甲府市議会 1996-09-01 平成8年9月定例会(第3号) 本文 「バルチック艦隊のロジェスト・ウェンスキーがウラジオストックに入るのに、対馬海峡を通るのか、それとも太平洋回りの宗谷海峡を通るのか、このことが秋山真之や海軍参謀たちの神経と頭脳を極度に疲労させた。中でも秋山は敵を全減させるという目的を抱いており、さすがの天才的参謀もノイローゼ気味になっていた。そのときの東郷平八郎の決断が『それは対馬よ』であります。