請願第41号「年金制度改革関連法案(「年金カット」法案)廃案と最低保障年金制度の実現、年金支給の毎月払いなどを求める意見書提出の要望について」であります。若者世代に年金の保障をするための新しい改革で、議案も通っていくような状況であるので不採択という意見が出され、採決の結果、不採択と決定しました。
以上、主な議論の概要を申し上げ、委員長報告を終わります。
5:
◯渡辺文喜議長 次に、産業環境委員長にお願いいたします。
6:
◯越智 忍産業環境委員長 産業環境委員会に付託されました案件につきまして、審査の経過並びに結果をご報告いたします。
去る20日に委員会を開催し、関係理事当局の説明を求めながら審査を行いました結果、当委員会に付託されました全ての議案は全会一致により原案を可決することに決定いたしました。
以下、審査の過程におきまして議論されました主な事項について、その概要を申し上げます。
議案第103号「平成28年度今治市一般会計補正予算(第3号)」の中の付託事項の審査において、歳出7款1項4目イベント推進費について、委員から、今回計上している負担金の内訳はわかるが、来年7月に開催予定のトライアスロン大会の事業費並びに今治市の負担金は幾らになるのかとの質問に、理事者から、あくまでも現時点での実行委員会事務局案であるが、全体事業費2,850万円を予定しており、財源内訳として、参加者からいただく参加料600万円を差し引いた2,250万円のうち半分以上を愛媛県から助成いただきたいと考えているとの答弁がありました。
また、議案第126号「今治市働く婦人の家条例を廃止する条例制定について」の審査において、委員から、施設の廃止に当たり、利用者が次に活動する場所探しに対し、精いっぱい支援をしてあげてほしいという要望がありました。
次に、請願第39号「TPP協定の慎重審議と農業者戸別所得補償制度の復活を求める意見書提出の要望について」でありますが、安倍総理とアメリカ次期大統領トランプ氏の会談を受けても、TPP推進の政府方針は変更ないという考えがあるので不採択との意見が出され、採決の結果、不採択と決定いたしました。
以上、主な議論の概要を申し上げ、委員長報告を終わります。
7:
◯渡辺文喜議長 次に、建設水道委員長にお願いいたします。
8:
◯野間有造建設水道委員長 建設水道委員会に付託されました案件につきまして、審査の経過及び結果をご報告いたします。
去る15日に委員会を開催し、関係理事当局の説明を求めながら審査を行いました結果、当委員会に付託されました議案につきましては、いずれも全会一致により原案を可決することに決定いたしました。
以下、審査の過程におきまして議論されました主な事項について、その概要を申し上げます。
議案第128号「金星川排水ポンプ場等整備工事請負契約の変更について」の審査において、委員から、契約金額の増額はないのか、また完工はいつごろになるのかとの質問があり、理事者から、今回は工期の変更をさせていただき、地中障害物などに係る経費が判明次第、工事費の増額変更をさせていただこうと考えている。また、完工の時期については、再度精査はするが、今のところ平成29年9月30日ぐらいを想定しているとの答弁がありました。
また、他の委員から、今後は不測の事態も想定した上でやってほしい、昔からのものもある程度知識の中に入れておいて工事設計を行ってほしいなどの意見がありました。これに対し、理事者から、今も十分な調査や試掘をしているが、予測ができない部分については変更対応もやむを得ないのではないかと考えている。ご意見のとおり、今後も十分な調査、予測に基づいて工事設計をしていきたいとの答弁がありました。
以上、主な議論の概要を申し上げ、委員長報告を終わります。
9:
◯渡辺文喜議長 次に、国家戦略特区特別委員長にお願いいたします。
10:
◯井出健司国家戦略特区特別委員長 国家戦略特区特別委員会に付託されました案件につきまして、審査の経過及び結果をご報告いたします。
去る21日に委員会を開催し、関係理事当局の説明を求めながら審査を行いました結果、当委員会に付託されました議案は、全会一致により原案を可決することに決定いたしました。
以上、簡単ではございますが、委員長報告を終わります。
11:
◯渡辺文喜議長 以上で委員長の報告は終わりました。
委員長報告に対する質疑集約のため暫時休憩いたします。
午前10時15分
──────────
午前10時27分
12:
◯渡辺文喜議長 会議を再開いたします。
これより委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑の通告がありませんので、これをもって委員長報告に対する質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、許可いたします。
34番山本五郎議員。
13:
◯山本五郎議員 ただいまより討論を行います。
議案第103号「平成28年度今治市一般会計補正予算(第3号)」及び議案第109号「平成28年度今治市水道事業会計補正予算(第2号)」並びに議案第115号「今治市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例制定について」であります。関連がありますので、一括して討論を行います。
人事院は、ことしの国家公務員給与について、官民格差708円、0.17%の月例給と0.1月分の特別給の引き上げ勧告をいたしました。ところが、給与に関する改定について、本府省業務調整手当は愛媛県など地方には適用しないからといって反映していません。これでは、前年度の人事院勧告の地域手当、そして今年度の本府省業務調整手当等でますます官民格差が広がり、解消できなくなっています。
そこで、愛媛県人事委員会は、官民格差の是正に必要な率0.38%を乗じて勧告を出し、官民格差を給与で埋める措置をとりました。そして、愛媛県下の幾つかの市もこれにならっています。今治市は官民格差のあることを認めながらも改善をしていません。そして、平成27年度のラスパイレス指数は、国を100とすると、愛媛県は98.9、愛媛県下の市の平均は96.0、今治市は93.8と低い水準にあり、速やかに改善をすべきであります。
次に、請願第39号「TPP協定の慎重審議と農業者戸別所得補償制度の復活を求める意見書提出の要望について」であります。
委員長報告は不採択とのことですが、採択を求めるものであります。TPP(環太平洋連携協定)承認案と関連法案は、与党などの強行採決で可決、成立しました。TPPは、日本が批准してもアメリカ次期大統領のトランプ氏が離脱を明言している以上、発効の見込みがなく、関連法も、TPPが発効しなければほとんどの内容が施行されません。世論調査でも徹底審議を求める声が圧倒的で、数を頼んでの強行に道理はありません。発効、施行の見込みがないのに採決を強行するのは無責任なだけでなく、国会決議にさえ違反したTPPを今後の交渉の土台にしかねない危険な暴走であります。国会でTPPの承認を求めるのにTPPや附属
文書の一部しか日本語に翻訳して提出せず、肝心の交渉経過については、黒塗りだらけの資料しか提出しないなど、誰の目で見ても尋常ではありません。TPP交渉参加に当たって、米、麦、牛肉・豚肉などの重要農産物を除外することも守られず、多国籍企業の利益を最大化する一方で、日本の農林漁業、雇用、医療、保険、食の安全など、国民の暮らしや健康、地域経済にも壊滅的な影響を与える最悪の貿易協定は廃止させる以外にはありません。
次に、請願第41号「年金制度改革関連法案(「年金カット」法案)廃案と最低保障年金制度の実現、年金支給の毎月払いなどを求める意見書提出の要望について」であります。
これも委員長報告は不採択でありますが、採択を求めるものであります。安倍政権、自民党、公明党に日本維新の会が加わり、暴走に次ぐ強行採決の連発、TPPの承認、年金カット法、カジノ法、何ともおぞましい限りではありませんか。年金カット法案の審議時間はわずか19時間。十分な審議もせず多数の力で押し切ることは国民の声を無視する異常なやり方であります。
物価が上がっても賃金水準が下がった場合、年金が下がる。安倍政権が年金カット法で国民に課した年金額改定の新しいルールです。これまで物価上昇時には年金は上がるか、少なくとも据え置きで減額はしなかった年金額改定のルールを大転換しようというものであります。物価も賃金も上がったときには年金額を抑制するマクロ経済スライドの仕組みを強化するというものであります。現在、年金をもらっている世代も将来年金を受け取る世代も、長期にわたって影響を受けます。老後の収入の支えとなる公的年金が目減りし続けることに多くの国民が不安を募らせ、世論調査では6割近くに上っています。
安倍政権のもとで、医療や介護の負担増をさらに強いる改悪。安倍政権における社会保障の削減は、高齢者や国民の暮らしや健康を脅かしています。年金の減額は高齢者の購買力を弱め、冷え込ませるため、経済にもマイナスであります。老人漂流社会、老後破産・長寿という悪夢、下流老人、こうしたことにならないように、何としてもこんな悪法は国民の力で廃止させようではありませんか。
以上をもちまして、私の討論を終わらせていただきますが、最後に、私こと、今期限りで議員生活に終わりを告げたいと思います。
思えば、旧今治市より合併後を含め、6期22年の議員生活となります。この間、激しい論争もあり、うれしい思いも悲しい思いも今ではいい思い出となっています。こうした思いができましたのも市長を初め職員の方々、そして同僚の議員の皆さんとの出会いがあったからであります。
本当にありがとうございました。心よりお礼申し上げ、私のご挨拶とさせていただきます。さようなら、さようなら、さようなら。
14:
◯渡辺文喜議長 以上で山本五郎議員の討論は終わりました。
山本五郎議員には大変お疲れさまでございました。
以上で通告による討論は終わりました。他に討論はありませんか。
5番山岡健一議員。
15:
◯山岡健一議員 私からは、請願第41号「年金制度改革関連法案(「年金カット」法案)廃案と最低保障年金制度の実現、年金支給の毎月払いなどを求める意見書提出の要望について」討論をいたします。
私は、委員長報告のとおり不採択を求めるものでございます。理由といたしまして、請願趣旨を読ませていただきましても、年金について大切なことが書かれておりますが、その内容として、現在の受給者と年金を負担している現役世代とのバランスがとれていないように思われます。私も国民年金一本でありますが、毎年掛け金が上がっておりますし、将来、今の若い世代が本当に年金を受給できるのか不安でございます。内容として、現役受給者メーンでなく、現役世代の負担の大変さについてもうたってほしかったのが正直なところでございます。よって、残念ではございますが、不採択を求めるものでございます。
最後に、先ほど討論しました山本五郎議員、大先輩でありますが、その大先輩とこの議場で激しい討論が最後にできて、自分にとってとてもうれしく、感動しております。
以上でございます。
16:
◯渡辺文喜議長 他に討論はありませんか。
( な し )
他に討論なしと認めます。
これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
採決は、付議事件番号の順序により適宜一括して行いますから、ご了承願います。
番号1、議案第103号「平成28年度今治市一般会計補正予算(第3号)」を採決いたします。本件は、委員長報告のとおり原案を可決することに賛成の議員の起立を求めます。
( 賛成者起立 )
起立多数と認めます。よって、議案第103号は原案のとおり可決されました。
次に、番号2、議案第104号「平成28年度今治市用地取得特別会計補正予算(第1号)」ないし番号6、議案第108号「平成28年度今治市介護保険特別会計補正予算(第1号)」、以上5件を一括して採決いたします。以上5件は、いずれも委員長報告のとおり原案を可決することに賛成の議員の起立を求めます。
( 賛成者起立 )
起立全員と認めます。よって、以上5件は原案のとおり可決されました。
次に、番号7、議案第109号「平成28年度今治市水道事業会計補正予算(第2号)」を採決いたします。本件は、委員長報告のとおり原案を可決することに賛成の議員の起立を求めます。
( 賛成者起立 )
起立多数と認めます。よって、議案第109号は原案のとおり可決されました。
次に、番号8、議案第110号「平成28年度今治市公共下水道事業会計補正予算(第3号)」を採決いたします。本件は、委員長報告のとおり原案を可決することに賛成の議員の起立を求めます。
( 賛成者起立 )
起立全員と認めます。よって、議案第110号は原案のとおり可決されました。
次に、番号9、議案第111号「今治市農業委員会の委員及び農地利用最適化推進委員の定数を定める条例制定について」ないし番号12、議案第114号「今治市職員の勤務時間、休暇等に関する条例等の一部を改正する条例制定について」、以上4件を一括して採決いたします。以上4件は、いずれも委員長報告のとおり原案を可決することに賛成の議員の起立を求めます。
( 賛成者起立 )
起立全員と認めます。よって、以上4件は原案のとおり可決されました。
次に、番号13、議案第115号「今治市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例制定について」を採決いたします。本件は、委員長報告のとおり原案を可決することに賛成の議員の起立を求めます。
( 賛成者起立 )
起立多数と認めます。よって、議案第115号は原案のとおり可決されました。
次に、番号14、議案第116号「今治市議会議員に対する議員報酬、費用弁償及び期末手当支給条例の一部を改正する条例制定について」ないし番号25、議案第127号「今治市せきぜん渡船条例の一部を改正する条例制定について」、以上12件を一括して採決いたします。以上12件は、いずれも委員長報告のとおり原案を可決することに賛成の議員の起立を求めます。
( 賛成者起立 )
起立全員と認めます。よって、以上12件は原案のとおり可決されました。
次に、番号26、議案第128号「金星川排水ポンプ場等整備工事請負契約の変更について」ないし番号38、議案第140号「港湾事業特別会計への繰入額の変更について」、以上13件を一括して採決いたします。以上13件は、いずれも委員長報告のとおり原案を可決することに賛成の議員の起立を求めます。
( 賛成者起立 )
起立全員と認めます。よって、以上13件は原案のとおり可決されました。
次に、番号39、報告第9号「専決処分について」の報告は、受理いたします。
次に、番号40、請願第39号「TPP協定の慎重審議と農業者戸別所得補償制度の復活を求める意見書提出の要望について」を採決いたします。本件に対する委員長の報告は不採択でありますので、原案について採決いたしますから、お間違えのないよう願います。本件は、採択することに賛成の議員の起立を求めます。
( 賛成者起立 )
起立少数と認めます。よって、請願第39号は不採択と決定いたしました。
次に、番号41、請願第41号「年金制度改革関連法案(「年金カット」法案)廃案と最低保障年金制度の実現、年金支給の毎月払いなどを求める意見書提出の要望について」を採決いたします。本件に対する委員長の報告は不採択でありますので、原案について採決いたしますから、お間違えのないよう願います。本件は、採択することに賛成の議員の起立を求めます。
( 賛成者起立 )
起立少数と認めます。よって、請願第41号は不採択と決定いたしました。
次に、日程3、委員会の閉会中の継続審査についてを議題といたします。
教育厚生委員長から、現在、委員会において審査中の番号42、請願第40号「安全・安心の医療・介護の実現と夜勤交替制労働の改善を求める意見書提出の要望について」は、会議規則第109条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の継続審査の申し出がありました。
これより採決を行います。
番号42、請願第40号「安全・安心の医療・介護の実現と夜勤交替制労働の改善を求める意見書提出の要望について」は、委員長から申し出のとおり、所管の委員会において閉会中の継続審査とすることに賛成の議員の起立を求めます。
( 賛成者起立 )
起立多数と認めます。よって、請願第40号は、委員長から申し出のとおり、所管の委員会において閉会中の継続審査とすることに決定いたしました。
次に、日程4、付議事件番号43、議案第141号「人権擁護委員候補者の推薦について」を議題といたします。
当局から提案理由の説明を求めます。
17:
◯菅 良二市長 ただいま提案いたしました追加議案につきましてご説明申し上げます。
議案第141号「人権擁護委員候補者の推薦について」でございます。人権擁護委員のうち中島智佐子委員、神原辰彦委員の任期が平成29年3月31日をもちまして満了いたしますが、中島智佐子委員につきましては引き続き、神原辰彦委員の後任には金本ひろみ氏を、人権擁護委員候補者として人権擁護委員法の規定によりまして、議会のご意見をお聞きし、法務大臣に推薦をいたしたいと存じますので、よろしくお願い申し上げます。
以上です。
18:
◯渡辺文喜議長 以上で当局の説明は終わりました。
これより議題に対する質疑に入ります。
質疑の通告がありませんので、これにて議題に対する質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第141号については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
( 「異議なし」と言う )
ご異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
これより討論に入ります。
討論の通告がありませんので、これにて討論を終結いたします。
これより採決を行います。番号43、議案第141号「人権擁護委員候補者の推薦について」を採決いたします。本件は、原案に同意することに賛成の議員の起立を求めます。
( 賛成者起立 )
起立全員と認めます。よって、議案第141号は原案に同意することに決定いたしました。
次に、日程5、付議事件番号44、発議第9号「地方議会議員の厚生年金への加入を求める意見書の提出について」を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
19:
◯渡部 豊総務委員長 ただいま議題となりました発議第9号「地方議会議員の厚生年金への加入を求める意見書の提出について」、総務委員会として議案の提出をしておりますので、総務委員会を代表いたしまして、提案理由の説明を申し上げます。
提案理由の説明は、意見書の朗読をもってかえさせていただきます。
( 朗 読 )
以上で提案理由の説明を終わります。審議のほど、よろしくお願いいたします。
20:
◯渡辺文喜議長 以上で説明は終わりました。
これより議題に対する質疑に入ります。
質疑の通告がありませんので、これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております発議第9号については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
( 「異議なし」と言う )
ご異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
これより討論に入ります。
討論の通告がありませんので、これにて討論を終結いたします。
これより、採決を行います。番号44、発議第9号「地方議会議員の厚生年金への加入を求める意見書の提出について」を採決いたします。本件は、原案を可決することに賛成の議員の起立を求めます。
( 賛成者起立 )
起立多数と認めます。よって、発議第9号は原案のとおり可決されました。
次に、日程6、付議事件番号45、特別委員会の中間報告を求めます。
最初に、国家戦略特区特別委員長にお願いいたします。
21:
◯井出健司国家戦略特区特別委員長 国家戦略特区特別委員会から中間報告をいたします。
当特別委員会は、議員の任期の関係上、
定例会におきまして当特別委員会の経過をご報告申し上げる機会は今回が最後となりますので、この際、当特別委員会に付託されました事項の審査の経過についてご報告をいたします。
当特別委員会は、平成28年3月
定例会において大学獣医学部誘致及びその他国家戦略特区に関する事項を付託事項として設置されました。この国家戦略特区の制度は内閣府主導で進んでおり、新しい動きがあるなど必要に応じ、委員会を6回、委員協議会を7回開催し、理事者から説明を受け、協議をしてまいりました。
6月23日開催の委員会においては、本市が実施した愛媛県内高校生や教諭を対象とした大学獣医学部の誘致に関する意識調査の結果について、理事者から、獣医学部に対する一定の進学希望があるものの、近くに大学がないことが進学を断念する要因となっており、本市に大学が立地すれば進学を希望するという高いニーズがあるという結果となっているとの説明を受けております。
また、9月26日の委員会では、理事者から、国家戦略特区の制度を活用した取り組みの進捗状況について説明がありました。7月29日に外国人創業活動促進事業の受け付けを開始したこと、ドローンを活用した実証事業が10月26日に行われることとなったこと、広島県・今治市国家戦略特別区域会議のもとに設置された今治市分科会の第1回が9月21日に開催されたことについて報告を受けました。今治市分科会では、創業者人材確保支援事業と特定非営利活動法人設立促進事業の2件が区域計画案に掲載されることが決定されたほか、追加の規制改革事項として、獣医学教育空白地域である四国への大学獣医学部新設を提案したとの説明がありました。
10月25日の委員会では、9月30日開催の第2回広島県・今治市国家戦略特別区域会議、10月4日開催の国家戦略特別区域諮問会議の内容が報告され、諮問会議において2事業を掲載した区域計画が認定され、また獣医学部の新設については、有識者議員から、スピード感をもって進めるべきとの意見をいただいているとの説明がありました。
その後の国の動きといたしましては、11月9日に開催された国家戦略特別区域諮問会議において、獣医学部の設置について関係制度の改正を直ちに行うことが決定され、今現在は、広域的に獣医師養成系大学等の存在しない地域に限り、平成30年度に開設する獣医学部の設置を認めるという内容の告示案に対するパブリックコメントの募集が終了した段階となっております。今後、獣医学部設置を認める告示が制定され、獣医学部を開設する事業者の公募、決定がなされるなど、平成30年4月の開設に向け、手続が進んでいくものと認識いたしております。
我々、特別委員会の任期も残り少なくなりましたが、今後も国の動き等に合わせ、必要に応じて理事者から説明を受け、協議を進めてまいりたいと考えているところでございます。
以上をもちまして、国家戦略特区特別委員会の中間報告を終わります。
22:
◯渡辺文喜議長 次に、広報広
聴特別委員長にお願いいたします。
23:
◯本宮健次広報広
聴特別委員長 広報広聴特別委員会は、議員の任期の関係上、
定例会におきまして当特別委員会の経過をご報告申し上げる機会は今回が最後となりますので、この際、当特別委員会の付託事項の審査、活動状況をご報告申し上げます。
平成28年3月
定例会において、付託事項を市議会だよりの編集に関する事項、議会のホームページに関する事項、議会と市民との意見交換会及び議会報告会に関する事項、その他議会の広報及び広聴に関する事項として設置され、以来17回にわたり委員会を開催してまいりました。
その中で、市議会だより5月1日号、8月1日号、11月1日号を発行し、今議会の内容を掲載する2月1日号についても編集作業を進めております。見やすい紙面づくりを第一に、配色や見出しの大きさなど、細かい部分も手を抜かずに編集作業をしてきました。議会ホームページのユニバーサルデザインへの変更作業も進めており、より見やすいホームページを構築するよう検討しています。
7月25日、26日、27日と8月2日には、1日2会場での議会報告会を開催し、400名余りの市民の参加をいただきました。参加者の中には「議会の活動がよくわかった」「議会を身近に感じられるようになった」「議会のホームページに興味が出たので、早速帰ったら見てみます」などの広報広聴活動の実りを感じる言葉をかけてくださる方もいました。
8月3日には公職選挙法改正で選挙権を得られる年齢が18歳に引き下げられることを受けて、若い世代への働きかけとして、子ども議会を開催しました。今治市内17の中学校から34名の中学生議員をお迎えして、活発な議会活動を行うことができ、子供たちが市議会の仕組みや働きを直接体験することにより、地方自治の役割や重要性を認識し、市政や市議会に大きな関心を持ってもらうことができたと思っています。
このように、市民に開かれた議会、信頼される議会、そして市民の信託に応える議会を目指して、さまざまな取り組みを進めてまいりました。
以上をもちまして、広報広聴特別委員会の審査、活動の経過についてご報告を申し上げ、委員会報告を終わります。
24:
◯渡辺文喜議長 次に、人口対策特別委員長にお願いいたします。
25: ◯井手洋行人口対策特別委員長 人口対策特別委員会から中間報告を申し上げます。
人口対策特別委員会は、議員の任期の関係上、
定例会において当特別委員会の経過をご報告申し上げる機会は今回が最後となりますので、この際、当特別委員会へ付託されております事項につきまして、審査の経過をご報告申し上げます。
人口減少問題は、首都圏を除くほとんどの自治体が抱える大きな行政問題であり、今治市においては、平成17年合併時の人口約17万9,000人から現在約16万4,000人と、1万5,000人もの減少となっております。そういった中、平成28年3月
定例会におきまして、当特別委員会が設置され、1つに人口減少対策に関する事項、2つに少子化対策に関する事項、3つに雇用拡大に関する事項を付託事項として審査を行ってまいりました。
まず、我々委員は、今治市の現状と課題の把握に努めました。そして、当特別委員会において、理事者とともに、先進自治体の取り組みを分析するなど協議を重ねてまいりました。今治市役所においては、安井産業部長を統括者として、若手職員を中心に21名の人口対策プロジェクトチームが設置され、今後の新たな施策の展開に向けた検討会を開催しているという報告を受けております。これからの今治市におきまして、人口減少に歯どめをかけ、また生産年齢人口の維持、移住定住の促進を図ることが大切であります。当特別委員会といたしましても、理事者ともども最善の方策を考えてまいりたいと思っております。
以上、人口対策特別委員会の審査の経過について、ご報告申し上げました。
26:
◯渡辺文喜議長 以上で特別委員会の中間報告は終わりました。
暫時休憩いたします。
午前11時12分
──────────
午前11時20分
27:
◯渡辺文喜議長 会議を再開いたします。
これより特別委員会の中間報告に対する質疑に入ります。
質疑の通告がありませんので、これをもって特別委員会の中間報告に対する質疑を終結いたします。
以上で日程の全てを議了いたしました。
閉会に当たり、市長から挨拶があります。
28:
◯菅 良二市長 12月
定例会の閉会に当たりまして、一言ご挨拶申し上げます。
今議会では、平成27年度の各会計決算の認定議案を初め一般会計補正予算案など提案いたしました全ての議案につきまして議決を賜り、ありがとうございました。本会議、委員会でいただきました皆様からの貴重なご意見、ご要望につきましては、今後の市政運営に生かしてまいりたいと考えております。
初めに、さきの臨時国会におきまして、国として初めて自転車政策全般の基本的な方向性を定めた自転車活用推進法案が可決され、成立いたしました。自転車の利用環境の改善を総合的に進める内容で、今後、さまざまな自転車のための施策を行う際の法的根拠となり、来年中に施行されます。この法案では、自転車を活用した国際交流の促進や国内外からの観光旅客の来訪の促進、観光地の魅力の増進、その他地域の活性化に資するものに対する支援も明文化されるなど、本市においても快適で充実したサイクリング環境を整備し、交流人口の拡大と地域の活性化につなげるさまざまな政策を進めやすくなるものと考えております。
これまで、「瀬戸内しまのわ2014」、日本最大規模の自転車イベントとなった「サイクリングしまなみ」などを通じて、しまなみ海道はサイクリストの聖地として国内外に広く認知されるところとなりました。自転車新文化の普及と拡大に取り組んでこられた愛媛県及び愛媛県内市町、そして広島県や尾道市と一層連携を深めながら、しまなみ海道を、ぜひ一度ならず二度、三度と訪れたい魅力あふれる地域ブランドに育て上げてまいります。
さて、本議会は、私、そして議員各位におかれましても、今任期最後の
定例会となりました。顧みますと、皆様と議論を重ね、多くの事業に取り組んだ4年間でありました。印象深いものといたしまして、みなと再生事業では多様な交流を生み、中心市街地のにぎわいを創出する拠点としての役割を担う、みなと交流センター「はーばりー」が誕生いたしました。新都市開発整備事業では、第1地区において産業用地が完売し、ことし4月に開業したイオンモール今治新都市は、愛媛県内外から多くのお客様にお越しいただく人気スポットとなっております。第2地区における大学獣医学部の誘致につきましては、先般、内閣府により、平成30年度に限り獣医学部の新設を可能とするための告示改正案の概要が示され、せんだって、これに対するパブリックコメントの期間が終了したところでございます。今後、告示改正が行われ、大学を運営していく事業者の公募、審査などの手続を経ますと、市議会を初め市民の皆様へお示しをしながら、獣医学部の新設の認定、そして平成30年4月の開学を目指して進めてまいります。
スポーツ面では、いよいよ来年に迫った「愛顔つなぐえひめ国体・えひめ大会」に備え、今治市営スポーツパークに16面を擁するテニスコートや玉川艇庫を新設したほか、今治市営球場、今治市営中央体育館、今治市営大西体育館等を改修し、全国からアスリートをお迎えする準備が整うこととなりました。朝倉地域の皆様方のご協力をいただきながらのJFAアカデミー今治の運営、そして、FC今治のJFL昇格などうれしいニュースも盛りだくさんでありました。
そのほか、合併後の新たな今治市の姿にふさわしい効果的で質の高い行政サービスが提供できるよう、分散する既存施設を統廃合した新ごみ処理施設の着工や衛生センターの新設稼働、水道ビジョンに基づく広域的送水管の整備や、小泉浄水場ほか基幹施設の更新を開始するなど、市民生活に重要な市民の一体感を醸成する各種事業が進んでおります。
また、平成27年1月に実施いたしました合併10周年を祝う記念式典では、先人のご労苦に対し、謝意を表するとともに、今治市の輝かしい未来に向かって決意を新たにすることができました。明日の今治市役所を担う新人職員の力強い万歳三唱が今も新鮮に耳に残っております。
そして、私個人的には、合併算定替終了に伴う財政対策連絡協議会での田上長崎市長を初め全国の自治体の仲間たちとの活動が思い起こされます。合併後の市町村の変化に対応した交付税算定が新たに示されるなど、大きな成果を得ることができましたのも、総務省を初め自民党、公明党本部など関係各位のご支援、ご協力のたまものと感謝の念にたえません。
今、我が国は少子高齢化の進展、人口減少という厳しい状況下にございます。今治市におきましても、避けては通れない同様の現実がございます。しかしながら、そのような中にあっても、お会いする方々が異口同音に「今治市は元気ですね、明るい話題が多いですね」と言ってくださいます。日本一の海事都市を標榜する海事産業、世界的ブランドとなった今治タオル、日本有数のエネルギー基地の立地、世界進出を果たしている食品産業、各種の伝統産業は言うに及ばず、先ほど来申し上げましたような、各種の事業の進展やたくさんのうれしい話題など、まさに合併した今治市の一体感の醸成が進む中で、市民力の結集で生まれた流れだと感じております。
来るべき平成29年は、大学獣医学部誘致の正念場、「バリシップ2017」、「おんまく」20周年、そして、何よりも昭和28年に四国4県で共同開催して以来、64年ぶり初の単独開催となる「愛顔つなぐえひめ国体・えひめ大会」が開催されるなど、恐らく大正9年に今治市が誕生して以来の中身の濃い充実した1年になるものと確信いたしております。この勢いをとめることなく、またおごることなく、足元をしっかり見つめながら力強く、「未来に輝く“いまばり”づくり」に向け、前へ前へと歩みを進めていかなければならないと思っております。
今回ご勇退される議員各位におかれましては、長年のご尽力に深甚なる敬意を表しますとともに、今後も今治市のために、違った立場でご活躍いただきますようお願い申し上げます。また、ご出馬を予定されている皆様方におかれましては、私を含めまして、厳しい洗礼を受けることとなりますが、お互い試練を乗り越え、再びこの議場で相まみえ、今治市の発展のため、ともに取り組むことのできるよう願っております。
最後になりますが、来年、平成29年が今治市と今治市民にとりまして、必ずや輝かしい年、大いなる飛躍の年となりますことを心から祈念申し上げ、閉会に当たってのご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
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◯渡辺文喜議長 以上で市長の挨拶は終わりました。
閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し述べさせていただきます。
12月8日に開催されて以来、本日まで20日間にわたります12月議会、本日ここに全議案を議了し、無事閉会の運びとなりましたこと、議員各位初め理事者の皆様のご協力に心より感謝を申し上げます。ありがとうございました。
理事当局におかれましては、今
定例会で成立した各条例、予算等の執行はもちろん、過去4年間に本会議あるいは委員会等において各議員から述べられました意見、要望等、十分に尊重され、今後の市勢発展のために生かしていただきますよう、お願いを申し上げておきたいと思います。
さて、振り返ってみますと、私たち議員は、平成25年2月に市民の皆様の負託を受け、市議会議員に選出していただき、4年が経過いたしました。また私は、昨年2月に伝統ある今治市議会で新今治市の12代目議長という立場をいただきました。感謝でございます。しかし、来春には市民の皆様の洗礼を受けなければなりません。残されました任期はあとわずかとなりましたけれども、その間、議員各位、市議会事務局の皆様、菅市長を初め理事者の皆様等に賜りましたご厚情に対し、改めまして感謝を申し上げます。
まず、非力な議長のもと、スムーズな議会運営ができましたことは、森副議長、寺井議会運営委員長を初め、議員各位のご理解とお力添えのたまものであり、衷心より感謝申し上げます。また、門田市議会事務局長、秋山議会総務課長を初め、職員一丸となって支えていただきました市議会事務局の職員の皆様、本当にお世話になりました。また、菅市長、長野副市長を中心とした理事者の皆様、市職員の皆様の頑張りにも感謝を申し上げておきたいと思います。
今治市は随分といい流れをつくっていただきましたけれども、どうかこの流れをとめないで、つけていただいたつぼみに大輪の花を咲かせていただきますよう、お願いをしておきたいと思います。我々も頑張ります。
例えば、国家戦略特区の指定を受けた大学獣医学部開学への動き、今治市まち・ひと・しごと創生総合戦略の速やかな実現、市民の皆様の心を1つにしていただいたFC今治のJ3への挑戦、日本遺産の認定を受けた村上海賊のストーリーを活用した観光の振興。ことし初めて実施しました子ども議会での中学生議員、社会を明るくする運動中学生弁論大会での弁士、JFAアカデミー今治の生徒、各種全国大会等で活躍されるスポーツ選手、レイクランドへの親善大使を務めていただいた高校生諸君など、すぐれた青少年の健全育成。また、サイクリストが行ってみたい旅行先で1位になったしまなみ海道をサイクリストの聖地として磨いていただき、活用していただきたいと思います。
さきにも述べましたけれども、来春の市議会議員選挙に再出馬を予定されています議員各位には、どうかお体ご自愛いただき、残されました任期いっぱいご活躍されますことはもちろん、選挙で栄冠を勝ち取り、今治市発展のため再びご活躍されますようご祈念申し上げておきます。また、今期限りで勇退されます議員各位には、長年にわたり、大変お疲れさまでございました。市勢発展のために流されました汗に心から感謝を申し上げます。今後も健康に留意されまして、今治市議会へのご指導やご協力をいただきますようお願いを申し上げる次第であります。
私も議長という立場での1年、随分たくさんの会にお招きいただき、大変たくさんの方と出会うことができました。このことは私の人生にとって大変大きな財産であり、感謝でございます。
最後になりますが、報道関係者各位には、議会活動を、また今治市のいい流れを迅速、的確に報道され、市勢発展のため側面からご協力いただきましたことを厚くお礼申し上げます。
以上をもちまして、まことに簡単粗辞で意を尽くせませんけれども、本議会閉会と議長退任の挨拶といたします。大変ありがとうございました。
失礼いたしました。議長退任という言葉を使わせていただきましたけれども、私の任期は2月19日までございますので、残されました任期、精いっぱい務めてまいりたいと思いますので、ご理解賜りたいと思います。
以上をもって今
定例会を閉会いたします。
午前11時42分 閉 会
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