平成27年 3
月定例会 福井市議会会議録 第5号 平成27年3月20日(金曜日)午後1時32分開議〇議事日程 日程1
会議録署名議員の指名 日程2 第1号議案ないし第42号議案,第118号議案ないし第127号議案,第36号報告,請願第24号,請願第26号ないし請願第29号,陳情第17号 日程3 第128号議案
固定資産評価審査委員会委員の選任について 日程4 市会案第37号
福井市議会委員会条例の一部改正について──────────────────────〇
出席議員(30名) 1番 中村 綾菜君 2番 田中 義乃君 3番 後藤 裕幸君 4番 伊藤 洋一君 5番 玉村 正人君 6番 片矢 修一君 7番 藤田 諭君 8番 村田 耕一君 9番 泉 和弥君 10番 谷本 忠士君 11番 堀江 廣海君 12番 奥島 光晴君 13番 峯田 信一君 14番 鈴木 正樹君 15番
島川由美子君 16番 下畑 健二君 17番 田村 勝則君 19番 今村 辰和君 20番 石丸 浜夫君 21番 青木 幹雄君 22番 西本 恵一君 23番 野嶋 祐記君 24番 堀川 秀樹君 25番 見谷喜代三君 26番 皆川 信正君 27番 谷口 健次君 28番 宮崎 弥麿君 29番 吉田 琴一君 31番 加藤 貞信君 32番 西村 公子君──────────────────────〇
欠席議員(1名) 30番 山口 清盛君──────────────────────〇説明のため出席した者 市長 東 村 新 一 君 副市長 山 田 義 彦 君 副市長 清 水 正 明 君
企業管理者 西 行 茂 君 教育長 内 田 高 義 君 特命幹 中 西 賢 也 君
都市戦略部長 谷 澤 正 博 君 総務部長 吉 村 匡 弘 君 財政部長 高 山 浩 充 君
市民生活部長 木 村 郁 夫 君
福祉保健部長 河 上 芳 夫 君
商工労働部長 浅 野 信 也 君
農林水産部長 梅 田 精 一 君
建設部長 谷 川 茂 君
下水道部長 前 川 孝 君 工事・
会計管理部長 森 川 清 和 君 消防局長 武 澤 正 美 君
企業局長 渡 辺 優 治 君
教育部長 森 川 亮 一 君──────────────────────〇
事務局出席職員 議会事務局長 山 先 勝 男
議会事務局次長 峠 尚 太
議事調査課長 小 林 秀 樹
議事調査課主任 坂 下 哲 也
議事調査課主幹 阪 本 喜 浩
議事調査課副主幹 野 尻 和 弘
議事調査課主査 堀 井 信 也──────────────────────
○議長(
今村辰和君)
出席議員が定足数に達しておりますので,議会は成立しました。 よって,これより会議を開きます。 なお,本日の
欠席通告議員は,30番 山口清盛君の1名であります。──────────────────────
○議長(
今村辰和君) それでは,日程1
会議録署名議員の指名を行います。 本日の
会議録署名議員は,会議規則第88条の規定により,22番 西本恵一君,23番 野嶋祐記君の御両名を指名します。──────────────────────
○議長(
今村辰和君) 次に,日程2 第1号議案ないし第42号議案,第118号議案ないし第127号議案,第36号報告,請願第24号,請願第26号ないし請願第29号,陳情第17号,以上59件を一括議題とします。 以上の各案件につきましては,去る2月24日の本会議において各
常任委員会及び
予算特別委員会に付託され,
予算議案については
予算特別委員会から各
常任委員会へ
調査依頼されました。 また,請願第24号については
教育民生委員会,陳情第17号については
経済企業委員会において
継続審査となっておりましたが,審査結果の報告を受けましたので,これより審査終了の順序に従い,結果の報告を求めます。〔各
委員会審査結果報告書は
本号末尾参照〕
総務委員長 3番
後藤裕幸君。 (3番
後藤裕幸君 登壇)
◆3番(
後藤裕幸君) 去る2月24日の本会議において,
総務委員会に付託されました案件と
予算特別委員会から
調査依頼を受けました案件を審査及び調査するため,3月5日に委員会を開催しましたので,その結果について御報告申し上げます。 付託されました案件は議案7件,請願2件であり,審査の結果,議案は
挙手採決を行った2件を含め,いずれも
原案どおり可決,請願は
挙手採決の結果,いずれも不採択と決しました。 また,
調査依頼を受けました案件は議案2件であり,
挙手採決の結果,賛成多数となった議案1件を含め,いずれも原案は適当であると報告することに決しました。 以下,審査及び調査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。 まず,第23号議案 福井市
職員共済会設置条例の一部改正について委員から,現在職員給与の1000分の1に当たる額を,公費から福井市
職員共済会へ支出しているが,その額は幾らか。また,全国ではどれぐらいの自治体が公費からの支出を廃止しているのかとの問いがあり,理事者から,平成26年度の
公費支出額は,925万円程度である。また,公費支出の廃止に係る全国的な調査はしていないが,県内では福井県と2市が既に廃止しており,さらに来年度には1市が廃止する予定であるとの答弁がありました。 次に,第40号議案
福井坂井地区広域市町村圏事務組合規約の変更について委員から,同
事務組合の
ふるさと市町村圏基金のうち,関係市町の出資金の一部を取り崩して,同
事務組合の
清掃センターの
焼却施設等の更新に係る
建設負担金に充当するということであるが,残額が発生した場合はどうなるのかとの問いがあり,理事者から,基金の取り崩しにより市に戻ってくる出資金は収入として,また,
清掃センターの
施設更新に係る
建設負担金は支出として,それぞれ計上する。
収入そのものは
一般財源のため,差額が発生した場合も
一般財源となるとの答弁がありました。 次に,請願第28号
高浜原子力発電所3・4号機の再稼働について慎重な対応を求める
意見書提出について委員から,先般行われた原発事故を想定した避難訓練でも,
交通渋滞や長時間に及ぶスクリーニングなど,いろんな課題が出ており,採択すべきとの意見がありました。 また,請願第29号 住民を守る避難計画が完備されない中で高浜原発3・4号機の再稼働に反対する
意見書提出について委員から,
原子力規制委員会の審査は苛酷事故や地震を想定した審査にはなっておらず,大きな問題が残されており,採択すべきとの意見がありましたが,いずれも
挙手採決の結果,不採択と決しました。 次に,
予算特別委員会からの
調査依頼案件であります第118号議案 平成26年度福井市
一般会計補正予算,総務費中,
総合戦略基礎調査事業について委員から,この調査が現状追認型の調査で終わらないように,調査結果をどのように生かしていくのかとの問いがあり,理事者から,この調査結果については,特に
人口減少対策としての総合戦略が,少しでも福井市に住んでいただき,また働いていただいて,将来の人口増加につなげる,あるいは人口減少を食いとめることにつながるよう生かしたいとの答弁がありました。 次に,第1号議案 平成27年度福井市
一般会計予算,総務費中,
市庁舎別館耐震改修事業について委員から,仮に現在の提案が不調に終わり,
公共施設等の建設,
維持管理,運営等に民間資金を活用する
PFI手法の提案が出された場合には,どのように考えるかとの問いがあり,理事者から,
PFI手法においては,
契約締結に至るまでに約2年,さらに実施設計と建築工事で約3年,合わせて5年程度かかるため,スケジュール的に厳しいとの答弁がありました。 同じく,歳入中,市債について委員から,平成27年度は
銀行等引受債の借りかえがふえるということだが,その内容と,借りかえによる利息の軽減額はどれぐらいかとの問いがあり,理事者から,
合併特例債,教育債など民間の金融機関から借り入れる市債については借りかえを行っており,平成27年度は約46億円を借りかえる予定である。また,過去5年間の借りかえによる将来の利息の軽減額は,約6億5,000万円になるとの答弁がありました。 以上が当委員会での結果並びに経過の概要でございます。
議員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わります。
○議長(
今村辰和君) 次に,
建設委員長 9番 泉和弥君。 (9番 泉和弥君 登壇)
◆9番(泉和弥君) 去る2月24日の本会議において,
建設委員会に付託されました案件と
予算特別委員会から
調査依頼を受けました案件を審査及び調査するため,3月5日に委員会を開催しましたので,その結果について御報告申し上げます。 付託されました案件は議案5件であり,審査の結果,いずれも
原案どおり可決しました。 また,
調査依頼を受けました案件は議案10件であり,いずれも原案は適当であると報告することに決しました。 以下,審査及び調査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。 まず,第39号議案 福井市
にぎわい交流施設の
指定管理者の指定について委員から,西口再
開発ビルには
にぎわい交流施設以外にも市の施設があり,それぞれで
指定管理者が選定されるため,ビル全体の運営や
にぎわい創出については,
指定管理者同士で連携し,協議していくことが必要だと考えるが,そのような計画はあるのかとの問いがあり,理事者から,市の施設については,市の関係所属が中心となった
連絡協議会を設け,その中で
指定管理者も交えて,イベントや
各種事業などの取り組みについて具体的に協議していく。また,同じ西口再
開発ビルに入る商業床などとも連携を図るため,再
開発ビル全体の運営組織にも入り,全体でのにぎわいをどのように生み出していくかということを協議していきたいとの答弁がありました。 次に,
予算特別委員会からの
調査依頼案件であります,第118号議案 平成26年度福井市
一般会計補正予算,土木費中,
ふるさとづくり基金積立金について委員から,この基金はどのようなものかとの問いがあり,理事者から,
ふるさとづくり基金は,市民から
まちづくりのために市に寄附されたものを積み立てているものである。今回,
一般財団法人民間都市開発推進機構から拠出金を受けることになったため,それを活用するために基金に積み立て,来年度,
福井国体や
北陸新幹線福井延伸を見据えて市民等が取り組む
景観整備事業などに対して支援していくとの答弁がありました。 次に,第1号議案 平成27年度福井市
一般会計予算,商工費中,
グリフィス記念館整備事業について委員から,観光客にはどのような目的で来館してもらうことを想定しているのかとの問いがあり,理事者から,
グリフィスの功績や,国際交流の原点となるニューブランズウィック市との交流紹介のほか,
福井藩出身の偉人の紹介を行い,観光客に来てよかったと思ってもらえるような施設としたい。また,足羽山や
足羽川周辺に至る中間地点に位置しているため,
休憩施設としてはもちろん,
足羽山方面への誘客を促すような施設となることも想定しているとの答弁がありました。 同じく,土木費中,
北陸新幹線整備事業について委員から,福井駅
先行開業には相当な
メリットがあるため,課題を克服しながら進めていくべきだと思うが,市としてどのように考えているのかとの問いがあり,理事者から,福井駅
先行開業については,夏までに
与党整備新幹線建設促進プロジェクトチームで課題等について議論されることとなっているが,本市としては経済効果が大きく,非常に
メリットがあると考えているため,用地買収の促進など,市でできることについては早期に進められるよう県と連携しながら対応していきたいとの答弁がありました。 同じく,土木費中,
市内公園施設リニューアル事業について委員から,
足羽山公園の園路舗装の今後の
整備予定について問いがあり,理事者から,来年度の予算では臨時交番から招魂社までの約170メートルの園路の舗装を行い,今後は3年間の計画で,
傷みぐあいの大きい箇所から順次更新していく予定である。また,街灯の設置については,交差点など人が集まる場所を優先的に行っていくとの答弁がありました。 次に,第9号議案 平成27年度福井市
宅地造成特別会計予算について委員から,
森田北東部土地区画整理事業は
換地処分まであと2年ほどだが,このペースでは難しいのではないか。これまでも事業を延長してきた経緯があるため,しっかりとした
予算措置をして進めていくべきではないかとの問いがあり,理事者から,地元からは
換地処分がおくれないよう急いでほしいという声があり,地元に対する説明を行うとともに,今後も保留地の売却に取り組み,予算については財政当局とも協議しながら引き続き対応していきたいとの答弁がありました。 次に,第14号議案 平成27年度福井市福井駅
周辺整備特別会計予算について委員から,福井駅
周辺土地区画整理事業の完了はいつごろになるのかとの問いがあり,理事者から,
西口交通広場は平成28年3月末に完成するよう整備を進めており,
土地区画整理事業は平成30年度に完了する予定となっている。県ではえち
ぜん鉄道の高架化を平成30年の
福井国体までに終えるとしており,同じような時期となるため,県とも協議しながら事業を進めていきたいとの答弁がありました。 以上が当委員会での結果並びに経過の概要でございます。
議員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わります。
○議長(
今村辰和君) 次に,
経済企業委員長 11番
堀江廣海君。 (11番
堀江廣海君 登壇)
◆11番(
堀江廣海君)
委員長報告に入る前に一言発言させていただきます。 9日に開催されました
経済企業委員会の質疑の中で,私が不適切な発言をいたしました。この場をおかりいたしまして,心よりおわび申し上げます。 去る2月24日の本会議において,
経済企業委員会に付託されました案件と,
予算特別委員会から
調査依頼を受けました案件を審査及び調査するため,3月9日に委員会を開催しましたので,その結果について御報告申し上げます。 付託されました案件は議案1件,請願2件及び12
月定例会で
継続審査となっていた陳情1件であり,審査の結果,議案は
原案どおり可決,請願はいずれも不採択,
継続審査となっていた陳情は
挙手採決の結果,
継続審査と決しました。 また,
調査依頼を受けました案件は議案8件,報告1件であり,いずれも原案は適当であると報告することに決しました。 以下,審査及び調査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。 まず,陳情第17号
労働者保護ルール改悪反対を求める
意見書提出について委員から,導入が検討されている制度は労働者を簡単に雇って簡単に解雇できるというような流れを促進するおそれがあるため,この意見書は採択すべきという意見や,この制度には
メリットもあるため不採択とすべきとの意見がある一方で,
継続審査にすべきとの意見があり,
挙手採決の結果,
継続審査と決定しました。 次に,請願第26号
TPP交渉に関する
意見書提出については,平成26年3
月定例会で同様の趣旨の意見書が採択されているため,改めてこの意見書を採択する必要はないとの意見や,国の動向を注視するため不採択とすべきとの意見があり,不採択と決定しました。 次に,請願第27号 米価対策に関する
意見書提出については,政府は既に米の需給調整を行っているので不採択とすべきとの意見があり,不採択と決定しました。 次に,
予算特別委員会からの
調査依頼案件であります第118号議案 平成26年度福井市
一般会計補正予算,商工費中,
プレミアム付商品券発行事業について委員から,
プレミアム分2,000円のうち1,000円は
小規模店舗での使用に限定するとのことだが,
小規模店舗の定義は何かとの問いがあり,理事者から,現在,
商工会議所とも協議中ではあるが,県外資本の
チェーン店や店舗面積が1,000平米以上の店舗を除いたものを
小規模店舗としたいとの答弁がありました。 次に,第1号議案 平成27年度福井市
一般会計予算,商工費中,
教育旅行誘致事業について委員から,
教育旅行について補助金を交付しているが,具体的にどのような誘致活動をしているのかとの問いがあり,理事者から,県が作成する
教育旅行についてのパンフレットの中での情報提供や,
出向宣伝等で県外を訪問した際に,
旅行事業者等への制度説明を行うなどPRに努めている。また,本市と交流のある県外の学校等に制度を説明して,活用を促しているとの答弁がありました。 次に,第16号議案 平成27年度福井市
ガス事業会計予算について委員から,平成28年度の
原料調達契約の満了に合わせた将来の
原料調達計画について問いがあり,理事者から,
契約締結当時は長期間継続して調達できるような機関が政府系の1社しかなく基本契約を継続してきたが,その間に情勢も変わり,北陸管内でも原料調達が可能になってきている。 そういった状況も踏まえて,最善の調達経路もさることながら,最安値のところとの契約を目指して今検討を重ねている状況であり,また,シェールガスなどの新たな原料や為替の動向を注視しているとの答弁がありました。 以上が当委員会での結果並びに経過の概要でございます。
議員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わります。
○議長(
今村辰和君) 次に,
教育民生委員長 15番
島川由美子君。 (15番
島川由美子君 登壇)
◆15番(
島川由美子君) 去る2月24日の本会議において
教育民生委員会に付託されました案件と,
予算特別委員会から
調査依頼を受けました案件を審査及び調査するため,3月9日及び10日に委員会を開催しましたので,その結果について御報告申し上げます。 付託されました案件は議案13件,12
月定例会で
継続審査となっていた請願1件であり,審査の結果,議案は
挙手採決を行った5件を含め,いずれも
原案どおり可決,請願は
挙手採決の結果,
継続審査と決しました。 また,
調査依頼を受けました案件は議案12件であり,
挙手採決を行った5件を含め,いずれも原案は適当であると報告することに決しました。 以下,審査及び調査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。 まず,第18号議案 福井市
総合ボランティアセンターの設置及び管理に関する条例の制定について委員から,
ボランティア活動をしている方からどういう施設ができるのかよくわからないという意見を聞くが,
センターの設置に当たりNPOや
ボランティア団体と十分に意見を交わしているのかとの問いがあり,理事者から,
各種市民団体の
代表者等を委員とした検討会を重ねることで,十分に意見交換をしてきたものの,現時点では
センターの概要が余り知られていない状況であるため,条例の制定を契機として,さらに認知が深まるよう取り組んでいきたいとの答弁がありました。 次に,第30号議案 福井市
介護保険条例の一部改正について委員から,
介護保険料の見直しに当たり,
介護給付費準備基金を3億円充当することとしているが,基金を全額取り崩して,保険料を軽減すべきではないのかとの問いがあり,理事者から,
事業規模が拡大した場合の財源を確保する必要があることや,これまでも平均3億円程度充当してきたこと,大規模な制度改正,介護報酬の
マイナス改定により,今後の利用動向が不透明であるため基金を3億6,000万円残したとの答弁がありました。 次に,請願第24号
子ども医療費助成制度の
窓口無料化について委員から,現状の
自動償還払いでは
医療機関窓口で医療費を支払えないなどの理由により診療抑制が起きているという声があることから採択すべきであるとの意見や,
窓口無料化は県下一斉に行うべきものであり,本市だけが先んじて実施する場合には問題があることから不採択にすべきであるとの意見がありましたが,現在,県や他市と継続して協議しているところであるため,現段階では
継続審査にすべきとの意見があり,
挙手採決の結果,
継続審査と決定しました。 次に,
予算特別委員会からの
調査依頼案件であります第1号議案 平成27年度福井市
一般会計予算,衛生費中,
ごみ減量化リサイクル推進事業について委員から,今年度の
リサイクル推進協力金が当初減額されたことにより,ある
地区自治会連合会からは
ごみカレンダ一もつくれないという声を聞いたが,来年度の
リサイクル推進協力金はどうなっているのかとの問いがあり,理事者から,協力金の減額は,収益源である
空き缶等の売り上げが約1,000万円減少したことによるが,その後,
地区自治会連合会などが行っている
環境美化活動に支障がないよう,減額した分の予算を確保し追加交付しており,来年度についても同程度の予算を確保する予定である。また,名称を
地域清掃美化推進協力金に改め,
空き缶等の売り上げ以外の財源も確保するとともに,地域での
清掃美化活動のほか,不法投棄の対策にも支援できる制度にするとの答弁がありました。 同じく,教育費中,
国体競技施設等整備事業について委員から,総事業費や財源はどうなっているのか,国からの補助はないのかとの問いがあり,理事者から,総事業費は約5億4,000万円であり,そのうち県から約1億2,000万円の補助,
日本スポーツ振興センターから一部助成を受ける予定である。国庫補助は施設を新設する場合に限られるため本事業は対象外になり,残りは市の負担になるとの答弁がありました。 次に,第8号議案 平成27年度福井市
簡易水道特別会計予算について委員から,
民営簡易水道を公営化するために必要な
施設改良について,市の補助率を上げるべきではないかとの問いがあり,理事者から,
施設改良には7割,滅菌設備の改良には9割を補助しており,近隣の自治体と比べて本市の補助率は高い状況であり,現在の補助率を維持したいとの答弁がありました。 これに対して委員から,
民営簡易水道については,過疎化の進展により施設の
維持管理が困難になることが予想されるため,公営化を進める施策を行ってほしいとの要望がありました。 以上が当委員会での結果並びに経過の概要でございます。
議員各位の御賛同をお願い申し上げます。
○議長(
今村辰和君) 次に,
予算特別委員長 20番
石丸浜夫君。 (20番
石丸浜夫君 登壇)
◆20番(
石丸浜夫君) 去る2月24日の本会議において
予算特別委員会に付託されました議案26件,報告1件及び市政上の
重要案件を審査及び調査するため,3月16日及び17日の2日間,委員会を開催しましたので,その審査及び調査の結果を御報告申し上げます。 付託されました議案26件,報告1件は,付託後,議長を通じ,それぞれの所管の各
常任委員会に対し,
調査依頼を行い,その調査結果の報告を受けて慎重に審査を行った結果,議案は
原案どおり可決,報告は報告どおり承認しました。 なお,第118号議案,第123号議案,第1号議案,第2号議案,第4号議案ないし第17号議案,第41号議案については,
挙手採決の結果,賛成多数により可決しました。 また,市政上の
重要案件についても,活発で真剣な論議が交わされました。 以下,審査及び調査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。 まず,
都市交通戦略について委員から,
地域公共交通活性化再生法が改正され,
地域公共交通網形成計画の策定が求められていることから,バス,鉄道と異なる
公共交通事業者の取り組みをまとめた
地域公共交通網形成計画を策定する必要があると考えるが,どのように進めるのかとの問いがあり,理事者から,現在,えち
ぜん鉄道と福井鉄道の連携計画を見直し,
地域公共交通網形成計画へ移行する準備をしているところであり,バス路線のあり方や
都市交通戦略の内容などを盛り込む形で平成27年度中に両鉄道の形成計画を策定する予定であるとの答弁がありました。 次に,ハラスメントの対応について委員から,苦情処理委員会の構成員は市の職員だけではなく,外部の方も加えてはどうかとの問いがあり,理事者から,委員構成について,当面は現在のように申し立てしやすい場として内部の職員で対応していきたい。外部委員については,今後の検討課題だと考えているとの答弁がありました。 次に,総合支所について委員から,市町村合併から10年を迎えるに当たり,今後は総合支所をどのようにしていく考えかとの問いがあり,理事者から,総合支所の組織体制を見直す予定であり,各地域審議会の意見や要望を踏まえ,関係所属とも協議しながら決定するが,基本的にはできるだけ現在の窓ロサービスの水準を維持したい。また,地形や道路等のインフラの状況を勘案し,これらを適切に
維持管理するための体制や,災害発生時の初動対応といった安全・安心面における体制の確保についても考慮していく必要があるとの答弁がありました。 次に,環境推進事業について委員から,来年度から福井市環境パートナーシップ会議が解散するが,これまで行ってきた環境フェア,環境セミナー,市民環境大学の開催といった市民への啓発は同じ程度に維持できるのかとの問いがあり,理事者から,これまで環境に関する施策は,市と協働して,福井市環境パートナーシップ会議と福井市環境推進会議の2つの団体が取り組んできたが,幅広い環境の分野に効率的に取り組むため,来年度からは福井市環境推進会議に一本化する。その中に,今まで福井市環境パートナーシップ会議が中心となって行ってきたことについて新たな部会を設置し,環境教育,啓発事業をより充実していきたいとの答弁がありました。 次に,小水力発電について委員から,小水力発電の中でも小規模なピコ水力発電装置は,通学路等に設置されている照明灯を十分に賄える発電量があるが,市内における設置の検討は行っているのかとの問いがあり,理事者から,小水力発電を通学路等の照明灯に利用するためには,近隣にそれなりの落差のある水路と設置に適した場所が必要となるなどの条件がそろうことが前提となる。現実的には設置が難しい場合が多いが,設置条件に適した地区からの要望があれば県の1市町1エネおこし事業を利用し,地域の代表者,事業者,行政から成る協議会を立ち上げて,設置について検討していきたいとの答弁がありました。 次に,生活困窮者自立支援について委員から,貧困の連鎖を断つ観点での生活困窮者自立支援制度における学習支援は,来年度,県のモデル事業から各市町での事業に変更されるが,本市ではどのように事業を実施していくのか。また,県のモデル事業における調整役についてはどのように対応していくのかとの問いがあり,理事者から,来年度は実施場所を3カ所から4カ所にふやすなど,事業の拡充を計画している。また,現在の県の事業と同様に,各会場に学習ボランティアのリーダーを配置し,それぞれの学習ボランティアが子供の学習課題や注意を要する事項など指導に必要な情報を,守秘義務を守った上で共有していくとの答弁がありました。 次に,一乗谷・東郷魅力体感プロジェクトについて委員から,一乗谷朝倉氏遺跡内に整備するレストランカフェでは,イタリア料理を提供するのが望ましいと考えるが,どのような料理を提供するのかとの問いがあり,理事者から,和食がユネスコの無形文化遺産に登録されたこともあり,基本的には和食をべ一スに,福井ならではの食材を中心に据えながら提供していきたいと考えており,レストランジャーナリストにアドバイスをいただきながらメニューを検討している。また,料理だけでなく食器やインテリアなども福井の伝統工芸を活用していきたいと考えているとの答弁がありました。 次に,若年者の雇用状況について委員から,不本意非正規雇用に対する本市独自の取り組みはどのようなものかとの問いがあり,理事者から,若者の正規雇用化のため,国のトライアル雇用が終了した後も引き続き正規に雇用する企業を支援する助成事業を行っている。また,平成26年度からは,就職支援セミナーに新しく若者就職応援コースを設け,正規雇用での就業を目指す若者を対象として,就職に対する意識の醸成やビジネスマナーなど,就職のための基礎力を養成する少人数制のセミナーを開催し,正規雇用化の促進に努めているとの答弁がありました。 次に,本市の農林水産業の現状について委員から,農地の集積が進み,一部の人によって稲作経営が行われるようになると,農村に住む住民の稲作への関心が希薄化し,高齢化や人口減少と相まって,農村社会におけるコミュニティーが崩れることを危惧するが,どのような対策を考えているのかとの問いがあり,理事者から,土地持ち非農家といった,農業に携わらない農家がふえてくると,一部の担い手だけでは,農地等の農業施設が維持できなくなることから,多面的機能支払交付金によって,非農家を含む地域全体で農地が持つ多面的機能を維持していく政策を進めていくとの答弁がありました。 次に,福井市の米価下落対策について委員から,福井市の農業や農村を守るには園芸への転換と同時に稲作も守っていくべきと考えるがどうかとの問いがあり,理事者から,本市では兼業農家が多く,兼業農家が稲作で所得を確保することは困難であると考えている。農地の集積により規模を拡大し,効率的な農業を実現するために,人・農地プランを策定し,稲作を含めた地域の農業と農村を守っていきたいとの答弁がありました。 次に,福井市総合運動公園西エリアについて委員から,
福井国体を控え,今後,ここを利用する方が多くなることが見込まれるので,初めて来られた方にも利用しやすい公園にしてほしいが,どのような対応を考えているのかとの問いがあり,理事者から,総合運動公園西エリアまでの誘導サインや,西エリア内での案内サイン,また各施設や駐車場等の配置をわかりやすく表示した案内板などの設置を来年度から計画しており,初めて利用される方や県外から訪れる方の利便性向上に努めていきたいとの答弁がありました。 次に,命の大切さの教育について委員から,学校ではどのように取り組んでいるのかとの問いがあり,理事者から,小学校では親子道徳として名前の由来や生まれたときの様子などについて親子で話し,どのように自分がこの世に生をうけ今日まで大きくなったのかを考え,自分の命と向き合い,自分がかけがえのない存在であることを認識する。中学校では実際に赤ちゃんをだっこする機会を設け,命の大切さを認識するという取り組みを行っているとの答弁がありました。 次に,図書館の今後の運営について委員から,高齢化が進む中で,今後の生きがいづくりには高齢者が多い地区の読書環境をよりよくすることも大変重要であると考えるが,移動図書館の拡充について市はどう考えているのかとの問いがあり,理事者から,現在は1台が稼働しているが,地域での滞在時間や訪問回数をふやすなど,より充実したサービスを提供するために,増車を視野に入れて検討していきたいとの答弁がありました。 次に,公明選挙について委員から,選挙に無関心な有権者が増加傾向にあるためか,昨今は選挙の投票率が低い状況であるが,投票率を上げるための取り組みにはどのようなものがあるのかとの問いがあり,理事者から,今回の統一地方選挙では,選挙に関心を持ってもらえるよう,市政広報への掲載を初め,市庁舎本館に横断幕,期日前投票所にのぼり旗,アオッサにタペストリーを設置するとともに,ケーブルテレビやラジオ放送,選挙公報の全戸配布,市の清掃車や広報車による音声でのPRのほか,防災行政無線による投票の呼びかけなど,さまざまなメディアを活用し,市民に投票を呼びかけていくとの答弁がありました。 以上が当委員会での結果並びに経過の概要でございます。
議員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わります。
○議長(
今村辰和君) 以上をもちまして各
常任委員会及び
予算特別委員会の審査結果報告は全部終了しました。 ただいまの各
委員長報告に対し,質疑を許可します。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結します。 お諮りします。 第3号議案,第20号議案,第21号議案,第25号議案ないし第29号議案,第31号議案ないし第38号議案,第40号議案,第119号議案ないし第122号議案,第124号議案ないし第127号議案,第36号報告,請願第24号,陳情第17号については,討論の通告がございませんので,直ちに採決したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 それでは,採決します。 第3号議案,第20号議案,第21号議案,第25号議案ないし第29号議案,第31号議案ないし第38号議案,第40号議案,第119号議案ないし第122号議案,第124号議案ないし第127号議案,第36号報告,請願第24号,陳情第17号に対する各委員会の審査結果は,お手元の報告書のとおり,それぞれ可決,承認,
継続審査であります。 お諮りします。 以上の各案件は各委員長の報告どおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 それでは,第1号議案,第2号議案,第4号議案ないし第19号議案,第22号議案ないし第24号議案,第30号議案,第39号議案,第41号議案,第42号議案,第118号議案,第123号議案,請願第26号ないし請願第29号については,討論の通告がありましたので許可します。 32番 西村公子君。 (32番 西村公子君 登壇)
◆32番(西村公子君) 日本共産党議員団の西村公子です。私は,ただいま討論の対象となっております第1号議案 平成27年度福井市
一般会計予算を初め,新年度予算関係の16の議案と
介護保険料値上げのための
介護保険条例の一部改正など条例の制定や改正など6つの議案,そのほか西口再
開発ビル内の2つの公共施設の
指定管理者の指定や補正予算関係で5つの議案について反対の立場から,また,請願第26号から請願第29号については採択するべきとの立場から,不採択とした
委員長報告に反対し,日本共産党議員団を代表し,一括して討論を行います。 まず,平成27年度の各会計予算と関係する条例,平成26年度,平成27年度の補正予算の問題点などの,主な反対理由を述べます。 保育園や学校,市営住宅や木造住宅などの耐震化を進めることや児童クラブの設置,拡充に関する予算など市民要求を反映したものは賛成ですが,市民負担をふやすことや不要不急の大型公共事業優先の予算には反対です。 第1に,安倍政権が進めている消費税の増税やアベノミクスによる物価高,年金削減や医療,介護など市民負担がふえ,中小零細業者の経営も地域経済も厳しい状況の中で,
介護保険料や保育料の負担をふやす予算になっていること,切実な市民要求が反映されていないことです。
介護保険料の改定では,一部低所得者の軽減はありますが,基準月額を9.7%引き上げるもので,約7万人の保険料が値上げになります。前回,3年前の26.4%の値上げに続くもので,市民からは負担が重く,生活が苦しいとの声が上がっていることに対して,市として値上げを抑える対策がとられておらず,十分な検討も行われていません。 一方,幼稚園や保育所など4月から子ども・子育て支援法に基づき,この制度に移行する市立幼稚園の保育料の値上げ,また,年少扶養控除の廃止に対して,市として影響を緩和する対策がとられておらず,全体として保育料の値上げになります。 市民生活が厳しい中で,値上げを押しつけるやり方には反対であり,市としての軽減策を行うよう強く求めます。 また,国民健康保険税や
介護保険料などの負担が重く,生活が苦しいという市民がふえている中で,制裁措置として行っている国保税の滞納世帯に対する資格証明書の発行の割合が,全国平均7%に対して,福井市が21%と異常に多い状況です。差し押さえ件数も,年2,200件程度が続いており,改善していません。 値上げを繰り返すやり方は悪循環であり,高過ぎる国保税の引き下げ,低所得者減免こそ行うべきです。 また,市民要求である
子ども医療費助成制度の
窓口無料化については,さきの県議会に提出されていた一般社団法人福井県医師会などからの請願が全会一致で採択されたそうですが,障害者など医療費助成制度全体の
窓口無料化に早急に取り組むよう求めます。 第2に,市民負担をふやす一方で,不要不急の大型公共事業を優先する予算や無駄遣いが改善されていないことです。 予算の中心に据えられているのは,北陸新幹線整備と福井駅周辺の西口再開発事業や観光地の整備です。北陸新幹線整備に1億1,000万円,西口再
開発ビルの建設と自然史博物館分館や観光関連施設などでざっと30億円,
西口交通広場の高額なシェルターを含む整備費に18億円,観光地の整備にざっと4億円,これらだけで53億円にもなります。 北陸新幹線延伸は,急ぐ必要はない,要らないと考えている市民が多く,それに伴う並行在来線のJR北陸本線買い取りの負担,利便性などどうなるのか,市民に明らかにせず,新幹線ありきで進めることは許されません。特急列車の存続やJR北陸本線はJRの責任で運営することこそ市民の願いであり,市が国,県に求めるべきです。 また,観光施設整備としてガラガラ山総合公園のキャンプ場やドッグラン等の整備に2年間でおよそ4億円をかける計画ですが,市民からは必要性も含めて疑問の声が上がっています。年間利用者が3,000人に満たない施設について,ニーズ調査なども行わずにやろうというのは,余りにも無謀であり,根本的に再検討するべきです。 また,多額の税金投入で進めてきている
土地区画整理事業ですが,北部第七,市場周辺,森田北東部の3地区を合わせると,総事業費は700億円を超えるものです。地価下落による影響は,3地区全体で94億円にもなります。保留地処分も,北部第七と市場周辺は9割程度ということですが,平成28年度までの事業計画になっている森田北東部は5割程度です。この財源不足を,今,国の補助金でつないでいる状態で,これも多額の借金をふやす要因になっています。 不要不急の大型公共事業の見直しを強く求めます。 また,西口再
開発ビル4階に
総合ボランティアセンターを整備することについて,これまで条例に基づいて市民協働を進めるためのNPO支援
センターがアオッサにありますが,なぜ別にボランティア
センターをつくる必要があるのか,理解できません。
ボランティア団体やNPO団体と十分協議されておらず,市民の理解が得られている状況でもありません。窓口が2つになることで,NPO支援
センターの役割も曖昧になり,市民協働の理念そのものが希薄になっていくのではないかとの懸念の声も聞かれます。市と関係者の十分な協議を早急に行うことを求めます。 また,市民から無駄遣いと批判の強い市議会の海外視察を続けていること,また新年度に政務活動費で海外視察に行けるようにするためのマニュアルの検討を行うことは,市民世論に逆行するもので認められません。 第3に,産業振興,地域経済を立て直していく市独自の視点,施策が見られないことです。 この間の大幅な米価下落によって農家の生活と経営が脅かされている状況ですが,市は所得が減少して厳しいという認識を示しながら,国が行っている対策以外,市の独自策は全くないという状況です。国が平成26年度は,ナラシ対策の特例措置で生産調整に協力していた場合,下落額の4割を補填するということですが,ここ2年間で米価が60キログラム当たり4,000円も下がったことから見れば,ほんのわずかにすぎません。米の再生産に必要な金額は,60キログラム当たり1万6,000円ほどと言われていますが,このまま推移すれば,廃業する農家がさらにふえることになります。国のTPPを前提にした米政策からの撤退そのものが問題であり,請願で出されている需給と価格の安定に責任を持つ米政策を国に求めること,米の直接支払交付金の半減措置,米価変動補填交付金をもとに戻すことを国に求めることは,農家の生活と経営を守るために必要なことであり,市の基幹産業を守るためにも必要です。国に対する要求とあわせて,津軽地方で行っているような市の対策を強く求めるものです。 また,新年度予算で大阪本社の大手企業1社に対して1億円の企業立地助成金が組まれていますが,これまで行ってきた県外の大手
企業優遇のやり方を改め,市内で地域に根を張って頑張っている中小企業,産業を応援する内容に見直すことが必要です。私の一般質問の回答で,移転,増設などにも支援する一定の見直しを行うということですが,県外からの大手
企業優遇の制度全体の検証と見直しを求めます。 また,限られた地域しか対象にならないまちなか住まい支援事業を市全体が対象となるよう改善し,住宅リフォーム助成制度を実施するよう求めます。 第4に,行政改革として職員の退職手当の削減や
指定管理者制度など民営化の推進,総合支所の見直しを進めるとしていることです。 職員の退職手当の支給水準の段階的引き下げを平成25年度から平成27年度まで行うことになっています。1人当たり400万円もの引き下げになり,余りにも影響が大きいので,調整月額を改正する措置をとることになっています。 これまで給与水準も大幅に引き下げている中で,職員の生活や地域経済へも影響を及ぼしています。今,賃上げが必要と言われている中で,逆行したやり方は認められません。また,共済会への市の交付金も廃止するとしていますが,民間でも互助会などに企業が支援しているし,県内自治体でも廃止しているところがまだ少ない状況であり,続けるべきです。 また,
指定管理者制度などこれまで行われている民営化を見ると,財政負担を減らすことだけで,民営化による弊害や問題点,情報開示や雇用,労働条件などが検証されているとは思えません。今回,
にぎわい交流施設,自然史博物館分館の
指定管理者の指定については,市が直営で運営すべきとの考えから反対です。 また,総合支所の見直しというのは,これまでの経緯から見れば廃止の方向ですが,合併した3地区の住民には,総合支所がなくなれば過疎化が一層進んで,住めなくなってしまうのではないかとの不安の声が広がっており,存続,充実こそ行うべきです。 次に,国の教育委員会制度改正による第22号議案及び第24号議案の条例制定と一部改正について述べます。 国の教育委員会制度改正は,教育委員長と教育長を一本化し,首長が直接教育長を任命するとしています。教育委員会から教育長の任命権も教育長を指揮,監督する権限も奪うものです。 日本教職員組合や全日本教職員組合,日弁連,識者などから反対の声が上がっていますが,教育委員会は形だけになり,首長が直接教育に介入することを容認し,教育の政治的中立性を脅かすことになり,憲法が保障している教育の自由と自主性を侵害することにつながるものであり,断じて認められません。 最後に,請願第28号及び請願第29号について,いずれも高浜原発3,4号機の再稼働について慎重な対応を国に求めるもの,また県に対して反対する
意見書提出を求めるものですが,採択するべきです。 2つの請願で指摘されているように,福島の現状を踏まえて,過酷事故による住民の避難計画が完備されていないことからも,また,
原子力規制委員会の田中委員長が「安全だということは申し上げない」と発言していることからも,高浜原発3,4号機の再稼働は認めないでほしい,慎重な対応をしてほしいというものです。 この若狭湾周辺は,活断層が集中しているところに15基もの原発が集中しています。同時多発事故を起こす危険性,問題については規制委員会での審査は行われていません。理事者の見解の中でも絶対的安全性が求められるのであれば,再稼働は認められないということになります。 ところが,
総務委員会の審議では,採択するべきとの意見は出されましたが,不採択にするべきという意見が何ひとつ出されていないのに,挙手多数で不採択にしたことは,全く道理のないやり方であり,市民の理解が得られるものではありません。 以上,主な反対理由を述べまして,日本共産党議員団を代表しての私の討論を終わります。
○議長(
今村辰和君) 以上で討論を終結します。 それでは,採決します。 第1号議案,第2号議案,第4号議案ないし第19号議案,第22号議案ないし第24号議案,第30号議案,第39号議案,第41号議案,第42号議案,第118号議案,第123号議案,請願第26号ないし請願第29号に対する各委員会の審査結果は,お手元の報告書のとおり,それぞれ可決,不採択であります。 お諮りします。 以上の各案件は,各委員長の報告どおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立) 着席してください。 起立多数であります。よって,そのように決しました。──────────────────────
○議長(
今村辰和君) 次に,日程3 第128号議案
固定資産評価審査委員会委員の選任についてを議題とします。 提出者の提案理由の説明を求めます。 (市長 東村新一君 登壇)
◎市長(東村新一君) ただいま上程されました第128号議案
固定資産評価審査委員会委員の選任について提案理由の御説明を申し上げます。
固定資産評価審査委員会委員の小池平造氏が3月31日をもって任期満了になります。つきましては,その後任に酢田裕子氏を選任したいと存じますので,地方税法第423条第3項の規定により議会の御同意を賜りますようお願い申し上げます。 酢田氏は,人格,識見ともに
固定資産評価審査委員会委員として適任と存じますので,よろしく御審議の上,御同意を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
今村辰和君) ただいまの説明に対し,質疑を許可します。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結します。 お諮りします。 ただいま議題となっております第128号議案については,会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略し,直ちに採決したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 それでは,採決します。 第128号議案
固定資産評価審査委員会委員の選任については,酢田裕子君を選任することに同意を求められております。これに同意することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 ただいま
固定資産評価審査委員会委員の選任に同意を得られました酢田裕子君から御挨拶を受けることにします。
◎酢田裕子 君 ただいま議会の御同意をいただきまして
固定資産評価審査委員会委員に御選任賜りました酢田でございます。 固定資産評価審査委員会は,市税の中で大きな割合を占める固定資産税について,その評価額に対する不服の申し立てを審査する機関であり,極めて大きな責務を担うものと認識しております。大変微力ではございますが,任期の間,委員としての職務に誠実に向き合い,その責務を果たしてまいりたいと存じておりますので,これからも御指導,御鞭撻賜りますようお願い申し上げまして,簡単ではございますが御挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。(拍手)──────────────────────
○議長(
今村辰和君) 次に,日程4 市会案第37号
福井市議会委員会条例の一部改正についてを議題とします。 提出者の提案理由の説明を求めます。 (25番 見谷喜代三君 登壇)
◆25番(見谷喜代三君) ただいま上程されました市会案第37号
福井市議会委員会条例の一部改正について,提案理由の説明を申し上げます。 本案は,地方教育行政の組織及び運営に関する法律が一部改正されたこととあわせ,地方自治法が一部改正され,それに伴って
福井市議会委員会条例第21条中,「教育委員会の委員長」を「教育委員会の教育長」に,また,同条中,「法令又は条例」を「法律」に改めるものであります。
議員各位の御賛同をお願い申し上げ,提案理由の説明といたします。
○議長(
今村辰和君) ただいま説明のありました市会案第37号について質疑を許可します。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結します。 お諮りします。 ただいま議題となっております市会案第37号については,会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略し,また,討論の通告がございませんので直ちに採決したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 それでは,採決します。 市会案第37号については原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立) 着席してください。 起立多数であります。よって,そのように決しました。 以上をもちまして本日の議事日程は全部終了しました。 ただいま市長から発言を求められておりますので,許可します。 (市長 東村新一君 登壇)
◎市長(東村新一君) 議長のお許しをいただきまして,平成27年3月福井市議会定例会の閉会に当たり,御挨拶を申し上げます。 議員の皆様には,2月24日の開会以来,平成27年度
一般会計予算を初め,条例制定など提出いたしました各議案につきまして慎重かつ熱心に御審議をいただき,妥当な御議決をいただきましたことに心から御礼申し上げます。 本定例会を通じていただきました
議員各位の御意見や御提案を諸施策の中で反映できるよう最善を尽くす所存でございます。今後ともより一層の御支援をお願い申し上げます。 さて,先週,市内の小・中学校では,卒業式が一斉に行われました。子供たちの元気な顔を拝見し,安全で安心な教育環境を確保することの重要性を改めて認識しているところでございます。 本市では,教室の暑さ対策事業として,全ての小・中学校へのエアコン設置を平成25年度に完了し,さらに校舎や体育館の耐震化につきましても,平成27年度には全て完了するなど,教育環境の充実に積極的に取り組んでまいりました。また,人口急増地区における教室不足の解消,さらには災害時の避難場所としての役割も担う体育館のバリアフリー化や照明器具等の落下防止対策にも取り組むなど,今後も学力,体力日本一にふさわしい教育環境の確保に努めてまいります。 また,子供たちの夢を育む学習の場ともなります自然史博物館分館につきましては,いよいよ新年度から展示物の製作,設置やドームシアターの施工に着手いたします。さらに,来年春のオープンに合わせて制作する記念映画につきましても,一乗谷朝倉氏遺跡や足羽山,養浩館庭園などを舞台に来月から撮影が始まります。公募の市民エキストラを含め,約100人のキャストが出演し,ドームシアターの特性を最大限に生かした高画質で360度全方向に映像が広がる,全編実写の臨場感あふれるこの作品を福井の魅力発信の新たなツールとしてしっかりと仕上げてまいりたいと考えております。 ところで,先週の土曜日,北陸新幹線の長野-金沢間が開業いたしました。在京テレビ局や雑誌などのメディアが,新幹線開業前から連日こぞって特集を組むなど,首都圏を初め全国で北陸がことし一番の話題となっております。開業日当日,沿線の各駅は祝賀ムードに包まれる中,大勢の人であふれる様子が報道されておりました。福井市といたしましても,この北陸新幹線開業を好機と捉え,金沢からもう一歩足を延ばしていただけるよう,県外への出向宣伝や旅行会社へのアプローチなど,観光PR活動を強化しているところです。また,玄関口となるJR福井駅構内には,新幹線開業日の14日から旅のお手伝い役となる観光コンシェルジュを配置し,駅前商店街も桜色の歓迎フラッグで飾りつけするなど,これまで以上にお客様をお迎えする雰囲気づくりにも努めております。 さらに,同じ日に運行を開始しましたまちなか観光周遊バス「さくら号」は,人気アニメのキャラクターで車体をデザインするなど,新たな観光客の掘り起こしにも努めているところでございます。 今後は,まちなかの歴史資源をつなぐ回廊サインや
グリフィス記念館の整備を行うなど,4月のふくい春まつりから秋の北陸デスティネーションキャンペーン,そして来年春の福井駅西口再
開発ビルの完成まで,切れ目なくさまざまな施策を展開し,例年にも増して県外からの誘客を図ってまいりたいと考えておりますので,
議員各位のお力添えをお願い申し上げます。 結びになりますが,
議員各位におかれましては,この定例会が今の任期の最後の議会となるわけでございます。今期を最後に勇退されます方々におかれましては,長年にわたり市勢の発展に御尽力をいただき,その御功績に心からの敬意と感謝を申し上げます。今後とも健康に留意され,市勢の発展のため,なお変わらぬ御支援をいただきますようお願い申し上げます。 また,県議会に活動の場を移される方々におかれましては,めでたく当選され,一層の御活躍を御期待申し上げますとともに,福井市との橋渡し役としても御尽力いただきますようお願い申し上げます。そして,引き続き,福井市議会議員に立候補されます皆様には,全員がめでたく当選の栄に浴され,再びこの場で福井市議会議員として県都福井市の発展のために御活躍いただきますようお願い申し上げまして,お礼の挨拶といたします。ありがとうございました。
○議長(
今村辰和君) ここで,今任期をもって勇退されます議員を御紹介いたします。 山口清盛議員,宮崎弥麿議員,西本恵一議員,峯田信一議員。 なお,山口清盛議員につきましては,病気療養中により本日欠席しておりますが,勇退する旨の連絡を受けております。皆さんによろしくお伝えくださいとのことでありました。 それでは,恐れ入りますが,勇退されます議員の皆様は前へ御整列ください。 それでは,皆様から御挨拶を願うことにします。
◆28番(宮崎弥麿君) 挨拶をしろということでございますけれども,御礼を言うのか,お別れを言うのか,ちょっとわかりませんが,今,私の思っていることを若干申し上げて最後の挨拶としたいと思います。 私は,今現在,75歳であります。75年の人生のうち35年間を警察官として勤めさせていただきましたし,あとは20年間の議員生活でございます。この合わせて55年間の生活,そのときは,人間形成の上でも,社会人として生きていく上でも,大変勉強になりました。議員生活の中では,生死を分けるような大変な病気もいたしましたし,苦労もいたしましたけれども,今現在は大変元気であります。そして,気持ちも日本晴れのようなすがすがしい気持ちで,今ここに立たせていただいております。しかしながら,世相は大変厳しい時代に入ってるのではないかと思っております。 そういった中で,福井市民のために,議員の皆さん,また理事者の皆さん,これからも頑張っていただきたいという思いと同時に,頑張っていただくその裏には,それぞれの皆さん方が身を正しくして,そして市民の立場に立ったものの考え方をしていただきたいと思います。私は20年間,一貫して,議会は市民のためであるという思いの中で過ごさせていただきました。これからも一市民として皆さんの御活躍をチェックさせていただきたいと思いますし,理事者の皆さん方には,いい福井市をつくるために最善の努力をお願いしたい,そんなことを思いながら,長い間お世話になった皆様方に対して心からの御礼を申し上げ,御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)
◆22番(西本恵一君) 公明党の西本恵一でございます。 3期12年間,本当に私,浅学非才で,未熟でございましたが,多くの皆様に支えられまして,市議会議員として務めを全うすることができました。心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。 振り返ってみれば,歩いて市民の声を聞き,そして動く,これが私の市議会議員としての最大の活動だったと思います。おかげさまで,きょうまでの12年間で市民の皆様からいただいた御要望の件数は4,700件余りになりました。私はパソコンが得意でございますので一件一件入力して,どのような方から御相談いただいて,どのように対応してきたか,一つ一つ管理しているところでございます。したがいまして,その解決のために,理事者の皆様には,その対処にお手数をおかけし,また労をとっていただきました。本当に感謝申し上げます。御礼を申し上げたいと思います。また,議員の皆様方には叱咤激励,御指導を賜りましたことに,心から感謝申し上げます。 なお,今後につきましては,役割を変え,2週間後に告示されます県議会議員選挙に挑戦いたします。今まで以上に私のキャッチフレーズであります,皆様の声を聞いて書いて話して動いて,そして学んで,県民の皆様が安心して暮らしていけるように全力を尽くしてまいりたいと思っているところでございます。 最後に,福井市並びに福井市議会の皆様方の御発展と,ここにいらっしゃる現職の皆様が,再びこの議席に戻られることを心から祈念申し上げまして,私の御挨拶とさせていただきます。まことにお世話になりました。ありがとうございました。(拍手)
◆13番(峯田信一君) 改めまして,皆様,こんにちは。ただいま御紹介いただきました峯田でございます。私ごとではございますが,本定例会をもちまして最後の御挨拶とさせていただきます。 市議会議員となりまして2期8年,私自身,少し短いかなと感じつつ,一抹の寂しさを禁じ得ません。この間,議員の皆様には叱咤激励をいただきまして,まことにありがとうございました。また,市長を初め理事者の皆様には,市民の皆様からお受けいたしました御意見,御要望等を真摯に受けとめていただきまして,本当にありがとうございました。 私も,西本議員と同じく,4月から新たなステージに向けてチャレンジしたいと思います。今後とも皆様方の御指導,御鞭撻をよろしくお願い申し上げます。 最後になりますが,福井市,福井市議会のますますの御発展と御健勝をお祈りいたしまして,御礼の御挨拶にさせていただきます。まことにありがとうございました。(拍手)
○議長(
今村辰和君) ありがとうございました。いま一度,勇退される議員の皆様方に盛大な拍手をお願いいたします。(拍手) それでは,議席にお戻りください。 それでは,今期最後の福井市議会定例会を閉会するに当たり,議長のゆえをもちまして私からも一言御挨拶を申し上げます。甚だ高いところからではございますが,お許しをいただきまして,しばらく御清聴をお願いいたします。 去る2月24日から25日間の会期で開催されました任期最後の本3
月定例会では,
議員各位の熱心な御審議をいただき,また,議会運営面での温かい御協力を賜り,平成27年度各会計予算を初め,各種重要議案の成立を見ましたことに対し,議長といたしまして,まず心より深く感謝を申し上げます。 さて,日本経済は,2008年秋のリーマン・ショック以降,世界的な金融危機の影響を受けて,大変厳しい状況が続いておりましたが,アベノミクス改革により立ち直りの兆しが見え始めているところであります。しかしながら,地方においては,いまだ景気回復を実感するまでには至っておりません。国においては,経済の再生と財政の健全化の両立を実現するための平成27年度予算案の中において,安倍内閣が最重要課題と位置づけている地方創生に対し,7,000億円を超える予算が充てられており,我々地方にとっては,今後の
人口減少対策,地域経済の活性化に向けた大きな分岐点になる1年ではないかと思っております。 このような中,東村市長を初め理事者各位には,今後の人口減少や地方交付税等の減額などによって限られた本市財源のもとで財政健全化を目指して,これまで以上に緊張感を持って,めり張りのある行政運営に取り組んでおられることに対し,深く敬意を表し,感謝を申し上げる次第でございます。今後も理事者各位におかれましては,これまで4年間での議員の一般質問及び各委員会の
委員長報告等で出された要望,意見を十二分に尊重され,市民の信頼に応え,希望と安心のふくいを目指すために行政の推進に当たりましてはさらに創意工夫を凝らし,有効かつ適切な市政運営に当たられますよう,重ねてお願いを申し上げる次第でございます。 さて,平成23年4月,市民の負託を受けて当選して以来,早くも4年の歳月が過ぎようといたしております。この間を顧みますと,東北,関東地方の各都市に大きな被害をもたらした平成23年の東日本大震災の際には,福井市は被災地へ義援金や物資を輸送,また消防職員を初めとした多くの職員を派遣しました。また,我々議員も被災地に赴き,
ボランティア活動に参加し,その後,安全安心な
まちづくり対策特別委員会を設置し,防災体制や原子力災害への対応などの調査研究をしてまいりました。福井市においても,昨年,福井豪雨から10年が過ぎ,この豪雨を教訓としてさらに災害に強い
まちづくりに取り組んでいるところであります。今後とも市民の生命,財産を守るための諸施策の充実に意を配していただきたいと願っております。 また,本市においては,ほかの自治体と同様に税収の減少や市債残高の増など非常に厳しい財政状況の中で,耐震補強や冷暖房などの改修を行った市体育館のリニューアルオープン,新佐佳枝ポンプ場竣工,小・中併設校から安居中学校が移転開校,中藤小学校が移転開校,この春には明道中学校の新校舎が供用開始,また全ての幼稚園,小・中学校の普通教室にエアコンを設置するなど,市民が必要とする多くの施設の完成,充実を図りました。 また,広告賞受賞やCMとの連携により,一乗谷朝倉氏遺跡のPR,一乗谷ディスカバリープロジェクトメンバー第1号にバイオリニストの葉加瀬太郎氏を任命するなど,積極的にプロジェクトを展開し,一乗谷の観光イメージを新しくつくり,観光客を大幅に増加させました。改めて各位の御努力,御尽力に感謝申し上げますとともに,御同慶にたえない次第でございます。 ところで,東村市長におかれましては,2期目も終盤を迎えられ,精力的に御活躍いただいているところでございます。平成24年度から5年間,福井市の
まちづくりの指針となる第六次福井市総合計画をスタートさせました。自然・活気・誇りにみちた人が輝く
まちづくりを進めていくことで,福井市に住んでいる人にとっては,このままずっと住み続けたいと思えるまち,市外の人は福井市に行ってみたい,住んでみたいと思えるまち,進学,就職などで福井市を離れた人は帰りたいと思えるまちを目指しています。 このような中,3月14日には,北陸新幹線が金沢まで開業しました。金沢-敦賀間の開業を予定より3年前倒しするというものの,金沢開業から8年のギャップがあり,平成30年の
福井国体の開催を控え,交流人口の拡大を図り,地域経済の活性化につなげるため,市を挙げて県都の玄関口にふさわしいにぎわいの拠点づくり,また観光資源の磨き上げや本市の魅力発信など諸施策に取り組まれております。 福井駅西口の再開発事業は,平成28年春の完成を目指して着々と工事が進められているところで,西口駅前広場の整備も並行して進んでおります。完成の暁には,プラネタリウムドームシアター施設を併設する再
開発ビルや屋根つき広場,電車やバスの発着場の新設等,福井駅西口周辺の景観が一変することになり,県都福井市の玄関口として新たな姿に生まれ変わるのを大変楽しみにしております。 また,ハード面だけでなくソフト面でも福井市は変わろうとしております。市を訪れるお客様を温かくお迎えするため,つるつるいっぱいのおもてなしをキャッチフレーズに,おもてなし市民運動を展開していますが,本市を訪れる方々にあふれんばかりのおもてなしを感じていただき,来てよかった,また訪れたいと思ってもらえる
まちづくりに,理事者と議会はもとより,官民一体となって取り組んでいかなければならないと考えております。 数え上げれば枚挙にいとまがありませんが,これからの時代に常に先を見据え,変遷する出来事に対応していかなければなりません。 東村市長には,強い行政手腕とリーダーシップを発揮され,さらなる福井市の発展のため,本市を力強く牽引していただくことを念願いたします。 さて,地方分権が叫ばれて久しい今日ですが,議会に目を向けますと,議会は住民の代表たる二元代表制の一翼を担うものとして,執行機関の事務執行に対し,福井市の将来を見据えた視点で監視を行う責務を負います。 また,議会の権限である議決権の行使に当たっては,福井市の進む道を決定するという自覚を持つとともに,大きな責任を担っていることを忘れてはいけません。 我々福井市議会では,平成24年12月に福井市議会の目指すべき姿として,「開かれた議会,市民に身近で信頼される議会」と,「監視機能と政策立案機能の向上,進んで行動する議会」の2つを掲げ福井市議会基本条例を制定しました。 翌年,施行後は,議決責任を果たすべく議会報告会の開催,また,福井市議会だより編集委員会を新たに設置しての福井市議会だよりの編集発行,本会議等のインターネット中継の実施などに取り組んでまいりました。今後も議員それぞれがこれまで以上に市民の声に耳を傾け,議会活動,議員活動を行うとともに,日々自己研さんに努めながら,市民に開かれた議会,親しまれる議会を目指し,新たな気持ちで議会改革に取り組んでいただきたいと念願しております。 ところで,我々議員の任期は5月1日をもって満了いたしますが,市勢の発展に数々の業績を残され,それぞれの分野で転身また勇退される各位におかれましては,今後も健康に留意され,引き続き温かい御指導,御鞭撻を賜りますよう,特にお願い申し上げます。 また,間近に迫りました選挙に出馬を予定されている各位におかれましては,全員が当選の栄をかち取られ,そろって再びこの議場で相まみえますよう格段の御健闘をお祈り申し上げます。 最後に,任期の終わりに臨み,市民のお一人お一人が安心と安全を実感でき,家族が笑顔で生活できる福井になりますよう,本市のますますの発展,また各位御一同の御健勝と御多幸をお祈り申し上げますとともに,昨年6月,議長就任依頼,皆様方にはいろんな面で御指導,御鞭撻を賜りましたことに対し,衷心より感謝と御礼を申し上げまして,私の挨拶といたします。 ここで大変僣越ではございますが,今後の福井市のますますの発展,あわせて福井市議会の議員のさらなる充実を祈念申し上げまして,万歳の発声をいたしたいと存じますので,御唱和をお願いいたします。 皆さん,御起立願います。 それでは,御参会いただいております皆様方の今後さらなる御健勝,御活躍,そしてこの福井市がますます発展されますことを祈念申し上げまして,万歳。万歳。万歳。 ありがとうございました。(拍手) 御着席ください。 以上で会議を閉じます。 これをもちまして平成27年3月福井市議会定例会を閉会します。 午後3時15分 閉会 地方自治法第123条第2項の規定により,本会議の顛末を証するため,ここに署名する。福井市議会議長 平成 年 月 日署名議員 平成 年 月 日署名議員 平成 年 月 日
△〔参照〕 各
委員会審査結果報告書 総 務 委 員 会番 号件 名審査結果第21号議案福井市消防長及び消防署長の資格を定める条例の制定について原案可決第23号議案福井市
職員共済会設置条例の一部改正について〃第24号議案福井市非常勤の特別職職員の報酬等に関する条例及び福井市教育長の給与等に関する条例の一部改正について〃第25号議案職員の退職手当に関する条例の一部改正について〃第26号議案福井市行政手続条例の一部改正について〃第37号議案福井市消防団条例の一部改正について〃第40号議案
福井坂井地区広域市町村圏事務組合規約の変更について〃請願第28号
高浜原子力発電所3・4号機の再稼働について慎重な対応を求める
意見書提出について不採択請願第29号住民を守る避難計画が完備されない中で高浜原発3・4号機の再稼働に反対する
意見書提出について〃 建 設 委 員 会番 号件 名審査結果第34号議案福井市手数料徴収条例の一部改正について原案可決第35号議案福井市特別用途地区建築条例の一部改正について〃第36号議案福井市下水道事業の設置等に関する条例の一部改正について〃第39号議案福井市
にぎわい交流施設の
指定管理者の指定について〃第127号議案市道の路線の認定について〃 教 育 民 生 委 員 会番 号件 名審査結果第18号議案福井市
総合ボランティアセンターの設置及び管理に関する条例の制定について原案可決第19号議案福井市特定教育・保育施設等の利用者負担に関する条例の制定について〃第20号議案福井市子ども一時預かり所の設置及び管理に関する条例の制定について〃第22号議案福井市教育長の職務に専念する義務の特例に関する条例の制定について〃第27号議案福井市交通災害共済基金条例及び福井市特別会計条例の一部改正について〃第28号議案福井市市民協働の推進及び非営利公益市民活動の促進に関する条例の一部改正について原案可決第29号議案福井市社会福祉施設設置条例の一部改正について〃第30号議案福井市
介護保険条例の一部改正について〃第31号議案福井市指定地域密着型サービスの事業の人員,設備,運営等に関する基準を定める条例の一部改正について〃第32号議案福井市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員,設備,運営等及び指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正について〃第33号議案福井市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部改正について〃第38号議案福井市学校寄宿舎設置条例の一部改正について〃第42号議案福井市自然史博物館分館の
指定管理者の指定について〃(
継続審査案件) 請願第24号
子ども医療費助成制度の
窓口無料化について
継続審査 経 済 企 業 委 員 会番 号件 名審査結果第126号議案福井市水仙寮の設置及び管理に関する条例の廃止について原案可決請願第26号
TPP交渉に関する
意見書提出について不採択請願第27号米価対策に関する
意見書提出について〃(
継続審査案件) 陳情第17号
労働者保護ルール改悪反対を求める
意見書提出について
継続審査 予 算 特 別 委 員 会番 号件 名審査結果第1号議案平成27年度福井市
一般会計予算原案可決第2号議案平成27年度福井市国民健康保険特別会計予算〃第3号議案平成27年度福井市国民健康保険診療所特別会計予算〃第4号議案平成27年度福井市後期高齢者医療特別会計予算〃第5号議案平成27年度福井市介護保険特別会計予算〃第6号議案平成27年度福井市交通災害共済特別会計予算〃第7号議案平成27年度福井市競輪特別会計予算〃第8号議案平成27年度福井市
簡易水道特別会計予算〃第9号議案平成27年度福井市
宅地造成特別会計予算〃第10号議案平成27年度福井市中央卸売市場特別会計予算原案可決第11号議案平成27年度福井市駐車場特別会計予算〃第12号議案平成27年度福井市集落排水特別会計予算〃第13号議案平成27年度福井市地域生活排水特別会計予算〃第14号議案平成27年度福井市福井駅
周辺整備特別会計予算〃第15号議案平成27年度福井市下水道事業会計予算〃第16号議案平成27年度福井市
ガス事業会計予算〃第17号議案平成27年度福井市水道事業会計予算〃第41号議案平成27年度福井市
一般会計補正予算〃第118号議案平成26年度福井市
一般会計補正予算〃第119号議案平成26年度福井市国民健康保険特別会計補正予算〃第120号議案平成26年度福井市介護保険特別会計補正予算〃第121号議案平成26年度福井市競輪特別会計補正予算〃第122号議案平成26年度福井市簡易水道特別会計補正予算〃第123号議案平成26年度福井市宅地造成特別会計補正予算〃第124号議案平成26年度福井市駐車場特別会計補正予算〃第125号議案平成26年度福井市福井駅周辺整備特別会計補正予算〃第36号報告専決処分の承認を求めることについて
(平成26年度福井市ガス事業会計補正予算)承認...