大分県議会 2022-12-07 12月07日-04号
◎秋月久美観光局長 県では、国民文化祭等を契機に芸術文化と地域の様々な魅力を融合するカルチャーツーリズムの推進に取り組んできました。現在、OPAMで開催中の相国寺展と宇佐神宮参拝をセットにした福岡からのツアーが好評を得るなど、カルチャーツーリズムへの関心は高く、今回のDCにおける重要なテーマの一つと考えています。
◎秋月久美観光局長 県では、国民文化祭等を契機に芸術文化と地域の様々な魅力を融合するカルチャーツーリズムの推進に取り組んできました。現在、OPAMで開催中の相国寺展と宇佐神宮参拝をセットにした福岡からのツアーが好評を得るなど、カルチャーツーリズムへの関心は高く、今回のDCにおける重要なテーマの一つと考えています。
◎秋月久美観光局長 巨大な船が轟音とともに水しぶきを上げながら海に向かっていく進水式は、造船の技術力や地域の文化を体験できる絶好の機会であり、その迫力ある光景は、造船所が立地する地域ならではの特別感のある魅力的な観光資源です。 県では、これまでも地元自治体と連携し、進水式を観光素材として、SNS等による情報発信や旅行会社との商談会での積極的な売り込みなど誘客対策に取り組んできました。
◎秋月久美観光局長 私からは誘客対策についてお答えします。 県はこれまで旅割などの需要喚起策に加え、宿泊施設の自動精算システムの導入や現場リーダーの育成など、事業者の生産性向上を下支えしてきました。 こうした取組もあり、本年10月の日本人宿泊者数は、コロナ禍前と同水準にまで回復しました。
◎秋月久美観光局長 本県では、これまでもSNS等を活用した情報発信や調査分析等に取り組んできました。特にコロナ禍での旅割を活用した誘客活動においては、その中断や対象エリアの変更にも迅速に対応することができ、デジタルの優位性を改めて認識したところです。
〔秋月観光局長登壇〕 ◎秋月久美観光局長 私からは、ポストコロナを見据えた観光振興についてお答えします。 議員御指摘のとおり、日本への旅行意欲の高まりに加えて、受入制限の段階的な緩和、円安の進行など、海外誘客の好機が訪れています。 県では、こうした機会を逃すことなく、10か国・地域に設置した戦略パートナーと共に、現地での誘客活動を既に再開しています。
◎秋月久美観光局長 インバウンドの受入再開にあたり、感染対策の面では、地域住民、外国人観光客がともに安心できる環境づくりが重要です。 中でも、実証事業の経験として、実際に感染が確認された際の対応が大切です。感染者を含むツアー参加者が安心して過ごせるよう、国のガイドラインも踏まえ、旅行会社や保健所等と連携して対応していきます。
◎秋月久美観光局長 私からは、ツーリズムおおいたにおける使途不明金について御説明します。 ツーリズムおおいたでは、事件判明後、速やかに外部調査委員会を立ち上げ、問題発生に至った経緯の解明と再発防止に向けた提言等を求めるとともに、刑事手続による問題解決を図るために、大分中央署に告訴を行いました。
◎秋月久美観光局長 私からは、宿泊事業者に対する支援についてお答えします。 これまで県は4回の旅行代金割引支援を行い、総額70億円以上の宿泊需要等を喚起してきました。今後、国のGoToトラベルも実施されて、GoTo後からは県版事業で300億円相当の需要を喚起します。
◎秋月久美観光局長 令和2年からの入国制限による外国人宿泊客数の大幅な減少は、本県の観光事業者にとって大きな打撃となりました。 県では直ちに、観光情報発信チャンネル沸騰大分の開設や40回を超えるオンライン商談会の開催など、往来できずとも本県の魅力発信を強化してきました。その結果、大分ファンとなる約15万人のチャンネル登録者を獲得したほか、現地旅行会社やメディア等との関係強化を図ることができました。
◎秋月久美観光局長 二つ御質問いただきました。 まず最初に、多様化するツーリズムへの対応についてお答えします。 第4期ツーリズム戦略を推進する3年間は、コロナ禍で停滞する観光産業の復活、そして、躍進に向けた重要な期間です。大分が誇る豊かな地域資源を生かし、再び多くの旅行者が本県を訪れる取組の推進が必要です。 まず、大分ならではの観光素材の磨き上げを促進します。
◎秋月久美観光局長 私からは、安全なアクティビティの実現についてお答えします。 自然体験型の観光コンテンツは、本県の豊かな自然を生かす観光素材であるとともに、3密回避の観点からも注目を集めており、本県観光の強みであると認識しています。 その安全性の確保は、観光客はもちろん、観光コンテンツを提供する事業者やガイドにとっても大変重要です。県内での安全講習等の実施を期待する声もいただいています。
◎秋月久美観光局長 コロナ禍により、感染症等の危機に大きく影響を受ける観光産業のリスクマネジメントの重要性を再認識しました。リスクを平常時から想定し、発生時の影響を最小限に抑え、早期回復できるよう準備する必要があります。 まず、行政や関係団体、事業者が連携して対処できる関係構築と危機発生時の迅速な体制づくりが重要と考えます。
◎秋月久美観光局長 本県の旅館、ホテルは、全国的にその魅力が高く評価されており、宿泊を目的に多くの旅行者が来県するなど、他県に誇れる観光おもてなしの象徴となっています。 議員御提案の大型リゾートホテルの誘致は、確かに交流人口の増加や雇用創出の効果も期待されますが、県観光を支える地元宿泊業の経営圧迫なども懸念されます。そのため、まずは地元市町村の意向を第一に考えていきます。
〔秋月観光局長登壇〕 ◎秋月久美観光局長 私からは、ツーリズムおおいたにおける使途不明金の発生についてお答えします。 県では、事件判明後、直ちにツーリズムおおいたに対して、原因究明と再発防止に向けた措置を講じ、随時報告するよう求めました。その後も必要な都度、指導を行っています。 ツーリズムおおいたでは、7月8日から問題発生に至った経緯の解明と再発防止に向け、外部調査委員会を立ち上げました。
◎秋月久美観光局長 まず最初に、アフターコロナの観光産業の復活に向けた政策展開についてお答えします。 本県では、国民文化祭、全国障害者芸術・文化祭やラグビーワールドカップなど、大規模イベントを契機に、カルチャーツーリズムやスポーツツーリズムの推進に取り組んできました。 議員御指摘のとおり、こうした取組が点で終わることのないよう、県内に広がりを持った展開としていくことが重要と考えています。
◎秋月久美観光局長 酒蔵を活用した観光振興についてお答えします 名水に恵まれた本県では、個性豊かで香り高い日本酒や焼酎が多く、これまで酒蔵を活用した誘客が各地域で実施されてきました。 今年度は、コロナ禍により開催を見送るイベントが多い中、議員参加のNPO法人が主催した酒蔵を巡るバスツアーは、感染防止策を強化した上で実施され、好評だったとお伺いしています。
◎秋月久美観光局長 議員御指摘のとおり、将来的に大分空港が宇宙旅行にも使用されることになれば、本県の観光誘客にとってさらに大きな弾みになると考えています。その際に、大分が宇宙への単なる通過点にならないためには、今まで以上に魅力のある観光地になることが必要と思います。来年度、宇宙港を活用した観光誘客策を検討する中で、大分らしくエッジの効いたコンテンツの開発や深掘りを目指したいと考えています。
〔秋月観光局長登壇〕 ◎秋月久美観光局長 私からは、SDGsに貢献する観光の振興についてお答えします。 本県の観光振興におけるSDGs達成に貢献する取組として、日本一を誇る温泉資源の活用が上げられます。温泉は、地域で大切に維持されながら、入浴だけでなく、地獄蒸し料理、宿泊施設での発電や暖房など、環境に配慮した活用がされています。
〔秋月観光局長登壇〕 ◎秋月久美観光局長 私からは、新しい旅のかたちによる観光産業の振興についてお答えします。 コロナ禍を経て、近場の自然やアウトドア体験などの人気が上昇しています。観光消費拡大のためには、こうした新しい旅のかたちへの対応が重要と認識しています。 県では、事業者による地域の観光資源を活用した体験サービスの開発を伴走型で支援しており、平成30年度以降22件に対して助成してきました。
◎秋月久美観光局長 自然の中で、野菜の収穫や郷土料理作りなどの生活体験ができるグリーンツーリズムは、教育旅行などでも人気があり、この10年間で約21万5千人の利用者を受け入れてきました。 しかしながら、コロナ禍の今年は、議員御指摘のとおり、宿泊客の予約キャンセルのみならず、感染を恐れて受入自体を中止する農泊家庭もあります。