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02月21日-01号

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  1. 福井市議会 2020-02-21
    02月21日-01号


    取得元: 福井市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-29
    令和 2年 3月定例会                福井市議会会議録 第1号            令和2年2月21日(金曜日)午前10時2分開会────────────────────── 令和2年2月21日,定例会が福井市議会議事堂に招集されたので,会議を開いた。──────────────────────〇議事日程 日程 1 会議録署名議員の指名 日程 2 会期の決定について 日程 3 観光振興歴史文化活用対策特別委員会付託案件について 日程 4 予算特別委員会委員の選任について 日程 5 第 1号議案 令和2年度福井一般会計予算 日程 6 第 2号議案 令和2年度福井国民健康保険特別会計予算 日程 7 第 3号議案 令和2年度福井国民健康保険診療所特別会計予算 日程 8 第 4号議案 令和2年度福井後期高齢者医療特別会計予算 日程 9 第 5号議案 令和2年度福井介護保険特別会計予算 日程10 第 6号議案 令和2年度福井母子父子寡婦福祉資金貸付特別会計予算 日程11 第 7号議案 令和2年度福井競輪特別会計予算 日程12 第 8号議案 令和2年度福井宅地造成特別会計予算 日程13 第 9号議案 令和2年度福井中央卸売市場特別会計予算 日程14 第10号議案 令和2年度福井駐車場特別会計予算 日程15 第11号議案 令和2年度福井集落排水特別会計予算 日程16 第12号議案 令和2年度福井地域生活排水特別会計予算 日程17 第13号議案 令和2年度福井ガス事業清算特別会計予算 日程18 第14号議案 令和2年度福井下水道事業会計予算 日程19 第15号議案 令和2年度福井水道事業会計予算 日程20 第16号議案 令和2年度福井簡易水道事業会計予算 日程21 第17号議案 福井市無料低額宿泊所の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定について 日程22 第18号議案 福井市動物愛護管理員設置条例の制定について 日程23 第19号議案 福井市少年自然の家の設置及び管理に関する条例の全部改正について 日程24 第20号議案 福井市自動車駐車場設置及び管理に関する条例の一部改正について 日程25 第21号議案 福井市特別会計条例の一部改正について 日程26 第22号議案 福井市公共施設等維持管理基金条例の一部改正について 日程27 第23号議案 財産の交換,譲与,無償貸付等に関する条例の一部改正について 日程28 第24号議案 福井市附属機関設置条例の一部改正について 日程29 第25号議案 福井市行政財産の使用料に関する条例の一部改正について 日程30 第26号議案 福井市総合支所設置条例の一部改正について 日程31 第27号議案 福井市債権管理条例の一部改正について 日程32 第28号議案 福井市市税賦課徴収条例の一部改正について 日程33 第29号議案 福井市認定こども園設置条例の一部改正について 日程34 第30号議案 福井市保健所事務手数料条例の一部改正について 日程35 第31号議案 福井市食品衛生法に基づく公衆衛生上講ずべき措置に関する基準等を定める条例の一部改正について 日程36 第32号議案 福井市浄化槽の保守点検業者の登録に関する条例の一部改正について 日程37 第33号議案 福井市営特定公共賃貸住宅管理条例等の一部改正について 日程38 第34号議案 福井市手数料徴収条例の一部改正について 日程39 第35号議案 福井市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について 日程40 第36号議案 福井市公民館設置に関する条例の一部改正について 日程41 第37号議案 包括外部監査契約の締結について 日程42 第128号議案 令和元年度福井一般会計補正予算 日程43 第129号議案 令和元年度福井国民健康保険特別会計補正予算 日程44 第130号議案 令和元年度福井介護保険特別会計補正予算 日程45 第131号議案 令和元年度福井宅地造成特別会計補正予算 日程46 第132号議案 令和元年度福井集落排水特別会計補正予算 日程47 第133号議案 令和元年度福井下水道事業会計補正予算 日程48 第134号議案 福井市市税賦課徴収条例等の一部改正について 日程49 第135号議案 福井市印鑑条例の一部改正について 日程50 第136号議案 福井市児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について 日程51 第137号議案 福井市幼保連携型認定こども園の設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正について 日程52 第138号議案 福井市防犯隊設置条例の廃止について 日程53 第139号議案 福井市国民宿舎鷹巣荘設置及び管理に関する条例の廃止について 日程54 第140号議案 福井野外趣味活動施設設置及び管理に関する条例の廃止について 日程55 第141号議案 工事請負契約の締結について             (社北小学校南校舎長寿命化改修工事) 日程56 第142号議案 市道の路線の廃止について 日程57 第143号議案 市道の路線の認定について 日程58 第144号議案 財産の処分について(福井市国民宿舎鷹巣荘) 日程59 第27号報告 専決処分の報告について             (市営住宅使用料等の支払請求及び明渡請求に係る訴えの提起について) 日程60 第28号報告 専決処分の報告について             (工事請負契約の変更について) 日程61 請願第 3号 老朽原発稼働に関することについて 日程62 請願第 4号 関西電力の原発に関わる不正資金還流の真相究明を求める意見書提出について 日程63 陳情第 4号 特急「サンダーバード」「しらさぎ」存続のための協議を県に求めることについて──────────────────────〇出席議員(31名) 1番 岩佐 武彦君   2番 酒井 良樹君 3番 山田 文葉君   4番 榊原 光賀君 5番 寺島 恭也君   6番 津田かおり君 7番 近藤  實君   8番 水島 秀晃君 9番 池上 優徳君   10番 福野 大輔君 11番 八田 一以君   12番 菅生 敬一君 13番 伊藤 洋一君   14番 泉  和弥君 15番 藤田  諭君   16番 中村 綾菜君 17番 田中 義乃君   18番 村田 耕一君 19番 片矢 修一君   20番 玉村 正人君 21番 堀江 廣海君   22番 下畑 健二君 23番 鈴木 正樹君   24番 奥島 光晴君 25番 今村 辰和君   26番 野嶋 祐記君 27番 堀川 秀樹君   29番 石丸 浜夫君 30番 見谷喜代三君   31番 皆川 信正君 32番 加藤 貞信君──────────────────────〇欠席議員(1名) 28番 青木 幹雄君──────────────────────〇説明のため出席した者 市長         東 村 新 一 君 副市長        山 田 義 彦 君 副市長        西 行   茂 君 企業管理者      谷 澤 正 博 君 教育長        吉 川 雄 二 君 都市戦略部長     國 枝 俊 昭 君 総務部長       前 田 和 宏 君 財政部長       村 田 雅 俊 君 市民生活部長     牧 野   浩 君 福祉保健部長     山 田 幾 雄 君 商工労働部長     北 村 真 治 君 農林水産部長     林   岳 宏 君 建設部長       宮 下 和 彦 君 下水道部長      増 永 孝 三 君 工事・会計管理部長  上 道   悟 君 消防局長       土 田 将 一 君 企業局長       塚 谷 朋 美 君 教育部長       内 田 弥 昭 君──────────────────────〇事務局出席職員 議会事務局長     廣 瀬 峰 雄 議会事務局次長    松 井 優 美 議事調査課長     吉 田 裕 彦 議事調査課副課長   尾 野 嘉 貞 議事調査課主幹    田 中 あ い 議事調査課主幹    有 城 好 直 議事調査課主査    新 町 祥 子────────────────────── ○議長(堀川秀樹君) 令和2年3月福井市議会定例会は本日繰上げ招集され,出席議員が定足数に達しておりますので,議会は成立しました。 よって,これより開会し,本日の会議を開きます。 なお,本日の欠席通告議員は,28番 青木幹雄君の1名であります。 日程に入ります前に,諸般の報告を行います。 会議規則第168条の規定により,議長において議員の派遣を決定したことを報告します。 本件については,お手元に配付しました派遣決定書のとおり,去る2月5日から7日までの3日間,観光振興歴史文化活用対策特別委員会の行政視察に副議長 池上優徳君を派遣したものでございます。 以上,議員の派遣についての報告とします。────────────────────── ○議長(堀川秀樹君) それでは,日程1 会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は,会議規則第88条の規定により,5番 寺島恭也君,6番 津田かおり君の御両名を指名します。────────────────────── ○議長(堀川秀樹君) 次に,日程2 会期の決定についてを議題とします。 お諮りします。 今定例会の会期は,本日から3月24日までの33日間としたいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決定しました。 なお,会期中の会議予定につきましては,お手元に配付しました会期日程表のとおりでございますので,御了承願います。────────────────────── ○議長(堀川秀樹君) 次に,日程3 観光振興歴史文化活用対策特別委員会付託案件についてを議題とします。 去る12月定例会において継続調査となりました観光振興歴史文化活用対策特別委員会付託案件について,経過の報告を求めます。 観光振興歴史文化活用対策特別委員長 30番見谷喜代三君。 (30番 見谷喜代三君 登壇) ◆30番(見谷喜代三君) 去る12月定例会において継続調査となりました観光振興歴史文化活用対策に関する諸問題を調査するため,1月29日に委員会を開催しましたので,調査経過の概要について御報告申し上げます。 まず,本市の観光振興歴史文化の活用のための取組に関し,これまで開催しました委員会並びに協議会の中で委員各位から出された意見等を提言として取りまとめ,次のとおり本委員会から理事者に提示いたしました。 1つ目は,効果的なプロモーション活動として,NHK大河ドラマ「麒麟がくる」を通じた自治体間の連携によるプロモーションや総合的な広報プロデュースを基にした北陸新幹線福井開業までの福井のイメージ戦略,また,停車駅が立地する自治体や運行事業者等と連携した北陸新幹線金沢-敦賀間開業プロモーションの推進などを,2つ目には,歴史文化等観光資源を生かした広域観光周遊ルートの設定に関する取組として,明智光秀ゆかりの地と嶺北の日本遺産などを巡る観光周遊ルートの作成やそのPR活動などを,3つ目としては,坂本龍馬を生かしたプロモーション活動として,福井とも関係が深い坂本龍馬のふるさとである高知市と連携した首都圏等における合同プロモーションの実施など,以上,大きく3点について提言を行いました。 これらの内容に関し市長からは,提言を真摯に受け止め,今後の施策に反映できるよう取り組んでいきたいとの答弁がありました。 さらに本委員会から理事者に対し,百年に一度のチャンスと言われている北陸新幹線福井開業に向け,スピード感を持った実効性のある取組を期待するとの要望をいたしました。 以上が当委員会での調査経過の概要でありますが,当委員会は調査が終了するまで閉会中も引き続き,これら諸問題の調査研究に当たることに決しましたので,議員各位の御賛同をお願い申し上げます。 なお,去る2月5日から7日にかけて,委員会運営の参考に資するため,北陸新幹線開業前の観光誘客に向けた取組について富山県富山市を,また首都圏等における観光プロモーションについて高知県高知市をそれぞれ視察し活発な意見交換を行ったほか,首都圏における観光プロモーションの可能性を調査研究するため,埼玉県さいたま市にあります東日本連携センターと,東京都台東区にありますまるごとにっぽんを現地視察してまいりましたことを申し添えて報告を終わります。 ○議長(堀川秀樹君) ただいまの報告に対し,質疑を許可します。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結します。 お諮りします。 観光振興歴史文化活用対策特別委員会付託案件につきましては,委員長の報告どおり調査が終了するまで引き続き閉会中も継続調査と決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。────────────────────── ○議長(堀川秀樹君) 次に,日程4 予算特別委員会委員の選任についてを議題とします。 このほど,予算特別委員会委員のうち,2番 酒井良樹君,4番 榊原光賀君,5番 寺島恭也君,12番 菅生敬一君,14番 泉和弥君,15番 藤田諭君,20番 玉村正人君,24番 奥島光晴君,25番 今村辰和君,29番 石丸浜夫君,以上10名の諸君から辞任願が提出されましたので,委員会条例第14条の規定により,議長において許可しました。 お諮りします。 ただいま欠員となっております予算特別委員会委員の選任については,委員会条例第8条第1項の規定により,議長から指名したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 それでは,指名します。 1番 岩佐武彦君,6番 津田かおり君,10番福野大輔君,17番 田中義乃君,18番 村田耕一君,19番 片矢修一君,21番 堀江廣海君,22番下畑健二君,30番 見谷喜代三君,32番 加藤貞信君,以上10名の諸君を予算特別委員会委員に選任することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。────────────────────── ○議長(堀川秀樹君) 次に,日程5ないし日程60を会議規則第35条の規定により一括議題とします。 事務局朗読は省略します。 提出者の提案理由の説明を求めます。 (市長 東村新一君 登壇) ◎市長(東村新一君) 令和2年3月福井市議会定例会の開会に当たり,市政運営に対する所信の一端を申し上げますとともに,提案いたしました令和2年度当初予算案及び令和元年度3月補正予算案の概要を御説明し,議員各位並びに市民の皆様の御理解を頂きたいと存じます。 私は,昨年12月に市民の皆様から御信任を頂き,はや2か月余りが過ぎました。4期目の市政運営に当たりましては,私のビジョン,「希望と安心のふくい 実現」に掲げた4つの柱を基本方針として,私の愛する福井市が活力と笑顔にあふれ,希望に満ちた「みんなが輝く 全国に誇れるふくい」となるよう,各種施策を推し進めていく所存でございます。また,施策の遂行に当たりましては,議員各位や市民の皆様から頂いた声をしっかりと受け止め,全職員が一丸となって課題の解決に邁進してまいります。 ところで現在,新型コロナウイルス感染症が拡大し,国内でも感染者が相次いで確認されております。感染の拡大を受け,本市においてもこれまで市保健所に相談窓口を設置しておりましたが,昨日,全部局による警戒会議を開催いたしました。今のところ市内での感染者は確認されておりませんが,市民生活の安全確保と不安解消のため,万全の体制で対策に当たってまいります。市民の皆様におかれましては,手洗いやうがい,せきエチケットがとても重要となりますので,感染症対策にしっかりと努めていただきますようお願いいたします。 さて,令和という新しい時代を迎え,本市では北陸新幹線関連工事が着々と進められており,開業に向けた期待が高まってきております。この百年に一度の好機を逃さず,未来に誇れる福井市となるよう,まちづくりイメージアップに全力で取り組んでいかなければなりません。また,本格的な人口減少社会を迎える中,市民が住み慣れた地域で安心・安全で快適に暮らすことができるよう,さらに本市への人の流れが加速するよう,地域や産業の魅力向上を図っていく必要があります。新年度はこうした取組を加速させる重要な1年となるため,新幹線開業対策,地域の活力強化,未来への投資の3つの方針を掲げ,各種事業を積極的に進めてまいります。 まず,新幹線開業対策でございます。 先月,福井駅前電車通り北地区A街区の再開発組合が設立され,建設に向けた動きが本格化してまいりました。加えて,国際的にも知名度の高いホテルチェーン,マリオット・インターナショナルが進出を決めるなど,県都の玄関口にふさわしい魅力ある中心市街地の未来図が着実に具現化されようとしております。一方で,再整備工事期間中はまちなかを訪れる人が減少することも予想されることから,ハピリン開業から続くにぎわいを継続させる対策も必要であります。こうしたことを踏まえ,今後は民間と市民,行政が連携し協力して取り組むことで新幹線開業に向けてまちづくりの推進とにぎわいの創出に努めてまいります。 また,北陸新幹線福井開業に続いて,中部縦貫自動車道の全線開通,大阪・関西万博の開催が予定されており,首都圏のみならず中部・関西方面からの観光客も増加することが予想されます。今まさに,本市の観光行政にとって大変重要な時期を迎えております。観光客入り込み数が増加している勢いをさらに加速させるため,首都圏に向けた開業プロモーションの強化と連携中枢都市圏域のおもてなしの強化をはじめとする受入環境整備の2つの視点からしっかりと戦略を立て,様々な施策を実行し観光誘客を図ってまいりたいと考えております。 さらに,超高齢社会を迎える中で,地域住民や本市を訪れる方の移動手段として公共交通の利便性を高めることが求められております。そのため,福井市都市交通戦略を見直し,公共交通ネットワークの再構築と利用促進,観光地までの二次交通の充実,キャッシュレス化の推進などに取り組んでまいります。 次に,地域の活力強化でございます。 各地区の特色を生かした住民主体まちづくりを持続的なものにするため,現在,住民自らが地域の未来図を描く地域未来づくりビジョンの策定を推進しております。そのビジョンに掲げている地域課題の解決に向けた取組や魅力を発信する事業について多方面から支援を行うことで,地域の夢の実現と住民主体地域づくりを応援してまいります。 産業振興では,本市農業の発展のため,園芸農業の推進や流通販路の開拓など,売れる,もうかる仕組みづくりに取り組むとともに,AIなどの先端技術の活用を推進し,人や生産基盤といった農業・農村環境の維持と所得の向上を図ってまいります。 また,商工業では,近年の中小企業倒産の原因の一つとなっている後継者不足問題への対応,中小企業ものづくり技術のさらなる高度化及び先端技術の導入促進を支援してまいります。 3つ目は,未来への投資でございます。 平成27年の国勢調査に基づく国立社会保障人口問題研究所の将来推計人口によりますと,本市の14歳以下の年少人口は今後も減少を続け,令和22年には平成27年に比べ約7,000人減り,2万8,000人程度となることが推測されており,将来に不安を感じない社会づくりが求められております。そのためには,長期的な視点に立った切れ目のない対策が必要となることから,若者に対する結婚に向けた支援や子育て世代に対する経済的支援,企業に対する新時代の働き方改革の推進など,各種施策にしっかりと取り組んでまいります。子育てがしやすく,仕事と生活が調和できる環境づくりを推し進めることで,出生率の向上や若者の福井への還流を促進し,本市のさらなる発展を目指してまいります。 また近年,全国で台風や大雨による風水害など大規模災害が頻繁に発生しておりますが,本市としても幾多の災害の経験を踏まえ,迅速な災害対応に向けた体制の構築や,災害に強い都市基盤の整備に取り組み,これまで以上に災害に強い安全で安心なまちづくりを進めてまいります。 現在本市は,財政再建計画に掲げる目標を達成するため,計画に基づいた取組を進めているところでございます。未来の福井を担う子どもたちに過度な負担をかけないよう,持続可能で安定した財政基盤を構築しなければなりません。一方で,北陸新幹線福井開業を3年後に控え,魅力あるまちづくりの推進,全国に向けた本市のイメージアップなど,本市がさらなる発展をする上で絶好の機会を迎えています。また,少子高齢人口減少社会の克服,頻発する自然災害に備えた強靱な地域づくり,老朽化した施設への対応など,取り組むべき課題も山積しております。厳しい財政状況ではありますが,若者からお年寄りまでみんなが夢や希望を持ち,家族が笑顔で暮らせる「希望と安心のふくい」の実現に向け,私が先頭に立って邁進していく決意でございます。議員各位のより一層の御支援を頂きますようお願い申し上げます。 それでは,令和2年度当初予算案の基本的な考え方を申し上げます。 国の景気動向については,東京オリンピック・パラリンピック後まで見据えた成長分野への投資,自然災害対策を含むインフラ整備,景気の下振れへの備えなどを柱とした経済対策の着実な実施など,各種政策の効果も相まって個人消費や公共投資は拡大することが見込まれています。この結果,令和2年度の国内総生産の実質成長率は1.4%,名目成長率は2.1%程度になるとされております。このような状況を踏まえ,国の令和2年度一般会計予算案の総額は102兆6,580億円と,令和元年度に続き100兆円の大台を超え,8年連続で過去最大となっております。また,地方財政対策では,幼児教育・保育の無償化や会計年度任用職員制度への移行などにより,地方財政計画の規模は初めて90兆円を突破いたしました。地方交付税については前年度を上回る16.6兆円を確保するとともに,臨時財政対策債を前年度から0.1兆円抑制しております。加えて,まち・ひと・しごと創生事業費の確保や緊急防災・減災事業費対象事業の拡充などが盛り込まれております。その結果,一般財源総額については前年度の水準を7,000億円上回る63兆4,000億円を確保する内容となっております。 このたびの本市の当初予算は,第七次福井市総合計画に掲げる将来都市像と,私のビジョン,「希望と安心のふくい」の実現に向けて,これまでの歩みを止めることなくさらなる一歩を踏み出すため,施策の着実な推進を図ることを基本としています。また,今回の予算編成では若手職員のアイデア等を活用し,市民生活の向上や地域経済の活性化につなげていく試みとして,チャレンジみらい予算の枠を設定いたしました。前例にとらわれない新しい価値観や柔軟な発想に基づいた事業について,私自身が若い職員から直接説明を聞く機会を設けました。一方,社会保障関係経費公債費等義務的経費が高い水準で推移する中,企業収益の減収や税率の引下げの影響等により市税の減収が見込まれることから,ふるさと納税をはじめとしたあらゆる歳入の確保に積極的に取り組み,基金繰入れに頼らない健全な財政構造の確立に向けた予算を編成いたしました。 それでは,主要な事業について第七次福井市総合計画の4つの柱に沿って御説明申し上げます。 第1の柱「快適に暮らすまち」について申し上げます。 まず,まちなかの充実した都市機能により多様な人が集まるまちづくりです。 JR福井駅周辺におきましては,中央1丁目10番地地区や,駅前電車通り北地区に続き,新たに駅前南通り地区市街地再開発事業が動き出しています。こうした民間事業者の活発な事業展開を支援することで,県都の顔にふさわしい魅力とにぎわいのあるまちづくりを積極的に進めてまいります。また,歴史を感じながら快適にまちなかを散策できるよう,福井城址周辺をはじめ,まちなかの歩行空間を整備してまいります。さらに,昨年好評を博したワンパークフェスティバルやファミリー向けの宝探しイベントなど,ソフト事業の充実により,まちなかに人が集い,活動する場を設け,さらなるにぎわいの創出に努めてまいります。 並行在来線の開業準備では,パーク・アンド・ライド駐車場の整備や新駅の設置など利用者増加に向けた有効な方策について具体的な検討を行い,準備会社が策定する経営計画に生かしてまいります。 一方,市民の憩いの場として親しまれている足羽山では,ふれあい動物園ハピジャンのオープンにより遊園地を訪れる方が着実に増えております。来年度は遊具の更新や園路の整備,コモンマーモセットなど新たな動物の購入,年間を通したイベントの開催に取り組み,さらなる魅力向上を図ってまいります。 次に,地域の特色を生かした魅力的で活力のあるまちづくりです。 国の第2期「まち・ひと・しごと創生総合戦略」において関係人口の創出・拡大を目指す方針が示されている中,本市では新しい人の流れの創出や東京などの都市部と福井の2地域での活動,居住を支援し,人口の対流を拡大させることで関係人口の増加を図ってまいります。あわせて,多世帯型住宅の取得・リフォームへの支援や越廼地区でのテレワーク推進事業を継続し,移住・定住者の増加につなげてまいります。また,地域コミュニティバスについては,交通空白地域において地域の特性にふさわしい交通サービスの確保を図るため,引き続き支援を行ってまいります。 次に,強靱な社会基盤と安全で快適な生活環境の整備についてです。 安全な道路通行を確保するため,川西国道線や環状西線等の整備,新明里橋の耐震工事を進めるほか,道路の舗装打ちかえや消雪施設の整備,老朽化した橋梁の補修など適切な管理に努めてまいります。 また,河川整備については市内の河川,水路の改修や堆積した土砂のしゅんせつを促進するとともに,樋門や調整池など河川管理施設の更新等を進め,浸水被害の軽減を図ってまいります。 さらに,東安居団地については12月完成予定であるF棟の整備を進めるとともに,新たにD棟の設計を行います。加えて,木造住宅の耐震改修への支援を継続し,安全で快適な住環境を確保してまいります。 水道事業については,今年度内に策定を予定している福井市水道事業ビジョン2020に基づき,水道施設の更新,耐震化を進めてまいります。さらに下水道事業では,公共下水道の普及拡大を進めるほか,老朽化した加茂河原ポンプ場や足羽ポンプ場の全面的な更新及び処理能力の増強を行い,浸水被害の軽減を図ってまいります。 続きまして,第2の柱「住みよいまち」について申し上げます。 まず,市民が自らの役割と責任を担い,誰もが尊重され活躍できる住みよいまちづくりです。 本市では,豊かな自然,歴史,文化,特産品などを生かした地域のまちづくり活動を応援してまいりました。その結果,まちづくりに関わる住民が増え,地域の結びつきが強まるなど,地域コミュニティーの維持・活性化につながっております。こうした取組をさらに推し進め,地区ビジョンの実現や地域の課題解決,若者グループによる取組を地域担当職員の活動やふるさと納税を利用したクラウドファンディングにより支援することで,住民主体の地域活動を支えてまいります。 次に,全ての市民が健康で生きがいを持ち,安心して暮らせるまちづくりです。 子育て環境の充実については,子育て世帯の経済的負担を軽減し,安心して子どもを産み育てられる環境づくりのため,幼児教育・保育の無償化や子ども医療費の助成に引き続き取り組むほか,県と連携して子どもが2人以上いる世帯や家庭で育児をする世帯への支援を実施いたします。加えて,社会問題になっている児童虐待や子どもの貧困について相談及び支援の体制を強化し,未然防止や早期発見,早期対応に努めてまいります。また,妊娠・子育てサポートセンターふくっこにおいて産後ケアの充実のため,新たに宿泊型サービスを導入し,母体や乳児のケア,育児指導等を実施してまいります。さらに,放課後児童会や児童クラブの入会希望者が増加している中,麻生津地区にあるあさがお児童館を小学校内に移転することや,森田地区での児童クラブ室の新設などを行うことで安全で安心な児童の生活の場を確保してまいります。 障害福祉については,居宅や施設での介護,就労支援,障害児の通所支援など各種福祉サービスを提供し,障害を持つ人の安心で安全な日常生活と社会参加を促してまいります。 また,高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らせるよう引き続き介護予防や日常生活支援などにしっかりと取り組んでまいります。特に,地域において多機能よろず茶屋等の設置を進め,住民主体の見守り,助け合い活動を推進してまいります。 次に,環境に優しい持続可能なまちづくりです。 新たなごみ処理施設の整備につきましては,令和8年度の稼働に向けて環境影響評価や用地造成の実施設計を進めてまいります。また,都市緑化意識の高揚を図り,緑豊かな住みよい環境づくりを推進するため,5月16日に福井運動公園において第31回全国「みどりの愛護」のつどいを開催いたします。 次に,災害・事故に強い安全・安心なまちづくりです。 消防体制の充実・強化を図るため,天池町に(仮称)北分署を建設するとともに,(仮称)川西分署の詳細設計を実施いたします。また,南消防署の建て替えに向けて用地測量等を行ってまいります。さらに,防犯カメラの設置や通学路等にある危険ブロック塀の除却に対して支援を行い,安全で安心な地域社会づくりを推進してまいります。 続きまして,第3の柱「活き活きと働くまち」について申し上げます。 まず,若者が希望を持てる農林水産業のまちづくりです。 今年度内に策定を予定しております第2次福井市農業活性化プランに基づき,農業者の育成や農業所得の向上に向けて,新たに園芸に取り組む農家や担い手農家の規模拡大,スマート農業の推進に必要な施設や機械の整備に対して支援を行ってまいります。また,本市の優れた農林水産物や加工品の認知度の向上と販路拡大に向けて,首都圏等でPR事業に取り組みます。さらに,越前海岸沿岸地域では,食や景観などの地域資源を農水産物を中心にして有機的につなげ,収益を得る仕組みづくりと地域の活性化を目指してまいります。 水産業の振興につきましては,捕る漁業中心の漁業形態から,安定した収入が見込めるつくり育てる漁業への転換を図るため,マダイやキジハタ,ヒラメなどの稚魚の放流に助成するとともに,新たに養殖サクラマスのPR事業を支援してまいります。 林業の振興については,森林環境譲与税を活用し,森林整備の効率化や担い手の確保,木材の利用促進,普及啓発を図り,豊富な森林資源の循環利用を進めてまいります。 次に,活力と魅力あふれる商工業が発展し続けるまちづくりです。 現在取り組んでいるテキスタイルマテリアル・グローアッププロジェクトについては,3年間で一定の成果を得たものと考えております。その効果を検証し,新たにSDGsに対応した新技術,新製品の開発による高付加価値化や,アパレルメーカーと繊維事業者をつなぐプラットフォームの構築などを展開し,基幹産業である繊維産業の底上げを促して稼ぐ力の向上を図ってまいります。 また,ふくいの恵み認定商品をはじめとした福井の食の認知度向上や販路拡大を図るため,今年度に引き続き都内百貨店で物産展を開催するなど,首都圏での取組に力を入れてまいります。 さらに,市内企業への就職支援については,県外の学生や求職者に対し,福井で働き生活することについて具体的に考える場を提供するほか,企業訪問ツアー,ハローワークとの連携事業などを行ってまいります。加えて,県内の高校生や大学生に対し地元就職への意識づけを行うとともに,将来の進路や働くことについて深く考える場を創出してまいります。 次に,観光資源を磨き上げおもてなしの心があふれる観光のまちづくりです。 北陸新幹線福井開業を3年後に控え,本市のプロモーション事業は最も大事な時期を迎えております。そこで,来年度から令和4年度までの3年間で福井のイメージ戦略,観光PRを2つの柱とし,本市の認知度向上とイメージアップを図ってまいります。具体的には福井イメージ戦略を作成し,旗印となるキャッチフレーズやロゴを制作するとともに,開業PRポスター,動画などを活用して効果的,効率的な情報発信を行い,全庁を挙げてしっかりとプロモーションを実施してまいります。さらに,観光分野においてもこのイメージ戦略に基づき,連携中枢都市圏を一体とした新しい福井のエリアブランディングや写真映えするものを創り出すジェニック戦略を打ち出し,本市の魅力やイメージをしっかりとつくり上げていきます。 一乗谷朝倉氏遺跡においては,昨年,観光客数が4年ぶりに100万人を超え,今年に入ってもメディアに取り上げられるなど再び注目度が高まってきております。さらに,現在放映中のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公である明智光秀公ゆかりの地としてさらなる観光客数の増加が見込まれることから,時代衣装パフォーマンスの実施や資料館の充実などに取り組み,訪れる観光客の満足度を高めてまいります。加えて,家族連れをターゲットとした熱気球の搭乗体験や戦国宝探しを引き続き実施するほか,若年層を呼び込むためSNSを活用した取組を積極的に活用してまいります。 続きまして,第4の柱「学び成長するまち」について申し上げます。 まず,郷土の文化や歴史,自然を生かした個性的で魅力あるまちづくりです。 アメリカの専門誌でも毎年高い評価を得ております養浩館庭園において,北陸新幹線福井開業や令和5年の開館30周年に向け,外国人を含めた来園者の増加を図るため,こけらぶきの屋根のふき替え等の改修を進め,魅力向上に努めてまいります。また,令和11年度までを計画期間としております大安寺建造物の修理工事では,本堂の仮設建設や本堂,山門の解体に対し支援いたします。 さらに,自然史博物館では福井から生まれた星空アート展など,美術館では前回好評を得た藤城清治展など,郷土歴史博物館では明智光秀と越前との関わりをテーマにした企画展など,多くの方が親しみの持てる,魅力ある企画展を開催いたします。 次に,健やかで自立心を持った感性豊かな子どもを育むまちづくりです。 来年度から小学校で英語が教科化されることに伴い,小学生が今まで以上に外国の文化に触れ,視野を広め,英語に慣れ親しむことができるよう,ALTを10人から12人に増員し,英語教育を充実させてまいります。 また,福井市学校規模適正化検討委員会からの答申をいかに実現していくか検討を行い,児童・生徒へ最適な学習環境を提供する取組を進めてまいります。 森田地区においては児童急増に対応するため,令和3年度供用開始に向け小学校のプレハブ校舎を新設いたします。 さらに,新学校給食センターの整備に向けた実施方針の策定及び事業者の選定を行ってまいります。 次に,市民が自主的に生涯学習や生涯スポーツを楽しむまちづくりです。 老朽化した一乗公民館を現在の一乗ふるさと交流館に移転させ,生涯学習や地域づくり活動の場として充実するよう努めてまいります。 生涯スポーツでは,東京オリンピック・パラリンピックに出場するスロベニア共和国代表選手団の事前キャンプを市内で実施し,選手団の大会に向けたサポートを行うとともに,市民と交流する機会を設けて市民のスポーツに対する関心を高め,大会への機運醸成に努めてまいります。 また,令和3年度開催予定の全国高等学校総合体育大会や令和5年度開催を目指すフルマラソン大会,大学生,高校生に対する部活動の合宿費補助などスポーツで観光客を呼び込むスポーツツーリズムを推進いたします。 さらに,福井市スポーツ公園サッカー場を人工芝グラウンドやクラブハウスを備えたフットボールセンターに改修するため,設計業務を実施いたします。 一方,市立図書館のリニューアルについては市民が集い,快適に学べるよう,来年度からの2年間で基本設計及び実施設計を行い,令和5年度の完成に向け事業を進めてまいります。 最後に第5の柱「総合計画を推進するために」について申し上げます。 連携中枢都市圏の市町において複数のアプリケーションをまたいで業務を自動化するRPAに関して共同研究を行い,業務の省力化を推進いたします。 また,今年度のふるさと納税は1月末現在で3億300万円であり,昨年度に比べ約2.7倍と大幅に増加いたしました。寄附をしていただいた方々に改めて感謝申し上げます。来年度の目標額は4億円としており,これを達成するため返礼品の充実やふるさとチョイス感謝祭への出展などPRの強化を図り,ふるさと納税を通じて本市を継続的に応援してくれる人を増やしていきます。 さらに,施設マネジメントの推進においては来年度研修センターの施設機能を廃止し,令和3年度の解体に向けて準備を進めます。加えて,清水総合支所の清水健康管理センターへの移転や企業局ガスショールームの利活用などを進め,効率的な施設の活用や財政負担の軽減に努めてまいります。 以上,主要な事業の概要を申し上げました。 令和2年度当初予算案の規模は,一般会計で1,148億800万円,特別会計で775億1,600万円,企業会計で280億7,000万円,総額で2,203億9,400万円であります。前年度当初予算と比較しますと一般会計で8.4%の増,特別会計で10.8%の増,企業会計で6.9%の減であり,全会計では7.0%の増となっております。 次に,財源について申し上げます。 歳入の根幹をなします市税については,固定資産税が家屋の新築,増築により増収となる一方,法人市民税が企業収益の減少や税率の引下げの影響などにより大幅な減収となることが予想されます。こうしたことから1.5%減の445億2,800万円を計上しました。地方交付税及び地方消費税交付金など各種交付金等については,国の地方財政計画や令和元年度の収入状況などに基づいて計算し,国・県支出金については事業に見合った額を精査の上,計上いたしました。市債については適切な借入れと抑制を図るとともに,交付税措置等できる限り有利な起債の活用を念頭に所要額を計上しております。 次に,3月補正予算案について御説明を申し上げます。 このたびの補正予算案は,国,県の補助金等に伴う事業のほか,各事業の精算に伴い措置するものです。補正予算の規模は一般会計で33億3,559万2,000円,特別会計で3億9,819万4,000円,企業会計で1億4,000万円を追加し,これらを合わせますと補正後の令和元年度予算額は,一般会計で1,105億4,344万2,000円,特別会計で703億9,114万6,000円,企業会計で302億8,864万2,000円となります。 その事業内容につきまして御説明申し上げます。 第1に,国,県の補助金等に伴う事業でございます。酒生小学校の校舎,体育館の外壁落下防止対策や旭小学校ほか3校の体育館の窓ガラス飛散防止対策を行うほか,和田小学校ほか7校の学校トイレの洋式化を行うなど,安全・安心な学校施設の整備を行ってまいります。さらに,義務教育におけるICTの活用を促進するため,校内LAN設備の更新や無線アクセスポイントの増設など校内通信ネットワークを強化してまいります。 また,道路や交通安全施設の整備,馬渡川や底喰川の改修,林道の開設,下水道施設の機能維持工事などにおいて事業費を追加し,事業の進捗を図ってまいります。加えて個人番号カードの普及促進による作成,交付等に必要な経費を追加いたします。 第2にその他の事業として,生活保護扶助費をはじめ各事業の所要額を精査し必要経費を追加いたします。また,平成30年度決算剰余金の一部を財政調整基金及び災害対策基金に積み立て,財政健全化を確実に進めてまいります。 そのほか,プレミアム付商品券事業ほか24件の繰越明許費を措置するものです。 次に,特別会計及び企業会計予算案について申し上げます。 国民健康保険特別会計で6,222万円,介護保険特別会計で3億3,597万4,000円,下水道事業会計で1億4,000万円を追加するほか,宅地造成特別会計,集落排水特別会計でそれぞれ繰越明許費を追加するものであります。 以上,3月補正予算案の概要について申し上げました。 このほかの議案及び報告につきましてはそれぞれの提案理由の記載に基づき提案しております。細部に関しましては,いずれも各委員会におきまして詳細に御説明を申し上げたいと存じます。何とぞ十分に御審議の上,妥当な御議決を頂きますようお願い申し上げます。 先般,4期目の就任挨拶の際にも申し上げましたが,私は本市が将来にわたり活力と笑顔にあふれ,希望に満ちた「希望と安心のふくい」,そして「全国に誇れるふくい」であることを願ってやみません。本市には日本有数の住みよさや全国トップクラスの教育・子育て環境など,全国で高く評価されている強みがあります。社会が加速度的に変化していく中で,先人が積み上げてきた強みをさらに伸ばし,本市の全てが輝き,子どもから高齢者までみんなが豊かさを実感できる未来づくりに向けてスピード感を持ち,全力を挙げて取り組んでまいります。 議員各位並びに市民の皆様の御理解と御支援をお願い申し上げまして,提案理由の説明を終わらせていただきます。 ○議長(堀川秀樹君) ただいま説明のありました第1号議案ないし第37号議案,第128号議案ないし第144号議案,第27号報告及び第28号報告について質疑を許可します。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結します。────────────────────── ○議長(堀川秀樹君) 次に,日程61ないし日程63を会議規則第35条の規定により一括議題とします。 事務局に朗読させます。 (事務局朗読)日程61 請願第3号 老朽原発稼働に関することについて日程62 請願第4号 関西電力の原発に関わる不正資金還流の真相究明を求める意見書提出について日程63 陳情第4号 特急「サンダーバード」「しらさぎ」存続のための協議を県に求めることについて ○議長(堀川秀樹君) それでは,今ほど上程しました第1号議案ないし第37号議案,第128号議案ないし第144号議案,請願第3号及び請願第4号,陳情第4号については,お手元に配付しました付託案件表のとおり,それぞれ所管の常任委員会及び予算特別委員会に付託します。 〔付託案件表は本号末尾参照〕 なお,第27号報告及び第28号報告については,関係法の規定により議会に提出,報告するだけでよいことになっておりますので,御了承願います。 以上で本日の議事日程は全部終了しました。 これをもちまして散会します。             午前10時51分 散会 地方自治法第123条第2項の規定により,本会議の顛末を証するため,ここに署名する。福井市議会議長                   令和  年  月  日署名議員                      令和  年  月  日署名議員                      令和  年  月  日 △〔参照〕              付 託 案 件 表         総    務    委    員    会番 号件            名第21号議案福井市特別会計条例の一部改正について第22号議案福井市公共施設等維持管理基金条例の一部改正について第23号議案財産の交換,譲与,無償貸付等に関する条例の一部改正について第24号議案福井市附属機関設置条例の一部改正について第25号議案福井市行政財産の使用料に関する条例の一部改正について第26号議案福井市総合支所設置条例の一部改正について第27号議案福井市債権管理条例の一部改正について第37号議案包括外部監査契約の締結について第134号議案福井市市税賦課徴収条例等の一部改正について         建    設    委    員    会番 号件            名第20号議案福井市自動車駐車場設置及び管理に関する条例の一部改正について第33号議案福井市営特定公共賃貸住宅管理条例等の一部改正について第34号議案福井市手数料徴収条例の一部改正について第142号議案市道の路線の廃止について第143号議案市道の路線の認定について陳情第4号特急「サンダーバード」「しらさぎ」存続のための協議を県に求めることについて         教   育   民   生   委   員   会番 号件            名第17号議案福井市無料低額宿泊所の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定について第18号議案福井市動物愛護管理員設置条例の制定について第19号議案福井市少年自然の家の設置及び管理に関する条例の全部改正について第28号議案福井市市税賦課徴収条例の一部改正について第29号議案福井市認定こども園設置条例の一部改正について第30号議案福井市保健所事務手数料条例の一部改正について第31号議案福井市食品衛生法に基づく公衆衛生上講ずべき措置に関する基準等を定める条例の一部改正について第32号議案福井市浄化槽の保守点検業者の登録に関する条例の一部改正について第35号議案福井市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について第36号議案福井市公民館設置に関する条例の一部改正について第135号議案福井市印鑑条例の一部改正について第136号議案福井市児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について第137号議案福井市幼保連携型認定こども園の設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正について第138号議案福井市防犯隊設置条例の廃止について第141号議案工事請負契約の締結について (社北小学校南校舎長寿命化改修工事)請願第3号老朽原発稼働に関することについて請願第4号関西電力の原発に関わる不正資金還流の真相究明を求める意見書提出について         経   済   企   業   委   員   会番 号件            名第139号議案福井市国民宿舎鷹巣荘設置及び管理に関する条例の廃止について第140号議案福井野外趣味活動施設設置及び管理に関する条例の廃止について第144号議案財産の処分について (福井市国民宿舎鷹巣荘)         予   算   特   別   委   員   会番 号件            名第1号議案令和2年度福井一般会計予算第2号議案令和2年度福井国民健康保険特別会計予算第3号議案令和2年度福井国民健康保険診療所特別会計予算第4号議案令和2年度福井後期高齢者医療特別会計予算第5号議案令和2年度福井介護保険特別会計予算第6号議案令和2年度福井母子父子寡婦福祉資金貸付特別会計予算第7号議案令和2年度福井競輪特別会計予算第8号議案令和2年度福井宅地造成特別会計予算第9号議案令和2年度福井中央卸売市場特別会計予算第10号議案令和2年度福井駐車場特別会計予算第11号議案令和2年度福井集落排水特別会計予算第12号議案令和2年度福井地域生活排水特別会計予算第13号議案令和2年度福井ガス事業清算特別会計予算第14号議案令和2年度福井下水道事業会計予算第15号議案令和2年度福井水道事業会計予算第16号議案令和2年度福井簡易水道事業会計予算第128号議案令和元年度福井一般会計補正予算第129号議案令和元年度福井国民健康保険特別会計補正予算第130号議案令和元年度福井介護保険特別会計補正予算第131号議案令和元年度福井宅地造成特別会計補正予算第132号議案令和元年度福井集落排水特別会計補正予算第133号議案令和元年度福井下水道事業会計補正予算...