水俣市議会 2014-09-10 平成26年9月第4回定例会(第3号 9月10日)
フェロー諸島、あるいはインド洋のセイシェル諸島の調査、これはデンマーク大学とロチェスター大学が行っているんですけれども、生まれた子どもの記憶、注意力、言語の能力は、母親の毛髪メチル水銀の増加に伴って低下するという研究結果です。 1970年(昭和45年)にも水俣でも熊大によって調査されています。汚染地区で胎児性患者さんのすそ野に多くの精神遅滞の子どもたちが存在するというデータが出されています。
フェロー諸島、あるいはインド洋のセイシェル諸島の調査、これはデンマーク大学とロチェスター大学が行っているんですけれども、生まれた子どもの記憶、注意力、言語の能力は、母親の毛髪メチル水銀の増加に伴って低下するという研究結果です。 1970年(昭和45年)にも水俣でも熊大によって調査されています。汚染地区で胎児性患者さんのすそ野に多くの精神遅滞の子どもたちが存在するというデータが出されています。
これまでの有機水銀の環境基準は、一九七六年の十四年前に、成人の毛髪水銀で五〇ppmと設定されていたわけでありますが、今回IPCSの基準見直し作業が実施されて、イラクやカナダ、ニュージーランドでの有機水銀による暴露事件の研究発表では、非妊婦や男性についての最低発症量については、毛髪水銀値は五〇ppmを変更する必要がないが、胎児は感受性が高く、母体の毛髪メチル水銀値が一〇ないし二〇ppm程度の場合でも生後