宇和島市議会 > 2022-03-10 >
03月10日-04号

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  1. 宇和島市議会 2022-03-10
    03月10日-04号


    取得元: 宇和島市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-01
    令和 4年  3月 定例会令和4年3月宇和島市議会定例会議事日程第4号令和4年3月10日(木)午前10時開議会議録署名人指名一般質問-----------------------------------本日の会議に付した事件     議事日程のとおり-----------------------------------出席議員(24名) 1番    槇野洋子君 2番    吉川優子君 3番    田中秀忠君 4番    山本定彦君 5番    畠山博文君 6番    佐々木宣夫君 7番    山瀬忠弘君 8番    椙山三也君 9番    浅田美幸君10番    川口晴代君11番    中平政志君12番    武田元介君13番    浅野修一君14番    赤松孝寛君15番    三曳重郎君16番    兵頭司博君17番    石崎大樹君18番    我妻正三君19番    坂尾 眞君20番    清家康生君21番    上田富久君22番    松本 孔君23番    福本義和君24番    泉 雄二君-----------------------------------欠席議員    なし-----------------------------------説明のため出席した者の職氏名市長         岡原文彰君副市長        玉田光彦君総務企画部長     西本能尚君教育長        金瀬 聡君病院事業管理者    市川幹郎君市民環境部長     古谷輝生君保健福祉部長     伊手博志君産業経済部長     楠 憲雄君農業復興統括官    古澤武志君建設部長       山田芳人君教育部長       片山治彦君水道局長       居村研二君医療行政管理部長   大宿昌生君市長公室長      梶原祥敬君総務課長       武田 靖君財政課長       中川耕治君生涯学習課長     富田満久君-----------------------------------会議に出席した議会事務局職員局長         水野宏一君次長         宇都宮 太君次長補佐       酒井宏治君議事法制係長     毛利泰三君主査         中村太郎君主査         細川大地君~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~     午前10時00分 開議 ○議長(石崎大樹君) ただいまの出席人数は24名であります。 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の会議は、議事日程第4号により進めます。 本日の会議録署名人に、畠山博文君、我妻正三君を指名いたします。 それでは、これより一般質問を行います。 一問一答方式の場合、質問と答弁の時間を含め1人1時間以内といたします。 まず、坂尾 眞君の発言を許します。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 坂尾 眞君。 ◆19番議員(坂尾眞君) 日本共産党の坂尾 眞でございます。 私は、まず最初に、昨日宇和島市議会でロシアのウクライナ侵攻に抗議する決議を上げました。戦争はいかなる理由をつけても許されない。21世紀に国連で核兵器禁止条約が成立し、戦争や核の脅威から人類が解放され、平和な社会秩序が世界の大きな流れとなっている時代に、ロシアの蛮行は許されるものではありません。 私は、改めてプーチンのような権力者を生み出さない、権力者の暴挙を許さない、権力者を縛る憲法の大切さ、立憲主義の大切さを痛感しています。そして、現在、自公政権と維新の会などが進めている憲法9条を骨抜きにする改憲の動きに対して、反対・阻止の運動を広げることの重大性を今回のロシア侵略で改めて痛感しています。 それでは、通告に従いまして、コロナ感染対策の下での岸田内閣の2022年度予算について質問をいたします。 コロナ感染拡大で、多くの死亡者を、亡くなられる方を出しています。まさに国民の命と暮らしが脅かされています。しかし、岸田内閣の22年度当初予算案では、コロナ禍の下で病床削減をさらに推し進め、医療報酬を0.94%削減、10月からの75歳以上の高齢者医療負担を2倍にする。社会保障の自然増を2,200億円削る。まさにコロナ対策に逆行する予算となっています。 一方で、軍事費を拡大し、富裕層優遇の金融所得への増税を先送りしました。また、食料品やガソリンなど消費者物価が値上げに続く値上げをしている下で、年金を0.4%削減する。弱肉強食の新自由主義経済の継続、暴走を続ける予算となっていると私は考えます。国の当初予算について市長の所感を求めます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) お答えします。 国の令和4年度の当初予算につきましては、新型コロナウイルス、なかなか先の見えない状況の中で、それをどのように編成していくのか、多分予想するに大きなこのかじ取りというものは大変厳しいものがあったんだろうとは認識しているところでございます。 そこで、様々な考え方はあるところでございますけれども、地方といたしましては、やはり地方財政対策がどのように取られているのかということに一番注目せざるを得ないところがございます。 国は、その厳しい状況の中におきましても、一般財源総額、これは前年と同程度、同レベルを確保していただいているということから考えると、一定の配慮をいただいているものだと、そのように認識しているところでございます。 以上でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 坂尾 眞君。 ◆19番議員(坂尾眞君) 地方財政については、確かに現状維持ということだと思います。しかし、もう少し来年度予算について立ち入ってみると、過去最大の軍事費や大企業支援、半導体製造の台湾企業へ4,000億円をつぎ込む一方で、コロナ禍で困っている個人向けの現金給付では、住民税非課税世帯に限られ、困っている人に届かない。事業復活支援金の予算では、2.8兆円で持続化給付金の半額にすぎません。しかも、昨年1月から10月の時期の売上げ減少が対象とされていない。看護師、介護士、保育士などへのエッセンシャルワーカーへの処遇改善、賃上げは極めて不十分なものです。 今、日本経済は、長期間続いたアホノミクスの下で、不況下でインフレが急速に進み、日銀はゼロ金利を続けています。莫大な国債、株式を抱えて、不況対策もインフレ対策も打てない、まさに袋小路に入っていると思います。そして、何よりも20年以上賃金が上がらない、世界でも異常な経済になっています。本来の政治の目的、国民の命と暮らしを支え、貧困をなくす政治への転換が今は求められていると思います。 それでは、次に四国電力がMOX燃料棒の発注を決めたことについて質問いたします。 国内でプルサーマル発電は、福島原発事故以来、実施中の原子炉は4基にとどまっています。科学的な見通しが全く立たない使用済み核燃料の再処理も、国は2030年代後半に技術確立するめどで研究開発を進めると再稼働を強行しています。 MOX燃料ウラン燃料に比べて極めて危険度が高い、しかも再処理計画のないものを使い続けることの危険性について、市長の認識をお聞きします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) 議員おっしゃるとおり、四国電力におきましては、MOX燃料を使用する方針であるということを発表され、私もそのことについては承知をしているところでございます。 このMOX燃料というもの、もうこれは議員がよく御承知かと思いますけれども、ウランの燃料棒に比べまして、より高い温度になるということの中で、原子力安全委員会におきましては、燃料棒の3分の1程度に収めることで安全性は確保できるという、そういった答えを出していることから、四国電力におきましては、そのルールをもちろん守っていただくことはそうですけれども、何よりも何よりも、やはり安全というものを最優先に、安定的な電力供給に努めていただきたいと思います。 以上でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 坂尾 眞君。 ◆19番議員(坂尾眞君) それが不安なんですよね。使用済み核燃料再処理技術は、長年莫大な税金を使ってきました。そして、事故防止対策などの巨額の費用を電気料金として国民に負担を負わせてきました。この危険極まりないプルサーマルを続けるという四国電力、それを推進する国の政治に強い怒りを感じます。原発を廃炉に、そして自然再生エネルギーへの転換、これは地方経済にとっても重要な政策の転換だと思います。声を大きく上げて、ますますこの危険な原発を阻止するために、運動を広げなければならない。今、喫緊の重大課題になっているのではないでしょうか。 それでは、通告に従いまして次の質問に移ります。 子供への支援策です。 新入学の時期になりました。特に入学時にはランドセルなど多額な負担がかかります。今回の予算案の就学援助制度の拡充で、小・中学校学用品扶助事業として251万5,000円、副読本やテキストなどの教材費の軽減が計上されています。もう少し具体的にお聞きしたいと思います。これは教育部長ですか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 片山教育部長。 ◎教育部長(片山治彦君) お答えいたします。 令和4年度当初予算におきましては、対象世帯の方々への拡充措置といたしまして、学用品費の支給基準の引上げを実施したいと考えており、予算議案に盛り込ませていただいたところでございます。 内容といたしましては、現在保護者の皆様に御負担いただいています副読本等の費用など、いわゆる教材費につきまして、その2分の1相当額を学用品費に上乗せして支給をいたしまして、対象世帯の負担軽減を図ろうとするものでございます。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 坂尾 眞君。 ◆19番議員(坂尾眞君) 就学援助制度による補助がどのようなものなのかというのは、なかなか周知されていないと思いますので、少し立ち入ってお聞きしたいと思います。 現在、小学生の低学年・高学年、中学生の学校への校納金は年間幾らになるのか。概算でよいので、金額をお願いします。そして、就学援助制度を受けると、先ほど言いました小学生の低学年・高学年、中学生に概算で幾らぐらいの軽減がされるのか、お聞きしたいと思います。これも教育部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 片山教育部長。 ◎教育部長(片山治彦君) お答えいたします。 まず、前段で御質問のありました保護者の皆様から学校に収めていただいております校納金につきましては、各学校間、学年間での多少差異はございますけれども、概算で、まず小学校低学年で年間4万円、小学校高学年で年間4万4,000円、中学校になりますと年間5万8,000円程度というふうになってございます。 また、就学援助費において、ほとんどの児童・生徒が受給しております学用品・通学用品費と給食費の合計で申し上げますと、およそ小学校1年生で年間8万7,000円、これは学年で差がございますので学年でお答えいたしますけれども、小学校2年生から6年生までで年間約3万9,000円、中学校1年生で年間11万2,000円、中学校2年・3年生が年間5万5,000円程度というふうになってございます。 このほかに、学年ごとに実施状況が異なります校外活動や修学旅行などの費用は、それぞれの実施に合わせまして別途実費支給いたしますとともに、中学校における部活動に要する費用につきましては、3万150円を上限といたしまして、別途支給をしているところでございます。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 坂尾 眞君。 ◆19番議員(坂尾眞君) 先にちょっと質問しましたけれども、修学旅行の費用についての前貸しといいますか、その費用の処理については、教育長、質問書いていませんが、どのようになったかちょっとお答えいただけませんか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(石崎大樹君) 金瀬教育長。 ◎教育長(金瀬聡君) 修学旅行の費用については、事前にお支払いいただくのではなくて、後でもできるように、制度と申しましょうか、取扱いを改善するように努めているところでございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 坂尾 眞君。 ◆19番議員(坂尾眞君) ぜひよろしくお願いします。 それでは、次の就学援助制度がより徹底して今教育の平等な扱いということで、私はこの問題については今まで重視してきました。 宇和島市で、今年の2月1日現在で、小学生で12.76%、中学生で16.62%、人員数で見ると649人の方が認定され、受けていらっしゃいます。全国の先進例では、三重県の松阪市では小学生が17.52%、中学生で19.41%、九州の福岡市では小学生が22.7%、中学生が25.5%という数字が出ています。私は、せめて松阪市の18%まで引き上げる努力をしていただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。これは教育長ですか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 金瀬教育長。 ◎教育長(金瀬聡君) 就学援助制度につきましては、扶助的な施策でありますことから、標準的な収入基準額に基づいて、対象の世帯の方々に必要な支援が届くようにしていくことが基本的な考え方ではないかというふうに考えております。 そういう意味におきまして、例えば児童扶養手当の対象者については、昨年8月から電子申請を導入いたしました。先月末現在で電子申請を利用された方が全体の約6割を占めております。そういったことから、申請しやすい環境も整ってきたのではないかというふうに存じます。今後も、対象世帯に該当する方々に制度の周知を徹底を行いつつ、必要に応じた改善に努めていきたいと考えております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 坂尾 眞君。 ◆19番議員(坂尾眞君) ぜひ努力していただきたいと思います。 私も、今年度の申請書を見せていただきました。以前に比べて本当に簡潔で改善されていると思います。問題は、現場の広報、保護者への積極的な周知だと思います。引き続き努力していただきたいと思います。 それでは、この問題の2番目ですが、学習補助、指導員の拡充、賃上げ問題について質問します。 コロナ禍で子供たちの学力の遅れが大きな社会問題になっています。世界銀行が新型コロナ禍による学力低下で子供らが生涯得られる収入が世界で約1,000兆円を超える減収が見込まれるというふうに警鐘を鳴らした記事が報じられていました。 昨年6月に、三菱UFJリサーチコンサルティングが、コロナ禍が教育格差にもたらす影響調査というのを行っています。保護者の世帯収入で大きな格差が生まれていると報告しています。現在のオミクロン株の子供への感染拡大、格差拡大が広がっていると思いますが、現場の認識についてお答えします。これ教育部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 片山教育部長。 ◎教育部長(片山治彦君) 今ほど議員御指摘のとおり、コロナ禍におきまして、保護者の世帯年収に大きな格差が広がっていることが、子供たちの生活にも影響していること、これにつきましては現場でも感じられる場面は多いというふうに伺っております。 ただ、保護者の世帯年収の格差がそのまま学力の格差に直結しているというところの認識までは持っていないというところが率直なところでございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 坂尾 眞君。 ◆19番議員(坂尾眞君) いや、このUFJがやっているのは、総合的な考え方の下で、総合的なデータとして報告しているわけで、直結している。もう判断していいのではないかと思います。その辺の認識をちょっと改めて教育部長、先ほどの答弁で私、非常に不満なんですが、もう一回お答えください。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 片山教育部長。 ◎教育部長(片山治彦君) 現場にその学力の格差と年収格差がどう関連しているのかと確認をしたところ、学力格差につきましては、その世帯年収が全ての要因ではないということで今お伝えをしたところでございまして、影響が全くないと申し上げているわけではございません。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 坂尾 眞君。 ◆19番議員(坂尾眞君) その辺の調査する意識といいますか、やっぱり気持ちの問題もあると思うんですよね。やはり現実問題として広がらざるを得ない。経済的な困窮者の中では、やはり学習塾等にやる余裕はないわけですから、サポートしていく、公的にサポートしていく教育委員会としての役割がやはり問われているのではないかと思います。 改めて貧困の拡大と貧富の連鎖ですよね。これが私は怖いと思います。宇和島市としてどのような教育現場での環境を整えるのか。以前にも質問しましたけれども、具体的には教育相談員、スクール・サポート・スタッフや学校教育活動支援員補充学習指導員などの役割が私は大変重要だと思います。今年度予算で人数も予算額も減らされていますけれども、理由をお聞きします。これも教育部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 片山教育部長。 ◎教育部長(片山治彦君) 教育相談員につきましては、今年度と同じ人数、またスクール・サポート・スタッフにつきましては1名増員というふうになっております。また一方、学校教育活動支援員につきましては、150人から132人と18人減っておりますけれども、これは支援員1人当たりの勤務時間や勤務日数を増やしたこと、また同じ教室に複数の支援員が配置され、過剰な支援になっている等の非効率な配置を是正したこと等が理由となってございます。 また、補充学習支援員は14人減っておりますけれども、学校からの希望が減ったことによる減少でございます。 予算額につきましては、これらの人数減に伴って減額となっておりますけれども、実態といたしましては効率化を図っているため、これまでよりも現場の実態に即した支援につながっているものと捉えております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 坂尾 眞君。 ◆19番議員(坂尾眞君) 確かに効率といいますかね、ダブっているというようなところで、削減されているという答弁ですけれども、今本当にある意味では十分な、余裕のある体制、支援体制が必要ではないかと思います。 学校教育支援員の給料について、人件費について質問いたします。 教育支援員の時給は968円、現在最低賃金は821円ですが、子供の教育に関する、関わる職責を考えると、あまりにも私は低過ぎるのではないかと思います。以前にも同じ質問をしましたけれども、改めて教育部長にお聞きします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 片山教育部長。 ◎教育部長(片山治彦君) お答えをいたします。 学校教育活動支援員の賃金水準につきましては、昨年10月にもお答えしましたとおり、平成27年度の800円から毎年徐々に引き上げてきておるところでございます。今年度、今ほどおっしゃったように968円というふうになってございますけれども、令和4年度には5年以上の教職経験をお持ちの方につきましては1,002円に引き上げることといたしており、私どもといたしましては、業務内容に見合った賃金設定であるというふうに考えております。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 坂尾 眞君。 ◆19番議員(坂尾眞君) もう一つ、補充学習支援員ですけれども、これも1日に2時間程度、週2回程度の勤務で時給が1,000円ですよね。私はこれも引き上げるべきだと思います。配置基準の拡大と、先ほどの余裕のある配置と、賃金・勤務時間の引上げを改めて求めますが、いかがですか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 片山教育部長。 ◎教育部長(片山治彦君) 補充学習支援員につきましても、勤務実態や他市町の状況等を総合的に考えた上での設定としており、現段階では適正であるというふうに考えております。もちろんこのまま永続的に固定化するということではなく、現場の実務内容、また社会情勢等に配慮をしながら、実態に即した配置及び賃金となりますように努めてまいります。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 坂尾 眞君。 ◆19番議員(坂尾眞君) 何をもって適切としたのか、ちょっと私は疑問でありますが、これは市長にもちょっとお聞きします。今のような回答でしたけれども、市長のお考えはいかがですか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) 私は予算措置の立場から、この教育委員会とは本当、対話を繰り返しやりながら、特に今年度多くの支援員等々の予算をつけさせていただいていると認識しているところでございますが、やはりその後の運用について、より内容の濃いサポートをしていく、またお一人お一人の優れた方々のお力添えを借りていくというこの実績に応じて来年度進化していくという認識でございますので、これらについてまた様々な結果によってはまた来年度、再来年度と進化できるように、予算をつけていけるように努力をしていきたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 坂尾 眞君。 ◆19番議員(坂尾眞君) 教員数は法律によって決まっておりますので、増員できない。だけれども、自治体としてこのような補助員、指導員については行政でサポートできる、補助できるということです。私はここにやはり自治体の役割があると思います。子供たちの未来、宇和島市の未来に直結する問題です。そして、先ほど言いましたけれども、貧困の拡大・連鎖をさせない、この役割が今自治体にかかっていると思います。コロナ禍の中で特に重要だと思います。改めて市長に十分な予算を組んでいただくように求めておきたいと思います。 次に、宇和島市の女性職員の管理職登用について質問します。 先日、赤旗の日曜版で、立命館大学の大塚陽子さんという方が、世界一男女格差少ないアイスランドという記事がありました。私は改めてジェンダー平等が個人の幸せ、社会を変える鍵になることをこの記事で教えてもらいました。 日本は、ジェンダーギャップ指数では調査対象156か国中で120位、政治分野で147位、経済分野で117位、まさに後進国です。女性と男性の賃金格差は男性の56.3%、半分に近いというような現状です。 市長部局で職員数と管理職、人員をまずお聞きしたいと思います。これは総務企画部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 西本総務企画部長。 ◎総務企画部長(西本能尚君) お答えをいたします。 令和3年4月1日現在の認定こども園、保育園及び診療所の職員を除く市長部局における職員は438名で、そのうち課長補佐以上の管理職は84名、うち女性管理職の人数は8名となっているところでございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 坂尾 眞君。 ◆19番議員(坂尾眞君) これは何%になるんですかね。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 西本総務企画部長。 ◎総務企画部長(西本能尚君) 9.5%となっております。 ◆19番議員(坂尾眞君) 本当、低いですよね。本当に低いと思います。 以前お聞きしましたけれども、目標を持って改善に努めているとのことでした。改めて目標値とその期間、そして進捗状況についてお聞きしたいと思います。これも。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 西本総務企画部長。 ◎総務企画部長(西本能尚君) まず目標設定でございますが、平成30年3月に策定した第3次宇和島市男女共同参画基本計画におきまして、令和9年度までに一般行政職における女性管理職の割合を10%にすることとしております。これは先ほど職員の対象は違いますけれども。 次に、進捗状況でございますが、令和3年4月1日の女性管理職の数は10名、割合としては7.9%となっているところでございます。この数値は、令和2年4月1日と比較いたしますと2名の増、率にして6.5%から1.4ポイント増加している状況にございます。 女性職員を課長補佐以上の管理職に登用するためには、まず係長への承認を積極的に行う必要がございます。令和3年4月1日の人事異動におきまして、係長昇任13名のうち9名の女性職員を昇任させたところでございます。また、係長から課長補佐への昇任は、13名のうち4名が女性でございました。 今後におきましても、目標の10%はもちろんのこと、積極的に女性の登用に努めていきたいと考えているところでございます。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 坂尾 眞君。 ◆19番議員(坂尾眞君) こう見渡して女性の方が一人もいない。これが現実だと思いますよね。それで、市長にお聞きしますが、アイスランドでは、ジェンダー平等な社会の実現が個人の幸せを実現していく社会に欠かせないもので、社会にイノベーションを起こす鍵になっているそうです。人事異動の時期ですが、改めて女性職員の管理職登用を強く求めますが、市長、いかがですか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) お答えします。 私といたしましても、議員おっしゃるとおり、女性の管理職の登用ということは大変重要であると認識しております。やはり女性が管理職になることで、きめ細やかな質の高いサービスにつながるということもあろうかと思いますし、組織として活性化するということ、こういったこともそうですけれども、何よりも市としての方針、政策の決定をしていくときに、女性の目線、その価値観というものをやはり取り入れていくべきだと、そのように考えているところでございますので、今後そのような可能性のある方々の適性等々を見極めながら、積極的に登用していきたい、そのように考えている次第でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ◆19番議員(坂尾眞君) これは単に宇和島市だけじゃなくて、まさに日本社会の構造的な問題だと私も思います。しかし、自治体として率先してその改善に努力していただきたいと思います。それが大きな社会のイノベーションになる、これは実証されていると思います。ぜひ努力していただきたい。 最後の質問ですけれども、同和対策について質問いたします。 まず最初に改良住宅等について、現在の滞納額、そして今議会では、3月議会ですので前年同月比で報告をお願いいたします。建設部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 山田建設部長。 ◎建設部長(山田芳人君) お答えいたします。 改良住宅及び地域改善向け住宅の滞納家賃は、令和4年2月末時点で85戸、3,124万6,665円となっております。前年同月、令和3年2月末時点から比較すると、滞納世帯件数は3件の減、滞納額は116万8,132円の増となっております。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 坂尾 眞君。 ◆19番議員(坂尾眞君) 3,100万、多いですよね。ぜひ一層努力していただきたいと思います。 それでは、新築住宅資金について、現在の滞納額と前年同月比について報告をお願いします。教育部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 片山教育部長。 ◎教育部長(片山治彦君) お答えいたします。 住宅新築資金等貸付金の本年2月末現在での滞納額は、住宅新築、宅地取得、住宅改修を合わせまして65件、1億8,834万3,490円となってございます。昨年3月議会でお答えしました昨年2月末現在と比較をいたしまして、滞納件数は2件の減、滞納額は747万8,419円の減となってございます。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 坂尾 眞君。 ◆19番議員(坂尾眞君) これは納付にまだ到来していない借入金も含んでということですか。改めてちょっと。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 片山教育部長。 ◎教育部長(片山治彦君) 現在での全ての数字でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 坂尾 眞君。 ◆19番議員(坂尾眞君) もうそろそろこの支払い期限も終わると思うんですけれども、やはり1億円を超えるというのはかなり大きな負担になっていると思います。速やかな改善を求めていきます。 次に、当初予算のことについて、1点だけ質問させていただきます。 教育費の8項人権啓発費、2目の地方改善、18節の負担金、補助及び交付金の件ですけれども、愛媛県人権対策協議会宇和島支部負担金1,000万円について質問します。 毎年3月の当年度予算に対してこの質問を私はするんですが、この支部補助金の廃止を求めてきました。22年度、来年度の予算案でも前年同月、同額の1,000万円が組まれています。愛媛県人権対策協議会宇和島支部総会の資料によりますと、これは2020年の決算数字でありますけれども、予算1,000万に対して決算額は、コロナ禍の中であったのかもしれませんが758万円、約758万円になっています。その収入額で見ると、その他は利息と繰越金で329円です。329円です。歳入金の合計が759万9,756円で、補助率が何と99.997%です。主な歳出は、分会活動費337万、研修費158万、県人対協への負担金等となっています。 私がこの統計を取り始めた平成19年度は、2,152万円でした。この1,000万円が2,152万円でした。石橋前市長が少しずつ減らして、平成28年度から1,000万円になっています。岡原市長にお聞きします。岡原市長になって変わっていません。この削減、廃止をされるお考えはありませんか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) お答えします。 当団体におきましては、同和問題の問題解決のみならず、コロナ禍において新たな差別に対する例えばシトラスリボン運動、これに早くから賛同され、またいろんなグッズを作成されたり、また新たなこういった取組でございますLGBTQに対する理解を深める取組であるとか、本当、そういった差別についてもこれまでとはまた違った部分についても積極的に真摯に活動していただいているのを私も存じ上げている。その中で、やはりこの活動というものをサポートすべきだということで、今回予算計上させていただいているところでございます。 今後につきましても、やはりそういった補助効果というものがどのようなものであるのかしっかり見極めながら、判断していきたいと考えている次第でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 坂尾 眞君。 ◆19番議員(坂尾眞君) 女性差別とか非正規雇用、雇用形態による差別は、日本社会に歴然とあります。そして、この部落差別は、まさに階級制社会の典型的なもので、断固許せるものではないことは、私も重々分かっています。しかし、今この人対協等の活動は、部落差別に偏っているということが私は大きな問題ではないかと思います。そしてまた、不当な差別反対・解放運動は、抑圧されている人、運動に賛同する人たちの浄財で賄うべきだと思います。運動の推進母体が99.997%税金で賄われているというのは、これは私は納得できません。改めて廃止・削減を求めますが、今の私の発言に対して、市長、いかがですか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) 様々な差別がある中で、主体的に活動していただいているということを私は実際見ておりますし、そのような活動についても、私も参加させていただいている立場からすれば、大変力強い団体であるという認識でございますので、先ほども申し上げたとおり、今後については、それらについてしっかり精査した中で判断をしていく、そういった形を取りたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 坂尾 眞君。 ◆19番議員(坂尾眞君) ぜひ精査して、廃止・削減の方向で検討していただきたいと思います。 以上で、私の質問を終わります。どうもありがとうございました。 ○議長(石崎大樹君) 以上で、坂尾 眞君の質問を終わります。 次に、我妻正三君の発言を許します。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 我妻正三君。 ◆18番議員(我妻正三君) おはようございます。公明党の我妻正三でございます。それでは、一般質問を行います。 まず初めに、家庭ごみ収集支援についてお伺いをいたします。 実は、先日、80代の高齢の御夫人の方から、高齢になると今までやれていたことがだんだんとできなくなるんですよと、その一つが家庭のごみ出しですと。この家庭のごみを各自治会において決められている所定の収集場所に持っていくことなんですと言われておりました。私も週2回、ごみ出しをしております。多分、古谷部長も2回、出勤前にごみ出しされますか。担当の部長ですから。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 古谷市民環境部長。 ◎市民環境部長(古谷輝生君) ごみは入れますが、出しはしません。すみません。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 我妻正三君。 ◆18番議員(我妻正三君) ごみは出すわけですね、ちゃんと。実は私もこれ水曜日と土曜日に、3階のところに住んでおるんですけれども、持って降りるの大変です。間違って火曜日に、あ、今日火曜日やということになりますと、また3階へ持って歩かないとなんですね。それでもう、すごい重たいなと。ふと、また重たいなと思うて家に帰って、今日の朝ふと気づいたら、昨日水曜日なんですね。ごみ出ししました。何の気なしにごみ袋を見たら、中だったんですよね、その袋。大はどれだけ重たいんやと。中でもかなり重たいなという思いがしたわけです。 本当にこのごみ袋いっぱいに詰めるととても重たく大変だなということが分かってまいりました。それで、その話をしているうちに、高齢者の方、特に御婦人の方にとっては、このごみ出し一つにしても大変な作業だなということが分かってきたわけです。 実は、以前にもこのごみ出しについて、同じような相談を受けたことがございます。平成25年9月、もう大分前ですね、10年近くになりますか、議会において兵庫県芦屋市の例を紹介し、ごみステーションまでごみを出すことが困難な方、高齢者、障害者に対し玄関先まで収集を行う支援事業の提案をしたわけでございますが、そのときの答弁は、生活環境課といたしましては高齢者福祉課関係各課と協議・協力をして、高齢者や障害者の方のごみ出し支援制度の必要性を含めて検討してまいりますとの答弁だったわけですね。 それから10年近くなりますけれども、検討ですからやらないなとは思っていましたけれども、でも現在、宇和島市ではこの宇和島市ふれあい収集事業を行っております。高齢者、障害者の方々を対象に支援を行っているんですけれども、この事業の概要と利用できる条件をお伺いしたいと思います。古谷部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 古谷市民環境部長。 ◎市民環境部長(古谷輝生君) お答えいたします。 議員御指摘の宇和島市ふれあい収集事業は、障害などにより御自分で家庭ごみを出すことが困難な世帯のごみ出しの負担を軽減するため、玄関先などから戸別収集とともに声がけを行うもので、令和3年4月から開始をいたしております。ふれあい収集事業の利用可能な要件といたしましては、家庭ごみを集積場まで御自分で持ち出すことが著しく困難で、かつ、ごみ出しに関して近隣住民や身近な人の協力を得ることができない世帯のうち、要支援または要介護の認定を受け、ごみ出しの支援が必要な方のみで構成される世帯及び障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援する法律の規定により、居宅介護の支給決定を受けている方のみで構成される世帯でございます。 以上でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 我妻正三君。 ◆18番議員(我妻正三君) やはり今回この宇和島ふれあい収集事業、介護支援を受けている方、また日常生活で障害を持たれている方で生活支援を受けている方、ある程度の条件が要るわけでございますけれども、実は私が受けた、この相談を受けた80代の御婦人、元気なんですね。元気なんです。介護認定も受けていないんです。お独りで住まわれています。ですから、そこで改めてよく話を聞いてみますと、独り住まいなんですね、御婦人独りで。家庭ごみも少ないんです、独りで住んでいると。私たち男性だったら何でもごみでぽっぽと捨てますけれども、女性独りでは少ないと。小の家庭ごみ袋であっても、使い切れないこともあるんですと。 小、私も後で小の大きさも言いますけれども、小も大きいですね、かなり。その小のごみ袋で特に生ごみがあるときは、衛生的にもよくないので早く出したいけれども、小の袋ではいっぱいにならないと、3日間の間にですね。とも言われていたんです。その間置いておかないといけないです。また先ほど言ったように、高齢になると年を取るにつれて体力的な衰えもあり、年々ごみ袋が重たくなってくるので、やはり再々出すということは厳しいんだと。 その方に言ったのは、凍らせて生ごみを置いていたらどうですかという話もちらっとしたら、我妻君、凍らせたら重たくなるよと、そうですねと。生ごみ凍らせて僕ら出すんですけれども、それは固くなるんです。重たくなるんですね、出すとき。そこで、本市のごみ袋の値段やサイズを調べてみました。そうしたら、本市の可燃ごみ指定袋、可燃ごみ以外でも有料なんですけれども、指定袋は有料ですね。お金を出して買っている以上は、家庭ごみを袋にいっぱい入れて、やはり使い切らないと、もったいないと思うんです。お金出していますから、半分ぐらいでたまって出すのはできない。やっぱりいっぱいになって出すということをされていると。 大の10枚入りが400円、これ高いですね。中も300円、小も200円と3種類ございます。令和元年10月からは、この可燃ごみ指定袋の中サイズもできたんですね。大小だったのが中もできたと。大きさ、持ち手とまちを持った分、大が1メーターあるんですよ。1メートルってかなりありますね。中が90と55、僕は中が大だと思うてたんです、昨日まで。その袋を見たら中と書いてある。90と55ですから、この大とあまり変わらないぐらい大きい。小が75、小も大きいです、75。45センチ、サイズは大が45リッター相当、中が30リットル相当、小が20リットル相当で、市としては、聞きましたら片手で持てることになっていますという話が来ました。持てないです、片手で。大を片手で持つって相当重いですよ。僕らはまだ男性やと持てますけれども、高齢の女性はなかなか小でも持てないぐらい重い。 ですから、この袋サイズ、やっぱり大き過ぎるんじゃないかなと、小でも私は実感したわけですけれども、ここで上述したように、小のサイズだとしても高齢者が独りの方にとったら家庭ごみが少ないので、ごみ袋もたまらないし、生ごみができたときは長く置くこともできないし、衛生的にはよくないんだと。早く家庭ごみを3日間だったら3日間で処理するような袋が欲しいなと言われていました。 相談者の御意見をもう少し聞きますと、小より小さい指定袋はないんですかと。独り暮らし高齢者だと小でも大きくて使い切れない。小より小さなごみ袋が欲しいと、もう切実に言われていました。ああ、そうですね、じゃこれ私、ここまで言われたらちょっと調べて見ますから、時間くださいということで、早速調べてみました。そうしたら、12月6日付の公明新聞に香川県坂出市の例が載っていたわけなんですけれども、掲載されていました。 その市生活課の細川英樹課長が、市民のニーズ、ニーズですね、それを小さい袋を欲しいということも調べたんでしょうかどうか分かりませんけれども、市民のニーズを踏まえながら、今後も工夫を重ねたいとのことで、今回、大・中・小以外に家庭ごみ袋特小サイズ、1枚8円で8リットルですが、10枚入り、これぐらいやったですね。部長も袋、写真見たと思うんですけれども、を新たに追加しております。この追加に伴い、材質の強化をしている。また、ごみ分別のアプリの2次元コードを外装に掲載して改良を加え、好評を博しているそうでございます。 今後、本市の高齢化は急速に進んでいくと思います。それに伴い、やっぱり介護認定を受けない、元気な高齢者の方も増加すると思うんですね。やっぱり歩ポなど、またガイヤ体操など、保健福祉課の方が力入れて、やはり介護を受けないような元気な高齢者を一人でも多くの方にということですので、ですから、この元気な高齢者だったとしても、今まで述べたように、家庭ごみの問題については、やはり私はこのごみ袋の大きさの問題については検討が必要ではないかと思っております。家庭ごみの袋は、自分で自由に選べるのであればいいんですけれども、選べないんですよね。やはり現在本市では家庭ごみは有料で、決まった大・中・小のごみ袋しか駄目ですということですから。 ここで問題なのは、やっぱり有料にしているということですよ。お金をもらっているということです。有料にしている以上は、やはり一人一人の暮らしの、独り暮らしの高齢者の方の利便性もやはり私は考慮しなくてはいけないと思うんです、将来。そのことについて、この特小サイズの指定ごみ袋を追加してみるよう検討すべきではないかと思いますけれども、古谷市民環境部長、お願いします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 古谷市民環境部長。 ◎市民環境部長(古谷輝生君) お答えいたします。 市の指定ごみ袋は、その販売価格がごみ処理手数料として位置づけられているもので、市民のニーズや利便性を考慮して作成すべきと考えております。 一方では、袋の種類をふやすことで行政コストにも影響する要因となりますので、分析も必要かと考えております。 議員御提案の特小サイズの取扱いにつきましては、今後需要が見込まれるものと考えられますので、来年度にニーズ調査を行いながら、判断をさせていただいたらというふうに考えております。 以上でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 我妻正三君。 ◆18番議員(我妻正三君) 行政コスト、袋を作るとかかるということでございますけれども、やはりこれはコストがかかったとしても有料にしているわけですから、それである程度の計算もペイできるかどうか分かると思いますし、また来年度ニーズ検査をしていただけるということで、まずそれをしていただいて、やはり高齢者の元気な方、お独り住まいの方、その特小という袋がやはりいいですという方がどれだけおられるか分かりませんけれども、まずそれを調べていただいて、ぜひ導入していただいたらと、このように思いますので、お願いしたいと思います。 じゃ、次に離島危険空き家除却についてお伺いをしたいと思います。 昨年、離島の日振島、戸島、嘉島を訪問したとき、あまりにも空き家の多いことに驚きました。階段がある道を上がっていくんですけれども、何軒も何軒も空き家になっているんですね。ここの人はいつ出ていった、ここの人も出ていった。その空き家がだんだんやっぱり人が住まないと古くなるわけですね。いろいろ話聞いていますが、やっぱり人口減と同時に空き家の多くが本当に放置されていますから、廃屋状態になってきているんだと。あるところでは鉄骨がむき出しになっている状態の空き家もありました。また、隣の家に傾いている、のしかかっているような感じの空き家などもありまして、このまま放置していると倒壊のおそれがあって危険ではないかなという状態になっていたわけでございます。 そこで、先日、戸島の方から、お住まいの方から電話がありまして、老朽化した空き家についての相談がありました。家屋は産業廃棄物なんですね。まあ家庭の冷蔵庫とかいろんな電化製品は一般廃棄物ですけれども、産業廃棄物になると自分たちでは解体できないし、処理もできないですね、最終処理場まで持っていきますから。当然、業者に依頼をすることになるわけですけれども、離島がゆえに、やっぱり運搬の経費が高額になってくるわけですね。業者に頼んで、業者が船で運んでいくわけですから。まあこの中どれだけ値段するか、100万程度かかるみたいな話もされておりました。1回で100万ですから2回行ったら200万要るわけですから、大変な金額ですね。それを、運搬の経費が高額になって、なかなかこの家屋解体に手がつけられない。だから危険な状態になって困っているんだということを話されておりました。 宇和島市老朽危険家屋除却事業補助金においては、市内一律、補助金対象経費として5分の4で上限が80万となっております。が、離島は空き家を解体した後はまた船で運搬するわけですね。市内では車でトラックで、その経費全額入った分でトラックで運んでくれますけれども、離島は違うわけです。よって、やっぱり高額の費用がかかってきます。市内の老朽危険空き家除却補助金は、市内一律同じ金額なんですね。私はおかしいなと思うんですね。高額な経費がかかる離島と市内の補助金の額が一律ということは、やっぱり平等性に欠けるんじゃないかなと、このように思うわけなんですけれども、まずこの見解をお聞きしたいと思います。山田建設部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 山田建設部長。 ◎建設部長(山田芳人君) お答えいたします。 離島においては、解体作業以外に取壊しの重機や解体した廃材の海上運搬の費用が追加で必要となってくるため、より高額な費用がかかることとなります。また、解体工事は、離島以外においても建物の規模の大小だけではなく、現場条件等により取壊し費や重機・廃材の運搬費が高額になる場合などもあり、補助金の上限を超えた自己負担額が大きくなるケースもあるなど、離島以外についても自己負担の格差が生じているのが現状でございます。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 我妻正三君。 ◆18番議員(我妻正三君) 今、部長が離島以外にもやはりお金の費用、経費がかかるところも出てくることもあるということですね。離島以外のことについては、今日は聞いていないので、また今日は離島だけのことを聞かせていただきますけれども、現在、私は離島のことについて一律同じ補助金で設定とは不平等だと思っております。その解決策、1つなんですけれども、大分県佐伯市、ちょうど豊後水道の向こう側の大分県の、宇和島市と真ん前ぐらいになるんでしょうか、そこに佐伯市老朽化危険空き家除却促進事業というのがございます。 佐伯市担当のコミュニティ創生課の方に、担当の方にお聞きいたしました。市内と離島に分けて空き家解体、運搬、処分に係る経費をこの佐伯市は経費補助を算出していますという話をいただきました。佐伯市の具体的な話を聞いたら、佐伯市の補助金というのは上限額は離島以外50万円なんですね。宇和島市よりはちょっと少ないですね。離島は、運搬に台船等が必要として経費がかかるために、この佐伯市は補助上限額を大入島、それは60万円ですね。大島が75万円になっているんですね。屋形島というところは90万円、深島というところも90万円。90万円だと大体倍近くまでこの補助金の上限が挙がっているんですけれども、距離的にはじゃどれぐらいあるのかと聞きましたら、測っていないみたいでしたので、距離を。フェリーの何分で行くんですかいうことで教えていただいたのは、距離的には大入島がフェリーで10分、そんなに遠くないですね。一番遠い深島でフェリーで30分かかる。宇和島市の4島の離島のほうが距離的にも遠くて時間がかかるんじゃないかなと、私はそう思ったわけでございます。 そこで、この市内と離島の平等性をやはり確保するために、離島の経費の負担を軽減するためにも、佐伯市老朽化危険空き家除却促進事業のように、運搬経費などがかかり、倒壊のおそれのある危険空き家除却については、離島の距離にやっぱりいろいろ準じた運搬に要する経費を考慮していただいて、補助金の設定を行うべきだと、このように思うわけでございますけれども、山田部長、お願いします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 山田建設部長。 ◎建設部長(山田芳人君) お答えいたします。 老朽化危険空き家除却事業補助金には、国・県の補助金も入っておりますので、その要件に合った補助制度の設定が前提となります。現在、国において令和4年度予算で、崖地や離島など通常想定される除去費と比較して高額となる場合への支援を拡充する予定となっております。国の予算が成立して具体的な支援内容が判明しましたら、当補助金につきましても対応を検討していきたいと考えております。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 我妻正三君。 ◆18番議員(我妻正三君) ちょっと今よく分からなかったです。国の支援もあるということですか、それは別に。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 山田建設部長。 ◎建設部長(山田芳人君) 空き家のこの事業の補助制度の拡充があるということです。 ◆18番議員(我妻正三君) 拡充。 ◎建設部長(山田芳人君) はい。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 我妻正三君。 ◆18番議員(我妻正三君) 分かりました。それができるならぜひやっていただきたいと、このように思います。 じゃ、またその点はお願いしたいと思います。 じゃ、次に成年後見制度利用促進事業についてお伺いをいたします。 これは、昨日兵頭議員が質問をいたしました。私はまた違った角度から質問させていただきますけれども、成年後見制度、やっと本格的に始まるかなと、もう私もこれ何回質問したやら分かりませんね、議員になってもう四、五回はしたのかな。平成24年度ぐらいからずっとやっていましたけれども、その都度なかなかこの後見制度の最後の最後まで後見人もつけてちゃんと相談者の面倒を見るというところまではなかなかいかなかったんですけれども、今回それを始まるということですので、ちょっと詳しく聞きたいと思います。 この後見制度、成年後見制度の利用に関する法律が平成28年5月13日に施行されておるんですね。それに伴い、平成29年3月24日に成年後見制度利用促進基本計画が閣議決定されております。促進法第23条1項に、市町村は国の基本計画を勘案して当該市町村の区域における成年後見制度利用の促進に関する施策についての基本計画を定めるよう努めるものとされています。平成29年から令和3年までの5年間にこの基本計画に基づき計画を作成することになっているわけですが、本市は成年後見制度利用の促進に関するこの施策についての基本計画、作成しているのか。以前質問、平成28年だったかな、質問したときはまだですいう答弁でしたけれども、現在はどうでしょうか。保健福祉部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) お答えをいたします。 本市におきましては、本年度策定することとしております、令和4年度から5年間を計画期間とする第3期地域福祉計画に内包する形で成年後見制度利用促進計画を策定することとしているところです。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 我妻正三君。 ◆18番議員(我妻正三君) 来年度じゃなく、今年度までに、令和3年度まで5年間以内に作成しなさいという国のあれですけれども、この3年度にできますか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 伊手保健福祉部長
    保健福祉部長(伊手博志君) 現在策定しているところでして、その計画がこの令和4年4月1日からの計画になりますので、現在策定しているというところでございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 我妻正三君。 ◆18番議員(我妻正三君) じゃ、それに基づいて4月1日から始まるというんですね。了解しました。 じゃ、成年後見制度とはどういうものかというのを、もう一度ここでお話をさせていただきたいんですけれども、認知症や知的障害、精神障害の方々が障害による判断能力が不十分になった場合、また本人の意思でいざというときのために備えて不利益を被らないよう法律により保護し、支えるための制度ですね。よって、この法律を総合的かつ計画的に推進されると、こうされています。 そのためには、家庭裁判所に申立てをします。成年後見人、保佐人、補助人を選任します。後見人には専門職後見人、これは弁護士、司法書士、社会福祉士等の方、またほかには親族の方々が後見人になるわけですね。しかし、親族の方がいらっしゃらない場合もあるわけですね。後見人になっていただける方がなかなかいない場合もございます。その場合に、この制度を進めるに当たりやっぱり重要になって、必要になってくるのは、私は、それは市民後見人を育成することではないかなと、このように思っているわけです。 老人福祉法第32条2項2に、市町村は後見保佐及び補助の業務を適正に行うことができる人材の育成及び活用を図るために必要な措置を講ずるよう努めるものとすることとあります。平成28年、この9月議会においても、本市の市民後見人について何名おられるのかということで質問を行いました。そのときの答弁が「ゼロ人でございます。ありません、ゼロです」と言われる答弁でした。以前にも聞いたときもゼロで、ずっと増えていないと思うんですけれども、今回は、もう4月1日から始められるということですので、現在、市民後見人の方、何名おられるのか、お伺いをしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) お答えをいたします。 現在のところ、市民後見人については本市におきましてはゼロで変わっていないというところでございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 我妻正三君。 ◆18番議員(我妻正三君) これ、ゼロということは、今まで、じゃ、こういう研修会等も何も進めなかったわけですか。市民後見人の研修会等。多分何か市民後見人のことについての講演会みたいなのはやっていたと思うんですけれども、研修会はやっていないということですかね。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) ちょっと記憶は定かではないんですけれども、本市が主催した研修会は、実施していないような記憶がございます。恐らく社会福祉協議会のほうで研修会などを取り組まれたというふうなところはおぼろげながら覚えているところではございますが、今回、中核機関をどうするかというところが、前回質問をいただいた以降に、平成31年度頃から検討を始めてきておりまして、その中で、計画もしくは中核機関の開設に合わせてその市民後見制度の育成もどうするかというのも含めて検討してまいりましたので、後見人の育成については今後将来的な課題、将来的といいましても、近い将来的な課題というところで捉えているところでございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 我妻正三君。 ◆18番議員(我妻正三君) 今からこれ本格的に始めると、やはり後見人になっていただく方が大変だと思いますので、やはり一人でも多くの方、市民後見人を育成することが私は大事だと思います。 専門職後見人の方、弁護士等や司法書士の方は、ある程度の財産等がなかったらなかなか受けてくれませんから。それとまた、弁護士等の方はお忙しいですから、何ぼお願いしても、いや、これだけにかかっとるわけにはいかないということで、よっぽどでない限り、その弁護士事務所が、専門職後見人を置いている弁護士事務所だったら受けてくれますけれども、そういうこともありますので、私はこの市民後見人、大切な後見人になっていただく人材だと思っております。よろしくお願いしたいと思います。 じゃ、今回の令和4年度の当初予算に成年後見制度利用促進事業として1,800万円計上されているわけですね。実施主体は宇和島市社会福祉協議会と愛南町、鬼北町、松野町と共同委託です。委託内容に後見支援とあるわけですね。広域にわたって委託になるわけですから、先ほど言ったように、専門後見人、親族後見人だけではやっぱり限度があると思うんですね。 以前、身内のいない独りの壮年の方から相談を受けたことがございます。その方は資産をお持ちでした。将来、自分の体調のことも考えて相談したんですよと、こう私に言っていました。そのとき、私は任意後見人制度を利用したらいかがでしょうかということをお話ししました。任意後見制度とは、やはり本人の判断がある間にあらかじめ任意後見人を選任し、公証役場による契約で定めるんですね。また家庭裁判所から任意後見人監督人を選任する。それで後見人をチェックするんです。後見人の不正等が多かったのでこれ変わったんですが、後見人監督人というのができたんですけれども、このように、将来本人の判断が不十分になった後には、この任意後見人が委任された事務を本人に代わって行う制度なんですね。 これはもう、流れとしては代理権目録に基づく、ここだったら社協が中心になりますので、社協の方と代理権目録をつづって、この御本人がどういうことを、身体看護から遺産、不動産、いろんなことを管理していただくかを決めていくわけです。その決めたこと、その任意後見人が法律的行為は取消しはできない。しかし、亡くなった場合は遺言として残すというわけですね。 このように成年後見制度推進事業を進めることにより、後見人が必要になってきますけれども、厚生労働省は、全国的に見ても市町村が実施する養成講座を受けた市民の中から選任される市民後見人は極めて少ない状況だとして、都道府県職員への研修の強化をしたわけですね、今回。2022年度から研修費の2分の1を負担するいう方針を出しました。先ほど市民後見人、宇和島市はゼロということなんですけれども、これは前から何回も言っているんですが、八幡浜市は進んでいるんですね。権利擁護センターというところをちゃんとつくって、人々の権利をしっかり守っていくと。その中で、ある課長さんが全国の講演会に行って、市民後見人が必要ですよということを訴えられる講演会などしておりました。その方は、八幡浜市の方は、市民後見人をまず養成して、研修会をして、後見人人材バンクに登録していくんですね。そのことが必要だと私も思います。 この後見人の人材育成については、今後どのように保健福祉部とは進めていくのか。社協と検討するとは思うんですけれども、その点についてお伺いしたいと思います。保健福祉部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) お答えをいたします。 市民後見人の人材育成につきましては、後見人候補者の必要性に応じまして、中核機関におきまして将来的担い手養成を行う予定というふうにしているところでございます。具体的には、成年後見制度に対する関心を深めていただくための講習会でありますとか養成研修を実施して、今後担い手確保に向けて取り組んでいきたいと考えております。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 我妻正三君。 ◆18番議員(我妻正三君) 取り組みたいという御意思はあると確認します。中核機関もできるので、今後そこを中心にやっていくと思いますけれども、その中核機関のことにもついてここから聞いていきたいと思うんですけれども、今回、成年後見制度利用促進事業、1市3町、広域になるために成年後見制度を利用する方も増加すると思います。今後、権利擁護支援の中核機関ね、先ほど部長の言われた、の設置、地域連携ネットワークの構築や運営が進んでいくわけでございますけれども、しかしこれ、まだまだこの制度の理解が進んでいないと思うんですね。この成年後見制度自体が御理解できない方も多数おられると私は思います。 実は2年前から和霊校区としては、和霊校区の地区社協と合同で、自治会長会も一緒になって、地域の方も来られる方を集めて、そこでは民生委員の方を対象で成年後見制度の勉強会を行う予定をしておりました。ちょうど2年前ですから2019年ぐらいのときですね。新型コロナウイルスの感染症の拡大で、結局延期に延期にずっとなってきたわけです。何回も検討したんですけれども、日にちも決めてやったんですけれども、できなかったんですね。 今回、少人数でも開催しようということで、3月11日、あした、私、行く言うてはがきか連絡しようかなと思ったら、あしたこの本会議でございますので、本会議にはやっぱり出席しなくてはいけませんから、行くようにはならず、欠席ということにしたんですけれども、その中で、この11日、和霊公民館で「成年後見人がゆく」と題して勉強会、これは民間の成年後見人制度を専門にやっている事務所の方が来て講演してくれます。また、司法書士の方も来ていただいております。そこで、市民の方、また3町の方々もこの制度の理解をいただき、利用を促進していただくことが大事になってくると思うんですけれども、今後の広報啓発についてはどのように行っていくのか、お伺いをしたいと思います。保健福祉部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) 今後についてでございますが、地域住民や関係機関の方に対しまして、成年後見に関するセミナーを企画・開催するなど、利用者にとってメリットが実感できる制度であるといったことの周知を図ってまいります。また、民生委員でありますとか自治会、地域支え合いサポーターなど早期発見等相談窓口へのつなぎの役割を担う方を対象としたセミナーでありますとか研修会、講演会を実施し、多くの人に制度を知ってもらうための啓発活動にも努めてまいります。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 我妻正三君。 ◆18番議員(我妻正三君) メリットが実感できるようにお伝えしたいとも言われたんですけれども、私、いろんな方から相談を受けたら、この後見制度を知らない方が相談を受けたときに、通帳を、近所の人に優しい人がおっていただいて、その人に世話していただいて、お金も全部下ろしていただけるんですよという話もされておりました。これは駄目なんですよね。極端に言うたら、後見人じゃないと病院の契約等も、認知症になった場合は後見人の方がしなくてはいけないし、施設に入所する場合も後見人が本来は契約をしないといけない。そういうメリットがしっかりあるんですけれども、分からずそのままになってしまっているという場合が私は多いと思うんですね。それでは、やはりこの後見制度をつくった意味もありませんし、認知症また障害者の方々の権利、また不利益を被らないようにするためには、この成年後見制度、必ず必要だと私はこの長年ずっと思っております。 今回、認知症になって判断能力が低下した方が、地域においてですよ、地域において不利益を被らないようにするためには、個人の尊厳を守る、保障されることが大事になってくるんです。そのために、親族、福祉関係者、医療関係者、行政、NPO法人、自治会等の地域の方々と実施団体となる社会福祉協議会と後見人との連携を取り、やっぱり支援を行うことが大事だと思うんですね。なかなか情報が入らないです。本来なら、私はアウトリーチをするべきだと思うんですよね。 そのためには、やはり家族の方や御本人、施設等関係者が気軽に相談できる相談窓口の設置、多分これはすると思います。社協にするか、どこにできるか分かりませんけれども、また中核機関の設置をいたしますから、そこでも相談できると思うんです。そのように地域連携ネットワークの構築・運営の整備が重要でございますが、今後どのように進めていくのか、お伺いをしたいと思います。伊手保健福祉部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) お答えをいたします。 相談窓口の所在を明確にするために、市役所の担当課である福祉課及び高齢者福祉課を1次相談窓口といたします。専門相談や困難事例相談につきましては、2次相談窓口として宇和島市社会福祉協議会に委託予定として設置して運営する中核機関が担ってまいります。中核機関と担当課が常に連携を図りながら、あらゆる相談に対応できる仕組みを構築していきたいと考えているところです。 また、地域連携ネットワーク運営につきましては、協議会を設置しまして専門職団体及び市町その他関係機関が連携しまして、権利擁護の仕組み、人材育成、支援方策、後見制度の利用促進など権利擁護支援のための意見・情報交換及び協議を行ってまいります。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 我妻正三君。 ◆18番議員(我妻正三君) 今話していただいたことでいきますと、ちゃんとこの流れができて、このとおりやっていけば、私も成年後見制度の後見センターとして、法人としてもやっていけるように今思いました。高齢者福祉課、また福祉課の窓口、また2次的には宇和島社協にもつくるということで、そこでしっかり対応していただいて、後見人の選任までやっていただく。今までは、宇和島市というのは後見人の相談に乗っていましたけれども、なかなか後見人まで選定、家庭裁判所にまで行って選定していただく、また弁護士を探してくれてちゃんと最後まで面倒見てくれるところまでは行っていなかったですよね、部長、どうですか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) おっしゃるとおりでございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 我妻正三君。 ◆18番議員(我妻正三君) 本当は、私、そこまで行ってもらいたかったんです。なかなか個人で、先ほども言いましたけれども、資産のある方が専門職の後見人探す、司法書士、弁護士の方をお願いするのはなかなか難しいです。身内でもお願いしたいと思っても、身内がいない方もおられるわけですね。当然そうなってくると、市民後見人の方しかできないわけですね。誰でもできると思われると思いますけれども、これは毎月家裁にお金の出し入れからいろんなことを全部報告しなければいけない。虚偽の報告は絶対できないですね。これは大変な作業ですけれども、最後の最後にはやはり後見人まで選定していただいて、しっかりとその方の権利擁護を守っていただける。もうこれはちゃんとしたセンターもできるということでございますので、この4月1日に窓口ができてスタートするということで理解させていただいてよろしいんですかね、部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) おっしゃるとおりでございます。予算案として運営費というのを上げさせていただいておりますが、窓口としては4月1日から設置する予定というふうに準備を進めているところでございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 我妻正三君。 ◆18番議員(我妻正三君) これもう何回も、すみません、何でかというと、やはり相談が多かったんです、僕らのところに。僕らも相談があって、実際その方が、相談あった高齢者の方が、認知症でもまだ軽い認知症だったら、ある程度知り合いの人にいろんなことを任せて、いつの間にかお金がなくなっていたとか、いろんな状態とか、物がなくなっていたとか、それは、いろいろ認知症の方の症状と言われたらそれまでかもしれませんけれども、本当に相談がありましたので、今回はもしそういうことがあったら、高齢者福祉課、また福祉課、社協のほうに相談に行くことによって、ちゃんと最後の最後まで面倒見ていただけるということでございますので、本当にこれ、私はいい事業だなと思っておりますので、頑張って進めていただきたいと、このように思います。 じゃ、次いきますけれども、須賀川ダム周辺地域の整備についてのお伺いをいたします。 今回、施政方針において、5のまちを創るということで、市長は県と連携をして須賀川ダムの貯水池周辺をお散歩コースとして補修するということですが、貯水池周辺といっても、若山湖は広く、奥に向かうと現在の国道320号線を通ったら鬼北町に行ってしまうんですね、真っすぐ。また旧道は、以前は鮎返り旧道というすごい曲がった道でした。その狭い急カーブの道を通って、昔は鬼北町に向かっていたんです。その鮎返り旧道がある若山湖を左手に見ながら、新折付橋、あの大きい橋ですね、あそこを渡って左に曲がり、狭い道を進んでいくと鮎返橋がございます。橋を渡ったら鮎返りの滝が見えるんですね。 ちょっと僕もあの滝は覚えていないんですけれども、そこからずっと、橋を渡ってずっと進んでいくと、またダムのほうに帰って一周回れるようになっています。今度また新折付橋の手前を、手前をですよ、右に曲がっていくと、今度は狭い道をどんどん進むんですね。そこは、一番奥には旧柿原ダムがあった柿原水源地公園がありました。ここは、私たちが子供の頃よく遊びに行っておりました。桜がいっぱい咲いておりましたし、小学生時代には遠足でも訪れたことがございます。 当時から、春になると桜が多く、いろんな方々が、市民の方々が花見をして、また地域の方々も来られてにぎやかにされておりました。この場所にも以前は乗馬クラブもあったように記憶しているわけでございますけれども、この須賀川ダム周辺をお散歩コースとして県と連携しながら補修するということでございますが、どのような補修を行い、どのようなお散歩コースになっていくのか、お教えいただきたいと思います。山田建設部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 山田建設部長。 ◎建設部長(山田芳人君) お答えいたします。 今年度、愛媛県須賀川ダム管理事務所より、須賀川ダム貯水池周辺の見どころを紹介するお散歩コースの設定と、県ホームページへの掲載について協議があったことから、宇和島市としましてもお散歩コースを新たな観光資源の一つとして位置づけ、市内外からの集客をアップさせることを目的としてルートとなる市道の補修等を行う予定としております。 ルートは、須賀川ダムを起点として、ダム堰堤を渡り、ダム湖沿いの市道を通り、柿原水源地公園を経由して再び須賀川ダムに戻る、ダム湖を一周するルートを設定しております。ルート上の見どころといたしましては、治山谷止め施設や鮎返りの滝、第2貯水池堰堤などがございます。 来年度の補修内容としましては、なるべく今の自然環境を生かした上で、歩きやすく安全に散策できるよう、未舗装部分のわだち等を解消するための路面整正や除草、支障木の撤去を行う予定としております。また、車で来られた方の利便性の向上を図るため、柿原水源地公園の駐車場部分の整備も行う予定としております。 なお、令和5年度以降につきましては、今後の利用状況を踏まえた上で必要な整備を行う予定としております。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 我妻正三君。 ◆18番議員(我妻正三君) ここは、やはり私たちは若いときにぎやかに花見なり、またあそこの公園というか、若山湖を渡ったところのちょっと広いところ、車を置けるところで友達といろいろ話をしたり、遊んだりした覚えがございます。 また、あそこは最初はきれいなかったんですね。だんだんと古くなって、こういうことを言ってどうか分からないですけれども、トンネルがあるんですね、1か所。ちょっとこれ通告していないんですけれども、トンネルは、僕らが若いときは、向こうからも来ますから、信号があったんです。今見たら信号はもうついていないですね。途中で会うたらバックしなければいけないんです、そっち。その信号はつけなくても、お散歩コースだったら大丈夫と思うんですけれども、あそこのずっと奥まで行くのは肝試し大会で行っていたんですね。奥までずっと深いんですけれども、やはりそういう肝試しじゃなしに、もう気軽に皆さんが散歩して、桜も植えているということなので、明るい感じのところにぜひ県と連携して、市民の方が行って、ああ、ここはいい散歩道だなと思うようにしていただきたいと思いますけれども、ぜひトンネルのほうどうですか。あそこ暗いんですよ、あれ。あのトンネル、何とかトンネルですね、一番すぐ近く。明るくしてください。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 山田建設部長。 ◎建設部長(山田芳人君) あのトンネルは、珍しいといいましょうか、S字状にトンネルの部分曲がっていますので、先が見えないんです。そんなに長くないトンネルなんですけれども、明かりが入ってこない関係上、中のほうが、照明が今ちょっとついていないので暗い感じがしておりますけれども、その辺については費用の件もありますので、検討させていただきます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 我妻正三君。 ◆18番議員(我妻正三君) 真っ暗ですからね、あそこ。一人で歩くと意外と怖いです。よろしくお願いしたいと思います。 じゃ、次に、須賀川ダム下、今は須賀川の上の周辺のお散歩コースの補修だったんですけれども、須賀川ダム下の柿原第3団地市営団地の地元有効利用についてお伺いしたいと思います。 この須賀川ダムは、昭和42年発生した大干ばつを契機に、柿原地先に建設されることになりました。特に昭和39年冬期、昭和42年夏期干ばつ時には、3時間から4時間の給水が1か月から1か月半続く惨状でした。これは私も子供の頃から覚えていますから、もう本当、水汲みばかり行かされたような、もういつも断水、断水、毎年、毎年断水があったんじゃないかなと子供心に記憶しております。 そのようなことから、昭和51年3月に須賀川ダムは完成をしております。柿原地域の方々は、この須賀川ダムの完成の約50年近く前から、ダム下の柿原浄水場広場を地域行事の場所として使用しておりました。柿原地域は、和霊校区の中でも一番多くの方々が住んでおりまして、約1,000世帯ぐらい住まわれています。何代も続く農家の方、また若い方も多く、校区内での市民運動会や地域の行事の中心となる地域です。当時から、この柿原浄水場広場には多くの方々が集まり、夏になると納涼祭やいろいろな行事を行い、コミュニティの広場として地域の方に親しまれておりました。これは山田部長、多分柿原ですから御存じじゃないですかね。そうですか。 各種団体の役員の方から、この柿原浄水場の広場の使用は、須賀川ダム建設の地域対策だったと言われていました。それをお聞きしました。しかし、その後、柿原浄水場にはまず南予水道企業団事務所が建設された。宇和島水道局も建設された。またそれに加えて駐車場も建設された。ということで、現在柿原にはそういう地域コミュニティの広場、皆さんが集まって地域対策としてそこを使わせていただくところがなくなったんだということを、なくなってしまったんだと言われておりました。 そこで、「水を求めて須賀川ダム建設事業完成記念 須賀川ダムの建設日誌」を調べてみました。これは、水道局の居村局長には大変お世話になって、膨大な資料を調べていただいて、見つけたんですけれども、この昭和48年6月3日、ダム建設の対策と地区の発展と住民福祉の向上を目的に、柿原地区総合対策委員会を設置し、地区全体の総合対策を検討すると、このようにこの日誌に記されていました。昭和48年8月29日、柿原地区総合対策委員会が宇和島市に須賀川ダムの建設による地区対策として、まず18項目の要望書を提出しております。それから合計で、全部で27項目、調べましたら27項目の地区対策のことが書かれた要望書が提出されていました。 その後、宇和島市議会は、49年6月29日の6月定例会において、柿原浄水場用地買収議案を可決をしております。これで、宇和島市の柿原浄水場が宇和島市の土地となったわけでございますけれども、前年に、宇和島市に提出した要望書は地域対策27項目だけで、項目だけだったんです、中身見てみますと。詳しい内容は記されていませんでした。何かこう、開けていくと、項目書いているんですけれども、次のページは白紙になっておるんですね。全部手書きなんです。白紙のところに何か書かれている、書きたかったんじゃないかなと、詳しいことを。私が思うだけですけれども、その地域の方もそう思うて、細かいことまで項目上書きたかったんだろうと思われるんですけれども、そういうのは記されていなかったので、いろいろ話を聞いてみると、もう50年前のことですから、当時の役員の方々も亡くなられておられます。 残念ながら、地元のほうにも、いろんな記録を調べました、ないかということで。地域対策でどういうことを要望して、どういうことを承諾されとるかということを調べたんですけれども、この記録的なものは残っておりませんでした。 しかし、地域役員の方はこのように言われたんですね。柿原浄水場は地元住民が使用してもいいとの許可をいただいていたんだと、このように語っているんですね。当時の市長の施政方針においては、須賀川ダム建設の積極的な推進と柿原地区に対し十分な配慮で住民に応えたいと、こう述べています。施政方針ですから、それはいいことは言いますよね。建設するんですから。でも、この住民の配慮、柿原地区に対し十分な配慮で住民に応えたいんだという強い決意をここで披露しているわけです。 柿原浄水場について、地域の方々が市の土地を無断で使用することは私は考えられないと思うんですね。いろんなこの浄水場を納涼祭で使ったりとか地域の広場にしたりとか、いろんな集まりに使ういうことは、当然柿原浄水場は可決までして宇和島市の土地になっているわけですから、やはりそれを使うためには、ダム建設の地区対策として私は何らかのやり取りがあったのではないかと思います。 でも、これはもう口頭での約束だったかもしれませんけれども、記録にないので、これは証拠としては言えないんですけれども、でも無断でこの柿原浄水場を使うということはできなかったと思うので、私はやはり何か約束事があったんだと、このように思っております。 だからこそ、柿原地域の自治会や各種関係者の方は、以前この柿原浄水場のコミュニティの広場となる地域の方々が集える場所の必要性を訴えています。もう一度そういう場所が欲しいということですね。柿原は広大な土地、広い土地なんですけれども、一遍に地域の人が集まれるような広い公園もありませんし、そういう場所もないんですね。一遍行っていただいたら分かりますけれども、住宅と畑と山とあって、柿原はずっと広いんですけれども、公園とかなんかはあまりありません。老人憩の家もありましたけれども、それも取り壊しました。少し山に相撲場というか、土俵もありましたし、ちょっとした公園みたいなのがあったんですけれども、そこもありません。ですから、そういう集まる広場というのは、この浄水場だったんですね。それはもう現在なくなってしまっている。 この地域の、ここでお伺いしたいことは、柿原浄水場前の柿原第3団地の有効利用についてお伺いをしたいんですけれども、特に近年、家屋の老朽化が進んでいるように感じるわけです。そのようなことから、やはりこの第3団地は一部空き地になっております。この柿原地域は、和霊校区では一番の人口を抱えて、活発な地域の活動を推進しています。いろんなことをされています。ここは和霊校区の中心になります。地域の方々は、ぜひこのコミュニティの広場が必要ですということを強く訴えられておりますので、ぜひとも今後の柿原第3団地有効利用についてを検討をしていただきたいと、このように思うわけでございますけれども、これは市長の見解をお伺いしたいと思います。岡原市長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) お答えします。 先ほどの柿原浄水場、かつてはそうだったのかなというところはあろうかと思いますけれども、現在ではやはり安全性、そして衛生管理の面からすると、なかなか厳しい現実があるんだろうと認識しております。 先ほど御発言ありました川向こうの住宅の件につきましては、現在お二人の方がお住まいでございますので、まだまだこれは公共住宅としての管理をし続けていかなければならないという認識でございます。 ただ、こういったコミュニティをいかにつないでいくことができるかということは、災害を経験したまちとして十分に必要であるということは認識しているところでございますので、今後市が何ができるかということは課題とさせていただきたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 我妻正三君。 ◆18番議員(我妻正三君) 最後に、あそこの今住まわれている方のところの横はもう空き地になっているわけですね。そこの空き地になっているところに関しての利用については、市長としては、もしこちらがお願いに行った場合には、目的があって、長期じゃなしでも短期でも、お借りできるということは可能なんでしょうか。岡原市長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) ちょっとルール的なものを十分に把握していませんので、またその点については調査しまして、どのような形でお示しできるか検討したいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石崎大樹君) 我妻正三君。 ◆18番議員(我妻正三君) それはまたこちらからも要望書を持って市長のほうに具体的にお願いに行きたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 もう時間ありませんが、今期限りで退職される方もございますので、退職される方の第2の人生のスタートを祝って、私の質問を終了させていただきます。大変にありがとうございました。 ○議長(石崎大樹君) 以上で、我妻正三君の質問を終わります。 しばらく休憩し、午後1時から再開いたします。     午前11時39分 休憩-----------------------------------     午後1時00分 再開 ○副議長(中平政志君) 再開いたします。 休憩前に引き続き、質問を行います。 それでは、浅田美幸君の発言を許します。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 浅田美幸君。 ◆9番議員(浅田美幸君) 創政会の浅田美幸です。通告に従いまして、一問一答方式にて質問を行います。理事者の皆様におかれましては、明快な答弁をよろしくお願いいたします。 質問の前に、明日3月11日は東日本大震災より11年になります。姉妹都市のあります宮城県の方、私の住んでいました岩手県の方だけでなく、全ての方にとって忘れられない日です。ウクライナの情勢も気になります。世界が安寧でありますことを祈願いたしまして、質問に移りたいと思います。 まず最初に、岡原市長が2期目の公約として掲げられました「選ばれるまち」を実現するための「6つの創」から、④人を創るの中の未来の担い手である子供たちへの支援につきまして質問いたします。 昨年の10月、機会があり、私が選ばれていると思っているまち西条市へ出向き、西条市版ネウボラ研究会の皆さんと一緒に勉強してまいりました。 ネウボラとは、フィンランド語でアドバイスの場所を意味する言葉です。フィンランドでは、ネウボラを通して誰もが安心して子育てができる環境づくりを目指しています。ワンストップで切れ目のない子育て、日本の子育て世代包括支援センターの参考となったものです。子育てに関する手厚いサポートを無料で受けられることは、少子化の予防にもつながると考えられています。 また、乳幼児に安定的な発達ができた子供は、健康が維持できる可能性が高いことが分かっており、乳幼児やその家族に対して健全な指導を行うことは、医療費のコスト削減にもつながるとされています。 私が参加させていただいた会は、愛媛県内各市町の子育てに関する施策の比較をするものでした。そこで、宇和島市の施策についてお褒めの言葉をいただきました。とてもうれしかったものです。得意な気持ちにさせていただきました理事者の皆様に感謝いたします。 その西条市版ネウボラ研究会の皆様が、宇和島市の子育てについて話を聞きたいとの要望でしたので、保健福祉部の子育て支援の担当者の方々に年末のお忙しい中、時間をいただいて、Zoomを利用してのリモート会議を行っていただきました。せっかくですので、ここで宇和島市がどのように子育てに力を入れているのか、国の基準や他の市町に比べ拡充支援を行っているのか、伊手保健福祉部長にお伺いします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) お答えをいたします。 本市では、妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援のために、母子保健サービスと子育て支援サービスを一体的に提供できるよう、福祉課と保険健康課が連携しまして、きめ細やかなサービスの提供と様々な支援に努めてまいりました。特徴として、幼児の健康相談や健康診査が多く、充実した内容となっていること。また子育て応援給付金という市独自の経済的支援があるほか、身近な相談機能である子育て相談窓口を備え、多種多様な専門窓口とともに包括的な支援が行えていること。近年は、特に子ども食堂を軸とした見守り体制の充実に取り組み、地域も一体となった支援体制の構築を推進しているところかと思っております。 今後も、選ばれるまちを目指して、他の自治体の先進事例なども参考にしながら、子育てに優しい環境づくりをさらに進めていきたいと考えているところです。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 浅田美幸君。 ◆9番議員(浅田美幸君) 子育て応援給付金、西条市の方、驚いておられました。コロナ禍で新生児に国から10万円の支援がありましたが、恒常的に支援しているのは宇和島市の規模ではあまり見受けられません。新生児10万円に加え、今年度から1・2歳児5万円、第3子以降は10万円を拡充支援されています。 産婦健康診断は、宇和島市が見本となって愛媛県内各市町も実施するようになったとお聞きしています。このように支援された結果、どうなりましたでしょうか。伊手保健福祉部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) お答えをいたします。 先ほど御説明させていただきましたとおり、これまで子育て支援サービスの充実に努めてはまいりましたけれども、本市の出生数は年々減少傾向にありまして、人口減少抑制への効果が及んでいない状況であることは認識しているところでございます。 そうした中におきまして、人口動態の指標の一つであります合計特殊出生率につきましては、令和2年7月に厚生労働省より公表されました人口動態統計特殊報告によりますと、本市の数値はそれまでの1.63から1.75へと上昇し、全国平均の1.43、愛媛県平均の1.53を上回っております。 以前は、県下では第9位、南予地方では大洲市、西予市に続き第3位であった本市が、現在は新居浜市、西条市と並ぶ県下1位となっている状況にございます。 人口を維持するために必要な水準とされる2.07からは下回っておりますが、この数値の上昇は様々な環境の好転が影響したものと想定されることから、子育ての環境をよりよくすることで機運が上昇し、その効果として出生数や合計特殊出生率が伸びていくよう、今後も子育て支援の充実には前向きに取り組んでまいりたいと思っておるところでございます。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 浅田美幸君。 ◆9番議員(浅田美幸君) 宇和島市は、西条市、新居浜市と並んで合計特殊出生率が1.75と県下1位。言われましたように、運気が上昇し、さらなる高みを目指していただきますようよろしくお願いいたします。 子育て支援に関して、来年度予算で上程されているものを教えてください。伊手保健福祉部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) お答えをいたします。 来年度予算ということでございますが、近年、子供や家庭が抱える様々な課題がより複雑となりまして複合化・多様化していることを受けまして、見守り体制をさらに充実化することを目標に3つの事業の予算計上をさせていただいております。 まず1つ目は、国の補助金を活用しまして令和3年度から実施しております児童等見守り体制強化事業についてになりますけれども、これは新型コロナウイルス感染症の長期化によりまして、子供の見守り機会が減少し、児童虐待等のリスクが高まっていることから、子ども食堂実施団体が児童等の居宅を訪問し、状況の把握や食事の提供、学習支援等を通じまして、子供の見守り体制を強化するものとなっております。 2つ目につきましては、子ども食堂運営事業等補助金についてでございますが、補助要件の緩和や拡充など、補助制度の見直しを行いまして、市内における子ども食堂の開設及び運営する団体をさらに支援し、子供が多世代と集い触れ合う居場所づくりと、子供の成長を地域で見守る体制を強化するものとなっております。 最後に、3つ目でございますが、ファミリーサポートセンター事業援助活動助成金についてでございます。援助活動に係る利用会員負担額の軽減と、サポート会員の処遇改善を実施しまして、子育てに係る経済的な負担軽減と支援体制の充実を図るものとなっております。 以上でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 浅田美幸君。 ◆9番議員(浅田美幸君) ファミリーサポートセンターのことは、ひとり親世帯の方との意見交換会の際にも話題に上っていました。市が費用の負担をすることで、大変利用しやすくなったと思います。しかしながら、ひとり親世帯にとりましては、まだまだ大変な負担となっております。また、ひとり親家庭の方は病児・病後児の預かりなどの問題も抱えておりますので、今後お考えいただければと思いますが、いかがでしょうか。伊手保健福祉部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) この制度につきましては、随時、使いやすい体制というのは検討する必要があると思いますので、今後の課題とさせていただきたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 浅田美幸君。 ◆9番議員(浅田美幸君) よろしくお願いいたします。 宇和島市では、今でも安心して子育てができるまちだと思っています。理事者の皆様におかれましては、現状に満足することなく、子供のためにこれからもどのような支援ができるかを考えていただきますよう、よろしくお願いいたします。 愛媛県からも、紙おむつの配布、来年度の予算に上程されている低出生体重児のリトルベビーハンドブックが使われるようになりますと、さらにきめ細やかな対応ができるようになります。 また、令和5年度にはこども家庭庁が設置される予定です。当市におきましても、様々な事案にいち早く対応できるよう、日頃から準備していただきますよう要望いたします。 続きまして、人口減少対策で、子育てにおいて成果が出ている宇和島市ですが、移住定住において西条市が選ばれて、宇和島市が選ばれていない理由は何だと思われますか、市長にお伺いします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) お答えします。 まずは一般論として、移住を考えていく際にやはり最も関心あることが、仕事をそこで得ることができるかどうか、これはコロナ禍を経て仕事の取り組み方というのではこれにも変化が出てきているところでございますけれども、一般論としては、やっぱりそこで御飯を食べていかなければならないという点でございます。 あと、やはり環境であるとか、ある程度都会へのアクセスがいいとか、これは人によって価値観があるわけでございますけれども、そういったことが言われていると聞いているところでございます。 この点で、西条と宇和島を比べますと、まずは、宇和島市におきましては第1次産業が基幹産業で、なかなか職の選択肢というものが厳しいんではないかと。一方で、西条市におきましてはやはり製造業、工場等々もございますので、まずそういった職の選択肢があるだろうと。さらには、都市の位置関係ですね。県都松山に宇和島よりも近くて、非常にアクセスしやすい土地であるということもあろうかと思います。 こうした要素のほかには、やはり西条市はこの移住に対する取組、大変熱心に取り組まれているという、そういった差というものもあろうかと思います。これらをどのように我々のまちに目を向けていただくことができるかどうかについては、我々のような努力もそうですけれども、やはりそういった関心を持たれる事項について、仕事をどのように確保し、そして位置はもうこれどうしようもないところでございますので、環境というものをどのように高めていくことができるか、そういったことによりまして、宇和島にも人が来ることになるんだろうとは思っておりますが、これも今後努力ということでございます。 以上でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 浅田美幸君。 ◆9番議員(浅田美幸君) ありがとうございます。 次に、令和3年度の自民党宇和島支部の人口減少対策についての要望に対する企画情報課からの回答に、「今年度から若者定住奨励金を創設し、若い世代の移住定住に向けた取組を強化したところであります」とありましたが、この若者定住奨励金制度の概要や実績について教えてください。西本総務企画部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 西本総務企画部長。 ◎総務企画部長(西本能尚君) 本市におきましては、高校卒業後に多くの若者が進学や就職のため市外に転出していることから、一度宇和島を出た若者が大学・専門学校等の卒業後に宇和島に戻り、地元で就職することを後押しするため、若者定住奨励金を令和3年度に創設したところでございます。 また、この奨励金につきましては、高校及び市内高等教育機関を卒業後、地元企業等に就職し、宇和島に残っておられる方も対象となるほか、Iターンなど市外から移住してこられる方35歳未満の方も対象としておりまして、市内外の若者に対して市内の移住並びに定住をしていただくことを目的としたものでございます。 実績といたしましては、3月3日現在で計50件の申請がございまして、交付決定額は805万円となっているところでございます。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 浅田美幸君。 ◆9番議員(浅田美幸君) この若者定住奨励金につきまして、当初想定していた人数とは大きくかけ離れており、当市の移住施策についてはもっと真剣に取り組んでいく必要があるのではないかと思われます。先ほどの自民党宇和島支部に対する回答の最後に、「本市におきましても、より一層、庁内外の移住定住施策の推進体制を強化し、一人でも多くの方から「選ばれるまち」を目指してまいりたいと考えております」とありましたが、来年度にはどのような予算を上程されていますか。昨日の上田議員の質問とかぶるところもありますが、西本総務企画部長、お答えください。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 西本総務企画部長。 ◎総務企画部長(西本能尚君) 来年度の移住定住対策といたしましては、これまでの既存事業に併せて新たな事業を実施していくこととしております。まず、情報発信の強化といたしまして、移住に焦点を当てた本市のPR番組の制作や、移住者に対する支援等が一目で分かる冊子を作成してまいります。 続いて、宇和島市における魅力体験の機会の創出を図るため、移住体験住宅の改修や従来の合同参加型の体感ツアーに加えまして、新たにオーダーメイド型の無料体感ツアーを実施いたします。 また、移住者の住まいの確保といたしまして、新たに地域おこし協力隊を配置し、空き家バンクの登録物件数の増加を目指すとともに、移住者や市内の子育て世帯への住宅の支援といたしまして、新築住宅や空き家バンクに登録されている住宅を取得する際の取得費用の一部を支援する補助金を創設いたします。 そのほか、移住を支援していただける個人や企業、団体の方を宇和島移住応援隊として認定し、オール宇和島として移住定住者へのサポート体制の強化を図ってまいります。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 浅田美幸君。 ◆9番議員(浅田美幸君) 今お答えいただきました中で、宇和島市に住んでいる方に関係のある住宅の新築、住むなら宇和島応援金について、少し詳しく教えてください。西本総務企画部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 西本総務企画部長。 ◎総務企画部長(西本能尚君) お答えをいたします。 移住者、また子育て世帯においては、住まいの確保に係る経済負担が大きいということでございまして、住宅取得に応援金を給付するものでございます。対象者は、移住世帯、そして子育て世帯、これは18歳未満の子または出産予定者を含む世帯でございます。対象経費といたしましては、新築または空き家バンク登録物件の取得費の10分の1で、上限額は50万円となっておりますけれども、親世帯と同居の場合は15万の加算ということでございますので、最大65万円となっているところでございます。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 浅田美幸君。 ◆9番議員(浅田美幸君) 結構な額を支援していただけるようで、皆様も使える方がいらっしゃいましたら、どうぞ来年度、新築されることをまた御検討ください。 宇和島市に魅力を感じ、移り住んでいただく、定住していただく。移住定住におきましても成果が出ることを期待しております。 次の質問の前に、ここで兵庫県明石市の市政ガイドを紹介させていただきます。 山瀬代表の質問の際にも紹介されましたが、「明石が選ばれる理由」です。一番下の左側、91.2%の市民の方が住みやすいと思っておられます。そして、次ページには「進む!“市民ニーズ”に応えたまちづくり」となっております。当市におきましても、うわじまブランド魅力化計画の中でまち自体の魅力を高め、市民の皆様からは「住み続けたい」、そして、市外の方たちからは「継続的に関わりたい」と思っていただけるまち、言い換えれば「選ばれるまち」になることが求められるとありますが、宇和島市では市民の満足度はどのようになっていますでしょうか。西本総務企画部長にお伺いします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 西本総務企画部長。 ◎総務企画部長(西本能尚君) 令和3年6月から7月に実施いたしましたうわじまシティブランディングに関するアンケート調査によりますと、明石市の市政ガイドにおける住みやすいと感じるとは指標が異なりますが、宇和島在住であることに対して幸せや満足を感じるかという設問に対しまして、満足している、幸せであるとの回答が43.6%となっているところでございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 浅田美幸君。 ◆9番議員(浅田美幸君) 質問が違いますので簡単には比べることができませんが、明石市に比べ低い数字と言わざるを得ませんが、担当課としては、どのように分析されていますか。これも西本総務企画部長にお伺いします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 西本総務企画部長。 ◎総務企画部長(西本能尚君) 担当課におきまして、満足度における他市との比較というものや分析などは行っておりません。しかしながら、若干アンケート結果を報告させていただきますと、幸せや満足を感じるかという項目に対して、性別では女性が男性より12.4ポイント高く、年代別に見ると60代、また居住地別では吉田地区の方が最も高くなっている現状にあります。 また、幸せや満足を感じること、そういう場面は何かということにつきましては、人が優しく親切にしてくれる。自然が豊かで食べ物がおいしく、子育てにはよい環境である。心や時間に余裕を感じられる。近所の人との助け合いや見守りなどいつでも声がけができるなどを挙げる回答がございました。 一方で、幸せや満足を感じられない方の御意見といたしましては、都市部との賃金との格差が大きい。子連れで行くところがあまりない。出かけたいと思う場所がない。おいしい魚介があるのに、まちのイメージ向上にうまく生かし切れていないなどの御意見をいただいたところでございます。このような内容が満足が高くない要因であると考えているところでございます。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 浅田美幸君。 ◆9番議員(浅田美幸君) 先ほど市長の答弁にもありましたが、西条市も都市部に近い、明石市も大阪圏に近いです。全く規模も地域も特性も違いますので比較にはならないかもしれませんが、子育て支援に関して、宇和島市の支援は愛媛県内の他の市町よりも支援がなされていると思っています。 また、子育て支援以外の施策でもいろいろなところで頑張っていると私は思います。でも、それが市民の皆様に十分には伝わっていないのではないかと思われますが、いかがでしょうか。 また、市民の皆様に対して市役所の各種事業を含め、宇和島市の魅力を分かりやすく発信するなどの工夫が必要ではないかと思いますが、この点について、西本総務企画部長にお伺いします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 西本総務企画部長。 ◎総務企画部長(西本能尚君) 私も明石市の市政ガイドを拝見させていただきました。明石市は、人口約30万人の都市で、関西圏にございまして、市税が地方交付税の約4倍と、本市と比較すると財政力に大きな違いがございます。その中で、人口8年連続増とか、市税が7年で30億増など、とても本市では達成できない項目もございました。 一方で、宇和島市でも実施している施策とか、本市にはあり明石市のパンフレットには記載をしていない施策もございました。しかしながら、重要な施策を17項目にコンパクトにまとめてあるなというふうに感じました。 加えて、離婚に伴う子どもの応援や、認知症、ひきこもり相談支援など市民の方に寄り添った分かりやすいパンフレットになっていると感じたところでございます。 宇和島市における行政施策を含む魅力の発信におきましては、広報紙やホームページのほか、各種SNSや市政広報番組等、それぞれの広報媒体が持つ特性を踏まえて、なるべく多くの媒体を活用した情報発信、いわゆるクロスメディアによる情報発信を心がけているところでございます。来年度には、移住者に対するパンフレットや宇和島市の施策のコンセプトを市民の方にお伝えするハンドブックを作成する予定としておりますけれども、これに加えて、明石市など先進地を参考にさせていただきながら、宇和島市の魅力やよさ、宇和島市の施策を市民の方に十分お伝えできるよう、工夫、努力をしてまいりたいと考えております。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 浅田美幸君。 ◆9番議員(浅田美幸君) まず、このパンフレットのように、よいところを見える化して好循環につながるようにしていただきたい。自分たちでこれをやっているというのはなかなか難しいこと、恥ずかしく難しいことかもしれませんが、まず目で見て分かるようにしていただければと思います。そして、他の自治体のよい例はどんどん取り入れて、よいものにしていただきたいと思います。まず、宇和島市に住んでいる私たちがよいまちだと思えるようにしていただきたい。この点について、市長、答弁をお願いいたします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) お答えします。 よく議会におきましても、私がシビックプライドの向上というお話をさせていただくところでございますけれども、我々のまちを愛し、そしてこのまちをしっかりみんなで支えていこうという原点だと思うところを、それらのメッセージをしっかり伝えていくことが重要だということで、様々な広報に力を入れていくということをやってきたところでございますけれども、なかなかまだまだこれらが十分でないことは事実であろうかと思います。 今回、明石市のパンフレット、私も初めて見させていただきましたし、言わばプラスの要素というものを市民の皆様が知ることは、やはりまちの自分たちの誇りにもつながっていくんではないかと私も率直に感じました。加えまして、議会の皆さんが様々なところで視察に行かれて、例えばどこの会派かは別として、相生市に行かれて持って帰られた、また大分県で視察をされた、そういう先進地はやはりそういった目で見て、見える化がよくよくできているという資料ということで、これは何とかできないかというところで、現在でも所管のほうには話をしているところでございますけれども、それらを併せまして、今回このような機会をいただきましたので、しっかりと検討していきたいと思います。 以上でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 浅田美幸君。 ◆9番議員(浅田美幸君) ありがとうございます。 明石市では、選ばれる理由8つの取組の一番最初に「こどもを核としたまちづくり」を挙げておられます。明石市長は、小学校までの健診に際して、子供本人に直接会えなければ児童手当の振込をやめ、現金で子供に手渡しするという強い気持ちで臨むとのインタビュー記事を見かけたことがあります。実際にはそのような事例は発生していないようですが、明石市の子供に対する強い思いが感じられます。ここ最近も、大変悲しい数多くの虐待に関する報道がなされています。虐待で亡くなったニュースの多くで、児童相談所や自治体の職員の方の子供に会わせてもらえなかったとのコメントがたびたび報道されていますが、明石市長のように一歩踏み込んで子供と100%会うという強い姿勢が必要なのではないでしょうか。 これまでも虐待について質問させていただきました。これまでの答弁では、乳幼児の居場所確認が100%なされているとのことでしたが、これは今も変わりはありませんでしょうか。伊手保健福祉部長にお伺いします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 伊手保健福祉部長
    保健福祉部長(伊手博志君) お答えをいたします。 結論から申し上げますと、100%なされているというところでございます。乳幼児健診未受診者でありますとか、未就園児などにつきましては、児童虐待防止対策の通知に従いまして、毎年度定期的に安全確認を行っております。今年度も既に安全確認調査を終えまして、乳幼児の全ての居場所を確認しましたので、その旨国へ報告しているところです。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 浅田美幸君。 ◆9番議員(浅田美幸君) ありがとうございます。それは一つの安心材料になると思います。先ほど明石市の事例で子供の健診について触れましたが、宇和島市では子供の受診率はどのようになっているのか。また、受診しなかった子供に対してはどのような対応をされているのか、伊手保健福祉部長にお伺いします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) お答えをいたします。 乳幼児健診につきましては、疾病及び異常の早期発見を図りまして、子供の健やかな成長を支援するとともに、母親の育児不安の軽減を図ることを目的としまして実施をしているものでございます。 令和2年度の受診率につきましては、3か月児健康診査98.9%、1歳6か月児健康診査93.3%、2歳児歯科健康診査81.4%、3歳児健康診査88.7%と、対象者の8割から9割の方が受診をされておられます。受診されなかった方に対しましては、検診日から1週間以内に電話で受診勧奨を行いまして、その際、保護者の就労等により受診が難しい場合につきましては、保健師が家庭や保育園等に訪問しまして、子供と直接関わり、発達の様子を見た上で、保護者の困り事に対応するなどの取組も実施しているところでございます。 なお、電話連絡が取れない場合につきましては、お子様の発達や育児について伺う健康状態調べを送付しまして、再度受診勧奨や    訪問を行っておりますが、どうしても関わりが持てない場合につきましては、福祉課と連携して対応しているところでございます。今後も継続して受診勧奨を行いまして、全ての子供が健診を受け、健やかに成長していけるように支援をしていきたいと考えております。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 浅田美幸君。 ◆9番議員(浅田美幸君) 全員の状況を把握していただき、子供が健全に、安全に育っていることを目で見て確かめていただきたい。時には子供に直接会って現金給付を行うことも一つの先進事例であると私は思いますが、市長、いかがでしょうか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) お答えします。 先ほど保健福祉部長が答弁申し上げたとおり、当市においてはやはり子供たちにしっかり安全確認と、そして成長の流れというものをしっかり確認しておきたいという強い気持ちがございまして、受診がその率が高いのもそうですけれども、後に受診されない子供たちに徹底的に関わっていこうという仕組みですので、まずはこの所管の取組というものをしっかりサポートしていきたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 浅田美幸君。 ◆9番議員(浅田美幸君) 市長、今以上に力強く子育てを支援をしていただきますようよろしくお願いいたします。 また、行政だけでなく、地域や市民みんなで子供を全力で応援していく宇和島市でありたいと思います。 それでは、山瀬代表の質問にもありましたニュースポーツについての質問に移ります。その前に、昨日上田議員も話されましたが、6日、日曜日には、東京マラソンで宇和島市出身の鈴木健吾さんが日本人トップ、自身の日本記録に次ぐ2位のタイムでゴールされました。また、奥様である一山麻緒さんも日本人トップでゴールされ、同一大会での夫婦合計タイムのギネス記録を更新されるといううれしいニュースが届きました。本当におめでとうございます。宇和島市でもお祝いを考えませんか。市長、いかがでしょうか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) 私からも一言申し上げたいのが、やはり鈴木健吾選手と一山麻緒選手がそれぞれ日本人の最高位であったことと、そして御夫婦で合算したタイムだというものが2017年にケニアの選手が持っていた記録から35秒早まったということでございますけれども、ギネス記録に認められたということを心からお祝いを申し上げたいと思います。 パリ五輪に向けて出場されることを最大の目標とされているとお聞きしているので、やはりこの縁のある者として何かできることは、これからも関わっていきたいなと思っておるところでございます。 また、お祝いの件につきましては、今いろいろと考えているところでございますので、後にまた披露できようかと思います。 以上でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 浅田美幸君。 ◆9番議員(浅田美幸君) よろしくお願いします。 今現在、北京で冬季パラリンピックが開催され、日本人選手が活躍されています。それに先立ち、2月に開催された北京冬季オリンピックでは、日本は過去最多のメダルを獲得し、輝かしい成績を収めました。また、昨年の夏には東京2020オリンピックが開催され、大きな感動を呼んだのは私たちの記憶にも鮮明に残っていることと思います。 この中で、スポーツクライミング競技複合女子では野中生萌選手が銀メダル、今度宇和島にいらっしゃる野口啓代選手が銅メダルを獲得されています。御承知のとおり、長堀の宇和島市スポーツ交流センターにクライミング施設がございます。昨年末にこのクライミングの観客席の内覧会に行ってまいりました。登ってくるところを上から見られるのは、登っている方の表情だけでなく、息遣いも感じられ、圧巻の眺めでした。まず、このクライミング施設の利用者数、また利用されている方の声をお聞きしているのであれば、教えてください。片山教育部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 片山教育部長。 ◎教育部長(片山治彦君) お答えをいたします。 スポーツ交流センタークライミングホールの利用者数につきましては、平成30年7月のオープン時から平成31年3月末の間で9,724名、平成31年度は9,394名、令和2年度は6,775名、令和3年度は4月から1月までの間でございますが、4,992名となってございます。令和2年度、3年度の利用者数につきましては、新型コロナウイルスの影響によって施設の利用停止や利用制限、また利用そのものの自粛等により減少したものと考えております。 次に、利用者の方からのお声といたしましては、屋内の全天候型で15メートルのリード壁は、全国的に見てもここまで立派な施設は珍しいというふうにお褒めの言葉をいただいております。 また、当クライミングホールのルートセットにつきましても、東京2020オリンピックほか世界大会でも活躍されておられるセッターの方によるルートでございますので、世界トップレベルの選手も利用できるコースであるということも大変好評を得ているところでございます。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 浅田美幸君。 ◆9番議員(浅田美幸君) 観客席ができましたことに対しての皆様の声はいかがでしょうか。こちらも片山教育部長にお伺いします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 片山教育部長。 ◎教育部長(片山治彦君) お答えします。 利用者の保護者の方からは、練習をしている子供を待つ間、観客席からゆっくりと登り始めの地点から子供の様子を見ることができるので、とてもよいというふうに御意見いただいております。 また、スポーツクライミングユース日本代表の皆様に合宿でおいでいただいた際には、指導者の方から、観客席が設置され、高いところから見ることにより選手の様子を近い距離で把握することができて、非常に指導がしやすいとの評価もいただきました。今後も合宿場所として利用したいというお言葉もいただいております。もちろん、厳しい御意見もいただいてはおりますけれども、おおむねお褒めの言葉をいただいたということで、私どもといたしましても、整備してよかったと喜んでいるところでございます。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 浅田美幸君。 ◆9番議員(浅田美幸君) 観客席の完成までにいろいろございましたが、完成して本当によかったと思います。とてもよい施設になりました。内覧会の際、2階の空きスペースを見てきました。知り合いのお孫さんがスケートボードの練習場を探していましたので、このスペースの活用について、私を含め会派で考えておりました。スケートボードの施設は、私だけでなく様々な方から多くの議員の皆さんに要望が出ていたこともあり、石丸プール跡地の駐車場を練習場として用意していただきました。市長をはじめ、関係者の方にお礼を申し上げます。また、このことにつきましては後ほど触れさせていただきます。 この内覧会時には、文化・スポーツ課の職員の方や指定管理者の方からスポーツクライミングに関する熱い説明を聞きました。宇和島市のスポーツクライミングの競技人口が増え、子供たちのクラブや津島分校の部活はもちろん、大人まで本当に幅広い年齢層の方々が利用されていて、利用人数が多いときには2階でトレーニングをして調整しているようです。 また、山岳会のメンバーが指導されていて体制がしっかりしていることから、この2階の空きスペースはスポーツクライミング施設でしょうとその日のうちに私の考えが変わりました。 年明けにはユース代表の強化合宿を見せていただきました。日本山岳会スポーツクライミング協会の理事さんも来られていて、お話を伺いました。国内でも珍しい屋内型の高さ15メートルのクライミングウオールがあるので、天候に左右されず練習ができること、上から練習している姿を見ることができるので、練習風景を撮影して上達に役立てることができること。本当によいところなので、また利用させていただきたいとのお話でした。これらを踏まえまして、宇和島市をクライミングの聖地にしませんか。市長の所見をお伺いします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) お答えします。 昨日の答弁でも申し上げたとおり、ここの施設については私なりの思い入れというものがございました。その中で、指定管理者はもちろんでございますけれども、やはり大きいのは日本山岳会の皆様方、本当に御自身たちがクライミングをし、楽しむのではなくて、やはり底辺を広げていこうというお気持ちが非常に強くて、何かあれば今でもお手伝いにも来ていただきながら、本当に支える仕組みというものができている。そういった中で、観客席の話も、それはあと親御さんの子供に対するそういった見学についても、やっぱりそういったことを整備していこうという気持ちになる、こういった経緯であったわけでございます。 今後につきましては、12月18日に観客席が整備をされ、それからユースの方々、代表合宿来ておりますけれども、まだまだ稼働率、これからこれをどのように高めていくのかという、この点についてはユース代表のコーチの方々ともお話をしているところでございますし、まだこれらをしっかり検証してから、その先については考えていきたいと、そのように考えている次第でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 浅田美幸君。 ◆9番議員(浅田美幸君) じっくり考えて行動に移すのも必要なときがありますが、勢いに乗って行動するのも必要なときもあります。クライミング施設は勢いに乗って「今でしょ」だと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 それから、クライミングの施設ではないのですが、スポーツ交流センターのことでお願いがあります。 駐輪場に屋根がなく、雨の日には学生をはじめ自転車で来られた方がずぶ濡れになって、自転車の荷台からかばんなどを取り外しておられます。駐輪場に屋根を設置していただくことはできないでしょうか。片山教育部長にお伺いします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 片山教育部長。 ◎教育部長(片山治彦君) お答えいたします。 今ほど御指摘の駐輪場屋根につきましては、確かに現状では不便を来す場合が多いものと考えます。早速設置に向けた検討に入らせていただきます。 設置までの当面の措置といたしましては、雨天時等には来村川側の正面玄関左のピロティ部分に駐輪をいただくように今後案内・誘導をしていきたいと考えております。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 浅田美幸君。 ◆9番議員(浅田美幸君) すぐに対処していただき、ありがとうございます。 それでは、次のニュースポーツ、スケートボードに移ります。 先ほども触れましたが、スポーツ交流センターでの練習場は諦めました。担当の方に御尽力いただき、石丸公園の駐車場を練習場にしていただいておりますが、舗装の状態が悪く、練習をためらう方もいらっしゃるようです。ほかによい場所がないものかと探していました。そこで、先日、市長も考えていただいている南楽園津島プレーランドを会派で見にいってまいりました。スケートボードは様々な場所で練習している方もいらっしゃいますが、音がうるさかったり、道路では危険なため、練習場の整備は必要であると思います。南予にはまだ一つもありません。南楽園は県の施設ですが、市が借りて整備することに対して問題は生じるのでしょうか。また、スケートボードパークの整備についてどのようにお考えでしょうか。玉田副市長にお伺いします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 玉田副市長。 ◎副市長(玉田光彦君) まず、県の施設である南レクの敷地の一部を借りてという、それについての県サイドでの問題があるかという御質問だと思っています。 現時点では、市として具体的な計画を持っているわけではございませんので、一般論としてお答えをいたします。 県の方針といたしましては、南レクの施設にこれ以上の投資ということは困難な状況と聞いております。そしてまた、未利用地を市や町が活用することにつきましては、特段の問題はないというふうに聞いているところでございます。なお、具体的な活用計画等ができましたら、その際は当然協議あるいは手続が必要になるということはもちろんでございます。 また、スケートボードパークの整備につきましては、昨日の山瀬議員に対する市長からお答えをいたしております。スケートボードを取り巻く状況等を見極めながら検討していく必要があるというふうに考えております。 以上でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 浅田美幸君。 ◆9番議員(浅田美幸君) 南楽園は、私の子供が喜んで通っていたときには、入場者も多くにぎやかでした。子供も少なくなり、今では随分寂しくなりました。しかし、幸いなことにゴーカートがあり、タイムトライアルも行われており、一部の方には人気があるようです。一緒に行った会派の議員も乗る気満々で楽しみにしていたようですが、雨が降った後で危ないので、残念ながら乗ることができませんでした。このゴーカートとともに、スケートボードでさらににぎやかになるのではと思っています。また、お散歩やバードウオッチングにも最適な場所です。これから春を迎え、よい季節にもなりますので、ぜひお出かけになられてみてください。 スケートボードも東京オリンピックで金メダル3個、銀メダル1個、銅メダル1個とメダルを量産しました。また、パリオリンピックの正式種目にも採用されています。先ほどのスポーツクライミングの山岳会は、何年も続いている会であり、組織もしっかりされています。しかしながら、スケートボードは競技年齢が低く、会の立ち上げもこれからです。現在は施設に関して要望の署名を集めておられるようです。これからの会、これからのスポーツのサポートが必要だと思います。また、市長が掲げられております未来のトップアスリート育成事業でも、この2つのニュースポーツは応援すべきものではないでしょうか。 メジャーなスポーツは競技人口も多く、小さいころから有名なクラブなどで練習しています。これはやはり人口の多い都市部が圧倒的に有利です。スケートボードパークを整備することを含め、市長の所見をお伺いします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) お答えします。 これも昨日申し上げましたけれども、先ほども申し上げた日本山岳会の例でございます。彼らは、やはり平成7年からこのスポーツクライミング、全く知られていなかったところを、自ら家屋を改造されて、そしてその啓発に努めてまいられました。時に簡易的なボードを作って、やはりいろんなイベントに行って、いろんな試みというものをしながら、徐々に徐々にその認知度を上げていったことが、今のあそこのクライミングホールの設置につながったんだろうと思っております。 そういった意味におきましては、やはり競技団体がどのような形でどのような思いでやられているのかということがやはり重要であり、昨日も申し上げたとおり、箱を造って、はい終わりでは、これからのスポーツ施設というのはやはりなかなか難しいだろうと思っております。単なる地元のそういった競技団体だけではなくて、先ほどのクライミングホールがそうであるように、県そして国の流れの中でこういったことをやっていくんだということをやはり醸成していかなければ、なかなかそう本当につくるだけでは難しいということを認識しておりますので、そういった意味におきましては、今組織を立ち上げられ、未来のトップアスリート事業、スポーツ協会に属すことで、もちろんこれらはサポートできることでもありますので、早期にそういった試みというものをやっていただくことも一つの選択肢かと思います。 以上でございます。 ○副議長(中平政志君) 浅田美幸君。 ◆9番議員(浅田美幸君) またスケートボードの要望をいただきました議員の方々、スケートボードの方にもよろしくお伝えくださいませ。 この宇和島市でクライミングとスケートボードで未来のトップアスリートが誕生するよう、御支援をいただきますようよろしくお願いいたします。 今年8月には、四国でインターハイが開催され、宇和島市総合体育館は卓球の試合会場となっています。関係者の方々におかれましては、準備等でお忙しいこと思いますが、若く躍動する姿を見られるのを楽しみにしておりますので、よろしくお願いいたします。 次に、宇和島市学習センター、パフィオうわじまの駐車料金についてお尋ねします。 御承知のとおり、パフィオは1階に生涯学習センター、2階3階に図書館、そして4階に子育て世帯支援センターがございます。パフィオの駐車料金は1時間150円となっているようですが、各施設について、駐車料金の減免措置がなされているようです。それぞれ教えていただけますでしょうか。伊手保健福祉部長、そして、今年度末で退職されます富田生涯学習課長、お願いいたします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) それでは、伊手保健福祉部長から。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) 4階の子育て世代活動支援センターについてお答えをさせていただきます。子育て世代への支援という施設の目的に鑑みまして、最大4時間まで実際に利用した時間を無料としております。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 富田生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(富田満久君) お答えします。 生涯学習センター及び中央図書館を利用された方につきましては、申請いただければ1時間まで無料となっております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 浅田美幸君。 ◆9番議員(浅田美幸君) 妊婦さんや幼いお子さんのいる保護者の方が施設を利用するに当たり、4時間の減免措置があるのは大変ありがたいことだと思います。しかし一方で、図書館を利用する方の減免措置が1時間というのは、少し短いのではないでしょうか。図書館で調べ物をしたり、本を読まれたりする方も多いのではないかと思われます。 図書館が堀端にあった頃には、駐車料金はかかっていませんでした。これが駅前に移転した途端、1時間は無料ですが、以降1時間ごとに150円の負担をしなくてはなりません。ゆっくり図書館を利用したい方にとって、大変厳しいのではないかと思います。富田生涯学習課長、減免の時間を増やすことについて、お考えをお伺いします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 富田生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(富田満久君) お答えいたします。 昨日の松本議員の御質問にも関係いたしますが、パフィオうわじま駐車場の駐車料金につきましては、駅前の交通結束点で公共交通機関の利便性も高いこと、また、近隣駐車場の料金設定や影響も考慮し、他市の類似施設の状況も参考にしつつ、現在の設定で運営させていただいておるところでございます。 浅田議員御指摘の減免措置につきましては、これまでも拡充の御要望など御意見をいただいておりますが、パフィオがオープンしてまだ間もないことや、コロナの影響もありまして、課題を十分に精査できる状況になく、これまで見直しには至っておりません。来年度からは、駐車場も指定管理者による管理となりますが、これを機に指定管理者とも協議し、実情に即した料金設定と減免措置の適用につきまして再検討すべきタイミングではないかと考えておりますので、後任の課長にしっかりと申し伝えておきたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 浅田美幸君。 ◆9番議員(浅田美幸君) 富田課長がいらっしゃる3月末までにお願いしたいなと思っていましたが、まず1番目の申し送り事項としてよろしくお願いいたします。課長、長い間お疲れさまでした。ありがとうございました。 次の質問に移ります。 作年8月にシロシタがオープンし、コロナが収束すればたくさんの観光客が宇和島にお越しいただけるものと期待しております。市長の所信表明でも「6つの創」の⑤、まちを創るの中で、シロシタについて触れてありましたが、来年度に向けての取組を教えてください。楠産業経済部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 楠産業経済部長。 ◎産業経済部長(楠憲雄君) 観光情報センターシロシタにつきましては、昨年の8月にオープンして以降、指定管理者におきましてホームページやインスタグラム等のSNSにより、宇和島の観光物産情報を県内外に発信するとともに、季節に応じました店内装飾やお土産などの物販の強化など、観光客等の受入体制の充実に努めているところでございます。 来年度に向けましては、各種の情報発信の充実はもとより、シロシタのオリジナル商品や宇和島城の関連グッズなどの物販の強化、散策コースの開発やマップの作成に取り組むなど、お客様の満足度の向上に努めてまいりたいと考えております。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 浅田美幸君。 ◆9番議員(浅田美幸君) コロナ禍も収まり、観光客が増え、シロシタが活気づくことを期待しております。その際によいお土産が買えたと満足していただくよう、よろしくお願いいたします。 バスの駐車場につきまして、諸般の事情によりシロシタ自体には現在は駐車場がなく、乗り降りが不便なようで、前回の議会時にも指摘されておりました。その後の対応はいかがされていますでしょか。楠産業経済部長にお伺いします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 楠産業経済部長。 ◎産業経済部長(楠憲雄君) 新たな観光情報センターの建設に伴いまして、駐車スペースが減少することから、一般車両の駐車スペースの確保を優先し、バスにつきましては乗降所を整備したところでございます。 観光バスは、乗降所で観光客を降車させた後、きさいや広場または伊達博物館等の駐車場で待機をしていただく運用としているところでございます。現況におきましては、観光バスが乗降所を使用せずに国道で乗降されている事例も見受けられることや、乗降所への進入路が狭い、分かりにくいといった御意見があるため、今後は関係する観光事業者やバスの事業者等に対する乗降所運用の周知を図るとともに、コロナ後の観光バスの需要回復も見越しながら、よりよい運用の検討を行ってまいりたいと考えております。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 浅田美幸君。 ◆9番議員(浅田美幸君) 今年は、ここ2年間コロナで開催できなかった伊達なうわじまお城まつりも実施できることを期待しております。また、来年度、観光誘客促進事業で観光バスツアーに対する助成を上程されています。これにより、シロシタに寄られるバスも増えるのではないかと思われます。そして、バスが着きましたらお客様が一斉に降り、トイレを使用するようになると思います。しかしながら、シロシタのトイレの数は少ないです。近くに公衆トイレがあるのでとのお考えでしたが、それでお間違いはないでしょうか。楠産業経済部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 楠産業経済部長。 ◎産業経済部長(楠憲雄君) 観光情報センターシロシタのトイレにつきましては、男性用が1基、女性用が2基、多目的用が1基のトイレを設置をしております。また、桑折長屋門横の公衆トイレは、男性用が2基、女性用が4基となっており、合わせますと10基を設置しているところでございます。また、これ以外に城山公園、城山の郷土館、天守閣の裏にもトイレを設置しているというところでございます。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 浅田美幸君。 ◆9番議員(浅田美幸君) シロシタのバスの乗降所から歩いてくると、すぐ公衆トイレが目に入ります。女性の4つあるトイレのうち、1つのみ洋式化されています。私どもおばちゃんの団体がトイレ休憩をしますと、和式が空いていてもお先にどうぞと洋式を待たれる方が多くいらっしゃいます。以前より山口県萩市の公共施設のトイレに係る整備方針を紹介させていただいておりますが、なかなか参考にされていないようです。すみません。現存12天守の登り口にふさわしいトイレとなりますよう、洋式の数を増やすなど整備をし、シロシタと一緒に管理していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。楠産業経済部長にお伺いします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 楠産業経済部長。 ◎産業経済部長(楠憲雄君) 御指摘の桑折長屋門横の公衆トイレにつきましては、近年洋式トイレが一般的になっていることを踏まえまして、平成27年度に一部を洋式化したものでございます。今後のさらなるトイレの洋式化などにつきましては、修繕や更新を図る際に利用者のニーズに合いました整備を検討してまいりたいと思います。 以上でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 浅田美幸君。 ◆9番議員(浅田美幸君) 今後のということですので、いつになるか分からないということですよね。八幡浜市の「みなっと」で平和市議の会の際の八幡浜副市長の御挨拶の中に、横のトイレに寄ってみてくださいと言っておられました。それに比べ、きさいや広場のトイレはいかがでしょうか。観光を考える上でトイレは重要だと思われますが、市長はどうお考えでしょうか。お伺いいたします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) 確かにトイレ、重要ですけれども、ちょっときさいや広場の名誉のために申し上げますと、きさいや広場の店舗内はそれなりの歴史がたっていますけれども、体育館側の駐車場には新しくトイレは新設しているので、ここはちょっと名誉のために申し上げておかなければならないだろうと思っております。 確かにトイレがきれいか、きれいでないかというのは、観光における重要なポイントだと思っているところでございますので、今日いろいろ指摘されたことを含めまして、タイミングというのはどうしてもあるところでございますので、また一方で和式じゃないとという方もよく御指摘も受ける。これが観光地における現実でもありますので、そういったことを踏まえまして、しっかり検討していきたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 浅田美幸君。 ◆9番議員(浅田美幸君) きさいや広場の後ろのトイレなんですけれども、新しく開設されたとはいえ、観光施設のトイレというには少し物足りないと思いますので、どうぞもう一度萩市の公共トイレに係る整備方針を参考にして、宇和島市、きれいな公衆トイレになりますようよろしくお願いいたします。 今年度3月末をもちまして退職される職員の皆様方、長年にわたり宇和島市発展のために御尽力いただき、ありがとうございました。これからの新しい人生、健康でさらなる御活躍をされますことを心から祈念申し上げます。 これで私の質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 ○副議長(中平政志君) 以上で、浅田美幸君の質問を終わります。 次に、武田元介君の発言を許します。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 武田元介君。 ◆12番議員(武田元介君) 市民クラブみずほの武田でございます。通告に従いまして質問させていただきますので、どうぞよろしくお願いをいたします。 ロシアによるウクライナへの許されない現状変更の試みでございます。それに抗して立ち向かうウクライナ国民の姿を見て、ある勇気ある発言を思い出しました。それは、昭和21年の現憲法に反対する衆議院でのある議員の発言であります。これは1個の空文にすぎない。我が国の自衛権を放棄して民族の独立を危うくするという言葉であります。硝煙の臭いが残る昭和21年、国会議事堂で反対討論を勇気を持って行った議会人がおられます。 多様な意見が飛び交う社会は健全であります。そういう意味でも、ここぞというときには流れに抗してでも防波堤になる役目を負わなければならないのが、市民の代弁者としての私たち議員の務めであります。たとえもう既に決まっているから見直しはできない、そう言われたとしても、立ち向かわなければならないこともあるんです。 そこで、私たち議会の自己改革の必要性もまた感じているところであります。先般、自由民主党の愛媛県連の勉強会で、ウェブの勉強会で、これは松山の塩崎代議士の提唱によるものでしたが、ふるさと納税についての勉強会をいたしました。次回は長谷川代議士の提唱による地方議会改革の勉強会をされるというふうに、先般長谷川淳二代議士がおっしゃっておりました。総務省出身の長谷川代議士なればこそ、現場感覚を持って日本の活力を取り戻すために地方の議会もまた力を発揮することが必要だというふうに私は受け止めたわけであります。 理事者の提案を追認するだけの議会では、地方の活力は取り戻せないと思います。時に議会の常識は世界の非常識と言われ、役所の常識は世間の非常識と、そういうことにならないように、いま一度市民の皆さんの代弁者としての自覚を持って、本日は登壇をいたしました。 質問に移ります。 まず、通告の1番目、これは日本会議という日本の誇りを取り戻すための市民団体に岡原市長と共に参加をしていた武田が、岡原市長にお尋ねをする質問でございます。 建国記念の日の奉祝祝賀の日、愛媛県では県知事が実行委員長としてこの祝賀行事に携われております。それに岡原市長も議員になられるまでは腕章をして、今取壊し中の大ホールで椅子並べ等の作業をされていたというふうに記憶をしております。ぜひにその志を来年以降の建国記念の日に宇和島市がどのように取り組むかということに生かしていただきたいと思っています。 こういうことを申し上げると、武田は右翼ではないか、そういうふうな話が出るのかもしれません。私は決してそういう者ではありません。戦争を賛美することは、全くつゆとも思っておりません。しかしながら、私どもの祖先をおとしめるような一部に戦後教育が行われていたことは、日本人の恥ずべきことだと私は思っている次第であります。ぜひに、岡原市長にはこの日本の建国をどのように宇和島で捉え、どのように来年度以降、建国記念の日の奉祝に取り組んでいただくかをお尋ねをしたいと思います。岡原市長、お願いいたします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) お答えします。 まず最初の腕章という部分でございますけれども、実際に私も宇和津彦神社の方が宇和島地区の代表でございまして、私も小さな頃から一宮様、一宮様と言っていた関係で、これはお手伝いをしていたということでございますので、何か活動しているような印象でおっしゃると、ちょっと私も違和感、何も申込書は書いていないし、何もそういった手続はしていないところでございます。 ただ、この建国記念の日ということは、やはりいろんな考え方があるということは、私も知っておりました。ただ、個人的に申し上げますと、やはり私が生まれた国、この日本、これができたというところでございますし、また国に対して、先人たちが様々な努力をなさったことを思い出す日として、私は大変意味深いとは考えている次第でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 武田元介君。 ◆12番議員(武田元介君) 成り行きで腕章をしたというようなことだったのでしょうか。大変申し訳ございませんでした。いまだに日本会議の名簿の中に岡原さんの名前がございますので、その点、お伝えして次に移りたいと思います。 では、今、私も強い口調で申し上げましたけれども、私は日本人として生まれた、そしてここで育てられた、成り行きなのかもしれません。日本国を愛し、そして日本国の創生のうちに、何らかの他国への侵攻というのがあった時代もあり、他国の皆さんを苦しめたということがあったのやもしれませんけれども、私はそれだけでもって祖先を辱めるようなことがあってはならないと思っております。特にこの建国記念の日の問題であるとか、戦争を美化する云々ということは、歴史教育の中で語られた時代がございました。偏向教育というのが行われたというふうに言われた時代もございました。こういうことを議会で発言することすらはばからなければならない、突き上げられるというような時代がございました。 学校現場では、この建国の記念の由来などをどういうふうに教えられているかというのを教育長にお尋ねをしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 金瀬教育長。 ◎教育長(金瀬聡君) お答えいたします。 建国をしのび、国を愛する心を養うという意味での建国の日ということでございますが、まず総論といたしまして、国民の祝日の意義や成り立ちにつきまして、各校それぞれに折に触れて子供たちには伝え、考えさせる時間を設けております。学習指導要領の小学校6年生の社会科では、我が国の歴史や伝統を大切にして、国を愛する心情、我が国の将来を担う国民として、自覚や平和を願う日本人として、世界の人々と共に生きることの大切さについての自覚を養うというふうにされております。 そうした中で、神話、伝承を手がかりに、国の形成に関する考え方などにも関心を持つことと示されております。それに即した内容の記述やコラムが掲載、記述されております。国を愛する心を培う前提として、まずは一番身近な地域社会や人との関わりの機会を増やしていく。社会を自分ごとにしていく。社会に参加していく。そういった関わりを経て、愛着や誇りにつなげていく。成長に伴って視野を広げ、最終的には国のことにも意識をいたすと、そういうようなことだろうと考えております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 武田元介君。 ◆12番議員(武田元介君) 言葉にかみつくわけではないんですけれども、やっぱり最終的に国に云々ではなくて、もともとこの土地に生まれて、この土地は日本という国であってというふうな感覚が私はどちらかというと持つほうなんです。 20年以上前に、新しい歴史教科書をつくろうという活動がございました。当時、参加をしておりました日本青年会議所でも、新しい歴史教科書をつくろうというふうなことで、私のホームページなどからもリンクしているんですけれども、一方を美化する歴史ではなくて、やはりどういう思いで、冒頭に申し上げましたけれども、ウクライナの元気、体力のある人々が、男ではなく女性も、いろんなものを持って、例えば原子力発電所に向かう道、バリケードを持って立ち上がっている姿を見ると、やはり祖国に対する誇りというのが根幹にある。そして、家族も守らなければならない。自分が生まれたこの土地を守らなければならないというごく自然の、成り行きというふうな言葉が適切とは思いませんけれども、そんな素朴な感覚でもよろしいかと思うんです。決して辱める教育が行われていないだろうと、宇和島では、そういうふうに信じてこの質問はおきたいと思います。 次に移ります。順番を変えます。いつもお待ちいただくんですけれども、十分な答弁をいただけなかったりするので、6番の高齢者の虚弱化について触れさせていただきます。伊手部長、いつもお待ちいただいてありがとうございます。今日は2番目に繰り上げましたので。 いわゆる、コロナフレイルということであります。コロナで活動を自粛する、外出を自粛するというようなことで、フレイル状態が起こるというようなことであります。それで、昨年もお尋ねをいたしました。要介護認定率についての変化、いかがでしょうというようなことでございました。昨年は増えていなかったんですね、要介護認定率が上がっていなかった。要するにコロナで自粛して、いろんな活動が制約を受けたにもかかわらず、変わっていなかったということでしたが、本年についてはいかがでしょうか。いわゆるコロナフレイルというのが発生して、その数字が変わっているというようなことはございませんでしょうか、伊手部長にお尋ねいたします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) お答えをいたします。 介護認定率でございますが、令和2年12月末現在で20.4%でございました。それが、令和3年10月現在の数字になりますが、20.2%で、若干ですが改善につながっているところでございます。 なお、介護の申請者につきましては、ちょっと若干その取っているときは異なりますけれども、令和2年度が5,355人でして、令和4年2月末、まだ年度途中ではございますが、5,842件ということですので、申請数自体は増加しているというところの現状でございます。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 武田元介君。 ◆12番議員(武田元介君) 先回りをして答えられてしまって、突っ込む機会を失ってしまったんですが、いや、実はこの20.4が20.2に下がったようなのをお聞きしました。どういった要因があるんだろうなと、私も意地悪なので考えました。伊手部長をちょっといじめてやらなきゃなというか、ちょっと突っ込んでみなきゃというふうに思った次第です。 がん検診がコロナで落ちています。がん検診が落ちた結果、がんだと分かった人というのが減っているんですね。ですから、見かけ上はがんの罹患率というのが下がっているというふうに俗に言われているわけです。だけれども、おおよそ何%、ちょっと忘れちゃった、がんの検診数は3割減っているんです。がんの診断件数が10%、検診が3割減ってがんの診断件数が10%減ったというデータを見つけたので、いや、これ宇和島の介護認定率も実はこうやって審査を受ける人が減っているんじゃない、そして、だからこうやって認定率が下がっているんじゃないというふうにお尋ねしようと思っていたんですけれども、さすがですね、ちょっと付き合いが長くなったので、先読みをしていただきました。どうもありがとうございます。 どうも申請者は増えたにもかかわらず、介護認定率が下がったということは、本当に所管を含めて皆様方が活発に市民の皆さんへの情報提供、そして活動の機会というのを設けられた結果かと思います。 私は、こういうふうな元気なお年寄りが増える、つまり介護認定を受けない人、介護サービスを受ける必要のない方が多い、あるいは病気にならないような生活習慣を続けることによって、医療費が下がる。医療費というのは、皆さん御存じのとおり、自己負担と税金と日々掛けている保険料です。ですから、元気であること、医療費が下がるということは、全てのお金を節約してくれる。介護認定もそうです。元気なお年寄りがいると、うるさい武田なんかが年取ったら何言い出すんだろうともっと嫌がる人もいるのかもしれませんけれども、お年寄りはお元気なほどいい。家族もいいし、自分もいい。そして財政的にもいいという理屈で、お話をしているんです。 こういうことにこそ取り組んで、余裕をつくることで、いろいろお困りの方へ手を差し伸べるお金をつくるというのが、本来の公のサービスの在り方だろうということで、あえてこの6番目の質問に時間を取らせていただきました。現実に伊手部長、コロナ感染予防というのと、フレイルの予防というのが、どういうふうにバランスが取れて行われたかということを御紹介いただいたらと思うんですが、いかがでしょうか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) お答えをいたします。 取組といたしまして、まず生き活き教室とガイヤ健康体操というものがございます。生き活き教室につきましては、第4波の到来時、令和3年4月から1か月半の間は休止をしたということがございましたけれども、その際、利用者の方等々から、極力休止は避けてほしいという御意見もいただきました。早期に再開してほしいなどの意見もいただいたところでございます。そのため、第6波におきましては、基本的には教室を継続していただいておりまして、その結果が介護認定率の若干の改善にもつながった一因ではないかというふうに考えております。 また、うわじまガイヤ健康体操につきましても、ユーチューブに動画をアップロードさせていただきまして、宇和島市公式チャンネルでは約1,900回、楽天シニアチャンネルにおきましては約18万回再生されておりまして、一定の方が御自宅で動画を御覧になり、体操を継続していただいたのではないかというふうに思っておりまして、これらのことがフレイル予防というところの一助になったのではないかというふうに思っているところでございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 武田元介君。 ◆12番議員(武田元介君) ありがとうございます。今後もどんどんと元気なお年寄りを増やして、活動を促進していただければと思います。本当に所管に感謝を申し上げまして、次の質問に移ります。 次の質問、再度ということでございます。2月の議会、臨時議会で私が問うたことであります。皆様のお手元には、そのときの市長の答弁を私がワープロで打って、どうもテキストデータを頂けないんですね。ないというようなことで頂けなくて、紙ベースでしたので、それを打ち直して作ったものを配信をさせていただいております。 まず、大きな疑問です。960万を超えた扶養者の子供さんにも1人10万をお配りになったのはなぜなんだろうという質問をさせていただきました。こういうふうな答弁を、ちょっと私が理解ができなかったので、2回質問、同じ質問をさせていただいて、こういうふうにお答えをいただきました。 国は、960万円以上はというふうなことで、高額所得の方は御遠慮いただきたいという制度にしたというふうに私は理解をしました。もちろん、御夫婦で稼いでいたらどうなんだ、950万掛ける2だったらもらえるのに、1人960を超えたらもらえないというのはおかしいじゃないかという理屈はあるでしょう。だけれども、その次の3番や4番の通告の中身にあるように、そうじゃないんですよ。例えば400万とか、夫婦で、1人精いっぱい働いても500万とか400万とか、ひとり親の家庭で、パートで一生懸命働いても100万少々だとか、そういうふうな御家庭があるんです。そういう方に1万でも余分に応援の資金を届けるのが上乗せということじゃないかというんです。960万年収のある人にお配りする必要ないですよ、私の考えは。なぜ960万超えた人に広げるということは支援になると考えたということを聞いたんです。もう一度だけお答えいただきたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) 私の考えの原点としては、顔の見える関係である市民さんとに何かの区別をするべきではないということがございます。実際に960万をめぐる考え方というのは置いておいても、一方であって、一方でもない、これが常に子ども手当のような取扱いをされるのは、これは致し方ないと思っておりますけれども、臨時というところでなっていく中で、それは大変私としては難しいだろう。 私は、これまで就任当初に、これは給食費の補助の件ですけれども、南中の方だけが措置をされていませんでした。その中で、やはり前市長がこれは子育て支援であるということを言われた上で、一律の小学校、中学校しかしないということはやっぱりおかしいということで、私はすぐそういったこともさせていただきました。そして、昨年度の宇和島市独自の中学生まで、そして高校生、そしてそれ以上という部分につきましても、そういった収入には全く関係なく、それぞれお渡ししようということで議会の承認もいただいたと認識しております。 さらには、医療費無償化につきましても、武田議員は一定のそういった収入についての線を引くべきではないかと、これは医療費の増大に関して危機感を持ったほうがいいという御指摘かと思いますけれども、私は、まず出発点としては同じ市民さんで、そんな収入には関係なく広く子育て支援を応援していきたいという趣旨で考えでございますので、こういった意味でこれまでやってきた、その延長ということで御理解をいただいたらと思います。 また、収入、なかなか厳しい方々におかれましては、国のほうも様々な措置もされているところでございますので、今回のこの取扱いにつきましては、私の考えでやらさせていただいた、そういった趣旨でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 武田元介君。 ◆12番議員(武田元介君) これに反論をしてもどうにもならないことと、もう決まったことで、支給も始まっておりますので。ただ、こういうふうに考え方の違いがあるということを市民の皆さん、これをお聞きの皆さんには知っていただきたいです。 議員の中でも本当に960万を超えた御家庭に10万円を配るのがよしとしている議員ばかりではございません。これは確実にそうです。私が話した議員の多くは、960万ももらっとったら要らんやろ、市民の方もそうです。960万円以上もらう人、これ厳密には標準家庭で960万ということですね。960万を独り歩きさせてはいけませんけれども、象徴的に申し上げています。960万以上収入のある人は要らんじゃないという市民が多いです、これは。 いくら子育て支援必要、僕、子育て支援が必要じゃないなんて言っているんじゃないです。やはり線引きが必要で、線の上と下で不公平感が出てくるのはしようがないけれども、こういう制度を運用する中には、何らかの線引きをして、右に落ちるか左に落ちるかで支給金が出てくるか、給付金が出てくるか、出てこないかというのはしようがないというふうに私は考えています。この960万の問題があったので、次の問題提起になったんです。 18歳までなら今ほどの10万円がもらえるんです、960万超える御家庭でも。だけれども、何らかの事情で19歳でも高校、定時制であったり、吉田高校でも、どうも19歳の高校生がおられました。そして、水産高の専攻科の生徒さん、ここにも19歳、二十歳の子供さんがおられます。2月の議会でも申し上げましたが、病気で長期入院をされた方が、中学時代に留年をしてしまった。その方が高校卒業時に19歳になることは十分考えられることです。この18歳のくくりを超えて19歳の高校生でも支給しますよというのが、私は宇和島市が行う上乗せであるべきだと思ったんです。これも多分先ほどと同じような理屈で反論をされると思いますので、答弁は求めないのはずるいですね、やはり答弁お願いをいたします。岡原市長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) もう多分予想されているとおりだと思いますけれども、今回の国の価値観は18歳以下、その以上の方々をぜひとも何とかしていきたい、これは19歳以上の高校生の方という考え方もありますけれども、もちろんその多くは大学や専門学校に通われて、今なかなかアルバイトも難しい状況にある。これは昨年度同じようにそんな考えで取り組んだことでございますので、その実績を得て、今回は属性ではなくて18歳まで、そして19歳以上というその区切りの中で判断をさせていただいたということでございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 武田元介君。 ◆12番議員(武田元介君) やはりずるいことはできません。きちっと答弁をしていただくほうがいいですね。 4番目です。中小企業者等応援給付金事業についてです。 これは、年間の売上げ120万ということで線を引かれました。その120万なのか119万なのかで処遇というか、給付金が給付されるかされないかという差が出るということは、私はしようがないと思います。ただ、120であるべきではないと思います。もっと少ない額でもお困りの方に対しては給付をしたほうがいいというふうに、今回の20万円一律、そして年の売上額120万という線引きです。120万の売上げの方が15%売上げが落ちたら給付を受けられます。18万円売上げが落ちた方は20万円もらえる立てつけの制度を宇和島でつくったんです。そうじゃなくて、私は18万ならいいんです。120万以上売上げのある方が15%落ちました。だから18万一律で差し上げますなら、私言わないんです。これが100だったら15万ですね。年間100万の売上げの方が15万売上げが落ちた、だったら15万差し上げます。それ以上の方も15万で頑張ってくださいというのなら、私言わないんです。 だけれども、この120万のところが15%落ちたというと、18万しか売上げが落ちていない。そうすると、この微妙な右か左か、もらえるかもらえないかというところで、不釣り合いができますよという指摘なんです。事業者さんを応援することは全く反対しません。助かると思います。そういう意味なんですが、改めて岡原市長、お伺いいたします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) この120万の線引く、武田議員もどこかで線を引くべきだというお考えということは確認をいたしましたけれども、その当時、これは第1弾のときに120万という設定をさせていただきました。その当時は、三重県や先進地、今回の給付金等々の先進地では、大体360万円とか300万とか、本当にこれではなかなかそこまでの商売をなさっている方いらっしゃらないだろうなということで、これらを240にするのか、200にするのか、180にするのかと行き着いた中で、せめて事業ということでいうと、月10万円、そういったものがあることがやっぱり一定の基準じゃないかということを決定の中で考えたことを記憶しております。 この基準というものは、県内では広く、多分120というところで西条市、愛媛県もそういった形でやられているんではないか、ちょっと法人と個人では違いがあるかもしれませんけれども、そういった中で、今回それをまず基準にさせていただいたと。それで、1年間を通してその中で15%の減少の方に対してそれを対象とするわけでございますけれども、もちろんそういった、武田議員の指摘もされるぎりぎりのところでレアな計算事例というのは出てくる、その可能性はあります。もちろんこういった線を引いてやる以上、国の支援金、今やっております復活支援金におきましても、愛媛の応援金につきましても、当然に、痛んだ以上にもらっている例というものは、これは多々あるケースでございますので、そこのいわゆるレアなところに、宇和島市の場合は1年間通してのそれですので、極めて事例というのは少ないであろうと認識しております。 そういった中で、今回のそれは減収に補填をするんではなくて、応援をしていこうというかけ声とともにやっているところでございますので、それらを併せてのんでいただくような仕組みということで私は理解しているところでございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 武田元介君。 ◆12番議員(武田元介君) ですから、私は60万で右左が分かれ、そして60万の9万ですか、年額60万以上の事業所さんが15%の売上げが落ちたというような立てつけにしていただくと、より救えるところが多いかなという理屈でお話をしております。 じゃ、次に移ります。 公共施設の管理計画を問うということであります。 (1)(2)(3)とこちらから問題提起をさせていただきます。その後、具体的な質問に移りたいと思います。理由は、時間も短いということで、御拝察をいただきたいと思います。 まず1番、公共施設等に係る将来的な財政負担をどう捉えているかということです。これは、皆様のお手元に資料をお届けをしています。これは、12月議会でお示しした資料も含んでいます。 まず、人口の推移についてです。宇和島市の人口の将来展望、先ほど浅田議員の質問の中で、出生率が愛媛県トップレベルの1.7を超えたところまで伸びてきているというふうなお話がございました。この宇和島の目標値を定めるに当たって、どのような出生率を想定しているかということを御覧ください。出生率1.9、そして出生率2.1、これは確かに希望的にこういうふうな観測をすることは、決して夢を見る意味でも、地域づくりをする意味でも、これを批判するべきではないと思います。だけれども、冷静にどう見なければならないかというと、社人研の推計というオレンジのグラフであります。 次です。次が社人研による宇和島市の将来人口推計の乖離です。これは2010年までの国勢調査に基づく水色の推計、数値と、2015年の国勢調査に基づく数値の乖離というふうに挙げております。つまり、想像以上に、想像じゃないですね、推計以上に人口が減っていくというふうになっているのが宇和島の人口です。乖離というふうにわざとらしく書いておりますが、これがもう既に宇和島市の職員の皆さんも認識していることであります。 そして、1つ飛ばさないといかんのでしょうか。2045年の宇和島市の人口構造という表があると思いますが、人口ピラミッドというやつですね。もう一つでしょうか、ないでしょうか。それです、はい、これです。これです。2045年の宇和島市の人口構成予測というふうになっています。こういうふうな人口構成のまちになってしまうという予測ができております。 そして、戻りまして、公共施設全体の更新費用の見通しという表を見ていただきたいと思います。これ財政課が作っている表です。はい、それです。これです。これが、今後宇和島が公共施設等を更新するのにどれぐらいの費用がかかりますよということを、これは5年ほど前に作った表であります。宇和島市作です。ですから、認識をしているだろうということです。黄色の部分、赤で囲んだところです。今後40年間の平均年間更新費は、過去5年間の平均更新費の約4.0倍ということになります。そして、年更新費用の試算、一番右の青の四角、106.3億円というふうに書かれています。現在の公共施設をそのままの形で量で、形と量ですね、両方を満たすとして更新を続けると、これだけの予算がかかるということです。 現在、当初予算の議案が提案されて、来週には委員会審査が行われますけれども、その一般会計の総予算の4分の1とか、そういうレベルの更新費用がかかるということを宇和島市の財政課はもう試算をして示してくれています。ですから、どういうふうに動かなければならないかというのがここにきれいな作文で残っています。 そして、参考までにこの更新費用の目安となったという数字がございます。次の表です。はい、それです。これです。公共施設の更新費用の単価というのが示されています。いわゆるこれ、建設整備費に坪単価と言われるのは、これに3.3倍したらいい数字です。ですから、市民文科系施設は1平米当たり40万の建て替えの場合、40万の費用がかかりますよというふうな数字、この更新費用を目安として、これを単価としてそれぞれの施設を整備しようというふうな流れで宇和島市も、これはもう全国そうなんです、宇和島だけこんなにしているというのじゃなくて、全国がやっているということです。これを基にしてお話をしていきたいと思います。 ちなみにですね、市立宇和島病院、十何年ぐらい前でしたか、新築が何年でいかほどの坪単価がかかったかということ、以前私お尋ねしたことがあるんですけれども、大宿管理部長、よろしいでしょうか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕
    ○副議長(中平政志君) 大宿管理部長。 ◎医療行政管理部長(大宿昌生君) 市立宇和島病院改築工事建設坪単価についてお答えをいたします。 今議員おっしゃられたように、2009年9月に竣工した現在の市立宇和島病院でございますが、建築主体、電気設備、給排水衛生設備、空調設備合わせた工事坪単価は約120万円となっております。ただ、契約当時の消費税率が5%であったことと、この中に立体駐車場外構工事等は含んでおらないことは申し添えておきます。 以上でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 武田元介君。 ◆12番議員(武田元介君) 今ほどの数字を頭に置いて進んでいっていただきたいと思います。 (2)番です。この公共施設等の管理計画の中には、公共施設等の機能を適正に維持するというような文言がございます。これは、どういうふうに捉えたらいいのかなということもお考えいただきたいと思います。 そして、3番目、この宇和島市公共施設等総合管理計画の計画期間というのは、2026年までとされています。そして、この計画の中にこういうふうに書かれているんです。計画期間内であっても、必要に応じて適宜見直し、取組を継続、発展させることとしますというふうにされているんです。ですから、年額の更新費用が106億かからないようにいろんな工夫をしようということです。 先日の代表質問の中でも、もったいないからここ壊すのやめたらどうだろうという提案がございました。たった1億かもしれません、そこで出てくるのは。だけれども、そういう工夫を積み上げないと、年額、今までの更新費用の4倍の106億かかりますよということを、もう試算、いわゆる試算ですよ。人口、お見せしたように半分になるんです、30年後には。半分の人口で4倍の更新費用を担うといったら、1人当たり8倍の費用を担わなければならないから、今からコンパクトな地域づくりをしていこうというふうに主張している会派があるわけです。私どもの会派ですけれどもね、代表質問の中で。よろしいですか。これはとんでもないことになりそうですよ。 では、伊達博物館の建て替えについてお話をいたします。ちょうどこの場に、伊達博物館の建て替えの立地とどういう施設と複合させようというふうな専門部会が開かれ、その座長を務められました金瀬教育長がおられますので、そちらに焦点を当ててお尋ねをしてまいりたいと思います。 この立地複合施設部会というのは、当初、立地と施設複合の相手をどう決めるかという2つの部会で予定されていました。だけれども、部会長がとても優秀なのか、それともメンバーを優秀なメンバーを集めるから1つでやってくれということになったのか、分かりませんけれども、1つの部会で進むことになりました。その2つの仕事を担うことになった立地複合施設部会は、2回と回数が限られてスタートをしています。これはその部会の議事録の3ページにございます。このことについて、金瀬教育長、ここでは専門部会の部会長は、専門部会として現地建て替えの場合を見比べて、こちらのほうがよいのではないかと答申すると発言しています。この真意は分かりません。これ議事録どおりなので真意は分かりません。これ言葉どおりです。 同じ会で、設計を来年度のプロポーザルにしろコンペにしても、発注をかけるに当たって土地の形を固めておかないと発注できないので、勝負は今年度内。これ議事録の9ページです。あまりにもお尻を切って、専門部会の議論がどうなっていくか、例えば現在いろいろな市民の声が聞こえてくるのは、天赦公園ではなくて、現在地に建てたほうがいいんじゃないかというような意見、あるいはそのどちらも津波被害のおそれがあるから、立地を考え直したらどうかという意見、様々な声が聞こえてまいりますが、そういうことを想定せずに、現有の市の土地と現在地の競争にしているんです。 そして、現有の市の土地、現在地、特に現在地の模様が示されているのが、かなり意思の見える図面を示しています。出ますでしょうか。これです、これです。明らかにおかしいんです。これ御覧ください。Aの角ですね、現在天赦公園で遊ぶ子供たちを連れてこられている親御さんの車を止める駐車場になっています。ガソリンスタンドの跡地です。市が購入をして、市の土地になっているんです。だけれども、この図面が示されることが多いんです、現在地を候補とする説明する資料の中で。 ガソリンスタンド跡地を示した土地で、ほとんどこの立地複合施設部会では説明がなされていません。これは一体なぜだろうと思うんです。この立地複合施設部会で解体新築工事、シーズニング期間も含めた長期休暇というふうな言及があります。長い間休んだときにどうかということなんです。長い間休館したときにどんな問題が発生するかということ、イメージ十分できているでしょうか。金瀬教育長、いかがですか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 金瀬教育長。 ◎教育長(金瀬聡君) 今お尋ねいただいているのは、休んだというのは、Aの現地で建て替えた場合に休む必要が出てくると、そのことをおっしゃっているんでしょうか。 ◆12番議員(武田元介君) そうです、はい。失礼。 ◎教育長(金瀬聡君) おっしゃりますように、現地で建て替える場合には、今ある博物館を一度撤去して、そして新しい博物館を建てるということになります。そうした場合に、数万点に及ぶ財宝と申しますか、文化財を別の場所で保管する必要があるということでございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 武田元介君。 ◆12番議員(武田元介君) その費用面についての御懸念を部会の中で部会長は示されていますが、その数字が出ないままで現在地の場合は休館というような選択肢になってしまったというふうに読めるんです。費用が全く示されていません。いかがでしょうか。いつかのタイミングでその費用は示されたでしょうか。休館をしなければならないので、その資料を数万点というふうに言われました。その数万点の資料をほかへ移すため、ほかで保管するため、移動と保管ですね、その費用がどれだけかという数字は、どこかのタイミングで出ましたでしょうか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 金瀬教育長。 ◎教育長(金瀬聡君) 第2回の部会の中ではその数字は出ませんでした。部会が終わった後に、コンサルさんにお願いをしました。そうしたところ、仮設の場所が特定されていない、移設の資料が何万点になるのかはっきり…… ◆12番議員(武田元介君) 聞いていないことを答えないでください。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 武田元介君。 ◎教育長(金瀬聡君) 私は試算しております。 ◆12番議員(武田元介君) 私は数字がどのタイミングで出たかということをお尋ねしただけです。つまり、立地複合施設部会では、その資料の移動・保管費用が分からないままで現在地はいかんと言っているんです。そんなおかしい決め方しているんです。それ、金瀬部会長は懸念示しているんです、こんなのでいいのと。示されていますよ。分からないと結論出ないんじゃない、だから3回目もやらないと駄目ですよねと、2回目の部会の冒頭におっしゃっています。私、すごいシンパシーというか、感じますよ。やはり私の思っていたとおりの教育長なんだな。いや、そうですよ。 ある事務局のどなたが言われたかは分かりませんが、事務局は休館の場合と営業の場合のメリット・デメリットということで、こういうことを言われています。年間のランニングコストが5,000万以上かかりますというふうにおっしゃっています。財政的には閉めたほうがいいんだというふうに言われているんです。例えば、資料の移動と保管に1億かかったとしましょう。このランニングコスト、5,000万掛ける2、2年として、ざっくりで2年と計算します。それだけの費用を賄えるじゃないですか。そして、展示していいものだったら、貸出しをして展示するということ、各地の博物館で。そういうことにもつながるんですよ。だから、そういう発想を排除して進んでいるということを、私は今回の資料を細かく見た結果、お話ししているんです。 もっとおかしいです。これはTM、トータルメディアさんが説明の中で、現状では角地がないというような表現を取っているんです。ですから、現在の伊達博物館の立地する土地は、角地はないですよ。市有地。だけれども、ガソリンスタンドの土地を入れたら角地なんかあるのに、トータルメディアさんは角地がないというような説明を続けているんです。これは全くおかしいと思います。全くおかしいと思います。ぜひそのあたり、この部会で御発言されたことを思い出していただきたいと思います。 この図面も示されていますけれども、まるでこれ駐車場、使えないような印象操作にさえ見えるんです。トータルメディアが角地がないからというふうに言っているんですから。おかしいでしょう。誘導があるんですよ。 次にいきます。 津島やすらぎの里の建て替えについてです。これは、民間で事業を行うときの採算が乗らないというようなこと、民間事業では事業を続けられませんよ。蓄えがあればいいでしょう。数年の少しの赤字ならもたすことできるでしょう。担保があれば新たな借入れができます。だけれども、自己資金がなかったり、担保不足ということになったら、与信を超えてしまったら、新たな借入れできませんから、経営できないんです。ですから、コンパクトな施設で収益性を考えた計画にするんです。だけれども、そもそも市がやるとなったら、赤字が出ても関係ないんですよ。そういう発想が見えるんです。どういうふうな考えで、固定資産税も払わないでいい、建物の償却もしないでいいという経営を求める必要があるんですか。 私は、昨日の兵頭議員の代表質問を聞いていて、費用対効果の中の効果に、例えば障害を持っておられる方の働き場としてああいう場を活用することができて、その効用を最大限に評価するとすれば、施設が赤字であることもそれはしようがないのかなというふうな考えも持ちました。だけれども、これ民間の企業が参入して、民間の企業が固定資産税も払わない、地代も払わない、減価償却も必要ない、そんな経営をどういうふうに捉えているかということです。これ津島やすらぎの里、ちなみに坪単価どれぐらいで予定していますか。とんでもない額じゃないでしょうね、まさか。楠部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 楠産業経済部長。 ◎産業経済部長(楠憲雄君) 津島やすらぎの里、現在の再整備基本計画におきましては、概算ではございますけれども、外構解体工事を除きまして、建築部分といたしまして、平米単価は約49万円、坪単価にして約161万円ということになっております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 武田元介君。 ◆12番議員(武田元介君) この160万超える金額と、先ほどの宇和島市立の整備費用を比べてください。ほとんど人件費の上がっていない日本の国の中で、鋼材等の値上がりがあるでしょう。だけれども、病院施設と比較して、これだけの坪単価をかけないと整備できない時代に変わっているんです。そういった時期に大きな規模で建て替えるべきかということをいま一度考えていただきたいと思って問題提起をさせていただきました。 次です。吉田の小学校のプールです。吉田小学校のプールは、私は前々から1学校に1プールというのは、もうちょっと荷が重い。統合できる学校施設、その最たるものがプールである。温水プールにすれば、幾つかの学校で共用することができる。それが市民プールであるとか、あるいは民間に運営委託をしたプールであれば、スイミングのインストラクターがいて、水泳の教育という意味でもトレーニングという意味でもプラスであるという主張を続けてまいりました。そういったことを考えても、今、吉田統合小学校のプールというのは、一山を越えて温水プールが整備されている旧吉田町でございますから、立ち止まっていま一度考えるべきだと思いますが、いかがでしょうか。これは教育長ですか。片山教育部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 片山教育部長。 ◎教育部長(片山治彦君) お答えをいたします。 過去の議会でお答えしたお答えと重複する部分がありますことにつきましては、御容赦ください。 現段階で、学校のまずプール、吉田に限らず全体のプールの考え方といたしましては、やはり1校1つは必要ではないかというのが現段階では考えでございます。といいますのは、その近隣のプールに移動する時間もそうですけれども、その道中の安全確保、またカリキュラム上の問題、さらにはその近隣のプールというのは、一般の方が利用されることを前提のプールでございますので、そことの折り合わせ、調整事も必要になってまいります。現場のほうからも、やはり今は時期尚早であるという御意見もいただいたところもありましたことから、現段階で吉田統合小学校におきましても、敷地内にプールを建設する前提で進んできているところでございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 武田元介君。 ◆12番議員(武田元介君) 時期尚早といって、岩松と城南のプールのときもちょっと立ち止まって考えてくださいとお願いしたんですよ。いつになったら始まるかです。先般、友党であります公明党の新聞に、逗子市の小学校のプールを、市民プールの共用によって各学校のプールの再生整備を止めようというふうな記事がございました。そこの逗子市では、プールの再整備に予算は1校当たり1億でできるそうなんです。だけれども、共用できる部分、あるじゃないか。無駄を省ける部分、あるじゃないかという選択を逗子市はしたんです。 宇和島の整備費、大小のプールを構えた小学校のプールの場合は、6レーン、7レーンのコースを用意すると2億5,000万超えます。多分2億6,000万か7,000万でした。中学校のプール、城南中学校が2年前に整備をされました。1つだけです。補助プールがありませんから。25メートル、7レーンでしたかね。2億4,000万です。この数字の乖離は何かなという部分もあるんですけれども、1億の投資でさえ慎重になって、1校1プールにこだわるべきじゃないというふうに考える自治体がある中で、宇和島が20年も30年も先まで使い続けるプールというのを、あまりにも簡単に必要だと決定をして整備するということは、疑問で仕方がありません。これも再考を求めます。 次に、発達支援センターです。この発達支援センターについても、立地の点でお尋ねをいたします。これはもう決まったこと。場所決まったんだから何言っても駄目でしょう。そして平屋、何を言っても駄目なんでしょう。だけれども、大川小学校の判例をぜひにもう一度読み返してほしいと思います。南海トラフの大地震が来て、もし障害のある子供さん、そしてその子供さんを最後まで補助しようとしていた職員の方が津波の犠牲になられたら、誰が責任を取るんでしょうか。保護者会の意見も聞いたというふうに所管は御説明なさるでしょう。だけれども、ある関係者は、私たちはほとんど何も聞いていないというふうにおっしゃる方もおられると聞きました。ぜひ、これもまた、いま一度立ち止まって、本当にあの場所で南海トラフの地震が子供さんを受け入れている時間帯に発生した際に、困ったことになりやしないかというイメージを持って再検討を求めますが、いかがでしょうか。岡原市長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) これらについては、いろいろ議会にも丁寧に説明をさせていただきながら、1階2階の議論はあったと。あの場所自体が2階に逃げたら済む場所ではなくて、そもそも文京地区の学校は宇和津彦神社のほうに避難をしようとしている、そういった訓練もしている中でございますので、平屋においてよりそういった障害のある方々も連れ出し、そしてより高く、より早く逃げようとするという考え方もございますので、建物で全てが完結するわけではない。これは東日本大震災で教訓として、防災センターの天使の声と言われましたあの女性職員、町だったと記憶しておりますけれども、避難してくださいと言い続け、来るはずのなかった高さに津波が来て命を失われた経験からしても、やはりより早くより高くという原則でございますので、それだけの価値観では言えないことだと私は認識しております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 武田元介君。 ◆12番議員(武田元介君) 私はそういう考えで主張をしておきます。万一のことがあったときに、逃げることはとにかく大切なんでしょうけれども、懸念を示しておきます。 最後でございます。さくらキャンパス跡地の妥当な購入価格。これは施政方針から抜粋した文言でございます。価格的なもの、資金は市民の皆さんからお預かりしている税金であります。不動産鑑定も行いました。この妥当な価格というのは、どういうふうな価格とイメージをされているか、実際の数字などが挙げられるようであれば、頂戴をして、答弁をお願いをしたいと思います。岡原市長、お願いします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) その具体的な妥当な額はこの場でなかなかお話しできないかとは思いますけれども、鑑定価格は御承知のとおり約5億7,000万円でございました。詳細を申し上げますと、土地が約2億円、そして建物が3億7,000万円でございました。これが一応この鑑定価格というのが購入の上限額になろうと思います。ここからどのような交渉をしていくかでございますので、市といたしましては、この示された先方の提示額に対しまして、減価償却費を減額した額をお示しをし、そして今後の活用についての協力についても依頼をしているところでございます。 そこで、冒頭の話に戻って、今その交渉中でございますけれども、よりいい交渉ができますように努力を重ねていきたいと、そのように考えている次第でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(中平政志君) 武田元介君。 ◆12番議員(武田元介君) 今ほど数字が示されましたが、私としては土地だけの評価で御購入をいただきたいということを最後に申し上げまして、質問を終わります。ありがとうございました。 ○副議長(中平政志君) 以上で、武田元介君の質問を終わります。 これをもちまして、本日の一般質問を終わります。残りの質問につきましては、明日11日に引き続き行います。 本日はこれにて散会いたします。     午後3時01分 散会----------------------------------- 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。   宇和島市議会 議長  石崎大樹          副議長 中平政志          議員  畠山博文          議員  我妻正三...