敦賀市議会 > 2010-06-15 >
平成22年第2回定例会(第3号) 名簿 2010-06-15
平成22年第2回定例会(第3号) 本文 2010-06-15

  • 江南市(/)
ツイート シェア
  1. 敦賀市議会 2010-06-15
    平成22年第2回定例会(第3号) 本文 2010-06-15


    取得元: 敦賀市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-15
    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいタブが開きます) 平成22年第2回定例会(第3号) 本文 2010-06-15 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ窓表示 ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者一覧に移動 全 208 発言 / ヒット 0 発言 表示発言切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示 すべて選択 すべて解除 1 ◯副議長河端満君) 2 ◯副議長河端満君) 3 ◯3番(山崎法子君) 4 ◯建設部長(江南新太郎君) 5 ◯3番(山崎法子君) 6 ◯建設部長(江南新太郎君) 7 ◯3番(山崎法子君) 8 ◯建設部長(江南新太郎君) 9 ◯3番(山崎法子君) 10 ◯建設部長(江南新太郎君) 11 ◯3番(山崎法子君) 12 ◯建設部長(江南新太郎君) 13 ◯3番(山崎法子君) 14 ◯建設部長(江南新太郎君) 15 ◯3番(山崎法子君) 16 ◯建設部長(江南新太郎君) 17 ◯3番(山崎法子君) 18 ◯市長河瀬一治君) 19 ◯3番(山崎法子君) 20 ◯市長河瀬一治君) 21 ◯3番(山崎法子君) 22 ◯市長河瀬一治君) 23 ◯3番(山崎法子君) 24 ◯企画政策部長嶽勤治君) 25 ◯福祉保健部長土屋尚樹君) 26 ◯3番(山崎法子君) 27 ◯市長河瀬一治君) 28 ◯3番(山崎法子君) 29 ◯3番(山崎法子君) 30 ◯市長河瀬一治君) 31 ◯3番(山崎法子君) 32 ◯福祉保健部長土屋尚樹君) 33 ◯3番(山崎法子君) 34 ◯副議長河端満君) 35 ◯15番(籠一郎君) 36 ◯市長河瀬一治君) 37 ◯15番(籠一郎君) 38 ◯産業経済部長安本薫君) 39 ◯15番(籠一郎君) 40 ◯市長河瀬一治君) 41 ◯15番(籠一郎君) 42 ◯産業経済部長安本薫君) 43 ◯15番(籠一郎君) 44 ◯産業経済部長安本薫君) 45 ◯15番(籠一郎君) 46 ◯産業経済部長安本薫君) 47 ◯15番(籠一郎君) 48 ◯産業経済部長安本薫君) 49 ◯15番(籠一郎君) 50 ◯産業経済部長安本薫君) 51 ◯15番(籠一郎君) 52 ◯産業経済部長安本薫君) 53 ◯15番(籠一郎君) 54 ◯産業経済部長安本薫君) 55 ◯15番(籠一郎君) 56 ◯産業経済部長安本薫君) 57 ◯15番(籠一郎君) 58 ◯市長河瀬一治君) 59 ◯15番(籠一郎君) 60 ◯市長河瀬一治君) 61 ◯副議長河端満君) 62 ◯副議長河端満君) 63 ◯5番(渕上隆信君) 64 ◯敦賀病院事務局長(小倉和彦君) 65 ◯5番(渕上隆信君) 66 ◯敦賀病院事務局長(小倉和彦君) 67 ◯5番(渕上隆信君) 68 ◯敦賀病院事務局長(小倉和彦君) 69 ◯5番(渕上隆信君) 70 ◯市長河瀬一治君) 71 ◯5番(渕上隆信君) 72 ◯市長河瀬一治君) 73 ◯5番(渕上隆信君) 74 ◯副市長(塚本勝典君) 75 ◯5番(渕上隆信君) 76 ◯総務部長(木村学君) 77 ◯5番(渕上隆信君) 78 ◯総務部長(木村学君) 79 ◯5番(渕上隆信君) 80 ◯副市長(塚本勝典君) 81 ◯5番(渕上隆信君) 82 ◯副市長(塚本勝典君) 83 ◯5番(渕上隆信君) 84 ◯建設部長(江南新太郎君) 85 ◯5番(渕上隆信君) 86 ◯建設部長(江南新太郎君) 87 ◯5番(渕上隆信君) 88 ◯建設部長(江南新太郎君) 89 ◯5番(渕上隆信君) 90 ◯建設部長(江南新太郎君) 91 ◯5番(渕上隆信君) 92 ◯副市長(塚本勝典君) 93 ◯5番(渕上隆信君) 94 ◯副市長(塚本勝典君) 95 ◯5番(渕上隆信君) 96 ◯副市長(塚本勝典君) 97 ◯5番(渕上隆信君) 98 ◯副市長(塚本勝典君) 99 ◯5番(渕上隆信君) 100 ◯建設部長(江南新太郎君) 101 ◯5番(渕上隆信君) 102 ◯建設部長(江南新太郎君) 103 ◯5番(渕上隆信君) 104 ◯建設部長(江南新太郎君) 105 ◯5番(渕上隆信君) 106 ◯建設部長(江南新太郎君) 107 ◯5番(渕上隆信君) 108 ◯市長河瀬一治君) 109 ◯5番(渕上隆信君) 110 ◯市長河瀬一治君) 111 ◯5番(渕上隆信君) 112 ◯副市長(塚本勝典君) 113 ◯5番(渕上隆信君) 114 ◯副市長(塚本勝典君) 115 ◯副議長河端満君) 116 ◯5番(渕上隆信君) 117 ◯副議長河端満君) 118 ◯市長河瀬一治君) 119 ◯副議長河端満君) 120 ◯20番(上原修一君) 121 ◯市長河瀬一治君) 122 ◯福祉保健部長土屋尚樹君) 123 ◯建設部長(江南新太郎君) 124 ◯敦賀病院事務局長(小倉和彦君) 125 ◯20番(上原修一君) 126 ◯敦賀病院事務局長(小倉和彦君) 127 ◯20番(上原修一君) 128 ◯敦賀病院事務局長(小倉和彦君) 129 ◯福祉保健部長土屋尚樹君) 130 ◯20番(上原修一君) 131 ◯福祉保健部長土屋尚樹君) 132 ◯20番(上原修一君) 133 ◯市長河瀬一治君) 134 ◯20番(上原修一君) 135 ◯市長河瀬一治君) 136 ◯20番(上原修一君) 137 ◯市長河瀬一治君) 138 ◯20番(上原修一君) 139 ◯市長河瀬一治君) 140 ◯20番(上原修一君) 141 ◯企画政策部長嶽勤治君) 142 ◯20番(上原修一君) 143 ◯企画政策部長嶽勤治君) 144 ◯20番(上原修一君) 145 ◯市長河瀬一治君) 146 ◯副議長河端満君) 147 ◯20番(上原修一君) 148 ◯市長河瀬一治君) 149 ◯副議長河端満君) 150 ◯副議長河端満君) 151 ◯6番(前川和治君) 152 ◯市長河瀬一治君) 153 ◯6番(前川和治君) 154 ◯教育委員会事務局長(家根谷孝一君) 155 ◯6番(前川和治君) 156 ◯教育委員会事務局長(家根谷孝一君) 157 ◯6番(前川和治君) 158 ◯教育委員会事務局長(家根谷孝一君) 159 ◯6番(前川和治君) 160 ◯教育長(下野弘喜君) 161 ◯6番(前川和治君) 162 ◯教育長(下野弘喜君) 163 ◯6番(前川和治君) 164 ◯市長河瀬一治君) 165 ◯6番(前川和治君) 166 ◯市長河瀬一治君) 167 ◯6番(前川和治君) 168 ◯教育長(下野弘喜君) 169 ◯6番(前川和治君) 170 ◯教育長(下野弘喜君) 171 ◯6番(前川和治君) 172 ◯教育委員会事務局長(家根谷孝一君) 173 ◯6番(前川和治君) 174 ◯教育長(下野弘喜君) 175 ◯6番(前川和治君) 176 ◯教育委員会事務局長(家根谷孝一君) 177 ◯6番(前川和治君) 178 ◯市長河瀬一治君) 179 ◯教育委員会事務局長(家根谷孝一君) 180 ◯6番(前川和治君) 181 ◯市長河瀬一治君) 182 ◯6番(前川和治君) 183 ◯市長河瀬一治君) 184 ◯6番(前川和治君) 185 ◯副市長(塚本勝典君) 186 ◯6番(前川和治君) 187 ◯副議長河端満君) 188 ◯副議長河端満君) 189 ◯副議長河端満君) 190 ◯副議長河端満君) 191 ◯6番(前川和治君) 192 ◯副議長河端満君) 193 ◯副議長河端満君) 194 ◯6番(前川和治君) 195 ◯市長河瀬一治君) 196 ◯6番(前川和治君) 197 ◯市長河瀬一治君) 198 ◯6番(前川和治君) 199 ◯建設部(兼)企画政策部特任部長(角野和洋君) 200 ◯6番(前川和治君) 201 ◯建設部(兼)企画政策部特任部長(角野和洋君) 202 ◯6番(前川和治君) 203 ◯建設部(兼)企画政策部特任部長(角野和洋君) 204 ◯副議長河端満君) 205 ◯6番(前川和治君) 206 ◯副市長(塚本勝典君) 207 ◯副議長河端満君) 208 ◯副議長河端満君) ↑ リストの先頭へ ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 6.議 事             午前10時00分開議 ◯副議長河端満君) ただいまから本日の会議を開きます。  日程第1 一般質問 2 ◯副議長河端満君) 日程第1 これより前日に引き続き一般質問を行います。  まず、山崎法子君。   〔3番 山崎法子君登壇〕 3 ◯3番(山崎法子君) おはようございます。公明党の山崎法子でございます。  誠意ある御答弁よろしくお願いいたします。  まず初めに、交通バリアフリーの整備について質問させていただきます。  敦賀は交通バリアフリー基本構想を16年12月に策定しました。この基本構想は、平成12年11月施行のバリアフリー法に基づいて策定されたものであります。目標年次は本年、22年と定めております。構想に基づいて適正に事業が実施されてきたのかについて、目標年次が本年ということもあり、今回は5点に絞り質問をさせていただきます。  初めに、事業実施後、定期的に構想に基づいた点検は行われてきたのかどうか。その際に損壊箇所の整備などは行われていたのですか、お願いいたします。 4 ◯建設部長(江南新太郎君) それでは私のほうから回答させていただきます。  平成16年に策定いたしました交通バリアフリー基本構想の中に位置づけされている路線につきましては、現在施行中のプラザ萬象前と敦賀駅西地区土地区画整理事業内の一部を除き、おおむね計画どおり完了しております。  議員御質問の今までに完了したところの点検等につきましては、道路の点検等については定期的に現場点検を兼ねて道路パトロールを実施しております。舗装の状況や道路構造物の状況を点検しております。また視覚障害者誘導用ブロック、視線誘導ブロックとも言いますが、道路構造物の破損箇所につきましては確認次第補修を行い、歩行者及び通行車両の安全に努めているところでございます。  以上でございます。 5 ◯3番(山崎法子君) この基本構想に基づいて市内におけるバリアフリー整備をされてきたということでありますけれども、笙の川から向こう、駅から敦賀病院にわたる、そして港の一帯をバリアフリーということで整備されました。川から市役所方面、こちらのほうはところどころ点字ブロックや動線ブロックですか縦長の、を整備はされておりますけれども、この構想を作成するに当たって駅周辺ということに限定されたのはなぜかなというのをちょっと疑問に思っているんですね。  いわゆる公共交通といいますか、公共施設として大きいのが市役所なわけでありますが、市役所周辺はほとんどされていない。ほとんどといいますか、市役所に入るときに左側、防災センターの点字ブロック等ありますが、駐車場があるということもありますけれども右側のほうは全くないわけですね。それから道路に関しても気比高校方面に向かった左側歩道には点字ブロック等はまだ整備されていないということで、この基本構想に基づいて事業を実施されてきたということでありますけれども、今部長のほうから損壊箇所の整備ということでところどころはされてきたということでありますけれども、この構想自体がどうなのかなというのをちょっとここで思うわけですね。  さかのぼってどうでしょうということもお尋ねしてもお答えが難しいかなとは思うんですけれども、このことは一番最後のほうでも質問させていただきますので、次の質問をいたします。
     基本構想作成に当たって、高齢者及び障害者の方の意見を聞くなどされたようでありますが、整備後、整備をした後の状況とか、そして利用状況、この点についてその後の声を聞くということは行われてきたのかどうか。把握はどのように行ってきたのかお伺いいたします。 6 ◯建設部長(江南新太郎君) 議員おっしゃいます駅周辺から笙の川の東側の部分を一体的に交通バリアフリー法に基づいた基本構想を作成させていただきました。そのときには障害者の皆さん方、そしてまた高齢の方々にヒアリング調査、そういったものをさせていただきながら、そしてまた、まち歩き点検、そういったものもやらせていただいた。そしてまた車いすで実際に現地で走行などを施行していただいて、いろんな御意見をお聞きして構想ができ上がってきました。  その後、その構想に基づいて順次整備をさせていただいておりますが、昨年も障害者の皆さんから駅を主としながらバリアフリー計画に基づいてその周辺の物事が進んでいるかどうかというような問い合わせ等もありまして、その団体と打ち合わせ会もさせていただき、構想にのっとりまして、着実にそういったバリアフリー、ユニバーサルデザインによるバリアフリーをやっていこうということで認識をしているところでございます。  以上でございます。 7 ◯3番(山崎法子君) それに基づいて整備後、実際に駅舎だけにかかわらず一帯でありますけれども、例えば点字とか動線ブロックは折れたり、折れるというんですか割れたり損壊している箇所も見受けられますし、ぺこぺこ状態で、実際に視覚障害の方が歩かれると非常に危険な箇所もあります。  実際私も一緒に障害者の方と歩かせていただきました。目が見えるというところから出発して歩くのと、本当に視覚障害の方が実際に歩かれるのとでは全く視点が違うんですね。ですから整備箇所のその後の損壊したところとか、そういうことについての意見を聞くなどそういうことをされてきたのか、その点について、ちょっと先ほどのお答えになかったのでお願いいたします。 8 ◯建設部長(江南新太郎君) 先ほど申し上げましたとおり、整備した後、点検等も行って破損箇所等については修理をしてございます。そしてまた当時の工法、インターロッキングの上に入れていく視線ブロック等ははめこみのブロックで、どうしても車の出入りする箇所とかががたついたりします。そういったことはその周辺の方々とか区長さんとか、また障害者の方々からもそういった補修の場所等の情報をいただきます。そういった場合にすぐ修繕をさせていただいている。  近年やっている視線ブロック等については、アスファルト舗装の上に溶着でやっていきますので、壊れもそんなに少なくて、そういった工法で市役所の周りもやらせていただいているところでございます。十分御意見を聞きながら、壊れたところはすぐ取りかかるように。そんなに補修等については経費もそれだけかかりませんので、補修はやらせていただいているところでございます。  以上でございます。 9 ◯3番(山崎法子君) 今のお答えの中で、お声、そういう障害者の方からとか区長さんとかの壊れていますよとかそういった声によって対応されているということでありますけれども、例えばこの基本構想をつくられたのが、12年のバリアフリー法以後で、実際に構想としてでき上がったのは16年でありますので、例えば年度ごとにお話を聞く機会を持つとか、そういうことは行われてきたんですか。お願いいたします。 10 ◯建設部長(江南新太郎君) 順次施工させていただきながら、近年ですと昨年、そういう障害者の方々の団体と中間的にお話をさせていただきました。今後施工する場所、それから今までに施工した場所、そしてまた不都合なところ等についての御意見等もお聞きしましたので、新しくまたこれから広げてやっていく場合等についても今後十分お話を聞いていきたい。  議員おっしゃるように、ある程度定期的な協議も必要だと考えておりますので、その辺は十分意見を反映させていきたいというふうに考えております。 11 ◯3番(山崎法子君) そうしましたら、目標年次22年度ということでありますので、23年3月で一応この構想に基づいた整備は終了ということになると思うんですけれども、その中で今後の整備計画とか、こういう形の基本構想ということではもちろんないとは思いますが、今後の整備計画についてお伺いしたいと思います。 12 ◯建設部長(江南新太郎君) 交通バリアフリー基本計画構想の中は、先ほど申し上げた笙の川から駅周辺が一定区域に入っております。としましては、従来から全市的に人にやさしい道づくり事業という事業を展開しております。御存じのとおり道路改良して歩道のある部分についてはバリアフリーで歩道を極力通行しやすい、歩行者が安全に通行できるような方法で車道と歩道をあわせて整備をしております。そういった人にやさしい道づくり事業を全市的には展開してございます。  以上でございます。 13 ◯3番(山崎法子君) そうしますと、人にやさしい道づくり事業ということで今後展開されるということでありますが、最初に申し上げました敦賀市役所周辺、それから市役所へ入る防災センター側の歩道と通路、ここは点字ブロック等ありますが、それより気比高校方面へ向かった整備というのは具体的にいつごろされるのでありましょうか、お願いいたします。 14 ◯建設部長(江南新太郎君) 議員おっしゃるのは市役所前から敦賀気比高校までの市道中央沓見線のことだと思いますが、さきに申し上げました人にやさしい道づくり事業の一環として、今現在、平和町の市道木崎交差点から気比高校に至る区間1390メーター、その部分を学園線道路整備という中で、とにかく狭い歩道をきちっと整備して、通学、通勤等、混雑のないように整備をさせていただいております。  それの見通しがついてきますと、これからまた平和町の交差点から市役所前通り、旧の27号線、県道敦賀美浜線までの区間が約1100メーター、そういったところを今後道路財源等を十分見きわめながら計画も立てていきたい、推進もやっていきたいというふうに考えております。 15 ◯3番(山崎法子君) 計画的に進めていくということでありますが、肝心の市役所ですね。実際に視覚障害の方も白いつえをつきながらこの市役所に訪れています。そういう中で、ここを強調して言いたいんですが、やはりあらゆる障害を持っておられる方々もいろんな申請に来るとか、高齢者の方もこの市役所に訪れたりとか多々あると思います。この市役所周辺を第一優先に行うべきと考えますけれども、その点についてお伺いします。 16 ◯建設部長(江南新太郎君) 議員おっしゃる市役所周辺を優先的にという話も十分理解はできます。  今、消防署の横の道路、その道路については呉羽松島線という形でもう既に整備をしております。そして誘導ブロックも入っております。市役所に入ってこようとしますと、市役所の玄関の郵便ポストのあるところから防災センターの前を通って市役所のほうに入っていただく。その部分も誘導標をさせていただいております。  消防署がございます。緊急車両も通りますので、あのあたりから直接市役所へ入るというのはなかなか困難な状況になってきていますので、少し申しわけありませんが表へ回って表から入っていただこうという考え方でやっています。  そしてまた市役所に向かって市役所の右側にの駐車場がございます。そこは誘導ブロックも入れてございません。それはやはり車の通行広場、そういったところに障害者の方々を導くと非常に危険ですので、防災センターのほうを回ってきて市役所の階段を手すりをつけて上がってきていただこうということで整備をさせていただいている。  それじゃ、もっと市役所の前をずっと平和町の学園線のところまでをどうして早くやってくれないか、市役所の周辺だけでもという話があるんですが、先ほど申し上げたように歩道の基盤をきちっと整備した上で誘導ブロックなり粘着の誘導を入れていかないと、マウンドアップででこぼこしているときに入れるとかえって危険に、つまずいたりする部分がございます。  したがいまして、その部分は少し学園線の整備を見て、今後歩道の整備と一体的に一緒に考えていきたいということから、市役所の入り口の西の部分については少し入っていないというのが現状でございます。  御理解をお願いしたいと思います。 17 ◯3番(山崎法子君) 駐車場があるからということで左側を歩いていただくということでありますけれども、例えば駐車場に車で行きます。付き添っている方が運転して。そこをおりて歩いていくのも障害者の方は歩きます。特に車の通りが激しい、車の出入りがあるというところは、やはり必要なのではないかなと思います。非常に危ないです。  そういうところから考えると、例えば市役所内の右側部分と、気比高方面に向かっての歩道全域にわたってということは申しませんので、入り口の、ここが市役所の入り口ですよという何もないんです。右側は一切。その数メーターのところにでも何とか点字ブロック等を設置することはできないのかなと。  今の部長のお話を伺っていますと、もう三、四年、五、六年は先なのかな、もっと先なのかなということを想像するんですね。  この点について、市長、どのようにお考えになりますか。お願いいたします。 18 ◯市長河瀬一治君) 利用される障害者の皆さん方と話を聞いて、ただ安全第一ですから、逆にそれをつくったばっかりに危ない目に遭わすということはできません。それと駐車場ですけれども、付き添いの方が来たら恐らく一緒に行かれると思います。おろして一人で行きなさいということはあり得ないので、かえって危なくなるようなことは避けたいなというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。 19 ◯3番(山崎法子君) 実際に障害者の方が、視覚障害の方が歩かれております。接触に遭いそうになったり、知らないがために。実際にないがために危ない状況があります。あるがために危険な状況というのはちょっと連想しにくいです、逆に。ないがために危ない目に遭う、危ない事故に遭う。考え方としてはちょっと逆じゃないかなと。市長のお考えは逆じゃないかなと思いますが、いかがでしょうか、お願いいたします。 20 ◯市長河瀬一治君) それはケース・バイ・ケースだと思います。本来ですとすべて敦賀のまちじゅうつけて、してあげたらいいかもしれないんですけれども、やはり社会というのは健常者の方もいらっしゃいますし、障害者の方もいらっしゃいます。そういう皆さん方がうまくノーマライゼーションという言葉がございますけれども、そういうふうにできるまちづくりが必要でありますので、それはよく障害者の方にお話を聞いて、したいなというふうに思っております。 21 ◯3番(山崎法子君) 市長おっしゃるとおりであります。全域にわたってくまなくバリアフリーを進めよということではもちろんありません。少なくともこの市役所周辺に至っては、障害者の方も高齢者の方もあらゆる方々がこの市役所に訪れますので、特にこの周辺はということで今回お話をさせていただいておりますので、この点についてぜひともよろしくお願いしたいなと思います。  本当にバリアフリー法に基づいた整備計画をずっとされてきた中で、基本構想の中の第8章の最後に書かれてあるわけですけれども、敦賀としての役割ということで書かれてありました。利用者の意見聴取、集約、そして事業者間の調整、進捗状況の管理、情報提供、整備後の点検、評価及びその後の事業へのフィードバック等、心のバリアフリー化に向けた啓発、教育活動の推進ということで、それぞれ国と県とということでここに書かれてありましたけれども、先ほどから質問させていただいている要するに整備以前の話を伺ってこのように整備しましょう。整備後、定期的にやはり障害者の方の意見を聞くなどして、整備の状況がどうなっているのか。例えば車での点検というのは全然かなっていません。やはり障害者の方たちと一緒に歩くということをしないと、実際の整備状況がどうなっているかというのもわからないと思いますので、これから障害者の方の意見を聞く、されるということでありましたので、定期的に行いながら、そして一緒にともに点検をしてそれに当たっていただきたいなということをお願いしたいと思います。  ユニバーサル社会ということでバリアフリー法がつくられたときにいろいろ議論されたと思いますが、やはり自分が持てる力を発揮して、障害者の方たちにとってもだれからか期待される存在になる。やはりそういうことで生きる誇りにつながっていくということであります。  ですから先ほど申し上げました敦賀が率先してバリアフリーに基づいて整備をしていくんだという姿勢を示すということが、即障害者の方たちへの、これから人口減少の中であらゆる方々が自助、共助、公助というともに助け合う一員として取り組んでいただくためにも、やはり敦賀はユニバーサル社会を目指しているんだという姿勢を示すことで皆さんのやる気を促すことにもなると思いますので、これからぜひやさしい道づくり事業においても障害者の方たちの意見を聞きながらまた取り組んでいただきたい、このように思いますのでよろしくお願いいたします。  1問目については以上で終わります。  次に、うつ対策についてであります。  うつ対策について、家庭や地域のあり方が大きく変化をする中、雇用情勢が極めて厳しい状況にあります。うつ病で悩む方が増加傾向にあります。  うつ病患者が初めて100万人を超えたということが昨年の12月、厚労省の調査でわかりました。さらに厚労省、警察庁のデータを集約し分析した結果によると、自殺の原因もうつであることが非常に多いことが指摘されております。  私たち公明党では、平成20年4月、党内にうつ対策のワーキングチームを設置し、専門家の方たちとも意見交換を進めながら、昨年の7月には政府にうつ対策の具体案を提言いたしました。そこで先々月の4月17日、座長をしている古屋範子事務所を訪れ、直接東京にお話を伺いに私は行ってまいりました。もちろん国家的な対策を立てなければならないことは十分承知しております。しかし市内の状況を見る中、国、県からの対策をただ待っているだけではなく、でどういうことができるか、するべきことがあるのではないかということで市内の状況を把握するとともに、今後の対応策について、今回は6点にわたってお伺いをさせていただきます。  初めに、市内におけるうつの現状を市長はどのように認識しておられますか。また、市内のうつの現状をどの程度把握をしておられますか、お伺いをいたします。 22 ◯市長河瀬一治君) うつ病というのは本当にふえておるなということは全国的でありますし、決して敦賀も例外ではございません。そういう意味で、ふえてきておるなというちょっと心配はしております。  ただ、個人のプライバシーもあるものですから、ちょっと把握しにくい点もあることも事実でございます。ただ、例えば敦賀市内の精神科にかかっておられる患者さんの数というのは把握はしておるんですけれども、かかっていない方とかもいっぱいいらっしゃいますし、うつというのは症状によって躁うつということで、悪くなるときと、また普通になるときもありますし、そのままずっといる人もいますし、なかなか把握しにくいのが現状であります。  ただ、やはりふえておりますので、これはいろんな職場関係、人間関係もあるというふうに思います。そういうところも改善しませんと、例えば学校でいうといじめみたいなものも一つそういう原因になるわけでありますし、職場でもそういうこともありましょう。そういう社会環境もある程度そういう病気にならないようなことを行っていくことが大事かなというふうに思います。それぞれの企業、また役所の中もそうでありますけれども、そういう体制をつくる。  それと、やはり治療することが大事でありますので治療体制を整えていきたいというふうに思います。ただ、なかなかお医者さんもいないのが現状でして、難しいなということも考えておりますが、としてできることはやっていきたいなというふうに思っております。 23 ◯3番(山崎法子君) ただいま市長のお話を伺って、例えば男女共同参画の相談コーナーとか子育て支援の中でも実際に児童虐待、DV、あらゆる場面でもある程度の把握といいますか、そういう把握を部局において大体で結構ですので把握状況、もしおわかりでしたらお願いいたします。 24 ◯企画政策部長嶽勤治君) では私のほうから男女共同参画センターの状況を御紹介させていただきます。  平成21年度の相談件数は149件ございました。そのうち健康に関する相談が20件ございました。ただ相談員は医療の専門家ではございませんので、20件すべてがうつであるかということは判断できませんが、精神的な疾患と思われる方には医療機関等での受診等を受けるようにアドバイスはさせていただいてございます。  以上でございます。 25 ◯福祉保健部長土屋尚樹君) 子育て支援ということで産後のうつの現状でございますけれども、健康管理センターでは、すこやか育児サポート事業として新生児訪問、これは助産師と保健師が各家庭を訪問しているわけなんですけれども、平成21年度出生数は646件でございまして、そのほとんどは電話相談ということで行っております。このうち64.6%に当たる417件の訪問を行っている状況でございます。そして、この417件のうち32件が精神的な疲労や育児不安によるものということで、これはすべてうつというわけではないんですけれども、産後の相談事業として実施しているところでございます。  なお、産後の女性の10%から15%がうつ病になるというデータもございます。今後とも引き続き育児サポート事業ということでやっていきたいと思いますし、また児童家庭課のほうでは、こんにちは赤ちゃん事業ということで4カ月児の訪問もやっております。そういう中で、いろんなうつとか精神的なストレスとか不安、そういうものについての相談事業としてやっているところでございます。  以上です。 26 ◯3番(山崎法子君) 男女共同参画と、それから訪問事業の中で、ある程度疑われるということがわかるということであります。  うつ病という患者さん、やはり女性の方が多いんですね。2対1の割合で女性のほうが多く、産後であるとか更年期とかいった要因もそれにあるということでありますので、うつ病にはいろいろな種類があります。例えばパニック症候群。突然パニックが訪れるという。通常は普通の生活で大丈夫なんですけれども、そういう傾向にあるということであります。  それから、女性が実際に例えばうつ病にかかると、子育て最中のお母さんにとっては子供さんへの虐待につながったりとか本当に深刻な状況があります。市民の方からさまざまなことで相談を受ける中で、例えば外科的な病気でありますと治療して治るわけですけれども、うつ病になると見えない部分ですので非常に難しい。これをどう対応していけばいいのかなというのを。もちろん治してあげることは私たちは素人ですしできませんが、例えば事前にそういう傾向にあるときに対話、精神対話士という方もおられると伺っています。お話を伺うということだけでも、うつになりそうな前の人をすくい上げることもできるということも伺っております。  そういう中で、2010年度に診療報酬改定によって認知行動療法というこれが保険適用になりました。この認知行動療法について、どのように認識をされているのかお伺いいたします。 27 ◯市長河瀬一治君) うつの一つを、うつ病を治していくということだというふうに思いますけれども、市内にも専門的な病院がありまして、そういう皆さん方は治療を受けている。うつということに関して受けているということでございます。  そういう意味で、認知行動治療法というのはあるというのは知っております。 28 ◯3番(山崎法子君) この認知療法というのは私もこのお話を伺うまで、東京に行くまで知りませんでした。実際にこの治療を行って改善してきたんだという話を患者さんに聞きました。薬による治療を行って、徐々に回復傾向にある方に社会復帰していただくための療法ということであります。  実際にこの行動療法に当たれるのは、お医者さん以外に心理士ですね。何て言いましたっけ。   〔「臨床心理士。」の声あり〕 29 ◯3番(山崎法子君) そうです、臨床心理士です。臨床心理士さんがこの認知行動療法に当たれるということを伺っています。  市内の2カ所の心療内科を開院されているところではこの治療を行いながらされているということでありますが、非常に待ち時間が長く、本当に満杯状態ということを聞きました。  この認知行動療法というのは、特に認知、認知というのはいろんな考えやイメージを行動の中で修正していくということなんですね。  例えば仕事でちょっとミスをしてしまって、何て自分はだめなんだろうと考えるというこれが一つの認知とする。ミスをして落ち込んでしまった。やむなくAさんという方は上司に報告し謝る。これが行動なんですね。その中で、上司にだめなやつだと思われるに違いないと思ったAさん、心臓はどきどきし足もがくがく。そういう中で上司は、「困るよ、この前と同じミスじゃないか」とAさんに言った。そういう中でAさんは、これでまた自分の評価が下がってしまった。この仕事はもう自分には任せてもらえないと思う。次に、上司が次の会議でAさんの仕事は別の人にやってもらうことにしたよと話している姿を想像すると悲しくなってひどく落ち込む。胃も痛くなって、Aさんはすっきりやる気を失ってしまって、ほかにしなければならないことも手につかなくなってしまう。  この方の認知から行動に至るところをどう修正するかというのを非常にわかりやすくここで説明されていたんですが、ミスをして上司に注意されたことによってひどく落ち込んだAさんが、どのように落ち込みから回復するといいか。例えば、Aさんはこの悪循環をどこかで断ち切ることが必要。ミスをして上司に注意されたという事実は変えようがないんですけれども、それから身体的反応、どきどきしたり落ち込む。こういう人に「落ち込むな」と言っても落ち込むんですね。そこで比較的修正が簡単なのが、認知と行動ということを使って対処できる。  例えば、Aさんが何て自分はだめなんだろうと考えて落ち込む。その後に、確かにミスはしたけれども、だからといって自分は全部だめだということではないと自分にまず言い聞かせる。そうカウンセリングするんですね。次に、同じミスをしないためにはどうしたらいいか。ここで考えを立て直すんですね。  ですから一つ一つの自分の思いを、改善方法を一つ一つ探していく。わかりやすくそれをアドバイスしていく。そういう中で、そうか、まだやり直しがきくんだなと順序立てて教えていく。  私の今の説明では本当に簡単過ぎる。専門家の方に言わせると、何ていう説明だとしかられるかもしれませんが、簡単に言うとこういうこと。  こういう認知行動療法という療法がありますので、こういうことを市内の2カ所の病院ではしていただいているということで非常にありがたいなと思います。  その中で、私たち敦賀には非常にすばらしい敦賀病院があります。敦賀病院にかつては心療内科がありました。今は初診といいますか新しい患者さんを受け入れないで、週に2回、福井大のほうからお医者さんを迎えてされているということでありますが、今後、心療内科を復活させていただける計画というのはありますか。努力はされているとは思いますが、その状況についてお伺いしたいと思います。 30 ◯市長河瀬一治君) 今の山崎議員の説明、非常にわかりやすかったというふうに思います。確かにそのような状況の中でそういう病気になっていく。人によっては、そのうち何とかなるだろうというふうに思いながらすっと逃げる人も、うまく避ける人もおりましょうけれども、そういうふうに思い詰めて自分を追い込んでいくということでありますので、そういうところはやはり治療によって今おっしゃっていただいたように対応しなくてはならんということであります。  そこで、私ども今議員から御指摘ございましたように週2回お医者さんに来ていただいておるんですが、なかなかその確保が難しいということであります。そういう関係で、心療内科を設置ということになりますと非常に難しい。  ただ、先ほどお話ししましたように非常にふえておることも事実でありますので、今後関係の大学、また県へ。県へも重点要望として知事に働きかけをしていきたい、このように思っております。 31 ◯3番(山崎法子君) ぜひ市長お願いしたいと思います。市内の本当に数カ所ある病院も満杯状態で、予約で行きながら1日じゅう待たなくてはいけないという状況もありますので、ぜひとも敦賀病院の心療内科を開設していただいて取り組んでいただきたいと思います。  うつ病はやはり、あらゆる病気はすべてそうですけれども、早期発見、早期治療、これが大変重要であります。心のケアも含め、例えば夜眠れないなど日常と違う気分の落ち込み等の症状があればすぐに専門医にかかるよう早期治療を促す例えば広報活動、これも非常に大事であると考えますが、この広報活動について今後の対応策についてお伺いいたします。 32 ◯福祉保健部長土屋尚樹君) 議員さんおっしゃるように、うつも病気ですから早期発見、早期治療が必要ということで、これの広報活動でございますけれども、心の相談事業ということで広報つるがで毎月相談日を掲載しておりますし、またRCNにも日曜日、月曜日放映の健康管理センター情報の中でお知らせしているところでございます。  また特定健診、国保加入者ですけれども、ストレスチェックですね。集団検診のときにストレスチェック票をお渡ししまして、記入していただいて、うつ病に関するパンフレットなどを配布している。そのチェックで、もしおかしければ相談に応じるということで。  こころの相談日というのも毎月やっておりまして、これにつきましては昨年の6月から相談日を設けまして心の不調の早期発見に努めているという状況でございます。これは月1回やりまして、21年度6月からことしの3月までですけれども、相談者が14名いらっしゃいました。延べ相談回数が21回ということで、大体30代、40代の方が79%を占めております。その相談内容ですけれども、対人関係が6割とか経済的な問題とか、またそういううつ病ということで15%、治療中の方もいらっしゃいます。  そういうことで、健康管理センターで相談もやっていますし、また二州健康福祉センターでも心の健康相談ということで毎月2回やっております。そういう相談に来ていただければ、そういうことでいろんなことでいろんな専門機関につないだりすることも可能です。  やはりうつの場合は周りの周囲の方がちょっとおかしいなと気づいた場合については、ちょっとそういうふうにして助言とかアドバイスとかしていただけるとうまくなるんじゃないかなと思いますので。  以上です。 33 ◯3番(山崎法子君) 今お聞きしますところによると、いろいろなところで相談事業が行われたり、こころの相談日等行われていただいているということでありますので、引き続き充実したこれから対応をとっていただければと思います。  それにつけ加えて、国の広報で、内閣府の広報で「夜眠れていますか」というのがテレビで数日間流されたことがあります。うつというのは本人もわからないうちにうつに入っていくということもあります。  臨床心理士さんにお話を伺ったときに、例えば心理士さん御自身も、自分がちょっとおかしいなというときに自分で修正できると。学んだ方ですから当然なのかなと思いますが、普通だと自分でわからない。だから、夜まず眠れないということから、食欲がない、夜眠れないというところから出発するみたいです。  ですから国の広報でもそういう呼びかけで、ぜひ受診をしましょうという声かけをされたということでありますので、RCN等を使って今後またテレビ等で広報活動をしていただければと思いますので、これからまたのほうとしても、うつ病を何とか減らすというか、でできることをぜひとも行っていただいて、私の質問を終わらせていただきます。  以上です。 34 ◯副議長河端満君) 次に、籠一郎君。   〔15番 籠一郎君登壇〕 35 ◯15番(籠一郎君) 議場の皆さん、傍聴の皆様、おはようございます。市政会の籠一郎です。  市民が主役、市民最優先、目線はいつも市民と同じ、よみがえれ敦賀を掲げて当市議会に参画して丸8年が過ぎようとしています。  議員の節目としての8年目を迎えたことしのテーマは、終の栖(ついのすみか)のまちづくり最終章として取り組ませていただきます。  終の栖(ついのすみか)のまちづくりとしての立ち位置から、昨年、第141回芥川賞を受賞された磯崎憲一郎さんの受賞作「終の住処」は、自分の社会観における家庭の子づくり、家づくりの終のすみかで、作品を通して人は人生は生きるに値するすばらしいものだと唱えており、私とは目線が大きく異なります。  私の提言する終の栖(ついのすみか)は、野獣や小鳥、人間の群れがそこに住まう、いわゆる地方自治体の施策、地域、歴史に根差したまちづくりを示します。地域に根差したまちづくりとは施策を予測することであり、その予測の手だてとは歴史を知ることである。歴史を知る者は、よりすぐれて未来を洞察することができるということであります。  私は、この死にがいのある終の栖(ついのすみか)のまちづくりの実現こそ、まさに地域をともに生きる議員としての死にがいでもあるととらえ、この提言、取り組みを終の栖(ついのすみか)のまちづくりと表現しています。  それではこのテーマに基づき、今回は最終章として「死にがい」というふるさと敦賀への思いから、地域再生を考える施策、中心市街地活性化基本計画において、敦賀のまちづくり、歴史と文化の交流の港まち敦賀を目指すとした敦賀の取り組みと残された今後の課題の中より、敦賀港湾の進化と金ケ崎緑地周辺の2項目について発言通告に従い質問いたしますので、誠意ある答弁をお願いします。  国は地域の再生に向けた戦略を一元的に立案し、実行する体制をつくり、有機的、総合的に施策を実施していくため、中心市街地活性化本部の実施体制を平成19年10月に地域活性化関係4本部を合同で開催するとともに、事務局を統合して地域活性化統合事務局を新たに設置。地方再生戦略を取りまとめました。平成20年12月改定。  そして昨年12月7日、敦賀中心市街地活性化基本計画が認定されました。敦賀は、この計画に掲げたさまざまな事業の着実な促進により計画の目標が達成できるように定期的なフォローアップを行い、その結果に基づき中心市街地の現状や事業の進捗状況等から必要と認められる場合には基本計画の見直しを行い、中心市街地活性化の実現に向けて取り組んでいるところであると聞いております。
     これらのことを背景として各項目に入ります。  それでは、1項目めの敦賀港湾の進化について。  まず、欧亜を結んだ港町が中心市街地エリアの顔となり得る可能性として、東京・新橋駅から金ケ崎(敦賀港駅)を経てウラジオストックへ、さらにベルリン、パリ、ロンドンへとつながっていった欧亜国際連絡列車。敦賀は欧亜国際航路の玄関口としてモダンな建築が建ち並び、エキゾチックなまちとなりました。忘れてはならないのは、ただ単に人や物が敦賀のまちを通過しただけではないということです。その国際連絡運輸という営みの中に、敦賀人の心意気として、歴史、人道の港が息づいているという事実です。  敦賀港は現在、金ケ崎の本港地区と鞠山の新港地区により構成されています。明治、大正、昭和、我が国近代の歴史を刻み、港敦賀の歴史文化や伝統を今に伝える本港地区、そして今、環日本海時代の拠点港として姿をあらわし始めた新港地区です。  そこで1点目、県は平成22年度政府予算編成に係る提案、要望の中で、経済成長が著しい中国、韓国やロシアなどとの対岸貿易や交流のためにも、日本海側の拠点港湾に選定し、重点的整備を進めることを求めています。また現在、国において敦賀港を含む103ある重要港湾の新規整備に係る選別が行われているとお聞きしますが、敦賀港鞠山南地区多目的国際ターミナルの本格供用への影響を敦賀としてどのようにとらえているのか、お聞かせください。  2点目、敦賀は港湾力で切り開くヒンターランド(後背地:港の背後にあって出入り貨物の需要と密接な関係を持つ地域)の確保が重要として、港のお客さんをふやさなければならないと述べていますが、地元企業の敦賀港利活用は課題の一つであります。また、港全体に波及させるわざと仕掛けづくりなど今後の課題についてお聞かせください。  次に、2項目めの金ケ崎緑地周辺について。これら周辺地域における魅力ある拠点の整備で、既存の観光施設の魅力向上に取り組み、中心市街地の集客力の強化こそが今後の課題であります。  そこで1点目、敦賀らしい資源を生かした集客拠点、魅力的な景観の創造や、その整備効果を市街地全体に波及させる回遊ルートを創出すると聞きますが、具体的にどのようなことなのかお聞かせください。  2点目、都市福利施設の地域創造支援事業の人道の港敦賀推進事業や鉄道展開催事業などが予算計上されていますが、港まちの歴史と文化を生かし、人が訪れやすい、回遊しやすいまちづくりの取り組みの仕掛けなど、今後の展望、課題についてお聞かせください。  3点目、民間支援へ独自の補助金上乗せ制度を新設する中で、中心市街地活性化ソフト事業でのクラフトマーケット開催事業や市内周遊バス運行事業などがあります。当然のことながら人道の港敦賀ムゼウムや敦賀港駅舎などを結ぶ周遊バス路線の魅力アップは不可欠と考えるわけですが、国が公募する戦略的中心市街地商業等活性化支援事業費補助金の活用など、制度との関係をお聞かせください。  以上、2項目、計5点について質問いたしました。いずれもが取り組んでいる、また取り組もうとしている終の栖(ついのすみか)のまちづくりに関し、私の思いの一端を述べ、まずはその現状と今後の課題についてお伺いをいたしました。  市長初め関係部長の答弁により、再質問させていただきます。 36 ◯市長河瀬一治君) まず、終の栖(ついのすみか)のまちづくり最終章ということでございます。議員が議員としてこのまちづくりを目指すという大変強い心意気を感じました。  そこで、死にがいのある生き方ということで、これは私も「龍馬伝」の中での千葉道場の先生が言っておられた言葉だというふうに思います。非常に意味のある言葉だなというふうに私も思っている一人でございます。  そこで敦賀港の進化ということで、重点港湾に選定される約40の港、例えば漏れた場合、基本的には新規整備ができなくなってしまうわけでございまして、継続中でございます敦賀港の多目的国際ターミナルの事業、また防波堤の延長工事につきましては、これにつきましては継続しておりますから選別の結果による影響はないというふうに思ってはおるところでございます。しかし何としてでもこれは選ばれるように私ども最大の努力をしていかなくてはならん、このようにも思っているところでもございます。  また重点港湾ということにつきましては、これも努力してまいりますけれども、大きな重要な私どもの使命というふうに受けとめておるところでございますので、また議員各位のお力もぜひいただきたい、このようにも思います。  そこで、地元企業と敦賀港の利活用及び仕掛けづくりということでございますけれども、やはり航路の安定的な運航、またニーズに合ったサービスというものが非常に重要でありますし、そういうことをしっかりやっていけば活用していただけるというふうに思っておるところでもございます。  航路の安定的な運航につきましては、また逆に言うと取扱貨物量の増加が必要であります。そうなりますと地元企業初め関西、中京は非常に近いところでございますので、そういうところに対して積極的なポートセールスを行っていくことも考えておるところでもあります。  また、荷主さんのニーズに合ったサービスの提供というもの大事でございます。民間企業のノウハウをしっかり生かすことも大事でありますので、そういうものを活用しながら敦賀港国際ターミナル株式会社もできまして私も社長になっております。ぜひそういう面で議員の皆さん方とともに努力をしながら、また行政という立場の中で港湾サービスの向上というものも支援をしていかなくてはならん、このようにも考えておるところでございます。  また仕掛けづくりにつきましては、こういうものの課題に取り組むために大手の物流業者の日通、また上組を取り込んだ先ほどの敦賀港国際ターミナル株式会社でございますので、そういう日通さんや上組さんのノウハウというのは非常に大きいものがございます。そういうのを十分活用して努力をしていきたい、このようにも思っているところであります。  また、金ケ崎緑地でございますけれども、私どもやはり港まち、林議員のときにもお答えしましたけれども、1700年前から国際港であったという歴史もございますし、本当に歴史の深い深い港まちでございます。  そういう意味で、いろんな観光資源なども点在しておりますし、そういうものを生かして。それと人道の港敦賀ムゼウム、これも非常に今脚光も浴びております。そういうものを生かしながら、そして市街にもいろんなモニュメントもつくったり整備もしておりますから、そういうものを含めた市街の回遊ルート、その中には気比神宮もございますし金崎宮もあるわけでございます。その中でまた舟溜り地区もいろいろと開発をしたいというふうに思っておりますし、また博物館通り、それとお魚通り、そういうところも一つのルートに取り込んで多くの皆さん方に来ていただけるものをつくっていきたい、このように思っております。  また、中心市街地の中での玄関口としての駅の整備ですね。これも今いろいろとお話をさせていただいておりますが、やはり入り口をしっかりとしたものにし、そこから訪れる皆さん方が先ほど言いましたいろんなところを周遊していただく、そういうことも大事であります。これは民の力が必要でありますので、私ども行政と商工会議所を中心とした皆さん方と十分にタイアップして努力をしていきたいなというふうに思っております。  また、補助金の上乗せ制度ということでございますけれども、中心市街地の活性化に寄与する事業を実施しようとしていただける場合には、申請に必要とされます計画の策定の経費、また事業実施に要する経費などにつきましては私ども独自の補助制度を設けてまいりたい、このように考えておるところでもございます。  私のほうからの1回目は以上でございます。 37 ◯15番(籠一郎君) 再質問に入らせていただきます。  実はきのうお2方、林さんと高野さんがやって、僕はきょう三番せんじということで中身がなかなかダブりますので、ちょっと選びながらというようなことになるんですけれども。実は前回もお聞きしました国土・景観形成推進事業調整費、これなんですけれども、1回目の事業仕分けで廃止200億円とした国の直轄事業の対象事業のイメージの中に、8つのイメージがあるんですけれども、再開発、道路、港湾、市街地、鉄道、河川、海岸、農業農村と8つのイメージの中の港湾関係と市街地について質問させていただいておるのですが、海岸なんかの写真は気比の松原が写っているんです。  というようなことで、先ほども市長答弁の中に、重要港湾にならんとそれはもう大変なことやぞと言うておりました。僕も前回ですかちょっと聞いたこともあったんですけれども、重点整備する港湾に、僕、去年の新聞で、ことしの1月から手を挙げてもらって6月に選定するというふうな記事を見てまだ覚えておるんですけれども、6月に選定されるのかまずお聞きします。 38 ◯産業経済部長安本薫君) 重要港湾に選定されるのかということでございますが、日本海側の最多の内貿定期航路を有しているということとか、関西、中京圏の荷物の集荷拠点になっている地域の拠点性ということ、あるいは平成20年度の速報値で全国の重要港湾103港ございますが、その中で25位という敦賀港での貨物取扱量、こういうものがあるというようなことから、今回の県議会でも重要港湾の条件は満たしているというふうな回答をされているところでございます。  そういうことから、選定されることに大いに期待をしているところであります。ですが油断することなく、今まだ選定されていませんので、これからのことになりますので、福井県とともに国に対して要望や敦賀港の重要性をアピールしていきたいというふうに考えております。  以上です。 39 ◯15番(籠一郎君) 期待しているということで、僕も期成同盟会のときにちょろっと聞いたら、8月ごろだよ。しかしもう一つの話で来年の夏ごろに決まるというやつで、まだ気は抜けんのやとか言っていたので。今部長の話聞きますと、何となく安心して重要港湾に指定されるというような期待を僕は持ちます。  それからこの間、前から国交省が言っていた103港湾の中で選別するということなんですけれども、継続中の事業、今継続してやっています。10月の供用開始で。それが終えた後は整備をやめると言っているんですよ。  僕それ聞いたときに、あの当時、昨年の12月だったんですけれども聞いたときに、あそこら辺の地図を見たら、ちょうど臨海道路4号線、取りつけのほうがまだになっていた地図を見たんですよ。それからずっと見ていて、この間も金ケ崎へ換地するというか金ケ崎町へ編入するというあの取りつけのところですね。あれなんかはどうなのかなと聞いたら、もう何年かかかって終わっているよということでほっとしたんですけれども、ほんなら新規にかかるか二本立てで選別するということになると、第1期バースは10月供用開始、第2期バースなんかはどうなるのかなということで、ちょっとお伺いします。 40 ◯市長河瀬一治君) 先ほども言いましたように重点港湾に選定される40から漏れた場合には、そういうことが非常に難しくなると思います。重点港湾というふうに指定がされれば、今継続中のやつは当然やりますけれども、その後、例えば第2期工事の埋め立てでありますとかいろんなことについては、また重点港湾になるということであればある程度またそういう見通しは立ってくるんじゃないかなというふうに私も期待しております。 41 ◯15番(籠一郎君) ということで、期待は高いと思います。敦賀の玄関口ということであれば、何とか宣伝していただきたいなと思って聞いているんですけれども、先ほども市長言っていただいた第三セクの設立会社で市長は社長ですよと言っていましたけれども、ターミナルを率いる新会社、第三セクター会社設立。市長が社長ということで、僕はちょっとうんという気もないでもないんですけれども、敦賀での付加価値づけ、そういうものはどういうとこら辺があるのかなということをお聞きします。 42 ◯産業経済部長安本薫君) 御質問の第三セクターであります国際ターミナルの社長に就任したことがどういうふうな付加価値にあるのかなというふうな御質問かなというふうに思っております。  国際ターミナルは、御承知のように民間の活力を導入してポートセールスを初めターミナルの管理を行うというために設立された会社でございます。社長は、社長就任当時、市長からもコメントございましたように、将来的には民間の企業から登用されるということが望ましいというふうに考えているということでございますけれども、市長が社長に就任することにつきましては、第三セクターで設立された会社でございますので、立ち上げ時点については行政と民間との連携を図る上で非常に効果があるのではなかろうかというふうに考えておりますし、港の魅力アップにつきましては管理は民間会社がやるというふうなことで、行政が直接管理するより一層柔軟に管理運営ができる。そういうことで利用者の皆さんの利便性の高いサービスを提供できるというふうに考えてございまして、それが魅力アップにつながっていくだろうというふうに考えております。  以上です。 43 ◯15番(籠一郎君) 市長が社長ということで、僕は損得ということを考えると、赤字が出ると市長が社長という立場で大変やなという思いはしておったんです。それは指定管理者制度やとかなんとかいう話でちょっと安心はしましたけれども、どっちにしても地元企業の敦賀港利活用、ヒンターランド、先ほど市長はペリカンさん、きのうも言っていましたペリカンさん、それに上組なんかがあるよと。僕、今まで新聞なんか見ていると、その中に古河スカイとか東洋紡さんとかブリジストンさん、いろいろ名乗り上がってきているんだな、港のお客さん集まっているのかなという思いなんですけれども、SILC構想も含めて内貿、ヒンターランド、この辺に何かめどがあるのかなということをお聞きします。 44 ◯産業経済部長安本薫君) 今ほどありました東洋紡さんとかヒンターランド、後背地云々かんぬんという話でございますけれども、地元大手企業の東洋紡さんの話がございました。これは外貿コンテナにおいては環境負荷低減とか地域振興活動、物流コストの削減などのメリットがあるというようなことで敦賀港の利用拡大を図っていただけるという方針だというふうにお聞きしています。また最近、今ほどお話のありました県内の古河スカイさんにつきましても、CO2の排出量と国内輸送費の削減策として敦賀港の外貿コンテナ定期の利用を開始された。そして滋賀県にあります彦根工場を立地しておりますブリジストンさんにつきましても、部材の輸入等において敦賀港の利用が計画されているというふうにお聞きしております。  敦賀といたしましても貨物の集荷のために関係機関とともに連携をいたしまして、今後ともポートセールスを推進していきたいというふうに考えております。  以上です。 45 ◯15番(籠一郎君) 昨日も専門的な方々がかなり質問していたということもあり、僕の場合は1項目に関してはオブラートに包んで置いておきます。  2項目めです。2項目めなんですけれども、古くから中心として栄えた敦賀港周辺から気比神宮周辺の市街地と公共公益施設の集積が見られるJR敦賀駅周辺の市街地から成る約178.6ヘクタールの地域を見てみますと、昨年度6月定例会で駅周辺、9月で国道8号やまちなか居住、12月で舟溜り周辺、そして今回6月定例会で港周辺の敦賀中心市街地活性化計画の事業について検証させていただきました。  その中で、中心市街地のエリアの設定ということでこの地図を見ているんですけれども、認定を受ける前はもう少し小さい面積で申請してあったと。今度は認定のときに、赤線で面積が広がって178.6ヘクタールになっておるんですけれども、この拡大されたわけというのをお聞かせください。 46 ◯産業経済部長安本薫君) エリア拡大した理由はというお尋ねでございます。  基本計画の中で位置づけております区域の設定につきましても何度も協議を重ねさせていただいて、中心市街地活性化協議会のほうで御承認をいただいて、そして議員御承知のように国の認定をいただいたエリアでございます。  現在の中心市街地活性化基本計画では、都市機能の集積が進んだ地区、あるいはそれも含めて歴史文化資源が多く集積している地区を含めて178.6ヘクタールというふうなことで設定をさせていただいております。  旧の計画ですが、平成11年3月に策定された計画では、中心市街地活性化の商店街の活性化ということを重視して中心市街地を127.7ヘクタールというふうに設定させていただいたわけですけれども、現計画では商業の活性化だけでなくて、歴史あるいは文化的な資源、居住環境、公共交通、それから都市福利施設と公共施設等、それから多様な都市的要素の魅力を高めることによる相乗的な活性化を実現するというふうなことで、商店街の活性化を重視した旧の計画よりは範囲を拡大させていただいているということでございます。  以上です。 47 ◯15番(籠一郎君) 拡大された意味はわかりました。けれども清水1丁目、2丁目、津内3丁目、それに栄新町、曙、金ケ崎町の一部、こういうところが拡幅されているふうに見えます。そこに今の自然文化、歴史的な文化ということが参集されているということなんでしょうけれども、僕、このエリアを拡張されたそれを聞くまでに、萬象を含めて、駅前から津内線ですか、あの辺の開発等にエリアが拡大されているので、特に駅西なんかに中活が有利に動くのかなと思っていたんですけれども、何かその辺、戦略補助金みたいなものが考えられるんですか、お聞きします。 48 ◯産業経済部長安本薫君) 駅前のところのエリア拡大につきまして、実は中活の区域を設定するときの条件として、都市機能が相当程度集積するとか機能的な都市活動ができるとか都市機能の増進というようなところの項目があります。そういうことで今回あそこを整備することによって、そういう機能とか都市機能が整備されるということでエリアを拡大しているところでございますが、それに戦略補助金等々が使えるのかどうか、有利に働くのかということにつきましては、それは今対象にはなってございません。ありません。  建設部の対応になるかと思いますけれども、今使っている補助金のかさ上げはあるかもというふうに考えています。 49 ◯15番(籠一郎君) 元来、このエリアの178.6ヘクタール、僕としたらちょっと広いもので欲張り過ぎているのでないかなと。もうちょっとスポット的に、今回の質問のように港周辺にスポット的にという思いでおりました。  エリアに関しては4町内ですか、皆さん手を挙げていけば4本の手になったのかな。広範囲でコンパクトシティに持っていきたいという思いがあるんでしょうけれども、これは僕の思いです。このエリア外、例えば川崎、結城、西小の前、三島1、2、3丁目、東洋町、舞崎町なんかで居住人口というんですか、中心市街地へのエリアなら居住人口を大にするのが大きな目的だと思うんですけれども、部外からここへ住まわれて、僕、去年の確認申請の出方を見ていると、中心市街地外から確認申請が19出ているんですよ。そうすると、これは直接言えんですけれども、エリア内であればいろんな補助金とか住居(すまいる)事業とかいろいろあって、コンパクトシティに居住人口を上げるということがわかるんですけれども、線1本で離れた人なんかもちょっと寂しいなという思いでおります。その程度で、これは僕の意見として聞いておいてください。  それから今度、港周辺へ返るんですけれども、金ケ崎交流拠点用地活用検討事業、中活の63の中にも入っています。入っているんやけれども、何年前か空き地のままでそのままになっているので、今回、中活事業に当然入っていますし、何か商業に資するというんですか、部長の言い方をかりると。何かめどがあるのかお聞かせください。 50 ◯産業経済部長安本薫君) 金ケ崎の交流拠点用地のお尋ねだというふうに思いますが、平成19年にいろいろと市民の皆さんから御提案をいただいて、港湾計画に位置づけられている利用用途を踏まえて、交流、文化施設等の機能を有する施設の立地を基本に、それに付随するような飲食といいますかそういう施設あるいは宿泊などの便益施設、そういうものを港と緑地と一体となって憩いの場として創出できるような施設の立地を民間企業による事業コンペ方式というような形で実施する計画を立てまして考えていたところです。  また、そのことについては用地の所有者である福井県とも協議を重ねてまいりましたけれども、しかしながらその後の景気の低迷、社会経済情勢等々によりまして民間企業の参加がなかなか見込めなかったというふうなことで、今現在はその用地の利活用につきましては中心市街地のエリアに入っているという御指摘もいただいておりますので、その魅力を高める、あるいは交流人口の増加を図る、あるいは回遊性の向上を目指すというふうな視点で再度、今現在検討をさせていただいているところでございます。  以上です。 51 ◯15番(籠一郎君) 今、部長のほうから再度ということでお聞きしたんですけれども、あの当時はちょうどサンピアが存続か何かああいうときに、あそこの交流拠点用地のアンケートをとった。そうしたところが、スケート場の復活が一番多かったということで聞いておったものですから、スケート場が商業に資するということになるかならんかはちょっと別として、利活用をまた商業に資するような線でまた応募でもしたらいいのかなというような思いです。  実はその周辺ということで、赤レンガ倉庫なんですけれども、せんだってから耐震補強の関係があって、学校第一だよ、優先だよ。これは学校の耐震補強なり耐震化が終わってからまた考えましょうやという話でした。そうかいなと思っていたんですけれども、せんだって西側の用地に公園等ができた。きれいな公園。  僕は何でやと聞いたら、赤レンガがもし倒壊するようなことがあると、等間隔じゃないですけれども、こっちのつくった公園側に被害が及ばないように。等間隔って僕らは建物の話で言うんですけれども、離して建てたと聞いたんです。それはそれでいいのかもしれませんけれども、僕の目線はそういうことが配慮されるということになると、北も南も東もどっち側へ行くかわからんから一緒のことじゃないのと。それがもし正論であれば、北も東も南も立入禁止にするとか何かせんと、西側だけ公園つけて、ライトアップで。確かにそれだけあけておくということは、今後の工事用の車両の入り口とか、赤レンガの使い道によってそういうスペースにもなろうかなと思うんですけれども、その辺はいかがですか。 52 ◯産業経済部長安本薫君) 公園をつくらせていただきましたのは建物が倒れるからということではございませんで、あそこのレンガ倉庫の活用につきましては、議員御承知だと思いますが20年の3月に構想策定の委員会から答申をいただいて進めている計画の中に実はあったものでございますし、それから基本目標の一つでありましたあそこの建物等についても、今後ともその構想に沿って事業を進めていきたいなというふうに考えています。  その一つとしては、例えば21年の1月には国の登録文化財の指定を受けたということもございますし、今おっしゃいました公園につきましても市民の皆さんの憩いの場として使っていただければというようなことで整備をさせていただいたということでございますので、今後ともその整備については答申いただいたものをもとといたしまして整備は進めていきたいなというふうに思っておりますが、今御指摘の耐震性等々の問題もございます。これがかなり高額の費用もかかるものでございますので、その辺は財政との状況を考えさせていただきながら進めさせていただきたいなというふうに思っております。  以上です。 53 ◯15番(籠一郎君) 実は赤レンガ倉庫活用事業も中活の63事業の中に入っておるんです。もうちょっと後だよということなんですけれども、活性化のための63事業の内容で、プロジェクトTの活動はどうなっているのかお聞かせください。 54 ◯産業経済部長安本薫君) プロジェクトTがどうなっているのかということですが、プロジェクトTと申しますのは中心市街地活性化協議会におきまして、今回国で認定をいただきました61事業、今2事業ふえまして63事業になってございますけれども、そういう事業を敦賀は一生懸命積極的に取り組んでいるんだというようなことで、市民の皆さんを初め内外の皆さんにPRしたいというようなところで、プロジェクトTというロゴマーク等もつくらせていただいてアピールする事業として取り組んでいるところでございます。  以上です。 55 ◯15番(籠一郎君) 僕は赤レンガ倉庫、いろんな使い道があるのかなと思うけれども、商業に資するというふうにコンバージョンして、そしてスポンサーでもつければ、戦略的補助金なんかを利用して耐震補強もやっちゃったらどうかなと。これは僕の思いだけです。それはそれでいいんですけれども。  市街地商業等活性化支援事業費補助金などの制度が危惧されると、この間、市長提案理由説明の中にも中心市街地のところでうたわれていたので、僕あれ読ませてもらってから、何じゃいやこれはという感じで。危惧されるということはどういうことなんですか、お聞きします。 56 ◯産業経済部長安本薫君) 御指摘のものは戦略補助金と通称申し上げておりますが、戦略的中心市街地商業等活性化支援事業費補助金というものでございまして、これは制度改正が危惧されるというふうな思いで申し上げたことでございますが、昨年度実施されました行政刷新会議、これの事業仕分けにおきまして平成22年度は予算要求額の2割を削減という結論が出されたところでございまして、予算ベースで比較いたしますと約24億円ほど、42.9%ほどが削減になっているようなところでございます。  平成23年度以降はどうなんだということなんですが、これは行政刷新会議の意見というかコメントにございましたように、実施主体として例えば国がいいのか地方がいいのか、あるいは予算は補助金という渡し方がいいのか交付金というふうな形での渡し方がいいのかいろいろな御意見があって、その中で政策目的が達成できるような仕組みを考えなさいというふうなことで行政刷新会議のコメントを出されております。  国におきましては、行政刷新会議の意見を踏まえて、今現在、制度のあり方を検討しているというふうにお聞きしております。  戦略補助金につきましては、民間の自主的な取り組みをやりますときの基幹的な補助金ということでありますし、市街地の活性化の推進に大きくかかわるものでございますので、今後とも国の動向を注視していきたいというふうに考えているところです。  以上です。 57 ◯15番(籠一郎君) 今回を初め、私の終の栖(ついのすみか)のまちづくりをテーマとした質問に対し、るる御答弁をいただきました。市長のまちづくりに対する考え、取り組む姿勢に対し、おおむね理解をいたしました。  私が終の栖(ついのすみか)のまちづくりとして、生涯をここで終えてもよいと思えるようなまちを提案する中で、市長におかれても私の思いを真摯に受けとめていただき、中心市街地活性化計画の輪を広げることに一歩前進していただくことができたものと感じております。  いいまちとは何をもって言うのでしょうか。単に開発、まちのインフラや住み心地のよさだけではなく、みずからまちを愛し、その発展のために惜しみなく尽くそうとする人たちがどのくらい住んでいるのか、その熱意はどれほどのものなのかだと思っています。  ここで暮らしたい、ここで生涯を終えたいと思えるまち。若い人たちがこのまちで暮らし、将来、自分はこのまちを支えたいと考える子供たちが育つまち。そして、そんな子供たちがすくすく育つ環境を整えるのが私たち、今このまちを支えるべき市民の任務であると、今回のテーマに沿った一般質問の中から私は結論づけることができました。  そこで、16年目の節目を迎える市長のマニフェストの中に、今回の中心市街地活性化基本計画を5年かけ進めるとあります。さらに、今まさに策定の準備に入っている第6次敦賀総合計画において、これまでの実績をもとに描こうとしている市長のまちづくりの一端、思いをお聞かせください。 58 ◯市長河瀬一治君) 私もこの敦賀に生まれ育ち、やはり大好きなこの敦賀のまちでありますので、若い人がここで住んで学んで、また働いて、そしてお年がいってもここで健やかに育てるそのようなまちであります。なかなかまちのよし悪しというのはいろんな基準もありますし、一人一人個人差があると思うんです。そういう点ではある程度全体像をつかんで、なるべく多くの皆さん方がそう感じていただけるまち。  ただ、やはり元気のあるまちというのは経済がしっかり動くということも大事じゃないかなと思っております。そういう意味で、原子力産業との共存共栄、そして港まちでありますし、また交通の要衝であります。そういうところをバランスよく発展させて、みんなが元気になっていくというものを目指して第5次の総合計画をつくりました。議会の皆さん方の御協力の中でかなりできてきたところでございます。  そういう中で、まだまだ時代も変革しますし、時代の流れも変わってまいっております。そういうものにあわせながら第6次総合計画を策定して、引き続いて元気で、そしてみんなが健康で安心で安全で暮らせるそのようなまちづくりに邁進をしていきたい、このように思っておりますし、特に目玉的とよく言われるんですけれども、私は人間の体と一緒でそれぞれがバランスよく元気でなくてはならんというふうに思いますので、私は均衡のとれた、バランスのとれた一つのまちづくりも引き続いて行っていきたいなというふうに思っております。  中心市街地という言葉がよく出ますし、いろんな人から聞くと、まちなかばっかりやっているんじゃないかというようなイメージがありますけれども、決してそうではございません。もちろんまちなかも今非常に衰退しておりますので、逆に言えばバランスをとった形で元気にしよう。当然それぞれの地域にもいろんな諸問題もございますので、それに向けて一つ一つ解決をする。  解決するためには予算が必要でございます。どうしても予算というのはありませんと、今までの一般質問を聞いておりますとほとんどお金のかかる話もよく出ておりまして、そういうものをしっかりなし遂げるためには、敦賀ターミナル株式会社の社長になりましたけれども、敦賀株式会社の社長としてしっかりと営業もし、やはり予算も獲得しながらしっかりとしたまちをつくっていく、これが私の気持ちでございますし、今後とも第6次総合計画の中でそういう思いをまとめていきたい、このように思っております。 59 ◯15番(籠一郎君) 今市長の思い、株式会社敦賀の社長だと。力強い言葉でございます。ぜひとも敦賀の社長という覚悟といいますか、株式会社は赤字こいたら終わりですから。  ただいま第6次敦賀総合計画策定にかける市長の力強い将来を見据えた思いの一端をお聞かせいただきました。私の思いも幾ばくか市長の心に響いてくれたのだなと拝聴いたしました。  それでは、これをもって私の議員8年目のテーマとして掲げてきました終の栖(ついのすみか)のまちづくり、今後の市長の終の栖(ついのすみか)のまちづくりに期待を寄せつつ筆を置かせていただきます。  1年間、御清聴、誠意ある答弁、ありがとうございました。  次回は新たなテーマに沿った質問を展開し、市勢発展に向け、市長と熱く議論を深めたいと願っております。  以上で質問を終わります。 60 ◯市長河瀬一治君) 議員のおっしゃる終の栖(ついのすみか)というのは大変すばらしいというふうに思います。やはり敦賀に住んでいこうと。そして、これからいろんな人も敦賀に来ていただいて、ここに住もうというその思いというのは大変大事だというふうに私も思っております。 61 ◯副議長河端満君) 暫時休憩いたします。  なお、再開は午後1時からといたします。             午前11時36分休憩             午後1時00分開議 62 ◯副議長河端満君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続けます。
     次に、渕上隆信君。   〔5番 渕上隆信君登壇〕 63 ◯5番(渕上隆信君) 愛敦会の渕上隆信です。  救急車の一部有料化による医療現場の環境改善について、一般競争入札、指名競争入札などのあり方について、情報をガラス張りにすることについての3点について一般質問をさせていただきます。  まず、1点目の救急車の一部有料化などによる医療現場の環境改善について質問します。  一般的な勤務体系と異なり、医師の場合は日勤、夜勤、日勤と続けて勤務をすることになり、夜勤の場合は連続32時間の勤務だと伺っています。この過酷な勤務状態の中で、本来重症者の受け入れを対象とする救急外来で、平日仕事を休めないとか日中は用事があるなどの理由で軽症患者が夜間や休日に受診するコンビニ受診や、診療の順番を待つのが面倒くさいなどの安易な理由で救急車をタクシーがわりに利用する件数がふえています。これらが医療現場を疲弊させる原因になっています。本当に重症であったり緊急であった場合は夜でも休日でも喜んで治療するし、治療するのが当然のことだけれども、通常の時間でできる治療が重なるとモチベーションが下がってしまうとお聞きしました。  前回の3月議会において、このコンビニ受診についての議論がありました。コンビニ受診をやめるよう広報つるがやRCN等で啓発活動を行う案や、緊急性がない夜間診療に対しては特別料金を加算する案が提案されましたが、3月議会以降、どのような対応をとられたのか、またはとられる予定なのかお伺いします。 64 ◯敦賀病院事務局長(小倉和彦君) それでは、私のほうからお答えをさせていただきます。  6月8日発行の広報紙で「ストップ!コンビニ受診」というようなことで1週間前の広報で広報させていただきました。また内容といたしましては、消防車と敦賀病院の救急の窮状を訴えております。今後でございますが、これをまた行政チャンネルでもRCNを使って広報していきたいと考えております。  また特別料金の加算につきましては、国における検討状況、周辺自治体病院の状況等を踏まえまして、病院において議論を重ねた結果、現在のところは導入を見合わす結論に至っております。しかしながら今後、救急患者の推移、国や周辺自治体病院の動向などを注視して対応していきたいと考えております。  以上でございます。 65 ◯5番(渕上隆信君) 啓発活動につきましては、広報つるがの7月号ですよね。それからRCNの行政チャンネルについて実施していますよということでした。特別料金の加算につきましては、病院の中で話したけれども時期尚早ということで、近隣を見ながらということで様子を見ますということでございました。  では次に、実施した啓発活動の効果について、評価を行って効果があるのかどうかということと、それからほかの住民参加型の啓発活動に展開するのかどうかということを判断していかなくてはならないと思いますが、その評価をできる時期というのはいつごろできるかどうかというのがわかりましたらお願いします。 66 ◯敦賀病院事務局長(小倉和彦君) 啓発の効果といいますと、すぐには効果はあらわれないのではないかなというふうに思います。今後ずっと救急患者の統計等をとっておりますので、その推移を見ながら対応していきたいと考えております。  以上でございます。 67 ◯5番(渕上隆信君) すぐにはちょっと無理かなという話でございました。ただ、今回の補正予算で現在未就学児までを対象としている医療費助成を小学校6年生までに拡充するという子ども医療費助成費が計上されています。これは福井県が助成補助対象を小学校3年生までに拡大したことに歩調を合わせて、今回の補正予算で承認されればことし10月から実施されて、子育て世代を応援する意味ではよいことだと認識をしております。  ただ一方で、軽症でも夜間や休日にお構いなしに病院へ連れていくコンビニ受診がふえるのではないかと。そうすることで医療現場を疲弊させてしまうのではないかという懸念も持っています。ですから、この導入が始まる10月までにその啓蒙活動の評価を行って備えなくてはいけないというふうに思うんですけれども、その辺の見解をお願いします。 68 ◯敦賀病院事務局長(小倉和彦君) もうあと現実的には3カ月くらいしかないのかなというふうに思っております。ですので、広報活動の強化はいたしますが、検証までは少しまだいかないのではないかなというふうに思いますので、今後、今導入予定の病院のモニター制度という制度も今ちょっと導入しようとやっているところなんですけれども、病院のいろいろな弱点であるとか医療体制であるとか、そういうようなことを市民の方々から広く意見を募るモニター制度を導入しようと思っていますので、その辺のところでも評価をしていきたいなというふうに考えております。  以上でございます。 69 ◯5番(渕上隆信君) モニター制度でコンビニ受診がどうかということはちょっと評価できないかと思いますけれども、また別のことではないかと思うのですが、3カ月ということで注視していただきたいと思います。  次に、救急自動車の出動回数なんですけれども、年間3000件を超えています。その中の急病により救急車が出動する割合は全体の60%で、交通事故や一般負傷、火災などを抑えて断トツにトップであり、年々増加しています。  この中で、軽症な患者がタクシーがわりに救急車を利用するため、重篤な患者に救急車が回らなかったり、順番を飛び越えて受診をしたりするケースが発生しています。他の患者たちの迷惑もそうですが、医療スタッフのモチベーションも低下させています。このタクシーがわりに救急車を使用するのは、同じ人が繰り返し利用するケースが多いということですが、「オオカミが来たぞ」と叫ぶオオカミ少年なのかもしれないと思っても救急隊の人は万が一のこともあるしなということで出動を拒否することはできないという状態が続いているそうです。  そこで、広報などによる啓発活動も確かに大切ですけれども、一方で救急車の一部を有料化ということを検討する時期が来ていると思いますけれども、救急車の一部有料化といっても、軽症にもかかわらず何度も繰り返し救急車を使用する場合に限ればいいと思うんです。救急車の隊員は医師ではないので、その場で重症か軽症かの判断ができません。やはり病院の医師が判断することしかできないので、救急車をおりてすたすたと歩いて診療室まで行って、待っているほかの患者さんを飛び越えて診療を受ける軽症者の患者についての救急車の一部有料化の導入を図るべきだと思っています。  この有料化について決定するのは敦賀美方消防組合ですが、救急車は患者を病院に搬送した後、医師が判断するまで待機していることはできません。ですから受け入れした病院の医師が軽症だと判断した場合に、救急車の料金を代理で徴収する必要が生じます。つまり病院側の協力があって初めて実施することができることですし、敦賀病院だけではなく、当然救急車を受け入れるすべての病院との協議になっていくものと思われますが、ここであえて救急車の7割を受け入れている敦賀病院として、救急車の一部有料化が導入された場合、救急車の料金を代理徴収することは可能かどうかをお伺いします。 70 ◯市長河瀬一治君) まず議員からの御提案でコンビニ受診、これも本当に困ったことであります。また、救急車をタクシーがわりに使うなんていうのはもってのほかということでありまして、ところが悲しいかなそういう事例があります。  議員のほうからは、ぜひそういうことをなくして本当に困った方、緊急を要する皆さん方が救急車を活用しやすい環境づくりのための料金設定ということであるわけであります。  代理徴収というのは、法的といいますかそういう点では可能であります。ただ、医療の環境ですと、例えばオオカミ少年じゃありませんけれども、何回かやっていた、おかしいと。ところがそのときたまたま本当にそういうことがなったりする。そうなればまた代金のことは考えればいいんですけれども、これもある程度市民の理解、また議会の理解が得られるようであれば周知をして、そういうものには使ってもらっては困るわけでありますので、そういうこともやはり検討しなくてはならん時期。  恐らく全国の各自治体ではまだやっているところは少ないというふうに思うんですけれども、議員のほうからはいろんな限定例を挙げられました。そういうことも見きわめていくことによって医療現場が本来の医療の姿を出せるという可能性もあります。  質問のお答えとすれば、可能であるということだけまず答弁させていただきます。 71 ◯5番(渕上隆信君) 市長のほうから可能であるということを伺いました。ありがとうございます。  先ほどの現状からしますと、夜間の特別料金の割増というのはちょっと無理かなという状態にありますので、そうしますとそのかわりといいましてはなんですけれども、救急車の一部有料化。本当にお聞きしますと同じ人が1日3回乗ったというんですね、救急車に。そして帰っていったという話もありますので、そういうことをできたらなと思っています。  確かに全国的には例がございませんが、静岡県では導入の検討を始めたということもお聞きしておりますので、ぜひ検討していただきたいと思うんですが。徴収が可能だということは法的に可能だということだと思いますので、敦賀が音頭をとるのか、敦賀美方消防組合が音頭をとるのかちょっとわかりませんが、市長は消防組合の管理者でもいらっしゃいますので、その辺検討していかれるかどうか、お答えお願いします。 72 ◯市長河瀬一治君) 先ほど代理は可能であるという中で、例えば地方自治法の施行令によりまして使用料、手数料などについて、「その収入の確保及び住民の便益の増進に寄与すると認められる場合に限り」ということで、「私人にその徴収又は収納の事務を委託することができる」と規定されておりますので、繰り返しになりますけれども代理徴収は可能であります。  消防組合等での議論ということもございます。また、全国的には静岡の例も挙げられました。恐らく私どもだけじゃなくてほかのいろんな消防署、また組合というのも同じような事例で、恐らく都市部へ行けば行くほど今おっしゃっていただいたような事例というのは多いと思うんです。よくテレビなんかで救急密着何々という番組などもやっておりましたけれども、そういう中にもそういう例もあったというようなこともお聞きいたしておりまして、そういう意味ではこのまま看過はできない一つの事象でありますし、どういう形になるかわかりませんけれども、一度消防組合等でもそういうことが可能なのかどうかというのは検討していきたいなというふうに思います。 73 ◯5番(渕上隆信君) ありがとうございます。  市民の利益になるかどうかといいますと、当然重篤な患者とかそういうのが治療を受けれない、救急車を利用できないということもありますので、十分そういうことは市民の利益になると思いますので、ぜひお願いします。  また私は消防議員でもありますので、また消防議会でも質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。  では次に、一般競争入札、指名競争入札などのあり方についてお尋ねします。  地方自治法第234条に、「売買、貸借、請負その他の契約は、一般競争入札、指名競争入札、随意契約又はせり売りの方法により締結するものとする」とあります。この一般競争入札、指名競争入札、随意契約または競り売りの方法のうち、一般競争入札については設計額が1億5000万円以上の工事については平成8年から試しに運用され、平成20年4月から実施要領に基づき運用が開始されています。また、これより少額の3000万円以上1億5000万円未満の工事については、平成20年4月から試し運用としての試行要領が定められています。  この敦賀の一般競争入札は、従来の指名競争入札と比較してどのようなことを期待して導入されたのかお伺いいたします。 74 ◯副市長(塚本勝典君) 公共事業をめぐる談合問題が非常にこの六、七年ぐらいから社会問題として顕在化してまいりまして、全国的に談合を防止するという取り組みを進めてきたわけでございます。その中におきまして、敦賀におきましても入札制度の改革に取り組んできました。  そこで改革の一環といたしまして導入しましたのが一般競争入札であるというわけでございます。透明性を確保する。御存じだと思うんですけれども、そういった中で業者間の競争を高めるという意味からこの方法が取り入れられているわけでございます。  平成19年から価格のみの評価ではなく、品質も含めた総合的な観点から落札者を決定する。主に市町村レベルでは簡易型と呼ばれている総合評価方式でございますけれども、これを一部取り入れております。  こういう一般競争入札ということになれば、だれでもいいよということの観点からいえば不適格業者もまじる可能性もあるということで、やはり一般的に行われているのが制限つき一般競争入札というふうに理解しています。 75 ◯5番(渕上隆信君) 副市長のほうから、談合制度の抑制、防止、それから透明性の確保ということでやっているよということと、一部については簡易型の総合評価方式を導入していますよということでした。  地方自治法施行令第167条第2号には、一般競争入札でなく指名競争入札にできる場合として、「その性質又は目的により競争に加わるべき者の数が一般競争入札に付する必要がないと認められる程度に少数である契約をするとき」と例示されています。つまり一般競争入札は指名競争入札より入札参加者が多いのが本来の姿であるはずです。しかし、敦賀が実施しています一般競争入札の実情が本来の広く入札参加者を募集するという趣旨から外れているように思えますので、事例を挙げながらお尋ねします。  さて、今回の補正予算総務費で計上されました広域連携大学施設整備事業費3億2500万円、総額19億400万円につきましても一般競争入札を行うということです。しかし、一般競争入札といってもやはり制限つきの一般競争入札ということですが、この一般競争入札につける制限の内容は何か。また、制限をつける目的は何かお尋ねします。 76 ◯総務部長(木村学君) それでは、一般競争につける制限の内容は何か、また制限をつける目的は何かということでの御質問でございます。  地方自治法施行令第167条の5、ここに「必要があるときは、一般競争入札に参加する必要な資格として、契約の種類及び金額に応じ、工事、製造又は販売等の実績、従業員の数、資本の額その他の経営規模及び状況を要件とする資格を定めることができる」という規定がございます。この規定に従いまして、本市においても要綱を定めております。  その要綱の内容を申し上げますと、基本的な資格といたしましては、敦賀の競争入札の参加資格を有すること。2点目に、地方自治法の施行令第167条の4の規定に該当しないこと。福井県及び敦賀において指名停止期間中でないこと。4点目といたしまして、営業所の所在地から見て当該工事を的確かつ円滑に実施できる体制が確保できること。次に、当該工事と同種同程度の工事の施工実績があること。当該工事に配置を予定する現場代理人及び主任技術者または管理技術者が適正であること。こういったことを制限の内容として定めております。  次に目的でございますが、2つございまして、工事の品質の低下や工事のおくれをもたらす施工能力に欠ける者が落札しないようにということで一つはありますし、もう1点が地域要件を適宜定めることで、地元中小企業の育成を図り、地元産業を維持、発展させるためということで、2つの目的で定めているものでございます。 77 ◯5番(渕上隆信君) 制限の内容についてお聞きしました。  その中で、品質、納期、施工能力ということもありましたが、地域要件というお話もありましたが、地域要件というのはどのような制限をつけられるのかというのをお願いします。 78 ◯総務部長(木村学君) 敦賀市内に営業所を有する等々の制限をつけるわけですが、先ほど言われました駅前の関係の工事関係につきましてはJVを組んでされるということでございますので、JVについては大手企業も入ってこようかと思いますので、これについては敦賀市内ということでは大手企業のほうはないと考えております。 79 ◯5番(渕上隆信君) そうしますと、今回の補正予算で計上されました広域連携大学施設整備事業費については、入札の要件ももう既に決まっているという理解でよろしいですか。 80 ◯副市長(塚本勝典君) 今総務部長が答弁させていただいた中で、具体的に駅前の広域連携大学等につきましてどういう形でやるかということにつきましては、まだ庁内におきましてそういう形で議論したことはございませんので、その点は少し訂正させていただきます。 81 ◯5番(渕上隆信君) そうすると、まだ条件は決まってないよという理解でいかせていただきます。  そうしますと、今議案書が出ているわけですけれども、敦賀建設業指名業者選考委員会の規程というのが敦賀でも設けられていると思います。敦賀の内部運用規程でありますが、選考委員会の委員はすべて敦賀の職員であります。ということは、議案提出までに入札の要件を整えていなければならないと思うんですけれども、それが整えられていないというのはなぜなのかお尋ねします。 82 ◯副市長(塚本勝典君) そういう指名委員会の中で議論するわけで、それがまだ現在の時点におきましてはそういう案としてもまだ我々まで上がってきていないということですから、それは余り問題ないんじゃないのかなというふうに思っていますけれども。 83 ◯5番(渕上隆信君) 議案を提出する姿勢につきましては、次の項目でやらせていただきますので。  入札に参加する要件の会社は何社あるんですかということを聞きたかったんですが、決まっていませんからわからないということですので、それでは昨年、平成21年に一般競争入札をしました中郷公民館の建設工事、これも制限つき一般競争入札ですが、該当する事業者は何社だったのかお尋ねします。 84 ◯建設部長(江南新太郎君) 昨年行われました一般競争入札、中郷公民館の新築工事でございますが、建築工事のほうで申請された業者数が8社ございました。その後、入札当日までに技術者の配置が不可能との理由で辞退届が出され、受理された業者が3社ございました。したがいまして、入札参加者数は5社となっております。  入札要件等につきましては、建築工事一式、特定建設業許可を受け、総合点数が800点以上であり、当市に主たる営業所を有するものとなっておりましたので、また施工実績及び配置技術者の要件も設けております。  以上でございます。 85 ◯5番(渕上隆信君) たしか2億6000万ぐらいの工事だと思いますけれども、そこでは8社が入札に手を挙げたけれども実際は5社でやることになったよということですが、これは市内要件がついていたと思うので該当するのも8社だったと思いますが、それで間違いないでしょうか。 86 ◯建設部長(江南新太郎君) そのとおりでございます。 87 ◯5番(渕上隆信君) それでは、この入札をもし制限つき競争入札じゃなくて指名競争入札で行った場合は何社指名することになるのかお尋ねします。 88 ◯建設部長(江南新太郎君) 案件ごとに指名委員会で、その当時指名委員会で決定していくことになります。私の段階では、その想定での返答はできないということでございます。 89 ◯5番(渕上隆信君) 指名競争入札の中で敦賀建設工事等指名競争入札参加者選定要領というのがあります。これも内部の規約でしょうけれども、契約金額により指名業者数の選定基準が定められております。それによりますと1000万円未満では5社から8社でおおむね5社以上、1000万円以上では8社から12社でおおむね10社以上と定められています。1000万円以上で10社ですから、2億であれば当然最高の12社ぐらいになるんじゃないかなというふうに思います。ところが制限つき一般競争入札になったら8社に限定されてしまって、実際は5社で入札したよということになってしまいます。  これが先ほど申しました一般競争入札の実情が本来の広く入札者を募集するという趣旨から外れているのではないか、談合がしやすい状態になっているのではないかという懸念を持っているんです。  ではお尋ねしますけれども、中郷公民館の入札結果につきましては請負率は何%だったのか。また、それは全国の一般競争入札の請負率と比較してどうなのか、お伺いします。 90 ◯建設部長(江南新太郎君) 中郷公民館新築工事の請負率のお尋ねですが、建築工事が95.5%、電気工事が97.1%、機械工事が95.7%となっており、平均は95.7%でございます。  また全国のとおっしゃいましたけれども、福井県の一般競争入札に係る21年度の統計が未集計ですので20年度の土木工事及び建築工事2047件の平均を申し上げますと89.1%となっております。しかし中郷公民館新築工事の3件と件数の差が大きいため比較しにくいところでございますが、数字から見ますと6.6%程度の差となっております。  以上でございます。 91 ◯5番(渕上隆信君) 平成21年の県内のほかの工事と比べても落札率が高いということがわかると思うんですけれども、先ほどのお話にもありましたけれども、市内の事業者の優遇も大切だと思うんです。ただ敦賀が市内の業者を養っているわけではありませんから、当然事業者にしてみれば敦賀の仕事や経験を足がかりにしていただいて、できることなら市内の業者が大きくなって県内とか県外へ進出できるようになってほしいというのが皆さんの願いでしょうし、私の願いでもあります。  ただ、すべてのが入札条件を市内という条件でくくってしまうと、そういう企業は成長する足場がありませんから市内でしかできないということになりますので、足場がありませんから、そういうことはやっぱりちょっとまずいなというふうに思っています。  また、敦賀は税金で運営されているわけですから、入札で使うお金も市民の利益を優先させなければならないはずです。先ほど副市長がちょっと言われましたけれども、本来の一般競争入札の趣旨を残しながら、市内の事業者や県内の事業者を有利にするための方式として、指名競争入札に導入されていると思うんですが総合評価落札方式というのがあると思います。つまり地元の貢献度などによって地元に有利な総合評価のポイントに落札金額の逆数を掛けた数字で落札者を決定するというものだそうです。私もこの間聞いて、よくわからなかったので難しかったんですけれども。総合評価はポイント制になっていまして、標準点で100点、技術評価点で15点から構成されていますので、これは変えることもできるでしょうが、技術評価点に地元貢献などを加味すれば、もし同じ金額で入札をしたという場合は最大15%の差をつけることができるはずです。そうすると、例えば県外の事業者に比べて市内の事業者は10%、県内なら5%のアドバンテージを付すということも可能になってきますので、一般競争入札に市内という制限項目を設けて少数で入札するのではなくて、そういう総合評価落札方式を導入したりして入札の透明性を確保しながら入札を行っていくべきだと思いますが、見解を求めます。 92 ◯副市長(塚本勝典君) 簡易型の総合評価方式というのは今おっしゃるとおりで、単に金額が一番安くても評価基準でポイント制によって地域貢献度とか、あるいは除雪に対して協力的であるとか、そういう点数によって逆転して、必ずしも一番最低の価格を入れた人が受注しないという場合が起こるんです。そういうことで簡易型、年間10件ほどやっているわけですね。  そういう中で、大きな工事もどうかということなんですけれども、大きな工事はその点数によってかなり大きな変動が出てくると思いますが、逆転したときにその評価の1点とか2点によって非常に微妙に変わってくるわけですけれども、その評価の点数が正しいのかどうかということも影響してくるわけですね。そのつけ方というのは我々の指名委員会の中できちっと決めるわけですけれども。  全体的な日本の国レベルの中では、市町村の技術レベルから、あるいは職員の数等から含めて、簡易型、小さい工事で総合評価していくというのがスタンダードだというようなことになっているわけです。  我々とすれば、総合評価型というのも確かに評価できるところでありますけれども、繰り返しになりますが、国や県に比べてそういうことをきちっと評価する人数も、あるいは質的な問題も含めてまだ不十分だというのが全国的な見解でございますので、まずは我々、簡易型のほうから取り組んでいるのが現状でございます。 93 ◯5番(渕上隆信君) 簡易型ということでおっしゃっているんですが、簡易型というのは低額ということなのかなというふうに。5000万から1億5000万というやつのなのかなと思っていますが。今、敦賀の場合は大きな工事が立て続けに生じるはずですので、導入しなくてはだめだと思うんです。施行令についても評価を決めれば導入できますよということを書いてありますので、導入するべきだと思います。  何が問題かといいますと、指名競争入札に比較して一般競争入札の業者のほうが少ないということですよね。もっと大きなであれば一般競争入札しないで、制限しても当然大きな数字になるでしょうから、入札参加者が多いでしょうからいいのかもしれませんけれども、逆に絞ってしまっている。指名競争入札よりもさらに絞ってしまっているというのは非常に問題だと思っているんです。  先ほどの入札の落札金額につきましても6%程度高いということですから、やっぱりそれについては敦賀の市民にとっては不利益なことが生じているのではないかということが懸念されます。  そういうことを導入していかないといけないと思うんですが、そういう検討をされるかどうかということをお願いします。 94 ◯副市長(塚本勝典君) 繰り返しになりますが、今の敦賀レベルの市町村では、過去においても余り大きな金額の発注本数は国や県に比べて圧倒的に少ないのが現状でございますし、技術者としての人数からいっても福井県と1けたぐらい違うような人数の中で指名委員会とかそれをやっているわけです。  だから今総合評価型を導入して審査を行って、しかも価格以外で逆転するような現象の中で大きな工事を議論していくというのは、今の敦賀の技術的なレベルの中ではちょっと難しいかなというふうに思っております。 95 ◯5番(渕上隆信君) ここに敦賀総合評価落札方式(特別簡易型)試行要領というのがあります。ここの中で、第9条については予定価格が1億5000万円以上の工事においてはということで、1億5000万円以上の工事についてもこの試行要領の中に入っています。ですからこれを運用できないのですかということを聞いているんですが、それはできないということなんでしょうか。 96 ◯副市長(塚本勝典君) 1億5000万以上の入札を簡易型でやるというのは非常に乱暴かなという思いはするんですけれども。渕上議員の質問に的確かどうかはちょっとわかりませんが、単純な言い方をすればそのように私は理解しますけれども。 97 ◯5番(渕上隆信君) 導入は無理だろうなと思いながら言っているんですけれども、結局、少額のやつだったらできるんですけれども、まだそれは高額になってくると特別簡易型ではできないんですよということをお聞きしたんですが、実際にこの試行要領を見ますと1億5000万円以上で規定されているんですよ、既に。ですから、書いてあるんだったらやったらええのになというのが単純な質問です。  ですから、特別簡易型でなくて、もっと緻密な計算をしないとだめなんですよということが答えとしてお持ちなのかもしれませんが、たちまち市民への利益になるのであれば実行するべきだと思いますが、しつこいですが最後にもう一回聞きます。 98 ◯副市長(塚本勝典君) 透明性を10社、100社とか大きなことをすることによってかなり透明度を上げるという問題と、やはり敦賀に店舗を構えて、あるいは営業活動をしっかりやっていただいて税金等を納めている企業というのは、やはりきちっとして地域性ということを加味しながら発注の機会をふやしていくというのが正しいことかなと私は思っています。  そういう中で、すべてを競争原理ということに軸足を置いて全国レベルで指名をオープンにするということは、現在の事情においては必ずしも得策な方法ではないんじゃないのかなというふうに思いますけれども。 99 ◯5番(渕上隆信君) これは見解が分かれるんですけれども、実際問題として入札の落札金額が高いよというのが一つあります。それから、指名競争入札に比べて入札参加の会社が少ないよというのもあります。ですから制限つき一般競争入札でやるぐらいだったら指名競争入札でやったらどうですかみたいなことになってしまうんですね。透明性とか談合がしにくいとかいう話になってくれば。そういうことを今の状態ではちょっとまずいでしょうということを言っておりますが、なかなか押し問答になってしまいますので、次に行きます。  最後に、情報をガラス張りにすることについて質問します。  情報をガラス張りにするということを題名にしましたら、情報公開制度の方も見えたのでちょっと違うんですけれども。  行政として政策を提案する場合、情報をガラス張りにしてわかりやすく提案する必要があります。特にまちづくりの基本方針や分野別の計画、市民生活に大きな影響を及ぼすことが予想される施策事業などの重要な政策については、議会や市民が判断する上で絶対に必要なものだと思っています。  情報公開の内容は、政策の発生源、提案に至るまでの経緯、他の自治体の類似する政策などとの比較検討、総合計画との整合性、財源措置、将来にわたるコスト計算、市民参加実施の有無とその内容、予想される効果とその規模などが挙げられます。  これも例示で言ったほうがわかりやすいので敦賀の場合、例えば駅舎交流施設について、去年の平成21年9月議会に駅舎等改築事業費として7590万円が計上されましたが、今申し述べました情報のほとんどが開示されておりません。特に大きな吹き抜けの三角屋根になることで懸念しております空調設備や屋根の融雪装置の維持管理費を含む年間維持費や将来にわたるコスト計算は、まだわかりませんという返事です。  駅舎交流施設をデザイン案のとおり建設した場合、年間の維持管理費は幾らか。また、その内訳をお願いします。
    100 ◯建設部長(江南新太郎君) 議員さんおっしゃるとおり、今、駅舎交流施設をJRと協議しながら、そしてまた総合的にやっていく中でその課題は十分承知しております。  昨日、北條議員にも申し上げましたとおり、維持管理につきましては経費がなるべく少なくなるような構造や設備を考えてほしいと千葉先生に依頼しております。千葉先生についても、自然エネルギーを最大限に利用した空調システムなどを考えておられます。  詳しい内容につきましては、今月25日に開催されます予定の駅舎改築市民フォーラムにおいて先生のほうからも説明していただく予定も組んでおります。その件について御理解を願いたいと思います。 101 ◯5番(渕上隆信君) わからないと、きのうも北條議員のときに聞いたので、そうだろうなということはわかっていますが、当初、議会の説明のときには駅舎交流施設の建築費は8億円で、年間維持費は1000万円程度ということでした。このうちテナント代が年間500万円程度予定できるので、の持ち出しは年間500万円程度になるのかなということでしたが、これが新幹線が来たときに備えて交流施設から直接乗りおりできる設計に変更するので建築費は2億円ふえて最大10億円になりますということでした。  その後、今のデザインが出てきたわけですが、年間維持費は1000万円程度で、テナント代が入るので敦賀の持ち出しは年間約500万円と考えていいのかどうか、だめなのか。もっと大きいのか、もっと小さいのかというのをお願いします。 102 ◯建設部長(江南新太郎君) 今先生にお願いしているデザイン、それから中の空調システム、どういった形で先生がデザインされるか。そして、その意見を聞きながら先生がどのように根拠づけされるかということにつきましても今検討をさせていただいております。それをもってまた今後いろいろと議会の皆さん方にも説明させていただきたいと思っております。  現状では、もう少し待っていただきたいというところでございます。 103 ◯5番(渕上隆信君) 1000万円より大きいのか少ないということもわからないという答えであったのだと思います。  この様子では、次の質問にも明確な回答はないかもしれませんが、駅舎交流施設を30年間使用した場合のトータルコストとするとどの程度だと試算しているのかお願いします。 104 ◯建設部長(江南新太郎君) 30年使用した場合のトータルコストというお伺いでございますが、今回の駅舎につきましては50年、70年、100年たっても使用できる駅舎を目指して、年を重ねるごとに親しみや味わいのある素材などの使用を計画しております。  また建設費については、先ほども議員おっしゃったように10億円程度で計画をしております。  維持管理につきましては、先ほどお答えいたしましたように極力経費のかからない空調システム等をお願いしていますので、概要がまだ決定しておりません。詳細が明らかになり次第、御説明をさせていただくというところでございます。  御理解をお願いします。 105 ◯5番(渕上隆信君) 50年、70年、100年、だんだん親しみがわく駅舎を目指していますということでございましたが、それのトータルコストもわからないのでしょうか。100年でも70年でも50年でもいいですし、そのトータルコストをお願いします。 106 ◯建設部長(江南新太郎君) 現状ではわからないということで御理解をお願いします。 107 ◯5番(渕上隆信君) 今、新幹線が来るかどうかわからない時期で、駅舎交流施設の改築は全面的な改築でなく駅務部を残したリニューアルだと聞き及んでいます。新幹線が来た場合、現在の地でいいのかどうかまで議論になる可能性もありますけれども、100年残る駅舎を今建設しようとするのはお金の無駄遣いにしか思えませんが、市長どう思われますか。その見解をお願いします。 108 ◯市長河瀬一治君) 駅は御承知のようにバリアフリーでJRがやる部分がある。そして、駅舎も58年たっている駅舎である。そういうことをあわせて、新幹線のこともありますけれども、今は使いやすい、またバリアフリーの駅をつくっていこうという段階であります。  そういう意味で、新幹線の場合はもし仮に決まっても決まらなくても今のままで、あとは跨線橋の対応である程度解決が私はできるというふうに思います。そういう意味で、やはり今回やる駅舎というのは50年、70年、100年使える形でつくっておいたほうが、また将来、今のやつでも結構お金かかりますので、そういう皆さん方がまた愛着の持てる駅。今の駅でも約60年使っております。当然100年先という話になりますと、確かにだれもここにおる者はおりませんのでどういう形というのは少し見えにくいところもありますけれども、なるべく経費のかからず、そして末永く使える、また市民の皆さん方、また敦賀を訪れていただく皆さん方が愛着の持てる駅をということで今こういう計画をし、千葉先生にもお願いし、ある程度のデザインができたわけでありまして、これを皆さんで例えば思い思いでああだこうだと言いましても、とても話はまとまらないのが現状でありまして、やはり専門家にお任せし、そこでいろんな計算などもされて、今度25日にそのあたりにつきましてもしっかり、議員のほうからもコスト、コストということでありますけれども、そういうやつも含めて詳細がわかり次第お知らせをしたいと思いますし、私どもとすれば極力少ない管理経費でいけることを望んでおりますし、そうなってくれるものというふうに思っております。 109 ◯5番(渕上隆信君) いろいろ言ってお任せしている部分もありますのでということですが、新幹線が来ますとたしか80メーターか100メーターほど東側にずれると思うんです。そうしましたら跨線橋でつないでということになりますので、今の駅舎がベストの場所かどうかというのはまたわからなくなるのではないかというのはあります。  それなのに100年も残るような歴史的な建造物を建てたいという思いはわかりますけれども、思いはわかりますけれどもこの時期なのかなというのはどうしても感じてしまいますし、建設費というのは全体の維持費のトータルの25%、4分の1程度ということをお聞きしますと、その3倍はまた30年使っていくのにかかるということを聞きますし、市民にとって一番いいお金の使い方って何だろうというのを考えるときに、お話をしていると税金ってだれのものなんだろうということを時々思うんですが、敦賀の予算というのはだれのために使うべきだと市長お考えか、お願いします。 110 ◯市長河瀬一治君) それはもちろん市民の皆さん方のためも当然でありますけれども、それと今、人口減少時代の中である程度の交流人口をふやす。いろんな人が敦賀に来ていただいて、消費の拡大等も含めますとそういうことも大事であります。そういう意味では、敦賀を訪れる皆さん方にもある程度、いいまちだなと思っていただける予算を使うことも大事であります。  基本的には市民の皆さん方に使うわけでありますけれども、私どももいろんな努力をしながら、例えば原子力との共存共栄、いろんなことを図り、そういうところからの税収も実は得ておるわけでありまして、そういうものを積み立てをしながら駅舎のほうに充てるわけであります。  税金というのは非常に大事なものでありますから、これからも十分に説明をして市民の皆さん方、そして議会の皆さん方に御提案を申し上げ、そして御理解を得て、今までもすべてそういう形で執行しているわけでございますので、そういう意味では今後とも議会の皆さん方とよく相談をしながら、市民のために、またいろんな敦賀の発展のために使っていきたい、このように思っております。 111 ◯5番(渕上隆信君) 今、基本的には市民のためにということでございました。私も当然そうだと思いますし、交流人口ということで、将来定着してくれる人がいれば当然市民になるわけですし、そういうところにお金を使っても、観光で訪れてお金を落としてくれれば、それも敦賀の潤いになりますから、そういうところもあると思います。  原子力のお金というのも敦賀市民が払う市民税だけでなくて、当然それも税金ですから、収入のすべては敦賀市民のために使わなくてはいけないですし、透明性を高めて公明正大に使わなければならないと思っています。  また全体の奉仕者として、一部の人たちだけに利するような予算は慎まなければなりませんし、税金が無駄にならないようきちんと目標を立てて計画に基づいて予算を執行するべきだと思っています。  そのために、行政として政策を提案する場合、初っぱなに戻りますけれども、政策の発生源、提案に至るまでの経緯、他の自治体の類似する政策などとの比較検討、総合計画との整合性、財源措置、将来にわたるコスト計算、市民参加実施の有無とその内容、予想される効果とその規模などの情報を提案までに開示するべきだと思いますが、今後対応されるのかどうかお聞かせください。 112 ◯副市長(塚本勝典君) 渕上議員の言われるとおりでございまして、ただ行政側がやっていくときには、例えば道路とかそういう線形を入れるときには利害関係がふくそうしますから、すべてA案ですか、B案ですか、C案ですかというようなことはできないと思います。ある程度決めてからきちっと御提案して説明をしていく責任があろうかというふうに思います。  ただ駅舎等の場合は、現在の案になった段階になるまでに、平成18年だったと思いますけれども幾つか案を御提示して議論して、そして2代目駅舎のああいう形をモチーフにしたもの。さらに、それをデザイン化するときにはスペシャリストに頼んだほうがいいだろうというところを情報開示して決めていった経過があるわけです。  その点はぜひ、我々は情報を何も隠してえいやと決めたわけでもない。長い年月で市民の方々にもお入りいただいて、そして決めたという事実もあるわけでございまして、この点はぜひ御理解いただきたいというふうに思います。 113 ◯5番(渕上隆信君) 平成18年までの審議会で審査した内容で2代目駅舎と決まったということで今おっしゃったんですけれども、駅舎のことに余り議論入っていかないでおこうと思っているんですが、私の周りの人たちは2代目駅舎はあかんでとわざわざ家まで来て言う人もいますので弱ったなということを思っています。  ただ、今申し上げていますのは、政策提案までにいろんな内容を提示しなければ、どこでゴー、どこでストップということがわかりません。ですから、今の駅舎のことですと7500万円程度もう既に予算実行しています。じゃ、やっぱりやめようよという話になったときに、それは困るよという話になるんですね。議会はうんと言ったじゃないか。予算、実施設計も基本計画もうんと言ったでしょう。7500万円も突っ込んでおるのにという話になると非常にまずいかなというふうに思いますので、一番最初のキックオフのときにそういうことを提案していただきたいということがこの質問の趣旨でありますし、願いでございます。  そこについてお願いします。 114 ◯副市長(塚本勝典君) こういう大型プロジェクトを計画、実施する段階において、最初から、まずキックオフのときに建設費はこれだけでございますとか維持管理費はこれだけございますとか本当はそういうところまで内部できちっと詰めてお出しするような資料ができればいいんですけれども、その資料をつくることに対してもやっぱり多くのお金が要るわけで、我々としてはそういう中で調査をやらせてください。御理解いただいて次のステップを踏む。最終的には建設の手前までいって、こういう形でやるということをまた議会にも御相談し、市民にも御相談しながら順次ステップを踏んでいるわけでございまして、最終的にそこの中でどうしても設計までいってお認めいただいた金額の中で詳細設計はできた。しかし最終的にはそれがやっぱりみんな納得できないということになれば、そこで一時とまってもう一度議論し直すということは、行政としては不可能なことではないと思います。 115 ◯副議長河端満君) 渕上議員に申し上げますが、発言時間が残り少なくなりましたので簡潔にお願いしたいと思います。 116 ◯5番(渕上隆信君) ちょっと今忘れてしまいましたが、駅舎のことから離れます。  駅舎のことについては、今おっしゃったようにどこかでストップかける。ストップだと思ったときに議会はストップかければ当然それはそれでいいでしょうというお話だったかと思いますので、それはすべての政策についても同じようにストップをかければいいのかなというふうに思います。私もやっぱりストップするという、要はやめるという選択肢を持って交渉に当たらなければ必ず負けると思っています。ですから、その辺のことはぜひよろしくお願いします。  ただ、今言っている政策を提案する場合の情報のガラス張りについてですけれども、いろんなこと、できればすべてのことでやってほしいんですけれども、決算時の事業評価がこれによってできるようになると思います。市長は目標は大きくと言われますが、最終的に結果が伴わなければ、例えば工業団地全部売れたらいいねということは当然そうですけれども、年度末に売れなければ絵にかいたもちでしかないので、それは目標達成できたかどうか、なぜできたのか、なぜできなかったのか、反省とか評価をして対策を打つことで改善がされると思うんです。そういう意味では、提案する時点での概要をつくってしまわないと、なかなかそれに対する評価はできないのではないかと思っています。  東京都の多摩では、決算書のすべてに事業カルテ、事業診断書を導入していますが、敦賀が一足飛びにそういうことはできないと思いますので、せめて政策提案時において情報をガラス張りにして出していただきたいということを思っていますが、それについてどうなのかということをお願いします。 117 ◯副議長河端満君) これまでの質問に対する答弁がありましたらお願いします。 118 ◯市長河瀬一治君) ガラス張りということで、いろんな情報を出してもちろんいきます。これは私も就任以来、そういうことでやってきました。そして、いろんな事業結果、こうなりましたと。ほとんど議会に報告はしておりますけれども、やはり相手のある、例えば産業団地は相手があります。それぞれいろんな交渉も行っていますけれどもなかなか、例えば何々へ行って、実はこういう結果になりましたというようなことも言えない部分はあるんですね。これからも交渉に行きます。交渉に行っておるときに、実はA社へ交渉に行きますからひとつ議員の皆さんお願いしますというわけにはいかん部分があるんです。そういう交渉事に関してはどうしても公開できない部分もありますけれども、結果として現在も産業団地にすればまだ残っています。でも今一生懸命交渉をやっています。必ず私はこの任期中にはという気持ちでやっていますけれども、それがうまくいかない場合もあります。  これはやっぱり世の中ですから、議員おっしゃるように白黒、ゼブラーマンじゃありませんけれども、白黒すべてはっきりつくということも難しいのも行政の立場ですので、できる限り出せる情報、情報公開というのはこれからもやりながら、また、まちの発展のためにいろんな対策もとりながら、まちの発展のために基本的にはしっかり頑張っていきたいと思っています。 119 ◯副議長河端満君) 次に、上原修一君。   〔20番 上原修一君登壇〕 120 ◯20番(上原修一君) 日本共産党敦賀会議員団の上原修一でございます。  発言通告に基づきまして、変則になりますけれども一括して、後で一問一答ということでお願いしたいと思います。  今回の質問は、私たち日本共産党嶺南地区委員会が市民の皆さんに対してアンケートを行ってまいりました。私たちのいつも公約していることは、やはり市民の声を行政に届ける。住民こそが主人公だという立場で活動することを心がけているところでございます。そういったことで質問を始めさせていただきます。  このアンケートは、敦賀市民の約5割から6割の世帯へ郵送で、返信用の封筒もつけてやってまいりました。その中で、現在まだ進行形ですけれども、約300ぐらいの返信で、その中での御意見を発表させていただきます。  項目としては8つの項目で、1つ目には暮らしの問題について、2つ目に敦賀に対する要望について、3つ目に国民健康保険や医療の問題について、4つ目に介護保険について、5つ目、子育て、教育について、6つ目には駅周辺の開発、新幹線問題などについて、7つ目には原子力発電所の問題について、その他ということで、いろんな御意見も伺っております。  このような敦賀の重要課題について市民の皆さんの意見を伺って、それをもとに質問をしていきたいと思います。  暮らしの問題については、以前より悪くなったという方がアンケートでは、現在では7割ぐらいの方が生活が苦しくなった。変わらないというのが大体24%、よくなったというのが1.8%であります。  この中で悪くなった原因については、まず最初に1番目には、給与や年金の収入が減少したということで6割の方が回答しております。2つ目には、所得税や住民税の税金が高い、これが42%。社会保険料の負担、医療費が高い、これは3割ぐらいの方ですね。  この結果を見ますと、やはり収入がどんどん減ってきている中で、税金や保険料、医療費などの負担が大変だということが読み取られます。こういったことに対して、今後、行政としてどういった認識と政策を持っているのか伺っておきたいと思います。  次に、要望事項に対して。まず、少子・高齢化の中で、高齢者の福祉の充実をもっとしてほしいという要望に対しては52%、半数以上の方が非常に高齢者の要望が出ておりますし、無駄な公共事業の見直し、これも5割近くの方。3番目には、国保や後期高齢者医療制度などの改善をしてほしい、これも45%ぐらいあります。4つ目には、原発の安全対策、4割の方が要望しております。この次に、低所得者対策とか雇用対策、住宅の対策、子育て支援となっております。こういった問題が要望として来ております。  3つ目には、国民健康保険の医療の問題についての回答では、保険税が高い、これは6割の方が言っていますし、医療費の負担、これは5割の方。入院期間の制限、これが約4割近く。リハビリの制限も2割近くの方が取り上げておりますし、また保険証の取り上げということについても非常に困っているということ。  つまりこれらの回答を見ますと、市民にとっては病院にかかりにくくなっているということがわかります。もっと市民が安心して病院にかかれるよう改善をすべきだという声もたくさん出ておりますが、この見解についてお伺いしておきます。  4つ目の介護保険についての回答では、保険料が高い人が約5割を超えています。特別養護老人ホームが少ない、これも4割。利用料が高い、これは約25%。介護認定が厳しい、それから在宅サービスが少ない、利用できるサービスの制限がきついというような御意見も伺っております。  介護の料金が高いことや利用しにくいこと、さらには特養ホームが少なくてなかなか入所できない。入所待ちの方がたくさんおるという現実であります。今後の対策として負担の軽減や特養ホームの増設を考えますが、見解を伺っておきます。  5つ目には、子育て、教育についてでありますが、やはり子育て、教育費についてお金がかかるというのがトップであります。その次には、通学路や学校の安全対策の問題、遊び場が少ない、悩みを相談できる人がいないといった意見が続いております。  敦賀では今議会で乳幼児医療費の助成の条例を改正し、乳幼児医療費の助成から子ども医療費の助成に改め、これまでの満6歳から満12歳まで、つまり小学校入学までから小学6年生まで対象年齢を引き上げました。このことは評価いたしますが、福井県嶺南地域の市町村では既に中学校卒業まで子ども医療費の助成が行われているということであります。全国でも義務教育修了までの医療費の助成を実施するところがふえてきている中で、敦賀において他市町村同様に中学校卒業までの医療費の助成制度を実施すべきではないのか伺っておきます。  また、安心して通学できる道路の整備、歩道の整備も重要であり、子供たちの遊び場についても、学校から帰って安心して自由に遊ぶことができる場所も少ないという声も上がっておりますので、その対策についても伺っておきます。  6番目に、駅周辺の開発、新幹線問題などについてでありますが、敦賀駅のバリアフリーについて、1番目には、エスカレーターは上り専用であってもつけるべきだという御意見の方が4割おりまして、下り用がないならエレベーターだけでよいというのが26%、上り下りが必要という方が大体6%、不要であるという人が2.2%上がってきております。  さらに、敦賀駅の駅舎を敦賀がJRにかわって10億円かけて改修することについての回答では、1番目には、税金の無駄遣いだからやめてほしいというのが約51%。2番目のやむを得ないというのが約30%。  税金の無駄遣いだからやめてほしいというのが過半数の意見として上がっております。これ以外にも金額もさることながら、どうして敦賀が全額出す必要があるのか、JRに対しても応分の負担をしてもらうべきだという声もあります。このことについての市長の見解も伺っておきます。  それから、新幹線の問題についてでありますが、新幹線は必要がないというのが現在67.7%。新幹線は必要というのは8.3%。時期尚早だというのが6%となっております。  市民の意識としては、新幹線を敦賀まで走らせることについては必要がないという回答が圧倒的に多い結果となっております。福井県はもんじゅの稼働と引きかえに新幹線を敦賀まで走らせるように国に要求しているがとんでもないという声もあり、こういった声に対しての見解を伺っておきたいと思います。  それから7番目には、原子力発電所の問題については、まず最初には、1番目に地震対策を徹底的にやってほしいというのが4割の方。原発の増設はやめてほしいというのも4割近くの方。また、もんじゅの運転はやめてほしいというのが35%ぐらい。プルサーマル計画はやめてほしい、27%ぐらい。また、ヨウ素剤を学校や家庭へ配布してほしいというのが21%。風評被害の補償をしてほしいというのが約9%となっております。  こういう問題については、安全性の問題、あるいは原発の不安、原発そのものの運転や安全についての危惧を抱いておりますが、こういった市民の声に対して見解を伺っておきます。  大きい2番目についてであります。原子力行政について。  5月6日、日本原子力研究開発機構は、ナトリウム漏れ事故から14年5カ月も停止していた高速増殖炉もんじゅを、住民からは大きな不安の声が出ている中で運転を再開してきました。運転再開した当日の6日夜から7日にかけて燃料漏れ検出器の警報が6回も鳴り、3台ある同じタイプの検出器の2台が故障を起こしております。8日には原子炉が臨界に達した後に1次冷却材配管の温度上昇の警報が鳴り、10日午後1時までの24時間では何と75回も警報が鳴り響きました。まさしく安全性に重大な欠陥がある欠陥原子炉と言わざるを得ません。  また、連日の異常事態にもかかわらず運転を続けていることに対して、市民からは不安の声が上がっていますが、市長の見解を伺っておきます。  また、10日には制御棒の基本操作を知らない運転員によって制御棒が挿入できないという事態も起きております。運転手順書にも明記されていなかったということですが、これでは緊急事態が起きても原子炉をとめることができなくなります。  今のもんじゅは、整備不良のまま、運転マニュアルの不備などのままで運転をしているのと同じで、いつ大事故が起きても不思議ではありません。マニュアルの不備での運転再開は許せません。市長の見解を伺っておきます。  さらには、警報や故障の公表おくれについても問題であり、一向に改められていません。これでは運転をする資格がないということであります。住民の命を守り、安心して生活できるよう直ちに安全性に重大な欠陥があるもんじゅの運転を永久停止すべきではないのか、市長の見解を伺って、第1回目の質問を終わります。 121 ◯市長河瀬一治君) 一問一答方式に体がなれてきた時分でございまして、一括でお答え申し上げますけれども、またよろしくお願いします。  市民アンケートということで、共産党さんにおかれましては本当にたくさんの枚数を配布し、1万2000万以上配布されて、そのうち300ぐらい返ってきたと。今の報告ですと、そのうちの9割以上が共産党の方が書かれたんじゃないかなというふうに勘違いをしてしまいそうなデータが出ているなというふうに感じながらお話を聞いておったところでございます。  ただ、景気を取り巻く環境が悪いという、皆さん方が困っておられるなというのは本当に事実だというふうに思いますので、そういう景気回復などを目指し、市民生活に元気が出るように頑張っていきたい、このようにも感じたところでございます。  そこで、あと部長のほうからも、たくさん質問いただきましたのでお答えしたいと思いますけれども、特にアンケート結果の中で安心して通学できる道路の整備、歩道の整備の重要性ということでありまして、これも本当に大事だというふうに思います。私どもも人にやさしい道づくり事業等も進めておりまして、それと子供たちの通学路の安全確保等も含め、また高齢化になりましたお年寄りの皆さん方、また先ほど山崎議員からもお話ございました視覚障害者の皆さん方のそういう道づくりなども含めて、今後努力をしていきたいなというふうに思っております。  また、アンケートの中で駅周辺の開発、新幹線ということで、確かにエスカレーターというのはあったほうがいいんですけれども、今も前の質問でお答えしましたように、副市長のほうからエスカレーターについては必要であるが、やはりこれはJRを利用する皆さん方が使うものでありますのでJRさんに維持管理は負担していただきたいと思うのが、これは恐らくどなたに聞いても実は思うことでございますので、そのあたりはまたしっかり交渉していきたいなというふうに思います。  駅舎につきましてもおっしゃるとおりであります。JRのお客さんが使う駅舎でありますから。ただ、そういう事情はどこの駅を見ていただいてもわかるわけでありまして、そのあたりは私どもとしてやはり早く新しい駅舎をつくっていきたい、このように思っているところでございます。  また、新幹線の話、確かにいろんな人の中では、私らそんな遠いところも行かんし新幹線に乗ることはないよという人は多いと思います。しかし、やはり将来を見据えて政治というのは行わなくてはならんわけでありまして、要らない要らないで済む話ではないわけでございます。やはり新幹線を通すことによってのいろんな交流。これから人口増加というのはなかなか難しいわけでありまして、交流人口をふやす。  また、これは国家的な私はプロジェクトだというふうに思っておりまして、この20年のうちに東海、東南海地震、大きな地震が起きる確率が90%ということであります。国家として国家のセキュリティ、そういうものを考えるのであれば早く北陸新幹線を通し、万が一の場合には代替ルートとして活用するのが当然でありますので、そういう意味では国として新幹線をしっかり取り組む必要があるということを私常々言っておるところでございまして、新幹線が来ればいろんな諸問題もあるというふうに思いますけれども、それを解決しながら、ぜひ新幹線というのは敦賀までつくるべきものだというふうに私は思っているところでございます。  また、発電所の問題でありますけれども、耐震対策、これも今のところしっかりとやって、いろんな診断の中では問題がないというふうに評価されたところでございますし、安心、安全という観点から、これからも国、事業者等に対しましてしっかりと対応することと、そしてまた何かありましたら市民に対して十分な説明を行うようにということを伝えているところでございます。  また、もんじゅ等につきましてのトラブル等ありましたけれども、ある程度はやむを得ないと思います。安全性には問題がないことでありますが、そういうことを一つ一つつぶしながら、クリアをしながら、そして安心、安全の運転の中で新しい技術に向かって邁進をしていただきたい、このような気持ちでありまして、私ども聞く限りでは議員のアンケート調査のような数字ではないというふうに私は思っているものでございます。 122 ◯福祉保健部長土屋尚樹君) それでは、私のほうから4点ばかりお答えしたいと思います。  まず最初に国民健康保険の問題ということで、保険税が高いのではないかということでございます。  国民健康保険の医療費等に要する費用というのは、国庫負担等公費で賄われる部分を除きまして保険税で賄われているのが原則であります。しかし現状では医療費に見合う財源が確保できないということで、一般会計から4億円もの繰入金で財政運営を行っている現状でございます。  そういうことで、本市の国保税ですけれども、県平均よりも低く、特に均等割額と平等割額では県内9と比較しても低い金額であるということで御理解をいただきたいと思います。  そして保険証の取り上げということで資格証明書の件でございます。資格証明書の交付につきましては、慢性疾患で医療機関へ受診されている方や、また特別な事情のある方を除いて、納税意識のない悪質な滞納者に対して交付しております。  なお、受診控えによる症状の悪化を防ぐために、受診する場合は被保険者証の交付についての相談をさせていただく旨の文書を送付させていただいておりますので、御理解をいただきたいと思います。  次に、介護保険の問題でございます。  第4期の介護保険料、21年度から23年度ですけれども、これは保険料の急激な上昇とか、そしてまた低所得者の負担を抑えるために保険料段階を6段階から9段階に変更いたしました。本市の基準額は月額4200円ということで、県平均が4253円でございますのでそれを下回っております。また、単独での低所得者を対象とした保険料の減額を実施しております。  また利用料につきましては、法に基づきまして利用者負担は1割ですけれども、本市では単独で低所得者に対して居宅サービスなどの利用者負担を2分の1に軽減しております。  また国の事業といたしまして、社会福祉法人による利用者の軽減、特定入所者介護サービス費、高額介護サービス費等により低所得者の負担が過重にならないようにしておるところでございます。  また特別養護老人ホームの増設につきましては、北條議員にもお答えしましたとおり、来年度策定の第5期介護保険事業計画、これは24年度から26年度ですけれども、これにおきましてひとり暮らしの高齢者の増加や、また介護の長期化、また重度化、認知症などによりまして施設希望者がふえることが予想されますので、これは策定委員会におきまして十分協議していただいて考えております。  そして、中学校卒業までの医療費の助成制度の拡充ということでございます。  ことしの10月診療分から県の医療費助成の対象が小学校3年生──一部自己負担がございますが──まで拡充されることに伴いまして、敦賀といたしましては、さらに3年間ということで小学校6年生まで医療費の助成の対象枠を広げたということで、今回条例を提出させていただいたところでございます。  議員御承知のとおり今回、子ども手当、また高校無償化など子育て支援施策が多く執行されておりますので、今後、福祉施策の全体のバランスを考えながら十分検討していきたいと考えております。  以上でございます。 123 ◯建設部長(江南新太郎君) 私のほうから2点について答弁させていただきます。
     まず市民アンケート結果の部分でございますが、学校から帰ると安心して自由に遊ぶことができる場所も少ないと考えるが今後の対策はというところでございます。  本市の公園につきましては、総合運動公園、近隣公園、街区公園、児童公園、開発公園等を含め150公園あります。  遊具につきましては、その公園の種類によりまして幼児あるいは児童、6歳から12歳と対象年齢が区分されております。今後新たに公園整備を行う際は、地域の年齢層を見きわめ、幅広い年齢層に対応可能な遊具の設置も行っていきたいと考えております。また公園の遊具等の管理につきましては、安全、安心して使用できるよう毎年専門業者に委託して全遊具の点検を実施しております。  今後も市民のニーズを踏まえ、安全、安心に遊ぶ場所となるように公園整備に取り組んでまいりますので、御理解いただきたいと思います。  それからもう1点目、敦賀駅のバリアフリー化についてのアンケート結果に対するの見解はという質問でございますが、敦賀駅のバリアフリー化の整備内容につきましては、跨線橋の幅は4メートル、新幹線が認可されれば9メートル。エレベーター設置は改札から跨線橋へ1基、跨線橋から各ホームへ3基の合計4基と考えております。  また、今回アンケートされ、48%が望んでおられるエスカレーターの設置につきましては、支障物件やホームの安全幅などの条件を考慮して、改札から跨線橋へ上下2基、各ホームから跨線橋へ上り3基の合計5基、それと階段の設置4カ所を計画しています。  以上でございます。 124 ◯敦賀病院事務局長(小倉和彦君) 私のほうからは、市民が安心して病院にかかれるよう改善すべきということにつきましてお答えをいたします。  市立敦賀病院においては、医療費につきましては、医師の判断により疾病状況に応じて検査や処置、投薬などの治療行為を行い、健康保険法に基づき患者さんに負担をいただいております。  入院期間につきましては、医療面から医師の判断により入院治療を行っております。入院治療を要しなくなった患者さんには福祉施設などへの他施設への転院や在宅への復帰などの支援を行うため、本年4月に医療支援部を設置いたしました。  またリハビリにつきましては、患者1人1日当たりの療法回数やリハビリの種類による算定日数の上限などがございますが、リハビリを継続することにより状態の改善が期待できると医学的に判断された場合はリハビリの継続は可能でございますので、患者さんの状況に合わせて適切に判断をしているところでございます。  以上でございます。 125 ◯20番(上原修一君) ただいま答弁に基づきまして再質問いたします。  現在、暮らしの問題についても非常に経済状況とか悪いという中で、景気が回復すればということですけれども、今ここに寄せられているアンケート、先ほど市長が言われました共産党に支持している方がほとんどじゃないかなとこう述べていますけれども、よかったらまたお見せしますが、共産党の嫌いな方もいますので。そしてまた原発の賛成の方もたくさん来ております。だからそういう偏った市長の物の考え方はやめていただきたいと思いますので。  そういったことで、やはり市民の考えというのは政党とかそういったのは抜きにして、本当に今の生活はどうなっているのか。本当にこのアンケートの中でも、お年寄りの方が特に多いんですね。60代、70代。その中で年金がどんどん下げられて、介護保険とか後期高齢者医療費、あるいは医療費、たくさんお金がかかってどうしようもない。病院行くのも控えているという現状を訴えているわけでありますから。そういった意味においても国民年金の最高は6万5000円ですね、大体が。生活保護世帯では大体それぐらいなんですね、6万5000円。しかし生活保護では医療扶助とか住宅扶助でそういった負担は一切かからないわけで、本当に今の高齢者の国民年金者というのは生活保護者以下の生活しかできないということになっているわけで、こういったことについてももっと真剣になって行政は手を差し伸べるべきじゃないかなと思いますので、そこら辺聞いておきます。  それから、いろいろとたくさんあるもんで、時間が制限されていますので詳しくは聞きませんけれども、病院の問題についても、3カ月たったら入院制限があって出されたという人もたくさん回答されておりましたし、リハビリについてもまだちゃんと治っていないにもかかわらず、医師の判断と先ほど言いましたけれども、患者さんの要望をもう少しきちんと聞いて判断してくださるように改善すべきだと思います。その点について聞いておきます。  また特養ホームですけれども、今ワンルームといいますか個室がふえていますけれども、これは非常に料金が高いわけです。大体14万から15万かかるということでは、国民年金の方はまず入れない。そういった意味でもほとんど家族に負担がかかるということで、やはりもう少し安く入れる4人部屋とか、そういった今までの金額がかからないような施設を要望している人がたくさんいるんじゃないかなと。今でも個室のところはあくときがありますけれども、やはり経済的な理由で入れない方がたくさんいますので、そういった方には個室においてもからどうしても入る必然性がある人に対しては補助を出して、大部屋ぐらいの費用で入れるような政策をも必要じゃないかと思うので、その辺聞いておきます。  それから子育てについても……。  これは1回ずつ答えてもらったほうがよろしいですかね。 126 ◯敦賀病院事務局長(小倉和彦君) 今の医療制度はそれぞれの症状に応じた制度となっております。敦賀病院におきましては急性期を標榜しておりますので、急性期の治療が終了した場合は療養型病院等への転院または自宅療養という形になろうかと思います。また、そうしていかないと本当に急性期が受けられない方が出てこようかと思いますので、御理解をいただきたいと思います。  以上でございます。 127 ◯20番(上原修一君) 一応病院のほうから片づけていきます。  それでは、今、急性期病院ということで基準も設けられていると。これはわかるわけですけれども、患者さんというのは一人ずつ症状は違うし、家庭の事情もあるし、家で面倒見てくれる人がおればすぐ退院して家族が見てもらえますけれども、今、老老介護の問題とか、高齢者の自殺とかふえていますので、そういった意味におきましてもやはりもう少し血の通った患者さん本位の病院にしていくべきじゃないかなと。そこが市民から信頼される病院になるわけですから、やはり原点に戻って病院の果たす役割と申しますか、病気になればそれだけ本当に大変な家族も負担もあるし、本人も負担がありますので。  小倉さんは温かい心の持ち主でありますから、そういったことで今後ともぜひ患者さん本位の医療に徹していただくことをお願いしたいと思いますので、そこら辺少し聞いておきます。 128 ◯敦賀病院事務局長(小倉和彦君) 敦賀病院といたしましては、今現在、急性期を過ぎた患者さんに対して、無理やり出ていってくださいということは言っておりませんので。そのためにこの4月から医療支援部の中に退院支援係というのを設けまして、患者さんの家庭状況とかいろんなことを考慮しながら退院支援に向けたチームで取り組んでおりますので、その辺のところを御理解いただきたいと存じます。  以上でございます。 129 ◯福祉保健部長土屋尚樹君) 先ほど1点目ですけれども、国民年金が6万数千円、それで生活保護以下の……。 130 ◯20番(上原修一君) 今、異論が出ていますので、もう一度質問したいと思います。  先ほどの特養の問題で、福祉部長に対して質問を再度お答え願いたいと思いますので、よろしくお願いします。  先ほどの個室の問題で、余り負担がかからないような政策としてどう考えているのかという点についてお願いします。 131 ◯福祉保健部長土屋尚樹君) 特別養護老人ホームですけれども、市内に4カ所ございます。その中では4人部屋のところもございますし、また個室のところもある。個室のところは確かに金額は高くて、例えば国民年金だけでは生活できない。そうしますと、やはり4人部屋であいているところ。そしてまた介護保険事業計画の中でもし建設となりますと、第5期の介護保険の建設事業計画の中でして、保険料とかあと全部そういうのに影響いたしますので、それを給付費とか全部計算に入れながらしておりますので、策定委員会の中で十分協議いたしまして、その中で考えていきたいと思っております。  以上です。 132 ◯20番(上原修一君) 今ほど建設費用がかかるということですけれども、やはりこういった特養ホームの建設については、市民の方は多少お金がかかっても余り異論は出てこないと思います。例えば、先ほど言ったように開発行為で市民の余り恩恵を受けられないようなところに対しては税金の無駄遣いということになっていますので、その辺のところを積極的にやっていってほしいなと思いますので、これは答えは要りません。  それからJRの駅舎についてですけれども、先ほど来、他の議員さんも質問しておりますけれども、やはり市民の意識としては5割を超えた人が税金の無駄遣いだと。ましてや10億という根拠とか、なぜ10億必要なのかとか、また身の丈に合った建設のそういったものでなぜしないのかとか。先に10億円ありきではなくて、もう少し市民の声を聞いてほしいということもたくさんあります。ただ、市民の代表の方も出ていますけれども、そういったものよりも、福祉とか教育とかもっとほかの面でもっともっと充実してほしいという意見が多かったわけですけれども、やはりそういう箱物ばかりじゃだめだという声があったんですけれども、その点についてお伺いします。 133 ◯市長河瀬一治君) このアンケート、議員から説明いただいていますけれども、市民アンケートといいますと何か全部の市民を対象にして、これを聞いている市民の皆さん方は、そうなんだというふうに私は勘違いすると思いますので、あえて1万2000枚共産党の皆さん方が配って、そのうちの約2.1%ほどを回収して300が返ってきた中での話ですから。市民アンケート、市民アンケートといいますと本当に全市民を対象にして、それも1万も2万も返事が返ってきた中の統計であるということを勘違いされるといかんので、私は冒頭に言って、私の思いとして共産党の関係の人がいつも言っているような内容だけのパーセントが高いなと思ったものですからそうお答えをさせていただきましたので、ひとつ御理解をお願いしたい、このように思います。  そこで駅舎のほうにつきましても50%が要らない、税金の無駄遣いだから要らない。駅を利用しない人もたくさんいると思います。しかし敦賀としてのまち、いろんな人が出入りするので、1日あの駅でも6000人なんです。新幹線でも来ますと1万、2万の数になるんですね。そういうところをきれいにしようと。  それと耐震もあるんです。あそこも市民の皆さん方や観光客の皆さん方がいる場所なんです。その安全性のことを考えて、そういうことを理解すると、改修ももうじきだなとわかってくれる人はいますけれども、ただお金がかかる、改修は無駄である、50%が反対であるというような理屈だけでこの議場で述べられましても、私はやはり共産党さんの言っていることかなというふうにしか理解をしておりませんので、ぜひそういうことで御理解をお願いしたいと思います。 134 ◯20番(上原修一君) 共産党、共産党と主張しておりますけれども、この中にやむを得ないというのは3割の方がいます。だから幅広く来ているというのは先ほども言いましたけれども。だから原発はあってもいいと。地場産業とか雇用の問題で必要だという意見もあります。  しかしそういった問題についても、市長は何か敦賀市民が本当に市長の思っているように原発はすべての人が賛成とか、駅舎にしても、そういう物の考え方では本当の市民の心をつかむことはできないと思いますので、やはり少数意見でもあって。今、テレビのアンケートでも、全国NHKでも千何人のアンケートでいろんな問題を公表しているわけですから、それから比べたら結構ようけの人数です。はっきり言って。  そういうことに目をとらわれずに、真摯に市民の声を聞くべきだと思いますので。  次、質問します。  新幹線の問題についても、やはりほとんどの人が、時期尚早と新幹線は必要がないと合わせると8割近くの方が要らないと言っているんですね。これは原発の賛成と書いてある人でも新幹線は要らないと書いてありますので、そこら辺のこと、やはり自分らの生活のほうが大事ではないかなと。新幹線が来ても自分らの生活がよくなるという方はほとんどいないわけです。はっきり言って。今の生活をどうにかしてほしい。わずかの年金で食べていけない。医療もかかれない。そういったところへもっとお金を使ってほしいという意味も含まれて新幹線などは要らないと。そういう意見がたくさんありましたので、そういった意見についてどうお考えですか。 135 ◯市長河瀬一治君) 確かに暮らし、景気が悪い、失業も。今おかげさまで敦賀の場合ですと求人倍率も0.9近くありますので、ほかの地域から比べればましかもしれませんけれども、そういう面で福祉対策というのは生活保護であれ、いろんなことで対応しております。そのウエートばっかりふやしますと、日本を中心にして、国家、まちとして成り立たなくなると思います。  それは共産党さんの考えはそうでしょうけれども、自由主義社会の観点の中で、もちろん本当に困っている皆さん方には行政として今もやっていると思います。それをもっともっとウエートをそっちに置いて持っていった場合には、社会が成り立たんのではないでしょうか。だから、できる限りの範囲ではやらせていただきますけれども、すべてこのアンケート調査が正しくて、ともかく福祉に、生活保護は倍にしましょう、本当にやりましょうとなれば予算はもちませんし、新幹線が来る、駅舎がどうのというのは、風が吹けばおけ屋がもうかるという理論なんです。最終的には税収がふえて、税収がふえることによって福祉にも回せるというふうにお金というのは回していかなくてはなりませんので、新幹線も駅舎もやめて、そのお金を福祉のやつにどんどんつぎ込んで、それだけです。生産性がないと思います。  やはりお金をちゃんと生む施設をつくり、そこから税収を生んで、その税収を回して福祉に使うというような社会づくりをすることが必要だと私は思っております。 136 ◯20番(上原修一君) それでは、今、新幹線の問題で、社会は成り立たないということですけれども、今、日本の財政赤字が900兆円とかになっています。これのほとんどが公共事業のそういった大型公共事業でやってきておること。新幹線、特に福井県だけでも五、六千億かかる。各自治体では200億から300億かかる。それから現在の在来線が今度は自治体が負担せなならんことになれば、ますますそっちのほうへもお金がかかる。総合的に考えてもマイナス部分が多い。  確かに地震が起きて、ほかの新幹線が動かなくなったら必要だというけれども、それよりも地元の敦賀がどういうふうなまちにするかということに対して、もっともっと真剣になって。市長は毎月、年間でもごつい収入があって、4年に1回の退職金も何千万と入る。そういった意見書いてあります。そういった退職金もやめて、やめた上でするならわかると。自分たちはそういった金をもらいながら、下の生活している市民の立場はわかるかなという意見もございます。  そういったものもいっぱいありますけれども、よかったら全部お見せしますので、それを参考にまたしていただきたいと思いますので。  私はもっと市民の意見を取り入れるべきだと。独自で私らがやっているアンケートをぜひやっていただきたい。もう時間もありませんので、原発問題を残してありますので質問いたします。  原子力行政についてのもんじゅの問題についてです。  先ほど来、市長はいろんなことを言っております。しかしながら、運転からわずか5日間で起きたこういう異常事態、これは本当にこのまま続けていけば大事故が起きる予兆じゃないかなという人もいますし、肝心の制御棒、この操作もできなかったということについては、車でいえばブレーキの部分だと。ブレーキもかけないで運転免許はもらえないといった意見とかいっぱい書いてあります。  そういった意味において、もんじゅに対してこのままでは重大な事故が起きかねないということで、申し入れをすべきじゃないかなと。今の誤報とかいろんなこともありますけれども、そういったことを市長としてどのように受けとめているのか聞いておきます。 137 ◯市長河瀬一治君) まず、この問題につきましては申し入れをいたしております。やはりしっかりとその対応をとって、そういうことを一つ一つクリアしていくことが大事であるというふうに思います。  それと私の給料の話でありますけれども、仕事をさせていただいて正当な給与をいただいておるわけでございますので、何もそのことに対しまして、政策的にそれを福祉に回せという考えは非常に極めて不自然な、変な話だなというふうに感じておりますので。じゃ上原議員さんも給料を返納して福祉に回すんでしたらやっていただければ結構でありますけれども、私は自分の正当な給料としていただいていきたい。私も生活がかかっておりますので、そういう面ではそういうふうに御理解をお願いしたいというふうに思います。 138 ◯20番(上原修一君) 非常に偏ったとり方をしていますけれども、私が言いたいのは市民の感情として、やはりもう少し市民の思いを行政に聞いてほしいということで伝えたわけで、例えばの話でその中に対しても。  それから原発に対しては非常にこの間、見切り発車ではないかなということ。安全性の問題についても警報の作動設定とか、今後公表基準を見直すということを言っておりますけれども、こうなればやはり警報が鳴りにくくするとか、公表はきちんとしなくなるんじゃないかなという危惧をされるんですけれども、その点について聞いておきます。 139 ◯市長河瀬一治君) 確かに数多く鳴りまして、ただ安全性には問題がない。それと、鳴らないようにするというのは、逆に本当に鳴ったときに。たくさん鳴る場合はオオカミ少年的になって、本当に鳴ったときの効果が薄れる場合があります。そういう点で、軽微であり、安全に全く問題がないということになれば、そういうことも考えられますけれども、これはやはり保安院なり安全委員会などで十分審議をしていただくべき問題かなというふうに思います。  それと、公表の中での私どもに発表ですね。私どももできれば何でもいいから発表してくれよということは言って、まめにしてくれるんですけれども、ところが余りにも軽微なことでも夜中でもメールは来るわ、うちの原安課もそうなると本当に1日離れられないというのが現状でありまして、そのあたりもある程度精査して、これは全く言うあれもないということがあれば、していくのも一つの方法かなと。  私どもとすればそういうことであればスタッフの体制を整えていつでも受けるように、携帯電話もありますので家にいても受けることはできますけれども、はっきり言うと寝る間がなくなってしまうような状態も続いておりましたので、そのあたりは検討はしたいと思いますけれども、できる限りそういうような誤報とか鳴らないのが一番いいわけでありますので、まずは私どもも事業者に対しましてそういう体制をしっかりとれるようにということをお話をしたところでございます。  御指摘の点につきましては、これからもどういう形をとっていくかということを研究はいたしますけれども、直ちにその体制を変えてどうのということは思っておりません。 140 ◯20番(上原修一君) もう一つの問題では制御棒の誤操作ということで、このことについても公表がおくれているということも聞いていますし、保安院のほうからはこの手順書に制御棒の動きの記載がないこと、このこと自体は問題ではないと発言されているけれども、そういったことについて、こういう小さなことが大きな事故につながるわけですけれども、保安院の記載がないことには問題ないということについて、これはちょっとおかしいんじゃないかと思うんですけれども、聞いておきます。 141 ◯企画政策部長嶽勤治君) 今の御指摘でございますが、事象自体は制御棒操作、安全に直接かかわるものでございまして、これからは基本操作の徹底とか手順書の記載確認を着実かつ確実に行い、しっかりと安全運転に万全を期すことということで口頭で注意したところでございまして、今後もこういうトラブルについては慎重にやる旨ということで口頭では伝えてございます。 142 ◯20番(上原修一君) 小さな問題にとらえているかもしれませんけれども、手順書というのは今回は運転の仕方がわからなかった、教育をきちんとされていなかったということで、その方が運転していた。だけれども手順書を見ていればそのときにわかったはずなんですけれども。そういった事故につながることに対して、もう少し厳しく言うべきじゃないかなと。この認識見てみますと、本当に私ら素人から見ても問題だと思うんですけれども、もっと重要視したらいかがなものか、ちょっと聞いておきます。 143 ◯企画政策部長嶽勤治君) その際に、当然手順書についても口頭注意いたしましたし、もう一つ、通報連絡体制についてもしっかり迅速な提供、情報提供のために機能を果たすことということで、あわせて注意してございますので、今後はこのようなことがないようにということで注意はしてございます。 144 ◯20番(上原修一君) もんじゅは昨日停止されたんですかね。あすからまた稼働するということですけれども、やはり大事なことは誤報なり機械の故障なりきちんと検証をしてから動かすべきで、まだ検証されないうちから、原因もわからんうちからまたすぐ動かすということについては非常に問題ではないかなと。安全性を考えるのであれは、きちんと市長から今までの起こったことに対して説明する責任があると思います。機構に対して。ましてや住民の方は何が起こっているのかさっぱりわからないという声も聞いているわけですから、やはり機構に対して住民に対する説明会なり開かすようなことが必要じゃないかなと思いますけれども、その点聞いておきます。 145 ◯市長河瀬一治君) 確かにいろんなトラブルがあり、私どもも報告を受けております。安全性には全く問題はありませんけれども、先ほど言ったいろんな運転員のこともありましたので、私どものほうから厳重に注意をした。そして機構のほうもそういうことにしっかりと対応しておる状況であります。  そういう意味で、安全性に全く問題ない部分の中で、いろんなことに対してもほとんど軽微なことでありますので、そのあたり詳しく説明会まで開いてどうのこうのするというレベルのものではないというふうに私ども判断いたしておりますから、そういう点ではそれをストップしてまで、それをすべての市民の皆さん方に公開をしてやるというようなものではない、このように思っております。 146 ◯副議長河端満君) 上原議員に申し上げます。発言時間が残り少なくなっておりますので簡潔にお願いしたいと思います。 147 ◯20番(上原修一君) 市長の答弁は安全性に問題がないと言い切っておりますけれども、その安全性に問題があるからこそいろんな警報器が鳴ったり、制御棒がきちんと入らなかったり、教育訓練もされていなかったり。その点が全然安全に対してヒューマンエラーといいますか。機械は安全と、まだきちんと稼働していないわけですからわかりませんけれども、根本的に運転員、動かす者がそういう状況である中で、やはり市民に対してもう少し説明責任というものが残っていると思います。  私自身も今の市長の答弁では納得できませんので、そういった面、今後市民に対してもう少し詳しく、わかりやすく納得できるようなことを発表していってほしいなと思いますので、その点について最後の質問といたします。 148 ◯市長河瀬一治君) 先ほど言いましたように安全性の問題、確かに心配といえば心配であります。私どもも機構のほうからそういういろいろな説明を受けておりますので、原安課というものがございます。また議会のほうでそういうことが必要であれば、当然これからも原子力発電所特別委員会もございますので、そういうところでしっかり議員の皆さん方が確認をしていただく、このことが非常に重要だというふうに思います。  例えばそれがまた広報の中で、RCN等を通じてこういう話があってこうですよということで市民の皆さん方に知っていただければと思いますので、ぜひそれを。市民を集めてやるものではない。ぜひ原特のほうでそういうことで広く市民に知らせていただくように、そういう議論をしていただければというふうに思っております。 149 ◯副議長河端満君) これで上原修一君の一般質問を終了いたします。  暫時休憩いたします。  なお、再開は午後3時20分からといたします。             午後2時54分休憩             午後3時20分開議 150 ◯副議長河端満君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続けます。  次に、前川和治君。   〔6番 前川和治君登壇〕 151 ◯6番(前川和治君) 皆さん、こんにちは。愛敦会の前川和治です。  わかりやすく簡潔に3つのことを一般質問させていただきます。1点目は市立博物館について、2点目は観光協会への天下りについて、3点目は敦賀駅周辺についてです。  では、まず1点目から質問していきます。  1点目、市立博物館についてです。  現在の市立博物館は、1927年、昭和2年に大和田銀行本店として建てられた建物を1978年から歴史民俗資料館、1994年から現在の市立博物館として活用しております。  現在の博物館の建物自体は83年前の建物ですので、敦賀の建築物の中でもひときわ目を引く建物です。この建物の裏手に収蔵庫を建設する設計予算が3月議会で可決されましたが、このまま本当に博物館の裏手に収蔵庫を建設してよいのか疑問を感じておりますので幾つか質問していきます。  まず1点目ですけれども、建物本来の内装のよさを最大限生かすためには現在の博物館のままではよくないと私は感じているんですけれども、実際に現場の方ですとか博物館に携わる方はどのように感じていらっしゃるのか、まず1点目に質問します。 152 ◯市長河瀬一治君) 私は博物館は本当にすばらしい文化財だというふうに思っております。恐らく将来的には国の重要文化財にもなり得るものでありますので、これは末永く保存をしていきたい、このように思っておるところでございます。  確かにもともとは銀行としてできたところでございまして、できれば将来的には銀行の形で修復し、昔はあそこにレストランなどもあった、エレベーターもあるということで、そういう面でいろんな活用方法もあるんですけれども、そうなると今度博物館をどうしなくちゃならんということもあります。  ただ収蔵庫のほうにつきましてもやはり緊急を要するといいますか、このままほうっておいたのでは大変大事な宝物が失われてしまうということもありますので、これは3月議会にお願いしたとおり収蔵庫はつくっていきたいと思います。場所等についても将来的になりますけれども、またそういう財政的な余裕ができたときには博物館をつくってくれという実は要望もありますので、そういうものに即したものにしたいというふうに思います。  収蔵庫と場所が離れておるということもありますけれども、それなりの活用はできるというふうに思いますので、確かに使い勝手の悪い博物館じゃなかろうかなと。今だれか使っている人の答弁をというふうにあったんですけれども、教育長、あるようでしたらまた教育長からも答弁があると思います。 153 ◯6番(前川和治君) 徐々に質問していきたいなと思います。国の重要文化財になり得る建物じゃないかなと市長おっしゃっていましたけれども、県の指定文化財にはなられたそうで、それぐらい博物館の大和田銀行の建物としては大変立派な価値のある建物じゃないかなと私も思っております。  それで、今の展示物のことで幾つかお尋ねしたいんですけれども、建物の内側になるべく壁とかを傷つけないように展示物を見せているような形で展示していると思うんですけれども、実際の展示物の状態とか湿気対策とかそういうのは大丈夫なのかということを質問いたします。 154 ◯教育委員会事務局長(家根谷孝一君) 御存じのようにもともと博物館ではないというようなことでございまして、展示とか空調関係、それらにつきましては後づけというようなことでございます。それでありましても館蔵品の展示、それから市内外からお借りしてまいりました貴重なそういった資料、そういったものの展示には万全を期しております。特に照度、それから温度、あと湿度等に関しては最大限に注意をして調整を行っておりますので御理解をお願いします。  以上でございます。 155 ◯6番(前川和治君) 展示物の状態としてはよく守っていただけるということで、ありがとうございます。  では、今のいろんな宝物とか市民の方から寄贈していただいたものがあると思うんですけれども、今現在の館蔵品の総額というのは幾らぐらいあるんでしょうか。質問いたします。 156 ◯教育委員会事務局長(家根谷孝一君) 館蔵品の総額は幾らかというようなことでございまして、実は昭和54年から館蔵品につきましては購入をいたしております。ですから21年度末までの現在の累計で購入した金額、おおよそ8億9000万ほどございます。
     以上でございます。 157 ◯6番(前川和治君) 館蔵品の総額で8億9000万、約9億円あるということで、こういった館蔵品を守るために博物館の裏手に収蔵庫をつくりたいですということだと思うんですけれども、収蔵庫建設には設計予算でたしか800万ほど上がっていたと思うんですけれども、収蔵庫本体には幾らぐらいの予算を見込んでいらっしゃるのか、金額がわかれば今お答えいただけたらと思います。 158 ◯教育委員会事務局長(家根谷孝一君) 今年度ですけれども実施設計を行っているという状況でございますので、あくまでも概算ということでございますけれども、建物の建設で約2億円程度と見込んでおります。 159 ◯6番(前川和治君) 収蔵庫の建設で2億円ということで結構高いなというふうに思うんですけれども、2億円かけるのであれば、きのう平川議員も新しい博物館はどうなんだという一般質問がありましたけれども、新博物館の構想も過去のいろいろ博物館構想とか見ていましたらちょくちょく出ておりまして、また今現在行っております博物館修復検討会というのがありまして、その中でも平成28年、29年度には新博物館を見据えて収蔵庫をつくったほうがいいんじゃないかということが議事録を見ておりますと書いてあるんですけれども、もし今2億円をかけて収蔵庫をつくってしまえば、僕の感覚からすればもう新博物館という発想はほとんど出てこないだろうなと。今の博物館を使いながら収蔵庫を建てるわけですから、新博物館をつくる場合は二重の投資になるんじゃないかなというふうに考えるんですけれども、その辺、新しく博物館をつくる発想、今のこの時期にそういう発想がなかったのかどうか先に質問します。 160 ◯教育長(下野弘喜君) 今御指摘のように平成9年、敦賀市立博物館検討委員会の答申、そういったものによれば新館建設について触れられております。またその後、平成16年の新博物館建設検討委員会の答申においても、現建物との活用とあわせてやはり今後新館建設というのが望ましいのではないかという、そういったことがうたわれております。  今御指摘のように本にふさわしい、またキャパシティも大きなそういったものがあるのが一番望ましいと思いますけれども、現時点では検討課題ということで進めておりますので、まずは今ある博物館あるいはまた館蔵品、そういったものを維持していくためには先に収蔵庫というような発想になったような次第です。 161 ◯6番(前川和治君) 教育長としては、今の博物館と、また収蔵庫を建てて二重投資になると。その上でまた何年か、例えば平成30年だったらあと8年後ですよね。それぐらいにまた新博物館を建てたときに二重投資になるとかという、そういう考えはないですか。 162 ◯教育長(下野弘喜君) 今御指摘がありました。二重投資だと言われればそうかもしれません。しかしながら、先ほども触れましたけれども本市のいろんな歴史文化、いろんなものをきちっと市民に提示していく、あるいはまた日本全国に発信していくというそういう発想のもとで新博物館が必要であるということになれば、これはきのうも市長さんもこの議場でお話しになりました。やはり議会に諮り、御賛同を得られるならばしかるべき時期にそういったものがあってもいいんじゃないかという答弁をされましたので、私も同じような思いです。  ですから確かに御指摘されるような二重投資というような感覚はあるかもしれませんが、まず今この投資をしなければ、今ある大事ないろんな文化遺産、歴史遺産あるいはまた敦賀市民としての誇り、これらを継承していく上ではやむを得ないのではないか。  そして、先ほど平成30年というような話が出ましたけれども、果たしてその平成30年が可能な年度であるのかそれもわかりませんけれども、やはり将来、新博物館というものは現博物館を明確に性格づけて保存していくということも含めていくならば必要なことであると、そのように私は考えております。 163 ◯6番(前川和治君) 今教育長の答弁聞いておりますと、何か妥協しているんじゃないかなという気もするんですけれども。館蔵品を守りたいという気持ちと、また将来的には新博物館を建てたいなというニュアンスも今の答弁の中で含まれていたんじゃないかなというふうに思うんです。市長も昨日の平川議員の質問でしかるべき時期に新博物館の建設を考えているというところなんですけれども、そのしかるべき時期というのは私の考えとしては収蔵庫を建てる前の今がその時期なんじゃないかなというふうに思うんです。建てないとだめだ、もう博物館がいっぱいいっぱいでどうしようもないということで、収蔵庫を建てるわけなんですけれども、それで2億円かけるんでしたら、プラス幾らか足して新博物館と収蔵庫、もしくは以前答申のあった美術館ですとかそういうところをあわせたものを建てるほうがいいんじゃないかなというふうに思うんです。  その辺まず市長の考え、そのしかるべき時期というのはいつぐらいを市長は思っていらっしゃるのかお尋ねします。 164 ◯市長河瀬一治君) 財政的な計算をしながらおるんですけれども、今は大変実は苦しい時期でもございます。そういう意味で財政がやはり許しませんとできませんし、2億円に少し足してできるようであれば確かにそのとおりなんですけれども、やはりいろんな状況の中であれだけの収蔵品を納め、展示をし、新たに建てていこうと思うと20億から30億という予算なども必要があるというふうに言われておりまして、そうなりますとなかなか今は難しいなと。  それで二重投資といいますか、収蔵庫は収蔵庫として今度建てれば恐らく30年から40年は確実に使えるものであります。新しい博物館も、もしやるとしてもまだ場所的には決まっておりませんけれども、恐らく山の中へは行かんと思うんです。やはり中心市街地含めてあのあたりを検討していけば場所もないわけでもございませんので、そうなれば極めて近いところにそれは存在しますから収蔵庫として使えますし、また新しい博物館ができてもそう違和感なしに使えるものだと。隣にひっついていないと絶対だめというものでもありません。少し、距離までいきませんけれども何メーターか外れてもそう損傷はないというふうに思っております。 165 ◯6番(前川和治君) 今つくろうと思っている収蔵庫をつくったと仮定しても無駄になることというのはそんなにはないと思います。市長おっしゃるとおり。  ただ、今私質問で聞きましたのは、きのうしかるべき時期に新博物館の建設を考えておりますと言って、市長の考えとしてはいつぐらいを考えていたのかなということを質問しましたので、再度質問します。 166 ◯市長河瀬一治君) 予算的、財政的な余裕ができたときであります。 167 ◯6番(前川和治君) ここからは予算的な余裕というのは優先順位の問題になると思うんですけれども、私の基本的な考えですけれども、敦賀の歴史、文化財を残すためにはお金をかけてもいいというスタンスです。その辺は教育長とか、また市長はどういう考えなのかちょっとわかりませんけれども後で聞きます。  特にこの博物館には総額9億円近い館蔵品もありまして、敦賀の歴史を守って、また次世代に伝えていくという役割もありますので、だからこそ今のこの時期に展示物もなるべく、今余り見せていませんよね。そんなに多くのものを見せていなくて、ほとんどバックヤードに入っている。なるべく宝物は多くの方に見ていただきたいと思っております。多くのお客様に来ていただきたいなと思っています。  そういう敦賀の歴史文化に触れてもらう場所として博物館というのはいいと思いますし、また教育長のおっしゃっています敦賀スタンダードの中の敦賀の歴史を学ぶという面でも博物館というのはいい役割をするんじゃないかなと思っています。  ですからもうちょっと、せっかく宝の持ち腐れで、収蔵庫をつくったとしてもまた後ろに隠してしまう。なかなか表に出すには今の博物館ではスペースが少ないというところもありますので、なるべく表に出すためには新しく博物館をつくるしかないのかなという私の結論なんですけれども。それと、また二重投資をしないように今一重の投資をしましょうという考えなんですけれども。  そういった歴史文化をなるべく見てもらおうという趣旨というか腹はありますでしょうか、質問します。 168 ◯教育長(下野弘喜君) 今御指摘のとおり私も同じ考え方です。ですから極力数多くの人たちにいろんなものを見ていただきたい、それはもう同じ考え方です。  ただ現実問題として財政的な面とかいろんなことを考え合わせたときに、それが今できるのであれば当然今やっていきたいというその思いはありますけれども、それが許されない現状でもあるわけですから、先ほど妥協という言葉を使われましたけれども、私は妥協ではなく現実に合わせて体制を考えていく。今できることをできる範囲でやっていきたい。それを最大限にやっていきたい。そういう思いでおります。 169 ◯6番(前川和治君) お金の面というのは絶対につきまとうものですからあれなんですけれども、先ほども言いましたけれども、今収蔵庫、二、三年後にでき上がるかなという推測なんですけれども、2億円使って建ててしまったら、今の大和田銀行の博物館そのまま、また博物館として活用、そして収蔵庫はそのまま収蔵庫として活用、そこから動けなくなりますよというのを一番最初にこの質問の前に言いました。私の考えとしては、もう新博物館の構想はなくなりますよということを言いました。そこはどうお考えですか。 170 ◯教育長(下野弘喜君) 先ほど来から申し上げておりますけれども、新しい博物館が本当にすぐに計画できるものであれば、このような緊急策といいますか、今あるものを何とか守っていきたいというそういうための収蔵庫をつくろうというような発想は出ないと思います。そういった意味で、その点についてやはり認識が違っているというふうに思います。 171 ◯6番(前川和治君) 新しい博物館の話はもう何年も前から出ていまして、平成12年のときもこの議会で新しく博物館をつくってくださいということで議決もされておりますので、結構市民の総意のもとで新博物館というのはつくってほしいなというのはあるんじゃないかなと思うんです。  そのときもちろん議決しておりますので、平成12年から何年も練ってはきていると思うんです。財政的にもその間10年近くありますから、基金とかそういうのも積み立てようと思ったら積み立てられたはずなんですけれども、そういうこともやってなかったんですか。質問します。 172 ◯教育委員会事務局長(家根谷孝一君) 基金とかというようなことでございますけれども、直接的に博物館にという名目で基金の名称が出ているわけではございませんけれども文化振興基金というのがございます。それはそういったものにも恐らく使っていけるんじゃないかというふうに考えております。 173 ◯6番(前川和治君) それともう1個聞いていたんですけれども、平成12年のときに議決がありましたね。それから新博物館をつくりましょうという会議とかいろいろやられていたと思うんですけれども、そういうことはなかったんですかと聞いたんですが。 174 ◯教育長(下野弘喜君) 何回も教育委員会とかそういったところでも話題になりました。そういう中でもいろんな意見が出され、何とかできないんだろうかと。それは現実問題としてはございましたけれども、実際にはきょうに至るまで日の目を見るという形には至っていないということは、いろんな課題があって結論が得られなかったということでございます。 175 ◯6番(前川和治君) ちなみにちょっと聞いておきますけれども、文化振興基金というのは今現在残高幾らあるんですか。 176 ◯教育委員会事務局長(家根谷孝一君) 申しわけございませんけれども、今数字的な資料は持っておりませんので、後ほど議員さんのほうにはお渡しはできると思います。 177 ◯6番(前川和治君) いろいろ何年も検討されていましたけれども、財政的な面ですごく新博物館は難しいと。それでやむなく収蔵庫をまず建てましょうという結論に至ったと思うんですけれども、今本当にこの収蔵庫建てた後では新博物館というのが次の財政2億減るわけですよね、要は。今でこそ厳しくて収蔵庫を建てるのに2億円使いました。その後、例えば10億円としましょう、新博物館。10億で建てましょうというのは2億減った状態で10億使わないとだめだということになります。財政的にはかなり厳しい状況であると思うんですけれども、その辺どう考えますか。 178 ◯市長河瀬一治君) 収蔵庫は収蔵庫で先ほど言いましたように早目に必要なもの。今までは、もともと今の博物館は資料館ということで活用してきておりました。そこで博物館というのは本当は立派ないいものがあるにこしたことはないということでいろんな声もいただいておりましたけれども、たまたま今の資料館が博物館として建物自体が実は博物館。中も銀行とかの関係でしたので結構天井が高くて広いということもあって展示もできるということでありましたので、博物館にふさわしい一つのそのものが博物館というものでありますので、そういうことで今まで活用はしてきておりましたけれども、あの建物自体も恐らく国の重要文化財になるであろうと言われる立派なものであります。そういうものを将来、本来の銀行であったスタイルを、もし直してそういうものにして保存していこうと思うと、新たな博物館が今度必要になってくるわけです。  ただ、今は財政的に、実は積み立てもしています。それは持っておりますので、そういうものを将来的に。でも、今のでは足らないんです。やはり大きなお金がかかります。  ところが、この2億の収蔵というのは決して不要なものではありません。先ほど言いましたように少しぐらい場所が離れていてもそこは収蔵庫として使えますので、今度新しいところには収蔵機能というのはそれだけ大きなものをつくらなくてもいい。やはり展示をするスペースですね。先ほど言いましたように多くの皆さんに見ていただくようなスペースを含めたものを考えていけばいいんじゃないかなというふうに思っております。  じゃいつになるんだということでありますけれども、やはり財政的に。それと平成12年ごろに本当に声も上がり議会でも採択をされ、必要だなということがあったんですけれども、その後バブル崩壊等もあり、いろいろ経済的に厳しくなってきたものですから、実は余りそういう声は出なかったんです。それで博物館をつくってほしいという皆さん方も、まあ今はしばらく辛抱しようじゃないかというような中で今まで来たものですから。  たまたま今回、前川議員がこういうふうな形で提案をいただいたわけでありますけれども、直ちに、恐らく10億ではとても足りません。大体20億から30億かかると言われておりますので、そういうところを今直ちにやるというのは非常に厳しいなと思っております。仮定の話ですけれども3・4号機が稼働し、またいろんな税収も入ってきますし、そのときの議会の皆さん方がそれならこういうものに、文化に使おうじゃないかということになれば、そういうときにはそういう話も極めて前に進むんじゃなかろうか。  ただ、文化財をほうっておくわけにいかんのです。無駄のないように、それはそれとして30年も40年も使いながら新しい博物館とも一緒にできる形はとりませんと、逆に新しいものできたわ、もうこの収蔵庫要りませんと。そんな無駄なもったいないことはするつもりは全くございません。 179 ◯教育委員会事務局長(家根谷孝一君) 先ほどの文化振興基金の残高ということでございますけれども、21年度末で8億9200万ほどございます。 180 ◯6番(前川和治君) 文化財の基金が今約9億円あるということで、私も新博物館というのはそんなに大きなものじゃなくていい。今現に建てようとしている敦賀の新駅舎がありますよね。あれで約10億円ぐらい。あれぐらいの大きさでいいんじゃないかなというふうに思うんです。もうちょっとフラットに低くして建物の中を延ばせば、ああいう形でも十分いいんじゃないかなというふうに思います。そうすれば、財源も基金というところがありますし、そんなに大きなものを考えなくていいんじゃないかなというふうに思います。  大体の今いろいろお話を聞きますと、新博物館は要るんじゃないかなというふうに市長の考えも、教育長の考えも、事務局長さんも聞き取れるんですけれども、そういう解釈でよろしいでしょうかね。 181 ◯市長河瀬一治君) まちの歴史文化を継承していく、それも未来永劫つないでいきたいと思います。いろんな宝物なりまちの歴史というのは未来永劫つないでいく。そのための一つの、人によっては箱物、箱物という人もいらっしゃいますけれども、やはりそれはまた違う性質のものでありますから、将来的には先ほど言いましたように財政が許し、ある程度めどが立ったときには着手をしていきたい。先の話ですからどなたがということはわかりませんけれども、仮に私がそういう立場にいればやはりしていきたいなというふうに思います。 182 ◯6番(前川和治君) 確かに市長おっしゃるように箱物が1つふえるんですけれども、またそれを2つふやすより1つふやしたほうがいいということなんです。収蔵庫とまた新博物館と2つふやすより1つふやしたほうがいいということなので、何とかその辺は考えたほうがいいんじゃないかなというふうに思います。  ここからは私の構想なんですけれども、新しい博物館を建てた場合と仮定して、金ケ崎の人道の港のムゼウムの隣に交流拠点用地がありますので、あちらに新博物館を建てた場合ということで、そこで人道の港の歴史、その資料もすべて新博物館の中に入れまして、そうすると敦賀港のムゼウムが入っていた大和田別荘の建物があいてきます。そこを民間に貸し出しましてレストランとかカフェスペースにすると休憩所も隣にできます。  また、現在の鉄道資料館の建物も民間に貸し出しまして、そこでも家賃収入を得ます。その家賃収入を新博物館の維持管理費に充てます。足らないと思いますけれども、少しでもということです。  さらに、現在の博物館は市長おっしゃったとおり旧大和田銀行当時の原状を図りまして、鉄道資料館の資料を今の大和田銀行のところの博物館に入れたり、あと近代敦賀を支えました歴史人物館としての活用も考えられますし、毎日美展をする建物としても活用できるかと思います。  ですからなるべく今の旧大和田銀行、今の博物館は原状に戻した状態で、そこを毎日美展するとか市民が活用する方向が一番いいのかなと。建物としても生かせますし、内装も生かせますし、外装面では後ろに収蔵庫を建ててしまいますと外装も本当に後ろほぼ消えちゃいます。本当に表から見るだけになっちゃいますので。ですからなるべくあの博物館を国の指定文化財に入れたいとかそういう思いが市長にもあるんでしたら、収蔵庫を建てずに新しく博物館を今建てましょうという提案をしています。  市長のお考えを最後にお聞きします。 183 ◯市長河瀬一治君) 議員のおっしゃる発想的なものも大変若い発想でいいなというふうに思いますし、そうなればいいんですが、やはり先ほど言いました予算的な絡み、またもし仮に新博物館構想になりますとまたちょっと時間がかかると思います。県の土地の話、いろいろ入れていきますとやはり数年、設計、またこれもいろんな声を聞いてどうとなりますとかかります。  ところが今、収蔵の建物も八十数年なものですから、今やっておるところの湿気があったり、どうしてもなるべく早くそれをやりたいという思い。  それと景観的にはそう損なうようなものにはしませんし、収蔵庫としての独立した一つの建物であって、それは30年、40年という形では必ず使っていけます。今のものでもできましょう。仮に新しい博物館ができても、ふだん使わないやつはそこにしっかりと保存してまた展示をするということで、十分可能であるというふうに思います。  議員おっしゃるように今直ちに方針を変更して今の形にぽんぽんと持っていって、さあつくろうということになればいいんですが、これはまだまだいろんな皆さん方のコンセンサスを得なくてはなりませんし、また議会で議論をする。予算的な面も議論していきませんと、今気持ち的にありますから、そうですね、いいですね、じゃやりましょうという問題ではないということを御理解いただきたいというふうに存じます。 184 ◯6番(前川和治君) 敦賀の駅周辺には37億とか38億、また連携大学に20億、駅舎には10億とか、本当に多額なお金をかけておりますので、私としてはそこにかけるより歴史文化を残す方向に、まずは選択と集中ということであるならば歴史文化を残す方向で集中したほうがいいのではないかということです。この辺は市長とはどうも話が食い違い、ずっと合わないようなので、次の項目に移りたいと思います。  続きましては、観光協会の天下りについてです。  こちらは前回の3月議会、2010年3月議会の予算決算常任委員会総括質疑にて観光協会への職員の派遣はやらないということは約束しました。しかし今度はの職員OBが観光協会で働いていますということで、僕としては約束が違うじゃないかということで質問したいと思います。  なぜ観光協会への職員を派遣したらだめなのかということは3月の予算決算常任委員会でも私言っていましたけれども、もう一回だけ言います。観光協会の仕事は旅行会社や観光施設、他の自治体の観光協会とのつながりが大事で、敦賀の観光を売り込む営業活動が基本だと考えます。副市長も私の意見に賛同していただき、このような言葉を3月の予算決算常任委員会総括質疑の答弁で発言されております。要約して代読します。  観光協会へ今までは敦賀の行政との連携とか事務的な指導といった立場での職員を7年間派遣していたわけですが、観光協会も事務的能力が高まってきて自立するべきで、これからは旅行会社の方々とのつながりを考えたときに、ころころと人をかえるのはやめていきますと答弁されております。  私としてはこの発言を聞きまして、3月のときに、副市長はわかってくれたんだなというふうに思いました。ですけれども実際にことしの4月になってみますと、その観光協会へは確かにの現役職員の派遣はいなくなりましたが、今度は市役所職員OB1名が観光協会へ事務局長という立場で採用されていました。これ以前よりもっとたちが悪いんじゃないですかね。  観光協会には毎年補助金を出しておりまして、今年度で8864万円、毎年8000万円以上の補助金を出しています。市民の税金です。私は、補助金を出している団体に職員OBが行くことは完全な天下りだと思っています。実際に天下りした方々に聞いてみても、これは天下りだと言われてもしようがないというような発言もされております。正直な方だと思っています。  国の天下りと違って給料はそこまで高くない。天下りといっても年収300万から400万はもらっているんじゃないかなと思いますけれども。国も地方も一緒で、300万、400万は普通の市民感覚からすれば十分高いと思います。  観光協会にことし行ってしまった人はもうしようがないかなと。この1年はしようがないかなというふうに思いますが、来年度から敦賀として天下りのあっせんを、紹介というか、そういうことはまだ今後していくんでしょうか。質問します。 185 ◯副市長(塚本勝典君) 3月議会の答弁、私、実は質問通告をいただいたときにびっくりしたんです。私はどういう表現を当時したのかなということで、いま一度そのときの答弁書を読ませていただきますが、「7年の歳月が流れたわけでございまして、観光協会自身もそういう事務的能力が高まったと思います。これからは、エージェントの方と余りかわらずにずっとやっていくというのは非常に重要なことなので、そういう面から見れば、現役の職員を出向させて、また引き揚げてというのはやはりマイナスに働くのかなというふうに思っていました。7年が経過したということを踏まえれば、来年から現役の出向はやめたい」というふうに答えたわけでございます。  そのときは、まさにうちのほうから出向していた岸本君が行っていまして、経理担当で行っていたんですけれども、もう十分だということで引き揚げさせていただいたわけです。  その後、うちの会計管理者の山本が事務局長として4月から行くことになったんですけれども、その前に3年前に観光協会も初めは役所でやっていましたけれども、平成15年でしたか、民間でやっていただくということで職員も全部観光協会も移して、ただし職員の人件費は見ないと観光協会もやっていけませんので、そういう人件費を見ながらずっとやってきたわけです。4年たって、今から3年前に、もうそろそろ事務局長も民間の方を採用して民間の色を独自に強めていったらどうかというような話もしていく中で公募させていただきました。ずっと観光業に携わっておられた武田さんという方が事務局長に就任したわけでございます。3年たちました。それを観光協会、岩井会長はずっと見てこられたと思います。そういう中で、もう経理はいいけれども、やはり事務局長はもう一度行政経験を持って、しかもなおかつ観光行政にも明るい人はどうかというお話があったわけです。それは岩井会長自身が3年間の思いの中でそういうふうに判断されたんだと思います。  そういう中で実は山本会計管理者が行くことになったわけです。彼は60を過ぎて元気です。しかもなおかつ給料のことは個人情報ですから余り申し上げられませんが、現役のときの給料の多分3分の1ぐらいだと思います。そして土曜、日曜フルで働いておられます。なおかつ前の民間の方の給料の3割減です。そういったことで一生懸命働いておられる方が、敦賀役所におったということだけでそういうふうに天下りというようなことで言われるというのは僕は非常に悲しいなというふうに思います。  高齢化社会におきまして、これから60歳以上の方々も元気で働けるような、そういう社会というものはみんなも求めているのではないのかなというふうに思います。  以上です。 186 ◯6番(前川和治君) 確かに行かれた方は頑張っておられると思いますよ。でも観光協会へは補助金を出しています。その人の給料。市民の税金なんですよ。  普通の天下りという言い方は余り言葉じりよくないですけれども、天下りという言葉を辞書で引いてみますと、退職した公務員が外郭団体や関連の深い民間企業の相当地位に就任するとあると書いています。これは辞書が言っているので僕が言っているわけじゃないですけれども。  ですから、もし観光協会に頼まれた。だれか紹介してと頼まれたらとしては断るのが普通じゃないかなというふうに私は思うんですけれども、副市長はその辺どう思いますか。   〔「議長、休憩動議。」「賛成。」の声    あり〕 187 ◯副議長河端満君) ただいま北條議員から暫時休憩されたいとの動議が提出され、所定の賛成者がありますので、動議は成立いたしました。  よって、本動議を直ちに議題として採決いたします。  お諮りいたします。  本動議のとおり決定することに御異議ありませんか。   〔「異議なし。」の声あり〕 188 ◯副議長河端満君) 御異議なしと認めます。よって、動議は可決されました。  暫時休憩いたします。             午後4時04分休憩             午後4時50分開議 189 ◯副議長河端満君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  あらかじめ会議時間を延長いたします。  暫時休憩いたします。             午後4時51分休憩             午後5時50分開議 190 ◯副議長河端満君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  この際、前川和治君から発言の申し出がありますので、これを許します。 191 ◯6番(前川和治君) 先ほどの発言について申し上げます。  私は観光協会の天下りに関する一連の発言につきまして、答弁と質問の経緯から個人が特定され、当事者の人格と名誉を著しく傷つけるような発言になったことを心からおわび申し上げ、この発言の取り消しを申し出ます。  また、議会の進行を妨げたことについても深くおわびを申し上げたいと思います。本当に申しわけございませんでした。 192 ◯副議長河端満君) この際、お諮りいたします。  前川和治君から、先刻の本会議における発言について不適切な表現があったため、会議規則第65条の規定により発言取り消し申出書に記載した部分を取り消したい旨の申し出がありました。  この取り消し申し出を許可することに御異議ありませんか。   〔「異議なし。」の声あり〕 193 ◯副議長河端満君) 御異議なしと認めます。よって、前川和治君からの発言の取り消し申し出を許可することに決しました。
     一般質問を続けます。  前川和治君。 194 ◯6番(前川和治君) 長らく時間を本当にありがとうございます。  気持ちを切りかえまして、敦賀駅周辺について、3つ目の項目の一般質問をさせていただきます。  敦賀駅周辺では、約38億円をかけまして区画整理事業を行っております。区画整理事業がすべて終了した後、その後の活用をどのように考えているのかを質問したいと思いましたが、きのうの北條議員の答弁で明確にわかりましたので、確認の意味で再度質問していきたいと思います。  現在の有料駐車場があるところの区画整理後の活用方法は、さまざまな市民相談を一元化した相談所などの行政施設と原子力施設を2つほど考えていますという御答弁でした。なぜ駅前に原子力施設かといえば、原子力施設が駅前に来ることにより敦賀が原子力と共存していると市民、また観光客にPRできるからだということでした。また原子力施設を誘致する意味合いとしては、そういった企業は安定しているので建物の継続運営には安心できるし、今後もしっかりとした運営ができるものと考えていると答弁をお聞きしました。  この原子力施設や、また相談業務を一元化した行政の施設、これは市民が本当に望んでいることだと市長は思っているのですか、質問いたします。 195 ◯市長河瀬一治君) やはり駅前のそういうAゾーンに置く施設につきましては、安定した運営というのは当然必要であるというふうに思います。そういう意味で安定することによっていろんなサービスが提供もできます。それと原子力施設につきましては、私は敦賀の市民の大方の皆さん方は安心、安全の中で原子力というものに、敦賀はもう四十数年携わってきている。いろんなことがございましたけれども。  そういう中でやはり心配しますのは風評被害という言葉がよく使われますけれども、ちょっとしたトラブルがあっただけで、原子力がある敦賀だからというイメージが持たれていますが、それは市民のみならず国民がそういう理解、要するに原子力はこういうものであり、しっかり放射能を管理し、こういうことをやっていけばそう心配するものではないという認識を持っていただければ、私は風評被害というのは物すごく減ると思います。こういうトラブルがあった。これは報道されましょう。しかし、これだけ国が管理をし、こういうふうに対応してこうやっているから、別に遊びに行ったって大丈夫だよという認識ができれば、風評被害というのは減るというふうに私は思っておりますし、そういう意味で敦賀を訪れていただいた皆さん方が駅前にこういうものがあるのかというふうに寄る。そこでまたいろんなことの知識を得ていくことによって原子力発電所と共存共栄していく、またそういうことを発信できる一つのまちに。  原子力は何か悪いものであって、それを隠すように目立たないところへ持っていくこと自体が私はおかしいというふうに思いますので、堂々と看板を上げて、敦賀のまちというのは原子力発電所があり、こういう研究所があり、連携大学があり、エネルギーを支えている地域だなということを理解していただく上でも、私は非常に適切な場所だというふうに思っておるものでございます。 196 ◯6番(前川和治君) 原子力施設につきましては、市民も共存共栄しているよというのは大方の方がもう既にわかっているんじゃないかなというふうに思います。  観光客については、ちょっとそのような原子力についてのアレルギーというか風評被害というのもどこかであるのかなというふうに私の感覚としては思っています。  先ほど質問したのは、敦賀にもさまざまな原子力施設がありまして、また原子力を体験する施設もあると思います。そういった施設をまた駅前につくるんじゃないかなというふうな懸念を私持っていまして、そういうものを市民が望んでいるのかどうかというのを質問しております。再度質問したいと思います。 197 ◯市長河瀬一治君) 確かに類似的な施設も現在ありますけれども、老朽したところもございましょうしいろんなことがあります。私どもも古くなったの行政施設を集めよう。そしてバスターミナルの一つの集積場でありますので、そういうところでいろんな皆さん方が利用しやすい一つの場所。  これは私どもの組織ではありませんけれども、機構さんも確かにあります。日本原電さんも持っています。しかしこっちに来ることによって逆に言うと必要でなくなったものをある程度統合するか、それはわかりませんよ。これは他の団体といいますか企業の考え方でありますのでそれはわかりませんけれども、恐らく一般的に考えれば同じものを2つ持つ必要はない。集積をしていけば、そこへ行くよりも敦賀へおりた方がすっとそこへ入りやすい場所であります。そういう意味では私どもがああしなさい、こうしなさいという立場ではございませんけれども、そういうような考え方も成り立つのではないかなというふうに私は思っております。 198 ◯6番(前川和治君) 原子力施設ですとかそういう行政施設を駅前に持ってこようということでお聞きしましたけれども、にぎわいの創出ということが駅前には言われていると思います。どれぐらいのにぎわいの創出をそういった施設で見込んでいるのかお尋ねいたします。 199 ◯建設部(兼)企画政策部特任部長(角野和洋君) それぞれの施設の利用者につきましては、国際原子力工学研究所におきましては、以前説明させていただきましたように当面学生、教授陣など合わせて約110名、プラント技術産学共同センター、仮称でございますけれども、この施設では研究者約30名程度と聞いております。  それから原子力・エネルギー学習の場につきましては、単なるPR施設ではなく学校教育の一環の施設でありますから、まだできておりませんし、ちなみに昨年度の日本原電さんがやっておられます各種講座の利用者数は約1600名と聞いております。現在やっている内容よりも今後さらに新たにつくる場合は充実したいというふうに聞いておりますので、利用者数はまたふえるんじゃないかなという期待はしております。  それからの行政サービス施設の利用者につきましては、男女共同参画センターのこれも昨年度の実績でございますけれども年間利用者数は約1万5000人でございます。そしての主な相談業務の利用件数といたしましては、昨日、北條議員の質問にも答えました消費生活相談等、それから要保護児童相談、母子家庭相談、家庭教育相談、女性相談、現在こういう相談業務の一元化を考えておりますが、これらの相談件数は年間約800件でございます。  これらの施設が交通結節点である駅西に整備されることによりまして、さらなる利用者の増加があるものと期待をしております。  なお、にぎわい創出の大きな要素の一つであります商業施設の整備内容がまだ固まっておりませんので、これらが固まってくれば、さらににぎわいの創出が図られるのではないかというふうに考えております。  以上です。 200 ◯6番(前川和治君) 今、どれぐらいにぎわい創出を見込んでいるのかということで、具体的な年間の人数をお尋ねいたしました。大体ざっと合計しますと1万8000人。一番多いのが行政サービス施設の1万5000人で、あと原子力施設、また大学、プラント施設などを入れますと多く見積もって1万8000、また2万人ぐらいのにぎわいが創出できるのかなという感じなんですけれども。  2万人ではやはりにぎわいとまではいかないと思うんです。そこで商業施設を入れたいなということなんですけれども、その商業施設を入れるときに、区画整理全体のこともあるんですけれども、原子力施設とか入れる前に更地とした状態で、民間によるコンペとかそういうのはやらないんですかというのを質問したいんですが。 201 ◯建設部(兼)企画政策部特任部長(角野和洋君) コンペをしないのかという御提案ですけれども、現在、整備手法というか事業手法につきましては専門の機関に検討していただいております。その検討結果を8月をめどに報告したいというふうにお答えしておりますので、その結果が出てからまたいろいろ検討したいとは思いますけれども、今後そういう可能性はないとは言い切れませんし、その報告内容を精査してまた検討したいと思っております。  以上です。 202 ◯6番(前川和治君) 駅前の区画整理につきましてはいろんなアイデアがあると思います。よその自治体の区画整理を見ますと、ほとんど民間によるコンペ形式で、いい案を設計者、建築会社とかそういったところに出してもらって、いい案を、自治体が採用するといった例が多くあります。そこで商業施設などが建設されまして、にぎわいが創出されるということがほかの自治体の駅前には多くありました。  今回の場合は、さきに敦賀として原子力施設ですとか行政施設という案が出ましたので、この案も一つのアイデアとして重要だと思うんですけれども、それ以外でも民間のアイデアというのもどんどん取り入れていくべきだなと思うんです。そういう取り入れる方式がコンペだと私は思っているんですけれども、そういうのは今後8月の委員会ですか、8月をめどにやるかやらないかというのはわかるということですか。確認のために聞きます。 203 ◯建設部(兼)企画政策部特任部長(角野和洋君) この間御説明しました我々の案としては一応基本的にこの案でいきたいと。なぜこれでということは、先ほど市長も説明しましたようにリスクというもの、要するに将来的に空きスペースにならないよう、そういうリスクをまず我々としては一番最優先で考えなければならないかなという気がします。  そして、商業施設についてはどういうものがいいかというものはいろんな考え方がありましょうし、そういう意味では今、前川議員が言われるようなコンペ方式というのも一つの選択肢かとは思っております。  以上です。 204 ◯副議長河端満君) 前川議員に申し上げます。発言時間が残り少なくなっておりますので簡潔にお願いします。 205 ◯6番(前川和治君) 私としては駅前ににぎわい創出するのが一番いいのかなと思いますので、コンペをぜひしたほうがいいのではないかなと思います。一つの行政だけのアイデアだと、安定したものというのは求めると思うんです、当然。安定を求めるとにぎわい創出というのはなかなか難しい。にぎわい創出を求めると継続的な安定は難しいというのはありますので、一つだけのアイデア、原子力施設とか行政のアイデアをとるんじゃなくて、もう一つ民間のアイデアも取り入れるべきだと思いますので、ぜひコンペをするべきだなと思います。  あと、私の一つのアイデアとしては、駅周辺、今区画整理で広くなっておりますので、将来道州制になったことを考えますと駅周辺は大事な行政区になり得ると思います。また駅周辺にすべてのコミュニティバスが集まるため交通の便は一番いいと思いますし、将来的にお医者さんが少なくなったときに、福井、金沢、京都、大阪から医師を派遣してもらう場合でも駅周辺に病院があれば医師確保の大きなアドバンテージになるものと僕は考えています。現在の連携大学で先生や学生を確保するよりも、病院の医師を確保するほうがよっぽど僕としては市民のためになると思いますので、またそこに健康管理センターも一緒に持っていったりとか考えまして。  ですから駅前には病院もしくは健康管理センターなど市民が本当に足が悪くなっても使えるような、そういう施設を建設するべきじゃないかなというふうに思います。  私の考えを最後に述べまして、一般質問を終わりにしたいと思います。 206 ◯副市長(塚本勝典君) おっしゃるとおり健康的な施設、前の議員さんも御提案ありましたけれども、それは非常にいいアイデアだと思っています。それも実は念頭には置いてあるんです。  ただ、コンペですべてを一括でパッケージで何でもいいから含めてどうやというような投げ方もあると思うんですけれども、一番怖いのは、そう来たものの、もしも市場原理の中で採算が合わんとわけもなく撤退しちゃうのが一番怖いので、そこら辺はかなり慎重にやりたいと思います。PFIという方式も視野に入れていますけれども、今、前川議員おっしゃるような方法も一つの選択肢だということはよくわかっておりますので、ぜひいい正解をつかみたいなというふうに思います。 207 ◯副議長河端満君) 以上で本日の一般質問を終わります。   ──────────────── 208 ◯副議長河端満君) 次の本会議は、明日午前10時から再開いたします。  本日はこれをもって散会いたします。             午後6時07分散会 発言が指定されていません。 Copyright © Tsuruga City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...