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12月26日-05号

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  1. 福井市議会 2012-12-26
    12月26日-05号


    取得元: 福井市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-29
    平成24年12月定例会               福井市議会会議録 第5号           平成24年12月26日(水曜日)午後1時31分開議〇議事日程 日程1 会議録署名議員の指名 日程2 議会改革特別委員会付託案件について 日程3 第85号議案ないし第113号議案,第41号報告,請願第4号,請願第9号ないし請願第11号,陳情第10号 日程4 予算特別委員会継続調査について 日程5 市会案第11号 妊婦健診と,ヒブ・小児用肺炎球菌子宮頸がん予防ワクチンへの2012年度と同水準の公費助成を国に求める意見書について 日程6 市会案第12号 福井市議会基本条例の制定について 日程7 市会案第13号 福井市議会の議決すべき事件等に関する条例の制定について 日程8 市会案第14号 福井市議会委員会条例の一部改正について 日程9 人権擁護委員候補者の推薦について──────────────────────〇出席議員(32名) 1番 中村 綾菜君   2番 田中 義乃君 3番 後藤 裕幸君   4番 伊藤 洋一君 5番 玉村 正人君   6番 片矢 修一君 7番 藤田  諭君   8番 村田 耕一君 9番 泉  和弥君   10番 谷本 忠士君 11番 堀江 廣海君   12番 奥島 光晴君 13番 峯田 信一君   14番 鈴木 正樹君 15番 島川由美子君   16番 下畑 健二君 17番 田村 勝則君   18番 塩谷 雄一君 19番 今村 辰和君   20番 石丸 浜夫君 21番 青木 幹雄君   22番 西本 恵一君 23番 野嶋 祐記君   24番 堀川 秀樹君 25番 見谷喜代三君   26番 皆川 信正君 27番 谷口 健次君   28番 宮崎 弥麿君 29番 吉田 琴一君   30番 山口 清盛君 31番 加藤 貞信君   32番 西村 公子君──────────────────────〇欠席議員(0名)──────────────────────〇説明のため出席した者 市長         東 村 新 一 君 副市長        山 田 義 彦 君 副市長        清 水 正 明 君 企業管理者      嶋 田 伸 行 君 教育長        内 田 高 義 君 特命幹兼都市戦略部長 越 智 健 吾 君 総務部長       滝 波 秀 樹 君 財政部長       高 山 浩 充 君 市民生活部長     吉 村 政 兼 君 福祉保健部長     吉 村 義 昭 君 商工労働部長     小 倉 芳 樹 君 農林水産部長     平 林 達 也 君 建設部長       谷 川   茂 君 下水道部長      前 川   孝 君 工事・会計管理部長  太 田 善 律 君 消防局長       塚 本 政 敏 君 企業局長       西 行   茂 君 教育部長       南 澤 和 子 君──────────────────────〇事務局出席職員 議会事務局長     吉 村 匡 弘 議会事務局次長    山 先 勝 男 議事調査課長     玉 村 公 男 議事調査課副課長   前 田 誠一郎 議事調査課主幹    坂 下 哲 也 議事調査課副主幹   笹 野 直 輝 議事調査課主査    野 尻 和 弘 議事調査課主事    吉 村 奈津美────────────────────── ○議長(見谷喜代三君) 出席議員が定足数に達しておりますので,議会は成立しました。 よって,これより会議を開きます。────────────────────── ○議長(見谷喜代三君) それでは,日程1 会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は,会議規則第81条の規定により,18番 塩谷雄一君,19番 今村辰和君の御両名を指名します。────────────────────── ○議長(見谷喜代三君) 次に,日程2 議会改革特別委員会付託案件についてを議題とします。 それでは,去る12月4日の本会議において継続調査となりました議会改革特別委員会付託案件について,経過の報告を求めます。 議会改革特別委員長 28番 宮崎弥麿君。 (28番 宮崎弥麿君 登壇) ◆28番(宮崎弥麿君) 今12月定例会において継続調査となりました議会改革に関する諸問題を調査するため,12月17日に委員会を開催いたしましたので,その調査経過の概要について御報告申し上げます。 まず,議会報告会における市民意見に対する対応について,作業部会からの検討結果の報告をもとに協議,検討を行いました。 市民からの御意見のうち,委員会等の公開に関することや,議会基本条例見直し手続に関することについては,今後の議会運営に反映させるため,運用基準に定めることとしました。 具体的には,委員会を公開しない場合を具体的に示してはどうかとの御意見を参考として,議題に個人情報が含まれる場合,委員が非公開を求めた場合,及び委員長が非公開とすることが望ましいと判断した場合に,いずれも委員会に諮って非公開の決定を行うものとし,これを運用基準に定めることとしたものです。 また,見直し手続については,その時期などが具体的に示されていないため,どのように見直しするのかわからないとの御意見を参考として,毎年議会報告会が終了した後に,議会基本条例に基づいた議会運営がなされているかの検証を議会運営委員会で行うこととします。また,必要がある場合には,随時検証や見直しを行うものとし,これらを運用基準に定めることとしたものです。 その他の御意見につきましては,それぞれ協議した結果を議会ホームページで公開することとしました。 次に,議会基本条例に関連する条例改正について,作業部会からの検討結果の報告をもとに協議,検討を行いました。 議会基本条例では,委員会の原則公開を規定することから,福井市議会委員会条例においても整合性を図るため,改正を要するものです。 具体的には,福井市議会委員会条例第19条の見出しを「委員会の公開等」に改め,同条第1項を「委員会は,原則公開する」に改めます。 委員会条例の改正につきましては,福井市議会基本条例福井市議会の議決すべき事件等に関する条例とあわせて本日上程されます。 以上が当委員会での調査経過の概要でありますが,当委員会は,今後も継続してこれら諸問題の調査研究に当たることに決しましたので,議員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わります。 ○議長(見谷喜代三君) ただいまの報告に対し,質疑を許可します。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結します。 お諮りします。 議会改革特別委員会付託案件につきましては,議会改革特別委員長報告どおり継続調査と決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 なお,ただいま継続調査と決しました議会改革特別委員会付託案件につきましては,閉会中も調査をお願いします。────────────────────── ○議長(見谷喜代三君) 次に,日程3 第85号議案ないし第113号議案,第41号報告,請願第4号,請願第9号ないし請願第11号,陳情第10号,以上35件を一括議題とします。 以上の各案件につきましては,去る12月4日の本会議において各常任委員会及び予算特別委員会に付託され,予算議案については予算特別委員会から各常任委員会調査依頼されました。また,請願第4号については教育民生委員会において継続審査となっておりましたが,それぞれ審査が終了した旨,報告を受けましたので,これより審査終了の順序に従い,結果の報告を求めます。〔各委員会審査結果報告書は本号末尾参照〕 総務委員長 16番 下畑健二君。 (16番 下畑健二君 登壇) ◆16番(下畑健二君) 去る12月4日の本会議において総務委員会に付託されました案件と予算特別委員会から調査依頼を受けました案件を審査及び調査するため,12月13日に委員会を開催いたしましたので,その結果について御報告申し上げます。 付託されました案件は議案2件であり,審査の結果,挙手採決を行った1件を含め,いずれも原案どおり可決しました。 また,調査依頼を受けました案件は議案1件,報告1件であり,いずれも原案は適当であると報告することに決しました。 以下,審査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。 まず,第107号議案 福井市マイドーム清水及び福井市農園施設マイファーム清水指定管理者の指定について委員から,今回の事業計画におけるマイドーム清水利用者数がこれまでの事業計画の倍以上になっているにもかかわらず,収支計画については大きな違いはないようだが,どのような方法で利用者増を図るのかとの問いがあり,理事者から,市町村合併以前に直営で施設を運営していたときは,年間利用者が2,000人から3,000人であったが,指定管理者制度導入後は各種イベントを実施し,集客に努めることで,近年は年間9,000人程度の利用者数となっている。しかし,マイドーム清水には多目的ホール,和室及び会議室しかなく,イベント等利用者数が増加しても利用料金収入自体が増加するわけではないため,収支については大幅な増は見込んでいないとの答弁がありました。 また委員から,選定理由の中に「管理運営を行ってきた実績があり」とあるが,実績を選定理由に入れることは新規参入者が参入しにくいと捉えられるのではないかとの問いがあり,理事者から,指定管理者の選定時は,新規参入者であっても提案してきた事業計画を公平に審査しているが,選定理由における「実績があり」という表現については,今後検討する必要があると考えているとの答弁がありました。 次に,予算特別委員会からの調査依頼案件であります第85号議案 平成24年度福井市一般会計補正予算,総務費中,伊自良館源泉改修事業について委員から,源泉からくみ上げられる湯量が掘削当時の40立方メートルから3立方メートルに減少しているため,井戸内の堆積物を取り除き,湯量の回復を図るとのことだが,工事施工後の湯量はどの程度まで回復すると見込んでいるのかとの問いがあり,理事者から,掘削時の40立方メートルは難しいが,市町村合併当時の湯量である17立方メートル程度までの回復を期待しているとの答弁がありました。 また委員から,どのような工法を用いて工事を施工するのかとの問いがあり,理事者から,掘削当時の業者から井戸内の状況などとあわせて聞き取りを行った結果,今回のように深度が深い井戸の場合は,エアリフト工法と呼ばれる高圧空気を送り込んで井戸内を洗浄する工法が一般的であることから,この工法を採用するとの答弁がありました。 以上が当委員会での結果並びに経過の概要でございます。議員各位の御賛同をお願い申し上げます。 なお,去る10月16日から17日にかけて,今後の委員会運営の参考に資するため,東京臨海広域防災公園及び森アーバンラボ東京都市模型を,また,ファシリティーマネジメントについて静岡県浜松市を視察し,活発な意見交換をしてまいりましたことを申し添えて報告を終わります。 ○議長(見谷喜代三君) 次に,建設委員長 13番 峯田信一君。 (13番 峯田信一君 登壇) ◆13番(峯田信一君) 去る12月4日の本会議において建設委員会に付託されました案件と予算特別委員会から調査依頼を受けました案件を審査及び調査するため,12月13日に委員会を開催いたしましたので,その結果について御報告申し上げます。 付託されました案件は,議案12件,請願1件,陳情1件であり,審査の結果,議案はいずれも原案どおり可決,請願第9号及び陳情第10号は,挙手採決の結果,いずれも継続審査と決しました。 また,調査依頼を受けました案件は議案2件であり,いずれも原案は適当であると報告することに決しました。 以下,審査及び調査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。 まず,第104号議案 工事請負契約の締結について(東安居団地A棟新築工事)及び第105号議案 工事請負契約の締結について(東安居団地B棟新築工事)について委員から,民間の賃貸住宅にはあきが多い一方,市営住宅はほとんどあきがないという状況だが,家賃の差はどれくらいあるのかとの問いがあり,理事者から,入居条件により差はあるが,民間の賃貸住宅と比べると市営住宅の家賃のほうが2割から5割程度安いとの答弁がありました。 この答弁に対し委員から,市営住宅入居後に収入が上がって入居条件に合わなくなった世帯に対し,退去等の適切な指導をして民間の賃貸住宅が困らないようにしてほしいとの要望がありました。 また委員から,ただ建てかえるというだけでなく,民間の賃貸住宅市営住宅に活用できないか研究してほしいとの要望がありました。 次に,第106号議案 工事請負契約の締結について(市整No.2 1号公園調整池整備工事)について委員から,ことしの9月6日の大雨時の災害状況を見ると,福井豪雨のときと比べて浸水被害が少なくなったように感じないが,調整池を整備することで浸水対策にどの程度の効果があるのかとの問いがあり,理事者から,底喰川流域で調整池を整備したことで,約2倍の雨量でも整備前と同程度の浸水面積にとどめることができたが,今後も被害をなくすために,さらに河川改修を進めていきたいとの答弁がありました。 次に,請願第9号 福井鉄道駅前線延伸反対について及び陳情第10号 福井鉄道駅前線の延伸については,多くの委員から,時間は少ないが地元と真摯に対話して地元の理解を深める努力が必要であるとの意見があり,挙手採決の結果,継続審査と決定しました。 以上が当委員会での結果並びに経過の概要でございます。議員各位の御賛同をお願い申し上げます。 なお,去る10月16日から18日にかけて,今後の委員会運営の参考に資するため,九州新幹線西九州ルート開業に向けた取り組みについて長崎県長崎市を,九州新幹線開業に伴う中心市街地活性化について鹿児島県鹿児島市を視察し,活発な意見交換をしてまいりましたことを申し添えて,報告を終わります。 ○議長(見谷喜代三君) 次に,教育民生委員長 24番 堀川秀樹君。 (24番 堀川秀樹君 登壇) ◆24番(堀川秀樹君) 去る12月4日の本会議において教育民生委員会に付託されました案件と,予算特別委員会から調査依頼を受けました案件を審査及び調査するため,12月14日に委員会を開催いたしましたので,その結果について御報告申し上げます。 付託されました案件は,議案5件,請願2件並びに9月定例会から継続審査となっていた請願1件であり,議案は挙手採決を行った1件を含め,いずれも原案どおり可決,請願は挙手採決の結果,請願第10号は継続審査,請願第11号は採択,また継続審査となっていた請願第4号は継続審査と決しました。 また,調査依頼を受けました案件は議案1件であり,挙手採決の結果,原案は適当であると報告することに決しました。 以下,審査及び調査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。 まず,第103号議案 フェニックス・プラザの設置及び管理に関する条例及び福井市附属機関設置条例の一部改正について委員から,ライブラリー事業中央公民館に移管するに当たり,市民の要望に十分にこたえることができるような専門の職員を配置しないのかとの問いがあり,理事者から,専門の職員は配置しないが,中央公民館に事業がスムーズに移管されるよう引き継ぎしているところであり,生涯学習室にも担当職員を配置することで協力して対応していきたいとの答弁がありました。 次に,第108号議案 福井市美山楽く楽く亭の指定管理者の指定について委員から,管理者に対する指導が甘いのではないかとの問いがあり,理事者から,来年度からは業務計画書の中で管理運営組織体制を明確にすることや,総括責任者を専任とするなど,改善すべき点は改善していきたいとの答弁がありました。 さらに委員から,地域住民のために地域の団体を管理者とすべきではないかとの問いがあり,理事者から,地域性のことは十分に考慮しなければならないが,市の施設として広く市民が利用できることを踏まえて管理者を選定しているとの答弁がありました。 次に,請願第4号 公的年金の引下げに反対する意見書提出については,年金の切り下げは市民の生活に悪影響を及ぼすことから採択すべきであるとの意見や,今後の政局を踏まえて国の動向を見きわめていく必要があるとの意見が出され,挙手採決の結果,継続審査と決定しました。 次に,請願第10号 生活保護基準を引き下げないことなどを求める意見書提出については,高齢になるほど介護保険料などの負担がふえるため採択すべきであるとの意見や,生活保護受給者が過去最多となっており,財政負担が大きくなっているため不採択にすべきであるとの意見がありましたが,国による支援の必要性は認識しているが,政局が流動的になっていることから継続審査にすべきであるとの意見が出され,挙手採決の結果,継続審査と決定しました。 次に,請願第11号 妊婦健診と,ヒブ・小児用肺炎球菌子宮頸がん予防ワクチンへの2012年度と同水準の公費助成を国に求める意見書提出については,安定,継続して接種できる環境が必要であることや,少子化対策の観点からも採択すべきであるとの意見が出され,挙手採決の結果,全員賛成で採択と決定しました。 次に,第85号議案 平成24年度福井市一般会計補正予算,教育費中,私立学校施設避難所対応整備事業補助金について委員から,今後収容避難所として新たに指定する私立学校はあるのかとの問いがあり,理事者から,現在指定する予定はないが,学校から収容避難所としての申し出があった場合には対応していきたいとの答弁がありました。 次に,民生費中,児童クラブ設置事業について委員から,児童クラブを学校の教室や図工室に設置する場合は,学校が使用する場合も考慮して運営しなければならないが,設置場所についてどのように考えているのかとの問いがあり,理事者から,子供が出入りしやすい場所であることや,利用方法などのさまざまな点について,学校や地区運営委員と十分に協議した上で,学校内での設置場所を決定していきたいとの答弁がありました。 以上が当委員会での結果並びに経過の概要でございます。議員各位の御賛同をお願い申し上げます。 なお,去る10月16日から17日にかけて,今後の委員会運営の参考に資するため,北九州エコタウン事業について福岡県北九州市を,教科センター方式について山口県下関市川中中学校を視察し,活発な意見交換をしてまいりましたことを申し添えて報告を終わります。 ○議長(見谷喜代三君) 次に,経済企業委員長 29番 吉田琴一君。 (29番 吉田琴一君 登壇) ◆29番(吉田琴一君) 去る12月4日の本会議において経済企業委員会に付託されました案件と,予算特別委員会から調査依頼を受けました案件を審査及び調査するため,12月14日に委員会を開催いたしましたので,その結果について御報告申し上げます。 付託されました案件は議案5件であり,審査の結果,いずれも原案どおり可決しました。 また,調査依頼を受けました案件は議案4件であり,挙手採決を行った2件を含め,いずれも原案は適当であると報告することに決しました。 以下,審査及び調査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。 まず,第109号議案 福井市美山森林温泉みらくる亭の指定管理者の指定について委員から,指定管理候補者が提案した5年間の収入見込み額は,平成25年度から平成27年度にかけては増加するが,その後減少しているのはなぜかとの問いがあり,理事者から,提案された事業計画では,平成25年度に自主事業として露天風呂を設置し,その集客効果で3年間は利用者が増加すると見込んでいるためであるとの答弁がありました。 次に,第110号議案 福井市SSTらんどの指定管理者の指定について委員から,5年間で指定管理料を約3,000万円支払う計画になっているが,指定管理者制度を導入する前と比較してどうかとの問いがあり,理事者から,指定管理者制度を導入する前の平成15年度から平成19年度の5年間で約3,300万円の赤字であったため,比較すると市からの支出は約300万円縮減されているとの答弁がありました。 次に,予算特別委員会からの調査依頼案件であります第88号議案 平成24年度福井市ガス事業会計補正予算及び第89号議案 平成24年度福井市水道事業会計補正予算ガス水道料金徴収等業務委託について委員から,現在のガス,水道メーターの検針員の雇用は継続されるのかとの問いがあり,理事者から,業者選定に当たり,希望者は優先的に雇用されるよう求めていくとの答弁がありました。 また委員から,民間委託するに当たり個人情報等取り扱いに不安はないのかとの問いがあり,理事者から,公募型プロポーザル方式で業者を選定する際に,個人情報取り扱いに関する認証等の取得を参加の条件にすることを考えており,今後,業者からの提案においてどのような形で情報管理をしていくのかということも含めて見きわめたいとの答弁がありました。 また委員から,市内業者からの応募は見込めるのかとの問いがあり,理事者から,この業務内容は来庁者への対応から料金徴収滞納整理等にわたる複合的なものであり,ノウハウや安全管理などの面からも,広く県外及び市内の業者から業務提案を受け,優秀な業者を選定したいとの答弁がありました。 これに対して委員から,地元企業も参画でき,地域経済に貢献できるような形で進めてほしいとの意見がありました。 そのほか委員から,民間委託によって経費縮減とサービス向上につながるというが,さらに市民の立場に立ってよく検討してほしいとの意見や,2年間検討してきたとのことだが,予算執行に当たってはより慎重な対応をお願いしたいとの強い要望があり,挙手採決を行った結果,原案は適当であると報告することに決しました。 以上が当委員会での結果並びに経過の概要でございます。議員各位の御賛同をお願い申し上げます。 なお,去る10月15日から16日にかけて,今後の委員会運営の参考に資するため,企業誘致について岐阜県多治見市を,観光振興と海外戦略について岐阜県高山市を視察し,活発な意見交換をしてまいりましたことを申し添えて報告を終わります。 ○議長(見谷喜代三君) 次に,予算特別委員長 10番 谷本忠士君。 (10番 谷本忠士君 登壇) ◆10番(谷本忠士君) 去る12月4日の本会議において予算特別委員会に付託されました議案5件,報告1件及び市政上の重要案件を審査及び調査するため,12月19日及び20日の2日間委員会を開催いたしましたので,その審査及び調査の結果を御報告申し上げます。 付託されました議案5件及び報告1件は,付託後,議長を通じそれぞれの所管の各常任委員会に対し調査依頼を行い,その調査結果の報告を受けて慎重に審査を行った結果,議案は原案どおり可決,報告は報告どおり承認いたしました。なお,第85号議案,第88号議案,第89号議案については,挙手採決の結果,賛成多数により可決いたしました。 また,市政上の重要案件についても活発で真剣な論議が交わされ,今後も継続して調査することと決定いたしました。 以下,審査及び調査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。 まず,福井駅西口交通結節機能向上に伴う福井駅東の機能について委員から,市東部から中心市街地に来る人の利便性向上のために,駅東口発着の路線バスの運行は考えられないかとの問いがあり,理事者から,平成29年度にえちぜん鉄道が高架化され,交差道路の整備が完了した際には,福井駅周辺のルート設定の自由度が高まることから,発着点は西口交通広場としながらも,駅東口を経由する路線設定についても利用者のニーズを踏まえながらバス事業者と協議していきたいとの答弁がありました。 西口駅前広場バスターミナルについて委員から,西口交通広場内にバスターミナルを整備した後も中央大通りの現バス停をそのまま活用するのであれば,イベントの開催時に西口交通広場内へのバスの進入を封鎖し,開放することはできないのかとの問いがあり,理事者から,西口駅前広場バスターミナルは,交通結節機能を目的としており,バスの乗降の安全性,快適性を第一に考えなければならない。イベントスペースについては,隣接する屋根つき広場と一体となる空間をできるだけ確保するような基本方針案としていることから,総合的に議論していくとの答弁がありました。 西口再開発ビルに移設する能舞台について委員から,可動式にするという従来の計画を固定式に変更したのはなぜか。また,それによってレイアウトやコストはどのように変わるのかとの問いがあり,理事者から,能楽の関係者や類似施設の管理者から,可動式では能舞台に傷みやゆがみが生じるという意見があったため計画を変更した。また,レイアウトについては,利用形態に合わせて固定式の能舞台の前面にステージと客席を配置することとし,コストについては,変更によって影響が生じる部分が多岐にわたるため,変更による影響のみを算定することは困難であるとの答弁がありました。 津波対策について委員から,津波が来た場合に備えて,防災面からの指導や津波への対策をどのように考えているのかとの問いがあり,理事者から,まずは避難が大事であると考えており,そのための施策として,1点目に地域住民が的確に避難できるような津波ハザードマップの作成,2点目に避難道路の整備,3点目に避難誘導標識の設置,4点目に日ごろからの意識づけとして海抜表示板の設置を考えているとの答弁がありました。 選挙における投票環境の改善について委員から,期日前投票所の混雑を緩和し負担を軽減するため,現在は投票所で記入している期日前投票宣誓書兼請求書を郵送する入場券の裏面に印刷したり,市のホームページからダウンロードできるようにするなどの工夫はできないのかとの問いがあり,理事者から,宣誓書を入場券の裏面に印刷すると,はがき1枚に印刷できる人数が減って郵便料などの経費が増加するため,費用対効果を考えて判断したい。一方,ホームページへの掲載は,既に不在者投票では実施しており,期日前投票の宣誓書についても速やかに掲載し,その周知に努めたいとの答弁がありました。 入札制度について委員から,ISO9001の資格要件を入札時につけているが,見直す考えはあるのかとの問いがあり,理事者から,来年度には全ての業者の経営事項審査の評定値にISO取得の有無が反映されるようになるため,ISO取得の有無については入札参加条件から外したいとの答弁がありました。 指定管理者制度について委員から,美山楽く楽く亭において決算の内容が変更されたり,専任の総括責任者が不在の期間があったりなど種々の問題があったが,今後,どのような改善策をとるのかとの問いがあり,理事者から,来年度以降,経理口座の写しの提出を年2回とすること,支払い証拠書類等は常時提出できる状態とするよう求めることなどにより,経理の透明性の確保を図るとともに,総括責任者については,必ず専任の者を置くこととするなどの改善を行うとの答弁がありました。 北陸新幹線の金沢開業に向けた福井の観光の取り組みについて委員から,本市の観光PRをするときに何を売りとするのかとの問いがあり,理事者から,観光拠点としては一乗谷朝倉氏遺跡,まちなか,越前海岸の3つの拠点がある。新幹線による効果が特に大きく見込める沿線の信州などは海に面していないため,今後は越前海岸や海の幸といったものも大きな売りになると考えるとの答弁がありました。 外国資本による森林売買について委員から,今後どのような対応を考えているのかとの問いがあり,理事者から,県はことし4月に要綱を定め,水源涵養保安林や生活用水を供給するダムの集水区域の民有林における土地売買などの監視を行うこととした。市としても森林整備や森林保全が適切に行われるよう,県と連携して情報収集に努めていく。また,水道水を安全,安定的に確保していくために,水源周辺の森林を監視区域に組み入れてもらえるよう要望を行っているとの答弁がありました。 浸水区域の問題について委員から,底喰川の改修を行い,浸水被害を解消することが必要だが,改修には推定で20年かかるとのことであるため,現在国が検討している防災,減災を柱とした約10兆円の補正予算を活用して早期に改修することが重要ではないかとの問いがあり,理事者から,国の補正予算の概要が明らかになれば,前倒しで事業が進められるよう要望していくとの答弁がありました。 県と連携した除雪対策について委員から,県道と市道が交わる交差点の除雪については,県とどのように役割分担をしているのかとの問いがあり,理事者から,それぞれの路線における除雪の出動基準が同じ場合には,後から除雪するほうが雪山等の処理を行い,出動基準が異なる場合には,先行して除雪するほうが雪山などの処理を行うとの答弁がありました。 通学路の安全対策について委員から,通学路の安全を確保するため,スクールゾーンの除雪はどのように行っているのかとの問いがあり,理事者から,学校を中心とした半径約500メートル以内のスクールゾーンにある通学路の歩道については,積雪が20センチメートルを超えた段階で天候が安定したときに長靴,防寒靴で歩行可能な状態を確保するよう除雪を実施している。また,スクールゾーン内で歩道のない通学路についても,児童・生徒の通学に支障があると判断された場合は,車道拡幅除雪を実施しているとの答弁がありました。 三秀プールの今後のあり方について委員から,60年以上市民プールとして多くの人に利用されてきた三秀プールも老朽化が進み,応急的な改修も限界を迎えていることから,仮にプールを移転することになれば,ここに照手ポンプ場を移転してはどうかとの問いがあり,理事者から,機器の老朽化とともに耐震性にも問題を抱えている照手ポンプ場は,今後計画的に更新していかなければならない施設の一つである。三秀プールがある三秀公園は,照手ポンプ場に近い市の施設であり,移転に際しては新たな用地買収を必要としないこと,また導水管の新設も短くて済むことから,更新の際の有力な候補地であるが,都市公園としての制約等もあるため,今後は更新計画を具体化させる中で,関係部局と連携しながら検討していくとの答弁がありました。 本市の特色ある学校教育の取り組みについて委員から,全国の自治体からも注目されている本市の学校教育の特色はどのようなところにあるのかとの問いがあり,理事者から,1点目は中学校区内の保・幼・小・中連携を進め,地域ぐるみで子供を育てる中学校区教育を実施していること,2点目は学校全体で取り組む連合体育大会や連合音楽会などを継続して開催していること,3点目は郷土の偉人に関する副読本を作成し,ふるさとに愛着を持ち,先人に続こうという教育を行っていることの3点が挙げられるとの答弁がありました。 福井市教育振興基本計画について委員から,第六次福井市総合計画の教育分野をより充実させた計画との位置づけから,計画期間が5年となっているが,本計画は教育分野の継続的な取り組みの柱と位置づけられている上に,内容を見ても短期間では達成できないのではないかとの問いがあり,理事者から,本計画については,総合計画と同じく時代の流れに適応した施策等を実施していくために計画期間を5年としているが,教育は短期間で目標を達成できるものではないことから,総合計画の改定に合わせて見直しを行い,教育振興を図るために継続的な取り組みを行っていくとの答弁がありました。 以上が当委員会での結果並びに経過の概要でございます。当委員会は,今後とも継続して市政上の重要案件に関する調査に当たりたいと存じますので,議員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わります。 ○議長(見谷喜代三君) 以上をもちまして各常任委員会及び予算特別委員会の審査結果報告は全部終了しました。 ただいまの各委員長報告に対し,質疑を許可します。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結します。 お諮りします。 第86号議案及び第87号議案,第90号議案ないし第107号議案,第111号議案及び第112号議案,第41号報告,請願第4号,請願第9号ないし請願第11号,陳情第10号については,討論の通告がございませんので,直ちに採決したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 それでは,採決します。 第86号議案及び第87号議案,第90号議案ないし第107号議案,第111号議案及び第112号議案,第41号報告,請願第4号,請願第9号ないし請願第11号,陳情第10号に対する委員会の審査結果は,お手元の報告書のとおり,それぞれ可決,承認,採択,継続審査であります。 お諮りします。 以上の各案件は各委員長の報告どおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,各委員長の報告どおり決しました。 それでは,第85号議案,第88号議案及び第89号議案,第108号議案ないし第110号議案,第113号議案については,討論の通告がありましたので,許可します。 32番 西村公子君。 (32番 西村公子君 登壇) ◆32番(西村公子君) 日本共産党議員団の西村公子です。私はただいま討論の対象となっております第85号議案 平成24年度福井市一般会計補正予算を初めとするガス事業会計,水道事業会計の3つの補正予算関係のほか,美山楽く楽く亭や美山森林温泉みらくる亭等の3つの指定管理者の指定,さらに福井市職員の給与に関する条例の一部改正の7つの議案について委員長報告どおり決することに反対し,日本共産党議員団を代表して討論を行います。 一般会計補正予算のうち,児童手当給付や障害者福祉サービス事業,災害復旧事業など多くの予算については賛成ですが,市民生活にかかわる重要な問題も含まれており,一括して反対理由を述べます。 第1に,美山楽く楽く亭,美山森林温泉みらくる亭,SSTらんどの指定管理者の指定に関して述べます。 教育民生委員会予算特別委員会で明らかになったように,美山楽く楽く亭と美山森林温泉みらくる亭の指定管理者の指定を受けようとしている越前健康開発有限会社は,みずからが計画したことに反して専任の責任者が一定期間不在になっていました。プールや温泉施設などでの利用者の安全を第一に考えれば,あるまじきことです。また,経理に関しても,ほんの一部しか公開しないことや人件費が非常に多くなった年度があることなどを指摘されると何度も訂正するなど,とても信頼できるものではありません。 私の指摘に対して,美山楽く楽く亭については,市は一定の見直しを行うことにしたと言いますが,専任の責任者や経理に関するチェック,労務管理の明確化は当然のことであり,全ての指定管理者について徹底するべきです。そして,これらのことが実際に守られているか,市が日常的にチェックを行うよう強く求めます。 そもそも市民の健康増進や福祉施設として運営する施設に,利益を追求する企業はふさわしくありません。指定管理者制度のあり方も含め,見直しを強く要求するものです。 第2に,ガス事業と水道事業の料金徴収業務を全面的に民間事業者に委託することについて述べます。 平成25年4月から平成27年度まで3年間にわたって,ガス,水道事業の料金徴収業務を民間事業者に委託しようというもので,3年間で6億9,000万円の債務負担行為を設定することになっています。 市は,経費縮減と民間事業者の創意工夫によるサービス向上などを民間委託の理由に上げていますが,この業務自体が市民のプライバシー,個人情報にかかわる問題が含まれており,それを全て民間事業者に任せることは認められません。 また,この民間委託により市職員をさらに削減することになり,これまでも指摘しているように災害への対策強化が求められている中で,市民の願いにも逆行するやり方であり,強く反対するものです。 第3に,55歳以上の市職員について,一部昇任した場合を除き,定期昇給を行わないようにするための条例「改正」についてです。 国や県に合わせて条例「改正」しようというものですが,市職員の給与削減につながるもので,認められません。これまでも給与削減がたびたび行われ,そのことが民間賃金にも反映するという悪循環を繰り返してきたことが,景気を冷え込ませる大きな要因の一つでもあります。よって,この条例「改正」は認められません。 以上で日本共産党議員団を代表しての私の討論を終わります。 ○議長(見谷喜代三君) 以上で討論を終結します。 それでは,採決します。 第85号議案,第88号議案及び第89号議案,第108号議案ないし第110号議案,第113号議案に対する委員会の審査結果は,お手元の報告書のとおり,それぞれ可決であります。 お諮りします。 以上の各案件は各委員長の報告どおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立) 起立多数であります。よって,各委員長の報告どおり決しました。────────────────────── ○議長(見谷喜代三君) 次に,日程4 予算特別委員会継続調査についてを議題とします。 お諮りします。 予算特別委員会付託案件である市政上の重要案件につきましては,先ほどの予算特別委員長の報告どおり,継続調査と決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。──────────────────────
    ○議長(見谷喜代三君) 次に,日程5 市会案第11号 妊婦健診と,ヒブ・小児用肺炎球菌子宮頸がん予防ワクチンへの2012年度と同水準の公費助成を国に求める意見書についてを議題とします。 お諮りします。 提出者の説明は会議規則第37条第3項の規定により省略したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 それでは,事務局に案文を朗読させます。 (事務局朗読)  妊婦健診と,ヒブ・小児用肺炎球菌子宮頸がん予防ワクチンへの2012年度と同水準の公費助成を国に求める意見書 2012年度末で終了する妊婦健康診査支援基金(以下「本基金」)と,ヒブ・小児用肺炎球菌子宮頸がん予防の子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進臨時特例基金(以下「特例基金」)による接種事業が,2011年12月に内閣官房長官,総務,財務,厚生労働の4大臣で合意された「平成24年度以降の子どものための手当等の取り扱いについて」(以下「4大臣合意」)により,それぞれが2013年度から一般財源化されると言われている。 妊婦健診の14回分が公費助成されたことで,「お金の心配をしないで健診を受けられる」と各地で喜ばれ,2012年5月,厚生労働省の厚生科学審議会感染症分科会予防接種部会で3ワクチンの定期接種化の方針が出されたことも歓迎されている。 しかし,妊婦健診も3ワクチンも4大臣合意に沿って,2013年度から一般財源化されれば,財政力の弱い市町村での負担はさらにふえ,公費助成や公費接種事業が後退することになりかねない。2005年に就学援助制度で準要保護世帯に対して就学援助給付を停止した自治体が増加した例を見ても明らかである。 お金のあるなしにかかわらず,命と健康に差別があってはならない。今年度で終了する本基金と,3ワクチンの特例基金による9割の公費助成を来年度も引き続き継続,もしくは今年度と同水準の財政措置を求めるために,下記の事項について強く要望する。          記1 本基金による妊婦健診助成事業の継続と必要な財源措置,もしくは本基金と同様の妊婦健診に対する国の助成を行うこと。2 ヒブ・小児用肺炎球菌子宮頸がん予防の3ワクチンの特例基金の継続,もしくは特例基金と同水準の国負担による公費接種事業を行うこと。 以上,地方自治法第99条の規定に基づき,意見書を提出する。 平成24年12月26日                 福井市議会 ○議長(見谷喜代三君) それでは,市会案第11号について質疑を許可します。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結します。 お諮りします。 ただいま議題となっております市会案第11号については,会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 お諮りします。 市会案第11号については,討論の通告がございませんので,直ちに採決したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 それでは,採決します。 市会案第11号については原案のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 ただいま可決しました市会案第11号の意見書における字句の整備並びに取り扱いにつきましては,議長に御一任願います。────────────────────── ○議長(見谷喜代三君) 次に,日程6ないし日程8を会議規則第35条の規定により一括議題とします。 事務局に朗読させます。 (事務局朗読)日程6 市会案第12号 福井市議会基本条例の制定について日程7 市会案第13号 福井市議会の議決すべき事件等に関する条例の制定について日程8 市会案第14号 福井市議会委員会条例の一部改正について ○議長(見谷喜代三君) 提出者の提案理由の説明を求めます。 (28番 宮崎弥麿君 登壇) ◆28番(宮崎弥麿君) ただいま上程されました市会案第12号 福井市議会基本条例の制定について,市会案第13号 福井市議会の議決すべき事件等に関する条例の制定について及び市会案第14号福井市議会委員会条例の一部改正について,一括して提案理由の説明を申し上げます。 それではまず,市会案第12号 福井市議会基本条例の制定について提案理由を申し上げます。 地方分権が叫ばれて久しい今日ですが,長引く景気低迷の影響などにより,我々地方都市を取り巻く環境はさらに厳しく,まさしくみずからの責任による生き残りの時代に入ったと言えます。 そのような時代を迎え,行政にはみずからを律する中での創意工夫が求められているわけですが,我々地方議会も住民の代表たる二元代表制の一翼を担う者として,執行機関の事務執行に対し,福井市の将来を見据えた視点で監視を行う責務を負うとともに,議会最大の権限である議決権の行使に当たっては,福井市の進む道を決定するという自覚を持つとともに,大きな責任を担っていることを忘れてはいけません。 また,近年では,「議会が何を行っているのかわからない」との市民の声を耳にすることも多くなりました。これは,市民の代表である議会としては,憂慮すべき状態であり,議会としても新たな情報発信や市民参画が必要であると言えます。 我々福井市議会では,これら時代の要求に合わせてみずからを改革すべく,これまで検討を重ねてまいったわけですが,このたび福井市議会基本条例がまとまり,本日ここに議案を提案させていただいた次第であります。 議会基本条例では,福井市議会の目指すべき姿として,「開かれた議会~市民に身近で信頼される議会~」と「監視機能と政策立案機能の向上~進んで行動する議会~」の2つを掲げ,その実現を目指すべく内容をまとめさせていただきました。 その主な項目としましては,議決責任の明記,市民と議会の関係における議会報告会の開催,委員会等原則公開,市長と議会の関係における一般質問での一問一答制の導入,反問権の付与,また政策検討会の設置,議員間討議の実施などが挙げられます。 議員各位におかれましては,これらの趣旨に十分な御理解を賜り,福井市議会が一丸となって,与えられた職責を全うすべく,目指すべき姿の実現に向け,邁進していただきますことを切に願うものであります。 次に,市会案第13号 福井市議会の議決すべき事件等に関する条例の制定につきましては,福井市議会基本条例の制定に合わせまして,地方自治法第96条第2項の規定に基づき,新たに総合計画を議決すべき事件に追加するためのものであります。 また,市会案第14号 福井市議会委員会条例の一部改正については,福井市議会基本条例の制定に合わせまして,委員会を原則公開とするために改正するものであります。 以上,福井市議会基本条例の制定を初めとする3議案について,提案理由を説明申し上げました。議員各位の御賛同をお願い申し上げ,説明を終わります。 以上であります。よろしくお願いします。 ○議長(見谷喜代三君) ただいま説明のありました市会案第12号ないし市会案第14号について質疑を許可します。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結します。 お諮りします。 ただいま議題となっております市会案第12号ないし市会案第14号については,会議規則第37条第3項の規定により,委員会付託を省略したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 お諮りします。 市会案第12号ないし市会案第14号については,討論の通告がございませんので,直ちに採決したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 それでは,採決します。 市会案第12号ないし市会案第14号については原案のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。────────────────────── ○議長(見谷喜代三君) 次に,日程9 人権擁護委員候補者の推薦についてを議題とします。 理事者より推薦理由について説明を求めます。 (市長 東村新一君 登壇) ◎市長(東村新一君) 人権擁護委員候補者の推薦に当たりましては,人権擁護委員法第6条第3項の規定により,福井市の市議会議員の選挙権を有する住民で,人格識見高く,広く社会の実情に通じ,人権擁護に理解のある者を議会の意見を聞いて推薦しなければならないとなっております。 このたび松原司郎氏が来年3月31日をもって任期満了となります。つきましては,同氏を引き続き再任候補者として推薦いたしたいと存じます。 同氏は,人格,識見ともに人権擁護委員として適任と存じますので,議会の御意見を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(見谷喜代三君) ただいま説明のありました人権擁護委員候補者の推薦について議会の意見を求められております。 御意見はございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御意見なしと認めます。 お諮りします。 ただいま議題となっております人権擁護委員候補者の推薦については異議がない旨答申することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,候補者の松原司郎君を推薦することについては異議がない旨を答申することに決しました。 以上をもちまして本日の議事日程は全部終了しました。 ただいま市長から発言を求められておりますので,許可します。 (市長 東村新一君 登壇) ◎市長(東村新一君) 議長のお許しをいただきまして,平成24年12月福井市議会定例会の閉会に当たり一言御挨拶を申し上げます。 議員の皆様には,12月4日の開会以来,本日まで23日間にわたり,一般会計補正予算を初め,条例改正など提出いたしました各議案につきまして慎重かつ熱心に御審議をいただき,妥当な御議決を賜りましたことに対しまして,心から厚く御礼を申し上げます。 この定例会を通じていただきました御意見,御提案につきましては,その趣旨を十分に尊重し,今後の諸施策の中で反映するよう最善を尽くす所存でございます。今後ともより一層の御支援をお願い申し上げます。 さて,今月16日に行われた衆議院議員総選挙におきまして,新たな政権による国政運営が決まりました。本日,新首相の指名が行われる予定でございますが,新政権には一刻も早い新年度予算の成立に努めていただき,国民生活に影響が出ないよう願っております。また,景気浮揚策,雇用対策を初め,社会保障と税の一体改革,エネルギー政策や災害対策などさまざまな課題がございます。これらの課題の解決を具体的な道筋を示しながら,着実に実行していただきたいと思っております。 また,山崎正昭参議院議員におかれましては,本日の参議院本会議において第29代の参議院副議長に選出されました。心からお祝いを申し上げますとともに,国政発展のために一層の手腕を発揮されますことを御期待申し上げます。 ところで,今議会におきまして福井駅西口全体空間デザインの基本的な考えを示させていただきました。福井駅西口周辺地区は,福井市の中心市街地であるとともに,公共交通ネットワークの結節点であり,にぎわいと交流の拠点であります。数年後,数十年後の福井市の姿を見据え,福井駅周辺土地区画整理事業及び福井駅西口中央地区市街地再開発事業が行われているこの時期に,必要かつ適切な整備をしなければなりません。まちづくりに対し,議会の中で多くの御意見をいただきました。特に駅前商店街の方々との話し合いにつきましては,継続して行ってまいりますので,議員各位のお力添えをお願い申し上げます。 インフラ整備は,人や物,情報の交流を活発にし,産業や観光の発展,住民生活にとっての安全・安心や利便性をもたらすものでございます。ことしは,福井市にとりまして長年の懸案でありました北陸新幹線の金沢-敦賀間の着工認可を初め,中部縦貫自動車道,足羽川ダムなどの国の大型事業が大きく進展いたしました。特に北陸新幹線につきましては,8月に起工式が行われ,関係地区での説明会も開催されるなど,早期の工事完成に向け,住民の皆様の協力を得ながら,最大限の努力をしてまいる所存でございます。 あわせて,中部縦貫自動車道,足羽川ダムなどの早期完成に向け,引き続き取り組んでまいりますので,議員各位の特段の御理解と御支援をお願い申し上げます。 結びになりますが,いよいよことしも余すところわずかとなり,寒さも日々厳しくなってまいりました。議員各位におかれましては,くれぐれも健康に留意され,御健勝で輝かしい新年をお迎えいただきますよう祈念申し上げまして,御礼の挨拶といたします。どうもありがとうございました。 ○議長(見谷喜代三君) 以上で会議を閉じます。 これをもちまして平成24年12月福井市議会定例会を閉会します。             午後2時42分 閉会 地方自治法第123条第2項の規定により,本会議の顛末を証するため,ここに署名する。福井市議会議長                  平成  年  月  日署名議員                     平成  年  月  日署名議員                     平成  年  月  日 △〔参照〕            各 委 員 会 審 査 結 果 報 告 書         総    務    委    員    会番 号件            名審査結果第107号議案福井市マイドーム清水及び福井市農園施設マイファーム清水指定管理者の指定について原案可決第113号議案福井市職員の給与に関する条例の一部改正について〃           建   設   委   員   会番 号件            名審査結果第92号議案福井市が管理する市道に設ける道路標識の寸法を定める条例の制定について原案可決第93号議案福井市道路構造条例の制定について〃第94号議案福井市道路移動等円滑化に関する基準を定める条例の制定について〃第95号議案福井市準用河川構造条例の制定について〃第96号議案福井市特定公園施設移動等円滑化に関する基準を定める条例の制定について〃第99号議案福井市都市公園条例の一部改正について〃第100号議案福井市営住宅条例の一部改正について〃第101号議案福井市手数料徴収条例の一部改正について〃第102号議案福井市公共下水道条例の一部改正について〃第104号議案工事請負契約の締結について (東安居団地A棟新築工事)〃第105号議案工事請負契約の締結について (東安居団地B棟新築工事)〃第106号議案工事請負契約の締結について (市整No.2 1号公園調整池整備工事(森田北工区))〃請願第9号福井鉄道駅前線延伸反対について継続審査陳情第10号福井鉄道駅前線の延伸について〃       教   育   民   生   委   員   会番 号件            名審査結果第90号議案福井市指定地域密着型サービスの事業の人員,設備,運営等に関する基準を定める条例の制定について原案可決第91号議案福井市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員,設備,運営等及び指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の制定について〃第98号議案福井市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について原案可決第103号議案フェニックス・プラザの設置及び管理に関する条例及び福井市附属機関設置条例の一部改正について〃第108号議案福井市美山楽く楽く亭の指定管理者の指定について〃請願第4号公的年金の引下げに反対する意見書提出について継続審査請願第10号生活保護基準を引き下げないことなどを求める意見書提出について〃請願第11号妊婦健診と,ヒブ・小児用肺炎球菌子宮頸がん予防ワクチンへの2012年度と同水準の公費助成を国に求める意見書提出について採択       経   済   企   業   委   員   会番 号件            名審査結果第97号議案福井市水道の布設工事の監督及び水道技術管理者に関する条例の制定について原案可決第109号議案福井市美山森林温泉みらくる亭の指定管理者の指定について〃第110号議案福井市SSTらんどの指定管理者の指定について〃第111号議案福井市リズムの森の指定管理者の指定について〃第112号議案字の区域の変更について〃          予  算  特  別  委  員  会番 号件            名審査結果第85号議案平成24年度福井市一般会計補正予算原案可決第86号議案平成24年度福井市競輪特別会計補正予算〃第87号議案平成24年度福井市下水道事業会計補正予算〃第88号議案平成24年度福井市ガス事業会計補正予算〃第89号議案平成24年度福井市水道事業会計補正予算〃第41号報告専決処分の承認を求めることについて (平成24年度福井市一般会計補正予算)承認...