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  1. 四国中央市議会 2021-03-25
    03月25日-06号


    取得元: 四国中央市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-11
    令和 3年 3月定例会         令和3年第1回四国中央市議会定例会会議録(第6号)議事日程第6号 3月25日(木曜日)午前10時開議 ※開議宣告 ※議事日程報告 ※諸報告日程第1 会議録署名議員指名日程第2 議案第1号 四国中央基金条例の一部を改正する条例について 議案第2号 四国中央国民健康保険条例の一部を改正する条例について 議案第3号 四国中央介護保険条例の一部を改正する条例について 議案第4号 四国中央指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例について 議案第5号 四国中央指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例について 議案第6号 四国中央指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例について 議案第7号 四国中央指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例について 議案第8号 四国中央港湾施設条例の一部を改正する条例について 議案第9号 令和2年度四国中央一般会計補正予算(第13号) 議案第10号 令和2年度四国中央港湾上屋事業特別会計補正予算(第2号) 議案第11号 令和2年度四国中央公共下水道事業会計補正予算(第1号) 議案第12号 令和3年度四国中央一般会計予算 議案第13号 令和3年度四国中央国民健康保険事業特別会計予算 議案第14号 令和3年度四国中央国民健康保険診療所事業特別会計予算 議案第15号 令和3年度四国中央介護保険事業特別会計予算 議案第16号 令和3年度四国中央住宅新築資金等貸付事業特別会計予算 議案第17号 令和3年度四国中央福祉バス事業特別会計予算 議案第18号 令和3年度四国中央港湾上屋事業特別会計予算 議案第19号 令和3年度四国中央西部臨海土地造成事業特別会計予算 議案第20号 令和3年度四国中央寒川東部臨海土地造成事業特別会計予算 議案第21号 令和3年度四国中央駐車場事業特別会計予算 議案第22号 令和3年度四国中央介護予防支援事業特別会計予算 議案第23号 令和3年度四国中央後期高齢者医療保険事業特別会計予算 議案第24号 令和3年度四国中央市城山下臨海土地造成事業特別会計予算 議案第25号 令和3年度四国中央水道事業会計予算 議案第26号 令和3年度四国中央工業用水道事業会計予算 議案第27号 令和3年度四国中央公共下水道事業会計予算 議案第28号 令和3年度四国中央市財産区管理会特別会計予算      (委員長報告、質疑、討論、表決)   ────────────────日程第3 委員会の閉会中の継続審査について       (表  決)   ────────────────日程第4 所管事務調査について       (表  決)   ────────────────日程第5 議案第30号 市長等の給与の特例に関する条例の制定について 議案第31号 令和3年度四国中央一般会計補正予算(第1号)       (説明、質疑、討論、表決)   ──────────────── 本日の会議に付した事件日程第1 会議録署名議員指名日程第2 議案第1号~第28号日程第3 委員会の閉会中の継続審査について日程第4 所管事務調査について日程第5 議案第30号、第31号   ────────────────出席議員(21名)   1 番   横  内  博  之   2 番   茨  木  淳  志   3 番   杉  浦  良  子   4 番   猪  川     護   5 番   三  浦  克  彦   6 番   眞  鍋  利  憲   7 番   飛  鷹  裕  輔   8 番   吉  原     敦   9 番   石  川     剛  10 番   眞  鍋  幹  雄  11 番   三  好     平  12 番   山  川  和  孝  13 番   三  宅  繁  博  14 番   谷  内     開  15 番   川  上  賢  孝  16 番   篠  永  誠  司  17 番   山  本  照  男  18 番   吉  田  善 三 郎  19 番   井  川     剛  21 番   谷     國  光  22 番   曽 我 部     清   ────────────────欠席議員(1名)  20 番   原  田  泰  樹   ────────────────出席理事者 市長         篠 原   実 副市長        坂 上 秀 樹 (総 務 部) 部長         宮 崎 淳 子 総務調整課長     古 東 圭 介 人事課長       石 川 元 英 総務調整課長補佐行政係長            薦 田 敬 宏 (財 務 部) 部長         高 橋   徹 財政課長       高 橋   誠 (市 民 部) 部長         大 西 賢 治 市民くらし相談課長 井 川   剛 (福 祉 部) 部長兼福祉事務所長  大 西   緑 高齢介護課長     宮 下   浩 (経 済 部) 部長         宮 崎   修 産業支援課長     大 西 信 也 (建 設 部) 部長         今 村 昭 造 建築住宅課長     藤 田   泰 (水 道 局) 局長         田 辺 敏 文 水道総務課長     篠 原   健 (消防本部) 消防長        近 藤 英 樹 消防次長消防署長  近 藤 恭 司 (教育委員会) 教育長        東     誠 教育管理部長     石 川 正 広 教育指導部長     古 川 拡 延 教育総務課長     森 実 啓 典   ────────────────出席事務局職員 局長         東 澤   博 議事調査課長     青 木 鈴 子 議事調査課長補佐   山 内 政 樹 議事調査係長     合 田 仁 人 議事調査係主事    亀 山 恭 弘 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~       午前10時00分開議 ○吉田善三郎議長 これより本日の会議を開きます。   ──────────────── ○吉田善三郎議長 この際,御報告します。 原田泰樹議員から欠席の旨届出がありましたので,御報告します。   ──────────────── ○吉田善三郎議長 本日の議事日程は,お手元に配付の議事日程第6号のとおりであります。   ──────────────── ○吉田善三郎議長 この際,御報告します。 監査委員から例月現金出納検査の結果について4件,定期監査の結果について1件,財政援助団体等に対する監査の結果について1件の報告がありましたので,本日報告書写しをお手元に配付しております。 次に,本日市長から議案第30号,第31号をもって議案2件の提出がありましたので,お手元に配付しております。   ──────────────── ○吉田善三郎議長 日程第1,会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は,会議規則第85条の規定により,議長において杉浦良子議員,猪川 護議員を指名します。   ──────────────── ○吉田善三郎議長 日程第2,議案第1号から議案第28号までの28件を一括議題とします。 本件に関し,各委員長の報告を求めます。まず,山本照男総務市民委員会委員長。   〔山本照男総務市民委員長登壇〕 ◆山本照男総務市民委員長 皆さんおはようございます。 それでは,総務市民委員会の報告をいたします。 本委員会に付託されました議案8件について,3月15日委員会を開催し,慎重審査を行いました。 その審査結果については,お手元に配付しています「委員会審査報告書」のとおりであります。 審査の過程において,議案に対して論議されました事項について御報告申し上げます。 初めに,議案第9号令和2年度四国中央一般会計補正予算(第13号)当委員会所管分について御報告いたします。 まず,委員から,企業版ふるさと寄附金の内容を伺うとの質疑に対し,信金中央金庫からSDGsを絡めた地方の取組に寄附されるもので,川之江信用金庫を通じていただいた。5歳児を対象にネーチャーゲームや食育を保育園等で実施する事業に充てるとの答弁がありました。 また,市議会議員選挙費647万円が減額された理由を伺うとの質疑に対し,立候補者数が分からないので多めに見積りをしていた。コロナ対策で職員をなるべく少なくして実施したことと,議員からの選挙公営負担金の請求が少なかったことも大きな要因であるとの答弁がありました。 以上の経過を経て採決の結果,議案第9号当委員会所管分については,全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に,議案第12号令和3年度四国中央一般会計予算委員会所管分について御報告いたします。 まず,委員から,高度無線環境整備推進事業の内容と総事業費を伺うとの質疑に対し,自治体エリアケーブルを光ファイバーに高度化することで5G対応の環境となる。総事業費は約15億円となり,無線通信に係る経費の3分の1が国庫補助の対象となるとの答弁がありました。 また,ふるさと寄附金が増えている背景を伺うとの質疑に対し,コロナの影響でトイレットペーパーなどの紙製品の返礼品を希望する方からたくさんの寄附をいただいた。地元製紙会社ブランド力に後押しされ,リピーターも増えているとの答弁がありました。 また,市人権対策協議会補助金は削減すべきと考えるが,見解を伺うとの質疑に対し,補助金の内容は,本市の人権課題解決の柱である同和問題,部落差別解消に向けた必要な経費であり,支援は必要であると考えるとの答弁がありました。 また,市民文化ホール等施設費4,287万8,000円増の理由を伺うとの質疑に対し,市民文化ホール障がい者用屋根設置工事川之江文化センター受変電設備改修工事を行うので増額となったとの答弁がありました。 質疑終了後,本件に関し討論に付したところ,マイナンバー制度は国民を管理する狙いがあり,プライバシーの侵害や情報漏えいの危険性もあることから,マイナンバー制度に関係する予算について反対である。 また,人権対策協議会自主運用会費が少なく,市の補助金によって活動している。補助金の廃止もしくは大幅な削減を求めると反対討論がありました。 以上の経過を経て採決の結果,議案第12号当委員会所管分については,賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に,議案第16号令和3年度四国中央住宅新築資金等貸付事業特別会計予算について御報告いたします。 まず,委員から,このままでは滞納解消するには80年近くかかるが,見通しを伺うとの質疑に対し,分納額を増額してもらうよう個別に交渉を行うなど,鋭意徴収に努めたいとの答弁がありました。 質疑終了後,本件に関し討論に付したところ,年間400万円の歳入では滞納解消は難しい。弁護士や司法書士人権団体の幹部などと協力し,早期に滞納解消することが差別解消につながると思うので,予算の見直しを求めると反対討論がありました。 以上の経過を経て採決の結果,議案第16号については,賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 なお,議案第2号,第13号,第14号,第23号,第28号については,理事者より詳細なる説明を聴取し,審査しましたところ,特に報告すべき質疑もなく,採決の結果,全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 議案に対する質疑については,「委員会審査報告書」に資料として添付しておりますので,御覧いただきたいと思います。 以上で総務市民委員会の報告を終わります。 ○吉田善三郎議長 次に,吉原 敦教育厚生委員会委員長。   〔吉原 敦教育厚生委員長登壇〕 ◆吉原敦教育厚生委員長 おはようございます。 それでは,教育厚生委員会の報告をいたします。 本委員会に付託されました議案9件について,3月16日委員会を開催し,慎重審査を行いました。 その審査結果については,お手元に配付してあります「委員会審査報告書」のとおりであります。 審査の過程におきまして議案に対して論議されました事項について御報告申し上げます。 初めに,議案第3号四国中央介護保険条例の一部を改正する条例について御報告いたします。 委員から,第6条で金額が変わっているが,どのように作用するのかとの質疑に対し,6段階以降の所得段階の上限額を増額するものであり,いずれにしても被保険者の負担は減額される改正である。3年に1回見直しが行われ,第1号被保険者の所得分布を基に,国により影響が出ないようにされているとの答弁がありました。 以上の経過を経て採決の結果,議案第3号については,全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に,議案第9号令和2年度四国中央一般会計補正予算(第13号)当委員会所管分について御報告いたします。 委員から,準要保護児童扶助費が400万円減額となった理由は何かとの質疑に対し,困窮されている家庭に支援するもので,修学旅行等校外学習が縮小,中止となったことなどが要因であるとの答弁がありました。 以上の経過を経て採決の結果,議案第9号当委員会所管分については,全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に,議案第12号令和3年度四国中央一般会計予算委員会所管分について御報告いたします。 まず,委員から,子育てわくわく体験事業の内容を伺うとの質疑に対し,令和3年度から令和5年度にかけて私立・公立全25園の年長児を対象に行う事業である。ネーチャーゲームによる自然体験,押し花を利用してランチョンマットを作成する紙すき体験,地元の食材を使って調理しランチョンマットの上で食する食育事業を予定しており,本市の魅力に触れ,シビックプライドの醸成を目指しているとの答弁がありました。 次に,委員から,環境教育推進事業について,どこが対象校なのかとの質疑に対し,令和3年度,令和4年度は南小学校が対象であるとの答弁がありました。 次に,委員から,放課後児童健全育成施設整備事業の借地料について,どこを借地するのか。また,今後も借地料は必要となってくるのかとの質疑に対し,JAうま松柏支店跡地に建設する予定である。また,今後も費用が必要となるが,国,県からの補助があるので負担は3分の1であるとの答弁がありました。 次に,委員から,県人権教育協議会四国中央支部補助金550万円を計上しているが,活動内容を伺うとの質疑に対し,人権・同和教育推進者養成講座や講演会,会報きずなの発行,ケーブルテレビ等を利用した啓発活動などを行っているとの答弁がありました。 質疑終了後,本件に関し討論に付したところ,県人権教育協議会四国中央支部補助金を当初予算に計上することを反対するとの反対討論がありました。 以上の経過を経て採決の結果,議案第12号当委員会所管分につきましては,賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 なお,議案第4号,第5号,第6号,第7号,第15号,第22号については,理事者より詳細なる説明を聴取し,審査しましたところ,特に報告すべき質疑もなく,採決の結果,全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 議案に対する質疑については,「委員会審査報告書」に資料として添付しておりますので,御覧いただきたいと思います。 以上で教育厚生委員会の報告を終わります。 ○吉田善三郎議長 次に,石川 剛産業建設委員会委員長。   〔石川 剛産業建設委員長登壇〕 ◆石川剛産業建設委員長 おはようございます。 それでは,産業建設委員会の報告をいたします。 本委員会に付託されました議案16件について,3月18日委員会を開催し,慎重審査を行いました。 その審査結果については,お手元に配付してあります「委員会審査報告書」のとおりであります。 審査の過程において議案に対して論議されました事項について御報告申し上げます。 初めに,議案第9号令和2年度四国中央一般会計補正予算(第13号)当委員会所管分について御報告いたします。 委員から,旧川之江保健センター整備事業における工事費負担金1,900万9,000円の内容について伺うとの質疑に対し,旧川之江保健センターは,現在四国中央商工会議所が使用しており,3階の空調改修工事については商工会議所が発注し,工事完成後,工事費の2分の1を市が負担するので,負担金として計上している。今後の改修工事の見込みについては,商工会議所が新会館建設に向けての検討を進めているので,そのあたりの動向を見極めた上で,旧川之江保健センターの今後の施設計画に基づいた対応をしたいと考えているとの答弁がありました。 以上の経過を経て採決の結果,議案第9号当委員会所管分については,全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に,議案第12号令和3年度四国中央一般会計予算委員会所管分について御報告いたします。 まず,委員から,狭隘道路拡幅整備工事200万円について,以前より減額された理由を伺うとの質疑に対し,3年間の当初予算の推移は,令和2年度617万円,令和元年度682万円で,新年度は200万円と少なくなっているが,これは令和2年度の補正予算で700万円増額しており,通常ならば新年度の予算で対応するのを,要望する人が多く,前倒しして実施しているからである。また,新年度から国の補助要望の基準が厳しく,事業費を残さないように予算を組む指導があったことから,当初予算で対応しているのは補正予算で対応した分の工事3件分のみで,予算的に減っている形になっている。今後,要望の状況や補助事業執行状況等を見ながら対応していきたいと考えているとの答弁がありました。 次に,委員から,茶業振興事業について,デザイン委託料会場借り上げ料などが予算計上されているが,事業の詳細な内容を伺う。また,来年度以降の見通しも併せて伺うとの質疑に対し,茶業振興事業デザイン業務委託料については,茶ブランドをつくることで共通のマークを制作するための委託料である。また,会場借り上げ料については,販売促進会等ブース代の負担を市がするもので,販売促進会等のブースを借り茶工場の人にお茶の商談をしていただくことを考えている。2月15日にうま茶振興協議会が立ち上がったので,その協議会で様々な御協議をしていただき,うま茶のブランドを確立して販売促進していきたいと考えている。お茶の問題で一番大きいのは担い手不足,労働力不足であり,来年度は新宮地域富郷地域のお茶の実態を把握して,様々なお茶の分布を地図などに表して実態調査した上で労働力の補完,確保の協議を次年度以降協議していきたいと考えているとの答弁がありました。 以上の経過を経て採決の結果,議案第12号当委員会所管分については,全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 なお,議案第1号,第8号,第10号,第11号,第17号,第18号,第19号,第20号,第21号,第24号,第25号,第26号,第27号については,理事者より詳細なる説明を聴取し,審査しましたところ,特に報告すべき質疑もなく,採決の結果,全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 議案に対する質疑については,「委員会審査報告書」に資料として添付しておりますので,御覧いただきたいと思います。 以上で産業建設委員会の報告を終わります。 ○吉田善三郎議長 以上で各委員長の報告は終わりました。 これより委員長報告に対する質疑を行います。 念のため申し上げます。委員長報告の質疑は,委員長に対し委員会審査の経過と結果についての質疑であります。質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○吉田善三郎議長 質疑なしと認めます。 これで質疑を終了します。 これより討論を行います。 「討論通告書」により順次発言を許可します。 まず,議案第12号令和3年度四国中央一般会計予算より討論を行います。まず,飛鷹裕輔議員。     〔飛鷹裕輔議員登壇〕 ◆飛鷹裕輔議員 議席番号7番,日本共産党飛鷹裕輔です。 日本共産党議員団を代表いたしまして,議案第12号令和3年度四国中央一般会計予算に対する反対討論をいたします。 新型コロナウイルス感染拡大は暮らしと経済に深刻な影響を与えています。今こそ大企業の利益優先民営化促進の新自由主義路線構造改革による社会保障削減政策から,市民の暮らし,営業を守る政治に切り替えなければなりません。 ところが,国の当初予算は,市民や中小企業には冷たい内容になっています。持続化給付金家賃支援給付金などの再支給は盛り込まれていません。最前線で奮闘する医療機関の減収補填も計上されておらず,社会保障も高齢化の進展などによる自然増分1,300億円削減。 その一方で,コロナ対応を口実に行政のデジタル化を推進し,デジタル庁創設に368億円,マイナンバーカード取得促進に1,001億円を盛り込み,経済立て直しに最も効果のある消費税減税には背を向けながら,大企業を優遇し,DX投資繰越欠損金控除上限特例など,さらなる減税です。また,軍事費は5兆3,422億円と最高額に達しました。 このような国家財政のもと,四国中央市は地方自治法の本旨に基づき,新型コロナウイルス感染拡大から市民の命・暮らしを守り,福祉増進最優先の予算編成を行うべきです。 医師確保対策事業として,本年度290万円を2021年度は530万円とし,本年度1人に加え,さらに1人拡大すると準備し臨み,地元に就業すれば返済免除する。 予防接種医師委託料3億3,678万3,000円に加え,ワクチン接種管理業務委託料5,781万6,000円を予算化し,住民の安全確保を目指す点については評価いたします。 しかし,一方で市民の暮らしと営業に不安を増大させる要素を包含する予算組みとなっています。 当初予算は,一般会計368億5,000万円と令和2年度比13億1,000万円,3.7%の増。歳入では,コロナの影響により市民税個人・法人ともに減,固定資産税減を見込み,これを補強するための市債発行額36億5,430万円,前年度比41.4%増。うち臨時財政対策債借入れは20億7,000万円。国の借金がコロナ禍で大きく拡大する中での前年度比6億2,000万円増の補足です。 地方消費税交付金は17億1,300万円を予定していますが,消費税の引下げと大企業に応分の負担を求めるよう国に要望するべきです。 一方,歳出では,コロナ対策のほか,新たな日常に対応した市民サービスデジタル化推進デジタル化を先導する高速情報通信基盤の強化策として高度無線環境整備推進に向けたものがあり,公債費は50億660万円,14%と,非常に大きく,市民の皆さんからは財政の健全化を確保することについて,不安の声を伺います。 党議員団は,これまで一貫して大規模建設事業及び入札制度の見直し,財政運営の改善を市民の命・暮らし一番の視点から求めてきました。 今力を入れるべき施策は,多子世帯支援事業の改善,お隣新居浜市で10月から始まる高校卒業までの医療費無料化四国中央市でも行う,子供の均等割廃止で子育て応援すること,老人福祉センターは無料で利用できて送迎無料,ジャグジーお風呂が喜ばれています。 しかし,老人憩いの家は300円の負担,川之江ふれあい交流センターはシャワーのみです。高齢者が元気で長生きしていただくために,こういった施策充実すべきです。こういった施策実現する予算を生み出すために,人権対策協議会補助金1,980万円を廃止する。財政難と言いながら6年間何の削減もなく,令和元年度の自主運用会費は34万9,000円と,大方が市の補助金です。人権教育協議会補助金550万円も同様に廃止すべきです。 また,紙産業の活性化が市の繁栄をもたらすとして支援策の強化。平成11年から28年度まで18年間,県と市で1億円ずつ,年2億円を基幹産業振興事業補助金として累計18億円ずつ支出し,富郷ダム建設による給水単価の引下げに支援。平成30年度よりは,港湾施設の使用料の見直し1億円程度負担軽減を図り,銅山川工業用水道で新宮ダムの利用料金を見直し,平成31年度より2億2,000万円の減額で地場産業に係る負担の軽減。 一方,財政が厳しいとして市民負担増,サービス切捨てでは到底納得できるものではありません。 財政調整基金57億7,000万円,合併振興基金33億9,000万円,今こそコロナ禍で苦境にある市民や中小業者の暮らしと営業を守る財源に活用すべきです。 四国中央市では,建設業界主導の流れが常態化しており,庁舎・市民文化ホールの建設など,高率落札の工事請負契約を認めることが財政の健全性を崩し,市民の暮らしを圧迫している原因と考えます。 大企業応援の予算編成を見直し,暮らし・福祉へと回すべきです。住民サービスの確保,市民負担軽減策へ税金の使い方の転換を求めます。 以上,当初予算について私の考えです。計上された予算の大部分については,市民の生活全般を支える有用なものであり賛成ですが,さきに述べた諸点における政治的比重から賛成できません。 最後に,今期で退職される職員の皆さん,お疲れさまでした。退職後もどうか有意義な人生を歩まれますよう,長年の御苦労に感謝の意を表明しながら皆さんにお礼を申し上げたいと思います。大変お疲れさまでございました。 議案第12号一般会計予算,議員各位には,それぞれ立場の違いはあっても,住民の皆さんの暮らしを守ること,それぞれの分野で知恵を出し合うこと,未来の市のあるべき姿を練り上げることを求めます。チェック機関としての議会の役割を果たす意味からも,御賛同いただくことを願い,発言の結びといたします。 ○吉田善三郎議長 次に,篠永誠司議員。     〔篠永誠司議員登壇〕 ◆篠永誠司議員 皆さんおはようございます。 それでは,議案第12号令和3年度四国中央一般会計予算についての賛成討論を行いたいと思います。 まず,討論に入ります前に,新型コロナウイルス感染症対応のために日夜第一線で御尽力いただいている医療・福祉従事者をはじめ,職員の皆様に心より敬意を表しますとともに,コロナ対策に特段の御理解と御協力をいただいている市民の皆様や事業者の皆様にも改めて感謝を申し上げたいと思います。 また,市長をはじめ理事者におかれましては,今後実施されますワクチン接種について,市民の不安解消と安全の確保を第一に考え,迅速かつ円滑に接種ができるよう,よろしくお願い申し上げたいと思いますので,何とぞよろしくお願いします。 さて,令和3年度の当初予算は,コロナの感染拡大が依然として予断を許さない状況が続き,社会経済の先行きにも不透明感が拭えない中での予算編成となり,大変困難な作業であったと存じております。 今回の予算規模は368億円余りと,本市としては比較的規模の大きな予算となっておりますが,歳入では,コロナ禍で個人所得の減少や企業業績の悪化により合併後最大の市税減収が見込まれており,その対策として財政調整基金の取崩しやふるさと納税の積極確保による的確な財源対策が図られています。 また,歳出では,コロナ対策を最優先としながら,デジタル化に備えたケーブルテレビネットワーク網の高度化など,次世代に向けた情報基盤整備を進めつつ,消防指令システムの更新や地域防災計画の見直しにより消防力の充実と防災・減災対策の強化にも努められています。 一方で,人件費等の義務的経費の抑制や経常経費の削減にも積極的に取り組まれており,将来にわたり持続可能な財政基盤づくりを推進しようとする姿勢が明確に示されております。 また,大幅な市税減収と市債残高の高止まりという大変厳しい財政環境の中,感染防止対策や地域経済の再生をはじめ,子育て支援や教育など,本市の直面する諸課題にも着実かつ的確に対応するようバランスよく予算配分がなされていると評価をいたしております。 そこで,先ほど予算内容に関して反対を主張された主なものについて意見を述べさせていただきたいと思います。 人権対策協議会及び人権教育協議会への補助金に関してでございますが,それぞれ人権尊重のまちづくり条例の趣旨に基づき,あらゆる差別の解消に向けた様々な活動や取組を行っており,こうした活動等を支援する観点から補助金は必要であると考えています。市民と協働して,引き続き差別のない明るい社会実現を目指していただきたいと思っております。 また,今回の予算には市民全員に対するコロナワクチン接種費用や地域経済再生に関する費用,さらにはポストコロナ時代のデジタル化推進に関わる事業費など,重要不可欠な予算が多数含まれています。 以上のことより,いずれの予算も意義のある大切な予算であり,反対の主張は的を射ないものとなっております。コロナ禍を市民一丸となって乗り越えようとしている今ここで予算案に反対するという選択肢はあり得ないと考え,改めて本議案に賛成するものであります。 以上,私からの賛成討論を終わらせていただきます。議員各位の御理解と御賛同をよろしくお願い申し上げます。 ○吉田善三郎議長 次に,議案第16号令和3年度四国中央住宅新築資金等貸付事業特別会計予算について討論を行います。まず,三好 平議員。     〔三好 平議員登壇〕 ◆三好平議員 おはようございます。議席番号11,日本共産党,三好 平です。 議案第16号令和3年度四国中央住宅新築資金等貸付事業特別会計予算について,日本共産党市議団代表をして反対討論を行います。 令和3年3月末見込みの旧自治体別滞納額等では,旧川之江市が5人の滞納者で1,259万円の滞納額,旧伊予三島市が12人で5,980万円,旧土居町が55人で1億9,241万円,合計72人で2億6,480万円の滞納額とのことです。 令和2年3月末見込みの旧自治体別滞納額等の比較では,旧川之江市が5人の滞納者で7万円の減額,旧伊予三島市が12人で48万円の減額,旧土居町が56人で265万円の減額,合計滞納者は73人から1人減の72人で,滞納額は320万円の減額となるとのことです。 令和3年度の貸付金元利収入は346万3,000円としていますが,滞納繰越分のみとなった平成30年度からは343万4,000円,平成31年度は346万7,000円,令和2年度は345万7,000円と,ほぼ同額に近い状況であります。これで推移するとすれば,滞納繰越しの解消までに70年をはるかに超える推定となります。 この滞納問題の解決が差別解消を大きく進めることにつながる立場から,当初予算の歳入では,回収する貸付金元利収入を346万3,000円とする予算では,回収に対する姿勢が低過ぎることを指摘せざるを得ず,滞納回収の道は見えてきません。回収に効果を上げるためにも,委託料をさらに確保し,弁護士に限らず司法書士の方々にも法的措置の実施や効果的な回収方法の検討及び当該者との納付相談にも同席いただくなどの援助を求め,滞納回収を早期に行うべきと考えます。 以上により反対討論とします。議員各位におかれては,御賛同いただきますよう願い,発言終えます。 ○吉田善三郎議長 次に,川上賢孝議員。     〔川上賢孝議員登壇〕
    ◆川上賢孝議員 皆さんおはようございます。 私からは,議案第16号について賛成の立場から討論を行います。 議案第16号令和3年度四国中央住宅新築資金等貸付事業特別会計予算についてですが,住宅新築資金等の貸付金については,全体の約9割が既に収納済みとなっており,また令和2年度末の滞納額は約2億6,400万円と見込まれ,滞納額は着実に減少していることから,担当課の収納努力を評価するものです。 また,貸付金元利収入については,滞納繰越分のみが対象になっており,収納困難な案件が増加する状況にありますが,借受人の生活実態に応じて丁寧な納付交渉などを行う一方,誠意の見られない借受人に対しては,法的措置を視野に入れた適切な対応をするための予算も計上されております。 以上の理由により,適正な債権管理と収納率向上にさらなる御努力をお願いいたしまして,本議案に賛成するものであります。議員各位の御賛同をよろしくお願い申し上げます。 ○吉田善三郎議長 以上で討論を終了します。 これより採決を行います。 念のため申し上げます。各委員長の報告結果は,お手元に配付の「委員会審査報告書」のとおりであります。 採決は分離して行います。 まず,討論があった議案第12号について採決を行います。 本件は原案のとおり可決することに賛成の議員は賛成のボタンを,反対の議員は反対のボタンを押してください。        〔議員投票〕 ○吉田善三郎議長 押し忘れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○吉田善三郎議長 押し忘れないと認め,採決を確定します。賛成18名,反対2名。 賛成多数であります。したがって,本件については原案のとおり可決することに決定しました。   ──────────────── ○吉田善三郎議長 次に,討論のあった議案第16号について採決を行います。 本件は原案のとおり可決することに賛成の議員は賛成のボタンを,反対の議員は反対のボタンを押してください。        〔議員投票〕 ○吉田善三郎議長 押し忘れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○吉田善三郎議長 押し忘れなしと認めます。採決を確定します。賛成18名,反対2名。 賛成多数であります。したがって,本件については原案のとおり可決することに決定しました。   ──────────────── ○吉田善三郎議長 次に,議案第1号から第11号まで及び議案第13号から第15号まで及び議案第17号から第28号までの26件を一括して採決を行います。 本件は委員長の報告のとおり原案可決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○吉田善三郎議長 異議なしと認めます。したがって,本件は各委員長の報告のとおり原案可決することに決定しました。   ──────────────── ○吉田善三郎議長 次に,日程第3,委員会の閉会中の継続審査についてを議題にします。 総務市民委員長から,現在委員会において審査中の陳情1件について,産業建設委員長から,現在委員会において審査中の陳情1件について,委員会条例第42条の規定に基づき,お手元に配付しました「申出書」のとおり,閉会中の継続審査の申出がありました。 これより採決を行います。 本件は,各委員会委員長からの申出のとおり,継続審査とすることに賛成の議員は賛成のボタンを,反対の議員は反対のボタンを押してください。        〔議員投票〕 ○吉田善三郎議長 押し忘れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○吉田善三郎議長 押し忘れなしと認め,採決を確定します。賛成20名。 全員賛成です。本件は各委員長の申出のとおり,閉会中の継続審査とすることに決定しました。   ──────────────── ○吉田善三郎議長 日程第4,所管事務調査についてを議題とします。 各常任委員会委員長及び議会運営委員会委員長から,お手元に配付しました所管事務等調査表のとおり,それぞれ調査を行いたいとの申出があります。 お諮りします。本件は各委員長の申出のとおり決定することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○吉田善三郎議長 異議なしと認めます。したがって,本件は各委員長の申出のとおり決定しました。   ──────────────── ○吉田善三郎議長 日程第5,議案第30号市長等の給与の特例に関する条例の制定について及び議案第31号令和3年度四国中央一般会計補正予算(第1号)についてを議題とします。 本件について提案理由の説明を求めます。宮崎淳子総務部長。     〔宮崎淳子総務部長登壇〕 ◎宮崎淳子総務部長 それでは,私から議案第30号について御説明申し上げます。 お手元の議案書追加提案分資料ナンバー1の1ページをお開き願います。 本案,市長等の給与の特例に関する条例につきましては,職員2名が官製談合防止法違反及び公契約関係競売等妨害罪の容疑で逮捕,起訴されましたことにより,市の信用を著しく失墜させたことに対する管理監督責任を明らかにするため,時限立法として本条例を制定するものでございます。 その制定内容でございますが,市長及び副市長に対して支給する令和3年4月から6月までの給料月額につきまして,市長にあっては2割,副市長にあっては1割相当額を減額する措置を講ずるものでございます。 以上,御審議,御決定賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○吉田善三郎議長 高橋 徹財務部長。     〔高橋 徹財務部長登壇〕 ◎高橋徹財務部長 私からは,議案第31号について御説明申し上げます。 同じく資料ナンバーの1,議案書の2ページをお開き願います。 議案第31号令和3年度四国中央一般会計補正予算(第1号)は,第1条のとおり,8億1,900万円の追加補正で,補正後の予算総額を376億6,900万円とするものでございまして,新型コロナウイルス感染症対策関連予算でございます。 次に,2-2ページをお開き願います。 まず,歳入でございますが,15款国庫支出金に先般示されました国の予備費を活用した独り親世帯への給付金や国の3次補正で追加された児童福祉施設等への感染症対策物資購入に対する補助金を計上,16款県支出金には,感染症防止対策のための認定こども園の施設整備事業への補助金を計上しております。 19款基金繰入金は,今回補正予算の一般財源として財政調整基金から繰り入れるもので,21款諸収入は,この後歳出で申し上げます商品券事業の商品券販売収入でございます。 次に,2-3ページを御覧ください。 歳出の主な内容を申し上げます。 3款民生費は,コロナ禍の影響を受け大きな負担を強いられている介護施設や障がい者施設の事業計画を支援する応援金事業や,先ほど歳入にございました困窮する独り親世帯への緊急支援事業また児童福祉施設等の従事者への慰労金でございます。 4款衛生費は,感染拡大防止や医療体制維持を担っていただいている医療機関等への事業継続の支援金でございます。 5款労働費は,国の雇用調整助成金の支給決定を受けた事業者に対する上乗せ助成でございます。 7款商工費は,歳入で申し上げました消費喚起と地域経済活性化のために実施する小売店等応援商品券事業並びにコロナ禍で業績が低迷している水引など伝統産業等の維持発展のための支援金でございます。 9款消防費は,感染症防止対策資機材等の購入予算,10款教育費は,適応指導教室用タブレット購入費用等でございます。 私からの説明は以上でございます。御審議,御決定を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○吉田善三郎議長 以上で提案理由の説明は終わりました。 これより質疑を行います。質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○吉田善三郎議長 質疑なしと認めます。 これで質疑を終了します。 お諮りします。本件については,会議規則第35条第3項の規定により,委員会への付託を省略します。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○吉田善三郎議長 異議なしと認めます。したがって,本件については委員会への付託を省略することに決定しました。 これより討論を行います。討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○吉田善三郎議長 討論なしと認めます。 これで討論を終了します。 これより採決を行います。 採決は分離して行います。 議案第30号市長等の給与の特例に関する条例の制定について採決を行います。 本件は原案のとおり可決することに賛成の議員は賛成のボタンを,反対の議員は反対のボタンを押してください。        〔議員投票〕 ○吉田善三郎議長 押し忘れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○吉田善三郎議長 押し忘れなしと認め,採決を確定します。賛成20名です。 賛成全員であります。したがって,本件は原案のとおり可決されました。   ──────────────── ○吉田善三郎議長 次に,議案第31号令和3年度四国中央一般会計補正予算(第1号)について採決を行います。 本件は原案のとおり可決することに賛成の議員は賛成のボタンを,反対の議員は反対のボタンを押してください。        〔議員投票〕 ○吉田善三郎議長 押し忘れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○吉田善三郎議長 押し忘れなしと認め,採決を確定します。賛成20名。 賛成全員です。したがって,本件は原案のとおり可決されました。 ◆三好平議員 議長。 ○吉田善三郎議長 三好 平議員。 ◆三好平議員 議長,動議であります。 議長より発言の許可をいただきましたので,今回のような工事入札事件の再発防止のため,過去の工事入札・契約の事項から,公平公正,透明性確保し,真に競争する入札とそれに基づく契約締結ができる事務履行を整えるすべを導き出して,職員と業者ともに安全・安心に職務・業務履行できるようにするために,地方自治法第100条の事務調査について,工事入札・契約に関する調査特別委員会の設置を求める動議をいたします。令和3年3月25日。議長よろしくお願いいたします。 ○吉田善三郎議長 ただいま三好 平議員より,工事入札・契約に関する調査特別委員会の設置について動議が提案されました。 動議につきましては,四国中央市議会会議規則第15条の規定により,1名以上の賛成議員が必要ですが,賛成議員は挙手をお願いします。       〔賛成者挙手〕 ○吉田善三郎議長 賛成の議員の挙手がありませんので,本動議は否決されました。   ──────────────── ○吉田善三郎議長 以上で本日の日程は全部終了しました。したがって,本日の会議を閉じます。   ──────────────── ○吉田善三郎議長 それでは,閉会に当たり市長より御挨拶があります。篠原 実市長。     〔篠原 実市長登壇〕 ◎篠原実市長 皆さん大変お疲れさまでございました。 閉会に当たり,一言御挨拶を申し上げます。 本定例会は,3月2日に招集申し上げ,本日まで24日間にわたり開催され,令和3年度の一般会計並びに特別会計予算をはじめ,市政に関わる重要案件について御審議いただき,それぞれ適切な御決定を賜りました。 また,先ほど追加提案いたしました条例制定及び令和3年度一般会計補正予算につきましても御決定を賜り,滞りなく本定例会を終了できましたことを心より御礼申し上げます。 今議会での代表質問や一般質問,各委員会におきまして議員の皆様方から頂戴いたしました貴重な御意見,御提案につきましては,今後の市政運営に反映できるよう鋭意努めてまいる所存でございます。引き続き御指導,御鞭撻賜りますよう切にお願い申し上げます。 また,今年度末をもって退職される職員の皆様には,この場を借りて,長年にわたり市政発展に御努力賜り,厚く御礼申し上げます。今後はそれぞれのお立場から市政を温かく見守っていただき,御健勝に過ごされますよう御祈念申し上げます。 先般,防波堤工事入札をめぐる官製談合事件におきまして,議員各位をはじめ市民並びに関係者の皆様方に多大な御心配と御迷惑をおかけしましたこと,改めて心からおわびを申し上げます。 市といたしましては,このたびの事件に伴い,組織の在り方・コンプライアンス,そして入札制度の再考,この2つの分科会で構成する再発防止に向けての検討委員会を早急に立ち上げ,組織全体での事務執行の検証に努めてまいりたいと考えております。 また,職員が安心して職務を執行できるよう,私がトップとして職員の皆さん方の不都合が生じたとき,そういったことに対して直接私が聞くという体制にして,職員の皆さん方がそれぞれの職場で安心して遂行できるようにいたします。 今後このような事件が二度と起こらないように全庁一丸となって市民の皆様方の信頼を回復するべく取り組む所存であります。 4月に入りますといよいよ市長選が始まります。私ごとではありますが,先般会派みらいの三宅繁博会長からの代表質問の答弁において,次期市長選への出馬表明をさせていただきました。 四国中央市が誕生して17年,私が井原前市長から市政のたすきを引き継いでからはや8年の歳月が経過しようとしております。この8年間,合併以前より気づいていた課題,また新市となり見えてきた課題に対しまして,私自身は四国中央市の5年先,10年先の将来像を見据える中で,今やっておかねばならないことを最優先として,議員の皆様方をはじめ地域住民や事業所,各団体の方々より,時には御指摘いただき,時には背中を押していただき,お力添えいただき,一つ一つ職員の皆様方とともに取組を進めてまいりました。 おかげさまで少しずつではありますが,一年一年前に進むことができたのではないかと思っておりますけれども,全て満足できるようなものではありませんでした。多くの職員の皆さん方が力を合わせて支えてくれました。改めて心から御礼を申し上げます。 発展途上にある本市の次なるステージに向けて,港湾整備をはじめ,インフラ光通信ファイバーの基盤整備による5Gの次の社会に向けて,いち早く市民への対応をする。それは四国中央テレビと共同してやります。そのことは本市の港湾や道路,また社会保障などの問題とともに四国中央市の市民生活の向上に向けて大いなる基盤整備になるのではないかと思っております。 また,中核病院の早期の具現化をやり,四国中央市民の皆様方の目に見える形の病院建設をやらなきゃならないと。 いろんな形で本市がやれること。財政も厳しいですから,ある年に何億円もの補助金をくれと言われても困りますから,年度年度で倹約をして財政の許せる範囲で建設に向けて補助金を積み立てていく,そういう考え方もあると思っております。 また,各地にあります2市1町1村の公営住宅,そのままになっております。防災という観点,住居改善という観点,入居されている皆さん方が非常に高齢化している。いろんな難しいことはあります。それでも公営住宅の問題は一歩ずつ解決に向けて前進しなければならないと思っております。 新型コロナウイルスのワクチン接種は,これから担当部署を中心に順次進めてまいります。感染予防対策並びに地域経済活動の支援につきましては,このたび議会へ提案いたしましたとおり,多面的な視点での支援が不可欠であり,議員各位におかれましては,今後とも引き続き貴重な御意見,御提案を賜りますようお願い申し上げます。 選挙は,現在のところ複数の出馬が予想されております。まずは,私は残りの約1か月,任期をしっかりと果たした上で,新たな気持ちで次の市長選へと臨む覚悟であります。どうか議員各位におかれましても,立場はそれぞれあると思いますが,四国中央市の発展に向け,引き続き御支援,御協力を賜りますようこの場を借りて切にお願いを申し上げ,閉会の挨拶とさせていただきます。 大変御苦労さまでした。ありがとうございました。 ○吉田善三郎議長 以上で市長の挨拶は終わりました。   ──────────────── ○吉田善三郎議長 これをもって令和3年第1回四国中央市議会定例会を閉会します。   ────────────────       午前11時11分閉会───────────────────────────────────────────────地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。       四国中央市議会議長  吉  田  善 三 郎              議員  杉  浦  良  子              議員  猪  川     護...