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07月14日-05号

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  1. 福井市議会 2015-07-14
    07月14日-05号


    取得元: 福井市議会公式サイト
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    平成27年 6月定例会               福井市議会会議録 第5号           平成27年7月14日(火曜日)午後1時31分開議〇議事日程 日程 1 会議録署名議員の指名 日程 2 第45号議案ないし第52号議案,第11号報告,請願第1号,陳情第1号 日程 3 予算特別委員会継続調査について 日程 4 県都の魅力創出対策特別委員会の設置並びに付託について 日程 5 県都の魅力創出対策特別委員会委員の選任について 日程 6 地域の活力創造対策特別委員会の設置並びに付託について 日程 7 地域の活力創造対策特別委員会委員の選任について 日程 8 議員の派遣について(その1) 日程 9 議員の派遣について(その2) 日程10 市会案第1号 福井市議会会議規則の一部改正について──────────────────────〇出席議員(32名) 1番 近藤  實君   2番 福野 大輔君 3番 菅生 敬一君   4番 瀧波  滋君 5番 池上 優徳君   6番 八田 一以君 7番 水島 秀晃君   8番 後藤 裕幸君 9番 村田 耕一君   10番 藤田  諭君 11番 田中 義乃君   12番 伊藤 洋一君 13番 片矢 修一君   14番 泉  和弥君 15番 玉村 正人君   16番 中村 綾菜君 17番 谷本 忠士君   18番 奥島 光晴君 19番 島川由美子君   20番 下畑 健二君 21番 堀江 廣海君   22番 鈴木 正樹君 23番 今村 辰和君   24番 野嶋 祐記君 25番 青木 幹雄君   26番 石丸 浜夫君 27番 堀川 秀樹君   28番 見谷喜代三君 29番 皆川 信正君   30番 吉田 琴一君 31番 加藤 貞信君   32番 西村 公子君──────────────────────〇欠席議員(0名)──────────────────────〇説明のため出席した者 市長         東 村 新 一 君 副市長        山 田 義 彦 君 副市長        清 水 正 明 君 企業管理者      西 行   茂 君 教育長        内 田 高 義 君 特命幹        中 西 賢 也 君 都市戦略部長     谷 澤 正 博 君 総務部長       高 山 浩 充 君 財政部長       玉 村 公 男 君 市民生活部長     木 村 郁 夫 君 福祉保健部長     港 道 則 男 君 商工労働部長     浅 野 信 也 君 農林水産部長     岩 崎 文 彦 君 建設部長       渡 辺 優 治 君 下水道部長      國 枝 俊 昭 君 工事・会計管理部長  山 本 浩 隆 君 消防局長       武 澤 正 美 君 企業局長       小 林 義 弘 君 教育部長       山 本 みどり 君──────────────────────〇事務局出席職員 議会事務局長     峠   尚 太 議会事務局次長    小 林 秀 樹 議事調査課長     廣 瀬 峰 雄 議事調査課主任    坂 下 哲 也 議事調査課主幹    阪 本 喜 浩 議事調査課主査    堀 井 信 也 議事調査課主事    毛 利 真貴子────────────────────── ○議長(堀江廣海君) 出席議員が定足数に達しておりますので,議会は成立しました。 よって,これより会議を開きます。────────────────────── ○議長(堀江廣海君) それでは,日程1 会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は,会議規則第88条の規定により,11番 田中義乃君,12番 伊藤洋一君の御両名を指名します。────────────────────── ○議長(堀江廣海君) 次に,日程2 第45号議案ないし第52号議案,第11号報告,請願第1号,陳情第1号,以上11件を一括議題とします。 以上の各案件につきましては,去る6月23日の本会議において各常任委員会及び予算特別委員会に付託され,予算議案については予算特別委員会から各常任委員会調査依頼されました。 それぞれ審査結果の報告を受けましたので,これより委員会終了の順に従い,結果の報告を求めます。〔各委員会審査結果報告書は本号末尾参照〕 建設委員長 8番 後藤裕幸君。 (8番 後藤裕幸君 登壇) ◆8番(後藤裕幸君) 去る6月23日の本会議において,建設委員会に付託されました案件と予算特別委員会から調査依頼を受けました案件を審査及び調査するため,7月2日に委員会を開催しましたので,その結果について御報告申し上げます。 付託されました案件は議案2件であり,審査の結果,いずれも原案どおり可決しました。 また,調査依頼を受けました案件は議案1件であり,いずれも原案は適当であると報告することに決しました。 以下,審査及び調査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。 まず,第48号議案 工事請負契約の締結について(中央公園整備工事)について委員から,総合評価方式による入札の参加業者数は何社か,また,落札業者次点業者評価点数の差はどれくらいだったのかとの問いがあり,理事者から,入札参加業者数は10社で,点数差は僅差であったとの答弁がありました。 次に,予算特別委員会からの調査依頼案件であります第45号議案 平成27年度福井市一般会計補正予算,土木費中,中央公園周辺整備事業について委員から,第2期工事の実施設計について,事前に予備設計は行ったのか,行ったのならその金額は幾らかとの問いがあり,理事者から,配置等の基本計画,基本設計を行っており,その金額は898万8,000円であるとの答弁がありました。 同じく,土木費中,大規模建築物耐震改修促進事業について委員から,対象となる建物はどれくらいあるのかとの問いがあり,理事者から,全部で15件あり,県,市の施設が9件,民間の施設が6件で,今回の補正予算の対象となるのは民間の施設のうちの1件であるとの答弁がありました。 以上が当委員会での結果並びに経過の概要でございます。議員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わります。 ○議長(堀江廣海君) 次に,総務委員長 12番 伊藤洋一君。 (12番 伊藤洋一君 登壇) ◆12番(伊藤洋一君) 去る6月23日の本会議において,総務委員会に付託されました案件と予算特別委員会から調査依頼を受けました案件を審査及び調査するため,7月2日に委員会を開催しましたので,その結果について御報告申し上げます。 付託されました案件は議案2件,請願1件であり,審査の結果,議案は挙手採決により,いずれも原案どおり可決,請願は挙手採決の結果,継続審査と決しました。 また,調査依頼を受けました案件は議案1件であり,挙手採決の結果,原案は適当であると報告することに決しました。 以下,審査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。 まず,第47号議案 工事請負契約の締結について(福井市庁舎別館耐震改修工事)について委員から,工事期間中の仮執務室への移転は,基本的には職員が行うとのことだが,できるだけ負担がかからないよう,どのように対応するのかとの問いがあり,理事者から,経費節減に努めながら,仮執務室への移転のスケジュール等を考慮し,職員の負担を少しでも軽減するよう努力したいとの答弁がありました。 さらに委員から,選定方法プロポーザル方式にした理由について問いがあり,理事者から,耐震技術の進歩は目覚しく,施工業者の持つ技術力を最大限に生かし,技術的に高度な提案を求め,別館に最も適した方法を実施すべきということでプロポーザル方式を採用したとの答弁がありました。 次に,第52号議案 財産の取得について(消防救急デジタル無線装置)について委員から,無線装置デジタル化することのメリットは何かとの問いがあり,理事者から,デジタル化により他人から傍受されなくなり,通信の秘匿性が向上することや,チャンネル数の増加,音声が鮮明になるなどの利点があるとの答弁がありました。 次に,請願第1号 「安全保障関連法案」の徹底審議を求める意見書提出については,長い時間をかけてでも審議すべきということが求められており採択すべきとの意見や,国会が会期を延長して審議しているところであるから継続審査にすべきとの意見があり,挙手採決の結果,継続審査と決定しました。 以上が当委員会での結果並びに経過の概要でございます。議員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わります。 ○議長(堀江廣海君) 次に,経済企業委員長 11番 田中義乃君。 (11番 田中義乃君 登壇) ◆11番(田中義乃君) 予算特別委員会から経済企業委員会調査依頼されました案件を調査するため,7月3日に委員会を開催しましたので,その結果について御報告申し上げます。 調査依頼を受けました案件は議案1件であり,原案は適当であると報告することに決しました。 以下,調査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。 第45号議案 平成27年度福井市一般会計補正予算,商工費中,中心市街地開業促進事業について委員から,中心市街地への新規出店者がふえている中,駅前電車通り空き店舗はなかなか埋まらないようだが,どういった要因が考えられるのか。また,今後,駅前電車通り空き店舗への出店を促進させるために,どのような方策を考えていくのかとの問いがあり,理事者から,駅前電車通り中心市街地のほかのエリアと比較して家賃の坪単価が高いことなどの理由で出店がおくれていると考えられる。現在,駅前電車通りへの出店に対する補助はほかのエリアより手厚くしているが,補助の方法を来年度に向けて検討していきたいとの答弁がありました。 また委員から,現在,県外大手企業から中心市街地に進出したいという話はないのか。今後,中心市街地まちづくりを進めるに当たり,県外資本の誘致なども考えていくのか。それとも,地元の出店者の芽を伸ばしていくという姿勢なのかとの問いがあり,理事者から,現在,県外大手企業が進出するという話はない。最近は若者を中心に地元の方がやる気になって活性化に取り組んでおり,まちが動き始めていると実感している。本市としては,全国どの都市にもあるような県外資本によるまちづくりではなく,現在の動きを強めていき,福井の独自の文化を感じさせるような空間をつくることが福井のまちの魅力につながっていくと考えているとの答弁がありました。 同じく,農林水産業費中,間伐材資源有効活用事業について委員から,一般の方や,林業への就業に興味を持っている方が気軽に集積場に行けるような取り組みは考えているのかとの問いがあり,理事者から,今回整備する集積場はアスファルト舗装をすることになっており,完成後は県とも協力しながらイベント等を開催していきたいと考えているとの答弁がありました。 以上が当委員会での調査結果並びに経過の概要でございます。議員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わります。 ○議長(堀江廣海君) 次に,教育民生委員長 15番 玉村正人君。 (15番 玉村正人君 登壇) ◆15番(玉村正人君) 去る6月23日の本会議において,教育民生委員会に付託されました案件と,予算特別委員会から調査依頼を受けました案件を審査及び調査するため,7月3日に委員会を開催しましたので,その結果について御報告申し上げます。 付託されました案件は議案3件,陳情1件であり,審査の結果,議案は挙手採決を行った1件を含め,いずれも原案どおり可決,陳情は挙手採決の結果,継続審査と決しました。 また,調査依頼を受けました案件は議案1件,報告1件であり,いずれも原案は適当であると報告することに決しました。 以下,審査及び調査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。 まず,第50号議案 工事請負契約の変更について(市体育館サブアリーナ新築工事)について委員から,工期が1年間の予定であるにもかかわらず,半年で資材や労務単価などの上昇分を反映させて請負金額の変更をするとのことだが,工事請負業者は1年後に単価がどうなるかを予測して契約しているのではないかとの問いがあり,理事者から,労務単価などを予想して設計額を決めることは非常に難しく,将来の単価を見越して設計することは不可能であるとの答弁がありました。 これを受けて,別の委員から,福井市は設計の段階で厳しい設計額にするということを聞いており,これからはそのときに応じて適正に設計を精査し,進めてほしいとの要望がありました。 次に,陳情第1号 年金積立金の専ら被保険者の利益のための安全かつ確実な運用を求める意見書提出について委員から,陳情ではガバナンス体制がないとされているが,GPIFの運用委員会のもとに労使の委員が入ったガバナンス会議が設置されているということから不採択にすべきであるとの意見や,年金を次の世代の人たちの老後の生活基盤として残すためにも政府の方針は理解できるが,運用方針を変更してからまだ半年しかたっていないこともあり,今後の経過を見守るべきではないかとの意見があり,挙手採決の結果,継続審査と決定しました。 次に,予算特別委員会からの調査依頼案件であります第45号議案 平成27年度福井市一般会計補正予算,総務費中,個人番号カード交付事業について委員から,これからこの事業を継続していく上で,新たにどのくらいの経費が必要となってくると想定しているのかとの問いがあり,理事者から,個人番号カード交付事業の新たな経費として,個人番号カードシステム開発費コールセンターの運営費,通知カード個人番号カードの作成,交付に係る費用があり,今後事業を継続していく際には,毎年約2,000万円の経費がかかってくると考えられるが,これらについては全て国庫補助の対象となっているとの答弁がありました。 また,別の委員から,希望する人に交付される個人番号カードとは違い,全ての市民に個人番号が記載された通知カードが発送されると受け取った市民は驚くと思うが,今後のカードの取り扱いや広報はどのようにしていくのかとの問いがあり,理事者から,個人番号は今後いろんな手続で提示を求められるので,通知カードは大事に保管していただくことになる。通知カード取り扱いについては,市政広報や全世帯に配布するパンフレットで周知していく予定であるとの答弁がありました。 以上が当委員会での結果並びに経過の概要でございます。議員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わります。 ○議長(堀江廣海君) 次に,予算特別委員長 18番 奥島光晴君。 (18番 奥島光晴君 登壇) ◆18番(奥島光晴君) 去る6月23日の本会議において予算特別委員会に付託されました議案1件,報告1件及び市政上の重要案件を審査及び調査するため,7月8日及び9日の2日間,委員会を開催しましたので,その審査及び調査の結果を御報告申し上げます。 付託されました議案1件,報告1件は,付託後,議長を通じ,それぞれの所管の各常任委員会に対し調査依頼をした後,その調査結果の報告を受けて慎重に審査を行い,挙手採決の結果,賛成多数により議案は原案どおり可決,報告は報告どおり承認しました。 また,市政上の重要案件についても,活発で真剣な論議が交わされ,今後も継続して調査することと決定しました。 以下,審査及び調査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。 まず,人口減少について委員から,まち・ひと・しごと創生という言葉が使われている中,人口減少を踏まえて,国はどのようなことを考えているのか。それを受けて本市はどのように進めようとしているのかとの問いがあり,理事者から,国の総合戦略では,安定した雇用を創出していく。新しい人の流れをつくる。結婚,出産,子育てといった希望をかなえる。時代に合ったまちをつくっていくといった4つの大きな視点が示されている。 本市としても,この基本的な考え方に福井市の特徴である勤勉な県民性や就労環境,住みよさといった強み,また今後の北陸新幹線金沢-敦賀間開業福井国体といった将来を見据えた新たな視点も取り入れながら実効性のある施策を検討しているとの答弁がありました。 次に,Iターンについて委員から,Iターンの希望者はもともと福井とゆかりがないだけに,福井で働くことについてうまく周知していくことが重要であり,工夫が必要だと思うが,何か方策はあるのかとの問いがあり,理事者から,本市をよく知ってもらうことは重要だと考えており,市の定住促進ポータルサイトの「住まいるふくい」や,今年東京で開催されるふるさと回帰フェアへのブース出展大都市圏移住希望者に1泊2日で福井に来ていただくTURNSツアーふくいでPRに努めていく。また,県の福井Uターンセンターでは移住相談も受け付けており,県と協力して進めていきたいとの答弁がありました。 次に,由利公正を主人公としたNHK大河ドラマ実現に向けた戦略について委員から,平成30年は,明治維新後150年を迎える年であり,本県では福井国体を開催し,県都デザイン戦略において中央公園山里口御門などの整備完了を目指す年であることから,維新後初の東京府知事である由利公正の生きざまを描く大河ドラマ誘致に取り組む考えはないかとの問いがあり,理事者から,福井国体では,多くの方が本市を訪れることになるため,そのタイミングでテレビドラマ等を誘致することは,史跡整備とも相まって,本市の魅力発信観光誘客に大きな効果があると考えている。取り上げる人物としては,選択肢の一つだと考えているとの答弁がありました。 次に,川をきれいにするための対策について委員から,市内を流れる河川の汚れを改善していくための具体的な対策について問いがあり,理事者から,河川の水質汚濁の主な原因である事業所からの排水については,水質汚濁防止法により規制されており,本市では,この排出基準を満たしているかなどを確認するため立入調査を行っている。排水対策にはこの立入調査が最も効果的であると考えており,今後も継続していきたいとの答弁がありました。 次に,森林資源有効活用について委員から,本市独自の木質バイオマス発電の利用について問いがあり,理事者から,木質バイオマス発電は,地球温暖化防止に向けた取り組みや環境面から注目されている。木質バイオマス発電ではないが,本市は民間事業者から温泉施設への熱エネルギー利用の提案を受け,その事業化の実現について国の補助制度の利用を含めて検討しているとの答弁がありました。 次に,ごみの減量化と処理について委員から,ごみの中に古紙を初め多くの資源物が混入していることが大きな課題であるが,分別についてどのような取り組みを行っているのかとの問いがあり,理事者から,古紙の分別について福井市古紙等リサイクル協同組合と連携して6月からコピー用紙等の雑紙についても集団資源回収に出せるようにした。また,使用済み小型家電回収場所について,これまでの6カ所の公共施設に加え,7月からは新たに市内3カ所のスーパーマーケットに回収ボックスを増設したとの答弁がありました。 次に,市民福祉会館移転に伴う今後の展望について委員から,移転先のフェニックス・プラザの現状では障害者への配慮が十分とは言えないが,それに対してどのような対策を考えているのかとの問いがあり,理事者から,高齢者の方や障害がある方等の利用を想定し,障害者用トイレの改修や自動ドア音声案内フェニックス・プラザに隣接する形でのハートフル駐車場の設置が必要だと考えている。また,館内の点字ブロックや手すりなどのバリアフリー工事を予定しているとの答弁がありました。 次に,心の病気への支援について委員から,精神科の病気で長期入院している方々は,住むところや在宅支援訪問看護があれば地域での生活が可能とも言われているが,本市は今後どのような支援を進めていくのかとの問いがあり,理事者から,住むところについてはグループホームのサービスがある。また,退院後,在宅での生活を維持するために家事援助を行うホームヘルプサービス,日中活動を充実させるために就労系サービス地域活動支援センターにおける活動や交流の場が提供されている。今後も県や関係機関と協議しながら,一人一人の状況やニーズに合わせたサービスの充実に努めたいとの答弁がありました。 次に,JR福井駅西口の現在の観光案内所について委員から,現在の観光案内所はなくなると聞いているが,今後,観光コンシェルジュ業務にどのように取り組んでいくのかとの問いがあり,理事者から,駅のコンコース内に設置している観光案内所は今年度限りであり,来年度からは春に完成予定屋根付き広場に設置する観光案内所に,通常の観光案内観光ガイドへの橋渡しなど,現在行っている観光コンシェルジュ業務を引き継いでいくとの答弁がありました。 次に,イノシシ等食肉加工処理場について委員から,現在市内の西部の殿下地区に1カ所あるが,東部にも処理場建設への強い要望がある。市としてどのような見解を持っているかとの問いがあり,理事者から,殿下地区の処理場の処理能力にはまだ余力があると聞いており,その処理能力が限界になったときには,また検討していきたいとの答弁がありました。 次に,汚水処理施設普及促進について委員から,平成32年度内に人口普及率を100%にするという目標は達成できるのかとの問いがあり,理事者から,昨年度の国の補助の見直しにより末端管路の整備が補助対象外となったため,市の負担が増大することによる進捗のおくれを懸念している。今後は建設コストの縮減や施工方法の工夫により市の負担を軽減し,人口普及率100%の早期達成に向けて努力していきたいとの答弁がありました。 次に,学校のガラス飛散防止フィルムについて委員から,東藤島小学校ではこの夏に耐震化工事を始めることから,工事にあわせて教室と体育館に強化ガラスに比べ費用がかからないガラス飛散防止フィルム貼付工事を行えば効率的で経済的だと考えるがどうかとの問いがあり,理事者から,ガラス飛散防止フィルムが有効であることは十分認識しているが,合わせガラスや網入りガラス等飛散防止の効果があり,場所ごとに効果的な対応策を検討することが必要だと考えている。耐震工事が終了する来年度から大規模改修工事等を計画していく中で,避難所となっている体育館を優先して対応を検討していきたいとの答弁がありました。 次に,子供の貧困対策について委員から,ほかの自治体で取り組みが広まっている学校給食費の無償化について,実施に向け検討する考えはないのかとの問いがあり,理事者から,学校給食法の中で食材購入については保護者負担と規定されており,本市もこの規定に基づいて学校給食費を負担していただいている。生活困窮者に対しては,生活保護就学援助制度によって学校給食費を支援しており,無償化は考えていないとの答弁がありました。 次に,選挙制度について委員から,投票所の設置について公職選挙法や同施行令には距離や人口等による基準はないとのことだが,投票所を見直すことはないのかとの問いがあり,理事者から,各投票所の有権者数等に偏りがあることは認識しており,全体的に見直しを図りたいと考えている。市民の方に御理解いただけるような基準を作成した上で,投票所の整備,統廃合について検討していきたいとの答弁がありました。 以上が当委員会での結果並びに経過の概要でございます。 当委員会は,今後とも継続して市政上の重要案件に関する調査に当たりたいと存じますので,議員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わります。 ○議長(堀江廣海君) 以上をもちまして各常任委員会及び予算特別委員会の審査結果報告は全部終了しました。 ただいまの各委員長報告に対し,質疑を許可します。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結します。 お諮りします。 第46号議案,第48号議案ないし第50号議案,請願第1号,陳情第1号については,討論の通告がございませんので,直ちに採決したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 それでは,採決します。 第46号議案,第48号議案ないし第50号議案,請願第1号,陳情第1号に対する各委員会の審査結果は,お手元の報告書のとおり,それぞれ可決,継続審査であります。 お諮りします。 以上の各案件は各委員長の報告どおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 それでは,第45号議案,第47号議案,第51号議案,第52号議案,第11号報告については,討論の通告がありましたので許可します。 32番 西村公子君。 (32番 西村公子君 登壇) ◆32番(西村公子君) 日本共産党議員団の西村公子です。私は,ただいま討論の対象となっております第45号議案 平成27年度福井市一般会計補正予算及び第47号議案 福井市庁舎別館耐震改修工事の請負契約の締結など4つの議案と第11号報告 国民健康保険特別会計補正予算の専決処分の承認を求めることについて,議員団を代表して反対の立場から一括して討論を行います。 身体障害者の補聴器購入費助成事業や間伐材資源有効利用促進事業などには賛成ですが,市民的に理解されていないマイナンバー制度実施に係る予算等には反対であり,その理由を述べます。 第1に,国民に理解されていない社会保障・税番号制度,いわゆるマイナンバー制度の来年1月施行に伴い,全ての市民に個人番号が記載された通知カードを地方公共団体情報システム機構が作成し,発送する経費や希望者に対して個人番号カードを交付するなどの補正予算が組まれていることです。 一般質問でも指摘したように,現在でも大量の年金情報が流出し,国民,市民の不信を招いています。企業や民間の情報流出も日常的に起きているのに,この制度になれば,市の26業務,およそ11万4,000人のほか,事業所で働く人とその家族などの社会保障や税関係等の大量の情報が扱われることになります。 事業者に番号を教えておかなければならないことや,各種届け出などで見える番号として他人に知られる機会が多くなることや,個人番号カードを持ち歩くことにより紛失するなど情報流出や不正取得,詐欺や成り済ましなどの犯罪で悪用される可能性が極めて大きいと専門家からも指摘されています。情報流出によりこれまで以上に被害のリスクが高まることは明らかです。 市の対応も,番号通知に際して受け取りを拒否した場合やDVなど何らかの理由で届かないことも想定されることや,個人番号カード作成は任意であって各種申請や手続に個人番号カードがなくても他の証明書があれば可能であることなど,必要な情報が市民に周知されていません。 マイナンバー制度に対する国民の理解は3割にもならず,情報流出への不安も7割を超えている状況で10月の通知カードの送付や来年1月の実施は行うべきではないし,撤回するよう強く求めます。 第2に,自然史博物館分館整備事業として7,000万円の事業費を追加するという点です。 JR福井駅西口再開発ビルに入る自然史博物館分館ですが,科学実験を行うための対応として強度な防火対策や冷暖房機能の強化を図るとしています。しかし,防火安全対策や冷暖房機能などは当初の設計段階で行うべきことであり,わざわざプロポーザル方式で契約していることからも,当初の計画そのものが問われる問題だと考えます。業者にお任せで市の見通しが甘かったと言われても仕方ありません。プロポーザル方式に頼るやり方は見直しするべきです。 第3に,大規模建築物耐震改修促進事業について,民間の大規模建築物の耐震化を促進する予算については,耐震工事費用の23%,1,187万3,000円も助成するのに対象施設を明らかにしないのは問題です。国の制度を活用することは必要であり,賛成ですが,情報開示をしない市の姿勢を改めるよう求めます。 第4に,市庁舎別館耐震改修工事の工事請負契約についてです。プロポーザル方式により選定したとしておりますが,1次審査に共同企業体2者が申請し,2次審査で1者が辞退しています。結局,1者だけが残り,競争性がないやり方で,契約額が妥当なのかどうかも不明です。全国的には一般競争入札で行っている自治体があることを見ても,本来の入札で行うべきだと考えます。丸投げだと批判を招かないよう,市職員の配置と育成を行うよう求めます。 第5に,消防車両への消防救急デジタル無線装置の財産取得についてです。整備事業の必要性は理解できますが,入札の状況を見ると,予定価格に対する落札率は96%で,とても競争になったとは見えません。しかも,無線関係の整備で,福井市では同じ企業の落札が続いていることからも,市民から疑惑を持たれかねません。よって,この財産の取得については認められません。 第6に,国民健康保険事業の繰上充用30億円の専決処分についてです。繰上充用が毎年続いておりますが,赤字解消のための市の取り組みが抜本的に行われていないことに大きな問題があります。計画的に市の繰り入れをふやすことも行われておらず,加入者に2年ごとに値上げを繰り返すやり方では解決できないことはこれまでの状況を見れば明らかです。国や県に対して財政的な支援を強く求めることと同時に,市の繰り入れの増額を計画的に行うよう強く求めます。 以上,日本共産党議員団を代表しての私の討論を終わります。 ○議長(堀江廣海君) 以上で討論を終結します。 それでは,採決します。 第45号議案,第47号議案,第51号議案,第52号議案,第11号報告に対する各委員会の審査結果は,お手元の報告書のとおり,それぞれ可決,承認であります。 お諮りします。 以上の各案件は各委員長の報告どおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立) 着席してください。 起立多数であります。よって,そのように決しました。────────────────────── ○議長(堀江廣海君) 次に,日程3 予算特別委員会継続調査についてを議題とします。 お諮りします。 予算特別委員会の付託案件であります市政上の重要案件につきましては,先ほどの予算特別委員長の報告どおり継続調査と決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。────────────────────── ○議長(堀江廣海君) 次に,日程4 県都の魅力創出対策特別委員会の設置並びに付託について及び日程5 県都の魅力創出対策特別委員会委員の選任についてを会議規則第35条の規定により一括議題とします。 まず,県都の魅力創出対策特別委員会の設置並びに付託についてお諮りします。 公共交通の整備促進,福井駅周辺整備,中心市街地の魅力向上に関する諸問題を調査研究するため,15名をもって構成する県都の魅力創出対策特別委員会を設置し,これに付託の上,調査することにしたいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 次に,県都の魅力創出対策特別委員会委員の選任についてお諮りします。 ただいま設置されました県都の魅力創出対策特別委員会の委員の選任につきましては,委員会条例第8条第1項の規定により,議長から指名したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 それでは,指名します。 2番 福野大輔君,3番 菅生敬一君,4番 瀧波滋君,10番 藤田諭君,11番 田中義乃君,15番 玉村正人君,16番 中村綾菜君,17番 谷本忠士君,20番 下畑健二君,22番 鈴木正樹君,24番 野嶋祐記君,27番 堀川秀樹君,以上12名の諸君を県都の魅力創出対策特別委員会委員に選任することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。────────────────────── ○議長(堀江廣海君) 次に,日程6 地域の活力創造対策特別委員会の設置並びに付託について及び日程7 地域の活力創造対策特別委員会委員の選任についてを会議規則第35条の規定により一括議題とします。 まず,地域の活力創造対策特別委員会の設置並びに付託についてお諮りします。 観光地の磨き上げ,企業誘致,地域産業の振興,農林水産業の振興,再生,有害鳥獣対策に関する諸問題を調査研究するため,15名をもって構成する地域の活力創造対策特別委員会を設置し,これに付託の上,調査することにしたいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 次に,地域の活力創造対策特別委員会委員の選任についてお諮りします。 ただいま設置されました地域の活力創造対策特別委員会の委員の選任につきましては,委員会条例第8条第1項の規定により,議長から指名したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 それでは,指名します。 1番 近藤實君,5番 池上優徳君,6番 八田一以君,7番 水島秀晃君,9番 村田耕一君,13番 片矢修一君,14番 泉和弥君,19番 島川由美子君,23番 今村辰和君,30番 吉田琴一君,31番 加藤貞信君,32番 西村公子君,以上12名の諸君を地域の活力創造対策特別委員会委員に選任することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 ここでお知らせします。 この後の休憩時に正副委員長互選のため,県都の魅力創出対策特別委員会を第1委員会室,地域の活力創造対策特別委員会を第2委員会室でそれぞれ開催します。 ここで暫時休憩します。             午後2時17分 休憩──────────────────────             午後2時36分 再開 ○議長(堀江廣海君) 休憩前に引き続き本会議を再開します。 休憩中に開催されました各特別委員会におきまして正副委員長の互選が行われましたので,その結果を御報告します。 県都の魅力創出対策特別委員長 野嶋祐記君,副委員長 玉村正人君,地域の活力創造対策特別委員長 今村辰和君,副委員長 島川由美子君,以上であります。 ただいま各特別委員長から各付託案件の調査研究について閉会中も継続して行いたい旨の申し出がありました。 この際,各特別委員会の閉会中の継続調査についてを日程に追加し,議題とすることに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。──────────────────────
    ○議長(堀江廣海君) それでは,各特別委員会の閉会中の継続調査についてを議題とします。 お諮りします。 本件は各特別委員長からの申し出のとおり閉会中も継続して調査することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。────────────────────── ○議長(堀江廣海君) 次に,日程8及び日程9 議員の派遣について(その1)及び(その2)を会議規則第35条の規定により一括議題とします。 議員の派遣について(その1)は,福井駅周辺整備,道路,河川事業に関する要望活動のため,国土交通省近畿地方整備局に議員を派遣するものであります。 議員の派遣について(その2)は,福井駅周辺整備,道路,河川事業等に関する要望活動のため,国土交通省などに議員を派遣するものであります。 いずれも,地方自治法第100条第13項及び会議規則第168条の規定に基づき,議会の議決を行うものであります。 それでは,議員の派遣について(その1)及び(その2)は,討論の通告がありましたので,許可します。 32番 西村公子君。 (32番 西村公子君 登壇) ◆32番(西村公子君) 日本共産党議員団の西村公子です。私は,ただいま討論の対象となっております議員の派遣(その1),(その2)について,いずれも反対の立場から,日本共産党議員団を代表して討論を行います。 これらは,国土交通省と近畿地方整備局,県選出国会議員7名への要望活動に議員を派遣しようとするものです。福井市の道路や河川の改修について予算要望を行うことは賛成ですが,要望事項に北陸新幹線建設や福井駅先行開業,足羽川ダムの建設促進を掲げていることについては反対です。 与党,自由民主党や県,市は,北陸新幹線建設,とりわけ福井駅先行開業を要望していますが,金沢-敦賀間に2,200億円と言われている建設費のほかに留置線費用として約80億円,その他運行管理システムの改修に一部報道では数百億円かかると言われています。西から来る在来線特急の折り返し設備もつくるとすれば,さらに経費は膨らむことになります。また,技術的にも問題があると指摘されています。 北陸新幹線建設の莫大な費用に加えて,先行開業の数年間のためにさらに経費が必要になること,並行在来線のJR北陸本線の買い取りや第三セクターに多額の経費が必要であり,利便性も低下する可能性が高い大型公共事業は,県民,国民の理解を得られるものではありません。 人口減少,高齢化が進む時代に財政リスクをふやすやり方は認められません。 また,足羽川ダム建設によって,河川改修の予算が確保されるのか,大きな疑問です。以前にも指摘しましたが,県の河川改修予算は,平成10年度に261億円だったものが,平成25年度には90億円まで大幅に減少しています。 足羽川の堤防決壊の調査を行った国土問題研究会の報告では,前線性のだらだら続く洪水の場合は穴あきダムでは役割を果たせないのではないかと疑問視されています。 現在,福井豪雨並みの洪水に対応できるよう改修が行われてきたわけであり,専門家から疑問視され,多額の経費が必要な足羽川ダムより,身近な河川改修や浸水対策を行うことこそ市民の願いであり,転換を強く求めるものです。 以上の理由を述べまして,日本共産党議員団を代表しての私の討論を終わります。 ○議長(堀江廣海君) 以上で討論を終結します。 それでは,採決します。 議員の派遣について(その1)及び(その2)は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立) 着席してください。 起立多数であります。よって,そのように決しました。 ただいま可決しました議員の派遣について(その1)及び(その2)の派遣に係る期間,場所等に変更の申し出があった場合の取り扱いについては,議長に御一任いただきたいと存じます。────────────────────── ○議長(堀江廣海君) 次に,日程10 市会案第1号 福井市議会会議規則の一部改正についてを議題とします。 提出者の提案理由の説明を求めます。 (29番 皆川信正君 登壇) ◆29番(皆川信正君) ただいま上程されました市会案第1号 福井市議会会議規則の一部改正について,提案理由の説明を申し上げます。 本案は,福井市議会において男女共同参画を考慮した議会活動を促進するため,福井市議会会議規則において出産に伴う会議等への欠席の届け出に関する規定を明記するものです。議員各位の御賛同をお願い申し上げ,提案理由の説明といたします。 ○議長(堀江廣海君) ただいま説明のありました市会案第1号について質疑を許可します。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結します。 お諮りします。 ただいま議題となっております市会案第1号については,会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略し,また,討論の通告がございませんので,直ちに採決したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 それでは,採決します。 市会案第1号については原案のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 以上をもちまして本日の議事日程は全部終了しました。 ただいま市長から発言を求められておりますので,許可します。 (市長 東村新一君 登壇) ◎市長(東村新一君) 議長のお許しをいただきまして,平成27年6月福井市議会定例会の閉会に当たり,一言御挨拶を申し上げます。 議員の皆様には,6月23日の開会以来,22日間にわたり,一般会計補正予算を初め,条例制定など各議案に対しまして慎重に御審議をいただき,妥当な御議決をいただきましたこと,心から御礼を申し上げます。 本会議,各委員会を通じてお聞かせいただきました御意見や御提案を諸施策の中で反映できるよう最善を尽くす所存でございます。これからも活発な議論を通して,福井市をよりよいものにしてまいりたいと考えておりますので,今後とも議員各位のより一層の御支援をお願い申し上げます。 さて,最近,火山噴火や地震など自然災害のニュースが毎日のように報道されております。5月に鹿児島県の口永良部島の新岳で爆発的噴火が発生し,全島民が島の外に避難する事態となりました。また,箱根山でも火山性微動が観測され,6月30日に噴火警戒レベルが3に引き上げられ,観光産業に大きな影響が出ています。 一方,地震についても,5月に関東地方で,また今月には九州で震度5強の地震が観測され,最近も地震が続いております。 そうした中,福井震災記念日に当たる6月28日に,市内各地で総合防災訓練が行われ,4万9,000人を超える多くの市民の皆様に真剣に訓練に取り組んでいただきました。特に,メーン会場の本郷地区では,雨模様の中,地区消防団員や多くの住民の方々の参加を得て,炊き出しや放水訓練などを実施いたしました。 また,各地区の防災訓練では,災害時の避難方法や避難先の確認,防災資機材の点検などを実施しました。訓練を通じて,自助,共助,公助による市民と地域,行政との連携や協力が極めて大切であると強く感じたところです。 災害に対する備えに十分過ぎるということはございません。訓練でできないことが本番でできるなどということもありません。今後も災害発生時に迅速かつ適切な行動ができるよう,訓練を継続してまいります。 ところで,現在,来年春の福井駅西口再開発ビル,ハピリンのグランドオープンを目指して順調に工事が進んでおります。 屋根付き広場や観光物産館などとともに,施設全体の機能をフルに活用して,県都の玄関口にふさわしい顔づくりとにぎわい創出につなげてまいります。 また,10月にはグリフィス記念館が完成いたします。県内外から訪れる皆様に,福井はよかった,福井にまた来たいと思ってもらえるよう,こうしたハードの整備にあわせ,おもてなしの心の醸成にも努めてまいりますので,議員の皆様のさらなるお力添えをお願いいたします。 結びになりますが,議員各位におかれましては,日ごとに暑さが厳しさを増す中,健康に十分御留意をいただき,ますます御健勝で御活躍されますことを祈念申し上げまして,閉会の御挨拶といたします。ありがとうございました。 ○議長(堀江廣海君) 以上で会議を閉じます。 これをもちまして平成27年6月福井市議会定例会を閉会します。             午後2時50分 閉会 地方自治法第123条第2項の規定により,本会議の顛末を証するため,ここに署名する。福井市議会議長                  平成  年  月  日署名議員                     平成  年  月  日署名議員                     平成  年  月  日 △〔参照〕               各委員会審査結果報告書         総    務    委    員    会番 号件            名審査結果第47号議案工事請負契約の締結について (福井市庁舎別館耐震改修工事)原案可決第52号議案財産の取得について (消防救急デジタル無線装置)〃請願第1号「安全保障関連法案」の徹底審議を求める意見書提出について継続審査         建    設    委    員    会番 号件            名審査結果第46号議案福井市グリフィス記念館の設置及び管理に関する条例の制定について原案可決第48号議案工事請負契約の締結について (中央公園整備工事)〃         教   育   民   生   委   員   会番 号件            名審査結果第49号議案工事請負契約の締結について (和田公民館移転新築工事)原案可決第50号議案工事請負契約の変更について (市体育館サブアリーナ新築工事)〃第51号議案製造請負契約の変更について (福井市自然史博物館分館展示物等設計製作業務)〃陳情第1号年金積立金の専ら被保険者の利益のための安全かつ確実な運用を求める意見書提出について継続審査         予   算   特   別   委   員   会番 号件            名審査結果第45号議案平成27年度福井市一般会計補正予算原案可決第11号報告専決処分の承認を求めることについて (平成27年度福井市国民健康保険特別会計補正予算)承認...