令和 6年 3月 定例会令和6年3月
宇和島市議会定例会議事日程第6号令和6年3月18日(月)午前10時
開議会議録署名人指名議案第13号 宇和島市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び
特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例議案第14号 宇和島市避難行動要支援者名簿に関する条例議案第15号 宇和島市執行機関の
附属機関設置条例の一部を改正する条例議案第16号 宇和島市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例議案第17号 宇和島市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例議案第18号 宇和島市
会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例議案第19号 単純な労務に雇用される職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例議案第20号 宇和島市
特別会計設置条例の一部を改正する条例議案第21号 宇和島市
税賦課徴収条例の一部を改正する条例議案第22号 宇和島市
重要伝統的建造物群保存地区における宇和島市
税賦課徴収条例の特例を定める条例議案第23号 宇和島市
手数料徴収条例及び宇和島市印鑑条例の一部を改正する条例議案第24号
宇和島市立図書館設置条例の一部を改正する条例議案第25号 宇和島市
女性相談支援員設置条例 (委員長報告・質疑・討論・採決)議案第26号 宇和島市
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 (委員長報告・質疑・討論・採決)議案第27号 宇和島市
国民健康保険条例の一部を改正する条例議案第28号 宇和島市
介護保険条例の一部を改正する条例議案第29号 宇和島市
漁港管理条例及び宇和島市
水産基盤整備事業分担金徴収条例の一部を改正する条例議案第30号 宇和島市
病院局企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例議案第31号 宇和島市
水道局企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例議案第32号 宇和島市
水道事業給水条例及び宇和島市
水道法施行条例の一部を改正する条例議案第33号 宇和島市
消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例 (委員長報告・質疑・討論・採決)議案第34号 令和6年度宇和島市
一般会計予算 (委員長報告・質疑・討論・採決)議案第35号 令和6年度宇和島市
国民健康保険特別会計予算議案第36号 令和6年度宇和島市
後期高齢者医療特別会計予算議案第37号 令和6年度宇和島市
介護保険特別会計予算議案第38号 令和6年度宇和島市財産区
管理会特別会計予算議案第39号 令和6年度宇和島市
土地取得事業特別会計予算 (委員長報告・質疑・討論・採決)議案第40号 令和6年度宇和島市
下水道事業会計予算議案第41号 令和6年度宇和島市
病院事業会計予算議案第42号 令和6年度宇和島市
介護老人保健施設事業会計予算議案第43号 令和6年度宇和島市
水道事業会計予算 (委員長報告・質疑・討論・採決)(陳情)[今議会提出分](
産業教育委員会)陳情第14号
伊達博物館建設費用48億5,000万円・
債務負担行為43億6,100万円・維持管理費1億7,000万円等について、市民に説明を求める陳情書 (委員長報告・質疑・討論・採決)(
総務環境委員会)陳情第15号 宇和島市民1世帯あたり5万円程度の給付を求める陳情書 (委員長報告・質疑・討論・採決)(追加案件)議案第44号 宇和島市副市長の選任につき同意を求めることについて (
理事者提案説明・質疑・討論・採決)議案第45号 宇和島市
固定資産評価員の選任につき同意を求めることについて (
理事者提案説明・質疑・討論・採決)諮問第1号
人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて (
理事者提案説明・質疑・討論・採決)
議員提出議案第1号
宇和島市議会委員会条例の一部を改正する条例 (
議員発議提案説明・質疑・討論・採決)
議員提出議案第2号 女子に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する
条約選択議定書の速やかな批准を求める意見書 (
議員発議提案説明・質疑・討論・採決)閉会中における各常任委員会及び
議会運営委員会の所管事務の調査研究について
-----------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程のとおり
-----------------------------------出席議員(24名)1番 槇野洋子君2番 吉川優子君3番 田中秀忠君4番 山本定彦君5番 畠山博文君6番 佐々木宣夫君7番 山瀬忠弘君8番 椙山三也君9番 浅田美幸君10番 川口晴代君11番 中平政志君12番 武田元介君13番 浅野修一君14番 赤松孝寛君15番 三曳重郎君16番 兵頭司博君17番 石崎大樹君18番 我妻正三君19番 坂尾 眞君20番 清家康生君21番 上田富久君22番 松本 孔君23番 福本義和君24番 泉 雄二君
-----------------------------------欠席議員 なし
-----------------------------------説明のため出席した者の職氏名市長 岡原文彰君副市長 玉田光彦君総務企画部長 西本能尚君教育長 金瀬 聡君
病院事業管理者 梶原伸介君市民環境部長 古谷輝生君保健福祉部長 伊手博志君産業経済部長 楠 憲雄君
農林水産振興統括官 松岡美志君建設部長 山口 勝君教育部長 森田孝嗣君水道局長 和田 靖君
医療行政管理部長 片山治彦君市長公室長 梶原祥敬君総務課長 武田 靖君財政課長 中川耕治君
-----------------------------------会議に出席した
議会事務局職員局長 宇都宮 太君次長 酒井宏治君次長補佐 福溜英二君議事法制係長
中村真也君主任 中村太郎君主事 中川武史君~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 午前10時00分 開議
○議長(松本孔君) ただいまの出席議員は24名であります。 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の会議は、議事日程第6号により進めます。 本日の会議録署名人に、坂尾 眞君、清家康生君を指名いたします。 それでは、「議案第13号・宇和島市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び
特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例」以下、日程記載の順を追い、「議案第43号・令和6年度宇和島市
水道事業会計予算」までの31件並びに「陳情の全部」を便宜一括議題といたします。 これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(松本孔君) 異議なしと認め、「議案第13号」ないし「議案第43号」の全案件並びに「陳情の全部」につきましては、便宜一括議題といたします。 各常任委員長から、委員会審査の経過並びに結果について報告を求めます。 まず、
総務環境委員長からの報告を求めます。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(松本孔君) 佐々木宣夫君。 〔
総務環境委員長佐々木宣夫君登壇〕
◆
総務環境委員長(佐々木宣夫君) 去る3月8日の本会議におきまして、私
ども総務環境委員会に付託されました全案件の審査が終了いたしましたので、審査の経過並びに結果について、御報告を申し上げます。 当委員会に付託されました議案12件及び陳情1件につきましては、3月11日に委員会を開催し、担当理事者から詳細な説明を受けました。審査の結果は、お配りしている
委員会審査報告書のとおり、議案12件につきましては原案どおり可決決定し、陳情1件は不採択といたしました。 なお、審査の経過におきまして、特に議論されました案件につきまして、その概要を申し上げます。 初めに、「議案第34号・令和6年度宇和島市
一般会計予算」のうち、理事者から、歳入1款市税、1項市民税、1目個人において、国が行う
物価高騰対策として1人当たり4万円の減税が行われますが、その市税への減収影響額は2億5,000万円を見込んでいます。なお、それに対しては
定額減税減収補填特例交付金として同額を国から受け入れられるよう計上していますとの説明がありました。 委員からは、困っている市民に対して
物価高騰対策として国からの交付金等でいろいろな形での給付があるのかとの質疑に対し、理事者から、定額減税のほかに満額の減税を受けられない場合に差額を給付する
低額減税調整給付金や、令和6年度に新たに住民税が非課税または均等割のみ課税となる世帯に対して1世帯当たり10万円及び子ども加算として1人5万円を給付する
住民税非課税化世帯等支援給付金を給付することとしており、さらには市の単独事業としても商品券の発行や
給食食材高騰分の負担等の対策を取ることとしていますとの回答がありました。 また、同議案のうち、歳出2款総務費、1項総務管理費、18目
コミュニティ推進費の中の
集会所整備事業補助金について、理事者から、当該補助金は集会所の整備に要する費用に対し補助金を交付するもので、令和6年度は集会所の改修に要する費用に対しての補助率を3分の2以内と拡充し、あわせて補助金の上限額及び年数の縛りを撤廃することとしますとの説明がありました。 委員から、補助率の拡大をすると予算額800万円が不足することが考えられるが、その場合はどうするのかとの質疑に対し、理事者からは、補助金の要望が多くなり不足するようであれば補正予算での対応を検討していく予定ですとの回答がありました。 次に、「議案第22号・宇和島市
重要伝統的建造物群保存地区における宇和島市
税賦課徴収条例の特例を定める条例」について、理事者から、この条例は津島町岩松地区の一部が
重要伝統的建造物群保存地区として選定されたことに伴い、町並みの保存に対する支援を目的に、当該地区にある
重要伝統的建造物以外で新築や増改築に際し適正に修景を実施した家屋の固定資産税を2分の1減免することを定めるものですとの説明がありました。 委員から、
重要伝統的建造物群保存地区の選定は、空き家対策にも有効となり得る。岩松の方々にとって空き家となっている家屋は地区外の方にも移り住んでいただきたいという気持ちをお持ちであると思うので、土地に係る固定資産税の減免措置もあれば、さらに空き家対策が進むと思うが、どのように考えているかとの質疑に対し、理事者から、土地については地方税法により課税標準額の6分の1となる
小規模住宅用地特例という軽減措置がもともとあり、他市の状況も調べた上で今のところは家屋の固定資産税の減免に特化した措置を取ることにより、町並みの保存が進んでいくものと考えていますとの回答がありました。これに対し、委員から、当該地区は建物の解体や増築等が制限されるようになり、人が入ってきやすくなるためにも、さらなる支援を考えてほしいという旨の意見がありました。 最後に、陳情の審査結果について申し上げます。 「陳情第15号・宇和島市民1世帯あたり5万円程度の給付を求める陳情書」に対しまして、理事者から、令和2年度以降の
新型コロナウイルス感染症、続く
物価高騰対策として市民生活や地域経済を支えるための本市における対応状況についての説明がありました。その中において、令和6年度における
物価高騰対策の予算は国の施策及び市単独事業で計9億5,300万円、また子どもに対する各種支援の拡充も加えると総額で約16億円の計上となっています。今回の陳情では1世帯当たり5万円の給付を求める趣旨で、現在の世帯数が約3万5,000世帯であることから、総額約17億5,000万円が必要となりますが、その全てを市の一般財源で捻出することとなりますとの説明で、これは年間の税収の約4分の1の規模となることを確認いたしました。 委員から、令和6年度における
物価高騰対策等に係る予算約16億円は非常に積極的な予算措置と捉えることができる。このような中で、陳情のとおり、さらに約17億5,000万円を支出することは、現在の本市の財政状況では極めて困難と考えられるとの意見があり、採決の結果は不採択となりました。 以上、主な概要について御報告をいたしました。当委員会では、これ以外にも多数の意見が委員諸氏より出されました。理事者におかれましては、委員からの意見を十分に参考にしていただき、これからの行政運営に生かしていただきますよう申し添えておきます。 これをもちまして、当委員会に付託となりました全案件に関する審査の経過並びに結果の報告を終わります。 御賛同のほど、よろしくお願い申し上げます。
○議長(松本孔君) 次に、厚生委員長からの報告を求めます。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(松本孔君) 山瀬忠弘君。 〔
厚生委員長山瀬忠弘君登壇〕
◆厚生委員長(山瀬忠弘君) 3月8日の本会議において当委員会に付託された議案11件は、3月13日に委員会を開催し、担当理事者から詳細な説明を受け、審査の結果、お配りしている審査報告書のとおり、全案件とも全会一致で可決決定をいたしました。 審査の過程で特に議論された案件につきまして、御報告をいたします。 初めに、「議案第28号・宇和島市
介護保険条例の一部を改正する条例」について、理事者から、介護保険法の規定に基づく第9期
介護保険事業計画の策定に伴い、関係する条例の一部について改正しようとするものです。介護保険に係る費用の増加により介護保険料も増額となるところを、
介護給付費準備基金の一部活用により第8期と同額としています。また、国の制度改正により保険料段階が現在の9段階から13段階へ変わります。第1段階から第3段階の方々に対しては保険料率が現状より引き下げられ、その負担軽減策として公費負担がされ、年間で1,100円の保険料が軽減されます。なお、全体として保険料の総額に変更がないような制度設計がなされているため、保険料が下がる方は多く、上がる方は少なくなりますとの説明がありました。 また、「議案第34号・令和6年度宇和島市
一般会計予算」のうち、第3款民生費、第2項児童福祉費、第1目
児童福祉総務費にある木の
おもちゃ制作等委託等料について、委員から、生まれた子どもの元に郵送するのではなく保健師が訪問する際に直接渡すことはできないかとの質疑に対し、理事者から、前向きに検討したいと考えておりますとの答弁でした。 最後に、同議案第4款衛生費、第1項保健衛生費、第1目
保健衛生総務費にある
医療機関新規開業等支援補助金5,600万円について、理事者から、令和4年度に
宇和島医師会から市内医師の高齢化や後継者不足といった現状を踏まえ制度創設の要望がありました。そのため県内外で既に制度化している他の自治体の状況等を調査研究したところ、県内でも2件の成功事例があったため、視察で情報収集を行い、
宇和島医師会からの意見等も伺いながら制度創設に向けて検討をしてきました。
宇和島医師会への
アンケート調査では、全体で50か所の医療機関のうち33か所から回答を得ており、「閉院」「
後継者候補無し」と回答した医療機関は実数で20か所の医療機関であり、回答数の60.6%を占めていました。未回答が17か所ありましたが、全てがそのまま存続するとは考えられませんので、仮に半分として8つの医療機関がなくなるとしても50か所の過半は優に超えるものと推定されます。そして、現在の当市10万人当たりの診療所数は全国平均を上回っていますが、医師の年齢が高いことから、2035年の予測では、最悪の場合、医療機関数は現在の4割の水準まで減少する可能性があります。特に南予地域においては強い危機感があり、2月に開催された愛媛県・
市町連携推進本部会議において、事業承継や地域医療の体制整備を議題として提案し、県全体として今後も取り組むべき課題となっております。 このような背景から、当市においても多くの診療科目において医療機関数が減少すると予測しており、かかりつけ医による
総合的医療体制を維持することで、市民の皆様の命や健康を守ること、そして公立病院への患者集中といった医療崩壊を招かないためにも、県内外の医師に移住を含めて検討していただく呼び水となる制度として提案するものですとの説明がありました。 委員から、医師会から要望はあるのか、また、申請は何件を想定しているのかとの質疑があり、これに対し、理事者から、現時点で医師会からの具体的な要望はいただいておりませんが、目標は3年間の状況を見て判断することとしており、申請は一、二件を想定しておりますとの答弁でございました。 理事者におかれましては、介護や福祉、医療等の現場のニーズを捉え、支援を必要とされる方への切れ目のない積極的な支援を行っていただきますよう申し添えておきます。 当委員会に付託された他の案件につきましても、委員諸氏から出された意見を参考に、適切な事業運営に努められますよう申し添え、以上で当委員会における審査の経過と結果の報告といたします。 御賛同のほど、よろしくお願いいたします。
○議長(松本孔君) 次に、
産建教育委員長からの報告を求めます。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(松本孔君) 浅野修一君。 〔
産建教育委員長浅野修一君登壇〕
◆
産建教育委員長(浅野修一君) 3月8日の本会議において、
産建教育委員会に付託されました全案件の審査が終了いたしましたので、その結果並びに経過について御報告申し上げます。 付託された議案は、条例議案7件、予算議案3件及び陳情1件であります。12日に委員会を開催し、それぞれ担当理事者から詳細な説明を受け、審査の結果、お配りしている審査結果報告書のとおり、全ての議案は原案のとおり可決決定をいたしました。 委員から出た主な質疑、意見について御報告を申し上げます。 最初に「議案第26号・宇和島市
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例」について、この条例改正は、
放課後児童支援員の配置及び資格の要件を緩和し、地域の実情に応じて対応ができるようにすることを目的としています。議論の中心は、支援の単位ごとに2人以上支援員を配置しなければならなかった基準を、利用者20人未満は1人以上となることにより、児童の安全の確保はできるのかということでありました。 理事者からは、土曜日などに利用者が20人未満となるクラブはあるが、児童の安全確保に必要な支援員が配置されるよう求めていくとの説明でありました。 各クラブに対する委託料は、支援単位を基準にしていることから、条例改正による委託料の積算基準に変化はないとのことなので、安心・安全な運営に心がけるよう強く求めておきます。 採決の結果、賛成多数で可決されました。 次に、「議案第43号・令和6年度宇和島市
水道事業会計予算」について報告いたします。 水道事業は、能登半島地震の際に水道設備が損傷し、長期間の断水状態になっていることから、水道の安定供給に関する質疑がありました。 委員から、今後の老朽管更新等のために累計の減価償却費に相当する内部留保は確保する必要があると思うがとの質疑に対し、理事者からは、全ての内部留保資金としているわけではないが、災害等の有事も考慮し、利益剰余金として年間給水収益の7割程度の約15億円は確保しているとの答弁でありました。 また、第8次
整備事業計画の初年度となるが計画どおり行われるのかとの質疑については、来年度は今年度に前倒しした部分も含めて、事業計画どおり行われる見込みとのことでありました。 以上を含む議論の結果、全会一致で可決決定をいたしました。 最後に、「議案第34号・令和6年度宇和島市
一般会計予算」について報告いたします。 産業経済部においては、制度が拡充され工法を限定せず補助額上限が50万円に増額された南予の木で
家づくり支援事業について、予算額1,000万円を超える申請が出てきた場合、予算の増額は可能なのかとの質疑に対して、理事者からは、基金も一定額あるので柔軟に対応していきたいとの答弁でありました。 また、消費喚起、
市民生活支援、地域経済の下支え等を目的とする
商品券発行事業に関して、デジタル化によるポイント制としない理由はと質疑があり、これに対して、理事者からは、ポイント制については手数料が高く、現行の
仕組みでの事務経費は2%以下2,400万円であるが、デジタル化にすれば8%から9%、約1億円を超えることになる。これまでどおりの
仕組みで行いたいとの答弁でありました。 また、別の委員から、500円券にしてほしいとの市民の要望は高いが引き続き1,000円券とする理由はとの質疑に対し、理事者からは、500円券となれば印刷経費、手数料が増加となり、事業者支援、消費喚起といった観点から、1,000円券としているとの答弁でありました。 次に、建設部所管の事業については、新規事業である
民間賃貸住宅活用補助金に関して議論となりました。 対象となる入居者が501件、そのうちこの制度を活用して1年以内に引っ越しを検討される方が24件あるということでの予算組みとなっているが、より安全な住宅に早期に転居していただくためには、敷金、引っ越し費用などに対する補助の上積みが必要ではないか、同じ棟に住まわれている方々が同じ、あるいは近くの民間住宅にまとめて引っ越ししていただければ、インセンティブを与えることも検討するべきではないかなどの意見が出ました。 理事者からは、今回の制度において各地の事例等調査した中で、先進的なやり方にはさせていただいている。当然、今後も周知の中で御意見をいただきながら検討していかなければいけないと考えているとの答弁でありました。また、人口減少が予想されている中で、当面新しい市営住宅の建設の計画はなく、耐震基準を満たしている市営住宅の老朽化も考慮しながら、今後の住宅施策の検討がされることになるのではないかとの話もありました。 次に、
教育委員会所管の予算については、博物館費、伊達博物館に関する予算の中で、
展示品借用等委託料が問題になりました。 伊達博物館に展示するために、ほかから展示品を借用する必要がある場合の委託料であり、今回は50周年事業に係わる展示品の借用ということになります。展示品を借用する相手方の団体、個人との賃貸借契約はないのかとの質疑があり、これに対し、理事者からは、委託先の人脈などを考慮して展示品借用のコーディネートをしていただいているとの答弁でありました。 理事者におかれましては、公正で適正な契約を行うことを努めていただきますよう求めておきます。 以上のような審査の結果、「議案第34号・令和6年度
一般会計予算」は、原案のとおり可決されました。 最後に、「陳情第14号・
伊達博物館建設費用48億5,000万円、
債務負担行為43億6,100万円、維持管理費1億7,000万円等について、市民に説明を求める陳情書」について報告いたします。 陳情内容は、
伊達博物館建て替え事業について、議会に市民への説明を求めるものとなっています。 委員からは、本来事業内容を説明する主体は市ではないか、議会としてはこの陳情の趣旨を市に伝え、適切な対応を求めることしかできないのではないか、議員に説明された内容と
ホームページ等で市民に公開されている内容には大きな差はない。あえて議会に説明を求められたとしても、新たな内容の説明をすることはできないのではないかといった趣旨の発言がありました。 採決の結果、不採択とすることに決定をいたしました。 市が行う事業の説明責任は市にあります。事業の進捗に合わせて随時市民に報告し、疑問に対しては真摯に応じられることを強く求めておきます。 以上、
産建教育委員会に付託されました全案件の審査の結果と経過の報告といたします。
○議長(松本孔君) 以上で、各常任委員長からの報告が終わりました。 これより、一括して委員長報告に対する質疑に入ります。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(松本孔君) 槇野洋子君。 〔1番槇野洋子君登壇〕
◆1番(槇野洋子君) ただいま
産建教育委員会委員長報告の中で、博物館費、伊達博物館に関する予算の
展示品借用等委託料についての御報告がございましたが、委託先や展示品の借用などについて、どのような質疑が交わされ議論があったのか教えていただきたいと思い、質問させていただきます。
○議長(松本孔君) 浅野委員長の答弁を求めます。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(松本孔君) 浅野修一君。 〔
産建教育委員長浅野修一君登壇〕
◆
産建教育委員長(浅野修一君) 槇野議員の質問にお答えいたします。 委員会時にどのような質疑が行われたのかという御質問でありますけれども、委員会での質疑において明らかになったのは、委託先が木村宗慎氏が主宰者である芳心会であることと、これまでも同様な委託料を支出してきたことだけでした。 したがって、芳心会を委託先とした具体的な理由、委託料の積算根拠まで突き詰めた議論というのは行われておりません。 委員会終了後の先週の金曜日に、過去の実績を含む資料の提出が担当課からありました。その資料を見る限り、年ごとに展示内容、展示品の借入先が異なるにもかかわらず、旅費、監修協力費、広告デザイン費等、なぜ定額で支払われているのか、今後議論すべき課題は多くあると認識をしております。 同時に、伊達博物館と経済的な関係を持った方が、建て替え委員会委員長を務めていたことも疑問を持つ方がいらっしゃるかもしれません。 来年度の予算が適正に執行されることをはじめとして、伊達博物館の展示の在り方、学芸員の業務内容なども委員会で今後話し合っていきたいと考えております。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(松本孔君) 武田元介君。 〔12番武田元介君登壇〕
◆12番(武田元介君)
総務環境委員会の御報告に対して、質問をさせていただきます。 予算説明資料の46ページに、中長期の方向性として、写真文化に触れる機会の提供という項目がございます。これは、私が考えるところによりますと、1月の末に御説明のあったフォトフェスティバルにつながる中長期の取組の御説明かと思います。 こちらに対して、理事者からの十分な説明があったのかということをお尋ねしたいと思います。 よろしくお願いいたします。
○議長(松本孔君)
総務環境委員長の答弁を求めます。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(松本孔君) 佐々木宣夫君。 〔
総務環境委員長佐々木宣夫君登壇〕
◆
総務環境委員長(佐々木宣夫君) 武田議員からの御質問にお答えをします。 さきに行われました
総務環境委員会で、中長期的フォトフェスティバルの取組ということで直接出てきたものではございませんが、デジタルカメラ等の写真を活用したものにつきまして、デジタル推進課のほうから、高齢者等を対象に新たに実施するスマホカメラ出前講座に関する経費、それから市長公室のほうからは、宇和島百景展開催委託料として、これまで取り組んできました宇和島100景の認定写真を中心としました展示などのイベント開催経費ということで、説明、報告をいただきました。 こちらについて、委員からの質問等は行われておりません。
○議長(松本孔君) 以上で、武田元介君の質疑は終了いたしました。 ほかに質疑はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(松本孔君) 質疑がありませんので、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 発言通告により、浅野修一君の発言を許します。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(松本孔君) 浅野修一君。 〔13番浅野修一君登壇〕
◆13番(浅野修一君) 「議案第34号・令和6年度宇和島市
一般会計予算」に対する反対討論を行いたいと思います。 予算の編成権、提出権が市長にあることは十二分に承知をしておりますが、重要なあるいは多額な事業費となる施策については、議会としっかり議論をし、問題意識を共有してから予算すべきではないかと考えています。 特に医療機関に最大5,600万円もの補助金を支出する
医療機関新規開業等支援補助金事業、一般質問でもただしたように、宇和島市の公立及び民間の病院、診療所の在り方、人口減少とそれに伴う医療需要の減少を見据えた医療体制の在り方、類似施策を行っている自治体の実情等々、介護事業も含めて予算化する前に議論すべき課題は多くあったはずであります。 市長は、医師会との意見交換の中で具体化させたと述べられました。先ほどの委員長報告では、医師会からの要望があったというふうに言われておりましたけれども、問題意識を持ったときに、なぜ議会に問題提起をしてこなかったのでしょう。 議員が事前に準備することなく、1月に行われた短時間の事業説明を経て、そして今議会でさっさと議決を求める姿勢、あまりに拙速過ぎるのではないでしょうか。 そのほかにもフォトフェスをめぐる混乱など、議会に十分な資料を提出することなく議決を得ようという姿勢は、見過ごすことはできません。 市長は2期目、就任6年目になります。議員も1期4年経験された方でもあります。もっと真摯に、議会とそして議員と向き合うことはできないでしょうか。議員と話し合うことは、市民と話し合うことにつながります。安易な道を歩むのではなく、時間はかかるかもしれないけれども、じっくりと時間をかけて議会議員、そして市民と話し合って、予算を編成することはできないでしょうか。 これまでの反省を求めるとともに、今後の期待を含めて、今回の来年度予算には反対をしたいと思っています。
○議長(松本孔君) 以上で、浅野修一君の討論を終わります。 ほかに討論の通告がありませんので、討論を終結いたします。 これより採決を行います。 採決は分離し、電子表決システムにより行います。 賛成の議員は賛成のボタン、反対の議員は反対のボタンを押してください。ボタンの押し忘れ、押し間違いのないよう御注意願います。 この際申し上げます。 各委員会の報告結果は、お配りをしている
委員会審査報告書のとおりであります。 まず、「議案第13号・宇和島市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び
特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例」ないし「議案第25号・宇和島市
女性相談支援員設置条例」の13件を一括採決いたします。 お諮りいたします。 本件は、委員長報告のとおり原案可決することに賛成または反対のボタンを押してください。 〔賛成・反対のボタンにより表決〕
○議長(松本孔君) 押し忘れはありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(松本孔君) 押し忘れなしと認め、採決を確定いたします。 賛成全員であります。 よって、「議案第13号」ないし「議案第25号」は、いずれも委員長報告のとおり可決決定いたしました。 次に、「議案第26号・宇和島市
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例」を採決いたします。 お諮りいたします。 本件は、委員長報告のとおり原案可決することに賛成または反対のボタンを押してください。 〔賛成・反対のボタンにより表決〕
○議長(松本孔君) 押し忘れはありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(松本孔君) 押し忘れなしと認め、採決を確定いたします。 賛成多数であります。 よって、本件は委員長報告のとおり可決決定いたしました。 次に、「議案第27号・宇和島市
国民健康保険条例の一部を改正する条例」ないし「議案第33号・宇和島市
消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例」の7件を一括採決いたします。 お諮りいたします。 本件は、委員長報告のとおり原案可決することに賛成または反対のボタンを押してください。 〔賛成・反対のボタンにより表決〕
○議長(松本孔君) 押し忘れはありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(松本孔君) 押し忘れなしと認め、採決を確定いたします。 賛成全員であります。 よって、「議案第27号」ないし「議案第33号」は、いずれも委員長報告のとおり可決決定いたしました。 次に、「議案第34号・令和6年度宇和島市
一般会計予算」を採決いたします。 お諮りいたします。 本件は、委員長報告のとおり原案可決することに賛成または反対のボタンを押してください。 〔賛成・反対のボタンにより表決〕
○議長(松本孔君) 押し忘れはありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(松本孔君) 押し忘れなしと認め、採決を確定いたします。 賛成多数であります。 よって、本件は委員長報告のとおり可決決定いたしました。 次に、特別会計について採決を行います。 「議案第35号・令和6年度宇和島市国民健康保険特別会計予算」ないし「議案第39号・令和6年度宇和島市
土地取得事業特別会計予算」の5件を一括採決いたします。 お諮りいたします。 本件は、委員長報告のとおり原案可決することに賛成または反対のボタンを押してください。 〔賛成・反対のボタンにより表決〕
○議長(松本孔君) 押し忘れはありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(松本孔君) 押し忘れなしと認め、採決を確定いたします。 賛成全員であります。 よって、「議案第35号」ないし「議案第39号」は、いずれも委員長報告のとおり可決決定いたしました。 次に、企業会計について採決を行います。 「議案第40号・令和6年度宇和島市下
水道事業会計予算」ないし「議案第43号・令和6年度宇和島市
水道事業会計予算」の4件を一括採決いたします。 お諮りいたします。 本件は、委員長報告のとおり原案可決することに賛成または反対のボタンを押してください。 〔賛成・反対のボタンにより表決〕
○議長(松本孔君) 押し忘れはありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(松本孔君) 押し忘れなしと認め、採決を確定いたします。 賛成全員であります。 よって、「議案第40号」ないし「議案第43号」は、いずれも委員長報告のとおり可決決定いたしました。 次に、「陳情第14号・
伊達博物館建設費用48億5,000万円・
債務負担行為43億6,100万円・維持管理費1億7,000万円等について、市民に説明を求める陳情書」を採決いたします。 委員長報告は不採択であります。 お諮りいたします。 報告のとおり決することに賛成または反対のボタンを押してください。 〔賛成・反対のボタンにより表決〕
○議長(松本孔君) 押し忘れはありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(松本孔君) 押し忘れなしと認め、採決を確定いたします。 賛成全員であります。 よって、「陳情第14号」は、委員長報告のとおり不採択と決定いたしました。 次に、「陳情第15号・宇和島市民1世帯あたり5万円程度の給付を求める陳情書」を採決いたします。 委員長報告は不採択であります。 お諮りいたします。 報告のとおり決することに賛成または反対のボタンを押してください。 〔賛成・反対のボタンにより表決〕
○議長(松本孔君) 押し忘れはありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(松本孔君) 押し忘れなしと認めます。採決を確定いたします。 賛成全員であります。 よって、「陳情第15号」は、委員長報告のとおり不採択と決定いたしました。 次に、本日お配りをしているとおり「議案第44号・宇和島市副市長の選任につき同意を求めることについて」ないし「諮問第1号・
人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて」の3件が提出されました。 お諮りいたします。 この際、「議案第44号」ないし「諮問第1号」を日程に追加し、議題といたします。 これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(松本孔君) 異議なしと認め、「議案第44号」ないし「諮問第1号」を日程に追加し、議題とすることに決定いたしました。 まず、「議案第44号・宇和島市副市長の選任につき同意を求めることについて」を議題といたします。 理事者の説明を求めます。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(松本孔君) 岡原市長。 〔市長岡原文彰君登壇〕
◎市長(岡原文彰君) ただいま上程されました「議案第44号・宇和島市副市長の選任につき同意を求めることについて」につきまして、御説明をいたします。 現在、副市長であります玉田光彦氏が令和6年3月31日をもって辞任することに伴い、新たに西本能尚氏を選任するに当たり、地方自治法第162条の規定によって、議会の同意を求めるものであります。 以上で説明を終わります。 御同意くださいますよう、よろしくお願いいたします。
○議長(松本孔君) 以上で説明が終わりました。 これより質疑に入ります。 質疑はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(松本孔君) 質疑がありませんので、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 本件は会議規則第36条第3項の規定により、委員会付託及び討論を省略し、即決いたします。 これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(松本孔君) 異議なしと認め、これより採決を行います。 採決は分離し、電子表決システムにより行います。 お諮りいたします。 本件は提案のとおり、これに同意することに賛成または反対のボタンを押してください。 〔賛成・反対のボタンにより表決〕
○議長(松本孔君) 押し忘れはありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(松本孔君) 押し忘れなしと認め、採決を確定いたします。 賛成全員であります。 よって、本件は提案のとおり、これに同意することに決定をいたしました。 次に、「議案第45号・宇和島市
固定資産評価員の選任につき同意を求めることについて」を議題といたします。 理事者の説明を求めます。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(松本孔君) 岡原市長。 〔市長岡原文彰君登壇〕
◎市長(岡原文彰君) ただいま上程されました「議案第45号・宇和島市
固定資産評価員の選任につき同意を求めることについて」につきまして、御説明いたします。 現在、宇和島市
固定資産評価員であります玉田光彦氏が令和6年3月31日をもって辞任することに伴い、新たに西本能尚氏を選任するに当たり、地方税法第404条第2項の規定によって、議会の同意を求めるものであります。 以上で説明を終わります。 御同意くださいますよう、よろしくお願いいたします。
○議長(松本孔君) 以上で説明が終わりました。 質疑はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(松本孔君) 質疑がありませんので、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 本件は会議規則第36条第3項の規定により、委員会付託及び討論を省略し、即決いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(松本孔君) 異議なしと認め、これより採決を行います。 採決は分離し、電子表決システムにより行います。 お諮りいたします。 本件は提案のとおり、これに同意することに賛成または反対のボタンを押してください。 〔賛成・反対のボタンにより表決〕
○議長(松本孔君) 押し忘れはありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(松本孔君) 押し忘れなしと認め、採決を確定いたします。 賛成全員であります。 よって、「議案第45号」は、提案のとおり、これに同意することに決定いたしました。 次に、「諮問第1号・人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて」を議題といたします。 理事者の説明を求めます。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(松本孔君) 岡原市長。 〔市長岡原文彰君登壇〕
◎市長(岡原文彰君) ただいま上程されました「諮問第1号・人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて」につきまして、御説明いたします。 現在、
人権擁護委員であります堀田幸男氏が令和6年6月30日をもって任期満了となることに伴い、新たに上田圭城氏を推薦しようとするもので、
人権擁護委員法第6条第3項の規定によって、議会の意見を求めるものであります。 以上で説明を終わります。 推薦につき、御意見くださいますよう、よろしくお願いいたします。
○議長(松本孔君) 以上で説明が終わりました。 質疑はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(松本孔君) 質疑がありませんので、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 本件は会議規則第36条第3項の規定により、委員会付託及び討論を省略し、即決いたします。 これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(松本孔君) 異議なしと認め、これより採決を行います。 採決は分離し、電子表決システムにより行います。 お諮りいたします。 本件は提案のとおり、これに同意することに賛成または反対のボタンを押してください。 〔賛成・反対のボタンにより表決〕
○議長(松本孔君) 押し忘れはありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(松本孔君) 押し忘れなしと認め、採決を確定いたします。 賛成全員であります。 よって、「諮問第1号」は、提案のとおり、これに同意することに決定をいたしました。 次に、本日お配りをしているとおり、「
議員提出議案第1号・
宇和島市議会委員会条例の一部を改正する条例」及び「
議員提出議案第2号・女子に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する
条約選択議定書の速やかな批准を求める意見書」が提出されました。 お諮りいたします。 この際、「
議員提出議案第1号」及び「
議員提出議案第2号」を日程に追加し、議題といたします。 これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(松本孔君) 異議なしと認めます。 よって、「
議員提出議案第1号」及び「
議員提出議案第2号」を日程に追加し、議題とすることに決定をいたしました。 まず、「
議員提出議案第1号・
宇和島市議会委員会条例の一部を改正する条例」を議題といたします。 提案者の説明を求めます。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(松本孔君) 福本義和君。 〔23番福本義和君登壇〕
◆23番(福本義和君) ただいま提案となりました「
議員提出議案第1号・
宇和島市議会委員会条例の一部を改正する条例」につきまして、提案者を代表いたしまして、提案理由の説明を申し上げます。 宇和島市事務文書条例の一部改正に伴い、常任委員会の所管に変更が生じたため、本条例の第2条第2項第1号中、総務企画部を総務部、企画政策部に改正しようとするものであります。 以上で、提案理由の説明を終わります。 よろしく御賛同のほど、お願い申し上げます。
○議長(松本孔君) 以上で説明が終わりました。 これより質疑に入ります。 質疑はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(松本孔君) 質疑がありませんので、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 本件は会議規則第36条第3項の規定により、委員会付託を省略いたします。 これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(松本孔君) 異議なしと認め、本件は委員会付託を省略することに決定をいたしました。 これより討論に入ります。 討論はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(松本孔君) 討論の通告がありませんので、討論を終結いたします。 これより採決を行います。 採決は電子表決システムにより行います。 お諮りいたします。 「
議員提出議案第1号・
宇和島市議会委員会条例の一部を改正する条例」について、提案のとおり決することに賛成または反対のボタンを押してください。 〔賛成・反対のボタンにより表決〕
○議長(松本孔君) 押し忘れはありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(松本孔君) 押し忘れなしと認め、採決を確定いたします。 賛成全員であります。 よって、本件は、提案のとおり可決決定いたしました。 次に、「
議員提出議案第2号・女子に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する
条約選択議定書の速やかな批准を求める意見書」を議題といたします。 提案者の説明を求めます。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(松本孔君) 槇野洋子君。 〔1番槇野洋子君登壇〕
◆1番(槇野洋子君) ただいま議題となりました「
議員提出議案第2号・女子に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する
条約選択議定書の速やかな批准を求める意見書」について、御説明いたします。 1999年、第54回国連総会において、女子に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する条約の実効性を高めるために、同条約の選択議定書が採択されました。 条約締結国は現在189か国になっております。そのうちの選択議定書に115か国が批准しております。1985年、日本はこの条約に批准しております。 選択議定書には、条約に定められる権利の侵害を個人等が国連差別撤廃委員会に通報できる個人通報制度と、信頼できる情報を得た事案等について同委員会が調査を行うことができる調査制度が規定されております。女性の人権保障の国際基準として、条約の実効性を確保する上で、重要な役割を果たすことができると期待され、速やかに批准されることが望まれております。 昨年、世界経済フォーラムが発表したジェンダーギャップ指数2023では、日本は146か国中125位と低い状況下にあり、男女平等参画社会の実現に向けたさらなる取組が急務となっております。 日本は国連女性差別撤廃委員会から2003年、2009年、2016年と三度にわたり繰り返し選択議定書の批准を求められております。 第5次男女共同参画基本計画では、女子に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する条約の積極的遵守等に努める。また、女子に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する条約の選択議定書については、諸課題の整理を含め、早期締結について真剣に検討を進めると述べられておりますが、日本はまだ批准しておりません。 選択議定書の批准国は、2020年7月には115か国となっております。女子に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する条約に批准してから、何と39年もたっておりますが、いまだに日本は選択議定書に批准しておりません。 本市において2006年に施行された宇和島市男女共同参画推進条例においての基本理念の一つとして、国際社会における取組と密接な関係を有していることに鑑み、国際協調の下に行わなければならないと掲げており、選択議定書の批准は、国際的な人権基準に基づくものであり、宇和島市の条例からしても必須である取組だと思います。 また、愛媛県内全20市議会のトップを切って、昨年9月には松山市議会が全会一致で採択されております。その後、4市町議会にて選択議定書の批准を採択されております。次に宇和島市が続くように、県内の女性議員の方々や各女性団体の方々からお声をいただいております。 基本理念を明らかにし、その方向を示し、男女平等参画社会実現に向けてのさらなる一歩となるように申し添え、以上で説明を終わります。 御賛同よろしくお願いいたします。
○議長(松本孔君) 以上で説明が終わりました。 これより質疑に入ります。 質疑はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(松本孔君) 質疑がありませんので、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 本件は会議規則第36条第3項の規定により、委員会付託を省略いたします。 これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(松本孔君) 異議なしと認め、本件は委員会付託を省略することに決定いたしました。 これより討論に入ります。 それでは、発言通告により、浅野修一君の発言を許します。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(松本孔君) 浅野修一君。 〔13番浅野修一君登壇〕
◆13番(浅野修一君) ただいま議題となりました女子に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する条約、いわゆる女性差別撤廃
条約選択議定書の批准を求める意見書を提出することに、賛成の立場で討論を行います。 意見書案にもあるように、選択議定書は条約の実効性を高めるために、個人通報制度と、それに基づく調査制度を認めることにあります。提案説明にもありましたように、既に条約を批准した189か国のうち115か国が、この選択議定書にも批准をしております。 政府がこの選択議定書を批准しない理由として、司法制度や立法政策との関連での問題、個人通報制度を受け入れる場合の実施体制を挙げておりますが、既に選択議定書が国連で採択されてから25年も経過をしております。どのような議論が行われてきたのでしょう。 1989年に採択され、我が国も批准しているいわゆる子どもの権利条約、この条約にも通報制度を取り入れた選択議定書が採択されておりますけれども、我が国は批准をしておりません。 2006年に採択され、我が国も2014年に批准した障害者の権利に関する条約、これもまた個人通報制度を取り入れた選択議定書には、我が国は批准をしておりません。 個人通報制度とは、国内の司法制度に反するものではなく、国内の司法的手続を経てもなお、権利が脅かされたままであるときにはじめて、国連の機関に通報できる
仕組みとなっております。 特に、通報の窓口になっている国連の女性差別撤廃委員会は、2015年から2年間、委員長を我が国の林陽子弁護士が務めたほか、多くの日本人女性が委員に選出されている委員会でもあります。 我が国の女性の権利が国際基準となるために欠かせない条約、選択議定書であると考えます。早期に批准できるよう、この意見書提出に賛同していただくことを訴え、賛成討論といたします。
○議長(松本孔君) 以上で、浅野修一君の討論が終わりました。 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(松本孔君) これにて討論を終結いたします。 これより採決を行います。 採決は電子表決システムにより行います。 お諮りいたします。 「
議員提出議案第2号・女子に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する
条約選択議定書の速やかな批准を求める意見書」について、提案のとおり決することに賛成または反対のボタンを押してください。 〔賛成・反対のボタンにより表決〕
○議長(松本孔君) 押し忘れはありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(松本孔君) 押し忘れなしと認め、採決を確定いたします。 賛成少数であります。 よって、本件は否決されました。 次に、「閉会中における各常任委員会及び
議会運営委員会の所管事務の調査研究について」を議題といたします。 各常任委員会及び
議会運営委員会の所管事務の調査研究につきましては、お配りをしている所管事務調査一覧表のとおり、令和7年3月末日までの1年間、必要に応じ、議会閉会中にも継続して行うことといたします。 これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(松本孔君) 異議なしと認め、そのように決定をいたしました。 この際、玉田副市長から挨拶があります。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(松本孔君) 玉田副市長。 〔副市長玉田光彦君登壇〕
◎副市長(玉田光彦君) まず最初に、この議場で御挨拶の機会をいただきました松本議長、そして議員各位の御配慮に感謝を申し上げたいと思います。 ありがとうございます。 早くも6年がたちまして、感慨いろいろありますけれども、岡原市長の下、微力ながら職務を果たすことができたのかなと、退任に当たって、そういう思いといいますか、自分自身に対する問いかけをしてまいりました。 私、38年の県庁生活がございまして、最初の役務として県との関係の構築、こういうことについては、私自身の力というよりは、知事、副知事、先輩、後輩諸氏の御理解もありまして、何とかいい形ができたのではないかなと思っております。 当然、市長の補佐ということが大事な仕事でございます。これについては私の行政経験の中で、職員の皆さんには大変厳しい、あるいは細かい指導をしてまいったところであります。そのことに応えていただいた職員の皆様には、おわびとまたお礼を申し上げたいと思っています。 振り返ってみますと、就任早々、大雪がありました。子どものとき以来の大変な雪で、こんなこともあるんだなということを思いました。そして、半年もたたないうちに、あの豪雨災害、そしてその復旧のさなかに、新型コロナウイルスの襲来ということでございました。私が38年の県庁生活、市役所で6年余りでトータルで45年、そういった公務員生活ですが、経験したことのない新たな対応といいますか、様々な対応を求められてまいりました。もちろん市長の先頭の下で、職員一丸となって取り組んできたわけでございますが、なかなか難しい面もございました。 この中で、少し思い出話になりますけれども、発災直後に、市長の御提案で早朝ミーティングというものをやり始めました。現場の声あるいは日々変わるニーズ、それとか関係先からの御支援、そういったことにどう対応していくのか、それについて毎朝、議論を行いました。そしてまた、現場に対する市長の行動力の下で、お声がけをいただき、職員に対しても疲弊が募ったときには休む勇気を持ってくださいと、こういったお声がけがございました。本当に市長の人間力、私は感嘆をいたしました。そして、それに応えた職員の皆様の昼夜を問わず頑張った姿に、今も感銘を覚えております。 また一方で、市民の皆様、被災をされた方々、支援をいただいた方々、本当にその逆境の中で一生懸命取り組んでいただきました。そういう中で、協働のまちづくりといいますか、御支援の輪、そういったものができたことは大変ありがたく、これも心に残っておるところでございます。今後ますますそういった形が、宇和島市において進んでいくことを願ってやみません。 先ほど同意をいただきましたように、後任がしっかりしておりますので、後は安心をしておりますが、私も今後は濃い関係人口の一人として、少しでも宇和島市のお役に立てればと願っておりますので、よろしくお願いしたいと思っております。 最後に、この6年余り、議員の皆様から頂戴いたしました御指導そして御厚誼、それと業務の推進を通じまして市民の皆様、関係団体の方々、大変お世話になりました。全ての皆様に深甚なる敬意と感謝を申し上げ、そして皆様の御多幸と御活躍を心から祈念を申し上げまして、退任の御挨拶とさせていただきます。 長い間、本当にお世話になりました。ありがとうございました。
○議長(松本孔君) 玉田副市長におかれましては、就任以降、市長の補佐役として多大なる御尽力をいただきましたことにつきまして、心より御礼を申し上げます。 特に、県とのパイプ役として、当市の発展に寄与されましたことにつきましては、議会を代表いたしまして、心から感謝をいたしますとともに、今後ますますのご健勝また御活躍、御多幸を心から御祈念をいたしまして、私からお礼の言葉と代えさせていただきます。 どうもありがとうございました。 以上で、本定例会の日程全部を終了いたしました。 岡原市長から閉会の挨拶がございます。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(松本孔君) 岡原市長。 〔市長岡原文彰君登壇〕
◎市長(岡原文彰君) 令和6年3月第94回宇和島市議会定例会の閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。 議員各位におかれましては、終始熱心な御審議の上、全ての案件に議決、承認をいただき、誠にありがとうございました。審議の過程において頂戴いたしました御意見、御要望等につきましては、十分に尊重し、今後の市政運営に生かしてまいります。 さて、先日、本市がデジタル技術等を活用し、医師会や薬剤師会、郵便局等と連携して実施しておりますスマートスピーカーを活用した高齢者見守りオンライン診療の取組が、Digi田甲子園2023の地方公共団体部門で、内閣総理大臣賞を受賞いたしました。この場をお借りいたしまして、御協力いただいている関係各位に感謝を申し上げますとともに、高齢者の皆様が住み慣れた地域で安心して生活できますよう、引き続きさらなる普及に努めてまいりたいと考えております。 また、先日、市独自に桜の開花宣言を行いました。残念ながら全国一番の宣言とはなりませんでしたが、待ち望んだ春の便りを実感しております。 議員の皆様におかれましては、季節の変わり目でございますので、御健康には十分御留意の上、市政のさらなる発展のため、なお一層の御理解、御協力を賜りますよう、心からお願い申し上げます。 最後になりますが、今月末をもって退職されます玉田副市長をはじめ職員の皆さんには、これまで長きにわたり市政をお支えいただきました。その御労苦に対し心からの敬意と感謝を申し上げ、閉会の御挨拶といたします。
○議長(松本孔君) これをもちまして、令和6年3月第94回宇和島市議会定例会を閉会いたします。 午前11時16分 閉会
----------------------------------- 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。 宇和島市議会 議長 松本 孔 議員 坂尾 眞 議員 清家康生...