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  1. 四国中央市議会 2021-03-10
    03月10日-03号


    取得元: 四国中央市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-11
    令和 3年 3月定例会         令和3年第1回四国中央市議会定例会会議録(第3号)議事日程第3号 3月10日(水曜日)午前10時開議 ※開議宣告 ※議事日程報告日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 一般質問   ──────────────── 本日の会議に付した事件日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 一般質問   ────────────────出席議員(21名)   1 番   横  内  博  之   2 番   茨  木  淳  志   3 番   杉  浦  良  子   4 番   猪  川     護   5 番   三  浦  克  彦   6 番   眞  鍋  利  憲   7 番   飛  鷹  裕  輔   8 番   吉  原     敦   9 番   石  川     剛  10 番   眞  鍋  幹  雄  11 番   三  好     平  12 番   山  川  和  孝  13 番   三  宅  繁  博  14 番   谷  内     開  15 番   川  上  賢  孝  16 番   篠  永  誠  司  17 番   山  本  照  男  18 番   吉  田  善 三 郎  19 番   井  川     剛  21 番   谷     國  光  22 番   曽 我 部     清   ────────────────欠席議員(1名)  20 番   原  田  泰  樹   ────────────────出席理事者 市長         篠 原   実 副市長        坂 上 秀 樹 (総 務 部) 部長         宮 崎 淳 子 総務調整課長     古 東 圭 介 政策推進課長     石 川 光 伸 人事課長       石 川 元 英 防災まちづくり推進課長内 田   斉 総務調整課長補佐兼行政係長            薦 田 敬 宏 (財 務 部) 部長         高 橋   徹 情報政策課長     則 友 康 弘 (市 民 部) 部長         大 西 賢 治 地域振興課長     細 川 哲 郎 (福 祉 部) 部長兼福祉事務所長  大 西   緑 こども課長      合 田 晃 友 発達支援課長     脇   元 子 (経 済 部) 部長         宮 崎   修 観光交通課長     吉 岡 達 也 (建 設 部) 部長         今 村 昭 造 下水道課長      寺 岡 達 宏 都市計画課長     宮 崎 啓 三 (会 計 課) 会計管理者兼会計課長 三 崎 敦 夫 (水 道 局) 局長         田 辺 敏 文 (消防本部) 消防長        近 藤 英 樹 (教育委員会) 教育長        東     誠 教育管理部長     石 川 正 広 教育指導部長     古 川 拡 延 教育総務課長     森 実 啓 典 文化・スポーツ振興課長田 邉 真 二 学校教育課長     渡 邉 真 介   ────────────────出席事務局職員 局長         東 澤   博 議事調査課長     青 木 鈴 子 議事調査課長補佐   山 内 政 樹 議事調査係長     合 田 仁 人 議事調査係主事    亀 山 恭 弘 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~       午前10時00分開議 ○吉田善三郎議長 これより本日の会議を開きます。   ──────────────── ○吉田善三郎議長 この際,御報告します。 原田泰樹議員から欠席の旨届出がありましたので,御報告します。   ──────────────── ○吉田善三郎議長 本日の議事日程は,お手元に配付の議事日程第3号のとおりであります。   ──────────────── ○吉田善三郎議長 日程第1,会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は,会議規則第85条の規定により,議長において山本照男議員,井川 剛議員を指名します。   ──────────────── ○吉田善三郎議長 日程第2,一般質問を行います。 この際,申し上げます。 各議員の発言は,発言通告時間内においてお願いします。 順次質問を許可します。まず,吉原 敦議員。     〔吉原 敦議員登壇〕 ◆吉原敦議員 おはようございます。議席番号8番,会派みらいの吉原 敦でございます。一問一答にて質問いたしますので,よろしくお願いいたします。 御存じのとおり,新型コロナウイルスの猛威は当市にも現実味を帯びてまいりました。市民の皆さんにもその生活において一層の緊張を余儀なくされている状態であります。 四国中央市としても新型コロナウイルスの対策を打ち出し,乗り切ろうとしてくれています。議員として昨年以上に仲間の皆さんとともに安全を確保していけるよう努力していきたいなと強く思っております。よろしくお願いいたします。 そんな中,たくさんの方々のお力添えにより,先月25日にはもうすぐ開校となります新居浜特別支援学校しま分校の完成披露,内覧会がありました。本当に,実際の完成を見まして,うれしさとともに新しい時代の始まりを強く感じました。 では,質問に入ります。 まず,その特別支援学校しま分校についてであります。 先ほども言いましたとおり,開校間近となりました。そして,その準備も最終段階に入ったと考えます。12月議会質問に含みを残されましたお答えをいただきました。それに対して再度お伺いをいたします。 特別支援学校しま分校における交流の機会を伺うというものであります。 内容1,みしま分校三島小学校との児童の交流の機会はというところで,12月の質問でも同様の質問をいたしました。双方の子供たちが触れ合う機会,企画,または行事はありますかという内容でした。 教育長の答えとしては,特に三島小学校では学校の教育理念にインクルーシブ教育を据え,本市で推進している教育のユニバーサルデザインの取組,学力の向上や仲間づくりを進めているところであり,両学校の教職員,教育委員会から成るプロジェクトチームに置いて協議を重ねているという力強いものでありました。 また一方では,教室間の移動や掃除の時間,運動場などではお互いの姿を見かける場合もあるかと思いますという緩やかな発言もありました。 あれから3か月近く,来月に開校という時節を迎えましたが,改めて児童の交流の機会はどんな形で進められるのかをお聞きしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○吉田善三郎議長 古川拡延教育指導部長。 ◎古川拡延教育指導部長 みしま分校三島小学校児童との交流機会についてお答えいたします。 県立新居浜特別支援学校分校の開校につきましては,令和2年2月に両校の関係者,県教育委員会市教育委員会の担当者で協議を開始いたしました。それ以降,校長をトップとした両校準備委員会において,交流の在り方をはじめ,校時表の調整やチャイムの有無,共用部分の使用方法などについて,これまで8回の協議を重ねてまいりました。 みしま分校開校後の両校の交流につきましては,4月に両校教職員の顔合わせや,児童生徒の対面式が行われる予定となっております。 また,避難訓練についても合同で行う方向で調整をしており,その他クラブ活動や学校行事を合同で行うことも検討されているところでございます。 開校後の学校行事等の運営については,学校間で定例の打合せ会を行い,それぞれの行事予定についての確認や調整を行うこととなっております。 いずれにいたしましても,まずは新しい環境に児童生徒が慣れ,両校が円滑な学校運営を行うことを大切にし,それぞれの教育活動を着実に進めていく中で,両校の教員が仲立となり,両校の児童生徒の交流が緩やかに始められるものと考えております。 いずれにいたしましても,小学校教育の段階から交流を行うことで,児童生徒の相互理解が一層推進され,お互いにいることが当たり前という気持ちが芽生えることがさらなる交流につながっていくものと考えております。 ○吉田善三郎議長 吉原 敦議員。 ◆吉原敦議員 ありがとうございます。 クラブ活動とか避難訓練にまで及ぶということで,非常に楽しみとなりました。児童生徒ファーストでよろしくお願いしたいなと思います。 では,続きまして内容2,開校に当たり,ほかの学校や市民との交流機会はであります。 一度教育委員会に行って聞いていただいたことがありますが,昨年11月には早くも,開校するに当たっての企画に喜んで参加したいという希望を持った市民グループの申出を受けました。学校からすると対外的なものになります。それに関して,また外部からのことに関してどう考えてらっしゃるのかお聞かせ願いたいと思います。お願いいたします。 ○吉田善三郎議長 篠原 実市長。 ◎篠原実市長 開校に当たっての他の学校や市民との交流機会について私のほうから答弁申し上げます。 学校における交流及び共同学習については,愛媛県教育委員会によりますと,障がいのある子供と障がいのない子供が相互に触れ合い,共に活動する交流及び共同学習は,障がいのある子供にとっても,障がいのない子供にとっても,経験を深め,社会性を養い,豊かな人間性を育むとともに,お互いを尊重し合う大切さを学ぶ機会となるなど,心のバリアフリーの実現に向けて意義は大きいものがあると思っております。 このようなことからも,県内の特別支援学校では小中高等学校等や地域の方々との交流活動が続けられています。具体的な例として,特別支援学校と近隣の学校や地域の方との障がい者スポーツによる交流,文化芸術活動を通じた交流,共同学習などの活動が行われております。 県立新居浜特別支援学校しま分校についても,県内の他の特別支援学校と同様に,三島小学校だけでなく,他の学校や地域との交流が行われるものと考えております。 この学校の特色は,こうした地域,また他の学校と交流を図るという新しい試みがなされる,このことによって障がいのある子供も障がいのない子供も教育として人間形成にプラスになっていくだろうという学校であります。 具体的には,みしま分校に新たに整備された木工室等を活用し,地域の方を講師としてお招きして作業学習やクラブ活動について検討されています。 また,市内に念願の特別支援学校が開校するに当たり,先ほど議員が言われましたように,みしま分校の教育活動に協力したいという市民グループもいらっしゃいます。県立学校ではありますが,市教育委員会としても趣旨にのっとった大変ありがたい申出でありまして,三島小学校とみしま分校インクルーシブ,垣根のない教育のモデルとなるよう,市教育委員会としてもしっかりと支援していきたいと思っていますから,議員各位もひとつよろしくお願いします。 ○吉田善三郎議長 吉原 敦議員。 ◆吉原敦議員 ありがとうございました。 市長から心のバリアフリーという言葉が出て非常にうれしく感じました。 また,木工室の開放ですね,地域の方々に手伝ってもらうという考えもあるんだということで,これも今目指しているコミュニティ・スクールにもつながるのではないかと非常に期待を大きく感じました。本当にうれしい限りであります。 ここでちょっと突っ込んだ質問をさせていただきたいなと思うんですが,昨日井川 剛議員の代表質問のお答えにありましたこのみしま分校が持つセンター的機能でありますけども,ほかの学校のサポートをする機能があるという意味での交流の機会,支援学級や交流の授業を行う場合の企画がもうできているかなと感じているんですが,お伺いしたいので,よろしくお願いいたします。 ○吉田善三郎議長 渡邉真介学校教育課長。 ◎渡邉真介学校教育課長 議員から御質問のありましたセンター的機能を活用した交流についてお答えさせていただきます。 ただいま市内におきましては,就学のための委員会につきましても,特別支援学校から教員等を派遣していただいている状況もございます。 また,昨年度におきましても,小学校教員特別支援学校の教員の人事交流等も行っていただいているような状況でございます。 そうした中で,昨日も井川 剛議員の御質問にお答えさせていただいたように,子供たち,保護者への特別支援教育に関する支援や御相談,それから教員に対しての授業支援であるとか,みしま分校からセンター的機能を発揮して有効に活用できると考えております。その仲立を教育委員会がしながら学校と保護者と子供たち,そしてみしま分校をつなげていきたいと考えております。 ○吉田善三郎議長 吉原 敦議員。 ◆吉原敦議員 本当にありがとうございました。 昨日の答弁の中でもありましたとおり,最初にこの分校をつくるに当たりまして調査しましたら,106人,次の年が112人と,新居浜までの登校が困難な児童たちがいるんだというところから始まったわけです。 今入学希望者が19名。この中で今,一番迷ってたり悩んでたりするのが,支援学級でいいのか,支援学校でなければいけないのか,あるいはそれ以外のいろんな支援を受けての教室での成長でいいのかというところで,子供さんはもちろんですけど親御さんも悩んでらっしゃるところであります。またそこで指導に当たっている先生方も一緒に悩んでくれている次第であります。 そういう点でこのセンター的機能の有効活用または連携というものが,今からみしま分校の一つのハードという点だけではなくて,大きな意味を持つんじゃないかなと思いますので,引き続きその辺の力を込めていただきたいなと希望する次第であります。 では,次の質問になりますが,このコロナの時代に多く耳にするのが,皆さんもよく口にもすると思いますが,除菌または殺菌という言葉であります。清潔にあることは必須ということになっております。 そんな中,中学校の保護者の方からトイレに関しての不安の声がありました。それで質問項目2となりますが,小中学校トイレの環境改善についてであります。 内容1でありますけれども,川之江南中学校のトイレは,開校以来改修がない。これはなぜかと。コロナ禍の中,非常に不安を感じているというものであります。 この質問に先立ちまして調べてみますと,川之江南中学校,同北中学校ともに創立が1964年,ちょうどさきの東京オリンピックの年であります。57年たってるわけなんですけれども,先日同校に通うお子さんを持つ保護者PTAの関係者からですが,あまりにトイレが古く,破損も見られると。教員の皆さんも休日返上で隙間ができたドアに手作りでベニヤを張り,割れた床のタイルにはセメントをこねてしのいでいるのだが,もう限界だということを聞きました。一度来てほしいということなんで,石川 剛議員とともに校長先生の許可をもらい見てまいりました。ちょっと悲惨かなと思いました。 モニターお願いします。(資料モニター表示) 朝からトイレの写真で非常に恐縮なんですけれども,見てもらうのが一番かなと思います。まずこの写真ですけれども,色ベニヤは教員の方が張ってくれたということで,両側とも色ベニヤでやってます。下が破損してるという状態で,裏から見ると水で腐ったような状態になってます。便器は浅いところの部分が気になるのですが,縁の周りの白いのは,初めからあるのではなくて,後からセメントをこねて塗り固めているという状態です。 ちょっと上のほう,これ同じところの壁のタイルなんですけれども,そこがちょっと割れているという状態も,生徒さんがいるので夜に行ったのでちょっと暗く,分かりにくいですけども,そういう形のものです。 これはもう一つのトイレ。これも汚れているんではなくて,便器の周りが全部手作りでセメントをこねてやっているという状態であります。 これよく見てもらうと分かるとおり,非常にタイルが細かいです。あまりいっぱい写真を発表できないということで,対して,北中のも撮ってきたんですけど,ちょっと見えにくいですけども,一番違うのは,北中のトイレは,壁にしても床にしても一個一個のタイルが大きいんです。これ古ければ古いほどタイルが細かい。昔の炊事場にありましたけど,こうなっていることで非常に暗くて,しかもごみがたまりやすいので今はあまり採用されていないタイルの系統であります。 ずっとトイレを映すのも何なんでこれぐらいでよろしいんですけど,見ますと確かに古くて狭くて洋式化もなく,これは改修すべきじゃないかなと思いますので,どうなっているのかという事実をもう一回確認したいです。事実として改修は一度もされてないところがあるのか。 校長先生から話を聞いてみましたら,北中は2回,多いところで3回ぐらいしてるという説明も聞いたんですが,それが事実なのかどうか調べていただきたいなというところでお願いしていました。 もう一つが,障がいのある子供やけがをした生徒たちが使うトイレが各階に1つずつしかないんですけれども,これは学校のスタンダードなんでしょうか。 皆さん知ってのとおり,特に中学校ではワンフロアが非常に広いですので,移動が大変ですし,当然エレベーターも東中はありますけども,ほかはありませんので,改善ということを考えてらっしゃるのかどうか,併せて質問いたします。お願いいたします。 ○吉田善三郎議長 石川正広教育管理部長
    石川正広教育管理部長 川之江南中学校トイレに関する質問に対してお答えをさせていただきます。 初めに,川之江南北中学校のトイレの改修状況について申し上げます。 まず,川之江南中学校でございますが,平成16年に東部通路棟の1階から3階まで,多目的トイレの新設を含めたトイレの改修及び西部通路棟のトイレの障がい者用手すりの設置,また平成25年,27年には体育館や武道場のトイレの改修を行っております。 次に,川之江北中学校でございますが,南北中学校造りが同じでございまして,2つの通路棟がございます。この通路棟のトイレの改修を平成17年と23年にやっております。そして,平成25年,26年には体育館,武道場のトイレの改修をそれぞれ行っております。 これまで学校のトイレの改修を行う際には,学校との協議により,使用頻度の高い校舎棟などを中心に改修を行っております。 また,トイレ以外の部分の改修につきましては,それぞれの学校の要望や緊急性等に応じてそちらを優先することもあったようでございます。 川之江南中につきましては,合併以降にトイレ以外の改修を川之江北中学校よりも多く施行しているようでございますので,結果としてトイレ改修が遅れた部分も残ったものと思われます。 また,多目的トイレの状況につきましては,市内ほかの中学校も同様でございまして,現状では各階に1基ずつ整備しているところでございます。 今後,各学校における劣化の進んだトイレ設備多目的トイレの利用に際して支障がある場合には,改善策について十分検討の上,市内全体のトイレ改修計画の中でより利便性の高い改修に努めてまいりたいと考えておりますので,御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○吉田善三郎議長 吉原 敦議員。 ◆吉原敦議員 では実際のところ,先ほどモニターに出たのは改修してるんですかしていないんですか,これを先にはっきりさせていただきたいんですけども。 ○吉田善三郎議長 石川正広教育管理部長。 ◎石川正広教育管理部長 先ほども申しましたとおり,ほかの部分を先に修繕したということで,全くやってないことはなくて,天井でありますとか,ほかも改修したところもありますが,大規模な改修は行っておりません。 ○吉田善三郎議長 吉原 敦議員。 ◆吉原敦議員 トイレ本体,便器本体,それはしてないところがあるということですね。 では,質問内容2,改修等の順番はどう決定されているのかということで,非常に先ほど細かく言ってくれたんですが,ちょっとよく分からなかったということと,改善していくのは分かったんですけれども,改修の順番があるのであれば,その順番は公正を期しているのか,どういう仕組みで次どこをするのかというのがあるのかをもう一度お伺いします。 ○吉田善三郎議長 石川正広教育管理部長。 ◎石川正広教育管理部長 改修等の順番はどう決定されているのかということでございますが,これまでの小中学校のトイレ改修につきましては,建築年度や設備の劣化度合い,現場の状況等から個々の改修の必要度を判断いたしまして,市内全体における各地域の実情を勘案しながら適宜整備を行っているところでございます。 小中学校のトイレの整備状況でございますが,平成において新築した比較的新しい校舎,耐震化,増築等を大規模に行った際に改修した校舎,また県立学校開設のような大型事業と併せて増築や改修を行った校舎等につきましては,特に劣化等の改修箇所はない状況でございます。 しかしながら,ほかの多くの学校につきましては,短期間に全てのトイレ改修を行うことは財源的に難しく,それぞれの学校で1つの校舎からでも改修を進めることで整備を行ってまいりました。 各学校によって状況は違いますが,今後もトイレ改修の必要な学校につきましては,これまで同様,施設や設備の劣化度合い使用状況等を勘案しながら各学校の状況に応じて適切に優先順位を決定し,計画的にトイレの整備を進めてまいりたいと考えております。 ○吉田善三郎議長 吉原 敦議員。 ◆吉原敦議員 では,内容3ですが,コロナ禍においてのトイレの対策はいかがか。そして今のところでやっぱり疑問が残るんですけれども,劣化の激しいところを計画的にということなんですけど,劣化が激しくてここは必要だと決めるのはどこが決定して,計画というのはどういう計画なのかというのも併せてお願いしたいと思います。 先ほど言いましたコロナ禍における学校トイレの改善策と両方,もう一度お答えをお願いします。 ○吉田善三郎議長 石川正広教育管理部長。 ◎石川正広教育管理部長 トイレの改修につきましては,学校現場からの要望に対して,教育委員会と十分協議の上,最終的には教育委員会が決定するということでございます。 ○吉田善三郎議長 吉原 敦議員。 ◆吉原敦議員 1つは,今言われましたけれども,校長に聞きますと,要望は出してるということなんですが,どれぐらいの要望を出さないといけないのかと,もう一つ,質問しましたけど,コロナ禍において学校のトイレの改善策はいかがかと聞いたこの質問と両方答えていただきたいんですが。 ○吉田善三郎議長 石川正広教育管理部長。 ◎石川正広教育管理部長 コロナ禍においてのトイレ対策ということでお答えをさせていただきます。 新型コロナウイルスが世界的に蔓延する環境下では,医療機関など様々な施設で感染症対策の徹底が求められております。 学校施設におきましても,文部科学省からポストコロナの新たな日常の実現に向けて,感染症対策を講じながら児童生徒の健やかな学びを保障していくことが重要であるとの見解が示されているところでございます。 学校のトイレにつきましては,手洗い施設の非接触化や,抗菌・消臭性に優れた床の乾式化,また蓋のできる洋式トイレなど,現在その効果が期待されている感染症対策について調査を進め,今後導入が可能なものを検討し,児童生徒の衛生環境の確保に努めたいと考えております。 それと,学校からの要望でございますが,毎年度各小中学校等から各修繕について要望が出されております。どのぐらいの要望かということですが,学校の予算というのは限られておりますので,その中で精いっぱいどのぐらいができるのかというのを教育委員会で検討し,最後は学校へ通知するということでございますので,全部できれば一番いいんでしょうけども,予算の許す範囲内で精いっぱいの改善を行っているという現状でございますので,御理解をお願いいたします。 ○吉田善三郎議長 吉原 敦議員。 ◆吉原敦議員 先ほどから聞いてましたら使用する子供たちの話が全く出てこないんですけれども,学生時代,特に思春期でありますので,トイレってばかにできないと思いますんで,あとは現場のほうで心ある判断をお願いしたいなと思います。 次の質問に入ります。 太陽の家の移転計画と環境改善についてであります。 昨年の初めに太陽の家移転の候補地の調査,レーダーチャートとかで見させてもらいました。その絞り込みも進んでいるように聞こえましたが,その後の移転計画が聞こえてきません。進捗状況をお聞かせ願いたいなと思います。 具体的な計画はあるんでしょうか。よろしくお願いいたします。 ○吉田善三郎議長 篠原 実市長。 ◎篠原実市長 太陽の家の具体的なプランについての答弁をする前に,先ほどの中学校のトイレについて私のほうから申し上げておきます。 市内の中学校のトイレは,近いうちに総点検します。そして,総点検した上で,何が順番先行するのかということを検討してやります。御了解いただいたらと思います。 太陽の家の具体的な事業について申し上げておきます。 今年度は,自立支援協議会からの提言を基に個別施設計画を策定し,庁内プロジェクト会議を中心に検討を重ねてまいりました。 太陽の家の更新は,利用者の豊かな暮らしの実現に向けて,当たり前に守られるはずの個人の尊厳や自らの意思で住む場所を選択できる権利など,基本的人権の尊重という観点と,新しい環境への順応や定着が容易ではない障がい特性なども十分に考慮し進めていく必要がございます。 この施設更新を機に,地域移行の推進や意思決定支援が進み,より多くの利用者が安心して当たり前に地域で暮らすことができるような計画にしていかなければならないと考えております。 それらを踏まえ,地域共生社会の実現への足がかりとなるよう,プロジェクト会議では,一部民営化,建物の分散配置を視野に入れた定員改正や更新費用及びスケジュールなどについて検討を重ねてまいりました。 その中でも,更新費用につきましては,太陽の家のような障がい者支援施設を社会福祉法人等が整備する場合,国,県の補助は整備費の4分の3が出ます。しかし,市が整備を行う場合にはその補助金の対象にはならないという現実があります。 厳しい財政状況の中ではありますが,財源確保をどうするのか,そして今申し上げたような方向に向かって,それぞれの協議の中で新しい更新施設がどうなっていくのがいいのか。最近の方向性は,当たり前の生活の中で当たり前に施設の入所者が暮らしていけるということを大前提にしております。だから,極端に言えば,スーパーマーケットが近い,バス停が近い,普通の人が普通に生活する上でどうしても必要な場所に近いのところに立地しなきゃならないという考えがありますから,理想ばっかり追わえてもいけませんけど,現実に一つ一つ検討していかなきゃならないという方向にあります。 自立支援協議会で関係各位の様々な御意見を伺いながら,今年の9月頃には最終方針決定を目標にして進めてまいりたいと思っておりますのでよろしくお願いします。 ○吉田善三郎議長 吉原 敦議員。 ◆吉原敦議員 本当にそういう方向で9月に新しい力強い計画がまた聞けるようにお願いしようかなと考えております。 では,ここでちょっと観点を変えまして,昨年の9月議会の答弁では,コロナ禍において利用者の密の回避の一つとして,新宮診療所2階部分の利用を行いました。課題も見えてきたことから,一旦は戻して次回に備えたいというところでありました。 また,市長の答弁では,今後予想される第2波的な感染に備え,利用予定者と職員の選定,必要な設備や支援の準備を進めているところだとの答えもありました。福祉部長からは,その上で太陽の家では,できなかった日常生活の体験,施設としての活用及び新宮地域の人々との触れ合い,交流の場を設けるなど,新たな可能性,課題の発見,アイデアを浮かばせ,将来を見据えた有効活用が可能であると考えるという言葉をいただきました。 施設ではできなかった日常生活の体験,触れ合い,その可能性が広がったというふうに受け止めました。 また,答弁にあったように,第2次的な感染に備えの部分,今まさに新型コロナウイルスの第2波が訪れ,市内でもクラスターが起こり,活用のときと考えますが,その利用とどのような成果が出たのかお聞かせ願いたい。 コロナ禍において新宮診療所の太陽の家の方たちの使用の成果,その状況はどういうものか教えてください。 ○吉田善三郎議長 大西 緑福祉部長兼福祉事務所長。 ◎大西緑福祉部長兼福祉事務所長 御質問のコロナ禍における新宮診療所使用の成果についてお答えいたします。 御案内のとおり,昨年5月の全国的な緊急事態宣言を受け,太陽の家における新型コロナ感染拡大防止対策として,遊休施設であった新宮診療所2階を緊急避難的に利用いたしました。 感染縮小期となり,一旦太陽の家に戻ってまいりましたが,利用者にとってこの1か月半の新宮での生活は,貴重な体験であり,今後地域移行を推進する上でも非常に大きな意味をなすものと考えております。 さらに,新宮の豊かな自然の中,日中活動の場として今回利用できたということで,利用者の表情が豊かになったり,積極的に機能訓練に取り組んだりと,変化が見られたことや,その変化を職員が感じられたことは,これからの利用者の意思決定支援にも生かされるものと思っております。 今後も利用者の安心・安全を守りながら,障がいの有無にかかわらず,一人一人かけがえのない存在として当たり前に生活ができるよう,新宮診療所2階を有効に活用してまいりたいと考えております。 ○吉田善三郎議長 吉原 敦議員。 ◆吉原敦議員 ありがとうございます。 非常に結構なお答えだったんですけれども,利用者の方々がいい体験をされたというのは喜ばしいことでありますが,今新たに移行していこうとか,新しく太陽の家をつくり直そうという点において成果が出たんでしょうか。その点を内容3としてお聞きしたいので,よろしくお願いします。 ○吉田善三郎議長 坂上秀樹副市長。 ◎坂上秀樹副市長 この部分は私からお答えしたいと思います。 福祉部長からお答えいたしましたように,そうした成果を踏まえて新宮診療所の2階の使用については,2つの活用方法を考えております。 1つは,昨年体験いたしました新型コロナウイルス対策によって緊急避難的な利用,もう一つは,太陽の家以外での活動,また生活体験の場としての活用を考えております。 コロナ対策として昨年移動で明らかになりました課題を踏まえて,今後に向けて既に新たな利用予定者でありますとか職員の人選を行い,必要な準備をしておる状況でございます。 実際に移動した場合には,特に既存施設の支援体制に大きな影響が及ぶことも予想されますので,もしそういう事態になったときには慎重に行ってまいりたいと思っております。 それから,避難的な利用のほかに,夜間あるいは休日の生活の場としての利用,そしてまたいろんな活用が今から見い出されてくるだろうと思います。特にこれから春先に向けていいシーズンを迎えますから,コロナ対策の徹底を図りながらそうした活動あるいは生活体験の場として大いに活用できたらいいなと思っております。 ○吉田善三郎議長 吉原 敦議員。 ◆吉原敦議員 答弁ありがとうございました。 この成果というのをどんどん使っていただきたいなと思います。 何度も申し上げてますけども,いまだに太陽の家の現状としては,2人部屋,4人部屋があります。これに象徴されるように,本当に改善が一日も早いことが望まれます。これも昨日井川 剛議員の代表質問へのお答えの中でもありました。個室化を目指しているというのは当然だと思うんですが,そしてまた一部民営化も視野に入れてるというのを聞かせていただきました。 今副市長も言われたみたいに,いろんな意味での活用の方法,今すぐできることもどんどんしていっていただきたいなと思います。ここから突破口になって,現在利用している方が少しでもそういういろんな閉塞感とかある中で環境改善ができるように本当にお願いして次の質問に移りたいと思います。 次は,子ども若者発達支援センターパレットの活動についてであります。 12月議会でも質問いたしましたが,パレットで相談しました結果,通常の学校において対処してほしいという指導を受けたお母さん,お子さんの話もしました。ですが,結果的にそのお子さんは年末年始において学力も著しく低下して,自分を傷つけるいわゆる自傷行為ということが激しくなりまして,再度お医者さんにかかり,もう一度診察を受けるということになりました。 こういうケースを見ますと,どうしてもこれは伺っておかないといけないかなということで質問させてもらいます。 内容1で,パレットでの相談後,再度必要となった場合,現在教育委員会の先生方も対応して連携してくれているんですけど,どのように対処していただけるんでしょうか。お願いいたします。 ○吉田善三郎議長 脇 元子発達支援課長。 ◎脇元子発達支援課長 パレットでの相談後,再度必要性を感じた場合はどう対処するのかについてお答えいたします。 パレットへ御相談いただき,その相談が一旦終了した後もお子さんの状態について御心配なことや相談したいと思うようなことがありましたら,ぜひ再度御連絡をいただければと思っております。 また,パレットへ直接相談していただく方法だけでなく,保護者が園や学校,あるいはそれらを所管しているこども課や学校教育課,また指定相談支援事業所等へ御相談いただき,そこから必要に応じてパレットも一緒に考えさせていただくという方法もございます。 そして,本市には四国中央市個別支援計画という仕組みがございます。コンセプトは,一人のためにつながるネットワークです。 その目的は,子供とその家族のニーズを踏まえた適切な支援にあり,そのために欠かせないのが関係機関の縦と横の連携です。 個別支援計画においては,年度末と新年度の2回,定期的な支援会議を開催いたしますが,それ以外にも必要に応じて随時支援会議を開催することができることになっております。 保護者が学校や御家庭でのお子さんの様子を心配され,在籍する園や学校に医療・保健・福祉,教育等,地域関係者と連携を取ってほしいと考えられた場合に,それができる仕組みになっておりますので,こちらもぜひ御活用いただきたいと思います。 ○吉田善三郎議長 吉原 敦議員。 ◆吉原敦議員 再度相談の必要を感じたときと言っていただいたんですけども,今回の場合は,自傷行為に及ぶということで,必要を感じるというか,再度診察を受けてそうしなければならなかったケースなんですが,そういう場合もあります。やっぱりもっと深く受け止めてほしいなと思います。 そして,この前も言いましたけど,そのお母さんは,相談に行ったんだけども非常にプレッシャーを受けて,深く深く深掘りした相談を受けてケアしていただいたという感じを受けなかったということです。連携を持ってとか,いろんな連絡を取りながらとか,家庭のニーズに合ったとかという言葉をいただきました。 そこで,次の質問なんですけれども,経験の浅い親たち,当然若い親御さんたちですけど,大きなプレッシャーを感じたりします。パレットに出向いて相談するというのも手段の1つですが,児童の生活の環境を見てもらうという観点からも,家に来てもらって訪問相談というものをやったほうがよりプレッシャーも感じないし,児童の環境も見てもらえるし,親御さんたちももっとリラックスして相談できる。そしてその上でのケアを受けられるという可能性が高まる場合もあると思うんですが,家庭訪問による取組はあるのか,お聞かせ願いたいと思います。 ○吉田善三郎議長 脇 元子発達支援課長。 ◎脇元子発達支援課長 家庭訪問による相談の取組についてお答えいたします。 御質問のように,パレットに出向いての相談に抵抗を感じられるという方はやはりいらっしゃると思います。 開設以後4年間のパレッ卜の相談においては,御家庭を訪問しての相談はございませんでしたが,お子さんが通っている園や学校,また御自宅に近い公共施設で相談をお受けすることはございました。割合としては1割弱です。 相談の場を園や学校で持つことでお子さんの園の様子を事前に見せていただけたり,何より保護者にとって相談のしやすさにつながっているという効果を感じております。 今後も状況に応じての柔軟な対応と相談しやすい雰囲気の醸成に努めてまいりたいと考えております。 ○吉田善三郎議長 吉原 敦議員。 ◆吉原敦議員 柔軟に対処するというところで,本当に今1割弱という数字だけ見ると,そんなもんかというところがあるんですけども,今から需要が高まっていくという場合もありますし,今現在そういう課題が既に出ているわけです。子供が実際に傷ついてる,自傷行為にまで及んでいるということなんで,強く受け止めてもらっていろんな可能性を広げていって行動していただきたいなということをお願いします。 内容3でございますが,8050問題,これは社会問題となって今方々で言われています。これは子ども若者発達支援センターという名前のところで質問いたします。 50歳の子供さんが80歳の親に頼って生きているという状態です。主にひきこもりが原因で仕事に就けずに,また外出もままならないという50代の方が80代前後の親に衣食住,経済的に生活全般において頼っているという状態ですが,これが様々な事件,事故,その温床になるケースもあります。 コロナ禍においては,3月5日の愛媛新聞にも,DVの報告が過去最多だという記事を見つけました。ネット上では,このままでは8050どころか9060,60歳の子供たちが90歳の親と共倒れするんじゃないかという状態にまで来ております。こういうことに対して,四国中央市は子ども若者発達支援センターの活用,どうにかならないかなと思うんですが,8050問題への対応は考えていらっしゃるんでしょうか,それをお聞きしたいなと思います。 ○吉田善三郎議長 大西 緑福祉部長兼福祉事務所長。 ◎大西緑福祉部長兼福祉事務所長 8050問題への対応についてお答えいたします。 御質問のとおり,8050問題につきましては,高齢,生活困窮,障がいなど総合的な課題が顕在化しており,その内容やそこへ至る過程は極めて個別性が高く,加えてその背景に家庭の状況や本人の不安,ひきこもり,疾患,家族の社会的孤立,教育問題など福祉領域以外の課題なども関係することが多くあります。 厚生労働省では,この問題に対して,本人や世帯の個々の状況に応じた柔軟な対応が必要であると述べており,現在同省が示す包括的な相談支援体制の整備に向けて,関係部署を横断する形で検討が進められております。 子ども若者発達支援センターであるパレットといたしましては,この問題の背景の一つにひきこもりという状態があり,そこに至る要因に発達障がいを伴うことがあるという点等において,できるだけ早い時期にお子さんの困り感に気づき,そのことを御家族や周囲の方が理解し,適切な対応が取れるよう,相談や療育,個別支援計画をツールとした関係機関連携の推進などを大きな役割として認識しております。 また,相談支援という点では,子ども・若者育成支援推進法に基づく子ども・若者総合相談センターを設置し,子供からおおむね39歳までの若者を対象に様々な相談をお受けし,将来について一緒に考え,適切な機関につないだりといった相談窓口としての役割を果たしております。 現状では,それらの役割を丁寧に果たしていくことが,ひいてはこの8050問題の解消への一端を担うものとして捉え,今後もパレットができる業務に全力で取り組んでまいります。 ○吉田善三郎議長 吉原 敦議員。 ◆吉原敦議員 今39歳までを対象というところがありました。これは確かに子ども・若者育成支援推進法,ここでは39歳までということになっていますが,都道府県各自治体の中には44歳を上限とするというところも出てきてます。それも視野に入れながら,昨日の質問の内容の中にもありましたけれども,このまま行くと65歳以上が3分の1という状態になってくることを考えますと,今のうちから範囲を広げて対処していってもらえればなと思う次第であります。 時間もありませんが,このまま行きますと,先ほど言ったように,9060ということになって共倒れということになりかねませんので,それも含めて非常に範囲が広いし,大変だとは思います。しかし本市にはパレットがあるんだぞというところでその救済もしくは9060問題の防止につなげてもらえればなということを切にお願いして質問全体を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○吉田善三郎議長 以上で吉原 敦議員の質問は終わりました。 10分間休憩します。   ────────────────       午前10時59分休憩       午前11時08分再開   ──────────────── ○吉田善三郎議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に,石川 剛議員。     〔石川 剛議員登壇〕 ◆石川剛議員 議席番号9番,石川 剛です。議長の許可を得ましたので,一般質問をさせていただきたいと思います。 まず初めに,新型コロナウイルスの状況として,愛媛県で初めての新型コロナウイルスの発症者が出てからちょうど1年経過しました。1年前に我が四国中央市でこんな状況になるということは予想もしてませんでした。対岸の火事というか,自分のところでこういう状況が起こって初めてその苦しさとかしんどさというのが身にしみて分かるものだと思います。 今我々議員の胸にシトラスリボンをつけておる方,そして理事者の皆様方も胸にシトラスリボンをつけております。このシトラスリボンは1年前に愛媛県で初めて新型コロナウイルスの発症者が出て,誹謗中傷を受けたり,職場にいられなかったり,ひどい方は地元にいられなくなってしまったというようなつらい事例を受けて,松山を中心に立ち上がり,我が四国中央市でもそのシトラスリボンに賛同する方々がその思いを市民全体に広げるためにシトラスカラーのリボンを結んでみんなでその思いを共有していこうという運動であります。今まさにその運動がどんどん広がり続けておりますし,我が市で起こったクラスター事例に対しても,市民が温かい気持ちで医療従事者,福祉従事者の方に励ましを与え続けることができたらと思っております。 そういったあったかいまちづくりを今後篠原市政において実現していただきたいのであります。ちょうど明日3月11日は,東日本大震災から10年が経過するということになります。ここしばらくの間,テレビとかメディアを通じて震災当時の映像や記録というのが繰り返し放映され,決して震災のときの記憶が風化しないような報道がされております。また,当時は放映できなかった事実とか,知らされなかったいろんな情報が今新たに世の中に提示されております。 そして,日本人全員がいま一度大震災による被害者を悼み,震災から10年が経過しようとする今に至ってもまだまだ復興の半ばであるという事実をしっかり受け止めなければならないということを知らされている状況です。 国においても復興庁があと10年また継続されるということが決まったようです。そういった事実を,行政に携わる皆さん,そして議員として行政の監視,チェックの役割を担う我々もその思いをいま一つ受け止めて,これからも仕事に臨んでいかなければならないのではないかと思っております。 特に,これは日本人だけではないとは思うんですけれども,喉元過ぎれば熱さを忘れるということわざがありますとおり,天災を軽んじて同じ過ちを繰り返さないような意識を保ち続けようという空気をしっかりとつくっていかなければならないと思っております。 昨日の我が会派みらいの三宅会長の代表質問を受けて市長答弁にもございましたけれども,防災・減災を強化したまちづくりをしっかり進めていくとおっしゃっていただきました。 言うまでもなく,いかにすばらしいインフラが形成され,産業支援で産業が発展し,福祉が充実し,高齢者に優しく,障がいがあってもなくても充実した人生を送ることができ,またさらに子育て支援が行き届いたあったかいまちづくりができたとしても,災害に対して命を守るということが基礎にあってのことだと考えられます。 全ての市の施策はそれぞれ所管があり,独立しているようではありますけれども,しかしながら市民生活の安心・安全という根っこの部分で全て結びついていなければならないのは当然のことです。それは取りも直さず市民の生命・生活を守るということだと思いますが,そのためには防災・減災という観点はあらゆる施策と結びつくべきであり,その防災・減災という視点で全ての施策が連携しているべきであると考えます。 かなり風呂敷を広げたんですけれども,とはいえ,できることというのは身近なところから一歩ずつ着実に進めていかなければなりませんので,防災・減災に関して我々が一般市民も含めて,最も取り組みやすい身近な一歩として,備蓄という観点から質問をしてまいりたいと思います。 まず,小項目の1つ目ですけれども,防災倉庫の数,備蓄品及び維持管理等についてです。 これまでの質問の中でも何度も質問させていただきましたけれども,自然状況や社会環境は刻々と進行しており,防災も常に最新の情報に基づいた内容にアップデートしていくことが必要です。新型コロナウイルスという未経験の感染症の脅威を防ぐ生活の中で,人との距離に気を遣ったり,感染症に備えたマスクや手洗いの徹底といった新しい生活様式が一般的なものとしてマナー化しております。本市においては,そうしたコロナ禍の中での避難所運営マニュアルの更新も進められました。 そうした中,備えの内容も当然影響を受け改善すべきことも出てくると考えられます。 そこで,まずは現状を知るために,現在市内の指定避難所に設置されている防災倉庫の数,備蓄品はどうなっているのか,そしてその維持管理はどのようになされているのか御答弁ください。 ○吉田善三郎議長 宮崎淳子総務部長。 ◎宮崎淳子総務部長 まず初めに,防災倉庫の設置数についてお答えいたします。 指定避難所に設置しております防災倉庫につきましては,平成26年度から順次整備を進めてまいりました。現在86か所ある指定避難所のうち,62か所において防災倉庫を設置しております。 今後におきましては,残りの施設においても設置可能な限り配備を進めてまいりたいと考えております。 次に,防災倉庫に配備されております備蓄品などについてお答えいたします。 防災倉庫1か所につき配備されておりますものは,ガソリンでもLPガスでも使用することができるハイブリッド発電機1台,LED投光器3台,マンホールトイレ及びトイレ用パーソナルテントそれぞれ1台,誘導標識等の防災資機材を配備しております。 なお,この防災資機材導入の際には,管理者を集めまして納入業者より発電機の始動方法などの取扱訓練等を行った上で,説明書と一緒に納品しております。 議員御質問の防災倉庫の維持管理につきましても,管理者等に定期点検を含めお願いしているところでございます。 ○吉田善三郎議長 石川 剛議員。 ◆石川剛議員 ありがとうございます。 今市内の指定避難所,全てではないですけれども,かなりの部分において防災倉庫が設けられ,備蓄品が蓄えられておるということでしたが,今日ここにいらっしゃる方でその備蓄倉庫の中にどういうものが入っているのか全て把握されとる方がおったでしょうか。なかなかあってものぞいたことがない人がほとんどだと思います。例えば地元に防災倉庫があったとしても,うちのところには防災倉庫があるけん事はないわとか,勝手に思い込んでしまう場合もあると思うんです。やっぱりふだんからどういうものが中に入っとって,どういう使い方をするのか指定避難所にはそれぞれの管理者がいますので,その管理者一人でその責めを負うというのは非常に大変ですが,一人でも多くの方が防災倉庫の中にある資機材の使い方であるとか仕様とか,ガスが常にストックがあるのかどうか確認するとか,その維持管理に関わることによってその地域の防災体制というのが非常に強固なものになってくるかと思います。備えておけばいいということではなくて,ぜひ備えたことを一人でも多くの方に周知して,みんなが使えるという状況が防災・減災につなげる非常に大事な足がかりになってくるかと思いますので,ぜひその辺の検討をお願いしたいと思います。 そして次,公共施設における備蓄品についてですけれども,避難所運営に当たって必要な水や食料等については,通常から一定数の確保と適切な管理状況になければならないことは言うまでもありません。 したがって,ある程度統一した管理体制の下において全体に目配りしておけるということが必要になってきます。せっかく準備しても利用できる場所と利用できない場所があっては資源の無駄になりますし,ちょっとこれは誤解があってもいけないですけど,保険と同じように理想的には掛け捨てになってよいとは思うんですけども,現実的にはやっぱり無駄になってはいかんと思います。しっかり使える状態に常にしておくということが非常に大事になるかと思います。 自主防災会や個人の方が家で備蓄している品物については,常に古いものを消費して新しいものを使えるように,年に1回とか半年に1回とかで自分たちで消費しながら入れ替えていくというローリングストックが最近は常識になってきていると思います。 そこで,公共施設における備蓄品等の配備状況はどのようになっており,どのような管理がなされているの御答弁ください。 ○吉田善三郎議長 篠原 実市長。 ◎篠原実市長 公共施設における備蓄品について私のほうから申し上げておきます。 公共施設における備蓄品等の配備の状況でございますが,現在本市が保有しております飲料水や食料などの災害対策用の備蓄品の内訳につきましては,備蓄用飲料水500ミリリットルのペットボトルが1万9,929本,アルファ化米(白米,おかゆ)1万2,200食,缶詰パン1万128食,毛布が2,158枚,タオルケットが198枚などとなっております。 また,今年度はこれらに加え,新型コロナウイルス感染症対策用の備蓄品といたしまして,マスク8万3,980枚,フェースシールド1,130枚,アルコール消毒液が500ミリリットル換算で450本,除菌ウェットシート2,950個,非接触型電子体温計200個,医療用防護ガウン300枚などの衛生用品やパーティション300組などを備蓄をしております。 次に備蓄品の管理ですが,消費期限のある食料品や衛生用品などの備蓄品については,議員言われたとおり,ローリング備蓄とし,それぞれの品目により計画的な更新等を行っております。 また,温度等の変化に支障を来すような飲料水や食料品については,その大半が消防防災センターや川之江ふれあい交流センターなどの高温多湿等の影響が少ない備蓄倉庫に備蓄しております。 その他の備蓄品についても,自主避難所などになる中之庄公民館,土居文化会館,新宮公民館や嶺南公民館等にもそれぞれ初動対応物品や毛布やマスクなどの衛生備品を事前に配付しております。 なお,現在の備蓄数量で不足する物資につきましては,12月議会での答弁で申し上げましたとおり,市内各協定先の流通備蓄により対応し,それ以降は国,県,さらには協定締結先の自治体から救援物資での対応となります。 いずれにいたしましても,この備蓄数量では万全とは言い難いことから,議員御指摘のとおり,各地域や住民の皆さんのふだんからの備えが非常に重要であります。 また,先ほど石川 剛議員御指摘のとおり,地域の防災倉庫,一人でも多くの住民の皆さん方がその備蓄倉庫の中に何が置かれているのか,年に1回ぐらいはスイッチポンプを稼働させてホースを使用してみるとか,そういうことにぜひ関わって住民の皆さん方が知識を持っておくことにぜひ議員各位も御努力いただいたら大変ありがたいと思っております。 ○吉田善三郎議長 石川 剛議員。 ◆石川剛議員 ありがとうございます。 今御答弁いただきましたとおり,公共施設における備蓄品等のローリング備蓄を駆使しながら更新されているということですけれども,市民の方々にもぜひ考えていただきたいのが,公共施設に避難すればそこに何かあるけん自分は何もせんでええんじゃという考えをもし持たれている方があるとすれば,それは違うということでぜひ認識していただきたい。一人一人が自らの家で備え,何か起こったときに本当に困っとる人のところに市が準備したものが回っていくということにしておかないといけない。困ったときには備蓄しとるものも足りないでしょうし,そこで奪い合いになったり,日本人にはそれは起こらないということになっておるんですけども,何が起こるか分からない災害禍で,つらい,しんどい,今まで信頼しとった人間を信頼できないようなことが起こってもいかんので,そういった部分でふだんからの備えというものをぜひしていただきたいと思います。 そこで,先ほど質問の中で少し触れさせていただいたんですけれども,本市においては,昨年通常の避難所運営マニュアルに加えて,新型コロナウイルス感染症対策編という名を打った避難所運営マニュアルが作成されております。これにより感染防止用品の拡充が図られておるのは皆さん御存じのとおりです。この部分については,前回の私の一般質問と重なる部分もあるんですけれども,いま一度コロナ禍におけるマスクやパーティションなどの衛生用品等の見直しについて御答弁ください。 ○吉田善三郎議長 内田 斉防災まちづくり推進課長。 ◎内田斉防災まちづくり推進課長 お答えいたします。 先ほど答弁しましたマスクや除菌ウェットシートなどの衛生用品は,食品同様に消費期限があることから,計画的な備蓄物資の整備を進めてまいりたいと考えております。 また,これらの備蓄品については,東日本大震災の教訓を踏まえて見直された愛媛県地震被害想定調査報告書,いわゆる南海トラフ巨大地震想定調査に基づき整備しております。 この備蓄対象となる本市の避難所避難者数が1万9,599人と予想されており,これを基準に備蓄数量を定めておりまして,例えばマスクの場合,1週間に1人3枚と想定すると約6万枚が必要となり,現在のところ約8万3,000枚の備蓄をしている状況です。 このように,避難者への初動対応に必要な緊急性の高い生活必需品や衛生環境の維持に係るものなど優先的に整備しているところでございます。 今後におきましても,備蓄物資の確保,充実はもとより,市民の皆様の生活の視点に立ったきめ細やかな対応に努めてまいりたいと考えております。 ○吉田善三郎議長 石川 剛議員。 ◆石川剛議員 ありがとうございます。 今おっしゃったとおり,市で準備できるものは限りがありますし,その限られたものをみんなで奪い合うことが決してないように,市民一人一人の方が自分の身は自分で守るという意識に立った上で少しでも水とか乾パンであるとか,当然マスクであったりアルコール消毒液,そういったものはこれから防災,避難所における必需品になりつつありますので,ぜひ準備していただきたいと思います。 最近インターネットのニュースを見ていてすごく印象に残った言葉が,これは災害を研究しとる大学教授の言葉ですけれども,災害が起こるたびに既視感を感じると。つまりこの光景はどこかで見たな,災害が起こるたびにみんな同じ問題で苦しみ,同じ問題で悩んでおるということを繰り返しておる。人間って何が起こっても,先ほども言うたとおり,熱さに懲りて,そのときだけは何か備えなければいけないとか,将来に向かってこれこれをしようという思いになるんですけども,ある程度時間がたってしまうとそのとき苦しんだこと,悩んだことを忘れてしまって,気がついたらまた同じ苦しみや同じ悲しみをみんなで味わっておるような気がするということをその大学教授の方がおっしゃっておりました。 我が市においては,その同じ苦しみとか悲しみを味わわないように皆で考えて防災に備え,災害に強いまちづくりをみんなでしていかなければいけないことだと思っておりますので,ぜひとも今後の市政に強く取り組んでいただきたいことをお願いしたいと思います。 続きまして,これもコロナ禍の中における一つの視点だと思うんですけども,コロナ禍において非常に移動制限がされる中で,表に出ること自体を差し控えてしまうという日常が続いているんじゃないかと思います。家庭内で家族同士がずっと四六時中一緒におることによってストレスがたまったり,いろんないさかいが絶えないというような話題を,ニュースで目にすることがあります。 そのためかどうかは知らないんですけども,外で運動する方が非常に増えておる。その中でも,都会などでは,これは通勤だけの密を避けるという意味もあるんですけども,スポーツサイクル,自転車で通勤をする方が非常に増えている。また,地方においても最近サイクリングを始めたというような声もたくさん耳にします。 そういった中で,これから春を迎える非常によい季節になりますので,心のリフレッシュの意味もあるんですけども,ぜひレクリエーションとしての自転車を楽しむということを市の今後の施策までいかないかもしれないですけども,これからいろんな中で事業をやっていく中で取り組める一つの参考にしていただけたらと思っての質問になります。 1つ目ですけども,昨年はコロナ禍の中あらゆるイベントが延期・中止となり,本市のサイクリング大会は屋外でありましたんで一縷の望みもあったんですけれども,残念ながら別子・翠波はな街道サイクリング大会も中止となりました。一昨年は市役所をスタートし,法皇トンネルを越えて翠波高原まで上り,法皇スカイラインを通って新宮霧の森を折り返し,その319号金砂湖畔横を通って,てらの湖畔で一服し,その後筏津を折り返しという結構ハードなコースでした。 しかしながら,天気もすばらしく,参加者の多くからは非常に楽しかった,よかったという御意見をいただきました。 ただ,残念なのは,前年より参加者数が減っているということでした。いろいろな自転車イベントに参加している方からは,宣伝の仕方について1つアドバイスがありまして,よりイベント自体の厳しさをアピールしたほうが,全国から人を集めるためのポイントになるということでした。 具体的には,自転車イベントにおいては獲得標高というそのイベントでどれくらいの高さを上るのかという指標があるのですが,別子・翠波はな街道サイクリング大会でもその点をアピールすればよかったのではないかという指摘をいただきましたので,また御一考いただければと思います。 まだまだ新型コロナウイルスの状況は安易な予断を許さない状況でありますので,軽々しく言うことはできないですが,進むべき目標や夢があったほうが毎日の生活も張りや楽しさが生まれると思います。本市としては,緊急事態宣言やワクチン接種等,今後の様々な状況を見ながらというのは当然としても,こういうイベントの計画があるというのを示していくのは,市民にとって当たり前の日常への希望をつなぎ,当たり前の生活への足がかりになるのではないかと思います。 そこで,本年の別子・翠波はな街道サイクリング大会の計画はどうなっているのか御答弁ください。 ○吉田善三郎議長 坂上秀樹副市長。 ◎坂上秀樹副市長 大会の計画について,これは私からお答えしたいと思います。 お尋ねのサイクリング大会につきましては,平成26年から開催されております。2年目の平成27年からは,お隣の新居浜市さんとの共同で開催されておりまして,嶺南地域等を主会場として別子・翠波はな街道サイクリング大会として多くのサイクリストの皆さんに御参加をいただいているところでございます。 御案内のとおり,この大会は実行委員会を組織して開催しておりまして,その事務局は当市と新居浜市さんとで2年ごとに交代しておるところでございます。 ちょうど昨年は,新居浜市さんが当番でありました。コロナ禍によって大会はやむなく中止でありましたけども,予定しておりましたコースを,参考までに申し上げておきますと,新居浜市の山根公園近辺を発着会場として,別子山のゆらぎの森,それからてらの湖畔広場を経由して金砂湖畔公園を折り返す全長100キロメートルのロングコースと,それから法皇湖を1周する7キロメートルのファミリーコースの2コースが設定されておりまして,11月8日に開催する予定でありました。 今年の大会でありますけども,引き続いて新居浜市さんが事務局となりますので,恐らく昨年と同様の日程でありますとかコース設定を前提にこれから実行委員会で協議がなされるものと思っております。 また,指摘の宣伝の仕方についても,参加者の皆さんの興味を引くように,コース自体のアップダウンや距離等,そしてその厳しさをアピールしていくことで多くの参加者を迎えることができるように検討していきたいなと思っております。 ○吉田善三郎議長 石川 剛議員。 ◆石川剛議員 ありがとうございます。 ぜひいろんなアピールの視点を持って宣伝していただければと思います。 ちなみに4月にしまなみ海道で行われるサイクリング大会は,170キロメートル,140キロメートル,40キロメートルというコース,4つぐらいたしかあったんですけど,170キロメートルのコースが一番先に全部埋まっております。それぐらいせっかく地方に出かけて自転車に乗るんであれば,未知の体験にチャレンジしたいという方が日本にはたくさんおるという事実があります。またそういった視点をぜひ取り入れていただけたらと思いますので,よろしくお願いいたします。 続いて,近隣の大会を見回しても,多くの自転車イベントにおいては,地域の方の参加というのが大会の盛り上げに大きな一役を買っております。ツールドフランスは別格として,日本の地方の大会においても,補給所や休憩所において地元の名産や特産品で作った食事が提供され,地元以外の参加者のみならず地元の方にも楽しみがある工夫がなされております。 現在の別子・翠波はな街道サイクリング大会では,霧の森やてらの湖畔,筏津,法皇トンネルまでの補給所で地元の特産物等のおもてなしがなされておりますが,ゴール地点でもマルシェなど,もう少し充実していればよいという意見がありました。 確かにへとへとになってたどり着いたゴールでもう少しのんびり過ごせるような場があれば,よりイベント自体の印象も強く残るし,また来たいと思ってもらえる効果を高めることができるのではないでしょうか。 今回の運営は新居浜市さんが主体ということでしたけれども,今後の運営において,よりおもてなし感を感じてもらうために,特産品マルシェを増やしていくなどの工夫や,特にこの間の市長のお話でもありましたとおり,蒸し上げ雑炊といった番組で全国的に1位になるような食べ物があればそれを食べてみたいと思う方もたくさんいらっしゃると思います。そういったものをうまくマスコミと連携を取ってアピールするポイントになるんじゃないかと思いますので,ぜひ御一考いただければと思います。 そこで,そういったものもありつつ,今後どのような補給所運営をしていくのか,御答弁ください。 ○吉田善三郎議長 宮崎 修経済部長。 ◎宮崎修経済部長 お答えいたします。 別子・翠波はな街道サイクリング大会開催時の補給所等でこれまで行っている主なおもてなしといたしましては,給水地点でのスポーツドリンク,お茶等の水分や,カロリ一補給のためのチョコレート等の提供をはじめ,昼食会場では,市特産の里芋を使用したいもたきや,ファミリーコースの発着点であるてらの湖畔広場での地元団体協力によるアメゴの塩焼き等のバザー,別子山・筏津のエイドステーションでの地元グループ手作りのぜんざいの提供,ゴール地点での霧の森大福の提供など,これまでも地元の特産品や名物などを用いながら様々な工夫を凝らしたおもてなしを心がけてまいりました。 しかしながら,議員御指摘のように,昼食会場等の充実度に比べ,ゴール地点での内容につきましては,若干印象が薄いようにも思われますので,御提案のマルシェなども視野に入れながら,より参加者の印象に残るようなおもてなしができるよう,さらに工夫してまいりたいと考えております。 ○吉田善三郎議長 石川 剛議員。 ◆石川剛議員 ありがとうございます。 先日の一般質問において,我が市においては書道パフォーマンス甲子園が全国的な規模で,書道をやっている方々が憧れる大会となってまいりました。 ここには僕の趣味も重なるので非常に申し訳ないですけども,僕は自転車もこの四国というのは物すごい可能性がある,自転車で走って楽しい場所がたくさんあります。我が市が四国の真ん中にあるこの場所の利点を生かして,四国を回るための拠点になればすごくすばらしいんじゃないかと思っております。四国中央市で行うイベントが人を引きつけて,人に口伝えですばらしい大会がある,すばらしいまちがある,すばらしい人があるということで伝わっていくことをぜひ希望しておりますし,そのためにできることは全てやりたいと思っております。そういった思いは,この市を訪れてくれる方につながるような大会の運営をしていけるようにみんなで考えていけたらと思いますので,ぜひ御検討をよろしくお願いいたします。 今までロードバイクの話をずっとしとったんですけども,御存じの方もいらっしゃると思いますが,実は同じ愛媛県の八幡浜市では,マウンテンバイクの国際大会であるとか全日本選手権が行われております。山道を削ってつくったコースをすごい勢いで自転車が下り下りたり,信じられないような坂道を上り上がっていくような姿を見れば,スポーツとしての自転車の面白さというのを感じていただけるのではないかと思うんです。御覧になった方は分かると思うんですけども,マウンテンバイクというのは,非常にごつごつしたタイヤを履いて,愛好家はたくさんいらっしゃるんですけれども,今世間的にはやっているロードバイクに比べるとまだまだ人数的には少人数です。 その理由は,マウンテンバイクが非常に楽しく走るための専用道路というのがほとんどないため,十分楽しさを味わえないということがあります。マウンテンバイクが楽しいのは舗装されてない道路なんですけども,その舗装されてない道路というのはほぼ我々の身の回りで見かけるということはなくなってきたんじゃないかと思います。見かけるとしても,田んぼのあぜ道であったり山の厳しい登山道ぐらいで,普通に楽しんで遊べる場所というのは非常に少ないです。 そこで,これは今後できるできないということではないとは思うんですけども,八幡浜市は同じように四国の中で山の多い土地であり,全国選手権であったり世界選手権が開催されている需要がある中で,我が市においてそういった八幡浜市と並ぶまでとは行かないまでも,アマチュアの大会でも構わないですので,別子・翠波はな街道サイクリング大会とはまた別に,こういったマウンテンバイクイベントの開催について検討してみていただくことはいかがでしょうかという御提案ですけど,この点御答弁いただければ幸いです。 ○吉田善三郎議長 石川正広教育管理部長。 ◎石川正広教育管理部長 マウンテンバイクイベントの開催について答弁をさせていただきます。 まず,やわたはま国際マウンテンバイクレースは,例年5月に八幡浜市に整備された1周4,300メートルの専用コースで開催されている大会でございます。 主催は八幡浜マウンテンバイク実行委員会で,八幡浜市や愛媛県自転車競技連盟などが運営に携わっております。 この大会が開催されるに至った要因は,1998年平成10年になりますけども,専用のコースが整備されたことと同時期に愛好者4人によるクラブチームが結成されたことが上げられます。 大会には海外からの参加者もあり,400名の選手が競うスピード感あるレースを観戦するために多くの愛好家が訪れ,市のイメージアップ等にもつながっているとのことでございます。 そこで,議員御質問の八幡浜市と並ぶイベントの検討でございますが,現在当市には八幡浜市のようなマウンテンバイク関係等の組織もなく,競技人口も多くはないと思われます。 そのような中,今夏に開催予定の東京オリンピックでは,マウンテンバイク競技が行われ,世界最高峰のパフォーマンスを見る絶好の機会となります。これを契機として当市におきましてもマウンテンバイクに興味を持つ方々の関心がさらに高まり,競技人口の増加も考えられます。 将来的にそういった方々によってイベント開催の機運を高めていただければ,会場や組織体制の課題はございますが,八幡浜市に限らず,東温市や内子町などで開催されているバイクイベントなどを参考に,当市でどの程度のイベントが開催できるのか検討したいと考えております。 ○吉田善三郎議長 石川 剛議員。 ◆石川剛議員 ありがとうございます。 今御答弁いただきましたとおり,人が集まらないとイベントにならないし,それを進めていく強力な愛好家がいないと,イベント自体が立ち上がらないという大きな問題があります。 そのためには,自転車に乗る人間をどんどん増やしていかなければいけないということもあるんですけども,どんどん乗れ乗れといって人が増えれば済む話でもないと思います。 それは次の質問の自転車の乗り方ということについてにつながるんですけれども,自転車が世の中において鼻つまみ者になってしまっては,自転車に乗らない方からしたら本当に邪魔者でしかないですし,そのようなことに携わっとる方がやるイベントを応援しようという気にもならないと思うんです。 そのためには,マナーをしっかり守れる自転車乗りを育てていくということが非常に大事になってくるとは思うんですけれども,自転車に乗る人口が一般的には増えとるという中で,脱炭素社会というSDGsの目標を言うまでもなく,自転車に乗って体を動かすということは精神的にも非常にリラックスをもたらすことはよく知られており,健康維持のためにも効果があります。 しかしながら,先ほど申しましたとおり,自転車の乗り方について,最近テレビで目にすることのあるあおり運転というのはもはや論外なんですけれども,一般的に目にする右側走行であったり縦走であったり,スマホ運転など,非常に危険な運転をしている方を頻繁に皆さん目にするのではないかと思われます。 こういった大人に対して指導・啓発をしていくということも大切ですけれども,子供のうちから正しい乗り方を学ぶ機会が非常に重要になってくると思います。 そのために,自転車で遊ぶときは公道ではなく遊ぶ場所で思い切り遊べるようにするということが非常に大切になってくるのではないかなと思います。 そのために,BMXパークであるとかマウンテンバイクコースがあれば非常にすばらしいことですけれども,場所の確保であるとか安全管理など,なかなか運営は難しいかなと思います。 また,最近自転車に乗る前の子供たちが楽しむペダルのない自転車,キックバイクというコースなどが民間運営の施設にあったり,定期的にイベントが開催され,非常に人気があるようです。市内にはそういった施設は民間ではございませんけれども,現時点で市内に子供が自転車を楽しめるような施設はあるのか,御答弁ください。 ○吉田善三郎議長 篠原 実市長。 ◎篠原実市長 別子・翠波はな街道のサイクリング大会,石川 剛議員の御指摘のとおり,もし4月に私の首がつながったならば,新居浜の市長とよく相談して,指摘内容のようなコース,高さ,そしておもてなしをどうするのかを一度根本から考えてみたいと思っております。 市内のサイクリング専用のコースはないのかという質問でありますが,この問題は就学前の幼子を抱えた母親から質問を受けまして,せっかく芝生をあんなに生やした公園があるのに,自転車の乗り入れが禁止されていると。もったいなかろと。そして,小さい子ですから,自転車に乗って転ぶのを前提にするコンクリートやアスファルトの上はやっぱり危険があるということで,担当課長にお願いして,あるところでは芝生の上へ,もちろん保護者同伴ですけど,自転車を乗り入れることを許してもらい,禁止ということをのけてもろたんです。だから,そういうことで乗り入れしたい人はどうぞという姿勢にしました。 それらも含めまして今から答弁申し上げます。 市内の公園には,今申し上げたとおり,サイクリングの専用コースはありません。令和2年8月にオープンしました川之江町栄町のにぎわい広場の芝生エリアや新田公園,三島地域では伊予三島運動公園の子供広場や港記念公園,また土居地域では小富士児童公園,関川河川敷公園など,広さの余裕がある公園では,保護者の方の付添いにより,他の公園の利用者の迷惑にならない範囲で子供の自転車練習やキックバイクを楽しんでいただくことができるようにしております。 小さい子は自転車をこぐということじゃなくて,両足で蹴って走ると。そうしたら転ばないですから,小っちゃい子の安全と足腰を鍛える,そして何よりも自転車を楽しむ練習をして子供たちが自転車に乗る喜びを感じるというような,今大いにブームになってきております。 先日3月4日にオープンいたしました川之江ふれあい交流センターに隣接する川之江ふれあいパークが,三輪車や自転車やキックバイクなど,子供たちが安全に自転車文化に触れ,楽しむことができるスペースを整備しているところであります。 このような市民の公園においては,利用される一人一人がお互いのマナーやルールを守り,安全な利用をお願いしたいと考えております。 こうした規制を取っ払うことは,逆に言うたらそこに参加される市民一人一人の自覚とマナーが物すごい大事であります。これを守らないと,あれはいかんこれはいかんとせざるを得ない。この場を借りてぜひ市民の皆さん方にそういうことをよく分かっとってほしいと思います。 ○吉田善三郎議長 石川 剛議員。 ◆石川剛議員 ありがとうございます。 ぜひともサイクリング大会が実現できるように,私もいろんな部分で支援してまいりたいと考えております。 思い起こしていただきたいんですけども,初めて自転車に乗れて,誰の手も借りずに真っすぐ走れたときの感動というのは皆さんも覚えてらっしゃると思います。どこでも自由に行ける,自分の思いどおりに距離も遠くまで行けるというあの思いを多くの方に味わっていただきたい中で,やっぱり一部自転車は車両であって,交通ルールを守らなくても構わないというような自分勝手に乗って移動される方もたくさんいらっしゃるというのも現実です。そういった人たちを子供たちが手本にしないように,しっかり子供のうちから遊ぶための自転車の乗り方と交通ルールを守って公道を走るときの自転車の乗り方というのをしっかり教えていかなければならないし,そういったことができるようになって初めていろんな楽しさがある,いろんな思いが実現できるまちにつながっていくと思います。 やっぱりいろんな方が協力できるということは,イベントをしていく上でも非常に大事になってまいります。コロナ禍の中,非常に重苦しい空気がまだ漂っておりますし,ワクチンが十分に皆さんが接種できるようにならなければ,気楽に表に出るということがまだまだ難しいかもしれないですけども,自転車や,ランニングなど,外で汗をかくことは非常に楽しいですし,気分も晴れ晴れとします。そういった世の中,お互いにみんなが思い切り空気を吸えるような世の中をみんなでまたつくっていけたらと思います。ぜひとも今後も頑張っていきたいですし,私も秋のサイクリング大会が実現できるように一生懸命頑張りますので,市長も一緒に頑張っていっていただけたらと思います。よろしくお願いをいたしまして質問を終わります。 ○吉田善三郎議長 以上で石川 剛議員の質問は終わりました。 ただいまから休憩に入ります。 再開は午後1時とします。   ────────────────       午前11時58分休憩       午後1時00分再開   ──────────────── ○吉田善三郎議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に,三浦克彦議員。     〔三浦克彦議員登壇〕 ◆三浦克彦議員 議席番号5番,会派みらい,三浦克彦でございます。午前中に引き続き,市長をはじめ理事者の皆様,どうかよろしくお願いいたします。 3月11日は東日本大震災が起きた日。午前中も各議員のほうからお話がありましたが,10年の歳月が流れようとしております。 この10年間の復興の様子を多くの報道機関が伝えておりました。 ある新聞記事で,この10年の歩みを通し,今またコロナ禍という新たな人類の危機に直面する中で,何を感じているかというインタビューで,東北大学大学院佐藤弘夫教授は,震災で強く感じたのは,生かされているという感覚です。震災発生時,仙台駅で新幹線を待っておりました。仕事で中国に出かけるため,このとき仙台空港を経由も考えていましたが,もしそうしていたら空港で津波にのまれていたかもしれません。なぜ自分は生かされているのか,生かされている間に何をすべきなのか,震災10年間で問われているのは一人の生き方であると語られておりました。 また,歴史をひもとけば,感染症の流行は人々に多大な影響を与え,困難な時代には決まって偉大な思想が誕生してきたとも言える。鎌倉時代は一たび飢饉が起これば,一つの地域からほとんどの人がいなくなってしまうほどの危機的状況でした。 同時に,14世紀のペスト,黒死病がなければ,ヨーロッパの精神的大革命もなかったかもしれない。人知を超えるような事態に直面し,その意味を深く問う中で,困難を突き抜ける思想が見い出されるのです。震災とコロナ禍を通し,見失っていた生き方や価値観を取り戻していく。身近なところから行動の変革を促していく。そこに危機を乗り越える力があるのだと思いますと語っておられました。大変に深い感銘を受けた言葉でありました。私も身近なところからの行動と変革,そしてコロナ禍における危機を乗り越える一人として頑張っていく決意で,本日早速質問に移らせていただきたいと思います。 まず初めに,質問の第1番目でありますが,今皆様が一番関心を持たれておりますコロナワクチンの接種についてであります。 昨日の代表質問等でも答弁をいただいておりますが,もう少し掘り下げた質問をここではさせていただきたいと思っております。 まず第1番目,ワクチン接種の相談体制についてお伺いをいたします。 昨日の代表質問でもワクチンの接種について質問され,副市長の答弁が本日の愛媛新聞に紹介されております。 四国中央市では,愛媛県下でいち早く2月1日付で市民部保健推進課に新型コロナウイルスワクチン接種推進担当として新型コロナウイルス感染症緊急対策班を設置されました。 3月の広報において,ワクチン接種の内容が紹介されておりました。まだ決まっていないことが多い中で準備を進めているものと思いますが,市民の皆様もいち早く情報を知り,接種に対する不安や確認をしたいという思いもあると思います。 広報には,3月中に予約を受けるコールセンターを開設すると案内されておりましたが,コールセンターの役割についても詳しく教えていただきたいと思います。 四国中央市のワクチン接種の相談体制についてお伺いいたします。よろしくお願いいたします。 ○吉田善三郎議長 篠原 実市長。 ◎篠原実市長 ワクチン接種の相談体制について,私のほうから答弁申し上げておきます。 現時点では,ワクチンの供給時期など詳しい内容は定まっていない事項がたくさんあります。 国においても全てが把握できておるわけでもない。ワクチンがどの国からどのように入ってくるのかということも担当大臣が大変苦労されている。 それゆえに市民の皆様にも具体的にいろんなことを刻々内容をお知らせするというわけには現在ではいけません。非常に残念な思いではあるんですけれども,それでも4月以降の住民接種の開始に向けて,段取りだけはしっかりしとかないかん。 4月以降の接種の開始に向けて準備が整い次第,議員先ほど言われましたコールセンターを開設して相談業務を開始することにしております。 本市が開設するコールセンターは,接種の予約や具体的な手続等についてお答えすることとしており,ワクチン接種の制度の内容については厚生労働省のコールセンター,副反応等の医学的知見が必要となる専門的な相談については県のコールセンターにお問合せいただくことになっております。 本市のワクチン接種は,個別の医療機関で予約するんじゃなくて,全てコールセンターまたはオンラインで予約していただく予定にしております。 ワクチンの供給時期が決まり次第,接種の優先順位ごとに予約受付の開始時期を決定して,お知らせしたいと思っております。 ○吉田善三郎議長 三浦克彦議員。 ◆三浦克彦議員 ありがとうございます。 本当に情報がまだまだ乏しい中での御答弁だと思いますが,続いてお聞きいたします。 ワクチン接種の時期についてであります。 愛媛県では,新居浜の労災病院の医療従事者200名の方々が先月19日から優先接種の第1回目の接種を終えられました。今後,3月中旬より県の対応で県内の医療従事者5万人の接種が先行して始まる予定と発表されております。 本日の愛媛新聞の報道でも,高齢者の接種はゴールデンウイーク明けになる見通しとの記事が出ておりましたが,現在,先ほどからありますように,ワクチンの入荷予定が不透明な上,相当な変更が考えられると思います。現時点で答えれる範囲でのワクチン接種についてお答えを願います。 また,先ほど御紹介ありましたように,広報の中では,ワクチン接種に関する封書で書類が届くようになっておりますが,まずこれは個別で届く書類であるのか,また世帯の世代別,年齢別など様々な家族がいらっしゃると思いますが,世帯一括で書類が届いてくるのか。 また,自治体によりましては,混雑を避けるために問診票等を事前記入してワクチン接種の会場にということも報道されております。当市での対応をお伺いいたします。よろしくお願いします。 ○吉田善三郎議長 坂上秀樹副市長。 ◎坂上秀樹副市長 ワクチンの接種時期についてお答えしたいと思います。 若干昨日のお答えとかぶるところありますけども,お許しいただきたいと思います。 国からは,高齢者への接種は4月12日の週から開始する方針が示されておるところでございます。 愛媛県に配送されるワクチンは,高齢者人口の比率に応じて20市町に分配される予定でありますけれども,4月当初の国から県への出荷数は限定的なものとなることが見込まれております。 本市における住民接種は,国が示すとおり,65歳以上の高齢者から優先することとしておりますけども,当面は高齢者施設入所者等の接種を実施していきたいと考えております。 現時点では,医療機関での個別接種の開始時期は未定ですけども,優先接種の対象である65歳以上の高齢者の皆様から,接種時期や接種体制等が決まり次第,接種券あるいは接種方法に関するお知らせを個別に送付する予定といたしております。その際には予診票も同封することといたしておりますので,内容等を確認いただいて事前準備をしていただきたいなと思っております。 ○吉田善三郎議長 三浦克彦議員。 ◆三浦克彦議員 ありがとうございます。 現時点で本当に決まっていることが乏しい中での御答弁ありがとうございます。 続きまして,ワクチン接種の施設・会場についてお伺いいたします。 質問が重複いたしますが,広報の中におきましては,会場については,まずは調整中であるということが書かれておりましたが,まず市長が本会議冒頭でおっしゃって,また昨日も副市長から,医療機関での個別接種を中心に行うという御答弁がありました。この個別接種の考え方でありますが,我々がよく言うかかりつけ医という認識でよろしいのかどうか。そのかかりつけ医の考え方として,インフルエンザ等で予防接種を我々は受けますけども,その予防接種を受けておる機関が今回の個別接種を受けるかかりつけ医という認識でよいのかどうか。 また,御高齢者になるとできるだけ住まいのお近くでの接種が望まれるところでもありますし,自分自身の健康状態もよく知っておる方に接種を受けたいという御希望もあろうかと思いますので,こういった点について,答えられる範囲でお答えをお願いいたします。 ○吉田善三郎議長 大西賢治市民部長。 ◎大西賢治市民部長 お答えいたします。 繰り返しになりますが,ワクチン接種は医療機関での個別接種を中心に,補完的に集団接種を実施したいと考えております。 この場合の個別接種の医療機関について,基本的にはインフルエンザの予防接種をイメージいただいたらよろしいかとは思います。 しかしながら,いわゆるかかりつけ医が市外にある場合,あるいはかかりつけ医にかかっておられない場合ということもございます。そういったことを念頭に置きながら,現在接種に御協力いただけるかどうかについて市内の医師会をはじめ医療機関との協議を進めているところでございます。 できる限り多くの医療機関に御協力いただきまして,市民の皆様が希望されるかかりつけの医療機関あるいは地域のお近くの医療機関での接種が可能となるよう今後も引き続き調整を図ってまいりたいと思っております。 また,集団接種につきましては,平日の接種が困難な方や医療機関だけでは対応できない部分を補完する形で実施する予定といたしております。 現時点では,集団接種は消防防災センターにおいて日曜日に実施したいと考えておりますが,ワクチンの供給や接種状況等を見ながら,必要に応じて地域の公民館等での集団接種についても検討してまいりたいと考えております。 ○吉田善三郎議長 三浦克彦議員。 ◆三浦克彦議員 どうもありがとうございます。 今回のワクチン接種の様々な情報を聞くにつれて,私も身近な方にワクチンの接種を行うかどうかという素朴な質問を多くの方に投げかけました。その中で,御高齢者の方々は,やはり自身の健康とそれと周りにうつすことが迷惑をかけるというお気持ちから,進んで今回のワクチン接種を受けようとされる方が比較的多かったかなと思われます。 それとは逆に,まだ若い,特に40代,50代の方々につきましては,今回のワクチン接種の副作用等の心配から,早く受けるのではなくて,周りの状況を見た上で接種を行いたいといった声もお聞きいたしました。 国が国家プロジェクトとして行おうとしておりますこのワクチン接種につきましては,一人でも多くの方が接種を受けて,一日も早い新型コロナウイルスの終息に向かってのワクチン接種となるような取組が一番最善ではないかと私個人的にも思っております。どうかマスコミ等で報道される様々な負の情報ではなくて,安全性と予防効果が優れておるということをできるだけ多くの正しい情報を得ていただいて,進んでワクチン接種をしていただける環境づくりをしていくべきだと思います。 そういった観点から,四国中央市として,接種の安全性の正しい情報を伝えることについて何かお考えがあるのかお聞かせ願いたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○吉田善三郎議長 大西賢治市民部長。 ◎大西賢治市民部長 これについても私のほうからお答えいたします。 御案内のとおり,現在国内では,米国ファイザー社製のワクチンが接種されております。その主な副反応としては,頭痛,関節や筋肉の痛み,注射した部分の痛み,疲労,寒け,発熱等のほか,まれに起こる重大な症状としてアナフィラキシーショック等が想定あるいは一部の報告がございます。 国におきまして先行的に接種を実施しております医療従事者のうち,2万人程度を対象に接種後一定期間に起こった症状,疾病に関する調査を行うこととされております。 市のこのワクチンについての専門性には限界がございますので,これらの調査結果のほか,ワクチンの安全性に関する情報につきましては,国や県から公表される情報をできる限り速やかに市民の皆様にお伝えするよう努めてまいりたいと思います。 ○吉田善三郎議長 三浦克彦議員。 ◆三浦克彦議員 ありがとうございます。 それと,今回のワクチン接種のことに関して周りの方にお聞きする中で,御高齢であるとか障がいをお持ちの方で,自宅から離れて接種を受けに行くことが非常に困難な方もたくさんいらっしゃるという声をお聞きしております。 今回の接種をまずは希望される方々が,御高齢であったり,自分では接種会場に赴くことができないといった方々に対し,市としてどういったお考えがあるのか。 また,訪問接種となりますと,接種後の副反応の様子であるとか,一軒一軒訪問することへの時間の制約であるとか,またそれに携わる様々な労務費といった様々な障害もあろうかと思いますが,こういう自宅以外での接種,自宅でしかできない方々への接種の対応について市の考えをお聞かせいただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○吉田善三郎議長 大西賢治市民部長。 ◎大西賢治市民部長 お答えいたします。 お尋ねの件に関しましては,非常に難しい部分もあるんですが,ワクチン接種につきましては,医療機関での個別接種あるいは集団接種含め,地域の医療資源の限界のことが非常に課題となっております。 そういった中で,まず最初に取り組みます高齢者施設の入所者に関しては,施設の嘱託医等により施設内での接種が可能となるよう現在調整を進めております。 また,自宅以外での接種が困難な方につきましては,往診等の方法で接種が可能かどうかも含めまして,医師会及び医療機関と協議したいというふうに考えております。 ○吉田善三郎議長 三浦克彦議員。 ◆三浦克彦議員 ありがとうございます。 様々な困難なことがあろうかと思いますが,接種を希望される方が一人も漏れなく接種を受けられる状況を,どうかできるだけよろしくお願いいたしたいと思います。 最後に,ワクチン接種を推進するために市独自の考えがあるかということをお伺いしたいと思います。 他の地域では今回の接種を全員が,100%の方が受けることは非常に困難で,また国が示しております接種については努力義務だといった方針からも,ほかの地域では7割,8割の方を想定しながらの計画といったことも言われておるところもありますが,市として今回のコロナワクチンの接種に関して,独自に接種される方を増やしていくといった考えがあるのか,最後にお聞きしてこの問題について終わりたいと思います。お願いいたします。 ○吉田善三郎議長 坂上秀樹副市長。 ◎坂上秀樹副市長 三浦克彦議員も質問で,接種率7割から8割と申されておりましたけども,当市は接種率おおむね7割程度と見込んでおります。 といいますのも,今年度65歳以上の方にインフルエンザの予防接種をしたんですけども,それが大体7割程度の接種率でありました。今後そういう部分を基にしてスケジュールを調整していきたいと思っております。 新型コロナウイルスのワクチンは,接種することによる発症予防や重症化予防の効果と副反応のリスクの双方について理解した上で,本人の意思により接種を行うこととされております。 このことから,市として特別な推進策を講じる予定はありませんが,積極的な情報発信に努めてまいりたいと考えております。 そして,接種開始後においては,状況に応じてできる限り希望者の増加にも応じられるよう,関係機関等と連携しながら柔軟な対応が可能な接種体制の整備に努めてまいりたいと考えております。 ○吉田善三郎議長 三浦克彦議員。
    ◆三浦克彦議員 このワクチン接種につきましては,接種を行った人がコロナの菌をうつすリスクも少ない,また発症しても非常に重症化するリスクも少ないというような報道もされております。我が市でもたくさんの多くの方に接種を受けていただいて,一日も早いコロナの終息というものを目指して,我々も努力して頑張ってまいりたいと思いますので,どうかまたよろしくお願いいたします。 では,質問項目2番目に移らせていただきます。 駅の駐輪場についてお伺いいたします。 四国中央市の市内には伊予三島駅,川之江駅の有人駅と伊予土居駅,伊予寒川駅,赤星駅,関川駅の4つの無人駅があります。平成16年4月に合併前の各市町の施設のまま現在に至っておると思いますが,この6つの駅の駐輪場の状況についてまずはお伺いいたします。 ○吉田善三郎議長 宮崎 修経済部長。 ◎宮崎修経済部長 お答えいたします。 市営の駐輪場につきましては,いずれもJRの駅前に設置され,四国中央市自転車駐車場条例に基づき管理しているところでございます。 御案内のとおり,市内にはJR駅が6か所ございますが,そのうちJR伊予土居駅を除く5駅に駐輪場が設置されており,それぞれの駐輪台数につきましては,川之江駅に330台,伊予三島駅南口に172台,伊予寒川駅に38台,赤星駅に75台,関川駅には25台の駐輪スペースを確保しております。そうすることで駅利用者の利便性向上を図っているところでございます。 ○吉田善三郎議長 三浦克彦議員。 ◆三浦克彦議員 ここで,6つの駅の駐輪場の状況の写真を用意させていただきますので,映していただきたいと思います。(資料モニター表示) 東から川之江,伊予三島の順番で駐輪場を御紹介させていただきます。 一番左の端が川之江駅の北口にあります駐輪場の図であります。その右側が,伊予三島駅で,北側にある駐輪場と南側にあります駐輪場の2か所があります。 次,お願いします。(資料モニター表示) 続いて,上が寒川駅の南側にあります駐輪場,その下が赤星駅南側にあります駐輪場でございます。その右横が伊予土居駅,これは入り口南側広場の様子です。一番西の端には関川駅の駐輪場の写真の様子であります。 3枚目映してもらえますか。(資料モニター表示) これは伊予土居駅の広場に駐輪をしておられる状況であります。これは3月に入って撮影をいたしました。3年生が卒業をされた後になりますので,実際はこの3割ぐらい多くてもおかしくない台数になるかなと思います。 先ほど答弁にもありましたが,この6つの駅で伊予土居駅に現在も駐輪場がない状況であります。駅の広場に皆さんがお互いにルールを守り,先ほど見ていただいたように駐輪をしております。現在に至るまで駐輪場がない特別な理由があったのかお聞かせください。よろしくお願いします。 ○吉田善三郎議長 篠原 実市長。 ◎篠原実市長 伊予土居駅の駅前に駐輪場施設がないのは何か特別な理由でもあったのかというお尋ねであります。 私のところに情報を集めました。その中で,以前には駅前に民間の自転車を預かってくれるところが3軒営業していたと言われております。そうしたことで,官のほうで駐輪預かり所をつくったら民業を圧迫するという配慮があったのではないかというふうに現在推察するとこう思われます。 また,JR伊予土居駅前の広場については,数年前まで長年にわたって自転車を整理整頓するボランティアの方がいらっしゃいました。そして,写真にあったとおり,通学で駅を利用する学生さんのマナーもよく,駅前が整然と保たれていたことも,結果として今日までこうした状況で残ってきた大きな原因ではないかと思われております。 ○吉田善三郎議長 三浦克彦議員。 ◆三浦克彦議員 実は私もこの土居駅の近くに十数年暮らしておったことがありまして,小さいときから伊予土居駅にはしょっちゅう赴いておりまして,先ほど言ったように,3軒の自転車を預かっていただけるお店があったこともよく知っております。 ですけれども,御高齢化によって1軒はもう解体して家がない状態。あとの2軒は廃業して,今は3軒ともこの商売はやめられておる状態であります。 そういう状況の中で,露天駐輪といった状況はここ数年の問題ではなしに,ずっとそういう状況をつくってきたわけであります。 この伊予土居駅の駐輪場につきましては,地元の方々からの長年の願望であり,伊予土居駅を利用する学生たちが一番多いんですけども,これは土居中学校が1校しかありませんので,この1校の生徒たちは,私が高校に通っておるときよりかははるかに他の市の新居浜や三島,川之江といったところに進学される方が非常に多くありまして,ここを利用される方もたくさんいらっしゃるわけであります。 一番遠くは天満・蕪崎といった海岸沿いの地域の方も,それから山側の地域の方も数キロメートル以上かけて駅までたどり着いてくるといった生徒もたくさんいるわけであります。 この質問をするに当たり,私もあえて雨降りに伊予土居駅の状況を見に行ってまいりました。やはり雨降りになると車で送り迎えする方がたくさんいらっしゃいまして,ふだんの晴れの日よりも自転車で通う方は減っておりますが,自転車でたどり着いて,かっぱを着てびしょぬれになってまずどうするかというたら,駅の構内へ走り込むんです。そこでかっぱを脱いで,びしょびしょのかっぱを屋根のない自転車に引っかけて,学校に通おうとするんです。ですから,当然帰ってきたときに土砂降りだったらびしょびしょのかっぱを着てまた帰ることになる光景を目の当たりにしました。本当に心が痛む状況であります。 こういった状況下で,中には台風があり,土居町では特にやまじ風があり,先ほどボランティアで横一列に整理整頓された自転車が見受けられましたが,実はこれが大風が吹くと一斉に横倒しになって,全部の自転車が倒れてしまいます。そういったことを見かねて周りの大人の方たちがボランティアとしてその駐輪場の整備を行ってきていただいたという歴史がありますので,どうか伊予土居駅の駐輪場の設置に向けて市の皆様にも御努力いただいて,一日も早い設置をしていただきたいということを要望いたしたいと思うんですが,これに対しての御答弁をよろしくお願いいたします。 ○吉田善三郎議長 篠原 実市長。 ◎篠原実市長 駐輪場の設置について検討せよという質問でありますけど,このことも私のほうから答弁しときます。 一昨年の土居町商工会青年部の総会のときにその話が出ました。JR伊予土居駅に駐輪場の屋根がついたスペースが欲しい。そのときに,私は来賓でしたから申し上げたんですけど,ぜひ商工会の青年部が運動母体になって駐輪場設置の運動をやってくれと。県の補助事業もあるし,市の補助事業もあるということで話をしたことは覚えております。 また,三浦克彦議員言われるとおり,かつてと駅前の状況が若干違ってきます。その中で地元の皆さん方もJR伊予土居駅前に駐輪場はどうしても要るなという雰囲気になってきました。言われるように,駅の前に自転車が約60台ぐらい止めております。 ただ,この駅前の広場はJRの用地であります。あの場所に施設をつくろうとしたら,JRに家賃を払うか,また許可をもらわなかったらいけないということで,所有するJR四国との協議と調整が必要になってきます。 ただ,そうはいいながら,まちづくりの団体も動いておりますし,議員言われるとおり,伊予土居駅を取り巻く状況も違ってきている。ぜひ駅を利用される市民の皆さん方が,どうしたら一番利便性を感じ,そしてJRにオーケーを出してもらえるのか,そういうことをよくよく協議しながら早い段階で結論を出していきたいと思っております。 ○吉田善三郎議長 三浦克彦議員。 ◆三浦克彦議員 前向きな御答弁ありがとうございます。 併せてでありますが,先ほどの写真を見ていただいた中に,伊予三島駅の駐輪場の状況も北側と南側映っていたかなと思います。 実は伊予三島駅も屋根がありません。ですから,遠方から駅に駆けつけた学生がびしょびしょになって登校する状況は伊予土居駅と何ら変わりがございませんので,これも併せて御検討を願えたらと思います。 では,次の質問に移らせていただきます。 不登校の児童生徒のオンライン学習についてお伺いをいたします。 まず1番目に,不登校の児童の現在の当市の状況をお伺いしたいと思います。 昨年10月に文部科学省が発表した問題行動・不登校調査で,2019年度に不登校が理由で小中学校を30日間以上欠席した児童生徒は全国で18万1,272人で,過去最多を更新したと発表がありました。7年連続で10万人が90日以上欠席したとのことでございます。 小学校が5万3,350人,中学校が12万7,922人と,年齢が上がるごとに増え,中学3年生は4万8,271人だったそうであります。 児童生徒全体に占める割合は,小学校で0.8%,中学校で3.9%,高校生では5万100人で,前年度を下回り,横ばいが続いているとの報道がなされております。 ここで,四国中央市における不登校とされる30日以上の欠席された生徒さんはどのくらいいらっしゃるのか,またどのような対応をこれまでされてきたかお伺いいたします。 ○吉田善三郎議長 篠原 実市長。 ◎篠原実市長 不登校の問題の答弁をする前に,ちょうど伊予三島駅南口の駐輪場のことを話されました。これについて若干触れておきます。 伊予三島駅の南口も以前は階段を上るところに山のように自転車積んどった。恐らく生徒たちが時間ぎりぎりに来て1か所に自転車を止めた。そして,階段を慌てて上っていった。見るからにそういう状況でありました。この本会議場でも議員から要請があって,どう見ても醜いと。ちょうど南口の,今の駐輪場のところに朽ちかけた居宅がございまして,そこを買収して今の駐輪場をこしらえたわけです。 そして,つくった半年後にやっぱり屋根が要るなと。屋根がなかったら皆ぬれてしまうと。三浦克彦議員言われたとおりの意見が出ました。 だから,そのことも併せてどうしたらいいのか。ただ,南口の駐輪場は,1台当たり相当な費用をかけております。その中で市民の理解が得られるのか。また,利用者の利便性がちゃんと保たれるのか。いろんなこと考えながら一度費用と効果ということも考えて検討したいと思っております。これもそんなに長く時間はかけないで結論を早く出したいと思っております。 それでは,本題に戻りまして,児童生徒の不登校の状況とその対応についてお答え申し上げます。 不登校による30日以上欠席の児童生徒数は,令和元年度は小学生25名,中学生115名,合計で140名となっております。 今年度は,小学生で増加傾向にあり,反対に中学生がやや減少しております。 学校に登校できても教室に入れない生徒が増加している状況もあります。 不登校の要因は様々であります。一人一人の子供の状況を適切に見極め,理解して支援することが大切であります。 学校においても,学級担任を中心に管理職,養護教諭,生活指導主事など全教職員で関わり,児童生徒が落ち着いて過ごせる居場所づくりに努めております。 また,家庭訪問や電話連絡などにより,保護者との連絡を密にし,信頼関係を築き,保護者の悩みや不安に対して寄り添う姿勢で支援に当たっています。 さらに,各校に配置されている相談員やスクールカウンセラー,こども支援室や市内に3か所ある適応指導教室と連携を図りながら,児童生徒や保護者の相談,カウンセリングに努めております。 ○吉田善三郎議長 三浦克彦議員。 ◆三浦克彦議員 ありがとうございます。 代表質問の中でもGIGAスクール構想についての質問がありましたが,この不登校の児童生徒のオンライン学習につきましても,これまで文部科学省が様々な形でこの不登校問題に取り組んできたことかと思いますが,今回のGIGAスクール構想の一環としてのそのオンライン学習ができる環境整備が思わぬ形で整ってきたということかなと思います。 質問したいと思います。 このGIGAスクール構想を活用してオンライン学習を通し不登校の児童生徒を一人でも少なくすることに取り組む絶好の機会と考えますが,この考えについてお答えをお願いいたします。 ○吉田善三郎議長 古川拡延教育指導部長。 ◎古川拡延教育指導部長 不登校の児童生徒へのGIGAスクール構想を活用した取組についてお答えいたします。 議員御案内のように,GIGAスクール構想により市内小中学校に高速通信ネットワークが整備され,2月末には1人1台端末の配備が完了し,小中学校での本格運用が開始されました。 各学校においては,教員のICT研修のスキルを生かし,1人1台端末を活用しての協働学習や各自でスライドを作成しての発表会,また県教育委員会が実施しているオンライン上でのチャレンジテストへの参加など,様々な取組を始めているところでございます。 そのような中,病弱特別支援学級との交流学級をオンライン授業で行い,児童生徒の交流の輪が広がったという報告もあることから,ICTを活用した交流は,不登校児童生徒への支援や指導についても活用できると考えております。 今回導入されましたクラウド上で活用できるドリル型学習ソフトの活用も,不登校児童生徒への学力保障として有効であることから,市内の3つの適応指導教室につきましても,インターネット環境を整え,1人1台端末を積極的に活用していきたいと考えております。 不登校の児童生徒につきましては,個々の状況により様々な対応が想定されます。個別に最適化された不登校対策を検討するとともに,GIGAスクール構想により整備されたICT環境を生かした取組を進めてまいりたいと考えております。 ○吉田善三郎議長 三浦克彦議員。 ◆三浦克彦議員 ありがとうございます。 では,今回のこの質問の本題に移りたいと思います。 このGIGAスクール構想を活用して不登校の生徒皆さんを出席扱いで学ぶ機会としてはどうかというのがこの質問の主題であります。 平成30年10月の文部科学省の報告書におきましては,平成17年7月6日付をもってIT等を活用した不登校の取組が開始されたという報告が入っております。 その中で,平成30年の時点で小学生が不登校で出席扱いになった児童が16名,中学生が142名と,なかなか進まない現状の報告がなされております。 先ほど御答弁にありましたように,様々な家庭環境によって状況が違うということで,非常に難しい問題かなと思いますが,1つ言えるのは,今後学校で学ぶことだけが学ぶことではないという時代に恐らく少しずつなってくるのではないかと,これは個人的な意見なんですけども,その中で多様な学び方が求められるという主題から,全国不登校新聞の石井編集長がこのように述べております。 選択肢が広がるという意味で,オンライン授業やITを活用した自宅学習は,好ましい変化と言える。今の学校は,学びの選択肢があまりにも少ないことが問題の根本だ。オンラインなどを活用して学びの形の幅を広げることは,時代に合ってている。 また,不登校の子供たちは,学習だけではなく,誰かとつながり,コミュニティーに参加するほうが精神的にもよい影響がある。訪問支援などのケアも出席扱いすることも考えるべきだ。 不登校の児童生徒の出席扱いを前提とした取組が,全国で15年間一向に進まなかった要因は,様々な困難の壁があろうかと思います。 しかし,今回コロナ禍という困難な状況で,ある面で言うとチャンスをいただいたと思います。 今後,この不登校の児童の皆様にGIGAスクール構想を通し,出席扱いとするこういった取組をする絶好の機会と思いますが,このことについてよろしくお願いいたします。 ○吉田善三郎議長 東  誠教育長。 ◎東誠教育長 それでは,私から本市のオンライン学習等における不登校児童生徒の出席扱いについてお答えいたします。 令和元年10月に文部科学省から示されました不登校児童生徒への支援の在り方についてにおきましても,ICT等の活用による学習支援を行う際には,不登校児童生徒一人一人の学習の理解の程度に合わせた計画的な教材の提供,学習状況の確認,保護者にもICT活用状況の把握について協力を求めることなど,必要な対策を講じるなどして一定の要件を満たした上で出席扱いとすることが大切であるとされています。 また,自宅におけるICT等を活用した学習活動を出席扱いとすることにより,不登校が長期にわたることを助長しないよう留意する必要があることも指摘されています。 それらを踏まえながら,現在本市においても,適応指導教室に通級している児童生徒については出席扱いとしているところですが,自宅でオンライン授業等を受けた場合の不登校児童生徒についても,文部科学省が示す要件を満たす者について出席扱いとできるよう検討を進めているところです。 ただ,GIGAスクール構想の運用は始まったばかりです。オンライン授業について学習計画や学習状況の確認を含め,その在り方を検討するとともに,また出席扱いとするための要件を示すガイドラインの作成など,GIGAスクール構想を活用した不登校支援についての整備が重要であると考えています。 このコロナ禍で出席停止扱いとなり,登校したくても登校できない児童に端末を貸し出してオンラインで課題のやり取りをした教員もおります。 このような実践をいたしながら,ICTの活用により,先ほど述べました出席扱いの要件整備と併せて不登校児童生徒の個別最適化された学習環境が充実し,オンライン等で学校とのつながりが強化され,登校意欲の醸成が図られるように努めてまいりたいと思います。 ○吉田善三郎議長 三浦克彦議員。 ◆三浦克彦議員 御答弁ありがとうございます。 これも様々な困難な状況があろうかと思いますが,児童生徒の方々の学ぶ機会が様々な形で得られる方途をぜひ検討していただいて今後取り組んでいきたいと思います。 あと最後質問を1つ準備しておりますが,時間が迫っております。趣旨だけ質問させていただいていきたいと思います。 質問項目第4番目であります。無排水路世帯における生活排水処理についてお伺いします。 時間がそんなにたくさんありませんので,要旨だけお伺いをしたいと思います。 生活排水につきましては,四国中央市では旧伊予三島・川之江では下水道,また新宮・土居におきましては合併浄化槽という排水処理を中心に行っていると思います。 生活排水とは,台所,風呂,トイレなどで使用した水のことを言い,汚染水が河川や海などの公共水域に流入することで生活環境や自然環境に悪影響を与えております。 この汚染源の大きな要因である一般家庭からの生活排水の対処として,下水道また個人には合併浄化槽の処理という方法があります。 実は私が住んでおります土居地域の中には,排水路がないがゆえに自宅の敷地内に排水の穴を掘って排水処理をしておる家庭が取り残された形であります。 こういった方々は,今後合併浄化槽を設置するであるとか,また新たに家を建てようとしたときに,排水がないということによって家を建てれなくなったりと,排水がないがための様々な悪影響の状況があります。 三島・川之江地域は下水道が通っておりますが,土居や新宮地域におきましては,この生活排水を流せる水路があることが生命線となっておりますので,こういった取組について担当部署の方から,すみません,時間がありませんので,1答という形で御回答をよろしくお願いします。 ○吉田善三郎議長 今村昭造建設部長。 ◎今村昭造建設部長 私のほうからお答えいたします。 議員御案内のかつて蒸発散とか浸透式ということで処理されていた世帯については,なかなか把握が難しいので,市のほうでは実態としては把握できておりません。 ただ,そういう中でも現状の本市の施策などを交えながら答弁させていただいたらと思います。 本市におきましては,雑排水による生活環境への悪影響を防ぐ目的で,公共下水道の整備がされていない地域を対象に,放流先である既設水路の改良や公道内への水路新設などの生活排水路整備事業を行っており,一部ではございますが,集落等からの排水に寄与しております。 また,私道や私有地内の生活排水路の整備に対しては,四国中央市生活環境施設整備事業補助金がございます。これは,当該補助金交付要綱に基づき,公共下水道認可区域外において3戸以上の受益者が事業を行う場合を対象として,事業費の半額以内で上限50万円を補助するものでございます。 これらの制度を活用しながら,引き続き生活環境の向上を図ってまいりますとともに,議員御案内のようなお困りの状況がございましたら,できる限り改善策などの相談に応じたいと考えております。 ○吉田善三郎議長 三浦克彦議員。 ◆三浦克彦議員 最後の質問につきましては,また次回の機会に質問させていただきたいと思います。 では,様々な困難な状況下にありますが,篠原市長を支えながら我々議員も一致団結して頑張ってまいりますので,よろしくお願いします。今日はありがとうございました。 ○吉田善三郎議長 以上で三浦克彦議員の質問は終わりました。 ただいまから10分間休憩します。   ────────────────       午後1時59分休憩       午後2時07分再開   ──────────────── ○吉田善三郎議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に,横内博之議員。     〔横内博之議員登壇〕 ◆横内博之議員 皆様,質問の機会をいただき,ありがとうございます。議席番号1番,会派みらいの横内博之です。 議員の中で一番の若輩者にはなるんですけれども,子育て世代の皆様の声でしたり,あと若者の声,そして子供たちの未来の声を代弁する気持ちで質問させていただきたいと思いますので,どうぞよろしくお願いいたします。 12月議会でもお伝えしたことと重なりますが,四国中央市の未来を考えたときに,私が最も危惧しているのは人口減少問題です。 国立社会保障・人口問題研究所の推計によると,四国中央市は2060年,生産年齢人口や年少人口が2020年の約半数になってしまうという推計結果が出ております。このままでは40年後には人口減少が止まらないだけではなく,さらに高齢化率が高まり,未来を支える世代に大きな負担を残してしまうであろうことを重大な課題だと捉えております。 そんな中で,四国中央市まち・ひと・しごと創生第2期総合戦略を策定し,2060年の目標人口を6万5,000人としていること。そして,32項目の重要業績評価指標KPIを設定し,その推進を日々されていることと存じております。 しかし,2060年の目標人口を6万5,000人にとどめるということは,並大抵の努力では実現できないと考えております。 例えば,この戦略において重要な意味を持つ合計特殊出生率については,現状の1.57%を2030年に1.82%,2040年に2.07%を達成し,その水準を維持するとあります。この数値は,ただでさえ難易度が高い数値である上に,今回新型コロナウイルスの影響で,妊婦さんの感染リスクや収入減による産み控えが影響し,全国の妊娠届の件数が大幅に減っているという統計結果も発表されております。 厚生労働省が12月24日に発表した全国の妊娠届出数データを見ると,4月から10月の妊娠届出数について,令和元年度と令和2年度を比較した結果,約7%減という数値が出ております。 同様に,愛媛県も令和元年度と令和2年度を比較すると,約3%減となっております。 この新型コロナウイルスの影響は令和2年度,3年度だけではなく,その後の出生数や合計特殊出生率にも大きな影響を与えることが考えられます。 このように,一層難易度が高まる人口減少問題について,今まで以上に危機感を持って取り組まなければならないと強く感じているということを前提にして本題に移らせていただきます。 まずは,四国中央市の妊娠届出数の状況について教えてください。全国平均や愛媛県平均と比較しての傾向も含めて教えていただけるとありがたいです。よろしくお願いします。 ○吉田善三郎議長 大西賢治市民部長。 ◎大西賢治市民部長 妊娠届出数についてお答えいたします。 本市における令和2年4月から10月までの妊娠届出数は319件でございまして,前年同期の330件と比較して3.3%の減となっております。これは愛媛県の減少率と大きな差はないと思っております。 また,それ以前のデータといたしましても,平成30年が295件,平成29年が332件と顕著な増減傾向は見られません。 このことから,令和2年における前年からの妊娠届出数の減少が新型コロナウイルスの影響によるものかどうかについては判断しかねるところでございます。 ○吉田善三郎議長 横内博之議員。 ◆横内博之議員 御答弁ありがとうございました。 年度によって多少の増減があるということなので,これが新型コロナウイルスの影響かどうかというのは分からないということだとは思うんですけれども,愛媛県同様,全国平均とまではいかない減少幅ということですので,少し安心いたしました。 続いて,コロナ禍での出産支援についてお伺いいたします。 四国中央市として,コロナ禍でも安心して出産ができるように何か支援はされておりますでしょうか。妊婦さんに対して,現状で支援されている情報を教えてください。よろしくお願いいたします。 ○吉田善三郎議長 坂上秀樹副市長。 ◎坂上秀樹副市長 妊婦さんへの支援についてのお尋ねでありました。私からお答えしたいと思います。 ささやかであるんですけども,妊娠届出書受領時に不織布マスク10枚をお渡ししております。 また,出産を迎える夫婦を対象に市が実施しておりますママパパ学級の回数を増やすとともに,個別での対応も行うなど,安心して出産に臨めるよう支援をいたしております。 これは,出産の心構え等を学べる機会として,従来は医療機関で実施されていた両親学級等が,新型コロナウイルスの関係で休止されている状況を受けての対応によるものでございます。 それから,保健師や栄養士によるLINEを使っての相談でありますとか,オンライン相談のための環境整備を進めており,間もなく運用を開始する予定となっております。 感染防止のため,外出することや対面による相談に不安を持たれる妊産婦に広く活用していただけるよう周知していきたいと考えております。 このほかに新たな取組といたしましては,現在は全額自己負担となっております産婦健診に対する費用助成について,県下統一で令和4年度からの実施を目指して現在協議・検討中でございます。 ○吉田善三郎議長 横内博之議員。 ◆横内博之議員 御答弁ありがとうございます。 支援体制を整えていってくださっているということで安心いたしました。 オンライン相談等で少しでも安心して出産に向き合える方が増えていくことを切に願っております。 続いて,ウイズコロナにおける少子化対策についてお伺いいたします。 国,県が発表するワクチン接種についてのスケジュールはまだまだ不透明であり,またワクチンを接種しても発症予防効果は100%ではありません。そのため,今後も長く新型コロナウイルスと共存していくことが必要になるかと思います。 そんな中でも,子供を産みたいと願う方は多くいらっしゃいます。また,年齢の問題で今すぐにでも出産したいが,踏ん切りがつかないという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。 その方たちの願いをかなえることが少子化対策の一つの打ち手となります。安心して産み,育てていくために,今後も支援の手を緩めてはならないと考えております。ウイズコロナにおける少子化対策について,市としてのお考えを聞かせてください。よろしくお願いいたします。 ○吉田善三郎議長 大西 緑福祉部長兼福祉事務所長。 ◎大西緑福祉部長兼福祉事務所長 ウイズコロナの少子化対策についてお答えいたします。 一つの事業といたしまして子育て応援商品券事業がございます。この事業は,新型コロナウイルス感染症が生活にもたらす影響の長期化が見込まれることから,本市独自で国の特別定額給付金の基準日以降の令和2年4月28日以降に出生したお子さんの育児に係る生活支援を目的とした事業でございます。 この商品券は,市内43の登録店舗で使用することができ,これまでに439名に交付,1,490万3,000円分が使用されております。 対象期間は令和3年4月27日までに出生された方としており,期限が近づいてきておりますが,今後事業の検証を行い,さらなる少子化対策につながる施策について検討してまいります。 ○吉田善三郎議長 横内博之議員。 ◆横内博之議員 ありがとうございます。 ぜひとも子育て応援商品券事業の継続等,出産支援をしていただければと思いますので,どうぞよろしくお願いいたします。 今出生数が大きく減ってしまうと,四国中央市まち・ひと・しごと創生第2期総合戦略自体が破綻してしまうという可能性もあるかと思います。これからも引き続き妊娠届出数や出生数,合計特殊出生率等のデータを見ながら対策をお願いいたします。 続いて,質問項目2,キャリア教育とGIGAスクール構想の連動についてお伺いいたします。 キャリア教育とは,一人一人の社会的・職業的自立に向け,必要な基盤となる能力や態度を育てることを通して,キャリア発達を促す教育と定義され,小学校,中学校及び高校の学習指導要領の総則で充実を図ることが明示されております。 このキャリア教育について,昨日の代表質問の中で,宮崎総務部長の答弁内容がとてもすばらしい内容だったと感じましたので,そのまま復唱させていただきます。 将来本市の産業を担う人づくりのため,地元企業や関連団体,大学等と連携し,ものづくり体験講座や工場見学など,小中高校生のキャリア教育を進めております。早いタイミングから市内の企業に興味を持ってもらうことで地元への定着につながると考えておりますという御答弁でした。 まさに私が重要だと考えていることを答えていただけましたので,とてもうれしく感じました。 そして,このほかにも,県主導の事業にはなりますが,中学2年生が地域で行う5日間の職場体験学習えひめジョブチャレンジも,キャリア教育の王道であり,人口減少問題に直結する取組と言えます。 そこで,質問です。 令和2年度,コロナ禍で大変だったとは思いますが,企業と連携して実現することのできたキャリア教育について,実施状況を教えていただけますようよろしくお願いいたします。 ○吉田善三郎議長 渡邉真介学校教育課長。 ◎渡邉真介学校教育課長 令和2年度のキャリア教育の実績,その中でも特に企業と連携して実現した取組についてお答えいたします。 議員御案内のえひめジョブチャレンジにつきましては,6月の最終週から5日間を予定しておりましたが,新型コロナウイルス感染症の影響により,企業や事業所を訪問しての職場体験学習を実施することはできませんでした。 そのような中においても,各地域の企業の皆様に御協力をいただき,連携した取組を各学校で実施することができました。 ある学校では,幾つかの事業所の方に教室に来ていただき,生徒の興味や関心に沿って,それぞれの教室に分かれてお話を聞かせていただく活動を行いました。密にならないよう,体育館での講演会を実施した学校もありました。小規模校においては,1日だけではありましたが,事業所を訪問することもできました。 また,先ほど出てまいりました愛媛県紙パルプ工業会において実施しているものづくり体験講座については,市内3つの中学校において実施し,地元の紙産業への理解を深めることができました。 このように令和2年度のコロナ禍におきましても,感染拡大防止対策を取りながら,地元企業の皆様の御協力と御理解をいただきながら,可能な取組を継続し,キャリア教育の推進に努めたところでございます。 ○吉田善三郎議長 横内博之議員。 ◆横内博之議員 御答弁ありがとうございます。 厳しい環境下ではあったと思いますが,現場の先生方の努力や地元企業,関連団体,大学等との連携によって,ものづくり体験講座や工場見学,出前授業など実施できたことをうれしく思っております。 一方,えひめジョブチャレンジ等大きな事業ができず,貴重なキャリア教育の機会が提供できなかったことは残念で仕方がありません。 そこで,お尋ねします。 令和3年度,まだまだコロナ禍が続くとは思いますが,その中で企業と連携して行うキャリア教育の計画はどうなっておりますでしょうか。よろしくお願いいたします。 ○吉田善三郎議長 古川拡延教育指導部長。 ◎古川拡延教育指導部長 それでは,令和3年度のコロナ禍でのキャリア教育計画につきましてお答えいたします。 現在,企業等と連携をした取組といたしまして,複数の企業や事業所を学校にお招きし,それぞれの仕事について実体験に基づく苦労や魅力などについて聞き取りを行う学習を予定しております。 また,先ほどお答えをいたしました愛媛県紙パルプ工業会によるものづくり体験講座につきましても実施をしていただけるものと考えております。 次に,今年度実施できなかったえひめジョブチャレンジにつきましては,職場体験学習でございますけれども,現在のところ市内の全ての中学校において実施する予定としております。 調べ学習など机上だけでは学ぶことができないこともあります。実際に見て,聞いて,体験することは非常に大切な学びとなりますことから,新型コロナウイルス感染症の状況次第ではありますが,地域の企業や事業所の皆様の協力をいただきながら実施してまいりたいと考えております。 しかし,状況によりましては,今年度のように体験活動ができないことも想定されることから,現在,各小中学校に配備された1人1台端末を活用したオンラインでの学習につきましても,現在検討を行っているところでございます。 ○吉田善三郎議長 横内博之議員。 ◆横内博之議員 御答弁ありがとうございました。 コロナ禍でも安全かつ有意義にキャリア教育の計画を実施できることを切に願っております。 最後に,GIGAスクール構想との連動の部分をお話しいただいたと思うんですけれども,これについて市としてのお考えを聞かせていただけるとありがたいです。どうぞよろしくお願いいたします。 ○吉田善三郎議長 東  誠教育長。 ◎東誠教育長 それでは,私からキャリア教育とGIGAスクール構想との連動についてお答えいたします。 議員御案内のとおり,1人1台端末は,次のような点でキャリア教育との親和性が高いと考えています。 1人1台端末の利点として,必要なときに教室を移動することなく端末を取り出し,短時間でインターネット等から自分が必要とする情報を検索できることが挙げられます。 キャリア教育におきましても,将来の自分の姿を思い描き,社会的・職業的自立に向けた情報を収集したり,スライドなどで自分が得た情報をまとめたり発表することにより,児童生徒同士で情報を共有することが簡単にできるようになりますので,今まで以上に個に応じたキャリア教育の実現が可能になり,学び合いによる教育の充実が図られると考えております。 また,大容量・高速情報通信ネットワークの利用で遠く離れた人との遠隔授業も可能になります。例えば今年の2月,新宮中学校では新型コロナウイルスの関係から,徳島大学とオンラインで中学2年生の教室を結び,大学の先生にAIの基礎と応用をテーマに遠隔授業を行っていただきました。 例年なら来校していただいての講演となるのですが,遠隔授業の形式になったことから,普通なら入ることのできない大学の研究室内をタブレットの画像を通して見学することができました。 最新の研究施設やロボットなどを目にした生徒たち,物づくりに対する興味が高まったことは間違いありません。 来年度も新型コロナウイルスの感染状況によっては,えひめジョブチャレンジが実施できない可能性もありますが,企業等に御協力をいただきながら,遠隔での授業や企業訪問,工場見学なども視野に入れ,GIGAスクール構想と連動させたキャリア教育の充実に努めてまいりたいと考えております。 ○吉田善三郎議長 横内博之議員。 ◆横内博之議員 御答弁ありがとうございます。 GIGAスクール構想との連動によって今まで以上にキャリア教育も大きな進化を遂げるんじゃないかと思うとわくわくしております。ぜひとも1人1台端末の可能性を追求して,コロナ禍でも深い学びにつながるキャリア教育を実施していっていただけたらと思いますので,どうぞよろしくお願いいたします。 それでは,質問項目3,タウンコメントの運用についてお伺いします。 四国中央市のタウンコメントは,平成20年に施行した四国中央市タウンコメント手続条例に基づいて運用されていることと存じております。 その目的には,タウンコメント手続に関し必要な事項を定めることにより,市民への説明責任を果たすとともに,市政の透明性の向上及び市民の市政への参画を促進し,もって公平公正で開かれた市政並びに市民と協働によるまちづくりを推進することを目的とすると記載されております。 今はホームページのリニューアルに伴って閲覧できなくなっているものも多くありますが,リニューアル前に過去4年ほど遡って見たことがありまして,その際ほとんどのタウンコメントに対する意見が0件であったことに違和感を覚えております。 そこで,質問です。 平成29年度以降でタウンコメントを実施した件数が何件で,意見があったタウンコメントが何件か,そして合計何件の意見が寄せられたかということについて教えていただけますようよろしくお願いいたします。 ○吉田善三郎議長 細川哲郎地域振興課長。 ◎細川哲郎地域振興課長 タウンコメントの実績についてお答えいたします。 議員御案内のとおり,平成20年度に施行したタウンコメント手続条例は,自治基本条例第26条の規定が根拠となっております。 地方分権の進展により自治体には自らの責任と判断により行財政運営を行っていく姿勢が求められるようになっております。市民自治として,主権者である市民が主体的に参画する協働のまちづくりを推進するには,市民の意見を市政に反映させる機会を保障する仕組みづくりが重要であり,タウンコメント制度は,そうした市民意見提出制度として位置づけられたものです。 直近4年間の実施状況としては,平成29年度が6件,平成30年度が5件,令和元年度が5件となっており,今年度は現時点で7件です。 タウンコメントは,主に市政各分野の重要な計画や条例制定について実施しておりますが,寄せられた意見の数は4年間合わせて1件のみとなっております。 過去においては,市民文化ホール建設や公立保育所民営化,学校給食施設整備などでそれぞれ数十件の意見が寄せられた案件もございましたが,ここ数年は低調な状況となっております。 ○吉田善三郎議長 横内博之議員。 ◆横内博之議員 御答弁ありがとうございます。 やはり少ない結果になってしまいました。 私のほうで近隣自治体のホームページも拝見し,過去4年間の実績をお調べいたしました。例えば西条市は4年間で27件のタウンコメントに対して102件の意見が届いており,新居浜市は17件のタウンコメントに対して305件の意見が届いております。もちろん意見をしやすいものとそうじゃないものがあるので,一概に比較はできないとは思うんですけども,そのような結果となっております。 そして,タウンコメントを周知するために,市報に掲載したり,SNSで発信するなど,積極的に市民から意見をいただく体制を構築しておりました。 そこで,質問です。 市民へのタウンコメントの告知方法について教えてください。 四国中央市タウンコメント手続条例によると,公表は実施機関が指定する場所での閲覧,四国中央市ホームページによる閲覧,その他の方法により行うものとすると書かれていますが,その他として市報に掲載された回数やSNSで発信された回数について教えていただけますようよろしくお願いいたします。 ○吉田善三郎議長 大西賢治市民部長。 ◎大西賢治市民部長 お答えいたします。 市民の皆様への告知につきましては,担当課の窓口,各市民窓口センター,図書館などでの閲覧のほか,市のホームページや市報への掲載による方法を取っております。 市のホームページには,意見を募集する全ての案件について掲載しておりますが,SNSではこれまでタウンコメント募集についての投稿の実績はございません。 また,市報への掲載は,平成29年度以降23件実施したタウンコメントのうち,7件のみとなっております。 この市報掲載率が高くないことにつきましては,計画素案の作成や意見の募集期間と市報発行のタイミングが合わないことなどが原因と考えております。 一般的に市政各分野の計画策定に際しましては,審議会等を設置することにより,公募した市民や有識者等から御意見をいただくとともに,市民アンケートを実施するなど,幅広く御意見を求めながら素案を作成いたしております。その上で,成案に至る最終段階においてもタウンコメントを実施することは,市民参画の重要な手段であると考えております。 そこで,今後におきましても,自治基本条例に定める市政に参画する権利を尊重し,公平・公正で開かれた市政や,市民との協働によるまちづくりを推進するため,SNSの活用なども含め,広く市民への周知方法を検討することにより,より効果的なタウンコメント手続が実施できるよう努めてまいります。よろしくお願いします。 ○吉田善三郎議長 横内博之議員。 ◆横内博之議員 御答弁ありがとうございます。 市役所に閲覧できる場所が置いてあったり,ホームページで閲覧できるようにしていても,なかなか見に行く人というのは少ないんじゃないかなと思います。ですので,SNSにすぐにというのはともかくとして,市報にはできるだけ載せていただくようにお願いできればなと思っております。 私自身,市議会議員になるまでは,タウンコメントがいつどのようにして行われているかを全く知りませんでした。ほとんどの市民が知らないというのが現状かと思います。 四国中央市タウンコメント手続条例に記載している目的と照らし合わせると,現状のままでは課題が残るのではないでしょうか。 職員の皆様からすると,過密スケジュールの中で各種計画を策定し,関連団体や議員のチェックを受けた上でタウンコメントの手続をするので,なかなか難しい状況だとは理解しております。 しかし,他の市ができて四国中央市ができない理由はないと考えております。余裕のあるスケジュールで計画を策定していただき,市報はもちろんのこと,今後SNSでの周知も市民にしていただけることを期待しております。これによって市民との協働によるまちづくりを推進することにつながるのではないかと考えておりますので,ぜひとも前向きな御検討をよろしくお願いいたします。 それでは,質問項目4,SNSの活用について質問させていただきます。 12月の一般質問でも同じテーマで質問をさせていただきましたが,SNSは若い世代に情報を届けるために非常に重要なツールになっていると同時に,先ほどからお伝えしている人口減少問題にも大きく関係する取組だとお伝えさせていただきました。 その後,ユーチューブを積極的に活用していただき,新型コロナウイルスについての記者会見動画や,地域企業の紹介動画,地域の魅力を伝える動画など,次々とチャンネルを充実させていただいていること,とてもうれしく感じております。 それに呼応してチャンネル登録者数も3か月前は50名だったのに対して,今朝段階では196名まで増えております。 短期間ですばらしい成果につながっていると思っております。ぜひこの調子でSNSの推進をさらに強化していただきたいと考えております。 そこで,質問です。 今後ユーチューブ四国中央市公式チャンネルをどのように運用されていく計画なのか教えていただけますようよろしくお願いいたします。 ○吉田善三郎議長 篠原 実市長。 ◎篠原実市長 昨年の12月議会で横内博之議員からユーチューブの話がありました。残念ながら私どもの市にはユーチューブの基となるコンテンツが不足している。それは職員の能力の問題,時間の問題もある。でも,言われるとおり,他市では皆積極的にできている。本市においてもできないことはない。 今からは,ユーチューブのコンテンツを充実させて,私どものタウンコメントも一緒になって市民の意見を幅広く,役所のほうが聴取するという姿勢でいかなきゃならない。役所は面倒くさがるんです。一旦原形ができて,審議会にかけて,そして市議会の皆さん方から意見を聞いて,そしてタウンコメントに。タウンコメント,意見がなかったらやれやれと言うわけです。正直なところね。 でも,果たしてそれでいいのか。私自身苦い経験を申し上げておきます。私,8年前に就任したときに,しこちゅ~ホールに関して,井原前市長が,民間の人の意見を聴取するということで,民間から募集しました建設委員が二十数名いらっしゃったわけです。そして,私が来たときに,もう十数回会議をされていた。そして,出来上がった設計図で積算してもらって入札したんです。予算が約50億円,要るお金が80億円。そして,私招集をかけてこれどうするんなと言うたら,誰もうつむいて物言わない。私そのときに1つだけ教訓として思ったんです。事業責任は誰にあったんだ。市民委員会にあったのか。そんなことありません。やっぱり発注元の四国中央市にあったんです。 そして,担当部長も参加していると。世の中はどんなつらいことでも,やっぱりお金の計算をしている人は要る。鉄仮面のように。そのときに,もっともっとフランクに最初から意見を言えるような進行があったのじゃないか。 そして,最後の話に,私,建設委員会を存続さすのか,これでやめるのか,それだけ皆さん方で決めてくれというて2時間待ったんです。2時間待っても決まりませんでした。最後に私のほうから,今後は任せていただいて,経過と情報は建設委員の皆さん方に配付するという方法を取りました。でも,配付はしましたが,誰から一件もありませんでした。篠原がつらかったのは,2年半やったわけです。そしたらそこまで来たら,ゼロから設計をし直してやり替えたらどうなと。それか,もうここまで来たんだから80億円ぐらい借金は五十歩百歩よ,市長出してやろやというような意見があってもよかった。何もありませんでした。 最後に委員長された先生にぼろくそに言われました。おまえはばかじゃというて。君のやったことを講演で使わせてもらうと。でも,どうぞ使ってください。先生が恥かかんようにしなよというて言うたことありました。 だから,12月のときにユーチューブを使ってぜひ情報をどんどん発信していって,うちのアカウントを利用してもらってやるというのは面白いと私は思いました。普通のテレビよりかユーチューブのほうを私よう見よりますから,確かにこっちのほうが面白いです。 でも,今からは役所全体でそれを活用すると。市民も利用すると。市役所に情報を上げて聞いてもらうというんじゃなしに,役所のほうに自分の意見貸すぐらいの積極性があってもいいんじゃないか。私は今からコンテンツ,どんどん発展していってユーチューブをどんどん利用していって,ハッパをかけてやりたいと思っておりますので,よろしくお願いします。 ○吉田善三郎議長 横内博之議員。 ◆横内博之議員 市長,ありがとうございます。 大変な苦労の上にしこちゅ~ホールが建ったんだというのを改めて痛感させていただきました。 ユーチューブについてなんですけれども,先ほど申し上げたタウンコメントとの連動というのももちろん今後考えられると思います。恐らく市民の方々からすると,タウンコメントを紙ベースで見たとしてもなかなか意見が言えないというのが現状ではないかと思います。 例えば議員全員勉強会のようなかみ砕いた内容の資料とか答弁みたいなものがあって市民が理解しやすいような形でユーチューブ上とかに見えるようになってると,もう少し市民の方々からも意見が言いやすい開かれた市になるんではないかと考えております。 そして,今四国中央市のユーチューブの現状からすると,市民向けの情報は,四国中央テレビさんとの連携によってうまく充実を図ってきていると感じております。 ただ,市外に住んでいるUIターン希望者向けの情報発信はまだまだ課題が残るんではないかと考えております。 例えばUIターン希望者向けに採用やブランディングに活用する案が王道かと考えております。 採用に使う形であれば,例えば公務員の仕事内容紹介といった市職員の募集に利用してみるケースであったり,あと市内の企業の採用活動のアシスト,例えば企業の職場見学や従業員インタビュー等の使い方が考えられるかと思います。 また,ブランディングの観点で言うと,特産品や名物飲食店などの紹介,観光地情報,リモート移住ツアー,教育施設・医療施設PRなど,市民からすると当たり前と思うような情報でも,見せ方次第でUIターン希望者にとっては有意義な情報になり得ると考えております。 そして,多くの人に見てもらうためには,面白さも必要だと考えています。面白くするために,しこちゅ~観光大使の凡人パルプさんを起用したり,しこちゅ~やほっこりんを使用したりしてはどうかと考えております。 再質問になるんですけれども,こういった形でUIターン希望者向けのコンテンツ案を積極的に検討してみてはどうかと考えておりますが,いかがでしょうか。御意見いただけますようよろしくお願いいたします。 ○吉田善三郎議長 宮崎淳子総務部長。 ◎宮崎淳子総務部長 お答えいたします。 現在,発信する情報の内容につきましては,議員御指摘のとおり,市民向けの内容が多く,移住・定住向けの情報をはじめとした多種多様な情報を発信するまでには至ってないことが課題となっております。 そのような中,今回いただきました企画提案につきましては,この課題解決に向け参考になるものだと思いますので,特にしこちゅ~観光大使などを起用した面白い動画の発信など,当市の魅力を発信するのに大変有効であると考えますので,横内博之議員におかれましては,どうか引き続き御助言くださいますようお願いいたします。 ○吉田善三郎議長 横内博之議員。 ◆横内博之議員 前向きな御答弁ありがとうございます。 これらの案を実現しようと思うと,面白い動画を企画,制作していただける人材を配置することが必要だと考えております。人事の観点にはなりますが,ぜひとも前向きな人材配置を行って積極的なPRをしていただけますようよろしくお願いいたします。 続いて,四国中央市公式LINEアカウントの運用についてお伺いいたします。 前回の議会でLINEのAIチャットボット機能についても質問しましたが,その際の説明を聞き,AIチャットボットは,人工知能を活用した会話プログラムによって,LINE上で四国中央市について質問ができ,自動で回答を得ることができる仕組みだと認識をしておりました。 しかし,四国中央市公式LINEアカウントのリリースに伴って記載している言葉を読むと,生活に密着した情報をタイムリーにお届けするツールとも書かれておりました。これが本当であれば,とても有意義な使い方ができるツールになるはずだと感じております。 ただ,リリース後すぐにLINEで友達申請をして使わせていただいているのですが,まだ一度も生活に密着した情報は届いておりません。 そこで,質問です。 四国中央市公式LINEアカウントの生活に密着した情報をタイムリーにお届けするツールとしての機能は,いつ頃からどのような形で運用をスタートする予定でしょうか。教えていただけますようよろしくお願いいたします。 ○吉田善三郎議長 篠原 実市長。 ◎篠原実市長 この問題は,やっぱり職員の中でそういうことが好きなやつがやってこないかん。嫌なやつに何ぼやらせても一緒だと。それを新規の来期にはやらないけませんね。好きな人は寄ってこいと。嫌なやつは何時間かけても一緒ですから,パソコンとAIの関係でずっと見よったら,朝まで見えるというぐらいの人をやっぱり集めて,それをシンクタンクにして,うちにはAIに関したらセミプロがいらっしゃいますから,そういう人も呼んできて教育受けてやっていくのは面白いと。 だから,私自身は,よそはこうしよるけんこういうふうにやらんとというんじゃなくて,自分らで少し考えてみいやと。ふるさと納税も言うたんです。あんなもんつくってどうするんなというぐらいつくってみいやと。ふわわるいいうぐらいやってみいと言ったんだけど,なかなか役所はしませんね。怒られるのは僕らだと言って。 でも,今からはそんな時代が来た。ふるさと納税のときに,機械にティッシュが詰まって返送できなくなったことがあったんです。私メーカーへ行って,頼むからせえやそれぐらいのもので。あなた,紙の生産高全国13年連続1位,そのときはね。そんなこと自慢できまいやと言うたら半日で回復しました。そういうこともあった。 だから,まずそういうチームが要りますね。そういうことを考えてみたいと思っております。 ○吉田善三郎議長 横内博之議員。 ◆横内博之議員 前向きな御答弁ありがとうございます。 私もチームが必要だと感じておりますので,ぜひとも前向きな御検討よろしくお願いいたします。 LINEの活用については,LINEの特性を考えると,全市民がリアルタイムで欲しい情報を発信していくことが有効だと考えております。 例えば,新型コロナウイルスの感染情報であったり,ワクチンの接種情報,災害情報,イベント情報,そして選挙の投票呼びかけ,そういったものも含まれてくるのではないかと思います。 市報で伝えるにはタイムラグが発生するようなことをいち早く市民に伝える手段として活用していただけると大変うれしいです。 今回はユーチューブとLINEについて質問をさせていただきましたが,SNSには現在運用しているユーチューブ,LINE,フェイスブックだけではなく,インスタグラムやツイッター,ティックトックなど様々なものがあります。これらを組み合わせることで戦略的に移住者や市内出身者,市内在住者などの属性に合わせた情報の発信ができると考えております。 ただ情報を流すだけではなく,誰をターゲットにして何の情報を届けるのか,そのためにはどのSNSを使ってどう表現するのか,そういったことから検討していく必要があるかと思います。 12月議会でも申し上げましたが,今後はさらなるSNSの活用に向けて,SNS戦略の立案やSNS推進係の配置など,前向きに御検討いただけるとありがたいです。 以上で私の質問は閉じさせていただきます。御答弁いただき,誠にありがとうございました。 ○吉田善三郎議長 以上で横内博之議員の質問は終わりました。   ──────────────── ○吉田善三郎議長 以上で本日の一般質問は終わりました。   ──────────────── ○吉田善三郎議長 これをもって本日の日程は全部終了しました。 3月11日は午前10時から会議を開き,一般質問を続行します。   ──────────────── ○吉田善三郎議長 本日はこれにて散会します。   ────────────────       午後2時55分散会───────────────────────────────────────────────地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。       四国中央市議会議長  吉  田  善 三 郎              議員  山  本  照  男              議員  井  川     剛...