平成 9年 3月定例会
福井市議会会議録 第1号 平成9年2月27日(木曜日)午前10時9分開会────────────────────── 平成9年2月27日,定例市議会が
福井市議会議事堂に招集されたので,会議を開いた。──────────────────────〇議事日程 日程1
会議録署名議員の指名 日程2 会期の決定について 日程3 各
特別委員会の付託案件について 日程4 第1号議案 平成9年度福井市
一般会計予算 日程5 第2号議案 平成9年度福井市
国民健康保険特別会計予算 日程6 第3号議案 平成9年度福井市
老人保健特別会計予算 日程7 第4号議案 平成9年度福井市
農業共済特別会計予算 日程8 第5号議案 平成9年度福井市
交通災害共済特別会計予算 日程9 第6号議案 平成9年度福井市
競輪特別会計予算 日程10 第7号議案 平成9年度福井市
簡易水道特別会計予算 日程11 第8号議案 平成9年度福井市
宅地造成特別会計予算 日程12 第9号議案 平成9年度福井市
国民宿舎特別会計予算 日程13 第10号議案 平成9年度福井市
中央卸売市場特別会計予算 日程14 第11号議案 平成9年度福井市
駐車場特別会計予算 日程15 第12号議案 平成9年度福井市
公共用地先行取得特別会計予算 日程16 第13号議案 平成9年度福井市
農業集落排水特別会計予算 日程17 第14号議案 平成9年度福井市福井駅
周辺整備特別会計予算 日程18 第15号議案 平成9年度福井市
下水道事業会計予算 日程19 第16号議案 平成9年度福井市
ガス事業会計予算 日程20 第17号議案 平成9年度福井市
水道事業会計予算 日程21 第18号議案 消費税率の引き上げ及び地方消費税の創設に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について 日程22 第19号議案 福井市美術館の設置及び管理に関する条例の制定について 日程23 第20号議案
福井市営住宅管理条例の全部改正について 日程24 第21号議案 福井市職員の給与に関する条例の一部改正について 日程25 第22号議案 福井市
市税賦課徴収条例の一部改正について 日程26 第23号議案 福井市児童館の設置及び管理に関する条例の一部改正について 日程27 第24号議案 国民宿舎の設置及び管理に関する条例の一部改正について 日程28 第25号議案
農業集落排水処理施設の設置及び管理に関する条例の一部改正について 日程29 第26号議案 福井市
都市計画下水道事業受益者負担に関する条例の一部改正について 日程30 第27号議案 平成9年度福井市
農業共済事業の賦課総額及び賦課単価の決定について 日程31 第28号議案 農作物共済の水稲に係る無事戻しについて 日程32 第29号議案 農作物共済の水稲に係る危険段階の数及び危険指数の設定方法について 日程33
歳入特別委員会の設置並びに付託について 日程34
歳入特別委員会委員の選任について 日程35 第78号議案 平成8年度福井市
一般会計補正予算 日程36 第79号議案 平成8年度福井市
国民健康保険特別会計補正予算 日程37 第80号議案 平成8年度福井市
老人保健特別会計補正予算 日程38 第81号議案 平成8年度福井市
国民宿舎特別会計補正予算 日程39 第82号議案 平成8年度福井市
駐車場特別会計補正予算 日程40 第83号議案 平成8年度福井市
農業集落排水特別会計補正予算 日程41 第84号議案 平成8年度福井市福井駅
周辺整備特別会計補正予算 日程42 第85号議案 平成8年度福井市
下水道事業会計補正予算 日程43 第86号議案 平成8年度福井市
ガス事業会計補正予算 日程44 第87号議案 福井市中
山間地域活性化推進基金条例の制定について 日程45 第88号議案 福井市
公共下水道事業及び
九頭竜川流域関連福井市
公共下水道事業に係る分担金に関する条例の制定について 日程46 第89号議案
福井市議会議員及び福井市長の選挙における
選挙運動用自動車の使用等の公営に関する条例の一部改正について 日程47 第90号議案 福井市中
山間ふるさと・水と
土保全対策基金条例の一部改正について 日程48 第91号議案 福井市公民館設置に関する条例の一部改正について 日程49 第92号議案 福井市下水道事業の設置等に関する条例の一部改正について 日程50 第93号議案
工事請負契約の締結について ((仮称)福井市
総合文化施設(美術施設)展示工事) 日程51 第94号議案
工事請負契約の締結について (
収集資源センター管理棟増築工事) 日程52 第95号議案
工事請負契約の変更について (
葬斎場敷地造成工事) 日程53 第96号議案 市道の認定について 日程54 第97号議案 市道の廃止について 日程55 第98号議案 字の区域の変更について──────────────────────〇出席議員(36名) 1番 山口 清盛君 2番 柳沢 峰生君 3番 谷口 健次君 4番 早川 朱美君 5番 宮崎 弥麿君 6番 木村 市助君 7番 吉田 琴一君 8番 小林荘一郎君 9番 田中 繁利君 10番 谷口 文治君 11番 宮崎 利道君 12番 田中 一男君 13番 栗田 政次君 14番 近藤 高昭君 15番 加藤 貞信君 16番 谷口 忠応君 17番 皆川 修一君 18番 浦井美惠子君 19番 松宮 秀彦君 20番 上山 正男君 21番 中谷 勝治君 22番 田辺 義輝君 23番 西村 公子君 24番 高橋省一郎君 25番 中谷 輝雄君 26番
松井乙右衛門君 27番 山崎 謙二君 28番 畑 康夫君 29番 若山 樹義君 30番 西村 高治君 31番 中村 正秋君 32番 山田 俊臣君 34番 浅原 利男君 36番 成瀬 亮一君 37番 藤田 喜栄君 38番 伊東 敏宏君──────────────────────〇欠席議員(0名)──────────────────────〇
事務局出席職員 議会事務局長 寺 尾 進
議会事務局次長 坂 上 泰 学 庶務課長 南 昌 宏 議事課長 木 村 英 男 議事課主幹 山 本 雄 二 議事課主幹 出 見 隆 文 議事課副主幹 山 先 勝 男 議事課主査 吉 村 匡 弘 議事課主事 山 本 誠 一──────────────────────〇説明のため出席した者 市長 酒 井 哲 夫 君 助役 清 水 彰 一 君 収入役 服 部 博 秋 君 教育長 梶 川 恭 博 君 企業管理者 堂 阪 力 君
総合政策部長 宮 下 一 志 君 総務部長 花 山 豪 君 財政部長 宮 下 義 則 君
市民生活部長 島 津 祥 央 君
福祉保健部長 沼 弘 君
商工労働部長 岡 崎 博 臣 君
農林水産部長 舟 木 壽 君 建設部長 山 分 忠 義 君
都市計画部長 寺 尾 壽 造 君
都市整備部長 天 谷 義 雄 君 下水道部長 中 野 朝 一 君
工事検査部長 齊 藤 忠 男 君 ガス部長 會 澤 鉄 男 君 水道部長 谷 口 義 則 君
学校教育部長 山 崎 良 一 君
社会教育部長 林 廣 美 君 秘書課長 竹 内 寛 君──────────────────────
○議長(中谷輝雄君) おはようございます。 平成9年3月
福井市議会定例会は本日繰り上げ招集せられ,出席議員が定足数に達しておりますので,議会は成立いたしました。 よって,これより会議を開きます。──────────────────────
○議長(中谷輝雄君) それでは日程1
会議録署名議員の指名を行います。 本日の
会議録署名議員は,会議規則第81条の規定により,12番 田中一男君,15番 加藤貞信君の御両名を指名いたします。──────────────────────
○議長(中谷輝雄君) 次に日程2 会期の決定について,お諮りいたします。 今期3
月定例市議会の会期は,議案審議の都合上,本日より3月21日までの23日間といたしたいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決定いたしました。 なお,会期中の会議予定につきましては,お手元に配付いたしました会期日程表のとおりでございますので,御了承を願います。──────────────────────
○議長(中谷輝雄君) 次に日程3 各
特別委員会の付託案件についてを議題といたします。 去る12
月定例市議会において継続審議となっておりました各
特別委員会の付託案件について,これより審査の順序に従い,経過の報告を求めます。 行政改革特別副委員長 11番 宮崎利道君。 (11番 宮崎利道君 登壇)
◆11番(宮崎利道君) 去る12
月定例市議会において継続審議となりました行政改革に関する諸問題を審査するため,2月12日委員会を開催いたしましたので,その結果を御報告申し上げます。 まず理事者から,組織機構の見直し及び
定員適正化計画について報告があり,業務に見合ったより適正な定員の実現,わかりやすい効率的な組織機構の見直し,事務事業のスリム化,職員の意識改革,能力向上と活気ある風土の醸成を図ることを目的として,全庁的,組織的な取り組みの中で,業務診断を行う。その実施方法として,専門機関の指導及び科学的な調査様式により,各所属,各職員が協力して
現況業務量調査,
適正業務量調査等を実施し,問題点を把握する中で改善案を提案して,
行政改革実施計画を達成するためのあるべき方向性を位置づけする。 また他の自治体の状況を調査しながら,定員管理の
電算システム化についても並行して検討することとし,平成9年4月から1年間で組織を見直し,定員の適正化等の方向性の位置づけを完了して,平成10年度中に具現化を図っていきたいとのことであります, この報告に対して,委員から,以前から委員会で指摘しているのにもかかわらず,なぜこんなに長く時間がかかるのか,1年間かけてやることには疑問を感じる。この問題を先送りする姿勢では,市民から行政改革をする気がないと言われても仕方がないのではないか。また
現況業務量調査を今さらすること自体がおかしいのではないか,このような調査診断は,前々からやっておくべきであり,別に専門機関にゆだねなくてもできるとの指摘及び意見があり,理事者から,きょうまで毎年事務事業の増減を勘案しながら,職員計画を立ててきたのが実情であるが,現在の状況をつぶさに分析するため,科学的な手法によって取り組むことが必要であり,専門機関と共同の業務診断を行いたい。 また調査期間が長過ぎるとの指摘については,各委員の指摘,さらに現在の情勢等を考えると,9年度において実施できる事項については,極力早く実施できるように,精力的に取り組んでいきたいとの答弁がありました。 次に
市民サービスセンターの利用時間の延長について報告があり,延長日及び延長時間は,年末年始を除く4月の第2週以降の火曜日と金曜日を午後7時まで延長し,
戸籍関係書類を除く通常時間に交付するものを対象とした業務を行いたい。 これらを円滑に進めるための職員の業務体制は,現在の職員数の中で遅出勤務者を置き,不足分については日々雇用職員の雇用,市民課職員の対応で対応していきたい。なお,市民へのPRについては,広報資料の記者への配布,市政広報,さらには各連絡所及び
サービスセンターへのポスターを掲示するなどで周知徹底していきたいとのことであります。 次にCI・TQMの推進状況について報告があり,各課の課題を論議する
QCサークルについては,現在75サークル結成され,494人が活動しており,今回各サークルから出された課題は,それぞれの計画に従って活動報告書を出すことになっている。今後のCI・
TQM活動推進本部の取り組みとしては,
QCサークルリーダー研修会の開催,
手づくり機関紙の発行及びネーミングの募集,
QCサークル活動の各種情報の提供,幾つかの
QCサークルと本部長との対談,
優秀サークルの表彰をしていきたいとのことであります。 次に
地方分権推進委員会の第1次勧告の概要について報告があり,今回の第1次勧告では,国と地方の新しい関係,新たな
地方自治制度の枠組みなど,第4章からなっており,特に国と地方との関係を抜本的に見直し,対等,協力の関係とする
行政システムに転換させるための
機関委任事務制度の廃止,その他国から地方への権限の委譲,関与の廃止,縮減,
地方公共団体の事務を(仮称)自治事務及び
法定受託事務に区分するなどが,その内容であります。 なお,今後における地方分権の動きは,6月末までに,この推進委員会の最終報告を受け,平成10年から
地方分権実施計画の策定が国においてなされる予定となっております。 以上が委員会での審査経過の概要でございますが,当委員会は今後も継続して,これら諸問題の調査研究に当たりたいと存じますので,議員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わります。
○議長(中谷輝雄君) 次に駅周辺整備特別副委員長 18番 浦井美惠子君。 (18番 浦井美惠子君 登壇)
◆18番(浦井美惠子君) 去る12
月定例市議会において継続審議となりました駅周辺整備に関する諸問題を審査するため,2月14日に委員会を開催いたしましたので,その審査経過の概要について,御報告申し上げます。 今回の委員会では,福井駅
周辺土地区画整理事業に対する地元の意向調査について,前回報告のあった手寄地区に続き,大手地区,日之出地区での集計結果の説明がありました。 この意向調査は,「再生計画の理解度」,「東口多
目的広場拡張の賛否」,「再開発事業への参加意欲」,「仮換地の希望先」などについて調査したもので,計画区域内の土地所有者,借地権者に対して行われ,大手地区は対象者27人のうち19人から,日之出地区は対象者62人のうち39人から回答があったものです。 以下,調査結果の主な内容を申し上げます。 まず大手地区についてでありますが,再開発への参加意欲については,「条件によっては参加したい」47%,「もう少し詳しく知りたい」11%で,肯定的と考えられる人が58%に対し,「参加したくない」人が31%となっています。 またこれを地積的に整理すると,肯定的と考えられる割合が70%になっています。 再開発の計画案については,「市が積極的につくるべき」45%,「市と地元でつくるべき」55%となっており,市に何らかの関与を求める結果になっています。 仮換地の指定先については,「再開発事業を行うところに」26%,「個別建てかえを行うところに」が16%となっています。 次に日之出地区については,「手寄地区での再開発」への参加意欲を聞いたところ,「積極的に参加したい」5%,「条件によっては参加したい」23%,「もう少し詳しく知りたい」8%で,肯定的と考えられる人が36%に対し,「参加したくない」人が36%となっています。 またこれを地積的に整理すると肯定的と考えられる割合が26%に対し,「参加したくない」が51%になっています。 仮換地の指定先については,「協調化を行うところに」18%に対し,「個別建てかえを行うところに」43%と多くなっています。 市としては,これらの調査結果を踏まえ,日之出地区の「手寄地区での再開発」に興味を示している人を含め,再開発を肯定的に考えている人たちの組織づくりを進め,
基本計画案づくりへつなげていきたいとの報告がありました。 これらの報告に対し,委員から,地元説明会や意向調査は地権者を主体に行われているように見受けられ,借地権者との補償交渉など,難しい問題を避けて通っているような印象を受けるが,補償交渉を最終的に当事者任せにするのではなく,市としてもしっかり対応すべきではないかとの問いがあり,理事者から,地権者と借地権者の間に解決できないような問題が生じ,市に申し入れがあった場合には,何らかの形で話をしようというのが従来からの市の方針であるが,今後は借地権者と市との話し合いの場も設けていきたいとの答弁がありました。 次に委員から,意向調査の結果では,再開発への参加意欲が低いようであるが,この結果をどう考えているのかとの問いがあり,理事者から,今後の課題は肯定的な意向を持っている人をいかに引っ張っていくかであると考えており,景気の低迷や中心市街地での投資意欲の減退など,再開発の立ち上げには厳しい状況であるが,公益施設の導入を図りながら,何らかの形で立ち上げられるよう,市としても努力していきたい。 また再開発への参加,不参加は,最終的には個別に意思を確認して,仮換地作業の中で振り分けていく必要があると考えているとの答弁がありました。 以上が委員会での審査経過の概要でありますが,当委員会は今後とも継続してこれら諸問題の調査研究に当たりたいと存じますので,議員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わります。
○議長(中谷輝雄君) 次に
フェニックスパーク建設特別副委員長 14番 近藤高昭君。 (14番 近藤高昭君 登壇)
◆14番(近藤高昭君) (以下745文字削除)───────────────────────────────────────────────────────────────────────────────── ──────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────── ──────────────────────────────────────────────────────────── ───────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────── ─────────────────────────────────────────────────────────────────────────── ──────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────── ─────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────(場内で各種発言あり)
○議長(中谷輝雄君) 14番。 (14番 近藤高昭君 登壇)
◆14番(近藤高昭君) 去る12
月定例市議会において(「おかしいぞ」と呼ぶ者あり)済みません。先ほどのは取り消しにさせていただきまして,改めて
フェニックスパーク建設の
委員長報告をさせていただきます。 去る12
月定例市議会において継続審議となりました
フェニックスパーク建設に関する諸問題を審査するため,2月14日委員会を開催いたしましたので,その審査経過の概要について御報告申し上げます。 まず理事者から,新葬斎場の盛り土工事の進捗率は1月末で約70%,陸上競技場については
地盤改良工事中で約80%の進捗率であり,平成9年度には新葬斎場は建物の建設に着手し,陸上競技場は盛り土工事に着手する予定である。 また建設部で進めている
アクセス道路について,平成8年度事業費として国庫補助金の追加補正の内示があったとの報告がありました。 この報告に対し委員から,新葬斎場の工事を発注する場合,火葬炉と建物全体の工事の発注に分かれると思うが,これらの工事発注についてはどのように考えているのかとの問いがあり,理事者から,炉についてはメーカーにより炉室の大きさが異なるため,炉のメーカーを決めないと建物の設計ができないこともあり,価格については未定であるが,炉のメーカーについては昨年の6月に選定したとの答弁がありました。 この答弁に対し,さらに委員から,炉の
メーカー選定について今まで報告がなかったのは大変遺憾で,選定の経過や選定理由が不明瞭であり,疑念を持たれるおそれがあるので,その点明らかにしてほしいとの指摘があり,理事者から,選定した会社は平成5年度に福井市
葬斎場基本構想を策定し,
葬斎場施設全般にわたり幅広い知識を持っており,現在の葬斎場に再燃焼装置を設置し,無臭無煙化を図った実績もある。また他自治体での施工実績が多く,富山市に本社があるためトラブル時に迅速な対応ができ,さらに設備機器の保守管理を行う専門教育を受けたスタッフを派遣する系列会社を持っている等の理由により選定したとの答弁がありました。 またこの件に関して委員から,選定した理由については十分理解できたが,今後決定した事項については速やかに委員会に報告してほしいとの強い要望がありました。 次に委員から,
アクセス道路について追加補正の内示があったとのことだが,完成の見通しはとの問いがあり,理事者から,建設部所管の西下野町から安田町までの市道のうち,日野川にかける橋を除いては平成12年度を完成目標に進めており,橋については完成年度は明確ではないが,今後とも国に対して精力的に働きかけ,早期完成に向けて努力するとの答弁がありました。 以上が委員会での審査経過の概要でございますが,当委員会は今後とも継続して,これらの諸問題の調査研究に当たりたいと存じますので,議員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わります。
○議長(中谷輝雄君)
フェニックスパーク建設委員会の報告については,最初の報告を取り消し,ただいま再度報告がありましたので,これを認めることに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,最初の報告については取り消すことに決定いたしました。 以上を持ちまして,各
特別委員長の報告は全部終了いたしました。 ただいまの報告に対して質疑を許可いたします。 (「議長,37番」と呼ぶ者あり)
○議長(中谷輝雄君) 37番。 (37番 藤田喜栄君 登壇)
◆37番(藤田喜栄君) ただいま各
特別委員会の委員長の報告があったわけでありますが,近年,
特別委員会の委員長の報告は,副委員長がかわって報告をしているように見受けられるわけであります。 現在の
特別委員会の委員長は,議会でも議長を経験をした人であり,あるいは議会でも重要なポストにある人が,
特別委員会の委員長をしているわけであります。こういう観点から見ますと,少なくとも委員会の
委員長報告は,当然委員長がなすべきであろうというふうに,私は考えるわけであります。 委員長が欠席をした場合に,あるいは議長に欠席届をした場合においては,これはやむを得ないわけでありますけれども,その欠席通告もなしに副委員長が報告するということは,議会軽視も甚だしいというように私は考えるわけであります。 これから委員長は委員長としての職責を全うしていただきたいと思うのであります。 そこで,
駅周辺整備特別委員会の委員長に質問いたしたいと思います。 先ほど
委員長報告がなされたわけでありますが,今,駅周辺の大きな課題となっておりますところの,この三の丸開発についてであります。 聞くところによりますと,この三の丸の開発については,核たるテナントの問題もありましょうし,あるいはホテルの進出等もあるわけでありますが,これらについてはどうなっているのか,委員会で,このような三の丸の開発の重要な問題について論議があったのかないのか。もし,論議があったとするならば,具体的な報告を願いたいと思います。 以上,委員長に質問をして,私の質問は終わりたいと思います。 (18番 浦井美惠子君 登壇)
◆18番(浦井美惠子君) ただいまの御質問にお答えいたします。 過日行われました
駅周辺整備特別委員会では,委員長が出張のために,副委員長の私が代行いたしました。 その委員会の中で,三の丸については課題とはなりませんでした。審査されておりません。したがって,きょうの報告も代行として,私が報告をさせていただいたわけでございます。 以上でございます。
○議長(中谷輝雄君) ほかに質疑ございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結いたします。 それではお諮りいたします。 各
特別委員会の審査報告につきましては,各
委員長報告どおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決定いたしました。 委員長から申し出のとおり,継続審議と決定いたしました各
特別委員会の付託案件につきましては,閉会中も御審査をお願いいたします。──────────────────────
○議長(中谷輝雄君) 次に日程4ないし日程32を,会議規則第35条の規定により一括議題といたします。 事務局朗読は省略いたします。 これより市長から,平成9年度各会計予算並びに条例等について,総括説明を求めます。 (市長 酒井哲夫君 登壇)
◎市長(酒井哲夫君) 本日,ここに平成9年3月
福井市議会定例会が開会せられ,ただいま上程されました平成9年度の各会計予算案並びに条例等,その他の重要案件について御審議を仰ぐことと相なりましたが,その冒頭におきまして,一応私から,これら提案の趣旨を概括的に御説明申し上げ,かねて私なりの市政に対します基本的な考え方を率直に披瀝いたしまして,議員各位を初め,市民の皆様の深い御理解と御賛同を賜りたいと存じます。 まず初めに,本年1月2日の未明,島根県沖の日本海で沈没したロシア船籍のタンカー「ナホトカ号」からの重油流出事故は,本県を初め日本海沿岸の9府県に広がり,その被害は申し上げようもないほどに甚大で,私は今回の事態を重大な災害であると受けとめております。 福井市議会におかれましては,この災害に対しまして,議員各位が率先して重油の回収作業に従事され,また去る2月7日には臨時会を開会し,政府へ災害対策に関する意見書を提出されるなど,郷土を切に愛する心を持って,速やかに適切な対応を図られていることに対して,心から敬意を表する次第であります。 本市といたしましても,議員各位の深い御理解のもと,1月7日に三国町安島に船首部分が着底した時点で,「事故対策本部」を設置して,情報収集や資材等の調達に当たりましたほか,本市海岸に大量の重油が着岸した19日には,「災害対策本部」並びに「現地災害対策本部」,「臨時救護所」を設置して,油の回収作業を精力的に進めてまいってきたところであります。 その間,いち早く温かい励ましの言葉やお見舞金,義援物資など,物心両面にわたる御支援をいただいた全国各地の方々,また漂着油の回収等に多大の御協力を賜っておりますボランティアの皆様方を初め,各種団体,民間企業,自治体,自衛隊の方々など,多くの皆様方に対しまして,改めて心から感謝とお礼を申し上げたいと存じます。 これら多くの皆様方が,寒風の中,黙々と回収作業に当たられるお姿は,まことにとうとく,心強く感じられ,私たちに勇気と希望を与えていただき,深い感銘を受けております。 さらに先日,23日の日曜日には,福井市自治会連合会の旗のもと,「みんなで戻そう福井の海!自治会 クリーン作戦」を合い言葉に,8,000名を超える多くの市民の皆様が,温かいお気持ちと不死鳥精神をもって,油回収作業に参加していただきましたことにつきましても,まことにありがたく,心よりお礼を申し上げる次第でございます。 さて,今後の対策課題といたしましては,国,県,関係市町村と緊密に連携を取りながら,また民間の御協力もいただきつつ,一体となって,応急対策,被害復旧対策,環境対策などについて,あらゆる方策を講じ,懸命の努力を傾注してまいりたいと存じます。 私たちが誇りとしてきた風光明媚な海岸,そして美しい海を一日も早く取り戻し,全国各地から多くの観光客が安心して来訪いただけるよう,最善の努力をする決意でございます。 顧みまするに,不肖私が,はえある福井市長の大任を拝受いたしまして,早くも3年近い歳月が流れたのでありますが,この間,私は行政の重責を思い,日々意を新たにいたしまして,大福井市の進路に誤りのなきよう研さんを重ねたつもりでございます。 この3年間を顧みますと,バブル崩壊後の経済不況期から脱し切れず,本市を取り巻く環境にも,財政問題を初めまことに厳しいものがございました。 しかしながら,議会を初め市民の御支援と御協力によりまして,市勢発展のための諸施策が着実に前進を見せております。 すなわち,主要な実例を挙げますならば,生活基盤の整備では,まず西部緑道が完成,屋内ゲートボール場“すこやかドーム”,北体育館,本町通り地下駐車場をオープンさせるとともに,ただいまは福井駅周辺土地区画整理,情報幹線整備,フエニックスパーク建設,福井市美術館“アートラボふくい”の建設といった大型事業を推進しているところでありますし,また昨年からは歴史の蓄積を生かした風格ある街づくりを目指して,歴史のみち整備事業をスタートさせたところでございます。 一方,ソフト施策の展開も重視してきたところでありまして,審議会委員公募制や指定ごみ袋制度の導入,地域保健医療情報システムの開発,情報公開条例の制定などを進めてまいりました。 またイベント関係としては,6年度に不死鳥のねがい・福井市市民憲章の制定30周年記念行事,7年度に環日本海フェスティバルイン福井,8年度に越前福井幕末サミットを実施するとともに,9年度での日本文化デザイン会議,10年度での世界震災都市会議の開催を決定しております。 加えて,国際交流の分野でも,杭州市に福井杭州友好公園を完成させ,また杭州市からはコジャコウ猫が本市に贈られるなど,交流に深まりと広がりが見られたところであります。 そして,熊本市とは国内姉妹都市を提携して,心の通う相互交流が積み重ねられております。 災害対策は,特に重視しておりまして,北陸三都市災害時相互応援協定の締結を初めとして,各種の施策を展開し,また阪神・淡路大震災の被災地へは,支援活動にあらゆる手だてを尽くしました。 このたびの油流出事故につきましても,組織の総力を挙げて対策を講じております。 私の市政運営の指針であります市民参加につきましても,まちづくり市民対話,市長とのふれあいトーク,市長への手紙など,率直に意見を交換し,市政に反映させるとともに,43全地区では「うらがまちづくり推進事業」に取り組んでいただいております。 また21世紀を見据えた施策も多面的に構築し,福井市長寿社会憲章の制定,第二次福井市行政改革大綱と実施計画の決定,福井駅周辺市街地総合再生計画の策定,第四次福井市総合計画にかかる基本計画の改定などに取り組みました。 このように市政各般にわたり,所期の成果を得ることができつつあり,21世紀へ向けた本市発展の基盤が着実に整備されておりますことは,議会並びに市民の御支援,御協力のたまものでありまして,心から感謝を申し上げる次第であります。 今後とも,常に初心を忘れることなく,誠心誠意,本市に山積しております行政課題に対し,積極的に取り組み,25万有余の市民の幸せと福井市の限りない発展を願って,渾身の力を注いでまいる所存であります。 議員各位を初め,市民の皆様のより一層の御支援と御協力を賜りますよう,まずもって深くお願い申し上げます。 さて,国際社会においては,今や地球規模での人口・食糧・環境問題など,解決すべきさまざまな課題に直面しているところでありまして,飢餓や貧困,テロ活動などが根絶され,全人類共通の願いである恒久平和が確立されることを祈らずにはいられません。 一方,国内に目を転じますと,少子・高齢社会への移行,国際化,情報化の進展,産業構造の転換などが一段と進みつつあり,また人々の価値観も多様化するなど,時代の潮流が大きく変化しております。そして,我が国は,世界有数の豊かな経済社会を築き上げましたが,新たな世紀に向けて引き続き,その活力を維持し,より自由で創造性に満ちた社会を構築していくために,地方分権や規制緩和を進めるなど,これまでの経済発展を支えてきた各種の制度,慣行について見直すことが求められております。 また地方行政におきましても,住民の多くが地域や家庭における生活の真の豊かさと充実感を望んでいることから,自治体の果たす役割はますます大きくなっており,より質の高いサービスの提供を目指して,努力を積み重ねていかなければなりません。 このような中にありまして,本市は日本海側の有数の拠点都市として着実な発展を遂げてまいりましたが,これまで以上に持続的発展を遂げていくためには,時代の潮流を的確に読み取り,明確な課題意識のもとに,新しい時代の要請にこたえていくことが必要であります。 ところで,私は県都福井市の市政を担当して以来,さまざまな機会を通じて市民の皆様の御要望や御意見を拝聴するとともに,私の市政運営についての考え方,将来の構想なども率直に語りかけ,御理解と御協力を求めてきました。 こうした過程におきまして,自然環境や文化的風土に恵まれたふるさと福井に対する市民の思いの深さを強く感じとるとともに,市政に対する期待の大きさを実感し,みずからに課せられた責任の重さを改めて痛感した次第であります。 また市内の各地域において,それぞれの特性を生かした地域の発想による自主的,主体的な街づくりの機運が一段と高まりつつあることにつきましても,まことに心強く感じているところであります。 これからの市政運営にありましても,こうした市民参加の機運をさらに醸成するとともに,市民1人1人が真に幸せを感じとることができるよう,さらには21世紀に向けた県都の歩みをより確かなものとしていくため,いわゆる“運動会型市政”を引き続き展開していく所存でございます。 そして,新基本計画を街づくりのマスタープランとして着実に推進し,市民の皆様が抱かれている夢と希望の実現に,創意工夫を凝らして取り組んでまいりたいと考えております。 私は,以上のような基本姿勢のもと,1期目の仕上げの年である9年度におきましても,議会のよき指導,助言もいただきながら,市政を担う誇りと情熱を胸に,「生活・交流都市福井の創造」に向け,汗を流して頑張ってまいろうと決意を新たにしているところでございます。 それでは,平成9年度当初予算の編成に当たっての基本的な考え方を申し上げます。 最近における我が国の経済は,総じて緩やかな回復過程にあるとされていますが,雇用情勢については改善しつつあるものの,なお厳しい状況が続いております。 政府では,このような局面にある経済が,新年度においては民間需要の自律的回復に加え,適切かつ機動的な経済運営に努めることにより,国内総生産の成長率を名目で3.1%程度,実質で1.9%程度とする見通しを立てたところであります。 また国の予算につきましては,ここ数カ年に相次ぎました大量の国債発行等によりまして収支の均衡を大きく崩しておりますために,9年度を財政構造改革元年と位置づけて,公債発行を大幅に縮減するとともに,特に一般歳出の伸び率を1.5%と極力圧縮することにより,全体としての規模を厳しく抑制しているところであります。 一方,地方財政におきましても,引き続き大幅な財源不足の状況にあるほか,多額の借入金残高を抱える困難な状況にあり,そのため財源の重点的かつ効率的な配分を行っていくことによって,借入金の依存度の引き下げを図るなど,財政の健全化を推進していくことが急務となっています。 このため,地方財政計画は,前年度に比して2.1%の増と縮小傾向に転じております。 翻って,本市の財政状況につきましても,歳入面では主たる財源である市税において,市民税が特別減税の廃止等により一定の伸びを確保できるものの,固定資産税では評価がえによる家屋分の減収が見込まれるなど,引き続き厳しく推移するものと予測されます。 一方,歳出面においては,本格的な高齢社会の到来を間近に控え,総合的な地域福祉施策や生活関連基盤の整備など,21世紀を展望して推進していかなければならない重要政策課題が山積しております。 加えて,ここ数年,景気対策としての公共投資に重点的に取り組んだこと,さらには平成6年度からの減税措置を借り入れにより補てんしてきたことなどから,市債残高もかなり膨らみ,その償還費がこれからの重い負担ともなってまいりますので,当面逼迫した財政運営を強いられるものと考えます。 このため,9年度予算の編成に当たりましては,財政力の限界の中で,行財政の見直しを進め,経常的な一般行政経費は徹底的な節減を図るとともに,国の財政支援措置のある市債の活用を図り,緊急度,優先度により事業を厳しく選択するなど,財政健全化に心がけ,すべて重点主義で臨んだところであります。 また新基本計画にありますとおり,次の七つの柱を街づくりの基本方向として位置づけ,かつ中期行財政計画の着実な推進を念頭に置いた次第でございます。 その第1は,「個性的で魅力あふれる県都の顔づくり」 第2は,「競争力ある産業都市づくり」 第3は,「健康でやすらぎのある長寿・福祉のまちづくり」 第4は,「安心して生活できる災害に強いまちづくり」 第5は,「健やかな子供を育てる環境づくり」 第6は,「自然と共生する快適環境都市づくり」 第7は,「歴史と文化がみえるまちづくり」 であります。 このたびの当初予算は,厳しい財政環境の中での編成となりましたが,市民の皆様の幸せを願いつつ,本市の将来を見据えて,今この時期にこそなさねばならない事業に積極的に取り組み,市民生活に根差した未来志向型予算として,意欲的に配意した次第であります。 この結果,9年度予算案の規模は,一般会計で832億5,000万円,特別会計で636億3,825万6,000円,企業会計で320億1,320万円に及び,その総額は1,789億145万6,000円となっております。 それでは以下,重要施策の対応につきまして,各予算の趣旨と概要をいま少し具体的に御説明申し上げたいと存じます。 最初に掲げた施策は,「個性的で魅力あふれる県都の顔づくり」であります。 まず本市の玄関口である福井駅周辺において,県都福井の顔づくりを推進します。 福井駅
周辺土地区画整理事業につきましては,引き続き着実な推進が図れるよう36億8,800万円の計上であります。10年度における仮換地を目指して,道路,広場,公園など公共施設の整備に必要な用地を確保することに焦点を合わせております。 また大手,手寄の2地区を対象とした再開発事業基本計画を策定します。この計画は,組合施行の事業に対する指導と助成の指針となるものでありまして,権利者と十分に協議しつつ進めてまいります。 次に福井駅付近連続立体交差事業の負担金として1億円,宝永清川線の道路改良費として4,000万円を措置したところでありまして,今後とも県との密接な連携のもとに,着実に推進してまいりたいと考えます。 なお,これらの事業にかかる用地買収については,8年度末で78%の成約となる見込みであり,工事関係ではJR北陸線の仮線敷設,埋蔵文化財の調査を行うことになっております。 公共サイン整備事業については,標識,案内板のデザインや色彩を統一しようと6年度から実施しておりまして,9年度をもって歩行者系58基の設置が完了となる予定でございます。 さらに彫刻のあるまちづくり事業につきましても,これまで18体を設置してまいりましたが,本年度,本町明里線のシンボルロード歩道に2体と近隣公園での公募作品1体を設置する計画であります。 一方,将来の市街地像を明らかにするため,10年度を目標に都市計画マスタープランの策定に取り組んでおりまして,9年度では地域別構想の基礎資料を作成いたします。 次に魅力ある都心商業地の形成についてであります。 地方都市における中心街地区の再生が,全国的に叫ばれている中にありまして,本市においては昨年1月,都心部にふさわしい魅力あるまちづくりを目標に,「福井市中心街整備推進協議会」が設立されているところであります。 以来,地元会員の熱心な諸活動が続けられておりまして,本市行政といたしましても,特別会員として積極的に参画し,支援してまいる方針でございます。 次に情報通信基盤を整備し,高次な都市機能の充実に努めます。 本市におきましては,情報幹線整備事業として全国に先駆け,この2月で光ファイバーの敷設を完了いたしました。また,有線テレビ事業者が行う面的整備も順調に進捗を見せておりまして,9年度末までには加入可能となる所帯が92%に達する見通しであります。 そのため,今回は地域の情報受信能力をさらに高めるため,各公民館がケーブルテレビに一括加入するための経費として,1,089万6,000円を計上しております。 さらに自治体ネットワーク施設整備事業にも新たに取り組むこととして,4,000万円を措置しております。これは敷設した光ファイバー網を高度に利用し,超高速のインターネットを構築しようとするものであり,今後観光宣伝やイメージアップなど,多種多様な活用が想定されるものでございます。 さて,このたびの油流出事故に際し,現地対策本部が設置された鷹巣公民館では,緊急に有線テレビが引き込まれ,地元放送や24時間の天気予報番組など,多チャンネルの受信が一挙に可能になり,情報幹線整備事業が災害時の情報収集に極めて有効であることが改めて確認されました。 またインターネットについてもボランティアの募集,回収作業の有無など,市民に即時性の高い情報を提供できる手段として注目されております。 こうした光ファイバー網のさまざまな潜在能力を引き出し,行政サービスに幅広く活用することについて,さらに最先端の取り組みを調査研究していく考えでありますので,御理解を賜りたいと存じます。 2番目に掲げた施策は「競争力ある産業都市づくり」であります。 まず農林水産業が力強く発展するよう,新農政プランに基づく施策の展開を図ります。 国においては,食糧の安定供給や新しい農業構造の実現など,農業,農村の持つ多面的な機能に視点を置き,新農業基本法の制定に向けて本格的な検討に入ったところであります。 本市といたしましても,こうした転換期に当たり,21世紀に向けた農林水産業の基本方向と政策理念を構築したく,本年中に「福井市農林水産業振興ビジョン」を策定する方針でございます。 今回の予算においては,おいしい福井米を高品質で保管し,安定的に供給するための施設整備に8,000万円,米の円滑な生産調整のために2億2,083万7,000円の補助金を措置するとともに,農用地の流動化のための継続的な施策も含め,集落営農体制の確立を目指して,総合的に事業促進を図っているところでございます。 また中山間地域の活性化を進めるための基金を創設し,新年度より5年間,継続的に事業を実施してまいりたく,1,623万9,000円の計上であります。 さらに生産性向上の基本となる農業基盤の整備の面からも県営,団体営など各種の土地改良事業に対し5億4,601万1,000円を計上して,積極的に促進するとともに,農村総合整備モデル事業についても9年度での完了を目指し,7,357万円を措置したところでございます。 さて,園芸センターにつきましては,園芸農業の発展に寄与できるよう,施設の再整備と機能の再構築について,これまで関係各位とともに検討してまいりました。こうした成果を生かし,いよいよ事業化してまいります。 すなわち,試験部門の強化と技術研修の充実はもちろんのこと,福井の農産物を広く紹介するとともに,花と緑について学習する機会を提供するなど,市民に開かれ,親しまれる施設を目指して整備いたします。 この事業は,経営基盤確立農業構造改善事業として,国,県の財源措置を得ながら推進するものでありまして,11年度までの総事業費は7億1,070万円を予定しております。 このうち9年度では3億270万円を予算化し,本館としての総合営農指導拠点施設を建設する次第であります。 次に林道整備につきましては,越前西部4号線外3路線の開設,西郷幹線外2路線の舗装,二枚田幹線林道の拡幅等を引き続き実施し,2億円の計上でございます。 また国見岳森林公園においては,資源活用型林業構造改善事業として施設の充実に取り組んでおりまして,このたびはオートキャンプ場などの整備を進めたく,5,000万円の措置であります。 一方,漁港の整備では長橋漁港の改修,菅生,鮎川漁港の局部改良を実施するため1億6,000万円を計上しております。 このたびのタンカー油流出事故により,大打撃を受けられました関係産業界各位に対し,誠意ある対応をいたしたいと考えておりますが,今回は収入が減少し,緊急特別資金の融資を受ける漁業者などの関係者の皆様には,実質的に無利子となるよう,県と連携して利子補給を行ってまいります。 次に地域産業の高度化を図るなど,活力ある産業基盤の創造に努めます。 まず商業,サービス業につきましては,都市構造の変化や低価格指向の強まりなど,経営環境がますます厳しくなっております。このため魅力ある商店街づくりのための事業など,商工団体における多種多様な事業に対して支援を継続するとともに,福井西部パワーセンターなど,新しい商業集積の形成にも助成して,商業活動の活性化に鋭意努めてまいりたいと存じます。 なお,各商工会におかれましては,共同して「ふるさと福井の物産フェア」の開催を予定されておりますので,本市としても積極的に支援したいと存じます。 中小企業振興資金預託事業では,17億398万5,000円を計上しております。経済変化に的確に対応した融資制度となるよう,新店舗開業資金及び工場立地促進資金について,融資限度額を大幅に拡大し,金融面からの援助を強化しているところでございます。 また重油流出事故により,経営の安定に支障を来している商業者などの皆様につきましても,緊急特別資金の融資を受ける場合,実質的に無利子となるよう,県と連携して利子補給を行ってまいります。 工業は,町の活力の源泉であります。企業立地促進助成金として6,200万円を措置するなど,各種の育成策を継続いたします。 また産業空洞化などに対し,地域内発型の産業構造の高度化を目指して,地域産業活性化対策推進事業に着手します。初めに,企業や経済界の意向を的確に把握するための調査業務などに取り組みたいと存じます。 本市のみならず,嶺北一円の生鮮食料品の流通基地であります中央卸売市場については,順調に機能いたしておりまして,今回の重油流出事故にも屈することなく,市民の食生活に安定した供給をなし得ておりまして,関係各位の不断の努力に,深く敬意を表する次第であります。 今後におきましても,市場の機能の充実強化に向けて,さらに努力してまいります。 次に人々が集い,にぎわいをつくり出すために,観光・コンベンションの振興を推進します。 近年,観光の動向は,人々の価値観の多様化や余暇時間の増大によりまして,見る観光から体験・参加型観光へと移行いたしております。そのため,本市が有する貴重な資源を生かし,広域観光ネットワークの中で,複合的な機能を持つ観光物産センターの誘致を念頭に,観光拠点ビジョンを策定いたします。 また大安寺温泉の泉源は,老朽化が著しいため,このたび「すかっとランド九頭竜」の南側敷地に新しい温泉を掘削することとし,1億円を計上しております。 さらに「一乗滝小次郎の里ファミリーパーク」におきましては,8,9年度で,家族ともどもが楽しめる遊具を設置いたしたく,2,500万円の措置をお願いいたしてございます。 ところで,観光振興の観点からは,情報・宣伝の発信とイベントの開催が,近年の交流人口の拡大に伴って,ますます効果的になっております。このため,「福井発1億人へのスポット事業」に引き続き取り組むとともに,県が全国的な観光キャンペーン「ふくい幻の都物語フェスティバル」を展開しますので,これに協賛して,一乗谷朝倉氏遺跡において「福井市歴史ゾーン展」を実施いたします。 JR福井駅構内における観光案内所の移転整備は,長年の懸案でありました。このたび関係者の御了解のもとに,そのめどが立ちましたので,案内業務を民間委託するなど,新しい体制で運営してまいりたいと存じます。 (仮称)シーサイドホテル鷹巣の建設事業につきましては,越前海岸における観光の中核施設づくりを目指すものでありまして,既に用地の手当てが完了しており,現在経営母体となる企業の誘致に向けて,全力を傾注しているところであります。今後,進出会社が決定次第,綿密な協議のもとに,基本設計や敷地造成に取りかかる方針でございます。 競輪場におきましては,今後若年層や婦人層にも魅力ある娯楽性の高い施設を目指しまして,関係財団からの助成を仰ぐ中で,7億800万円の予算をもちまして,サイクルシアターを建設いたします。 なお,一般会計への繰り出しは2億円の予定でございます。 次に都市圏,交流圏の拡大などに対応するため,新交通時代に対応した総合交通体系の確立に努めます。 フェニックスパークへの
アクセス道路となる中央3-18号線につきましては,国の温かい配慮の中で,日野川を横断する橋梁工事に着手することとして,8億200万円を措置したところであり,今後とも整備を急いでまいります。 花堂線立体交差事業では,本格的な施工に入ることになり,12年度の完成を目指して,今回は1億6,100万円を配しております。 さて,北陸新幹線につきましては,昨年12月整備新幹線の取り扱いに関し,政府・与党合意が行われまして,福井駅についても整備を進める方針が示されたところであります。 しかしながら,福井-敦賀間の本格着工が先送りされていることもあり,状況はまだまだ不透明でございまして,今後とも長期にわたる願いが一日も早く実現するよう,国・県及び関係市町村と連携を密にして,強く働きかけていきたいと考えております。 次に交流の輪づくりをさらに進めます。 近年,外国の方々が留学あるいは就業などのために本市を訪れ,地域の中で生活するケースがふえておりまして,彼らと市民との親交など,国際交流はますます広がりと深まりが見られます。 このため,今後の国際化施策にあっては,姉妹友好都市との交流を基軸としつつも,地域社会における交流について,より重視してまいりたいと存じます。 昨年7月,福井市国際交流協会が各界各層の御賛同により設立されたことは,まことに時宜を得た意義深いことでありまして,市民の皆様の英知と活力を存分に発揮していただくよう,御期待申し上げているところでございます。 この協会の活動としては,在住外国人との交流,姉妹友好都市との交流,さらにはボランティアの育成の各分野で,数多くの事業を計画しておられます。本市行政といたしましても,積極的に支援してまいる方針であります。 他方,国内の熊本市との姉妹都市関係につきましても,各般にわたる相互交流が進展しつつあります。9年度においても「福井の物産と観光フェア」の熊本市での開催,「ふるさと福井の物産フェア」への招致,小学6年生による交歓などが予定されております。 このたびの油流出事故に際し,熊本市長におかれては,直接に励ましをと,いち早く駆けつけてくださいまして,私は対策に腐心する中,胸に迫る思いがいたしました。義援物資など,心を込めた援助もいただいております。ここに改めて深甚なる謝意を表する次第であります。 3番目に掲げた施策は,「健康でやすらぎのある長寿・福祉のまちづくり」であります。 まず生涯にわたって健康で生き生きと生活できる豊かな地域社会の実現を目指して,保健・福祉体制の強化に努めます。 母子保健対策におきましては,多様な訪問指導業務や健康診査業務が,県から市町村に委譲されます。このため,妊娠,出産から育児まで,さらには乳幼児保健についての一貫したサービスを細心の配慮をもって提供することとし,1億1,737万1,000円を措置した次第であります。 また予防接種事業につきましては,集団防衛から個人防衛へ,義務接種から勧奨接種へと,大きく対応が変化しており,従来の麻疹,風疹に加えて,三種混合I期接種を個別化いたします。 さらに成人,老人にかかる健康診査についても,これまで着実に拡充してまいり,今回は胃がんの個別検診を導入することにしております。 一方,地域保健医療情報システム開発事業は,保健・医療・福祉の情報を共有化し,相互の連携を目指すものであります。医師会の御協力のもと,既に保健と医療とのシステムができ上がり,4月からは医療機関におけるパソコンでの情報活用が可能になっております。9年度では,これまでの成果を踏まえ,福祉分野とのシステムを開発いたします。 新葬斎場の建設につきましては,8年度で敷地造成,建物の基本設計,実施設計を仕上げまして,いよいよ建築工事に着手する計画であります。 このたびの予算では,工事費の一部7億4,000万円を計上するとともに,3カ年の事業費37億円に及ぶ継続費の設定をお願いいたしているところでございます。 近代的で最新の設備を備えた荘厳な施設として整備する考えであり,11年10月の供用開始を目標として,鋭意事業推進に当たってまいります。 さて,国民健康保険事業におきましては,相互扶助の精神のもと,安心して医療を受け,経済的負担が軽くなることを目的として,その運営に日々の努力を重ねております。 しかしながら,医療保険財政は急速な高齢化に伴う医療費の増高,保険税収入の伸び悩みなどにより,甚だ厳しい状況にあることは,御高承のとおりでございます。 本市の特別会計についても,5年度から単年度収支が連続して赤字決算であり,7年度における基金の取り崩し措置を,8年度でも余儀なくされようとしております。このため,新年度においては,国保財政安定化のための一般会計からの繰り入れ,基金の取り崩しなども,財源措置を講じますが,なお収支が均衡しない見通しでありますので,保険税の引き上げを予定している次第でございます。 今後とも国保会計の安定化と健全な運営を図るため,医療費の適正化や保険税の収納対策について,最善の努力を傾注してまいります。 国民年金につきましては,老後の所得保障として生活を支える大きな役割を果たしており,制度への理解と加入の促進に,なお一層取り組みたいと存じます。 一方,労政資金預託事業としては,勤労者の生活を支援するため,8億7,550万円を計上いたしました。特に,育児休業,介護休業にかかる生活対策資金について,引き続き利子分の全額を補給いたします。 次に健康で生きがいに満ちた高齢期を過ごすことができるよう,高齢者福祉の充実を図ります。 今,介護保険制度の導入に向けた高齢者介護対策の充実が求められております。このため,在宅福祉の分野では,ホームヘルパー派遣事業に要する経費として3億2,465万1,000円を措置するなど,ショートステイ事業,デイサービス事業ともあわせ,さらに質の高いサービスが提供できるよう,努力してまいります。 特に,24時間訪問看護サービスの連携モデル事業に新しく取り組み,在宅介護支援センターや訪問看護ステーション,ホームヘルパーとの連携により,在宅ケアに必要なサービスを24時間体制で,一体的に提供できるシステムの構築を目指します。 また施設福祉につきましても,特別養護老人ホームの増設など,一段と充実を図っているところであります。 さて,福井市シルバー人材センターにおきましては,高年齢者の豊かな知識と経験を地域社会に生かすための事業を幅広く展開しており,その内容もますます充実しています。このたび家内労働指導センターと併設して,その拠点施設となる(仮称)福井市ワークプラザを建設することとし,用地の再取得,建物の実施設計などに要する経費3億2,230万3,000円を計上した次第でございます。 なお,「すかっとランド九頭竜」の管理運営には,引き続き万全を期すとともに,高齢者の生きがい対策の本拠として,利用拡大を図ってまいります。 次に心身に障害を持つ方々が,生きがいのある生活を送れるよう,心身障害者福祉の推進に努めます。 まず障害者や高齢者にやさしいまちづくり推進事業として,市庁舎,市民福祉会館,文化会館での施設改善を実施するため,5,850万円を措置しております。 また福祉のまちづくり環境整備資金貸付制度を創設することとして,預託金5,000万円を予算化しております。これは,障害者や高齢者の方々が,地域の中で安全かつ快適に日常生活を過ごせるように,理容室や公衆浴場など,多数の市民が利用する施設でのトイレの改造,出入り口の段差解消,誘導ブロックの敷設,自動ドアの設置などを促進するため,事業者に無利子の資金を融資するものであります。 一方,就労が困難な在宅の精神薄弱者の方々に対しては,デイ
サービスセンターに通所して,文化活動や機能訓練,入浴・食事などのサービスを受けられる事業を新たに実施したく,2,995万3,000円を計上しております。 4番目に掲げた施策は,「安心して生活できる災害に強いまちづくり」であります。 不慮の災害に備えるため,防災対策の推進については,行政の基本であると深く認識しております。 発生から2年を経過した阪神・淡路大震災は,多数の死傷者と甚大な被害をもたらしました。またこのたびのタンカー
海難事故により流出した重油は,本市沿岸を含めた広い範囲の海岸に漂着し,漁業等における被害,自然環境への悪影響など,深刻かつ重大な打撃を与えているところであります。 このように近年においては,現代社会を反映して,災害の多様化が顕著に見られ,今後の災害対策と発生時の危機管理に万全を期すべきであると痛感いたします。 まず市民の防災意識を常日ごろから啓発するとともに,地域ぐるみの防災体制を強化するため,自主防災組織の結成をさらに促進し,育成していきたいと存じます。 また世界震災都市会議は,福井震災50周年記念事業として位置づけ,10年に開催するものであります。9年度では,種々の準備作業を精力的に進め,また広報活動を展開したく,5,600万円を配しております。 さて,油流出事故にかかる対策につきましては,冒頭でも申し上げましたように,応急対策,被害復旧対策,環境対策など,新年度に入りましても,あらゆる手段を的確に講じてまいる決意であります。 しかしながら,今回の当初予算を編成する日程からは,事態にいまだ流動的な面があって,必要な費用を具体的に網羅して予見することが難しい実情でございました。他方,経費を緊急に支出する必要が生じることは確実であります。したがいまして,当初予算においては,こうした事情を踏まえ,予備費について1億円を特例的に増額し,2億円としているところであります。 いずれにいたしましても,議会と緊密に連携しつつ,専決処分の措置も考慮に含め,適切な時期をとらえて補正予算を編成したいと考えておりますので,御理解を賜りますよう,お願い申し上げます。 次に日夜奮闘を続ける消防・救急体制についてであります。まず,消防署所の適正配置を進めており,堀ノ宮地係に新たな分署を建設するため,10年度での完成を目指し,1億3,530万円を予定しております。 また救急救命士を増員し,高度救急体制の強化も図ってまいります。 さらに大規模災害に際して,地域の協力体制により被害を最小限に食いとめるため,コミュニティ防災資機材を市内各地区に配備しており,9年度でも3,000万円をもって10組を購入する計画でございます。 次に災害に強いまちづくりのため,防災行政の推進に努めます。 水害のない安心して暮らせる街づくりは,市民共通の願いであります。馬渡川と印田川について施工を継続するととも,数多くの河川,水路にかかる整備についても,引き続き着実に推進することとして,3億600万円の計上となっております。 なお,九頭竜川は12年において本格的な改修が始まってから100周年となりますので,建設省・県・関係市町村とともに記念事業のための準備に入ります。 道路においては,防災総点検に取り組みたく,幹線市道において豪雨・豪雪点検,地震点検を行います。なお,除雪対策には万全を期してまいります。 また急傾斜地崩壊対策事業については,県と連携を取りつつ,着実に取り組みを進めたいと存じます。 さらにガスや水道のライフラインにつきましても,防災対策を拡充しております。 ガス事業では,老朽管の敷設がえ,マイコンメーターの設置などを推進し,水道事業でも老朽管の布設がえ,緊急遮断弁や非常用貯水装置の設置などに取り組む計画であります。 次に市民生活における安全性の確保に努めます。 交通事故により,市内では昨年1年間で27人の方々が亡くなられ,2年連続して増加しております。今後,交通安全思想の普及徹底を初めとして,道路照明灯や標識等の交通安全施設の整備など,実情に即した対策を推進してまいります。 また越前東郷駅前に,収容台数160台の自転車駐車場を建設したく,4,292万円の措置であります。 さらに違法駐車防止対策を継続するとともに,放置自転車対策についても拡充することとしております。 5番目に掲げた施策は,「健やかな子供を育てる環境づくり」であります。 まず児童福祉の充実を図ります。 新しく「福井市エンゼルプラン」を策定し,子供たちが心身ともに健全で,豊かな感性をはぐくむことのできる環境整備について,また子育て支援のあり方についてなど,長期的展望に立った体系的な施策を構築したいと考えております。 保育所の施設整備につきましては,日之出保育園の大規模改修に2,500万円を計上したほか,各保育園の環境整備と維持補修についても継続的に進めます。 また乳児保育,延長保育事業にかかる支援制度を拡充するため,新たに3,411万2,000円を措置するなど,多様化する保育ニーズにも的確にこたえてまいります。 地域の児童健全育成の拠点施設であります児童館につきましては,これまで12館を整備しており,今回,啓蒙地区での新築,日之出地区での改修整備について,6,778万4,000円を計上し,留守家庭などの児童対策を充実させたいと存じます。 次に21世紀を担う子供たちの健全育成に向け,学校教育の推進を図ります。 まず教育の場にふさわしい施設設備など,環境の改善と充実に努めます。 校舎の大規模改造事業につきましては,麻生津小学校と明倫中学校において取り組むこととし,10年度の完成を目指して3億5,790万円の措置でございます。 また西藤島小学校及び光陽中学校のプール改築に要する経費として,1億2,000万円を計上したほか,学校グラウンドの整備も実施するなど,施設全般の維持管理には十分配慮してまいりたいと存じます。 さらに至民中学校の移転につきましては,かねてから用地交渉を進めておりましたが,このたび土地開発公社において取得することといたしております。 下郷小学校,上郷小学校の統合事業,安居中学校の移転事業につきましても,関係各位の御理解と御協力を賜りながら,鋭意進めてまいりたく,それぞれ用地測量などを実施する予定でございます。 一方,「21世紀の学校づくり推進事業」は,夢と希望に満ちた学校を創造する実践研究の支援事業であり,新たに3校を指定し,これまでの指定分と合わせ9校において実施いたします。 また「ハロー・ティーチャー事業」につきましては,3年目となり,外国人による生きた英語や異なる文化に接する機会として,十分な成果を上げております。 なお,帰国児童・生徒,外国人児童・生徒において,日本語能力が著しく欠如していたり,学校生活に適応できない事例がふえておりますので,新たに個別的指導を行ってまいります。 ところで,現在の6・3制は,昭和22年に実施され,現行の中学校教育が開始されてから,本年で50年を経過します。この節目の年に当たり,「福井市中学校教育50年史」の刊行,記念式典の挙行,中学生議会の開催を計画しているところであります。 次に食中毒防止対策について申し上げます。 昨年は病原性大腸菌O-157の感染が,全国で異常な広がりを見せ,また本市では安居小・中学校において集団食中毒事故を引き起こすなど,日ごろより安全で楽しい給食の実施に努めておりましただけに,まことに残念で申しわけない事態が重なりました。 9年度予算の編成に当たりましては,食中毒防止について,さらに徹底した対応を図るべきであるとの認識から,小・中学校,学校給食センター,少年自然の家,保育所,ふれ愛園について,予算措置を充実した次第であります。 すなわち,調理作業上の衛生管理の徹底,給食施設・設備の改善,給食従事者の健康管理の強化,食材等の検査体制の充実,さらには安全性を重視した献立内容の検討などについて,数多くの具体的事項を盛り込んでおります。これらの対策経費として,総額7,562万4,000円の計上であります。 さて,青少年の健全育成につきましては,多くの市民から御協力をいただいております。今回,ヤングテレホンにフリーダイヤルを取りつけ,子供たちがより気軽に電話相談できるようにいたします。 さらに「ふるさとパイオニア21事業」と名づけて,子供会の指導,少年団体のリーダーのための新しい研修を行います。 またいじめ,不登校など,さまざまな問題がある中で,福井市PTA連合会と連携し,地域教育の活性化にも新たに取り組んでまいりたいと存じます。 次に生涯にわたる健康づくりや生きがいづくりのため,スポーツ・レクリエーション活動の振興に努めます。 まず地域体育館につきましては,4館目として(仮称)南体育館の建設に着手したく,土地開発公社において用地を取得することといたしました。 また地域スポーツ交流拡大事業では,中学校体育館の夜間開放を既に8校で実施しておりますが,さらに4校を追加する予定でございます。 ところで,総合運動公園整備事業にかかる陸上競技場の建設につきましては,引き続き敷地造成に取り組むこととして,工事費の一部2億7,000万円を計上するとともに,10年度までの総額5億7,000万円に及ぶ継続費の設定をお願いする次第であります。 なお,公園整備としても3,000万円を予定しております。 次に男女がともに,社会のあらゆる分野に平等な立場で参画する,男女共生社会の形成を目指してまいります。 福井市女性行動計画「あじさい女性プラン」につきましては,4年度に策定し,これまで着実に推進してまいりました。しかしながら,少子化・高齢化など,著しい社会変化が見られる中,男女共生社会の実現に対する視点について,再検討する必要が生じていることから,新年度において,その内容を改定したいと存じます。 また「男女でつくる地域推進フォーラム」,「いきいき女性リーダー研修会」などを継続して開催するとともに,こうした活動を通じ,審議会・委員会での女性登用率を30%にすることについて,実現を図りたいと考えます。 6番目に掲げた施策は,「自然と共生する快適環境都市づくり」であります。 限りある資源を大切に使い,廃棄物による環境への影響を減らすため,環境に優しいリサイクル型社会の構築を目指します。 まず大気,水質等の状況を的確に把握し,工場からの排出物質の規制も継続するなど,公害防止に努めます。 また環境展の開催を通じて,“環境にやさしい暮らし”の啓発にも取り組んでまいります。 一方,「福井市空き缶等の散乱及びふん害の防止に関する条例」が,本年10月から施行されますので,啓発や重点区域の指定に要する経費として1,000万円を措置したところであります。 また4月から容器包装リサイクル法が施行されますので,ペットボトルの分別収集について,4地区でモデル事業を実施するとともに,収集資源センターではストックヤードと選別ラインなどを整備したく,これらの事業費として6,680万円を計上しております。 なお,古紙等回収事業奨励金の制度は,これまで多くの皆様に活用されており,今回,対象品目に牛乳パックを加えることといたしました。 さて,指定ごみ袋制度につきましては,ごみの減量とリサイクルを徹底するため,昨年11月から導入しており,市民の皆様の御理解に対し,深く謝意を表するところでございます。 4月からは完全実施となりますので,この制度の趣旨とするところを御了解いただきまして,一層の御協力を賜りたいと存じます。 今回,収集資源センターでの管理棟の増築に3億300万円を配し,早期完成を目指しております。 また福井坂井地区広域市町村圏事務組合における清掃センターの運営,余熱館の管理,最終処分場の整備などについて,これらに要する負担金6億2,650万1,000円を計上したところでございます。 次に人と自然が共生できる快適環境の形成に努めます。 水辺空間環境整備につきましては,足羽川緑地・九頭竜川緑地での事業を継続するとともに,日野川桜堤モデル事業の再開,さらには明新河川公園整備事業にも着手したく,総額5,400万円の計上であります。 また北部2号公園・下馬中央公園・尾上公園の整備について1億4,000万円を予算化するとともに,348カ所の各種公園にかかる管理についても,きめ細やかな対応が必要であると考え,遊具,外さく,便所等の再整備に5,000万円を措置しております。 一方,市道の舗装率は95.3%に達し,類似都市に比較すると,極めて高い水準に位置づけされます。今後,維持補修に重心を移しつつ,拡幅等の改良にも取り組むとともに,自由勾配側溝については,着実に敷設してまいります。これら市道整備では,総額8億3,900万円の計上であります。 さて,土地区画整理につきましても施行率は78%と,全国的に高い水準を誇っているところであります。9年度では,南部第三社北・社南地区の事業を完成させるとともに,南部第七地区などの整備を推進いたします。さらに北部第七地区,森田北東部地区,市場周辺地区について,福井市北部における総合的な都市基盤の整備を目指して,積極的に取り組んでまいりたく,総事業費9億7,154万円を予定しております。 次に真に豊かさとゆとりを実感できるよう,潤いのある住環境の整備を推進いたします。 福団地の建てかえ事業につきましては,6号棟と集会所を建設したく,工事費等の一部1億4,596万4,000円を計上するとともに,総額5億8,000万円に及ぶ継続費の設定をお願いしております。 さて,公営住宅法は,昨年5月に抜本的な改正がなされました。その趣旨とするところは,高齢社会や身障者に配慮した社会の基礎づくりのため,真に住宅に困窮する方々へ,良質な公営住宅を提供することにあります。本市といたしましても,こうした法改正の趣旨を受け,今回,第20号議案
福井市営住宅管理条例の全部改正についてを御提案申し上げております。 すなわち,入居希望者を受け入れる際の資格の緩和,入居者の負担能力と住宅の利便性を基礎にした家賃の設定,1種・2種の種別区分の廃止などについて,10年4月から実施しようとするものでございます。 都市ガスの供給につきましては,木田・板垣地区・運動公園地区などに,ガス導管を敷設し,順次拡張を図ってまいります。また高カロリー化事業に着手したく,中圧導管の敷設,セクターバルブの設置などにも取り組む予定でございます。これら事業費としては11億6,051万6,000円の計上となっております。 上水道の整備につきましては,第六次拡張事業の3年次として,取水・浄水施設の拡充,配水管の整備,国見簡易水道の統合に向けた取り組みなどを推進いたします。これらに要する経費として28億3,643万3,000円の措置であります。 下水道の整備におきましては,市街地周辺部の管渠布設,南四ツ居・大瀬・舞屋ポンプ場の整備を進めます。またこうした面整備を急ぐためにも,日野川浄化センターの増設工事を急いでまいりたいと存じます。 なお,この施設の建物上部においては,愛され親しまれる施設となるよう,かねてから水と緑で構成する広場を整備しておりまして,その開園は平成10年度を目指しています。 一方,市街地中心部の管渠改修,また老朽化の著しい境浄化センター,乾徳ポンプ場の改修が急務となっておりまして,これらにも重点的に取り組みたいと存じます。 さらに鷹巣・国見特定環境保全公共下水道につきましては,処理場を初めとする各施設の整備を進めているところであり,9年度末には一部の供用を開始する予定でございます。 下水道整備事業としては,総額で104億1,307万9,000円を投入しているところであります。 他方,農業集落排水事業につきましては,既に岡保・河水・大味・末の4地区において供用を開始しております。9年度では,荒木地区,酒生東部地区での整備を継続し,また岡保南部地区の工事にも着手したく,7億2,785万円の予算計上でございます。 次に,みずから考え行動できる賢い消費者づくりなど,消費生活の安定と向上を目指します。 近年,訪問販売や通信販売など,多様な販売形態の出現や輸入食品の増加など,消費者行政の果たす役割は,ますます大きくなってきております。そのため,消費者保護の観点から,消費者教室等の教育事業を充実するとともに,消費者団体等の育成と消費者への情報提供など,積極的に行ってまいりたいと存じます。 7番目に掲げた施策は,「歴史と文化がみえるまちづくり」であります。 まず幅広い学習・活動意欲に対応できる生涯学習の推進に努めます。 21世紀における新しい生涯学習体系を構築するため,「学び舎構想ふくい21」と銘打った取り組みを進めていくこととし,最初に基本構想を策定いたします。 また公民館整備としては,麻生津公民館の新築,社南公民館の増改修について,5億796万6,000円の計上でございます。 市立図書館とみどり図書館においては,利用者の多岐多様にわたるニーズにこたえられるよう,資料を充実するなど,サービスの向上に努めているところであります。 また映像文化センターにつきましても,時代に即応したさまざまな事業に取り組んでおり,今回は夜間の長期パソコン講座の開講を計画しております。 なお,第7回ふくい国際ビデオ・ビエンナーレを開催する年であり,会場を福井市美術館“アートラボふくい”に定めて,特色ある地域文化の振興と本市のイメージアップにつなげてまいりたく,2,500万円を措置してございます。 少年自然の家に対しても,一段と大きな期待が寄せられているところであり,活動内容の充実に努めてまいります。 次に,ゆとりと潤いのあるまちづくりのため,文化の高揚を図ります。 このたび,第19号議案「福井市美術館の設置及び管理に関する条例の制定について」を御提案申し上げているところでございます。 この施設の建設につきましては,現在順調に進捗しており,これも議員各位を初め,多数の関係者の御理解と御尽力のたまものでありまして,ここに厚くお礼を申し上げます。 9年度には,外構工事,展示工事を終え,さらには備品も据えつけるなど,施設を完成させるため7億3,370万円を計上しております。 また10月の落成以降は,各種の開館記念展,日本文化デザイン会議,ふくい国際ビデオ・ビエンナーレ,高田博厚の世界展などが続く予定でございます。 さらに子供アトリエ,市民アトリエでは,立体造形講座や児童を対象とした講座も計画しております。 一方,(仮称)県立音楽堂“ハーモニーホールふくい”につきましても,すぐれた芸術文化に親しむ機会がふえ,薫り高い文化のまちづくりに役立つものと開館を待望しているところであります。 本市といたしましても,周辺での市道整備を完了させるとともに,市民が福鉄福武線を利用しても行けますよう,新たな駅の設置に対し,県と合わせ2,000万円を助成したいと存じます。 さて,第19回日本文化デザイン会議'97福井は,本年11月7日から3日間の日程で,福井市美術館“アートラボふくい”フェニックスプラザなどを会場に開催を予定しております。 現在,県と市,民間関係団体が緊密に連携しつつ,精力的に企画を進めているところでございます。 この会議は,毎年,地方の中核的な都市で実施される文化の祭典とも言えるものであり,地方独自の文化・情報に新たな視点を加えながら議論し,その成果を振幅,大きく発信していくことを目指しております。 本市といたしましても,文化行政を推進する戦略的企画として,さらにはイメージアップを図る上からも,大いに期待を寄せているところであり,実行委員会への負担金7,500万円を措置した次第でございます。 さて,「うらがまちづくり推進事業」は,市民1人1人が街づくりの一役を担い,みずから考え,参加していただくなど,市民参加型の市政を推進するため,6年度からスタートしたものであります。それぞれの事業については,7年度から3カ年で実践することになっており,おかげさまで市内43地区において熱心に取り組んでいただいております。 いずれの事業も地区の個性を生かし,創意と工夫に満ちたすばらしい内容であり,皆様の御理解と御協力に対し,ここに厚くお礼を申し上げます。 9年度においても,これまでの成果を生かし,さらに充実した事業へと発展していくことが期待されます。本市といたしましても,補助金の交付だけにとどまることなく,支援を強化する趣旨から,情報紙「がんばってるけの」の発行,交流会議の開催を継続してまいります。これらに関し,4,379万9,000円の計上でございます。 次に,ふるさと意識の醸成を図るため,身近に歴史と触れ合える環境を創造する歴史的まちなみの整備を推進します。 「歴史のみち整備事業」につきましては,着実に推進してまいりたいと考えております。 まず郷土歴史博物館の移転新築に関しては,用地の再取得とともに,実施設計へと歩みを進めることとして,13億707万3,000円の計上であります。 また御本丸緑地につきましては,県庁正面前の三角地での整備を引き続き行う予定であり,拠点サインの設置と合わせ,予算は4,000万円となっております。 さらに柴田公園においては,工事の継続とともに,用地の再取得費を措置し,5億4,794万3,000円の計上であります。 愛宕坂の整備につきましても,用地の再取得費,広場整備の実施設計費として9,528万1,000円を措置しております。 そして橘曙覧ゆかりの黄金舎[こがねのや]跡地では,「(仮称)橘曙覧記念文学館」の建設に着手したく,基本設計及び実施設計費として2,000万円を手当てしているところでございます。 また市内に点在する史跡,先人の顕彰施設につきましても,計画的に整備してまいります。今回は,橘曙覧藁屋跡と三つの碑の再整備に取り組むため1,300万円の計上であります。 なお,大正末期に建設された旧足羽揚水ポンプ場について,保存工事を進めます。 一方,ソフト的な事業としては,まず福井の歴史に輝く先人の業績や生き方を紹介する冊子「ふるさと福井の人々」を発刊いたします。小学6年生に配布し,福井の歴史を学び,郷土を愛する心の育成を図りたいと存じます。 また財団法人“歴史のみえるまちづくり協会”が主体となる事業では,歴史的な彫刻像の制作,文化財等の標識設置,句碑等の整備,伝統行事への支援を予定しており,寄附金を財源に2,000万円を措置してございます。 他方,本市からの委託業務としては,資料の保全調査,歴史ガイドブックの発刊,地域づくりボランティアグループへの支援,子供歴史クラブの育成,歴史講演会・講座の開催,歴史人材バンクの設置を計画しており,総額で600万円の計上であります。 なお,本協会の基本財産づくりのため,8年度に引き続き1億5,000万円の出捐を予定しているところでございます。 次に文化財の保護と継承に努めます。 フェニックスパーク整備など,各種の公共事業について,事前に発掘調査を行い,これらの埋蔵文化財を記録保存して,後世に伝えてまいります。 また市史の編さんにつきましては,福井藩の法令関係の資料を集大成する「近世四」,戦中,戦後の資料を集大成する「近現代三」を発刊する計画であります。 最後に,行財政の運営に関し,今日的課題の幾つかについて申し上げます。 行政改革につきましては,平成7年11月に,「福井市行政改革大綱」を策定し,また昨年3月には「福井市
行政改革実施計画」を決定して,その取り組みに鋭意努めているところであります。 私は,この行政改革を単に経費の節約という観点だけでとらえるのではなく,個々の事務事業について効果を判断するとともに,新たな時代からの要請や市民ニーズに対応できるよう,限りある財源の有効かつ重点的な配分に意を尽くすことが肝要であり,そのことが真の行政改革ではなかろうかと考えるところであります。 ここで,当初予算で措置した主な内容について,説明申し上げます。 まず事務事業の見直しにつきましては,
市民サービスセンターの業務時間を火曜日と金曜日において,午後7時まで延長すること,国民宿舎のフロント業務と警備業務を民間委託することを予定しております。 なお,北
サービスセンターを新設したく,2,394万7,000円を措置しているところであります。 これにより,市内の東西南北に配置する計画が完了いたします。 また一般行政管理経費の削減に関しては,5年度からマイナスシーリングを実施しており,今回も財政が極めて厳しい現状にあることから,旅費,消耗品費,食糧費,印刷製本費につき,原則として5%を節減しております。 組織機構及び職員定数の見直しにつきましては,専門機関との共同による全庁的な行政診断を実施いたします。 次に人事の見直しとしては,窓口接遇や政策形成能力の開発にかかる研修,またシンクタンク,大学院・姉妹友好都市・国連機関への派遣研修を実施するとともに,自主研究グループや職場改善サークル,通信教育の受講者について支援してまいります。 行政改革推進本部といたしましては,今後とも本議会はもとより,行政改革
特別委員会,行政改革推進委員会の御理解と御協力のもとに,実施計画の適正な進行管理に努め,実効ある改革を積極的かつ計画的に推進してまいりたいと存じます。 地方分権につきましては,7年5月に地方分権推進法が成立し,5年間で集中的に取り組みを行うことにより成果を上げようとしており,昨年12月には
地方分権推進委員会から第一次勧告がなされるなど,その動きが一層高まっています。 今,住民に身近な行政は,地方自治体が担っていくという分権型
行政システムの変革が求められていて,国民的な盛り上がりのもと,この流れを加速させていくことが大切であります。 本市におきましても,地方分権の推進に対応した行政体制の整備・確立を図るとともに,全国市長会を初めとする地方6団体と歩調を合わせながら,大幅な権限委譲と財源確保のための運動を強力に展開していきたいと考えます。 また,さきの12
月定例市議会におきまして,議員各位の特段の御理解をいただきまして制定いたしました情報公開制度につきましては,開かれた市政の実現と行政と市民の信頼性の確保に向けまして,本年4月から施行し,その適正な運用を図ってまいりたいと存じます。 一方,市民の皆様と私がまちづくりに関して率直に意見交換をする場として,まちづくり市民対話,市長とのふれあいトーク,市長への手紙などにつきましては,引き続き実施してまいりたいと考えております。 特に,まちづくり市民対話については,この3年間で市内43地区のすべてへお伺いすることができ,また多岐にわたるその御要望も,日常生活に密着したものばかりでありまして,私にとりましてまことに貴重な経験でございました。今後とも市政の現状を御説明するとともに,御提言をお聞きするなど,意義ある機会にしていきたいと存じます。 なお,市民の皆様方の建設的な意見や要望を24時間体制で受けつけられるよう,「フェニックス通信」と名づけまして,この4月から新たにファクスを設置いたすことといたしておりますし,また「市政広報ふくい」につきましても,さらにページ数をふやすことといたしております。 以上,まことに概略的ながら,平成9年度を迎えましての主要な施策につきまして申し上げてまいりましたが,これらに充当いたします財源につきまして,若干御説明を申し上げ,御理解を賜りたいと存じます。 まず一般会計でありますが,その歳入の大宗を占めます市税につきましては,税制改正による影響を考慮しつつ,適正な収入の見積もりを行った結果,当初予算では445億円の計上でございます。なお,個人住民税の特別減税は,現下の経済・財政状況を勘案し,実施しないこととされております。 次に地方譲与税,利子割交付金,地方交付税等については,8年度の収入状況などを基礎に積算しました。また地方消費税が導入されるに伴い,市町村には交付金の収入があり,10億円を見込んでおります。 使用料,手数料につきましては,過去の実績等を考慮して計上しました。 なお,4月1日から消費税が引き上げられますので,円滑かつ適切な転嫁を基本として対処することとしております。 国・県支出金については,事業に見合った額を検討し,国庫支出金を59億5,769万4,000円,県支出金を33億122万3,000円として計上しております。 市債については,前年度当初予算から6億7,200万円を減額し,75億2,660万円の計上であります。 また財政調整基金を8億円,減債基金を3億円,ふるさとづくり基金を1億5,000万円,それぞれ取り崩す措置を講じております。 次に各特別会計及び企業会計におきましては,独立採算を前提にして,事業収入,国・県支出金,繰入金,市債など,事業内容と実績等を勘案の上,計上した次第でございます。 これをもって9年度の市政運営に対する基本方針と提出いたしました予算議案につきまして,その概要を説明申し上げました。 いずれも本市の発展と市民生活の向上に欠かせない重要な施策でありまして,本年が21世紀に向けて夢膨らむ年となりますよう,私を初め,職員一同,新たな気概と自覚のもとで,懸命に取り組む所存でございます。 さて,本市行政の要諦は,市民が安心して安全に暮らし,みずからの生活に夢や目標を持つ都市,住むことに誇りと愛着を抱ける都市をつくることであります。私の使命は,このような生活づくり,街づくりをいかに実現していくかということであり,このことにすべてを捧げます。 今後とも財政環境には大変厳しいものがありますが,市民の声に耳を傾け,また私からも市民の皆様へ語りかけて,市民とともに歩みながら,信頼と期待にこたえられる市政を推進してまいる覚悟でございます。 ただ,今さら申し上げるまでもありませんが,これらの施策を推進するためには,行政のみで達成されるものではなく,市民各位が広く福井市の将来を展望され,自分の手で汗かく自覚のもとに取り組んでいただくことこそ肝要であろうかと存じます。 議員各位並びに市民の皆様の温かい御理解と変わらぬ御支援を賜りますよう,心からお願い申し上げる次第であります。 なお,その他の議案につきましては,いずれも一般質問あるいは各委員会の御審査等におきまして,詳細に説明申し上げたいと存じます。 何とぞ,慎重に御審議の上,妥当な御決議を賜りますよう,お願い申し上げます。 御清聴,まことにありがとうございました。(拍手)
○議長(中谷輝雄君) ただいま説明がありました平成9年度各会計予算及び条例等の総括説明に対して,一括質疑を許可いたします。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結いたします。──────────────────────
○議長(中谷輝雄君) 次に日程33及び日程34を会議規則第35条の規定により,一括議題といたします。 事務局をして朗読いたさせます。 (事務局朗読)日程33
歳入特別委員会の設置並びに付託について日程34
歳入特別委員会委員の選任について
○議長(中谷輝雄君) まず
歳入特別委員会の設置並びに付託について,お諮りいたします。 先ほど上程いたしました第1号議案 平成9年度福井市
一般会計予算第1条中,歳入につきましては,13名をもって構成する
歳入特別委員会を設置し,これに付託の上,御審査願うことにいたしたいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決定いたしました。 次に
歳入特別委員会委員の選任について,お諮りをいたします。 ただいま設置されました
歳入特別委員会委員の選任につきましては,委員会条例第8条第1項の規定により,議長から指名いたしたいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 それでは指名いたします。1番 山口 清盛君 2番 柳沢 峰生君4番 早川 朱美君 12番 田中 一男君13番 栗田 政次君 15番 加藤 貞信君16番 谷口 忠応君 18番 浦井美惠子君23番 西村 公子君 25番 中谷 輝雄26番
松井乙右衛門君 29番 若山 樹義君38番 伊東 敏宏君 以上,13名の諸君を
歳入特別委員会委員に選任することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決定いたしました。──────────────────────
○議長(中谷輝雄君) 次に日程35ないし日程55を会議規則第35条の規定により,一括議題といたします。 事務局朗読は省略いたします。 提出者の提案理由の説明を求めます。 (市長 酒井哲夫君 登壇)
◎市長(酒井哲夫君) ただいま上程されました補正予算(案)の提案理由について,御説明申し上げます。 今回の補正予算は,まず国の補正予算に呼応して,所要の措置を講ずるもののほか,県営事業負担金の確定に伴う補正と事務事業の確定に伴います追加更正分,また諸般の事情から緊急に予算化を要するものにつきまして,補正を行うものでございます。 それでは第78号議案 平成8年度福井市
一般会計補正予算につきまして,御説明を申し上げます。 今回は,歳入歳出予算の補正,繰越明許費の設定,債務負担行為及び地方債の補正であります。 まず歳入歳出の予算におきましては,既定の予算額に歳入歳出それぞれ32億3,319万4,000円を追加いたしまして,予算の総額を872億4,508万円といたそうとするものでございます。 以下,概要につきまして,歳出予算から款ごとに御説明申し上げます。 まず第2款 総務費につきましては,退職手当追加分といたしまして4億7,523万2,000円を,また地域総合整備資金貸付事業として老人保健施設建設に1億円,自主防災組織設置補助金といたしまして205万円を,それぞれ計上いたしてございます。 次に,第3款の民生費につきましては,国民健康保険特別会計と老人保健特別会計への繰出金といたしまして2億6,585万6,000円を,特別養護老人ホーム及び精神薄弱者福祉施設に対する建設補助金として8,399万2,000円をそれぞれ計上した次第でございます。 また精神薄弱者施設委託料,老人福祉施設委託料,重度心身障害者医療費助成金などにつきましては,対象者の増加や国の措置基準の改正等に伴いまして,1億5,720万2,000円を追加計上するものでございます。 また社会福祉施設などで,入所者に対します消費税の税率改定に伴う一時金として1,208万円を計上いたしました。 次に児童福祉費は,乳幼児,母子家庭等に対する医療費等助成金を追加分として4,300万円を,私立保育所の児童措置費といたしまして6,998万7,000円を増額いたしました。 次に生活保護費では,扶助費として6,300万円,生活保護受給者に対します消費税の税率改定に伴う一時金といたしましては873万円を計上いたしたものでございます。 次に第4款の衛生費につきましては,公衆浴場設備整備,民営簡易水道施設整備に対しまして補助要項に基づき補助いたしたく,595万9,000円を計上いたしております。 次に第6款 農林水産費につきましては,穀類乾燥調整施設の整備に対する補助金として1億7,747万8,000円を,園芸振興対策事業費として1,932万2,000円,県営土地改良事業負担金の追加分として4億4,802万4,000円を,それぞれ計上いたしたところでございます。 また資源活用型林業構造改善事業は,補助対象事業の減少によりまして,2,879万円の減額措置をお願いするものでございます。 次に第7款 商工費につきましては,立地企業促進助成金6,523万円,JR福井駅の観光案内所の整備費として290万円を,それぞれ計上いたすものでございます。 次に第8款の土木費につきましては,国の補正予算に対応するものとして,中央3-18号線道路改良に3億5,110万円を計上いたしております。 また道路,河川,福井駅付近連続立体交差街路等にかかる県営事業負担金の追加分といたしまして6億6,716万2,000円を,それぞれ計上いたしております。 さらに地方バス路線の運行維持費に対しまして補助するため3,505万円を,また市営住宅福団地建設事業として設計委託料に3,836万2,000円を計上いたしました。 次に第9款 消防費につきましては,事業費の確定に伴いまして福井地区消防組合の負担金を564万2,000円減額するものでございます。 次に第10款 教育費につきましては,埋蔵文化財発掘調査費に1,621万1,000円,スポーツ大会の出場激励費として200万円,食中毒事故に伴う医療費補てん金等で792万2,000円を,それぞれ計上いたしてございます。 次に第11款 災害復旧費につきましては,干害対策特別事業に327万9,000円,大丹生漁港施設災害復旧に1,110万円を計上するものでございます。 以上が今回の歳出予算の概要でございますが,これに対します歳入予算の補正といたしましては,市税で15億1,108万2,000円,分担金及び負担金で5,181万6,000円,また国庫支出金で2億9,065万9,000円,県支出金で2億2,474万3,000円,また寄附金で277万3,000円,繰入金で3億5,000万円,繰越金で118万8,000円,諸収入で2,413万3,000円,市債7億7,680万円をそれぞれ計上いたしております。 次は第2表の繰越明許費の設定でございますが,総務費関係で1件,民生費関係で1件,農林水産業費関係で3件,土木費関係で5件,教育費関係で2件,災害復旧費関係で1件,合わせて13件の,総額にいたしまして17億3,788万2,000円を,いずれもやむなき事情により繰り越しいたすものでございます。 次に第3表の債務負担行為の補正でございますが,国庫債務負担行為に伴いますものといたしまして4件,総額で2億8,823万円を追加するものでございます。 次に第4表 地方債の補正でございますが,国の補正予算並びに県営事業負担金の計上に伴いまして,今回の追加は地域総合整備資金貸付事業,漁港災害復旧事業を,それぞれ起債の目的に限度額1億290万円を設定するものであります。 また変更といたしましては,農業基盤整備事業,道路橋梁整備事業,駅周辺整備事業,街路整備事業,住宅建設事業を,それぞれ起債の目的に限度額6億8,420万円を増額するものであります。 また林道振興整備事業につきましては,事業費の減少により1,030万円を減額措置するものでございます。 次に第79号議案 平成8年度福井市
国民健康保険特別会計補正予算でございます。 今回は,歳入歳出予算の補正でありまして,既定の予算額に歳入歳出それぞれ1億921万円を減額いたしまして,その予算の総額を134億9,979万円といたそうとするものでございます。 その内容といたしましては,まず福井市国民健康保険の財政基盤の安定強化を図るために2億5,000万円を積み立ていたしますほか,高額医療費等の負担金,補助金として1億5,743万9,000円を追加いたすものでございます。 また老人保健医療費拠出金が算定基準の変更によりまして5億3,729万9,000円を減額措置するものでございます。 なお,歳入予算といたしましては,国庫支出金などについて補正をいたしております。 次に第80号議案 平成8年度福井市
老人保健特別会計補正予算でございますが,歳入歳出予算の補正でありまして,これは既定の予算額の歳入歳出それぞれ2億6,371万3,000円を計上いたしまして,予算の総額を235億2,401万3,000円といたそうとするものでございます。 その内容といたしましては,医療給付費で2億6,240万1,000円を増額するものでございます。 次に第81号議案 平成8年度福井市
国民宿舎特別会計補正予算でございますが,歳入歳出予算の補正でありまして,既定の予算額に歳入歳出それぞれ787万9,000円を減額しまして,予算の総額を2億2,962万1,000円といたしております。 その内容といたしましては,本年1月6日に強風,落雷によります修繕費の追加と賄い材料費の減額でございます。 次に第82号議案 平成8年度福井市
駐車場特別会計補正予算でございますが,歳入歳出予算の補正では,既定の予算額に歳入歳出それぞれ1,317万5,000円を追加いたしまして,予算の総額を15億1,038万8,000円といたすものでございます。 その内容といたしましては,消費税の改正に伴います駐車料金のシステムの変更等でございます。 次に第83号議案 平成8年度福井市
農業集落排水特別会計補正予算でございますが,繰越明許費の設定と債務負担行為についてでございます。まず,繰越明許費につきましては,やむなき事情によりまして繰り越しいたすものでありまして,その額は2,460万円であります。 また債務負担行為につきましては,国の補正予算に伴うものでございます。 次に第84号議案 平成8年度福井市福井駅
周辺整備特別会計補正予算でございますが,歳入歳出予算の補正は,既定の予算額に歳入歳出それぞれ1,500万円を追加しまして,予算の総額を27億6,401万9,000円といたしております。 その内容といたしましては,福井駅
周辺土地区画整理事業費を追加するため,国庫補助金,県費補助金,繰入金及び市債を財源に,建物等移転補償費に1,500万円を計上いたしました。 また繰越明許費につきましては,4億6,760万円を,やむなき事情により繰り越しいたすものでございます。 さらに地方債補正につきましても,限度額を4億960万円に変更いたすものであります。 次は第85号議案 平成8年度福井市
下水道事業会計補正予算でございますが,その内容といたしましては,国の補正予算に伴うものでございまして,日野川浄化センターの脱水機機械電気工事の債務負担行為の設定を追加するものでございます。 次は第86号議案 平成8年度福井市
ガス事業会計補正予算でございますが,円安並びに原料費の高騰によります原料費の増額分といたしまして1億1,181万7,000円をお願いするものでございます。 なお,その他の議案等につきましては,いずれも一般質問あるいは各委員会での御審査におきまして,詳細に御説明を申し上げたいと存じますので,何とぞ慎重なる御審議の上,妥当な御決議を賜りますよう,お願いを申し上げまして,説明を終わらせていただきます。 ありがとうございました。
○議長(中谷輝雄君) ただいま説明のありました第78号議案ないし第98号議案について,一括質疑を許可いたします。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結いたします。──────────────────────
○議長(中谷輝雄君) それでは先ほど上程いたしました第1号議案ないし第29号議案,第78号議案ないし第98号議案については,お手元に配付いたしました付託案件表のとおり,それぞれ所管の常任委員会及び
歳入特別委員会に付託いたします。 〔付託案件表は本号末尾参照〕 以上で本日の議事日程は全部終了いたしました。よって,散会いたします。 午後0時26分 散会 地方自治法第123条第2項の規定により,本会議の顛末を証するため,ここに署名する。福井市議会議長 平成 年 月 日署名議員 平成 年 月 日署名議員 平成 年 月 日
△〔参照〕 付 託 案 件 表 総 務 委 員 会番 号件 名第1号議案平成9年度福井市
一般会計予算
第1条中
歳 出
第1款 議会費
第2款 総務費中
第1項 総務管理費
第2項 徴税費
第4項 選挙費
第5項 統計調査費
第6項 監査委員費
第9款 消防費
第12款 公債費
第14款 予備費
第4条
第5条
第6条第12号議案平成9年度福井市
公共用地先行取得特別会計予算第18号議案消費税率の引き上げ及び地方消費税の創設に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について
第1条
第2条
第3条第21号議案福井市職員の給与に関する条例の一部改正について第78号議案平成8年度福井市
一般会計補正予算
第1条中
歳 入
歳 出
第2款 総務費
第9款 消防費
第2条中
第2款 総務費
第4条第89号議案
福井市議会議員及び福井市長の選挙における
選挙運動用自動車の使用等の公営に関する条例の一部改正について第93号議案
工事請負契約の締結について
((仮称)福井市
総合文化施設(美術施設)展示工事)第94号議案
工事請負契約の締結について
(
収集資源センター管理棟増築工事) 建 設 委 員 会番 号件 名第1号議案平成9年度福井市
一般会計予算
第1条中
歳 出
第8款 土木費中
第1項 土木管理費
第2項 道路橋りょう費
第3項 河川水路費
第4項 都市計画費
第6項 下水道費
第7項 住宅費
第11款 災害復旧費中
第2項 土木施設災害復旧費
第2条
第3条中
第8款 土木費第8号議案平成9年度福井市
宅地造成特別会計予算第11号議案平成9年度福井市
駐車場特別会計予算第14号議案平成9年度福井市福井駅
周辺整備特別会計予算第15号議案平成9年度福井市
下水道事業会計予算第18号議案消費税率の引き上げ及び地方消費税の創設に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について
第14条
第15条
第16条
第17条
第18条第20号議案
福井市営住宅管理条例の全部改正について第26号議案福井市
都市計画下水道事業受益者負担に関する条例の一部改正について第78号議案平成8年度福井市
一般会計補正予算
第1条中
歳 出
第8款 土木費中
第2項 道路橋りょう費
第3項 河川水路費
第4項 都市計画費
第7項 住宅費
第2条中
第8款 土木費
第3条中
第8款 土木費第82号議案平成8年度福井市
駐車場特別会計補正予算第84号議案平成8年度福井市福井駅
周辺整備特別会計補正予算第85号議案平成8年度福井市
下水道事業会計補正予算第88号議案福井市
公共下水道事業及び
九頭竜川流域関連福井市
公共下水道事業に係る分担金に関する条例の制定について第92号議案福井市下水道事業の設置等に関する条例の一部改正について第95号議案
工事請負契約の変更について
(
葬斎場敷地造成工事)第96号議案市道の認定について第97号議案市道の廃止について 教 育 民 生 委 員 会番 号件 名第1号議案平成9年度福井市
一般会計予算
第1条中
歳 出
第2款 総務費中
第3項 戸籍住民基本台帳費
第3款 民生費
第4款 衛生費中
第1項 保健衛生費
第2項 清掃費
第8款 土木費中
第5項 総合交通費
第10款 教育費
第3条中
第10款 教育費第2号議案平成9年度福井市
国民健康保険特別会計予算第3号議案平成9年度福井市
老人保健特別会計予算第5号議案平成9年度福井市
交通災害共済特別会計予算第18号議案消費税率の引き上げ及び地方消費税の創設に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について
第4条
第5条
第6条
第19条
第20条
第21条
第22条
第23条
第24条
第25条
第26条
第27条
第28条
第29条第19号議案福井市美術館の設置及び管理に関する条例の制定について第22号議案福井市
市税賦課徴収条例の一部改正について第23号議案福井市児童館の設置及び管理に関する条例の一部改正について第78号議案平成8年度福井市
一般会計補正予算
第1条中
歳 出
第3款 民生費
第4款 衛生費中
第1項 保健衛生費
第8款 土木費中
第5項 総合交通費