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06月22日-05号

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  1. 福井市議会 2010-06-22
    06月22日-05号


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    平成22年 6月定例会               福井市議会会議録 第5号           平成22年6月22日(火曜日)午後1時52分開議〇議事日程 日程 1 会議録署名議員の指名 日程 2 第42号議案ないし第56号議案,第59号議案,第1号報告ないし第6号報告,請願第15号,請願第17号ないし請願第19号,陳情第8号,陳情第10号,陳情第14号ないし陳情第17号 日程 3 県都活性化対策特別委員会委員の選任について 日程 4 農林水産業振興対策特別委員会委員の選任について 日程 5 環境・エネルギー対策特別委員会委員の選任について 日程 6 産業・観光対策特別委員会委員の選任について 日程 7 議会改革特別委員会の設置並びに付託について 日程 8 議会改革特別委員会委員の選任について 日程 9 福井坂井地区広域市町村圏事務組合議会議員の選任について 日程10 こしの国広域事務組合議会議員の選挙について 日程11 鯖江広域衛生施設組合議会議員の選挙について 日程12 福井県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙について 日程13 人権擁護委員候補者の推薦について 日程14 議員の派遣について(その1) 日程15 議員の派遣について(その2) 日程16 市会案第29号 北陸新幹線早期福井開業を求める意見書について 追加日程 各特別委員会の閉会中の継続調査の件──────────────────────〇出席議員(34名) 1番 下畑 健二君   2番 峯田 信一君 3番 奥島 光晴君   4番 島川由美子君 5番 堀江 廣海君   6番 鈴木 正樹君 7番 田村 勝則君   8番 今村 辰和君 9番 塩谷 雄一君   10番 青木 幹雄君 12番 西本 恵一君   13番 浜田  篤君 14番 堀川 秀樹君   15番 野嶋 祐記君 16番 後藤 勇一君   17番 高田 訓子君 18番 巳寅 令子君   19番 石丸 浜夫君 20番 稲木 義幸君   21番 川井 憲二君 22番 見谷喜代三君   23番 皆川 信正君 24番 石川 道広君   25番 松山 俊弘君 26番 宮崎 弥麿君   27番 山口 清盛君 28番 吉田 琴一君   29番 谷口 健次君 30番 栗田 政次君   31番 加藤 貞信君 32番 近藤 高昭君   33番 西村 公子君 34番 中谷 輝雄君   35番 田辺 義輝君──────────────────────〇欠席議員(1名) 11番 谷出 共栄君──────────────────────〇説明のため出席した者 市長         東 村 新 一 君 副市長        吹 矢 清 和 君 企業管理者      嶋 田 伸 行 君 教育長        内 田 高 義 君 特命幹兼都市戦略部長 藤 岡 啓太郎 君 総務部長       宮 木 正 俊 君 財政部長       清 水 正 明 君 市民生活部長     巻 田 信 孝 君 福祉保健部長     鈴 木 八 束 君 商工労働部長     小 林 利 夫 君 農林水産部長     岩 永 弘 行 君 建設部長       滝 花 正 己 君 下水道部長      岩 本   巖 君 工事・会計管理部長  小 柳 和 則 君 消防局長       宇都宮 規 昭 君 企業局長       大 良 和 範 君 教育部長       滝 波 秀 樹 君──────────────────────〇事務局出席職員 議会事務局長     矢 野 文 雄 議会事務局次長    山 先 勝 男 議事調査課長     松 川 秀 之 議事調査課主任    玉 村 公 男 議事調査課主幹    木 村 恒 昭 議事調査課主査    藤 井 啓太郎 議事調査課主査    大久保 友 美────────────────────── ○議長(栗田政次君) 出席議員が定足数に達しておりますので,議会は成立しました。 よって,これより会議を開きます。 なお,本日の欠席通告議員は,11番 谷出共栄君の1名であります。────────────────────── ○議長(栗田政次君) それでは,日程1 会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は,会議規則第81条の規定により,2番 峯田信一君,3番 奥島光晴君の御両名を指名します。────────────────────── ○議長(栗田政次君) 次に,日程2 第42号議案ないし第56号議案,第59号議案,第1号報告ないし第6号報告,請願第15号,請願第17号ないし請願第19号,陳情第8号,陳情第10号,陳情第14号ないし陳情第17号,以上32件を一括議題とします。 以上の各案件につきましては,去る6月2日及び9日の本会議において各常任委員会議会運営委員会及び予算特別委員会に付託され,予算議案については予算特別委員会から各常任委員会調査依頼されました。 また,請願第15号,陳情第8号,陳情第10号については,議会運営委員会において継続審査となっておりましたが,それぞれ審査が終了した旨,報告を受けましたので,これより審査終了の順序に従い,結果の報告を求めます。〔各委員会審査結果報告書は本号末尾参照〕 総務委員長 9番 塩谷雄一君。 (9番 塩谷雄一君 登壇) ◆9番(塩谷雄一君) 去る6月2日及び9日の本会議において総務委員会に付託されました案件と予算特別委員会から調査依頼を受けました案件を審査及び調査するため,6月10日に委員会を開催いたしましたので,その結果について御報告申し上げます。 付託されました案件は,議案4件,報告1件であり,審査の結果,原案どおり可決しました。 また,調査依頼を受けました案件は議案1件,報告1件であり,いずれも原案は適当であると報告することに決しました。 以下,審査及び調査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。 まず,第47号議案 福井市職員の育児休業等に関する条例及び福井市職員の勤務時間,休暇等に関する条例の一部改正に関して委員から,育児休業期間中の給与等の措置はどうなっているのかとの問いがあり,理事者から,育児休業期間中は無給であり,本来の給料は支払われることはないが,昇給については,復帰したときには勤めていたときと同じ形での給料の格付がされる。ただ,昇任については,実際に勤務した実績をもとに昇任の判定をするため,育児休業期間中は実際には勤務していなかったので,その分勤務の期間が少ない状態での昇任判定となるとの答弁がありました。 また委員から,福井市での育児休業の取得状況はどうなっているのかとの問いがあり,理事者から,平成21年度で新たに育児休業をとった職員は43人であり,すべて女性職員である。平成20年度は34人であり,そのうち1人が男性職員であったとの答弁がありました。 次に,第49号議案 福井市市税賦課徴収条例の一部改正に関して委員から,市たばこ税税率引き上げを行うことによってどのくらい税収に影響があるのかとの問いがあり,理事者から,今回の税率改正は平成22年10月1日から適用されるが,引き上げ率が40%と非常に大きく,大幅な値上げになる。そのため,たばこをやめる人もいると推測されるが,昨年度の18億3,100万円の予算に比較して約4%増の約7,300万円の増収を見込んでいるとの答弁がありました。 次に,第59号議案 工事請負契約の締結について(森田中学校体育館改築工事)に関して委員から,設計金額は幾らで,何社が応札したのかとの問いがあり,理事者から,設計金額は5億594万3,550円であり,参加業者は3社による共同企業体で,8企業体の参加であったとの答弁がありました。 次に,予算特別委員会からの調査案件であります第42号議案 平成22年度福井市一般会計補正予算,総務費中,市庁舎省エネ改修事業に関して委員から,庁舎本館1階断熱改修や照明器具改修とは具体的にどのような改修をするのかとの問いがあり,理事者から,市庁舎省エネ改修事業は県の基金を活用して行うものであり,省エネ施設または設備を複合的または一体的に整備する事業に活用しなければならないという要件がある。このため,断熱サッシの取りつけと照明のLED化をあわせて行うこととし,断熱サッシの取りつけについては,東西南北の窓ガラスを二重化して断熱を図り,照明のLED化については,市民ホール天井に設置してある水銀灯のLED化市民課受付カウンター蛍光灯照明器具LED化を行うとの答弁がありました。 以上が当委員会での結果並びに経過の概要でございます。議員各位の御賛同を申し上げ,報告を終わります。 ○議長(栗田政次君) 次に,建設委員長 3番 奥島光晴君。 (3番 奥島光晴君 登壇) ◆3番(奥島光晴君) 去る6月2日の本会議において建設委員会に付託されました案件と予算特別委員会から調査依頼を受けました案件を審査及び調査するため,6月10日に委員会を開催いたしましたので,その結果について御報告申し上げます。 付託されました案件は議案2件であり,審査の結果,いずれも原案どおり可決しました。 また,調査依頼を受けました案件は議案3件,報告1件であり,挙手採決を行った議案3件を含め,いずれも原案は適当であると報告することに決しました。 以下,審査及び調査の過程で議論されました主な事項について申し上げます。 まず,第42号議案 平成22年度福井市一般会計補正予算について委員から,新規事業のまちネタ収集・発掘事業はどのようなものかとの問いがあり,理事者から,緊急雇用創出事業を活用することにより委託会社で人材を雇用していただき,町なかに眠っている市民の方々がまだ知り得ていない情報を取材するとともに,発信していくものであるとの答弁がありました。 次に,都市交通推進費について委員から,越美北線開業50周年記念事業のうちラッピング電車運行事業とはどのようなものかとの問いがあり,理事者から,越美北線の利用促進と沿線の観光情報を発信するため,列車に沿線の風景や景勝地をデザインしたラッピング車両とする。なお,そのデザインの一つは,一乗谷朝倉氏遺跡の風景とする計画であるとの答弁がありました。 次に,公園緑地整備費について委員から,土地区画整理事業による社地区の公園の整備計画はどのようになっているのかとの問いがあり,理事者から,公園の整備については平成21年度から平成24年度にかけて順次整備する計画になっており,今年度は4公園を整備していく。なお,今後,土地区画整理事業の中で未整備の公園が出てきた場合には,周囲の住宅の状況などを勘案し,計画的に整備を進めていきたいとの答弁がありました。 次に,第46号議案 平成22年度福井市福井駅周辺整備特別会計補正予算について委員から,福井駅周辺土地区画整理区域内の人口はどのように推移しているのかとの問いがあり,理事者から,人口の推移については,移転補償なども行われることから正確には把握していないが,福井駅周辺土地区画整理事業では,福井駅周辺の中心市街地機能が発揮されるための基盤づくりに全力で取り組んでいる。都心居住を含むさまざまな機能の導入については,土地区画整理事業だけではなく全庁的に取り組んでいきたいとの答弁がありました。 以上が当委員会での結果並びに経過の概要でございます。議員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わります。 ○議長(栗田政次君) 次に,経済企業委員長 14番 堀川秀樹君。 (14番 堀川秀樹君 登壇) ◆14番(堀川秀樹君) 去る6月2日の本会議において経済企業委員会に付託されました案件と予算特別委員会から調査依頼を受けました案件を審査及び調査するため,6月11日に委員会を開催いたしましたので,その結果について御報告申し上げます。 付託されました案件は議案2件であり,審査の結果,挙手採決を行った議案1件を含め,いずれも原案どおり可決しました。 また,調査依頼を受けました案件は議案2件,報告2件であり,挙手採決を行った議案1件を含め,いずれも原案は適当であると報告することに決しました。 以下,審査及び調査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。 まず,第42号議案 平成22年度福井市一般会計補正予算,第6款 農林水産業費木質バイオマスストーブ購入補助事業に関して委員から,60万円の補助額となっているが,どのくらいの件数と補助があるのかとの問いがあり,理事者から,購入費,設置費込みで3分の1以内の10万円を上限とし,その購入価格によって補助できる件数は違ってくるとの答弁がありました。 次に,第7款 商工費,学生合宿促進補助事業に関して委員から,これまでどれくらいの利用状況があったのか,なぜ補助対象を50人以上から20人以上に変更したのか,また,延べ宿泊人数はどのように計算するのかとの問いがあり,理事者から,平成21年度においては延べ宿泊人数が62団体で6,963人,県別では京都府が18団体,大阪府が10団体,愛知県が8団体,学校別では高等学校が25団体,短期大学・大学が37団体で,団体内訳は9割がサッカー,バスケットボール,野球などの運動系,1割が文化系というような利用状況であり,また,県補助金の要件が20人泊以上であるため,これに連動してこれまでの宿泊50人以上から20人以上に変更したとの答弁がありました。 さらに,延べ宿泊人数の換算方法としては,例えば10人のグループが2泊すると20人泊になり,これが延べ宿泊人数となるとの答弁がありました。 次に,第53号議案 福井市簡易ガス供給条例の一部改正について委員から,標準モデルでの簡易ガス料金は,一般ガス料金と比較するとどれくらいになるのかとの問いがあり,理事者から,簡易ガスは標準モデルで4立米使用する場合,一般ガスではカロリー換算で9立米に相当することになる。簡易ガス料金は,今回の原料費調整制度導入による料金改定で値上がりすることにはなるが,一般ガスの料金に比べてなお224円安いとの答弁がありました。 また委員から,当市におけるさまざまな事業で民間委譲が進んでいる中,簡易ガス事業の民営化についてどのように考えているのかとの問いがあり,理事者から,今回はまず,近畿管内222事業者の中で当市だけが取り入れていない原料費調整制度を導入した上で,今後は一般ガス供給区域への組み入れができないかということも含めて,いろいろ検討をしていきたいと考えているとの答弁がありました。 以上が当委員会での結果並びに経過の概要でございます。議員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わります。 ○議長(栗田政次君) 次に,教育民生委員長 7番 田村勝則君。 (7番 田村勝則君 登壇) ◆7番(田村勝則君) 去る6月2日の本会議において教育民生委員会に付託されました案件と予算特別委員会から調査依頼を受けました案件を審査及び調査するため,6月11日に委員会を開催いたしましたので,その結果について御報告申し上げます。 付託されました案件は議案3件,報告2件であり,審査の結果,いずれも原案どおり可決しました。 また,調査依頼を受けました案件は議案2件,報告2件であり,いずれも原案は適当であると報告することに決しました。 以下,審査及び調査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。 第50号議案 福井市違法駐車等の防止に関する条例の一部改正についてに関して委員から,中心市街地違法駐車の取り締まりをする駐車指導員を配置した経緯について,また,最近駐車指導員が巡回しているのを見ないが廃止をしたのかとの問いがあり,理事者から,平成5年に違法駐車等防止条例が制定された以後,駐車指導員を配置している。当初9人体制で始めたが,駐車違反件数が減少していることや,警察が平成18年から駐車監視員を配置していることなどから,平成21年度からは3人体制で違法駐車に対する助言指導に当たっているとの答弁がありました。 第51号議案 福井市乳幼児医療費等の助成に関する条例の一部改正についてに関して委員から,医療費助成対象児童小学校就学前までであったものを小学校3年生までに拡充することは大変ありがたいが,一部自己負担もあることから早急に周知徹底する必要があるのではないかとの問いがあり,理事者から,今回拡充された以外の対象者についても受給者証の変更が必要になることから,8月からお知らせを行い,必要な書類を提出していただいた後,子ども医療費受給者証を送付する。また,これらの手続については,市政広報で周知していくとの答弁がありました。 第42号議案 平成22年度福井市一般会計補正予算,土木費中,通学路照明灯LED化事業について委員から,今年度LED化する通学路照明灯の設置箇所の選定は何を考慮して行うのか。また,活用する基金は2年間のものだが,2年間ですべての通学路照明灯LED化することはできないのではないかとの問いがあり,理事者から,通学路照明灯には水銀灯223基と蛍光灯117基があり,電力消費量の関係から水銀灯をLED化の対象と考えている。今年度はLED化するに当たり,支柱の交換等を要せずすぐに着手できる95カ所を選定する。また,次年度については,残りの水銀灯についてLED化する予定であるとの答弁がありました。 次に,民生費中,保育カウンセラー配置事業について委員から,保育カウンセラーの配置数とその役割について問いがあり,理事者から,現在9人の保育カウンセラーを配置する予定であり,その内訳は,市内4つの保育園ブロックにそれぞれブロック担当者として2人ずつを配置し,残り1人を子育て支援センターに配置する。また,保育カウンセラーは,担当するブロックの保育園,幼稚園を訪園し,気になる子の発達状況の把握,保育園における支援方法の専門的指導,保護者に対する育児相談,発達相談などを行うとの答弁がありました。 同じく,児童クラブ運営委託事業について委員から,児童クラブの運営は引き受けてくれる団体であればどこでもいいのか,市として何か方針はあるのかとの問いがあり,理事者から,国の示しているガイドラインはどのような団体でも運営できるとなっているが,どの地域も地元の子供は地元で見るのが一番いいという考えを持っている。しかし,地元で運営委員会などを立ち上げて運営していくのが困難な場合もあるので,地元の選択でNPO法人による運営も行っているのが実情であるとの答弁がありました。 次に,教育費中,コア・ティーチャー養成事業について委員から,事業内容と対象となる学校数について問いがあり,理事者から,今年度は小学校6校,中学校2校を研究指定校として,児童・生徒の国語における読解力,算数・数学における活用力を向上させるために実践的な研究を進めていく。また,5年間で38校を指定校とし,取り組みを広めていく予定であるとの答弁がありました。 以上が当委員会での結果並びに経過の概要でございます。議員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わります。 ○議長(栗田政次君) 次に,予算特別委員長 17番 高田訓子君。 (17番 高田訓子君 登壇) ◆17番(高田訓子君) 去る6月2日の本会議において予算特別委員会に付託されました議案5件,報告3件及び市政上の重要案件を審査及び調査するため,15日及び16日の2日間,委員会を開催いたしましたので,その審査及び調査の結果を御報告申し上げます。 付託されました議案5件及び報告3件は,付託後議長を通じ,それぞれの所管の各常任委員会に対し調査依頼を行い,その調査結果の報告を受けて慎重に審査を行った結果,議案は原案どおり可決,報告は報告どおり承認いたしました。 なお,第42号議案,第44号議案,第46号議案,第3号報告,第5号報告については,挙手採決の結果,賛成多数により可決されました。また,市政上の重要案件につきましても,活発で真剣な論議が交わされ,今後も継続調査と決定いたしました。 以下,審査及び調査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。 福井駅西口中央地区市街地開発事業について委員から,県の予算特別委員会において知事は床取得を表明し,県議会9月定例会にて施設内容に関して詳細を提案するとのことだが,NHKの事業参画への合意,事業認可のめどはいつごろだと考えているのかとの問いがあり,理事者から,6月14日に県の表明を受け,これから具体的な調整を行うため明確には答えられないが,具体的な設計レベルまでの議論ができなければNHKに事業参画の表明はしてもらえないと考えている。したがって,事業認可までの流れとしては,県の施設の具体的内容が決まり,それを踏まえた上でNHKに判断してもらい,その後で都市計画等の手続となるので,縦覧等の法的手続を遵守すると3カ月程度は必要であるとの答弁がありました。 えちぜん鉄道について委員から,県において段階的な相互乗り入れの検討が行われているが,市が過大な負担を負わされるのではないか。また,現在定められているえちぜん鉄道の支援スキームが平成23年度までとなっているが,次のスキームが決まる前に沿線市町の負担割合を決定すべきではないのではないかとの問いがあり,理事者から,交通事業者の経営が成り立っていくこと,また負担割合等についても沿線市町が納得できるものでなければならないので,平成24年度以降の支援スキームを念頭に置きながら,相互乗り入れについて検討していくとの答弁がありました。 福井駅前自転車駐車場について委員から,路上駐輪場を検討しているとのことだが,歩き回れるまちづくりを目指していく中で交通障害にはならないのかとの問いがあり,理事者から,もともと駅周辺に,ある一定規模の駐輪施設を整備することを考えていたが,駐輪というのは目的地の直近にとめる場合が多いため,歩道を含めて路上における駐輪施設の整備を検討している。ただ,駐輪施設をどこにでも整備すればいいわけではなく,路上に十分なスペースを確保することや景観上に配慮することのほか,開発者側にも附置義務のような考え方で駐輪場を確保してもらうことも含めて検討していくとの答弁がありました。 市長の考える福井市づくりについて委員から,市全体のまちづくりに対してどのように考えているのかとの問いがあり,理事者から,本市の将来を展望するとき,この福井の玄関口の活性化はもとより,その玄関口と周辺部との連携を図るということが喫緊の課題である。 中心市街地において西口再開発事業などに力を注ぐ一方で,住民が生活しやすいという観点から,安全・安心のまちづくりのため,学校や公的施設における耐震化についても全力で取り組んできているとの答弁がありました。 事業仕分けについて委員から,事業評価について本市ではどのように実施しているのか。また,国が実施しているような事業仕分けは導入しないかとの問いがあり,理事者から,本市では事業評価という面から平成18年8月策定の福井市行政改革の新たな指針,平成19年2月に構築した福井市マネジメントシステムに基づき,新行政評価制度の実施,外部評価の導入を柱に取り組んできている。国と同じ形での事業仕分けは考えていないが,本年2月に策定の福井市行財政改革指針において,事務事業の見直し,廃止,縮小,統合を進めることとしており,委員会形式による外部評価を取り入れた評価システムの準備を進めているとの答弁がありました。 さらに,防災関係について委員から,防災時の情報収集のために指定収容避難所であるすべての小・中学校の体育館にテレビを設置しているかとの問いがあり,理事者から,テレビは設置していないが,地震が発生した場合に財団法人北陸電気保安協会社団法人福井電業協会福井支部,福井県電器商業組合福井支部とテレビの設置等の防災協定を結んでいるとの答弁がありました。 地域のまちづくりと協働のまちづくりについて委員から,これまでの成果を踏まえて市民協働の推進について今後どのように展開していくのかとの問いがあり,理事者から,庁内に設置されている福井市市民協働推進会議を活性化させるとともに,市の諮問機関である福井市市民協働推進委員会との連携を深める中で,市民と行政の協働に対する意識醸成をさらに深めていき,今後とも協働によってその効果が高まると思われる施策の事業化に向け,積極的に検討していきたいとの答弁がありました。 福井市少子化対策・子育てサイト「はぐくむ.net」について委員から,ホームページの開設についてどのように広報しているのか,また運営に関する課題はないのかとの問いがあり,理事者から,広報についてはQRコードを掲載したチラシとカードを保護者へ配布するほか,市の施設等の窓口において周知を図っている。また,行政,地域の子育て情報や少子化対策に関する情報を一元的に発信するためには,最新の有益な情報を常時更新していくことが重要であり,多くの方に親しまれるサイトとなるように努めていきたいとの答弁がありました。 グリーン・ニューディール施策について委員から,本市における施策の取り組みとしては,主に公共施設の省エネ化のほか,民間施設の省エネ化に対して補助を実施していくとのことだが,省エネという観点においては大学や先端技術を研究している企業と連携し,エコ技術の研究を推進してはどうかとの問いがあり,理事者から,熱やプラズマなどの分野では地元大学と企業が連携した研究を行っている。本市においてもエネルギー分野について民間企業の技術を取り入れられないか,今後対応を考えていきたいとの答弁がありました。 環境政策について委員から,クリーンセンターは平成3年の稼働以来19年を経過し,かなり老朽化が進んでいるが,どのような延命措置をとっているのかとの問いがあり,理事者から,平成19年度,平成20年度にはボイラー蒸発管の更新工事,平成20年度,平成21年度には焼却設備の監視,制御を行う中央制御装置等の更新工事を行ってきた。今後は現況施設の診断を行った上で長寿命化計画を策定し,改修工事等を順次進めていきたいとの答弁がありました。 いきいき長寿「よろず茶屋」について委員から,現在,児童クラブと併設しているのは1カ所のみであるが,子供とお年寄りが触れ合える形態をさらに推奨するべきではないかとの問いがあり,理事者から,併設できるような施設での設置要望があれば助成していきたい。また,「よろず茶屋」の活動については,子供とお年寄りが触れ合う機会は望ましいことであり,運営委員会に推奨していきたいとの答弁がありました。 介護保険事業について委員から,低所得者に対する介護保険料の減免やサービスの利用者負担軽減をさらに拡充する必要があるのではないかとの問いがあり,理事者から,介護保険料については,第4期の介護保険料基準額を第3期と同額の4,400円に据え置いており,所得段階別保険料も7段階から9段階に拡充した。また,災害等の減免や失業等で所得が急激に減少した場合の減免制度も設けている。サービスの利用者負担軽減については,高額介護サービス費の支給,特定入所者介護サービス費の支給,また,福井市独自の軽減制度として居宅サービス利用者負担軽減事業などを実施しているので,現段階ではこれ以上の見直しは考えていないとの答弁がありました。 水仙寮温泉の開館について委員から,施設設備等の改修のため当面休止するとのことだが,期間はどのくらいかとの問いがあり,理事者から,現在の温泉施設の状況では再開できない。ガラガラ山総合公園の再整備とあわせて温泉の利活用について検討するため,水仙寮の休止期間は2年から3年と考えているとの答弁がありました。 一乗谷あさくら水の駅について委員から,施設内で朝倉膳や一乗地区の土産品等の販売を手がける計画はないのかとの問いがあり,理事者から,1月と2月の冬期間は閉鎖することなどを総合的に判断し,多目的に活用できる交流施設とした。本施設は,体験農園,遠足の昼食休憩として利用できるだけでなく,イベントや地域農産物の販売などにも活用できる施設になっているため,地元から協議会等の団体を設立して,農産物を販売したいという要望もあることから,組織が発足した際には市としても協力,応援していきたいとの答弁がありました。 足羽川ダムの促進について委員から,今後どのように展開していくのかとの問いがあり,理事者から,これまで河床の掘削等,できるところは整備を行ってきた。市民の生命や財産を守り,治水安全度を高めるため,ダム建設は必要不可欠と考えている。今後も国に対し,福井の実情を訴え,ダム建設促進に向けて積極的に要望,提言していきたいとの答弁がありました。 安田町のグラウンドゴルフ場について委員から,現在,大会等で利用する際にグラウンドゴルフ協会が用具利用協力金を徴収しているが,高齢者の利用が多いこともあり,市で用具等を準備してはどうかとの問いがあり,理事者から,金額としては協会員が50円,それ以外の方は100円ということで妥当なものと考えていたが,高齢者等に配慮すべき余地はある。また,市のスポーツ課分室にグラウンドゴルフの用具がそろっていることから,これらの活用もあわせて考えていきたいとの答弁がありました。 地産地消について委員から,市では今年度より食育の一環として学校の食育サポーター制度を導入し,漁業体験,料理体験のほか,魚のさばき方や食べ方を子供たちに教えていくとのことだが,どのように食育サポーターを選定するのかとの問いがあり,理事者から,地域のPTAを通じ,漁連の婦人部の方々のような知識や技能にたけた方を紹介していただき,協力を依頼するとの答弁がありました。 以上が当委員会での審査結果並びに審査経過の概要でございます。当委員会は今後とも継続して市政上の重要案件に関する調査に当たりたいと存じますので,議員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わります。 ○議長(栗田政次君) 次に,議会運営委員長 23番 皆川信正君。 (23番 皆川信正君 登壇) ◆23番(皆川信正君) 去る6月2日の本会議において議会運営委員会に付託されました請願3件,陳情4件と3月定例会において継続審査となりました請願1件,陳情2件を審査するため,6月18日に委員会を開催いたしましたので,その結果を御報告申し上げます。 まず,請願第15号 政府への日米間におけるFTA(自由貿易協定)締結に反対する意見書提出についてにつきましては,委員から,一部同意できる趣旨があるものの,国では戸別所得補償制度や食料自給率の向上にも取り組んでいる現状であることから,国の今後の状況を踏まえ,慎重に審査すべきではないかとの意見があり,継続審査と決定いたしました。 次に,陳情第8号 新保険業法の適用除外を求める意見書提出についてにつきましては,委員から,陳情内容に一部確認すべき点があり,今後さらに調査した上で判断すべきではないかとの意見が出され,継続審査と決定いたしました。 次に,陳情第10号 選択的夫婦別姓を認める民法の一部改正に反対を求める意見書提出について及び陳情第16号 選択的夫婦別姓制度の法制化に反対する意見書提出についてにつきましては,一括して審議した結果,委員から,家族意識が希薄になっている状況の中で,家族の一体感を醸成していくことは必要ではないかとの採択を求める意見がありましたが,一方の委員からは,最大限個人の自由は尊重されなければならないとの意見もあり,今後も十分議論を尽くす必要があるとして,継続審査と決定しました。 次に,請願第18号 選択的夫婦別姓導入など民法改正を求める意見書提出についてにつきましては,陳情第10号及び陳情第16号が継続審査となったことから,これらと反対の趣旨である請願第18号についても,継続審査と決定しました。 次に,請願第17号 憲法九条を堅持することを求める意見書提出,憲法九条の理念に適った「非戦平和の実現を願う市」宣言並びに同主義を広めることについてにつきましては,委員から,憲法9条の理念は守っていくべきであること,また一方では,市の宣言を決議することについては慎重な判断が必要であること,憲法9条だけでなく全体的な中での論議が必要であるとの意見があり,継続審査と決定しました。 次に,請願第19号 日本軍「慰安婦」問題の解決をめざす法制定を求める意見書提出についてにつきましては,委員から,一部同意できる趣旨があるものの,国と国との問題であり,法制度化を求めることについてはどうか,また一方では,真摯に向き合い取り組んでいかなければならない時期に来ているのではないか,さらには,もっと調査すべき点があるとの意見があり,継続審査と決定しました。 次に,陳情第14号 子ども手当の見直しを求める意見書提出についてにつきましては,委員から,子ども手当の支給が開始されたところであり,今後の状況を見きわめるべきであり,いましばらく国の動向を注視すべき点があるとして,継続審査と決定しました。 次に,陳情第15号 永住外国人への地方参政権付与の法制化に反対する意見書提出についてにつきましては,委員から,一部同意できる趣旨があるものの時期尚早ではないか,慎重なる論議をすべきではないかとの意見があり,継続審査と決定しました。 次に,陳情第17号 人権侵害救済法の成立に反対する意見書提出についてにつきましては,委員から,陳情内容について調査検討すべき点があるとして,継続審査と決定しました。 以上が当委員会の審査結果並びに審査経過の概要でございます。議員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わります。 ○議長(栗田政次君) 以上をもちまして各常任委員会議会運営委員会及び予算特別委員会の審査結果報告は全部終了しました。 ただいまの各委員長報告に対し,質疑を許可します。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結します。 お諮りします。 第43号議案,第45号議案,第47号議案,第48号議案,第50号議案,第52号議案,第54号議案ないし第56号議案,第59号議案,第4号報告,第6号報告,請願第15号,請願第17号ないし請願第19号,陳情第8号,陳情第10号,陳情第14号ないし陳情第17号については,討論の通告がございませんので,直ちに採決したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 それでは,採決します。 第43号議案,第45号議案,第47号議案,第48号議案,第50号議案,第52号議案,第54号議案ないし第56号議案,第59号議案,第4号報告,第6号報告,請願第15号,請願第17号ないし請願第19号,陳情第8号,陳情第10号,陳情第14号ないし陳情第17号に対する委員会の審査結果は,お手元の報告のとおりそれぞれ可決,承認,継続審査であります。 お諮りします。 以上の各案件は,各委員長の報告どおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,各委員長の報告どおり決しました。 それでは,第42号議案,第44号議案,第46号議案,第49号議案,第53号議案,第1号報告ないし第3号報告,第5号報告については,討論の通告がありましたので,許可します。 33番 西村公子君。 (33番 西村公子君 登壇) ◆33番(西村公子君) 日本共産党議員団の西村公子です。私は,議員団を代表して,ただいま討論の対象となっております第42号議案 平成22年度福井市一般会計補正予算を初め5つの議案と専決処分の承認を求める4つの報告について,反対の立場から一括して討論を行います。 まず,一般会計補正予算のうち歩道のバリアフリー化事業やグリーンニューディール基金活用事業,乳幼児医療費助成などについては賛成であり,一層の充実を求めるものです。 しかし,問題点として,第1には,土地区画整理事業など大型開発事業に多額の起債と税金投入を行おうとするものです。土地区画整理事業は,今回5億1,300万円の補正ですが,そのうち約2億4,000万円が起債です。今年度全体では約54億円の事業予算となり,その上昨年度予算を13億円繰り越しています。年々膨らむ起債は210億円を超えており,計画や事業メニューの大胆な見直しを求めます。 福井駅周辺整備事業についても,住環境整備とにぎわい創出という当初の目的に照らして区域内の人口の推移や現状がどうなっているかという質問に対して,まともに答えられない状況です。多額の税金投入を行って進めている自覚と責任が市民から問われているものです。 また,5億5,000万円もかけた一乗谷あさくら水の駅整備事業も,供用開始から施設利用がなく,私たちが指摘してきた税金の無駄遣いと言われても仕方のない状況となっています。2,200万円余りの繰り越しは認められません。 第2に,簡易ガス供給条例の一部改正による値上げは認められません。 市は,累積赤字があるといいますが,2カ所の市営住宅約220戸は平均で24%,福井市中央卸売市場は11%の値上げで,生活と営業を直撃する大幅な値上げです。今年度は国民健康保険税の大幅な値上げが行われることもあり,市営住宅の低所得者の生活を二重に苦しめることになる料金改定は認められないものです。 第3に,国による地方税法「改正」などで市民生活に大きな影響を与える問題があります。その一つが,国民健康保険税の最高限度額の引き上げで,基礎課税額の限度額を年間47万円から50万円に,後期高齢者支援金についても同様に12万円から13万円に引き上げるものです。対象者は,平成20年度の所得で見ると1,058世帯,影響額は2,680万円と予想されておりますが,国の補助や市の繰り入れをふやして引き下げることこそ行うべきであり,値上げは認められません。また,国民健康保険特別会計の28億円の繰上充用についても,以前から指摘しているように,会計の悪化が予測できたにもかかわらず国や市がとるべき対策をとってこなかった結果であります。 2つには,65歳以上の公的年金を受給する給与所得者について,公的年金に係る個人住民税の所得割額を給与所得から天引きできるようになります。一昨年の「改正」で,年金から個人住民税の所得割額の天引きが行われておりますが,それに続くもので,市の対象者は約1,000人ということです。年金天引きについては,介護保険料や後期高齢者医療制度保険料などでも明らかなように,国民の大きな批判,強い怒りの声が上がっているものであり,反対です。 以上,日本共産党議員団を代表しての私の討論を終わります。 ○議長(栗田政次君) 以上で討論を終結します。 それでは,採決します。 第42号議案,第44号議案,第46号議案,第49号議案,第53号議案,第1号報告ないし第3号報告,第5号報告に対する委員会の審査結果は,お手元の報告書のとおり,それぞれ可決,承認であります。 お諮りします。 以上の各案件は,各委員長の報告どおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立) 起立多数であります。よって,各委員長の報告どおり決しました。 次に,第51号議案について,討論の通告がありましたので,許可します。 4番 島川由美子君。 (4番 島川由美子君 登壇) ◆4番(島川由美子君) 公明党の島川由美子でございます。 第51号議案 福井市乳幼児医療費等の助成に関する条例の一部改正について,市民クラブ,新政会,志成会,一真会,政友会,そして公明党の6会派を代表いたしまして,賛成の立場で討論を行います。 さて,本市におきましては,平成16年7月に小学校就学前のすべての乳幼児に医療費が無料となるように助成対象が拡充されてから,はや6年近くが経過いたしました。 新生児や乳幼児は病気に対する抵抗力が弱く,病気にかかりやすいものであります。また,小学校に入学するまでの幼児期も,保育園,幼稚園など集団生活が始まり,感染症や突然の発熱など病気にかかりやすい年齢でもあります。子育てをした者であるならば,だれもが経験していることではありますが,子供が突然病気にかかった場合には非常に不安で,だれかの助けを求めたくなるものであります。子育てに不安を抱えている親にとって,医療費助成などの行政サービスの拡充は,大変に心強いものであります。 また,平成20年に実施しました少子化に関する福井市民意識調査では,半数以上の人が子育てや教育にお金がかかることを少子化進行の理由に掲げております。年齢別に見ますと,若い世代ほどこの答えは高くなっております。少子・高齢化が叫ばれて久しい今日,安心して医療を受けられるように,さらなる拡充が待たれていたところであります。 今回,10月に施行される福井県子ども医療費助成事業の拡充に合わせて,本市においても助成対象の子供の年齢をまずは小学校3年生までに拡充するとのことでありますが,乳幼児期に加え,思わぬことでけがをしやすい小学校低学年にまで拡充されたことは,元気な子供の成長の支援になり,安心して子育てができる環境の整備や子育て世代の経済的な負担の軽減につながり,大いに賛成できるものであると考え,第51号議案に賛成するものであります。各議員の御賛同をお願い申し上げ,私の賛成討論を終わります。御清聴ありがとうございました。 ○議長(栗田政次君) 次に,6番 鈴木正樹君。 (6番 鈴木正樹君 登壇)
    ◆6番(鈴木正樹君) 日本共産党議員団の鈴木正樹です。私は,ただいま討論の対象となっております第51号議案 福井市乳幼児医療費等の助成に関する条例の一部改正について賛成の立場から討論を行います。 第51号議案は,福井県が乳幼児医療費への助成を拡充したことに伴い,乳幼児医療費への助成を小学校3年生まで拡充するものです。私たち日本共産党議員団は,子育てを応援し,子供たちの命を守る立場から,医療費無料化の拡充を強く求めてまいりました。アレルギーのお子さんを持つお母さんから,医療費助成の年齢が引き上げられたことはうれしいとの声もいただいており,非常に喜ばしいことです。 これまで福井市が乳幼児医療費無料化を小学校入学まで,6歳まで拡充しても,福井県は3人子っ子応援プロジェクトだからといって3歳から6歳までの医療費無料化に対して3人以上の子供がいる家族にしか補助を行わないというこそくな対応を続けてまいりました。私たち日本共産党議員団は,この対応を批判し,6歳までの医療費無料化に対する県の補助をすべての子供たちに対して行い,県としての責任を果たすよう求めてきたものです。今回,1人目の医療費から県がその半額を補助することになり,すべての子供たちに対して県としての責任を果たすことになったことは非常に重要です。 また,子育て応援と子供たちの命を守る施策は,まず国がその責任を果たすべきです。国として乳幼児医療費無料化の拡充に大きく踏み出すことが必要であり,福井市としても国に強く求めるべきです。 今回の施策は一歩前進ですが,一部自己負担があります。全国では,小学校卒業,中学校卒業までの医療費無料化を実施する自治体がふえており,福井市としても早期に小学校卒業までの医療費無料化を実現し,行く行くは中学校卒業までの医療費無料化を目指すことが必要と考えます。 子育て応援と子供たちの命を守る施策をさらに前へと進めるため奮闘する決意と本議案への賛意を述べまして,日本共産党議員団を代表しての私の討論を終わります。御清聴ありがとうございました。 ○議長(栗田政次君) 以上で討論を終結します。 それでは,採決します。 第51号議案に対する委員会の審査結果は,お手元の報告のとおり可決であります。 お諮りします。 第51号議案は,委員長の報告どおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立) 起立多数であります。よって,委員長の報告どおり決しました。────────────────────── ○議長(栗田政次君) 次に,日程3 県都活性化対策特別委員会委員の選任についてを議題とします。 このほど県都活性化対策特別委員会委員のうち,3番 奥島光晴君,30番 栗田政次,35番 田辺義輝君,以上3名の諸君から辞任願が提出されましたので,委員会条例第14号の規定により,議長において許可しました。 お諮りします。 ただいま欠員となっております県都活性化対策特別委員会委員の選任については,委員会条例第8条第1項の規定により,議長から指名したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 それでは,指名します。 5番 堀江廣海君,10番 青木幹雄君,17番 高田訓子君,以上3名の諸君を県都活性化対策特別委員会委員に選任することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。────────────────────── ○議長(栗田政次君) 次に,日程4 農林水産業振興対策特別委員会委員の選任についてを議題とします。 このほど農林水産業振興対策特別委員会委員のうち,2番 峯田信一君,10番 青木幹雄君,17番 高田訓子君,22番 見谷喜代三君,24番 石川道広君,以上5名の諸君から辞任願が提出されましたので,委員会条例第14条の規定により,議長において許可しました。 お諮りします。 ただいま欠員となっております農林水産業振興対策特別委員会委員の選任については,委員会条例第8条第1項の規定により,議長から指名したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 それでは,指名します。 8番 今村辰和君,9番 塩谷雄一君,25番 松山俊弘君,28番 吉田琴一君,34番 中谷輝雄君,以上5名の諸君を農林水産業振興対策特別委員会委員に選任することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。────────────────────── ○議長(栗田政次君) 次に,日程5 環境・エネルギー対策特別委員会委員の選任についてを議題とします。 このほど環境・エネルギー対策特別委員会委員のうち,4番 島川由美子君,5番 堀江廣海君,9番 塩谷雄一君,16番 後藤勇一君,21番川井憲二君,28番 吉田琴一君,32番 近藤高昭君,以上7名の諸君から辞任願が提出されましたので,委員会条例第14条の規定により,議長において許可しました。 お諮りします。 ただいま欠員となっております環境・エネルギー対策特別委員会委員の選任については,委員会条例第8条第1項の規定により,議長から指名したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 それでは,指名します。 1番 下畑健二君,2番 峯田信一君,3番 奥島光晴君,11番 谷出共栄君,13番 浜田篤君,18番 巳寅令子君,31番 加藤貞信君,以上7名の諸君を環境・エネルギー対策特別委員会委員に選任することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。────────────────────── ○議長(栗田政次君) 次に,日程6 産業・観光対策特別委員会委員の選任についてを議題とします。 このほど産業・観光対策特別委員会委員のうち,1番 下畑健二君,8番 今村辰和君,13番浜田篤君,18番 巳寅令子君,31番 加藤貞信君,34番 中谷輝雄君,以上6名の諸君から辞任願が提出されましたので,委員会条例第14条の規定により,議長において許可しました。 お諮りします。 ただいま欠員となっております産業・観光対策特別委員会委員の選任については,委員会条例第8条第1項の規定により,議長から指名したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 それでは,指名します。 4番 島川由美子君,16番 後藤勇一君,22番見谷喜代三君,24番 石川道広君,32番 近藤高昭君,35番 田辺義輝君,以上6名の諸君を産業・観光対策特別委員会委員に選任することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。────────────────────── ○議長(栗田政次君) 次に,日程7及び日程8を会議規則第35条の規定により一括議題とします。 事務局に朗読させます。 (事務局朗読)日程7 議会改革特別委員会の設置並びに付託について日程8 議会改革特別委員会委員の選任について ○議長(栗田政次君) まず,議会改革特別委員会の設置並びに付託についてを議題とします。 議会改革に関する諸問題を調査研究するため,13名をもって構成する議会改革特別委員会を設置し,これに付託の上,調査することにしたいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 次に,議会改革特別委員会委員の選任についてを議題とします。 ただいま設置されました議会改革特別委員会の委員の選任につきましては,委員会条例第8条第1項の規定により議長から指名したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 それでは,指名します。 2番 峯田信一君,5番 堀江廣海君,12番 西本恵一君,13番 浜田篤君,14番 堀川秀樹君,15番 野嶋祐記君,16番 後藤勇一君,18番巳寅令子君,22番 見谷喜代三君,23番 皆川信正君,24番 石川道広君,25番 松山俊弘君,33番 西村公子君,以上13名の諸君を議会改革特別委員会委員に選任することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 ここでお知らせします。 正副委員長互選のため,各特別委員会をこの後の休憩時に開催します。 まず,議会改革特別委員会を特別会議室で開会した後,県都活性化対策特別委員会を第1委員会室,農林水産業振興対策特別委員会を第2委員会室,環境・エネルギー対策特別委員会を第3委員会室,産業・観光対策特別委員会を第4委員会室でそれぞれ開催します。 ここで暫時休憩します。             午後3時7分 休憩──────────────────────             午後3時52分 再開 ○議長(栗田政次君) 休憩前に引き続き本会議を再開します。 休憩中に開催されました各特別委員会におきまして,正副委員長の互選が行われましたので,その結果を御報告します。 県都活性化対策特別委員長 稲木義幸君,副委員長 西本恵一君,農林水産業振興対策特別委員長 今村辰和君,副委員長 山口清盛君,環境・エネルギー対策特別委員長 加藤貞信君,副委員長 浜田篤君,産業・観光対策特別委員長 石丸浜夫君,副委員長 島川由美子君,議会改革特別委員長 皆川信正君,副委員長 見谷喜代三君,以上であります。 ただいま各特別委員長から各付託案件の調査について閉会中も継続して行いたい旨の申し出がありました。 この際,各特別委員会の閉会中の継続調査の件を日程に追加し,議題とすることに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。────────────────────── ○議長(栗田政次君) それでは,各特別委員会の閉会中の継続調査の件を議題とします。 お諮りします。 本件は各特別委員長からの申し出のとおり,閉会中も継続して調査することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。────────────────────── ○議長(栗田政次君) 次に,日程9 福井坂井地区広域市町村圏事務組合議会議員の選任についてを議題とします。 このたび議員の辞職により欠員が生じたため,福井坂井地区広域市町村圏事務組合議会より選任依頼が参っております。選任する議員は8名であります。 お諮りします。 選任につきましては,議長から指名推選したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,選任の方法は議長の指名推選によることに決しました。 それでは,福井坂井地区広域市町村圏事務組合議会議員に3番 奥島光晴君,15番 野嶋祐記君,20番 稲木義幸君,21番 川井憲二君,24番 石川道広君,30番 栗田政次,32番 近藤高昭君,35番 田辺義輝君を指名します。 お諮りします。 ただいま議長において指名しました8名の諸君を福井坂井地区広域市町村圏事務組合議会議員に選任することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,ただいま指名した諸君が福井坂井地区広域市町村圏事務組合議会議員に選任されました。────────────────────── ○議長(栗田政次君) 次に,日程10 こしの国広域事務組合議会議員の選挙についてを議題とします。 このたび議員の辞職により欠員が生じたため,こしの国広域事務組合議会より推薦依頼が参っております。被選挙人は1名であります。 お諮りします。 選挙の方法につきましては,地方自治法第118条第2項の規定により,議長から指名推選したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,選挙の方法は議長の指名推選によることに決しました。 それでは,こしの国広域事務組合議会議員に23番 皆川信正君を指名します。 お諮りします。 ただいま議長において指名しました皆川信正君をこしの国広域事務組合議会議員の当選人に定めることに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,ただいま指名した皆川信正君がこしの国広域事務組合議会議員に当選されました。 ただいま当選されました皆川信正君が議場におられますので,会議規則第32条第2項の規定により,本席から当選の告知をします。────────────────────── ○議長(栗田政次君) 次に,日程11 鯖江広域衛生施設組合議会議員の選挙についてを議題とします。 このたび議員の辞職により欠員が生じたため,鯖江広域衛生施設組合議会より推薦依頼が参っております。被選挙人は1名であります。 お諮りします。 選挙の方法につきましては,地方自治法第118条第2項の規定により,議長から指名推選したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,選挙の方法は議長の指名推選によることに決しました。 それでは,鯖江広域衛生施設組合議会議員に14番 堀川秀樹君を指名します。 お諮りします。 ただいま議長において指名しました堀川秀樹君を鯖江広域衛生施設組合議会議員の当選人に定めることに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,ただいま指名しました堀川秀樹君が鯖江広域衛生施設組合議会議員に当選されました。 ただいま当選されました堀川秀樹君が議場におられますので,会議規則第32条第2項の規定により,本席から当選の告知をします。────────────────────── ○議長(栗田政次君) 次に,日程12 福井県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙についてを議題とします。 このたび議員の辞職により欠員が生じたため,福井県後期高齢者医療広域連合議会より推薦依頼が参っております。被選挙人は3名であります。 お諮りします。 選挙の方法につきましては,地方自治法第118条第2項の規定により,議長から指名推選したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,選挙の方法は議長の指名推選によることに決しました。 それでは,福井県後期高齢者医療広域連合議会議員に12番 西本恵一君,17番 高田訓子君,30番 栗田政次を指名します。 お諮りします。 ただいま議長において指名しました3名の諸君を福井県後期高齢者医療広域連合議会議員の当選人に定めることに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,ただいま指名した諸君が福井県後期高齢者医療広域連合議会議員に当選されました。 ただいま当選されました諸君が議場におられますので,会議規則第32条第2項の規定により,本席から当選の告知をします。────────────────────── ○議長(栗田政次君) 次に,日程13 人権擁護委員候補者の推薦についてを議題とします。 理事者より推薦理由について説明を求めます。 (市長 東村新一君 登壇) ◎市長(東村新一君) 人権擁護委員候補者の推薦に当たりましては,人権擁護委員法第6条第3項の規定により,福井市の議会議員の選挙権を有する住民で,人格,識見高く,広く社会の実情に通じ,人権擁護に理解のある者を議会の意見を聞いて推薦しなければならないとなっております。 このたび平成22年9月30日付で小林繁夫氏が任期満了となります。つきましては,再任候補者として引き続き同氏を推薦いたしたいと存じます。 また,1名の欠員を補充するための新任候補者として,岡本妙子氏を推薦いたしたいと存じます。 いずれの方も,人格,識見ともに人権擁護委員として適任と存じますので,議会の御意見を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(栗田政次君) ただいま説明のありました人権擁護委員候補者の推薦について,議会の意見を求められております。御意見はございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御意見なしと認めます。よって,候補者の小林繁夫君,岡本妙子君の2名を適任と認め,その旨答申したいと存じます。────────────────────── ○議長(栗田政次君) 次に,日程14及び日程15 議員の派遣について(その1)及び(その2)を一括議題とします。 本件につきましては,お手元の議員の派遣について(その1)及び(その2)を地方自治法第100条第13項及び会議規則第161条の規定に基づき,議会の議決を行うものであります。 お諮りします。 議員の派遣について(その1)及び(その2)は,討論の通告がございませんので,直ちに採決したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 それでは,採決いたします。 まず,議員の派遣について(その1)は原案のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 次に,議員の派遣について(その2)は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立) 起立多数であります。よって,そのように決しました。 ただいま可決しました議員の派遣について(その1)及び(その2)の派遣に係る期間,場所等に変更の申し出があった場合の取り扱いについては,議長に御一任いただきたいと思います。────────────────────── ○議長(栗田政次君) 次に,日程16 市会案第29号 北陸新幹線早期福井開業を求める意見書についてを議題とします。 お諮りします。 提出者の説明は,会議規則第37条第3項の規定により省略したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 それでは,事務局に案文を朗読させます。 (事務局朗読)  北陸新幹線早期福井開業を求める意見書 北陸新幹線は,我が国の高速交通体系の柱として日本海国土軸の形成や国土の均衡ある発展に寄与し,さらに東海道新幹線の代替補完機能を担うとともに,地域経済の活性化に大きな効果をもたらす国家的プロジェクトである。現在,北陸新幹線については,長野から白山総合車両基地間が平成26年度末の完成を目指して着実に整備が進められている。 しかし,福井県内においては平成21年2月に福井駅部が完成したものの,既に認可申請がされている白山総合車両基地から敦賀間についていまだ認可のめどが立っていない。これまで本市では,福井駅周辺の整備や新幹線用地確保など,新幹線の福井開業を見据えた環境整備に努めてきたところであるが,認可の動向が明らかにされていないため,事業の進捗が滞り,まちづくりへの悪影響が懸念されている。 国は,未着工区間について夏までに結論を出すとしているが,国の責任において早期に新規着工区間を決定することを望むものである。福井市民の長年にわたる切実な悲願である北陸新幹線の福井開業が早期に実現するよう,下記の事項について強く要望する。          記1 駅周辺整備など本市のまちづくりに係る都市計画事業がこれ以上停滞することがないよう,北陸新幹線の白山総合車両基地から敦賀間の早期の認可,着工を実現すること。2 財源については,貸付料,鉄道運輸機構の利益剰余金などの活用により整備財源を確保し,まず新規着工に充当すること。 以上,地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 平成22年6月22日                 福井市議会 ○議長(栗田政次君) それでは,市会案第29号について質疑を許可します。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結します。 お諮りします。 ただいま議題となっております市会案第29号については,会議規則第37条第3項の規定により,委員会付託を省略したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 それでは,市会案第29号について,討論の通告がありましたので,許可します。 33番 西村公子君。 (33番 西村公子君 登壇) ◆33番(西村公子君) 日本共産党議員団の西村公子です。私は,ただいま討論の対象となっております市会案第29号 北陸新幹線早期福井開業を求める意見書について,議員団を代表して反対の立場から討論を行います。 北陸新幹線をバラ色に描いて県や市は推進していますが,市民,県民の多くは,急ぐ必要はない,東京へ行くにも不便は感じないなど,北陸新幹線誘致の声は多くありません。以前にも指摘しましたように,北陸新幹線の長野-金沢間が開業した場合,東京駅発着の本数が過多になるため,北陸や他の新幹線の一部を埼玉県の大宮駅発着とする方針をJR東日本が示しており,また国土交通省の担当者も大宮駅発着の可能性を明言されています。 県が福井-東京間の所要時間を約2時間40分として50分短縮されるとしていますが,その根拠として速達タイプと言われる停車駅を限定した列車の所要時間の計算であり,東京発着という前提ですが,その前提そのものが怪しい状況となっています。 また,料金も全体として高くなるのではないか,並行在来線の第三セクター化で利便性が悪くなるのではないか,貨物鉄道輸送のネットワークが維持できるのか,建設費や第三セクターの維持経費が重い負担になり,県民生活関連予算が削られることになるのではないかなど,新幹線を誘致した自治体の全国的な状況から,さまざまな疑問や問題点が浮かび上がっています。しかし,これらは重要な問題であるにもかかわらず,情報提供は全く行われず,県民的な議論も行われておらず,新幹線ありきで推進することは反対です。 私たち日本共産党は,国が責任を持つ高速交通体系の整備を否定するものではありませんが,これだけ長引く不況で市民生活も中小零細企業の経営も大変な中で,税収も落ち込んでいます。ですから,先ほど指摘した問題がある中で,金沢までで凍結するよう提案しています。それは,県民各層の方の声を反映したものであり,よって,この市会案第29号に反対するものです。 以上で日本共産党議員団を代表しての私の討論を終わります。 ○議長(栗田政次君) 次に,14番 堀川秀樹君。 (14番 堀川秀樹君 登壇) ◆14番(堀川秀樹君) 市民クラブの堀川でございます。市会案第29号 北陸新幹線早期福井開業を求める意見書について,新政会,志成会,一真会,公明党,政友会,そして市民クラブの6会派を代表いたしまして賛成の立場で討論を行います。 北陸新幹線は,首都圏と関西圏を日本海側で経由して結ぶ国土計画上重要な路線であり,さらに温室効果ガスの排出量削減など,地球環境に大きく貢献するとともに地域経済の活性化に大きな効果をもたらす国家的プロジェクトであります。 整備新幹線の未着工路線には,北陸新幹線,北海道新幹線,九州新幹線長崎ルートがありますが,北海道はトレイン・オン・トレイン,長崎はフリーゲージトレインなどの技術的な課題もあることから,北陸新幹線の優位性は高く,他候補の着工検討については将来課題が解決した後でも遅くはないと私は考えております。国は,未着工区間の優先順位について夏をめどに決定し,整備方針を示すということで,早急に賢明な判断をしてくれるものと期待しています。 本市では,福井駅部は既に完成していますが,白山総合車両基地から敦賀間について,いまだ認可の見通しは立っておりません。このまま福井開業が大幅におくれることとなれば,平成26年度末開業の金沢,富山などとの地域格差が生じ,県都福井市が地域間競争に取り残されてしまうことが懸念されます。 また,既に福井駅周辺の整備を初めとする都市計画事業に大きなおくれが生じております。そのため菅新内閣に対し,貸付料や鉄道運輸機構の利益剰余金を活用することで,北陸新幹線の整備財源を確保するよう要請していくことが必要だと考えております。 これらの理由から,福井市民の長年の悲願である北陸新幹線の福井開業が一日も早く図られるよう,本意見書の採択について賛成するものであります。各議員の御賛同をお願い申し上げ,私の賛成討論を終わります。御清聴ありがとうございました。 ○議長(栗田政次君) 以上で討論を終結します。 それでは,採決します。 市会案第29号については原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立) 起立多数であります。よって,そのように決しました。 ただいま可決しました市会案第29号の意見書における字句の整備並びに取り扱いにつきましては,議長に御一任願います。 以上をもちまして本日の議事日程は全部終了しました。 ただいま市長から発言を求められておりますので,許可します。 (市長 東村新一君 登壇) ◎市長(東村新一君) 議長のお許しをいただきまして,平成22年6月市議会定例会の閉会に当たりごあいさつを申し上げます。 議員各位におかれましては,6月2日の開会以来,本日まで21日間にわたり,一般会計補正予算を初め各種条例の改正など提出いたしました議案について慎重かつ熱心に御審議をいただき,妥当な御議決を賜りまして,ここに厚く御礼申し上げます。 また,本会議,一般質問,各委員会を通じまして議員各位より御意見,御要望を賜りましたが,今後ともその趣旨を尊重しながら施策を積極的に推進してまいります。 今回御就任になられました栗田政次議長を初め,川井憲二副議長,さらには各委員会の正副委員長の皆様におかれましては,今後ともより一層の御支援を賜りますようお願いを申し上げる次第でございます。 今回御審議をいただきました案件の中でも,とりわけ社会資本整備総合交付金等事業につきましては,道路,河川,橋梁,公園といった生活基盤の整備であり,いずれの事業も早期の着実な執行に努め,安定した市民生活の確保につなげてまいります。また,グリーンニューディール基金活用事業につきましては,平成20年6月の地球温暖化対策推進法の改正に基づき,基金の創設と実行計画の策定が中核市,特例市にも義務づけられたものであり,福井市といたしましても,基金を有効に活用し,省エネ改修や断熱改修など,本市の実情に応じたきめ細かい事業を通して,地球温暖化防止に寄与してまいります。 ところで,北陸新幹線につきましては,白山総合車両基地の建設が本格化していく中,敦賀までの一括認可などを県や沿線市,関係団体など官民協働して国や関係機関に強く要請し,福井開業が一日も早く実現できるよう努力を重ねてまいります。 また,福井駅西口中央地区市街地開発事業につきましては,県都の顔,中心市街地の核となるものであります。地域外からの観光客のためのおもてなしの拠点としての機能と,地域内の人のための生活の拠点としての機能を兼ね備えた福井市としての拠点をつくり上げていきたいと考えております。 先ごろ関連施設のプランを提示し,その後6月15日には県の事業参画への意思表明を得たところであります。今後もできるだけ早期に事業計画としてまとめ上げる決意でございます。議員各位におかれましては,格段の御理解と御支援を賜りますようお願い申し上げます。 さて,19日,20日と本市を会場として開催されたAPECエネルギー大臣会合も無事終了いたしました。期間中は,福井の歴史,伝統,食,文化を存分にアピールし,国内外から福井を訪れた皆様には,福井の魅力を実感していただけたものと思っております。 結びになりますが,議員各位におかれましては,日ごとに暑さが厳しさを増す中,健康に十分御留意いただき,ますます御健勝で御活躍されますことを御祈念申し上げまして,閉会のごあいさつといたします。ありがとうございました。 ○議長(栗田政次君) 以上で会議を閉じます。 これをもちまして平成22年6月福井市議会定例会を閉会します。             午後4時22分 閉会 地方自治法第123条第2項の規定により,本会議の顛末を証するため,ここに署名する。福井市議会議長                  平成  年  月  日署名議員                     平成  年  月  日署名議員                     平成  年  月  日 △〔参照〕            各 委 員 会 審 査 結 果 報 告 書         総    務    委    員    会番 号件            名審査結果第47号議案福井市職員の育児休業等に関する条例及び福井市職員の勤務時間,休暇等に関する条例の一部改正について原案可決第48号議案職員の退職手当に関する条例の一部改正について〃第49号議案福井市市税賦課徴収条例の一部改正について〃第59号議案工事請負契約の締結について (森田中学校体育館改築工事)〃第1号報告専決処分の承認を求めることについて (福井市市税賦課徴収条例及び福井市過疎地域における固定資産税の課税免除に関する条例の一部改正)承認         建    設    委    員    会番 号件            名審査結果第54号議案新たに生じた土地の確認について原案可決第55号議案字の区域の変更について〃         経  済  企  業  委  員  会番 号件            名審査結果第53号議案福井市簡易ガス供給条例の一部改正について原案可決第56号議案茱崎漁港区域内公有水面埋立地の用途変更に関する意見について〃         教  育  民  生  委  員  会番 号件            名審査結果第50号議案福井市違法駐車等の防止に関する条例の一部改正について原案可決第51号議案福井市乳幼児医療費等の助成に関する条例の一部改正について〃第52号議案福井市市税賦課徴収条例の一部改正について〃第2号報告専決処分の承認を求めることについて (福井市市税賦課徴収条例の一部改正)承認第6号報告専決処分の承認を求めることについて (福井市きららパーク多目的グラウンド等の指定管理者の指定について)承認         予  算  特  別  委  員  会番 号件            名審査結果第42号議案平成22年度福井市一般会計補正予算原案可決第43号議案平成22年度福井市老人保健特別会計補正予算〃第44号議案平成22年度福井市宅地造成特別会計補正予算〃第45号議案平成22年度福井市集落排水特別会計補正予算〃第46号議案平成22年度福井市福井駅周辺整備特別会計補正予算〃第3号報告専決処分の承認を求めることについて (平成21年度福井市一般会計補正予算)承認第4号報告専決処分の承認を求めることについて (平成21年度福井市ガス事業会計補正予算)〃第5号報告専決処分の承認を求めることについて (平成22年度福井市国民健康保険特別会計補正予算)〃         議  会  運  営  委  員  会番 号件            名審査結果請願第15号政府への日米間におけるFTA(自由貿易協定)締結に反対する意見書提出について継続審査請願第17号憲法九条を堅持することを求める意見書提出,憲法九条の理念に適った「非戦平和の実現を願う市」宣言並びに同主義を広めることについて〃請願第18号選択的夫婦別姓導入など民法改正を求める意見書提出について〃請願第19号日本軍「慰安婦」問題の解決をめざす法制定を求める意見書提出について〃陳情第8号新保険業法の適用除外を求める意見書提出について〃陳情第10号選択的夫婦別姓を認める民法の一部改正に反対を求める意見書提出について〃陳情第14号子ども手当の見直しを求める意見書提出について〃陳情第15号永住外国人への地方参政権付与の法制化に反対する意見書提出について〃陳情第16号選択的夫婦別姓制度の法制化に反対する意見書提出について〃陳情第17号人権侵害救済法の成立に反対する意見書提出について〃...