令和 6年 3月 定例会(2回)┌─────────────────────────────────────────────┐│令和6年第2回
東村議会定例会会議録 |├─────────┬───────────────────────────────────┤│招集年月日 |令和6年3月22日 |├─────────┼───────────────────────────────────┤│招集場所 |東村議会議事堂 |├─────────┼───┬─────────────────┬───┬─────────┤│開・閉の日時 |開議 |令和6年3月22日 午前10時00分 |議長 |神 谷 牧 夫 ||及び宣言 ├───┼─────────────────┼───┼─────────
┤│ |散会 |令和6年3月22日 午後3時34分 |議長 |神 谷 牧 夫 |├─────────┼───┼─────────────┬───┼───┴─────────┤│出席(応招)議員 |議 席│氏 名
│議 席│氏 名
││ │番 号│ │番 号│ ││ ├───┼─────────────┼───┼─────────────
┤│ |1 |福 永 政 也 |6 |伊 佐 真 次
|│ ├───┼─────────────┼───┼─────────────
┤│ |2 |宮 城 毅 |7 |仲 嶺 眞 文
|│ ├───┼─────────────┼───┼─────────────
┤│ |3 |東 江 光 枝 |8 |池 原 憲
勇 |│ ├───┼─────────────┼───┼─────────────
┤│ |5 |宮 城 準 |9 |神 谷 牧 夫 |├─────────┼───┼─────────────┼───┼─────────────┤│欠席(不応招)
議員| | | | |│ ├───┼─────────────┼───┼─────────────
┤| | | | | |├─────────┼───┼─────────────┼───┼─────────────
┤│会議録署名議員 |6 |伊 佐 真 次 | |
|│ ├───┼─────────────┼───┼─────────────
┤| |7 |仲 嶺 眞 文 | | |├─────────┼───┴────┬────────┴───┴─────────────┤│職務のために出席 |事務局長 | 比 嘉 誠 ||した者の職氏名 ├────────┼──────────────────────────
┤| |書記 | 神 谷 愛 子 |├─────────┼────────┼────────┬────────┬────────┤|地方自治法第121|村長 |當 山 全 伸 |建設環境課長 |上 原 朝 文 ||条により説明のため|副村長 |又 吉 一 樹 |農林水産課長 |宮 城 調 秀 ||出席した者の職氏名|教育長 |比 嘉 鶴 見 |教育課長 |仲 嶺 真
文 |│ |会計管理者 |宮 平 勇 二
| | |│ |総務財政課長 |宮 田 健 次
| | |│ |企画観光課長 |平 良 洋 一
| | |│ |住民課長 |金 城 幸
人 | | |│ |福祉保健課長 |平 田 尚
樹 | | |└─────────┴────────┴────────┴────────┴────────┘
△令和6年第2回
東村議会定例会議事日程表(第2号) 令和6年3月22日開 議 午前10時┌────┬─────┬──────────────────────────────
┐│日程番号│議案番号 │件 名 │├────┼─────┼──────────────────────────────┤│1 | |一般質問 │├────┼─────┼──────────────────────────────┤|1-1 | |神谷 牧夫 「令和6年度施政方針、村長の村政運営について」 │├────┼─────┼──────────────────────────────┤|1-2 | |福永 政也 「
認知対応型グループホーム入居者への家賃助成につ|| | | いて」 |├────┼─────┼──────────────────────────────┤|1-3 | |宮城 毅 「1.防災対応について || | | 2.施政方針について」 |├────┼─────┼──────────────────────────────┤|1-4 | |宮城 準 「施政方針について」 |├────┼─────┼──────────────────────────────┤|1-5 | |伊佐 真次 「
北部訓練場日米合同訓練、オスプレイの飛行再開、|| | | 米海兵隊音楽隊について」 |├────┼─────┼──────────────────────────────┤|1-6 | |仲嶺 眞文 「施政方針について」 |├────┼─────┼──────────────────────────────┤|1-7 | |東江 光枝 「川田公園のトイレ・休憩所について」 |└────┴─────┴──────────────────────────────┘
○議長(神谷牧夫君) おはようございます。ただいまから本日の会議を開きます。 (10時00分)
△日程第1.これより一般質問を行います。 この際、申し上げます。一般質問は、通告順に一般質問席にて行います。なお、質問時間は答弁を除いて20分とします。 発言を許します。 一般質問を行いたいと思いますので、副議長と交代します。 暫時休憩いたします。 (10時01分)
○副議長(宮城準君) 再開します。 (10時02分) 議長に代わり、議長神谷牧夫君の一般質問終了まで、議長の職務を行います。 9番、神谷牧夫君。
◆9番(神谷牧夫君) おはようございます。それでは一般質問させていただきます。 村長の平成6年度の施政方針について、村政運営の一部について、ちょっと質問させていただきます。 まず、農林水産業の振興についてお伺いいたします。 加工用原料価格の引上げについて、JAとともに、取り組むとあるが、現在の価格体系と具体的な取組はどうするのか。 2つ目に、東村産ゴールドバレルの品質について伺います。
村バレル栽培研究会と他の複数の出荷団体または個人との品質にばらつきが大きく問題があると思うが村としての認識とお考えを伺いたい。 3つ目に、老朽化した施設の長寿命化への支援はマンゴーハウス以外ではどうなっているのか伺います。 4つ目に、拠点産地認定を受けているカボチャについて、村としての支援策はどうなっているのか伺います。 5つ目に、チャレンジ農場の研修生の研修修了後の就農で研修中に農地の確保はできているのか。 6つ目に、有害鳥獣の捕獲個体の買取り方法について、簡素化できないか伺います。 次に、商工業についてですね。 村内唯一の給油所が閉店しています。村は運営事業者を決定し、基本計画に着手するとありますが具体的にどうするのか。 2つ目に、観光推進協議会と連携し宿泊施設の整備を進めているとのことです。今年9月には供用開始予定となっているが、内容を伺いたいと思います。 3つ目に、村内のイベント等、特につつじ祭り等においてですね、名桜大学在学中の外国人の学生を活用できないか伺います。 3つ目に、児童福祉について伺います。 保育料の無償化の実現と
子育て支援センター開設というふうにありますが、これはどういったことか、お聞かせください。 4つ目に、小学校の統廃合について伺います。 統廃合に向け、どこまで進んでいるのか。「村民懇話会」は実施されたのか、また、その取組はどうなっているのか、お聞かせください。 5番目に、定住促進について伺います。 村内の空き家活用事業の進歩状況はどうなっているか。
個別型定住促進住宅の条例等の見直し等により永住は可能か、また払下げは考えられないか、お聞かせください。 以上、質問いたします。
○副議長(宮城準君) 答弁の発言を許します。村長、當山全伸君。
◎村長(當山全伸君) おはようございます。それでは、神谷議員の質問にお答えいたします。 農林水産業の振興について。 1点目の令和5年度の価格体系は、原料価格、奨励金、役場の補助、その他で構成され、原料価格と奨励金については等級別に金額が設定され、役場補助については10円の定額、その他については今年度から1級果につき5円が設定されております。1級果が115円、2級果85円、3級果が40円、4級果以下が20円となっております。今後の取組については、工場で生産された製品について、これまではJAだけで価格の交渉を行ってまいりましたが、これからは行政も一緒に値上げの交渉を行いたいと考えております。農家買取価格の引上げにつながるよう努めてまいります。 2点目の東村産ゴールドバレルの品質について、
東村ゴールドバレル栽培研究会と他の農家、団体等との品質のばらつきがあることについては、確認しております。村といたしましては、品質向上のアドバイスや講習会などを開催し、品質の安定に努めます。 3点目の農林業施設で、ハウス施設、農業用水等の補助については20%から30%、
ハウス施設長寿命化事業及び自動巻上機が50%の補助となっており、特にマンゴーと
パインアップルハウス等の区別は行っておりません。令和元年度から令和5年度までの集計で26件の申請があり、マンゴーが14件、マンゴー以外が12件の内訳となっております。 4点目のカボチャ農家の支援については、通常の
東村農林水産業振興補助金を利用していただいているほかに、JAおきなわ
東支店野菜生産部会へ、カボチャ生産農家の栽培技術の向上及び経営安定、拠点産地認定されたカボチャの定時、定量、定品質な産地形成を目的に補助金として、令和5年度において48万4,000円を補助しております。実績内容として、マルチの購入が14名で65本、ソルゴー種子の購入が24名で650キログラムとなっております。令和5年度から共同防除での補助を行っており、35農家へ7万1,000円を交付しております。 5点目の研修生の農地の確保について、令和5年度より、村内の遊休農地を農地中間管理機構を通し、
東村新規就農者育成センターが借り受け、遊休農地を解消し農業研修を行う研修生に管理させることで、実践的な農業経営を学ばせる取組を行っております。 この農地については研修が修了する際に研修生に引き継ぐこととなっておりますので、就農時の農地の確保はできるものと考えております。 規模拡大等の要望については、引き続き農業委員会と連携し対応してまいります。 6点目の有害鳥獣の捕獲個体の確認については、カラスではくちばし、イノシシでは下顎で確認し補助金を交付している状況であります。個体確認の方法について近隣市町村に確認したところ、イノシシにおいては下顎、または尻尾での確認方法がありました。県内では下顎での確認が主流ですが、本土では尻尾での確認が主流となっております。県内で下顎での確認が主流であることの根拠については、確認できませんでした。簡素化を図るには尻尾での個体確認に変更する必要があると思いますが、近隣市町村の意見を参考に検討してまいります。 商工業について。 1点目の給油所整備に向けた取組についてお答えします。 東村唯一の給油所(SS)が閉店し、村民の生活に影響が出ていることが想定されているため、村としては
東村SS過疎地対策協議会を設置し、村の現状把握、村民アンケートによる給油所設置意向の確認、将来の需要予測などの調査を実施いたしました。 調査結果に基づき、燃料供給の確保方策などを取りまとめ「
東村SS過疎地対策計画」を2月に策定したところです。 計画においては、村の需要量では民設民営の給油所では経営の赤字が見込まれるため、村が給油所を整備し、民間事業者が運営する公設民営形式としています。また、商店等と給油所を併設し、給油所運営に係る人件費を商店等と共有化することで、トータルで赤字を補うことができる複合施設での整備を計画しております。 整備に向けてのアクションプランについては、令和6年8月末までに給油所の運営事業者、整備・運営内容を決定し、その後、施設の設計に取りかかる予定です。なお、設計に係る経費については、経済産業省の補助事業の補助申請を予定しております。 2点目の宿泊施設整備についてお答えいたします。 宿泊施設の整備については、
東村観光推進協議会が事業主体となり、
沖縄振興特定事業推進費民間補助金を活用して行うものであります。 村への来訪者を増やし、来訪者の滞在期間を延ばすことで、観光消費額を向上させ、村全体への経済効果を高めることを目的としております。 施設の概要につきましては、コロナ禍の落ち着きに伴い、観光客が増えていく可能性が高まる中で、着工から開業まで最短で進められるように、簡易的に建設が可能な
トレーラーハウス型施設の整備を予定しております。また、施設規模は、個人からファミリー層までが利用できる設計で全20室の整備を予定しております。 3点目の外国人学生の活用についてお答えします。 村が実施するイベントのスタッフにつきましては、夏祭りやダム祭りにつきましては主に役場職員で対応しており、つつじ祭りにつきましては、役場職員に加え、一部県内警備会社への委託や、村出身の高校生等を駐車場係や料金案内係として雇用し、運営しております。イベントに訪れる外国人観光客も増えていることから、議員提案の名桜大学の外国人学生の活用について今後検討してまいりたいと思います。 児童福祉について。 保育料の無償化と
子育て支援センター開設についてお答えいたします。 本村における保育料の無償化につきましては、これから検討していくこととなっております。保育料無償化の財源の確保など、無償化における課題の整理を行うため、近隣市町村の実施状況等を調査してまいります。
子育て支援センターについては、平成28年度から開設しております。
子育て支援センターは、地域で子育てを支援する基盤の形成を図るため、子育て家庭支援のための事業で子育て支援員を配置し、子育て家庭に対する育児不安等についての相談指導や助言を行い、地域の子育て家庭に対する育児支援を行うことを目的としたものとなっております。 週3日の開設で保育所内の一室を利用し育児相談、子育て関連情報の提供やほかの母親や子供たちとの交流を図ることにより孤立を防ぐためにコミュニケーションの場を提供しております。今後も引き続き子育て支援、しやすい環境を提供してまいります。 小学校の統廃合について。 小学校統廃合の進捗と、「村民懇話会」の実施についてお答えいたします。 小学校の統廃合について、去る、2月に村長、私と、教育長、教育委員を含めた総合教育会議において、小学校の学校規模の適正化について議論を行ってまいりました。 会議において、文部科学省が作成した、公立小学校・中学校の適正規模・配置等に関する手引を基に、学校規模の適正化、通学距離の考え方、地域コミュニティの核としての性格への配慮などの意見交換を行ってまいりました。 学校規模の適正化を図る上で、第一に学校の果たす役割について、義務教育段階の学校は、児童生徒の能力を伸ばしつつ、社会的自立の基礎、国家・社会の形成者としてしての基本的資質を養うことを目的としています。 本村の実情に応じて、教育的な視点から少子化に対応した活力ある学校づくりのための方策を継続的に検討してまいります。 令和6年度には、保護者、地域との「地域とともにある学校づくり」本村の学校の在り方など教育委員会を含めた教育的な視点を踏まえた議論を行ってまいります。 「村民懇話会」は実施いたしませんでしたが、先ほど述べたとおり、次年度には保護者、地域住民との議論を深めてまいりたいと考えております。 定住促進について。 空き家活用事業につきましては、村内空き家を改修し、希望する移住相談者への貸付けを予定しておりましたが、空き家所有者と賃借料等の条件面での折り合いがつかなかったことや、改修に係る費用が大きいことから、事業の見直しを行い、未実施となっております。 今後は、空き家所有者の賃貸、売買等の意向を整理し、公開可能な情報について移住・定住希望者へ情報提供するなどマッチングを図ってまいります。
個別型定住促進住宅の永住につきましては、現条例では入居期間が定められておりますが、入居期間の規定の改正が必要であります。延長は可能だと考えております。 払下げにつきましては、村では定住促進住宅の整備費に、過疎対策事業債を充当しておりますが、過疎対策事業債の借入れ条件の中で「住宅・宅地等の整備事業は、譲渡を予定しているものは、
貸し付け対象にならない」とされておりますので、払下げは難しいと考えております。 以上で答弁といたします。
○副議長(宮城準君) 9番、神谷牧夫君。
◆9番(神谷牧夫君) いっぱい質問して、お答えいただき、ありがとうございます。 最初に、パイナップル産業のことについてなんですが、原材料というか、費用が高騰している中で、これだけ単価も上げていただいて、本当に農家もうれしく思っております。 ただし、これからまた、今年度から始まりましたインボイス制度があります。これでは登録してない生産者、ほとんどの農家が登録されてないと思うんですが、これは原料価格からJAのほうで消費税分を差し引くということになっております。これが3年ぐらい据え置いて、その後その消費税分を取るということですので、せっかく上げていただいた原材料価格も、そのインボイス制度で相殺されるという形になります。 その辺もまた頭に入れて、今後、JAと一緒になって、これは日パ協(
日本パインアップル缶詰協会)のほうに一緒に要請に行くということだと思うんですが、ぜひこの辺も踏まえて価格の取引にはしていただきたいと思います。 それから、ゴールドバレルの品質についてなんですが、これは研究会のものについては東村産というタグがついていると思います。 ただし、このタグつけてもですね、このタグは、研究会のタグということなんですが、これが品質が保証されていますよとか、そういったのが例えばそれを取り扱っている量販店でも分からないわけなんですよね。隣に東村産というふうにあっても、その研究会のタグがついてても、同じ東村産ですので、なかなか消費者のほうには分からない。中には個人で持ち込んで販売している方もいますので、その品質については非常に疑問のあるものもありますので、そこで東村の、たまたまそれを購入したお客さんから、東村のものはあまりよろしくないというふうに言われても、実際そういう事例があったと思います。 そういったのがありますので、せっかく研究会で、またもう1か所の法人のほうでも、そういった光センサーを使って高品質のものを出しているわけなので、その辺を量販店さんのほうにも、これはこういった仕組みでしっかりと保証されているものですというようなアピールをできないかということで、この辺ちょっと検討していただきたいなと思いますで。 もちろん、先ほど村長の答弁にもありましたように、東村産、皆さんがその技術の向上をするのはもちろんのことでありますけども、すぐこのタグの宣伝については量販店さんのほうに話して対応していただけたらなと思います。 それから、せっかくゴールドバレルの商品を、JAさんのほうに今選果をお願いしているわけなんですが、去年か一昨年もそうだったんですが、時期が重なると、やっぱりあぶれてしまいます。特に土曜と月曜日のものでは、すごく品質が悪くなるんですよね。 というのは、土曜日に収穫するものは、2日間収穫がないわけですので、少し青めに持っていくわけです。青取りするんですね。そうすると、やっぱり糖度が15度以上に満たない状況で収穫する場合があります。 それから、月曜日収穫するのは2日間、最盛期にですよ、2日間畑に置いていると、今度は過熟になってしまって、これは原料としてしか扱えないということもあります。これはそこで出荷する農家、最盛期になると、農家の方々から何とかならんかということは、何回も私、言われていますし、農林のほうにもその辺の話は伝えたことはあると思います。 パイナップルの目ぞろえ会のときに農家のほうからそういった意見も出ていたと思いますので、その辺をですね、委託しているJAさんのほうは職員の出勤云々もあるので、なかなか難しいところもあるかもしれませんけども、ゴールドバレルだけの選果でしたら、別個でもできるんじゃないかなということも考えられないかですね。その辺、農林のほう、そこまで考えたことがあるのかどうか、農家からそういった意見を聞いたことがあるのかどうか、ちょっとお聞かせください。
○副議長(宮城準君) 農林水産課長、宮城調秀君。
◎農林水産課長(宮城調秀君) ただいまの神谷議員の質問にお答えします。 今のお話ですと、金曜日と月曜日については若干品質が落ちるのではないか、その対策の必要性を、だと思いますけれども、申し訳ございません、自分も農林に来てから2か年ですけど、今この件につきましては今聞いたところであります。 ただ、話を伺いますと、やっぱり村としても品質の安定、向上を目指しているところでありますので、その辺につきましては関係者と調整して、できるだけ改善できる方向で調整は進めていきたいと思います。 以上です。
○副議長(宮城準君) 9番、神谷牧夫君。
◆9番(神谷牧夫君) ぜひ、このゴールドバレルを東村のブランドとしてやっていくためには、そういったことが必要だと思います。JAに任せなくて、また別の組織で運営してもいいんじゃないかなと、パインの集荷場は上のほうに遊んでいるのがいっぱいありますので、ぜひ活用していただけたらと思います。 それから、有害鳥獣、要するにイノシシの買取りなんですが、今、顎だけなんですけども、顎でやっているんですけども、これね、生で持っていけませんよね。完全に腐らして骨として持っていくんで、すごく時間がかかるんですよ。その辺を何とか改善できないかということでお話がありました。 先ほど村長の答弁にもあったように、尻尾だけで確認しているところもあるし、また尻尾と、それからその取ったイノシシの写真つきでセットで提出するところもあるようですけども、この辺、ちょっと検討ということであるんですけども、可能性あるかどうか、ちょっとお聞かせください。
○副議長(宮城準君) 農林水産課長、宮城調秀君。
◎農林水産課長(宮城調秀君) ただいまの神谷議員の質問にお答えします。 議員指摘のとおりですね、顎で確認するということは、こう何といいますか、分離して、あとは狩猟隊によっては埋めたりとか、役場のほうに持ってこれる状態にまでしてから持ってくるわけですので、かなりの手間がかかっているというのは認識をしております。 また、答弁書にも書きましたけれども、本土のほうでは尻尾と、あとは写真というようなことの確認の方法が主流というふうになっております。近隣につきましては、北部3村が顎、隣の名護市さんのほうが尻尾と写真というように確認はしております。 検討しますというふうに書きましたのは、やっぱり一市町村、特に3村は近い状況にありますので、できるだけ、顎なのか、尻尾なのかっていうような統一は図ったほうがいいのかなというふうに考えておりまして、狩猟隊の負担を考えると、できるだけ尻尾のほうがかなり簡素化できると思いますので、調整、できる方向での調整はしていきたいというふうに考えております。 以上です。
○副議長(宮城準君) 9番、神谷牧夫君。
◆9番(神谷牧夫君) ぜひ、ほかの町村を説得して、簡素化できるようにしてください。昔は豚の顎を持ってきても、担当が分からなくて、そのまま払ったということもありましたので。 それと、拠点産地に指定されたカボチャの支援なんですが、これだけやっていただいて本当にありがたく思っております。 そこで、これも検討していただきたいんですが、今、カボチャ農家もそうなんですが、割と高齢の方々もカボチャの栽培に携わっています。何が大変かというと、いろんな作業、全部大変ではあるんですけども、交配、花粉づけですね、これ毎日、朝早くから行くんですよ。少し遅くなると、ほかの虫とかが来て勝手に交配して、それもきれいに交配しないんで、カボチャの形がいびつになっていく場合があります。 これ、近くで養蜂している方がいたら、その方々の蜂のおかげで非常に助かるんですけども、この辺も村のほうでこの蜂の貸出しとか検討できないか。 というのは、南風原町、この前、議員で研修に行ったときに、向こうは今、交配は一切人工ではしておりませんと、全て蜂でやっていますよということでした。非常に助かります。 その辺も、いろんな助成とかをしていただいているんですが、この蜂の交配、そこまでちょっと検討できないか、検討したことがあるのかどうか、聞いたことがあるのかどうか、ちょっとお聞かせください。
○副議長(宮城準君) 農林水産課長、宮城調秀君。
◎農林水産課長(宮城調秀君) ただいまの神谷議員の質問にお答えします。 交配につきましては、蜂で、他のマンゴーとかでは蜂とかハエを活用しているという話は聞いておりますけれども、カボチャについては今日初めてであります。 検討したことあるかという問いについては、検討したことはあります。ただ、村内、養蜂農家さんがかなりおりますので、その辺とですね、養蜂農家さんとちょっと調整をして、例えばその交配の季節に近くに移動したりとか、そういったことができないのかということにつきましては、調整はしてみる価値といいますか、その辺はしてみたいというふうに考えております。 以上です。
○副議長(宮城準君) 9番、神谷牧夫君。
◆9番(神谷牧夫君) ありがとうございます。ぜひ検討して、検討じゃなくて、実施していただければと思います。 それから、次に給油所問題なんですが、8月末までに事業者云々、全てを決定したいというふうにお答えになっていただきましたけども、見通しはどうなっているのか、お聞かせください。
○副議長(宮城準君) 企画観光課長、平良洋一君。
◎企画観光課長(平良洋一君) ただいまの神谷議員の質問にお答えします。 給油所に関しましては、8月にSS過疎地対策協議会を設置しまして、アクションプランを立てたところですが、8月末までに事業者の選定と事業内容等を決定する予定なんですが、今のところ事業者はまだ決まってないという状況でして、8月末までに事業者を選定したいということで調整しているところです。 以上です。
○副議長(宮城準君) 9番、神谷牧夫君。
◆9番(神谷牧夫君) 何件かは可能性としてあるのか、全く不透明なのか、その辺もう一回お聞かせください。
○副議長(宮城準君) 企画観光課長、平良洋一君。
◎企画観光課長(平良洋一君) ただいまの神谷議員の質問にお答えします。 今、役場内で調整しているところもございますけど、また相手方がいるということでありますので、ここでは差し控えたいと思います。 以上です。
○副議長(宮城準君) 9番、神谷牧夫君。
◆9番(神谷牧夫君) 分かりました。一応、具体的に動いてはいる、相手方と調整はされているということですね。ぜひ平良課長の力で引っ張ってくるようにお願いします。 それから、トレーラーハウス云々のこと、先ほどありましたけども、この場所はどの辺に予定されているのか。それと、それとは別に、たしかエコパークのほうにも何か施設をするようなことが、前、計画があったんですが、それは今どうなっているのか、お聞かせください。
○副議長(宮城準君) 企画観光課長、平良洋一君。
◎企画観光課長(平良洋一君) ただいまの神谷議員の質問にお答えします。 まず、宿泊施設の場所につきましては、福地海浜公園に隣接する村有地のほうで建設を予定しております。 あと、エコパークにおきまして宿泊施設の計画というのが質問ございましたが、過去にそういった計画はありましたけれども、今の時点ではすぐに施設を整備するということの計画はございません。 以上です。
○副議長(宮城準君) 9番、神谷牧夫君。
◆9番(神谷牧夫君) 分かりました。じゃ、エコパークのほうは今のところ、そういうのはないと、また、その今運営している会社からもそういった要望はないということですね。分かりました。 次に、児童福祉のことなんですが、
子育て支援センターが、これ随分前から運営されているというふうにお答えになったんですけど、これ、私、全然知りませんでした。ファミリーサポート事業とは別で、こういったのが今やられているということですので、このことについてもう少し詳しく教えていただきたいと思うんです。子育て家庭支援のための事業で子育て支援員を配置して、子育て家庭に対する育児云々って、さっき村長は答えてましたけど、これもう少し詳しくお願いします。
○副議長(宮城準君) 福祉保健課長、平田尚樹君。
◎福祉保健課長(平田尚樹君) ただいまの質問にお答えいたします。 先ほど、答弁書、答弁の中で村長が答えた内容がほとんどですけれども、週3日、保育所内のほうに
子育て支援センター開設しておりまして、実際、今の状況ですと、保育所に入所する前の親子ですね、そちらが来ていただいて、育児の相談とか、また情報提供ですね、支援員からの情報提供とか、そういったものを実際やっております。 ちなみに、大体1日平均8組ほどの利用者がおります。そして、令和4年度の実績ですけれども、延べなんですけれども、大体270名ぐらいが利用している状況でございます。 以上です。
○副議長(宮城準君) 9番、神谷牧夫君。
◆9番(神谷牧夫君) すごくいい仕組みだと思います。で、こういったのに参加して、実際に入所された方々は何名ぐらいおりますかね。
○副議長(宮城準君) 福祉保健課長、平田尚樹君。
◎福祉保健課長(平田尚樹君) ただいまの質問にお答えします。 それを経て入られた方、多分ほとんど入っている、入所しているかとは思うんですけれども、実際の人数というのはちょっと把握しておりません。 以上です。
○副議長(宮城準君) 9番、神谷牧夫君。
◆9番(神谷牧夫君) 村外の方もこれ利用している実績ありますでしょうか。で、これを利用して、村外の方も東の、給油所じゃない、保育所を利用されているのかどうか、お聞かせください。
○副議長(宮城準君) 福祉保健課長、平田尚樹君。
◎福祉保健課長(平田尚樹君) ただいまの質問にお答えいたします。 村外の方が
子育て支援センターを利用しているかということでございますけれども、恐らくそれはちょっとないのかなというふうには感じておりますが、詳細はちょっと確認しないと分からないところであります。 以上です。
○副議長(宮城準君) 9番、神谷牧夫君。
◆9番(神谷牧夫君) 分かりました。できたら村外の方もこちらを活用して、東の保育所に入っていただき、東が非常にいいということで、また移っていただければ非常に幸いだと思いますけども、ぜひこれからも続けていただきたいと思います。 それから、小学校の統廃合について、村民懇話会は実施されておりませんということでした。今年度は実施するということですけども、教育委員会と村長との中でいろいろな、この学校の件に対してはいろんなお話があったと思いますけども、この統廃合について具体的にどうしようというのは出てないのか。 これは教育長には聞いてないんで、村長、例えばいつ頃までにそういったのをやろうとか、それから、それに併せて校舎の活用とか、そういったお話はこの中でできたのかどうか、お聞かせください。
○副議長(宮城準君) 村長、當山全伸君。
◎村長(當山全伸君) 先ほどの答弁にもありますように、まだそこまで突っ込んだ議論はされておりませんが、やっぱりそこには村民の皆さん、利用者、子供、保護者の皆さん、地域の皆さん、学校側も含めて、まずは資料収集、どういう状況がいいのか、どういう方法がいいのか、その中で議論していきたいと、そのように思っております。 いろんな可能性としては、統合、まず小学校、併置校がいいのか、小学校単独で、小規模校でもいいのかどうか、地域の皆さんの意見を聞くというのが大切ではないかなと考えております。その中で、そういう統合するとか、統合しないとかっていう話じゃなくて、まずは村民の意見をお伺いして、そこから始まっていくのかなと考えております。 私たちとしては、子供たちがいかに地域で伸び伸びと主体的に育っていく子供の環境を整えるのが一番重要ではないかなと考えております。そういうことで、今後また皆さんの意見を聞きながら、十分に調整しながら議論をしていきたいなと思っております。 以上です。
○副議長(宮城準君) 9番、神谷牧夫君。
◆9番(神谷牧夫君) 今の答弁の中にもあったように、まず地域のお話を聞くのが最初だということでした。でしたら、昨年この地域の懇話会が開かれなかったのは、とても残念だと思います。 また、村長の施政方針の中に、学校給食の無償化も検討するというふうにうたわれておりました。これ、3校の管理費等を一つにまとめたら、十分、今現在の給食費を賄うことができるとは思うんですが、ぜひ、給食費を無償化にするんでしたら、その辺も参考にしていただけたらなと思います。 次に、定住促進についてなんですが、この空き家の活用事業については、令和4年度も実施できなくて持ち越しました。で、令和5年度も結局できなかったということなんですけども、昨年はたしかアンケート調査はされていますよね、どれぐらい、貸してもいいか、貸してもないかという。その辺の実績はどう、アンケートの結果はどうなっているか、お聞かせください。
○副議長(宮城準君) 企画観光課長、平良洋一君。
◎企画観光課長(平良洋一君) ただいまの神谷議員の質問にお答えします。 アンケートですね、村民アンケート、空き家に関するアンケートですね、2回実施いたしまして、まず空き家の状態ですね、状態を確認ということで、39件にアンケート調査を行った結果、20件が回答がありまして、空き家の状況、利用状況ですね、時々利用しているとか、物置として利用しているとか、そのまま空き家として放置しているとかっていう意見がありました。その中で今後の利活用につきまして、20件のうち9件、9件の方が売ってもいい、貸してもいいという回答がございました。 2回目にアンケート、この9件にまた再度アンケート調査しまして、空き家の提供について具体的に話を聞いたのと、あと空き家バンクとかという、情報を公開していいかということでアンケートを取ったところが、2件、少ないんですけど、2件はそういった情報を公開していいということでありましたので、今後こういった2件を借りる希望をしている方に情報提供して、マッチングを図っていきたいと考えております。 以上です。
○副議長(宮城準君) 9番、神谷牧夫君。
◆9番(神谷牧夫君) この2件については、改修費用等は当初は村で改修して、その費用を徴収するという形というふうに聞いたんですが、そういったので、そういった考えでいいのか、それとも、もう少し補助を出してという考えがあるのか、その辺をお聞かせください。
○副議長(宮城準君) 企画観光課長、平良洋一君。
◎企画観光課長(平良洋一君) ただいまの神谷議員の質問にお答えします。 村としましては、この2件については改修費は幾らかということを概算で計算はしてないんですけど、ほかで去年から計画しておりました、ほかの事業で概算で計算しますと、ちょっと莫大な費用がかかるということで、結構大きな費用をかけて、例えば貸してもいいという所有者から、10年とかになるんですが、大きなお金をかけて、かけた割にはすぐ返さないといけないということもありましたので、一旦この事業は見直しまして、まずは貸していただける方と借りたい側のマッチング、少ない経費で実績を上げていきたいなというふうに考えております。 以上です。
○副議長(宮城準君) 9番、神谷牧夫君。
◆9番(神谷牧夫君) じゃ、それとは別に、もしこの空き家を購入したいという方がいた場合ですね、移住者の中で、その購入する方に対して改修費等の補助とかは考えているのか、もし考えているんでしたら、その金額は幾らぐらいなのか、お聞かせください。
○副議長(宮城準君) 企画観光課長、平良洋一君。
◎企画観光課長(平良洋一君) ただいまの神谷議員の質問にお答えします。 今、購入する負担金に関しての補助は、今、村のほうではまだ考えていない状況です。 以上です。
○副議長(宮城準君) 9番、神谷牧夫君。
◆9番(神谷牧夫君) 皆さんも担当課ですから、他の地域、他の県で、こういった空き家の改修云々について、定住については、いろんな補助とか助成が出ていると思います。問題は、財政の問題であるんですけども、財政の強いところはすごい金額で補助したりしていますので、その辺を参考にしながら、全く同じようなことをできるわけではないんですけども、その定住、移住する、空き家を改修するについては参考にしていただけたらと思います。 それでは次、定住促進、団地について行きます。 この田舎暮らし体験というのは、今、実施されているんですが、そこを利用して、実際に定住された方がおるのかどうか、お聞かせください。
○副議長(宮城準君) 企画観光課長、平良洋一君。
◎企画観光課長(平良洋一君) ただいまの神谷議員の質問にお答えします。 令和5年度、田舎暮らし体験の実績は9件ございました。過去にも何件かございまして、その方が、また東村のほうに実際に移住したかという件数は、今のところ把握していません。ですが、こういった田舎暮らし体験等、また、今後就労体験等を含めて、内容をバージョンアップして進めていって、実績を上げていきたいなというふうに考えております。 以上です。
○副議長(宮城準君) 9番、神谷牧夫君。
◆9番(神谷牧夫君) そういった方々の利用もぜひ続けてほしいんですが、その中で、これ、前から質問しているんですけども、定住相談員、要するにコンシェルジュが活用されているのか、そして、窓口でのワンストップも行われているのか。
○副議長(宮城準君) 企画観光課長、平良洋一君。
◎企画観光課長(平良洋一君) ただいま神谷議員の質疑にお答えします。 移住コンシェルジュにつきましては、今、職員のほうで対応しておりまして、移住に係る支援ガイドという、幾つかの村の施策ですか、そういったものを説明している程度で、今やっている状況でございます。 以上です。
◆9番(神谷牧夫君) 窓口のワンストップについては。
◎企画観光課長(平良洋一君) ただいまの神谷議員の質問にお答えします。 移住者に関しましては、例えば、住民票異動であったりは住民課が、保健関係が福祉課、ごみ関係、水道関係の手続については建設課というふうに案内はしているところでございます。
○副議長(宮城準君) 9番、神谷牧夫君。
◆9番(神谷牧夫君) それを窓口回すんじゃなく、その相談員が一緒になってやるのがワンストップなんで、その辺をぜひ東村でもやっていただきたいと思います。 それから、定住促進住宅、個別型の払下げについて、先ほど村長は、過疎債の事業を活用している場合はできないというふうにお答えしていただいたんですが、この過疎債を全て返済した場合は可能なのかどうなのか、お聞かせください。
○副議長(宮城準君) 企画観光課長、平良洋一君。
◎企画観光課長(平良洋一君) ただいまの神谷議員の質問にお答えします。 先ほど答弁でも申し上げましたが、借りる時点でもう譲渡の対象とはなりませんので、返還しても定住促進住宅の譲渡はできないものと考えております。 以上です。
○副議長(宮城準君) 9番、神谷牧夫君。
◆9番(神谷牧夫君) それは、じゃ、過疎債で事業をやったとして、過疎債を全て返済し終わった後に、それとはまた別に条例をつくってやれば可能ではないかどうか、この辺検討できないか、お聞かせください。
○副議長(宮城準君) 企画観光課長、平良洋一君。
◎企画観光課長(平良洋一君) ただいまの神谷議員の質問にお答えします。 過疎債の借入れ条件等、そういうふうになっているんですが、また、この詳細につきましては、沖縄県、この過疎債の担当課にも再度確認していきたいと思います。 以上です。
○副議長(宮城準君) 9番、神谷牧夫君。
◆9番(神谷牧夫君) ありがとうございました。ぜひ、村長の施政方針にあったとおり、今年度うまくいくように期待しています。 以上で終わります。
○副議長(宮城準君) これで、9番、神谷牧夫君の令和6年度施政方針、村長の村政運営についての一般質問を終わります。 議長、神谷牧夫君の一般質問が終了しましたので、議長と交代します。 暫時休憩します。ついでに、11時まで休憩したいと思います。 (10時53分)
○議長(神谷牧夫君) 再開いたします。 (11時01分) 1番、福永政也君。
◆1番(福永政也君) 一般質問を行います。 質問事項、認知症対応型グループホーム入居者への家賃助成について。 質問の要旨、村内には介護度区分要支援1から要介護5までの村民が多数いると聞いています。認知症対応型グループホームへの家賃助成(村よりの補助)ができないか下記事項について伺う。 1、介護度区分要支援1から要介護5までの村民は何名ですか。 2、沖縄県介護保険広域連合が認知症対策型協同生活介護事業の家賃等補助事業とは何ですか。 3、認知症対応型グループホームへの1人当たり2万円の家賃助成(村からの補助)ができないか、お伺いいたします。
○議長(神谷牧夫君) 村長、當山全伸君。
◎村長(當山全伸君) 福永議員の質問にお答えいたします。 まず、1点目につきましてお答えします。 令和6年1月現在において、要支援1が18名、要支援2が14名で合計32名となっております。 次に、要介護1が20名、要介護2が20名、要介護3が17名、要介護4が24名、要介護5が10名で計91名となっております。 次に、2点目の質問についてですが、沖縄県介護保険広域連合における認知症対応型協同生活介護事業の家賃補助事業について確認したところ、該当する事業が確認できませんでした。 3点目の質問についてですが、1人当たり2万円の補助につきまして、財源の確保や他施設等の入居者との公平性などを鑑み、実施は厳しいと判断しているところであります。 以上で答弁といたします。
○議長(神谷牧夫君) 福永政也君。
◆1番(福永政也君) 村長、答弁ありがとうございました。まだ、何点か疑問な点がありますので質問します。 1点目の介護要支援及び要介護までの人数が、まさかこんなにたくさんいると思いませんでした。トータルで123名、びっくりしています。弱者がこんなたくさんいるのかなと思うとちょっとびっくりしています。 それで、今現在、私が言うこの認知症対応型グループホームへの補助金助成については、現在、もし可能になるんだったら、現在、うちの隣にある民間の施設なんですけど、ここは対応型が9名しかできないんですね。その123名のうちに9名ですから、約1割弱ぐらいですかね。そういった施設ということであります。 そして、村長も、先ほど、先だっての施設方針の中で、高齢者福祉事業について、高齢者福祉につきましては、認知症や要介護の高齢者ができる限り住み慣れた地域で生活が継続できるよう、引き続き地域密着型施設整備に対して支援を行っていくということでありますので、大変心強い施政方針でありました。この123名についても、村長のまた一声かけて救っていただけないかなというふうに思っております。 次に、2点目についてなんですけど、沖縄県介護保険広域連合の認知症対策協同型介護事業家賃助成事業について、これ、村長、大丈夫ですかね。私は、介護保険広域連合に電話して、直接担当から、こういう助成事業ありますよって聞いているんですけど、どうですか。
○議長(神谷牧夫君) 福祉保健課長、平田尚樹君。
◎福祉保健課長(平田尚樹君) ただいまの質問にお答えいたします。 質問通告を受けまして、こちらのほうも介護保険連合のほうに問合せをいたしました。その中で、そういった事業をちょっと確認ができないというふうな返答を受けております。 以上です。
○議長(神谷牧夫君) 福永政也君。
◆1番(福永政也君) 主管課長はどちらに問い合わせたのか分からんですけど、私は総務課のところに問い合わせたんですね。総務課のほうにはいろいろ事業がありまして、その中の1事業で地域支援事業というのがありまして、その地域支援事業がたくさんあって、その中の一つの事業なんですよ。ですから、総務課の職員からも、実際にメモを取ったんですけど、その中で、あるよということで聞いたんですね。例えば、認知症対応型協同生活介護事業所の家賃等助成事業というのがあるんです。その中には、要介護は1日800円、要介護3、1日823円って、こういう一覧表もあるんですね。とても不思議でならない。私が聞いたところではあると言うけど、今、主管課長はないと言うんですけど、どちらに聞いたんですか。
○議長(神谷牧夫君) 福祉保健課長、平田尚樹君。
◎福祉保健課長(平田尚樹君) ただいまの質問にお答えします。 こちらのほうは、介護保険広域連合の総務課と、あと直接その事業をやっている担当のほうにちょっと確認をしたところだとは聞いているところでございます。
○議長(神谷牧夫君) 福永政也君。
◆1番(福永政也君) 課長、ありがとうございます。 実は、隣の村で既にこの事業をやっているんですね。平成30年から要綱をつくっているんです。これ、皆さんのほうに、今、配付はしていないんですけど。隣の国頭村あたりは、もう既にやっていて、その実績も、令和3年度で253万円余り、延べ人数130人、令和4年度で328万円余り、延べ人数160人余りが既に利用しているんです。今現在も利用しています。なぜかというと、先月、私はこの担当のところに行って、どこの事業ですかと言ったら、「広域介護です」と、その後に、広域の総務課に聞いたら、「はい、やっていますよ」と。この食い違いは何ですか。
○議長(神谷牧夫君) 福祉保健課長、平田尚樹君。
◎福祉保健課長(平田尚樹君) ただいまの質問にお答えします。 両方でちょっと相違が生じておりますので、こちらで再度、事業については確認させていただきたいところであります。 地域支援事業、その中で、実際、東村のほうもその事業を活用していろいろ介護事業をやっています。例えば、ふれあいサロンとか、そういった形のものを実施しておりまして、お隣のほうは、その中にそういった、先ほど福永議員がおっしゃったような形のものを取り入れているのかなというふうには感じているところでございます。 以上です。
○議長(神谷牧夫君) 福永政也君。
◆1番(福永政也君) はい、そうです。地域支援事業の中で、このふれあいサロンもあるんですね。 ただ、国頭村の場合は、これ、先ほど、私も一覧表申し上げましたけど、インターネットからも出てくるんですね、こうして。どうして、それがないのかなというのが不思議でならないんですけど。例えば、これでいくと、要介護支援生活協同が1日につき施設料が760円って、広域連合が補助しているんです、実際に。だから、国頭村あたりは、月、1人2万円補助しているんです、今現在。それをお願いできないかと。私たちのほうから出るわけではないんですよ。広域の事業としてやっているのに、次の3番目に関連するんですけど、そこら辺の点をどう考えますか、課長。
○議長(神谷牧夫君) 福祉保健課長、平田尚樹君。
◎福祉保健課長(平田尚樹君) ただいまの質問にお答えいたします。 地域支援事業という事業の広域のほうから補助金を、お金を頂いてやるわけですけれども、その金額というのが、トータルで額というのが決まっております。その中で今、先ほど申したふれあいサロンとかいろいろな事業、人件費とか、そういった形に私たちのほうは充てているところでございます。 ちなみに、それ全体が全て補助金かというとそうではなくて、うちのほうも単費っていうんですか、その事業に対して単費をくっつけて、実際、運営しているという状況でございます。 先ほど、それに2万円というお話がありましたけれども、そうすると、どうしても今の事業枠からすると、単費が増えざるを得ないというような形になってくるのかなというふうに考えているところです。 以上です。
○議長(神谷牧夫君) 福永政也君。
◆1番(福永政也君) 私の言葉不足でありました。実際、負担も村もあるかもしれないです。個人にも1割負担もあるんですね。そういった負担は、詳細にちょっと説明できなくて大変すみませんでした。ぜひ、村長が施政方針も述べているように、施設拡充だけじゃなくて、その中身をもっと検討してほしいなというふうに思います。 3点目の財源の確保や他施設等の入居者との公平性などを鑑み、実際は厳しいと思いますという判断していますけど、この他施設というのは村内にありましたかね。
○議長(神谷牧夫君) 福祉保健課長、平田尚樹君。
◎福祉保健課長(平田尚樹君) ただいまの質問にお答えいたします。 認知症対応型グループホームということで議員おっしゃっておりますので、現状ですと、役場の向かいにあるつつじ苑でございます。 また、川田のほうには宅老所というのがございます。慶佐次のほうには、障がい者のちょっとグループホーム的なものもございまして、認知症対応以外の施設というのも考えると、というような意味でございます。 以上です。
○議長(神谷牧夫君) 福永政也君。
◆1番(福永政也君) 先ほど課長おっしゃっていたとおり、川田のほうには、確かに宅老所があります。この川田の施設の宅老所については有料ということで、入りたい方々は介護度関係なく入れるみたいですけど、慶佐次のグループホームというのは、ちょっとすいません、私、勉強不足で、後ほど詳しく教えてください。 でも、どうでしょうか。実際はかなり、皆さんのほうに一覧表を配りましたけど、皆さん手元の一覧表で、今現在、民間の施設つつじ苑のほうに入っているのが要介護で3名、要介護3で2名、要介護4で2名、要介護5が2名と、実際もう9名、今、入所しているんですね。皆さん御覧のとおり、右側の1か月当たりの合計金額がかなりするんですね。これは、あくまでも目安であって、これにまた、あと四、五千円加わるような話も聞いていますので、こういった面を弱者である個人がかなり負担するのも大変だなというふうに思います。どうか、こういった面を憂慮していただいて、一つ、一部だけではありますけど、一部を救って、その全体を救うという方策も考え方もありますので、そこら辺、村長、この1か月当たりの合計金額を見てどう感じます。
○議長(神谷牧夫君) 村長、當山全伸君。
◎村長(當山全伸君) ただいまの福永議員の質問にお答えいたします。 入居費用という利用概算案ということで資料を頂きましたが、もう確かに、一個人で支払うには相当の厳しい利用料かなと、そのように感じております。 以上です。
○議長(神谷牧夫君) 福永政也君。
◆1番(福永政也君) 村長、ありがとうございました。かなり厳しいです。じゃ、単純に家賃を安くすればいいのかなという話になるんですけど、民間のほうでは、この家賃を設定した理由としては、建物自体が25年の耐久力だと、25年でこの家賃をするとペイになるというような算定方法も聞いていますので、恐らくこのあたりは動かせないと思うんですね。ですから、そういった面を村長あたり、また職員の皆さんで加味していただいて、もう一度、再考をお願いしたいと思います。 最後に、先ほど福祉課長のほうからありました川田宅老所についてですけど、現在15名だったと私は記憶しているんですが、入所しているんですね。皆さん、今度、令和6年度事業では、宮城のほうにこの認知症型対応協同施設を造るということであるんですが、これ、質問にはないんですが、実際、そこは9名しか入れないんですね。残りの方々の状況というのを知っています、情報を把握しています。
○議長(神谷牧夫君) 暫時休憩いたします。 (11時16分) 再開いたします。 (11時17分) 福祉保健課長。
◎福祉保健課長(平田尚樹君) ただいまの質問にお答えします。 川田の宅老所のほうなんですけれども、ちょっと確認したところ、現在12名が入居しているというような状況になっております。 先ほど議員が申し上げた、ほかの施設に入れない方はどうなるのかということについては、こちらのほうではちょっと分からないというような状況でございます。 以上です。
○議長(神谷牧夫君) 1番、福永政也君。
◆1番(福永政也君) 突飛な質問でしたけど、課長、ありがとうございました。 先ほども再度お願いしたいんですが、認知症対応型グループホームへの1人当たり2万円の助成について、村長を含め、主管課であたり、課長、町議あたりで再考していただいて、いい報告が村民にできたらいいなと思います。 これで私の一般質問を終わります。
○議長(神谷牧夫君) これで、
認知対応型グループホーム入居者への家賃助成についての一般質問を終わります。 2番、宮城毅君。答弁の発言を許します。
◆2番(宮城毅君) 質問事項といたしまして、1つ目が防災対応について、2番目に施政方針について。 質問の要旨といたしまして、1、防災対応については、避難要支援者名簿・要配慮者避難計画・防災トイレについて、2点目に施政方針について、その中で1番目、教育関連、小学校統合について、2番目に、令和6年度予算編成方針、慣例や前例にこだわることなく、全ての事業において積極的な見直しを行い、十分に精査することについての、以上2点についてお伺いをいたします。よろしくお願いします。
○議長(神谷牧夫君) 答弁の発言を許します。村長、當山全伸君。
◎村長(當山全伸君) それでは、宮城議員の質問にお答えいたします。 1点目の防災対応については、平成25年の災害対策基本法の改正において、市町村に避難行動要支援者名簿の作成が義務づけられ、名簿を活用した実行性のある避難支援がなされるよう必要な措置を講ずることが定められております。 令和5年3月に改定された東村要配慮者避難支援プランは、大雨や地震・津波などの災害が発生したときに、自力では避難が困難な高齢者等の避難行動支援者を地域住民等が避難支援できるよう体制づくりなどを定めるものとなっております。村では、平成30年に最初の避難行動要支援者名簿が作成しておりますが、今回の東村要配慮者避難支援プランの改定に伴い、現在、名簿の更新作業を行っているところです。名簿対象者としては、障がい者や70歳以上の高齢者、乳幼児や妊産婦などとなっており、対象者への通知を行い、名簿登録・個別支援プランの作成に向けて取り組んでいるところでございます。 今後、避難支援等の実施に必要な限度で地域の区町等へ名簿の提供を行い、災害時の要配慮者の支援に向け取り組んでまいります。 次に、災害トイレについて、本村の備蓄はありません。災害対応についての備蓄品は非常食と飲料水を各地区に備蓄し、非常用発電機を各公民会に配置しております。御指摘の災害トイレについては、災害時の衛生上必要でありますので、備蓄について検討してまいります。 2点目の施政方針についてのうち、教育関連、小学校統合については、先ほど神谷議員の一般質問に答弁したとおり、本村の実情に応じて、教育的な視点から少子化に対応した活力ある学校づくりのために、保護者、地域との「地域とともにある学校づくり」の在り方など、教育委員会を含めた教育的な視点を踏まえた議論を行ってまいります。 次に、令和6年度予算編成方針については、施政方針の中で総合計画、総合戦略の実現に向けて7つの方針で予算編成を行っております。御指摘の慣例や前例にこだわることなく積極的な見直し、精査を行うことについては、職員一人一人が見積りに当たっては、最大の効果を最小の経費で実施することを目指して予算計上しており、慣例や前例を問わずに積算を行っております。全ての事業において、慣例、前例がよくないものではなく、現状では最良であれば前例に倣うこととなりますし、見直すべきと判断すれば、予算要求をしております。予算編成につきましては、村民の生活に直接影響を与えることから、最善の行政運営に努めてまいります。 以上で答弁といたします。
○議長(神谷牧夫君) 宮城毅君。
○議長(神谷牧夫君) 教育課長、仲嶺真文君。
◎教育課長(仲嶺真文君) ただいまの質問にお答えいたします。 ほかで議論をして、その総合会議の中で決めるというわけではなくて、現在は総合会議の中で、村長含め教育長、教育委員の構成メンバーで今の教育、特に統合問題であったり給食の無償化等々、意見交換、協議を行っていると、村長はこういった方向でしたいと、教育委員からの意見を聴取して、今後、方向的にどうやっていこうかということも話、議論をしていくところでございます。 以上です。
○議長(神谷牧夫君) 5番、宮城準君。
◆5番(宮城準君) 分かりました。ただ、年1回では、私は前に全く進まないと思いますよ。4年から4回しかしないわけですから、そこで結論が出るわけではないと思います。少なくとも年に数回は終えて、村長報告、村長と教育長、そして、関係者がやっぱり同じ席について議論する会議は、数回以上はやっぱりあるべきだというふうに思います。 その辺を改めるというようなことはありますか。
○議長(神谷牧夫君) 教育課長、仲嶺真文君。
◎教育課長(仲嶺真文君) ただいまの質問にお答えいたします。 議員おっしゃるとおり、昨今この学校の児童、生徒の状況もまた変わってきております。御指摘のとおり、議論を深めるためには、確かに1回では少ないかなと今思っておりますので、次年度におきましては、教育委員とも、教育長をはじめ教育委員、村長部局としっかり議論を深めていければなと思っています。 以上です。
○議長(神谷牧夫君) 5番、宮城準君。
◆5番(宮城準君) 時間も50秒。最後に、学校給食についてなんですが、今、負担金として入っているのが840万円ぐらいなんですが、それを無償化にするというのは、そこまでハードルが高いことなんでしょうか。
○議長(神谷牧夫君) 教育課長、仲嶺真文君。
◎教育課長(仲嶺真文君) ただいまの質問にお答えいたします。 村長の答弁にもありましたとおり、財源だけの問題もございます。ただやっぱり無償化については、確かに保護者の負担軽減、コロナ禍からいろいろ保護者の負担軽減が図られているところであります。また、答弁書のあるとおり、無償化にした場合に、やはり、食のありがたさであったり、保護者が子育てに対する希薄であったり、やっぱり子育て、その財源だけの問題ではないかなと、教育委員会側ではちょっと考えているところもございますので、その辺は保護者の意見もございますが、そういった、今後、子供たちの社会に行った場合とか、その辺も考えつつ検討してまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(神谷牧夫君) 5番、宮城準君。
◆5番(宮城準君) 分かりました。最後に、砂防ダムについて少しだけ、もう20秒しかありませんが。機能強化を図るということで、当然、堆積にしているものを取るという作業になると思うんですが、この砂防ダムを維持管理するために、付け替え、付ける道路の整備等々も考えているのか、その辺、お願いします。
○議長(神谷牧夫君) 建設環境課長、上原朝文君。
◎建設環境課長(上原朝文君) ただいまの御質問にお答えいたします。 砂防ダムは既設の砂防ダムということで、もともと管理道路が設置されています。それを多少延長する形で整備することになると思います。この砂防ダムに行くまでのこの里道が非常に狭いということも感じておりまして、なんらかのこの整備は必要かなというふうに感じているところです。 地権者とも話をして、十分協力しますということもいただいておりますので、今後、何て言いますかね、この地権者とも相談しながら進めていきたいというように考えています。 この事業も次年度実施することになりますので、早急に判断が必要かなというふうに感じているところです。 以上です。
○議長(神谷牧夫君) 宮城準君に申し上げます。 発言時間の制限を超えていますので、簡素に願います。
◆5番(宮城準君) 時間を超してやるということでしたけど、砂防ダムの部分について、私たちも宮城地区は土地改良、毎年、砂防ダムの浚渫をしています。5年に一遍ぐらいは必ずやっているんですが、それでも赤土は堆積します。ですから、せっかく浚渫しますから、管理道路はやっぱりちゃんとして、5年に一度ぐらいはできるようにしていただきたいというふうに思います。 希望を申し上げて、私の一般質問を終わります。
○議長(神谷牧夫君) これで、施政方針についての一般質問を終わります。 6番、伊佐真次君。
◆6番(伊佐真次君) 一般質問を行います。
北部訓練場日米合同訓練、オスプレイの飛行再開、米海兵隊音楽隊についてを質問します。 質問の趣旨、陸上自衛隊は2月25日から3月17日、米軍との共同訓練として初めて米軍北部訓練場を使用することの発表が新聞でありました。村には通達があったのか、どういう内容の訓練であったのか、お答えください。 米軍は、昨年11月に起きたオスプレイの屋久島沖での墜落事故を受け、部品の不具合による事故の可能性があるとして、12月から世界各地で飛行停止措置を行っていました。我が東村議会は、オスプレイが北部訓練場を利用し、訓練を行っていることから「全てのオスプレイの飛行停止と撤退をもとめること」「事故原因を究明し再発防止を講ずること」など、意見書及び抗議を全会一致で決議しています。しかし、米軍は3月14日、3か月振りに事故の原因の詳細を明らかにしないまま飛行を再開をしています。世界自然遺産登録地への影響や人口が密集する普天間飛行場周辺住民の安心な暮らしを脅かし、容認できるものではありません。村長の見解を伺います。 また、防衛省は「地元自治体に説明を行う」としていましたが、説明はありましたか。 3月16日土曜日につつじ祭りのイベントで米海兵隊第3海兵隊遠征軍音楽隊演奏会が開催されましたが、今までに軍隊がつつじ祭りに参加することはなかったと思いますが、どういったいきさつがあったのか、音楽隊とはいっても、軍隊には変わりありません。平和な祭りに軍事色を出すのは許されないと思いますが、村長の見解を伺います。
○議長(神谷牧夫君) 答弁の発言を許します。村長、當山全伸君。
◎村長(當山全伸君) ただいまの伊佐議員の質問にお答えいたします。 日米共同訓練についてお答えいたします。 日米共同訓練については、去る1月25日、沖縄防衛局及び陸上自衛隊職員が来庁し、森林錯雑地における陸上戦闘訓練、長距離徒歩機動訓練、救護訓練及び監視訓練という内容での説明がございました。 オスプレイの際、飛行再開についてお答えします。 これまで、本村の北部訓練場においてもオスプレイの飛行訓練が行われており、今回の墜落事故を受け、不安に思う住民もいるため、住民の不安解消や安全を確保する観点から、「事故原因の究明と安全対策を徹底すること」、「事故原因が究明され、再発防止策が講じられるまで、オスプレイの訓練を中止すること」の2点について強く要請したところです。 オスプレイの運用停止措置の解除については、沖縄防衛局より電話とメールにて説明がありました。私としても、現時点での説明では納得できず、到底、容認できるものではないと考えております。 米海兵隊音楽隊による演奏会についてお答えいたします。 今回の海兵隊音楽隊による演奏会の実施に至った経緯につきましては、昨年8月に副村長の就任挨拶として米海兵隊太平洋基地在沖海兵隊バトラー基地政務外交部(通称G―7)へ伺った際、海兵隊による地域貢献活動として、県内外の自治体へ赴き演奏会を披露している事例の紹介がきっかけとなっております。演奏会の実施につきましては、つつじ祭り企画運営部会、つつじ祭り実行委員会で御審議、承認いただき、最終決定した次第でございます。 今後、つつじ祭りイベントにつきましては、ほかに代わるイベントも検討してまいります。 以上で答弁といたします。
○議長(神谷牧夫君) 6番、伊佐真次君。
◆6番(伊佐真次君) ありがとうございます。日米共同訓練、2024アイアン・フィスト、鉄の拳という名前がついていますが、27日から3月17日の間、長崎やキャンプ・ハンセン、北部訓練場で行われています。 今、説明がありました陸上戦闘訓練、長距離徒歩機動訓練、救護訓練及び監視訓練ということでありますけれども、実は、ネットで上がっていました。ユーチューブに上がっていまして、我々何年か前に米軍北部訓練場視察したことがありますけれども、谷間をロープが張られています。それのロープを渡る際のロープワークといいましょうか、そういう結び方、付け方みたいなもの、それから、垂直の崖があります。二十何メートルといっていましたけども、30メートル近い垂直な壁が、崖っていうんですかね、あります。それをロープで下りていく訓練。 それから、ちょっとそこを斜めに45度ぐらいですかね、それもやっぱりロープで下りていく訓練、それから、沢を走っていく訓練とか木製の塀がありまして、それを飛び越えて水たまりに下りるというような訓練と、あと泥水をくぐっていってというような訓練、そういうものがネットで実は上がっていました。 ですから、全くこう米軍がやっている訓練と同じような今、訓練を陸上自衛隊も行っているというふうになっています。 山原のこの森は、やはり世界自然遺産に登録をされていますけれども、生物多様性の豊かな森ということでの世界自然遺産に登録をしています。将来的には、現在のこの訓練場も返還をしてもらい、自然遺産の用地を広げるというのが、私は望まれると思いますけれども、今のこの現状では、米軍の訓練、プラス自衛隊も一緒になって訓練をすると。もしかしたら、外国軍も一緒になってやるのかもしれないと、そういう状況では、ますますこの訓練場の仕様がひどくなっていくわけですが、世界自然遺産と登録地と隣接している場所でそういうことがあっていいのかということをやっぱり問われると思いますが、その辺、村長いかがお考えでしょうか。
○議長(神谷牧夫君) 村長、當山全伸君。
◎村長(當山全伸君) ただいまの伊佐議員の質問にお答えいたします。 御承知のとおり、北部訓練場の隣接地に世界自然遺産登録地があります。ここは、世界でこの素晴らしい、動植物の多様性地域だということで、全世界が認めたということでありますので、我々としては、これを保存して活用するという方法は基本的に変わりないと思っております。 その中で、北部訓練場が訓練が拡大することによって、世界自然遺産登録に影響が出るようなことは、絶対あってはならないだろうと、私はそのように考えておりますし、北部訓練場は中に入って施設の説明を見たときも、そこの経営者の方にここは世界自然遺産の登録の隣接地であるんだと、訓練の場合は、そこを重々確認しながらしてほしいということと、そういったもの情報、水源地域での飛行訓練をなるべく控えてほしい、この2点については、我々として直接責任者に対してするところであります。 今の状況からすると、先ほど、御指摘あったとおり、訓練が激化していく、可能性もありますが、決して世界遺産に影響が出るようなことはないように、我々も地域で関係機関に要望していきたいと、そのように考えていますし、今後も世界自然遺産をずっと継続できるような形で取組を強化していきたいなと考えております。 以上です。
○議長(神谷牧夫君) 6番、伊佐真次君。
◆6番(伊佐真次君) 沖縄防衛局と自衛隊、陸上自衛隊の職員が来庁したと、帰って説明がございましたとありますけども、このムードといいますか、お断りしますとか、ちょっと御遠慮くださいと言えるような雰囲気ではなかったのか、どんな感じだったのかちょっとお答え願います。
○議長(神谷牧夫君) 企画観光課長、平良洋一君。
◎企画観光課長(平良洋一君) ただいまの伊佐議員の御質問にお答えします。 1月25日にまず自衛隊の職員と防衛局の2人、3名ですね。この訓練所の使用について御説明がありましたが、その際の事務レベルの対応でして、私のほうが対応しておりまして、そのときにはそういった雰囲気といいますか、私の判断ではそういった申し出ができなかったということでございます。
○議長(神谷牧夫君) 6番、伊佐真次君。
◆6番(伊佐真次君) 続きまして、オスプレイの問題ですね。オスプレイが3月14日、オスプレイの飛行が再開をされました。そのニュースを聞いていました。たまたま、オスプレイの、14日にオスプレイの音が聞こえたので、ちょっと車で移動しましたけれども、最初に、N4ヘリパッド、一番住宅に近いN4ヘリパッドで着陸している音が聞こえています。しばらくすると飛び立って、今度は新設された安波側のN1ヘリパッドだと思うんですが、向こうに行ってそこまでは目視できました。そこで降りて、しばらくしたら、そのまま離陸していなくなったというような状況でしたが、これは、時間としてはそんなに長い時間ではありません。20分とかそこらだったかもしれませんが、そのようなことでした。 それから、20日の昼間をつつじ祭りの会場から見えたよという報告も実はあったんですが、つつじ祭りに行った人が、その近くをオスプレイが飛んでいたというような内容の連絡をいただいたんですけれども、そのとき、私ちょっと東村にいなくて、帰って来たのが夜でしたけど、7時ごろからしばらくずっとオスプレイの音が聞こえていました。もう20日ぐらいからは通常の訓練に戻っているような感じでしたけれども、昨日もでしたかね、かなり、何度も何度も昼間激しく離着陸を繰り返していましたけれども、本当にこの機体のどの部分に不具合が生じたかは、明らかにしていないというような状況なんですね。 アメリカのNBCテレビでは、ローターのギアボックスに不具合が生じている可能性があるというようなことを言っているんだけど、米軍自体はまだそのことを明らかにしていないというようなことで、本当にこれは人命軽視だなというふうに思います。 乗っているパイロットの方々も本当にひやひやもんではないかというように思いますけれども、その運用停止措置の解除について、防衛局より電話とメールで説明がありましたとありますけれども、電話とメールですますような軽い問題ではないと思いますが、その辺、どういう説明だったのでしょうか。
○議長(神谷牧夫君) 副村長、又吉一樹君。
◎副村長(又吉一樹君) ただいまの伊佐議員の質問にお答えします。 まず、3月7日の夕方に私のほうに電話が入りまして、防衛局のほうから連絡がありまして、オスプレイが飛行再開するという情報があるというような電話がありました。翌日3月8日のまた同じ夕方に電話とメールがございまして、電話は私のほうにありまして、メールのほうはまた職員のほうにあったんですけれども、米軍オスプレイの飛行停止措置の解除についてというような形で連絡が入っております。 3月13日の夜7時半ごろに、また連絡がありまして、翌日から順次、オスプレイが飛行再開すると。最初は、普天間飛行場の周辺を、少ない数、順次、整備が終わった機体から順に飛行をしていくというような話で、それを徐々に拡大していくというような説明だったんですけれども、報道とかを見ますと、初日から結構遠くまで飛んだというような形の報道がされていたところであります。 3月14日のまた朝10時にも8時50分頃普天間飛行場においてオスプレイの離陸が確認されたという連絡が届いているところでございます。 以上です。
○議長(神谷牧夫君) 6番、伊佐真次君。
◆6番(伊佐真次君) 答弁書にも書いてありますけれども、現時点での説明では納得できないという答弁です。到底、容認できるものではないということで、我々議会とも一致しておりますので、これからもできないものはできないと、やめてくれというふうに、ぜひ言っていただきたいというふうに思います。 続きまして、つつじ祭りでの第3音楽隊の演奏の問題です。私も実はその演奏を聞きに行きました。2回目の演奏でありましたけれども、非常に素晴らしい演奏です。パフォーマンスも素晴らしくて、演奏が何曲かあったのかな、あって、途中、表に出て来たり、観客の周辺を練り歩くといったパフォーマンスがあって、非常に素晴らしい演奏だなというふうに関心をしました。 曲も我々がとても好むというか、上を向いてあるこうだとか、島人ぬ宝、安里屋ゆんたはサンバ調でしたけれども、あと宇宙戦艦ヤマト、学園天国、とても親しみやすい選曲で非常に盛り上がったというふうに思います。 これが彼らの作戦というか、本当に素晴らしいんですね。いい演奏をするなと思わせて、やっぱりそれでも音楽隊といえども、彼らも軍人であり、軍隊の一部であります。いかに軍隊に批判的にならないような活動を見るのが、非常に現実的ではないかと。軍隊に協力的な思想に導く活動であるというふうに認識を、私はしていますけれども、その辺はどう考えていらっしゃいますか。
○議長(神谷牧夫君) 副村長、又吉一樹君。
◎副村長(又吉一樹君) ただいまの伊佐議員の質問にお答えします。 この海兵隊の音楽隊が演奏をするにいたったのは、村長の答弁にありますとおり、私が就任の挨拶に伺って、そのときにこういったことができますよというふうに紹介を受けてからがきっかけとなっておりまして、私としましては、特にそこまで深くは考えずに、海兵隊の音楽隊って聞いたことがないので、またあちらとしてもプロの演奏家、海兵隊としても、この人たちを楽器を吹く、あるいはよくできるということで雇っているというような話もありまして、そういったプロの音楽隊の演奏というのは、東村ではなかなか聞ける機会がないなと思って、今回、つつじ祭り企画運営会やあるいは実行委員会、承認をいただいて開催したとなっておりまして、特段そこまで深く私のほうでは考えてなくての実施でございます。 以上です。
○議長(神谷牧夫君) 6番、伊佐真次君。
◆6番(伊佐真次君) 本当にそのとおりだと思います。いい音楽を聞かせたいなという気持ちはとてもあると思います。軍隊用語に宣撫工作というのがありますけれども、1つに、治安の回復、敵対行為を制御するために実施する、2つ目に、宣伝と思想教育、住民に対して政策や理念を広め、協力を促すための宣伝活動や思想教育、そして3番目に、文化活動と交流、地域の文化や伝統を尊重しながら住民との交流を通じて信頼を築き、協力を得ることというふうになっています。そういうふうにじわじわと仲よく、仲よし工作なんですけども、そういうふうにしていくと。 これが、今回は祭りのイベント会場ですけれども、これが学校教育にも入り込んでくるという可能性もあります。例えば音楽隊といえば、今回の音楽隊でいえば、各地の学校に出向いて、小学生やら中学生の楽器の指導とか交流を広めていると。それから、英語の教育、生きた教育として本物の、現地の英語を教えますというようなうたい文句で英語の教室に入っているというようなことも行われているんですが、そこで教育長に、すみません、通告はないんですけれども、そういうことがあることは御存じでしょうか。
○議長(神谷牧夫君) 教育長、比嘉鶴見君。
◎教育長(比嘉鶴見君) ただいまの質問ですけれども、教育的な場でもそういう形で米軍の方々が入ってきていろいろやるという形は分かっています。実際、教育委員会のほうでも、以前、図書を、英語の図書を配付したりとか、そういう形で博物館にそういう形のことをやったこともあります。 これは、必ずしも米軍の、これは軍人の方の奥様方のボランティア活動的なものでありましたけれども、一概にまたそれが文化的に悪いことではないという判断もありますので、それぞれの解釈の違いも多々あると思いますので、好意で来たものをむげに皆さんは軍隊なので受け入れられませんということも言えませんので、やはり、このやること自体がどういう内容かということを精査して、教育の場でも、子供たちにとって文化的な、教育的な効果があるとか、そういう部分をしっかり精査したうえで、来る方々、あるいはこういうことをやりたいと来る方々の中で、ここを軍隊の思想とかそういうファシズム的な思想とか、そういう極端なものがあるんであれば、確かにちょっとこれは厳しいよという形で堂々と断られるんですけども、前向きな形での歩み寄りには、私が判断して、あるいは校長先生が判断して、そういう形でそれぞれの考え方、思いもあるということも踏まえたうえで、やっていく必要があるのではないかなと考えておりますので、一概にその辺は、今それをしたら断わるとかなんとかということは、お答えできないかなと思っています。
○議長(神谷牧夫君) 6番、伊佐真次君。
◆6番(伊佐真次君) 実際に去年、那覇市のある小学校では吹奏楽部に、今回と同じ楽団だと思いますけれども、訪問をして指導すると、そして、その後に、今度はその小学校の吹奏楽部が基地内に出向いて指導を受けるというふうに、流れになっているわけですね。だから、ふだん、僕らが、誰も簡単に入れないようなところへ入っていって、そこで教育をというようなことになります。 これは、賛否あると思いますけれども、ぜひじっくりと考えていただきたいなと思います。 それから、英語の話ですが、これは2019年、北部のある村ですけれども、公教育の現場に海兵隊がやってきたという記事は載っていました。英語教育を口実にして新たな人材育成策として米軍を活用というふうに載っています。それも賛否両論あるとは思いますけれども、軍隊だということをまず前提として考えていってもらいたいというふうに思います。 ちょっとずれますけれども、もともと日本は軍隊を持ってはいけない国ですから、それがあってはいけないという、今うるま市では陸上自衛隊の訓練場配備に反対の声が、きのう大きな新聞報道になっていますけれども、沖縄タイムスさんが20日の記事です、載っていましたけれども、それに高校1年生の生徒がこういうふうに訴えています。中学の公民で学んだ憲法9条には、武力の行使は国際紛争を解決する手段として放棄するとある、訓練場をつくることは武力の行使を準備しているようにも見えると率直に疑問をぶつけたというような記事がタイムスに載っていますけれども、本当にそういうことからしても、やはり軍隊の音楽隊であろうが、やはり軍隊であるというような認識を持ったほうがいいと、憲法をまずは軸にして考えることの大切さを忘れないようにしたいと思います。 ひたひたと忍び込んでくる軍事化、本当に慎重な対応が求められると思いますが、村長、最後にその辺はいかがでしょうか。
○議長(神谷牧夫君) 村長、當山全伸君。
◎村長(當山全伸君) ただいまの伊佐議員の質問にお答えします。 確かに日本国憲法9条、さらには海兵隊の組織の中で、遠征隊いうことでの組織が軍隊の中では一つの組織であるということは、もうまぎれもない事実ではある。ただ、先ほどあったように、文化面での必要性も、交流するというのもある面ではお互いの地域でできたら、それはそれで構わないんではないかなと考えているんですが、基本的に海兵隊、遠征隊であっても軍隊には間違いありませんし、私はそのように考えております。そういうことからすると、戦争に結びつくことは、この平和を求める沖縄県民、また我々村民といたしましても、やっぱりこれは基本的に、この現状がどんどんそういう方向に、平和を求める我々の思いから遠ざかっていくような現状があるのかなと、その辺は気になったところであります。
○議長(神谷牧夫君) 6番、伊佐真次君。
◆6番(伊佐真次君) そこで、一つ提案がありますけれども、西原マーチングバンドは毎年のように演舞を披露、演奏しながらのマーチングを披露してくれているわけですが、今回のような、例えば、ステージでのああいう吹奏楽とかビックバンドとかジャズバンドとかというのを、この県内の大学生であるとかサークルであるだとか、そういう方々にお願いもできるんじゃないかと。 例えば、山原でしたら名桜大学のそういう吹奏楽部なりあると思うんですが、その辺を、やはりステージに立たせる、発表の場をつくってあげる、そういうというようなことは、ちょっと考えられるのか、ちょっと最後に聞きたいと思います。
○議長(神谷牧夫君) 企画観光課長、平良洋一君。
◎企画観光課長(平良洋一君) ただいまの伊佐議員の質問にお答えします。 伊佐議員の提案のとおり、名桜大学ですとか、あと近くの高校生ですとか、あと警察官もあります。そういった演奏隊というのも今後つつじ祭り実行委員会や企画委員会に当たって検討していきたいと思います。 以上です。
○議長(神谷牧夫君) 6番、伊佐真次君。
◆6番(伊佐真次君) すみません、最後にと言ってしまいましたが、質問の中で、今までにつつじ祭りにそういう軍隊が参加することはなかったかと質問していますが、それお答えがないんですけど、どうでしょう。
○議長(神谷牧夫君) 企画観光課長、平良洋一君。
◎企画観光課長(平良洋一君) ただいまの伊佐議員の質問にお答えします。 私が知る限り、つつじ祭りでは聞いたことがございませんが、過去に夏祭りにおいて村長杯のハーリー大会ですか、そういったものは実施があったということで伺っております。 以上です。
○議長(神谷牧夫君) 6番、伊佐真次君。
◆6番(伊佐真次君) これで一般質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(神谷牧夫君) これで、
北部訓練場日米合同訓練、オスプレイの飛行再開、米海兵隊音楽隊についての一般質問を終わります。 暫時休憩いたします。再開は3時5分から行います。 (14時54分)
○議長(神谷牧夫君) 再開いたします。 (15時05分) 7番、仲嶺眞文君。
◆7番(仲嶺眞文君) 質問事項、施政方針についてということで、質問の趣旨で、若年層の回帰と定住促進を図るため、借り入れた奨学金の返還に対して一部を補助するとあるが、どの程度なのか。また、村内だけなのか。要するに回帰と定住だけなのか。村外は考えていないのかをお尋ねします。
○議長(神谷牧夫君) 答弁の発言を許します。村長、當山全伸君。
◎村長(當山全伸君) 仲嶺議員の質問にお答えいたします。 初めに、令和6年度より実施予定の「東村UIJターン奨学金償還支援事業」について説明をいたします。本事業は、本村にUターン移住する若年層のうち、本村に住所を有し、現に居住している方に対して、毎年の支払い償還額に対して翌年に一部を補助する制度であります。総合計画、総合戦略の雇用の創出にも位置づけされており、定住促進を推進する上での施策でもあります。また、東村育英会理事会でも議論を重ねてきた経緯もあります。 1点目について、補助内容については、1号から3号までに区分し、1号は村内の福祉職、観光業及び農林水産業に従事する者に月額1万5,000円または年額18万円以内、2号は村内で1号の対象者を除く就業先に従事する者に月額1万円または年額12万円以内、3号は公務員または近隣市町村で従事する者に月額5,000円または年額6万円以内を補助するものです。いずれも奨学金の償還が完了してなく、償還の滞納などがない者で35歳未満を対象とし、最大5会計年度までとしております。 2点目及び3点目については、本施策は総合戦略に基づき村内に若年層の定住を推進しており、村内に住所を有する者を対象としております。 以上で答弁といたします。
○議長(神谷牧夫君) 7番、仲嶺眞文君。
◆7番(仲嶺眞文君) 私が伺いたいのは、例えば東村UIJターン奨学金償還支援事業っていうことで、国や県からの補助金などが入っているのかどうか。
○議長(神谷牧夫君) 総務財政課長、宮田健次君。
◎総務財政課長(宮田健次君) お答えします。 今回の事業につきましては、直接、国の補助は入っておらず、代わりに特別交付税でされるということとなっております。 以上です。
○議長(神谷牧夫君) 7番、仲嶺眞文君。
◆7番(仲嶺眞文君) 補助するとうたっているんですが、交付金ですよね。交付金だったら、差をつけたらいけないんだと僕は思うが、その辺どうなります。
○議長(神谷牧夫君) 総務財政課長、宮田健次君。
◎総務財政課長(宮田健次君) お答えします。 特別交付税措置される内容の中に、定住促進をうたっておりまして、それを目的にしておりますので、特段と差をつけるのは問題ないかと考えております。
○議長(神谷牧夫君) 7番、仲嶺眞文君。
◆7番(仲嶺眞文君) 施政方針の中でちょっと気になって、何か偏ってないんかなぁという、僕、読んで字のごとくというか、そういうふうに僕は受け止めたんですが、その中には特別交付金の中で定住で使えるよっていうのがあると、今、分かりました。ですけど、やっぱり、じゃあ帰ってきて、仕事がなかったらどうなるの。仕事もあっせんするのかどうなのか。
○議長(神谷牧夫君) 総務財政課長、宮田健次君。
◎総務財政課長(宮田健次君) 本事業につきましては、本村のおける人口の社会動態を改善し、若年層の村内への定住を促進する目的が一番の目的であります。議員御指摘の村内に帰ってきて仕事がないっていうのは、重々承知はしておりますけれども、その辺につきましては、徐々に改善していくようにできるのかなと思っております。 以上です。
○議長(神谷牧夫君) 7番、仲嶺眞文君。
◆7番(仲嶺眞文君) なるべく、帰ってきたほうが、子どもたちは、東村の人口流出も止められていけるとは思っています。ですが、高校出て、専門学校なり大学なり行って、そこで仕事も見つけて、就職先ですね。なかなか帰って、東村でやるという、職種が限られているということで、なかなかね。 それで、東村の育英会の理事会とかでは、議論を重ねてとやったいうことなんですが、例えば、僕は交付金だから公平で公正でっていう発想だったんですが、説明だったらばそれでいけると、だけど、例えば東村育英会の会計の中での減額という形を取れば、育英会がやってますよっていうことでもできる。育英会には、そのまま補助金を出しています。そういった形でのやり方もありではないかなと思うんですが。
○議長(神谷牧夫君) 総務財政課長、宮田健次君。
◎総務財政課長(宮田健次君) 今回、育英会の中で過去5回、6回程度、議論しまして、今回の事業に至っているわけであります。先の予算委員会の中でもちょっと御説明しまして、育英会の中の補助金として計上しているわけなんですけども、これ、実際は育英会と切り離しまして、村のほうから直接、その個人に補助を出す制度となっているところであります。予算項目では育英会って書いてありますけど、実際は村から個人に対しまして補助するということになります。 以上です。
○議長(神谷牧夫君) 7番、仲嶺眞文君。
◆7番(仲嶺眞文君) 1号で、月額1万5,000円、年額にして18万、2号は1号の対象者を除く月額1万円、年額にすると12万、3号は公務員または近隣市町村で従事する者に5,000円で年額6万。いずれも35歳未満。 やっぱり、村外の人でも、5,000円ずつでも払ってる方がいて、やっぱり厳しいので、やっぱり村外でも2,000円でも3,000円でもやって、2,000円でやって年間2万4,000円、5,000円やったとしたら6万、その程度。3,000円程度ぐらいは、ほとんどが5,000円、毎月の償還に当てている人が多いと思います。だから、村外でもやっぱり2,000円でも3,000円でも、東村の子どもたちだということで減額したらどうかなと思いますが。
○議長(神谷牧夫君) 総務財政課長、宮田健次君。
◎総務財政課長(宮田健次君) 今回の補助金につきまして、先ほども申し上げましたとおり、定住促進に付随するものでありますので、あくまでも村内に住所を有するというのが一番の目的になるわけであります。1号から3号までありまして、給付額に差をつけているのは、特に1号につきましては、村内で今、早急に不足しているだろうと思われます福祉職だとか、観光業、もしくは農業、農林水産業については、ちょっと重点的に措置しようということで、今回の1号、2号、3号というわけになっているわけであります。
○議長(神谷牧夫君) 7番、仲嶺眞文君。
◆7番(仲嶺眞文君) 分かりました。仮に、例えば実家に住所を置いて、その事業を受ける人が出てくるかなとも思いますが、その辺どうするんでしょうか。
○議長(神谷牧夫君) 総務財政課長、宮田健次君。
◎総務財政課長(宮田健次君) 基本的には、住所を有しなおかつ居住しているというのを置いておりますので、その辺は実際、運用のときに調査します。
○議長(神谷牧夫君) 7番、仲嶺眞文君。
◆7番(仲嶺眞文君) 私からすると、やっぱり住所だけ置いておけば、減額されるんだっていう人も出てくるのかなぁと思ったんで、今聞いた次第です。
○議長(神谷牧夫君) 暫時ちょっと休憩します。 (15時17分) 再開いたします。 (15時18分) 7番、仲嶺眞文君。
◆7番(仲嶺眞文君) 住所を有して、ちゃんと住むということで、仮に実家に住所を置いて、それを給付を受ける輩をちゃんと確認するということで、村外の人にも3,000円ないし2,000円ないし、できないのかっていうのも、村内に住所を置いて住んでいるものっていうことでも、いってもお願いしてもできなさそうですので、要望して終わりたいと思います。 以上です。
○議長(神谷牧夫君) これで指定方針についての一般質問を終わります。 3番、東江光枝君。
◆3番(東江光枝君) 質問事項です。川田公園のトイレ・休憩所について伺います。 川田公園に健康器具が設置され、4月から利用可能だと聞いています。老若男女、健康器具を活用する目的のために公園に行くと思います。そこで、次のことについて伺います。 川田公園にあるトイレが老朽化しており、すべての利用者が安全で快適に利用できるように、新たに設置の予定があるのか伺います。 2番目、公園内の休憩所の屋根の雨漏り、ベンチ等の修繕についてお伺いします。よろしくお願いします。
○議長(神谷牧夫君) 答弁の発言を許します。村長、當山全伸君。
◎村長(當山全伸君) ただいまの東江議員の質問にお答えいたします。 川田農村公園については、平成2年4月に設置され、平成4年6月に川田区と管理委託契約を締結しております。 1点目の質問について、議員指摘のトイレを確認したところ、男子用トイレで扉の破損と、電源の引き込みがないことからブロアーが機能していない状況にあります。新たにトイレを設置する予定はありませんが、扉の修繕とブロアーの機能回復については、川田区と調整を図って進めていきたいと考えております。 2点目の質問について、あずま屋の雨漏り修繕については、詳細な調査を行い対応したいと考えております。ベンチ等の修繕については、川田区の備品であることから、川田区での対応をお願いしたいと考えております。 以上で答弁といたします。
○議長(神谷牧夫君) 3番、東江光枝君。
◆3番(東江光枝君) 現在、健康器具設置を終えた部落はどこどこなのか。そして、その場所にトイレはあるのか。これから設置する部落において、設置する予定の場所にトイレはあるのか、もしくは、すぐ近くにトイレはあるのか、伺います。
○議長(神谷牧夫君) 福祉保健課長、平田尚樹君。
◎福祉保健課長(平田尚樹君) ただいまの質問にお答えいたします。 東村健康づくり事業といたしまして、各行政区に健康器具を設置しております。令和4年度繰越しで、高江区と有銘区に設置をしているところでございます。 高江区のほうにおきましては、近くに公衆トイレってのはないと思いまして、多分おそらく公民館あたりを利用するような形だと思います。 有銘区につきましては、有銘校のグラウンドに設置しておりまして、ちょっと古いトイレですがグラウンドの奥のほうにあります。 今回、令和5年度、今、事業を行っております宮城区と川田区なんですが、宮城区の方におきましても、公民館、隣接しております。それと、ブルーツーリズムの施設がございますので、その辺を利用が考えられるのかなというふうに考えております。 令和6年度、新年度につきましては、平良区でございますけれども、こちらのほうも、予定地が元保育所があった場所、村営体育館の敷地内でございますけれども、こちらのほうも近くにトイレはないんですが、体育館のトイレを利用するような形になるのかなというふうに考えております。 以上です。
○議長(神谷牧夫君) 3番、東江光枝君。
◆3番(東江光枝君) 健康器具を設置された字から、トイレの設置や休憩所に値する施設等の要請があるのか伺います。
○議長(神谷牧夫君) 福祉保健課長、平田尚樹君。
◎福祉保健課長(平田尚樹君) ただいまの質問にお答えいたします。 休憩所とトイレ整備につきましては、福祉保健課の所管ではありませんので、要請があったかどうかという内容については、現在のところは分からない状況でございます。 以上です。
○議長(神谷牧夫君) 総務財政課長、宮田健次君。
◎総務財政課長(宮田健次君) 毎年、各字から要望を受けているところでありますけども、その中に有銘区から、トイレの設置の要望は、ちょっと遠いということでありました。 以上です。
○議長(神谷牧夫君) 3番、東江光枝君。
◆3番(東江光枝君) やっぱり健康器具があって、すごくみんな行くと思うんです。だけれども、トイレがないとどうかなと思っています。もしくは川田区、現状は、最初行ったときは、使用不能かなと思ったんですけど、確認したところ、一応利用はできます。ですが、車椅子の方はちょっと利用難しいんじゃないかなと思ったんです。 以前、川田公園は川田1班がよく利用したり、川田区でゲートボールとかグラウンドゴルフで使用してたんですけど、大概、トイレに行ってくるからちょっとということでバイバイするんですね。そしたら、戻ってくる方は、本当に少ないですね。やっぱりトイレがちゃんとしてないと、ここでいろいろ行事があっても、もうトイレをお家に行ってやるために、もう二度と帰っては来ない、戻っては来ないという状況ですね。 なので、トイレは誰もが使えるように、なんか綺麗なトイレ、多目的トイレを設置してほしいなと思いますけど、予定はないと先ほどお聞きしたんですけど、何か、また、もっといい方向に考えてもらえないでしょうか。
○議長(神谷牧夫君) 農林水産課長、宮城調秀君。
◎農林水産課長(宮城調秀君) ただいまの東江議員の質問でお答えします。川田の公園につきましては、農村公園ということで農林水産課が管轄しておりますけれども、おっしゃるとおり、一応現状は確認してきました。 答弁書に書いてあるとおり、男子用の扉が破損している、あとは普通のトイレについては使えるのかなという感じはしましたが、ただブロワーがどういう経緯で電源がいっていないのかはちょっと確認しておりませんけれども、電源がいっていないということはブロワーが機能していない、浄化素が機能していないっていうことですので、その辺については、やっぱり機能を回復する必要があるのかなというふうに考えております。 これにつきましては、答弁書に書いてあるとおり、区長さんと、管理の方は区でということになっておりますので、修繕については、こちらのほうで予算を計上してもよろしいんですけれども、実際の使い方、その辺については調整をしていきたいというふうに思っておりますのと、新しく建て替えといいますと、例えば車椅子といいますか、そういった身障関係のものに建て替えるということになりますと、かなりの金額がかかるのかなというふうに考えておりまして、実際その使用について、その辺については最終的には管理していただく区のほうと建て替えをするのか、現在の使用の状況、健康器具が配置されますんで、今後の利用の状況を見ながら、検討はしていきたいというふうに考えております。 以上です。
○議長(神谷牧夫君) 3番、東江光枝君。
◆3番(東江光枝君) ちょっと前向きな答えが返ってきてよかったなと思っていますけれども、以前はこのトイレ、誰もが使えないと思っていました。私、質問を出す前に、川田公園に行ったんですよね。トイレももう散々だったので、川田区に行って、ぜひ掃除してちょうだいということでお願いしてきました。それが掃除されてよかったかな、これでどうにか使えるかなと思ったんですけど、やっぱり使うのにはまだ抵抗を感じる人が大部分だと思いますので、せっかく健康器具も設置されているので、そこでやっぱり快適なトイレがあるっていうことが、とっても呼び水になると思いますので、ぜひ設置してほしいなと思います。 それからまた、子どもたちも最近ちょっと増えつつありますので、公園も川田に遊具も必要だなという声も幾つか耳にしていますので、そういったことも絡ませながら、ぜひ前向きに検討してほしいと思います。 時間が大分ありますけど、川田公園は川田東側に位置し、川田1班はそこであぶしばれーを行い、川田区もその公園を活用してきました。また、現在でも、老人会はゲートボール、グラウンドゴルフを楽しんでいますが、今回、屋外健康づくり事業による健康器具の設置にとても喜んでおります。人口減少、超高齢化社会を迎えるに当たり、これまで以上に子どもたちが健やかに楽しく過ごすことができ、子育てがしやすく、そして高齢者が充実して健康な生活を送れることを大切にした村づくりが求められていると思います。 そこで、健康増進やレクレーションの場として、身近な公園、緑地の重要性が一層高まっています。地域の現状や利用者のニーズを踏まえた利用者目線での公園づくりが必要とされています。公園施設の老朽化、休憩所の充実、またゲートボール場や健康器具を利用しようとしたときに、日中は日差しが強く、夕方は入り日を和らげてくれる植樹等が望まれます。 また、現在のトイレは、先ほどから申し上げていますように、使い勝手が悪く、車椅子利用者は使えないのではと思うほど狭い状況です。誰もが利用可能な多目的的トイレの設置等を要望します。 村当局の先ほどより前向きな回答をお願いして、質問を終わりたいと思います。村長のお考えをお聞かせください。
○議長(神谷牧夫君) 村長、當山全伸君。
◎村長(當山全伸君) ただいまの東江議員の質問にお答えいたします。 誰でも、まずは健康が大事であります。そういうことは、我々、行政としましては村民の健康を促進するということは、皆さんも一緒だと思いますが、その中で、健康器具があって、肝心なトイレがないという、使いづらいという御指摘がありますが、新設にするか、現在のものを改修しながらやるか、これは川田区に委託をしておりますので、そことの調整が必要ではないかなと考えておりますんで、調整をしながら改修にするとか、また、東江議員がおっしゃったように、全面的に改修して、誰でも使いやすいようなトイレという話なんですが、障がい者の方も含めてのバリアフリーにしたほうがいいのかという話ではないかなと思っております。 いずれにしても、川田区と調整して、それが必要であるか、そのような判断をしていきたいなと考えています。 以上です。
○議長(神谷牧夫君) 3番、東江光枝君。
◆3番(東江光枝君) 有銘区のほうからも要請があるということなので、川田も強く要求して、ぜひ実現できるようにしてほしいと思います。 これで、私の質問を終わりたいと思います。
○議長(神谷牧夫君) これで、川田公園のトイレ・休憩所についての一般質問を終わります。 以上で、本日の日程を全部終了しました。 次の会議は、3月25日月曜日午後3時に会議を開きます。 本日はこれにて散会します。お疲れさまでした。 (15時34分)...