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平成24年第4回定例会(第1日12月13日)

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  1. 愛南町議会 2012-12-13
    平成24年第4回定例会(第1日12月13日)


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    平成24年第4回定例会(第1日12月13日)            平成24年第4回愛南町議会定例会会議録(第1号)                  招集年月日 平成24年12月13日(木曜)                  招集場所 愛南町役場議場                  開会 12月13日 10時00分宣告 1.議事日程  日程第 1 会議録署名議員の指名  日程第 2 会期の決定  日程第 3 諸般の報告  日程第 4 所管事務調査の件(委員長報告)  日程第 5 一般質問  日程第 6 報告第  6号 平成24年度(平成23年度実績)教育委員会点検・評                価の報告について  日程第 7 承認第  6号 専決処分第5号の承認を求めることについて(平成24                年度愛南町一般会計補正予算(第4号))  日程第 8 第 97号議案 御荘漁港港整備交付金工事請負契約の変更について  日程第 9 第 98号議案 地域産業研究普及センター施設整備工事請負契約の変                更について  日程第10 第 99号議案 愛南町学校給食センター給食用備品購入事業契約につい                て
     日程第11 第100号議案 愛南町学校給食センター給食用消耗品購入事業契約につ                いて  日程第12 第101号議案 愛南町学校給食センター建築主体工事請負契約の変更に                ついて  日程第13 第102号議案 愛南町学校給食センター機械設備工事請負契約の変更に                ついて  日程第14 第103号議案 愛南町学校給食センター電気設備工事請負契約の変更に                ついて  日程第15 第104号議案 愛南町学校給食センター厨房機器購入事業契約の変更に                ついて  日程第16 第 93号議案 平成24年度愛南町一般会計補正予算(第5号)につい                て  日程第17 第 94号議案 平成24年度愛南町国民健康保険特別会計補正予算(第                2号)について  日程第18 第 95号議案 平成24年度愛南町介護保険特別会計補正予算(第2号                )について  日程第19 第 96号議案 平成24年度愛南町上水道事業会計補正予算(第2号)                について  日程第20 第 91号議案 愛南町職員の給与に関する条例の一部改正について  日程第21 第 92号議案 愛南町旅客船等の設置及び管理に関する条例の一部改正                について  日程第22 第105号議案 津島水道企業団規約の変更について  日程第23 第106号議案 辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更について  日程第24 諮問第  2号 人権擁護委員候補者の推薦について 2.本日の会議に付した事件  議事日程第1から第16 3.出席議員(20名)   1番 佐々木 史 仁       2番 草木原 由 幸   3番 山 下 太 三       4番 中 野 光 博   5番 浜 本 元 通       6番 内 倉 長 蔵   7番 宮 下 一 郎       8番 山 下 正 敏   9番 澤 本   誠      10番 那 須 芳 人  11番 脇 田 達 矢      12番 飯 田 利 久  13番 畑 田 藤志郎      14番 田 口   勝  15番 吉 村 直 城      16番 土 居 尚 行  17番 西 口   孝      18番 浜 田 博 文  19番 増 元 久 男      20番 斎 藤 武 俊 4.欠席議員(0名) 5.説明のため出席した者の職氏名    町長          清 水 雅 文    副町長         石 川 芳 洋    教育長         田 村 茂 雄    総務課長        中 川 治 雄    企画財政課長      那 須 英 治    消防長         松 田 良 生    会計管理者       西 村 信 男    財産管理課長      湯 浅 裕 記    税務課長        山 田 智 久    町民課長        浜 田 庄 司    農林課長        山 口 俊 文    水産課長        中 村 維 伯    建設課長        上 埜 一 男    商工観光課長      田 中 俊 二    環境衛生課長      嘉喜山   茂    水道課長        小 西 隆 広    保健福祉課長      児 島 秀 之    高齢者支援課長     吉 田 光 男    学校教育課長      坂 尾 英 治    生涯学習課長      田 原 郁 夫    国保一本松病院事務長  田 中 啓一郎    内海支所長       中 川 健 一    御荘支所長       藤 村 雄 二    一本松支所長      池 田   力    西海支所長       宮 城 辰 彦 6.職務のため出席した者の職氏名    事務局長        木 原 荘 二    係長          田 中 俊 行    主査          浜 田 晶 子                午前10時00分 開会 ○議長(斎藤武俊) ただいまの出席議員は20名です。定足数に達しておりますので、これより、平成24年第4回愛南町議会定例会を開会します。  町長より招集の挨拶があります。  清水町長。 ○町長(清水雅文) おはようございます。  本日は、平成24年第4回愛南町議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、何かと御多忙の中、全員に御出席いただきまことにありがとうございます。  野田首相が約束をした「近いうち」の衆議院解散がようやく11月16日に行われ、12月4日公示、16日投開票と決定され、現在12月5日から15日までの間で期日前投票が行われております。  この選挙戦には、消費税増税、脱原発、TPPといった日本の将来を左右する課題が山積しております。それらの課題に対して、小選挙区愛媛第4区では、日本維新の会、民主党、自由民主党、日本共産党の4候補者がそれぞれの政策を大いにアピールしているところであります。マスコミに「3年余り続いた民主政権は、国民の大きな期待を背に誕生しましたが、国民の期待に応えることができませんでした」と報じられました。どの政党が政権をとられるかわかりませんが、バラ色の夢だけをばらまくようなことはせず、実現できる政策で国民の期待に応えられる政策をお願いするばかりであります。  さて、本定例議会に提案いたします議案ですが、教育委員会に関する報告が1議案、専決処分の承認が1議案、条例の改正が2議案、平成24年度一般会計及び特別会計補正予算が4議案、請負契約及び契約の変更が8議案、規約の変更が1議案、総合整備計画の変更が1議案、委員候補者の推薦が1議案、これらの合計19議案であります。  それぞれの議案につきましては、提案の際に詳しく説明させていただきますので、よろしく御審議をいただきまして、適切な議決を賜りますようお願い申し上げまして、招集の挨拶とさせていただきます。 ○議長(斎藤武俊) 挨拶が終わりました。  これより、直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――             ◎日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(斎藤武俊) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員は、会議規則第117条の規定により、14番、田口議員と15番、吉村議員を指名します。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――                ◎日程第2 会期の決定 ○議長(斎藤武俊) 日程第2、会期の決定を議題とします。  お諮りします。  本定例会の会期については、議会運営委員会に諮り、本日13日から20日までの8日間といたしたいが、これに御異議ありませんか。              (「異議なし」と言う者あり)
    ○議長(斎藤武俊) 異議なしと認めます。  よって、本定例会の会期は、本日13日から20日までの8日間とすることに決定しました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――                ◎日程第3 諸般の報告 ○議長(斎藤武俊) 日程第3、諸般の報告を行います。  町長からの行政報告はありません。  議長の活動状況報告及び議員派遣結果報告については、お手元に配付のとおりです。  次に、監査委員から地方自治法第235条の2第3項の規定により、例月現金出納検査の実施報告が提出されております。それによると、適正に事務処理並びに管理がなされております。また、同法第199条第9項の規定により、定期監査の実施報告が提出されております。それによると、監査の結果のとおり、何点かの指導事項がありますが、おおむね適正であると認められておりますので、報告しておきます。  次に、本日までに受理した請願については、会議規則第91条の規定により、お手元に配付した請願文書表のとおりです。  請願第2号、MV22オスプレイの配備撤回と低空飛行訓練の中止を求める意見書採択についての請願については、総務文教常任委員会へ付託します。  請願第3号、安全・安心の医療・介護実現のための夜勤改善・大幅増員を求める請願書については、厚生常任委員会へ付託します。  また、本日までに受理した陳情等については、会議規則第94条の規定により、お手元に配付した陳情等一覧表のとおりです。  議会運営委員会の審議の結果、議長預かりとします。  なお、趣旨に賛同する議員は、規定の賛成者をもって議案として提出願います。  以上で諸般の報告を終わります。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――              ◎日程第4 所管事務調査の件 ○議長(斎藤武俊) 日程第4、所管事務調査の件を行います。  総務文教常任委員会より所管事務調査の報告を行います。  総務文教常任委員会より報告を願います。  内倉総務文教常任委員長。 ○総務文教常任委員長(内倉長蔵) 愛南町議会議長 斎藤 武俊 殿  総務文教常任委員会 委員長 内倉 長蔵  所管事務調査報告書  総務文教常任委員会の所管事務等の調査を実施したので、愛南町議会会議規則第76条の規定により、その結果を下記のとおり報告いたします。                    記  1 日時、平成24年10月17日、午後1時30分より。  4 調査事項、町有財産の管理状況について  他は記載のとおりであります。  6 調査内容  担当課から総務文教常任委員会資料に基づき、机上審査により説明を受ける。その後、一本松保健センター、一本松支所、旧内海支所、内海保健センター、内海支所(DE・あ・い・21)、御荘文化センターの現地調査を行い、帰庁後取りまとめを行った。  7 調査結果報告  当委員会は、提出資料に基づき机上審査の後、現地調査を実施したので、その結果を報告するものである。  合併前の旧5カ町村では、住民の要請に基づき、それぞれ特色あるまちづくりを進めるための公共施設を整備してきたが、目的や性格等が重複した施設を含め、そのまま愛南町へと引き継がれており、現在、企業会計の水道と病院を除き、学校や公民館、保育所や公営住宅、集会所など、その数は約410施設に及んでいる。今回は、その中でも特に新庁舎建設を見据え、各支所及び保健センター等の管理状況について調査したものである。  内海支所については、既にDE・あ・い・21に移転し、ワンストップサービスによる効率的な組織運営が行われているものの、複合施設である内海保健センターは耐震問題もないにもかかわらず、本来の機能を有する1階部分の利用頻度は少なく、今後も隣接する内海診療所を含めて有効活用を検討すべきである。また、旧支所及び旧公民館の建物については、地域住民の意向を十分に反映した上での存廃を早急に検討すべきである。  御荘支所については、支所の職員数は他の支所と大きく変わらないものの、窓口業務の取り扱い件数は比較にならないほど多く、施設も築49年が経過しており、新庁舎建設とあわせて、現施設は解体した上で、近接する本庁舎との機能面での統合を検討すべきである。  城辺保健福祉センターについては、現在、保健福祉課と高齢者支援課保健福祉行政の拠点施設として有効利用しているが、住民の利便性の観点からすると、やはり新庁舎建設とともに統合を検討すべきである。  一本松支所については、築44年が経過しており、耐震補強も増築分だけしかされておらず、現在10名の職員に対して維持管理経費の面からも非効率的な状態となっており、隣接する保健センターに支所機能を移転することが望ましいと考える。  西海支所については、先般、県により実施された「行革甲子園」で6市町による最終審査に残るなど効率的な運用がされており、今後も引き続き機能的な利用を図る一方、西海保健センターの運用については、施設の有効活用の面からも検討の余地があると考える。  平成22年8月の議員全員協議会において、職員により取りまとめられた公共施設整備の推進についてという方針が示され、既に養護老人ホーム南楽荘学校給食センターが移転あるいは建設中であるが、あくまでも一部施設に限定した整備方針であり、結果的には場当たり的な計画であって、消防庁舎や新庁舎建設といった次なる計画にも大きな影響を及ぼしている状態である。  そのためにも、毎年経常的に要する維持管理費用や老朽化による修繕費用が財政を圧迫する現状においては、住民との合意形成を図りながらの施設の適正配置や耐用年数の明確化及び統廃合といった抜本的な見直しが急務であり、今後の組織・機構の一層の効率化を踏まえた上での公共施設のあるべき姿を示すグランドデザインの必要性を強く感じるものである。  なお、今後の課題として、保存文書等の扱い、重要備品の適切な管理・展示方法や施設に放置されたままの備品の利用、処分方法についてもさらなる検討が必要であるとの意見があったことをつけ加えておきたい。  以上、総務文教常任委員会の意見を集約した調査結果報告といたします。 ○議長(斎藤武俊) 報告が終わりました。  これより質疑を受けます。  質疑ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(斎藤武俊) 質疑がないようなので、これで総務文教常任委員会の報告を終わります。  次に、産業建設常任委員会より所管事務調査の報告を行います。  産業建設常任委員会より報告を願います。  田口産業建設常任委員長。 ○産業建設常任委員長(田口 勝) おはようございます。  愛南町議会議長 斎藤 武俊 殿  産業建設常任委員会 委員長 田口 勝  所管事務調査報告書  産業建設常任委員会所管事務調査等の調査を実施したので、愛南町議会会議規則第76条の規定により、その結果を下記のとおり報告いたします。                    記  日時、開催場所、出席委員、調査事項、説明員の職氏名は下記のとおりであります。  調査内容  担当課から、産業建設常任委員会資料に基づき、机上審査により説明を受ける。その後、地域産業研究普及センターの現地調査を行い、帰庁後取りまとめを行った。  7 調査結果報告  当委員会は、提出資料に基づき机上審査の後、現地調査を実施したので、その結果を報告するものである。  来年4月に開設予定の地域産業研究普及センターについて、西海支所内にある既存の愛媛大学南予水産研究センターとのすみ分けを含めて、今後の取り組み方針等について調査したものである。  当施設では、カツオまき餌用のカタクチイワシやクロマグロ代替魚種としてのスマあるいはハギ類の養殖技術の開発を初め、赤潮や漁場環境診断、また底質浄化の研究及び高機能性飼料の開発といった、環境重視型水産業の振興を中心に、地域の求める新技術の創出による雇用の拡大及びぎょしょく教育活動の拠点施設として、地域密着型で独自色に富んだ事業展開が計画されている。  今夏、宇和海沿岸で過去最悪の被害を出した赤潮対策においては、大学の支援を受けて完成した「水域情報可視化システム」による迅速な情報伝達により、被害軽減を図ることができたことは、学術・研究機関が身近に存在することの優位性をいち早く実感し、大変心強いものとなった。  一方、大学という枠組みにおいては研究成果が優先となるだけに、水産業をなりわいとする者にとっては、まずは結果を求めるきらいが強く、現場においては性急な要望も多々予想されるものである。説明によると、短期と長期の双方向の視点から実績づくりに取り組むということであり、これまでの基礎的な研究から応用分野まで広がりを持つことによって、愛南の海をフィールドとして実用化された新技術が、設立されている学内ベンチャー等を通じて地域に還元され、養殖業界等の改革につながることを大いに期待するものである。  また、地域の活性化には、「産学官民」の連携が重要視されてきたものの、愛南町では地理的条件から知的財産である「学」の部分に弱いものがあったが、南予水産研究センターの開設から4年半余りが経過し、着実に大学の存在が地域に根づき始めており、今後は、長期滞在施設の設置もあり、これまで以上に学生等の地域行事への参加による直接的な地域貢献への期待も高く、若手後継者への意識高揚が図られるとともに、地元後継者育成のためにも、南宇和高校からの継続的な入学者が得られるような取り組みを行う必要があると考える。  なお、ぎょしょく教育の活動拠点として数々の活用策も掲げられているが、これからは実効性とまずは地元ありきという視点に立って、愛南町独自に「魚の日」的なものを制定して魚に親しみ、魚を食べてもらう機会を定着させることから、地域資源である水産物に対する認識を高め、ひいては9月の所管事務調査結果でも報告したとおり、対外的な販売促進を強化し安定供給を図るための6次産業化を目指す戦略づくりについても、町の積極的な主導のもと関係機関との検討が必要であるとの意見があったことをつけ加えておきたい。  以上、産業建設常任委員会の意見を集約した調査結果報告といたします。  以上です。 ○議長(斎藤武俊) 報告が終わりました。  これより質疑を受けます。  質疑ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(斎藤武俊) 質疑がないようなので、これで産業建設常任委員会の報告を終わります。  次に、厚生常任委員会より所管事務調査の報告を行います。  厚生常任委員会より報告願います。  草木原厚生常任委員長。 ○厚生常任委員長(草木原由幸) 愛南町議会議長 斎藤 武俊 殿  厚生常任委員会 委員長 草木原 由幸  所管事務調査報告書  厚生常任委員会の所管事務等の調査を実施したので、愛南町議会会議規則第76条の規定により、その結果を下記のとおり報告いたします。                    記  1から5は記載のとおりであります。  6 調査内容  第1回は、担当課から厚生常任委員会資料に基づき、机上審査により説明を受ける。第2回は、地域医療の中でも医師確保対策の一施策である「寄附講座」について取り組んでいる内子町の視察研修を行い、帰庁後取りまとめを行った。  7 調査結果報告  当委員会は、提出資料に基づき机上審査の後、視察研修を実施したので、その結果を報告するものである。  今や全国的に深刻化している医師不足の問題は、僻遠の地である愛南町においても一層顕在化しており、平成22年4月に町立一本松病院に新院長を迎えることができたものの、さらなる医師確保はもとより、町民にとって生命線とも言える県立南宇和病院の医師についても、現在、定員22人のところ常勤医師8人の状態となっている。  町内唯一の二次救急医療機関として、24時間365日の救急診療に対応していただいているが、年間の救急患者数は直近でも約5,000人を上回っており、少ない常勤医師並びに看護師には過重労働を引き起こしており、まさに中核病院としての機能は危機的状況の中、何とか医師等の使命感によって現状が維持されている状況には、大変感謝するものである。  幸いにして、この状況を憂う郡医師会においては、今年7月から県立南宇和病院内に毎週木曜日午後6時から10時の間、急患コーナーの立ち上げを行う一方、引き続き日曜祝日に内科系の診療を当番制で実施していただきながら、あわせて町立病院の勤務医も一部当直業務と急患コーナーの従事も行うことで、県立南宇和病院勤務医の負担軽減はもとより、精神的な支えとしても心強い支援だと喜ばれており、引き続き体制の維持・強化を期待するものである。  なお、医師確保のための一施策として、大学へ自治体等が寄附をし、それによって大学が自治体病院等で特定の研究を実施する「寄附講座」という制度が県内で5例開設されており、そのうち、町独自で開設している内子町の事例を研修したところ、内子町においては愛媛大学医学部済生会小田診療所、そして町とのそれぞれの思惑が一致したということで実施に至っているが、今後、県立南宇和病院での実施を考えるとき、内子町とは形態が違うものの、県当局の積極的な理解のもとに愛媛大学医学部との可能性が見出せるものであれば、検討してみるべきだと考える。  いずれにしても、医師確保は一朝一夕に解決できる特効薬があるわけでもなく、まずは地域の貴重な資源である医療の実情を住民にも伝え、住民にもできることを考えてもらうためにも、地域医療をよくしたいという熱意を持って発足した「あいなん小児医療を守る会」等を積極的に支援することで、大きな推進力になってもらいながら、今後とも医療機関、行政、住民が愛南町の地域医療における役割分担を考えることで、地道に粘り強く各種のチャンネルを駆使して、医師を引きつける魅力を発信し続ける以外に妙薬はないと考える。  また、先般新聞に、愛媛大学医学部で開催された「地域医療再生セミナー」において、愛南町で実習した学生が、「初めて訪れて高齢者ばかりの町という印象が変わった。愛南で働くのも一つの選択肢だと思う。」と心境の変化を話したという記事が掲載されていた。何とも心強く大いに勇気づけられるものであり、今年度初の試みであった連携強化事業の可能性の一端であり、長期的ではあるが効果を期待するものである。  なお、医師の増員を望むものの、現状の医師確保さえ困難になりつつある中において、最低でも現状を維持できるよう、県当局への機会あるごとの要望とともに、国の機関に対しても医師不足や偏在の是正を図るための構造的な制度改善について、積極的に発信する必要がある。  以上、厚生常任委員会の意見を集約した調査結果報告といたします。 ○議長(斎藤武俊) 報告が終わりました。  これより質疑を受けます。
     質疑ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(斎藤武俊) 質疑がないようなので質疑を終わります。  これで、厚生常任委員会の報告を終わります。  以上で所管事務調査の件を終わります。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――                ◎日程第5 一般質問 ○議長(斎藤武俊) 日程第5、一般質問を行います。  初めに、土居議員の質問を許します。  土居議員。 ○16番(土居尚行) おはようございます。  まず初めに、雇用条件の見直しで臨時職員の生活の安定をということで質問いたします。  昨日までは寒波の襲来で、大変寒い日が続いておりました。熱くなっているのは選挙戦だけで、衆議院総選挙は16日の投票日を目前にして、激しい選挙戦が繰り広げられています。その中で、各党はいろいろな子育て支援の政策を掲げていますが、どんな政策を打ち出しても、まず子供を育てる親の安定した働く場がなければ、何の解決にもなりません。清水町長も雇用対策を常に言っておられますが、このような経済状態の中では、企業誘致は大変厳しい難しいものと思います。  今年10月1日現在で、愛南町の職員総数は646人、そのうち正職員が487人、臨時職員は159人となっています。町の広報や放送では、たびたび職員募集が流されています。特に病院、特老など、医療、福祉の現場は、年中人探しに奔走している状況です。また、そうした現場には、若い方も多く臨時職員として働いていますが、臨時職員の給与では生活できない、ましてや結婚は考えられないと言われる方が多く、そのため条件のいいところにかわって行かれ、結果として募集を繰り返すことになっています。  ある現場の責任者は、「もう少し頑張ってくれ」と言いたいが、「それではやめます」と言われるのが怖くて口に出せない。正職員と同じ仕事をしているのだから、今の給与では無理を言えないといいます。臨時職員と言いましても、その職員の資格で運営できているという現状を無視することはできないと思います。町長、議長も理事であり、その収入の多くを町からの補助金で運営している社会福祉協議会でも同じことが言え、職員76人中臨時、パート職員が53人で、その方たちが持っている資格で運営ができているとお聞きしております。  町内では、一、二と言われる安定した待遇の正職員と、生活さえ大変と思われる臨時職員が同じ町民で、同じ町の同じ職場で同じような仕事をしていることに、ただ経費削減という言葉だけで片づけるには矛盾を感じます。  冒頭にも言いましたが、愛南町は働く場が少ない、そのため、人口の減少、少子化に歯どめがかかりません。少々人件費が増加しても、若者が生活できるようになれば、結婚、また子供の出生、子育て、そして、それに伴う住宅の確保など、多くの経済効果が考えられ、町全体にプラスになることが多い雇用対策だと思います。  特老や社会福祉協議会の経営については、私たちが議会の場で指摘することはできませんが、まず愛南町の臨時職員の方々の雇用の条件を見直す考えはございませんか、お伺いいたします。  次に、業務委託について。  愛南町では数々の業務を委託しております、民間に。その中で、常駐、常に人を派遣していただいている現場で、余りにも悪い条件の中で働かれている方がいるのを、理事者は認識しておられるでしょうか。町が民間に業務を委託する場合、安定して経営していける金額、また働かれる方が安心して生活できる金額で委託することが定められていると思います。愛南町でも、他の委託契約の場合はそのように行われていますが、今回私が指摘する清掃業務は、毎年入札を行っています。業者間の激しい競争で、使われている方にしわ寄せがきています。年度末の3月31日までは〇〇会社の制服を着て仕事をしております。全く同じ人が、4月1日からは違う会社の社員とし働かれていることがあります。そのたびに、労働条件が悪くなるというのがここ数年繰り返されています。悪くなるのは労働条件だけではありません。このようなことを防ぐため、最低価格を設定して入札を行っている自治体も多くあり、参考にすべきではないかと思います。  また、常に人を派遣していただく委託事業は、業者の投資、また働いている方の生活の安定という面からも、複数年の契約が適当ではないかと思います。  来年度の予算編成時期になっております。他の委託事業との整合性からも、以上の事項を検討するお考えはありませんか、お伺いいたします。 ○議長(斎藤武俊) 土居議員から、答弁一括での質問がありました。  1、雇用条件の見直しで臨時職員の生活の安定を、2、業務委託について、理事者の答弁を求めます。  清水町長。 ○町長(清水雅文) 土居議員の質問にお答えをいたします。  まず、第1の質問、雇用条件の見直しで臨時職員の生活安定をについてですが、本町の臨時職員の賃金単価は、5,700円から8,700円となっております。平成24年10月24日に改定されました愛媛県の最低賃金額は時給654円となっており、愛南町の臨時職員は5,700円の賃金単価でも時給712円となり、最低賃金単価はクリアされております。  臨時職員の雇用条件の見直しということでありますが、本町では最低賃金の改定状況にあわせて、近隣自治体の臨時職員の賃金も参考にしながら改定を行っております。  今年度も最低賃金の改定額が全国平均で2桁だったことを受けて、検討を行い、土居議員が指摘されました資格などが必要な一部職種については、来年度から賃金単価を引き上げる予定にしております。  今後においても、最低賃金の改定状況や近隣自治体の状況を見ながら、必要に応じて臨時職員の賃金単価の改定を行っていきたいと考えております。  次に、第2の質問、業務委託についてですが、業務における最低制限価格の導入については、全国的には業務の適正な履行が確保されない恐れがあるなどの理由により、導入している自治体もありまして、県下20市町では松山市のみが導入をしております。  清掃管理業務等への最低制限価格の導入について、業務履行の質の低下防止や受注者の健全な企業経営を担保するためにも、必要であれば事業課職員で構成する入札・契約制度改善検討委員会において、今後検討してまいりたいと考えております。  また、複数年間の契約についてですが、施設清掃管理業務は毎年、落札業者が変わっており、競争性が高いことから、単年度での契約としておりますが、今後の当業務の入札状況を踏まえて、長期継続契約制度での締結の適否について検討していきたいと考えております。  以上、答弁といたします。 ○議長(斎藤武俊) 土居議員、再質問ありませんか。  土居議員。 ○16番(土居尚行) 今の町長の答弁で、最低賃金はクリアしているという。一本松病院の場合を例にとりますと、現在、15人の看護助手がおられます。その方々が入院患者の世話の多くをせられておるわけなんですが、その中の1名だけおられる正職員の方が年内に退職とかで、今後は全員臨時職員ということになるんですが、その方たちの賃金は1日6,500円。夜勤手当などを含めてやっと年間200万に達すると。公表されている愛南町の23年度の普通会計の職員441名の平均の年間給与額は519万3,000円です。この格差を、ただ臨時職員だからというので理事者はどのように考えられるか。  私たちは、病院関係の決算でいい数字が出れば単純によかったなというような形で評価をしますが、臨時職員の方々のこのような状況の上での数字であるということを認識しなくてはならないと思います。このままでは、今後、優秀な職員を安定して確保していくのは、私は困難になるんではないかと思います。  愛南漁協では、最近数人の臨時職員を正職員にされたと聞いております。その理由は、正職員と同じ仕事をしている職員を臨時職員として雇用しているのは適当でないとの労働基準監督局からの指導があったということです。漁協の経営状況は私は認識しておりませんが、働く者に大変理解のある組織であると言わざるを得ません。  臨時職員というのは、本来、補佐的といいますか補助的な立場にある、それを臨時職員でというのが今までであったと思います。先ほど言いましたように、一本松病院なんかの看護になりますと、これ補佐ではありません、主力です。その人たちが主でやらなければ運営できないと言えます。他のところでもそういうような形になっております。  自治体の定義というのは、土地があること、人がいることと言われております。土地があっても人がいないのは自治体ではない。愛南町にとって何の活性化というよりも人口を増やすことが一番の活性化になるんではないでしょうか。それ以上の町の活性化はないと思います。  私は雇用条件と言いましたが、臨時職員ということではなく、やはりそこを正職員を採用してでもやはり安定的に経営できるようにしていくことですし、またそのことが一番の町の活性化に、雇用対策にもつながるんだと思っておりますが、また、そのところにつきまして、お考えがあればお伺いしたいと思います。 ○議長(斎藤武俊) 清水町長。 ○町長(清水雅文) お答えいたします。  確かに土居議員おっしゃるとおりだとは思います。ですけど、これも財源とやっぱり相談してやらんといけんというように考えております。基本的にはそういうふうに考えております。やっぱり、雇用が生まれるということは、一に景気、二に景気だと私は思っております。20年、30年前であれば民間もすごく景気がよかったと。ならば役場の職員とこういう公務員と比べても、民間のほうがいい時期もありましたし、そういう流れの中で、大変急に条件をよくしてあげるということは、したい気持ちはありますけど、なかなかやりにくいという面もあります。  ですけど、専門職とか言われましたように、どうしてもこの方でなければ運営をやっていけないというような職種については、やっぱり見直しも検討していかなければならない時期にあるんではないかというように考えております。 ○議長(斎藤武俊) 土居議員。 ○16番(土居尚行) 今回の選挙で、それぞれ各党、特に次に政権でもという政党は、国家の危機であるから大胆な財政出動をと言われております。愛南町もやはり言えば危機的状況になるんではないかと思います。合併当時の10年後の、20年後のという推移から見ましても、人口の減少はやっぱり著しいものがありますし、そういう中で、やはり町の財政は大変維持できたが人はいなくなったんでは全く意味がないんで、やっぱり少々の財政出動があっても、私は言われるほど愛南町の財政状況は悪い状況にはないと思います。そういうことも踏まえて、今後、発足をしたばかりですが、清水町政、そういうことも認識しながら、またまちづくりに望んでいただきたいことを意見として加えまして、答弁は要りません。質問を終わります。 ○議長(斎藤武俊) これで、土居議員の質問を終わります。  次に、草木原議員の質問を許します。  草木原議員。 ○2番(草木原由幸) それでは、通告書に基づき風力発電所建設事業に関する町の対応についての質問をいたします。  このことにつきましては、今年の3月と9月の定例会でも質問し、町長の答弁を聞き、その後の町の対応に注視してまいりました。  風力発電は原発事故以降全国的に注目を集めていますが、各地で問題が生じている状況や、本町における不安の声が先般の新聞報道でも示されています。  本町にとって今回が風力発電のはしりのケースであり、慎重細心な配慮の上、住民に不安を残すことのない対応が必要と考えています。  僧都ウインドシステムの環境評価準備書は、9月末に県に提出され、平成25年1月末までには知事の意見が出て国へ進達されることを耳にしています。  そこで、次の3点について伺います。  1つ、僧都ウインドシステムについて、県からの意見照会に対しての回答内容を示されたい。  2、前回2度の一般質問の答弁について、地元や議会の理解が必要と考える旨の発言があったが、議会や地元の意向確認はどうなっているのか。  3、風力発電施設設置のガイドラインを検討すべきではないか。  以上であります。 ○議長(斎藤武俊) 草木原議員から答弁分割での質問がありました。  風力発電所建設事業(僧都ウインドシステム)に関する町の対応について、理事者の答弁を求めます。  清水町長。 ○町長(清水雅文) 草木原議員の質問にお答えをいたします。  風力発電建設事業に関する町の対応について、1点目の県からの意見照会に対する回答内容についてですが、環境影響評価準備書に対する町の意見は、去る11月22日に県に提出をしており、主な内容は、事業を実施するに当たっては、関係団体の理解、協力を得るとともに、法令を遵守し、環境に与える影響を低減する等の配慮を求め、災害時、計画年数経過後の対応などについても示すように求めております。  具体的には、暗騒音、低周波音等の問題が起きた場合における対策、サシバ、ハチクマ等の猛禽類と水生生物の追加調査、立木伐採、掘削等による汚濁防止対策、日照の変化による人工林への影響、鳥獣被害及び魚介類養殖への影響調査並びに地元漁協への説明、事業者の危機管理体制と災害時対応計画、計画運用年数経過後の対応方針等であります。  次に、2点目の議会や地元の意向確認についてですが、1点目の質問の愛媛県へ提出した町の意見は、事業者が行った縦覧、説明会において出された意見、情勢及び本町関係各課の意見を踏まえ、集約して提出をしております。先月、事業者の基本設計ができたところであり、事業者側からの説明、町有地の使用申請、及び詳細設計後できるだけ早い時期に議会及び住民へ説明を行いたいと考えております。  最後に、3点目のガイドラインの検討についてですが、御質問の趣旨は町独自のガイドラインと思われますが、2008年2月に独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構より、設置に当たっての考慮すべき点、検討の進め方等を示した風力発電導入ガイドライン、また、9月定例議会でも触れましたが、環境省の現在行っている騒音・低周波音に関する検討調査業務の報告等、それらを待って検討したいと考えております。  以上、草木原議員の質問に対する答弁といたします。 ○議長(斎藤武俊) 草木原議員、1の1について再質問ありませんか。  草木原議員。 ○2番(草木原由幸) ただいまの答弁を聞いておりますと、県からの意見照会に対して、本町の意見というのは全く今聞いた範囲では出されていない。ただ、要望を出されたということは、何か県の審査会が地元の意見はどうなのかというふうに聞いてきたと思うんですけど、こういうふうな回答の仕方で事足りているのか、ちょっと疑問に思います。  私、この事業に関しましては、近隣住民や地権者のみの問題ではないと思います。愛南町の将来に強い影響を及ぼす事業であると考えております。皆さんに認識していただきたいことは、今回、計画されている風車の規模、理解されている方、数少ないんじゃないかと思うんですが、風車で有名な伊方町、風車の町として名を売っている部分もあるんですが、ここにおきましては、現在、58基の風車が稼働しております。その58基のうち40基、いろいろ大きな規模の物もありますし、小さい規模もあるんですが、大部分を占める出力1,000キロワットの風車と、今回愛南町で計画されている風車を比較してみますと、出力的には2,400、愛南町が。それに対して、伊方は1,000。これの大きさの違いというのが、回転部、ローターの直径が伊方町では57メートル、1枚の羽の大きさが28.5。これに対して、本町は95メートル、ブレード1枚が47.5、倍近くです、大きさが。それから、高さにいたしましては、基礎から最高到達点といいますか、このブレードが一番高く行ったところでの高さというのは、伊方が78.5メートル、愛南町の場合127.5、49メートルもあの風車よりも高いんです。そうしたときに、騒音被害、騒音がどのように変わるか、低周波がどのように変わるか、これにつきましては、準備書の中でも調査結果が出ております。  そして、ここで住宅があるところで一番近いのが我々が住んでおります僧都、その中でも小僧都地区が1,100メートル、そして、長月地区、大野地区ですが、ここが1,500、和口の片藪が1,300、菊川横野においても2キロ。この2キロ以内で騒音問題が発生しているというようなアンケート結果を、環境省も示しております。そういうことに対して、今回のこの愛南町からの意見照会はそこらあたり、そういうことに対して賛成できるのか反対できるのかの意見照会ではなかったのかなと、我々は不思議に思うんですが、意見照会は今回限りしかないわけですよ。準備書が、これが国に上がってチェックを受けて承認されますと、それ以降、一切町が口を出す場面はないんです。ですから、今回の意見というのは非常に重いものです。それなのに、事業者の説明会の状況を勘案して回答したような、県への回答書の内容にしか私には聞こえてこないんですが、事業者が行う説明会、それは我々に対して、私も何回か出席しておるんですが、賛成、反対なんか問いませんよ。こういう調査をしておるという説明だけです。余りにも短絡的に回答されているんじゃないかと思うんですが、その点どう考えますか。 ○議長(斎藤武俊) 嘉喜山環境衛生課長。 ○環境衛生課長(嘉喜山 茂) ただいまの御質問ですが、今回は、環境影響評価準備書に対する意見でありますので、事業そのものに対する反対とか賛成とか、そういった意見は述べることはできません。したがいまして、現在出ております準備書の内容について、町の意見はこういったことをしてくださいとか、そういったことを述べたまでで、今後の事業計画そのものに関しては、住民、また説明会もありますので、その時点でお聞きして、事業者のほうも地区の同意を得るというふうに言っておりますので、その時点で判断いただければいいのではないかと考えております。  以上です。 ○議長(斎藤武俊) 草木原議員。 ○2番(草木原由幸) そこらあたりの説明は、また後の2番目とか3番目とかでお聞きしたらと思いよった説明なんですが、結局、9月の定例会の折にですよ、それまで3月の定例会では専門知識を有した委員により町独自の検討を行うと言われておったのが一転、もう県の意向に沿うような発言に変わっておりまして、これは非常に私もびっくりしたんですが、そうしたときに、私の知人の1人で日本野鳥の会の愛媛メンバーがいました。そして、今回の風車設置につきましてどんなふうに考えておるのか問いましたところ、調査内容がかなり不自然だ。そして、結果が不完全だ。データ、準備書のデータなど、全てよく見て、そして現況を、愛南町の現況をよく知っている我々のほうがはるかに内容的には詳しく知っているとかいうような話も聞いております。なぜ、3月議会におきましてはああいうふうに具体的な専門知識を有する方の具体的な分野、1人には騒音・低周波、1人の方は動植物の生態系、それから景観関係とか、環境系、そういう4人の方に委嘱したいというようなことを具体的にやられておりながら、また予算的にも、予算承認も議会議決をしておりながら、簡単にやめられとる。  愛南町まで来ていただけないのであれば、担当課なり理事者なりがレクチャーをしていただくためにそちらのほうに伺うとか、そういう努力もなしに、今回の回答書を出されたということは、非常に何かずさんな対応だったのではないかと思えるんですが、まだこれが確定したわけではないのですが、愛南町、結構風況がよいようで、今回がはしりであって今からも風車建設は続々と要望が出されるというような可能性を耳にしておりますが、やはりそういうふうなレクチャーを受けながら、愛南町独自の考え方というのをしっかり持っておくべきじゃないかと思うんですが、いかがですか。 ○議長(斎藤武俊) 嘉喜山環境衛生課長。 ○環境衛生課長(嘉喜山 茂) ただいまの御質問ですが、先ほどの審査会につきましては、ほかの県とか国の審査会のメンバーを見ましても振動、環境、建築、音響、疫学等、それぞれの専門分野の権威ばかりであります。こういった方々でないと審査はできないと思いましたので、これについては愛南町独自ではしないというふうに結論をしております。  今後、確かに僧都奥の尾根沿いについては、いろいろ計画があります。したがいまして、3点目の質問でもありますが、町独自のガイドライン、特に今後、専門家に意見を求める方法とか事務の流れについては、状況を見て作成したいと考えております。  申しおくれましたが、先ほど言いましたが、環境省が行っている騒音・低周波音に関する検討調査業務の報告が、今年度中にはできると聞いております。その後、検討するつもりでいます。  以上です。 ○議長(斎藤武俊) 清水町長。 ○町長(清水雅文) 私のほうからも答弁させていただきますけど、今年の3月の定例会ですね、草木原議員の質問の中で、草木原議員の言われたことが、今、予定のところはものすごく景観がいい場所なんですというふうに草木原議員が言われております。そして、ああいった風車ができるということは、私個人的にはということで、あの山頂はすばらしい景観であり、そういうところに道ができるとなれば、それは有効的に活用していってほしいと。この風車から一番近い地域としても考えるのに、できたが誰も入らないとか近づけないと。ただイノシシや鹿だけが付近を通過するというような、そういうような施設にならないようにと思っておりますので、ぜひともそちらあたり十分に各方面、地元と検討されて、すごくいい魅力的なスポットが、それが実現したならばできると思っておりますので、そこらあたり、理事者に認識をしていただいたらと思っておりますというように、草木原議員、このときは胸躍る夢のある発言をしてくれておると思っております。  当初はそうであっても、それ以後、いろいろと検討しながら、また試行錯誤していきながらやっていく段階で、地元の方にも全然メリットもない、健康を害するようなことも考えられるということであれば、別にこれ中止することもできるし、変更すればいいことでもありますし、別に町の土地でありますし、町がとめることもできますし、別に皆さんに迷惑をかけるのであればやる必要はないんではないかと、私はそういうように思っております。猿や鹿しか喜ばすような施設であってはならないというように思っております。  以上です。 ○議長(斎藤武俊) 草木原議員、1の1についていいですか。  草木原議員。 ○2番(草木原由幸) 今の町長の発言は、ちょっとどのように理解したらいいのか私らもわかりかねるところなんですが、やはり本当にまだ次があるというような担当課からの答弁もあったんですが、低周波とか騒音、結局、これによる頭痛、不眠、目まいと発生している事例、訴訟も起きている事例があるし、医学的見地からも問題発生の指摘があるような状況でありながら、こういうことに関しての指摘は今回しかできないんですよね。この準備書の段階でしかできないんです。評価書本体が、これが国のチェックを受けた以降は、県も口出しする場面はないということなんです。なおさら町もなんです。地元で、今からそういうことに対していろいろ言っても、もう始まらんと思うんですが、そういうことに対して、若干認識が違うんじゃないかと思うんですが、再度担当課の考えを聞きます。 ○議長(斎藤武俊) 嘉喜山環境衛生課長。 ○環境衛生課長(嘉喜山 茂) ただいまの御質問ですが、国から平成23年度風力発電施設の騒音、低周波音に関する検討調査業務の報告書が出ておるわけなんですけど、この中におきましても、低周波音等の問題について、目まいとの因果関係については証明するものがないというふうに出ております。  したがいまして、直接問題があることに関しては、今後の調査結果を待って判断したいと思います。  以上です。 ○議長(斎藤武俊) 草木原議員、1の2について。  草木原議員。
    ○2番(草木原由幸) 先ほどの答弁で、結局、現段階では事業者が開催した説明会の状況により事務を進めてきた。今から議会や地元への説明は町が行う、そういう説明であったように思いますが、何か納得できませんね。  風力発電に関しまして、私、この場で時系列に今までの成り行きを話させていただきたいと思いますが、まず、これを初めて知ったのは昨年12月5日から環境調査方法書の縦覧がありまして、そして、12月18日、風力発電施設設置に関する事業説明会、調査方法及び事業概要が説明されました。それから、3月15日に先ほど言いよりました第1回定例会の一般質問。この中で、町は賛同するのかとの問いに対しまして、町長の答弁は地元住民の意向を第一に考えた対応をしてまいりたい。そして、担当課長から、先ほど来言っておりますように、専門的知識を有する4人を選任して評価チェックを行うってこのときは言われておりました。  それから、4月1日、これは僧都地区の総会であります。このときに、私も挨拶する機会がありまして、この3月の定例会の理事者答弁の内容を紹介いたしまして、やはり町もいろいろ考えていただいておるんで、地元でも考えていかないといけないが、足並みをそろえてこの問題に対処したいというような話を出しております。  それから、8月10日から、また環境評価準備書の縦覧がありました。そして、8月11日付で新聞報道がありまして、愛南に風力発電計画、担当課のコメントが載っておりまして、関係住民と議会の理解を得ながら進めてほしい。何かちょっとニュアンスが違ったんかなというようなコメントが載っておりました。  それから8月17日、環境影響評価準備書の住民説明会がありました。これも業者による説明会でありますし、一番関係する僧都地区からは私たち夫婦を含め3名の出席しかなかったです。この周知方法は新聞にチラシを入れておるだけの周知で、その関係でこれだけの参加者しかなかったのかなと思いますが、それで事業者説明会を直接聞いておるのは僧都で3人なんです。  そして、9月6日、町議会の定例会におきまして一般質問。このときの町のかかわり方はどうされるのかという質問に対して、町長答弁は地権者と関係者、議会の理解が得られるのであれば風力発電計画の推進に協力したい。また、地元の意向確認については、町有地に建設するのであれば、町は地元と関係者の意向は確認したい。そう言われて、やはり地元は第一に考えておられるかなという思いは続いておりました。そして、私、9月17日、地区の敬老会がありまして、高齢で僧都を知り尽くしておられる方々の前で、風力発電計画について、町議会での内容説明をいたしました。  それから、10月の中旬でしたか、県の環境政策課に電話をいたしまして、僧都ウインドシステムの書類の進達状況を確認するとともに、地元市町の意見はどのように取り扱うのかというような問い合わせをしましたところ、地元の意見は十分に勘案するというような返事をいただいておりました。それで、今から地元の意見を町は聞きに回る。順序、逆じゃないですか。  せんだって、事業概要がわかったのでこれから動く、事業概要なんかその気になれば早い時点で幾らでも把握できます。最初の、私これ、去年の12月の説明会でも事業概要は把握できておるんですけどね。それなのに今から動くというのは、どうしても納得がいきませんが、その辺、理事者の見解を聞きます。 ○議長(斎藤武俊) 石川副町長。 ○副町長(石川芳洋) 草木原議員の質問にお答えしたいと思います。  今、理事者といいましても町長の意見を聞いておるわけではありませんけれども、私の考えている範囲で申しますと、一応、今回のこの風力発電に関しましては、二本立てになっておると思います。  まず一本は、環境影響評価調書、これがまず一本。そして二本目が風力に対する本体といいますか、風力開発の工事ということになろうかと思っております。  先ほども申しましたように、環境影響評価につきましては、この辺が不足しているとか、これをもう少し充実させるとかいう評価の返答を出しております。来週に、ようやく業者のほうがそれぞれの風力の位置とかどのくらいの規模というのを、公的に町のほうへ説明に来るということを伺っておりますので、私のほうは、担当課のほうに、これを聞いた後に該当になります僧都とか長月とか和口とか含めて、4地区になるか5地区になるかわかりませんけれども、まずは自治会長さんなんかを集めていただいて、どのような住民の説明会をしたらいいかをお伺いしたいと。そして、その聞いた後に、その地区を、愛南町今回は主催でやっていくというように考えております。  あわせて、議員の全員協議会の方もこれにあわせて進めていくように、今のところは、今の環境衛生課のほうに指示を出しております。  先ほど、草木原議員が申されました、時系列でいろんなことを申されましたけれども、当然それはそのように解釈はしておりますけれども、今までは事業主体のほうの関係の、民間業者がやっておりましたけれども、今度からは、町自体がそういった周辺の住民の意見を、それから議員の皆様の意見を取りまとめていくという方向で臨んでいくように指示を出しております。  以上です。 ○議長(斎藤武俊) 草木原議員。 ○2番(草木原由幸) 今言われたような説明会、町がメインとなって説明会、もっと早くからすべきだと私は思っております。それと、今回の僧都ウインドシステムに関してだけの説明会ということで、今、地区を選定されておるわけだと思いますが、低周波の問題、これは本当に解明できていないというのは皆さん御承知のとおりだと思うんですけど、やはり、僧都、一番近い集落でありますが、景観の予想図あたりを見ますと、多分、風車は2基ないし3基、僧都から見えるか見えないかなという関係で、風車が見える人家というのは僧都の場合は五、六軒に限定されるんじゃないかなと思っております。  それとは逆に、和口からは8基全部が見えます。そして、この影響が騒音は2キロまでというようなことを、これもアンケート結果によって環境省が公表しとるわけなんですけど、低周波なんか非常にわかりません。MICから見ても8基見えます。本当にこの問題は関係地区だけの問題にとどまらん、今、思われとる地区だけの問題にとどまらん影響が出る可能性があるんですよね。これはよっぽど慎重に、私、冒頭で言いましたように、愛南町の将来に強い影響を与える問題だと思うんですよ。もう少し一段とこの問題に対して重きを考えたような答弁が聞きたいわけなんですが、町長どうですか。 ○議長(斎藤武俊) 清水町長。 ○町長(清水雅文) お答えしますけど、町としては積極的に進めている、絶対せんといけんという考えやないんですよ。そこのところ、しっかりと認識していただいたらと思います。  以上です。 ○議長(斎藤武俊) 草木原議員。 ○2番(草木原由幸) 先ほど、基本計画の説明があって、はっきりというか概算がわかったというような答弁があったわけですが、この風車本体の8基の設置、8基のうち町有林に設置予定は何基であり、その設置させるかどうかの判断、協議は理事者サイドだけで行うのか、議会、地元関係者あたりと相談の結果結論を出すのか、そこらあたりの説明をお願いします。 ○議長(斎藤武俊) 石川副町長。 ○副町長(石川芳洋) お答えします。  先ほど申しましたように、来週、民間業者のほうが当町のほうに説明に来るということを聞いております。そのときに、担当のほうから一つ聞いておりますのは、例えば今の設置位置なんかでも、ある程度は公表を控えてほしいというようなことは伺っております。今回、8基のうちほとんどが町有地の中になろうかと思いますけれども、当然、それは民間の影響があるかも知れませんけれども、立ち木の保証とか何やかんやもかなりの経費になろうかと思いますので、当然、議会の承認の事前に協議も要るようになろうかと想定しております。  まして、決定が町有林ということになりますと、議会承認を得てから当然相手のほうに返答をするような形になろうかと思っております。  以上です。 ○議長(斎藤武俊) 草木原議員、1の3についてありませんか。  草木原議員。 ○2番(草木原由幸) これについて、町としてはガイドラインを設定するつもりはないというような答弁だったようなんですが、全国の偉い方が、専門、その分野の権威の方がつくっておるとか、そのガイドラインを参考にするというような言われ方であったかに思うんですが、これは全国でのガイドラインと愛南町のガイドライン、それは参考にしながらも独自のガイドラインをつくる必要はあるんじゃないですか。町長、所信表明において誇れる自然を後世に残したい、そういうような発言をされておりますが、今回もどうなるかわかりませんが、将来のことを言うのもあれですが、今回、このはしりのケースがすんなりいって、業者が次から次に手を挙げて同じような対応をしますと、本町の山々には風車が乱立するような状況になりますよ。そういうふうな可能性もあるわけなので、やはり町は独自のガイドラインをつくる必要もあると思います。  そして、特にこの中で問題になっておる、全国的にといいますか、全世界で問題になっておる、まず騒音、低周波、シャドーフリッカー、バードストライク、そして景観、これについて町長はどういう見識を持たれ、どのようなそれぞれについての見解を持っておられるかお聞きしたいと思いますが、よろしく。 ○議長(斎藤武俊) 清水町長。 ○町長(清水雅文) お答えします。  草木原議員の質問ですけど、そのガイドラインということは、やっぱりその町の中でもいろいろな地形がありますし、場所、場所によって違います。基本的には町民に害、利益にならないことはやっぱりこれはするべきではないと、これは基本的な考えであります。その基本的な考えに沿って、これは町のために有益になるのか、町民のために有益になるのかということを考慮しながら、この件につきましても進めてまいりたいと思っております。  以上です。 ○2番(草木原由幸) 議長、私は問うとることを答えてほしいんですよ。町長の考えを問うとるんです。 ○議長(斎藤武俊) 嘉喜山環境衛生課長。 ○環境衛生課長(嘉喜山 茂) ただいまの御質問ですが、ガイドラインについては町としては意見を求める方法とか、事務の流れについては先ほども申しましたとおり必要であると考えております。また、先ほどの低周波とかバードストライク、環境、そういったものについても、この中である程度決める必要があるのではないかと考えております。  以上です。 ○2番(草木原由幸) 町長の考えを聞いたんやけどな。 ○議長(斎藤武俊) 町長、ガイドラインについて。 ○2番(草木原由幸) ガイドラインやなくて、それぞれの発生しておる問題についての見識と見解を聞いておるんです。 ○議長(斎藤武俊) 3の質問はガイドラインを検討すべきではないかという質問なので。  清水町長。 ○町長(清水雅文) お答えします。  低周波とか景観ですか、景観等とか、全てにおいて私の見解と、この風車にしろ、ちょっと答弁ずれた感じになるかもわからんけど、今、脱原発ということを言われておりますよね。国中挙げて。ということは、脱原発ということは代替のエネルギーは何にするかということが一番大切なことであって、じゃあそれはどういうエネルギーかというとやっぱりクリーンエネルギーといいますか、そういうことをこれからやっぱりクリーンエネルギーの多様化とか、またそのクリーンエネルギーの地産地消ということが今から大切なことになってくるんやないかと思います。そういう意味で、愛南町ではどういう地産地消ができるかと、エネルギーをつくれるかというと、やっぱり風車とか、また太陽光と、また小水力ですかね、バイオマス、そして地熱とかいろいろ考えられるけど、その中で町としてはどういうことが果たして補うことができるかということを、一つずつ考えていきながらやっていかんといけんというように思っています。  その中で、それをやっていく中で、町の全然利益にならんと、さっき言うたように町民にも被害が出るようなことやったら、それは進めるべきではないと。また、町民に有益になる、やっぱり町のためになることであれば、皆さんの理解を得ながら進めていく必要があるんではないかというように思っております。それは基本的な考えですので、今、この風力発電、まだ経過段階で余りにも草木原議員、いろいろ質問される、悪くはないと思いますけど、余りにもこだわり過ぎではないかなというように私はそういうふうな考えを持っております。  以上です。 ○議長(斎藤武俊) 草木原議員。 ○2番(草木原由幸) この問題にこだわり過ぎではないか、そんな言葉を聞くとは思っておりませんでした。本当に大きな問題だと私は認識しておりますし、今からいろいろと相談されるということなんで、これ以上は言いませんが、ただ、担当課あたり、もう少し調べていただきたい部分といたしまして、シャドーフリッカー、回転するブレードの影ですよね。これの影響、我々の山の中腹当たりまで来るような絵が出ておりました。人家まで届いていないので影響はないか、これなんかその森林に対する影響はないのか、そこで作業をする人間に対しての影響はないのか、そこらあたりもよく調べていただきたいと思っております。  それと、全てが町有林に設置計画、8基全て町有林に設置されるというようなことであれば、本当に慎重に丁寧に、今後、判断をしていただきたいと思います。  以上です。 ○議長(斎藤武俊) 嘉喜山環境衛生課長。 ○環境衛生課長(嘉喜山 茂) シャドーフリッカーにつきましては、議員、言われたとおりで、山の中腹までかかるようにはなっております。今後、そういったことについても業者のほうへも追加調査をお願いしたいと考えております。また、風車の位置につきましては、8基全て町有林にかかるとは思っておりますので、この点についても今後、正式な要請を受けた段階で検討したいと考えております。  以上です。 ○議長(斎藤武俊) これで、草木原議員の質問を終わります。  次に、山下正敏議員の質問を許します。  山下正敏議員。  ここで、暫時5分間休憩をいたします。               午前11時35分 休憩            ―――――――――――――――――               午前11時40分 再開 ○議長(斎藤武俊) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ○8番(山下正敏) 昨日、24年度の今年の漢字というのが発表されました。「金」という漢字です。24年度の愛南町において、この金という感じに関係する明るい話題を探してみました。やはり、今年は本町においては本町職員、兵頭重徳君がアジア大会で砲丸投げ男子45歳から50歳において優勝、金メダルをとったということでしょう。これは、本人の日ごろの努力と精進のたまものと深く敬意を表し、これからのさらなる活躍を期待いたします。  それでは、質問に入ります。  新庁舎、新消防庁舎について。  合併以来、数多くの議員が新庁舎の件で一般質問をし、賛否両論いろいろな意見が議論されましたが、町長におかれましても1期目の途中に庁舎建設という方向にかじを切りかえられました。皆さんも御存知のとおり、新庁舎については5カ町村合併前の合併協議会での申し合わせ事項として、4年以内に建設すると決められておりました。しかし、9年たった今もどこにも庁舎は建っておりません。これは、町民の約束を破ったと言われても弁解のしようがありません。もちろん、我々議会にも責任はあります。  今年3月29日の議会における庁舎建設特別委員会で、本庁舎跡地に建設という議決をしましたが、今年4月1日に東南海地震における津波の最高潮位が愛南町でも17.3メートルとの発表があり、現在に至っております。消防庁舎についても、消防庁舎建設検討懇話会で答申された和口の給食センター跡地が白紙撤回され、現在に至っております。消防庁舎については、緊急通信指令施設の老朽化が著しく、加えて28年5月末に消防救急デジタル無線がアナログからデジタルに変更するため、早急な建設が必要であると説明を受けていますが、いまだに建設地も決まっておりません。  ここは、町長みずからがリーダーシップを発揮して、早急に建設を進めるべきと思いますが、そして、町長に候補地があれば示していただきたい、またその理由についてもお聞きをいたします。  次に、消防団応援事業について。  消防団の皆さんには、日ごろから愛南町並びに我々町民の生命及び財産を守る消防団活動をしていただき、大変感謝をしております。災害が起こると自分自身の危険も顧みず、団結の証である活動服に身をまとい、災害、防火活動をしてくれる皆さんに、愛南町民を代表してお礼を言わせていただきます。  ある県内の市、これは松山市のことですが、日ごろから市の安全・安心のため活動する消防団員を市全体が応援することで、消防団員の士気高揚と新規入団者を確保する目的で、だん団プロジェクト事業を24年4月から行っております。愛南町でも独自の支援事業をやるべきだと思いますが、町長に尋ねます。  以上です。 ○議長(斎藤武俊) 山下正敏議員から答弁一括での質問がありました。  新庁舎、新消防庁舎について、消防団員応援事業について、理事者の答弁を求めます。  清水町長。 ○町長(清水雅文) 山下議員の質問にお答えします。  まず、第1の質問、新庁舎、新消防庁舎についてですが、新庁舎建設につきましては、昨年度より、新庁舎建設基本計画(案)策定に向けて、町内の公共団体の代表者や公募委員で構成をされた愛南町新庁舎建設検討懇話会において、新庁舎に必要な機能等について検討・協議を行ってきました。また、一方では、議会で設置されている特別委員会において、候補地選定につきまして検討していただいていたところであります。町民の皆さんの安心・安全な暮らしを支える拠点となる新庁舎建設に向けて、町全体が一丸となって取り組んでまいりたいと考えております。  また、候補地があれば示していただきたいについてですが、先般、南海トラフの巨大地震モデル検討会から公表されました、今後、発生が予想されている巨大地震による津波・浸水深の推計結果を踏まえた上で、昨年の末に特別委員会により御報告いただきました、現本庁舎敷地に新庁舎を建設することが費用の面や公共用地の有効活用の観点からでもよいのではないかと考えております。  続きまして、消防庁舎についてですが、現在、10月31日の議員全員協議会で御意見をいただいた現本庁舎敷地に新庁舎と併設する計画案を作成中です。この計画案ができましたら、他の案と費用面、機能面等を相対的に比較をして、私の意見をまとめたいと考えております。  次に、第2の質問、消防団応援事業についてですが、自分たちの町は自分たちで守るという考え方のもと、消防団員の役割は非常に大きいものがありますので、本町といたしても、今後、何らかの支援を検討していきます。  なお、本町には消防団員協力事業所表示制度があり、要綱を制定していますので、本制度の特例措置等もあわせて検討していきたいと思っております。  以上、答弁といたします。 ○議長(斎藤武俊) 山下正敏議員、再質問はありませんか。  山下議員。 ○8番(山下正敏) 新庁舎、新消防庁舎については、やっぱり最終的には町長が政治判断をしてこうだと、リーダーシップをとって私は進めていくことが一番大切だと思っております。  消防庁舎の件について、ちょっと角度を変えて質問したいと思います。  消防長から今まで緊急通信指令施設の老朽化が著しく、表現は少し悪かったんですが、だましだまし使っているとお聞きしましたが、その心臓部、心臓部が壊れた場合の危機管理体制はどうなっているのか。  それと、ちょっと重複しますが、新庁舎と消防庁舎の隣接という件についても、お聞きをしたいと思います。 ○議長(斎藤武俊) 松田消防長。 ○消防長(松田良生) それでは、私のほうから消防庁舎の危機管理、緊急通信指令の老朽化についてを答弁させていただきます。  この平成22年に指令台に電流、交換して供給する直流電源装置、その中に整流器というのが故障したのを記憶に、指令台の故障時の対応マニュアルというのを作成して、それに基づいて対応するようにしております。その中で、指令台が故障した場合なんですけど、町内に9回線の指令台に入っております。普及作業に大体15分程度かかりますので、その間は防災行政無線で119番ではなく72局の0119番にかけてもらうように住民に周知する体制にしております。  また、通信訓練を年2回実施しておりますけど、この復旧時間が少しでも短縮できるように、その1回をバックアップ用の電話機の取り扱い訓練に変更する予定でありますので、危機管理体制はできていると思いますが、早急に緊急通信指令施設の更新を希望するものであります。  以上です。 ○議長(斎藤武俊) 清水町長。 ○町長(清水雅文) お答えいたします。  先ほど答弁したように、作成中の計画案ができた時点で、皆さんに資料なりをきちっとそろえてそれに沿って説明させていただきたいと思います。そして、皆さんの理解をいただきたいと考えております。  また、新庁舎と消防庁舎ですね、この前の協議会で一緒にという意見も多々あったようですけど、私としては、やっぱりリスクを分散するというですか、地震、津波、またそれだけではなしに火災ということも考えられますし、全国的には今、分散してやっていくようなところがほとんどというように担当のほうからもお聞きしております。そういうことを考えますと、やっぱり一緒のところよりかリスクを分散するということが大切ではないかと思っておりますので、私は分けて建てるほうがいいんではないかと思っております。
     そして、将来的に、この前も協議会で言わせてもらいましたけど、県との合同庁舎化をぜひやらせていただいて、愛南町にそのほうがメリットもすごくあるんではないかというように考えております。  以上です。 ○議長(斎藤武俊) 山下正敏議員。 ○8番(山下正敏) 先ほど、消防長から心臓部の故障があった場合、15分程度は119の連絡がとれないという報告、説明がありましたが、この15分が長いのか短いのか、私は非常に長いと思います。15分で人の命が助けられることもあれば、それが15分で助けられなくなる可能性は強いんではないでしょうか。町長にこの15分もかかるということがあって、以前から消防庁舎の早急な建てかえが必要だという説明を受けており、もうこれ1年近く、1年以上たっているんではないですか。先ほど言いましたように、本当にここは町長がトップダウンで早く建設予定地を決めてやるように進めてほしい、そう願います。  それと、消防団応援事業について、これ松山市では市長が提案をしてトップダウンで消防団員に対する応援事業をやれ、やるんだということで、早急に計画を立てて実施をしております。愛南町においても、この会場におられる議員、職員の中でもほとんどが消防団員の経験者だと思います。私はこれ、消防団に対する支援事業というよりも、これは愛南町に対する支援事業と考えてもいい事業ではないでしょうか。町長にこの支援事業を検討するということではなくて、やるんだという、最後にお聞きをして質問を終わります。 ○議長(斎藤武俊) 清水町長。 ○町長(清水雅文) お答えします。  先ほど松山の件を言われましたけど、松山と愛南町ではまた町の規模、またいろんな面で違いますので、松山のほうの資料を取り寄せて検討して、愛南町でその中でできるもの、できないものとありますので、そのできるものについては、やれるものについてはやっていくと、前向きに取り組んでいきたいと思っております。  以上です。 ○議長(斎藤武俊) 山下議員。 ○8番(山下正敏) 前向きな答弁はわかりましたが、やっぱりリーダーは必要ならば決断と行動力と言われています。もう一度町長に聞いて、4回目でしたが質問を終わります。 ○議長(斎藤武俊) 清水町長。 ○町長(清水雅文) さっき言いましたように、愛南町でやれんもんについてはこれだめですけど、やれるものについてはやります。  以上です。 ○議長(斎藤武俊) これで、山下正敏議員の質問を終わります。  暫時休憩いたします。  1時30分より再開をいたします。               午前11時57分 休憩            ―――――――――――――――――               午後 1時30分 再開 ○議長(斎藤武俊) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、西口議員の質問を許します。  西口議員。 ○17番(西口 孝) 日本共産党の西口です。  私は、町民の皆さんから寄せられた声をもとに、通告書に従いまして大綱3点ほど質問をいたします。理事者におかれては、明快な答弁をお願いいたします。  質問の1は、荒廃農地調査結果と今後の町農業の方向についてであります。  先般、農業委員会において荒廃農地の調査が行われました。旧町単位に分かれまして、それぞれ1日から2日をかけて現地調査を行ったところであります。その調査結果は、まだ委員会としては聞いておらんのですが、その調査結果に基づきまして、幾つかお伺いをいたします。  まず1点目は、今回の調査結果による愛南町の農地面積等の変化についてお伺いをいたします。過去5年前、10年前、20年前と比較をしてどのように変化をしてきたのか、その変化を統計としてお示しをいただけたらと思います。  2点目、既に山林化をしている農地について、課税方法はどのような方法をとられているのでしょうか、お伺いをいたします。といいますのは、先般、農家の方から問い合わせがあったんですが、現況課税というのがよく一般的には聞く言葉なのですが、どうもそうではないのではないかということでした。どのような基準で固定資産の課税台帳はつくられているのでしょうか、その辺の実態をお伺いいたします。  3点目、今回の調査等を受けて、今後の町農業の発展の方向、展望について、どのようなお考えをお持ちか所見をお伺いしたいと思います。  次に、質問の2、TPPへの参加に対する町長の所見をお伺いいたします。  質問1の3番目の問題とも関連をしてくると思うんでありますが、今、行われている衆議院選挙の争点の一つにもなっておりますTPPへの参加問題について、これまで農業団体、医師会を初め、本町議会も含む地方議会、また町村長会等、参加への反対の決議を挙げて運動をされてきたと思いますが、ここにきて、推進の動き、そういう声が聞こえてくるようになりました。改めて、この問題について町長の所見をお伺いいたします。  次に、質問の3、子供の医療費無料化の拡充を求めることについてお伺いをいたします。  現在、入院については中学校卒業まで無料化が実施をされておりますが、通院については就学前までとなっております。これを、通院についても中学卒業まで無料化するように求めるものです。町長の所見をお伺いし、私の一般質問を終わります。 ○議長(斎藤武俊) 西口議員から、答弁分割での質問がありました。  初めに、荒廃農地調査結果と今後の町農業の方向について、理事者の答弁を求めます。  清水町長。 ○町長(清水雅文) 西口議員の質問にお答えをいたします。  まず、第1の質問、荒廃農地調査結果と今後の町農業の方向について、1点目の農地面積等の変化についてですが、農林業センサスによる本町の経営耕地面積は1990年は1,507ヘクタール、2000年は1,172ヘクタール、2005年は992ヘクタール、2010年は989ヘクタールであり、年々減少しております。  また、農林業センサスの耕作放棄地は、1990年は217ヘクタール、2000年は231ヘクタール、2005年は471ヘクタール、2010年は485ヘクタールであり、逆に増加をしております。  耕作放棄地の定義が農林業センサスと違いますが、平成20年度から耕作放棄地の調査を実施しており、町全体で1,264ヘクタール、このうち農業振興地域内農用地では、435ヘクタールとなっております。今年度、農業委員会が農業振興地域内農用地で調査した結果は、耕作放棄地は416ヘクタールとなっております。  2点目の山林化している農地の課税方法についてですが、御存知のように固定資産税では、課税に当たっては現況の地目で課税することが原則にあります。しかし、例外もありまして、農地につきましては、農地法により権利、移動及び転用に制限が定められています。これらの土地については、補助金等を受けているものもあったり、農地法の運用面での問題があることから、農業委員会の許可もしくは認定なしに地目の変更はできないこととなっております。  このような土地に対して、税務担当課が単独で課税地目変更を行うことは問題があり、農業委員会の意見を聞きながら課税に当たっております。  御質問の山林化している農地につきましては、個人から申し出のあった場合、まず現地に出向き現況を確認をし、山林と思われるところについては登記地目の変更を指導し、その後変更がなされたものについては変更後の登記地目で課税を行うこととしております。  また、農業委員会が非農地と判断した農地につきましては、税務課で現況を確認し課税地目の変更を行うこととしております。このように農地に対する課税につきましては、税務担当課だけの判断で地目を判断することはせずに、農業委員会との連携を図りながら課税に当たっています。  3点目の今後の町農業の発展方向、展望についてですが、後期基本計画に掲げてあるように、農業者の所得向上を目的として自然環境に配慮しつつ地域特性を生かした安心・安全な農産物の安定生産及び販売を促進していきます。  そのためには、地域農業の担い手となり得る認定農業者、集落営農組織、新規就農者を育成し、担い手に農地を集積し、効率的な生産・販売活動を行うことができるよう、農業関係団体と連携して支援するとともに、農業者・農業関係団体・町・県がそれぞれの役割を担い、生産力の向上・販売力の強化・地域力の発揮に取り組み、地域農業・農村の活性化を図ることが大切です。  現在、果樹農家を中心に毎年後継者が就農し、規模拡大や経営改善に積極的に取り組んでおります。地域条件に適した河内晩柑・甘夏柑などの特産作物の生産拡大を目指していきたいと考えております。  また、地域の人と農地の問題の解決に向けた新たな施策「人・農地プラン」の作成や、新規就農対策、農地集積対策に取り組んでおり、農業者戸別所得補償制度や中山間直接支払制度などの事業を活用し、新規就農者、担い手確保や耕作放棄地の防止を図り、農業振興を図っていきたいと思っております。  以上、第1の質問に対する答弁といたします。 ○議長(斎藤武俊) 西口議員、1の1について再質問ありませんか。  西口議員。 ○17番(西口 孝) 後段のほうで関係がしてくるんで問題ないんですが、ぜひこれは今述べられた部分を担当課で表にして資料として後で見せていただくようにひとつ御配慮願いたいと思うんですが、どうでしょうか。 ○議長(斎藤武俊) 山口農林課長。 ○農林課長(山口俊文) 後ほど表にいたしましてお渡しいたします。 ○議長(斎藤武俊) 1の1はよろしいですか。  1の2について。  西口議員。 ○17番(西口 孝) 今回、私も農業委員として現地、荒廃地その周辺回ったわけですけれども、本当に悩ましい問題だなと思ったんですけれども、谷で何十年も、昔は田んぼとしてつくっておったんだなというところが、大木が生えて完全に山になっている。しかし、先ほど申されたように、農地というのは農地法に制限されて地目としてはずっと残るわけで、そこら辺、残れば資産税の評価としては農地と山林というのは明らかに差が出てくるんではないかなという、そこら辺から農家のほうからそういう、先ほど言った質問も出てきたんだと思うんですが、そこら辺、今回回ってみて、本当にもうそこら辺を一々正規の農業委員会へ農地の転用の手続を出しながら地目を変更していくのではなくて、この際に一括してもうここは完全に山ですよというようなところは、そういうことが法的というか、大きな力でそういう昔の国土調査のような、極端に言いましたら、そこまではいきませんが、そういう申請があればそういうふうなことが一括してできるような方法というのを検討されたり、そういう話が中央のほうで出たりすることはないんでしょうか。そこら辺、ちょっとお伺いをしたいと思うんです。 ○議長(斎藤武俊) 山田税務課長。 ○税務課長(山田智久) 課税方法ということで、税務課のほうで回答していきたいと思っております。  今、議員が言われたとおり、現況であれば当然山林、もう一つは雑種地という見方もできると思うんですけれど、当然雑種地になれば評価額も今より上がります。それでやはり現況をうちらは確認しながら、うちらだけじゃなしに農業委員会とここは山林か雑種地かというのも決めていってやらんといけん分野があろうと思います。  それで、参考までに合併前がどうであったかというのをちょっと私、調べたんですけれど、合併前に地目が田や畑であった筆数なんですが、そこが現況山林になっておるという筆数が128筆ありました。128筆だけ現況課税を合併前の町村でやっておりました。逆に、田畑が宅地になっておるところはゼロです。登記地目を重視して課税に当たっておったんですが、合併後、航空写真なんかを活用して、宅地、田畑が宅地になっておれば現況宅地という課税をさせていただいております。  それで、矛盾も若干生じるんですけれど、やはり田んぼ、畑が100円であれば山林になれば5円、4円の世界です。10円が5円、4円の世界です。ただし、田んぼ畑が10円であれば宅地になれば200倍の2,000円と、全然倍率が違います。そこで、現況課税を重視して公平性を税務課では保って、やはり現況のほうの宅地課税は今とっておるんですけれど、やはり山林のほうは先ほども言いましたように農地法の絡みがありますので、そこはやはり登記をしていただいてということでお願いは、町民の皆さんにもしております。  あと、課税時期の4月には、やはり何名かは山林になっとる。見に来てくれということで見にも行っております。ただ、そこは指導で登記からやってもらえんやろうかというようなことでやっておりまして、平成20年からはそういう地目変更は行っておりません。それで、今後、それをどうするかというのは、やはり検討していかんといけん分野だろうと思うんですが、またそこは今回、非農地という認定があるようなので、そちらも聞きながら検討していくものだとは考えております。  以上です。 ○議長(斎藤武俊) 西口議員。 ○17番(西口 孝) 今、税務課長のお話はよくわかりましたが、それを受けて、農業委員会の事務局としては、そういう点で何かこう、今回、荒廃地の調査などの結果から、まだ検討されるのかどうか、まずそれを、検討されるのかどうかも聞きたいと思うんですが、どういうことが望めるのか、できればお聞きをしたいと思います。 ○議長(斎藤武俊) 山口農林課長。 ○農林課長(山口俊文) 利用状況調査で遊休農地化していると思われる方には、遊休農地の解消また原状復旧の方法のお知らせをすることとしております。  また、森林原野化している農地については、遊休農地化して20年以上経過し、山林原野化している場合は農業委員会事務局に連絡をいただきましたら、農業委員会が現地調査を行い、農地、非農地の判断をして、また非農地の判断とした場合は非農地証明を行うこととしております。 ○議長(斎藤武俊) いいですか。  1の3について再質問ありませんか。 ○17番(西口 孝) はい、いいです。 ○議長(斎藤武俊) 次に、TPP参加に対する町長の見解を問うについて、理事者の答弁を求めます。  清水町長。 ○町長(清水雅文) 次に、第2の質問、TPP参加に対する意見についてですが、TPP協定交渉への参加については、農林水産分野のみならず、国民生活のあらゆる分野において大きな影響が及ぶことが懸念されますので、国民に対する十分かつ正確な情報提供が行われ、国民的議論に基づく合意形成が図られることが大前提であると考えております。  また、議論の場においては、地方の基幹産業である農林水産業を守るというスタンスを堅持した上で、我が国の食と農林水産業の再生について、具体的な支援策と工程表を示していただきたいと考えています。  以上、第2の質問に対する答弁とさせていただきます。 ○議長(斎藤武俊) 西口議員、再質問ありませんか。  西口議員。 ○17番(西口 孝) 確かに情報開示、もっとわかりやすく開示せよということを政府に求めることをやっていかなくてはいけないというか、そういうふうな運動も進められていると思うんですが、今、町長もお話になったけれども、よくわからん問題の中でもやっぱり一番には農林業が食糧生産、食糧に対する例外なき関税撤廃という完全自由化という中では、一番やっぱり国民の食糧を生産する1次産業、農家また漁家も含めてでしょうが、被害というか大きくなるんではないかというふうに思うわけです。  それと、言われましたけれども、非関税障壁の部分で企業が国を提訴するとか、今わかっている中でも、結局例えば、この自治体が自分たちの地産地消を進めたり、入札の中で地元の企業を優先して使えとかいうことを我々もよく言っておりますけれども、そういったことが差別というか保護になるというふうなことでクレームがついたりとか、そういうふうなことまで言われておるこのTPPなんですが、やっぱり今、今回の総選挙でも争点になっておりますけれども、はっきりとそういう食糧生産の立場からも、そういういろんな医師会の方もそうなんですけれども、そういういろんな立場でこういうTPPへは参加しないということ、首長として表明するお考えはありませんか、もう一度お聞きしたいと思います。 ○議長(斎藤武俊) 清水町長。 ○町長(清水雅文) お答えします。  各自治体、自治体によってその自治体の基幹産業が何であるかによって大分違ってくると思います。愛南町としたら1次産業が主な本当の基幹産業でありまして、1次産業の活性化が町を左右するというぐらい、一番大切な産業であると思います。また、違う自治体によったら、自動車産業などのように輸出産業が中心のところもあります。それぞれの自治体によって判断は違うと思いますけど、私はやっぱり、基本的には公的な立場としておる以上は、やっぱり愛南町の財源といいますか、そういった産業を守るためには、これはTPPを反対の立場で貫かんといけんのではないかと思っております。  以上です。 ○議長(斎藤武俊) よろしいですか。 ○17番(西口 孝) はい。 ○議長(斎藤武俊) 次に、子供の医療費無料化の拡充を求めることについて、理事者の答弁を求めます。  清水町長。 ○町長(清水雅文) 次に、第3の質問、子供の医療費無料化の拡充について、通院についても入院と同様に中学校卒業まで無料化できないのかについてですが、子育て世代の経済的負担を少しでも軽減し、子供を安心して産み育てることができる環境づくりは、今後、一層大切になってくると考えております。そういった意味でも、子育て支援の一環として、この医療費無料化の拡充は、本町として今後進めていきたい施策の一つであります。  しかし、財政面で考えますと、通院分の無料化は、後年度にわたり多額な財政負担を生じさせることになりますので、その影響を考えたとき、実施については慎重にならざるを得ない現状であります。  今後、ますます厳しくなる財政運営の中で、今、何を優先すべきかを、見きわめながら、バランスのとれた行政を進める中で、長期的な視点に立って判断をしなければならないと考えております。  今後とも他市町の動向を踏まえながら、また、国・県の施策等を考慮しながら検討していきたいと考えております。  以上、第3の質問に対する答弁といたします。 ○議長(斎藤武俊) 西口議員、3の再質問はありませんか。  西口議員。 ○17番(西口 孝) 気持ちはあるがなかなか財政的な問題ですぐには取り組めないというふうに理解をしたいんですが、今、町長も言われましたけれども、本当にどんどん進む少子化、学校も統廃合がどんどん進んでおります。子供が少なくなって、そういったものに歯どめをかけるという意味での子育てしやすい環境というのは、町長の政策の一つでもあったと思いますし、財政との相談はもちろんしなくてはいけませんけれども、このいろいろな箱物を建てることなどとやっぱり同等にそういう面も考えていただいて、ぜひ財政と相談しながら実現の方向で今ちょうど予算編成の時期でもありますが、前向きに検討を進めていただきたいというふうに思うわけですが、重ねてその点で見解をお聞きして終わりたいと思います。 ○議長(斎藤武俊) 清水町長。
    ○町長(清水雅文) お答えします。  箱物と同等と言われましたけれども、こういった施策のほうを箱物と同等以上には気持ち的に考えております。近い将来、そういった形にやるべきときが来るんではないかというように思っております。  以上です。 ○議長(斎藤武俊) これで、西口議員の質問を終わります。  次に、田口議員の質問を許します。  田口議員。 ○14番(田口 勝) 質問を行います。  まず1点、リース方式による公共施設へのLED照明の導入についてお伺いをいたします。  東日本大震災での原発事故を受けて、エネルギー政策の大きな転換が迫られており、それはまた、電力分野だけの問題ではなく、社会全体で考えなければならないテーマとなっています。電力多消費型の産業構造となっている我が国においては、逼迫する電力事情を背景に省エネ対策として公共施設へのLED照明の導入は積極的に検討すべき課題と言えます。また、LED照明の導入は、電気料金値上げによる財政負担の軽減を図ることにもつながります。  しかし、LED照明への切りかえとなると、照明器具が高価なため、予算確保に時間がかかることが予想されます。また、導入できても初期費用は重い負担とならざるを得ません。逼迫する電力事情と省エネ対策を推進するために、こうした事態の打開が求められているところであります。  そのための一つの手法として、民間資金を活用し、リース方式によって公共施設へのLED照明導入を進める動きが全国の各自治体の間で広がっております。リース方式を活用することによって、新たな予算措置をすることなく、加えて電気料金の節減相当分でリース料金を賄うことを可能とするものです。  このリース方式による公共施設へのLED照明の導入を進めている自治体は、大阪府、福岡市、神奈川県などがあり、これらの県や市以外にも東日本大震災をきっかけとした電力事情などから、多くの自治体が昨年から今年にかけて実施し始めています。この理由としては、リース方式にすれば初期費用が抑制され、自治体の財政負担が軽減されます。さらに導入後の電力消費量も抑えられ、節電とコストダウンを同時に実現できることが期待できるというものです。  そこで、本町においてもリース方式を活用して公共施設を初め、町道などにLED照明の導入を図ってはどうかと思いますが、見解をお聞かせください。  2 社会保障と税の一体改革の重要な柱の一つとして、さきの通常国会で子ども・子育て関連3法が成立したのを受けて、本町の対応についてお伺いをいたします。  このたびの社会保障と税の一体改革の一番重要なポイントは、さきの通常国会で成立した子ども・子育て3法であると言われております。そして、3法の趣旨は言うまでもなく、3党合意を踏まえて幼児期の学校教育・保育・地域の子ども・子育て支援を総合的に推進することであり、その主なものは、認定こども園制度の拡充、認定こども園・幼稚園・保育園を通じた共通給付、いわゆる施設型給付、及び小規模保育等地域型保育給付の創設、3、地域の子ども・子育て支援の充実の三つであります。  この新制度が本格的に動き出すのは、早ければ平成27年度からですが、消費税率8%引き上げに当たる平成26年度から本格実施までの1年間、保育の需要の増大等に対応するため、新制度の一部を先取りし、子ども・子育て支援法附則第10条に定められている保育緊急確保事業が行われることとなっております。  この事業を皮切りに、その後、多種多様な事業が実施されることとなっております。そのようなことから、本町といたしましても、国の動向を見きわめつつも、できる限りの円滑かつ速やかに新制度を導入できるよう、万全の準備をしていくべきであると考えますが、町の対応をお伺いいたします。  以上。 ○議長(斎藤武俊) 田口議員から答弁一括での質問がありました。  1、リース方式による公共施設へのLED照明の導入について、2、社会保障と税の一体改革の重要な柱の一つとしてさきの通常国会で子ども・子育て関連3法が成立したのを受けて、本町の対応について、理事者の答弁を求めます。  清水町長。 ○町長(清水雅文) 田口議員の質問にお答えをします。  初めに、第1の質問、リース方式による公共施設へのLED照明の導入についてですが、LED照明については、直管型蛍光灯をLED照明に交換をするならば、器具からの交換が必要となりますので、その費用は40ワット2本型1機当たり3万円程度かかり、田口議員言われるとおり、全施設では大変な金額になります。  しかしながら、省エネはもちろんでありますが、適切な施設の改修と維持工事を実施して施設の長寿命化と適正な運用を図るためにも、リース方式に限らずLED照明の導入については検討できればと考えます。  次に、第2の質問、社会保障と税の一体改革の重要な柱として、さきの通常国会で子ども・子育て関連3法が成立したことを受けての本町の対応についてですが、平成27年度から本格施行が想定されるこの制度に対して、来年度中に対応が必要と見込まれるものは、地方版子ども・子育て会議の開催の検討、子ども・子育て支援事業計画の策定に向けたニーズ調査、及び制度管理システムの調達があります。  現在、担当課内で検討を進めている段階でありますが、地方版子ども・子育て会議については、子ども・子育て支援の当事者への意見聴取にて対応し、ニーズ調査及び制度管理システムについては、来年秋ごろに国から指針が示される予定であり、それに対応すべく予算確保等を行いたいと考えています。  なお、議員御質問の中の保育緊急確保事業については、保育所入所の待機児童が50人以上いる市町村が対象となっており、本町には該当はいたしません。  以上、答弁といたします。 ○議長(斎藤武俊) 田口議員、再質問ありませんか。  田口議員。 ○14番(田口 勝) 課長にお伺いします。  本町で最近、建築された南楽荘、また今建築中の給食センター等のLED導入はどうなっておるかお聞きをいたします。 ○議長(斎藤武俊) 吉田高齢者支援課長。 ○高齢者支援課長(吉田光男) お答えします。  南楽荘のLEDの照明ですけど、大ホールと廊下、そして軒下に設置しております。それと、居室等につきましての大きな面積を占める部分につきましては、蛍光灯を使用しております。  以上です。 ○議長(斎藤武俊) 坂尾学校教育課長。 ○学校教育課長(坂尾英治) お答えします。  現在建築中の給食センターにおきましては、作業環境面から蛍光灯の放射熱抑制、そしてランニングコスト削減のため、13種類の蛍光灯があったと思うんですが、大体、7割方はLEDにするというような形で、現在、建築中でございます。  以上です。 ○議長(斎藤武俊) 田口議員。 ○14番(田口 勝) 大ホールと軒下ということですが、コスト、確かに今言われた40ワットで3万円ほどかかると言われておりますけれども、やはり、新しいときにいいものをつけておけば、買いかえ等をしなくていいと思うんですが、また今度、新築のときにやっていないと、また切りかえのときに同じ金額がかかるように思われます。これから、LEDがどんどんつくられていくと単価も安くなっていくかとは思われますが、やはり、新築のときに取りつけておくほうが、買いかえするよりは安くつくんじゃないかと思われるんですが、その点はどうでしょうか。 ○議長(斎藤武俊) 吉田高齢者支援課長。 ○高齢者支援課長(吉田光男) まず、南楽荘のほうについてお答えします。  私見で申しわけございませんけど、LEDの価格、今言われましたように、急速な勢いで価格は下がっております。南楽荘みたいな新しい施設につきましては、23年度につくりましたときには、まだまだ非常に高い値段でしたので、限られた長時間使うような場所にしか設置はしておりません。ただし、今後のことを考えた場合に、蛍光灯部品、先ほども町長が答えましたように、かなり取りかえるのに値段がかかります。それらの老朽化と価格低下、LEDの価格低下を考慮しながら、やっぱり検討していくのがよろしいんではないかというふうに考えております。 ○議長(斎藤武俊) 坂尾学校教育課長。 ○学校教育課長(坂尾英治) 学校給食センターにおきましては、御存知のとおり今度できる給食センターはオール電化となっております。そのため、電気代といいますか、電気使用量がかなりの額になっております。この新築の際に、LED、多少高価ではございますが、そのときに整備しておかないと経常経費のランニングコストが削減にならないと思いまして、LEDを採用した次第でございます。  以上です。 ○議長(斎藤武俊) これで、田口議員の質問を終わり、一般質問を終わります。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――   ◎日程第6 報告第6号 平成24年度(平成23年度実績)教育委員会点検・評価の報告について ○議長(斎藤武俊) 日程第6、報告第6号、平成24年度(平成23年度実績)教育委員会点検・評価の報告についてを議題とします。  報告を求めます。  田村教育長。 ○教育長(田村茂雄) 報告第6号、平成24年度(平成23年度実績)教育委員会点検・評価報告について、御説明いたします。  地方教育行政の組織及び運営に関する法律第27条第1項の規定によりまして、愛南町教育委員会点検・評価について報告するものであります。  この点検評価につきましては、平成19年6月に地方教育行政の組織及び運営に関する法律が改正され、教育委員会は毎年事務の管理、執行状況について点検・評価を行い、議会に提出するとともに、公表をすることとされております。このため、報告議案として提案した次第であります。  それでは、点検評価報告書に基づきまして説明いたします。  資料2ページに点検及び評価の構成として、点検項目、目標、取り組み概要を示しています。  評価につきましては、AからDまでの評価基準を定め、その結果について、外部評価委員に御意見をいただき、項目ごとに掲載しています。  今年度、外部評価をお願いした方は、昨年に引き続き中村哲也さん、前田充さん、高田義隆さんの3名です。  点検・評価につきましては、資料を事前配付させていただきましたので、お目通しのことと思いますので、概要のみ説明させていただきます。  3ページに全体の点検・評価一覧を掲載しています。Aのよいとの評価が9項目、残りはBの概ねよいとの評価となっております。愛南町教育振興基本計画をもとに取り組み、特に生徒指導の徹底と健全育成、特別支援教育、健康教育の推進、防災教育などの安全・安心な学校づくり、教育環境の整備充実、地域文化振興と文化財の整備保存、健康な町民育成のための体育の振興について、外部評価から高い評価を受けています。  4ページから6ページに、教育委員会の活動に対する評価を掲載し、6ページの下段に外部評価者の意見を記載しています。  7ページから8ページに教育委員会が管理・執行する事務についての評価を掲載し、8ページ下段に外部評価者の意見を記載しています。  9ページから35ページに管理執行を教育長に委任する事務について、各項目ごとに点検・評価を記載し、外部評価者の意見を20ページに学校教育に対すること、22ページに学校給食に関すること、35ページに生涯学習に関することを記載しています。  今回の点検・評価につきまして、外部評価を11月14日に実施し、御意見をいただきこの報告書としてまとめました。  11月教育委員会定例会において、議決を得ました。  以上、法律の趣旨であります教育委員会としての効率的な教育行政の推進、並びに住民への説明責任を果たすべく議会に報告するものであります。  以上で説明を終わります。 ○議長(斎藤武俊) 報告が終わりました。  これより質疑を受けます。  質疑ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(斎藤武俊) 質疑がないようなので、これで報告第6号、平成24年度(平成23年度実績)教育委員会点検・評価の報告についてを終わります。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――   ◎日程第7 承認第6号 専決処分第5号の承認を求めることについて               (平成24年愛南町一般会計補正予算(第4号)) ○議長(斎藤武俊) 日程第7、承認第6号、専決処分第5号の承認を求めることについて(平成24年度愛南町一般会計補正予算(第4号))を議題とします。  提案理由の説明を求めます。  石川副町長。 ○副町長(石川芳洋) 承認第6号、専決処分第5号の承認を求めることについて、平成24年度愛南町一般会計補正予算(第4号)の提案理由の説明をいたします。  12月16日投開票の衆議院議員選挙の実施に伴い、速やかな予算措置が必要となりましたが、議会を招集する時間的余裕がなく、地方自治法第179条第1項の規定により、平成24年11月19日付で専決処分したので、同条第3項の規定により、議会に報告し、承認をいただきたく提案するものであります。  1ページをお開きください。  この補正予算は、既定の歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ2,603万円を追加し、その総額を149億2,642万6,000円とするものです。  それでは、事項別明細書によりまして、歳出から説明いたしますので、13ページをお開きください。  2款総務費、4項選挙費、7目衆議院議員選挙費2,603万円の追加です。  次に、歳出の財源となります歳入について説明いたしますので、11ページにお戻りください。  15款県支出金、総務費委託金、衆議院議員選挙事務交付金2,400万円、19款繰越金203万円などの追加です。  以上、承認第6号の提案理由とします。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(斎藤武俊) 説明が終わりました。  これより、質疑を受けます。  質疑ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(斎藤武俊) 質疑がないようなので、これで質疑を終わります。  続いて討論を行います。  討論ありませんか。               (「なし」と言う者あり)
    ○議長(斎藤武俊) 討論なしと認めます。  これより、承認第6号、専決処分第5号の承認を求めることについて(平成24年度愛南町一般会計補正予算(第4号))を採決します。  お諮りします。  本案は原案のとおり承認することに賛成の方は挙手願います。                 (賛成者挙手) ○議長(斎藤武俊) 全員挙手であります。  よって、承認第6号、専決処分第5号の承認を求めることについて(平成24年度愛南町一般会計補正予算(第4号))は承認されました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――   ◎日程第8 第97号議案 御荘漁港港整備交付金工事請負契約の変更について    日程第9 第98号議案 地域産業研究普及センター施設整備工事請負契約の変更について ○議長(斎藤武俊) お諮りします。  この際、日程第8、第97号議案、御荘漁港港整備交付金工事請負契約の変更についてから、日程第9、第98号議案、地域産業研究普及センター施設整備工事請負契約の変更についてまでの2議案について、続けて提案理由の説明といたしたいが、これに御異議ありませんか。              (「異議なし」と言う者あり) ○議長(斎藤武俊) 異議なしと認めます。  これより直ちに議題とします。  提案理由の説明を求めます。  中村水産課長。 ○水産課長(中村維伯) 第97号議案と第98号議案、水産課所管の工事請負契約変更につきまして、一括して提案理由の説明をいたします。  まず初めに、第97号議案、御荘漁港港整備交付金工事請負契約の変更について、提案理由の説明をいたします。  本議案については、平成24年9月6日に請負契約の議決を受けている工事の変更契約に係るものです。  本工事は、御荘漁港の養殖漁業・漁船漁業の振興を目的に、防波堤や漁港施設用地などを整備することで、静穏な水域を確保し、養殖作業の円滑化による漁業経営の安定を目指して計画したものです。平成23年度に着手し、平成26年度の完成を目標に整備を行っています。今回、入札の結果生じた減少金などを充当して事業促進を図り、早期完成を目指すため、県当局に変更設計書の協議をしていましたが、確認を受けましたので、地方自治法第96号第1項第5号の規定により議会の議決を求めるものです。  変更工事の内容については、添付図面により説明しますので、1ページ目の位置図をごらんください。  施工場所は御荘菊川の銭坪地区です。  次に、2ページ目の平面図をごらんください。  今回の変更は、赤く着色した部分で、図面左側の西防波堤の上部工20.0メートルと東防波堤の基礎捨石519.0立方メートルの追加施工を計画しております。  なお、黄色の着色部分は変更前の施工部分です。  次に、3ページ目の標準断面図と縦断図をごらんください。  先ほどの平面図同様、変更部分が赤色で、変更以前を黄色で着色しています。西防波堤で追加された上部工の部分が赤色で着色されています。  それでは、議案にお戻りください。  契約の内容については、1の契約の目的、2の契約の方法は変更はありません。  3の契約金額につきましては、9,240万円を1億円に変更し、760万円増額します。  4の契約の相手方についても変更はなく、株式会社明正建設です。なお、工期につきましては、当初契約のままで平成25年3月15日を予定しています。  以上、第97号議案の説明とします。  続きまして、第98号議案、地域産業研究普及センター施設整備工事請負契約の変更について、提案理由の説明をいたします。  本議案については、平成24年6月14日に請負契約の議決を受けている工事の変更契約に係るものです。  本事業は、本町の水産業を中心とした第1次産業を強力に推進するため計画したもので、試験研究事業の実施とあわせて愛南町の魅力発信を行うため、西浦小学校跡地に拠点施設を整備するものです。来年度の稼働を目標に鋭意工事を進めておりましたが、今回、想定した以上に地質が悪いことや、土砂流出防止のための舗装工事などに対応できるよう、工事の変更をするため、地方自治法第96条第1項第5号の規定により、議会の議決を求めるものです。  変更工事の内容については、添付図面により説明しますので、次のページをごらんください。  施工場所は内泊地区で、西浦小学校跡地となっております。  主な変更工事は5点ありまして、まず①が地中障害物の玉石撤去、396立方メートルです。ボーリング調査を実施しましたが、ボーリング地点では確認できなかった玉石が飼育棟建設場所付近に大量に発生したのが原因です。  次に、②として、汚濁防止フェンスの設置です。前面の海で大規模な魚類養殖が行われているため、汚濁水が出ないよう工事方法も工夫していましたが、短時間に雨が集中した際、汚濁水の発生がとめられず、海が大きく濁ることになりフェンスを設置しました。  次に、③として、既設防球ネットの一部撤去とバックネットの撤去です。高さ約9メートルの防球ネットは精査の結果一部腐食が始まっていましたので、施設の防護に有効な約3メートルを残して、上2段を撤去しました。また、バックネットも安全等を考慮して撤去しました。  次に、④としてアスファルト舗装1,350平方メートルの追加です。当初は、更地のままの予定でしたが、前面海域への汚濁水の防護や強風地域であるため、飼育棟内外の実験への影響を考慮して変更をお願いします。  最後に⑤として、軒先の爆裂修繕と外壁爆裂修繕の追加です。これは、実際に工事に入って足場ができた上で精査の上確認されたものです。  以上の5点が主な変更箇所となっています。  今回、変更を御承認いただきましたら、来年4月のオープンに向けまして、水産課・南水研緊密な連携のもと、一丸となって取り組みを加速しますので、よろしくお願いします。  それでは、議案にお戻りください。  契約の内容については、1の契約の目的、2の契約の方法は変更ありません。  3の契約金額につきましては、1億6,275万円を1億7,692万5,000円に変更し、1,417万5,000円増額します。  4の契約の相手方についても変更はなく、南予建設株式会社です。  なお、工期につきましては、当初契約のままで、平成25年1月31日の予定です。  以上、第98号議案の説明とします。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(斎藤武俊) 説明が終わりました。  これより、第97号議案、御荘漁港港整備交付金工事請負契約の変更についての質疑を受けます。  質疑ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(斎藤武俊) 質疑がないようなので、これで質疑を終わります。  続いて討論を行います。  討論ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(斎藤武俊) 討論なしと認めます。  これより、第97号議案、御荘漁港港整備交付金工事請負契約の変更についてを採決します。  お諮りします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の方は挙手願います。                 (賛成者挙手) ○議長(斎藤武俊) 全員挙手であります。  よって、第97号議案、御荘漁港港整備交付金工事請負契約の変更については原案のとおり可決されました。  次に、第98号議案、地域産業研究普及センター施設整備工事請負契約の変更ついての質疑を受けます。  質疑ありませんか。  土居議員。 ○16番(土居尚行) 今の説明の中で、「しました」というところが大分あったんですが、もう工事は終わっておるんですか、変更工事。 ○議長(斎藤武俊) 中村水産課長。 ○水産課長(中村維伯) お答えします。  指示書により、工事のもう既に終わったものもありますし、現在、工事をストップして、例えば舗装工事のようにとめているものと両方ございます。  以上です。 ○議長(斎藤武俊) 土居議員。 ○16番(土居尚行) 産建委員会の人たちもこれ視察に行ったはずなんですけど、何にも変更のところに触れられなかったので、やはり、言えば工事の専決ですよね。今から変更契約をしたいのでというきょうの提案に、工事が終わっておるものが何カ所もある。変更があればあるまでに、あった時点で変更しなければならない時点で議会に提案するのが筋じゃないんですか。 ○議長(斎藤武俊) 中村水産課長。 ○水産課長(中村維伯) お答えします。  できるだけその都度の提案で変更をさせていただくのが基本とは考えてはおりますが、今回のように、例えば大雨が降って防止のフェンスをするとかですね、そういう場合に、現在、工事を実際に実行していく中ではすぐにその工事の実行指示を出す必要がありますので、金額の範囲内での指示書を切っていくということで、その部分を対応させてもらっております。  今回、当初の契約金額内ではなかなかおさまりそうに、その指示書で切っていった分と今後の変更契約をする部分で当初契約内ではおさまらない可能性が高くなってきましたので、変更契約ということで提案をさせていただいております。  どうぞよろしくお願いします。 ○議長(斎藤武俊) 浜田議員。 ○18番(浜田博文) 課長、ちょっと聞きますけども、これ見ていましたら地中障害物撤去のときにこの泥水等が出て、そして防水ネットを張られて余分に金がかかったと。そしてこれじゃあいかんということで、結局アスファルトを敷いて金が余分にかかったということでしょうかね。そこのところは。 ○議長(斎藤武俊) 中村水産課長。 ○水産課長(中村維伯) お答えします。  地中障害物の撤去に関しましても、当然汚濁水は発生しておりますが、今回の工事期間中に時間雨量で20ミリを超えたことが5回ほどございます。最高で34ミリということがありました。その際に、やはり大量の雨が降ってきて、そのときに土工をちょうど工事施工中という場合に、どうしても汚濁水が発生したということで、それに対応するための措置となっております。  以上です。 ○議長(斎藤武俊) 他にございませんか。  浜田議員。 ○18番(浜田博文) 結局、課長、この建物の工事中に大雨が降ったためにそういう作業もしなくてはならなかったということですか。 ○議長(斎藤武俊) 中村水産課長。 ○水産課長(中村維伯) お答えします。  汚濁防止フェンスにつきましては、工事中の作業による汚濁水の防止をメインとしております。舗装につきましては、今後も含めて、大雨が降ったときの汚濁水の流出を防止するためというのがメインになっております。  以上です。 ○議長(斎藤武俊) 田口議員。 ○14番(田口 勝) ちょっとお伺いしますが、課長、委員会前か後ですかね。その汚濁が出たのは。 ○議長(斎藤武俊) 中村水産課長。 ○水産課長(中村維伯) お答えします。  汚濁水が出ましたのは、委員会前です。委員会の最中も含めて、汚濁水がずっと発生しておりました。
     以上です。 ○議長(斎藤武俊) 田口議員。 ○14番(田口 勝) それだったら、もし委員会で課長、説明していただいておったら、また議会で報告もできたんですけども、何かちぐはぐなような感じがいたしますので、実際に工事するまではきちっと議会を通して予算を組んで工事をするのが、これは当然だと思うんですが。先にやって議会に承認を得るんだったら専決処分ということになると思いますよね。その辺がちょっと曖昧であるから、皆さんからこういう意見が出るんじゃないかと思うんですが、そこら辺、きちっと断りするところは断りして、皆さんに了解を得ていただきたいと思います。 ○議長(斎藤武俊) 中村水産課長。 ○水産課長(中村維伯) お答えします。  委員会の際の報告を私のほうからしていなかったのは、この場をかりておわび申し上げます。  工事の実施をする中で、どうしても発生したものに対しての対処として、これまでと同様の対処をしてきたつもりではあったのですが、結果として不信を招くようなことになったことに対しましては大変申しわけありませんでした。  よろしくお願いします。 ○議長(斎藤武俊) 土居議員。 ○16番(土居尚行) 工事しながら問題が起こるというのは、これはどの工事でも当然なんですが、この玉石が思わぬところに大きいものがあった、これは見えないところで仕方がないと思います。ある意味。けど、この防球ネットがさびておったとかいうものは設計段階でよく調査すればわかることでしょう。問題は、最初の基本計画、計画の段階での調査不足、これそれに尽きると思うんですよ。  今後、いろいろ工事もありますけど、そういうことのないように徹底をお願いします。 ○議長(斎藤武俊) 中村水産課長。 ○水産課長(中村維伯) お答えします。  今回のことを十分反省し、事前の調査、これからはもっと徹底をしてやっていくようにしていきます。  以上です。 ○議長(斎藤武俊) 質疑がほかにないようですので、これで質疑を終わります。  続いて討論を行います。  討論ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(斎藤武俊) 討論なしと認めます。  これより、第98号議案、地域産業研究普及センター施設整備工事請負契約の変更についてを採決します。  お諮りします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の方は挙手願います。                 (賛成者挙手) ○議長(斎藤武俊) 全員挙手であります。  よって、第98号議案、地域産業研究普及センター施設整備工事請負契約の変更については原案のとおり可決されました。  ここで、45分まで暫時休憩をいたします。               午後 2時35分 休憩            ―――――――――――――――――               午後 2時45分 再開 ○議長(斎藤武俊) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――   ◎日程第10 第 99号議案 愛南町学校給食センター給食備品購入事業契約について    日程第11 第100号議案 愛南町学校給食センター給食用消耗品購入事業契約について ○議長(斎藤武俊) お諮りします。  この際、日程第10、第99号議案、愛南町学校給食センター給食備品購入事業契約についてから、日程第11、第100号議案、愛南町学校給食センター給食用消耗品購入事業契約についてまでの2議案について、続けて提案理由の説明といたしたいが、これに御異議ありませんか。              (「異議なし」と言う者あり) ○議長(斎藤武俊) 異議なしと認めます。  これより直ちに議題とします。  提案理由の説明を求めます。  坂尾学校教育課長。 ○学校教育課長(坂尾英治) それでは、第99号議案、愛南町学校給食センター給食用備品購入事業契約についてから、第100号議案、愛南町学校給食センター給食用消耗品購入事業契約についてまでの議案について、一括して提案の理由を説明いたします。  この2議案は、6月定例議会で議決をいただきました、平成25年度から稼働します学校給食センターに関連する物品購入であります。既に契約しております厨房機器に対応できる米保温食缶、飯碗かご及びトレイかご等の備品購入、食缶類、食器類、箸等の消耗品の購入議案であります。  購入の内容については、別添の議案第99号、議案第100号の各資料で説明いたします。  それでは、第99号議案、愛南町学校給食センター給食用備品購入事業契約について、提案の理由を説明いたします。  資料1ページをお開きください。  本物品購入は、各学校等で使用する米保温食缶、副食用保温食缶各94個、和え物用保冷食缶91個の食缶類の整備、飯碗かご、汁碗かご各105個、トレイかご96個、箸かご88個ほかかご類の整備。そのほか資料2ページをお開きください。ザル受けカート、そしてナンバー10からIH調理器用外輪鍋等の45の給食用備品を整備するものです。  この物品購入につきましては、11月16日に入札を執行した結果、株式会社中西製作所松山営業所が2,016万円で落札しましたが、この事業の予定価格が700万円を超えておりますので、議会の議決が必要なため提案するものであります。  議案にお戻りください。  契約の内容については、1の契約の目的は、愛南町学校給食センター給食用備品購入事業、2の契約の方法は、指名競争入札による契約です。  3の契約金額は、2,016万円、4の契約の相手方は、松山市雄郡2丁目8番25号、株式会社中西製作所松山営業所、所長、荒井新一です。  なお、工期につきましては、契約の翌日から平成25年3月15日までを予定しています。  また、入札参加業者は、株式会社中西製作所、四国厨房株式会社、株式会社フジマック松山営業所、北沢産業株式会社松山支店、日本調理機株式会社松山営業所の5社となっております。  続きまして、第100号議案、愛南町学校給食センター給食用消耗品購入事業契約について、提案理由の説明をいたします。  資料1ページをお開きください。  本物品購入は、各学校等で使用するフライ缶94個、ジャム入れ88個、牛乳容器24個の食缶類の整備、飯碗用ボール、汁碗用ボール、角仕切り皿、カレー皿、エスタートレイ各2,400個、箸、穴あきフォークスプーン各2,400個の整備。そのほか資料2ページをお開きください。頭の放射温度計、そしてナンバー4のボール、軽量カップ、しゃもじ、ザル、まないた、包丁等、65種類の給食用消耗品を整備するものです。  この消耗品購入につきましては、11月16日に入札を執行した結果、株式会社中西製作所松山営業所が1,554万円で落札しましたが、この事業の予定価格が700万円を超えておりますので、議会の議決をいただきたく提案するものであります。  議案にお戻りください。  契約の内容については、1の契約の目的は、愛南町学校給食センター給食用消耗品購入事業、2の契約の方法は、指名競争入札による契約です。  3の契約金額は1,554万円、4の契約の相手方は、松山市雄郡2丁目8番25号、株式会社中西製作所松山営業所、所長、荒井新一です。  なお、工期につきましては、契約の翌日から平成25年3月15日までを予定しています。  また、入札参加業者は、株式会社中西製作所、四国厨房株式会社、株式会社フジマック松山営業所、北沢産業株式会社松山支店、日本調理機株式会社松山営業所の5社となっております。  以上、第99号議案から第100号議案までの提案理由の説明とさせていただきます。御審議の上、御決定賜りますようお願いいたします。 ○議長(斎藤武俊) 説明が終わりました。  これより、第99号議案、愛南町学校給食センター給食用備品購入事業契約についての質疑を受けます。  質疑ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(斎藤武俊) 質疑がないようなので、これで質疑を終わります。  続いて討論を行います。  討論ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(斎藤武俊) 討論なしと認めます。  これより、第99号議案、愛南町学校給食センター給食用備品購入事業契約についてを採決します。  お諮りします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の方は挙手願います。                 (賛成者挙手) ○議長(斎藤武俊) 全員挙手であります。  よって、第99号議案、愛南町学校給食センター給食用備品購入事業契約については、原案のとおり可決されました。  次に、第100号議案、愛南町学校給食センター給食用消耗品購入事業契約についての質疑を受けます。  質疑ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(斎藤武俊) 質疑がないようなので、これで質疑を終わります。  続いて討論を行います。  討論ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(斎藤武俊) 討論なしと認めます。  これより、第100号議案、愛南町学校給食センター給食用消耗品購入事業契約についてを採決します。  お諮りします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の方は挙手願います。                 (賛成者挙手) ○議長(斎藤武俊) 全員挙手であります。  よって、第100号議案、愛南町学校給食センター給食用消耗品購入事業契約については、原案のとおり可決されました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――   ◎日程第12 第101号議案 愛南町学校給食センター建築主体工事請負契約の変更について    日程第13 第102号議案 愛南町学校給食センター機械設備工事請負契約の変更について    日程第14 第103号議案 愛南町学校給食センター電気設備工事請負契約の変更について    日程第15 第104号議案 愛南町学校給食センター厨房機器購入事業契約の変更について ○議長(斎藤武俊) お諮りします。
     この際、日程第12、第101号議案、愛南町学校給食センター建築主体工事請負契約の変更についてから、日程第15、第104号議案、愛南町学校給食センター厨房機器購入事業契約の変更についてまでの4議案について、続けて提案理由の説明といたしたいが、これに御異議ありませんか。              (「異議なし」と言う者あり) ○議長(斎藤武俊) 異議なしと認めます。  これより直ちに議題とします。  提案理由の説明を求めます。  坂尾学校教育課長。 ○学校教育課長(坂尾英治) 第101号議案、愛南町学校給食センター建築主体工事請負契約の変更についてから、第104号議案、愛南町学校給食センター厨房機器購入事業契約の変更についてまでの議案について、一括して提案理由を説明いたします。  この4議案は、平成24年6月14日に請負契約の議決を受けている学校給食センターに関連する工事等の変更契約に係るものです。  それでは、第101号議案、愛南町学校給食センター建築主体工事請負契約の変更について、提案の理由を説明させていただきます。  別添資料に基づいて説明いたします。  資料1ページをお開きください。  図面の朱書き部分が変更する箇所であります。窓・扉など建具の移動など、変更金額がゼロの場合も朱書きにしております。  変更点についてでありますが、本工事は、床掘りに着手したところ基礎下部より湧水が発生し、ポンプによる排水が必要となり設計変更としております。  図面右側の施設前の県道への出入り口については、愛南土木と協議した結果、側溝等の形状変更は建築主側で対応するということになり、変更するものでございます。  図面左、受電設備の基礎を津波高の見直しにより左の上でございますが、GL30センチから1メートルに変更するものでございます。  次に、資料2ページをお開きください。  上の図右側は、扉を追加しております。これは、洗浄機の搬入に必要となったためです。  下の図面、配送車が着くドッグシェルターは、配送車の決定によりその配送車のサイズに変更するものであります。  資料3ページをお開きください。  図面右側、機械設備工事で手洗いをプラットホームと野菜類検収前室、これは車の図が二つついておると思うんですが、そのプラットホームと野菜類検収前室、調理場に衛生面で必要なため、追加しようとするものであります。  野菜類の検収室から野菜下処理室への移動を、これも衛生面から手を物に触れさせないため、自動ドアに変更するものでございます。  図面左、コンテナ庫の変更でございます。  小規模用の保管庫からコンテナ庫に変更するものでございます。  その下の配送風除室の変更は、出入り口の有効幅の確保のため、また、壁を少し移動しております。  資料4ページをお開きください。  左下の洗濯乾燥室に、これは2階部分ですが、既存の消毒保管庫の移設を追加するため、窓の位置を変更するものでございます。  以上が主立った変更点でございます。  それでは、議案にお戻りください。  契約の内容については、1の契約の目的、2の契約の方法は変更ありません。  3の契約金額につきましては、3億3,075万円を3億3,444万7,000円に変更し、369万7,000円増額します。  4の契約の相手方についても変更はなく、株式会社明正建設です。なお、工期についても変更はありません。  続きまして、第102号議案、愛南町学校給食センター機械設備工事請負契約の変更について、提案理由の説明をいたします。  資料の1ページをお開きください。  本工事の主な変更点は、旧南楽荘の解体工事により既設の排水経路を再利用できることが判明しましたので、より安価な工法に変更するものでございます。  そのほか、手洗い増設などに伴い給排水管を変更するものであります。  それでは、議案にお戻りください。  契約の内容については、1の契約の目的、2の契約の方法は変更ありません。  3の契約金額につきましては、1億8,270万円を1億8,128万円に変更し、142万円減額します。  4の契約の相手方についても変更はなく、株式会社四電工宇和島営業所です。なお、工期についても変更はありません。  次に、第103号議案、愛南町学校給食センター電気設備工事請負契約の変更について、提案理由の説明をいたします。  本工事の主な変更点は、各工事等との協議による非常用照明の増設や既設品の移設に伴う、受電設備の動力盤と機器までの配管配線工事の追加などでございます。  資料の1ページをお開きください。  図面左の上でございますが、機械室の下の破線が動力盤でございます。  図面右上、構内柱を約10メートル移動しております。  資料2ページをお開きください。  エアカーテン用配線変更は、衛生面の観点から手動から自動への変更、また、手洗いもやはり衛生面の観点から自動用に変更しコンセントを追加し、そのほか事務所内のコンセントも追加するものでございます。  資料3ページ、2階洗濯室・乾燥室等にコンセントの増設により変更するものでございます。  この内容について、設計変更をした結果、249万9,000円の増額となり、議会の議決が必要なため、提案するものであります。  それでは、議案にお戻りください。  契約の内容については、1の契約の目的、2の契約の方法は変更ありません。  3の契約金額につきましては、8,568万円を8,817万9,000円に変更し、249万9,000円増額します。  4の契約の相手方についても変更はなく、四国通建株式会社宇和島営業所です。なお、工期についても変更はありません。  次に、第104号議案、愛南町学校給食センター厨房機器購入事業契約の変更について、提案の理由を説明いたします。  資料の1ページをお開きください。  図面の左、建築主体工事で説明いたしましたコンテナ庫です。当初、小規模校への給食を専用ケースに入れカートに乗せて配送する計画にしていましたが、衛生面などで問題があるので、他の学校と同仕様のコンテナに変更し、消毒保管庫の増設が必要ということの変更でございます。  中央L19と記載しておりますが、L19は作業の工程上必要であるため、モービルシンク、これは可動式流しでございますが、この追加でございます。  資料の2ページをお開きください。  洗濯乾燥室に既設の靴の消毒保管庫等を衛生上必要であるので移設します。  以上、この内容について設計変更した結果、331万8,000円の増額となり、議会の議決が必要なため提案するものであります。  それでは、議案にお戻りください。  契約の内容については、1の契約の目的、2の契約の方法は変更ありません。  3の契約金額につきましては、1億9,845万円を2億176万8,000円に変更し、331万8,000円増額します。  4の契約の相手方についても変更はなく、株式会社中西製作所松山営業所です。なお、工期につきましては、他の建築主体工事等と同じく、2月28日までとしておりましたが、この契約の中には現4施設で使用中の厨房機器等の移設も含まれております。その施設での3学期給食終了後の3月25日に変更いたします。  以上、第101号議案から104号議案までの提案理由の説明とさせていただきます。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(斎藤武俊) 説明が終わりました。  これより、第101号議案、愛南町学校給食センター建築主体工事請負契約の変更についての質疑を受けます。  質疑ありませんか。  宮下議員。 ○7番(宮下一郎) この変更工事についてですが、土木工事の入札減少金で工事の進捗を図るとか、先ほどの98号議案のように改修工事で中がわからない部分についての変更というのは理解できるんですが、この給食センター、新築です。設計事務所のプロが入っています。なしてこんなに工事中に変更がなされるのか、二、三点、ちょっと具体的に、不思議でたまらんので質問させていただきます。  この提案理由、床掘り時に湧水が発生しポンプによる排水が必要となったこと及び協議により建具等に変更が生じたためとありますが、この床掘り時に湧水が発生することぐらいは、あの建設地の場所、河口のそばですね、そういう点、レベルで計測せずに目測でもわかるんですが、河口のそこよりか床掘りのほうが深かったと思います。実際、私も床掘りのときに何回か見に行ったんですが、かなり深く掘って、設計の段階で常識的に考えて水がたまるのは当たり前であると。それが設計図書に項目として上がっていなかったのか、それともまた想定外の、本当に毎秒何トンという湧き水があったのかお尋ねいたします。  それが1点と、この建具等の変更場所が本当に余りにも多い。図面が小さくて、目も悪くて見えにくいんですが、設計の段階で、設計のプロと担当者と現場の人と交えて協議がなされておれば、こういうことは起きないと思うんですよ。ほんの軽微な問題は工事中に、完成後、現場のやっぱり働いていただく人から便利が悪いとかいう声が出ることはあったとしても、この工事中の段階でこんなにもたくさん、これ1、2、3、4議案でトータルで約700万ですか、変更が、差し引き。  課長、私は課長の担当課の全ての問題ではないと私は考えます。プロ、設計士に設計費用、監理費用をおしはらいをして行政側の代理監理者としてのプロを雇っておるわけですよね。だから、担当課長に建築の図面を見て設計段階から判断しなさいというのは、私は無理だと思います。そのために、プロが設計監理におるわけです。この時間をもっと親切に、事務所があなたたち担当課とか現場の人たち、行政側の人たちと十分協議がなされておれば、こんな問題は私はあり得ないと思うんですよ。  この間完成した老人ホーム、こういうことありましたか。3億ぐらいの工事で、こんなに今工事中に変更すればですよ、施工側の業者もたまらんと思うんですよ。コンテナ車については、購入がなされるまで高さとか開口とか、これは理解できますよ。でもそれも、これもお尋ねします。全くそこの、例えば参考にどこのメーカーの運搬車の中で見積もり積算しとってください、ただし書きのところに車の車種が購入なされたときに追加なり減少金の相殺するというふうな項目をすれば、したのかしないのか。全くそのこの図面にあるドッグシェルターですか、積算項目に上がっていなかったのか。  それと、この図面のナンバー1の赤い線でちょっと見えにくいんですけどね、建築確認時変更とありますが、建築確認をとるまでに設計事務所が県の建築指導課から指導を受けて、当然それを訂正、指導があればそれに基づいて訂正をして、確認がおりて当然入札にかかっているんだろうと私は思うんですが、そこ逆だと不思議なんで、おかしいんですよ。これも質問いたします。建築確認変更、字が読めない、小さくて。建築確認変更とありますよね。コンクリート、図面1番の左の小さな赤字で。コンクリート型枠鉄筋舗装等とありますが、建築確認がおりるまでに、当然設計事務所は訂正するなり修正して、県の指導を仰いだもとで図面をでき上げて入札執行に図面ができ上がってきていると思うんですよ。  それで、これも私は先ほどの防火扉も何十カ所という赤のマークがついていますね、図面の3番。建築基準法で防火基準にしなければならないという前提で、入札の執行時にできていたのかできていなかったのか。これもお尋ねします。メモってください。これわからなんだら後で聞いて。これは防火を建築士はプロやから当然最初の設計図書に入れ込むべき。そうでないと確認申請もおりないと思うんですよね。にもかかわらず、変更変更変更で、こういう新築工事ないと思いますよ。  先ほど、先輩議員も言われましたように、私はやむを得ん、工事の進捗によったら議会にかけるまでに進行せざるを得んというのは、私は理解しているつもりですが、先ほどの御意見を伺いますと、ほとんどそうですよね、もうこれ。議会通すまでに工事終わっていますよね、変更分。基礎工事分はもちろんです。私は、それは個人的にですけどやむを得ないんではなかろうかと思うんですが、常識的に考えて、工事中のこの3億の建築物で、今現在、相殺700万程度の変更、海の中の工事じゃないんですよ。一番私が再度聞きたいのは、理事者にお尋ねします。この設計に関して、設計事務所が町の担当課、理事者含めて、本当に真剣に取り組んで設計したのかどうか。             (「そのとおり」と言う者あり) ○7番(宮下一郎) 私はそれをどのように理事者がお考えなのか、最後に理事者にお尋ねします。本当に真剣に足を運んでいただいて、松山であろうが高松であろうが、足を運んでいただいて、担当課の人ととことん膝詰めて説明していただければ、こういう問題はほとんど軽微な問題しか発生しないと思うんですよ。  それで、衛生面の安全、安全とおっしゃいますが、当然、それはプロはわかっていますよ。建築基準法や衛生法のプロですから、彼らは。課長にこういう、私はあんたちゃんとしなさいというのは無理だと思うんですよ。だから、私は理事者に伺いたい、この設計事務所、本当に親切丁寧だったかどうか、どういうふうにお考えですか、お伺いですか。お尋ねいたします。いっぱい質問しましたが、わかる範囲で説明願います。 ○議長(斎藤武俊) 坂尾学校教育課長。 ○学校教育課長(坂尾英治) 済みません。理事者にお伺いということなんですが、まず変更点の分なんですけども、建築主体工事のほうでちょっと説明いたしましたが、変更金額がゼロの場合でもやはり現場サイドとして動きを確認したときに、やはりこうしたほうが多少いいと、そういった本当に、昨年から理事者も含めて、基本設計から設計士も呼んでやったわけなんですが、いざ本年度になりましてまた実際に工事に入ったというときに、やはり担当現場のほうも真剣に考えて、自分たちが来年4月から稼働せんといけませんので、本当に真剣に考えました。昨年も本当に真剣に考えて基本設計書できたわけなんですが、先ほどのコンテナの分については、本当にゼロの移動でございます。そして、まことに湧水につきましては、あのときに私も現場に行ってあれやったんですが、本当に雨の多いときでもございました。なかなか水が、雨が降るということ、私は雨のせいだというように考えておったんですが、やはりそれも湧水もあったんだろうというような現場のほうからの報告でございます。  そして、ちょっとたくさん御質問がありましたので、全てはお答えできんのですけども、私ども、今年度になって現場の職員、そして各工事、四つの工事ですね、毎週協議を重ねてきております。そして、その協議を重ねた中での、本当にゼロの変更でありましても、全部余りにも正直に出し過ぎてなかなかわかりづらい図面になっておるのかもしれませんが、これも全て子供たちへ安全な給食をつくり、そして配送するというような職員、そして工事担当者の真剣な取り組みでございます。私は、そのように考えております。答弁になってないかもしれませんけども、以上で終わります。 ○議長(斎藤武俊) 理事者の。石川副町長。 ○副町長(石川芳洋) お答えしたいと思います。  先ほど申されましたように、私もちょうど5月、6月の梅雨時期にあそこの近辺、2回見に行った記憶があります。湧水の関係は教育委員会のほうに、あそこすごい水ですけど大丈夫ですかということは言っております。ただ、一応、理事者側としましては、一応、予算の認定があった後も、小額な変更につきましては変更建築指令が来たときには、当然予算の範囲内であれば認定はしておりましたけれども、給食センターという特別な建物で、とてもこのサッシがどうとか、何がどうとかいうところまでは、私たちも当然気がつきません。それは、あくまで担当者と設計業者のほうの打ち合わせ事項にお任せするということにしていますので、宮下議員が言うほど、我々もそこまで細かい勉強はしておりません。  ただ、今回の請け負った業者は、以前も学校の耐震工事も請け負ったところですので、今回はこの耐震関係に強い松山の業者ということで、信用はしておりました。  以上です。 ○議長(斎藤武俊) 宮下議員。 ○7番(宮下一郎) 私がお伺いしたいのは、理事者を含めて担当課職員が図面を見て勉強してくださいと言うとるわけじゃありません。何回も言いますが、そのためにプロを雇っておるわけです。だから、プロの方にアドバイスを10個もらった中で1個選択肢を選ぶというふうなあり方でないと、職員や普通の方では、今、副町長言われたように絶対無理ですよ、そら。給食センター初めて建築するのに、職員が経験ないわけですから。あったとしても無理な話ですから、なしてこの作業をもうちょっと入札前に繰り返しておれば、このきょう出てきた事案は出てきていないと思います、私は。そこら辺はどうお考えですか。 ○議長(斎藤武俊) 坂尾学校教育課長。 ○学校教育課長(坂尾英治) お答えします。  まさに宮下議員のおっしゃるとおりだと思います。以後、反省して、やはり基本設計から真剣に自分のこととして取り組むようにやっていかなければならないと考えております。  以上でございます。反省しております。 ○議長(斎藤武俊) 他にございませんか。  田口議員。 ○14番(田口 勝) 宮下議員は、専門家でありますが、私たち素人が考えてもこれはへんだと、こう思われます。こんだけ変更したら。なぜ全員協議会を開くなり、前もって議会に相談してなかったんですか。そうすればこういう質問は出ないと思います。給食センターですから、安全で本当にきちっとしなきゃいけないのはわかるんですけれども、余りにもずさんだと私たちはとれるんですよ。  子供の安全をするためには完璧にしなきゃいけないし、本当に大事なことであります。町長にお伺いしますが、こういうことがないように、たったコンセント変えるだけ、洗濯室を変えるだけにも、何百万ってかかるんですよね、後からやれば。こういうことのないように、きちっとやっていただきたいと思います。町長、お伺いします。 ○議長(斎藤武俊) 清水町長。 ○町長(清水雅文) お答えします。  しっかりと指導して、今後こういうことのないようにやっていきたいと思います。
     本当に申しわけありません。 ○議長(斎藤武俊) 他に質問ございませんか。  土居議員。 ○16番(土居尚行) 設計変更の説明の中で、大変気になったことが衛生面でというのを何回も言われました。衛生面でエアカーテンのスイッチを手動から自動に、衛生面で野菜室へ入るところのドアを手動から自動ドアに、発注のときに、和口の給食センターも新しいんですけど、あのウエット方式が今の状況には合っていない、ドライにしなければならない、衛生面でということ。最高の衛生面の建物を建ててくださいといって設計を依頼したのかどうか、それをしていないからこれでしょう。衛生面で考慮した給食センターの設計を依頼したら、先ほど言われたように、これ誰が見ても、素人が見てもわかるもんじゃないんですよ。衛生面、今、ノロウイルスの問題で言っております、さわるのが一番いけない。簡単な最初からわかることなんですけど、衛生面で万全を期した建物に給食センターにしてくださいと設計依頼をしたのかしていないのか。お伺いします。 ○議長(斎藤武俊) 坂尾学校教育課長。 ○学校教育課長(坂尾英治) 衛生面での業者のほうに発注したのかということですが、学校安全衛生管理基準、国のほうから示されております。それについては、かなりやはり最高の衛生面というのを基準にしております。そういったものを基準に設計してくれということを業者のほうにはお願いしております。  以上です。 ○議長(斎藤武俊) 土居議員。 ○16番(土居尚行) ということは、業者の設計ミスということになりますが、そういう理解でいいんですか。 ○議長(斎藤武俊) 坂尾学校教育課長。 ○学校教育課長(坂尾英治) 衛生面について、私ども、現場のほうではより現場の安全な形、当然手洗いについても自動のところはございました。自動水洗のところもございました。ただ、やはりここにもあったほうがいいと、より食品が安全になるというような判断で変更しようとするものであります。  以上です。 ○議長(斎藤武俊) 土居議員。 ○16番(土居尚行) 最高基準の衛生面で発注した、最高基準の衛生面で発注したら、スイッチも手動になるしドアも自動なんですよ、最初から。スイッチも自動になるし、必ず最高基準のもので発注すれば、当然なんですよ、食べるものを扱うところですから。それをされてなかったということは、それはチェックができなかったというのは当然なのかもしれませんが、やはりこれはどういっても設計事務所のミスなんですよ。そう思いませんか。 ○議長(斎藤武俊) 坂尾学校教育課長。 ○学校教育課長(坂尾英治) 設計事務所のほうもそうかもしれません。ただ、私どもの本当のチェックも全て行き渡っていなかったという反省はございます。  以上です。 ○議長(斎藤武俊) 他にございませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(斎藤武俊) 質疑が他にないようなので、これで質疑を終わります。  続いて討論を行います。  討論ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(斎藤武俊) 討論なしと認めます。  これより、第101号議案、愛南町学校給食センター建築主体工事請負契約の変更についてを採決します。  お諮りします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の方は挙手願います。                 (賛成者挙手) ○議長(斎藤武俊) 挙手多数であります。  よって、第101号議案、愛南町学校給食センター建築主体工事請負契約の変更については原案のとおり可決されました。  次に、第102号議案、愛南町学校給食センター機械設備工事請負契約の変更についての質疑を受けます。  質疑ありませんか。  宮下議員。 ○7番(宮下一郎) 内容的には繰り返すかもわかりませんが、議案が別ですので。  これ、単純に既設の排水路を再利用する。設計事務所、現地調査、当然来ているはずだと思うんですが、そのときに単純にここを再利用するかしないかというぐらいの打ち合わせができていなかったんですか、お伺いいたします。 ○議長(斎藤武俊) 坂尾学校教育課長。 ○学校教育課長(坂尾英治) これにつきましては、まずそのときに打ち合わせはできていなかったというような形でございます。請負業者とは、まだ入札も終わっておりませんでしたので。  以上です。 ○議長(斎藤武俊) 宮下議員。 ○7番(宮下一郎) 今の答弁、ちょっとおかしい。入札が終わるまでにこういう打ち合わせをして設計図書に記載するのが僕は順序やと思うんですが、課長、今言われたように入札が終わっていませんでした、入札が終わるまでに打ち合わせがなされていなかったのかというんです。 ○議長(斎藤武俊) 坂尾学校教育課長。 ○学校教育課長(坂尾英治) この点につきましては、当初、どこの管につなぐかということがまだ判明しておりませんでした。そして、以前、草木原議員の質問のときに、私お答えできなかったんですけども、それから何日間かけて全部精査して、何とかここが使えそうだという形が判明したものでございます。  ただ、そのときにそれまでの設計につきましては、給食センターところの排水路につなぐ、そこまでつながんといけんというように考えておりました。それが、はっきりとわかりましたので、設計変更いたしたく提案しておるものでございます。 ○議長(斎藤武俊) 他に質疑がないようなので、これで質疑を終わります。  続いて討論を行います。  討論ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(斎藤武俊) 討論なしと認めます。  これより、第102号議案、愛南町学校給食センター機械設備工事請負契約の変更についてを採決します。  お諮りします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の方は挙手願います。                 (賛成者挙手) ○議長(斎藤武俊) 全員挙手であります。  よって、第102号議案、愛南町学校給食センター機械設備工事請負契約の変更については原案のとおり可決されました。  次に、第103号議案、愛南町学校給食センター電気設備工事請負契約の変更についての質疑を受けます。  質疑ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(斎藤武俊) 質疑がないようなので、これで質疑を終わります。  続いて討論を行います。  討論ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(斎藤武俊) 討論なしと認めます。  これより、第103号議案、愛南町学校給食センター電気設備工事請負契約の変更についてを採決します。  お諮りします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の方は挙手願います。                 (賛成者挙手) ○議長(斎藤武俊) 挙手多数であります。  よって、第103号議案、愛南町学校給食センター電気設備工事請負契約の変更については原案のとおり可決されました。  次に、第104号議案、愛南町学校給食センター厨房機器購入事業契約の変更についての質疑を受けます。  質疑ありませんか。  土居議員。 ○16番(土居尚行) まだ2月末ということなんですけど、約その工事期間が。これだけの厨房を据えて、厨房だけではありません、ほかのこともあるんですけど、2,000人の2,000食、約。これ、試運転はどのような形でするんですか。 ○議長(斎藤武俊) 坂尾学校教育課長。 ○学校教育課長(坂尾英治) お答えします。  まず、先ほど104号議案、2月28日を3月25日で提案させていただいております。まずそれ一つ。  せんだって、給食懇話会を開いております。これ、毎年といいますか、この給食センターの関係の内容を話す会議なんですけども、その中で、現在の計画としまして、平成24年度給食最終日をまず3月21日としております。そして、試運転につきましては、3月25日までに23、24に既設の現在使っております厨房機器を移設しますので、その後、細かい段取りを決めておるんですけども、その28日まで各班ごとに分けまして、実習を受けるというような形にしております。  そして、29日まで各班で協議、打ち合わせし、30日に消毒保管庫内、これも全部新しい施設の確認作業を行って、そして4月2日、まず試作をつくるというようにしております。60食をつくる予定です。そして、3日も60食つくり、また反省等をするつもりです。そして、4月8日に試食会として220食つくります。そういう計画をしております。  そしてまた、4月10日に給食実施を940食つくっていくと。そして、完全に給食を開始するのは4月15日月曜日からというような計画にしております。  以上です。 ○議長(斎藤武俊) 土居議員。 ○16番(土居尚行) 計画はわかりましたが、何よりもフル回転したときにそれが時間どおりに完全にできるかというのが、これは時間追われる作業なんで、一番問題ではないかと思うんですよ。やはりそれならば、この春休み中に、多分大変になると思います。担当教員の異動もあるかもしれません。また、町の職員の異動なんかで大変混乱するさなかの、これ学校給食センターのオープンであって、どこでしたか忘れましたが、そこは9月1日のオープンなんで、8月中に学校生徒全員登校日に充ててできるかできんか、試食をつくったということなんですが、なかなかそういうことができない状態なんですけど。私はこの4月の春休み中に、かなりの全ての生徒に、1年生はまだ入学してないのでなかなか全員というわけにはいきませんが、ほとんどの意味での試食をつくるべきではないか。そして、やはりこれだけの機械ですよ。まともに動くか動かんか、その材料費ぐらいは納入業者が見るのが本来だと思いますよ。これ予算、試食会、全部町が見るつもりですか。それは違うと思いますよ。納入業者にそれだけの責任はあると思いますよ。どうですか。 ○議長(斎藤武俊) 坂尾学校教育課長。 ○学校教育課長(坂尾英治) お答えします。  おっしゃっていること、かなり短期間のうちに給食センターの調理員、そして職員、技量を磨いていかなければならない状況でございます。各ほかのところにつきましては、9月に開始というところもあるんですけども、そういったところも全部給食センターのほうでは全部把握いたしまして、大体試食会においては、全子供たちへ試食をさせるということはしておりません。大体、金額にすれば25、6万だったと思います。それぐらいの金額で試食会をやっております。愛南町の場合もそういった形で、試食会をまず稼働させる試運転、そして試食会をやると。試食数は少ないですけど、まずそういったところから始めていけれたらと思っております。  以上です。 ○議長(斎藤武俊) 土居議員。 ○16番(土居尚行) 私がなぜ強く言うかといえば、設計の段階でこれだけ変更がある建物ですよ。動かしてみたら思わぬところができるんではないかという懸念があるのでそういう質問をするんです。私は、厨房の機械類の納入業者が、納入業者というのは機械の納入業者ですよ。食品の納入業者じゃありませんよ、当然。機械の納入業者が食材を提供して、やはりもう少し大きい規模で、子供が集まらなんだら、町の職員もおるんですから、200人近く。それらの方でも食べるように、もう少し試食会、試食というのはつくったものということで、それじゃなくて稼働試験ですよ。稼働試験をやるべきではないかという提案なんです。また十分検討していただきたいと思います。 ○議長(斎藤武俊) 他にございませんか。  田口議員。 ○14番(田口 勝) この議案の中で、コンテナ庫の変更ということ、規格の統一に伴い消毒保管庫の増設で338万1,000円、それでもろもろの赤のついておるところがあるんですけども、余りにもひどいと思うんですよね、ここの設計が。それで、この大野建築構造事務所はですね、構造計算屋さんで設計は余りしていないようなんですよね。ひょっとして、外注したんじゃないですか。町長、ちょっとお伺いします。 ○議長(斎藤武俊) 坂尾学校教育課長。 ○学校教育課長(坂尾英治) お答えします。  大野建築設計のほうのお尋ねですが、確かに構造計算をする設計、専門はですね。ただし、八幡浜の給食センターのほう、おととし八幡浜のほうができたと思うんですが、八幡浜のほうは大野さんのほうが入っておると聞いております。全て外注したかどうかについては、私のほうではちょっと把握しておりません。  以上です。 ○議長(斎藤武俊) 清水町長。 ○町長(清水雅文) 私はその大野さんの詳しい知らんので、答弁のしようがないんですけど、これだけのかなりの皆さんに迷惑をかけとるということを、やっぱりこの大野さんに対してはちょっと厳しく、本当にもちろん調査もさせてもらいますし、この納入業者さんですね、やっぱり先ほど土居議員が言われたように、向こうのほうに1回の試食なり稼働の試運転ぐらいは向こうで持ってもらうような形に交渉せんといけんというふうに思います。考えます。 ○議長(斎藤武俊) 宮下議員。 ○7番(宮下一郎) 最後に1点伺います、念のために。先輩土居議員は試食会のことまで心配されていますが、私はそれ以前の工期がこれだけ変更が発生して、工期内に完成というのは確約、業者との確約はとれておりますか。業者は大変私は混迷しているんじゃなかろうかと想像いたしますが、工期の延期願いは出ませんか。 ○議長(斎藤武俊) 坂尾学校教育課長。 ○学校教育課長(坂尾英治) 打合会で工期の延期はまずないというような、現在、変更でございます。うちのほうも、必ず工期内におさめてくれというような話をしております。
     以上です。 ○議長(斎藤武俊) 他にございませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(斎藤武俊) 他に質疑がないようなので、質疑を終わります。  続いて討論を行います。  討論ありませんか。               (「なし」と言う者あり) ○議長(斎藤武俊) 討論なしと認めます。  これより、第104号議案、愛南町学校給食センター厨房機器購入事業契約の変更についてを採決します。  お諮りします。  本案は原案のとおり決定することに賛成の方は挙手願います。                 (賛成者挙手) ○議長(斎藤武俊) 挙手多数であります。  よって、第104号議案、愛南町学校給食センター厨房機器購入事業契約の変更については原案のとおり可決されました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――   ◎日程第16 第93号議案 平成24年度愛南町一般会計補正予算(第5号)について ○議長(斎藤武俊) 日程第16、第93号議案、平成24年度愛南町一般会計補正予算(第5号)についてを議題とします。  提案理由の説明を求めます。  石川副町長。 ○副町長(石川芳洋) それでは、第93号議案、平成24年度愛南町一般会計補正予算(第5号)について、提案理由の説明をいたしますので、1ページをお開きください。  今回の補正予算は、障害者介護・訓練等サービス給付費、漁港整備事業、道路改良事業、崖崩れ防災対策事業、集落・避難路の地震対策事業、職員手当等の人件費などで歳入歳出それぞれ1億7,864万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ151億507万3,000円として、提案するものであります。  予算内容につきましては、事項別明細書により、歳出から説明いたしますので、25ページをお開きください。  まず、2款総務費ですが、補正額は2,204万4,000円の減額で、主なものは、総務管理費の一般管理費において、職員手当等4,133万2,000円、財産管理費において需用費214万4,000円、トイレ改修工事60万円などの追加、企画費において、津島荘改築事業にかかる宇和島地区広域事務組合負担金5,608万円の減額、地域活性化対策費の235万7,000円の減額は、町単独事業の入札減少金です。  税務総務費は、過誤納付還付金及び加算金180万円の追加、選挙費の町長選挙費において、1,395万6,000円の減額は、事業執行済みによるものです。町議会議員選挙費290万3,000円は、人件費、物件費などの追加です。  次に、3款民生費ですが、補正額は9,834万8,000円の追加で、主なものは社会福祉費の障害者福祉費において、介護・訓練等サービス給付費8,902万4,000円、介護保険事業費は介護保険特別会計繰出金825万円の追加などです。  次に、4款衛生費ですが、補正額は294万6,000円の追加で、主なものは、保健衛生費の環境衛生総務費において、住宅用太陽光発電システム設置補助金360万円、環境衛生施設費において、御荘霊苑屋外改修工事317万1,000円の追加、清掃費において塵芥処理費390万4,000円は、入札減少金による減額です。  次に、6款農林水産業費ですが、補正額3,275万9,000円の追加で、主なものは、農業費の農業振興費において、青年就農給付金外2件の補助金410万円の追加、林業費の林業振興費において、地域材利用木造住宅建築促進事業補助金外2件の補助金386万7,000円の追加、水産業費の水産業振興費において、種子島周辺漁業対策事業補助金155万5,000円、漁港建設費において、委託料2,289万1,000円の減額は入札減少金、工事請負費4,600万円は国庫補助事業2件の追加によるものです。  次に、7款商工費ですが、補正額は96万7,000円の追加で、主なものは商工総務費において職員手当等120万円の追加、観光施設費の23万3,000円の減額は、町単独事業の入札減少金によるものです。  次に、8款土木費ですが、補正額6,614万6,000円の追加で、主なものは道路橋梁費の道路新設改良費において、町道平山北線道路改良工事861万円、土地購入費292万6,000円、県営事業負担金1,200万円、橋梁新設改良費は物件調査委託料300万円、河川費の砂防費において、県補助事業の工事費3件で3,050万円、住宅費の住宅管理費において、町営住宅の修繕料400万円、住宅建設費は住宅新築・リフォーム補助金400万円の追加などによるものです。  次に、9款消防費ですが、補正額は37万9,000円の追加で、主なものは、職員手当等及び燃料費の追加などです。  次に、10款教育費ですが、補正額85万4,000円で、主なものは、小学校費の学校管理費において294万3,000円の減額は、委託料や工事請負費など入札減少金によるものです。  中学校費の学校管理費208万4,000円の減額についても、主には委託料や町単独事業の工事請負費などの入札減少金です。  教育振興費は、県補助金を受けて、エネルギー関係の教育備品購入費として103万9,000円を追加計上しております。  社会教育費の社会教育総務費においては、人件費115万円、文化財保護費においては、平城貝塚発掘調査委託料経費として94万9,000円の追加、保健体育費については、職員人件費60万2,000円の追加計上をしております。  次に、補正予算の財源となります歳入について説明いたしますので、19ページにお戻りください。  まず、10款地方交付税ですが、補正額4億4,946万4,000円で普通交付税の追加です。  12款分担金及び負担金ですが、補正額305万円の追加で、土木費負担金でがけ崩れ防災対策事業地元負担金です。  次に、14款国庫支出金ですが、補正額5,703万3,000円の追加で、主なものは国庫負担金の民生費国庫負担金において、障害者自立支援事業費国庫負担金4,451万1,000円の追加、国庫補助金の農林水産業費国庫補助金において、高潮対策費国庫補助金など1,252万2,000円の追加です。  次に、15款県支出金ですが、補正額5,786万9,000円の追加で、県負担金の民生費県負担金において、障害者自立支援事業費県負担金2,225万5,000円の追加、県補助金の農林水産業費県補助金において、新規就農総合支援事業県補助金600万円、水産流通基盤整備事業費県補助金501万円、種子島周辺漁業対策事業県補助金155万5,000円、がけ崩れ防災対策事業県補助金1,830万円、エネルギー教育事業費県補助金100万円などの追加、委託金の総務費委託金については、委譲事務県交付金221万3,000円の追加です。  次に、16款財産収入ですが、補正額31万9,000円の追加で、土地売り払い収入であります。  次に、18款繰入金ですが、補正額4億3,000万円の減額で、財政調整基金繰入金の減額です。  次に、19款繰越金ですが、前年度繰越金1,704万3,000円を追加したものであります。  次に、20款諸収入ですが、補正額6万9,000円の追加で、主なものは受託事業収入25万円の減額、雑入31万9,000円の追加であります。  最後に、21款町債ですが、補正額2,380万円の追加で、主なものは総務債150万円の減額、農林水産業債60万円、土木債2,470万円などの追加によるものです。  以上、第93号議案の説明とします。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(斎藤武俊) 説明が終わりました。  お諮りします。  第93号議案、平成24年度愛南町一般会計補正予算(第5号)について、提案理由の説明が終わったところですが、本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思いますが、これに御異議ありませんか。              (「異議なし」と言う者あり) ○議長(斎藤武俊) 異議なしと認めます。  よって、本日はこれにて延会することに決定しました。  なお、あす14日から19日までの休会中、請願審査に係る委員会を17日午後1時30分から、総務文教常任委員会、同日午後2時30分から厚生常任委員会をそれぞれ開催することになっております。  12月20日最終日は、午前10時より会議を開きます。  本日はこれで延会します。               午後 3時56分 延会 上記のとおり会議の次第を記載して、その相違ないこと証するため署名する。        議     長        会議録署名議員        会議録署名議員...