岡山市議会 1984-03-13 03月13日-09号
(「そんなに低いから米が足らんのじゃ」と呼ぶ者あり) それから,他用途利用米生産よりも麦,大豆の集団栽培の奨励金が高収益になるという意見に対してとう対応するのかという御質問でございます。御指摘のように,麦,大豆等の集団転作によります転作の定着化によりまして,奨励金加算制度を有効に活用していただくことが最も好ましいと,このように考えております。
(「そんなに低いから米が足らんのじゃ」と呼ぶ者あり) それから,他用途利用米生産よりも麦,大豆の集団栽培の奨励金が高収益になるという意見に対してとう対応するのかという御質問でございます。御指摘のように,麦,大豆等の集団転作によります転作の定着化によりまして,奨励金加算制度を有効に活用していただくことが最も好ましいと,このように考えております。
このため県といたしましては、農業者の理解と協力を得ながら、新たに設けられました第一種で十アール当たり二万円、第二種で十アール当たり一万円の加算制度の活用や転作条件整備事業等の推進により、転作の定着化を図り、更に稲作につきましても、他用途利用米生産流通対策を実施するとともに、水管理や病害虫防除対策等の技術対策の徹底を図ることを通じまして、その生産安定に努めてまいりたいと考えております。
第三に、第三期対策の新しい内容として、他用途利用米生産に対し、政府は助成金としてトン当たり七万円を交付することにしていますが、加工原料米はトン当たり十二万円程度で、加工流通経費も生産者負担で、その経費は二万四千円を控除すると、奨励金七万円を加えても生産者手取りトン当たり十六万六千円、一俵当たり六十キロ一万八千円程度となります。
本県の農業団体でも、他用途利用米生産は、将来への展望がなく、生産流通の責任を農家に転嫁するものであり、実質的な二段米価の導入であるとして大きな不満を表明しているのであります。