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02月26日-01号

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  1. 福井市議会 2001-02-26
    02月26日-01号


    取得元: 福井市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-29
    平成13年 3月定例会               福井市議会会議録 第1号           平成13年2月26日(月曜日)午前10時6分開会────────────────────── 平成13年2月26日,定例市議会福井市議会議事堂に招集されたので,会議を開いた。──────────────────────〇議事日程 日程1 会議録署名議員の指名 日程2 会期の決定について 日程3 各特別委員会の付託案件について 日程4 第1号議案 平成13年度福井市一般会計予算 日程5 第2号議案 平成13年度福井市国民健康保険特別会計予算 日程6 第3号議案 平成13年度福井市老人保健特別会計予算 日程7 第4号議案 平成13年度福井市介護保険特別会計予算 日程8 第5号議案 平成13年度福井市交通災害共済特別会計予算 日程9 第6号議案 平成13年度福井市競輪特別会計予算 日程10 第7号議案 平成13年度福井市宅地造成特別会計予算 日程11 第8号議案 平成13年度福井市国民宿舎特別会計予算 日程12 第9号議案 平成13年度福井市中央卸売市場特別会計予算 日程13 第10号議案 平成13年度福井市駐車場特別会計予算 日程14 第11号議案 平成13年度福井市農業集落排水特別会計予算 日程15 第12号議案 平成13年度福井市福井駅周辺整備特別会計予算 日程16 第13号議案 平成13年度福井市下水道事業会計予算 日程17 第14号議案 平成13年度福井市ガス事業会計予算 日程18 第15号議案 平成13年度福井市水道事業会計予算 日程19 第16号議案 福井市国土利用計画審議会設置条例の制定について 日程20 第17号議案 福井市議会政務調査費の交付に関する条例の制定について 日程21 第18号議案 福井市文化財保護センター設置条例の制定について 日程22 第19号議案 福井市非常勤の特別職職員の報酬等に関する条例の一部改正について 日程23 第20号議案 福井市常勤の特別職職員の給与に関する条例の一部改正について 日程24 第21号議案 福井市教育長の給与等に関する条例の一部改正について 日程25 第22号議案 福井市企業管理者の給与に関する条例の一部改正について 日程26 第23号議案 福井市部等設置条例の一部改正について 日程27 第24号議案 福井市情報公開条例の一部改正について 日程28 第25号議案 福井市手数料徴収条例の一部改正について 日程29 第26号議案 福井市附属機関設置条例の一部改正について 日程30 第27号議案 福井市社会福祉施設設置条例の一部改正について 日程31 第28号議案 福井市児童館の設置及び管理に関する条例の一部改正について 日程32 第29号議案 福井市乳幼児医療費等の助成に関する条例の一部改正について 日程33 第30号議案 福井市企業立地促進条例の一部改正について 日程34 第31号議案 福井市漁港管理条例の一部改正について 日程35 第32号議案 福井市中央卸売市場業務条例の一部改正について 日程36 第33号議案 福井市都市公園条例の一部改正について 日程37 第34号議案 福井市立幼稚園入園料及び保育料徴収条例の一部改正について 日程38 第35号議案 福井市公民館設置に関する条例の一部改正について 日程39 第36号議案 福井市体育施設条例の一部改正について 日程40 歳入特別委員会の設置並びに付託について 日程41 歳入特別委員会委員の選任について 日程42 第152号議案 平成12年度福井市一般会計補正予算 日程43 第153号議案 平成12年度福井市国民健康保険特別会計補正予算 日程44 第154号議案 平成12年度福井市老人保健特別会計補正予算 日程45 第155号議案 平成12年度福井市介護保険特別会計補正予算 日程46 第156号議案 平成12年度福井市宅地造成特別会計補正予算 日程47 第157号議案 平成12年度福井市国民宿舎特別会計補正予算 日程48 第158号議案 平成12年度福井市駐車場特別会計補正予算 日程49 第159号議案 平成12年度福井市福井駅周辺整備特別会計補正予算 日程50 第160号議案 福井市公共下水道条例の一部改正について 日程51 第161号議案 福井市議会議員及び福井市長の選挙における選挙運動用自動車の使用等の公営に関する条例の一部改正について 日程52 第162号議案 福井都市計画事業下水道受益者負担金の配分に関する条例の廃止について 日程53 第163号議案 財産の取得について           (ノート型パーソナルコンピュータ及び付属品一式) 日程54 第164号議案 財産の取得について           (ノート型パーソナルコンピュータ及び付属品一式) 日程55 第165号議案 財産の取得について           (液晶プロジェクタ及び付属品一式) 日程56 第166号議案 市道の路線の廃止について 日程57 第167号議案 市道の路線の認定について 日程58 第35号報告 専決処分の報告について           (市営住宅の使用料等の支払請求及び明渡請求に係る訴訟の和解について) 日程59 第36号報告 専決処分の報告について           (市営住宅の使用料等の支払請求及び明渡請求に係る訴えの提起について) 日程60 第37号報告 専決処分の報告について           (市営住宅の使用料等の支払請求及び明渡請求に係る訴えの提起について)──────────────────────〇出席議員(34名) 1番 見谷喜代三君   2番 畑  孝幸君 3番 稲木 義幸君   4番 川井 憲二君 5番 皆川 信正君   6番 松山 俊弘君 7番 石川 道広君   8番 吉田 琴一君 9番 小林荘一郎君   10番 山口 清盛君 11番 木村 市助君   12番 柳沢 峰生君 13番 宮崎 弥麿君   14番 早川 朱美君 15番 谷口 健次君   16番 田中 繁利君 17番 栗田 政次君   18番 近藤 高昭君 19番 皆川 修一君   20番 加藤 貞信君 21番 松宮 秀彦君   22番 谷口 忠応君 23番 宮崎 利道君   24番 浦井美惠子君 25番 西村 公子君   26番 松井乙右衛門君 27番 中谷 輝雄君   29番 田辺 義輝君 30番 中谷 勝治君   31番 若山 樹義君 33番 西村 高治君   34番 山田 俊臣君 35番 伊東 敏宏君   36番 成瀬 亮一君──────────────────────〇欠席議員(2名) 28番 高橋省一郎君   32番 山崎 謙二君──────────────────────〇事務局出席職員 議会事務局長      南 保 文 夫 議会事務局次長     南   昌 宏 庶務課長        広 瀬 正 克 議事課長        吉 村 邦 栄 議事課主任       小 川 眞一郎 議事課副主幹      細 田 貴 晴 議事課副主幹      南   裕 之 議事課主査       黒 田 慶 廣 議事課主事       塚 本 泰 行──────────────────────〇説明のため出席した者 市長         酒 井 哲 夫 君 副市長        奈 良 一 機 君 副市長        笠 松 泰 夫 君 収入役        花 山   豪 君 教育長        梶 川 恭 博 君 企業管理者      桑 野 正 暁 君 市長室長       奥 津 正 男 君 総務部長       竹 内   寛 君 企画財政部長     堀 江 廣 海 君 市民生活部長     勝 木 明 洋 君 福祉保健部長     佐 藤 岩 雄 君 商工労働部長     櫻 井 邦 雄 君 農林水産部長     牧 野 好 孝 君 都市政策部長     藤 田 由紀男 君 建設部長       白 崎 謙 一 君 下水道部長      前 田 幸 雄 君 企業局長       堂 下   暁 君 教育部長       堀 田 孝 矩 君────────────────────── ○議長(皆川修一君) おはようございます。平成13年3月福井市議会定例会は,本日繰り上げ招集せられ,出席議員が定足数に達しておりますので,議会は成立いたしました。 よって,これより会議を開きます。 なお,本日の欠席通告議員は,32番 山崎謙二君1名であります。────────────────────── ○議長(皆川修一君) それでは日程1 会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は,会議規則第81条の規定により,13番 宮崎弥麿君,14番 早川朱美君の御両名を指名いたします。────────────────────── ○議長(皆川修一君) 次に日程2 会期の決定についてお諮りいたします。 今期3月定例市議会の会期は,議案審議の都合上,本日より3月23日までの26日間といたしたいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決定いたしました。 なお,会期中の会議予定につきましては,お手元に配付いたしました会期日程表のとおりでございますので,御了承を願います。────────────────────── ○議長(皆川修一君) 次に日程3 各特別委員会の付託案件についてを議題といたします。 去る12月定例市議会において継続審議となっておりました各特別委員会の付託案件について,これより審査の順序に従い経過の報告を求めます。 青少年・少子化対策特別委員長 29番 田辺義輝君。 (29番 田辺義輝君 登壇) ◆29番(田辺義輝君) 去る12月定例市議会において継続審議となりました青少年・少子化に関する諸問題を審査するため,2月9日に委員会を開催いたしましたので,その審査経過の概要につきまして御報告を申し上げます。 委員会では,まず理事者から「福井市における少子化の現状と対策案」について報告を受けました。 それによりますと,対策案は昨年市が実施した「少子化に関する福井市民意識調査」の結果などを踏まえて,福井市における少子化の基本的な考え方をまとめたもので,まず基本理念を「生まれる喜び 育てる楽しさ あふれる社会へ」とし,基本目標として「少子化の要因となっている社会的なあらゆる障害の除去」と「子供を産み育てることに夢をもてる環境づくりの推進」の2つを上げています。 また施策目標としては,現状と課題を分析した上で,「結婚」「仕事」「子育て」「教育」「保健・医療」「男女共同参画」「推進と啓発」と7つの分野に分類し,それぞれ分野ごとに今後二,三年のうちに実施する短期事業,五,六年目に実施する中期事業,10年をめどに取り組む長期事業に区分して事業計画を定めています。 主な事業としては,結婚の分野で,新婚世帯向けに市営住宅の入居枠を確保する「愛の巣づくり」支援事業や,結婚10年を記念してお祝い金をプレゼントする「スイートテン・プレゼント」事業,仕事の分野では,事業所内託児施設育児休業代替要員確保への助成,子育て分野では,「誕生お祝い金」の創設や「子育てサポート人材バンク」の開設など,また教育分野では,子育てに不安を持つ親にアドバイスを行う「子育てサポーター」の設置を初め,思春期「ふれあい体験教室」の開催,保健・医療の分野では,不妊治療に関する治療費の助成,さらに男女共同参画の分野では,男女平等教育「副読本」の作成事業,主夫・育児に取り組む男性のネットワークづくり事業,推進と啓発の分野では,第1回「少子化対策推進日本会議」の開催などを計画しており,これら重点施策を含め,短期・中期・長期を合わせて61の事業に取り組むとの説明がありました。 これに関して委員から,計画案に上がっている事業すべてを少子化対策センターでやるのではなく,実際はそれぞれの担当課で実施することになると思うが,庁内の調整はどうするのかとの問いがあり,理事者から,少子化対策に対応するため,既に庁内に少子化対策推進本部を設置しており,若手職員で構成するプロジェクトチームが作成した案は,各部の調整参事で構成する幹事会,さらに副市長を筆頭に部長級で構成する委員会にもかけて調整を行っており,今後の事業推進に当たっても推進本部の中で十分協議して詰めていきたいとの答弁がありました。 また「愛の巣づくり」支援事業に関して委員から,新婚世帯向け市営住宅を割り当てるとのことだが,現実には入居条件に所得制限があるため,夫婦どちらかが仕事をやめなければ入居できないような状況もあるので,所得制限の緩和なども含め,実効性のある事業にするべく検討してほしいとの要望がありました。 さらに委員から,未婚化・晩婚化の原因とともに,少子化が将来にわたり市民に与える影響についてさらに調査研究を進め,事業を推進してほしいとの要望がありました。 次に福井市青少年育成計画案に関して理事者から報告がありました。 それによりますと,街づくりの基本は人づくりであり,次代の担い手である青少年の育成は最も大切な課題であるから,青少年が夢と希望,生きる勇気を持って未来に向かえるような取り組みを行うための指針として,この計画案を策定したとのことであります。 基本理念として,共生社会をつくる「生きる力」を身につけたたくましい青少年の育成を掲げ,基本目標を「基本的な生活習慣を身につける」「体験活動を広げ,深める」「自主・自立の精神で挑戦する」「非行・問題行動に対処する」「教育環境・条件を整備する」の5つとし,これらの基本目標に向けてそれぞれ育成計画の方向を定め,そこから推進施策,さらに具体策へと展開しています。 一例を挙げますと,「基本的な生活習慣を身につける」という基本目標に対しては,「家庭教育,しつけの充実」「学校の生徒指導,道徳教育の充実」「地域社会の教育力の充実」という方向づけを行い,「親の意識高揚」「家庭教育に関する相談体制の整備」などの推進施策を掲げ,具体策として「PTA活動の活性化」「家庭教育ノートの活用」「しつけかるた・しつけカレンダーなどの作成」などが計画されています。 この計画案に関して委員から,非行を未然に防ぐことは大切であるが,まじめな子供たちが非行少年に染まることも多いので,既に非行化している子供を健全な方向に向かわせるような施策にも取り組んでほしいとの要望がありました。 またスポーツは,子供たちの礼儀や忍耐力などを養成する上で有効な手段であると思われるので,体育施設の利用に関しては,利用料の減免を含め利便性の向上を図るとともにスポーツ少年団への加入など,子供たちの継続的なスポーツ活動への参加をさらに推進してほしいとの要望もありました。 さらに昨年制定した「福井市こども憲章」に関して委員から,子供たちがこの憲章の言葉を理解し,行動にあらわすことができるよう推進を図ってほしいとの要望がありました。 以上が委員会での審査経過の概要でございますが,当委員会は今後とも継続してこれら諸問題の調査研究に当たりたいと存じますので,議員各位の御賛同をお願い申し上げます。 なお,理事者から,1月7日に開催された成人式の概要について報告があり,市内の対象者3,041名のうち2,474名が参加し,今回から式典と集いを2会場に分けて実施したので,式典は厳粛に,集いは恩師の参加などもあり楽しく語り合えるものになった。今後もよりよい成人式を目指していくとの説明を受けましたことを申し添え,報告を終わります。 ○議長(皆川修一君) 次に福祉・環境対策特別委員長 26番 松井乙右衛門君。 (26番 松井乙右衛門君 登壇) ◆26番(松井乙右衛門君) 去る12月定例市議会において継続審議となりました福祉,環境に関する諸問題を審査するため,2月9日委員会を開催いたしましたので,その審査経過の概要について御報告申し上げます。 まず「環境基本計画の策定」に関して理事者から,全体的な環境基本計画案が示され,当委員会の設置以来5回にわたる審議の結果や計画策定市民の会からの提言,環境審議会の答申などを踏まえ,緑の基本計画との関連,整合を明らかにする文言の追加や,(仮称)環境活動センター設置の推進といった文言の変更など,よりきめ細かな計画とするための20項目にわたる修正箇所について報告がありました。 報告に対し委員から,環境保護活動に積極的に取り組む企業,団体,個人などに対し,その功績を顕彰するなど,精神的な励みとなるような側面的啓発活動にも取り組むべきであるとの意見がありました。 次に本年4月から施行される「特定家庭用機器再商品化法(家電リサイクル法)」による廃家電リサイクル制度に関して理事者から,家庭で不要となったエアコン,テレビ,電気冷蔵庫,洗濯機の4品目については,4月以降市での収集ができなくなることに伴い,消費者にはリサイクル料金収集運搬料金の費用負担,家電販売店にはリサイクル品の引き取り及び指定引き取り場所への運搬,家電製造業者には廃家電の引き取り及びリサイクルが義務づけられることとなった。また収集運搬料金額については,福井県電気商業組合において検討されており,現段階では確定していないとの報告がありました。 報告に対し委員から,新しい制度に対する理解不足やリサイクル料金負担などへの抵抗感から,不法投棄にさらに拍車がかかることが懸念されるが,どのような対応を考えているかとの問いがあり,理事者から,法施行までに廃家電を排出するよう呼びかけるほか,不法投棄防止のキャンペーンを行うなど,制度の徹底に向け万全を期したいとの答弁がありました。 さらに委員から,市は不法投棄物の回収に多大な費用を負担しているということを市民にアピールするなどして,市職員はもとより市民全体を巻き込んだ強力な意識啓発活動を行ってほしいとの要望がありました。 次に「介護サービス運営協議会の取り組み」などに関して理事者から,昨年12月に開催された第1回情報検討部会での情報収集の手法,結果の分析及び情報の活用策に関する検討内容を踏まえ,介護サービスモニター部会で行った福祉,保健及び医療関係の33施設の施設長,生活相談員,利用者に対する訪問調査及び居宅サービス利用者39名に対する電話インタビューの調査結果,また市で行った介護認定を受けていながらサービスを受けていない人760名のうち,300名を対象とするアンケート調査の結果などの報告がありました。 まず施設訪問調査結果については,各施設とも一部に入浴回数の増加を希望する声などもあったものの,ほとんどの利用者から満足しているとの声が聞かれ,居宅利用者電話インタビューの結果についても,利用契約,料金,サービスの内容において順調,満足といった回答が得られた。サービス未利用者へのアンケート結果については,万一に備えて認定を受けただけという人もいたが,家族が介護を行っているという人が3割強を占めたほか,ヘルパーが家に入ることに抵抗感があるという人や利用料金が高いという人が,それぞれ1割弱であった。市ではこれらの調査結果を今後さらなる制度の定着とサービス向上につなげていきたいとの説明がありました。 これらの報告に対し各委員から,今後さらに調査を進める中で設問方法を変えてみるなど,一層工夫を凝らして利用者の正確な実態把握に努めてほしい。また介護サービスから撤退する事業者が全国的にふえているとのことだが,これらについても原因を究明し,サービスの需給バランスに細心の注意を払ってほしいとの要望がありました。 以上が当委員会での審査経過の概要でございます。当委員会は今後とも継続してこれら諸問題の調査研究に当たりたいと存じますので,議員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わります。 ○議長(皆川修一君) 次に市街地活性化対策特別委員長 27番 中谷輝雄君。 (27番 中谷輝雄君 登壇) ◆27番(中谷輝雄君) 去る12月定例市議会において継続審議となりました市街地活性化に関する諸問題を審査するため,2月13日に委員会を開催いたしましたので,その審査経過の概要について御報告を申し上げます。 最初に,理事者から,福井駅周辺整備事業の進捗状況と平成13年度の事業内容について報告がありました。 まず県施行の福井駅付近連続立体交差事業に関して,平成12年度末の全体事業費に占める進捗率は48%となる見込みで,用地買収は,現在高架本体部分についてはすべて終了をしており,今後は高架工事の進捗状況を見ながら関連する道路用地を計画的に買収する予定である。また高架本体工事に関しては,観音町踏切から北側と足羽川から城の橋通りの区間について,基礎ぐいや高架部の柱の工事に取りかかっており,本年夏ごろまでには観音町踏切から北側の一部を完成させ,高架下にJRの施設を移動させる予定であるとの報告がありました。 次に市施行の福井駅周辺区画整理事業に関して,平成12年度末の全体事業費に占める進捗率は43.5%となる見込みであり,仮換地指定後の移転補償については,JRの高架事業の進捗にあわせ大手地区の交渉に重点を置いて進める。また東西の駅前広場整備計画見直しについては,本年度の利用実態調査の結果を受け,来年度には委員会を設置し,整備計画を策定していく予定であるとの報告がありました。 最後に,高架下利用に関して,平成13年度に県とともに「高架下利用計画策定委員会」を設置し,城の橋から観音町の踏切までの700mの区間を対象に,公共公益機能並びに商業機能の規模や配置計画及び事業主体についても検討を行う予定であるとの報告がありました。 この報告に対し委員から,高架下利用にあっては,周辺の手寄・中央地区と連動した一体的な計画を策定すべきではないか。また今後「高架下利用策定委員会」を設置し,13年度中に計画案を練り上げるとのことだが,駅利用者など一般市民の意見をどのように取り入れていくのかとの問いがあり,理事者から,利用計画の策定に当たっては,新幹線部分も含めた全体の整備イメージを考えながら,当面はJR北陸線の高架部分を対象に,手寄・中央地区の再開発並びに駅部と中心商業地区との回遊性の確保も想定した計画を立てていきたい。また市民の意見を十分反映するため,策定委員会のうち数名の委員を一般市民から公募するとともに,ホームページ上でも広く意見を募集していきたいとの答弁がありました。 さらにこの事業に関して委員から,事業主体として全国的にも行き詰まっている第三セクター方式を考えているようだが,事業主体に対する市の考え方はどうなのか。また計画策定に当たっての公共公益機能と商業機能との基本的な計画方針はどうなのかとの問いがあり,理事者から,地方都市におけるこの種の事業主体は第三セクター方式が主流となっているが,全国的に見て経営状況が余りよくないという現状は理解しているので,この件については委員会の中で慎重に検討をしていきたい。また計画の進め方としては,駐車場や駐輪場など公共公益機能部分を具体化した上で,商業開発に関しては,福井商工会議所を中心に商業者の意向調査を実施しながら計画を立てていく予定であるとの答弁がありました。 次に北陸新幹線について,平成12年8月からの主な要望活動の経緯並びに昨年12月18日に発表された政府与党の「整備新幹線の取り扱いについての申し合わせ事項」である「長野-富山間」の約12年後をめどとしたフル化や,「金沢-南越間」における福井駅部機能高度化事業等についての報告がありました。 その報告に対し委員から,福井駅以北に関しては,九頭竜川橋梁耐震設計調査や用地買収など新幹線建設に向けた事業が進んでいるが,駅以南については具体的な計画が打ち出されていないのではないかとの問いがあり,理事者から,国の新幹線整備スケジュールを踏まえながら用地買収など駅以南を含めた福井市の対応を検討していく考えであり,南越までのフル規格での建設実現に向け関係団体等へ働きかけを行うと同時に,特に新幹線用地の買収に関しては土地の先行取得制度の設立を国に強く要望をしているとの報告がありました。 次にまちづくり福井株式会社のTMO事業構想に関して,この事業構想は,平成11年に本市が策定した「中心市街地活性化基本計画」に基づき,「まちづくり福井株式会社」が地域住民並びに商業者等とコンセンサスを得ながら,四,五年以内で実施できる事業をTMO構想(中小小売商業高度化事業構想)としてまとめたもので,本市においては実施可能な事業かどうか現在認定作業を進めている。また市が認定した場合は,「まちづくり福井株式会社」と地元商業者が共同して地区ごとの具体的な事業計画書を策定し,その後国の承認を得て初めて有利な支援制度が適用される手順となっている。 なお,具体的な事業例としては,駅前商店街の文化施設の整備,順化地区の歴史のみち沿道景観整備,新栄商店街の共同建てかえ,元町商店街の光のイルミネーション整備などが計画されているとの報告がありました。 この報告に対して委員から,事業構想では四,五年間で実施する各地区の事業案が紹介されているが,その総事業費としてどのくらいの額を見込んでいるのか,また以前と比べてどの程度有利な支援が得られるのかとの問いがあり,理事者から,事業費の額に関しては,実施年度の前年度に詳細なTMO計画を策定し,事業費を試算するため現時点では事業規模を明確にすることは非常に困難である。また国が事業を採択した場合の地元負担に関しては,従来の3分の1から10分の1程度へ軽減されるとの答弁がありました。 また委員から,インキュベート施設(企業家養成施設)に関して,中心市街地での誘致を考える場合は職種の選定など具体的な計画が必要ではないかとの問いがあり,理事者から,職種に関しては商業のほか研究機関も視野に入れながら検討をしていく計画である。また早急に先進都市の視察などを実施し,市としても空き店舗対策の一つの事業として積極的に支援していきたいとの答弁がありました。 以上が委員会での審査経過の概要でありますが,当委員会は今後とも継続してこれら諸問題の調査研究に当たりたいと存じますので,議員各位の御賛同をお願いをいたします。 ○議長(皆川修一君) 以上をもちまして各特別委員長の報告は全部終了いたしました。 ただいまの報告に対して質疑を許可いたします。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結いたします。 それではお諮りいたします。 各特別委員会の審査報告につきましては,各委員長の報告どおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決定いたしました。 なお,委員長の申し出のとおり,継続審議と決定いたしました各特別委員会の付託案件につきましては,閉会中も御審査をお願いいたします。────────────────────── ○議長(皆川修一君) 次に日程4ないし日程39を会議規則第35条の規定により一括議題といたします。 事務局朗読は省略いたします。 これより平成13年度各会計予算並びに条例等について総括説明を求めます。 (市長 酒井哲夫君 登壇) ◎市長(酒井哲夫君) 本日ここに,平成13年3月福井市議会定例会が開会され,ただいま上程されました平成13年度当初予算を初め,市政の重要案件の御審議をお願いするに当たり,私の市政運営に対する所信の一端と予算案の大要を申し上げ,議員各位を初め,市民の皆様の深い御理解と御賛同を賜りたいと存じます。 私は,平成6年3月,福井市長の重責を担わせていただきまして,はや二期目の仕上げの年を迎えたところでございます。この間,「失われた10年」と表現されますように,我が国の経済は長期低迷のただ中にあり,本市におきましても大変厳しい財政状況が続くなど,困難な市政運営を強いられましたが,21世紀の福井市を見据え,県都にふさわしい誇りと愛着の持てる生活・交流都市づくりという使命を心に銘じ,市民の皆様にお約束いたしました数々の事業の推進に全力を傾注してまいったところであります。 これまで賜りました議員各位並びに市民の皆様の温かい御支援と御協力に対し,ありがたく厚くお礼を申し上げますとともに,衷心より深く感謝の意を表する次第でございます。 折しも本年は,21世紀の幕あけとなる記念すべき年であり,市民の皆様とともに新たな世紀を切り開く第一歩を力強く踏み出し,繁栄を受け継いでいくための大変重要な年を迎え,市政をあずかる者として身の引き締まる思いをいたしております。 私といたしましては,これまでにも増して市民の皆様の声を聞き,そして語り合い,その究極は25万市民の皆様が市勢発展に向け何らかの役割を担っていただくよう“運動会型市政”を基本姿勢に,福井市の発展を求めてまいりたいと考えております。 そして,常に市民の皆様の幸せと市勢の限りない発展を願いつつ,変わらぬ決意とあふれる情熱を持って,一つ一つの施策に全力を注いでまいりたいと決意を新たにいたしているところであります。 今後とも議員各位並びに市民の皆様の御理解と御支援をお願い申し上げる次第でございます。 さて,激動の20世紀を越えて,21世紀という新しい世紀が幕をあけましたが,顧みますと,20世紀は世界にとって繁栄と破壊の100年でありました。 人々の情熱は科学と技術を飛躍的に発達させ,物質的な豊かさを初め多くのことをなし遂げてまいりましたが,その一方で世界的規模の戦争や地球環境の破壊などにより,人間の生存,尊厳に多大な犠牲を払ってきたことも事実であります。 21世紀は,こうした20世紀の反省を踏まえ,物の豊かさだけではなく心の豊かさを充実した世紀,人と地球環境とが調和した世紀,地球上のすべての人々がその個性を生かし,輝ける人間の世紀となるよう努力を重ねるとともに,次世代に豊かな社会を引き継ぐことが新世紀に生きる私たちの責務であり,こうした思いや願いも込めながら,新しい時代の市政のかじ取りを行ってまいりたいと考えている次第でございます。 ところで,新世紀を迎えた今,我が国は地球的規模での環境問題の顕在化を初め,さらには経済のグローバル化や本格的な少子・高齢化の進行,急速に進む情報通信技術の革新に加え,社会の成熟化による国民の価値観や生活様式の多様化などが相まって,さまざまな分野において構造的な変化に直面しており,これまでの社会システムが有効性を失い,その転換を余儀なくされております。 一方,地方行政につきましても,地方分権という時代の大きな流れの中で,福祉や教育はもとより,文化,環境,国際化など,さまざまな分野で,市民生活に密着したより質の高いサービスの提供が求められており,地域の総合的な行政主体である地方自治体の役割はますます大きくなっているところであります。 とりわけ,昨年4月の地方分権一括法の施行を契機に,地方自治体は,住民に身近なサービスを地域の責任ある選択によって決定し実行していくことが求められるなど,地方自治体の自主性や独自性が尊重される一方で,責任と役割がより一層高まり,地域の知恵や努力がますます問われる時代を迎えております。 こうした状況の中,本市が特例市といたしまして輝かしい21世紀のスタートを切ることができましたことは,新しい時代の一層の飛躍,発展を遂げる上でまことに意義深く,地方分権の新たな担い手としての責務の大きさを改めて認識しつつ,特例市にふさわしい風格と個性あふれる街づくりを先見性と独自性をもって総合的に展開してまいりたいと考えているところでございます。 またそのためにも,地方税財源の拡充など残された地方分権の課題の解決が急がれるところであります。 去る2月5日,私は,国の地方分権推進委員会におきまして,地方税財源のあり方について意見を述べる機会をいただき,昨年春に納税者市民フォーラムがまとめた意見集も踏まえながら,卑見を申し上げたところでございますが,今後とも地方分権推進委員会の動向に注目するほか,全国市長会など地方6団体での活発な論議を通じてその改善に努めるとともに,みずからも財政健全化を基調とした行財政改革を積極的に進めるなど,社会経済情勢の変化に柔軟に対応できる市政運営を推進してまいりたいと存じます。 さて,新年度は,本市にとりまして第四次福井市総合計画の締めくくりの年であるとともに,21世紀初頭の街づくりの設計図となります次期総合計画への橋渡しとなる重要な年であります。 そこで,本年を夢と希望に満ちた21世紀を開く年となるように願い,「新たな福井の100年を築く船出の年」と位置づけ,昨年12月議会で御議決いただきました第五次福井市総合計画の基本構想「21世紀を拓くふくい創造プラン」に基づき,基本計画を策定いたしますとともに,市民の皆様とともに夢と希望に満ちた新世紀の歩みを一歩一歩着実に進めながら,市勢のさらなる飛躍と発展を図ってまいりたいと考えております。 今,私は,新しい時代のスタート地点に立ち,幾多の先人たちが重ねたひたむきな努力が今日を築き上げたことに思いをいたしますと,過去の歴史の重みにも増して,未来への責任の重大さを改めて痛感いたしているところでございます。 振り返りますと,本市の20世紀は,戦災,震災などたび重なる強烈な災害からの全市的復興とたゆまぬ発展の歴史でありまして,市民の不屈の気概と強い信念により今日の目覚ましい繁栄を築き上げ,今や全国的にも住みやすい都市として揺るぎない評価を受けるに至っているところであります。 さまざまな困難を乗り越えて今日の礎を築き上げた不死鳥福井の精神は,今なお私たちの心にしっかりと根づいており,福井の明るい未来,輝かしい発展へ向けた原動力となっていくものと確信いたしているところでございます。 私は,先人たちが築き上げたとうとい歴史と文化,豊かな資産を土台といたしまして,行政と市民との信頼のきずなをより一層確かなものにしながら,お互いの連携・協働のもとに,このすばらしい郷土をより安心して豊かに暮らせる都市として,さらには我が町に生まれてよかったと心から実感していただける都市として,次の世代に確実に引き継いでいけるよう,誠意と情熱のすべてをささげてまいる所存であります。 議員各位並びに市民の皆様の温かい御理解となお一層の御支援を賜りますよう,お願い申し上げる次第でございます。 それでは平成13年度当初予算の編成に当たりましての基本的な考え方を申し上げたいと存じます。 我が国経済は,平成11年度には深刻な景気の落ち込みから下げどまり,プラス成長に転じるなど,緩やかながらも改善しつつありますが,雇用環境は依然として厳しく,消費活動についても一進一退の状況が続いていることなどから,全体的には自立的な景気回復には至っていないとの慎重な観測がなされているところでございます。 このため,国におきましては,平成13年度の経済運営の基本的態度といたしまして,公需から民需へのバトンタッチを円滑に行い,経済を自立的回復軌道に確実に乗せるとともに経済構造改革を推進するなど,中・長期的な経済成長力の向上を目指す中,実質1.7%の経済成長率を達成したいといたしております。 このような経済運営のもとに編成された国の新年度予算案は,新たな発展基盤を構築しつつ景気を自立的回復軌道に乗せる観点から,政策的経費である一般歳出を1.2%増とするなど,景気最重視の姿勢を継続した積極型の予算といたしております。 一方,地方財政運営の指針となります地方財政計画におきましては,その規模は0.4%の微増となっております。 しかしながら,国と地方の責任分担の明確化等を図るため,13年度は,これまで国の地方交付税特別会計借り入れで補ってきた財源不足のうち,地方負担分の2分の1を地方自治体みずからが赤字地方債である臨時財政対策債を発行して補てんすることとされたことにより,地方交付税総額は5%の減にとどまる一方で,地方債発行額は7%増に膨らむ結果,地方の債務残高は13年度末で過去最高の188兆円に達する見込みであり,一段と逼迫した財政運営を強いられる内容となっているところでございます。 以上のような国及び地方の財政の現状を十分に認識した上で,21世紀のスタートとなる平成13年度当初予算の編成に当たりましては,第四次福井市総合計画の最終年度に当たることを踏まえ,特例市にふさわしい魅力と活力あふれる街づくりを積極的に展開いたしますとともに,これまで鋭意努力を重ねてまいりました財政健全化への道筋を一段と確実なものにするため,限りある財源のもと,市民生活の向上や新しい時代の市勢発展に資する適切な施策の選択に最大限の意を配したところでございます。 新年度における各般の施策への取り組みにつきましては,こうした視点に配慮しながら,中心市街地の活性化を初め,下水道など市民生活に不可欠な生活基盤の整備,豊かで生きがいのあふれた社会生活を実現するための総合的な地域福祉施策や教育環境の充実,都市の活性化を支える産業・経済の振興,災害に強く環境と調和した都市づくり,歴史と文化がみえるまちづくりの推進などの施策を重点として,積極的に推進してまいる所存であります。 一方,今回の国勢調査では,本市人口は前回を3,330人下回る結果となりましたことを重く受けとめ,その内容を十分見きわめながら,産業,福祉,教育などの幅広い分野にわたる人口増加施策の積極的な展開にも努めてまいりたいと考えております。 このほか,地方分権の流れを的確に踏まえつつ,本市の将来を見据え,急速に進展する少子・高齢社会や高度情報社会などを視野に入れた新規施策につきましても先見性と先駆性をもって意欲的な取り組みを進めるなど,新しい時代におけるさらなる発展基盤の構築を目指し,21世紀に夢はばたく予算として積極的な編成に努めた次第でございます。 この結果,平成13年度当初予算案の規模は,一般会計で846億5,600万円,特別会計で756億3,950万円,企業会計で296億1,110万円,総額で1,899億660万円となり,一般会計につきましては地方財政計画を上回る5.9%の伸びとなった次第でございます。 それでは以下重要施策の大要につきまして,各予算の趣旨と概要を第四次福井市総合計画における七つの街づくりの基本方向に沿って,具体的に御説明申し上げたいと存じます。 最初に掲げた施策は,「個性的で魅力あふれる県都の顔づくり」でございます。 初めに,県都の顔づくりについて申し上げます。 福井駅を核とする中心市街地は,県都の顔として,高次の都市機能や商業活力の一層の集積を図りますとともに,都心にふさわしい風格と個性,にぎわいのあふれる街づくりを積極的に進めてまいりたいと存じます。 まず基幹的な事業となります福井駅周辺土地区画整理事業には30億8,500万円を計上し,引き続き全力で取り組みを進めてまいります。 仮換地を終えた地区につきましては,12年度に引き続き建物等の移転を初め街路等の整備を進め,県都の玄関口にふさわしい都心づくりを推進してまいります。 また県都の顔づくりのもう一方の柱であります県施行の福井駅付近連続立体交差事業には,5億5,500万円の負担金を計上し,足羽川橋梁の上部架設工事や一般高架部の建設などを促進してまいります。 このほか,連続立体交差事業によって新たに発生する高架下空間の有効利用につきましては,県等と協力して計画策定を進めるため,新たに事業負担金350万円を計上しております。 次に市街地再開発事業のうち三の丸地区につきましては,高齢者のニーズに即した施設整備を進めますほか,周辺道路の改善も図りたく6億3,558万4,000円を計上し,また手寄地区では新たに800万円を計上し,市街地再開発事業推進計画の策定と都市計画決定の手続を進めてまいりたいと存じます。 一方,バリアフリー化を進める大名町交差点地下横断歩道改善事業の進捗にあわせ,下水道本管の移設を進めてまいります。 さらに福井駅前線における地下駐車場の建設につきましては,県による実施設計を終え,引き続き13年度には埋蔵文化財の調査等に入る予定でございます。 次に魅力ある都心商業地の形成について申し上げます。 歴史と文化が息づく中心市街地ににぎわいを取り戻すため,昨年2月には,その先導役となりますまちづくり福井株式会社が設立され,コミュニティバスの運行を初め各種イベントの開催など,活性化に向けた幅広い事業が効果的に展開されております。 また本年2月にはTMO構想が認定され,より一層の事業推進が期待されますことから,まちづくり会社に対する支援を継続し,今後とも官民一体となった街づくりを積極的に推進してまいりたいと存じます。 まず多くの市民の皆様に御利用いただき,好評を博しておりますコミュニティバスにつきましては,現行の2ルートに加え,新年度には新たな2ルートの試行実験,評価・検討を行い,まちづくり福井株式会社において運行する計画をいたしており,これらの経費として4,755万円を計上しております。 また運行ルートの新設に伴う新型車両の購入助成に,国の補助制度を活用し,1,945万円を計上いたしております。 次に中心市街地における商業の活性化を目指し,融雪装置の設置など商店街の環境整備を初め,中心市街地の集客拠点となる商業・文化複合施設整備の計画策定など,TMO構想事業の推進に新たに4,819万2,000円の支援措置を講じております。 このほか,集客効果を高め,歩行者天国などの魅力ある商店街づくりを目指した広範な活性化事業に2,930万円を計上し,ハード・ソフト一体となった取り組みにより魅力ある中心市街地の形成に努めてまいります。 さらに本市の繊維やファッション,眼鏡産業などの技術力の高さやすばらしさなどを体感いただける産業文化センター「MONOまち工房」の創設に1,000万円を計上し,また起業を目指す方々や創業間もないベンチャー企業を対象に,インキュベート施設を提供するため新たに800万円を計上し,積極的に支援してまいりたいと存じます。 一方,回遊性のある都心づくりを目指す賑わいの道づくり事業では,来街者の増加など活性化の兆しも出てきておりますので,引き続き歩車道のグレードアップを初め電線類の地中化などを効果的に進めるため,3億3,000万円を計上しております。 また福井鉄道福井駅前線が乗り入れている道路空間の利用につきましては,国の社会実験公募制度事業を活用し,将来の路面電車のあり方を見据えた施策の有効性や問題点を検証するために社会実験を行い,道路形態や歩行空間ネットワークに係る将来方針を明確にしてまいりたいと存じます。 この経費としては,2,948万9,000円を計上いたしております。 次に情報通信機能の整備について申し上げます。 すべての国民がインターネットなどを利用してIT革命の恩恵を受けられる社会の実現を目指したIT基本法が本年1月6日から施行され,またこれに基づき,国は,e-japan戦略の重点政策として平成15年までに電子政府を構築する方針を打ち出すなど,地方自治体としても電子自治体化に向けた取り組みが求められております。 こうした状況の中,本市といたしましても,住民基本台帳ネットワークシステムの14年度導入を目指し,福井坂井地区広域市町村圏事務組合と連携を図りながら鋭意取り組みを進めてまいります。 また第五次福井市総合計画に呼応した情報化戦略を明確にするため,今回480万円を計上し,学界や産業界,市民からの有意義な御意見等を集約しながら,福井市地域情報化計画を策定してまいりたいと存じます。 また本市が敷設した光ファイバーケーブル施設を有効に活用しながら,庁内LAN伝送路の整備や職員OA研修などにも取り組み,情報の共有化による行政運営の効率化に努めるとともに,インターネットを活用した行政情報の提供や,国内外への情報発信につきましても内容充実を図ってまいりたいと考えております。 2番目に掲げた施策は「競争力のある産業都市づくり」であります。 初めに,農林水産業の振興について申し上げます。 農業・農村は,食料の安定供給はもとより,国土・自然環境の保全,地域活力の維持など多面的な機能を有しており,大変重要な役割を担っております。 しかしながら,本市の基幹作物であります水稲の生産は,米価の低下を初め,少子・高齢化,食の多様化等による米の消費減少などにより,一段と厳しさを増しているところであります。 こうした状況のもと,計画的な生産調整の実施を初め,食料自給率の向上,農業生産の効率化,農村の活性化などを積極的に推進していくことが求められております。 このため,今回の予算におきましては,稲作の計画的な生産と需給の安定を図るとともに,麦,大豆等の生産拡大を推進するため6,712万9,000円を計上いたしますとともに,生産性の高い農業の展開及び低コストの生産体制を目指す機械施設の整備にも支援を続けてまいります。 また園芸センターにつきましては,地域に適した本市独自のブランド品の開発を進めるとともに,園芸農家はもとより広く市民に親しまれる園芸活動の拠点施設として,機能の充実を図ってまいります。 一方,生産性向上の基本となる農業生産基盤の面からは,用排水路改良工事などの市単独事業に十分配慮いたしますとともに,県営,団体営など各種の土地改良事業にも所要の助成措置を講じ,整備促進を図ってまいりたいと存じます。 次に林道整備では,篠尾線の開設を継続して進めるため4,300万円を計上し,事業の進捗を図りますほか,引き続き奥平・高須線の整備にも取り組んでまいります。 また林業経営の安定を期するためエノキダケ生産施設の整備に新たに1億1,000万円の助成措置を講じたところでございます。 一方,漁港整備事業には,長橋漁港及び鮎川漁港の局部改良,大丹生漁港等の整備などで総額1億4,850万円を計上し,鋭意推進してまいります。 次に活力ある産業基盤の創造について申し上げます。 景気は緩やかながら回復に向かいつつあるものの,中小企業を取り巻く経営環境は依然として厳しい状況が続いており,加えて経済のグローバル化やIT革命など,かつて経験したことのない激しい構造変化に直面し,時代の変化に即した対応が求められております。 このため,本市におきましても,企業活動への積極的な支援を中心に,商工業全体の振興策として新規創業を含む企業の増加策を初め,国内・国際競争に打ち勝つ企業競争力の強化や都市の活力を支える商業界の活性化を図るとともに,企業の技術開発力や新商品開発力の強化,地域経済の自立的成長と新産業の創出に向けた各種対策を講じてまいります。 まず企業誘致につきましては,助成措置の新設,拡充を講じるなど,制度の大幅な見直しを図りますとともに,今回550万円を計上し,広く市外,県外にPRするほか,積極的に企業訪問を実施するなど広範な誘致活動を展開してまいります。 なお,この助成制度の見直しにつきましては,今回第30号議案 福井市企業立地促進条例の一部改正についてを御提案いたしておりますので,よろしく御審議のほどお願い申し上げる次第でございます。 また起業家支援事業の創設に700万円を計上し,市内で事業を興す起業者に対し,経営相談,店舗活用,起業PRなどの支援をいたしてまいります。 このほか,企業競争力の強化を目指し,ふくい発新商品・新技術開発支援事業の創設に1,030万円を計上するとともに,工業所有権取得や技術開発共同研究の助成に545万8,000円を措置し,世界に通用する福井企業の技術力の充実強化に向けて積極的に支援してまいりたいと存じます。 一方,商工会が共同で広域的な情報ネットワークを形成し,ショッピングサイトや情報交換の場を構築する地域商工団体活性化事業には,新たに1,000万円を計上し,地域経済の一層の活性化を促進してまいります。 次に中小企業者等融資資金預託事業では,企業IT化対策としてIT化推進資金融資制度を創設いたしますとともに,現下の経済情勢を反映して,特に中小企業育成資金の貸し付けが大きく伸びておりますので,制度全体の預託額を大幅に増額いたしたく58億9,730万5,000円を計上した次第であります。 さらに利子補給や保証料につきましても,制度の拡充,強化を図るなど,合わせて1億2,177万3,000円を措置し,金融面からの支援に全力を尽くしてまいります。 このほか,13年度も引き続き,国の交付金を活用した緊急雇用対策事業を実施いたしたく,雇用創出効果が大きくかつ緊急性の高い学校生活指導事業などの6事業について3,302万1,000円を計上し,雇用や就業機会の増大に努めてまいりたいと存じます。 一方,中央卸売市場につきましては,消費者の核家族化や少量多品目の消費者のニーズに対応するため2億1,000万円を計上し,野菜・果物のパック詰めやカット詰め加工を行う青果部加工場の整備に取り組むほか,市場内情報ネットワークシステムを構築するなど,市場機能のさらなる充実強化に努めてまいります。 次に観光の振興について申し上げます。 本市の豊かな自然環境と歴史や文化などの資源を最大限に生かし,よりよい観光地づくりを進めるとともに,ふくい春まつりなどのイベントの開催などを通じて,より効果的なPR活動を積極的に展開し,市内外からの観光客の誘致に努めてまいります。 まずふくい春まつり開催事業では6,700万円を計上し,桜の名所である「ふくいの春」を観光スポットとして強くアピールしつつ,越前時代行列に加え桜を一つのテーマに関連行事を開催するなど,なお一層魅力と集客力のあるイベントとなるよう支援してまいります。 また国民宿舎「鷹巣荘」につきましては,浴場のリニューアル整備に4,000万円を計上し,良質な天然温泉の魅力を広くアピールしながら,県内外からの宿泊客の誘致になお一層努力してまいりたいと存じます。 次に競輪場につきましては,若年層や女性にも魅力ある健全な娯楽施設を目指すとともに,全国マーケットを対象とした衛星放送による電話投票の拡大や記念競輪等の充実を図るなど,収益の拡大に努めてまいりたいと存じます。 次に総合交通体系の確立について申し上げます。 まず平成11年度から3年計画で取り組んでおります公共交通計画策定事業には,今回300万円を計上し,市街地の計画的な形成や,地域の生活環境にも配慮した新しい時代の望ましい公共交通ネットワークの実現を目指す計画を仕上げてまいります。 また通勤,通学や高齢者の交通手段として重要な役割を担っております鉄道事業では,京福越前本線及び永平寺線に加え,新たに三国・芦原線につきましても県及び沿線市町村と連携して行政支援に取り組みますとともに,福井鉄道福武線につきましても沿線都市の支援状況を勘案し,支援を継続してまいります。 これらの経費としては,3,517万9,000円の計上でございます。 ところで,北陸新幹線につきましては,昨年12月,政府・与党により申し合わされた整備新幹線の取り扱い方針において,県内区間の新規着工は見送られたものの,着工区間の延伸や長野-富山間をフル規格により,おおむね12年強で整備をし,また金沢-南越間については福井駅部機能高度化事業等を行うとされたことから,福井駅での京福線と新幹線の高架部分の一体整備が期待できるなど,一歩前進があったものと考えております。 今後とも県内区間の着工実現及び一日も早い北陸新幹線の全線整備が図られるよう議会の御協力もいただきながら,県,関係市町村,関係団体等と連携を密にして,国等の関係機関に強く働きかけてまいりたいと存じます。 次に国際・国内交流について申し上げます。 21世紀は,人,物,情報が国境を越えてダイナミックに行き交う大交流時代と言われております。 本市におきましても,姉妹・友好都市との市民レベルの幅広い交流活動を展開しながら,さらなる友好を深めてまいります。 また産業活動を中心に交流を深めてまいりました韓国の水原市とは,今後とも経済,学術,文化などの幅広い分野において活発な交流活動を展開いたしたく,友好都市提携を視野に入れた取り組みを進めてまいりたいと存じます。 このほか,平成8年に設立以来,民間レベルで積極的な交流活動に取り組まれている福井市国際交流協会に対しましても,今後とも事業運営が円滑に進むよう配慮いたしたところでございます。 3番目に掲げた施策は「健康でやすらぎのある長寿・福祉のまちづくり」であります。 初めに,保健・福祉体制の強化について申し上げます。 まず成人・老人保健施策といたしましては,生活習慣病などの発病を予防する第1次予防に力を注ぐとともに,母子保健や予防接種事業におきましても,効果的な施策を実施し,生涯を通じての市民の健康づくりを支援してまいります。 また医療の高度化などに対応できる資質の高い看護婦の養成を目指し,福井市医師会が建設いたします看護専門学校に対し4,700万円の助成措置を講じております。 次に地域医療の中で重要な役割を担う国民健康保険事業につきましては,今後とも医療費の適正化や保険税の収納率の向上に努め,健全な事業運営と事業内容の充実に一層努力してまいりたいと存じます。 また国民年金事業につきましても,引き続き年金制度に対する理解と加入促進に取り組み,円滑な事業運営を図ってまいります。 一方,勤労者生活安定資金等預託事業では,今回9億2,900万円を計上するとともに,勤労者住宅資金支援事業の創設に200万円を措置するなど,勤労者の生活安定と福祉の増進に意を配したところでございます。 また勤労青少年ホームや勤労婦人センターなどの余暇活動施設では,講座内容などの充実を図り,利用促進に努めてまいります。 次に高齢者福祉の充実について申し上げます。 本市における本年1月1日現在の高齢化率は18.4%と全国平均よりも高く,また21世紀半ばには我が国の3人に1人が65歳以上という超高齢社会を迎えようとしております。 こうした状況の中で,高齢者に対する福祉サービスはますます重要となってまいりますので,第二次福井市老人保健福祉計画に基づき,最大限の取り組みを進めてまいりたいと存じます。 まず介護保険事業につきましては,事業計画2年次目の13年度には居宅サービスの利用促進を図るとともに,本年10月から65歳以上の第1号被保険者の保険料全額徴収が始まることなどから,引き続き介護保険制度に対する周知活動に取り組み,円滑な事業運営を図ってまいります。 なお,居宅介護や施設介護など各種のサービス給付費等といたしまして,介護保険特別会計では総額110億2,815万7,000円を計上し,市民の皆様の期待に沿った質の高い介護サービスの提供に努めてまいります。 また需要の高い介護福祉施設では,森田たんぽぽ苑及び藤島園の増床による施設整備にあわせて5,400万円の助成措置を講じております。 次に福祉サービス事業では,高齢者が日常生活の中で,買い物や掃除,外出の援助など軽作業の援助を受けられるよう,えがおでサポート事業を創設し,1,166万4,000円を計上しております。 また高齢者の生きがいづくりを目指し,地域の身近な拠点施設を利用して健康づくりや趣味の活動などを行う自治会型デイホーム事業には,1,570万円を計上し,13年度にはさらに7地区をふやし,市内14地区で実施してまいります。 さらに従来から実施しております介護用品支給事業につきましては,支給対象枠を拡大し実施するほか,寝具洗濯サービス,住環境整備などの各種施策につきましても引き続き実施してまいります。 このほか,介護保険施設の適用除外者や経過措置入所者の受け皿づくりとして,社会福祉法人祥穂会が行う軽費老人ホーム等の整備に6,500万円の支援措置を講じ,高齢者の生活不安の解消を図ってまいりたいと存じます。 次に,すかっとランド九頭竜につきましては,高齢者の生きがい対策の拠点施設として,より一層の利用促進に取り組む一方,高齢者の雇用確保に貢献しておりますシルバー人材センターの運営にも,引き続き支援してまいりたいと存じます。 なお,シルバー人材センター会員の作業や研修の拠点施設となります(仮称)ワークプラザの建設に,新たに2億600万円を計上し,高齢者の生きがいづくりと雇用機会の拡大に努めてまいります。 一方,歩道の段差解消などのバイリアフリー化に3億7,200万円を計上し,高齢者や障害者の方々に配慮した街づくりを進めてまいります。 このほか,交通バリアフリー法の施行を受け,国の定めた方針に基づき,JR福井駅周辺地区におけるバリアフリー化のための方針,実施事業等を内容とする基本構想を13年度から2カ年をかけて策定いたしたく,今回500万円を計上しております。 また県内初となります福団地内の高齢者向け市営住宅の建設につきましては,今回の予算では工事費の一部3,060万円を計上いたしますとともに,2カ年の事業費5億4,500万円の継続費設定をお願いしているところでございます。 次に心身障害者福祉の推進について申し上げます。 社会復帰への拠点となる施設整備では,市内で初めての身体障害者施設が社会福祉法人虹の会により開設されますので,2,300万円の支援措置を講じております。 また重度の心身障害者に通所の場を確保し,自活に必要な授産訓練を支援してまいります。 このほか,訪問介護事業や障害者社会参加促進事業などにも引き続き取り組み,地域や家庭の中で可能な限り自立して,生きがいのある生活を送れるよう実情に即したきめ細かな施策を進めてまいりたいと存じます。 4番目に掲げた施策は「安心して生活できる災害に強いまちづくり」であります。 初めに,防災対策の推進について申し上げます。 災害や事故から市民の皆様の生命と財産を守り,安全で安心して暮らせる街づくりは,市民生活にとって最も大切なことであります。 まず災害時の応急対策を実施する上で欠かすことのできない防災情報管制システムにつきましては,14年度までに周波数の変更が義務づけられておりますことから,今回2カ年で2億8,000万円の継続費設定と,13年度分の整備費として1億4,500万円をお願いいたしておりますので,御理解を賜りたいと存じます。 さらに災害時の飲料水確保のため順次設置しております耐震型の非常用貯水装置には2,400万円を計上し,今回は中藤小学校グラウンドに設置を予定いたしております。 このほか,食料の備蓄を計画的に進めるとともに,自主防災組織の育成や防災訓練などにも力を注ぎ,市民,行政,防災関係機関が一体となって防災安全都市づくりを推進してまいりたいと存じます。 また災害時の避難場所となります学校や公民館の耐震診断には4,820万円を配し,引き続き進めてまいりますとともに,診断結果に基づく学校体育館の耐震補強には1億3,640万円を計上した次第であります。 さらに市営住宅の耐震診断には新たに2,400万円を計上したところであります。 次に消防・救急体制の充実といたしましては,中消防署の耐震診断に240万円を配しますとともに,耐震性貯水槽や防火水槽の設置促進に努めてまいります。 一方,河川・防災行政の推進につきましては,今回の予算におきましては,引き続き馬渡川と印田川の改修を促進いたしますほか,市内各所の河川・水路の整備やしゅんせつ工事にも力を注ぎ,総額で4億1,900万円を計上しております。 また急傾斜地崩壊対策事業に2,300万円を措置いたしますほか,除雪対策にも万全の措置を講じますとともに,ガスや水道のライフラインにつきましても,老朽管の敷設がえに取り組み,市民生活の安心と安全のより一層の確保に努めてまいりたいと存じます。 このほか,下水道マンホールの安全対策として6,000万円を計上し,国の補助制度を活用しながら浮上防止型マンホールの整備を計画的に進めてまいります。 次に交通安全の確保について申し上げます。 悲惨な交通事故を防止し,とうとい生命を守るため,交通安全対策の強化を図ることが急務となっております。 このため,人命尊重を基本理念に交通安全思想の普及啓蒙に努めますとともに,交通安全市民運動や交通安全教室など,あらゆる機会を通して幅広い交通安全運動を展開してまいりたいと存じます。 また交通災害共済につきましても,普及啓蒙活動と加入促進に向け今後ともより一層の努力をしてまいります。 さらに乳幼児の安全確保のためチャイルドシート着用率100%を目標に,引き続きその普及促進を図ってまいります。 一方,交通安全施設の面では,道路照明灯や防護さくなどの整備を進め,実情に即した効果的な安全対策を講じてまいります。 さらにJR福井駅周辺の放置自転車対策や違法駐車防止にも引き続き取り組み,歩行者の安全確保や都市景観の向上に努めてまいりたいと存じます。 5番目に掲げた施策は「健やかな子どもを育てる環境づくり」であります。 初めに,少子化対策の推進について申し上げます。 急速に少子化が進行している今,少子化問題は,その要因や背景が家庭,地域,学校,職場など市民1人1人の生活に深く根差しており,将来にわたる地域経済や福祉,教育,労働など,市民生活のさまざまな分野に深刻な影響を及ぼすことが懸念されております。 こうしたことから,昨年4月には少子化対策センターの設置とともに,少子化対策本部を立ち上げ,意識調査の結果などをもとに,今後の歩むべき具体的な施策を練り上げたところでございます。 まず子育て相談の充実や情報の提供など,安心して産み育てる環境整備を進めるための施策として,電話相談,ほのぼのダイヤルの開設に114万3,000円,少子化に関する情報誌の発刊に90万円,子育てサポーター設置事業には59万6,000円を計上しております。 また子育てに係る経済的負担の軽減を図るための施策として,就学前医療費等助成事業では,現行の3歳未満の乳幼児に加え,子供が3人以上いる世帯については3歳から小学校就学前の幼児すべてを対象として医療費等の助成を行いたく,5,937万3,000円を措置しております。 さらに平成11年の本市の合計特殊出生率は,1.47と前年を0.09ポイント下回り過去最低を記録するなど,少子化の波は本市においても憂慮すべき状況となっており,こうした少子化に歯どめをかけ,人口増を目指す施策として,21世紀を担う子供の誕生を祝い健やかな成長を願う誕生祝い金“21世紀の福井へようこそ”の創設に1億4,731万円を計上したところでございます。 これらの施策の展開に加え,だれもが“安心して子供を生み育てることに夢が持てる社会”の実現に向け,市民はもとより,全国の自治体や少子化問題に関心のある方々を対象に,第1回少子化対策推進日本会議を本市において開催し,家庭,地域,学校,企業,行政等の幅広い分野から広く論議を深めるなど,今後の少子化対策の一助とするとともに,息の長い取り組みへのスタートにいたしてまいりたいと存じます。 この開催経費としては1,200万円の計上でございます。 次に児童福祉の充実について申し上げます。 本市の保育行政につきましては,不死鳥ふくいエンゼルプランを指針として,子供たちの健やかな成長を願いつつ,早朝保育や延長保育の推進など保育内容のより一層の充実に努め,多様化する保育ニーズに的確にこたえてまいりたいと存じます。 また乳児室を重点とした施設機能の整備につきましても,年次別に計画的に進めてまいります。 なお,保育料につきましては,12年度に引き続き料金階層の簡素化を予定しておりますが,現下の社会経済情勢から保護者負担の軽減に配慮し,全体としては据え置きといたしております。 一方,児童館につきましては,現在まで18館を整備しておりますが,13年度では森田地区での建設費として4,500万円の計上でございます。 また休園中の明里保育園を利用して,2カ所目の地域子育て支援センターを開設いたしたく817万2,000円を措置し,子育てに悩む若い保護者を対象に相談の場を広げ,子育て支援を積極的に推進してまいります。 このほか,家庭の保護者が疾病等のため児童の保育が一時的に困難になった場合に,児童福祉施設等において一時的にお預かりする子育て支援短期利用事業を創設し,児童福祉サービスの向上を図ってまいります。 次に学校教育の推進について申し上げます。 次代を担う子供たちが,地域の中で創造性に富み,たくましく,個性豊かに成長できる環境づくりに,より一層力を注いでまいります。 まず学校施設の充実では,老朽化した国見小学校の校舎改築に取り組みたく2億2,500万円を計上したところでございます。 また下郷及び上郷小学校の統合校建設に向け,造成工事に着手するため3億9,424万円を措置した次第であります。 このほか旭小学校及び大東中学校の校庭整備に合わせて5,000万円,中藤小学校のプール建設に6,500万円を計上するとともに,保健室の空調整備を初め施設全般にわたる改善や維持補修にも可能な限り配慮いたしたところでございます。 なお,小・中学校の統廃合や移転事業につきましては,地元の御意向を十分に考慮し,関係機関と協議を重ねながら進めてまいりたいと存じますので,御理解と御協力を賜りたいと存じます。 一方,学校教育につきましては,平成14年度から完全学校週5日制のもと,新学習指導要領に沿って「生きる力」をはぐくむ新教育課程が実施され,「総合的な学習の時間」が新たに設けられることとなります。 そこで,この新教育課程の実施に向けて,12年度及び13年度を移行期間と位置づけし,12年度には総合的学習対応推進事業に取り組むなど大きな成果を上げておりますことから,今回1,280万円を計上し,引き続き積極的に展開してまいります。 なお,子供たちの幅広い学習活動を支援するため,13年度から「子ども担当」の職員を各所属に配置し,積極的に対応してまいりたいと存じます。 また問題行動などの未然防止や早期発見,早期解決のためには,子供たちの心の叫びや訴えの声に耳を傾けるなど心の相談に当たることが肝要であります。 中学生へのカウンセリングを強化するため,今後5年間ですべての中学校にスクールカウンセラーを配置してまいりたいと存じますが,13年度には4校に配置いたしたく880万円を計上しております。 また不登校などの今日的な教育課題に的確に対処するため,引き続きチャレンジ教室を初め,学習支援事業,心の教室相談事業,学校生活指導事業などに取り組み,さらなる成果を上げてまいりたいと考えております。 さらに小・中学校における情報化教育を積極的に推進いたしますほか,放送設備や学校図書の充実にも意を配したところであります。 なお,昨年7月に発生しました学校遊具の事故を教訓といたしまして,遊具の点検,修繕,整備など,安全管理の徹底に努めてまいりたいと存じます。 次に学校給食につきましては,児童・生徒に安全でおいしい給食を提供するため,給食内容の充実に最大限の配慮をいたしますとともに,学校や給食センターの調理機器の更新や衛生管理などにも適切な措置を講じております。 なお,給食費につきましては,8年度に改定して以来,据え置きといたしておりますが,学校給食の適切な運営を図り,また栄養バランスのとれた学校給食をより一層推進するため,1食当たり,小学校では230円を240円に,中学校では280円を292円にして運営いたしたいと存じますので,御理解を賜りたいと存じます。 なお,国見小学校の改築に伴い,学校給食では市内で初めてのドライシステム調理方式を導入し,より一層の衛生管理の充実強化に努めてまいります。 次に青少年の健全育成につきましては,12年度中に策定いたします青少年育成計画に基づき,指導者やリーダーの育成を初め,姉妹都市青少年との交流の促進など各種施策の積極的な推進に努めてまいります。 次にスポーツの振興について申し上げます。 まず総合運動公園整備事業についてでございますが,今回は2億8,000万円を計上し,多目的広場を初め,駐車場,管理施設などの整備を進めてまいりたいと存じます。 現在,地元の皆様の御理解と御協力をいただく中で,本格的な建設計画ができ上がるまでの間は暫定的に利用できるよう整備を進めてまいりますが,スポーツ公園施設といたしましては,12年春にオープンしたサッカー場に続き,13年度早々にはソフトボール場が開設の運びとなりますので,広く市民の皆様に利用していただきたいと考えております。 また地域体育館につきましては,地域スポーツ活動の拠点として,(仮称)南体育館の建設及び屋外施設整備に着手いたしたく,14年度の完成を目指し今回5億5,000万円の継続費設定と,13年度分として2億7,500万円をお願いいたしておりますので,何とぞ御理解を賜りたいと存じます。 このほか,福井市野球場のラバーフェンス設置など,各体育施設の改修にも鋭意取り組んでまいります。 次に男女共同参画社会の形成について申し上げます。 男女共同参画社会の実現は,少子・高齢化を初め社会の成熟化などを背景に,豊かで活力ある社会を目指すための重要なかぎであると言われております。 まず13年度は,第二次あじさい女性行動プランの策定に向けて,男女共同参画推進懇話会の幅広い助言や提言をいただき,今日的課題や今後の施策に関して検討を重ねながら,鋭意準備体制を整えてまいりたいと考えております。 また地域においては,男女共同参画推進地域会議を核とした取り組みを着実に進めるとともに,男女共同参画講座の開設や小学生を対象とした副読本の作成など,各種施策を積極的に推進してまいりたいと存じます。 6番目に掲げた施策は「自然と共生する快適環境都市づくり」であります。 初めに,環境政策の推進について申し上げます。 本市では,「環境の世紀」と言われる21世紀の環境行政を計画的かつ総合的に推進していくことを目指し,平成11年を「環境元年」と位置づけ,以来,精力的に施策の立案に取り組むなど,足固めに努めてきたところでございます。 これまで福井市環境基本条例の制定を初め,ISO14001の認証を取得するなど着実にその取り組みを進め,13年度からは,先般策定いたしました福井市環境基本計画に掲げる望ましい環境像,「みんなで育てる水と緑の環境都市・ふくい」の実現に向け,新たな第一歩を踏み出すこととなりますので,各種施策の積極的な展開に努めてまいりたいと存じます。 まず推進体制の基盤となる(仮称)計画推進市民会議の設立・運営に50万円を計上し,市民,事業者,行政が連携・協動して,実践的な取り組みの企画,実施に努めてまいります。 また地域のリーダーづくりは極めて重要であります。 このため,環境保全活動推進者研修事業には,新たに256万6,000円を計上いたしたところであります。 さらに環境保全活動の手本となります環境基本計画市民行動版の冊子を全世帯に配布いたしたく220万円を計上し,市民1人1人の意識の高揚と啓発を図り,環境に配慮した活動を促進してまいります。 さて,自動車排気ガスに含まれる二酸化炭素は,地球温暖化などの影響要因の一つとされておりますことから,低公害車普及促進事業の創設に360万円を計上し,ハイブリッド車と電気自動車の購入に対する支援措置を講じてまいります。 また太陽光などの自然エネルギーの利用促進や環境意識の高揚は,地球環境問題の解決のための重要なかぎとなりますので,今回800万円を計上し,住宅用太陽光発電システムの設置に対して支援してまいりたいと存じます。 このほか,昨年5月に,いわゆる食品リサイクル法が成立いたしておりますが,本市におきましても,小・中学校や保育園などから食品廃棄物が排出されている現状を踏まえ,これらの資源化に向けた調査研究を鋭意進めてまいりたいと考えております。 次に公害防止事業につきましては,6,935万1,000円を計上し,特例市としての権限を最大限に生かしながら,環境保全事業を積極的に推進するなど,地域の公害発生の未然防止に努めてまいります。 次に廃棄物の処理についてでございますが,容器包装リサイクル法の第二段階施行に伴い,新たな対象品目となりました段ボール,その他の紙容器及び白色食品トレーの3品目の分別収集につきましては,モデル地区を設定し,調査研究を進めながら全市一斉の実施につなげてまいりたいと存じます。 これに要する経費として450万円を計上しております。 このほか,本年4月から家電リサイクル法が施行されますので,テレビ,冷蔵庫,洗濯機,エアコンの対象家電4品目については,不法投棄も予想されますことから,監視体制には万全の措置を講ずるとともに,家電リサイクルの趣旨普及やその促進に努めてまいりたいと存じます。 また11年度から県と一体となり購入助成を行ってまいりました家庭用生ごみ処理機につきましては,生ごみの資源化・減量化をより一層促進するため,1,000台分,4,000万円の補助を見込んでおります。 一方,クリーンセンターにおきましては,総額28億9,501万1,000円の継続費を設定し,11年度から4年計画でダイオキシンの排出濃度を改善する工事を進めておりますが,13年度では8億5,299万3,000円を計上し,14年度の完成を目指して事業の進捗を図ってまいります。 次に快適環境の形成について申し上げます。 市民の身近な生活基盤を計画的に推進し,市民に潤いとやすらぎをもたらす快適で安全な生活環境づくりに努めてまいります。 まず水辺空間環境整備事業には2,000万円を計上し,明新河川公園と一乗谷川の整備を進めてまいります。 また公園整備事業では,市民の憩いの場として広く親しまれております足羽山公園につきましては,14年度完成を目指して整備促進を図りますとともに,地域のコミュニティの場として新田塚地区におけるふれあい公園の整備を促進してまいりたく,合わせて5,000万円を計上いたしております。 さらに東山健康運動公園や足羽山遊園地などの各種公園の維持管理にも力を注ぎ,市民の憩いの場として安心して気軽に利用いただけるよう努めてまいります。 一方,市民生活や経済活動を支える社会基盤であります道路・橋梁整備では,安全で快適な道路環境を確保するため,8億758万9,000円を計上しております。 市道の舗装率は11年度末で96.1%と類似都市の中では高い水準にありますが,今後とも老朽化に伴う舗装整備や自由勾配側溝の敷設に重点を置き,整備を進めてまいりたいと存じます。 また橋梁整備につきましては,県施行の河川改修に伴う乾徳1号橋に加え乾徳2号橋のかけかえなどを進めてまいります。 次に良好な市街地の形成と安全で快適な居住環境の創出を目指し,鋭意進めております土地区画整理事業につきましては,北部第七地区,森田北東部地区,市場周辺地区で引き続き促進を図りますとともに,南部第七地区では14年度の完工を目指してまいります。 これらの事業には,総額で34億322万4,000円を計上しております。 次に住環境の整備について申し上げます。 まず都市ガスの供給につきましては,大和田地区へのガス導管の敷設により順次拡張を図るなど,需要家の拡大に取り組みますとともに,平成14,15年度の天然ガス転換実施に備えてLNGサテライトの建設,需要家ガス設備の調査,セクターバルブの設置等に取り組むなど,安全で安定した供給に一層努力をしてまいりたいと存じます。 これらに要する経費として24億7,534万円を計上しております。 また上水道の整備につきましては,第六次拡張事業として引き続き施設の整備,配水管の整備,老朽管の布設替えを促進いたしますとともに,集中監視制御設備の充実や森田浄水場建設に向けた取り組みなど,安全でおいしい水道水の安定供給に全力を挙げてまいりたいと存じます。 これらに要する事業費として23億3,627万円の計上となっております。 一方,下水道整備事業につきましては,市民生活に直結した社会基盤整備の重点事業として,平成14年度末の普及率70%を目標に,総額で56億7,192万1,000円を投入し,着実に整備促進を図ってまいりたいと存じます。 13年度では,管渠網の整備を初め日野川浄化センターの増設工事,境浄化センターの改修工事,乾徳ポンプ場の更新などを進めてまいります。 また市街地周辺部の管渠布設,中心部の管渠改修を順次進めますほか千成寺川の雨水対策にも取り組んでまいります。 一方,福井駅周辺土地区画整理事業に伴い,支障となります下水管の移設にあわせて浸水を防除するための合流改善事業にも着手いたします。 次に農業集落排水事業では2億1,161万円を計上し,酒生東部地区,岡保南部地区,酒生西部地区及び重立地区の4地区において,着実な事業の推進を図ってまいりたいと存じます。 次に消費生活の向上について申し上げます。 近年,消費者を取り巻く環境は,複雑多様化してきており,インターネットによるトラブルなど被害が広範に及んできております。 こうしたことから,消費者みずからがパソコンを使って消費生活に関する情報を自由に取得し,活用できる環境を整え,「かしこい・自立した消費者づくり」に努めてまいります。 このほか,消費者まつりを重点に,引き続き啓発事業に取り組みますとともに,相談業務の充実,消費者教育の強化を図ってまいりたいと存じます。 7番目に掲げた施策は「歴史と文化がみえるまちづくり」でございます。 初めに,生涯学習の推進について申し上げます。 まず生涯学習の交流拠点として重要な役割を担っております公民館につきましては,湊公民館の増改修事業に1億6,200万円を計上しております。 また青年グループ活性化事業には460万円を計上し,地域活動の担い手として期待されております青年層のより一層の活性化に努め,社会参加につなげてまいります。 国の新経済対策であります「日本新生のための新発展政策」では,IT革命の飛躍的推進を目指し,公民館などの公共施設におけるIT学習環境を整備するとともに,全国民がインターネットを使えるよう,それに必要な基礎技能習得のための施策も支援することといたしております。 こうした国の政策に呼応いたしまして,本市におきましても,地域の身近な学習施設であります公民館において,パソコンやインターネットなどの基礎的技術の習得が図られるよう新たに9,625万7,000円を計上し,多くの市民の方々に講習の場を提供してまいりたいと存じます。 このほか,映像文化センターでは,IT革命など高度情報社会に対応した教育施設として,視聴覚メディアを活用した講座の充実を図るなど,市民の学習意欲に積極的にこたえてまいります。 一方,図書館とみどり図書館においては,学校や公民館を初め各家庭からもインターネット上で図書検索ができるよう,新たに400万円を計上し,図書館サービスの拡大を図ってまいります。 また図書館から遠く離れた地域や学校などにつきましては,移動図書館車での巡回サービスを行い,児童・生徒や高齢者の方々から大変好評をいただいておりますので,老朽化した移動図書館車を更新し,利用者の利便向上に努めてまいりたいと存じます。 次に文化の高揚について申し上げます。 まず最終年度の取り組みとなります福井の自画像づくり事業では,12年度から制作を続けてまいりました松平春嶽公と仏舞の記録映像が完成いたしますことから,福井らしさを物語る地域デザインとして広く各方面で活用いたしますとともに,本市のすぐれた文化を発信し,イメージアップを図ってまいりたいと存じます。 これらの経費として1,758万7,000円を計上しております。 また開館以来5年目を迎えます美術館におきましては,企画展事業として「ジャポニスム展」や「木とのふれあいワールド展」などを計画しておりますほか,子供アトリエや市民アトリエの開催など,未来を担っていく子供たちや市民に美術創作の機会を幅広く提供してまいります。 さらに文化・芸術活動の拠点施設であります文化会館では,施設改修に取り組み,利用者の一層の拡大に努めるとともに,当会館を拠点に自主運営に取り組んでおります「福井芸術・文化フォーラム」の地域文化創造活動に対する支援も続けてまいりたいと存じます。 さて,平成6年度から12年度にかけて取り組んでまいりました,うらがまちづくり推進事業につきましては,市内43地区の創意と工夫を凝らした創造性あふれる事業が熱心に展開される中で,それぞれの地域の特性を生かした自主的かつ主体的な街づくりの機運が醸成されるなど,大きな成果を上げてきたところであります。 市民1人1人が街づくりの一役を担い,みずから考え,参加していただく,こうした活動成果をさらに今後の地域づくりにつなげるため,12年度には21世紀わがまち夢プラン事業を創設し,各地区の街づくりの未来図を企画,立案いただいたところであり,さらに充実した事業へと発展していくことが期待されております。 13年度は各地区におきまして,実施計画に即した街づくり事業を幅広く展開していただくこととなりますので,今回6,572万9,000円を計上した次第でございます。 なお,本市の街づくり推進事業をモデルケースに,新年度国が創設いたします「わがまちづくり支援事業」では,住民主体の地域づくりの取り組みに対する財政支援策として,普通交付税措置が講じられることとなりますので,こうしたことも踏まえながら本事業の積極的な展開に努めてまいりたいと存じます。 このように本市の地域づくりは新たな展開を迎えますことから,新世紀の幕あけを記念して全国から独自に住民参加の街づくりを実践している活動団体を招き,これまでの街づくり活動を検証しつつ今後の市民参加型街づくりのあり方を探るシンポジウムの開催に,200万円を計上したところでございます。 次に歴史的まちなみの整備について申し上げます。 まず柴田公園等の整備には4,900万円を計上し,歴史と触れ合える格調高い公園や歴史と文化を体感できる散策空間の形成を目指してまいります。 一方,ソフト面では,文学講座の開催や史跡散策会,平成独楽吟,橘曙覧記念短歌賞など,一連の橘曙覧関連事業の充実を図り,内外に広くアピールいたしますとともに,橘曙覧記念文学館及び愛宕坂茶道美術館では独自の企画展を開催するなど,身近な文化の拠点施設として多くの市民の方々に訪れていただけるものと期待をいたしております。 次に歴史博物館の移転事業には,建築工事を初め,展示の実施設計,展示資料の保存処理のほか,舎人門の遺構復元に係る調査設計などを着実に進めたく,15年度の開館を目指し,今回24億円の継続費設定と13年度分として9億6,850万円をお願いいたしておりますので,御理解を賜りたいと存じます。 また本年は,福井藩祖結城秀康の入国400年に当たりますことから,今日の本市の街づくりの礎を築いた秀康の事跡を検証し,歴史と文化を受け継いだ新世紀の街づくりのあり方を探る意義ある事業として,結城秀康の彫像設置を初め,歴史セミナーやシンポジウムの開催など,400年記念事業を開催いたしたく4,550万円を計上したところでございます。 なお,歴史のみえるまちづくり協会が実施する各種事業に対しても引き続き支援し,市民と行政が一体となった取り組みを進めてまいりたいと存じます。 以上,極めて概括的ながら,平成13年度の主要な施策につきまして御説明申し上げましたが,最後に総合的かつ計画的な「行財政の運営」を推進する上での幾つかの重要課題について申し上げたいと存じます。 まず地方分権の推進につきましては,今後とも政策自治体としての行政の総合力と機能を充実強化しつつ,特例市の権限を最大限に生かしながら,市民の皆様との協働により地域の実情に即した個性と活力あふれる街づくりに総合的に取り組み,本市全体の活性化を図ってまいります。 一方,地域の自立を支える税制の確立につきましては,地方分権や情報通信技術が進展しつつある新しい時代の重要な課題でありますことから,今回福井市市税審査会を設置し,市民の方々の御意見,御尽力をいただきながら,本市の将来を見据えた税制のあり方なども含めて独自の検討を進めてまいりたいと存じます。 次に市町村合併につきましては,行政運営の効率化や行財政基盤の強化などの観点から,その必要性を強く認識いたしておりますが,合併には住民の間における機運の醸成が何より不可欠となりますので,通勤や通学のみならず,買い物,娯楽,医療など,さまざまな住民の日常生活圏を重視し,中核市への移行も視野に入れながら,議会の御意見などをいただく中で,今後とも慎重に調査研究をしてまいりたいと存じます。 次に行政改革についてでございますが,平成8年度から鋭意進めてまいりました第二次福井市行政改革につきましては,財政健全化への取り組みなど一定の成果をおさめ,12年度をもちまして終期を迎えたところであります。 しかしながら,財政の健全化に向けた取り組みはいまだ道半ばであり,21世紀を開く特色ある街づくりを推進していくためには,議会や市民の皆様の温かい御理解と御協力を賜りながら,今後とも財政健全化を基調とする改革を着実に推進し,確かな行財政基盤に裏打ちされた簡素で効率的な市政運営に努める必要があります。 こうしたことから,13年度以降においては,これまでの成果を検証し,国の行政改革大綱の考え方も十分踏まえながら,新たな行財政システムの構築を目指す実効性ある行財政改革に積極的に取り組んでまいりたいと考えております。 また人材育成につきましては,10年度に策定いたしました人材育成基本方針に基づき,昇任,登用などにおける能力・成績主義の重視を初め,職場研修や個々の自主的研修の評価など,職員管理の改革や研修体系の充実なども図りながら,自立心と創造性をはぐくみ,未来に向かって果敢にチャレンジできる職員の育成に努めてまいります。 さらに組織体制につきましては,分権時代にふさわしい政策形成力と総合調整機能の強化に重点を置いた機構改革を実施いたしたく,今回第23号議案で「福井市部等設置条例の一部改正について」を御提案いたしておりますので,よろしく御審議のほどお願い申し上げる次第でございます。 加えて職員配置につきましては,IT戦略・電子自治体の推進,少子・高齢化対策,都心活性化などの重点課題に適切かつ的確に対応できるよう努めてまいりたいと存じます。 次に市政に対する理解と信頼を深める情報公開がますます重要となっている中,市民に開かれた議会運営をより一層推進するという議会の強い御意向を踏まえ,今回情報公開の実施機関に議会を加えたく所要の条例改正案を提出いたしたところであります。 さらに地方分権の進展に応じ議会議員の調査研究活動のさらなる充実を図るため,会派に対する政務調査費の交付を制度化いたしたく,関係条例案を提出いたした次第でございます。 さて,最後になりましたが,ここで平成13年度の各施策に要する財源につきまして御説明申し上げ,御理解を賜りたいと存じます。 まず一般会計でございますが,歳入の大宗をなす市税につきましては,恒久的減税の影響,現下の経済情勢や景気の動向などを考慮し,適正な収入の見積もりを行った結果,当初予算では対前年度比2.7%増の438億9,500万円を計上した次第でございます。 なお,恒久減税の継続に伴う市税の減収分は,地方特例交付金で15億円,減税補てん債で5億円を措置しております。 次に地方譲与税,利子割交付金,地方交付税等の一般財源につきましては,地方財政計画や12年度の収支状況などを基礎に十分精査し,計上したところでございます。 国・県支出金につきましては,各事業の補助基準を基礎に精査した結果,国庫支出金で59億1,735万3,000円,県支出金で35億3,203万5,000円を計上しております。 また市債につきましては,将来の財政負担を考慮し,通常事業に充当する額は公債費の元金償還額以下の38億9,520万円に抑制いたしております。 しかしながら,これまで国の地方交付税特別会計の借り入れで補ってきた財源不足のうち地方負担分の半分を,13年度からは地方自治体がみずから臨時財政対策債を発行して補てんすることとされましたので,これに要する10億円を措置し,減税補てん債などと合わせて市債の総額では38.7%増の53億9,520万円の計上となっております。 次に各特別会計及び企業会計につきましては,独立採算の原則を踏まえ事業収入,国・県支出金,繰入金,市債など,それぞれの会計の事業内容や実績等を勘案し計上した次第でございます。 以上,平成13年度市政運営に対する基本方針と提出いたしました予算議案につきまして,その概要を御説明申し上げました。 本年は,新たなる100年への夢はばたく船出の年にしたいと決意をいたしております。 そして,私にとりましても二期目の総仕上げの大変重要な年であります。 こうしたことから,第四次福井市総合計画が最終章を迎えるに当たり,引き続きこれまでの諸施策の確実な取り組みを図りますとともに,21世紀の本市の活性化に資する新規施策を積極的に展開するなど,輝かしい夢と希望に満ちた新しい時代の福井市を切り開くため,なお一層の努力を傾け邁進してまいる所存であります。 折しも時代は大きな変革期ともいうべき荒海のただ中にあり,加えて逼迫した財政事情のもと,市勢の限りない発展を目指す“21世紀の大航海”への行く手には幾多の困難が待ち受けているものと存じますが,市政に対する皆様の夢や希望をはぐくみ,大いなる潜在力を生かしながら,市民の負託にしっかりこたえていくことが私に課せられた使命であることを心に銘じ,激しい向かい風さえも追い風に変える気概を持って,誠心誠意,市政運営に渾身の力を振り絞ってまいる覚悟でございます。 重ねて議員各位並びに市民の皆様の温かい御理解と変わらぬ御支援を心からお願い申し上げる次第であります。 なお,このほかの議案につきましては,それぞれ提案理由の記載に基づきまして御提案いたしております。 細部につきましては,いずれも一般質問あるいは各委員会の御審議等におきまして,詳細に御説明申し上げたいと存じます。 何とぞ慎重に御審議の上,妥当な御議決を賜りますよう,よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(皆川修一君) ただいま説明のありました平成13年度各会計予算及び条例等の総括説明に対して,一括質疑を許可いたします。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結いたします。────────────────────── ○議長(皆川修一君) 次に日程40及び日程41を会議規則第35条の規定により一括議題といたします。 事務局に朗読させます。 (事務局朗読)日程40 歳入特別委員会の設置並びに付託について日程41 歳入特別委員会委員の選任ついて ○議長(皆川修一君) まず歳入特別委員会の設置並びに付託についてお諮りいたします。 今ほど上程いたしました第1号議案 平成13年度福井市一般会計予算第1条中,歳入につきましては13名をもって構成する歳入特別委員会を設置し,これに付託の上,御審査願うことにいたしたいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決定いたしました。 次に歳入特別委員会委員の選任についてお諮りいたします。 ただいま設置されました歳入特別委員会の委員の選任につきましては,委員会条例第8条第1項の規定により,議長から指名いたしたいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 それでは指名いたします。4番 川井 憲二君  6番 松山 俊弘君8番 吉田 琴一君  9番 小林荘一郎君12番 柳沢 峰生君  17番 栗田 政次君18番 近藤 高昭君  19番 皆川 修一23番 宮崎 利道君  26番 松井乙右衛門君29番 田辺 義輝君  30番 中谷 勝治君31番 若山 樹義君 以上,13名の諸君を歳入特別委員会委員に選任することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決定いたしました。────────────────────── ○議長(皆川修一君) 次に日程42ないし日程60を会議規則第35条の規定により一括議題といたします。 事務局朗読は省略いたします。 提出者の提案理由の説明を求めます。 (副市長 奈良一機君 登壇) ◎副市長(奈良一機君) ただいま上程されました補正予算(案)の提案理由につきまして御説明申し上げます。 今回,お願いいたします補正予算は,諸般の事情から緊急に予算化の必要が生じました事業等のほか,本年度の事務事業の確定に伴います諸事務事業の追加更正と国の補正予算に伴うもの,あるいは国庫債務負担行為の設定に所要の措置を講ずるものでございます。 それでは第152号議案 平成12年度一般会計補正予算につきまして御説明申し上げます。 今回は,歳入歳出予算の補正及び継続費,繰越明許費,債務負担行為並びに地方債の補正でございます。 まず歳入歳出予算におきましては,既定の予算額に歳入歳出それぞれ11億8,330万8,000円を追加いたしまして,予算総額を851億5,804万8,000円といたすものでございます。 以下,概要につきましては歳出予算から款ごとに御説明を申し上げます。 まず第2款 総務費でございますが,退職手当の追加分として2億1,000万円を計上するものでございます。 第3款の民生費につきましては,福祉基金への積立金といたしまして435万3,000円を,知的障害者の施設援護事業といたしまして6,100万円,市福祉公社の事業補助金といたしまして600万円,乳幼児医療費等の助成費並びに私立保育所の保育委託料に5,000万円,児童扶養手当事務の法定受託事務化に伴います事務処理体制整備費といたしまして237万8,000円,それから私立保育所の延長保育の実施に伴います運営費補助金といたしまして3,000万円を,児童館へのパソコン整備事業といたしまして720万円を,それぞれ計上するものでございます。 また特別会計への繰出金といたしましては,老人保健特別会計に5,804万1,000円をお願いいたすものでございます。 次に第4款の衛生費でございますが,家庭用生ごみ処理機の購入費補助の追加分といたしまして1,000万円を計上するものでございます。 次に第6款の農林水産業費でございますが,高品質米の生産と農業経営の安定化を図る農業生産総合対策条件整備事業といたしまして1,930万円を,土地改良事業に係る国営造成施設管理体制整備促進事業補助金といたしまして,410万5,000円を措置いたしますとともに,県営事業で行っております土地改良事業の事業費が確定いたしましたことに伴いまして3,313万2,000円を,それぞれ計上するものでございます。 次に第7款の商工費では,国民宿舎特別会計への繰出金といたしまして1,969万4,000円をお願いをいたしております。 次に第8款の土木費では,福井駅付近連続立体交差事業及び河川・急傾斜地崩壊対策等の事業に係る県営事業負担金の追加分といたしまして,1億280万8,000円を,またこのたびの道路除雪に係る経費といたしまして2億9,900万円を,また地方バス路線の運行維持費に対する補助金といたしまして3,182万5,000円を,また緑化基金積立金といたしましては306万円を,さらに駐車場特別会計及び福井駅周辺整備特別会計への繰出金といたしまして9,800万円を,それぞれ追加計上いたすものでございます。 次に第9款の消防費につきましては,福井地区消防組合への負担金といたしまして,6,915万8,000円を追加いたしたいと存じます。 第10款の教育費におきましては,要・準要保護児童・生徒の就学援助,奨励費といたしまして,461万1,000円を追加計上いたすものでございます。 次に第11款の災害復旧費では,昨年9月の豪雨等によります河川災害復旧事業につきまして,国庫補助の追加内示に伴いまして5,964万3,000円を措置するものでございます。 以上が今回の歳出予算の概要でございますが,これに対応いたします歳入予算の補正といたしまして,まず市税で5億7,819万9,000円,地方交付税で2億2,907万5,000円,分担金及び負担金では1,560万5,000円を,国庫支出金で6,597万3,000円,県支出金で8,376万9,000円,寄附金で741万2,000円を,繰越金では8,537万5,000円を,市債につきましては1億1,790万円をお願いいたすものでございます。 次に第2表の継続費の補正でございますが,クリーンセンター排ガス高度処理施設整備事業の事業費が変更となったことに伴いまして,総額及び年割額を変更するものでございます。 次に第3表の繰越明許費の設定でございますが,農林水産業費で3件,土木費で4件,災害復旧費で2件,合わせて9件で,総額にいたしますと,14億721万7,000円をいずれもやむなき理由によりまして繰り越しいたすものでございます。 次は第4表 債務負担行為の補正でございますが,これは国庫債務負担行為の設定に伴いますものでございまして,6,600万円をこのたび設定いたすものでございます。 続きまして,第5表 地方債の補正でございますが,今回は変更といたしまして農業基盤整備事業,街路整備事業及び河川災害復旧事業の3事業におきまして,起債の限度額に総額で1億1,790万円の追加変更措置をお願いするものでございます。 次に第153号議案 平成12年度福井市国民健康保険特別会計補正予算について御説明をいたします。 歳入歳出予算の補正でありまして,既定の予算額から歳入歳出それぞれ5,892万7,000円を減額いたしまして,その予算総額を151億3,504万5,000円といたすものでございます。 その主な内容といたしましては,被保険者の増加によりまして被保険者療養給付費負担金等が増額となります一方,老人保健医療費拠出金が減額となったことなどによるものでございます。 次に第154号議案 平成12年度福井市老人保健特別会計補正予算でございますが,歳入歳出予算の補正でございまして,既定の予算額に歳入歳出それぞれ11億6,080万5,000円を追加いたしまして,予算の総額を249億9,179万6,000円といたすものでございます。 その主な内容といたしましては,医療費の増加によります医療給付費負担金の増額などによるものでございます。 続きまして,第155号議案 平成12年度福井市介護保険特別会計補正予算でございますが,歳出予算の補正でございまして,レセプト審査件数の減によりまして,審査手数料を減額いたしますとともに,高額介護サービス対象者の割合が増加したことによりまして,これに係る補助金を増額するものでございます。 次に第156号議案 平成12年度福井市宅地造成特別会計補正予算でございます。 これは第1表 繰越明許費の設定及び第2表 債務負担行為の設定でございまして,北部第七土地区画整理事業において,やむなき理由により繰り越しをお願いいたしますとともに,国庫債務負担行為の設定に伴いまして,森田北東部土地区画整理事業及び市場周辺土地区画整理事業におきまして,合わせて3,900万円の債務負担行為の設定をお願いするものでございます。 次に第157号議案 平成12年度福井市国民宿舎特別会計補正予算でございますが,これは歳入歳出予算の補正でございまして,既定の予算額から歳入歳出それぞれ376万2,000円を減額いたしまして,その予算総額を1億8,248万1,000円といたすものでありまして,その主な理由は景気等の影響によりまして,利用者が減少したことなどによるものでございます。 続きまして,第158号議案 平成12年度福井市駐車場特別会計補正予算でございますが,これは第1表 歳入予算の補正でございます。営業収入の減によりまして一般会計繰入金等を増額するものでございます。 次に第159号議案 平成12年度福井市福井駅周辺整備特別会計補正予算でございます。 第1表 歳入予算の補正でございますが,福井駅周辺土地区画整理事業のうち,通常の補助事業と臨時交付金事業間で事業費等の変更がありましたので,財源の調整を行ったものでございます。 第2表 繰越明許費の設定につきましては,これもやむなき理由により,福井駅周辺土地区画整理事業において繰り越しをお願いをするものでございます。 第3表の地方債の補正につきましては,これは福井駅周辺土地区画整理事業に係る起債の限度額を7,090万円減額し,4億9,460万円といたすものでございます。 なお,その他の議案につきましても,いずれも一般質問あるいは各委員会におきまして詳細に御説明申し上げたいと存じますので,何とぞ慎重なる御審議の上,妥当なる御議決を賜りますようお願いを申し上げまして,説明を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(皆川修一君) ただいま説明のありました第152号議案ないし第167号議案,第35号報告ないし第37号報告について一括質疑を許可いたします。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結いたします。 それでは先ほど上程いたしました第1号議案ないし第36号議案,第152号議案ないし第167号議案については,お手元に配付いたしました付託案件表のとおり,所管の常任委員会,議会運営委員会及び歳入特別委員会に付託いたします。 〔付託案件表は本号末尾参照〕 なお,第35号報告ないし第37号報告については,関係法の規定により議会に提出,報告するだけでよいことになっておりますので,御了承を願います。 以上で本日の議事日程は全部終了いたしました。よって,散会いたします。             午後0時20分 散会 地方自治法第123条第2項の規定により,本会議の顛末を証するため,ここに署名する。福井市議会議長                     平成  年  月  日署名議員                        平成  年  月  日署名議員                        平成  年  月  日 △〔参照〕                  付 託 案 件 表           総    務    委    員    会番 号件            名第1号議案平成13年度福井市一般会計予算
     第1条中   歳 出    第1款 議会費    第2款 総務費中     第1項 総務管理費     第2項 徴税費     第4項 選挙費     第5項 統計調査費     第6項 監査委員費    第9款 消防費    第12款 公債費    第14款 予備費  第2条中    第2款 総務費  第4条  第5条  第6条第16号議案福井市国土利用計画審議会設置条例の制定について第19号議案福井市非常勤の特別職職員の報酬等に関する条例の一部改正について第20号議案福井市常勤の特別職職員の給与に関する条例の一部改正について第21号議案福井市教育長の給与等に関する条例の一部改正について第22号議案福井市企業管理者の給与に関する条例の一部改正について第23号議案福井市部等設置条例の一部改正について第26号議案福井市附属機関設置条例の一部改正について第152号議案平成12年度福井市一般会計補正予算  第1条中   歳 入   歳 出    第2款 総務費    第9款 消防費  第5条第161号議案福井市議会議員及び福井市長の選挙における選挙運動用自動車の使用等の公営に関する条例の一部改正について第163号議案財産の取得について (ノート型パーソナルコンピュータ及び付属品一式)第164号議案財産の取得について (ノート型パーソナルコンピュータ及び付属品一式)第165号議案財産の取得について (液晶プロジェクタ及び付属品一式)           建    設    委    員    会番 号件            名第1号議案平成13年度福井市一般会計予算  第1条中   歳 出    第8款 土木費中     第1項 土木管理費     第2項 道路橋りょう費     第3項 河川水路費     第4項 都市計画費     第6項 下水道費     第7項 住宅費    第11款 災害復旧費中     第2項 土木施設災害復旧費  第2条中    第8款 土木費  第3条中    第8款 土木費第7号議案平成13年度福井市宅地造成特別会計予算第10号議案平成13年度福井市駐車場特別会計予算第12号議案平成13年度福井市福井駅周辺整備特別会計予算第13号議案平成13年度福井市下水道事業会計予算第33号議案福井市都市公園条例の一部改正について第152号議案平成12年度福井市一般会計補正予算  第1条中   歳 出    第8款 土木費中     第2項 道路橋りょう費     第3項 河川水路費     第4項 都市計画費    第11款 災害復旧費  第3条中    第8款 土木費    第11款 災害復旧費中     第2項 土木施設災害復旧費  第4条第156号議案平成12年度福井市宅地造成特別会計補正予算第158号議案平成12年度福井市駐車場特別会計補正予算第159号議案平成12年度福井市福井駅周辺整備特別会計補正予算第160号議案福井市公共下水道条例の一部改正について第162号議案福井都市計画事業下水道受益者負担金の配分に関する条例の廃止について第166号議案市道の路線の廃止について第167号議案市道の路線の認定について            教  育  民  生  委  員  会番 号件            名第1号議案平成13年度福井市一般会計予算  第1条中   歳 出    第2款 総務費中     第3項 戸籍住民基本台帳費    第3款 民生費    第4款 衛生費中     第1項 保健衛生費     第2項 清掃費    第8款 土木費中     第5項 総合交通費    第10款 教育費  第2条中    第10款 教育費第2号議案平成13年度福井市国民健康保険特別会計予算第3号議案平成13年度福井市老人保健特別会計予算第4号議案平成13年度福井市介護保険特別会計予算第5号議案平成13年度福井市交通災害共済特別会計予算第18号議案福井市文化財保護センター設置条例の制定について第27号議案福井市社会福祉施設設置条例の一部改正について第28号議案福井市児童館の設置及び管理に関する条例の一部改正について第29号議案福井市乳幼児医療費等の助成に関する条例の一部改正について第34号議案福井市立幼稚園入園料及び保育料徴収条例の一部改正について第35号議案福井市公民館設置に関する条例の一部改正について第36号議案福井市体育施設条例の一部改正について第152号議案平成12年度福井市一般会計補正予算  第1条中   歳 出    第3款 民生費    第4款 衛生費    第8款 土木費中     第5項 総合交通費    第10款 教育費  第2条第153号議案平成12年度福井市国民健康保険特別会計補正予算第154号議案平成12年度福井市老人保健特別会計補正予算第155号議案平成12年度福井市介護保険特別会計補正予算            経  済  企  業  委  員  会番 号件            名第1号議案平成13年度福井市一般会計予算  第1条中   歳 出    第4款 衛生費中     第3項 上水道費     第4項 簡易水道費    第5款 労働費    第6款 農林水産業費    第7款 商工費    第11款 災害復旧費中     第1項 農林水産施設災害復旧費  第3条中    第7款 商工費第6号議案平成13年度福井市競輪特別会計予算第8号議案平成13年度福井市国民宿舎特別会計予算第9号議案平成13年度福井市中央卸売市場特別会計予算第11号議案平成13年度福井市農業集落排水特別会計予算第14号議案平成13年度福井市ガス事業会計予算第15号議案平成13年度福井市水道事業会計予算第25号議案福井市手数料徴収条例の一部改正について第30号議案福井市企業立地促進条例の一部改正について第31号議案福井市漁港管理条例の一部改正について第32号議案福井市中央卸売市場業務条例の一部改正について第152号議案平成12年度福井市一般会計補正予算  第1条中   歳 出    第6款 農林水産業費    第7款 商工費  第3条中    第6款 農林水産業費    第11款 災害復旧費中     第1項 農林水産施設災害復旧費第157号議案平成12年度福井市国民宿舎特別会計補正予算            歳  入  特  別  委  員  会番 号件            名第1号議案平成13年度福井市一般会計予算  第1条中   歳 入            議  会  運  営  委  員  会番 号件            名第17号議案福井市議会政務調査費の交付に関する条例の制定について第24号議案福井市情報公開条例の一部改正について...