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12月17日-05号

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  1. 福井市議会 2020-12-17
    12月17日-05号


    取得元: 福井市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-29
    令和 2年12月定例会               福井市議会会議録 第5号            令和2年12月17日(木曜日)午後1時30分開議〇議事日程及び会議に付した事件 日程1 会議録署名議員の指名 日程2 第97号議案ないし第116号議案,第32号報告,請願第5号ないし請願第7号 日程3 第133号議案 令和2年度福井市一般会計補正予算 日程4 市会案第9号 北陸新幹線敦賀開業の遅れに伴う福井県並行在来線準備会社に対する財政支援を求める意見書について 日程5 第134号議案 教育委員会委員の任命について──────────────────────〇出席議員(32名) 1番 岩佐 武彦君   2番 酒井 良樹君 3番 山田 文葉君   4番 榊原 光賀君 5番 寺島 恭也君   6番 津田かおり君 7番 近藤  實君   8番 水島 秀晃君 9番 池上 優徳君   10番 福野 大輔君 11番 八田 一以君   12番 菅生 敬一君 13番 伊藤 洋一君   14番 泉  和弥君 15番 藤田  諭君   16番 中村 綾菜君 17番 田中 義乃君   18番 村田 耕一君 19番 片矢 修一君   20番 玉村 正人君 21番 堀江 廣海君   22番 下畑 健二君 23番 鈴木 正樹君   24番 奥島 光晴君 25番 今村 辰和君   26番 野嶋 祐記君 27番 堀川 秀樹君   28番 青木 幹雄君 29番 石丸 浜夫君   30番 見谷喜代三君 31番 皆川 信正君   32番 加藤 貞信君──────────────────────〇欠席議員(0名)──────────────────────〇説明のため出席した者 市長         東 村 新 一 君 副市長        西 行   茂 君 企業管理者      前 田 和 宏 君 教育長        吉 川 雄 二 君 都市戦略部長     桑 原 雄 二 君 総務部長       吉 田 修 二 君 財政部長       村 田 雅 俊 君 市民生活部長     牧 野   浩 君 福祉保健部長     齊 藤 正 直 君 商工労働部長     寺 井 道 博 君 農林水産部長     林   岳 宏 君 建設部長       宮 下 和 彦 君 消防局長       松 田 光 広 君 教育部長       塚 谷 朋 美 君──────────────────────〇事務局出席職員 議会事務局長     廣 瀬 峰 雄 議会事務局次長    松 井 優 美 議事調査課長     吉 田 裕 彦 議事調査課長補佐   塚 本 大 祐 議事調査課主幹    有 城 好 直 議事調査課副主幹   秦   宏 樹 議事調査課主査    乘 竹 孝 幸────────────────────── ○議長(見谷喜代三君) 出席議員が定足数に達しておりますので,議会は成立しました。 よって,これより会議を開きます。────────────────────── ○議長(見谷喜代三君) それでは,日程1 会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は,会議規則第88条の規定により,12番 菅生敬一君,13番 伊藤洋一君の御両名を指名します。────────────────────── ○議長(見谷喜代三君) 次に,日程2 第97号議案ないし第116号議案,第32号報告,請願第5号ないし請願第7号,以上24件を一括議題とします。 以上の各案件については,去る11月30日の本会議において,各常任委員会に付託されました。 それぞれ審査結果の報告を受けましたので,これより委員会終了の順序に従い,結果の報告を求めます。〔各委員会審査結果報告書は本号末尾参照〕 建設委員長 9番 池上優徳君。 (9番 池上優徳君 登壇) ◆9番(池上優徳君) 去る11月30日の本会議において,建設委員会に付託されました案件を審査するため,12月10日に委員会を開催しましたので,その結果について御報告申し上げます。 付託されました案件は議案4件であり,審査の結果,挙手採決を行った1件を含め,いずれも原案どおり可決しました。 以下,審査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。 まず,第108号議案 福井市治水記念館の設置及び管理に関する条例の廃止について委員から,現在,治水記念館に展示されている旧排水ポンプには長い歴史があり,保存していくべきと考えるが,今後はどこか別の場所で保存されるのかとの問いがあり,理事者から,旧排水ポンプは,その規模の大きさから,治水記念館の機能を集約化する防災センターへの移転は困難であるが,昭和12年から昭和63年までの51年間,江端川周辺の浸水を防いできた地域の宝であるという声も聞いており,今後,施設の利活用を検討する中で,旧排水ポンプの保存についても検討していきたいとの答弁がありました。 次に,第111号議案 福井市自動車駐車場指定管理者の指定について委員から,本町通り地下駐車場は,以前から大手駐車場や大手第2駐車場に比べ稼働率の低さが課題となっているが,何か対策は行っているのかとの問いがあり,理事者から,近くにあった映画館が閉館したことや,周辺に料金の安いコインパーキングが相次いで開業したことを受け,近年,利用者が減少している。現在,近隣に新築移転した金融機関などの企業や事業所に,指定管理者と一緒に営業を行っており,今後もこうした活動を続けながら,利用者数の回復に努めていきたいとの答弁がありました。 また,北陸新幹線敦賀開業の遅れに伴う福井県並行在来線準備会社に対する財政支援を求める意見書について,市会案として提案するかどうかの協議を行った結果,建設委員会の委員長が提出者,賛同した委員が賛成者となり,意見書を市会案として,本日の本会議に提案することとしました。 以上が当委員会での結果並びに経過の概要でございます。議員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わります。 ○議長(見谷喜代三君) 次に,総務委員長 12番 菅生敬一君。 (12番 菅生敬一君 登壇) ◆12番(菅生敬一君) 去る11月30日の本会議において,総務委員会に付託されました案件を審査するため,12月10日に委員会を開催しましたので,その結果について御報告申し上げます。 付託されました案件は議案2件,報告1件,請願2件であり,審査の結果,議案はいずれも原案どおり可決,報告は報告どおり承認,請願は挙手採決の結果,いずれも不採択とすべきものとすることに決しました。 以下,審査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。 まず,第97号議案 令和2年度福井市一般会計補正予算,消防費について委員から,新たに配備する自動心肺蘇生器はどのようなものか,また,この機械は誰でも取り扱うことができるのかとの問いがあり,理事者から,自動心肺蘇生器は,救急隊員心肺停止の患者に対して行う心臓マッサージ人工呼吸を機械が自動的に行うものである。新型コロナウイルス感染症対策として,ウイルス飛散防止が可能となるほか,これまで心臓マッサージ等を中断して搬送せざるを得なかった狭隘な空間においても,処置を継続しながら搬送することが可能となり,救命率の向上が期待できる。また,この機械は,救急救命の教育を受けた救急隊員だけが使用できるものであるとの答弁がありました。 次に,第116号議案 財産の処分について(旧福井市ジュニアグラウンド)について委員から,この土地を開発するに当たって,その利用用途に何か制限はあるのかとの問いがあり,理事者から,都市計画法上,当該地は第1種中高層住居専用地域に位置づけられており,土地の用途として認められている住宅やマンション小規模店舗,病院等の建築が可能であるが,購入する開発事業者の意向等を考慮すると住宅地になると思われるとの答弁がありました。 また,別の委員から,特に新興住宅地戸建て住宅マンション等に入居される方の中で,その地域の自治会に加入しない事例が多く見受けられるが,自治会加入率の低下は地域コミュニティーの機能の弱体化にもつながることから大きな問題となりかねない。今後,同じように市有財産を売却することも想定されるが,相当数の住宅整備が見込まれる広大な土地を売却する上で,その方向性や取扱いを市はどのように考えているのかとの問いがあり,理事者から,自治会への加入等については,現在,地元からも要望を受けている。今後,ガイドラインを作成し,開発事業者に対して早い段階から説明することなどを検討しているとの答弁がありました。 次に,請願第6号 日本学術会議任命拒否を撤回し,105名全員の任命を求める意見書提出について委員から,首相や政府は国民に対して説明責任を果たすべきと考えるが,戦前の歴史までを振り返り主張する本請願の趣旨には同意しかねるとの意見があり,挙手採決の結果,不採択とすべきものとすることに決しました。 次に,請願第7号 日本政府に「核兵器禁止条約」への参加・署名・批准を求める意見書提出について委員から,核開発に対する米国の核抑止力を重要視する政府の考えに賛同するとの意見や,現在の国際情勢から見ても日本が核兵器禁止条約に参加しないことは適切であるとの意見があり,挙手採決の結果,不採択とすべきものとすることに決しました。 以上が当委員会での結果並びに経過の概要でございます。議員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わります。 ○議長(見谷喜代三君) 次に,教育民生委員長 20番 玉村正人君。 (20番 玉村正人君 登壇) ◆20番(玉村正人君) 去る11月30日の本会議において,教育民生委員会に付託されました案件を審査するため,12月11日に委員会を開催しましたので,その結果について御報告申し上げます。 付託されました案件は議案10件,請願1件であり,審査の結果,議案はいずれも原案どおり可決,請願は挙手採決の結果,不採択とすべきものとすることに決しました。 以下,審査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。 まず,第97号議案 令和2年度福井市一般会計補正予算,民生費中,生活保護扶助費について委員から,新型コロナウイルス感染症の影響により,今年度は従来に比べ生活保護申請件数が増えているのかとの問いがあり,理事者から,本年4月から11月の生活保護相談件数及び申請件数の総数は例年並みであり,認定を行った件数は187件であるが,そのうち58件は新型コロナウイルスの影響により新たに保護を開始したものであるとの答弁がありました。 次に,第109号議案 財産の取得について(タブレット端末一式)について委員から,GIGAスクール構想の実現に向けた公立学校情報機器購入事業によるタブレット端末整備において,取得金額は約7億4,700万円であるが,五,六年後に入れ替えるとなると再び7億円程度必要となるのかとの問いがあり,理事者から,今回購入するタブレット端末は,5年以上の使用が可能であると考えているため,一度に入れ替えるのではなく計画的に替えていきたいと考えている。また,入替えに際しても,国の補助等を受けられるよう要望していきたいとの答弁がありました。 次に,請願第5号 75歳以上の医療費窓口負担2割化の検討中止を求める意見書提出について委員から,一定の理解はできるものの,現役世代の負担の大きさも考慮する必要があるとの意見や,政府与党内において既に合意がなされており,低所得者層に配慮した制度で,コロナ禍のため施行時期については柔軟に対応していくという考えでもあるため,不採択とすべきとの意見があり,挙手採決の結果,不採択とすべきものとすることに決しました。 以上が当委員会での結果並びに経過の概要でございます。議員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わります。 ○議長(見谷喜代三君) 次に,経済企業委員長 18番 村田耕一君。 (18番 村田耕一君 登壇) ◆18番(村田耕一君) 去る11月30日の本会議において,経済企業委員会に付託されました案件を審査するため,12月11日に委員会を開催しましたので,その結果について御報告申し上げます。 付託されました案件は議案7件,報告1件であり,審査の結果,議案は挙手採決を行った6件を含め,いずれも原案どおり可決,報告は挙手採決の結果,報告どおり承認することに決しました。 以下,審査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。 まず,第97号議案 令和2年度福井市一般会計補正予算債務負担行為中,ふくい桜まつり開催事業について委員から,コロナ禍により中止となった前回は,開催が間近に迫った時期での決定となったため,事業費の多くを支出することとなったが,今回は開催可否の判断時期についてどのように考えているのかとの問いがあり,理事者から,これまでの実績を見ると,2月上旬には業務委託先との契約行為や機材の設置,各媒体での広報などの準備行為に着手しているため,中止となった場合にこれらに係る支出を抑えるためには,1月末までにその判断が必要となると考えている。判断に当たっては,既に実施している他のイベント開催事例を参考にしながら,来場者が密にならないなどコロナ対策を講じることで個別の催しごとに実施の可否を見極める必要があると考えているとの答弁がありました。 次に,第113号議案 福井市自然史博物館分館指定管理者の指定について委員から,他の公共施設機能停止や廃止となる中で,指定管理料を年間約3,700万円増額するからにはしっかりとしたビジョンを持って取り組んでいく必要があるが,どのように考えているのかとの問いがあり,理事者から,ビジョンの一つとして「自然科学教育の推進」を掲げ,福井の子どもたちに科学を学ぶことは楽しく,すばらしいことだと知ってもらいたいと考えている。指定管理者からの提案には,県が実施している福井県民衛星プロジェクトや,同プロジェクトに参加している県内企業等に呼びかけ,これらの情報や技術を発信する計画もあり,準備を進めているところである。もう一つのビジョンである「中心市街地にぎわい創出」では,夕方以降の時間帯での取組として科学に興味を持つ来場者同士が館内で飲食をしながら語り合うサイエンスカフェといった企画や,駅前という立地を生かして地元商店街と連携したイベントの開催を計画しているとの答弁がありました。 また,別の委員から,当該施設のネーミングライツについて,今後も安定した収入を得るための手法として継続していけるのかとの問いがあり,理事者から,現契約については,施設の指定管理期間と同様に今年度が5年契約の最終年度となっているが,9月に現在の契約事業者から契約条項に基づき優先交渉権のインセンティブを行使したい旨の通知を受け,更新手続を進めているところである。契約金額は現在と同様に年間500万円の5年契約,施設名称についても引き続き「セーレンプラネット」となる予定であるとの答弁がありました。 以上が当委員会での結果並びに経過の概要でございます。議員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わります。 ○議長(見谷喜代三君) 以上をもちまして各常任委員会の審査結果報告は全部終了しました。 ただいまの各委員長報告に対し,質疑を許可します。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結します。 お諮りします。 第98号議案ないし第104号議案,第108号議案ないし第110号議案,第112号議案,第114号議案,第116号議案については,討論の通告がございませんので,直ちに採決したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 それでは,採決します。 ただいま申し上げました各案件に対する各委員会の審査結果は,お手元の報告書のとおり,いずれも可決であります。 お諮りします。 以上の各案件は,各委員長の報告どおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 それでは,第97号議案,第105号議案ないし第107号議案,第111号議案,第113号議案,第115号議案,第32号報告,請願第5号ないし請願第7号については討論の通告がありましたので,許可します。 3番 山田文葉君。 (3番 山田文葉君 登壇) ◆3番(山田文葉君) 日本共産党山田文葉です。私は,ただいま討論の対象となっております第97号議案 令和2年度福井市一般会計補正予算,第105号ないし第107号議案それぞれの施設の廃止について,第111号議案,第113号議案,第115号議案それぞれの指定管理者の指定について,第32号報告の専決処分の承認を求めることについていずれも反対の立場から,また請願第5号75歳以上の医療費窓口負担2割化の検討中止を求める意見書提出について,請願第6号 日本学術会議任命拒否を撤回し,105名全員の任命を求める意見書提出について,請願第7号 日本政府に「核兵器禁止条約」への参加・署名・批准を求める意見書提出についていずれも不採択とすべきものとした委員長報告に反対の立場から,一括して討論を行います。 第97号議案補正予算の中で,新型コロナウイルス感染症対応に関する事業に関しては大方賛成です。しかし,情報漏えいを防ぐ完璧なシステム構築が不可能な中,個人情報が集積するマイナンバーカードの利用範囲を拡大するための住民基本台帳システムの改修には反対です。 また,一乗谷朝倉氏遺跡復原町並管理運営事業東山健康運動公園管理運営事業など,指定管理者に地域の団体や公社といった公共性の高い団体が指定されるものについては賛成ですが,営利を目的とする株式会社等を指定することに反対です。 特に,第113号議案の福井市自然史博物館分館セーレンプラネットについて,私たちは駅前に建設する必要性について疑問視し,反対しました。さらに建設に当たっては直営で運営し,息の長い研究施設としての位置づけを大切にすべきだと指摘してきました。 このプラネタリウムを備えた自然史博物館分館は,自然科学教育の推進,啓発,中心市街地にぎわいづくりを目的に設置されました。しかし,民間の運営では5年という短期間で契約が更新されるため,天文学の分野における息の長い深い研究はできません。結果,深い科学的探究心に応える施設としては中途半端なものとなっており,にぎわいづくりにも決定打を欠く状況となっています。施設の運営を直営にして,研究施設として位置づける覚悟がないのなら,プラネタリウム機能の廃止を含めた大胆な施設への利用転換が必要であると考えます。 第105号議案は,福井市研修センターを廃止するものです。研修センターの廃止について,施設を利用していた市民からは,福井市には学校区を越えて一緒に集まって利用できる会議室や体育館は少ない,研修センターは駐車場もあり利用しやすいなど,運営を続けてほしいとの声があります。他会派の議員からも,技能研修等の道具の移動や保管場所の確保も大変だと聞いているとの声もあり,施設存続を望む声があることから廃止に反対するものです。 第106号議案,第107号議案は,みやま長寿そば道場「ごっつおさん亭」やそば工房木ごころの利用を停止し,美山地区にあるこれらの施設を廃止するためのものです。美山地区住民からは,合併してしばらくたてば美山の施設がどんどんなくなっていく,美山を見捨てるということかとの意見も出ており,地域の皆さんとの話合い,施設の存続を求めるものです。 第111号議案は,福井市自動車駐車場指定管理者の指定をするものです。福井駅前の駐車場は公益性が高く,営利を目的とした株式会社指定管理者とすることに反対です。駅前再開発の工事は長期にわたり,新栄商店街など駅前の集客は大きく落ち込むことも予想される中,駅前の駐車料金を思い切って引き下げるなどの対応が必要で,そのためにも民間で運営せずに自治体が直接運営すべきです。 第115号議案は,福井市少年自然の家の指定管理者を指定するものです。少年自然の家は,福井市の子どもたちが豊かな自然の中で,みんなで食事を作るなど共同の取組を通して生きる力を育てる大切な学びの場です。学びの場である少年自然の家は,利益目的の民間ではなく福井市が直接運営すべきです。 市は,新幹線やそれに関わる大型開発にはどんどん借金をしてでも多額の税金をつぎ込む一方で,市民に親しまれる施設は民営化による経費削減や廃止を進める。こんなやり方では市民の理解は得られません。 第32号報告の専決処分は,おいしい福井の冬・お泊りキャンペーン事業において宿泊券の追加販売を行うものです。2,000円で5,000円分の宿泊券が購入でき,プレミアム率は150%と破格で,長野県,富山県,石川県でも販売されました。私たち日本共産党は,県民や市民に対して県内や市内の宿泊にプレミアムをつけるなど,感染拡大のおそれが少ない地域内で収まる景気刺激策を否定するものではありません。しかし,このキャンペーンは,新幹線開業に向けたキャンペーンも兼ねており,石川,富山,長野など他県にも販売されています。政府が急遽GoToトラベル全国停止を決めたことにも表れているように,都道府県を越えた旅行を促進することは,新型コロナ感染を拡大させるおそれがあります。よって,第3波が到来している今やることではないとの立場から反対するものです。 請願第5号は,75歳以上の医療費窓口負担2割化の検討中止を求める意見書の提出を求めるものです。昨年10月に社会保障のため消費税率を10%にまで引き上げ,高齢者の生活は厳しくなっています。年金だけでは生活できないため,非正規雇用で就労して生計を立てていた人たちが今コロナで職を失い,本当に困窮しています。その上,医療費の窓口負担が倍増すれば,受診控えとそれによる持病等の重症化は避けられません。 そもそも年齢で差別する後期高齢者医療保険は,高齢ゆえに疾病率も上がり,保険料の引上げなどで自己負担が増えていく,世界に類のないゆがんだ制度です。にもかかわらず,教育民生委員会では,本請願は高齢者ワンサイドの視点によるものであり,そこに大きな欠陥があるという意見や,政府内でも75歳以上の医療費窓口2割負担の対象者を年収200万円以上とすることで話が落ち着いている,また低所得者に配慮した制度設計になっているなどの意見があり,不採択とすべきものとしています。 年収200万円ですと月に約16万円で,そこから保険料が天引きされ,家賃や食費,水道光熱費などを差し引くと残るのはほんの僅かです。その上,医療費の負担額まで上がれば病院にかかれません。とても低所得者に配慮したものとは言えません。 人生の締めくくりの世代を囲い込んで保険をつくらせ,その医療費が増加すれば,その分,負担もどんどん増やす。あまりに心ない,貧しい政治の在り方ではないでしょうか。しかも,新型コロナでみんなが困っているときに医療費の窓口負担引上げを進めようとする。こんな政治を変えてほしいというのが市民の願いであり,請願は採択すべきです。 請願第6号は,日本学術会議任命拒否を撤回し,105名全員の任命をするよう求める意見書提出についてです。この問題は,日本学術会議から新たに推薦された会員候補105人のうち,6人の任命を菅首相が拒否したことが発端です。 1949年,吉田茂首相が高度な自主性が付与されているとし,1983年,中曽根康弘首相形式的任命であり,学会からの推薦を拒否しないと答弁したように,歴代の政権が繰り返し政府からの独立を約束してきました。なぜ歴代の日本政府は,学術会議に対して高い自主性を約束してきたのでしょうか。それは請願にも触れられているように,戦前,戦争に反対する学者の学問,言論を弾圧し,異論は認めないと言って戦争へ暴走した過ちの歴史から,日本政府が学び取った教訓だったからです。学術会議の人事に介入することは,これまで形式的任命と言ってきたことと矛盾し,学問の国家と政治からの独立と自由を明らかに侵すものです。 一般質問でも鈴木議員が紹介したように,世界各国の学術団体が加盟する国際学術会議の会長は,任命拒否問題に対して,学問の自由に与える影響は極めて深刻と表明し,日本における最高の独立した学術機関の推薦が菅内閣総理大臣に認められなかったことを懸念しており,国際的に見ても,国家権力による学問への介入が許されないことは明らかです。 菅首相は,6人の任命を拒否した理由を明らかにしていませんが,この6人には共通点があります。安倍政権時代,多くの憲法学者から憲法第9条に違反しアメリカと一緒に戦争する国づくりを進めるものだと批判された,いわゆる安保法制に反対の意思を表明した学者の皆さんです。まさに政府に逆らうようなやつを推薦してくるなという圧力をかけるものではないでしょうか。 民主主義の基本は,正しいことは正しい,間違っていることは間違っていると発言し行動できることです。政府のやり方に異を唱えるなら外す,異論は認めず圧力や人事をてこにして握り潰す。このようなやり方で向かう先に,まともな民主主義はありません。この問題で問われているのは,相手が政府であっても,正しいことは正しい,間違っていることは間違っていると発言し行動できるか,まともな民主主義を守れるかということです。菅首相に対して任命拒否を撤回すべきという請願が求める内容は,まさに日本の民主主義を守るために必要な願いであり,採択すべきです。 請願第7号は,日本政府に対して「核兵器禁止条約」への参加,署名,批准を求める意見書の提出を求めるものです。2017年7月7日,国連本部で開催された核兵器禁止条約交渉会議で,半数を大きく上回る国の賛成により核兵器禁止条約が採択されました。通常,国連で条約が採択されるときには拍手などなく粛々と進められますが,核兵器禁止条約が採択されたときには,皆立ち上がり拍手し,ハグし合って喜び合いました。人類が世界から核兵器を廃絶させる一歩を踏み出したのです。 条約は英文でも「hibakusha」という用語を使い,戦争被爆者と核実験の被害者の受け入れ難い苦痛と損害に留意し,その被害への援助,支援の責任についても触れています。また,核兵器の開発,生産,実験,保有,貯蔵に加えて,他国への脅しに使うことも禁止しています。また,完全な廃絶までの枠組みと道筋を明記しています。この条約は,核保有国を一層政治的,道義的に包囲し,追い詰めるものとなり,核兵器廃絶へ向けた動きに弾みをつける画期的な貢献をなすことは間違いありません。 総務委員会の中では,国際情勢から見て核兵器禁止条約に参加しないことは適切だとの意見がありましたが,本当にそうでしょうか。現在,世界には1万4,000を超える核兵器が存在し,その91%以上がアメリカとロシアに集中しています。アメリカの研究機関の報告によれば,核兵器の威力は広島,長崎で使われた核兵器の100倍にもなっており,核戦争にならなくても,たった1発使うだけで地球に取り返しがつかない環境汚染をもたらすと報告しています。核兵器と人類が共存できないことは,もはや明らかです。 世界の核兵器のほとんどを保有するアメリカやロシアは,核兵器の小型化を進め,核兵器の戦略的利用と言って,様々な形態で核兵器を利用することを推進しています。世界最大の核保有国2か国をはじめとした核に固執するこの姿に,今世界から警鐘が鳴らされています。 核兵器禁止条約に署名,批准せず,核保有国との橋渡しとなるという日本政府の姿勢は,アメリカの核保有を認め擦り寄る態度の表れです。本当に核兵器をなくそうと思うなら,日本は核兵器禁止条約に署名,批准し,唯一の戦争被爆国として,広島,長崎の惨禍を語りながら,アメリカを含めた核保有国に核兵器をなくそうと本気で語りかけるべきです。 国民の7割が賛成している核兵器禁止条約への署名と批准を求めるのは当然であり,採択すべきです。 以上,補正予算,各議案,第32号報告と3つの請願を不採択とすべきものとした委員長報告に反対する理由を申し上げて,日本共産党を代表しての討論を終わります。御清聴ありがとうございました。 ○議長(見谷喜代三君) 以上で討論を終結します。 それでは,採決します。 まず,第97号議案及び第113号議案について採決します。 ただいま申し上げました各案件に対する各委員会の審査結果は,お手元の報告書のとおりいずれも可決であります。 お諮りします。 以上の各案件は,各委員長の報告どおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立) 御着席ください。 起立多数であります。よって,そのように決しました。 次に,第105号議案ないし第107号議案,第111号議案,第115号議案,第32号報告,請願第5号及び請願第6号について採決します。 ただいま申し上げました各案件に対する各委員会の審査結果は,お手元の報告書のとおりそれぞれ可決,承認,不採択とすべきものであります。 お諮りします。 以上の各案件は,各委員長の報告どおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立) 御着席ください。 起立多数であります。よって,そのように決しました。 次に,請願第7号について採決します。 請願第7号に対する総務委員会の審査結果は,お手元の報告書のとおり不採択とすべきものであります。 お諮りします。 請願第7号については,委員長の報告どおり不採択とすることに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立) 御着席ください。 起立多数であります。よって,そのように決しました。────────────────────── ○議長(見谷喜代三君) 次に,日程3 第133号議案 令和2年度福井市一般会計補正予算を議題とします。 提出者の提案理由の説明を求めます。 (市長 東村新一君 登壇) ◎市長(東村新一君) ただいま上程されました第133号議案 令和2年度福井市一般会計補正予算につきまして提案理由を申し上げます。 このたびの補正予算案は,新型コロナウイルス感染症に関する対策を行うために予算措置が必要になった事業について予算を計上するものでございます。 補正予算案の規模は,一般会計で1億2,965万6,000円を追加するもので,補正後の予算額は,一般会計で1,460億7,298万6,000円,全会計では2,522億9,458万2,000円となります。 事業内容につきましては,感染症の影響を受けている独り親世帯では依然として生活実態が厳しい状況にあることを踏まえ,臨時特別給付金を再支給するものでございます。 以上が今回の補正予算案の内容であります。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(見谷喜代三君) ただいまの説明に対し,質疑を許可します。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結します。 お諮りします。 ただいま議題となっております第133号議案については,会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略し,また討論の通告がございませんので,直ちに採決したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 それでは,採決します。 第133号議案については,原案のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。────────────────────── ○議長(見谷喜代三君) 次に,日程4 市会案第9号 北陸新幹線敦賀開業の遅れに伴う福井県並行在来線準備会社に対する財政支援を求める意見書についてを議題とします。 お諮りします。 提出者の説明は,会議規則第37条第3項の規定により省略したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 それでは,事務局に案文を朗読させます。 (事務局朗読)  北陸新幹線敦賀開業の遅れに伴う福井県並行在来線準備会社に対する財政支援を求める意見書 令和5年春の北陸新幹線金沢-敦賀間開業に伴い,JR西日本から北陸本線(石川県境-敦賀)の運行を引き継ぐため,令和元年8月に福井県並行在来線準備株式会社が設立された。 現在,準備会社では県やJRから出向された12人の職員のほか,本年4月に入社した1期生32人が働いており,令和3年夏には本格会社に移行し,開業時には社員約300人でスタートする予定である。 また,会社経営に当たっては,福井県と沿線7市町,民間2社が5億円を出資しており,今後15億円を増資し,総額20億円の資本金となる。 今般,鉄道・運輸機構は北陸新幹線金沢-敦賀間において工事が遅れていることを公表したが,これに伴い並行在来線の開業が遅れることになると運賃収入を得られないまま人件費や管理費等の掛かり増し経費が必要となるなどの影響が出てくることとなる。そのため,自治体等の追加負担が必要となる可能性に加え,現在策定中の経営計画についても運賃水準の維持や赤字相当分に充当する基金の規模等も見直しせざるを得ない事態となる。 よって,国においては,下記事項について確実に実現されるよう,強く要望する。          記1 北陸新幹線金沢-敦賀間について,工期短縮を徹底するなど,あらゆる手段を尽くし,開業時期が可能な限り遅延しないよう対策を講じること。2 仮に,新幹線開業が延期される場合には,遅延によって並行在来線会社に生じる開業準備に係る追加経費を国の責任において全額国費で措置すること。3 並行在来線は開業後も非常に厳しい経営環境が続くため,市民の日常生活に欠かせない地域鉄道という観点から,開業後の経営に対しても適切な財政支援を講じること。 以上,地方自治法第99条の規定に基づき,意見書を提出する。 令和2年12月17日                 福井市議会 ○議長(見谷喜代三君) それでは,市会案第9号について質疑を許可します。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結します。 お諮りします。 ただいま議題となっております市会案第9号については,会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 それでは,市会案第9号について討論の通告がありましたので,許可します。 23番 鈴木正樹君。 (23番 鈴木正樹君 登壇) ◆23番(鈴木正樹君) 日本共産党の鈴木正樹です。私は,ただいま討論の対象となっております市会案第9号 北陸新幹線敦賀開業の遅れに伴う福井県並行在来線準備会社に対する財政支援を求める意見書について反対の立場から討論を行います。 私たち日本共産党としても,新幹線建設に伴い分離される並行在来線の地方の財政負担を軽減することは政府に求めてきましたし,この点については賛成です。しかし,第一に,新幹線開業を可能な限り急ぐよう求めることに反対するものです。 一般質問でも述べたように,新幹線建設費が繰り返し増額されてきたのは,オリンピック特需や震災復興関連事業による全国的な建設人材と資材の取り合いによる人件費,資材費の高騰が大きな要因です。その上,新型コロナ感染対策でさらに建設費は膨らみ,今は急げば急ぐほど建設費が増加するという状況です。 政府も新型コロナによる影響で税収が減る上,感染対策や経済対策に大きく財源を割かなければなりません。今は新幹線を急ぐより,新型コロナへの対応と市民生活や中小企業支援にこそ力を入れるべきであるとの立場から,意見書の提出に反対するものです。 以上,日本共産党を代表しての討論を終わります。
    ○議長(見谷喜代三君) 以上で討論を終結します。 それでは,採決します。 市会案第9号については,原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立) 御着席ください。 起立多数であります。よって,そのように決しました。 ただいま可決しました市会案第9号の意見書における字句の整備並びに取扱いにつきましては,議長に御一任願います。────────────────────── ○議長(見谷喜代三君) 次に,日程5 第134号議案 教育委員会委員の任命についてを議題とします。 提出者の提案理由の説明を求めます。 (市長 東村新一君 登壇) ◎市長(東村新一君) ただいま上程されました第134号議案 教育委員会委員の任命について提案理由を御説明申し上げます。 このたび,教育委員会委員の春木伸一氏が12月21日をもちまして任期満了となられます。つきましては,同氏を再び任命いたしたいと存じますので,地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定により議会の御同意を賜りたく,この案を提出した次第でございます。 同氏は,人格,識見ともに教育委員会委員として適任と存じますので,よろしく御審議の上,御同意を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(見谷喜代三君) ただいまの説明に対し,質疑を許可します。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結します。 お諮りします。 ただいま議題となっております第134号議案については,会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略し,また討論の通告がございませんので,直ちに採決したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 それでは,採決します。 第134号議案 教育委員会委員の任命については,春木伸一君を任命することに同意を求められております。これに同意することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 ただいま教育委員会委員の任命に同意を得られました春木伸一君から御挨拶を受けることにします。 ◎春木伸一 君 春木伸一でございます。このたび教育委員会委員の任命につきまして各議員の御同意をいただき,誠に心から感謝いたしております。引き続き本市の教育行政の充実,それから発展に身を尽くすつもりでございますので,今後ともよろしくお願いしたいと思います。 今年は新型コロナウイルスという思いもかけぬ災厄が襲いまして,学校なんかでも長期の休校を余儀なくされたりということがございましたけれども,幸いなことに御家族,御両親など,あるいは学校関係者の御協力の下に,子どもたちも新しい生活にだんだん慣れていくということで,何とか乗り切ることができたのではないかと思っています。 今後はさらに教育行政というものの中身を充実させるためにも,教育環境というものを整えながら,子どもたち個々人の能力の育成に努めていくような方向で頑張ってまいりたいと思います。 そのほか社会教育なんかも,やはりこれからさらに充実を図っていきたいと思っています。 今後とも議員各位の御指導,御鞭撻をお願い申し上げまして,簡単ですけれどもお礼の挨拶とさせていただきます。本日はどうもありがとうございました。(拍手) ○議長(見谷喜代三君) 以上をもちまして本日の議事日程は全部終了しました。 ここで,市長から発言の申出がありますので,この際,これを許可します。 ◎市長(東村新一君) 議長のお許しをいただき,令和2年12月福井市議会定例会の閉会に当たり,一言御挨拶を申し上げます。 議員の皆様には,11月30日の開会以来,補正予算をはじめ条例改正など,提出いたしました各議案につきまして慎重かつ熱心に御審議をいただき,御議決をいただきましたことに厚くお礼申し上げます。 本定例会を通じていただきました各議員の貴重な御意見や御提案につきましては,各施策に反映できますよう最善を尽くしてまいります。 さて,新型コロナウイルス感染症は,全国的に見ますと,11月下旬から新規感染者数,重症者数ともに過去最多の更新が続くなど猛威を振るっております。また,県内におきましても,陽性者が継続的に確認されており,予断を許さない状況が続いています。 こうした中,住民一人一人の行動が,御自身や御家族はもちろん,周囲の方々の健康を守ることにつながります。市民の皆様にはいま一度手洗いやうがいの徹底,マスクの着用,小まめな換気など基本的な感染予防対策を行っていただきたいと思います。 これから年末年始を迎えるに当たり,職場,親戚,友人との会食をはじめ帰省や初詣など人の移動や集まる機会が多くなりますので,十分な感染予防対策への御協力をお願いいたします。 加えて,発熱やせきなどの体調不良を感じたときは,速やかにかかりつけ医や県の受診・相談センターに連絡するとともに,時節柄インフルエンザの同時流行も懸念されますので,感染リスクを抑えるための行動をお願い申し上げます。 先月,足羽川ダムの本体建設工事が始まりました。平成16年の福井豪雨では足羽川の堤防が決壊し,市内に甚大な被害をもたらしましたが,その後,国,県と共に様々な防災・減災対策を講じてまいりました。足羽川ダムの建設は,流域に住む私たちの生命と財産を守る大切な事業であり,一日も早い完成を願っているところです。 ところで,北陸新幹線の福井開業が遅れる見通しとなっていることについて,先週,国土交通省において有識者から成る検証委員会が中間報告を取りまとめました。この報告には,敦賀駅工区等における工事の逼迫により1年半の遅れが見込まれていた工期を1年に短縮,また2,880億円の増嵩が見込まれていた事業費を2,658億円に縮減することなどが盛り込まれておりますが,私としては令和5年春の開業を見据え各種施策に取り組んできたことから,今なお受け入れ難い思いであります。 今後は,検証委員会の検討結果や国の動向を注視し,一日も早い開業を国に強く求めてまいりますとともに,事業費増嵩額の負担,開業遅れに伴う追加経費や損失補填など,必要な措置については国が責任を持ち,極力地方負担のないよう県や沿線自治体と共に要請してまいりますので,議員各位にはお力添えをいただきますようお願い申し上げます。 結びになりますが,いよいよ今年も余すところ僅かとなり,寒さも一段と厳しくなってまいりました。議員各位におかれましてはくれぐれも御健康に御留意いただき,健やかで輝かしい新年をお迎えいただきますよう祈念申し上げ,閉会の挨拶といたします。ありがとうございました。 ○議長(見谷喜代三君) 以上で会議を閉じます。 これをもちまして令和2年12月福井市議会定例会を閉会します。             午後2時31分 閉会 地方自治法第123条第2項の規定により,本会議の顛末を証するため,ここに署名する。福井市議会議長署名議員署名議員 △〔参照〕               各委員会審査結果報告書             総    務    委    員    会番 号件            名審査結果第97号議案令和2年度福井市一般会計補正予算  第1条中   歳入    第15款 国庫支出金中       第2項 国庫補助金中          第1目 総務費国庫補助金中             第1節 総務管理費補助金中                新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金    第20款 繰越金    第22款 市債   歳出    第2款 総務費中       第1項 総務管理費中          第6目 企画費    第9款 消防費    第14款 予備費  第4条原案可決第116号議案財産の処分について (旧福井市ジュニアグラウンド)〃第32号報告専決処分の承認を求めることについて (令和2年度福井市一般会計補正予算)  第1条中   歳入    第15款 国庫支出金承認請願第6号日本学術会議任命拒否を撤回し,105名全員の任命を求める意見書提出について不採択とすべきもの請願第7号日本政府に「核兵器禁止条約」への参加・署名・批准を求める意見書提出について〃             建    設    委    員    会番 号件            名審査結果第97号議案令和2年度福井市一般会計補正予算  第2条  第3条中    第8款 土木費原案可決第108号議案福井市治水記念館の設置及び管理に関する条例の廃止について〃第111号議案福井市自動車駐車場指定管理者の指定について〃第114号議案福井市東山健康運動公園の指定管理者の指定について〃              教  育  民  生  委  員  会番 号件            名審査結果第97号議案令和2年度福井市一般会計補正予算  第1条中   歳入    第15款 国庫支出金中       第1項 国庫負担金       第2項 国庫補助金中          第1目 総務費国庫補助金中             第1節 総務管理費補助金中                社会保障・税番号制度システム整備費補助金    第16款 県支出金中       第1項 県負担金       第2項 県補助金中          第8目 教育費県補助金   歳出    第2款 総務費中       第1項 総務管理費中          第10目 防災費       第3項 戸籍住民基本台帳費    第3款 民生費    第10款 教育費  第3条中    第10款 教育費中       第5項 社会教育費中          少年自然の家管理運営事業原案可決第98号議案令和2年度福井市国民健康保険特別会計補正予算〃第99号議案令和2年度福井市後期高齢者医療特別会計補正予算〃第100号議案令和2年度福井市介護保険特別会計補正予算〃第102号議案すかっとランド九頭竜の設置及び管理に関する条例の一部改正について〃第103号議案すこやかドームの設置及び管理に関する条例の一部改正について〃第104号議案福井市学校設置条例の一部改正について〃第109号議案財産の取得について (タブレット端末一式)〃第110号議案財産の取得について (タブレット保管庫一式)〃第115号議案福井市少年自然の家の指定管理者の指定について〃請願第5号75歳以上の医療費窓口負担2割化の検討中止を求める意見書提出について不採択とすべきもの              経  済  企  業  委  員  会番 号件            名審査結果第97号議案令和2年度福井市一般会計補正予算  第1条中   歳入    第16款 県支出金中       第2項 県補助金中          第9目 災害復旧費県補助金   歳出    第11款 災害復旧費  第3条中    第7款 商工費    第10款 教育費中       第5項 社会教育費中          一乗谷朝倉氏遺跡復原町並管理運営事業          自然史博物館分館管理運営事業原案可決第101号議案令和2年度福井市競輪特別会計補正予算〃第105号議案福井市研修センターの設置及び管理に関する条例の廃止について〃第106号議案福井市みやま長寿そば道場「ごっつおさん亭」の設置及び管理に関する条例の廃止について〃第107号議案福井市そば工房木ごころの設置及び管理に関する条例の廃止について〃第112号議案福井市一乗谷朝倉氏遺跡復原町並の指定管理者の指定について〃第113号議案福井市自然史博物館分館指定管理者の指定について〃第32号報告専決処分の承認を求めることについて (令和2年度福井市一般会計補正予算)  第1条中   歳出    第7款 商工費 承認...