平成22年 6月
定例会 平成22年
松山市議会第3回
定例会会議録 第1号 ──────────────────
松山市告示第248号 平成22年6月18日
松山市長 中 村 時 広 6月
定例市議会を次のとおり招集する。 記 1 日 時 平成22年6月18日(金)午前10時 2 場 所 松 山 市 役 所───────────────────────────────────── 平成22年6月18日(金曜日) ─────────────
議事日程 第1号 6月18日(金曜日)午前10時
開議日程第1
会議録署名議員の
指名日程第2 会期の
決定日程第3 諸般の
報告日程第4 永年
勤続議員の
表彰について (表決)
日程第5
議案第45号 平成22年度
松山市
一般会計補正予算(第1号)
議案第46号
松山市職員の勤務時間、
休暇等に関する条例及び
松山市職員の
育児休業等に関する条例の一部改正について
議案第47号
松山市職員の
退職手当に関する条例及び
松山市
公営企業職員の給与の種類及び基準を定める条例の一部改正について
議案第48号
松山市
青少年センター条例の一部改正について
議案第49号
松山市
火災予防条例の一部改正について
議案第50号
松山市
消防団員等公務災害補償条例の一部改正について
議案第51号
松山市
企業立地促進条例の一部改正について
議案第52号
工事請負契約の変更について(
松山外環状線中央公園高架橋(
下り線)
整備工事(
上部工)(
市国交道第12号))
議案第53号 財産の処分について(
松山市
余土学校給食共同調理場)
議案第54号
市道路線の認定について
議案第55号
市営土地改良事業(
県単独土地改良事業(農道)・
溝辺地区)の施行について
議案第56号
市営土地改良事業(
県単独土地改良事業(農道)・
八反地地区)の施行について (説 明) ──────────────── 本日の会議に付した
事件日程第1
会議録署名議員の
指名日程第2 会期の
決定日程第3 諸般の
報告日程第4 永年
勤続議員の
表彰について
日程第5
議案第45号~第56号 ────────────────
出席議員(45名) 1番 中 村 嘉 孝 2番 杉 村 千 栄 3番 宮 内 智 矢 4番 松 井 宏 治 5番 吉 冨 健 一 6番 大 塚 啓 史 7番 梶 原 時 義 8番 武 田 浩 一 9番 上 杉 昌 弘 10番 小 崎 愛 子 11番 渡 部 昭 12番 藤 本 公 子 13番 福 岡 玲 子 14番 原 俊 司 15番 渡 部 克 彦 16番 若 江 進 17番 山 本 昭 宏 18番 菅 泰 晴 19番 大 亀 泰 彦 20番 武 井 多佳子 21番 篠 崎 英 代 22番 友 近 正 23番
土井田 学 24番 雲 峰 広 行 25番 小 林 宮 子 26番 丹生谷 利 和 27番 八 木 健 治 28番 菊 池 伸 英 29番 今 村 邦 男 30番 栗 原 久 子 31番 寺 井 克 之 32番 森 岡 功 33番 宇 野 浩 34番 松 岡 芳 生 35番 大 木 正 彦 36番 砂 野 哲 彦 37番 清 水 宣 郎 38番 猪 野
由紀久 39番 川 本 光 明 40番 松 下 長 生 41番 白 石 研 策 42番 大 西 弘 道 43番 池 本 俊 英 44番 田 坂 信 一 45番 中 西 智 ────────────────
欠席議員(0名) ────────────────
事務局出席職員職氏名 事務局長 宮 崎 敬 二
事務局企画官 宇都宮 英 明
総務課長 清 水 美 惠
議事調査課長 渡 部 俊 明
議事調査課主幹 仙 波 章 宏
議事調査課副主幹 金 森 和 久 ──────────────── 説明のため出席した
者の
職氏名 市長 中 村 時 広 副
市長 稲 葉 輝 二 副
市長 岡 本 誠 司
総務部長 山 本 昭 弘
総務部契約管理担当部長 福 本 正 行
理財部長 遠 藤 美 武
理財部企画官 黒 田
誠二郎 総合政策部長 白 石 義 秀
総合政策部水資源担当部長 池 内 昭 博
総合政策部坂の上の
雲まちづくり担当部長 矢 野 大 二
財政課長 前 田 昌 一
市民部長 三 好 龍 彦
保健福祉部長 村 上 正
保健福祉部社会福祉担当部長 田 中 郁 夫
環境部長 江 戸 通 敏
環境部環境施設担当部長 若 田 吉 昭
都市整備部長 古 鎌 靖
都市整備部開発・
建築担当部長 松 本 勝 志
下水道部長 木 寺 政 良
産業経済部長 梅 岡
伸一郎 産業経済部農林水産担当部長 田那辺 泰 典
産業経済部競輪事業担当部長 吉 野 隆 彦
消防局長 西 原 忠 悦
教育長 山 内 泰
教育委員会事務局長藤 田 仁
教育委員会委員長 金 本 房 夫 会計
管理者 上河内 孝
公営企業管理者 渡 辺 滋 夫
公営企業局管理部長平 岡 陽 一 ~~~~~~~~~~~~~~~~ 午前10時0分開会
○
田坂信一議長 ただいまから平成22年第3回
定例会を開会いたします。
市長より、今
議会招集の
あいさつがあります。
中村市長。 〔中村時広
市長登壇〕
◎中村時広
市長 本日、ここに
議員の
皆さん方の御参集をいただき、平成22年第3回
定例会を開会するに当たりましてご
あいさつを申し上げます。 初めに、
議員の
皆さん方には、平素から
市政運営に対しまして格別の御理解と御協力をいただいておりますことを深く感謝申し上げます。 さて、今回の議会は、選挙後の新体制での初めての
定例会でございまして、
一般会計補正予算を初めとする市政の
重要案件について御審議をお願いすることといたしております。特に
補正予算につきましては、
景気回復の実感が乏しい中、
中心市街地等における
にぎわいづくりなど、本市の
活性化へ向けた
事業を中心に、国、県の
補助金も有効に活用した各般にわたる
事業について提案させていただいた次第であります。何とぞ十分な御審議をいただき、適切なる御決定を賜りますようお願い申し上げまして、今議会の
招集あいさつとさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 ────────────────
○
田坂信一議長 これより、本日の会議を開きます。 本日の
議事日程は、お手元に配付の
日程表第1号のとおりであります。 ────────────────
○
田坂信一議長 まず、
日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、
会議規則第78条の規定により、
議長において3番
宮内議員及び4番
松井議員を指名いたします。 ────────────────
○
田坂信一議長 次に、
日程第2、会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。
今期定例会の会期は、本日から7月7日までの20日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ
者あり〕
○
田坂信一議長 御異議なしと認めます。したがって、会期は20日間と決定いたしました。 ────────────────
○
田坂信一議長 次に、
日程第3、諸般の報告を申し上げます。 まず、
地方自治法第121条の規定により、
市長以下
関係理事者の出席を求めております。 次に、
監査委員からお
手元配付の
監査等結果
報告一覧表のとおり、2件の報告がありましたので、即日写しを送付しておきました。 次に、
議長会関係事項について御報告申し上げます。 まず、4月7日に愛媛県
市議会議長会春季定期総会が西条市において開催され、お
手元配付の
議案件名表のとおり、
各市提出の
議案10件について審議の結果、全
議案いずれも
原案どおり満場一致で可決し、
愛媛県知事、同
県議会議長及び
県選出国会議員へそれぞれ要望をいたしました。また、そのうち
重要案件3件を
四国市議会議長会定期総会に提出いたしました。 次に、第72回
四国市議会議長会定期総会が5月10日高松市において開催され、お
手元配付の
議案件名表のとおり、各
県提出の諸
議案12件を審議いたしました結果、いずれも原案どおり可決し、
四国市議会議長会の名において、政府並びに
関係当局に対してそれぞれ
要望書を提出し、
早期実現方につき、強力な運動を展開した次第であります。そのうち、
予備議案を含めた
重要案件4件を
全国市議会議長会定期総会に提出いたしました。 最後に、5月26日東京都において第86回
全国市議会議長会定期総会が開催され、お
手元配付の
議案件名表のとおり、各
議案について審議いたしました結果、全
議案いずれも
満場一致の決定により、
全国市議会議長会の名において、政府並びに
関係当局に対して
要望書を提出し、
早期実現について強力な運動を展開いたした次第であります。 次に、
四国市議会議長会及び
全国市議会議長会の
表彰規程に基づき次の方々が
表彰されましたので、御報告申し上げます。まず、
四国市議会議長会定期総会におきまして、同
会表彰規程に基づき8年以上
議員在職一般表彰に
大亀議員、
武井議員、友近
議員、
今村議員が、12年以上
議員在職特別表彰に
寺井議員が、16年以上
議員在職特別表彰に
土井田議員、
菊池議員、
宇野議員、
砂野議員、一橋前
議員が、20年以上
議員在職特別表彰に
松岡議員、
川本議員、
池本議員、井原前
議員、西本前
議員、上岩前
議員が、24年以上
議員在職特別表彰に私が、28年以上
議員在職特別表彰に
白石議員、御手洗前
議員が、32年以上
議員在職特別表彰に
大木議員、三宮前
議員がそれぞれ
表彰されました。次に、
全国市議会議長会定期総会におきましては、同
会表彰規程に基づき15年以上
議員在職一般表彰に
森岡議員が、20年以上
議員在職特別表彰に
松岡議員、
川本議員、
池本議員、井原前
議員、西本前
議員、上岩前
議員が、35年以上
議員在職特別表彰に
大西議員がそれぞれ
表彰されました。 以上で、諸般の報告を終わります。 ただいまから
表彰状の伝達を行います。
全国市議会議長会被
表彰者のうち、まず
森岡議員の御登壇を願います。 〔被
表彰者登壇〕
○
田坂信一 議長 表彰状 松山市 森岡 功殿 あなたは
市議会議員として15年市政の振興に努められその功績は著しいものがありますので第86回
定期総会に当たり
本会表彰規程により
表彰いたします。 平成22年5月26日
全国市議会議長会会長 五本幸正 おめでとうございました。 〔
表彰状授与〕 〔拍手〕
○
田坂信一議長 次に、同じく被
表彰者松岡議員、
川本議員、
池本議員の御登壇を願います。 〔被
表彰者登壇〕
○
田坂信一 議長 表彰状 松山市
松岡芳生殿 あなたは
市議会議員として20年の永きにわたって市政の発展に尽くされその功績は特に著しいものがありますので第86回
定期総会に当たり
本会表彰規程によって特別
表彰いたします。 平成22年5月26日
全国市議会議長会会長 五本幸正 おめでとうございます。 〔
表彰状授与〕 〔拍手〕
○
田坂信一 議長 表彰状 松山市
川本光明殿 以下同文。 平成22年5月26日
全国市議会議長会会長 五本幸正 おめでとうございます。 〔
表彰状授与〕 〔拍手〕
○
田坂信一 議長 表彰状 松山市
池本俊英殿 以下同文。 平成22年5月26日
全国市議会議長会会長 五本幸正 おめでとうございます。 〔
表彰状授与〕 〔拍手〕
○
田坂信一議長 次に、同じく被
表彰者大西議員の御登壇を願います。 〔被
表彰者登壇〕
○
田坂信一 議長 表彰状 松山市
大西弘道殿 あなたは
市議会議員として35年の永きにわたって市政の発展に尽くされその功績は特に著しいものがありますので第86回
定期総会に当たり
本会表彰規程によって特別
表彰いたします。 平成22年5月26日
全国市議会議長会会長 五本幸正 おめでとうございます。 〔
表彰状授与〕 〔拍手〕
○
田坂信一議長 なお、被
表彰者のうち井原前
議員、西本前
議員、上岩前
議員については、後刻私から伝達いたします。 以上で、
表彰状の伝達を終わります。 ────────────────
○
田坂信一議長 次に、
日程第4、永年
勤続議員の
表彰についてを議題といたします。 お諮りいたします。今回、
全国市議会議長会から
表彰されました
森岡議員、
松岡議員、
川本議員、
池本議員、
大西議員、井原前
議員、西本前
議員、上岩前
議員は、長年にわたり本
市議会議員として市政の発展に貢献をいたされた方々でありますので、ここにその御労苦をたたえるため、先例により永年
勤続議員として
表彰することにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ
者あり〕
○
田坂信一議長 御異議なしと認めます。したがって、以上8名の方々を永年
勤続議員として
表彰することに決定いたしました。 ────────────────
○
田坂信一議長 次に、
日程第5、
議案第45号ないし第56号、すなわち平成22年度
松山市
一般会計補正予算初め当面の
関係議案12件を
一括議題といたします。 これより
提案理由の説明を求めます。
中村市長。 〔中村時広
市長登壇〕
◎中村時広
市長 今議会に提案いたしました平成22年度
一般会計補正予算案を初め、市政の
重要案件について御審議をいただくに当たりまして、その概要を御説明申し上げたいと思いますが、その前に、今議会は去る4月25日に
市議会議員選挙が行われてから初めての
定例議会でありますことから、私の
市政運営に対する基本的な考え方を述べ、
議員の
皆さんのより一層の御理解と御協力をお願い申し上げる次第でございます。 初めに、本市におきましては、
松山市第5次
総合計画に掲げる「みんなでつくろう みんなの
松山」のスローガンのもと、地球にやさしい
環境まちづくりやお年寄りや障害
者にやさしい福祉の増進、
子育て支援を含むのびのび教育の推進、さらには物語のある観光の
まちづくり、
産業振興など、元気、活力のある
まちづくり、
市民生活の安全・安心の確保といった6つの分野における
まちづくりに重点的に
取り組み、「憧れ 誇り
日本一のまち
松山」の実現に向け、
各種施策を積極的に展開しているところでございます。その中でも、近年は景気が低迷しておりますことから、
企業立地等に係る
奨励金の
交付等により、
雇用創出や
企業立地の促進に努めるほか、新たな
環境ビジネスの創出に向けた
取り組みや
中小企業への支援、
農林水産業の振興など、産業・
経済面における
取り組みはもとより、
中心市街地における
にぎわいづくりに向けて再開発への支援を行うなど、
本市活性化策に重点的に取り組んでいるところでございます。また、こうした
景気状況においてこそ、市民に活力を与えるべく
松山島
博覧会や
ベースボールフェスティバル等を初めとする
スポーツイベントのほか、
俳句甲子園やことばのちから等の
文化イベント、さらにはリニューアルした
城山公園等において
フェスティバル等を開催するなど、市民が集い、憩い、喜びや楽しみを実感できる
事業の実施にも努めているところでございます。また、御案内のとおり、本市は小説「坂の上の雲」を軸とし、市全体を
フィールドミュージアムに見立てた
まちづくりを推進しているところであり、昨年の秋にはこうした
まちづくりを後押しすべく、待ち望んでいた
スペシャルドラマ「坂の上の雲」の第1部が放送されたところでございます。この機会を本市の
活性化を図る千載一遇のチャンスととらえ、私自身もセールスマンとして
大手旅行会社や
交通事業者のトップの方とお会いし、熱い思いをお伝えするなど、
観光客の誘客に向けた
取り組みを進めてきました結果、
松山への
旅行商品の
造成等により、主要な
観光施設の入場
者数が大幅に増加し、昨年
松山市を訪れた
観光客は過去10年で最多の525万4,000人に上るなど、一定の成果があらわれてきているところでございますので、今後におきましても、第2部、第3部の放送が待ち受けておりますことから、さらなる誘客を図るべく、
観光客受け入れ態勢に万全を期すとともに、
松山の魅力の
全国発信に引き続き総力を挙げて取り組んでいきたいと考えております。また、水問題につきましては、これまで市民の
皆さんの御協力をいただき、
自助努力を積み重ね、
使用水量について最大限の節減を図ってきたところでございますが、御案内のとおり、本市の水源は極めて脆弱であり、第3の
水源確保が最
重要課題となっている中、30万人を超える多くの市民の
皆さんの御要望もいただき、今後とも
市民生活における安心を確保すべく一歩ずつ誠心誠意取り組んでまいりたいと考えております。 次に、
行財政改革への
取り組みについてでございますが、本市におきましては、職員の
意識改革を初め定員
管理の
適正化、
事務事業の
見直し、
民間活力の活用などに早期から取り組んでいることはもとより、健全な
財政運営へのガイドラインを策定、そして堅持することで良好な
財政状況を保ちながら
財政的体力を培ってきたところであり、今後ともやるべきことはやるが、削るべきものは削るの精神のもと、めり張りのある
行財政運営に努めてまいりたいと考えております。こうした中、先般、新内閣が発足し、今後の国政の動向が注目されているところでございますが、特に前回の選挙で掲げられたマニフェストにつきましては、
子ども手当に見受けられるような
見直し等の動きがあるものの、財源問題を含めてなぜできなかったのかということをおわびも含めて国民へ説明し、より現実的かつ国民が納得する形での実現をなされるべきではないだろうかと考えております。なお、
地域主権改革につきましては、「
分権型社会の確立なくして国の未来はない」との強い思いで、
取り組みの継続はもとよりスピードアップを図っていただきたいと思っており、本市におきましては、
日本一の
まちづくりなど改革の動きを見越した
取り組みを既に進めてきたところではございますが、残念ながらこの根幹となる法律も期限切れで
継続審議となってしまっております。
地域主権改革のさらなる推進のために、時期を失することなく、国に対して強く声を上げていきたいと考えております。 さて、政府の
月例経済報告を見てみますと、1~3月期のGDPが
年率換算で
前期比5%増と、上方修正されたことを受け、6月の
月例経済報告において、景気の
基調判断に「回復」の文言が盛り込まれるものと思われるものの、去る5月31日に発表された
地域経済動向では、
四国地域の
景況判断は「
持ち直しの動きが緩やかになっている」と、前回の「
持ち直しの動きが見られる」から下方修正されているなど、まだまだ
景気回復の実感が乏しい状況にございます。こうした中、今回の
補正予算におきましては、大きい
経済効果が期待できる
中心商店街や
城山公園における
にぎわいづくりに向けた
取り組みなど、市民に活気をもたらす
事業を中心に、新たに創設された「
社会資本整備総合交付金」を初めとした国、県のお金を有効に活用し、各般にわたる施策を推進することといたしました。 以下、
補正予算案の概要について御説明させていただきます。 まず、大街道二丁目
東地区ラフォーレ原宿・
松山跡地等における
民間施行による再開発への
取り組みにつきまして、次なるステップへ向けた支援を行うこととしたほか、市民が憩える
都市公園として今春生まれ変わった
城山公園におきまして、
野外ライブを初め
松山の
物産品を紹介・販売するなど、市民挙げての
イベントを
官民協働で夏に開催するとともに、さらなる集客を目指し、
地元メディアと行政が一体となった
オータムフェスティバルも引き続き開催するなど、
中心市街地における
にぎわいづくりに積極的に取り組むことといたしました。また、
松山市
企業立地促進条例に基づく
指定企業に対し、
企業立地促進奨励金及び
雇用促進奨励金を交付するほか、
観光客を中心に
都市散策、いわゆる
まち歩きへのニーズが高まっていることから、
市町緊急雇用創出事業を活用して、
テーマ性のある
まち歩きコースの開発及び
専属ガイドの育成を行うなど、
雇用創出も含めた産業、
観光面における
活性化にも取り組むことといたしております。次に、本市におきましては、
松山サンシャインプロジェクトによる
取り組みの一つとして、
太陽光発電システムの導入を促進しているところでございますが、国の
補助制度の復活、そしてまた
余剰電力の2倍
買取制度が開始されたことは、御案内のとおりだと思います。このことによりまして、
設置数が大幅に増加しておりますことから、
設置費用に係る補助について
追加補正を行うことといたしました。さらには、低
炭素社会への転換を図るため、国において創設された緑の
分権改革推進事業を活用し、
太陽光発電、
燃料電池や
バイオマスなど、
クリーンエネルギー資源の
賦存量調査や
有効活用に向けた
実証調査を行うことで、
地球温暖化対策の一層の促進を図ることといたしました。次に、
私立保育所の創設及び
増改築への補助を行い、
待機児童の解消に努めることを初め、
入会児童数の増加により大
規模化、狭隘化している
児童クラブの
環境整備等を行うほか、市内8カ所目となる
一般企業における
事業所内保育施設の設置に対する支援や、
保育所に専用の
相談室を設置することで、
子育て相談の
機能充実を図るなど、
子育て支援の推進を図ることといたしました。また、
子どもの
社会性や
人間性をはぐくむため、平成21年度から開始した
立岩ダッシュ村、
中島ふるさと体験学習に加えて、
坂本地区において農業、
文化等の
体験学習を実施するほか、身近な森林の観察、
調査等の学習への
取り組みや不登校の
未然防止につながる魅力ある
学校づくりの
調査研究、さらには中学校において武道が必修化されることに備え、
柔剣道場の整備を行うほか、
教材備品等の整備も行うなど、教育のさらなる充実を図ることといたしております。次に、
小規模特別養護老人ホーム及び
知的障害者グループホーム等の
施設整備に係る補助のほか、
バリアフリー対応施設の
情報等を掲載した
バリアフリーマップの改訂や障害
者生活介護事業所における
送迎バスの更新、さらには高齢
者型の
地域優良賃貸住宅の整備に係る補助を行うなど、高齢
者、障害
者の福祉の増進を図ることといたしました。次に、老朽化している
避難場所への
誘導標識について、住民や
観光客等を速やかに安全な
避難場所へ誘導するため、英語や
図記号表記等を追加した標識に改修することを初め、
松山市
自主防災組織ネットワーク会議における
防災資機材等の整備のほか、高齢
者グループホーム及び
救護施設における
スプリンクラー設置や
耐震化等が必要な
知的障害者支援施設の改築に係る補助、さらには老朽化した
公園遊具等の取りかえ、
民間建築物におけるアスベスト含有調査に対する補助など、
市民生活における安全・安心の確保を図ることといたしました。また、外環状線等の幹線道路及びバリアフリーに配慮した歩道等や下水排水路等の整備を初め、公共交通の利用促進を図るための駅駐輪場の整備、
松山港及び
松山空港の国直轄
事業負担金への所要の措置など、快適な生活環境づくりに向けた都市基盤の整備のほか、集落営農組織等における
施設整備や漁業集落等の販売促進活動等に対する支援など、農業、水産業の振興を図ることはもとより、ため池、農道、林道、漁港の整備など、農林水産基盤の整備に所要の措置を講じることといたしました。また、文化財や史跡の保存、顕彰、整備に向けた
取り組みや地域におけるコミュニティー活動への支援のほか、地方税に係る事務の電子化への対応や外国人住民を住民基本台帳の適用対象とする法改正に伴うシステム改造を行うことといたしております。そのほか、(仮称)
松山南学校給食共同調理場の調理業務に係る委託
事業等について、その円滑で効率的な執行を図るために必要な債務負担行為を設定いたしました。 以上、申し上げました事項を中心に編成いたしました平成22年度6月
補正予算の規模は、一般会計のみで44億7,189万円となっております。この結果、累計額は一般会計で1,644億5,189万円となり、特別会計、企業会計を合わせた累計総額は3,446億6,789万円となります。なお、財源といたしましては、国、県の
補助金や市債等の特定財源を25億5,130万8,000円、地方交付税、市税などの一般財源を19億2,058万2,000円を充当することといたしております。 最後に、別号
議案につきましては、
企業立地の一層の推進と正社員雇用の拡大を図る
松山市
企業立地促進条例の一部改正や、施設
管理等に関する所要の規定の整備を図る
松山市
青少年センター条例の一部改正についての
議案などでございます。これらの
議案の詳細につきましては、議事の進行に伴い逐次御説明を申し上げてまいりますので、十分御審議をいただき、適切なる御決定を賜りますようよろしくお願い申し上げまして、説明とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。