福井市議会 > 2022-09-21 >
09月21日-05号

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  1. 福井市議会 2022-09-21
    09月21日-05号


    取得元: 福井市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-29
    令和 4年 9月定例会               福井市議会会議録 第5号            令和4年9月21日(水曜日)午後1時30分開議〇議事日程及び会議に付した事件 日程 1 会議録署名議員の指名 日程 2 第39号議案ないし第58号議案,陳情第14号 日程 3 予算特別委員会継続調査について 日程 4 第59号議案 令和3年度福井市各会計歳入歳出決算の認定について 日程 5 第60号議案 令和3年度福井市水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について 日程 6 第61号議案 令和3年度福井市簡易水道事業会計決算の認定について 日程 7 第62号議案 令和3年度福井市下水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について 日程 8 第38号報告 令和3年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率の報告について 日程 9 決算特別委員会の設置及び付託について 日程10 決算特別委員会委員の選任について 追加日程 決算特別委員会の閉会中の継続調査について 日程11 市会案第17号 地方財政の充実・強化に関する意見書について 日程12 議員の派遣について 日程13 第63号議案 教育委員会委員の任命について 日程14 第64号議案 公平委員会委員の選任について 日程15 人権擁護委員候補者の推薦について──────────────────────〇出席議員(32名) 1番 岩佐 武彦君   2番 酒井 良樹君 3番 山田 文葉君   4番 榊原 光賀君 5番 寺島 恭也君   6番 津田かおり君 7番 近藤  實君   8番 水島 秀晃君 9番 池上 優徳君   10番 福野 大輔君 11番 八田 一以君   12番 菅生 敬一君 13番 伊藤 洋一君   14番 泉  和弥君 15番 藤田  諭君   16番 中村 綾菜君 17番 田中 義乃君   18番 村田 耕一君 19番 片矢 修一君   20番 玉村 正人君 21番 堀江 廣海君   22番 下畑 健二君 23番 鈴木 正樹君   24番 奥島 光晴君 25番 今村 辰和君   26番 野嶋 祐記君 27番 堀川 秀樹君   28番 青木 幹雄君 29番 石丸 浜夫君   30番 見谷喜代三君 31番 皆川 信正君   32番 加藤 貞信君──────────────────────〇欠席議員(0名)──────────────────────〇説明のため出席した者 市長         東 村 新 一 君 副市長        西 行   茂 君 企業管理者      前 田 和 宏 君 教育長        吉 川 雄 二 君 都市戦略部長     桑 原 雄 二 君 総務部長       齊 藤 正 直 君 財政部長       田 口 春 彦 君 市民生活部長     廣 瀬 峰 雄 君 福祉部長       小 寺 正 樹 君 保健衛生部長     松 田 尚 美 君 商工労働部長     寺 井 道 博 君 農林水産部長     清 水   拓 君 建設部長       増 永 孝 三 君 工事・会計管理部長  佐 野 仁 則 君 消防局長       山 中 裕一郎 君 上下水道経営部長   向 井 成 人 君 上下水道事業部長   海 道 克 也 君 教育部長       林   俊 宏 君──────────────────────〇事務局出席職員 議会事務局長     橋 本 亜由美 議会事務局次長    吉 田 裕 彦 議事調査課長     尾 野 嘉 貞 議事調査課長補佐   三 上 清 文 議事調査課主幹    田 原 弥 香 議事調査課副主幹   木 下 靖 裕 議事調査課主事    矢 野 順 意────────────────────── ○議長(堀江廣海君) 出席議員が定足数に達しておりますので,議会は成立しました。 よって,これより会議を開きます。────────────────────── ○議長(堀江廣海君) それでは,日程1 会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は,会議規則第88条の規定により,28番 青木幹雄君,29番 石丸浜夫君の御両名を指名します。────────────────────── ○議長(堀江廣海君) 次に,日程2 第39号議案ないし第58号議案,陳情第14号,以上21件を会議規則第35条の規定により一括議題とします。 以上の各案件については,去る8月29日,9月5日及び9月7日の本会議において,各常任委員会及び予算特別委員会に付託され,予算議案については,予算特別委員会から各常任委員会調査依頼されました。 それぞれ審査結果の報告を受けましたので,これより委員会終了の順序に従い,結果の報告を求めます。〔各委員会審査結果報告書は本号末尾参照〕 総務委員長 5番 寺島恭也君。 (5番 寺島恭也君 登壇) ◆5番(寺島恭也君) 今定例会において,総務委員会に付託されました案件と,予算特別委員会から調査依頼を受けました案件を審査及び調査するため,9月8日に委員会を開催しましたので,その結果について御報告申し上げます。 付託されました案件は議案5件,陳情1件であり,審査の結果,議案はいずれも原案どおり可決,陳情は挙手採決の結果,採択すべきものとすることに決しました。 また,調査依頼を受けました案件は議案2件であり,いずれも原案は適当であると報告することに決しました。 以下,審査及び調査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。 まず,第42号議案 福井市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について委員から,現行制度下において,男性職員育児休業対象者のうち,何%が育休制度を利用しているのか。また,取得期間は平均してどのくらいの日数となっているのかとの問いがあり,理事者から,昨年度は50人の男性職員が対象となっており,そのうち実際に取得したのは9人,割合にして18%であった。また,取得期間については,平均値は算出していないが,全員が6か月未満となっている。今年度は,2か月間取得する例もあるなど,徐々に取得期間が長くなってきていると感じているとの答弁がありました。 これに対して委員から,女性が育休を取得する場合は,代替職員を臨時採用するなどして対応することになるのだろうが,男性の場合は周りの職員でフォローしなければならないケースが多いため,業務を円滑に回せるよう管理職がしっかりとサポートするなど,男性も育休を取得しやすい体制を整えてほしいとの要望がありました。 次に,一括議題としました第52号議案 財産の取得(CD-Ⅰ型消防ポンプ自動車)及び第53号議案 財産の取得(高規格救急車)について委員から,落札率が非常に高いこと,また1者や2者しか応札がなかったということは,競争があまり働いていないように感じる。広く入札に参加してもらえるような手だてを検討していかなければならないと考えるがどうかとの問いがあり,理事者から,自動車については,半導体不足などの影響もあり価格が高騰し,業者として安く仕入れることが難しい状況が続いている。また,ベースとなる車両は多くの販売店で取り扱われているが,それを特殊車両として改造できる事業者が非常に限られているということもあり,どうしても落札率が高くなってしまうという事情があるとの答弁がありました。 以上が当委員会での審査結果並びに調査結果の概要でございます。議員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わります。 ○議長(堀江廣海君) 次に,建設委員長 4番 榊原光賀君。 (4番 榊原光賀君 登壇) ◆4番(榊原光賀君) 今定例会において,建設委員会に付託されました案件と,予算特別委員会から調査依頼を受けました案件を審査及び調査するため,9月8日に委員会を開催しましたので,その結果について御報告申し上げます。 付託されました案件は議案4件であり,審査の結果,挙手採決を行った2件を含め,いずれも原案どおり可決しました。 また,調査依頼を受けました案件は議案1件であり,挙手採決の結果,原案は適当であると報告することに決しました。 以下,審査及び調査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。 まず,第49号議案 製造請負契約の締結(おいでよ!福井駅恐竜プロジェクト整備業務)について委員から,公募型プロポーザルの応募は複数者からあったのかと問いがあり,理事者から,提案は3者からあり,そのうち,県の恐竜博物館や今年度整備された南条サービスエリア,また現在整備中の市観光交流センター屋上に設置する恐竜モニュメントを作成している株式会社乃村工藝社に決定したとの答弁がありました。 これに対して委員から,実力がある業者であるため安心できる提案であったのだろうとは思うが,契約金額は2億円を超える。一方,確かに恐竜は見ているだけでも楽しいし,夢があり,昔はどのような世界であったのだろうと想像もかき立てられる。モニュメントを見にやってくる子どもたちにとっては大変魅力的であり,また子どもたちに伴って大人たちも福井にやってくるということからすれば,これからも福井ではこのような事業が続くものと考える。そうなれば,地元業者にも実力をつけてもらうという意味からも,市内業者をジョイントなどの形で入れることを条件とすることなども検討してほしいとの要望がありました。 次に,予算特別委員会からの調査依頼案件であります,第39号議案 令和4年度福井市一般会計補正予算,土木費中,県都まちなか再生事業について委員から,これまでも中心市街地に対しては継続的にいろいろな事業を行ってきたが,人口は減少しており,駅前商業者はみんな郊外のショッピングセンターに店を出し,元の店舗はほとんどがほかに賃貸ししているような状態となっている。今回,県と市が5年間税金を投入することによる固定資産税の税収や,民間の売上げ効果などの見通しについて,試算は行っているのかとの問いがあり,理事者から,具体的な積算は行っていないが,全体的な投資効果はあると考えているとの答弁がありました。 また,別の委員から,支援対象エリアを中央1丁目と中央3丁目としているが,このエリア設定はどのような考えの下,行ったのかとの問いがあり,理事者から,中央1丁目は,本市のにぎわい創出エリアであり,中心市街地の中でも一番重要な場所と位置づけている。現在,再開発事業が行われている街区以外の物件に対する景観的な支援や,コロナ禍経済高騰の影響で進まない店舗の集積やリニューアルへの支援を目的としている。中央3丁目は,おもてなし空間として飲食を中心とした店舗の集積を考えており,新幹線開業を見据えた新たな店舗の出店を期待してエリア設定をしているとの答弁がありました。 さらに委員から,駅前全体のにぎわいとして,大手地区順化地区へのエリア拡大は考えているのかとの問いがあり,理事者から,対象エリア以外の商業者からも相談を受けており,また県都にぎわい創生協議会の中でも対象エリア拡大の意見が出ている。こういったニーズがあることや新幹線開業効果まちなかで最大限に受け止めるといった観点から,また,まちなか魅力向上に資するということからも,今後,県や商工会議所などと協議していきたいとの答弁がありました。 以上が当委員会での審査結果並びに調査結果の概要でございます。議員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わります。 ○議長(堀江廣海君) 次に,経済企業委員長 6番 津田かおり君。 (6番 津田かおり君 登壇) ◆6番(津田かおり君) 今定例会において,予算特別委員会から調査依頼を受けました案件を調査するため,9月9日に委員会を開催しましたので,その結果について御報告申し上げます。 調査依頼を受けました案件は,議案3件であり,いずれも原案は適当であると報告することに決しました。 以下,調査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。 まず,第39号議案 令和4年度福井市一般会計補正予算,商工費中,恐竜ホテル改修支援事業について委員から,事業の詳細及びこれまでの市内での改修件数について問いがあり,理事者から,北陸新幹線福井開業に向け,宿泊施設の客室や共有スペース恐竜仕様に改修する希望がある事業者に対して,その改修費用の一部を補助するものであり,これまでの改修件数は3件であるとの答弁がありました。 これに対して委員から,恐竜仕様の部屋に対する宿泊客のニーズはあるのかとの問いがあり,理事者から,各事業者はニーズがあるものと捉えており,自己負担を伴いながらも施設の改修に取り組んでいる。旅行ニーズはいまだコロナ前の水準には戻ってきていないが,本市としても今後そういったニーズが増えてくるものと考えているとの答弁がありました。 同じく,トラック事業者運行継続支援事業について委員から,低燃費タイヤ購入経費への補助ではなく,トラック事業者自体に支援するほうが的確ではないかとの問いがあり,理事者から,原油価格が高騰する中,トラックの低燃費タイヤへの入替えを促進することで,燃費が改善するとともに,原油そのものの使用を減らす効果もあると考えることから,低燃費タイヤ購入経費への補助としていきたいとの答弁がありました。 次に,第57号議案 令和4年度福井市一般会計補正予算災害復旧費中,農地・農業施設災害復旧事業について委員から,事業の対象と被災箇所調査方法について問いがあり,理事者から,水路,排水路,農道のほか,個人の農地も対象となっている。また,被災箇所については,被災してから1週間以内に地元農家組合や自治会からの報告を受け,市職員が立ち会った上で確認を行っている。小さな崩れなどは自治会等で復旧しているが,自治会等で対応できない箇所を市が補助しているとの答弁がありました。 以上が当委員会での調査結果の概要でございます。議員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わります。 ○議長(堀江廣海君) 次に,教育民生委員長 2番 酒井良樹君。 (2番 酒井良樹君 登壇) ◆2番(酒井良樹君) 今定例会において,教育民生委員会に付託されました案件と,予算特別委員会から調査依頼を受けました案件を審査及び調査するため,9月9日に委員会を開催しましたので,その結果について御報告申し上げます。 付託されました案件は議案7件であり,審査の結果,いずれも原案どおり可決しました。 また,調査依頼を受けました案件は,議案2件であり,いずれも原案は適当であると報告することに決しました。 以下,審査及び調査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。 まず,一括議題としました第46号議案から第48号議案までの,いずれも福井市立図書館リニューアルに係る工事請負契約の締結について委員から,環境に配慮した省エネ効果の高いZEB Readyが市内の公共施設で初めて導入されることとなるが,このことにより建築単価はどの程度上がる見込みなのかとの問いがあり,理事者から,工事請負費の中で照明及び換気,また空調設備で約4,130万円の増を見込んでいる。一方,光熱費等の削減額は年間で約533万円と想定しており,耐用年数を15年とすると,差引き約3,872万円が節約される見込みであるとの答弁がありました。 次に,予算特別委員会からの調査依頼案件であります,第39号議案 令和4年度福井市一般会計補正予算,民生費中,公立保育所等DX推進事業について委員から,タブレット端末の整備の規模と導入効果について問いがあり,理事者から,園の規模にもよるが,タブレットは2クラスにつき1台ずつと,主に職員室で使う1台の合計93台を配備し,これに加え,無線LANを整備する予定である。また,システム導入により,QRコードなどによる登降園時間の入力や,スマートフォン等からの欠席連絡が可能となる。また,各園に配備されるタブレットのうちの1台は,園の外でも使用できるものとし,災害等の際に,園外の避難所に避難した場合でも,その場所から保護者に状況等を伝えることができるようになるなど,利便性の向上が図られるとの答弁がありました。 また,別の委員から,保育士等負担軽減につながる機能について問いがあり,理事者から,連絡帳機能など,これまで手書きの記録であったものをデジタル化することにより,負担軽減が図られると考えているとの答弁がありました。 同じく,衛生費中,新型コロナワクチン接種事業について委員から,現在のワクチン在庫状況等について問いがあり,理事者から,ファイザー社製は残り僅か,モデルナ社製は3万4,200回分の在庫があり,全ての対象者が接種したとしてもまだかなりの量が余ることになる。余ったワクチンは国へ返却はせず,必要な分を確保した上で市で廃棄するとの答弁がありました。 さらに委員から,新しいワクチンの接種が始まるに当たってどのように対応していくのかとの問いがあり,理事者から,まだ国からは正式に接種の実施についての指示が出ていない。現時点で国から示されている方針によると,使用するワクチンは,オミクロン株と従来株に対応したものであり,接種の対象は,初回接種を完了した12歳以上の全ての方を対象に実施することを想定している。市としては,国の方針に従い,まず9月末頃から現在4回目の対象となっている方への接種を開始し,10月半ばをめどに初回接種を完了した12歳以上の全ての方まで接種対象を拡大できるよう準備を進めているところであるとの答弁がありました。 以上が当委員会での審査結果並びに調査結果の概要でございます。議員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わります。 ○議長(堀江廣海君) 次に,予算特別委員長 9番 池上優徳君。 (9番 池上優徳君 登壇) ◆9番(池上優徳君) 今定例会において,予算特別委員会に付託されました議案4件並びに市政上の重要案件を審査及び調査するため,9月14日及び15日の2日間,委員会を開催しましたので,その結果について御報告申し上げます。 付託されました議案4件は,付託後,議長を通じ,それぞれ所管の各常任委員会に対し調査依頼を行い,その調査結果の報告を受けて慎重に審査を行った結果,議案はいずれも原案どおり可決しました。 なお,第39号議案については,起立採決の結果,賛成多数により可決しました。 また,市政上の重要案件についても,活発で真剣な論議が交わされ,今後も継続して調査することと決定しました。 以下,審査及び調査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。 まず,アリーナ構想について委員から,市長はこのアリーナ構想を前に進めていきたいと考えているのかとの問いがあり,市長から,民設民営の事業であるため,基本的には民間の事業主体からスキーム等の提示を受けることが最優先であり,それらを踏まえた上で検討することとなるが,経済波及効果など,よい面があることも明らかになってきていることから,できることならば前へ進めていきたいと考えている。そのためには,本市としても認識している課題を解決すべく,整理していかなければならないとの答弁がありました。 これに対して委員から,市としては何が課題であると捉えているのかとの問いがあり,市長から,新文化会館建設計画との整合性及び本市の財政状況を課題として捉えているため,構想を進める上では,この2点について特に注意を払わなければならないと考えているとの答弁がありました。 また,別の委員から,都会から離れている福井でBリーグ観客者数を毎試合4,000人と想定するのは,計画が甘過ぎるのではないか,県内でコアなファンになりそうな方はどれくらいいるのかとの問いがあり,理事者から,福井商工会議所によると,想定される観客数は新B1リーグへの参加基準を根拠としているとのことであり,今後この基準を達成していくための取組が検討されていくものと考えている。また,県内のバスケットボール競技人口は令和3年度末現在で約3,800人であるが,令和8年度に開幕予定の新Bリーグでは,国際大会でも活躍する有望選手がプレーすることを想定しているほか,アリーナに音響,照明等の最新設備を設け,高いエンターテインメント性を実現することで,従来のファンに加え,家族連れや職場の同僚,地域住民など,幅広い世代,コミュニティーの方に愛され,地域に根差したチームとなることを期待しているとの答弁がありました。 次に,越前海岸観光について委員から,今年の夏,本市の各海水浴場にイルカが出現したことで,どのような影響や被害があったのか。また,イルカに対し,市ではどのような対応を行い,さらに来年度以降の対策については何か考えているのかとの問いがあり,理事者から,イルカへの警戒のため,海水浴場の入り込み数に影響があった。また,7月,8月の2か月間でイルカにかまれたことによる搬送人数は10人,イルカによる被害の警察への通報人数は20人との報告を受けている。本市としては,今年度イルカが苦手とされる超音波を発するイルカよけ発信器を購入し,鷹巣観光協会や越廼,鮎川の各海水浴場に貸与したほか,市ホームページやSNSを通じて注意喚起を行った。イルカよけ発信器については一定の効果が見受けられたことから,来年度以降も出没時には各海水浴場に貸与することとし,併せて地元の観光協会や専門家などと相談しながら,より適切な方法について研究していきたいとの答弁がありました。 次に,セーレンプラネットについて委員から,北陸新幹線福井開業に向けて,福井駅周辺には恐竜モニュメントが整備され,恐竜が観光の目玉になるが,セーレンプラネットでも恐竜とのコラボはできないのか。また,そのほか様々な世代を取り込むために,どのような取組を考えているのかとの問いがあり,理事者から,10月から11月にかけて,西武福井店が恐竜をテーマに開催する「ダイノデパート in 西武福井」に合わせ,ドームシアターで恐竜映像を投映するほか,ダイノデパートで使える抽せん券を配布することによって,まちなかの周遊促進を図っていく。今後は新幹線開業に合わせ,新たな恐竜番組を投映するなど,セーレンプラネットからも恐竜王国ふくいを発信していきたい。また,宇宙や天文の分野にとらわれることなく,今後もeスポーツ大会や体験会をはじめ,スポーツ競技のライブビューイング,コンサート,落語など,あらゆる世代に応じた魅力あるコンテンツを取り入れ,より多くのファンを獲得できるよう努め,駅前のミュージアムとしてにぎわいを創出していきたいとの答弁がありました。 次に,競輪事業について委員から,7月9日の記念競輪「不死鳥杯」において,大雨によるバンクの浸水で準決勝全3レースが中止となった。同様の事象が2019年10月,2021年7月にも発生しており,バンクの排水設備の改修を当時から指摘されていながら,このような事態を引き起こしたことは非常に大きな問題であるが,対処することはできなかったのかとの問いがあり,理事者から,バンク内の側溝に泥などの堆積物がたまり,排水能力を低下させている可能性が高いと判明したことから,側溝の清掃やバンクの融雪に使用する循環ポンプの稼働などにより排水作業を行ってきたが,排水が追いつかないという状況であった。今後の対策として,今年12月から来年2月にかけて,バンク内の芝生広場に約1,000立方メートルの雨水を一時的に貯留できる調整池を整備するとともに,下水道管明里幹線が満水状態であるとバンクへ逆流が生じるおそれがあるため,その逆流を防ぐための防止弁を設置する。さらに,来年度の早い時期には吐出能力の高い排水ポンプを購入する予定であるとの答弁がありました。 次に,福井市学校規模適正化北部地域(森田,河合)新中学校について委員から,今後のスケジュール,地元説明会及び意見集約はどのように進めていくのかとの問いがあり,理事者から,ハード面の整備については,現在,プロポーザル方式で選定した業者により学校施設の基本設計を進めているところであり,10月には森田,河合両地区の保護者を対象としたワークショップの開催を予定している。ワークショップでは,学習環境,敷地内の施設配置の考え方や,どのように学校と地域が連携していくのか,またそのためにはどのような環境や空間づくりが必要なのかなどについて意見を伺う予定である。さらに,実際に学校で働く教員からもヒアリングを行うなど,学校に関わる多くの方々からの意見を基本設計に反映させていきたいと考えている。その上で年内には基本設計を終え,来年9月頃までに実施設計も完了する予定である。 そのほか,新中学校の通学区域も検討する必要があることから,8月に第1回の通学区域審議会を開き,審議を開始した。今後は,森田,河合両地区に出向き,説明を行い,そこでいただいた地元の意見も踏まえた審議を行った後,年内に答申を受け,今年度中に新中学校の通学区域を決定したい。さらに,ソフト的な取組や課題等についても,令和8年度の開校に支障が出ないように関係者の方々と協議していくとの答弁がありました。 以上が当委員会での審査結果並びに調査結果の概要でございます。議員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わります。 ○議長(堀江廣海君) 以上をもちまして各常任委員会及び予算特別委員会の審査結果報告は全部終了しました。 ただいまの各委員長報告に対し,質疑を許可します。 御質疑はございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結します。 お諮りします。 第40号議案ないし第42号議案,第44号議案及び第45号議案,第47号議案,第50号議案及び第51号議案,第54号議案,第56号議案ないし第58号議案,陳情第14号については討論の通告がございませんので,直ちに採決したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 それでは,採決します。 ただいま申し上げました各案件に対する各委員会の審査結果は,お手元の報告書のとおり,それぞれ可決,採択すべきものであります。 お諮りします。 以上の各案件は,各委員長の報告どおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 それでは,第39号議案,第43号議案,第46号議案,第48号議案及び第49号議案,第52号議案及び第53号議案,第55号議案について討論の通告がございましたので,許可します。 なお,発言は論点を明確にし,簡明にされますようお願いします。 23番 鈴木正樹君。 (23番 鈴木正樹君 登壇) ◆23番(鈴木正樹君) 日本共産党の鈴木正樹です。私は,ただいま討論の対象となっております第39号議案 令和4年度福井市一般会計補正予算と第43号議案 福井市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部改正についてをはじめとして,第46号議案と第48号議案の各工事請負契約の締結について,第49号議案の製造請負契約の締結について,第52号議案,第53号議案の財産の取得について,そして第55号議案 福井市観光交流センターの指定管理者の指定について,各議案にそれぞれ反対する立場から討論を行います。 補正予算のうち,新型コロナ対策などについては賛成です。しかし,観光交流センターの指定管理,円山小学校や豊小学校の学校給食の調理業務を民間委託するための債務負担行為に反対するものです。 福井市の学校給食の現場では,調理員に定年退職者が出ても新規採用を行ってこなかった結果,年齢が50代以上の方ばかりとなっているため,平均の人件費が高くなっています。そのため,民営化すると,見かけ上は人件費が削減されるように見えますが,実際は新規採用を行い,全体の年齢が下がれば,おのずと人件費もその平均が下がっていくため,長い目で見れば,民間委託は経費削減につながりません。また,災害時の炊き出しへの対応についても,直営が減れば減るほど,その体制は薄くなります。市の直営で調理している小学校はもう20年以上も食中毒を出していません。先日もある学校で異物混入がありました。安全性からも,防災の観点からも,経費の点からいっても,直営で続けることが最も優れていることは明らかであり,学校給食の民間委託の推進は見直すべきです。 市が福井駅に造る観光交流センターを指定管理で民間にやらせようとしていますが,本気で福井市のアピールとおもてなしを行うというのなら,直営で行うべきです。 第43号議案は,いわゆるマイナンバーを利用して生活保護受給者の医療扶助をオンラインで確認できるようにすることを,外国人の生活保護受給者にも適用しようというものです。5,000円以上のポイントをつけたり,生活保護受給者にはマイナンバーカードがなければ病院にかかれなくなるかのような誤った説明までして,あの手この手でマイナンバーカードの取得者を増やそうとしていますが,市民の交付率は9月15日時点で48%,過半数にも達していません。マイナンバーカードにひもづけられる様々な情報が漏れれば,被害が甚大になっていくこと,情報の漏えいを100%防ぎ切ることは無理であることなど,危険性を市民が理解しているからこそ普及が進まないのです。このような危険を広げかねないマイナンバーの利用拡大に反対するものです。 第46号議案と第48号議案は,それぞれ市立図書館のリニューアル工事とその空調設備工事の契約を行うものです。リニューアルには賛成ですが,それぞれの落札額を予定価格と比較すると,リニューアル工事は落札した共同企業体1者のみの入札で,落札率97.28%,空調設備工事は,3企業体の入札で99.39%と,どちらも100%近い落札率となっており,まともに競争が働いたとは言えず,賛成しかねるものです。 第49号議案は,トリケラトプスの親子の像を福井駅東口の広場に設置するなど,福井駅周辺を今年度から来年度にかけて整備するものです。恐竜などをコンセプトとして駅周辺に打ち出すことに反対するものではありませんが,2億5,740万円もかけて今急ぐ事業なのか,疑問であるため反対します。 議会の我が会派の一般質問では,福井市は現在の物価高騰や燃料費高騰に苦しむ介護施設の光熱費支援について,市は実施しないとしましたが,市民感覚からいえば,トリケラトプスの像より,今苦しんでいる介護施設を助けるほうが先ではないかと考えるものです。 第52号議案と第53号議案は,それぞれ消防ポンプ車2台と救急車を買い換えるものです。買換えの対象となっている消防ポンプ車は18年と19年,救急車は11年が経過し,老朽化しており,買い換える必要は重々理解するものですが,落札率は97%と92%,まともに競争が働いたとは言えません。 消防ポンプ車の契約の相手方である暁産業は,2010年12月,当時高校を卒業したばかりの19歳の男性社員が上司からのパワハラといじめを苦にして自殺したことが裁判の判決で認定され,全国的にも報道されました。裁判の前の段階で,福井労働基準監督署により,人格を否定するひどいいじめが繰り返され,自殺する原因となったことが認定されていても,その後の損害賠償訴訟において,会社側はいじめがあったことを認めようとせず,謝罪も拒否しました。市民の安全・安心に関わる分野でこのような企業を使い続けていいのか,私は疑問です。 以上,補正予算案と各議案に反対する理由を述べまして,日本共産党を代表しての討論を終わります。 ○議長(堀江廣海君) 以上で討論を終結します。 それでは,起立により採決します。 まず,第49号議案を除く,第39号議案,第43号議案,第46号議案,第48号議案,第52号議案及び第53号議案,第55号議案について採決します。 ただいま申し上げました各案件に対する各委員会の審査結果は,お手元の報告書のとおりいずれも可決であります。 お諮りします。 以上の各案件は,各委員長の報告どおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立) 御着席ください。 起立多数であります。よって,そのように決しました。 次に,第49号議案について採決します。 第49号議案に対する建設委員会の審査結果は,お手元の報告書のとおり可決であります。 お諮りします。 第49号議案は,委員長の報告どおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立) 御着席ください。 起立多数であります。よって,そのように決しました。────────────────────── ○議長(堀江廣海君) 次に,日程3 予算特別委員会継続調査についてを議題とします。 お諮りします。 本特別委員会の付託案件であります市政上の重要案件については,先ほどの委員長の報告どおり継続調査と決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。────────────────────── ○議長(堀江廣海君) 次に,日程4ないし日程8を会議規則第35条の規定により一括議題とします。 事務局朗読は省略します。 提出者の提案理由の説明を求めます。 (市長 東村新一君 登壇) ◎市長(東村新一君) ただいま上程されました第59号議案から第62号議案及び第38号報告につきまして,一括して提案理由を申し上げます。 まず,第59号議案 令和3年度福井市各会計歳入歳出決算の認定についてでございます。 令和3年度の一般会計及び特別会計の歳入歳出決算につきまして,議会の御認定をいただきたく,地方自治法第233条第3項の規定により,監査委員の審査意見をつけて提案する次第でございます。 次に,第60号議案 令和3年度福井市水道事業会計及び第62号議案 令和3年度福井市下水道事業会計における剰余金の処分及び決算の認定についてでございます。 令和3年度の剰余金の処分について,地方公営企業法第32条第2項の規定により,御議決及び同会計の令和3年度決算について,同法第30条第4項の規定により,監査委員の審査意見をつけて御認定をお願いするものでございます。 次に,第61号議案 令和3年度福井市簡易水道事業会計における決算の認定についてでございます。 地方公営企業法第30条第4項の規定によりまして,同じく監査委員の審査意見をつけて,議会の御認定をお願いするものでございます。 なお,これら各議案の細部につきましては,決算特別委員会の審査等におきまして,詳細に御説明申し上げたいと存じます。 何とぞ慎重に御審議の上,妥当な御議決をいただきますようお願い申し上げます。 続いて,第38号報告 令和3年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率の報告についてでございます。 地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項の規定により,令和3年度決算における健全化判断比率及び資金不足比率につきまして,監査委員の審査意見をつけて御報告するものでございます。 よろしくお願いいたします。 ○議長(堀江廣海君) ただいま説明がありました第59号議案ないし第62号議案,第38号報告について質疑を許可します。 御質疑はございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結します。──────────────────────
    ○議長(堀江廣海君) 次に,日程9 決算特別委員会の設置及び付託について並びに日程10 決算特別委員会委員の選任についてを会議規則第35条の規定により一括議題とします。 まず,決算特別委員会の設置及び付託についてお諮りします。 この際,10名をもって構成する決算特別委員会を設置し,先ほど上程しました各案件のうち,第59号議案ないし第62号議案を付託の上,審査することにしたいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 次に,決算特別委員会委員の選任についてお諮りします。 ただいま設置されました本特別委員会の委員の選任については,委員会条例第8条第1項の規定により議長から指名したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 それでは,指名します。 1番 岩佐武彦君,2番 酒井良樹君,4番 榊原光賀君,9番 池上優徳君,12番 菅生敬一君,14番 泉和弥君,20番 玉村正人君,23番 鈴木正樹君,24番 奥島光晴君,25番 今村辰和君,以上10名の諸君を決算特別委員会委員に選任することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 なお,第38号報告については,関係法の規定により,議会に提出,報告するだけでよいことになっておりますので,御了承願います。 ここでお知らせします。 この後の休憩時に正副委員長互選のため,決算特別委員会を第2委員会室で開催します。 ここで暫時休憩します。             午後2時17分 休憩──────────────────────             午後2時35分 再開 ○議長(堀江廣海君) 休憩前に引き続き会議を再開します。 休憩中に開催されました決算特別委員会におきまして,正副委員長の互選が行われましたので,その結果を御報告します。 委員長 今村辰和君,副委員長 玉村正人君,以上であります。 ただいま決算特別委員長から付託案件の審査について,閉会中も継続して行いたい旨の申出がございました。この際,決算特別委員会の閉会中の継続審査についてを日程に追加し,議題とすることに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。────────────────────── ○議長(堀江廣海君) それでは,決算特別委員会の閉会中の継続審査についてを議題とします。 お諮りします。 本件は,決算特別委員長からの申出のとおり,閉会中も継続して審査することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。────────────────────── ○議長(堀江廣海君) 次に,日程11 市会案第17号 地方財政の充実・強化に関する意見書についてを議題とします。 お諮りします。 提出者の説明は,会議規則第37条第3項の規定により省略したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 それでは,事務局は案文を朗読願います。 (事務局朗読)  地方財政の充実・強化に関する意見書 今,地方公共団体には,急激な少子・高齢化の進展に伴う,子育て,医療・介護など社会保障制度の整備,人口減少下における地域活性化対策,脱炭素化を目指した環境対策,あるいは行政のデジタル化推進など,より新しく,かつ極めて多岐にわたる役割が求められつつある。 しかし,現実に地域公共サービスを担う人材は不足しており,疲弊する職場実態にある中,新型コロナウイルス,また近年多発している大規模災害への対応も迫られている。これらに対応するための地方財政について,政府は「骨太方針2021」において,2021年度の地方一般財源水準を2024年度まで確保するとしているが,それをもって,増大する行政需要に十分対応し得るのか,大きな不安が残されている。 このため,2023年度の政府予算と地方財政の検討に当たっては,コロナ禍への対応も勘案しながら,歳入・歳出を的確に見積もり,地方財政の確立を目指すことが必要である。 以上のことから,下記の事項の実現を求める。          記1 社会保障の維持・確保,防災・減災及び脱炭素化対策,地域活性化に向けた取組やデジタル化対策など,増大する地方公共団体の財政需要を的確に把握し,それを支える人件費も含めて,十分な地方一般財源総額の確保を図ること。2 とりわけ,子育て,地域医療の確保,介護や児童虐待防止,生活困窮者自立支援など,急増する社会保障ニーズが自治体の一般行政経費を圧迫していることから,地方単独事業分も含めた十分な社会保障経費の拡充を図ること。また,これらの分野を支える人材確保に向けた自治体の取組を十分に支える財政措置を講じること。3 地方交付税の法定率を引き上げるなどし,臨時財政対策債に頼らない,より自律的な地方財政の確立に取り組むこと。また,地域間の財源偏在性の是正に向けては,偏在性の小さい所得税,消費税を対象に国税から地方税への税源移譲を行うなど,より抜本的な改善を行うこと。4 引き続きの新型コロナウイルス感染症対策として,ワクチン接種体制の確保,感染症対応業務に限定しない,より全体的な保健所体制・機能の強化,その他の新型コロナウイルス対応事業,地域経済の活性化まで踏まえ,十分な財源措置を図ること。また,コロナ禍対策として行った固定資産税の軽減措置については2022年度をもって終了するとともに,今後,国の施策の一環として,各種税制の廃止や変更,減税等を検討する際は,地方の財政運営における予見性を損なわないよう,十分に地方団体等の意見を反映し,慎重に検討すること。5 「まち・ひと・しごと創生事業費」として確保されている1兆円については,持続可能な地域社会の維持・発展に向けて恒久的な財源とすること。また,同規模の財源確保はもとより,その拡充を含めて検討すること。6 会計年度任用職員制度の運用においては,今後も当該職員の処遇改善が求められることから,引き続き所要額の調査を行うなどし,さらなる財政需要を十分に満たすこと。7 特別交付税の配分に当たり,諸手当等の支給水準が国の基準を超えている自治体に対して,その取扱いを理由とした特別交付税の減額措置を行わないこと。8 デジタル・ガバメント化における自治体業務システムの標準化に向け,地域デジタル社会推進費に相当する財源を継続して確保するなど,十分な財源を保障すること。また,デジタル化が定着化していく過渡期において生じ得る行政需要についても,人材,財源を含めた対応を行うこと。9 森林環境譲与税については,より林業需要を見込める地方公共団体への譲与額を増大させるよう,その譲与基準を見直すこと。10 地方交付税の財源保障機能・財政調整機能の強化を図り,市町村合併の算定特例の終了への対応,小規模自治体に配慮した段階補正の強化など対策を講じること。以上,地方自治法第99条の規定に基づき,意見書を提出する。 令和4年9月21日                 福井市議会 ○議長(堀江廣海君) それでは,市会案第17号について質疑を許可します。 御質疑はございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結します。 お諮りします。 ただいま議題となっております市会案第17号については,会議規則第37条第3項の規定により,委員会付託を省略し,また討論の通告がございませんので直ちに採決したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 それでは,採決します。 市会案第17号については,原案のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 ただいま可決しました市会案第17号の意見書における字句の整備並びに取扱いについては,議長に御一任願います。────────────────────── ○議長(堀江廣海君) 次に,日程12 議員の派遣についてを議題とします。 本件については,友好都市提携20周年記念事業に係る交流促進のため,茨城県結城市に議員を派遣するものであり,地方自治法第100条第13項及び会議規則第168条の規定に基づき,議会の議決を行うものであります。 お諮りします。 議員の派遣については,討論の通告がございませんので,直ちに採決したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 それでは,採決します。 議員の派遣については,原案のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 ただいま可決しました議員の派遣についての派遣に係る期間,場所等に変更の申出があった場合の取扱いについては,議長に御一任願います。────────────────────── ○議長(堀江廣海君) 次に,日程13 第63号議案 教育委員会委員の任命についてを議題とします。 提出者の提案理由の説明を求めます。 (市長 東村新一君 登壇) ◎市長(東村新一君) ただいま上程されました第63号議案 教育委員会委員の任命について提案理由を御説明申し上げます。 このたび,同委員会委員の木村敦子氏が9月30日をもちまして任期満了となられます。つきましては,その後任として,粟原知子氏を任命いたしたいと存じますので,地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定により議会の御同意を賜りたく,この案を提出した次第でございます。 同氏は,人格,識見ともに教育委員会委員として適任と存じますので,よろしく御審議の上,御同意を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(堀江廣海君) ただいまの説明に対し,質疑を許可します。 御質疑はございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結します。 お諮りします。 ただいま議題となっております第63号議案については,会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略し,また討論の通告がございませんので直ちに採決したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 それでは,採決します。 第63号議案 教育委員会委員の任命については,粟原知子君を任命することに同意を求められております。これに同意することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 ただいま教育委員会委員の任命に同意を得られました粟原知子君から御挨拶を受けたいと存じます。 ◎粟原知子 君 粟原知子でございます。 ただいまは,教育委員会委員の任命に御同意を賜りまして,心から厚く御礼申し上げます。 近年,教育に対する市民の意識や価値観は多様化しており,これに伴いまして教育委員会の果たすべき役割及び意義も変化しております。このような状況の中で,本市の学校教育環境や生涯学習教育環境の充実を図るべく,微力ではございますが,私の大学での研究活動及び子育てで得た知識,経験を基にいたしまして,市民目線で教育委員としての職責を果たしていく所存でございます。 今後とも,議員各位の格段の御指導,御鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして,簡単ではございますが,お礼の挨拶とさせていただきます。 本日はありがとうございました。(拍手)────────────────────── ○議長(堀江廣海君) 次に,日程14 第64号議案 公平委員会委員の選任についてを議題とします。 提出者の提案理由の説明を求めます。 (市長 東村新一君 登壇) ◎市長(東村新一君) ただいま上程されました第64号議案 公平委員会委員の選任について提案理由を御説明申し上げます。 このたび,同委員会委員の金井亨氏が9月30日をもって任期満了となられます。つきましては,同氏を再び選任いたしたいと存じますので,地方公務員法第9条の2第2項の規定により議会の御同意を賜りたく,この案を提出した次第でございます。 同氏は,人格,識見ともに公平委員会委員として適任と存じますので,よろしく御審議の上,御同意を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(堀江廣海君) ただいまの説明に対し,質疑を許可します。 御質疑はございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結します。 お諮りします。 ただいま議題となっております第64号議案については,会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略し,また討論の通告がございませんので直ちに採決したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 それでは,採決します。 第64号議案 公平委員会委員の選任については,金井亨君を選任することに同意を求められております。これに同意することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 ただいま公平委員会委員の選任に同意を得られました金井亨君から御挨拶を受けたいと存じます。 ◎金井亨 君 ただいま御紹介いただきました金井でございます。 公平委員に再任していただきましたことを大変光栄に存じております。 さて,この4年間は,まさに新型コロナに翻弄された4年間でありました。社会における労働環境は大きく変わり,某大手通信企業は従業員の勤務体制を原則テレワークとするというところまで参りました。福井市においても,テレワークを積極的に推奨しているところでございます。 このような状況にあって,市職員の人事をめぐる新しいルールづくりが必要になってくるのではないかと考えております。市職員の方々の人事の公平,公正を守るべく,公平委員として全力を尽くす所存でございます。 皆様には何とぞ御指導,御鞭撻を賜りますよう,よろしくお願い申し上げます。 最後になりますが,郷土福井市のために力を尽くす機会を与えていただきましたことを心より感謝申し上げまして,簡単ではございますが,就任の御挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。(拍手)────────────────────── ○議長(堀江廣海君) 次に,日程15 人権擁護委員候補者の推薦についてを議題とします。 理事者の推薦理由の説明を求めます。 (市長 東村新一君 登壇) ◎市長(東村新一君) ただいま議題となりました人権擁護委員候補者の推薦について御説明申し上げます。 この推薦に当たりましては,人権擁護委員法第6条第3項の規定により,議会の意見を聞いて推薦するよう定められております。 本年12月31日をもって井村彰男氏,山本久美氏の2名の委員が任期満了となられます。また,先頃,佐藤辰弥委員が御逝去されたことに伴い,現在1名の欠員が生じております。 つきましては,森本則雄氏,高嶋和子氏,蒔田美根子氏の3名を新任候補者として推薦いたしたいと存じます。 いずれの方も人格,識見ともに人権擁護委員として適任と存じますので,議会の御意見を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(堀江廣海君) ただいま説明がありました人権擁護委員候補者の推薦について,議会の意見を求められております。 御意見はございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御意見なしと認めます。 お諮りします。 ただいま議題となっております人権擁護委員候補者の推薦については,森本則雄君,高嶋和子君,蒔田美根子君の3名を推薦することに異議がない旨を答申することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 以上をもちまして本日の議事日程は全部終了しました。 ここで,市長から発言の申出がございますので,この際,これを許可します。 (市長 東村新一君 登壇) ◎市長(東村新一君) 議長のお許しをいただき,令和4年9月福井市議会定例会の閉会に当たり,一言御挨拶を申し上げます。 議員の皆様には,8月29日の開会以来,補正予算をはじめ,条例改正など,提出いたしました各議案につきまして,慎重かつ熱心に御審議いただき,御議決をいただきましたことに厚くお礼申し上げます。 本定例会を通じていただきました議員各位の貴重な御意見や御提案につきましては,各施策に反映できますよう最善を尽くしてまいります。 さて,新型コロナウイルス感染症は,より感染力が強いとされるオミクロン株の派生型BA.5への置き換わりに伴い,全国各地で医療や保健所業務が逼迫するなど,かつてない規模に感染が拡大いたしました。現在,全国の新規感染者数はようやく減少傾向が見え始めてきたものの,依然として高い感染レベルが継続しています。 こうした中,政府は,感染者の自宅などでの療養期間を短縮するほか,全数把握を簡略化するなど,社会経済活動の維持と医療機関等の負担軽減に向けた方針を打ち出しました。 本市としましては,市民の命と健康を最優先に,引き続き,国や県,関係機関と連携し,感染拡大防止に努めるとともに,長引くコロナ禍原油価格・物価高騰で疲弊した地域経済を支える取組に力を尽くしてまいります。 市民の皆様におかれましては,一人一人が感染防止対策を再度徹底していただきますようお願いいたします。 ところで,令和6年春の北陸新幹線福井開業まで,残すところ1年半と間近に迫ってまいりました。現在,福井駅周辺では,開業に向けて,北陸新幹線福井駅や観光交流センターなどの整備が着々と進んでいます。また,民間における再開発事業が急ピッチで進んでいることなど,県都の玄関口としてふさわしい魅力と風格ある中心市街地再整備の総仕上げの段階に入ってまいりました。 本市といたしましても,百年に一度と言われる好機を確実に生かし,開業効果を最大限に引き出すため,イメージロゴ「福いいネ!」を旗印としたプロモーション活動をより一層強化するほか,福井ならではの観光資源の磨き上げや,福井と多様なつながりを持つ関係人口の創出・拡大など,開業に向けた準備をしっかりと進めてまいります。 議員各位には,引き続き,御理解とお力添えを賜りますようお願い申し上げます。 結びになりますが,日ごとに暑さも和らぎ,秋の気配を感じるようになってまいりましたが,この時期は夏の疲れが出てくる季節でもあります。議員各位におかれましては,くれぐれも健康に御留意いただき,ますます御活躍されますことを祈念申し上げ,閉会の挨拶といたします。ありがとうございました。 ○議長(堀江廣海君) 以上で会議を閉じます。 これをもちまして令和4年9月福井市議会定例会を閉会します。             午後2時59分 閉会 地方自治法第123条第2項の規定により,本会議の顛末を証するため,ここに署名する。福井市議会議長署名議員署名議員 △〔参照〕                各 委 員 会 審 査 結 果 報 告 書             総    務    委    員    会番 号件            名審査結果第41号議案福井市職員の定年等に関する条例等の一部改正等について原案可決第42号議案福井市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について〃第45号議案福井市議会議員及び福井市長の選挙における選挙運動用自動車の使用等の公営に関する条例の一部改正について〃第52号議案財産の取得について (CD-I型消防ポンプ自動車)〃第53号議案財産の取得について (高規格救急車)〃陳情第14号地方財政の充実・強化に関する意見書採択について採択すべきもの             建    設    委    員    会番 号件            名審査結果第44号議案福井市手数料徴収条例の一部改正について原案可決第49号議案製造請負契約の締結について (おいでよ!福井駅恐竜プロジェクト整備業務)〃第55号議案福井市観光交流センターの指定管理者の指定について〃第56号議案市道の路線の認定について〃              教  育  民  生  委  員  会番 号件            名審査結果第43号議案福井市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部改正について原案可決第46号議案工事請負契約の締結について (福井市立図書館リニューアル工事)〃第47号議案工事請負契約の締結について (福井市立図書館リニューアル電気設備工事)〃第48号議案工事請負契約の締結について (福井市立図書館リニューアル空調設備工事)〃第50号議案工事請負契約の変更について (新ごみ処理施設整備に係る調整池整備工事)〃第51号議案工事請負契約の変更について (新ごみ処理施設整備に係る敷地造成工事)〃第54号議案財産の取得について (タブレット端末一式)〃           予   算   特   別   委   員   会番 号件            名審査結果第39号議案令和4年度福井市一般会計補正予算原案可決第40号議案令和4年度福井市競輪特別会計補正予算〃第57号議案令和4年度福井市一般会計補正予算〃第58号議案令和4年度福井市一般会計補正予算〃...