5:
◯森 京典議長 次に、産業環境委員長にお願いいたします。
6:
◯岡田勝利産業環境委員長 産業環境委員会に付託されました案件につきまして、審査の経過並びに結果をご報告いたします。
去る12日に委員会を開催し、関係理事当局の説明を求めながら審査を行いました結果、当委員会に付託されました請願第11号は不採択に、その他の議案は、いずれも全会一致により原案を可決することに決定いたしました。
以下、審査の過程におきまして議論されました主な事項につきまして、その概要を申し上げます。
議案第105号「
令和元年度今治市一般会計補正予算(第3号)」の中の付託事項の審査において、有害鳥獣買上金に関し、委員から、買上金の設定金額について質問があり、理事者から、今治市の価格は他市の平均より3,000円ほど安く、関係者からも安いと指摘されていることから、今後値上げの予算要求を検討してまいりたいとの答弁がありました。
次に、地域経済循環創造事業費に関し、委員から、サイクルシップの航路について質問があり、理事者から、サイクルトレインとの連結を考え、今治港と下田水港間の運航が予定されている。ほかにはチャーター便として運航し、しまなみ海道周辺が主な航路になる予定であるとの答弁がありました。
次に、請願第11号「日米FTA交渉は中止し、日米貿易協定の国会承認は行わないことを求める意見書提出の要望について」の審査において、委員から、さきの国会で承認されていることから不採択との意見が出され、採決の結果、不採択と決定いたしました。
以上、主な議論の概要を申し上げ、委員長報告を終わります。
7:
◯森 京典議長 次に、建設水道委員長にお願いいたします。
8:
◯谷口芳史建設水道委員長 それでは、建設水道委員会に付託されました案件につきまして、審査の結果をご報告いたします。
去る13日に委員会を開催し、関係理事当局の説明を求めながら審査を行いました結果、当委員会に付託されました議案につきましては、いずれも全会一致により原案を可決することに決定いたしました。
以上で委員長報告を終わります。
9:
◯森 京典議長 次に、地方創生特別委員長にお願いいたします。
10:
◯井出健司地方創生特別委員長 地方創生特別委員会に付託されました案件につきまして、審査の結果をご報告いたします。
去る16日に委員会を開催し、関係理事当局の説明を求めながら審査を行いました結果、当委員会に付託されました議案は、いずれも全会一致により原案を可決することに決定いたしました。
以上で委員長報告を終わります。
11:
◯森 京典議長 次に、スポーツ振興特別委員長にお願いいたします。
12:
◯加藤 明スポーツ振興特別委員長 スポーツ振興特別委員会に付託されました案件につきまして、審査の経過及び結果をご報告いたします。
去る16日に委員会を開催し、関係理事当局の説明を求めながら審査を行いました結果、まず議案第128号「財産の無償貸付について(今治新都市事業用地)」につきましては、全会一致により原案を可決することに決定いたしました。
以下、審査の過程におきまして議論されました主な事項について、その概要を申し上げます。
まず、スポーツパーク内の土地を株式会社今治.夢ビレッジに無償で貸し付ける理由について、委員から質問があり、株式会社今治.夢ビレッジが、みずからサッカー専用スタジアムを整備する事業計画がある中、サッカー専用スタジアムを核とするにぎわい創出の拠点づくりの用地として貸し付けることで、市民のスポーツ活動の振興及び健康増進、青少年の健全育成、交流の拡大、地域の発展、活性化に寄与するものと判断したとの答弁がありました。また、委員から、この無償貸し付け以外で、今後の追加の支援を考えているかとの質問があり、スポーツパークはまだ整備が終わっておらず、今後、安全のための動線計画や歩道等の整備は行うが、株式会社今治.夢スポーツ、株式会社今治.夢ビレッジへの財政的な支援や環境整備での支援は考えていないとの答弁がありました。
また、委員から、陸上競技場の整備について質問があり、来年度以降に具体的に候補地を決めて研究、検討していきたいとの答弁がありました。
最後に、委員から、今回無償貸し付けする土地については、多くの市民、多くの競技団体の方の思いがたくさん詰まっており、その思いがあることをしっかりと認識していただきたい。FC今治には、しっかりと地に足をつけ、J2、J1という目標に向かって邁進していただきたい。そして、多くの市民から愛されるFC今治が今治市にあることを、市民が誇りに思えるようなチームづくりをしていただきたい。この思いを、理事者からFC今治、株式会社今治.夢スポーツ、株式会社今治.夢ビレッジにお伝えいただきたいとの要望がありました。
次に、継続審査を行っておりました陳情第4号「今治市営スポーツパークへ多目的グラウンド施設整備の陳情について」につきましては、議案第128号、スポーツパークの土地をサッカー専用スタジアムを核とする賑わいの創出拠点として無償で貸し付ける議案を当委員会として可決いたしましたので、スポーツパークへの多目的グラウンド整備を要望する内容の陳情第4号については、当委員会としては審査終了と決定いたしました。
以上で委員長報告を終わります。
13:
◯森 京典議長 以上で各委員長の報告は終わりました。
委員長報告に対する質疑集約のため、暫時休憩いたします。
午前10時17分
──────────
午前10時28分
14:
◯森 京典議長 会議を再開いたします。
これより委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑の通告がありませんので、これをもって委員長報告に対する質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、許可いたします。
5番松田澄子議員。
15:
◯松田澄子議員 議案第128号「財産の無償貸付について(今治新都市事業用地)」についてであります。委員長報告では可決とのことでしたが、無償貸し付けについて異議を述べたいと思います。
スポーツの振興については賛成いたしております。サッカーのJ3に昇格したことは、一緒に喜びたいと思っております。しかし、市の財産の土地を、一企業に無償で30年も貸し付けることについて、市民の納得が得られることでしょうか。市民生活は、公共料金の値上げがされ、また、今治市は、市民生活に直結する施設の評価を行っております。一方で、30年間の無償貸し付けというのはいかがなものでしょうか。赤字を抱えたままの市の財政でいいのでしょうか。人口減少の今治市において、これ以上市民に痛みを押しつける施策をしないようお願いし、議案第128号の反対討論といたします。
次に、請願第11号「日米FTA交渉は中止し、日米貿易協定の国会承認は行わないことを求める意見書提出の要望について」であります。委員長報告は不採択とのことでしたが、採択を求めるものです。
安倍首相は、参議院議員選挙中に、「密約はない。TPP水準が最大限」と繰り返してきました。トランプ大統領は、「TPPには縛られない。農産物、牛肉、豚肉、乳製品で、すばらしい成果を発表できる」と表明しました。しかも、大枠合意の内容は公表されておらず、アメリカがTPP水準を出発点に、トウモロコシの大量購入など、これをはるかに上回る譲歩を強要したことは明らかです。TPP11が昨年12月30日に、日欧EPAが2月1日に発効し、豚肉、乳製品を初めとする農産物の輸入が急増しています。この上、アメリカとの貿易協定を発効すれば、日本農業には壊滅的な打撃となります。食料主権と経済主権を侵害するFTA交渉は中止すべきです。これらは日本の自給率を伸ばすことにはならないし、農業潰しになっていくと思います。以上の点で賛成いたしております。
次に、請願第12号「『国による妊産婦医療費助成制度創設』並びに、『福祉医療制度の実施に伴う国保国庫負担金の削減措置廃止』を求める意見書提出の要望について」であります。これも、委員長報告では不採択とのことですが、採択を求めるものです。
2018年12月8日、参議院本会議で、成育過程にある者及びその保護者並びに妊産婦に対し必要な成育医療を切れ目なく提供するための施策の総合的な推進に関する法律、成育基本法が全会一致で成立いたしました。成育基本法を実現するためには、妊産婦が費用の心配なく医療を受けられるよう、妊産婦に対して、疾患や受診科目による制限のない妊産婦医療費助成制度を国が創設することが重要です。また、妊産婦医療費助成制度を初めとして、自治体が独自に現物給付で福祉医療制度を実施している場合には、国保国庫負担金の削減措置が実施されています。就学前までの子供の医療費助成については、2018年4月から削減措置が廃止されましたが、まだまだ福祉医療制度の充実が図られておりません。少子化が叫ばれている中、福祉を充実させるべきではないでしょうか。財政がないと言われておりますが、軍事費を増大させ、社会保障費を削ることは許されません。以上の点で採択を求めるものでございます。
16:
◯森 京典議長 以上で松田澄子議員の討論は終わりました。
次に、2番黒川美樹議員。
17:
◯黒川美樹議員 私からは、請願第11号「日米FTA交渉は中止し、日米貿易協定の国会承認は行わないことを求める意見書提出の要望について」、この請願を不採択とする理由を述べさせていただきます。
私自身、これまでのニュース等を見てきて、日米FTA交渉に危機感を感じ、また、日米貿易協定の現状においてもやすやすと賛成できるものではなく、今回請願者の意図するところは理解できます。友人、知人からも、貿易の自由化による国内産業、特に農業、また医療・保険分野への海外企業のさらなる参入に不安を感じる声も聞かれております。今回、政府は、日米貿易協定で、農林水産物の生産額は600億円から1100億円減少すると試算を出しておりますが、生産量への影響ゼロと説明したことへの根拠は示されていません。今後の具体的交渉の中では、今回先送りされた農産物関税が交渉される可能性もあり、政府としては、この貿易協定の影響を丁寧に検証すべきであり、場合によっては、農家の所得補償も真剣に検討していく必要があると思います。また、国産の安心・安全なものを食べたいと気づいたときには、自給率が今よりも低下して
選択の余地がない、そういったことも懸念されております。結果を見たら、これまでの貿易協定、この中で、日本の農業が衰退してきている現実を前にするとき、そういった事態を回避すべく、国民の命、生活を守るための農業振興施策などの充実を図っていただくよう、日米FTA交渉については、地方からも、これから声を上げていかなくてはいけないと思っております。
そういったところで、議会にかける請願、陳情については、適正な形で提出すべきであり、日米貿易協定については、国会審議はもう終了しているという状況でございまして、請願趣旨と現状が一致していない。こういった点で、今回の請願は不採択の判断をいたしたいと思います。
18:
◯森 京典議長 以上で黒川美樹議員の討論は終わりました。
以上で通告による討論は終わりました。
他に討論はありませんか。
( な し )
他に討論なしと認めます。
これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
採決は、付議事件番号の順序により適宜一括して行いますから、ご了承願います。
番号1、議案第105号「
令和元年度今治市一般会計補正予算(第3号)」を採決いたします。本件は、委員長報告のとおり原案を可決することに賛成の議員の起立を求めます。
( 賛成者起立 )
起立全員と認めます。よって、議案第105号は原案のとおり可決されました。
次に、番号2、議案第106号「
令和元年度今治市船舶交通特別会計補正予算(第1号)」ないし番号7、議案第111号「
令和元年度今治市公共下水道事業会計補正予算(第1号)」、以上6件を一括して採決いたします。以上6件は、いずれも委員長報告のとおり原案を可決することに賛成の議員の起立を求めます。
( 賛成者起立 )
起立全員と認めます。よって、以上6件は原案のとおり可決されました。
次に、番号8、議案第112号「今治市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例制定について」を採決いたします。本件は、委員長報告のとおり原案を可決することに賛成の議員の起立を求めます。
( 賛成者起立 )
起立全員と認めます。よって、議案第112号は原案のとおり可決されました。
次に、番号9、議案第113号「今治市議会議員に対する議員報酬、費用弁償及び期末手当支給条例の一部を改正する条例制定について」を採決いたします。本件は、委員長報告のとおり原案を可決することに賛成の議員の起立を求めます。
( 賛成者起立 )
起立多数と認めます。よって、議案第113号は原案のとおり可決されました。
次に、番号10、議案第114号「今治市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例制定について」を採決いたします。本件は、委員長報告のとおり原案を可決することに賛成の議員の起立を求めます。
( 賛成者起立 )
起立多数と認めます。よって、議案第114号は原案のとおり可決されました。
次に、番号11、議案第115号「今治市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例制定について」ないし番号15、議案第119号「今治市簡易水道事業給水条例の一部を改正する条例制定について」、以上5件を一括して採決いたします。以上5件は、いずれも委員長報告のとおり原案を可決することに賛成の議員の起立を求めます。
( 賛成者起立 )
起立全員と認めます。よって以上5件は原案のとおり可決されました。
次に、番号16、議案第120号「今治市緊急防災情報伝達システム整備事業の内同報系防災行政無線設備設置工事請負契約の変更について」ないし番号23、議案第127号「今治市野間馬ハイランドの指定管理者の指定について」、以上8件を一括して採決いたします。以上8件は、いずれも委員長報告のとおり原案を可決することに賛成の議員の起立を求めます。
( 賛成者起立 )
起立全員と認めます。よって、以上8件は原案のとおり可決されました。
次に、番号24、議案第128号「財産の無償貸付について(今治新都市事業用地)」を採決いたします。本件は、委員長報告のとおり原案を可決することに賛成の議員の起立を求めます。
( 賛成者起立 )
起立多数と認めます。よって、議案第128号は原案のとおり可決されました。
次に、番号25、報告第11号「専決処分について」の報告は受理いたします。
次に、番号26、請願第11号「日米FTA交渉は中止し、日米貿易協定の国会承認は行わないことを求める意見書提出の要望について」を採決いたします。本件に対する委員長の報告は不採択でありますので、原案について採決いたしますから、お間違いのないようにお願いいたします。本件は、採択することに賛成の議員の起立を求めます。
( 賛成者起立 )
起立少数と認めます。よって、請願第11号は不採択と決定いたしました。
次に、番号27、請願第12号「『国による妊産婦医療費助成制度創設』並びに、『福祉医療制度の実施に伴う国保国庫負担金の削減措置廃止』を求める意見書提出の要望について」を採決いたします。本件に対する委員長の報告は不採択でありますので、原案について採決いたしますから、お間違いのないようにお願いいたします。本件は、採択することに賛成の議員の起立を求めます。
( 賛成者起立 )
起立少数と認めます。よって、請願第12号は不採択と決定いたしました。
次に、日程3、付議事件番号29、発議第4号「今治市議会議員定数条例の一部を改正する条例制定について」を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
19:
◯寺井政博議員 「今治市議会議員定数条例の一部を改正する条例制定について」、発議者22名を代表いたしまして、提案理由の説明を行います。
今治市議会議員定数条例の一部を改正する条例を、以下のとおり制定する。
令和元年12月19日提出。発議者、今治市議会議員丹下大輔、同黒川美樹、同壷内和彦、同永井隆文、同羽藤謙司、同山岡健一、同野間有造、同重松眞司、同渡部豊、同谷口芳史、同森田博、同越智豊、同中村卓三、同渡辺文喜、同松岡一誠、同井手洋行、同平田秀夫、同堀田順人、同岡田勝利、同加藤明、同井出健司、そして私、寺井政博であります。
今治市議会議員定数条例(平成27年今治市条例第88号)の一部を次のように改正する。本則中「32人」を「30人」に改める。附則、この条例は公布の日から施行し、同日以後に初めてその期日を告示される一般選挙から適用する。
この条例は、今治市議会議員の定数を32人から30人に変更しようとするものであります。
なお、参考として新旧対照表を掲げております。
ご審議の上、ご議決賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。
20:
◯森 京典議長 以上で説明は終わりました。
これより議題に対する質疑に入ります。
質疑の通告がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております発議第4号については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
( 「異議なし」と言う )
ご異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので許可いたします。
5番松田澄子議員。
21:
◯松田澄子議員 発議第4号「今治市議会議員定数条例の一部を改正する条例制定について」であります。現在の32人から30人に2人削減するとのことでしたが、反対討論をいたします。
人口減少から議員の定数を削減するとのことですが、そもそも議会制民主主義の視点から見ると、市議会議員は市民の代表であり、市民の声を市議会の場で伝え、市の財政などをチェックする役目を担っております。議員が多いほどその声は届くのではありませんか。今治市は12市町村の合併を経て、現在32人であります。類似都市に比べ、議員の数が多いと思われるかもしれません。今治市は公共施設統廃合など行政改革を積極的に行っております。議員もみずから身を削る必要があるかもしれません。しかし、島嶼部、旧越智郡部と条件の異なる地域の声を届ける役目を担っているのではないでしょうか。4年前にも、議員定数を34人から32人にしています。私は、現在の32人のまま、市議会議員がその役目を果たせるよう、住みよい今治市を市民の皆さんとつくっていくことを望み、反対討論といたします。
22:
◯森 京典議長 以上で松田澄子議員の討論は終わりました。
以上で通告による討論は終わりました。
他に討論はありませんか。
23:
◯渡部 豊議員 議長。
24:
◯森 京典議長 渡部
豊議員。
25:
◯渡部 豊議員 「今治市議会議員定数条例の一部を改正する条例制定について」、賛成の立場から討論いたします。
議員定数については、今年度議会運営委員会において検討を重ねてきた結果、今治市議会議員定数条例中の32人を30人に改める条例が、議員22名が発議者となり、議員発議として提出されました。さて、平成25年に議会で制定いたしました今治市議会議員基本条例の第21条第2項には、「議員定数の改正に当たっては、行財政改革の視点だけではなく、市政の現状と課題、将来の予測と展望を十分に考慮するものとする」としています。現在、本市を取り巻く環境は、少子化や若い世代の市外への流出などにより人口減少が顕著に進む中で、少子化対策や地域活性化などの課題に直面しています。したがって、こうした現状をしっかりと認識した上で、不断の努力を怠らず活動に精進する責務が議員にはあると考えています。そこで、将来を見据えた財政見通しや人口の推移、他自治体の動向を踏まえながら、まずは、我々議員みずからが重い決断をもって身を切ることが、議会改革の取り組みの一つと考えます。
以上の理由により、賛成の立場からの討論といたします。
26:
◯森 京典議長 以上で渡部
豊議員の討論は終わりました。
他に討論はありませんか。
( な し )
他に討論なしと認めます。
これをもって討論を終結いたします。
これより番号29、発議第4号「今治市議会議員定数条例の一部を改正する条例制定について」を採決いたします。本件は、原案を可決することに賛成の議員の起立を求めます。
( 賛成者起立 )
起立多数と認めます。よって、発議第4号は原案のとおり可決されました。
次に、日程4、付議事件番号30、発議第5号「井村雄三郎議員に対する議員辞職勧告決議について」を議題といたします。
この際、地方自治法第117条の規定により、井村雄三郎議員の退席を求めます。
( 井村雄三郎議員退席 )
提案理由の説明を求めます。
27: ◯越智
豊議員 ただいま議題となりました発議第5号「井村雄三郎議員に対する議員辞職勧告決議について」、発議者を代表して、提案理由の説明を申し上げます。なお、発議者は、今治市議会議員越智豊、同丹下大輔、同黒川美樹、同壷内和彦、同永井隆文、同羽藤謙司、同山岡健一、同野間有造、同重松眞司、同渡部豊、同谷口芳史、同森田博、同中村卓三、同渡辺文喜、同松岡一誠、同井手洋行、同堀田順人、同岡田勝利、同加藤明、同寺井政博、以上20名であります。
提案理由の説明は、決議の朗読をもってかえさせていただきます。
( 朗 読 )
以上で提案理由の説明を終わります。ご審議のほど、よろしくお願いいたします。
28:
◯森 京典議長 以上で説明は終わりました。
これより議題に対する質疑に入ります。
質疑の通告がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております発議第5号については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
( 「異議なし」と言う )
ご異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので許可いたします。
31番松田敏彦議員。
29: ◯松田敏彦議員 「井村雄三郎議員に対する議員辞職勧告決議について」に対して、反対の討論をいたしたいと思います。
この件に関しては、1年前に1回提起されておりまして、そのときに討論させていただいております。その中身については全く承服できるものではなく、断固として反対いたしましたが、今回も同じ決議が2度目、出されるということであります。中身について細かく、もういろいろ意見を述べるつもりはありません。3点だけご指摘させていただきたい、意見を述べさせていただきたいと思います。
まず1点目は、この決議の中の、中段の下のほうにありますけれども、括弧書きであります。「偽証をしたことを広められて名誉を傷つけられた」ということで訴訟を起こしたというふうなことが書かれてあります。これは括弧書きで、井村議員がこういうふうに言って訴訟を起こしたということを言っているわけですけれども、これはちょっと間違っているのではないかと。偽証したことを広めたと。偽証したことを広めたということは、井村議員はこれを認めたということですが、そうではないのです。偽証していないのに、したといって、間違った事実を広められたから名誉を傷つけられたということで訴えているわけです。だからちょっとこの文章は書き方がおかしいと思います。これをこのまま出されるのか、どうされるのか、ちょっと私にも理解ができませんけれども、まずこの点を指摘しておきたいと思います。
2点目、この決議の中で、井村議員が、議会が決めたことに従わないと。そして訴訟を起こしたと。不届きだと。議員としてあるまじき行為だというようなことを言っています。議員も議会も、聖人君子でも神様でもありません。間違いを起こすこともあります。他の議会でもそういうことも起こっています。井村議員は、議会が多数決で決めたことに承服できない、これは間違っている。それを法の場で、正しい法に照らして、正しい判断をしてほしいと、そして名誉を回復したいということで、訴訟を起こしました。日本は法治国家です。法のもとに皆さん平等であり、法に守られて我々は生活しております。その中で、法に照らして、正しい判定をしてほしいとして訴訟を起こし、名誉を回復したい。このことは、何らおかしいことでも何でもありません。人間として当然の権利であります。それをしたことがおかしいようなことを言われるのは、ちょっとどうなんだろうというふうに思います。
今、前回出された決議、その中に書かれている中身が法廷の場で争われております。法に照らして、これが本当に正しいのか、井村議員のとったいろいろな行為が間違いないのかと、そういうことが、法廷の場で、今審議されているという状況であります。まだ結論は出ておりません。3回法廷が開かれました。毎回私も行っておりますが、1月に次の法廷が開かれます。この中で、法に照らして、裁判の結果、裁定がそのうちに出るだろうと思います。この時期に、再度同じ、今争われている中身のこの決議が、今この時点に出される。何なんだろうなと僕には理解できませんけれども、この結果がそのうちに出てから、その結果を見て、再度出す必要があるのであれば、この決議をまた出せばいいだろうと思います。しかし、裁定がそうじゃない、出せないような結果になったときには、これまで議会がとってきた、決めてきたいろいろな行為、裁定、決めてきたこと、これに対して、議会としてどう対応するんだということを考えなければならないことも起こり得ると思います。私にも結果はどうかわかりません。裁判のことですから、皆さんにも結果はどうなるかわからないと思います。しかし、その裁定がはっきりと下ってから行うべきであり、今のこの時点にこの決議を再度出すということについては理解できないし、全く賛成することはできません。反対いたします。ぜひ、法に照らして、常識、良識、良心のもとに、いろいろなことを判断し、行動していきたいものだと考えております。
終わります。
30:
◯森 京典議長 以上で、松田敏彦議員の討論は終わりました。
次に、15番谷口芳史議員。
31: ◯谷口芳史議員 「井村雄三郎議員に対する議員辞職勧告決議について」、賛成の立場から討論を行わせていただきます。
まず、市民の代表である市議会議員は、行政を監視し、チェックする立場であります。それゆえに、みずからの公金の使用に関して、これは潔白であるべきであります。我々の扱っているお金は、全て市民の税金を預かって使っているものであります。市民にはしっかりと説明されなければいけません。ちょうどこの問題が起こったころでありますが、議員の政務活動費の使用、また、不正使用等が報道をにぎやかせておりました。そのたびに市民の方々、「今治市はどうなんだ」ということも、私も多く聞きました。「今治市は絶対ありません。たとえ1円でも、しっかりと、領収書をもって説明できる使用となっております」と答えておりましたが、その中で、今回の問題が発生して、詳細は、私が1年前にも特別委員長として報告もさせていただきましたが、全くもって使用説明できよりませんし、高部に住んでいるか、関前に住んでいるか、このこともしっかりと説明できない。ましてや、逆に疑いを持つばかりでありますし、フェリーが、最初は乗っていたということ。乗っているのならば領収書を出せと言うたら、領収書はない。乗っていなかったのかというと、いや違うと。全くもって説明できない状態でありました。全く市民の皆さんに対して恥ずかしい限りであります。
あれから1年もたちましたけれども、明快な説明もありません。また、公金を返金することもありません。議員としての責務を一切果たしておりません。今治市議会議員として、少しでも良心、責任感があるならば、潔く職を辞して市民におわびしていただきたい。このことを期待申し上げます。
以上です。
32:
◯森 京典議長 以上で谷口芳史議員の討論は終わりました。
以上で通告による討論は終わりました。
他に討論はありませんか。
33: ◯堀田順人議員 議長。
34:
◯森 京典議長 堀田順人議員。
35: ◯堀田順人議員 通告はしていませんけれども、一言
発言させてください。私も賛成の立場で討論したいと思います。
きょうの愛媛新聞にも出ていました。今治市議会は、井村雄三郎議員が2017年2月以降、岡村に居住実態がない。そして新聞にもありました。偽証があり、公務旅費の弁償の対象外と承認された。これに対して、井村雄三郎議員は、いわれのない偽証と市議会の広報誌で広められ、またホームページで住所を変えられたとして市を提訴しているという記述であります。
そして、1年たちました。1年経過した今も、公務旅費の費用弁償について、議会に対して、また個人であっても、話をする、井村雄三郎議員本人から、費用弁償の受給の正当性が、先ほど言われた名誉回復、それも含めて聞こえてきません。話されていない。一度、公務旅費については返還して、その後、自分はこういう考えであるという事項をはっきりと説明の上、公務旅費の支給を求める請求をされたらいいのではないかと私も思うのです。
井村雄三郎議員は、本人の口から、委員会でも、岡村-今治間のフェリーは乗ったことない、利用したことはないと
発言されました。人も車両も利用していない事実に対し、人、車両の航送料を、その都度申請し、受給しているのであります。このことが一番問題になって、議会で議論されたところであります。
先ほど来言っております、何事においても、公人は公平・公正な立場でということを自覚した中で議会活動をされているということでありますが、公人としての姿勢、市民にもよく理解してもらえる行為の説明、こういった理由がはっきり説明できる、することが、公人の姿勢ではないでしょうか。利用していないフェリーの利用料を請求すべきではないのです。このことを、もう一度しっかりと研さんした中で、自分に正当性があるならば、一度払って、それから支給の請求を求めるべきだと私は思い、このことについての賛成の立場の意見とします。
36:
◯森 京典議長 以上で堀田順人議員の討論は終わりました。
他に討論はありませんか。
37:
◯寺井政博議員 議長。
38:
◯森 京典議長 寺井政博議員。
39:
◯寺井政博議員 私は、本決議案に賛成の立場で討論させていただきます。
1年前にも、討論を最後にさせていただきました。松田議員、先ほど反対討論されました。今回は中身には触れておりません。前回の討論内容につきましては、松田議員の
発言されたことは、全て根拠を示して否定させていただきました。それに対しての反論もございません。先ほど、堀田議員も討論の中で
発言されておりましたが、間違いないのは、乗ってもいないフェリーに乗ったと言って、それも大きな車を積んで毎回通ったという本人の名前入りの請求書、ご本人が請求書を出され、それの確認についても、確認し応じている。しかし、実態は井村議員が委員会の中でも言ったとおり、乗っておりません。1回も乗っておりませんと言いました。大事なのはここなんです。我々、昨年度の決議案の中でも、少なくともという言い方を書きました。これははっきりわかっている、確証、本人も認めておる事項について、少なくともという言い方で書いたんです。少なくとも1年間は関前に住んでもない。そして当然、船に乗って通ってもない。これは事実としてはっきりしておりますし、本人からの反論もございません。そういう中にもかかわらず虚偽の請求をして、公金である旅費をだまし取った。これは議員として許せる問題では断じてありません。
議員が同僚議員に辞職を勧告するということは、これは大変なことです。つらい思いの中での発議であり、本人に身の処し方を求めるものなんです。前回の発議のときに反対された議員に申し上げます。私が先ほど申し上げた、本人も認めておる、乗ってもないフェリー、関前から今治、今治から関前、本人が乗っていないと認めておるんです。その請求書を本人が出しておるんです。そしてお金をもらっておるんです。このことがいいのでしょうか。問題はそこ1点なんですよ。それをあえて、事実をわかりながら、さきの決議案に反対した方、どうかよく考えてください。本当に同僚議員としての立場ならば、逆に本人を諭すべきではないですか。我々は好んでこの決議を出しておるわけではないんです。市民に対して責任があるからこの決議案を提出しておるんです。どうかそこのところ。ただ1点なんです。乗ってもいないフェリー代を請求して、そのお金をだまし取った。これは議員にあるまじき行為。だから、責任をとってくださいというだけなんです。これをしっかりと皆さん考えてご賛同いただきたいと、このように思います。
以上で討論を終わります。
40:
◯森 京典議長 以上で寺井政博議員の討論は終わりました。
他に討論はありませんか。
( な し )
他に討論なしと認めます。
これをもって討論を終結いたします。
これより番号30、発議第5号「井村雄三郎議員に対する議員辞職勧告決議について」を採決いたします。本件は、原案を可決することに賛成の議員の起立を求めます。
( 賛成者起立 )
起立多数と認めます。よって、発議第5号は原案のとおり可決されました。
退席中の議員の出席を求めます。
( 井村雄三郎議員出席 )
以上で日程の全てを議了いたしました。
閉会に当たり、市長から挨拶があります。
41: ◯菅 良二市長 12月
定例会の閉会に当たりまして、ご挨拶申し上げます。
今議会におきましては、平成30年度の各会計の決算認定議案を初め、提案いたしました全ての議案につきまして、熱心なご審議をいただき、原案のとおり議決を賜ることができました。厚くお礼を申し上げます。本会議、委員会での審議の過程で皆様からいただきましたご意見、ご要望につきましては、今後の市政運営に生かしてまいります。
また、先ほどは、発議第4号「今治市議会議員定数条例の一部を改正する条例制定について」、議会運営委員会での議論を経て、議員定数32人から2人減じて30人にという決断がなされました。4年前でありましたが、定数34人を32人に、そして今議会で、さらに議員定数が見直されてきたわけであります。深く受けとめさせていただきます。
本市の今後、とりわけ将来人口を見据え、市議会の皆様方と思いを1つにする中で、私ども理事者も、さらなる行財政改革に取り組んでいくことはもちろんでありますが、それと同時に、やはり重要であるのが2040年問題、人口減少対策は喫緊の課題であります。現在、今治市まち・ひと・しごと創生総合戦略の改定を行っております。戦略の詳細は来年3月にお示しさせていただきますが、まち・ひと・しごとの創生、交流の創出、それぞれに新たな事業を盛り込み、早期の事業化を図ってまいりたいと考えております。今の市民はもとより、20年後、またその先の将来の市民にも、今治市に住んでよかったと心から感じてもらえるまちをつくり上げていくために、全庁一丸となって取り組んでまいります。
さて、本市のこの1年を振り返ってみますと、3月には、私たちにとって思いの深いバリクリーンが、第5回ジャパン・レジリエンス・アワードで、はえあるグランプリ、日本一。山本順三国土強靭化担当大臣から授賞をいただきました。感慨ひとしおでありました。5月の「バリシップ2019」では、海事関係の方々の一致協力の結果、過去最大規模の出展、来場がありました。そして6月には、しまなみ海道開通20周年を記念して、式典とイベントを開催。しまなみ海道沿線の皆さんも一体となって盛り上げていただきました。また、11月には、ナショナルサイクルルートの正式指定。名実ともに日本有数のサイクリングロードと認定いただきました。そして、先般、FC今治のJ3昇格と、1年を通して、これからの今治市にとって大いに期待も膨らむ明るい話題に恵まれました。まさに市民の底力、本市の産業の底力、スポーツの底力によるところであったと感じております。各方面の取り組みに、改めて感謝と敬意を表しますとともに、これら魅力ある今治市の地域資源が一層輝きを放ち、将来にわたって、本市の発展と活力創出の原動力となるよう、引き続きしっかりと取り組みを進めてまいります。こうした中、新たなステージで、そしてさらに上を目指し、熱い挑戦を続けるFC今治の躍動が、市民一人一人に夢と感動を与え、スタジアムを拠点に、さらなるにぎわいと交流が生まれていく中で、本市の活性化に大きな役割を果たしてくれるものと確信しております。今後とも、ホームタウンを挙げてFC今治を応援し、また連携もしながら、皆様とともに、今治市をもっともっと元気に盛り上げてまいりましょう。
また、12月3日に開会した今議会、この議場は61年の歴史があるわけですが、初めての議場コンサートが開かれ、格調高い、非常にすばらしいスタートを切ることができました。森議長初め議員各位の英断に心から敬意を表します。我々議会人、議員と首長は、いかなるときも、市民の負託、信頼の重さをしっかりと胸に刻み、みずからを律し、互いに襟を正して、その責務を果たしていかなければなりません。この思いを忘れることなく、引き続き、議会と行政が両輪となって、市民の全幅の信頼をいただき、市政運営に取り組んでまいらなければなりません。
結びに当たりまして、令和最初の年も、あとわずかになりました。議員各位におかれましては、健康にご留意され、ますますのご活躍をいただきますとともに、来る年も輝く希望の年となりますことをご祈念申し上げまして、閉会に当たってのご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
42:
◯森 京典議長 以上で挨拶は終わりました。
これをもって今
定例会を閉会いたします。
午前11時31分 閉 会
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