令和 元年 12月 定例会(第6回) 令和元年第6回
南城市議会(定例会)会議録1.開議 12月6日 9時59分 宣告2.散会 12月6日 12時39分 宣告3.出席議員 1番 安谷屋 正議員 11番
上地寿賀子議員 2番 運天貴也議員 12番 吉田 潤議員 3番
宮城秋夫議員 13番
平田安則議員 4番 森山 悟議員 14番
中村直哉議員 5番 新里 嘉議員 15番
大城竜男議員 6番
宮城康博議員 16番
宮平憲二議員 7番
島袋裕介議員 17番 松田兼弘議員 8番
仲間光枝議員 18番
親川孝雄議員 9番
前里輝明議員 19番 玉城 健議員 10番
知念俊也議員 20番
国吉昌実議員4.欠席議員 なし5.本会議に職務のため出席した
事務局職員の職、氏名 事務局長 山城 匡
事務局次長 仲村幸也
事務局主査 島袋旭史
事務局係長 仲村勝尚6.地方自治法第121条の規定により、
会議事件説明のため出席した者 市長
瑞慶覧長敏 教育長 上原廣子 副市長 新屋 勉 教育部長 上原 昇 総務部長 新垣 聡
上下水道部長 知念哲雄 企画部長 當眞隆夫
農林水産部長 森山紹司 市民部長 屋比久正明
土木建築部長 玉城 勉 福祉部長
城間みゆき 福祉部参事 宮城寛志
土木建築部参事 屋我弘明7.
議事日程----------------------------------- 令和元年第6回
南城市議会定例会 議事日程[第2号] 令和元年12月6日(金)午前9時59分開議日程第1
会議録署名議員の指名について日程第2 代表質問(4人) (1)碧風会 親川孝雄 (2)
無所属会派 凛の会 前里輝明 (3)ゆまぢり会 新里 嘉 (4)会派 ニライ・カナイ 森山
悟-----------------------------------8.会議に付した事件 議事日程の事件と同じ9.会議の経過 次のとおり
○議長(国吉昌実) これから本日の会議を開きます。 諸般の報告を行います。 本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。 これで諸般の報告を終わります。 日程第1.
会議録署名議員の指名を行います。 本日の
会議録署名議員は、会議規則第88条の規定によって、13番
平田安則議員及び14番
中村直哉議員を指名します。 日程第2.これより代表質問を行います。 なお、本日の質問者は、お手元に配付してあります議事日程のとおりであります。 順次発言を許します。 最初の質問者、碧風会、
親川孝雄議員。
◆18番(
親川孝雄議員) 皆さんおはようございます。 碧風会の親川孝雄でございます。
トップバッターでちょっと緊張しております。 会派を代表し、質問をさせていただきます。 質問に先立ち、10月31日の未明に発生した首里城の火災、早朝の
テレビ放映映像を見たときは、映画や
テレビドラマのワンシーンではないだろうかと我が目を疑い、全く信じられない思いでありました。 長年にわたる県民の願いであった首里城跡の復元復興の集大成として、御内原が2月に完成し、全エリアが公開されたのもつかの間、首里城の消失と、歴史的、文化的にも価値のある400点余の収蔵品も消失し、私
たち沖縄県民のよりどころを失ったことは、言葉では言い尽くせないほど大きなショックであり、1日も早い首里城の再建を、こいねがうものであります。 それでは、質問に移ります。 発言事項、予算編成に関する要望書について。 私たち会派、碧風会では、市民の多様な市政への要望と、市の行財政の現実を踏まえ、様々な角度から施策について検討・議論し、令和2年度の南城市
一般会計予算の編成に関して要望書を作成し、提出いたしました。 市長におかれましては、要望書を大切な市民の声と受けとめ、予算編成において、格段の御配慮をいただきますようお願いし、以下について伺います。 (1)こどものまち宣言について。 ①現在の
取り組み状況について。 ②宣言する時期はいつなのか。 (2)
限定入札制度における地元業者の育成について。 (3)
地域懇談会について。 ①各地域における意見・要望の内容について。 ②各地域の意見・要望への対応について。 以上、よろしくお願いいたします。
◎
福祉部参事(宮城寛志) おはようございます。 答弁の
トップバッターということで緊張しておりますが、お手柔らかに全体的な質問でよろしくお願いいたします。 それでは、碧風会、
親川孝雄議員の(1)こどものまち宣言についての①現在の
取り組み状況についてお答えいたします。 子育て世代の市民や有識者等の意見を反映させるため、南城市こどもの
まち宣言策定委員会を14名の委員により、10月15日に発足させました。同日に開催された第1回
策定委員会にて、市長より諮問を受け、宣言に向け議論を開始しております。 8月に契約を締結し、調査開始した子ども・
子育て関連施策に係るニーズ調査については、
ヒアリング先の絞り込みや
日程調整等を行った上で、10月より、子供たちと直接関わりのある方々への
ヒアリングを順次進めております。
ヒアリングの他に小中高の子供たち及び保育所、幼稚園、
放課後児童クラブ等への小アンケートも依頼しており、子供を取り巻く環境の現状把握に向け、鋭意取り組んでいるところでございます。 ②宣言する時期はいつかについてお答えいたします。 南城市こどものまち宣言については、令和3年5月の
児童福祉週間を目指しております。 以上です。
◎
土木建築部長(玉城勉) おはようございます。 碧風会、
親川孝雄議員の2点目の、
限定入札制度における地元業者の育成についての御質問にお答えいたします。 御質問の
限定入札制度については、
地域限定型一般競争入札や
制限付一般競争入札制度のことを指していると考えておりますが、現在、本市においては制度化されておらず、
指名競争入札で対応しております。 地元業者の育成の観点につきましては、
指名競争入札制度において、本市の
入札参加資格者の中から
発注工事等級、工事の経験、技術的適性の有無、
地元貢献等を踏まえ、指名業者を選定、入札を行っているところでございます。
◎企画部長(當眞隆夫) 碧風会、
親川孝雄議員の、
地域懇談会についての1、各地域における意見・要望の内容についてお答えいたします。 久高地域では、島へのUターンや移住者の住宅不足、
介護サービス、救急時の船賃への補助などについての御意見、要望がございました。 玉城地域では、Nバスの運行、幼稚園への
Nバス利用、市役所からの情報発信、こどものまち宣言などについての御意見、要望がございました。 知念地域では、防災無線、
公民館放送、自治会への
補助金支払い、道路の除草や排水路管理、
Nバス運行、市からの情報発信などについての御意見、要望がございました。 大里地域では、道路整備、
大里中学校改築、
スクールゾーンの安全管理、公園の維持管理、
Nバス運行、
大里北小学校跡地利用、こどものまち宣言などについての御意見、要望がございました。 佐敷地域では、協働の
まちづくり、環境保全、
Nバス運行、尚
巴志ハーフマラソン、放置車両などについての御意見、要望がございました。 次に、各地域の意見・要望への対応についてお答えいたします。 地域からの御意見、要望については、庁内で共有し、どのような対応ができるのか、それぞれの所管部署で検討を行い、すぐに対応可能なものについては順次対応を行ってまいりたいと考えております。また、予算化が必要なものについてもあわせて検討してまいります。
◆18番(
親川孝雄議員) 御丁寧な答弁ありがとうございました。 それでは、再質問をさせていただきます。 碧風会の要望書の中では、要望事項を、重点要望と市の政策に関する要望に分けて提出してあります。 こどものまち宣言については、こどもの
まち宣言策定委員会がもう設置され、基金も創設をする旨、議案にも出て来るようであります。力強い施策が動き出しております。 子供たちは、未来を担う宝物です。
子育て環境を整え、人材を育むことは、まちの明るい未来を展望することにつながります。 こどものまち宣言は、宣言文を作成し訴えるだけでは意味がありません。中身を充実させた上で、施策に反映し、実施することで花が咲き、実が実ると思います。 主要施策の中に、
ひとり親家庭の生活の安定と自立を支援するとありますが、これまでに実施効果はあったのかどうか、市長に伺いたいと思います。
◎市長(
瑞慶覧長敏) おはようございます。 碧風会、
親川孝雄議員の再質問にお答えいたします。
ひとり親家庭の経済的負担の軽減を図ることで自立を促すことにつながると考えており、具体的な実績としては、平成30年度に、
高等職業訓練促進給付金を受給した対象の方が看護師資格を取得後、就職につながったと報告を受けております。そして現在も、その方は病院勤務で頑張っているとのことでございます。 いろんな意味で、こどものまち宣言もしながら、子供たち、人材も育む、そして、そういうことにつながっていくということになっていくと期待をしております。
◆18番(
親川孝雄議員) こどものまち宣言については、中身を充実させてしっかりと取り組んでいただきたいと思います。
限定入札制度につきましては、部長からもありましたが、制度化はしていないんだということもありましたが、南城市内で土建業を営む方々は、総じて、C、Dクラスの業者だと思います。中小の業者を育成するには、市としても何らかの配慮をする必要があると思います。地元業者の育成は、市の活性化のためにも重要です。地元に本社があるC、Dクラスの
限定入札制度の導入検討も、後々していただきたいと思います。 2点目の質問に移ります。
地域懇談会では、市長自らが進行し、市民から生の声を聞くことで、意義があったと思います。一過性に終わらせず、今後とも継続すべきことだと思います。 厳しい意見もあったかと思いますが、厳しい意見こそ、市民の熱き思いであり、本音であります。市民の思いをしっかりと受けとめ市政に反映させることで、市長が目指す、市民の声で
まちづくりにつながることになります。 今回、初の試みで、久高島を皮切りに、玉城、知念、大里、佐敷で開催された
地域懇談会では、得られたこと、反省すべきことを含め、多々あったことだと思います。 その中で、特に知念や玉城の懇談会で数多く出ておりました、
公民館放送設備の修繕費の2分の1補助の継続については、複数の区長さんから切実な訴えがありました。この件に関し、どのような対応を考えておられるのか、市長に伺いたいと思います。
◎市長(
瑞慶覧長敏) 市民の声で
まちづくりということで、
地域懇談会を5地区で行いました。 今、親川市議のほうからの
公民館設備補助については、特に知念地区のほうで強く要望が、継続ですね、要望がございました。 実は昨日、区長会がちょうどございましたので、区長会の皆様にも意見をお伺いいたしました。 それで私のほうからは、
地域懇談会の結果、高齢者の皆様の周知方法ですね、それが非常に課題にも残っているので、補助延長について、どうですかとお聞きしたら、万雷の拍手でございましたので、今後、延長に向けて前向きに検討するというお答えをしていますので、担当部署のほうともまた相談をしながら検討していきたいと思っております。
○議長(国吉昌実)
親川孝雄議員、もう3回目になっておりますので次に進みます。よろしくお願いします。 次の質問者、
無所属会派凛の会、
前里輝明議員。
◆9番(
前里輝明議員) 皆さんおはようございます。
無所属会派凛の会から、前里輝明が質問いたします。 今回も第2次総合計画の中から質問いたします。 去年の
会派代表質問においても、総合計画の中から質問いたしました。 南城市の中でこの総合計画というのは、本市の長期的な計画でもあります。2018年度から2027年度の10年間を対象にした計画であり、前半の2018年から2022年の5年間は
前期基本計画、そして2023年から2027年までの残り5年を後期計画として、南城市の長期的、そして総合的な基本構想であり、市のあらゆる計画の最上位に位置づけられています。 この計画についても、基本構想、基本計画、実施計画と、3層から構成されております。本市の方向性を示す基本構想、そしてその基本構想をしっかり実現していく基本計画、基本計画の中でも優先度、そして実行性、その具体的な実行を図る実施計画、この3層から計画されております。 今回は、その計画の中から、
子育て支援と
南部東道路について、設定した構想や目標に向かって事業が進められているか質問をいたします。 まず、1点目に、
子育て支援について。 基本方針1ひとが育つ・基本施策1乳幼児の成長の中で、様々な
子育て支援施策が計画されております。 以下についてお伺いいたします。 直近の
待機児童数、
入所待ち数とその対策について。 今後の
認定こども園の整備について。 今後の
保育所整備計画について。 幼稚園の統廃合について。 そして大きい2点目に、
南部東道路の推進についてお伺いいたします。 基本方針5まちが整う・基本施策1道路の整備の中から
南部東道路の推進について伺います。 全体と工区間の進捗状況について。 事業費・取得面積の進捗率について。
南部東道路の
事業スケジュールについて。
南部東道路の、今後、早期開通に向けた取り組みについてお伺いいたします。
◎福祉部長(
城間みゆき) おはようございます。
無所属会派凛の会、
前里輝明議員の
子育て支援についての1、直近の
待機児童数、
入所待ち数と対策についてお答えいたします。 10月1日現時点の
待機児童数は211人、
入所待ち数は353人となっています。 対策については、90名定員の認可園1園、19名定員の
小規模保育園2園、30名定員の分園1園の整備及び
保育士不足解消による既存園の受け入れ増を進めております。 次に、2、今後の
認定こども園の整備についてお答えいたします。
認定こども園の整備につきましては、
認可保育所に対し、毎年、県からの
認定こども園移行希望に関する調査を実施しておりますが、今年度につきましては、移行を希望した園はありませんでした。 また、公立幼稚園については、幼稚園における
保育ニーズに対応するため、
認定こども園への移行に向けて取り組んでいるところでございます。 次に、3、今後の
保育所整備計画についてお答えいたします。 令和2年度から令和6年度までの5カ年間の
保育所等整備計画につきましては、第2期南城市子ども・
子育て支援事業計画に基づき進めてまいります。
◎教育部長(上原昇) おはようございます。 凛の会、
前里輝明議員の
子育て支援についての4、幼稚園の統廃合についてお答えいたします。 南城市
教育委員会では、1地域に1幼稚園を設置する方針のもとで、平成22年度に
玉城幼稚園を1園に統合しているところであります。 今後の計画として、
大里南幼稚園の老朽化の改築の時期を迎えていることから、
大里北幼稚園、
大里南幼稚園を、市の方針により統合に向けた整備計画を現在、進めているところでございます。
◎
土木建築部長(玉城勉)
無所属会派凛の会、
前里輝明議員の
南部東道路についての御質問にお答えいたします。
南部東道路の事業主体である沖縄県
土木建築部に確認いたしました。 まず、全体と工区ごとの進捗状況、事業費、取得面積の進捗率については、一括してお答えいたします。 全体事業費が386億円で、平成31年3月末の全体の進捗率は、
事業費ベースで約23%、
用地取得面積ベースで約45%となっております。 工区ごとの進捗率につきましては、2工区の進捗率が、
工事費ベースで0%、
用地取得ベースで0%。3工区の進捗率、
工事費ベースで0%、
用地取得面積ベースで約23%。4工区の進捗率、
工事費ベースで約75%、
用地取得面積ベースで約100%。5工区の進捗率、
工事費ベースで0%、
用地取得面積ベースで約32%となったとのことであります。 なお、1工区につきましては、
那覇空港自動車道への直接乗り入れに計画変更されたことによって、2工区に含まれる形となっております。 また、工区ごとの事業費については示されておりません。 次に、
南部東道路の
事業スケジュール、早期開通に向けた取り組みについては、現在4工区、
大里東インターチェンジから佐敷・
玉城インターチェンジ区間は用地取得をほぼ終えており、早期の2
車線暫定供用開始を目指して、橋梁及び
道路改良工事を取り組んでいるということでございます。 引き続き事業予算の所要額の確保と円滑な
用地取得等を図りつつ、令和8年度の全線(2車線暫定)の供用開始を目指して取り組んでいくということでございました。
◆9番(
前里輝明議員) 再質問を行います。 代表質問は計3回ですので、あと、今回と次。今回、担当部のほうにお答えいただいて、3回目は市長のほうから見解と方向性が示せるものがあれば、答弁のほうお願いいたします。 まず、1点目の
子育て支援について再質問いたします。 これまでの計画とかを見ていく中で、総合計画の中の目指すべき方向、また、
実施計画等に掲げている目標について、着実に事業としては進んでいっているなというのは感じますが、やはり待機児童の今の数を聞くと、
待機児童数、また、入所待ちの数を聞いても、やはり数字的なものについては、一向にやはり変わっていないなというのが現状だと思います。 ただ、中身については、年度ごとの事業、取り組んでいく今後の事業を見ても、多くの事業取り組んで、子供の受け皿というのをすごく増やしていっていますので、それに追いつかない、まちの子供たちが増加するスピードというのがあるのかなと思いますので、そこをしっかり今後も
待機児童対策。 また、入所待ちというのも待機児童と分けられていますが、4月と10月で待機児童を報告して、それ以外は入所待ちの人数というカウントで今分けていますので、内容については、待機児童と入所待ちというのは、僕はそんなに大きく変わりがないのかなと。希望する園に入れなかったから入所待ちに入る場合とかもありますので。 そういった意味でも、保育園に入れる、保育を要する子が保育園に入れないという環境にはやはり変わらないということですので、しっかり
待機児童対策には取り組んでいただきたいと思います。 今お手元にある資料で、持っていればお答えいただきたいんですけど、今後想定する必要な保育士数ですね。 今、園のほうが設置されても、保育士が足りない、保育士が確保できないために子供たちの受け入れができないという現状があります。 保育所には配置人数が決められていますので、そういった意味で、保育士を確保しないと、建物ができても子供なんかを受け入れきれない現状がありますので、今後も含めてですけど、必要な保育士数というのを把握していれば、お願いいたします。 また、もう1点。今、待機児童が211名、入所待ちで351名ということですので、この351名の中に多分、待機児童も含まれているのかな。合算して351になっているのか、それとも別で、待機児童だけで211名、211名以外に入所待ちの人数で350名で分けているのか。それとも、入所待ちは合算して、待機児童も含めて数字を入れているのか、ちょっと確認のほうを一つと、その人数に伴う保育園の施設数がどれくらい必要なのかと今、担当のほうで考えているのかをまた答弁のほどお願いいたします。 もう1点、
待機児童解消の目標年度というのをどの年度で定めているのか。これまでの計画とはかなり目標年度が変わってくると思いますので、現時点の中で、待機児童の解消年度というのを、目標年度というのを設定していれば、答弁のほうをお願いいたします。 これから
保育所整備をする中で、担当のほうの考えをお聞かせいただきたいと思います。 今、子供たちの待機児童を解消するために、子供たちが保育園に入れるような環境をつくるための保育士の数とか施設数とか、そういった整備をしてくださいとか、そういった確認の質問でしたけど。 沖縄県も今回、待機児童の解消年度を、本当は今年度だったの2年延ばしています。その延ばした背景というのは、2年延ばして2021年度に待機児童をゼロにする予定なんですけど、背景としては、沖縄県内の待機児童を、各市町村がゼロにできないという状態なので、県全体では2年延ばすという背景があります。 そして、もう一つの背景なんですけど、これは南城市にも該当することと思うんですけど、県の統計では、子供が少子化をする背景の中で、保育を要する子が2021年から減少していくという、そういった統計がある中で、2022年からの
待機児童対策については自然減が出るかもしれないので、これから整備のやり方というのも改めて検討していかないといけない現状があると思います。 ただ、沖縄県の平均というのは、南部、中部、北部、様々な環境が違う中の平均をとっていますので、2021年度以降の保育を要する子が減少するというのは、本市においてはやはり年度の違いがあるのかなというふうに思いますが、県のほうでは、急増させた保育施設に空きができて、将来少子化が進むにつれて閉園する懸念があるので、今後は閉園する懸念も想定しているというふうにありました。 それについては、南城市についてはどう考えているのか。 それは今の考えがなければ、今後検討という形でも構いませんが、今ある程度、園も認可園を作っていく中で、これから60名定員、90名定員という、子供たちが保育園に入れるような環境を作っていくこともすごく大事だと思いますけど、これから
保育所整備をする中では、ある程度すみ分けが必要かなというふうに思っています。 例えば待機児童の一番メインになっているのは、0歳児から2歳児、これで9割を占めています。3歳児、4歳児、5歳児が約1割ぐらいの多分、待機児童、また、入所待ちの割合になっていると思いますので、0、1、2においては、現在の制度の中では、
小規模保育事業所とかですね。例えば久高であれば、
家庭的保育とか、5名以上19名以下の
小規模保育もある。 そういった整備をしながら、3、4、5では、先ほど答弁でありました幼稚園の
認定こども園もありますし、
連携保育所という部分で受け皿を作っていく、そういったすみ分けを考えながら、私は
待機児童対策を今後取り組まないといけないというふうに思っています。 ただ、これだけ待機児童、入所待ちがいる中で、どういうふうにすみ分けをするというのは難しいと思うんですけど、ただ単に60名、90名、近隣においては120名、150名と大規模保育園を作っているところありますが、私たちは20数園と、25園近くだったかな、認可園を持っている中で、ある程度、待機児童の集中している年代を選択して、そして集中した事業を取り入れていかないと、私たちの保育園を、受け皿を作った後の質の確保において、将来、支障が出てくるのかなというふうに思いますので、そういった部分で、今、
待機児童対策で子供たちの受け皿を作っていく中で、将来の少子化を見据えた考え等があれば、それをまた答弁のほうをお願いいたします。 あと、教育部長のほうから答弁でありました幼稚園のほうにおいては、公私連携の
幼保連携型認定こども園のことを今検討しているのかなと思いますので、近隣では、豊見城とか、糸満もだったかな、その公私連携、幼保連携型の
認定こども園の設置をしながら、これまでの事業を進める中での改善点や、そして、よかったメリット、デメリットというのははっきりしていると思いますので、そういったのを勘案しながら、南城市でのニーズをしっかり調査して、その分析をもとに、方針をしっかり定めていってもらいたいと思いますので、そのほうもまた答弁をお願いいたします。 続いて、
南部東道路についてですが、今、答弁をいただきましたが、この県の事業で進めて、そして南城市のほうで用地を取得、今進めていますが、ある程度やはり予算を確保していかないと厳しい状況にあると。 これまでは例年17億だったのが、31年度は約23億になっていますので、今年度も多くの予算請求をする中で、予算確保しながら事業を進めていく中で、一番この進捗率とかを見て大事になってくるのは、予算の確保もそうですが、南城市での用地取得については、すごく進めて、力を入れていかないと事業が進まないというふうに思います。現在の用地取得に対しての状況というのをお聞かせください。 もう1点においては、本年度は様々な予算要求について、要請について活動がありました。それについては、次年度も含めて今後進めていくべきだと思います。 令和8年開通に向けて、毎年度、この予算請求に向けた予算の確保というのを担当課のほうで、また、ほかの課でも、それをまとめた課でもよろしいんですが、予算請求、各関係省庁に行く要請活動費というのを毎年作っていかなければいけないと思っていますので、それについても、担当課のほうの答弁をお願いいたします。 以上です。
◎福祉部長(
城間みゆき) 前里輝明委員の再質問にお答えします。 もし漏れているようでしたら、また再度お願いします。 最初の保育士不足の件だったかと思います。今年4月1日は、12園で18人不足がございました、保育士。保育士不足に伴う児童の定員、埋められなかった児童というのが56人、これがもう待機児童に回っております。 10月1日現在は、園の頑張りもございまして、保育士不足の園が7園、保育士不足の保育士数は11人、これにより、児童の定員割れというのが30人生じています。この保育士不足を園と協力しながら、ゼロに向けて頑張っていきたいなと今、取り組んでいるところでございます。 また、次年度に向けて予算もいろいろ考えていきたいなと思っているところでございます。 次に、待機児童211人、入所待ち351人は、この351人に待機児童が含まれているのかという質問だったと思いますけれども、これは含まれているということでございます。353名に、211名が含まれているということでございます。 あと、
待機児童解消は、私たちも沖縄県と同じで、2021年度末にはゼロに持っていくという意気込みで頑張っているところでございます。 あと、今後、保育所、2021年から少子化が予定されていて、施設としてもつのかということでしたけれども、昨年度行いましたニーズ調査では、現在85%の女性の就業率なんですけれども、今後働きたいかという質問に対しては、働いている人も含めてなんですけれども、92%余り、女性の就業率としても5年後には92%になるのではないかと想定しておりますので、向こう5年間は全然大丈夫なのかなと、担当課としては感じているところでございます。 あと1件、すみ分けの話がございました。前里議員からは、0から2歳児が、待機児童9割じゃないかということで先ほどございましたけれども、0から2歳は7割ほどですね、待機児童が7割。 あと、すみ分けということでしたので、今年度も小規模2園、そして分園1園、これは分園で30名、これも0から2を想定しております。 次年度も5園、分園、30名の5園ですので150名を予定しているところでございます。今、60名定員の保育園が90名定員になる1園もございます。なので、来年には、できれば解消していきたいなというところでございます。 あと、先ほど教育部長に、
認定こども園の方針の再質問がございましたけれども、
認定こども園、うちの公立幼稚園の
認定こども園への移行については、福祉部のほうで中心になって進めておりますので、私のほうで答弁をさせていただきます。 今年度、10月でしたかね、庁内で公立幼稚園の
認定こども園への移行に向けた検討委員会と作業部会を設置して、調査、検討、議論を現在進めているところでございます。それをもとに、今年度末までには、しっかりと基本方針を示していきたいというところでございます。 以上です。
◎
土木建築部長(玉城勉) 再質問についてお答えします。 用地の取得に対する現状と今後の対応についてかと思います。それと同時に、今後の事業進捗の部分については要請行動に向けてもっといくためには、要請行動に係る予算の確保という2点かと思います。 ちょっと併せて、全体的な観点からお答えしたいと思いますけども、
南部東道路は地域高規格道路でございます。これは全国一律で、この事業の重要性の部分から、各地域が訴えて予算の、言い方は悪いんですけど、取り合いという形になります。 そういったことから、議員が御指摘のとおり、用地を早く取得して、それを事業進捗につなげること。それと同時に、予算を確保する。そのための、やっぱり地元の声を中央省庁に届ける。その2つは非常に重要になってきます。 現在、
南部東道路部分については、4工区の部分については用地取得がほぼ終わっておりまして、次の3工区、5工区のほうに移っていくという形になります。 ですから、やっぱり所要の予算、それを確保するという部分については当然、中央のほうに要請行動をしていかないとというふうに思っております。 現在、市長は、沖縄県国道協会の会長でございまして、年2回、本省のほうに行って要請する機会があるんですけども、これは県全体の要請行動になるので、なかなかその部分で声が届くかという部分については、なかなか難しいというふうに考えておりますので、やっぱり今後は、市に単独でもいけるような形で予算を確保して、その辺を強力に進めていければというふうに考えております。
◆9番(
前里輝明議員) 最後の質問は、市長のほうに質問いたします。 南城市を今後さらに発展させていくためには、
子育て環境を整備していくのはもう重要な柱になってきます。子供を育てる環境がないと、預ける環境がないと、若い人は働けない。そして、子供たちが育たないとまちの活力は、発展はないというふうに考えております。
子育て支援について、現在、こどものまち宣言に向けて、新たな施策を打ち出していくのも、現在取り組んでいるのはわかりますけど、今の問題、課題にすごく全力を尽くしていただきたいと思います。 こどものまち宣言の中でいろんなニーズ調査とか、新たな問題を発掘したりとか、今ある問題をさらに解決するための話し合いというのも、すごく大事だと思います。 先ほど答弁の中で、こどものまち宣言の、宣言する日とかもある程度決まっているということお聞きしましたが、今ある問題、課題、これを僕は一番、解決することが大事だと思っています。 南城市は、待機児童率というのは、県内でも高いほうにあると思います。沖縄県は全国でも1、2番ぐらい待機児童率が高い中で、県内でも高いのは南城市、率が高いとなっています。 それは、まちの発展と子供たちの整備の環境がちょっと差があったのかなと、大きく事業としては取り組んでいるけれども、それ以上の大きなまちの発展があったのかなと、これまでの流れの中でですね。 だから僕は今ある南城市の財政の中では精いっぱいやれる環境は尽くしていると、これまでの取り組みを見て思っています。ですから、さらにこの差をなくすような取り組みをしていただきたい。 なので、今ある課題、問題について、新たな施策を作り出すことも大事かもしれません。ニーズを確認するのも大事かもしれないけど、目の前にある問題に全力を尽くしていただきたい。目の前にある問題に、大変な思いをしている若いお父さん、お母さん、保育園に入りたくても入れない子供たちがこんなに多くいるわけですから、しっかりそこを見ていただいて、問題に取り組んでいただきたいと思います。 そして、幼稚園の今後の、幼稚園の統合についても、そろそろ答えをしっかり出していかないと、ゴールを見つけていかないと、この問題というのがずっと続いていきますので、そういった今ある問題の一つの中でしっかり見ていって、問題解決に向けて取り組んでいただきたいというふうに思います。 南城市のこの限られた予算の中、本当に厳しい予算の中で、
子育て環境を作るための
子育て支援事業の選択と集中をしっかり図っていきたいというふうに思います。
子育て環境の問題である待機児童の解消が
保育所整備、幼稚園の統廃合、
認定こども園の整備などの方向性を明確に定めて、
子育て支援の向上に取り組んでいただきたいと思いますので、
子育て支援については、その答弁をお願いいたします。 そして、
南部東道路については、
南部東道路は様々な
まちづくりの計画を進めていく中で、
南部東道路の早期開通は絶対条件の一つです。いろんな計画に、
南部東道路の開通がないと成功しないという、ゴールしないという大きな柱になっていますので、今後もリーダーシップをとって、他の団体、関係する団体を引っ張って、南城市一丸で要請活動に取り組んでいただきたいと思います。 それについてまた答弁も、意気込みを含めて、答弁をお願いいたします。
◎市長(
瑞慶覧長敏) 凛の会、
前里輝明議員の質問にお答えいたします。 子育てに関して、目の前のことも非常に大事ですので、しっかりと取り組んでいただきたいということですので、おっしゃるとおりでございますので、全体のことも考えながら、目の前の施策に関してもしっかりと取り組んでいきたいと思っております。
南部東道路に関しても、非常に重要なことというのは我々も認識していますので、要請活動も含め予算確保に向け、なお一層努力していきたいと思っております。
○議長(国吉昌実) 次の質問者、ゆまぢり会、新里嘉議員。
◆5番(新里嘉議員) 皆さんおはようございます。 今、議長から休憩のお言葉があるのかなと思ったんですけど、継続ということですので、早速ゆまぢり会の代表質問、入らせていただきたいと思います。 まず、代表質問入る前に、この一年間の会派の活動報告させていただきたいと思います。 昨年同様、私どもゆまぢり会派は、会派ニライ・カナイと共同で、毎週金曜日に定例の勉強会を行ってきました。 特に今年は、
南部東道路の令和8年一部供用開始に向けて、意見交換や要請活動を中心に活動してまいりました。沖縄県や沖縄総合事務局、沖縄県土地開発公社などの県内関係機関及び内閣府や自民党などの東京などへの活動を行ってまいりました。 また、他にも、八重瀬町でのバイオマスの視察、勉強。そして、沖縄県子ども生活福祉部との虐待防止条例の勉強会。知念漁協組合との漁業監視業務の現状についての勉強会。また、東京から講師を招いて、PPP、PFIの勉強会なども行ってまいりました。勉強会を通して見識を高め、市民の福祉向上に役立てるよう、今後も取り組んでまいります。 また、活動報告に関しましては、会派としては初めての試みなんですけども、チラシを作成して市民の皆さんに配布をする予定でございますので、ご覧いただければ幸いでございます。 質問に行きたいところなんですけど、今週、明日からなんですけども、土日、南城市のほうでは、公共駐車場のほうで食のフェスタがあります。また、近くでは、日曜日に、南城市うふざとぅぬムーチー祭もあります。あいにくの天気ではございますが、多くの市民の皆様が両会場に足を運んでいただきますよう、これも重ねてお願いを申し上げたいと思います。 これは会派長の承諾も得て発言をしておりますので、御了承よろしくお願いいたします。 それでは、いきたいと思います。 発言事項1、若者の定住施策について。 ①昨年度より取り組んでいる三世代同居・近居の促進策、南城市結婚新生活支援などの実績及び効果・課題について伺います。 ②市東部地区の人口減少は合併当初からの課題であり、今後さらに厳しい状況になることが予想されます。 その対策の一環として、現在、海野漁港背後用地整備事業を展開しておりますが、いまだに販売時期、内容が見えてきません。9月定例会で、運天議員の質問に対し、12月頃販売を予定していると答弁もありました。その点を踏まえると、何らかの不具合が生じ、遅れが出ているのか、現在の進捗状況を伺います。 ③以前のゆまぢり会代表質問の答弁より、空き家バンクの民間活用については検討していくとありましたが、その後の検討結果について伺います。 大きな2点目、道路網整備について。 ①現在進行中の市道整備事業、各路線ごとの完了時期についてお聞かせください。併せて、全路線の整備が完了するまで新たな路線整備を行わない方針なのか伺います。 ②国道331号津波古地区の改良整備事業の完了時期を把握しているのか伺います。 ③、これはすみません、少し答弁書の補足をさせていただきたいんですけども、中城港港湾整備計画として、県の計画として、新開地区からシュガーホール付近まで湾岸道路整備の計画があると聞くが、詳細について伺います。 ④令和2年度中に
南部東道路4工区が供用開始になると認識しているが、開通後、市道とのマッチングをどのように考えているのか、支障、課題等はないのか、所見を伺います。 3、児童虐待防止条例について。 9月定例会の上地議員の一般質問の内容、答弁を踏まえて、以下の点について伺います。 ①沖縄県は2月定例会での条例制定に向けて取り組んでいると聞きますが、本市の考えについて伺います。 ②条例制定の考えがあるならば、罰則条例、理念条例のいずれを想定しているのか、所見を伺います。 以上3点、よろしくお願いいたします。
◎企画部長(當眞隆夫) 新里嘉議員、フードフェスタの告知、大変ありがとうございます。明日から一応、予定していますけども、御承知のとおりちょっと天候が悪くて、今11時から対策会議を設けることとしています。昨日15メートルの強風が吹いて、ちょっとテントが倒れる等々、いろいろ出ていますので、安全面を考慮しながらということで考えているので、よろしくお願いいたします。 それでは、ゆまぢり会、新里嘉議員からありました、若者の定住施策についての①と③について、企画部関連についてお答えいたします。 まず初めに、1点目の、三世代同居・近居の実績及び効果・課題についてお答えいたします。 平成30年度の実績は、同居が7件、同敷地内の離れ3件、近居10件の計20件の交付で、65人の増加につながっております。 令和元年11月末時点での実績としては、同居13件、同敷地離れ2件、近居6件の計21件の交付で71人の増加となっております。 昨年度と比較して交付件数も伸びていることから、事業の効果があらわれていると考えております。課題については、今のところ特にないと考えております。 次に、3点目の空き家バンクの民間活用についての御質問についてお答えいたします。 空き家バンクの活用については、次年度に空き家の調査が計画されているため、その結果に基づき、利活用可能な空き家の数を把握した上で情報の標準化、集約化が図られた全国版空き家バンクを活用したいと考えております。
◎福祉部長(
城間みゆき) ゆまぢり会、新里嘉議員の、若者の定住施策の①結婚新生活支援の実績及び効果・課題についてお答えいたします。 平成28年度は17件、299万1,000円を支給しております。 平成29年度は31件、718万9,000円を支給しています。 平成30年度は30件、701万4,000円を支給しています。 令和元年度11月現在で5件、120万円との支給となっております。 補助を行うことで、結婚へ踏み切るきっかけとなり、少子化対策と若者世代の定住につながっていくものと考えております。補助を受けた世帯へのアンケートでも、結婚に伴う経済的負担が軽減されたとの喜びの声もありました。 課題については、国の補助事業を活用しており、補助率が当初の4分の3から、平成30年度には2分の1となっているため、今後、補助率が下がった場合の財源確保が挙げられます。
◎
農林水産部長(森山紹司) おはようございます。 ゆまぢり会、新里嘉議員の②、海野漁港背後用地整備事業の進捗状況についてお答えします。 本事業は、平成30年度より着手した工事が令和元年9月30日に引き渡し完了しています。分筆委託業務については11月29日に業務を完了し、12月6日、本日、完了検査を実施し、12月9日に引き渡し予定であります。 9月定例会では、販売の案内は年末か年明けになると答弁しています。何らかの不具合で遅れているのかについて、ただいま沖縄県の開発行為許可完了検査がまだのため、完了検査後の販売案内となります。 以上です。
◎
土木建築部参事(屋我弘明) おはようございます。 ゆまぢり会、新里嘉議員の2、道路網整備について、①点目、現在進行中の市道整備事業、路線ごとの完了時期、新たな路線整備の方針についてお答えします。 現在、市道は11路線が整備中であり、路線ごとの完了予定年度は、知念1号線無電柱化、嶺井土改1号~高俣線が令和1年度。南風原田原線、喜良原新里長作原線、新開田原線、西原南風原線、運座新開線(新開第二橋)が令和3年度。船越大城線、前川當山線、西江戸東江戸線が令和4年度。嶺井土改1号~高俣線(その2)が令和5年度となっています。 今後の新規道路については、まず、事業化している路線をできるだけ早く完了させることを第一として取り組むことを考えております。 しかしながら、現状においては、補助事業の予算確保の厳しい状況が続き、事業の長期化で多くの整備路線を抱えるに至っています。今後、整備の緊急性や必要性、市民(地権者)の合意形成など、事業化の熟度も勘案しながら進めていくことが重要であると考えております。 次に、②点目についてお答えします。 国道331号津波古地区の改良整備事業の完了時期について、南部国道事務所へ確認したところ、線形改良及び歩道整備に引き続き、電線共同溝工事を行うため、現在のところ、事業完了予定時期は公表していないとのことであります。 ③点目についてお答えします。 県事業としての湾岸路線計画はございません。 ④点目の、
南部東道路4工区の開通後の市道とのマッチングをどのように考えているか、支障、課題等がないかについてお答えします。
南部東道路とのマッチングが必要な市道は、
大里東インターチェンジに接続する船越大城線、
南部東道路のボックスの上を通り、市役所や佐敷・玉城インターチェンジへつながる喜良原新里長作原線があります。 支障及び課題については、県道86号線の取りつけ部の用地交渉が思わしくないこと、また、大里橋についても、施工範囲が大きく、地権者の同意が得られないことが挙げられます。 しかし、一番大事な課題は、予定している予算の確保が厳しいことであります。 以上です。
◎福祉部長(
城間みゆき) ゆまぢり会、新里嘉議員の3、児童虐待防止条例についての、①本市の考えについてお答えいたします。 本市においては、9月議会でも、他市町村の動向も注視しつつ、条例制定の必要性について議論してまいりますと答弁したところであります。引き続き、県及び他市町村の動向を注視していきたいと考えております。 ②については、今後、条例制定の必要性があるとの判断に至った場合に検討いたします。
◆5番(新里嘉議員) それでは、順次再質問させていただきたいと思います。 まず、若者の定住施策についてのほうなんですけども、こちらのほうで、まず、南城市新婚生活支援事業なんですけども、こちらのほうは、ちょっと気になったのが、30年度までは件数も30件前後で、好評かなと思っているんですけど、今年度11月末ですけども5件、かなり減っているなという感じがします。 これはやはり、昨年度から補助率が2分の1になったことも大きな要因になっているのかなと。30年度からですよね、2分の1になったのが、補助が。補助率といいますか。先ほど部長の答弁からいうとそう認識しましたけども。 やはりちょっと、これから南城市、せっかくこういった形で定住促進、若者の応援をしている中で、この数字はちょっと残念だなというふうに思ったんですけども、やはりこの財源確保に向けては、これは、各省庁の横のつながりを、垣根を越えてやっぱりやっていかないといけない、南城市の大きな課題ではないかなというふうに思っていますので、そこはしっかり、後ほど市長の意気込みや答弁をお聞きしたいと思うんですけども。 そして、企画部長からは近居同居の件で実績等がありまして、この2年で、去年が65人で、現在がもう71人、人口が増しているということでありましたけども、この中で、部長からちょっと課題はないというふうに認識しているとありましたけども、少し気になったのが、市民のほうからちょっと声がありまして、この件で、この要件のほうで、小学校校区内の移動は条件適用外になっている、小学校校区内の移動ですね。これはやはり、このある意味、移動が、近居からの近居の移動となって、近居同居の適用外になっているのか。 ある意味、市外から入ってきた方々が、それとあと、小学校の校区外から入ってきた方が対象になっているようなんですけども、我々会派もこの件は常に言っているんですけども、2本、大きな柱があるのかなと。 まず、1本目は、まさに今、65人、71人、人口増がありますけど、人口増。そして、もう一つは、やはりこの施策を展開することによって、三世代同居を行うことで住環境が整って、時間的にも経済的にも安定した子育てしやすい環境が構築されて、子育て世代では就業と育児の両立、また、親世代では見守り、健康管理等が、ある意味、安易になりやすいというのは、大きな柱かなというふうに私どもは思って、会派としても、この事業を以前からやってみてはどうかというような形でいろいろ推進させていただいたんですけども。 今の現状、人口増のほうは、かなりうまくいっているのかなと思うんですけど、やっぱり市民の中には、せっかくこうやって、
子育て環境をつくりたいという中で、同じ校区内では、今要件が満たされないというのは。 南城市はやはり大きなまちでありますから、例えば例を出しますと、知念地区においては、志喜屋から例えば海野、久原まで。アパートが海野、久原は結構ありますよね。そちらのほうから、小学校は、まずは、知念小学校ですので、アパートを借りて、一旦そちらのほうに借りたんだけども、子供のためにですね。やはり行く行くはということで、ある程度高学年になってきたら、子供たちが大きくなってきたら親と一緒にという中で、同じ校区内にあるので、かなり距離はありますよね。しかし、これは今のところは適用外ということになっていますので、なぜこの校区内が適用外となっている、この根拠がもしあるんであればお示しいただきたいなというふうに思っています。 あとですね、次、海野背後用地の件なんですけども、この件、部長の答弁からいうと、完了検査後の販売になるので少し遅れているように感じるということでしたけれども、年末から年始には、そういった、販売ができるとありましたけども。 これも9月の運天議員の答弁の中でありましたけども、購入価格というんですか、販売価格は5万円で調整しているとありましたけど、そういう認識でよろしいのかという質問とですね。 あと、もしわかるのであれば、現在購入を希望されている方、もう現に相談等があったと思うんですけども、希望されている方が何名いるのかとか、そういった人数ももし把握しているんであれば、よろしくお願いいたします。 あと、空き家バンクの件に関しては、しっかりと今、調査して、民間活用もしていきたいとありましたけど、もっと何か踏み込んだ市としての計画とか、これから今後こういったことも考えていますよというのがあれば答弁いただきたいなというふうに思っているんですけども。 これも以前から、3年前ですかね、空き家バンクに関しては民間活用をしてやっていきたいという答弁がありましたので、しっかり検討もしていると思いますので、もう3年もたった今では、ある程度具体的な方向性というのもあるのかなと思っていますので、もうちょっと踏み込んだ、もう一歩踏み込んだ答弁があるのであれば、よろしくお願いしたいなというふうに思っています。 あとは、民間が事業主体となって、やはりこの人口増のためには土地区画整備事業、こちらのほうも以前の質問の答弁としていただいているんですけどもね。 過去3年、南城市全体でもいいです。特にこの市東部地区において、民間を活用した、また、民間と一緒になった区画事業が、実績があるのかどうか、その辺ちょっと答弁。 また、今後、こういったアプローチを市としても、この地区に限ってではないんですけども、やっているよという、もし例があれば、答弁をよろしくお願いいたします。 大きな2点目のほうに行きますけど、2点目のほうですね。こちらのほうでは、やはり、もう予算確保が大きな課題となっているのかな、先ほどの答弁もありましたけど、特にこの道路事業に関しては、今現在、9月の平田議員の質問の答弁の中にも、各路線とも4年から6年程度、事業完了が延びているという答弁もありました。 その中で、屋我参事からもありましたけども、一番今、11路線、南城市が取り組んでいる中で、一番最後に終わるのが令和5年で、予定としては終わる予定だと思うんですけども、やはりこれも実際、4、5年延びるという答弁からいうと、さらにやっぱり延びる可能性があるということなのか、その辺をちょっとお伺いしたいなというふうに思っています。 あと1点、やはり今の答弁からいうと、新しい路線の事業というのは、なかなか今のところはちょっとあげてくるのは厳しいのかなと思っているんですけども、その中でも、やはり安全性、危険性の面からも、近々やっぱり取り組まないといけない路線があると思うんですけど、もしその路線があるのならば、お答えお願いできないでしょうか。 あと、331号についてなんですけども、これですね、やはり今のところ公表できないということなんですけども、その中でちょっと一番懸念されるのが、やはり歩道。多分、今、仮歩道とかいろんなところで場所、場所に設置されていると思うんですけども、市民から、かなり危険な状態にあるよということなので、それで、いついつまでに工事を完了するのかなということを聞いたんですけども。 やはりこの路線が拡張された背景には、以前に児童の痛ましい自転車による事故もありました。これを受けて拡張工事に今、至っていると認識しているんですけども。 その中で、今現在のこの仮歩道の状態では、まさに本末転倒といいますか、いつ何時こういったまた同じような事故が起こりかねませんので、ぜひここは、国道事務所のほうには強く、仮歩道の今の現状の打開策を強く要望していただきたいなというふうに思っています。 表には出てきていないんですけども、ちょっとした接触の事故といいますか、自転車とかそういったのもあるというふうに聞いていますので、ところどころなんですけどね、全部ではないんですけども。ちょっと私も見に行ったんですけれども、やはり危険な場所がかなりありますので、そこはしっかり市としても国道事務所のほうには強く要望していただきたいなと思っています。その辺をまた答弁よろしくお願いします。 あと、4点目、県のほうでは今、新開からシュガーホールまでの湾岸線の計画はないということでしたけど、これちょっと私の質問の仕方が悪かったのかなと思うんですけれども、もともとマリンプロジェクト、先ほど言いました中城港湾整備事業の中で、埋め立てが佐敷東地区、予定していたと。その計画がいまだに継続されているものとして、この道も、これは県が整備するのか、もしかすると各自治体、要は、南城市が整備する予定だったのか、埋め立てした後にですね。そういった面から、今後この計画が一体、県のほうでは、どのような形で今、進捗というか動いているのか。 長年ほったらかしされた事業なんですけども、南城市としてはどれくらい今、情報として持っているのかですね。聞き方を変えますけど、埋立事業に関して、佐敷東地区の、その辺ちょっと答弁いただきたいなというふうに思っております。 あと、
南部東道路ですね。こちらのほう、やはり、ちょっと今のところ、4工区に関しては、令和元年度末には供用開始予定と当初ありました。31年の年度末でしたかね。県のほうもやはりこれは少し延びるんじゃないかというふうな認識を持っているようなんですけども。 その後、開通した、供用開始した後、特にインターチェンジあたりのここは、やはり南城市の市道とマッチングといいますか、関わる部分が多くありますので、用地交渉はまだ完全に終わっていない状況だと認識しているんですけども、そこら辺をもう少し踏み込んだ形で、担当部署として何か答弁できるのであればお願いしたいなというふうに思っております。 大きな3点目、児童虐待防止条例ですね。 こちらのほう、昨日、県知事の答弁の中で、この権利を尊重するというのは、県は虐待防止条例の案の中で盛り込んでいく、この権利尊重という部分を盛り込んでいくと沖縄県知事のほうも答弁しておりましたけれども、ぜひ沖縄県のこの条例に追随するではなくて、やはり南城市も南城市独自の防止条例をしっかり描いていただきたいなと思っています。 特に我が市は、こどものまち宣言も令和3年の5月には発信するという予定ですので、この件に関してはちょっと市長の強い意気込みをお伺いしたいなというふうに思っていますので、以上よろしくお願いいたします。
◎企画部長(當眞隆夫) それでは、新里嘉議員の再質問にお答えいたします。 校区内の移動が対象でないのはということで、解消ということもありまして、課題じゃないかというのありましたけれども、この事業を創出するに当たっては、この事業自体が単独事業であります。当初予算で450万を組んで今やっているような状況であります。 そういった中において、やっぱり我々としては2つの視点からやらないといけない。 まず、我々、人口ビジョン5万人と掲げていますので、当然、定住促進、県外から、あるいは市外からの流入というところも考えないといけないという点。 それと、もう1点は、南城市内における課題ですね。要は、東側は人口減少、西側は人口増加、これはどういうことかというと、東側の方々が市内の西側、もしくは近隣の市町村に出て行っているという現状があります。 その2つをやっぱり解消するということからすると、ある程度やっぱり限定していかないといけないと。 それと、あとは単独で予算を組んでいるわけですから、血税を投入しているわけですね。当然、それを投入するからには、市民税の増加ということを考えないといけないので、やはり市外から入って来てもらうということをやっていきたい。 それと、先ほど言った、同じ南城市内でも地域格差が出ているので、そういった地域、エリアを限定することによって、例えば知念でしたら知念小学校区外から戻っていただくという施策も兼ねているということで御理解いただきたいと思います。 ある程度やっぱりそういった縛りをかけないと予算が幾らあっても足りないというのもありますし、その辺は市の施策の中で取り組んでいるということで御理解いただきたいと思います。 それと、もう1点、空き家バンクの今後の、何か市として取り組みを考えているかということでございます。 これについては、いろいろと市民からも相談がございます。市民、あるいは事業者の皆さんからですね。事業者からはどういったあれがあるかというと、古民家を利用した民泊としての活用をしたいという問い合わせがあります。あとは、古民家に住みたいという方もいらっしゃいます。 ただ、そういったものに応えるためには、やはりしっかりとこの空き家調査というのをやっていく必要があると。実際、古民家があっても、使えない民家もあります。 あと、やはり課題なのが、やっぱり沖縄独特のトートーメー問題ですね。やはりこの辺があるもんですからなかなか、そういった実態を把握しないことには次の施策を打てないというところがあります。 先ほどの答弁で、全国版の空き家バンクを活用したいということで答弁しましたけれども、実際、沖縄県内、全国で603自治体が参加をして9,000件の登録がされております。 ただ、沖縄県の実態を見てみますと、県内では5件が登録されておりまして、那覇市が2件、浦添市が1件、沖縄市が1件、豊見城市が1件と出ています。 この空き家バンク自体が、空き家だけじゃなくして土地についても登録できるようになっていまして、この5件全て土地です。住宅が1件もないということで、やはり沖縄の特殊性というところが少し要因になっているのかなということで、調査を踏まえた上で、そこに果たして登録可能な物件がどれだけあるのか。当然これは個人の資産ですので、個人の意思がないと登録できませんので、その辺等もやっぱりしっかりとした調査を踏まえた中で取り組んでいきたいというふうに考えております。
◎福祉部長(
城間みゆき) 新里嘉議員の結婚新生活支援の再質問にお答えいたします。 先ほど、補助額が4分の3から2分の1というのは、国の補助率が4分の3から2分の1になっていることでありまして、市民に対する支給額が下がったということではございません。 それで、あと1件、今年度5件、少ないんじゃないかという御指摘がございました。例年12月以降が多いということなんですよ。なので、もしかしたらいい夫婦の日、今年もたくさんの婚姻届が出されたということを聞いていますので、それに期待していきたいなと思っております。 それから先ほど、私、効果のところで少しお答えしていなかったところがございまして、28年度から去年まで、この補助金をいただいた方、夫婦に出生数、少子化対策になったんじゃないかなということがございますので、お伝えしておきます。平成23年度に支給を受けた方で、出生人数23人、平成29年度で20人、平成30年度で20人。この部分については、少子化対策の一因になったんじゃないかと思っております。 以上です。
◎
農林水産部長(森山紹司) 新里嘉議員の再質問についてお答えします。 1点目、坪単価、これまでにも委員会等々でいろいろ協議してあったんですけど、全ての工事、測量業務は完了したので報告します。1平米あたり1万5,138円です。坪当たり5万円ということであります。 次、2点目なんですが、希望者がわかればということでしたが、販売等については、いつからやるのかとか、どういう要綱になっているのかという問い合わせは多々あります。ただ、希望数というのは、やはりこの電話ではわかりませんので、把握できないです。問い合わせについては、先ほど議員からあったように、幾つもありますということです。 以上です。
◎
土木建築部参事(屋我弘明) 新里議員の再質問にお答えします。 まず、工期の件ですけど、確かに予算がなかなかつかないんで、延びる可能性はあります。 それと、新しい路線についてもそうなんですけど、やはりこの仕事を発注するには、1,000万発注するのも、1億発注するのも、担当の仕事は大体一緒なんですよ。 ですから、これだけ11路線抱えていて、なかなか終わらない中でまた新しい路線をしたら、ちょっと担当も大変なんで、できるだけ、次年度も四十何%しかついていないんですよ。それで、もう急いでやらないといけないと。 4番の質問の中でも、大城線とか、前川、富里かな、向こうも最終処分場の残渣を運ぶためのダンプの出入り口も今ない状況で、次年度から他のところをちょっと予算落として、集中するところをやりながら、工期を終了させながらしていこうかなと。4番の質問にも絡むんですけど、それでやっていきたいと。 国道についてですけど、私はずっと向こう通勤路なんですけどね。当初は歩道もついていて、やっぱり作業をするにつれて、なかなか物理的に確保できない。 今度、現場見て、また調整はするんですけど、むしろ向こうは、昼間の工事ながら片側通行もなし、通行どめもなしで、両車線うまいぐあいに使って、結構工夫してやっていると思うんですよ。 ですから、逆にまたここに歩道をつけなさいになってしまったら、片側通行になって通行どめになったりする可能性もあるんで、その辺はちょっと国道事務所さんと慎重に対応していきたいと思っています。 マリンタウンについては、ちょっとこっち専門なので部長が。
◎
土木建築部長(玉城勉) 佐敷東地区の埋め立て事業と絡んで湾岸道路という関係の御質問かと思います。 この計画は、マリンタウンプロジェクト事業の一環として、新開中央線からシュガーホール向けの部分が道路用地として確保されております。これは事業が完了しますと、市町村で実施する、当時の佐敷町で実施するという形でこの計画が進んでおりまして、今現在、この佐敷東地区の港湾計画については、港湾管理者の県のほうで今、見直し作業が進められております。 この見直しの中身なんですけれども、佐敷東地区については、前市長時代から、合併に伴ってこの地域を埋め立てて都市機能用地、要は住宅用地として確保するというのは、もう厳しいと。 それと同時に、埋め立て免許を取得して事業を進める中でも、合併をする中で、その中でやるというのは厳しいということと、あとはトカゲハゼ等環境保全対策の部分から、非常に事業化は難しいということで、もう変更だという形になっておりまして、港湾管理者の県においても、その部分については見直し、もう消す方向なんだという認識で今、改定作業が進められているというのは現実でございます。 そうであっても、やっぱりこの地域には道路が必要だということもありまして、本市の道路網計画の中では、佐敷海岸線ということで既存陸域のところをうまく活用して、東側と西側接続できないかということで、条件つきで点線という形で入れております。 これについて、今後の社会情勢等々の部分を見計らいながら事業化できればということで、それは入れ込んでいるということでございます。 そういったことで御質問の中身、県でどういったふうに取り扱っているかということについては、県のほうでも埋立事業はもう見直しの方向。そうなると、その部分は市町村で考えてくださいというふうな形になっているのが実情でございます。
◎市長(
瑞慶覧長敏) ゆまぢり会、新里嘉議員の児童虐待防止条例についての再質問にお答えいたします。 先ほど部長からもございましたが、それについては、今後も条例制定の必要性があるとの判断に至った場合に検討してまいりたいと思っております。
◆5番(新里嘉議員) ありがとうございます。 では、時間もないので、最後の質問にさせていただきます。 若者の定住施策についてなんですけども、この事業も今年度で2カ年、事業たっています。 大体、事業はいろんな面で、2カ年たった後に少し見直し等もあるというふうに聞いているんですけども、ぜひ今、方向性が人口増のほうにいっているのかなと。やはりこれが今、市の施策というふうに部長からもありましたけれども、やはり
子育て環境の整備の面という中でも、この三世代同居というのを、ぜひここにも重きを置いていただきたい。 長野県の千曲市では、近居の定義というのがありまして、親が住む世帯から1キロ以内が近居と。1キロ以外は近居外ですので、そういった方々はある意味対象なんですね、この同近居の。 先ほど言いましたけど、南城市はこれだけ面積も大きいですので、そういったこともやはり参考にしながら、ぜひ3年目の来年度はそういった要件緩和も踏み込んでいただきたいなということです。 これはまた、市長からも総括として答弁をいただきたいなというふうに思っています。 あと、空き家バンクについては、久高島のほうも強く要望しているということで、多分これ
地域懇談会でも出てきたところもあると思いますので、その辺もし、市長は
地域懇談会に出席されていますので、その辺もし情報等があれば答弁をお願いしたいなというふうに思っています。 あと、しっかり、やはり道路網に関しては、道路に関しては、予算の確保が大きな課題となっています。 先ほども答弁ありましたけども、今11路線ある中で優先順位をつけてでも、実際はやっていかなきゃいけない。そういった状況にもなっているとありましたので、そこはもう市長の強い答弁を頂戴したいなというふうに思っています。 もう1点、この要請の中で、実は新里坂、これは以前からこの右折帯の件、会派、それと個人でいろいろ質問をしているんですけども、こちらのほうも、県はどちらかというと、余り南城市からは要請がしっかり上がってきていないよみたいなところも、答弁があるんですよ。 そこはやはり、南城市、市長として、またしっかりと要請をしていただきたいなと思っているんですけども、その点も含めて、最後に市長の総括をお願いしたいなというふうに思っております。
◎市長(
瑞慶覧長敏) 三世代同居のことに関しては、新里議員の御提案等も含めて勉強させていただきます。 それから、道路網の整備に関しては、予算の確保が一番問題になっていると参事からの答弁もございますので、そこの獲得にも向けて、今、市議のほうからあったことに関しても、担当部署のほうと検討してまいります。
地域懇談会の中で、久高島で一番多かったのはやっぱり住居の御相談、要望でした。 そこも、空き家バンクの活用ということも今やってはいる、やろうということですので、情報交換をしながら、一番はやっぱり地域の方々が、帰ってきたい方がいるけれども、空き家があってもなかなか入れないということだったんですね、久高においては。ですから、そこは地域の方々とまた何か相談をしながら、もっといい案もあるのであればそれも含めて、今後も検討してまいります。
○議長(国吉昌実) 休憩します。 (休憩 11時32分) (再開 11時45分) 再開します。 次の質問者、会派ニライ・カナイ、森山悟議員。
◆4番(森山悟議員) 皆さんこんにちは。 早いもので、令和元年も残り1カ月を切りました。暦の上では12月、師走。世の中では皆さんが忙しく、今年度中、終わらせる仕事を慌ただしく行っています。 もう時間のほうもそろそろ12時なんですけど、皆さん我慢のほうをよろしくお願いいたします。 我々会派ニライ・カナイは、
宮城秋夫議員、運天貴也議員、そして私、森山悟3名で構成しています。南城市の現状把握、課題解決に向けて勉強会を週1回行いながら、また、政務調査費を活用して、内閣府、国土交通省、法務省、豊洲市場視察、いろいろな省庁に話を伺いに行かせてもらいました。 その中でも、
南部東道路早期開通に向け、関連する各省庁、総合事務局、県土木事務所、県開発公社と今後の方向性などの意見交換を行ってきました。 今回、代表質問の中で、市民の声を行政に届けていければと思います。 それでは、通告に従いまして、代表質問を行います。 発言事項大きい1、子どもたちの人材育成について。 旧大里南小学校(イオンタウン南城大里店)の借地料は、スポーツ・文化活動等派遣費など南城市の児童生徒のために活用されています。 旧大里庁舎(ソニービジネスオペレーションズ)及び旧玉城庁舎(オキナワインターナショナルスクール)についても、南城市の未来を担う子供たちの人材育成に活用していただきたいと考えています。 そこで、次の事項について伺います。 ①イオンタウン南城大里店の借地料を活用した平成30年度、平成31年度(令和元年度)に実施した事業実績。これまでに実施した事業の評価及び今後の方向性について。 ②ソニービジネスオペレーションズの賃貸料(額)及び使途について。 ③オキナワインターナショナルスクールの賃貸料(額)及び使途について。 発言事項大きい2、教育行政について。 南城市の東側地域において、子育て世代の流出等により、児童生徒が減少傾向にあります。一方、西側地域においては集合住宅等が増加し、児童生徒も急増傾向であり、地域間の人口格差が生じております。今後の子供たちの教育行政に対し、以下の2点について伺います。 ①第2次総合計画の中で、特色ある教育による学校、地域の活性化において、知念中学校区の小中一貫教育の導入が掲げられ、地域課題の改善策が示されております。 しかしながら、1年間という短い時間の取り組みで事業休止と判断したわけ、事業に期待していた地域、保護者への説明、また、6月議会において市長が答弁された、「今後発展のため、人口も増え、学力向上を図る政策を研究続けていきたい」について進捗を伺います。 ②南城市のキャリア教育は、平成28年度から3年間は、なんじょう産学官連携人材育成協議会、本年度は
教育委員会内にキャリア教育コーディネーターが配置されて、学校、子供たちと地域がつながりました。 各年度の実績、効果、課題、また、次年度以降の取り組みについて伺います。 発言事項大きい3、公共施設について。 南城市の公共施設は、ほとんどの施設が合併前に建設され、老朽化が進み、築20年以上の建物が半数以上を占めています。安全性の観点から、今後の適切な維持管理や建て替えなどの検討が必要と思います。そこで、下記の3点について伺います。 ①現存する各公共施設(教育関連・福祉関連・産業関連)において、統廃合の方針と計画について伺います。 ②海邦国体の開催の際、整備された新開球場は、住宅地の中央にあり、商業施設、医療施設と隣接した立地のよい場所にあります。現在、老朽化が進み、早急に修繕が必要と思われます。 また、東側地域の活性化と人口増加を見込み、居住地と防災の観点から、高層マンションの計画案も聞こえます。そこで、今後の新開球場の整備計画と方向性を伺います。 ③11月に各地域で行われました市主催の
地域懇談会において、市民より要望がありました中央図書館の建設計画と、現存する分館の今後の維持及び運営について伺います。 以上です。お願いします。
◎教育部長(上原昇) 会派ニライ・カナイ、森山悟議員の1、子どもたちの人材育成について、①についてお答えいたします。 イオンタウン南城大里店の借地料を活用した事業は、海外短期留学とESLキャンプ、中学生
中国国際交流派遣事業、南城市スポーツ・文化活動の県内外等派遣に関する補助金交付事業、キャリア教育に関する事業に活用されております。 初めに、海外短期留学とESLキャンプについて報告します。 留学の派遣費が1人あたり68万円のうち46万円負担し、これ3分の2になりますが、ESLキャンプは派遣1人あたり6万9,000円のうち4万6,000円を負担しております。これも3分の2にあります。また、要保護の場合は派遣費の全額免除、準要保護の場合は派遣費の9割を免除して活用しております。 海外短期留学の平成30年度、平成31年度、これは令和元年度です。事業実績としては、各年度、中学生が15人、高校生が5人、計20人の生徒を派遣しております。 ESLキャンプ事業実績は、平成30年度は小学生高学年8人、中学生9人、計17人。平成31年度、これは令和元年ですね、小学生高学年6人、中学生10人、計16人の児童生徒が事業に参加しました。 これまで実施した事業の評価及び今後の方向性について、海外短期留学は、実際にアメリカに行くことで国際感覚を養う資質向上につながっており、ESLキャンプでは、米国大学講師による英語学習や、宿泊を通してのコミュニケーション能力の向上などの成果が出ており、高く評価できる事業であります。 今後は、現地での授業体験内容をさらに充実した事業プログラムの構築に努めていきたいと思っております。 次に、南城市スポーツ・文化活動の県内外等派遣に関する補助金についてお答えします。 平成30年度派遣人数は229人で、補助金額が577万1,136円となっております。令和元年度は11月末現在で、派遣人数が144人で、補助金は448万3,251円となっております。 これまでの本事業評価としては、児童生徒、高校生へ派遣費の一部を補助し、派遣団体や個人の負担を軽減することにより、スポーツ・文化活動の振興及び青少年の健全育成に成果を上げております。 また、今後の方向性については、高校生や文化系等の利用促進に向けた周知の徹底や、要綱の見直しの検討により、さらに利用しやすい制度の構築に努めていきたいと思います。 次に、キャリア教育は、キャリア教育コーディネーターを配置し、非常勤報酬として151万8,300円を活用しております。 事業の実績、評価としては、児童生徒のキャリア教育の機会が充実したこと、コーディネートにより教職員の業務が軽減されたこと、それにより教職員が児童生徒の指導に力を入れることができ、内容が深まってきたことなどが挙げられます。 今後は、キャリア教育に協力、支援してくれる市内の企業や事業所の拡大はもとより、家庭や地域とも連携したキャリア教育に向けて取り組んでいきたいと考えております。 以上がこれまで実施してきた事業の評価と今後の方向性であります。
◎総務部長(新垣聡) おはようございます。 答弁に先立ちまして皆さんに御報告とお礼を申し上げたいと思います。 私、総務部長は、市の体育協会の理事長を務めている関係から、去った11月の末日に行われた沖縄県県民体育大会において、陸上競技男子の部において見事優勝しております。これは14市郡の中で一番人口的に小さい南城市が見事沖縄県のトップに立ったということで、市内の児童生徒の夢と希望につながったことだと理解をしております。 また、この競技に関わった選手並びにそれ以外の若者が、毎晩、陸上競技場において後輩育成に御尽力いただいていることにも感謝申し上げたいと思います。 この場を借りて、激励をいただきました市民の皆さんに心より御礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。 それでは、会派ニライ・カナイ、森山悟議員の1、子どもたちの人材育成についての2点目の、ソニービジネスオペレーションズの賃貸料の額と使途についてお答えいたします。 ソニービジネスオペレーションズ株式会社へ賃貸している旧大里庁舎の賃料は、年間で7,262万7,636円となっております。 使途については具体的な方針を定めておりませんが、賃貸借している旧庁舎を初め、老朽化した各公共施設の維持管理費への充当及び公共施設の統廃合に備えて、南城市公共施設等総合管理基金に積み立てる予定としております。 次に、3点目のオキナワインターナショナルスクールの賃貸料の額及び使途についてお答えいたします。 株式会社オキナワインターナショナルスクールへ賃貸借している旧玉城庁舎の賃料につきましては、年間1,814万148円となっております。 なお、本年度の賃料につきましては、年度途中の使用開始となっているために、1,209万3,000円となっております。 使途につきましては、旧大里庁舎の賃料と同じく具体的な方針は定めておりませんけれども、賃貸借している旧庁舎を初め、老朽化した各公共施設の維持管理費への充当及び公共施設の統廃合等に備えて、南城市公共施設等総合管理基金に積み立てる予定であります。 以上であります。
◎教育部長(上原昇) 大きい2点目の教育行政についてお答えいたします。 1点目の、知念中学校区の小中一貫教育の事業休止と判断した理由は、知念小中のような施設隣接型、分離型では、成果よりも課題のほうが大きくなっていることが最大の理由であり、つまり施設一体型の環境が必要であるということが大きな理由であります。 知念小中一貫教育は中止ではありません。今後検討すべき重要施策であることには変わりはありません。 これは6月の市長答弁での政策の研究の進捗とも関連しますが、現在、
教育委員会では、南城市内全小中学校にコミュニティースクールの導入に向けた準備を進めているところであります。これは、特色ある教育による学校、地域の活性化に直結する事業になると考えており、そのために、8月に先進地域の新潟県上越市から講師を招聘し、全小学校教職員に研修会と講習会を実施してまいりました。10月には、校長及び教頭連絡会等で、令和4年度コミュニティースクール導入に向けた協議を始めているところでございます。 次に、2点目のキャリア教育についてですが、本格的にキャリア教育の事業がスタートしたのは平成29年度からです。 平成29年、30年度の実績、効果として2点ほど上げます。 まず、1点目は、小中学校のキャリア教育担当の連携がつくれたことであります。 2点目は、学校のキャリア教育に協力、支援してくれる地域の企業や事業所が開拓できたことです。より児童生徒のニーズに応じた職場体験学習等が可能になってきております。 課題についても2点挙げております。 1点目は、学校と企業、事業所、そしてキャリアコーディネーター3者のキャリア教育の目的の共有と、協働体制の構築が挙げられます。 2点目は、児童生徒の個人差へ効果的に関わる体制作りが挙げられます。令和2年度も、キャリア教育コーディネーターを南城市
教育委員会内に配置し、引き続き今年度の事業を引き継ぎ、発展させていく計画としております。 さらにコミュニティースクールとも連動させながら、より良いキャリア教育につなげていけるよう尽力していきたいと考えております。
◎総務部長(新垣聡) それでは、会派ニライ・カナイ、森山悟議員の3、公共施設についての1点目の、現存する公共施設(教育関連・福祉関連・産業関連)について、統廃合の方針と計画についての御質問にお答えいたします。 平成29年3月に策定した南城市公共施設等総合管理計画において、南城市が保有する施設の現状や、今後の財政状況を考慮し、公共施設の管理に関して、次のとおり、4つの基本方針を定めております。 1、公共施設の維持、更新については、市民の安全を最優先とする。 2、類似する施設は、効率的かつ効果的に整理縮小を進める。 3、施設の統合等で空き施設となった建物は積極的に利活用を進める。 4、新たに建設する施設は、原則として多機能施設とすると定められております。 今後は、令和2年度までに本市が保有している各施設の現状及び課題を整理し、具体的な管理方針を定めた個別施設計画を策定した上で、公共施設総合管理計画並びに平成30年度3月に策定した南城市公共施設適正配置計画に基づき、統廃合に向けて取り組む予定であります。 以上であります。
◎教育部長(上原昇) 大きい3点目の公共施設についての②新開球場の整備計画と方向性についての質問にお答えします。 新開球場は、昭和60年度に開催された海邦国体の開催会場として設置整備された球場であり、御指摘のとおりかなり老朽化が進んでいるところであります。 今後の市の方針としては、南城市公共施設の管理に関する基本方針に基づき、個別の施設管理計画を策定する計画であります。次年度において、ファシリティマネジメント推進チームに提案をし、意見を受けた上で、今後の整備についての方向性を見出していきたいと考えているところであります。 次に、③の中央図書館の建設計画と既存する分館の今後の維持及び運営についてお答えいたします。 現在、知念図書館を除く3館においては、老朽化した施設の中で分館として運営しているところでありますが、今後、建てかえ等も考慮した上で、中央図書館についても検討してまいりたいと思います。 既存する分館は各館とも貸し出し冊数も年々増加している状況であり、今後も利便性がよくなるよう、今年度は、図書管理システムのサーバーの入れかえを行い、図書館のホームページもわかりやすくしております。その結果、蔵書検索や予約等が利用しやすくなっています。 また、次年度は、4館の図書館に利用者検索用の端末器を設置していきたいと考えているところであります。
◆4番(森山悟議員) 再質問させていただきます。 発言事項大きい1の1から再質問をさせていただきます。 ①スポーツ・文化活動等派遣費については、先ほど答弁のとおり、平成30年の要綱改正により減少している中で、次年度以降は、多くの児童生徒に当補助金が活用され、今まで以上に様々な場面で経験ができる事業にするためには、再度要綱の見直しを行っていただき、また、周知徹底し、市民から不満が出ないように、丁寧に説明を期待しています。それについて伺います。 大きい1の②ソニービジネスオペレーションズと、③のオキナワインターナショナルスクールの賃貸料について、市主催の
地域懇談会の中で、
子育て支援に使いたいという市長の意向もありましたが、私が考える人が人を育てる教育分野の中で今後も人材育成に活用してほしいのですが、それについて伺います。 続きまして、発言事項大きい2に移ります。 それの①、特色ある教育による学校、地域の活性化においては、東側地域の重要課題になっています。 人口減少の歯どめをさせるライフライン、同時に教育の充実も大切である地域の発展には、子供たちの力も必要であり、知念中学校区並びに百名小学校区の10年後をしっかりと見据えて取り組むよう要望をし、次に進めます。 発言事項2の②これまでの実績に対しては、先生方の負担も軽減し、コーディネーターによる質の高いキャリア教育が行われたことを評価いたします。 2020年度、教育大改革でこれからの社会に対応し、地域型キャリア教育、生徒に身につけさせたい力、確かな学力、健やかな体、豊かな心、キャリア教育が目指す資質能力の育成、人間関係形成、社会形成能力、自己理解、自己管理能力、課題対応能力、キャリアプランニング能力の推進をどのように進めていくか伺います。 発言事項3の①、統廃合までの期間、市民が安心安全に利用できるよう維持管理を徹底し行うことが必要不可欠だと思います。 施設統廃合に向けて、PPP、PFIを活用した施設建てかえ、改修、修繕や運営といった市の負担縮小をさせた事例もありますが、取り組む考えがあるかを伺います。 発言事項3の②、南城市には、子供たちが所属する少年野球チーム13チームと、各中学校の野球部と、地域に硬式クラブチームがあります。また、総合体育大会に参加する自治会も半数以上あり、世代を超えて野球人口が多いまちと言えると思います。そのような中では、子供たちの夢や目標であるプロ野球選手も誕生しました。今後も多くの人材を育成できる環境作りが必要だと思います。 我々会派ニライ・カナイ3名は、野球関係という共通点があります。 新開球場の課題である住宅地、商業地、医療施設との隣接を改善する上で、移転を目的に内原公園内に新たな球場建設を提案します。この件について伺います。 発言事項3の3、市民より要望がありました中央図書館の建設計画と現存する分館の今後の維持及び運営について伺います。 過去に行った図書館に関してのアンケート、市民の声を発表します。 現在の分館の評価について、学校から近く、放課後の利用に助かっています。1カ所にまとめると遠くなるので不便でとても困ります。 学校や保育園帰りに寄れるので近くのほうがありがたいです。 中学校区4地区にあることで、各地域とつながりが作りやすい。 お取り寄せサービスがとても助かっています。分館はそのままだと助かります。 各地に図書館があることで特色ある図書館で、他の市町村よりも得した気分になる。 職場に近く、便利です。本の取り寄せもしてもらって、いつもお世話になっています。 中央館に対しての意見について。 分館と中央館があってもよいと思う。 大きなところがあってもいいと思いますが、南城市は広いので、地域の方々が行きやすい場所も必要だと思います。 中央図書館として独立した施設希望をいたします。 中央館は蔵書数など多くなることは期待するが、子供たちがいつでも行けないところが気になる。 美術書、画書を充実してほしい。 利用者のための自習室の充実。 以上、一部抜粋した市民の声であります。 この件に関して、私の意見としては、建設費、維持管理及び市民の利用方法を集約した中で、現在の分館方式をこれまで以上に充実させることが最大の市民サービスにつながると、アンケートの集計結果から、この市民の声に基づいて、図書館のあり方について伺います。 以上です。お願いします。
◎総務部長(新垣聡) 森山悟議員の再質問にお答えします。 旧大里庁舎のソニービジネスオペレーションズの賃貸と、それから、旧玉城庁舎のオキナワインターナショナルスクールの賃貸料を人材育成に充てられないかという御質問でございました。 これにつきましては、現在、大里イオンタウン跡、ここからの収入が2,430万9,000円ございます。 これにつきましては、先ほど教育部のほうでも報告がありましたスポーツ・文化活動事業、それから中学生の中国派遣事業、海外短期留学事業、それからなんじょう産学官事業、それ以外に、人材育成基金へ500万円を積んでおります。 したがいまして、人材育成基金が創設されておりますので、その活用の方法もあろうかと思います。 なお、先ほど申しましたソニービジネス、それからオキナワインターナショナルスクール、それから、その他公共財産の収入として、南城市はイオンタウン南城、先ほどのイオンタウンの賃貸借料金を除いた額として、9,750万円の収入がございます。これにつきましても、市の財産管理費、それから、
待機児童対策特別事業、小学校管理総務費、中学校管理総務費、児童館運営事業、それから商工管理費、道路維持費というふうに充当させて活用させていただいております。 先ほど申しましたように、今後、合併して近々の課題でありました公共施設の統廃合については、これはもう、一部老朽化の著しい施設もございまして、避けては通れない道でございます。 ただ、それを行うためには莫大な費用を要するというふうに試算をしておりますけれども、その財源である、今のところお金がございません。 そういうことで、先ほど申しましたように、当面、この南城市公共施設等総合管理基金に積み立てる予定として、財政的には考えているところでございます。
◎教育部長(上原昇) まず、1点目、私のほうから、知念小中一貫教育の施設についてなんですけれども、先ほど答弁したとおり、一貫教育については休止であり、中止ではないということであります。 というのは、ハード面とかソフト面等の整備はまだまだ時間がかかるということもあることと、現在、先ほども説明しましたけれども、南城市内全小中学校にコミュニティースクールを導入すると。 コミュニティースクールというのは、地域で特色ある学校を独自で作っていって、独自で魅力ある学校を作りながら、子供たちも入りやすいような感じで、独自色を出していただきたいということの計画であります。 その件については、市全体を上げて、令和4年度までには、南城市はそういった特色ある学校、各々の学校を作っていきたいという計画でございます。 次に、キャリア教育については、また教育長のほうからお答えします。
◎教育長(上原廣子) それでは、先ほど部長のほうからも説明がございましたが、キャリア教育に関しましては、知念小中学校の件も絡んできますので、コミュニティースクールを交えて御説明させていただきます。 キャリア教育に関しましては、本市は、キャリアコーディネーターを
教育委員会の中に設けまして、各それぞれの企業所、事業所の皆さんの御協力も得て、子供たちはかなりキャリア教育については身につけてきたという実感を感じておるところであります。 さらなる、森山議員がおっしゃっていた子供たちのキャリアの向上に関しましては、私たちは今、先ほどから申しているコミュニティースクールの考え方を来年度から導入いたしまして、さらにアップしていこうという考え方でございます。 これは、学校の中に、学校運営協議会というのを立ち上げまして、その中には、それぞれの地域の代表の皆さん、事業所の方、それから、これまで学校で頑張っていらっしゃる学校支援ボランティアの皆さん、それからスクールガードの皆さん、地域を網羅しての学校運営協議会ということになってまいります。 その中に、一環としてキャリア教育の、これまで3年間で連携してまいりました事業所の皆さんもこちらのほうに入っていただいて、キャリア教育の分野に関しては、市民みんなで、その地域の方たちの御協力のもとにキャリア教育を積み重ねていくという形になるというシステムでございます。 これは、学校はもちろん、地域の活性化にもつながっていくかと思っておりますので、先ほど知念小中学校の件、それから、さらなる子供たちのキャリアアップについては、大きい成果が得られるものじゃないかと私たちは期待しておりますので、
教育委員会としましては、来年度からその準備を始めるということで、今、校長連絡会、教頭連絡会にコミュニティースクールの説明を上げております。 それから、本年度夏休みにはその先進地である上越市からの講師も招いて、先生方への指導、研究を入れてまいりました。 さらなる、子供たちの、全ての教育力アップのために地域の皆さんに御協力をこれから仰ぐかと思いますので、よろしくお願いしたいと思っております。 以上です。
◎教育部長(上原昇) 次、3点目の再質問だったと思います。 新開球場についてですけれども、新開球場は、市では平成29年3月に策定した公共施設等統合管理計画というのが策定されております。 その中においても、機能移設等も含めた今後の土地利用計画等についても検討が必要ということで、とめているところであります。 先ほど森山議員がおっしゃった内原公園とかの移転とかという提案もございましたけども、それも含めて今後、検討委員会で、ファシリティマネジメントチームでしたか、そういう方に提案をしていきたいと思っております。 それから4点目、図書館の分館についてということで質問がありました。 確かに、アンケートで、よく図書館を利用している方々、これは玉城分館ですかね、ちょっと担当からいただいた資料ですけども、図書館のアンケートでも、先ほど森山議員がおっしゃったように、分館のいいところもあるということで、また、南城市は多方に、距離的に、中央図書館を作っても、距離的に不便なところもあるというアンケートもあります。 メリット、デメリットを見てみますと、やっぱりメリットのほうが多くて、利用者のほうについても、分館が良いというようなのが見受けられます。 というのは、今後も南城市は、先ほど私、答弁しましたけども、よりよい分館の活用しやすいサーバーとも入れかえたということで、市民のアンケートを活用して、よりよい図書館運営ができるように努めていきたいと思っております。 以上です。
○議長(国吉昌実) 悟議員、派遣要綱の見直しの件についてはどうですか。
◎教育部長(上原昇) 派遣の見直し、現在、30年度でしたかね、見直し、30年度途中と、今年に入って見直しを実行しているところであります。 現在のところ、活用状況ですけども、11月現在で派遣人数も144名と、高校生のほうが大分伸びてきております。 これを鑑み、強化として、1年目より2年目のほうが、文化面等も派遣が伸びてきているということでありますので、当分、今1年半ですか、見直して、今の伸び状況からして、当分は検討していきたいと、見直しについては検討しているということでとめておきたいと思います。
○議長(国吉昌実) 休憩します。 (休憩 12時24分) (再開 12時28分) 再開します。
◎教育長(上原廣子)
教育委員会としては、百名小学校、それから知念小中学校に関しましては、私たちもやっぱり子供たちが生き生きとした学校を作って、そのために特色ある、百名小学校、知念小学校の地域の特色を生かした学校を作って、子供たちも生き生きとすれば、自ずと魅力ある学校作りができるんだろうと思っております。そのために、やはり地域の皆さんの御協力も得て、コミュニティースクールという学校運営協議会を立ち上げて、学校の活性化を図っていこうかなと思っております。 その学校の活性化ができましたら、子供たちも生き生きとした学校ができ上がる、自ずと地域も活性化ができるということで、今課題になっています少子化の問題と、それから学校のこれからの課題も、地域の御協力によって解決できるのではないかと思いまして、これから、このコミュニティースクールの考え方でもって、特色ある学校づくりをやっていただこうかと思っております。 それが、今、森山議員の懸念していらっしゃる子供たちの減少、学校の10年後のあり方ということにも絡んでくるかと思っておりますので、ぜひコミュニティースクールの立ち上げに御協力をお願いしたいと思っておりますので、子供たちのためにも、地域の皆さん、市民の皆さん、御協力をお願いしたいと思っております。よろしいでしょうか。
◎総務部長(新垣聡) PPPあるいはPFIのことだと思いますけれども、公共施設の統廃合については、これは欠かせない事項だと思います。これからの公共施設の運営のあり方については、そういう活用を積極的に推進して行っていく必要があろうかと思います。 そのために、先ほど教育部長の答弁の中にもありましたけれども、南城市内の中で、今、FMチームを立ち上げて、その方向性に向かって、内部で既に検討を行っているところであります。 その進捗状況を受けて、先ほど申しましたように、公共施設の統廃合について検討してまいりたいと思います。
◆4番(森山悟議員) 再々質問に入ります。 私たち会派ニライ・カナイは、人材育成を最大の活動のテーマとし、今後も子供たちの学力、スポーツ面、文化面が充実できるよう取り組んでまいります。 そこで、市長、教育長に伺います。 今後、南城市を運営していく中で、子供たちのことをどのように考えているのか、気持ちのほうをお聞かせください。 それと、あと、総務部長のほうにお聞きしたいんですが、総合管理基金という貯めるところがあるんでしょうか。今、ソニービジネスオペレーションズとオキナワインターナショナルスクールの、貯める基金がありますよね。これは、今回から、前から作られているんですか。公共施設の総合管理基金ですね。 あと一つ、教育部長のほうにお聞きしたいんですが、コミュニティースクール、今後進めていくという話がありますが、地域を巻き込んだようにいくという話があるんですが、地域とはPTAのことなんでしょうかね。それとも、PTAは多分、子供たちがいるから一緒に動いていけるはずなんですが、地域の方だと、学校の接点がなかなか今ないと思うんですよ。そこを細かく説明のほうをよろしくお願いいたします。 以上でお願いします。
◎総務部長(新垣聡) それでは、市長、教育長の答弁は最後がよろしいかと思いますので、私のほうから、ただいまありました南城市公共施設基金ですか、統廃合に向けた基金ですけども、昨年策定をしておりまして、積み立てはこれから積み立てていくということになります。 これは先ほども申しましたように、近々の課題となっていますので、基金を積んでやっていくということであります。 それと、先ほどの質問で、若干答弁漏れがありました。答弁漏れというよりも、市民の皆さんも、先ほど森山議員からあったように、大里庁舎の収益、それから玉城庁舎の収益、何らかの形で市民に貢献されるものだという期待を持っていらっしゃると思います。 先ほど申し上げました、主にそういう基金に積み立てたいということでございましたけれども、既に現ある公共施設等の維持管理等にも充ててはいますけれども、それ以外も必要とあらば、先ほど教育部のほうでも人材育成の基金等々ありましたけれども、必要な箇所に充当できるんであれば、その方面も、考えて検討していきたいと思っております。 以上です。
◎教育長(上原廣子) コミュニティースクールについて、つけ加えさせていただきます。 先ほど、PTAはということをおっしゃっていましたが、PTAにはやはりPTAとしての役割があって、学校を支えていくという大事な組織だと思っております。 もちろんそのコミュニティースクールの中にPTAの方たちも入っていただきます。事業所や、それから区長会、それから市の職員も、もちろん議員の皆さんもです。それぞれの地域の学校の運営協議会の中に入っていただいて、その地域で育てる子供像を共有して、学校の教育目標も一緒になって、子供たちを作り上げていく、育て上げていくというのがこのコミュニティースクールの理念でございます。 中心になるのが学校ではあるんですが、子供たちを取り巻く環境全てがこのコミュニティースクールの要因になっていただくというのが、このコミュニティースクールのとてもいいところだと思っております。 事業所も、それぞれの団体、老人クラブから、それから青年会の代表も皆さん入っていただいて、その地域で子供たちをどう育てていくかというのを共有しながら進めていくというのが学校運営協議会になってまいります。 それが定着しますと、先ほどから言っております学校も、それから地域も元気になって活性化できるという、素晴らしい事例がたくさん、他府県ではもう10年前から進んでおりまして、そのいいとこ取りをして私たちも進めてまいろうかと思っております。 それから、私の、子供たちをどう育てるかという教育、人材育成に関しての考えですが、南城市は、歴史、自然、本当に子供たちが育っていくのにふさわしい素材がいっぱいあると思っております。それらを、ぜひ生かした、学校教育のほうで生かした子供たちを、それから世界に目を向けられるような人材も育成しながら、将来の南城市を背負っていく子供たちが育成できたらいいかなと思っておりますので、これからもいろいろな仕掛けをこれから考えて取り入れていけたらいいかなと思っております。 まだまだ私のほうも勉強中ですので、子供たちの育ちに何がふさわしいか、何を取り込まなきゃいけないかは、さらなる、私のほうも勉強させていただきたいと思っております。 以上です。
◎市長(
瑞慶覧長敏) 森山悟議員の、人材育成についての再質問にお答えします。 市長としては、南城市に生まれてよかったと思ってくれるような子供たちを増やしたいと思っています。人材育成に努めたい。 そして、そのためには、南城市のことを本当によく理解することがとても大事だと思っております。そうすることによって、海外に行っても、どこに行っても、南城市を自慢することができますので、それはとても大事だと思っています。 その意思を伝えるためにはまた言語も必要になってきますので、そういったことも含めて、南城市の子供たちがすくすくと育って、海外に出て行っても立派に自分の意思を伝えられるような、そのような人材育成に努めていきたいと思っております。
○議長(国吉昌実) これで本日の代表質問を終わります。 以上で本日の日程は全部終了しました。 次回は12月9日月曜日、午前10時から本会議を開き、一般質問を行います。 本日はこれで散会します。 (散会 12時39分)地方自治法第123条第2項の規定により署名する。議長 国吉昌実署名議員 平田安則署名議員 中村直哉...