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09月29日-04号

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  1. 福井市議会 2003-09-29
    09月29日-04号


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    平成15年 9月定例会               福井市議会会議録 第4号           平成15年9月29日(月曜日)午後1時39分開議〇議事日程 日程 1 会議録署名議員の指名 日程 2 第45号議案ないし第57号議案,請願第7号,陳情第1号ないし陳情第3号 日程 3 第60号議案 公平委員会委員の選任について 日程 4 第61号議案 固定資産評価審査委員会委員の選任について 日程 5 第58号議案 平成14年度福井市各会計歳入歳出決算の認定について 日程 6 第59号議案 平成14年度福井市下水道事業会計ガス事業会計及び水道事業会計決算の認定について 日程 7 決算特別委員会の設置並びに付託について 日程 8 決算特別委員会委員の選任について 日程 9 市会案第5号 福井市中央卸売市場PR館建設計画調査特別委員会の設置について 日程10 福井市中央卸売市場PR館建設計画調査特別委員会委員の選任について 日程11 市会案第6号 年金給付額据え置き等に関する意見書について 日程12 市会案第7号 義務教育費国庫負担制度の堅持を求める意見書について 日程13 市会案第8号 適正規模の少人数学級実現等を求める意見書について 日程14 市会案第9号 金沢大学法科大学院設置に関する意見書について 日程15 市会案第10号 道路整備の促進とその財源確保に関する意見書について──────────────────────〇出席議員(36名) 1番 谷出 共栄君   2番 後藤 勇一君 3番 大森 哲男君   4番 巳寅 令子君 5番 青木 幹雄君   6番 嶋田勝次郎君 7番 高田 訓子君   8番 谷本 忠士君 9番 野嶋 祐記君   10番 堀川 秀樹君 11番 西本 恵一君   12番 浜田  篤君 13番 石丸 浜夫君   14番 見谷喜代三君 15番 川井 憲二君   16番 稲木 義幸君 17番 皆川 信正君   18番 松山 俊弘君 19番 石川 道広君   20番 早川 朱美君 21番 木村 市助君   22番 山口 清盛君 23番 谷口 健次君   24番 宮崎 弥麿君 25番 吉田 琴一君   26番 田中 繁利君 27番 皆川 修一君   28番 近藤 高昭君 29番 栗田 政次君   30番 加藤 貞信君 31番 田辺 義輝君   32番 西村 公子君 33番 中谷 勝治君   34番 中谷 輝雄君 35番 若山 樹義君   36番 伊東 敏宏君──────────────────────〇欠席議員(0名)──────────────────────〇事務局出席職員 議会事務局長      吉 村 邦 栄 議会事務局次長     松 北 俊 彦 庶務課長        大 谷 藤 一 議事調査課長      竹 内 正 己 議事調査課副課長    小 川 眞一郎 議事調査課主任     奥 田 芳 文 議事調査課主幹     細 田 貴 晴 議事調査課主幹     有 田 康 弘 議事調査課副主幹    吉 村 瞬 潤 議事調査課主査     廣 瀬 峰 雄 議事調査課主事     高 橋 伸 枝──────────────────────〇説明のため出席した者 市長         酒 井 哲 夫 君 副市長        奈 良 一 機 君 収入役        堀 江 廣 海 君 企業管理者      桑 野 正 暁 君 教育長        渡 辺 本 爾 君 市長室特命理事    澤 井 照 男 君 企画政策部長     矢 野 憲 一 君 総務部長       村 尾 敬 治 君 財政部長       吹 矢 清 和 君 市民生活部長     酒 井 道 治 君 福祉保健部長     麋 山 昭 然 君 商工労働部長     大 村 順 一 君 農林水産部長     嶋 田   榮 君 都市政策部長     大久保 洋 一 君 建設部長       児 玉   忠 君 下水道部長      伊 藤 隆 允 君 企業局長       森 本 喜 一 君 教育部長       樟 本 立 美 君 工事検査室長     笠 嶋 主 宏 君 代表監査委員     奥 津 正 男 君────────────────────── ○議長(田辺義輝君) 出席議員が定足数に達しておりますので,議会は成立いたしました。 よって,これより会議を開きます。────────────────────── ○議長(田辺義輝君) それでは日程1 会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は,会議規則第81条の規定により,17番 皆川信正君,18番 松山俊弘君の御両名を指名いたします。────────────────────── ○議長(田辺義輝君) 次に日程2 第45号議案ないし第57号議案,請願第7号,陳情第1号ないし陳情第3号,以上17件を一括議題といたします。 以上の各案件につきましては,去る9月1日及び9日の本会議において各常任委員会予算特別委員会及び議会運営委員会に付託され,また予算議案については予算特別委員会から各常任委員会調査依頼されましたが,それぞれ審査が終了した旨,報告を受けましたので,これより審査の順序に従い,結果の報告を求めます。〔各委員会審査結果報告書は本号末尾参照〕 建設委員長 22番 山口清盛君。 (22番 山口清盛君 登壇) ◆22番(山口清盛君) 去る9日1日の本会議におきまして,建設委員会に付託されました案件を審査するため,11日に委員会を開催いたしましたので,その結果を御報告申し上げます。 付託されました案件は,議案5件であり,いずれも原案どおり可決しました。 以下,審査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。 第47号議案 福井市風致地区内における建築等の規制に関する条例の制定に関して委員から,福井県が風致地区として規制を行っている足羽三山やその周辺において樹木が育ち過ぎ,降雪時において枝に積もった雪がふもとの家屋に滑り落ち,被害をこうむる等の苦情が寄せられているが,本市としても関係機関と連携し,定期的な点検を行うべきと考えるが,その対策はどのように講じているのかとの問いがあり,理事者から,民有地は所有者が管理するのが原則であるが,今までも苦情があれば緊急避難的に自治会長,権利者立ち会いのもとで樹木を伐採してきた。雪が降る前に,土地所有者が独断で樹木を伐採しづらい急傾斜地など風致地区周辺についてパトロールを行い,被害が出ないよう対応していきたいとの答弁がありました。 第56号議案 市道の路線の認定に関して委員から,今回の認定案にも含まれているが,袋小路になった道路を市道として認定する基準は何かとの問いがあり,理事者から,あくまでも底地が福井市に帰属されることが前提となるが,幅員が6m,隅切りが3mなどとする条件が満たされれば,延長35m未満の道路については回転広場を設けずとも市道に認定しているとの答弁がありました。 以上が当委員会での審査の結果並びに審査経過の概要でございます。議員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わります。 ○議長(田辺義輝君) 次に総務委員長 16番 稲木義幸君。 (16番 稲木義幸君 登壇) ◆16番(稲木義幸君) 去る9月1日及び9日の本会議において総務委員会に付託されました案件と予算特別委員会から調査依頼を受けました案件を審査するため,11日に委員会を開催いたしましたので,その結果について御報告申し上げます。 付託されました案件は議案3件であり,いずれも原案どおり可決いたしました。また依頼を受けました案件は議案1件であり,原案は適当であると報告することに決しました。 以下,審査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。 まず第52号議案 記号式投票に関する条例の一部改正に関して委員から,記号式投票は市長選挙の投票だけに限られているが,投票の簡素化や開票のスムーズ化による利便性を考慮すると,市議会議員選挙の投票においても導入を検討していくべきとの意見がありました。 また委員から,鯖江市では市議会議員選挙電子投票で実施したが,合併後の新市で電子投票を実施する考えはあるのかとの問いがあり,理事者から,電子投票はこれまでに全国で5市の市長選挙あるいは市議会議員選挙で実施されており,投票の簡素化や開票のスムーズ化により結果が即座に出るなどのメリットがある一方で,コンピューターがストップし,一時投票不能になったというトラブルが報告されている。トラブルの原因の改善が進む中で電子投票は普及されていくものと考えており,本市としては市民への周知期間が少なくても6カ月間は必要であり,費用対効果や適正な選挙管理の執行の確保などを見きわめながら進めていきたいとの答弁がありました。 次に第53号議案 工事請負契約の締結(日之出小学校中校舎大規模改造工事)に関して委員から,学校の大規模な改造工事を行う上で,以前から現場サイドから出されているシャワー室の整備などの要望を積極的に取り入れるべきである。 さらにトイレについても,いろんな事故を想定すれば,子供の安全を守る上からも,ドアを内開きにするよりも外開きにすべきとの意見がありました。 次に第57号議案 工事請負契約の締結(本郷小学校校舎新築工事)に関して委員から,この工事を落札した共同企業体の中には,県の発注工事において,昨年に引き続きことしも負傷事故を起こして県から指名停止処分を受けた企業が2社含まれている。本市は,これらの企業に対し,昨年は指名停止をしているが,ことしは警告処分のみとなっているが,その理由は何かとの問いがあり,理事者から,昨年の事故は福井労働基準監督署から是正勧告を受けているが,ことしの事故は指導という処分にとどまったことから,福井市建設工事等指名業者選定審査会に諮り,福井市建設工事等請負契約に係る指名停止等措置要領に基づき,本市としては指名停止に至らないと判断し,再発防止に努めるよう注意を促す警告書を発したとの答弁がありました。 さらにこれに関連して委員から,特に工事入札における指名業者選定関連業務については,第三者からの疑惑を招くことのないよう,厳正かつ公正に取り扱うべきとの意見がありました。 以上が当委員会での審査の結果並びに審査経過の概要でございます。議員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わります。 ○議長(田辺義輝君) 次に経済企業委員長 17番 皆川信正君。 (17番 皆川信正君 登壇) ◆17番(皆川信正君) 予算特別委員会から経済企業委員会調査依頼されました案件を審査するため,9月12日に委員会を開催いたしましたので,その結果を御報告申し上げます。 依頼を受けました案件は議案1件で,原案は適当であると報告することに決しました。 以下,審査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。 第45号議案 平成15年度福井市一般会計補正予算農林水産業費,地場産学校給食推進事業に関して委員から,JAを含めた生産者,流通関係者学校給食関係者などで構成する協議会を立ち上げ,学校給食に使用する地場産の農作物を現状よりさらに多く,また長期的に安定して供給するための体制づくりについて研究,検討するとのことであるが,地産地消の推進はもとより,より安全で安心のできる食材を本市の子供たちに提供するために,この事業の推進に積極的に取り組んでほしいとの要望がありました。 また商工費,企業立地支援事業中,雇用奨励助成金に関して委員から,操業1年以内に市内在住者を雇用した企業に対し,1年に限り一人につき20万円を助成するというこの事業は,雇用形態が正規社員,パート社員を問わず助成の対象となっているため,必ずしも長期安定雇用の創出にはつながらないことから,非常に厳しい雇用状況下ではあるものの,企業に対し正規社員としての雇用拡大を働きかけてほしいとの要望がありました。 以上が当委員会での審査の結果並びに審査経過の概要でございます。議員各位の御賛同をお願い申し上げ,御報告を終わります。 ○議長(田辺義輝君) 次に教育民生委員長 15番 川井憲二君。 (15番 川井憲二君 登壇) ◆15番(川井憲二君) 去る9月1日の本会議において教育民生委員会に付託されました案件と予算特別委員会から調査依頼を受けました案件を審査するため,12日に委員会を開催いたしましたので,その結果について御報告申し上げます。 付託されました案件は議案3件であり,いずれも原案どおり可決いたしました。 また調査依頼を受けました案件は議案2件で,いずれも原案は適当であると報告をすることに決しました。 以下,審査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。 まず第54号議案 工事請負契約の変更に関して委員から,至民中学校移転用地については,当初の設計より予想以上の軟弱地盤であったため,汚泥処理工法の変更や大量の岩盤の破砕等の追加工事も発生したことから,大幅な設計変更を余儀なくされ,契約金額が増額したとのことであるが,それらについて請負業者には全く責任がないのかとの問いがあり,理事者から,市が行った設計に基づく入札額での契約であるため,請負業者の責任は問えないとの答弁がありました。 また委員から,今後このようなことのないよう,当初設計の段階で十分な調査を行うべきであるとの意見がありました。 次に予算特別委員会からの調査依頼案件であります第45号議案 平成15年度福井市一般会計補正予算衛生費に関して委員から,環境配慮型住宅設備設置促進事業において,環境への負荷を軽減するための設備を設置するものに対して補助を行うとのことだが,補助の内容はどのようなものかとの問いがあり,理事者から,太陽光発電設備などに対しての補助限度額は60万円,風力発電設備などに対しての補助限度額は30万円とし,それぞれ工事費に対する補助率は3分の1であるとの答弁がありました。 また教育費に関して委員から,環境・エネルギー教育推進事業において,生徒が体験を通して環境やエネルギーについての理解を深めるため,水素と酸素を燃料に使った燃料電池車などの教材を中学校に整備するとのことだが,その安全性に問題はないのかとの問いがあり,理事者から,水を電気分解することにより発生する水素と酸素を化学反応させエネルギーを得る装置であるが,あくまでも中学校の授業において使う教材であり,安全性については問題はないとの答弁がありました。 以上が当委員会での審査の結果並びに審査経過の概要でございます。議員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わります。 ○議長(田辺義輝君) 次に予算特別委員長 28番 近藤高昭君。 (28番 近藤高昭君 登壇) ◆28番(近藤高昭君) 去る9月1日の本会議において,予算特別委員会に付託されました議案2件及び市政上の重要案件を審査するため,18日,19日の2日間,委員会を開催いたしましたので,その結果を御報告申し上げます。 付託されました議案2件は,付託後,議長を通じそれぞれの所管の各常任委員会に対し調査依頼を行い,その調査結果の報告を受けて審査を行った結果,いずれも原案どおり可決いたしました。 また市政上の重要案件についても,活発で真剣な議論を交わされ,継続審査と決定いたしました。 以下,審査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。 まず市町村合併に関して委員から,地域自治について,地方制度調査会が本年4月にまとめた中間報告によると,自治体の内部において一定の独立機能を持たせた地域自治組織について国で研究が行われているとのことであるが,本市はこの制度をどのように考えているのかとの問いがあり,理事者から,この新しい仕組みについては今後の法制化の推移を見守る必要があるが,本所と総合支所との関係や地域審議会などの位置づけにも関連するが,地域の自主・自立したまちづくりを推進するためにも,今後,合併協議会で議論を深める必要があるとの答弁がありました。 また委員から,都市計画区域の見直しについて,合併に臨む自治体はそれぞれ独自の都市計画を行っているが,合併に伴いこれらの調整をどのように図るかとの問いがあり,理事者から,5市町村の地域内には福井,嶺北北部,丹南の3つの都市計画区域があり,基本的には1つの都市計画区域が望ましいと考えるが,鯖江市においては市街化区域と市街化調整区域の線引きがなされていないため,合併後,線引き制度について十分な理解を得た時期に見直しを行っていきたいとの答弁がありました。 さらに委員から,合併支援策について,国,県の合併支援策合併特例債のみならず,社会基盤整備を初め保健,医療,教育など多岐にわたっており,これらを最大限,有効活用することを常に念頭において,新市建設計画策定に臨んでほしいとの要望がありました。 次に歴史の見えるまちづくりに関して委員から,現在県庁敷地内に設置されている福井初代藩主結城秀康の騎馬像を県都福井市の玄関口である駅前に移し,福井の歴史と文化を県内外にアピールできるような駅周辺整備を考えるべきではないかとの問いがあり,理事者から,福井駅から福井城址,養浩館,さらに来年開館予定の郷土歴史博物館へと結ぶルートは,歴史のみち構想の一つと位置づけており,本市のまちづくりの基礎を築いた柴田勝家やお市の方などの組み合わせにより,駅に降り立ったときに福井の歴史と文化をしっかりと感じることができるような駅前広場とするために,現在検討中であるとの答弁がありました。 さらに委員から,歴史のみち整備計画にあるように,福井城址に巽やぐらや天守閣などの復元を図り,緑豊かな城址公園として整備することにより,本市の歴史的遺産都心づくりに活かすよう,県に対して働きかけてほしいとの強い要望がありました。 次に鉄道高架事業に関して委員から,平成4年から開始している連続立体交差事業高架化区間延長は,JR北陸線で約3.3kmのほか,京福越前本線約2km,京福三国芦原線約0.7kmとの事業内容となっていることから,事業変更のない限り,えちぜん鉄道は当然,高架化によりこの事業を推進すべきであると考えるが,市の考えはどうかとの問いがあり,理事者から,県が法的にはわからないという見解を示しても,本市は高架化方針はえちぜん鉄道に継承されているとの判断であり,現在,沿線9市町村の理事者と議会が一体となり県議会に要請する中で,高架化での事業の完成を目指していきたいとの答弁がありました。 また委員から,えちぜん鉄道について,各駅における電車発着時のBGMや恐竜エキスポふくいPRのために設置された車内の液晶テレビを効果的に利用しながら,車内ポスターによる観光宣伝を初めイベント列車の運行などにより,新鉄道会社としてのイメージアップと利用促進を図るというような大胆な発想をすべきとの意見がありました。 次にNPO活動センターの計画について委員から,現在,本市においても多くのNPOが設立され活動を行っているが,公民館を初めとする地域のまちづくりを担う人たちとNPOがともに知恵を出し合い,活動できる体制づくりができれば,全国に発信できるようなすばらしい福井型のNPOとまちづくりの仕組みとなると考えるが,そのような計画はできないかとの問いがあり,理事者から,財政状況の厳しい折,NPOの活動は行政と一体となってまちづくりを進める大きな力であると重要視している。NPO同士が情報を交換し合え,相乗効果を生み出せるような拠点的なものが必要だと考えるが,その仕組みなどの課題を含め広く意見を聞きながら,前向きに検討していきたいとの答弁がありました。 次に健康増進法施行に伴う取り組みに関して委員から,健康増進法制定のもと,国が国民の健康づくり運動「健康日本21」を展開していることを踏まえ,本市においても本年4月から生活習慣の見直し,生活環境の改善などを通し,病気を予防する第一次予防に重点を置いた「健康ふくい21」の策定作業を進めているとのことだが,計画策定に当たっては,市民各層の意見がより反映された住民参加型のものにするよう努めてほしいとの要望がありました。 次に区画整理事業に関して委員から,市場周辺における事業の推進に当たり,現在手狭になっている中藤小学校移転用地を取得する考えであると聞いているが,どのような計画になっているのかとの問いがあり,理事者から,今後同地区においては人口増加による児童数の増加が見込まれるほか,敷地面積が学校設置の目安となる国の基準を大きく下回っていることから,財政健全化計画が本年度で終了することを踏まえ,来年度以降早い時期に用地を取得したいとの答弁がありました。 次にガス事業に関して委員から,環境負荷の少ない新エネルギーとして期待されている天然ガスの利用促進のため,熱量変更事業完了後の需要開発をどのように取り組んでいくかとの問いがあり,理事者から,クリーンで熱量の高い天然ガスの優位性を反映していくため,将来性の高い電気と熱の両方を供給できる燃料電池やガスエンジンによる発電時に発生する排熱を冷暖房や給湯にむだなく利用するコージェネレーションシステムの普及拡大に努めるとともに,大型給湯器ガス空調整備の販売強化を進める。さらに天然ガス自動車の普及拡大も図っていきたいとの答弁がありました。 また委員から,天然ガス転換事業完了後にガス料金を見直す考えがあると聞いているが,事業完了を本年11月に控え,具体的な料金改定の見通しとその実施時期について,どのように考えているのかとの問いがあり,理事者から,9月末から予定している近畿経済産業局との協議結果を踏まえ,公聴会を実施するなどして料金改定幅を決定することとなるが,近隣事業所の状況等を考慮すると,15%から20%程度の引き上げになる見込みである。改定時期については,議会の承認を経て来年5月分の料金から実施したいとの答弁がありました 次に学校教育に関して委員から,現在,国の緊急地域雇用特別基金事業の一環として,注意欠陥多動性障害や学習障害,高機能自閉症などの児童・生徒の指導や相談業務に専門的に対応するため,小・中学校23校に学校生活指導員を配置しているが,同事業の期限である平成16年度以降も本市独自に継続して配置してほしい。また普通学級における,肢体不自由児の生活をサポートする介助員についても,その適用範囲を注意欠陥多動性障害や学習障害,高機能自閉症の障害にも拡大するなど,人的配置の充実により,子供たちによりきめ細やかな教育ができるよう努めてほしいとの要望がありました。 次に公民館職員の研修体制に関して委員から,公民館主事が生涯学習を推進する学習拠点である公民館を預かり,地域における諸問題を住民とともに考え,地域づくりのために一緒に行動していくためには専門的知識が必要であると考えるが,現在本市において社会教育主事の資格を取る場合,5年間の実務経験が必要であり,さらに1年に1名しかその資格研修を受講できないことから,意欲のある主事の要望にこたえられるような体制にすべきではないかとの問いがあり,理事者から,現在,本市が実施している社会教育推進のための基礎的研修を初め実務的研修などを実施しているが,研修内容については社会教育主事資格取得のための講習と遜色がないようであるが,今後意欲のある主事が研修を受講できるよう努めたいとの答弁がありました。 以上が当委員会での審査結果及び審査経過の概要でございます。当委員会は,今後とも継続して市政上の重要案件に関する審査及び調査を行ってまいりたいと存じますので,議員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わります。 ○議長(田辺義輝君) 次に議会運営委員長 23番 谷口健次君。 (23番 谷口健次君 登壇) ◆23番(谷口健次君) それでは御報告申し上げます。 去る9月1日及び9月9日の本会議におきまして,議会運営委員会に付託されました請願1件及び陳情3件を審査するため,25日委員会を開催いたしましたので,その結果を御報告いたします。 まず請願第7号 年金給付額据え置き等に関する請願については,願意妥当と認め採択,陳情第1号 義務教育費国庫負担制度の堅持を求める陳情,陳情第2号 適正規模の少人数学級実現等を求める陳情,陳情第3号 金沢大学法科大学院設置に関する陳情につきましても,いずれも願意妥当として採択と決定をいたしました。 採択となりました請願等につきましては,意見書の提出を求められていることから,議会運営委員会委員による市会案として,本会議に提出することに決定いたしました。 また委員から提案のありました道路整備の促進とその財源確保に関する意見書につきましても,市会案として同じく本会議に提出することを決定いたしましたので,御協力のほどをよろしくお願いをいたします。 以上が当委員会での審査結果並びに審査経過の概要でございます。議員各位の御賛同をお願い申し上げます。 なお,去る7月22日から24日の3日間,議会運営及び市町村合併の進捗状況を調査するため,新潟市,長岡市,前橋市を視察してまいりましたことを申し添え,御報告を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(田辺義輝君) 以上をもちまして各常任委員会予算特別委員会及び議会運営委員会の審査報告は全部終了いたしました。 ただいまの各委員長報告に対し,一括質疑を許可いたします。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結いたします。 ここでお諮りいたします。 第46号議案ないし第52号議案,第54号議案ないし第56号議案,請願第7号及び陳情第1号ないし陳情第3号については,討論の通告がございませんので,直ちに採決いたしたいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 それでは採決いたします。 以上の各案件を委員長報告のとおり可決,採択することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決定いたしました。 それでは第45号議案,第53号議案及び第57号議案について,討論の通告がありましたので,許可いたします。 32番 西村公子君。 (32番 西村公子君 登壇) ◆32番(西村公子君) 日本共産党の西村公子です。 ただいま討論の対象となっております第45号議案 平成15年度福井市一般会計補正予算,第53号議案及び第57号議案,2つの工事請負契約の締結について,いずれも委員長報告に反対の立場から討論を行います。 まず第45号議案 平成15年度福井市一般会計補正予算についてですが,環境配慮型住宅設備設置促進事業や地場産学校給食推進事業など,多くは市民生活に必要なものとして当然認められるものですが,一部広域圏電算システム統合事業負担金については,市民合意の得られていない市町村合併のためのもので,認められません。 本議会で私は市民団体の要請にこたえない市の姿勢をただしましたが,答弁ではこれまでに43地区で説明会をやったことを繰り返し,今後においても市が行う説明会と会報などだけで納得せよという姿勢です。疑問に答えてほしいという率直な市民の声にもまるで耳をかさない,酒井市長には市民への説明責任を果たし,市民の意見を聞き,議論をしようという行政としての基本が欠けていると言わざるを得ません。十分な情報公開と議論を求める声が高まっていることに対して,市の姿勢を根本的に改めるよう求めるものです。 次に第53号議案と第57号議案の工事請負契約の締結について述べます。 これらの入札は8月に行われていますが,県が指名停止処分を行った業者が,市が処分をしなかったために入札に参加し,本郷小学校校舎新築工事については落札するという結果になっております。 市がこれらの業者を処分しなかったのは,下請による事故だったため,労働基準監督署による是正勧告がなかったと言っておりますが,そのことだけで判断するべきではなかったと考えます。企業体としての責任を負わせるのは当然のことですし,昨年も事故を起こしていることからも,事故を防止するために市として厳しく対応し,処分を行うべきでした。少なくとも私が知る限り,また担当課で聞いても,これまでの対応は,県が処分を行った場合は市もそれに準じて処分を行ってきています。今回のようなことを決して前例にしてはならないことを強く指摘しておきたいと思います。 以上反対理由を述べまして,私の討論を終わります。 ○議長(田辺義輝君) 以上で討論を終結いたします。 それでは採決いたします。 第45号議案,第53号議案及び第57号は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立) 起立多数であります。よって,そのように決しました。────────────────────── ○議長(田辺義輝君) 次に日程3 第60号議案 公平委員会委員の選任についてを議題といたします。 提出者の提案理由の説明を求めます。 (市長 酒井哲夫君 登壇) ◎市長(酒井哲夫君) ただいま上程されました第60号議案 公平委員会の委員の選任につきまして,提案理由を御説明申し上げます。 公平委員会委員畑岡久子氏が10月1日をもって任期満了となります。つきましては,同氏を再任いたしたいと存じますので,地方公務員法第9条第2項の規定により議会の同意を得るため,この案を提出した次第でございます。 片岡氏は地方自治に広く理解があり,人格,識見とも公平委員として適任と存じますので,よろしく御審議の上,御同意を賜りますようお願い申し上げます。
    ○議長(田辺義輝君) ただいまの説明に対し質疑を許可いたします。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております第60号議案については,会議規則第37条第2項の規定により委員会付託を省略し,直ちに採決いたしたいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決定いたしました。 それでは採決いたします。 ただいま議題となっております第60号議案 公平委員会委員の選任については,畑岡久子君を選任することに同意を求められております。これに同意することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,第60号議案 公平委員会委員の選任については,畑岡久子君に同意することに決定いたしました。 ただいま同意を得られました畑岡久子君からあいさつを受けたいと思います。 (畑岡久子君 登壇) ◎公平委員(畑岡久子君) ただいま御紹介をいただきました畑岡でございます。 このたび福井市公平委員に再び選任を賜り,まことに光栄に存じております。今,新たにその責任の重さをしみじみと感じているところでございます。 さて,我が国の現状は,経済情勢は依然として厳しく,まだ本当の明るさが見えてまいっておりません。その中にありまして,地方自治体におきましては住民のニーズの多様化,地方分権等々環境が大きく変わっております。 また地方公務員におきましては,国家公務員同様,本人の業績とか能力を重視する人事管理に改革が予定されております。このような変化の中にありまして,新しい課題もできてくることが予測されております。つきまして,これより後は一層研修に励み,与えられました職務を一層全うする所存でございます。どうか皆様の一層の御指導,御鞭撻をよろしくお願いいたしまして,私のごあいさつにかえさせていただきます。 本日はまことにありがとうございました。(拍手)────────────────────── ○議長(田辺義輝君) 次に日程4 第61号議案 固定資産評価審査委員会委員の選任についてを議題といたします。 提出者の提案理由の説明を求めます。 (市長 酒井哲夫君 登壇) ◎市長(酒井哲夫君) ただいま上程されました第61号議案 固定資産評価審査委員会委員の選任につきまして,提案理由を御説明申し上げます。 固定資産評価審査委員会委員井上晴一氏が9月24日をもって任期満了となります。つきましては,同氏を再任いたしたいと存じますので,地方税法第423条第3項の規定により議会の同意を得るため,この案を提出した次第でございます。 井上氏は,人格,識見とも固定資産評価審査委員会委員として適任と存じますので,よろしく御審議の上,御同意を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(田辺義輝君) ただいまの説明に対し,質疑を許可いたします。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております第61号議案については,会議規則第37条第2項の規定により委員会付託を省略し,直ちに採決いたしたいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決定いたしました。 それでは採決いたします。 ただいま議題となっております第61号議案 固定資産評価審査委員会委員の選任については,井上晴一君を選任することに同意を求められております。これに同意することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,第61号議案 固定資産評価審査委員会委員の選任については,井上晴一君に同意することに決定いたしました。 ただいま同意を得られました井上晴一君からあいさつを受けたいと思います。 (井上晴一君 登壇) ◎固定資産評価審査委員会委員(井上晴一君) このたび固定資産評価審査委員会委員に御選任を賜りました井上晴一でございます。 ただいまは市議会議員の諸先生方に私の固定資産評価審査委員会委員の選任につきまして御同意を賜りまして,まことにありがとうございました。 私は再任ではございますが,誠心誠意,福井市発展のために努力する所存でございます。先生方におかれましては,今後とも引き続きまして御指導,御鞭撻を賜りますように心からお願いを申し上げます。 簡単でございますが,お礼のごあつさつにかえさせていただきます。 ありがとうございました。(拍手)────────────────────── ○議長(田辺義輝君) 次に日程5及び日程6を会議規則第35条の規定により一括議題といたします。 事務局に朗読させます。 (事務局朗読)日程5 第58号議案 平成14年度福井市各会計歳入歳出決算の認定について日程6 第59号議案 平成14年度福井市下水道事業会計ガス事業会計及び水道事業会計決算の認定について ○議長(田辺義輝君) 提出者の提案理由の説明を求めます。 (市長 酒井哲夫君 登壇) ◎市長(酒井哲夫君) ただいま上程されました第58号議案及び第59号議案につきまして,その提案理由を申し上げます。 まず第58号議案 平成14年度福井市各会計歳入歳出決算の認定についてでございますが,平成14年度の福井市一般会計歳入歳出決算及び各特別会計歳入歳出決算につきまして,議会の御認定をいただきたく,地方自治法第233条第3項の規定により,監査委員の審査意見を添え御提案する次第でございます。 次に第59号議案 平成14年度福井市下水道事業会計ガス事業会計及び水道事業会計決算の認定についてでございますが,地方公営企業法第30条第4項の規定によりまして,同じく監査委員の審査意見を添え,議会の御認定をお願いするものでございます。 なお,これら両議案の細部につきましては,決算特別委員会の御審議等におきまして詳細に御説明申し上げたいと存じます。何とぞ慎重に御審議の上,妥当な御議決を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(田辺義輝君) ただいま説明のありました第58号議案及び第59号議案について,一括質疑を許可いたします。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結いたします。────────────────────── ○議長(田辺義輝君) 次に日程7及び日程8を会議規則第35条の規定により一括議題といたします。 事務局に朗読させます。 (事務局朗読)日程7 決算特別委員会の設置並びに付託について日程8 決算特別委員会委員の選任について ○議長(田辺義輝君) まず決算特別委員会の設置並びに付託についてお諮りいたします。 今ほど上程いたしました第58号議案及び第59号議案につきましては,11名をもって構成する決算特別委員会を設置し,これに付託の上,審査願うことにいたしたいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決定いたしました。 次に決算特別委員会委員の選任についてお諮りいたします。 ただいま設置されました決算特別委員会の委員の選任につきましては,委員会条例第8条第1項の規定により,議長から指名いたしたいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 それでは指名いたします。1番 谷出 共栄君  7番 高田 訓子君8番 谷本 忠士君  9番 野嶋 祐記君11番 西本 恵一君  12番 浜田  篤君14番 見谷喜代三君  18番 松山 俊弘君30番 加藤 貞信君  32番 西村 公子君36番 伊東 敏宏君 以上,11名の諸君を決算特別委員会委員に選任することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決定いたしました。────────────────────── ○議長(田辺義輝君) 次に日程9 市会案第5号 福井市中央卸売市場PR館建設計画調査特別委員会の設置についてを議題といたします。 提出者の提案理由の説明を求めます。 (23番 谷口健次君 登壇) ◆23番(谷口健次君) では,報告させていただきます。 ただいま議題となりました市会案第5号 福井市中央卸売市場PR館建設計画調査特別委員会の設置について,提案理由の説明を申し上げます。 去る9月4日及び25日の議会運営委員会において,理事者から福井市中央卸売市場PR館建設計画にかかわっていた幹部職員の自殺が公務災害と認定された経過について報告を受けたところでありますが,議員の関与があったとする公務災害認定の裁決要旨について,遺族の同意,市長の承認を得なければ公表できない部分があるとして,真相解明を求める我々議員としては不満足なものに終わりました。 これに対し,委員から議会に対する信頼を回復するためには,議会みずからが真相を明らかにする必要がある。ついては,地方自治法第100条に基づく強力な調査権を発動すべきで,そのための調査委員会の設置を求めたいとの意見がありました。 これを受けまして,委員会で慎重に協議を重ねました結果,一連の疑惑の真相解明を求めることで一致,地方自治法第100条に基づく調査特別委員会の設置を決定いたしました。 その内容につきましては,お手元に配付いたしました市会案第5号のとおりでございます。内容を朗読させていただきまして,提案理由の説明にかえさせていただきたいと存じます。 福井市中央卸売市場PR館建設計画調査特別委員会の設置について。 1,調査事項。本議会は,中央自治法第100条の規定により,次の事項について調査するものとする。 1-1として,福井市中央卸売市場PR館建設計画に関する事項。 1-2として,職員の公務災害発生原因に関する事項。 2,特別委員会の設置。本調査は,地方自治法第110条及び委員会条例第4条の規定により,委員11人からなる福井市中央卸売市場PR館建設計画調査特別委員会を設置して,これに委託するものとする。 3,調査権限。本議会は,1に掲げる事項の調査を行うため,地方自治法第100条第1項及び第10項の権限を上記特別委員会に委託及び同法第98条第1項の権限を上記特別委員会に委任する。 4,調査期限。上記特別委員会は,1に掲げる調査が終了するまで,閉会中もなお調査を行うことができる。 5,調査経費。本調査に要する経費は,本年度においては200万円以内とする。 以上でございます。何とぞ議員各位の御賛同をお願い申し上げまして,説明を終わらせていただきます。 ○議長(田辺義輝君) ただいまの説明に対し,質疑を許可いたします。 ◆12番(浜田篤君) 今,設置というんですかね,どこまでの権限を含みますか,それを答えてほしいと思います。 ◆23番(谷口健次君) 調査に対する権限でございますけれども,これに関しましては今後設立される委員会において決められるものと思っております。 以上です。 ◆12番(浜田篤君) それでは納得できませんね。これは調査の設置というのですか,設置をやるからには,委員会はどこまでの調査権ができるのかということをきちんと明白にしてやってほしいと思います。今聞いてると,どこまでの権限があって,どこまでの調べができるのかということを何も我々に示さないで,ただ設置する。権限はどこまでの権限だということも我々に示さないで,ただ委員会ができて,委員会で今後決めるという,そういう形では我々,僕としたら納得できません。 ◆23番(谷口健次君) あくまでも委員会で決定のもとに進んでまいることと思います。 以上です。 ○議長(田辺義輝君) ほかに御質疑ございませんか。 ◆12番(浜田篤君) 要するに,今説明したとおり聞いてると,調査権をあれして設置するということを言っているのだから,その委員会の持つ権限はどこまでの範囲,どこまでのあれかということをきちんと説明してもらわないとあきませんということを僕は繰り返して今質問させてもらっているのです。 ◆23番(谷口健次君) 今のほど申し上げたとおりでございます。 ◆12番(浜田篤君) そういう設置ではあかんのでないですかというんです。やっぱり設置をする以上は,要するにその設置する委員会の権限,どこまでのあれをするということをきちっと明白にして設置をするということではないですか。 ○議長(田辺義輝君) 同じ質疑は3回まででお願いいたします。 ほかにございませんか。(浜田篤君「何,新しく設置する委員会やろ。議長,僕が今議長に手を挙げて質問してるのに,何でうざうざ言うのか……」と呼ぶ) 同じ質疑は3回まででお願いいたします。 ほかに御質疑ございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) それではお諮りをいたします。 ただいま議題となっております市会案第5号については,会議規則第37条第2項の規定により,委員会付託を省略し,直ちに採決いたしたいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。そのように決定いたしました。 それでは採決いたします。 市会案第5号は原案のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。────────────────────── ○議長(田辺義輝君) 次に日程10 福井市中央卸売市場PR館建設計画調査特別委員会委員の選任についてを議題といたします。 お諮りいたします。 ただいま設置されました福井市中央卸売市場PR館建設計画調査特別委員会の委員の選任につきましては,委員会条例第8条第1項の規定により議長から指名いたしたいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 それでは指名いたします。15番 川井 憲二君  16番 稲木 義幸君22番 山口 清盛君  23番 谷口 健次君24番 宮崎 弥麿君  25番 吉田 琴一君28番 近藤 高昭君  32番 西村 公子君33番 中谷 勝治君  34番 中谷 輝雄君35番 若山 樹義君 以上,11名の諸君を福井市中央卸売市場PR館建設計画調査特別委員会委員に選任することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決定いたしました。 ここで本会議を休憩し,正副委員長互選のため,決算特別委員会及び福井市中央卸売市場PR館建設計画調査特別委員会を順次開催いたします。 まず決算特別委員会を第2委員会室で開催し,終了後,同じく第2委員会室で福井市中央卸売市場PR館建設計画調査特別委員会を開催いたします。 それでは暫時休憩いたします。             午後2時43分 休憩──────────────────────             午後3時17分 再開 ○議長(田辺義輝君) 休憩前に引き続き本会議を再開いたします。 休憩中に開催されました決算特別委員会及び福井市中央卸売市場PR館建設計画調査特別委員会におきまして,正副委員長の互選が行われましたので,その結果を御報告いたします。 決算特別委員長に14番 見谷喜代三君,副委員長に1番 谷出共栄君。 福井市中央卸売市場PR館建設計画調査特別委員長に23番 谷口健次君,副委員長に25番 吉田琴一君。 以上であります。 なお,決算特別委員長より第58号議案及び第59号議案の審査につきましては,閉会中も継続して行いたい旨の申し出がありました。 お諮りいたします。 この際,決算特別委員会の閉会中の継続審査の件を日程に追加し,議題とすることに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,この際,決算特別委員会の閉会中の継続審査の件を日程に追加し,議題とすることに決定いたしました。────────────────────── ○議長(田辺義輝君) それではお諮りいたします。 第58号議案及び第59号議案につきましては,決算特別委員会の申し出のとおり,閉会中も継続して審査することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決定いたしました。────────────────────── ○議長(田辺義輝君) 次に日程11を議題といたします。 事務局に朗読させます。 (事務局朗読)日程11 市会案第6号 年金給付額据え置き等に関する意見書について ○議長(田辺義輝君) ここでお諮りいたします。 提出者の説明は,会議規則第37条第2項の規定により省略いたしたいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決定いたしました。 それでは事務局に案文を朗読させます。 (事務局朗読)  年金給付額据え置き等に関する意見書 公的年金制度は,医療保険制度と並び高齢化社会を憂いなく迎え,安心して暮らすための基礎となるものであり,国民の老後を支える重要な制度である。 しかしながら,少子・高齢化の急速な進展,経済の低迷と厳しい財政状況,雇用環境の変化など,社会保障を取り巻く環境が大きく変化する中で,政府の社会保障審議会においては,社会保障改革の方向性として,年金給付のあり方や負担のあり方について,「給付を負担可能な水準としていくことが重要」,「国民に負担増に関する理解と納得を得ていくことが必要」などの意見をまとめたほか,税制調査会においても,年金課税等の見直しについての考え方がまとめられた。 このような中,国民の公的年金制度に対する不安,不信が高まっているが,健全な国民生活の維持向上はもとより,老後を安心して迎え,活力ある高齢化社会を実現するためには,公的年金制度の安定した運営が不可欠である。 よって,国におかれては,公的年金制度が将来にわたり持続可能で安定的な制度となるよう,基礎年金の国民負担割合を早急に2分の1に引き上げるとともに,給付水準の確保や保険料負担の軽減,所得税法上の公的年金控除額の維持などについて特段の措置を講じられるよう強く要望する。 以上,地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 平成15年9月29日                 福井市議会 ○議長(田辺義輝君) お諮りいたします。 ただいま議題となっております市会案第6号については,会議規則第37条第2項の規定により委員会付託を省略いたしたいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決定いたしました。 それでは市会案第6号について討論の通告がありましたので,許可いたします。 26番 田中繁利君。 (26番 田中繁利君 登壇) ◆26番(田中繁利君) 真政会の田中繁利でございます。 先ほど提出されました市会案第6号 年金給付額据え置き等に関する意見書について,我が真政会並びに賛成議員を代表いたしまして討論を行いたく存じます。 公的年金制度は,世代間扶養を基本とし,長い老後生活の基本部分を保障する唯一の合理的な仕組みであります。しかしながら,予想を上回る速度で少子・高齢化が進行している一方,経済状況の低迷等の影響により,年金制度を取り巻く状況は厳しくなっております。 このような中,長期的に安定した制度を確立することは不可欠であり,平成16年度に行う年金制度改正では,現役世代の負担が過大にならないよう配慮するとともに,老後生活の支えにふさわしい給付を保障する改革の取り組みが必要と考えます。 そのためには,基礎年金の国庫負担割合について,早急に2分の1に引き上げるとともに,その財源の確保については,国民に開かれた形で幅広い観点から十分な議論を尽くし,公的年金制度に対する国民不信を払拭し,財政的な将来像を確立することが重要であると考えます。 以上のことから,本意見書を採択の上,政府関係機関に強力に働きかける本案に賛成するものであります。議員各位の御賛同をお願い申し上げ,私の賛成討論を終わります。ありがとうございました。(拍手) ○議長(田辺義輝君) 次に32番 西村公子君。 (32番 西村公子君 登壇) ◆32番(西村公子君) 日本共産党の西村公子です。 私は,ただいま提案されました市会案第6号 年金給付額据え置き等に関する意見書について,賛成の立場から討論を行います。 自民党・公明党政治のもとで,高齢者の年金削減とともに介護保険料や医療費の負担がふやされ,さらに今後の年金「改革」による大幅削減に対して,不安が一層広がっています。 政府の社会保障審議会での給付の引き下げ,税制調査会での年金への課税強化などの方針が示され,このほど財務省の基本的な考え方が出されました。この財務省案は,既に提示された厚生労働大臣の保険料負担増,給付減の案を否定し,老後の生活,所得保障という役割の否定,見直しを国民に迫る大変な内容となっております。将来世代の給付減だけではなく,過去の保険料納付期間に対応した年金も聖域とせずに抑制するとして,既に受け取っている人の年金をカットする方針を明らかにしました。塩川前財務大臣は,60%の大幅引き下げを求めています。 また年金改革の焦点となっている基礎年金の国庫負担の拡大については,具体的な安定財源が確保されることが検討の大前提であるとして,消費税増税などの財源対策なしに実施できない考えを強調しています。これは,2004年の改革で2分の1へ引き上げるよう求めた社会保障審議会年金部会の意見と対立する形となっています。 保険料負担増,給付減の厚生労働省案と,それ以上に大幅削減を主張する財務省,いずれにしても国民が安心して暮らせるどころか,生活を破壊し,不安や不信感を増大させるものです。この意見書にあるとおり,国民の老後の生活を実質的に支える社会保障としての制度を堅持し,国庫負担割合を2分の1に引き上げるとともに,年金給付額の据え置き,保険料負担の軽減,年金への課税強化を行わないことは,最低限の国民の願いです。 国全体の予算について言えば,ヨーロッパ諸国では社会保障が中心となっているのに対して,日本では大型事業中心の公共事業が主役になっているという逆立ちした税金の使い方を見直せば,社会保障制度としての年金を引き下げるのではなく,充実することができます。このような国民本位の改革を求め,この意見書についての賛意を表明し,私の討論を終わります。 ○議長(田辺義輝君) 以上で討論を終結いたします。 それでは採決いたします。 市会案第6号については原案のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。────────────────────── ○議長(田辺義輝君) 次に日程12ないし日程14を会議規則第35条の規定により一括議題といたします。 事務局に朗読させます。 (事務局朗読)日程12 市会案第7号 義務教育費国庫負担制度の堅持を求める意見書について日程13 市会案第8号 適正規模の少人数学級実現等を求める意見書について日程14 市会案第9号 金沢大学法科大学院設置に関する意見書について ○議長(田辺義輝君) ここでお諮りいたします。 提出者の説明は会議規則第37条第2項の規定により省略いたしたいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決定いたしました。 それでは事務局に案文を朗読させます。 (事務局朗読)  義務教育費国庫負担制度の堅持に関する意見書 義務教育費国庫負担制度は,教育の機会均等とその水準の維持向上を図る制度として定着しており,現行教育制度の重要な根幹をなしている。 しかし,政府は,昨年度,共済費長期給付等の一般財源化等を行い,さらには国庫負担金全額の見直しを提起している。2004年度予算編成においては,学校事務職員と学校栄養職員の給与費等が国庫負担の対象から除外されることが懸念されている。 これら職員の配置は学校運営に不可欠なものであり,この制度の改定は,厳しい地方財政をさらに圧迫し,義務教育の円滑な推進と教育水準の維持向上に多大な影響を及ぼすものである。 よって,国におかれては,国の責務である教育にかかわる最低保障を担保するため,現行の義務教育費国庫負担制度を堅持するよう強く要望する。 以上,地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 平成15年9月29日                 福井市議会  適正規模の少人数学級の実現等に関する意見書 現在,教育界では授業が成立しがたい状況が生じたり,授業についていけない子,不登校,いじめ,学級崩壊等憂慮すべき事態が進行しつつある。このような中で,1998年9月の中央教育審議会答申においても,子供の個性を伸ばし豊かな心をはぐくむため,学校の自主性・自立性を確立し,みずからの判断で学校づくりに取り組むことができるよう,学校及び教育行政に関する制度等を見直す必要があるとしている。 「公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律」改正により,各都道府県の判断で40人を下回る学級編制が可能とはなったが,国の標準は40人のままで,各都道府県に財政的負担を強いるものである。子供を取り巻く環境の急激な変化の中,山積する教育課題に対応するため,授業集団の少人数化だけではなく,生活集団としての適正規模の少人数学級の実現がぜひとも必要となる。 よって,国におかれては,かかる実情を考慮され,第7次(高校第6次)教職員配置改善計画を前倒し実施するとともに,「少人数学級」の早期実現を柱とする新たな「標準法」を策定し,さらにいじめ・不登校等の教育課題への対応,僻地校や障害児学級への配慮等,子供の発達段階を考慮した弾力的な教職員加配を速やかに行うことを強く要望する。 以上,地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 平成15年9月29日                 福井市議会  金沢大学法科大学院設置に関する意見書 平成13年6月,司法制度改革審議会は法曹養成に特化した教育を行う法科大学院を設置すべきとの提言を行った。それを受けて,第155回臨時国会において法科大学院法が成立したことから,平成16年4月開校へ向けて,金沢大学を含む全国七十有余の大学から文部科学省に対し設置の認可申請が既になされているところである。 ところで,地域社会における法曹の果たす役割は,内外の社会経済情勢の変化に伴い,自由かつ公正な社会の形成を図る上で,これまで以上に重要となってきている。また豊かな教養,人間性,職業倫理を備え,国際的な司法サービスを提供する法曹の必要性は,今後一層高まることが考えられる。そして,この法曹の給源としての法科大学院が地域内に設置されることは,地域の法曹の増加,質の充実に資することが明らかであり,弁護士過疎の解消,司法アクセスの充実等による地域の司法レベルの向上にとって最も有効な方法と言える。また法曹を生涯の職業とすることを目指す有為な若者が,出身地域内の法科大学院で教育を受けることができるならば,地域からの人材の流出を防止し得るだけでなく,経済的状況等により他の地域の法科大学院へ入学できない若者に,法曹への夢を実現させる機会を付与することにも資するものである。 さて,この間,金沢大学にあっては,北陸地域において多数の法曹を輩出してきた実績,伝統を背景として,平成13年2月,ロースクール等を候補とする専門大学院構想を策定し,早くから法科大学院の設置に前向きに取り組んできたところである。さらに地元の北陸三県弁護士会からも設置に向けて協力を得ているところである。 よって,国におかれては,北陸地域の司法レベルの向上を期するとともに,福井市を初めとする北陸地域に居住する若者に,法曹の世界で活躍するチャンスを大都市地域に居住する若者と同様なレベルで与えるためにも,北陸地域の中心的総合大学である金沢大学に法科大学院を設置されることを強く要望する。 以上,地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 平成15年9月29日                 福井市議会 ○議長(田辺義輝君) お諮りいたします。 ただいま議題となっております市会案第7号ないし市会案第9号については,会議規則第37条第2項の規定により委員会付託を省略し,直ちに採決したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田辺義輝君) 御異議なしと認めます。よって,そのように決定いたしました。 それでは採決いたします。 市会案第7号ないし市会案第9号については原案のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。────────────────────── ○議長(田辺義輝君) 次に日程15を議題といたします。 事務局に朗読させます。 (事務局朗読)日程15 市会案第10号 道路整備の促進とその財源確保に関する意見書について ○議長(田辺義輝君) ここでお諮りいたします。 提出者の説明は,会議規則第37条第2項の規定により省略いたしたいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決定いたしました。 それでは事務局に案文を朗読させます。 (事務局朗読)  道路整備の促進とその財源確保に関する意見書 道路は,国民生活や経済,社会活動を支える最も基本的なインフラであり,本格的な少子・高齢化が急速に進展している中で,活力ある地域づくりや安全で快適な生活環境づくりを支援し,すべての人が円滑な移動を確保できるよう,高規格幹線道路から市町村道に至る道路網の整備が一層重要になっている。 特に,本市においては円滑な自動車交通を確保するための鉄道の高架化や幹線道路の整備,老朽橋のかけかえ,また高齢者が増加する中で,安全で良好な歩行環境を確保するためのバリアフリー化,地区を一体的に整備する土地区画整理事業など,本市が実施する事業の遂行を市民は強く望んでいる。 しかしながら,中部縦貫自動車道を初めとする高規格道路から市道に至るまでの道路整備事業の進捗状況はいまだ十分でなく,何十年来,念願の道路が完成していない。安全で快適なまちづくりを推進する本市にとっては,こうした事業の一日も早い完成が重要な課題であるとともに,その整備を着実に推進していく必要がある。 よって,国におかれては,道路財源確保の重要性を踏まえ,道路特定財源制度が受益者負担であるという制度の趣旨にのっとり,見直しや使途拡大を行うことなく道路整備費へ充当し,下記の事項を実現されるよう強く要望する。          記1 中部縦貫自動車道を初めとする高規格幹線道路の整備促進を図ること。2 平成16年度予算においては,道路整備計画が着実に進捗するよう所要の道路整備費を確保すること。3 地方の道路整備を計画的に推進するため,道路財源を確保すること。 以上,地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 平成15年9月29日                 福井市議会 ○議長(田辺義輝君) お諮りいたします。 ただいま議題となっております市会案第10号については,会議規則第37条第2項の規定により委員会付託を省略いたしたいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決定いたしました。 それでは市会案第10号について討論の通告がありましたので,許可いたします。 32番 西村公子君。 (32番 西村公子君 登壇) ◆32番(西村公子君) 日本共産党の西村公子です。 ただいま提案されました市会案第10号 道路整備の促進とその財源確保に関する意見書について,反対の立場から討論を行います。 この意見書では,現状の道路特定財源の見直しや使途拡大を行わず,道路財源のみに充当するよう求めています。しかし,今年度の道路予算は,国,地方を合わせて年間12兆円に達し,公共事業費の約3割を占めておりますが,道路関係事業だけは聖域扱いにする総額方式,すなわち道路特定財源を残しているので突出をしているわけです。道路特定財源は,もともと小泉首相自身が一般財源化を公約していたもので,全く逆行をしています。 この制度は,高度成長期に道路整備のおくれを緊急に整備するために制度化されたもので,それを延々と半世紀にわたって自動車利用者から税金として徴収し続けてきました。現在はどうでしょう。緊急性がなくなっているにもかかわらず,また高速道路網はほぼ日本列島の主要部分が整備されているにもかかわらず,社会資本をより質の高いものにするという口実で,高規格幹線道路を中心に据えてやっています。 意見書では,地方の道路整備計画を推進することも求めていますが,この高規格道路中心のやり方では,地方の道路予算の確保は到底望むことはできません。道路特定財源を一般財源化すること,そして高規格道路などの浪費型の整備計画を改め,地方の一般道や生活道路の整備を進めるよう要求をするべきです。 以上,反対理由を述べまして,私の討論を終わります。 ○議長(田辺義輝君) 次に13番 石丸浜夫君。 (13番 石丸浜夫君 登壇) ◆13番(石丸浜夫君) 真政会の石丸でございます。 先ほど提出されました市会案第10号 道路整備の促進とその財源確保に関する意見書について,我が真政会並びに賛成議員を代表いたしまして討論を行いたいと思います。 21世紀に入り,我が国は本格的な高齢化・少子化社会の到来を迎え,活力ある地域づくりや安全で暮らしやすい環境づくりが求められております。 本市でも同様で,環境対策や都市再生に必要な事業である土地区画整理事業,鉄道の立体交差化,幹線道路,老朽橋のかけかえ等の事業推進や少子・高齢化に対応した生活空間形成としてバリアフリー事業の推進,中部縦貫自動車道を初め,高規格道路の整備促進を図るなど,円滑な交通体系の形成,安全な歩行環境の獲得等を図らずにはなりません。しかしながら,本市の道路環境や都市環境はいまだ十分ではなく,事業の進捗状況が大変おくれていると言わざるを得ません。 このように,高齢者に優しい道路づくり,生活しやすい都市づくり,高規格道路の整備促進を図ることが急務となってきております。そのためには,道路財源を確保することが重要であり,本意見書の採択の上,政府関係機関へ強力に働きかける本案に対し,賛成の意を表明するものであります。 議員各位の御賛同をお願い申し上げ,私の賛成討論といたします。ありがとうございました。(拍手) ○議長(田辺義輝君) 以上で討論を終結いたします。 それでは採決いたします。 市会案第10号については原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立) 起立多数であります。よって,そのように決しました。 ただいま可決されました市会案第6号ないし市会案第10号の字句の整備並びに取り扱いにつきましては,議長に御一任願います。 以上をもちまして本日の議事日程は全部終了いたしました。 ただいま市長から発言を求められておりますので,許可いたします。 (市長 酒井哲夫君 登壇) ◎市長(酒井哲夫君) 一言お礼の言葉を申し上げます。 今回の9月議会定例会におきましては,議員各位の御協力をいただきまして,御提案申し上げました各会計補正予算並びに重要案件を慎重に御審議をいただき,御承認を賜りましたことに対しまして,厚くお礼を申し上げる次第でございます。 今議会での一般質問並びに各委員会を通じましてお寄せいただきました御意見,御要望等につきましては,十分に尊重し,最善を尽くす所存でございますので,よろしくお願い申し上げます。 とりわけ市町村合併につきましては,合併推進室を中心といたしまして,全部局職員一丸となって住みたくなるまちづくり実現のため,日々協議・調整を行っているところであります。しかしながら,通常の職務とあわせての激務となります。議員各位を初め市民の皆様の特段の御理解と御協力をお願い申し上げる次第であります。 さて,長雨の続いた例年にない夏も終わり,これから秋たけなわとなります。異常気象による農作物への影響が非常に心配されるところでございますが,市内各地ではスポーツ,文化,芸術などさまざまな行事が予定されております。 特に本年は,来月5日に日本青年会議所の全国会員大会が,常陸宮殿下,妃殿下をお迎えし,全国より一万二千名余の会員の参加のもと,福井の地で開催されます。福井の豊かな自然と文化,歴史,そして福井の人々の優しさに触れていただき,住みやすさ日本一の福井の街と再度の来福を心に刻んでいただければ幸いと考えております。 また11月14日には,男女がお互いにその人権を尊重し,性別にかかわりなく「人と人」が共生・調和するまち「男女共同参画社会」の形成を目指し,「全国男女共同参画宣言都市サミット」を福井市で開催いたします。全国の宣言都市から参加された皆様とともに,よりよい未来の福井の姿を見詰め,私たちに今何ができるかを市民の皆様と御一緒に考えたいと存じます。 議員各位におかれましては,何かと御多忙な日々が続くかと存じますが,くれぐれも御自愛をいただき,市勢発展のためにさらなる御支援,御協力を賜りますようお願いを申し上げまして,お礼の言葉といたします どうもありがとうございました。(拍手) ○議長(田辺義輝君) これをもちまして平成15年9月福井市議会定例会を閉会いたします。             午後3時47分 閉会 地方自治法第123条第2項の規定により,本会議の顛末を証するため,ここに署名する。福井市議会議長                     平成  年  月  日署名議員                        平成  年  月  日署名議員                        平成  年  月  日 △〔参照〕              各 委 員 会 審 査 結 果 報 告 書           建    設    委    員    会番 号件            名審査結果第47号議案福井市風致地区内における建築等の規制に関する条例の制定について原案可決第49号議案福井市手数料徴収条例の一部改正について原案可決第50号議案福井市道路占用料条例の一部改正について原案可決第55号議案市道の路線の廃止について原案可決第56号議案市道の路線の認定について原案可決           総    務    委    員    会番 号件            名審査結果第52号議案記号式投票に関する条例の一部改正について原案可決第53号議案工事請負契約の締結について (日之出小学校中校舎大規模改造工事)原案可決第57号議案工事請負契約の締結について (本郷小学校校舎新築工事)原案可決            教  育  民  生  委  員  会番 号件            名審査結果第48号議案福井市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について原案可決第51号議案福井市公民館設置に関する条例の一部改正について原案可決第54号議案工事請負契約の変更について (至民中学校敷地造成工事)原案可決            予  算  特  別  委  員  会番 号件            名審査結果第45号議案平成15年度福井市一般会計補正予算原案可決第46号議案平成15年度福井市国民健康保険特別会計補正予算原案可決            議  会  運  営  委  員  会番 号件            名審査結果請願第7号年金給付額据え置き等に関する請願採  択陳情第1号義務教育費国庫負担制度の堅持を求める陳情採  択陳情第2号適正規模の少人数学級実現等を求める陳情採  択陳情第3号金沢大学法科大学院設置に関する陳情採  択...