズ船の募集も始めました。  従来ですとがかなりの負担をして市民の船を仕立てて、それで多くの市民の皆さん方にも参加をいただいての企画も過去に行っておりますけれども、なかなか予算的にも厳しゅうございますので、民間にある程度補助という形で提案をさせていただいて、おかげさまで今回、約5回のクルーズがことし行われるというふうに思っておるところでございます。  ただ、前の議会の指摘でもございましたけれども、ある程度の人しか行けないじゃないかということもございましたが、補助をすることによって行けない世帯の皆さん方が行けるわけでありますので、そういう意味では幅がかなり出るというふうに思います。そういう意味で多くの皆さん方に楽しんでいただきながら、またこれが拠点化に向けての一つの大きな足がかりにもなる事業だというふうに思っておりますので、今後とも余りの財政を圧迫しない程度の予算を配置しながら、ぜひこういう事業も進めていきたいなというふうに思っております。 40 ◯4番(増田敬君) 前向きの答弁をいただきましたが、今、市長が言われましたように事業に参加するための経費が高過ぎると、このことについての苦情が私のところにもいっぱい飛び込んできております。補助をすることによって一般市民が参加できるようにするという前向きのお話がございましたが、補助率をもっと上げていただきたいと。そのことが私レベルの市民が参加できるような事業になると。たくさんの市民が参加することでクルーズを使った観光事業、船を使った観光事業の大切さ。  それからもう一つは、日本海側で今敦賀の先を行っております新潟、伏木富山、それから北九州、博多、下関、その辺の港がどのように敦賀よりも先を歩いているかというのを市民の一般の皆さんに見ていただくことが大事。そして、そのことが市長が提案しておられる事業の正当性を市民にわかっていただくことにつながる。  今の形の事業展開では、この事業はやはり市民のものになり切らない、そう思うわけです。その点について、さらに一歩踏み込んだ提案が今後ないのかどうか、お伺いをいたします。 41 ◯市長河瀬一治君) 予算のほうでいろんな議論がありまして、そんなたくさん補助をするのかという人もいれば、議員のようにもっと補助をふやして、もっと多くの皆さん方が参加できる体制をつくるべきじゃないかということもございますので、そこらを一度精査はしてみたいというふうに思います。  本来ですと一番いいのは、それだけの市民がもし集まるようであれば、でチャーターしたほうがかえっていいんですね。で船をチャーターして、敦賀の市民の船という形でやっていくことのほうがいろんな面で利便性が高いわけであります。過去も行ったことがございますが、釜山、東海へ行ったときでの補助、これは直接でなくて姉妹都市提携委員会のほうからでありますけれども2800万の補助があったところでございます。そうしますとかなりの低料金で皆さんが参加できたという状況もございます。  要するにたくさん補助をすれば金額はふえてきますので、自分たちでやったほうがいい場合もありましょうし、今はそれを抑えるためにある程度の補助で参加していただける体制をつくっておりますから、そのあたりをどういう形でやったほうが一番集まりやすくて予算的に少なくて済むかということもあると思いますので、一度検討させてください。 42 ◯4番(増田敬君) とてもいい提案をいただいたと思います。敦賀市民の船をつくれば2800万という値段でまず船のチャーターができるという御提案でございます。そのとおりでございまして、実は福井県も過去に中川県政から栗田県政にかわったときに、栗田県政の手始めの事業として福井県の少年の船、北前船航路体験学習というのを実施しております。そのときは3500万のチャーター料で、高校生のリーダーと小学生350名を乗船させて2泊3日の船旅を計画いたしました。そのときに直の担当であった県の教育長が言われたことは、幾ら自然の条件が恵まれていても10年先、50年先を見た事業計画を展開しないと敦賀の港のようになってしまうということを福井県の次代を背負う青少年にわからせるためにやるんだと言って、そして敦賀、新潟、酒田、小樽または函館、名古屋とつなぐ2泊3日の船旅を経験させました。それで、やはり学ぶことはいっぱいあったことを覚えております。  ぜひ敦賀市民の船にするために数年後に敦賀市民の船をやっていただいて、この港の事業が本当に私レベルの市民でも参加できる事業につくり変えていただきたい、創出していただきたい、そのことを申し上げまして、この件についての質問は次へ進めますが、そのほかに拠点港にするための具体的な提案、どんな事業を予定されているか、担当部長、少し突っ込んだ説明をお願いしたいと思います。 43 ◯産業経済部長(安本薫君) 今具体的な計画と申しますのは、県とそういう計画を練るための会議を立ち上げてございまして、今までに3回ほど会議を開いてございます。その中で、今福井県として敦賀港をどういうふうにして国のほうへPRしていこうかというようなことを一生懸命考えさせていただいているところでございます。  ただ、まだ国の方針といいますか、国が拠点港というものはどういうふうな目的でどういうふうにしていくんだというようなことでの方針というものがまだまだ不透明でございまして、なかなかわからない。実はきょう、3月3日に国のほうはその検討委員会を開いていらっしゃるように聞いておりますけれども、その辺のことを見きわめながら県とともに敦賀港を強力にPRするための計画づくりを進めていきたいというふうに思っております。  以上です。 44 ◯4番(増田敬君) 産経部長は逃げています。質問に答えていません。
     実は国土交通省は港湾政策を失敗しているんですよ。だから国の政策提案を待っていたら敦賀港は拠点港になれません。国土交通省のこれまでの港湾政策は空港問題も含めてすべて失敗した結果、日本にあった空港も港湾もハブ港はすべてアジアの後進国へ持って行かれてしまったんです。そして東京、横浜、神戸、大阪、これまでアジアのハブ港であったところがアジアでは27番目と29番目の港になってしまって、ハブ港は釜山に行ってしまいました。  もう国に任す時代は終わりました。地方の時代です。敦賀の時代です。敦賀の港を拠点港にするためには、その提案をしなければいけない。そういうふうに言われておりますし、そのことについて今回、拠点港を選出する懇談会の座長は幾つかの視点を提案しています。優秀な安本部長ならば、その提案に基づいて具体的な計画をお持ちになっているはずです。全部話してくださいとは言いませんが、まず思いを熱く述べていただきたい、そう思います。 45 ◯産業経済部長(安本薫君) おっしゃるとおりで、座長は個人的な見解だと思いますけれどもいろいろと御発言をされているように聞いております。  ただ国としては、拠点港の定義といいますか、拠点港というものはどういうものだと、拠点港に求められるものはどういう機能であるというようなことについての結論はまだまだ出していないわけです。  そんな中で、福井県とともに民間の港湾の関係の皆さんも含めて、官民一体となって福井県あるいは敦賀港をどういうふうに国に議員おっしゃるように売り込んでいくか、どういうふうな形でアピールしていくかということを今一生懸命検討させていただいているということなんです。  その形の中で、今現在まで国においてはこれで2回ほど会議をおやりになっていると思いますけれども、重要港湾を含めて26港に絞り込んでいらっしゃるということも今もう現実には発表されておりますし、その中でどういうふうな形になっていくんだろうというふうには思っています。  ただ、どういうふうな形にしろ敦賀港の優位性というものを積極的にPRしなければならないというふうに思っておりますので、その優位性、具体的に申し上げますれば先ほど市長からも御答弁ありましたように関西、中京方面を後背地に持っていること、あるいは今現在、国際ROROが走り始めまして直行便については17時間ほどで対岸に着けるというようなこと。いろいろ利便性、優位性というのがございますので、その辺をきっちり検証して計画をつくり、国にアピールしていきたいというふうに考えております。 46 ◯4番(増田敬君) なかなか安本部長はガードがかたくて胸を明かしません。しかし検討委員会の座長の黒田勝彦さんは、今部長が御答弁になった船の種類を決めることで、例えばコンテナ船にするとか、敦賀が始めているRORO船で行くとか、そういう船をきっちり決めて事業展開をするというのは拠点港になる有力な提案の一つだと言っています。部長はそのことを頭に置いていらっしゃるということが今の答弁でまず一つわかりました。  後背地を持っていること、これは地理的な条件としてとてもいいことだ、有利であるということもわかります。  そのほかに、ともかく6月には国はもう方向をはっきり出すと言っているんです。そしてその中で具体的な提案をしたところに乗りたいねと座長は言っているんですから、具体的な提案を出さなあかんのですね。そのことについて、例えば後背地にこういう企業とこういう産業を抱えているから、だから敦賀が拠点港になるとここの後背地のさらなる発展が予測されるからこれで行きますよとか具体的な提案をつくって、まだその流れが起きてないときには流れをつくりながら訴えなあかん時期に来ているんですね。  企業秘密としておっしゃりたくない部分は隠してくださって結構ですが、大まかな計画をお見せいただくことが市民にとって最大の関心事でありますから、やはり26分の1の重要港湾に敦賀がなっただけの情報だけではこれは寂しい話でありまして、次を一歩踏み出していただく御説明をお願いしたいということでございます。 47 ◯産業経済部長(安本薫君) 今まさに議員がおっしゃったその一歩を踏み出すための計画づくりを進めているということでございますので、今、県とともに、これは県だけではございません。今ほど申し上げましたように官民一体となって計画を練っている最中ということでございますので、御理解をいただきたいと思います。 48 ◯4番(増田敬君) これまで市長と部長が御答弁いただいた中で、拠点港になるための歩みが始まっている。その中で去年、河瀬市長が社長になられました国際ターミナル株式会社、このことは第三セクターとして民営化をするということ、このことも拠点港にするための条件として国は挙げております。その道をいち早くとられた、その先見性については私も評価したい、そう思います。  あわせてそういう具体的な提案を、もう6月にはそれをもとにして国は結論を出すと言っているんですから、企業秘密としてほかの港湾都市にその内容をつかませないためにきょうおっしゃらないのかもしれないというふうに善意に解釈いたしましてこれ以上申し上げませんが、そういう施策をばっちり出していただける計画を温めていただきたい。そのことをお願い申し上げまして、港湾問題についての質問はこれで終わります。  次です。コミュニティバス事業の本格実施に当たって。  いよいよ本格実施が始まるわけでございますが、このことについて現状と課題、どんなふうに把握していらっしゃるかについてお伺いしたい、そう思います。 49 ◯市民生活部長(佐上公義君) ことしの5月から一部ダイヤ改正とか、それから増便等をしまして、本格運行を65カ月間という債務負担行為を出させていただきまして運行させていただきます。  まず課題としては、ことし22年度の概略の乗客数につきましては約33万人という数字を持ってございますが、これを何とか上げていきたいというふうに考えております。そうすると、引いて直せば収入が上がって委託契約額が下がってくるということにつながってまいりますので、何とかこの5年間、6年先、10年先を目指して乗客数を上げていきたいなというふうに思っております。 50 ◯4番(増田敬君) 今、部長から年間乗客数、コミュニティバスの乗客数ですね、これは。33万人からさらに乗客数をふやす取り組みを進めてまいりたいというふうに御答弁がありました。  これについてですが、実は今、敦賀も国内のほかのと同じように高齢社会にどんどん向かっております。その中でサスティナブルな社会構築というのが求められています。サスティナブルな社会ってどういう意味だと、私が前回の議会で申し上げたものですから、そういう横文字を使うなというはがきが私の家へ舞い込みまして、おしかりを受けました。  サスティナブルな社会というのはどういう社会かということについて、ヨーロッパの諸国やイギリスはそのことをコンパクトシティという言葉で言っています。それからアメリカはスマートグロースシティという言い方で言っています。つまり日本語で、私は余り中身がぴったりこないなと思うんですが、持続可能な社会という言葉に置きかえられるというふうにマスコミは報道しています。  そのことをきちんと説明せいというはがきが舞い込んだものですから、今申し上げながらお尋ねをいたしますが、サスティナブルな──私もうまく言えない言葉なんですが──シティということで表現される社会へどんどん向かうことが幸福社会の建設につながるというふうに今世界じゅうの学者が提案をしています。その中で、公共交通体系がどんなふうにおさまるかということをもう一度とらえ直していただきたいんです。  そうすると、今御提案いただいたコミュニティバスに乗る人たちが33万人から35万人になり40万人になりというふうになっていくことが望ましいわけですが、今1便当たりどれくらいの乗車数が平均するとあるのか。そのことについて整理していらっしゃいますでしょうか、お伺いしたいと思います。 51 ◯市民生活部長(佐上公義君) 数値的には持っておりますが、今ここに持っておりませんので、お答えは差し控えさていただきます。 52 ◯4番(増田敬君) 実は路線によっても乗車人数は違いますし、それからトータルしたときにつかみでどれくらいあるのかということはやはりぜひお伺いしたい数でありますので、また別の機会に教えていただきたいなということでお願い申し上げます。  その中で、私が時刻表をずっと見ていろいろ考えておりますと、このバスはやはりバスを使って朝通学する、それから通勤するということについては便利な時間設定、時刻表になっているなというふうに思うわけです。ところが通勤時間帯が終わって市民の生活がこれから具体的に展開する時間帯になると、非常に緩やかな時間の設定になっているなというふうに思われるわけです。それはおまえのひがみだというふうに部長はおっしゃるかもしれませんが、どうもそう思えて仕方がありません。  しかしそれが市民に喜ばれる、高齢者に喜ばれるバスにするためには、やはりつけ加えの提案を社会実験として始めていただく時期であるのではないのか、そういうふうに思いながら、何かそういう腹案をお持ちになっているかどうか伺います。 53 ◯市民生活部長(佐上公義君) 今の質問ですが、具体的にちょっと意味がわかりませんのですが。腹案といいますと、今コミュニティバスがまさに本格運用を5月から開始するところでございますので、これ以上何かするということは今のところ考えてございません。 54 ◯4番(増田敬君) 実は今、試行期間の中でいろいろな姿が見えてきております。どういう形で見えてきているかといいますと、まず評価をいたしますと、200円で市内どこへでも行けるようになった。これまでですと東浦地区、西浦地区、この2つは市民病院へ行くのに片道1000円以上のお金を出さないとたどり着けないという状況が解消された。これはとっても評価される点で、よくなったというふうに思います。  しかし今、高齢社会に向かっております。高齢者はバスを使わないとほかに交通手段を持たない世代でございます。その人たちが歩ける距離は300メートルから500メートル、これは70歳以上の人たちでそういう人たちがふえてきております。そういう人たちが動くときに、行くときにはいいんですけれども帰るときにどうにもならない。ずっと待っているのがとっても時間がつらくてしようがないというときに、今、全国各地でオンデマンドというバスシステムが始まっております。そのことを使わないとこのコミュニティバスシステムは花丸として完結しないのではないか。私は前回もそれを申し上げましたが、そのことについてお考えいただいているかどうか、もう一度伺います。 55 ◯市民生活部長(佐上公義君) デマンド交通につきましては、議員から以前よりいろいろと御質問をいただいております。それに対するお答えもいろいろさせていただいております。デマンド型交通につきましては、過疎地を抱える地区において路線バスが廃止になった場合に、交通の手段として行っている自治体もございます。  ただ、今敦賀の場合につきましてはコミュニティバス路線を15路線維持した上で、村部につきましてもコミュニティバスのダイヤを確保いたしておりますので、敦賀におきましてはデマンド交通を実施するという考え方は今ございません。  そしてまた1点、コミュニティを維持した上でまたデマンド交通体制をとるということになりますと、今、委託料として1億1000万ちょっとの費用で賄っておりますけれども、これがまたそれ以上に費用がかかろうかというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 56 ◯4番(増田敬君) 前回と答弁が全く進んでいないのを残念に思います。  実は敦賀の公共交通体系のシステム構築に当たっては福井大学の川上洋司教授が大事な役割を果たしておられますが、しかしコミュニティバスの体系づくりで、それではカバーし切れないということはもう全国的に先を歩いている自治体が全部経験しているところなんですね。  そのカバーできない部分について、東京大学のオンデマンドバスについての研究会では新たな提案をしております。それは前回も私申し上げましたが、市内にあるタクシー業者との提携の中で、利用者が電話一本で対応することでそのカバーができるんですね。その料金は、私は前回は200円ということでコミュニティバスと同じ値段でという提案を申し上げましたが、それが無理な場合は、今部長がおっしゃるように経費がさらに負担になるからいうことで御答弁ございましたが、もしそうだとするのならば、それが300円になってもいいのです。そういう形で別料金をつくりながら、そういう対応でカバーをする。タクシーが無理なときは、ハイエースクラスの9人乗りの自動車を併用することで対応してもいい。そういう形で運用できる。それはどこでも始めているところでは、簡単に大きなお金を使わずに実現しつつ進められております。  そういうことでありますので、ぜひそのことについて検討していただきたい。今後の課題として検討していただきたい。せっかく始めていただいたコミュニティバスの本格供用でございます。今喜ばれている部分が多くありますが、花丸で完結するためにその部分をつけ加えていただきたいというお願いを再度申し上げまして、私のこの項目についての質問は終わります。 57 ◯市民生活部長(佐上公義君) 先ほどバスの乗客数ということで数字を持っているかということでお聞きになったところでございますが、月平均の路線別ということで申させていただきます。  東浦線が2660人でございます。常宮線が1346名でございます。市街地循環線が664名でございます。中央線が2677名でございます。海岸線が1364名でございます。松原線3829名でございます。それから中郷・木崎線3581名でございます。山・公文名線が2654名でございます。金山線が5605名でございます。それから東郷線につきましては418名、愛発線が1473名、温泉線が1164名でございます。  それと今のデマンド型交通につきましては、各自治体、ほかの市町村がやっているのはバス路線が廃止したことに伴うデマンド交通型の体制でございますので、そこら辺をひとつ御理解願いたいと思います。 58 ◯4番(増田敬君) 部長にこれ以上の答弁は求めませんが、感想を申し上げますと、必ずしも路線バスを廃止しなくてその形を併用しているところがございますので、また担当部署で調査をお願いしたい、そう思います。  それから、その必要性があらわれる利用者数の報告であったと思います。この利用者数でいきますと、この路線で月平均の乗車率が1364から多いところで5600ということでございますが、これが1日8回走っていて、そして1回のバスの乗車数がどれだけであるかというと、これはおのずとわかる数字でございますね。そうしますとそれに対して、じゃその部分についてだけどうすることで利用者数がふえるかというイベントやキャンペーンをやってくださいというお願いを私は申し上げてきているところでございますが、それが行われている形跡がありません。それはやはり市民のバスになり切っていないということでありますし、それをしながらその探りを入れていただく。  それから今の路線の運転回数でいきますと、例えば敦賀病院へ行くときに、行くときはいいんだけれども帰りの時間がないから待っていなければいけない。そのことに対応をするのがオンデマンド交通であります。  そのことを申し上げて、次の質問に移ります。  教育問題であります。  私は実は敦賀スタンダードという言葉を聞いて、とっても新鮮でいい響きのある言葉だなと思いました。ところがサスティナブルシティと同じでございまして、敦賀スタンダードって何やと私はやはり支持者から言われるんです。私もはたと困って、スタンダードって基準という言葉でと。そんな直訳を聞いているんじゃないと。もっと深い意味が込められた言葉じゃないんかと。それをきちんと説明しなさいと言われまして、私もはたと困って、これはやっぱり議会でお尋ねすることで見識のある教育長から説明していただくのが一番手っ取り早いなと思って、お尋ねをまずいたします。 59 ◯教育長(下野弘喜君) 今そういう形でお尋ねをいただきました。私はこの敦賀スタンダードという言葉につきましては、これまで議会で何回かお尋ねをいただきまして、その都度お答えを申し上げてきたつもりでおります。あえてもう一度そういう意味合いを申し上げますと、敦賀に住んでいる子供たち、あるいは市民、そういった者たちがこの敦賀のまちを、あるいはこのまちに住むことの喜び、誇り、そういったものをしっかりともう一度再認識しながら、スタートとしては学校教育という中で使わせていただいた言葉ではございますけれども、敦賀の市民として人づくり、あるいはもっと究極の目的としては敦賀のまちづくり、そういったものに発展していくような、そういうキーワードとして、事業名としてこの敦賀スタンダードという言葉を使わせていただきました。  ほかの言葉に置きかえようとした場合に、いろんな考え方がございます。ただ、このスタンダードという言葉はもう既に日本語の中でかなり定着をしている言葉でございます。そういう意味合いからしても言葉の響きとしても、これは何かあるな、おもしろそうだな、そういうような効果も十分に期待できると思っておりますので、もしまたそういうふうな形でお尋ねをいただくようなことがございましたら、ぜひ議員のほうからもこの言葉の持っている可能性、広がり、そういったものをアピールしていただきますと大変ありがたいかな、そんなふうに思いますが、いかがでしょうか。 60 ◯4番(増田敬君) 下野教育長はとっても言葉が上手なんです。それで聞いているとその気にさせられるんですけれども、一言で表現するとどうなるのかということなんですね。一言で言うと。  それで私は私なりに、敦賀スタンダードを日本語だけで言うと敦賀地元学である。敦賀地元学をみんなでつくろう。そういう思いも込めて出されているのではないかという言葉で逃げてまいりました。でもその言葉で言うと教育長としては不満がおありかどうか伺います。 61 ◯教育長(下野弘喜君) 率直に申し上げましたら、それだけではやはり物足りないという思いがございます。地元学、これはもう議員さんがおっしゃるとおりそれなりの学問であり、各地域でやられており、そういう学問を取材されるそういう研究会もございます。ですからそれが一つの基本ではありますけれども、やはりもっと広げて、いろんな可能性を含めてやっていきたいというそういう思いがございますので、敦賀地元学だけで直訳されてもこれは不十分ではなかろうか、そのように思います。 62 ◯4番(増田敬君) 教育長の答弁を了としたいと思います。  私も、サスティナブルシティの言葉を説明申し上げるときに、やはりそのサスティナブルという言葉でないとあらわせない概念があるんですね。敦賀スタンダードにもやはりそういう言葉の響きから来る、そしてその中に地元学という言葉だけでおさめられない。それから幕末の藩士で熊本から松平春嶽公の御意見番としてやってきていた横井小楠が提案した実学、こういうものでは表現できない中身を込めて教育長が提案なさっているということで、この場をかりて市民の皆さんにも御理解をいただきながら、やはり外国語が日本語化されて新しい考えのもとで物事を進める時代が始まっているということを御理解いただくことでおさめたい、そう思います。  続いて、その敦賀スタンダードの構築を進められる敦賀の教育のあり方について、特別支援教育の実態について今後どういうメスを入れられるつもりか、お伺いしたいと思います。  具体的な視点を申し上げますと、嶺南東養護学校に通っている子供たちは敦賀から約8割から8割5分が通っている。それであったら地元で学校をつくるのがいいのではないか、あるいは県立の施設ではありますけれども幸いにして葉原小学校とか愛発小中学校とかそういう学校が廃校になっておりますから、そのどちらかの建物を使って自由学校ということで学校を一つ創設するということを視野に入れたお考えはないのか。  そういう取り組みがあれば、今地元で、例を挙げて申し上げますと、敦賀すくすく療育会という集まりの人たちが毎月古紙回収をしながらお金をためて、その集まったお金で地元を離れて通っている子供たちが地元の子供たちと一緒に生活する場所をつくる活動資金をつくっております。そういう活動をしなくていいようになるんですね。  私たちはいずれ死んでいきます。親も死んでいきます。そうすると、その子たちが生きて残されたときに生きるのは自分の友達、同級生と一緒に生活せなあかんのですね。そういうことを支える。今、障害者を取り囲んでいるバリアをなくすお取り組みを敦賀スタンダードの中でお考えを持っていらっしゃるのかどうか伺いたいということでございます。 63 ◯教育長(下野弘喜君) 敦賀スタンダードの中に含められるものとして、やはり子供たちが人を思いやり、お互いをいたわり合い、あるいは励まし合い伸びていくという、これは学校本来のねらいでもございますけれども、そういう中にあって当然のことながら特別支援というそういう視点はとても大事なことだと思っております。  それから今議員が提案されましたような、例えば一つの例として嶺南東養護学校のことをおっしゃいました。そういう敦賀から離れたところに養護学校があり、そこを敦賀から多数の方々が利用されているというそういう現状に対して、もっと身近な近場──近場という言い方はおかしいですね。近距離で市内の中にそういった設備を設けるような方向も大切ではないかという、そういう御意見でございます。これもとてもありがたい御提案でございます。  県の事業といたしまして、やはりそういう特別支援学校というものが何校かあるわけですけれども、嶺南地区においても嶺南東と嶺南西という形で、いわゆる若狭町ちょうど境目ぐらいになろうかと思います。そういったところに設置されておりますけれども、私は今そういった学校、距離があるから不便であるとか、あるいはそういうことに協力しないとかということではなくて、距離というよりもやはり心あるいは物的な支援、そういった形で現在もいろんな支援と連携あるいは交流ということをしておりますので、そういうことをしっかりと継続していくことが十分にそのバリアをなくすという意味では連携できているんじゃないかと思います。  今後そういうような趣旨に立って、ぜひ市内でということになってくれば、またそれはそれでいろんな御提案、あるいはまた皆さん方のお力添えをいただいて考えていくべきことではあろうかと思いますけれども、現時点においては十分に機能しているので現状を大切にしていきたいな、そんなふうに考えております。 64 ◯4番(増田敬君) 今御答弁いただきました。特別支援を必要とする子供たちが、その世代の子供たちだけになったときに一番つながらなければいけないのは同級生と同年代の子供たちである。その人間関係づくりが落ちていく状況が今の体制の中で起きているんだということを申し上げて、ぜひその子に対するそういう支援が今後新たにつくられますことを期待申し上げて、私の質問を終わります。  ありがとうございました。 65 ◯議長宮崎則夫君) 暫時休憩いたします。  なお、再開は午後1時からといたします。             午後0時03分休憩             午後1時00分開議 66 ◯議長宮崎則夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続けます。  次に、籠一郎君。   〔15番 籠一郎君登壇〕 67 ◯15番(籠一郎君) 議員の皆さん、傍聴の皆様、こんにちは。市政会の籠一郎です。  市民が主役、市民最優先、目線はいつも市民と同じ、よみがえれ敦賀を掲げて当市議会2期8年間の一般質問を振り返りますと、平成15年、私自身初めての質問で都市計画マスタープランを取り上げ、持続可能な都市づくりをテーマに私の手法PDCAサイクルのプランPを立ち上げ、平成16年の4回すべてにおいて都市計画マスタープランの実践、ドゥについて、第5次敦賀総合計画の第3期基本計画との整合性を含めた取り組みをお聞きしました。  さて、平成12年に策定された都市計画マスタープランも平成21年、10年ぶりに改定され、上位計画である第5次敦賀総合計画を踏まえ、長期的な視点から町の将来像を示し、都市計画の指針となることを目的として改正されました。本市の豊かな自然や港とともに発展してきた伝統産業、各地に残る伝統文化を引き継ぎ、活力と希望に満ちた魅力あふれるまちづくりを示すことで、だれもが楽しく歩けるまちづくりを実現することがメーンテーマとなっております。  そこで今回は、平成18年度道路マスタープランパート6の実践、ドゥについて、改正都市計画マスタープランに沿って全体構想として敦賀の将来像という観点から、発言通告書に沿って将来都市構造及び交通体系の整備方針の2項目について質問いたしますので、誠意ある答弁をお願いします。  敦賀の骨格的構造は、敦賀本港からJR敦賀駅に至り、さらに駅東地区から国道8号に連絡する軸を都心軸とし、その軸から笙の川を渡り、市役所前を通って文教・研究機能集積エリアに至る軸を発展軸と位置づけされています。公共交通網の果たす役割は大きくなって、高齢社会への対応やまちづくりによる地域の活性化、環境負荷の小さいコンパクトシティの創造においても重要であると考えます。  本市の道路網整備を検討していく上で重視していくべき方向としては、環境負荷の小さい交通体系と交流都市敦賀を支援するための道路網が挙げられます。そこで私は平成16年に道路網の方針の再考として、放射道路や環境道路について道路網の構想図により再考したり、平成18年度の道路マスタープランなどを掲げ、実践、ドゥを行ってきました。  これらのことを背景として、改定版に沿って各項目に入ります。  まず1項目めの将来都市構造について。  都心軸は交流都市を目指す本において最も重要な機能であります。これが中心となって活力みなぎる生産都市の基盤を担うために工業集積エリアや中心市街地の活性化エリアがあります。これらのエリアについて新規企業の誘致を図りつつ新たな工業集積地の形成を目指すエリアや、中心市街地の整備、改善及び商業等の活性化を両輪として各種事業を面的かつ一体的に推進するエリアとあるが、敦賀の状況はいかがかお伺いします。  そこで1点目、工業集積地の産業団地なんですが、最近新たな企業が進出したとお聞きしましたが、現在の産業団地の概要はいかがか。  2点目として、中心市街地の活性化エリアにおいて、敦賀らしい中心市街地の再生、創造を図るということは具体的にどういった状況になっているのか、まずお聞かせください。 68 ◯市長河瀬一治君) まず、産業団地の概要等であります。  産業団地の整備につきましては、平成13年度から開始をいたしまして19年3月に総合的に完成したところでございます。全体では20ヘクタール、分譲面積につきましては13.8ヘクタールになっております。  現在進出の企業につきましては、平成17年の6月に第1号として進出をしていただきました株式会社アイケープラストと、平成18年1月に第2号として進出をいただきましたTFCの2社でございます。このたび日本ゼオンが産業団地進出を決定したことによりまして、分譲済みと指定済みを合わせまして9.45ヘクタールで、残りが4.35ヘクタールとなっておるところでございます。  また、中心市街地の活性エリアについてという御質問でございます。この中心市街地、敦賀らしい中心市街地にしようということで、この基本計画の中で「港都つるが交流文化の再生と創造」というものを基本理念として取り組んでおるところでございます。またその理念に基づいて敦賀らしいといいますか、敦賀の持っている歴史、また文化資源、これを生かした集客の拠点、また魅力的な景観の創出、そしてにぎわい拠点を結ぶ回遊ルートの創出をしようということで中心市街地の活性化に向けました63の事業の取り組みを現在行っているところでございます。  今後もこの基本計画に記載されております事業を着実に実施いたしますとともに、中心市街地活性化協議会がございますけれども、その協議会と連携をして敦賀らしい中心市街地の再生、創造を図っていきたいなというふうに考えておるところであります。 69 ◯15番(籠一郎君) せんだって市長提案理由説明で産業団地のことはお聞きしました。3分の2だよ、できたよとか。その前に一般質問をつくっておったものですから、ちょっとくどいようになるんですけれども失礼します。  まず、今聞いた現在残り4.35ヘクタールあるということで、配置なんか見ていますと、こっちの東側の飛び地みたいなところは別として、あと今回ゼオンの前のバイパス寄りに3つ区画があるということで、早くその3つの区画が今回のゼオンみたいに、あれは7、8、9区画で、こっちが10。ちょっと忘れましたけれども、すかっと入るように努力していただきたいなとお願いしておきます。  ところで、2社の稼働中の従業員の人数と地元雇用の状況をお聞かせください。 70 ◯産業経済部長(安本薫君) 今稼働中の各企業様のそこで働いていらっしゃる人数ということでございますけれども、平成23年1月末現在で2社合わせまして208名を雇用していただいておりまして、そのうち地元雇用が173名いらっしゃいます。地元雇用率としては83.2%ということになっております。  以上です。 71 ◯15番(籠一郎君) 208名で173名ですか。かなり地元雇用の率が高いなと。実はあれができたときに、あそこの工場長というんですか所長が外部から来られた方で、あと全部地元雇用だよと。三方まで含めて。これは雇用はもう産業団地に限るなと言っていたんですけれども、今ちょっと数字が若干動いていますので、また何か地元雇用でつらい仕事というようなことになるのかなというような気もして聞きました。  それで2社の話はいいんですけれども、この間新聞なんかに出ていた日本ゼオンに対しては新規進出の事業所なのでまだちょっとわからんのか知らんけれども、向こうが地元に求める従業員数と、それを受けて地元──地元というのは敦賀という意味じゃないですよ。近隣の地元として対応はどんな感じかなということをお聞かせください。 72 ◯産業経済部長(安本薫君) 今回進出を決定いただきました日本ゼオン株式会社でございますけれども、工場の規模等につきましては今詳細な計画を立案中といいますか考えていらっしゃる最中というふうにお聞きしております。雇用人数等々につきましても、その詳細な計画がまとまり次第きちっとした人数が把握できるのではなかろうかというふうに思っておりますけれども、現段階では数十人規模で雇用をさせていただきたいというふうにお聞きをしております。  日本ゼオンさんが敦賀に進出していただいた一つの理由といたしましては、本市の人材といいますか働いていただく方は非常に粘り強い方々がたくさんいらっしゃるということで、それも一つの理由ということで進出を決定いただいております。今後、具体的なお話がありましたらハローワーク等々そういう機関と連携をとりながら、なるべく多くの地元の方々、一人でも多くの市民の皆さんを雇用していただけるように皆様と雇用について頑張っていきたいなというふうに思っております。  以上です。 73 ◯15番(籠一郎君) 実際ありがたい話なんですけれども、せんだって新聞で雇用1.03になったと、1.0台を回復したと。よくよく聞くと日本一やでね。僕は今回ゼオンさんが進出されて雇用の数がプラスになると、これはまた日本一どころか、どのぐらいか。30人ぐらいのことですからそれだけ数字的には期待できないんですけれども、それでもやっぱり今の時代に雇用が1.03で日本一だなんて、うれしいというのか産業団地の占めるウエートというのが改めて感じられるというようなことなんですけれども。  実は全体造成面積に対するというのは、市長、提案理由で3分の2と言っていました。今も4.35ヘクタール残っているよというようなことなんですけれども、今までの造成してきたり載荷盛土して地盤を安定させたりやっていたときの、今はほとんど草刈り、この間もちょっと全協で聞いたんですけれども、維持管理費って何やと聞いたら何もないと。草刈りだけの話やというので、これはこんなとこで聞いてもあかんわと思うておったんですけれども、それなら全体にその費用対効果等、例えば全工事の全体の何億かはちょっと僕はわかりませんけれども、そういうのを交付金でもらったとかどこかで借りてきたとか基金を崩したとかいうようなことなんですが、返済金の推移。
     というのは何でこんなことを聞くかといったら、あと1社来ると大体詰まる。角地なんかはあくかもわからんし、小さい企業者にはやらなあかんということになると、やっぱり元手がかかっているもので、その元手をペイするために返済金の推移というようなことをちょっとお聞かせください。 74 ◯産業経済部長(安本薫君) 返済金の推移ということでございますが、平成13年度に産業団地の用地取得を行っておりまして、合計で29億5000万円を借り入れております。そのうちこれまでの分譲収入をもちまして返済をさせていただいたものを引きますと現在14億5000万円の借り入れが残っているというような状況でございます。  産業団地の整備に要した負担額というのは31億5174万円ということになってございますので、完売するということになると全体で31億7400万ほどの売却益といいますか利益が出るかなというふうに考えております。  現時点で、全部の区画を分譲できれば約2225万円ほどの利益があるかなというふうに思っておりますし、仮にしばらくこのものが売れないというような状況が生まれるとすれば、年間借り入れた金額に関します利息というのは507万円ほど生じますので、今後4年以内ぐらいで全区画を売却できれば利益が上回りますので均衡が保てるのではないかというふうに考えております。  以上です。 75 ◯15番(籠一郎君) ちょっと数字が細かくてわかりにくいんですけれども、僕は大ざっぱに国から50億、借り入れというんですか基金から30億でやり出して、今のところ地主さんに3分の2売れたということですから、ある程度30億の中の3分の2の量が企業に売れている。もっと単純に考えれば3分の1だけ、あと何か償却してくれればペイになるのかなというような思いぐらいでしか思っていません。  何でこんなことをだらだら聞くかといったら、要するに第2の産業団地という構想が今までも北條さんらからかなり出ていました。第2の産業団地といっても、今までみたいに高度成長のときに50億敦賀に貸してあげるよとか何とかというのは、甚だ寂しい話で「コンクリートから人へ」なんてなっていると、第2の産業団地という夢はないのか、お聞かせください。 76 ◯市長河瀬一治君) 第2の産業団地につきましては、かつてからいろいろお話もいただいておりましたし、いろんな問い合わせの中にはもっと広いところがないのかという問い合わせも実はあることは事実なんです。  今の産業団地につきましては50億、国のほうからバックアップをいただいていますので、先ほど部長から答弁ありましたように、私は完璧に売り切りたいというふうに思って努力はいたしておりますけれども、決して無理のかかった事業ではないと思います。  ただ第2になりますと、最初の50億というお金がどこから出るかということが課題でありますし、やはりこれを税として全部投入して整備をして、特に第2の場合は、場所ははっきりは言いませんけれどもそうあそこから遠くない場所なものですから、そうしますとその遠くない場所といいますのはちょっと深いんですね。そこにどうしても投資をしなくてはならん。その整備費なんかを考え合わせると少し高い値段を設定しないと売却ができないということなども考え合わせていくと、今直ちにこっち側が全部売れたからというと。ただ可能性は、またこれからいろんなところと交渉していけばゼロではないというふうに思っていますので、またそういうものが可能でそういうことが適用になれば十分可能性のある事業だなというふうに思っております。 77 ◯15番(籠一郎君) 構想があるということなんですけれども、僕の構想は、ああいう田んぼ、耕作放棄地とか休耕田がある。そういうところを集積して、そこへまた前にあったみたいに土を持ってきて、休耕田、耕作放棄地を集結してそこに産業団地をつくっていただいて、また田んぼにというか、ほかのほうへ田んぼをつくる人を誘導すると、耕作放棄地なんかも一気に解決するのかなというぐらいのことでしか考えていませんでしたけれども、第2の産業団地の構造があるということで、また楽しみに市長の構想をぜひ実現するように、春には頑張りましょう。  再質の2点目に入ります。  ここでは先ほど説明を聞いたように中心市街地活性化基本計画の中のエリアのごく一部ということなんですけれども、この間もありました23年度の当初予算のパブリックコメント、10件の事業で50しか回答がないというんですけれども、前回も僕が全協で聞いたように、その中に店舗開業支援事業、もう一つは失礼ですけれども中心市街地定住事業というものが当然このエリアに入ると思うんですけれども、それがちょっとどころか大変気になるものですから、そのパブリックコメントの内容をどういうふうに理解されたか、ちょっとお聞かせください。 78 ◯産業経済部長(安本薫君) 当初予算で行われましたパブリックコメントにつきまして、私のほうの担当ということで店舗開業支援事業補助金がございますけれども、これもパブリックコメントをさせていただきまして、8人の皆さんからコメントをいただいております。  その中で5件の皆さんが中止すべきだというような御意見もいただいておりますが、ほかにも商店街のにぎわいのためにとてもよい事業だ、あるいは補助金がなければ商店街に店を持とうとする人がいなくなる、導入するというような形だ使うなら価値のある事業だというような御意見、評価もいただいております。  ただ8人の皆さんからいただいたというだけで、それがすべて市民の皆さんの御意見かというとなかなかそこのところは判断のしづらい部分もございますので、今後そういう市民の皆さんの御意見は非常に尊重させていただきたいと思いますけれども、この事業につきましては中心市街地の活性化というところで効果がある事業だというふうに認識しておりますので、今後とも続けさせていただきたいなというふうに思っております。  以上です。 79 ◯15番(籠一郎君) 私も後者のほうの賛成のほうということで、5人かそこらで廃止と言われてもちょっとやんちゃやなと。  ただし僕が聞きたいのは、市民のパブリックコメントをとって、23年度、新年度予算に反映さすと言うてるのでは、10の事業をパブリックかけて、そのうち50件あって中心市街地の定住事業に関しては5人が廃止だと。そうするとパブリックコメント聞いたって5名やそこらの廃止の意見があったって、新年度予算にどないして反映するのか。何かパブコメのとり方がピントが合ってないんじゃないかなという観点でお聞きします。 80 ◯総務部長(木村学君) 今回のパブリックコメントにつきましては、ほかの団体もやっているというようなことで、一応とりあえず一回やってみて、その中で市民の意見をお聞きして予算に反映できるものがあればさせていただこうというようなことで、今回のものを経験しながら、また次の段階に踏み出していきたいというようなことでさせていただきました。その中では、かなりいい意見もございましたし、廃止の意見もございました。  今回、その中で御意見をいただいたものについて、それぞれ2件のものについては内容を見直しをするというようなことで考えておりますし、もう1件につきましては、今後補正予算の中でプラスをしていきたいというようなことで考えております。ほかに意見をいただいたものにつきましても、それぞれ議員さんのほうにもお配りさせていただいておりますが、一つずつについて意見のほうも書かせていただきましたし、それに対するの考え方も書かせていただいてお配りさせていただいているというようなところでございます。 81 ◯15番(籠一郎君) 店舗開業とか定住はその辺にして、もう一つちょっと気になるのが都市景観ということで、景観条例の中の昨年度も実績あります舟溜り地区の進捗というんですか、にぎわいの創出でかなり中心市街地のエリアということになればウエートがあると思いますので、進捗状況をちょっと教えてください。 82 ◯産業経済部長(安本薫君) 舟溜り地区につきましては、議員もよく御存じのとおり住民の皆さんを初め大変よく頑張っていただいておりまして、数件、景観条例に基づいた店舗の改修等々を進めていただいているところでございます。  そんな中で、中心市街地活性化基本計画の全体の部分の進捗状況ということで申し上げたいと思いますけれども、この中には先ほど市長から答弁ありましたように63の事業が網羅されております。行政がやる部分で36事業ございますし、それから公益法人では15事業、それから民間の皆さんでやっていただく事業が12事業ございまして、全体で63事業という形になってございます。  このうち平成22年の12月現在で完了という形で上げさせていただいていますのが4事業、それから今現在実施中ということでやらせていただいている、これは今の景観づくり形成事業等々でございますが、こういうものを含めまして52事業ございます。それから着手はまだしていない、未着手という事業が7事業ございます。  事業の進捗率で申し上げますと、約9割の事業が完了または実施中という状況になってございます。  以上です。 83 ◯15番(籠一郎君) 聞いてちょっとほっとしたんですけれども、61から2足して63ですか。ちょっと進捗が見えんものですから、5年間の時限立法でできるのかなというような感じで聞いてみました。ちょっとほっとしました。  この間、大雪だったでしょう。あのときにちょっと思ったんですけれども、国道8号の2車線化の話です。僕はこの間の雪で、2車線化はいいか知らんけれども、雪の際の迂回路とかいうことになると、あれだけの排雪せなあかんとなると2車線化でええんかいなという気がしたものですから。  あれ以来なかなか2車線化の話が出てきません。現実はどうなっているのか、お聞かせください。 84 ◯建設部長(江南新太郎君) 議員のお尋ねの国道8号の道路空間整備構想の件でございますが、以前の議会でも申し上げたとおり足かけ4年にわたり委員会、ワークショップをしながら構想ができておりまして、その構想をもって国道8号の道路空間については国のほうに要望をしてございます。  市長もたびたび国のほうに行っていただいて要望はしているんですが、御存じのとおり公共事業の削減あるいは新規事業の着工については現在非常にハードルが高くなっている。そういうことから現在も引き続き国のほうに要望していくというところでございます。 85 ◯15番(籠一郎君) 2項目めに入ります。  次に、2項目めの交通体系の整備方針についてということで、将来都市像「歴史と文化と交流の港まち つるが」を実現するため公共交通網の果たす役割は大きいと考えます。また、高齢社会での対応やまちづくりによる地域の活性化、環境負荷の小さいコンパクトシティの創造においても重要で、今後、新幹線を初めとするJR、バス、高速交通等の公共システムの早期整備を促すための道路網整備を検討していく上で、交流都市敦賀を支援する道路網のあり方について、平成18年道路マスタープランからの進化の状況についてお伺いします。  1点目、都心軸路線から笙の川を渡り、市役所を前を通り文教地区に至る発展軸道路を強化しますとは、放射2号道路も含めた現状はどうなっているのか、お聞きします。 86 ◯建設部長(江南新太郎君) 議員お尋ねの市役所前を通り文教地区に至る発展軸道路の状況と、また放射2号道路を含めた現状はどうなっているのかというお尋ねですが、マスタープランの放射2号道路、敦賀駅から気比高校までに至るいわゆる都市計画マスタープランのおっしゃる発展軸でございます。  その道路整備につきましては、現在、平和堂から笙の川までの県道部分については県が歩道の安全なバリアフリーの整備を現道の敷地の範囲内で行っております。また、市役所前、平和町交差点から気比高校に至る市道につきましては、歩道の拡幅並びにバリアフリー等の事業を現在進行中でございます。  以上です。 87 ◯15番(籠一郎君) 市役所前から文教地区の敦短までということで、盛んに拡幅しております。道路の拡幅もしているし歩道のバリアフリー化も進んでいるなと思うんですけれども、例の拡幅ということになると看護学校、あれは内輪の話だからいいんですけれども、それからマーケットのところへ行く2軒の木崎商店さんとか、あの人はオカモトさんですか、ちょっと間違ったらごめんですけれども、その辺の進捗もちょっと心配になるもので、どんな状況かなということをお尋ねします。 88 ◯建設部長(江南新太郎君) 井ノ口川から短大までの部分については、用地等も全部整備もいただきまして、今工事の発注をして、ほとんど全部開通できる状況になってきています。引き続き、ことしから橋の部分の拡幅を考えていきます。そして橋から平和町の部分につきましては、看護学校もありますし民間の方も何軒かおられます。交渉もやらせていただいている中で非常にだめだというようなところではなくて、自分の補償、いろいろな計画、それからの計画とあわせて、そういったことを今計画を立てながら提供していただける、そういった部分の皆さん方の補償計画とあわせて今協議をやらせていただいておりますので、もうしばらく見守っていただきたいというふうに考えております。 89 ◯15番(籠一郎君) 2点目に行きます。主な都市計画道路の整備を進めるとともに、都市内道路網整備を促進するとあるが、第3環状道路はいわゆる都市計画道路であるところの県道岡山松陵線が平成16年ごろ、今まさに開通しようと張り切っていたが、現状はどうなっているのかお聞きします。 90 ◯建設部長(江南新太郎君) 今、議員のおっしゃる岡山松陵線、いわゆるの第3環状道路となっておりますヨーロッパ軒のところからさかな街までの620メーターの件のことだと思います。  としましては毎年、重要要望で県のほうにお願いもし、さらには地域と一体となった都市計画道路岡山松陵線道路整備促進期成同盟会を関係の方々と地域の方々と昨年の8月12日につくらせていただきました。皆さん方と一緒に県のほうに陳情、要望をやらせていただいているという状況でございます。 91 ◯15番(籠一郎君) 実はそこの場所、未完成部分の場所の管理者はだれなのかなということをふと思うことがあったんです。というのは、せんだっても線引きされたでしょう、くい打って。がやっているし。16年のころに振り返りますと、移転の問題でが関与したというのかしているという姿があったもので、僕はその未完成部分の管理者、部長の話ですと当然県だと。こっちは期成同盟会までつくってやっているということなので県なんですけれども。あの道が粟野地区の道路網のネックなんですよね。あれが貫通してくれると、本当にこれから次々と出てくる質問にも全部関係するんですけれども、道路網のネットワークというのが形成されるということで、あれがどうしても我々粟野地区のネックですので、少しスピードを上げていただきたいというようなことで要望しておきます。  3点目です。第4環状道路として、敦賀の外郭部をネットワークする道路です。さて、敦賀平野の西側及び南側と走り、東側の駅東地区を回り、北側の港湾地区と山の手線でもいいましょうか、将来の発展に備える山すそをつなぐ市街地周辺開発道路として位置づけされているが、平成14年度からの道路整備事業との関係についてお聞かせください。 92 ◯建設部長(江南新太郎君) 議員のおっしゃる第4環状道路、いわゆる鞠山の港湾施設を通って花城へ向かって粟野駅から山泉、古田刈、さらには吉河、中を通る外郭をなしている形状道路になろうかと思います。  議員がおっしゃるとおり機能上のネットワーク構築を早くしなければならないという観点から、一部国道とか県道、港湾道路がもう既になっております。ただ、そのうち平成17年ころに国立病院前からちょうど夢街道のほうに一部機能上のネットワークが今できております。病院前の橋のかけかえを平成17年度にがやらせていただいたというところでございます。 93 ◯15番(籠一郎君) 今の部長の説明での橋とか県道を広げていただいたおかげで福鉄バスさんもロータリーで病院の中へ入れるようになったという事実。それに今回コミュニティバスということで一律200円という料金で大型バスがすいすいと入っているというようなことで、非常にの橋の補強は役に立っているかなという思いでおるんです。  それで、今も話出ていました国立病院というんですか国立病院機構福井病院の前から夢街道というんですか、わかりやすく言えば野坂の神社のところに夢街道が来ています。そこまでの道、野坂1号線というんですけれども、本当にきょうらでも子供さんが通学していると車で追い抜くのが危のうてあかん。そこにまたなおかつ雪でも積もる日には、あの野坂1号線は絶対に僕は学童専用とか通勤通学の方の一方通行道路だというイメージを持っていますので、またそれの夢街道までというか第4環状道路の完結に向かって行っていただきたいなということです。  4点目に入ります。舞鶴若狭自動車道の早期実現により、改正マスタープランは新規に敦賀南部インターチェンジの設置に向けてまちづくりを進めるとあるが、どういった内容なのか、お聞かせください。 94 ◯市長河瀬一治君) スマートインターであります南部のインターチェンジにつきましては、舞鶴若狭自動車道の計画に上がったときから地域からも要望をいただいておりました。ただ、あの当時はまだスマートインターという考え方がありませんでしたから普通のインターチェンジ。そうなりますと物すごい実はお金もかかりますし、1日で大体利用台数を計算しましてもとても採用できる状況ではありませんでした。ところが平成16年ごろからスマートインターチェンジという発想が出まして、これなら十分可能性があるということで私ども調査をし、これは何とか実現をしたい。  それとちょうどほとんど用地買収も終わりまして、いよいよ本線の工事に間もなく入ってまいります。本線ができてからまたやりますと、要するに手戻りになってお金も非常に余分にかかるわけでありますので、今の工事に入る前に早く工事を進めたいということで今立ち上げたところでございます。  これは敦賀の発展のみならず粟野地区の大きな発展にもつながってきますし、また将来的には粟野地区から黒河を抜ける県道構想などもありますが、そことの接続も可能になります。  これはあってはなりませんけれども、万々々々々が一に発電所等の事故があったときの一つの粟野地域の皆さん方の防災道路にもなるわけでありますから、そういう点をしっかりと国のほうにお訴えをしながら実現に向けて今動き出しておりますので、また関係の皆さん方のお力添えをお願いしたい、このように思います。 95 ◯15番(籠一郎君) 都市計画マスタープラン改訂版、これができたときにぽっと目を落としたら敦賀南部インターチェンジが打点されていた。ああやっと改定してくれたなと、そんな感じです。マスタープランに出ていなかったものですから。インターチェンジというとらえ方で、この間も市長、提案理由説明でもありました。そんなのを見ている中で、新聞なんか見ても地元負担として何億何ぼ出すと出ている。  ああいうのがスマートインターとして立ち上がるというようなことになると、いよいよ粟野地区にこだわるわけじゃないですけれども、ウォーターフロントから外周回りの山の手線の完結、並びにさかな街からヨーロッパ軒まで行く道路の岡山松陵線などを整備しておくとなおかつスマートインターが生きるということで、要するにB/Cが伸びると。これ網羅していけば、今の費用便益は1対1かもしらんし1対1.2かもわからんですけれども、そういうことを整備することによって費用便益が1.5にも2にも膨れ上がれるという可能性を残していますので、整備を急いでいただきたいということをお願いしているわけなんです。  スマートインターに何億かかるというのは別問題として、地元負担ということであれば取りつけの道路かな、上がりおりの道路かな。新聞にはっきり2.6億と出ていました。それは正しい、間違いは別として、当然地元の地権者の協力も要るだろうし、それができてぼさっと宙に浮いたのではいけない。やっぱり市役所へ行くのでも近い。今市長の言われていた避難道である。それに放射4号道路ですか、黒河からマキノのほう抜ける道。そういうのにも全部連携していきますので、何とか。  道路の整備というと予算がないないという中で、かなり厳しいということは想像はできますけれども、乗じて乗らなければ、インターチェンジできてからあほみたいにスマートインターくれなんて言ったって、今日本でスマートインターの要望というんですか、そんなもの条件の整った、例えば敦賀ですと2年前は調査をすると、いわゆるB/Cの関係だと思うんですけれども。去年なんかですか、ことしですか、構想をつくって国とか西日本かどこわからんですけれども、その構想を練っているというのも何百万か予算に入っています。そういうのを進めていっていただいて。  いよいよ僕らのとらえ方としたら、あそこでは期成同盟会まではできなかったんですけれども、粟野のふるさと祭りというようなところでみんな決起したりとか、どっちかといったら恐らく敦賀の人のみんなが楽しみにしているというか、いろんな面から考えておると思いますので、何とか市長、努力のほどをお忘れなく。4月に向かって。 96 ◯市長河瀬一治君) 最大限の努力をして必ず完成させたいという意気込みで取り組んでいきたいと思います。議員がおっしゃっていただいように連動します。道路というのはやはりつながっていますから、インターができただけじゃだめ。そしてアクセス的な道路も。当然交通量はふえます。インターができますと山櫛林線というのは交通量はふえます。そうしますと今の岡山松陵線の未開通の部分も当然早くやらなくてはならんということでありますので、そういうのをあわせてセットとしてしっかり取り組みたいと思います。 97 ◯15番(籠一郎君) 力強いお言葉ありがとうございます。  敦賀都市計画マスタープラン「歴史と文化と交流の港まち つるが」、最後の全体として聞くんですけれども、第5次総合計画が23年度から6次になると。6次の上位方針が発表されるというんですか、構想が打ち出されたときに、この10年ぶりに改定した都市計画マスタープランはどういった潮流になるのか、お聞かせください。 98 ◯建設部長(江南新太郎君) 議員がおっしゃるとおり、平成12年に策定されたマスタープランを一昨年、平成21年度に一部改定させていただきました。第5次総合計画に即したものとなってございます。  今後、第6次敦賀総合計画が策定されれば、都市計画マスタープランにおいてもそれに即しているかどうかチェックをさせていただいて、必要があれば改定をするということなります。  以上です。 99 ◯15番(籠一郎君) 今まで改訂マスタープランでずっと追っかけてきたんですけれども、第6次を受けてそういうことであって、整合性がとれない部分があったら、またこれ改定されて間ないですけれども、これも何百万がかかったと思うんですけれども、すぐ変わって変わってと。  ところで、第6次総合計画を受けて、この何とかプランという名前のつくミニプランと言ったらおかしいけれどもエンゼルプランとかお達者プランとか。僕が数えた限りでは大きなものだけでも19ほどあると思うんですけれども、それが全部第6次につながって改定されるのか、お伺いします。 100 ◯建設部長(江南新太郎君) 総合計画は上位計画でありまして、その中に都市計画マスタープラン等がございます。そしてまた部署にはそれぞれの福祉とか住宅とかいろんなプランもそれにならって今策定されております。以前からそうでございます。  もちろん上位計画によってマスタープランがころころ変わるというものではなくて、やっぱり都市計画マスタープランについても方向性というのは筋論というのが入っていまして、詳細な部分で変わってきたりする場合についても支障があれば下のプランが改定をしなければならないというふうになってございますので、その差がどの程度になるかは先ほど申し上げたようにチェック、検証等をしながら、必要があれば改定させていただくということにつながってくると思います。 101 ◯15番(籠一郎君) 実は地域の金山マスタープランというのが2年かかって、部長の指導のもとに改定もされた。後半戦に地域の将来構造というのに基づいて、あんたも何かと言われて2年たつんですけれども、2年間こうやってつくって、安全、安心、生活環境の改善を目指してというようなものをつくらせてもらったということで、今の話を聞いていると第6次総合計画を受けていろんな見直しせなあかんということになると、我々も金山マスタープランを見直しせなあかんのかと思っているので、その辺はひとつ部長、コメントをお願いします。 102 ◯建設部長(江南新太郎君) 今敦賀がつくらせていただいている都市計画マスタープラン、これは敦賀の歴史と文化と交流という形で、その中にそれぞれ南地区、粟野地区、北地区とか、そういう地域別の目指すべき方向というのがこのマスタープランに掲げられております。  先ほどおっしゃった地域の中で、いろんな関係の皆さんが子供会からずっと関係者が寄られて金山のマスタープランをつくられたというふうなこともお聞きしております。非常に大切なことだと思いますし、この中で、例えば金山地区でしたら粟野地区のマスタープランを踏まえてこれをつくられたと思いますので、横断的に地域でのハード、ソフト面がこの中に掲げられておりますので、それはそれで十分生かしていけると思います。よほど骨格的なものは、中にある地域でしたらそれが別ですけれども、それはない限りこれはずっと生きていくんじゃないかなというふうに私は考えております。  以上です。 103 ◯15番(籠一郎君) 紹介させていただいたんですけれども、金山の夢を語る会ということなので、1年や2年でない、5年や10年先ということをとらえています。その節には、部長さんにはまた金山へ寄っていただいて御指導を受けたいと思っております。  終わります。 104 ◯議長宮崎則夫君) 次に、山崎法子君。   〔3番 山崎法子君登壇〕 105 ◯3番(山崎法子君) 公明党の山崎法子でございます。  今回質問いたしますのは3項目でございます。いずれも老若男女、健常者も障害者も皆健康で安心して住めるまちであるためにそれぞれ重要な項目を3つ掲げさせていただきました。それぞれ重要な課題でありますので、誠意ある御答弁よろしくお願いいたします。  それでは、初めに子宮頸がんワクチンについて質問いたします。  子宮頸がんワクチンにつきまして議会においてこれで5回目の質問となります。何度も申し上げておりますが、子宮頸がんは日本で年間約1万5000人が発症し、約3500人が亡くなると推計され、主な原因はヒトパピローマウイルスの感染と特定されています。ワクチンと検診を行うことによってほぼ100%予防が可能になるということであります。  おととし国が承認して以来、全国にこのワクチン接種を公費で行う自治体がふえ、やっと国も動き始めたわけです。これこそ地方から国を変えたという事例にもなるのではないかと思います。  我が敦賀においては昨年12月補正で中学2、3年生に全額公費が決まり、そして1月には高1までと範囲が広がったわけであります。市内を歩いていますと御父兄の方たちが本当に喜んでおられます。非常にいいことをしていただけた。大変感謝しております。  その中で、感謝していると申し上げましたが、さらに感謝をしたいなということで今回質問させていただくんですが、若狭町を初め県内、越前とか4市町の中で高校3年生までであるとか、それから越前は19歳までということで、それぞれ1割の自己負担はあるものの対象がそれぞれ県内の中でもばらつきがあります。同じ高校生でありながら学年で区切るというのは何かちょっと納得がいかないという御父兄の方もおられます。公平性から考えてもちょっと疑問が残るところであります。  23年度当初予算においては高3まで対象にしてはどうかなと、また対象にしていただきたいという思いで今回提案も含めて質問したわけでありますが、そのようなお考えはございませんでしょうか、市長、お願いいたします。 106 ◯市長河瀬一治君) 子宮頸がんのワクチンというのは非常に効果があるということもお聞きしておりますし、確かに1年までよくて、じゃあとはというとなぜですかと言われた場合の説明が逆にこっちが非常にしにくいんですね。確かに19歳となりまして高校が終われば社会人なり、また大学生等でありますので、ある程度の負担をしてということも考えられますけれども、やはり高校まではどう見ても1年生も3年生もそう条件が変わらないということも考えます。予算的にも少しかかるようでありますけれども、やはり少しでもそういうがんにならない。  議員のほうからも安心、安全、健康、これは本当に何よりです。世の中何がいいかといいましても、やはり健康で安心、安全があれば少々お金がなくたってというような部分もあります。何物にもかえがたいのがやはり健康、安心、安全だと思いますので、そういう観点から今高3までということでありますから、前向きに検討させていただきます。 107 ◯3番(山崎法子君) 冒頭から非常にありがたい前向きな御答弁をいただきました。  この中で、今現在、3月まで高校1年生が1回目の接種をしますと、あと2回目、3回目を高校2年になってから受けられるということで、先ほどと重なりますが1年生対象とはいうものの新高校2年生までが助成していただけるということですから、あとちょっと延ばしていただいて高3までということにしていただくと市内の特にお母さんたちにとっては非常にうれしいことなんじゃないかなと思います。  がんの中で、何度も申し上げて重なっているわけですけれども、予防できる唯一のがんであります。また、がんになってすぐに発症するわけではありません。10年、20年後ということは出産の時期に当たるわけですね。ですからこの世代の女子に予防ワクチンを打つということは本当に少子化対策にもつながる。家庭のお母さんが元気だと家庭は本当に元気ですし、お父さんが元気に働いていただける。すべての始まりであるというふうに思いますので、この点について本当にどんどん前に進んで前向きに検討いただいて、よろしくお願いしたいと思います。  その中で、敦賀病院に思春期外来を開設したということであります。これも非常にいいことだなというのを感じておりますし、市民の皆さん大いに思春期外来に出向いてといいますか行って予防接種、それからそれにかかわるいろいろなことを思春期でありますので相談をしに行ってもらいたいなと思います。  思春期外来を開設した当初の目的について、より具体的にお伺いしたいと思いますので、よろしくお願いします。 108 ◯敦賀病院事務局長(小倉和彦君) 思春期外来を設置した目的ということでお答えをさせていただきます。  敦賀病院では、敦賀の子宮頸がんワクチン予防接種無料化制度の開始に伴いまして、予防接種のほか女性特有の病気等に関する診療相談を実施するため、思春期、18歳以下の女性を対象に本年の1月24日から婦人科内に設置いたしました。産婦人科へ受診することに抵抗のある方が多いと思われますので、少しでも抵抗なく来ていただくことができますように思春期外来という名称で設置したところでございます。  以上でございます。 109 ◯3番(山崎法子君) 非常にわかります。すごくいいことであると思いますので、ぜひこのままずっと思春期外来ということでさまざまな相談にも応じていただけたらなと思います。  その中で思春期外来、開設したばかりですから知らない方は本当に多いです。広報もぜひ大いにしていただいて、よろしくお願いしたいと思います。  子宮頸がんを防ぐには予防ワクチンだけでは決して抑えられるものでありませんので、検診とセットが望ましいわけであります。その中で広報啓発の施策として今後さらに万全を期すことが必要であると思いますが、この広報啓発に関して万全な施策ということについてお伺いしたいと思います。 110 ◯福祉保健部長(土屋尚樹君) 子宮頸がんワクチンの予防接種と、そしてまた子宮頸がんの検診ということでセットで受けていただきますと100%予防できるということで、議員のおっしゃるとおりでございます。  現在、広報つるがとか、またRCN、ホームページ等で広報しておりますけれども、今後さらにいろんな機会をとらえて広報啓発に努めてまいりたいと考えております。予防意識といいますか、自分の体は自分で守るというのは当然のことでございますので、そういうことで予防啓発に今後とも努めていきたいと考えております。
     以上です。 111 ◯3番(山崎法子君) ぜひお願いしたいと思います。  この3月1日から3月8日までは女性の健康週間と定められております。女性の健康づくりを国民運動として展開するということで国が決めたわけですが、ことしは本当に健康週間にふさわしい最高のプレゼントが用意できたのではないかと本当に思っております。  冒頭で市長が言われました。本当にこれが高校3年生まで公費助成していただけますようどうかよろしくお願いをいたします。  それでは、2つ目の質問であります若者支援についてであります。  日本の社会が大きく変化をする中で、企業の終身雇用も崩れてきている。その中で本当に人との格差というものが広がってきているということで心配をしております。その中で派遣切りや就職難等によってニートやひきこもりなどの問題を抱える若者の増加が懸念されております。  例えば中学を卒業して高校に入ります。高校生でもいろいろな問題を抱える子供さんたちがおられますけれども、学校に通っているということで先生と友人もおりますでしょうし、そういう相談の中で解決できる場合もありますが、高校中退、いろいろな事情によって学校をやめていく子供たち。その後新たに例えば福井のほうに学校を探しに行く子供さんもおりますが、そのままおうちの中で閉じこもっている方もいらっしゃいます。非常に親にとっては心配なことでもあり、かといって1つや2つの子ではないのでなかなか親の言うことも聞いてくれない。非常に難しい年代であります。  そういう中で、こういうニート、ひきこもりのような若者の相談する場所といいますか。例えば高齢者の場合ですと地域包括支援センター等あります。子育て世代は子育て総合支援センターを中心にいろいろ相談するところもあります。学校に通っている子供さんの場合は、それぞれ教育委員会等学校関係の相談場所がありますが、どこにも該当しないというこの世代、若者というところで、こういう若者に対する相談体制というものがはっきりしていない。  私もある御父兄から相談を受けて、いざどこにこの話を持っていこうかなと考えたときに私自身が迷ってしまうという現状がありますので、こういう世代の相談体制といいますか、この点について、どのようになっていますか質問させていただきます。 112 ◯市長河瀬一治君) いわゆるニートでありますとかひきこもりの問題というのは、実はとしては持ってないんですね。それで、県の精神保健福祉センターが一つの窓口となってそこで受けていただいたり、あと二州青松の郷なんかでも精神的な関係でそういうことになっておられる方の相談をやっております。今はそういうところと連携をしながらいろいろ相談をして、例えばうちのところにそういう福祉関係を尋ねてこられた方にはそういうところを御紹介したりというふうに取り組んでおるんですけれども、恐らくなかなかこれも数、いろんな状況、個人差があって違うものですから、それを専門的にでやっていくというのはなかなか今難しいかなということで、しっかりと連携をとって、こういうことで相談に来られた方は二州青松の郷のほうが合うのかなというところへこちらから御紹介したりということでやっていっております。  就労体制のほうにつきましては、これはまたハローワークなんかと連携をとっているということで、独自ですべて対応できるかというのはちょっと今難しいものですから、十分に連携を密にして相談への受け入れ体制がしっかりできるように対応しているところでもありますし、これからもそれをしっかりやっていきたいと思います。 113 ◯3番(山崎法子君) 確かにその世代の方たちのための相談コーナーというのはちょっと難しいかなとは思います。ですから仮に何かの相談で来られたときに、きちっとこたえてくれる、連携を本当によくしていただきたいということなんですね。いや、そういうところはありませんとか、なかなかつないでもらえない。二州に行ったらどうですか、あちらに行ったらどうですかではなくて、あそこに相談コーナーがあります、あそこで解決できますというふうな安心を与えられるような対応をしていただきたいなと思います。  この件に関しては本当に難しいことでもありますので、今後私自身も何か手だてがないものかということで探っていきたいなというふうに思っています。  いろいろな職業的なことで離職をした方とか卒業してからなかなか就職先が決まらないとか、そういったことで実は商工会議所に行って、商工会議所にジョブ・カード制度ということで話では聞くんですが、実際どういうことをして若者を支援しているのかなということでこの間、商工会議所の担当の方に聞いてきました。  実際伺うと本当に非常にいい制度なんですね。実は去年ですか、事業仕分けでこのジョブ・カード制度廃止ということが流れまして、実はこれ公明党が推進をした事業だったんですね。どういう背景でジョブ・カード制度を廃止したのかなということをいろいろ聞いて回ったわけですけれども、担当の商工会議所に行ったときに、23年度は大分予算が減らされるということ。  ジョブ・カード制度というのは、皆さんは御存じですか。すごくいい制度なんですね。要は3カ月という期間、企業で今後どういう仕事が自分にとって合っているのか、適正なのかということを訓練を受けながらその会社で自分を見きわめるんですね。自分自身で見きわめると同時に、企業側でもこの人は本当に我が企業にとって人材になっていく子なのかどうか。お互いに見きわめながら3カ月後に正規の社員にということで、企業側にも助成されますし、それから企業に訓練をしてもらいながらお給料をいただいて、3カ月後には正規の社員というふうな。  市内でどのぐらいの方がこのジョブ・カード制度を利用したのかなということをお伺いしましたら、22年度中に何と17名の方が各企業で訓練を受けて職員といいますか社員になっています。商工会議所はあくまでも全国の商工会議所の組織から、地元で企業に対してこのジョブ・カード制度を使える企業を開拓していくんですね、商工会議所が。窓口はどこかというとハローワークなんですね。ですからハローワークに行くと、仕事を探してもなかなかどんな仕事が自分に合っているかとか技術が何もないんだというような方に、若者に対して、こういうジョブ・カード制度があるよということを言わない限りスタートしないんですね。  私自身ハローワークに行って、実際若者が行ったときに、まずディスプレーを検索するんです。そのときに一つもジョブ・カード制度のことは書いてないんです。掲示板のところにもこういう1枚の紙で、ちょっとわかるかわからないぐらいのところにしかなかったんですね。ああいうディスプレーの中に、ジョブ・カード制度という言葉じゃなくて、特例何とかという違う言葉で出ているんですね。  ですからこれはぜひとしても、実際に市民の安心、安全を抱えているというの立場として、ぜひこれは県に訴えていただきたい。実際に子供さん、若者が行って就職先を見つけるときに、わかりやすくなければ始まらないわけですので、いいこういうジョブ・カード制度をまた利用できるような仕組みをのほうからもぜひ訴えていただきたいと思うんです。この点についてお願いしたいと思うんですが、よろしくお願いします。お答えしていただけますか。 114 ◯市長河瀬一治君) 何か非常に使いにくいという、わかりにくいということでありますので、ぜひ県のほうにもうちょっと周知方法などについてわかりやすくするようにということでお伝えはいたします。  ちょうど私ども、先ほどもお話が出ましたが求人倍率がおかげさまで非常にいいものですから、そういう点ではある程度職を探す人も選びやすいわけですね。ありますからね。そういう面では十分そういうのを活用して。ただ、勤めても合わなかった、またかわるといいますと、やはり余り職を転々と変えますと信用的なこともありましょうし、やはりそこで落ちついて仕事をされるということがこのジョブ・カード制度の非常に魅力あるところでありますので、十分に活用できるように県のほうにもしっかりお伝えしたいと思います。 115 ◯3番(山崎法子君) ぜひお願いしたいと思います。  ジョブ・カード制度と、あと男女共同参画センターにあるミニジョブカフェですか、非常に難しい横文字の片仮名のところがあるわけですけれども、最近気がついたんですが、外に「ジョブカフェ3階」と書いてあるんですね。非常にわかりやすくて、あれは本当によかったなと思います。もっと広報していただいて、メンタル面での相談はそういう青松の郷とか紹介をしていただいて、少しでも自分に合う仕事を探してみたらどうかということでジョブカフェ、そしてジョブ・カード制度を利用できるようにまた広報啓発をお願いしたいと思います。  それでは、3項目めの改正障害者自立支援法についてということで質問いたします。  実は昨年の12月に改正障害者自立支援法が成立しました。5年前にさかのぼること障害者自立支援法ができて、これは障害者の皆さんにとっては非常に悪法だと言われました。本当にその中でその都度改正をしながら来たわけであります。  今、利用者負担は平均0.37%。最初1割と言っていたところが今はもう0.37%になっているということで、改めてこの障害者自立支援法をきちっと言葉として明文化するなどしたわけであります。  この改正障害者自立支援法によって、じゃ実際敦賀に住んでおられる障害者の方たちにどのような影響があるのか、どのような利点といいますか救済してもらえるのかといった点について実は詳しく聞きたいところなんですが、施行が公布直後であったり24年度からというものも中にはありますので、実際に成立した公布直後実施できることについてお聞きしたいと思います。  改正自立支援法は、例えば利用者負担は応益から応能負担にということ、それから発達障害を支援対象として明確化したということですね。それから障害児への支援強化、さらに障害者の地域生活を強力に支援するなど項目が含まれております。この点について、我がにおいて具体的にその後検討されたことがあればお聞かせ願いたいと思います。 116 ◯福祉保健部長(土屋尚樹君) この障害者自立支援法ですけれども、昨年の12月10日施行ということですけれども、実際の施行は24年4月がほとんどで、それ以外で23年の10月施行もございます。その中で、今まで施行されたもの、昨年の12月以降の分につきましてお答えいたします。  平成18年度の障害者自立支援法の施行以来、発達障害につきまして、今回、法律で発達障害というのが明確に位置づけられたんですけれども、実質的には精神障害の区分にずっとされておりまして、実際の支給決定の事務等につきましてはこれまでどおり変更がないということで、これについての皆様への周知は実際のところはやっておりません。ただ、こういうふうにして法律上明記されたということは評価できるところでございます。  そして、先ほどの利用者の負担、応能負担ということでございます。これにつきましては法律上は現在1割負担ですけれども、先ほど議員さんがおっしゃるように国保連のデータですと利用者の実質割合というのは0.37%ということでございました。敦賀におきましても昨年の10月から、例えば市民税の非課税世帯につきましては利用者の負担が無料ということでやっております。  ただ今後、こういうものにつきまして24年の4月以降負担認定の手引の改正とかそういうものが国から示されますので、それに基づきまして準備を進めていきたいと考えております。  そして、ことしの10月施行の部分ですけれども、グループホームとかケアホームの利用者に対する助成ということで、地域生活への協力支援ということでございます。これも国が23年度に入ってからそういう事務処理要綱とか告示とかそういうものができますので、それの提示をまって検討を進めていきたいと考えております。  今のところ具体的にこういうことということで国の示しがないものですから、国の動向を見ながら準備を進めていきたいと考えております。  以上です。 117 ◯3番(山崎法子君) わかりました。あと公布の日からということの中に、児童デイサービスに係る利用年齢の特例ということで、児童デイサービス、放課後等デイサービスを二十に達するまで利用できるよう特例を設けるというところがあるんですが、これは一応公布の日から施行と私の資料には書いてあるんですが、この点についてお伺いします。 118 ◯福祉保健部長(土屋尚樹君) この児童デイサービス事業ですけれども、現在のところ未就学児を原則としております。今回のこの法律というのは、対象が18歳未満の児童から二十に達するまで利用できるということで年齢を上げたわけですけれども、今の太陽の家の1階でやっています児童デイサービスにつきましては未就学児ということで、これについて二十までということになりますとキャパ的にも収容できませんので、これについての適用は今のところはないということでございます。  以上です。 119 ◯3番(山崎法子君) としては考えていないということですか。 120 ◯福祉保健部長(土屋尚樹君) 児童デイサービスにつきましてはそういうことでございます。ただ日中一時支援の2階の部分につきましては、今ちょっと検討を進めております。それについては養護学校の児童の放課後ということで、日中一時支援については進めていくということでございます。  1階の児童デイサービスにつきましては今のところ未就学児で、18歳未満を二十までにするという今回の法律についての適用はないということでございます。 121 ◯3番(山崎法子君) これは以前、父兄の皆さんからの要望で、日中一時支援の中の学童保育ですね。養護学校を終えた後の時間を過ごす場所を2階に用意していただくということでありますね。  そうすると、これに関しては18歳から二十までも含めるという形ということで受け取ってよろしいですか。 122 ◯福祉保健部長(土屋尚樹君) 庁内では検討をしておりまして、この3月に障害者自立支援協議会のほうでまた具体的なことにつきましては意見を聞きまして、それで決定していきたいというふうに考えておりますので、もうしばらくお待ちいただきたいと思います。 123 ◯3番(山崎法子君) あと、24年4月以降ということではなくて公布の日からできると、24年4月までにできるという内容の中に、あと相談支援体制の強化ということで、地域における相談支援体制の強化を図るための中心となる総合的な相談支援センターを市町村に設置できるようにするとありますが、この点についてはどうでしょうか。 124 ◯福祉保健部長(土屋尚樹君) 総合的な相談支援事業ということで、これは機関的なそういう相談支援センターを設けなさいということですけれども、これは24年の4月施行だと考えております。 125 ◯3番(山崎法子君) わかりました。それぞれ昨年12月に法律が成立したということで、障害者の皆さんも非常に期待しておりますので、ぜひ前向きに、あらゆる国がこういうことができるよと示したことに関してはのほうとしても進めていただきたいなと思います。  その都度また障害者の皆様に広報していただきながら、やはり申請しなければ助成はされないわけですね。ですから本当に皆さんがわかるようにお願いしたいなと思います。  私自身もある障害者グループのボランティアとして参加を今しております。ただ、私がボランティアをさせていただいている方々はいろいろな支援を待っているというよりは社会に参加をしたいという方々ばかりです。例えば障害者、車いすの人が市内にどのぐらいトイレが使えるのかとかトイレマップをつくったり、それから率先してピアカウンセリングを受け入れたりとか、障害者の方が障害者の方の相談に応じるとか。あと、ある視覚障害の方は福祉系の学校に行っては自分の実体験を通しながらお話をされたりとか。本当に社会に参加をしながら、ただ助成を待っている、助けてほしいということではなくて、そういう中で私自身学ぶこともたくさんあります。これこそユニバーサル社会をつくる本当に重要なことだなと思います。  現状で今保育園の中でも発達障害の子供さんを受け入れるとか、小学校においても普通学級に障害の子供さんを受け入れるとか、本当に社会が大きく器を広げて受け入れるという姿勢というのは非常に大事だし、相互に学べる点もたくさんあると思いますので、こういう方々が本当に社会に率先して出ていただけますよう障害者自立支援法によって助成をまたしながら、障害を持っておられる方も、そして元気な方も一緒になってこの敦賀を安心で安全な本当に快適なまちにできますよう、ぜひの皆様にも本当にお願いしたいなと思います。  以上で質問終わります。 126 ◯議長宮崎則夫君) 暫時休憩いたします。  なお、再開は午後3時からといたします。             午後2時23分休憩             午後3時00分開議 127 ◯議長宮崎則夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続けます。  次に、北條正君。   〔10番 北條正君登壇〕 128 ◯10番(北條正君) 昼の眠いときでございますけれども、気合いを入れていきたいと思います。  まず第1番目でございますが、大和田荘七に学ぶまちづくり、人づくりについて質問をさせていただきたいと思います。  まず12月議会で私も取り上げましたが、市長の提案理由の中にも来年の平成24年、敦賀─長浜間の鉄道開通130周年、そして敦賀─ウラジオストク航路の110周年、そして欧亜国際列車開通100周年といった鉄道のまち、港のまち敦賀のまちづくりにとって記念すべき年を迎えます。  これらすべて大和田荘七がみずから働きかけ、動き、私財をなげうっての敦賀のインフラ整備への功績は今さらとりたてて述べる必要ありませんが、大和田荘七はそれだけに限らず社会奉仕、災害救済、荒廃防止の植林事業等々いろいろな分野に敦賀の市政助成といいますか支援を行っております。中でも教育の振興、これは忘れてはならない歴史にとどめることだと私は思います。  中でも長年にわたって敦賀の振興に働きかけております。そのことについては本当に私も調べれば調べるほど驚かされる歴史の事実ではなかろうかと思います。校舎についてもいろいろやっておりますし、それからピアノのない学校にはピアノの寄附、あるいは図書館の前身ともなります市立敦賀文庫の開設に当たっては書庫の寄附、そういったものを再三再四繰り返しております。  そしてもっと見たら政策面でもといいますか、これは有名なことですけれども、当時の町立敦賀商業学校、敦商ですね。そこにロシア語学科を入れようと。これは有名な話で、それも実現をしておりますし、また当時の文部省には敦賀商業学校の高等学校、今でいう大学への昇格、そういうことまで働きかけております。  いずれにしましても大和田荘七そのもの、人づくり、最初、林議員の答弁に対して後藤新平というのがございましたけれども、最後は人づくりということに関してもそのことが証明されているのではなかろうかというふうに思っております。そういう意味でも、敦賀の将来に立っても教育振興を進めた大和田荘七の功績というのは歴史にとどめる非常に大事なことではなかろうかというふうに思っております。  第1点目の質問としては、市長並びに教育長に大和田荘七に学ぶまちづくり、人づくりについて敦賀の将来展望に立ったあり方を含め御所見をお伺いし、さらには、この功績をどのように後世に伝えていこうとするのか、また名誉市民の称号も含め、その功績を将来に伝えることが大事ではないかと私は考えております。改めてお伺いをいたします。 129 ◯市長河瀬一治君) 議員のほうからは、さきの議会のほうでも大和田荘七翁のお話をいただきましたし、もちろんこれは私どもも今、市民文化センターのところに銅像も建立し、多くの皆さん方に知っていただいている存在ではございますけれども、なかなかすべてをということはないと思います。敦賀の港づくりに本当に貢献をいただいた方だなというところ等々は市民の皆さん方も知っているというふうに存じますけれども、本当に今議員のほうからお話がございましたとおり調べれば調べるほどいろんな分野で大変なお力をいただいた方でございまして、これからの人づくりの中で大和田荘七翁の功績というのは末永く顕彰しながら、また敦賀人の一つの心の指針といいますか目標みたいなものにしていくことは非常に大事だと思っております。それはまた教育長のほうから答弁があるというふうに存じます。  亡くなられてかなり時間もたつわけでありまして、そういう中でどういう称号というと変でありますけれども、今私ども敦賀のほうでは御承知のとおり京都大学の桑原武夫先生が名誉市民ということで、御存命中にこの称号をお渡ししたところでございます。そういう意味ではどういう形の顕彰が一番いいのかなということをひとつ研究させていただいて、何らかの形で広く広く市民の皆さん方に知っていただくように努力をしていきたい、このように思っております。  功績等につきましては、今議員からお話をいただいたとおりでございますので、どうかよろしくお願いいたします。 130 ◯教育長(下野弘喜君) 今ほど市長のほうからも御答弁あったとおりでございますが、若干つけ加えて所見を述べさせていただきます。  12月議会でもお答えをしましたとおり大和田荘七翁の功績、実績、これは余りある功績であるということを認識しておりますし、こういった事柄が先ほどの敦賀スタンダードというようなそういう質問にもかかわってくるんですが、その根幹をなしていくような重要な要素であるというふうに認識しております。  これまで敦賀教育委員会といたしましては、小学校3年生の段階で社会科の副読本という形で「私たちのまち敦賀」というそういう教科書がわりのものをつくっておるわけなんですが、その中においても敦賀港のために尽くした人というような項目で約5ページにわたっての教材として学んできているようなところでもございます。  また今後、各学校における各教科とか総合的な学習の時間とか、またまた道徳においても私は非常に重要な要素をお持ちだと思っておりますし、そういういろんなことについてまずは子供たちにしっかりとその功績を理解させ広めていきたい、深めていきたい。そういった人に学ぶことによって敦賀人としての誇りが生まれ、地元敦賀を活性化させ、郷土愛に満ちあふれる敦賀市民を育てていくということにつながっていくというふうに確信をしております。そういった点で努力をさせていただきます。  それから、そのような功績をどのように後世に伝えていくのかというような項目もございました。これにつきましては、先ほどは子供対象のような回答をさせていただきましたけれども、敦賀市民、大人に対してもこれはやっていかなければいけないと思っています。  現在、博物館におきまして旧大和田銀行本店の建物を永久に保存するための修復整備計画を進めているところでございます。並行して大和田荘七関連の資料収集、調査研究も進めてきております。これらの成果を建物の保存活用とあわせ資料展示するとともに、書籍化、データ化など研究資料として整備、公開してまいりたいと考えております。また、できれば生涯学習のテキストになるようなものもつくれたらなと思っております。  さらに、市民の皆様が主体となって行うさまざまな講座あるいは行事の中でも大和田荘七翁の功績をたたえる事業が展開されることは極めて望ましいと考えておりますので、そういった事業に関連しましてもともに応援をしてまいりたい、そのように考えております。  以上です。 131 ◯10番(北條正君) 今ほどは市長並びに教育長のほうから前向きな答弁をいただいたというふうに思っております。大和田荘七というのは残念ながらというか戦後、敦賀を去って22年に大分のほうで亡くなっているわけなんですけれども、結果として敦賀市民というか敦賀が追い出したというわけではないですけれども、結果としてそういうふうになってしまっている事実だとか、あるいは旧市役所が壊され、そして大和田別荘、これは人の手に渡りながら復興されている運命、そして検疫所は大和田荘七の手ではないですけれどもなくなっていく。  結果としてはそういう事実ということを考えますと、先ほど言ったように大和田荘七というのはそういうインフラ整備だけじゃないんですね。まさに人づくりを含めて敦賀の功績というので、桑原さんについてもこれは敦賀のまさに名誉市民だと思います。ただ歴史ということではまだ大和田荘七さんについては近世のことであります。  そういう意味で、恐らく平成24年度には金ケ崎緑地、産経部長かなり構想を並べました。私もいい構想だと思います。この部分で10年計画の中でやっていかなければなりませんけれども、その皮切りが24年なんですね。ことしから始まっていますけれども、やはり24年というのは節目なんです。  そういう意味でぜひ、なかなか名誉市民というのは難しいかもしれませんけれども、ソフト面でいろんなことを先ほど言われたことも含めて大和田荘七に光を当てるようなことをしながら、敦賀の鉄道130周年だとかそういうものを持っていくと、逆に言うと先ほど言った敦賀の活性化とか敦賀の元気づくりというんですか、大もとが私はここにあると思うんです。  もっと広げて言うならば、実際は敦賀というのは、古くなりますが、例えば大谷吉継が城をつくりました。前の岡田先生だとか、あるいは外岡先生が言っている。城をつくり、まちづくりをしました。それで洪水がなくなり、町衆が安心して暮らせてそこに文化が生まれてきた。そして敦賀港が栄えた。そこに松尾芭蕉が来ているんです。  ですからそういうことも含めると、人づくりというのは本当に大事なんですね。ただ単にそこに歴史上の人物がいるから、そういうことじゃなくて、そういうことも含めてしっかり敦賀人の活力を生み出す意味でも、例えば先ほど中にもありましたけれども文化の谷間と言われる中にありましても、敦賀というところがそういう文化の歴史を持っている、あるいはこういう人がいる。そういうことも含めてしっかりこれからの敦賀というものを人づくりという面でもぜひ取り上げていただきたい。  そのことも含めて、市長、もう一度御所見ありましたらお伺いしたいと思います。 132 ◯市長河瀬一治君) ちょうど青年会議所の皆さん方が50周年でしたか、そのときにDVDをつくっていただいて、私も拝見いたしましたけれども、非常によく調べられて大和田荘七翁の歴史のいろんなかかわりを紹介していただいたところでございまして、先ほど教育長のほうからもお話がございましたけれども、学校は学校で今取り組んでいる。  ちょうど来年のいろんな記念すべき節目の港、鉄道を抱える年でございますから、何らかの形で私ぜひ、これは市民の皆さん方とともに、まだ1年ありますので準備期間を設けて大和田荘七翁もかかわっていただいて、周年に合わせていろんなことをやりたいというふうに思っています。今現に民間のほうからもいろんな取り組みをやりたいということで、議員もごらんになっていただきましたけれども田中完一先生を中心として盛り上げようという民の非常に大きな動きがございますから、そういう皆さん方と、そして港のかかわりの皆さん方とあわせて大和田荘七翁のいろんな歴史をいま一度振り返りながら、来年が一つのスタートであるというような気持ちの中でそういうものを取り入れたものをぜひやっていきたいというふうに思っておるところでありまして、また議員の皆さん方のいろんな面でのお力添えをいただきたい、このように思っております。必ずそういうものを暁にはなし遂げていきたいと思っております。 133 ◯10番(北條正君) まさに敦賀のまちづくりは人づくりになりますので、この点よろしくお願いをしたいというふうに思います。  この件については、また6月にも続けていきたいというふうに思っています。なればですけれども。それはさて置きまして。気持ちはそうであります。  さて、2項目めのまさに敦賀短大、市立看護専門学校の合併について質問を続けていきたいというふうに思っております。  これも昨年の2月5日でしたか説明を聞かせていただきまして、そのときはその内容について御苦労されていることもよくわかりますし、スケジュール等についても、どの程度かわかりませんけれども、我々としては、私個人としても腹に入っていたつもりでございます。  ただ、先々月の説明会をいただいたときに大学化という話が出てきておりました。そして私もこのことについていろいろ詳細を調べてみました。というのも各関係者、病院あるいは専門学校、あるいは現役の看護師さん、あるいは現役の専門学校生、卒業生といろいろ話を伺った中で、ちょっと今立ちどまらなければならない課題が山積しているのではないかというふうに認識をしたので。これは特別委員会でも議論がされていくと思いますので、そのことも踏まえながら少し議論をさせていただきたいというふうに思っております。  まず、その中にあって敦賀短大及び地域総合科学科の改廃が予定されておりますけれども、敦賀短大のこれまでのまちへの貢献、経済効果などの評価を市長、理事長としてどのように考えておられるのか。さらに、専門学校のこれまでの看護師不足の観点で教育に果たした役割など、市長としての御所見をお伺いしたいと思います。 134 ◯市長河瀬一治君) 敦賀短期大学の果たしてきた役割というのは非常に大きいものがあるというふうに、私も理事長でございますので余り自慢というわけにはまいりませんけれども、それなりの効果がございました。もちろんこれは議員から先ほどもおっしゃっていただいておりますけれども人材育成という面での効果があったというふうに思います。ただ、直ちに経済効果とどのように結びつくかというのは非常に実は計算しにくい部分もございます。  私ちょうど今から数年前に青森のほうへ視察に行きましたときに、ホテルへ入りましたら、敦賀の市長さん、学長さんやねと。ということは、うちの短大の卒業生でありまして、あの当時は日本史学科等は特に全国から多くの学生が来ておりました。そういう皆さん方が短大を母校とし、それぞれの地域で頑張っておられるわけでありますから、それなりの宣伝効果なり第二のふるさとと思っていただける子供たち、学生、卒業生諸君が散らばっておりますので、そういうもののはかり知れない効果もあるというふうに思っております。  それと確実なところといたしましては、例えば昨年の市内の就職者を見ますと、4年制への進学者を除き、38名中11名、29%が市内の中で働かれて活躍しておりますし、いろんな資格等もたくさん取りながら本当に頑張っておられます。それと、私もこれはこの議場でよく議論をさせていただきまして、確かに多いときには2億円というお金を議会の御理解を得て短期大学のほうで活用させていただきました。その後は何とか大学のほうも切り詰めながら、本当に職員の皆さんや先生方もボーナスなしという状況の中で辛抱されながら歯を食いしばって頑張ってきたわけでありますが、それなりの学生というのは敦賀にも集まってきます。また敦賀から本来ですとほかに出ていって当然仕送りもしなくてはならん。そういうものを合わせますと1億5000万の金というのは楽に経済的に役割を果たしているというふうに私は思っております。教育には金がかかるという分野の中をとり、それだけを見ずに、一つの経済効果もあわせますと私はそうびっくりするような額を、垂れ流しのように人によっては大学に出しておるというような言い方をする方もいらっしゃいますけれども、それは私は違うというふうに思っている一人でございまして、そういう観点からの経済効果等については十分果たしてこられましたし、人材育成の面、地域経済の面、大きな貢献をしたというふうに思っております。  ただ、今地方の私立短期大学の中の倍率を見ますと、これは少子化が確実に影響しながら物すごく下がっているんです。このままほうっておいたんじゃそれこそ火の車になってどうにもならなくなるということが目に見えておりますので、短大の改革ということで今皆さん方に御審議をいただこうとしておりますし、今度は特別委員会の中でも、さらには深くそういう面を研究していただいて私どもとともにあり方ということについていい御示唆をいただければありがたい、このようにも思っているところでございます。  短大のよさ、また看護学校のよさ、そして四大のよさ、いろんなことがございますので、私どもの地域の身の丈に合った形をどうすべきかということを十分に議論して、なるべく早くひとつ方向性を出していただきたいというふうに思っているところでございます。  看護専門学校につきましても、これは敦賀の医師会の強い御要望の中で平成6年に開学いたしまして、これも着実に看護専門学校としてほとんど倍率割れることなく、すばらしい専門学生を集めることができ、その学生の皆さん方が特に敦賀病院のほうでしっかりと看護師として頑張っていただいておりますし、また他の医療機関のほうでも非常に努力をしながら看護師の役割を果たしていただいておりますので、そういう面では非常に看護学校も意味があるというふうに思っております。
     ただこれも先ほどの短大から四大の話ではございませんけれども、専門学校から短大のほうへ、また四大のほうへという流れがあることも事実でございます。やはりそこの部分を全く置いておいてという時代ではないということもございまして、そういう観点から今看護専門学校のあり方。  先ほど答弁もいたしましたけれども、看護専門学校自体が古くなり、耐震の問題も抱えておるということ。短大自体も大きなキャパの中で少ししか活用していないという部分を考えますと、そこを有効に、無駄を排するという意味ではそれをうまく統合していくことによってそれができるというふうに思っているところでございまして、また看護専門学校のほうにつきましては担当部長から答弁があるというふうに存じますけれども、そういうことを思っているところでございます。 135 ◯企画政策部長(嶽勤治君) それでは私のほうから数字的なものを御紹介させていただきます。  これは21年度の実績でございますが、まず経済効果といたしまして、学生153名の敦賀での生活費として推計で7900万円の経済効果があった。これは聞き取り調査でございますが、そういう数字も出てございます。それともう1点、短大の運営の経費でございますが、それが施設の修繕とか保守管理費で約5億円。トータルで約5億8000万円という数字が効果としてあらわれてございます。  そのほかには、高齢社会における地域リーダーの養成を図るために敦賀いきいき大学も同大学で開催してございます。それと学生が晴明の朝市とか駅前のふれあい等に参加する地域貢献も大きな貢献の一つと考えてございます。  以上でございます。 136 ◯福祉保健部長(土屋尚樹君) 看護専門学校のこれまでの役割でございますけれども、看護師不足に対応するべく平成8年の1期生から毎年欠かすことなく優秀な看護師を輩出してきました。現在までの卒業生の合計ですけれども416人で、うち看護職についた者が388人でございます。そのうち市内の病院へ就職した者は183人でございますから全体で47%強の方が市内の病院等で看護師として従事しているということでございます。  このことから市内の看護師不足の解消または地域医療の充実に貢献しているというふうに考えております。  以上でございます。 137 ◯10番(北條正君) 今ほど詳しい答弁をいただいたんですけれども、市長の述べられたとおり私も評価というものについては、そのとおりではないかと。多少の違いはありますけれどもほとんど同じでございます。また敦賀短大についても総合科学科の将来というものについても、しまいをするということについても、これまでの評価をしながらも時代に合ったものと。このことについても何ら異論を挟むところではございません。  ただ、これからの敦賀短大のあり方をどうするかというところで少し質問をさせていただきたいんですが、これは企画政策部長になるかもしれませんが、一つは1月28日、説明会で両案出されました。平成25年度開学、平成26年度開学。ただ、これからの時期を考えるときに、25年度開学が本当に大丈夫なのかどうか。このことについてどう考えるのかをお聞きしたいと思います。 138 ◯副市長(塚本勝典君) 1月28日に議会で中間報告をさせていただきました。そのときに短大かあるいは大学かという問題もさることながら、25年開学、空白期間を設けながら26年開学というような案も2通り示させていただいたわけでございます。  そのスケジュールの中で申し上げますのは、まず在学中の学生の教育環境を何よりも大切に考えていかなければいけないだろうと。そうしますと、校舎の改築であるとか看護実習棟の改築とか、そういう中でそういう判断が必要だろうと。あるいは大学そのものをスムーズに継続していくときに、ブランクを設けるのか設けないのか。設けてもうまくいけるのかどうか。あるいは大学の理念というものは、ブランクを設けたときにそれが本当に継続していけるのかどうか。そういったことも含めて総合的に考えていく必要があるだろうということで、現在設置委員会のほうで検討されているわけです。そういう中身の中で御理解いただきたいというふうに思います。 139 ◯10番(北條正君) というのは、実は敦賀短大、先ほど市長の御答弁もいただいたように、かなり評価をしておられるし、経済効果もあったということでございます。まさに人づくりとして700名が卒業をして、私の調べる限りでは200名を超える方が敦賀市内で、お母さんを中心に働き、そして活躍されているというのが現状かと思います。  そしてこの敦賀短大のいい面、あるいは先ほど岡田先生、外岡先生、いい面を次に持っていくというこういう作業も大事なんですね。そして先ほど林議員が言ったように、これからは貢献する大学、高齢化に合わせた大学という意味で、そういう税金の使い方ということが非常に大事になってきますので、大学のあり方というのを、私は聞く限りにおいては25年開学というのは少々無理があるというよりも、私立敦賀短期大学、敦賀学園なんですね。財産譲渡、あるいは議会での寄附の承認だとかそういうことも考え合わせると不可能に近いのではないかというふうに思うんです。  ですからそういう手続というのは5月が恐らくリミットだと思います。議会を経ずしてこれは私は難しいと思います。私の考え方も林議員とほぼ同じです。ですから無理はすることないと思います。その辺のお考えどうですか。 140 ◯副市長(塚本勝典君) おっしゃるとおりでございまして、決して拙速に結論を出すべきものではないし、ここでしっかりと議論しながら次にいい大学、いい短期大学にするという方向のほうがより大切だというふうに思います。決してスケジュールに追われて25年開学ということは、昨年来、一つの目標として持っておりますけれども、ここはしっかり議論をして、より適切な時期に開学に持っていくべきじゃないのかなというふうに思っております。 141 ◯10番(北條正君) そうであるならば、25年は難しいと判断をされているというふうに伺ってよろしいですね。というのは、敦賀短期大学を私立から公立の法人化ということを考えるならば作業が必要ですね。変更届だとか。やはり5月というのが恐らくリミットだと思います。そういう意味で、26年というタームを考えながらしっかり考えていくということで受けとめてよろしいですね。 142 ◯副市長(塚本勝典君) 設置委員会の中でかなり議論をしているわけでございまして、私個人の意見としてはいろいろ持ってはおりますけれども、今公の場として、それは断念したとか25年にやるんだとか、そういうところまでちょっと申し上げられない状況にあります。御理解いただきたいと思います。 143 ◯10番(北條正君) そのことは理解をさせていただきます。ただ、大学づくりというのはゆっくりやらないと、ある意味では前回も相当皆さん、敦賀短大をつくる上でも相当苦労されています。看護専門学校も同じでございます。そういう意味で、その辺を少し話をさせていただきたいんですけれども、検討委員会という話がありました。中で敦賀病院の院長先生が敦賀に必要な人材というのはどのレベルかというそういう話をされているかと思います。専門学校、これは敦賀に年間約20名ほど入られて、そして出産だとかなんかでやめられても、また敦賀の開業医のという、敦賀の中で本当に先ほど市長が言ったように平成6年以来9年、循環するシステムといいますか。まさにこれは看護学校をつくられた評価だというふうに思っております。  そういう意味でどこを求めるか。私はお金が前の試算でいきますと短大よりも大学のほうが安いとか、そういうことではないと思うんです。どこが敦賀の地域性にあり、そして林さんが言われるように貢献していくか。ステップを踏む必要があると思うんです。そういう意味で、私も聞く限りにおいてはなかなか大学というのは難しいのではないかと。今、院長先生からの話も伺いながら、これは聞きづての話で申しわけないんですが、その辺はどうお考えですか。 144 ◯副市長(塚本勝典君) おっしゃるとおり今、病院の院長が非常に質の高い看護師さんを求めていることは事実なんですけれども、今の病院の中は背に腹をかえれないような状況、看護師さん不足で、そういうふうになっているということを主張されています。  そういう中で、それはそれで短大が大学になることは非常に結構だと。そのときにある程度の人数が敦賀病院にきちっと来てくれる、その担保が欲しいということを盛んに主張されております。それは現在の状況の中での院長の思いだというふうに思っております。 145 ◯10番(北條正君) ですから私も院長先生と同じ考えを持っておりまして、厚生労働省の考え方は、将来は短大というよりも大学卒業というところまで持っていこう、あるいは今の10対1から7対1に持っていこう、そういう考えである。ですからこの2つを合わせようとすると、まず短大にしておいて、どうするかとか、あるいは7対1というのは非常に難しいですね。敦賀でも10対1がやっとこさっとこです。ですから7対1ということも考えるならば、そういうことも含めて考えておかないと、大学で集めたわ、集めた人はほとんど外へ出ていったわ、これでは私はならないというふうに思います。  もう1点、専門学生に聞きますと、何で敦賀に入ったのと聞くと、やはり安いんですね。月1万円は最大の魅力です。このことをはっきり言っております。ですからそういうことを考え合わせると、今の時代、どういう方を養成し、敦賀の将来、地域、そして全国に発信していくか。そういう意味で、あり方というものを上半期というふうになりましたけれども、6月の特別委員会にしっかり出されて議論をする。そういう姿勢が非常に大事ではないかと思います。  その辺について、どう思われますか。 146 ◯市長河瀬一治君) まず議論的にはおっしゃるとおりで、拙速はだめだと思います。しっかりと議論することが大事。ただ、いろんな準備もありますので、いま一度、原点に返ってしっかり議論しますけれども、直ちに6月、25年以降ですということは、先ほど副市長が言ったとおりでございますのでひとつ御理解をいただきたい。  そこで看護専門学校、これは私ども今、医療を考えるに当たって、敦賀だけで考える時代ではないと思っています。嶺南地域一体で医療人を育てようということは嶺南各首長が広域行政組合の中で皆一致しているんです。敦賀だけで、美浜だけで医療人を確保して云々じゃなくて、これだけの少子・高齢化の中でいかに育てるか。御承知のとおり小浜の公立病院にも看護専門学校がございます。ところが現状はほとんど定員が半分以下なんです。何とかおかげさまで敦賀は定員を満たした形で運営はしておりますけれども、だんだん短大志向、四大志向が強くなっていることは事実であります。  そういうことをあわせて、仮に敦賀の看護専門学校が短大なり四大になったときには、小浜の公立病院と合併といいますか、同じような形で専門学校を目指す子供たちはそこへ、また向こうの嶺南地域一体の中で短大、四大を目指す方は敦賀へという。ちょうど26年ぐらいになりますと舞鶴若狭自動車道も開通します。先ほど言いました粟野南インターもこれは絶対つくらなくてはならんのですけれども、そういった場合に交通アクセスが非常によくなるんですね。そういうものを十分に活用して、嶺南地域一体で医療人を育てようという。  負担額とかそういうものについては、まだ具体的に話はしておりませんけれども、そういう意味での将来的な公立。私、組合立ということもちらっとお話ししましたけれども、そういうものに持っていって、嶺南地域一体で医療人をしっかりと支えようという動きがあることはぜひ御承知おきをいただきたいというふうに存じますし、できればそういう方向に持っていって、それぞれの自治体の負担をそれぞれ応分に応じた形でやっていけば、敦賀の負担というのは皆さん方が思うよりもぐっと減らせるということも事実でありますし、広域的にみんなで地域の医療人を育てるということができるというふうに確信をいたしておりますので、そういう方向になるべく今最大限の努力をいたしておりますので、またお力添えをいただきたいというふうに思います。 147 ◯10番(北條正君) 市長の考え方は私は大賛成なんですけれども、昨年2月、説明を聞いて以来といいますか、私も公立小浜、先生というかお伺いをしたところ、まず専門学校で我々はいいと。要は費用の問題なんですね。費用負担の問題で、高浜町が入ってない。いろんなことが課題は多いです。ですからその方向で、実際、嶺南広域の中で議題として上げて、しっかりと話し合ってほしいんです。それには時間がかかるじゃないですか。  ですからそういうことも含めて、2案というふうにありましたけれども、私は26年開学を目指すべきだと思いますし、そういうことも含めると時間もありません。ですからぜひその方向で頑張っていただきたいというふうに思っております。  ただし、敦賀短大、今回恐らく5月に廃校──廃校という言い方は失礼ですね。地域総合科学科の改廃といいますか、あるいは変更となるのかもしれませんけれども、職員、教授含めて、これは私立と言いながらも敦賀の財産であります。ですからこれを含めながらしっかり今後のことについて、しかしこういう問題がある。いろんな課題がありますね。  そういうことも含めて、どのようにお進めになろうとしているのかをお伺いいたします。 148 ◯市長河瀬一治君) もちろん今あります敦賀短期大学というのは一つの基礎でありますから、その基礎の部分の皆さん方には引き続いて当然でありますけれども一緒になって頑張っていきたいというふうに思っております。先生方になりますと、もちろん仕事をしていただける先生もいらっしゃいますし、また新たに看護ですから看護の教授陣を確保しなくてはなりません。ただ事務方につきましては、同じように大学を運営するという中で今までの経験を持っておりますので引き続いて一緒にやっていきたい、このように思っております。  そのような形で準備を進めていきたいと思いますし、先ほどちょっと触れていただきました広域の話でありますけれども、確かにそれぞれの自治体によって事情があるんです。といいますのは、小浜公立には高浜、またおおい町さんは入っていらっしゃいませんし、どうしても舞鶴とのいろんな、今でも短大ですと舞鶴が近いということでそちらに行っている関係がありますので、すべて嶺南6市町が集まってというわけにはいかんかもしれませんけれども、ある程度公立的な中で。といいますのは、行政組合の中での核燃料税を初めいろんな資金もございます。今までは一致して特にイベントなり観光宣伝に使っていましたけれども、そこの分野で負担割合は全く別になりますけれども、私どもは医療人をまず作成するための一つのこういうこともやろうじゃないかというところも今個別には話は進めておりますので一体となって近いうちに。  ただ、こちらの看護がどうなるかわからない時点で先に話は持っていけないのが現状であります。こちらが決まって、こうなりますからひとつという方向になったときにはきちっと話ができるようにしておきたいと思っています。 149 ◯10番(北條正君) るる今話を伺う限り、なかなか25年開学は難しいということと、それからゆっくりしながらも26年というのは目標ですから、しっかりやっていかないと。先生確保、非常に難しいということも前から副市長もおっしゃっております。そのことも含めて課題が多いです。  ですから私らも何も否定するんじゃなくて逆に後押しをしたいと思っています。まさに人づくりなんですね。本当に短大だけど単科でいいのかも含めて、先ほど言ったように大和田荘七はもっとやっているのは幼児教育も、今のさみどりさんも含めて支援しているんです。ですから幅広い中での執着点というのを持っていかないと、狭義の中で話をしてしまうといけないと思います。人づくりのためには金がかかります。ある程度の覚悟というのも必要です。そういうことも含めて議論をさせていただきたいというふうに思っています。  それでは次に、市立敦賀病院に話を移らせていただきます。  これは先ほど林議員からも言いましたように、黒字化、それも早くできたこと、これは全国の自治体病院が苦しんでいる中で非常に評価すべきことだというふうに思っております。  そこで、早期に黒字化に至った主な要因、また中期経営計画にある諸事項の実行、ほかにもいっぱいありますね。これをどう考えているのか、具体的に市長並びに事務局長に御見解をお伺いいたします。 150 ◯市長河瀬一治君) 本当に敦賀病院につきましては、やはり市民の皆さん方の御理解、議会、また担当、関係者といいますか先生方や看護師さん方、大変な努力。またこれは診療報酬の改定ということもございまして、この影響もあったというふうに存じておりますけれども、中期経営計画に基づいて経営改善に取り組んだ結果だというふうに思っております。  もちろん私どもは公立病院でありますので不採算部門もまだ抱えておりますけれども、しかしながらこの5年、6年で解消できたということは本当にありがたい、このように思っておりますし、これは市民の皆さん方のお力添えのおかげだというふうにまず思っております。  そこで中期経営計画でありますけれども、これは私どもが地域住民の皆さん方が安心して安全で暮らせる、健康で暮らせるまちづくり、それが医療機関の充実であるということで推進をしようということが目的であるわけでございまして、今後もこの経営計画を十分に推進をして、もっともっと効率的で、これはちょっと無理でしょうけれども本来の黒字といいますか病院が独立できるぐらいの気持ちで取り組んでいきたいというふうに思っておるところであります。  特に市民の皆さん方にもお願いしたいんですけれども、なかなか人様というのはちょっと悪いことがありますと大きく言いますけれども、いいことがあってもなかなか言ってくれません。しかし敦賀病院でお世話になってよかったんだよという人が実はたくさんいらっしゃいまして、そういう面でぜひ自分たちの病院である。自分たちの病院を信頼していただいて利用していただく。必ずこれは先生方、また看護師の皆さん方、関係の皆さん方しっかりとおこたえをしていただきますので、ぜひそういう観点から引き続いて敦賀病院を応援していただきたい。それによって必ずますますいい形で公立病院というものが運営できるというふうに確信をいたしておりますので、ぜひこの場をおかりしましてお願いしたいところでございます。 151 ◯敦賀病院事務局長(小倉和彦君) 私のほうからは早期黒字に至った主な要因等につきましてお答えをさせていただきます。  早期に収支改善が図られましたのは、計画値以上に診療収入の増加が図られたことで、中でも入院患者数の増加並びに入院、外来ともに患者1人1日当たりの診療収入額の増加が図られたことが主な要因と考えております。また、そのほかにも計画に基づきまして実費診療費の見直しや新規施設基準、加算等の取得が図られたこと。そして委託化や委託業務の見直し等を行ったことも主な要因と考えております。  収支改善について、診療報酬改定の影響による収入増加もございますが、医師を初めとした病院職員が中期経営計画に基づき経営改善に取り組んだ結果がこのような結果を生んだものと思っております。  中期経営計画の実行につきましては、敦賀病院の役割や課題に対応するため人材の確保、育成、医療機能の充実、医療の質、患者のサービスの向上などの各種取り組みを定めております。また計画期間は平成21年度から平成25年度までとなっておりますので、今後も引き続き計画に基づきまして各種取り組みに積極的に取り組んでまいりたいと、このように思っております。  以上でございます。 152 ◯10番(北條正君) 今、病院に対するいろいろ評価。ただ考え方の中で一つは、自治体病院というのは、努力によって赤字ということではなくて、生み出される利益は不採算部門への投資だとかそういうことも考えていかなければならないというふうに思っております。その意味で黒字だ黒字だということよりも、そういうことに考えをめぐらせるということが非常に大事ではないかというふうに思っています。  ただ、これからの高齢化を含めて非常にまだまだ医療環境といいますか経営環境も悪化することが考えられます。これから子育ての基本となる産科。産科医は全国的にも減っています。それの対応だとか、高齢化がどんどん進むんだけれども、私も伺っているのは腎透析患者がふえてきております。施設、状況を含めてどのようにお考えなのか、今後とも大きな課題となると考えられますが今後の御所見をお伺いしたいと思います。 153 ◯敦賀病院事務局長(小倉和彦君) それでは産科、人工透析に対する医療スタッフの確保と設備増強等につきましてお答えをさせていただきます。  中期経営計画のとおり、産科のみならず救急、小児、災害医療等の充実につきましては重要な課題だというふうに認識しております。また、特に透析につきましては敦賀病院においては平成17年ごろは60名前後の患者さんだったんですが現在は100名を超えております。  まずスタッフの確保でございますが、医師につきましては市長、病院長ともに関連大学病院への強力な要請や、また地元出身医師への働きかけを実施しております。その他の医療スタッフにつきましても随時募集を行うなどして雇用環境の整備に取り組んでいるところでもございます。  また先ほどの人工透析の関係なんですけれども、設備増強につきましてはスペース確保の観点から困難な状況ではありますが、ことしの2月に透析機1台を追加いたしております。また、運用を行います臨床工学技士の募集につきましても今現在実施したところでもございます。  そして今現在、月、水、金曜日は1日3クール、午前、午後、夜間と。午前は8時半から13時まで、午後は13時から18時まで、そして夜間は18時から23時までと、このように3クール実施しております。そして火、木、土につきましては午前、午後の8時半から13時までと13時から18時まで、この2クール、火、木、土の3日間につきましては2クール行っております。今後患者数の増加が見込まれますので、火、木、土の2クールを何とかして3クールに現在持っていきたいというふうに思っておりまして、それを行いますには医師初めスタッフの確保が最重要課題でありますので、今後もスタッフの確保に力を入れていきたいと、このように思っております。  以上でございます。 154 ◯10番(北條正君) 通っての腎透析というのは可能なんですけれども、入院してというか長期では難しいということで他県に行く例が多々見られますので、その辺はこれからも努力を続けていただきたいというふうに思っております。  加えて、先ほどの思春期外来ではありませんけれども、助産師外来、評判が非常にいいんです。出産だけではなくて前段階、そして出産後のことも含めてきちっとフォローしていただけるということも含めて非常に評価が高い。これの拡充といいますか、もし可能であればという要望も受けております。助産師さんというのは、ある意味ではいろんな幅広い経験の中から出産というものを考え、あるいは子育てという、先ほどの思春期外来と一緒でいろんな相談に乗ってくれている。そういう非常にいい評価を聞いております。  そういう意味で、この拡充といいますか、どのようにお考えなのかをお聞きしたいと思います。 155 ◯敦賀病院事務局長(小倉和彦君) 助産師外来の拡充につきましては、産婦人科医の負担軽減という意味からも、また助産師さんからのモチベーションのアップという観点からも本当に必要な事業だというふうに思っております。  ただ、今現在、敦賀病院では助産師さんが14名おりますがまだ少し足らない状況ですので、今現在、自己啓発休業制度なんかを活用しまして21年度には3名の看護師さんが助産師の資格を取得しておりますし、22年度には1名の方が、23年度にはまた今2名が行く予定をして助産師資格の取得を目指しております。今後も助産師をふやしまして、助産師外来がもう少し拡充できるような方策をとっていきたい、このように思っております。  以上でございます。 156 ◯10番(北條正君) と申しますのは、産科医の不足なんです。これは今、産科の開業医の方がだんだん減ってきている。これがどうなるかという不安等もありますし、福井県でいくと奥越がその機能を失ってきている。そういうことも考えますと、このことをしっかり進めておかないと、敦賀で対応できないことも想定されます。そして産婦人科のお医者さんの負担軽減というよりも、負担が大きいからなりたくない、あるいは敦賀に来たくない、そういうことではいけないと思いますので、ぜひこの件も含めてお願いをしたい。  というのは、看護専門学校のときに助産師を1年足して育成という話がありました。前高橋校長の愛育病院とのつながりで、これが御破算になっているんです。そういうことも含めて、このことというのはいろんなことを考えた上での学校づくりをしていかないといけないと思います。よろしくお願いをしたいというふうに思います。  次、4番目の項目に移りたいと思います。  スクールバス、コミュニティバスと集落維持についてでございます。  この件についてもコミュニティバスの本格運用に当たりまして、中山間地、あるいは東浦、西浦、集落維持についても非常に重要な施策というふうに思っております。  その中で一つ、教育環境の整備というところで、スクールバスも学校の統廃合の視点で協定とか結びながら運用されておりますけれども、集落維持の観点だとか各地区との要望が出されているというふうにも伺っております。あるいはコミュニティバスと時間を経ずして一緒に走る時間帯もあるやに話も聞いております。スクールバス、確かにお金かかります。しかしこれからの集落維持を考えると、トータルでの検討が必要ではないかというふうに思います。市長並びに教育長の御見解をお伺いしたいと思います。 157 ◯教育長(下野弘喜君) それでは今の件についてお答えを申し上げます。  スクールバスあるいはコミュニティバスと集落維持について、教育環境の整備という観点から申し上げたいと思います。  小中学校の通学におきましては、遠距離区域あるいは交通事情により危険が伴う区域、こういったことに該当するところにおきましては、まずは公共交通機関を利用した登下校を認めており、現在、小学校では3校、中学校では4校の児童生徒がコミュニティバスまたは広域路線バス、福鉄ですね。そういったものを利用しております。また、これまでいろいろな事情で学校の統廃合等もありました。そういった場合も条件により一部区域につきましてはでは主に民間委託によりスクールバスの運行を実施しております。  児童生徒のコミュニティバス利用につきましては、これまで各区長さんでありますとか保護者の皆様、またさまざまな意見、御要望をいただいております。登下校に利用しやすい運行経路や運行時間なども工夫してやっておりますが、今後もそういう児童生徒が登下校にコミュニティバスを十分活用できる環境整備に努めてまいりたいということで、これは市民生活部とかそういったところと整合性を持たせながら、今努力をされておりますので、そういったところとも連携をしながらやっていきたいと思います。  そして北條議員が御指摘のスクールバスとコミュニティバスの整合性につきましては、市内全域における通学のあり方というような大きな課題もありますので、今後十分に今の御意見を受けとめながら考えていく課題になっていくのではないか、そのように考えております。 158 ◯市長河瀬一治君) 特にコミバスでありますけれども、御承知のとおり敦賀地域公共交通会議がございまして、その中でいろんな話を取り入れております。各区長さんから、やっても、100%皆さんがいいということは不可能だということはわかっておりますけれども、極力いいほうに持っていきたいというふうに思っていまして、その会議というのは年に1回から2回必ず開催をいたしておりますので、そういう意見もしっかり取り入れていきたいなというふうに思っています。  そういう中でも特にPTAの皆さん方からも実は御意見もいただいていますので、それをいかに上手に取り入れていくか。これはまた教育委員会とも十分に打ち合わせをして、いい形でコミュニティバスがスクールバスの機能も果たせるようであれば、2台走らせて無駄なことはございませんので、無駄をなくすということも込めて、いい形で利用できるように努力したいと思います。 159 ◯10番(北條正君) この件は、先ほど言ったように各地区から要望が出ております。そういう意味で個々のことはここでは避けたいと思うんですけれども、これまでは統廃合によってスクールバスを配車したりとかそういうところでの優遇とは言いませんけれども、そういうことがあって、こちらはというような、どうしてもいいほうだけを見てしまうという、これは市民感情、住民感情が出ているんですね。ですから私も要望を聞く中で、そのことは説明をしますけれども、説明し切れないことが多いんですよ。  コミュニティバスは、本当によく検討していただいているんですね。そのことも入れたコミュニティバスの本格運用になっているんですね。ただ、これが今の市民要望、各区長さんからの要求と合わないんです。合わないという言い方は失礼ですけれども、合わないところが出てきているんです。ですからトータルで考えて、それも早急にとは私も申しませんけれども、集落維持の中でコミュニティバスの重要性、特にスクールバスも学校維持にとっては非常に大事なんですね。そういう意味で、ある意味では金をかけてもいいというふうに私は思っているんです。  そういう意味で、もう一度、検討という言葉じゃなくて、少し弱い言葉だったので、この1年かけてやりますとかということを検討していただかないと、この件は要望がこれからも続きます。そういう意味で、どうお考えなのかをお伺いいたします。 160 ◯教育長(下野弘喜君) 御指摘のように私の手持ちの資料の中にも多数の要望が参っております。そういったことを踏まえながら、今議員が御指摘のように、それではどういう形が一番いいのかというそういうことにつきまして前向きに進めてまいりたいと思います。  将来的には、やはり敦賀全域の学校のあり方とかそういったものも考える折には、スクールバスの問題はさらに大きな課題になってくると思いますけれども、まずは今どんな問題があって、どういう整合性あるいは不整合な部分、そういったところを突き合わせながら市民の皆さん、保護者の方々に御理解がいただけるように、説明ができるように進めてまいりたいと思います。 161 ◯10番(北條正君) よろしくお願いいたします。  それでは時間も残り少ないので、最後の項目に移らせていただきます。  敦賀駅前駐車場エリアの施設整備についてであります。  本エリアの施設整備は駅西区画の中核であると私は思っております。まちづくりを進める意味でも最も大事な施設になると私は思っております。敦賀の耐震化の未整備の行政施設、市役所、男女共同参画センター、ハートフル・スクールとまちづくりといった費用対効果あるいは利用、にぎわいづくり、そういった総合的な検討が非常に大事になってくると思います。市長としての御所見をお伺いいたします。 162 ◯市長河瀬一治君) 私も前から言っておりますとおり、あそこの地域にいろんな商業施設、行政施設、そしてもう古くなったり耐震の問題がある施設は廃止をして、ある程度駅のほうに集める。これは非常に利便性がいいものですから。そういうような形で費用対効果も十分に検証していきたいなというふうに思っております。  特にバスの話も今出ておりましたけれども、ほとんどが駅に集まるんですね。例えばお年寄りなんかがどうしても必要な、そういうものも持っていく。そうすることによって非常に利便性もよくなりますので、そういうことも十分あわせて、今点在しているいろんなの施設も結構たくさんあるんです。そういう中でもう古くなったところもあることも現実でありますので、そういうもの全体をバランスよく見て、どういうものを持っていくかということを検討委員会の中で練っていただいております。そういう形ができるように最大の努力はしていきたいと思います。 163 ◯10番(北條正君) それと、先ほど言ったように総合、トータルで考えていただきたいという観点からすると、一つはあのところにぽっぽという介護施設がございますね。そうした高齢化に対応したまちづくりというのは、先ほどのコミュニティバスは駅に集中したということも考え合わせると、前に私は健康の駅というのを提唱させていただきましたけれども、一つ言うならば健康管理センターの移設ども含めて、時代に合ったことかと思います。そういうことも含めて総合的にいろいろ検討を加えて、この施設を提案していただきたいというふうに思っております。できるできないは別にしてです。  そういうことも含めて、市長の御見解をお伺いいたします。 164 ◯市長河瀬一治君) 今御提案いただきました健康の駅構想、これは非常に今の時代にマッチした考え方だというふうに思います。交通弱者の皆さん方が一番集まりやすい場所にあれば各市内から集まってこれます。今、特に健康管理センターの御指摘もいただきましたし、あそこの施設もむちゃくちゃ古いものではないんですけれども、あそこの場所がいいのか、やはり駅のそういうところがいいのかということを考え合わせていく必要もありますので、十分そういう中で検討いたしております。  私自身とすれば、そういう面で非常に集まりやすいあの場所にあることのほうが利用しやすいんじゃないかなということを考えておる一人であります。 165 ◯10番(北條正君) これは駅の特別委員会でも私も指摘をさせていただいたんですけれども、この施設というのは最後に駅前の整備において非常に重要な施設になります。そういう意味で、いろんなトータル的な、お金も恐らくかかると思います。その設備の状況に応じて民間を含めてどういう形がいいのか。これも先ほどの短大の話ではありませんけれども、次のまちづくりの大きな、4年間の中の重要な一つの仕事になると思います。  そういう意味で総合的なことを検討。場当たり的という話はありますけれども、すべて場当たりとは私は思っておりませんけれども、その時代に合った最善の策、あるいはベターな策、そういうことを提示していただいて議論を深めていく。このことが私非常に重要ではないかというふうに思っています。  そういう意味で、どの程度に具体案が出るのか、お伺いしたいと思います。 166 ◯建設部(兼)企画政策部特任部長(角野和洋君) 昨年の5月21日、私どもの基本的な案を議員の皆様方に御説明させていただきまして、その後、学識経験者なり商店街の若手の代表の方から成る検討部会を開催させていただいており、既に4回その会議で検討を加えております。また、先ほど提案がございました行政施設等については庁内の関係部長で構成します検討会においても検討を行っております。  今後のスケジュール的な問題でございますけれども、今月末に第5回目の検討部会を開催したいと考えております。テーマ的には商業施設の各商店街の意向調査をしていただいておりますので、その意向調査の結果等を部会にかけて検討を進めていきたいというふうに考えております。あと一、二回、検討部会で検討し、その検討結果をあと2回ほど開いてまとめていきたいなというふうに考えております。  ただ、今議員も言われましたように個々の施設の検討を行いますといろんな御意見が出ます。当然それぞれの利害も絡みますし、我々としては将来のリスク、それから予算的なこと等を考慮しなければなりません。そういうことで全員が満足するような案をまとめるというのは非常に難しいというふうには考えておりますけれども、今議員も言われましたように今考え得る最善の策をまとめていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 167 ◯10番(北條正君) これで質問を終わりますけれども、これからというのは費用対効果、あるいは財政状況、あるいは将来を見越したということで、一つ御提案といいますか検討されておりますPFI、これも非常にリスクもあります。駅前というのは35億以上かけたところです。区画整理でかけております。それの終着駅でもあります。
     そういう意味で、しっかりこれからのまちづくり、皆さんも含めてやっていただきたいということをお願い申し上げまして、質問を終わらせていただきます。 168 ◯議長宮崎則夫君) 次に、常岡大三郎君。   〔23番 常岡大三郎君登壇〕 169 ◯23番(常岡大三郎君) 市政会の常岡であります。  簡潔に質問いたしますので、誠意ある御答弁をよろしくお願いいたします。  まず初めに、職員採用について質問いたします。  今春卒業予定の大学生の就職内定率は昨年12月時点で前年同期に比べて4.3ポイント減の68.8%だったことが文科省と厚労省の調査で判明いたしました。就職氷河期と呼ばれた2000年前後も下回る数字で、調査を始めた1996年以降最低の内定率であり、特に短大では45.3%と過去最低となりました。  そこで、敦賀における職員の採用における選考基準はどうなっているのか、お聞きいたします。 170 ◯副市長(塚本勝典君) 職員採用の件でございますけれども、今年度につきましては非常に雇用状況が厳しいという中で、7月の前期に試験を行いました。これは主に大卒を対象といたしまして一般事務職、技術職。それから9月に後期試験ということで、短大卒、高卒を対象といたしました一般事務職、技術職、そして資格専門職並びに病院の医療職。こういう2段階で採用試験を実施しております。  各職種とも1次試験は東京で問題をつくって採点もしておりますけれども、主に教養試験、そして専門、それから事務、適性の筆記試験の実施です。そして一定の基準を超えた成績上位の者に対しましては面接と集団討論、そして小論文という2次試験を行いまして採用予定数に応じた成績の上位の者を最終合格者としているというのが状況でございます。  なお、今年度は先ほど申し上げましたように雇用状況が非常に厳しい中、受験生の方々も早く決まることに安心感を持つ。さらに我々採用する側にとってみれば、より質の高い職員を採用したいという思いの中で、例年よりも2カ月前倒しをして採用試験を実施したところでございます。 171 ◯23番(常岡大三郎君) そのときの7月と9月の合わせた倍率というのは何倍ぐらいあったんでしょうか。 172 ◯総務部長(木村学君) 倍率につきましては、7月、9月合わせまして5.9になっております。 173 ◯23番(常岡大三郎君) 次に、職員採用における制限とかあるかもわかりませんけれども、何かあったら教えてください。 174 ◯副市長(塚本勝典君) 受験の資格といたしまして、広く人材を求めるという観点に立ちまして、各職種によりまして年齢とか資格取得による制限は設けておりますけれども、そのほか敦賀に限定するとか福井県に限定するとか、そういう地域性の住所要件はございません。 175 ◯23番(常岡大三郎君) いただいた資料では、935人の職員が今現在おられ、市外の職員が110名、11.7%おられると書いてあるんですけれども、その中の一般職と専門職の割合はわかりますでしょうか。 176 ◯総務部長(木村学君) 現時点で御質問の数字は持っておりません。 177 ◯23番(常岡大三郎君) 1年を通じて、市長もそうだと思うんですけれども、後ろにいる議員なんかもすごくいろいろな方から就職先を探してほしいというのがたくさんあると思うんです。私が今言いたいのは、職員の採用に対して敦賀市内で賄えないかと。敦賀市民でできないか。敦賀在住ということですね。それでしていただけないかということなんです。  なぜかというと、一つの例なんですけれども、私の教え子が滋賀県の国立大学を出て敦賀の試験を受けました。2次まで行ったんですけれども落ちたんです。そして今どこにいるかというと、大津の職員になっているんです。もうそこで結婚したので、その子がもし敦賀にいたら、結婚して子供もできて永住するだろうけれども、もう滋賀県民、大津市民になって、まず帰ってこないと思うんです。  敦賀の場合、人事委員会というのがないので公平委員会というのがあるんですけれども、この制限を任命権者である市長が設けることはやぶさかではないと考えられるんですけれども、どうでしょう。 178 ◯副市長(塚本勝典君) 全国的に見ればそういうところが皆無ではないですから、それはしようと思えばできるんじゃないのかなというふうに思いますけれども、何よりも組織というのは人材でございまして、広く質の高い人材を求めるということのほうを優先すべきじゃないのかなというふうに思います。  ただ、今敦賀はそういうふうに門戸を開いて、敦賀とか福井県の制限を設けていませんけれども、結果的に採用されたメンバーを見ますと9割方が敦賀の出身でございます。 179 ◯23番(常岡大三郎君) 聞き忘れたんですけれども、県外はいませんよね。県外在住で敦賀の職員というのはいませんね。 180 ◯副市長(塚本勝典君) ちょっと私は細かい資料は持っていませんが、私の知っている人で滋賀県から通っている職員もいます。 181 ◯23番(常岡大三郎君) いろいろな市民といろいろ話していると、市外から通っているなんて初めて聞いたという人が結構いるんです。の職員だから敦賀在住やろうと。そういうことをよく聞くんです。今110と聞いて僕、驚いたんです。こんなにたくさんいるのか。多分お医者さんはそうですし、看護師さんとか専門職になると確かに県外在住とか市外在住が出てくると思うんですけれども、私は最低でも一般職は敦賀在住という縛りをかけていいんじゃないかと思うんですけれども、いかがですか。 182 ◯副市長(塚本勝典君) 考え方もあるのかもしれませんが、逆に福井とか、あるいは別の地域から採用された方で敦賀に住んでおられる方も多々あるわけですね。また先ほど1000人弱の職員の中から110人が市外と申しましたけれども、この中にはうちの幹部職員もおるわけでございまして、それは閉鎖的な感じでやるよりは、私はオープンでやったほうがいいと思うんですけれども。 183 ◯23番(常岡大三郎君) そういう考えもあるんですけれども、一般市民が見ていると何で市外の、同じレベルであったのかわかりませんけれども、レベルのことはわかりません。それならば市内の子をとってあげたほうが。副市長の言うレベルの高さ、人材のよさというのが出てくるかもわかりません。確かに点数ですので、そこで性格的な判断とかは2次で面接するんだろうけれども、違ってくると思うんですけれども。素朴な意見として何で敦賀の子をとらないのというと、何も税金も払ってないし固定資産税も払ってないし、業務はもちろんまじめにやられているけれどもに対してどう貢献しているのかなと言われた人もいるんですけれども、どうですか。 184 ◯副市長(塚本勝典君) これは先ほど申し上げましたように、大体1割ぐらいの方ですけれども、敦賀に採用になって、そして県外なり市外のほうから通うということがかなり不可能な方、あるいは通えても敦賀に住んでおられる方が多分大部分だと思います。申し上げたように滋賀県から通っている職員もおります。その方は家庭の事情がいろいろありまして、どうしてもそういう状況で、本人も不便を抱えながら通っておりますけれども。単に固定資産税とかというよりも敦賀に在住していただけることによって、そこでまた住民税とかそういうものを支払っていただくことがまたプラスでございますので、それは必ずしも敦賀の市民じゃないとそういうことがきちっと還元できないという意味ではないんじゃないのかなというふうに思いますけれども。 185 ◯23番(常岡大三郎君) こんなことを言うと私、小さい人間だと思う人もいるかもしれませんが、敦賀の議員として言いますので、敦賀の市民のために言っているんですけれども。何か今の副市長の話では、最初からせんでというような言い方なんですけれども、一応再考とか、例えばこれは強制はできませんが3年以内ぐらいには敦賀へ引っ越してきてよとか、そういう形では言えるんじゃないですか。何人かいらっしゃると思うんです。もちろん家庭の事情等があるから強制はできませんけれども、ある程度そういうことはできませんか。 186 ◯副市長(塚本勝典君) 行政的な指導みたいな感じでありますけれども、それはかなり個人の自由を制限することですから、そういうことは余りやらないほうがいいのかなと私は思っていますけれども。 187 ◯23番(常岡大三郎君) 副市長はそういう考えでいいです。じゃ私またこれから、市長にもまたおいおい。  じゃ次いきます。  次に、除雪及び消雪についてお伺いします。  今冬の積雪は12月のクリスマス寒波から始まり、25日には東郷、中郷、愛発方面の除雪を皮切りに、大みそかの31日には市内全域一斉除雪が始まり、1月29、30、31日には最深部では179センチと記録的な積雪量になり、31日には雪害対策本部が設置されました。2月に入ると晴天が続きましたが、除雪、排雪が追いつかず市民の苦情が殺到いたしました。  そこで、先般行われました検証はどうだったのかお聞きいたします。 188 ◯市長河瀬一治君) 今回の大雪というのは少し特殊であったかなという気もいたします。林議員のほうからお話がございましたけれども三八、五六豪雪、私も体験しました。また平成8年、13年、18年。不思議に最近は5年ごとに。その前のはそう大雪というほどではありませんけれども、そこそこ積雪をしている。ただそのあわさは余り降っていないというのが現状でありまして、非常に機械力の不足、オペレーター不足、それと連絡不足、県と国、国道、県道、市道ございますけれども。そういうものの反省点がいろいろございまして、特に会議の中ではそれぞれの関係の皆さん方からのいろんな御意見をいただいて、こういうときにはこういこうと。  これからの雪は、今回私思ったんですけれどもゲリラ豪雪じゃないかなと。1時間に10センチ以上しんしんと降り続きまして、1回目の除雪は御承知のとおり10センチで出ます。朝の2時過ぎに、3時ごろに動いたんです。10センチですから。ところがその後に60センチも積もってしまったということで圧雪になり、あのときは朝の冷え込みがマイナスに必ずなる。かんからかんに凍る。昼は五、六度になる。解ける。車が走る。わだちになる。夜になるとまたかんからかんになる。ところがもうペイも言うことがきかないというような非常に悪い条件がそろいましたので大変御迷惑をおかけしたところでございます。  やはり連絡会議を持つことによって、例えば排雪する人もまず1車線だけ確保しようと。広げなくてもいい。ともかくがたがたのところを除いて、とりあえず1車線、車が通れる、人が通れるものを確保するほうが大事であるとか、そういういろんな意見が実は出まして、そういう意味では今回の打ち合わせ会議というのは非常に役に立ちましたので、ぜひこれを教訓として今後とも国、県、また関係の皆さん方と協議をして取り組みたいなと思います。  ただ業者の皆さん方には本当に御苦労をおかけしました。3日3晩寝ずに対応していただいて、最近は行政のみならず業者の皆さん方にも苦情が来るというんです。本当に申しわけないなという気持ちでいっぱいになったんですけれども、特別なこともございますし、苦情の気持ちもわかるんですけれども、人間のやること。雪というのは一遍に全地域に降ります。敦賀以外にも。ところが機械力が少ない。これは必ず早い遅いところがどう考えても出ますので、そういう点はある程度の御辛抱もいただきたいなというふうに思っているところであります。 189 ◯23番(常岡大三郎君) 林議員も先ほど言われましたけれども、38年とか五六豪雪、僕ら子供のころなので、2階から飛びおりたりいろんなことしてすごく楽しかったんです。でも今になると本当に山だけ降ってくれればいいなという気持ちになるんです。  敦賀も暖冬続きのときもありましたけれども、やっぱり雪国ではあるんですから、その教訓がなかなか生かされない。マニュアルもできていると思うんですけれども。今市長が言ったように、1回行ったけれどもまた70センチ積もったと。そういうのもあるんですが、その教訓をどうして生かせないのかな、もっとやってほしいなというのがあったり。  例えば今回でも敦賀の顔である駅前通り、あそこはいろいろ絡んでいるんです。、県、JR。多分電車からおりてタクシーに乗った人、ここのどないなっているんやと。玄関で一番のところがぐちゃぐちゃになって、朝は福鉄バスさんが通学の子供を乗せたんだけれどもタイヤが滑って全員で押していました。それで物すごい渋滞になった。あれってどうなのか、一回教えてください。 190 ◯建設部長(江南新太郎君) 除雪の状況について今議員のほうからお話ありましたとおり、かなり駅前のほうもおくれて、私どものほうに問い合わせ等のお話が来たのも事実であります。路線については県のほうでお願いしている路線でありまして、我がほうの道路計画によりまして、また10年前、平成10年の除雪経験もあります。平成13年の1月には40センチ、45センチ、50センチと95センチぐらいまで今回のようなどか雪が降りました。その中で建設業界と官工事組合さん、それから造園組合さんその他で81社体制を組んだわけでございます。  今回も御存じの先ほどから言われています2日間でどんと70センチ近い雪が降った。除雪の計画におきましては、町内の皆さん方のところにつきましては町内をブロック分けして、先ほどの81社の方々に委託させていただいて面的な除雪を通常除雪という形でやらせていただいています。一方、幹線道路については、の幹線道路、県の幹線道路ありますが、その分についてはトラックに排土板をつけてずっと押すのとグレーダーで押しています。それでおおよそ27から28路線ほど幹線路線、準幹線路線がございます。  それで押しても押し切れない。一挙にどっと降った場合には押し切れませんので、建設業者の大型タイヤショベルを持っておられる、3トンから4トン級を持っておられる方々とダンプトラックをセットにしまして、すぐ排雪除雪に切りかえたわけです。したがいまして、のほうが排雪除雪でやらせていただいたものですから、全部下の雪までするのに1週間ほどかかりました。  そういったまず幹線道路を1車線を確保していく。そして住民の方々のところはその路線に接する部分をやっていただくという中で、いろいろ反省点も出てきました。  その中で、昔と違って今、町内については雪を押す場所がない。小さい駐車場がいっぱいございます。そうすると雪の押し場がなくて、その駐車場をもし使わせていただけるなら一時そこにも仮置きできます。しかし今はすぐ車も出したいということから、そういうこともできないという状況から、作業されている皆さん方からそういった御意見もございました。  それでうちのほうとしましては、除雪をやらせていただく区長さんに、一時的にそういった駐車場をお借りできるようなところがあれば、また空き地があればおっしゃってくださいということでやらせていただいて、今後そういった町内の方々と連携をしながらやっていきたい。また公園等がある町内については公園に御存じのとおりどっと盛り上げされていましたので、その後、公園の入り口等をまた排雪させていただいた。  そういう現状で、課題等がいろいろあるんですが、今後、町内と一体となって取り組みをやっていきたいというふうに考えています。 191 ◯23番(常岡大三郎君) 駅前の話もしましたけれども、市役所の前の通りもなかなか、木崎通りもなかなか。それに比べて土橋から粟野中あたりまで、一つも雪ないんです。もともと国道であって、今、県道になっているんですが、融雪装置がついているから一つも雪がないんです。粟野中学校をちょっと超えたあたりぐらいから少し雪が見えてくるぐらいで。それといわゆる敦賀病院の西側の道路、魚成さんとかあの辺、あそこもないんです。  除雪で今回も2億円補正していますよね。今まで除雪費はいつも五、六千万ですか、大体普通で。こういう補正で何億、何十億使っていると思うんです。もしかしたら何百億になっているかもわかりません。でも結局この金はどぶに捨てているんです。水になって川に流れて海に流れるか。何年やってもこのすごいお金をどぶに捨てているんですね。  私は19年にも言ったんですけれども、消雪装置をつけてほしいと。そうでないといつまでたってもあほの一つ覚えみたいに除雪して金かかった、補正してくれと。それしかなくなるんです。  今回2億円、除雪の補正をします。この間の話で、今回消雪の設備が上がってないのでお聞きした人がいまして、建設部長がまた6月補正で野坂のほうをやらせてもらいますというようなことを言われていたと思います。それでいいですね。  私、19年に消雪について質問したときも、ことしは新道のほうをやりますと言ったんです。そのとき私は、新道の人にはちょっと悪いけれどもおかしいんじゃないかと。今部長が言われたように、あの辺であればどこでも雪を捨てるところあるんです。ペイで押していって。広いですし、田んぼもあれば雑草地もあって。今回も野坂でやるんですよね。野坂地区で。確かに新道、雪深いと思いますし、野坂も深いんだろうと思います。でも、まだ捨てるところがあるだけ、ペイで押していって捨てるところがあるだけましなんです。それよりもどうして呉竹とか松島とか三島、その辺に消雪整備をつけるということは考えられないのでしょうか。 192 ◯建設部長(江南新太郎君) 今議員のおっしゃることしの議会等でも説明させていただいた、次やらせていただく消雪といいますのは、高野の温泉山の部分、それから地形勾配の急な道路の長谷の周辺、そういったところで説明させていただきました。調査に入りたいということと、あと消雪等につきましては市内からの要望も多く来ています。しかしながら、地形的な条件、それから水の条件。水量の確保について、地下水をどんどん掘って消雪をやればそれで済むんじゃないかということもありますが、やはり敦賀は100%地下水を利用しています。冬場は地下水が一気に下がる。以前に民間のほうで掘られた井戸等も一斉に出しますから。そういったことも踏まえまして、消雪をやっていくような部分については道路条件の悪いようなところ、それから除雪で対応し切れないところ、そういったところを要綱を定めながらやらせていただいているというのが現状でございます。  今後ともこういう雪の状況も踏まえて、そういった融雪設置を考えられるようなところについては水源調査も含めて検討していきたいというふうには考えております。 193 ◯23番(常岡大三郎君) 今ちょっといろんなことで、いろんな場所を回っているんです。川崎とか結城へ行くと、おばあちゃんがいて、ことしの雪大変やったやろうと言うと、なんもと。あの辺全部融雪装置がついていて、車も通れないような2メーターぐらいの道路でもついているところも見ました。だから何にも全然ことしは雪の感覚はないと言っていました。  水源の話をしますね。いつも大体水源。それから費用対効果とかいうことをいつも言われるんです。水源であれば、今言われるように地下水はなかなかまずいなというのはわかります。でも今、東洋紡の温排水を使っていますよね。あれ結構まだまだ使えるんじゃないかと思うんです。それと川の水ですよね。少し冷たいですけれども。そういうのはどうなんですか。 194 ◯建設部長(江南新太郎君) 議員さんがおっしゃっています結城や川崎のほうですね。東洋紡の排水、東洋町のところから流れている水を使わせていただいて、圧送して使っています。そこの水量を調査しながら、どれだけの路線の面積がやれるかということで計算しながらやらせていただいている。現状、特に戦災で焼けなかったところについては密集で、議員さんがおっしゃるように狭い道路。逆に除雪車がなかなか入り切れないという中で、あの区域一画を以前に東洋紡の漂流の水を使わせていただいてやりました。  それを押したために、その沿線はやはりその施設があって、散水面積が可能なところをやらせていただいたというのが現状でございます。今現在流れている東洋紡の排水の緑地の部分からとっている水は、もうあれでいっぱい、限界でございます。 195 ◯23番(常岡大三郎君) 僕も東洋紡の排水を見てきたんです。たくさん雪が降ったときじゃないですけれども、少し雪が降って、よく道路が出ているときに。あそこの排水は港大橋の下に出ているんです。温排水が。それを見にいったけれどもまだまだごうごうと流れるように出ているので、まだあるのかなと僕は思っているんです。  いつも費用対効果を言われるんだけれども、考えると市内のほうに考えたほうが費用対効果としてはできるんじゃないかと。  大体100メーター消雪設備をつけるのに幾らぐらいかかるか、わかりますか。 196 ◯建設部長(江南新太郎君) 消雪のメーター当たりの単価というところでございますが、市道の津内松栄線消雪施設、先ほどおっしゃいました敦賀病院の西側の部分をプラザ萬象のほうに向かって消雪をやらせていただいています。その部分で計算しますとメーター当たり7万9300円ほどかかっております。そういう実情でございます。 197 ◯23番(常岡大三郎君) それはポンプも入った料金でしょうか。僕いろんなところも聞いているんですけれども、ちょっと高いんじゃないかなと思うんですけれども。半額ぐらいじゃないかなと思うんですけれども。 198 ◯建設部長(江南新太郎君) 管路とポンプ施設、それから掘削、そういう工事に要する費用でもっておおよそメーター当たり8万円。それになおかつ年間の維持管理費がメーター当たり約800円ほどかかってきます。それは消雪の電気代とかポンプを動かすまでの点検とかそういったものでございます。 199 ◯23番(常岡大三郎君) ポンプが一番高いんで、敷設するだけなら100メーターだったら300万ほどでできるのかなと思っているんです。大きいポンプでどんとメーンにしようと思うと億ぐらいかかると思うんですけれども。  ランニングコストの維持管理なんですけれども、僕が業者に、あんたのところは幾らでやっとるのと聞いたら、うちは3キロほどしておって年100万円ぐらいでと。壊れたのはまた別として、保守点検は100万円ぐらいやということを聞いていたんです。  だから先ほども言うように、除雪費をどれだけかけても、みんな困って、みんなしんどい思いして、もうかった会社もあるかもわかりませんけれども、何回やってもどぶに金捨てているようで。それも1円でももちろんもったいないのに数億という金をそれに費やしているのがどうも合点がいかないので、なるべく消雪装置を今後つけるように、それを延長していくように、効率よく費用対効果も考えてしていくようにできますか、市長。 200 ◯市長河瀬一治君) 私もずっと回っていまして、消雪があるところ、ないところの差、これは歴然でありますから、全部これがついていればこういうこともないなということを感じながらいろんなところを見て回ったんですけれども、やはり一番の問題というのは水が一番高価なんです。例えばロードヒーティングという形で一部試験的にやっていますけれども、あれだけの雪が降ったらほとんど効果ゼロだというふうに思います。そうなると、やはり消雪で水を流していく。  一番の問題は水源なんです。今、私ども地下水がありますけれども、つい前のときでも地下水の低下警報発令、実はいたしました。要するに民間の皆さん方が自分たちで掘り抜きを持っていたりポンプの皆さんが出しますから、あっという間に下がっていくんです。また余りひどいと今度は塩水化が始まってしまいます。それを防ごうと思うと地下水が余り活用できない。  二夜の川の水も東洋紡の排水が出ています。でもあそこの水はやはり汚いということで。今考えているのは、そこの水を例えばろ過。今いい浸透膜がありますからろ過できれいにして、それを一つの水源としてあの近辺にできないかなということも考えております。そういう河川水は冷たいということで少し効果は薄いんです。しかし、まず衛生的なことを考えなくてはなりませんので、そういうものをクリアできるところから極力消雪装置、狭いところ、坂のあるところ、そういうところを中心に少し今まで以上にふやしていきたいなと思います。  除雪費、本当です。のけて解けてしまいます。もったいないという気もしますけれども、反面、非常に公共工事が少ない中、業者の皆さん方にとっては少しある程度の貢献はしておりますけれども、業者の皆さん方も例えば何々をつくったというと同じお金をかけて、箱物というとまた怒られますけれども橋をつくったというと残りますからやりがいもありますけれども、なかなか雪の場合ですと本当に解けて流れれば皆同じという歌がありますけれども、本当に何も残らないというのに相当のお金をかけてしまうというのは少しもったいないような気もします。  もちろん業者の皆さん方には公共事業等、またまちの発展をしていろんな事業で頑張っていただくように努力はしますけれども、そういう点で消雪装置をもう少しふやすように今回の雪の一つの教訓として取り組んでいきたいなと思います。 201 ◯23番(常岡大三郎君) ふやしていただけるということを信じまして、終わります。 202 ◯議長宮崎則夫君) 次に、原幸雄君。   〔22番 原幸雄君登壇〕 203 ◯22番(原幸雄君) 市政会の原幸雄でございます。  まず冒頭に、敦賀市民の方には心ない方はいらっしゃらないというふうな建前から質問したいんですが、しかし中には心ない方もいらっしゃるということで、やはりここは対策を早目に打たなくてはいけないなということから監視パトロール等事業について質問させていただきます。  地上アナログ放送からデジタル放送への完全移行まで数カ月を残すところとなりました。間近に迫り、消費者が家電小売店に廃棄処分を依頼しなければなりません。その際に費用を支払う必要があるため、中には費用がかかることを嫌い不法投棄される可能性が心配されます。その中で、いち早くこの事業拡大に取り組まれた点につきましては高く評価するものであります。  今から一つずつ質問させていただきます。  まず初めに、現在、不法投棄監視カメラは何台設置されていますか、お伺いします。 204 ◯市民生活部長(佐上公義君) アナログ放送が7月24日で終了いたしますから家電等のテレビの廃棄がますますふえてくるだろうということで、ことし予算をまた組ませていただきました。  今現在、監視カメラが何台あるかということでの御質問でございます。監視カメラという特殊性を考慮させていただきまして、相当数の台数を確保しているという答弁にとどめさせていただきたいと思います。 205 ◯22番(原幸雄君) これも恐らく回答はそういったことになるかと思いますが、今後そのカメラはより多くつけられるか、お願いします。 206 ◯市民生活部長(佐上公義君) 不法投棄の抑止ということで、相当数という数を申し上げさせていただきましたが、来年度、23年度予算で監視カメラを4台購入する予定を今持ってございます。来年度以降、それを早期に取りつけをさせていただきまして、そういったカメラの合計でもって不法投棄の監視に努めてまいりたいというふうに思っております。 207 ◯22番(原幸雄君) 今現在、不法投棄に対しての唯一の抑止力があるのは何といっても監視カメラじゃないかなというふうに思いますので、これはぜひ早期に設置をお願いしたいというふうに思います。  次に、敦賀は山間地あるいは海岸線が非常に長い地形です。その中にあっては休日などのパトロール強化策は大変なものかというふうに思いますが、その強化策についてどのように行われるかお聞かせ願います。 208 ◯市民生活部長(佐上公義君) 監視パトロールにつきましては平成15年から始めておりまして、平成21年度まで夜間も含め年間20回ほど外部の専門の警備会社のほうに委託しておりました。それから22年度からは監視カメラのバッテリーの交換といったような作業も兼ねまして、日中に年間52回市内を巡回しているという状況でございます。  内訳としまして、52回の内訳は平日が29回で土日祝日が残りの23回というふうに予定しております。 209 ◯22番(原幸雄君) 次に、地域の協力を得て廃棄物の撤去、回収を行うと計画されていますが、その方法と時期、これについてお聞かせ願います。 210 ◯市民生活部長(佐上公義君) 不法投棄に関しましては、地域の皆様の目での監視も非常に大事なことだと思います。そういったことから地域と区長様、そして関係者と連携して監視カメラ等の位置、そういったものを含めまして監視して、そして我々のパトロールの目も含めまして、地域と一体となって監視をしてまいりたいというふうに思っております。 211 ◯22番(原幸雄君) 撤去回収の計画についてはちょっと触れられていませんが、これはあくまでも今後そういった中では市民の皆さんの協力を得なければ進まないんじゃないかというふうに思います。  実は私、山歩きと海歩きが好きなもので、特に黒河の中などに入っていきます。そうするとテレビとか、あるいはチャイルドシート、お子様のあれなんかこんころこんと転がっている。また夏の時期になりますと、来ていただくのは確かにいいんですけれども、バーベキューなどを行った際にはその後始末をせず、もう終わったらそのまま。ごみもそのまま捨てられている。特に黒河地形は敦賀の水がめであり、水源にもなります。そういった中ではいち早く行政がするというんじゃなくして、いろいろと市民の皆さんに協力を得てこれは進めていかなければならない。  テレビなどを見ていますと、四国のお遍路沿いを住民の方と、またお遍路さんも一体になってその回収をされている場面がありました。何と20トンから30トン、その量たるやすごいものかなというふうに見ていたわけですが、ここのところもやはり地域は地域という形の中で進めていただく計画をどう組まれていくか、お聞かせ願います。 212 ◯議長宮崎則夫君) あらかじめ会議時間を延長いたします。 213 ◯市長河瀬一治君) 特にお遍路さんのみんなで協力してやるというああいうのは非常にすばらしいと思いますし、今スポーツごみ拾いというのがあるんですね。要するにごみ拾いをスポーツ、レジャー化して取り組むやつがございます。ぜひそういう黒河の地域などですと、ごみを拾うこと自体をスポーツ化して競技をしたり楽しむと。その済んだ後にはそういうところでバーベキューをやって、当然その後もきれいに片づけていくというそういうことをやっていくことによって、逆に言うとそこでバーベキューをしてごみを捨てていく人が、ああ、こういうことをしたらいかんなと。恐らくそういう気持ちで行く人はほかの地域へ行っても同じことを繰り返すと思うんですね。そういう人をやはり根本的に減らしていくことが大事でございますので、そういうものも取り入れて、またいろんなところで。  今特に、例えば二夜の川を美しくする会、松原を愛する会の皆さん方が出ていただいて本当にきれいにしていただいております。そういう活動もいいでしょうし、先ほど言いましたごみ拾いをスポーツ化するというようなこともイベントに取り入れて、そういう美意識、また環境問題にしっかり対応できるような体制を応援していきたいなと思います。 214 ◯22番(原幸雄君) なぜ地域の方に協力を得て進めなければいけないかというと、例えば汚くしてあると次々と捨てたくなる。しかし草が刈られてきれいにしていますと捨てるのをちゅうちょする。そういった意味からは、まずは今いろいろと山積している部分をきれいにしていかなければならないというふうなことから、いつ、それとどのようにということ。これはすぐとはならないと思いますが、ぜひ早目にその計画を立てていただきたい。  その際に一番そういったところに目を向けていくのは大人よりか子供の方に協力していただくのもより効果があるんじゃないかなと。そういった中では、大人だけじゃなくて子供の、これは学校のほうにもなるんですが、そういったところにもぜひ呼びかけていただきたいというふうに思います。
     次に、最後になりますが、自然環境保全にどのように今後取り組まれるか。これは一つはまちづくりの一環にもなるんじゃないかというふうに思いますので、このところを市長お願いします。 215 ◯市長河瀬一治君) 今ほど議員のほうからありました子供たちがそういう時分から環境美化とかごみを拾ったり美しくしようということをするのは非常に大事だと思っております。昨年の歌で「トイレの神様」ということで、やはりトイレをきれいにしていれば自分たちもきれいになるよという、ああいうのがはやってきた御時世というのは非常にいろんなことを皆さんが考えていらっしゃるんだな、環境について、美しさについて考えてきてくれているんだなということで大変うれしく思うところであります。  今後とも例えば、これはまた教育委員会になりますけれども、子供たちの学校の授業の一環として、例えばスポーツごみ拾いをやろうよというところからまず始めていって、また大人の世界に広げる。今ももちろんクリーンアップ大作戦でありますとか先ほど言いました笙の川を美しくする会、またほかにもいっぱいそういう団体がありまして、それぞれの地域でやっていただいておるんですけれども、そういう活動に対してしっかり支援していくことと、子供たちがそういうものにしっかり意識を持って取り組んでいけば環境問題というのはおのずといい方向に向かうんじゃないかと思います。  また環境フェアなどもついせんだって行いましたけれども、そういうところでいろんな皆さん方に環境問題の意識を持っていただく、このことも非常に重要であるというふうに思っておりますので、今後ともいろんな機会を通じて環境問題に対して市民の皆さん方がより多くの関心を持っていただきますように最大の努力をしていきたいと思っております。 216 ◯22番(原幸雄君) 市長のほうからもいろいろと取り組みをおっしゃっていただきましたが、敦賀のまちをとにかくごみ一つないまちにするためには、いろいろな団体あるいは市民の皆さんに呼びかけ、計画を組んでいかなければできないんじゃないかなというふうに思いますので、そういったことをお願いして、私の質問を終わらせていただきます。 217 ◯議長宮崎則夫君) 以上で本日の一般質問を終わります。   ──────────────── 218 ◯議長宮崎則夫君) 次の本会議は、明日午前10時から再開いたします。  本日はこれをもって散会いたします。             午後4時56分散会 発言が指定されていません。 Copyright © Tsuruga City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...