山梨県議会 2024-02-01 令和6年2月定例会(第5号) 本文
スラッシュ雪崩の対応について、知事は、「雪崩が起きそうなところはある程度把握しているわけですから、それに対して洞門を造っています。
スラッシュ雪崩の対応について、知事は、「雪崩が起きそうなところはある程度把握しているわけですから、それに対して洞門を造っています。
実際、吉田大沢では、水とスコリアが起因となり、泥流と雪や氷から起こるスラッシュ雪崩、いわゆる雪代が恒常的に発生いたしております。例えば、令和3年3月22日に発生したスラッシュ雪崩では、富士スバルラインにおいて4か所が寸断されてしまい、1か月以上通行できなくなりました。
であるならば、架線を選択するのが現実的でありますが、その場合は、景観上の問題で世界遺産登録の継続には大きなマイナスであり、強風、積雪、スラッシュ雪崩及び落石等による架線の損壊への対応で、保守管理上、予想以上の経費を想定しなければならなくなります。 世界文化遺産登録抹消もあり得ると非常に心配するものですが、御所見をお伺いします。
一方、噴火に伴う現象ではありませんが、令和三年三月に富士吉田市の宮川で発生した雪代、いわゆるスラッシュ雪崩では、過去最大規模の土石流が発生したと言われておりますが、富士山火山対策砂防事業が行われる前では、市街地に到達してしまうような規模の土石流による被害を未然に防止することができ、地域住民の方々も砂防施設の効果を目の当たりにしたところであります。
また、台風や大雨等による被害状況の有無の確認や、富士山におけるスラッシュ雪崩や異常現象が発生した場合におきましても、いち早く連絡をいただけるように依頼をしております。 以上のような取り組みを通じまして、富士砂防事務所とは日ごろから顔の見える関係を構築しております。 続きまして、要旨(5)、富士山ハザードマップの完成予定についてお答えいたします。
1点目、富士山巨大スラッシュ雪崩の地元への被害と対応について、2点目は、御殿場市の防災支援体制についてです。今回の質問は、この分野の専門家の方々の情報をもとにさせていただいております。 まず、1点目、富士山巨大スラッシュ雪崩の地元への被害と対応についてです。 スラッシュ雪崩は、水を含んだ雪が砂れきとともに移動する雪崩で、富士山では融雪時期にしばし発生する現象です。