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平成8年第4回定例会(第3号) 名簿 1996-09-13
平成8年第4回定例会(第3号) 本文 1996-09-13

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  1. 敦賀市議会 1996-09-13
    平成8年第4回定例会(第3号) 本文 1996-09-13


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    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいタブが開きます) 平成8年第4回定例会(第3号) 本文 1996-09-13 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ窓表示 ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者一覧に移動 全 68 発言 / ヒット 0 発言 表示発言切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示 すべて選択 すべて解除 1 ◯議長橋本昭三君) 2 ◯議長橋本昭三君) 3 ◯事務局長坂本正次君) 4 ◯議長橋本昭三君) 5 ◯議長橋本昭三君) 6 ◯5番(谷出晴彦君) 7 ◯市長河瀬一治君) 8 ◯5番(谷出晴彦君) 9 ◯福祉部長(阿路川 勇君) 10 ◯5番(谷出晴彦君) 11 ◯福祉部長(阿路川 勇君) 12 ◯議長橋本昭三君) 13 ◯13番(上山泰男君) 14 ◯市長河瀬一治君) 15 ◯民生部長山本 聰君) 16 ◯13番(上山泰男君) 17 ◯市長河瀬一治君) 18 ◯民生部長山本 聰君) 19 ◯13番(上山泰男君) 20 ◯議長橋本昭三君) 21 ◯15番(赤坂長太郎君) 22 ◯市長河瀬一治君) 23 ◯15番(赤坂長太郎君) 24 ◯議長橋本昭三君) 25 ◯22番(安居喜義君) 26 ◯議長橋本昭三君) 27 ◯議長橋本昭三君) 28 ◯市長河瀬一治君) 29 ◯企画部長木田文夫君) 30 ◯建設部長(岸 丈志君) 31 ◯民生部長山本 聰君) 32 ◯産業経済部長橋本幸夫君) 33 ◯22番(安居喜義君) 34 ◯市長河瀬一治君) 35 ◯民生部長山本 聰君) 36 ◯福祉部長(阿路川 勇君) 37 ◯議長橋本昭三君) 38 ◯16番(竹中純夫君) 39 ◯市長河瀬一治君) 40 ◯教育長竹内幸一君) 41 ◯16番(竹中純夫君) 42 ◯教育長竹内幸一君) 43 ◯議長橋本昭三君) 44 ◯17番(藤田 守君) 45 ◯市長河瀬一治君) 46 ◯17番(藤田 守君) 47 ◯市長河瀬一治君) 48 ◯17番(藤田 守君) 49 ◯議長橋本昭三君) 50 ◯3番(小川三郎君) 51 ◯市長河瀬一治君) 52 ◯3番(小川三郎君) 53 ◯議長橋本昭三君) 54 ◯議長橋本昭三君) 55 ◯29番(有馬義一君) 56 ◯議長橋本昭三君) 57 ◯議長橋本昭三君) 58 ◯議長橋本昭三君) 59 ◯議長橋本昭三君) 60 ◯議長橋本昭三君) 61 ◯議長橋本昭三君) 62 ◯議長橋本昭三君) 63 ◯議長橋本昭三君) 64 ◯議長橋本昭三君) 65 ◯議長橋本昭三君) 66 ◯議長橋本昭三君) 67 ◯議長橋本昭三君) 68 ◯議長橋本昭三君) ↑ リストの先頭へ ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 5.議 事             午前10時15分開議 ◯議長橋本昭三君) ただいまから本日の会議を開きます。  報 告 2 ◯議長橋本昭三君) この際、事務局長をして諸般の報告をいたさせます。 3 ◯事務局長坂本正次君) 御報告いたします。  今期定例会に説明のため出席を求めた者のうち、教育委員会 田村美惠子委員長が所用のため本日出席できないので、かわって教育委員長職務代理者 山本晴幸委員が出席する旨届け出がありました。  以上であります。 4 ◯議長橋本昭三君) 以上で報告を終わります。  日程第1 一般質問 5 ◯議長橋本昭三君) 日程第1 これより先日の一般質問を継続いたします。  まず最初に、谷出晴彦君。   〔5番 谷出晴彦君登壇〕 6 ◯5番(谷出晴彦君) 新陽会の谷出晴彦でございます。  発言通告書に基づき、早速質問に入りたいと思います。  まず初めに、広域基幹林道についてお伺いいたします。  この林道は、南条郡今庄町板取地係、栃ノ木峠の国道 365号線を起点に、今庄町山中地係の町道大桐杉津線に連絡する総延長1万5536m、幅員5mの広域基幹林道であります。  この林道は、標高 400mから 600mの山並みの稜線を走り、敦賀湾、日本海を一望できるすばらしい林道です。この林道は福井県の事業で昭和58年度に全体計画調査を完了し、昭和59年度より工事着手、8年の歳月を経て平成3年9月に完成いたしました。
     そこで、お伺いいたします。  この林道はまだ完全に舗装がされておりません。全長1万5536mのうち今庄側が1万3630m、敦賀側は2006mとなっております。今庄側は平成5年度で1560mを舗装し、平成6年度は2330m、平成7年度2080m、平成8年度は1474mを舗装し、合計7444mの林道が舗装され、残りの部分についても順次舗装をする計画だそうです。  そこで、この敦賀側の2006mについてですが、約3カ所に分かれており、それぞれ約1500m、150 m、そして 350mになっております。この部分を舗装することによってすばらしい1本の広域基幹林道ができることになりますが、市長の見解をお聞かせください。  また、これは地元の住民の方々の御意見を伺ってですが、将来この道を観光道路として開発していってはどうか、市長のお考えをお聞かせください。  次に、老人の福祉についてお伺いいたします。  もうすぐ敬老の日がやってきますが、ある新聞にこういう記事が載っていました。「 100歳以上7000人突破、これは平成8年9月末までに 100歳以上になるお年寄りは7373人になる。これは長寿番付発表が始まった昭和63年度の 153人から48倍もの増加で、急速に高齢化する日本社会の現実を改めて裏づけた。」とこうつづってありましたが、我が敦賀市においても高齢化社会がやってまいります。  そこで、特別養護老人ホームについてお聞きいたします。  現在、敦賀市では特別養護老人ホームとして渓山荘、常磐荘と2カ所あります。渓山荘は50床、常磐荘は57床、合計 107床入所できますが、現在は満杯でございます。また、渓山荘にはショートステイが3床あり、このショートステイは1カ月から3カ月入所するシステムであります。  そこで、お伺いいたします。  特別養護老人ホームへ入所するには市の社会福祉課に申し込み、判定委員会で認められて入所できる権利が得られます。しかし、現在約70名の人が入所できるのを待っておられます。平成9年には渓山荘が30床増床する予定ですが、それでも足りないのではないかと思います。市側の考えを伺っておきます。  以上、2点について御答弁のほどをよろしくお願いいたします。   〔市長 河瀬一治君登壇〕 7 ◯市長河瀬一治君) 谷出議員の質問にお答えをしていきたいと思います。  まず、広域基幹林道についてでございます。  今いろいろ御指摘をいただいたとおり、大変すばらしい場所にある林道だというふうに思っております。  敦賀市分の舗装についてでございますけれども、平成10年から計画的に実施をする予定をいたしておるわけでございますけれども、1路線としましては円滑に、また安全な通行を図らなければならないというふうに思います。そのために今庄側の進捗状況を踏まえながら対応していきたいというふうに思っておるところでございます。  次に、老人の福祉についてであります。  特養につきましては、共働きの家庭の増加や、また老人保健施設の診療報酬改正などの影響もありまして今春から入所希望が急増いたしております。御指摘のように現在70名の方にお待ちをいただいている状況にあります。  渓山荘におきまして30床の増床が認められ、来春の完成を目指して現在工事を進めているところでございますけれども、それでもなお不足することは間違いないというふうに思います。  新たな施設の整備につきましては、県に要望しているところでございますけれども、今後とも敦賀市の窮状を訴えながら、来年度において敦賀市内に特別養護老人ホームが整備できるように努力をしていきたいというふうに思っておるところでございます。  また、デイサービスセンターにつきましては、現在、市民福祉会館で行っております虚弱者を対象といたしましたD型1カ所でありますけれども、ただいま工事中の渓山荘が来春より介護を必要する方と虚弱者を対象とするB型を創設する予定をいたしておりますので、当分は通所希望に十分こたえられるものというふうに存じております。  しかし、今後さらに増大が予想されますので、引き続き官民合わせまして計画的な施設整備を図ってまいりたいというふうに存じております。  以上であります。 8 ◯5番(谷出晴彦君) まず、林道の方なんですけれども、実は私、せんだって今庄町の役場ですね、産業課という所でやっておるんですけれども、そこへ寄せていただきまして林道のことについていろいろお話させていただいたんですけれども、これはこの栃ノ木山中線だけではなくて、それ以後にまだ武生の方ですか、ずっと続く今工事をやっておるんですね。  広域基幹林道開発工事ということで越前南部線ですか、第2工区というんですか、県が発注してやっておるんですけれども、そこの絡み等もありましてずっとやってきたんですけれども、敦賀の方に来るとときどきがたがた道になると。今庄の方は本当にきれいに舗装されておりまして、今も工事中の所があって車で通るとがたがたで少し腹がすれるというような状態だったんですけれども、それでも工事をやっているということで役場でお聞きしますと、南越林業事務所を通じて──若狭事務所ですか、の方へやってくれということで、市役所の方には8月の中旬に今庄の方が敦賀市と話をさせてもらったということで、ぜひとも舗装をしていただきたいということを言っておりました。  現在工事中ですか、トンネルのあそこが今通れませんので、高速を使ってくるとか、武生まで回ってくるということで、たくさん敦賀の方へも行っているんだということを今庄町の役場の方が言っておられましたけれども、5月の第3日曜日に「そば祭り」というのがあったらしいんですけれども、こういう道があるからということで通って新保の方へ抜けてきたと。これはすばらしい道だということで、歌手の角川 博さんだったか、ちょっと忘れましたけれども来られて、そちらの道を通って来たと。時間的にも早く来れるし、本当にすばらしい眺めだったということでよかったんではないかなと言われておりましたので、ぜひともここを開発して、これは先ほども言いましたように地元の人とのお話というのもあると思いますけれども、一応林道ということになっていますから、すぐには開発は無理かなとは思うんですけれども、ここには新保からNTTさんが光ファイバーを通すということで道が通っているんですけれども、13%以上の勾配についてはきれいにコンクリートが敷いてありましたけれども、そのほかについてはまだがたがた道と。  林道についてはいろんなところから要望があるから、そちらの方へはなかなか行けないかもわからないというんですけれども、ぜひともここの林道を協議して開発してすばらしい観光道路にしていただけないかなと、こう要望するんですけれども、昨日の立石議員と木下議員も観光行政ということで同じようなことを言っておられましたけれども、私は昨年の6月議会でも新しいまちづくりの中で述べさせていただいたと思いますけれども、やはり今の観光というのは、一つの施設でお客さんを呼ぶというのではなくて、海水浴がある、ショッピングセンターがある、お土産物市場があるとか、そういうようないろんな施設を利用して、一つで呼ぶんではなくて、こういうぐあいに幾つも重ね合って観光に力を入れていくと。  市長はかねてより観光行政と言っておられますので、ここの林道が一つつくことによって、やはり今庄と敦賀と──行きますと上の方にロープウェーですか、線がつながっているんですね。よく見ましたら、365スキー場なんですね。新保の方から上がりますとスキー場も近くですし、今庄にも夜叉ケ池とかいろんないい所がありますので、今庄だけでするんでなくて、また敦賀だけでするんでなくて、1本の道を通すことによって今庄さんと一緒になって観光客を呼べるんじゃないかなと、こういうぐあいに思っていますので、前向きにこの林道をまず舗装することから始まって、何事にも第一歩を踏み出すということが大切だと思いますので、とにかくここを舗装することによってそれからまた話を詰めていくということで、今庄町の方も要望しておりますので、どうかそちらの方も将来観光道路として力を入れていただくよう要望いたします。  それから、特別養護老人ホームについてなんですけれども、市の判定委員会で認められてから入所できる権利が与えられると。この認められた人だけで70人今現在おられるんですね。市長もデイサービスの問題とかお答えいただきましたけれども、このデイサービスというのは本当は市がやるんですけれども、今、社会福祉協議会の方に委託して週1回と、こういうぐあいにお聞きしていますし、介護支援センターというのは、国の目標指針には中学校区に一つが必要だということになっておるんですけれども、敦賀ですと四つほど必要だと。これが今のところないんですね。今度新しい所ができれば一つできるんじゃないかなと、こういうぐあいに思うんですけれども、とにかくこれはショートステイというのはありますけれども、これは3カ月までなんですね。  正直申しまして、私のところはそういうお年寄りがいませんので、本当は親身にわからない部分もありますけれども、正直に言いますと。しかし、おられる家庭で見られているというのは本当に大変ではないかなと。ですから、共働きをしている家庭なんかは絶対もうそれができないと。多分奥さんになると思いますけれども、もうつききりで看病をしなくてはいけないと、こういうぐあいになってくるんではないかなと思うんですけれども。  ある病院にこういうようなシステムがあるというので、そこも私寄せていただきましてお話を聞かせていただきました。ところが、それは病院ですから、痴呆症という感じで入院されたと、そこでリハビリをするということだけですから、結果的には治るのか治らないのか私もよくわかりませんけれども、3カ月ほどで出ていかなくてはならないと。そうすると、今度は家庭の受け皿というのが、先ほども言いましたように大変なんです。受け皿があればいいですけれども、どこかないかと。  そうした場合に敦賀市では 107床しかありませんから、本当に少ないと。どのぐらい少ないのかと言いますと、私、大野市をちょっと調べたんですけれども、大野市は 170床あるんです。大野市と敦賀市の人口を比べてみますと、当然敦賀市の方が多いのに少ないと。ある方に言わせますと、敦賀はお年寄りは少ないんだと言いますけれども、そんなもんではないのではないかなと思います。  在宅介護というんですか、そこのところを介護支援センターを含めましてデイサービスは週に一遍しかやってないということで、その点これから70名の方は今現在どうされているのか。多分家で在宅介護ということでされているんだと思いますけれども、市長提案理由の説明の中でも、民生費につきましてはということで、在宅福祉サービスの一環として寝たきり老人や障害者で通院困難な方を対象に来る10月1日より訪問歯科医療事業に取り組むこととしということで、これも必要なことだと思いますけれども、これに増してももう一つ必要なのは、現在待っておられる方を入れないんなら入れないでどういうぐあいにしていくのかということをもう一つお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 9 ◯福祉部長(阿路川 勇君) 特別養護老人ホームの入所待ちをされておられる方々70名のことについてお触れになられましたけれども、70名のうち実際に現在自宅で介護をいただいております方は8人でございまして、そのほかの方は老健施設とか、それから一般の病院等に現在は入院をされておられます。ただ、いずれ退所をしなくてはなりません。そのために申請をされてきて判定を受けていただいておるところでございますけれども、この方々のためにはやはりどうしても必要だということでございますので、県の方へは、先ほど市長が御答弁のように、ぜひとも敦賀へ1カ所欲しいんだという窮状は訴えてございますので、その経緯も見ていきたいと思いますが、ただ1点、大野市の方では施設が多いじゃないかという御指摘でございますけれども、確かに人口からいたしますと、そのとおりでございます。県の方の措置の関係になりますと、現在では嶺北という一つのブロック、それから嶺南のブロックという考え方でございますので、大野の方はすべて入っておられるかどうかは別といたしましても、優先してということには決してならないわけでございますので、その辺の御理解もいただきたいと思っております。  以上でございます。もし足らなければまたお答え申し上げます。 10 ◯5番(谷出晴彦君) 62人の方が病院に入っておられて8人の方が自宅におられると。多分この70人待っているというのは、今年の4月からふえたんじゃないかなと思うんですけれども、病院と特別養護老人ホームでは目的が違うんですね。病院の方は当然ですけれども、リハビリをしてよくして自宅へ復帰させようと、社会に復帰させようと、こういう考えなんです。けれども、痴呆症になられた方は果してそういうぐあいに戻れるのかと。だらだらだらだらと長くなりますと、病院の方から出ていってくれと。これは当然だと思います、何の補助もおりないんですから。  最初のうちは国からの補助金がおりましても、何カ月か入院することによってその補助金がおりてこないと。こういうぐあいになってきますと、当然実費負担になりますと、これ大変な金額になると思うんです。ですから、現在62人病院に入っておられて、さあ退所ください、出てください、退院してくださいということになりますと、すぐに入れる施設というのはないんです。  市長からも先ほど県の方に要望しているということですから、これは今すぐと言っても無理かもわかりませんけれども、どうかそこのところを理解していただいて、デイサービスとか、介護支援センターですね、そちらの方に力を入れていただきたいと。  介護支援センターについて今答弁をいただけなかったんですけれども、そこのところをお答えをいただきまして、私の質問を終わりたいと思います。よろしくお願いいたします。 11 ◯福祉部長(阿路川 勇君) 再質問にお答えをさせていただきす。  入所待ちされていただいておる方の数字、急にということでございましたので少し数字を申し上げてみますと、本年の2月は20人でございました。それが5月には29人、7月には50人、そして現在70人、こういう確かに急増をいたしているのが現状でございますけれども、御指摘なされましたように、今年の3月に老人保健施設療養費の額等に関する通知ということで一部今御指摘のように変更をされた影響もございます。したがって、施設への入所を希望されておられるんですけれども、申し込みをされ6カ月たって直ちにもう出てくださいということには現在はなってございませんので、申請をしながら施設待ち、幾らかやっていただけるというのが現状でございます。  それと、介護支援センターでございますが、先ほども議員おっしゃっておられましたように、敦賀市は現在1カ所もございません。ただ、それにかわることは社協の方で相談とかいろいろ支援はしていただいておりますけれども、まず、私どもの考え方としては、新しい福祉総合センターにまず拠点をつくり、それから地域的なものも勘案しながら、年次計画で配置をしていきたいというのが当初からの考え方でございますので、御理解をいただきたいと思っております。  国の方も、施設よりも在宅優先だという、特にこのごろ強いんですけれども、おかげさまで社会福祉協議会の方では訪問看護ステーションの方も現在 100人を超えて御利用をいただいておるような状況でもございますので、その辺とも連携をとりながら、できるだけ御不自由にならないような努力をし続けてまいりたいと思っておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。  以上でございます。 12 ◯議長橋本昭三君) 次に、上山泰男君。   〔13番 上山泰男君登壇〕 13 ◯13番(上山泰男君) 公明の上山泰男であります。  一般質問通告書に基づきまして、端的に質問をいたします。  市長並びに関係部局長の答弁を求めておきます。  まず最初のポイ捨て禁止条例についてであります。  市において、ごみの5分別の徹底、そしてごみ袋の有料化等、全市民の御協力によって大いなる成果が上がっていることに対して市担当部に敬意を表するものであります。  まだ少々不備なこともありますが、おのおの地域の方々とよく話し合いながら、よりよい成果を上げられますよう期待をいたしております。  観光地敦賀と一応は申し上げておきますが、各所、各種団体のごみポイ捨てはやめましょうとの看板があちこちに見受けられるにいたしましては、ポイ捨ては一向に減らないのであります。海岸と言わず、道路側溝、河川敷、公園内など目に余るものがあります。  この問題は以前質問をいたしたところでありますが、各種団体がボランティアにて清掃をすることではもう済まされないことのように思われてなりません。全国の幾つかの県や市において、ごみのポイ捨て禁止条例が制定されているようであります。空き缶、空き瓶、たばこのポイ捨て、食品による空き袋、空き箱などなどについて、罰則の伴ったポイ捨て禁止条例をつくる必要を感じるのであります。人間の良心にゆだねた常識ある対応を願いたいと考えるのは皆同感であろうと思いますが、今日の実情を見たとき、やむを得ないのではないかと思うのであります。  そこで、お尋ねいたしますが、ごみのポイ捨て禁止条例はつくるべきと考えますが、そして関係地域に立て看板を設置すべきと思いますが、市長並びに関係部長の答弁をまず求めておきます。  次に、犬のふん対策についてであります。  犬の散歩について、家族の方々が手にふんの処理機を持って迷惑が及ばないように気づかっている姿をよく見かけるのであります。ルールを守って飼い主らしくまじめに対処しておられる反面、中にはそうでない人も見受けられるのであります。市民の皆さんは、わずかな人の心伴わない方々であっても全体をとらえて、被害に遭った方々は、特に何とかならないものかと苦言を呈するのであります。きちっと処理をしている飼い主にすれば、大変迷惑な話でありましょう。  そこで、お尋ねいたしますが、市当局への苦情は年間どれぐらいあるのでしょうか。またどのような指導、対処をされているのでしょうか。そして今後はどのようにあるべきか、どのような対策を考えておられるのか、市長並びに関係部長の答弁を求めておきます。  次に、観光行政についてであります。  その1)の今夏観光の成果についてであります。  昨日も木下、立石両議員から同じような質問がなされておりますので重複いたしますが、私なりに申し上げていきますので、お願いをいたしておきます。  新聞紙上にての発表を見ますと、県内の海水浴場に訪れた浴客は大変な減り方であります。その中においても、高浜和田海水浴場や美浜の水晶浜などは少々の減少に比べ、敦賀の松原海水浴場の減り方が大きいのが少々残念に思うのであります。  その原因は、「O-157 」の問題やもんじゅ事故などによるものと考えられますが、私はそうは一概には考えられないのではないかと思います。また別に原因、問題点があるように思われてなりません。アウトドアのレジャーが盛んになっている今日、今までのような受け入れパターンではもうアウトではないかと思われます。  そこで、お聞きいたしますが、松原海水浴場を初めとした各海水浴場のこの夏の成果は、そして今後の対応はどう考えておられますか、市長並びに関係部長の答弁を求めておきます。  次に、その2)観光行政の今後の対応についてであります。  市長は、就任より観光に対して相当な肩の入れようでありましていろいろと対処してこられたところでありましょうが、またなかなか難しいことであることも体験されたと思われます。敦賀市全体の状況を、今日に至るまでの流れを、また全国的な傾向はどうなっているのか、大型レジャー施設についてはどうなのかなど等、大所高所から研究、調査をして、それでは敦賀の観光はどうあるべきかと考えていくことが大切なのでしょう。  また、観光行政の最も基本となるのは、行ってみたくなるまちづくりであります。敦賀市へ行ってみたいなではなかろうかと思います。魅力ある親しみ深い温かみのあるまちづくりがまず第一でなくてはなりません。  そこで、お尋ねいたしますが、観光行政においては、全国的に深刻な問題であり、取り組みには大変な苦労が伴っているのでありますが、敦賀市としてどのような方針を上げていかれるのか、市長の考えをまず聞いておきます。  3)トンネル温泉の活用についてであります。  観光観光と考えていると、敦賀温泉の活用が最も大事であることが考えられます。どう見ても今日の現況は全く悲しい限りであり、ややもすれば忘れさられているようでもあります。この現実を市当局も深刻にとらえて考えなくてはならないと思うのであります。トンネル温泉の泉水は良質なお湯であり、全国に誇れる良泉であり、宝の持ちぐされの感がするのであります。この温泉はもっともっと市民の皆さんに利用されることが一番大事なことであると思うのであります。  県内においては、既に鯖江市が、またこのたび武生市が生きがいセンター(仮称)建設の発表がありました。その計画は平成4年度から整備を進めている「さんさん愛ランドたけふ」、生きがいゾーンを平成12年度の総合完成を目指している中で、平成8年から10年度において中核施設としての生きがいセンター建設であるのであります。詳しいことは申し上げませんが、お年寄りはもちろん、子供たちも若者も家族ぐるみで有効活用ができ、触れ合い交流の場であります。もちろん宿泊もできます。本来このような施設はもっと早く当市において取り組まれて建設されているべきであったと思われますが、遅まきながらでも構いませんから、計画すべきであると思うのであります。  そこで、お尋ねいたしますが、まず一つは、駅裏の開発を進める上において、吉河地域を中心としてトンネル温泉の今後を踏まえて整備計画が必要だと考えますが、どうでしょうか。  二つ目には、他市よりおくれはとったとは言え、武生市の生涯センターにまさるトンネル温泉を利用しての施設を計画すべきと申し上げたいと思いますが、市当局はどう考えておられますか。  三つ目に、総花的なばらまき行政は格好はいいかもしれませんが、その結果が今日の姿であることをもっと真剣に見つめなくてはなりません。今、市民は何を求めているのか、何が必要なのか、はっきり見定めるべきであると思います。  以上、3点について市長の考えをお聞きいたしておきます。  次に、総合運動公園の整備についてであります。  本年度より工事に入ったプール施設を最後として運動公園のすべての施設が整うのでありまして、市民の憩いの場として、体育施設を活用しての体力づくりの場として、各種競技を通じての記録づくりの大切な施設として、願わくは全国へ、また世界へ羽ばたく若者が陸続と出現されることを願うものであります。  それとは別に公園内にとってもすばらしい修景池があります。皆さんも御承知のように、野坂山を借景とした修景池となっております。私も今までに何回となく訪れておりますが、確かに心の安らぎを感じ、しばし景色にうっとりといたしております。特に東屋にての野坂山を借景とした景色はすばらしいと感じます。  そこで、訪れた方々よりの話の中に、野坂山を借景とした景色の中に27号バイパスの車が目ざわりであり、幾つかの建物が景色を台なしにしているとのことでありました。私も早速公園に行き池の中ほどに出ている東屋に座って眺めてみました。やはりそのとおりであり、少々目ざわりでありました。皆さんが言われているように、築山で隠せないか、また樹木を多くして隠せないか、またフェンス等をもう少し考えられないか、そのようなことでございました。  そこで、お尋ねいたしますが、現場の実情をよく調査して早急に対処すべきであると思います。すばらしい宝に傷をつけたままではどうかと思うのであります。市長の答弁を求めておきます。  もう一つ申し上げれば、四季を通じて市民の誇れる公園として余り利用が少ないのであります。そこで、修景池のほとりに数奇屋づくりの建物ができないものかと考えたのであります。この問題は一度質問をいたしておりまして、それっきりになっております。国際都市敦賀として各国、各種団体を迎えるにおいて、このすばらしい公園を利用し、活用すべきであります。その建物は四季を通じてお茶会やお琴や尺八などの発表会や、その他公益的な活動に利用するもよしと考えるのであります。  さきに申し上げましたときは、山形市の名園にある清風荘のことでありました。敦賀市の文化活動が盛んになる上からも、ますます市民の皆さん方に親しみが増す公園としてぜひ茶室のある数奇屋づくりのやかたをつくるようにと思います。市長の答弁を求めます。  以上で質問を終わりますが、答えによりましては再質問をいたします。   〔市長 河瀬一治君登壇〕 14 ◯市長河瀬一治君) 上山議員の質問にお答えをいたします。  まず、ポイ捨て禁止条例ということでの質問だというふうに思います。  やはり快適な生活環境保全のためには、清潔できれいなまちづくりが肝要でございます。ことしの3月からは指定ごみ袋制度を導入するなど市民のごみに対する意識の高揚を図っておりますし、大変市民の皆さん方に協力をいただいております。この場をおかりしまして感謝を申し上げる次第でございます。  そういう中で、やはりきれいなまちの中に大変目ざわりなのが空き缶がポイと捨ててあるという状況でございまして、少しは減ったんじゃないかなというふうに私どもも思っておりますが、まだまだ目につく状況であることには間違いないというふうに思います。御指摘のとおりであります。  その対策としまして、全国に先駆けまして北野町の環境をよくする条例を制定している福岡県の北野町や、県下では空き缶等の散乱の防止に関する条例を制定しております芦原町があるわけでございますけれども、自動販売機設置事業者に自動販売機設置届出、また回収容器の設置等を義務づけておりまして指導しているということでありますけれども、なかなか徹底できないということや、またポイ捨て違反者に対しての通報等が1回もないと。条例を施行しているものの、そういう通報も一度もないというような状況がございます。その条例自体というのは、市民に対してのポイ捨て禁止の啓発的な意義はあったと思われますけれども、実効性がないということであるわけでございます。  敦賀市といたしましては、空き缶等のポイ捨て防止の啓発を兼ねまして町を美しくする運動といたしまして、地区区長会の皆さんや各団体の御協力を得まして、松原公園を初め全市域では市民総ぐるみのクリーンアップ大作戦を実施しておりますし、また事業所や学校、各種団体の皆さん方も自主的に空き缶等の回収をしていただいておるわけでございます。  今後は、市民憲章の環境美化運動といたしまして、立て看板等の啓発活動を推し進めてまいりますし、空き缶等の散乱防止には努めていきたいというふうに思っております。  そして、何よりも大事なのは、市民の意識、また観光客もそうですが、そういう皆さん一人一人の意識が一番大事なことでございますので、特にそういう啓発活動に重点を起きながらやっていきたいというふうに思います。  また、空き缶等の散乱の実態なども調査をしていきたいというふうに思っておる次第でございます。  犬のふん対策については、関係部の方からお答えをいたします。  観光行政についてでございますが、昨日も立石議員、木下議員の方から御質問があったわけでございまして、確かに松原海水浴場だけを見ましても20%の落ち込みがあったわけでございまして、大変憂いております。恐竜なんかも置かせていただいたんですけれども、昨日も1000万円もかかって値打ちがないんじゃないかということがあったわけでございますが、私は子供も連れていきましたし、ほかの子供さんに聞きますと、非常に人気はあったというふうに思いますし、たくさんの子供たちがあそこにたむろしておったのも事実だというふうに思いますので、これも私は効果があるというふうに思っておりますので、今後ともまたふやす計画などもしていきたいというふうに思っております。  しかし、観光と言いますのは、昨日も言いましたけれども、これをしたから一遍にふえるということもない。ただ、落ちるのは早いと思うんです。物事何でもそうですけれども、下がるのは早いんですけれども、それを持ち上げようとしますとなかなか時間がかかります。性根を据えてこれから四季型を目指しております。そして今までは夏型ですが、その夏型すら落ちているというような状況で、今後引き締めて頑張っていきたいというふうに思っております。  そういう中で、今後どのようにということでの御質問だったように思うんですけれども、やはり観光というのは、見る、遊ぶ、休むの三つといいますか、そういう基本的な内容を持っておりますし、特に風光明媚な所もあります。またおいしいものもそうでございますし、今年は特においしいものが非常に打撃を受けておりましたけれども、私いつも言っておりますように、基本というのは、お客さんをおもてなしをする心ではないかというふうに思っております。  敦賀の敦という字は、辞書を引きますと、手厚いとか人情味がある、また喜び合うと。私は敦賀のこの字をどこへ行っても自慢しておるんですけれども、そういう意味もございますので、一度訪れた方が行ってみたい、そして大切なのは──人はいいことでも悪いことでも大体平均すると27人にしゃべるそうです。これがうわさといいますか、口コミといいますか、そういうもので広がってまいりますので、一度敦賀へ行った方が、大阪の方であれ、京都の方であれ、敦賀はよかったよということであれば27人が言いますから、それを聞いた人がまた言いますと、相当な広がりを見せますので、やはりそういう印象を与えるこの敦賀の敦という字にふさわしいおもてなしをするという、私は観光の一番の基本はそこじゃないかなというふうに思っておりまして、特にそういうまちづくり、観光の政策を進めていきたいというふうに思っております。  そして、その中でもトンネル温泉のお話も出ておりましたけれども、あのお湯を活用することも非常に大事でありますし、現在はあの状況で、今、頭を一生懸命にひねっております。間もなくまたいろんな形を出せるんじゃないかなというふうに思っておる次第でございます。トンネル温泉を活用した観光もそうですし、また市民の皆さん方の健康維持ができるような、そういう施設なども今、一生懸命検討させていただいております。  また、駅の東側といいますか、あの地域一帯の開発も当然関係してくるわけでありまして、あそこなども相当広い場所でありますし、一度にはできないかもしれませんが、一つずつできるものからやっていきたいというふうに思っておる次第でございます。
     次に、運動公園の整備でありますけれども、この運動公園の施設と言いますのは、家族ぐるみで楽しめるレクリエーション施設、そして安らぎと憩いの修景施設、そして本格的な運動施設を基本として建設がされたわけでございます。  平成元年の4月に修景池のオープン以来、毎年多くの市民の皆さん方に訪れていただいておりますし、大変美しい、また親しまれる庭園ということで大変いい評判をいただいているというふうに思います。  そして、私どもも維持管理に一生懸命努めさせていただいておるんですけれども、この運動公園にも東屋がありますし、野点茶会や、またお琴の演奏をしていただいて大変市民に楽しんでいただいておるところでございます。  御指摘のように、この時の流れに伴いまして平成5年4月には国道27号の金山バイパスが開通をいたしましたし、また平成7年3月には斎苑等が完成をいたしておりまして、やはり建設当時の借景のイメージが確かにさま変わりしたのも事実でございます。  現在、最終事業としましてプールの建設を行っておりますけれども、周辺の植栽も含めましたそういう計画もぜひ今後検討してまいりたいというふうに思いますし、御指摘いただいた数奇屋づくりのそういう施設などもどうかなということでぜひ検討をさせていただきたいというふうに思います。  以上です。 15 ◯民生部長山本 聰君) 犬のふん対策についてお答えさせていただきます。  犬と一緒に散歩する愛犬家を朝夕見かけますが、袋とか、あるいは小さなスコップ等を持って歩いている方をたくさん見かけますけれども、中には議員御指摘のように始末をしない市民がおることもまた事実でございます。  飼い主のマナーにつきましては、捨て犬防止同様に直接パンフレットを畜犬登録した方に送付しておりますし、また広報等についても載せまして再三啓発活動を行っています。今後とも機会あるごとに啓発をしていきたいと存じます。  また、市に対する苦情の件でございますけれども、今年の現在ですけれども2件でございます。これは猫も含めてでございますが、例年多くても3件ぐらいでございまして、特に多くはございません。やっぱり野犬の捕獲等の方が多うございますけれども、それは10件ぐらいでございます。  以上でございます。 16 ◯13番(上山泰男君) いろいろと答弁がございましたが、もう少し申し上げておきたいと思います。  最初のポイ捨ての話でありますが、最近はやはり少々目に余るところがあるんですね。そういうことで余り罰則条例ということで対応するのは確かに好ましくないと思いますが、このまま放置しておくということもどうかなと思いますので、今市民憲章の中で対応するという話もありますが、どういう形であってもやっていただければいいと思いますが、特にごみが多く出るような所には看板を立てて反省を促すということが、やはりこれが一番初期の対応じゃなかろうかなと。少なくともいろんな方々への良心の呵責を求めていくと。ごみは捨ててはならないんだということの何かそういうものがなければ、今の状況ではもう捨てっ放し、ほうり放しですね、大変です。  さっきもちょっと言いましたが、アウトドアの時代ですから、自分の車の中ですべての対応ができまして、そしてそこがもう我が家のような感じですから、その家の中にごみは置かない、じゃあそのごみはどうするんだと言えば、ごみステーションがないから、しようがないからポイとだれもいない所に置いていく。どこかに置いてあれば、ああここに置けばいいんだなといってそこに置いていく、いつの間にかもうごみの山になってしまう。市の方では、シルバー人材センターの皆さん方にも御苦労願いながら、また清港会の皆さん方にも御苦労願いながら対応しているわけですし、各種団体が出てごみ拾いをしなきゃならない。  そういう中で、いかにもごみを拾っているのが美化化されている。これはよくない話なんですね。本当はよくない話です。捨てなければいいんですが。ですから、ひとつこれからも業者の皆さん方にももう少しきつくやる方向で取り組みをしてほしいなと思いますし、とりあえずそういうようなごみが出そうな所に対しては、そういう看板を上げることが一つの大きなインパクトとなるんじゃないかなと思いますので、その点をぜひともやってほしいと思いますので、お聞きいたしておきます。  それから、犬のふんでございますが、確かにいろいろと問題がありますけれども、吹田市へ行きましたら、吹田市の大きな公園の中にやはり市としてそういう看板をきちっと上げておりました。大きくはなかったんですが、あちこちに置いてありましたが、やっぱり全くないようです。そしてその地域に管理人がおられまして、その管理人がまた対処しているということでありますし、私もずっと隅から隅まで一応公園を見てみたんですが、そういうような状況がない。そして公園のあちこちに6カ所ぐらいだったと思いますがかけてありましたけれども、このようにして一応市としての対応をきちっとさえしておけば、まじめにやっていらっしゃる方に対しても問題ないと思いますし、その辺のところも考えていただきたいなと思います。  それから、やはり犬のことですから、猫もそうかもしれませんが、ペットショップの皆さん方にもよく指導もしていただきたいなと思いますので、その辺もよろしくお願いします。  それから、観光についてでありますが、ちょっとさっきも申し上げましたけれども、落ち込みは松原が少しきつかったんですが、受け入れる側に相当問題がやっぱりありますということです。その辺のところをよく認識をしておかなきゃなりません。さっきも市長は敦賀の敦という字について申されておられましたけれども、最近はそういうことが、敦賀という字を使われなくなるようなことです。それが抜けております、今現在において。その辺のところが相当問題です。たくさんの問題点があるようであります。受け入れる側に問題があると私は見ております。詳しく申し上げません。たくさん知っております。その辺をよく認識をし分析をしていかなければ、今後、夏型観光はますます悪くなってまいります。どんどん減ってまいります。地域整備も踏まえて一度その周辺をよく見定めていただきたいと思います。その辺のところいかがでしょうか。ぜひともやっていただきたい。  それから、観光の問題でありますが、幾ら観光のマスタープランを立ててやっても、幾らきれいにでき上がってみたって中身が伴わなければいけませんので、その辺のところを実質どうあるべきなんだと、もう一遍基本からやり直す必要があるんじゃないかなと思います。  ちょっと申し上げましたトンネル温泉の問題等でありますが、武生からも資料を取り寄せましたが、24億円をかけてやるわけですね。平成12年をめどにして長年の計画の中で着々と大きく描きながら進めております。そういうことでもう今何が一番必要なんだということをとらえましていろんなややこしいことはもうやめると。必要最小限度、市民の皆さん方の要望も多いかもしれませんが、何を整備して、今何をやるべきなんだというように一遍整理をする必要がある。整理をしてきちっとやっていく必要があると、私そう思います。何が一番必要なのか、市民全体の皆さん方が一番求めているのは何なんだと、一番利用できるものは何だろうか、こう考えていかなきゃならないと思います。  そういう意味においては、あのトンネル温泉の状況というのはあのまま放置しておいたんでは大変です。あんなすばらしい所が本当にもう死にかかっています。ですから、あれをまずきっちりと敦賀市が対応すると、そして市民の皆さん方が本当にそこに憩い、集える所、安心できる所、そういうようなものができ上がったときに敦賀市はいつの間にか観光として大きな、さっきも口コミと言っておりましたが、敦賀へ来たってもう二度と行きたくないという言葉をいっぱい聞くんです。残念でしようがないんです。そういうような現況だということもよく認識をしていただきたい。そのようなことを考えていけば、ぜひともひとつこの問題は早急に市長の決断をしていただきたいと思いますので、その辺もお聞きしておきます。  それから、運動公園の話をしました。よく調査してやってください。最終的にはプールが建設されて終わると思いますが、終わった時点でも構いませんけれども、一度見ていただいて、やはり敦賀の文化の向上、あらゆるいろんな各種団体の皆さん方が楽しく、そしてあのすばらしい公園を市民7万弱の皆さん方が本当に有意義に使えるような、あの公園へ連れていけば敦賀市がわかるというような、そういうような公園でありますので、そういうふうにしていただければいいかなと。大きなひとつ敦賀の財産として、一つの名物として取り組みをしていただきたいなと思いましたので少し申し上げました。その点も再度お聞きいたしておきます。 17 ◯市長河瀬一治君) まず、ポイ捨て禁止条例でありますけれども、やはり条例をつくってというのは非常に難しいというふうに思いますし、先ほど言いましたように効果がないというように思います。やはり皆さん方に意識を持っていただく、そのためにやはり啓発のための看板等ということは考えていかなければならないというふうに思います。  次に、観光の方ですけれども、人が対応しておりまして、人によっては対応の悪い人もいらっしゃるというように思います。先ほども出ておりましたけれども、やはり一部のマナーの悪い人がいると、それが大きく広がってしまうと。そして、先ほど言いましたけれども、うわさというのはいいうわさはなかなか広がりません。悪いうわさは広がりやすいもので、特に観光業者の中の方にも一部そういう非常に対応の悪い方もいらっしゃるのは事実じゃないかなというふうに思いますし、ともかく私ども行政としてできる範囲、また民間としてやっていただく範囲というのもあるというように思いますので、そのあたりは私どもの方からお願いをしていかなくちゃならないというふうに思います。最終的には、この敦賀という名前にふさわしい観光づくりをやっていきたいというふうに思います。  トンネル温泉の方も観光とも関連いたしますけれども、今真剣に考えておりまして、近いうちにまたいろんな形をお示しできるんじゃないかなというふうに思っておるところでございます。  公園の整備でありますけれども、先ほど言いましたように、大変すばらしい所でありますので、お客様をお迎えするようなことも十分考えられるというふうに思っておりますので、しっかりと検討させていただきたいというふうに思います。  以上であります。 18 ◯民生部長山本 聰君) 再質問の中で、業者の皆さんにもということがございまして、実は平成6年に市内の缶飲料等の自動販売機の調査をいたしました。約1800台ございました。そのうち回収容器等が設置してあったのが65%ございまして、約3分の1が設置してなかったものですから、その設置者に対して指導しております。自動販売機の設置については、メーカー直営のものもございますし、個人で買っているもの、中にはメーカーのリースもございます。それぞれ形態が違いますので、設置者がわかり次第全部指導したんですが、特にメーカーに対しましては、メーカーで責任を持ってほしいということで指導いたしましたところ、ほとんど回収容器がつくようになりました。その後2年たっておりますので再度調査をして、設置してなかった所があれば、再度指導したいと思います。よろしくお願いいたします。 19 ◯13番(上山泰男君) いろいろと申し上げましたが、どうかひとつこの一連の問題というのは、これはやはり一番大切な問題でありますし、敦賀がどう行くのかということについての、特に観光に力を入れていらっしゃる市長といたしまして、こういういろんな問題等をとらえながら、真剣に取り組んでいただきたいなということでございますので、どうかよろしく御尽力のほどをお願いいたします。  以上で終わります。 20 ◯議長橋本昭三君) 次に、赤坂長太郎君。   〔15番 赤坂長太郎君登壇〕 21 ◯15番(赤坂長太郎君) 新陽会の赤坂でございます。  今回、7月に発表されました若狭縦貫自動車道、いわゆる近畿自動車道敦賀線についてお尋ねをさせていただきます。  去る7月1日に近畿自動車道敦賀線の小浜-敦賀間のルートが発表をされました。その内容は、本年中に第30回国土開発幹線自動車道建設審議会、いわゆる国幹審でございますけれども、そのスケジュールに合わせて都市計画案を作成、近畿自動車道敦賀線小浜-敦賀間の整備計画への格上げのための取り組みに入ったところであります。  そのスケジュールによりますと、環境影響評価準備書の作成、地元説明会、これは8月5日にありました。案の公示、縦覧、都市計画案の作成、11月には県の都市計画地方審議会、都市計画案決定、告示、縦覧等を経て、第30回の国土開発幹線自動車道建設審議会が開かれるとのことであります。  私ども沿線に住む、いわゆる地元市民といたしましては、長年の念願でもありましたこの近敦線が発表と同時に、地元としては大きな反響といいますか、期待と不安の入りまじった話題が盛り上がっておるところであります。  都市計画道路、若狭縦貫自動車道として嶺南地域を東西に縦貫する高速自動車道であります。大阪府吹田市から敦賀市まで約 200kmのうち、敦賀市より小浜市、大飯町行政界の区間の計画であり、その役割とその効果に大きな期待が寄せられているところであります。  国道27号線は、交通渋滞等により地域住民の日常生活に大きな障害を来してきたところであります。この自動車道が完成し開通となりますと、国道27号線及び幹線道路の渋滞がすべて解消されるものと考えます。  また、京阪神地域との結びつきがさらに強化され、経済の発展に大きな期待が寄せられているところでもあります。  また、観光面からも豊かな観光資源の活用、そして人と人との交流が期待されます。  1995年の阪神・淡路大震災のときには、27号線が大混乱があったことも記憶に新しいところであります。  また、環境アセスにおいても、大気汚染、騒音、振動、地盤沈下、水質汚濁、地形、地質、動植物、景観等のそれぞれの予測値も発表をされております。  いずれにいたしましても、幾つかのハードルをクリアし、整備計画に格上げできるよう市長の最善の努力を期待するものであります。  そこで、お尋ねをいたします。  この道路計画の中に敦賀市に入ってインターチェンジの計画がないことであります。北陸自動車道へのJCT、いわゆるジャンクションでの連絡計画であります。インターチェンジの計画は、大飯、小浜、上中、三方、美浜となっております。敦賀市に入ってからこのインターチェンジがないのはまことに不自然ではないかと考えます。今、粟野地区は人口2万2000人になろうとしております。人口から考えましても、三方町では8000、美浜町では1万3000、両方合わせても若干粟野地区の方が多いと思います。両町に二つのインターが計画されております。この両町にともにインター計画がされておりますことは極めて不自然に考えるわけでございます。  私は、敦賀市の将来を考えますときに、黒河地区には若狭湾エネルギー研究センターが建設中であります。敦賀国際ゴルフ場もあります。将来、黒河山中に森林公園の建設計画もあるということであります。さらに滋賀県の湖北、湖西地域との交流を考え、道路の建設についても希望をいたしております。そういったことを踏まえ総合的に考えますと、この地区にインターチェンジの計画をし、この実現によって敦賀市の発展が大きく期待できるものと考えます。  滋賀県の湖北、湖西の年間の観光客は 240万人と言われております。そして滋賀県の地元の人によりますと、黒河から敦賀への道路がないために大きな壁があるとも言われております。将来の展望に立って考えますときに、インターチェンジによって経済効果が間違いないことは明白であります。この整備計画について、市長のお考えを伺っておきたいと思います。  2番目に、この道路は関より平面で野坂山麓から入ってくるわけでございますが、山地係に入ってから県道の黒河川を渡るまでは高架となる予定でございます。県道付近では高さ17m、非常に高い高架の道路でございます。そして黒河川を渡る途端に土盛りでゴルフ場コースはトンネルとなるということでございます。山区集落の中央を土盛りで、いわゆる土手であります。高さが順次低くなると思いますが、17mの高さの土盛りで建設となりますと、のり面の面積も相当の面積が必要となります。もちろん計算されたトンネル部の廃土の関係であると考えますが、地元としてはこれは一考をお願いしたいところであります。いっそのこと17mの高さを20mに上げて高架で西から東へ横断すればと考えます。  私は、長野県の塩尻市だったと思いますけれども、高架で町をひとまたぎしているということを見たことがあります。これも観光資源の一つになるのではないでしょうか。市長の考えをお伺いいたします。  地元としては、土盛りで土手となりますと、今、北陸自動車道でも側面の除草等については苦情が出ていると聞いております。そういった管理の面でも極めて難しいのではないかと思います。  再度申し上げます。  粟野地区にインターチェンジは人口の面、国際施設の面、観光の面、ゴルフ場等々考えまして、さらにまた滋賀県マキノ町への幹線道路の面から見ましても、将来、敦賀市の発展を考えますときに、悔いの残らないような計画設計を声を大にして申し上げ、私の質問を終わります。   〔市長 河瀬一治君登壇〕 22 ◯市長河瀬一治君) 赤坂議員の質問にお答えをしていきたいと思います。  近畿自動車道敦賀線についてであります。  御承知のように、都市計画道路であります若狭縦貫自動車道は、北陸自動車道の谷と高野の間を始点といたしまして小浜に至ります約52kmの区間でございます。  今回この区間を都市計画決定しようとしておる次第でありますけれども、そういう中で、粟野地区の発展はもとより、敦賀市の発展にも大きくつながっていくであろうというふうに今力説をいただいたインターチェンジの問題でございます。  インターチェンジというのは、基本的には各市町村に1カ所ということだというふうに伺っております。そしてその敦賀のインターチェンジというのは、今現在ございます北陸自動車道のインターチェンジというふうに位置づけをされているように聞いております。  このインターチェンジというのは、やはり交通の条件とか社会的条件、技術的条件を考慮して決定されるわけでございますけれども、その中でも特にアクセス道路及び重要な施設とか設置間隔なども定められておりまして、そのあたりを総合的に判断されるというふうに伺っております。そういう面で非常に粟野地区へのインターは難しいんじゃないかという声もいただいております。また、用地の問題等もあるわけでございます。  しかし、御指摘いただいたように非常に重要なことでもございますので、ぜひ地元の声として届けたいというふうに思っております。しかし、なかなか難しいなというのも実感でございます。  その中の一つとして、山区の集落間の高架のお話でございまして、この決定に当たりまして地元説明会もさせていただいておりますけれども、今回の説明会ではルートが中心的だったというふうに思います。まだ盛土とか高架等の構造的なことは決まっておらないわけでございまして、今後整備計画に組み入れられまして建設大臣から日本道路公団に施工命令が出されますと、公団が現地の測量、またボーリング調査等を実施して構造的なことが決定されるということでございます。  その際、地元との設計協議を進めるということになっておるわけでございまして、地元の要望を申し述べる機会がございますので、また声を大にしてひとつ言いたいというふうに思っております。  また、この高架ということで管理面、また観光の資源としても活用できるんじゃないかというような御指摘もいただきましたし、そういうこともあわせながら、私も個人的には盛土で何かあそこを分断してしまうような形は余り好ましくないというふうに思いますし、それこそ大げさですけれども、ライトアップしたような高架でもあれば、逆に非常にいいものじゃないかなというふうに私自身も思っております。  やはりこの両方の問題も同じですけれども、やはり地元の意見を十分に聞いていただかなくては私はならないというふうに思います。  今回の都市計画の決定に当たりましては、このルートだけではございませんし、環境影響評価も入っておりますので、騒音などの公害対策も講じられるというように思います。  いろんな問題も出るというふうに思いますが、やはり基本的に地元の声をしっかりと聞いていただくということが私は大事だというふうに思いますし、もちろんこれは国幹審に図ってからでもできる問題もあるんですけれども、今はともかく12月の国幹審に全線をまず整備計画に格上げをしていただかなくてはこういう問題も論じられませんので、当面はそれに全力を挙げていきたいというふうに思っております。 23 ◯15番(赤坂長太郎君) 市長の答弁で大体のことはわかったわけなんですけれども、あくまでも都市計画道路でございます。したがいまして、この説明書の中にも書いてありますように、地元の十分な意見を聴取して、そして進めていくというようなことも書いてございますので、ある程度ここには期待をしておるわけなんですが、先ほども粟野地区の人口のことで実は申し上げたんですが、平成22年のいわゆる交通計画の予想交通量ですけれども、三方、美浜となりますと、1万5000、1万2000、それから上中で1万3000という予想になっておりますけれども、敦賀は1万なんですね。  これは現況のままでの数字だろうと思うんですけれども、将来においていろいろな面で施設等々ができてくると、さらにさらに交通量といいますか、この道路を利用するお客がふえてまいると思うんです。そういうことを考えますと、どうしても必要になってくるんじゃないかなと。将来において私どもの子々孫々に悔いを残さないような計画をしていただきたいなというのが私の念願でございますし、もちろん市長の申されましたとおり、国幹審にのせて、この整備計画を格上げしなければなりませんから、まずそれが第一優先でございますから、そういったことを含めて、その後いろいろと要望ができるものなら、そういったことを十分考えていただきたいなと、こんなふうに思うわけでございます。  それから、市長は御存じかと思いますが、今、エネルギー研究センターが建設中で造成をされました。あそこの道路が舗装されまして観光にと言いますか、非常に景観がいい所なんです。敦賀市を一望できる場所なんです。すばらしい場所ですから、私は例えばサービスエリアもああいう所に必要じゃないかなというふうにも考えるわけなんです。  そういったことを考えますと、これからの問題ですけれども、まず格上げをしていただいて、それからこういったことの実現に向けて大きな体で市長、ひとつ頑張ってください。よろしく頼みます。質問を終わります。 24 ◯議長橋本昭三君) 次に、安居喜義君。   〔22番 安居喜義君登壇〕 25 ◯22番(安居喜義君) 友愛クラブの安居喜義でございます。  発言通告に従いまして質問してまいりますので、よろしくお願いをいたします。  まず第1に、敦賀市総合計画基本構想(第5次)と市勢の現況についてであります。  今回、社会情勢の変化等に対応した敦賀市総合計画基本構想を策定する必要があるとして、第4次総合計画基本構想を全面改定する案が提出されました。平成3年から10年計画として今日まで6年間、着実に総合計画基本構想に基づく基本計画を、本市の進むべき方向と、その実現に必要な施策の大綱と推進方策を明らかにし、総合的、計画的、かつ効率的都市経営の指針とし、市民や民間企業、団体等に対しては、市政に対する理解と協力を得るとともに、共同取り組みへの参加の手がかりとなるものとして果してまいってきたことは十分理解しているところであります。  今回、文字どおり社会情勢の変化の中で、今日より将来を展望し、着実に本市が発展していくためには新たな総合計画を策定することが必要だとする考えには、これまた理解をしております。ただ、今は基本構想を示された段階であり、引き続き基本計画を策定する運びになってまいりますが、この構想には市長のふるさと敦賀市を思う心、どのように発展させていきたいかの方向、市民は敦賀をどのようにしたいと考えているのか、6万8000の市民がいかに理解し、共同していくか、行政職員のたゆまぬ努力と能力発揮のほどが盛り込まれているものと解釈をいたして、若干感じ取ったところを質問させていただきます。  その1)として、第4次計画は10年レンジの長期計画でありましたが、今日の情勢をかんがみ、第5次は目標年次平成22年までの14年間という期間であります。どういった区切り、サイクルで、いつからのスタートとして策定するのか伺います。  2)今日まで取り組んできた総合計画書に計画した施策について、いまだ半ばの事業もあり、そうしたものは行政主導を継続する中で、新たな発想で企画し直さなければなりせんが、全体的に見て進捗度合いはどのように評価しているのか伺います。  3)今回示された基本構想を見る限り、総合計画の策定の趣旨、性格がどのように位置づけているのかわかりません。基本構想計画書本文はまことに重要でありますが、行政としての姿勢、市民としての理解、協力する土台の醸成のためにも明確にしておくべきであろうと思いますので、この点伺います。  4)ここ10年間、昭和61年からの状況を見ますと、本市の人口の推移は人口数で5%増、世帯数で17%増と、ほとんど同数であります。第4次総合計画では10万人を望みながら、人口8万人を目標としてきました。現状とこの差についてはどのように現状把握、原因分析をされ、評価をされているのか、また平成3年からの人口動態や通年の高卒者の進学、就職による転出入の実態はどうなのか伺います。  要は当然のことながら、総合計画の内容との整合性、達成度のいかんにかかわってきますから、確度の高い計画にしなければならないと思います。  5)本構想を策定するに際して、中長期的財政計画、特に財源、財政力の予測をどう見ているのか。今、基本構想の段階でありますので、そこまで詰めていないと言われるかもしれませんが、伺っておきます。  6)「活力と魅力あふれる新しい敦賀市の創造の指針」とする基本構想であります。その施策の大綱の中に、「活力とにぎわいのある都市づくり」の四つの柱の中に「たくましい産業の振興」があります。私は、施策の基盤は活力をつくり出す町を、都市の活力を維持するためには新規需要の開発と産業投資の継続が必要ですし、企業立地、雇用機会が増加する施策を構築していくべきだと考えます。今日までの人口の推移を顧みても明白に酌み取れます。施策の順位を繰り上げるべきではないでしょうか。  経済の大原則として、消費には生産、福祉には労働を確保することが要件であり、この均衡が崩れれば、経済が破滅するのは世界、国家、地方を通じての当然の成り行きです。生活の願望を充足するには、それに見合う経済的充足手段が必要だということであります。こういった見地から、都市の発展には適切な人口集積と生産を確保する労働力の維持が第一義的な条件になることがわかります。  したがって、今後は人口の集積と年代構成の維持改善のための整備を進める一方、青年層の流入を促進し、流出を防止するために、若者が進んで就職を希望する職場と、休息に必要な魅力的な生活空間の創造が必要であると思います。  そして、この土地利用構想では、従来のに比べ新たに港湾地域、海岸地域が拡充されてはいるものの、工業流通地域については第4次の土地利用構想と文面もほぼ同じであり、やや後退している感じがいたします。  このような観点から感じますのに、たくましい産業の振興に取り組むのにその姿勢が積極性に乏しいのではないかと考えますので、市長の見解を伺います。  7)本構想の中に、広域交流拠点にふさわしい土地利用の推進とか、広域交流拠点にふさわしい活気とにぎわいを創出するとか出てまいりますが、この広域交流拠点都市とはどういう位置づけ、またどういうイメージなのか伺います。  8)本市勢の現況を見るとき、広域行政で嶺南広域圏市町村協議会等が果たしてきた各事業についての成果、評価はどう見ているのか、またこれから総合計画との関係で新たに展開する方向があるのか伺います。  次に、道路交通体系整備計画とその対応についてであります。  本市域の各道路、交通体系の整備には、地権者の協力を初め多くの方々の御理解のもとに着実に前進してきておりまして、関係者の御尽力に敬意を表します。  市民生活上大きく関心あるのが道路行政であり、毎日の生活に影響を与えることであり、常に進歩しているものの、人流、物流の拡大、交通量、車の大型化等の社会情勢の変化で日々改善していかなければならない問題が生じてきております。  また、道路整備状況の変化で、当然ながら交通形態、車の流れ、人の流れ、経済的活動は変わっていきます。社会資本としての道路の整備充実は重要な課題であります。  そこで、お聞きしてまいりますが、1)といたしまして、国道8号17工区、国道 476号のバイパスも開通いたしました。市街地の国道8号を中心に車両の流れがどのように変わってきたのか、また今夏の状況はどうだったのか。もちろん国道27号へシフトしておりまして新たな問題も生じておりますが、こうした新たな流れにより、メイン道路周辺の特に住居地の騒音、排気ガスの測定、交通安全等、いわゆる市民苦情、公害的苦情、そういったものについて実態調査なり、把握をしてきているのか伺います。  道路建設のときには地権者、住民がいろいろ協力し、新しい道路ができてしまうと完成後のフォローがなく、ないがしろにされているとよく聞くわけであります。例えば自動車排ガス観測局、騒音測定も含めながら、設置場所の見直しや追加などを検討する必要があるのではないかと考えますが、この点も伺います。  2)今ほど言いました情勢から、現在も国道8号国道27号岡山交差点の混雑ぶり、特に国道8号の北進、国道27号の西から南進への右折は早急に対処しなければならない問題であります。各関係者間でどのような対策をどのように考えて対処しようとしているのか伺います。  3)国道8号19工区についてであります。国道8号17工区の完成、岡山交差点の問題、JR小浜線国道踏切の存在、JR跨線橋の狭隘な点で問題の多い岡山町以南の国道8号の改善対策としては、国道8号バイパス19工区の早期完成が必要であります。建設省等では地元の考えを調整されながら、予算との絡みで着工への準備がされていることと思いますが、これに取り組むべき市長の熱意のほどの見解と、おおよその工事着工、完成の予定はどんなものか伺います。  4)現在各所管で進められている主要道路の工事の進捗と完成予定を伺います。
     その一つとして、国道27号4車線化工事、国道27号美浜東バイパス、都市計画道路岡山松陵線の古田刈堂新橋経由山泉間、同じく山泉公文名1号線の間、同じく公文名1号線から県道敦賀美浜線の間、都市計画道路古田刈山泉線、そして農道整備等の進められております外環状線。  次に5)ですが、多くの道路改善が進捗してきますとともに、信号、交通標識、案内標識、分離帯の整備等、交通安全対策をも時宜適切に実施しなければなりません。各地域、道路管理者、公安委員会等で事前に十分検討されてはいると思いますが、いま一度要請をしておきます。  例えば、都市計画道路岡山松陵線の古田刈岡山周辺と国道27号との交差点は、岡山交差点との関係もあり、その対応は今後どのようにしていくのか伺っておきます。  特に、中郷地区では今後大きくさま変わりする状況にありますので、この点よろしくお願いをいたします。  次に、介護保険制度案と福祉施策についてであります。  国は新介護システムの創設を目指しており、介護保険制度構想が検討されている段階にあります。その制度の必要性、医療制度との関係、利用者、医療保険者、公費等の負担、保険料のあり方、保険者の財政運営、在宅や施設サービスの提供機関、サービスメニュー、要介護認定機関審査の困難性、受給者の現物給付、医療法の改正等々にいろいろ意見のあるところであります。しかし、介護制度案の概要が示されたことにかんがみ質問してまいります。  1)制度の導入以前に本市としても基盤整備を図るべき点があるのではないかと思います。例えば在宅サービス、施設サービスにしても基盤は十分なのか。サービスメニューとして種々上げられておりますことや、本市の高齢者保健福祉計画の市の施設整備計画、地域福祉センター、在宅老人介護支援センター、地域デイサービスセンター、また民間施設を積極的に誘致をするとの方針との関連もあります。24時間ホームヘルプサービス、ケアハウス、それに老人保健サービスとの絡みもありますが、リハビリテーション等は本市に欠けている施策ではないかと思います。  また、こうしたものに対する潜在的なものを含めニーズの把握は、平成6年の高齢者保健福祉計画策定する前の平成4年10月、平成5年8月に高齢者についての実態なり、意識調査がされておりますが、その後調査しているのか、またどのようにやっているのかあわせて伺います。  2)この制度の財政運営等について、市としてどう受けとめているのか伺います。  3)現在計画中の総合福祉センターは、市の高齢者保健福祉計画の中の地域福祉センターと同等のものと思いますが、それらの介護保険制度に対しても、ソフト、ハード面ともに十分対応できるものなのか。従来の福祉という観点から保険という制度になること、サービス提供機関の多様性との関係が出てまいりましたが、この福祉総合センターはどのように運営していこうとしているのか伺いまして、私の質問といたします。 26 ◯議長橋本昭三君) 暫時休憩いたします。             午前11時51分休憩             午後1時00分開議 27 ◯議長橋本昭三君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続けます。   〔市長 河瀬一治君登壇〕 28 ◯市長河瀬一治君) 安居議員の多岐にわたる質問であったというふうに思います。答弁もちょっと長くなるかもしれませんけれども、お許しをいただきたいと思います。  まず、第5次総合計画についてでございますけれども、これは御承知のように2010年、平成22年を目標年次といたしておりますし、今後、審議会からの基本計画の答申を待って平成9年度より構想実現に向けまして取り組んでまいりたいというふうに考えております。なお、基本計画につきましては、おおむね5年間の計画といたしまして、必要に応じそれ以上の期間にわたる内容も含めることといたしております。  平成2年3月に平成12年、西暦2000年を目標年次といたします第4次敦賀市総合計画を策定いたしました。そしてまちづくりを推進してきたわけでございます。この間、この計画に基づいて実施した施策によりまして、市民生活、経済、文化等各方面にわたります総合的居住環境の整備は飛躍的な成果をおさめたというふうに思います。敦賀新港、国道バイパス、プラザ萬象、図書館、清掃センター、斎苑、総合運動公園等の大型プロジェクトもほぼ計画どおり完了、また進捗を見ておるところでございます。  また、第5次総合計画策定の趣旨でございますけれども、近年の市民意識の多様化、質的向上への志向や高齢化、少子化を初め産業構造の転換、国際化、高度情報化等の急速な進展によりまして、本市を取り巻きます社会情勢は著しく変化をいたしており、新たな問題や地域課題が生じておるところでございます。  一方、国においても新しい全国総合開発計画策定に向けまして見直しの作業が進められております。「生活の豊かさと自然環境の豊かさが両立し、世界に開かれた活力ある国土の構築」を基本目標に掲げ、日本海国土軸を初め四つの新しい国土軸を構築するなど、自立分散型の国土づくりが提唱されております。  このような状況のもと、社会経済情勢の変化や国等の動向に的確に対応し、本市の持つ発展可能性を最大限に引き出して、来るべき21世紀に向けまして活力と魅力あふれる新しい敦賀の創造を進めるための指針とすることを趣旨といたしておるところでございます。  また、計画の性格につきましては、21世紀初頭におきます本市の目指すべき都市像と進むべき方向を設定するとともに、これを実現するための基本的な方策を定め、新しい時代にふさわしいまちづくりを総合的、かつ計画的に推進するための指針を明らかにするものでございます。  また、嶺南広域圏の関係でございますけれども、この協議会は、御承知のように昭和44年度に広域市町村圏振興整備措置要綱が制定をされまして広域市町村圏の整備が進められることとなりまして、昭和45年度において嶺南の関係8市町村が指定を受け、そして同年10月1日に嶺南地区広域市町村圏協議会が発足をいたしました。以来約26年が経過をいたしております。  当協議会が設立されるまでは、このような嶺南地区の各市町村の協議の場がありませんでした。当協議会設立によりまして、この間、総合的な連絡調整機能を発揮してきたものというふうに存じておるところでございます。  行革につきましては、部長の方から答弁をいたします。  次に、道路交通体系の整備ということでございます。  まず、国道8号バイパス等の問題でございますけれども、8号バイパスの開通による新たな地域への騒音等の調査については、平成8年3月23日、国道27号岡山1丁目付近におきまして自動車騒音、道路交通振動調査を実施いたしました。また藤ケ丘、余座におきましては、6月13日に環境騒音調査を実施いたしておるところでございます。  これらの調査結果につきまして、国道27号岡山1丁目付近では、騒音については環境基準を超えていますことから、道路管理者でございます建設省に対し防音対策について要望をいたしたところ、防音壁の設置について対処するとの回答が得られております。  藤ケ丘、余座での結果では、同地域は都市計画法に基づく用途地域が指定されていないことから、建設省は防音壁の設置について、現段階で設置する考えがないということでございます。しかし、同地域は住宅地に近いということでありますので、建設省に対し今後も防音壁の設置について要望していきたいというふうに思います。  なお、自動車排ガスの調査につきましては、現在県道関白銀線での調査結果から、自動車排ガスによります環境への影響は少ないものというふうに思われますけれども、今後、通行車両の増加の状況によりまして県の大気汚染移動監視観測車「みどり号」というのがありますが、これによりまして調査を依頼したいというふうに思います。  同じく交通体系の整備のその対応ということでありまして、国道8号敦賀バイパス19工区の着工、完成と市長熱意ということでありますけれども、国道8号と27号との分岐点といたしまして、岡山交差点及びJR小浜線の道口踏切におきまして慢性的な交通渋滞、また今年の冬は大変な大雪だったわけでございますけれども、国道が完全に麻痺をいたしました。そして、特に市街地を通過する国道8号についての大渋滞は、本市の市民生活に大きな影響を及ぼし、大変迷惑をこうむったところでございます。これらの認識に立ちまして、私もやはりこの19工区が早期に着手されますように再三建設省に対しまして陳情を行っております。  なお、建設省といたしましては、近々道路の計画線等についての地元説明会を開催するということでございますし、その後了解が得られれば、用地の測量に着手するということでございます。  なお、今後とも最大限の努力をしていきたいというふうに思います。  介護保険制度案と福祉施策ということでの御質問だったというふうに思います。  介護保険制度案では、現行制度を再編成いたしまして、高齢者介護サービスを総合的、効率的に提供するという内容であります。検討されておりますサービスメニューを福祉と医療の両面で受け持つことになりますので、現在の保健福祉計画に基づき、年次的に整備を進めることでほぼサービス内容と水準は確保できるものというふうに存じておりますけれども、今後さらに福祉、保健、医療が綿密な連携をとりながら、来るべく時期までに十分役割を担えるような体制づくりを進めていきたいというふうに思っております。  ただ、特別養護老人ホームなどは、その後の諸条件の変化に伴いまして、現状では国の計画作成指針を大幅に上回っております。早急な施設整備が必要でありますので、今後、国、県に強く要望いたしまして施設サービスについても充実を図ってまいりたいというふうに存じます。  なお、需要調査につきましては、保健福祉計画の策定時に意識調査等を実施しております。その後は行っておりませんけれども、今後ともニーズ等を十分に見きわめてまいりたいというふうに存じます。  また、その財政負担についての考え方ということでございます。  この介護保険制度案というのは、現在その運営方法など基本的な事項につきまして審議が重ねられている段階であり、地方自治体の負担等についても、今後論議を待たなければならない状況でございます。  全国市長会を通じまして、費用負担等について過重にならないよう要望いたしているところでありますけれども、今後の推移を十分見きわめてまいりたいというふうに存じます。  また、福祉総合センター(仮称)でありますけれども、介護保険制度に対応できるかというような質問だったというふうに思います。  現在実施計画が進められております福祉総合センターには、総合相談を初めデイサービス、介護支援や子育て支援、ボランティアのセンター、ホームヘルパーや訪問看護のステーションなどを整備いたしまして、高齢者はもとより障害者、児童など幅広い年代の方々のニーズにこたえ、効果的で総合的な福祉活動が推進できる施設として計画をいたしております。  それぞれが連携をとりながら、在宅福祉、地域福祉の拠点としての役割を担って市民福祉の向上を目指すものであり、時代の要求に即応できる施設になるものと存じております。  福祉総合センターは、在宅サービスの一翼を担うもので、主なサービスはホームヘルプ、デイ、訪問看護、訪問入浴、ケアマネージメントのほか、福祉用具、住宅の修理サービスなど、要するにハード、ソフト面の両面の拠点施設として運営されることになっております。  以下、部長の方から答弁をいたします。 29 ◯企画部長木田文夫君) 安居議員の御質問の中で、第5次総合計画の基本構想に関連しての答弁でございますが、4点ばかり御答弁を申し上げます。  まず第1に、人口の問題についてでございます。  これにつきましては、議員御発言のとおり、第4次総合計画では目標年次、いわゆる西暦2000年における人口は8万人ということで予測を立てられておりましたが、現状と評価はどうかということでございます。この中で平成3年から現在までの人口動態を示せということでございます。  動態は二つございまして、まず、自然動態でございますが、平成3年度は 308人、平成4年度は 237人、平成5年度は 172人、それに平成6年度は 242人、平成7年度は 248人の自然増ということになってございます。これは御承知のとおり、出生数から死亡数を引いた自然増の分でございます。  また、社会動態でございますが、平成3年度が 381人の減ということになっております。平成4年度は 279人の減、平成5年度は 121人のこれは増となってございます。平成6年度が5人の減、平成7年度は 124人の社会増ということになってございます。  したがいまして、近年の少子化の進展などによるものが人口増の伸び悩みの原因だというふうに考えております。  一方、市内の高校卒業者の進学、就職状況でございますが、これは昨年度をとらえますと、卒業生の総数が 952名おりました。そのうち進学者が 567名、就職者が 345名で、その他が40名となってございます。このうち就職者の 345人のうち市内へ就職された方が 190名、県内を含む市外への就職者が 155名というふうになってございまして、就職者のうち半数以上は市内へ就職をしているのが現状でございます。  次に、中長期的財政計画の予測をどう見ているのかということでございますが、このことにつきましては、この計画の期間における財政の推移を見きわめながら、投資可能財源を十分に考慮しつつ、基本計画等をまとめてまいりたいというふうに考えております。  次に、施策の大綱の中の活力とにぎわいのある都市づくりの順位を繰り上げるべきではないかという御質問でございますが、これは特にどの項目が先とか後とかいうことではございません。将来、都市像を基本といたしまして、まず必要となる都市基盤の整備から順次掲げているものでございまして、どれもひとしく進めていくということでございますので、御理解をいただきたいと思います。  また、取り組む姿勢でございますが、施策の大綱につきましては、御承知のとおり、施策の基本的方向性を示したものでございまして、今後基本計画策定の中で具体的な施策の検討を進めていくということになってございます。  御指摘のたくましい産業の振興につきましては、海陸交通の利点を生かしながら、異業種間交流、あるいは技術交流、貿易などの促進とともに、港湾関連産業を初めとする企業の誘致等を行い、特に若者の就業機会の拡大に積極的に取り組んでまいりたいというふうに考えております。  それから最後に、広域交流拠点都市の位置づけとイメージということでございます。  これも御承知のとおりでございますが、本市は京阪神の大都市圏と中部大都市圏の背後に位置をされておりまして、二つの都市圏から環日本海地域への交通の結節点となると考えられておるわけでございます。  第5次の総合計画では、交流というものをキーワードとして考えておりまして、嶺南地域の市町村はもとより、滋賀県の北部地域の町村などとの連携を図っていくことということにしてございます。今後こうした地域と交流を深めながら、いわゆるこの広域圏でございますが、湖北も含めますと約20万の人口都市になります。この中でも5万以上の都市というのが敦賀市だけでございます。  したがいまして、こうした圏域の交流の拠点都市となるように努力はもちろんでございますが、それにふさわしい都市機能の充実を図っていく必要があるという考えのもとで、広域交流拠点都市ということで使わさせていただいております。  以上でございます。 30 ◯建設部長(岸 丈志君) 道路交通体系の整備計画ということで数点にわたり御質問があったわけでございますが、まず、国道8号敦賀バイパス17工区、それから国道 476号の開通後の市街地の車両の流れの変化はどうかと、そしてまた今年の夏の状況はどうかということでございますが、議員御承知のとおり、市街地の混雑を解消するために、去る3月28日に国道8号敦賀バイパスの17工区、それから国道 476号が開通をいたしたわけでございます。  市街地における車両の流れの変化につきましては、建設省におきまして本町1丁目の交通量を調査しましたところ、開通前の3月26日には1日2万2600台、うち大型車が7400台の通行があったわけでございます。開通後の4月16日には1万5200台、うち大型車が2700台となりまして、通行量は7400台減少をしております。大型車につきましても4700台の減少となったところでございます。そうしたことで市街地の混雑は大きく緩和されたところでございます。  なお、夏季につきましても、7月17日の調査結果によりますと、全通行量は1万5400台、1日でございますが、うち大型車が2100台でございます。  それから、主要道路の工事進捗状況と完成予定という御質問でございますが、まず、国道27号の4車線化ということで、岡山交差点から笙ノ川、この間約 1.4kmでございますが、4車線化工事が今年から本格的に工事が進められておりまして、本年度中に完成の予定となっております。また、笙ノ川から以西、萩野町の交差点までの間につきましても、今後引き続き工事が行われるということとなっております。  それから、国道27号美浜東バイパスでございますが、これにつきましては、佐田から佐柿の間、延長 4.9km、標準幅員が13.5mでございますが、これにつきましては、美浜町太田で擁壁、横断ボックス等の工事について一部着手がされたということでございます。また、用地の取得につきましても、本年度においてすべて完了とのことでございます。  それから、岡山松陵線でございますが、これは幾つかの区間に分けて御質問があったわけでございますが、ちょっと細かくなりますが、まず、国道27号、いわゆるアルファワンの前から若狭松下電器の工場裏まで、これは 500mあるわけでございますが、現在これをしております。そこから堂新橋、これは仮称でございますが、この間は今年度で完成の予定でございます。  次に、堂新橋から工業高校までは、堂土地区画整理事業で今年度に完成の予定をしております。  それから、工業高校から山泉、黒河川を渡りまして市道公文名1号線までは県の方で施工中でございます。完成予定が9年度ということで聞いております。  それから、市野々地区、市野々2丁目から櫛林地区を通りまして粟野公民館までは市の方で施工中でございます。  それから、古田刈山泉線でございますが、これは延長 700m、幅員12mの道路でございますが、この道路は堂の土地区画整理事業で、県道津内櫛林線堂橋取りつけを残しまして完了をしております。今年度で完了の予定でございます。  また、堂橋より若狭松下の敦賀工場前の間は約 300m、幅員12mでございますが、これは県に整備をするよう要望をしております。  以上でございます。 31 ◯民生部長山本 聰君) 道路交通体系の中で岡山交差点の混雑についての御質問がございましたので、お答えさせていただきます。  夏になりますと、海水浴シーズンには美浜の方から岡山交差点までたびたび渋滞をいたしているのが現状でございます。建設部長が申しましたように、岡山交差点から笙ノ川まで4車線が完成いたしますとその間は若干解消されますけれども、しかし、その車とて岡山の交差点に全部入ってきますので混雑をするわけでございます。美浜町から来た車が滋賀県の方へ右折することがなかなかできないこと。それから滋賀県の方から敦賀へ入ってきまして新しい8号線への右折もしにくいということで、これが大きな混雑の原因でございます。  夏の観光客を迎えるに当たりまして渋滞を何とか解消したいということで、6月11日に建設省、警察の交通課長、交通指導員の連絡協議会の会長、それから市は土木課、市民相談室等で私も入りまして協議をいたしました。なかなか対策というのはないんですけれども、一つの方法としましては、滋賀県の方へ行く右折の信号機をつけるという方法があります。しかしながら、岡山交差点の信号機が塩荘さんの前にあるわけでございます。それと、もうしばらく行きますとすぐに小浜線の踏切がございます。したがいまして、そこをどんどん右折をさせるということは渋滞にまたつながるんじゃないかということがございました。  それから、滋賀県から敦賀へ入ってきまして右折をすることになるわけです。そのときにはあそこは片側1車線しかございませんので、右折の車がありますと後続の直進車が進行できないということになるわけでございます。したがいまして、そこに右折車線の道路を設置すればいいわけでございますけれども、建設省もいろいろ交渉に当たっておりますけれども、用地の買収が非常に難しいという状況でございます。  そこで、交差点につきましては、何とか早くするように警察の方でも検討いたしておりますけれども、一番の方法は、先ほど市長が答弁させていただきましたけれども、バイパスの19工区の早期完成が岡山交差点の混雑を解消するのではないかと、そういうふうに思っておりますので、よろしく御理解を賜りたいと思います。  以上でございます。 32 ◯産業経済部長橋本幸夫君) 主要道路の整備、進捗状況の中で、外環状線の進捗状況についてお答えをいたします。  本路線は、県営事業として整備を進めておりますふるさと農道緊急整備事業でございまして、山泉-関間4658mございますが、うち用地買収済みが3917m、進捗率で84%でございます。既に工事が完成しておりますのが 917m、進捗率20%でございます。また本路線の完成予定は平成12年となっております。  以上でございます。 33 ◯22番(安居喜義君) 再質問をいたします。  今ほど市長初め関係者からいろいろ御答弁をいただきましておおよそ理解をいたしましたが、その中で総合計画に関連いたしまして市長にもう一度確認をさせていただきたいのは、先ほど延々と述べましたが、たくましい産業の振興について、先ほど企画部長から答弁をいただきましたけれども、特に市長の公約なり、あるいは実践される姿勢がどうも観光、あるいは人の交流みたいなものが表に出過ぎ、出過ぎることがよくないということじゃないんですが、そのことが目につきます反面、産業の振興のような、その地域の振興を図る土台になる部分の影が薄いような気がいたしまして先ほどから質問いたしたわけなんですが、そのことについてもう一度市長の考えのほどを確認をさせていただきます。  それと同時に、これから基本計画などに進んでまいりますけれども、先日の福井新聞では、敦賀市が今策定した基本構想については高い評価も述べられておりましたが、構想計画なりは、そのつくることが目的ではありませんので、今後の進捗がやはり、実効ある進捗にしなければならないことは言うまでもありませんので、そのことに期待をいたしたいと思います。  次に、道路関係でありますが、公害的な苦情につきましては、適切に調査をされているということでありますが、その対策につきまして防音壁を取りつけるという地区も出ておりますけれども、その進捗につきましても早期に進むようにお願いをいたしたいと思いますし、市民の感覚からいたしますと、何か道路ができてしまってからでないとそういう後の、実態調査をしなければよくわからないというのはわかるんですが、どうもその辺に市民との気持ちの乖離があらわれるという状況を感じますので、これからのことについてでありますが、時宜適切に対処し、あるいは関係者に要請される働きかけをされるようにお願いをいたしたいと思います。  特に自動車の排ガス観測なんかは、敦賀市では今1カ所しかないんじゃないかなと思うんですが、そういったものも市街地の観測としては必要でありますが、交通形態全体から見ますと、1カ所ではやはり不足ではないかな、今後その大気の及ぼす影響などを考えますと、道路交通の要因分析にも必要であろうと思いますので、追加要請をされるなり、その対処方をお願いしたい、こういうふうに思います。  それから、岡山交差点の渋滞の関係ですが、岡山交差点に限りますと、どうも結論がないということであります。実質困りますのは、やはり通行する関係者がいろいろ迷惑をこうむっている状況でありまして、19工区が完成するまで待てということになりますと、敦賀市全体のイメージとしても決してよくないと思いますし、そういったことから右折の信号が不可能なのか。昆布館の関係の変則的な交差点でもありますので大変難しい、あるいは用買がしにくいということでの問題は理解するんですけれども、今後より一層問題解決に向かって努力をしていただきたいものだと思います。どうしても右折の信号ができない、一つの手段が実施できないというのは、どういう隘路があるのか、ちょっと確認をさせていただきたいと思います。  それから、介護保険制度の関係ですが、先ほど市長から答弁をいろいろいただきましたが、保険制度の関係はこれからの話になりますけれども、敦賀市の高齢者保健福祉計画との関係、一言で言いますと、その関係が何かわかりづらい。特にその計画の中で、市がやる施設整備の関係の見通し、あるいは民間のそういったものを誘致していく、働きかけるもの、いろいろ出てこようと思いますし、あるいは敦賀市が今着手しております福祉総合センターの中での事業の運営との絡みは、もう少し具体的にどのように進められるのか、わかれば説明をいただきたいと思います。 34 ◯市長河瀬一治君) 御指摘のたくましい産業の振興ということで、なかなか見えにくいというような御指摘だったというふうに思います。  やはり私はこの敦賀の産業と言いますのは、港を生かした、海陸の交通の利点を生かしたものが非常にすばらしいというふうに思っておりますし、そういう中で国際の交流もございますし、また異業種間の交流もあります。そういうものの促進を行って港湾関連の産業などを誘致をしていきたいというように考えておりますし、当然敦賀にもたくさんの産業がございますけれども、いつも言っております原子力の関係にもたくさんの皆さん方も働いていらっしゃいます。またそういう関連になりますと、またいろんな議論はあるかもしれませんけれども、そういうのも私は産業の一つだという認識もいたしております。  やはり若い人たちがこの町に住んで働いて学んで遊べるというのは大切でございますし、その中でも就労の機会というのは重要だというふうに考えておりますので、こういう就労機会の拡大にも今後とも積極的に取り組んでいきたいというふうに思っております。  後は部長の方から答弁いたします。 35 ◯民生部長山本 聰君) 再質問の中で、大気汚染観測所の追加について要請をしてほしいということでございました。  確かに交通事情、流れが変わりまして大幅に変更になっておりますので、その点につきましては、県に要望をしてまいりたいと思います。  それから、岡山交差点の右折の件でございますが、先ほども申し上げましたように、美浜の方から敦賀へ入ってきまして滋賀県へ回ることにつきましては、2車線になっておりますから、これについてはいいんですけれども、滋賀県の方から敦賀の方へ右折して入るときには、1車線しかございませんので、右折の信号を出すと、直進車がもう一緒の所におりますので、その辺が非常に難しいわけでございまして、現在このことにつきましては、公安委員会の方でお願いしてございまして検討をいたしております。ちょっと難しいということを言っておりますけれども、まだ結論は出ておりませんが、何とかできるように努力をいたすようにお願いしてございますので、もうしばらくお待ちいただきたいと思います。  以上でございます。 36 ◯福祉部長(阿路川 勇君) 介護保険制度に関連をいたしましてお答えを申し上げます。
     先ほど御指摘になられましたように、介護保険制度につきましては、今議論の最中でございますし、私どもも事業の内容等については一部伝わってまいっておりますが、それを見る限りでは、議員御指摘になられました敦賀でまだ取り組んでいない事業としてリハビリテーションがあるんじゃないかというお言葉でございましたけれども、全くこれは新しい言葉でございます。これは中身で今伝えられておりますのは、訪問と通所によるリハビリテーションという表現がなされております。  したがいまして、作業療法士とか、言語療法士、こういう方々とともに訪問をしたり、また施設へお越しをいただいてリハビリテーションを行うというのが中身でございます。デイサービスの中身とも関連をしてくるのではなかろうかというふうに現在は考えております。  ただ、市の現在の保健福祉計画と、それから介護保険制度ができてまいります。それからもう一つ、保険サイドで保険計画もあるわけでございますが、非常にわかりにくいということも、そのとおりでございますし、高齢者保健福祉計画も平成3年の3月に策定をしておりますが、これもぼちぼち見直しも必要な時期に来ております。  したがいまして、介護保険制度の推移を見きわめながら、いずれこの計画も一部手直しをしていかなければならないんではなかろうかというふうに考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。  以上でございます。 37 ◯議長橋本昭三君) 次に、竹中純夫君。   〔16番 竹中純夫君登壇〕 38 ◯16番(竹中純夫君) 新陽会の竹中でございます。  質問通告書に基づきまして、順次質問を申し上げたいと思います。  まず第1に、敦賀港開港 100周年記念事業の推進についてでございます。  さきの6月定例議会において、欧亜連絡国際列車運転計画のことで具体的に提言を申し上げたところでありますが、こうした世紀のイベントを実施するに当たっては、県の土木部港湾課並びに市の国際交流貿易課の個々の窓口で連絡を取り合っても、十分なる連携推進は困難点が多いのではないかと考えるものであります。  さきに行政の仕組みにおいて、大学準備室が設けられたように、県と市が相互に職員を派遣し合い、敦賀港開港 100周年記念事業室を設置し、一本化した窓口が必要かと考えます。これは行政面での取り組みでありますが、それを支える市民意識の高揚が最重要であります。  思えば昭和43年、国民体育大会福井大会を成功させようと意気込みました。人口も70万台で少なく、財政力の弱い県でも立派にやり遂げた県民の誇りが、今もなお生き続けております。こうした貴重な経験を生かし、市民総参加への働きかけがポイントであります。やはり市民団体への働きかけ、幸いにも日本海洋少年団全国大会がこの開港 100周年記念にあわせ敦賀大会を実施するやに聞いております。  こうした各種団体の協力とボランティア各位の理解と協力を得て市民運動への展開を期待するものであります。21世紀の敦賀港の発展は市民一人一人の課題であることを、積極的な資料の提供、個性的な取り組みへの援助、経費の助成、指導助言、推進委員の委嘱などが考えられるわけでありますが、市長の構想と御見解をお伺いいたします。  生ごみ処理についてでございます。  本市では、ごみ分別減量化対策協議会を発足させ、委員25名を委嘱し、年数回の協議会を開き、意欲的に取り組み、またさきには新採用職員にごみ収集の体験をさせたり、懸命の努力を重ねておられることに敬意を表するところであります。  本年6月1日より指定ごみ袋制度が導入され、順調に遵守されておりますことを同慶に存じております。  この制度に踏み切るまでの経緯を見るとき、指定ごみ袋説明会を 110区において実施し、指定ごみ袋の見本、広報つるが、RCN行政チャンネル、ごみ収集カレンダーの全世帯への配布、各町内で委嘱された環境美化推進委員の指導、協力等、きめ細かい体制づくりが功を奏しているものと考えます。  ごみは何と言っても生じさせない方法、特に生ごみを有効化する方法、すなわち最も厄介な生ごみは、それ自体から発生する悪臭、有害な病虫害の発生源となるものでありながら、日々の生活から必ず発生するものであります。  生ごみは別の面から見れば、農業、漁業から生み出すものであり、原則的に農地に還元すべきものとする発想も出てくるわけであります。すなわち良質の有機肥料となり、手軽にできる方法の開発にあります。こうした生ごみをEM菌による発酵合成型の微生物群のボカシを生ごみに振りかけ、密封状態で10日程度置くポリ容器の普及も徐々に伸びてきております。  平成7年度の統計を見ますと、福井市では生ごみ処理容器設置事業補助金交付要綱をつくり、設置した容器1個につき2000円とする。ただし、設置した容器1個につき4000円未満のときは設置費の半額とする。ごみ焼却機などの補助は一切いたしておりません。ポリ容器のみの補助であり、864 個分が福井市では利用され、ちなみに敦賀市では3分の1補助で 155個分が補助されております。  こうした処置による燃やせるごみの、ごみの質状況の統計を調べてみますと、厨芥類の項目によりますと、平成4年11月16日26.8%、平成5年11月16日10.6%、平成6年11月8日10.1%、平成7年11月16日 9.8%と減少傾向を示していることはまことに喜ばしいことであります。一面、これは生ごみに対する市民の理解が深まり、生ごみ処理容器の普及にあるとも言えると考えるのであります。  ここで、鯖江市が生ごみリサイクルモニター 180人を委嘱し、1カ年の反省点としてアンケート調査を実施した結果を紹介したいと存じます。  モニター世帯1人1日当たり 183gを堆肥化したと答え、ごみステーションへ出す日数の減少、ごみの量の軽減、においの軽減、ごみを出す労力負担の軽減などが報告されております。今後の課題として、生ごみの堆肥化が継続できるか、地域単位でのボカシの継続供給のシステム等と、体制づくりが可能かどうか検討したいと結んでおります。  そこで、本市として福井市の生ごみ処理容器設置事業補助金交付要綱のように、ポリ容器の半額補助、もしくは3分の2補助に踏み切れないものか伺っておきます。  また、鯖江市がモニター 180人を委嘱し幾つかの課題を出してきたわけでありますが、本市の対応策はないものかどうか、十分検討するに値する課題だと考えますが、お尋ねしておきます。  次に、小学校での国際理解を深める教育についてでございます。  中央教育審議会は、平成7年4月、文部大臣から21世紀を展望した我が国の教育のあり方について諮問し、その主な検討事項3項目の一つ、国際化、情報化、科学技術の発展等、社会の変化に対応する教育のあり方を挙げております。この項目については、第2小委員会を中心に審議が進められ、総会の審議を経て本年6月18日、審議のまとめが公表されております。  その間、総会、小委員会を通じて関係団体、関係者からのヒアリングの実施、加えて3カ月の経過を経て、21世紀に向けた教育のあり方に関する提言を公募し、公開の1日中央教育審議会を開催するなどして、できるだけ多くの意見に耳を傾け審議をまとめておるのであります。さらに、審議のまとめの公表後は、それに対する各方面からの意見を踏まえ、総会においてさらに審議を深めておるのであります。こうした審議を経て、第1次答申が7月19日に出されております。  そこで、質問項目に絞って取り上げますと、小学校段階で外国語教育をどのように取り組むかは非常に重要な検討課題であるとして、本審議会においても研究開発校での研究成果などを参考にしたり、専門家からのヒアリングを行うなどして種々検討を加えておるのであります。  その結論として、小学校における外国語教育については、教科として一律に実施する方法はとらないが、国際理解教育の一環として総合的な学習の時間を活用すること。具体的には、特別教育活動の時間、学校や地域の実態等に応じて子供たちに外国語、例えば英会話等に触れる機会を与えたり、外国の生活、文化などにもなれ親しむ機会を持たせることができるようにすることが適当であるとしておるのであります。  そこで、福井県下の状況を調べますと、文部省の研究開発校に福井市の湊小学校1校で、8月17日の福井新聞に「小学校で英語教育スタート」の見出しで掲載されました。これはカリキュラムの変更を認めた指定校であり、県教委では6カ国の外国人80名を講師に招いて、県下 227校の中で3年間に平等に行き渡るよう計画をし、本年2年目を迎え、117 校に広がっております。  特に市町村で単独で外国人講師を招いているのは、小浜市、大飯町、高浜町、上中町、三国町、鯖江市、清水町、朝日町の2市6町であります。本市のことは8月28日の福井新聞の論説に「市教委は2学期から国際理解教育の一環として、市内3小学校に外国人講師を派遣、英会話教育を始める」云々という記事があったわけでございますが、本定例会にも若干の予算が計上されております。中教審の審議の経緯を見ましても、それ相当の日時をかけ、各方面の意見を聴取しながら、さらに研究開発校の研究過程を踏まえながら答申しておるのであります。  隣の石川県金沢市教委では、市立小学校60校全校でゆとりの時間や特別活動などを活用し、教育課程外の活動として英語教育に取り組むとし、学識経験者などからなる検討委員会を発足させ、教職員の研修計画等も明確にしております。加えて、先進校である大阪市立真田山小学校、味原小学校の3年目の研究成果をこの11月に発表するやに聞いております。  本市の教育委員会は、中教審の答申でも言っておるとおり、小学校段階で外国語教育をどのように取り組むかは非常に重要な研究課題であるとしておりますが、どのような検討課題として取り組み、その方針が出され、この9月からスタートすることになったのか、その経緯をお伺いしたいのであります。  以上であります。   〔市長 河瀬一治君登壇〕 39 ◯市長河瀬一治君) 竹中議員の御質問にお答えをしていきたいと存じます。  まず開港 100年、その記念事業についてということでありまして、提案理由の説明でも申し上げたとおりでありますけれども、県、市、関係者からなる開港 100周年準備委員会を設置するとともに、広く意見を反映するため、敦賀市民を対象としましたワーキンググループを構成をしまして、基本計画の策定に向け努力をいたしております。  9年度には準備委員会を実行委員会に移しまして実働部隊として対処する予定でございます。県、市、関係者で構成します事業実施のための開港 100周年開催準備室を設置する予定でございます。  このイベントは本当に一大イベントでございますし、1999年の本番に向けまして、また他のいろんな団体とも調整、そしてまた関係機関への協力要請等も準備室が中心となって展開していくというふうに思っております。  なお、議員から御指摘をいただきました市民の皆さん方のいろんな活動、大変重要でございます。今御指摘いただきました海洋少年団の全国大会も誘致が決定をいたしておりますし、またほかにも氏子青年会という団体がございまして、その全国大会ももう大体内定をいたしております。そういうことでいろんな皆さん方に働きかけをして、そしてみんなで盛り上げるイベントにして、ぜひ成功裏に、そしてこれを一つの起爆剤として、第5次総合計画の実現に向けて今後とも一生懸命頑張っていきたいというふうに思っております。  次に、生ごみ処理についてであります。  敦賀市の生ごみ処理容器設置補助金交付要綱というのがありますし、ごみの減量化と堆肥化による資源の有効利用を目的に、平成3年4月1日から生ごみ処理容器の購入価格の3分の1以内、4000円を限度といたしまして平成7年度末で 461件の補助金を交付いたしております。  最近は、電気また手動によります生ごみの分解処理機が出始めたということでありまして、他市の状況も調査をいたしまして、簡易焼却炉とともに、生ごみ処理容器の設置補助金の交付要綱を検討したいというふうに思うところでございます。  また、EM菌によります営農の普及ということでありまして、農業全般でございますけれども、農業というのは環境に最も調和した産業でありますし、水と緑豊かな国土の保全に大変貢献しております。最近は、世界的に地球環境を守る声が高まってきております。  また、消費者の安全志向、また本物志向が高まっておりますので、土づくりを基礎として農薬や化学肥料を抑えた環境保全型の農業で生産される作物のニーズが強まっているのも事実でございます。今アトピーとかいろんなものがありますが、それもそういう農薬や化学肥料が原因じゃないかなという声も出ておる中でございまして、やはり消費者が求めます安全、本物志向というのは大変大事なことだというふうに思っております。  これからは、農業の持つ特性を生かし生産性との調和、これも大変大事だというふうに思っております。そういうことに留意しながら、土づくりを通じまして化学肥料や農薬の使用等による環境悪化に配慮した持続的な農業の推進が大変重要であるというふうに考えております。  そこで、自然農法について琉球大学農学部教授でいらっしゃいます比嘉先生が開発いたしました有効微生物、EM菌を利用した農法が成果を上げ、また本市においても、この栽培に取り組んでいらっしゃる方がいるというふうに聞いておるところでございます。  生ごみを有効利用するEM農法の普及推進につきましては、今後、実践活動されている皆さんのPRが大変重要だというふうに考えております。現時点では、EM菌を導入して家庭の生ごみを堆肥化し、有効利用している自治体もあるわけでございますけれども、堆肥を引き取っていただける農家が少ない等の問題点もございますので、しばらく状況の推移を見守っていきたいというふうに存じております。  後は教育委員会の方からお答えいたします。 40 ◯教育長竹内幸一君) 第3番目の問題につきましてお答えを申し上げますが、最初に申し上げたいのは、中教審に関します4月、それから6月の動き、7月19日の最終の第1次答申、ここらあたりのことにつきましては、先般、お名前を出して申しわけないんですが、立石議員から6月に御質問をいただきましたときにお答えしましたとおりでございまして、そういうことでは意見が同じじゃないかなと、そんなふうに思うところでございます。  ただ、一番御質問の中で私が受けとめましたものは、その経緯を云々ということでございまして、その経緯とはということになりますんですが、その背景というものも申し上げたいと思いますが、なるべく短く申し上げようと思いまして今頭の中で整理をしておるところでございまして、長くなったらひとつお許しをいただきたいんでございますけれども、一つには、中教審の英語の教育、このことについてはもう既に結論が出て、こういう方向でこういうことをやりなさいよということで出ておりますこともひとつ申し添えたいと思いますが、そしてまた、私どもは4月の時点でこういうことでということのその経緯も申し上げておるところでございまして、4月から言うなれば、何とか9月にはこういうことにかかれんかということの御相談も、それぞれ校長会でありますとか、いろいろの現場の皆さん方の御意見の集約の中で、さらにはどの学校がやっていただけるかというようなことにつきましても、いろいろとお話をさせていただいて今回予算化をさせていただいたと、そういうことでございます。  ただ、もう一つ申し上げますと、これは参考になるかどうかわかりませんが、国際化社会に対応するということは、中教審に力点を置かれますけれども、実はこれは臨教審からの流れでございまして、臨教審は10年前、その臨教審を通じて中教審が出てまいったわけでございまして、だから、私どもは国際化社会に対応するということでは、既に昭和62年には英語の指導助手という関係で、これも全国的に広がったことでございますけれども、こういうこともやらせてもらう中で、それが今どう変わってきましたかということも、これは教育の専門家であります竹中先生よく御存じかと思いますけれども、リスニングでありますとか、あるいはスピーキングでありますとかというものから、コミュニケーションというもののとらまえ方から、今度は触れ合う英語ということが小学校の第1点のことでございます。だから、母国語を使って触れ合う、そういう先生方になってということが、一つには教科の領域を超えてということの中身でございます。これも十分竹中先生御存じのはずだと思いますけれども、あえて申し上げますと、そういうことでございます。  そういうことを踏まえて今度はこれをやらせていただいたと、こういう経緯がございますし、さらにはもう一つ申し上げますと、今、国際化と言いますのは、例えば日常の会話でもういっぱい外来語が入ってございます。こういうものを子供の小さい段階から日常会話の中で育てるということが、一つにはアレルギーがなくなるということにもなりかねんかなと。だから、我々がしゃべっております中でもいっぱいそういう言葉が出てまいります。それほどにして国際化ということがもう既に始まっておることでございますので、小学校でそういうことができれば、これは非常にいいなと。ただ、私どもは新聞論評でもございますように、手探りでいろいろ模索もございますが、模索でもやらせていただいた方がいいだろうと。  審議の過程のことにえらく力点を置かれて、どういうことでというようなお話がございましたけれども、そういうことでひとつ御理解をいただければ非常にありがたいかなと、こんなふうに思うところでございます。  また言い残しがございましたら、お答えを申し上げたいと思います。  以上でございます。 41 ◯16番(竹中純夫君) 市長の御答弁によりまして生ごみ処理容器設置事業補助金交付要綱などを見直していくということでございますので、ひとつ十分検討をしていただきたいと、こういうように思うわけでございます。  また、生ごみにつきましては、鯖江市がモニターを 180人委嘱しまして研究成果を上げたわけでございまして、そういう研究報告も私の手元にいただいておりますので、そういういろいろと他市のやったことを十分検討し、また我々もそういう面において検討、研究していきたい、こういうように思いますので、またよろしくお願いをしたいわけでございます。どうもありがとうございました。  それから、教育の問題でございますが、この福井新聞の論説にも出ておりますように、歩きながら考えていくということでございますが、そう評価されても仕方ないんじゃないかと思うわけです。金沢には市立が60校あるわけですが、金沢の市教委では4月にも学識経験者などからなる検討委員会を発足させ、文部省の研究開発校の実績などを踏まえ、1学期中に各学年のレベルに応じた実践例を現場に提示して、あわせて外国人指導者と協力した、いわゆる外国語活動のあり方などについて、教職員の研修計画も考えると、教育委員会でこういうきちんとした方針を出して、これからはどんな外国語教育をやっていくんかという、そういうものがなければ、中央教育審議会でそういう審議の経過を見ましても、中央審議会で非常に慎重にやっておるわけです。金沢市においてもそういうことをやっている。大事なことなんで、教育というものは。ですから、やっぱり慎重な教育計画のもとにやらないと。ただ適当な外国人教師がおられたから、その先生にお願いするということではなしに、やはり今、時代の流れは皆さんからの意見を十分検討すると、学識経験者からも十分意見を酌み取って、敦賀市に合ったそういうもので推進をしていくと。  三つの学校を指定してどういうことをやられるのか、1人の外国人教師にお任せをしてやっていくのか、敦賀市教育委員会としてどういう見解というか、どういう方針でこの外国語教育を進めていくのかと、そういう一つのしっかりしたものがないと、我々としてはやはり見えにくいと。なるほど敦賀市の教育委員会はこういう方針でこういうやり方で、いわゆる外国語のそういうものに取り組んでいるんだなと。親しみ、楽しむ目的ということを今教育長が言われましたけれども、そういうことをもっときちんとした方針を打ち出して、そして教育委員会でどの程度討議されて、どういうことになったのかということも含めてお尋ねをしておるわけでございます。その点だけお伺いして質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 42 ◯教育長竹内幸一君) いろいろ御指導をいただきましたが、ただ、竹中先生に反発するわけでも何でもございませんが、はっきり言えば、いろいろ言いたいことございますけれども、反発するわけでございませんが、下から上がってきて、現場でここも英語の教育をやりたい、ここも先生がやりたいということについてのそれを、私どもはそれを吸い上げたということで、これも一つの行き方かと思いますが、事例を示しまして、実験校をやって、こういうことだからこれをやりますという、確かに石川県の石原さんのやり方も教育行政の一つのあり方ではあるかと思います。石川県の教育長さんと実は私お話もさせてもらいました、4月の時点で。だから、いかに子供たちにそういうこと。  ちょっと視点が変わりますけれども、子供たちが外国へ行って、あるいは先生方が学校へ行って、そして外国から見る日本、あるいは敦賀というものを改めて見るという、これが異文化に接するという今のこの中教審の精神ではありませんか。ですから、そういうことも込めますと、日常の中で、会話の中でこれがアレルギーがなく接していけることこそが、これからの21世紀に向かう教育のあり方の新しい方向としての、しかも日本は共存共栄でなきゃできませんから、そういうことで子供たちに率先をさせてやらせていただくと。  なお、英語指導助手の話がちょっとチャンポンして御説明いただきましたけれども、あれは英語指導助手を月に1回、各学校に配置をしておる、今の中学校の教師を小学校へ派遣をすると、こういうことでございまして、227 校につきましての話はちょっと観点が別でございますというふうに私は受け取ったんでございますけれども、間違っておったらお許しをいただきたい。  いずれにいたしましても、私どもがこれからそういうことで教育委員会でどう討議をしたかということでございますが、それも中身について裏があるように思いますけれども、実はそうではございませんで、現場間にこういうことの、この中教審の示します指導方針なり、中身について現場からいろいろ上がってきたものを吸い上げたというのがまず第1点でございまして、それの結果がこうして出てきたということで、ひとつよい方に御理解をいただきますと非常にありがたいんでございますので、今後もひとつ御指導をお願いいたしまして、言い過ぎかもしれませんが、お願いを申し上げたいと思います。 43 ◯議長橋本昭三君) 次に、藤田 守君。   〔17番 藤田 守君登壇〕 44 ◯17番(藤田 守君) 清風会の藤田 守でございます。  そろそろ一般質問を終わりに近づいておりまして、皆さん方大変お疲れのようでございます。しばらくの間おつき合いをいただきたいと存じます。  農業問題についてはいろいろありますが、今回は通告書のとおり、かんがい施設の整備についての1点だけに絞り、水問題についてお尋ねをいたしたいと思っていますので、よろしくお願いをいたします。  市長提案理由説明で申されたとおり、8月15日現在、本県地方の水稲作況指数は「 102」、やや良と発表されております。米余りが問題になっている中、豊作を素直に喜べない大変複雑な気持ちが現状でございます。  さて、先月8月26日、農業委員会がございまして、その終了後、市長と農業委員会委員との語る会がございました。そこで最近の農業にまつわるいろいろな問題が出されました。幾つか紹介をさせていただきますと、大阪ガス基地と地域振興対策について、農業後継者対策とその教育、最近、山間地にイノシシが出まして水稲に相当被害を与えております。その獣害対策について、あるいはまた合同青果の市場体質の改善、魚と青果をまじえた観光市場、それから幾ら公共事業であれども、むやみやたらに農地をつぶすな等々でございます。中でも水資源対策、それから農業用水対策が強い要望として出されました。市長十分御承知おきのことと存じます。  敦賀市における農業施設整備にあっては、その主なものとして圃場整備が上げられます。しかもその整備率は85%と高い率になっていることはまことに結構なことであります。しかしながら、かんがい及び排水施設の整備においては、いま一つ不十分ではないかと思われます。  私ごとになりますが、一例を挙げますと、私の地元であります、まだ私も少しながら米づくりをしておりますところの地域は、井ノ口川水系にありまして、この水系に属するところの水田耕作面積は 174ha余りとなっており、敦賀市全域における水稲作付面積 865haの約20%にもなっておりますが、井ノ口川の農業用水への有効利用が十分になされておりません。農産物を栽培するには、まず水が必要不可欠であります。いかに水というものが大切であるか、最近特にひしと感じている昨今であります。  山谷から流れ出る水、その大切な水をストレートに日本海へ流すのではなく、渇水期に備え貯水池、貯水槽にためておき、農業用水だけと言わず、緊急時による防火用水、あるいは災害時の生活用水としても利用できるものと考えられます。  敦賀市は地下水が豊富だと言ってどんどんくみ上げていますが、その地下水も年々低下の一途をたどっております。  12号台風は8月14日早朝、夏の最後を飾る一大イベントのとうろう流しは16日、あわやと思って心配をしました台風12号は、さほど心配していた被害もなく、まだ天の恵みと言うのでしょうか、台風が持ってきた雨によって急場を免れたのが実情であります。もしあの12号台風が来なかったら、2年前の広範囲にわたり被害が出たあの大干ばつのようになっていたと思われます。平成6年度の渇水対策においては、市当局の温かい御理解のもと、各種御援助いただき一時的に対応できたものの、ことしの渇水時にも大変心配をしたわけであります。  以上、るる申し上げたことを総合して、今後の敦賀市の農業政策上、農業施設整備にあっては、農業用水における用排水施設の整備を提案し、今回特に井ノ口川及びその流域河川を含めて農業用かんがい排水の総合整備を提案する次第ですが、市長の御見解を賜りたい。よろしくお願いを申し上げまして終わります。   〔市長 河瀬一治君登壇〕 45 ◯市長河瀬一治君) 藤田議員の1点に絞っての質問にお答えをいたします。  干ばつ対策としてのため池の再整備ということで、今お話いただきましたように、せんだって農業委員会の委員の皆さん方と農業の問題についていろいろお話をさせていただきまして、いろんな御意見を聞かさせていただいた次第でございます。  その中にも出た話でございますけれども、本市の農業用水につきましては、平成6年の夏の全国的な干ばつを教訓といたしまして、渇水に強く効率的な水利条件の整備を図ることが大変重要な課題というふうになっております。  その対策といたしましては、既存の農業用水の見直しを行いながら、水源から農地へ効率的、かつ安定的に水を供給するための農業用水利施設の整備を推進していくことが必要であるというふうに認識をいたしております。  つきましては、議員御指摘のとおり、既存の穴釜、蛭谷、長谷、沓見等のため池の再整備を行うことも、その有効な対策の一つであるというふうに思われますので、それらの活用について今後前向きに検討をさせていただきたいというふうに思う次第でございます。 46 ◯17番(藤田 守君) 御答弁ありがとうございます。  市長答弁、「前向きで検討していきたいと思っております。」「よくなるよう努力していきたいと思っているところであります。」「十分検討、研究をしていきたいと思っている。」「そのために頑張っていきたいと思っています。」、このような答弁ばっかりなんですね。検討していただくのは結構です。私は前回、前々回等で総合防災センターも言っております。これも今言った四つの答弁で終わっております。防災ヘリコプター、これも何とか努力をしていきたいと思っております。福井に取られてしまった。川東地区の防災計画、これも十分検討を加えて研究をしていきたいと思っております。粟野公民館、これも一生懸命一遍考えてみたいと思う。柴田庭園、それぞれ皆答弁が同じなんです。  私は、先ほど農業委員会でいろいろ問題となっておることをきょうこの場所で言おうと思っておったんです。ところが、そんなことはどうでもいいわと、とにかく水の手当てを何とかしていただきたい、これだけなんです。  ちょっと長くなりますが、昨年、阪神・淡路大震災で大きな問題となった一つに防火水槽があります。今、公園や学校校庭、それから公共施設の広場、あるいはところによっては歩道の地下に埋設型の防火貯水槽が各地で設置がなされております。  水槽の構造についてちょっと申し上げますと、幅3m90、約4mございます。深さが3m、的確に言いますと、2m80。長さといいますが、これは1m50、こういった2次製品を3個組み合わせると、約40m3になります、40t。この地下貯水槽があります。最大のもので約 100m3、今言った重箱を底を抜いたようなものを七つほどつなぎ合わせると約 100m3。これが製造をされておると聞きます。  少々専門的になりますが、工法として、まず掘削機で穴を掘ってベースコンクリートを打ちます。壁になる部分をまず建てて、それに先ほど言った重箱の底の抜けたようなコンクリートの枠をステンレスボルトで次々に組み合わせて、最後に壁になる部分を取りつけてできる上がりということになります。一部分にマンホールをつけて、水槽上部は約1m土で埋め戻すという工法でございます。  だから、上が土でございますので、公園とかグラウンドの端の方、はたまた歩道に使用できます。しかも、地下埋設ということから地震にも非常に強い。お話を聞きますと、10t車が上に乗っても強度は十分あると。非常に便利な地下埋設型防火水槽であります。  私は、これを山谷に埋設して、農閑期の間、それに簡単な浄化施設が要るかもわかりませんが、貯水をしておいて、干ばつ時における緊急時用農業用水、あるいは防火用水、災害時用に利用できんのかなと考えております。  先ほど市長も言っておりましたが堤、題目がかんがい施設整備ですので何もかも一緒に申し上げますが、井ノ口川周辺、昔、堤と言っております。現代語で言えば、貯水池というんですか、それが何カ所かあります。せんだって地元の方に御案内をいただきました。雨降りでしたからかっぱを着て現地を何カ所か見にいってまいりました。竹中議員、地元でございますから、よく御存じのことと思いますが、一ノ谷の堤というのがあります。井ノ口川の入り口です。これは相当古いもので、土管に穴をあけて、尺八と言っていましたが、一の詰め、二の詰めを抜いて下に水を流したというような形跡、まだ立派に残っております。相当量まだ水もございました。それから「ヒルダニ」と言ったけれども、あれは野坂では「ビッタニ」と言うそうでございます。粟野駅の上、今の公園のあたりと思いますが、蛭谷と穴釜という貯水池がございます。  長谷は町村合併の時代に市有地となったそうでございまして、これは総合環境整備事業にひっくるめて今度整備をするんだと聞いておりますという御返事でございましたが、こういう古いものは昭和初期に構築されたものだと聞いております。今では使用不可能なもの、また水がれして十分その用と申しますか、その機能を果たさないものとさまざまでございます。  私は、昔の人が知恵を出し合って自然を巧みに利用しているこういった施設を、大事に大事にしていきたいと思っておる1人でございます。先代の人たちが手にまめをして大変苦労して今世に残した、いわゆる財産を守るための財産をいま一度見直し、手直しをするよう考えたらどうかというようなことも、ひとつこの2点についてもう一度御所見をお聞かせいただきたいと思います。 47 ◯市長河瀬一治君) たくさんの問題はあるけれども、その1点に絞って聞いているんだからということで──前向きに検討したいということで答弁はそのとおりであります。  確かに私も議員を12年間やっておりましたので、そういうことを感じたこともございます。逆にこっちになってしまいますと、たくさんの課題がございまして、議員から聞いたことを「はい、すぐやります。」というふうに言いたいんですけれども、予算の関係、いろいろやはり調査をしながら進めていかなければなりませんので、お許しをいただきたいと。前向きに検討させていただきたいというふうに思っております。  そういうようなことで今具体的に出ました蛭谷、穴釜、また長谷の従来からあるものをうまく活用しながら行うべきだということでございますので、ぜひ再整備を含めまして、また今御指導をいただきました埋め込み式のそういう貯水方法もあるという御指摘でございましたので、それもどういう形でやるのが一番有効であるかということをよく研究をさせていただきたいというふうに思っております。 48 ◯17番(藤田 守君) 市長もなかなか大変でございまして、あれもこれも一緒くたに、神さんやなし仏さんやなし、てんぐさんではございません。よく私もわかっております。ひとつ農業者の悲鳴でございますので、何遍も言いますけれども、ことし12号台風が来なかったら、この議会で見舞金の恐らく議案が出ていたと想像されます。水については非常に真剣に皆さん方考えてございますので、何とかひとつ手当てをする予算化をしていただきたいと、このように考える次第です。終わります。
    49 ◯議長橋本昭三君) 次に、小川三郎君。   〔3番 小川三郎君登壇〕 50 ◯3番(小川三郎君) 公明の小川三郎でございます。  通告書に従いまして質問をいたしますので、よろしく御答弁お願いいたします。  大変皆さんお疲れのようでございますので簡潔にいきますので、よろしくお願いします。  まず第1、証明書等の自動交付機の設置についてでございます。  市役所の土曜、日曜の休日のため、証明書等の交付について不便を感じる市民の声があります。金曜日の交付時間の延長等の努力をされていますが、最近は証明書等の自動交付機を設置し、市民の要請にこたえている自治体があります。  現在、鯖江市、武生市等の11市町村におきまして、サンドーム福井を中心拠点とした丹南広域組合をつくり、来年5月を目標に証明書等の自動交付機設置に向けて事業が進められております。  これは市町村の枠にとらわれない広域的な相互連携のもと、行政情報システムの構築を図る観点に立って電算機利用を推進されているものと考えます。  そこで、お尋ねしますが、丹南における自動交付機設置状況、目的とする市民サービスの方法、種類について、どのように把握されておられますか。  2点目は、圏域内の市町村、敦賀、小浜等の2市5町1村においてどのように考えられておられるのか、また取り組みをされているか、将来構想についてもお聞かせ願いたいと思います。  第2は、放送大学の全国化に対し、地域学習センターの誘致についてでございます。  開校11年目となる放送大学が、来年10月をめどに受信エリアを全国に拡大することになっております。そのための地域学習センターは全国で現在31カ所開設されております。来年度中に各県1カ所整備される予定であります。この件について福井県の取り組みはどのようになっておりますか。  それと、四年制大学の誘致を中止しております敦賀市としましては、地域学習センターを誘致することは地域の文化の向上、生涯学習の充実等大変意義があります。放送大学の場合は、学生に学ぶ心があれば高い学習効果がありますし、正規の四年制大学卒業の資格も与えられるわけであります。充実した学習センターを設置することは、大学設置と同じ効果があると考えます。早急に研究されて市として取り組んでいただきたいと考えますが、いかがでしょうか。  次に、高齢者等の在宅ケアの充実についてでございます。  先ほどの谷出議員、安居議員の質問と重複するわけでございますが、一通り質問させていただきます。  公的介護保険導入が国のレベルで検討されておりますが、急激に進行する日本の高齢者の医療と介護の対策は急を要するものであります。特に医療の問題点は、28兆円を超えた医療費が年間1兆円のペースでふえ続け、その中で高齢者の医療費の割合が非常に高いということと、もう一つは、寝たきり老人が既に30万人を超え大きな社会負担になっております。  これは我が国が高齢者介護を前進させる基盤整備に本腰を入れて取り組んでこなかった結果として、高齢者が施設や家庭での介護対策の不足から寝たきりになりやすく、あるいは仕方なく病院へ流れる社会的入院による病床数の増加イコール医療費の増加が医療保険財政を破綻させつつある原因の中の一つでもあります。  具体的に申しますと、日本、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、この辺の1000人当たりの病床数を比較しますと、1965年、昭和40年では、5カ国とも大体1000人当たり10床程度であったのが、現在はドイツ、フランスは横ばいの10、英米は2分の1の5、日本は50%増の15となっており、日本の病床数が突出して増加しております。  福祉国家として知られる北欧諸国は、老人介護の目的を障害老人の残された生活能力を維持し、さらに向上させることに力を入れております。基本的には、在宅生活を維持することに重点が置かれています。よって、寝たきり老人のいない国とまで言われるように進歩しております。  日本もおくればせながら最近は自治体を中心にして真剣な取り組みがなされております。その中で先進的な自治体においては、巡回型の24時間ホームヘルプ事業が取り入れられつつあります。この在宅ケアの充実によって寝たきり老人をつくらない、極力少なくしていこうという積極的な取り組みであります。今後の敦賀市の在宅ケアに対する取り組みとしまして、24時間ホームヘルプについてはどのように考えられているか、お聞かせ願いたいと思います。  以上をもって質問を終わります。   〔市長 河瀬一治君登壇〕 51 ◯市長河瀬一治君) 最後の質問となりました小川議員の御質問にお答えをいたします。  まず、証明書等の自動交付機の設置ということと、嶺南広域圏においてのそういう取り組み状況等の御質問だったというように思います。そういう中で、丹南の広域組合の住民票等の証明書の発行についてということであります。  確かに丹南の方ではやっておるように聞いております。また設置の計画ということも聞いております。丹南広域組合というのは一部事務組合でございまして、そういう組織になっております。共同事業の中の電算事務の共同処理をサンドーム福井の管理棟内で平成9年の5月から稼働計画をいたしておりまして、その電算事務の中で構成市町村、11市町村間の住民基本台帳等のオンライン化によりまして、証明書等の自動交付機の設置も計画をしておるというふうに聞いておる次第でございます。  なお、嶺南地区広域市町村圏協議会と言いますのは、まだ現在協議会の組織でございまして、関係市町村間の連絡調整、広域圏計画の策定が主な業務でございます。このため証明書等の交付事務につきましては、各市町村が個々に対応しているのが現状でございます。  嶺南地区広域圏では、行政事務の電算処理につきましては、敦賀市、小浜市のような直営方式。また美浜町、三方町のような民間委託方式等、その形態がさまざまでございます。導入機種についても統一性がございません。現状では統一的な取り扱いが大変困難であるというふうに思います。また、自動交付機の設置についても大変困難じゃないかなというふうに思っておるところでございます。  次に、放送大学の全国化に対しましての地域学習センターの誘致ということでございます。  御承知のように地域学習センターは、全国47都道府県のうち31道府県と関東地域に9カ所が既に整備をされておりますけれども、福井県ではまだございません。  この地域学習センターは、各都道府県に1カ所とのことですけれども、これまでの所在地を見ておりますと、県庁所在地か国公立大学のある地域に限られております。  敦賀市に誘致せよとの御意見でございますけれども、人口規模や地域エリアなどで果たしてどれぐらいの生徒が対象になるか調査をしてみないとわからないところでございます。  福井県の重要要望事項として、平成9年度に福井地域学習センターの設置を文部省に要望しておりますので、今後、県とも連絡をとって検討してまいりたいというふうに存じます。  最後に、在宅ケアの充実ということで福祉問題でございます。  高齢者を対象といたしました調査で、住みなれた地域や家庭で老後を過ごしたいという方が圧倒的に多く見られることから、今、ホームヘルプサービスを初めデイサービス、ショートステイなどにより在宅福祉の充実を図っているところでございますけれども、今後とも寝たきりをつくらないという方針、これは大変大事だというふうに思います。  高齢者のニーズを的確にとらえながら、きめ細やかなサービスができるよう計画的な整備を図りまして、早朝、夜間、さらには24時間サービスなど、対象者やその家庭環境に応じましたケアプランが策定できるよう体制づくりを進めていきたいというふうに存じております。  また、北欧の福祉先進諸国のように、みんなで支え合う社会づくりへの啓蒙も機会をとらえながら推進をしていきたいというふうに思っておる次第でございます。 52 ◯3番(小川三郎君) 再質問させていただきます。  圏域内の問題が難しいという話だったと思いますが、敦賀市としましても現在いろいろ電算化事業が進められていると思うわけでありますが、やはりこの市民サービスのためにも証明書等の自動交付機の設置などは大変喜んでいただけるものではないかと思いますので、積極的な検討をしていただきたいと思います。  それから、放送大学の問題でありますが、確かにほうっておけばどうしても福井市の方へ行くとか福井大学とかいうようなことになると思いますが、これからはやはり敦賀の港は日本一であるから、当然そこに置くべきであると、世界へ向かって文化を発進するやはり何か中心がなければいけないと思うわけです。ですから、そういう意味でひとつ四年制大学を誘致するなら、私は当然その方がいいのではないかとは思うんですが、もし中止されておられるならば、これは是が非でも置いて、それを敦賀の少なくとも自由大学というくらいの構想のもとにつくっていかれる、こういうことが大切じゃないかと思いますので、ひとつさらに努力をお願いしたいと思います。  それから、高齢者の在宅ケアにつきましては、現時点におきましてもいろいろ真剣な努力がされております。私もこういう在宅ケアの中で、特に寝たきり状態になっている方の家庭を見ますと、まことに現在面倒を見ている方も大変なんですね。例えばおしめの交換でも1日大体8回くらい、3時間に1回ぐらいかえているから、昼も夜も休む暇がないというのが現状です。  いろいろそれを補助するケアはありますけれども、やはり先進地域におきましては大変負担になることは覚悟しながら、24時間ヘルプへ踏み切りつつあるところがあるわけですね。これはもう最終的には、早く日本の老人問題の中で特にこの寝たきり老人をつくらない、もうつくってしまうとそれから10年、20年という非常に大きな社会負担を抱えていかなければならないわけですね。  そういう点で、大変な負担ではあるけれども、先にやってどんどん手を尽くしていくことが寝たきり老人をつくらないというのは、これは先進諸国の体験的なものから出てきているわけでございます。ぜひそういう点を考えていただきまして、さらなる在宅ケアの充実に力を入れていただきたいと思います。  本日の質問はこれで終了します。 53 ◯議長橋本昭三君) これをもって一般質問を終結いたします。  日程第2 B議案第10号 決算認定特別委       員会設置に関する件 54 ◯議長橋本昭三君) 日程第2 これよりB議案第10号 決算認定特別委員会設置に関する件を議題といたします。  本件について提案者の説明を求めます。  有馬義一君。   〔29番 有馬義一君登壇〕 55 ◯29番(有馬義一君) B議案第10号 決算認定特別委員会設置に関する件につきまして、私の方から説明をさせていただきます。  本案は、平成7年度敦賀市各会計決算について審査するため、委員会条例第4条の規定によりまして、12人で構成する決算認定特別委員会を設置するものであります。  提出者は議会運営委員長、賛成者は議会運営委員会の委員の皆さん方でございます。  議員各位の御賛同をよろしくお願い申し上げまして提案理由にかえさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。  以上です。 56 ◯議長橋本昭三君) ただいまの説明に御質疑ありませんか。   〔「なし。」の声あり〕 57 ◯議長橋本昭三君) ないようですので、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  本件については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略し、直ちに採決いたしたいと存じますが、これに御異議ありませんか。   〔「異議なし。」の声あり〕 58 ◯議長橋本昭三君) 御異議なしと認めます。よって、本件については委員会付託を省略し、直ちに採決することに決しました。  これより採決いたします。  B議案第10号について、提案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 59 ◯議長橋本昭三君) 起立全員。よって、B議案第10号については、提案のとおり可決いたしました。  日程第3 選第5号 決算認定特別委員会       委員選任の件 60 ◯議長橋本昭三君) 日程第3 選第5号 決算認定特別委員会委員選任の件を議題といたします。  本件につきましては、委員会条例第6条第1項の規定により、議長から指名をいたしたいと存じます。  決算認定特別委員会委員には、  総務常任委員会より、中村純一郎君、宮崎則夫君、安居喜義君。  産業経済常任委員会より、木下 章君、赤坂長太郎君、小川英次郎君。  文教民生常任委員会より、小川三郎君、立石武志君、馬渕憲二君。  建設常任委員会より、谷出晴彦君、奥山裕二君、土手重夫君。  以上12名を指名いたしたいと存じますが、これに御異議ありませんか。   〔「異議なし。」の声あり〕 61 ◯議長橋本昭三君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名をいたしました12名の諸君を決算認定特別委員会委員に選任することに決しました。  暫時休憩いたします。             午後2時50分休憩             午後3時10分開議 62 ◯議長橋本昭三君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  この際、御報告いたします。  先刻の決算認定特別委員会委員の選任に伴い、休憩中に委員会を開催した結果、決算認定特別委員会委員長に宮崎則夫君、同じく副委員長に木下 章君が、それぞれ互選されましたので御報告いたします。  日程第4 第66号議案~第78号議案、諮問       第1号 63 ◯議長橋本昭三君) 日程第4 第66号議案から第78号議案までの13件及び諮問第1号の1件を、件名を省略し一括議題といたします。  本件については、既に質疑を終結しておりますので、これより委員会付託を行います。  まず、総務常任委員会には、第69号議案、第70号議案、第71号議案及び第75号議案の4件を。  次に、産業経済常任委員会には、第67号議案及び第68号議案の2件を。  次に、建設常任委員会には、第72号議案、第73号議案及び第77号議案の3件と諮問第1号の1件を。  さらに、第66号議案については、各関係部分について、所管の常任委員会にそれぞれ付託いたします。  お諮りいたします。  第74号議案、第76号議案及び第78号議案について、これを決算認定特別委員会に付託の上、閉会中の継続審査とすることにいたしたいと存じますが、これに御異議ありませんか。   〔「異議なし。」の声あり〕
    64 ◯議長橋本昭三君) 御異議なしと認めます。よって、第74号議案、第76号議案及び第78号議案については、これを決算認定特別委員会に付託の上、閉会中の継続審査とすることに決しました。  なお、各議案中、他の委員会に関連するものがあれば、相互に連絡を取り、審査に遺漏のないようお願いいたします。  日程第5 請願・陳情 65 ◯議長橋本昭三君) 日程第5 これより請願・陳情の付託を行います。  受理した請願・陳情は、お手元に配付の請願・陳情文書表のとおり4件であります。  まず、総務常任委員会には、陳情第17号及び第19号の2件を。  次に、文教民生常任委員会には、陳情第18号及び第20号の2件を、それぞれ付託いたします。  委員会はなるべく今会期中に審査をいただき、結論を得て御報告くださるようお願いいたします。  なお、請願・陳情についても、他の委員会に関連するものがあれば、相互に連絡を取り、審査に遺漏のないようお願いいたします。  休会の決定 66 ◯議長橋本昭三君) お諮りいたします。  委員会審査のため、9月14日から19日まで休会いたしたいと存じますが、これに御異議ありませんか。   〔「異議なし。」の声あり〕 67 ◯議長橋本昭三君) 御異議なしと認めます。よって、来る19日まで委員会審査のため休会することに決しました。   ──────────────── 68 ◯議長橋本昭三君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。  次の本会議は9月20日午前10時から再開いたします。  本日はこれをもって散会いたします。             午後3時15分散会 発言が指定されていません。 Copyright © Tsuruga City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...