宇和島市議会 > 2021-06-18 >
06月18日-04号

  • がん(/)
ツイート シェア
  1. 宇和島市議会 2021-06-18
    06月18日-04号


    取得元: 宇和島市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-01
    令和 3年  6月 定例会令和3年6月宇和島市議会定例会議事日程第4号令和3年6月18日(金)午前10時開議会議録署名人指名一般質問報告第10号 専決処分した事件の承認について 専決第3号 宇和島市税賦課徴収条例等の一部を改正する条例 専決第4号 令和3年度宇和島市一般会計補正予算(第2号) 専決第6号 令和3年度宇和島市一般会計補正予算(第3号) 専決第7号 令和3年度宇和島市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)   (質疑・委員会付託)議案第44号 宇和島市固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例議案第45号 宇和島市執行機関の附属機関設置条例の一部を改正する条例議案第46号 宇和島市固定資産税の特別措置に関する条例の一部を改正する条例議案第47号 宇和島市手数料徴収条例等の一部を改正する条例議案第48号 宇和島市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例議案第49号 宇和島市駐車場条例の一部を改正する条例議案第50号 宇和島市移動等円滑化のために必要な道路の構造に関する基準を定める条例等の一部を改正する条例議案第51号 宇和島市空家等の適正管理に関する条例の一部を改正する条例議案第52号 令和3年度宇和島市一般会計補正予算(第4号)議案第53号 令和3年度宇和島市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)議案第54号 財産の取得について議案第55号 土地改良事業の実施について議案第56号 土地改良事業の実施について議案第57号 市道路線の認定及び廃止について議案第58号 宇和島市観光情報センターの指定管理者の指定について議案第59号 宇和島市観光情報センターの指定管理者の指定の期間の変更について議案第60号 辺地に係る公共的施設総合整備計画の一部変更について   (質疑・委員会付託)(追加案件)議案第61号 宇和島市執行機関の附属機関設置条例の一部を改正する条例議案第62号 令和3年度宇和島市一般会計補正予算(第5号) (理事者提案説明・質疑・委員会付託)(陳情・請願)[今議会提出分](産建教育委員会)請願第3号 柏坂遍路道の国史跡指定促進の請願について   (委員会付託)-----------------------------------本日の会議に付した事件     議事日程のとおり-----------------------------------出席議員(23名) 1番    田中秀忠君 2番    山本定彦君 3番    畠山博文君 4番    佐々木宣夫君 5番    山瀬忠弘君 6番    椙山三也君 7番    浅田美幸君 8番    川口晴代君 9番    中平政志君10番    武田元介君11番    浅野修一君12番    赤松孝寛君13番    安岡義一君14番    三曳重郎君16番    岩城泰基君17番    福島朗伯君18番    我妻正三君19番    坂尾 眞君20番    清家康生君21番    上田富久君22番    松本 孔君23番    福本義和君24番    泉 雄二君-----------------------------------欠席議員(1名)15番    石崎大樹君-----------------------------------説明のため出席した者の職氏名市長         岡原文彰君副市長        玉田光彦君総務企画部長     西本能尚君教育長        金瀬 聡君病院事業管理者    市川幹郎君市民環境部長     古谷輝生君保健福祉部長     伊手博志君産業経済部長     楠 憲雄君農業復興統括官    古澤武志君建設部長       山田芳人君教育部長       片山治彦君水道局長       居村研二君医療行政管理部長   大宿昌生君市長公室長      梶原祥敬君総務課長       武田 靖君財政課長       中川耕治君-----------------------------------会議に出席した議会事務局職員局長         水野宏一君次長         宇都宮 太君次長補佐       酒井宏治君議事法制係長     毛利泰三君主査         中村太郎君主査         細川大地君~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~     午前10時00分 開議 ○議長(福島朗伯君) ただいまの出席議員は23名であります。 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の会議は、議事日程第4号により進めます。 本日の会議録署名人に、浅田美幸君、坂尾 眞君を指名いたします。 それでは、昨日に引き続き一般質問を行います。 まず、川口晴代君の発言を許します。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 川口晴代君。 ◆8番議員(川口晴代君) 会派みらいの川口晴代でございます。 私たちの任期も残るところ2か月となってまいりました。 先日、荒廃した赤松遊園地のクリーン作戦に、地域住民のボランティアの皆様方とともに清掃活動を行いました。その折、宇和島市が購入いたしました防災トイレカーをお借りすることができました。この場をお借りしまして、心より感謝申し上げます。 それでは、一問一答方式で質問させていただきます。理事者の皆様の明快なる答弁をお願いいたします。 まず最初に、宇和島本について質問させていただきます。 このコロナ禍の昨年、宇和島市に日本一になったことが2つあります。 一つは、宇和島出身の鈴木健吾選手が、さきのびわ湖毎日マラソンで日本記録を樹立したことです。 日本一になったことは大変喜ばしいことです。本人の才能、またお父さん、お母さん、家族の支えがあればこそ力が湧き、努力を続けられたたまものでしょう。日本一になったことで、宇和島出身であることを全国に、また世界に発信することができ、宇和島に関心を持つ方も増えたのではないかと思いました。心から、鈴木健吾選手に敬意を表したいと思います。 もう一つは、宇和島市の観光パンフレットとして作られた宇和島本が大賞を受賞し、日本一となったことです。大変喜ばしく感動し、本当に名誉なことです。 そこで、宇和島本の内容について簡単に紹介をお願いできますでしょうか。楠産業経済部長、お願いいたします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 楠産業経済部長。 ◎産業経済部長(楠憲雄君) お答えいたします。 宇和島本は、従前の総合観光パンフレットの更新を図ることとして、平成31年度に製作に着手し、1年間かけて取材や撮影を行い、令和2年の7月に初版を発行いたしました。これまでの総合観光パンフレットは、合併時の平成17年に初版を発行し、情報や写真を毎年更新する形で作成をしておりましたけれども、時代に合わせたものに改編し、より効果的な魅力の発信と誘客につなげようと、リニューアルをしようとしたものでございます。 宇和島本の構成内容につきましては、鯛めしにうなる、真珠を買いに行くなど、宇和島でやりたいこと10のことというテーマに分け、写真にこだわり、ビジュアルを重視しつつ、それぞれの情報を深掘りし、しっかりした読み物として作成をいたしました。 鯛めしにうなるのコンテンツでは、すぐに食べたくなるようなインパクトのある鯛めしの写真をトップに、鯛めしの由来や食べ方などを紹介するとともに、他の郷土料理も紹介するなど、大変読みやすい紙面となっております。 また、真珠を買いに行くのコンテンツでは、おしゃれでかわいらしい真珠のピンバッジの写真を掲載する一方で、真珠養殖の現場を撮影した写真を掲載し、真珠の育て方や加工に至る過程を分かりやすく説明しております。 このように読みやすく、また読みたいと思わせるように、雑誌形式で刷新をした点を評価していただき、昨年の12月、一般財団法人地域活性化センターが主催をいたします第8回ふるさとパンフレット大賞におきまして、最高位の大賞を受賞することができました。市内の公共施設や宿泊施設等に配布をしておりますので、まだ御覧になっていない方は、ぜひ一度、手に取っていただきたいと思っておりますし、県内外の御友人などにも御紹介をしていただきたいと思っております。 以上でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 川口晴代君。 ◆8番議員(川口晴代君) この宇和島本を見られた方々の反応はどのようなものでしたか。楠産業経済部長、お願いいたします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 楠産業経済部長。 ◎産業経済部長(楠憲雄君) 宇和島本を見られた方からは、行き先の参考になるだけでなく、読み物として面白い、宇和島を自慢するために友人に渡したいなど、多くの声をいただいております。また、送ってほしいという宇和島出身の方からの多数の問合せや、複数持ち帰って配っていただける市民の方もおられるほか、SNSでも投稿やシェアが多く見られ、この宇和島本を通じまして宇和島の良さが広まり、PRにつながっていると感じております。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 川口晴代君。 ◆8番議員(川口晴代君) 私も拝見させていただきましたが、あか抜けした白い表紙、写真、構成、内容も分かりやすく、何度でも見たいと思わせるすてきな本でした。 この宇和島本は、教育長がいつも言われておられます関係人口を増やす目的として、県内外の宇和島出身者に送られてはどうかと思いますが、いかがでしょうか。楠産業経済部長、お願いいたします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 楠産業経済部長。 ◎産業経済部長(楠憲雄君) 宇和島本は市内の公共施設や各宿泊施設へ設置するほか、県内外の観光案内所や関係機関等にもお送りし、宇和島のPRを行っているところでございます。 具体的には、愛媛県の東京事務所や大阪事務所、愛媛県のアンテナショップのせとうち旬彩館には定期的に発送しているほか、県外で宇和島を応援していただいているうわじま応援隊にも発送し、店舗等に設置をしていただいております。ほかにも、四国内の全ての道の駅や、松山市の中心部のホテル、観光案内所、県内発着フェリーの船内、姉妹都市の各自治体など、各方面に配布や設置を依頼し、多くの方々の手に渡るよう展開をしております。 さらには、ふるさと納税をしていただいた方や宇和島クラブの新規加入者へも発送し、PRに努めているところでございます。 また、市のホームページにも掲載をしておりますので、スマホやパソコンでいつでもどこでも見ることができるようになっております。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 川口晴代君。 ◆8番議員(川口晴代君) この日本一となった宇和島本を1年で風化させることなく継続していく施策として、例えばこの本に掲載されている場所や食べ物をめぐるツアーなどを企画するなど、地域に根差した宇和島本の現実的な今後の活用に期待していますので、よろしくお願いいたします。 次に、観光情報発信についてをお伺いいたします。 私は、若者が都会に出て自慢できたり、ふるさとに帰ってみようと思えたり、観光に来られた皆さんがまるで親戚を訪ねてきたような温かい気持ちで迎えられ、また来たいと思えるような、まさに、「ココロまじわうトコロ」の宇和島市であってほしいと願っております。 その意味で、宇和島本は一つのきっかけになるものだと思いますが、そのほかの観光情報の発信についてはどのように考えられていますか。楠産業経済部長、お願いいたします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 楠産業経済部長。 ◎産業経済部長(楠憲雄君) 観光情報の発信についてお答えをいたします。 近年のデジタル化の急速な進展に伴いまして、情報発信や広告の在り方が大きく変容しておりまして、デジタルによる情報発信が主流となっております。 市におきましても、紙媒体のポスターやパンフレットなどによる情報発信から、SNSなどを使いました情報発信へのデジタルシフトを図っているところでございます。 現在、インスタグラム女子旅プロジェクトアカウントを活用した観光情報の発信に加えまして、インスタグラム広告の配信を行い、宇和島市の認知度の向上を図るとともに、効果的な観光情報の発信につなげる取組をしております。 今後も、引き続き情報発信をデジタルにシフトしながら、効果的な情報の発信を検討、実行してまいりたいと考えております。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 川口晴代君。 ◆8番議員(川口晴代君) 皆さんが一丸となって宇和島の魅力を発信しておられることが十分に伝わってきました。感謝いたします。 今回、東京から知人夫婦が愛南町に来られた際に、愛南町の自然と食べ物、地元の方々の温かい人間性に触れられ、愛南町で求めている家が見つかり、定住することを決めたと聞きました。この宇和島こそ、人間性豊かで食べ物もおいしく、自然豊かな地でございます。世界の人々にもっともっと宇和島を知ってもらいたい、行ってみたいと、そして住んでみたいと思える企画、政策について情報発信してください。このことを強く要望いたします。 次に、おかえりプロジェクトについてお伺いいたします。 市では、おかえりプロジェクトとして、将来、一人でも多くの子供たちが宇和島市に帰ってくるよう、4つの事業を行っていますが、まず、このおかえりプロジェクトについて具体的に教えてください。西本総務企画部長、お願いいたします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(福島朗伯君) 西本総務企画部長。 ◎総務企画部長(西本能尚君) お答えをいたします。 まず1つ目、高校生まちづくり課につきましては、市内の高校生にまちづくり課政策企画主事としての委嘱状を交付いたしまして、「若者が地域に残れる、帰れるまちづくり」をテーマに、地域課題の解決につながる活動を行っていただくもので、今年度、市内6校から30名の学生に参加いただいております。 2つ目、誇れるものポケットブック「ガイナ」は、若者に郷土の誇りを持ってもらいたいとの思いから、宇和島市が全国1位のものや、当市出身の著名人、また郷土料理等の情報を掲載した冊子を高校3年生に配布する事業でございます。 3つ目、うわじま学校自慢CM大賞は、学校の自慢やPRなどをCM動画として制作するもので、大賞作品を選定するほか、地域ケーブルテレビでの放映を行うことで、学校や地域の取組を発信するとともに、児童及び生徒の思い出づくりのきっかけとすることを目的としているものでございます。 最後に4つ目、未来つながる宇和島配信・サポーター事業につきましては、市外の若年層を中心に、宇和島市の最新情報、コラム、動画などを、LINE、フェイスブック等のSNSを活用し、定期的に配信する事業となっております。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 川口晴代君。 ◆8番議員(川口晴代君) それでは、この4つの事業における具体的な数値目標があれば教えてください。西本総務企画部長、お願いいたします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 西本総務企画部長。 ◎総務企画部長(西本能尚君) お答えいたします。 おかえりプロジェクトの数値目標につきましては、4つの事業を通じて、宇和島に戻りたいと思ったときに、いつでもお帰りと言える関係づくりを目指して、未来つながる宇和島のSNSフォロワー数を指標としています。具体的な目標数値といたしましては、令和元年度末に1,661人であったフォロワー数を、第2期総合戦略の最終年度であります令和6年度末までに3,000人とする目標としているところでございます。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 川口晴代君。 ◆8番議員(川口晴代君) この目標に対する実績はどうなっているのでしょうか。西本総務企画部長、お願いいたします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 西本総務企画部長。 ◎総務企画部長(西本能尚君) お答えいたします。 令和2年度末の登録者数は延べ2,539人となっておりまして、1年間で878人の方にフォロワー登録をいただいているところでございます。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 川口晴代君。 ◆8番議員(川口晴代君) 続きまして、このプロジェクトに参加された子供たちは、参加される前と後ではどのような気持ちの変化があったのでしょうか。西本総務企画部長、お願いいたします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 西本総務企画部長。 ◎総務企画部長(西本能尚君) お答えいたします。 おかえりプロジェクトにつきましては、先日、4期生の委嘱状交付式を実施いたしましたけれども、大半の生徒が緊張しており、不安そうな一面も見られました。 しかしながら、1年間の任期を終えた昨年度参加の3期生に感想を聞いたところ、市内の高校が一堂に会してアイデアを出し合うような機会はめったにないので、非常に有意義であった。自分たちが練ったアイデアがどのような形で商品化されるのか、まちづくり課の活動そのものを含めて、引き続き注目したいといったような声をいただいているところでございます。 なお、高校生まちづくり課のメンバーは、基本的に毎年度入れ替わっておりますが、可能な限り活動に関わりたいとの思いから、複数年度にわたって参加いただいた生徒もおられます。 また、うわじま学校自慢CM大賞につきましては、これまで参加した小・中学校の代表児童・生徒から、学校独自の取組や地域との関わりについて広く知ってもらうよい機会になった、学校生活のよい思い出になったという声をいただいているところでございます。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 川口晴代君。 ◆8番議員(川口晴代君) 次に、この宇和島市おかえりプロジェクトの資料の中に、「活躍できる場所」という言葉が真ん中に書かれています。子供たちが大人になったときにこの活躍できる場所がなければ、ふるさと宇和島に帰りたくても帰れません。 そこで、この活躍できる場所をつくるために行政としてどのようなことを行っているのか。西本総務企画部長、お願いいたします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 西本総務企画部長。 ◎総務企画部長(西本能尚君) お答えいたします。 議員御指摘のとおり、若者が宇和島に帰って暮らすときには、活躍できる場所の中でも、働く場所が必要でございます。働く場所の創出につきましては、市民の皆様も強くその必要性を感じておられまして、第2次宇和島市総合計画を策定する際に実施いたしましたアンケート調査におきましても、これからまちづくりで特に力を入れるべき施策として最も要望の多いものが、雇用対策と勤労者福祉の充実でございました。 市といたしましても、雇用の創出は最重要課題の一つと捉えておりまして、現在も第2期宇和島市総合戦略を策定し、宇和島市の基幹産業であります一次産業の新規就業者に対する支援、また中小企業者等の応援事業や企業誘致・留置対策事業などの商工業に対する支援など、様々な政策に取り組んでいるところでございます。 人口が減少する中で、活躍できる場所づくりは容易なことではございませんが、産業政策ばかりでなく、市の政策全てが市の魅力アップにつながり、それが雇用を創出することになると考えているところでございます。 また、おかえりプロジェクトに関わった若者が宇和島に帰りたいという気持ちを持ち続け、宇和島に活躍できる場所をつくってくれることを切に願っておりまして、そういう意味においては、この事業も将来の雇用の創出につながる事業であると考えているところでございます。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 川口晴代君。 ◆8番議員(川口晴代君) このおかえりプロジェクトは、市長の熱い思いがあり、制度化されたとお聞きしております。どのような熱い思いがあるのか、具体的にお聞かせください。市長、お願いいたします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) お答えします。 熱い思いは確かにございました。これは市議会議員時代に戻るといいますか、そのときの私の一つのテーマというものが、この地域の担い手というものをどのように築いていくことができるかでございました。現在でもそうですけれども、その当時も人口減少、また担い手不足というものは大きな問題でございました。 先日、愛媛新聞のほうに移住者の数が表示をされたところでございますけれども、そうやって町の魅力を高めながら移住者を迎えることも頑張らなければならないところでございますけれども、やはり一番の担い手の候補者というのは、この地域で生まれた、育った子供たちであることは間違いないと私は思っているところでございますので、これまで宇和島市は、そういった意味での関わりというものは十分でなかったと私は認識していた中で、個人的に、特に島根県のほうでは熱心に取り組まれている自治体がございます。具体的に申し上げますと、雲南市、そして海士町、私はちょっと行ったことはないんですけれども、益田市であるとか、そういったところが本当に熱心に取り組まれております。 特に私の中で印象深かったのは、海士町での取組でございます。人口は4,000人程度でございますので、宇和島のそれとそっくり当てはめることはできないとは思いますけれども、なかなか子供たちが減っている町の中で、高校生たちが主体となって、この海士町を盛り立てていこうと、様々な取組というものをしておりました。 また、町は、高校生たちに様々なそういった考える機会というものを与えて、その問題解消のために、また東京と連携しながらやってみたりとか、そういった工夫というものをされておりました。 そして、近くでは、高知市でも子供たちの関わり方というものが大変参考になりました。 宇和島におきましても、やはりこういった子供たちの価値観等々を入れながら、市政というものは歩むべきだと思いますし、そういった意味で、高校生まちづくり課の中で議論されたこと、そこで新たに抽出された課題等々は、やはり市政に反映させていくべきだと思いますし、そういった意味で、今4期生を迎えますけれども、これは継承、どんどん先輩方の思いを継承しながら、今4期生がいるところでございますので、私もそういった彼らの思いにはしっかり応えていきたいと考えております。 あわせて、SNSでつながりながら、この地域から出ていった子供たちに情報提供しながら、今、宇和島はこんなまちになっているよということを発信し続けていくことが、やはりこの地域にさらに目を向けていただくきっかけになるんだろうと思っております。 ただ、これらの取組は本当に壮大でございまして、これらが結果として、担い手となってこの地域を支えていただく成果というものは、なかなかすぐに出てこない。これらは先進地でも同じことが言われているところでございますので、息の長い取組として今後とも力を入れていきたい、そのように考えている次第でございます。 以上でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 川口晴代君。 ◆8番議員(川口晴代君) 今後とも、一人でも多くの子供たちが、宇和島に戻りたい、住みたいと思うような魅力的な事業を行っていただきますよう、要望しておきます。 次に、子供の虐待についてお聞きします。 新型コロナ禍が1年半続く中で、さらに子供たちはいろいろな制約された状況下で生活しております。例えば、登校渋り、不登校、貧困、DV、虐待など、子供に及ぼす環境により、厳しい生きづらさを抱える子供たちが増えています。 令和3年5月27日の新聞で、宇和島市におきましても、ネグレクト、育児放棄の問題が報道されていました。 平成12年児童虐待防止法制度から20年が過ぎ、日本でも虐待問題への理解や共感は少しずつ広がってきました。令和3年1月の20日に産経新聞掲載の厚生労働省の記事によると、心中以外の身体的虐待やネグレクトによる虐待死については、例年主たる加害者は実母であるケースが半数近く占めているようです。死亡した子供は3歳未満が6割ほどで、母親は育児が大変な時期の子供と接する時間が多く、負担が集中していると見られます。 また、平成19年から30年に虐待死した子供568人のうち、少なくとも約10%に当たる51人は、実母からDVを受けていたそうです。 母親が虐待してしまうのは、養育能力の欠如や育児不安、DV、望まない妊娠などの多様な背景が潜んでいるように思います。 一方、平成30年度に児童相談所が対応した虐待事例のうち、令和3年1月24日に産経新聞掲載の厚生労働省の記事によりますと、養継父母が僅か6%、最も多いのは実母で全体の約50%、次いで実父が約40%です。 しかし、ステップファミリーに潜むリスクを暗示する数字もあります。警察庁によると、同年の児童虐待事件での検挙者は、1,419人のうち、養継父と内縁の関係の父の合計は、実母を上回る計393人、全体の約3割を占め、養継父らによる虐待が深刻化しやすい傾向が分かります。 この宇和島市でどのような状況が現実に起こっているのか教えてください。また、虐待の実例を教えてください。学校関係については金瀬教育長、お願いいたします。続いて、福祉関係については伊手保健福祉部長、お願いいたします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 金瀬教育長。 ◎教育長(金瀬聡君) お答えいたします。 初日に赤松議員の質問にお答えした内容と同じ中身になるんですけれども、学校現場で把握できております虐待の関連の件数といたしましては、令和2年度は、DVが2件、ネグレクトが5件、これとは別に心理的な虐待2件を把握しております。また、令和3年度におきましては、現時点でということになりますけれども、心理的な虐待が2件ということになっております。 なお、具体的な中身につきましては、プライバシーに直結する話もございますことから、この場でのお答えは差し控えさせていただきたいと思います。御理解いただきたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) お答えいたします。 市の相談受付窓口であります福祉課での令和2年度相談対応件数でございますが、DVによる相談が22件、虐待の相談が43件、ネグレクトの相談が29件という実績となっております。近年は虐待とネグレクトの相談対応件数が増加しているといった状況にございます。 なお、相談事案の性質上、実例を申し上げるということは困難でございますので、この場での回答はなかなか難しいというところでございます。御理解をいただきますようよろしくお願いいたします。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 川口晴代君。 ◆8番議員(川口晴代君) 取り返しのつかない事例が多くあります。テレビや新聞などで報道されました、平成30年3月に死亡した船戸結愛ちゃん虐待事件、また平成31年1月に死亡した栗原心愛ちゃん虐待案件事件などです。子供は宝だと言われていながら、守ることができなかったことは苦しいことです。取り返しのつかない事態になる手前で解決することが喫緊の課題だとして求められています。 また、児童相談所だけでは対応し切れない現状があります。件数の増加、対応できる職員の不足により、児童相談所が持つ本来の役割が十分に機能していない状況です。虐待の悩みで相談に行かれても適切なアドバイスが得られなかった方が多くおられるということをお聞きしました。 そこで鍵を握るのは、市町村や地域社会の機能ではないでしょうか。多様な支援サービスを持つ市町村は、家庭が追い詰められる前に手を差し伸べることができます。 宇和島市におきましても、虐待の相談に対応する窓口、支援システムが現在どのようになっているのか、詳しく教えてください。学校関係については金瀬教育長、お願いいたします。続いて、福祉関係については伊手保健福祉部長、お願いいたします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 金瀬教育長。 ◎教育長(金瀬聡君) お答えいたします。 市内の小・中学校における相談の窓口といたしましては、まずは学級の担任、それからスクールカウンセラー、ハートなんでも相談員、学年主任、生徒指導主事、教頭、校長といったような関係者から情報を共有させていただく中で、問題行動の発見に努めております。 また、学校が直接関与することが必ずしも早期解決につながらないようなケースにおいては、教育委員会が直接関与する場合もございます。そして、必要に応じまして、関係機関、具体的には子ども・女性センター、保健所、市の保健福祉部になりますけれども、関係機関とも情報を共有して、連絡を密に取りながら対応しているところでございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) お答えをいたします。 虐待の相談に対応する市の窓口は、先ほども申しましたが、福祉課となります。家庭児童相談員が2名おりまして、相談を受けまして、内容に応じて適切な関係機関へつなぐといった対応をしているところでございます。 その中で、特に緊急または重要度が高い事案につきましては、宇和島市要保護児童対策地域協議会における進行管理ケースとしまして、県の児童相談所でありますとか関係機関、ここには当然学校関係も含まれてまいります。それらの機関と情報共有、役割分担を図りまして、連携して支援を行う体制を取っております。 家庭児童相談員におきましても、対象ケースの生活状況の把握等のために、家庭訪問等を通じまして、適切な助言や支援に努めているところでございます。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 川口晴代君。 ◆8番議員(川口晴代君) 日本より早く虐待問題に取り組んでいる欧米では、家庭支援を重視した体制づくりへとかじを切っています。宇和島市におきましても、親と子が安心して家庭生活が営まれていくまちづくりへと力を入れてくださるよう、市長に要望いたします。市長のお考えをお願いいたします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) お答えします。 家庭生活をしっかりサポートする体制づくりというものが大変重要であると認識しておりますし、家庭と地域、そして行政というものが一体となって、子供たちの未来のためにしっかり汗をかいていこうと。その中で、町を全体を挙げてサポートしていくその体制づくりにつなげていかなければならないだろうと、そういうふうに考えているところでございます。 行政においては、やはり妊娠から出産、そして子育てまで、切れ目のないサービスを提供というものは心がけていかなければならないところですし、地域におきましては、先日の議会でもございました、こども食堂等々による見守り等々におきまして、やはり地域の方々のお力添えを得ながら、その御家庭に対するサポートを全体でやっていく、そういった仕組みというものにつなげていきたい、そのように考えている次第でございます。 以上でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 川口晴代君。 ◆8番議員(川口晴代君) 安心して心豊かな家庭生活が一日でも早く送れるように、市長、心から願っております。 次に、世界絶対平和都市宣言の宇和島についてお尋ねします。 宇和島市には、世界の不戦と平和を願って、世界絶対平和の鐘を国際連盟に寄贈したという、ほかの地域にない唯一無二の歴史があります。その崇高で誇らしい精神は、1971年、宇和島市制施行50周年において、世界絶対平和都市宣言を議決することで実を結びました。 そして、平成17年8月の合併に伴い、時間的な経過、社会情勢の変化なども踏まえて、その一部を見直し、新宇和島市として平成25年に改めて宣言を行い、今日に至っております。宣言には、「平和とは、人々の心の安寧を映し出した姿である。その本質は自己を認め他我を愛するものであり、いずれの精神が欠けても叶うことはない。個々に始まり、家族親類、地域、さらに大枠の共同体へと相互理解の精神を育み守り伝えることは我々の努めである。そして、宇和島市は、世界平和の鐘発祥の地として世界絶対平和の趣旨を再認識するとともに、新宇和島市においてその精神を継承し伝え広めるため、ここに今一度世界絶対平和都市を宣言する」と掲げられています。 宇和島市は世界絶対平和都市の宣言をしておりますが、議会も市民もあまり御存じないと思いますので、宣言文をここで読ませていただきます。 宣言。 宇和島市は、「世界絶対平和都市」の使命完遂のため、全市民とともに次の事項を実践する。 ひとつ、主導尊重の自覚にもとづき、個人の尊厳と人間尊重の精神に徹する。 ひとつ、郷土愛をひろげて全世界におよぼし、人類共存共栄の理想に向かって努力する。 ひとつ、世界のすべての人は、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。 ひとつ、市民、議会、理事者は、三位一体各々その本分を全うして平和自治の完成を期する。 ひとつ、常に国及び世界の絶対平和顕現を祈念する。 平成25年6月26日 宇和島市。 宇和島市が世界絶対平和都市宣言のまちだと、市民の皆さんは知っているのでしょうか。私の周りの人は、あまりにも知らなかった方が多くおられました。私も保育士としてこの宇和島市にはよく来ておりましたけれども、本当に議会に入って、この宣言文のまちだということが分かりました。 市長は、この宣言のまちだということをどのように周知されて、また皆さんにどのように知らしめていかれるのでしょうか。市長、お願いいたします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) お答えします。 議員おっしゃるとおり、旧の宇和島市におきましては、昭和46年にこの宣言がなされ、また新市になりまして、平成25年6月議会におきまして、この宣言が可決決定をされたところでございます。 これらの一連の流れというものは、ホームページでもしっかりとそれを掲載させていただいているところでございますし、また、今は低層棟で一時撤去しておりますけれども、この市庁庁舎のある敷地の中でも一番目につくような場所に、記念の碑であるとか、また看板等々を設置しているところでございます。 そういった中で、これまでの歴史というものをしっかりお伝えできたらと、そのように考えている次第でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 川口晴代君。 ◆8番議員(川口晴代君) 市長が思われる平和とはどんな平和でしょうか。また市長のお考えをお願いいたします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) お答えします。 平和とは一般的に、戦争がない、紛争がない穏やかな状態を指すんだろうと認識しているところでございますが、一方で平成30年7月豪雨災害、大変な状況の中で、市民の皆様のあの助け合い、そしてNPO、ボランティアの方々が入って、いろんな手助けをしていただいていたあの光景というものは、本当、頭の下がる思いでございました。 あのような思い、そしてその行為というもの、非常時だけではなくて平時からそのような実践をしていくこと、それがこの前文にもあります恒久平和につながっていくのではないかなと、そういった思いもしたところでございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 川口晴代君。 ◆8番議員(川口晴代君) 宇和島市は、世界平和の鐘発祥の地として、世界絶対平和の趣旨、趣意を再認識するとともに、新宇和島市においてその精神を継承し、伝え広めるため、ここにいま一度、世界絶対平和都市を宣言するとあります。 市長には、この精神を継承し、伝え広める役目があると思いますが、どのように考えますか。お気持ちを聞かせてください。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) お答えします。 世界各地を見渡しましても、まだ紛争、戦争が起こっているこの状況では、これらの宣言の趣意がいまだ実現されているとは到底思えない状況でございます。 このような宣言をしたまちだからこそ、やはり市民の皆様とともに、この宣言の内容というものを実践していくこと、そのことがこの精神というものを継承し、周知をしていく、そのようにつながっていくことだと思っておりますので、努力を重ねていきたい、そのように考えている次第でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 川口晴代君。 ◆8番議員(川口晴代君) 宇和島でこの宣言の精神について市民に広く周知するためにシンポジウムを開催し、皆で平和宣言を共有することが大切だと思います。箱物ばかりをつくるのではなく、人間として必要な精神を軸としたまちづくりを実現していただきたいと思います。 この平和宣言にのっとったまちづくりをすることが意義が深く、市長の使命だと思います。市長はどう思われますか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) お答えします。 先ほど申し上げたとおり、市民の皆様とこの宣言事項というものを実践していくことが、この宣言にのっとったまちづくりにつながる、そのように考えておるところでございますので、努力を重ねていきたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 川口晴代君。 ◆8番議員(川口晴代君) 国連平和の鐘のレプリカが約50年前の大阪万博の地に設置されていますが、再び未来の平和のため、2025年の大阪万博開催のときに、宇和島と大阪で平和の鐘を鳴らし合っていただきたいと思います。 世界絶対平和都市宣言のまち宇和島から、その魂を鐘に乗せ、響き、とどろかせてください。それが実現できるように、市長に強く強く要望いたします。いかがですか、市長。お気持ちをお聞かせください。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) お答えします。 今から五、六年前になろうかと思いますけれども、市民有志の方々がこの鐘を通じまして、この平和を祈っていこうというイベントをされたことを記憶をしているところでございます。何かハンカチというものをつなげてギネスに挑戦するとか、大変意義深いことをされているなということを記憶をしているところでございますけれども、このように民間の方々におかれましては、本当スピーディーで弾力的な、そういったイベントの開催等々、発想というものもそうですので、その中で行政が何ができるかということをしっかり考えていきたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 川口晴代君。 ◆8番議員(川口晴代君) 世界平和都市宣言の関連する質問で、通告ではないのですが、世界は一つの石碑は、今新しい新庁舎ができましたら、どこにどのように設置されるのでしょうか。市長、お聞かせください。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) 今のところ、先ほど申し上げたとおり一時撤去しているところでございますけれども、新庁舎、その後外構等々の設置等々がなされたときに、目立つところにしっかり配置をしていきたいと思っています。 ○議長(福島朗伯君) 川口晴代君。 ◆8番議員(川口晴代君) 目立つところにですか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) まだ具体的な位置が決まっておりませんので、市庁舎に来られる方々の動線等々も意識をしながらやりたいということで、御理解をいただいたらと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 川口晴代君。 ◆8番議員(川口晴代君) これで私の質問を終わります。 ○議長(福島朗伯君) 以上で、川口晴代君の質問を終わります。 次に、上田富久君の発言を許します。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 上田富久君。 ◆21番議員(上田富久君) 自由民主党至誠会の上田富久でございます。今回は、教育行政1本に絞り、一問一答にて質問いたしますが、質問をする前に、腹の虫が治まらないことがありましたので、少し余談な話をさせていただきたいと思います。 12月の一般質問で鈴木健吾君からもらったユニバーシアード大会出場に当たってのお手紙を、ここで御紹介をさせていただきましたが、3日前に某議員から、手紙があるなら見せてくれ、持ってきてくれ、中身まで読ませてくれと、本当に手紙をもらっているのか疑い、プライベートな手紙の中身まで詮索する大変失礼な行為がありました。いろいろなことに首を突っ込み、私たちの中ではマッチポンプと呼ばれている議員ですので、これくらいのことは当たり前なのでしょうが、私はいまだ怒りが収まらず、冷静さを少々失っております。勘違いだったでは済まされないこともあります。手紙は本物だと納得しておられたようですが、こんな失礼なことがあったと。疑う方々がおられますので、皆さんにお知らせをしておきたいというふうに思います。 それでは質問に移りますが、今回、ほとんどの質問が金瀬教育長への質問となっております。私は幾ら冷静さを失っても、某議員とは違い、常識、良識を持って質問をいたします。また、これまで何度か行ってきた質問ですので、金瀬教育長におかれましては、安心して自らの言葉で要点をまとめ、ここが大事なんですが、簡潔な御答弁をお願いをしておきたいというふうに思います。 まず、宇和島市立幼稚園、小・中学校再編整備について質問をいたします。 昨年の12月の一般質問でもお伺いいたしましたが、豪雨災害などの影響で計画は先延ばしされ、そのときの答弁では、全体的なスケジュールは再検討しているということでした。地元の説明会の実施、教育委員会内部での協議内容を含めたその後の進展を金瀬教育長にお伺いをしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 金瀬教育長。 ◎教育長(金瀬聡君) 現在のところ、目立った進展をさせることができていない状況にございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 上田富久君。 ◆21番議員(上田富久君) 関連しておりますので、次に進みたいと思います。 次に、宇和島南中等教育学校の諸問題についての質問に移ります。 2001年度より、当時の加戸知事肝煎りで、愛媛県内、東・中・南予に1校ずつ中高一貫校を設置する旨の協議が開始され、宇和島市では、保護者の半数以上が反対したにもかかわらず、愛媛県は強引に中高一貫校を設置することを決定されました。 2002年7月12日、愛媛県立学校設置条例が一部改正され、翌2003年度より、県立宇和島南高等学校に中学校を併設し、中高一貫教育が開始をされました。私はちょうどこの時期の2001年度に宇和島市PTA連合会の副会長、翌年の2002年度に会長でしたので、このときのことははっきりと覚えております。 当時、自由民主党県議団との意見交換会が開催をされ、私は宇和島市PTA連合会長という立場から意見を集約し、中高一貫校設置への反対意見を述べさせていただきました。その後、自民党県連は、宇和島市PTA連合会からの意見を検証、協議をされたようでしたが、東・中・南予に1校ずつ中高一貫校を設置する旨の考えは変わらなかったものの、どうしても宇和島市が駄目だというのであれば、内子か南宇和に変更しても構わないとの返答を、当時いただきました。 それを受け、宇和島市PTA連合会役員で協議した結果、前年度、前会長のときにもう既にこの設置を了承したということもあり、また保護者への募集等の説明会も終了していたということと、そして約半年後にはもう宇和島南高校に中学校を併設するということが決定をしている以上、中高一貫校をやめるほうが影響が大きいのではないかという意見が大半を占めたことから、結局、条件付で設置を了承したという経緯がございます。 また、この宇和島南中等教育学校は、当初、学力に関係なく、生徒による抽せんで入学者が決定をしておりましたが、各小学校長による抽せん、学力による選考試験と変遷をたどり、現在の形となっております。しかし、児童・生徒の急激な減少を含め、宇和島南中等教育学校の及ぼす影響は大きく、宇和島市立中学校の生徒の構成、またこの地域の県立高校の生徒募集に大きな影響を与えているというのは周知の事実だと思います。 また、ここに、もう黄色くなっているんですが、2004年の新聞記事がございます。この記事は、2003年度に宇和島南高校に中学校を併設したことによる問題点を検証したことが掲載されておりますが、それ以降は問題点の検証がされているのかいないのか、私たちには知らされない状態が続いております。金瀬教育長は、今年度、県立高校の定数及び学校の再編計画が見直されるので、愛媛県教育委員会に自らの考えを述べるとの姿勢を示されておられますが、これらのことを踏まえ、具体的に愛媛県教育委員会にどのような意見を述べようとされているのか、御所見をお伺いをしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 金瀬教育長。 ◎教育長(金瀬聡君) 宇和島市内の子供の数は、現在間もなく一学年が300人を切るというような状況になってまいりました。現在、市内に6つの中学校がありますけれども、この中学校の再編について検討も視野に入れなければいけない時期を迎えていると思います。 南中等教育学校と、そういう意味では、市内の中学校をどのように再編していくかということについては、南中もセットで考えていかないといけないということから、県立学校の振興計画の検討委員会で、高等学校の検討にあわせて、中等教育学校の中学校の定員についても検討していただきたいという話を申し上げようと思います。 なお、市立中学校とある種の県立中学校との存続という、ある意味利害がぶつかるところがあるんでしょうから、タフな交渉にはなろうかというふうに認識しております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 上田富久君。 ◆21番議員(上田富久君) 今、教育長が言われましたが、昨日、おとといですか、武田議員も言われておりましたが、指定区別年齢別男女別人口調という資料がございます。これによりますと、令和3年5月31日現在で、現在、高校生と、高校生であると想定される15歳563名、16歳605名、17歳590名でありますが、0歳児289名、1歳児370名、2歳児387名と、この0歳から2歳の児童が高校生になる十四、五年後には、高校の生徒数が1学年、これ1学年です、200名から300名減少と半減をいたします。 この数字を見ますと、0歳児が高校生になる頃には、県立宇和島東、そして宇和島南中等、これ1校でよくなるという可能性すら出てまいります。 また、平成30年度に策定された宇和島市立小中学校適正規模、適正配置等に係る基本方針は、これは平成27年度から平成35年度の計画になっております。しかし、これを策定してから3年たった現在においても、ほとんどこれ実行ができていない状況、豪雨災害のこともありましたが、先ほど金瀬教育長が言われたように、全然進んでいないというようなことでございます。 先ほど述べた年齢別の人口も踏まえ、この基本方針は根本的な見直しが私は必要ではないかなというふうに思います。今後、10年から20年先の宇和島南中等教育学校も含め、宇和島市の教育の在り方、小・中学校の配置、校区編成を考え、それに向けて、短期、中期で何をすべきなのか考えるべきだというふうに思います。 どのような御所見をお持ちなのか、具体案を金瀬教育長にお伺いをしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 金瀬教育長。 ◎教育長(金瀬聡君) 具体案につきましては、学校再編整備検討協議会の中で議論していきたいと考えておりますけれども、基本的な問題認識は議員と共有しているつもりでございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 上田富久君。 ◆21番議員(上田富久君) 共有をしていただいていたらありがたいんですが、私はどうもそうとは思えません。 現在の0歳児以上の年齢別の人口動態がこれは分かっている以上、近い将来、児童・生徒の数が激減することは、これ明確です。具体的に宇和島市の教育の在り方、学校の配置を真剣に考え、愛媛県教育委員会には具体的な考えを示していただきたい。また、宇和島市立小・中学校の将来のことも、教育委員会一丸となって、スクラムを組んで取り組んでいただきたい。そこのところはよろしくお願いをしておきたいというふうに思います。 次に、学校運営協議会についての質問に移ります。 学校運営協議会は、地域とともにある学校づくりを目指すという大きな目標を立てて、学校運営の地域の声を積極的に生かし、地域と一体となって特色ある学校づくりを進めていくとされております。この学校運営協議会の総括を金瀬教育長にお伺いをしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 金瀬教育長。 ◎教育長(金瀬聡君) 平成31年に手挙げ方式で、まず幾つかの学校がコミュニティスクールとなりました。そして昨年4月から、全小・中学校がコミュニティスクールとなった次第でございます。 そうした中で、当初そういった動きに強く推進力を与えてくださっていた校長先生たちが、現在、次々と退職の時期を迎える状況になっております。正直申し上げて、現段階におきましては、コミュニティスクールの推進については、ある種、属人的な力で動いているところがあるというふうに認識しています。 昨年、そして今年にかけて、そういった属人的な動きをきちんと制度に、言わば本当に息を吹き込む意味で、研修を強めていきたいというふうに考えていたところなんですけれども、ちょっとそれがなかなか実現が難しかったという現実はございます。 そうした経緯と現状がありますことから、今後はその制度の安定的な維持ができるような取組を進めてまいりたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 上田富久君。 ◆21番議員(上田富久君) 総括になっているかなっていないか、ちょっと私は疑問を呈しますが、私は城南中学校の学校関係者評価委員を、もうこれ14年ぐらいになると思うんですが、やっております。また、学校運営協議会の委員も、この制度ができてからやっておりますので、私の感じたことを率直に述べさせていただきたいと思います。 確かにほぼ同じメンバーで組織されていたいろいろな協議会が、この学校運営協議会に一本化され、関係者の負担は減りました。しかし、通常行われている学校運営協議会での協議は上辺だけの協議になった感が、私は否めません。また、課題がある場合は熟議を開き、多くの人の意見を聞き、問題解決に当たるとされておりますが、薄っぺらな議論でしかなくなったと強く感じております。これは、前城南中学校の山本浅幸校長も、私と同じ意見を述べられておりました。 金瀬教育長は、私が感じたこれらの諸問題をどのように解決し、今後学校運営協議会をどのようなものにされていきたいのか、御所見をお伺いをしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 金瀬教育長。 ◎教育長(金瀬聡君) 学校によりましては、地域の皆さんと教員が、全員が同じ場で熟議をして、そして地域を知るための学習コースを、学校運営協議会を通じて新たにつくったような学校もございます。そういう意味では、今の段階では、正直申し上げまして学校ごとの温度差というのもあるのが実情ではございますが、非常にうまくいっているケースもございますので、そういった考え方、方法論等を横展開させていければなというふうに考えております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 上田富久君。 ◆21番議員(上田富久君) この学校運営協議会ですが、小学校はもう、これをしなくても、地域で子供たちを育てようと、もう学校運営会のような形になっているんです。できていないのは、やっぱり中学校がなかなか難しかったということで、中学校が動き始めたということで、そこのところは、金瀬教育長が今言われたのは、多分、小学校のことだろうと思いますが、中学校はいろいろな小学校区から集まっておりますので、なかなかその集合体というのを一つにまとめるというのは難しいところがありますので、ぜひそのところをこれから先、指導といいますか、導いて、いい方向に導いていただければというふうに思います。 現在は学校現場も比較的平穏ですので、今の学校運営協議会のような形でいいのかもしれませんが、いろいろな諸問題にふだんから対応できるような体制は、私は整えていくべきだと考えます。 今ほど言いましたが、せっかく始動した学校運営協議会です。この制度を生かして、学校現場の活性化にぜひつなげていただくよう、強く要請をしておきたいというふうに思います。 次に、こころまじわうプロジェクトについて質問をいたします。 金瀬教育長、このこころまじわうプロジェクトを御存じでしょうか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 金瀬教育長。 ◎教育長(金瀬聡君) これは教育委員会主導で行われている取組ではないので、詳細までについては存じ上げておりませんが、こういったプロジェクトが学校の現場主導で行われていることは承知しております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 上田富久君。 ◆21番議員(上田富久君) 私はこのプロジェクトにどっぷりと足を突っ込んでおりますので、言わせていただきますが、このこころまじわうプロジェクトは、自立と共生の力を身につけるために、性的自己決定能力、性においても自分と相手も大切にすることができる力をつけることを育む、そういうことを目的に掲げております。 概要を説明いたしますと、学年に応じた系統性のある題材を、学級活動を軸として、外部講師による性教育の講話を実施し、その後、生徒による主体的、対話的な学習を行うことで、生涯にわたって幸せにつながる性的自己決定能力が育み、学級活動と教科等、理科、保健体育科、技術家庭科、道徳科をつなぎ、深い学びとなるようカリキュラムを開発するとされております。 これらのことを軸に、昨年、城南中学校を中心として、愛媛大学の城戸教授、菊池準子先生、植村助産師、そして加洲養護教諭、石丸学校教育課係長、岡本保険健康課課長補佐、そして、なぜ選ばれたか分かりませんが私の7名を委員として、昨年1年間をかけて協議し、模擬授業、講演会等を実施し、カリキュラムの開発を行い、今年度より同じカリキュラムで、市内全6中学校が取り組んでおります。 来年度からは市内の小学校でも実施されるよう準備されておられるようですが、小学校での準備の進捗とその取組状況について御所見をお伺いしたかったんですが、各学校の取組ということでどうも把握をされておられないようなので、分かる範囲で構いません。そして望むところをちょっとお尋ねをしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 金瀬教育長。 ◎教育長(金瀬聡君) 私も、あれは三間中学校だったのではないかと思いますが、たしか菊池先生が授業してくださっているところを一緒に授業を受けさせていただきました。大変踏み込んだ内容で、こういったことまでやるのかということでしたけれども、そもそもこのプロジェクトが始まったきっかけとして、宇和島圏域における18歳未満の妊娠率が県内でも非常に高いということが一つのきっかけだったというふうに伺っております。中学校、小学校のうちからそういったしっかりとした教育をしておかないと、結局、高校に上がった後に、望まない妊娠というようなことも起きてしまうという、そういった事象がきっかけだったというふうに伺っておりますので、議員おっしゃるように、現時点では私、詳細については承知しておりませんけれども、一定何か支援できればなというふうには考えております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 上田富久君。 ◆21番議員(上田富久君) 中学校は6校しかなかったので、方向性等を決定することは比較的容易にできたと私は思っております。小学校は数が多く、規模も違い、中学校ほどこれは身近な問題ではないので、方向性を決定すること、共通のカリキュラムを開発することは大変難しく、時間がかかるのではないかと想像をいたします。ある程度教育委員会が主導してガイドラインを作成して方向性を示したほうが、早く進むのではないかなというふうに私は考えます。 この取組は、市内の現城北中学校の養護教諭の岡田先生を中心とした、中学校の養護教諭がスクラムを組み、そして前山本浅幸城南中学校の校長が強いリーダーシップを発揮して、これ県内でも本当に初というぐらい、先進的な取組になっております。 また、2030年までに解決するために掲げた17の国際目標、SDGsの1、貧困をなくそう、3、全ての人に健康と福祉を、4、質の高い教育をみんなに、5、ジェンダー平等を実施しようの4つの目標に関連しておりますが、これまでもエイズ教育など、はやり廃りが正直ありました。 今回の取組は、人間が生きていく上で大変重要で継続的にやっていかなければならない、私は教育だというふうに思います。来年度より小学校でも実施される予定で、大きな取組になりますが、中学校での準備段階においても、これは予算が、やはり自主的なことでやっておりましたので、予算がなく、いろいろな会計からかき集めて、講演会、分科会を行ったという経緯がございます。 このプロジェクトを成功、継続させるためには、十分な予算措置も必要だと私は思いますが、この予算措置と協力、教育委員会の協力が本当にこれから継続していく上では大切になってくるんだろうと思います。 このプロジェクトを推進し、成功させるためにどのような御所見をお持ちなのか、予算配分もあわせて、先ほど金瀬教育長、協力はするというような発言をされましたので、十分にこの予算もつけてくれるんだろうと思いますが、予算配分もあわせて、金瀬教育長に御所見をお伺いしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 金瀬教育長。
    ◎教育長(金瀬聡君) 現在の時点で、これまでの取組の成果ですとか、取り組んだ中での問題点であったりとか、そういったことについてのまだ報告を受けていないような状況であります。コロナのほうもちょっと落ち着いてくるんだとすれば、そういった状況についてもお話を伺えると思いますが、小学校にまず展開していくということについても、繰り返しになりますが、詳細については存じ上げておりませんので、まずはお話をお伺いした上で、今後どういった形にしていくのかについては検討してまいりたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 上田富久君。 ◆21番議員(上田富久君) 昨年1年間かけてやったその資料、ここに中学校の部分は、私、全て持っております。 そしてここに、これは多分見られているんだろうと思うんですが、こころまじわうプロジェクト、これは城南中学校がやってきた取組です。中に細かく事業、そして講演会等々の内容も書かれております。 こういうことをぜひ参考にして、本当にお金が要らない、要らないといっても、やはり講演会等々をするに当たっては、やっぱり予算がかかってまいりますので、そこのところは配慮していただいて、もし教育委員会がこれをぜひ後押し、推進していこうという気があるのであれば、これから小学校にも予算配分を、今、中学校はある程度もらっているそうです。小学校にも予算配分をお願いをしておきたいと思います。片山部長、よく覚えておいてください。 それでは、次にコロナ禍の授業対応について、質問に移ります。 コロナ禍の中、昨年、市内の小・中学校が長期休業を余儀なくされた時期がありました。そのとき、リモート授業で対応すべきではないかと、武田議員が一番声が大きかったんですが、教育委員会に進言をしたことがありました。 一昨日、現在、リモート授業の対応は行っていないというような答弁をされましたが、万が一のために、リモート授業対応マニュアル等の整備等は、これされているのか。もしされていないようであれば、これからどういうふうに対応していかれるのか、金瀬教育長に御所見をお伺いしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 金瀬教育長。 ◎教育長(金瀬聡君) 現在は、教室の中での活用について、研修を先生方と教育委員会の間で進めているところであります。完全ステイホームになった場合の授業については、今後検討が進められるというふうに考えております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 上田富久君。 ◆21番議員(上田富久君) やっぱり対応というか、動きがあまりにも遅過ぎるんですよ。タブレットもこれ、全児童・生徒に配布を、配布といいますか、全部行き渡った。そして、今のところクラスター等々、大分コロナも収まっておりますので、休業等々はこれからなかなかないのかもしれませんが、いざというときにいつでも対応できるような体制というのは、先ほどから言っておりますように、整えておかなければならないというふうに私は思っております。 これ、リモート授業というと、先生たちに大変負担がかかるようになりますので、そこのところは留意をされて、できるだけ教職員に負担をかけないような形で対応していただければというふうに思います。これは強く要望しておきたいと思います。 次に、部活動の在り方について質問をいたします。 金瀬教育長は中学校の運動部活動をどのように考えておられるのか、御所見をお伺いしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 金瀬教育長。 ◎教育長(金瀬聡君) 生徒数の減少に伴いまして、特にチームプレーの、チームで構成される部活動については、チーム自体をつくることが難しくなってきております。ここから先、さらに人数が減ることを視野に入れますと、学校単位での部活動というのは難しくなっていくんだろうと。 そういう中で、学校の合同活動を進めていくのか、地域との社会体育という形で進めていくのか、いずれにしても、これまでと同じ在り方はもうもたないと思いますので、これもまた検討をしていかなきゃいけない時期が来ていると、そういう認識でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 上田富久君。 ◆21番議員(上田富久君) 今の現状を聞いたのではなく、部活動をどのような子供たちに、普通であれば、子供たちの心の健康、そして体力の増進等々というようなことを私は言われると期待をしておりましたが、これからの現状、それからこれからのことというのは今からお尋ねいたしますので、そのときにお願いをしたいと思います。 現在、教職員の働き方改革等の施策により、文部科学省は、中学校の部活動に外部指導員の導入を推進し、地域全体で、生徒の体力、技術向上、生きる力の育成等に寄与することを決定をされました。また、スポーツ庁が策定したガイドラインに沿った形で、市町村教育委員会等で、持続可能な運動部活動の運営を行うことになっており、当市においても、平成30年8月に運動部活動の在り方に関する方針が策定され、生徒のニーズを踏まえたスポーツ環境の整備の事項には、生徒のニーズを踏まえた運動部の設置、地域との連携等が示されております。 しかし、宇和島市のような人口の少ない地域では、外部指導員の確保は大変これ難しいのではないのかなというふうに想像をいたします。指導員の発掘・育成をどのように考えておられるのか、金瀬教育長にお伺いをしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 金瀬教育長。 ◎教育長(金瀬聡君) 現在、部活動指導員についてはちょっと手元に資料がないんですけれども、十数人ほど協力していただいていると思います。 こういった方たちの数をこの地域で増やしていくというのは、確かに一定難しいところがあるというふうには認識しておりますが、では、これからどのようなスタイルでやっていくのかということについて、現時点で具体的な策を持てている状況にはございません。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 上田富久君。 ◆21番議員(上田富久君) ぜひ、そこのところは文科省、スポーツ庁がこのような方針を出しておられますので、ぜひ、そこのところは宇和島市の教育委員会としても真摯に受け止めて対策を練っていただければというふうに思います。 また、現在クラブチームが存在するスポーツがありますが、その影響で中学校の部活動の存続が厳しいなどの問題も出てきております。部活動とスポーツクラブとの在り方をどのように考えておられるのか、金瀬教育長に御所見をお伺いいたします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 金瀬教育長。 ◎教育長(金瀬聡君) 世代を超えていろいろな方々が関われるという意味において、地域の活動は望まれる姿の一つだと思います。 そういった意味で、学校の部活と地域のスポーツ活動をどう融合させていく、ないしはシフトしていくのかと、具体的な移行プロセスを今の段階でデザインできているわけではございませんけれども、一つの解決策のケースにはなろうかというふうに考えております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 上田富久君。 ◆21番議員(上田富久君) 分かったような分からないようなんですが、部活動は教育の一環ということで規定をされているんですよね。その教育の一環である部活動が存続の危機にある、そして地域にはクラブチームもできているということで、そこのところをどういうふうにバランスよくやっていくのかというところがこれから多分問題になってくるので、そこのところは学校教育、社会教育、社会体育ですよね、そこの両面からやっぱり教育委員会がきっちりとした形で指導していくべきではないかなというふうに思います。 今現在、クラブチームの野球に入っていたらなかなか部活動の野球には出られないとか、いろいろな制約もあるようですので、そこのところはぜひ、バランスよく教育長が指導をしてやっていただければというふうに思います。 宇和島市が策定しております運動部活動の在り方に関する方針には、生徒のニーズを踏まえたスポーツ環境の整備等がうたわれておりますが、生徒数の急激な減少により学校の再編計画の問題も含め、部活動の在り方というのは見直しが喫緊の課題になっていると思います。 今ほど言いましたように、宇和島市としてもしっかりとした指針を立てていただくよう、強くこれも要請をしておきたいというふうに思います。 次に、伊達博物館の建て替えの諸問題についての質問に移ります。 この伊達博物館の建て替えについては、自らが建替委員会の委員長を熱望して就任をされた木村氏の下で協議をされ、市民説明会、パブリックコメント、議会での協議を経て今年の2月に伊達博物館改築事業基本計画が決定をされました。 今後は決定事項は尊重をして、どのような博物館にするのか、天赦公園をどのように整備していくのかという点に議論をシフトしていくべきだと私は考えておりましたが、昨日前段の部分は申し訳ありませんが話を聞いておりませんでしたので分かりませんが、岡原市長より茶室という発言がありました。 これ、議員みんな、その茶室というところには反応したんですよね。実際問題、今、建替委員会でこのような茶室を設置する等々の話というのは出ているんでしょうか。金瀬教育長にお伺いしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 金瀬教育長。 ◎教育長(金瀬聡君) 茶室の話は、たしか市民説明会の場であったと思いますが、ちょっとすみません、私、名前存じ上げないんですけれども、女性の方から何かそういう一つの提案としてあったということでございまして、今、建替委員会ですとかその中で具体的なしつらえの一つとして茶室をという、具体的な話が出ているわけではございません。あくまでしつらえについての具体的なものはこれからの設計の提案があってということでございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 上田富久君。 ◆21番議員(上田富久君) その、誰かがこのような、今、女性の方が市民説明会でという話をされましたが、これ、誰かがこのような話を出さなければ、市長の口からこのような発言は私は出るはずがないというふうに思います。 市長の頭の中には大きく茶室というのがあるのかもしれませんが、多くの議員が建替委員会の委員長への違和感を持っておりますので、ここのところは軽はずみな発言はぜひ控えていただくよう申し添えておきたいというふうに思います。 元の質問に戻りますが、天赦公園の整備に向け、様々な意見を持った地域住民の方々がおられますが、この方々の意見をどのように吸い上げ、反映をしていかれようとしているのか、金瀬教育長にお伺いをしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 金瀬教育長。 ◎教育長(金瀬聡君) 伊達博物館の建て替え、それから建て替えの位置、公園の在り方、これは本当に様々な価値観、考え方、あるいは愛着の持ち方いろいろあると思いますので、全ての方に一致して御賛同していただける案というのはなかなか難しいなというふうには考えておりますけれども、浅野議員も何人かの方を御案内して、私の部屋のところまで来ていただきました。 私は私なりに、今後の博物館は公園で憩っている親子たちが博物館に行く目的でということではなくても気軽に入っていけるような、そのような場になればいいなというようなことはお伝えしたんですけれども、やはり一定価値観ですとか愛着の持ち方ですとか、なかなか御理解はしていただけなかったというふうには思います。 ただ、これまで議論の末、市民さんの御意見も聞いた上で一応固めさせていただいた基本計画でございますので、それをさらにいいものにしていって、少しでも多くの市民の皆様にああ、こういう博物館ができてよかったなと言っていただけるようなものにしていきたいなというふうに考えてございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 上田富久君。 ◆21番議員(上田富久君) 博物館はこれからも建替委員会等々で協議をされていくんだろうというふうに思いますが、公園のほうですよね、残された公園のほうをどういうふうに整備をしていくのかというところというのは、まだ全く分かっていない状況であります。 どこでこれは協議をされていくのかというところ、そして伊達博物館の建て替えのように、住民説明会なりパブリックコメントなりしていかれるのかどうなのか、市民の声を聴くためにですよ、そこのところをお尋ねしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 金瀬教育長。 ◎教育長(金瀬聡君) 伊達博物館の解体後の敷地の整備につきましては、都市再生整備計画の次の計画、第三期、令和8年からということになろうかと思いますが、ここの中で検討されていくことになろうと思います。その際に、市民の皆様の御意見であったり、御希望であったりをどういった形で吸い上げるかという、その形については今の時点でこうするというものは決まったものがあるわけではございませんが、何かの形できちんと市民の皆様のお考えを吸い上げるようなプロセスは入れていくべきだなというふうに考えております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 上田富久君。 ◆21番議員(上田富久君) 今の答弁、前向きな答弁だと私は理解をしております。ぜひ、まだ先にはなりますが、残された公園、また現伊達博物館の跡地等々の有効利用、そこのところは連携をした形でこれから運営をしていくんだろうというふうに思いますが、ぜひ市民の意見を聞いていただければというふうに思います。 本当に、ここのところは市長もいつも市民の声、市民の声と言っておられますので、市民の声を聞いて、ぜひこれ、宇和島市が全国に誇れる博物館にしていただきたい。そして安心・安全で多くの市民、親子連れが楽しめる天赦公園にしていただくよう、これは申し添えておきたいというふうに思います。 次に、発達支援センター設置に向けての諸問題について質問をいたします。 子ども支援教室わかたけ、就学児前の障害を持った児童の通所施設あけぼの園、新設される発達支援センター、この3つの機能を兼ね備えた施設が計画をされております。 この件についても、前厚生委員会では行政視察、勉強会等を重ね、その厚生委員会の委員の大半が現在産建教育委員会に所属をし、発達支援センター建設の進捗を見守っております。赤松議員なんかも、ぜひ、これを建てるには血の通った、心の通った施設にしてくれと言っております。私もそのとおりだと、あまり意見は合わないんですが、そう思っております。 そこで質問をさせていいただきますが、建設計画は順調に進んでいると聞き及んでおりますが、同時進行でこの運営方法を考えなければならないと、これ、口が酸っぱくするほど私たちは言っております。 運営は保健福祉部が中心となって行っていることは分かっておりますが、教育委員会も関わっていることですので、運営方法の協議の過程について、また進捗状況について金瀬教育長にお伺いをしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 金瀬教育長。 ◎教育長(金瀬聡君) 運営の体制等については、今のところ7人の体制を考えていると。その中に教員を1人入れるという考え方で今検討が進んでおります。 発達支援拠点整備検討委員会、これもコロナの関係でちょっと最近のところは開けていない実情がございますが、近々にまたセットされるやに聞いておりますけれども、特に教員の件に関しては県教委のほうとも相談を始める時期を迎えているというふうに認識しております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 上田富久君。 ◆21番議員(上田富久君) 前向きで話が進んでいるということで、喜ばしいと思っております。 この3つの施設を1つにするということで、いろんな弊害が出てくるんではないかと、いいこともありますが、弊害も出てくるんではないかと私は予想をしております。 その1つが、わかたけが教育委員会、あけぼの園は社会福祉協議会に指定管理、発達支援センターは保健福祉部の所管であることで、教育委員会と保健福祉部は行政内部のことなので連携は私は可能だというふうに思いますが、社会福祉協議会は行政とは別の組織で、これは守秘義務の関係で情報の共有がスムーズに行えるのかというところが私は不安視をしております。 金瀬教育長、そこのところはどのような御所見をお持ちなのか、お尋ねをしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 金瀬教育長。 ◎教育長(金瀬聡君) 個人情報を含む発達支援の関係の情報をどういったシステムでどのような形で運用されていくのかということについて、すみません、私今の段階で詳細に存じ上げていないので、今お答えできません。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 上田富久君。 ◆21番議員(上田富久君) この件に関しましては、本来であれば伊手部長に聞くべきところですが、金瀬教育長にお尋ねをいたしました。通告を伊手部長にはしておりませんので、ここのところは諦めますが、ぜひ、教育委員会と保健福祉部、連携を取ってそういうところも進めていただければというふうに思います。 私はこれ、あけぼの園の指定管理を任すときから、この圏域に就学児前の障害を持った子供たちが通所できる施設は唯一あけぼの園だけ、この子供たちのためにも行政で手厚く運営すべきではないかと一貫して指定管理には私は反対をしております。今ほども述べた問題の解決のためにも、あけぼの園の指定管理を宇和島市直営に戻すつもりはないのか、この件は岡原市長にお伺いをしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) 今のところ、そういった検討はなされていないところですし、そのような方向性ではないと私は今考えているところでございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 上田富久君。 ◆21番議員(上田富久君) あけぼの園を宇和島市直営にすることで、3施設とも宇和島市直営になり、個人情報の共有がスムーズになり、守秘義務への不安も軽減をされるというふうに私は思っております。ゆりかごから墓場まで、的確な対応に私はつながるというふうに思います。ぜひ、あけぼの園の直営を考えていただきたいというふうに強く要請をしておきたいと思います。 次に、各種事業への対応についての質問に移ります。 各種事業の後援、協賛団体はどのような決め方をしておられるのか、教育委員会の管轄のほうは金瀬教育長にお伺いをしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 金瀬教育長。 ◎教育長(金瀬聡君) 教育委員会での後援・協賛等に関しては、協賛を求めるような、後援を求めるような団体さんから申請をしていただいて、それが営利目的であったりとかいったような基準に合っているかどうかというところを審査いたしまして、する・しないを決定していると、そういうことでございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 上田富久君。 ◆21番議員(上田富久君) 3月に行われました産建教育委員会の議案審査において、パークス来航記念中学・高校生英語プレゼンテーション事業について、宇和島市教育委員会主催の事業にもかかわらず、木村宗慎氏の事業になっているのではないかと指摘したところ、調査し、後日報告するとのことでしたが、先日担当部署より指摘されたことは事実で、今後このようなことがないように改めるとの報告をいただきました。 この報告を基に質問をさせていただきますが、今後この事業をどのように改め、発展しようとされておられるのか、また教育委員会関連の事業の見直し・精査はどのようにされていかれるおつもりなのか、金瀬教育長にお伺いをしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 金瀬教育長。 ◎教育長(金瀬聡君) パークス来航150周年記念事業の英語プレゼンコンテストですけれども、昨年来コロナの関係で実施できていない状況にあります。 このイベント自体は基本的には継続していくような格好になろうかと思いますけれども、今後具体的にどのような形で、そして副賞等についてどのように扱うかについては、現時点では明確に決定がなされておりません。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 上田富久君。 ◆21番議員(上田富久君) ここに、そのときのチラシがございます。第3回・第4回のパンフがありますが、この中で、3回目の協力団体が宇和島青年会議所1つなんですよね。そして第4回、こちらの協力団体はこれ、茶道芳心会と読むんですか、と宇和島青年会議所、宇和島商工会議所青年部、この3つになっております。 そして、委員会のときに武田議員も指摘をいたしましたが、パークスのこの事業をするにあたって寄附を、この協力団体の1つが皆さんに寄附をしてくれというような形で回っていると委員会でも指摘をいたしましたが、そのような状況でこの事業が進められているんですよ。そういうことを教育委員会は主催でありながら知らなかったというようなことなんですよね。 そこのところは、もうきっちりとどういう団体に協賛してもらうのか、後援してもらうのか、そしてどういうような形でこの事業を進めていくのかというところの指針というのは教育委員会はきっちりと示さないといけないと私は思うんですよね。しかし、それが全くできていないということです。 そういうことなので、当初の事業の趣旨から逸脱した事業、宇和島市が主催であっても実際はほとんど関わっていない事業、また宇和島市の事業に一個人が深く入り込んで事業の趣旨が変わってしまうような事業はしっかりと精査、見直しを行っていただきたい。そこのところは強く要請をしておきたいと思います。よろしいでしょうか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 金瀬教育長。 ◎教育長(金瀬聡君) 誤解を招くようなことにならないよう、しっかりと審査をした上で物事を進めてまいりたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 上田富久君。 ◆21番議員(上田富久君) このパークスの事業は、私が議長のときにやり始めた事業で、私もこの委員会には入っておりまして、どういうふうな形でこのようなことになったのかというのは大体分かっておりますので、そこのところはぜひ注意をして、これからはやっていただければというふうに思います。 行き着かないかと思っておりましたが、最後の質問になりました。まだ7分ほどありますので、金瀬教育長、質問の最後に今期の、この3年間の総括、自分の総括を5分ほど、構いませんのでお願いをしたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 金瀬教育長。 ◎教育長(金瀬聡君) いつも話が長いということで怒られてばかりいる上田議員から5分お時間いただきましたので。 本当に、この3年間はなかなか思いどおりにならない、その1つは、まず結論から申し上げますと、この令和3年2月に教育大綱の改訂をいたしました。宇和島市の教育大綱は前回のものの期限が切れるのが2018年でございました。したがって、本来であれば2018年度末には新しい大綱をつくるという作業をしなければならなかったわけなんですけれども、その年の7月に豪雨災害があって、さすがに教育委員会の事務局もいろんなことにてんてこ舞いになってなかなかそれが実現できなかったということで、1年繰延べさせていただきました。そして、翌令和2年、一応総合教育会議を経て教育大綱を1年遅れながら策定したわけなんですけれども、これが去年の3月でございます。 4月になって、通常であれば4月の中旬、あるいは下旬ごろに行われる教育推進大会で城北中学校に教職員、それから公民館の主事等も含めて総勢600人前後が集まって、そこでこういう計画が今度できたよと、具体的な策は教育振興基本計画という形で今後の検討にはなるけれども、持続可能な地域社会をつくっていくための、その担い手をつくるためにこういう形でやっていきましょうという形で御披露するはずだったんですけれども、さっそくステイホームになり、先生方も1か月以上にわたって子供たちのケアですとか、本当に大変な時期が続きました。 そしてそれが明けた後は、毎日の消毒であったり、あるいはGIGAスクールの検討であったりということに追われるような状況になりましたので、この状況の中で大きな方向性を出しましたよというのも、いかにもタイミングが具合悪いということで、現場への公表は控えてまいりました。 そして今年の2月に教育総合会議を経て、GIGAスクール、あるいはニューノーマルの中身も加味した形で改訂をしたわけなんですけれども、これもまた現在ホームページにはアップしておりますけれども、現場にもまだ上手に説明ができていない、そのような状況にございます。 とはいえ、学校も含めた地域が連携、共同する上で、多様な世代と分野の方々が共通の目的を明示的に共有をして、そしてそのための様々な単位の個別の取組が、その取組自体が目的化してしまわないような、そういう意味においてオール宇和島の教育を進めていく上での大きな戦略をお示しできたことは、これまでそうしたものがなかった宇和島においては一定の意義があるものがお示しできるようになったのではないかなと、2年遅れという大変な時間遅れにはなりましたけれども、一つの形ではないかなというふうに思います。 そして大綱がお示しできるのが2年遅れました関係で、それを具体化する教育振興基本計画の策定も今年度ということになっています。本当は1月から作業に入る予定だったんですけれども、これも半年遅れているという現状にはございます。まず、大きなところでは教育大綱ができましたというのが1点目。 そして2点目は、何と言いましてもコロナの影響の反射的な福音と申しましょうか、5年かけて整備するはずだった1人1台端末の環境が1年でそろうことになりました。 持ち帰っての活用も細々ですが始まっております。端末とアプリケーションを使って情報を発信し、共有し、そして意見交換をし、またそれを表現していくという活動が始まっておりますことは、今後のことを考えますと大きな節目になるんだろうというふうに考えております。コロナ禍の大変な中で新しい取組に本当に真摯に取り組んでくださっている現場の学校の先生方には深く深く頭が下がる思いでございます。 冒頭申し上げましたように、滞ってしまっている課題が山のようにはございますが、変わらぬ御指導をいただきながら一つずつでも前に進めてまいりたいと思います。ありがとうございました。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福島朗伯君) 上田富久君。 ◆21番議員(上田富久君) 金瀬教育長からいろいろとこれまでの総括をいただきました。 確かに、豪雨災害、そしてコロナ、大変だったろうと思います。しかし、城南中学校では県下でも注目されているこころまじわうプロジェクト、先ほど紹介をいたしましたが、沖の島でのはまゆうの保護活動、またそれと同時に行われている沖の島の砂浜に数か所定点ポイントを設置しマイクロプラスチックの測定を行うなど、17の国際目標、SDGsに関連させて学校経営を行っております。このように、特色ある学校づくりに確固たる信念を持って取り組む校長がいれば、学校は変わっていきます。 金瀬教育長が就任をされ3年たちますが、先ほど言ったコロナ、また豪雨災害等々で大変だったのは分かりますが、教育行政が変わったのか、私には分かりませんし、何も感じられなかったというのが私の感想でございます。逆に教育委員会が機能不全に陥っている感が私は否めません。 金瀬教育長におかれましては、強いリーダーシップを発揮されるよう活を入れて、私の今期最後の質問を終わらせていただきます。本当にありがとうございました。 ○議長(福島朗伯君) 以上で上田富久君の質問を終わります。 しばらく休憩し、午後1時から再開いたします。     午前11時46分 休憩-----------------------------------     午後1時00分 再開 ○副議長(武田元介君) 再開いたします。 休憩前に引き続き質問を行います。 まず、山本定彦君の発言を許します。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 山本定彦君。 ◆2番議員(山本定彦君) 会派、未来創生研究会、山本定彦でございます。 任期中最後となる、しかも大トリの一般質問、15回目ですけれども、大変緊張しておりますが、今日は吉田松陰の言葉の中で、かくすれば、かくなるものと知りながら、やむにやまれぬ大和魂、こんな思いを秘めて質問いたしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 理事者の皆様には、我が会派の名前と同様に、未来を創生していただくような御答弁をよろしくお願いいたします。 それでは、質問に移りたいと思います。 分かりやすい行政発信をということで、まずワクチン接種の予約についてお尋ねします。 今回、1次受付、2次受付により接種が分割されることにより、予約集中が回避できると考えたのか。また、1次、2次とした理由はほかにあるのでしょうか。1次、2次という接種予約が1回目、2回目と誤解されていた方もいらっしゃったようで、分かりにくかったのではと思いますが、ワクチン接種予約など大事な情報の告知については、分かりやすい情報発信が必要かと思いますが、御見解を伺います。伊手保健福祉部長、お願いします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) お答えいたします。 今回の予約受付におきまして、1次と2次の2回に分けた理由としましては、ワクチンの配送体制が十分に整っていなかったなどの理由から、受付開始日を2回に振り分けたものでございます。 その際でございますが、1次受付の医療機関としましては、JCHO宇和島病院でありますとか宇和島徳洲会病院など接種枠が多い病院、また高齢者施設の嘱託医、さらに地域ごとのバランスを見るなど、配置に偏りがないように考慮したところでございます。 本市のワクチン配送や保管方法についてでございますが、ディープフリーザーから冷凍のまま、マイナス25℃以下の状況で配送しまして、接種医療機関におきましてもマイナス20℃でワクチンを保存できるということになっておりますので、配送してから2週間は保存ができまして、医療機関の接種のタイミングで解凍できるなど、接種医療機関が安心してワクチン接種ができる環境といったものを整えたところでございます。 なお、ワクチン接種予約の開始日等の広報、周知におきまして、御指摘のように表記が分かりにくいとの御意見も一部いただいておりますので、今後、市民の皆様に分かりやすいものとなりますよう心がけてまいりたいと考えているところでございます。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 山本定彦君。 ◆2番議員(山本定彦君) これまでの議員の皆さんの質問の中でも、かなり手厳しい御指摘があったと思いますけれども、愛媛県唯一の交通支援策として、ワンコインタクシー、バス運用については、会派の要望として、交通弱者対策、またバス・タクシー業界への経済対策として御提案させていただいていたので、対応して、ありがとうございました。 また、その交通支援の案内もA4サイズで送付され、とても目立つ内容でしたので、市民の皆様の関心もあったのではと推察します。 広報での様々な情報の発信、告知についても、文字が小さく分かりにくいとの御指摘を受けていたのですが、現在、対応していただいていると確認させていただいていますので、さらに御意見をいただくようなら、改善も御検討ください。 次に、危機管理情報についてお尋ねします。 先日の避難情報の発令と緊急速報メールにて配信された内容と避難情報の改正もされましたが、主にどのように変わったのか、分かりやすく御説明ください。西本総務企画部長、お願いします。 ○副議長(武田元介君) 西本総務企画部長。 ◎総務企画部長(西本能尚君) お答えいたします。 一番大きな改正は、避難指示と避難勧告が避難指示に統一されたというところでございまして、必ず避難指示で避難をしていただきたいと、そのように思っているところでございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 山本定彦君。 ◆2番議員(山本定彦君) 先日も各避難所を数か所回って、公民館主事さんたちが吉田公民館なんかもしっかりと対応されていたんですけれども、なかなか避難されていなかったりとかもしたので、今後の周知がかなり必要かなと感じておりますが、今回、今資料を出していますけれども、市のホームページにて川の水位情報などが確認できるんですけれども、以前のホームページのこの情報と比べて、ちょっと分かりづらいんですよね、ホームページで。私はたどり着けないので、文字検索して今たどり着いているんですけれども、この避難情報が出た際に、この水位情報を検索してみると、吉田地域の4か所だったと思うんですけれども、水位計が誤動作していて、1か所では水位が氾濫している。ここですね。氾濫している状況になっておりました。 先ほどの手前の資料だと、5月20日の情報なんですけれども、実は12月26日から水位計が動いていないという情報になっております。 カメラの設置もあるんですけれども、カメラの設置も、樹木が茂っていたのか、ちょっと分かりにくい内容で、市民の方から御指摘も受けました。 私も雨が降っていたので、細心の注意を払って、数か所のセンサーの位置を確認に行った次第ですが、そのような状況ではなかったということなんですけれども、これは危機管理情報としていかがなものかと、県の運用だと聞いておりましたので、かなり強く、県の本庁のほうには早急な対応をと連絡したところでございます。 このような防災情報の不具合事例、及び宇和島市の情報発信が分かりやすいと感じるのか、見解を伺います。岡原市長。 ○副議長(武田元介君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) 先ほど、以前のホームページのそれが違うということがございましたけれども、今回の議会でも、先の質問でもございましたけれども、ポータルサイトを立ち上げまして、そこで集中的に情報を管理していく、そういった予定でございます。 今回、我々も災害を経験して、やはり行政だけでは、なかなか対応できない現実というものを知らされた中で、自助共助に頼っていかざるを得ないことも多々あろうかと思います。 そのときには、必要なときに必要な情報というものをしっかりと分かりやすくお伝えしていかなければならないのは、責務であると思っておりますので、今後、市民の皆様方に分かりやすい情報の提供に心がけていきたいと思います。 以上でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 山本定彦君。 ◆2番議員(山本定彦君) 水位センサーの今の現状は直っておりまして、やっぱり県のほうではメンテナンス中とか、そういうふうな表記をしてもらわないと、消防団員の方や地域住民の方はこの情報を見て、川まで行くのが危ないから、この情報を見ているのに、水位が低いままであったりとか、実は誤って氾濫しているような、こんな数値が出ていたら大変なことなので、これはしっかりと管理していただきたいなと、重ね重ねお願いいたします。 そしてまた、防災情報というところで、市のホームページのほうにもあるんですけれども、その一覧にないんですよね、この情報が。そこはやっぱり市長が言われたとおり、分かりやすくお願いいたします。 あと、ワクチン接種の交通支援のバス運用に関してちょっとお知らせしたいんですけれども、バスに乗っていただく方が看護師のOBさんが乗っていただくような話を聞きました。地元の方から、山本君、「私、バス乗るんよ」いうことで教えていただいたんですけれども、やはり接種の後、御気分が悪くなったりとか、そういったところをしっかりと保健福祉部も考えていただいて、そういう添乗していただくような対応をしていただいている。とても安心できるサポートだと思っていますが、非常に強く叱られるような内容が多かったので、いいところもあることだけお伝えしたいと思いますので、本当にありがとうございます。安心できるサポートだと思います。 次の質問に移りたいと思います。 災害復旧工事についてなんですが、被災して3年を経過するんですけれども、現状の課題はどのようなことがあるんでしょうか。今後の課題については、どのようなことを想定して対応していくのか。まずは古澤農業復興統括官、よろしくお願いします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 古澤農業復興統括官。 ◎農業復興統括官(古澤武志君) それでは、お答えいたします。 今議員がおっしゃったとおり、発災から間もなく3年を迎えようとしておりまして、これまで一日も早い復旧復興を図るため、関係機関と連携しまして、復旧工事の発注、工事の進捗に全力で取り組んできたところでございます。 御質問のありました現状の課題でございますが、工事の未契約件数が47件ありますので、その契約完了を急いでいるところであります。 引き続きまして、国・県・関係部局と連携を密にするとともに、建設業協会等との意見交換等を通じて受注しやすい環境づくりを行い、早期に全件契約できるよう取り組んでまいりたいと思います。 今後の課題でございますけれども、施工業者におかれましては、道路、河川等のライフラインや農道など公共性の高い施設の復旧工事を先行しているというようなこともございまして、これらの工事で、ほぼ手いっぱいの状況になっているというようなこと。それと工事の時期を営農作業に支障が出ない時期に実施するなどの制約があるというようなことから、関係機関との工程の調整や、生産者との営農作業の調整を行うことなどによりまして、一日も早く復旧工事が完成できるよう取り組んでまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 山本定彦君。 ◆2番議員(山本定彦君) 続きまして、山田建設部長、お願いします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 山田建設部長。 ◎建設部長(山田芳人君) お答えいたします。 建設課所管の災害復旧工事につきましては、6月11日時点で工事の予定件数326件のうち320件、全体の98.2%が契約済みですが、工事完了件数は143件で全体の43.9%となっております。 完了率は、いまだ半分以下の状況であることから、早期復旧に向けてそれを上げていくことが大きな課題であると考えており、今後はさらに請負業者との連携を図り、一日も早く全カ所の復旧を完了させられるよう努めてまいります。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 山本定彦君。 ◆2番議員(山本定彦君) 岡原市長、3年たちます。いかがでしょうか。 ○副議長(武田元介君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) お答えします。 詳細につきましては、今2人の部長級がお話し申し上げたとおりでございますけれども、私も吉田に行く機会があって、いわゆる表通りといいますか、幹線道路から見える範囲というものは比較的道路への進入、小さな道路への進入等々もやりやすいところもあって、それら災害の爪痕は消えつつあるところございますけれども、先ほどの契約率、そして達成率等々を見ても、いや、まだまだ3年たっても十分できていない状態があることを認識しております。 また、年配の、特に農業者の方々におかれましては、いつになったらできるのかなと、たまに行ったときにお声がけをいただく。その声がすごく切なくて、改めて個人等々にお願いをするという、そういったことしかなかなか、今、個人にお願いするしかできないところで、非常に申し訳ないところでございますけれども、この道半ばの状況というものは、やはり少しでも早く解消すべく、もう着実に一歩ずつ進めていきたいと思っているところでございます。 以上でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 山本定彦君。 ◆2番議員(山本定彦君) 地方局へ行っても、市のほうの建設のほうへ行っても、農林のほうへ行っても、1か所の現場に本当に分厚い資料というか書類があって、本当に職員の皆さんも大変頑張っていただいているなと思うんですけれども、そういった中で、建設のほうは、当初から見える化ということで、工事現場のいつ発注予定とかいうのをやっていただいて、分かりやすいんですけれども、もしできるのであれば、原形復旧とか現場について、ちょっと時間がかかっているところに対しての農家さんに対してアプローチなどをまたやっていただいたらなと。やっていただいているかもしれないんですけれども、この間の雨で少し崩れたりとかまたして、直ると思っていたのに、直らないような計画になっているとかいうこともあったりとかするようなので、情報などをまたしっかり発信していただいたらなと思いますので、よろしくお願いいたします。 次に、通告順番を変更して廃棄物処理法における当市の対応についてお尋ねします。 水銀含有ばいじんなど及び水銀使用製品廃棄物については、どのような対応をされていますか。具体的には、蛍光管、水銀電池などについてお尋ねします。古谷市民環境部長、お願いいたします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 古谷市民環境部長。 ◎市民環境部長(古谷輝生君) お答えいたします。 本市では、御家庭から排出される蛍光管や乾電池などの水銀使用製品廃棄物は、燃えないごみで出していただくか、市内の公共施設を拠点として回収を行っております。 乾電池の回収は合併以前から行っており、平成21年度から使用済家庭用蛍光管の回収を、平成23年度からは水銀入りの体温計や温度計も併せて回収しております。 また、昨年度からは日本郵便株式会社との包括連携協定により、市内各郵便局へ乾電池の回収容器を設置いただき、回収をいたしております。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 山本定彦君。 ◆2番議員(山本定彦君) 公民館にこういう蛍光管などの回収ボックスを置いていただいているんですけれども、いろいろ調べてみると、各自治体、この法改正もあったのかと思うんですけれども、蛍光管なんかを協力店を募って保管していただいて、それを行政が集めに行くというような自治体が増えているそうです。 そして、収集ボックスのほうもこんな感じで、ちょっと格好よく、何て言うんですかね、分別、長い蛍光管とかすごく分けやすくなっているような自治体が調べてみると多くございますので、ごみの問題を各議員さんの中でもかなり取上げていただいている中で、当市においても、ごみのリサイクルやごみ問題について考えていく中で、やっぱりこういったところの収集的な要素のところから改善していったほうがいいんじゃないかなと思うんですけれども、その自治体、蛍光管なんかを集めるのに2トン車を走らせたりして、回収業務していただいているようなんですけれども、御検討いただけないでしょうか。古谷市民環境部長、お願いします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 古谷市民環境部長。 ◎市民環境部長(古谷輝生君) お答えいたします。 現在、御家庭から排出された水銀使用製品廃棄物の回収容器を市施設等36か所及び郵便局28か所に設置させていただき、回収を行っております。回収拠点は拡大していきたいと考えておりますので、御協力いただける店舗等がございましたら、回収容器の設置について、協議、検討させていただきたいと考えております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 山本定彦君。 ◆2番議員(山本定彦君) 前向きな御検討、ありがとうございます。 また、今現在、市の庁舎も改築工事をやっていく中で、LED化されているんですけれども、市の発注工事についても、この蛍光管などの工事に対する処分費用などはどのような対応となっていますか。これは山田部長、お願いします。 ○副議長(武田元介君) 山田建設部長。 ◎建設部長(山田芳人君) お答えいたします。 照明器具の改修工事や建築物の解体工事において蛍光管の処分を行う場合は、工事ごとに処分先までの運搬費とリサイクル費用などの処分費用を工事費に計上し、工事請負業者により処分をしております。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 山本定彦君。 ◆2番議員(山本定彦君) しっかりと対応していただいて。マニフェストなんかを提出しなくてもいいんですかね、すみません。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 山田建設部長。
    ◎建設部長(山田芳人君) 工事の際に発生する蛍光管については産業廃棄物となりますので、マニフェストが必要となってきます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 山本定彦君。 ◆2番議員(山本定彦君) 状況が分かりました。ありがとうございます。 そうしたら次に、医師の働き方改革及び新型コロナウイルス感染症医療現場対策についてお尋ねします。 これまで日本の医療は医師の長時間労働で支えられてきたのではないでしょうか。これからは医療ニーズの多様化、高度化、少子高齢化社会での医療資源不足が進む現状では、医師、医療従事者、個人の負担が増加するのではと懸念します。 医師、看護師には十分な環境でお勤めいただき、市民に提供される医療の質、安心を確保し、持続可能な医療提供体制を維持していく環境整備はとても重要だと考えます。 医療提供体制の改革や各職種の専門性を効果的に連携することにより、患者に質の高い医療を提供するために、タスク、シフト、シェアの推進と併せて、自治体病院における医師の働き方改革への取組について、厚生労働省の2024年4月、医師の時間外労働の上限規制の適用に向け、どのように対応していく考えがあるんでしょうか。 また、医療機関適用水準は、市立3病院ではAなのか、連携B、B、C1、C2、どのような現状になって、どのような水準なのでしょうか。 また、タスクシェアリング、タスクシフティングはどれぐらい取り組まれているのか。 医療PA、フィジシャン・アシスタント、日本ではまだ公的資格になっておられませんが、民間ではこういったお立場の方を採用していると聞きます。どれぐらいの方をこういった立場の方を採用しているのか。また、採用しているならば、職員としてはどのようなお立場なのか、お聞かせください。大宿医療行政管理部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 大宿医療行政管理部長。 ◎医療行政管理部長(大宿昌生君) お答えいたします。 まず2024年4月からの医師の時間外労働上限規制の適用に向けた対応といたしましては、医師の労働時間短縮、健康管理と必要な医療の確保の両立に向けて、これまでも進めてまいりましたチーム医療をさらに推進し、医師業務の他職種への移管や共同化に取り組んでまいりたいと考えております。 次に、3病院における医療機関適用水準につきましては、令和2年度実績で超過勤務の最も多い医師が年間732時間であり、現状は医療機関に適用される一般的な特例とされる年間960時間以内、月100時間未満のA水準となります。 次に、3病院におけるタスクシェアリング、タスクシフティングの取組につきましては、医師の業務軽減のため、看護師、医療技師に加え、医師事務作業補助者を雇用し、各職種に応じて初診時の予診、検査や入院の説明から服薬指導、静脈採血、注射、ラインの確保、診断書、紹介状、処方箋等の代行入力などについて、業務の移管、タスクシフト、業務の共同化、タスクシェアを推進しております。 また、看護師が医師の判断を待たずに手順書により特定の診療の補助等を行う特定看護師の養成も進めております。 今後も様々な制度等を活用しながら、タスクシフト及びタスクシェアを推進し、医師の業務軽減に努めてまいりたいと考えております。 次に、新たな資格職として創設も検討されておりますフィジシャン・アシスタントにつきましては、今後の提言などを注視してまいりたいと考えております。 以上でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 山本定彦君。 ◆2番議員(山本定彦君) A水準ということでしたね。御説明のとおり、医療機関の適用水準によって分類されているんですが、急性期の病院で、その対応で忙しいのと、医師不足で忙しいのと、夜勤体制などで病院ごとに忙しさに違いがあるんじゃないかと思うんですが、医師の働き方改革を推進するために勤務管理をどうされているんでしょうか。勤務管理システムは導入されるのか。カルテなどの運用も含む多様なニーズに対応されるというようなシステムもあるようですので、そういった御検討をされますでしょうか。大宿医療行政管理部長、お願いいたします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 大宿医療行政管理部長。 ◎医療行政管理部長(大宿昌生君) お答えいたします。 市立3病院では、医師の勤務管理を毎日の出退勤時に時間を記入する出退勤簿と、時間外及び休日勤務を管理する時間外勤務命令簿により行っております。これに加え宇和島病院では、必要に応じて病院施設の出入りに使用するセキュリティーカードや電子カルテのログイン記録等により確認を行っております。 事務管理システムの導入には至っておりませんが、医師の勤務管理を含め、これからの病院事業におけるICT等の技術活用をした効率化や勤務環境の改善は必須であり、県内公立病院等の状況も注視しながら、前向きに取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 山本定彦君。 ◆2番議員(山本定彦君) デジタルトランスフォーメーションが言われている中で、やっぱりこういった勤怠管理と言われるこのシステムは、本庁のほうも私は今後必要になってくるんじゃないかなとは思っているんですけれども、今、資料を問合せすると15社ぐらいから一気にメールとか電話が来て、1社の方からは、医療や介護現場での導入実績は3番目ぐらいに多いんですよとか、36協定なんかの勤怠管理についても、設定すれば、あなたはもう少ししたら働き過ぎですよというアラートが出るとか、やっぱりそういった残業に対する管理というか、ただ、職員の皆さんも少し息苦しく感じるかもしれませんが、しっかりと働く環境を担保できるというようなシステムかもしれませんので、また御検討のほうをいただいたらなと思います。 次に、愛媛県の医師確保計画における昨日の佐々木議員の質問でもあったように、医療機関が少ない地域、そういった宇和島の二次医療圏での目指すべき地域医療とは何なのかということで、それを実現するに当たり、医師確保計画が現実味のある内容なのか、国民は離島であっても僻地であっても平等な医療が受けられなきゃならないんじゃないかと思うんですけれども、今、地域医療支援センターが調整役となって、大学病院や中核医療機関からの医師派遣支援がなされていると思いますが、特に地域枠、若手医師のキャリア形成支援事業での地域枠医師は、市立3病院には何名ぐらいおられるのか。 また、義務年限があると思うんですけれども、具体的なキャリアデザインがあるのか、働き方改革などはあるのか、お聞かせください。大宿医療行政管理部長、お願いします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 大宿医療行政管理部長。 ◎医療行政管理部長(大宿昌生君) まず医師確保計画における宇和島二次医療圏の目指すべき地域医療につきましては、質の高い地域完結型医療の提供並びに在宅地域包括ケアシステムを構築することであるというふうに認識をしております。 地域枠医師、若手医師キャリア形成支援事業を利用されている地域枠医師については、令和3年4月1日現在で10名を派遣いただいているところでございます。その地域枠医師には義務年限がある中で、具体的なキャリアデザインや働き方改革はあるのかということにつきましては、若手医師本人の描くキャリアデザインは、どのような専門医となるのか、勤務医として勤めるのか、開業医になりたいのかなど、その将来設計は多様であります。そのような様々なキャリアデザインを持った医師が当市病院局で勤務されるに当たっては、国の働き方改革で示されているとおり、年間総労働時間、時間外勤務の抑制により負担軽減を図るよう、救急外来におけるコンビニ受診の抑制、二次救急外来の輪番制の導入、地域医療支援病院としてかかりつけ医との役割分担を図るなど、医師の負担軽減に寄与する改善を現在進めているところでございます。 以上でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 山本定彦君。 ◆2番議員(山本定彦君) 10名おられるということですね、地域枠の若いお医者さんが。認定制度というのは、今、令和2年度から、資料を添付していますけれども、始まった制度で、6か月以上決められた業務をこなせば、医師少数区域における6か月以上の勤務をしていただけると認定となって、じゃ認定で何のメリットがあるかということなんですけれども、この地域医療支援病院、市立宇和島病院なんですけれども、昨年4月、県内で4番目となる地域医療支援病院の承認を受けたんですけれども、この管理者になれるという制度のようです。 今後、このような認定がなければ管理者となれないようなことも聞いておりますので、若いうちから先生方が研修していく中で、それぞれのキャリア形成を考えていられる中で、この義務年限における9年間の中において、この4年目から地域医療貢献機関となるんですが、津島や吉田病院でお勤めいただいたりすれば、さらに医療機関にも経済的支援が研修受講料や旅費や医学図書購入なども得られますので、非常に有意義な制度推進だと、制度を利用することだと思うんですけれども、この認定制度については令和3年度予算で約4億円が計上されています。 厚生労働省とお話ししていく中で、今後、やはり都市部で40代、50代のドクターが、コロナ禍の影響もあるのかあれなんですけれども、少子高齢化社会ということもあるんでしょうけれども、人口減少ということで、この認定制度にオプションとして総合診療医研修プログラムの導入はいいんじゃないかということも、厚生労働省とも話をしていたんですけれども、当市においても積極的に戦略的にアプローチをとこれまで訴え続けてきたんですが、愛媛県のキャリア形成支援プログラムでの地域枠で派遣されている医師には、優先順位がこれまではあったんですが、私が聞いてきたのは、今までだったら宇和島病院が最優先ということで、吉田や津島病院については、なかなか優先されない。津島病院は総合診療医の対応を今されていますので、吉田病院よりかはまだ派遣を受けているという状況だと思うんですが、今後この医師確保をどうやってするのか、また夜勤の体制はどうやってするのか。 愛媛県自体の医師確保計画自体が形骸化しているんじゃないかとも感じますが、今後、医師の充実した働き方を目指すには、医療労務管理支援事業、これは労働基準局予算なんですけれども、あと医療経営アドバイザー、これは地域医療介護総合確保基金対象事業なんですが、などの支援体制の構築を受ける考えはないんでしょうか。 また、認定制度を利用した勤務推進事業は現在取り入れているのか、取り入れる予定はあるのか。さらに手厚く病床機能の再編支援を受けられる、これまで11道県14区域が支援区域選定されている地域医療構想重点区域に申請するお考えはないでしょうか。大宿医療行政管理部長、お願いします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 大宿医療行政管理部長。 ◎医療行政管理部長(大宿昌生君) お答えいたします。 まず新たな取組といたしまして、令和4年度適用、令和5年度実施予定として、2年次初期研修医の地域医療研修先に吉田病院及び津島病院を追加するよう県に申請しており、吉田、津島病院での地域医療研修を通じて、将来若手医師が吉田病院、津島病院にも勤務していただけるよう準備を進めているところでございます。 次に、吉田、津島病院の夜勤の体制につきましては、地域枠医師や自治医科大学卒業医師等の配置要望も含めて、常勤医師の確保に引き続き努めてまいりますが、当面はこれまで同様に、宇和島病院からの派遣に加え、愛媛大学を含めた他の医療機関からの派遣協力をいただきながら対応してまいります。 次に、愛媛県医師確保計画は、市町や関係医療関係団体、大学、関係する医療機関等と連携して、地域に必要とされる医療を確実に提供できる体制を進めていくことを目指しており、病院局としては、医師の研修機会の確保や仕事と家庭の両立が可能となるよう、院内保育所の充実を行うなど、医師の確保並びに定着に向けて環境整備を進めてまいります。 次に、医療機関における勤務環境改善事業でございますが、昨年度利用可能なものについては検討しておりましたが、現時点では事業の利用に至っておりません。 また、医療経営アドバイザーによる調査改善事業の利用については、現時点では検討しておりませんが、今後、病院局全体のさらなる健全経営を検討する上で、必要に応じ、利用を検討してまいりたいと考えております。 最後に、地域医療構想重点支援区域につきましては、厚生労働省が地域医療構想の実現に向けて、地域医療構想調整会議での合意を得て、都道府県からの申請を受けて、重点支援区域を選定しております。 愛媛県にも事前に確認をいたしましたが、重点支援区域は複数の医療機関の再編統合が対象とされており、現状では宇和島圏域が重点支援区域になる見込みはないとの見解でございました。 以上でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 山本定彦君。 ◆2番議員(山本定彦君) なるほど。認定制度を用いると、やっぱりキャリア支援事業の派遣の若い先生方にもすごくメリットがあると思うので、ぜひ制度運用はしていただきたいなと思います。 医師確保計画について、やはり宇和島圏域の開業医の先生方の診療科目というか、あと年齢も含めて考えていかないと、やっぱりどの部分が今後弱くなっていくのかということも検討した上で、またいろいろと対策を打っていただきたいなと思います。 次に、吉田病院の病床機能再編計画において、これまでの質問では、新興感染症対策病棟の整備をできないかと発言してきましたが、厚生労働省医政局との相談の中で、設備の維持管理も結構かかることなので、ゾーニングなどの対応ができるとよいのではとアドバイスをいただきましたが、今回の病床機能改変計画で対応可能か御見解を伺います。大宿医療行政管理部長、お願いします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 大宿医療行政管理部長。 ◎医療行政管理部長(大宿昌生君) お答えいたします。 今回の新型コロナウイルスのような新興感染症が流行した場合、宇和島医療圏における感染者の受入れなど、各医療機関における役割については、県が中心となり調整が行われることになります。 新興感染症の患者を受け入れる場合は、医師、看護師など十分な医療従事者の確保が必要になり、宇和島医療圏における限られた医療資源の中で、吉田病院に新興感染症患者を受け入れることは現実的ではないことから、吉田病院には今回のコロナウイルス感染症の対応と同様、宇和島病院の後方支援、ワクチン接種などのサテライト病院としての役割が求められることになると想定をしております。 よって、ゾーニング対応による新興感染症病棟の整備等について、現在のところ検討はしていないというのが現状であります。 以上でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 山本定彦君。 ◆2番議員(山本定彦君) なるほど。医療機関支援云々について、バックアップ病床についても、かなり厚生労働省も風呂敷広げて、これだけお金出しますよみたいなこともあったんですけれども、吉田病院についてはそういうお考えということですね。 医師確保計画、また地域医療構想において、どのような地域医療を目指すのかということについては、この地域に必要な地域医療はどのような内容なのか。公立病院の役割と責任として、不採算医療や訪問診療、地域包括ケアと一体で進めなければならない。そして、訪問歯科診療、訪問口腔ケアもこれからどれぐらいが必要で、開業医の先生方でどれぐらいをこなせるのか。足りないなら、吉田病院の歯科診療を残し、近隣市町を訪問するなど、戦略的な地域医療施策をと考えます。 愛媛県の医師確保計画と当市の3病院の目指すべき地域医療に必要な医師数は合致しているんでしょうか。大宿医療行政管理部長、お願いします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 大宿医療行政管理部長。 ◎医療行政管理部長(大宿昌生君) お答えいたします。 愛媛県医師確保計画には、県全体、また二次医療圏域ごとの必要な医師数、確保すべき医師数が示されており、医療機関別、あるいは診療科別の確保すべき医師数等は示されていない状況でございます。 本計画で示されている宇和島医療圏において確保すべき医師総数については、宇和島医療圏が目指すべき地域医療に必要な医師数に基本的には合致しているものと認識をしております。 病院局といたしましては、本計画に基づき、県と連携して、3病院が目指すべき地域医療が実現できるよう、必要とする医師数を確保してまいりたいと考えております。 以上でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 山本定彦君。 ◆2番議員(山本定彦君) 地域医療総合確保基金も医療分野で昨年度は500億ちょっと、令和2年度分が繰り越されている等、厚生労働省のユーチューブでの施策説明にありましたので、医師確保にはチャレンジしていくと、お伺いしても度々御答弁いただいておりますが、どのようにチャレンジするのでしょうか。岡原市長。 ○副議長(武田元介君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) 医師の確保につきましては、チーム医療の観点から、やはり安定的かつ継続的に医療を提供いただく、その担保をされるためにも、今の医師の供給元である愛媛大学との関係性というものは大変重要であると認識をしている中で、愛媛県からのいわゆる地区枠の医師、また自治医科大学卒のお医者さん等々、やはりこれらの配置をお願いしていくというのが基本スタンスだと私はそのように認識しております。 そういったお医者様たちが、この病院を選んでいただけるような環境整備というものを併せて取り組んでいきたいと思っているところでございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 山本定彦君。 ◆2番議員(山本定彦君) 市長、そのとおりで、本当にドクターの先生方が宇和島で働きたいんだと思っていただけるようなキャリアデザインができるような仕組みをぜひ作っていただきたいんです。 次に、全国的な医療現場の逼迫を招く看護師不足についてなんですが、その原因の一つに、リスクやスキル手当が十分でないのではと個人的に感じているんですが、宇和島市はどのような現状で対応を取っていますか。大宿医療行政管理部長、お願いします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 大宿医療行政管理部長。 ◎医療行政管理部長(大宿昌生君) お答えいたします。 看護師を含めて、各種手当を含む病院局職員の給与につきましては、地方公営企業法により、国及び類似の地方公共団体の職員並びに民間事業の従事者の給与等を考慮し、定めることとされております。 そのような中で宇和島市病院局といたしましては、他の自治体病院と同様に、看護師のリスク手当として、感染症などの特殊勤務手当などを整えております。 現在のところ、スキル手当に該当するものはありませんが、施設基準、診療報酬加算などにおいて、病院が必要とする看護師の資格取得に係る研修旅費、負担金等は公費負担としており、スキルアップのための研修助成制度についても創設をしております。 また、看護師を対象とした院内研修も定期的に実施しているところでございます。 今後も国・県、他の自治体病院等の動向を注視しながら、適切に対応してまいりたいと考えております。 以上でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 山本定彦君。 ◆2番議員(山本定彦君) 私は独自の手当、給与に対してはさほど差がないほうがいいと思うんですけれども、手当については差があってもいいんじゃないかなと個人的に思うんですけれども、看護師の皆さんの中では、特定行為研修など、資質の向上を目指すような研修を受けられた方がおられると思うんですけれども、その費用は公費で見るということなんですけれども、そういった方に手当がないということですね。 リスク手当についても、独自の手厚い手当が必要じゃないかと思うんですけれども、医師も同様に様々な認定制度などを取られたドクターに関しては、手当の必要性を私は感じるんですが、いかがでしょうか。これは市川病院事業管理者にお尋ねします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 市川病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(市川幹郎君) 病院局のリスク手当につきましては、先ほど医療行政管理部長がお答えさせていただきましたとおりです。 現在、病院局で看護師の特定行為研修を終えて、特定の資格を持っている者への手当は、現在設定しておりません。病院局では愛媛大学をはじめ、他の医療機関の協力を得ながら運営をしており、ちょっと微妙な面がありますので、今後、国・県、他の自治体等の動向を注視しながら、適当に対応してまいりたいと考えております。 また、様々な資格を持つ医師というのは今、病院にはたくさんおります。ほとんど医師が認定、専門、あるいは指導医を持たないとやっていけませんので、おりますが、今後の医師確保、あるいは病院運営、病院経営等を考え、ほかの病院等の動きも考慮しながら、必要に応じて、それは考えなきゃならない問題だと思っております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 山本定彦君。 ◆2番議員(山本定彦君) 検討していただくというような御答弁だと思ったんですが、すごく前向きな御答弁じゃないかと私は感じました。そのことによって、モチベーションなり、また上がっていく。看護師の特定行為研修を受けられた方は、自然と管理職になっていかれるのかもしれないんですけれども、やっぱりそういったところをしっかりと評価ができればいいのかなと思います。 続いて、ワクチン接種についてお尋ねします。 まずもって、私はワクチン否定論者ではありませんが、これまで私もいろんな先生方のお話を聞いてきましたが、北海道大学を卒業された東京農工大学の水谷教授や、北里大学の高野教授、仙台の医療センターのウイルスセンター長の西村ドクター、東海大学の中川 草先生、宇和島にも来ていただきました京都大学の宮沢孝幸准教授、京都大学の藤井聡教授、SNSでは、新潟大学の岡田名誉教授や徳島大学の大橋名誉教授なんかも、いろんな発信をされておられる中で、いろいろ私も勉強してきました。 今日は、アフガニスタンで銃撃に遭われて命を落とされた中村哲さんの言葉をここで一つ披露したいと思います。 「大人を信用しないこと。大人たちがすることを丸のみにしてはいけない。ニュースを鵜呑みにしてはいけない。我々は自由なようで、本当は不自由であって、限られた情報の中で生きているんだということを忘れずに、公式発表を鵜呑みにせずに、本質は何かと、鋭く見抜いていくことが大切なのではないか。我々年寄りはいずれ死んでいく。この後始末をしなくちゃいけないのは君たちですから、もうちょっと世界を研ぎ澄ました目で見る目を、養っていただきたい。」中村哲さんの言葉です。 非常にコロナ禍のインフォデミック、パンデミックの状況の中で、私の中には刺さる言葉でした。 岡原市長は、このワクチン接種についてはどのように捉えていますか。岡原市長の見解を伺います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) 私は、コロナ終息への切り札だという認識をしております。やはりワクチン接種をする方が増えることにより、集団免疫が期待できることから、コロナ禍前の一定の日常を取り戻すことができるんではないかと期待しております。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 山本定彦君。 ◆2番議員(山本定彦君) 今後65歳未満の接種予約に向けて、首相官邸のホームページに医療従事者など高齢者の接種状況が公表されていますが、高齢者の接種状況について、愛媛県は現在最下位こそは免れていますが、低い接種状況で推移しています。 首相官邸のホームページに、「接種これいいね。自治体工夫集」というものが、こういう首相官邸のホームページの下の部分にあるんですけれども、そういった先進地事例とか成功事例なんかもあるので、また参考にしていただきながら、その中にも交通支援対策で宇和島市がやっているようなことも、相馬市だったですかね、あったんですが、参考にしていただきながら、やっていただきたいなと思います。 今、日本の国内のワクチンの接種状況と、死亡事例報告とアナフィラキシーの報告数はどのようになっていますか。伊手保健福祉部長。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) お答えいたします。 日本国内の接種状況につきましてということでございますが、6月13日現在で1回目の接種が1,758万587回、2回目の接種が610万4,732回、合計で2,368万5,319回が完了しているとのことでございます。 このうち、死亡例報告につきましては、6月4日現在で196件、うち139件は情報不足によりまして、ワクチンとの因果関係が評価できないものというふうになっており、因果関係が否定できないものはゼロ件と報告されております。残る57件につきましては、現在、国において評価中ということでございます。 アナフィラキシーの報告につきましては、6月9日に厚生労働省の厚生科学審議会におきまして報告がありました5月30日現在の推定接種回数1,314万9,400回のうち、アナフィラキシーを含む重篤報告は1,260件で、率にしまして0.0096%ということになっております。 以上です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 山本定彦君。 ◆2番議員(山本定彦君) 先ほどの首相官邸のホームページに時期が違うんですけれども、医療従事者と高齢者などの接種回数なので、接種人数じゃないので若干人数は少なかったりもするんですけれども、モデルナ社の運用も始まって、ファイザー社ともメッセンジャーRNAワクチンということで、ワクチン史上初のメッセンジャーRNAワクチンが全世界で今進んでおります。 国民の接種人数と死亡例、アナフィラキシーの例が報告ありましたが、ホームページ上でこのような表現がされております。 下のところの赤いところなんですけれども、重大な懸念はないとしてよいか。この表現が私は非常に気になります。厚生労働省のホームページの、これが一応、今の状況です。健康救済制度についても、御存じでない方もおられると思うんですけれども、伊手保健福祉部長、御説明いただけますか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 伊手保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(伊手博志君) お答えいたします。 予防接種の副反応によります健康被害救済制度というのがございまして、これは接種に係る過失の有無にかかわらず、予防接種と健康被害との因果関係が認定された方を迅速に救済する制度ということになっております。 国の予防接種法に基づく予防接種を受けた方に健康被害が生じた場合、その健康被害が接種を受けたことによるものと厚生労働大臣が認定したときに、市町村により給付が行われるといった制度でございます。 なお、給付にはかかった医療費、また程度に応じた障害年金、死亡した場合の一時金や遺族年金などがございます。 以上でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 山本定彦君。 ◆2番議員(山本定彦君) ワクチンが絶対的な安心なものでは、必ずつくられるものではないことは、子宮頸がんワクチンやポリオワクチン、エイズウイルスなどの例を見ても分かるんではないでしょうか。 記憶に新しいところでいうと、子宮頸がんワクチンで亡くなられた方は、その因果関係も明確にはなっていないようですが、3名だったんです。300万接種ぐらいだったでしょうか。それで3名亡くなられて、あの状況になったということと、今回のワクチンということも、私としてはもう少し考えたほうがいいのかなと思うところもあるんですが、今年2月に、宇和島に来ていただいた宮沢孝幸京都大学ウイルス・再生医科学研究所准教授の著書、今日議長にお許しいただいて持ってきましたが、先生にもお許しいただいているんですけれども、「京大おどろきのウイルス学講義」ということで、その中には何億年も前から地球上に存在するんですが、ウイルスも。やっぱりウイルスとともに生命の進化があり、大きく進化に関わり、哺乳類の進化を促進したウイルスもあり、私たち人間の胎盤の中にも大きな影響をもたらし、人のDNAの約9%はウイルス由来の配列もあり、ウイルスは決して悪いものばかりではなく、有用なウイルスもあり、研究中とのことですが、がんを抑えるウイルスもあると著書にあります。 ウイルスは、DNAウイルスとRNAウイルスがあり、今回の新型コロナウイルスはRNAウイルスで、RNA配列が約3万個の塩基、AGCU、アデニン、グアニン、シトシン、ウラシルが並んでいて、HIVウイルスのRNA配列は約9,000個なので、3倍以上の長さというのが特徴と説明されています。 この長い塩基配列のウイルスのどこを狙うかにより、ワクチンの種類に違いができ、不活化ワクチン、組換えタンパク質ワクチン、ペプチドワクチン、メッセンジャーRNAワクチン、DNAワクチン、ウイルスベクターワクチンなど、様々なワクチンが研究されています。 これまでコロナウイルスは風邪のウイルスとして4種類存在し、年間約500万人が感染してきたと言われております。OC43、NL63、HKU1、229E、この4つが存在しており、日本人のほぼ全てが感染してきたと言われております。 そして、2003年ぐらいから、SARS、MARS、SADSで8個目のコロナウイルスとして、新型コロナウイルスSARS-COV2が世界中に蔓延してきました。 お手元には資料を配付しておりますが、PCR検査についても含めて、現在のデータを検証してみたいと思いますが、日本維新の会の柳ヶ瀬議員の質問に、国会のほうでもPCR検査で、必ずしも陽性者が感染能力のない場合もあり、CT値35より高い場合、感染性ウイルスを排出しないという論文も海外では発表されていて、台湾ではCT値35より低い場合を陽性判定していて、随分とこれまで知見がそろってきた現状があると、課題を承知していると厚生労働省の審議官、厚生労働副大臣も検査内容の適切な見直しなどを行うと御答弁もされております。 PCR検査では、遺伝子を保持しているかどうかの判定をするもので、感染性を証明するものではないと審議官も答弁されています。資料ありますけれども、CT値がどれぐらいで検査して、どれぐらいのコピー数ができたかが重要で、PCR検査なしで退院基準、判断基準にもなっていることがこれで証明されているんではないでしょうか。 新型コロナウイルスでの年齢別致死率についてというか資料、これ国立社会保障・人口問題研究所の階層別年齢統計情報ですが、ほとんど50代以下の方は亡くなっていません。確かに亡くなられた方、そして今も闘病されている方には、本当にお悔やみとお見舞いを申し上げるところなんですけれども、そして、ECMOnetのほうの資料を、議員の皆様、理事者の皆様に送っていますが、このECMOnetも申請していただいたら、データ引用構いませんということなので、メールを送って許可をいただいております。 ちょっと今日は、こちらには用意してないんですけども、ECMOが実際、今、全国でどれぐらい利用されているかというところが出ているんですけれども、大体そのデータが80%以上のデータ収集をしていると書いてありますが、60ぐらい。ECMOを装着して亡くなった方が200名ちょっとですかね。人工呼吸器を付けられている方が、今300ぐらいで、人工呼吸器をつけられて亡くなった方というのが1,000人を少し超える値ということで、呼吸器疾患で亡くなっている方というものが1,300ぐらいということが、この統計上から見えてきます。 先ほどの伊手部長の答弁にもあったように、ワクチンの接種副反応の状況などを鑑みると、菅総理も国民皆さん打ってくださいとか言っていないと思うんですが、御希望される方に接種環境を整えるという表現しかされていません。 そういった中で、やっぱり基礎疾患がある方、高齢者の方々には私はしっかりとワクチンでお守りすることは一つの方法だと思いますが、なかなかメッセンジャーRNAワクチンについての知見も十分でないという方もおられますが、そういった中で65歳未満の方や、また若い方が接種することに関しては、私は慎重であるべきじゃないかなという見解も、様々なデータを見て感じるところでございます。 岡山県の総社市の市長が、12歳までの接種をという発言をされましたが、岡原市長はそのようなお考えはありませんか。岡原市長、お尋ねします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) 12歳以上に年齢が引下げられて、その中で、やはり基礎疾患を持たれるお子さんには、ワクチン接種をすることが大変効果的ということが言われているところでございますので、現在、基礎疾患を持たれている12歳以上の方に優先接種として御案内をしているところでございます。 他の12歳以上の方々につきましては、接種方法、接種時のタイミング等々を検討しながら判断をしていきたいと考えている次第です。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 山本定彦君。 ◆2番議員(山本定彦君) 今後、ワクチンに対して不安を持たれている方もまだまだおられると思うんですけれども、そういった接種証明がないと施設に入れないとか、運動会や参観日に行けないとか、イベントが開催できない、お借りするスペースを貸してくれないとか、ワクチン接種差別が起こることを心配しますが、市長はどのようにお考えでしょうか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) 今回のワクチン接種は、あくまでも御本人納得の上で接種をするというルールがございます。 その中で、打たなかった方、また急性の疾患で打てなかった方等々が、それで不利益を被ることはあってはならないことでございますので、市からはしっかり市民の皆様にそういった情報の徹底と、そしてそういった周知、さらには啓発等々差し上げたいと思いますし、また、学校に対しては、教育委員会のほうから、先生たちを通じてそういった情報の徹底をしていきたいと、そのように考えている次第でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 山本定彦君。 ◆2番議員(山本定彦君) 最後に、コロナについてなんですけれども、これCDCのホームページにコロナと検索すれば、こういうホームページが出ています。英語で「NOT FOR VIRAL TESTING USE」と書いています。これをぜひまた見ていただきたいと思います。 次に、さくらキャンパス跡地利用についてお尋ねします。 さくらキャンパス活用に関する意見募集をホームページでも現在されていますが、QRコードからのアンケート形式、メール、郵送、ファクスでの受付を6月20日までとされています。 私のところにも、宇和島市ゆかりの芸術家のミュージアムはどうかと御意見をいただきましたのと、私の知人でも奈良県の方からメッセージにて、大河ドラマ「花神」にて、大村益次郎と嘉蔵の出会いのシーン、そして漫画「風雲児たち」にも描かれている益次郎と嘉蔵に対する印象は、西洋に生まれていたら大学教授になっていた男という評価であったそうです。 幕末、伊達宗城公が優秀な人材を登用したように、海面養殖産業、農業などの研究施設として著名な研究者を招聘するなど未来へつながる施設をと熱望しますが、岡原市長の見解をお尋ねします。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) さくらキャンパスの活用方法につきましては、3月15日に9名の民間の方々の委員で、第1回目の検討というものをスタートしたところでございます。 また、5月末には、専門の業者さんにお願いをいたしまして、今後その方々の知見というものをお借りしながら、それをまた検討委員会のほうで議論をしていくところでございます。 議員御指摘のホームページ等々を通じての御案内というものも、言われているようなミュージアムであるとか、また研究施設等々、そういった御意見というものをいただいておりますので、そういったことも検討の内容となってまいります。 1年を通じて安定的に活用することができるか、購入に足るものであるかどうか、それらを12月までにはお示しをしていきたいと、今、様々な作業をしているところでございます。 以上でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 山本定彦君。 ◆2番議員(山本定彦君) 立派な施設というか、いろんな条件、状況もあるとは思いますが、皆さんの御意見をいただきながら、市長の思いもぜひお伝えしていただきながら、進めていただいたらなと思います。 最後の質問です。 宇和島市の未来について、市長が1期目を、私たちもそうなんですけども、1期目を終えるにあたり、一般質問初日の赤松議員の質問にもあったんですけれども、出馬されるのか、どうなのかということを濁されたというか、そういう表現だったんですけれども、どのような宇和島は未来を目指すのか、それに必要なことは何なのか、岡原市長の思いを聞かせてください。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) 赤松議員の質問におきましても、今、様々なことを調整しているところなので、私が次のことを何か申し上げるのはどうかと思いますけれども、現時点で言えるのは、やはり短期的な問題といたしまして、コロナの対応というものをしっかりやっていかなければならないだろうと思いますし、また先ほどから質問にもありました7月豪雨災害、まだまだ建設、公共土木施設、そして農業用施設も、まだまだその道が見えないところでございます。 また、市として今後どのような主張で選ばれるまちになっていくのかということは大きなテーマだと思いますので、そういったテーマにしっかりと対応していくことが必要なんだろうと、そのように感じている次第でございます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 山本定彦君。 ◆2番議員(山本定彦君) 様々な方々と御相談することも大事なんだろうけれども、やっぱり私は、個人的には同じ年で同級生であって、私は私のことを理解していただいている人だと思うし、私も理解していると思っているんですけれども、やっぱりコロナ禍だからこそ、災害の後だからこそ、今こそ岡原市長のお気持ちをしっかりと明確にされることは大事なことだと思うんですけれども、改めていかがですか。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 岡原市長。 ◎市長(岡原文彰君) 支援者の方々と相 談しながら、今後決めていきたいと思います。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 山本定彦君。 ◆2番議員(山本定彦君) また市民の皆様へ、しかるべきときに御報告してください。よろしくお願いします。 以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○副議長(武田元介君) 以上で、山本定彦君の質問を終わります。 これをもちまして、一般質問を終了いたします。 次に、「報告第10号」「専決第3号・宇和島市税賦課徴収条例等の一部を改正する条例」以下、日程記載の順を追い、「議案第60号・辺地に係る公共的施設総合整備計画の一部変更について」までの21件を便宜一括議題といたします。 これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 異議なしと認めます。 よって、「報告第10号」「専決第3号」ないし「議案第60号」までの全案件につきましては、便宜一括議題といたします。 これより質疑に入ります。 質疑の通告がありませんので、質疑を終結いたします。 次に、本日お配りしているとおり「議案第61号・宇和島市執行機関の附属機関設置条例の一部を改正する条例」及び「議案第62号・令和3年度宇和島市一般会計補正予算(第5号)」が提出されました。 お諮りいたします。 この際、「議案第61号」及び「議案第62号」を日程に追加し、議題といたします。 これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 異議なしと認めます。 よって、「議案第61号」及び「議案第62号」を日程に追加し、議題とすることに決定いたしました。 理事者の説明を求めます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 岡原市長。     〔市長岡原文彰君登壇〕 ◎市長(岡原文彰君) ただいま上程されました議案のうち、一般会計補正予算の概要について説明させていただきます。 今回の補正予算につきましては、国が決定した新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中で、社会福祉協議会が実施している総合支援資金等の特例貸付を受けている世帯のうち、さらなる支援が必要な世帯を対象として支援金を支給するものです。 なお、予算額は7,600万円となり、財源については全額国庫支出金が充てられることになっています。 その他の議案も含め、詳細につきましては、この後、担当部長から説明させます。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 西本総務企画部長。     〔総務企画部長西本能尚君登壇〕 ◎総務企画部長(西本能尚君) ただいま上程されました議案について御説明いたします。 まず、条例議案を御説明いたします。 「議案第61号・宇和島市執行機関の附属機関設置条例の一部を改正する条例」につきましては、プロポーザル方式による受託候補者の選定に関して、学識経験者等の外部の審査委員を加えた審査委員会を設置することに伴い、条例の一部を改正しようとするもので、公布の日から施行しようとするものであります。 次に、予算議案を御説明いたします。 「議案第62号・令和3年度宇和島市一般会計補正予算(第5号)」につきましては、国が決定した追加支援に即応し、生活困窮者への自立支援金の支給に要する経費を計上いたしました。 第1条は、予算の総額に歳入歳出それぞれ7,600万円を追加し、総額を471億2,746万7,000円としようとするものです。 まず、歳入予算につきましては、歳出に対応する財源として、全て第15款国庫支出金となっております。 次に、歳出予算につきましては、第3款民生費は7,600万円の追加で、生活困窮者への自立支援金の支給に要する経費を計上しております。 以上で説明を終わります。御承認くださいますよう、よろしくお願いいたします。 ○副議長(武田元介君) 以上で説明が終わりました。 これより質疑に入ります。 質疑はございませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 質疑がありませんので、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま上程中の各議案並びに本日追加提案されました議案につきましては、さらに慎重審議を行うため、お配りしている常任委員会付託表のとおり、日程記載の「請願第3号・柏坂遍路道の国史跡指定促進の請願について」とともに、所管の委員会に付託いたします。 これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(武田元介君) 異議なしと認め、そのように決定いたします。 これをもちまして本日の日程は全て終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。     午後2時07分 散会----------------------------------- 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。   宇和島市議会 議長  福島朗伯          副議長 武田元介          議員  浅田美幸          議員  坂尾 眞...