愛南町議会 > 2014-09-04 >
平成26年第3回定例会(第1日 9月 4日)

ツイート シェア
  1. 愛南町議会 2014-09-04
    平成26年第3回定例会(第1日 9月 4日)


    取得元: 愛南町議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-18
    平成26年第3回定例会(第1日 9月 4日)            平成26年第3回愛南町議会定例会会議録(第1号)                   招集年月日 平成26年9月4日(木曜)                   招集場所 愛南町役場議場                   開会 9月4日 10時00分宣告 1.議事日程  日程第 1 会議録署名議員の指名  日程第 2 会期の決定  日程第 3 諸般の報告  日程第 4 行政報告  日程第 5 所管事務調査の件(委員長報告)  日程第 6 一般質問  日程第 7 報告第 5号 平成25年度愛南町の健全化判断比率の報告について  日程第 8 報告第 6号 平成25年度愛南町の公営企業会計に係る資金不足比率の               報告について  日程第 9 認定第 1号 平成25年度愛南町一般会計歳入歳出決算の認定について  日程第10 認定第 2号 平成25年度愛南町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の               認定について  日程第11 認定第 3号 平成25年度愛南町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定               について
     日程第12 認定第 4号 平成25年度愛南町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算               の認定について  日程第13 認定第 5号 平成25年度愛南町簡易水道特別会計歳入歳出決算の認定               について  日程第14 認定第 6号 平成25年度愛南町小規模下水道特別会計歳入歳出決算の               認定について  日程第15 認定第 7号 平成25年度愛南町浄化槽整備事業特別会計歳入歳出決算               の認定について  日程第16 認定第 8号 平成25年度愛南町温泉事業等特別会計歳入歳出決算の認               定について  日程第17 認定第 9号 平成25年度愛南町旅客船特別会計歳入歳出決算の認定に               ついて  日程第18 認定第10号 平成25年度愛南町上水道事業会計決算の認定について  日程第19 認定第11号 平成25年度愛南町病院事業会計決算の認定について        平成25年度決算特別委員会設置(付託 認定第1号~認定第11号)  日程第20 第65号議案 小型動力ポンプ普通積載車(長月・岩水)購入契約につい               て  日程第21 第66号議案 愛南町放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基               準を定める条例の制定について  日程第22 第67号議案 愛南町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定               める条例の制定について  日程第23 第68号議案 愛南町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営               に関する基準を定める条例の制定について  日程第24 第69号議案 愛南町母子家庭医療費助成条例の一部改正について  日程第25 第70号議案 愛南町営住宅管理条例の一部改正について  日程第26 第71号議案 愛南町消防長及び消防署長の資格を定める条例の制定につ               いて  日程第27 第72号議案 愛南町火災予防条例の一部改正について  日程第28 請願第 1号 請願書「伊方原発の再稼働を認めないよう国に求める意見               書を決議すること」  日程第29 請願第 3号 「特定秘密保護法の廃止を求める意見書」の提出を求める               請願  日程第30 請願第 5号 「大飯原発での運転差止判決」をふまえ伊方原発を再稼働               させず廃炉に向けることを求める請願  日程第31 第73号議案 平成26年度愛南町一般会計補正予算(第3号)について  日程第32 第74号議案 平成26年度愛南町介護保険特別会計補正予算(第1号)               について  日程第33 第75号議案 平成26年度愛南町上水道事業会計補正予算(第2号)に               ついて  日程第34 第76号議案 町有財産の減額貸付について 2.本日の会議に付した事件  議事日程第1から第31 3.出席議員(16名)   1番 原 田 達 也       2番 坂 口 直 樹   3番 草木原 由 幸       4番 渡 邊 知 彦   5番 山 下 太 三       6番 中 野 光 博   7番 浜 本 元 通       8番 内 倉 長 蔵   9番 那 須 芳 人      10番 増 元 久 男  11番 斎 藤 武 俊      12番 吉 村 直 城  13番 土 居 尚 行      14番 西 口   孝  15番 宮 下 一 郎      16番 山 下 正 敏 4.欠席議員(0名) 5.説明のため出席した者の職氏名    町長          清 水 雅 文    副町長         岡 田 敏 弘    教育長         鼻 﨑 正 雄    総務課長        中 川 治 雄    企画財政課長      木 原 荘 二    消防長         湯 浅 裕 記    会計管理者       宮 城 辰 彦    財産管理課長      長 田 照 夫    税務課長        山 田 智 久    町民課長        中 尾   滋    農林課長        山 口 俊 文    水産課長        中 村 維 伯    商工観光課長      田 中 俊 二    環境衛生課長      嘉喜山   茂    水道課長        小 西 隆 広    保健福祉課長      坂 本 和 美    高齢者支援課長     児 島 秀 之    学校教育課長      浜 田 庄 司    生涯学習課長      森 口   勉    国保一本松病院事務長  吉 田 英 史    内海支所長       木 網 玄 樹    御荘支所長       小 堀   孝    一本松支所長      岡 本   健    西海支所長       吉 田   仁    建設課長補佐      近 田 正 二    監査委員        小 島 敬一郎 6.職務のため出席した者の職氏名    事務局長        西 村 信 男    局長補佐        田 中 俊 行    係長          小 川 加 奈              午前10時00分 開会 ○議長(山下正敏) ただいまの出席議員数は16名です。定足数に達しておりますので、これより、平成26年第3回愛南町議会定例会を開会します。  町長より招集の挨拶があります。  清水町長。 ○町長(清水雅文) おはようございます。  本日は、平成26年第3回愛南町議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、何かと御多忙の中、全員の御出席をいただき、まことにありがとうございます。  議員各位も新聞等の報道により、御存知のこととは存じますが、本町臨時職員が、交通死亡事故を起こしてしまいました。あってはならないことで、痛恨のきわみであり、まことに申しわけなく思っております。亡くなられた方の御冥福をお祈りするとともに、御遺族の皆様方に謹んで哀悼の意を表します。  この事故の件があり、昨日、管理職員を全員集め、愛南警察署交通上席係長による、交通事故防止に関する研修を行っていただき、いま一度、交通安全に対する認識をしていただくよう所属長はもとより、所属職員全員に周知を図ったところであります。  さて、今年も異常気象が続いているようで、河川の氾濫や土石流による死亡者、行方不明者が出るなどの大災害が発生しておる地域があり、御心痛のほどお察し申し上げます。本町においても、近年にないような台風の接近などがあり、少なからず影響を受けております。ただ、本町では、このような風水害だけでなく、南海トラフ沿いでの地震・津波等の災害が心配されております。この災害に備え、各地区で住民と防災関係機関が協力し、総合かつ実践的な防災訓練を隔年で行っているところであります。今年は、9月7日の日曜日に午前9時半から旧菊川小学校グラウンド及び屋内運動場において実施をいたします。  また、本年10月1日には、合併して愛南町誕生10年目を迎えます。この愛南町合併10周年記念式典を10月の12日の日曜日に御荘文化センターにおいて、テノヒラのキクさん、礼奈さん、そして山本さと子さん御三方による、愛南町ふるさと親善大使コンサートをメーンとして開催いたしますので、議員各位におかれましては御多忙の折とは存じますが、防災訓練、記念式典それぞれに御出席いただきますようお願いを申し上げます。
     それでは、本日の定例会に提案をいたします議案でございますが、財政に関する報告が2議案、平成25年度一般会計及び各特別会計決算認定が11議案、契約に関する承認が1議案、条例の制定・改正が7議案、平成26年度一般会計及び特別会計補正予算が3議案、町有財産減額貸し付けが1議案の25議案と議会提案に関するもの3議案の合計28議案であります。  それぞれの議案につきましては、提案の際に詳しく説明させていただきますので、十分な審議をいただきまして、適切なる議決を賜りますようお願いを申し上げまして、招集の挨拶とさせていただきます。 ○議長(山下正敏) 挨拶が終わりました。  これより、直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――           ◎日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(山下正敏) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員は、会議規則第124条の規定により、14番、西口議員と15番、宮下議員を指名します。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――              ◎日程第2 会期の決定 ○議長(山下正敏) 日程第2、会期の決定を議題とします。  お諮りします。  本定例会の会期については、議会運営委員会に諮り、本日4日から11日までの8日間といたしたいが、これに御異議はありませんか。            (「異議なし」と言う者あり) ○議長(山下正敏) 異議なしと認めます。  よって、本定例会の会期は、本日4日から11日までの8日間とすることに決定しました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――              ◎日程第3 諸般の報告 ○議長(山下正敏) 日程第3、諸般の報告を行います。  議長の活動状況報告については、お手元に配付のとおりです。  次に、監査委員から地方自治法第235条の2第3項の規定により、例月現金出納検査の実施報告が提出されております。それによると、適正に事務処理並びに管理がなされておりますので、報告をしておきます。  次に、本日までに受理した請願については、会議規則第91条の規定により、お手元に配付した請願文書表のとおりです。  請願第6号、「所得税法第56条の廃止を求める意見書」採択を求める請願については、総務文教常任委員会へ付託します。  また、本日までに受理した陳情等については、会議規則第94条の規定により、お手元に配付した陳情表一覧表のとおりです。  議会運営委員会の審議の結果、議長預かりとします。  なお、趣旨に賛同する議員は、規定の賛成者をもって議案として提出をお願いします。  次に、議員派遣結果報告については、お手元に配付のとおりです。なお、海外視察研修を実施した議員により、議会で報告したいとの申し出がありましたので、これを許可します。  宮下議員。 ○15番(宮下一郎) 議員派遣結果報告書  平成26年第1回臨時会において議決された議員派遣について、次のとおり実施したので、その結果を報告します。  平成26年9月4日  愛南町議会議長 山下 正敏 殿  愛南町議会副議長 宮下 一郎  1 視察の経過(議員派遣の概要)  本議員派遣は、平成26年7月12日から7月22日までの11日間、スペイン・モリナセカにおいて、地方行政または議会の制度運営等に関する諸外国の実情調査を目的として、スペイン・モリナセカ交流事業に参加し視察を行った。  2 視察の詳細  スペイン・モリナセカ交流事業  ①派遣議員、西口 孝、宮下一郎、山下正敏の以上3名。  ②内容  これまでに友好関係にあるスペイン・モリナセカ町や町が属しているレオン県、世界遺産であるサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路の最終目的地があるガリシア州などを訪問するスペイン・モリナセカ交流事業訪問団の一員として参加したもので、今回の訪問団は、愛南町と香川県高松市のNPO法人「遍路とおもてなしのネットワーク」で結成され16名が参加し、愛南町からは議会3名、清水町長ほか2名の計6名で参加となった。  主な視察は次のとおりである。  詳細報告書、写真についてはお目通しをお願いいたします。  3 所見  今回の議員視察は、2010年にスペイン・モリナセカ町長ほか2名が愛南町に来町され、その後交流のあったモリナセカ町などの訪問であった。モリナセカ町では、県議会議員、町長、町議会議員との交流、意見交換をした中で、スペインでは州知事、県知事、県議会議員、町長それぞれ県議会議員、町議会議員の中から互選されるなど、住民による直接選挙は町議会議員だけで、自治意識が強いスペインの一つの特徴であると感じた。しかしながら、仕組みが違えど、議員は地域住民のために活動し、住民福祉の向上を目指すという点では日本の地方自治と同様である。  スペイン・モリナセカ町等の交流は、今後も続ける中で、産業、観光振興などでお互いにメリットになるような関係になればよいと思うものである。  スペインでは、どこに行っても「オラ」と明るく爽やかに歓迎されました。四国遍路のおもてなしに通じるところがあり、そのようなおもてなしの心が地域に人を呼び、町として発展するキーワードとなるのでないかと考えるものである。  以上のとおり報告します。 ○議長(山下正敏) 以上で、諸般の報告を終わります。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――              ◎日程第4 行政報告 ○議長(山下正敏) 日程第4、行政報告を行います。  町長から行政報告の申し出がありました。これを許可します。  清水町長。 ○町長(清水雅文) 9月定例会に当たり、スペイン訪問に関して行政報告をいたします。  皆様御承知のとおり、私は7月12日から11日間、スペインの各地を訪問し、スペイン側との交流を深めてまいりました。公式行事としては、モリナセカ町での交流会、生き木観音除幕式・開眼供養、レオン県庁の表敬訪問、ガリシア州観光局の表敬訪問、サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂の大司教謁見、在スペイン日本大使公邸でのレセプションがございました。特にモリナセカ町、そしてレオン県とは文化・観光・経済などのさまざまな分野で今後も交流していくことを確認してきた次第であります。  今回、2回目のスペイン訪問になりますが、議会からは山下議長、宮下副議長、西口議員、また本町の住民1名に交流に参加をしていただきました。  昨年度の高校生へのスペイン視察助成に続いて、今年度は香川県高松市のNPO法人、遍路とおもてなしのネットワークとともに訪問団を結成し、スペイン訪問ということで継続して交流の場を持つことができました。本年は日本とスペインの交流が始まって400周年の記念の年であるということ、また、四国霊場が開創して1200年の記念の年でもあるということで、このような記念の年に日本とスペインとの友好関係に寄与できたことは、非常に有意義なことだったのかなと思います。  さて、巡礼路を点にして始まったモリナセカ町との交流ですが、5年目になりました。前回の訪問と違う点としては、モリナセカ町の属するレオン県やカスティージャ・イ・レオン州といった財政力や権限のある行政機関が交流に加わっている点です。モリナセカ町は人口約900人の小さな町ということで、人材や財源が限られているという現実がございますが、特にレオン県には今後とも交流をバックアップしたいという力強いお言葉をいただきました。  四国遍路の世界遺産登録への取り組みの一つとして、今後は四国四県とスペインの州、県との広域にわたる交流に発展していくことが想定されますが、本町とモリナセカ町、またスペイン各機関との交流も同様に発展していけたらと期待をしております。そして、それが四国遍路の世界遺産登録への一助となり、いつの日か実を結ぶものと確信いたしております。  スペインでは、レオン県内やガリシア州などで大聖堂の視察やサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路を実際に歩くなど、その歴史・文化に触れる機会がございましたが、スペイン側からはそういったスペインの歴史・文化について日本で紹介していただきたい旨をお願いされました。モリナセカ町との巡礼路を通じた交流に端を発し、こうして交流を続けているわけですが、私どもはまだまだスペインのことは知りませんし、また、町として交流を続けていく以上、もっと町民の皆さんにもスペインの魅力について知っていただきたく思っております。  詳しい交流内容につきましては、広報誌の9月号に掲載し、ケーブルテレビでその模様を放送する予定ですので、ごらんいただけたらと思います。  以上で、行政報告を終わります。 ○議長(山下正敏) これで、行政報告を終わります。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――            ◎日程第5 所管事務調査の件 ○議長(山下正敏) 日程第5、所管事務調査の件を議題とします。  総務文教常任委員会から、所管事務調査の報告を行います。  委員長の報告を求めます。  総務文教常任委員長。 ○総務文教常任委員長(中野光博) 愛南町議会議長 山下 正敏 殿  総務文教常任委員会 委員長 中野 光博  所管事務調査報告書  総務文教常任委員会の所管事務等の調査を実施したので、愛南町議会会議規則第76条の規定により、その結果を下記のとおり報告いたします。                  記  第1回  日時、平成26年5月22日、木曜日、午前9時半より。  2、3につきましては、記載のとおりであります。  4 調査事項  財産管理について  5につきましては、記載のとおりであります。  6 調査内容  担当課から総務文教常任委員会等資料に基づき机上審査により説明を受けた。全員協議会で報告のあった、平成17年8月に(株)ジャネックスが「僧都における風力発電フィールドテスト(風況精査)」を行った際の伐採の届け出をせず無断で伐採を行ったことについて、町の対応についての説明であった。  7 調査結果  無断伐採となった面積の一部に国が行っている官公造林部分があるが、その対応について不明な部分もあり、また、今回の調査だけでは結論が出せないことから継続して調査することとし、次回は理事者にも出席を求め説明を受けることとする。  第2回  1、日時、平成26年8月6日、水曜日、午前9時より。  2から5につきましては記載のとおりであります。  6 調査内容  継続調査としていた財産管理について、机上審査で担当課より説明を受けた。第1回の調査では委員から意見のあった、官公造林部分の無断伐採については、担当課が森林管理署に再確認した結果、再調査を行って補償を求める方向であるとの回答があり、国の補償金が納入されたら町にも分収割合に応じて補償金が納入されると説明を受けた。また、今後は、形質変更の許可の申請があった場合には無断伐採がないよう指導を強化し再発防止に努めるとの説明も受けた。  7 調査結果  当委員会は、提出資料に基づき机上審査を実施したので、その結果を報告するものである。  平成17年8月に(株)ジャネックスが「僧都における風力発電フィールドテスト(風況精査)」を行った際の伐採の届け出をせず無断で伐採を行ったことについて、町は平成24年度、伐採の調査を行い、伐採した立木補償費を決定し補償費として16万6,063円の納入を受けている。不法に伐採されたにもかかわらず町がすぐに把握できなかったことは適切な事務処理であったとは言えない。  また、官公造林部分は国の営林局が実施していることではあるが、営林局と町との分収契約があることから町としても適切な対応が必要であると考える。  以上のようなことを踏まえ、今後は、町有林に係る申請等においては迅速で適切な事務処理を行い、今回のようなことが二度と発生しないよう再発防止を図り、厳格な財産管理に努めることを強く望む。特に今回のケースは契約面積が146平方メートルでありながら伐採面積が1,291.6平方メートルとなっており、悪質であると思料されることから過料も含め協議検討すべきである。
     また、今回調査した内容については、早い段階で議会にも報告すべきものであると考えられることであり、今後においては報告すべきものは時期を失せず報告し、議会軽視と取られないよう対応を望む。  なお、今回の不法伐採による立木補償費については、監査での指摘もない状況であり、必要な内容については監査の際に担当課から事前に説明し、より厳正な監査を受ける必要があったとの厳しい意見があったことをつけ加えておく。  以上、総務文教常任委員会の意見を集約した調査結果報告といたします。 ○議長(山下正敏) 報告が終わりました。  これより、質疑を受けます。  質疑ありませんか。  渡邊議員。 ○4番(渡邊知彦) 今の報告の中で、第2回の7の調査結果についてで、不法に伐採されたにもかかわらず町がすぐに把握できなかったとあるが、不法伐採が事実なら立木補償費だけでは不十分であると考えますが、委員会でどのような意見が出たのか質問いたします。 ○議長(山下正敏) 中野委員長。 ○総務文教常任委員長(中野光博) 委員会の中では、委員より前回、前例もありまして補償の問題で裁判にかけた事例がございます。そこも踏まえて刑事罰も含め厳正に対応すべきではないかというような意見も委員の中からありました。それから、百条委員会等設置の発言もありましたが、理事者側からの回答では前回、裁判にかけた前例に比べると悪質性に乏しいというような見解でありまして、以後、そのような補償を求めていくことはしないという方針であるというふうな説明でありました。  以上です。 ○議長(山下正敏) ほかに質疑はありませんか。  渡邊議員。 ○4番(渡邊知彦) もう一つ質問します。  監査委員の中には議会を代表した監査委員がおりますが、監査での指摘もない状況でありと最後のほうで報告されておりますが、これはいつのことなんでしょうか。 ○議長(山下正敏) 中野委員長。 ○総務文教常任委員長(中野光博) 補償のほうは平成24年度でありますので、平成24年度の監査委員だと思いますが、委員会のほうではそのような委員が誰であるか、そして把握されておるのかどうかというようなところまでは把握しておりません。  もしどうしてもということであれば、可能であれば後ほど議会事務局大丈夫ですかね、可能であれば相談してまた監査委員、あるいは把握していたかどうかというふうなところは可能であれば相談して、またできるのであれば報告したいと思います。 ○議長(山下正敏) よろしいですか。  ほかに質疑はありませんか。             (「なし」と言う者あり) ○議長(山下正敏) 質疑がないようなので、これで所管事務調査の件を終わります。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――              ◎日程第6 一般質問 ○議長(山下正敏) 日程第6、一般質問を行います。  初めに、内倉議員の質問を許します。  内倉議員。 ○8番(内倉長蔵) 合併をして10年になるわけですが、最近思うことは、課長さんが私よりも全員年下になりまして、随分年をとったなというふうに感じます。体力を初めいろんなところが衰えてまいりまして、情けない思いをしているわけですが、今回の質問の中で2項目がその年をとる、老化していく、衰えていくということをテーマに質問をさせていただきたいと思います。  まず1として、高樹齢化したアケボノツツジの保護、後継樹の育成についてお伺いいたします。  足摺宇和海国立公園宇和海域に所在する篠山山頂部は、四国西南部では珍しいコウヤマキ、ハリモミを中心とする自然林と卓越したアケボノツツジがシャクナゲ群生を有する特異な景観により特別保護区に指定され、春には多くの登山客の目を楽しませています。  しかしながら、近年では鹿食害においてミヤコザサが衰退したことにより、土壌流出が起こり、アケボノツツジの根返り発生し、その対策として環境省篠山観光開発協議会、地元関係者等が連携して根返り防止ワイヤーロープや鹿の侵入防止ネットや、表土流出防止のためのコモを敷く等の対策を講じてまいりました。  樹木皮が比較的元気な木を調べると、推定300年以上たっていると思われている。しかし、後継樹が育っておらず、高樹齢化対策として後継樹の育成も今後の検討課題と思われると報告されています。  アケボノツツジの保護、後継樹の育成については、私が平成18年3月定例会でも質問をし、篠山観光開発協議会での事業等、まちの花アケボノツツジの保護に努め、篠山の自然を後世に残すべき対策を今後も継続していきたいとの回答をいただいております。また、愛媛CATVや7月1日の愛媛新聞によりますと、地元篠山小学校児童によってアケボノツツジの苗木を植樹したと報じられていましたが、その後の経緯と今後の方針についてお伺いをいたします。 ○議長(山下正敏) 内倉議員から答弁分割での質問がありました。  高樹齢化したアケボノツツジの保護、後継樹の育成について、理事者の答弁を求めます。  清水町長。 ○町長(清水雅文) 内倉議員の質問にお答えをいたします。  まず、第1の質問、高樹齢化したアケボノツツジの保護、後継樹の育成についてですが、現在、篠山山頂部は平成5年ころから鹿の採食により、アケボノツツジの根返りが発生したため、対策として鹿の侵入防護柵の設置や土どめ柵・コモ敷等の措置を行い、保全に努めております。  しかし、アケボノツツジの高樹齢化も進んでいることから、この対策として苗の育成を行った結果、樹高10センチから20センチと成長したため、今年6月30日に篠山小学校児童たちとともに篠山中腹域に100本植樹をいたしました。  また、これまでの経緯や現況の課題を踏まえ、環境省が篠山アケボノツツジ保全管理方針検討会を立ち上げ、保全管理方針等を検討、策定しております。策定後は、篠山観光開発協議会を中心とした関係者が適正な維持管理を実施し、町の花、アケボノツツジの保護、後継樹の育成に努めていきたいと考えております。  以上、第1の質問に対する答弁といたします。 ○議長(山下正敏) 内倉議員、1について再質問はありませんか。  内倉議員。 ○8番(内倉長蔵) 鹿の侵入防止とか土どめのコモを敷くとかいう、そういう努力をされていることは、私も承知をしておりましたが、その苗木の育成ということが平成17年からここずっと続けられてきた関係者の努力というものに非常に敬意を表したいと思います。  そして、100本の苗木が愛南町篠山に植えられたということは、今後、その中の何割かは成長して残っていく、後継樹が育っているんだなというふうに思うわけであります。今後とも関係者の努力を期待するものですが、せっかくそうして育った苗木を一般の方は頂上まで上がって見ることはできないんですが、そのうちの何本かでもこの庁舎ができたときに、どこか片隅に植えていただいて、町民の方が町の花アケボノツツジはどういうものだというふうに、近くで見れるようなそういうことにはならないものかお伺いします。 ○議長(山下正敏) 田中商工観光課長。 ○商工観光課長(田中俊二) 担当しております、商工観光課のほうからお答えさせていただきます。  現在、アケボノツツジのほうなんですが、ミヤコザサについては少しずつ回復傾向にありますが、ツツジは依然として回復が見られず、環境省の御指導のもと、100本ほど植えたわけでありますが、やはり高いところにできておりますので、愛南町庁舎ができまして下に移植しましても、なかなか生育等は難しいかと思っております。  そういうような保全課題を踏まえまして、今後、28年まで篠山アケボノツツジ保全管理方針検討委員会というものがございまして、国の人とか地方公共団体、関係者16名で今後検討していきたいと思っております。  以上でございます。 ○議長(山下正敏) 内倉議員、よろしいですか。 ○8番(内倉長蔵) はい、よろしいです。 ○議長(山下正敏) 続いて、2、社会インフラ等老朽化とその対応について、質問を許します。 ○8番(内倉長蔵) 2、社会インフラ等の老朽化とその対応についてお伺いをいたします。  ①橋・トンネル・水道建設に焦点が当たっていたインフラは、高度成長期に整備した橋やトンネルが老朽化し、維持管理へとかじが切られている。国は2014年7月から道路管理者の自治体に5年ごとの点検を義務づけた。だが、県内市町には技術力や人手、財源不足といった課題が横たわっている。県内20市町が管理する約9,000の橋のうち、建築後50年を経過する橋が現在約3割から、10年後には約5割、20年後には約7割へと急激に増加する。橋は建築後50年が老朽化の目安とされており、今後、維持管理の重要性が浮き彫りになったという愛媛新聞の記事がありました。  そこでお伺いいたします。  愛南町が管理するトンネルは6本、うち2本は50年以上経過しております。橋梁は総数342橋であり、建築後30年以上経過の橋梁が251橋です。また、水道事業では上水道223キロメートル及び簡易水道137キロメートルで、管路の総延長は360キロであります。  これらのインフラの老朽化に対応した維持管理、更新等についての考えをお伺いします。  ②町有施設について。  合併前の旧5カ町村では、住民の要請にも基づきそれぞれ特徴あるまちづくりを進めるための公共施設を整備してきたが、目的や性格等が重複した施設を含め、そのまま愛南町へと引き継がれており、現在、企業会計の水道と病院を除き学校や公民館、保育所や公営住宅、集会所などその総数は約410施設に及んでいる。合併後、学校や保育園の統廃合により未利用の施設も多く見られるようになりましたし、老朽化する施設も出てまいります。これらの施設の対応をお伺いします。あわせて今後の公共施設のあるべき姿についても、考えがあればお聞かせください。 ○議長(山下正敏) 2の社会インフラ等の老朽化とその対応について、理事者の答弁を求めます。  清水町長。 ○町長(清水雅文) 第2の質問、社会インフラ等の老朽化とその対応についてですが、内倉議員の御質問のとおり、愛南町管理の橋梁は342橋あり、うち30年以上経過した橋梁は251橋で、老朽化対策が必要な橋梁があります。  国や県の指導があり、愛南町におきましては、平成21年度に橋梁長寿命化点検調査を実施をし、長寿命化修繕計画を策定をしました。この計画に従い、平成25年度より社会資本施設整備交付金事業で順次修繕を実施いたしております。今後につきましても、この計画に従い、また随時見直しを行いながら、修繕を進めてまいります。  次にトンネルについてでありますが、町管理のトンネルは6本あります。平成25年度にトンネル点検と設備点検を実施し、支障が生じている設備については、順次、補修や撤去を行っております。また、中川地区における中ノ川トンネルにつきましては、平成25年3月に一部コンクリートが崩落したため、点検を行った結果、崩落の可能性が高いため通行どめの処置をとっております。4月末にトンネルの専門業者に近接目視点検を依頼し、現在報告待ちとなっております。  次に水道管路につきましては、総延長360キロメートルのうち、法定耐用年数40年を経過した管路の割合は、平成25年度末で5.6%、約20キロメートルであります。これらの老朽管の更新につきましては、中長期事業計画に基づいて、順次行っていく予定としており、この更新に合わせ耐震化を実施してまいります。また、維持管理につきましては、水道管の漏水に対し、職員が随時調査をするとともに、外部委託を実施し早期発見、修繕に努めてまいります。  次に、2点目の町有施設に対する対応と今後のあるべき姿についての考えについてですが、この件につきましては、町有財産の管理状況についてを調査事項とした平成24年11月30日付の総務文教常任委員会の所管事務調査結果報告を記憶しております。  施設の適正配置や耐用年数の明確化及び統廃合といった抜本的な見直しを含め、公共施設のあるべき姿を示すグランドデザインの必要性を指摘されておりました。  これらを踏まえた上で、平成26年度を計画の初年度とする第2次愛南町総合計画の施策の一つに、新たに公共施設マネジメントの推進を掲げました。また、今年度から公共施設に加え、道路・橋梁等インフラも含めた固定資産台帳の整備にも取り組み、まずは町の資産の現状把握を行い、今後は、これらの結果をもとに、愛南町の規模に見合った公共施設等のあるべき姿を確立していきたいと考えております。  以上、第2の質問に対する答弁といたします。 ○議長(山下正敏) 内倉議員、2の1について再質問ありませんか。  内倉議員。 ○8番(内倉長蔵) 橋の25年度に通行どめをして今報告待ちということでありますが、これは報告によっては閉鎖にされるのか補修をして通行可能にされるお考えなのか。  それと橋の分ですが、私たちは上だけ見てコンクリートとか鉄筋の劣化、あるいは橋台の痛みぐあいなどはわからないわけで、安心、上だけ見て通っておるんですが、たまたまこの前、川におりることがありまして、そうすると橋台部分の石かけが水の浸食によってえぐられておりました。以前にも町民から指摘を受けて橋脚の足元が両方とも流されておりました。昔は、今は重機で岩まで掘ってコンクリをするんじゃなくて、手作業で掘ったりということで、岩盤まで届かずにコンクリを打つ、橋台を組むということでそういうことが起きるんだと思います。  それともう一点、昔は山の奥のほうの余り交通量の少ない橋なんかでも、想定していた重量がやはり10トンぐらいだと思うんです。ところが今は、木材なんかを出すのに大型車で出しますので、20トンぐらいの重量がかかる。そうすると、業者の方も見て、この橋は危険だということで、木枠を組んで補強をして通っているような橋を見かけます。だから、劣化だけの問題でなくて強度的に愛南町の橋は十分に安全なのか、そこの確認ができるのかお伺いをします。  それから、水道の管路の取りかえの分ですが、今、町長の答弁がありましたように40年経過のものが20キロメートルあると。1キロメートル交換するのに1億ぐらいかかるというふうにも聞いておりますが、今後、これを順次交換していく場合に、その費用が莫大になってくると思うんですが、問題は給水人口がどんどん減っていく中で、その予算をどうしていくのか。本来ならば費用は受益者が負担するのが本来だと思うんですけど、その点どうお考えなのかお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(山下正敏) 近田建設課長補佐。 ○建設課長補佐(近田正二) 担当の建設課からお答えさせていただきます。  まず1のトンネルの件でございますが、多分中川、一本松地区におけます中ノ川隧道の通行どめの件だと思います。先ほど町長の答弁のとおり、現在通行どめにしておりますが、現在、専門の業者に調査を依頼しております。今後、どのように補修できるかなど、予算の関係もありますので、今後、検討していきたいと思っております。  続きまして、2番、3番になりますが、橋梁の件でございますが、平成24年12月の中央自動車道笹子トンネル天井板落下事故によりまして、国の省令告示で全国各自治体で管理しております全ての橋梁やトンネルなど、5年に1回の近いところで見る目視点検が義務づけられました。本町におきましても、橋梁でも342橋あり、そのうち15メートル以上の橋が55橋あります。愛南町におきましても、町単独では資格を有する職員の不足や予算の面で課題があると思っております。  現在、県と市町などにより、道路メンテナンス会議を立ち上げまして、今後、予算の面も含めてどのように点検を進めていくか検討中であります。本町におきましては、県と連携して進めていく必要があると思っております。  以上です。 ○議長(山下正敏) 小西水道課長。 ○水道課長(小西隆広) 内倉議員の質問にお答えいたします。  水道事業でございますが、言われるように25年度で20%、約20キロの耐用年数が到来した管が出ております。しかし、耐用年数が到来したからといって一概に配管がえをするのではなく、やはり老朽頻度の高い安定供給ができない管を、順次更新していくという考えでございます。  また、財源につきましても、受益者の負担というのが原則でございますが、できるだけ料金に転換させないような形で進めていきたいと思いますが、今の段階では中長期更新計画を立てておりますが、総務省のほうから経営の見直しというところで更新計画、財政計画を再度見直して、長期的な展望を立てて更新をしていくようにという指導が来ておりますので、それに沿った形で今後、事業を進めていきたいと考えております。  以上です。 ○議長(山下正敏) 内倉議員。 ○8番(内倉長蔵) 橋の件で、先ほどお伺いしたように劣化やなくて強度の面では大丈夫なのかとお伺いしたんですが、その答弁をいただいておりません。  それと、これだけたくさんの橋を補修していくということは大変だと思うんですが、幅の短い橋は橋台からやりかえるんでなくて、橋の上に大きなH鋼を入れてその上にコンクリを打って、二重の橋のような、素人考えですが、そういうようなことで補強をできないものか、技術的にどうなのかお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(山下正敏) 近田建設課長補佐。 ○建設課長補佐(近田正二) 今度、その現場の橋を見まして、検討していきたいと思っております。 ○議長(山下正敏) 内倉議員、2の2について質問ありませんか。  内倉議員。 ○8番(内倉長蔵) 町有施設が400も余るほどあるわけですが、今現在使われていない施設もかなり出てきております。最初にも申しましたように、学校の統廃合等によって利用されない施設もありますが、それをいつまでも放置をしておくのか。私はなぜそう言うかといいますと、これから愛南町の人口がどんどん減っていって生産者人口が今の1万5,000から30年後には5,000人になると。当然税収の落ちてくる自主財源のない愛南町がそうなってくるという、非常に今でも財政が厳しい中でますます厳しくなってくるんだろうと。今できるときに不必要なものは、老朽化したものは取り壊しをしていくべきではないかということで、質問させていただきました。順次要らないものは、古くなったものは解体をすべきではないかと思うんですが、その点お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(山下正敏) 岡田副町長。 ○副町長(岡田敏弘) お答えいたします。  議員おっしゃられるとおりでありまして、今現在、出ておる施設、空きの施設については基本的にまず地元の要望をお聞きすると。それから公募をかけて購入貸し付け等の公募をしております。それでもない場合は、最終的に利用がないということで、順次取り壊しておるような手順で進めております。  以上です。
    ○議長(山下正敏) 次に、3の質問を許します。  内倉議員。 ○8番(内倉長蔵) 3、愛南町附属機関懇話会等について。  合併をしてちょうど10年になりますが、当初描いていた合併の効果、姿があらわれているでしょうか。首長を初め特別職が5分の1になったことや、議員数が約5分の1の16人になったことにより、その報酬額を削減できた点は合併の効果であります。これからも行政のスリム化を図り、町長の公約でありますもったいないことはしない、無駄なことはしないという考えで町政に取り組まなければならないと考えます。  6月議会でいただいた愛南町附属機関懇話会等の名簿によると、その数63及び延べ人数599人は余りにも多過ぎるのではないですか。それ以外にも国や県の負担による委員が多数あると思われ、活動が重複しているとも聞いています。まちづくり協働といった美名のもと、委員を増やした部分があったと思います。今では初期の目的から外れ、形骸化しているものもあるようです。特に住民の減る中、委員の委嘱も再任再任の繰り返しでマンネリ化していませんか。  さきの民主党の事業仕分けではありませんが、合併10周年を機に見直しをする考えはないかお伺いいたします。 ○議長(山下正敏) 3の愛南町附属機関懇話会等について、理事者の答弁を求めます。  清水町長。 ○町長(清水雅文) 次に、第3の質問、愛南町附属機関、懇話会等についてですが、附属機関、懇話会等については、平成21年度に大幅な見直しを行い、法的に設置が義務づけられた附属機関は別として、町の判断で設置した附属機関等については、形骸化しているものは廃止し、目的が類似しているものについては統合するなどして、108あった審議会等を平成22年度からは63とする整理統合を行いました。  今後ともこの方針に従って、適宜、必要に応じて整理統合を行ってまいりたいと思います。  以上、第3の質問に対する答弁といたします。 ○議長(山下正敏) 内倉議員、3について再質問はありませんか。  内倉議員。 ○8番(内倉長蔵) 21年度に見直しをして63になったんだということでありますが、それでもまだまだその数、それから人数も多過ぎるんではないかというふうに思います。その中で、委員の重複している方が非常にたくさんおられるわけですが、やはり1人の人が三つも四つもかけ持ちをするというのはいかがなものかと思うんですが、その点どうお考えでしょうか。 ○議長(山下正敏) 岡田副町長。 ○副町長(岡田敏弘) お答えいたします。  今、委員の重複の話があったわけですが、これにつきましては、どうしても委員会で充て職で決める場合がありますので、同じ人がなる可能性が出てきます。でもその中でも、一応町の取り決めといたしまして、三つ以内に抑えようということで、委員は選んでやっております。  以上です。 ○議長(山下正敏) これで、内倉議員の質問を終わります。  暫時休憩いたします。  11時15分から再開をいたします。             午前10時53分 休憩          ―――――――――――――――――             午前11時15分 再開 ○議長(山下正敏) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、草木原議員の質問を許します。  草木原議員。 ○3番(草木原由幸) それでは、通告書に基づきまして、二つの項目について質問をいたします。  まず、避難所の利活用について。  先般、台風11号が近づき、防災無線により自主避難に関する放送が流れ、その避難先として緑僧都地区は、緑基幹集落センター1カ所となっていました。今まではこういう場合、僧都ふれあい交流館も含まれていたと記憶しています。  僧都ふれあい交流館は避難施設であり、避難収容施設の指定もされています。なぜ、今回避難所として利用できなかったのか。担当課に問い合わせたところ、自主避難の段階であり、公民館主事が兼任している地区は、より安全な施設を避難先に選定したとの回答でありました。  今回の台風11号は、本町から離れた東側への上陸であり、避難勧告や避難指示へとなることなく収束しましたが、安心・安全のまちづくりを主要施策の一つに明言している本町として、10キロ以上、10キロ近く離れた場所が避難先とは首をかしげたくなる対応だったのではないかと考えています。  そこで、次の点について伺います。  1、公民館主事の兼任のためになされた対応策だったのか。また、同様のケースは、ほかにもあったのか。  2点目といたしまして、避難勧告から避難指示へと状況が悪化した場合、どのような対応をされる考えだったのか、この2点についてお伺いします。 ○議長(山下正敏) 草木原議員から答弁分割での質問がありました。  避難所の利活用について、理事者の答弁を求めます。  清水町長。 ○町長(清水雅文) 草木原議員の質問にお答えをします。  まず、第1の質問、避難所の利活用について、1点目の公民館主事の兼任のためになされた対応策だったのか、また同様のケースはほかにもあったのかについてですが、僧都ふれあい交流館については、以前上流域からの冠水があったこともあります。今回の台風11号接近については、松山地方気象台の予報で、24時間雨量が多いところでは南予300ないし400ミリ、1時間雨量が50ミリ、また、最近では予測を上回る雨量を観測するなど、住民の生命の安全を守る観点に立ち、危険性のある避難所の開設を控えました。  同様のケースについては、武者泊地区の公民館主事のいない分館に避難された方がいましたが、区長に連絡をし職員が迎えに行くまでの間、一時的な対応をしていただきました。  2点目の避難勧告から避難指示へと状況が悪化した場合どのような対応をされる考えだったかについてですが、避難勧告から避難指示については、避難勧告の時点で緑小学校体育館を避難所として開設し、移動手段のない住民については、公用車による送迎を視野に入れておりました。  以上、第1の質問に対する答弁といたします。 ○議長(山下正敏) 草木原議員、1の1について再質問ありませんか。  草木原議員。 ○3番(草木原由幸) ふれあい交流館を指定しなかった理由、以前に冠水したことがある危険な施設は避けたと言われましたが、10年前、以前に冠水したというのは、そのときはふれあい交流館はできておりません。小学校が冠水、学校が冠水したわけでありますが、その後、冠水の原因が何であったのか、県道を流れ、県道が河川状になった関係で学校に流れ込んだ。そのことに回避策はもう既に僧都バイパスが完全にできておりますし、今の交流館横には遺跡がありました、その時点では。ここに交流館を建設するに当たって遺跡も撤去しております。そこらの考えもないままに今の発言になったかと思いますが、そこまでの確認をしてではなく決められたということなんでありますか。 ○議長(山下正敏) 湯浅消防長。 ○消防長(湯浅裕記) お答えいたします。  今、草木原議員が言われました僧都川ふれあい交流館の上流域につきまして、地形等については確かに今回開設する上でそれを踏まえておるわけではありませんでしたけども、現在はこのような日本中多くの雨が降り続いている状況でありましたら、やはり以前、僧都川交流館上流のほうから道路伝いに多分水が流れてきていた、雨水が流れてきていたように思います。そういう場所において、やはり自主避難のときにそこへ来ていただくよりも、先ほど申しましたように、一応来れない、車等がなくて来れない場合には迎えに行く等などを踏まえて、より安全な緑基幹集落センターに来ていただくというようなことで、判断をして開設を見送っております。  以上です。 ○議長(山下正敏) 草木原議員。 ○3番(草木原由幸) 来れないところの方は迎えに行く。若干私が耳にしておるニュアンスとは違うわけなんですが、今の答弁では個別にそこまで出向くような答弁に聞こえるわけなんですが、私が聞いておるところでは、一応公民館に待機していただいてそこまで迎えに行くとかいう話は耳にしましたが、個別に行くような話は耳にしておりませんし、2年半前、23年度12月8日に、私、災害時における公民館の役割ということを質問いたしまして、町長からの答弁を聞いております。そういうことがあるかと若干メモしてまいりましたが、町長答弁では災害時には地域の避難場所や安否確認の拠点として公民館の運営ができるよう、地域に根づいたものになるようにしていきたいと思っております。そういう答弁とは今回の10キロ以上離れたところ、ましてや高齢者やひとり世帯なかなか動きにくい、そこへ一々迎えに行く、それ自体のほうが危ないんじゃないですか。  そのときに前副町長の答弁では、公民館主事制度、愛南町全体で考えていきたいというふうな答弁もされておりますが、それが一向におもてに見えてきません。そこらあたり、理事者の考えを明確にお答え願います。 ○議長(山下正敏) 清水町長。 ○町長(清水雅文) お答えします。  今回のケースについては、やはりケース・バイ・ケースで考えたという対策をとったわけでありまして、今のここ数年の状況を考えますと、やはり命、生命第一に考えたら今回とった措置としたら、我々としたら全然間違ってない、正しい判断であったというように思っております。  ただ、地元の地形とかそういう状況というのは、やはり地元の人が一番わかっておると、草木原議員が一番わかっているんではないかと思います。そういう意見でそうせえというんであれば、次からそういうことも検討していかなければならないんかなというように思っておる、これが今の答弁であります。 ○議長(山下正敏) 草木原議員。 ○3番(草木原由幸) 今回、この放送を耳にされた方、そんな遠いところまではとてもやないけど行けれないよ、そういうふうな意見をよく耳にします。やはり遠いから我慢しようと思って被害にあったら、逃げとったらよかったのにね、そんな話で済まされる問題ではない。やはり利用ができやすい避難所ということをどちらを最優先じゃないですけど、やはりそれは並行して考えていただいて、皆さん、町民の方が納得できるような利活用に持っていっていただきたいと考えております。  それについてのお考えも聞かせてください。 ○議長(山下正敏) 湯浅消防長。 ○消防長(湯浅裕記) お答えいたします。  今後、僧都についてでもですけども、ただいま言われたように僧都ふれあい交流館について、区長あるいは館長とも相談しまして、どうしても今一時的に、自主避難の段階でありますけども、一時的な僧都公民館のほうに避難していきたいというふうなことがある場合には、また区長、今言いました館長とも相談して、そのあたりで対応ができるような形で行っていこうというような考えもただいま検討をしております。  以上であります。 ○議長(山下正敏) 草木原議員、1の2について再質問ありませんか。  草木原議員。 ○3番(草木原由幸) 避難勧告になれば、緑小学校の体育館を利用されるというふうな話、答弁だったと思いますが、これも先ほど来言いよることと一緒なんですよね。10キロ以上も離れたところ、だんだん状況が悪化しよる中で、そこまで行けれるんか。以前、質問したことがあります。要援護者支援体制の構築ができて、そこまで連れて行けれるとか、そういうことならある程度理解はできますが、一向に何年か前に町長答弁の中にもありました、要援護者の支援マップの整備、これもやるといいながら我々も一度も見ておりませんし、行政協力員に聞きましても、そういうことで具体的な話はまだ聞いたことがないって言っております。そこらも考え合わせ、今の答弁、体育館に緑僧都全て避難勧告の場合はそこで対応するとかいうような答弁では安心・安全のまちではないように感じられますが、いかがですか。 ○議長(山下正敏) 湯浅消防長。 ○消防長(湯浅裕記) お答えいたします。  避難勧告あるいは避難指示となると、広範囲にわたった場合には、やはり避難収容施設、大きなものでなくてはならなくなってまいります。そして、公共の地所というようなところで、僧都小学校がありますけども、先ほど来言っておりますように、僧都小学校は一度冠水したところであります。  そういったことであれば、やはり十分安全な公共施設ということになると緑小学校ということになってこようと思います。緑小学校への避難勧告等につきましては、これは避難勧告を出す時期っていうのは非常に今難しくなっております。なるべく早目にというふうなことも考えておりますけども、十分来れるような時間帯にできればとは思っておりますが、なかなかそういうわけにもいかない場合もあるとは思いますが、全力を挙げて皆さんが避難勧告、あるいは避難指示に対応できるように手配をしていきたいと考えております。  以上です。 ○議長(山下正敏) 草木原議員。 ○3番(草木原由幸) 今の消防長の話は総花的な話であって、やはり先ほど町長も言われたように、地域のことは地域が一番よくわかっている。今も小学校、僧都小学校は冠水したことがあるために選定できないというような話で、それから状況が変わっておる、そこらあたり、今回の放送にしても行政協力員の意見など全然参考にされずにこの放送がなされたということを聞いております。やはりよくこれは本当に命の問題なんです。みんなが避難所まで行くのにけがしたら何もなりません。やはりふれあい交流館、僧都の公民館には非常食の備蓄がある、緑はないそうです。何か矛盾した行政になっていませんか。やはり本当に最近、だんだん自然災害の厳しさというのをマスコミから痛いほど耳にし、目にしておりますが、もう少し詰めた話を地元を含めたところでやっていただきたいと思います。 ○議長(山下正敏) 湯浅消防長。 ○消防長(湯浅裕記) お答えします。  また、ふれあい交流館の利用につきましては、先ほど来言いよりましたように、区長、公民館長あわせてまた相談をしていきたいと思っております。  以上です。 ○議長(山下正敏) 次に、2の質問を許します。  草木原議員。 ○3番(草木原由幸) 風力発電事業の推進について質問いたします。  このことについて、町長は今年の4月16日の議員全員協議会において、町として同意したいとの意向を表明され、先般8月18日の議員全員協議会では、既に8月6日付で僧都ウインドシステム事業の同意書が交わされた、この旨が報告されました。着々と本事業への推進体制が整えられているようです。  僧都ウインドシステム事業については、追加調査が実施中であり、また、林地開発許可については書類提出もされていなく、町の許可権限なのか、県・国の許可が必要なのか、そういうことが全く定まっていない状況でありながら同意書が取り交わされたことは理解できません。  私は、今年4月より地区常会の役員をしております。僧都地区の総会終了後、また町長の事業同意表明後、5月25日の愛媛新聞の特集記事で、僧都地区を取り巻く風車計画が報道され、一段と懸念の思いを強くしました。  私が役員をしている小僧都地区は、今回の風車計画の最も近い地区であり、地区内全戸16戸なんですが、それを全て回り具体的な説明を行い、全戸から反対署名をもらっております。この署名に特別な効力はありません。しかし、最も近くに住んでいる住民が強く反対していることを他の地区の方々にも理解してほしいとの思いから署名のお願いをいたしました。  また、隣接する宇和島市で風車が建設され、僧都地区から6基、柏地区から3基の風車の異様な姿が眼前に迫っており、驚くとともに相談も説明もなく実施されたこの事業に強い憤りを持っています。  そこで、次の点について伺います。  一つ、広島の大災害を目の当たりにして、風力発電事業の推進方針の見直しは考えないのか。  2点目、平成26年5月25日付愛媛新聞の特集記事、風力発電計画集中、この記事を読んでの感想をお聞きしたい。  3、僧都ウインドシステム事業の工事用道路の基本設計と実施設計の相違点を具体的に示されたい。  4、4月16日の議員全員協議会での町長発言で、道路工事について「もし万が一何かあったときには、町も全面的にこちらと交渉すると、責任とるというとこまで言わせてもらっています。」という発言がありましたが、ここで言われる責任をとるとはどのようなことを言われているのかお聞きします。  5点目、宇和島市で建設された風車について、柏地区と僧都地区において景観だけでなく騒音についての苦情話も耳にしていますが、町としてどのような対応を考えているのか。  最後に、低周波による問題が発生した場合、町としてどのような対応、対策を考えているのかお聞きします。 ○議長(山下正敏) 2の風力発電事業の推進について、理事者の答弁を求めます。  清水町長。 ○町長(清水雅文) 第2の質問、風力発電事業の推進についてですが、1点目の広島の大災害を目の当たりにして、風力発電事業の推進方針の見直しの考えについてですが、今回の大災害の原因は、上流に風車が建設されたことによるものではなく、広島県の山地が、真砂土と呼ばれる水を含むと非常にもろくて崩れやすい性質の土でできていること、また、山を切り開いて斜面の直下や谷の出口付近まで住宅が開発されてきたことにより、土石流やがけ崩れなどの被害を受けるおそれのある箇所が増えてきたことが原因であることから、風力発電事業の推進の方針を見直すことは全く考えておりません。  2点目の愛媛新聞の記事、風力発電計画集中についての感想ですが、県環境影響評価審査会会長のコメントにもあるように、住民の身になって、事業者のアセスメントが適切か見きわめたいと考えております。  次に、3点目の僧都ウィンドシステム事業の工事用道路の基本設計と実施設計の相違点についてですが、事業者から現在、町に提出されているのは基本設計であり、大型擁壁や風車ヤードなど主要構造物の提示のみとなっています。今後、詳細測量を行い、細部についての排水計画や主要構造物についての安定計算など、現場に合った安全性を保つための設計が実施設計と考えております。  4点目の議員全員協議会での道路工事に係る発言についてですが、風車に関し、問題が起きた場合は、地区、事業者、町の3者で協議をし、風車が原因であると特定できた場合には、町は住民の側に立って事業者と交渉し、責任を持って問題の解決に当たる旨を説明会で表明しており、この趣旨を発言したものであります。  5点目の宇和島市に建設された風車の、柏、僧都地区での苦情についてですが、景観、騒音についての苦情は入っておりません。僧都地区の一部で音が聞こえるとの報告は区長から受けており、区長、風車設置業者である電源開発と3者で協議をし、現在、会社側で調査を行っているところでありますが、現在のところ音は確認できておりません。柏地区については、区長にも確認しましたが、音が聞こえるとの報告は入っていないと聞いております。
     6点目の低周波音による問題が発生した場合の対応、対策についてですが、環境影響評価調査においても、風車から直近民家までの距離が1キロ以上あることから、風車からの騒音、低周波音については周辺居住地域で認知される可能性は極めて低く、健康被害が生じる可能性はないものと評価されており、問題は生じないものと考えております。  しかしながら万が一、風車稼働後に低周波音による苦情が出た場合は、4点目の質問の道路工事の答弁と同様、地区、事業者、町の3者で協議をし、風車が原因であると特定できた場合には、町は住民の側に立って事業者と交渉し、責任を持って問題の解決に当たりたいと考えております。  以上、第2の質問に対する答弁といたします。 ○議長(山下正敏) 草木原議員、2の1について再質問ありませんか。  草木原議員。 ○3番(草木原由幸) 広島の大災害を目の当たりにして、今の答弁聞きますと広島は上流に風車があるわけではなし、風車の関係ではないし土質が悪いからというようなことがメーンの答弁だったかなとは思うんですけど、すごい極地雨量、確かに広島、3時間で230ミリ、1時間に120ミリというような記録の関係でああいうふうな災害が発生したというような報道が、非常に再三流されております。ちょうど私もこの件に関しまして、10年前の合併直前の僧都地区に降った雨のことを申し上げたことがあるんですが、広島以上の降水量でした。それが土質によることだけなのか、あれだけの、あのときは僧都地区では3時間で300ミリ、全内外の降雨量があったように聞いております。それと広島でよく言われております、バックビルディング現象、やはり雷雲が居続けて次から次に同じ位置でそこに集中的に降水、降雨がある。テレビの中で言われておりました、今まで聞いたことのない雷の音だった。私10年前をちょうど思い出しました。3時間鳴りっ放しです。夕べもかなりの雷でしたが、それと比較しても全然比較にならないほどの降水量であり、雷鳴でした。  そして風車風車、風車ヤードだけだったら私そんなこと言っていないです。風車ヤードに至る山頂につくる道の話を重点的に言っているんです。あの山頂に7キロの道ができる。前回、10年前はあの山があったからこそ人命に関係なく学校あたりが冠水した、そして至るところでの護岸に被害が発生した、そういうことを言いましたが、今回、あの山頂に全長7キロにも及ぶ道ができ、僧都側には5キロ、そうなったときに、我々の小僧都地区に土石流の危険流域というのがあるの御存知でしょうね。4渓流指定されております。  広島の被害は、土石流がほとんど原因であれだけの死亡者が出ておるんです。小僧都地区だけで4渓流あり、その上に土砂流出防備保安林、そういうのもありながら、その中に林道を抜こうとして、林道といいますか工事用道路を抜こうとしている。対岸の火事じゃないですよ。先ほどの避難所の話でしきりに人命が大事と言われましたが、我々の人命は、それとあわせて考えることとは違うような答弁しか返ってこないのはなぜですか。 ○議長(山下正敏) 清水町長。 ○町長(清水雅文) お答えします。  質問の焦点がわかりにくいんやけども、何のことについて答えてええか、どの部分について答えてええかちょっとわからんのですけども、確かに広島とかそういう、ちょっとここにせんだってある新聞に広島のような土砂災害とか洪水は地球温暖化の影響で今後も増加するということが見込まれると。統計上最近10年の土砂災害、土砂災害発生件数の20年から30年前に比べたら1.5倍に増えたと。今のままなら大変なことに、というような記事を見ました。確かにそのとおりだと。  草木原議員と私の場合は見解の相違というのが大きくあって、これはもういかんともしがたいと思っています。やはりそういう、私はそういうものの原因というのは何でかというと、二酸化炭素、CO2の排出やと思います。それが大きな原因であるので、やはりをCO2出さないような対策をする必要がある、これも国を挙げての方策でせんといけんと思うで、やはり我々愛南町はそういうことに先駆けてでも、この風力にやっていくべきではないかというように私は判断しておるので、こういう質問を受けることをしておるわけですけど、そういうことしかちょっと答弁の仕方ないんですけど、以上です。 ○議長(山下正敏) 草木原議員。 ○3番(草木原由幸) 何か焦点が定まっていないのでという答弁でしたが、私も聞いた話とはそれは答えが全然かけ離れておるようにしか聞こえません。  先ほど来、災害が発生、1.5倍になっていると言われながら、林道、工事用道路が抜けてそれの影響がどれだけあるかという認識が不足しておるとしか考えられない答弁なんです。風車自体、低周波の問題がいろいろありましょうが、そこまでいくのに7キロもの道が必要というような場所はほとんどないと思います。それが災害を引き起こす、誘発する原因の一つになるということは、私は断言できます。それを無視してこれをやられるということでしたら、天災ではないと思います。今回、これはやりきったら人災だと私は考えます。これも見解の相違と言われればそこまででしょうが。よく林道、山頂にそういう道ができた場合、どういうふうな影響があるか、本当に専門家の話を聞いてよく検討をしていただきたいと思います。 ○議長(山下正敏) 清水町長。 ○町長(清水雅文) それも質問の焦点を絞りにくいんですけど、草木原議員、前建設課長されておりました。もうそういう工事のことについてはプロやと思います。  例えば高速道路にしても、高速道路が民家の近くを通っているところたくさんあると思います。そして、本当に民家の近くどころやない、その頭の上ぐらいのところを通っておるところ、日本全国たくさん、草木原議員も見ておると思います。それを風車と比べたら、もうこれは比じゃないというように私は思います。  その反面、やっぱり便利になると。例えば救急車でも早く、救急医療もそういう形でどんどん進歩してくるということで、やはり安全が確保できると。やっぱりそのためには多少のリスクといいますか、それはお互いが協働社会で生活していく中では、やっぱりこのある意味譲り合って、そしてそれで一般の社会生活が成り立っているんやないかと私は思います。  また漁港の件にしてもそうです。やはり築港をつくるとか、また埋め立てするにしても、やはり魚にしろ魚介類にしても多少は濁ります。そういった濁りをなるべく本当にゼロに近い形に努力してするのが業者であって、確かにここらでする業者はそれだけの努力をしている。ですから、業者、養殖業さんにしてもその見返りとしたらやはり台風になっても逃げることもなしに船をつなげる。また、自らも安全になるというその見返りがあるから、やっぱり水産の業者もどうぞいいですよ、やってくださいという形で工事が進んできておるんやないですか。  そういうことは、草木原議員、建設課長としておって、そういう工事に携わってきて、そういうことは一番私はわかっておる人間やと思います。  ですから、お互いがそういう社会をつくるためには、ある意味折り合うところは折り合わんといけんのやないかと私は思います。そういう答弁で勘弁していただきたいと思います。 ○3番(草木原由幸) 議長、私が問うておることは全然そういうじゃないんですよ。工事用道路の危険性を、本当に専門家にでも見ていただいて検討をしていただきたい。そういうことを今質問したんですよ。 ○議長(山下正敏) どうも質問と答弁者の食い違いで答弁がうまく進んでいなんで、今、草木原議員からもう一度専門的な調査をしてみるつもりはないかということですよね、その件について答弁を。  清水町長。 ○町長(清水雅文) お答えします。  この件に限らず、高速道路をつくるにしても、あそこのスーパー林道にしても、それだけのことをしてきておるやないですか。ですから、スーパー林道の下のほうでそういう、私は被害があったというのはちょっと聞いてないんですけど、恐らく今回のその風車の道にしても、それはもうそれとかわらんだけの工事はすると、これはもう確信いたいております、その業者にはそれだけのことをお願いしておるし、業者もそれだけの答弁はして答えてくれております。  以上です。 ○議長(山下正敏) 嘉喜山環境衛生課長。 ○環境衛生課長(嘉喜山 茂) 道路の件なんですけど、現在、まだ進行中ではありますけど、開発については保安林解除の方向で工事、作業道ともに、風車サイドについてはやっております。それで、作業道についても同じように県の審査を受けるようになっておりますことから、その辺については、いろいろと県の指導、国の指導を受けながらやることになると思いますので、私としてはそこまでの必要性はないものと考えております。  以上です。 ○3番(草木原由幸) まだあったかな。 ○議長(山下正敏) 3回終わりました。  草木原議員、2の2について再質問ありませんか。  草木原議員。 ○3番(草木原由幸) 町長答弁では、やはりこの記事の中にあったように住民の身になって考えていかなければならないというような答弁でしたが、現実と乖離しているような答弁でしたが、ここの新聞記事の中に最大僧都地区は四つの計画の中に、43基の風車に囲まれる。全国的にも珍しく前途は多難だというような記事まであります。それから、騒音や景観について、複合影響というのを県の審査会の委員全員も口にされているようです。その辺を熟慮したら、住民の身になって考えていただけるなら、ある程度の方向性、それが推進の方向というのは納得できる答えではありませんが、再度の答弁を願います。 ○議長(山下正敏) 嘉喜山環境衛生課長。 ○環境衛生課長(嘉喜山 茂) ただいまの質問ですけど、3月議会のときにもお答えしましたけど、その今言われました回析効果については、経産省の顧問会の意見としてもありまして、その中でもそういった複合影響については懸念はされておるけど、業者の意見の中でそういったことについては余りあり得ないという回答を受けて、顧問会としてもその辺は納得されておるというふうに私としては捉えております。  以上です。 ○議長(山下正敏) 草木原議員。 ○3番(草木原由幸) そこらあたり、明確にそう言い切れるのか、担当課長がと思うところがあります。日本弁護士会の意見書の中でも、いろいろ疑問が山積しているというようなことが明確に言われておりながら、今までの私の質問に対して800メートルまでは問題があってもそれ以遠になるとないとか、そういう根拠自体も日弁連の意見書を見る限りそんなこと全然書かれていないです。  そして、今、複合影響はない、愛南町で一番の専門家かもしれませんが、担当課。ただそれも何か我々かじった書物、状況を聞きますとそんなことが断言できるのか、今までになかったように、取り囲まれる地区になるということなんですよ。ただ、風車見物の人は来るかもしれません。しかし、そういうふうな状況になったときに、私たちの子や孫は帰ってこないでしょうね。その辺まで考えてこの計画の推進をされているんですか。 ○議長(山下正敏) 清水町長。 ○町長(清水雅文) お答えします。  この新聞の記事ですよね、ここに同じのをコピーしたのがありますけど、確かにこの内容はほとんど風車に対するデメリットといいますか、風車をすることのメリットですね、そういうことはおそらく触れてないように思います。やっぱりそういった大きなハード事業をする場合は、やっぱり全員が全部賛成することは絶対にこれはあり得んと思います。やっぱり被害をこうむる方も中には出てくるわけですから、そういう方のためには本当にその害を最小限に食いとめるように、本当に今までと生活が変わらないような形に持っていくのが我々の交渉の仕方でもあるし、また業者の工事の仕方やと思います。  ですから、そういう面を考えたら、やはり草木原議員言われるようなことやったら、もう本当にいろんな整備とか本当にできませんよ。それをわかっているのが草木原議員やないですか。  以上です。 ○議長(山下正敏) 今、2回です。草木原議員。 ○3番(草木原由幸) 議長、我々愛南町議会は、これ一般質問の考え方なんですが、理事者からそういうことじゃないんですかというような、私が聞いたことに答えていただいたら結構なんです。そういうふうな方式に変わっておるわけですか。 ○議長(山下正敏) いや、そんなことはありません。理事者が質問を聞いてそれの質問に対しての答弁なんで、その聞く内容がどういう理解をしているかで、草木原議員がそういうふうなとり方で違うんではないかと思います。 ○3番(草木原由幸) この2番目は以上で結構です。 ○議長(山下正敏) 清水町長。 ○町長(清水雅文) さっきの質問にちょっと答えてないことがある。子や孫の代のことを考えてと言われました。私は子や孫の代のことを考えたら、これは推進するべきやというように思っています。  以上です。 ○議長(山下正敏) 草木原議員、2の3について再質問ありませんか。  草木原議員。 ○3番(草木原由幸) まだ業者から実施設計もできていないし、答えようがないというような答弁でしたが、町長、全員協議会の折に見事な、今できておる風車の分だと思うんですが、見事な工事がされている。それに負けないだけのことはすると言っていただいているというような発言をされております。それならば、今の基本設計の内容、これとどんなふうに違うかというのはわかって言っておられるんですか。私なりに基本設計を見ておりますし、宇和島でやっておる工事用道路も現場へ行って、責任者から話も聞いた。その内容、かなり違うわけなんです。  まず、のり面処理、山どめが、のり面処理が1対0.8の勾配で切るように、僧都の小僧都の上の分は計画されております、シグマパワーのほうは。Jパワーは1割で切っておりますし、それと種子の吹きつけでのり面処理をするとシグマパワーは言っておるんですが、Jパワーのほうは厚層基材でのり面処理をしておりますし、僧都側には残土処理を工区内に、9万立米の残土処理を考えております。工区内に残土処理というのは、担当課あたり、これは認めることはできないとかいうような話はちらっと耳にしたことはあるんですけど、そういうことは事前に申し入れはしておるわけなんでしょうかね。これ、単純に概算で私考えますと、5億以上の経費が上積みされる状況になると思うんですが、そういうのが民間がすんなり受け入れてくれるのか、宇和島以上の工事をすると言われておるんなら、そこらあたりはきっちり申し入れをしての実施設計になってほしいと思いますが、そういうことはされておるんですか。 ○議長(山下正敏) 清水町長。 ○町長(清水雅文) お答えします。  議員言われたように、これからそういったことも含めて、しっかりとした工事をしてもらえるように要望いたします。 ○議長(山下正敏) 嘉喜山環境衛生課長。 ○環境衛生課長(嘉喜山 茂) 今のフォローなんですけど、現在、業者とずっと調整をしておりますけど、その中でJパワーの現場以上のものを求めておりますし、その先ほど言われましたように種子だけではなく、ケース・バイ・ケースで現場に対応したいと考えております。  以上です。 ○議長(山下正敏) 草木原議員。 ○3番(草木原由幸) ケース・バイ・ケースが一番当てにならんのですよ。しっかりと種子吹きつけでなく厚層基材でやっていただきますというようなことが明確に言われん、ケース・バイ・ケース、そんなのが後から、あれおかしかったやないか、災害を誘発したんじゃないか、そんな後になって言うても、命にかかわることなんですよ、これ。その辺の認識をもっとしていただきたいと思います。 ○議長(山下正敏) 嘉喜山環境衛生課長。 ○環境衛生課長(嘉喜山 茂) 確かにケース・バイ・ケースという言葉は悪かったかもしれませんけど、確かに切ってみなければのり面わからないところもあります。だから、私としてはケース・バイ・ケースでコンクリート吹きつけとかそういった、先ほど言われましたように厚層基材とか、そういったことも含めた上でケース・バイ・ケースと申し上げました。  以上です。 ○議長(山下正敏) 2の4について、再質問ありませんか。  草木原議員。 ○3番(草木原由幸) 町長は住民の側になり責任を持って問題発生の場合には、解決に責任を持つと言われたわけですが、人的被害が発生した場合、どういう責任が持てれるんですか。とりあえずそのことだけをお伺いします。 ○議長(山下正敏) 清水町長。 ○町長(清水雅文) 人的被害が起きた場合、その仮定の話はそういう形ではっきりと答えることはできませんけど、それはならないように全力ですると。ただ、仮に人的被害があったとしても、その何の原因かということをやっぱり究明せんといけんし、そういうこともあって、やはりこの責任をとるというこの言葉の解釈ではいろいろとやっぱりあると思います。やはり工事の、またその物事の軽重にもよる、重い軽いもあろうし、やっぱり一概にじゃあ職を辞するとかいう責任をとらんといけん場合も出てくるかもわからん。それはもう仕方のないことで、それは私は全然考えております、そういうことは。ただ、そのどういう形の責任をとるかというのは、そのときになってみんとわからんし、そのときの道義的責任には道義的責任ということもある。道義的責任というのは、その個人個人によって考え方もいろいろと違うと思う、それは私の町長の辞職だけでもない、やはり議員だって同じことだと思います。それが道義的責任としていろいろな形があるんじゃないかと思うんで、ここではっきりしたどういう責任をとるということは、また仮定の話としてはっきりよう答えることはできません。  以上です。 ○議長(山下正敏) 草木原議員。 ○3番(草木原由幸) 住民の側になって事業者と問題解決することに責任をとるというような言われ方をしたわけなんですが、どうしてもこれまだいろんな問題が山積している風車問題でありますので、責任の所在が非常に不明確になるケースが多々あるんじゃないかと思われるんですが、そうしたときに事業者に責任を持ってもらうしかない、話がつかない場合は、個人なり地域全体で裁判するというところまで考えていかないといけんのか、ある程度のとこは町も責任の一端を持つというような考えがあるのか、そこらあたりを聞かせてほしいと思います。 ○議長(山下正敏) 清水町長。 ○町長(清水雅文) お答えいたします。  先ほども言ったように、仮定のことで、仮定の話をそこまで入り組んだといいますか、突っ込んだ答弁を、私、今ここではようしない。  以上です。 ○議長(山下正敏) 草木原議員。 ○3番(草木原由幸) 仮定のことは答弁できない、それもわからんことはないです。こういう大きな問題です。ただ、前回の協議会の中で議会の同意は必要、今回の場合はないでしょうというような担当課長の発言がありました。やはりこういう大きな事業、法的に規約的には議会の同意は必要ないのかもしれませけど、何かあったときには議会も一緒になって問題解決に向かわんといけんと思うんですが、そこらあたりは全く議会の同意は必要ないよと言い切れるわけなんですか。 ○議長(山下正敏) 嘉喜山環境衛生課長。 ○環境衛生課長(嘉喜山 茂) この前の協議会で私が申し上げたことは、法律上はないと申し上げただけで、あれは私の私見であります。  以上です。 ○議長(山下正敏) 清水町長。 ○町長(清水雅文) お答えします。  議会の承認が要るかということですかね、草木原議員。 ○3番(草木原由幸) 同意を必要としないかということ。 ○町長(清水雅文) この件については、同意は必要ないと思っています。  以上です。 ○議長(山下正敏) 草木原議員、2の5について再質問ありませんか。  草木原議員。 ○3番(草木原由幸) 僧都地区では騒音が聞こえるというようなことを耳にしているというようなことを言われておりましたが、私の耳には柏地区のほうからのそういう声が聞こえております。私も土木事務所の管内図あたりでスケールアップしてみますと、僧都地区の一番近い人家から水平距離にして1.6キロぐらい。柏地区が大田地区っていうんでしょうか。ここの一番上流の住宅からは1.4キロぐらいです。柏のほうが騒音が聞こえる可能性があるんじゃないかと思っておりますし、やはりそこらから相談が、苦情が出てないから対応は全く考えていないんか、そういう話をこの場で聞いても対応を考えないのか、そこを聞かせてください。 ○議長(山下正敏) 嘉喜山環境衛生課長。 ○環境衛生課長(嘉喜山 茂) ただいまの御質問ですけど、僧都からは音が聞こえるということは聞いております。それで、柏については音も聞こえないという区長のお言葉だったので、現在のところ僧都については調査を行っていただくよう事業者のほうにお願いをしております。それで、現在進行中です。私どもとしても、そういったことの意見があったので何回か僧都のほうに出向いて確認はしたんですけど、一度も今のところ確認できておりません。  以上です。 ○議長(山下正敏) 草木原議員。 ○3番(草木原由幸) 柏の区長さんに聞かれた、私は違う方からその話を聞いております。僧都へは確認へ行った、柏には確認に行かれていないような話でしたが、やはりこういうこと、愛南町の自治基本条例の前文とか町の役割と責務とかいうのを熟読していただいて、一握りの人間、住民からの意見も、やはりそれなりに尊重しながら対応をぜひしていただきたいと考えます。
    ○議長(山下正敏) 答弁要ります。 ○3番(草木原由幸) していただけるんですか、いただけないんですか。 ○議長(山下正敏) 清水町長。 ○町長(清水雅文) お答えします。  そのとおりです。 ○議長(山下正敏) 草木原議員、2の6について再質問ありませんか。  草木原議員。 ○3番(草木原由幸) 私、先ほど日弁連の意見書、環境省と経済産業省に出されております。この内容に目を通させていただきますと、1キロ以上離れているから低周波の影響がないとか断言できないということを、この、いわば一番詳しく一番調査が進んでいる団体が言っておるんです。距離減衰といいますか、騒音は距離が長くなるにつれて減衰が顕著であるが、低周波はかなり遠くまで届くとされておりますし、もし影響が出た場合、どんな対策をしたらいいか、隔壁をしてもだめだと、低周波はそれを貫通するそうです。そうなってくると、住む場所を変えるしかないんですよね。そして、その中でやはり今、活用している環境省当たりの手引きの参照の数値というのは見直すべきと断言しております。そういうことに関して、800メートルが云々でそれ以遠は影響がないと言い切られること自体が私は納得ができませんし、もう少しよく調査をしていただきたいと思います。 ○議長(山下正敏) 嘉喜山環境衛生課長。 ○環境衛生課長(嘉喜山 茂) その辺については、今後も環境省とかから出る資料とかを参考にしながら検討していきたいと考えております。  以上です。 ○議長(山下正敏) これで、草木原議員の質問を終わります。  暫時休憩をいたします。  午後1時30分から再開をいたします。             午後 0時15分 休憩          ―――――――――――――――――             午後 1時30分 再開 ○議長(山下正敏) 休憩前に引き続き会議を開きます。  渡邊議員の質問を許します。  渡邊議員。 ○4番(渡邊知彦) 午前中の白熱した議論がありましたが、ちょっとお昼を食べたんで中だるみの感がないではありませんが、一生懸命でやります。町長の明快な答弁をお願いをいたします。  まず第1、災害と風力発電について。  広島県で大規模土砂災害が起こりました。大勢の方が亡くなりました。原因は記録的な豪雨が多発したことです。  今年の夏は、台風11号による大雨洪水暴風波浪警報の発表以来、台風が去った後もずっと長雨が続きました。稲刈りができず農家の皆さんは本当に困っておられました。私も50年余りお米をつくってきましたが、3週間も稲刈りがおくれたことは初めてであります。  さて、愛媛県は、県内に2,266カ所の土砂災害警戒区域を指定しておりますが、そのうち約1割の211カ所が愛南町内にあります。広島のような土砂災害が発生する可能性が大いにあります。砂防ダムや河川の改修工事が進められておりますが、追いつかない状況であります。その上に僧都地区から正木地区に計画されております風力発電の建設が進めば、近い将来、集落によっては跡形もなくなる大災害が起こることが予想されます。自然災害に相乗災害が加わります。  今、一つは人的被害をもたらす災害であります。特に風車から出る低周波音は、人に感じられず、いつの間にか頭痛や目まい、不眠症、耳鳴り、難聴、いらいらの症状があらわれてくるそうです。  私は、以前一般質問で低周波音を取り上げてきましたが、800メートル以上の距離があれば影響はないとの答弁がありました。愛媛県はJパワーの計画段階環境配慮書について、4月24日に他の風力発電事業の影響を考慮した調査などを検討するように求める愛媛県知事意見をJパワーに出しました。それによると、騒音、超低周波音の複合影響が懸念されると指摘されました。また、サシバの主要な渡りのルートに含まれると推察されるとあります。  町長に質問をします。  1、今後、広島県のような大規模な土砂災害が本町にも起こる可能性があると認識しておられますか。詳しく意見を求めます。  2、大規模な自然災害に備えて、町はどのように取り組んでいますか。  3、低周波音の評価方法も定まっていないのに、800メートル以上は影響がないとどうして決めつけるのですか、その根拠は何ですか。  4、渡り鳥のサシバにとっては、風車の建設は非常に迷惑なことだと思いますが、町長はどう思われますか。  5、僧都ウインドシステムの風力発電事業を認めたら、Jパワーなどの風車も認めなければならなくなり、歯どめがかからなくなります。自然破壊や低周波音による地域住民への被害もますます進むと思われますが、どのように考えておりますか、お答えをください。 ○議長(山下正敏) 渡邊議員から、答弁分割での質問がありました。  災害と風力発電について、理事者の答弁を求めます。  清水町長。 ○町長(清水雅文) 渡邊議員の質問にお答えをいたします。  第1の質問、災害と風力発電について、1点目の広島県のような大規模土砂災害についてですが、愛南町では、愛媛県が指定した土砂災害警戒区域は211カ所であり、近年の風水害では、気象予報を上回る雨量を観測するなど、全国的に災害が多発傾向にあります。  本町でも過去にない雨量を観測する事態が発生すれば、土砂災害の危険性を避けることはできないものと認識しております。  2点目の大規模自然災害への取り組みについてですが、大規模な自然災害への備えとしては、いかに安全な場所へ早く逃げるかであると考えております。最も危惧されている南海トラフ巨大地震については、住民の生命の安全を第一に、これまでの一時避難場所の海抜10メートルを20メートルに見直し、3カ年で115カ所の避難路・避難場所の整備を行う計画としております。  現在は、その避難場所への防災倉庫設置事業、大規模な災害時の避難勧告等のマニュアルの見直しなどを進めているところであります。  3点目の800メートル以上は影響がないと決めつける根拠についてですが、本年3月定例議会での答弁と同じ内容ですが、環境省では風力発電所に関して低周波音の苦情が寄せられていることから、愛知県豊橋市、田原市、愛媛県伊方町において騒音・低周波音の実態把握のための調査を行い、その結果が平成22年3月29日に公表されておりますが、風車からの距離が680メートルと一番遠い豊橋市の苦情においては、騒音等の問題は観測されなかったとの公式見解が出ております。  このようなことから、私どもは公式見解を参考に、安全をとり800メートル以上離れているところでは問題は報告されていないと説明をしているところであります。  4点目の渡り鳥のサシバについてですが、サシバ等の渡りについて、環境影響調査において、風車建設による影響はないと評価されており、問題はないものと考えておりますが、現在、追加調査も行っており、この結果を待ちたいと考えております。  5点目の僧都ウィンドシステムを認めたら他の事業も歯どめがかからなくなるが、どう考えているかについてですが、この事業は、人家からの距離を最低でも1キロ以上とっており、また工事においても国の厳しい審査のもと、適切に行われることから、自然は再生され、議員が言われる、住民被害は起きないものと考えております。  以上、第1の質問に対する答弁といたします。 ○議長(山下正敏) 渡邊議員、1の1について再質問ありませんか。  渡邊議員。 ○4番(渡邊知彦) 今の答弁、私の質問が悪かったかとも思いますが、広島県のような大規模な土砂災害、それに合わせて風力発電所を建設したときに、合わせたどういう大災害があるのかという意味の質問でありました。でも、ちょっと説明が悪かったので、それは私のほうがお断りをしますが、風力発電、最終的には53カ所もできる、あの山並みにそんなのができて、このような、町長も先ほども答弁されましたように、温暖化による大雨が降って大水害ができてくるということを、僕は想定して質問をしました。そのことについて、風力発電と災害についてという僕はタイトルで質問をしておるんで、全て風力発電にかかわることだということをまず認識していただいて答弁をしていただきたいと思います。  で、そのような工事が進むと大災害が起こるがそれに対してどういう認識をしておりますかということで、先ほどの災害については町長の答弁で僕は十分ですが、ただ、風力発電ができた場合にそういうふうな大雨が降った大災害が起きたことの認識という意味で、もう一遍御答弁をお願いいたします。 ○議長(山下正敏) 清水町長。 ○町長(清水雅文) お答えします。  全国でたくさん風車もできておると思いますけど、やはり規模はどれぐらいの雨量やったかは確認してませんけど、そういった風車をつくったためにそういった災害とか起きたというのは、私はちょっと把握しておりません。  以上です。 ○議長(山下正敏) 渡邊議員。 ○4番(渡邊知彦) それは、今、風車が建設されているところは、一応住民の理解もあって建設されたところが多いんであります。反対された地域もたくさんあります。途中で中断、撤退した企業もあります。それは、そういうふうな災害の問題、それから人に対する低周波音の影響等も考えて、住民が反対運動をして撤退した。だから、住民の知恵が上回ったから、今できておるところに対してはそういう災害は今の状態では起きていないと、私はそのように認識しております。  申請があったとこを全部風力発電許可して風力発電ができたら、広島のようなところがたくさん出てきておると思います。現にそういうところも日本各地では風車が壊れたり水害が起きたりするところもあるのですが、その点、もう一度答弁をお願いします。 ○議長(山下正敏) 清水町長。 ○町長(清水雅文) お答えします。  一番近くでは伊方町がすごくたくさん風車がありますよね、民家から本当に近いところもある。瀬戸町の大江地区なんかでは本当に500メートル以内、300メートルぐらいしかないんじゃないかという住民の方もおります。そこでは、建設の当初はすごく反対のほうが多かったというように聞いています。それは漁協の理事さんから聞いたんで、これはうそでない、間違いない、地区の方に聞いていますので間違いない話と思いますが、でも最近では、当初はそういう懸念もあって皆さん反対のほうが多かって、結局は建設になったけど、今はそういうふうに反対する人は1人もいないよということのお話は私いただいておりますし、今回については1キロ以上、1,200距離ぐらい、斜距離でいうと1,200、大方以上あるところですので、私は問題はないんじゃないかと思います。  ただ、問題が起きた場合の対処としては、何度もお答えしておるとおりで関係者がきちっと対処する、話し合いをもってから対処、責任を持ってするということを答弁しておるとおりでございます。  以上でございます。 ○議長(山下正敏) 渡邊議員、1の2について再質問ありませんか。  渡邊議員。 ○4番(渡邊知彦) 次に、2の質問は、自然災害に備えてということで先ほど答弁がありましたが、町長はいつもそういうことが起こったときに対処する、対処するという答弁があります。業者のほうにはできるだけそういうふうなことのないようにと、でも起こってから、もし人命が損なわれるような場合があれば、これは取り返しのつかんことになるんで、その辺を十分に配慮をされておるのかどうか、特に人命について町長のお考えを聞きます。 ○議長(山下正敏) 清水町長。 ○町長(清水雅文) お答えします。  自分が起きたときに対処するというように答弁しておると、いつも言われるといいますけど、それは起きたときにはそうせんといけんけど、起きるまでにそれなりのきっちりとした対処はすると、するように業者とも折衝しとると、そういう形のお願いもしとるということは、起きたときの対処やなくて、起きる前の、起きんようにする対処をきっちりとしておるということは答弁しておるつもりです。  以上です。 ○議長(山下正敏) 2いいですか。1の3について。  渡邊議員。 ○4番(渡邊知彦) 特に低周波音は私も一番興味を持っております。800メートル以上であれば被害がないという答弁ですが、先ほどの草木原議員の質問にもありましたけども、被害が出ておるし、実質的に調査の資料がここにあります。これは、2013年、平成25年の12月20日に、日本弁護士連合会が環境省と経産省に低周波音の医学的な調査研究と十分な規制基準を求める意見書というのをこんだけ出しております。その中には、細かく書いてあります。例えば、今私が耳鳴りがするとか頭が痛いとか申し上げましたが、ここにはこういうことがあります。被害の内容として、不眠、だるさ、脳が揺すられる感じ、圧迫感、耳鳴り、体のだるさ、集中力不足、首や頭が重いなどの症状があり、異口同音に風車がとまると体が楽になると、こういうふうな調査結果が出ております。風車の影によっても気分が悪くなると、こういう人もあると、ここに日弁連が報告、意見書の中にはっきり書いてあるんです。  それで、800メートルといえば、風車が今僧都地区で8基ですか。今度それを取り巻いて西も東も、東はないんですね、僧都。特に草木原さんのおられる地区から言えば、東のほうがあいておるんですけども、3方は囲まれておる。ように考えてください。運動場でスピーカー一つで話をするのと、二つスピーカー据えて話をするのとどっちが届くんですか。三つあればもっと大きな声で届くんですよ。それが今まさに、僧都・正木地区につくられようとしておるんですよ。このことを十分頭の中に入れていただきたいと思いますがどうですか。 ○議長(山下正敏) 清水町長。 ○町長(清水雅文) お答えします。  今回だけやなしに、前のときもお答えしておると思うんですけど、100%全然誰にも被害もない、影響ないというその工事というのは、これは絶対私はないと思っています。  例えば前も言ったように高速道路にしてもそうですし、やはりその便利さとかそういう高速道路であれば救急医療も近くなるし、病院も近くなると、そういった助からないと言われる命でも助かることもあるというような、そういうことの代償の利点といいますか、メリットもたくさんあるわけです。だから、デメリットの部分も多少は、全然ないとは、影響ないとは言いません。そら何千人もおったらその中の何人かは頭が痛くなる人もあろうし、やはりそれが、やっぱり寝れんという人もあると思います。  ただ、低周波音というものの認識は、私はジャネックスさんに教えていただいたには、日常の生活で、我々のところでは海岸ですけど、潮騒が毎晩のようにあります。夏であれば南風が吹いたらずっと24時間ざーざーざーざーって音がする。その中にも低周波音があるんだよということを聞いたときに、じゃあ我々はほたらぜんぜん低周波音には子供のころからやけんなれっこになっとんやなということを話したことがあるんですけど、やはり人間ですから環境にもなれてこようし、またそういう頭が痛くなったり何か影響があったときには、業者にももちろんこういうことがあったから調査をしてくれということもして対処するし、音が聞こえるようであれば二重ドアに、二重扉ですか、ガラスなんかもすることも業者にこれもぜひしてもらうように、これは強制的にしてもらわんといけんし、そういった形でなるべくなら以前と変わらないような状況で生活できるような形で、我々が責任を持って対処すると答えておるとおりでありますので、それ以上のことはなかなかちょっと答えが見つかりません。  以上です。 ○議長(山下正敏) 渡邊議員、1の4について再質問ありませんか。  渡邊議員。 ○4番(渡邊知彦) 僕は4の問題で、もし僕がサシバやったら風力発電ができたところを今まで通って行くのに回避をする鳥にとっては大変迷惑な話やということを、以前にもちょっと一般質問で取り上げたことがあると思いますが、愛南町は町長がいつもいろんな会合で言われるように、美しい自然という言葉を使っております。これはやっぱり、人間も生物も何も含めて美しい自然というのが本当に大切なことで、町長がいつも使われるおいしいものと美しい自然という、そのキャッチフレーズを出しておりますが、そのサシバは非常にこれ重要なんで、本当に渡り鳥のルートなんですよ。これは郡内の研究者も本当によく調べて、全国にトップクラスの研究者がおられると思うんですが、その方たちもやっぱりないほうがいいなって言われるんですけども、その辺の見解はどうでしょうか。 ○議長(山下正敏) 清水町長。 ○町長(清水雅文) お答えします。  このサシバの件ですけど、渡り鳥で、私どれがサシバかちょっと知らんのやけど、結構集団で来るというてこの前聞いたんですけど、根本的に渡り鳥が大事なのか、人間の生活が大事なのかということには究極的にはなると思うんです。鳥のあれが何万羽、何千羽と来る中で1匹や2匹は死ぬことはあるよというのを聞きました。それと人間のこの我々の生活とどっちが大事なんですかと私は逆に聞きたいです。このサシバ、渡り鳥とかの結構愛好家のバードウオッチングしたりする方おられますけど、それは全然大切なことやけんそれはいいと思いますけど、やはり中にはとろこい鳥やったら死ぬこともありますよ、はっきり言うて。私はそう思っておる、それが考えです。人間のほうが大事やないかと思っております。  以上です。 ○議長(山下正敏) 渡邊議員。 ○4番(渡邊知彦) 町長がいつも引き合いに出されるのが高速道路をつくったら、高速道路やったら何倍も土砂が削らんといけんやないというのと議論がそういう点ではかみ合わんのですが、一つ私のほうがですね、じゃあ国策が大事なのか地域住民の命、生命を守ることが大事なのか、町長どっちですか。 ○議長(山下正敏) 清水町長。 ○町長(清水雅文) もちろんどっちも大事です。 ○議長(山下正敏) 渡邊議員。 ○4番(渡邊知彦) 私もサシバも生かしてやりたい、地域の人間も大事や、町長の考えと同じなんですよ。どうですか。 ○議長(山下正敏) 清水町長。 ○町長(清水雅文) だから議員言われたように、見解の相違と言うてしもうたらそれまでやけど、そこのところが全然違うんです、最初から。だから、線路のレールと一緒で、これはずっとどこまで行ってもこの問題については恐らくこういうやりとりやったら平行線やと思う。私は推進するということをはっきり言い切ったんで、これはやります。  以上です。 ○議長(山下正敏) 渡邊議員、1の5について再質問ありませんか。  次に、2の質問を許します。  渡邊議員。 ○4番(渡邊知彦) 2、僧都ウインドシステム事業同意書について。  8月18日の全員協議会において、町長は風力発電事業の実施について、8月6日に同意書を取り交わしております。ここにあります。この同意書は、関係地区の区長が示した同意書と様式が全く同じであります。区長との同意書には、地域に対し協力一時金、協力金を支払うと書いてありますが、町との同意書には補償金のような数字は出ておりません。僧都ウインドシステム事業が進めば、僧都川や和口川の流域では土砂災害や、御荘湾では養殖漁業や生物多様性の生き物が損害を受ける事態が起こる可能性があります。
     質問をします。  1、町長はこうした地域住民の意見を十分に聞かずに同意書を交わしたのは、余りにも拙速過ぎると思われますがお答えください。  2、このような事業では、被害が予測されるとき、例えば漁業保証金を支払うという約束がされますが、この同意書にはそのようなことが書かれていないのはなぜですか。  3、区長は、自分たちの地区に被害が起こったときのことを心配して同意書をつくったと言っておりますが、地域のためにつくった同意書がはぜ公表できないのか。町長は行政協力員に対してどのような指導をしているのか。また、区長が交わした同意書は今どのようになっているのか。  4、風力発電に最も近い小僧都地区の住民は、全員が建設反対の署名をしております。町長は一番身近な人たちの反対意見をどのように受けとめているのか答えてください。  5、和口地区の建設地に最も近い住民の方にも会いましたが、反対の理由が私にはよく理解をできました。町長はこの人たちと話されましたか。  以上。 ○議長(山下正敏) 2の僧都ウインドシステム事業同意書について、理事者の答弁を求めます。  清水町長。 ○町長(清水雅文) 次に、第2の質問、僧都ウィンドシステム同意書について、1点目の同意書を交わしたのは拙速過ぎるのではについてですが、本年3月から4月にかけて地元4地区において説明、意見交換を行った後、地区において賛否が確認をされ、賛成多数という結果が出ております。  これを受け、住民の意思を尊重し、慎重に検討した結果同意したものであり、問題ないものと考えております。  2点目の同意書に漁業補償金が書かれていないのはなぜかについてですが、漁協理事会でも説明しましたが、全国的にも濁水等に関して補償金を支払っている事例はなく、風車に起因する問題が起きた場合には責任を持って対処する旨を説明し、了解を得ております。  3点目の地区の同意書がなぜ公表できないのか、行政協力員へどのような指導をしているのかについてですが、町が保有する文書等について、広く住民に公表するかどうかは、条例等の規定により公表するものとされている場合を除き、その内容が大多数の住民にかかわるものであるかどうか、または広く周知すべきものであるかなど、個別の判断によって行っております。この地区同意書は、地区、事業者、町の3者で交わされたもので、私文書の色彩が強く、その内容も特定の地域に限定されたものであるため、町が職権で公表することはできないものと考えております。  なお、町長は行政協力員をどのように指導しているか、という質問ですが、行政協力員に対しては、必要であれば委託している業務の範囲内で行う場合も考えられますが、今回の同意書の締結等も含め風力事業については、行政協力員ではなく地区の代表者である区長の立場で行っており、区長に対しましては、町は指導する立場にないものと考えております。  4点目の小僧都地区の一番身近な人たちの意見をどう受けとめているのかについてですが、僧都地区では、4月に地区の決定した方法により住民の賛否確認が行われており、そのような意見も反映されたものがこの結果と考えております。  5点目の和口地区の人たちと話をしたかについてですが、本年3月議会でも質問があり答弁したとおり、本年の2月から3月にかけて、地区において説明会を行っており、意見交換を行うなど話をしております。  以上、第2の質問に対する答弁といたします。 ○議長(山下正敏) 渡邊議員、2の1について再質問ありませんか。  渡邊議員。 ○4番(渡邊知彦) 以前に議員協議会において何でこの4地区の同意をとったのかという質問に対して、多分環境衛生課長やったと思いますが、ジャネックスのほうからこの地区の同意書をとってくださいと、そう言われたからとったんだと。今までの草木原議員に対しての答弁、それから今のような答弁、余りにも業者側のサイドに立って、業者側の言いなりになっているような気がますます強くなりました。で、私はまだ住民の意見も十分に、私は議員の立場からまだいろんな意見があるのに、住民の意見を十分に町は酌み上げていないなということから、拙速ではないかという質問はしました。そのことについて、町長はもう十分に住民の意見をとっとるというふうにお考えですか。それとも私が決めたから、推進したから何ぼ反対があってもやるんだとこういうふうなのに重きを置いておるんですが、どちらですか。 ○議長(山下正敏) 清水町長。 ○町長(清水雅文) お答えします。  前者のほうです。 ○議長(山下正敏) 渡邊議員。 ○4番(渡邊知彦) 前者というと、決めたから推進を、反対、安心しました。 ○議長(山下正敏) 2の1はいいですか。  2の2について再質問ありませんか。  渡邊議員。 ○4番(渡邊知彦) 今、漁協にも説明に行って了解をしてもらったというようなお話がありましたが、私、今朝も漁協の幹部と電話で念を押したんですが、漁協に理事会に説明に来ただけで、漁協のほうは一番被害がこうむられると思われる御荘湾で養殖漁業や漁業をしておられる方がどういう考えか、十分に御荘支所、南内海支所の組合員の方に説明をしてくださいと、了解なんか一切していませんよと、そういう答えがあったんですが、ちょっと食い違いがあるんですけどもどうなんですか。 ○議長(山下正敏) 嘉喜山環境衛生課長。 ○環境衛生課長(嘉喜山 茂) ただいまの質問ですが、そのときにここにおられる議長も同席したんですが、私としてはそういうふうに捉えております。  以上です。 ○議長(山下正敏) ちょっと補足説明、議長の立場で行ったんではなくて、私は理事の立場で同席をしました。 ○4番(渡邊知彦) それで。 ○議長(山下正敏) ただその報告だけです。 ○4番(渡邊知彦) それで今、そういうふうに課長と同じ捉え方をしたわけ。それとも僕が言うたように捉えたわけ。 ○議長(山下正敏) これ、議長への質問は受け付けません。  渡邊議員。 ○4番(渡邊知彦) 議長として行ったんやないと、議長は中立な立場で物事を判断していただきたいんですけども、課長はこの前の議員協議会で、この8月8日に同意書を交わしたときのその中で僕が質問したときに、理事の反対意見がなかったから同意したものと思いますと、こう答弁されました。今でもそう考えておるんですか。 ○議長(山下正敏) 嘉喜山環境衛生課長。 ○環境衛生課長(嘉喜山 茂) 私はそう捉えております。  以上です。 ○議長(山下正敏) 渡邊議員。 ○4番(渡邊知彦) それは課長、大変な見当違いですよ。そしたらそのときに漁協の幹部が地区の御荘漁協、旧御荘漁協と南内海漁協の御荘支所と南内海支所にも説明に行ってくださいということをあなた方は約束していきますって帰って、いまだに説明会が開かれていないという話を聞いたんですが、これは事実と異なりますか。 ○議長(山下正敏) 嘉喜山環境衛生課長。 ○環境衛生課長(嘉喜山 茂) それはそのとおりですが、18、19で説明を行う予定になっております。  以上です。 ○議長(山下正敏) 渡邉議員。 ○4番(渡邊知彦) 18、19というのは、今月の18、19に説明をするんですか。行くですか。  そしたら私がここでこの同意書に判をつく、8月6日のこの同意書に交わしたこと、これは早過ぎやしないかということを今質問しよるんですが、町長どう思います。 ○議長(山下正敏) 清水町長。 ○町長(清水雅文) お答えします。  愛南漁協のほうには、本年の5月8日、開催の理事会で約30名の理事の皆さんに説明会を実施し御理解を得ていますという報告を私ももろとんですが、これはもちろん一番関係あるのは御荘湾やと思います。この工事をした場合にですね。確かに漁協に話をして漁協の了解を得るとなったら、やっぱり愛南漁協に行く、そしたら愛南漁協というのはやっぱり七つの漁協が一緒になっておるわけであって、そもそも7カ所の総体的な意見を全然影響ないとは、外海のほうも言えれんかもわからんけど、多分ないとは思いますけどやっぱり言えれんという考えやったら、やっぱり愛南漁協に相談に行くべきと。愛南漁協の中での了解をいただいておるということですね、その中で御荘とか南内海ですか、そこにも話をしてくれということになったのであるというように私のほうには報告をもろておるんで、19日ですかね、今度、19日にその話に、説明に行くということになっておりますので、その行き違いにはなっておるけどそこのところは御了解いただけたらというように思います。 ○議長(山下正敏) 渡邊議員、2の3について再質問ありませんか。  渡邉議員。 ○4番(渡邊知彦) 先ほど町長の答弁の中で、区長たちがつくった同意書が私文書的な要素があるというような答弁がありました。これこんだけの事業をですね、何かこの同じような様式で同意書があるんですけども、これ私文書的な要素があるっていったら、どういうふうに理解したらええんですか、これ。責任がないともとれると思うんですけども、町が全面的に責任をとるいうふうに町長たびたび言うておるんですね。ちょっとその辺の理解に苦しむんですが、これは区長さんで行政協力員の区長さんっていうの、総合区長さんもありますけども、あの5月号かに出とった人たちの名前が4地区の区長さんにはあるんですが、あれば行政協力員ではないんですか。 ○議長(山下正敏) 嘉喜山環境衛生課長。 ○環境衛生課長(嘉喜山 茂) まず第1点目の同意書ですが、これについては地区の区長が主体でつくられたものであるので、私文書というふうに捉えております。  行政協力員と区長との違いですが、行政協力員については、町の要綱にもありますように、町がお願いした事項、契約を結んでおるわけなんですけど、その事項について業務を行っていただく場合については行政協力員、それ以外の地区の業務とかそういったものについては、区長の立場で行っていただいておると思っておりますので、そこの辺を御理解いただきたいと思います。 ○議長(山下正敏) 渡邊議員。 ○4番(渡邊知彦) ますますわからなくなったんですが、じゃあ区長たちがここに同意書ということで、自分たちがつくったといいますが、その下に本書の定めるとおり遵守いたします。平成26年何月何日、日にちが入ってないんですが、愛南町長清水雅文と、シグマパワージャネックス株式会社、代表取締役、〇〇〇〇さんですか、これは、というので判をつくようになっておるんですが、この文書と同じに。これはどのように理解されるんですか。 ○議長(山下正敏) 嘉喜山環境衛生課長。 ○環境衛生課長(嘉喜山 茂) 主体が誰である、誰がつくったか、誰の持ち物であるか、その辺によって私文書か公文書かといったことを判断しております。  以上です。 ○議長(山下正敏) わかりました。 ○4番(渡邊知彦) ちゃんとして、おれが質問しよることがようにわかってないと思うがな。 ○議長(山下正敏) もう一度先ほどの質問を。 ○4番(渡邊知彦) はい、3回目ですね。  じゃあこれは全面意味がないともとれる文書なんですか。今の質問、はっきりした、何か目くらばんをおしたこういうふうな文書のやりとりをずっとしておるんですか。何かそのようにしか、同意書っていうのはもうちょっときちっとしたものでないといけんと思うんです。  それと、全くこれ同じですよ、事業者名。それから風力発電の事業計画って、全く町長が8月6日に取り交わしたシグマパワージャネックスとの、この町との8月6日に判がついてあるのと、2月ということで、私が3月の定例議会でこれを出したら議長に許可がないものを出すわけにはいかんいうて、町長の答弁も全然しなかったこの文書と比べてみてください。これ様式全く同じなんですよ。これもシグマパワージャネックスのほうからこういうのに判をついてくださいって中身をいろいろ変えてやっておると私はそのようにしか思えんから、先ほどもシグマの業者の言いなりに行政が進んでおるんやないかということを言いよるんですが、そんなことはありませんか。 ○議長(山下正敏) 嘉喜山環境衛生課長。 ○環境衛生課長(嘉喜山 茂) 地区の同意書につきましては、地区の区長が主体となってつくってそれを文書化したのが環境衛生課でしたというだけでありますので、主体は区長ですので、私文書と捉えております。それで、町の同意書についてもその様式をもとに町が主体となってつくったので、これは公文書であるというふうに考えております。  以上です。 ○4番(渡邊知彦) もう質問できんのやろ。答弁になっておるかね、おれが言うたの。 ○議長(山下正敏) 渡邊議員の、嘉喜山課長、最後の質問が、業者の立場に立っているのではないかという質問でしょう。それをもう一度。  嘉喜山環境衛生課長。 ○環境衛生課長(嘉喜山 茂) 先ほどお答えしましたように、役場が主体となってつくったから公文書ということで答えになっておるんではないかと自分では考えております。 ○4番(渡邊知彦) あなたは前ね、町長のサインもろたって言うたんよ。 ○議長(山下正敏) 渡邊議員、発言は挙手して。 ○4番(渡邊知彦) 3回って・・・。座ってでないと言えれんやない。 ○議長(山下正敏) 4回目でも議長が許可をすればできます。  特例ですので許可をします。 ○4番(渡邊知彦) ありがとうございます。  課長は前、文書をつくって町長に決済をもらったと言ったんですよ、区長と交わした。何でそしたら私文書、町長の決済をもらう必要があるんですか。 ○議長(山下正敏) 嘉喜山環境衛生課長。 ○環境衛生課長(嘉喜山 茂) 地区の同意書の下に町が区長の決めたことについて、それについて三者で守るということについて、遵守しますということなんで、その件について決済を受けたということです。 ○議長(山下正敏) 渡邊議員、2の4について再質問はありませんか。  渡邊議員。 ○4番(渡邊知彦) 先ほども話しましたけども、僕は僧都地区の一番関係のある16戸の方が、草木原議員も当然その16戸の中に入っておるんですけど、私の裏山にこういうのができたら、私も絶対に反対しますよ。16人が、一番近い人が反対しよるのに、ほかの離れた地区の人、僧都地区の下のほうの人が賛成したけんいうて、賛成多数で12対40何ぼかで、それで地区住民が賛成したととるのは絶対町長、これは間違いやと私は思います。  というのは、地区住民の方は自分たちに降りかかってくるから一生懸命勉強されておるんですよ。勉強したらしたなりにはこれは大変なことだなと、こういうふうに考えて反対しておるんですよ。私はこの16人の署名というのは、本当に重いと思います。愛南町には住民基本条例があります。環境基本条例もあります。景観条例もあります。町長は国策やけんやるっていったって愛南町に何で特になるんですか。国策でやるところはたくさん平野の低周波音が出てもそんなに関係のない平地のところでやればいいです。愛南町はこれだけ美しいこと、この間、町長会議でも愛南町は美しい自然やと、私は町長と会議に行くたびにいつもそれが耳に入ってくるんですけども、これ自然破壊の最たるものですよ。そのことについて再質問します。 ○議長(山下正敏) 清水町長。 ○町長(清水雅文) 自然破壊の最たるもの、じゃあ何回も言うけど、高速道路はどんなんですか。今度柏から宿毛まで、恐らく自分の感触としたら、何回も今年は東京に陳情にも行っています。またこれから秋にかけても何回も行くようになっとるけど、宿毛までの間を、30キロはないんですかね、内海、柏からいったら。その間の事業化はもうここ二、三年のうちにはなるんではないか、多分、自分の感触としては恐らくやってくれるんではないかというように思っています。それぐらい身近に感じるぐらいになっとんやけど、恐らく高速道路なんかにしても同じことだと思うんです。もちろん自然をたくさん破壊、一応するんですけど、後の修理というか後の処理をきちんとすると。この風車のところにしても高速道路の処理と甲乙つけがたいぐらいの形にきちんとしてやりますと、そこまで断言してくれておるんですから、私はそれでいいんじゃないかと思います。  そのあれですよね。例えば一つ例をちょっと言わせてもらうと、今度マグロの極洋が西海の我々のところ、ちょうど越田の真珠のいかだがあったところに、今度マグロをやるようになったんやけど、そのときの地区説明、漁協の説明のときでも反対も何人かありました、強い反対がありました。それは、言うたらそこで魚を買いよる業者が自分の魚のほうに影響があるんではないかということで強くされた。ところが一本釣りの人も地区の人もやっぱり愛南町の地域の活性化になると、あそこで極洋がどんどんマグロを生産してくれて、それでまた船越の埋め立てのところに加工場でもできることになれば雇用もできる。そういうことでいいんじゃないかという声のほうがもちろん圧倒的に強かった。その決をとったあれですね、一番影響があるのは、この風車にしても一番近くに家のある人、もちろんそれはすごく影響があるか心配だと思います。ですけどやっぱり大きな枠で考えたときに、やっぱりこれは海のその漁場にしても漁協にしてもらったほうがいいなという結論になった、この風車の件にしても私はそれと同じことが言えるんではないかと思います。そこのところはまた、渡邊議員、それは違うじゃないかと言われたらそれは見解の相違ということになりますけど、私はそういうふうに受けとめております。  以上です。 ○議長(山下正敏) 渡邊議員。 ○4番(渡邊知彦) あのね町長、高速道路ができたら救急車、急病人が救急車で運ばれるのも、命も助かる。それから、水産物、農産物を送る、新鮮なものを送っても高速道路ができたらそれを利用することによって経済効果はものすごい上がるんですよ。町長が一生懸命にやってくれて、高速道路が一日も早くなることは私らも本当に感謝しておるんですよ。風車ができて、愛南町民に何でメリットがあります。ここに書いてあるように。いいですか。年間6,000万円程度の固定資産税の収入、メリットのところに書いてあります。これ、町長が各地区に出した、4地区に出した、最後のほうはこういうて書いてあるんですよ。今後、地区においてこの事業に同意するかどうかの判断をしていただかなければなりませんが、地区のメリット、町、事業者の対応方針等も考慮していただき、御同意いただきますよう切にお願いいたしますと、こういうて書いてメリット・デメリット書いてあるんですよ。で、地元への協力一時金とかですね、協力金とか、年間6,000万円の固定資産、僕はこれも一般質問で質問して、そしたらそんだけ入ったら交付金が何ぼ減るんぞと言うて企画財政課長が答えましたけども、これ25%ぐらいになるんですよ。こういうふうに書いたら年間6,000万円も固定資産税が入って、しかしこれ、年間償却固定資産ですから、17年たったら入らんのですよ、これは。そんな説明も一つもしてないずくにそういうふうに言われる。僕は全然メリットがないと思いますよ。  だから、国策で高速道路をつくったり飛行場をつくるのとは私はわけが違うというんです。いつも言うように、総論は私もそれはCO2削減のためには風力発電をやるのは、それは反対はしません。しかし、愛南町は今度各論に行くと、これだけのことをやって、それも全国まれに見る53基もが僧都・山出地域に集中する、愛媛新聞、ここにちゃんと出ておりますけども、そういうことをあえて国策やけんいうて進める町長の気持ちが、私は理解しがたいとこういうふうな私の見解です。このことについて。 ○議長(山下正敏) 清水町長。 ○町長(清水雅文) それがいわゆる見解の相違やと思います。  私はメリットがないと言いますけどね、この佐田岬から、前も言うた、佐田岬からこの道の半島ですね、そして由良半島ひっかけてこの愛南町の観音坂から大月町に、これすごい北西の風と南東の風の道ですよね。それは業者がちゃんと調べてここが一番いい風が吹くと、風力発電にはもってこいのところやと。今、何で風力発電が見直されたかというと、やはり原発ですよね。原発はこれ恐らく安倍総理、やるような感じの発言をされましたけど、私は国民の総意としたらなかなか稼働までは行きにくいんではないかというように思っています。
     今、原発がとまっておるために、1日に100億余り余分の金が今、石炭や石油を買う、化石燃料を買う金が日本からどんどんどんどん減っていきよる。年間で4兆円ということを言われます。それにもっていってですよ、二酸化炭素はどんどんまき散らす、それ全部火力発電起こす。ほんなら地球の温暖化はどんどんどんどん上がっていく。それを日本が原発このままやったら、このまま原発とまっておるけど十分あるやないかというても、そのあるのは100億毎日捨てる、年間4兆円捨てとる代償として電気は皆さん不便なしに使いよるわけやけど、やはり国やない地球全体の考えから二酸化炭素をどんどん減らさないけんのやないんですか。そのためには、やはり日本から発信したええやないですか。その日本のどこがそしたら発信するか、愛南町から発信したらええやないですか。愛南町、風車でどんどん電気を生ませて、貢献しよるなと、すごい政策やっとるなということになったらよそもやっぱり風車を立てるとこ、太陽光のできるところはどんどんそういう方策でやってくると思います。その先駆者として、愛南町がなったらいいんじゃないかと私は思う。それが子や孫の代に一番ためになるということを、私は先ほどの質問のときで言うたように、これはやっぱり先のことを考えたら一番ええことやなと。  中国見てみたらわかるやないですか。どんどんどんどんPM2.5とか、それ全部日本のほうにまき散らしてきよる。そういうのはやっぱり徐々にでもなくしていくのがやっぱり政策でもっていくべきじゃないかと私はそう思うけん、これは愛南町にとってもすごいメリットのあることだと思っています。  以上です。 ○議長(山下正敏) 渡邊議員。 ○4番(渡邊知彦) 町長そのね、愛南町が率先してやって、僕はいつも言うように、そしたら地区住民の緑が水がきれいな、緑がきれいなところ、和口地区にわざわざ北海道から移住してきた方もおられるんですよ、一番近い方。その人の話も聞きました。僧都地区の方、ここにも日弁連の意見書にも出ておりましたが、全国では風車が回って影で頭も痛くなるという例も出ておるんですよ。だから、僕は町長の言われることは、本当にそれは安倍総理が聞いたら本当に優等生の町長やと思いますけども、地域の住民からとったらその地域、大災害が起こったら、小僧都地区、ひょっとしたら、僧都なくなるかもしれません。 ○議長(山下正敏) 渡邊議員。  通告書の内容からちょっとずれておるんで。 ○4番(渡邊知彦) いや、だからそれを今から言いよるんです。 ○議長(山下正敏) 早く戻してください。 ○4番(渡邊知彦) まだ時間あるやないですか。それで、町長は先ほども大災害が起こらないと、広島のようなのは起こらないと、あれは真砂土やけん崩れんやと。ところが、草木原議員の質問にもありましたが、9万立米が残土で残るんですよ。掘った後、真砂土と残土とどっちがやわらかいんですか。掘りとった残土のほうがやわらかいやないですか。それが9万立米、7キロの道路の残った残土、それにも相当なお金がかかると。それらが大雨で流れてきたら僧都ないようになりますよ、小僧都は。僕はそのことを言いよるんですよ。だから、見解の相違と言われたらもうこれ以上は質問したって平行線やろうと思います。  だから4の分は終わります。 ○議長(山下正敏) 渡邊議員、2の5について再質問はありませんか。 ○4番(渡邊知彦) 今も言いましたが、和口地区には、その一番近いところに2戸の住民がおられますが、お二人の話を聞きました。本当に自然を愛し、切実に、何か流水をとって生活用水にしとるみたいなんですよ。その上にその地区は、僧都は多分3基だったと思うんですけども、水が流れてくるんです。絶対平穏な生活ができないと思います。いずれ和口地区も恐らく地区で反対多数やったから反対の署名が出てくると思いますが、そうなった場合に町長はもうそんなの関係ないと言うてこの事業を推進されるのですか。 ○議長(山下正敏) 清水町長。 ○町長(清水雅文) 署名が出てきたらということですか。 ○4番(渡邊知彦) はい。 ○町長(清水雅文) 今後。 ○4番(渡邊知彦) はい。 ○町長(清水雅文) 私はこのことは、推進する、そのつもりです。ですからどんなあれが出てくるか知らんけど、それは一応検討させてもらうけど、私は基本的には事業としてこれはやるべきやとそういう思いです。              (発言する者あり) ○議長(山下正敏) わかりました。              (発言する者あり) ○議長(山下正敏) 次に、3の許します。  渡邊議員。 ○4番(渡邊知彦) 3、政策調整会議について。  僧都ウインドシステム事業は、事業費が40億円とも言われております。町長は、その経済効果や国策であることを強調しておりますが、民間がこれだけ大きな事業を進めることについて、行政に携わる町職員は専門的な知識を有する愛南町の一町民でもあります。町長は内部の人たちの意見にも十分に耳を傾け、町政に反映しなければならないと思います。  質問します。  政策調整会議とは、どういうことをする会議ですか、1。  2、風力発電事業に対して、このことが会議で取り上げられましたか。その経過と内容を答えてください。  3、事業者の山林の不法伐採について、この会議で話し合われたことはありますか。また、この山林はその後どのようになっておりますか。  以上、町長の明確な答弁を求めて質問を終わります。 ○議長(山下正敏) 3の政策調整会議について、理事者の答弁を求めます。  清水町長。 ○町長(清水雅文) 次に、第3の質問、政策調整会議について、1点目の政策調整会議とはについてですが、理事者と担当課が情報を共有し、意見や方針の調整を行うための会議であります。  2点目の風力発電事業に関する経過と内容についてですが、説明会前、地区等同意書案調印前、その他重要な事項ができた都度、理事者協議、報告等を行っており、主なものは、昨年10月の説明会前、本年2月の説明会前、地区総会の前、同意書調印前等であります。  3点目の事業者の山林の不法伐採についてですが、政策調整会議では話し合っておりませんが、理事者協議は行っております。伐採された山林は、愛媛森林管理署が補償を求める方向で、8月に伐採地の現地調査を行っており、今後、国に補償金が納入されれば、町にも分収割合50%に応じて補償金が納入されることとなります。  以上、第3の質問に対する答弁といたします。 ○議長(山下正敏) 渡邊議員、3の1について再質問。  渡邊議員。 ○4番(渡邊知彦) その担当課、担当課とどういう人が集まる、担当課長とか担当課と、どういう人が集まるんですか。それをちょっとお伺いします。 ○議長(山下正敏) 岡田副町長。 ○副町長(岡田敏弘) お答えいたします。  政策調整会議はということですね。政策調整会議というのは、理事者、私と町長と、総務課長、企画財政課長、それで担当課、関係課ですね、でやる会であります。  以上です。 ○議長(山下正敏) 渡邊議員。 ○4番(渡邊知彦) 例えば、この風力発電に関しては、低周波音、健康被害等も十分予測されます。それから、土砂災害、あるいは海の汚染、そういうようなこともあるんですが、そういう課長等は、そういう関係課は呼ばんずくにやりよるんですか。それともそういうことをまとめて総合的に話し合いがされるんですか。 ○議長(山下正敏) 岡田副町長。 ○副町長(岡田敏弘) お答えいたします。  今回の件では、そのそれぞれの課は呼んでおりません。  以上です。 ○議長(山下正敏) 渡邊議員。 ○4番(渡邊知彦) それはおかしいことないですか。政策調整会議でしょうが。それぐらい関係のある、健康被害からいろいろ水産被害、それから土木、河川の被害とかあるんなら、全員そういうふうなことは協議されんといけんのやないですか。私が質問の冒頭、ここに役場の職員はそれぞれ専門の意見を持った職員であるが、それに町長は耳を傾けて町政に反映をしなければならないと思いますと、こういうて前文に書いておるんですけども、そういうふうな特に答弁は環境衛生課長が担当課やけん、担当課やけん言うけども、この風力発電というのは町長やその職員がどういうふうに捉えておるか、我々とは捉え方が完全に違っておると、もっと根本的に考えていく必要があると思いますが、どうですか。 ○議長(山下正敏) 岡田副町長。 ○副町長(岡田敏弘) お答えいたします。  一応、決済の基本は文書決裁ということで行っておりますし、その都度担当課と協議をしております。今回の風力の関係につきましては、町長が早くから申し上げておりますとおり、地元地区の同意が得られれば推進するということがありますので、その当初の予定どおりといいますか、言ったとおり地元の同意が得られたので推進の方向が決まっておりました。それに伴いまして、細部については理事者協議、文書決裁で進めてきました。  以上です。 ○議長(山下正敏) 渡邊議員。 ○4番(渡邊知彦) 4地区の同意を求めたのに、3地区しか集まっていないんですよ、同意は。そうでしょう、賛成は3地区やったんでしょう。それは、そしたら反対者地区はそのまま切り捨てなんですか、3対1で。それで進めるんですか。 ○議長(山下正敏) 岡田副町長。 ○副町長(岡田敏弘) 一応、反対というか賛成は3地区で1地区は同点やったというふうに聞いております。  以上です。 ○議長(山下正敏) 3回終わりました。 ○4番(渡邊知彦) 4回目、さっきも許してくれたけん。 ○議長(山下正敏) 今度は、何、政策調整会議についてまた聞きたいことがあれば、ぜひ次の一般質問でお願いします。  3の2について再質問ありませんか。 ○4番(渡邊知彦) ありません。 ○議長(山下正敏) 3の3について再質問ありませんか。  渡邊議員。 ○4番(渡邊知彦) この不法伐採の件については、何かさっきからの話を聞きよると町が主体やなしに国有林の関係、前言ったように国のほうにおんぶばっかりしておるような感じも受けるんですが、その点について一つだけ最後の質問にします。どうですか。 ○議長(山下正敏) 岡田副町長。 ○副町長(岡田敏弘) お答えいたします。  伐採の町の部分、町名義の土地の部分については補償金でいただきました。その決済は理事者協議で決めました。その後出てきた官公造林の分ですね、県、国がかかわっておる部分ですね、その分の分収割合の分については、今、国のほうにお願いしておるというか、国のほうの対応待ちという状況です。  以上です。 ○議長(山下正敏) これで、渡邊議員の質問を終わります。  暫時休憩いたします。  5分間、2時45分から再開をいたします。             午後 2時37分 休憩          ―――――――――――――――――             午後 2時45分 再開 ○議長(山下正敏) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、西口議員の質問を許します。  西口議員。 ○14番(西口 孝) 日本共産党の西口孝です。私は、町民の皆さんから寄せられた声をもとに、通告書に従いまして質問いたします。町長におかれては明快な答弁をお願いいたします。  質問に入ります前に、今回の一連の集中豪雨によりまして、甚大な被害を受けられた広島土砂災害の被災地の皆さんと亡くなられた方々へ、心から哀悼とお見舞いを申し上げたいと思います。  それでは質問に入ります。  まず、質問の1は、鳥獣害駆除に関してくくりわな設置の許可を求めることについてであります。  鳥獣による農林業への被害は、いまや全国的に広がって、その対策についても今国を挙げて議論をされているような状態であります。本町においては、猟友会を中心に、猟銃による駆除、猟期はもとより有害駆除期間を設定して、年間を通じて駆除活動をしている状態でありますが、なかなか被害は減りません。ここ数年、くくりわな設置を求める声が私のもとへも多数寄せられております。この問題は古くて長い歴史があるようで、一口に片づけられないのでありますが、できれば町が仲立ちとなって両者がともに両立できるように配慮を願いたいという思いでお尋ねをするものあります。  ①このくくりわなが愛南町においてなぜ許可をされないのか、これまでの経緯も含めて説明を求めます。  ②本町における近年の有害鳥獣捕獲頭数の実態をお示しください。そのうち、わなによる捕獲であります箱わな設置の実態について説明を求めます。  ③農家が農作物を守る立場で免許をとり、みずからの畑や山林に設置することをとめることができる根拠は何か説明を求めて、1の質問といたします。 ○議長(山下正敏) 西口議員から、答弁分割での質問がありました。  鳥獣害駆除に関して、くくりわな設置の許可を求めることについて、理事者の答弁を求めます。  清水町長。 ○町長(清水雅文) 西口議員の質問にお答えをします。  まず、第1の質問、鳥獣害駆除に関して、くくりわな設置の許可を求めることについてですが、1点目のなぜ愛南町では許可をされないのかについてですが、くくりわなにつきましては、狩猟免許のうち、わな猟の免許を取得して、県に狩猟登録をしなければなりません。この狩猟登録には保険加入が必要で、一般的には猟友会の保険に加入されております。  以前、猟犬がくくりわなにかかるトラブルがあり、猟友会ではくくりわなを禁止していると聞いております。このため猟友会の保険に加入する場合は、くくりわなについては猟友会が保険加入をお断りをしております。  2点目の有害鳥獣捕獲頭数の実態、箱わな設置の実態についてですが、有害鳥獣捕獲頭数については、平成25年度の銃による捕獲頭数はイノシシが864頭、鹿が515頭、猿57頭、カラス16羽となっております。  箱わなについては、わな免許を取得し狩猟登録をしている町職員が設置をしており、現在、70基を設置しております。平成25年度の捕獲数はイノシシが20頭、鹿が1頭です。  3点目の免許を取り、みずからの畑や山林に設置をすることをとめることができる根拠についてですが、わな免許を取得し、狩猟登録されている方が標識をつけ、猟期中に自分の畑や山林に設置をし狩猟をする場合は問題はありません。  以上、第1の質問に対する答弁といたします。
    ○議長(山下正敏) 西口議員、1の1について再質問ありませんか。  西口議員。 ○14番(西口 孝) 大体経過はわかりましたが、近隣のこのくくりわなについての状況などがわかっておればお知らせをいただきたいと思いますが、調査をされたことはありませんか。 ○議長(山下正敏) 山口農林課長。 ○農林課長(山口俊文) 近隣についてのくくりわなの調査はしておりませんが、愛南町以外では実施はされておると聞いております。 ○議長(山下正敏) 西口議員。 ○14番(西口 孝) 最近は、昔ははね上げ式というんか、本当に人間でも危ないような強力なわなを設置していたとかいうことも聞いたりもしておりますが、最近は非常にいろんな製品、くくりわなについても出回っておりますし、以前のようなつり上げたり、そういう殺傷、犬を殺したりというふうなことはない製品というのがたくさん出ておるということであります。そういう点で、どうでしょうか、ここら辺もう猟友会も高齢化となってだんだん猟銃による狩猟というのもだんだん困難になってきているというふうな話も聞くわけでありますけれども、そういう点について、ぜひ対立するのではなくて役場がそういう仲立ちをしながらその甲種も認め、また猟銃とともに、捕獲頭数を増やして全体の頭数を減らしていこうという、そういう機運というかそういうものをつくっていただきたいなというふうに思うんでうが、これについてどういうお考えでしょうか。もう一度お願いします。 ○議長(山下正敏) 山口農林課長。 ○農林課長(山口俊文) お答えします。  くくりわなにつきましては、今ほどおっしゃられたようにいろいろな製品が出ておるのも事実でございます。そしてまた、つり上げるものは禁止されております。くくりわなにつきましても、猟友会でも協議はされておりまして、また今後とも猟友会とともにまた一緒に有害駆除をより多くできるように、また猟友会とも協議していきたいと思います。 ○議長(山下正敏) 西口議員。 ○14番(西口 孝) 県の許可だそうですけど、そういう甲種の免許をとって、自分の農地、また山林、そういうところへ猟期の期間であれば今でも設置はできるんだというお話もいただきましたが、そういう点でぜひ猟友会と農家とが対立することもないわけでありますので、今後ともそういう点についての話し合いやいろんな形でそういう愛南町での有害駆除、鳥獣を減らすために一つぜひ役場としても今後とも仲立ち、努力をしていただきたいというふうなことを申し上げて終わります。 ○議長(山下正敏) 西口議員、1の2について再質問ありませんか。 ○14番(西口 孝) もういいです。2、3ええです。 ○議長(山下正敏) いいですか。  次に、2の質問を許します。  西口議員。 ○14番(西口 孝) 第2の質問であります。町立国保一本松病院の体制についてお伺いをいたします。  私もかかりつけの病院としてお世話になっております、国保一本松病院について、いろいろな面でこれでよいのかという厳しい御意見を最近町民の方々からいただきました。町立病院として町民の医療、福祉の拠点として今後ますます発展していかなければならないところでありまして、よりよい病院となるようにあえて苦言も呈しながらお尋ねをするものであります。  1として、意見箱を現在設定しておられますが、ここに寄せられた意見等について、これらの対応はどのようになっているのかお尋ねをいたします。  2点目として、看護師と職員の研修はどのようになされているのでしょうか。  以上2点について、町としての基本的な考え方、またそれに基づくどういう行動をとられてこられたのかについてお伺いをして、第2の質問といたします。 ○議長(山下正敏) 2の町立病院の体制について、理事者の答弁を求めます。  清水町長。 ○町長(清水雅文) 次に、第2の質問、町立病院の体制について、1点目の意見箱を設置しているが、対応はどのようになっているのかについてですが、一本松病院においては、利用者から病院及び職員に対する意見を拝聴するため、投書箱を1階受け付け窓口に設置しております。  この投書箱については、受け付け事務員が随時確認し回収することにしていますが、件数的にはかなり少なく、1年間で1件あるかどうかといったところです。  投書が、あった場合の対応としては、月1回開催している院内運営委員会の議題に上げ、その投書内容について検討協議し対応していくこととしております。また、その決定事項については、月曜日の朝礼で報告をし、その後職員掲示板に掲げ全職員に周知をしているところであります。  2点目の看護師の研修等はどのようになされているかについてですが、看護師の研修につきましては、看護業務が人命にかかわる重要な職務であることから、看護能力の資質向上については、研修は重要であると考えています。保健師助産師看護師法では、看護師は免許を受けた後も研修を受けその資質向上に努めなければならない。また、看護師等の人材確保の促進に関する法律においては、開設者は、看護師が研修を受ける機会を確保しなければならないとされております。  一本松病院では看護師研修は、院外研修と院内研修の2本立てで計画をし実施をしております。  以上、第2の質問に対する答弁といたします。 ○議長(山下正敏) 西口議員、2の1について再質問はありませんか。  西口議員。 ○14番(西口 孝) 意見箱への寄せられた投書というのが非常に少ないというお話でしたが、どういう内容のものが多かったんでしょうか、ここで発表できれば。できなければいいです。 ○議長(山下正敏) 吉田国保一本松病院事務長。 ○国保一本松病院事務長(吉田英史) 質問にお答えします。  実際に平成25年度においては、投書がございました。それで、12月13日に職員の接遇について、挨拶ができていないという投書でございました。これを受け、翌週の12月16日に月曜日の朝礼の場で職員に挨拶の励行を訓示し、また、12月26日の院内運営委員会でもこの投書について議題に掲げ検討し、挨拶会釈の励行について積極的にやっていこうということで対応をとったところでございます。  以上です。 ○議長(山下正敏) 西口議員。 ○14番(西口 孝) 寄せられた声では、今言われた問題含まれておるんですけれども、患者本人やその家族からの質問に対して回答がないと、回答がなくても意見が反映され改善されたという事例が見えればよいけれども、それも余り見られなかったというような声が寄せられました。患者本位の立場に立てば、責任のある立場の人が説明や回答に直ちに来られるのが本来の姿だと思いますが、そうした点について、事務長、把握しておられますか。 ○議長(山下正敏) 吉田国保一本松病院事務長。 ○国保一本松病院事務長(吉田英史) 患者からの質問があって解答しなかったという事例については、ちょっと把握できておりません。ただ、師長、副師長ともよく話す機会はあるんですけれども、聞かれたことについては説明は必ずするというようなことは聞いておりますので、もしそういった説明がなかったということがありましたら、また病院内でも調査検討していきたいと思います。  以上です。 ○議長(山下正敏) 西口議員。 ○14番(西口 孝) 最近はあれですが、朝夕病室での挨拶が非常になかったという話、先ほどそれを注意されたということですので、今、改善されておるかもわかりません。  それから、看護師の名札がつけられていない、つけていてもわからない、誰かとか、そういうふうなことも寄せられました。また看護師の人数、病院の規模に合わせれば少ないとは、まあおるんだろうというふうに推測しますが、患者に接する時間が少ないように思うが実態はどうなんでしょうか。機械管理と今呼ぶそうですけれども、パソコンばっかりにいろんなデータが入ってくるのを見ていて、患者と触れ合わない、また家族等への対応が悪い、もっとそれよりも病室を見回って声をかけたり患者の顔色、状態を伺う、そういったことのほうが大事なのではないか、こういう声が寄せられておりますが、こういったことについてどういうふうに対応というか、お考えでしょうか。 ○議長(山下正敏) 吉田国保一本松病院事務長。 ○国保一本松病院事務長(吉田英史) 名札の件につきましては、全員つけるようにという指導はしておりますけれども、ピンどめの名札がちょっと危ない場合ということもありまして、外して業務をする場合もあるようです。  それから、人数につきましては、設置基準も満たしておりますし、3交代制でございますので、その3交代制を満たした人数になっております。  患者に対する機会が少ない、もっと病室を回れというお言葉でございますけれども、私は回っていただけると思っておりましたので、これにつきましては、また病院に帰って、こういう意見があったということで、職員に訓示したいと考えております。  以上です。 ○議長(山下正敏) 西口議員、2の2について再質問ありませんか。  西口議員。 ○14番(西口 孝) 重要で義務づけられてもおるし、院内・院外での研修というのがやられているということですけれども、具体的にはどういうふうなことをやられておるんでしょうか。簡単に話せればお話いただきたいと思います。 ○議長(山下正敏) 吉田国保一本松病院事務長。 ○国保一本松病院事務長(吉田英史) お答えいたします。  先ほど、町長からも院外研修、院内研修の2本立てで行っておるという説明がございましたけれども、院外研修におきましては、看護管理研修とか、リスクマネジャーとか、新型インフルエンザ等の対策、そういったもので外部から聞かなければ勉強ができないというものに対して行かせております。それから院内研修におきましては、医療安全管理勉強会というものは、施設基準で年2回以上勉強会を開かないといけないということがございまして年2回、感染防止対策勉強会、これも施設基準のほうで年2回、そのほか医薬品の勉強会、排せつ処理の勉強会、医療機器の管理研修会、口腔ケアの研修会、人権研修会などを院内で開いております。  そのほか、一本松病院の基本理念にも掲げておりますけれども、職員の自己研さんということで、看護師につきましては、独自に勉強会に行っておる例もございます。その内容につきましては、ちょっと把握ができていない状況でございまして、院内研修は平成25年度におきましては、年15回研修会を行っております。  以上です。 ○議長(山下正敏) 西口議員。 ○14番(西口 孝) よその例ですけれども、何年かごとに日赤とか県中とかへの研修が必須になっているとかいうふうなことを聞いたことがあります。また、今大きな病院やよその病院へ行けば、看護師も補助員も本当に忙しく必死に皆さん働いておりますが、そういう中でも患者やその家族ともよく接して会話もしている、そういうふうなのが看護師の本来の姿だと思うんですけれども、そういう点で、非常に何かぬるま湯の中で仕事をしているんではないか、非常にそういう緊張感のない人たちがいるというふうな厳しい指摘も受けました。  そういう点について、事実と違うという点が、点というか全然そういうことがないというふうなことでしたら、またお知らせもいただきたいと思うんですけれども。 ○議長(山下正敏) 吉田国保一本松病院事務長。 ○国保一本松病院事務長(吉田英史) 看護師の研修につきましては、やっぱり医療知識の習得、それから看護技術の習得、そちらのほうは法令でも決まっておりますので、積極的に行かせておるのが現状でございますが、患者様に対する接遇的な面が確かに弱いかもしれません。ただ、それにつきましても、接遇研修といいますのも、ほかの病院、昨年でしたら幡多県民病院で看護師の接遇研修がございまして、幹部の師長、副師長、主任クラスは全員参加していただいております。  御指摘のありましたように、患者様に対する看護の時間、そこら辺につきましては、また病院のほうに持ち帰り、師長、副師長とも相談し、できることでありましたら増やすような形を検討していきたいと考えます。  以上です。 ○議長(山下正敏) 次に、3の質問を許します。  西口議員。 ○14番(西口 孝) 第3の質問、愛南町がなくならないための具体的な取り組みについて質問をします。  日本創世会議の人口減少問題検討分科会が、先般5月8日公表した少子化に関する提言によりますと、少子化傾向に歯どめをかけ、出生率を高めなければ地方の多くの市町村が消滅するおそれがあるというショッキングな予想が発表されました。2040年の推計人口では、都市への人口流出が続く前提で、20歳から39歳の女性の減少により、愛媛県20市町のうち13市町が将来的に消滅のおそれがあるとされ、その中に本町も含まれておりました。愛南町が消滅しないためにも、今こそ真剣に町長公約であります安心・安全のまちづくりのための具体化を進めなければなりません。今後、どのような施策を推進していかれるのか、その取り組みについてお伺いをし、第3の質問といたします。 ○議長(山下正敏) 3の愛南町がなくならないための具体的取り組みについて、理事者の答弁を求めます。  清水町長。 ○町長(清水雅文) 次に、第3の質問、愛南町がなくならないための具体的な取り組みとして、今後どのような施策を考え、推進していかれるかについてですが、西口議員も憂慮されておられますように、先般、公表されました推計数値は、大変衝撃的なものでありました。  7月に開催されました全国知事会議でも少子化非常事態宣言が決定されるなど、多くの自治体に一石を投じ、危機感を抱く契機となったのは確かであります。  この解決策はと言われれば、魅力ある雇用の場と産業の創出と答えざるを得ないのですが、もはや企業の立地による雇用の創出といった特効薬が望みにくいのは、御承知のとおりであります。  第一次産業を中心とする愛南町にとりましては、地域にある農林水産物と観光資源と人を活かし、磨き、産業化することで雇用の創出を図っていきたいと考えております。  地道な取り組みとはなりますが、安全・安心なまちの構築とともに、地域活性化による笑顔あふれる愛南町を構築していきたいと思っております。  以上、第3の質問に対する答弁といたします。 ○議長(山下正敏) 西口議員、3について再質問はありませんか。  西口議員。 ○14番(西口 孝) 直接的には安心して子供を生み育てられる環境の整備と子育て世帯の負担の軽減というのが不可欠な施策ではないかと思います。暮らしやすい、住みよい愛南町をつくるためには、今、答弁ありましたけれども、産業・福祉・教育、あらゆる分野での町民も交えてこの役場職員一丸となって知恵を出し合い、総合的に対応していくことが必要だろうと思います。  愛媛県においても、先月人口問題プロジェクトチームを設置したと発表がありました。少子化対策、結婚支援、若者の就職支援等、これまでの個々の施策の中で不十分な点を洗い出しから始めるということであります。今回、私最初にこの一般質問通告書の中で提起をしておりませんでしたけれども、本町においても課を超えてこのことについてのプロジェクトチームをつくるお考えはありませんか。お考えをお尋ねして、質問を終わりたいと思います。 ○議長(山下正敏) 清水町長。 ○町長(清水雅文) お答えします。  大変ありがたい、いい意見をいただきましてありがとうございます。やっぱりそういう取り組みも大変必要だと思います。検討してみたいと思います。  これからもまたいろんなその御意見等ありましたら、議員各位の皆さんにまたお願いをいたしたいと思います。  以上です。 ○議長(山下正敏) これで、西口議員の質問を終わります。  次に、那須議員の質問を許します。  那須議員。 ○9番(那須芳人) もう大分お疲れのことと思いますので、さらりとした質問をいたしますので、さらりとした答弁を期待をいたします。  私は、通告書に従いまして、町長に二つの質問をしたいというふうに思います。  まず一つ目は、津島道路事業の事業展開についてでございます。  現在、国において事業が進められております岩松インターチェンジから津島南インターチェンジを経て、内海インターチェンジに至る一般国道56号津島道路の今後の事業展開について質問をいたします。  津島道路事業につきましては、平成24年度に施行命令が出され、愛南町柏地区において道路の整備に必要な測量やボーリング等の調査を経て道路の設計を行い、その後、関係地権者に対する設計説明会や柏地区住民を対象とした説明会を開催し、一日も早い工事着手に向け関係者や地元の協力と理解を得ながら、着実に事業が進められているものと伺っております。  また、地区住民に対して工事の影響を最小限に抑え、工事を円滑に進めるため、既設町道に迂回路や工事用車両の離合場所となる待避所を整備する工事用仮設道路についても、関係地権者等の協力により計画が順調に進められているとのことであります。  言うまでもありませんが、愛南町は鉄道や高速道路が未整備であり、幹線道路は国道56号線しか存在しない状況で、南海地震などの大規模災害発生時には、救命救急活動や援助物資輸送に大きな障害となります。  津島道路が開通すれば、愛南町から県都松山市まで高速道路でつながり、地域間交流の活性化や地場産業の振興、災害時における信頼度の高い代替道路として利用が可能となります。また、第3次医療機関である市立宇和島病院までの搬送時間の短縮等、高速道路の開通によって愛南町に及ぼす影響ははかり知れません。  そこで伺います。  まず、今後関係地権者との用地補償交渉等の開始時期や工事着手時期及びおおよその開通時期をわかる範囲でお答え願います。  二つ目は、津島道路の愛南町までの延伸に伴って、地元経済に与える影響とその効果をお示しいただけたらと思います。
     三つ目は、内海インターチェンジから南に向けての四国8の字ネットワーク早期実現のための計画の進捗状況はどのようになっているのか。また、今後の見通しがわかる範囲で結構ですので、お願いをいたします。  最後の四つ目として、津島道路事業は、国が主体となって行うものであるが、愛南町としても最大限事業に協力すべきものと考えます。町として具体的にどういった形で事業主体である国に協力していくのか、お答えを願えたらと思います。 ○議長(山下正敏) 那須議員から答弁分割での質問がありました。  津島道路事業の事業展開について、理事者の答弁を求めます。  清水町長。 ○町長(清水雅文) 那須議員の質問にお答えをします。  まず、第1の質問、津島道路事業の事業展開ついて、1点目の今後、関係地権者との用地補償交渉等の開始時期や工事着手時期及びおおよその開通時期をわかる範囲でお答え願いたいについてですが、現在、柏地区において詳細な用地測量を実施しており、関係地権者との用地買収等は、平成27年度中を目指しており、具体的な日程までは確認できておりません。  工事着手時期につきましては、用地確保がある程度できた以降となりますが、平成27年度中には、工事用道路の工事に着手したいと聞いております。  開通時期については、事業着手後、おおむね10年程度を目標に取り組んでおりますが、完成に向けた円滑な事業の実施環境が整った段階において、具体的な開通時期を確定させたいと聞いております。  2点目の津島道路の愛南町までの延伸に伴って、地元経済に与える影響とその効果についてですが、県都松山市から南予地域に向けて高速道が整備されることにより、地域のイベントや観光へのアクセスが図られ、松山圏域等との交流が活性化され、物産等の販売や宿泊施設等の利用が増加すると予想されます。また、本町の基幹産業である農林水産業、特に水産業では、水産物等の輸送において時間の短縮が図られ、輸送コストの軽減につながるとともに、交通渋滞等の制限も緩和され、新鮮な活魚等を、大都市圏域へ計画的に出荷ができ、それにより販路が拡大すると予測しております。  南海トラフ巨大地震などの大規模災害による国道56号の分断を回避し、救命・救助活動、早期の災害復旧や物資輸送に信頼性の高い代替道路、命の道として大きな役割を果たすものと確信をいたしております。  3点目の内海インターチェンジから南に向けての四国8の字ネットワーク早期実現のため計画の進捗状況は、どのようになっているのか。また、今後の見通しはについてですが、内海インターチェンジから宿毛インターチェンジまでの間が、未事業化区間でありますが、新規事業化のため、県境を越えた四国西南地域の市町村が連携して、国、県等の関係機関への要望活動を実施しております。現在、国土交通省において、内海から宿毛間の計画段階評価に上げるための基礎調査を業者に委託したと聞いております。今後も、早期新規事業化のため、より一層要望活動を続けてまいりたいと考えております。  4点目の津島道路事業は、国が主体となって行うものであるが、愛南町としても最大限事業に協力すべきものと考える。町として具体的にどういった形で事業主体である国に協力していくのかについてですが、本町では、事業主体である、大洲河川国道事務所と連携して地権者との用地交渉及び家屋移転が必要な方々の生活再建の相談窓口業務等に最大限協力していくこととしております。  以上、第1の質問に対する答弁といたします。 ○議長(山下正敏) 那須議員、1の1について再質問ありませんか。  那須議員。 ○9番(那須芳人) 現在、用地交渉等は内海支所が主となって行っていると伺っております。今後もそういう形で行われるんだろうというふうに思いますが、高速道路に関しましては、事務費が交付されるはずであります。その事務費は幾らぐらい通常支払い、交付されるものなのか、わかりましたらお聞きしたいのと、今の内海支所の職員の中ではなかなか人数的に難しい部分があります。大体高速道路ができる場合は事務費が交付されて、その事務費によって交渉の臨時職員なり職員を増やして当たるというふうに聞いておりますが、本町はどのようにお考えでしょうか。 ○議長(山下正敏) 近田建設課長補佐。 ○建設課長補佐(近田正二) 質問にお答えいたします。  先ほど、事務費の件を質問されましたが、用地交渉におきまして、事務費は一切国交省のほうからは聞いておりません。ただし、今後27年度中にはなると思いますが、用地契約時に国のほうから町に委託される可能性があります。そのときには契約金額の何パーセントかという形で町との契約になってこようかと、その点は聞いております。  以上です。 ○議長(山下正敏) 那須議員。 ○9番(那須芳人) 済みません、私もその辺は誤解して、それが事務費だというふうに、交付されるというふうに聞いておりましたのでございます。  やっぱり、本町というよりも内海支所が主体となって、相手が、顔が見える範囲で交渉をすべきだろうし、そのほうが効率的だろうと思いますので、できましたらその職員なり増やして、なかなか今の体制では難しいので、それもスピードアップするためには必要なことだろうというふうに思いますので、取り組むことが私は早く開設することにつながるというふうに思っております。その辺は御理解を願いたいというふうに思います。 ○議長(山下正敏) 岡田副町長。 ○副町長(岡田敏弘) お答えいたします。  去年でしたかね、25年の4月から、実は内海支所1名減の予定であったんですが、高速道路開通に伴う事務の増大ということで、減はしないで今のところ配置をしております。その関係で、その職員に事務をやっていただくことにはなるんですが、それでもなお不足するようであれば、状況を見て判断をさせていただきたいと思っております。  以上です。 ○議長(山下正敏) 那須議員、1の2について再質問ありませんか。  那須議員。 ○9番(那須芳人) 高速道路ができましたら、町長言われるようにいろんな部分で愛南町にとって経済的にもよくなるというふうに私も思います。  大体インターチェンジができますと、そこに道の駅みたいなものもできます。宇和のどんぶり館、みまの道の駅、津島のやすらぎの里、以前、去年のことだと思いますけども、町長、議長のほうには愛南町にもう一つ道の駅をつくったらどうかと。そのあたり用地があれば何とかできるよという話を私も別のルートから伺いましたが、内海にインターチェンジができて、そこで物産を売るというふうなことももう一つ考えたらいいんじゃないかなと。観光バスのガイドさんに聞きましたら、大体バスは80分から90分に1回トイレ休憩というのが必要でございます。内子のパーキングエリアから、大体そのぐらいで内海に届くんだろうなというふうに思ったりもいたしますが、その愛南町にもう一つ道の駅をという話はどういうふうになったのか、また道の駅構想についてはいかがお考えかお伺いいたします。 ○議長(山下正敏) 清水町長。 ○町長(清水雅文) お答えします。  先般、大洲のほうに道路のお願いに行ったときに、思わぬ話といいますか、所長のほう、向こうのほうから、先方から実は柏のほうに、インターのところに避難所を兼ねた形でさっき言われたようなどんぶり館とかああいう形ですね、そういう施設をつくってはどうかと、そういう考えはないかというようなことを言われました。民間のほうの方からもそういう相談を受けておりまして、予算的なこともそちらのほうで用意ができそうな形だというふうな、これ確定ではないんですけど、ということもお話もらっていますので、町としての考え方は、恐らく高速道路、具体的にこの御荘城辺で大きなのが一つ、防災、それから減災を兼ねた形のが、大きな避難所を兼ねたのがいると。ぜひそこはつくらんといけんとは思っておるけど、柏までは果たして予算的にどうかなとは思っていたんですが、先方のほうからそういうありがたいお話をもらえるんであれば、前向きに検討したいというような答弁はして帰りました。また、近いうちに陳情に行きますので、またそういう話もまた出てくるんではないかと思います。  以上です。 ○議長(山下正敏) 2はいいですか。3について再質問ありませんか。 ○9番(那須芳人) ありません。 ○議長(山下正敏) 4について再質問ありませんか。  那須議員。 ○9番(那須芳人) 先ほど来、草木原議員、渡邊議員の質問の中で風車の被害は高速道路に比がないとかって言われまして、高速道路が頭の上や横を通るときは何か我慢せえよみたいないうふうに私には聞こえましたが、確かに高速道路ができて利便性が増えます。ただ、住みなれた家であったり、先祖からの田や畑であったりというものを手放すという、そういう何というかそういう人たちがいると、その上で利便性が確保されるんだというふうに私たちは理解しないといけないと思います。  柏はですね、谷間になっていまして、結構奥が深いんですけれども、結構タイトな地形であります。トンネルから出てくるんですが、トンネルの中の騒音というのは、町長御存知のように増幅されてものすごい音になってまいります。そこから車が飛び出してくるわけですけれども、その用地を手放して移転する人は別として、すぐ町長が言われるように頭の上とか横で車が通っていくわけです。私は、町として国に協力すべきことは協力はしなくちゃいけないけれども、やっぱり主張すべきことは主張すべきだというふうに思います。  できるだけ騒音が出ないような防音性の高い防音壁を要望すべきだというふうに思いますが、町長、いかがでしょう。 ○議長(山下正敏) 清水町長。 ○町長(清水雅文) お答えします。  当然のことやと思います。この件につきましても、やっぱり住民の立場に立ってしっかりと要望することはしっかりと要望したいと思います。  以上です。 ○議長(山下正敏) 次に、2の質問を許します。 ○9番(那須芳人) 二つ目のタブレット端末導入についてでございます。  現在、議案書等にかわって議案資料を入力したタブレット端末を試験的に、あるいは本格投入している議会が、岡山市議会、出雲市議会や島根県の美郷町議会等があり、議会費の節約という点で、今後その広がりが予想されております。  美郷町議会では、今年2月に議員11人と議会に出席する町執行部15人にiPadを提供し、町の議案書や予算書、施政方針のほか、月間予定表など、A4判約370枚分の電子データを入力をいたしました。予備機1台を含む27台の端末の購入費は166万円であったが、一方、紙代やコピー機の維持費など、年間65万円を節約できるとのことであります。  いつでもどこでも議案などを簡単に確かめられ、利便性が高まると思うが、タブレット端末を導入することについての考えを伺います。  一つ目は、愛南町としてタブレット端末を導入する考えはないか。  二つ目として、本格導入した場合、期待できる節約金額は幾らになるのか、お答え願えたらと思います。 ○議長(山下正敏) 2のタブレット端末導入について、理事者の答弁を求めます。  清水町長。 ○町長(清水雅文) 次に、第2の質問、タブレット端末導入についての、1点目、愛南町として、タブレット端末機を導入する考えはないかについてですが、現在、新庁舎建設事業については、基本設計から実施設計へと作業が進む中、先般、議場ほかの仕様イメージ等の確認もいただいたところであります。今後、議場につきましては、議会運営に係る会議システム等についても提案を行い、議会としての各種要望等をいただこうと考えておりまして、その一環として、タブレット端末機の導入を要望されるのであれば、今後、議会並びに執行部における各種のメリットやデメリット等を互いに研究しながら、導入の可否について、積極的に検討をしてもいいのではと考えております。  2点目の本格導入した場合、期待できる節約金額は幾らになるかについてですが、まだまだ全国的には導入事例が少ない中、町規模では、島根県の美郷町議会が先進地のようであります。  議員調査のように、紙代やコピー機の維持費などで年間65万円の節約ができるということからすれば、愛南町でも同程度の節約は可能であると考えますが、その他関係経費等との費用対効果を検証する必要もあり、現段階での節約金額は、一概にお示ししにくいところであります。  以上、第2の質問に対する答弁といたします。 ○議長(山下正敏) 那須議員、2の1について再質問ありませんか。  那須議員。 ○9番(那須芳人) 議会のほうで要望されるならばというような御発言がございました。私は新庁舎ができるからこそ、議場にやるべきだと、それならもし将来的になった場合は費用が少なくて済むということで、この御提案をいたしました。  議会改革というのは議員だけでできるものではございませんで、やっぱり理事者の理解も必要ということでいたしました。  町長もですが、私もかなりのアナログの人間でございまして、きょうなどは議案書でかばんがパンパンになっておりました。タブレット端末なら切手1枚の大きさで済むんで楽だろうなというふうに思ったりもいたしました。  町長はおすしがお好きで、私も御一緒したことがございますが、おすしが皿に乗って向こうから回ってくるお店ですけれども、そのときに必要なものが、固定式ですけれども、いわゆるこれもタブレット端末と言っていいんでしょうが、それで注文いたします。先週、宇和島の焼き肉屋さん行きましたら、これはテーブルごとにタブレット端末があって、それで注文するようになっております。  ソフトバンクの孫正義社長は、学校で要らないのは教科書とノートだというふうに、あの人の持論ですけども、自分の事業の関係もございますが言い切ります。電子黒板とタブレット端末があったら授業の能率化ははるかに高くなり、経費の削減も大きくなるというようなことを、ずっと言われておりまして、5歳児の子供がスマホを自由自在に操るのを見ますと、そういったタブレット端末はこれから当たり前のような形になってくるんじゃないかなということでございます。  その辺のところをまた行政用語ですけども、検討を理事者のほうもしていただきたいと思いますが、いかがですか。 ○議長(山下正敏) 清水町長。 ○町長(清水雅文) お答えします。  私はそちらのほうは全然本当にだめなほうなんですけど、やっぱり議員全員の方の御意見ですね、意見もそういうふうにということであれば、やはり検討、前向きな検討をすると先ほど答弁したとおりでありますので、そういう形でいいんではないかと思っています。 ○議長(山下正敏) 那須議員。 ○9番(那須芳人) 理事者もそうですけれども、議員も4年ごとに顔ぶれがかわりますので、その都度考え方が変わって、今年はタブレットで4年後はまた紙媒体にするというようなこともまたおかしな話でございますので、その辺は議員の要望だけではなくて、やっぱりどうすればいいかというのを考えるべきだというふうに思います。 ○議長(山下正敏) 那須議員。 ○9番(那須芳人) ということで、私は節約できる金額が大きいんじゃないかなというふうに思って、それもありまして御提案を申し上げました。  美郷町は人口が5,226人で、議員は11人と、欠員、今1なんで12人でございます。一般会計と特別会計を合わせた予算は88億5,000万円ということですから、はるかに愛南町よりも少ない、その中で年間65万円の節約ということは、愛南町に置きかえるとその何倍もの節約になるんじゃないかなというふうに思ったりもいたします。そこらあたりは、私どもももう少し勉強いたしまして、やっぱり節約できなくはない、節約できるんだという考えのもとに、この辺のところは前向きに検討をしていきたいと思いますが、また理事者のほうもその辺のところをしっかりと検証していただいて、新庁舎の議場をどうするかということを考えていただきたいと思いますが、いかがですか。 ○議長(山下正敏) 清水町長。 ○町長(清水雅文) そうですね。議員おっしゃられるとおり、前向きに検討したいと思います。 ○議長(山下正敏) これで、那須議員の質問を終わり、一般質問を終わります。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――   ◎日程第7 報告第5号 平成25年度愛南町の健全化判断比率の報告について    日程第8 報告第6号 平成25年度愛南町の公営企業会計に係る資金不足比率の報告について ○議長(山下正敏) お諮りします。  この際、日程第7、報告第5号、平成25年度愛南町の健全化判断比率の報告についてから、日程第8、報告第6号、平成25年度愛南町の公営企業会計に係る資金不足比率の報告についてまでの2議案について、続けて報告をいたしたいが、これに御異議はありませんか。            (「異議なし」と言う者あり) ○議長(山下正敏) 異議なしと認めます。  これより直ちに議題とします。  報告を求めます。  木原企画財政課長。 ○企画財政課長(木原荘二) それでは、報告第5号及び第6号について、一括して提案をいたします。  これは、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び、第22条第1項の規定により報告するものであります。  まず初めに、報告第5号、平成25年度愛南町の健全化判断比率の報告についてを説明いたします。  健全化判断比率は、地方公共団体の財政状況を客観的にあらわし、財政の早期健全化や再生の必要性を判断するためのものとして、四つの財政指標が定められております。  一つ目の実質赤字比率は、一般会計等における実質赤字額を標準財政規模に対する割合であらわしたものであります。なお、実質赤字とは、実質収支が赤字という意味でありまして、実質収支は黒字ですので、実質赤字比率の該当はありません。  二つ目の連結実質赤字比率は、公営企業会計も含めた全会計における実質赤字額及び資金不足額を同じく標準財政規模に対する割合であらわしたものであります。これにつきましても、全会計において実質赤字額及び資金不足額はありませんので、連結実質赤字比率の該当はありません。  三つ目の実質公債費比率は、公債費による財政負担の割合をあらわしたもので、特別会計や一部事務組合の公債費への繰出金や負担金なども含めた指標であります。平成25年度は11.0%で、昨年度より1.1ポイントの減少となっております。  最後に将来負担比率は、一般会計等の地方債の年度末残高や一部事務組合等に対する負担見込み額等、一般会計等が将来負担すべき実質的な負債を標準財政規模に対する割合であらわしたものであります。平成25年度は、22.9%で、昨年度より11.2ポイントの減少となっております。  この四つの財政指標のうち、一つでも早期健全化基準として定められたそれぞれの率を超えますと、財政健全化計画の策定などが義務づけられることになります。  次に、報告第6号、平成25年度愛南町の公営企業会計に係る資金不足比率の報告についてを説明いたします。
     資金不足比率は、公営企業会計ごとの資金の不足額の事業規模に対する比率を言います。愛南町におきましては、記載の2件の事業会計と4件の特別会計については、資金の不足額はありませんので、資金不足比率の該当はありません。  なお、この指標につきましても経営健全化基準の20%を超えますと、経営健全化計画の策定が義務づけられることになります。  なお、監査委員の審査に付した意見につきましては、別紙のとおりであります。  以上、報告第5号及び第6号の説明としますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(山下正敏) 報告が終わりました。  ここで、平成25年度愛南町財政健全化判断比率の審査意見書について、監査委員に対する質疑を受けます。  質疑ありませんか。             (「なし」と言う者あり) ○議長(山下正敏) 質疑がないようなので、これで質疑を終わります。  報告第5号、平成25年度愛南町の健全化判断比率の報告について、質疑を受けます。  質疑ありませんか。             (「なし」と言う者あり) ○議長(山下正敏) 質疑がないようなので、これで平成25年度愛南町の健全化判断比率の報告についてを終わります。  次に、平成25年度愛南町の公営企業会計に係る資金不足比率の審査意見書について、監査委員に対する質疑を受けます。  御質疑ありませんか。             (「なし」と言う者あり) ○議長(山下正敏) 質疑がないようなので、これで質疑を終わります。  報告第6号、平成25年度愛南町の公営企業会計に係る資金不足比率の報告について、質疑を受けます。  質疑ありませんか。             (「なし」と言う者あり) ○議長(山下正敏) 質疑がないようなので、これで、平成25年度愛南町の公営企業会計に係る資金不足比率の報告についてを終わります。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――   ◎日程第 9 認定第 1号 平成25年度愛南町一般会計歳入歳出決算の認定について    日程第10 認定第 2号 平成25年度愛南町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について    日程第11 認定第 3号 平成25年度愛南町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について    日程第12 認定第 4号 平成25年度愛南町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について    日程第13 認定第 5号 平成25年度愛南町簡易水道特別会計歳入歳出決算の認定について    日程第14 認定第 6号 平成25年度愛南町小規模下水道特別会計歳入歳出決算の認定について    日程第15 認定第 7号 平成25年度愛南町浄化槽整備事業特別会計歳入歳出決算の認定について    日程第16 認定第 8号 平成25年度愛南町温泉事業等特別会計歳入歳出決算の認定について    日程第17 認定第 9号 平成25年度愛南町旅客船特別会計歳入歳出決算の認定について    日程第18 認定第10号 平成25年度愛南町上水道事業会計決算の認定について    日程第19 認定第11号 平成25年度愛南町病院事業会計決算の認定について ○議長(山下正敏) お諮りします。  この際、日程第9、認定第1号、平成25年度愛南町一般会計歳入歳出決算の認定から、日程第19、認定第11号、平成25年度愛南町病院事業会計決算の認定についてまでの11議案について、続けて行いたいが、これに御異議はありませんか。            (「異議なし」と言う者あり) ○議長(山下正敏) 異議なしと認めます。  これより直ちに議題とします。  認定第1号、平成25年度愛南町一般会計歳入歳出決算の認定から、認定第9号、平成25年度愛南町旅客船特別会計歳入歳出決算の認定について、提案理由の説明を求めます。  宮城会計管理者。 ○会計管理者(宮城辰彦) 認定第1号、平成25年度愛南町一般会計歳入歳出決算の認定についてから、認定第9号、平成25年度愛南町旅客船特別会計歳入歳出決算の認定についてまでの9議案について、一括して説明いたします。  今回、提案させていただきますのは、地方自治法第233条第3項の規定により、平成25年度の各会計の決算認定をお願いするものであります。各会計の歳入歳出決算書に監査委員の歳入歳出決算審査意見書、主要施策の成果に関する報告書等、決算関係書類をあわせて提出いたしておりますので、よろしくお願いいたします。  なお、説明につきましては、決算審査会において御審議いただけると伺っております。そのときにそれぞれ担当課より詳細な説明があると思いますので、総括的説明とさせていただきます。  まず初めに、認定第1号、平成25年度愛南町一般会計歳入歳出決算の認定について説明いたします。  決算書の5ページから14ページであります。  一般会計の予算現額157億282万2,000円に対し、歳入決算額は156億7,355万5,629円、歳出決算額は148億5,133万1,647円で、歳入歳出差引残額は8億2,222万3,982円となっております。  これは、前年度と比較しまして、歳入で9億9,816万4,841円、6.0%の減、歳出で12億1,403万1,917円、7.6%の減、歳入歳出差引残額で2億1,586万7,076円、35.6%の増となっております。  次に、実質収支に関する調書について説明いたしますので142ページをお開きください。  歳入総額は156億7,355万6,000円、歳出総額は148億5,133万2,000円で、歳入歳出差引額は8億2,222万4,000円でありますが、翌年度へ繰り越すべき財源として繰越明許費繰越額が1億1,166万4,000円でありますので、実質収支額は7億1,056万円の黒字となっております。  以上、認定第1号の説明とします。  次に、認定第2号、平成25年度愛南町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について説明をいたします。  147ページから153ページであります。  国民健康保険特別会計の予算現額38億447万5,000円に対し、歳入決算額は37億8,745万545円、歳出決算額は37億3,968万7,304円で、歳入歳出差引残額は4,776万3,241円となっております。  昨年度と比較しまして、歳入で7,863万5,825円、2.0%の減、歳出で9,517万9,982円、2.5%の減となっております。  次に、実質収支に関する調書について説明いたしますので、174ページをお開きください。  歳入総額は37億8,745万円、歳出総額は37億3,968万7,000円で、歳入歳出差引額は4,776万3,000円、翌年度に繰り越すべき財源はありませんので、実質収支額も4,776万3,000円の黒字となっております。  以上、認定第2号の説明とします。  次に、認定第3号、平成25年度愛南町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について説明をいたします。  179ページから185ページであります。  介護保険特別会計の予算現額30億3,824万8,000円に対し、歳入決算額は30億3,567万50円、歳出決算額は30億1,475万5,381円で、歳入歳出差引残額は2,091万4,669円となっております。  前年度と比較しまして、歳入で1億467万5,113円、3.6%の増、歳出で1億493万507円、3.6%の増となっております。  次に、実質収支に関する調書について説明いたしますので、207ページをお開きください。  歳入総額は30億3,567万円、歳出総額は30億1,475万5,000円で、歳入歳出差引額は2,091万5,000円、翌年度に繰り越すべき財源はありませんので、実質収支額も2,091万5,000円の黒字となっておりますが、剰余金のうち、介護給付費の精算による国庫負担金や地域支援事業費の精算による各種交付金の超過交付等については、次年度に精算を行うこととなっております。  以上、認定第3号の説明とします。  次に、認定第4号、平成25年度愛南町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定についてを説明いたします。  213ページから218ページであります。  後期高齢者医療特別会計の予算現額2億7,800万円に対し、歳入決算額は2億7,893万4,041円、歳出決算額は2億7,162万9,370円で、歳入歳出差引残額は730万4,671円となっております。  前年度と比較しまして、歳入で202万8,753円、0.7%の減、歳出で12万2,461円、0.1%の増となっております。  次に、実質収支に関する調書について説明いたしますので、229ページをお開きください。  歳入総額は2億7,893万4,000円で、歳出総額は2億7,162万9,000円で、歳入歳出差引額は730万5,000円、翌年度に繰り越すべき財源はありませんので、実質収支額も730万5,000円の黒字となっております。  以上、認定第4号の説明とします。  次に、認定第5号、平成25年度愛南町簡易水道特別会計歳入歳出決算の認定について説明をいたします。  235ページから240ページであります。  簡易水道特別会計の予算現額2億4,650万円に対し、歳入決算額は2億4,448万3,700円、歳出決算額は2億4,212万2,850円で、歳入歳出差引残額は236万850円となっております。  前年度と比較しまして、歳入で4,151万3,114円、14.5%の減、歳出で3,834万9,344円、13.7%の減となっております。  次に、実質収支に関する調書について説明いたしますので、252ページをお開きください。  歳入総額は2億4,448万4,000円、歳出総額は2億4,212万3,000円で、歳入歳出差引額は236万1,000円、翌年度に繰り越すべき財源はありませんので、実質収支額も236万1,000円の黒字となっております。  以上、認定第5号の説明とします。  次に、認定第6号、平成25年度愛南町小規模下水道特別会計歳入歳出決算の認定について説明をいたします。  257ページから262ページであります。  小規模下水道特別会計の予算現額1億5,090万円に対し、歳入決算額は1億5,183万2,002円、歳出決算額は1億4,995万6,942円で、歳入歳出差引残額は187万5,060円となっております。  前年度と比較しまして、歳入で436万7,359円、2.8%の減、歳出で452万2,892円、2.9%の減となっております。  次に、実質収支に関する調書について説明いたしますので、273ページをお開きください。  歳入総額は1億5,183万2,000円、歳出総額は1億4,995万7,000円で、歳入歳出差引額は187万5,000円、翌年度に繰り越すべき財源はありませんので、実質収支額も187万5,000円の黒字となっております。  以上、認定第6号の説明とします。  次に、認定第7号、平成25年度愛南町浄化槽整備事業特別会計歳入歳出決算の認定について説明をいたします。  279ページから284ページであります。  浄化槽整備事業特別会計の予算現額1億3,584万9,000円に対し、歳入決算額は1億3,529万1,367円、歳出決算額は1億3,452万2,774円で、歳入歳出差引残額は76万8,593円となっております。  前年度と比較しまして、歳入で4,038円、0.0%の減、歳出で12万5,615円、0.1%の減となっております。  次に、実質収支に関する調書について説明いたしますので、295ページをお開きください。  歳入総額は1億3,529万2,000円、歳出総額は1億3,452万3,000円で、歳入歳出差引額は76万9,000円、翌年度に繰り越すべき財源はありませんので、実質収支額も76万9,000円の黒字となっております。  以上、認定第7号の説明とします。  次に、認定第8号、平成25年度愛南町温泉事業等特別会計歳入歳出決算の認定についてを説明いたします。  301ページから306ページであります。  温泉事業等特別会計の予算現額6,890万円に対し、歳入決算額は7,577万5,142円、歳出決算額は6,822万9,219円で、歳入歳出差引残額は754万5,923円となっております。  前年度と比較しまして、歳入で665万424円、9.6%の増、歳出で42万3,930円、0.6%の増となっております。  次に、実質収支に関する調書について説明いたしますので、317ページをお開きください。  歳入総額は7,577万5,000円、歳出総額は6,822万9,000円で、歳入歳出差引額は754万6,000円、翌年度へ繰り越すべき財源はありませんので、実質収支額も754万6,000円の黒字となっております。  以上、認定第8号の説明とします。
     最後に、認定第9号、平成25年度愛南町旅客船特別会計歳入歳出決算の認定について説明をいたします。  323ページから328ページであります。  旅客船特別会計の予算現額1,479万7,000円に対し、歳入決算額は1,479万7,848円、歳出決算額は1,448万7,282円で、歳入歳出差引残額は31万566円となっております。  前年度と比較しまして、歳入で59万2,747円、3.9%の減、歳出で70万2,197円、4.6%の減となっております。  次に、実質収支に関する調書について説明いたしますので、338ページをお開きください。  歳入総額は1,479万8,000円、歳出総額は1,448万7,000円で、歳入歳出差引額は31万1,000円、翌年度へ繰り越すべき財源はありませんので、実質収支額は31万1,000円の黒字となっております。  以上、認定第9号の説明とします。  以上で、認定第1号から認定第9号までの、9議案の説明を終わらせていただきます。 ○議長(山下正敏) 次に、認定第10号、平成25年度愛南町上水道事業会計決算の認定について、提案理由の説明を求めます。  小西水道課長。 ○水道課長(小西隆広) 認定第10号平成25年度愛南町上水道事業会計決算の認定について説明いたします。  この決算につきましては、地方公営企業法第30条第4項の規定により、認定をお願いするものであります。  監査委員の意見書のほか、関係資料を添えて提出しておりますので、よろしくお願いいたします。  まず、業務状況について説明いたしますので、16ページをお開きください。  年度末給水人口は1万8,334人、前年度に比べ1.8%、328人の減少です。年度末給水戸数は9,176戸で、前年度に比べ0.6%、58戸減少しています。年間配水量は300万7,727トンで、前年度に比べ1.6%、4万8,886トンの減少です。年間有収水量は220万1,656トンで、前年度に比べ1%、2万1,433トン減少しています。有収率は73.2%で、前年度に比べ0.7%の上昇となっています。  次に、経営活動に伴い発生する収益的収入及び支出について説明しますので、1ページをお開きください。  収入でありますが、第1款水道事業収益は、決算額は5億819万3,685円で、前年度に比べ2,408万6,943円の増加となっています。事業収益の主たる収入源であります水道使用料金は3億9,212万9,520円であります。  次に支出でありますが、第1款水道事業費用は、決算額4億9,253万7,249円で、前年度に比べ1,801万9,900円の増加となっています。収益的収入から支出を差し引いた当期純利益は、税込みで1,565万6,436円計上いたしました。  次に、サービスを維持するための設備投資である資本的収入及び支出について説明しますので、2ページをお開きください。  収入でありますが、第1款資本的収入は、予算額1億4,286万5,000円に対して、決算額は1億4,184万1,000円であります。  次に支出でありますが、第1款資本的支出は、予算額3億6,177万2,000円に対して、決算額は3億5,581万6,128円となっております。資本的収入額が、資本的支出額に対して不足する額2億1,397万5,128円は、消費税及び地方消費税資本的収支調整額、過年度分損益勘定留保資金、当年度分損益勘定留保資金及び減債積立金で補填いたしました。  次に、剰余金処分について説明しますので、5ページをお開きください。  平成25年度決算では、当年度純利益が生じておりますので、愛南町水道事業の設置等に関する条例第5条第1項の規定により700万円を減債積立金に積み立ていたします。  以上、認定第10号の説明を終わらせていただきます。 ○議長(山下正敏) 次に、認定第11号、平成25年度愛南町病院事業会計決算の認定について、提案理由の説明を求めます。  吉田国保一本松病院事務長。 ○国保一本松病院事務長(吉田英史) 認定第11号、平成25年度愛南町病院事業会計決算の認定について説明いたします。  まず、平成25年度における病院事業の概況について説明いたします。28ページをお開きください。  平成25年度は、一本松病院、内海診療所ともに勤務医師の急な体調不良などにより、診療体制の確保に苦慮した1年となりました。  なお前年度に引き続き、南宇和病院の医師不足による医師の負担軽減のため、一本松病院から毎週火曜日午後の内視鏡検査、月2回の夜間当直及び月1回の日直業務、南宇和郡医師会による南宇和病院内での急患コーナーでの月1回の診療業務などを行いました。  施設及び医療機器整備については、一本松病院において新たに電動診察ベッドや自動体外式除細動器、AEDを購入しました。そのほか機器の更新として、心電呼吸送信機や全自動高圧滅菌器、ハイローストレッチャー及び温冷配膳車などを購入しました。  内海診療所においては、国庫補助を受け電子内視鏡の購入及び大型吸引器の更新を行いました。  経営面では、外来患者数が一本松病院では年間825人の減、内海診療所では148人の減少となりました。全体では、1日平均患者数が60.6人と前年度に比べ3.8人減りました。入院患者数も前年度を下回り、1日当たり0.4人減少し50.5人になり、病床利用率も84.2%となりました。この結果、外来・入院収益を合わせますと、前年度に比べ2,800万円余りの減収になっております。  それでは、改めて決算書について報告いたしますので、1ページ以下をごらんください。決算総額のみ申し上げます。  まず、収益的収入及び支出についてですが、1ページ、5億4,499万809円の収入に対して、2ページ、5億9,287万6,003円の支出でした。  次に、資本的収入及び支出については、605万円の収入に対して、4ページ、2,300万775円の支出でした。その不足額1,695万775円につきましては、過年度分損益勘定留保資金及び消費税及び地方消費税資本的収支調整額にて補填をいたしました。  次に、財務諸表について説明いたします。  5ページ損益計算書についてですが、下から3行目にありますように、25年度は5,150万3,248円の純損失となりました。前年度繰越利益剰余金が3,053万3,143円ありましたので、当年度未処理欠損金は、2,097万105円となっています。  最後に、欠損金処理について説明しますので7ページをごらんください。  愛南町病院事業の設置等に関する条例第5条の規定により欠損金を埋める目的で利益積立金を積み立てておりましたが、当年度欠損金が発生しましたので、2,097万105円の未処理欠損金に対し、利益積立金500万円を取り崩し1,597万105円の繰り越し欠損金とさせていただきます。  8ページ以下、貸借対照表、費用明細書などにつきましては、お目通しお願いします。  以上、認定第11号の説明を終わらせていただきます。 ○議長(山下正敏) 認定第1号、平成25年度愛南町一般会計歳入歳出決算の認定についてから、認定第11号、平成25年度愛南町病院事業会計決算の認定についての説明を終わります。  ただいま続けて説明しました、認定第1号から認定第11号について、総括的な質疑を行います。  質疑ありませんか。             (「なし」と言う者あり) ○議長(山下正敏) 総括的な質疑がないようなので、これで質疑を終わります。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――   ◎平成25年度決算特別委員会設置(付託 認定第1号~認定第11号) ○議長(山下正敏) お諮りします。  ただいま議題となっております認定第1号から認定第11号までの決算認定11件は、14人の委員をもって構成する平成25年度決算特別委員会が審査を終了するまで設置し、これに付託したいと思います。  これに御異議はありませんか。            (「異議なし」と言う者あり) ○議長(山下正敏) 異議なしと認めます。  よって、認定第1号から認定第11号までの決算認定は、14人の委員をもって構成する平成25年度決算特別委員会を審査が終了するまで設置し、これに付託をすることに決定しました。  引き続いて、平成25年度決算特別委員の選任を行います。  お諮りします。  平成25年度決算特別委員の選任については、委員会条例第8条第2項の規定によって、お手元に配付をしました名簿のとおり指名したいと思います。  御異議ありませんか。            (「異議なし」と言う者あり) ○議長(山下正敏) 異議なしと認めます。  よって、平成25年度決算特別委員は、お手元に配付しました名簿のとおり選任することに決定しました。  ただいま、選任された平成25年度決算特別委員は、次の休憩時間中に委員会を開き、委員長、副委員長の互選を行ってください。  なお、委員会条例第10条第2項の規定により、委員長が互選されるまでは、年長の委員がその職務を行うことになっておりますので、申し添えます。  暫時休憩します。  第3会議室に集合してください。             午後 4時13分 休憩          ―――――――――――――――――             午後 4時27分 再開 ○議長(山下正敏) 休憩前に引き続き会議を開きます。  決算特別委員会委員長に吉村直城氏、副委員長に草木原由幸氏がそれぞれ互選され、それぞれ就任されました。  以上で報告を終わります。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――   ◎日程第20  第65号議案 小型動力ポンプ普通積載車(長月・岩水)購入契約について ○議長(山下正敏) 日程第20、第65号議案、小型動力ポンプ普通積載車(長月・岩水)購入契約についてを議題をします。  提案理由の説明を求めます。  湯浅消防長。 ○消防長(湯浅裕記) 第65号議案、小型動力ポンプ普通積載車(長月・岩水)購入契約について、提案理由の説明をいたします。  この小型動力ポンプ普通積載車の購入は、消防団御荘方面隊第4分団長月支部、城辺方面隊第3分団岩水支部の小型動力ポンプ普通積載車が18年以上経過し、老朽化が著しいため、更新するものであります。  7月18日に入札執行いたしましたが、その取得予定価格が700万円を超えておりますので、議会の議決が必要なため提案するものです。  契約の内容については、1の契約の目的は、小型動力ポンプ普通積載車の購入事業です。車輌及び附属品、取りつけ装置等につきましては、議案裏面添付資料のとおりです。規格は消防専用シャシに排気量2,000cc、2輪駆動仕様であります。  2の契約の方法は、指名競争入札による契約です。指名業者は、6月24日の入札参加資格審査委員会で決定しました、宇和島市の喜多商事(株)、(株)岩本商会宇和島営業所、松山市の(株)ヤマダ、小川ポンプ工業(株)愛媛支社、(株)四国消防の5社です。  3の契約金額は、870万1,780円です。  4の契約の相手方は、宇和島市祝森甲1687番地12、喜多商事株式会社、代表取締役、坂本嘉也です。  納入期限は平成27年1月20日としています。  以上、第65号議案の説明といたします。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(山下正敏) 説明が終わりました。  これより質疑を受けます。  質疑ありませんか。             (「なし」と言う者あり) ○議長(山下正敏) 質疑がないようなので、これで質疑を終わります。  続いて討論を行います。  討論ありませんか。             (「なし」と言う者あり) ○議長(山下正敏) 討論なしと認めます。  これより、第65号議案、小型動力ポンプ普通積載車(長月・岩水)購入契約についてを採決します。  お諮りします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
                  (賛成者起立) ○議長(山下正敏) 全員起立であります。  よって、第65号議案、小型動力ポンプ普通積載車(長月・岩水)購入契約については、原案のとおり可決されました。  お諮りします。  時間内に本日の全日程審議を終了することができないと思われますので、本日の会議時間は60分間延長したいが、これに御異議はございませんか。            (「異議なし」と言う者あり) ○議長(山下正敏) 異議なしと認めます。  60分間延長いたします。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――   ◎日程第21 第66号議案 愛南町放課後児童健全育成事業の設備及び                 運営に関する基準を定める条例の制定について ○議長(山下正敏) 日程第21、第66号議案、愛南町放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定についてを議題とします。  提案理由の説明を求めます。  森口生涯学習課長。 ○生涯学習課長(森口 勉) 第66号議案、愛南町放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定について提案理由の説明をいたします。  本案は、子ども・子育て支援法及び就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律により、児童福祉法の一部が改正され、放課後児童健全育成事業の設備及び運営の基準が市町村の条例に委任されたため、新たに条例を制定いたしたく提案するものであります。  それでは、条例の主な内容について説明いたします。  第1条では、この条例の趣旨を、第2条では、この条例における用語の定義を定めています。  第3条では、最低基準の向上の規定が定められ、第4条では、最低基準と放課後児童健全育成事業者について定めています。  第5条から第21条では、改正後の法第34条8の2により条例に委任された基準を定めるものです。「放課後児童健全育成事業の一般原則」、「放課後児童健全育成事業者と非常災害対策」、「放課後児童健全育成事業者の一般的要件」、「放課後児童健全育成事業者の職員の知識及び技能の向上等」、「設備の基準」、「職員」、「利用者を平等に取り扱う原則」、「虐待の禁止」、「衛生管理等」、「運営規定」、「放課後児童健全育成事業者が備える帳簿」、「秘密保持等」、「苦情への対応」、「開所時間及び日数」、「保護者との連絡」、「関係機関との連携」、「事故発生時の対応」について基準を定めています。  附則として、第1条では施行期日について、この条例は、子ども・子育て支援法及び就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律の施行の日から施行することとしています。  第2条では経過措置として、職員の基準を定めた第10条第3項中「都道府県の研修を修了したもの」の適用を、施行の日から平成32年3月31日までの間については、「修了することを予定している者を含む。」と読みかえることとしています。  以上、第66号議案の説明といたします。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(山下正敏) 説明が終わりました。  これより質疑を受けます。  質疑ありませんか。  斎藤議員。 ○11番(斎藤武俊) 健全育成事業と、これはやはり改正になってもできるところという人数制限というのは改正にはなっていないわけですか。今まで生徒数が100人以上やないとできないというような縛りがあったと思うが、これについてもそれは全然改正になっていないわけですか。 ○議長(山下正敏) 森口生涯学習課長。 ○生涯学習課長(森口 勉) お答えします。  その点等については、改正されておりません。 ○議長(山下正敏) ほかに質疑はありませんか。             (「なし」と言う者あり) ○議長(山下正敏) 質疑がないようなので、これで質疑を終わります。  続いて討論を行います。  討論ありませんか。             (「なし」と言う者あり) ○議長(山下正敏) 討論なしと認めます。  これより、第66号議案、愛南町放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定について採決します。  お諮りします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。               (賛成者起立) ○議長(山下正敏) 起立多数であります。  よって、第66号議案、愛南町放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定については、原案のとおり可決されました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――   ◎日程第22 第67号議案 愛南町家庭的保育事業等の設備及び運営に                 関する基準を定める条例の制定について ○議長(山下正敏) 日程第22、第67号議案、愛南町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定についてを議題とします。  提案理由の説明を求めます。  坂本保健福祉課長。 ○保健福祉課長(坂本和美) 第67号議案、愛南町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例について提案理由の説明をいたします。  本案は、子ども・子育て関連3法に基づく子ども・子育て支援新制度が平成27年4月から施行されることに伴い、家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定を行いたく提案するものであります。  それでは、条例の主な内容について説明をします。  まず、家庭的保育事業等というのは、定員が6人から19人の小規模保育、5人以下の家庭的保育、居宅訪問型保育、事業所内保育を示します。これらの事業は市町村に限らず、一般の事業者も実施することができるため、事業の実施申請があった場合に備え、基準を定めておく必要があります。  定める基準については、国が提示している最低基準に準じていますが、今後の事業実施状況や、地域の実情に応じて、必要があれば基準を変更していくことになります。  制定条例第1条から第21条で条例の趣旨、定義、家庭的保育事業等の4事業に共通の基準を定めます。  第22条から第26条で家庭的保育事業に関する基準として、場所の要件、配置職員、保育者1人に対して保育できる乳幼児数、保育時間、保育内容、保護者との連絡について定めます。  第27条から第36条で小規模保育事業に関する基準として、A型・B型・C型の3類型に対する事業所の整備、職員、保育時間、保育内容、保護者との連絡について定めます。  第37条から第41条で居宅訪問型保育事業に関する基準として、事業所の設備及び備品、保育者1人に対して保育できる乳幼児数、居宅訪問型保育連携施設の確保、保育時間、保育内容、保護者との連絡について定めます。  第42条から第48条で事業所内保育事業に関する基準として、事業所の設備、職員、保育時間、保育内容、保護者との連絡について定めます。  附則として、この条例は、子ども・子育て支援法及び就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律の施行の日から施行することとしております。  以上、第67号議案の説明とします。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(山下正敏) 説明が終わりました。  これより質疑を受けます。  質疑ありませんか。             (「なし」と言う者あり) ○議長(山下正敏) 質疑がないようなので、これで質疑を終わります。  続いて討論を行います。  討論ありませんか。             (「なし」と言う者あり) ○議長(山下正敏) 討論なしと認めます。  これより、第67号議案、愛南町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定についてを採決します。  お諮りします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。               (賛成者起立) ○議長(山下正敏) 全員起立であります。  よって、第67号議案、愛南町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定については、原案のとおり可決されました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――   ◎日程第23 第68号議案 愛南町特定教育・保育施設及び特定地域型                 保育事業の運営に関する基準を定める条例の制定について ○議長(山下正敏) 日程第23、第68号議案、愛南町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の制定についてを議題とします。  提案理由の説明を求めます。  坂本保健福祉課長。 ○保健福祉課長(坂本和美) 第68号議案、愛南町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例について提案理由の説明をいたします。  本案は、子ども・子育て関連3法に基づく子ども・子育て支援新制度が平成27年4月から施行されることに伴い、特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の制定を行いたく提案するものであります。  それでは、条例の主な内容について説明します。  まず、特定教育・保育施設というのは、幼稚園、保育所、そして幼稚園と保育所が一体となった認定こども園を指します。町内で特定教育・保育施設として対象となるものは、公立幼稚園1施設、公立保育所8施設、私立保育所2施設があります。認定こども園は設置しておらず、また、特定地域型保育事業は実施しておりませんが、これらの事業は市町村に限らず、一般の事業者も実施することができるため、事業の実施申請があった場合に備えて、基準を定めておく必要があります。  条例で定める基準については、国が提示している最低基準に準じていますが、今後の事業実施状況や、地域の実情に応じて、必要があれば基準を変更していくことになります。  制定条例第1条から第3条で趣旨、定義、一般原則を定めます。  第4条から第36条で特定教育・保育施設の利用定員基準、運営基準、特例給付費に関する基準を定めます。  第37条から第52条で特定地域型保育事業の利用定員基準、運営基準、特例給付費に関する基準を定めます。  附則として、この条例は、子ども・子育て支援法の施行日から施行することとしております。  以上、第68号議案の説明とします。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(山下正敏) 説明が終わりました。  これより質疑を受けます。  質疑ありませんか。             (「なし」と言う者あり)
    ○議長(山下正敏) 質疑がないようなので、これで質疑を終わります。  続いて討論を行います。  討論ありませんか。             (「なし」と言う者あり) ○議長(山下正敏) 討論なしと認めます。  これより、第68号議案、愛南町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の制定について採決します。  お諮りします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。               (賛成者起立) ○議長(山下正敏) 全員起立であります。  よって、第68号議案、愛南町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の制定については、原案のとおり可決されました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――   ◎日程第24 第69号議案 愛南町母子家庭医療費助成条例の一部改正について ○議長(山下正敏) 日程第24、第69号議案、愛南町母子家庭医療費助成条例の一部改正についてを議題とします。  提案理由の説明を求めます。  中尾町民課長。 ○町民課長(中尾 滋) 第69号議案、愛南町母子家庭医療費助成条例の一部改正について提案理由の説明をいたします。  本案は、「母子及び寡婦福祉法」の題名が「母子及び父子並びに寡婦福祉法」に改正されることに伴い、法律を引用している愛南町母子家庭医療費助成条例の一部を改正いたしたく提案するものであります。  それでは、改正内容を説明しますので、裏面の新旧対照表をごらんください。  第2条第2号及び第3条第4号中「母子及び寡婦福祉法」を「母子及び父子並びに寡婦福祉法」に改めます。  議案にお戻りください。  附則として、この条例は、平成26年10月1日から施行することとしております。  以上、第69号議案の説明とします。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(山下正敏) 説明が終わりました。  これより質疑を受けます。  質疑ありませんか。             (「なし」と言う者あり) ○議長(山下正敏) 質疑がないようなので、これで質疑を終わります。  続いて討論を行います。  討論ありませんか。             (「なし」と言う者あり) ○議長(山下正敏) 討論なしと認めます。  これより、第69号議案、愛南町母子家庭医療費助成条例の一部改正についてを採決します。  お諮りします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。               (賛成者起立) ○議長(山下正敏) 全員起立であります。  よって、第69号議案、愛南町母子家庭医療費助成条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――   ◎日程第25 第70号議案 愛南町営住宅管理条例の一部改正について ○議長(山下正敏) 日程第25、第70号議案、愛南町営住宅管理条例の一部改正についてを議題とします。  提案理由の説明を求めます。  長田財産管理課長。 ○財産管理課長(長田照夫) 第70号議案、愛南町営住宅管理条例の一部改正について提案理由の説明をいたします。  中国残留邦人等の円滑な帰国の促進及び永住帰国後の自立支援に関する法律が一部改正され、題名の改正等が行われたことから、法の題名を引用している条文を改める必要が生じたため、本条例の一部を改正いたしたく提案するものであります。  それでは、改正内容について説明いたしますので、新旧対照表をごらんください。  第5条第2項第5号中「中国残留邦人等の円滑な帰国の促進及び永住帰国後の自立支援に関する法律(平成6年法律第30号)」を「中国残留邦人等の円滑な帰国の促進並びに永住帰国した中国残留邦人等及び特定配偶者の自立支援に関する法律(平成6年法律第30号)」に改め、「附則第4条第1項に規定する支援給付」の次に「及び中国残留邦人等の円滑な帰国の促進及び永住帰国後の自立支援に関する法律の一部を改正する法律(平成25年法律第106号)附則第2条第1項または第2項の規定により、なお従前の例によることとされた同法による改正前の中国残留邦人等の円滑な帰国の促進及び永住帰国後の自立支援に関する法律第14条第1項に規定する支援給付」という条文を加えます。  原則として、この条例は、平成26年10月1日から施行することとしております。  以上、第70号議案の説明といたします。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(山下正敏) 説明が終わりました。  これより質疑を受けます。  質疑ありませんか。             (「なし」と言う者あり) ○議長(山下正敏) 質疑がないようなので、これで質疑を終わります。  続いて討論を行います。  討論ありませんか。             (「なし」と言う者あり) ○議長(山下正敏) 討論なしと認めます。  これより、第70号議案、愛南町営住宅管理条例の一部改正についてを採決します。  お諮りします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。               (賛成者起立) ○議長(山下正敏) 全員起立であります。  よって、第70号議案、愛南町営住宅管理条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――   ◎日程第26 第71号議案 愛南町消防長及び消防署長の資格を定める条例の制定について ○議長(山下正敏) 日程第26、第71号議案、愛南町消防長及び消防署長の資格を定める条例の制定についてを議題とします。  提案理由の説明を求めます。  湯浅消防長。 ○消防長(湯浅裕記) 第71号議案、愛南町消防長及び消防署長の資格を定める条例の制定について、提案理由の説明をいたします。  本案は、地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律により、消防組織法第15条が改正され、消防長及び消防署長の任命資格が市町村の条例に委任されたことにより、市町村の消防長及び消防署長の資格の基準を定める政令を参酌して、新たに条例を制定するものであります。  それでは、条例の主な内容について説明します。  第1条では、この条例の制定の趣旨を、第2条では、消防長の資格として、消防職員として消防事務に従事した者で、消防署長の職または消防本部における消防署長の職と同等以上と認められる職に1年以上あったものであること、もしくは町の行政事務に従事した者で、町長の直近下位の内部組織の長の職またはこれと同等以上と認められる職に2年以上あったものであることを定めております。  第3条では、消防署長の資格として、消防吏員として消防事務に従事した者で、消防司令以上の階級に1年以上あったものであること、または同じく消防吏員として消防事務に従事した者で、消防司令補以上の階級に3年以上あったものであることを定めております。  附則として、この条例は、平成26年10月1日から施行することとしています。  以上、第71号議案の説明とします。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(山下正敏) 説明が終わりました。  これより質疑を受けます。  質疑ありませんか。             (「なし」と言う者あり) ○議長(山下正敏) 質疑がないようなので、これで質疑を終わります。  続いて討論を行います。  討論ありませんか。             (「なし」と言う者あり) ○議長(山下正敏) 討論なしと認めます。  これより、第71号議案、愛南町消防長及び消防署長の資格を定める条例の制定についてを採決します。  お諮りします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。               (賛成者起立) ○議長(山下正敏) 全員起立であります。  よって、第71号議案、愛南町消防長及び消防署長の資格を定める条例の制定については、原案のとおり可決されました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――   ◎日程第27 第72号議案 愛南町火災予防条例の一部改正について ○議長(山下正敏) 日程第27、第72号議案、愛南町火災予防条例の一部改正についてを議題とします。  提案理由の説明を求めます。  湯浅消防長。
    ○消防長(湯浅裕記) 第72号議案、愛南町火災予防条例の一部改正について提案理由の説明をいたします。  本案は、消防法施行令の一部を改正する政令が公布されたことに伴い、本条例の一部を改正いたしたく提案するものであります。  これは、平成25年8月に京都府で発生した福知山花火大会火災を踏まえ、対象火気器具等の取り扱いに関する規定の整備のほか、屋外における催しの防火管理体制の構築を図るため、大規模な催しを主催する者に対して、防火担当者の選任、火災予防上必要な業務の計画の作成等を義務づけるものであります。  それでは、改正内容について説明しますので、新旧対照表をごらんください。  目次の改正は、屋外催しに係る防火管理に関する条文を定めた新章を追加するため、「第5章 避難管理」の次に「第5章の2」として「屋外催しに係る防火管理」を加えるものです。  第18条の改正は、液体燃料を使用する器具の取扱基準に、第9号の2として、屋外催しで使用する場合にあっては、消火器の準備をした上で使用するよう定めた条文を追加するものです。  第19条、第21条及び第22条の改正は、第18条に第9号の2の条文が追加されたことに伴う改正です。  新たに追加した「第5章の2 屋外催しに係る防火管理」については、祭礼や花火大会などの多数の者の集合する屋外での催しのうち、大規模なもので、対象火気器具等の周囲で火災が発生した場合に人命または財産に特に重大な被害を与えるおそれがあると認めるものを、消防長が「指定催し」として指定すること、また、指定催しを主催するものは、速やかに防火担当者を定め、開催日の14日前までに火災予防上必要な業務に関する計画を作成し、消防長に提出しなければならないことを定めています。  第45条の改正は、消防長に届け出なければならない行為に、対象火気器具等を使用する屋外催しを加えるものです。  第49条の改正は、罰則の対象に第42条の3第2項の規定に違反して、同条第1項に規定する火災予防上必要な業務に関する計画を提出しなかった者を加えるものです。  第50条の改正は、両罰規定の対象に「法人でない団体で代表者または管理人の定めのあるもの」を加えるためのものです。  議案にお戻りください。  附則として、この条例は、平成26年10月1日から施行することとしております。ただし、この条例の施行日から起算して14日を経過する日までに終了する催しについては、この条例による改正後の愛南町火災予防条例第42条の2及び第42条の3の規定は適用しないものとします。  以上、第72号議案の説明とします。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(山下正敏) 説明が終わりました。  これより質疑を受けます。  質疑ありませんか。             (「なし」と言う者あり) ○議長(山下正敏) 質疑がないようなので、これで質疑を終わります。  続いて討論を行います。  討論ありませんか。             (「なし」と言う者あり) ○議長(山下正敏) 討論なしと認めます。  これより、第72号議案、愛南町火災予防条例の一部改正についてを採決します。  お諮りします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。               (賛成者起立) ○議長(山下正敏) 全員起立であります。  よって、第72号議案、愛南町火災予防条例の一部改正については、原案のとおり可決されました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――   ◎日程第28 請願第1号 請願書「伊方原発の再稼働を認めないよう国に求める意見書を決議すること」 ○議長(山下正敏) 日程第28、請願第1号、総務文教常任委員会に付託しました請願書「伊方原発の再稼働を認めないように国に求める意見書を決議すること」を議題とします。  委員長の報告を求めます。  総務文教常任委員長。 ○総務文教常任委員長(中野光博) 愛南町議会議長 山下 正敏 殿  総務文教常任委員会 委員長 中野 光博  請願審査報告書  本委員会に付託された請願を審査した結果、下記のとおり決定したので会議規則第93条第1項の規定により報告します。                  記  第1回請願審査会  1、日時、平成26年3月11日、火曜日、13時15分より。  2から5につきましては記載のとおりであります。  6、審査の結果等、継続審査。  第2回請願審査会  1、日時、平成26年5月22日、木曜日、9時30分より。  2から5につきましては、記載のとおりであります。  6、審査の結果等、継続審査。  第3回請願審査会  1、日時、平成26年8月6日、水曜日、9時より。  2から5につきましては、記載のとおりであります。  6 審査の結果等  受理番号、平成26年請願第1号。  付託年月日、平成26年3月7日、第1回定例会。  件名、請願書「伊方原発の再稼働を認めないよう国に求める意見書を決議すること」  委員会の意見  国の明確な方針が示されていない状況において、愛南町が再稼働を認めないという意見表明をすることは適格でないと考える。  審査結果、不採択。  以上です。 ○議長(山下正敏) 総務文教常任委員長の報告が終わりました。  これより、委員長報告に対する質疑を受けます。  質疑ありませんか。             (「なし」と言う者あり) ○議長(山下正敏) 質疑がないようなので、これで質疑を終わります。  続いて討論を行います。  討論ありませんか。             (「なし」と言う者あり) ○議長(山下正敏) 討論なしと認めます。  これより、請願第1号、請願書「伊方原発の再稼働を認めないよう国に求める意見書を決議すること」を採決します。  お諮りします。  この請願に対する委員長の報告は不採択です。  したがって、原案について採決します。  請願第1号、請願書「伊方原発の再稼働を認めないように国に求める意見書を決議すること」を採択することに賛成の方は起立願います。               (賛成者起立) ○議長(山下正敏) 起立少数であります。  よって、請願第1号、請願書「伊方原発の再稼働を認めないよう国に求める意見書を決議すること」は、不採択とすることに決定しました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――   ◎日程第29 請願第3号 「特定秘密保護法の廃止を求める意見書」の提出を求める請願 ○議長(山下正敏) 日程第29、請願第3号、総務文教常任委員会に付託しました、「特定秘密保護法の廃止を求める意見書」の提出を求める請願を議題とします。  委員長の報告を求めます。  中野総務文教常任委員長。 ○総務文教常任委員長(中野光博)  愛南町議会議長 山下 正敏 殿  総務文教常任委員会 委員長 中野 光博  請願審査報告書  本委員会に付託された請願を審査した結果、下記のとおり決定したので会議規則第93条第1項の規定により報告します。                  記  第1回請願審査会  1、日時、平成26年3月11日、火曜日、13時15分より。  2から5につきましては、記載のとおりであります。  6、審査の結果等、継続審査。  第2回請願審査会  1、日時、平成26年5月22日、木曜日、9時30分より。  2から5につきましては、記載のとおりであります。  6、審査の結果等、継続審査。  第3回請願審査会  1、日時、平成26年8月6日、水曜日、9時より。  2から5につきましては、記載のとおりであります。  6 審査の結果等  受理番号、平成26年請願第3号。
     付託年月日、平成26年3月7日、第1回定例会。  件名、「特定秘密保護法の廃止を求める意見書」の提出を求める請願  委員会の意見  日本にとって秘密保護法は必要なものと考え、また、新たな独立したチェック機関や運用基準も示されてきており、廃止を求める必要はない。  審査結果、不採択であります。 ○議長(山下正敏) 総務文教常任委員長の報告が終わりました。  これより、委員長報告に対する質疑を受けます。  質疑ありませんか。             (「なし」と言う者あり) ○議長(山下正敏) 質疑がないようなので、これで質疑を終わります。  続いて討論を行います。  討論ありませんか。             (「なし」と言う者あり) ○議長(山下正敏) 討論なしと認めます。  これより、請願第3号、「特定秘密保護法の廃止を求める意見書」の提出を求める請願を採決します。  お諮りします。  この請願に対する委員長の報告は不採択です。  したがって、原案について採決します。  請願第3号、「特定秘密保護法の廃止を求める意見書」の提出を求める請願を採択することに賛成の方は起立願います。               (賛成者起立) ○議長(山下正敏) 起立少数であります。  よって、請願第3号、「特定秘密保護法の廃止を求める意見書」の提出を求める請願は、不採択とすることに決定しました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――   ◎日程第30 請願第5号 「大飯原発での運転差止判決」をふまえ伊方                原発を再稼働させず廃炉に向けることを求める請願 ○議長(山下正敏) 日程第30、請願第5号、総務文教常任委員会に付託しました、「大飯原発での運転差止判決」をふまえ伊方原発を再稼働させず廃炉に向けることを求める請願を議題とします。  委員長の報告を求めます。  中野総務文教常任委員長。 ○総務文教常任委員長(中野光博) 愛南町議会議長 山下 正敏 殿  総務文教常任委員会 委員長 中野 光博  請願審査報告書  本委員会に付託された請願を審査した結果、下記のとおり決定したので会議規則第93条第1項の規定により報告します。                  記  第1回請願審査会  1、日時、平成26年6月13日、金曜日、10時より。  2から5につきましては記載のとおりであります。  6、審査の結果等、継続審査。  第2回請願審査会  1、日時、平成26年8月6日、水曜日、9時より。  2から5につきましては、記載のとおりであります。  6 審査の結果等  受理番号、平成26年請願第5号。  付託年月日、平成26年6月12日、第2回定例会。  件名、「大飯原発での運転差止判決」をふまえ伊方原発を再稼働させず廃炉に向けることを求める請願  委員会の意見  国の明確な方針が示されていない状況、また、大飯原発での運転差止判決は控訴により結審していない状況で、愛南町が再稼働させず廃炉に向けることを求めるという意見表明をすることは適格でないと考える。  審査結果、不採択。  以上です。 ○議長(山下正敏) 総務文教常任委員長の報告が終わりました。  これより、委員長報告に対する質疑を受けます。  質疑ありませんか。             (「なし」と言う者あり) ○議長(山下正敏) 質疑がないようなので、これで質疑を終わります。  続いて討論を行います。  討論ありませんか。             (「なし」と言う者あり) ○議長(山下正敏) 討論なしと認めます。  これより、請願第5号、「大飯原発での運転差止判決」をふまえ伊方原発を再稼働させず廃炉に向けることを求める請願を採決します。  お諮りします。  この請願に対する委員長の報告は不採択です。  したがって、原案について採決します。  請願第5号、「大飯原発での運転差止判決」をふまえ伊方原発を再稼働させず廃炉に向けることを求める請願を採択することに賛成の方は起立を願います。               (賛成者起立) ○議長(山下正敏) 起立少数であります。  よって、請願第5号、「大飯原発での運転差止判決」をふまえ伊方原発を再稼働させず廃炉に向けることを求める請願は、不採択することに決定しました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――   ◎日程第31 第73号議案 平成26年度愛南町一般会計補正予算(第3号)について ○議長(山下正敏) 日程第31、第73号議案、平成26年度愛南町一般会計補正予算(第3号)についてを議題とします。  提案理由の説明を求めます。  岡田副町長。 ○副町長(岡田敏弘) 第73号議案、平成26年度愛南町一般会計補正予算(第3号)について、提案理由の説明をいたしますので、1ページをお開きください。  今回の補正予算は、歳入歳出それぞれ、3億9,972万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ160億9,684万4,000円とするものであります。  それでは、歳出から説明いたしますので、23ページをお開きください。  2款総務費は、企画費において、ふるさと寄附金システム構築委託料として194万4,000円、ジャズ・イン・四国(愛南町)実行委員会負担金300万円の追加。24ページ、防災対策費において、町内一円の緊急避難路整備工事1,410万円や津波一時避難場所防災灯設置工事540万円等の追加、地域活性化対策費において、地区要望に対応して実施する集会所改修工事153万2,000円の追加。25ページ、新庁舎建設費において、役場第2駐車場舗装等工事1,473万4,000円や城辺社会福祉会館等解体工事8,683万2,000円など新庁舎建設関係費で合計1億1,772万8,000円の追加。  27ページ、3款民生費は、老人福祉費において、老人保護施設措置費311万4,000円の追加。28ページ、介護保険事業費において、介護保険特別会計繰出金376万7,000円、児童福祉総務費において、子育て支援緊急対策事業補助金290万円の減額及び保育緊急確保事業費補助金264万3,000円の追加等であります。  29ページ、4款衛生費は、予防費において、水痘及び高齢者肺炎球菌に係る予防接種委託料547万7,000円、環境衛生総務費において、再生可能エネルギー導入可能性調査委託料499万円、環境衛生施設費において、御荘霊苑納骨堂新築工事360万8,000円の追加、30ページ、上水道費において、上水道企業会計補助金530万円の追加等であります。  6款農林水産業費は、農地費において、地区要望に対応して実施する各地区の農道や水路等の舗装・改修等の工事請負費2,240万円の追加、32ページ、水産業振興費において、長崎荷さばき施設埋め立て工事100万円や水産振興利子補給270万8,000円、漁港管理費において、深浦漁港久良地区臨港道路横断水路改修工事ほか3件で920万円の追加等であります。  33ページ、7款商工費は、その他公園費において、えひめ国体に備え、あけぼの公園施設等修繕に係る設計委託料108万円の追加等であります。  8款土木費は、道路維持費において、地区要望に対応して実施する町内一円の町道維持補修工事3,480万円、道路新設改良費において、町道城山愛宕線ほか1件の道路改良工事3,220万円の追加、34ページ、道路改良に係る土地購入費213万2,000円、河川維持費において、町内一円の河川維持補修工事2,100万円、砂防費において、西ノ沢1地区がけ崩れ防災対策工事及び瀬戸谷1地区ほかの集落・避難路保全斜面地震対策工事4件6,850万円の追加、35ページ、住宅管理費において、山出住宅撤去工事192万5,000円の追加等であります。  9款消防費は、消防庁舎建設に係る工事請負費1,200万円を減額し、36ページ、施設備品購入費として1,200万円の追加であります。  38ページ、11款災害復旧費は、町内一円の道路災害復旧工事500万円及び河川災害復旧工事300万円の追加であります。  13款諸支出金は、基金費において、旧内海学校給食センターを有償貸与するに当たり、国庫返還金相当額を公共施設整備基金に250万3,000円積み立てるための追加であります。  次に、歳入について説明いたしますので、17ページをお開きください。  12款分担金及び負担金は、土木費負担金において、がけ崩れ防災対策事業地元負担金685万円等の追加であります。  14款国庫支出金は、総務費国庫補助金において、社会保障・税番号制度システム整備費補助金864万7,000円、民生費国庫補助金において、保育緊急確保事業費国庫補助金1,085万9,000円の追加、18ページ、小水力等再生可能エネルギー導入推進事業費国庫補助金400万円の追加であります。  15款県支出金は、総務費県補助金において、新ふるさとづくり総合支援事業費県補助金ほか2件で421万1,000円、19ページ、保育緊急確保事業費県補助金920万7,000円等の追加及び子育て支援緊急対策事業県補助金1,620万7,000円の減額、農林水産業費県補助金において、農業委員会費県補助金413万6,000円の減額、土木費県補助金において、がけ崩れ防災対策事業県補助金4,110万円、教育費県補助金において、被災地児童生徒等との愛顔の交流支援事業費県補助金100万円の追加等であります。  20ページ、19款繰越金は、前年度繰越金9億3,104万8,000円の追加、20款諸収入は、雑入において、療養給付費市町負担金還付金1,247万1,000円の追加、21款町債は、合併特例債等8,790万円を追加しています。  以上、第73号議案の提案説明といたします。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(山下正敏) 説明が終わりました  お諮りします。  第73号議案、平成26年度愛南町一般会計補正予算(第3号)について、提案理由の説明が終わったところですが、本日の会議はこの程度にとどめ延会したいと思いますが、これに御異議はありませんか。            (「異議なし」と言う者あり) ○議長(山下正敏) 異議なしと認めます。  よって、本日はこれにて延会することに決定しました。  なお、あした5日から10日までの休会中、5日午前10時より議会運営委員会を、8日午前10時より請願審査に係る総務文教常任委員会をそれぞれ開催することになっております。9月11日最終日は、午前10時より会議を開きます。  本日はこれで延会します。             午後 5時20分 延会
    上記のとおり会議の次第を記載して、その相違ないこと証するため署名する。      議     長    山 下 正 敏      会議録署名議員    西 口   孝      会議録署名議員    宮 下 一 郎...