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11月27日-01号

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  1. 福井市議会 2017-11-27
    11月27日-01号


    取得元: 福井市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-29
    平成29年12月定例会               福井市議会会議録 第1号           平成29年11月27日(月曜日)午前10時2分開会────────────────────── 平成29年11月27日,定例会が福井市議会議事堂に招集されたので,会議を開いた。──────────────────────〇議事日程 日程 1 会議録署名議員の指名 日程 2 会期の決定について 日程 3 第73号議案 平成28年度福井市各会計歳入歳出決算の認定について 日程 4 第74号議案 平成28年度福井市下水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について 日程 5 第75号議案 平成28年度福井市ガス事業会計決算の認定について 日程 6 第76号議案 平成28年度福井市水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について 日程 7 競輪事業対策特別委員会の付託案件について 日程 8 予算特別委員会委員の選任について 日程 9 第91号議案 福井市地域交流プラザ指定管理者の指定について 日程10 第77号議案 平成29年度福井市一般会計補正予算 日程11 第78号議案 平成29年度福井市介護保険特別会計補正予算 日程12 第79号議案 平成29年度福井市競輪特別会計補正予算 日程13 第80号議案 平成29年度福井市地域生活排水特別会計補正予算 日程14 第81号議案 福井市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について 日程15 第82号議案 福井市重度障害者(児)医療費等の助成に関する条例の一部改正について 日程16 第83号議案 福井市子ども医療費の助成に関する条例の一部改正について 日程17 第84号議案 福井市母子家庭等医療費等の助成に関する条例の一部改正について 日程18 第85号議案 福井市自転車競走実施条例の一部改正について 日程19 第86号議案 福井市国見岳森林公園の設置及び管理に関する条例の一部改正について 日程20 第87号議案 福井市土地改良事業等分担金賦課徴収条例の一部改正について 日程21 第88号議案 福井市営住宅条例の一部改正について 日程22 第89号議案 福井市体育施設条例の一部改正について 日程23 第90号議案 福井市マイドーム清水及び福井市農園施設マイファーム清水指定管理者の指定について 日程24 第92号議案 福井市美山楽く楽く亭の指定管理者の指定について 日程25 第93号議案 福井市美山森林温泉みらくる亭の指定管理者の指定について 日程26 第94号議案 福井市文化会館指定管理者の指定について 日程27 第95号議案 福井市SSTらんどの指定管理者の指定について 日程28 第96号議案 福井市リズムの森の指定管理者の指定について 日程29 第97号議案 字の区域の変更について 日程30 第98号議案 こしの国広域事務組合の解散に伴う財産処分及び事務の承継について 日程31 第99号議案 平成29年度福井市一般会計補正予算 日程32 第100号議案 平成29年度福井市国民健康保険特別会計補正予算 日程33 第101号議案 平成29年度福井市後期高齢者医療特別会計補正予算 日程34 第102号議案 平成29年度福井市介護保険特別会計補正予算 日程35 第103号議案 平成29年度福井市競輪特別会計補正予算 日程36 第104号議案 平成29年度福井市簡易水道特別会計補正予算 日程37 第105号議案 平成29年度福井市宅地造成特別会計補正予算 日程38 第106号議案 平成29年度福井市中央卸売市場特別会計補正予算 日程39 第107号議案 平成29年度福井市集落排水特別会計補正予算 日程40 第108号議案 平成29年度福井市地域生活排水特別会計補正予算 日程41 第109号議案 平成29年度福井市福井駅周辺整備特別会計補正予算 日程42 第110号議案 平成29年度福井市下水道事業会計補正予算 日程43 第111号議案 平成29年度福井市ガス事業会計補正予算 日程44 第112号議案 平成29年度福井市水道事業会計補正予算 日程45 第113号議案 福井市常勤の特別職職員の給与に関する条例の一部改正について 日程46 第114号議案 福井市職員の給与に関する条例及び福井市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部改正について 日程47 第115号議案 職員の退職手当に関する条例等の一部改正について 日程48 第35号報告 専決処分の承認を求めることについて             (平成29年度福井市一般会計補正予算) 日程49 第36号報告 専決処分の承認を求めることについて             (平成29年度福井市一般会計補正予算) 日程50 第37号報告 専決処分の報告について             (市営住宅使用料等支払請求及び明渡請求に係る訴えの提起について) 日程51 請願第13号 「米の再生産可能な米価下支え制度」の創設を求める意見書提出について 日程52 請願第14号 種子法廃止に伴う対策を求める意見書提出について──────────────────────〇出席議員(32名) 1番 近藤  實君   2番 福野 大輔君 3番 菅生 敬一君   4番 瀧波  滋君 5番 池上 優徳君   6番 八田 一以君 7番 水島 秀晃君   8番 後藤 裕幸君 9番 村田 耕一君   10番 藤田  諭君 11番 田中 義乃君   12番 伊藤 洋一君 13番 片矢 修一君   14番 泉  和弥君 15番 玉村 正人君   16番 中村 綾菜君 17番 谷本 忠士君   18番 奥島 光晴君 19番 島川由美子君   20番 下畑 健二君 21番 堀江 廣海君   22番 鈴木 正樹君 23番 今村 辰和君   24番 野嶋 祐記君 25番 青木 幹雄君   26番 石丸 浜夫君 27番 堀川 秀樹君   28番 見谷喜代三君 29番 皆川 信正君   30番 吉田 琴一君 31番 加藤 貞信君   32番 西村 公子君──────────────────────〇欠席議員(0名)──────────────────────〇説明のため出席した者 市長         東 村 新 一 君 副市長        山 田 義 彦 君 副市長        西 行   茂 君 企業管理者      谷 澤 正 博 君 教育長        吉 川 雄 二 君 都市戦略部長     堀 内 正 人 君 総務部長       浅 野 信 也 君 財政部長       玉 村 公 男 君 市民生活部長     野 阪 常 夫 君 福祉保健部長     山 田 幾 雄 君 商工労働部長     港 道 則 男 君 農林水産部長     前 田 和 宏 君 建設部長       竹 内 康 則 君 下水道部長      宮 下 和 彦 君 工事・会計管理部長  山 本 浩 隆 君 国体推進部長     松 山 雄 二 君 消防局長       山 本 太 志 君 企業局長       國 枝 俊 昭 君 教育部長       村 田 雅 俊 君──────────────────────〇事務局出席職員 議会事務局長     小 川 敏 幸 議会事務局次長    廣 瀬 峰 雄 議事調査課長     松 井 優 美 議事調査課主任    阪 本 喜 浩 議事調査課主幹    田 中 あ い 議事調査課主幹    笹 野 直 輝 議事調査課主査    和 田 純 子────────────────────── ○議長(奥島光晴君) 平成29年12月福井市議会定例会は本日繰り上げ招集され,出席議員が定足数に達しておりますので,議会は成立しました。 よって,これより開会し,本日の会議を開きます。 日程に入ります前に,諸般の報告を行います。 9月定例会で決定しました姉妹友好都市訪問のための議員の派遣について報告を受けます。 まず,去る10月4日から8日までの5日間,姉妹都市提携35周年記念事業に参加するため,下畑副議長を議会訪問団の団長として,計5名の議員がアメリカ合衆国ニューブランズウィック市を訪問しましたので,その報告を受けます。 27番 堀川秀樹君。 (27番 堀川秀樹君 登壇) ◆27番(堀川秀樹君) 去る10月4日から8日にかけまして,本市とニューブランズウィック市の姉妹都市提携35周年記念事業参加のため,ニューブランズウィック市を訪問してまいりましたので,その内容について報告させていただきます。 公式行事初日の5日は,まず市長表敬のためニューブランズウィック市庁舎を訪ね,挨拶及び記念品の交換をしました。 次にウィローグローブ墓地にあります福井藩初海外留学生日下部太郎を初めとする日本人留学生の墓へ移動いたしまして追悼法要を行いました。 午後からは,日下部氏が学んだラトガース大学に附属するジマーリ美術館を訪問し,ジャポニズムの影響を受けた19世紀末以降のアメリカやヨーロッパの美術品を鑑賞いたしました。また,本市も設置にかかわりました館内の日下部・グリフィス・ジャポニズムギャラリーを視察いたしまして,姉妹都市提携の契機となった日下部氏とグリフィス先生への理解を深めることができました。 日本からお持ちした歌舞伎のくま取りが描かれたフェースマスクをかぶってのパフォーマンスには,姉妹都市委員会の理事でありますマイケル・タブリン氏とグレッグ・リター氏にも参加していただき,場を大いに盛り上げていただきました。また,これも日本からお持ちした金箔をワインに浮かべてお飲みいただき,日本では日本酒に浮かべて飲む文化があるということをお伝えいたしました。そうしましたところ,とても関心を示され,喜んでいただきました。そして,和やかでアットホームな雰囲気の中,アメリカ家庭料理を味わいながら,ニューブランズウィック市民の方々との交流を深めることができたことに心から感謝を申し上げたいと思います。 翌6日には,午前中に製薬,ヘルスケア関連製品で有名なジョンソン・エンド・ジョンソン社のミュージアムを視察いたしました。ニューブランズウィック市で創業した同社は,グローバル企業となった現在でも同市に本社を置き,環境保護災害支援等地域社会に貢献しているとのことでございました。 午後からは,アレクサンダー図書館におきましてラトガース大学に通っていたころの日下部氏とグリフィス先生との関係や当時の様子について学芸員の方から講義を受け,歴史を超えた両市の縁をより一層身近なものと感じました。 夕方には,ケーヒル市長姉妹都市委員会を初めとするニューブランズウィック市の関係者の方々が勢ぞろいし,今回の姉妹都市提携35周年交流事業を締めくくる記念式典が盛大に開催されました。この式典におきましてケーヒル市長から,「これまでの福井市との歴史的な長年の関係を若者の成長と交流,市民の交流につなげていきたい」とのお言葉をいただきました。 私たち訪問団は,今回の交流事業を通し,両市の関係者並びに両市民の尽力により受け継がれてきたきずなと積み重ねられてきた歴史の重みを実感するとともに,今後も両市民の友好関係がさらなる発展を遂げていくよう,交流事業を継続的に実施していくことの重要性を改めて認識したところでございます。 なお,今回のニューブランズウィック市訪問の初日におきまして,一議員が訪問団や随行した議会事務局職員による再三の制止があったにもかかわらず,単独行動を主張し,当日の夕刻以降の行程を一方的に離脱しニューヨーク市に赴いたことについては,福井市議会議員政治倫理条例にうたわれております市民全体の代表者として,その品位と名誉を損なう行為であったと甚だ遺憾に思うわけでございます。 帰国後,議長より本人に対し,訓戒処分が行われたことで,この案件は終息に向かいましたが,二度と繰り返してはならない教訓であることをつけ加えさせていただきまして,福井市・ニューブランズウィック姉妹都市提携35周年記念事業についての報告を終わります。 ○議長(奥島光晴君) 次に,去る10月27日から28日までの2日間,友好都市提携15周年記念事業に係る交流促進のため,私,議長を議会訪問団の団長として,計10名の議員が茨城県結城市を訪問しましたので,その報告を受けます。 23番 今村辰和君。 (23番 今村辰和君 登壇) ◆23番(今村辰和君) 去る10月27日,28日の2日間にわたり,友好都市提携15周年記念事業参加のため,茨城県結城市を訪問してまいりましたので,その内容などについて報告させていただきます。 訪問初日の27日には,市長及び議長を表敬訪問した後,市内視察を行い,夕方から議会主催意見交換会に出席いたしました。表敬訪問では,前場市長,河田副市長,秋元議長,稲葉副議長が列席され,友好都市提携からの15年間の交流事業や今後のさらなる交流についての意見交換をしてまいりました。特に,秋元議長からは,「子ども親善大使の交流等,さまざまな分野でこれからも友好を深め,互いに市政繁栄に寄与していきましょう」とのお言葉をいただきました。 表敬後は,結城市の基幹産業であります結城紬の資料館及び酒蔵を視察しました。結城紬は,国の重要無形文化財に指定され,また,ユネスコの無形文化遺産にも登録されており,現在も日本最古の織物の技法を守り伝え,全ての工程が手作業で行われています。こういった産業,伝統文化を後世に伝承していくためには,官民一体となって努力を重ねていく必要があると強く感じたところであります。 夕方の意見交換会におきましては,前場市長,河田副市長御同席のもと,議会関係者の方々と交流を深めつつ,友好都市交流事業を初め,まちづくり企業誘致観光政策など,市政のさまざまな課題について意見交換を行うことができ,大変有意義な時間を過ごすことができました。 翌28日は,2日間にわたり開催されました「祭りゆうき」の開会式に参列し,祭りの様子を拝見させていただきました。「祭りゆうき」は今年で12回目を迎え,結城市を代表するイベントとなっております。この祭りは,古くから人々の生活と密接なかかわりを持つ踊りを核とし,市内及び関連都市商工農産品の展示販売による実りへの感謝とあらゆる産業の発展を願った祭事とされております。会場では,子供からお年寄りまで幅広い年齢層によるさまざまなジャンルの踊りやダンスが披露され,踊り手と観客が一緒になって盛り上がっており,また,同時開催の青空市や物産展の各ブースも朝早くから多くの市民や観光客で大変にぎわっており,会場の広さとブースの多さに感心したところであります。なお,物産展には福井市もブースを出展しており,多くの人が関心を持って集まっているのを拝見し,友好都市として本市のPRを行う絶好の機会となっており,今後のさらなる試みが重要であると感じた次第であります。 今回の訪問を振り返ってみますと,これまでの歴史的なつながりによる市民交流や,子供たちの交流はすっかり定着し深まっていることが感じられたところでありますが,今後の両市の結びつきをより強固なものとするためには,より一層交流の輪を広げていくことが極めて重要であるとの認識で一致したところでございます。 以上で福井市・結城市友好都市提携15周年記念事業について報告を終わります。 ○議長(奥島光晴君) また,去る10月18日,近藤實君から議会運営委員会委員の辞任願が提出されましたので,委員会条例第14条の規定により許可し,欠員となりました委員の選任については,同日,委員会条例第8条第1項の規定により,議長から10番 藤田諭君を指名しましたので,御報告します。────────────────────── ○議長(奥島光晴君) それでは,日程1 会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は,会議規則第88条の規定により23番 今村辰和君,24番 野嶋祐記君の御両名を指名します。────────────────────── ○議長(奥島光晴君) 次に,日程2 会期の決定についてを議題とします。 お諮りします。 今定例会の会期は,本日より12月19日までの23日間としたいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決定しました。 なお,会期中の会議予定につきましては,お手元に配付しました会期日程表のとおりでございますので,御了承願います。────────────────────── ○議長(奥島光晴君) 次に,日程3ないし日程6を会議規則第35条の規定により一括議題とします。 事務局に朗読させます。 (事務局朗読)日程3 第73号議案 平成28年度福井市各会計歳入歳出決算の認定について日程4 第74号議案 平成28年度福井市下水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について日程5 第75号議案 平成28年度福井市ガス事業会計決算の認定について日程6 第76号議案 平成28年度福井市水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について ○議長(奥島光晴君) 第73号議案ないし第76号議案の各案件については,去る9月定例会において決算特別委員会に付託され,継続審査となっておりましたが,その審査が終了した旨,報告を受けましたので,これより審査結果の報告を求めます。〔委員会審査結果報告書は本号末尾参照〕 決算特別委員長 17番 谷本忠士君。 (17番 谷本忠士君 登壇) ◆17番(谷本忠士君) 去る9月27日の本会議において決算特別委員会に付託され,継続審査となっておりました案件を審査するため,10月10日に決算特別委員会を開催しましたので,その結果について御報告申し上げます。 付託されました第73号議案 平成28年度福井市各会計歳入歳出決算の認定について,第74号議案平成28年度福井市下水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について,第75号議案 平成28年度福井市ガス事業会計決算の認定について及び第76号議案 平成28年度福井市水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定については,原案どおり可決及び認定いたしました。 以下,審査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。 まず,一般会計,歳出について申し上げます。 第11款 災害復旧費中,農林水産施設災害復旧費について委員から,災害発生後の復旧に係る費用負担は国,県,市でどのように決められているのかとの問いがあり,理事者から,林道災害復旧については,大規模災害時は農林水産施設災害復旧事業費国庫補助暫定措置に関する法律,いわゆる暫定法によって国の補助率が決まる。暫定法が適用されない場合は県の補助を受けるなどしており,昨年度の復旧事業では県から50%の補助を受け実施したとの答弁がありました。 次に,一般会計,歳入について申し上げます。 第12款 交通安全対策特別交付金中,交通安全対策特別交付金について委員から,予算額5,000万円に対し,決算額は約4,500万円で1割ほど減っているが,その理由は何かとの問いがあり,理事者から,交通安全対策特別交付金道路交通法等の違反によって納付される反則金が財源となるが,制度に大きな変更等はないので,反則金額が減っているためと思われるとの答弁がありました。 次に,特別会計について申し上げます。 後期高齢者医療特別会計について委員から,普通徴収保険料滞納繰越分の収納率が平成28年度は40.98%ということだが,平成27年度と比較してどうだったのかとの問いがあり,理事者から,平成27年度の収納率は約23%だったものが,平成28年度は約41%となった。これは継続的な納付指導に努力してきた結果だと考えられるとの答弁がありました。 次に,介護保険特別会計について委員から,平成28年度,居宅介護サービスについては前年度と比較し利用者が増加する一方で給付費は減少している。また,地域密着型介護サービスについては,前年度と比較し利用者,給付費ともに増加している。そのような結果になった原因をどのように考えているのかとの問いがあり,理事者から,介護保険全体としては,平成27年度に介護報酬のマイナスの改定が行われたことや利用者の自己負担が一部1割から2割になったことで,利用者の伸びの割には給付費が伸びていないが,地域密着型介護サービスについては,事業者がふえ,サービスが利用しやすくなっていることから,利用者,給付費ともに伸びていると考えているとの答弁がありました。 次に,宅地造成特別会計について委員から,北部第七,市場周辺森田北東部各地区の保留地売却率及び森田北東部地区換地処分の時期について問いがあり,理事者から,平成29年9月末現在の保留地売却率は北部第七地区が94.4%,市場周辺地区が97.9%,森田北東部地区が65.3%である。また,森田北東部地区換地処分は平成30年度末を予定して事業を進めているとの答弁がありました。 次に,企業会計について申し上げます。 ガス事業会計について委員から,需要家戸数が減少した原因について問いがあり,理事者から,家庭用の需要家を中心とした都市ガスからのオール電化を主とする他エネルギーへの転換が原因であるとの答弁がありました。 以上が当委員会の審査の結果並びに審査経過の概要でございます。議員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わります。 ○議長(奥島光晴君) ただいまの報告に対し質疑を許可します。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結します。 それでは,第73号議案ないし第76号議案については討論の通告がありましたので許可します。 22番 鈴木正樹君。 (22番 鈴木正樹君 登壇) ◆22番(鈴木正樹君) 日本共産党議員団鈴木正樹です。私は,ただいま討論の対象となっております第73号議案 平成28年度福井市各会計歳入歳出決算の認定について,第74号議案 平成28年度福井市下水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について,第75号議案 平成28年度福井市ガス事業会計決算の認定について,第76号議案平成28年度福井市水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について,一括して反対する主な理由を日本共産党議員団を代表して述べていきます。 平成28年度一般会計決算などのうち,子ども医療費助成事業音楽室エアコン設置事業児童クラブの拡充など市民要求を反映したものは賛成です。しかし,以下決算に反対する理由を述べていきます。 決算に反対する第1の理由は,市の経済の中心である市民の暮らしや中小零細企業への抜本的な支援策が弱いことです。昨年度は消費税の増税や,アベノミクスの円安による物価高で給料以上に生活に係る費用や,中小零細業者の経費が増加し,実質賃金は全国で4年連続,この福井でも2年連続で減りました。このような中,市の税金の使い方は市民の暮らしや中小零細企業の営業を支援してほしいという願いに応えられるものではありませんでした。それどころか,国民健康保険税を値上げし,市民の負担をさらに1億円以上ふやしました。一般会計からの繰り入れをふやし,値上げ幅を抑えようとした努力は見えましたが,そもそも値上げより値下げこそ必要です。この間,議会では,国保税が払えないほどの水準で国保税が課税され,支払うと生活保護水準すら下回ることになるケースがあり,払いたくても払えない水準の課税が行われていることは理事者も否定できなくなっています。国保加入者の約半数が所得120万円以下の低所得者であり,これまでの国保税の値上げで滞納者が大幅に増加しており,国保税を値上げしても払えない方をふやすだけで財政の再建につながりません。それどころか,保険証がない,あってもお金が払えず必要な医療にすらかかれないという深刻な事態をさらに広げるだけです。国保財政は繰上充用を行ってきましたが,翌年度の予算を17億8,000万円先食いすることで赤字を先送りするという異常事態を毎年繰り返しています。このことから見ても,市民の命を守る制度である国保財政に特別の支援が必要であることは明らかです。一般会計からの繰り入れをふやし,値下げを実施する。国や県からの財政支援を一層強めるため,要請行動を強めることを求めます。また,来年度から始まる国保の県単位化では,国保税を値下げでき得る可能性も示されており,値下げを強く求めるものです。 昨年度,二酸化炭素の排出抑制など環境対策に使うとしてガス料金の値上げが行われましたが,二酸化炭素排出抑制などの環境対策への負担は広く国民に負担をかけて一様に取るやり方ではなく,もうけを上げる企業にこそ負担を求めることが必要であり,反対するものです。 子育て応援の喫緊の課題として,市は子育て応援として中学校卒業までの医療費助成を自動償還払いで行ってきましたが,来年度から子ども医療費は中学校卒業まで外来500円,入院4,000円までの自己負担分を除いて窓口無料とし,母子家庭等重度障害者については中学校卒業までの児童を窓口無料化とする助成が行われます。子ども医療費の支援は,高校卒業までの窓口無料化を実施する,母子家庭等重度障害者の医療費の支払いは年齢を問わず窓口無料化することを求めます。放課後児童クラブを小学校6年生までの全ての希望者の入会ができるよう拡充する,子供の貧困対策として学校給食の無料化や,市独自の給付型奨学金制度の創設など,市民の暮らしや子育ての応援を強めることを求めます。 中小零細業者への支援については,いまだ抜本的な対策がとられていません。福井市ものづくり企業縁活サイトの開設など市内の企業の情報発信では一歩前進しましたが,登録企業数はまだ138件で,約1,500件と言われる市内の製造業のごく一部です。さらなる登録事業者をふやすためにも中小企業振興条例の制定と市内全ての企業と業者を対象とした訪問調査の体制づくりの強化を求めます。全国900を超える自治体が行う幅広い住宅リフォームへの助成や,小規模修繕登録事業者への発注をふやし,中小零細業者の仕事づくりを進める施策の強化が必要です。 企業立地支援事業では,一部中小企業への支援も行われますが,県外大手企業に多額の支援を行うこととなること,支援金の最高額を8億円まで引き上げたものの,これまで市の税金を投入する口実としてきた地元雇用をふやす縛りがなくなることなどの問題から反対するものです。市民の暮らしや地元中小零細業者への支援が弱い一方で,北陸新幹線など大型公共事業などが必要だったのか疑問です。市民,県民の理解が進まない中でも推し進められてきた北陸新幹線建設は,目標年度を早めた敦賀開業が仮に平成34年度末までに行われたとしても,現在と比べて料金は高くなる上,乗りかえが必要となり,利用者の利便性低下が相当期間続くことになります。最近になってようやく県も並行在来線の存続を求める姿勢を打ち出しましたが,市としてもさらに市民の利便性確保に動くべきです。沿線自治体と協議しながら国の責任で在来線特急の存続を実現するよう強く求めるべきです。 新幹線開業を見据えて開発を進める福井駅周辺土地区画整理事業に9億3,000万円余りを投入し,森田北東部土地区画整理事業については1億円余り一般会計の借金をふやして事業を推進してきました。森田北東部だけで公営企業債と一般会計の市債を合わせてこれまで164億円にも上っています。一方,重要な財源となる保留地処分は5割程度とうまくいかない状況です。計画を平成32年度まで延ばしても見通しの立たない状況に変わりはありません。地価の下落によって北部第七や市場周辺森田北東部の3地区を合わせるとその下落幅がおよそ100億円にもなっています。借金に借金を重ねるやり方は認められません。また,約4億円もかけて行われたガラガラ山総合公園についてドッグランなどは必要だったのか疑問です。 昨年度は常勤特別職や市議会議員の手当を引き上げました。昨年度,市長は22万円余り,副市長が19万円など,常勤特別職の手当を総額で99万円引き上げ,私たち市議会議員の手当では,議長の14万円余りを初めとして1人当たり13万円余り,総額で376万円を引き上げました。市長を初めとした常勤の特別職と私たち市議会議員は,いずれも多額の給与と報酬を受け取っているではありませんか。多くの市民が景気回復などみじんも感じておらず,市民からは市長や議員の手当をなぜ引き上げるのかわからないとの批判の声が上がっています。市民の理解が得られない手当の引き上げに反対するものです。 決算に反対する第2の理由は,物品や工事などの契約に透明性や競争性が担保されているのか疑わしいことです。 昨年度,福井競輪場中央スタンド棟の耐震補強及び改修工事3億1,428万円と,中藤島公民館移転新築工事1億8,316万円の2つを株式会社竹野組に請け負わせましたが,合わせて5億円近い工事を請け負った業者の社員はたった8人であることが明らかになりました。これでは,現場監督の体制すら十分に責任を果たせたのか疑問です。工事のほとんどを下請に出すことになることが容易に想像できます。このような少人数しか社員を抱えていない会社が億単位の工事を幾つも落札していくことを放置すれば,社員を抱えながら真面目に仕事をしている業者は下請に入らざるを得なくなり,福井市の建設,土木業者の健全な発展の大きな障害となりかねません。工事のほとんどを下請に任せることを前提とした入札参加を防止する仕組みの構築とともに,公契約条例を制定し,下請や現場で働く労働者への賃金の支払い状況を福井市が直接聞き取り,現状をつかむ調査体制の構築を行うよう強く求めます。 消防関係の車両などの購入については,救急車の医療機器の地元業者からの購入を促すなどの改善は行われているものの,消防ポンプ自動車,軽デッキバン消防車,防火衣一式の各種財産取得について,落札率は96%から99%といずれも競争が働いているとは言い切れません。 工事請負契約の締結について,東安居団地E棟新築工事を5億6,000万円余りで契約しましたが,入札に参加したのは落札した株式会社見谷組,株式会社深谷特定建設工事共同企業体と,もう一つの企業体だけであり,まともな競争性が働いたのか疑問です。 決算に反対する第3の理由は,職員削減が民営化と一体的に進められていることです。 昨年度は,児童養護施設と養護老人ホームのふれ愛園の運営から市が撤退を決め,ことしから民間に委ねられていますが,市の運営から民間の運営になることによって人件費が大幅に削減される可能性について,議会では市はまともに答えることができませんでした。経費削減を理由にして,家庭的にも経済的にも問題を抱えた児童や高齢者を受け入れる施設であるふれ愛園を直接運営することから撤退するのは,その苦しみにじかに触れることから逃げることであり,本市の福祉に対する公的責任の後退です。同時に,短期間で職員が総入れかえになることから,児童や高齢者と職員が培ってきたきずなを絶つものであり,許されません。 市は,公立保育園を認定こども園に移行し,民間への定員移譲を進めてきました。認定こども園は,幼稚園と保育園の両方の機能をあわせ持つ反面,保育時間の違う子供たちが一緒に生活することで退園時間の違いなどにより集団保育や子供たちの混乱が生じること,現場の職員配置に困難が生じるなどの問題が指摘されています。国は,保育園の認定こども園化を全国で進めさせることで親と園との直接契約の拡大や保育への公的関与と公費負担の削減を狙っています。そのような流れに乗って公的責任を後退させていることは市民の願いにも逆行することであり,公の責任で保育を担うという姿勢への転換を求めます。 市内各所の学校給食の一部民営化を進めていますが,O157の対策以来,市職員が研さんを重ねてきた経験や実績を引き継ぐことこそ安全性への最大の保証であることは,福井市が20年以上食中毒を出していないことからも明らかです。しかも,新規採用がふえれば平均給与は下がり,市が試算している財政削減効果すら得られないことが明らかとなっても民営化ありきで進めることは,子供や市民のためではなく,民営化のための民営化とも言うべきものです。調理現場の正規職員の増員は安全・安心な給食を保証するとともに,食育を積極的に進めることができる体制づくりにも貢献でき,まさに父母や子供たちの願いに合致したものであり,民営化の方針の転換を求めます。 この間,福井市はさまざまな民営化を進めてきましたが,民営化のリスクについて真摯な検証がなされているとは言えません。指定管理施設の運営は事実上業者に丸投げとなり,市はその運営の実態が見えなくなります。施設の責任者の不在期間や防火責任者の不在期間があったり,届け出の義務を果たさない法令違反,また施設の管理体制や決算が議会から指摘されるたびに変わったり,応募時の計画の自主事業を全くと言っていいほど実践しようとしないなど,具体的な問題点が明らかになっています。住民福祉を目的とした施設の運営を営利目的の民間企業に委託すること自体に問題の本質と間違いがあります。また,民間委託で技術職員がその技術を磨く場を失うなど,デメリットについての検証が不十分です。 決算では,市の正規職員は2,346人とのことですが,昨年度は定員適正化計画を上回って削減しており,中核市への移行など新たな業務がふえる中,さらなる増員こそ必要です。市職員の精神や行動の障害による長期療養者の割合が高いままで推移しており,職場の多忙化が深刻です。地域福祉課では,生活保護受給者がふえ続け,ケースワーカー1人当たりの受け持ち世帯は県内で福井市の次に多い坂井市の3倍,厚生労働省の指標から見ても大きく上回っています。納税課の職員1人当たりが抱える滞納者の数はいまだに国家公務員の倍以上となっており,本人の生活の状況をつかみながら収納を促すという人間的な対応を進める上での一つの大きな障害です。気候変動などによる災害が全国的にも増加している中,職員を大幅に減らしていることは,市民の安全を守る願いからも逆行しています。削減ではなく,必要な部署への増員こそ求めるものです。 決算に反対する最後の理由は,市民からの理解が進んでいないのに中核市ありきで進めてきたことです。福井市が進めている中核市への移行ですが,一向に市民の理解が進んでいるとは感じられません。市民の理解が進まないのは,具体的なメリットがほとんど存在しないからです。一部の市民サービスはよくなるものの,保健所設置などでは新たな人員の確保と研修が必要となるなど,以前なら必要なかった経費も発生してきています。連携中枢都市圏の形成は道州制をにらんだ新たな自治体再編を目指すもので,将来的には交付税の減少につながることが懸念されており,問題です。 以上,決算に反対する理由を述べまして,日本共産党議員団を代表しての私の討論を終わります。御清聴ありがとうございました。 ○議長(奥島光晴君) 以上で討論を終結します。 それでは,採決します。 第73号議案ないし第76号議案に対する委員会の審査結果は,お手元の報告書のとおりそれぞれ認定及び可決であります。 お諮りします。 以上の各案件は,委員長の報告どおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立) 御着席ください。 起立多数であります。よって,そのように決しました。────────────────────── ○議長(奥島光晴君) 次に,日程7 競輪事業対策特別委員会の付託案件についてを議題とします。 継続調査になっております競輪事業対策特別委員会の付託案件について,経過の報告を求めます。 競輪事業対策特別委員長 23番 今村辰和君。 (23番 今村辰和君 登壇) ◆23番(今村辰和君) 競輪事業対策に関する諸問題を調査するため,11月6日に委員会を開催しましたので,調査経過の概要について御報告申し上げます。 まず,今年度の開催状況について理事者から,今年度の福井記念競輪(不死鳥杯)の車券売り上げは,約50億8,000万円であり,前年度比11.3%の減となった。その主な要因としては,今年度上期に開催された記念競輪の売り上げが全体として減少傾向であることや全国高等学校総合体育大会の自転車競技を開催したいわき平競輪場で場外発売ができなかったことなどがある。また,記念競輪以外の開催については,開催日程と売り上げを分析した結果から,今後は他場の開催状況や曜日を考慮し,有利な日程の確保を目指すとの報告がありました。 次に,営業活動の実績及び予定について理事者から,FⅠの場外発売の拡充に向けた取り組みとして,重点地区に位置づけている関東及び南関東地区の競輪場への要請訪問を実施しており,今後も継続していく。また,特別競輪誘致の取り組みとして,平成31年度のウィナーズカップ(GⅡ)の誘致に向けて特別競輪開催地の選定にかかわる3団体に対し,市長,議長,競輪事業対策特別委員長を中心とした訪問団が要望活動を行った。今後も誘致に向けた取り組みを進めていくとの報告がありました。 この報告に対し委員から,これまで特別委員会を初めとして議員が競輪事業の営業成績を上げるため,各地の競輪場を訪問し,場外発売の依頼を行っているが,施行者の代表者である首長に要請するフォローは行っているのかとの問いがあり,理事者から,その要請については機会を探っているところであるが,現在のところ実施できていない。今後,要請の機会を設けていきたいと考えているとの答弁がありました。 次に,ミッドナイト競輪の開催について理事者から,現在ミッドナイト競輪は全国で19施行者が実施しているが,1日1場の開催であることから,その時間帯の全国の車券販売を独占でき,安定した収益が上げられている。本市が奈良競輪場を借り上げてミッドナイト競輪を開催する場合,試算では1開催当たり約2,000万円の黒字が見込まれ,現在昼間にFⅡグレードを通常開催すると平均約3,000万円の赤字であることから,約5,000万円の収支改善となる。来年度は,上半期と下半期に1開催ずつの合わせて2開催分を移行したいと考えている。今後は,本市施行の競輪が他場でも開催できるよう条例改正案を今定例会で提案するとともに,ミッドナイト競輪連絡協議会への加入申請を行うとの報告がありました。 この報告に対し委員から,収支の試算は何をもとに行ったのかとの問いがあり,理事者から,現在ミッドナイト競輪を実施している奈良競輪場の平成28年度の平均売上額から算出しているとの答弁がありました。 以上が当委員会での調査経過の概要でございます。当委員会は,今後も付託された諸問題の調査研究に当たりたいと存じます。 なお,去る9月28日から29日にかけて立川競輪場及び静岡競輪場を,11月13日から14日にかけて小田原競輪場,平塚競輪場及び松戸競輪場を理事者とともに要請訪問し,あわせて視察及び活発な意見交換をしてまいりましたことを申し添えて報告を終わります。 ○議長(奥島光晴君) ただいまの報告に対し質疑を許可します。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結します。 なお,競輪事業対策特別委員会の付託案件につきましては,閉会中も調査をお願いします。────────────────────── ○議長(奥島光晴君) 次に,日程8 予算特別委員会委員の選任についてを議題とします。 このほど,予算特別委員会委員のうち,1番 近藤實君,2番 福野大輔君,3番 菅生敬一君,6番 八田一以君,7番 水島秀晃君,9番村田耕一君,17番 谷本忠士君,21番 堀江廣海君,24番 野嶋祐記君,25番 青木幹雄君,27番 堀川秀樹君,32番 西村公子君,以上12名の諸君から辞任願が提出されましたので,委員会条例第14条の規定により議長において許可しました。 お諮りします。 ただいま欠員となっております予算特別委員会委員の選任については,委員会条例第8条第1項の規定により議長から指名したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 それでは,指名します。 4番 瀧波滋君,5番 池上優徳君,12番 伊藤洋一君,14番 泉和弥君,16番 中村綾菜君,19番 島川由美子君,22番 鈴木正樹君,23番 今村辰和君,26番 石丸浜夫君,28番 見谷喜代三君,30番 吉田琴一君,31番 加藤貞信君,以上12名の諸君を予算特別委員会委員に選任することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。────────────────────── ○議長(奥島光晴君) 次に,日程9 第91号議案 福井市地域交流プラザ指定管理者の指定についてを議題とします。 提出者の提案理由の説明を求めます。 (市長 東村新一君 登壇) ◎市長(東村新一君) ただいま上程されました第91号議案 福井市地域交流プラザ指定管理者の指定について,その提案理由を御説明申し上げます。 この議案は,福井市地域交流プラザ指定管理者であります株式会社日本管財サービスが平成29年12月1日に日本管財株式会社に吸収合併されることに伴い,日本管財株式会社を福井市地域交流プラザ指定管理者として指定を行うものでございます。よろしくお願い申し上げます。
    ○議長(奥島光晴君) ただいま説明のありました第91号議案について質疑を許可します。 ◆32番(西村公子君) 自席で質疑を行わせていただきます。 今回提案されている日本管財株式会社に株式会社日本管財サービスが合併される理由についてお尋ねします。 ◎財政部長(玉村公男君) 合併の理由でございますが,会社の経営方針,判断によりまして会社法に基づき行うということでございます。 ◆32番(西村公子君) 日本管財株式会社は以前からこういう合併を繰り返しています。こういったことを繰り返すということは,企業としてのコンプライアンス,すなわち企業としての社会規範に問題があるとお考えになりませんか。 ◎財政部長(玉村公男君) 今ほどお答えしましたとおり,会社の経営方針,判断によりまして合併を行ったということでございます。 ◆32番(西村公子君) 日本管財株式会社は全国的に指定管理を請け負っていますが,契約事項を守らずに下請に丸投げしたり,虚偽報告などが報道されていますが御存じでしょうか。また,市として調査は行っておられますか,お尋ねします。 ◎財政部長(玉村公男君) 過去においてそのような事実があったことについては認識しております。委託者でございますので,市としてもしっかりとモニタリング等で監視していくことが重要かなと思っています。 ○議長(奥島光晴君) ほかにございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結します。 お諮りします。 ただいま議題となっております第91号議案については,会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 それでは,第91号議案については討論の通告がありましたので許可します。 32番 西村公子君。 (32番 西村公子君 登壇) ◆32番(西村公子君) 日本共産党議員団の西村公子です。私はただいま討論の対象となっております第91号議案 福井市地域交流プラザ指定管理者の指定について反対の立場から日本共産党議員団を代表して討論を行います。 福井市地域交流プラザは,アオッサ内の4階から6階に研修室やギャラリー,レクリエーションルームなどを備え,地域文化の振興,男女共同参画や少子化対策の推進を目的として設置されています。指定管理者として指定されている株式会社日本管財サービスが日本管財株式会社に吸収合併されるため,今回指定期間の残期間,ことし12月1日から平成32年3月31日までの指定を行うというものです。しかし,この日本管財株式会社は以前から会社の合併を繰り返しています。企業としての社会規範を問う声もあり,問題だと考えます。 この日本管財株式会社は,全国的に自治体施設の管理運営の指定を受けていますが,ある市では契約事項を守らず下請企業に丸投げしていたことや,虚偽報告などが報道されています。さらに,4年前には建設業法違反で国土交通省近畿地方整備局から営業停止命令が出されたということです。親会社に吸収合併しても権利義務は承継され,管理運営体制に変更はないと市は説明しておりますが,合併を繰り返し行うことの意味は法的に問題がないとしても利潤の追求にほかなりません。コスト削減のための民営化は労働環境,情報公開や情報漏えい,不正などが問題になっており,公正,公平な運営やサービスに支障を来す例も多くあり,制度そのものが問題だと考えます。 最近,この施設について市民の方から市民団体が研修室などを借りにくくなってきたとお聞きしました。施設設置の目的を果たすための管理運営が適切に行われているのか,全国的に問題になっている丸投げなどを含め調査を行うべきだと考えます。今回のような安易な指定を行うのではなく,少なくとも指定管理者の募集を行い,事業者が適格であるのかどうか見きわめることこそ市の責務であることを厳しく指摘して,日本共産党議員団を代表しての私の討論を終わります。 ○議長(奥島光晴君) 以上で討論を終結します。 それでは,採決します。 第91号議案については,原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立) 御着席ください。 起立多数であります。よって,そのように決しました。────────────────────── ○議長(奥島光晴君) 次に,日程10ないし日程50を会議規則第35条の規定により一括議題とします。 事務局朗読は省略します。 提出者の提案理由の説明を求めます。 (市長 東村新一君 登壇) ◎市長(東村新一君) 本日ここに平成29年12月福井市議会定例会が開会され,各種案件の御審議をいただくに当たり,提案いたしました補正予算案の概要等につきまして御説明を申し上げます。 まず,台風第21号への対応等について御報告いたします。 超大型の台風第21号は,10月23日の明け方に福井県に最接近し,多数の被害をもたらしました。被害を受けられました方々に心からお見舞い申し上げます。このたびの台風はとりわけ強風による被害が大きく,建物の損壊を初め,足羽川の桜並木や公園,街路樹の倒木が発生したほか,約3,600世帯が停電するなど市民生活に大きな影響がありました。本市では,被災した施設等の速やかな復旧に向けて緊急に執行が必要な経費については専決処分により対応したところであります。また,林道や農地等の比較的規模の大きな崩壊については,国の支援を受けて復旧を進めるなど早期復旧に万全の対応を図ってまいります。 さて,10月28日に愛媛県松山市を訪問し,第17回全国障害者スポーツ大会「愛顔つなぐえひめ大会」を視察いたしました。開会式はあいにくの雨天となりましたが,輸送対応や来訪者へのおもてなしなど支障なく運営されており,見習うべき点について来年の国体・障スポに生かしてまいります。 また,6月から順次開催されました競技別プレ大会も昨日のボクシング競技をもちまして14競技15種目全てが終了いたしました。半年間の大会を通じて,市民の皆様の国体・障スポへの意識の高まりや,おもてなしの心の醸成が図られたものと考えております。加えて,大会を運営するための課題も確認できましたので,来年度の大会の成功に向けてしっかりと対応し,準備を進めてまいります。 また,今月13日に県外の大学では初めてとなる共立女子大学・共立女子短期大学と地域振興や人材育成に向けた包括連携協定を締結いたしました。同大学には,伝統と実績を誇る被服学科があることなどから,本市の繊維産業とのかかわりを生かし,産業振興や未来を担う人材育成につなげてまいりたいと考えております。 それでは,12月補正予算案について御説明申し上げます。 このたびの補正予算案は,中心市街地の環境整備や災害への対応など各種施策を推進するために予算措置が必要になったもの,加えて公務員の給与改定について閣議決定されたことを受け,職員給与費及び職員手当の改定に伴い予算措置が必要になったものについて計上いたしました。 初めに,各種施策を推進するために計上した補正予算案について説明を申し上げます。 補正予算案の規模は,一般会計で2億1,746万4,000円,特別会計で3,480万2,000円,全会計で2億5,226万6,000円を追加するものです。 この事業の内容につきまして御説明を申し上げます。 第1に,各種施策を推進するための取り組みでございます。 県都の玄関口にふさわしい魅力ある中心市街地の環境の整備を図るため,民間主導型の優良建築物の整備を支援し,良質な市街地住宅の確保とにぎわいの創出を図ります。 また,福井しあわせ元気大会に向けて,市内の宿泊施設が実施する障害者用トイレの設置や館内の段差解消などのバリアフリー化への取り組みに対し支援します。 さらに,障害者及び若年者等の雇用促進のための奨励金,助成金制度については,当初の想定より利用者数の増加が見込まれるため雇用奨励金を増額します。 次に,林業及び農業施設の災害復旧事業につきましては,ことし8月の台風第5号及び9月の台風第18号により被災した林道や農地,農業施設の復旧を行うものです。加えて,国庫補助の追加内示に伴い多面的機能支払交付金を増額し,集落が行う農地周りの草刈り,泥上げなどの維持管理活動や,農業用施設の長寿命化に向けた活動を支援します。 次に,児童クラブ設置事業につきましては,森田地区及び明新地区において放課後児童クラブ利用の増加が見込まれることから,平成30年度からの受け入れに備え,小学校に併設した児童クラブの拡張を行うものです。 また,経済的な理由により就学が困難な児童・生徒を支援するため,準要保護児童生徒への新入学援助費を増額します。 このほか,介護保険システムの改修や,合併処理浄化槽の設置に対する補助の増額,ふれ愛園の廃止による人事異動に伴う職員給与費の補正を行うものです。 第2に,債務負担行為の設定でございます。 第33回ふくい春まつりを平成30年3月から実施することに伴い,春まつりの開催に係る経費についての債務負担行為を設定し,円滑な祭りの運営に万全を期するものであります。また,本年度で指定管理期間が満了する美山楽く楽く亭ほか4件について平成30年度から指定管理者を指定するため,施設の管理運営に係る経費の債務負担行為を設定するものであります。 続いて,職員給与費及び職員手当の改定に伴う補正予算案について御説明申し上げます。 補正予算案の規模は,一般会計で7,602万7,000円,特別会計で720万8,000円,企業会計で485万2,000円,全会計で8,808万7,000円を追加するものです。 その内容といたしまして,今年度の人事院勧告に伴う国家公務員及び県職員の給与改定状況を踏まえ,職員給与費の改定を行います。また,国家公務員及び県職員の退職手当の支給水準の改定を踏まえ,退職手当を減額改定するものです。 以上が今回の補正予算案の内容であります。 なお,予算案以外の議案及び報告につきましては,それぞれ記載の提案理由に基づき御提案した次第です。細部に関しましては,いずれも一般質問,あるいは各委員会での審査等におきまして詳細に御説明申し上げたいと存じます。何とぞ十分に御審議の上,妥当な御議決をいただきますようお願い申し上げます。 ○議長(奥島光晴君) ただいま説明のありました第77号議案ないし第90号議案,第92号議案ないし第115号議案,第35号報告ないし第37号報告について質疑を許可します。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結します。────────────────────── ○議長(奥島光晴君) 次に,日程51及び日程52を会議規則第35条の規定により一括議題とします。 事務局に朗読させます。 (事務局朗読)日程51 請願第13号 「米の再生産可能な米価下支え制度」の創設を求める意見書提出について日程52 請願第14号 種子法廃止に伴う対策を求める意見書提出について ○議長(奥島光晴君) それでは,今ほど上程しました第77号議案ないし第90号議案,第92号議案ないし第115号議案,第35号報告,第36号報告,請願第13号,請願第14号については,お手元に配付しました付託案件表のとおりそれぞれ所管の常任委員会及び予算特別委員会に付託します。 〔付託案件表は本号末尾参照〕 なお,第37号報告については,関係法の規定により議会に提出,報告するだけでよいことになっておりますので,御了承をお願いします。 以上で本日の議事日程は全部終了しました。 これをもちまして散会します。             午前11時13分 散会 地方自治法第123条第2項の規定により,本会議の顛末を証するため,ここに署名する。福井市議会議長                  平成  年  月  日署名議員                  平成  年  月  日署名議員                  平成  年  月  日 △〔参照〕             委 員 会 審 査 結 果 報 告 書          決   算   特   別   委   員   会番 号件            名審査結果第73号議案平成28年度福井市各会計歳入歳出決算の認定について認定第74号議案平成28年度福井市下水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について原案可決 及び認定第75号議案平成28年度福井市ガス事業会計決算の認定について認定第76号議案平成28年度福井市水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について原案可決 及び認定               付 託 案 件 表         総    務    委    員    会番 号件            名第81号議案福井市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について第90号議案福井市マイドーム清水及び福井市農園施設マイファーム清水指定管理者の指定について第113号議案福井市常勤の特別職職員の給与に関する条例の一部改正について第114号議案福井市職員の給与に関する条例及び福井市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部改正について第115号議案職員の退職手当に関する条例等の一部改正について         建    設    委    員    会番 号件            名第88号議案福井市営住宅条例の一部改正について第98号議案こしの国広域事務組合の解散に伴う財産処分及び事務の承継について         教   育   民   生   委   員   会番 号件            名第82号議案福井市重度障害者(児)医療費等の助成に関する条例の一部改正について第83号議案福井市子ども医療費の助成に関する条例の一部改正について第84号議案福井市母子家庭等医療費等の助成に関する条例の一部改正について第89号議案福井市体育施設条例の一部改正について第92号議案福井市美山楽く楽く亭の指定管理者の指定について         経   済   企   業   委   員   会番 号件            名第85号議案福井市自転車競走実施条例の一部改正について第86号議案福井市国見岳森林公園の設置及び管理に関する条例の一部改正について第87号議案福井市土地改良事業等分担金賦課徴収条例の一部改正について第93号議案福井市美山森林温泉みらくる亭の指定管理者の指定について第94号議案福井市文化会館指定管理者の指定について第95号議案福井市SSTらんどの指定管理者の指定について第96号議案福井市リズムの森の指定管理者の指定について第97号議案字の区域の変更について請願第13号「米の再生産可能な米価下支え制度」の創設を求める意見書提出について請願第14号種子法廃止に伴う対策を求める意見書提出について         予   算   特   別   委   員   会番 号件            名第77号議案平成29年度福井市一般会計補正予算第78号議案平成29年度福井市介護保険特別会計補正予算第79号議案平成29年度福井市競輪特別会計補正予算第80号議案平成29年度福井市地域生活排水特別会計補正予算第99号議案平成29年度福井市一般会計補正予算第100号議案平成29年度福井市国民健康保険特別会計補正予算第101号議案平成29年度福井市後期高齢者医療特別会計補正予算第102号議案平成29年度福井市介護保険特別会計補正予算第103号議案平成29年度福井市競輪特別会計補正予算第104号議案平成29年度福井市簡易水道特別会計補正予算第105号議案平成29年度福井市宅地造成特別会計補正予算第106号議案平成29年度福井市中央卸売市場特別会計補正予算第107号議案平成29年度福井市集落排水特別会計補正予算第108号議案平成29年度福井市地域生活排水特別会計補正予算第109号議案平成29年度福井市福井駅周辺整備特別会計補正予算第110号議案平成29年度福井市下水道事業会計補正予算第111号議案平成29年度福井市ガス事業会計補正予算第112号議案平成29年度福井市水道事業会計補正予算第35号報告専決処分の承認を求めることについて(平成29年度福井市一般会計補正予算)第36号報告専決処分の承認を求めることについて(平成29年度福井市一般会計補正予算)...