宇和島市議会 > 2023-09-13 >
09月13日-02号

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  1. 宇和島市議会 2023-09-13
    09月13日-02号


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    令和 5年  9月 定例会令和5年9月宇和島市議会定例会議事日程第2号令和5年9月13日(水)午前10時開議会議録署名人指名一般質問-----------------------------------本日の会議に付した事件     議事日程のとおり-----------------------------------出席議員(24名)1番    槇野洋子君2番    吉川優子君3番    田中秀忠君4番    山本定彦君5番    畠山博文君6番    佐々木宣夫君7番    山瀬忠弘君8番    椙山三也君9番    浅田美幸君10番    川口晴代君11番    中平政志君12番    武田元介君13番    浅野修一君14番    赤松孝寛君15番    三曳重郎君16番    兵頭司博君17番    石崎大樹君18番    我妻正三君19番    坂尾 眞君20番    清家康生君21番    上田富久君22番    松本 孔君23番    福本義和君24番    泉 雄二君-----------------------------------欠席議員    なし-----------------------------------説明のため出席した者の職氏名市長         岡原文彰君副市長        玉田光彦君総務企画部長     西本能尚君教育長        金瀬 聡君病院事業管理者    梶原伸介君市民環境部長     古谷輝生君保健福祉部長     伊手博志君産業経済部長     楠 憲雄君建設部長       山口 勝君教育部長       森田孝嗣君水道局長       和田 靖君医療行政管理部長   片山治彦君市長公室長      梶原祥敬君総務課長       武田 靖君危機管理課長     山下真嗣君保険健康課長     山本弥生君-----------------------------------会議に出席した議会事務局職員局長         宇都宮 太君次長         酒井宏治君次長補佐       福溜英二君議事法制係長     中村真也君主任         中村太郎君主事         中川武史君~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~     午前10時00分 開議 ○議長(石崎大樹君) ただいまの出席議員は24名であります。 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の会議は、議事日程第2号により進めます。 本日の会議録署名人に、槇野洋子君、山本定彦君を指名いたします。 それでは、これより一般質問に入ります。 質問は、お配りしている発言順位表のとおり順次発言を許します。 なお、発言時間は、一問一答方式の場合、質問と答弁の時間を含めて1人1時間以内といたします。 この際、申し上げます。 議員の皆さんは、指定の発言席にて質問を行い、市長並びに理事者に対し答弁を求める者の指名を願います。 なお、議員の質問に対する理事者の答弁は、簡潔明瞭に自席にて行い、議事進行に配慮されることを求めます。 まず、山瀬忠弘君の発言を許します。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 山瀬忠弘君。 ◆7番議員(山瀬忠弘君) おはようございます。 創政会の瀬山忠弘です。通告に従い一問一答方式で一般質問を行います。理事者の皆様におかれましては簡潔なる答弁をよろしくお願いいたします。 昨日の北海道札幌、小樽市における大雨災害、また、三、四日前の千葉の茂原市、千葉県の日立市における線状降水帯による大雨災害、また、世界に目を向けると、リビアの大洪水、また、モロッコにおける大地震など、全国、世界各地で大規模災害が起きております。 このような状況の中、まず災害に対する質問を始めたいと思います。8月中旬、四国西南地域の高知、愛媛両県にまたがる12市町村と、情報システム大手、大塚商会が南海トラフ地震や豪雨など、大規模災害時に相互応援で支援協力で連携する協定について伺います。 災害時における広域連携はとても重要なことです。本当にすばらしいことだと思います。まずどのような経緯でこのような協定が結ばれたのか、市長の答弁を求めます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) お答えをします。 まずのきっかけと申し上げますのは、令和3年度に株式会社大塚商会様創立60周年記念事業として、全国の自治体へ様々な災害用の資機材を寄附をされておりました。その中で本市におきましても、LPガスの発電機を2基、寄附をいただいたことがスタートでございます。その後、様々な対話をしていく中で、今度は企業版ふるさと納税制度を活用いたしまして、この災害対策用の資機材を、またこれは物納という形で寄附をしていただきまして、広域的な展開ができないかという、そういったありがたいお話をいただいたところでございます。 これを受けて、議員おっしゃるとおり、8月14日になりますけれども、愛媛県下におきましては5市町、そして、高知県下におきましては7市町村、そして、大塚商会様の、合わせて13者による総合的な連携協定というものを締結するに至ったところでございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 山瀬忠弘君。 ◆7番議員(山瀬忠弘君) 大塚商会が企業版ふるさと納税制度を利用して、12市町村の連携強化に向けたシステムを開発して、被災時に互いの現状を把握して、自治体間で資機材を融通し合ったり、不足している物資を県や国、企業などに迅速に要請する。これにより被災自治体の迅速な生活必需物資の供給や避難者の受入れなど、県境を超えた広域的な対応に役立てることができます。 まずそのためには、道路整備をはじめとするインフラ整備が重要となります。松野町から四万十市までのさらなる道路拡張や、また愛南町までの高速道路の早期開通、さらには宿毛市まで延長できれば命を守る道路になるのではないでしょうか。市長の御所見を伺います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) 平成30年7月豪雨災害におきまして、私たちは大きな被害を被りました。その中で、非常に重要だなと考えたのは、道路などの交通インフラでありました。 56号線が法華津峠で土砂災害により寸断をされまして、いわゆる物資というものをどのようにこちらに導いていくのかという中で、そこで活躍したのは高速道路でございました。高速道路も若干被害はあったわけでございますけれども、その日のうちに道路啓開を済ませまして、自衛隊の隊員の皆さん、そして必要な物資というものをこの地域に送ってくださる、そういった大きな役割というものを果たしていただきました。 そして、併せて同時期に、これは高知道の話ではございますけれども、新宮インターチェンジとそして大豊インターチェンジ間、この上り線が土砂災害に見舞われまして、ここは片側2車線ずつ整備がされているところでございますので、下り線を対面通行にして、何とかこの物流を妨げないようにできる、この4車線の有効性というものを全国各地で知る結果というものになりました。ゆえに、今、我々が要望しているのは、この8の字ネットワークというものをどのように構築をしていくのか、そして、高速を南伸するためにはどうしたらいいのか。そして必要な4車線化をどのように進めていくのかを中心に道路要望をしております。 そして、先ほどの連携協定の中では、高速だけではないつながりとして、例えば鬼北地区から四万十市、四万十町には下道で行くわけでございます。8月23日に、四万十流域道路整備促進協議会が開催されまして、さらなる道路の整備を進めていこうと、協定の後でございますので、さらなるそういった声というものもあったわけでございます。 この道路の重要性、つまり議員おっしゃるとおり命の道として私たちは整備をしていかなければならないと考えておりますので、これまで以上に力を入れていきたいと、そのように考えている次第でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 山瀬忠弘君。 ◆7番議員(山瀬忠弘君) ありがとうございます。 やっぱり高速道路の早期開通をよろしくお願いいたします。 また、私個人の意見なんですが、三間町の高速インター周辺に防災拠点をつくり、そこからの各地域まで道路整備計画なども検討していただければと思います。 次に陸路が閉ざされたとき、海路も、海の道も選択肢の一つになります。吉田豪雨災害において、私の地元である九島の養殖業の船やまき網の母船、戸島の養殖業の餌船などで生活用水などを運びました。また、これらの船は人命捜索にいても、海上の人命救助においても有効な手段と考えております。 そのためには、港湾の整備が重要となります。我々は船で生活用水を吉田のある地区に運搬、着岸するとき、水深がどうしても浅いため、船底が海底に当たり、接岸がとても困難な港がありました。しかし、私たちが人命捜索のときにお世話になった西予市三瓶町の港はとても整備されていて、広くて使いやすい港でした。 津波対策の護岸整備も大切ですが、しゅんせつ工事など、港湾の整備も宇和島市にとっては最重要課題だと思います。市長の御所見を伺います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) 議員おっしゃるとおり、津波への防災対策も大変重要であると考えておりますが、日常から使う、そうした護岸等々を含めた安全で利用しやすい護岸施設というものを構築していくことは大変重要であろうと考えております。 今年度におきましては、愛媛県が宇和島港に対して、これはしゅんせつ工事です。それと補修、また改修工事等々予定をしているところでございまして、市といたしましては、吉田港で同じくしゅんせつ、そして、これは改良工事らを今、計画をしているところでございます。 そういった意味で使いやすく安心・安全な港湾を構築していくことは非常に重要だと考えている次第でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 山瀬忠弘君。 ◆7番議員(山瀬忠弘君) また人的交流も重要だと考えますが、今後、各地区の職員、消防団、自主防災組織など、交流も考えているのですか。市長にお伺いいたします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) 担当する危機管理課といたしましては、各地域における、例えば避難訓練であるとか、そうした防災に関する会合の折には積極的に関わるように、今、努めているところでございます。 それは具体的に申し上げますと、出前講座に出るなり、また、宇和島NPOセンターを通じまして、これは委託事業にはなりますけれども、いわゆる体験型のそういったものに経験を積んでもらうということを、今、実施をしているところでございます。 先日、三間地区におけます、これ9月3日だと記憶をしておるところでございますけれども、そういったNPOセンターにおける委託事業を実施をしたところ、150人を超える方々に参加をしていただきながら、避難訓練の後にはこういった東日本大震災の避難所で起きた、実際に起きたその課題をどのように解消していくのか、ワークショップ型のこういった避難所運営についてのこういった課題に取り組む中で熱心にしていただいたと聞いているところでございます。こういった取組の中では、どうしてもそこには人が必要なところでございますので、自助、共助、本当に頼りにしているところでございますので、我々もそういった機会を捉えてこういった取組にしっかり充実をさせていきたいと、そのように考えている次第でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 山瀬忠弘君。 ◆7番議員(山瀬忠弘君) ありがとうございます。 ズーム会議など、リモートなどを利用して、顔の見える体制を整えていただきたいと思います。防災、減災に対しては想定外というのはないようにくれぐれも対策をお願いいたします。 次に、宇和島市津波緊急避難路等整備事業補助金について伺います。まず、どのような補助金なのかの説明を求めます。危機管理課長、お願いいたします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(石崎大樹君) 山下危機管理課長。 ◎危機管理課長山下真嗣君) お答えいたします。 津波緊急避難路等整備事業補助金につきましては、自治会が行う指定避難路の整備と維持管理に要する経費に対する補助金として、平成27年度から市単独事業として実施しているものでございます。 今年度からは3か年の予定で愛媛県が関係市町と連携して夜間を含む避難対策の強化、津波避難訓練実施率の向上、津波避難に対する意識の高揚を目的として、南海トラフ地震対策推進事業を推進しているところでございますが、その中で、夜間津波避難対策補助金により市町が実施する事業の2分の1、上限100万円の補助金が創設されました。この愛媛県の補助金を受けて、市の補助金の補助率をこれまでの3分の2から10分の10、100%になりますが、それと神社仏閣などの付帯設備に係る整備については2分の1から5分の4へ、そして上限額につきましても100万円から200万円へ拡充、さらに補助対象につきましても、防災倉庫の整備を追加させていただいております。 なお、補助事業の実施に際しましては、夜間避難対策のために、停電に対応した照明設備の整備のお願いと夜間避難訓練の実施、継続した避難路の維持管理をお願いしているところでございます。 以上でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 山瀬忠弘君。 ◆7番議員(山瀬忠弘君) 大変すばらしい補助金だと思いますが、現在、幾つぐらいの自治会の申込みがあるんですか。お伺いをいたします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 山下危機管理課長。 ◎危機管理課長山下真嗣君) お答えいたします。 8月末現在におきまして、47の自治会から65か所分の提出をいただいておるところでございます。 以上でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 山瀬忠弘君。 ◆7番議員(山瀬忠弘君) 多くの自治会が申し込んでいるので、とても安心しました。 夜間の避難訓練はとても重要です。私の地元でもある、九島の蛤地区でも、先月末31日、午後7時から、自主防災協議会連合自治会のメンバー、また、愛媛県、宇和島市の危機管理担当の職員も1人ずつ参加をしていただき、20人で5つのコースに分かれて夜間照明がつく前の避難道の点検のために、実際に歩き、避難場所に集まる訓練をしました。その後の報告会では、階段の幅が広いとか、草が出ていて道が見えないとか、滑りやすいとか、本当にいろいろな意見、要望があり、充実した訓練ができたと思います。 次回は、照明、避難道、看板などを整備して、まずは役員、消防団などで点検をして、そして来年2月、3月には各地区で訓練をする予定です。ただ、高齢者の方々の参加はとても注意しなければならないと思っております。参加は困難でも、夜間はこのような避難経路がありますとかいうことを、地区の皆様に周知をすることが大切だと思っております。 この補助金制度を市民の皆様にお知らせする方法を考えていますか。また、行われているようでしたらお答えください。危機管理課長、お願いします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 山下危機管理課長。 ◎危機管理課長山下真嗣君) お答えいたします。 まず、自治会への周知でございますが、今年度、書面開催となりました吉田、津島支部総会では、概要資料を配布させていただいております。また、対面で開催をいたしました宇和島支部総会につきましては、時間を頂戴いたしまして、補助事業の概要を説明させていただいております。 また、5月末には、対象となる全ての自治会の自治会長様宛てに、詳細な説明資料と希望調査票を郵送しているところでございます。 次に、その他の周知方法についてでございますが、市ホームページやSNS等にも掲載をして周知を図っております。 そのほか、御要望によりまして、地域の自治会長さんの集まりに合わせまして説明会を行っておりますので、議員の皆さんからも地元地域の自治会長さんへ周知を図っていただきますよう、御協力をよろしくお願いいたします。 以上でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 山瀬忠弘君。 ◆7番議員(山瀬忠弘君) 次に防災無線の試験放送の在り方について伺います。 現在はどのような時間に流しているのか、危機管理課長、お願いいたします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 山下危機管理課長。 ◎危機管理課長山下真嗣君) お答えいたします。 定期的に実施している試験放送につきましては、月に2回となっております。一つは火災発生時の試験放送として、第1日曜日の11時から30分の間に消防本部の通信指令室から生放送で実施しておるところでございます。 放送時間につきましては、消防本部との放送システムの運用管理に関する覚書に基づいて実施しておりまして、緊急放送等があれば時間を遅らせて放送しております。 2つ目は、全国瞬時警報システム、Jアラートの試験放送で、第4水曜日の午後2時55分頃に実施しておりまして、国から発出される試験放送に合わせて、即時音声合成により放送しております。 以上でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 山瀬忠弘君。 ◆7番議員(山瀬忠弘君) 地区の皆様からなぜこの時間にとか、緊急のサイレンと津波のサイレンは違うのとかなどと尋ねられますが、危機管理課長の答弁を求めます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 山下危機管理課長。 ◎危機管理課長山下真嗣君) 時間につきましては、先ほど御説明したとおりでございます。 緊急のサイレンと津波のサイレンについては異なっておりまして、大津波警報、津波警報、津波注意報、それぞれについてもサイレンの吹鳴方法が異なっております。例えば大津波警報につきましては、サイレンを3秒吹鳴した後に2秒休止を3回を実施して、これで1回を実際の発出時には大津波警報の場合には10回放送を繰り返すような設定をしておるところでございます。 以上でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 山瀬忠弘君。 ◆7番議員(山瀬忠弘君) 地区の皆様に危機管理意識を高めていただくのはとても困難なことだと思います。これからも地道に危機意識の向上に努めていただきたいと思います。 次に、選ばれるまちへのために、幾つか質問を行います。 まずは公衆トイレ公衆トイレの整備計画を作成されている最中と聞いておりますので、できるだけ早い作成をお願いいたしております。 しかしながら、ピンポイントで早急に改修していただきたいトイレがあります。きさいや広場のトイレと城山下駐車場公衆トイレです。まさに2か所とも宇和島の顔となるべきトイレです。 8月にきさいや広場に帰郷した友人を案内したとき、お客様も多く、トイレも混雑していましたが、少し待ってトイレを使用したとき、やはり狭く、清掃作業をしていただいても老朽化が目立つように思われます。できれば少しでもスペースを広げて早急に改修を求めます。理事者の答弁を求めます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 楠産業経済部長。 ◎産業経済部長(楠憲雄君) うわじまきさいや広場のトイレにつきましては、平成21年の開館時に正面駐車場、研修室横、店舗内のレストラン横にそれぞれトイレを設置し、平成25年にはきさいや広場の裏の駐車場にトイレを追加設置しております。設置から14年が経過をし、設備等の経年劣化が進んでいることは承知をしております。 議員御発言のとおり、市の顔となる施設でございますので、利用者からのニーズ等を踏まえまして、市と指定管理者におきまして、施設の更新、改修などを検討してまいります。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 山瀬忠弘君。 ◆7番議員(山瀬忠弘君) 早急によろしくお願いいたします。 次に、城山下駐車場のトイレはよく掃除はされていますが、どうしても古くて衛生管理に限界があるのではないかと思っております。現在、女性用トイレは、和式が3、洋式が1つです。和式は1つは確保するべきだと思います。大型バスなどで来られる観光客の皆様でとても混雑している駐車場横のトイレは、できれば建て替えるべきだと思いますが、理事者の答弁を求めます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 楠産業経済部長。 ◎産業経済部長(楠憲雄君) 城山下駐車場桑折長屋門横公衆トイレにつきましては、平成4年に設置されたものでございまして、平成27年に一部を洋式化しておりますが、設置から30年以上が経過しており、老朽化していることは承知をしております。施設の改築、改修につきましては、今後策定を進めます公衆トイレ整備計画の中で利用者のニーズに合った整備を検討してまいりたいと考えております。 なお、令和3年度にオープンをいたしました観光情報センターシロシタには、多目的トイレを備えました洋式トイレを設置しており、桑折長屋門横公衆トイレと併せまして御利用をいただいているところでございます。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 山瀬忠弘君。 ◆7番議員(山瀬忠弘君) 優先順位を決めて早急な改善をよろしくお願いいたします。 次に、宇和島市の主な観光地や町なかのWi-Fiの状況について伺います。 商店街、宇和島城、薬師谷、段々畑、九島橋など、どうなっていますか。理事者の答弁を求めます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 楠産業経済部長。 ◎産業経済部長(楠憲雄君) 御質問の商店街、宇和島城、水荷浦の段畑のだんだん茶屋にはWi-Fi設備を設置しておりますが、薬師谷、九島大橋につきましては整備をしていない状況でございます。また、伊達博物館や道の駅、闘牛場、観光情報センター、木屋旅館、祓川温泉など、市内の主要な観光スポットには整備を行っておりまして、観光客等の利便性向上を図っているところでございます。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 山瀬忠弘君。 ◆7番議員(山瀬忠弘君) これによって、すぐに観光客が増加するとは思いませんが、少しでも情報発信ができやすい状況を提供して、宇和島の今を多くの方々と共有できるツールになるのではないかと思いますので、よろしくお願いいたします。 次に、今後のうわじま牛鬼まつりの在り方について伺います。参加する方、見物する方など、いろんな方にアンケートを実施しているようですが、どのような方々を対象者にして、どのような内容のアンケート調査なのか。そして、どのような御意見が寄せられているのか。集計できている範囲で教えていただきたいと思います。理事者の答弁を求めます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 楠産業経済部長。 ◎産業経済部長(楠憲雄君) うわじま牛鬼まつりは長年にわたり地域最大の祭りとして盛り上がりを見せておりましたが、近年、参加者や観光客を含めた来場者が減少していることなどから、うわじま牛鬼まつり検討委員会におきまして、今後の在り方を検討するため、市民や参加者、観光客、関係者等に幅広く御意見を伺うアンケートを7月から実施をいたしております。 アンケートにつきましては、これまでの祭りへの参加、観覧の有無、興味のあるイベント、参加したことのあるイベント、今後の祭りへの参加、観覧への意向、参加者や観光客減少の要因、開催時期、祭りに期待することなどをお答えいただく内容となっております。 現在、回答の集計作業が行われているところでございまして、10月に開催をする検討委員会において集計結果が報告される予定となっております。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 山瀬忠弘君。 ◆7番議員(山瀬忠弘君) 分かりました。 年々、踊りの参加者も減少傾向で、それに比例して見物客も少なくなっているように私は感じております。市長は、今年のうわじま牛鬼まつりに対してどう感じているのか、お聞かせください。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) お答えをします。 4年ぶりに規制のないうわじま牛鬼まつりでございました。雨も降ることなく天候にも恵まれまして、多くの方々でにぎわったものと認識しております。この開催に当たりまして大きなお力をいただきました全ての関係者の皆様方にこの場をお借りいたしまして、厚く御礼を申し上げる次第でございます。 ただ一方で、天気がよ過ぎる、暑さからなのか、やはり人口減少なのか、演者、そして見物される方も若干少なかったんではないかなというところは感じるところでございますけれども、いずれにしてもフル開催ということで、非常によかったんではないかと、そのように認識している次第でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 山瀬忠弘君。 ◆7番議員(山瀬忠弘君) 今後のうわじま牛鬼まつりの在り方について、市長の思いがあればお聞かせください。よろしくお願いします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) 今申し上げた来場者であるとか、演者の数、祭り自体のにぎわいというものにもう少し注力をしていかなければならないだろうと思っております。先ほどのアンケートの結果というものが、今、分析をしているところでございまして、それを踏まえて実行委員会、そして検討委員会でこれから協議をしていくところでございますので、いずれにいたしましても南予の祭り、顔としての祭りでございますので、しっかり検討していきたいと思っております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 山瀬忠弘君。 ◆7番議員(山瀬忠弘君) 私は牛鬼まつりの花火を担当しています。今年初めて花火と音楽を融合させました。およそ40分間の、最初10分間と最後の10分間を音楽と花火のコラボレーションを挑戦いたしました。5月、6月の花火部会においても、いろいろな御意見がありました。あの静けさの中でしゅるしゅると花火が上がるのがいいとか、音楽は本部の岸壁だけにしか聞こえないとか、UCATの放送はどうなるかなど、それにやったことがないので、私を含め各委員がとても不安だったことは間違いありません。大きな賭けだったこともあります。でも、挑戦して失敗しても、そこで何か学習できるものがあると思います。幸いにも、本部のある坂下津岸壁で見ていた多くの方々からは、音楽とのコラボはとてもよかったと高評価をいただき、とてもありがたく思っています。 これは私個人の感想なんですが、花火を上げる前、会場準備や本部のテントを立てるときにも音楽が流れ、花火大会が終了してお客様が帰られるときも、私たちが撤収作業をしているときも音楽が流れ、とても楽しく作業ができたと思っております。 これからのうわじま牛鬼まつりがどのようになるか分かりませんが、市民の皆様が楽しんでもらえるよりよい方向へ向かうことを期待しています。 次に、子育て支援について伺います。モニターを御覧ください。 宇和島市は私たちがよく引き合いに出す明石市に負けないくらい子育て支援は充実していると思っています。ただ、市民の皆様にあまり浸透していないのではないかと感じることがあります。議員になり、何度か保育園の入所についてや、2人目の子どもさんの保育料についてとか、紙おむつの配布など、いろいろな相談がありました。私も、いいかげんなお答えはできないので、その都度、担当課で丁寧に教えていただき、直接、御主人を連れて行って相談にも行きました。なかなか当事者にならないと分からないことが多いことも事実だと思います。 特に、妊娠から出産、子育ての期間において、担当課の山本課長に子育て支援について具体的に説明をお願いしますと相談したら、いろいろな資料を見せてくださり、私の勉強不足が露呈し、改めて宇和島市の充実した子育て支援を知る機会となりました。 時間の制約がありますので、3つに絞り質問します。 まず昨年度から始めている出産、子育て応援事業について伺います。山本課長、答弁を求めます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 山本保険健康課長。 ◎保険健康課長(山本弥生君) お答えいたします。 出産、子育て応援事業は、妊娠期から出産、子育てまで一貫して身近で相談に応じ、様々なニーズに即した必要な支援につなぐ伴走型相談支援と経済的支援を一体的に実施するため、国において創設された事業です。本市では令和5年2月から子育て世帯包括支援センターのマザーズステーションすてっぷを中心に事業を実施しております。 事業内容としては、まず、伴走型相談支援において、妊娠届出時や妊娠8か月、乳児家庭全戸訪問時に助産師や保健師、管理栄養士がアンケートや子育てガイドを活用して、それぞれの状況に応じた相談支援を行い、その後も安心して子育てができるよう、継続的に支援をしております。 従来の相談支援に加え、今回新たに実施をしている妊娠8か月のアンケートでは、対象妊婦全員の状況を確認し、出産準備や産後不安のある妊婦に対して個別相談を実施するなど支援の充実を図ることができております。 また、経済的支援については、妊娠届出時に妊婦1人につき5万円の出産応援ギフトを、出産後の乳児家庭全戸訪問時に子ども1人につき5万円の子育て応援ギフトを支給し、出産、育児関連用品の購入等に役立てていただいております。昨年度の支給実績は、出産応援ギフトが469人、子育て応援ギフトが282人でした。 今後も市独自の支援についても併せて情報提供を行いながら全ての妊婦、子育て家庭がより安心して出産、子育てができる環境整備を推進してまいります。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 山瀬忠弘君。 ◆7番議員(山瀬忠弘君) 保健師さんや助産師さんがお一人お一人に寄り添い、そして優しい言葉で多くのお母さんが助けられています。これからもよろしくお願いいたします。 次に、産後ケア事業について伺います。山本課長の答弁を求めます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 山本保険健康課長。 ◎保険健康課長(山本弥生君) お答えいたします。 産後ケア事業は、産後の身体的、精神的不安定な時期に、サービスを利用することで母親の身体的回復や心理的な安定を図り、母子の愛着形成を促し、母子とその家族が健やかに生活できるよう支援することを目的とした事業です。 本市では生後4か月未満の乳児と母親が利用できる宿泊型と日帰り型サービスを市内4か所の産科医療機関で実施し、また、生後12か月未満の乳児と母親が利用できる訪問型サービスを助産院1か所で実施をしております。 サービスの内容としては、助産師、看護師による母体の健康管理、乳児の発育、発達チェック、授乳、沐浴指導、心身のケア、食事の提供などがあります。 利用に際しましては、利用予定日の3日前までに申請が必要で、1人につき7日まで利用が可能です。なお、利用料については課税状況により一部利用者負担金が必要となる場合があります。昨年度の利用実績は宿泊型19人、日帰り型14人、訪問型3人の延べ36人となっており、1人当たり平均利用日数は2.3日でした。 利用者アンケートでは、心身ともにサポートしてもらいリフレッシュできた、食事と睡眠が取れ気持ちが前向きになれたなど、身体的、精神的安定を図ることができたと全ての方が回答されており、効果があったと伺えます。 今後も妊娠期からの情報発信に努めるとともに、産科医療機関や助産院との連携を図りながら事業を推進してまいります。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 山瀬忠弘君。 ◆7番議員(山瀬忠弘君) すばらしい事業だと思いますので、今後も続けてよろしくお願いいたします。 次に、今年度から宇和島市公式LINEの中で、子育て支援についての情報発信をしています。広報うわじま8月号の9ページに掲載されています。その中で、プッシュ型情報発信というものがありますが、詳しく説明を求めます。山本課長お願いします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 山本保険健康課長。 ◎保険健康課長(山本弥生君) お答えいたします。 市の公式LINEのプッシュ型情報発信は、妊娠期から出産、子育て期に実施をする子育て支援情報について、適切な時期に情報を提供することで、安心して出産、子育てができる環境を整えることを目的に、本年6月から開始しました。 この事業は市公式LINEのアカウント、子育て(お知らせ登録)に出産予定日や子どもの生年月日を登録することで、妊娠8週から子どもが5歳になるまでの間、妊娠週数や子どもの年齢に合わせてタイムリーに子育て支援情報を通知するものです。なお、対象者には妊娠届出時や面談の機会に説明をし登録を勧奨しております。 内容については、例えば妊娠16週では、妊婦歯科健康診査の勧奨及び栄養について、妊娠29週では、出生手続について、生後2か月では予防接種の勧奨など、25項目を配信し、さらに毎月育児相談、妊産婦相談の案内の一斉配信も行っております。なお、手続や事業の詳細については、関連するホームページ等へリンクする設定としております。 利用者からは妊娠週数に応じた細やかなアドバイスが参考になる、子育てに役立つ等の声をいただいていることから、今後も市公式LINEを活用した情報発信を行うことで、妊娠から出産、子育てまでを応援してまいりたいと考えております。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 山瀬忠弘君。 ◆7番議員(山瀬忠弘君) これらは宇和島市が実施している子育て支援のほんの一部です。そして、当事者お一人お一人、子育ての環境が異なります。担当課の職員は皆親切で笑顔で接してくれております。直接当事者にならないと分からないと思いますが、私の質問に対する、山本課長の答弁を少しでも多くの市民の皆様に聞いていただき、宇和島市全体で子育てができる環境になればと思っております。 次に、各種事業の進捗状況について伺います。 初めに、伊達博物館改築事業の進捗状況について伺います。理事者の答弁を求めます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 森田教育部長。 ◎教育部長(森田孝嗣君) 伊達博物館改築事業の進捗について御説明申し上げます。 設計業務につきましては、本年8月に完了しております。今後の予定といたしましては、本定例会におきまして、予算を御承認いただきましたら速やかに発注手続を行い、12月議会で工事の契約議決をいただきましたら、令和6年1月には工事が始まる予定となっております。 新博物館の建物につきましては、令和7年の夏頃には完成予定でございますが、新築の建物から放出をされます有害な物質から文化財等を守る必要がありますので、いわゆる枯らし期間を経た後、新博物館の開館は令和9年春を予定しております。なお、現在の博物館につきましては、資料の搬出入などの開館準備のため、その1年前の令和8年春に閉館を予定としております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 山瀬忠弘君。 ◆7番議員(山瀬忠弘君) 維持管理費について予算が出ておりますが、妥当な金額と考えているのか、市長の答弁を求めます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) お答えをします。 建ててからが本当の意味でのスタートだと認識する中で、ハード整備として必要な面積、そして必要な機能というものを持ち合わせながら、そこでしっかりとした展示をしていく、そのためにはそれらを調査、研究を充実していかなければならない。そして、そうしたものをいかに生かしていくことができるか、必要に応じてイベント、そしてそれに対するさらなる広報というものをしっかり努めていきたい、そのような中での試算で、数字というものを打ち出させていただいているところでございます。 ただ、コスト意識というものは常に持たなければならないと思っておりますので、今後につきましてもそういった意識で臨んでいきたいと思っております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 山瀬忠弘君。 ◆7番議員(山瀬忠弘君) この維持管理については、外部の知見を取り入れるのがとてもいいことだと思いますので、また御検討よろしくお願いいたします。 新伊達博物館は宇和島の教育、文化を育むための拠点として重要な役割になると思います。市民の皆様に、特に子どもたちに、より高い教育、本物の文化に接する機会を与えることができると信じています。 私の親もそうでしたが、多くの方々が子どもたちには自分以上に高度な教育、文化に接する機会を提供したいと考えていると思います。私の場合は、東京の私立大学に通わせてくれました。宇和島市の九島から東京の私立大学です。家計をやりくりし、一生懸命に働いていました。本当に感謝しかありません。 私もそうしてきたつもりですが、子どもたちの受け止め方はそれぞれだと思います。親の自己満足かもしれませんが、しかし、子どもたちが生きていく上で何も影響がないということは、絶対にないと思います。宇和島の歴史、文化に接して、感じることはそれぞれ違うのは当然ですが、一人でも多くの方々が、宇和島の歴史、文化に誇りを持ち、宇和島に誇りに思うことができる、その拠点が新伊達博物館だと思います。 その成果は既に出ています。それは、昨年の11月23日、中央公民館、ホリバタで隈研吾さんや事務所のスタッフ、丹青社の方々と、高校生や20代、30代の若者たちが5つのグループに分かれてワークショップが行われました。隈研吾さんの優しいお人柄に直接触れることができ、隈研吾さんの一挙手一投足を五感で感じることができたと思います。こういう機会はそうあるものではありません。お金に換えることができないかけがえのない経験だったと思います。宇和島でもこういう経験ができるのです。 私も見学させていただきましたが、時間がたつのを忘れるぐらい楽しい時間でした。子どもたちに自分自身が経験した以上の教育、文化に接する機会を与えてあげたいと考える方々は多いのではないでしょうか。これは私の個人的な思いですが、市長の御所見を伺います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) お答えをします。 新博物館はやはり歴史、文化に触れ得る拠点としてしっかりとした展示、そして、特に子どもたちに対しましては、そこで学習機会を積極的に提供するような施設でなければならないと考えております。加えて、今回の新しい施設におきましては、従来の企画展示室はもちろんでございますけれども、新たに常設の展示室も構えるところでございまして、さらには公開承認施設を構えることによりまして、ここ宇和島におきましても国宝級の物に触れ得る、まさに本物に触れ得る機会になればと、そのような思いでこれからしっかり取り組んでいきたいと思っております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 山瀬忠弘君。 ◆7番議員(山瀬忠弘君) 今後も新伊達博物館を通じて、このような機会が何度もあると思います。繰り返しになりますが、宇和島市民の皆様、特に子どもたちが、宇和島に自信と誇りを持てる場所が新伊達博物館になることを期待して、次の質問に移ります。 やすらぎの里の進捗状況について伺います。理事者の答弁を求めます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 楠産業経済部長。 ◎産業経済部長(楠憲雄君) 津島やすらぎの里の再整備の進捗状況についてお答えをいたします。 まず、既存施設についてでございますけれども、9月20日に解体工事の入札、10月から解体工事に着手をする予定でございます。このため、9月19日から特産品販売所の休止を、10月1日からトイレ、駐車場など、道の駅全体の休止を予定しております。また、新施設につきましては、現在、実施設計を進めているところでございまして、令和6年度からの建設工事に着手し、令和7年度内の完成、オープンを目指しているところでございます。 今後も引き続き早期のオープンに向けて取り組んでまいります。なお、先ほど申し上げました特産品販売所につきましては、出荷者の方が10月1日から下段駐車場の仮店舗におきまして、臨時的な特産品販売所、てんやわんや市の運営を予定しているところでございますので、市民の皆様にはぜひお越しいただきますよう御案内を申し上げたいと思います。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 山瀬忠弘君。 ◆7番議員(山瀬忠弘君) 一日も早い開業をよろしくお願いいたします。 次に、樺崎大橋の進捗状況と埋立地の活用方法について伺います。それぞれ答弁をお願いいたします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 山口建設部長。 ◎建設部長(山口勝君) 樺崎大橋の進捗状況について御説明いたします。 愛媛県が施工している樺崎大橋建設工事につきましては、樺崎側、大浦側の橋台及び橋脚工事用の仮桟橋が完成しており、今年度は昨年度に引き続き橋脚工事を実施するとともに、令和6年内の仮設改修を目指し、上部工の桁の製作に着手しているところで、令和7年度中の供用開始を目標に進めていると伺っております。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 楠産業経済部長。 ◎産業経済部長(楠憲雄君) 大浦埋立地の活用方法についてお答えをいたします。 水産物荷さばき施設に隣接をいたします市が所有する約1.3ヘクタールの未活用の埋立地につきましては、港湾関連の産業用地として活用を図るため、民間事業者へ売却することとしております。売却のスケジュールにつきましては、橋梁及び関連道路の進捗状況を踏まえまして、令和6年度のできるだけ早いタイミングで売却するよう準備を進めているところでございます。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 山瀬忠弘君。 ◆7番議員(山瀬忠弘君) そしてまだ未整備の大浦自治会館前の緑地帯の整備の計画について、具体的に説明が公表できるのだったらお伺いいたします。理事者の答弁を求めます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 山口建設部長。 ◎建設部長(山口勝君) 大浦埋立地の緑地の整備計画について御説明いたします。 大浦埋立地の緑地につきましては、愛媛県が整備を進めているところであり、これまでにトイレ、南側駐車場、あずまや等の整備を完了しております。 昨年度から西側駐車場、看板設置、水飲み場等の整備に着手しており、今年度は防球フェンスの整備、緑地内遊歩道について順次整備を進める予定と伺っております。 また、今年度当市の事業としまして、緑地内の子ども広場内に遊具を設置することとしております。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 山瀬忠弘君。 ◆7番議員(山瀬忠弘君) 次に、徳洲会病院側の住吉公民館の解体時期、また移設工事について答弁を求めます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 森田教育部長。 ◎教育部長(森田孝嗣君) お答えをいたします。 住吉公民館の小学校敷地内への移設、改築工事につきましては、今議会で建築工事の契約議案を上程しており、来年度7月末に完成予定となっております。 なお、旧公民館の解体工事につきましては、移設完了後の着手となりますので、令和6年度秋頃から着手をいたしまして、年明けの令和7年1月頃に完了予定でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 山瀬忠弘君。 ◆7番議員(山瀬忠弘君) 樺崎大橋の開通により、大浦地区にある宇和島市水産物荷さばき施設周辺の環境は大きく変化してくると思います。埋立地に企業誘致が進めば、当然ながら大型車をはじめとする交通量の増加、また公園の整備が進めば子どもたち、またその御家族をはじめ多くの世代の方々の憩いの場となります。人の流れも大きく増大してくるものと考えます。 また宇和島市水産物荷さばき施設の前の道路は通学路にもなっています。宇和島市として当地区の環境整備も重要ですが、ここでは特に通学路の安心・安全を図ることに何か対応を考えているのか。理事者の答弁を求めます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 金瀬教育長。 ◎教育長(金瀬聡君) 通学路の安全対策について、お答えをいたします。 荷さばき施設、樺崎大橋の建設に先立って令和2年2月に国・県、警察と市建設当局、教育委員会などで構成する宇和島市通学路安全対策連絡協議会を開催し、通学路の安全の確保に関する協議を行っております。 特に荷さばき施設の工事着手から完成までの間は、車両の交通量の増加が予想されておりましたので、工事施工業者とその警備員、学校、PTAや交通安全指導員が連携し、工事の進捗状況に合わせて交通指導を実施し、子どもたちの安全の確保をいたしました。 今後におきましても工事主体である県から提供される情報を基に、建設工事の進捗状況に応じてこれまでと同様に関係機関が連携しながら、安全なルートの選定はもとより、適切な交通指導を実施することで、安全を確保してまいりたいと考えております。 なお、児童・生徒や地域の皆様が安全・安心に通学、通行できるよう、樺崎大橋から住吉小学校方面に向かう市道に連結するための自転車及び歩行者通行帯を市で新たに整備することとなり、樺崎大橋の進捗に合わせて工事を進めていく予定となっております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 山瀬忠弘君。 ◆7番議員(山瀬忠弘君) この地域の住環境、また人の流れは多くの方々が仕事で、レクリエーション、また施設の見学などで大きく変わっていきます。地域住民の方々ともよく御相談をしてよりよい地区になるように心がけていただきたいと思います。 ここでモニターを御覧ください。ロコサトシさんをという方を紹介したいと思います。御本人からの許可もありましたので、モニター画面を御覧ください。 大浦にゆかりのある方で、横浜やアメリカのサンディエゴなどで活躍されている芸術家です。生まれは宇和島で小学生低学年の頃まで大浦2区に住んでいたそうです。私の横浜在住の同級生の紹介で、お話もさせていただきました。とてもユニークな方で、宇和島にはとても興味があり、宇和島のために何かできないかと時間を忘れてしまうくらい話されておられました。 このロコサトシさんに宇和島市水産物荷さばき施設の駐車場の防音壁や隣接する公園、また通学路の安全確保のための作品などをお願いしたらよいのではないでしょうか。これは、あくまでも僕の私見なので、他にも選択肢もたくさんあると思うので、その中の一つとして検討していただければと思います。ここに芸術的要素が加わればすばらしい地区になるのではないでしょうか。 以上で私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(石崎大樹君) 以上で、山瀬忠弘君の質問を終わります。 次に、上田富久君の発言を許します。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 上田富久君。 ◆21番議員(上田富久君) おはようございます。市民クラブみずほの上田富久でございます。通告に従い一問一答にて質問をいたします。市長並びに関係理事者におかれましては、簡潔で分かりやすい答弁をお願いをいたします。 初めに、医療の2024年問題について質問をいたします。 政府は2019年より医療業界での働き方改革を進めてまいりましたが、働き方改革の見直しには時間を要することから、5年間の猶予期間が与えられました。しかし猶予期間も今年度で終わり、来年度より実施されることとなっております。今回の働き方改革でどのように変わるのか。また、働き方改革はどこまで進んでいるのか、片山医療行政管理部長にお伺いをいたします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 片山医療行政管理部長。 ◎医療行政管理部長(片山治彦君) お答えをいたします。 医療業界における働き方改革につきましては、少子高齢化に伴う労働人口の減少や医療ニーズの多様化に加え、医師等の偏在などを背景といたしまして、医療機関における人員の確保が困難な中、質の高い医療提供体制を構築、維持するために勤務環境の改善を通じて、医療従事者が健康で安心して働くことができる環境整備の促進を目的に、2019年4月に施行をされたところでございます。 施行後は医師を除く全ての職員について、月100時間未満、年720時間以内、複数月平均80時間を越えて時間外労働ができないということとなってございます。ただ医師につきましては議員御指摘のとおり5年間の猶予が設けられ、国の検討会において様々な検討がなされた後に、2024年4月、来年4月より施行されることとなっており、その水準といたしましては、A、B、C各種ございますけれども、その中で標準的な水準であるA水準は、月100時間、年960時間が上限となってございます。 私ども病院局といたしましては、現在このA水準をクリアすべく、医師事務作業補助者を増員するなど、医師の業務負担軽減に向け、タスクシフト、タスクシェアを推進しております。 また、医師の判断を待たずに手順書により特定の診療の補助等を行うことができる特定看護師の要請も進めるなど、今後も様々な制度等も活用しながら準備を進めているところでございます。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 上田富久君。 ◆21番議員(上田富久君) 素人考えで申し訳ございませんが、利用者の立場に、視点に立って質問をいたします。 まず、医師についてお伺いをいたします。今回の改革で、片山部長が言っておられましたが、過剰な時間外労働を抑制するために、医師の時間外労働に上限が規定をされており、現在と同等のサービスを提供するためには、医師の増員が必要と思われますが、おおよそ何人の医師の増員が必要なのか。その医師の確保は大丈夫なのか。また、改革前と比べてどのくらいの時間外割増賃金が必要になるのか、片山医療行政管理部長にお伺いをいたします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 片山医療行政管理部長。 ◎医療行政管理部長(片山治彦君) お答えをいたします。 病院局医師につきましては、令和4年度の実績で時間外勤務が最も多かった先生が、宇和島病院の医師で、月93時間、年間932時間となっております。この実績からもお分かりのとおり、先ほど申し上げました一般的な基準でありますA水準の対応につきましては、現在の体制でもほぼ対応可能というふうに考えておるところでございまして、これをクリアをするために特に医師の増員、またこれに伴って人件費が大幅に増額されるということはないものと考えておりまして、来年度以降、これまでと同等の医療サービスの提供ができるということにつきましては、現段階でそういうふうなことが可能であるというふうに考えているところでございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 上田富久君。
    ◆21番議員(上田富久君) それでは次に、看護師についてお尋ねをいたします。 まず喫緊の看護師の雇入れ数と離職状況を片山医療行政管理部長にお伺いをいたします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 片山医療行政管理部長。 ◎医療行政管理部長(片山治彦君) お答えいたします。 病院局全体の看護師、これは助産師、准看護師を含みますけれども、の採用状況につきましては、各年度末時点におきまして、令和3年度24名、令和4年度31名、そして令和5年度につきましては9月13日時点で17名というふうになってございます。 また、定年退職を含みます退職者につきましては、令和2年度22名、令和3年度29名、令和4年度30名となっておりまして、今ほど申し上げたのは直近3年間の実績でございますけれども、決して潤沢な人員の確保が可能になっているという状況ではございません。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 上田富久君。 ◆21番議員(上田富久君) それでは医師と同様にこの改革を実施するに当たり、一定の医療サービスを維持するための対策及び看護師の数、そしてその確保、時間外割増賃金等、片山医療行政管理部長にお伺いをしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 片山医療行政管理部長。 ◎医療行政管理部長(片山治彦君) お答えいたします。 看護師の働き方改革に関して申し上げますと、時間外勤務時間数につきましては、おおむね国の示す基準の中で推移してきたということもございますことから、施行前後におきまして採用状況等による増減は多少ありますけれども、大きな人件費への影響はございませんでした。 その一方で、看護師数の不足、看護師の確保につきましては、病院局として取り組むべき喫緊の課題と位置づけ、これまでも様々な取組を行ってまいりましたが、思うような人材の確保には結びついていないというのが現状でございます。 今年度も病院局全体で50名の看護師を募集しておりますが、応募状況は非常に厳しいものとなっております。現在、宇和島病院におきましては、いまだ新型コロナウイルス感染症の影響を受ける中、離職等による人員不足のため、時間外勤務も増加し、夜勤体制を維持するのも困難な状況に陥っておりまして、この難局を乗り切るためにも様々な対策を検討しているところでございます。 病院局といたしましては、関係各位のお力添えもいただきながら、今後も引き続き看護師の確保に努めてまいりますとともに、職場環境を整え、充実した働き方をしていただけるように努めてまいりたいと考えております。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 上田富久君。 ◆21番議員(上田富久君) 医師、看護師については、この改革が及ぼす影響はあまりないようなので安心をいたしましたが、医療業界では医師、看護師等、慢性的な人手不足が続き、医師、看護師1人当たりの負担が増え、過重労働により医療業界が敬遠される事態となっており、労働環境の改善が急務となっております。その上、宇和島圏域においては急激な少子高齢化、人口減少が進んでおり、担い手不足が深刻な問題となっておりますが、どの自治体病院もやっている決まり決まった改革で大丈夫なのか。市立宇和島病院、津島病院、吉田病院、宇和島市はこの3つの病院を有しております。この医療体制を抜本的に考え直す必要があると私は思うのですが、梶原病院事業管理者の御所見をお伺いをしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 梶原病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(梶原伸介君) 今後の医療体制につきましては、限られた医療人材を有効活用しつつ、市立3病院のみならず、地域の医療機関が相互に連携し、市民が必要とする医療を提供することができるシステムの構築が必要であると考えております。 医療を取り巻く環境は人手不足ということを含めまして、今後引き続き厳しい状況が続くと思われますが、市立3病院におきましては、合併時に位置づけた各病院の役割を尊重し、地域医療支援病院であります宇和島病院を中心に役割、機能をブラッシュアップしながら、よりよい医療の提供に努めたいと考えております。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 上田富久君。 ◆21番議員(上田富久君) 今までの答弁を聞きまして、ある程度医療サービスの低下が起こらないように、今後ともサービスが受けられるような体制が整っているというような、答弁だったと思いますが、ただ一つ、看護師がやはりどうしても不足をしているというような感覚を私は持ちました。 この圏域の拠点病院である市立宇和島病院の医療サービスの質の低下が起こらないように、しっかりとした医療改革、医療体制の維持、また、看護師の処遇改善を行っていただくよう申し添えておきたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。 次に、教育行政についての質問に移ります。 まず、小・中学校の統廃合についてお伺いをいたします。 この件は何度も何度も質問をしておりますが、最後の質問から半年以上たちますが、途中経過はおろか、全く説明がございません。小・中学校の統廃合の計画の進捗状況及び今後のスケジュールを森田教育部長にお伺いをいたします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 森田教育部長。 ◎教育部長(森田孝嗣君) 統廃合計画の進捗状況につきましては、検討委員会の立ち上げに先立ちまして、今年の4月から5月にかけて延べ22回にわたりまして、平成30年2月に策定をしました方針における学校再編の対象校を訪問し、現状等について意見交換を行っております。その後に学校再編整備検討委員会を立ち上げ、6月下旬に第1回目を開催しております。 委員会におきましては、各小・中学校における児童・生徒数や、学級数の将来推計をはじめとしまして、教育環境の現状などを踏まえ統廃合の是非について慎重に検討をしておりまして、これまで2回開催をしております。 前回、策定時におきましては、児童数の減少傾向を想定した学校において、一部ではございますが、若干減少傾向が弱まっている、または横ばいの学校もあること、また、1人1台端末の整備によって教育環境が変化したといったこともありますことから、委員のほうから様々な意見をいただいているという状況でございます。今後の予定でございますけれども、当委員会における現時点での検討状況を踏まえると、もうしばらく丁寧な協議の継続が必要ではないかと考えております。 教育委員会としましては、検討委員会での協議を経た上で年内には一定の方向性を示したいというふうに考えております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 上田富久君。 ◆21番議員(上田富久君) 日程等々分かりましたが、少しずつでもいいので、途中経過を私たちのほうに知らせていただければ幸いでございます。 現在、市内には県立中学校を除き6つの中学校と30の小学校があり、30の小学校のうち2校が休校、16校が複式学級を有しております。また、令和5年8月1日現在の児童数が2,873名に対し、現在の1歳児が小学校入学時の6年後には児童数が2,084名と、約800名減少するとされております。小規模校の予算、私も十分、教育長もそうでしょうが、理解をしておりますが、今後ますます少子化に拍車がかかってまいります。できるだけ早く地域の実情に合った小・中学校の適正配置を行わなければならないと考えますが、教育委員会としてどのような考えをお持ちなのか、また、これまで先延ばしになっている公立小学校の統廃合の指針はいつ頃までに、完璧なものが示すことができるのか、金瀬教育長にお伺いをしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 金瀬教育長。 ◎教育長(金瀬聡君) まず、方針を示す時期についてでございますが、先ほど部長から説明がありましたように、年内にはというふうに考えております。そして、若干時間がかかっているということにつきましては、30年に前回の統合計画を策定した後、児童・生徒の減少傾向が学校、地域によって多少ばらつきが出ているということ。それから、コロナ禍を経て、1人1台端末が導入されたというようなことから、特に僻地校、小規模校での学習環境に大きな変化があったということ。そして、平成30年の方針策定時には、専ら数の議論はされておりましたが、地方創生と申しましょうか、そういった視点での議論はあまりなかったということもあって、そういったことも含めて、今、詰めているというような状況でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 上田富久君。 ◆21番議員(上田富久君) これも何度も言っていることなんですが、豪雨災害、コロナ感染症で統廃合の計画は遅れたということは、これは仕方ないことだと私も納得をしております。しかし、これは事実ではありますが、風で吉田中学校の体育館の屋根が飛んだので、遅れます。これじゃしゃれにならないんです。できるだけ早く指針を示していただくよう、そして途中経過等々も、先ほども言いましたが、示していただくよう申し添えておきたいというふうに思います。 次に、不登校児童・生徒の支援についてお伺いをいたします。 まず現在の中学校区別不登校の児童・生徒数及び適応指導教室わかたけに通っている学年別児童・生徒数を森田教育部長にお伺いをいたします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 森田教育部長。 ◎教育部長(森田孝嗣君) お答えをいたします。 市内の不登校児童・生徒数の現状につきましては、令和5年7月末で小学校24名、中学校が36名、合計60名でございます。校区別に申し上げますと、城南中学校区が16名、城北中学校区が14名、城東中学校区が18名、吉田中学校区が6名、三間中学校区が2名、津島中学校区が4名となっております。 わかたけの現状につきましては、学年別に申し上げますと、これも今年7月末現在の状況でございますが、小学校5年生が2名、中学校1年生が1名、中学校2年生が3名、中学3年生が5名で、合計11名となっております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 上田富久君。 ◆21番議員(上田富久君) 私も今、森田部長が言われた7月分の把握している不登校児童・生徒の資料をもらっております。今言われたように、不登校児童・生徒数は60名、そのうちわかたけに通っている児童・生徒は11名となっております。 しかし、49名の児童・生徒が、このわかたけにも通っていない状況です。この理由と今後の対応を金瀬教育長にお伺いをしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 金瀬教育長。 ◎教育長(金瀬聡君) お答えいたします。 現在、わかたけに通っていない不登校児童・生徒の現状でございますが、城東中学校においては昨年度より校内のサポートルームが設置されており、学校に登校しづらい生徒と、教室等サポートルームをオンライン学習システムを利用して接続し、学習をしております。 その他の学校につきましては、不登校児童・生徒が在籍している13校のうち、7校では学校と対象児童・生徒をつないで、オンラインで授業配信を行ったり、児童・生徒が自主的に学習アプリを使用して学習をしております。 また、自宅において、インターネットを利用した通信制の学校で学んでいる生徒もおり、多様化する学びの中においても、学校等のつながりを絶たないよう取り組んでいるところでございます。 しかしながら、中にはこのような学びに参加できていない児童・生徒がいることも、一方で事実でございまして、わかたけに通っていない理由といたしましては、一つはコロナ禍を経て学校に通わないことへのハードル下がったということも全国的に言われておりますが、そもそも不登校原因そのものが複合的な要因が多いという実情もございます。また、学びの多様化により、多様な様々な学びの場が提供され、選択肢が増えたということも一つの原因なのではないかと考えております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 上田富久君。 ◆21番議員(上田富久君) ある程度把握をされているようで、私は安心をいたしましたが、今回、文部科学省では空き教室を利用して学校内で不登校児童・生徒をサポートする、先ほど教育長が言われましたように、城東でやっております校内教育支援センターを充実、新たに設置する自治体に必要経費を補助するため、来年度予算案の概算要求に5億円を計上することになったそうでございます。 当市で行っている不登校児童・生徒のサポート事業の概要、先ほど大体のことは言われましたが、利用数等々の状況を教えていただきたい。そして、現在行っているそのサポート事業でございますが、この拡充は考えておられないのか、どうなのか、そこもお聞かせ願えたらと思います。森田教育部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 森田教育部長。 ◎教育部長(森田孝嗣君) 現在、空き教室等を利用して通常の教室にはなかなか入りづらい児童・生徒が学ぶための特別な教室を整備している学校は現在21校ございます。ただし、その教室に専任の教員や指導員を配置するための人材の確保につきましては、決して十分ではない状況でございます。今後におきましては、先ほど議員か御指摘のありました校内教育支援センターの増設に向けて必要な人材確保を要望してまいりたいと考えております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 上田富久君。 ◆21番議員(上田富久君) 空き教室を利用した校内教育支援センターは、今建設中の発達支援センターより莫大な費用はかかりません。また、通いたくても距離的な問題もあり、わかたけに通えない児童・生徒も間違いなくいるんだろうというふうに思います。 この児童・生徒たちのためにも、適応指導教室わかたけと校内教育支援センター、また先ほど言われておりましたが、オンラインでの事業等々、いろいろなやり方があると思いますが、どうか、今、国が打ち出している校内教育支援センター、これとわかたけと2本立ては間違いなくやっていただきたい。一人の児童・生徒も置き去りにすることのないよう、施策の実施を本当に強くお願いをしておきたいというふうに思います。 次に、部活動の地域移行についての質問に移ります。 この質問もこれまで多くの議員が質問してこられ、重なる点が多々あると思いますが、再度質問をさせていただきます。 この件は先生方の働き方改革の一環で、中学校の部活動を地域に移行する計画ですが、都会と地方、また、県内でも東中予と南予というように、地域で格差があることは否めません。宇和島市で部活動の地域移行への進捗状況を、森田教育部長にお伺いをしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 森田教育部長。 ◎教育部長(森田孝嗣君) お答えをいたします。 現時点におきましては、検討委員会の設置について準備をしている段階でございます。なお、愛媛県教育委員会の部活動地域移行の愛媛県版ガイドラインというのがありますが、これは現在策定に向けて検討段階と聞いております。 しかしながら、先進地等の事例を参考にしながら、宇和島市におきまして、検討委員会を今年度中に設置をしたいというふうに考えております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 上田富久君。 ◆21番議員(上田富久君) 私の35歳になる息子と同年代の箱根を競った仲間たちがこの一、二年でほぼ現役を引退をいたしました。そのメンバーは一般企業に就職したり、そして、大学の監督、コーチになったり実業団でコーチをしたりという人間がほぼ8割から9割いるわけですが、その残りの1割がこれも私はびっくりしたんですが、東京、関東のほうでランニング教室をやっているんです。そのランニング教室というのも幼稚園から高校まで、100人、200人と100人単位で生徒が来るそうで、そういう児童・生徒を指導している人間が1割近くいるんです。これは私もびっくりをいたしました。 このように都会ではランニング教室など需要が高く、人材も豊富でありまして、これもビジネスになるわけです。宇和島での地域移行は土日、祭日が精いっぱいで、部活動の完全地域移行は、私はこれはもう100%に近い確率で無理だというふうに思っております。 今後、どのように部活動の地域移行を教育委員会として考えておられるのか、その考え方を金瀬教育長にお伺いをしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 金瀬教育長。 ◎教育長(金瀬聡君) 受皿や人材確保の面で難しいというようなことも背景となって、県教育委員会は令和7年度末までに各市町で最低でも1種目の地域移行を目指してほしいと、そういった見解を示しているということも踏まえまして、検討委員会を立ち上げ、宇和島市の実情に合った在り方を検討し、実施に向けた準備を進めてまいりたいというふうに考えております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 上田富久君。 ◆21番議員(上田富久君) 先日、教育長も言われましたが、2023年度、部活動地域移行への予算28億円が、来年度2024年度には49億円に増額、スポーツ庁、文化庁、概算要求ということが発表をされました。 この地域移行は、国が段階的な取組を促す3年間の改革推進期間が23年度からスタートになっており、24年度から先進的な取組を行う自治体を重点地域とする計画もあるとされております。この地域に合う宇和島モデルを確立して、スピード感を持って部活動の地域移行を考えるよう申し添えておきたいと思います。 次に、猛暑での運動部活動の熱中症対策についてお伺いをいたします。 今年の夏は経験したことのない異常な暑さで、全国的には熱中症患者も過去最高を記録しているようでございます。 そこで、運動部活動に所属しております生徒の熱中症対策はどのようになっているのか、森田教育部長にお伺いをいたします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 森田教育部長。 ◎教育部長(森田孝嗣君) お答えをいたします。 部活動等における熱中症対策につきましては、熱中症警戒アラートなど情報収集の上、暑さ指数を測定し、小まめな給水や時間短縮などの運用を行っているほか、状況に応じて運動や各種行事内容の変更、中止、延期を行っております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 上田富久君。 ◆21番議員(上田富久君) 当市の熱中症対策というのは分かりましたが、安心で安全な部活動への環境整備が必要になってくるだろうというふうに思います。この件も私をはじめ、畠山議員も以前質問しておりますが、体育館の空調、エアコンの設置でございます。 文部科学省は2023年4月19日、公立学校施設の空調、冷房設備の今後について、公表をされております。これによりますと、地域の避難所としての役割を担う体育館については、空調施設と併せて、設備と併せて断熱性も確保するように要請がされております。ともに国庫補助の対象となるため、文部科学省が自治体で検討を進めるよう促しております。 既に検討されていると思いますが、この概要を金瀬教育長にお伺いをしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 金瀬教育長。 ◎教育長(金瀬聡君) 御指摘の屋内運動場へのエアコンの整備につきましては、ニーズは高まっている状況にあるというふうに考えております。 一方、整備に当たりましては、多額の費用を要することが見込まれるため、今御指摘のありました国の補助事業の活用を視野に入れ、検討する必要があると考えております。 工事に当たりましては、ほとんどの学校において使用電力の増加を伴うキュービクルの設置工事が必須であることに加えて、過大な能力の空調設備や光熱水費とならないよう、補助の要件として屋根、床、壁、窓などの断熱性の確保の工事が要件となっており、このことは補助の採択要件にもなっているということでございます。 このような大規模な工事となりますことから、長期間にわたり体育館の使用中止も余儀なくされます。学校の長期休業期間を活用し、工事を行った場合においても部活動や各種行事はもとより授業など、学校運営に対する影響は避けられない実情もありますことから、慎重な検討が必要であるというふうに考えております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 上田富久君。 ◆21番議員(上田富久君) 慎重な協議が必要ということでございますし、そして、大きな改修が必要であるということも私も分かります。しかし、今年の夏の暑さはこれは異常でした。今後もこの地球温暖化の影響で、異常な暑さは続くとされております。全ての体育館に空調の設備の整備をしろと言っているわけではございません。生徒の健康を守るために、せめて市内中学校6校の体育館、また避難所になっている体育館など、使用頻度の高い体育館に優先順位をつけて、空調設備の設置を私は要望をしております。 生徒に事故があってからでは遅過ぎます。生徒の命を守る、生徒の健康のために前向きな検討をお願いをしておきたいと思います。 次に、給食費の徴収方法について、お伺いをいたします。 文部科学省は給食を実施している1,794の教育委員会に給食費の徴収など、自治体による給食費の会計管理について、実態調査を行っておりますが、会計管理を導入している自治体は35%、準備、検討中が30%、導入を予定していないというのが35%という結果になっており、給食費徴収など、学校任せの自治体が6割を超えている状況でございます。 宇和島市の状況を森田教育部長にお伺いをいたします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 森田教育部長。 ◎教育部長(森田孝嗣君) 学校給食費の徴収方法の変更に関する考え方について、お答えをいたします。 本市におきましては、令和6年4月から学校給食費を宇和島市の予算に計上し、徴収と管理を行う、いわゆる公会計方式に移行いたします。 この公会計方式とは、具体的には、従来教員が担ってきた学校給食費の保護者に対する請求及び徴収、給食費の未納督促、津島地区自校式給食調理場実施校における食材費の支払いに関する業務につきまして、全て宇和島市が行うこととなります。このことによりまして、学校給食費の徴収及び管理における教職員の業務負担を軽減することができ、子どもと向き合う時間や授業準備の時間を確保するなど、一層の学校教育の質の向上を図ることができると考えております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 上田富久君。 ◆21番議員(上田富久君) このシステムの導入に対しては、近く文部科学省が通知で早急に改善を要請すると方針を示されておりますが、宇和島市は既にこのシステムの導入の検討に入っているそうなので、私自身は安心をいたしました。教職員の負担軽減にもつながると思いますので、今後ともスピーディにこのようなことをやっていただければというふうに思います。 次に、工事中の土壌汚染についてお伺いをいたします。 先日吉田統合小学校建設工事現場の土壌から、基準を僅かに超えるヒ素とフッ素が検出をされました。また、こども支援施設建設工事現場の土壌からは、基準を大きく超えるダイオキシン類が検出をされましたが、工事への影響はどのように考えておられるのか、これは金瀬教育長にお伺いをしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 金瀬教育長。 ◎教育長(金瀬聡君) お答えいたします。 現在、関係機関の助言、指導をいただきながら工期の確認中の段階でありますことから、今ここでお答えすることができない状況でございます。何とぞ御理解いただきたいと存じます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 上田富久君。 ◆21番議員(上田富久君) 御理解もなかなかできないんですが、特に今回問題なのは、こども支援施設の、吉田のほうは自然由来ということで、これはもう仕方ないところも正直あると思います。しかし、問題なのはこども支援施設の建設工事現場からのダイオキシン類の検出が、これごみ焼却場の跡地からの検出だったということなんです。なぜごみ焼却場の跡地であれば前もって土壌調査をやらなかったのか。また、以前は全ての学校にごみ焼却場が併設をされておりましたが、その土壌は調査をしているのでしょうか。金瀬教育長にお伺いをしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 金瀬教育長。 ◎教育長(金瀬聡君) このたびの掘削段階において燃え殻等が発見されましたので、直ちに関係機関の助言、指導をお伺いいたしまして検査した結果、検出されたものでございますが、こういった流れはこの工法上は問題とされるものではありませんので、御理解をいただきたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 上田富久君。 ◆21番議員(上田富久君) その辺はちょっと何を言っているのか、私はもう理解に苦しむんですが、教育長は御存じだと思いますが、学校からごみ焼却場がなぜ廃止になったのか。ごみ焼却場からの猛毒物質のダイオキシンの発生が不安視されることから、平成9年、当時の文部省から全国の学校にごみ焼却場の廃止を通知したからなんです。 廃止はしたけれども、その後の土壌を一切調査をしていないというのは、これはやっぱりおかしいと私は思うんです。これは子どもたちへの健康への影響もあるから、文科省が決めて通知をしたことなんです。そして、それに従っているんです、みんな。 どの学校も相当、廃校、休校になっているところもありますので、全部合わせたら相当な数の学校があると思いますが、やはりここは関係機関に相談するんではなく、宇和島市独自でもそれは調べるべきだというふうに私は思うんですが、これは本当は児童・生徒の健康に大きく関わる問題ですので、早急に総合的に全ての土壌調査を、そして、もしも汚染されていたら、土壌調査の上、汚染されたと分かったらすぐ撤去、これはお願いしておきたい。 また、発達支援センターの汚染土壌の搬出を建設業者に追加費用で、多分出していくんだろうというふうに思いますが、そうではなく総合的に考えて、全ての学校のごみ焼き場の跡地を調査をして、そして、総合的に、どうせ建設業者に追加工事をして丸投げして、どこかの業者が土砂の撤去をするんでしょう。そうであれば、もう総合的に考えていただきたい。一つだけのことではなく、全体を考えていただきたい。これは児童・生徒の本当に健康に関わることなんです。 健康を害するから文科省も廃止にしているんですから、そこのところは十分に分かっていただきたい。教育長は理解していただきたいけれども、私は理解はできません。ぜひそこのところは考えていただきたいなというふうに思います。 次に、7月14日、城南中学校で第2回城南中学校学校運営協議会が開催をされました。コロナ禍も明け、久々に1グループ大人二、三名、生徒三、四名、計六、七名で4つのグループに分かれて学校の教育課題について、熟議が行われ、活発な意見が述べられました。 熟議で述べられた意見としては、城南中学校区の小学校との交流、校区の清掃活動、挨拶運動、小規模小学校で行われる行事への参加、手伝い、地域の伝統芸能の復活など、多くの意見が出されましたが、その中で行政で解決できる2つの意見を取り上げて質問をいたします。 まず1つ目が、ホリバタ生徒会です。現在、旧市立図書館を児童・生徒の活動の場、ホリバタとして開放しております。そのホリバタを活用している児童・生徒で生徒会のようなものを設置し、企画、運営から参加できないのかという子どもたちからの意見です。 現在、ホリバタの企画、運営はどのようにされているのか。また、このような生徒からの自主的な意見をどう思われるのか。金瀬教育長に御所見をお伺いしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 金瀬教育長。 ◎教育長(金瀬聡君) 現在、市内6校の中学校の生徒会が合同でホリバタで生徒会としての活動を、生徒会担当の先生の御指導も伺いながら活動しているというふうに聞いております。 たちまちの問題として、どういったことに取り組んでいくのかと、そんな議論が今交わされているという報告を受けております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 上田富久君。 ◆21番議員(上田富久君) 私も担当課から聞いておりますが、もう既にある程度児童・生徒に企画、運営をさせているというふうに私もお伺いをしておりますが、生徒からこのような意見が出るということはPR不足で周知されていないのか、それとも今の企画、運営では物足りないので、もっと企画、運営に参加をさせてくれないのか、そこのところの詳しいところは、私はちょっと違う班だったので分からないんですが、子どもたちの意見を教育委員会のほうで集約していただいて、前向きな検討をお願いをしておきたいというふうに思います。 そして、2つ目、これは沖の島で行われているハマユウの移植事業でございます。この事業は1977年に絶滅の危機に瀕していた沖の島に群生をしているハマユウを救おうと、旧宇和海中学校の生徒が翌78年より行っている事業であります。宇和海中学校が城南中学校に統合してからも継続して行われている事業です。 この歴史ある事業が知床の観光船沈没事故から安全基準の強化、また、観光船と遊漁船のすみ分けが明確、細分化されて厳しくなり、そして取締りも、これも大変厳しくなったということで、事業実施にこれまで以上に予算がかかることから、継続が危ぶまれておりました。今年度は「三浦保」愛基金でどうにか実現にこぎ着けましたが、来年以降も大変厳しい状況でございます。 また、この事業については、これまでの事業を発展をさせて、ハマユウの移植だけではなく、マイクロプラスチックの調査や海洋ごみの収集なども行っております。また、学校側も沖の島に行く回数を減らしたり、事業へ参加する生徒を絞ったりということで、この事業の継続のために大変努力をされておりますが、私は希望する生徒は全員行かせるぐらいの予算はつけてもいいんではないかなというふうに思います。 来年度以降の事業の継続を含めて、金瀬教育長の御所見をお伺いをしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 金瀬教育長。 ◎教育長(金瀬聡君) お答えいたします。 この活動は47年前、当時の宇和海中学校の生徒が提案して始まりました、そういった事業でございます。参加を希望する生徒は、沖の島やそこに自生するハマユウを大切にし、地域に貢献したいという、そのような意欲を持って参加しております。沖の島の自然保護活動を継続していくことは、環境保全、郷土愛や地域貢献の意識の育成におきましても、大変意義のある活動だというふうに認識しております。 議員御指摘がありましたように、知床の事故以来、渡船事業の規制が大変厳しくなっております。今後、安定的な継続のための方策につきましては、必要経費の確保も含め、城南中学校と協議をしているところでございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 上田富久君。 ◆21番議員(上田富久君) 今、城南中学校と協議をしているということなんで、前向きの協議をしていただきたいなというふうに思います。 このハマユウの移植事業には、これまで先輩たちが築いてきた伝統と歴史、熱い思いがたくさん詰まった事業でございます。来年度以降も多くの生徒が参加でき、伝統と歴史が継続できることを私も願っております。 この2つの要望事項は行政で対応できることですので、生徒の要望を一つでもかなえることができたらと思い、質問をいたしました。 これまた嫌みを言うんですが、私は、伊達博物館のことが問題になっておりますが、今は施設に莫大な予算を投入するタイミングでは私はないというふうに思います。これらの事業を通じて未来を担う子どもたちへの投資、子育て支援、人材育成に力を入れるタイミングではないかなというふうに私は思っております。 市長並びに理事者の皆さんも御存じのとおり、私は大変しつこく、諦めの悪い人間ですので、これからもやってもらうまで言い続けますので、岡原市長、金瀬教育長、未来を担う子どもたちの健康を含め、健全育成、よろしくお願いをしておきたいと思います。 次に、予土線の存続についての質問に移ります。 現在、国でも自由民主党内で鉄道をめぐる議論が活発に行われており、当市の圏域においても当市を含む予土線の沿線上の自治体を中心に、日常生活の中で、また観光で予土線に乗ってもらい、予土線と沿線の魅力を感じてほしい。予土線沿線や圏域の交流人口、関係人口を増やしたいとの目標を立て、民間を中心に設立されたJR予土線圏域の明日を考える会や愛媛県内の予土線沿線の自治体で構成されている愛媛県予土線利用促進対策協議会などが発足をし、地域における鉄道への関心が今高まっております。 そこでお伺いいたしますが、予土線の利用状況及び最近よく言われております100円の収入を得るために幾らの経費が必要なのか、西本総務企画部長にお伺いをいたします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 西本総務企画部長。 ◎総務企画部長(西本能尚君) お答えをいたします。 まず、利用状況でございますが、JR四国が発表しております資料で、営業キロ1キロ当たりの1日平均旅客輸送人員を表す指標といたしまして、輸送密度というものがございます。直近の令和4年度においては、1日平均220人となっておりまして、JR四国管内9路線において最も少ない数値となっているところでございます。 次に、100円の収入を得るために必要な経費ですが、こちらは令和3年度の数値となりますが、1,761円で、JR四国管内で最も高い数字となっているところでございます。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 上田富久君。 ◆21番議員(上田富久君) 令和4年度の利用者数1日220名、これは通学の子どもたちも含めての数字だというふうに思いますので、一般客が乗るというのは本当に少ない数だろうというふうに思います。 また、JR予土線圏域の明日を考える会及び愛媛県予土線利用促進対策協議会では、それぞれどのような話合いが行われ、今後どのような取組をされようとしているのか予土線沿線上の自治体の取組を併せて、西本総務企画部長にお伺いをしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 西本総務企画部長。 ◎総務企画部長(西本能尚君) お答えいたします。 まず、明日を考える会につきましては、令和2年度に設立されました。予土線の利用促進をはじめ、予土線圏域の活性化を目的として活動されておりまして、今後におきましてもハロウィン列車の運行や、愛媛大学等の学園祭への出店などを予定しているということでございました。 次に、利用促進対策協議会につきましては、平成22年に設置されましたけれども、こちらも予土線の利用促進をはじめ、沿線地域の発展を図ることを目的といたしまして、川柳、絵画コンテストの実施や、保育園等が遠足に予土線を利用した際の運賃助成などを行っております。 今後といたしましては、同じ目的を持った高知県の協議会と来月を目標に合併する方向で準備を進めているところでございまして、両県の自治体が力を合わせ、予土線の運行存続のための利用促進を図ることとしております。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 上田富久君。 ◆21番議員(上田富久君) 愛媛県予土線利用促進対策協議会、沿線の自治体で構成され、同じく今、西本部長からもありましたように、高知県でも同じような高知県予土線利用促進対策協議会が設置をされて、連携して予土線今後を協議していくというようなことでございますが、予土線沿線上の地域住民に、予土線の、あったらいいという人ばかりだと思いますが、有無、また代替の輸送案など、いろいろなアンケート調査というのは行っているのか。もし行っているようであれば、どのような結果だったのか、西本総務企画部長にお伺いをいたします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 西本総務企画部長。 ◎総務企画部長(西本能尚君) お答えいたします。 平成20年度に地域公共交通総合連携計画を策定する際に、予土線だけに限ったものではないですけれども、JRに関するアンケート調査を行った経緯はございますけれども、それ以降、アンケート調査は実施をしておりません。 しかしながら、現在、令和6年度から5か年の計画策定とした地域公共交通計画の策定準備をしておりますが、この計画策定に当たり、公共交通に関するアンケート調査を実施することとしており、この中にこれも予土線に限ったものではないですけれども、JRに関する項目を加え、調査を実施する予定としております。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 上田富久君。 ◆21番議員(上田富久君) 私は予土線の利用者、予土線沿線上の地域住民の意向が一番、私は大事だというふうに思っております。声を力にと言いながら、平成20年度にアンケート調査を行って以降、岡原市長になってからアンケート調査は行っておらず、来年度から調査をするそうでございますが、あまりにも動きが遅過ぎるというふうに私は思います。 今述べたことも併せて、JR予土線に対する思いを、岡原市長にお伺いをしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) お答えをします。 かつて6両編成で走っていた、運行されていた車両というものが、現在、1両での車両でございますし、また、便数も減らされていることからしても本当に寂しくなっている。ただ、先ほど議員おっしゃったとおり、沿線の方々にとってはなくてはならないものであるわけでございますので、これはなくしてはならない交通インフラであることは十分認識しているところでございます。 今回、法律の大きな改正というものがござまして、今後様々な議論がなされるであろうと予想はしているところではございますけれども、本市のみならず、鬼北町、松野町、そして四万十市、四万十町、協議会が合併することも含めて、これからさらなる利用促進、そして、いかに存続をさせていくことができるか、注力をしていきたいと考えている次第でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 上田富久君。 ◆21番議員(上田富久君) 存続の方向でというようなことでございました。 伊達宗信氏が会長のJR予土線圏域の明日を考える会は、民間で組織されており、隈研吾氏が総合アドバイザーに就任をされておられます。 私は伊達博物館建設の関連する役者がそろってきた感が払拭できないでおりますが、隈研吾氏はJR予土線圏域の明日を考える会の総合アドバイザー就任に当たり、JR予土線に初めて乗ったとき、草木が生い茂っている坂を上っていく風景や四万十川の渓谷を見て美しさに衝撃を受け、この路線を守りたいと強く思ったというふうに報道をされております。 確かに私も何度か乗ったことはありますが、すばらしい風景ではありますが、このような取ってつけたような理由ではなく、予土線存続を望むのであれば地に足をつけて、沿線住民の意見の聴取、生活の利便性、沿線上の自治体が協力した広域観光など、具体的なビジョンを示すことと、存続する場合の各自治体の費用負担を明確にして、市民に示す必要があると私は思います。 国・県も四国新幹線や地方の赤字路線問題など、鉄道をめぐる論議を始めたばかりですので、この経緯を見守っていきたいというふうに思います。 これで準備した質問は全て終了いたしましたが、最後に、これも嫌みなんですが、鉄道が欲しい、高速道路も欲しい、立派な博物館が欲しい、山の上に美術館が欲しいと駄々っ子のように何でも欲しいというようなことは少子高齢化、人口減少社会においては、実現は大変困難に今後なってくると思われます。また、維持についても、大変これも困難になってくると思います。 岡原市長におかれましては、これからの人口減少社会に対応し、子どもたちに負の遺産を残さないよう、身の丈に合ったコンパクトでスリムな自治体運営を私は行っていただきたい、強く申し添えて私の質問を終わります。 どうもありがとうございました。 ○議長(石崎大樹君) 以上で、上田富久君の質問を終わります。 しばらく休憩し、午後1時から再開いたします。     午前11時44分 休憩-----------------------------------     午後1時00分 再開 ○副議長(中平政志君) 再開いたします。 休憩前に引き続き質問を行います。 それでは、武田元介君の発言を許します。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 武田元介君。 ◆12番議員(武田元介君) 市民クラブみずほの武田元介でございます。 通告に従いまして質問いたしますので、どうぞよろしくお願いをいたします。 こちらでも触れたことがあるんですが、大阪・関西万博の諸施設の建設費の高騰、1年ほど前からでしょうか、工事費が1.何倍になったというような報道がございまして、ありゃ、宇和島も大きなものを建てるが、どんなになるんやろうと思っておりました。 市民がお待ちになっているだろう市立宇和島病院のエネルギー棟機械設備工事が、2回入札が不調になりまして、3回目の入札公告が行われております。 予算の増額がおよそ5%、今回こそ入札が成立して、早期に工事が進むように、そして完成が本当に一日も早く待たれるものであろうかと思いますので、うまく入札が進めばいいなと、応札者がいればいいなというような感覚を持っております。 冒頭に申し上げました大阪・関西万博のパビリオンなどの工事はなかなかやり手がいない。午前中の質問にもありましたが、2024年問題という労務者の、お仕事を建設現場でしていただく方々の働き方改革というようなものも相まって、とんでもなく遅れているというようなニュースも飛び込んでまいりました。 一方で、福島の原発の処理水の排出について、とんでもなく科学的根拠に基づかない主張をする隣人が現れました。そのことを冒頭にお尋ねをして、今日の質問、落ち着いた形で進めてまいりたいと思います。 まず、中国の水産物輸入停止の影響を問いさせていただきます。 先週でしたでしょうか、中村知事が、中国に対する県内からの水産物の輸出額は、去年1年間で約2億6,700万円というふうな記者会見での数字の提示がございました。 宇和島のほうでは、どれだけ影響があるかという点でございます。楠産業経済部長、お願いします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 楠産業経済部長。 ◎産業経済部長(楠憲雄君) お答えをします。 令和4年の国の水産物輸出額は3,873億円であり、そのうち食用水産物については、中国に836億円、香港に498億円、マカオに8億円を輸出しており、中国、香港、マカオで1,342億円、約35%の輸出額となっております。 8月24日の処理水放出に伴いまして、中国、香港、マカオによる日本水産物の輸入規制措置が講じられたことによりまして、日本の輸出水産業には大きな影響が出ております。特に、輸出の多いホタテ貝やナマコにつきましては、深刻な問題となっております。 御質問の地域の水産業への影響につきましては、宇和島で養殖されるシマアジやクロマグロ等も中国等に輸出されておる状況でございますけれども、中国については、7月からの日本産の輸入食品に対しまして、放射性物質検査を強化してきたため、養殖魚等の水産物については、放出前から実質的に輸出ができなくなっていたことから、既に他国や国内に仕向け先を変更して対応してきたこと、また、香港、マカオにつきましては、本県は輸入禁止の対象地域となっていないことから、現時点では、流通量の減少や単価の下落といった大きな影響は出ていないと伺っております。 しかしながら、問題の長期化により、風評被害の拡大等による国内外の取引や価格に影響が出ることが懸念をされ、その動向を注意する必要があると考えております。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 武田元介君。 ◆12番議員(武田元介君) 愛媛県が2億6,700万と示された根拠が何かまで、私勉強しているわけではないんですが、宇和島市内の事業所から、中国向けの水産物輸入高についての数字はお持ちでしょうか。 全体に占める割合、県の数字で見ますと輸出総額の3%ほどだというふうに読めるコメントを知事出されているんですけれども、宇和島の場合は、いかほどの額で、その額が宇和島の水産物出荷額のおよそ何%かという数字まではお持ちじゃないでしょうか。楠産業経済部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 楠産業経済部長。 ◎産業経済部長(楠憲雄君) 把握をしておりません。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 武田元介君。 ◆12番議員(武田元介君) 多分、県の数字が間違っていることはないと思うんですよ。こういうベースで計算をすれば、大きな影響は、ホタテやナマコなどのようにはないのかと思いますけれども、お困りの事業者様がきっとおられるはずですので、適切な対応をしていただきたいと思いますが、具体的な動き、対応策については、岡原市長、既に懐にお持ちだったり、発信されていることございますでしょうか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) 処理水に伴う問題につきましては、やはり国がしっかりとその責任を果たしていただきたいなと思っております。 国は今、政策パッケージとして、消費拡大であるとか、生産の維持の対策であるとか、いろいろと組まれているところで、支援をいただけるものと思っているところでございますが、市としては、パッケージの中でどれを活用し、やっていくか、関係団体としっかり連携しながら検討していかなければならないと思っております。 一方で、要望活動につきましては、この8月24日に、中国が輸入規制ということで声を大にしてきたところでございますけれども、翌日25日に、県の水産関係団体が水産庁長官に対しまして、魚類養殖業の経営安定に関する要望活動、これに私、長谷川代議士とともに同行させていただきまして、現地のお声というものをお届けをさせていただきました。 そして、9月5日におかれましては、全国市長会における水産都市連絡協議会がやはり同じく緊急要望というものをしているところでございます。 また、市として、それら要望活動には加わっているところでございますけれども、具体的に何かというところではないですけれども、こういった国の動向というものを注視しながら、しかるべき対応をしっかりやっていきたい、そのように考えている次第でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 武田元介君。
    ◆12番議員(武田元介君) くしくも、後の質問で絡んでくるだろうという、パッケージの中でというお言葉を使われました。ぜひにそのパッケージの中を十分に利用されること、そしてパッケージの中では処理できない事項あるいは問題というのが宇和島地域の水産業界に対する影響としてあれば、そのパッケージを広げていただくこと、要件を、そういうこともぜひ御検討をいただきたいと思います。 次にまいります。 人口減少対策についてであります。 資料を準備しております。これは6月議会で、午前中の山瀬議員もおっしゃっていただいた明石に負けていないぐらい子育て応援していますよというようなことを私申し上げました。アピールがお上手じゃないんですかということまで、偉そうに申し上げてしまいました。 早速、広報で特集ページを、4ページから9ページまでですか、出していただきました。これだけの子育て応援政策・施策というのを見て、どういうふうに、岡原市長、お感じになりましたでしょうか。所感を問いたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) 今年度から国は、異次元のそういった政策というものを出してくるという話でございましたけれども、市といたしましては、議員の皆様方のお力添えを得ながら、これまでも着実に一つ一つ子育て環境の整備というものは行ってまいりました。 ただ、皆さんからも御指摘があったとおり、それらの発信というものが十分ではないんだ、特に、私も議会での視察に伺ったときには、やはりその自治体のちょっととがっているような、そういったところにやはり注視をして、そこでの資料を見たときに、非常に分かりやすさというものを感じていたところがございました。 そういった意味で、明石市の資料もそうですし、我々としても、全体を並べるとおしなべて非常に分かりにくい資料になっていくところを、市として、やっぱりかいつまみながら、目玉となるようなものをしっかりとピックアップをして、そして、そこにまず目を向けていただいて、さらに、深掘りをしていただくきっかけというものになればという思いで、今回は、まず一端として、結婚、出産、そして子育てに特化して、そういった流れというものをつくらせていただきました。 今後とも、こういったやっていることは、しっかり市民の皆様方にお知らせしていくことが重要であると考えておりますので、そういった思いで続けていきたいと、そのように考えている次第です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 武田元介君。 ◆12番議員(武田元介君) ありがとうございます。 ちょっと意地悪なことを申し上げようと思っていたんですけれども、取りあえずということで、まずはということで、アクセスしやすい情報発信というふうに逃げられてしまいましたので、この意地悪も空振りに終わるかなと思うんですけれども。 これ、子育て支援は、保健福祉部だけじゃないですよね。建設部で取り組めることももちろんございますし、教育行政に携わる教育委員会というのは、学校環境の整備などを含めて、いろんな支援をなさっていると思うんですけれども、そのあたりが足りていないのかな。 ですから、第2弾、第3弾ということで、ぜひに、こういう見やすい、こういうことでお困りの方にはこういう制度がありますよ、どうぞ御活用くださいという発信を教育委員会のほうでも、10月とは申しませんので、その後に、例えば、入学準備が始まる頃を見定めて発信するというようなことを御検討いただきたいと思いますが、金瀬教育長、いかがですか。そんなの分かっているわと言わないでください。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 金瀬教育長。 ◎教育長(金瀬聡君) 今アドバイスいただいたような、しかるべき発信はしてまいりたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 武田元介君。 ◆12番議員(武田元介君) それと、これもまた岡原市長に言われてしまったんですけれども、6月の畠山議員の子育て支援策の充実についてという質問の中で、岡原市長は、答弁、こういうことを言われています。 今後においても、この地域で幸せや夢を語ることができるような、そうした奇をてらった施策をしっかりと構築していきたいと考えていますということでございました。 あれから3か月でございます。どのような奇をてらった政策を構築しようと思っておられるか、あればお話しをいただきたいと思います。岡原市長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) 我ながら抽象的な答弁だったなと今反省をしているところでございますけれども、全般的に今、考慮・検討はしておりますけれども、今ここでたちまち申し上げる状態にないのが現実でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 武田元介君。 ◆12番議員(武田元介君) 例えば東京の港区なんかは、中学校の3年生の修学旅行はシンガポール3泊5日、1人当たりの費用が60万を超えるというような政策選択しているんですよ。それに対して、いろんな識者がとても有効な投資だと、これこそが投資だというようなコメント出したりしている方もおられるんですけれども、伊達博物館に50億使って、毎年1億5,000万以上の赤字が出るような施設を一方で建てようとしているんですから、子どもに対してお金を使うという意識は、私はもっと持っていただきたいと。 ほんと、3泊5日とは申しません。海外経験のできない御家庭の方もございます。そういう方に行く機会というのをつくるのは、とても有効だと思います。ぜひに政策を変えていただきたい。 あるいは学力トップの小さな町、石川県。これは、いろんな私塾が充実していないです、町ですから。だけれども、どんどんと勉強させているんです。学力が第一なんて、言うつもりはありません。だけれども、こういう選択をしたんです、ここの町は。 大阪府、高校無償化の決定。午前中に、東京の私立大学に行けたという恵まれた方の質問がございました。そういう方ばかりじゃないんですよ。恵まれたというのは嫌みじゃないですよ。そういう、親が思えば、そういうふうにしてチャンスを選択できるわけですよ。 親ガチャという言葉を使いましたけれども、この自治体に生まれたら、こういう経験をさせてもらえるんだというまち、それがとんがったというか、奇をてらったと、二番煎じかもしれませんけれども、そういうふうな発想を持っていただきたいと思います。 次にいきます。 これはどこもがやっていることです。小・中学校の給食費の支援拡大をしませんかということを、改めて、岡原市長、お願いします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) お答えをします。 現在、子育て世帯を対象にいたしまして、給食費負担軽減事業というもの、いわゆる1食当たり100円補助というものは実施をしているところでございます。 議員御指摘のとおり、周辺でも、ここで、近いところでいうと愛南町が、この議会で無料化というものをしようと、そういった上程をしているということを聞き及んでいるところでございます。 この給食の件につきましては、これまでも繰り返し答弁を申し上げてきたところでございますけれども、やはり慎重に判断していかなければならないと考えているところでございまして、現在、それらを実施するところは計画していないところでございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 武田元介君。 ◆12番議員(武田元介君) 計画していなのは結構ですが、試算ができるかということで、この3番目の質問をさせていただきました。給食費の無償化に幾らかかるかという点であります。これは数字ですので、森田教育部長、お願いします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 森田教育部長。 ◎教育部長(森田孝嗣君) 無償化に幾らかかるかという御質問でございますが、生活扶助や就学援助費から賄われる世帯を除いて試算をいたしましたところ、概算で約1億7,000万必要となります。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 武田元介君。 ◆12番議員(武田元介君) 1億7,000万ですね。これは、現在の100円補助の額は含まれていないということでよろしいですか。森田部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 森田教育部長。 ◎教育部長(森田孝嗣君) 100円補助の分は含まれております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 武田元介君。 ◆12番議員(武田元介君) つまり、100円補助がおよそ5,000万、すごいざっくりなんで間違ったと言わないでくださいね、これ5,000万じゃ、1億2,000万でできるんですよ。 先ほど申し上げました、冒頭で、伊達博物館の収支差額幾らですか。それと市民の皆さんを比べていただきたい。無償化しようと言っているんじゃないですよ。してほしいと言っているんでもないんです。だけれども、そういう数字なんですということを御認識いただきたい。 次にいきます。 18歳までの医療費の無償化拡大。 これについても、いろんな自治体がスタートを始めています。この無償化を18歳まで、今は中学3年生までですね、ですから、18歳まで拡大するお考えはないでしょうか。岡原市長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) お答えをいたします。 18歳までの医療費無料化につきましては、やはりこれは本来国が画一的にやるべきだと、私はそのように確信をしているところでございます。 宇和島市におきましては、先ほど申されたとおり、今15歳まで、中学校3年生までのそれが今3年目にちょうど入ったところでございます。 それらを決定する説明の中におきましては、やはり財政負担等々の御心配の声もあったことでございますので、議場でも申し上げた、やはり注視をしていかなければならないだろう、何年かはその動きを見ていかなければならないだろうということを申し上げたことを記憶しております。 担当は、この2年、そして今年度も、その数字は注視をしているところでございますので、それらをしっかり検討しながら、しかるべきタイミングで判断していくべきものだと、そのように考えている次第でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 武田元介君。 ◆12番議員(武田元介君) しかるべきタイミングというのは、しかるべきタイミングでいいんでしょうけれども、そんなことじゃ市民に叱られますよ。そんなんじゃいかんと私は思います。 ちなみに、近隣で、あるいは愛媛県内で、医療費の無償化18歳までと広げているところ、かなり増えていると思うんですけれども、全国に広げればもっといろんなところが取り組んでいると思うんですけれども、そういうのを把握した上でおっしゃっているんでしょうかね、いかがですかね。 これ、5番にいきましょう。無償化を18歳まで拡大したときにかかる費用について、伊手部長、いかがでしょう。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) お答えいたします。 現行の子ども医療費の実績等による試算でございますが、対象を18歳まで拡大した場合の影響額は、現時点で約4,100万円と試算をしております。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 武田元介君。 ◆12番議員(武田元介君) これまた4,100万といった、内輪でございます、伊達博物館の収支差額と比較したら。これとこれ、ちょうどじゃないですよ、打合せしたわけじゃないんですよ。給食費ただにして4,000万、これ両方無償化できるんです。 ただ、現状の伊達博物館にかかっているお金がありますから、丸々1億幾らという理屈ではないというのは承知で申し上げています。象徴的に数値を、本当に市民の皆さんに注目していただくために、あえて1億8,000万とか1億6,000万とかという話をしています。 細かい話をしていくなら、もっと丁寧な説明が理事者からあってほしいですし、この通告について、こういうふうに答弁するので、2番目の質問はこういうふうな流れになるというところまで、打合せしてください。じゃなかったら、2番目の質問は流動的にしかなり得ないんですよ。そういうことを御承知おきいただきたいと思います。 18歳まで4,000万、給食費の無償化1億2,000万、これ両方できます。 次にまいります。 都市再生整備計画の評価と定量化した指標についてということです。これ、私が使う言葉じゃなくて、行政の資料の中にある言葉です。 第1期都市再生整備事業の評価を問う。 第1期都市再生整備事業がどういうものかということは、後の資料にございますが、パフィオであったり、駅のこちら側から、かどやさんの手前までの畑枝川の暗渠を明渠化するような、そういうふうな事業がございました。 それの目標を定量化する指標というのが3つ提示されています。もちろん政策選択の中には、いろんな指標を持って、目標値を持って、いろいろと御検討をされたと思いますが、こういうふうな指標がございました。 そして、都市再生整備計画、次の表がありますかね。これですね。これ、いろいろなことをされています。これが第1期の事業の中身です。この中には、私どものチェックを擦り抜けて、2基の看板を作って、2基の税込み836万円なりという看板を作った。穂積橋のところと上り立ち門のところに2つの看板がありますが、それが何と1個400万以上の看板だったというのが矢印で示されています。こういう計画なんですね。 そして、事後評価というのがございます。事後評価というのが次でしょうかね。真ん中のほうに、先ほど示しました数値目標の結果と申しますか、途中経過ですね、目標年限に応じた達成値というのが示されています。 こういうふうなことを見ていきますと、第1期都市再生整備事業の評価というのは、どう行政は捉えているんだろうという疑問を持ってしまったんです。 もう一つありますね、都市再生整備計画事業の成果概要。第1期、これが成果概要ですね。ですから、先ほどの計画からあまり変わっていないんですけれども、こういうふうに目標値の達成率、達成具合まで含めた成果の概要が示されています。 これを見て、この第1期の都市再生整備事業はどう評価されますかということであります。これは、岡原市長でよろしいですか、山口部長ですか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 山口建設部長。 ◎建設部長(山口勝君) お答えいたします。 第1期都市再生整備事業につきましては、平成26年から平成30年度の補助金交付期間にて実施し、JR宇和島駅を中心に、宇和島市学習交流センター「パフィオうわじま」、畑枝川親水ポケットパークを整備したほか、その他にも、市道の歩道美装化やバリアフリートイレの整備等、町なかにおける回遊性向上に資する事業についても実施したところでございます。 その評価につきましては、今ほど武田議員にお示ししていただきました図書館の利用者数、駅前通りの歩行者数、JR宇和島駅の乗降者数の3つの指標を設定いたしましたが、新型コロナウイルスの影響などもあり、残念ながら目標の値には達していないところでございます。 しかしながら、パフィオうわじまにおきましては、子どもの3階児童図書フロアと4階子育て世代活動支援センターの相互利用が見られること、畑枝川親水ポケットパークでは、休日や牛鬼まつり期間中にマルシェが開催され、空間の有効活用が図られていることなど、数字には表しにくい部分についての効果も感じているところでございます。 今後につきましても、引き続き、第1期計画で指標化した数値について注視しながら、第2期計画以降も予定している町なかの回遊性向上を引き続き進めていく中で、第1期計画の目標が達成できるよう努力してまいりたいと考えております。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 武田元介君。 ◆12番議員(武田元介君) 注視していくというのはいいんですけれども、これは建設部のほうで注視されるんですか。それとも所管で、例えば図書館のこと、パフィオうわじまは、図書館だけではなくて、子育て支援のための4階であったり、コミュニティ再生のための小ホールなどを含めた、展示場などを含めた1階の展開だと思うんですけれども、この後追い、国から仕送りをしていただいた結果、こういうふうな価値が宇和島で創出できましたよというものは、山口部長のところでチェックするんですか。それとも、それぞれの所管で後追いしていくものなんでしょうか。 いかがですか、パフィオの効果なんかというのは、金瀬教育長のところで後追いしていくわけですか。 コロナのせいも確かにあるでしょうけれども、全く目標値達成していないもので、平気であぐらかくんですか。あぐらかいているというんじゃないですよ。これじゃ、駄目なんじゃなかろうかと、ここで止まったんじゃ、数値が。いかがでしょう、そのあたり。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 金瀬教育長。 ◎教育長(金瀬聡君) 今、数字は私持ち合わせておりませんが、利用促進に向けての様々な工夫は努めてまいりたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 武田元介君。 ◆12番議員(武田元介君) お願いします。 じゃ、これ、第2期続けてされております。それが動いております。その定量化した指標というのが、先ほどと同じ、都市再生整備計画の整備方針概要図というのに示されております。そして、目標を定量化する指標の定義と、それと指標及び目標値の関連性というところを抜き出した資料を準備しております。 いかがでしょう、定量化した指標について、説明を求めたいと思うんですが、定量化した指標、代表的な指標が4つ示されています。 社会福祉施設に対する満足度、とても高い満足度。82から90まで高めようということです。ありがたいことです。 2番目、これは、エネルギー棟あるいは医療関係者の方々の研修施設などを同時に整備しようという、病院局のほうのお仕事でありますが、指標としては研修医の受入れ人数を指標としています。 これも、午前中の上田議員の質問の中にもありましたように、かなり医療関係者の働き方については無理のない働き方が実現しているので、より若い先生方に宇和島市立を見ていただくという意味で、達成可能だと思いますが、恐れ入ります、これを、右のほうを見せていただけますか。従来、令和元年度で16人の研修医を受け入れていたものを23に増やすという目標がございます。 その次です。これは、伊達博物館の利用者数です。従前値1万774、令和元年度、それが目標値5万でございます。5万人という数字を基にしてもと申しますか、5万人おいでていただいても、施設自体の収入というのはさして大きくございません。こういう数字が、目標値が示されております。 その次、4番目です。これは、かどやさんからその下の三コウの元カメラ屋さんまでのエリアの明渠化の事業です。それによって駅前通りの歩行者がより増えてまいりますよということです。 こういう4つの数字が示されております。これについて、どういうふうに捉えればいいのかということを、改めて、この文字どおりに読めばいいのか、そのあたりを御説明いただきたいと思います。これは山口建設部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 山口建設部長。 ◎建設部長(山口勝君) お答えいたします。 第2期計画におけます各定量的指標について御説明いたします。 1つ目は、子ども支援施設における利用者満足度の向上について、あけぼの園が定期的に実施している保護者へのアンケートにて、支援への満足度を従前の値82%に対し、90%に向上させようとするものであります。 2つ目は、宇和島病院における研修医の年間受入れ人数について、16人から23人を目指すものであります。 宇和島病院につきましては、エネルギーセンター棟建設に伴い、従前の宇和島病院では不足していた研修室や仮眠室等を新たに整備することで、医療従事者の職場環境の向上を図り、研修医の受入れ人数の増加を目指し、その延長として、医師の不足を解消することができればと考えているものでございます。 3つ目は、新伊達博物館における博物館ゾーンの利用者数について、年間5万人を目指すものであります。この指標につきましては、新伊達博物館の基本計画時から目標としている数字であり、都市再生整備計画におきましても同様の目標を立てているものでございます。 4つ目は、駅前通りの歩行者数について、従前値であります1日当たり573人から600人を目指すものであります。この指標につきましては、第1期計画において、駅周辺にパフィオうわじまを整備したことや、引き続き、畑枝川ポケットパークを整備していくことから、継続して、計画の目標値としているものでございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 武田元介君。 ◆12番議員(武田元介君) 私が説明したことをまた巻き直しして御説明いただいただけのように思うんですが、ちょっと私の質問の仕方が悪かったですね。 第1期で、あれだけコロナの影響があって、数値目標を達成しなかったという事実をお伝えしました。そして、第2期は、こういう目標を立てていますということを皆さんに見ていただいたつもりです。 目標値達成がどうかということを、第1期の都市再生整備事業について、今後も注視し、後追いをしていくというような御答弁をいただきましたが、第2期都市再生整備事業の指標についても、目標値についても、多分行かないものがほとんどだろうと。その責任は誰が負うのかというところまでは申しません。 ただ、こうやって打ち上げた限りは、後の質問にも続けてまいりますが、延長性というか、延伸性というんでしょうかね、例えば畑枝川の明渠化であれば、それをどこまで実現して、親水ポケットパークを完成させるんだというような、抽象的かもしれませんけれども目標があって、それに伴う目標値というイメージを取りたいんです、私としたら。 そのあたりの説明としたら、とても弱いように思いました。その弱い実情を次の質問で見ていただきましょう。 同計画、第1期の高質空間形成施設、市道の美装化の対象である道路の管理がどうあるべきかを問います。 画像を取っています。お祭り前の南予文化会館から中央公園までの緑地、グリーンベルトと言うんですか、それの状態です。これは、地元の方が日照りの続いたときには毎朝水やりをしたり雑草を取ったりして、きれいにしていただいている場所です。このグリーンベルト2つある。そして、だんだん後に行くほど南文へ近づいてまいります。これ、まだ手入れをされているところです。これ、そろそろ、そろそろ歩いてもらいたい。 これ、先ほど申し上げましたように、高質空間形成施設ですよね。そして市道の美装化の対象である道路なんです、これ。 次いきましょうか。これ、なぜかごみ置場になっているんで、後で種明かしいたしますね。 次へいきましょうか。これは、ごみ置場ではありませんという看板を緑地に立てていただいています。これ、時間帯ずれてごみ出されたので、回収されていないんでしょうか。ごみ袋がなぜかあります。 次へいきます。これも、ごみ置場ではないということですね。 次へどうぞ。まだきれいですね。これ、あそこに文房具屋さんがありますのでお分かりかと思いますが、牛鬼パレードなんかで、本当のメインの場所ですよ、こんな状態で。 次どうぞ。これ、南文の前ですね。 その次どうぞ。これ、きれいですね、なぜか。あちらには、ライオンズさんが周年で造られた石の像があります。平和の塔か何かですね。 その次いきましょう。これも枯れかけていますね。 その次が最後でしょうか。違う。 その次が最後ですね。これ、一番端ですね。バスセンターから見える緑地です。こういう状態です。これが、繰り返しになりますが、市道の美装化の対象である道路の管理なんですね。何か管理できない理屈があるんでしょうかと問いたい。 ちょっともう一つ、これです。これ、環境部のほうに、何か意地悪でやったんではなくて、こういう実態があるんです。市民の中でも分別しないでごみを出される方がおられるんです、悲しいかな、一部おられるんです。持って帰ってもらえないんです。黄色いラベル、これは分別されていないので持ち帰りできませんということが書いてあるラベルを貼るんですね。 本当に困ったもんです。有料のごみ袋に入れてあるだけましと考えればいいのかもしれませんが、やはり困ったもんでございます。これを見て、皆さん、何をお感じでしょうか。美装化の対象である道路の緑地に、分別されていないとはいえ、ごみが放置されております。 この道路の管理というのはどうあるべきなんでしょうか。これはどなたにお尋ねしたらいいでしょう、ごみのことは除いてでも、御答弁ください。山口建設部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 山口建設部長。 ◎建設部長(山口勝君) お答えいたします。 第1期計画における市道美装化工事につきましては、牛鬼ストリートから中央町児童遊園の間、パフィオうわじま西側、お城西側の御浜公園前の3路線について、景観に配慮した舗装整備や街路灯の設置を行っております。 当該路線につきましては、都市の景観や環境への配慮から、街路樹を含む緑地帯があり、業者委託の上、剪定、除草、点検等を実施しておりますが、議員御指摘の箇所のほか、一部箇所につきましては、委託範囲に入っていないこともあり、管理が行き届いていないとの声もいただいているところでございます。 今後は、可能な限り業務委託の範囲に含めたり、日常的な見回りを増やすなど、管理体制を強化して、良好な景観維持に努めてまいりたいと考えております。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 武田元介君。 ◆12番議員(武田元介君) 早速に植栽の管理などもしていただきましたので、本当にありがとうございます。地元の方も大変喜んでおられました。 これを行政何とかという声が上がる理由は何か。市長、何とかしてくれという声が地元から上がる理由の大きな要因の一つ、何かお分かりになりますか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) なかなか一つの、町なかか遠隔地かは別として、なかなか人口減少の中で、それをやる、そういった人もいない、そしてそれをやるだけの時間がない、そういったことも考えられるかと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 武田元介君。 ◆12番議員(武田元介君) 私も同じような感覚を持っております。高齢化もございます。人も少なくなって、高齢化もあって、今までなら、あそこまではいて、落ち葉集めてたんよ。だけど、しんどいんで、毎日はそれをせんのよ、あるいはここまでしかできないんよというような方もおられます。 それと、分別されていないごみ袋、地元の方が持ってこられたとは思わないと言う方が多いです。車がよく通るところなので、車からぼんと下して、投げ込むような方がひょっとしたらおられるんじゃなかろうかというふうに言われています。 ですから、ぜひに、あの辺りは意識をしてほしい。繰り返しになりますが、市道の美装化の対象である道路の管理でございます。国から仕送りをしていただいて、ここをきれいにしようというようなことで、お金を使った道路の管理でございますので、一層の美化に努めていただきたいと思います。 最後に、グリーンベルトに、緑地にごみが投げ込まれている状態というのについては、早速改善を図られたというお話聞きましたが、古谷部長、お答えいただけますでしょうか、実態はあるわけなので。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 古谷市民環境部長。 ◎市民環境部長(古谷輝生君) まず、ごみステーションの利用についてでございますけれども、地域の皆様にルールを守っていただくことで、まちの美観が保たれるというふうに考えております。 今ほど御指摘のありました内容につきましては、ルールに基づいた形で、指導をしたところでございます。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 武田元介君。 ◆12番議員(武田元介君) 恐れ入ります、ルールというのは、分別されていないごみが出ていた場合には、グリーンベルト内に投げ込んで、黄色いラベル貼ってほっておけというルールではないはずですよね。ちょっと構いませんか、誤解を受けたらいけないので。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 古谷市民環境部長。 ◎市民環境部長(古谷輝生君) 具体的に申しますと、警告のシールをつけまして、緑地帯から道路に下ろして置くようにいたしております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 武田元介君。 ◆12番議員(武田元介君) せっかくの道路でございます。そして観光客の方や、あるいは丸山のスポーツ施設を御利用になる方々が連絡路として使うような道路ですので、ぜひに一層の美化をお願いいたします。繰り返しになります。恐縮です。 じゃ、次にまいります。 これは、第2期の社会福祉施設の支援の満足度90%を実現するための具体的計画はという質問を投げかけさせていただきました。 ただ、これ、よく読むと、3つの施設が複合施設として整備されるんですけれども、1つの施設の満足度の評価を82から90に上げるというふうな指標でしかないということに、後で気づいてしまったんですね。 あけぼの園の満足度を90に上げるための具体的計画というのが、では、まず、あるかということを伊手部長のほうにお尋ねしたらいいですか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) お答えをいたします。 先ほどの建設部長の答弁にもありましたように、この指標は、あけぼの園が毎年実施している保護者アンケートの令和元年度の満足度を採用しておりまして、その後の経過としまして、令和4年度で既に94%という結果が出ておりまして、目標の指標としては既に到達しているなど、施設の利用者からは高い評価を得ているものと認識をしているところでございます。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 武田元介君。 ◆12番議員(武田元介君) つまり、建物が建て替わらなくても、満足度は上げられるんですよ。これ、94という数字、事前に聞いたわけじゃございません。 これ、何を意味しているのか。箱物は必要ないということです。満足度を上げるためにはソフトなんですよ、ソフトパワーなんですよ。あるいは既存の建物のリスク、危険な部分であったり、御不満の出ている部分を細かく対応していくということなんですよ。これで上がるんですよ、94に。 私、建て替えが必要ないとは申しません、この複合施設。複合施設、必要ないとは申しませんけれども、今、保健福祉部長言われたように、満足度というのは上がるんだということを今回の質問で皆さんにお知りいただきたいと思うんです。箱を建てる必要ない。 これ、次にまいります。 今ほど、あけぼの園の利用者の満足度の増加というのは箱じゃないよというふうに申し上げたんですが、では、わかたけ、それと発達障害の方に対応するための施設、それが併設された、3つです、これ、併設でいいのかな、3つの施設が複合施設として整備されます。 この複合施設の満足度を上げるために、複合であるがゆえに、どんな準備をして臨まれるかという切り口でお尋ねをしたいと思いますが、これ、建設部長、御準備なさっていますか、答弁。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 山口建設部長。 ◎建設部長(山口勝君) すみません、ハード面での対応についてお答えさせていただきます。 施設につきましては、今現在のあけぼの園につきましても施設が手狭であり、設備についても老朽化しているため、再整備が必要であるという観点から、建て替えを行うものであります。 また、療養施設、生活介護施設であることから、設計段階から、誰もが利用しやすい施設を目指すため、ユニバーサルデザインの考え方を取り入れることや施設の耐震性をしっかり確保することを重視しまして、通所される方や保護者の方が安全・安心に過ごすことができるよう施設の建設を進めているところでございます。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 武田元介君。 ◆12番議員(武田元介君) わかたけや発達支援組織との複合施設のメリットというか、複合施設にすることによって、どういうふうに機能を果たせるよというあたりは、金瀬教育長にお尋ねしたらいいでしょうかね。 箱物が建った、そして箱物の整備がなくても、あけぼの園の場合は、ソフトパワーあるいは小さな手直しによって満足度が上がったという事実をお示しいただきました。 じゃ、3つの施設が複合されることによって、どういうふうな、既存のばらばらにあった施設、1つはなかったですよね、それが一緒になることによって、どういう効果を生むというふうにお考えか。 私ども厚生委員会で、前橋市とか東京の周辺の町の、ちょっと忘れちゃったんだけれども、その町の発達支援のセンターの視察に行かせていただきました。そこでも感じたことは、建物じゃない、どういう仕事経験のある方がそこへ配属されるか、あるいは配属された方が学校現場に戻るとか、事務に戻るとかというような人事交流も含めた、人材をどう構えるかということで、施設の効果・効用というのは上がるんだというふうな気持ちを持って帰って、何度もアピールしている。 それに対して、あまりお答えがなくて、ここで改めてお尋ねをしているんですけれども、3つの施設が一緒になることによって、どんな効果を生もうと思われていますか。金瀬教育長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 金瀬教育長。 ◎教育長(金瀬聡君) 今御質問いただいた答えに、ストレートなお答えになるかどうか分かりませんが、例えば、発達支援センターのほうには現職の教員を指導主事として常駐させることにしておりますし、これまで学校は学校、わかたけはわかたけ、それぞれいろんな事情を抱えた児童・生徒について、相談の窓口であったり、対応するための専門的な知識であったり技術をお持ちである方々が集約されたセンターになっておりますので、ソフト面でも一定の効果は期待できるんじゃないかと、そういう考え方でやろうということになっています。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 武田元介君。 ◆12番議員(武田元介君) ぜひに、それぞれに専門分野はありましょうけれども、ユニバーサルにあるいは一般的に、どう対応していくかという経験を共有するという意味では、人事交流が学校現場とあるということはとても有効でありましょうし、ぜひに人事配置の観点からも、この施設を有効に御活用いただきたいと思います。 次にまいります。 都市再生整備計画で、畑枝川の明渠化というものを取り組んでおります。親水ポケットパーク、とても水がきれいで、ああ、こんなにあのどぶ川がきれいになっているのと。 以前、私が議員になりたての頃、公明党の木下議員、先輩がボートで、ごみの状況、汚れている状況というのをパネルで示されたことを記憶しておりましたので、どんなんだろうと思っていましたら、とてもきれいでした。 この明渠化、親水ポケットパーク、整備の評価について、まずお尋ねしたいと思います。山口建設部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 山口建設部長。 ◎建設部長(山口勝君) お答えいたします。 畑枝川ポケットパーク整備事業につきましては、現在、暗渠となっている河川を開渠化し、既存の護岸を改修すること、また護岸沿いに休憩施設や緑化施設を整備することによる歩行者環境向上を目的としております。 宇和島市の中心市街地は、公共施設や観光施設が比較的コンパクトにまとまっていることから、宇和島駅周辺エリアからアーケード商店街を通り、宇和島城や伊達文化エリアに足を運んでいただくなど、回遊性を向上させる上でも、重要な施設整備の一つであると考えております。 また、暗渠となってからかなりの長い期間が経過しておりますので、暗渠を解消することは防災上の懸念を減少することにもつながることであり、その点からも意義のあるものと考えております。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 武田元介君。 ◆12番議員(武田元介君) 先ほどの緑地帯のところで触れてもよかったんですけれども、あえてここで触れます。 グリーンベルトの緑地帯の植物が繁茂して、きれいに整備されていないと、空き缶やペットボトルが投げ込まれる不法投棄の巣になっちゃうんですね。暗渠している畑枝川には、ごみ捨てても平気な人がやっぱり一部でもおられるんですよ。 だけれども、見えると捨てにくい。そして、宇和島は何で食べていますか。海の方々の努力で、海面養殖も含めた漁業をなりわいとする方が多いまちですよね。そうしたら、宇和島市民の生活排水が流れている川、あるいは海も、海の潮が上がってくる川でありますので、その川がきれいかどうかということで、魚の価値というのはとても高くなると思うんです。 ですから、今の駅からかどやさんところまでの川が、ごみがほとんどなくて、水質もきれいだということは相当な価値があると私は思っています。伊達博物館と同じような制度を使って、国から仕送りをもらった事業なんですけれども、私は、この明渠化というのは進めていただきたいと本当に素直に思います。 今後ということをお尋ね、次にいたします。 畑枝川は、そこから下流まで、市役所のところまでございますよね。そして、駅から向こうへは、昔のことを御存じの方は、和霊小学校の下に大池というのがあって、畑枝川の支流で大池川というのがございます。そこも同様に暗渠になっていて、機関区のところで蛍が飛ぶ川になっているんですかね、そういうところなんですが、こちらのほうは今後どうされるかということをお尋ねしたいと思います。山口建設部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 山口建設部長。 ◎建設部長(山口勝君) お答えいたします。 畑枝川につきましては、第2期計画で現在実施中の区画が完了した後、第3期計画にて、さらに下流側の恵美須町のフジ宇和島店までの区画を同様の形で整備していきたいと考えております。 第3期までの事業計画についても、町なかの回遊性向上の一環として整備を行いたいと考えておりまして、今後、国・県とも協議をさせていただく予定としております。 また、国道56号をまたいだ畑枝川のさらに下流側で、市役所までの区間及びJR宇和島駅から南予地方局までの大池川の暗渠につきましても、市といたしましては、解消したいとの考えは当然持っているところでございます。 しかしながら、現時点におきましては、財源をどのように確保していくか、どのようなテーマを持って整備を実施していくか、具体的な方針につきましてはまだ定まっていない段階でございますので、整備手法などにつきましては、今後、引き続き検討していきたいと考えております。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 武田元介君。 ◆12番議員(武田元介君) ありがとうございます。 ぜひに、財源問題というか、どういうお金を国から仕送りしていただけるかという課題もあろうかと思います。都市再生整備事業に該当するかどうかというのは、区画図といいますか、ここまでの範囲は、都市再生整備事業に採択できるだけの計画を宇和島市がつくっているよということになるんですけれども、そこから外れると、その事業費は使えないということになるんで、ひょっとすると、南予地方局に近い部分というのは地区外になるかもしれません。 その際には、建設部長、山口さんも触れていただきました、やっぱり津波被害等のときに復興の中心になっていただくべく南予地方局を機能させるためには、そこへのアクセス道が暗渠であるがゆえに、建物の倒壊などを起こしてアクセスが悪くなる、全然行けなくなることはないと思いますが、悪くなるということも想定して、例えば、大浦や城南の浸水対策事業や下水道のストックマネジメント事業などに使っている防災・安全交付金、国交省のものなどの利用もぜひにお考えをいただいて、うまく整備を進めていただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 何か、やりましょうと言っていただけますか。いいですか、建設部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 山口建設部長。 ◎建設部長(山口勝君) 今ほど、武田議員が御提案いただきました事業スキームも含めて、今後、前向きに検討はしていきたいとは思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 武田元介君。 ◆12番議員(武田元介君) ありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。 次にまいります。 ちょっと時間を前で使ってしまったのは、午前中、医師の働き方改革への質問がございまして、おおむねといいますか、まず問題ないような水準が満たされるという、オーバーする医師がいないというような御答弁がございましたので、まずは通告のとおり、労働時間の把握はできていると考えたらいいんでしょうか。片山部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 片山医療行政管理部長。 ◎医療行政管理部長(片山治彦君) 病院局で所管いたします3病院におきましては、出退勤簿、そして時間外勤務命令簿により把握をいたしております。これに加えまして、市立宇和島病院におきましては、必要に応じて、セキュリティカードや電子カルテの操作記録等によって確認をおります。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 武田元介君。 ◆12番議員(武田元介君) 2024年4月の時間外労働の上限規制についてもクリアできるというふうなことでございましたので、これはお尋ねせずに、少々問題があるようにお聞きした看護師確保の厳しさ、看護師不足の深刻さという点についてお尋ねをしたいと思います。 病床数の削減というのはお考えでしょうか。これは通告外になりますが、どうですか、看護師さんが実際に不足すると、病床を減らさなきゃならないということになりますが、いかがでしょう、梶原病院事業管理者。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 梶原病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(梶原伸介君) お答えします。 今、看護師さんの不足は当然なので、特にコロナの問題で休まにゃいかん。それとあとは、どうですかね、産休・育休とか、そういう人がたくさんいて、なかなか大変なんです。 それで、将来の人口動態とか考えて、やっぱりどこかでは減少させていかにゃいかん。そういうのは絶対必要になってくるとは思います。 今423床なんですけれども、1病棟50床単位なので、1病棟どこかで減らさにゃいかんかなとは考えています。それは、絶対いずれ、今は必要じゃなくても、いずれに、10年後には絶対必要になるし、それはどこでやるかいうのは、また今後の課題だと思っています。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 武田元介君。 ◆12番議員(武田元介君) ありがとうございました。 突然のことですが、そういう実情をお答えいただきましてありがとうございました。 秋田県では、二次医療圏が8個に分割されていた。それを3つにするというふうなことを県医師会の会長が申されております。それぐらいお客さんといいますか、人口がまず減っている。そして、医療の質の確保のために、そうして機能分担の範囲を広げていかないと、機能を受け持ってくれる病院の確保ができないという理屈なようでございます。 これがどうなるか、地元理解も必要ですので、これがどうなるかというのは、それは県単位の審議になるのかな、だと思うんですが、なかなか厳しい時代になるなというふうに思いました。 いろいろとお聞きすると、労働時間の把握はできているし、そして残業時間が不当に長いというようなこともないというふうに聞いておりますので、高いレベルの医療に携わって、自分のスキルも上げられる市立宇和島病院ですね、看護師の方もぜひに選択をして、お仕事をしていただければと思います。 最後にいきます。 これは私もあまり詳しくないんですけれども、日本の医療の質が担保されているプログラムというか、カリキュラムの中に、モデル・コア・カリキュラムということで、こういうことは絶対に勉強して医師資格を取ってくださいねという、大学ごとの差のない医療従事者をつくるためのカリキュラムをモデル・コア・カリキュラムと言うそうです。 そのモデル・コア・カリキュラムの中に、医療提供体制と医師の働き方という項目が加わるということでございます。つまりは、労働法なんかのことまで学んで病院に入ってくると言いますか、病院の選択をする医師というのが増えてくると思います。 そうすると、古い人間だと、医師というのは、例えば術後管理の必要な外科の先生なんかというのは、24時間365日、ずっと身を空けていなきゃならないというのが当たり前というか、それがプライドだったりするというふうに私も聞いたことがあったりするんです。 梶原先生なんか、そういうふうにずっとお育ちになったと思うんですけれども、今後の若い世代に対して、どういうふうに病院経営を続けていくかということを最後にお聞きしたいと思います。 どうぞ、梶原先生、よろしくお願いします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 梶原病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(梶原伸介君) 医学部のカリキュラムに働き方改革に関する講義が盛り込まれるということは、今までにない新たな学びが加わるということと受け止めております。 病院局におきましては、医師の働き方改革につきましては、医局幹部会や医局会等で研修により理解を深めているところでございます。 私が医者になった頃は、ワーク・ライフ・バランスや働き方改革といった概念はありませんでした。外科の手術で100%いうのはあり得ないことなので、術後、どんな不測な事態が起こることか分かりません。だから、土日、昼夜問わず病室を訪ねて、顔を合わせて、患者様やその御家族との信頼関係を築くことに努めるいうのは当たり前と思っていました。時間外という概念・感覚はありませんでしたし、医師の免許取りたての頃から、みんな頑張って、ただ知識の取得、技術の向上に努める日々でした。 素直に、時代は変わったなと思っています。何の職についても同じだと思います。働くということは、時にしんどいことがあろうと思いますけれども、新たな学びを経て、お迎えすることになる若い先生方の価値観を尊重して、彼らの期待に応えることのできる職場環境の整備に努めていかなければならないと考えております。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 武田元介君。 ◆12番議員(武田元介君) ありがとうございます。 もうコメントはいたしません。どうもありがとうございました。(拍手) ○副議長(中平政志君) 以上で、武田元介君の質問を終わります。 次に、坂尾 眞君の発言を許します。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 坂尾 眞君。 ◆19番議員(坂尾眞君) 日本共産党の坂尾 眞です。 通告に従いまして一般質問を行います。 まず最初に、来月10月から実施されるインボイス制度についてお伺いします。 中小零細業者や今の米農家、酪農家、フリーランスや宅配業者など、所得税が払えない弱い立場の人を狙い撃ちにして消費税をむしり取る、これがこのインボイス制度だと私は考えます。各種団体、個人が36万人の署名を集めて、インボイス制度の導入反対・延期を求めています。 前にお聞きしましたけれども、このインボイス制度について、改めて市長の所見をお伺いします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕
    ○副議長(中平政志君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) お答えをします。 10月1日から、インボイス制度というものがスタートするわけでございますけれども、確かに、事業者の事務負担というものは多くなってくる。一方で、全ての事業者がこの制度にのっとり適切に対応していく。そういった認識をしているところでございます。 今は、まだまだこの制度というものが十分に認識をされていないこともありまして、国等々については、今また集中的にそれらを実施をしていると聞いているところでございますが、やはり大変複雑な制度でございますので、それらの相談等々につきましては、丁寧に努めていただきたい、そのように考えている次第です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 坂尾 眞君。 ◆19番議員(坂尾眞君) 今、市長がおっしゃったとおり、まだまだ知らない方が大勢いらっしゃる。 当初、財務省は、対象者が161万人、約2,480億円の税収を試算していました。しかし、現在、見直しがされて、フリーランスや芸能人やシルバー人材センターの契約者の方々など、登録を強いられる方が約1,000万人に上り、消費税額は約1兆円になると言われています。 宇和島市のシルバー人材センターについては、以前に述べました月約3万円ほどの収入の方が3,000円、約6年間ですかね、経過措置があるとはいえ、約1割の消費税を払わなくちゃいけなくなる、とんでもない制度だと思います。 先日お聞きしましたけれども、きさいや広場、みまの道の駅は、零細な納入業者にインボイス制度の登録を求めないということを決めたと聞きました。公社が負担する消費税負担分を価格に上乗せすることで、公社は消費税の損を解消するという、要するに価格に転嫁するわけですよね。 実際、来月10月から、この消費税が実施されるわけですけれども、庶民に1兆円の増税を強いることが予想されます。10月から確実に物価高が予想されると思います。 ぜひ、このインボイス制度については、広く知っていただいて、ぜひ反対の声を大きく上げていただきたいなと思います。 次に、先ほどもありましたけれども、岸田政権が東京電力の福島第一原発の核汚染水の海洋放出を実行いたしました。水産業に大きな影響が出てくることが危惧されています。 先ほど、武田議員から質問がありましたけれども、改めて私のほうから、地元業者について、今のところ、まだ調査ができていないようですが、影響なんかについて調査される気があるんでしょうか。産業経済部長、お聞きします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 楠産業経済部長。 ◎産業経済部長(楠憲雄君) 現段階で、聞き取り調査をしております。 先ほど武田議員の御質問にお答えしたとおり、現段階で、地域の水産業については大きな影響は見られていないと。ただ、問題が長期化しますと、いろいろな問題生じる可能性がございますので、動向については注視する必要があると考えております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 坂尾 眞君。 ◆19番議員(坂尾眞君) これも大元は、今の政府は、地元漁業者など関係者の理解なしにはいかなる処分も行わないという約束をしていたわけですよね。その約束を公然と反故にして放流した。津波や原発事故後、復興に本当に努力されている地元被災者の方々への大きな裏切りだと思います。 今年度中に4回放流する予定ですよね。これは本当に早急に、今後の放流については中止を求めていく必要があると思います。 次に、市の財政状況について質問いたします。 コロナ収束宣言がされ、市民生活が通常に復帰したかのように見えます。しかし、コロナ禍での借入金、何ですか、無担保・無利子融資制度、何かかなりの金額を宇和島の事業者の方、借りられていると思うんですけれども、そういった借金の増大、そして人手不足、そして今問題になっています物価の高騰、こういった中で、本当に大きな負担を強いられています。 市長は、宇和島市の地域経済の状態、市民生活の状況についてどのようにお考えなのか、お聞きしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) お答えをします。 この3年余り続きました新型コロナウイルス感染症拡大による影響、そしてロシアによるウクライナ侵攻など国際情勢の変化によりまして、エネルギー価格を含めた物価高騰というものは、これ事業者、そして地域経済、さらには市民生活にやはり影響を与えているのは間違いないところであります。 ゆえに、先行きがなかなか見えない状況にあるんではないかと、そのように認識しているところでございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 坂尾 眞君。 ◆19番議員(坂尾眞君) はい、私も同感です。 そこで、令和4年度の財政状況が広報うわじまの9月号で告知されました。市債が9億1,000万円減少し、一方、基金残高は16億5,000万円増えて200億8,000万円になり、市財政は健全であると報告されています。 基金残高の推移を見ますと、令和2年度で13億8,000万円、令和3年度で27億7,000万円、そして昨年16億5,000万円、この3年間で合計で58億増えています。その結果、基金残高が200億8,000万円になったということです。 自治体の財政の目的は、市民の暮らし・福祉を支える大きな力になることだと私は思います。コロナ禍の緊急事態の下で、市政は市民の暮らし・福祉を守る役割を果たしてきたと言えるのか、私は疑問に思います。 この3年間の財政運営は、市民の暮らしと福祉を守る市政の役割が果たされなかった結果として、市に金がたまったと、財政状況がよくなって健全化していると言えるのではないかと私は考えます。 市長はどのようにお考えか、お聞きします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) この3年余りの、特にコロナ禍における施策というものにつきましては、そういったお考えということを今認識しているところでございますけれども、国のいわゆる臨時交付金のみならず、一般財源も活用しながら、様々な対策をしてきたことは事実でございます。 それ以前の平成30年7月豪雨災害がございまして、コロナ禍におきましても、復旧・復興に向けて、予算をしっかり活用しながら実施をしてまいりましたし、先ほど質問のありました子育てに対する対策、それなりにいろんなことに取組をしてきたことは事実であります。 一方で、基金が積み上がってきたという、それは事実であるわけでございますが、財政調整基金に目を向けると、七十数億円あったのが今四十数億円の中で、その中で、我々は特定の目的というものを果たしていくために、安定的な財源ということで、災害、環境、そして子育てということに振り分け、安定的にサービスを提供していきたいと、そのように考えている次第でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 坂尾 眞君。 ◆19番議員(坂尾眞君) 財政調整基金だけのことを言っているのではありません。 私は、9月広報の財政報告の欄で、特に感じたことがあります。皆さんお手元にもお配りして、見ていらっしゃると思うんですが、写真入りで、広報の7ページの、今日はここにスライドを出せないんですけれども、主な事業という欄があります。 主な事業で、写真入りで掲載されているのは、本庁舎整備事業、そして学校トイレ改修、商品券、中学校在籍児童記念品贈呈、海洋ごみ等対策推進、そして最後に、平成30年7月の豪雨災害記念碑設置、この6点掲載されています。 確かに、どれも大切な事業です。しかし、この6つの事業が岡原市政のこの1年間の象徴的な事業だったんでしょうか。私は残念に思います。市長、いかがですか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) この様々な事業を実施していく、それはもちろん、ある分野に不十分だという御指摘あるかもしれないけれども、全体として、事業としてはなしていくところでございますので、そういった部分に充てていくということで、私は適正に活用していると、そのように認識しているところでございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 坂尾 眞君。 ◆19番議員(坂尾眞君) 先ほど、武田議員が質問して、私、次の質問ではかなりかぶってしまったんですが、確かに、子育て支援策で、先ほどスライドを出されました、こういうものですよね。これ本当、もぐもぐ子育て講座、パパママスクール、そうですね、とにかく母子健康係の担当者の方々、福祉関係の方々というのは大変な努力をされて、こういう講座や相談会を持たれているとは思います。本当に現場の職員の方々に敬意を表したいと思います。 私がいつも求めています子育て支援策として、学校給食の問題等を述べていますけれども、これはあくまでも経済的な支援、今、本当に子育て世代の方々が陥っている貧困化の中で、具体的な手だてとして、経済的な支援というのをやはりもっと積極的に打つべきではないかということで、市長に質問してきたわけです。 私は決して、そういった意味で、宇和島市の子育て支援策は十分ではないと思います。その象徴的なものとして、学校給食の無償化という問題があるし、18歳までの医療費の無料化という問題があると思います。 先ほど、お聞きしますと、学校給食は約1億円追加、そして18歳までの医療費の無償化については4,100万円必要だと、合計で1億4,100万と、概算ですけれども、そういうことですけれども。 私、改めて市長に、400億基金積み立てているのであれば、これぐらいのことはやってもいいんじゃないかと思うんですが、いかがですか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) もちろん、財政的な課題というものもしっかり検討しなければならないところでございますけれども、給食については、今、医療費よりもそこまでまだ広がりは見せていないだろうというところを認識しておるところでございます。 ただ、こういった流れというものを今後どのように見ていくのか。今でも100円の補助はしている。これは、諸先輩方がつくられた仕組みは今でも生きているところでございますので、この中で次に何ができるか、今後、しっかり注視をしていきたいと思っています。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 坂尾 眞君。 ◆19番議員(坂尾眞君) まだ大きな流れにはなっていない。だからこそ、岡原市長にやってほしいと思うんですよね、学校給食の無料化について。1億ですよ。たかだか1億と言っても、これは大金ですけれども、今の基金残高、繰り返しになりますけれども、今の宇和島市の財政状況からいったら、決して無理ではないと私は思います。 次に、これも1回取り上げたことがあるんですけれども、生理用品、ジェンダー平等問題、女性差別の問題や、やはり女子を抱えている子育て世帯の問題としても、この生理用品の学校への常備という問題が非常に大きな脚光を浴びて、全国各地で取り組まれているようです。そして、いろんな喜びの声が、インターネットなんかでちょっと調べますと、出ているようです。 これは教育部長にお聞きしますけれども、1中学校に1つの生理用品の設置をするとしたら、どれぐらい費用がかかるか、これちょっと調べていただいているでしょうか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 森田教育部長。 ◎教育部長(森田孝嗣君) お答えをいたします。 トイレの共用部分に設置をするということでございますと、1校当たり概算として約10万円でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 坂尾 眞君。 ◆19番議員(坂尾眞君) 1校当たり約10万円、6校あって60万円ということですよね。 市長、この問題ではいかがですか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) この問題につきましては、坂尾議員からも熱心に質問をしていただいているところもありまして、それ以前の話とすれば、いわゆる災害のときに多くの生理用品を頂いたものをしかるべきところに配布をしたり、そういったことはやってきたと認識してございます。 ただ、言われるように、学校の常設のところにというところについて検討していきたいという答弁ばかりを申し上げてきたところでございますけれども、実際にこれらを検討していく中で、やはりこの常設の部分というものを考えていくべきではないか、そういったお話もありますので、これから前向きにしっかり検討していきたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 坂尾 眞君。 ◆19番議員(坂尾眞君) ぜひお願いします。 保健室に取りに行くというのはなかなか抵抗があるようです、若い子どもにとっては。ぜひ、1校に1か所でいいんですよね、ぜひ設置してほしいと思います。 さて、4番目ですけれども、錦町の駐輪場の屋根の設置についてです。 この問題は、河川の床版上だから屋根の設置はできないので、近隣地に移設させることで解決したいということで、岡原市長には積極的な答弁をいただいた記憶があります。 今も、しかし、雨が降ると、どうして早くできないのかなと思っています。その後、どのようになっているのか、報告をお願いします。これは建設部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 山口建設部長。 ◎建設部長(山口勝君) お答えいたします。 御質問のとおり、錦町の市営駐輪場につきましては、市管理河川の畑枝川の床版上に設置しており、安全性を備えた構造の屋根を設置することは、河川管理上、認められていないところでございます。 市では、現在、自転車活用推進法に基づき、歩行者と自転車利用者にとって安全・安心・快適かつ連続して走行できる利用空間を整備することを目的とした自転車活用推進計画を策定中でございます。 昨年度、新型コロナウイルス対策のため、策定委員会の開催がままならなかったことから、策定作業が遅れておりますが、この計画の中で、ハード整備とソフト施策を盛り込むこととしており、ハード整備の一つとして、屋根つき駐輪場の整備を検討しているところでございます。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 坂尾 眞君。 ◆19番議員(坂尾眞君) いつ頃のめどがあるんですか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 山口建設部長。 ◎建設部長(山口勝君) 計画策定につきましては、今年度中に策定ということになっております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 坂尾 眞君。 ◆19番議員(坂尾眞君) ぜひ本格的なそういう移設をしてほしいと思います。 しかし、現在、この駐輪場には約200人の生徒が駐めています。ヘルメットの着用が義務化されて、雨の日にはヘルメットが籠の中でびしょぬれになっているのを見ます。 ぜひ、市長、この駐輪場、改めて進めていただきたいんですが、いかがでしょうか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) お答えをします。 私が以前質問を受けたとき、これ多分2年前ぐらいだと記憶しております。そのときに、今の、部長が答弁申し上げました計画というもの、ハード整備というものを含めた計画を策定することで、補助事業になり得る、そういったものでございます。 ゆえに、これらを策定していくことが  状況というものに含めていいんであろうというところでございましたが、先ほど答弁申し上げたとおり、なかなか集合して会議をすることがままならなかったことで遅れている、これは現実でございます。 ただ一方で、ヘルメットが雨ざらしになってという部分、私も横を通るときに、同じように感じているところでございますので、こういった計画は策定しながらも、出来得ることはやっていかなければならない、そのように考えている次第でございますので、今後、しっかりそれらについて計画をしていきたいなと思っております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 坂尾 眞君。 ◆19番議員(坂尾眞君) ぜひ早期の実現をお願いしたいと思います。 4番目に、伊達博物館改築についてお伺いします。 この中で、皆さんいろいろな形で、批判といいますか、意見を述べられていますけれども、景気の低迷、物価高騰で市民の暮らしが苦しくなっているのに、なぜ巨額の税金を投じて、また、後世に大きな負担を強いる伊達博物館改築事業を強行しようとしているのか、私も納得ができません。 まず、私は、宇和島市に生まれて、先だって75歳になりました。後期高齢者の仲間入りをしましたが、伊達文化なんて、私実感したことはないんですよね。全く感じておりません。 伊達文化とはどのような内容のものか、これは教育長にお答えしていただけますか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 金瀬教育長。 ◎教育長(金瀬聡君) お答えをいたします。 伊達文化とは、今から400年前に、仙台伊達政宗の長子秀宗が宇和郡十万石を拝領し、入部したことを縁として、特に、江戸時代から幕末までの近世において、9代の藩主とともに産業、教育、文化の振興が図られ、発展したその過程において宇和島に根づいた、そのような風土、歴史、民俗、風習等の総称であると考えております。 それは例えば、お城や天赦園、和霊神社のある風景、お祭りの出し物や八ツ鹿等の郷土芸能はもとより、様々な文化が、私たちが意識するしないにかかわらず、ごく当たり前のものとして日常に根づき、溶け込んでいるものだと考えております。 加えて、国内の姉妹都市は全て伊達家の御縁によるものであります。そういった400年前から宇和島藩政によってもたらされた私たちの独自の風土、歴史、民俗、風習等を大切にし、継承していくべき文化を総称して、伊達文化と呼んでいると認識しております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 坂尾 眞君。 ◆19番議員(坂尾眞君) 今、教育長から伊達文化なるものについて説明を受けたんですけれども、今回、この予算を計上している市長、現在の経済状況の下で、伊達博物館改築事業に巨額の税金を投じる効果・目的をどうお考えなのか、お聞きしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) 公共の建物というものを耐震化し、その安全・安心というものを確保していくのは、行政としての当然の役割であろうと思っております。 御承知のとおり、平成25年に大規模改修を選択し、その後、10年くらいで完成をさせていくということが、その当時の考え方でありました。それから10年がたっております。 また、老朽化の中で、博物館としての役割、つまり機能が非常に劣化している中、これは何とかしていかなければならないということが、ハードを整備する上でのきっかけでございました。 ただ、ソフト的に申し上げますと、やはりこの地域の歴史文化、今なかなか伊達文化というのは御存じないという話でございましたけれども、先日、大崎市岩出山のほうに、正宗公まつりで、私行ってきたんですけれども、私が宇和島市長と知ると、秀宗はここに8年いたんだよとか、そういった話を普通にしてくるんですね。 ですから、そういった歴史文化というものが、やはりこの地域であまり重要視されていないんではないかということは、私はひしひしと感じるシーンではございます。 こういったものを未来へ継承していくこと、そして、宇和島市民の皆様はもとより、市外の方にも、やはり宇和島の歴史というものをしっかり考えていただくきっかけとなり得るだろうというところで、様々な補助事業、起債も含めて、精いっぱい努力をしながら、一般財源にあまり影響がないようにということで取り組んできたところでございますので、これらについて、しっかりとこの事業を進めていきたい、そのように考えている次第でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 坂尾 眞君。 ◆19番議員(坂尾眞君) 私は、それはそれぞれの概念ですから、考え方が違うと思います。概要の中で、やはり観光資源として、伊達文化エリアということで、あそこの整備が重要なんだというような位置づけがされていたと思います。 それで、ちょっと今テレビに映していただいたんですけれども、こういう写真やパネルの展示が予定されているようですけれども、こういったものが果たして県内外から観光客を誘致できるのか、私は甚だ疑問に思います。市長、いかがですか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) もちろん、いろんな考え方はあろうかと思いますけれども、こういった、今ぱっと見のこれすら、十分に御存じない市民さんもいらっしゃいまして、まずは、この地域の方々に知っていただく一つの大きな流れをつかむことができるんじゃないかと思いますし、こういった歴史に興味のある方々は本当にいらっしゃるかと思いますので、私は、これは一つの試みで、いいんではないかと、そのように考えている次第です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 坂尾 眞君。 ◆19番議員(坂尾眞君) これは丹青社がこういうサンプルを出してきたんで、現実にどうなるか分かりませんが、私は1冊本を買えば済むことだろうと思うんですよね。 私、先日、城山の天守閣を仰ぎ見られるように、樹木を伐採すべきだという人の話を聞きました。城山の樹そうというのは、宇和島市の地域の自然が育んできた、まさに多様性に富んだ貴重な宝だと思うんですよね。 私は、本当にそういう話を聞いて、天守を仰ぎ見るために樹そうを切らないでほしい、天守を見たければ、自分の足で山に登ってほしいと思うんです。 歴史観や価値観というものは多様であるべきだし、私の価値観を押しつける気は毛頭ないんですけれども、伊達家を敬う人がいてももちろん構いません。しかし、現在の経済の停滞、物価高の下で、市民の生活が苦しんでいる、困難になっている。なぜ巨額の税金を投じ、莫大な維持費を伴う伊達博物館改築なのか。 改めて、同じ答えなのかもしれませんけれども、市長の理念と使命ということを概要の中で訴えていらっしゃいますけれども、理念と使命というのは何なのか、お聞きしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) お答えをします。 多分、こういうのも見られていると思いますけれども、やはり理念といたしましては、地域の歴史文化の再生、共創の象徴となり得る博物館、これは宇和島のみならず、吉田、三間、津島の、この宇和島市としての歴史等々をしっかり確保していこうという流れでございます。 そして、新しいまちづくりと景観の美しさの象徴となるべき博物館でございますので、いわゆる伊達文化エリア、天赦園も含めた、そういったものをしっかりと、そこの中心となり得るような博物館を目指していこうというのが理念であることは御承知かと思います。 そして、使命といいますか、私は説明の中で、「まもる」「みせる」そして「いかす」という言葉をよく使わせていただいているんですが、その意味は、先ほど全てお話をしてしまいました。 「まもる」ということは、やはりこの地域にあるこういった歴史文化というものをしっかりと守っていく、未来へ向けて確保していく、それがいろんな諸設備、空調というか、湿気対策であるとか、そういったことをしっかり講じた施設でなければならないということ。また、保存の状態というものをよりよくするような施設でなければならないということ。 そして、「みせる」につきましては、今まで十分に知らされていない、この宇和島の歴史文化というものをしっかり皆様にお見せをしていく。そういった展示を心がけていく。 「いかす」というものは、それに加えて、イベント等々を効果的に実施をいたしまして、しかるべき広報というものに力を入れていくこと。 このいわゆる「まもる・みせる・いかす」ということをキーワードに、今後の伊達博物館というものは一つの拠点になり得ると、そのように考えている次第でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 坂尾 眞君。 ◆19番議員(坂尾眞君) かみ合わない議論になること、もちろん予想して私も質問しているんですけれども、私の言い分を述べたいと思うんですね。 伊達文化なるものは、封建時代の思想、価値観だと私は考えています。それで被差別部落のこと、私いつも取り上げますけれども、領民統治のために、いやしい者たちと侮蔑して差別・分断した、そういう封建時代の思想ですよね。その裏腹の関係で、領主、殿様、武士階級に敬意と服従を強いる思想、これが伊達文化、今、逆に脚光を浴びせようとしている伊達文化ではないかなと私は考えています。 したがって、私は、子どもたちに、この伊達文化なるものを教育強化することは、人権意識を欠いた時代錯誤で、危険を感じます。 現在、資本主義社会は行き詰って、貧困と格差が広がって、地球規模の環境破壊が進み、自然災害がもたらされています。また、先ほど市長もおっしゃいましたけれども、人類は戦争のない社会を目指してきたのに、ウクライナ戦争や米中対立を理由に、岸田自公政権は軍拡にかじを切っています。歴史が本当に逆行しているのではないかと思います。 岡原市長は、ぜひ伊達博物館建築事業を中止して、さきに述べた子どもたちへの支援策や物価高に苦しんでいる中小零細事業者、低所得の高齢者の支援にもっと力強く取り組むべきだと考えます。私は、伊達博物館改築事業が岡原市政のダメージになるのではないかと危惧しています。 それでは、最後に、同和対策の問題について質問いたします。 毎議会、質問していますが、建設部長、改良住宅について報告をお願いします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 山口建設部長。 ◎建設部長(山口勝君) お答えいたします。 改良住宅及び地域改善向け住宅の滞納家賃は、令和5年8月末時点で84戸、3,529万3,755円となっております。 前回報告いたしました令和5年5月末時点と比較しますと、滞納世帯数は10件の減、滞納額は76万4,350円の増となっております。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 坂尾 眞君。 ◆19番議員(坂尾眞君) ありがとうございます。 次に、住宅新築資金について、教育部長、お願いします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 森田教育部長。 ◎教育部長(森田孝嗣君) お答えをいたします。 住宅新築資金等貸付金の本年8月末現在での滞納件数及び滞納額は、住宅新築、宅地取得、住宅改修を合わせまして64件、1億8,048万713円となっております。 前回議会でお答えをいたしました今年5月末現在と比較いたしますと、滞納件数に変更はなく、滞納額は94万963円の減となっております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 坂尾 眞君。 ◆19番議員(坂尾眞君) ありがとうございました。 広報では、報告されている数字は、1億8,200万の赤字となっています。昨年同期で1億8,500万円の赤字で、約300万円の減。担当課が改善のために本当に努力されていることは私も十分承知しています。 私がこの問題を取り上げるのは、住宅新築資金貸付事業は、誤った施策、行政の曖昧さ、怠慢さが長期にわたって禍根を残す、非常によい例ではないかと、このことを私たちは肝に銘じるべきではないかと考えて、いつも報告をいただいております。 私の質問は以上です。ありがとうございました。(拍手) ○議長(石崎大樹君) 以上で、坂尾 眞君の質問を終わります。 これをもちまして、本日の一般質問を終わります。残りの質問につきましては、明日14日に引き続き行います。 本日はこれにて散会いたします。     午後2時39分 散会----------------------------------- 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。   宇和島市議会 議長  石崎大樹          副議長 中平政志          議員  槇野洋子          議員  山本定彦...