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平成22年第1回定例会(第4号) 名簿 2010-03-10
平成22年第1回定例会(第4号) 本文 2010-03-10

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  1. 敦賀市議会 2010-03-10
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    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいタブが開きます) 平成22年第1回定例会(第4号) 本文 2010-03-10 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ窓表示 ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者一覧に移動 全 272 発言 / ヒット 0 発言 表示発言切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示 すべて選択 すべて解除 1 ◯議長岡本正治君) 2 ◯議長岡本正治君) 3 ◯1番(別所治君) 4 ◯市長河瀬一治君) 5 ◯副市長塚本勝典君) 6 ◯建設部長(江南新太郎君) 7 ◯水道部長岸本茂樹君) 8 ◯1番(別所治君) 9 ◯建設部長(江南新太郎君) 10 ◯1番(別所治君) 11 ◯建設部長(江南新太郎君) 12 ◯1番(別所治君) 13 ◯市長河瀬一治君) 14 ◯1番(別所治君) 15 ◯建設部長(江南新太郎君) 16 ◯1番(別所治君) 17 ◯建設部長(江南新太郎君) 18 ◯1番(別所治君) 19 ◯建設部長(江南新太郎君) 20 ◯1番(別所治君) 21 ◯建設部長(江南新太郎君) 22 ◯1番(別所治君) 23 ◯市長河瀬一治君) 24 ◯1番(別所治君) 25 ◯副市長塚本勝典君) 26 ◯1番(別所治君) 27 ◯水道部長岸本茂樹君) 28 ◯1番(別所治君) 29 ◯水道部長岸本茂樹君) 30 ◯1番(別所治君) 31 ◯水道部長岸本茂樹君) 32 ◯1番(別所治君) 33 ◯水道部長岸本茂樹君) 34 ◯1番(別所治君) 35 ◯水道部長岸本茂樹君) 36 ◯1番(別所治君) 37 ◯水道部長岸本茂樹君) 38 ◯1番(別所治君) 39 ◯水道部長岸本茂樹君) 40 ◯1番(別所治君) 41 ◯議長岡本正治君) 42 ◯8番(馬渕清和君) 43 ◯市長河瀬一治君) 44 ◯企画政策部長(嶽勤治君) 45 ◯企画政策部特任部長(角野和洋君) 46 ◯建設部長(江南新太郎君) 47 ◯敦賀病院事務局長(小倉和彦君) 48 ◯8番(馬渕清和君) 49 ◯敦賀病院事務局長(小倉和彦君) 50 ◯8番(馬渕清和君) 51 ◯敦賀病院事務局長(小倉和彦君) 52 ◯8番(馬渕清和君) 53 ◯市長河瀬一治君) 54 ◯8番(馬渕清和君) 55 ◯市長河瀬一治君) 56 ◯8番(馬渕清和君) 57 ◯市長河瀬一治君) 58 ◯8番(馬渕清和君) 59 ◯敦賀病院事務局長(小倉和彦君) 60 ◯8番(馬渕清和君) 61 ◯市長河瀬一治君) 62 ◯8番(馬渕清和君) 63 ◯市長河瀬一治君) 64 ◯8番(馬渕清和君) 65 ◯企画政策部特任部長(角野和洋君) 66 ◯8番(馬渕清和君) 67 ◯企画政策部特任部長(角野和洋君) 68 ◯8番(馬渕清和君) 69 ◯企画政策部特任部長(角野和洋君) 70 ◯8番(馬渕清和君) 71 ◯建設部長(江南新太郎君) 72 ◯8番(馬渕清和君) 73 ◯企画政策部特任部長(角野和洋君) 74 ◯8番(馬渕清和君) 75 ◯企画政策部特任部長(角野和洋君) 76 ◯8番(馬渕清和君) 77 ◯企画政策部特任部長(角野和洋君) 78 ◯8番(馬渕清和君) 79 ◯企画政策部特任部長(角野和洋君) 80 ◯8番(馬渕清和君) 81 ◯企画政策部特任部長(角野和洋君) 82 ◯8番(馬渕清和君) 83 ◯市長河瀬一治君) 84 ◯8番(馬渕清和君) 85 ◯建設部長(江南新太郎君) 86 ◯8番(馬渕清和君) 87 ◯建設部長(江南新太郎君) 88 ◯8番(馬渕清和君) 89 ◯市長河瀬一治君) 90 ◯議長岡本正治君) 91 ◯議長岡本正治君) 92 ◯19番(木下章君) 93 ◯市長河瀬一治君) 94 ◯教育長(下野弘喜君) 95 ◯総務部長(木村学君) 96 ◯19番(木下章君) 97 ◯教育長(下野弘喜君) 98 ◯19番(木下章君) 99 ◯教育長(下野弘喜君) 100 ◯19番(木下章君) 101 ◯教育長(下野弘喜君) 102 ◯19番(木下章君) 103 ◯教育長(下野弘喜君) 104 ◯19番(木下章君) 105 ◯教育長(下野弘喜君) 106 ◯19番(木下章君) 107 ◯教育長(下野弘喜君) 108 ◯19番(木下章君) 109 ◯教育長(下野弘喜君) 110 ◯19番(木下章君) 111 ◯教育長(下野弘喜君) 112 ◯19番(木下章君) 113 ◯教育長(下野弘喜君) 114 ◯19番(木下章君) 115 ◯総務部長(木村学君) 116 ◯19番(木下章君) 117 ◯総務部長(木村学君) 118 ◯19番(木下章君) 119 ◯総務部長(木村学君) 120 ◯19番(木下章君) 121 ◯総務部長(木村学君) 122 ◯19番(木下章君) 123 ◯総務部長(木村学君) 124 ◯19番(木下章君) 125 ◯総務部長(木村学君) 126 ◯19番(木下章君) 127 ◯総務部長(木村学君) 128 ◯議長岡本正治君) 129 ◯6番(前川和治君) 130 ◯市長河瀬一治君) 131 ◯総務部長(木村学君) 132 ◯産業経済部長(安本薫君) 133 ◯建設部長(江南新太郎君) 134 ◯6番(前川和治君) 135 ◯建設部長(江南新太郎君) 136 ◯6番(前川和治君) 137 ◯建設部長(江南新太郎君) 138 ◯6番(前川和治君) 139 ◯市長河瀬一治君) 140 ◯6番(前川和治君) 141 ◯産業経済部長(安本薫君) 142 ◯6番(前川和治君) 143 ◯産業経済部長(安本薫君) 144 ◯6番(前川和治君) 145 ◯産業経済部長(安本薫君) 146 ◯6番(前川和治君) 147 ◯市長河瀬一治君) 148 ◯6番(前川和治君) 149 ◯市長河瀬一治君) 150 ◯6番(前川和治君) 151 ◯市長河瀬一治君) 152 ◯6番(前川和治君) 153 ◯市長河瀬一治君) 154 ◯6番(前川和治君) 155 ◯市長河瀬一治君) 156 ◯6番(前川和治君) 157 ◯市長河瀬一治君) 158 ◯6番(前川和治君) 159 ◯産業経済部長(安本薫君) 160 ◯6番(前川和治君) 161 ◯産業経済部長(安本薫君) 162 ◯6番(前川和治君) 163 ◯副市長塚本勝典君) 164 ◯6番(前川和治君) 165 ◯副市長塚本勝典君) 166 ◯6番(前川和治君) 167 ◯総務部長(木村学君) 168 ◯6番(前川和治君) 169 ◯総務部長(木村学君) 170 ◯6番(前川和治君) 171 ◯市長河瀬一治君) 172 ◯議長岡本正治君) 173 ◯議長岡本正治君) 174 ◯9番(美尾谷幸雄君) 175 ◯市長河瀬一治君) 176 ◯副市長塚本勝典君) 177 ◯建設部長(江南新太郎君) 178 ◯9番(美尾谷幸雄君) 179 ◯副市長塚本勝典君) 180 ◯9番(美尾谷幸雄君) 181 ◯副市長塚本勝典君) 182 ◯9番(美尾谷幸雄君) 183 ◯建設部長(江南新太郎君) 184 ◯9番(美尾谷幸雄君) 185 ◯市長河瀬一治君) 186 ◯9番(美尾谷幸雄君) 187 ◯建設部長(江南新太郎君) 188 ◯9番(美尾谷幸雄君) 189 ◯建設部長(江南新太郎君) 190 ◯9番(美尾谷幸雄君) 191 ◯建設部長(江南新太郎君) 192 ◯9番(美尾谷幸雄君) 193 ◯建設部長(江南新太郎君) 194 ◯9番(美尾谷幸雄君) 195 ◯建設部長(江南新太郎君) 196 ◯9番(美尾谷幸雄君) 197 ◯建設部長(江南新太郎君) 198 ◯9番(美尾谷幸雄君) 199 ◯建設部長(江南新太郎君) 200 ◯9番(美尾谷幸雄君) 201 ◯教育委員会事務局長(家根谷孝一君) 202 ◯9番(美尾谷幸雄君) 203 ◯市長河瀬一治君) 204 ◯9番(美尾谷幸雄君) 205 ◯議長岡本正治君) 206 ◯7番(今大地晴美君) 207 ◯市長河瀬一治君) 208 ◯企画政策部長(嶽勤治君) 209 ◯敦賀病院事務局長(小倉和彦君) 210 ◯7番(今大地晴美君) 211 ◯市長河瀬一治君) 212 ◯7番(今大地晴美君) 213 ◯企画政策部長(嶽勤治君) 214 ◯7番(今大地晴美君) 215 ◯企画政策部長(嶽勤治君) 216 ◯7番(今大地晴美君) 217 ◯企画政策部長(嶽勤治君) 218 ◯7番(今大地晴美君) 219 ◯企画政策部長(嶽勤治君) 220 ◯7番(今大地晴美君) 221 ◯市民生活部長(佐上公義君) 222 ◯7番(今大地晴美君) 223 ◯市民生活部長(佐上公義君) 224 ◯7番(今大地晴美君) 225 ◯企画政策部長(嶽勤治君) 226 ◯7番(今大地晴美君) 227 ◯敦賀病院事務局長(小倉和彦君) 228 ◯7番(今大地晴美君) 229 ◯敦賀病院事務局長(小倉和彦君) 230 ◯7番(今大地晴美君) 231 ◯敦賀病院事務局長(小倉和彦君) 232 ◯7番(今大地晴美君) 233 ◯議長岡本正治君) 234 ◯14番(和泉明君) 235 ◯市長河瀬一治君) 236 ◯教育長(下野弘喜君) 237 ◯企画政策部長(嶽勤治君) 238 ◯14番(和泉明君) 239 ◯市長河瀬一治君) 240 ◯市民生活部長(佐上公義君) 241 ◯14番(和泉明君) 242 ◯市長河瀬一治君) 243 ◯14番(和泉明君) 244 ◯市民生活部長(佐上公義君) 245 ◯14番(和泉明君) 246 ◯議長岡本正治君) 247 ◯教育長(下野弘喜君) 248 ◯14番(和泉明君) 249 ◯教育長(下野弘喜君) 250 ◯14番(和泉明君) 251 ◯教育長(下野弘喜君) 252 ◯14番(和泉明君) 253 ◯教育長(下野弘喜君) 254 ◯14番(和泉明君) 255 ◯教育長(下野弘喜君) 256 ◯14番(和泉明君) 257 ◯教育長(下野弘喜君) 258 ◯14番(和泉明君) 259 ◯教育長(下野弘喜君) 260 ◯14番(和泉明君) 261 ◯教育長(下野弘喜君) 262 ◯14番(和泉明君) 263 ◯教育長(下野弘喜君) 264 ◯14番(和泉明君) 265 ◯教育長(下野弘喜君) 266 ◯14番(和泉明君) 267 ◯市長河瀬一治君) 268 ◯14番(和泉明君) 269 ◯議長岡本正治君) 270 ◯議長岡本正治君) 271 ◯議長岡本正治君) 272 ◯議長岡本正治君) ↑ リストの先頭へ ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 6.議 事             午前10時00分開議 ◯議長岡本正治君) ただいまから本日の会議を開きます。  日程第1 一般質問 2 ◯議長岡本正治君) 日程第1 これより前日に引き続き一般質問を行います。  まず、別所治君。   〔1番 別所治君登壇〕 3 ◯1番(別所治君) 皆さん、おはようございます。市民クラブの別所でございます。  発言通告書に基づき、大きく2項目について質問をさせていただきます。  まず1項目めは、駅舎を含む駅周辺の開発についてお伺いをいたします。  敦賀駅周辺整備調査特別委員会の中間報告にもありましたが、エスカレーターの負担金や交流施設など駅舎の改築、また駅西地区の開発については、まだ幾つかの課題があります。駅周辺整備構想策定委員会の議論や提言はもちろん尊重すべきでありますが、建設費やランニングコストには多額の税を使うことになり、最終的には市民に対し納得のいく説明が必要と考えます。  以上のことから、次の件についてお伺いをいたします。  まず1件目は、今、駅の交流施設の管理費が年間約1000万、エスカレーター5基の維持管理費が年間1000万から1500万と言われております。今までの議論から、交流施設はで負担することはやむを得ないとしても、エスカレーターは駅部の中にありJRで持つべきと考えます。今後その方向での交渉をされるとありますが、交渉次第ではエスカレーターなしも考えられると思いますが、市長の御見解をお伺いいたします。  2件目は、交流施設についてお伺いします。  現在の設計では、敦賀駅舎2代目と敦賀港の倉庫群をモチーフとし三角屋根にしたことは理解をいたしますが、この北陸で、時には大雪となるこの敦賀において適しているのかがいささか疑問であります。融雪対策とその費用についてお伺いをいたします。  次に空調関係であります。天井の高い大空間をつくるとあり、夏は置換換気空調システム、冬は置換換気空調プラス空気吹きおろしシステムを採用するとありました。確かに広々として見た目にはよいかもしれませんが、これらには多額の経費や維持管理費がかかることが予想されます。市長としての御見解をお伺いいたします。  3件目は、バリアフリー化を含む交流施設の工事について、工事は夜間しかできないなどの制約は理解しますが、長浜駅や彦根駅に比べ工事費が多額です。今後、出された金額について、その妥当性をチェックされるのかお伺いいたします。  4件目は、バリアフリー化工事はJR関係の企業と聞いていますが、交流施設については敦賀の施設であり、地元企業への発注は考えられないのかお伺いをいたします。  5件目は、駅西地区の開発でありますが、連携大学の建物は周辺の住宅地に配慮し3階建てとしたとありましたが、今後、駐車場を中心とするAゾーンには高さや景観を考慮した建築物を建てていかれるのかをお伺いいたします。
     2項目めは、公共下水道事業の取り組みについてお伺いいたします。  快適に暮らせるまちづくりとして、昭和49年に第1期が認可され、36年後の現在、平成9年に認可を受けた第4期の一部と、平成14年に認可を受けた第5期の工事を行っております。市長は以前、市民の要望の大きいことは承知している。今後もしっかりと取り組んでいくと言われており、未整備区域の住民は大きな期待をしております。しかし、ここ近年、私だけかもしれませんが、その進捗が遅いようにも感じられます。  以上から、次の件についてお伺いいたします。  1件目は、公共下水道事業費で汚水関係のここ3年間の費用の推移をお伺いいたします。  2件目は、現状での進捗状況について、1期から5期認可区域までの進捗度と、公共下水道事業全区域に対しての現在の進捗度はどのようになっているのでしょうか、お伺いいたします。  3件目は、現在の区域の計画は昭和40年代に作成されたものと思います。今後、この公共下水道事業の区域の見直しをされるのかお伺いをいたします。  以上で1回目の質問を終わります。よろしくお願い申し上げます。   〔市長 河瀬一治君登壇〕 4 ◯市長河瀬一治君) 皆さん、おはようございます。  それでは、別所議員の質問にお答えをしてまいります。  まず駅舎を含む駅周辺の開発ということでございまして、特にエスカレーターの設置等についての御質問でございます。  確かに今回の計画の中でエスカレーターはJRさんの中の部分でございまして、そういう点で費用についてはJRさんが持っていただくのが普通ではないかという御意見、一般の皆さん方もそのように感じておられるというふうに存じております。  そこで、エスカレーターなしにしてもいいんじゃないかというお話ではございますけれども、今の駅の中で全国各地いろんなところへ行きますと、やはりエスカレーターというのは非常にスムーズな流れを生むところでございまして、そういう観点からエスカレーターはあるほうが利用される皆さん方にとっては非常に便利であるということは言うまでもございません。また車いすとなりますとエスカレーターも使用できませんのでエレベーターというふうになるわけでございます。  そういう意味で、今実はJR西日本さんとは交渉をいたしておりまして、長浜の例もございますので、そういうものを十分に踏まえてしっかりとした交渉をしていきたい、このように思っているところでございます。  ただ御承知のとおり新幹線とも絡んでまいります。新幹線が敦賀まで開業しますと、1日の乗降客数というのは2万人以上になるというふうに予想されるわけでありまして、それだけのたくさんの皆さんが利用される駅というのはバリアフリーはすべてJR負担というふうになるわけでございます。そういうことにもなりますと、そのときの状況、例えば敦賀まで新幹線が来る時期の問題もあります。早く来れば早く来るなりの問題がありますし、遅くなりますと今度は設置していたエスカレーターが古くなってくるというそういうような問題もございます。そういう絡みもあるわけでございまして、何とか早く認可をいただいて工事が進み、敦賀まで新幹線が早く来ることが一番理想だというふうに考えておるところでございますけれども、駅舎改築は目前でございますので、当面そういうことを踏まえてJRさんとしっかりとした協議をさせていただきたい、このように思っているところでございます。  その他、交流施設の融雪、また光熱水費の話、工事費等につきましては、部長のほうから答弁があるというふうに存じます。  また駅周辺の中での交流施設でございますけれども、これは敦賀の施設になるわけであります。地元企業への発注、これもごく普通にそういうふうに考えるのが当たり前ではございますが、交流施設のすぐ横は小浜線でございますし、特に通信ケーブル、また電源ケーブルなど多くのケーブルが埋設されておるところでございます。  そういう観点から、もし私どもの発注する民間の皆さん方がそういう事情を知らないで工事をされた場合に非常に大きなリスクを背負うことになるというふうに思います。そうなりますと、やはりこれはそういうところの事情に詳しいJR関係の皆さん方にしていただいたほうが非常に無難じゃないかなというふうに思っておるところでございます。  ただ、資材等も関係するわけでございますので、そういったことや、また下請といいますかいろんな工事も、敦賀でできることは敦賀でお願いしたいという気持ちは従来から変わっておりませんので、そういう観点から地元をぜひ活用してほしいということは十分お話をしていきたい、このように思っているところであります。  次に下水道事業でございまして、いろんな数字的なことはまた水道部長のほうから答弁があるというふうに存じますけれども、今後の公共下水道の区域の見直しであります。議員のほうから今の工事は少し遅いのではないかと。私が感じるだけかもしれないとも言っておられましたけれども、この要望というのは区長さんと語る会等へ行きますと必ず出る議題でありまして、一日も早く下水道の整備をやってほしいという強いお声をいただいておりますので、その声に極力おこたえすべく努力はいたしておるところでございます。  そこで見直しでありますけれども、私どもその要望に対してお答えもいたしておるんですけれども、時間とお金がかかることも事実でございます。そういう観点から、全体計画の区域内につきまして、まず今決まっている区域がありますのでそこを早く整備をする、このことが大事かなというふうに思っているところでございます。  あとの細かい点につきましては、先ほど申し上げましたとおり部長のほうから、また副市長のほうから答弁があると思いますので、よろしくお願いいたします。 5 ◯副市長塚本勝典君) 私のほうから1点お答えさせていただきます。  駅周辺でAゾーンの建物を建てるときに高さとか景観を考慮するのかという御質問でございます。今議会でも答弁させていただいておりますけれども、駅舎と連携大学の拠点、さらにはAゾーン、そういう駅前の土地利用一体を含めた専門部会、デザインガイドライン策定専門部会というのを持って、全体的な景観を考慮しながら俯瞰しているわけでございます。そういった中で、Aゾーンにつきましては高さ的に盛り上がるような何階建てというような考え方もあるでしょうし、平面的に建物を個々のものにする。これはPFIとかいろんな組み方によっても変わってくると思うんですけれども、駅舎の持つスケール感というのが一つの目安かなというふうに思うんです。高さというのはある程度でこぼこはあると思いますし、連携大学の拠点は3階建てですし、そういうようなもののある程度の高さというのは許容しながら、駅舎の持っている大きなスケール、それに見合ったものでバランスがとれているというのが一般的な感覚かなというふうに思っております。  いずれにいたしましても専門部会の中できっちりと、デザインするに当たってはこういう理由だということを明確にしながら、また御議論させていただきたいというふうに思います。 6 ◯建設部長(江南新太郎君) それでは私のほうから御質問の3点についてお答えをさせていただきます。  駅舎を含む駅周辺の開発の中の交流施設の中で、融雪対策とその費用についてというお尋ねでございます。  交流施設の積雪対策につきましては、御指摘のとおりイニシャルコスト、ランニングコストが多くかかるため全面の融雪装置の設置は難しいと考えております。しかし屋根の雪解け水対策につきましては、平屋根の場合は全面に雪解けの水がたまることから全面防水が必要となりますが、三角屋根にすることで谷部分に雪解け水を集めることができるため平屋根の全面防水に比べ安く施工ができるメリットがあるというふうに考えております。  それから光熱費の関係でございますが、光熱費等で置換換気空調システム等、これらに係る維持管理として多額な経費がかかることが予想されるという御質問でございますが、交流施設の光熱費につきましては現在、自然の対流を生かし、大空間を効率的に温度調節することができる置換換気システムを採用することで検討していただいております。  このシステムは効率的な冷暖房を実現するもので、通常の建屋全体の空調を実施する方式に比べて空調設備機器の容量や消費電力量、CO2を約2割から3割程度削減できるというものでございます。このようにランニングコストを抑える空調を計画していますが、さらに交流施設の利用状況を考慮した温度設定等によるランニングコスト縮減や構造の検討を行い、維持管理費の縮減に努めたいと考えております。  最後の1点ですが、長浜駅や彦根駅に比べて多額の工事費を要するが、妥当性をチェックされるのかという御質問でございます。長浜駅、彦根駅との施工条件を比べると、敦賀駅は以下の5点の状況があります。  片側からの施工となりまして、大型重機が必要。奥行きが60メーターございます。施工時期が深夜の3時間程度と少なく、かつ貨物列車が通るということ。既存の支障物件が多いということ。それから駅前広場の高さからするとホームが2階になっていますから、地盤より高い位置にあるということ。落差として4メーターございます。それからホーム数が3面で7線入っているということなど、施工条件が不利な状況にあり割高になっていると考えております。  金額の妥当性につきましては、敦賀として十分なチェックをしていきます。  以上でございます。 7 ◯水道部長岸本茂樹君) それでは私のほうからは下水道事業につきまして2点お答えをさせていただきます。  まず1点目でございますが、公共下水道事業汚水管渠の事業費につきましては、平成18年度で6億4476万円、平成19年度で7億1590万円、平成20年度で5億8780万円でございます。なお21年度につきましては、この3月で計上した補正の1億3000万を加えますと8億1460万円でございます。  次に5期までの進捗状況でございますが、認可面積1332ヘクタールのうち平成20年度末で1005.5ヘクタールが整備済みでございまして、整備率につきましては75.5%でございます。  また全体計画面積に対しましての進捗状況でございますが、計画面積2430ヘクタールでございまして、同じく平成20年度末の整備率は41.4%でございます。  以上でございます。 8 ◯1番(別所治君) 駅舎関係につきましては代表質問等でいろいろありました。重複するところは割愛し、また視点を変えながら質問をさせていただきます。  また私はいろんなこと、今回の場合ですとその事業の対象者はだれなのかということ、そしてまた、その事業は何のためにされるのかということを判断材料の一つとしてしっかりと考えながら事業判断を行っております。  そのような視点からも質問をさせていただきます。  それでは、バリアフリー化についてであります。  今、各ホームに11人乗りのエレベーターがつく予定になっております。またエスカレーターは一人乗りで上りを予定しておりますが、足やひざの悪い方、また障害者の方の多くはエスカレーターではなくエレベーターを利用するのではないかというふうに思います。足の負担のほうですけれども、ある資料によりますと平地を歩くときは体重の3倍と言われます。そして階段の上りのときは5倍と言われます。そして下りは7倍。いろんな資料なんかで見ますと、階段は5倍から7倍の負担がかかるよというようなのは、上り下りに分けるとそういうこと。これは確かな医療機関が出しておりますので、間違いないというふうに思います。  そういうようなことからすれば、そういう方を対象にするのであれば、本来上りではなく下りをつけるべきだと思いますが、その件についてどのようにお考えでしょうか、お伺いいたします。 9 ◯建設部長(江南新太郎君) バリアフリーにおけるエスカレーターの件でございますが、高齢者や障害がある方のエスカレーターの使用は、乗りおりが難しく転倒が予想されるというようなことから、極力エレベーターの使用をお願いする予定としております。 10 ◯1番(別所治君) 今部長が言われたことは、私もそうだと思うんです。例えばお年寄りの方とかは、下りに乗ると非常に前のめりになって、ちょっとしたことで前にぱたぱたと行く。そういうおそれはあります。それからいけば、エスカレーターは健常者のためにつくるんじゃないかなというふうに思うんです。それならば、この前の総括質疑でもありましたが、今の地下道をどうするのかと。地下道は地下道のままで残すんですということであります。そしたら健常者の人はどっちを使うんでしょう。特に小浜線とかいろんなところで地下道の場合はホームから階段をおりて、そのままでも改札口へ行けるんです。跨線橋の場合は、跨線橋に上っていって、平地へ行って、そこからまたおりてくる。時間的にもかなりかかると思います。そういう方からすれば、健常者はエスカレーターではなく地下道を通るのではないかというふうに思います。  それともう1点なんですけれども、階段とエスカレーターは並列でつくるんですけれども、今の予定では階段の幅は1.5メートルなんです。1.5メートルの階段で上りおり。例えばエスカレーターは上りだけです、階段は下りだけですということを決めればまた別ですよ。それでも1.5に追い抜きとかいろんなのがありますから、下りで追い抜きなんかされて、後ろからとんと押されたら非常に危険なんです。あえてそういうような状態の中で、建設費は高い、そしてまた健常者しか乗らない、維持費もかかる、そういった中で本当にエスカレーターが必要なのかなと。逆にエスカレーターをやめて階段の広いのをつくったほうがよほどいいんじゃないかなと。1.5メートルといいますと、普通歩くときは壁にぺたっとひっついて歩くわけではありませんから、大体20センチとか25センチあきます。それを2人があけたら間は1メーターなんです。1メーターの中を2人が行き来せなあかんのです。まさにすれ違うときなんか、済みません、ごめんなさいとカニ歩きで通らなあかんというような、そういうことが予想されます。  そういう中でもあえてエスカレーターが必要なのかということについてお伺いをいたします。 11 ◯建設部長(江南新太郎君) 地下道があるのにエスカレーターが必要なのかという御質問でございますが、跨線橋通路の利用につきましては、エレベーターやエスカレーターを利用する高齢者や障害者の方々、そしてまた多くの荷物を持っておられる健常者の方々、あるいは子供連れの方々、乗り継ぎで利用されることが想定されます。また65歳以上の高齢者人口も平成21年度から26年度までで9.9%の増加も見込まれており、平成26年度の高齢化率も24.8%と4人に1人が高齢者となります。  この状況を踏まえて、すべての利用者において利便性の向上を総合的に考えても、多くの方々が利用するものというふうに考えております。  もう1件、エスカレーターと1.5メーターの各ホームにおける階段の件でございますが、ホーム幅が北陸本線のほうは広くございます。したがいまして利用者も多いので可能な限り1.5メーターを広くしていただけるように、JR西日本に対しまして要望をしていきたいというふうに考えております。 12 ◯1番(別所治君) 今ホームの幅という、これはまた次にいきますけれども。先ほど言いました、また市長の答弁にも新幹線が来たときに向こう持ちやというような話もありました。逆に言えば、新幹線が認可され、そして駅部ができて、その後、新幹線のレールが来た、そしてもう近々に電車が走るよという時期になってからでも遅くはないのかなと。先ほど言いました建設費だとかそういう部分を含めると、それからでもエスカレーターというのは遅くはないのかなというふうに思いますが、その件についてはどのようにお考えでしょうか。お伺いいたします。 13 ◯市長河瀬一治君) 確かに新幹線は本当にまだ見えない部分がたくさんございます。それからでもという意見も重々理解できるところであります。ただ一般の皆さん方というのは、人間というのは不思議なもので便利なところ、便利なところへ行く習性があるものであります。そういうところでほかの地域と比べた場合、敦賀に来た、エスカレーターもない駅かなというそういう印象、そういうことによってのリピーターの確保ということも考えますと、やはり人間にとって便利だなというそういう印象を持っていただくためにも、そういうものの設置がいろんな面で有効に働くのかなという気もいたしておりますし、階段等の利用、これは私どものようなまだ元気な者であれば、逆に歩こうということで来る人もいますので、そんなものには乗らないよ、歩くよという人も多いと思います。私で考えると、片方の足に780キロの重さがかかっておるんですけれども、よくもっているなというふうに自分でも感心しておりますが、そのぐらい負担がかかってでも健康のためにという思いの人もいらっしゃいます。  また反面、今高齢化率のお話も出ましたけれども、ちょっとでも楽に移動したいという皆さん方もいらっしゃいますので、そのあたりを考えると非常に悩ましい思いもいたしておることも事実でございます。  観光という面を考えたり、たまにおじいちゃん、おばあちゃんが孫のところに行くよというそういうときに、敦賀の駅は便利になったなと思っていただくことも大事であります。そういうことを総合的に考えると、負担はございますけれども、これは議会の御理解がありませんとできないことは重々承知はいたしておりますが、私どもとすればそういう利便性の高い敦賀の駅ということを踏まえていろいろ計画をさせていただいている状況であります。 14 ◯1番(別所治君) それでは先ほどのホームの幅という部分での質問をさせていただきます。  確かに小浜線は、屋根を支えている支柱というか柱というか、あの幅がネックになるんじゃないかなというふうに思います。それからすれば確かに一番広いのは北陸線の下りですね。3、4、5番。あそこが一番広いんです。その支柱の幅が4.3メーターあります。6番、7番は3.7メーター。そして一番狭いのは2.4メーターしかないんです。  また階段は、4番とか、北陸線のほうは皆3メーターなんです。そして小浜線は3.8メーターあるんです。何でホームが狭くて階段は広いんだといったら、あそこはホームは階段で終わりなんです。だからいっぱいとって3.8メーターあるんです。  そのような中で考えると、今部長が広げると。確かに北陸線は広げることはできます。確かに見にいって、私が今言った数字は一人でメジャーではかったので、ある部分の誤差は出ていると思いますけれども、大きな誤差はないと思います。  それからいけば、この1.5メーター云々というのは小浜線を基準にしてつくられたのかなと。図面を見てもそのような形になっています。  それからすれば、北陸線側にすれば1メーターそこらは広げられるかもしれません。けれども小浜線は広げることはできないと思います。  これでもしエスカレーターをつければ、先ほど言いましたように1.5メートルの幅で行き来をせなあかんのです。これをつけたら多分利用者は、何だこれはと。こんな狭い階段はなんやと。非常に利便性の悪い施設になるのではないかなというふうに思います。  別にこれは小浜線に人がおらんからどうのこうのか、そういう差別ではございません。あくまでも利用者の利便性のよいものにせなあかんという、それからすれば小浜線は、これはちょっと無理なんじゃないかなというふうに思いますが、いかがでしょうか。お伺いいたします。 15 ◯建設部長(江南新太郎君) 確かに議員さんのおっしゃるとおり、小浜線は狭くて限度がある。北陸線についてはある程度ホームの幅がありますので、先ほども申し上げましたが向こうの3面についてはJRのほうに広げていただけるような交渉をしてまいりたいというふうに考えております。 16 ◯1番(別所治君) 1、2番線はどのようなお考えかということは、今はちょっと答えは出ないということですか。 17 ◯建設部長(江南新太郎君) 1、2番線の件でございますが、それもひっくるめて十分皆さん方の意向を踏まえてJRさんと協議をさせていただきますので、よろしくお願いします。 18 ◯1番(別所治君) わかりました。この件につきましては、せっかく多額のお金を使ってするんですから、ぜひ利用者の立場で。ただつくったつくらんという話じゃなしに、それを利用する人が使いやすい施設にする必要があるというふうに思いますので、そこのところをしっかりと御議論いただきながら、また案を出していただきたい、そしてまた決めていただきたい、そのように思います。  それでは次に、交流施設についてお伺いをいたします。  この三角屋根は福井県積雪荷重等指導基準、垂直雪量175センチに基づいた構造設計といろんな資料にも書いてあります。それである程度は理解いたします。この敦賀でも175センチ以上降ったのはいつやというようなことを考えても、いつかなというぐらいめったに降るような量でもないかなというふうに考えますが、今回の場合、三角屋根でV字になった谷間のところはどのような考えで理解すればよろしいのでしょうか、お伺いいたします。 19 ◯建設部長(江南新太郎君) お尋ねの三角屋根の部分でございますが、駅周辺特別委員会において先生みずから説明をしていただいたとおりでございますが、どうしても谷部分に雪がたまり継ぎ目の部分から雪解けの水が浸透するおそれのあることから、屋根を継ぎ目のない防水で全部覆うというようなことではなくて、Vのところに少しの融雪をする。そうすると、雪のVのところにといのかわりの穴ができて、それで排水していこうという細かい計画がなされております。  そういったところで、平屋根も三角屋根も全面的な融雪というのは考えておりません。 20 ◯1番(別所治君) ちょっと質問が違うんですけれども、今福井県が定めております垂直積雪量175センチというものに対して、175センチであればVのところだったら、Vの点から上まで吹きだまりができて、すぐたまるんじゃないかというようなこと、そこの考え方についてお伺いしたわけでございます。 21 ◯建設部長(江南新太郎君) 少し勘違いしまして申しわけありません。  議員さんのおっしゃる積雪量1メーター75というのは、構造を計算する場合の等分布荷重で、柱のモーメント等の計算から構造計算をやるわけなんですが、仮に1メーター75が最大で、吹きだまりというようなことになっても、計算上175の等分布荷重で計算しますから、それは大丈夫です。  豪雪になった場合と先ほども言われましたけれども、もし1メーター50、2メーター降った場合には、当然雪おろしというので、一般の構造物であっても、RCの鉄筋コンクリート構造物であってもしなければならないという中で、県の基準に基づいて175の等分布荷重で計算されております。 22 ◯1番(別所治君) 県の基準というものについては理解をいたしました。けれども、今ほど融雪装置のV字のところに皆そこへおりてきて流れるというお話がございましたが、雪というのはなかなかそう思うようには動いてくれません。雪が降って、雨でもちょっと降ったらざらめ状になるんです。そしてトンネルになるんです、融雪のあるところだけが。いつまでも残ったままでトンネル状態になってしまうということもありますので、そういったところもまた考慮しながらやっていただきたいなというふうに思います。  それでは次に、空調関係についてお伺いをいたします。  先ほど温度調整などでやっていくという話もございましたが、これはやっぱり利用者優先になってくると思うんです。えらい寒いじゃないかと言ったら上げなあかん、暑いじゃないかと言ったら1度2度下げなあかんというようなことで、こちら側の単なる設定温度がそのまま最後までいくというのは非常に難しいというふうに思います。  そして先ほどの空調方法につきまして、単に今のはコスト的に安いといいますけれども、何に対して安いかわからない。今質問しても多分答えは出ないかもしれません。例えば細かく間仕切りをしたときに対してどうなんやというようなこと。そういったことの比較のできる資料を提示していただきたいなと。例えば間仕切りをしてこうすれば光熱費は一番安いんだと。それに対して今のやり方はこうなんやと。そうしたら見栄えと、費用対効果でどっちがいいんやというような判断ができてくるというふうに思いますので、ぜひそれについては今後また示していただきたいというふうに思います。  次に、工事の妥当性についてでございますが、今ほど工事の内容というのをお聞きいたしました。確かにかかると思います。けれども、ただかかるからといって向こうからぼんと来たものをああそうですかじゃなしに、やはり一つ一つ、一般的に見たときにその金額は妥当なのかどうかというのは検証する必要があると思うんです。その中で、これはこれだけかかるんだという腹に落とした中での工事の発注をぜひしていただきたい、これは要望させていただきます。  それと次に、工事とのかかわり方についてでございますが、今非常に不況ということで、民間の投資も非常に少ないです。そういう意味では地元の企業、経済、失礼な言い方かもしれませんけれども疲弊しております。こんなときこそ行政の後押しというんですか、そういうのが必要とも考えます。  やはりまず地元の企業が元気になって、そこに働く人も元気になる。そこで消費が生まれ、税もまた上がってくる。ひいては敦賀全体が元気になるというふうに私は常々考えております。  そのことからも、ぜひ行政として地元企業優先という立場、今ほども市長からありましたけれども、そしてまた仮駅舎は敦賀の企業が見るということでございますので、今後ともぜひそのような考えでお進みをお願いしたい、御尽力をお願いしたいというふうに思います。  これについてお伺いいたします。 23 ◯市長河瀬一治君) 先ほども申し上げましたけれども、議員のおっしゃるとおりでありまして、地元の企業が元気になれば雇用が発生、また消費もふえる、税も入るということでこれは非常に大事なことでありますので、この事業にかかわらず私ども発注します公共事業につきましては、地元でできるものは地元で。また今後、原子力関係でも大きな工事があると思います。そういう中でも地元でできるものは地元でという考え方をもとに取り組んでいきたいというふうに思っておりますので、また皆さん方のお力添えもお願いしたい、このように存じます。 24 ◯1番(別所治君) どうもありがとうございます。ぜひその方向でお願いしたいというふうに思います。  それでは次に、駅西の開発についてお伺いします。  私は特に大きいものがいけないとか、そういうことを言っているわけではございません。場合によっては大きいものも必要かなというふうに思います。  というのも、ある日タクシーに乗ったときなんですけれども、タクシーの運転手が観光で来られた方に、ここは駅裏ですかというようなことを聞かれたというんです。非常に寂しい思いをした、何とかしてくれんかというようなことを言われました。  今でこそ駅前に大きなビジネスホテル2棟、そして今また1棟、準備が進められております。総括質疑や一般質問の答弁でもありました。Aゾーンは機能的な活用をしたいということで、きのうですか副市長からも、の広がっている公共施設を集約したいとか民の力をかりたいなどいろいろありました。私もそのように思います。やはりここには、県、国の出先機関、そしてまたの施設なども入って、いわば多機能施設とすべきだというふうに思います。そのためには、ある程度大きいものも要るかなというふうに思います。  ただし、いろんなところで地下2階とか3階とかいう話があるんです。僕はこれは、失礼な言い方かもしれませんけれども愚の骨頂だと思うんです。やはり地上につくる。というのは地下につくるということは、つくったお金が見えないんです。やはり駅へおりたときに、ぱっぱっぱっといろんな建物がある。敦賀はごっついなというようなものも必要だと思います。ただ用もないのにつくるのは無駄ですよ。必要ならという話なんです。  そして、その施設の横に立体駐車場、きのう白銀の駐車場とかいろんな話がありましたが、それはまたそれで置いておいて、そういう施設の横に立体駐車場をつくって、その立体駐車場から同じフロアへ行き来できる。そのような施設が理想と考えますけれども、それについてお伺いをいたします。 25 ◯副市長塚本勝典君) 別所議員が言われるのは少し高架になったペデストリアンみたいな感じ、例えば水戸とか仙台にあるようなあんなイメージじゃないのかなと思うんですけれども、確かに駅前というのは駐車場は当然必要ですし、車も人も同じ流れでどちらも利便性がいい、そういうようなものにしていかなければならないというふうに思っています。  そういうペデストリアンデッキみたいな感じでまちづくりをやろうとすれば、それなりの事業費も要りますけれども、水戸へ行って思うのは、非常に都市的なセンスがあってすばらしいように思うんです。私も非常にその点はいいんじゃないのかなと思います。これから包括的にやっておられます千葉先生を中心とした専門部会でそういったことも多分一つの選択肢になってくると思いますので、そういった中で幾つかの案をお示ししながら、また事業費もこれぐらいかかるよということをお示ししながら、ぜひ皆様方と御議論させていただきたいというふうに思います。 26 ◯1番(別所治君) ありがとうございます。駅周辺地区として、グランドデザインとしてどのようなイメージを持っておられるのかなというのをお聞きしたくて、今回質問させていただきました。今ほど副市長が言われましたように、ぜひそのような立派というのか、費用対効果のある施設にぜひしていただきたいなというふうに思います。  それでは次に、下水道事業についてお伺いをいたします。  まず年間の進捗率はどのようになっているか。今ほどの分で、過去の分と計算すればできるんですけれども、ぜひお伺いいたします。 27 ◯水道部長岸本茂樹君) 年間の進捗率でございますが、平成16年度から20年度までの5カ年の平均は、整備面積が約26ヘクタール、整備率が約2%でございます。  以上でございます。
    28 ◯1番(別所治君) この2%というのは、年間2%ずつ上がっていったという理解でよろしいんでしょうか。 29 ◯水道部長岸本茂樹君) そのとおりでございます。 30 ◯1番(別所治君) 一番しょっぱなに遅いのではないかと言ったのは私の失言で、申しわけありませんでした。  2年ほど前は1.5%ぐらいというような話を聞いて、それよりも遅いんじゃないかなというような気がしておったんですけれども、今2%ということで、非常にありがたいことであります。  それからすれば、今で2%ですから、そして75%ですから、あと二、三年後には80%ですか。第6期の認可の手続のとれるのは80%というふうに聞いていますけれども、二、三年後にはその認可の手続に入るという理解でよろしいのでしょうか。 31 ◯水道部長岸本茂樹君) 5期の進捗と6期の認可はいつかというお尋ねでございますが、26年度は現在の5期の認可の計画年度でございまして、残念ながら整備が完了するわけではございません。平成20年度末の整備率が75.5%で残りの面積が327.5ヘクタールと、まだ相当の面積の整備を行わなくてはならない状況でございます。  6期の認可の時期ですが、現在の認可面積の80%が整備できてもまだ約270ヘクタールが残っております。このような状況から、5期の整備につきましては10年余りが必要じゃないかなと今思っております。そのため5期の残りの面積と6期の拡張面積のバランスを考えさせていただきまして、次の認可の拡張時期は慎重に検討してまいりたいと現在考えております。  以上でございます。 32 ◯1番(別所治君) そうすると話がちょっと合わないんですけれども。といいますのは、以前から聞いておりますのが、この計画区間の80%を達成したら、認可をせなあかんということじゃなしに、できるという話を聞いておったんです。そして20年度では75.5、75%とすれば、年間2%ずつの進捗ですよと。3年たったら6%なんです。そうしたら81%になります。そうしたら6期の認可の手続に入れるんじゃないかなというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。 33 ◯水道部長岸本茂樹君) 議員のおっしゃるとおりでございます。ただ現在、4期の分がまだ約19ヘクタール残っております。4期と5期、今並行して整備をさせていただいておりますので、順番からいきますと4期の完了が先。その次に5期。5期がおっしゃるように八十何%になりましたら6期のほうを今十分検討はさせていただきます。今簡単に何年というお約束はできません。それで、もう少し検討の時間をいただきたいということでございます。 34 ◯1番(別所治君) その件はわかりました。  次、お伺いいたします。これは認可から36年間経過、そしてまた仕様からすれば8年後に使用しているというようなことで、管渠というのはいずれ更新の時期が来るというふうに思っています。それをいつごろと考えておられるのか、お伺いいたします。 35 ◯水道部長岸本茂樹君) 管渠関係の更新時期はいつごろかというお尋ねでございますが、汚水の管渠でございますがヒューム管とかVU管、種類はたくさんございます。一般的に耐用年数は約50年と言われております。そのため、おおむね20年経過いたしました平成8年ごろから管渠の調査及び補修を行っております。それにあわせて長寿命化も図っております。この時期の調査では、ほとんど管渠の中の劣化は見受けられませんでした。このことから耐用年数を延ばすことが可能と我々は考えておりますので、管渠の更新時期につきましては現在未定でございます。  なお今後も議員御指摘のとおり、引き続き調査及び補修に努めまして長寿命化を図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 36 ◯1番(別所治君) この件についてもわかりました。そういう意味では、できるだけ更新の時期を延ばすというようなことでお願いしたいと思います。  といいますのも、やはり更新をしていくと、まだまだ未整備のところがございます。今は未整備のところだけをやっていますからいいですけれども、今度更新というものと重なってくるとどのような、別枠で予算をとるのかどうかというのはわかりませんけれども、また課題も出てくるのではないかなというふうに思いますので、その点もお願いいたします。  それでは、今までの工事の済んでいるところの接続率というのはどのようになっているのか、お伺いいたします。 37 ◯水道部長岸本茂樹君) 議員お尋ねの接続率ですね。我々、水洗化率ととらえておりまして、平成20年度末で90.1%でございます。  以上でございます。 38 ◯1番(別所治君) この90.1%というのは目標以上なのか目標以下なのか、お伺いいたします。 39 ◯水道部長岸本茂樹君) 今ちょっと資料を持ち合わせておりませんが、90%というのは約9割ということで、相当進んでいるんじゃないかなというふうな認識をいたしております。  以上でございます。 40 ◯1番(別所治君) 先ほどもお話がありましたけれども、全区域で2430ヘクタール、そして5期までで1332ヘクタール、残り1098ということになっております。そういうことでは、今のところほぼ計画どおり進捗しているのかなというふうに思います。  未整備地区の方につきましては、やはり今か今かというふうに首を長くして待っているところでございます。そしてまた、これは非常に長期にわたる計画でもございます。20年、30年というような事業でもありますし、そのときには私も皆さんもどういう立場になっているかわかりません。  しかし、そこの住民はいつまでもそこにおるんです。そういう意味では長期の計画をしっかりと立てて、それを着実に進めていっていただきたいなということを要望いたしまして、私の質問を終わります。 41 ◯議長岡本正治君) 次に、馬渕清和君。   〔8番 馬渕清和君登壇〕 42 ◯8番(馬渕清和君) おはようございます。新政会の馬渕清和です。  発言通告書に基づき、1回目の質問をいたします。  1項目めに、学園線についてお尋ねいたします。  このことは12月議会で質問しましたが明快な答弁が得られないまま終わりましたので、今議会で再度質問させていただきます。  学園線は、事業期間、平成14年度から平成22年度までの9カ年で、全体事業費15億円、ファミリーマート横の県道から気比高までの延長1390メートルで、計画道路幅員18メーター、財源は地域活力基盤創造交付金事業で整備をするものであります。  まず私は、この事業の進め方に大いに疑問を感じますので、質問させていただきます。  過去の議会で工事の進捗率が大幅におくれている理由をお聞きしたところ、用地の交渉や物件等の問題がありますのでという答弁でしたが、平成14年の事業開始時に道路拡幅工事で看護専門学校の敷地と校舎が支障になることは理事者の皆さんも十分理解されていたと思います。それが今日までたなざらしにされています。このことを質問しましたが何の答えも返ってきませんでした。  そこでお聞きいたします。なぜ現在も看護専門学校の支障部分の工事にまだ取りかかれないのか。あわせて、四石橋もの管理で、の所有物です。だれとも協議する必要はありません。平成15年度からなぜ工事にかからなかったのか、明快な答弁をお願いします。  次に、前回、看護専門学校前から県道までの幅員構成について質問しました。さきの議会での私の提案は、この区間で一番重要である四石橋から県道交差点のファミリーマートまでは右折レーンを含め3車線と、ファミリーマートから沓見方面は1車線の計4車線にすべきだと提案しました。理事者からはさきの議会で、公安委員会等と十分に検討、協議したいと答弁いただきました。  ここ、すなわち四石橋から県道交差点のファミリーマートまでは、特に朝夕の通勤通学時に、また土日、祝祭日に運動公園で催し物があったときなどに交通がふくそうし大渋滞を起こします。特にファミリーマート交差点で、さかな街方面に向かう車両がなかなか右折することができず、ドライバーがいらいらして危険であります。  よって、利用者の利便性を考え4車線にすべきだと考えますが、その点お聞きいたします。  次に事業費ですが、平成22年度の予算書を見てみますと平成21年度予算3000万円より少ない2810万円しか計上されておりません。このような予算計上の仕方で本当に平成24年度までに完成しますか。平成24年度までの残事業を単純に計算しても、私にはとてもこの事業を完成させることができないと思いますが、今後、執行に要する費用をどのように確保されるのか、お聞きいたします。  本当にこの事業を一日も早く完成させて市民の利便性を図るという気持ちがあるのですか。この点、市長はどうお考えですか。お聞きいたします。  次に2項目め、市立敦賀病院の現状と課題についてお聞きいたします。  まず1点目、医師、看護師との懇談の内容についてでございます。  2月1日に、私たち文教厚生常任委員会のメンバーは敦賀病院の米島院長を初め各診療部の医師、それに看護部長のほか事務局職員の約30名の方から敦賀病院の現状と問題点についてお話をお聞きしました。また、私たち委員からも質問や意見等を述べさせていただきました。  その中で先生方の説明を聞いていますと、市立敦賀病院の運営は危機的状況にあることがひしひしと伝わってきました。これは病院経営の方針と改革の先送りが大きな原因だと私は思いました。  それでは、懇談会の内容を中心に質問させていただきます。  医師の主な意見は、が当病院の5年後の黒字化を目指すという中期経営計画を策定したにもかかわらず、具体的な問題についての方針が一切伝わってこない。医療に対する対応が丸投げになっていると。また、国と県の医療政策の中で翻弄されているのが今の市立病院の現状で、今後ますます高齢化が顕著になる社会の中で、敦賀の医療運営をどのようにするかという方針を出してほしいなどと意見を述べられておりました。  そこでお尋ねしますが、まず、市長はこれら医師、看護師と我々の懇談会の内容の報告を受けておられますか。そして、これらの意見を聞き、どのように理解し、どのような改革案を持っておられますか。お聞きいたします。  懇談会の中で、敦賀は療養型病床が不十分であるというお話が出ました。美浜町や若狭町では、土日、夜間はほとんど救急対応ができず、敦賀市内の病院に搬送されています。そして、その方たちが退院する時期になっても退院されず、それが病院の新患の受け入れに支障を来しています。その原因は、美浜町や若狭町に関係した病院では空き病床がなく、敦賀市内の病院から退院することができないという状況ですと。  よって、このような現状を考慮した場合、美浜町や若狭町に応分の負担を求めるべきという意見がありました。事業管理者である市長は各首長にこの現状をよく説明し、それぞれの自治体で対応するよう強く申し入れるべきだと考えますが、その点あわせてお聞きいたします。  次に、2点目でございます。事業管理者の今後のあり方についてお尋ねいたします。  病院経営は敦賀の行政組織の一部ではありますが、病院管理を人事権、予算作成、企業資産の取得、管理、処分、料金徴収等、総括して考えることができる専門家にゆだねるべきではないですか。現状は市長の片手間でできるような仕事ではありません。  敦賀病院では、平成20年度決算書では収入65億3803万円、支出は68億3854万円だけを見ると3億51万円の赤字ですが、収入の中には一般会計から補助金2億4181万円の繰り入れと電源立地地域対策交付金3億6000万円が入っております。それらを収入の中に入れず考えると実際9億232万円の赤字です。もちろんほかの自治体も一般会計からの繰入金があると思いますが、当市の一般会計からの繰り入れ金額は異常な額に映ります。  よって、事務局業務を外部委託し、人件費を圧縮するぐらいの取り組みが必要です。このまま何もせずに問題をずるずると先送りすれば、下手をすれば市長の政治生命を脅かすような大問題に発展しかねません。その点、市長にお聞きいたします。  次に3点目、患者から信頼される病院についてでございます。  敦賀病院の経営方針の一つに、「患者さん中心の心のかよう医療」とあります。最近の患者さんは病院を選択するとき、インターネットで病院の紹介を見て来院されるそうです。どこにどのような先生がいるかと。  そこで先日、敦賀病院のホームページを見てみました。そこにももちろん医師の紹介が掲示されています。内容は、担当科、専門分野、所属学会、資格と市民へのメッセージです。これはどこの病院のホームページでも紹介されていますが、私はいま一つ物足りないような気がします。それは、医師の実績等です。市民が一番関心があるのは、医師の経歴や過去の手術の実績です。もっと市民にアピールしていただきたいと思います。  これは私からの提案ですが、敦賀病院にはすばらしい技術を持ち、過去に非常に困難な手術を成功された先生もおられると思います。そのような先生方の経歴や実績をホームページ上で紹介し、敦賀病院を大いに宣伝し、受診者の増加に努めるべきだと考えますが、その点お聞きいたします。  次に救急体制ですが、意見交換の中でもお話がありましたが、市内で国立福井病院、泉ヶ丘病院等がありますが、お互いに長所を伸ばし短所を補う、すなわち病病連携をしっかり行い、市民に安心して受診していただける体制を進めるべきと考えますが、市長の御所見をお聞きいたします。  次に3項目め、原子力行政についてでございます。  1点目、原子力発電所に関する地域振興についてお尋ねいたします。  市長は常に、原子力発電所は安全、安心、そして共存共栄とおっしゃっています。このことについては私も賛同する一人であります。  いよいよ期待と不安を抱きながら運転を再開するもんじゅ、また運転歴40年目を迎え運転延長に入る日本原電1号機、そして日本原電3・4号機の新設も始まっています。敦賀は、まさに原子力政策の拠点です。  しかし私には、具体的な市長の地域振興策が伝わってきません。私は平成20年9月議会で質問しております。そのときの市長答弁を読み返してみますと、「もんじゅに協力する私ども敦賀といたしましては、やはり地域振興策、これも非常に大事でございますので」と。また「もんじゅを含めました原子力発電所の立地によりまして、電源三法交付金、また税収のみならず」と答弁されています。そして交付金の活用事業として、清掃センターや健康管理センター、産業団地、敦賀病院の医療機器、最終処分場等、地域振興に貢献していますとも答弁されておりますが、これら施設等は原子力発電所がない越前や鯖江等でも皆類似施設は立派に整備しているではありませんか。  また雇用の創出と言われますが、発電所建設及び運転管理等をするに当たっては雇用が発生するのは当たり前ではないかと思います。それよりも本当に言い方が悪いですが、後世にリスクを残す施設の立地への地域振興策のことを私は言っています。もんじゅ運転再開、日本原電1号機運転延長、日本原電3・4号機新設、それぞれの地域振興策として国に対し何を求め、そのうち何が実現しているのか、具体的にお聞かせください。  市長、福井県の西川知事は既に陽子線がん治療の施設や新幹線の福井駅部の工事等を実現しており、また北陸新幹線の敦賀までの早期一括認可や中部縦貫自動車道の早期開通などを強く訴えておられます。ここは政治家河瀬市長の腕の見せどころです。西川知事に負けないよう地域振興を実現していただきたいものです。  次に、2点目の広域連携大学の用地等についてお尋ねいたします。  広域連携大学は、現在の敦賀駅前、合同庁舎前のJR駐車場を購入し、場所を無償で提供し、また敦賀が20億円をかけ鉄筋コンクリートづくり3階建ての建物を建設するということです。このことについて敦賀駅周辺整備調査特別委員会の中でも慎重に議論されていましたが、私もそうですが市民の方からはどうしても納得がいかないという意見が多数寄せられています。  そこでお尋ねいたしますが、この場所を無償で提供する理由と、連携大学の敷地面積、資産価値をお聞きいたします。  次に3点目、原子力に特化した技術専門大学校の新設についてでございます。  12月議会では短大を廃止して原子力に特化した大学を新設すべきと提案しましたが、確かに市長が言いますように、原子力系の学部を持つ大学は県内には福井大学や福井工業大学があります。もちろん駅前西地区に計画されている原子力の研究等を行う連携大学も必要だと思いますが、私が提案する大学校は原子力の現場に携わる人材を育てる教育の学校です。すなわち建設や維持管理、また廃炉に向けた技術者の養成です。経営も国等からの助成には及ばず、電力4社とプラントメーカーに協力していただき、経営的に何の心配もない健全経営の大学校にしていただくのです。そして事業者やメーカーからも人材を提供していただければ、教授陣や経営に携わる事務職員も優秀な人材が確保できると思います。  これからは世界じゅうで原発の建設ラッシュの時代を迎えようとしています。すなわち即戦力となる技術者が求められるのです。また、敦賀近郊にはいろいろな型の原子力発電所があります。まさに実戦教育の場として類を見ないすぐれた環境が整っています。そのような環境で学べば、即戦力とはいきませんがそれに近い技術者の養成が可能になると私は思います。そうして優秀な学生には一流企業からの求人も多数あり、卒業後の不安はないと思います。そして、学生及び教授、事務職員を含め1000人規模の大学にすべきだと思います。  大学を設置するということは、優秀な企業を誘致したと同じような経済波及効果があると思います。よって、専門学校は現在地に残し、短大の場所へ私が言うような大学を新設すべきと考えますが、この点、市長の御所見をお聞きいたします。  以上で1回目の質問を終わります。   〔市長 河瀬一治君登壇〕 43 ◯市長河瀬一治君) それでは、馬渕議員の質問にお答えをしてまいります。  まず学園線でございます。本年度4月より看護専門学校のプロジェクトチームの中で方向性を示したわけでございまして、そういう中でいよいよ看護専門学校につきましては、まず平成24年4月に現短期大学への移設を目指すわけでございます。そうなりますと、それができますといよいよ看護学校のあたりも工事にかかれるのかというふうに思っておるところであります。  まだ公安委員会との交差点の協議もありますし、また用地、物件補償などの事業も残っておりますから、完了次第工事に着手していきたい、このように思っております。  なかなかあれだけの道路をつくろうと思いますと、いろんな地権者の話もございますし、そう簡単には。中国のような国体制ですと、あっという間に道路はできますけれども、そのあたりはぜひ御理解いただきたい、このように思います。  また四石橋の拡幅工事につきましては、井の口川上流部を拡幅する計画でございまして、前後の道路の拡幅を進めまして、作業スペースの確保をしてから工事に着手する予定でございます。22年度には四石橋拡幅部分の実施設計業務を行いまして、23年度から工事に着手したい、このように考えておるところであります。  また、この事業でありますけれども、議員からも御指摘ございましたが国の補助事業であります緊急地方道路整備事業を活用して平成14年度から平成19年度までの6カ年事業として着手を行いました。  そこで、先ほども申し上げましたけれども地権者の皆さん方の理解をいただきながら用地の確保でありますとか物件補償の交渉に努めてまいったところでありますけれども、なかなか御理解をいただけない方もいらっしゃるわけでございまして、そういう部分で20年度から24年度に事業期間を変更したものでございます。  また21年度におきましては、国の道路特定財源の一般財源化に際しまして、特定財源制度を前提とした地方道路整備臨時交付金にかわるものとして地域活力基盤創造交付金事業に組み替えとなったわけでございまして、そういう意味で事業期間を21年度から25年度までの5カ年計画として進めておるところでございます。  ぜひ地権者の皆さん方の御理解をいただきながら用地確保に努めてまいりたいというふうに思っている次第でございます。  また敦賀病院の現状ということで、お医者さん、また看護師の皆さん方との懇談をしていただいたということでございまして、報告のほうでは救急医療の状況、お医者さんの労働条件、人材確保の難しさなど敦賀病院の課題についてお話があったというふうに承っております。  私どもの運営方針につきましては、平成19年のあり方検討委員会の答申をもとに策定いたしました中期経営計画に基づいて、二州地区の中核病院、また急性期病院として地域医療確保のためにその役割を担うというふうに定めておるところでございます。  この計画につきましては、去る2月8日に本計画を点検、評価する委員会を外部有識者の参画もお願いし開催いたしておるところでございます。委員会のほうでは、計画の見直しについても御検討をお願いしておりますので、委員会の議論を見守ってまいりたい、このように考えているところであります。  また私ども嶺南地域の中核病院という位置づけの中で、確かに美浜町さん、また若狭町さんからも患者さんがお越しになっていることは間違いないわけであります。ただ私ども敦賀市民のほうも美浜町さんや、またほかのところで診療を受けていることもございますので、現在のところ負担をほかの町の皆さん方に求めるということは大変難しいな、このように考えておるところであります。  また病院の管理者ということでございまして、運営形態につきましては御承知のとおり地方公営企業法の財務規定等の一部を適用しておりまして、開設者は市長であるというふうになっておるところであります。地域医療確保を前提として、人事、予算、資産の取得など病院の運営につきましては、病院の要望、意見を十分把握した上で、できる限り配慮し対応しておるところであります。  敦賀病院の運営形態は、地方公営企業法の一部適用または全部適用が適切であるというふうに考えておりますが、現在の敦賀病院が抱えております課題につきましては、経営形態にかかわらず対応できるものが多いと考え、中期経営計画を定めて今改善を図っているところであります。  しかしながら、この中期経営計画で定めました平成25年度の目標数値と実施状況に大きな差が認められることになりますと、計画に定めたとおり地方公営企業法の全部適用に移行しまして事業管理者を設置してまいりたい、このように考えておるところであります。  また患者さんから信頼される病院ということで、もうそのとおりでございます。私ども地域の限りある医療資源で地域医療提供体制をしっかり確保していくことが必要でありますけれども、そのためにそれぞれの医療機関がそれぞれの役割を分担していく。そして連携をしっかり図りながら医療提供をしていくということは重要だというふうに考えております。  救急医療につきましても、それぞれの医療機関が連携し、また協力体制を充実していくということが市民の医療に対する安心につながっていく、このように考えておるところであります。  また原子力政策の中で、いろんな地域振興ということでありますけれども、これは本当に有形無形の形で取り組んでいるおかげで、御承知のとおり私どもも財政力指数も何とか1をキープしながら、また近い将来には大きくそれを上回るものがあるわけでございまして、ハード、ソフト、いろんな面でいろんな地域振興が図られているというふうに思っております。  私どもも他のまちと比べ交付金がございませんので、不交付団体ということでございます。そういう点での比較ということは一概に言えないというふうに思っておりますが、やはり地域振興というものはこれからも大事でありますし、今後ともいろんな観点から私どもは国に対して要望していくことは大事だ、このように思っております。  ただバーター的なことにつきましては、議会のほうからの多くの声をお聞きする限り、そうすべきではないという御意見もございますし、やはり原子力は原子力、また地域振興は地域振興、また国策に協力する姿勢は姿勢というそのあたりを明確にしながら、議会の皆さん方の御理解を得ながら今後とも努力してまいりたい、このように思っているところでございます。  また、議員からはいつも短大をやめて、あそこに原子力に特化した専門大学をというお話を伺っておるところでございますけれども、大学については今お話ございましたとおり福井大学、また福井工業大学、近いところにあるわけであります。それとまた今全国的にも原子力関連の大学の取り組みはふえてきております。  私ども連携大学の中で、そういうところの学生さんをいま一歩上の大学院の分野で勉強していただく大学づくりで連携大学を打ち出しておるところでございます。今の短大は医療、看護師の育成、これも非常に大事な事業でございますので、そういうものにぜひ公立という形で取り組んでいきたい。これはこの議会のほうでもお話をさせていただいたとおりでございますので、ぜひ御理解をお願いしたい。  また、いろんな原子力関連の技術者の育成、これも非常に大事であります。今県が計画しております市内の高校再編計画、この中にもそういうものも取り入れられておりますし、敦賀工業高校の生徒諸君は原子力関連の中で非常に多くの皆さん方が働いておりまして、非常に優秀な技術者として頑張っておられるわけであります。  また日本原電さんにおきましても、原子力安全研修施設なども今計画もいたしておりまして、そういうところでしっかりとした研修もなされる、このように思っておるところでありまして、原子力と関連する人材育成、これは非常に大事だ、このように認識をいたしておるところであります。
     私のほうからは以上であります。  またあと関係のほうから答弁があるというふうに存じます。 44 ◯企画政策部長(嶽勤治君) それでは私のほうから原子力行政について、敦賀への地域振興策の具体的な内容について御答弁させていただきます。  まず3・4号機建設に係る部分についてでございますが、公共下水道における管網整備事業、中郷公民館建設事業といったハード事業だけでなく、障害者医療費助成費、乳幼児医療費助成費、コミュニティバス運行事業費といった多くのソフト事業を実施してございます。あるいは今後実施する予定で、より一層市民の利便性と生活環境の充実を図ってまいりたいと考えてございます。  また、もんじゅ再開については、本市に建設される広域連携大学拠点にとって最も重要な教育、研究のための施設であり、また将来的には新たな産業の育成、創出にも寄与できるものと考えてございまして、エネルギー研究開発拠点化計画の成果が実感できる地域振興策になると我々は期待してございます。  次に、敦賀1号機の継続運転に係る部分については、公共施設の維持運営費、人件費等に今後充当していきたいと考えてございます。  以上でございます。 45 ◯企画政策部特任部長(角野和洋君) それでは私のほうから、広域連携大学拠点の建設予定地の資産価値及び無償提供の根拠について御回答させていただきます。  資産価値につきましては、まずいろんな算出方法、考え方があろうかと思いますけれども、平成21年度の合同庁舎前の路線の固定資産税路線価格で算出しますと1平米当たり4万500円であります。これを中庭も含めた建設予定の建物面積で算出しますと約1億3500万円であります。  用地の無償提供につきましては、福井大学附属国際原子力工学研究所は、安全と共生を基本として、日本のみならず世界トップレベルの特色ある原子力人材育成及び研究開発を行う機関であること。また研究分野におきましても他の大学にない原子力防災工学に関する研究や廃止措置の研究分野などがあり、そのような研究機関が本に建設されることは敦賀及び敦賀市民にとってもさらなる安全、安心につながるものと考えております。  さらに優秀な研究者が敦賀で学び、将来日本全国または世界で活躍することは、長い期間、原子力発電所と共存共栄してきた本にとって大きな誇りであり、そのようなことにより敦賀の名が広く知れ渡ることはのイメージアップにもつながるものと思っております。  また、駅西地区に建設することで駅周辺エリアを含めた中心市街地の活性化にもつながるものと考えております。  これらのことから、用地につきましては無償貸与したいと考えております。  なお、建物の所有権は敦賀でございます。  以上です。 46 ◯建設部長(江南新太郎君) それでは私のほうから学園線の御質問、2点についてお答えさせていただきます。  看護専門学校前から県道交差点のファミリーマートまで4車線化したらどうかという提案でございました。  本線の計画交通量は1日当たり7900台でありまして、4車線化するには道路構造令に基づきますと1日1万台以上の交通量でなければならないという規定がございまして、2車線ということで計画を進めております。  なお、市立看護専門学校交差点及び県道、ファミリーマートの交差点の形状等につきましては、交通渋滞がないように右折レーンをきちっと配置して直進車と右折する車が並ばないような形で計画をしております。  もう1点、事業の進捗状況と今後の計画というところでございますが、平成22年度当初予算の事業予定につきましては、工事費、測量試験費、用地購入費を含めて2810万円を予定しております。  議員おっしゃるように残事業費が約7億4000万となっております。内容としましては、用地費及び物件補償費がそれの約61%を占めておりまして、工事費につきましては38%となっております。まず用地の確保が大前提となってきますので、地権者の皆さん方の御理解を得るためなお一層の取り組みを進めたいと考えておりますので、御理解、御協力をお願いしたいと思います。  予算確保につきましては、政権交代による事業仕分けによりまして国の道路整備の財源が縮減される中ではございますが、現在の地域活力基盤創造交付金の予算確保に努めていきたいというふうに考えております。  よろしくお願いいたします。 47 ◯敦賀病院事務局長(小倉和彦君) 私のほうからは、医師をホームページ上で紹介してはどうかということにつきましてお答えをいたします。  医師の経歴の掲載につきましては、プライバシーの問題も勘案いたしまして判断をしてまいりたいと考えております。  また、22年度の当初予算で病院独自のホームページ作成事業費を計上いたしました。見やすく、わかりやすいホームページにいたしたいと考えております。  以上でございます。 48 ◯8番(馬渕清和君) それでは、3番目の敦賀病院関係から質問させていただきます。  今、事務局長から答弁いただきましたホームページの件なんですけれども、写真も載っていますけれども、写真はともかくとして医師の実績等を見て来る人が多くなっているということも聞いています。手術を何回したとかそういうのを見て、いいお医者さんがいるんだなということで来る傾向がこの世の中で起こっているみたいなので、そういうところもこれから考慮していただきたいなと思いますし、ほかに受診者をふやす方法としてどのようなことをやっていらっしゃるのかお聞きいたします。 49 ◯敦賀病院事務局長(小倉和彦君) 病院の広報につきましては、医療法で広告の制限もございますが、できることにつきましては新年度のホームページの作成にあわせて対応していきたいと、このように考えております。  また市民公開講座の開催や敦賀いきいき生涯大学に医師等を講師として派遣するなどいたしまして、市民に開かれた病院としてPRをしていきたいと、このように考えております。  以上でございます。 50 ◯8番(馬渕清和君) 敦賀病院の医師のアピールもしっかりしていただきたいなと思います。  それと2番目に質問させていただきました病病連携ということなんですけれども、国立福井病院、泉ヶ丘病院といろいろ連携を図っていきたいということなんですけれども、具体的にどういうようなお話をされているかお聞きしたいと思います。 51 ◯敦賀病院事務局長(小倉和彦君) 敦賀医師会及び三方郡医師会と敦賀病院との意見交換会を平成18年度から年1回開催いたしまして連携を図っておりますし、また救急医療等につきましては国立福井病院、泉ヶ丘病院、敦賀美方消防組合と敦賀の救急業務検討委員会を年2回開催いたしております。  以上でございます。 52 ◯8番(馬渕清和君) 病病連携というのは大切だと思いますので、しっかり整えて、受診しやすいようにしていただきたいと思います。  それでは次に、医師と看護師との懇談内容についてということなんですが、文教厚生常任委員会でお話を聞きに行きまして、市長、事務局長からお話を聞いていると思いますが、その内容について率直な意見、どのように思われましたか。 53 ◯市長河瀬一治君) お医者さん、看護師さん、そして議会の皆さん方の話し合いの一つ一つの文言までは知りませんけれども、そういうことはいいことだなというふうに思っております。 54 ◯8番(馬渕清和君) 内容を聞くだけじゃなくて、私が思いましたのは、そういう話を聞く中で、事務局長を初め病院の中では大変苦労されていることがわかるんです。  きょうの福井新聞で御存じだと思いますけれども、こういうことが載るわけなんです。ということは、事業管理者である市長が病院の中のことをしっかり把握していかなければならないと思うんです。私も意見を聞く中で、すごい威圧感というか、内容のことはここに文教厚生で行っていらした方もいらっしゃいますのでわかると思いますが、病院に対して大変不満を持っているというか、逆に言えば一生懸命考えてくださっている先生方がたくさんいるんです。  その中に、今言ったようにその話し合いの中でも、局長から話を受けるだけじゃなくて、市長も中に入っていただいて話を聞く機会をつくっていってもらうことがまず私は先ではないかなと思います。市長おっしゃるように、医師をふやすとかそういうのはもちろん大切ですけれども、まずふやすためには中のことをよく知って、事業管理者が知って行うべきじゃないかなということを私は率直に感じたんですけれども、その点どうでしょうか。 55 ◯市長河瀬一治君) 病院の問題につきましては局長のほうからいろいろ報告もありますし、人間対人間の話もあります。それと病院自体に対するいろんな思いもあるというふうに存じますので、そういうお医者さんなり、また看護師さんなんかの話し合いの場で、私も直接出ていってお話を聞くということは大事かなと思いますので、またそういう機会をつくりたいなと思います。 56 ◯8番(馬渕清和君) 参考までに、その中のお話のことなんですけれども、医師の方が言っていらした話の中で、医師や看護師が一たん引き上げた場合、この敦賀病院に戻ることはないという話もしていらっしゃいました。それは報告受けているかどうかわかりませんけれども。金沢大学も辛抱して出しているんだということもおっしゃっていました。そして福井大学もそうであるということまで言っていましたので。それと、つまるところは医師がたくさんいればいいんじゃないかということなんです。  平成17年に医師会の協力を求めたがだめだったということも言っていましたし、結局そのときのアクションもなかったということも言っていました。  このようなことで、看護師さんの話を聞いても、私が理解する限りでは働きやすい、やりがいがある職場ですか、これも感じられませんでしたし、先ほども言いましたけれども事務局の方もお話を聞いて、ちょっと気の毒だったなというようなことが私の実感です。  よって今言いましたように、市長、忙しいと思いますが、年4回ぐらいはしっかり院長初め看護師と話し合いの場を持っていただきたいと思いますが、その点どうでしょうか。 57 ◯市長河瀬一治君) 本当に医療現場というのはいろんな対患者さんがあり、いろんな悩みもあれば問題もあるというふうに思います。私は特に病院を管理している立場でありますので、私ども行政としてどういうことができるかということで、まずお話を聞くということは非常に大事だなというふうに思っております。  ただ、年4回やるとかそういうことは別にしまして、ぜひ一度そういう機会をつくり、先生方の思い、また看護師さんの思いも聞いて、私どもとして病院に対してどういうことができるということも考えたいなというふうに思います。  私も今までの話題ですと、お医者さんが足らない、非常に経営も苦しい、また議会の皆さん方のもっと赤字を減らすよう頑張れという言葉もございます。  本当に今議員もおっしゃっていただいてありがたかったのは、いい先生がいるんです。ただ世の中というのは、いいことというのはなかなか話題に出ません。ところがちょっとした悪いことはどんと取り上げて騒ぐのが世の中でありますので、そういうことはいたし方ございませんけれども、いい先生がいるというPRなども本当にしなくてはならんなというふうに感じたところでございます。  話し合いはまたしっかりさせていただきます。 58 ◯8番(馬渕清和君) それでは、そういう話し合いの場をぜひ持っていただきたいなと思います。  それでは、2点目の事業管理者の今後のあり方ということで質問させていただきます。  先ほど市立敦賀病院の中期経営計画の点検ということで、評価委員会の提言を受けたということなんですが、そのときの提言の内容をわかりましたらお聞かせください。 59 ◯敦賀病院事務局長(小倉和彦君) 第1回中期経営計画点検評価委員会では、部署ごとの目標値の設定やその取り組み状況などが必要であるとの御指摘をいただきました。また、敦賀病院の風評に対する広報活動が必要との御指摘もいただいたところでございます。  以上でございます。 60 ◯8番(馬渕清和君) それでは私の考えとして述べさせていただきますけれども、昨年の総務省のガイドラインに基づく改革プランが作成されて、点検結果が出されたということなんですが、私が聞くところによりますと平成26年までの医業収支等の状況を把握しながら改革を行わないというような答弁もされたと思いますが、しかし今の病院の状況は、年間約10億円ぐらいの赤字を一般会計から繰り入れしなければならない状態であります。役所の仕事で通用していますが、とっくに民間では破綻している状況だと思います。果たして本当にこれが妥当なプランであるか、もう一度点検していただきたいと思います。単に数字を羅列するのではなく、よく言われる選択と集中の再編というのが求められると思います。すなわち非公務員型の経営に私は移行するべきだと思います。  それは地方独立行政法人であります。運営責任者は自治体の長が任命した理事長で、病院院長が独立した管理者になり、職員の採用や給与体系、予算編成など柔軟な対応で権限を持ち、人材育成の改革に取り組むべきだと思います。  今、敦賀病院に欠けているのは、トップのリーダーシップと医療行政に対する認識ではないかなと私は思います。このままでは大げさですが、本当に消える病院になるのではないかなと先生方も危惧していますので、市長の御所見をお聞きいたします。 61 ◯市長河瀬一治君) これは先ほど言いましたように中期経営計画の中で、25年までいろいろ様子を見ながら、どうしても改善できない場合は全部適用をしようということが決まっておりますので、そういう方向に本当はならないように努力すべきでありますけれども、どうしてもそういう状況が続くようであれば全適をしなくてはならんときが来るんじゃないかと思っております。  ただ、日々病院も動いていますし、経営といいますか地域住民のために頑張らなくてはいけない組織でありますので、しっかりとした組織になるように、先ほど議員から提案ありましたように先生方、また看護師さん、いろいろお話も聞きながら改善するところは改善をしていきたい、このように思います。 62 ◯8番(馬渕清和君) 今そういう方向も考えていきたいということなので、ぜひお願いします。  中期経営計画も絵にかいたもちにならないようにしていただきたいと思いますし、指摘もしっかり受けていると思いますので。もう赤字で当たり前という経営ではないと思いますので、その点しっかり改善を今求めていかなければならないんじゃないかなと思いますので、またその点考えていただきたいと思います。  次に、原子力発電所に関する質問に入ります。  地域振興策ですけれども、今お聞きしましたが、もんじゅは連携大学ですね。日本原電は公共の人件費等ですね。日本原電は下水とか公民館、コミュニティバスということですね。  私がいう地域振興策は、先ほど申したとおり専門学校を誘致するとか、例えば子供たちに夢を与えるような施設、ありましたね。そして流下能力が劣っている笙の川等の整備を政治家としてとってくるべきだと私は思います。三法交付金は行政マンがとってくるものではないかなと私は思います。別のものだと思うので、市長が政治生命をかけて何をやっていくのかということで、私にはそこら辺が見えないので、原子力発電所におけるこのような施設をバーターにして何に取り組んでいくのかという目玉が見えないので、その点どうでしょうか。 63 ◯市長河瀬一治君) 先ほど部長からも答弁ありましたように、原子力と共存共栄であります。これをしたからこれをよこせというものではないというふうに私は思っております。まず安心、安全が基本でありますし、それから発する雇用。恐らく原子力関係の家族を含めますと1万人以上、関係しているわけでありまして、そういう皆さん方が生活する、地道に生活を安心、安全のうちにしていくことが大事であります。そのことを確保するのがまず私の第一の仕事でありますし、そういう観点から協力している地域に対して国としてのいろんな応援をしていただく、このことも大事であります。  そういう意味で、例えば馬渕議員の言うのは、何々を認めるから笙の川を直す300億円をとってこいという話にしか聞こえませんけれども、それはそういう政治家が出てやってもらえば結構なことだと思っております。 64 ◯8番(馬渕清和君) 私は目玉となる政策が敦賀には必要じゃないかなと思いますので、それはお願いいたします。  次に、連携大学の用地について質問させていただきます。  敷地面積は出ていなかったと思うんですけれども、わかりますか。 65 ◯企画政策部特任部長(角野和洋君) 先ほど説明しましたとおり、中庭を含めました建物の面積は約3300平米です。 66 ◯8番(馬渕清和君) 済みません。私が聞き逃していたんです。  確認ですけれども、連携大学の用地の件なんですけれども、駅西地区の区画整理事業、約34億かけてやると思うんですけれども、それとこの連携大学を建設にするに当たっての20億円に、この用地の敷地分というのは入っているんですか。 67 ◯企画政策部特任部長(角野和洋君) 駅西土地区画整理事業については、土地区画整理法に基づきまして都市計画道路、物件移転補償、それから換地などを行うものであり、用地購入費は34億円の中には入っておりません。  高速増殖炉サイクル技術研究開発推進交付金20億円につきましても、以前委員会でも説明していますように建設費等に充てるということで考えております。 68 ◯8番(馬渕清和君) そうすると、用地の交渉なんですけれども、これは今からということですね。 69 ◯企画政策部特任部長(角野和洋君) 用地購入に当たりましては、現在、所有者でありますJR西日本と協議を行っているところでございます。 70 ◯8番(馬渕清和君) 今、所有者と協議をしているということなんですが、もちろんで提示している額があると思いますが、もうそういう話もされているんですか。 71 ◯建設部長(江南新太郎君) JR西日本とは、用地的な件もが買っていきたいということで交渉させていただいております。これは交渉事ですので、金額等いろいろ提示しながらJRさんと交渉させていただいていますが、詰めの段階まで来ているという状況でございます。 72 ◯8番(馬渕清和君) そうしますと今交渉中ということなんですけれども、この1億3500万ですか、土地ですね。──資産価値か。もしここに土地を購入することになれば、これのお金はどこから捻出されるんですか。 73 ◯企画政策部特任部長(角野和洋君) 土地活用の目的によりますけれども、今後、連携大学も含めまして全体的に、JR西日本さんから買う用地については図面上でいえばBエリアの部分もかかわってきますので、それぞれの土地活用の目的によって、具体的になった場合に予算計上していきたいと考えております。 74 ◯8番(馬渕清和君) これはで予算計上していくということですね。 75 ◯企画政策部特任部長(角野和洋君) はい、で予算計上します。 76 ◯8番(馬渕清和君) それでは建物は20億円で建てて、土地の分も今から敦賀で買って大学を建てますよということですね。 77 ◯企画政策部特任部長(角野和洋君) はい、そのとおりです。 78 ◯8番(馬渕清和君) それともう1点聞きたいんですけれども、建物の件なんですが、これを建設するに当たって、この20億円なんですけれども、これは敦賀に国から直接入る高速増殖炉サイクル技術研究開発推進交付金というのでやられると思うんですけれども、これはほかの市町村には入っていらっしゃるんですか。 79 ◯企画政策部特任部長(角野和洋君) これまでも駅周辺の特別委員会等でも御説明させていただきましたように、交付を受けるのは福井県の場合、福井県と敦賀と美浜町です。 80 ◯8番(馬渕清和君) わかりました。ありがとうございます。  そうしますと、美浜町や福井県に入っているということなんですが、この土地の取得に当たって敦賀が全部やるということなんですけれども、県にも入るお金でこれからその土地代に対して交渉していくとか、そういう部分はないんでしょうか。これは敦賀のおかげで県に入ってきたと思いますので、そういう部分もある程度負担してもらうというか、そういうのはお考えではないでしょうか。 81 ◯企画政策部特任部長(角野和洋君) 20億円の高速増殖炉サイクル技術推進交付金ですけれども、福井県も同じく20億円の交付を受けますけれども、ただ福井県は今のところ、この使途については明確に発表しておりません。 82 ◯8番(馬渕清和君) わかりました。それでは次に移ります。  原子力に特化した専門学校ですが、もちろん市長言いましたように、しつこいようですが高度な研究機関や研修機関は必要だと思っています。それも有益でありますが、原子力発電所を安全、安心に運転していくためにはやはり保守技術は欠かせないものなので、例えばポンプやモーターとか分解点検などをする実践的な保守技術も習得できる学校のことを私は言っているんですけれども、これからは世界から注目されるもんじゅも動きますので、そういう技術者等もいろいろ集まってきますので、そういうのに対応できる学校があればいいんじゃないかなということで提案させていただきました。  短大ですけれども、あそこは市長言うように400人規模のキャンパスですけれども、今考えている公立短大、看護学校は定員120人ですね。そうすると30%しか利用率がないので、せめて全部使えるような施設に持っていくべきだと思いますが、その点、再度お聞きいたします。 83 ◯市長河瀬一治君) 短大は多い時期には500人の学生がいたこともございました。しかし今度の看護では今のところ120人。それに介護等、これから様子は見てまいりますけれども将来的にふえていく可能性もございますので、ある程度のスペースは確保しなくてはならんと思います。  それでもあいているじゃないかという御指摘でございまして、そのとおりであります。将来的に四大でありますとかいろんな取り組みということはまた考えていく必要もございますので。  議員のほうから今ちょうど原子力関係のいろんな部分というのは、今でも工業系の高校でありますとか大学でやっている分野もあるんです。実際あるんです。たまたま原子力のところに携わっている技術者であっても、これは何も原子力に限らず技術系のところであれば全国でやっております。工業高校なども本当に優秀な職員が育ってきておりますけれども、原子力に特化しますと、やはりどうしても放射能をどのように扱うか、そういう分野になるわけでありまして、そういう技術研究につきましてはいろんな研修センターが今も存在しております。  そういう観点から、そういうものの例えば大学化にしても、十分これは採算が合うなということが見込め、また議員から御提案あったように電力の皆さん方がこれは私どもも必要だと、ぜひそういう場所をつくっていきたいということの合意がなされれば、逆にいいますと短大のところも使えるんじゃないかという御提案も申し上げながら、運営については応援しようというような話にもなればこれは大変ありがたいことでございますので、そういうことも短大、今後の運営の中で視野に入れながら、こういうことも可能かなということを探ってみたいなとは思います。 84 ◯8番(馬渕清和君) 最後に学園線についてですが、土地の取得のことがいろいろありますが、そのことは別として、四石橋、これは今までなぜ進んでこなかったのかというのが疑問なんです。これはの管理なので。四石橋です。井の口川から遊戯場施設は完成断面で進んでいると思うんです。上に広げるだけでいいと思うんですけれども、これがなぜ今までできないのかが不思議なんですけれども、その点どうでしょうか。
    85 ◯建設部長(江南新太郎君) 四石橋もこの道路計画の一つでございまして、基本的に車道幅員は変わりません。2車線でございますが、歩道をきちっと両側に設置していくという事業内容がふえてまいりますので、その計画に基づいて四石橋についても整備をさせていただくというものでございます。 86 ◯8番(馬渕清和君) いいです。  それでは時間がないので進みます。  予算計上なんですけれども、3000万足らずなんです。あと7億4000万ぐらいあるんですけれども、あと2年で本当にできるのかということがまず疑問です。単純に計算すると25年ぐらいかかるんですけれども、本当に24年度までに完成できるのか。そして24年3月までは看護専門学校もあそこにあると思うんですけれども、その点、本当に24年度までに完成できるのか。そして、この事業費を今後どのように確保されていくのかをお聞きいたします。 87 ◯建設部長(江南新太郎君) 現在、先ほども市長のほうで申し上げましたように、5カ年の25年という工期で進めさせていただいておりますが、先ほど申し上げましたように、あと用地の部分を整理して理解していただくと、その分で工事のほうも発注もできる。  あと、この事業の中で補助事業の予算獲得に努力してまいりたいということで、一日も早く進めていきたいと考えております。 88 ◯8番(馬渕清和君) それでは、議会で約束したんですから早急にやっていただきたいと思いますし、市民は一日も早い完成を期待していますので、よろしくお願いしたいと思います。  最後、市長ありますか。いいですか。 89 ◯市長河瀬一治君) おっしゃるとおり、25年までに絶対つくるぞという信念を持って頑張っていきたいと思います。 90 ◯議長岡本正治君) 暫時休憩いたします。  なお、再開は午後1時からといたします。             午前11時53分休憩             午後1時00分開議 91 ◯議長岡本正治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続けます。  次に、木下章君。   〔19番 木下章君登壇〕 92 ◯19番(木下章君) 市民クラブの木下でございます。  発言通告書に基づきまして、以下3点について御質問申し上げますので、ぜひとも誠意ある御回答をお願いいたしたいと存じます。  まず第1点目に、角鹿中学校の統廃合問題についてでございます。  角鹿中学校の統廃合問題につきましては、既に代表質問では5つの会派から、そして一般質問ではお一人が質問されています。特に市民クラブの代表質問と公明党の代表質問におきまして、細部は木下、私が行いますよう付託されましたので、大変プレッシャーを感じておりますし大変重い課題でございますが、付託にこたえるべく、代表質問における回答を踏まえ、発言通告書に基づきまして質問させていただきたいと存じます。  まず、角鹿中学校の統廃合問題とは別に、子供たちの安全を第一として仮校舎の建設へと決断された市長並びに教育委員会に敬意を表したいと存じます。また、12月議会で質問させていただきましたが、その際、長期間にわたる仮校舎への入居には問題があるとした点についても御配慮いただきましたことに対しても敬意を表する次第でございます。  その上に立ちまして質問させていただきたいと存じます。  まず具体的な質問に入る前に、1点、12月定例会におきまして教育長の教育方針に対する回答を受けて、学校文化の継承という点で角鹿中学校が築いてきた学校文化をいかに継承するかとの観点から質問させていただきました。教育長の御答弁では統合した場で継承すれば新たなものはそこに積み上げられていき、新たな文化が創出されるということでありましたが、言うはやすく行うはかたしという言葉がありますが、まさしくこれに当たるものであると言わざるを得ないと考えます。  それでは質問に移りたいと思います。  まず、小中学校の統廃合問題に対する対応の基本についてお伺いいたしたいと存じます。  今日まで小中学校の統廃合問題につきましては、地元の同意を最優先に考えて取り組んでまいられたと存じます。特に東浦、西浦小中学校を初め、今日までその立場の中で教育委員会として取り組んでこられたと思いますが、今後もその対応に変わりはないものと考えますが、その点についてはいかがか、まず第1点目に基本でございますのでお伺いをいたしたいと存じます。  次に、振りかえ代休制度についてでございます。  特に勤務時間に関する条例の改正や、定員管理のあり方は職員の労働条件に密接に関係する事項であり、職員の労働意欲すなわちモチベーションを高め、市民サービスの多様化に対応し、より充実したサービスの提供につながり、行政改革大綱にも述べられていますように余剰労働力を生み出します。行政サービスの低下につながらないようにと願い、以下、振りかえ代休制度と定員管理についてお伺いいたしたいと存じます。  まず、振りかえ代休制度についてでございます。  今回の第1回定例会に提出されました第24号議案 職員の給与に関する条例及び敦賀職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正の件に関連いたしましてお伺いをいたしたいと存じます。  本件は、労働基準法の改正により今年4月1日より施行されるわけでございますが、同法第37条に追加される条項に伴い条例が改正されるものであると理解をいたします。ところで予算決算常任委員会において、振りかえ代休制度について、一般の時間外労働に対する対応について既に条例で規定されているのかとの私の質問に対し、質問の仕方が悪かったためか、されているとの御答弁でございましたが、条例にはそのような条項はないと考えます。ただし、祝日労働や休日労働に対する振りかえ休日制度については記載されており、多分勘違いの御答弁ではなかったのかと考えますが、その点についてはいかがか、お伺いをいたします。  最後に、職員の定数管理についてでございます。  第4次行政改革大綱の中で集中改革プラン第47項によれば、定員管理の適正化がうたわれ、平成14年の医療職を除く職員数747名を平成16年度末で74名削減し673名に、さらに今回のプランで平成21年度末で職員数を580名とし86名の削減、さらに今回の中期財政計画では22名を削減するとの計画が示されております。  そこで質問でありますが、行政改革大綱では定員管理という名前で記述されておりますが、中期財政計画では定数管理と字句が変化してきておりますが、その点についての考え方についてお伺いをし、第1回目の質問とさせていただきますので、よろしくお願いいたします。   〔市長 河瀬一治君登壇〕 93 ◯市長河瀬一治君) それでは、木下議員の質問にお答えをしてまいります。  角鹿中学校の統廃合問題ということで、木下議員は地元ということでございます。代表質問の中で、木下議員が細かい質問をするということでございました。私は、教育につきましては、金は出しても口は出さないという立場でございますので、また教育長のほうから答弁があるというふうに存じます。  次に、振りかえ休日等々の制度でありますけれども、細かい点は総務部長のほうから答弁があるというふうに存じます。  私のほうからは、定数管理ということで、第4次行政改革大綱での職員の適正管理を定員管理とした理由でありますけれども、字句のことはともかくとして、この大綱の中では、民間に任せるほうが質の高いサービスを市民の皆様方に提供できると判断されるものにつきまして指定管理者制度の導入でありますとか、また業務委託等、民間活力の導入を図ったところでございます。  また定員の管理につきましては、の業務を縮小した上で職員の能力向上、これを踏まえて、行政サービスの低下につながらない程度で必要であると考えられる職員数を587人として削減を図ったものでございます。  以上であります。 94 ◯教育長(下野弘喜君) それでは木下議員の質問にお答えをしたいと思います。  聞き取りが正確でないと困りますので、ちょっと確認をさせていただいてよろしいでしょうか。  先ほど西浦とか東浦とかとおっしゃったのは、いわゆる平成14年からにかけて通学区域審議会に諮問いたしました小規模小中学校のあり方という、そのことを受けての絡みを含めてお答えすればよろしいんでしょうか。──はい。  まずそういう答申を受けまして、西浦あるいは常宮、愛発、葉原、そういったところに以前からいろんな説明に参りました。そして承諾、つまり地元からのそういう要望を受けながらいろんな話を進めてまいっております。その中で、昨日も平川議員さんおっしゃいましたけれども、愛発あるいは葉原、これはそういう形で進めさせていただきました。今まだ西浦とか常宮とか赤崎、これらにつきましては説明はしておりますし、またお話し合いにも応じますという形をとっておりますけれども、地元からのそういうお声をいただいておりませんので、そういう形で進めていくということはしておりません。  そのことと絡めましても、私、代表質問あるいはまた一般質問の中でもお答えを申し上げてきたつもりでございますけれども、やはり地元の方々、特に当事者である児童生徒、保護者、そういった方々との話をしっかりとしていかないことにはこの問題の解決には至らないというふうに考えておりますので、これを私は基本の考え方というふうにお答えをしたいと思います。  以上です。 95 ◯総務部長(木村学君) 私のほうから2点お答えをさせていただきますが、まず振りかえ代休制度についてでございます。  さきの予算決算常任委員会においてお答えをさせていただきましたのは、御指摘のとおり週休日及び休日に勤務を命じられた場合の振りかえ制度ということで、私のほう聞き間違いをしたようで、そのとおり、この件については勤務時間条例第5条と10条に規定されておりますので、そういうふうにお答えをさせていただきました。  もう1点でございますが、行革については定員管理、また今回出させていただきました中期財政計画の中では定数管理とした理由は何かということで、これは他意はございませんので同じ数字の管理という形で考えていただければ結構かと思います。 96 ◯19番(木下章君) まず角鹿中学校の問題から入らせていただきたいと存じます。  私が今問うたのは、いずれにしても統廃合問題というのは地元にとって大変重要な課題ということでありますので、その部分の結論というかいろんな部分は少なくとも地元の意見が最優先されるのではないかと。今日まで地元の意見というものを大事にしながら、愛発についても地元が合意をして、同意をして実施してきた。葉原も同様でありますけれども、そういう立場からすれば、地元の意見というか地元の考え方が最優先されるのではないかということでお聞きいたしましたので。この前のいろんな説明会の中でも教育長のほうからは、あくまでも地元の同意が大前提であるというようなお考えも示されていましたので、その点について、今回もこの考え方には変わりはないかという、その部分についてお尋ねをしたわけです。  その辺について、再度お答えを願いたいと思います。 97 ◯教育長(下野弘喜君) 私はその考え方に立っております。 98 ◯19番(木下章君) それでは、敦賀の中学校のあり方検討委員会の設置についてお伺いいたしたいと思います。  たしか昨日の質問の中で、あり方検討委員会のやり方について教育長は述べられていました。それは何かといいますと、さきの適正配置検討委員会、それの答申を踏まえて、なおかつ、あり方検討委員会にそれを説明し御理解をいただいて今後のあり方について議論をしていくというように私としては受けとめました。  そうなりますと、あくまでもさきにありました適正配置検討委員会の考え方と何ら変わっていないのではないかというように思うわけですが、それで変わったのは各地区の部分が入ったりという構成が変わりますけれども、立場的には余り変化がないのではないかというふうに思うんですが、その辺についてはいかがですか。 99 ◯教育長(下野弘喜君) まず適正配置等審議会でございまして、この審議会とこれからの中学校あり方検討委員会、これはまたちょっと組織的には違うものであると。やはり審議会に対しては、さきの教育長のほうからの諮問をし、その答申を受けるという形での答申がございましたので、そういう意味とあり方検討委員会との重みといいますか、審議会と委員会ではやはり違うというふうに私は認識しております。  その中で、そういう審議会でいただいた答申というものはきちっとした答申文として残っているわけですから、そのことをしっかりと再度確認をし、理解をいただき、その上でさらに一歩進めた中学校あり方検討ということに進んでいかなければいけない。そんな考え方をしております。  以上です。 100 ◯19番(木下章君) ちょっと理解に苦しむんですけれども、審議会では答申を出されました。今回の検討委員会では、そういう部分でいうと答申のような結論は導かない、そういう立場でよろしいんですか。 101 ◯教育長(下野弘喜君) 一昨日来お答えをしております。中学校のあり方、どういうあり方が本当に望ましいんだろうか、そういうことで話し合いをしようということで、そこから結論あるいはこうあるべしというような俗に言う法的拘束力を持つようなそういうものが出てくるのではなくて、広くいろんな意見を出し合って話し合いをしていこうというふうに私は考えております。 102 ◯19番(木下章君) ちょっと理解ができないんです。結論も得ません、何も出ません。それで検討委員会を開いてフランクにただ話してくださいでは、逆に言いますとそこに委員として選ばれた人たちに対して大変失礼だと思うんです。  教育委員会としては、こういう目的を持ってこの件について御検討いただいて、その内容については考え方をまとめて御回答いただきたいということをもって、そこに問題を提起しながら進めていかないと、9地区なら9地区、小学校、中学校それぞれの人たちが寄ってああやこうやといろんなことをしゃべりました。けれども、結果的に別に何も報告せんでもいいんだから2年間自由にお話しくださいというのでは、これは少なくともその委員会に所属する人たちについては大変失礼だというように思います。  少なくとも、もしその部分をやられるんでしたら、何らかのきちっとした提起を欲しいなら欲しいと位置づけていかないと、会議の体をなさないというように思うんですが。ただ懇談会というかお茶飲みをしながらべろべろと話しておるのであったら、これはつくる意味が何もないのではないかというように思っています。  その辺について、会議というものはきちっと目的意識を持ってやるべきというように考えるんですけれども、その辺についての考え方はいかがですか。 103 ◯教育長(下野弘喜君) 今御指摘いただきましたことは、なるほどというふうに思いました。しかしながら、私は昨日、一昨日ずっと申し上げておりますのは、いろんな方々からいろんな意見をいただいて、この問題、中学校のあり方というものをみんなでしっかりと受けとめていきましょうというそういうことを申し上げてきましたので、確かに委員の方に失礼だという御指摘がございました。何もない中で話をできるわけではありませんので、敦賀における中学校のあり方はどういう形が望ましいんでしょう。こういう形もあるでしょう、こういう形もあるでしょう、幾つかの形が出てきますよというそういう御意見をいただくということは私は非常に意義があることだと思っておりますし、そういったことが今後の我々、先ほど市長さんもおっしゃいました。教育委員会としてしっかりとやっていかなければいけないという、そういう施策、あるいはまた方針等にきちっと反映していかなければいけない。  そういう思いでおりますので、かみ合わない面があるかもしれませんが御理解をお願いいたします。 104 ◯19番(木下章君) かみ合わない面もありますがということであります。本当にかみ合っていません。  いろんな会議をして、会議を開くためにはやはり目的というのはあると思うんです。どんな会議であろうが。その目的をきちっと達成させる手だてをとらないと、結果的に何もなかったということになるでしょうというのを私は危惧しているわけです。  では、お伺いいたしますが、今のあり方検討委員会の中で議論し、最終的に出てきたことが、現状のままが最もいいよ、これでいこうやとなったときに、教育委員会は今回ここで出している部分は取り下げるんですか。統廃合。お伺いします。 105 ◯教育長(下野弘喜君) いろんな考え方が出てくるという中で、今木下議員さんがおっしゃるのは、角鹿中学校のあり方はこれでいいよというような議論が出てくるかもしれないという、そういう前提のお話ですね。  私は一昨日来申し上げておりますのは、中学校には幾つかの中学校がありますけれども、それぞれ今後どういうふうに、例えば少子・高齢化とか、あるいは地域の人口動態の変化とかいろんなことを踏まえながら考えていくときに、あるいはまたいろんな方々からも御意見、御提案もございました。いわゆる教育活動あるいは部活動、そういうもろもろ、地域との絡み、そういったことも含めていろんなことを話していくということが主たるものであって、このままでいいですよというような意見が果たして出るのかどうかも今これは私は予測がつきませんので、それにはお答えはできません。 106 ◯19番(木下章君) 大変残念ですが本当にかみ合っていないんです。私が今聞いているのは、どういうことを目的にこのあり方検討委員会をつくって、それの結果をどう生かすかということも何もなくてやるのかという、そういうふうに受けとめざるを得ないのかなというように思います。ですから本当にこのあり方検討委員会で皆さん方が寄って幾ら話しされても、全体的にきちっとしたまとまりの部分が出ないとすれば、これは大変残念な結果で、じゃ皆さん方2年間御苦労さんでしたということにしかならないじゃないですか。  その結論をどう教育委員会が受けとめてやるのか。その結論については教育委員会はきちっと受けとめながら実施をするんだという部分があれば、これまた会議の中での議論というのは違うと思いますけれども、それがどんな意見があるかわからんので、その部分については私はここで答えられませんと言いますと、じゃ何のために開くのともう一つ疑問になるんですけれども、その点についてはいかがでしょう。 107 ◯教育長(下野弘喜君) 本当に繰り返しになって申しわけございません。貴重なお時間をとってしまって申しわけなく思っております。  とにかく中学校のあり方、そういったもの、つまり先ほども申し上げましたけれども適正配置等審議会で出されたような答申、その中身すらきちっと認識されていない。あるいはまた、それが持つ意味が将来にわたってどういうことになるのかということも私は周知徹底ができていなかったというような反省がございます。ですからそういったことも含めてきちっとお話をし、そうなのか、中学校のあり方、今後に向けて考える場合にこういったことを条件に考えて、じゃどういう形が本当にいいんだろうかというような御意見をいただくという、まずそれが入り口でございますので、そこから議論を重ねていきたい。  ただ集まってもらってお茶飲み話をしたという、そういうことにしたら、それこそおっしゃるとおりいけないことだと思いますので、そうならないような運営の仕方も今後考えたいと思います。 108 ◯19番(木下章君) なかなか質問もしにくいんですけれども、どうしても理解できないというのは、先ほど言いましたようにあり方検討委員会の位置づけというのは、先ほど教育長がおっしゃった部分からすれば、あくまでも全体的なあり方について議論をしたいんだと。ところが議論した結果をどう生かすんですかといったら、それは結論をしんしゃくして今後の取り組みに、教育行政に対して活用していく立場の中でやりたいんだというんでしたら、この部分については私もある程度理解できるんです。ところが、例えば一番端的な例でいえば、このままでいこうじゃないかとみんなが意見統一したときにどうするんですかといったら、それは今のところ私は答えられませんというと、それ以外の答えを期待しているようにとれるんです。それではまずいでしょうと。そういうことではないでしょうというのが根底にありますので、この部分は幾らやっておっても多分キャッチボールで前へ進まんというように思いますので。私の持ち時間がなくなってしまいますから、これはその辺で終わりたいと思いますけれども、また後日いろんな部分で教育委員会とお話をさせていただきたいというように思います。  最後に、この一種大きな教育行政の変化をもたらす角鹿中学校の統廃合問題については、教育委員会の委員さん同士の中でどのような議論がされたのか、お伺いをしたいと思います。 109 ◯教育長(下野弘喜君) 教育委員会におきましては、毎月定例に開かれております。逐次といいますかいろんな情勢の変化をお伝えしながら御理解をいただいてまいりました。きょう申し上げておりますようなことにつきましても、3月の定例教育委員会の中でもやはりそういう方向で行くのがいいんじゃないかというような御意見、賛同をいただいております。  過去において紆余曲折がございまして、いろんな御意見があって、そのままいけばいいじゃないかという御意見もあったというふうに聞いております。しかしながら、そううまくいかない、あるいはいろんな考え方があるからそれでは無理なんだというようなことで修正、修正を重ねながら議論を積み重ねているというふうに申し上げます。 110 ◯19番(木下章君) 最後に1点だけ御確認をいたしたいと思うんですが、今計画的にいえば仮校舎を建てました。それから次、耐震の工事をやります。だけど残したほうがいいということと、さらには地元の同意がきちっと得られないという立場になって建てかえが必要となった場合、耐震の工事を実施した部分においても建てかえ工事はあるというように解釈したいと思うんですが、それで結構ですか。 111 ◯教育長(下野弘喜君) いろんな選択肢があるということで、一昨日、昨日も出てまいりました。例えば改築というやり方、それから統廃合というやり方、あるいは新たなものというような御意見もありました。ですから今即そういうことがあれば改築に応じますというような、そういうだけの資料あるいは議論が得られておりませんので、この答えについては申し上げられません。 112 ◯19番(木下章君) やっぱりはっきりしてほしいんです。先ほど一番最初に確認させていただいた部分が残っています。地元の同意が最優先ですよと言っているでしょう。教育長は、そうですというお答えでした。じゃ10年間たちました。そうしたら耐用年数が過ぎます。そうなったらどうしても建てかえなければいけないじゃないですか。そのまま残しておくというわけにはいかないでしょう。そうなったら例えば地元の中で、確かに教育委員会は一生懸命頑張って地元とお話し合いをしていただけるとは思うんですが、その立場に立ってでももし地元としてはどうも同意がいかないとなったときには、少なくとも10年後は建てかえということがどうしても必要になってくるわけでしょう。その部分について、そういうことで理解してよろしいんですかということをお聞きしているわけです。 113 ◯教育長(下野弘喜君) いろんな話をしていく中で、先ほど一番最初に申し上げたのはそういった件をきちっと尊重していきますという話でした。ですから尊重していきますというその合意あるいは地元の考え方が改築ありきという形だけでいくのかどうか。それも含めて、私はまだ未確定だと思います。やはりいろんな考え方がございますので、いろいろとこうしたほうが、子供たちのためにはこういう学校にしたほうがいいよというようなそういう御意見も出るかもしれません。私はそういったものもきちっと受けとめながら尊重していきますというふうにお答えいたします。 114 ◯19番(木下章君) これ以上突っ込んでいってもなかなか詰まらんと思いますし、真綿でくるんだような御回答でありますから、じゃ、こうしますよというはっきりしたものがなかなか見えてこない。ですから私これだけ時間かけて粘っているんですけれども。やはりその辺は教育委員会としても、地元に対しての対応も同じだと思うんです。教育委員会のすきっとした態度、いろんな部分の中で議論をお互いにやっていかないと、ふわっとした立場の中で議論をされてもなかなか地元としても理解できないということだけお伝えをして、次の項目に入りたいと思います。  別に教育委員会を私は責めているつもりじゃないので。やはりきちっとした方針を出して、それにきちっと答えてほしい。これからも機会あるごとにまたやっていきますので、そういうことで御理解をいただきたいなと思います。  それでは次に、振りかえ代休の関係でございます。  労務管理の関係になりますので、この部分は多分総務部長の担当になると思いますけれども、すべての部長さんが関係する部分ですので、その部分についてはお考えいただきたいと思います。  条例の中でもきちっと書かれているんですが、休日労働に対してのやり方に2通りあります。振りかえの休日か代休かという処理があるんですが、敦賀はどちらの方向をとっておられるかお伺いしたい。 115 ◯総務部長(木村学君) 60時間を超えてというここの条文の中でもありますように、超過勤務の代休時間、超勤代休という形での設定がなされておりますけれども、法律に沿った形、条例に沿った形での考え方をいたしております。 116 ◯19番(木下章君) 私が聞いたのとは大分違うんですけれども。休日勤務ってありますよね。週休日における勤務と祝祭日における勤務があります。の職員さんにも休日勤務というのは当然あると思うんです。廃休してやる。  そのときの考え方で、これは労基法上の絡みですが、なぜこれを聞いたかといいますと、振りかえ休日の制度でありますと、休日労働を命じる前に、この日を代休として振りかえ休日としてこの日に勤務してくださいという命令をするのが振りかえ休日なんです。ところが週休勤務をして、しばらくたってから休日の手当じゃなくて、次のときにここで休んでくださいというのは代休なんです。代休になりますと、労基法上の精神からいいますと25%割り増し賃金だけは幾ら休ませても払わなければいけないという制度になっているということについては御存じですよね。 117 ◯総務部長(木村学君) 同一週の中でとられた分については払わなくてもいい。例えば土曜日に勤務した場合、その前の週のところで休んでいれば払わなくてもいい。次の週に移ってしまうと、その分については40時間を超えた部分について出てこようかと思います。 118 ◯19番(木下章君) これ以上言いませんけれども、私の質問している部分と、40時間とか60時間というのは。その60時間というのは今回の労基法の改正によって150%支払うと。150%支払うかわりに積み上げられた25%については時間に換算して、それを代休で与えることができますよとうたわれた部分なんです。ただ、今までの条例からいいますと週休勤務という部分に対してどうするかということは条例上でうたわれていますので、ですから今までどちらでやっていたんですかと聞いたので、突然の質問で大変申しわけなかったんですが、後日で結構ですからお答えをいただきたいなと思います。  さらに、今回条例を改正しまして、今の振りかえ代休ができました。それによって時間をやるわけですけれども、この前、9月の議会で、私はワーク・ライフ・バランスの関係で年休の消化率を言いました。物すごく悪かったんです。十何%しか年休の消化率がないという状況の中で振りかえ代休というのは可能なのかどうなのか。その辺について、その実行についてどのように考えておられるかお伺いしたいと思います。 119 ◯総務部長(木村学君) 基本的には年休と代休との制度自体は全く別だというふうに考えておりますし、年休の消化がかなり少ないというのは、このところ土曜日が半ドンから休みになったり休日がたくさんになったり、こういった中でそれぞれの仕事の関係、家庭の仕事の関係が消化されていっているから年休の消化をせずにいけるのかなと。
     確かに大手の企業さんは年休消化日という形でつくられて、年休消化を奨励されているというところがあって、かなり多くはなっていると思いますけれども、確かに敦賀役所自体は少ないですけれども、少ないというのはそういう関係でかなり減っているのかなと思っております。 120 ◯19番(木下章君) 9月の御回答をもう一回思い起こしてほしいんですけれども、何で年休の消化率が悪いんやと聞いたら、部長の答弁は、振りかえ代休等のそういう代休の処理やとらあるんで、どうしても年休の消化率が悪くなるんですよとお答えになったんですよ。ですから今回もこの代休をやったときに年休の消化率に影響は及ぼさないんでしょうねという部分を私は押さえたかった。だから御回答は9月のときとはちょっと違いますので。  ですからその辺について、振りかえをやったときにきちっとやりますと。休みはきちっととらせますという御回答なのか、それはわからんというのか。その辺についてお伺いしていますので、もう一回御回答をお願いします。 121 ◯総務部長(木村学君) 年休の消化と確かに代休というのは違いますし、代休につきましては職員の健康上の問題ですとか福祉の問題から当然とらすべきものだと思っておりますので、とれるように指導を、また、とるように指導をしていきたいと考えております。 122 ◯19番(木下章君) 一般の企業では労働省かどこかの通達か指導によりまして、今の時間外労働の多いというところから振り返りまして、一般の時間外労働に対しても振りかえ制度ということが導入されてきておりますが、敦賀においては関係省庁からそういう指導的ないろんな部分があったかどうか、少しお伺いしたいと思います。 123 ◯総務部長(木村学君) 私のほうは、それは聞いておりません。 124 ◯19番(木下章君) 細かいことは余り言わないようにいたしますけれども、少なくとも時間外労働が命令された部分については、労働基準法の精神からすれば給与は通貨で支払うというのは基本なんです。働いたものについては基本的には通貨で支払えということが基本になっています。  ただ今回の60時間を超える部分については、今の長時間労働ということから、通貨じゃなくて健康上から代休制度ということの導入について図られたということで私どもとしては受けとめています。ですからそういうことで今後の時間外労働について、きちっと対応をお願いしたい。  ただそれしか言いませんので、働いた分についてはきちっととしても。その原資というのは確かにあります。原資を超えてというのは大変困難かもしれませんけれども、ですから、ことしの予算のときに人件費の絡みについて御質問させていただいたのもその部分でありますので、ただ人件費を抑えるだけでは問題と考えていますから、今後の時間外労働に対してはぜひとも理事者全体で対応方よろしくお願いをいたしたいと思います。  いずれにしましても働く人が流した汗がきちっと報われて、働いていてよかった、その結果みんなが意欲に燃えて、本当に敦賀役所はすばらしい職場であるし、逆に市民の目から見ても敦賀役所は生き生きしているなという職場をつくっていかないと。そうじゃないととしての行政がなかなかうまく住民に理解されないという部分もございますので、ぜひともその辺について御理解をいただいて、今後の職員対応についてはよろしくお願いいたしたいと思います。  それでは次に、定員の関係です。  この前の予算決算常任委員会のときには部長のお答えをいただきました。ところがあれっと思ったのは、それ以上は突っ込まなかったんですけれども、今の中期財政計画の5年後からは職員数はふえますとおっしゃいました。覚えておられませんか。──覚えていない。そんなことはないと思うんです。  そうすると、そういうお答えで来ると、一体定数管理って何ですかと思うんですよ。そのときのお答えを別にとって食うわけじゃないんですが、退職者がその年代に応じてたくさん退職されます。それを例えば587名、そこで抑えようとしても退職者がおって、それを補充できないので。そのまま補充していったら、また今のように蛇が卵を飲んだような格好の人員構成になるので、それを平準化するために採用を抑制しながら将来的には筒型状の年代構成にしたいという、そういう目的を持って人員管理をある程度やられていると思います。  それはあくまでも現在の管理であって、定員ではないでしょう。定員というのは、例えば今回の五百何名に定めておいて、ここ何年かはそういう部分で人員が減っていくけれども、その部分については非正規職員等を補いながら業務の遂行に当たっていくという説明ならば、私はそれはすとんと胸に落ちたんですけれども。  ところがさっきのお答えのこれから5年後からは職員数がだんだんふえてきますという御回答では、少し定員管理とは違うというように思うんですが、その辺について再度お答えを願いたいと思います。 125 ◯総務部長(木村学君) 定数管理の前になんですが、超勤の関係なんですけれども、民間のところで、例えばラインに座ってきちっとその時間やるとすると、当然その人の時間というのはきちっとはかれるわけなんですが、市役所の場合には、例えば法令を知っている人が一つの仕事をやるのと、初めてそこへ異動してきて法律から皆見てしなければいけない。そうするとどうしても時間がかかる。そういった場合の超過勤務が出たりという場合もあります。  必ず100%そのままそこにいれば確かに超勤になるのかもしれませんが、その部分を家に帰って一生懸命法律を勉強した。その人と市役所で勉強した。その超過勤務をどう見るのか。いろんな点が出てきますので、確かに法律上きちっと決められておりますので、それを念頭に置きながら運用してまいりたいというふうに考えております。  もう一つですが、職員の定数管理ということでお尋ねでございますけれども、先ほど市長が申しましたように、定員管理ということで数を587人ということを目標にして行政改革をやってまいりました。実際にはこれをクリアして少し少なくなっております。それをここの数字でずっと持っていけということになりますと、退職した人数をそのまままた雇っていくという形になります。そうしますと5年間たちますとほとんど退職者がないような状況になって、またそこでは新しい職員を入れられなくなってしまいます。そうすると蛇の太くなったり細くなったりするところが出るというようことなので、それをできるだけ一定の人数で毎年入れるような形で、また上のほうもそういう形になるようにしたいなというようなことで、退職者が多いときにも一定の数をとるし、退職者のいないときにも一定の数をとっていきながら、最終的に目標といたしております587名になるような形で管理をしていきたい。  だから一時的に職員が減る場合もありますし、それ以降については少しふえていって587名で定員管理ができるような形を考えているということでございます。 126 ◯19番(木下章君) お答えの前に時間外労働の部分で触れられました。もうちょっと労基法を読んでいただきたいと思います。労基法上では、少なくともその人の仕事の作業の内容に対して、確かに能力がありますからどれだけできるかということがありますけれども、それを尺度に時間外労働の単価をはじくものではないというようにきちっと書かれていますから。  ですから時間外労働というのは、あくまでもその人の能力がなくて、その人の能力によってこれだけかかった部分についてはあくまでも労働という部分ですから、それは少なくとも解釈違いというように思いますので、ぜひともその辺の考え方だけは改めていただきたいというように思います。  もう一つ、今の定員ですけれども、私は別にようけやめたからようけそのまま雇えとは言うてないです。例えば五百八十何名ということを定めて、定めた部分について、退職が今回ようけ出るでしょうと。ところが雇用するのは、さっきの筒状を目指すために一定の人員しか雇用しないということについては、これは別に守っておらんということじゃなくて、ここの足らん分は非正規職員できちっと埋めたらいいでしょうと言っているんです。  ですからあくまでも定員というのは587名なら587名。敦賀の行政サービスをきちっとするには五百八十何名の要員は要りますなというところが求められる定員ではないかということを言うていますので。ですから少し考え方がそれぞれちょっとちぐはぐな──ちぐはぐと言ったら大変失礼でございますけれども、ちょっと違うのではないかというように思っています。  いずれにいたしましてもきちっと行政サービスが提供できる人員を配置して、市民の多様化するニーズにきちっとこたえていただきたいというように思いますので、総務部長には難しい問題ばかりぶつけまして大変申しわけなかったんですけれども、以上、2分残して私の質問を終わらせていただきたいと思います。  ありがとうございました。 127 ◯総務部長(木村学君) 587名というのは正規職員の数で言っておりますので、当然足らない分については非正規職員で今もお願いしておりますし、今後もそういう形でいかせていただきます。 128 ◯議長岡本正治君) 次に、前川和治君。   〔6番 前川和治君登壇〕 129 ◯6番(前川和治君) 皆さん、こんにちは。愛敦会の前川和治です。  今回は、新年度予算関係の質問が3点、提案型の質問が2点、計5点を質問します。  まず1点目は、さくらの里整備事業費についてです。  さくらの里整備事業は、沓見にある運動公園を桜の里にしようと陸上競技場の裏手の山に1184本の桜を植栽する事業です。平成19年からは市民や市外の方に桜のオーナーを募集し、桜1本につき1万円の負担を呼びかけ、桜の木を植栽会を開催しながらオーナーの皆様と一緒に植えていっています。  さくらの里に行ってみますと、オーナーの皆様の思いを書いたプレートが桜の木にかけられております。この1184本の桜が咲くとさぞかしきれいだろうなと思いますし、市民と協働でするすてきな事業だなと思いますが、今、行政にお金がなく借金をしている状態のときに、どうしてもしないといけない事業なのかと疑問に感じております。  平成22年度予算でも2500万円の工事予算が上がっております。この2500万円はすべて債、借金をして散策路の工事をしていく予定と聞いています。散策路は、平成20年度から平成24年度まで5年をかけて整備が進められていきますが、この5年間の工事費用はすべて借金で賄う予定です。今は平成20年、21年と2年が経過しておりますので、この2年間の借金総額は5950万円です。あと平成22年度予算では2500万円を借金し、工事完成までの5年間の総額は約1億5000万円になります。この1億5000万円は、すべて借金をして工事を進めていく予定です。  10年以上も前から運動公園がありまして、このさくらの里の周辺には、けもの道のような散策路も初めからありました。公園としての機能は十分過ぎるほどに満たしていたはずなのに、総額1億5000万円も借金をして整備をする理由が見当たりませんし、物事の優先順位から見ても、運動公園の中でも施設の雨漏りやら遊具の補修、壁の補修、いろんな直すところがあるはずです。また、総額1億5000万円もあれば、各地区の区長さんからの要望も相当数解決できるものと思っております。  そんな中で、また平成22年度の予算でも2500万円の工事費用が上がっていましたので、これからどのような工事をしていくのか質問します。  2点目が公募制度の導入についてです。  公募制度の導入については、さくらの里整備事業からヒントを得て発案しましたので御紹介をします。  さくらの里のオーナー制度は、市民も思い出を残すことができ、金銭的にも1万円御負担していただき、桜の木は敦賀の財産となるような契約となっております。このようなオーナー制度は、とてもいいアイデアだなと思いました。  そこで、さくらの里のオーナー制度というか、公募制度をいろんなものに当てはめられないかという一般質問です。例えば公園のベンチや観光の案内看板、街灯、考えられるものをピックアップして、市民に金額を公開して、広報つるが、RCN、ホームページ、ラジオなどの媒体を使って市民に公募をし、応募があれば公園のベンチ代などを市民に御負担していただく方法が公募制度です。  さくらの里オーナー制度と同じように、応募があったものについては、例えば公園のベンチなどに名前や好きな言葉が15文字以内で入れたりできるという公募制度を導入してみてはどうでしょうかという一般質問です。  市民にとっては、思い出が残ることと思いますし、行政にとっては、今まで税金で買っていたものが市民に買っていただくことになり、一石二鳥の効果があると思いますが、どのように考えますか。  また、公募制度が導入できるものとしてはいろんなものがあると思いますけれども、どのようなものが考えられるのか質問します。  3点目は、有料広告の導入についてです。  現在、多くの自治体がの広報紙を活用した有料広告掲載への取り組みを始めて、自主財源の確保に努めております。福井県内の9つののうち有料広告を募集していないは福井、あわら、敦賀の3のみで、残りの6は既に有料広告をいろんな形で募集しております。敦賀としても有料広告導入を考える時期に来ているのではないかと思います。  有料広告を募集する一番のメリットは、敦賀に新しい収入が生まれることだと考えます。敦賀に新しい収入が入ってくれば、先日一般質問か何かでありましたけれども図書館費が下がっている。そういう本を買うお金に充てたりもできます。  現在の敦賀の状況としては、予算が減額されている部署が多くあり、原因としては敦賀全体の収入が落ちているからで、どこの部署も切り詰めないといけない状況だからです。無駄なものは徹底的に切り詰め、切り詰めてもお金が足りないところは知恵を使って収入を得るしかありません。その手段の一つとして有料広告の導入を提案したいと思います。  有料広告の導入には、広報つるがや公用車、封筒、ホームページ、野球場、各スポーツ施設などいろんなものが考えられると思いますけれども、執行部としてはどれだけ有料広告が載せられる媒体があると考えるのか質問します。詳細にお答えいただけたらと思います。  次は、産業団地の企業誘致活動についてです。  産業団地の企業誘致活動は、今の敦賀、将来の敦賀を考えたときに、今一番力をいれていかないといけない活動だと考えています。  私個人的にですけれども、外回りで市内をずっと回っていましても、各地区のハード面の要望の次に多いのが、自分の息子さんやらお孫さんが敦賀に帰ってきてほしいと思っているという声を多くお聞きします。若い人が敦賀に帰ってくるためには、働く場所の確保が必要最低限の条件になってきます。若い人が帰ってこられるような可能性をふやすためにも、働く場所をふやしてあげることが今できることじゃないかなと考えます。  平成22年度の予算でも企業立地推進事業費ということで953万5000円が計上されておりますので、今までの営業活動と今後の営業活動について幾つか質問していきたいと思います。  まず、この1年間の総括ということで、平成21年度の実績はどうだったのかということを質問します。質問の内容を細かく分けまして、出張して企業訪問した件数と、実際に敦賀の現場に来られた企業の件数、それぞれ質問いたします。  5点目が、農家高齢者創作館管理運営費についてです。  こちらは決算のときも審査いたしまして、この施設の年間の使用回数が平成19年度は3回、平成20年度は3回、平成21年度は2回と毎年年二、三回しか使っていない建物でした。このほとんど使われていない建物に毎年70万円以上の税金を使っていた経緯があります。このお金のほとんどが土地の借上料です。  平成20年度の決算の反対討論でも、使ってない建物は、さっさと土地所有者に返すか活用方法を考えるべきだと言いました。  平成22年度も予算化されておりましたので、しっかりとした活用方法を考えた上で予算化したのかどうか質問します。  以上で最初の質問を終わります。   〔市長 河瀬一治君登壇〕 130 ◯市長河瀬一治君) それでは、前川議員の質問にお答えをしてまいります。  まず、さくらの里整備事業でありまして、ついせんだっても第3回目の植栽会が行われたところであります。多くのオーナーさんも来ていただきました。また、たくさんの皆さん方にボランティアでお手伝いをいただきまして、本当にありがたく思っているところであります。  また、敦賀さくらの里実行委員会につきまして、このたび平成22年さくら功労者として来る3月24日に開催されます第45回さくら祭り中央大会で財団法人日本さくらの会より表彰を受けるということが決定されまして、今まで頑張っていただきました御労苦が実られたなということで心からお祝いと、また感謝を申し上げたい、このように思うところであります。  議員のほうからは、さくらの里もいいけれどもほかにもまだあるんじゃないかという御指摘でございまして、もちろん起債ということでやらせていただいておりますけれども、起債事業というのはそこに全くお金がないから起債じゃなくて、将来にわたって負担をしていただこうという意味での起債事業でもございまして、桜は本当にすごいな、満開だなといいますのは恐らくまだ10年ぐらいはかかるというふうに思いますが、これから100年、200年続いてほしいなというふうに願ってこういう整備をしていただいております。特に民間との協働はいいんじゃないかという今お話もいただいたわけでございます。  そういう点で、今後とも花は非常に人の心をなごませ、すばらしいものでございますので、こういう事業につきましては順次草花、またいろんな植栽事業を踏まえて、環境問題のことも考えますと非常に大切な事業だというふうに思っておりますので、できればまた市民の皆さん方や民間の皆さん方のお力をかりて導入したい、このように思っておるところであります。  そこで、少し関連するということで公募制度がどうだという。これもさくらの里の事業をごらんになって思いついたということでございますけれども、いろんな事業がございます。詳しくはまた総務部長から答弁があるというふうに存じますが、いいものは取り入れるということが基本じゃないかなと思いますので、一度考えてみたいなというふうに思います。  また有料広告でございますけれども、これも議員のほうからかなり導入しておるよということ。ただ、場所もある程度選びませんとどこの街角へ行っても個人の名前があったり商店の名前があったり、そればかりというのも少し見た感じもございますし、そのあたりの調整は必要かというふうに存じますけれども、詳しい点につきましてはまた部長のほうから答弁をいたします。  次に、産業団地の企業誘致活動でございます。成果はどうかというお話でございますが、一昨年のリーマンショック以来続いております景気低迷というのは非常にこの二、三年の活動の中で大きく影響が出ておったなということを感じますし、まだまだ厳しい経済状況が継続しておるわけであります。しかし一部持ち直しもあるということであります。  そういうところで、21年度につきましては今のところ産業団地に進出するという企業はまだ見つかっておらないのが現状でございますけれども、実は産業団地の誘致活動を行う中で、団地以外で21年9月に日鉱金属株式会社さんに立地を表明いただきました。これは9月から工事に着手いたしておるところであります。また、ことしの8月には株式会社三徳さんが工場建設に着手をするということをお聞きいたしております。レアメタル関係の現在非常に重要な金属でありますけれども、そういうものを扱う日本でも大変すばらしい会社だというふうに聞いておるわけでございまして、産業団地に来てほしいということで誘致をしておったところ、こういう場所も。私どもも、産業団地以外にも支援をする制度が確立できましたので、そういうものを適用させていただき、利用していただきながら企業誘致ができたんじゃないかなというふうに思っているところであります。  また誘致活動を行う中の効果といたしまして、福井県、また企業からの電話の問い合わせは10社程度ございました。直接敦賀においでいただいて現場で説明をさせていただいた企業につきましては3社ございました。このほか担当部局が団地のPR等のため行っております企業訪問につきましては延べ34社行っておるところであります。また私が直接訪問させていただいた企業は延べ16社になっているところでございます。  次に、農家高齢者創作館管理運営費等々でございますけれども、このことにつきましては部長のほうから答弁があるというふうに存じます。  私のほうからは以上です。 131 ◯総務部長(木村学君) 私のほうから2点についてお答えをさせていただきます。まず公募制度の導入について、導入できるものはどのようなものかということでございます。  公募制度についていろいろ調べてみますと、他のところでは寄附金の募集、また出資金の募集というような形でなされるところが県、また市町村で幾つかございます。実質的にはやっていらっしゃるところはほとんどがメモリアルベンチということで、ベンチにつけるというような形のものがほとんどでございますし、福井県でもあります。ただベンチといいましても1脚15万とかかなり額がするので、ほかの市町村も余り手を挙げる方はないのかなという感じでございます。でやれば議員さんは出していただけるとは思いますけれども、非常に難しいやり方かなと今思ってはおります。  それよりも市民の方が例えば1万円ぐらいで、さくらの里とかああいう一つの政策的にやるという形での何かを皆さんと一緒につくり上げていく、そういったもので考えていったほうがいいのかなというふうな気はいたしております。  もう1点でございますが、有料広告の導入についてということで、どれだけ有料広告が載せられる媒体があるか思いつく限り挙げろというようなことでございますが、議員さんから、2008年12月の議会のときにも広報はどうかというようなことで御質問がございまして、いろいろ答弁させていただいた思いがございますけれども、その後もいろいろ研究をさせていただきましたが、その中での中でどういったものがあるかというんじゃなくて、どういったものが各市町村で広告を載せているものかというようなことで私のほうは検討させていただきましたが、どういったものがあるかといいますと、広報紙とかホームページのバナー広告、各種封筒、便利帳、各種パンフレット、機関紙、グラフ誌、カレンダー、こういったものが、多いほうから順番に言いましたが、そういった形で広告を載せているというような状況でございます。 132 ◯産業経済部長(安本薫君) それでは私からは農家高齢者創作館運営管理費について御答弁申し上げます。  さきの議会あるいは委員会等々で議員から有効活用がされていないんじゃないかというような御指摘をいただいております。また今回は、ちゃんと有効活用を図るというようなことを検討した結果で予算を上げたのかというような御質問でございます。  現在、有効活用を図るべく伝統料理等を意欲的に生産、販売、自主活動を行っておられます農業者のグループがございまして、その方々と創作館の有効活用について、そういうふうなことができないかという協議を行っているところでございます。できれば22年度早い段階で有効活用を目指していきたいというふうに考えております。そのために今後、有効活用することを前提に管理運営に必要な経費を計上させていただいたところでございます。  今どういうグループでどういう活動をやるんだろうなということがございますが、グループも意欲的に非常に活発に活用を検討していただいてございまして、活用の内容といたしましては地元の農産物を利用した商品の開発とか、あるいはブランド化の研究だとか、あるいは伝承料理の講習会など地域に根差した自主活動を拡大していきたいということもおっしゃっていただいております。また直売所等での販売により地産地消の推進に寄与もしたい、所得の向上も図って、できるならば自主運営を目指すということもおっしゃっていただいております。  そんなことから今後お互いのメリットを最大に生かせるような方法を協議させていただきまして、創作館を有効活用させていただきたい。条例に定める設置目的に合致したような形で活用させていただきたいというふうに考えてございますので、今回それに必要な維持管理に関する部分のみ予算計上させていただいた次第であります。 133 ◯建設部長(江南新太郎君) それでは私のほうから1点、さくらの里事業につきまして御説明をさせていただきます。  新年度予算で2500万円の工事費、どのような工事をするのかというお尋ねでございますが、工事の内容につきましては、散策路、幅員が1.5メーター、延長約300メーターの整備を予定しております。整備の内容ですが、木質舗装工約490平米、階段工14カ所、木さく工、木のさくでございますが195メーター、ベンチ設置が3カ所。  以上でございます。 134 ◯6番(前川和治君) では、さくらの里整備事業から1点ずつ再質問をさせていただきます。  さくらの里のオーナー様から1万円の御負担をいただいておりますけれども、この1万円は総額1億5000万の工事費用の中に入っておりますかということを確認のために質問します。 135 ◯建設部長(江南新太郎君) オーナーの方々からいただいている1万円については、実行委員会が行う事業として充ててございます。のほうは、それに伴う園路等の整備について予算化させていただいていますので、いわゆる1万円については、が行う仕事の中には入っておりません。 136 ◯6番(前川和治君) この散策路、総額1億5000万円の工事については、全額オーナー様じゃなくて市民のみんなのお金でやっていくよと。しかも借金でやっていくよということなんですけれども、散策路の工事は総延長1.7キロと聞いていますけれども、散策路をつくるために一体何本ぐらいの木を切ることになるのでしょうか。これもヒアリングのときにお聞きしましたけれども、確認のために聞いておきます。 137 ◯建設部長(江南新太郎君) 伐採の本数についてでございますが、本数ではなくて面積にて把握しております。伐採対象面積、約5万9000平米となっております。伐採に当たって福井県グリーンセンター樹木医に立ち会いをしていただきまして、残す樹木、伐採方法等について指導を受けながら、地区固有の樹木、実のなる樹木等を残し、雑木を伐採して、将来的には雑木林が再生できる状態にするため切り株を残して実施させていただいております。 138 ◯6番(前川和治君) 散策路をつくる現場を見にいったんですけれども、結構山を削るというか、のり面が出ていまして、そこから木の根っことか、1.5メートルの幅の散策路をつくっていこうと思うと結構木を切ったのではないかなというのが推測されるんです。  今建設部長がおっしゃいましたけれども、木の専門家を入れて、切っていい木と切ってだめな木を分けて切っているんだよということは承知しておりますが、そもそもの考え方としてなんですけれども、自然の中につくる散策路についての考え方なんですけれども、初めからあったところですので、そんなにいいものをつくる必要はないのかなと私は思っています。自然本来のすばらしさを生かした散策路にすべきで、最初からある道に草とか生えていたらその周りだけ、ちょっとだけ刈ったり、人間が自然環境を無理やり変えていくというのは、僕の考えとしてはどうかなと思っております。  散策路の本当にすばらしい例が、先ほど平川議員に名前を確認したんですけれども、愛発に玄蕃尾城がありまして、玄蕃尾城まで登る道なんですけれども、本当にこんなところが敦賀にあったんだなと思うぐらいすごいいい散策路なんです。そこは手入れがばしっとした散策路があるわけじゃなくて、ちょっと人間が草とか刈ってあって歩きやすいようにしてくれてはあるんですけれども、お金もそんなにかかってないと先ほど平川議員にも確認しました。  そういった自然環境をそんなに壊すんじゃなくて、自然を残した上で桜もあいている部分に植えるように僕はすべきだと思います。散策路については、自然環境を人間の都合で変えてはいけないよというのが僕の考えなので、そこは一つ言っておきます。  それから、さくらの里整備事業なんですけれども、わかりやすく庭つき一戸建ての家に例えた場合、運動公園が庭つきの一戸建てだった場合なんですけれども、家が雨漏りしています。壁がぼろぼろになっています。何も問題ない庭をお金をかけてまで手入れする。しかも借金してまで庭を手入れする。借金までしてするなら、雨漏りを先に直したり家の部分を先に直していくのが普通の考え方なんじゃないかなと思うんですけれども、市長はその辺どう考えていますか。お尋ねします。 139 ◯市長河瀬一治君) 先ほども言いましたけれども、借金は間違いないんですけれども起債といいまして、要するに今負担する私どもが使う。起債というのはお金をお借りして将来にわたって負担をしていただくという考えで、お金がないから借金をしているというのとは意味合いが少し違います。  それと当然、運動公園の古いところも順次直さなくてはなりませんし、また今回は民間の発想が大変大きかったんです。さくらの里をやろうということで。そういう皆さん方がお金を出してやろうと盛り上がっているときに、としてはそれはしませんよと言うわけにはいかんのです。それこそ民間の皆さん方のお力を得る一つのチャンスで、ともにやろうという事業でありますから、当然、古いところの運動公園は運動公園として、家の部分は家の部分で直す必要がございますから、それはやっていきたいなというふうに思っております。  発想的に、借金を借金をと言いますと、本当にお金が全くないところを借金をしてまでやるという、そういうふうな見方をすればそう見えますけれども、見方を少し変えていただくとありがたいと思います。 140 ◯6番(前川和治君) 借金は世代間の負担公平のためにやっているんだよという回答なんですけれども、今この中で一番若いのは僕なんですけれども、それを押しつけられるのは要はこの世代ですよね。今この世代がそこまでの過剰な整備は要らないと言っているんです。それでもするんですかということなんです。それは皆さんの総意ではないですけれども、私個人的には、そこまで過剰な整備は要らない。自然環境を守った上で、あいているところに植えてほしいなと思っています。  あと市長は今、民間の発想を後押しするために一緒になって応援していくと。その姿勢は確かにすばらしいですけれども、お金をかけ過ぎですよ。先ほど玄蕃尾城の例を出しましたけれども、あそこも愛発の人たちが玄蕃尾城まで行く散策路を復活させたい、きれいにしたいという思いがあって、きれいにしたわけなんです。民間との協働じゃないですか。地区との協働ですよね。これでお金1億円もかかってないです。絶対に。  その辺、どこまでかけるのかというのが、もうちょっとお金の面、かけ過ぎなところと、世代間の負担を言っていますけれども、これは私は本当に過剰な整備だなと思っております。  ここは市長とはどうやら話は裏表で合いませんので、次の質問にいきます。
     次の再質問は農家高齢者創作館管理費についてです。  こちらは農業者のグループに貸していきたいなということで維持管理費を予算化しましたということなんですけれども、農産物の直売所の工事予算も新年度予算で上がっていますけれども、直売所というのはこれからつくるたてものですので、この直売所の中にこういう農家のグループの活動を組み入れることはできなかったのかどうかというのを質問します。 141 ◯産業経済部長(安本薫君) 農業者のグループの方に貸し付けるというのではなくて、基本的にあそこの創作館を運営するのはが目的に沿っていろんな講習会をやったりとか、あるいは農家高齢者の方々の交流をしていただくような場所という形で使っていただくという目的になっているんですけれども、基本的に皆さんにそういうことをやっていただくようなことをいろいろ協議させていただいている、相談をさせていただいているということでございますので、そのまま貸し付けてどうのということではございません。  今はとりあえずそれを使っていただくのが一番だと思います。市民の皆さんの財産でありますから、議員おっしゃるようにやっぱり有効活用していただかなければいけないというふうに思っておりますので、有効活用できるような方法を今協議させていただいているということで御理解をいただきたいと思います。  今御質問のございました農産物直売所に組み入れというお話がなかったのかということでございますけれども、直売所の建設当初、農産物加工品は生鮮野菜等々と並びまして非常に直売所における主力商品というようなことにもなることから、加工品の一つとして、みそづくりだとかそういうものの販売について協議をさせていただいたところでございます。  しかし食品衛生法だとか、あるいは県の食品衛生条例等々によりまして、そういうものをつくろうと思うと個別の部屋と設備が必要というようなことがございました。また生産者の拠点施設としての趣旨から、特定の例えば団体だとかそういう方々が占有されるようなことでは適さないというような理由から、最終的には直売所建設のときの構想の中には組み込まなかった次第でございます。  よろしくお願いします。 142 ◯6番(前川和治君) 直売所に組み入れることはできないというのは、今の御説明で理解しました。  では、創作館なんですけれども、今までは年間二、三回しか使っていなかったということで、これからいろんな農業のグループに貸し出していきたいということなんですけれども、年間何回ぐらいの貸し出しを目標とされていますか、質問します。 143 ◯産業経済部長(安本薫君) 今まさにそういうことを協議させていただいているところでございます。基本的には、うまくいくかどうかわかりませんけれども、例えば指定管理者制度なんかも導入して、民間のそういうグループの方々が敦賀の設置目的に応じた活動をやっていただければ、これはひょっとしたら今おっしゃる運営経費といいますか管理運営経費なんかも少し削減することもできるのではなかろうかというふうにも考えてございますので、そういうことも視野に入れながら今話をさせていただいているところでございます。 144 ◯6番(前川和治君) それでは、農家高齢者創作館管理費については、これから指定管理者も含め、今70万円の予算が上がっていますけれども、それがペイできるような形で考えていただけるということでよろしいでしょうか。再度確認します。 145 ◯産業経済部長(安本薫君) それは今後のことになりますけれども、できるだけ削減をするような。ペイできるかどうかというところはなかなか難しいと思いますけれども、削減し、ひょっとしてうまくいけば、例えばみそづくりなんかもしたい、それも販売したいということもおっしゃっていますので、そういうことで収益が上がってそれなりのことができるようになれば、ひょっとしたらペイできるときもあるかと思います。まさにそのことも含めて、今話し合いをさせていただいているということでございます。  よろしくお願いします。 146 ◯6番(前川和治君) わかりました。ではこちらの創作館については、なるべくペイできるような形で交渉というか、いろいろな貸し付けをしていただけたらと思います。  次に移りますが、産業団地の企業誘致活動について再質問をします。  こちらは精力的に企業訪問した件数が34件と現場に来られた件数が去年3件。市長も16件、出張して企業訪問しましたということなんですけれども、もうちょっと詳しく聞いていきたいので質問していきます。  平成13年から企業誘致活動を始めたとお聞きしましたけれども、営業についてはどの地域の企業をターゲットにしていたのか。今までのトータルで、主にどの地域が多かったのかというのを質問させていただきます。 147 ◯市長河瀬一治君) どうしても本社機能が東京に多いということで関東方面、また私どもの地の利のいいというところですと関西、中京が非常に近うございますから、そういうところに出向きましていろいろ情報収集、また企業訪問を行ってまいったところでございます。 148 ◯6番(前川和治君) 主に大都市中心に営業していましたよということなんですけれども、今まで9年間、大都市中心に営業してこられまして、今現在なんですけれども、敦賀に来てくれそうな見込みのある企業が何件あるのかというのは答えにくいでしょうか。 149 ◯市長河瀬一治君) 今、鋭意努力をしておりますけれども、まだ確実なところまではつかんでおりませんが、何とかいっぱいにしたいという思いで頑張ってまいります。 150 ◯6番(前川和治君) では新年度予算953万5000円を使って、どの地域のどのような業種の企業に営業をかけていくのか、質問します。 151 ◯市長河瀬一治君) 私ども先ほど言いましたけれども、県とかいろんなところとのネットワークがございますし、例えば東京敦賀人会、また関西敦賀人会のそういう企業に携わる皆さん方、また銀行関係も持っておりますので、そういうところから例えば情報、こういうところがあるよとあれば場所を問わず、広島の方面でありましょうがそういうところにまず担当者が出向いて、いろんなPR活動、宣伝活動を行います。  また私も、あと一押しというところになれば必ず行ってお話をしていきたいというふうに思いますが、ことしも情報収集をしっかりとして、ちょっとした取っかかりでもあればそれを一つのつてに頼っていって、いい企業さんであれば来ていただくように最大の努力をしたい、このように思っております。 152 ◯6番(前川和治君) では再度なんですけれども、新年度予算953万5000円を使って、平成22年度で何件の企業誘致をしようと目標を立てているのか質問します。 153 ◯市長河瀬一治君) 御承知のとおり私どもの団地、13区画ございまして、そのうち5区画が売れておるところであります。残り8区画残っておりますので、全部誘致するのであれば来たい企業さんの地面の数もございますし、例えば一括でそこを欲しいというところがあらわれればいいですし、また小さくてもここが欲しいといういろんなバランスがございますけれども、そのあたりは調整をしながら、満杯にしたいなという思いはございます。 154 ◯6番(前川和治君) 営業するにしても、やはり目標というのが一番大事でして、それで今質問させてもらったんですけれども、今まで13分の5区画ですので、それをいきなり13分の13、あと8埋めるという目標は突拍子なく、22年度1年間でそれはちょっと大き過ぎる目標じゃないかなと思うんです。953万5000円の予算ですので。ですから現実味のある目標設定をしたほうがいいのではないかと思いますけれども、その辺どう考えますか。 155 ◯市長河瀬一治君) 企業さんもいろんな企業さんがありまして、広い土地が欲しいところもあるし、そんなに要らないところもありますので。それと商売もそうですけれどもいろんな駆け引きもあります。どちらをとらなくてはならんかという場合も出ます。  目標とすればやはり大きく全部買っていただくという目標を立てて動きますけれども、頑張った結果、今までも残ってきましたので、目標は大きく持ちながら、目標に向かって最大の努力をしようという気持ちはスタッフ全員持って頑張らなくてはできませんから、そういう意味では、目標はともかく全部売り切るぞというぐらいの気持ちで努力はしていきたいというふうに思っております。 156 ◯6番(前川和治君) 今1年間の目標ということでお尋ねしたんですけれども、普通営業とかやっていましたら、大体いけそうなぐらいな目標を立てるんです。いけそうなぐらい、ちょっと上の目標を立てて。そうじゃないと怒られますので。目標に達していなかったら。  これはまた決算のときになりますので、今までで、9年間で13分の5ですから、多くてもあと13分の10ということで、あと5ぐらいじゃないかなというふうに普通に考えるんですけれども、その辺見直しはしないんですか。やるぞという夢とか目標は大きく持っていたほうがいいと思うんですけれども。  これはめちゃくちゃ重要なことでして、その辺を考え直したほうがいいと思うんですが、どうでしょうか。 157 ◯市長河瀬一治君) 先ほど言いましたように、これからどういう情報が入ってくるかもわかりません。一時あそこの産業団地をもっと増設してこたえたらどうだというお話もいただいたときがございました。やはり企業さんにとっても非常に大きな区画を必要とする企業もあるんですね。それと1区画でもいいというところもあるんです。そういう意味では、私どもとすればある程度地面を買っていただいて、雇用も発生し、よく言うと環境には余り負荷をかけない、そういうような会社が進出していただくのが一番ありがたいわけでありますので。  今ようやく先ほど言いましたように世界じゅうの景気も少しずつよくなってきておる状況。それとテレビなんかの情報を見ますと、例えばパネル関係とか、要するに新しいエネルギー関係の企業などもかなり動き出しておる。かなりスペースが要るところもあるんですね。そうなれば、下の6区画が一遍に売れる可能性もあるわけでありますので。そこを絞る必要はないと思うんです。私は、やはり大きな目標を持って努力していくということが大事だと思っております。 158 ◯6番(前川和治君) 市長の考えはよくわかりまして、大きな目標を持って、それだけの自信があるということはそれだけの見込みの企業がいるのかなという裏返しでもありますし、またそれは決算のときにお尋ねしたいと思います。  それではちょっと視点を変えまして、この企業誘致活動で主に営業している職員さん、スタッフの方は何人いらっしゃるのか質問します。 159 ◯産業経済部長(安本薫君) 何人のスタッフがいるかということでございますが、実は私が企業誘致担当部長を兼ねてございます。商工政策課の中に企業誘致室というものを設置してございまして、その中に職員が3名、兼務でかかってございますので、合計4名でございます。 160 ◯6番(前川和治君) 兼務で4名、部長を合わせて4名という形ですね。  その4名の方なんですけれども、この4名の方はやはり人事異動とかあると思うんですけれども、平均何年間ぐらい同じ課で、企業誘致課で働いていらっしゃるのか質問します。 161 ◯産業経済部長(安本薫君) 今後のことはちょっとわかりかねますけれども、今までの状況でお話をさせていただきますと、人事異動は全体の人事異動の中で行われているというふうに考えておりまして、特に何年という決まりはないというふうに認識しております。また、これまでの例によれば大体2年から4年ぐらいのサイクルで人事異動がされているように存じ上げております。 162 ◯6番(前川和治君) 平均2年から4年の方が営業スタッフとして主にいらっしゃるということなんですけれども、総括質疑でも観光協会でやり、そちらもの派遣職員のところで副市長にお答えいただきましたけれども、観光協会のエージェントとのつながりと同じで、企業の誘致活動の営業も一緒なんですけれども、要は企業と営業されているの職員の方とのパイプがいかに太くなるか。信用を得るには、やはり足を使ってよく通わないとだめですし、よく今まで通っていて、いきなり担当者がぽんとかわりましたとなると、それはちょっとどうなのかなと。企業としてもどうなのかなと思うと思いますし、ここは専任の職員というか、せめて今まで9年やってきましたからその半分として5年はずっと専任でいるとか、そういう人事を考えたらどうかと思いますが、その辺質問します。 163 ◯副市長塚本勝典君) おっしゃることもわかりますし、それはそれなりの企業との関係におきまして数年単位でやるということはそれなりのメリットはあると思うんです。逆に、私はサラリーマンだから申し上げますと、4年、5年同じような職を職員としてやっていくと、やはり仕事がやや冗長になる場合があるんです。そこら辺のマイナスとの絡みだと僕は思います。 164 ◯6番(前川和治君) 副市長から、四、五年もすると仕事がだるだるになってくるよという感じかなと思うんですけれども、それで議員の任期も4年かなというふうに思うんですけれども。  では本当にうちのこと、市役所のことを考えるんじゃなくて企業のことを考えれば、企業さんにとってスタッフがかわらずに信頼していただけることが何よりだと思うんです。こちらにしては確かにメンタル的にぐだぐだになる人もいるかもしれませんけれども、そういう人は、今4人兼務の方がいらっしゃるので、そういう人は省くべきだと思いますけれども、残りの3名ぐらいはしっかりされているかもしれないじゃないですか。ですから4人全部かえていくんじゃなくて、4人中1人は残すとか、そういうのを考えませんか。質問します。 165 ◯副市長塚本勝典君) それはおっしゃるとおりで、全部交代して何もわからないということのないようなローテーションの組み方はしているつもりでございます。 166 ◯6番(前川和治君) わかりました。  では産業団地の企業誘致については一たん保留にします。  続きまして、有料広告の導入について再質問させていただきます。  こちらは総務部長から他の例として、ホームページ、封筒、広報紙などいろんなものに有料広告を入れている自治体がありますよということを御説明いただきました。  私も2008年12月議会で提案しまして、前の総務部長も有料広告の導入はいろんな種類が考えられ、各部署にまたがるため、プロジェクトチームの発足を考えたほうがいいと言っております。  私もこの有料広告導入については、研究項目が横断的になるので有料広告導入を研究するプロジェクトチームの発足を望みますけれども、いかがでしょうか。 167 ◯総務部長(木村学君) この有料広告につきましては、もう既にいろんな自治体でされています。メリット、デメリットもいろいろ、アンケートもございます。そういった点で、導入するかしないか、そのメリットをどう考えるか、デメリットをどう考えるか、そのところだけだと思いますので、今つくって研究する必要はないのかなと考えております。 168 ◯6番(前川和治君) 他でもやっていますので、メリット、デメリットは他の例を見ればすぐわかることだと思います。  では、各部署単位で有料広告を導入するかどうかというのは研究されていくということでしょうか。例えばホームページだったらホームページの部署とか、広報つるがだったら広報広聴課とか。どうでしょうか。 169 ◯総務部長(木村学君) メリット、デメリットがもう既に出されているというようなことで、その辺を紹介させていただきますが、実際に導入した団体、個々の問題点を拾っておりますけれども、個々の問題といたしましてはスポンサーが集まらないというのが非常に多いという数字が上がっております。またいつも同じスポンサーになるというのもございます。事務作業が非常に煩雑になってくる。それと掲載基準や審査が非常に難しい。広報に掲載の効果が見えにくい。  こういった実際に導入した団体のものもございますし、まだ導入しないということで、検討したけれども導入しない、そういったところでの意見というのは、有料広告の掲載に必要を感じない、またメリットを感じない、住民や議会の理解が得られない、こういった回答が出ておりますし、また教授がいろいろ研究したもので、このアンケートの中でネガティブな意見といたしまして、広報紙に載っている企業なのに対応が悪かった。要するにが載せているのにその企業の対応が悪い。また同業者から経営の圧迫だとして掲載をやめるように意見が寄せられた。あの企業を載せていいのか、こういった意見もあったみたいです。そのような企業は掲載すべきでないと。営利企業の広告を掲載することへの疑問が寄せられている。広報を載せるスポンサーが毎号ほぼ同じ顔ぶれになってしまう。  まだたくさんございますが、逆にポジティブなほうで申し上げますと、広告をふやして収入増を図るべきだ。広告を掲載して財源確保することは喜ばしいことだ。こういった財源確保という点での1点でポジティブな意見が寄せられているというようなことでございます。  そこでいろいろ考えたわけなんですが、県内でもどの程度広告によって収入を得ているのか。1000万も1億もというと考え方が出てくるかなとは思いますが、実質的には何万円から多いところで200万円というようなことで、要するにマイナス面とプラス面を考えた場合に非常に効果が薄いだろうということで、今現在、広告はしないということで考えております。 170 ◯6番(前川和治君) メリット、デメリットは余すところなくすべて言っていただいたのかなと思います。  これは福井県でも、県庁のホームページを見ますとバナー広告をやっておりますし、なぜやっているのかというと、今部長も御説明ありました収入を得るため。何で収入を得なあかんかというと、収入が減ってきたから、お金が足りないから。それか新たな財源を生み出したいから。収入が総務部長の御説明によると福井県内、大体数十万円から200万まで得られているところが多いですよという説明ありましたけれども、数十万から200万ぐらいありましたら、先ほど言いましたけれども本も。本は1冊1500円とか2000円までだと思うんですけれども、何冊ぐらい買えるのかなというところがあります。図書館費もどんどん下げられてきていますし、小学校の本も傷んできています。そういったところを直すために10万から100万というお金はすごいたくさんの本を買えるんじゃないかなと私は思っていますので、ぜひ導入するべきだと思いますが、この辺もやはり考え方が違うようですので、次の質問に移ります。  次は公募制度の導入についてです。  こちらは市長、先ほど公募制度の導入については一度考えてみたいというふうにおっしゃいましたけれども。それから現に公募制度をやっているところ、メモリアルベンチを15万円で募集していたり寄附金の募集をしていたりという御説明もいただきました。  15万円とか10万円単位というのは、それを負担してもらうというのは結構難しいところじゃないかなと思いまして、私が考えている案としては、さくらの里とほぼ同じです。あれは本当にいい制度だなと思いますので、1万円単位で、例えば街灯をつけるのに30万円かかったとします。それに1万円もらえませんかという方法とか、ベンチが15万円かかったら1万円負担してもらえませんかということで。もし10万円だったら1割浮くという計算になりますので。そういうことはできないでしょうかというのが質問なんですけれども。 171 ◯市長河瀬一治君) 先ほども言いましたように、今御提案あったような形でどういうことができるかということを一度研究しませんとわかりませんので、例えば街灯も10万円ぐらいでできる。そのうちに私どもはそういうことにできませんから、民間の何々商店さんが例えば地元の本町であれば本町のところにつけるときにうちは出して宣伝したいということがあって、1万円なり2万円の協賛金をいただいて何々商店というような広告を入れるという、そのような発想だと思いますので。これも全市内にいろいろ普及していけば、かなり効果が出る可能性もありますし、そういうことをもし提案したときに乗ってくれるのかどうか。そういう人がいるのかどうかということも調べなくてはなりませんから、いましばらく研究をさせていただきたいというふうに先ほどお話をしました。 172 ◯議長岡本正治君) 暫時休憩いたします。  なお、再開は午後3時10分からといたします。             午前2時43分休憩             午後3時10分開議 173 ◯議長岡本正治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続けます。  次に、美尾谷幸雄君。   〔9番 美尾谷幸雄君登壇〕 174 ◯9番(美尾谷幸雄君) 皆さん、御苦労さまです。眠たい折、本当に恐縮しております。おつき合いください。  新政会の美尾谷幸雄でございます。  発言通告書に基づき、1回目の質問をさせていただきます。誠意ある御答弁をお願いいたします。  1項目めに、笙の川、木の芽川、黒河川と敦賀の準用河川の維持(しゅんせつ、樹木の伐採)についてお尋ねいたします。  昨年の9月議会後、平成21年9月28日と11月20日に、東郷、中郷地区区長会長と関係区長及び河川組合、嶺南振興局敦賀土木事務所長と敦賀から副市長と建設部が出席し、笙の川、黒河川、木の芽川の視察を行い、今後の計画と取り組みについて意見交換を行いました。その結果、しゅんせつ、雑木等の伐採の要望が出されました。そして年明け早々に、笙の川では古田刈と黒河川の合流地点のしゅんせつ及び黒河川ではふるさと橋下流の山泉─公文名間のしゅんせつ、木の芽川では日本鉱業付近からJR鉄橋までのしゅんせつをしていただき、また堤防の雑木等の整備も現在も行っていることに敬意を表します。  そこでお尋ねいたしますが、各地区でも河川維持の要望が出ていると思いますが、今後の計画をお聞かせください。  次に、国道8号白銀岡山線についてお尋ねいたします。  1点目に、白銀岡山線街路事業についてお聞きいたします。  この事業は平成17年度から平成24年度までの7カ年の計画で、全体計画延長は長沢の元中郷農協付近からふるさと農道をつなぐ350メートルです。この道路が供用されることで国道8号と27号が交差する岡山交差点の渋滞が緩和され、ここを利用する方は一日も早い完成を待ち望んでいます。  そこでお尋ねいたしますが、現在までの進捗状況と残事業内容をお聞きいたします。  2点目に、駅西地区土地区画整理事業に伴う国道8号渋滞区間の対策についてお聞きいたします。  プラザ萬象前から国道を抜け駅の方へ道路ができることになります。当然、中郷地区方面から、今までは白銀交差点まで行き、右折し駅まで行っていましたが、この道路が開通することによって、プラザ萬象交差点から右折し駅に向かう車両が発生すると思いますが、この交差点の計画はどのようにお考えかお聞きいたします。  3点目に、白銀交差点から岡山交差点までの歩道の整備についてお尋ねいたします。  このことは平成17年12月議会で質問いたしました。確かにプラザ萬象から岡山交差点までの区間は整備が進んでおりますが、プラザ萬象から白銀交差点までの区間はいまだ未整備です。この区間は市民が商店街や駅に向かう重要区間でありますが取り組みがおくれています。  そこでお尋ねいたします。以前、市長からは、ここは国道なので国に強く要望していくと答弁をいただきましたが、今後の計画をお聞かせください。  次に、スケートボード、BMX等の施設、スケートパークについてお聞きいたします。  近年、全国的に愛好家の人口が増加しているインラインスケート、スケートボード、BMX等のB3スポーツと言われるニュースポーツですが、愛好家の増加はこの敦賀も例外ではありません。敦賀市内のインラインスケート、スケートボード、BMX等の愛好家は多数おられますが、福井県内全体では350人から400人余りと考えられます。  スケートボード、BMXは、スポーツ競技として国内大会はもとより国際大会も開催されております。しかし、そのB3スポーツの持つ特異性により、住宅事情を考慮したほんのわずかなスペースで楽しむことを余儀なくされていたり、設備の整ったスケートパークを有する他県へ遠征したりして楽しんでいるのが現状です。全国的に見てもスケートボード、BMXの愛好家の人口は一定の水準を保ち、特に若者の間に定着しています。  そのため全国各地でスケートパークの建設が相次ぎ、今では公共のスケートパークを持たない都道府県はなくなりました。福井県では一昨年、南条郡南越前町(旧河野村)桜橋総合運動公園内に、地元のわずか10名ばかりの愛好家の働きかけにより県内初のスケートパークが完成しました。野外スポーツである野球場、テニスコート、サッカー場などの施設は、ほとんどの市町村に整備されております。敦賀にスケートボード、BMXを存分に楽しめる施設があれば、世界に通用する選手が育つことも夢ではありません。また、青少年の健全育成のためにも役立ち、交流人口がふえ、町の活性化にも大いに貢献することと思います。  このようなことから、敦賀にスケートパークが必要と考えますが、市長の御見解をお伺いいたします。  これで1回目の質問を終わります。   〔市長 河瀬一治君登壇〕 175 ◯市長河瀬一治君) それでは、美尾谷議員の質問にお答えをしてまいります。  まず、笙の川、木の芽川、黒河川でありますけれども、これは専門家の副市長がおりますので、副市長のほうから答弁があるというふうに存じます。  次に、国道8号白銀岡山線でございます。現在までの進捗状況、また残事業の内容でありますけれども、この線につきましては粟野、中郷地区と市街地を結びます重要な環状道路でございまして、今整備を進めさせていただいておるところであります。  平成17年度から事業に着手しておりまして、今地権者の皆様の御理解、また御協力によりほとんどの用地を確保することができました。今後は平成24年度供用開始に向けまして取り組んでまいりたい、このように考えておるところであります。  なお進捗状況、残事業の詳細につきましては、また部長のほうから答弁があるというふうに存じます。  次に、スケートボード、BMXの施設のスケートパークという構想であります。
     このことにつきましては、私ども市内のほうでも愛好者が五、六十人程度おられるというふうに聞いておるところでありまして、非常に人気のあるスポーツであります。見ておりましても非常にはらはらもしますけれども、すごいなというふうに私どもも見れるいいスポーツだというふうに思っております。  以前からこの専用施設の要望があったわけでありまして、19年度にのスポーツ施設の総合的、中長期的な観点から検討をいただきましたスポーツ施設あり方検討委員会で検討いたした結果、まだ五、六十人ということで競技人口が少ないなと。また費用対効果も考えると専用施設としては当面不要であるという、これはあり方検討委員会の意見でありますけれども出ました。  そういうことで、本格的なコースの整備というのは多額の費用もかかるわけでございますけれども、ただ必要面積というのはほかの競技から比べるとかなり少ないという利点もございます。そういう意味で、愛好会の所有されている設備を利用して活動の場の設定については従来より検討してまいったところでございます。しかしながら、スケートボードは特に車輪の音があったりということで住宅地の周辺では理解を得ることができないということで、適地探しに大変苦慮いたしておる状況でございますけれども、今後も引き続きまして候補地を検討してまいりたい、このように思っているところでございます。  私のほうからは以上です。 176 ◯副市長塚本勝典君) それでは私のほうからは、河川のしゅんせつ、雑木の伐採、今後の計画ということについて答えさせていただいたきます。  美尾谷議員もおっしゃったように、9月の末に、美尾谷議員さんを初め議員の方4人おられましたかね。あるいは区長さんが十数人おられたと思います。内水面魚連の方もおられましたし、県土木と一緒になって現場を見させていただきました。そして集会場をかりまして懇談会をやらせていただきました。いかに県の河川管理者及び我々当局が河川の維持、修繕について今までなおざりにしてきたかということを強い思いで語られまして、非常に汗をかいた思いがするわけでございます。  そういった中で、河川管理者である県も随分気合いが入りまして、私も現場を最近見てまいりましたが、おっと思うぐらいのレベルまでやり出しました。この間、県土木にどれぐらいの予算かと聞きましたら1億を超えているんです。そうしますと私が河川課長をしておった時代は、敦賀土木は大きい土木ですけれども大体こういう維持修繕は1000万前後ですから、10年分ぐらいの予算をつけて今やっているという状況だと言えます。  多分これは県議会の中におきましても地元選出の県会議員の方々も随分質問されたという話も聞いていますので、そういったことも非常に大きなお力になったのかなという思いもしております。  いずれにいたしましても、10年分の予算をつけてやっても、まだやはり残ると思います。これは定期的にこれからも県土木、河川管理者のほうでしっかりとこれに油断することはなく毎年行っていただけるように要望していきたいというふうに思っております。 177 ◯建設部長(江南新太郎君) それでは私のほうから3点についてお答えをさせていただきます。  まず1点は、国道8号白銀岡山線の現在までの進捗状況と残事業とのお尋ねでございました。  平成21年度末現在の事業費といたしましては8億9000万円でございます。全体の進捗率は約85%になっております。残事業といたしましては、工事費で約75%、用地及び補償費で約6%が残っておりますが、今後は工事に重点を置きながら整備してまいりたいというふうに考えております。  2点目の同じく国道8号白銀岡山線、駅西土地区画整理事業に伴う国道8号渋滞区間の対策の中で、プラザ萬象前の交差点の計画はどのように考えているかというお尋ねでございます。  駅西土地区画整理事業により都市計画道路敦賀駅津内線──駅前広場からプラザ萬象前に出てくる道路の街路名でございますが──をプラザ萬象前の交差点に取りつけることから、自動車や歩行者が支障のないように交差点整備を行いたいと考えております。  3点目に、白銀交差点から岡山交差点までの歩道の関係で、プラザ萬象交差点から白銀交差点の今後の計画はどうかという御質問に対しまして、国道8号の木ノ芽橋から白銀交差点区間の整備につきましては、道路幅員20メーター、歩道幅員4.5メーターで整備を行うということで、国土交通省福井河川国道事務所及び近畿地方整備局道路部にたび重なる要望を行っております。現在は政権交代し、事業仕分けの中で整備が不透明になっているという部分でございます。  よろしくお願いいたします。 178 ◯9番(美尾谷幸雄君) それでは河川のほうから再質問させていただきます。  お手元にお配りしてある資料は、こちらにおられる馬渕議員と9月議会のとき撮影したものと、それから現在このようにきれいに維持された写真は2月25日に撮影されたものでございます。  そういうことで、写真を見てもらっても一目瞭然、やはり県は本当に地元選出の石川先生初め県会議員のお2人の先生方に予算をとっていただいた結果がこのようになったのではないかなと思う次第でも、先ほど副市長の言われたとおりだと思うんです。  そういうことから、これからもいろいろとお力添えをお願いしたいと思う次第でもございますし、先ほども副市長、一番初めにおっしゃいましたが、9月28日、我々議員、馬渕議員、別所議員、それから宮崎議員とお供しまして、地元の中郷区長会、それから東郷区長会初め、河川組合等、いろいろ要望をいたしました。そのときの副市長のお考え、今簡単に述べられましたけれども、熱い心を皆さんに訴えたと思うんですけれども、もう一度お聞かせいただければなと。 179 ◯副市長塚本勝典君) あのとき印象に残っている言葉は、笙の川でしたか橋の上に立ったときに、そのときの区長さんが、この木は10年、20年のレベルではないんだと。ずっとここにあって、だんだん太くなって河川の中に突き刺さっているような状態。これをほうっておくのかということを言われたことが非常に印象的でございまして、実は先日もそこの箇所だけ特に行ったんですが、もうなくなっていました。  というように、かなりその中で所長さんを初め、あのとき所長は風邪を引いて38度の熱があったんですが出てきたんです。そして半日ずっとつき合っておったんですけれども。そういう中で、かなり管理者としても地元の方々、区長さんの語る熱い思いは、かなり胸に響くものがあったんじゃないのかなというふうに思っています。  そういう結果が皆さんのお力添え、いろんな方々のお力添えの中からかなりの予算を計上し、今まで10年、20年やらなかった伐採ができたというふうに思っております。  後ほど何人かの区長さんも私の部屋まで来られました。非常に喜んでいた思いも私を非常に感動させたものもありますけれども、大変この点につきましてはうれしく思っております。  逆に環境面からどうかと思うぐらいのレベルまでやりました。しかし今土木事務所は、必要な木は残していますので、その点も心配ないのかなというふうに思っております。 180 ◯9番(美尾谷幸雄君) 一応聞き取り調査をいたしましたところ、今回のしゅんせつ箇所でありますが、要望の出ておりました古田刈、それから古田刈部分の笙の川と黒河川の合流地点。いつも防災訓練をやるところですね。あそこをしゅんせつしていただいたのが180メートルと160メートル。それと木の芽川では小松橋から、この写真見てもらえばわかりますけれどもJR鉄橋まで。岡本議長も、それから馬渕議員も一番あそこは危ない危ないと言っている箇所なんです。ここは400メートルしゅんせつしていただいたというところでございますし、それから、ふるさと橋下流、上流、これは150メートル。それとまた27号バイパスの下、昭和町付近へ抜けるところも。それはキロ数把握してないんですけれども、住民の方もこれでちょっとは安心したなということも聞き及んでおります。  一応20年、21年には下流部分をしゅんせつなされて、今回は恐らく中流部分になるのではないかなと。しゅんせつした箇所が。それで、これから恐らく予算ができ上がれば上流部分も、非常に細いところもありますし、まだこれからもそういう要望をしていっていただきたいと思うんですけれども、御回答をひとつよろしくお願いします。 181 ◯副市長塚本勝典君) 確かに1億以上の予算を投入しても、まだ中流域だけをかなりの程度で整理したというぐらいのレベルだと思います。上流へ行けば行くほどそういう状態のところは、まだ手つかずのところもあると思います。  笙の川につきましては、河川整備計画はでき上がったというものの、新規着工というのはなかなか今厳しい状況にある。着工したとしても何十年単位じゃないと完成しないわけでございまして、その間の災害のリスクをいかに軽減するか。これはまさに維持管理を適切にやっていくということしかないわけで、今回のような予算をずっとつけていただくというわけには多分無理だとは思いますが、区間を順次上流に上げながらリスクを軽減していっていただくように、これは県にも引き続き要望していきたいというふうに思っております。 182 ◯9番(美尾谷幸雄君) それと、ここをきれいにした業者さん並びに地元からお聞きしたときに、繁った川の中から非常な廃棄物が、家電だとかそういうものが多々出てきました。私も現物、黒河橋上流、下流のところに固まって置いてあったのを見たんですけれども、それは把握しておられますか。 183 ◯建設部長(江南新太郎君) 確かに議員さんおっしゃるとおり、木の芽川、黒河川においてそういった不法投棄があったということをお聞きしていまして、この件につきましても県で施工しております先ほどの樹木の伐採作業中、木の芽川、黒河川での不法投棄の処理につきましては県で適正に処理をしたということを伺っております。 184 ◯9番(美尾谷幸雄君) これからもそういうふうにきれいにしていただければ、恐らく不法投棄はないと思っております。それと、地区の住民、流域の住民にお聞きしますと、市長の安全、安心という言葉をいつもお聞きしております。安全まではいきませんけれども少しは安心したということなんです。市長、どのように。一言。 185 ◯市長河瀬一治君) 本当に強い地元の皆さん方の熱意、美尾谷議員もいつも川の心配。川というのは災害があったときには大変なことになるという認識の中で、地域住民の皆さん方がお訴えいただく、また県会の先生方も本当に頑張っていただいておるということでなりましたけれども、おっしゃるようにまだ安心の部分で、もっと安全にしようと思いますともっともっときれいにしゅんせつをしていただく。それと、不法投棄というのはそういうところにも出てきておるのは、恐らくその場所じゃなくて、かなり上流の目立たないところへ投棄する。それが流れてきたものがそこにあるというのが現状で、このあたりしっかりと監視などもしながら、また、ああいうところにものを捨てるというのはもってのほかでありますので、そういう意識の向上といいますか、そういうもので川を守ろうということをこれからもしっかり取り組みたいというふうに思っておるところであります。 186 ◯9番(美尾谷幸雄君) 市長、副市長におかれましても、私も、川は生活面に関して、流域の住民にとっても、これからまた梅雨時を迎え、いつ何どき水災害が起きるやわかりませんし、それこそ本当に県当局へこれからも要望していっていただきたいと思います。  次に、2項目めの白銀岡山線街路事業についてお伺いいたします。  この道路なんですけれども、今350メートル、パチンコ屋さんから順次工事が始まっております。今工事が始まっているところから平成24年度までには完成ということになっておりますけれども、それで結構なんですか。 187 ◯建設部長(江南新太郎君) 24年度供用開始目がけて頑張っているところでございます。 188 ◯9番(美尾谷幸雄君) それに関して、用地交渉及び物件移転等の問題は先ほど言われましたけれども、もう少し詳しく教えてください。 189 ◯建設部長(江南新太郎君) 先ほど市長のほうから答弁させていただいたとおり、残る用地費、パーセンテージにしますと6%程度用地が残ってございます。その部分につきましても、ちょうど国道27号との接している部分。その部分で道路計画に抵触される方々と今最後の詰めの段階をさせていただいております。協力的に話し合いをさせていただいているんですが、それぞれのいろいろ権利の中で理解をいただくような方策をお互いに検討しながら今、鋭意努力をさせてもらっている。その部分が済みますと残った部分の工事をやらせていただいて、公安委員会等の交差点協議もきちっとさせていただいて、あの部分が開通できるような形で持っていきたいというふうに考えております。 190 ◯9番(美尾谷幸雄君) 用地交渉というのは難しいと思いますけれども、頑張ってやっていただきたいと思います。  今現在、あれするまでにあと2年ですね。その間、通勤時間帯、特に帰宅時間帯、国道8号の岡山のところ非常に混雑するんですね。右折ラインが特に多いんです。そうしますと国道8号、拡幅も何もしてないもので、真っ直ぐ行くところと右折ラインとの幅が本当に渋滞し出しますと木ノ芽橋ぐらいまで続くような、時間帯によってはあるんです。  どのようにすればいいかといいますと、私も議会から帰るときに27号線通って帰ります。そうしますと野神の信号、変則な信号になっているんです。相手の車両がとまって左折するなり右折するなりということで、今まで27号線は非常にこんでおりましたけれども最近案外スムーズに通っているのではないかなと。  そこらあたり、信号のほうを安全協会にお願いして、何とか渋滞緩和をやっていただけないかと思うんですけれども、どうでしょうか。 191 ◯建設部長(江南新太郎君) 確かに現道の国道8号が駅のほうから岡山交差点のほうへ向かって、現道の右折ラインと、それから直進車両があります。少し大きな車が右折しようとしますと若干後ろの車が待たなければならないという中で、国道8号のほうにもそういった課題は国交省のほうも十分把握はされておりますが、何しろ早く真っ直ぐ、の街路計画に基づいて道が真っ直ぐ27号できちっとした交差点を早くつくって、そこで交通の整理をするための事業で取り組ませてもらっていますので、そのあたりを十分早くできるように、効果が出るように努力したいというふうに考えております。 192 ◯9番(美尾谷幸雄君) それでは2点目の駅西地区土地区画整理事業に伴う整備なんですけれども、これも全く同じ質問になるかもしれませんけれども、プラザ萬象までは歩道はある程度、中郷地区の気比中へ通う子供たちの歩道は本当によくなったんですけれども、中学校へ通うのに今までプラザ萬象から右折して、それから念法寺さんのほうを通る通学路にしておられたんです。今現在、左折して津内のほうを通って平和堂のほうへ出るということもお聞きしております。  これからそういうこともいろいろ歩道の整備に関してはちゃんとしていただいた経緯もありますし、これからもひとつよろしくお願いしたいのと、国道の整備を前回も申しましたけれども、プラザ萬象から右折する区間、道を広げていただくとかそういうことは考えておられるんですか。 193 ◯建設部長(江南新太郎君) プラザ萬象のほうから8号のほうへ右折するという理解でよろしいでしょうか。 194 ◯9番(美尾谷幸雄君) 国道から、中郷地区方面からプラザ萬象のところで駅へ右折するところですね。その拡幅工事等をどのようにしていくかということです。 195 ◯建設部長(江南新太郎君) 中郷地区からプラザ萬象に交差点ができて、そこから駅のほうへ向かっていく、その右折の件ですね。  その件につきましては、敦賀駅へ向かう区画整理の中で計画しております16メーター道路、幹線道路が出てきます。もちろん8号本線に右折ラインをつくりまして、直進車、右折する車が直進車に支障のないように右折だまりを設けて安全対策をしていこうという考え方をしております。 196 ◯9番(美尾谷幸雄君) 私の言いたいのは、現在国道のうちに、県道へ払い下げするまでにその箇所を整備していただきたいということなんです。 197 ◯建設部長(江南新太郎君) 現状のままで、現状の段階で整備をしていくというところの御意見だと思うんですが、駅西区画整理事業で幹線16メーター道路ができます。あそこに交差点を設けます。その交差点を、道が来ますから、その交差点を接続するときに、もちろんその部分、右折ラインも交差点計画をきちっとつくりましてつくっていくということで、予定としましては国土交通省並びに警察の交通規制課等とも協議を進めながら平成23年度にはあの部分に交差点をつくりたいという考えをしてございます。 198 ◯9番(美尾谷幸雄君) そのようによろしくお願いしたいと思います。  それから3点目の白銀交差点から岡山交差点までの歩道の整備、今ほど先に歩道の件を言いましたけれども、その後のプラザ萬象から白銀までのこれも現国道のうちに整備できるかできないかもお聞きいたします。 199 ◯建設部長(江南新太郎君) 現国道のうちにプラザ萬象から白銀の交差点まで、先ほど少し申し上げたんですが、国道の管理者であります国交省にその部分を整備していただこうというところで要望させていただいて、早いうちにそこに手をつけていただこうという考え方で今、鋭意努力させていただいております。 200 ◯9番(美尾谷幸雄君) そのようによろしくお願いいたします。  それでは、最後のスケートパークの件に関しまして再質問させていただきます。  教育委員会事務局長にちょっとお伺いします。うちの新政会の代表質問で奥本議員が遊休地の活用等で活用するところはないかということも言っておられまして、現在、愛好家は金ケ崎緑地内を無断で使用しているというような状況なんです。そういうところから遊休地の活用ということはできないかと質問させていただきます。 201 ◯教育委員会事務局長(家根谷孝一君) 今ほど市長のほうから専用施設の整備は難しい状況だということでございますけれども、ただ活動場所の選定についてはこれまでからも検討しているという状況でございまして、例えば廃校となりました学校のグラウンドなんかでできないかというようなことも検討はいたしました。それにつきましても、多目的な利用ということであるとなかなか難しいのかなというようなことがございました。  一番いいのは運動公園。運動公園の中でどうなんだというようなこともございました。外縁の駐車場というようなことも考えられなくはないのですけれども、その辺も最近住宅が建ってまいりまして、住宅への影響というのも出るのではないかというようなことで、ちょっと難しいかなというふうに考えております。  一応そういった意味で、今御提案がありましたの遊休地ということでございますので、そういったものにつきましては関係部署との協議ということもございますので、一度調査をさせていただきたいというふうに考えております。 202 ◯9番(美尾谷幸雄君) 最後に市長にお伺いいたします。バンクーバーオリンピックも終わり、いろいろと感動を与えてくれました浅田真央さんとキム・ヨナさんですか。敦賀もスケート場はそのまま有効活用ということで残りました。  そういうことで、これからもまたいろんなスポーツ、敦賀からもいろんなオリンピック選手が出てくるのではないかなと思う次第でもございますし、この春、月末からはまた敦賀の気比高校が春のセンバツ甲子園大会に出場するということで、また感動する場面もあるのではないかなと思うところでもございますし。市長のマニフェストでもスポーツ施設の整備、特に常岡議員がいつもサッカー場の建設とかいろいろと熱く語っておられます。  3年前に岡本議長も同じような質問をしておられまして、議事録を見ますと、今事務局長も言われたとおり「例えば今閉校になっております小学校もございますし、そういうところを活用するのも一つでありましょう。そういうものを十分に研究をして、最小限の予算で最大限楽しめる、そういうものも含めて研究をしてまいりたいというふうに思います。そういう中で、このスケートパークにつきましても研究をしてまいりたいと思いますので、ひとつよろしくお願い申し上げます」という最後の締めが入っております。  もうあれから3年たって、同じような回答ではちょっといかがなものかと思います。市長、最後にひとつ。 203 ◯市長河瀬一治君) そのときのお話を受けていろいろ委員会を開いたり、そして調査をさせていただきましたけれども、騒音の問題があったりということで、いま一度遊休地を活用したらという御提案も今いただいておりますから、どの場所が適しているか。ただ周りに家があるということによって難しい。それと、ああいうスケートの競技といいますのは、けがのことがあるわけでありまして、そのあたり、もしそういう施設でけがをした場合にどういう対応ができるかということも十分考えなくてはならんというふうに思いますので、それも含めて前向きに検討はさせていただきます。 204 ◯9番(美尾谷幸雄君) それじゃ前向きに検討していただいて、ことしじゅうにはいい返答が出るようによろしくお願いします。  これで終わります。 205 ◯議長岡本正治君) 次に、今大地晴美君。   〔7番 今大地晴美君登壇〕 206 ◯7番(今大地晴美君) いつも市民派、ずっと無党派の今大地晴美です。  まず一番最初の風力発電についてです。  この狭い日本の国土の中山間地には、既に1500基もの風力発電が建設されておりますが、この風力発電による発電実績は全発電量の1%にもなっておりません。地球温暖化防止、CO2削減という美辞麗句に踊らされ建設が進んだ地域では今さまざまな問題が噴出しており、やっと環境省が重い腰を上げ、調査を始めることになったところです。  来る4月30日には風力発電の全国集会が東京で開催されます。私、今大地晴美も、この全国集会の呼びかけ人の一人でもあり、集会では、まだ建設計画の段階で事実上凍結状態にある敦賀・今庄ウインドファームについての報告を行うことになっております。  さて、敦賀・今庄ウインドファームについては、先ごろ敦賀環境審議会の答申が市長あてに提出されました。答申が守られれば事業を進めることには反対しないという審議会会長の言葉は、答申を守られなかったら事業は進めてはいけないともとれる発言でした。答申では、鳥類、騒音、低周波音、動植物、景観、電波障害、水質、その他の8項目について調査を求めるなど、事業者にとっては非常に厳しい内容となっています。  まず市長には、敦賀に建設が予定されている風力発電に対しどのように考えているのか、審議会の答申についての見解、この2点をお聞きします。  続いて2つ目は中池見湿地についてです。  昨年の12月1日、NPO法人ウエットランド中池見が取り組んでいる中池見湿地の保全活動が日本ユネスコ協会連盟のプロジェクト未来遺産に選ばれ、登録されました。日本ユネスコ協会連盟は「中池見湿地は泥炭湿地生態系と湿地水田農業が共存共生したたぐいまれな場所であり、自然と文化の融合した固有の財産」と高く評価しました。「10万年前の泥炭層にある湿地と人間とのかかわりが残っており、地球規模でも未来に継承すべき『いきもの不思議の国』にふさわしい」としてウエットランド中池見の活動は最上位にランクされました。現在、このNPO法人ウエットランド中池見では、3月22日に東京で行われます登録式典でのプレゼンに向け準備を進めているところです。  ラムサール条約地登録の要件の一つである国定公園の指定に向けて福井県は調査を進めるなど、県、敦賀の行政とNPOが協働しながら中池見湿地の保全に向けて取り組んでいこうとしているところでもあります。  しかしながら、中池見湿地を取り巻く状況は決していい話ばかりではありません。最初の質問の風力発電の建設も大きな障害の一つです。  現在、この中池見湿地の周辺でボーリング等の地質調査が行われているようですが、この調査は何のための調査なのか。また、どこが何の目的で行っている調査なのかをお聞きします。  3つ目は、市立敦賀病院についてです。  市民の方から、特に高齢者の方からの相談で最近特に多いのが、市立病院は紹介状がないと診察してくれんという内容のものです。  旧市街地においては高齢化率が年々高くなってきており、高齢の御夫婦のみやひとり暮らしのお年寄りという世帯がふえてきているのが現状です。かかりつけ医、昔で言うなら町医者ということでしょうか。内科系の医院が西地区、南地区、北地区といった旧市街地から、全くゼロというわけではありませんがほとんど姿を消しております。  近くにかかりつけ医がない高齢者にとってのニーズは、市立病院がかかりつけ医のかわりになってほしいというものです。市立病院は、中核病院としての権威と位置づけは必要でありますが、こういう点からは市民のニーズとは少しかけ離れているのではないでしょうか。確かに高度な専門分野での治療は患者にとっては最良の、最高の医療を受けられることであり、大変心強いものです。しかしながら、何でも相談できる、自分の体のことはすべて受け入れてくれる、そういうかかりつけ医的な存在に敦賀病院がなってほしいというのが特に高齢者の方のニーズです。  まず最初の質問は、現在、市立敦賀病院では、かかりつけ医の紹介状がなくても初診が受けられる診療科はあるのか。あれば、その診療科もあわせてお答えください。  以上で最初の質問を終わります。   〔市長 河瀬一治君登壇〕 207 ◯市長河瀬一治君) それでは、今大地議員の質問にお答えをしてまいります。  まず風力発電の認識であります。  私も風力発電といいますと非常にクリーンなエネルギーであり、ちょうど8年、9年前、議員も行かれましたけれどもリトアニアへ行ったときに、ちょうどデンマークのところを通ったとき海の上にたくさんあって、こういう場所なら騒音とかも心配ないなということを感じました。風力というのはイメージ的に風の力を利用するというものでありました。  ところがだんだんふえてくることによって鳥がそこで衝突事故をどんどん起こしたり、それと周波によって非常に人体への影響も出始めているということを考えますと、ちょっと心配だなというふうに認識をいたしておるものでございます。  そこで、答申をいただきました。非常に委員の皆さん方にはお力をいただいて細かく調べていただいて、こういうことを守らなくてはとても認められないよというような話でありまして、非常にしっかり取り組んでいただいたなというふうに思っております。  特に風力発電事業に対する環境アセスの義務化でありますとか、また来年度からは環境省が行う全国の風力発電事業による健康被害調査が始まるということでございます。そういうことで国の動向を十分に見きわめなければならないというふうに考えておりますので、慎重に対応してまいりたい、このように思っているところであります。  病院等につきましては、病院事務局長から答弁があるというふうに存じますけれども、私どもの子供の時分には、歩いてすぐお医者さんがありました。今でも覚えております。恐らく距離にしますと私の家から見ますと50キロメートル範囲に大概のお医者さんがありました。大体思い出します。杉森の歯医者さんは目の前にありましたし……。  50キロと言いましたか。済みません。50メートルであります。50メートル範囲に。50キロなら何でもそろいます。本当に何でもありました。  そういう意味を考えると、今、議員からかかりつけ医がない人もいるということでありまして、それは地域の病院としても考えなくてはならんところがあると思います。  また局長のほうからいろいろ詳しい答弁があると思います。 208 ◯企画政策部長(嶽勤治君) では私のほうから、現在中池見湿地の周辺で行われている調査は何のための調査かという点について御答弁させていただきます。  鉄道建設・運輸施設整備支援機構が実施してございます北陸新幹線の未認可区間におけるトンネル付近の山の固さを調べるための地質調査と聞いてございます。
     以上でございます。 209 ◯敦賀病院事務局長(小倉和彦君) かかりつけ医の紹介状がなくても初診から診察が受けられる診療科はあるのかというようなことにつきましてお答えをいたします。  現在、敦賀病院では、非常勤医が診察する神経科精神科につきましては入院患者さんの治療を中心とした診療体制となっておりますが、そのほかの内科を初めとする診療科につきましては、かかりつけ医の紹介状を持たない患者さんにつきましても通常どおりの診察をいたしております。  以上でございます。 210 ◯7番(今大地晴美君) それでは、まず風力発電からお聞きしていきたいと思います。  市長からは、環境アセスから国の環境省の調査等の動向を見きわめながら慎重に対応したいということでした。答申の中にも国の動向を見きわめてということがちゃんと入っておりまして、そうすると環境省の調査が次年度からということですからすぐ始まるわけですけれども、その調査結果が出るまでにはやはり二、三年はかかるであろうと見込まれております。そうすると、その結果が出るまでは敦賀としては何も意見書の提出などは考えていないという認識でよろしいのでしょうか。 211 ◯市長河瀬一治君) そのとおりでございます。 212 ◯7番(今大地晴美君) ということは、この3年間はまだ凍結状態が続くということだと思います。  さて、その答申を受けて、今後の敦賀の事務の流れがどうなるのかをちょっとお聞きしておきます。 213 ◯企画政策部長(嶽勤治君) 今後の流れでございますが、答申書に記載された各種の調査、検討を行い、また先ほど市長が申し上げました法改正による新しい基準の環境アセスを求めるほか、今年度から国が実施予定の環境の実態調査等の結果も見ていく。それと一方では、保安林の解除とかその他法令にかかわるような事項もございまして、その辺の解決も各課と連携しながら見ていきたいと考えております。  これらの事案について一定の結論を得た場合は、その結果をもって何らかの形で事業者へ提出したいと考えてございます。 214 ◯7番(今大地晴美君) 仮にすべて進んでいきましたという中で、事業者が答申の中にあったような、多分敦賀としてはその答申を大切に、答申に沿った意見書を提出という形になろうかと思うんですけれども、その調査をすべてクリアしましたという場合に、事業者の調査がすべて完了したということはどうやって確認することになりますか。 215 ◯企画政策部長(嶽勤治君) 当然、完了した時点で各種書類を出させるということを考えてございます。 216 ◯7番(今大地晴美君) そうすると、調査が完了した時点で、前回と同じように新たな環境影響評価書案を作成させて、それを市民に縦覧という形をとり、また意見を求め、それをもとに初めて環境影響評価書ができるという流れということになりますね。 217 ◯企画政策部長(嶽勤治君) 議員がお示ししたとおりの流れになります。 218 ◯7番(今大地晴美君) わかりました。今回、4月の風力発電の全国集会ではいい報告ができそうなので、頑張ってまいります。  続きまして、中池見湿地についてですけれども、現在調査している地点なんですけれども、新ボーリング計画箇所1という場所なんですけれども、そこと計画箇所2、それからいただいた資料の中ではP1、P2、P3となっているんですけれども、ここが弾性波探査測線になっています。  ここのところなんですけれども、実はここは中池見湿地にとっては非常に重要な箇所に当たります。保全のためにも最重要地点でありまして、この場所が先ほどの説明ではトンネルが通る付近であると。そのために山の固さを調べる調査だとおっしゃいました。ここにトンネルを掘られますと、中池見湿地にとりましては大打撃を受ける場所でもあるんです。中池見湿地は湿地の中だけで生存しているのではなくて、中山だとか天筒山、深山といった周りの山と一緒になってあるからこその中池見湿地なんです。  その山にトンネルが通るということで、中池見、せっかくラムサールを目指そうと県ももNPO法人も一緒になってやっているところでもあります。このトンネルがもう既に平成14年ですか、環境アセスがもう既にありましたね。その当時と箇所が同じなのか。その当時、たしか中池見湿地は避けるべきということがつけられていたと記憶しているんですが、その点とあわせて敦賀としてはどういうふうにとらえているのかをお尋ねいたします。 219 ◯企画政策部長(嶽勤治君) 平成17年の環境影響調査、そのルートとは多少ずれてございます。  それと、2つ目の質問は……。 220 ◯7番(今大地晴美君) 中池見湿地がここにトンネルを掘られることで大打撃を受けるということで、ラムサール登録を目指している以上、非常にマイナスになるのではないかと。先ほどの風力もそうですけれども、風力発電が建設されれば、それによってやはりバードストライクが起こったり。それから先ほど前川議員も質問で言いましたね。さくらの里の1.5メーターの遊歩道をつくるために非常に大きく山肌が削られて、自然を壊してまですることなのかという話がありました。  そういうことを踏まえましても、一度壊された自然はもとに戻すのはほとんど無理と言ってもいいくらいです。実際に中池見湿地は10万年以上も延々と培われてきてできた非常に貴重な場所でもあります。それは湿地のイチョウの形のような、カエデの形のような部分だけではなくて、今トンネルが計画されている山も含めた上で形成されているということなので、それについて、トンネルの山の固さを調べる調査があり、ルートがここを通るということについて、敦賀としてはどういうふうに考えているのかをお聞きしたいということです。 221 ◯市民生活部長(佐上公義君) 議員おっしゃるとおり中池見につきましては、中池見湿地と言われるぐらい、要するに湿地帯でございまして、湿地帯特有の動植物が豊富に生育しているということでございます。  そこに湧水がなくなりますと結局は生物多様性に大きな打撃を受ける。そういうことは考えてございます。  今まさに県によりまして国定公園、自然公園への編入調査が行われて、平成24年に国際会議においてラムサール登録を目指している最中でございます。自然公園法の解釈によりますと、国定公園の土地の区画、形質の変更ということで、私は今、新幹線のルートを云々ということは別に置かせていただきまして、自然公園法からいきますと、その風景を保護する必要な限度において、要するにその行為を禁止もしくは制限あるいは必要な措置を命ずることを福井県が行うということでございますので、県とともに中池見湿地の後に影響が起こらないように当然これは求めていかなければならないというふうに感じております。 222 ◯7番(今大地晴美君) 市民生活部長はそのようにおっしゃってくださっておりますので、24年のまずはラムサール登録地を目指そうという認識でよろしいんですね。 223 ◯市民生活部長(佐上公義君) 今その旨で県とともに努力しているところでございます。 224 ◯7番(今大地晴美君) それは置いておいて、実は新幹線のルートについてなんですけれども、企画政策部長にお尋ねしたいんですけれども、ルートについて敦賀は意見を言えるのかどうかをお尋ねします。 225 ◯企画政策部長(嶽勤治君) 今のところ意見は言えません。ただし、今後整備が行われる場合には、環境に対する影響が最小限になるような適切な保全対策を講じるようにということを求めてまいりたいと考えてございます。 226 ◯7番(今大地晴美君) 中池見湿地を取り巻く状況の中で、風力発電も今のところこれから3年はまず意見書はできないだろうという状況にあります。ちょうど今からラムサールを目指す期間は風力もできないし、そういう方向で進んでいくということなんですけれども、ラムサール登録地としてちゃんと認定されて条約に登録されれば、また物事は変わっていくかなと思いますので、この2点に関しましてはこれで質問を終わります。  最後の敦賀病院なんですけれども、診ていただいていると。紹介状がなくても診ているというお話でしたけれども、高齢者の方にとっては受付の窓口で紹介状をお持ちですかと、この病院ではかかりつけ医からの紹介状が要りますという説明を多分されていると思うんです。お聞きしていると思うんです。そのときにやはり紹介状がないと診てもらえないと、そういうふうにとる方も多いのではないかと。実際は診てくれていますというお話なんですけれども。  ここで私、実は提案したいんですけれども、敦賀病院がかかりつけ医になってもらうことは旧市街地、西、南、北地区にとっては非常にありがたい話なんですね。まず徒歩でも行ける範囲にあるということ。コミュニティバスも必ず敦賀病院のところを通るコースとになっていること。現実問題として北地区なんかのお年寄りが、郊外には結構たくさんのかかりつけ医さん的な医院が存在しているんですけれども、本当にまちの中にはないんです。そうすると遠いかかりつけ医に行くには非常に不便である。車を持っている人はいいけれども、お年寄り、運転をさせると危ないから返上すればチケットを出しますよというサービスまでするぐらいの内容になっているわけですから。そんな中で、遠いかかりつけ医に行くのは非常に困難である。そのために敦賀病院がかかりつけ医的な位置づけになってくれるのが一番ありがたいということなんです。  それで提案なんですけれども、総合診療科の設置を提案したいと思います。大学病院等では既に数多くありますが、自治体病院の場合を紹介しますと、大津市民病院の場合です。これは大津市民病院のホームページにも載っているんですけれども、総合診療科の紹介として、「『微熱が続く』、『疲れやすい』、『体がむくむ』、『食欲が出ない』などの症状がある場合、どの臓器に異常があるのかわからず、来院してもどの診療科に受診すればよいか迷ってしまうことも多いはずです。特に、最近は各診療科が細分化されており、よりその傾向が強くなっていると思います。この様な患者様のニーズに応えるべく、主に初診外来を行っているのが総合診療科です。初診患者様は、総合的な診察、検査を行い、症状をおこしている原因について精査します。」ということになっています。紹介状がなくても、まずそこで受けてくださいということになっているんです。  調べましたところ、お医者様は常にお1人の方が対応されております。多分輪番制をとっているので、総合診療科専門の医師を新たに確保してやっているわけではないという状態なんです。  その方法が市立敦賀病院ではとれないのかということをまずお聞きします。 227 ◯敦賀病院事務局長(小倉和彦君) 今、大津市民病院のことを御提言いただきまして、一度調べてみたいというふうに思っております。ただ現状の敦賀病院の中で、この医師不足の中で、総合診療科を採用するということにつきましては少し難しいのかなというふうに考えております。今後十分研究をしたいと思います。 228 ◯7番(今大地晴美君) 確かに非常に医師確保が一番大きなネックになっていると思うんです。ただ、多分総合診療科ですと主に町医者的なということになりますと内科医が担当していただくのが一番かと思うんですけれども、内科医さんだけでなく、ほかの専門のお医者様もそういうのにかかわっていただいて、すべてのお医者様がいろんな患者さんのいろんな症状を診ることで知見も上がりますし、特に研修医の方にも同席してもらうということで、研修医の方にもより一層の患者のニーズにこたえた医療に向けての研修にもつながると思います。  まずはとりあえず内科の診察室、今幾つありましたか。その一つを総合診療科として看板を上げていただくということはできないでしょうか。 229 ◯敦賀病院事務局長(小倉和彦君) 看板を上げるということにつきましては、内科は10診までございます。ただ内科は先生が少し足らないのが現状でございます。看板の設置につきましては、病院内で十分協議したいというふうに思います。 230 ◯7番(今大地晴美君) 予算書とか決算書を見てみますと、最近外来の患者さんでの収入もかなりふえてきている状態だと思うんです。それは市民のニーズとして市立病院を選ぼうということのあらわれでもありますし、身近な病院としての存在も非常に大事ではないかなと考えております。中核病院として専門的な高度な医療を提供するということも大切です。そういう総合診療科によれば、救急体制にも非常につながっていく、そういうところでもプラスに働くと思うんです。そういうことで、なるべく早い時期にそういうことを導入していただければなと思います。 231 ◯敦賀病院事務局長(小倉和彦君) 今、総合救急医というお言葉が出たかと思うんですけれども、福井大学さんとも総合救急医の育成という点で提携を結んでおりますので、その話が進んでいけばこれは少し改善できるのかなというふうに今考えております。  以上でございます。 232 ◯7番(今大地晴美君) そういう連携を進めながら、なるべく市民に愛される敦賀病院と位置づけていただきたいと思いますので、ぜひそういった総合診療、窓口ではなくて診療科としての開設を強く望んでおきます。  以上で終わります。 233 ◯議長岡本正治君) 次に、和泉明君。   〔14番 和泉明君登壇〕 234 ◯14番(和泉明君) 市政会の和泉明です。  最後の一般質問です。もうしばらくおつき合いください。発言通告書に従いまして、2件にわたり簡潔に質問いたします。  最初に、防災情報伝達システム整備について質問いたします。  敦賀の防災情報伝達システムは、防災センター設置もあわせ、全国的にも例を見ない先進地と私は考えます。これはTonBoメールを初め、抜群の加入率を誇るCATV網が市街地を初め村部にまで広がっていることによります。  しかしながら、デジタル化によって家の中に入るときのCATV緊急告知点滅サービスが先ごろ廃止されました。かわりにFM電波と、不感地帯ではCATVケーブル両方受信可能な緊急機能つきFMラジオの無償貸与が7月ごろから始まると総括質疑の中でお聞きしました。これにより非常時における敦賀が行う緊急告知放送を初め、衛星経由と言われる総務省消防庁の全国瞬時警報システム、J-ALERT情報も電源を切ってあっても自動的に流れてくるすぐれものであります。  また、WiMAX整備も民間等により進められ、敦賀としてもこのシステムを有効に活用することにより新たな最新で最強の安全安心システムが構築できるものと考えます。  TonBoメールの有効活用策も含め、敦賀が将来目指す防災情報伝達システムの姿を質問を通して探ってまいりたいと思います。  既に人の出入りの多い公共施設、また各小中学校、保育園等に配備された緊急機能つきFMラジオが各家庭に配備されれば、敦賀市民の安全、安心は大きく前進するものと考えますが、さきの総括質疑でもありました現在の貸与申し込み率が49%とはお粗末としか言えません。貸与申し込み率が当初の予想より低迷している原因は何と考えますか、伺います。また、今後の対処の方法はどのように考えられているか、あわせて伺います。  さて、市長がいつも口にする安全、安心でありますが、今後、市民への安全、安心を追求した将来の敦賀の防災情報伝達システムのあるべき姿の全体像をお示しください。  次に、小中学校普通教室冷暖房整備について質問いたします。  これに関しては市長のマニフェストにも明記され、私は3年前の市政会の代表質問でこの冷暖房設備設置に疑問を申し上げ、次の年の20年度には中3の普通教室に実際に設置することに反対の質問をしたものですが、最終的には夏場の受験勉強に活用するという大きな目的を認めてしまいました。他の学年に設置するのは慎重にしていただきたい。再度、義務教育に設置案が上程されれば反対も辞さないとさえ申し述べました。  私は、暑い中も集中して勉強できるようマニフェストに入れ配慮した市長サイドの考えは理解するものです。問題は、それを受けて冷暖房設備を設置しようとする教育委員会の姿勢を理解できません。学校教育というのは一種独特の世界であり、単に学習環境をよくして学力の向上を図るだけではないはずです。人間としてのあらゆる生きる力を見えるところ、また見えないところで養っていくことも大きな使命と考えます。  それらのことを踏まえ、きょうはこの質問に関してはたっぷりと時間をとるつもりですので、主に教育委員会と議論をしたいと思います。  それでは質問に移ります。  直接教育委員会には関係ありませんが、各中学校普通教室冷暖房設備設置に伴う1億4500万円余りの財源について伺います。財源に国庫支出金、電源立地地域対策交付金を充当した理由について、まず伺いたいと思います。  次に教育委員会に対してですが、先ほども述べましたとおり児童生徒への生きる力を養っていく使命をどのようにお考えなのかを伺います。  さらに、この冷暖房設備設置により児童生徒へのメリットはどのように考えていますか。また、教育委員会が考え得るデメリットもあわせて伺いたいと思います。  以上で最初の質問を終わります。   〔市長 河瀬一治君登壇〕 235 ◯市長河瀬一治君) それでは、一般質問ラストバッターになりました和泉議員の質問にお答えをしてまいります。  まず防災情報伝達システムでございまして、これは議員から今お話をいただきました。私は非常にすばらしい情報伝達システムだというふうに思っておりまして、これをぜひ各家庭に普及していただき、緊急時にしっかりと正しい情報を伝達して、市民の皆さん方がいち早くその情報をキャッチし、減災、またそういう面の災害が起こらないように役立てたい、このように思っておるところでございます。  そこで、この申し込みにつきましては昨年9月に各区長さんを通じて申請書を全戸に配布し、回収を行っていただきました。その後もチラシで回覧をしたり、また行政チャンネル等で申し込みをお願いしているところでございますけれども、残念ながら今半分ということであります。  ただ、今ハイチの地震、チリの地震、そういうものが発生しまして、非常に気の毒でありますけれども、そういう情報が流れると市民の皆さん方も、ああそうだというようなことでまた申し込みが少しふえてくるというような状況であります。  ただ、やはりこれは幸いでありますけれども敦賀のほうでは天災が少ない、余りそういう災害がないという過去から見ますとそういう地域でありますので。それと仕事の関係で単身赴任の方が非常に多いということもございまして、そういう観点から少し申し込みが少ないのかなというふうに思っております。  受信機の設置は夏ごろから始める予定でありますので、今後とも全世帯の設置に向けまして引き続き広報、そして啓発活動をしっかり行っていきたい、このように思っているところでございます。  また将来の防災情報伝達システムでありますけれども、私どもこれまでCATVによります防災放送、またWiMAXによります防災情報伝達設備、そしてTonBoメール、インターネット等々を整備しまして、夏には今ほどの防災情報受信機の設置を予定いたしております。これで一通りの防災情報伝達手段は整備されたのではないかなというふうに思います。ただいろんな観点から、またこういうシステムも進化してきておるというふうに思いますので、そういうところの情報はキャッチしていきたいなというふうに存じますが、相当の予算的なこともとってまいりましたので大体このあたりを一つのめどとして、新しい情報等につきましては、まだ地図情報、気象情報、河川情報、避難所情報、資材情報、いろんなことのシステムを総合した、集約したシステムなども将来的には要るのかなということも考えておるところでございまして、これでいいというふうには今全く思っておりませんので、ぜひ御理解をいただき、また市民の皆さん方に周知を徹底することを重ねて努力することを申し上げておきたい、このように存じます。  私のマニフェストということで、小学校の普通教室ということの予算計上がされたわけでございまして、確かに私どもと同じ年代の人に聞くと、そんなもん子供は裸で飛び回るのが一番。私どももそのように育ってきましたからそんな意識はございましたけれども、御承知のとおり非常に気象状況が変わり、体調が変わるほどの強い冷房はかけなくていいと思うんです。本当に蒸し暑いときに、例えば役所でも28度設定でありますので、子供たちなら29度設定でもいいと思います。30度を超えて非常に湿度のあるときに活用すればいい話でありますから。常にがんがん体が冷えてどうにもならんほどするというものではないという思いで。  これはPTAとか子供たちを持つ親にしますと、ああそうだなというふうに言ってくれますし、また私どもの世代になると、そんなもんはという意見もあります。それも重々承知はいたしておりますが、教育環境の整備ということで私もマニフェストに挙げていた関係で、教育委員会のほうもそうだなという賛同の中で今回このような形になったわけでありまして、教育委員会としっかりした議論をするということでありますので、また議員の意見を十分拝聴したい、このように存じておるところであります。 236 ◯教育長(下野弘喜君) それでは、今、和泉議員から出されました事柄につきましてお答えをしていきたいと思います。  まず最初に、教育委員会として子供たちの生きる力を養う使命をどう考えていくのかといったことで、お話を申し上げたいと思います。  子供たちの生きる力を養う使命について。新学習指導要領においては、生きる力とは以下のように定義をされております。そのことをまず申し上げたいと思います。  これは3つ要素があろうかと思います。1つ目の要素としましては、「基礎・基本を確実に身に付け、いかに社会が変化しようと、自ら課題を見つけ、主体的に判断し、行動し、よりよく問題を解決する資質や能力」、これが1つ目でございます。2つ目は、「自らを律しつつ、他人とともに協調し、他人を思いやる心や感動する心などの豊かな人間性」。3つ目は、「たくましく生きるための健康や体力」、俗に言う知徳体というようなバランスで生きる力を規定しております。  私どもは、学校教育においてはこの3つのバランスをしっかりと身につけさせることが生きる力を養うことであるというふうに考えます。  敦賀教育委員会としましては、すべての学校が子供たちの生きる力の育成機関として十分に機能を発揮できますように、教員でありますとか支援員などを初めとした人的環境の充実を図る。これなどにつきましても大変御理解をいただいております。とともに、施設設備や教材といったもの、物的環境、これらも整えていきたい、そのように思います。  今回の冷暖房の整備につきましては、これまでも何回かいろんな議論が交わされておりますけれども、四季を通じて寒暖の著しい変化があった場合にのみ子供たちに安定した学習環境を提供すること、これがねらいでございます。過度に使用するというようなことがないような指導あるいは運用方針、そういったこともしっかりと考えてまいりたいなと思っております。  それから、児童生徒へのメリットあるいは考え得るデメリットということでございます。  今も申し上げましたけれども、学校現場におきましては学力向上に向けたさまざまな取り組み、これを実施しておりまして、現時点では中学校の3年生の教室のみに入っておりますので、夏季期間において教育活動を充実するためにこういったものを活用しております。  こういう状況でございますけれども、今このような状況におきまして、公共施設でありますとか一般家庭においてエアコンの普及率が高まっております。学校の教室は、児童生徒にとっては1日の生活の大半を過ごすような場所でございます。学習及び生活のための空間でございます。冷暖房設備の整備は、学習への児童生徒の集中力を高めるとか、あるいは静かな環境で授業が行えるとか、そういったようなことも含めて快適な学習環境を提供できるということなど、いわゆる学校教育活動全般を行うための環境づくりにとっては大変メリットがあろうかと思っております。  これは蛇足ではございますけれども、教育環境づくりのために、例えば敦賀とほぼ緯度の等しい東京都23区、ここらにおきましてはもう既に18年度から83%が導入しております。  もう少しメリット、デメリットのことについて申し上げたいんですが、これは後ほどまた議論があろうかと思いますので、とっておきます。  議員が言われるような整備に当たりましてのデメリットをお示ししてまいりますと、施設整備費でありますとか光熱水費、メンテナンス等に要する経費面、こういったことが一つ挙げられますし、また使用に当たって児童生徒の健康かつ安全、安心な環境に努めるということで、いわゆる省エネ、省資源など地球環境への配慮をすること、これが必要であるというようなことも言われております。  そういったようなことで、もう少しまた御質問を受けながらお答えをしていきたいな、そんなふうに思います。  よろしくお願いいたします。 237 ◯企画政策部長(嶽勤治君) 1点、小学校の普通教室冷暖房整備について、電源三法交付金を使った理由は何かということについて御答弁させていただきます。  電源立地地域対策交付金は、公共用施設の整備、その他の住民の生活の利便性の向上及び産業の振興に寄与する事業を促進することとなってございます。本事業は、将来を担う児童の教育環境の改善を図ることを目的としてございまして、交付金の充当事業としてふさわしいものであるということで、これを使うこととしてございます。 238 ◯14番(和泉明君) それでは、防災情報システムから伺います。  緊急告知つきのラジオは、すぐれものだと思います。私も市政会で昨年7月に倉敷へ行ってきました。ここは、このラジオの先進地で一番先につけたところなんです。そこへ行ったんです。そこは「こくっち」という名前をつけておりましたけれども、これはそれが早く認められまして第11回防災まちづくり大賞、消防庁長官賞をいただいたらしいんです。  倉敷は48万人おりまして、19万世帯あります。それと、合併したからなんですけれどもCATVも敦賀の何十分の1ぐらいということで、逆にいえば19万世帯中、「こくっち」ラジオを普及しているのはまだ20%に満たないということです。大体8000円かかるんですけれども、3000円はお金をいただいてお貸しする。最後に返されたときに3000円はお返しするという形らしいんですけれども、まだ計3万6000個ほどしか出ていないということです。  ただ、ここは外のほうにいろんな施設、400カ所ぐらいに防災情報システム、ラッパが設置してあるので、家のほうに補助的なという形でつけてあるんです。  逆に敦賀のCATVも99%近い、それと無償貸与という財源のほうをこちらが提言したら、それはすばらしいですねということを言われたので、逆にこちらが先進地になりますねと言った覚えがあります。  今度これにJ-ALERT情報、これは12月議会で出たと思うんですけれども、J-ALERT情報を取り入れるという形になります。J-ALERTといってもいろいろな種類がありまして、4種類か5種類あります。その中で受信選択している種別と、例えば受信に関しては震度何まで提供するんだということをお示しいただきたいと思います。 239 ◯市長河瀬一治君) まず受信機の無償貸与ということでお話出まして、私どもも例えば保証金をお返ししますということは無償貸与と一緒なんですけれども、それをやりますとまた普及率が下がるんです。本当はそうやることによって大事に扱ってくれます。これを痛めたらあれだから大事に使うということがあるんですけれども、それよりも普及をさせたいという思いの中で今回無償貸与としましたので、ぜひ市民の皆さん方にはそれを御理解いただいて、早く申し込みをしていただく。そして大事に使っていただく。このことをお願いしたいということで、あとは部長から答弁します。 240 ◯市民生活部長(佐上公義君) J-ALERTから配信される情報ということでございますけれども、大きく分けて地震、津波、火山、それから気象、有事関連、この5項目でございます。敦賀の場合は、地震と津波、そして火山はどうも必須項目らしいのです。ただし敦賀は活火山ありませんから、これについては選んだとしても鳴りません。それともう1点は有事関連。これを情報として市民の皆さんに配信をしたいというふうに考えております。
     それと震度なんですが、今、各学校、保育園等放送しているのは震度3を設定しております。といいますのは過去20年間の震度3以上が10回です。震度4が2回です。ということは2年に1回しか鳴らないなということでやったわけなんです。  そういうことで、今後については震度3がいいのか悪いのかということも市民を含めて、また配信してからいろいろ変えることもできますから、そういうことでやっていきたいと思っています。 241 ◯14番(和泉明君) 今、市長が言われましたのでちょっと戻りますけれども、FMラジオ、例えば締め切りというのはないんですよね。7月あたりからは順々に配備しますけれども、今後いつまでにという形はない。期限は今のところは決めていないという形ですね。だから一たん各家庭に配備されれば大分また上がってくると思うんです。ですから、それだけをちょっと御答弁いただきたいと思います。 242 ◯市長河瀬一治君) もしこの配備が始まりまして、御近所さんが行く。これは普通のラジオとしても活用できる部分がありますから、「これはどうしたんや」「これは役所から何かあったときに出すラジオやで」「まだ私のとこないわ、じゃ申し込みしましょう」というような形で、何台か普及していくと、そこからまた波及効果が出るというふうに思いますので、なるべく早く、そして期限は切りませんが、その情報は要するに市民の皆さん方のために流す情報でありますので、自分の身は自分で守るという観点から、ぜひ早くお申し込みをしていただきたいというふうに存じます。 243 ◯14番(和泉明君) あと二、三点ありましたけれども、割愛させていただきます。  防災情報受信機端末が各家庭、学校等へ配置されれば、とりあえずは今回最強だと市長も言われましたけれども、今後、直接はこれ以上考えていないよと言われました。ただ問題は、屋外、外を歩いているとか車に乗っているときどうしたらいいのかなと。J-ALERT情報を別に聞く手段はないのかと考えたときに、TonBoメールなんですけれども、TonBoメールで敦賀の例えば緊急告知情報、伝達は今やっています。火事速報とか救助速報をやっていますけれども、J-ALERT情報を活字にかえてTonBoメールに流すことは可能でしょうか、お伺いします。 244 ◯市民生活部長(佐上公義君) TonBoメールにつきましては、屋外にいる方には当然必要だと思っております。今流しておりますけれども、限られた情報しか流しておりません。  ただ我々、J-ALERT、市長査定のときに、市長のほうから今回、22年度から貸与するラジオ、情報受信機について、耳の不自由な方については音声として聞こえない関係から何とかTonBoメールのほうで流せないかという指示を受けております。  それで我々12月からずっと調査、検討してきまして、J-ALERT情報をTonBoメールに流すことにつきましては、TonBoメールの機能を充実させれば何とかできるなというふうなところまで今来ております。何とかそういうことで、TonBoメールにJ-ALERTを流せるような方策を考えて、なるべく早く結論を出したいなというふうに考えております。 245 ◯14番(和泉明君) 先ほどもう市長はこれ以上防災にお金をかけられないという言い方じゃないですけれども、一応は一段落と言われました。TonBoメールにJ-ALERT情報を乗せるということは、それほどかからないと私は思いますので、ぜひとも進めていただきたいと思います。  防災についてはこれで終わります。  それでは小中学校の冷暖房についてに移ります。  最初の、なぜ電源三法交付金をと。これは何の問題もないんです。法的にも。今はもう平成15年の法改正によって、借金と言ったらあかんとさっき言っていましたね。起債の償還とか補助裏とか、そういうものには使えないということになって、この間仕分けがあったんですけれども。  要は三法交付金というのは電気の消費地と生産地の利益の均衡を図るための交付金だと思うんです。そこからいくと、毎年毎年、例えば資源エネルギー庁がつくるパンフレット、私もよく見ますけれども、敦賀ではこんなものに活用させていただいていますというのを消費地に配っているんです。私もよくわかっているんですけれども。そうすると消費地の方が見て、どうなのかなと。  先ほどふさわしいと言われましたけれども、私はあえて使う必要はない。逆にいえば、先ほど東京ではほとんど八十何%と言われましたけれども、あそこは財政も豊かですし、それに騒音、あとは光化学スモッグ、それがあって冷暖房を入れているということは聞いております。  そことのことではないですけれども、事業仕分けというものもまだ今後何回もあると思うんです。次の4月には第2弾がありますけれども、余り言えませんが今の財務大臣が、あの方が財務大臣である限りはエネルギー特化に関しては否定的な方だと私は思いますので、例えば特措法も含めて、こういうものに関してはなるべく普通のというか、逆にいえばもっと扶助費とか。今敦賀でも扶助費、社会保障費の件で結構使っております。乳幼児医療費補助金とか、あとは身障者医療費補助金等に、高齢者外出支援事業なんかにもこの三法交付金を使っておりますので、もっとそちらのほうに使っていただいて、逆にこういうものは一般財源でつくるのが正確じゃないかと思って言わせていただきました。  そこまでで結構です。これに対しては答弁は要りません。  だから、いろいろと気をかけていただきたいと思うんです。今後、この交付金の使い道に関しては。促進のほうのお金も出ますのでいろいろと使い勝手があるんですけれども、いろいろと気を使っていただきたいと思います。  それでは教育委員会さんにお伺いします。  生きる力、先ほどいろいろと言われていました。その中で、私は3つ目の心身の健康ということに関してはどうかなと思うんです。  その前に前提を言わせていただきます。私これに関して、小学校3校と中学校2校を訪問して、校長先生、それから教頭先生とお話しさせていただきました。それをとりあえず最初に言っておきます。  いろいろお話しさせていただいたんですけれども、その中で中学校の場合は、私は最初中学校も絶対要らんじゃないかと思っていたんですけれども、中学校の場合は3年生の教室に認めてしまいました。その中で校長先生と話をする中で、本当に今ある冷暖房設備は宝の持ち腐れだと。逆に2年、1年のためという形で限られた期間でしか使えない。ですから逆にいえば、校長先生やいろんな方は、今あるやつを取っ払っていただくか全部つけていただくか。私もそのとおりだと思うんです。  そのために今までどおりつけなくて、夏休みの間だけ補習で使うというのもおかしいんじゃないかなと思いましたし、心身も健やかに、第2次成長ですけれども、しっかりと体も育っておると思うので、中学校の場合はまだわかります。  わかりますというか、私はわかるんですけれども、小学校の場合は体力というか、これから健やかに成長するための基礎は幼児期と小学校の低学年なんです。心の場合は乳幼児のときから、生まれたすぐかららしいんですけれども、体力に関して健やかに伸びる、その基礎は幼児から小学校らしい。そのときに、例えば一日じゅうその中にいる。温度調整はいろいろしますけれども、果たしてそれがいいのかなというのがあるんです。子供たちの体に関して。自然のままが一番いいんじゃないかなと思うんです。  それに対して、いかがですか。 246 ◯議長岡本正治君) あらかじめ会議時間を延長いたします。 247 ◯教育長(下野弘喜君) 今おっしゃった話の中で、まず今中学校の3年生、何ゆえに夏しか使わないか。これは1、2年生に対してもいろいろと配慮しなければいけない。そういったことで、本当ならばもっともっと使いたいんだけれどもイーブンに、つまりすべてに入った場合にはもっと活用したいという、そういう中での反応であろうと。  私も現場におりまして、それは重々体験もしておりましたのでわかっているつもりです。  今、幼児期から小学校にかけての子供たちの成長において、そういったものの是非はいかがなものかというようなこともおっしゃいました。そこで、私もちょっと考え方といいますか、いろんなことをお話し申し上げて、また御理解いただこうと思いますので、お耳をおかしください。  いろんな学習の中で1日学校の中にいるという中で、つけっ放しにしておくという状況ではいかがなものかと。温度調整もするだろうけれどもということなんですが。例えば体育学習とかそういう前後だけではなくて、常に学校の教師たち、あるいは支援員たち、子供たちの健康管理ということは最重点課題として顔色を見ながら、表情を見ながら、そういったことで配慮しておりますので、つけっ放しで、この前もちょっとそういう健康管理の問題も出ましたけれども、いろんなことがございました。しかし逆に体温の調整などをする場合に、屋内と屋外の温度差、そういったことを解消する場合においても非常に有効なものだと私は考えます。  快適さと健康の基本は温度差解消でございます。冷暖房機と換気機能の両方の組み合わせ、そういったことによってエアコンディショナーという意味での機能が発揮されます。真夏には窓の開閉による換気だけではなくて、エアコンを使うことによって温度を調整するようなことも可能ですし、そういったことで快適な学校生活を送ることができるということも言えると思います。  また湿度が70%以上ぐらいになってまいりますと、実は学校の6月ごろとか梅雨時になりますと本当にすごい湿度になります。だらだらと汗をかいて、べたべたになっている状況があるんですが、そういう状況では健康面では、かびとかダニが発生しやすくなるとか、中には最近はアレルギー症状を持つお子さんもふえておりまして、そういった子供たちにとりましても不快な学校生活になるということも今まで以上に、今もそうやって我慢しているんですが、それが続くことになります。  それから逆に、私も非常にのどが弱くて声の出方が悪いんですが、湿度が40%以下ぐらいになってまいりますと、のどでありますとか肌とかそういったものにも影響を与えます。そういう意味で、ウイルスでありますとか、あるいはまたインフルエンザとかそういったことに対しても多少これは違うと思います。  よく学校を訪問しますと、梅雨時なんか床面がリノリウム、これは古い言葉なのか、建材が非常に滑りやすいような、そういうようなところもございます。滑って転んでしまうとかそういうようなことも実際には起こり得るわけです。  そういったことからしましても、私はやはり冷暖房機等換気機能、これらをきちっと夏場、冬場、そういうことで使っていくということが健康面、運動面、さらに学習面、そういういろんな面で安全になるのではないかと思います。  それから中学校に仮にお認めをいただいて入ったとしましょう。そうしますと今現実問題は、幼稚園とか保育園、これは入っておりますし、中学校に入ります。高校にも入ります。ということは、小学校だけがそうなるとだめなんだというようなことにもなってまいりますので、そういう意味でも少しどうなのかなと、そんな思いもちょっとしております。  お答えになったかどうかわかりません。 248 ◯14番(和泉明君) それなら中学校も認めんようにしますなんて言いませんが。済みません。  時間を決めて使う。それは当然だと思うんですけれども、逆に言えばもったいないと思うんです。これは金額聞きませんけれども中学校2学年だけで1億5000万ほど。それを2年間かけてですけれども今後やっていくには合計5億以上はかかると思うんです。5億近くは。そう考えると、例えば夏場、6月と言われましたけれども、小学校の場合は夏休みというのは補習はありません。中学と違って。中学は確かに今回インフルエンザとかあって補習をたくさんやりました。それは校長先生から聞いていますけれども。小学校の場合は丸々45日、40日は休みです。それと合わせて前後だけだと大体2カ月。多く見積もって2カ月。その間、暖房も言われましたけれども、先生に聞くと暖房機能としてはやっぱり石油も併用しなくてはだめだと言われますけれども。それを考えると、いかに生徒のことを考えると言われても、これはもったいないという言い方、申しわけないんですけれども、児童生徒のことを考えてかもしれないけれども費用対効果はすごく厳しいものがあるなと思います。  それとはまた別なんですけれども、それも答えていただきたいんですけれども、もう一つ、こういう話があります。これは3月4日の福井新聞のコウノトリ通信というものです。  県内で有機農業の先駆けといわれる福井の中川清さんの話を聞く機会があった。20年以上取り組んでいる中川さんならではの面白い実験結果を見せてもらった。話の途中、中川さんは2つの瓶を取り出す。ともに、どろりとした物体が入っていて、色が違う。一方は白、他方は黒。どちらもご飯をしばらく放置したもので「白い方は有機農法のコメ、黒い方は農薬や化学肥料を使ったコメ」と説明した。有機米のご飯は3カ月たっても白いままで「においもお酒のようないい香りが続く」が、黒い方は同じ期間で、鼻が曲がるほど臭くなってしまうという。何が原因でこの違いが出るのか聞くと、「自然のままに作る方が生命力が強いから」とのことだった。別の有機農業の講習会で、講師が「薬を使って守るのでなく、虫がついても大丈夫なように元気に育てることが大事」と言っていた。まるで子育て指導のようと思った記憶がある。 と福井新聞のコウノトリ通信に書いてありました。  これを見たときに、私は、自然で過ごさせることがベストじゃないかなというのは。先ほどアレルギーの子供がふえていると言いました。それは食べ物によるものです。添加物がいっぱい入って。それを増長して、体に対して今度はエアコンというもので増長してやるんじゃないかなと私は思っています。  私はもう大人ですし、大分体格もいいですから、市長のように。暑さには参ります。ですからこれは大人の言いわけかもしれませんが。ただ学校教育に関しては、最低限守るべき、これを見たときに守るべきことじゃないかなと思いました。いかがですか。 249 ◯教育長(下野弘喜君) 今事例として出されたことと今議論していることとかみ合うのかなというふうに思いました。しかし自然のままにという、それは当然大事なことだと思います。それは学校に限らず、家庭においても当然同じようなことではないかと思うんです。  我々は、一番適切な、あるいは住みやすい、あるいは過ごしやすい、効率の上がる、そういう学習環境を提供するための一助として今エアコンというものを考えておりますので、そのこととこれとをイコールで考えていいのかなという点についてはちょっと私は疑問がございます。 250 ◯14番(和泉明君) それでは、この設置について各学校の現場との話し合いというか、そういうことはあったのかということをお伺いします。 251 ◯教育長(下野弘喜君) 現場との話し合いというよりも、現場からの要請というのは実はあるんです。先ほど小学校2校、中学校3校、いろいろ実際に会ってお話しになったという話なんですが、市内の校長会、そこからの要望事項の中にもやはりそういう学校の適切な温度管理ということに絡めて、できたらエアコンを入れてほしい。組合のほうからも実は出ています。これは実際には2年続けてそういう文書をいただいておりますし、それに対しては教育委員会が教育総務課並びに学校教育課が一緒になって校長会の代表者と話をする中でお答えしております。そういうことでもございますし、それから市長、教育長とP連と語る会、そういった中でもこの声というのは数多く聞いております。  そういうことで、個々にお話をされて校長先生がどのように反応されたのかはわかりませんが、私どもは学校現場からの強い要請があるということを前提にして今お答えをしております。 252 ◯14番(和泉明君) 確かに要請はありました。去年の11月です。これは扇風機を入れていただけませんかという要請だったと思います。そうですね。それが教育委員会からの答えは、23、24年度でエアコン、冷暖房機を入れるからそれでいいでしょうという回答が来たらしいです。それ以後、一切何も話がないという形で、小学校の場合、私が行って話を聞くまで実施設計もあるなんていうことは一切聞いてないと言っておられますが、間違いありませんね。 253 ◯教育長(下野弘喜君) 今おっしゃった後半部分ですね。これは予算案でございますからお認めいただいてから発信できる内容ですから、それは当然のことながら申し上げることはできません。  前半の部分なんですが、実は小中学校の人事行財政委員会というのがございます。そこからの要請に応じて、給食調理室にぜひエアコンを入れてほしいという話の中で、本当は教室にも入れてほしいんだと。そういう話の流れの中で、今後そういう計画もまた出てくる予定があるよと。そういうことでお答えをするということで、なおかつそういった教委からの回答というのは文書を各学校にも渡しております。個々人を責めるつもりは全くございません。要はそういう情報をきちっと受けとめていたかどうか。これはこちら側としましても誠意ある回答ということで文書で答えておりますので、そういう手順を踏んでお答えをさせていただいたというふうに申したいと思います。 254 ◯14番(和泉明君) では質問の方向を変えます。  エネルギー教育に関して伺います。  エネルギーという形なんですけれども、県からの委託で環境・エネルギー教育というのを毎年実践されております。今回も2月16日、松原小学校で環境、エネルギーについての実験が行われた。これは基本質疑じゃなくて総括質疑の中でも共産党さんのお話の中でありました。原子力に特化せずに、ほかの水力とか火力に対しても欠点とか利点とかいろいろ教え込みましたと。  いいことだと思うんです。確かにすばらしくいいことだと思うんですけれども、その中で実際に火力と水力の実験を模型でやったみたいです。各班ごとに火力は二酸化炭素を多く出す、水力は建設場所が限られ雨が必要など、実験からわかったことを発表したとあります。アドバイザーの有賀正裕大阪教育大学名誉教授は、どの発電も長所と短所がある。地球を大事にするためエネルギーの使う量を減らすなど──節電ですね──できることからしっかり実践していこうという講評があったらしいです。  それを考えますと、今回、小学校に冷暖房を入れる。冷暖房というのはどういうときに使うのかというと、当然のように暑いときですから全国で一斉に使います。ここは原子力の場所ですからよくわかっていますけれども、原子力は定格熱出力一定ですから、一番ピーク時に何が稼働するかというと火力なんです。火力発電所がフル稼働してピーク時に備えている。これはベストミックスなんですけれども。  それを考えると、学校のエアコンをつけることによって二酸化炭素をどれだけ多く出すんだよということと、例えばこの環境・エネルギー教育と整合性が全くとれないのではないかと私は思うんです。いかがでしょうか。 255 ◯教育長(下野弘喜君) 今おっしゃることについても、反論みたいなことになると思いますが申し上げます。  現代社会、また今の子供たちが大人になる未来の社会においても、今おっしゃったような環境・エネルギー教育、これは当然のことながら大切なことであり必要なことである、そういう認識をまず持っております。  じゃ今、先ほど松原小学校での一つの事例をおっしゃられましたけれども、例えば教科、学習の中でどのように扱われているかということを申し上げますと、例えば小学校の3年生、4年生のところでは総合的な学習の時間というようなことがございますが、見詰めよう暮らしとエネルギーとして、自分の暮らしの中でのエネルギーの利用について考えさせています。それから5年生、6年生では省エネルギーということで、エネルギーの無駄遣いや地球温暖化や化石燃料の将来などについても学習し、身近なエコ活動として体験活動に取り組もうとしております。それから特に中学校では、理科とか家庭科とかそういったところも絡んでまいるんですが、問題解決の方法を考えようというようなことで、環境・エネルギー問題を自分自身の課題としてとらえて、安易に便利さや快適さを求めている自分たちの生活を振り返り、今後の生活の改善について考えさせようというようなことがございます。  具体的には、実体験を通して冷暖房の必要性を考えたり、適切な設定温度のルールづくり、あるいは注意、また我々も取り組んでおりますけれどもクールビズであるとかウオームビズ、そういったことによる衣類での調整の重要性とか、そういったことに気づきながら環境を守り、エネルギーの無駄遣いをなくそうという積極的、実践的な態度を養おうとしています。  このように環境・エネルギー教育というのは、便利さや快適さを求める現代社会の中で無駄をなくし、限られた資源を有効に活用していこうという態度、あるいはエネルギーや資源の再利用、再活用、そういったことも考えるということで、人間を育成する必要の中から生まれた教育である。  ですから小学校のエアコンを使う使わないということだけではなくて、広くいろんなことを含めて総合的にしっかりと把握し、判断し、自分たちで実践できる。これは子供だけの問題じゃなく、大人も含めてすべてが考えていかなければいけない教育であり、根本精神である。根本精神において、私は何ら変わりはございません。 256 ◯14番(和泉明君) なかなか上手なので、私ははっきり何を言われているのかわからないんです。直接こうじゃないかと言われたことを周りを固めてこられるから一番苦手なんですけれども。  ですからエネルギー教育の中で、例えば今度の西小学校、これは西小学校に限らず今の公共の新しいものにはどんどん建てていますけれども、ソーラーパネルをまず設置して、全小学校に。設置した後でエアコンをつけるならまだわかるんです。ソーラー1枚でエアコン、1枚では無理なんですけれども、何枚でこのエアコン一つが稼働できるだろうかと。そういうことで設置してやるのならわかるんですけれども、教育長の言われることと私の言うことと全然方向が違うかもしれんけれども、エアコンだけでは矛盾すると思うんです。  もう一回御答弁をお願いします。 257 ◯教育長(下野弘喜君) 昨日も言葉の行き違い、言葉の理解というのはなかなか難しいというようなことを申し上げたところなんですが、私はそういうものを使いながらしっかりと学習していく、体験していくという、そういう中で今申し上げたようなエネルギー教育はできるというふうに考えています。  それから先ほどの一つの例として敦賀西小学校の事例をおっしゃいました。これなどはとてもすばらしい方向性ではないかと思います。そういう形、それが一つの事例としては今後、敦賀の特別先行事例としてやっていけるわけなんですけれども、ほかのところでは今すべてをそのように変えられるわけではありませんので、やはりどのように使うか、運用するか、そのことのほうが大事だ、そんなふうに思っておりまして、答弁にはならないのかなと思いますが、そのように答えさせていただきます。 258 ◯14番(和泉明君) それでは中学校に戻りますけれども、例えば中学校にしても、前に渕上議員が言われましたけれども、25度で一定でとありますけれども、そういう使い方はしないと言われていましたが、女子生徒は嫌がる子がたくさんおるんです。この間、西地区の卓球大会があって、いろんなお母さんにも聞いたんですけれども、中学3年生のときに受験勉強の中でもうちの子は嫌やったと。特に厚着をしていったという子もおるんです。僕なんかは体格がいいんで、映画館の寒いところでも絶対大丈夫なんですけれども、女性を見ると本当に巻いていますよね。いろいろ毛布とか。それと同じなんです。  そういう点なんかでも配慮しているのかどうか。中3の使った状況をどう把握しているのか、お伺いします。 259 ◯教育長(下野弘喜君) 中学校でどのように使用しているかという今の件に関しての把握、これは私は残念ながらしておりません。  ただ、この後があれなんですが、当然のことながら個人差がございますので、それぞれが自分でもコントロールするというそのことも大事な一番最初の生きる力にも通じるわけなんです。そのように私は考えます。 260 ◯14番(和泉明君) そういうことですから、私は中学校は先ほども言いましたように一応の──私だけですけれども、あとはまた市政会はわかりません──理解はするものです。ただ小学校に関しては、今、教育長と話しさせていただいてまだ疑問点があります。特に学習の環境を本当に整備するということが主に言われていますから、それを思うと、はてな、どうなのかなと。  市長、先ほど自分のときのことを考えて、今は温度差があるから大変だと。私もそう思います。実際に大変です。夏は大嫌いです。  ですが、今の子供たちは今の温度に順応しているんです。順応して、そこから将来に行くから、直接は大人と一緒の状態ではないということは理解いただきたいなと。大人ほど子供は大変だとは思ってないはずなんですす。それはいろんな方から聞いた話だから何とも言えませんが、そういう点はお考えになったことはありますか。 261 ◯教育長(下野弘喜君) 今おっしゃることについては私も理解できますし、同感です。 262 ◯14番(和泉明君) ですからそういうことも含めて、先ほど費用対効果と言いました。2カ月ほどの、あとは暖房に関しても絶対に石油ストーブを使わなくては、両方使わなくては効率が悪いというのも聞いています。そうすると倍かかりますから、それを思うと小学校に入れるのは、はてなマークがあります。  ここで教育長として、例えば私たちがきょうの話の中で認めるから、もう一回教育委員会の中で考えてみるよというか、もう一回検討し直して、学校も含めて、学校の校長会も含めて一遍、果たしてそれでいいのかということをしっかりと検討してみて、校長会も含めてそれでよしとするなら、私は仕方がないと思いますけれども、そういうことをお約束いただけるのなら私は理解はするつもりですけれども、いかがですか。 263 ◯教育長(下野弘喜君) 大変心強いお言葉をいただきました。私は常々校長会とも話をしておりますし、またそういうことでしっかりと話をしていきたいと思います。  逆に、ぜひ学校現場を6月とかそういった時期に文教厚生常任委員会の皆さんとかそういった方々で訪問していただく。これも非常に有効な議会活動ではないか、そのように思いますので、あわせてよろしくお願いいたします。 264 ◯14番(和泉明君) 校長会で話をするのは簡単なんです。これに特化した、本当にこれでいいのかという話ですよ。そういう話をしっかりとやっていただけますか。 265 ◯教育長(下野弘喜君) 努力をさせていただきます。 266 ◯14番(和泉明君) 最後に、市長に伺います。予算編成権は教育委員会といえども市長にありますので、市長のほうに伺います。  私一人かもしれませんが、市政会としては常岡議員もおりますけれども、はてなマークを持っております。これは市政会の中で話しすることですけれども、中で決まれば、ともすれば予算決算常任委員会の中で組み替え動議も辞さないという覚悟でおりますけれども、市長におかれましてもできれば編成権の中で、先にこの部分削除の修正案を出していただければありがたいんですけれども、それはできないと思うので、責任を持って今ほど言ったことを実践していただけるのかどうか。できれば修正をかけていただくのが一番いいんですけれども、それも含めてお伺いします。 267 ◯市長河瀬一治君) 今、大変、和泉議員と教育長とのお話の中で、それぞれ本当だなというお話が多うございました。  ただ、私も冒頭に言いましたけれども、地球環境が変わっています。もちろん自然に育てるのが一番いいんですけれども、食べ物からすべて自然には戻せないと思うんです。今の状況で。先ほどお米の例を出しましたけれども、それじゃ私どもは無理にしても、今生まれた子供は全部無農薬の野菜で育てられるのかといったら、できないと思います。できる限りやろうということで、かなり一時期よりはそういう研究が進んでいますけれども。  そういう人間、環境が変わっていますから、人間の環境の変わったのが実は一つの自然なんです。自然というのはそんなものなんです。猿のまま火を覚えずにおれば猿のまま自然だったんですけれども、人間がどこでどう間違ったかしらんけれども火を覚え知恵をつけてこういうふうな状況になってきたのも逆にいえば自然なんです。  そういう中で教育というものを考えたときに、先ほど言いましたように自然の中で、実は保育園なども入っているんです。幼稚園も冷暖房が。小学校だけ抜けて、それもいいと思いますよ。だから今もいろいろ議論ありましたけれども、本当に例えば保護者の皆さん方、また子供たちが要らないというものを無理やりお金をかけてやる必要もなと、ふと思うこともございますので、教育委員会のほうももう一度、本当にこれだけお金がかかります、維持費もかかります。でも教育長は、これが教育ですという方針を出されたわけでありますので、そういうことを踏まえて。  物事が決まったから前へどんどんと進むことはありません。立ちどまって、振り返って考えることも大事でありますので、そういう点は一度また教育委員会とよく相談をさせていただきます。 268 ◯14番(和泉明君) それでは、私のほうも市政会で相談させていただきます。  きょうは失礼なことも言ったかもしれません。なかなか教育のほうで話をすることもないんですけれども、自分なりにはいい議論をさせていただいたと思うので、ありがとうございました。  以上です。 269 ◯議長岡本正治君) 以上で一般質問を終結いたします。  休会の決定 270 ◯議長岡本正治君) お諮りいたします。  委員会審査等のため、明日から3月17日まで休会といたしたいと存じますが、御異議ありませんか。   〔「異議なし。」の声あり〕 271 ◯議長岡本正治君) 御異議なしと認めます。よって、明日から3月17日まで休会とすることに決しました。
      ──────────────── 272 ◯議長岡本正治君) 以上で本日の日程はすべて終了いたしました。  次の本会議は、3月18日午前10時から再開いたします。  本日はこれをもって散会いたします。             午後5時20分散会 発言が指定されていません。 Copyright © Tsuruga City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...