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平成21年第5回定例会(第4号) 名簿 2009-12-09
平成21年第5回定例会(第4号) 本文 2009-12-09

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  1. 敦賀市議会 2009-12-09
    平成21年第5回定例会(第4号) 本文 2009-12-09


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    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいタブが開きます) 平成21年第5回定例会(第4号) 本文 2009-12-09 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ窓表示 ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者一覧に移動 全 138 発言 / ヒット 0 発言 表示発言切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示 すべて選択 すべて解除 1 ◯議長岡本正治君) 2 ◯議長岡本正治君) 3 ◯18番(奥本兼義君) 4 ◯市長河瀬一治君) 5 ◯副市長塚本勝典君) 6 ◯教育長下野弘喜君) 7 ◯建設部長(江南新太郎君) 8 ◯18番(奥本兼義君) 9 ◯市長河瀬一治君) 10 ◯18番(奥本兼義君) 11 ◯建設部長(江南新太郎君) 12 ◯18番(奥本兼義君) 13 ◯建設部長(江南新太郎君) 14 ◯18番(奥本兼義君) 15 ◯建設部長(江南新太郎君) 16 ◯18番(奥本兼義君) 17 ◯建設部長(江南新太郎君) 18 ◯18番(奥本兼義君) 19 ◯建設部長(江南新太郎君) 20 ◯18番(奥本兼義君) 21 ◯市長河瀬一治君) 22 ◯18番(奥本兼義君) 23 ◯副市長塚本勝典君) 24 ◯18番(奥本兼義君) 25 ◯教育長下野弘喜君) 26 ◯市長河瀬一治君) 27 ◯18番(奥本兼義君) 28 ◯教育長下野弘喜君) 29 ◯18番(奥本兼義君) 30 ◯議長岡本正治君) 31 ◯17番(河端満君) 32 ◯市長河瀬一治君) 33 ◯企画政策部長嶽勤治君) 34 ◯会計管理者山本竹司君) 35 ◯17番(河端満君) 36 ◯企画政策部長嶽勤治君) 37 ◯17番(河端満君) 38 ◯企画政策部長嶽勤治君) 39 ◯17番(河端満君) 40 ◯企画政策部長嶽勤治君) 41 ◯17番(河端満君) 42 ◯総務部長(木村学君) 43 ◯17番(河端満君) 44 ◯企画政策部長嶽勤治君) 45 ◯17番(河端満君) 46 ◯企画政策部長嶽勤治君) 47 ◯17番(河端満君) 48 ◯企画政策部長嶽勤治君) 49 ◯17番(河端満君) 50 ◯議長岡本正治君) 51 ◯26番(宮崎則夫君) 52 ◯市長河瀬一治君) 53 ◯教育長下野弘喜君) 54 ◯市民生活部長(佐上公義君) 55 ◯教育委員会事務局長(家根谷孝一君) 56 ◯26番(宮崎則夫君) 57 ◯教育委員会事務局長(家根谷孝一君) 58 ◯26番(宮崎則夫君) 59 ◯教育長下野弘喜君) 60 ◯26番(宮崎則夫君) 61 ◯市民生活部長(佐上公義君) 62 ◯26番(宮崎則夫君) 63 ◯市民生活部長(佐上公義君) 64 ◯26番(宮崎則夫君) 65 ◯議長岡本正治君) 66 ◯議長岡本正治君) 67 ◯22番(原幸雄君) 68 ◯市長河瀬一治君) 69 ◯建設部長(江南新太郎君) 70 ◯22番(原幸雄君) 71 ◯建設部長(江南新太郎君) 72 ◯22番(原幸雄君) 73 ◯建設部長(江南新太郎君) 74 ◯22番(原幸雄君) 75 ◯建設部長(江南新太郎君) 76 ◯22番(原幸雄君) 77 ◯建設部長(江南新太郎君) 78 ◯22番(原幸雄君) 79 ◯建設部長(江南新太郎君) 80 ◯22番(原幸雄君) 81 ◯市長河瀬一治君) 82 ◯22番(原幸雄君) 83 ◯市長河瀬一治君) 84 ◯22番(原幸雄君) 85 ◯建設部長(江南新太郎君) 86 ◯22番(原幸雄君) 87 ◯建設部長(江南新太郎君) 88 ◯22番(原幸雄君) 89 ◯建設部長(江南新太郎君) 90 ◯22番(原幸雄君) 91 ◯議長岡本正治君) 92 ◯14番(和泉明君) 93 ◯市長河瀬一治君) 94 ◯総務部長(木村学君) 95 ◯企画政策部長嶽勤治君) 96 ◯14番(和泉明君) 97 ◯総務部長(木村学君) 98 ◯14番(和泉明君) 99 ◯総務部長(木村学君) 100 ◯14番(和泉明君) 101 ◯総務部長(木村学君) 102 ◯14番(和泉明君) 103 ◯市長河瀬一治君) 104 ◯14番(和泉明君) 105 ◯企画政策部長嶽勤治君) 106 ◯14番(和泉明君) 107 ◯市長河瀬一治君) 108 ◯14番(和泉明君) 109 ◯市長河瀬一治君) 110 ◯14番(和泉明君) 111 ◯副市長塚本勝典君) 112 ◯14番(和泉明君) 113 ◯市長河瀬一治君) 114 ◯14番(和泉明君) 115 ◯企画政策部長嶽勤治君) 116 ◯14番(和泉明君) 117 ◯市長河瀬一治君) 118 ◯議長岡本正治君) 119 ◯24番(堂前一幸君) 120 ◯市長河瀬一治君) 121 ◯副市長塚本勝典君) 122 ◯市民生活部長(佐上公義君) 123 ◯24番(堂前一幸君) 124 ◯市民生活部長(佐上公義君) 125 ◯24番(堂前一幸君) 126 ◯市民生活部長(佐上公義君) 127 ◯24番(堂前一幸君) 128 ◯市民生活部長(佐上公義君) 129 ◯24番(堂前一幸君) 130 ◯市民生活部長(佐上公義君) 131 ◯24番(堂前一幸君) 132 ◯市民生活部長(佐上公義君) 133 ◯24番(堂前一幸君) 134 ◯副市長塚本勝典君) 135 ◯議長岡本正治君) 136 ◯議長岡本正治君) 137 ◯議長岡本正治君) 138 ◯議長岡本正治君) ↑ リストの先頭へ ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 6.議 事             午前10時00分開議 ◯議長岡本正治君) ただいまから本日の会議を開きます。  日程第1 一般質問 2 ◯議長岡本正治君) 日程第1 これより、前日に引き続き一般質問を行います。  まず、奥本兼義君。   〔18番 奥本兼義君登壇〕 3 ◯18番(奥本兼義君) 皆さん、おはようございます。新政会の奥本でございます。  発言通告書に基づきまして質問をさせていただきます。  まず、道路整備についてお聞きをいたします。  国道8号東浦バイパス整備でありますが、赤崎から杉津区間の現状と危険性については今日まで多くの議員が指摘をしてきておりますし、また市長も幾度の答弁の中において、その危険性と地域住民の生活道路としての重要性を認識し、その必要性を熱く語られておりますので、今回はあえて現状を申し上げずに質問事項に入らせていただきます。  まず1点目に、県に対して毎年重要要望事項として要望しているが、現在の県の対応状況はどうなのかをお聞きいたします。  2点目に、市長として国道8号東浦バイパスをどのような位置づけで考えているのかお聞きいたします。  3点目に、今後どのような促進活動を行っていくお考えなのかお聞きいたします。  次に、小項目の2番目の県道五幡新保線並びに県道今庄杉津線についてでありますが、仮に今、国道8号東浦バイパス構想が実現しても供用開始までには何十年もかかると思いますが、それまでに市長がいつも言っておられる安心で安全に暮らせるまちづくりの観点からも県道五幡新保線の五幡から田尻区間、県道今庄杉津線の東浦小中学校から杉津パーキングまでの早期の整備、さらには拡幅工事が必要であると考えますので、2点についてお聞きいたします。  1点目に、県道五幡新保線の整備状況と今後の工事予定をお聞きいたします。  2点目に、県道今庄杉津線については以前の答弁で県において待避所を設けるとのことでありましたが、その工事内容と、引き続き県等に対して拡幅整備等の要望は行っているのかお聞きいたします。  次に、松原海岸侵食防止についてでありますが、松原海岸は敦賀の観光名所でもあり大きな財産でもあります。その財産を守り、昔のように多くの海水浴客、また観光客を呼び込むためには砂浜の保全は大変重要であると思いますので、早急に効果的な抜本対策が必要であると考えます。  今回、花城側で海流調査を含めた侵食防止対策工事が行われたことを踏まえて2点質問いたします。
     1点目に、侵食防止対策の結果と今後の対応についてお聞きいたします。  2点目に、今回の工事方法で笙の川河口部分に砂が堆積することはないのかお聞きいたします。  最後に小中学校の防犯対策についてでありますが、市内小中学校は玄関のオートロック、敷地周囲のフェンスの設置、教職員の訓練等の対策が行われ、また登下校時におきましては多くの皆さんの御協力により全校下で見守り隊に取り組んでおられます。改めて見守り隊の皆様に感謝を申し上げます。  このような対策が功を奏し大きな事例等々はなかったのでありますが、最近になり、また市内の公園等に変質者があらわれたとの情報もありますし、声をかけられたとのこともお聞きいたしております。  この種の対策については、これだけ対策をしたから大丈夫であるということはなく、さらなる取り組みと防犯意識を高めていくことが必要であると思いますので、まず3点について質問をいたします。  1点目に、各学校のセキュリティ、侵入防止対策の施行後の現状と今後新たな取り組み等は考えているのかお聞きいたします。  2点目に、登下校時における防犯対策の現状と今後新たな取り組みは考えているのかお聞きいたします。  3点目に、見守り隊への協力要請と支援についてどのように取り組んでいるのかをお聞きいたします。  以上で1回目の質問を終わります。御答弁よろしくお願いいたします。   〔市長 河瀬一治君登壇〕 4 ◯市長河瀬一治君) おはようございます。  それでは奥本議員の質問にお答えをしてまいります。  まず道路整備、国道8号バイパスの整備でありまして、非常に強い要望がございます。区長さんとの語る会におきましても必ず出てくるようでありますし、やはり事故等が発生すると。またいろんな季節の状況等もございますけれども、高速道路の状況によって皆さん下道を走る場合も年に何度かあるようでありまして、そのときの交通渋滞もあるわけでありますし、非常に重要な道路だというふうに認識をいたしております。  そういうことで、県のほうに重点要望事項として要望しております。そこで県のほうから、またこれは国土交通省の管轄になるわけでありますけれども、今、一般国道の金山バイパスの工事が行われているのは御承知のとおりでございます。また、8号の敦賀バイパスが平成20年11月に全線開通したわけでございますけれども、残りの4車線化に向けた調査、設計を行っております。国道8号東浦バイパスの整備につきましては、これらの事業の進みぐあいを見ながら検討したいというのが国土交通省の見解でございます。  なお、危険箇所の一つでもございます赤崎地係の急カーブがございますけれども、そこなどは今、道路改良工事を行うということで用地交渉なども行っておるところでございます。  私どもの位置づけとしては、先ほど言いましたように大変必要不可欠な道路であるというふうに考えておりまして、今後とも要望活動をしっかり展開してまいりたい、このように思う次第であります。  また、県道五幡新保停車場線でありますけれども、8号線との交差点処理を残し、ほぼ完成いたしております。交差点処理につきましては国と協議をしながら整備を進めていくというふうにお聞きいたしておりますけれども、また細かい点につきましては部長のほうから答弁があるというふうに存じます。  また松原海岸、これはまた副市長から細かい答弁があるというふうに思いますけれども、私どもの子供の時分、子供ですから小さかったので広く感じたのかもしれませんけれども、確実に砂は減っていることは間違いないわけでありまして、日本三大松原の景勝の地でもございます。何とか私ども松原をしっかり守っていきたい、このような気持ちでいっぱいであります。  また防犯対策ということで、本当に今奥本議員のほうからも言っていただきましたけれども見守り隊の皆さん方、また今寒くなった時期でありますけれども、皆さんいろんなそれぞれの地域のジャンパーを着て街頭に立って子供たちを守っていただいておりまして、私のほうからも心からそういう皆さん方に感謝申し上げたい、このように思う次第であります。  取り組み等につきましては、また教育長のほうから答弁があるというふうに存じます。  以上であります。 5 ◯副市長塚本勝典君) それでは、私のほうから松原海岸につきまして2点お答え申し上げます。  県におきましては、松原の海岸侵食対策といたしまして平成6年度から離岸堤をやっておりまして、養浜工につきましては平成18年度から取りかかっております。その間、養浜の砂は約1万7000立米を入れてきました。そして施工延長につきましては約1キロ完成しております。  県によれば、最初に平成18年度から養浜工を行ったわけでございますけれども、みぎわ線──いわゆる波打ち際の線でございますけれども、それは大体計画の想定範囲内で形状を維持しているということでございます。その成果を踏まえて、さらに20年度と21年度工事を実施したということです。  来年以降はどうするのかということでございますけれども、以前、敦賀港海岸整備計画検討委員会というものがございました。これは奥本議員も参加していただいたのではないかなと思っております。これを再開しまして、今までの4年間の砂の動きとか、あるいはどのような粒径ならば一番効果があるんだとか、そういったことをきちっと検証して、来年度以降、より効果のあるような計画で実施していくというふうに聞いております。  いずれにいたしましても、自然豊かな白砂青松の海岸を早期に復元できるように、引き続き県に対し効果のある養浜工事の継続を訴えていきたいというふうに思っております。  2点目の笙の川の河口部分に今回の養浜工の砂が堆積するのではないかという御質問でございますけれども、松島の突堤が笙の川の左岸にございまして、約120メーターの延長のある突堤でございますけれども、そこに当たって砂は西から東へ流れますので、そこのところへ当たることは事実なんですが、あそこの120メーター沖から敦賀湾は急に深くなっているわけでございまして、そこにやはりたまった砂は落ち込むわけで、これが直接笙の川の河口の閉塞には影響はしていないという見解を持っております。  以上でございます。 6 ◯教育長下野弘喜君) おはようございます。  それでは、今ほど奥本議員より小中学校の防犯対策について3点御質問がございましたので、順次お答えをしたいと思います。  まず、各学校のセキュリティ、また侵入者防止対策の現状、あるいは今後の取り組みはということでございます。  まず、各小中学校のセキュリティと侵入者の防止対策につきましては、平成16年度から各学校の職員玄関にカメラを備えたオートロックシステム、また外周フェンス等を順次設置してまいりました。平成20年度にすべての学校に設置を完了いたしております。  オートロックシステムと外周フェンスをハード面といたしますと、ソフト面での防犯対策の現状、これらは校舎内外の見守りを教師によって徹底して実施しております。また、児童生徒の出入り口あるいは運動場へ出るようなそういう場所のドア、これらも常に施錠いたしておりまして、来訪者につきましてはオートロックシステムにより勝手に入れない、そういうような状況を保っております。  来訪者の方々は、ある意味では大変面倒かもしれませんけれども、職員玄関前のカメラに向かって、どういう用件で参りましたというようなことを告げていただくということで御不便はおかけしておりますけれども、こういったことをきちっとしながら対応しております。  また、もしも侵入者があったような場合の防犯訓練ということでございますけれども、これは火災とか地震とかそういう避難訓練等もさることながら、不審者侵入ということを想定した訓練をマニュアルを持ちまして年に1回程度は実施をしております。  また、皆さんも御存じのとおり、さすまたなどのような防犯対策の用具なども職員室等の入り口に設置いたしまして、もし何かあった場合にはそういったものも使用するというようなことで訓練もしております。幸い、このさすまた等を使って対応しなければならないというような事例は発生しておりませんが、今後も気を引き締めながら対応しなければならない問題ではないかなと思っております。  また、フェンス等のハード面でございますけれども、新たに不備な点あるいはまた破損等が生じていくのは十分予想されますので、その場合には直ちに補修、修理、そういったことをしながら、児童生徒が安全で安心できる教育環境の整備に取り組んでまいりたいと思っております。  2点目の登下校時の対策と現状、それから今後の新たな取り組みはどうかということでございます。  先ほど議員のほうからもお話がございました。日ごろから登下校時、安全確保につきまして、見守り隊の方々あるいはまた地域の方々が本当に献身的にボランティア意識を発揮していただきまして多大なる協力をいただいております。このことをこの場をおかりしましても厚く御礼を申し上げたいと思います。  まず現状でございますけれども、登校時と下校時、これは特に小学校なんかではそうなんですが、教職員が地区内の通学路を中心に巡回あるいは定点指導などを心がけております。特に危険が予想されるような地点におきましては、地区の交通指導員の方々でありますとか保護者の方々、見守り隊の方々などの協力も得ながら子供たちの安全確保に努めているところです。  また、先ほども御指摘がありましたが、不審者の出没情報、あるいはまた道路状況などでの危険箇所、そういった情報なども極力早くつかんで、それを各学校が関係部署との連絡を密にしながら対応していくという努力もしております。  また、インフルエンザとか台風とかいろんなことがございましたけれども、特に小学校なんですが、学校の下校時間を変えなければならないというような事態も生じてくるわけなんですが、そういったときには教職員が同行して集団下校を行っておるとか、あるいはまたできるだけ複数の学年が同じ時間帯で下校できるような工夫もやっております。  また今後、新たな取り組みということでございますけれども、いかんせん限られた教職員の人数でございますので、今の指導体制をしっかりと堅持しながら頑張っていきたいと思いますが、今後もこういう巡回指導などをしっかりと気を抜くことなく、怠ることなく進めていかなければならないと思っております。  あわせて、やはり子供たちにも自分自身で自分の身は守るという自衛意識、自己防衛意識、そういったものもしっかりと植えつけなくてはいけないと思っておりますので、今後も警察でありますとか交通指導員などの方々の協力を得ながら、例えば交通安全教室あるいはひまわり教室、いろんな防犯教室がございますので、これを授業の中に取り入れながら頑張ろうと思います。  何はともあれ、これまで同様に保護者の皆様方の協力をお願いしたいなと思っております。  また、3点目の見守り隊への協力要請あるいは支援はどうなのかということでございます。  この活動におきましては、市内の小中学校全部で約1100名の方々にボランティア活動で御支援をいただいております。この1100人という数は、本当にすごい数だと思っております。  そういう見守りの時間帯の具体的な内容とか、そういったことも各学校ごとに違ったり、あるいは日によって学校行事等で異なったりということもございますので、そういったときには無理のない範囲での活動をお願いしているところでございます。  先ほども申し上げましたけれども、各学校には危険箇所、いろんなことがございますのでこれをしっかりと把握するとともに、見守り隊の方々にもそういう現状、あるいはまた新たな情報、それらをしっかりとお知らせしながら、ともにといいますか、お手伝いをいただくということで頑張っていこうと思っております。  また、見守り隊の皆さんへの支援ということでございますけれども、皆さん方、いろんな意味で大変な御苦労をされますし、また、ある意味危険な状況もあろうかと思います。そういったことも勘案しながら、やはりそういう方々を対象に保険加入のための補助と、あるいはまた腕章でありますとか、そういったものも配布を行っているところでございます。  2年前には防犯ジャンパー、あるいはベストとか、そういったものを1550着ほど配布いたしました。しかし、やはり年数がたってまいりますと傷んできたりとかいろんな状況も考えられますので、そういった現状もしっかりと把握しながら、また新規に購入していく、あるいは取りかえていくというようなことも検討していかなければいけないな、そんなふうに思っております。  何度も申し上げますけれども、見守り隊の皆様方には、子供たちの安全、安心確保のために今後もこれまでと変わらぬ御理解と御協力をお願いしたいなと思います。  以上です。 7 ◯建設部長(江南新太郎君) それでは、私のほうから2点お答えさせていただきます。  まず1点目の県道五幡新保線の整備状況と今後の予定はどのようになっているのかというところでございますが、五幡新保停車場線につきましては、以前から地域の圃場整備とあわせて、また準用河川の平野川をひっくるめて平地の部分が整備されております。そして今残すところ、国道8号との交差点処理を残して平地の部分はほぼ完了してございます。  なお、交差点処理につきましては、国と協議しながら今後整備を進めていくということを県のほうからお聞きしております。  また、交通不能区間である五幡から田尻に通じる山越えの部分でございますが、県が平成16年3月に国道476号と国道8号を結ぶ県道五幡新保停車場線の重要性から、平成18年に概略設計を実施しております。これをもとに今後、不能区間の解消に向けて事業化の検討を図っていきたいとお聞きしているところでございます。  なお、工事に向けましては、先ほど市長からも申し上げましたとおり今後もさらに県のほうへ強く要望してまいりたいと考えておりますので、皆様の御協力をよろしくお願いいたします。  2点目でございますが、県道今庄杉津線の整備について、以前待避所を設けるということになっていたが、県の具体策、計画はというところでございますが、東浦小中学校から約1キロ上がっていきます平地の部分に現在も待避所が設けられております。  大型車対応の道路整備については、全線大型車対応にしていくということは膨大な事業費を要することから県道五幡新保線の整備を優先して進めておられますが、その本線、今庄杉津線につきましても現道の道路幅員も非常に狭い、そしてまたヘアピンカーブ等、上のほうへ行きますと相当急なところもございます。そういったところについては待避所というところで対応していきたいというふうに考えておりますが、先ほど申しましたように3カ所について、あと残り山の上の部分については今後も予算確保に向けて努力していくということでお聞きしております。  といたしましても、県のほうに引き続き要望してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 8 ◯18番(奥本兼義君) それでは、再質問をさせていただきます。  まず国道8号東浦バイパス整備でありますが、今、市長のほうから以前と変わらぬような御答弁をいただきまして、市長の気持ちは十分に伝わっております。  ただ今回、政権がかわりまして、林議員のお話ではございませんけれども、きのうからよく例えが出ていますけれども、「鳴かせてみせよう」とか「鳴くまで待とう」とかいうような話がありますけれども、市長は両方を使い分けるということでありました。今、市長は19工区、敦賀バイパスのほうの4車線の工事、そして27号の工事の次にというお話であったんですけれども、これは私の個人的な考えなんですが、前政権であればやはり順序というものがあって、そして一つ一つ済ませていくということで理解をしておりまして、その対案として五幡と杉津の道を何とかならんかという話をしていたんですけれども、今回新政権になりまして、今後は道路に関しての予算というものもかなり厳しくなってくると思います。  しかしながら報道等々を見ていますと、必要な道路はつくるというふうなことも言っておられます。その中において、今までどおり「鳴くまで待とう」ではなしに「鳴かせてみせよう」というような要望活動というんですか、東浦8号の危険性とか必要性とかいうものをこれからもしっかりと訴え続けていかなければ、いつまでたってもできないのではないかなというような気がいたしております。  それともう1点、今度新港ができるわけですけれども、物流という面から考えましてもあの道の整備というものは大変重要であろうかと思います。それで市長もいろいろと、前回も安全・安心の道づくりの実現を求める全国総決起大会へも行っておられますし、日ごろ要望活動等々をしっかりと行っていただいていると思うんですけれども、見えないんですね。熱意というのがもう一つ感じられないんですよ。  19工区。19工区というよりも敦賀バイパス27号、これが済むまで待ってくれというような感じで、何か見えなかったので、今後どのような、もう一つ、もう一歩踏み出してしっかりとやっていただきたいなというふうに思うんですけれども、いかがですか。 9 ◯市長河瀬一治君) 道路整備につきましては、予算もありますし、全国の大会でも全国からの声を集めてやっています。  実は、私は御承知のように福井県の道路協会の会長も仰せつかっておりまして、中部縦貫から舞若線からそれぞれいろんなところのことも含めて、やはり国に対して要望などをやっております。もちろん東浦のバイパスについても重要であるということは一生懸命訴えておりますので、しっかり目を開いて見てほしいなというふうに思います。 10 ◯18番(奥本兼義君) しっかりと要望していただきたいと思うんです。  ちょっとひがみ根性ではありませんけれども、何か今のこの私の席と市長の席との距離みたいに、何かちょっと東浦バイパスは距離あるんじゃないかなというような感じがしますんで、せめて山崎議員ぐらいの距離と思っていただいて、今後もこの8号東浦バイパスについては積極的な要望活動を行っていただきたいというふうに思います。  それから次に、まず県道五幡新保線の通行不能区間ということですけれども、前回質問させていただいたときに県のほうで調査を進めてまいりますという御答弁をいただいたんですけれども、どの辺まで進んでいるのか、ちょっとお聞きいたします。 11 ◯建設部長(江南新太郎君) 先ほども申し上げましたように、山越えの部分をルートの選定も含めて、現道の位置づけは集落のすぐそばのお寺さんのところから細い道でバイクでどうにか行けるか行けないかというような道になっております。そのルートも一つ。それからもう一つ、今、圃場整備事業で真っすぐどんと突き当たった山を上がっていくほうがいいのか。ルートもひっくるめた検討をされているというふうにお聞きしています。  そういった概略ですので、幾つかの基本的な検討をしながら、一番効果的に、また短期間にやれるようなこと等もひっくるめて今検討されているというふうに理解しております。 12 ◯18番(奥本兼義君) 今検討しているということでありますけれども、これもかなり前からの話でありまして、ちょっと遅いなという気もするんです。  ただ、その検討に、標高差はかなりあると思いますので、トンネルがいいのか山を縫っていくほうがいいのかという話というよりも思いもあるんですけれども、私は、もし可能であればトンネルのほうがいいんじゃないかなと。なぜかというと、どうしても山に道がつきますと山が荒れますし、また不法投棄にもつながると思います。そして今までいろんな道を見ても、今の縄間の馬背峠トンネルですか、あれもああやってトンネルができてしまうと何で最初にトンネルにしなかったのかなというような気がするんですね。財源が少ない中、少しでも将来を見据えて、もしあれを先にトンネルでやっておけば以前つけた道は必要なかったなと。  それで、あそこを通るんですけれども──これはちょっと通告にはないので答弁は要りませんけれども、トンネルができた途端に今までの旧道が通行どめになっておるんですね。恐らく廃棄物というのか、また不法投棄等々がふえるおそれもあるのか、また冬期間でとめているのかというのはちょっとわかりませんけれども、これはまた後ほどこっちのほうで調べますからいいんです。  そういう無駄なことにもなりかねないので、ぜひともトンネルがいいのか、高低差がありますから今の山を縫って上がっていかなければ工法的には無理なのかということも含めて県のほうに検討していただけるように、ひとつ要望をお願いしたいなと思うんですけれども、その点について、建設部長お願いします。 13 ◯建設部長(江南新太郎君) ただいまおっしゃったそういった事柄等も含めて十分、県のほうに要望もさせていただく中で、やはり基本的な考え方、そういったいろんな方法が選択されると思います。その中で、ももちろんですが、また地域の方々もそういったことも踏まえて、参加して意見を述べさせていただくというような機会をまた県のほうにも要望していきたいと思います。  よろしくお願いします。 14 ◯18番(奥本兼義君) その点についてはよろしくお願いいたします。  次に杉津のところなんですけれども、以前、小堀部長がおられたときに待避所を設けるということで見にいってきました。確かに3カ所できておりますけれども、肝心の学校から上がって山の中を縫っていく一番危ないところに1カ所もないんですね。そこへ行くまでに、山へ入る前に3カ所あるということで。あそこはまだ畑とかありますので、そういう農耕の方の車を置く分にはあそこへ置いていただくとほかの車の通行は楽だということもあるんですけれども、一番必要なところに今のところつくっていただけていないということで、あの中で危険な箇所というと、私の見る限りでは山の中で4カ所ぐらい待避所を設けていただいて、カーブのところへきちっとカーブミラーなどを設置していただければ、応急処置としては危険度というのはかなり減るのではなかろうかなというふうに思うんですけれども、その点いかがですか。 15 ◯建設部長(江南新太郎君) 議員おっしゃる平地の部分と緩やかな部分については3カ所設置してございます。先ほどのとおりでございますが、道路幅員5メーター。それに待避所をつけようとしますと、あの上にヘアピン的なカーブが2つございます。それを削ってどちらか側に構造物をつくってやるかというような工法、どちらか山を削って待避所をつけるかという工法は考えられます。  そういったことも今、十分予算確保を県も土木事務所のほうで努力されているということもお聞きしていますし、それまでのカーブミラーとか事前警告、そういった安全対策もまた県のほうに十分確認、再確認もさせていただきたいというふうに思っております。  よろしくお願いします。 16 ◯18番(奥本兼義君) よろしくお願いいたします。  それと、前回、増田議員が杉津のスマートインターの件で質問されまして大変内心喜んでいたんですけれども、市長のほうから、あれはちょっと無理じゃないか、あの道が危ないので無理じゃないかなというような答弁があったわけです。  そのちょうど2年ほど前にこの件で質問させていただいたときに、市長のほうから今の杉津の高速にスマートインターというのがあるので、あれを何とか絡めますと当然あそこへおりてこなければいけないから、それを含めて県と公団と一回協議をしたいというような話があったんですけれども、していただいたのかな、してくれているのかなと思っていたところへちょうど増田議員の質問がありまして、そのときも一度協議してみますというような答弁だったと思うんですけれども、そういうことを協議されたことはありますか。お聞きいたします。 17 ◯建設部長(江南新太郎君) スマートインターの前回の議員からのお話と、それに取りつけるそれまでの動線の道路、アクセスですね。そういったことにつきましては、スマートインターのほうについては御意見があったということは認識しております。  あと道路については、以前から十分そういう道路体系を要望しておることですので、そういったことも踏まえて、今、要望を県のほうにさせていただいている。  先ほど申し上げた全体的な大型車が通るような道路は相当の経費もかかる、事業費もかかることから、県としても、そういった部分的な改良をやっていきたいということで今努力されているというふうに聞いています。 18 ◯18番(奥本兼義君) 私の言い方が悪いのか、ちょっとかみ合わないんですけれども。  以前、これは揚げ足を取ってやるわけではないんですけれども、市長のほうからスマートインターがあるのでそれを何とか利用すれば今の道の拡幅ができるかもわからないというような話だったんです。それを一回協議してみるということで、増田議員があそこへスマートインターつくったら越前海岸も行けるしええでということで質問されたときに、小堀部長は、いろいろ基準があって、何か通行量が1500台以上なければいけないとか、そして費用対効果も見込めなければいけないとかいうような話をして、小堀部長はこれはちょっと難しいですねという答弁はしておりました。  私の言うのは、私が質問した後に一度かそういう協議はしたんですかということをお聞きしております。 19 ◯建設部長(江南新太郎君) その協議はまだやっておりません。 20 ◯18番(奥本兼義君) スマートインターは私の質問から出した言葉ではないので、ちょっと自分でも無理じゃないかなというふうに思っているんですけれども、そういうお話があったもので協議してくれたのかなということで。  それがこの質問をさせていただいて、じゃこういうこともできるかもわからないから一回協議するということで、していただけていないということは、先ほど申し上げた、もう少し東浦のほうに対して意識を持って取り組んでいただきたいなというところへつながってくるんですけれども。その点、市長、力強く、しっかりやりますよと、しっかり要望活動等々をやっていきますよと言っていただければ、この件については質問を終わりたいと思うんですけれども、市長よろしくお願いします。 21 ◯市長河瀬一治君) 要望活動はもちろんやっていきますし、私も言いましたように東浦地区の区長さんと語る会、また近いうちにありますが、必ずやっぱり出てくるんです。地域の皆さん方には本当に切実でありますので、国、県に対してはしっかり要望します。  それとスマートインターですけれども、私もあのときにあればいいなという気持ちは皆一緒なんです。ところが協議するにしても、今の道路の状況で全く条件がそろっていませんから協議のしようがないんですね。要するに中日本さんにスマートインターを実はここにつけてほしいんですと言うまでに今の道路がまずしっかりと直っていて、ここにつくっても大丈夫という状況であればまだ言えるんですが、それと利用台数なども聞いていますので、恐らくまず協議を中日本さんとするまでにはいっていないなという状況であります。
     また将来的に様子を見て、道路もよくなってきた、そして観光的に、あれは本当に便利だと思います。スマートインターというのはETCも普及していますし、もっとふえてくると思いますので、状況を見据えながら、将来的にそういう状況が出たときにはまたしっかりと協議をしていきたいなと思います。 22 ◯18番(奥本兼義君) そつのない御答弁ありがとうございました。  このまま言葉じりをとらえて揚げ足を取っていくと終わりませんので、市長、真剣にひとつこの件、バイパスと、また県道の早期の供用といいますか改良といいますか、そういう点について真剣に取り組んでいただきたいということをお願いいたしまして、次に松原海岸侵食防止について1点だけお聞きいたします。  僕も確かにその委員会に入っていました。入っていたんですけれども、後半ぐらいでしたので1回か2回で終わったんじゃないかな。あのときは花城側に砂を入れて、そうすると花城側から笙の川のほうへ海流が流れていてそちらのほうへ砂が移動していくので、花城側で少し多目に砂を入れておくと自然と平らになって砂浜がよみがえるというような記憶しかないんです。  この辺の委員会にしか出てなかった。あれは産業経済常任委員長でしたからそれで出たんですけれども、そういう印象しかなかったので、それじゃもう笙の川は流下能力不足で、あそこのほうへ砂がたまるともう一つ危ないんじゃないかなという思いがしまして。今、副市長のほうから、突堤もあってそこでとまるから大丈夫やという力強いお言葉をいただいたんですけれども、やっぱりちょっと不安があるんですね。  あそこへ行って笙の川の河口にはたまらないけれども、その手前でたまれば、その奥でもたまれば一緒なことですから。その点またそういう委員会といいますか協議会といいますか、そういうのを立ち上げていかれるということでありますので、今後の海流で砂の流れといいますか、そういうものも十分に検証していただいて、笙の川のほう、もういっぱいいっぱいのところでしょうから、なるべく負荷のかからないようにしていただきたいということ。  また、離岸堤という話がありましたけれども、あれも砂浜の侵食を食いとめるのはある程度効果はあるんでしょうけれども、砂の粒が小さくなるというんですか、どうしても潮の流れをとめてしまいますので泥けになるというようなこともございます。  現に東浦の海岸のほうでは、砂地というのはよみがえっておりますけれども、ほとんど泥けで大変苦労しているんですけれども、その点も十分に協議会といいましたか委員会といいましたか、そこで検討をしていただけるのかお聞きいたします。 23 ◯副市長塚本勝典君) 私も確かに敦賀にお世話になったときにその委員会に出させていただきました。私も記憶では1回ぐらいしか出ていない。最終段階ぐらいで参加させていただいたのではないかなというふうに思います。  今、奥本議員言われましたように、今後4年間の実績を再検討するということでございますので、海の流れによって持っていかれる粒径と持っていかれない粒径がかなり選別化されてきたというようなことも聞いておりますので、今度開かれる委員会等におきましてはそこら辺もしっかりと主張しながら、納得できるような形で施工してほしいということは主張していきたいと思います。  また、今度は水島ですけれども、水島も同じようなことで委員会が立ち上がってきます。松原海岸と水島も同じ敦賀湾の中での影響は非常に相関関係はいろいろあると思います。2つの委員会の中で私も出席させていただいて、そういうふうな主張の中で敦賀市民も納得できるような技術的な工法を主張していきたいというふうに思っております。 24 ◯18番(奥本兼義君) じゃ、松原海岸の件につきましては、その方向でよろしくお願いいたします。  最後に小中学校の防犯対策でありますけれども、学校での対策、また登下校時における取り組みというのは、今、教育長の答弁できちっとやっていただいているということで安心をいたしました。  ただ、3点目の見守り隊への協力要請と支援ということでございますけれども、学校単位、そして主に町単位で見守り隊をお願いしますということで区長さん等々もかなり御苦労をされていると思うんですけれども、本当にじっと立っておるのは夏は暑くて、また冬はとてもとても足が冷えてくる。敦賀の場合、若い御夫婦というとどうしても共働きの方が多いので、御年配の方がボランティアで協力をいただいているということなんですけれども、できる限りのボランティアでやっていただいているんですから、支援はしていかなければいけないんだろうなというような気持ちで質問をさせていただいたんです。  2年前に確かに生活安全課かどこかから、ジャンパー1550着ということでありましたけれども、本来ですと毎年補充をしていかなければ足らないだろうと思うんです。1年やって、もう私は足が痛うてできんわというと、また各町内の区長さんもお願いに歩いて、何とか協力してくれんかということでやっていただいています。以前やっていた人に、もうあんたやめるんならジャンパー返せやなんていうことは言えませんので、すぐにでも要請があれば補充できるような体制をとっていかなければいけないと思うんですけれども、その点、教育長いかがですか。 25 ◯教育長下野弘喜君) 今御指摘をいただいたことは、本当にそのとおりだと思っております。とにかく我々はそういう感謝の気持ちを忘れずに、そしてそのように努力をしていただける方々に、やはり少しでも密着した形で何らかのことができるように努力をしていかなければいけないというふうに思っておりますので、肝に銘じて、また今後対策を考えさせていただきます。 26 ◯市長河瀬一治君) ジャンパーとかは恐らく次の方にまた、もったいないので使ってねということで言っていますので、使える限りは使っていただきますけれども、特に寒い時期の例えばホッカイロ、商品名を出していいのかわかりませんけれども、もむと暖かくなるやつなどの支給などは、やはり行政として考えていかなくては。本当に寒い中、立っていただいておるということは大変でありますので、そういう観点から、もし予算的に許されるのであればそういうことはしっかり検討はしていきたいなと思います。 27 ◯18番(奥本兼義君) 市長のほうから前もって御答弁をいただきましたので、ホッカイロの件は割愛させていただきます。よろしくお願いします。  それと、この見守り隊なんですけれども、今、各校下で管理というとおかしいですけれども、各学校によって見守り隊何名ということで一応組織化してやっているわけでありますけれども、それはそれで重要なことであろうかと思うんです。  各学校で危険マップとかいうのも配布されておりますね。これも定期的に見直していかないと、まちの中だから大丈夫や、ここは大丈夫やろうということはないのであって、例えば住宅が建ったりマンションが建ったりすることによって思わぬ死角が生まれるということもありますし、そういう見直しもきちっとしていかなければいけないと思います。また、今約1100名の登録の方がいらっしゃるということなので、敦賀で見守り隊という組織をひとつ立ち上げて、その中でいろいろと見守り隊の役割、また今、敦賀には防犯隊とか交通指導員連合会とかいうのもありますけれども、交通指導員連合会の役割、そして防犯隊の役割ということで、きちっとそういう組織をつくっていただいて、組織間で情報交換していただいて、寒い中、暑い中せっかく出ていただいているわけですから、本当に子供を守るために効果的に活動できるようなことも考えていかなければいけないのではないかなと思うんですけれども、その点どうですか、教育長。 28 ◯教育長下野弘喜君) 大変貴重な御意見をありがとうございます。私も常々思っておりますことは、やはりチームワークとネットワークという、そういうような言葉もよく使わせていただいております。御指摘がありましたように、やはり学校の教職員、それから保護者の方々、いわゆるPTA活動、そういったところももう一度見直しをしていくということも必要でしょうし、今おっしゃったようにそういう地域の方々、見守り隊の方々、いろんな方々がいらっしゃいますので、連絡等をしっかりとできるような、そういう組織をやはり考えていく、努力をしていくということも必要かと思っております。  また今、松陵中学校を中心とした松陵中校区の小学校ともつながっていくという、そういうような活動もございますので、そういった一つのモデルケースなどもさらに活用できるような方向で、例えば全市的にそれぞれの中学校区でそういったことができるような、そういうことも必要なのかな、そんなふうに思っております。 29 ◯18番(奥本兼義君) 最後に、本当に子供を守るということに関しては、最初の質問のときに言いましたけれども、これだけやっているんだから大丈夫やでということはありません。今ほど市長もちょっと予算立てをしてという話もありましたけれども、こういう関係に使う予算は、私が言うのも何ですけれどもどんどん上げていただいても、反対する議員さんもいないと思いますので、十分に子供を守るという観点から今後もしっかりと研究等々を重ねていただいて、ひとつよろしくお願いいたしたいなということを申し上げまして、質問を終わります。  ありがとうございました。 30 ◯議長岡本正治君) 次に、河端満君。   〔17番 河端満君登壇〕 31 ◯17番(河端満君) 皆さん、おはようございます。  新政会の河端満でございます。  きょうは一般質問3日目ということで、市長初め理事者の方はお疲れのことと思いますが、よろしくお願いしたいと思います。  今回私が質問いたしますのは2件でございまして、発言通告書にも書いてありますとおり2件とも前回に質問させていただきました件でございます。  まず、観光行政についてお伺いしたいと思います。  昨年の12月議会におきまして、海を中心とした新たな観光政策を充実させることで観光客のさらなる誘致につながる方策として、ぐるっと敦賀周遊バスの海版として敦賀湾周遊遊覧船の計画をしたらどうかという質問をさせていただきました。その際に、運営形態、船舶の購入費や船着き場及び事務所の設置等、運営経費等について提起させていただいたわけであります。この質問に対する市長の御答弁といたしまして、海に出る観光というものも一つの大きな目玉になり得る要素でもある。観光協会とも十分協議をしながら研究していきたいということでございました。  そこで、改めて質問させていただきます。  敦賀湾周遊遊覧船計画について、私が提起させていただいた運営形態、船舶の購入費や船着き場及び事務所の設置、運営経費等、諸問題についての1年間の研究結果についてお伺いしたいと思います。  次に、公衆トイレの設置と管理についてでございますが、この件につきましては、平成16年6月議会及び平成17年9月議会で質問いたしましたが、市街地のトイレと農村部に設置してありますところのトイレの管理状況が違います。  質問の趣旨を申し上げましたときに市長は、全体で49カ所設置、直接管理は38カ所、地元管理は11カ所で維持管理をすべて地元でやっておるということを言われました。また、市長として理解していないところがあるので一度調べてみたい。また、老朽化している施設については建築等を検討してまいりたいとの御答弁でありました。  その後4年が過ぎておりますが、現在、全体での設置、管理状況、いわゆる新築、改築、休止または廃止をお聞かせいただきたいと思います。  また、平成20年度の決算書の行政財産の中に公衆トイレがすべて記載されているかお伺いして、第1回目の質問といたします。  簡潔なる御答弁よろしくお願いいたしたいと思います。   〔市長 河瀬一治君登壇〕 32 ◯市長河瀬一治君) それでは、河端議員の質問にお答えをしてまいります。  まず、敦賀湾周遊遊覧計画ということで、昨年の12月議会に議員のほうから説明いただきましたけれども、やはり海はすばらしい私どもの財産、そして水島があり、先ほど質問に出ておりました松原があり、西浦、東浦の風光明媚なところがありますので、それを海の上から見るというのは非常にすばらしいということを感じておりました。  そこで、ことしの1月に敦賀観光協会に遊覧船観光準備室というのを立ち上げまして、調査研究を行ってきたところでございます。  結論から申し上げますと、近年の社会情勢、また他での運行状況も調査をしたわけでございますけれども、現時点での遊覧船の恒常的な運航、また経営面におきまして非常に厳しいということでありまして、なかなか採算が合わないというわけであります。条件整備が整うまでは延期したほうがいいというような結論が出たところでございます。  今後、民間におきまして、今回の敦賀港周遊遊覧船事業等、観光事業に積極的に取り組む計画が醸成されたときには、事業効果等も精査をしてもある程度お手伝いすることも考えていきたいなというふうに思っているところであります。  その条件整備といいますのは、やはり遊覧船と、そして複合的に運営可能な施設、例えば釣り堀、そんなものがあったり、また船の中でのいろんなレストランみたいな事業で食事が楽しめたりというものも含めて、そういう相乗効果による利用者がふえた場合というようなことが一つの条件でありますし、また他の近隣地域での遊覧船事業との連携といいますか、そういうものも条件に入っているというふうに聞いております。  詳細な研究内容につきましては、担当部長のほうからまた答弁があるというふうに存じます。  トイレ等につきましても、関係のほうから答弁があるというふうに存じますので、よろしくお願いいたします。 33 ◯企画政策部長嶽勤治君) それでは、私のほうから2点について御答弁させていただきます。  まず1点目でございますが、周遊遊覧船計画の研究結果について御報告させていただきます。  まず、観光協会内で8人の民間の委員による準備室により、ことしの1月から10月にかけて10カ月検討してございます。その間には、遊覧船事業を実施している小浜の蘇洞門めぐり遊覧船。射水の新湊観光船、これは「海の貴婦人」と呼ばれる帆船の海王丸が停泊しているパークと連携した遊覧船事業となってございます。もう一つ、宮津の田井観光フィッシング、これは釣り堀施設と連携した遊覧船事業だと聞いてございます。また天橋立観光船等6カ所の運営会社に聞き取り調査を行い、運営状況等を調査してございます。  また、民間企業等で実際経営する事業者があらわれるかどうかというのもいろいろ検討してございます。  その中での主な検討結果でございますが、初年度の初期投資額として、新艇を買った場合とか運営管理費等で年間1億3000万円の資金が必要になるため、なかなか事業主体が見つからなかった。2つ目として、当市の場合、年間12月から2月までの冬場を除き恒常的に運営する場合、収支バランスを考えたときに、人件費や広報宣伝費を除いて運航するだけでも1000万円以上の赤字になるという結果が出ています。それと、先ほど市長も申し上げましたように、実施する場合、海に関連した多角的な経営手法をとらないと相乗効果がなかなか期待できないということで、恒久的な運航が難しいという結論でございまして、以上の観点から遊覧船事業は非常に厳しいと判断して、時期尚早という結論が出たというわけでございます。  2つ目でございますが、これは公衆トイレに関して、16年6月議会から、それ以後について新築、改築、休止等にどれだけ数があったんだという御質問だったと思います。  の管理しているもの、または地元が管理しているものについては、議員が質問された平成16年6月議会から現在まで、トイレの新築は3件、うち2件は新築、1件は改築でございます。改築して新築したということで、これは新築扱いでございます。そして、2件が改築、現在1件が新築中ということでございます。  以上でございます。 34 ◯会計管理者山本竹司君) それでは、私のほうから決算書の行政財産の中に公衆トイレが全部記載されているのかという御質問にお答えをさせていただきます。  気比の松原や都市公園、野坂いこいの森などにが設置しております公衆トイレにつきましては、財産台帳に基づきまして決算書の財産に関する調書、行政財産、土地及び建物の欄に区分ごとにすべて記載しておりますので、よろしくお願いいたします。 35 ◯17番(河端満君) それでは遊覧船、観光のことですね。ちょっと質問させていただきます。これは海のことですので、西浦もそうですし東浦もそうですが、我々はいつも毎日朝起きると海を見ます。そうするとやっぱり海というものは、これは関係ないかもわかりませんけれども景色が全然違う。1日のうちでも違うし、季節によっても違う。毎朝、7時45分ごろ、NHKで東浦の松ヶ崎の松が天気予報で出ます。  そういうことがあることと、実は11月20日過ぎだったか、私の同級生が大阪におりまして、敦賀のフグを食べたいということなんですね。西浦の奥のほうへ一緒に行ったんですが、そのときに同級生が言うことには、いわば学校を出てから時々敦賀には帰ってきておりますが、ずっと大阪だと。駅からそのところへ車で行ったわけですけれども、陸の景色なんか見て、紅葉の季節ですからなかなかこれはいいところというのか、自然に恵まれておるというのか、そういうことを言って、これは大事にせないかんなということなんです。そういうことを聞きまして、ぜひとも海から遊覧船で見た場合はまた違うのではないかというふうに感じます。これは私だけではないと思いますけれども、敦賀は海があっての敦賀ですから、そこらは十分考えていただきたいと思います。  先ほど市長、また部長のほうから、調査したところ経費が高くつくというんですか、運営が難しいのでちょっと待たなければならんということを言われましたが、検討されました委員、その方でどのような調査をされたのか、そこらをひとつお尋ねしたいと思います。 36 ◯企画政策部長嶽勤治君) 調査の中身にございましては、先ほど私のほうから御答弁させていただきました。集まりまして、今実際に恒常的にやっている事業所を訪問しまして内容を調査して、それを敦賀に置きかえた場合、どのようなこれからストーリーを描けるか、それと経営状況がどうなのか、それと初期投資がどうなのかということをいろいろ、8人の民間の委員──これは遊覧船を立ち上げたいという思いを持っているメンバーでございまして、実際にやってみたいというメンバーでございますからかなり突っ込んだ計画というか調査をしてございます。先ほど御答弁させていただいたものがすべての調査だと理解していただければと考えてございます。 37 ◯17番(河端満君) 今、調査内容については答弁いただきましたが、その8人の委員さんの中にの職員とか、また2年前ですか、JRの直流化によって乗降客もふえておるということを聞いておりますし、やっぱりJRの人らもそこに入っておられるのか。また、観光客を運ぶところの業者、観光バスの業者、そこらは入っておるのか、ちょっとお尋ねしたいと思います。 38 ◯企画政策部長嶽勤治君) 8人の中には入ってございません。  ただ、研究した中で、当然のことながらJRの駅長に対して聞き取り調査もしてございます。それと応援体制をどうしてくれるのかとかいろいろ調査はしてございます。当然発端はぐるっと敦賀周遊バスでございますから、そのバスとも連携できないかなということもその調査の中には入ってございますが、なかなか現時点では難しいという結果が出たということで聞いてございます。 39 ◯17番(河端満君) 延期するというようなことでございますのでいいんですが、先ほど私申し上げましたとおり景色なんか違いますし、やっぱりそこらを含めて敦賀市内の方はよくわかっておりますが、市外の方につきましても、そのPRというんですか宣伝というんですか、そこらは、その8人の中で話が出たのかどうかということをお尋ねしたいと思います。 40 ◯企画政策部長嶽勤治君) 今の御質問の中身がよく理解できなかったんですが、当然この計画が醸成した場合は、、敦賀観光協会、福井県の観光連盟もございます。若観連もございます。それを通して一体的にPRするのは行政の務めだと私は考えてございます。 41 ◯17番(河端満君) それでは次に、トイレのことについてお尋ねいたします。これも3回目ですので、先ほど市長から何も答弁がなかったわけですけれども。  まず、この管理というのかな、敦賀の中で、行政の中で、幾つか先ほど山本会計管理者から聞きましたが、行政財産の中に全部入っているということなんですね。そういうことから言われますと、行政財産である以上は全体はの財産でございますので、管理はすべての責任にあると思うんです。  ところが、その設置条件によって管理の中身が違うわけですね。全面管理と、また各地区に管理を任せてある。そういうことだから、今ここで言いますと4つの部で関連した課で管理されておるのではないかと思いますが、それをすべて全部かためて1課ぐらいで管理をしたらどうかと思いますが、そのことをひとつお尋ねしたいと思います。 42 ◯総務部長(木村学君) 公衆トイレにつきましては、確かに現在4課にわたって管理をいたしていると思っておりますけれども、例えば公園にあるとか、また観光のためにつくったとか農村公園のためにつくったとか、それぞれの目的に従って建設がなされております。また管理の方法につきましても、それぞれ目的に沿った形での管理の方法をとっているというようなことで、これまで同様にそれぞれの目的に沿って管理をこれからもしてまいりたいというふうに思っております。  ただ、話し合いの必要があれば、その時点でそれぞれの関係課が集まって協議をしながら整合性をとっていきたいというふうに考えております。 43 ◯17番(河端満君) 今、総務部長のほうから、目的によって設置してあるので、それに沿って管理したいということなんですけれども、都市計画の区域内と田舎と、俗にいうと敦賀のまちの中と田舎と違うんやわね。都市公園とか野坂いこいの森、それなんかはその施設の中で管理しておりますから管理条例というのがあるわけなんです。  ところがほかのところの企画政策部で管理しておるところのトイレなんかは、設置条例も何もない。聞くところによると田舎、特に常宮なんかは聞いておりますのでわかっていますが、初めにに対して陳情して、それを区長、常宮の場合ですと神社の境内につくったもんだから、宮司の了解も要るということで、それでにつくっていただいた。そうなりますと、あとの管理は全部地元任せなんですね。  こういうことは、それはいいんですけれども、これも中身を聞いてみますと地元の要望によってつくったものは、敷地代とか何かそういう契約があるものかどうか。また、管理にもいろいろありますね。全面管理、ほかのところなんか掃除、またくみ取り、そこらも全部あるんですが、そういうものはどうなっておるのかお尋ねしたいと思います。 44 ◯企画政策部長嶽勤治君) それでは、西浦地区に限定して御答弁させていただきます。  西浦地区には7カ所設置させてございまして、まず手地区でございますが、今現在、地区からの要望といいますか、使用は中止しているということで、新たなの投資というのは当然ございません。次に常宮につきましては、清掃委託は地元、消耗品は地元。白木に2カ所ございますが、これも同様でございます。次に名子にもあり、これは平成18年に設置したんですが、清掃管理は地元で消耗品はということになっております。  そこで、なぜこういう違いが出てきたかということをいろいろ調査しまして、一つは地域コミュニティ助成事業という事業にのっとってつくったトイレが常宮、白木にございます。この要綱に、管理はが携わるのは好ましくないと。管理は地元にというのが一つ事務取扱要綱にありまして、それにのっとって管理をしていただいているということでございます。  それと名子につきましては県の事業でつくっていただいたものでございまして、これは地元の観光協会と協議いたしまして、清掃については地元、消耗品についてはがやるということで取り決めをつくってございまして、その取り決めにのっとってやっているというのが現状でございます。 45 ◯17番(河端満君) 西浦のことは大体聞いていますのでわかっています。  ただ、そこにも差があるわけなんですね。常宮の場合は58年、それから二村には57年、手も57年にでつくったわけです。これは自治宝くじの補助か何かあってつくったと思うんです。ところが今現在どうですか。今は二村も手も全部閉まって使えんようになっています。  というのは、二村の場合は、手もそうですけれども、泳ぎにくる人、観光客というんですか、その人らが使うということなんですが、二村は御承知のとおりあそこでは泳げません。それから手の場合には、坂をおりていったところの浜ですが、あそこに相当来ます。しかしその上に何軒か浜茶屋があります。そこで使ってもらってもよろしいということで、あこにWCという看板が立っています。  それはいいんですけれども、西浦のことを言われました。西浦はほかにもまだあるんです。白木もあるし猪ケ池のあそこに1つあります。それは原子力発電所がきちっと管理してやっております。で建てたものではないと思います。  ただ、そこに限っていうならば使用料の点があるんやね。浦底は漁業集落排水設備をつくった関係もあるのかもわかりませんけれども無料です。白木の場合も漁業集落排水設備の施設をつくりまして、そこへ流しておりますが、大体年10万近くかかっておるはずです。常宮の場合は、これは純然たるくみ取りで持っていく。これも年3万ぐらいかかります。そういう差があります。  市街地へいくと、都市公園ですから、それはみんな下水に流しています。そういうことになってきますと、市街は都市公園か何か、それはの管理でやっておるんですけれども。そこらの差がちょっと地元管理と全然違う。やっぱり下水の使用料は特別会計になっていますから一般会計の金で支払いをしておるのではないかと思います。  掃除についてもそうです。いこいの森、それから市街の公園なんかは全部委託しております。それと消耗品ですけれども、消毒液も含めて全部でやっています。  白木は恐らく全部、先ほどの部長の答弁によりますと地元で払っています。常宮も当然そうです。おかげさんで名子は、つくっていただいてまだ二、三年ぐらいですか。あれも大変きれいなところでもあるんです。そしてまたその処理方法が違いますのでそれはありがたいと思うんですが、そこらの差は何とかならんのかなと思うんです。  嶽部長の管轄ではないんですけれども清掃センターですね。清掃センターで管理しておりますところの気比神宮の横、御手洗川の渡る前の手前に交番と一緒にあったはずです。そして今度、気比さんの敷地内に建てかえた。これと杉箸から行ったあそこの、東郷からも両方行けますけれども池河内ですね。池河内のトイレも清掃センターで管理しております。あそこもで全部清掃、手間賃、それから先ほども言いました消耗品も払っております。  これもちょっとおかしいと思うんですが、なぜ観光客を相手にして建てた池河内の施設も、池河内自然環境保全ということで湿地環境を保全するためにあれを県がつくったはずです。県土木のほうで管理されているということなんですが、これは52年に建てております。そこなんかはあそこの敷地の中で、あそこは笙の川の一番上流で、111ヘクタールあるんですが、この間も12月の初めにちょっと行ったところが、やはり市外からの観光バスが来ております。観光バスが来て、見ておりますが、今一番、先ほども申し上げましたけれども、紅葉の時期で相当景色がいいわけなんですね。観光で来ておられる方はカメラを持って撮影しておりました。  先ほど冒頭にも管理のことで申し上げましたが、あの中も、観光客が来ておるんですから企画部、嶽部長のところでまとめて管理したほうがいいんじゃないかなと思うんですね。  というのは、あれはまだ一番初めにが公衆トイレをつくったときと申しますか、まだ都市公園も何もない、いこいの森の公園もないという相当前に、今管理しております気比さんの前にあったものと、それから今の池河内と、それから前に笙の川の下流のほうに1カ所ありました。前の林病院の前ぐらい。それと今のきらめきみなと館の前にも1カ所、公衆便所がありました。もう今そこはないですけれども。の担当課は衛生課というのがありまして、健康管理センターも一緒に仕事をやっていたところですけれども、その時代の名残を経て現在に至っておるのではないかと思うんです。  し尿にしてもごみにしても、これは廃棄物です。清掃センターはごみ、し尿につきますと、し尿処理ですから一般廃棄物ですけれども、そういうことで、気比さんの前なんかほとんど全部、気比さんにお参りに来る観光客がされておると思うんです。そしてまた正月にお参りする人なんかも。気比さんの中にもトイレはありますよ。  そういうことから、目的によって何か言ってましたけれども、どこかちょっと私と感じ方が合わんのではないかというふうな気がいたします。  そこらのことをひとつ、今後、課というか部で、先ほど申し上げましたとおり難しいかもわかりません。ひとつ御回答をお願いしたいと思います。 46 ◯企画政策部長嶽勤治君) 全体的な管理については、先ほど総務部長から御答弁させていただいたとおりでございます。  ただ、議員、今非常にこだわっておられる点は、委託料とか消耗品が場所によって異なるということだろうと思います。この点につきましては、先ほど申し上げましたとおり当初建てた経緯というのがございまして、そのときに事務取扱要綱で縛られたもの、当初、要望時に念書を交わしたもの、多々ございます。  ただし、かなり年数が経過してございます。ですから、これも先ほど総務部長の答弁があったんですが、今後、個々の案件を見ながら、どういう方向へ持っていくかというのを判断させていただきたいというものでございます。  ただ判断といいましても、清掃委託まで及ぶかということはちょっとまだ考えられないですが、当面、消耗品については個々の案件を見て判断させていただきたいということは今考えてございます。 47 ◯17番(河端満君) また西浦地区のことを申し上げますけれども、国定公園やね。東浦もそうですけれども、そういうことで何か国定公園のほうで、建設に対する補助金なんかそういうことは考えられないのか、ちょっとお尋ねいたします。 48 ◯企画政策部長嶽勤治君) 多分、多分でございますよ。そういう補助金はないものと理解してございます。
    49 ◯17番(河端満君) 先ほども申しましたけれども、二村、それから手、常宮、これがもう建ててから30年近くたっている。そして、くみ取り便所。そして使えるような状態じゃない。市長もこの間、西浦地区の市長と区長と語る会に見えておられましたが、観光客が随分多いんですね。こんなこと言って何ですけれども、西方ヶ岳に登る人、それから海岸で魚を釣る人、そこらの人が来ると市内の人らに観光客によるところのメリットが相当あると思うんです。  この間も観光バスで来たときにも、どこから見えたんですかと言うとやっぱり関西とか大阪とか言っています。登って、帰りにはリラ・ポート行って帰りますと。魚釣りもそうです。土曜、日曜になりますと海岸沿いにずっと。これはやっぱり釣りブームというのか。見ると福井ナンバーの車はほとんどないです。奥まで行って見ておりませんけれども。だから地元の者よりもよその人がよく知っていますね。市外の人というのか。あそこ行くとこうやということで。この間の日曜日ですか、ちょっと水晶浜のほうへ行ったら波が強くて来れなんだんでここへ来たと。どこから来たんやと言ったら岐阜とか言っていました。  やっぱりそういうことがありますので、私が申し上げておった今使っておるトイレなんか、先ほど申し上げました58年に建てたものですので、くみ取りということでやっておりますが、なかなか観光客に、それで納得してもらえるかどうか。  先ほども隣の奥本議員がちょっと市長と距離があり過ぎるということなんですが、私も横ですが距離があり過ぎます。そしてまた東浦と西浦ですからなおさらなんですが、もうちょっとそういう面の環境衛生等について配慮していただきたいなと思うわけでございます。  まだ申し上げたいことは幾つかありますが、ある部長によると、そんな細かいことは直接部課に行って言えばいいんじゃないかということなんですけれども、何で前に言ってから4年もたってまだ言わんならんか、質問せなならんかということをわかっていただきたいなというふうに思います。  以上です。終わります。 50 ◯議長岡本正治君) 次に、宮崎則夫君。   〔26番 宮崎則夫君登壇〕 51 ◯26番(宮崎則夫君) 26番、新政会の宮崎則夫でございます。  このたび、下野教育長、就任おめでとうございます。  まず、教育問題についてであります。  初めに、教育長就任の抱負、また角鹿中学校統合問題につきましては、昨日の木下議員、増田議員の一般質問におきまして教育方針が述べられ、また議論があり、私の意とするところも答弁いただきましたので、改めてお伺いすることは控えさせていただきます。  下野教育長におかれましては、子供たちを取り巻く環境が激変する中、敦賀人としての誇り、またふるさとの意識を持たせること、そのためには敦賀が持つすばらしい文化や歴史の学習に重点を置き、日本とのつながり、また世界とのつながりを学ぶという敦賀スタンダードに大いに期待をしたいと思います。  そして、市長から力強い後押しの発言もございましたように、「人を育み、文化を創る都市づくり」のため、教育長が先頭に立ち、全力で取り組んでいただきたいと思います。  また、角鹿中学校の問題につきましては、子供たちにとっての幸せとは何か、常に子供たちの幸せ、あるべき姿を中心に据え、問題解決に当たっていただきたいと思います。  それでは、残る項目について順次質問いたします。  葉原小学校の校舎の活用についてであります。  平成18年3月に廃校になって以来、地元やいっぷく木ノ芽茶屋運営委員会が中心になって、新鮮野菜と称して、春には地元でとれた農産物などを販売、また秋には新米を中心に収穫祭が3回行われました。地元では今後も続ける予定と伺っております。  しかし、運営が大変厳しいとも聞いており、共催している教育委員会はどのようにされるのか。また、イベントのないあいている日の有効利用は考えていないのかをお伺いいたします。  次に、児童生徒の問題行動についてお尋ねをいたします。  先日の福井新聞の報道によりますと、福井県教育委員会が発表した2008年度の児童生徒の問題行動に関する調査結果では、県内の学校で把握されるいじめの件数が大幅に減っているとありました。  そこで、現在、敦賀の学校における状況はどのようになっているかお伺いをいたします。  次に、交通安全対策についてお尋ねをいたします。  福井県下の平成21年12月8日現在の交通事故死者数は50人で、過去50年で最少となった前年同月日に比較してもさらに2人少なくなりましたが、65歳以上の高齢者は26人が犠牲となり、残念ながら全国平均の49%を上回っています。敦賀署管内でも4人が犠牲となり、前年比ではマイナス3人となっていますが、6月議会で提案いたしました高齢者の運転免許証の自主返納者に対するコミュニティバスの運賃無料化はその後どうなったのか。また、10月8日に予定していた高齢者と幼児の交通安全教室は、残念ながら台風18号の影響により中止になりました。よって、今後の予定について、2点お聞かせいただき、1回目の質問を終わります。   〔市長 河瀬一治君登壇〕 52 ◯市長河瀬一治君) それでは、宮崎議員の質問にお答えをしてまいります。  まず、教育問題の中で葉原小学校の校舎の活用ということでございまして、活用につきましては今、いっぷく木ノ芽茶屋ということを地元のいろんな関係の皆さん方のお力を得て、私どもも共催ということで参加をさせていただいております。大変盛況でありまして、もっといっぷく木ノ芽茶屋以外にもあの場所を活用していくことは大事かなというふうに考えておるところでございます。もちろんこれは地元の皆さん方といろいろ協議をしなくてはならんなというふうに思っております。  詳細等につきましては、また事務局長のほうから答弁があるというふうに存じます。  また、小中学生の問題行動ということで報道されておりましたけれども、特にいじめは少し減ってきたんじゃないかなということがございました。反面、教師に対する暴力がふえたというような報道がございまして、大変危惧もいたしておるところでございます。  私どもとすれば、やはりいじめというのは絶対になくしていかなあかん問題ではございますし、先生といったら、私どもの小っちゃいころというのはどれだけどつかれたかわからないぐらい、恐らくここにいる皆さんもそのような方が多かったんじゃないかなというふうに思いますけれども、最近は逆になってきたという非常に悲しい現象もあります。  もちろん暴力はいけませんので、話によるいろんな教育は大事だというふうに思っている一人でございます。  詳しくは、また教育長のほうから答弁があるというふうに存じます。  それと、高齢者の方の事故、最近死亡事故が減っておるというのは恐らく事故の件数じゃなくて、やっぱりシートベルトの普及でありますとか、あとはエアバッグの普及によって事故の死亡者の方は減っていますけれども、事故の件数というのは相変わらず高齢者の方を中心に犠牲になる方も多うございますし、また加害者になる場合も今、多くなっているというふうに伺っております。  そこで、どういうふうな対策をとるかというのは非常に大きな課題だというふうに思っております。今後とも高齢者の方の事故を減らしていく、このことは非常に大事でございますので、また関係当局と連携しながらしっかり取り組みたい、このように思っているところであります。  質問のお答えについては、また担当のほうから答弁があるというふうに存じます。 53 ◯教育長下野弘喜君) 今ほどは大変温かい、また力強いお言葉をいただきました。改めて身が引き締まる思いを持っております。  いずれにいたしましても、一人でできることは限られておりますので、皆さん方、またいろんな方々のお知恵と後押しをいただきながら頑張っていきたいな、そんなふうに思っております。  それでは、市内の小中学校の児童生徒の問題行動ということについてお答えをしたいと思います。  先般報道されました問題行動調査に関連しての御質問でございます。この調査は毎年文部科学省が実施しているもので、今回は11月30日付で平成20年度の集計結果が公表されております。  先ほども議員が御指摘になりましたけれども、いじめの状況についてでございますが、敦賀におきましては県同様に、前年度と比較しまして大幅ないじめ件数の減少が見られております。具体的な件数につきましては、いろんなことで差し控えさせていただきますけれども、概数といたしましては約4割以上の減少となっております。  また、敦賀の学校では、日ごろから独自の調査といいますか、いわゆる子供たちに変化がないかどうか、何か悩んでいるようなことがないかどうか、そういったことについてきめ細かな問題行動の把握に努めております。子供たちがわずかなことでも不安を感じた場合には、やはりいじめというふうなとらえ方をして取り組んでまいりました。また、欠席をしたような場合、あるいはまたその欠席が何日も続くような場合、こういったときには電話でどうなんだろうかというふうに尋ねたり、あるいはまた実際に家庭訪問を行ったり、そういうようなきめ細かな対応もとっているところでございます。  福井県が全国でもいじめの件数が多いんじゃないかという、そういう報道が実はなされたのも承知しておりますけれども、これは文科省なども常々言っているんですが、そういうような対応が熱心な自治体ほど悪い数字が出るというようなこともございました。  私どもは、先ほども申し上げましたけれども、日ごろからそういうきめ細かな対応ということを努力して、いろんな小さなことも見逃さないという姿勢で対応しておりますので、この姿勢を引き続き堅持しながら対応していきたいと思っております。  そういったことも含めまして今後も皆さん方のお力添えをいただきたいな、そんなふうに思っております。  以上です。 54 ◯市民生活部長(佐上公義君) それでは、私のほうからは運転免許証の自主返納者に対する支援ということでございます。さきの6月議会におきまして、議員さんから同様の要望を受けております。  それで、自主返納者に対するコミュニティバスに関するところの支援ということで、今現在、来年4月から実施する旨で事務を進めているという状況でございます。  それから、もう1点の交通安全教室の今後の予定ということでございます。これについても6月議会で提案を受けております。  それで、去る10月8日、敦賀自動車会館の駐車場で、地区の老人クラブ、東郷保育園の園児、そして議員さんにも参加いただき交通安全教室を開催する予定で進めておりました。ところが台風18号の接近によりまして、やむなく中止をさせていただいた次第でございます。  今後は、子供、老人を対象にしておりますので、来年、暖かい時期に開催をしたいというふうに考えております。  よろしくお願いいたします。 55 ◯教育委員会事務局長(家根谷孝一君) それでは、私のほうから葉原小学校の校舎の活用につきまして答弁をさせていただきます。  いっぷく木ノ芽茶屋につきましては、これまで3回実施してまいりました。直近では先月の1日でございますけれども、多くの方々に御参加いただいたということで、約500名の来場者があったということでございました。  今後も継続した開催が市民の皆様方にも定着していくというふうに考えておりますので、来年度以降につきましても、できれば春と、あと秋の年2回程度ですけれども、地域の皆様方と協働して実施をしていきたいというふうに考えております。  また、旧葉原小学校の継続的な利活用ということでございますけれども、これまでの検討委員会で10回ほど検討をしてまいりました。その検討結果を踏まえまして、子供たちや広く一般の方々も対象に、地域の特色を生かした体験学習や文化講座等の提供の場としての活用ということを考えておりまして、今後さらにこの検討委員会の中で地域の方々の協力などを、具体的な方法というものにつきまして検討していく予定でございます。  以上でございます。 56 ◯26番(宮崎則夫君) 教育委員会事務局長にお尋ねいたしますが、利活用の件ですが、先月、文教厚生常任委員会で渋谷と世田谷に廃校になった学校の跡地というんですか、どういうふうに利用しているか視察に行ってまいりました。これは東京と地方ですから全然人口的にも、学校の農園で全国で一番高い大根をつくっているんだ、ネギをつくっているんだというお話がありまして、ちょっとこれは比較にはならないと思うんですけれども。  やはり今、検討委員会で体験型のいろいろな学習を模索しているということでございますので、有効に利活用ができるようにしっかりと取り組んでいっていただきたいと、かように思います。  ただ私もちょっと気になりますのは、3回行われたんですが、これも定着させて年2回行いたいというようなことでございますが、これもなかなか、来場者は1回目、2回目、3回目とどうなのというのを比較したときに、だんだん減ってきているんですね。これがやっぱり私も非常に気になります。  そして、多いと多いで出展される品物が不足したり、また余ったりという問題もございますので、ここらの調整は大変難しいんですが、やはり継続は力なりと申しますように、持続した有効な活用ということをまたアドバイスいただけたらなというふうに思います。  これとてやはり経費がかかることでございますから、今こういう厳しいときですから補助をせよというようなことは申し上げられませんけれども、そういう点も含めて一度お考えいただきたい、かように思います。  その点について、再度ちょっとお尋ねをいたします。 57 ◯教育委員会事務局長(家根谷孝一君) 確かに3回してまいりまして、一番最初に行ったときには本当にたくさんの方がお見えになりまして大変盛況でございました。  そして、2回目は少し人数的には減りましたけれども、品物がある時間帯におきましてはやはり大勢の方が地域の農産物の前で買い物をしていくというようなことが見受けられておりますので、たくさんの品物を集められるのかどうかという問題だとか、あとその時期、時期によるタイムリーな品物があるかどうかということもあるので、そこら辺につきましては、これからもいっぷく木ノ芽茶屋をやるときには必ず運営委員会ということで開催いたしますので、その中で十分に検討させていただきたいというふうに思っております。 58 ◯26番(宮崎則夫君) では、教育長にお尋ねをいたします。  先ほど教育長から、文科省の熱心な自治体ほど数値が大きいと。要は、実際はどうなのというところで、これは私も新聞を見ますと極端に少ないところがあると、こういう報道もあるんです。そんな中で、やはり一番正確に数を把握して、そしてその数に対してどういった対策を打つのかということが大事だというふうに思うんです。  そこで、本県のことでいえば、認知件数は2006年度からわずか2年で半分以下に減ったとあるんですね。敦賀にもやはりあるようです。市長もさっき答弁しておられましたけれども、私ら小さいときには、学校の先生に怒られますとたたかれた、怒られたということは家帰ったら言えなかったんです。ほんな怒られるようなことをしてたからやと逆にまた家でも怒られますので、学校で怒られたことは黙っていたんです。  ところが市長さっき言っておられましたけれども今は逆なんですね。そういう時代に残念ながらなってしまったというようなことでございますが、やはり2年で半分以下に減ったという、いじめを発生させない取り組みが効果を上げているというふうに解説されているんですけれども、発生させない取り組みというのはどういった取り組みをやっておられるか教えていただきたいなと、かように思います。 59 ◯教育長下野弘喜君) 今、御指摘いただいたことを具体的にというよりも、先ほども申し上げたんですけれども、やはり子供たちと教師との信頼関係、これをどのように築き上げていくか。そして何かこう表情を見て、あるいはまた休む状況を見て、そういったことに対して、どうしたんだ、あるいは何か悩みがあるのか、そういうような形での言葉かけでありますとか、あるいは友達同士の支え合いであるとか、そういったことをやはり教師のみならず仲間が、友達が支え合うという、そういうような取り組み。これはこれまでもやってきてはおりますけれども、そのことをしっかりと進めていくという、そういう中で効果が上がっているんじゃないかと思います。  それから、御承知のとおり、いわゆるいじめというものをどのように認定するかという、これにつきましては数年前に少し考え方が変わりまして、本人がいじめられている、あるいはいじめのことなんだというふうに認識すればそれはすべていじめであるという、そういうようなカウントの仕方に変わってきました。ですから、お子さんお一人お一人が持つ心の悩みとか感じ方とか、そういうものも含めてカウントされましたもので、そのためにもしっかりと対応していく。  また、そういう教師のみならず、例えばカウンセラーでありますとか、そういった方々にもお力添えをいただくという、そういうような事柄が徐々に功を奏してこのように数が減ってきているのではないか、そのように考えております。 60 ◯26番(宮崎則夫君) いろいろ取り組んでおられるのは本当にありがたいんですけれども、きのう増田議員からコミュニティバスの検証中に、敦賀の生徒さんは非常にマナーがいいというお話がございました。大人はその点マナーが悪いというお話もあわせてございましたけれども。  やはりいじめというのは道徳マナーとも切っても切れないと思うんですよ。ですから先般、この質問に際しての聞き取りの中で、私は担当の方に道徳教育の時間というのはどれぐらいとっているんですかというようなことをお尋ねしたと思うんです。  これはやはり文科省の指導もあるでしょうけれども、極力そういう道徳マナーという教育というのは何を置いても必要。やはり勉強できないといけない、これは大事でしょうけれども、それもあわせて必要だなというふうに思いますので、その点についても道徳教育に特にまた今後とも力を入れていただきたい、かように思います。  教育問題については以上でございます。  それと免許証の自主返納ですけれども、私は6月に絶対に強制するものではないと申し上げましたし、今もその気持ちは変わっておりません。そんな中で、来年4月から前向きに取り組んでいただいて対策を打っていただいた。本当にありがたいなと。それで1件でも事故が減ればというふうに思います。  そこで、返納者があったのかどうか、なかったのかどうか。あったとすればどれぐらいあったのか。これはやはりなかなか数字で確認しづらいところがあろうかと思いますけれども、もしわかれば教えていただきたいなと、かように思います。 61 ◯市民生活部長(佐上公義君) 敦賀市内における免許の自主返納者ということで、平成19年度が4名、20年度が8名、ことしは9月末で1名でございます。越前、鯖江に比べて非常に少ない状況となってございます。 62 ◯26番(宮崎則夫君) それと、残念ながら台風18号で中止になりました。そのときに体験型の交通安全教室を予定されていたようですけれども、具体的にはどういったことを予定されていたのかお聞きいたします。 63 ◯市民生活部長(佐上公義君) 体験型といいますのは、仮の横断歩道を設けまして、それから100メートル先のところから車が50キロスピードでずっと走ってくる。そしてお年寄りがその横断歩道を渡る。普通の足で渡る。そこで当たるか当たらないか。本当に当てませんけれども、車を実際に動かすんじゃなくして映像的に動かして体験をさせるということで考えておりました。 64 ◯26番(宮崎則夫君) いろいろと前向きな御回答もいただきました。  また11日から年末の交通安全週間も始まります。1件でも事故の少ないように願って、これで私の質問を終わります。  ありがとうございました。 65 ◯議長岡本正治君) 暫時休憩いたします。  なお、再開は午後1時からといたします。             午後0時02分休憩             午後1時00分開議 66 ◯議長岡本正治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続けます。  次に、原幸雄君。   〔22番 原幸雄君登壇〕 67 ◯22番(原幸雄君) 市政会の原幸雄でございます。  発言通告書に従って質問させていただきます。  市営住宅の適正管理及び現状に対応した施策について。  敦賀においては、市営住宅入居数が1436戸、建地箇所については14カ所と多く、広きにわたるところを管理されていて、それとともに滞納者への徴収、これなどをやられて住宅政策課におかれましては大変御苦労なされているというふうに思います。日常においては数多くの相談や苦情を受けられ、その解決に努められていることに対して敬意を表します。  さて、市営住宅の使命は、収入が著しく低額であったり、高齢者、障害者など社会的に弱者の方々が優先して入居できなければならないのに、現状では総収入額が基準を超えられた方も入居されていると聞いています。それと入居の形はあるものの物置状態の部屋があることも聞き及びます。さらには滞納者も多く、弱者救済のための公平、公正であるべき市営住宅の本来の目的が達せられていない。また、他に比べ多くの戸数を有しながら有効活用が図られていないように感じております。  そこで、1点目の質問をさせていただきます。  入居資格基準は。  入居状況の現況調査はなされているのか。
     滞納状況は。これにつきましては、件数、額などを教えていただきたい。  滞納者への対応はどうなっているのか。  さらには、入居資格基準適用外になった場合の対応はどうされているかということをまずお聞きして、次は自席から質問させていただきます。   〔市長 河瀬一治君登壇〕 68 ◯市長河瀬一治君) それでは、原議員の質問にお答えをしてまいります。  まず、市営住宅の適正管理及び現状の対策等々でございますけれども、市営住宅の空き家募集でありますが、まず近年、若年世帯また母子世帯の応募も大変多うございまして、不公平にならないように適正に公開抽せんで入居者を決定いたしております。  また、住宅につきましては共同生活の場でもございますので、安全で快適な生活が送れますように建物の管理者であります、そして入居者の方々とが一緒に環境の保全に努めておるところであります。  さらに、入居者との窓口対応とか手引書などを作成して対応いたしております。  詳細等につきましては、部長のほうから答弁があるというふうに存じます。 69 ◯建設部長(江南新太郎君) それでは、私のほうから先ほどの3点について御報告させていただきます。  まず1点目、入居資格基準は。家族構成、収入基準等でございますが、その入居資格基準は、公営住宅法や敦賀市営住宅管理条例によって定められております。この基準に基づいて一般公募を行っております。  具体的には、同居親族があること、2番目に収入基準を超えないこと、3番目に住宅に困窮していること、4番目に税を完納していること、それから本人及び同居者が暴力団員でないことの5つの条件を満たす必要がございます。  次に、入居状況等の現況調査、同一人物であるか否か等でございますが。家賃を決定するために、毎年7月から8月にかけて、全入居者に対して収入申告書の提出を義務づけております。この申告書には同居者全員の氏名を記載し、所得証明書等の収入がわかる書類を添付することとなってございます。  3点目の滞納状況は。申し上げますと、平成20年度末の未納金額でございますが、住宅使用料が7411万6417円でございます。駐車場使用料は105万6020円でございます。合計7517万2437円です。全体の滞納率は18.67%でございます。  滞納の件数ですが、21年10月31日現在で住宅使用料の滞納件数が229件、駐車場使用料が85件でございます。  以上でございます。 70 ◯22番(原幸雄君) そこでお聞きしますが、過去に、ある連帯保証人になっている方から、通知されてきたときに余りに多過ぎて保証人自体も払えないと。  これにつきましては、保証人に対してどの時点で連絡されているか。これは金額または期間、これをよろしくお願いします。 71 ◯建設部長(江南新太郎君) 滞納者への対応につきましては督促状、催告状を送付するほか、毎月月末に6班体制にて全職員で夜間徴収を行ってお願いをしているものでございます。そのほか、滞納額に応じまして誓約を交わしたり、連帯保証人を交えて納付の指導を行っております。  さらに、悪質滞納者に対しましては、住宅の明け渡し請求の訴訟を行い、厳正に対処しております。 72 ◯22番(原幸雄君) 今の答えですと、例えば金額は幾らになったとか、あるいは回数、ここのところはちょっとお答えいただいていませんので、よろしくお願いします。 73 ◯建設部長(江南新太郎君) 悪質滞納者とは24カ月以上、また30万以上の滞納者となってございます。 74 ◯22番(原幸雄君) それでは、入居資格基準適用外になった場合の対応、これはどのようにされているかお聞かせ願います。 75 ◯建設部長(江南新太郎君) 収入超過者につきましては、毎年3月上旬に行う家賃決定時に、書面にて住宅の明け渡し義務が発生しているという旨を通知をしております。個別に指導させていただいております。 76 ◯22番(原幸雄君) そこでちょっと提案させていただくわけですが、の住宅条例、これを見ますと誓約書なるものはございます。ただし、この誓約書については、明け渡すときに原状復帰というふうな文書しか実はないんですね。  いろんな形で今回も1件上がっていましたけれども、そういった場合でも法的に結構強く効力を発するのは、条例に対して違反を起こさないという誓約書がやっぱり要るんじゃないかなというふうに思うわけです。引き渡しの際は大体確認しますからいいんですけれども、その前の段階で入るときにはこれをもって。  通常、会社に行きましても、会社の規則をどうするかという誓約書を書かされます。それによって、その人が違反を起こした場合は直ちにそれなりの手続を経て懲戒解雇にするとかいうふうなことがございますが、ここでもやっぱり必要じゃないかというふうに思いますけれども、いかがなものでしょう。 77 ◯建設部長(江南新太郎君) 私どもの市営住宅の管理条例、施行規則に基づきまして、現状では住宅に入っていただける方、そういった方々には入居の時点で入居請書を交わさせていただいて運営をさせていただいております。その請書の中には、先ほどの話もありましたが、連帯保証人、また収入等の問題ということなども十分説明させていただいて、基準に合う方をこういった入居請書でもって約束を交わしてやっているのが現状でございます。  議員おっしゃる誓約書の件でございますが、確かに民間でも誓約書というものが、契約書等も含めて交わされているし、そういったことも更新をしながらやっておられるという現状も踏まえて、今後そういったことにつきましても御意見として伺いながら十分検討させていただきたいというふうに考えております。  よろしくお願いします。 78 ◯22番(原幸雄君) もう1点は、確かに1年ごとの収入の現況調査はされているわけですけれども、これもきくと思いますが、しかしながらもう1点は、入ったらずっとということで、私も今回13カ所回らせていただきましたが、結構汚い面もあるし、生活されている気配がないところもございました。  そういった中では、3年がいいのか5年がいいのか、そこらあたりの更新制というふうなものを採用していただけないか、こういったところをちょっとお聞かせ願います。 79 ◯建設部長(江南新太郎君) 今、誓約書等の提案もありました。そしてまた、最初の入居のときに1回きりでこういう入居請書を交わしてやっているのが現状でございます。  しかしながら、今議員がおっしゃる期間を決めながらそういったことを確認していこうというところも今後とも必要であるかもわかりませんし、そういったところの検討が十分必要だと思います。  きのうもお話に出ていましたように高齢の方々、そういった方々に優しく対応できる部分も必要でありますので、手続等も踏まえて、今後、運営の仕方、そういったものを十分検討してまいりたいというふうに考えます。  よろしくお願いします。 80 ◯22番(原幸雄君) 次に、ペットに対する件ですが、これも入居の手引きによりますと、生活環境の維持保全のところで禁止事項というのがございます。そのペットを飼育することの中に、「大小にかかわらず動物を飼育すると、臭気・鳴き声・危害・騒音等で他人に迷惑や不快感を与え、柱・床等に傷をつけ、病害虫の原因にもなりますので絶対に飼育しないでください。」というふうな文言がございます。  しかし今現在、逆に動物の好きな方におかれましては、それがいやしとなるという方もいらっしゃいます。それと反対にもう一つは動物嫌いな人にとってみたら嫌だと。さらには疾病などを持たれている方につきましては、やっぱりこれは避けてほしいというふうなこの2点に分かれているという中で、これも一つの今から取り組んでいただきたいことですが、ペット持ち込み専用の住宅のすみ分けというふうなことをしていただけるかどうか。  これは、市長よろしくお願いします。 81 ◯市長河瀬一治君) 今、おっしゃっていただいたように、ペットというのは非常にいやしになりますし、ひとり暮らし等になりますとやはり寂しいというところで多くのペットも飼われているのが現況であります。  民間ですと、マンションの規制の中でペットも飼えるというマンションと、賃貸でありますけれどもだめというところがあるようでありまして、その辺のすみ分けをやっております。  ただ、私どもの今の住宅の事情の中で直ちにそれをすみ分けをして、飼える人はこっちへ移ってください、飼えない人はこっちへと言うのもなかなか厳しいかなというふうに思いますので、現況を調査しながら、そういうことが可能であれば研究はしたいなと思います。 82 ◯22番(原幸雄君) これにつきましては、すぐじゃなくて、今からその方向性を定めて次から、例えば、ある程度研究、市長の好きな研究、検討を早急にしていただいて、次に入られる方からそういった体制にしていただけたらなというふうに思うわけですが、いかがなものでしょうか。 83 ◯市長河瀬一治君) 先ほど言いましたように、やっぱりニーズもありますし、ペットによる近隣のトラブルも恐らくあると思うんです。そこの犬が鳴いてうるさいとか、何か寄ってくるというのがありますので、ある程度そういうすみ分けをすれば、飼っている人というのはそういう理解がありますから、そういう点では可能ではないかなというふうに思います。  住宅環境、皆さんが住みやすい環境の中でお暮らしいただくということは大事であります。特に高齢者の方等も多いようでありますので、そういう皆さん方に配慮した住宅政策というのは大事でありますので、早急に研究させてもらいます。 84 ◯22番(原幸雄君) もう1点は、これは桜ケ丘の改良になるわけですが、かなり老朽化している。そこにはやっぱりもう引っ越しされていらっしゃらない方がおられまして、その空き家に実は野良犬、野良猫、こういったものが入り込んで、入り込むだけだったらいいんですけれども、当然そこには雄雌いますので交配してふえていく。そういう現状もございます。  そういった点について、どう対応されるかお聞きいたします。 85 ◯建設部長(江南新太郎君) 桜ケ丘の奥のほうの2階建て、そういったところについて、古いものをできるだけ集約して次の方は入居はしておりません。  そういった中で猫等がそこにすみついて、また周り等の方々がえさ等を与えられますと、そこにまたすみつく。そしてまたいろんな苦情が出てこようかなと思いますので、そういうところについては入るところを十分調査して、きちっと入らない対応ができるようなものを。そういった苦情等についても私どものほうへ言っていただければ、地域の方と一緒にまた考えさせていただきたいというふうに思っております。 86 ◯22番(原幸雄君) 全体としてどう整備されていくかということを1点お聞きしますが、実は回っている中で通信物、配布物の受け、ポストがそれぞれございます。その中にはバッテンをして、もうこれには入れてくれるな、あるいはあってもそれがもう傷んでしまっている。  実は何でこれを言うかというと、ニューヨークの地下鉄で落書きが多くある。それについてやっぱり犯罪がふえた。それをなくすために一斉に落書き消しをして環境をよくした。そうすることによって犯罪はなくなり、女性でも乗れる地下鉄になったというのをお聞きしています。  実はある博士が実験しています。最初、車を置いておって、1週間たった後にガラスを割る。最初に1週間置いたときは何にもなかったんですが、1週間たってガラスを割った途端にそこのものを持ち出してちゃがちゃがにすると。  先ほども1点目に申しましたように、人間が荒廃すると当然金も払いたくなくなるというふうなことができてくるんじゃないか。だから環境をまずよくして、修理するべきことはちょっと金がかかっても修理していくと、そこの住民の方も環境がよくなったために払っていこうかというふうなことになるんじゃないかと思いますが、その点、部長にお聞きします。 87 ◯建設部長(江南新太郎君) 市営住宅が今現在約1600戸、それから入っていただいているのが1400戸、そういった中で非常に多くの苦情等も出てきているのも事実でございます。  それを今、のほうとしましても24時間体制で即修理させていただかなければ生活に影響が及ぶとか、そういったものを優先的にやらせていただいておりますが、その中でドアが閉まらないとか窓が開かないとか、そういった建築に関する件数が数多くあります。それも年間120件ほど出てきていますし、あと電気に関するもの、給排水に関するもの、530件近いそういったものも出てきております。  優先順位とかそういったものについて、生活に支障のあるものから限られた予算の中でやらせていただいていますので、また外回りのそういった環境等についても、機能上で必要なところからまず手をつけさせていただいているというのが現状でございます。またその辺は地区の区長さんなりと、回覧物のそういったもの、そういったできるだけ調整できるようなものについて情報交換をしながらやっていただけんかなというふうに考えております。 88 ◯22番(原幸雄君) ぜひそれは速やかに継続してやっていただくことをお願いしたいと思います。  次に高齢者の対応でございますが、実は昨日、木下議員が同等のいい質問をしていただいて、さらには片廊下のところは場所を検討してエレベーターを取りつけるというふうなお答えがありましたが、私もそれを1点確認させてもらって、この高齢者対応のところは終わりたいと思います。  1点だけよろしくお願いします。 89 ◯建設部長(江南新太郎君) 昨日の木下議員の御質問にも答えさせていただきましたが、構造によって片廊下式の住宅等の構造でもって、例えば外にエレベーターをつけて階ごとに上がれるよというような構造が、3階以上の分になろうかと思いますけれども、そういったところが可能なもの等についてはそういうバリアフリー等も検討させていただこうというところで、お答えさせてもらったとおりでございます。  以上でございます。 90 ◯22番(原幸雄君) ただいま提案申し上げた点について、今後、検討していただいて、後日、時期を見て再度その研究、検討についてどういう状況で進められたか確認をさせていただくことを申し述べて、私の質問を終わらせていただきます。 91 ◯議長岡本正治君) 次に、和泉明君。   〔14番 和泉明君登壇〕 92 ◯14番(和泉明君) 市政会の和泉明です。  発言通告に従い、2件について簡潔に質問してまいります。  最初に、施設の維持管理について伺います。  敦賀の施設でも設備の劣化や施設そのものの老朽化が進み、修繕や改修工事が各施設について、当初予算はもとより補正予算上でもたびたび上程されてきております。補修や修繕等、施設のメンテナンスは小さな事象のうちに早急に直していくことが肝要ではありますが、劣化事象がある程度にならなければ気がつかないところも多いものです。  さて、このような施設維持管理費が今後ますます増加していくことが予想される中、各施設を均等に平準化していくための修繕改修工事は計画的に進められているのでしょうか。の施設を全体的に管理する財政当局としては、の財産である施設の管理に対して計画的に、また一元的に運営していく必要があると考えます。  そこで質問に移りますが、大規模な改修工事は別として、各施設の修繕改修費は逐一補正予算の中にでも上程されてきていますが、これは施設を管轄する各担当部署が予算査定時に財政当局に要求し、その必要性を判断し、財政当局が予算に組み入れ上程する形と考えますが、そのような方法をとっておられるのか伺います。  また、敦賀の施設全体のここ数年の修繕改修費の決算上の推移はどのようになっていますか、伺います。  次に、電源三法交付金について質問してまいります。  一般質問初日から国の行政刷新会議による事業仕分けに関連する質問も出ました。市長も答弁の中で、今後の敦賀市政運営にも関連する仕分け事項が含まれており、大変注目して推移を見守っていたと答弁がありました。  もんじゅ関連研究費は今後の成り行きをしっかり見守っていかなければなりませんが、敦賀初め原子力立地自治体の基幹財源とも言える電源立地地域対策交付金の事業仕分けは無事にというか、予想以上にいい方向に進み、皆さん大変安堵しているものと思います。  ただ、事業仕分けは一つの判断材料にすぎず、国の22年度予算が示されるまでは予断は許しませんが、この間、経産省初め関係者への交付金の維持を強く要請してこられた市長初め、多くの意見を国にメールで発信いただいた敦賀職員、また議員の皆様、そして多くの敦賀市民の皆様の交付金維持の願い、つまりは原子力との将来にわたっての共存共栄に対しての熱意が仕分け人に伝わったものと敬意を表する次第です。  さて、電源立地地域対策交付金の事業仕分けの結論を仕分けチームの枝野代議士が報告し、内容としては、交付金額には言及せず、1、交付金の使い道を自由化して立地自治体の判断で使えるようにする。2、火力発電に対する交付金の比率は見直す方向で検討するという大きく2点についてまとめられました。石炭火力発電所2基を有する敦賀としては交付金の比率見直し発言は残念ですが、地球環境問題を考慮すると方向性としては理解するものです。  交付金額に言及しないという点は、基本的には経産省の概算要求が妥当と判断されたものと考えますし、原子力発電に対する将来に向けての持続的な必要性を認めていただいたものと考えます。  また注目すべきは、この交付金の使い道を自由化するという点です。平成15年に、それまで施設整備費、つまりは箱物にしか使えなかった三法交付金を法改正し、電源立地地域対策交付金として統合し、地域活性化のソフト事業や施設の維持管理費、また敦賀でいえば市立敦賀病院や保育園、図書館等の人件費にも充当できるようになりました。  しかしながら、その後もこの交付金の使途自由化は、市長が会長を務める全原協や私たち立地議員で構成する県原協の中央要請活動の中でも毎年訴え続けてきた事項でもあります。  これらを総合して、まず市長に見解を求めますが、電源立地地域対策交付金に対する事業仕分け作業を見て、その結果も含めてどのように感じられましたか。また、民主党を中心とする連立与党政府の原子力政策を、短い期間ではありますが、どのように判断されたのか伺います。  続きまして、電源三法交付金の一つである原子力発電施設立地地域共生交付金について質問いたします。  名称が長いので、以後「共生交付金」と略させていただきます。  この交付金に関しましては9月議会でも質問させていただきました。共生交付金は運転開始後30年、つまりは高経年化プラントを有する発電サイトごとに年5億円で5年間、合計25億円を限度に高経年化プラントが所在する県に交付されるもので、主として公共用施設の整備、維持補修、産業活性化、地域活性化に資する事業に対し、地域振興計画策定が前提となる交付金で、福井県としてはエネルギー研究開発拠点化計画の事業に使いたいとしていますが、創設から4年、いまだ地域振興計画を立てないでいることから埋蔵金として新政権に没収されかねない。悠長な県と折半でもいいから早く地域振興計画を策定すべきだと質問させていただきました。  さて、この共生交付金、また高浜サイトでのプルサーマル実施に関連した核燃料サイクル交付金に関しまして、沈黙していた福井県もようやくその重い腰を上げ、各立地地域に対し協議を開始する動きがあったと聞き及びます。  と質問原稿を用意していましたら、本日の新聞にも載っていましたとおり、実にタイミングよくというか、福井県が昨日、福井県議会総務教育常任委員会の中で共生交付金及び核燃料サイクル交付金、私が埋蔵金として指摘していた合計160億円の福井県の活用の全体概要が発表されました。  具体的に内容をお聞きしたいところですが、それについては後で私のほうから明らかにしながら質問させていただきます。発言通告は基本的に変更できませんので、通告どおり質問いたします。  昨日、県からいきなり活用の全体概要が示されましたが、福井県と具体的な協議をどのように行ってきたのか、まず最初に伺います。  最初の質問はこれで終わります。誠意ある御答弁、御期待申し上げます。   〔市長 河瀬一治君登壇〕 93 ◯市長河瀬一治君) それでは、和泉議員の質問にお答えをしてまいります。  施設の維持管理、本当に大事であります。補修にしても何にしても、やはり小さいうちにやったほうが安くつくことは間違いがないんです。ただ、それが気づかない場合もあるということでありますので、今後ともしっかりとやっていきたいなと思います。  あとは部長のほうからまた答弁があるというふうに存じます。  三法交付金でありまして、その中での仕分けということで、もう何度かお話をさせていただきましたけれども、今の民主党政権もやはり地球の温暖化防止、特にCO2の排出を25%削減という大きな目標を掲げて今努力をいただいておるところでございます。そういう位置づけの中で、やはり原子力というのは非常にCO2の排出が少ないすぐれたクリーンエネルギーである面も持っております。  そういう関係で民主党政権におかれても、やはり原子力の必要性というのはそれぞれ大臣、また副大臣も認識を持っていただいておられまして、今回の仕分けの中でも増子副大臣などは、そのような思いを持った発言も実はしていただいております。  私どもも当初から全原協として何とかこの交付金というのは使い勝手のいいものにしてほしいということを県原協とあわせて要望もいたしておったところでございまして、そういうことも仕分けで議論がされました。大変私は意義のあった仕分け作業ではなかったかなというふうに思っておるところでございます。  ただ、これは私どもの関係する部分でありまして、研究費等で科学者の皆さん方の反発ということもありますし、まだまだ仕分けがすべてというふうには思っておりません。  ただ、今後このことを参考にして政府予算を立てていただけるというふうに思っておりまして、私どもは原子力にかかわる自治体の一員として、ぜひ今まで述べていただいた思い、私は自由民主党政権のときにも大変お世話になりましたし、そういうことで頑張っていただきました。引き続いて民主党の連立政権の中でもその思いが伝わっているということを大変うれしく思っている一人でもございます。  今後、交付金の使途につきましては、自由裁量ということのお話も出していただきました。私どももこれは極めて前向きなありがたいことでありますので、今後ともこの厳しい財政状況を迎えた中でいかにどのように工夫をしてこの大切な交付金を使っていくかということにしっかりと取り組みたい、このようにも思っておる次第でございます。  また、地域振興策をこれによって展開しなくてはなりませんし、しっかりとこういう交付金をいただける国に対しても、私ども立地地域というのはこのような形でしっかり頑張るぞということのメッセージも発信をしてまいりたい、このように思っておる次第でございます。  私のほうからは以上であります。
    94 ◯総務部長(木村学君) それでは、私のほうからお答えをさせていただきます。  維持修繕費の予算計上までの方法についてということでございますが、現在、本市におきましては、教育、福祉等の多数の施設の維持管理を行っております。整備から相当の年数が経過した施設の割合が多く、大規模なリニューアルも必要なものが多くなってきております。  施設の維持補修の予算計上についてでございますが、先ほど議員の御指摘のとおりでございまして、各担当課のほうから予算要求がありまして、それを査定させていただいて予算に計上しているというふうな状況でございます。  もう1点でございますが、修繕改修費の年間推移はどうなっているのかという点でございます。一般会計の維持修繕費の決算額につきましては、平成16年度以降、3億円程度で推移をいたしております。5カ年の平均を申し上げますと約3億3000万ということでございます。  この施設の維持補修費につきましては、施設の老朽化に伴いまして今後も増加していくのかなというふうに見込んでおります。  以上でございます。 95 ◯企画政策部長嶽勤治君) それでは、私のほうから1点、共生交付金について、県と具体的な協議をどのように行ってきたかという点について御答弁させていただきます。  共生交付金については、10月13日、県から提案のあった本交付金の活用に当たって、県事業、市町補助事業について県と立地4市町と協議を開始してございます。  御承知のとおり、この共生交付金が交付されるためには、交付対象者である県が地域振興に寄与するための事業計画、すなわち地域振興計画を策定することが前提となってございます。現在、策定に向けて県と協議中でございます。  以上でございます。 96 ◯14番(和泉明君) それでは、再質問に移らせていただきます。  最初の維持管理に関してですけれども、今後ますますやはり維持管理費はふえるだろうと。これは例えば扶助費、社会保障費も同じで、この部分はふえていくだろうというのは私どももよくわかるところであります。  この5年間で大体平均して3億、これからますますふえていくだろうということが上げられております。小さいものから予算に上げられても、なかなかこれは認めていただけないんじゃないかと。逆に言えば、市長も小さいものからということなので、小さいうちから発見して上げても、やはり優先順位というか大きなものからという形はあるんですけれども。  現実的に緊急の場合を除いて、今3億円を使っておられますけれども、例えば申請して部長が査定されるんだと思うんですけれども、待ちの部分というのはあるんですか。すべてやはり優先的にというか修繕費、メンテナンス費と予算を組んで、その部分ですべて待っているような状態はないよという形でよろしいんですか。お伺いします。 97 ◯総務部長(木村学君) 予算のほうにつきましては財源が限られております。そうした中で予算を組ませていただくわけなんですが、基本的にはそれぞれの現課から修繕の要求が出てくるわけなんですが、要求があったものにつきましても精査をさせていただいています。  といいますのは、ただ単なる年数がたって、要するに耐用年数がたっているからということで上がってきているものもありますし、本当にしなきゃいけなくて上がってきておるものもありますので、それぞれ優先順位をつけながら緊急なものからつけさせていただいているというような状況でございます。 98 ◯14番(和泉明君) その中でも優先順位をということだと思うんです。だから待ちはありますよということでよろしいんだと思うんです。  実際、全体の年間を通しての修繕改修費、ここのところずっと上がってきていると思うんです。今回も運動公園の電気設備の改修が入っていますけれども、そういうこと、例えば全体のこととして限度がありますと今言われましたけれども、限度額というのはあらかじめ設定して考えておられるのか伺います。 99 ◯総務部長(木村学君) 修繕費について、例えば3億を限度に上げてこいという形でのそういった限度は設けておりません。特に緊急性で、先ほどおっしゃいましたが、1年はもつであろうと見たものがもたなくて途中で修繕が必要になってくるというふうなものは補正で上げさせていただいておりますけれども、修繕費について当初予算の段階で幾らまでという限度は切っておりません。 100 ◯14番(和泉明君) メンテナンス費というのは、それぞれの施設の管理費の中の目の部分に上がってくるということを伺ったんですけれども、それ自体を見ても、あとの人件費とか一緒に上がってくるという形だと思うんです。  結果的に今3億円という形が出てきていますので把握はされているとは思うんですけれども、今後、長期的展望に立って、ふえ続けていく施設管理の改修費に、これは財政当局で管理するためにも、この修繕に関しての特定目的基金を創設して、その中で計画的に運用していく。これで一元的に財政当局が管理して計画的に今後も運営していけると思いますし、財政当局がその中で優先順位を判断しやすくなるのではないかなということを考えます。  時代に合ったことをやっていかなければ、特にこれからふえ続ける修繕に関しては一つの目的基金をつくって、その中から出していくという形をやってみてはどうかなと思いますが、いかがですか。お伺いします。 101 ◯総務部長(木村学君) 修繕につきましては、先ほど言いましたリニューアルということで、実際にもうリニューアルしなきゃいけないところがたくさん出てきています。このリニューアルの分については修繕といいますか、実質的には建設費のほうに分類させていただいているものもたくさんあります。そういったものについては計画を立てまして、できれば三法交付金を使わせていただいてやっていきたいなというふうに思っておりますし、先ほどから御質問の維持修繕費の関係でございますが、こちらのほうに分類されるのはかなり小さい部分の機械的なものとかそういったものがほとんどでございます。それにしましても毎年3億程度出てまいりますので、基金を創設するということは非常に有効な手段かなとは思います。  今後、公共施設整備基金もございますので、そういった中で基金をつくったほうがいいのかどうかというのは検討させていただきたいというふうに考えております。 102 ◯14番(和泉明君) よろしく御検討をお願いします。これについては走りの部分しかきょうはさわれなかったので、またもう一回、後日、維持管理に対しては質問させていただきます。  それでは、三法交付金についてお伺いします。  事業仕分けということが出てまいりましたが、確かに三法交付金、電源立地地域対策交付金は敦賀に対しても立地地域に対しても基幹財源ですし、この成り行きは本当に私たちも見守っていました。  逆に言えば、CO2の25%削減がやっぱり必要だなということで、私も民主党の政権を見直したというんじゃないですけれども、例えば仕分けの中で枝野代議士が逆に交付金を自由裁量でという形は、市長も言われましたが、私も平成15年の法改正である程度自由になったけれども、もっと例えば地方交付税並みに自由に使わせていただきたいということは、その都度、県原協、原電立地の議会の中でもお願いしました。ただ地元の衆議院の方は同調していただけましたが、やはり今まではお願いする要請先が資源エネルギー庁であったりして、その中では理解はなかなか得られなかった。やはりこれは消費するのと、こちらの地元立地のほうで、消費地のほうから三法の中の税金を、例えば1000キロワットアワー当たり375円の税金がどう使われているかということを目に見える形で消費地の方に見せなければならないという何かわからない議論があったりして、だから箱物というか目に見える形にしか使ってはだめなんですよというのが私どもも官僚のほうからもいつも聞いた意見なんです。  それが仕分けの中で簡単にずばっと切れるというのは、仕分けは私はこの部分に関してですけれども、すごく評価させていただいたものです。  何せ、例えばこれが自由に使えるようになれば、原電立地地域の中でも昔、三法交付金を使って過大な投資をしてきたおかげで、今本当に財政的にひどい状態のところも確かにあります。  例えば福島県の双葉町というところなんですけれども、今財政状態は破綻のイエローカードと言える早期健全化団体に転落しておりますし、これは投資をし過ぎたという形なんですけれども、交付金を借金の償還に使っていきたい。これがもしできれば、やはり早期健全化団体から脱却できるということで、すごく評価があります。  そういうこともあって、やはりここは早急に。その枝野さんの言葉は言葉にしかすぎません。これを実現させるにはそれなりの法改正も必要となってきます。  そこで、やはりここは鉄は熱いうちに打てということがありますが、今この機会に、やはり全原協としてしっかりともう一度しかるべき筋を通して、この自由化について早急に国に対して要請すべきだと思いますが、市長の考えをお伺いします。 103 ◯市長河瀬一治君) 今、議員から言っていただいたとおりでありまして、これから予算編成がなされてくるわけであります。  そこで今、民主党さんにおかれましては、例えば地方のいろんな要望は地域戦略局で扱っていただいて、それを民主党の本部のほうでいろいろ仕分けをするという時代なんですけれども、私どもは全原協として全体の役割になりますので、それぞれ地方でそれぞれ動いて、またそれを上げるのは難しい話でありますので、ぜひまたいろんな関係の皆さん方と相談をさせていただきながら、直接民主党本部のほうに入れるような手段をぜひ考えさせていただいて、全原協として全国の思いや気持ちを伝える活動として、やはりできるだけ早い時期に行動は起こしたい、このように思っております。 104 ◯14番(和泉明君) 三法交付金の部分でいえば、金額は維持されるものと思いますが、先ほども言いましたとおり、これは予算編成を見なければわかりません。  敦賀には、昨年度実績では31億円の交付金がおりています。これは例年より10億円ほど多いんですけれども、これはFBR交付金というのが11億円あったという形で多くなっております。  それとは別に、また同じ三法交付金の中でそれぞれの家庭と会社、企業に対する原子力立地給付金、これが約12億円敦賀におりてきていますので、その部分でいえばまだ決まっていませんが、やはり維持していただけてよかったなというふうに考えます。今後ともよろしく全原協会長のほうで要請をお願いしたいと思います。  それとあわせて、立地地域共生交付金について伺います。  昨日、本当に昨日なんですけれども、県はどういう活用をやるかという概要を発表しました。私も資料をもらったんですけれども、なかなかわかりづらいというものがあります。  共生交付金というのは、先ほども言いましたように平成17年にできました。これは高経年化プラントに対する交付金でありまして、それぞれ高経年化30年以上のものは福井県には敦賀、美浜、大飯もなりましたね。そして高浜と4プラントありますので合計100億円が県に交付されます。この部分に関しては私、平成17年に原子力発電所の特別委員長になりまして、特別委員長は自動的に県原協の会長ということで、できた当初、交付金というか、高経年化に対する被害は立地地域に一番及ぶんじゃないかということで、なぜ県におろすんですかということはそのときの電力基盤整備課長の後藤さんと2時間ほどお互いに意見交換した思い出があって、私はそのときのことがあったので、ずっとこれがどう解決していくのかなということでこの前も、済みませんがしつこく質問させていただいている次第です。何とか今回、県のほうが腰を上げていただけましたので交付がうまくできるんじゃないかなと思っております。  今、嶽部長のほうからは、10月13日に県及び立地との間で協議が始まっているんだよということがありましたけれども、この間2カ月足らずでもう今回、交付要綱が決まったんですけれども、この協議は立地の4市町が一堂に会し県と協議したのですか、お伺いします。 105 ◯企画政策部長嶽勤治君) 今言われたとおり、県の担当者と4市町が一堂に会して協議を行ってございます。 106 ◯14番(和泉明君) きのう県が発表したこの活用概要は、これは基本的には県に交付される交付金ですから、福井県の主導というのは理解するものです。  ですが、今回の活用概要を簡単に説明させていただくと、共生交付金の部分100億円、それと核燃料サイクル交付金の部分が60億ありますが、これはプルサーマルに関してなんですけれども、その部分から高浜町へは24億円行きました。あと残りの36億円と100億円と合わせて136億円が県と立地及び隣接市町に配分されます。  県のほうは73億円、市町事業として63億円が配分されました。この63億円、市町事業の中には敦賀、美浜、高浜、おおい町がありますが、そのほかにも隣接として小浜、若狭町、南越前町、越前町、越前、池田町が含まれております。また、プルサーマルに関してはおおい町と小浜が含まれておりますが、隣接という形では8市町に隣接分が配られると思います。  市町事業として63億円、これもまた3つ、安全、安心のまちづくりに対して23億円、産業による活力あるまちづくりに対して17億円、市町施設、生活環境施設の整備改修に23億円、合計63億円なんですけれども、3つに分かれております。この63億円をどう使っていくか、どう地域振興計画を立てていくかということをまずお伺いしたいと思いますが、立地市町に対する配分率は一律でしょうか。例えばこの63億円の中で敦賀、美浜、おおい、高浜、この4市町は一律に配分されるのでしょうかということを伺います。  また、敦賀に交付される予定の金額、この63億円の中から予定の金額を教えていただけるものならお願いします。 107 ◯市長河瀬一治君) 率につきましては立地市町一律でありますし、また私ども敦賀の交付予定総額は約10億円というふうに聞いております。 108 ◯14番(和泉明君) 敦賀のサイトで25億円の交付で10億円というとちょうど40%。40%配分という形で私は妥当だと思う金額なんですけれども、もう1点伺います。これは先ほど言いましたように3つの事業に分かれております。この3つの活用事項に見合った地域振興計画は今現在あるのでしょうかということなんです。つまり、敦賀としてはどのような事業にこの10億円を活用してまいる所存ですか、お伺いします。 109 ◯市長河瀬一治君) 地域振興計画につきましては、現在、県と策定に向けて協議をしている最中であります。私どもとすれば、福祉、観光、それと文化振興等に活用したいというふうに考えてはおります。 110 ◯14番(和泉明君) 私、9月の議会で駅舎に使ったらどうだと。10億円程度ならちょうど今、駅の基金が14億円ほどありますので、あとの残りが約10億円から12億円だと思うんですけれども、使ったらどうだという提案をさせていただきましたが、それは考えはないということで理解してよろしいですか。 111 ◯副市長塚本勝典君) おっしゃる意味はよくわかるんですが、使い道の制限の中で国庫補助の入る部分はそこから除外するというような方針に立っておりますので、現在のところ市長が申されたところで要望しております。 112 ◯14番(和泉明君) 駅舎に関しては国庫補助、まちづくり交付金を申請されるということで、補助裏としては使えないという理解だと思うんです。今、福祉、文化振興等3つ言われましたけれども、それに関して、これはスピードが問題だと思うんです。来年度からの事業ということが書いてありますが、なるべく早く地域振興計画を立てる必要があると思うんですけれども、内容等はまだ聞ける段階ではないと思うんですが、今すぐにでも地域振興計画を立てられる状態にはあるかどうかだけお伺いします。 113 ◯市長河瀬一治君) ございます。 114 ◯14番(和泉明君) 事業の期間が平成22年度から26年度という5カ年なんです。その部分でいえば、これは県に伺うべきことかもしれませんが、5年間という長期にわたります。その部分、一番心配な部分なんですけれども、埋蔵金という形で言わせていただいたことから、この交付金は事業完了、今から地域振興計画を出されて国に認められて、その上で工事にかかれるというわけですが、事業完了まで国からしっかりとこの交付金は交付されるという確約はあるのでしょうか、お伺いします。 115 ◯企画政策部長嶽勤治君) 現時点としては、対象となる発電施設が運転している限り交付される見込みであるということで聞いてございます。 116 ◯14番(和泉明君) 見込みという形で、ほかのものはすべて不透明なので、早く地域振興計画を申請して認めていただくというのが最善の策なので、私はこの案、なかなか難しい、わかりにくいんですけれども、40%交付ならば妥当じゃないかなというのは私一人の意見なんですけれども、早急にまとめ上げていただきたいと思います。  福井県が今回この交付金に対し早期にはっきりと活用策を、早期にではないですけれども、埋蔵金と言われてからも、はっきりと活用策を示していただいたのは大変評価できるところであります。活用事項の概要は敦賀は考えておられますが、何に使われるというのはまだこれから先のことでありますが、早期に地域振興計画を県のもとで策定して国に認めていただくことが大切だと思います。  各市町と、それから福井県の地域振興計画は今後いつごろ策定され、国に申請されるのでしょうか。お伺いしたいと思います。 117 ◯市長河瀬一治君) 22年度から実施計画に向けまして立地の市町と協議をしてまいります。そして、県で策定をして申請ということになります。やはりこれも早いうちにしたほうがいいと思いますので、そういうもくろみでしっかりと早期に取り組みたいと思います。 118 ◯議長岡本正治君) 次に、堂前一幸君。   〔24番 堂前一幸君登壇〕 119 ◯24番(堂前一幸君) 市政会の堂前でございます。  平成21年の一般質問の最後ということで、トリを務めさせていただきます。  まずは、先月末に亡くなられました前副市長の多田清太郎氏の御冥福を心よりお祈りを申し上げるものでございます。  それでは、発言通告書に従いまして、大きく2点について順次質問いたします。  まずは災害、事件に即応できる施策についてお伺いいたします。  阪神・淡路大震災から14年が経過し、その間、中越地震クラスの地震は幾つかありましたが、住民の地震に対する危機感が薄れていることは否めない状況と言えます。しかしながら、国を挙げて早期予報の体制をとっている東海地震等、近畿圏に大きな被害をもたらすであろうと言われている南海トラフで発生する南海地震、最悪の場合は同時に発生することが懸念されております。また、本市内及び周辺は活断層の分布がやや高い地域であり、断層の長さが20キロを超える柳ヶ瀬断層や敦賀断層のほか、複数の活断層が分布しております。  災害時における初期活動は、その後の被害を最小限にできる最も重要なものであります。一般的な活動体制としては、消防及び消防団等の防災組織や地域の自主防災組織でありますが、規模が大きい災害の場合は物理的にかなりの制約を受けます。阪神・淡路大震災の場合、救助、救援がおくれ残念な結果となりました。  この貴重な経験を無駄にしてはならないわけでございまして、最初に本の自主防災組織等の訓練や資機材の管理状況をお伺いします。  2番目に、防犯対策についてお伺いします。  近年、異様としか言いようのない猟奇的な事件が多発しております。昔ならば都会での出来事と思っておりましたが、近年地方での発生が目立つようになりました。他人事では済まされない状況になっております。  犯罪の抑止力と犯人の検挙にもつながる防犯カメラの設置が必要と思いますが、市長のお考えをお聞かせください。  次に、木崎山の保全についてお伺いいたします。  昔は燃料として、しばやまきにするために我先にと山のふもとを刈ったり切ったりしたので里山の保全ができました。高度経済成長期に入り生活様式が一変したことから、里山の荒廃が始まったところであります。  平成13年12月議会において、私は運動公園から木崎山全体に桜や花を植える市民の楽しみの場を提案いたしましたが、木崎山については個人所有で同意はいただけなかったということで、さらに荒廃が目立つようになったところであり、近年イノシシがすみつき農家を悩ませております。  解決の方法として、里山の保全が重要な課題となっております。行政主導で木崎山全体の保全対策に取り組めないのか、市長のお考えをお伺いいたします。  以上で1回目の質問を終わります。   〔市長 河瀬一治君登壇〕 120 ◯市長河瀬一治君) それでは、堂前議員の質問にお答えをしてまいります。  まず災害、事件等に即応できる施策ということで、特に大きな地震でありますとか災害、猟奇的な事件、ニュースなどで報道されておりますけれども信じられんというような事件も起こっていることも事実であります。  そういう中で、私どもは特に自然災害等を含めました災害への対応ということで、防災センター等の整備をさせていただきましたし、またハザードマップでありますとか防災訓練の実施、またいろんな支援の中で、議員も消防団として長年、今も活躍いただいておりますけれども、そういう消防を初めボランティアの皆さん方のお力というものをおかりしながら取り組んでおります。  また、今議会には全国瞬時警報システム導入の経費を計上させていただいたところでございますけれども、22年度には防災情報受信機を各家庭に設置いたします。やはりいち早く情報を入れるということが減災につながるというふうに思いますので、今後ともしっかりと災害に強いまちづくりを目指して頑張ってまいりたい、このように思っているところであります。  また防犯カメラ等の設置でありますけれども、担当部長のほうから答弁があるというふうに存じます。  木崎山の保全でございますけれども、本当にいろんなことでアイデア等もいただいております。展望台をつくったらどうかというようなお話もいただいたところでございますが、なかなか難しい点もございました。しかし大切な山だというふうに認識をいたしております。  多くは副市長のほうから答弁があるというふうに存じます。 121 ◯副市長塚本勝典君) それでは、私のほうから木崎山の保全につきましてお答えさせていただきます。  木崎山の整備、保全につきましては、議員も今おっしゃったように平成13年12月議会において議員より桜や花を植えて、そして高齢者や障害者にも優しい遊歩道を設置して、四季の折々に御家族の方が楽しめるようなそういう展望台等の施設を整備していったらどうかというような御提案がありました。  そういった中でJR直流化が始まりましたので、それにあわせてでは平成19年度より総合運動公園側におきまして、新たな桜の名所と市民の憩いの場所をつくり、散策路の整備を行ってきているのは御承知のとおりでございます。  また、整備にあわせまして市民組織として敦賀さくらの里実行委員会を設けまして、一部経済的に御負担をいただきながらみずからの手で桜を植え、自然環境を大切にすることを学びながら愛情と誇りを持つ、そういった郷土をつくっていこうということで、日本桜の会からの御協力も得て桜の苗木、今では900人の方々にオーナーになっていただいております。そういった中で植栽と管理を行っているところでございます。  木崎側につきましては、地域の合意あるいは地権者の協力、さらには、あそこに木崎山の城址古墳がございますのでそこら辺の遺跡の問題、さらなる苗木も提供していただけるかどうかということもあります。またボランティアの団体の方々の協力体制等、幾つか課題があるわけでございますけれども、今植えております運動公園側の桜が成長することによりまして、さくらの里の区域拡大、そういうものが市民運動としてずっと機運が盛り上がってくる、そういった時期にはとしてさらなる整備の拡大を考えていかなければならないのかなというふうに考えております。  また木崎山の荒廃でございますけれども、議員御指摘のとおり木崎山というのは非常に生活環境が変化しておりまして、徐々にイノシシが身をひそめやすい、そういった場所に移り変わってきているということだと思います。里山保全という観点からは、すみかとならないような対策をいたしたいと思っております。  本当は議員から前回の議会でも御提案ありました恒久さくを設けたほうがいいんですけれども、恒久さくはやはり地元負担も多くかかるということで、それぞれの地域の方々の御意向に沿った方策を考えていかなければならない。ここの場所においてはなるべく農作物が田畑に残らないようなことを地域全体としてやっていただく、あるいは緩衝帯の整備を組み合わせて有害獣が見通しがよくて近寄りがたいような状況をつくり出していかなければならないというふうに思っております。  そういった中で、里山環境づくりにそういった点を考慮しながら取り組んでいきたいというふうに考えております。  以上です。 122 ◯市民生活部長(佐上公義君) それでは、私のほうからは自主防災組織の訓練状況、まずこれからお話しさせていただきます。  敦賀におきましては133区のうち82の地区で自主防災会が設立されております。各地区の防災訓練につきまして、平成21年度の現状でございますが、に連絡があり訓練に対する支援を行った地区は11地区でございます。ただ、そのほかにも独自で訓練を行っているといったことも聞いております。また各地区ごとのほか、粟野や東浦では地区全体で訓練を行っているという状況でございます。  そして、各地区の防災資機材の管理状況ということでございますが、多くの地区では防災倉庫を持って保管している状況であるというふうに聞いておりますし、ちなみに資機材助成制度発足の平成12年から現在までは、各地区の防災資機材を103の地区に対し支援を行っているという助成状況でございます。  もう1点の防犯カメラの問題でございますが、カメラを設置することによりまして犯罪の抑止とともに犯罪の早期解決に役立つということは一定の効果があるというふうな認識を持っております。一方、個人のプライバシーが侵害されるという不安や映像の管理で問題が発生することもありまして、犯罪の抑止の有効性とプライバシーの保護との調和、さらには管理、運用上の課題があるというふうに聞いております。
     敦賀の犯罪状況でございますけれども、警察当局の取り締まり、それから防犯隊やボランティアによる防犯活動、市民の防犯意識の向上ということによりまして、平成14年度をピークに今、犯罪件数が減少していっているという状況でございます。しかし、先ほども申しましたが凶悪な犯罪、いつ発生するかもわかりません。関係機関と連携した防犯対策を構築することが非常に重要であるというふうに思っております。  また敦賀におけるハード面の防犯対策としましては、各区長、市民などから道路照明等の設置も強く要望されております。それも順次整備を進めておる状況でございます。  したがいまして、現時点では肖像権を初めとするプライバシーの保護という問題、それから治安情勢を勘案し、防犯カメラの設置については今現在では計画はいたしておりませんけれども、将来的には治安情勢とあわせて何よりも市民の理解を得ることが必要でございますので、それらを参考にしなければならないというふうに思っているところでございます。  以上でございます。 123 ◯24番(堂前一幸君) それでは、まず地震のほうから再質問をさせていただきます。  今ほど訓練をやっておるというようなことをお聞きしましたが、私の知る限りでは敦賀でやっている訓練を見ますと、まさに避難訓練。肝心の震災が起きて倒壊した箇所からの救助訓練というのは消防に任せ切りでございまして、こういった訓練はどこかの地域でやっておられるのか、ちょっとお伺いします。 124 ◯市民生活部長(佐上公義君) 2年に一回ずつ敦賀と合同で訓練を行っておりますが、それにつきましては倒壊家屋からの救出訓練、これは消防の補佐を得まして各地区の方々も訓練には参加いただいております。ただ各地区ごととなりますと、倒壊家屋を準備する、これは大変な労力とお金がかかりますので、そういうことは地区ごとではやっていないというふうに思っております。 125 ◯24番(堂前一幸君) それでは部長にお聞きいたします。東海、南海地震同時発生の本の想定される震度はどれくらいか教えていただきたいと思います。 126 ◯市民生活部長(佐上公義君) 東海、東南海が同時に起こったときの敦賀の震度、これは私、今まだ手元に持っておりません。ただ野坂断層、敦賀断層、柳ヶ瀬断層のシミュレーションは持ってございます。柳ヶ瀬断層、震度5から6強、それから冬場の18時現在と想定しまして大体罹災者が3万3000人ほど出るかなというのが出ております。敦賀断層につきましても3万8000人ほど出るかなというようなシミュレーションができている状況でございます。 127 ◯24番(堂前一幸君) 今、部長の言われたとおりでございまして、柳ヶ瀬断層、敦賀断層が活動した場合に、柳ヶ瀬断層では死者が900人、敦賀断層では1100人。家屋の倒壊は、全壊が柳ヶ瀬では7600、敦賀断層では1万500。半壊が柳ヶ瀬4800、敦賀で3100となっております。  これは想定でございまして、果たしてこれが起きるか起きないかというのは疑問でございますけれども、阪神大震災後、敦賀が防災アセスメント調査をした結果でございます。  そこで、大きな地震が発生した場合に、まず一番私が感じるのは、これは発言通告書に書いてありませんけれども、考えでございますが、敦賀消防署が一番危ないと思います。車庫は恐らくつぶれるし、ひさしが落ちてくる。その中で、職員にも犠牲者が出るかもわからんし、当然、車両は出動できない。町並みはまさに阪神大震災を想像していただければ結構かと思いますが、ほとんどの家屋が倒壊するというようなことでございまして、今部長が言われました資機材が家屋の中に入れてあるというようなことで、それを探し出して、火の手は上がってくる、人を助け出そうと思うと大変でございますので、部長、そういうことにならんためにも、ほかにいい策はないのか、ちょっとお聞きします。 128 ◯市民生活部長(佐上公義君) 今、各地区ごとにも防災課担当のほうでございますけれども、そこから各地区区長の方々の要望によりまして、家の中に入れるのではなくして防災倉庫の補助制度も持ってございます。それから、その中に入れるヘルメット、ジャッキ等の防災資機材、先ほど言いましたけれどもこういうものの助成も行っております。そして大きな地区ですと1カ所で足りないということであれば、またそれらの要望を順次行っていただければ予算の範囲内で対応していきたいというふうに考えております。 129 ◯24番(堂前一幸君) 実は私たち市政会で先般、兵庫県の川西に行ってまいりました。そこでは阪神・淡路大震災で家屋が倒壊し、中に残された人を救助するための道具がなく、多くの人命が失われた実態を今でも忘れてはいけない。この経験を生かすために、いざというときにすぐ調達できる道具入れをつくる活動をした。そこで道路に横断防止のためのさくがあるが、その支柱を箱型にすることにより救助のための七つ道具を収納することができる。消防、そして自主防災組織の方々だけではなくして、何かあった場合にはすぐそこから地域の人が七つ道具を出して人命を救助できるというような非常にすばらしいものでございました。  敦賀においても一度これを研究してほしいのですが、部長のお考えをお伺いします。 130 ◯市民生活部長(佐上公義君) 議員のほうから川西の状況の写真入りの資料をいただきました。ガードレールパイプに防災資機材の箱があって、そこに七つ道具を入れるというようなものも写真で見せていただいております。  私ども敦賀にこれがいいのかなというような検討もさせていただきました。1点、心配するのは、幾ら暖冬になった、降雪がないといえども雪の問題があろうかと思います。恐らく除雪をすると、この部分については雪が固まる場所になってくるのではないかなというのが1点でございます。ただ、そこの地区の防災会の代表、区長の方が私の地区はこれがいいんだよということで、その地区の区長から我々のほうに要望を出していただければ防災資機材の助成ということでそれは考えさせていただきたい、そういうふうに考えております。 131 ◯24番(堂前一幸君) ありがとうございました。ちょっと踏み込んだお考えをいただきましたので、この件についてはぜひそういったことで御検討を願いたいと思います。  次に防犯カメラの設置についてでございますが、肖像権とかなんとか言われますと何とも言いようがないんですけれども、日ごろのまともな生活をしていればカメラに映ってもどうということはないと思うんです。そしてその管理ですけれども、それはやはりみだりにいろんな人がカメラの映像を見るということになると問題になりますけれども、警察当局とかに管理していただけるものであれば管理をしていただいて、特に夜の寂しい地域なんかにはその威力を発揮するのではないかと思います。  町うちについては、テレビの事件後の報道を見ますと、コンビニエンスストアのカメラやらいろんなのが作動して事件の解決につながったというようなこともございます。まずは危険な地域からでもひとつお考えをいただきたい、こう思いますが、いかがでしょうか。 132 ◯市民生活部長(佐上公義君) このカメラなんですが、警察当局のほうが設置すれば別の世界でございますけれども、我々行政が設置しようと思いますと、まず敦賀情報公開・個人情報保護審査会というところで審査を受けなければならないというふうに考えております。そうすると、そこではまず間違いなく監視カメラが作動している旨の表示をしなければならない。そうなってくると、防犯カメラにつきましては抑止する方法と、それから検挙するのと2面ございます。我々行政がつけるとなってくると抑止にしかならない。要するに、ここには防犯カメラが作動しいますよという大きな看板をつけて設置するしか手がないという状況でございますので、そうした場合、お金のことを言うのは嫌なんですが、1台当たり三、四十万もするカメラでございますので、そういったことと、それから情報の保護ということも考えますと、恐らく1路線つけようと思うと相当の費用がかかると思います。  抑止だけで、そういうことでやるのかなというのも一つありますし、先ほど申しました、私は映るのが嫌だよという人間も恐らく中にはおります。そういったことに対しての情報公開とかいろいろな問題がありますので、今後の情勢を見きわめながら一遍検討はさせていただきますけれども、敦賀市民のまず御理解をいただかなければこれはちょっと進めないかなというふうに考えております。 133 ◯24番(堂前一幸君) 大体わかりました。嫌な人はほかを通ればいいわけでありまして。できるだけひとつ真剣に考えていただいて、敦賀のまちについて市長は常に言っております。安全で安心して暮らせるまちづくりということでございますので、どうかひとつ防犯カメラに対しては、ただ検討するじゃなくして一回慎重に審議をしていただきたい、こう思います。  それでは、次に木崎山についてでございますが、副市長から前向きな御答弁をいただきました。我々の幼少のころは、まさに「ウサギ追いしかの山 コブナつりしかの川」で、今はそのような景色が全くないわけでございまして、その当時はおじいさんたちに連れられて山へしば刈り、まきつくりに連れていかれた。そういった浅い山、里山でございますので、鎮守の森や里山が当時はきれいに保管されておりました。  しかしながら、副市長の答弁にもありましたように生活様式の変化から山に入る人がいなくなったということで、山が荒れてきて、またさらに追い打ちをかけるように有害獣がすみつくようになったということでございます。  田んぼにつきましても昔は牛のしりをたたきながらやったんですが、今は機械化が進み、昔は牛のえさにするためにしばを刈ったり、あらゆるところから草を刈って、集落の周りが大変きれいで、そういうような有害獣がすみつけなかったというのが事実でございます。  そういったことで、市長も副市長も前向きにやっていただけるということでございます。  ただ私たち今、木崎山を市内のほうから見ておりますと、竹やぶがうっそうとしております。昔は今言ったように、その竹を使ってはさがけをしたり物干しざおにしたりということで竹やぶはきれいに管理されておりましたが、大変なことだと思いますけれども、もう一度副市長にお願い方々、意気込みを。ともかく山城を史跡というんですかそういう格好で残していただいて、その周りは行政主導で区民の同意を得ていただいて、緩衝帯の話も出ましたけれども、ともかく山すそをきれいにして、山の中に桜などを植えていただいて、どこから来ても文教地帯、周りは住宅地、優良な田畑の場所でございますので、市長初め副市長、お願いします。何とかそこのところを早期に集落の方と話し合いをしていただいて、きれいな里山の保全に努めていただきたいと思いますので、いま一度心強いお言葉をいただきまして、質問を終わりたいと思います。 134 ◯副市長塚本勝典君) 確かに、非常に地元の方々が鳥獣で困っているというのは本当に切実な問題でございます。この木崎の山が鳥獣にとってはすみやすくなってきているのも事実でございますので、繰り返しでございますけれども、何とかここら辺が鳥獣が明らかになるようなそういった緩衝帯をきれいに設けるということと、それから野菜とかの収穫をしてもやはり白菜1つ残るんです、あるいは果物も1個2個残ります。これは1戸の農家だけでやってはなかなか難しい話ですから、その地域の方々が話し合って、絶対退治するんだというような意気込みの中で、地域全体で残さないという取り組みが必要だと思います。これにつきましては、うちの農務課も含めて、きちっと地域に入って、そういった体制が整えられるように行政としてしっかり支援していきたいというふうに思います。  以上でございます。 135 ◯議長岡本正治君) 以上で一般質問を終結いたします。  休会の決定 136 ◯議長岡本正治君) お諮りいたします。  委員会審査等のため、明日から12月16日まで休会といたしたいと存じますが、御異議ありませんか。   〔「異議なし。」の声あり〕 137 ◯議長岡本正治君) 御異議なしと認めます。よって、明日から12月16日まで休会とすることに決しました。   ──────────────── 138 ◯議長岡本正治君) 以上で本日の日程はすべて終了いたしました。  次の本会議は、12月17日午前10時から再開いたします。  本日はこれをもって散会いたします。             午後2時35分散会 発言が指定されていません。 Copyright © Tsuruga City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...