嘉手納町議会 2020-03-19
03月19日-05号
令和 2年 3月 定例会(第39回) 令和2年第39回
嘉手納町議会定例会 会議録第5号 令和2年3月19日(木) 午前10時00分 開議出席議員は次のとおりである。 2番 志喜屋孝也議員 3番 花城勝男議員 4番 宇榮原京一議員 5番 古謝友義議員 6番 安森盛雄議員 7番 奥間政秀議員 8番 新垣貴人議員 9番
照屋唯和男議員 10番 仲村渠兼栄議員 12番 當山 均議員 13番 田崎博美議員 14番 田仲康榮議員 15番 知念 隆議員 16番
徳里直樹議員欠席議員は次のとおりである。 1番 仲村 一議員 11番
石嶺邦雄議員職務のため本会議に出席した事務局職員は次のとおりである。 前原信博 事務局長 稲嶺綾子 係長 金城洋平
主任主事地方自治法第121条の規定による出席者は次のとおりである。 當山 宏 町長 比嘉孝史 副町長 比嘉秀勝 教育長 山内 智 会計管理者 金城 悟 総務課長 當山哲也 基地渉外課長 我謝治彦 企画財政課長 喜友名朝順
企画財政課主幹 奥間勝美 税務課長 野村順子 福祉課長 上原 学
子ども家庭課長 町田 優 町民保険課長 天久 昇 都市建設課長 上地康夫 産業環境課長 金城睦和 教育総務課長 金城博吉 上下水道課長 浦崎直哉 教育指導課長 嵩本さゆり 社会教育課長 新垣美佐
中央公民館長本会議に付した事件は次のとおりである。 日程第1
会議録署名議員の指名 日程第2 一般質問
○徳里直樹議長 これから本日の会議を開きます。 日程第1「
会議録署名議員の指名」を行います。 本日の
会議録署名議員は、会議規則第127条の規定によって、9番
照屋唯和男議員、10番仲村渠兼栄議員を指名します。 日程第2「一般質問」を行います。 質問時間は30分以内とします。通告順に従い、発言を許します。 3番花城勝男議員。
◆3番(花城勝男議員) 3番花城勝男です。3問通告していますので、順を追って一問一答方式で行います。それでは質問に移ります。 質問事項1.子育て支援、
高齢者福祉事業を問う。令和2年2月4日に日本一福祉のまちづくり・子育て支援と高齢者等福祉の充実を目指す、東京都日の出町(人口1万6,000人)で視察研修を議員5人で受けた。全国で一律に支給される児童手当、
児童扶養手当制度や高齢者事業だけでなく、①子ども1人(0歳~15歳まで)に月1万円の
クーポン券支給、②出産祝い金として3万円支給、
③こども医療費(通院・入院/0歳~15歳)助成事業、
④青少年医療費助成(通院・入院/15歳~18歳)助成事業、
⑤青少年育成支援金事業/15歳~18歳まで月1万円現金支給、
⑥後期高齢者医療費自己負担分助成事業(75歳以上)、⑦がん医療費自己負担分助成事業(18歳~70歳)、⑧健康長生き医療費自己負担分助成事業(70歳~74歳)等、8つのすべての事業が所得制限なしで、子育て世代全世帯対象者や高齢者へ支給されています。財源は東京都
廃棄物広域処分場受入交付金10億円から充当している。 嘉手納町でも子育て支援、
高齢者等福祉事業は数々ありますが、再考改善の余地はあります。また、幼児保育の無償化や高齢者等福祉の取り組み課題を前進させ、さらに子育て支援・高齢者等福祉の充実したまちづくりを目指すことを要望する。 質問要旨(1)、(2)、(3)に移ります。(1)幼児保育の無償化に伴う現状と課題は。自己負担になっている副食費4,500円を、所得制限なしで子育て世代の全世帯対象に無償化ができないか。(2)0歳から2歳までは
住民非課税世帯等対象に保育料無償化になっているが、所得制限なしで子育て世代、全世帯対象に無償化ができないか。(3)国の制度では認可保育所や認定こども園は、3歳から5歳児の保育の無償化となるが、認可外保育所の場合は国の補助には上限があり、全額無料にはならない。同じ3歳から5歳児でも、無料の子と一部しか無料にならない子が出てくるのは公平性に欠けている。無償化にできないか。3点伺います。
○徳里直樹議長 答弁を求めます。
◎
上原学子ども家庭課長 質問事項1(1)についてお答えいたします。令和元年10月より施行されました幼児教育・保育の無償化により、認可保育所などに在籍しています園児は、幼稚園も含め3歳から5歳の全園児と、0歳から2歳の非課税世帯については、保育料が無償となっております。また、
認可外保育施設などを利用する園児も、両親が共働きなど、保育の必要性が認められる場合に限って、月額3万7,000円を上限に利用料が無償となっております。給食費につきましては、現在低所得層の支援が必要な世帯に関しましては、主食費の町独自の補助を実施していることで完全無償化を実現しております。今回、副食費が発生するのは、一定以上の所得階層の方のみとなっております。保育所などの食材費につきましては、保育所などに預けず家庭保育を行う場合にもかかる費用でございますので、そうした皆様との公平性も鑑みまして、現在のところ全世帯を対象にした副食費の無償化につきましては検討をしておりません。 質問事項1(2)についてお答えいたします。今回実施されました
幼児教育無償化につきましては、国は生涯にわたる人格形成の基礎を養う幼児教育の重要性や、幼児教育の負担軽減を図る少子化対策の観点などから取り組むものとし、3歳以上の教育に係る費用を義務教育と同様に無償化することが、この
幼児教育無償化の本来の趣旨となっております。加えて0歳から2歳までは、
住民税非課税世帯を対象に無償となっており、応能負担の料金設定となっております国が定める保育料から、さらに町単独補助により料金の引き下げも行っております。0歳から2歳を含めた全世帯を対象にした無償化につきましては、今後国の動向を注視してまいりたいと思います。 質問事項1(3)についてお答えいたします。認可外保育所などの保育料に係る支給上限額は幼稚園教育、いわゆる新1号認定につきましては月額2万5,700円、3歳から5歳の保育、いわゆる新2号認定につきましては月額3万7,000円、0歳から2歳の保育、いわゆる新3号認定につきましては、月額4万2,000円と定められております。この上限額は認可保育所の保育料をもとに算出されており、1人当たりの無償化に係る費用としましては、認可保育所等と同程度と考えております。また、認可外保育所は、経営者が自由に保育料を設定することができますので、それを全て公費で無償にするということはできません。しかし、10月から2月末までの実績を見ますと、ほとんどの園が上限額内の保育料となっております。大半の方が認可園と同様に、全額無償となっております。あと、支給上限額を上回る料金設定をしているのは、
インターナショナルスクールみたいな、主に外国人を対象とした施設のみ、町内の方では3施設に通っております。そういった施設の場合のみ、上限額を上回っております。
◆3番(花城勝男議員) ある程度理解できました。再質問ですが、この1から3まで、3は別としても、実施すると仮定した場合に、総財源は幾ら必要になるか伺います。
◎
上原学子ども家庭課長 副食費を無償にした場合、現在の副食費を納めている方が133人おります。ですので、副食費133人掛ける4,500円の12カ月ですと、718万2,000円となります。 また、町単独で主食費のほうを補助しておりますので、238人掛ける1,000円掛ける12カ月で、285万6,000円となります。その分が今、給食費という形での補助を無償化にした場合、町の持ち出し費用になります。
◆3番(花城勝男議員) 700万円ぐらいだということですが、日本一福祉のまちづくり・子育て支援の充実を目指す、日の出町の子育て支援の財源概要を少し紹介いたします。①の
次世代育成クーポン券、1万円クーポン券ですね。年間12万円を町内の保育所や幼稚園での給食費や学童費など、JA、農協が窓口になって、各家庭から引き落としができる仕組みを活用できています。また、ベビー用品、学用用品、食糧費など、子育てに関する費用は、町内の登録店で使うクーポン券になっています。例えば3人子どもがいる家庭では、年間36万円のクーポン券が支給されることになります。対象者2,350人分で、2億8,200万円の予算が計上されています。 ②の出産祝い金3万円、140人分の420万円が計上されています。
③こども医療費助成に640万円が計上、
④青少年医療費助成に440万円の計上、
⑤青少年育成支援金に、これは毎月1万円の現金支給12万円ですが、条件は町内で学費、共済費、塾代、習い事に係る費用の領収書添付が条件になっています。それには3,960万円が計上されています。ですから①から⑤までの総額で3億3,660万円が、日の出町の2019年度の予算に計上されています。交付金は一般財源からの町単独事業になっています。 それで2006年から14年続けて事業を継続しているんですが、約40億円の予算を投入しています。結果として、2006年の人口1万5,815人から約1,000人伸びて、現在は1万6,705人になっています。嘉手納町では、令和2年2月現在の人口は、1万3,520人です。500人から1,000人を伸ばし、目標1万4,000人台にするには、それ相当の大胆な新規事業の展開をしないと、人口はなかなか増やせないと予想されます。この日の出町で実施している事業を、嘉手納町でも子育て世代を受け入れるために、人口増の観点からぜひ検討をしていただきたいと思います。 それでは質問要旨(4)、(5)、(6)の質問に移ります。(4)保育所の施設増設の計画はあるのか。保育士の処遇改善と人材確保の取り組みは。(5)沖縄県の待機児童解消時期目標は、2021年度末であるが、嘉手納町はいつまでに解消か。また、現在の
待機児童年齢別内訳数と、
潜在的待機児童数の予測は。(6)待機児童の現状や課題と改善策を伺います。
◎
上原学子ども家庭課長 質問事項1(4)についてお答えいたします。保育所の施設増設につきましては、令和2年度で1園計画をしております。平成30年度に実施しました子ども・
子育て支援事業ニーズ調査と過去の実績をもとにニーズ量を算出し、70人規模の私立認可園を整備する予定で、現在、運営事業者の募集を行う準備を進めているところであります。また、保育士の処遇改善の取り組みにつきましては、保育補助者雇上強化事業、
保育士宿舎借り上げ支援事業、
保育体制強化事業、
年休取得等支援事業などを実施し、保育士の労働環境の改善や新規確保につながるよう取り組んでおります。 続きまして、質問事項1(5)についてお答えいたします。嘉手納町の待機児童解消につきましては、現在計画しております
私立認可保育所1園の整備をもって、解消する見込みであります。解消の時期といたしましては、県と同じく2021年度末を予定しております。また、令和2年度の待機児童の見込みの年齢別の内訳といたしましては、3月16日現在で、1歳児8人、2歳児1人、4歳児1人、5歳児2人の12人となっております。なお、待機児童算定の基準日は4月1日となっており、今後転入、転出や辞退などにより、変動する見込みがあります。また
潜在的待機児童の予測につきましては、
潜在的待機児童の定義にもよるかと思いますが、例えば認可保育所を入所保留となり幼稚園に通う場合や、兄弟で別々の園に内定したため辞退し、認可外保育所に通うなどの場合が考えられると思いますが、本町では次年度に向け、14人の
潜在的待機児童がいると思われます。 質問事項1(6)についてお答えいたします。待機児童数につきましては、3月16日現在で12人となっております。改善策といたしましては、先ほどもお答えしましたように、
私立認可保育所の増設を計画し、待機児童解消に取り組んでまいりたいと考えております。
◆3番(花城勝男議員) 再質問ですが、平成31年3月末現在の待機児童数が、たしか91人だったと思います。もらった資料からすると、令和2年3月16日現在で待機児童数が12人になっていますが、大幅に改善していると思いますが、減の主な理由をお聞かせください。
◎
上原学子ども家庭課長 議員おっしゃる平成31年3月現在の待機児童数ということで、決算委員会にお渡しした資料をもとに質問をしていると思いますが、この平成31年3月現在の待機児童者数というのは、平成30年4月1日現在で待機児童数が47人でございました。その後、転入、転出、また就労などが始まるということで申し込み等があり、平成30年度の最後の日、平成31年3月31日時点では、この平成30年度の待機児童が91人になっているということであります。ですので、先ほどお答えしました16日現在の待機児童12人というのは、平成30年の4月1日現在でいいますと47人と比較するほうがよろしいと考えております。待機が減った主な理由といたしましては、公立、私立の認可園の弾力受け入れ、定数以上の受け入れ等を行っており、そのために待機児童が減っていると考えております。
◆3番(花城勝男議員) 理解できました。今、この0歳から5歳まで、例えば431人、入所予定者数、回答ではそういうふうになっていますが、待機児童数が12人程度になっていると。それで
潜在的待機児童数は14人ということですが、非常に減っているということで、再質問ですが、私立認可園1園を、先ほども言ったかもしれませんが、新設する根拠を伺いたいと思います。
◎
上原学子ども家庭課長 先ほど答弁したとおり、平成30年度に実施しました子ども・
子育て支援事業ニーズ調査の結果をもとにニーズ量を算出し、その数字が70人となっております。
先ほど待機児童数が12人と言いましたが、潜在的待機の数を含めまして26人、それと弾力化等で受け入れを行っています。本来でしたら定数が正しい受け入れだとは思いますが、待機児童解消のために弾力受け入れを行っておりますので、その数字を足すと約50人になります。ですので、あと20人は年度途中で転入、出生などで待機が生れますので、その解消のためには70人が妥当な数字だと、今考えております。
◆3番(花城勝男議員) ちょっと数字がごちゃごちゃしていますが、数字上は調査研究が必要かというような感じがいたします。 再質問ですが、現在の嘉手納町の0歳から5歳までの人口は何名か、伺います。
◎
上原学子ども家庭課長 2月29日現在の0歳から5歳までの人口は、906人であります。
◆3番(花城勝男議員) 数字については、昨日資料提供を受けていましたので、私なりに単純に足し算引き算をしますと、
潜在的待機児童数の計算をすると少し大雑把になりますが、入所予定者が431人、
あとプラス屋良幼稚園の受入数が105人、嘉手納町幼稚園の受入数が135人、それを足しますと671人になります。ですから今言いました0歳から5歳の人口が906人、それを671人を引くと、235人になります。よく
アンケート調査で母親の就労希望率、お子さんを持っている母親の就労希望率が73%という数字があります。この235人にそれを掛けると、
潜在的待機児童数は172人になる。私の概算では、そういうふうになると思います。ですから70人の入所規模の私立幼稚園が必要であるというのが判断材料になると私は考えています。 ですから、2019年度は私立認可園の新規募集を実施したが応募はなかったと聞いていますが、再質問です。2020年度の私立認可園、新規募集の概要説明と募集のスケジュールを伺います。
◎
上原学子ども家庭課長 議員おっしゃるとおり、令和元年11月から1月にかけて募集は行いました。問い合わせ等は幾つかありましたが、実際募集に応えた団体はございませんでした。それで待機児童解消のためには、どうしても
あと1つ認可園は必要だろうと考えております。その時期とかも前回、11月から1月までの期間ではありましたが、その期間が短くて募集がなかったのか。それともやはり嘉手納町で70人という枠が問題になっているのか。今、それを精査しております。できれば、早目にこれをやりまして、今年度も現在は年度末でありますが、今年度中に募集をかけられるか。遅くても次年度、早いうちには募集をかけ、待機児童解消に取り組みたいと考えております。
◆3番(花城勝男議員) 早目の募集をよろしくお願いしたいと思います。土地の確保が困難ということを聞いていますが、ぜひ私立認可園1園の立ち上げを、実現いただきたいと思います。 それとあと1点、再質問ですが、特に保育士の第2・第3保育所の
パートタイム保育士が毎年、四、五人不足していると伺っていますが、2020年度の見通しはどうか。また認可保育所と賃金及び処遇格差があると聞いているんですが、さらなる改善策はあるか。この2点を伺います。
◎
上原学子ども家庭課長 令和2年4月に向けて、現在第2保育所のほうでは、欠員が今4人となっております。第3保育所のほうでは5人となっております。次年度に向けて、
会計年度任用職員がスタートし、委員会のほうでもお答えいたしましたが、基本的には嘉手納町の
会計年度任用職員はパートタイムで雇用するということになっておりますが、保育士に関しましては現在でも欠員があり、パートタイムで雇用すると、それ以上の保育士が必要となるため、フルタイムという形で今、保育士のほうは雇用を考えております。それによって処遇等が、今までありませんでした期末手当、あと通勤手当、そういった手当。今まで私立認可園のほうにありましたボーナス、期末手当、そういったのが支給できるようになります。あと、休暇等も今まで以上に充実して、今年度に比べて次年度は処遇改善が大分進むと考えております。
◆3番(花城勝男議員) 民間は多分、大丈夫だと思いますが、第2、第3保育所、非常に気になりますので、ぜひ待機児童の解消と保育士の確保、処遇改善の解決に取り組んでいただきたいと思います。 それでは質問要旨(7)、(8)、(9)に移ります。(7)
高齢者タクシー利用助成事業実証実験の検証と課題は。(8)
高齢者タクシー利用助成事業の対象者を、65歳以上(無免許者等)の交通弱者にできないか。また、対象者を同じく、
デマンド福祉交通10人乗りワゴン車を運行し、
乗り合いタクシー方式による町内300円や、町外(沖縄市、北谷町、読谷村/病院通い等条件あり)へ、500円での送迎サービスができないか。(9)日本一福祉のまちづくり東京都日の出町と、
デマンド福祉交通の先進地千葉県酒々井町へ、行政視察することができないか。伺います。
◎
野村順子福祉課長 質問事項1(7)についてお答えします。令和元年度の実証実験は、7月から10月までの4カ月間の実施で、利用状況につきましては、利用者約8割の外出頻度が増え、利用者のほとんどが商業施設と医療施設に乗降しており、日常生活に必要な買い物や病院受診に利用されていることがわかりました。9割の利用者が今後も
タクシー助成事業を利用したいと考えており、利用者からは事業を継続してほしい、
タクシー利用助成金の交付枚数を増やしてほしい等の要望が多く上がりました。また、事業の対象外の方からの申請もあったため、令和2年度の実証実験においては、チラシをわかりやすくし、対象者と思われるが事業を実施していない方にも、事業の案内と
アンケート調査を実施していきたいと考えております。 質問事項1(8)についてお答えします。
地域福祉交通導入に向けて、平成29年度は
アンケート調査、平成30年度は
アンケート調査をもとにした導入検討調査を行いました。その結果、
コミュニティバス、
デマンド型交通、
タクシー助成事業の中から、本町の福祉交通として最も適しているものは
タクシー利用助成事業ということになり、令和元年度に実証実験を実施しております。令和2年度は、対象年齢を75歳から70歳に引き下げて実証実験を実施し、
タクシー利用助成事業の本格導入に向けて、取り組んでいく考えであります。 質問事項1(9)についてお答えします。地域福祉交通の導入を検討するに当たり、平成30年度において、宮古島市の
高齢者外出支援タクシー利用助成事業、宮古島くるりんバス、中城村の護佐丸バス、
護佐丸タクシーの視察を行っております。それらの視察や調査等も踏まえた結果、本町の福祉交通として最も適しているものは
タクシー利用助成事業となりましたので、まず当該事業の実現に向けて力を入れていきたいと考えており、よって令和2年度は対象者を見直した実証実験を実施し、本格導入に向けて取り組んでまいります。
◆3番(花城勝男議員) 再質問の前に、少しだけ。先ほどの日の出町の
高齢者福祉支援の財源概要を紹介します。⑥の
高齢者医療費助成事業から、⑧の
元気健康長生き医療費助成事業までに総額で1億9,900万円が、2019年度の予算に計上されています。それとまたもう一つは、日の出町は福祉交通として、町民なら誰でも無料で乗れる29
名乗り町民専用貸切マイクロバスを2台運行しています。約2,000万円の予算が一般財源から計上されています。 それで再質問ですが、2020年度、70歳以上の
タクシー実証実験をすると言っていましたが、時期ですね。4月なのか、5月なのか。スタートはいつなのか。条件は去年と同じく
町民税非課税世帯の方が対象なのか。その他条件は何か変更があったのか。3点伺います。
◎
野村順子福祉課長 まず実証実験の開始時期ですが、5月からの開始予定としております。利用条件についてですが、非課税の方が対象となっておりまして、ほかに自家用車を有する者がいない世帯、あと一般の交通機関を一人で利用できる者、ほかに
高齢者外出支援事業や、その他の移動支援を利用していない方、1年以上嘉手納町に在住している方、70歳以上の方に関しましては、
ひとり暮らし高齢者、また高齢者のみの世帯となっております。
◆3番(花城勝男議員) 今の内容を聞いていますと、非常に厳しすぎると思います。老人福祉のために枠を広げて、町民税非課税の世帯を、その内容を撤廃して、条件をもう少し緩やかにすべきだと思います。 先ほども述べましたが、日の出町の無料バス、町内バス「ぐるり~ん日の出号」というのが運行しているんですが、運賃は無料です。停車場所で手を挙げて乗車してくださいと。また乗車の際は、日の出町の町民である証明として生徒手帳や運転免許証、保険証を提示するだけで乗れるという内容になっています。嘉手納町もこれに近いぐらいの事業をお願いしたいと思います。 あと、今言った福祉交通も私は非常に検討課題だと考えています。住民と議会の懇談会でも中央区や南区から、高齢者町民のためにマイクロバスの運行と購入の希望もありました。先ほども日の出町の
無料マイクロバスの説明をしましたが、町長、副町長、担当課に、このようなマイクロバスの
福祉交通計画資料を提示していますので、ぜひ参考にしていただいて、トップ判断で
デマンド福祉交通の10人乗りや、マイクロバスの購入、29人乗りのマイクロバスの導入を決断をしていただいて、ぜひ検討をお願いしたいと思います。 話は変わりますが、企画財政課に提案をいたします。2018年度の日の出町の全体の歳出に占める民生費の歳出割合が42%と高いんです。嘉手納町は29%ということで、それを非常にはるかに大きく上回っています。嘉手納町は、沖縄県41市町村平均よりも10%も民生費の占める割合が低いのは、課題だと思っています。当然、民生費の内訳は、社会福祉、老人福祉費、児童福祉費、生活保護費、災害救助費などがありますが、10%低いというのは、なぜでしょうか。細かく調査する必要があると考えています。例えばこの3年間、民生費の歳出割合、元年は、全市町村平均が40%で嘉手納町が29%、11%低いです。平成30年度は、市町村平均が38%で、嘉手納町は30%、8%低いですね。平成29年度は、市町村平均が37%で、嘉手納町は26%で、11%低いことになっています。現状はこのようになっていますので、民生費の増額を課題として取り組むことも提案いたします。 それで質問ですが、企画財政課として、このような状況をどのように考えているか。答弁をお願いしたいと思います。
◎我謝治彦企画財政課長 予算の構成比につきましては、各年度における多額な臨時的な経費、そういった発生に基づいて、予算の総額については増減いたします。例えば、昨年度までの大型の事業でありました教育費に限っては、学校建設事業とかそういったものがございますので、ハード事業に起因する構成比については、多々変わることがございます。 また、民生費につきましては、私ども嘉手納町におきましても、年々増加傾向にございまして、本町における款別の構成比率は第1位ということでございます。 また、中部市町村のうち町村関係を傾向として見た場合、1人当たりの人口の割合として考えますと、本町のほうも民生費に係る費用については、低いものではございません。
◆3番(花城勝男議員) ある程度、理解はできますが、ちょっと納得できないところもありますが。そのような状況であったとしても、嘉手納町の財政ならもっと福祉事業に力を入れることができると私は考えていますので、子育て支援、
高齢者福祉事業、重点的に取り組む課題だと思っていますので、ぜひできることから実践していただきたいと要望いたします。 それでは質問事項2.嘉手納野球場リニューアル計画を問う。質問要旨(1)、(2)、(3)を伺います。(1)新嘉手納野球場建設の予算(負担内訳)と、工期スケジュールは。(2)現嘉手納野球場の過去3年間の収入(使用料など)と支出(維持管理費など)は。また、町内、町外、県外海外の使用内訳と、子ども使用と大人使用の内訳は。(3)新嘉手納野球場の収入(使用料など)と支出(維持管理費など)の計画予定は。また、全面人工芝は注目度も上がり町内、町外、県外海外(プロ、アマ、大学、高校、キャンプ等、イベントその他)の使用団体が増えると予想するが、スポーツ交流の基本方針や施設使用貸出方針の考え方を伺います。
◎天久昇都市建設課長 質問事項2(1)については、都市建設課のほうでお答えいたします。新嘉手納野球場建設に係る事業費につきましては、令和2年度から基本設計、実施設計などを行うため概算額となり、今後変動することが見込まれますが、測量等調査関係費として約3,000万円、設計費用約2億円、工事費及び管理費として約33億円、全体として約35億3,000万円を想定しております。財源の内訳といたしましては、防衛省補助事業のまちづくり支援事業補助金を活用して実施いたします。補助率が75%となり、補助金が約26億円、一般財源が約9億3,000万円を想定しております。 事業工程といたしましては、令和2年度から4年度にかけて設計業務等を進め、令和4年度から解体工事を始め、令和4年度の完成を目指しております。実質3年間、野球場が使用できないこととなると想定しております。
◎嵩本さゆり社会教育課長 質問事項2(2)について、お答えいたします。過去3年間の収入について申し上げます。平成28年度295万400円、平成29年度261万8,550円、平成30年度226万9,900円でございます。維持管理費については、複数の施設が合算されており、年度ごとの数字は示せませんが、概算で1,350万円となっております。使用内訳につきましては、年度ごとに件数を申し上げます。お手元に表を作成してお配りしていますので、御確認ください。なお、件数は団体数ではなく、使用回数でございます。平成28年度、町内87件、町外96件、県外45件、海外12件、計240件。平成29年度、町内84件、町外56件、県外24件、海外32件、計196件。平成30年度、町内88件、町外73件、県外24件、海外31件、計216件となっております。 子どもと大人の内訳は、平成28年度、子ども高校生以下9,551人、大人8,103人。平成29年度、子ども5,224人、大人5,863人。平成30年度、子ども9,613人、大人5,961人となっております。 質問事項2(3)について、お答えいたします。新野球場の収支計画は、収入が約340万円、支出が約1,025万円でございます。なお、収入は現在の利用料金で試算しております。また、支出につきましては、先ほど申し上げましたとおり、現在の支出が約1,350万円であり、差額の約300万円は、天然芝から人工芝へ変更することと、照明をLED化することで、コスト縮減につながるものと想定しています。 野球場リニューアルに向けた基本方針といたしまして、町民並びに施設利用者から親しまれる野球場、安全で質の高いプレー環境の確保、快適な利用環境、観戦環境の確保、スポーツを通じた交流機会の創出を基本方針としています。また、施設使用の貸し出し方針につきましては、現利用者を初め、今後さらに増加が見込まれるため、近隣市町村や類似野球場等の運用状況や利用料金等を参考に検討していく予定でございます。
◆3番(花城勝男議員) この表を見ますと、収入が少ないということだと思います。新野球場にしても収入がちょっと少ないかなという感じがいたします。 再質問ですが、5年後完成のこの新野球場利用料は、細かく分けて利用料金を設定すべきだと考えます。プロ野球は上げるということだと思います。現在の球場、町外の一般使用料、これを見てみますと1時間1,500円になっています。プロ野球も同じ料金にしていますが、特にプロ野球の使用料を今後値上げをして、使用料収入を増やすということで使用料改定の検討が来年度からでもできないかと、その点を伺います。
◎嵩本さゆり社会教育課長 先ほども申し上げましたように、リニューアル後は現利用者を初め、今後利用の増加が見込まれます。類似野球場においては細かい使用料の設定がなされておりますので、参考にしながら改定に取り組んでまいります。
◆3番(花城勝男議員) 今の野球場の使用料を値上げしてほしいということですので、検討していただきたいと思います。あと、読谷村ではスポーツコンベンションの村づくりを現在展開し、スポーツ交流が盛んに行なわれています。嘉手納町も今後の観光協会の立ち上げに伴い、新野球場を観光資源として、活用の検討をお願いします。町民の意見も伺いながら、沖縄初の人工芝を導入した伊江島の野球場の方針等を先ほども言っていましたが、参考にしながら、明確な方針を決めていただきたいと要望いたします。 それでは質問要旨(4)、(5)、(6)に移ります。(4)硬式野球公認野球場規模両翼98メートル、センター122メートルとあるが、野球界では98メートルと100メートルでは、利用価値の大きな違いがある、将来(プロ野球16球団構想など)を見据えて、両翼を100メートルにできないか。また、高校野球県大会やプロ野球公式戦が可能か。(5)新野球場レフト左側後方へ、将来を見据えてサブグランドスペース(40メートル×40メートル)の敷地設置ができないか。(6)天然芝から全面人工芝に変更とあるが、足腰に負担がかかる比較と安全性(人工芝はロングパイル型か)はどうか。また、全面人工芝の暑さ対策と粉塵対策は大丈夫か。3点伺います。
◎天久昇都市建設課長 質問事項2(4)について、お答えいたします。野球場の規模といたしましては、現状が両翼91.5メートル、センターが120メートルとなっており、硬式野球の公認野球場の規模を満たしていない状況でございます。本計画では、公式野球の公認野球場規模を確保するために、両翼98メートル、センター122メートルを想定しております。議員御提案の両翼100メートルにできないかということですございますが、最低限確保すべき大きさとして硬式野球の公認野球場の規模と考えておりますので、令和2年度から実施される敷地の測量、基本・実施設計の中でより詳細な検討を行い、最終的に両翼98メートルなのか、100メートルなのかについて、検討してまいりたいと思っております。 また高校野球県大会、プロ野球公式戦が可能かとの御質問につきましては、まず球場規模としての判断としては公式野球の公認球場規模を目指しておりますので、高校野球、プロ野球の試合開催は可能となっておりますが、外野などから観戦できる状況にあるため、興行としての入場料徴収する公式戦を行うことはできないと伺っております。 質問事項2(5)について、お答えいたします。御質問のサブグラウンドにつきましては、中学、高校の大会やプロ野球の内野練習において、サブグラウンドのニーズがあると伺っており、塁間が約30メートルございますので、約40メートル掛ける40メートルのスペースの確保が必要となります。本計画を検討する中で、野球場に隣接して設置できないか検討はしてまいりました。陸上競技場内駐車場、嘉手納スポーツドーム駐車場、既存野球場駐車場を検討しておりますが、野球場に隣接して設置するためには、既存施設の機能が損なわれる状況にあるため、まずは野球場の整備を優先的に考え、施設整備後の利用条件を踏まえながら、サブグラウンドの必要性などを検討していくことといたしております。 議員御提案のレフト後方のスペースでございますが、スペース的に40メートル掛ける40メートル、もしくは30メートル掛ける30メートルの広さの確保ができるのか。隣地に住宅等もございますので、粉じん問題などを含めながら、検討が必要と考えております。 質問事項2(6)について、お答えいたします。天然芝から全面人工芝への変更に伴い、足腰に負担がかかるのではないか。安全性はどうなのかの御質問でございますが、現在の人工芝はより天然芝に近づいており、足腰の負担は変わらない性能となっております。 また安全性につきましても、プロ野球の球場でも多く使われていることを踏まえても、特に問題はないものと考えております。人工芝はロングパイル型の製品を現在、想定しております。ロングパイルの中でもさまざまな種類があり、基本・実施設計の中で規格を選定していきたいと考えております。 また暑さ対策につきましては、天然芝と比較すると人工芝のほうが暑くなってしまうことが想定されております。現状の対策といたしましては、散水栓を設置し散水を行うことなどにより、表面温度の低下には効果が得られるのではないかと思っております。 県内初の人工芝の野球場として、伊江村の野球場がございますが、昨年5月ごろから供用が開催されておりますので、伊江村からの具体的な対策や対応について、情報収集を行いながら対策を講じてまいりたいと考えております。人工芝となりますので、粉じん対策につきましても問題ないものと考えております。
◆3番(花城勝男議員) ぜひ前向きに検討をお願いしたいと思います。私には2つのこだわりがありまして、1点目がさっき言った野球場の100メートルの件ですが、沖縄県のほとんどの球場が100メートルで、那覇のセルラースタジアム、コザしんきんスタジアム、宜野湾市のアトムホームスタジアム、浦添市のANA・SPORTS・PARK、金武町のスタジアム、久米島、伊江島など、ほとんどが両翼100メートルになっていますので、ぜひ100メートルはお願いをしたいと思います。 2点目が、今申し上げた野球場には、全てサブグラウンドが設置されています。もし新嘉手納野球場にサブグラウンドがなければ、利用価値が下がります。プロ野球の16球団構想が実現すれば、将来的には一軍のプロ野球誘致も可能だと私は思います。プロ野球もサッカーのJリーグ、あとはバスケットリーグ、その他のプロリーグに最近人気が押され気味ですので、プロ野球としても構造改革が求められていますので、私としては2030年までには16球団になると予想していますので、この人工芝というのは非常にポテンシャルが高いので、2030年までに一軍のプロが誘致できると思っていますので、観光協会が立ち上がれば、プロ野球誘致の件は観光協会の重点取り組みになると思いますので、両翼100メートルとサブグラウンドの設置、2点はぜひお願いしたいと思います。 それでは質問要旨(7)、(8)、(9)、(10)に移ります。(7)内野スタンド屋根設置の材質と安全性(台風対策)は。バックスクリーン及びスコアボードの液晶画面が可能か。ナイター設備はLED照明変更で照度は大丈夫か。(8)現嘉手納野球場は内野席6,000人、外野席1,500人だが、新嘉手納野球の内外野席の人数は。また、内野席の車椅子者への対応と安全性は。(9)ファウルボールの140メートル飛球ライン、球場周辺の歩行者への防球対策、安全面の確保は。また、防球ネットの強風対策は及び防球ネットの内野席の高さ(50メートル)と、外野席の防球ネット(40メートルと)の高さに違いがあるのか。(10)多目的野球場として、サッカーやラグビー、ソフトボール、その他など、多目的に使用できる運営にするのか伺います。
◎天久昇都市建設課長 質問事項2(7)について、お答えいたします。内野スタンド屋根設置の材質と安全性(台風対策)についての御質問につきましては、現在の計画では、メインスタンド、バックネット裏を中心に観客への暑さ対策や雨対策として、屋根を設置する計画となっております。設計がこれからになりますので、まだ決定はしておりませんが、那覇市のセルラースタジアムと同様に、鉄骨下地に膜材を張るようなイメージで考えております。当然ながら、台風時を含め強風への対応が可能な構造を選定してまいります。 バックスクリーン及びスコアボードの液晶画面は可能かについてでございますが、現在の計画イメージ等の規模といたしましては、中程度の規模の得点及び選手表示がLED表示できるものとして想定しております。全体事業に占める割合も製品によってかなり変わってくる状況がございますので、基本・実施設計の中で最終的な規模を判断してまいりたいと思っております。ただ、デジタル表示でLED化することは、最低限必要と考えております。ナイター設備は、LED照明変更で照度は大丈夫かとの御質問でございますが、JISの基準に沿って照明を設定してまいりますので、照度についても特段問題ないものと考えております。 質問事項2(8)について、お答えいたします。観客席につきましては、野球場リニューアル後は、外野席を設けないこととしております。スタンド席数を1,000人から2,000人規模としており、諸室建屋の上に観客席を設けるため、諸室建屋の規模を考慮して、観客席の数を決定してまいります。観客席の規模につきましては、これまでのヒアリングにて高野連より伺っておりますが、少年野球の大会や高校野球の1、2回戦程度の規模として想定しております。 車椅子者への対応につきましては、昇降設備としてエレベーター1基を予定しております。また、観戦する専用スペースを設ける予定としております。同じフロアに多目的トイレの設置も予定しておりまして、詳細な配置、規模等につきましては、これからの実施設計の中で検討してまいりたいと思っております。車椅子者だけのためではございせんが、昇降設備、故障等も考慮しながら、距離は長くなりますがスロープを1カ所設ける考えでございます。 質問事項2(9)について、お答えいたします。ファウルボールやホームランなど、野球場からの飛球に対する安全対策のため、防球ネットを設置いたします。詳細な高さにつきましては、基本・実施設計の中で検証してまいりますが、横浜DeNAベースターズの2軍球場では30メートルから45メートルの防球ネットが設置されていることから、同程度の高さは必要になるのではないかと考えております。また、防球ネットの設置位置について、球場敷地に沿った設置ではなく、球場に沿った設置で計画しております。そのことにより野球場敷地内の安全性も可能になると考えております。防球ネットの強風対策につきましては、昇降式を予定しており、自動昇降もしくは手動昇降など、どのような設備導入を行うかについては、基本・実施設計の中で検討してまいりたいと考えております。 また、内外野で防球ネットの高さの違いがあるかについては、ホームベースから距離が遠くなると、基本的に低くなると伺っております。
◎嵩本さゆり社会教育課長 質問事項2(10)について、お答えいたします。現在、野球場ではソフトボール、ターゲットバードゴルフ等、野球以外の目的での使用がございます。新球場においても多目的に使用できるよう、柔軟に対応したいと考えております。
◆3番(花城勝男議員) 答弁ありがとうございます。ぜひ、お願いいたします。内野席の防球ネット、高さは45メートル前後だと思いますが、後ろの陸上競技場側の道に飛球ラインといいますか。安全確保が不足しているのではないかと思っていますので、できれば高さ50メートルの防球ネットをお願いしたいと思います。また昔のライカムのゴルフ場にあった道の網ネット、そういうこともぜひ検討していただきたいと思います。いずれにしても、この4点は今後、野球関係者や専門家、町民の意見も入れて、慎重に検討をいただきたいと思います。 再質問ですが、ネーミングライツ(命名権)について伺います。コザしんきんスタジアム、2015年から2019年までコザ信金と年額650万円で5年契約で実施しています。2020年からはさらに5年間再契約を結んでいます。嘉手納町もネーミングライツは検討しているのか、伺います。
◎嵩本さゆり社会教育課長 ネーミングライツにつきましては、新たな財源の確保や地域活性化につながる仕組みではありますが、その他課題等も多くございますので、当町の施設において導入した場合、どのような成果や課題があるのか。そういったことも含めて、調査研究を進めてまいりたいと考えております。
◆3番(花城勝男議員) ぜひ検討をお願いいたします。できれば町内の企業を優先でお願いしたいと思います。 あと1点、再質問ですが、新嘉手納野球場を観光資源として捉えて、新野球場周辺に宿泊施設を誘致するのか。嘉手納町みずから野球場周辺に宿泊施設をつくるのか。そういう検討はないか、伺います。
◎天久昇都市建設課長 今回の現計画においてですが、宿泊施設の誘致、また建設等についての検討は行っていない状況でございます。
◆3番(花城勝男議員) それについても私は必要と思っていますので、ぜひ検討をよろしくお願いします。ぜひとも夢のある新野球場ができるように、関係部署には御奮闘をお願いいたします。 それでは質問3.SDGs(エスディジーズ・持続可能な17の開発目標)を問う。質問要旨(1)、(2)を伺います。(1)SDGsの概要は。沖縄県はSDGsの取り組みを、市町村と連携が必要であり、情報共有して促進するとあるが、嘉手納町としての考え方は。また、今後の取り組み方針は。(2)第5次嘉手納町総合計画(2019年~2028年)にSDGs(2016年~2030年)の目標、理念や施策などを盛り込んで、今後は推進するのか、伺います。
◎我謝治彦企画財政課長 質問事項3(1)について、お答えいたします。SDGsとは、2015年9月、国連持続可能な開発サミットにおいて採択された、我々の世界を変革する持続可能な開発のための2030アジェンダで掲げられた2030年までの国際社会全体の目標であります。17のゴールと169のターゲットから構成され、誰一人とり残さない社会の実現を目指し、経済、社会、環境をめぐる広範囲な範囲に総合的に取り組むこととしております。 日本においてもSDGs達成に向け、総合的かつ効果的に推進するために、2016年5月、総理大臣を本部長、全閣僚を構成員とする持続可能な開発目標「SDGs推進本部」が設置されました。2016年12月には、日本としてのビジョンや8つの優先課題が示されました。持続可能な開発目標「SDGs実施方針」が策定されております。 また、沖縄県におきましても、2010年3月に沖縄21世紀ビジョンを策定しており、同ビジョンの開発理念及び将来像はSDGsの理念、誰一人とり残さない17のゴールと多く重なるところがあり、沖縄21世紀ビジョンの将来像の実現に向けSDGsを推進することで、新たな時代に対応した持続可能な沖縄の発展を目指していくことが、沖縄県SDGs推進方針にて定められております。本町におきましてもSDGsの全県的な展開において、県との連携が必須であることから、その取り組みや県内外の市町村の動向など、情報共有や連携した取り組みなどを推進してまいります。 続きまして、質問事項3(2)について、お答えいたします。本町のまちづくり最上位計画であります総合計画で示す、本町の将来像である「ひと・未来かがやく交流のまち かでな」そして各施策の方向性は、そのスケールは違うものの、SDGsの理念と重なることと考えております。総合計画を推進することが、SDGsに向けた取り組みを推進することに資すると考えております。そのためにSDGsの17の目標の視点から総合計画の施策体系や取り組みの理念の整理を進め、嘉手納町SDGsとして、まとめて推進する必要があると考えております。
◆3番(花城勝男議員) 今説明していただいたとおりだと思います。2015年の国連サミットで採択された持続可能な17の開発目標を2030年までに達成しようと。よい地球をつくろうと。例えば貧困の根絶、健康と福祉に取り組む、質の高い教育に取り組む、環境に取り組むなど、現在市町村が取り組んでいる嘉手納町でも取り組んでいる事柄も、この17の目標の中に多数入っていますので、そのことを市町村、県、国、世界で共有して取り組んでいきましょうということだと思います。沖縄県では2019年に恩納村が自治体SDGsモデル事業で「サンゴの村宣言」を登録し、取り組んでいます。今世界が2030年に向けてSDGsで動いています。嘉手納町でもSDGsは避けては通れない取り組み課題です。2030年に向けてすばらしい嘉手納町を構築していきましょう。以上で一般質問を終わります。
○徳里直樹議長 しばらく休憩します。
△午前11時13分 休憩
△午前11時23分 再開
○徳里直樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 6番安森盛雄議員。
◆6番(安森盛雄議員) 6番安森盛雄でございます。一般質問を5点、通告いたしておりますので、一問一答にて行ってまいります。 質問事項1.福祉行政を問う。質問要旨(1)以前にも何度か質問をいたしましたが、人工内耳体外機修理費用を補装具(補聴器等)と同様に支給を嘉手納町として単独でしてほしいという提案をしてまいりましたが、答弁でも前向きに検討をするということでありました。その後の経緯について、お伺いたします。
○徳里直樹議長 答弁を求めます。
◎
野村順子福祉課長 質問事項1(1)についてお答えします。前回の答弁のとおり、補装具への適用については、人工内耳体外機の更新費用に係る医療保険制度の適用、または補装具への位置づけについて、平成30年8月に九州各県、保険医療福祉主管課部長会議より、国に対し要望が出されておりましたので、本町においても、医療保険または補装具への位置づけが望ましいことから、国の動向に注目しておりました。このたび、厚生労働省社会援護局障害保健福祉部企画課自立支援振興室より、令和2年1月29日付にて事務連絡が出され、令和2年4月1日施行にて、障害者総合支援法第5条第25項に規定する厚生労働大臣が定める補装具の種目に人工内耳用音声信号処理装置の修理に限るの旨を追加する告示の改正が予定されているとのことです。したがいまして、同内容において、当該告示の改正が令和2年4月1日より施行された際は、修理に係る給付を同日より行えるものと思われますので、施行日以降におきましては、補装具の給付にて対応してまいります。
◆6番(安森盛雄議員) 課長、ありがとうございます。やっと念願の補装具として認定をされ、修理が一部認めてもらえるということであります。確認でありますが、まず施行日のほうですね。4月1日に施行するということでありますが、それ以降は申請をすれば、すぐ修理費として認めていただけるのか。その確認をお願いいたします。
◎
野村順子福祉課長 1月29日以降の文書のほう、通知のほうがまだきておりません。この通知を待ってからの施行になると思われますが、予定として令和2年4月1日よりという通知を1月29日付で承っておりますので、そのとおりの予定でありますが、そのとおり給付ができるものと考えております。
◆6番(安森盛雄議員) 町内のそういう子どもたちも大変期待をして待っていると思います。一番家族のほうが安心・安全にできるのかというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 それにあわせて、ぜひこれは要望なんですけれども、人工内耳体外機は1回目は補助があります。2回目の買い替え、取り替えの場合はそういう補助がつかないものですから、町外、県外のほうの市町村は単独でやられています。令和2年2月付で、どこの市町村がどのぐらいの金額を補助しているか載っておりますので、ぜひそれも参考にしながら、ぜひ付加価値をつけて嘉手納町としてもできることをやっていただければと、強く要望いたします。 次の質問に入ります。質問事項2.道路環境を問う。質問要旨(1)令和2年1月8日、午後12時頃に琉銀前の横断歩道にて高齢の女性が人身事故に遭いました。そのことを踏まえ、何度かその近辺の改良工事を一般質問しましたが、改良工事をするという答弁をいただいたが、令和元年12月定例会において、改良工事の見直しを検討する答弁であった。これまでのその件に関する結果になった経緯と、かかった経費をお伺いいたします。 そして(2)今後のタイムスケジュールは、どのようになっているのか、お伺いいたします。
◎天久昇都市建設課長 質問事項2(1)(2)についてお答えいたします。これまで複数の議員より同交差点の改良について、質問がなされております。それらを踏まえ、平成30年度に町道32号線道路改良検討資料作成をコンサルタントに委託しており、その調査検討の結果、平成31年3月定例会において、車道幅を拡幅する案をもって関係機関と協議し、条件が整い次第、工事を行いたいと答弁しておりました。しかし、さきの12月定例会でも答弁しておりますが、近年、全国的に交差点での歩行者を巻き込む交通事故が問題視されており、国土交通省から子どもの安全な通行を確保するための環境整備等の考えが示されました。その中には交差点の進入口を入りにくくする対策や、走行速度を抑制するための対策が示されております。このような経緯から都市建設課といたしまして、当交差点の改良については、再検討が必要であると考えております。しかしながら車両同士の接触事故なども発生していることから、その対策として、現在設置されている交差点部のオレンジ色のポールを撤去し、また混雑の原因となっている停車帯への車両の駐車を抑制するため、一部停車帯を駐車できないようにし、その後どのような効果が出るか検証したいと考えております。 また、これまで本計画にかかった経費につきましては、町道32号線の検討をコンサルタントへ委託した費用は47万5,200円でございます。 また今後のタイムスケジュールにつきましては、ポールの撤去、設置を以前から協議、調整を行ってきておりまして、昨日には交差点部のオレンジ色のポールを撤去し、停車帯の一部へ設置しております。今後移設した効果を検証し、どのような対策が当交差点に適しているのか、専門家を交えながら検討していきたいと考えております。
◆6番(安森盛雄議員) 早速、動いていただいたことに大変感謝申し上げます。その近辺というのは、何がベターなのか、わからない部分がたくさんあると思うんです。まずロータリー、国道58号から入って新町に抜けようとしたときの右折時、左側にも銀行、右側にも銀行があり、その右側のすぐ横には駐車場もあります。大変混雑するんです。ここはどこに行こうにも。銀行の駐車場から出るときもまた混雑するんです。大変渋滞しますので、ぜひこの近辺の全体的な見直しも含めて、いま一度検討していただければと強く思います。以前にも申し上げましたが、弁当屋さんの前でおばあちゃんが立っているときに、横断歩道を渡ろうとしたときに、役場の前から来る、あの近辺から来る車の運ちゃんに「何をそこに立っているか」と。「早くあっちに行け」と捨て台詞を言われて、そういうこともあったらしいんです。本当にあの横断歩道は渡りにくい。高齢者にとっては本当に厳しい横断歩道になっているのかと思いますので、この近辺の人たちが、横断歩道もしっかりと渡れるような、そういう車の対策もぜひ検討していただければと。 多分、課長のほうも御存じだと思いますが、路側帯によく車が停まるものですから、バスも通れない。右折もできないような状況が重なってきますので、特に夕方と朝は国道58号に抜ける道、信号が青になると猛スピードで行くんです、そこは。国道58号を渡ろうとする。そのようにいろんなものがかみ合ってきますので、ぜひその辺のところを全体的な見直しをしていただくような調査研究をしていただければと強く思いますので、よろしくお願いいたします。 次の質問に入ります。質問事項3.教育施設を問う。質問要旨(1)町内の体育施設等を予約または、借用したい関係機関は多いと聞いておりますが、現状はどのようになっているか、お伺します。(2)町内優先なのか。または、町外県外・国外の関係者が、3カ月前から予約できているのか。その時の根拠をお伺いします。まず2点、お願いします。
◎嵩本さゆり社会教育課長 質問事項3(1)、(2)は関連しますので、一括してお答えいたします。 町内の体育施設は、町内のみならず、町外、県外、多くの方に幅広く利用いただいている状況で、問い合わせ等も多くございます。予約方法につきましては、登録団体が毎月1日から翌月までの予約が可能。町内個人、団体が毎月7日から翌月までの予約が可能。町外個人、団体等は、毎月15日から翌月までの予約が可能としています。また、行事、大会等の利用について、町内に所在する保育園、幼稚園、小中高校の学校行事等の利用について、半年前から予約が可能でございます。また県外等のキャンプや合宿利用につきましても、航空券、宿泊施設の手配等を勘案いたしまして、6カ月前から予約が可能としております。
◆6番(安森盛雄議員) 何点か再質問します。県外のほうにおきましては、飛行機等の予約との兼ね合いがあるということで、半年前から予約ができるとありますが、これはどのような形で告知もして、どのような形で相手のほうから予約が入ってくるのか。その辺のところを教えていただけますか。
◎嵩本さゆり社会教育課長 先ほどの答弁で申し上げました施設の予約方法につきましては、規則ではなく利用内規として取り決めたものがございます。内容については、予約の問い合わせや予約の際に説明を行い、確認の上、予約を承っている状況でございます。 告知等につきましては、表のほうに出しているものではございませんけれども、内容が細かくなりますので、直接問い合わせをいただいた際に、説明をしているところであります。
◆6番(安森盛雄議員) いま一度、再質問いたします。まず横浜ベイスターズ等も毎年来られて、大変活性化しているわけですが、それ以外にもう最初から決まっている、そういう団体等があるのか。その辺のところをお伺いいたします。
◎嵩本さゆり社会教育課長 横浜ベイスターズにつきましては、平成8年度より継続しての受け入れとなっておりまして、町の行事の一つとして捉え、年度当初より町で日程を押さえている状況でございます。 また、学校行事として大会等で押さえられているものも、年間の行事の一つとして仮予約的なところで押さえているところでございます。
◆6番(安森盛雄議員) 課長、毎年キャンプ地として借用したいというところがあると思うんです。そういうところに対しては、いつから申し込みできますよとか、そういう告知みたいなことをやられたことはありますか。お伺いします。
◎嵩本さゆり社会教育課長 例年使用している団体というのは決まっておりますので、その際に説明をした上での予約になっておりますので、団体のほうも把握していると認識しております。
◆6番(安森盛雄議員) 借用したいという申請をしようとしたら、「もう、入っています」と言われて、仕方なく別のところをキャンプ地にしたという話も聞いているんです。そういう場合に、やはりいついつから申し込みできますよという、そういう告知というのはできないのかなと。どうしても嘉手納町でやりたいという、そういう大学のチームや、いろんな各種団体もあると思います。そういうところにも公平公正に、いつからは申し込みできますよと。そういう文書なり、何か流すことはできないのかと。その辺のところをお伺いいたします。
◎嵩本さゆり社会教育課長 内容が細かくなりますので、直接お問い合わせいただいた際に説明しているところではございますが、もう少しわかりやすく整理した上で、ホームページ上でも確認できるように検討していきたいと思います。
◆6番(安森盛雄議員) ぜひお願いしたいです。よろしくお願いします。 質問要旨(3)町民の家の現在の利用状況。それと今後の建て替え予定はあるのか。まず1点、お伺いします。
◎嵩本さゆり社会教育課長 質問事項3(3)について、お答えいたします。過去2年間の利用実績を申し上げます。平成29年度、町内72件、町外32件、計104件。平成30年度、町内90件、町外26件、計116件でございます。年平均110件程度の利用があり、主に親睦、交流、合宿等、広く利用されている状況でございます。
◆6番(安森盛雄議員) 再質問いたします。町民の家の利用状況のほうを今、話していただきました。110件当たりということで、その件数について、教育委員会としてはどうですか。多いほうですか、それとも少ない方ですか。まず、その辺のところをお伺いします。
◎嵩本さゆり社会教育課長 施設は老朽化しているものの、利用については一定していまして、このことからも町民の幅広い交流の場としての施設が求められているのかということは、担当課として感じています。
◆6番(安森盛雄議員) 質問要旨(4)について、お伺いいたします。この件に関しまして、私も10年前から町民の家についてリニューアルできないかと質問をしてまいりました。そのときも調査研究をしていきたいというお話を当時の課長はやられておりましたが、いまだに調査研究中なのか疑問を持っております。この際、提案でありますが、ドーム後ろ側にあるレクゴルフ場に町民の家を移設、建て替えができないか、まずその1点をお伺いいたします。
◎嵩本さゆり社会教育課長 質問事項3(4)についてお答えいたします。町民の家のリニューアルにつきましては、これまでにも多くの議員の皆様から御提案を受けているところではございますが、過去の答弁にもありますように、新たな建設場所や規模等につきましては、嘉手納運動公園の全体的な計画、進捗も視野に入れながら、将来的な先を見据えた計画が必要となります。町民の家をどのような形で、どのように活用するべきか、方向性を模索している状況でございます。今後も協議を重ね、議員御提案の移設場所についても、可能性の一つとして調査研究を進め、関係課と連携を図りながら、取り組んでまいりたいと考えております。
◆6番(安森盛雄議員) 再質問いたします。ちなみに今のレクゴルフ場、そこにおきましての利用状況、今現在、平成31年までのものがもしわかるのであれば、答弁お願いいたします。
◎嵩本さゆり社会教育課長 手元のほうに持ち合わせている資料が、平成30年度の使用状況となっております。多目的広場、町内17件、町外6件、合計23件の利用状況でございます。
◆6番(安森盛雄議員) 課長、この件数は多いと思いますか、少ないと思いますか。お伺いします。
◎嵩本さゆり社会教育課長 目的としては多いとも、少ないとも申し上げられないんですけれども、いろいろと幅広く活用している状況ではございます。
◆6番(安森盛雄議員) 課長、ぜひドームの後ろ側、この一帯の体育施設、ぜひ一体となって町民の家が、そこで宿泊もできる。また今現在、ドームのほうは、2階のほうにトレーニングジムがあります。しかし今、大変手狭になっていると思うんです。いっそのことドームの後ろのほうに、その町民の家と一緒になって一体化して、そこに幅広くもって、そこへちょっとしたまたお互いみんな集まって、キャンプ、バーベキューができるような、そういう施設があってもいいんじゃないかと思うんです。ぜひ夢のあるような、そういう一体化した施設をぜひ建築していただければと思いますので、ぜひ早目に調査研究をして、10年かからないように、よろしくお願いします。10年となると、私たち生きているかわからないものですから、ぜひよろしくお願いいたします。 それでは、次の質問に入ります。質問事項4.学校環境を問う。質問要旨(1)今年度2月までにおける児童生徒の問題行動について、お伺いいたします。
◎浦崎直哉教育指導課長 質問事項4(1)についてお答えいたします。県教育委員会が行なっています毎月の問題行動調査によりますと、今年度2月までの各学校における問題行動は、次のとおりとなっております。 屋良小学校は、生徒間暴力が3件、器物損壊が3件、金銭せびりが5件となっています。嘉手納小学校は、生徒間暴力が4件、器物損壊が2件となっています。嘉手納中学校は、対教師暴力が3件、生徒間暴力が5件、器物損壊が7件、喫煙が7件となっています。 また、嘉手納警察署生活環境課によりますと、不良行為の検挙及び補導件数は、嘉手納小学校におきましては、深夜徘徊が1件、怠学いわゆる授業中に学校を抜け出す行為です。これが2件となっております。嘉手納中学校におきましては、喫煙が15件、深夜徘徊が3件、怠学が9件となっております。
◆6番(安森盛雄議員) 私が思うには、大変少なくなっていると思っております。これは教育委員会、または学校関係、その他父母の皆さんのおかげかなと強く思っております。 質問要旨(2)についてお伺いいたします。そのときの問題行動への対応について、まずはお伺いします。また、対応における先生方や生徒補助の時間外職務の手当てはどのようになっているか。また今後どのように変わるか、お伺いいたします。
◎浦崎直哉教育指導課長 質問事項4(2)についてお答えいたします。学校内での暴力行為や喫煙などの問題行動が起きた場合、大切なことは時期を逃さず、毅然とした指導をすることだと考えております。学校での問題行動への対応は、まず当該児童生徒に迅速に、事実認識を行います。問題行動の事実を正確に把握し、その背景を明らかにした上で、教員間の十分な共通理解を図り、校内での指導、家庭への支援措置、関係機関との連携などの措置を講じていきます。この一連の流れが児童生徒の問題行動への対応となります。 また教師や生徒指導補助員が時間外で対応した場合、その手当は、教師につきましては、時間外勤務手当のかわりに給料月額の4%を教職調整額として支給しております。この教職調整額は、最初から全ての教員の給料に含まれています。 それから生徒指導補助員などの賃金職員につきましては、原則時間外勤務をさせないことになっており、もし何らかの理由で時間外勤務をさせた場合には、その時間分を当日、あるいは翌日に振りかえさせ、早く退勤できるように運用させております。
◆6番(安森盛雄議員) 対応については、すばらしいものだと、私も認識をいたしております。ただ、職員の時間外手当についてですけど、この件については次のものも関わってきますので、次の質問をしてから、またお伺いたします。 質問要旨(3)4月から任用制度になりますが、今までの現場での時間内や時間外の青少年センター・学校現場における臨時・嘱託・職員の給与、残業等に関しての給与とありますが、これは手当です。手当は適正か、まずお伺いたします。
◎浦崎直哉教育指導課長 質問要旨(4)について、お答えいたします。学校や青少年センターにおきまして、町で雇用している方々は、4月から役場にいる職員と同様に、
会計年度任用職員となります。次年度より報酬以外に通勤手当や期末手当等が支給され、年休の付与等もあり、待遇面の改善が図られていると考えております。今後は、次年度以降の雇用状況や近隣市町村の動向も踏まえ、必要があれば関係課と協議し、見直しをしたいと考えております。
◆6番(安森盛雄議員) 再質問いたします。課長、雇用している臨時サポーター、嘱託等の職員について、意見等は年に何回ほど、お伺いする機会があるのか、お伺いいたします。
◎浦崎直哉教育指導課長 再質問にお答えいたします。教育サポーター、それから学習支援等の臨時職員につきましては、研修等を持っておりますので、その中でいろいろと業務の内容とか、また要望等をお聞きしているところでございます。 学習支援員につきましては年に2回。教育サポーターにつきましては5回研修をしておりますので、年5回の中でいろいろと御意見等も伺っております。
◆6番(安森盛雄議員) 課長、このサポーターの皆さんが本当に定時で帰ることができるのか。どのように確認されていますか。
◎浦崎直哉教育指導課長 教育サポーターにつきましては、子どもたちがいない場合には勤務しないことになっておりますので、子どもたちが帰った後には日誌を書く時間が設けられております。その後帰宅することになりますので、時間外勤務はしないようにということで確認はされております。
◆6番(安森盛雄議員) 課長、ちゃんと確認はされていないですよね。これは学校の先生方からそのような話があるのか。それとも本人から、「ちゃんと帰りました」と、日誌に書かれているのか。私が聞いた範囲内では、その子どもたちがいる間は帰れないと。まさか途中で、「私は定時で帰ります」と、子どもたちを置いて帰ることはあり得ないと言っているんです。そういう状況の中で、私はあえて、これを今回の質問に入れているんですけど。その辺のところ、こういう先生方から、年に何回そのような話があるのか。聞く機会があるのか。これは今までがそうだったということは、次もそのようになるのか。その辺の改革はできるのか。こういう先生方の、サポーターの皆さんの意見を聞く時間があるのか。その辺のところを今、お伺いしているんです。
◎浦崎直哉教育指導課長 学校で教育サポーターの皆さんが時間外で勤務しているというところは、まず学校長が把握をしていなければならないことでございますが、その学校長が把握している部分で、教育委員会との連携が今できてなくて、私が今、把握していない状況でございますので、今後これにつきましては、改善をしていきたいと思っております。 それから教育サポーターの皆さんの要望等も丁寧に聞きとって、今後改善に生かしていきたいと思っておりますので、そのように御理解していただけたらと思っています。
◆6番(安森盛雄議員) 課長、ぜひお願いをしたいと思っております。 あと1点、学校現場でも、そういう出勤、退室等のしっかりとした記録ができるようなものが何かないのかなと。今は手書きですよね、みんな。その辺のところがどうなのか、お伺いします。
◎浦崎直哉教育指導課長 まず教職員につきまして、出退勤につきましては、打刻ができるようなカード式のものを利用してございます。こういった臨時職員の場合には、時間外勤務がないということが前提でございますので、こういったカードによる出退勤の把握はしていないということでございますので、これも次年度からは、やはりここも少し見直しが必要なのかということで、今の御質問を受ける中で、私も感じているところでございますので、検討していきたいと思っております。
◆6番(安森盛雄議員) 職員は打刻があると。ですが臨時サポーターについては、当たり前に定時に帰りなさいと言っているから、それがないということなんですけれども、とても矛盾していると思います。その辺の改善もやっていただければと、強くお願いを申し上げます。 次、質問要旨(4)青少年センターにおけるセンター長の過去から現在に至るまでの、週3回から週5回になった経緯。また、報酬体制の経緯についてもお伺いいたします。(5)青少年センターは、組織体制の見直しを検討すべき時期にきていないか。お伺いいたします。
◎浦崎直哉教育指導課長 質問事項4(4)についてお答えいたします。青少年センター長の勤務が週3日から週5日になったのは、平成26年度からでございます。その理由は、週5日勤務のほかの職員との間で、業務の連携が難しかったからと聞いております。 具体的には、保護者等からの問い合わせがあった場合、センター長がいなかったため、迅速な対応ができなかったこと。それから児童生徒の指導について、職員間で協議しなければならないことがあったことなどから、週3日勤務では十分な対応ができないということを聞いております。 また、報酬につきましては、週3日勤務から週5日勤務になったことで、月額9万6,000円から現在16万円となっております。次年度からは、会計年度任用制度職員となりますので、青少年センター長は月額17万6,580円の報酬が支給されることになります。 続きまして、質問事項4(5)についてお答えします。青少年センターの組織体制や業務の見直しは、必要だと考えております。現在、青少年センター所長は教育指導課長が兼任をしていますが、実質センター長がその運営を担っております。教育指導課長の業務は、教育施策の策定や学校教育の管理、学校教育活動に関する指導助言など、その業務は多岐にわたっております。このような状況で青少年センターの運営にかかわることが難しく、センター長に運営を委ねなければならないのが現状となっております。 また、青少年センターは、教育相談や適応指導教室、青少年健全育成などが主な業務となっておりますが、相談業務においては臨床心理士の確保や子ども支援コーディネーターとの連携など、教育相談体制の充実などが課題となっております。以上のことから、教育指導課としましては、青少年センターの組織体制等の見直しは必要だと考えております。
○徳里直樹議長 しばらく休憩します。
△午後0時02分 休憩
△午後1時30分 再開
○徳里直樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。
◆6番(安森盛雄議員) 再質問です。まず1点目、いい人材を集めるためには、やはり報酬もいい報酬を確保しなければ人は集まらないと思いますので、その辺のところをぜひ検討していただければということを1点。 もう1点は、先ほど課長のほうは、青少年センターの組織体制の見直しを検討するというようなことを言っていましたが、これは確認なんですが、今はセンター所長として、教育委員会の教育指導課長が兼任をされていますが、これを別個にするということで理解してよろしいでしょうか。センター長があくまでも、センター全体の運営を見るということで理解してよろしいでしょうか。その2点をお願いします。
◎浦崎直哉教育指導課長 質問にありますように、いい人材を求めるためには、やはりそれなりの報酬をという形でありましたので、次年度、会計年度任用制度が導入されることになりまして、センター長の報酬等の見直しも依頼をし、関係課と調整をして、今回、次年度の報酬額も決まりました。御指摘のように、それがまたスタートしてから近隣市町村の動向も見ながら、また報酬等の見直しも必要があれば、検討してまいりたいと考えております。 それから2つ目ですが、組織の見直しにつきましては、その教育指導課長と青少年センターの所長の兼任につきましても含めて、見直しは必要ではないかと考えております。
◆6番(安森盛雄議員) まず1点目、こちらは嘉手納町ですので、よく執行部の皆さんがおっしゃるんですが、近隣市町村と比較をしてというような、そういう体制をとっていこうということをよく答弁されるんですが、こちら嘉手納町ですので、嘉手納町単独のそのような施策をやっていただければと強く考えておりますので、よろしくお願いいたします。 それとセンターの見直しの件についてなんですが、やはり教育指導課長は、教育に関してやるべきことがたくさんあります。教育長の次ですので、ぜひその辺のところを、やはり教育長、ぜひ教育指導課長は教育指導課長のやるべきことを専念させて、センターはセンターのやるべきことを専念させるということで、ぜひ検討できないか。まず、教育長の見解をお伺いいたします。
◎比嘉秀勝教育長 先ほど課長が答弁したことが、基本的なことだというふうに考えております。兼任するしないも含めて検討していくと。やはりこういう大きな組織的な改編になりますので、やはり執行部と念入りに調整をいたしまして検討しないといけないことだと思っておりますので、そこら辺を御理解ください。
◆6番(安森盛雄議員) 突然、教育長ありがとうございました。 それでは次の質問に入ります。質問事項5.公園建設の進捗を問う。質問要旨(1)海浜公園の進捗と屋良城跡公園の進捗を問う。(2)新公園にスケートボードができる施設をつくることができないか、お伺いいたします。
◎天久昇都市建設課長 質問事項5(1)についてお答えいたします。兼久海浜公園の進捗につきましては、本事業は経年による公園施設機能の老朽化が見られることや、町民ニーズ並びに観光客などのニーズを踏まえた公園施設の機能向上、充実とあわせて総合的な再整備が必要となり、平成26年度から基本構想策定業務を実施し、平成27年度に基本計画、平成28年度に基本設計を実施してきております。今年度、兼久海浜公園リニューアル工事実施計画の策定において、各実施設計につなげるために、規模決定及び維持管理、運用計画等の策定を行い、施設整備の優先順位などを定めているところでございます。また、並行してテニスコートの実施設計を進めており、配置の基本プラン及び騒音などへの対策について整理を行っております。 今年度まとめました方針をもとに、住民説明会や関係機関と意見交換を行い、最終的にどのような整備方針がよいのか調整を行い、事業の進捗を図ってまいりたいと考えております。 屋良城跡公園総合再整備事業につきましては、経年による公園施設機能の老朽化が見られることや、町民ニーズ並びに観光客などのニーズを踏まえた公園施設の機能向上、充実とあわせて総合的な再整備が必要となり、平成25年度から基本調査業務を実施し、平成26年度に基本計画、平成27年度に基本設計を行い、平成29年度に墳墓調査を実施しております。平成30年度、令和元年度において、嘉手納飛行場等周辺まちづくり構想を作成し、事業化を目指してまいりました。令和2年度から基本設計、実施設計、土質測量調査に着手し、令和4年度をめどに整備工事に着手していく予定となっております。 質問事項5(2)についてお答えいたします。これまで嘉手納公園、兼久海浜公園のリニューアルに向け、アンケートやワークショップなどを行っていく中では、スケートボード場の要望は上がっておりませんでした。また、屋良城跡公園については、少数あったと記録がございました。平成30年度に実施されました嘉手納町子ども・
子育て支援事業ニーズ調査の
アンケート調査の中の自由記載欄で、スケボーなどをする場所をつくってはどうかとの要望が2件記載されておりました。また、議会と区民との懇談会の中で、町内にスケボーの遊び場ができないかとの要望の声が上あがっていると伺っております。 現在、屋良城跡公園につきましては、各自治会、町ホームページ、役場都市建設課前でパブリックコメントを3月9日から27日までの間、実施いたしております。また、兼久海浜公園の整備方針につきましても、新年度に入り、住民説明会または関係者と意見交換会を行っていく予定をしておりますので、その中でスケートボード場の必要性等を検討してまいりたいと考えております。
◆6番(安森盛雄議員) 再質問いたします。(2)のスケートボードについてなんですが、町内には50人から60人程度の児童生徒があっちこっちで日夜練習をしているんです。私が聞いた中には、ある一人の中学生はプロ級の選手がいるみたいなんです。その選手が中学生が今度卒業しまして、県外の専門学校に入学を計画しているということを聞いております。そのぐらい嘉手納町にも、すごい選手の子どもたちが真剣に取り組んでいるということであります。また、スケートボードにおきましては、オリンピックの正式種目になっております。将来のオリンピック選手が、この嘉手納町から出る可能性もありますので、ぜひ実現をしていただきたいということと、馬場公園におきましても、今一つあります。北谷の上勢頭ですよね。あちらのほうにも計画をされていると聞いていますので、ぜひ嘉手納町におきましても、児童生徒のためにもそれをぜひ設置していただければと。 中には大人の方も「うるさい」と、強くお叱りをする大人もいらっしゃるみたいなんです。子どもたちはどこで遊べばいいのか、練習すればいいのか。その辺のところ、とてもかわいそうなんです。だからぜひ課長のほう、この新しい公園等にぜひ、それを設置できるようにやっていただければと強く思いますので、お願いいたします。 それでは次、最後の質問に入ります。質問事項6.オゾン水の設置を。質問要旨(1)最近のコロナウイルス・インフルエンザ等に有効であるオゾン水を公共施設・教育施設等に設置検討ができないか、お伺いいたします。
◎金城悟総務課長 質問事項6についてお答えいたします。現在、世界的に猛威を振るい、人々の社会生活はもとより、経済活動にも多大な影響を及ぼしている新型コロナウイルスにつきましては、その対応に我々も苦慮しつつも、さまざまな努力をしているところでございます。この新型コロナウイルスの予防については、手洗いなどのほか、70%以上のアルコールによる消毒が有効とされています。 総務課におきましても、庁舎内使用分の消毒剤の確保に努めており、できる限りの量を関連施設等へも配付しております。議員御質問のオゾン水につきましては、その殺菌効果やウイルスの不活化に関する効果がうたわれており、特定の施設での使用実績もあると承知しております。しかしながら、オゾン水の新型コロナウイルスに対する効果が実証されていないこと。また、物理的な利用範囲が限られること。オゾンが分解しきれていない状態で、人体へ摂取した場合の影響にさまざまな意見があること等を勘案した場合、オゾン水生成器の公共施設や教育施設への設置は、時期尚早ではないかと考えております。したがいまして、現在のところ、オゾン水生成器の公共施設等への設置については、検討を行っておりません。
◆6番(安森盛雄議員) 課長、多分いろいろと調べていただいたものと思います。再質問いたします。オゾン水におきましては、今は厚生労働省のほうからは、殺菌法に入れていないのが現状であります。そのため、保健所や病院のガイドラインには載っていないのが現状です。しかし、全国の消防署450カ所、または自衛隊等で導入されているのも事実であります。ということは総務省、防衛省等については、それを認めているのが現状でもあります。なお、増加するものと思います。このように、まずアルコール、マスク等が不足したということ。先ほどの入り口にもあるアルコール、こういうのはつくれるんです。このマスクや薬剤の慢性的な不足に陥った際、オゾンガス、オゾン水なら水と酸素が原料ですので、無限に殺菌剤をつくることが可能になってきます。 那覇消防本部においても、現在検討中であるということを消防本部のその担当者のほうから聞いております。今回のことで神戸市消防局は、管轄各署20カ所程度の消防署のサージカルマスクが不足に陥ったため、パンデミック用として備蓄していた2万枚のマスクを各署に分配することになりました。ただ、倉庫に10年ほど備蓄していたマスクが、カビ臭などがひどいため、一旦箱ごと消毒して、オゾン水、オゾンガスで消毒をしてから配布したとのこと。オゾンガス機器でCT値除染を行い配付したと聞いております。実際にそのような事実もありますので、当然、先ほど課長がおっしゃっていましたオゾンガスは、濃度が高いものを配付したら、当然、人体に影響があるわけです。これは濃度を薄めなければいけないです。 このオゾン水におきましても、まず毎日今、役場内もモップで清掃しますよね。そういったトイレ、廊下、通路、そういったオゾン水でモップをかければ、それが除染の一つに入るんです。そういうことも踏まえて、ぜひ検討していただきたい。3月11日には、パンデミックということでWHO(世界保健機関)から表明されました。当然皆さんも御存じだと思いますが、パンデミックとは、新型肺炎・重症急性呼吸器症候群などの世界的な大流行を指します。その対策を自治体としても、できることをしっかりと行っていかなければいけない。そこで、ぜひ今回のことを踏まえまして、調査研究をしていただき、備えることの重要性を感じて、今後の公共施設・教育施設等に生かしていただければと思っておりますが、ぜひ調査研究ができないか。もう一度、見解をお伺いします。
◎金城悟総務課長 今、議員おっしゃられたようなことを、我々としても認識しているところですけれども、気体としてのオゾンは、先ほど議員おっしゃられたように、ガス自体に殺菌、あるいはウイルスの不活化の効果というのがあるというのも認識しているところです。したがいまして、部屋内をある程度の濃度のオゾンで殺菌等を行うことは可能ではあるんですけれども、このオゾンについては有毒であるということもまた事実でありまして、その充満している部屋に子どもたちがいるということ自体もどうなのか。その辺の影響がまだ図り得ないところがあります。また、オゾン水についても、オゾン水である間は、この水自体にも消毒の作用があります。ただ、取り置きをしておくと、10分、20分でこのオゾンが酸素に分解してしまいますので、水自体は無菌の水になるんですけれども、この水自体に消毒の効果があるかというと、それもなくなってしまうというのが状況です。オゾン水自体を散布する散布用の生成器というのがあるのも認識はしているんですけれども、例えば学校であれば床に水を散布するということと、またこれをふき取ったり、掃除したりするという手間も出てきます。そこらあたりが公共施設で使用するに当たって、どの程度のコストがかかるのか、あるいは清掃するための人員の確保とか、そういったところにも影響が出てくるのかというところがあります。そこらあたりを十分に検証した上で、活用できるということがわかるのであれば、また導入についても検討する余地があるのではないかと考えているところです。
◆6番(安森盛雄議員) 課長、ぜひですね。調査研究をして、今後また改善もされてくるものと思います。先ほど課長が何回も言われたとおり、これはオゾン水におきまして、消毒するにしても、二、三十分ほどしかもたないんです。ですが、この器械を設置して、この器械は持ち運びもできます。どこにでも持って行けるんですよ。そういうことを含めて、ぜひまた調査研究をして、それが生かせるのであれば、検討していただければと強く思いますので、ぜひ間違いなく調査研究してください。お願いします。 将来、二度と今回のようなコロナウイルスで、マスク、アルコール類が不足しないように、ぜひまたこちらも行政としてやっていかなければいけないと思いますので、まずできることをやっていただきたいということ。決して10年間、マスクを備蓄するようなことを一切しないでいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。以上で、質問を終わります。
○徳里直樹議長 一般質問を続けます。 9番
照屋唯和男議員。
◆9番(
照屋唯和男議員) 9番 照屋唯和男でございます。一般質問を2件通告してありましたので、順を追って質問をしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。 まず1件目、基地機能強化騒音防止阻止への対応をということで、お聞きします。基地機能強化に反対し、実効性のある負担軽減への対応へと唱えられているさなか、基地内の駐機場の拡張整備工事が進められている。パパループが万が一駐機場として使用された場合、町民への基地被害、負担は大きなものとなると、早めの対応をと平成30年6月議会で対策を求めてきたが、今まさに予測通りの騒音に地域住民は昼夜問わず毎日悩まされている状況にある。町長の取り組み方を含め4点をお聞きしたいと思います。1点1点聞きたいと思いますので、よろしくお願いします。 まず初めに、(1)沖縄防衛局へ照会した際、米軍の回答は、飛行場の定期的なメンテナンスのため舗装の補修工事を実施していて、整備後の使用方法については、運用上の必要に応じ使用されると回答を得ていると。その時点で現状になる可能性が大きいことから強く対策を求めたが、どのように対処してきたか、お聞きします。
○徳里直樹議長 答弁を求めます。
◎當山哲也基地渉外課長 質問事項1(1)について、お答えいたします。第353特殊作戦群関連施設工事に伴い、MC130特殊作戦機を一時的にパパループへ移動させる事案については、平成30年12月に第18航空団から情報が寄せられており、本町では即座にパパループの使用は認められない旨を表明し、パパループ以外の場所を検討するよう申し入れております。 しかしながら、米側からパパループ以外へ変更する旨の回答を得られなかったことから、同年12月27日に外務省沖縄事務所、12月28日に沖縄防衛局を訪れ、嘉手納町としてこの場所を使うことは認められず、この場所を避けるよう対処してほしい旨、要請しております。また平成31年2月3日のMC130特殊作戦機のパパループ使用開始を受け、同年2月12日の軍転協定期要請の際に、嘉手納町における騒音悪臭被害の実態を訴え、米国総領事及び四軍調整官事務所長に対し、パパループを使用しないよう求めております。その後、同年3月28日に近隣住民への負担の軽減につながる施策について検討を実施するよう、第18航空団司令官へ申し入れを行っております。今年度に入ってからは、防衛省並びに外務省に対して行った定例の本書要請の中で重点事項として、パパループでの騒音及び排気ガスによる悪臭を発生させるような使用は行なわないこと。外来機によるパパループの使用を一切行わないことを求めたほか、着任挨拶のため来庁された第18航空団新司令官を初め、外務省外務大臣政務官、外務省日米地位協定室長、沖縄米国総領事館政務専門官などの方々に対し、あらゆる機会を捉えて、パパループの運用改善及び外来機の使用中止について、申し入れを行っております。
◆9番(
照屋唯和男議員) 平成30年6月議会で質問したときの議事録をしっかりと目を通してほしいということで、最初でお願いしてありました。 今いろいろと答弁してもらいました。総まとめで、私が質問しようとしていることに対して答弁してますが、そのときのやりとりの中で一件、一件、実際のやりとりのあった中での質問をしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。 まず1点目、米軍の使用、運用について、防衛局とのやりとりもあったと思います。そのときの回答としては、何かその時期ではパパループの使用形態、今の現状ではないような回答を受けているんですが、その辺について、局との信頼性とか、米軍の回答についての信頼性については、今町の見解としてはどう思っているか、お聞きします。
◎當山宏町長 パパループの件につきましては、以前も照屋議員から、ここが駐機場として使われるのではないかという懸念が示されました。その当時の米軍側の説明は、先ほど申し上げましたように、このままの状態だと、例えば粉じんとか、そういったものが航空機に影響する。そのためにそこを整備するんだということでした。そこを使うか使わないかという明確な説明はなかったんですけれども、我々の感触としては、以前の司令官の話では、その部分については、住民地域に近いので駐機場としては使わないんだというような感触を受ける話をしておりましたので、まさかそこを駐機場として使う。2年間という期限付きではあったんですけれども、駐機場として使うというような想定はしておりませんでした。したがいまして、今回、米軍側のパパループの使用については、これまでの信頼関係が損なわれたケースなのかなと思っております。 また、この件については早速、米軍側にも、先ほど課長から答弁がありましたように、そこを使わないようにという申し入れをしておりますし、そして結果的にはそこを使うということになったものですから、外務省の沖縄事務所、そして防衛局のほうにも、そこを使わせないようにということで皆さんから申し入れてくれというようなことは、早速要請をしたところです。ただやはり、外務省も防衛局側も353部隊の工事をする間、2カ年間という期間、期限つきだということもあって、どういうふうに受けとめたかというのはわかりませんけれども、我々の要請については、たしか米軍側には伝えるというような対応だったのではないかと記憶をしております。
◆9番(
照屋唯和男議員) 実は、私がこの質問に至る理由は、当初整備工事に入るとき、今町長がおっしゃったとおり、米軍側、あるいは局はそういうふうに答えたと思います。粉じんが飛ぶ、あるいは小さな小石が飛んではまずいからと。ただやっている最中で私は、明らかに駐機場として使うよ、飛行機の駐機ラインまで引いていますよということで述べました。そのことも基地渉外課長にも伝えた時期があって、その後、町としては、ここが駐機場として使われたという判断はいつの時点で、どの部分で駐機場として使われるとわかったのか。そこを教えてもらえますか。
◎當山宏町長 先ほど課長からもありましたように、平成30年12月、18航空団からそのパパループの件を伝えられたときです。整備はされていたと思いますけれども、そこが駐機場として使われるという認識は、我々としてはまさかそんな近いところでやるはずはないだろうと。認識がちょっと甘かったと思いますけれども、そういった認識でしたので、正式に米軍側から平成30年12月に情報が得られたときに、それを認識したということであります。
◆9番(
照屋唯和男議員) 町長の実際の考え方、要するに今、12月に伝えられて駐機場として判断しましたと言っています。たしか私、6月に一般質問で出したときに、この工事は7月までには終わるということで話を聞いていて、その間の状況を見ながら、逐次私は基地渉外課に報告をしています。今の状況というのを。12月までずっと米軍がやりたいとおり、米軍というか、ベース内の整備工事をやりたいように進めておいて、でき上がってから「やはり駐機場に使います」というような言い方をされても、間に合わないのではないかと。これって実際には後手になっていないかという懸念があります。 もう一つ、町長の今の考え方をお聞きしたいんですけれども、現状でしょうがないのかという思いが少しあるのかどうか。例えば、国と国が決めていること。米軍と日本政府がこういうふうに使うと決めたことに対して、町としてどういう対応をとるべきか。なぜそんなことを言っているかというと、気になるのは、御存じのとおり施政方針にも町長は書いています。このパパループと呼ばれている、元駐機場と書いています。確かに私が小さいころは、そこに大型機がとまるような駐機場でした。その後整備されて、きれいになって、騒音も少し離れていくような体制だったんですけれども、今現在、とまっている状況を、元駐機場だったからというようなところを持っていないのかどうか、少しお聞きします。
◎當山宏町長 現在のパパループと呼ばれる場所が、以前は駐機場として使われていただろうということは、当然その構造形態からわかるわけですけれども、先ほど申し上げましたように、前の司令官、ちょっと名前は今、思い出せませんけれども、その司令官の話では、そこには駐機はしないんだというようなニュアンスの話を私は聞いていたものですから、当然米軍側はそういった姿勢で、あるいは考え方でいるんだということを思っていたわけでございます。ですから今回、パパループという今の場所が恒常的に使われるということを米軍側は考えているのか。あるいは353特殊作戦群の工事の期間中2年だけと、我々はそういうふうに向こう側からは説明を受けておりますので、そういった感覚で一時的なものだと思っているのか。そこら辺は何といいますか、恒常的な部分として使う、必ずしもそういった考え方は、今の段階では受けとめることはできないのではないかと。ただ注視はしていく必要はどうしてもあると思っていますけれども、今のところそういった暫定的な使用だと考えております。
◆9番(
照屋唯和男議員) 2点目の質問に入ります。先ほども話はありましたけれども、(2)町はその部署の米軍司令官等に問い合わせをした時点では、パパループはCV22の駐機場として使用する予定はないと言われています。その後、実はその場所に外来機のMH60ヘリと、あとMV22オスプレイが駐機しています。そのことを把握していると思いますが、それに対してどういうふうな対処をしてきたのか。その都度、私は基地渉外課に連絡をしています。どういうふうな対応をしてきたのか、お聞きします。
◎當山哲也基地渉外課長 質問事項1(2)についてお答えいたします。令和元年5月9日、午後にMV22オスプレイ2機がパパループを使用しました。本町では、この事態を看過できない重大な問題であるとして、翌日には沖縄防衛局、同年5月15日には外務省沖縄事務所を訪れ、パパループを使用しないよう強く要請をしております。本事案以降も、外来機のC130、WC135、MH60、CV22のパパループの使用を確認しており、事案発生の都度、国及び米側へパパループを使用しないよう申し入れを行っております。
◆9番(
照屋唯和男議員) 実は今、例えばパパループにMC130しかとまらないという話なんですけれども、我々がいろんな抗議行動、要請行動をした場合に、第18航空団の広報局も、その状況をあまり知らないところもあるんです。「MH60という外来機のヘリがとまっているよ」と言ったら、「いや、もともとそこはHH60のヘリがとまっているところじゃないの」、そこは「そのヘリじゃないの」みたいな感じのニュアンスで話していました。そういうところもあって、この状況、要するに広報局と町のやりとりが、しっかり意思疎通ができているのかどうか。今こういう外来機がとまっているというやりとりがしっかりされているのか。その辺はどうなんですか。
◎當山宏町長 まずCV22オスプレイ、あるいはMV22オスプレイがそこを使ったときには、私は即防衛局長に日程をとってくれということで強く抗議をし、そして二度とそういったことがないように米軍に強く申し入れてほしいということを申し上げましたし、また外務省沖縄事務所のほうにも、同様の申し入れをいたしました。また米軍の第18航空団、任務支援群の司令官に対しましても、そういった申し入れを行ってきたところです。MH60のヘリについては、たしかパパループの入り口のところに駐機をしているんじゃないかと思いますけれども、そこはもともとそこで使っていたというようなケースがあるようです。ただ、新しく整備したところを使うということがあったのかどうかというのは確認しないといけませんけれども、もともと使っているところという認識を、米軍側はもしかすると持っているかもしれない。ただ、この件については、我々はパパループを使うことは認められないということを米軍にも常に申し上げているわけですけれども、ただ最大限、騒音については配慮したいというようなことで、近いところでは音を出さないとか、エンジン調整をしないとか、そういった米軍側の説明がありました。ただやはり防衛局も日常的に監視をしておりますので、そこに皆さんの情報とか、あるいは役場の目視調査等で、それと異なる運用がされているんじゃないかと。エンジン調整を、住民側に尻を向けてやっているんじゃないかと。そういったケースが見られましたので、皆さん約束違いをしているんじゃないかと。どれだけの配慮をしているんだということは、これまでも米軍側には強く申し入れをしてきたところです。ですので、こういったケース、これまでも外来機がそこを一時的に使用するとか、そういったことがありますけど、その都度、米軍側に対しても、あるいは日米の関係、防衛局あるいは外務省に対しても、これまでも強く、そういったことがないようにということで申し入れをしてきているのが、現在までの経緯であります。
◆9番(
照屋唯和男議員) 実は町としては、米軍側からそのパパループには、さっき言った暫定的に2カ年間の工事期間中は、MC130の駐機場としてという話が出ていましたが、私が聞いたところでは、本来その場所には外来機の駐機はさせないという、しないというような答えがあったと思いますけれども、その辺は町は確認されているかどうか。お聞きします。
◎當山宏町長 我々は、そこを使用するのは、353部隊のMC130の一時的な、工事が終了するまでの暫定的な使用だというふうに説明を受けておりますので、当然我々としては、外来機がそこを使うということは、全く認識をしておりません。ですから、いろんな機種がそこを使うことになったときには、「約束が違うんじゃないか」ということの申し入れをしているところです。
◆9番(
照屋唯和男議員) 基地渉外課長、お聞きします。MH60が来たときに、あるいはMV22が来たときに連絡をしました。「ちょっと確認してくれ」という話をしたんですが、その駐機している場所とかを見たのか。それがどこにとまっていたのか、御存じですか。そこをお聞きします。
◎當山哲也基地渉外課長 その都度、担当職員を屋上に行かせたり、ロータリープラザの屋上に派遣したりとかして、場所は確認しています。ちょっと記録は今、手元にないんですけれども、その都度、どこにとまっているかというのは、極力見るようにしています。
◆9番(
照屋唯和男議員) そうしたら、その場所がどこだったかというのは、明らかにパパループですよ。要するに、第18航空団側から行っている、入り口のほうにとまっていたもともとのヘリではないかという話も全然食い違っているんです。実はMH60がとまったのは、屋良のバス停の後ろ側、MV22がとまったのも屋良のバス停の近く、私の住宅の目の前なんです。そこで整備したり、エンジン調整などをしていたので、すぐ急遽、課長のところに電話して、見てくれという話をしたんです。まずこういうところからでも、この18航空団が管理している広報局が知っている情報と全然違うんです。そのようなところはしっかりとやってもらわないと。私が今懸念しているのは、このMC130が今ヘリで慣らししているんじゃないかというような懸念があるんです。住民に対して、どういった場合にヘリはここを使えるんだよという形でやった場合に、本当にCV22はここに来るんじゃないかという懸念があるので、それは後で実際に使われるようになってから抗議をするのではなくて、今の時点でしっかりととめないと、「来るよ」という懸念が強いものですから、そういうふうな質問をしています。この辺は町長もよろしくお願いします。 次に3点目の質問に入ります。ちょっと答弁がダブってくると思います。質問等、先に答えてもらっている部分もあるので。ただ、流れ的にやらないとわからなくなりますので、お聞きします。 (3)町長は万が一にもそこが航空機の駐機場として使用されて騒音を発生させるようなことがあれば、決して容認するわけなはいかないと、前回答えています。もしこのような事態が発生した場合には、ただちにその使用を中止するための断固とした姿勢で臨んでいきたいと。そこの整備後の使用状況については、機会あるごとに米軍側にもその使用の目的、あるいはそこの使用方法等について確認しながら対応していきたいと。行動した内容をお聞きしたいんですが、有効な対策がとられてきているのかどうか、お聞きします。
◎當山哲也基地渉外課長 質問事項1(3)についてお答えいたします。パパループへの一時駐機の方針が示されて以降、駐機開始以前より、その運用方法等について、国及び米側に照会し、負担軽減についての申し入れを行ってまいりました。MC130特殊作戦機について、より騒音の小さな新型機への切りかえ時期の前倒しや、県道沿いの駐機スペースでのエンジン調整の自粛、機体の向きの配慮などといった米側にて負担軽減のために行うとされた運用改善について、これらを確実に実施、遵守するよう機会あるごとに申し入れております。今後も基地の運用状況を注視しながら、さらなる要請等を行ってまいります。
◆9番(
照屋唯和男議員) いろいろと抗議したりしていると思います。町長も最初のほうで言っていました。6月時点で、おのずと限界があり、その限界を踏まえながら、どういった対応ができのか。これからもし起こった場合にはしっかりと検討していかないといけない事項であると言っていました。確かに簡単にできないのはわかっています。これが町の原因とか、町長が、基地渉外課が何もしていないとか、悪いとかと言っているわけではないんです。ただあまりにも国のやり方、国というか。例えば海軍駐機場、せっかく移設して静かになったって、その地域の住民たちは喜んでいるのに、その移転先みたいな形で、かわりの施設が我々、また東地区の方面にある。全然負担軽減になっていないんじゃないかというのが現状なんです。そのことについて、しっかり町は対策をとるべきなんですけれども、先ほど私が言ったとおり、町長もおのずと限界があるという、その限界というのをどう対処するのかどう行動すればいいのか。そこが気になるから、この質問に入っています。実際、町長はこの現状をどういうふうにするべきなのかというのを。あとは、ちょっと対策方法として、いろいろと米軍とのやりとりもしました。私たちは議長も含めて、要請行動をしたり、あるいは基地の中で話をしたときの中で、先ほど町長もおっしゃったとおり、エンジンは住宅街に向けないで調整をする。なるべく牽引をしてその地域に持ってくる。そういう話をしているんです。それらしい状況もたまに見えたんですけれども、今現在、そういうのが全く無視されて、エンジンも住宅の近くでかけているし、夜中も1時、2時、3時だろうと関係なしにエンジン調整をしている。そういうのが現実に起きているんです。そういうのを例え口頭であるいは文書で出したとしても、多分相手に伝わらないんじゃないかと思う。 一つ、お聞きたいんですけど、その現状、例えば地域でエンジン調整をしている。地域に隣接した駐機がある。そういう映像的あるいは写真的な記録というのは、撮って持っているのか。それを見せて抗議したことがあるのか、お聞きします。
◎當山宏町長 まずは、パパループの現在の使用、その件についての改善申し入れ、そしてそこが使われなくなった後の引き続きの使用等については、私も危機感を持っておりまして、あらゆる機会でその件についても、日米の関係機関、いろんな皆さんにその懸念を申し上げて、そういったことがないようにということで今、訴えてきているところであります。ただ現状として、どういった使われ方がされているのかということを踏まえた上での米軍側に対する要請も当然必要になってまいります。今、防衛局は毎日、目視調査をしております。ですからパパループについても、局のほうにお願いをして、どういった時間帯で、どういった状況で、どういう方向でエンジン調整をしているのかということをチェックしてもらっております。ですからそういった情報をもとにして、米軍側が我々に説明をした状況と違うという部分が見受けられましたので、そのデータをもとにして、18航空団のほうには約束が違うということでの、約束を守っていれということでの、皆さんの説明どおりのことを守ってくれということで申し入れをしたことがございます。 ですから、そういった情報は今、こちらにも来ていますので、それを一月単位、あるいはそういった一つのスパンでまとめて、実際どういった運用がされているかというのは確認できますので、そのデータを再度、月一でもそれを取りまとめをして、それを根拠にして米軍側には申し入れをしていきたいと。状況がもし異なるのであれば、そういった対策を講じていきたいと思っております。 ただ、先ほども申し上げましたように、いろんな機会で国の官僚の皆さん、いろんな機会で来ますので、そのときにも常に、そこを継続的に使うことが決してないように、そのことを強く申し入れをしているところです。
◆9番(
照屋唯和男議員) 次に(4)の質問に入ります。今年度、施政方針でパパループの昼夜の別なく行われるエンジン調整は新たな騒音被害をもたらしている。実効性のある負担軽減を求める。また、航空機騒音の状況を監視するために、騒音発生源となるパパループの騒音監視のために新規に1局、航空機騒音監視システム装置を増設すると言われています。その設置場所、ある程度、ちょっとお聞きしたんですけれども、その設置場所、正確な場所とMC130航空機の地上音をしっかり監視できる装置か。さらに監視をどのくらい行って、データをまとめるのにどのくらいの月日を予測しているか。結果をどのように取り扱っていくのか、お聞きします。
◎當山哲也基地渉外課長 質問事項1(4)についてお答えいたします。設置場所につきましては、ロータリープラザ屋上を予定しております。騒音測定においては、準定常騒音、いわゆる地上音に特化したデータ検出、職員による実音データの精査、さらに沖縄防衛局による目視調査結果との照合により、当該機の騒音発生状況が把握できると考えております。 測定期間につきましては、既存の3局同様、機器の運用開始以降、継続して測定していきます。収集したデータにつきましては、随時精査し、機器の運用状況を見ながら、一定期間ごとの集計を行う予定でございます。測定結果の取り扱いにつきましては、騒音被害の根拠資料として、基地負担への理解を深める手だてとなるよう、定期、随時の各種要請、個別の協議等にて提示してまいります。
◆9番(
照屋唯和男議員) 今、新たな施策的な監視使用というのは聞いています。ただ、その行おうとしていることが、実際にそこに住んでいる住民の負担軽減に即効的につながるのかといったら、今の答弁ではないんです。継続的な調査に入っていくとか、要するに抗議するための根拠につかうとか、そういう話ではその音をとめられるのかというのと、ちょっと違うような気がするんです。それともう1点、本来、政府要請したときに、一番の対策として何があるかというという話で、この工事期間は2カ年と言っていましたので、それを少しでも短く1年半なり、1年何カ月なりにするというのが、一番地域住民に対しての負担軽減に早くつながるのではないかと言っていました。私もできたら、このMC130という飛行機自体が地域住民から離れてくれたほうが、断然そこの騒音は助かるというのがあります。理由は簡単です。同じ東区に住んでいても、そのMC130の騒音に気づかない。そんなに被害を感じていない人たちもいるんです。実際に一番嫌な思い、苦しい思いをしているのは、この県道沿いのパパループの向いに住んでいる方々です。それを考えた場合に、早く移動させる方向が一番いいのではないかというのがあるので、その辺のところは徹底して抗議してもらいたいんですが。まず課長、実際にこの353部隊の施設の拡張整備工事は2カ年と言っています。あれからもう1年過ぎています。この話が出てから。実際に今の進捗状況とかを確認したのか。あとどのぐらいで移動できるのかというのは、確認したことがありますか。
◎當山宏町長 おっしゃるように、工事の期間を短くすると。そして1日も早くそこから撤収してもらうということが一番、より効果のあるところです。ですから当然、我々もこれまでそういった要請、申し入れは米軍側にもしてきております。2カ年間という期間でありますけれども、1年過ぎて、どういう状況なのかという具体的な米軍側に対する、その説明を求めるということはしておりませんけれども、ただ極力短くしてくれというような申し入れは強く行なってきているところです。 ただ、やはり土手の反対側に駐機をされているということもあって、なかなか町民の苦情がそのパパループからの音なのか、それともそれ以外の音なのかというのがよく判別できない。ですから我々もできるだけその苦情を吸い上げて、それを根拠にどんどんやっていきたいという気持ちもあるんですけれども、そこがなかなか明確に判明できないところがあるわけです。ですからそういったこともあって、これは騒音測定をまずはやるべきだということで、今沖縄県のほうから、移動可能な測定器を設置して、今その測定をしているところです。 ですからそういったものもベースにしながら、できるだけそこを早めに撤収してくれというようなことは、当然求めていかないといけませんし、先ほどからございますように、継続的な使用を決して行なわさせないような対応も随時、いろんな機会を捉えてやっていく必要があるんじゃないかというふうに考えています。
◆9番(
照屋唯和男議員) ぜひ町長、先ほど言ったように、実際に現状を知らせるために効果ある抗議、あるいは要請をしないといけないと思います。それを例えば文書で出しても、私たちは今回、政府要請に行ったときに、一番効果があるなと思ったのはやはり映像でした。見てもらわないとわからない部分もいっぱいありましたので、その辺のところは基地渉外課長、写真あるいはムービーでも撮って、しっかり記録として持っておかないと、いざというときに、どういう状況なのか、口で説明できないですよ。担当が変われば、また同じことの繰り返しになりますので。 それでもう一つ、一番懸念しているのは、6月を過ぎて、さらにまた南風の来る6月以降の季節に入ってきます。南風のあるとき。その状況からしたら、やはり排気ガスもそうだし、その騒音というのは、今はまだ風向きが違うときはちょっと聞こえづらいところがあるんですけれども、その南風になったときは、間違いなくここに来るのはわかっています。そのときの騒音というのは、今以上にうるさくなるだろうというのがわかります。それも含めて、住民の環境を守るというところでも、町長はしっかりとまた考えてもらいたいと思っています。それはちよっとした要望ですが、よろしくお願いします。 次、2件目の質問に入ります。2.通勤通学時間区域の交通安全に関することをお聞きします。住民との懇談会で地域の声として屋良小校区の通学路の安全性を問う意見がありました。問題点としてあげられた以下の場所、状況についてこれまでも地域町民から何度か意見されてきたと言われています。町は調査し把握されているか。また、どのように考えて対策するべきか、本町の通学路の安全点検状況について見解をお聞きします。4カ所の点について、1点ずつお聞きしたいと思います。 (1)旧中央公民館前からあしびなぁ公園までの、朝の通学時間帯に通行止めになっていることから、車両がこの道を通らず、別の細い路地に入り込みスピードを出して走行し一層、通学する子どもや歩行者の危険性が発生している現状をどう見ているか、また調査して対策を取るべきではないか、お聞きします。
◎金城悟総務課長 質問事項2(1)については、総務課にてお答えいたします。議員御質問の朝の時間帯における中央区の車両の通行状況につきましては、これまでの行政懇談会においても意見として出された経緯がございます。 しかしながら、旧中央公民館からあしびなぁ公園の間の通行止めが地域住民の皆さんの要望で実施されたものであることや、周辺道路の現状等を踏まえると有効な対策が見出しづらい状況でございます。今後、状況調査を行い、各関係各課とも協議を行い、有効な対策について、検討してまいりたいと思っております。
◆9番(
照屋唯和男議員) 課長、ちょっと通学時間帯のことなんですけれども、私もちょっと気になって見に行ったんですが、その場所から、要するに通行どめをやっている幅広い通りですよね。その通りで、子どもたちが実際に歩いて学校に向かっている。この道を通って学校に向かっているという現状があるのかどうかというのが疑問です。当初、中央区がここを車両通行禁止にしたのは、やはりこの道を通って嘉手納高校に送迎したり、いろいろと中学校に送迎したりするときに便利だから車両がどんどん入ってきて、学校に行く子どもたちが危ないのではないかということで車両通行どめになったというのを私は聞いています。ただ現状、今子どもたちはその道ではなくて、中のほうに、中のほうにと路地のほうに入ってきているのが現状ではないかと思っています。その路地に入ってきたところを、逆に県道側、国道側から、この路地側しか通れないので、そこに入ってきたために、なおさら危険が発生しているんじゃないかというのが、今町民から出ている声だと私は思っております。そこをだから調査したほうがいいんじゃないかということです。 それともう1点、その狭い路地が、車両が入り込んでいるのと、スピードを出して通っていくのと、その危険性はわかっているんですが、その中で例えば注意喚起の看板なり、そういうのが出ていたのかどうかというのを知らないので、そこをお聞きします。
◎金城悟総務課長 先ほど行政懇談会での意見がありましたということをお話ししたんですけれども、これにつきましては、平成28年の行政懇談会、中央区のときに意見が出たんですけれども、実はそのこと自体ではなくて、ロータリーの信号、ロータリー前ですね。読谷からロータリー向けの信号のところで渋滞が起きると。それに関しての話で、そこから車が入り込んでくる。旧中央公民館の前は通行どめがあって、結構飛ばしてくる車があるという話で、根本の話は国道の話だったので、お答えとか調査については、そこの国道のところでやっていたものですから、中央区の中のほうの調査というのは、具体的にはやっていないのが現状です。 ただ先日、嘉手納署のほうと意見交換、情報交換する機会があったんですけれども、その中では中央区の皆さんからそのような苦情もあったということで、実際この通行どめの南側になりますか。路地のほうを通る車について取り締まりを行った経緯があると。実際に検挙もしたということなんですけれども、それでもなかなか歯どめになっていないという現状がありまして、恐らくそういう状況だと看板等でも防げないのかなと。嘉手納署のほうでは、物理的に道路に何らかの措置をしないといけないのかなという。例えばハンプをつけたり、クランク状にしたりするということが対策になるんですけれども、実際、中央区の中の現状では、道路にいろいろと構築物をつくるとか、線形を変更するとかということも、現実的に物理的に無理なところがあります。警察のほうでは、この通行規制の解除等も可能ではあるという話もあったんですけれども、住民の皆さんは、地域住民の要望でやった措置なので、なかなか解除とも、賛成とも言えないよねという話があったというところまでは伺っております。 そして先ほども申し上げたんですけれども、なかなか対策としてどういうことをしたらいいというところが見出しにくい状況ではあるんですけれども、嘉手納署あるいは中央区の住民の皆さんともお話をしながら、現状我々も実際に調査をしながら、いろいろと考えていきたいと考えているところです。
◆9番(
照屋唯和男議員) 実は、多分子どもたちの通学時間帯の通学路の確保というのが、当時の考え方で一番、中心になったと思います。今現状がどうなっているのかというのを照らし合わせたときに、実際にこの車両進入禁止の道路を通学路として使えば、今の状態が本当に安全でいいと思います。そうじゃないところに子どもたちが入り込んできて通学しているのに、そこを通れない車が路地裏に入ってきているので、今難しい問題が発生しているのではないかということです。だからその辺のところは、我々総務委員会でも警察と話し合いをしたときに、ここの車両進入禁止を解除したほうがいいのかなという話は、確かに出ていました。ただ、朝の時間帯は別として、夕方の時間帯は混むという話も出ていました。これは県道から国道に入る丁字路も一緒です。車両と信号の時間差の量で混むのは当たり前です。久得牧原線も一緒のように。その辺の混むところの渋滞緩和はちょっと難しいけど、交通安全対策というのとはまた別ではないかと思っているので、その辺はしっかりと子どもたちの安全通学路というんですか。その辺の確保のためにもしっかりとやってもらいたいと思っています。 教育委員会でも多分、安全マップとかをつくっているので、その道が車両が多いところ。あるいは通学路として指定された道路なのか多分わかっているはずですので、その辺ところは学校内でも調査して、どこの通路を通って学校に行くようにという指定ができれば、その道の安全確保ができると思いますので、その辺をまたよろしくお願いします。 次、(2)の質問に入ります。2点目の場所は、屋良小学校が完成して、校舎裏側の前のプールがあったところの裏側の駐車場の出入り口、丁字路のところがあるんですけど、そこのトマトコーポレーション側から、今までも歩行者、通学する子どもや高齢者に危険な交差点と言われていました。安全対策が必要として、ハンプなどでスピードを抑止してきているが、死角をなくすためのカーブミラー等を隣接する住民から設置できないかという話があったので、その辺のところを確認して、安全対策をする必要がないかということをお聞きします。
◎天久昇都市建設課長 質問事項2(2)についてお答えいたします。屋良小学校裏側、町道6号線と町道4号線の丁字路でありますが、スピード抑制のため、町道4号線にハンプを2カ所設置しており、また同丁字路にカーブミラー3つを設置し、死角をなくすよう対策を講じている状況にはございます。議員御質問の場所にふぐあいが見受けられるようであれば確認し、安全対策を施していきたいと考えております。
◆9番(
照屋唯和男議員) この丁字路のカーブミラーの設置している場所というのが、共同調理場から出ていくところからまっすぐ向かったところなのかな。ハンプの場所はわかります。カーブミラーの場所がトマトコーポレーションの角なのかどうかというのを、確認したいと思います。
◎天久昇都市建設課長 ハンプの設置されている場所については、東区自治会に抜ける場所は設置されております。また、カーブミラーについても、もともとプールがあったところにもカーブミラーも設置されております。あと、3カ所設置されている状況は確認はしておりますが、現在、先ほど議員からの質問がありましたところについて、屋良小学校の裏側の道路については、外構工事を今後進めていく中で歩道等も整備されて、また都市建設課のほうで道路整備工事を今度計画をしておりますので、その中でいろいろと不具合については確認していきたいと思っております。
◆9番(
照屋唯和男議員) 課長、地域の人たちから「この交差点こわいから何とかしてもらいたい」という意見が出ていたので、この質問で取り上げていますので、確認をしながら、どの部分が見えなくて、どの部分が危険なのかというのは、その道を使っている地域の人たちはよくわかるはずですので、ちょっと確認しながらやってもらいたいと思っています。 私も屋良小学校の裏側から東区自治会に向かってのあの道の丁字路のほうでは、何度かどきっとするようなことがありました。子どもが自転車でスピードを落とさずそのまま突っ込んでくるんです、曲がりながら。それを見えるか見えないかでは、よけきれるかよけきれないかが出てきますので、その辺のところをしっかりと調査、地域との話し合いをしながらやってもらいたいと思っています。 (3)屋良第二保育所前の道路は緩やかなカーブで、幼児を連れて親子が横断する場所です。そこを走行速度を落とさず通過する車や、スピード抑止の舗装がされているが片側のため、避けて走行することで余計に危険を増長しているということで、その対策を考えないといけないんですけれども、見解をお聞きします。
◎天久昇都市建設課長 質問事項2(3)についてお答えいたします。議員御質問の場所につきましては、平成27年度にスピードを抑制する舗装を設置しております。第2保育所前の横断歩道に下ってくる道路構造となっていることから、スピードを落とさず通過する車両が見受けられることから注意喚起を促すため、左右下ってくる片側車線にスピードを抑制する舗装を設置しております。しかしながら、スピードを抑制する舗装を避けて走行する車両が見受けられるということでございますので、両側斜線へスピードを抑制する舗装は可能ではありますが、スピードを抑制する舗装が効果的なのか、また他にスピードを抑制できる方法はないのか、検討していきたいということで考えております。
◆9番(
照屋唯和男議員) 法定速度は30キロと指定されていますけど、そこを30キロで走る車はないですよ。みんな40キロ以上で、スピードを落としたくないから凸凹の舗装をよけて、何も舗装されていないところから一気に通過しようとするので危険だなということになっています。あれは急ブレーキしてもとまりませんよ。あの速度で走ったら。その辺のところを少し考えてもらって、保育所があるので小さい子ども、抱っこして抱えている子と手をつないでいる子がいて、手をつないでいる子たちが突然渡ろうとするのが危ないという思いがあるので、その辺のところをよろしくお願いします。大きな事故が発生する前に、対策をとったほうがいいんじゃないかということの要望です。 最後に私の家の近くでもありますが、(4)世名城水道工事社を通り過ぎて、すぐの交差点は一方通行路での走行車両の優先がこの場所だけ違うんです。ここだけストップの表示があるんですけれども、その「ストップ」表示を見逃しているのか、一時停止もしないで、同じ速度で通り過ぎていく車があります。そこは危険なんですけれども、その辺のところは確認されているのか。対策とかはあるのかお聞きします。
◎天久昇都市建設課長 質問事項2(4)についてお答えいたします。議員御質問の県道から区画整理地内へ入ってくる屋良西原線と、屋良地域を縦断して走っております町道9号線が交差している交差点については、現場確認はしてきております。同交差点には、公安委員会が設置しました「止まれ」の標識、停止線、横断歩道が設置されている状況にございます。交通規制関係につきましては、公安委員会の管轄となっておりますので、議員御質問の内容等について、公安委員会のほうと相談していきたいと考えております。
◆9番(
照屋唯和男議員) ぜひ公安委員会なりをしっかりと確認をして、ただなぜここだけストップになったかというのは、以前聞いたことがあるんです。道路の幅員があって、その幅員で多分、この一方通行の道が県道から入ってくる道より狭いからということで優先道路が変わったといっているんですけど、例えば国道のクレストのほうから入ってきて、一方通行をずっとまっすぐ来て、この場所だけなんです。優先順位が違ってきているのは、「止まれ」かかっているのは。だから例えば町内の人たち、あるいはその場所をよく通っている人はわかるんですけど、町外の人、読谷村なり、ほかのところから来た人たちにとっては、優先道路と思って勘違いをして、そのまま同じ速度で通り過ぎるものだから、よく接触。公には出ていないんですけれども、あっち自転車がよく車とぶつかるんです。要するに見えないところで突然、車がポンと出てきたりするものですから。その辺のところはしっかりと町民が大きな事故に巻き込まれないように、しっかりと対策もとってもらいたいなということで強く要望します。 この4点は、屋良校区に係る通学路の安全対策ということを考えてほしいということの要望です。これ以外にも、嘉手納校区のほうもありました。安全マップでいろいろと車両が多いところとかあるので、その辺はいろいろ行政懇談会などでも出てきていると思いますので、しっかり見逃さずに対策をとってもらいたいと思っています。 もう1点、まだ状況ははっきりしないんですけれども、屋良小学校の正門が新しくできています。信号も新しく設置されているんですが、その交差点は以前はよく人身事故もあったので、それもしっかり子どもたちに伝えるような教育も含めて、通学に安全であるような教育もしてもらいたいと思います。よろしくお願いします。以上で私の一般質問を終わります。
○徳里直樹議長 しばらく休憩します。
△午後2時40分 休憩
△午後2時50分 再開
○徳里直樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 5番古謝友義議員。
◆5番(古謝友義議員) 本日、最期になりましたけど、長々と質問しないように心がけて一般質問に臨みたいと思います。 1.今後の公園整備について問う。県営中城公園、これは世界遺産の中城城跡公園とは違います。北中城村にある県営の中城公園です。車が240台、バスが7台の駐車場を有し大型遊具、キャンプ場、散策路等スケールの大きい公園であります。さらに今後は、中城城跡公園まで延長する予定があるそうです。ぜひとも、わが嘉手納町に誘致してもらいたいと思いますけれども、まず無理でしょう。そこで6点通告してありますが、(5)は、安森議員が質問して終わりましたので、省きたいと思います。 (1)キャンプ場ができる公園の予定はないか。(2)既存の公園の遊具の点検の年間スケジュールは。(3)古い遊具の買い替えの予定はあるか。(4)水釜街区公園の、遊具を増やしてほしいと、住民の声があるが可能かどうか。(5)は省きまして。(6)公園のLED化はすべて完了したか。よろしくお願いします。
○徳里直樹議長 答弁を求めます。
◎天久昇都市建設課長 質問事項1(1)についてお答えいたします。キャンプができる公園の整備予定につきましては、現在計画しております各種公園において、キャンプ場の計画予定はございませんが、兼久海浜公園リニューアル事業におきまして、現在のゲートボール場付近を海の広場としての整備イメージを持っており、バーベキュー施設などの憩いの空間を想定しているところでございます。 質問事項1(2)についてお答えいたします。公園遊具の点検につきましては、年1回8月から9月の期間で点検を実施しております。点検内容といたしましては、劣化の度合い、外見、塗装の判断、機能的に使用可能か不可能かなどの点検を行っている状況にございます。 質問事項1(3)についてお答えいたします。年1回の遊具点検結果を受けて、遊具の故障、破損箇所を特定し、修繕しております。現段階では遊具点検結果において、使用不可と判断されている遊具はございませんので、現時点での遊具の買いかえをする予定はございません。 質問事項1(4)についてお答えいたします。屋良地区にあります屋良城跡公園、嘉手納地区にあります嘉手納公園、水釜地区にあります兼久海浜公園の3施設のリニューアル事業を推進している状況にあり、その事業において遊具設置を計画しております。3施設のリニューアル後、街区公園につきましては、遊具の設置要望等に対し検討していきたいと考えております。 質問事項1(6)についてお答えいたします。町内各公園の照明器具LED化でございますが、リニューアルを控えております兼久公園が一部、LED照明を実施されておりますが、あと屋良城跡公園及び嘉手納公園を除いた公園につきましては、順次、LED照明に取りかえを行っていきたいと考えており、次年度におきましては、屋良第2公園、屋良ふれあいパーク、水釜公園、野國總管公園、ロータリー広場、あしびなぁ公園及びちびっこ広場の照明のLED照明への取りかえ工事を予定しております。
◆5番(古謝友義議員) 水釜街区公園について、再質問させてください。今、西浜区コミュニティーセンターが今月完成する予定です。そのコミュニティーセンターが完成しますと、公園も使えるようになると思いますけれども、あの公園は以前、子どもたちが少年野球をして、大変楽しんでいた公園だと思います。今後その街区公園をどのような形に持っていくか。少年が野球ができるような形に持っていくのか。それとも今遊具等が不足しているので、それを補うような公園にしていくのか。その担当課の思いを聞かせてもらえませんか。
◎天久昇都市建設課長 先ほども遊具関係については答弁いたしましたが、現在3公園、今現在、リニューアルを進めている状況でございます。確かに西浜区自治会事務所が今度新しくなりまして、建て替えされまして4月からは供用開始する運びとなるかと思っておりますが、その後また公園関係、現在仮設的に工事のために使用されていますので、それをまた整備した後に、また西浜区自治会と、どういうふうな公園がまた望ましいのか。機会があればまた打ち合わせといいますか。会議といいますか、そういうものを行っていきたいということで考えております。
◆5番(古謝友義議員) 私の要望ですけれども、ぜひとも少年野球ができるような施設をつくってほしいと思っております。ぜひ、夢が叶えるような形で取り組んでもらいたいと思いますので、今後やるかやらないかは担当課の思いに、私の思いが通じるかどうかですから、ひとつよろしくお願いします。 それでは2に移りたいと思います。2.町花(ハイビスカス)について、第2弾。以前に金城総務課長は、ハイビスカスを愛していると言ってくれましたが、その愛情が全く感じられないような状況になっています。 (1)役場表玄関前にハイビスカスを植栽していないが、以前タイワンレンギョウをハイビスカスに変えたらどうかという提案をしましたけれども、あれから2年ぐらいたちますが、全く手つかず、本当に愛しているかどうかを疑いたくなります。 (2)国道沿いの、皆さんのものにはフラワーパークとなっていますけれども、ロードパークの間違えです。ハイビスカスが植えられておりません。国道沿い、ちょうど嘉手納の役場に入る入り口になります。そこに町花のハイビスカスを植えてはどうかということです。 (3)町花(ハイビスカス)を広める活動は、どのような形でやっているのか。お聞かせください。 (4)ハイビスカスを広める会があるが、町としてどのようにバックアップしているか。 (5)町花として制定しているのだから、町中をハイビスカスで埋め尽くす考えはないか。答弁をお願いします。
◎金城悟総務課長 質問事項2(1)についてお答えいたします。町花ハイビスカスに関しましては、平成29年6月にも古謝議員から質問をお受けしております。その際、庁舎周辺で可能な場所については植樹を検討するとお答えしており、その後庁舎玄関付近、身障者用駐車場横の植栽帯への植樹を検討いたしました。しかしながら同箇所についてのハイビスカスの植栽場所としては、面積が足りない等の意見があり、実施を見合わせた経緯がございます。ちょうど時期を同じくして、「ハイビスカスを広める会」のほうから、エントランスホールにハイビスカスを設置したいとの申し入れがあったこともあり、庁舎においてはエントランスホールにおいて、町民の皆様にハイビスカスをごらんいただける機会を持っている状況でございます。 質問事項2(3)についてお答えいたします。町花を広める取り組みといたしましては、ハイビスカスの苗木の配布を行っております。毎年みどりの日を記念し、苗木の無料配布を実施しておりますが、その際、用意する3種類から4種類の苗木のうち、平成27年度からは、そのうち1種類をハイビスカスとして配布しております。平成31年度においては、4種類400本の苗木のうち、半数に当たる200本をハイビスカスとしており、町内各家庭でのハイビスカスの植樹、植栽の拡大に寄与しているものと考えております。 質問事項2(4)についてお答えいたします。「ハイビスカスを広める会」につきましては、日ごろから町花であるハイビスカスの普及に尽力していただいており、その活動については、敬意を表するところでございます。同会についてのバックアップとのことでございますが、これまでに展示会に係る経費についての補助金申請の支援を行った経緯があり、また現在活動資金に関する補助金の受給についても支援を行っているところでございます。また、同会が東駐車場にハイビスカスの苗を植栽した際には、都市建設課職員も協力し実施しております。 質問事項2(5)についてお答えいたします。ハイビスカスが町花として選定された理由といたしまして、常緑で通年花をつけ、土質の酸性、アルカリ性を問わず、鉢植えも可能との特徴から、本町の地域性に合う植物として選定されております。これらのことを踏まえ、先ほど申し上げました苗木の配布を通して、各家庭の普及に努めるとともに、ハイビスカスの植栽やその普及のための講演等も実施している「ハイビスカスを広める会」との連携や活動支援を通して、町花であるハイビスカスの普及に努めてまいりたいと考えております。
◎天久昇都市建設課長 質問事項2(2)については、都市建設課のほうで答弁いたします。国道沿いのロードパークは、嘉手納町内への南側玄関口に位置することから、町民や来客者などの目にとまりますので、年3回花の植えかえをし、さまざまな花を見てもらうように管理をしてきております。 議員御提案のハイビスカスにつきましては、生け垣のようになりますので、国道から町役場側へ出入りする車両が多いことから、交通に不便を来たさない場所に植えることは可能ということで考えております。
◆5番(古謝友義議員) ハイビスカスの花を見せるために、要するに花いっぱいの活動をしてほしいと。国道沿いもハイビスカスの花が咲いていれば、別に交通の邪魔にはならないと思っております。現在、比謝橋を過ぎて、中央公民館近辺にハイビスカスがあるかどうかは確認しておりませんが、とにかく嘉手納町に入ってくる、沖縄市からは道の駅、それから北谷方面からはハイビスカスを植えるところはありません。とにかく嘉手納町に入ったら、ハイビスカスが見れるような手だてはできないのかどうか、お聞きします。
◎天久昇都市建設課長 現在、ハイビスカスを植えている場所等について御紹介したいんですが、東駐車場のフェンス沿いと、また比謝川遊歩沿い、名嘉病院側の落石防護柵の手前のほうの遊歩道にまた植えております。また町道6号線、県道から屋良小学校の裏口に入っていく砂辺テントのところの道路なんですが、そこに三角公園がございますが、そこのほうにも今植えられている状況です。あとはまた区画整理地内の屋良西原線のほうにも植えられているような状況でございまして、今後、道の駅、また旧中央公民館の跡の近くに植栽帯ございますが、そこのほうにも植えることが可能ではないかということで考えています。先ほどの言いましたロードパークのほうにも、植えていくことも可能ではないかということで考えております。
◆5番(古謝友義議員) 現状として、本当に少ないという感じがします。ぜひ広めるような活動を展開してほしいと思います。以前、比謝川遊歩道にハイビスカスが植えられておりましたが、落石の関係で、どうなったか確認する手だてが今現在ありません。以前、前神山副町長が比謝川遊歩道にハイビスカスを植えるということで植えられておりました。ただ、あれから落石がありまして、一向にこの遊歩道が開通しないものですから確認のしようがないと。大きくなったか、枯れてしまったどうかも確認ができておりません。ぜひ比嘉副町長、引き継ぎをお願いしたいと思います。まだ20メートルぐらいしか植えてありませんでしたので、あと1キロぐらいはぜひよろしくお願いします。 それからハイビスカスを一生懸命やっているのは、今西区自治会だけがやっていると。ほかの自治会にぜひ金城総務課長、ハイビスカス隊をつくって、東区から中央区、その手当もひとつ考えてください。今、西区だけでとまっていますので、全自治会でやれば嘉手納町に大いに広まるということは予想されますので、ひとつハイビスカス頑張っていきましょう。 それでは3に移りたいと思います。3.町道の今後の展開について問う。(1)町道73号線(イユミーバンタ通り)の基本設計が予定されている。①幅員は広がるか。②落石防止対策は考えているか。③スピード超過対策は考えているか。④川を埋め立てる計画はあるのか。 (2)町道34号線の相互通行はいつごろを予定しているか。(3)町道48号線の交差点改良基本計画が予定されているが、墓の移転は合意しているのか。(4)町道62号線の改良工事はできないか。(5)屋良虎地原線は、嘉手納高校グラウンド横で止まっている。久得牧原線への合流はできないのか。
◎天久昇都市建設課長 質問事項3(1)についてお答えいたします。町道73号線、通称イユミーバンタ通りにつきましては、これまで台風時や大雨時に落石等による被害を未然に回避するため通行規制を行ってきております。道路管理担当課といたしましては、これまで当該斜面の落石対策調査を行ってきており、また道路自体についても、整備後40年以上を経過し、老朽化が著しく対策が必要と考えております。そのようなことから、平成30年度に斜面対策と道路改良をあわせた町道73号線整備事業基本計画策定委託業務を発注し、その対策方法等について検討しました。また、その業務内で交通量調査もあわせて行い、その交通量に即した道路改良案を策定しております。調査結果から、道路幅員は歩道も含め現況の8.5メートルから11.5メートルに拡幅する予定であり、落石対策として安定勾配での岩掘削やネットなどで対策を予定しております。スピード超過対策につきましては、基本計画では検討はしておりませんでしたが、基本設計の中で検討していきたいと考えております。河川の埋め立てにつきましては、基本計画における各工法の提案の中で検討されておりますが、道路担当課といたしましては、埋め立てを行わず、現道拡幅する部分については、張り出し式の歩道を考えております。 質問事項3(2)についてお答えいたします。北区コミュニティーセンター前の町道34号線につきましては、平成30年度に嘉手納中学校から北区コミュニティーセンター駐車場入り口までを整備しており、令和元年度に建物補償と用地買収を行っております。令和2年度において、嘉手納小学校校門前までの改良工事を行い、改良後に相互通行が可能になる予定となっております。 質問事項3(3)についてお答えいたします。町道48号と町道と48の1号線の交差点分にありますお墓の所有者にお会いし、移転について御相談をさせていただいております。まだ正式に了解はいただいておりませんが、前向きに検討をしていただいていると考えております。今回、基本計画を策定することにより、また隣接するお墓への影響や補償の範囲などを明確にし、今後の交渉などを円滑に行えるよう、令和2年度予算を提案させていただいております。 質問事項3(4)についてお答えいたします。町道62号線につきましては、過去に実施設計まで完了しておりましたが、用地の取得が難航しており、事業が滞っているのが現状でございます。現道自体の老朽化が著しく、地域から舗装だけでも行えないかとの相談がございましたが、現存するマンホールなどが支障となっており、舗装だけを行うのが困難な状況でございます。そのようなことから、令和2年度に実施設計の内容を一部見直しをするため、修正設計を計上しております。その中で用地が取得できない場合も考慮し、側溝の位置、構造の検討を行い、早期に改良が行なえるよう対応していきたいと考えております。 質問事項3(5)についてお答えいたします。屋良虎地原線の読谷側への接続につきましては、過去の一般質問でも何度か取り上げられており、同じような答弁になりますが、嘉手納側につきましては、町村境界付近まで整備は完了しており、読谷側の整備を待っている状況でございます。何度か読谷村とも協議を行っておりますが、他の優先事業があるということで、事業が進んでいないのが現状でございます。すぐに事業が進展するとは考えておりませんが、今後も定期的に読谷村と協議を持っていきたいと考えております。
◆5番(古謝友義議員) イユミーバンタ通りの改良工事の際の、川と反対側の崖っぷちの落石の防止ですが、見た目でもいつ落ちるかどうかという心配があるのはわかりますよね。大きい10トンぐらいの石がぽつんと浮いているような状態。あの辺をひとつ解決しないと、どうにもならないのではないかと思いますけれども、課長どう思いますか。
◎天久昇都市建設課長 たしか以前にも平成8年ごろですか、一度落石が起きまして、今上に上る階段が、崖のほうにございますが、そこのほうで平成8年度に大きな落石がございまして、その際、フリフレーム工法という工法で、のり面を保護している状況でございます。そのようなことから、いつまたそのような落石が起きるかということも懸念されますので、早急にその対策を講じていけたらということで今回、次年度になりますが、基本計画、基本設計のほうに入れて、しっかりと検証して事業に結びつけていきたいということで考えております。
◆5番(古謝友義議員) このイユミーバンタ通りは、読谷村から国道に通り抜ける道になっていまして、非常に交通量が多いということで、とにかく30キロ制限の道なんです。つい先日も私は制限速度で走っておりましたけれども、後ろから車2台に追い抜かれまして、非常に危ない道。あの道を真っすぐの道に直すことはまず不可能だと思いますので、このスピード超過対策、これだけはどうしても再度、検討してもらいたいと思います。何月かにも一般質問でハンプを設置したらどうかという話をしたんですけれども、とにかく嘉手納町民の道ですので、よその村の方が利用しても別にどうということはないんだけれども、スピードを出さないような形で、道は整備したほうがいいんじゃないかと思っております。ぜひ、よろしくお願いします。 それから町道34号線の北区公民館の相互通行なんですけれども、課長は先ほど令和2年度と言いましたよね。令和2年のいつごろから通れるか、予定としておっしゃってもらえませんか。
◎天久昇都市建設課長 町道34号線については、今年度で用地買収と物件補償、移転補償を協力していただいて、完了している状況でございますので、残るは工事のみとなっておりますので、早期発注ができるように努めていって、大体四、五カ月ぐらいは工事発注からかかるのかと思っていますので、早期発注ができると年内に開通できるのかと思っていますが、それは調整してみないとわからないということでございますので、はっきりとは言えませんが、早期に開通できるように努めていきたいと思っております。
◆5番(古謝友義議員) ぜひ、正月までには終わらせてもらいたいと思っております。 それから町道48号線の改良工事の件なんですけれども、これも以前に私、一般質問をして、実際にはあの道ができてからずっとあの状態が続いているということで、その墓の裏側も車の駐車場になっているという状態が続いております。ぜひともお墓の移転は同意を得て、この改良につなげてもらいたいと。これは水釜の皆さん方の切実な願いでもありますので、ひとつぜひ、よろしくお願いしたいと思います。 それから町道62号線は、2年ぐらい前に実施設計も終わっている物件ですが、なかなか手がつけられないという状況になっております。これもあまりにも道がひどくて、この近隣の皆さん方からも、どうしても直してほしいという要望が絶えません。ぜひともお願いできませんか。 さて、話は変りますけど、先ほど照屋議員が中央区の混雑の話をしていましたけれども、この屋良虎地原線が開通すれば、そういう悩みはあっという間に消え去る。要するに読谷村側から嘉手納高校に来る、そういった皆さん方の車両が今、そういう状態を起しているということを考えれば、この久得牧原線につなげば、そこから全部、高校に車が来るということになりますので、交通混雑は解消されるのではないかと思います。そこで、これはやはりトップ交渉で町長と石嶺村長が話し合えば、解決できる問題ではないかと思っていますのでひとつ御尽力をよろしくお願いしたいと思っております。 以上で、私の一般質問を終わりたいと思います。大変長らくありがとうございました。
○徳里直樹議長 以上で、本日の日程は全部終了しました。 本日はこれで散会します。
△午後3時22分 散会 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。 嘉手納町議会議長 徳里直樹 嘉手納町議会議員 照屋唯和男 嘉手納町議会議員 仲村渠兼栄...