南城市議会 > 2018-03-19 >
03月19日-03号

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  1. 南城市議会 2018-03-19
    03月19日-03号


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    平成30年  3月 定例会(第2回)       平成30年第2回南城市議会(定例会)会議録1.開議     3月19日 10時00分 宣告2.散会     3月19日 16時25分 宣告3.出席議員   1番 大城竜男議員   11番 松田兼弘議員   2番 知念俊也議員   12番 玉城 健議員   3番 仲間光枝議員   13番 前里輝明議員   4番 伊禮清則議員   14番 親川孝雄議員   5番 新里 嘉議員   15番 中村直哉議員   6番 安谷屋 正議員  16番 国吉昌実議員   7番 比嘉直明議員   17番 吉田 潤議員   8番 平田安則議員   18番 城間松安議員   9番 國吉 明議員   19番 照喜名 智議員  10番 上地寿賀子議員  20番 大城 悟議員4.欠席議員   なし5.本会議に職務のため出席した事務局職員の職、氏名  事務局長      新垣 聡   事務局次長     山城 匡  事務局主査     仲村勝尚6.地方自治法第121条の規定により、会議事件説明のため出席した者  市長        瑞慶覧長敏  教育長       山城 馨  総務部長      玉城 勉   教育部長      當眞隆夫  企画部長      知念哲雄   上下水道部長    照喜名 強  市民部長      城間みゆき  農林水産部長    屋我弘明  福祉部長      仲里康治   土木建築部長    森山紹司7.議事日程-----------------------------------     平成30年第2回南城市議会定例会 議事日程[第3号]               平成30年3月19日(月)午前10時開議日程第1       会議録署名議員の指名について日程第2       一般質問(7人)           (1)比嘉直明           (2)大城竜男           (3)松田兼弘           (4)新里 嘉           (5)仲間光枝           (6)安谷屋 正           (7)前里輝明-----------------------------------8.会議に付した事件  議事日程の事件と同じ9.会議の経過  次のとおり ○議長(大城悟)  これから本日の会議を開きます。 諸般の報告を行います。 本日の議事日程はお手元に配付してあるとおりであります。 これで諸般の報告を終わります。 日程第1.会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第88条の規定によって、13番前里輝明議員及び14番親川孝雄議員を指名します。 日程第2.これより一般質問を行います。 なお、本日の質問者はお手元に配付してあります議事日程のとおりであります。 順次発言を許します。最初の質問者、比嘉直明議員。 ◆7番(比嘉直明議員)  おはようございます。 今月末で退職される全職員の皆さん、長い間お勤め大変御苦労さんでした。これからも南城市に関わりを持ち続けてください。 それから、新年度昇級される職員の皆さん、我が南城市の創造と発展のためにこれからも精進してください。 それでは一般質問に入ります。題して、市長の人間性について伺います。 2018年1月9日火曜日、心に強い衝撃を受ける記事がマスコミより掲載されました。 その内容は、見出しに「市庁舎内で名刺配布か。予定候補者デマと反論」。 内容につきましては、南城市14日告示、21日投開票の南城市長選挙に立候補を予定している瑞慶覧長敏氏(59)が5日午前、南城市大里庁舎で、自身の選挙用の名刺約200枚を配ったとして、南城市側が同氏に抗議していたことが8日までにわかった。 公職選挙法では、告示前の選挙運動を禁じており、名刺配布は同法に抵触する可能性がある。瑞慶覧氏は7日、自身のフェイスブックを更新。5日は大里庁舎の職員に新年の挨拶を行い、現場の職員から了解を得ていたと反論した。 市関係者によると、瑞慶覧氏本人と選挙関係者ら数人が大里庁舎を訪問。各課を回り、よろしくお願いしますと言いながら名刺を配ったという内容でした。 大変ショッキングな内容です。 そこで、上記行為、内容に対する市長自身の対応と、総合的な観点から見解を伺います。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  比嘉直明議員の質問にお答えいたします。 御指摘の件につきましては、慎重さを欠いた行動であったことは事実でございましたので、今後、選挙戦を通して、あるいは市長就任後も含め、自らを律して自覚を持って行動していく次第でございます。 ◆7番(比嘉直明議員)  市長は今、認められましたね。その違法行為。 これは社会的にも、政治的にも問われ、そして、法的には違法行為です。法的に違法行為というのは検挙があります。 すなわち、あの場で現行犯、もしくは動画撮影があるならば、市長は今、この場に座っていません。逮捕されていたことなんです。そのぐらい重大なことを行っているんです。 市長、もう一度、伺います。この行為に対してどんなふうに感じていますか。お答えください。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  お答えいたします。 まず、選挙活動ではないということ、それから、選挙関係者ではないということを事実確認は確認させていただきます。 告示前のことでございますので、あくまでも新年の挨拶をやっぱりしておいたほうがいいという後援会の助言もありましたので、それで挨拶をしに行ったということでございます。 ◆7番(比嘉直明議員)  市長は新年の挨拶は、明けましておめでとう。謹賀新年。これ一般論です。市長の新年の挨拶はなぜよろしくお願いしますなんですか。お答えください。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  お答えいたします。 新年明けましておめでとうございます。よろしくお願いしますという挨拶を行ったわけでございます。 ◆7番(比嘉直明議員)  それは全員にですか。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  全員に、正確にそのような挨拶をしたかどうかは覚えておりませんが、気持ちとしましては、新年明けましておめでとうございます。よろしくお願いしますということでございます。 ◆7番(比嘉直明議員)  新年明けましておめでとうございます。その後、よろしくお願いします。その、よろしくお願いしますというのは、どういう意味なんですか。 しかも、名刺を渡されていますね。それと関連してお答えください。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  恐らく、市長選に出る予定候補ということで、どういう方か私のことわからない職員の方もいるだろうということで、新年の挨拶ということでございます。ですから、新年明けましておめでとうございます。よろしくお願いします。こういう人間ですということでございます。 ◆7番(比嘉直明議員)  それでは質問を変えます。 市長は庁舎に入場する際、職員の了解を得た、現場の了解を得たと言っています。どなたの了解を得たんですか。 ○議長(大城悟)  休憩します。     (休憩 10時08分)     (再開 10時09分) 再開します。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  その部、その部の部長さん、あるいは部長さんいなければ課長さんのほうに了解を得たということでございます。 ◆7番(比嘉直明議員)  もう一度、確認します。その部の部長さんの了解を得たわけですね。要するに、それでよろしいですか。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  その部の部長さん、あるいは課長さんか、どなたかに了解をしてということでございます。 ◆7番(比嘉直明議員)  はい、わかりました。 あるいは課長さん。今、執行部に、この議場には各部長が出席しています。どの部長の了解をとったんですか、お答えください。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  お答えします。 大里庁舎ですので、大里庁舎の中の部長さん、あるいは課長さんということでございます。 ○議長(大城悟)  休憩します。     (休憩 10時10分)     (再開 10時11分) 再開します。
    ◎市長(瑞慶覧長敏)  お答えします。 大里庁舎ですから、あの当時、どの部長かということを言われると、福祉部長さん、市民部長さん、それから、局長にも御挨拶はしています。上下水道のほうですね。 ただ、そのときに、そこの部に今の部長さんがいたかどうかというところまでは覚えてはおりません。 もう一つ申し上げると、市民部長さんのほうからはその後、この中でというのはまずいのでということで、その後、そこからは出たということでございます。 ◆7番(比嘉直明議員)  ちょっと待って市長。市長は大里庁舎に出入りするときに、現場の職員の同意を得た、それは各部の部長とここで、議場でおっしゃっているんですよ。そこで私は、どの部長かって聞いているんです。それに対して、市民部長から出ていきなさいと言われたと言っていました。これは答弁じゃないです。 ここで明確にしてください。この議場で。どなたの了解を得たんですか。もう一度お答えください。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  お答えします。 市庁舎に入るものに関しては了解を得ておりません。 以上でございます。 ◆7番(比嘉直明議員)  市長は国会議員も経験していながら、庁舎の執務室に簡単に入れると思っているんですか。お答えください。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  当時、後援会の中で、挨拶はしたほうがいいよということでしたので、それで入るのであれば断りを入れて、そこからということで、そういうふうなことの次第でございます。 ◆7番(比嘉直明議員)  全く理解できませんね。納得できません。 公職選挙法では、候補者が届け出る前に選挙運動をすることは事前運動として禁止されておりますが、憲法では表現の自由、思想の自由、それから、信教の自由、結社の自由等は認められています。 しかし、市長が行った行為は特定の選挙において、特定の候補者が、投票を得ようとしている行為そのものではないんですか。お答えください。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  お答えいたします。 先ほども申し上げましたように、選挙活動ではございません。あくまでも、政治活動という場で挨拶をさせていただいたということでございます。 ◆7番(比嘉直明議員)  あくまでも選挙活動ではないと言い張るわけですね。 ここに1枚の名刺がございます。これは、実際に市長自身から渡された職員からお借りしてまいりました。 カメラさんアップしてください。もっと。 この名刺の写真は市長ですね。そして、名前もちゃんと記載されています。そして、チェンジという表現も入っています。裏を見ます。瑞慶覧長敏のプロフィール、生年月日、家族構成、学歴、社会活動、後援会事務所等があります。 この名刺を200枚、一人一人配った市長は、なぜ選挙運動ではない、政治活動ですと言い切れるんですか。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  お答えいたします。 選挙活動というのは告示から、あるいは告示日からやることが選挙活動であって、それ以前のものに関しては挨拶ということでございます。 ◆7番(比嘉直明議員)  あくまでも挨拶だと言っていますけどね、これ誰が考えても選挙運動なんですよ。 これ企業の名刺に見えますか、市長。見えますか、企業に。誰が見ても、これ選挙用の名刺でしょう。 それからね、質問変えますけど。 5日に行っていますね。5日に行ったということは、これは計画を立てて行ったんですか。お答えください。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  お答えいたします。 私の記憶をたどると、その日に、正月も明けて挨拶、新年の挨拶、今日がいいんじゃないかということでございました。 ◆7番(比嘉直明議員)  再度、確認します。 その日に決定して行ったと。挨拶をしに行こうということですね。だから事前に、その5日に大里庁舎の職員に挨拶回りをしようという計画はなかったということですね。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  お答えします。 恐らくなかったと思います。その日に行った方がいいよということだったので、じゃあ行きましょうかということだったと思います。 ◆7番(比嘉直明議員)  だったら、何で4、5名で行ったんですか。その4、5名行ったのは、その日どこで集まって、その場で、じゃあ新年の挨拶行こうと決めたんですか。 市長一人伺っているわけじゃないんですよ、この庁舎には。複数のメンバーで、違法行為を行っているのにもかかわらず、何でその場で決めたんですか。 納得いかないです。もう一度、答弁してください。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  お答えいたします。 議員が納得するかは別として、後援会事務所にはいつも人はおりますので、その中で、じゃあ何人かで行こうかと。 日本の選挙、あるいは沖縄の選挙の中で、予定候補者を一人だけ歩いてもらうということはなかなか許されない環境があるというのは御存じだと思います。 そういう延長線の中で、私一人ではなくて、数名で挨拶に伺ったということでございます。 ◆7番(比嘉直明議員)  これはね、あらかじめ5日にやろうねという打ち合わせがあったはずなんですよ。だから、複数のメンバーで、大里庁舎に行ってこういう、執務室まで立ち寄って選挙名刺を配って、よろしくお願いしますと、違法行為を行ったんです。 その5日、設定した日時ですけども、私よく覚えていますよ。その日は、我が南城市は島尻消防清掃組合の出初め式がありました。私はそこの議長ですから、よく覚えています。 あえて、何が言いたいかといいますと、この出初め式に市の三役、そして幹部、管理職がこの席に出席するから5日の日時を設定したんじゃないですか。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  お答えいたします。 そういう話は全くなかったと思っております。 ◆7番(比嘉直明議員)  市長ね、よく考えて答弁してくださいね。この問題は、非常に重い問題ですよ。そして、これを解決しないと、市長の抱えるまちづくりというのは恐らくスタート切れないでしょう。そう思っています。 また、答弁によると、法廷闘争もあり得るということをしっかり認識していただきたい。いかがですか。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  私の行為によって誤解を与えた、あるいは不安を市民の皆様に与えたということに関しては、深く陳謝いたします。今後はそのようなことは慎みたいと思っております。 ◆7番(比嘉直明議員)  再三、市長の答弁では、新年の挨拶ということをこだわっております。しかし、新年の挨拶なら、職員に対する新年の挨拶なら、なぜ玉城庁舎には来てないんですか、大里庁舎のみなんですか。お答えください。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  お答えいたします。 私の後援会の事務所が玉城庁舎の、その当時、すぐそばだったもんですから。失礼しました、大里庁舎の近くだったこともあって、大里庁舎ということになったと思います。 ○議長(大城悟)  休憩します。     (休憩 10時23分)     (再開 10時23分) 再開します。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  あのときに、先ほども申し上げましたが、市民部長さんから、これはまずいですよという助言がありましたので、あっそうかということで終わりました。ですから、玉城庁舎には行っていないということでございます。 ◆7番(比嘉直明議員)  全く規範意識のなさ。 私は市長に対し、満身の怒りを込めて抗議いたします。 市民部長から、これはまずいですよと言われて玉城庁舎には行かなかった。まずいということを言われなくてもわかるでしょ、市長自身は国会議員も経験しているわけですから。 どうですか、いかがですか。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  もしあの当時、そういうことを無視をしながら、注意されても無視をしながら玉城に行ったとなったら、余計これ混乱するし、それこそモラルを問われるわけでございます。 あの時点で反省をして、玉城には行かなかったと。今現在でも非常に反省をしているということでございます。 ◆7番(比嘉直明議員)  それとですね、公の場で行っているということですね。カウンターを乗り越えて、職員の執務室まで入っていると。 これは規約上、規則があるんですよ、市長。執務室に入るには庁舎を管理する使用許可申請書が必要です。その申請を出さない限り、職員の隣までは行けません。 そこで、答弁者は変えますけど、総務部長、お答えください。 当時、市長がこの大里庁舎の執務室に出入りする使用許可申請書は提出されていましたか。総務部長お答えください。 ○議長(大城悟)  休憩します。     (休憩 10時26分)     (再開 10時26分) 再開します。 ◎総務部長(玉城勉)  おはようございます。 比嘉直明議員の御質問にお答えします。 庁舎管理規則に基づく諸手続のことだと思います。 まず、庁舎管理規則というのは、何人もむやみに執務室内に入ることがないようということで規定されています。 その部分については、やっぱり執務室内っていうのはいろんな書類、個人情報、いろんなものがございます。そういったものがありますんで、庁舎管理規則の中には、禁止行為の定めと、許可を要する行為というのに分かれまして、今回の場合は禁止をする行為ではないんですけれども、執務室に入る場合の許可を求める行為になります。 そうなりますと、やっぱり目的が業務以外の話になりますので、何らかの形で確認をした上で、許可申請書を出す案件になろうかというふうに考えております。 出したかの部分については、当時、私は玉城庁舎におりましたので、市民部長のほうから報告を受けたんですけども、口頭で、中には入らないでくださいという部分をやったという話を受けているだけで、許可申請書が出されたということについては確認しておりません。 ◆7番(比嘉直明議員)  市長、聞かれましたか。使用許可申請書は提出されていないんです。それでも、市長はそこに入って、違法行為を行っているんです。 この南城市庁舎管理規則、少しおさらいさせていただきます。 規則第43号第1条に目的、第2条に庁舎の定義、第3条に庁舎管理の基本原則、その3項に、庁舎に入ろうとする者は職員の執務を阻害し又は他の者に迷惑を及ぼす行為をしないよう留意しなければならないとうたわれています。 そして、第4条に禁止行為があります。その禁止行為の(6)職員に面会を強要すること。禁止行為でうたわれています。 そのことは知っていますよね、市長自身は。国会議員も経験して、省庁も必ず規制っていうのは、規程っていうのはあるはずですからね。 なぜ市長がそういう規程も無視して、執務室の隣まで行ったんですか。もう一度、お答えください。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  お答えいたします。 恥ずかしながら、その規則、規程というのは存じ上げておりませんでした。全く恥ずべき行為でございます。 ◆7番(比嘉直明議員)  そして、私はこの大里庁舎の職員に何名かに聞き取り調査を行いました。職員からの声です、聞いてください。 違和感があった。何が起きているかよくわからない。恐怖を感じた。業務を一時中断した。初めてお会いした。失望した。人柄に喪失した等々の答えが職員から帰ってきました。 このような、これらの職員の言葉に対し、市長今後、職員とどう向き合っていくんですか。お答えください。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  お答えいたします。 非常に申しわけなかったと心から反省をしております。 今後は真摯に向き合いながら、コミュニケーションをとりながら市政運営をやっていきたいと思っております。 ◆7番(比嘉直明議員)  今、コミュニケーションという話もありましたけど、これも非常に大事なことです。 我が南城市の職員は優秀です。仕事もできます。 去った、特別委員会で審議した第2次総合計画、職員の本当に能力、力量を発揮して、10年間の2次計画も職員だけで策定しました。 私あの委員会で市長に質問しました。新市長自体はあの2次計画、どの関わりを持ちましたかって言ったら、一切関わっていませんと。市長自身、関わっていなくても、計画の中では最上位に位置づけされる2次総合計画策定できるんです。それはなぜかというと、職員とのコミュニケーション、そして信頼関係が不可欠なんです。 市長自身はその信頼関係を裏切ってしまったんです。当然、その行為に対して責任をとるべきじゃないんでしょうか。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  お答えいたします。 真摯に反省をして、今後、職員の皆様とこれ以上の信頼がさらに結ばれるような、そのようなコミュニケーションも大事ですし、そういうことを図っていきたいと。 それは、信頼を取り戻すのは非常に時間がかかるかもしれませんが、丁寧に、丁寧に、努力を重ねてまいります。 ◆7番(比嘉直明議員)  そのとおりです。信頼回復にはものすごい時間がかかります。そして、これが100%回復できるという保証はどこにも存在しません。そうですね。 これから市長は約400名余りの行政職、あるいは臨時職、特別職、指揮監督し、統轄していかなければなりません。その市長がこういう安易な行動を行ったことは、非常に私は悔しい。そして、情けない。 市長自身、人間性、モラル、道徳、倫理観、秩序、市長はどういうものを持っていますか。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  お答えいたします。 比嘉直明議員の助言に本当に感謝を申し上げます。 足りない部分、あるいは反省すべき部分を、助言を与える方がいるというのは非常に幸せなことでございます。今後もそのような形で、厳しい指摘もしていただきたいと思っております。 一歩、一歩、一つ一つ丁寧に、誠実に、そして努力を重ねながら市政運営をやっていきたいと思っております。 ◆7番(比嘉直明議員)  しっかり、職員の信頼回復に努めることを強く要望しておきます。そして、市長にはこれからのまちづくり、ぜひ頑張っていただきたい。 しかし、この問題を解決することが先決です。よろしいですね。 私から3つ提言いたします。 まず1つ目に、一連の行為に対して、市長自ら責任を負うべきです。 2つ目に、市民に対してこの説明責任を果たすべきです。 3つ目に、職員に対して、信頼回復するためにも謝罪すべきであります。 この3つ、守っていただけますか。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  ただいまの3つの提言に関して、しっかりと心にとめて守っていくことをお約束をいたします。 ◆7番(比嘉直明議員)  ただいま瑞慶覧新市長は3つを守ると確約いたしました。 これからが腕の見せどころです。ぜひ責任もとって、市民に説明責任も行い、職員に対しても謝罪をし、誤解を払拭して、新たなまちづくりをスタートさせてください。期待していますよ。 これで一般質問を終わります。 ○議長(大城悟)  次の質問者、大城竜男議員。 ◆1番(大城竜男議員)  皆さんおはようございます。大城竜男でございます。 本日、3点発言事項を設けております。 1点目、投票率向上及び公正な選挙について。 2点目、区長事務委託料について。 3点目、プロサッカーチームのキャンプ誘致についてでございます。 ここでは、まず、一つ一つちょっと質問をしていきたいと思っておりますので、ここではまず、投票率向上及び公正な選挙についてお伺いいたします。 18歳選挙権が実施されて初めての市長選が行われました。8年ぶりの選挙ということもあり、投票率が上がると思われましたが、結果は前回よりも下がっておりました。 そして、全国的にも沖縄県における公職選挙法の問題が取り沙汰されております。 そして、この立候補にあたり、個人の財力などによって立候補の機会や選挙の公平性が失われることを防ぎ、立候補しやすい環境を整えるための選挙運動費用の公費負担についてお伺いいたします。 こちらの(1)若い世代への投票呼びかけの取り組み、そして今後の対策でございます。 2番目に、選挙違反への対応と今後の対策でございます。 これは選挙違反というのは、もちろん警察との関係がございますので、そういったものも含めて警察との連携、そして、これはこれまで行われた国政選挙も含めた県議選、市議選も含めたものでございます。 (3)選挙運動用自動車の使用の公営に関する条例。 これは選挙運動、告示始まって一般に言われる選挙カー、これにかかるレンタル料。大体、皆さん借りてきますので、レンタル料。そして、それに乗る運転手、そして、ウグイスの皆さんの公費負担でございます。 2番目、選挙運動用ポスターの作成の公営に関する条例。 こちらは、市内三十数カ所、ポスターを貼る場所があります。これはこちらに貼ってくださいということで、これも告示日に貼り出すやつです。これも公営に関する条例でございます。 3点目、選挙運動用ビラの作成の公営に関する条例でございます。 これは、市町村に関しては、選挙用ビラは全て認められておりません。これは、今現在、市議選とかで出回っているのは、内部資料ということで、後援会の皆さんに配っているものだと私は理解はしております。 その中で、今回、町村はまだ認められてないんですが、市に関しては平成31年4月からは、その条例を設ければ4,000枚までは作成することができるということでございます。 これは、ただし条例を定めないとこれは配布ができません。 こういったもので、3点の条例の見解についてお伺いいたします。 ◎総務部長(玉城勉)  大城竜男議員の投票率向上及び公正な選挙についての御質問についてお答えいたします。 まず1点目、若い人への投票を呼びかけの取り組みと今後の対策につきましては、本市選挙管理委員会においては、南城市明るい選挙推進協議会と連携し、県立高校校門前にて選挙啓発のパンフレットや投票啓発、ステッカー等の配布や、市内小学校における模擬選挙等の実施、スーパーにおける選挙・投票啓発活動など、早い段階から選挙に対する意識を高めるための啓発活動に努めてまいりました。 今後も、明るい選挙推進協議会と連携しながら選挙啓発活動を実施し、新たな啓発活動を模索、検討してまいりたいと思います。 続いて2点目、選挙違反への対応と今後の対策についてお答えいたします。 選挙は厳正なる公職選挙法及び関係法令を遵守しながら実施されなければなりません。これまでも各選挙のたびに与那原警察署と連携し、公選法などに抵触するおそれがある事例などの対応に取り組んでまいりました。 候補者、支持者、そして何より有権者全体で選挙違反は罪であるとの認識を深めることが、選挙違反の一番の防止策になると考えております。 今後は、そのような認識を深めるために、どのような事例が選挙違反に該当するのかなどを広報やホームページ等の媒体を活用し、発信するとともに、これまで以上に選挙管理委員会、本市明るい選挙推進協議会、与那原警察署が三位一体となって、クリーンな選挙を目指し取り組んでまいります。 続きまして、選挙運動用自動車の使用の公営に関する条例、選挙運動用ポスターの作成の公営に関する条例、選挙運動用ビラの作成の公営に関する条例の見解についてお答えいたします。 選挙公営に関する本市の状況としましては、3月定例会に選挙公報の発行に関する条例を上程する状況であります。 それと同時に、その発行にかかる予算、その部分についても新年度予算に今、上げているということであります。 御質問の3つの条例に関しましては、今後、県内他市町村の状況も見据えながら検討していきたいと考えております。 ◆1番(大城竜男議員)  今、1番目の若い世代への投票呼びかけと取り組みなんですが、これはもう難しいと思っております。若い世代がもう自分たちに、投票しないことによってどれだけ損しているかということがもう実感しない限りはなかなか難しいと思っております。 しかしながら、もうこれは我々も含めて一緒に取り組んで、どれだけ投票しないことによって損するのかというのを説明していく必要があるなと思っておりますので、こちらは今後の取り組み、ともにやっていきたいと思っております。 そして、2番目の、選挙違反への対応と今後の対策なんですが、これは候補者自身、そしてまた、後援会、そしてまた、地域住民も含めて、これが違反なのと思うことがいっぱいあると思うんですよ。例えば、のぼりもあれ一切違反ですよね。どこにやろうが、何しようが。 しかしながら、これは候補者も含めてですけど、沖縄ではもう当たり前だと。のぼりを掲げて、あちこちに設置して名前を売るというのはこれはもう当たり前だということでやっています。しかしながら、あれは全て違反でございますよね。 また、ビラのほうも、先ほど内部資料ということで後援会の皆様に配っているというところだと思うんですが、このビラもですね、よかれと思って、その方々が広めようと、あちこちに配っているという状況があります。 そこら辺ですね、候補者も後援会の方々も、何が違反で、違反じゃないのかっていうのがなかなかわからない。しかもまた、グレーゾーンがいっぱいあります。そこら辺、今後、立候補してくる若い世代、これから議員を目指している方々に、ぜひこれは知っていただきたいというところで、ぜひこれは、こういう事例を作ったものをホームページなり、冊子なり作って、今後、啓発活動をしていただきたいと思っております。 これ、もう与那原署も今後は徹底的にやるという話をされていますので、これはもう南城市だけ、与那原署だけじゃなくて、やはり全国的に沖縄県はもうこれだけモラルがないと言われていますので、これはもう徹底的にやると言っていますので。 これは本来であれば、立候補者の皆さん自らが、じゃあのぼりはやめようかとか、こういったものはやめようかとみんなで話し合うのが筋ではあるんですが、そこら辺もわからない、もしくは後援会の皆さんに言われてどうしようもなくやったということもございますので、そこら辺も市民の皆様にわかるような形でぜひこれも取り組んでいただきたいと思っております。 3番目の、この自動車使用の公営に関する条例と選挙ポスター、ビラの件なんですが、これに関しては南城市は候補者が全て負担している状況ではあります。はがきの郵送代、2,000枚でしたかね、郵送代のみこれは公費負担というところなんですが。 はがき作るものも結局は個人負担であります。また、ポスター、自動車のレンタル料、ドライバー、ウグイスの皆さん。これも全部、候補者個人の負担になってきます。他市では、那覇とか浦添とかではここら辺、公費負担になっているわけですね。 なぜ申し上げるかというと、若い世代がなりづらいとか、そういったもので報酬を上げるとか、また今、議員年金の復活とか、そういうのもありますよね。そういった中で、それは僕は、現職の議員のためにあるものだと僕は思っています。やはり若い世代がやるためには、仕事を3カ月、4カ月ぐらい休んで、その間報酬もない。その上に、こういった公費負担も出てくるというところで、やはりそういった金銭的なものでなかなか立候補できないという方もいると思っております。 ですから、最低限な、こういった条例を作って、ぜひ、認められているのはこれだけだというところも含めてですね、本来ここは選挙公報も入っていたんですが、選挙公報は先ほどあったように、今回から発行するということでやっています。 このビラに関しても、告示入って4,000枚認められるんですが、その告示に入って4,000枚刷って、それを期間内に配るというのもなかなか難しいところもあると思います。また、選挙公報との絡みもあると思います。これからの問題だと思うんですが、議論していきたいと思っております。 私個人で調べたところ、この選挙公報、自動車の使用の公営、ポスター、ビラも含めて、25、26名が立候補したとしても、多分、1,000万以内でおさまるんですね。これが高いか安いかということではございますが、4年に1度、この選挙にかかる費用1,000万、高いか安いか、そこら辺も議論も含めてですね、ただ、やはり若い世代、また、金銭的に厳しい方々のために、そういう方々が立候補できるような感じでこういったものを作っていただきたいと思っていますので、再度、そこら辺について答弁お願いします。 ◎総務部長(玉城勉)  大城竜男議員の再質問にお答えします。 先ほど議員から御指摘があったように、やっぱり条例を作って選挙公営にかかるものを実施するとなりますと、それなりの財源が必要になってきます。 そういった意味で、先ほど答弁したように、今回は選挙公報の部分についてはまずやっていく。その上で段階的に考えていきたいというふうに考えております。 その上で今、若い人たちが選挙しやすい環境ということで御質問あったんですけども、我が南城市は70自治会がございまして、地域と密着をした政治、市政が行われています。その意味でも、ぜひ、若い人たちが立候補したい場合は、地域に根を下ろして地域活動を経た上で立候補していただきたい。 そうすれば、そんなにいっぱい、あの手この手で選挙公報とか、公営に係るものをしなくても、地域から自ずと支持される。そういった若い議員の皆様方が出てくることを非常に期待しております。 以上であります。 ◆1番(大城竜男議員)  今言った各地域に根を張ったということは、それは僕は区長で十分だと思っているんですね。今後は、今やっている、もう将来的ですよ、今後、将来は財源も限りがあるので、今、区長さんがやっている仕事が多分、議員の仕事を区長さんたちがやって、議員はもう本当にこの市の将来を考える機関になると僕は思っているので、次の区長事務委託料にも関わってくるんですが、ぜひですね、これはちょっと長くなるので今後、いろいろ議論させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 2番目、区長事務委託料なんですが、今、介護保険の地域包括ケアシステム等々でも、とにかく国から地域へボランティア、ボランティアということで、頼るって言うんですかね、有償のボランティアではございますが、そういったことに頼るということが行われております。 国の財政状況も考えると、今後、多岐にわたって地域への協力を求めていくということが増えると予想されております。 それについて、1番目、近年の各字、自治会の活動と市への貢献度ということで、(2)合併後の区長事務委託料の推移。 この2点お願いいたします。 ◎企画部長(知念哲雄)  おはようございます。 大城竜男議員の近年の各字、自治会の活動と市への貢献度についてお答えいたします。 近年の各字や自治会の活動は、議員御指摘のとおり、自治会運営に係る活動以外に地域の住民の方々の健康づくりや、それから、高齢者の方々の生きがい対策などの様々な事業に取り組んでいただいているところであります。 また、市への貢献度でございますけれども、市が実施する海浜清掃、それから、河川の清掃などへの参加、それから、市の大きなイベントでございます尚巴志ハーフマラソン、ECOスピリットライド&ウォーク、あと、広域でやっております100Kマラソンなどへのボランティアスタッフとしての協力をいただいているところであります。 以上でございます。 ◎総務部長(玉城勉)  それでは区長事務委託料の2点目、区長事務委託料の推移について、私のほうからお答えします。 合併後の区長事務委託料の推移ですが、合併当初は均等割で75%、世帯割り15%、人口割10%という比例按分で積算しております。 そして、その額が合併当初、試算しておるんですけれども、合併前よりも低くなる区については、合併前の額をそのまま保障、踏襲をする形をとっております。それと同時に、高くなる区につきましては、上乗せする上限額を1万円として、プラスして、さらに交通費1,000円を加えて事務委託料を契約しておりました。 その後、平成26年度に世帯並び人口の増減に伴う委託料の改定を行いました。その際も、合併直後から減少している区については、現行委託料を保障し、増加する区に対しては世帯並びに人口増加に応じて増額改定をして、現在に至っているということでございます。 ◆1番(大城竜男議員)  これに関しては、2010年の委員会から一貫してずっとお話しさせていただいているんですが、当時の委員会では積算方法がないって聞いたんですが、今見るとありますね。当時はないって聞いた、委員会でですね、ということで議論をさせていただいたんですが、ここではそういう計算をして出しているということなんですが。 今、この区長事務委託料、3年前か4年前に200万ぐらい全体で、総額で上乗せされていると理解はしているんですが、僕はですね、これもうちょっと、もっと増やしていくべきじゃないかと思っております。 今回の委員会でも国保の問題がありました。国保の問題で、やはり県の単位化されるというところで、じゃあ単位化されたから安くなるのかではなくて、逆に財政の厳しいところを担うのを助けるために、もしかしたら上がるかもしれないというところであります。そういった中で、特定健診のアップだとか、そういったものも含めて努力義務で保険料を下げていくということもありました。 そういったことも含めて、これまた多分、各字、区にこれをまたお願いしたり、協力を求めるところがあると思うんですね。そういった健康づくりとか、国保の問題も含めて、大分地域が、また注目されるというか、これは頑張っていただかないと、というところもあると思います。 そしてまた、第2次総合計画でも地域の役割というのがあちこちに書かれています。そして、ムラヤー構想でも公民館を中心としたまちづくりというところですから、この事務委託料は直接区長さんに支払われるやつですね。大体の字、区は、市から払われたものと、区民から集めた区費を幾らか足して区長さんに報酬として渡しているというところだと、大体のところはそうだと思います。 そういった中で、この市からの事務委託料が増えることによって区費も抑えられるかもしれない。もしくは、この区費をまた別の方向に使えるかもしれない。 例えば公民館をじゃあちょっと土日も開けてみようかと。事務員を雇って。もしくは、夕方もうちょっと1時間、2時間伸ばそうかと。みんなが集まれる場所ということで。そういったものも考えられると思います。 もちろんいろんな事業をとって、事業をとるのがうまい区長さんとかは、いろいろ事業をとって運営はしているんですが、やっぱりそれが難しいところもあります。区長さんが代わったらまた、その区長さんのやり方がありますから。 そういったものを含めて今後、市が協力してそういったものも申請とか指導とかしながら進めていただきたいというのもありますので、再度、そこら辺についての認識というか見解お願いいたします。 ◎総務部長(玉城勉)  再質問についてお答えします。 今後の区長事務委託料の改定についての御質問だと思います。 26年に改定をしております。その後も南城市はまちづくり等々で人口が増えている区等々ございます。 それもありますので、やっぱり時期的にですね、今後、改定に向けて検討する時期になっていると思います。 そういった人口割、世帯割等々も含めて、先ほど議員から御指摘いただきました新たな区としての仕事、それと同時に、区費が安くなることによって他の部分ができるんじゃないかという話もございました。 そういった話の部分につきましては、本市が取り組んでいるムラヤー構想とか、あとは他の部が取り組んでいます材料を支給することによって地域のいろんな道とか、そういったものを直せるという、いろんな事業を持っています。 そういった、トータルで地域をどう支えていくか、どう協働のまちづくりができるかというふうな分も含めて、今後、検討していきたいというふうに思っております。 ◆1番(大城竜男議員)  ぜひ、期待しておりますのでよろしくお願いいたします。 では3番目のプロサッカーチームのキャンプ誘致についてなんですが、これも沖縄県で新たなスポーツ観光産業需要を掘り起こすということで、スポーツツーリズム推進事業ということで7、8年前ぐらいから取り組んでいるものなんですが、現在ではプロサッカーチームが国内にとどまらず、海外からも多数、県内に来ているところであります。 このキャンプ誘致なんですが、これまで本市で取り組んでいく中で、観客動員数の推移、どれくらいの方がみえているか。また、イベントの開催実績、そして2番目に、課題と今後の取り組みをお伺いいたします。 ◎企画部長(知念哲雄)  ただいまのプロサッカーチームのキャンプ誘致に関わる観客動員数の推移、イベント等の開催実績、それから、課題と今後の取り組みについての御質問にお答えいたします。 まず1点目の御質問にお答えいたします。 観客動員数の推移につきましては、過去の正確な動員数については把握できていない部分がございますが、まず平成26年の7月に実施しました、なでしこリーグの公式戦のときに観客として3,500人、それから、平成27年5月に開催しました公式戦においては2,300人、平成28年度については公式戦の開催は行っておりません。29年度については3チームの合宿を受け入れて、平日、休日を含む延べ31日間で1,835人という実績となっております。 次にイベントの開催実績についてお答えいたします。 本市のサッカーキャンプの誘致は、平成25年度から本格的に受け入れを行ってきております。 平成25年度は3チーム、平成26年度が5チーム、平成27年度は4チーム、平成28年度においては、県外の大学の合宿、それから、交流試合なども含めて6チームとなっております。また、平成26年と27年については、なでしこリーグの公式戦を開催しております。 次に2点目の御質問にある課題と今後の取り組みについてお答えいたします。 これまでの課題としまして、まず受入施設の機能の不足、それから、市内宿泊施設の不足がございました。 受入施設につきましては、今年5月にクラブハウスや観客席の増設により機能強化します。宿泊施設につきましては、ユインチホテルの新館が昨年、完了したことでクリアできたものと考えております。 今後の取り組みにつきましては、地域に対する経済効果の向上を中心に図ってまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ◆1番(大城竜男議員)  今回、このサッカーチームの話をしたのは、2011年に最初に一般質問したときに、執行部の答弁で、もう来るならどうぞ、来るならどうぞっていうのが3回くらいあったんですね。それで、サッカー協会のほうで確認したところ、やはりキャンプするところが、やはり歓迎ムードがいただけたら本当にうれしいなという話があったんですね。その中で、来るならどうぞっていったら、何となくちょっと行きづらいというか、やはりですね、それがちょっと今も引きずっているんじゃないかなという気がちょっと、個人的にしてですね。 今回も、観客席が工事中で、なかなか一般のお客さんが見ることができないというところもあったんですが、今後はぜひこの歓迎ムードをちょっと、また、それプラス、こちらに観戦に来た方、本土の方とか観光客もいらっしゃいます。そういった方がこちらに来て観戦して、どういう動きをしているのかというのを調べる必要もありますし、せっかく来ているんですから、そのときに本市のPRもできると思っております。 これは隣の市で、一つなんですが、例なんですが、八重瀬では浦和レッズが今年、来たんですね。そのときに、パスポートとチラシを作っているんですね。 これは皆さんにお配りして、中に近隣の飲食店とか観光名所があります。これを無料で配って、そこに行ってスタンプを押して、これを新しい八重瀬の庁舎、もしくは南の駅やえせ、そこでこのはがきを投函するとプレゼントがもらえるというような取り組みで。 これはどういった観光客が市内を回るかという、調査の一つとしてやっているんですね。これがいい悪いは別にしても、やはり何かしら、せっかく来る観光客を南城市のファンになってもらうためにいい機会だと思っております。 この八重瀬の今回のサッカー、たまたま見たときに、浦和レッズのユニフォームとか販売されていたんですね。見てたら、観光客の人がこう騒いでいるものですから何かなと思ったら、たまたま本土では売っていないレアなユニフォームが売られていたということで、ここでしか買えないと、沖縄でしか買えないものだということで、彼らが買って、これを写真撮って、フェイスブックとかインスタグラムで上げているんですね、その場で見ていたら。 そうなるとやっぱりこれがすごいPRになりますし、その地域のいろんなものをアップしている彼らがPRしてくれるというところで、いい取り組みだなと思いました。 しかしながら、こうやっていろいろやるにはやはりマンパワーが必要でございますから、本市もいろいろイベントとかも抱えている中で、なかなか職員をそこに割くのは難しいと思います。 八重瀬の場合どうなのっていう話を聞いたら、また、県のサッカー協会に聞くと、大体、八重瀬も含めて、サッカー協会があるんですね。その方々がボランティアでいろいろ選手の世話とか、そういった誘導とか、キャンプ場をいろいろ手伝いしてくれるそうなんですよ。その中で、市の職員がちょっと来て連携をして ○議長(大城悟)  残り1分です。 ◆1番(大城竜男議員)  というところなんですね。 ここら辺、サッカー協会立ち上げるのは、もちろんこちらから無理に立ち上げることは難しいんですが、そういったもの含めて、また、先ほどサッカー教室もありました。ぜひこのサッカー教室で本市の子供たちが将来サッカー選手になりたいということとか触れ合いも含めて、今後、取り組んでいきたいと思っております。 再度、答弁お願いします。 ◎企画部長(知念哲雄)  再度ということ、なかなかぎりぎりで難しいところあるんですが。 サッカー、スポーツとはいえ、よそから来てもらうことに対してのメリットが、南城市において何があるのかというのが優先だと思っております。 当然、子供たちに対するサッカーに対する意識の高揚、それから、地域に対する経済効果、先ほど議員からお示しがあった八重瀬町の取り組み、その辺も含めて、南城市としてはこれからさらに、施設の機能強化してまいりましたので、その受け入れの体制を整えて、地域により経済効果が波及するような取り組みを行っていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ◆1番(大城竜男議員)  市長、最後に区長事務委託料、そして、プロサッカーチームキャンプの誘致について、最後、市長の見識を聞いて終了したいと思いますので、よろしくお願いします。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  区長の皆様方には本当に献身的に働いていただいておると思っております。 今後も含めて、市としてもどういったことができるか、財政の面が主だと思うんですけども、取り組みに関しては努力していきたいと考えております。 それから、スポーツに関しても、私も市長になってすぐINAC神戸、それから、帝京大学サッカーチーム等が練習をやっているところにはできるだけ顔を出して、彼らとも接触をしながら、市を挙げて歓迎をしているんだということに努めてまいりましたので、そういう姿勢を今後ともやっていきたいと思います。 ○議長(大城悟)  休憩します。     (休憩 11時11分)     (再開 11時20分) 再開します。 次の質問者、松田兼弘議員。 ◆11番(松田兼弘議員)  ハイサイ、グスーヨー、チュウウガナビラ。松田兼弘でございます。 一般質問を行います。 第1番目に市長の政治姿勢を伺います。 日本国憲法は、国民主権、基本的人権の尊重、平和主義と並び地方自治第8章の一節が設けられ、地方自治の本旨を保障しております。 憲法に基づく地方自治法には、地方公共団体の役割として、住民の福祉の増進を図ることを基本として行政を自主的かつ総合的に実施する役割を担うものと明記されております。 地方自治の本旨をもとに以下について伺います。 (1)市の施策の策定にあたって市民との合意形成について。 市長の選挙公約に「市民の声でまちづくりを進めます」とあります。市長の市政運営の考え方を伺います。 (2)建白書の実現について。 相次ぐ米軍機事故は、人命に関わる重大事故がいつ起こってもおかしくない異常事態である。沖縄県議会は部品落下事故に抗議を全会一致で可決しております。決議には沖縄は植民地ではないと明記されております。 オスプレイ配備反対、普天間基地の閉鎖撤去、新基地反対の建白書の実現が求められております。市長の見解を伺います。 (3)翁長県政の評価と連携について。 普天間基地閉鎖と辺野古新基地反対の翁長知事の姿勢は、多くの県民に勇気と希望を与えております。暮らし、福祉の問題でも子供の貧困対策、子どもの医療費助成の年齢拡大を初め、県民の立場に立った施策を前進させております。 本市との連携でも子供の貧困対策、県道の整備等々、県政と連携した施策の早期の実現が求められております。市長の見解を伺います。 大きい2番目に子育て支援について。 (1)子供の貧困対策について。 ①就学援助について、基準の見直し、入学前支給等の取り組みの現状を伺います。 ②全庁的な取り組みの現状を伺います。 (2)子どもの医療費助成の拡充の進捗を伺います。県との動向、本市の取り組みを伺います。 (3)市立保育園の民営化の検証と今後の方向性を伺います。 (4)市内の通園、通学バスの安全管理、安全運行の現状を伺います。 (5)南城市子どものまち宣言の考えと方向性を伺います。 大きい3番目に、入札制度について。 入札制度のあり方。 入札事務の現状と課題を伺います。 2点目に今後の方向性を伺います。 大きい4番目に、国保事業について。 (1)国保広域化の本市の影響等を示してください。 (2)一般会計よりの繰り入れの継続を求めることについてお答えください。 (3)国民健康保険法第44条の減免措置の継続は守られるかについて伺います。 大きい5、介護事業について。 第7期保険料の設定基準等を伺います。 2点目に、利用者の減免制度を伺います。 3番目に、本市の介護保険利用等介護事業に利用者家族、事業者、介護ボランティアとの、行政の連携の協議会等の設置を御提案いたします。 6番目に、公共施設の整備について。 冨祖崎公園のトイレの改修を求めます。 2番目に、新開多目的広場のフェンス、水銀灯の取り替え、その後の進捗状況を求めます。 公共スポーツ施設の集約化、統廃合等今後の方向性を伺います。 市民、利用者の意見交換の場を設置することを求めます。 以上です。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  松田兼弘議員の政治姿勢の御質問の1点目、市の施策の策定にあたっての市民の合意形成についてお答えします。 私が今回の市長選挙に臨み政策を作る際、様々な分野の方からの意見を聞きましたが、その皆さんが共通して話されていたのが、今の市政には市民の声が余り反映されていない。もっと丁寧に市民の声、要望を聞き、理解してもらいたいという意見でございました。 私は住民の福祉の増進を図るためには、まず住民の皆さんが何を望み、何が問題なのかを聞くことが重要であると考え、そして、市民の声でまちづくりを進めますと政策の初めに書かせていただきました。 今後の市政運営を進めるにあたり、市民や職員の声を聞き、関係各方面と丁寧に対話を重ね、市のさらなる飛躍と市民福祉の向上に向け、全力で市政運営に取り組んでまいります。 2点目の建白書の実現についてお答えいたします。 2013年1月28日、沖縄県内41市町村全ての首長や議会議長、県議会議員の皆さんが日本政府に要望した建白書は、県民の総意とも言える要望であると思っております。 最近の米軍機の事故が多発している状況を鑑みても、この建白書の実現が一日も早く望まれており、そのために私も南城市長として努力していきたいと考えております。 3点目、翁長県政の評価と連携についてお答えいたします。 翁長知事は保守革新の枠を超えて、オスプレイ配備反対、普天間基地閉鎖、そして撤去、新基地反対の建白書の実現を日米両政府に訴え続けておられます。 また、頻発する米軍機の事故に際しても、その都度、真摯に対応し、さらに沖縄に加重に基地が押しつけられている現状を、広く国民に向けて訴え続けておられます。 また、社会福祉面でも、子供の貧困対策、子ども医療費助成の拡充、観光を初め経済振興政策にも力を注ぐなど、バランスのとれた素晴らしい県政運営をなされておられると高く評価をしております。 私もまだ始まったばかりの新米市長ですが、翁長県政に学び、連携をして、平和で心豊かに暮らせる沖縄づくりに努力してまいります。 以上です。 ◎教育部長(當眞隆夫)  それでは、松田兼弘議員の2点目、子育て支援についての(1)子供の貧困対策についてお答えいたします。 まず1点目の就学援助についての基準見直し、入学前支給等々、取り組みの現状についてでございます。 現在、就学援助制度の見直しに取り組んでおります。平成30年度実施に向け、作業を行っております。 見直しの内容としましては、算定基準を現在は収入額でやっておりますけれども、それを所得額へ変更いたします。それから、援助額を国基準へ引き上げます。それから、新入学生へ新入学学用品の前倒し支給の実施。 以上の3点を改正で、今回の見直しを図っております。 次に②の全庁的な取り組みの状況についてお答えいたします。 子供の貧困対策につきましては、福祉部のほうで子供の居場所の運営支援事業、南城市ひとり親家庭等放課後児童クラブ利用料補助事業、子どもの学習支援事業に取り組んでおります。 教育委員会では、子供の貧困対策支援員配置事業、就学援助を実施しており、それぞれの担当課と協力しながら、支援を必要とする世帯を各事業へつなげる作業を行っております。 次に、(4)の市内通学バスの安全管理、安全運行の現状についてお答えいたします。 南城市通園通学バスは、車両の状態を年に1回の車検と数カ月ごとに行う定期点検で確認し、車両の安全管理運行にあたっております。 また、通園バスにおいては、補助員が同乗し、園児の登園・降園の際の安全を確保しております。 ◎福祉部長(仲里康治)  皆さんこんにちは。 松田兼弘議員の2点目の(2)についてお答えします。 子ども医療費助成見直しにつきましては、県は市町村へ協議・アンケート調査等を行い、現行制度をベースとして未就学学童を対象に平成30年10月より現物給付を導入すると同時に、通院の一部負担金を廃止し、窓口での完全無償化を図るとしております。 本市も県案どおり、平成30年10月の現物給付の導入を予定しております。導入に向けて、平成30年度当初予算にシステム改修費等を計上しております。 年齢の拡充につきましては、就学児へ現物給付を行った場合は、国保の国庫負担金の減額措置があります。市の財政状況や各市町村の動向を注視しながら段階的に検討してまいります。 次に(3)についてお答えします。 市立保育所の民営化に際して、保護者を初め市民の意見を十分に聞いていなかったという意見が多く聞かれ、市長選挙でも大きな焦点となっていたと承知しています。その経過については、行政側、市民の皆様双方から聞き取り等を行い、調査を実施し、問題点があれば今後の市政に反映してまいります。 今後の方針につきましては、市民の皆様の御意見や福祉部内での検討も踏まえ対応してまいります。 次に(5)についてお答えします。 子どものまち宣言とは、子供の幸せを最優先に宣言すると認識しております。南城市の未来を担う子供たちのために、当然の責務であると考えております。子どものまちプロジェクトチームを設置し、宣言したいと考えております。 以上でございます。 ◎土木建築部長(森山紹司)  松田兼弘議員の3番、入札制度についてお答えします。 1点目の入札事務の現状については、公共工事入札及び契約適正化の促進に関する法律、公共工事の品質確保の促進に関する法律、南城市建設工事競争入札参加資格及び指名基準等に関する規定に基づき、指名競争入札を行っております。 課題について特にありませんが、一般競争入札になると、入札参加資格を持っている業者は全て入札に参加できることから、地元業者の参加及び落札が危惧されると考えます。 2点目の、今後の方向性については、地元業者を育成する観点からも指名競争入札を継続していきたいと考えております。 ◎市民部長(城間みゆき)  松田兼弘議員の国保事業についての1点目、国保広域化の本市への影響等についてお答えいたします。 平成30年度から都道府県が国民健康保険の保険者の一員となるとともに、財政運営の責任主体となります。 市町村は地域住民との身近な関係の中、資格管理、保険給付、保険税率の決定、賦課・徴収、被保険者の特性に応じたきめ細かい保健事業を引き続き担うこととなりますので、影響はないものと考えます。 2点目の一般会計よりの繰り入れの継続についてお答えいたします。 平成30年度国民健康保険事業特別会計予算において、沖縄県に納めるべき国民健康保険事業費納付金が15億6,835万2,000円、この納付金の財源である国民健康保険税、県からの特別交付金、一般会計繰入金のうち、保険基盤安定繰入金及び財政安定化支援事業繰入金等を充てましても財源不足が生じますので、不足分については一般会計からの繰り入れが例年どおり継続できるよう調整していきたいと考えております。 3点目の44条の減免措置への継続は守られるかについてお答えいたします。 今回の国民健康保険者の都道府県単位化に伴い、国民健康保険法第44条の改正はありませんでした。 また、平成30年度から沖縄県が保険者となることから、平成30年3月7日に決定された沖縄県国民健康保険運営方針の中で、一部負担金の減免について記載されており、国民健康保険法第44条の措置は継続されるものと考えます。 ◎福祉部長(仲里康治)  松田兼弘議員の5点目の介護事業につきまして答弁いたします。 松田議員の5点目の(1)についてお答えをします。 介護保険料は市町村ごとに平成30年度から3年間の前期高齢者人口、後期高齢者人口、要支援・要介護認定者のサービスごとの利用料の推計のもとに算出した南城市の介護保険事業費総額を、国、県、市で50%、40歳から64歳までの第2号被保険者が27%を負担し、残りの23%の金額を65歳以上の第1号被保険者の総数で割って年間の介護保険料を算出します。 また、沖縄県介護保険広域連合では不均一賦課により3ランク別保険料を採用し、保険料の近い市町村ごとにランク分けを行い、各ランクに区分された市町村の加重平均額を各ランクの標準保険料として設定しております。 南城市の第7期年間介護保険料は3ランクの基準額、これは年間でございますが、9万764円となっております。 次に(2)の質問についてお答えします。 介護保険料の減免制度として、震災、風水害、もろもろ火災等により、住宅などに著しい損害を受けたものや、長期入院又は失業などにより収入が著しく減少したもの及び生活保護基準に該当し、介護保険広域連合長が認めた者を対象に減免をしております。 なお、保険料の減免につきましては、沖縄県介護保険広域連合にて決定をしております。 (3)の質問についてお答えします。 本年度から地域包括ケアシステムの構築に向けて、中学校区ごとに4地区で地域住民、介護保険関係機関、社協、行政が参加する地区ケア会議を開催しております。 また、地域密着型サービス事業所では、利用者、その御家族、区長、民生委員などの地域住民の代表者、市地域包括支援センター、市内の同種事業所などが参加する運営推進協議会が設置されております。 以上のように、介護保険者、行政などが連携している協議体などが複数ありますので、新たな協議体の設置については、今後、慎重に検討をしてまいります。 以上でございます。 ◎土木建築部長(森山紹司)  松田議員の6番、公共スポーツ施設の整備(1)冨祖崎公園のトイレ等の修繕についてお答えします。 公園内には3カ所の屋外トイレがあり、うち1カ所(中央東屋側)については、昨年12月の定例会においても埋設管の老朽化による漏水で給水をとめ、排水については木の根が入り込み排出物が流れにくい状況であるため、トイレ使用を禁止しており、解体する方向で検討していると回答しております。 修繕する場合、調査及び埋設管の修繕等、維持管理も含め多額の費用がかかることから、中央トイレについては解体する予定であります。 他の2カ所のトイレについては、修繕が必要な箇所は修繕していきたいと考えております。 以上です。 ◎教育部長(當眞隆夫)  松田兼弘議員の6点目、公共スポーツ施設の整備についての(2)から(4)までお答えいたします。 まず(2)のフェンスの取り替えにつきましては、道路側について確認しましたところ、腐食部分や破損箇所など確認しましたが、危険を伴うおそれがある破損箇所は確認できませんでした。そういうことで現状を注視しながら維持管理をしてまいりたいと思います。 それから、多目的広場に隣接する直売所と婦人の家側のフェンスについては、一部の腐食が確認されましたので、補強等の修繕で対応しながら現状を注視し維持管理してまいります。 それから、新開多目的広場に設置されている水銀灯につきましては、現在、対応中でございます。 佐敷老人福祉センター、婦人の家、直売所、新開多目的広場に隣接している屋外トイレの修繕箇所については、身体障害者用のトイレの扉と排水の押しボタン、男子小便器の1器の詰まりを確認しており、修繕見積もりを現在、依頼しており、対応してまいります。 (3)の公共スポーツ施設の集約化、統廃合等の今後の方向性についてでありますが、こちらにつきましては、公共施設再編計画検討委員会で検討することになっております。 (4)の市民、利用者の意見交換の場の設置につきましては、今後、公共施設再編計画(仮称)を策定することにしており、策定作業を進める中で、市民や利用者との意見交換の場を持ちたいと考えております。 ◆11番(松田兼弘議員)  再質問に入って行きます。 市長の政治姿勢についてです。 市民の声でまちづくりを進める、これを基本に据えた施策をしっかりと進める姿勢を堅持することを明言されました。しっかりと市民の立場で進めてください。 2点目、建白書の実現について。 市民の生命、財産を守るのが行政のトップの市長の第一の仕事であります。米軍優遇している不平等な日米地位協定の抜本的改定と米軍基地の整理縮小、基地を撤去、日米両政府にあらゆる機会を通して訴えていくことを求めるものです。 3点目の、翁長県政と本市の連携について再度伺います。 県道の整備、県道137号線、これは新里坂の通りです。繰り返し質問も取り上げて、ガードパイプとかも修繕された。カーブミラーも幾つか修繕されましたが、基本的に、県道の構造が大変な状況です。 新しい南城市庁舎もそこを通ります。親慶原を結ぶ、また、交通事故が多発している地域、しっかりと早期の拡幅等が求められています。 市当局の今の進捗状況、今の取り組みについて担当部署から伺います。 ◎土木建築部長(森山紹司)  ただいまの松田兼弘議員の再質問にお答えします。 県道137号線、新里坂なんですが、これまでも事故の多発地域でいろんな、先ほど議員さんからも言われたように、ガードパイプ、滑りどめ等々、そういう改修してまいりましたが、毎年開催される沖縄県土木建築部との行政懇談会への新里坂改良についても要請は毎年行っております。 議員の質問にもある新庁舎の進入路、南部東道路の佐敷玉城インターチェンジにくることにより危険な状況になることが予想されることから、これ昨年11月1日付で南部土木所長宛に道路整備の要請を行っております。 現在、引き続き、また直接出向いてですね、交差点改良、この東道路の改良も含めていろんなことを言われておりますが、今後も県に交差点改良については引き続き要請してまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ◆11番(松田兼弘議員)  土木建築部長の決意を伺いました。 市長に伺います。この整備、何としても、通学バス、庁舎へのアクセス道路ということであります。やっぱり産業振興を進める上でも早期の整備が求められます。 市長が県との早期の交渉を進めていくっていうことが、市民から求められています。市長の見解を伺います。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  お答えいたします。 担当部長とも調整をしながら、そしてまた、必要であれば県のほうとも強く要請をしていくということでございます。 ◆11番(松田兼弘議員)  しっかりと取り組んでほしいと思います。 次進めます。 子育て支援についてでございます。 就学援助、多くの保護者の父母の皆さんから大変喜ばれています。 私も地元の佐敷の中学校の卒業式に参加しました。本当に子供たちが伸び伸びと、修学旅行の思い出とか、みんなと一緒に制服を着ているとか、そういうことで生き生きと卒業していくということで、やっぱり本当に子供たちの成長が確認できました。 この中でやっぱり給食費とか修学旅行、本当に経済的に苦しい世帯への効果がしっかりと目に見えて出ている制度です。やっぱり周知を引き続きやってほしいと思いました。 私、議会事務局長が教育部長の時分に、周回遅れということでちょっと厳しい指摘もしたんですが、大分改善されたのが出てきています。特に前倒しするとか、所得の変更とかで、基準をという中でしっかりと引き上げていくという中での成果が出ています。しっかりとやってもらいたいと思います。 具体的に伺います。 前倒しということで出ているんだけども、これ何月ということで、月とかはその辺は作られていますか。その辺伺います。 ◎教育部長(當眞隆夫)  松田兼弘議員の再質問にお答えいたします。 前倒し支給の実施については、現在、1月支給ということで進めております。 ◆11番(松田兼弘議員)  これは小学校も中学校も一緒ということの理解でよろしいですか。 ◎教育部長(當眞隆夫)  はい。小学校も中学校も併せて1月支給ということで進めております。 ◆11番(松田兼弘議員)  しっかりと取り組んでほしいと思います。引き続き応援していきたいと思います。 次、子育て支援ということでちょっと飛ばしていきますが。 こども食堂等、居場所づくりを進めるという団体への支援を求めるということで質問を行います。 こども食堂、異年齢でのコミュニケーションを育む力となり、その場を大切にする大人も増えてまいりました。企業の協賛も増えてまいりまいた。 子供たちは社会をつなぐ視点を持っています。子供たちを結びつけることによってまちづくりが進んでいくということが、多くのこども食堂をやっている皆さんからの取り組みが伝わってきます。敬意を表したいと思います。 そこで、運営資金に常に苦慮しております。その辺は行政の支援が急務であります。その辺担当部署の取り組み、今後の考え方を教えてください。 ◎福祉部長(仲里康治)  松田議員の再質問のほうにお答えいたします。 子供の居場所づくり等につきましては、平成29年度まで2カ所で実施しているわけでございますが、次年度、大里地区のほうでもあと1カ所開所という形で今、進めておりまして、子供たちの居場所づくりに向けまして、現在、進めているというふうなことでよろしくお願いをいたします。 ○議長(大城悟)  休憩します。     (休憩 11時57分)     (再開 11時57分) 再開します。 ◎福祉部長(仲里康治)  こども食堂への支援等につきましては、現在も国のほうからの補助事業のほうで実施しておりますが、どうしても頭打ちがあるということでございまして、大体、1園運営するのに500万から600万ぐらいかかるというような状況でございますので、不足分については市の持ち出しにはなるんですが、ただ、これ全地区にまたがって、やっぱり必要としているお子さんがいるということで、この辺につきましては、不足分につきましては、単費ででも実施をしながら、また、地域のボランティアとかそういった方々も含めまして、いろんな支援をお願いしながら、南城市の児童生徒が健やかに成長できるように我々としても努力してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(大城悟)  休憩します。     (休憩 11時58分)     (再開 11時59分) 再開します。 ◎福祉部長(仲里康治)  今回の質問通告の中では、こども食堂というのが明確に通告されていないということもございまして、資料のほうの持ち合わせがございませんので、適正な答弁はできないわけではありますが、これにつきましては、やっぱりこういった必要としているお子様方の健やかなる成長を願っていく上では必要だろうというふうに考えております。 今日に限ってはこれぐらいの答弁しかできませんので、よろしくお願いいたします。 ◆11番(松田兼弘議員)  私、子育て支援の中で、今大切なことは、こども食堂とかそういうことが大きな社会問題となっているという部分で、この問題が、こども食堂の件が通告になかったことで、そういう答弁の仕方というのは、本当に真剣に子供たちのことを考えているかということを疑問に感じます。答弁については、しっかりと深みを持って考えてほしいと思います。 次に進めます。 私、前議会で全庁的な取り組みをしてやってほしいということをやりました。これはあらゆる部署からの総合してやるということが求められています。 その中でぜひやってほしいのは、子供たちの健康、生活実態を調査していく、必要であるという状態を、実態を調査しないと現状がよくわからない。子供たちがなかなかその辺はできないということがあります。非正規で夜遅くまで働いている保護者もいます。その辺の部分については、しっかりと調査に基づいて必要に応じて支援がされるということが求められています。 ぜひこれは実態調査をやる必要があります。その辺をやってほしいと思います。答弁求めます。 子育ての支援の中で、教育委員会とか福祉部分の中でこういう質問が投げかけられ、やっぱり両方が出てくるというのが筋なんですよ。その辺での、子育ての分でのしっかりと取り組んでいるのが試されるんですよ。 じゃあ教育委員会、福祉部からの答弁を求めます。 ◎教育部長(當眞隆夫)  それでは、松田兼弘議員の質問にお答えいたします。 実態調査というのは非常に厳しいと思います。 というのは、これは個人の所得であったり、プライバシーに関わるようになります。これを調査するというのは非常に厳しいと思います。 現行制度においては、これはあくまでも申請主義でございますので、我々としましては、この制度をしっかり周知をして、申請をできるだけ、こういった方々、対象になる方々にやっていただくと。それが私は筋だと思っております。 ◎福祉部長(仲里康治)  松田兼弘議員の再質問にお答えします。 本市におきましても、やっぱり貧困家庭の実態調査については、30年度で行うべきものだというふうに進めております。貧困家庭の実態調査については既に沖縄県が実施しておりまして、その辺も参考にしながらいろいろ、この数字の把握とか、そういったものに基づいて支援のあり方、その辺も含めてやっていきたいというふうに考えておりますので、ひとつよろしくお願いいたします。 ◆11番(松田兼弘議員)  さっきの教育部長と福祉部長との整合性がよくわからないんですが、その辺での整合性を聞かせてください。 ○議長(大城悟)  休憩します。     (休憩 12時05分)     (再開 12時07分) 再開します。 ◎教育部長(當眞隆夫)  福祉部と教育部で答弁内容が異なるということでございます。 教育委員会では、主に貧困対策の部分では先ほど言った就学支援等々の分であります。そちらについては、先ほど申し上げた、これは申請主義でございますので実態調査というのが厳しいと申し上げた次第でございます。 福祉部については、これは福祉部全体として貧困対策ということでやるということでございますので、その辺は差異があるわけではなくして、連携しながら当然これはやっていきます。そういうことで御理解いただきたいと思います。 ◆11番(松田兼弘議員)  今、東京の世田谷とか、東京の特にこういう世帯、非正規の地域のところでは、給食費が滞納ぎみであるとか、子供たちの服装がなかなか決まっていない。その辺でのアンテナが出てくるというのがあるんですね。 大々的に改めていろんな調査項目を作るということじゃなくて、一定のこういうことでのわかりやすいシグナルを送っているとか、そういう形の調査をやるという形。そういうことから始めないと、どこに必要があるというのがわからないと思いますね。 その辺を改めて、形をどういう形にするかも含めて、その辺はどういう形を論議するっていうことを、その辺から始めたらいいんじゃないかなということで、やっぱりそういうところもあるんで、再度、進める方向で答弁お願いします。 ◎教育部長(當眞隆夫)  ただいまの質問に対して答弁します。 教育委員会のほうでは、子供の貧困対策としましてはスクールソーシャルワーカーを配置しております。この方々のほうから、いろんな子供たちの現状、そういったものを把握して、それを福祉部に引き継いでいくという流れになっております。そういうことで御理解いただきたいと思います。 ◆11番(松田兼弘議員)  その辺については、やっぱり全庁的に取り組みっていうのは、その辺のことを指摘したいと思います。 それで、全庁的にやるとしたら、やっぱり南城市全体を網羅したという部分で、市長が提案した南城市子どものまち宣言という考えの中で、全市的に取り組んでいく。やっぱり子供たちが主人公の施策を進めていく必要があります。市長の思い、決意を伺います。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  お答えいたします。 南城市子どものまち宣言をなるべく早くにやって、その後また、議員のおっしゃっているような貧困に関しては全庁的な取り組みというのは必要でございます。 そしてまた、今やはりよく指摘される問題が、情報の不足ですね。これは先ほど教育部長もおっしゃっているように、このプライバシーのことにも関わるもので、なかなか実態調査というのは難しいところがある。 ただし、全庁的な取り組み、あるいは社会福祉協議会、教育委員会も含めて、漏れがないかも含めてコミュニケーションをとっていく。そういうこと非常に大事なことだと思っていますので、まずそこからスタートしていきたいと思っております。 ◆11番(松田兼弘議員)  やっぱり実態を知るということから、スタートと思いますので、しっかりとやってほしいなと思います。 子育て支援っていうのは、いろんな立場を超えたということで、子供たちが将来を見据えてやってほしいと思います。 次にバスの通学の部分ですね。車がちょっと点検とか、その辺での苦情等がありました。その辺をしっかりやるということがあります。 車検とか入れていると言うんだけど、これは管理とか、運行管理者の責任者とか、その辺での管理体制の部分はどういう中で取り組まれているか教えてください。 ◎教育部長(當眞隆夫)  スクールバスの管理体制についての再質問にお答えいたします。 管理については、教育委員会のほうで管理者を設置をして管理をしております。運転手につきましては、嘱託職員が対応しているというような状況でございます。 嘱託職員のほうからは、毎日の運行日誌、そちらのほうを提出させております。何かあれば、すぐに運行管理者のほうに連絡をしていただくという体制になっております。 ◆11番(松田兼弘議員)  委託しているということで、名前とか、その辺で厳しいところがあるんだけども、なかなか車の故障でなかなか直してもらえなかったという苦情とかがありました。その辺をしっかりやってほしいなということで、予算がないとか、次の車検までしばらく待ってくれとか、そういったのがあったんですが、やっぱり子供たちを乗せている部分ですので、即刻やるという方針を示してほしいなと思います。 その辺の考え方もう一回教えてください。 ◎教育部長(當眞隆夫)  子供たちの安全確保、これは最優先でございます。 当然、これは車両等に不備があって万が一事故が起きるというようなことがあっては、決してあってはならない。そういうことで、職員のほうにも徹底して、そういった部分については早急に改善するよう指導してまいります。 ◆11番(松田兼弘議員)  子どもの医療費助成について、福祉部長、再度お願いします。 報告ありましたが、県の中でも就学前についてはしっかりと取り組んでいくという施策が示されました。 この間私も、小学校の低学年までやっぱり、県が就学前まで予算措置するということがきました。その辺を、県の応援もあります。その分を含めて、市独自として、例えば小学校1年、2年生はやっぱり体力が弱いと。いろんな流行したものにかかりやすい。早期の治療が必要です。 そういうためにもやっぱり親が、子供たちが病気になっても、なかなか我慢して行けないとかあります。特に歯科検診とかの部分で、要治療と言われてもなかなか治療ができないケースもあります。 それから言うと、やっぱりせめて低学年からスタートさせていく。そういうことは私、繰り返して求めてきたんですが、その辺は取り組む姿勢しっかりとあると思いますので、答弁よろしくお願いします。 ◎福祉部長(仲里康治)  ただいまの質問にお答えいたします。 子ども医療費助成につきましては、先ほども申し上げましたが、次年度の10月より、就学児においては現物給付ということで、その中において今、月1診療機関において1,000円の自己負担があるんですが、これも併せて廃止ということでございます。 それによって、28年度と比較した場合、市の持ち出しが約2,278万7,000円程度増額をします。 これを中学まで拡充した場合、これは自動償還の場合ですが、約6,200万程度の、現時点と比較して増になります。中学3年まで現物給付を導入した場合については、現時点と比較しまして8,100万程度というふうなことから、福祉部としましては、今回は10月のこの現物給付に併せて一部自己負担の廃止をまず優先的に行いまして、その後にこの医療費助成の年齢の拡充については、段階的に財政面の状況も見ながら引き上げていきたいというふうに考えております。 ◆11番(松田兼弘議員)  小学校1年、小学校2年生までやるとして、その辺での財政的な考え方、今、4地区の小学校あります。その辺の数からしてどれぐらいの予算規模になりますか。教えてください。 ○議長(大城悟)  休憩します。     (休憩 12時18分)     (再開 12時19分) 再開します。 ◎福祉部長(仲里康治)  お答えします。 今、シミュレーションとしては中学3年までの拡充でやっているわけではございますが、小学校1年生だけに限っての拡充というのは、きちっとした試算がされておりませんが、小学校1、2年生ですと、若干、病院に通院する率も高いというふうな状況でございますので、1,000万から2,000万ぐらいの増になるんではないかなというふうに考えております。
    ◆11番(松田兼弘議員)  直接、金額出ました。1,000万から2,000万ということです。 私はこの予算の規模でしたら、十分やっていけるんじゃないかなということで示してほしいなと思います。 その辺をやることによって、小学校の低学年の中でしっかりとやってほしいなと思います。その辺は財政規模も考えながら、やっぱり施策の中心に据えていくということで、ちょっと市長の考え方教えてください。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  お答えします。 具体的な数字等に関してはもうちょっと詰めが必要だと思っておりますので、担当部署と数字を詰めながら、財政のことも考えながら検討してまいります。 ◆11番(松田兼弘議員)  やっぱり子供たちをしっかりと虫歯の予防とか、病気の早期発見、早期治療につながりますので、その辺はできるところからやっていくということで、この施策進めてほしいと思います。 次に進めます。 入札についてです。 公共工事の入札契約は適正化の促進に関する法律では、透明性の確保、公正な競争の促進です。不正の排除もあります。 ○議長(大城悟)  残り1分です。 ◆11番(松田兼弘議員)  本市の入札の指名がありますが、やっぱり小規模の希望も考えながら南城市に合った入札制度のあり方を進めてほしいと思います。 その辺について、入札制度のあり方を検討していく、再度、土木建築部長の考えを教えてください。 ◎土木建築部長(森山紹司)  松田兼弘議員の再質問にお答えします。 今までも何回か入札制度について御質問ありますが、今後も指名競争入札、先ほど小規模とかいろいろあったんですけど、それも含めて検討はするんですけど、指名競争入札のスタンスは変えないという形で考えております。 ◆11番(松田兼弘議員)  市長に伺います。 入札90%、1%だけで何億ということ出ますので、その辺をしっかりと精査しながらということで、入札制度の見直しも含めて検討するということの考え方について、市長の考えを教えてください。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  この入札制度に関しても、土木の部長のほうとも相談をしながら、本当に公正公平にやっていける、そして、基本は南城市の地元業者がなるべく優先的にできるような、そういう入札制度を目指してまいります。 ◆11番(松田兼弘議員)  私の今回の質問、新しい瑞慶覧市長、福祉面、産業振興についても、しっかりと市民とともに、しっかりと市民の声を聞きながらやってほしいという思いを込めて、質問を終わります。 ○議長(大城悟)  休憩します。     (休憩 12時23分)     (再開 13時30分) 午前に引き続き会議を開きます。 これより一般質問を続けます。 次の質問者、新里嘉議員。 ◆5番(新里嘉議員)  皆さんこんにちは。初日、午後の1番目、新里嘉でございます。 早速ではございますが、一般質問のほう入らせていただきます。 通告1番目、大里・玉城庁舎の跡利用についてお聞かせください。 新庁舎移転に伴い、大里・玉城の両庁舎跡利用については、利用予定者との調整が大詰めを迎えている段階と認識しますが、一部報道において、市長は跡利用は再検討が必要だと発言していましたが、詳細についてお聞かせください。 2点目、選挙公約について。 ①給食の無償化についての詳細を伺います。 ②学習支援員・特別支援員の増員・待遇改善、幼稚園・図書館の正規職員配置についてとあるが、具体的な詳細について伺います。 3点目、地域課題について。 市道仲程南風原線の安全対策について以下の2点を伺います。 ①側溝の蓋未設置箇所が多くあり、危険な状況であります。早急に対応していただきたいが、所見を伺います。 ②平良入り口より南風原区向けの車線について、雨降りのたびに水が溜まり走行車はその箇所を避けようとするため危険な状況が生まれます。危険回避のため何らかの策を講じていただきたいが、所見を伺います。 4点目、スポーツツーリズム推進事業について。 次年度で6年目を迎える事業であります。これまでの実績を踏まえて、現在の状況と課題について所見を伺います。 以上4点よろしくお願いいたします。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  新里議員の御質問にお答えいたします。 まず1点目、大里・玉城庁舎の跡利用についてお答えいたします。 結論から申し上げますと、大里庁舎につきましては、ソニービジネスオペレーションズ株式会社へ賃貸したいと考えております。 市長就任後、大里庁舎跡利用についての経緯について、担当部局からの聞き取りや、関連文書等を自分なりに精査させてもらいました。その結果次のようなことがわかりました。 南城市と同株式会社との大里庁舎の賃貸契約に至る手続は法律上、何ら問題もなく行われており、賃貸契約の今の時点で、無条件で契約を解除することは極めて困難と判断されること。それと、豊見城市と糸満市の2カ所の事業者が一括して南城市に移転するため、それまで徒歩通勤をされていた方々、これソニービジネスオペレーションズのほうです、を初め事業所近隣に在住する従業員に一定の退職者、つまり豊見城、糸満に近いところに住んでいる方の退職者が予想されています。 このため既に、大里庁舎移転後に向けた採用の募集も始まっていると聞いております。それは、地元雇用、南城市の雇用の拡大が見込まれること、経済効果が生まれるということ。将来的に従業員以外の地元児童を受け入れる保育所の開設の方針もあるということを聞かせていただきました。 そういう意味で、大里庁舎に関しては、ソニービジネスオペレーションズ株式会社を考えております。 もう一点、玉城庁舎に関しましては、今、オキナワインターナショナルスクールと最後の詰めを行っております。これに関しても、先だって説明会を行いましたが、将来の南城市に貢献するオキナワインターナショナルスクール、それからもう一つは、その後の経済の状況とか、財政の状況とかを貢献するもろもろの総合判断をして、インターナショナルスクールを今、最終的に調整をしているところでございます。 引き続き2点目、選挙公約についての給食の無料化についての詳細についてお答えいたします。 学校給食費を無料化しますと、平成30年度当初予算ベースで年間2億3,382万4,000円の給食費歳入が減となり、その分をどのような財源で補うのかという大きな課題がございます。 しかし、給食費の支払いが厳しい家庭の児童がおられるのも現実ですので、それらの家庭を支援する何らかの手だては必要であると考えております。 次に、学習支援員・特別支援員の増員・待遇改善、幼稚園・図書館の正規職員の配置についてとありますが、学習支援員については平成29年度と同様、各小中学校に1名の配置を予定しております。 特別支援教育支援員については、対象児童生徒の増加により、平成29年度より4人の増員を予定しております。 幼稚園教諭、図書館司書については、平成30年度からそれぞれ1名ずつ、正職員の採用を予定しております。 待遇改善については、夏休み、冬休み等、長期休み期間では勤務がなく無給になるという課題があります。今後、学校現場と調整を行い、長期休み期間の各支援員の勤務形態、活用方法と併せて、児童生徒の学習環境の場を増やしていける環境づくりも検討してまいります。 また、特別支援教育支援員の方々の専門的な研修も現在、年3回実施しておりますが、現在より回数を増やし、支援に関する困り事などの解消につなげ、より良い支援及び資質向上を図れるよう検討していきたいと考えております。 以上です。 ◎土木建築部長(森山紹司)  こんにちは。 新里嘉議員の3点目、地域の課題。市道仲程南風原線の安全対策についてお答えします。 1点目の、側溝蓋の未設置箇所についてですが、現場を確認したところ、ほとんど蓋が設置されていない状況にありました。道路の交差する箇所、危険箇所においては早急に対応してまいります。 2点目については、側溝の詰まりや雑草が繁茂しており、それが降雨時に水がたまるという原因ではないかと思われます。 これまでも側溝の土砂除去を行ってきました。今回、全体的な側溝の土砂除去、除草を行い、流末を確認して対策を講じていきたいと考えております。 以上です。 ◎教育部長(當眞隆夫)  新里嘉議員の4点目、スポーツツーリズム推進事業についてお答えします。 本事業はプロサッカーチームのキャンプ受け入れ条件の最優先である天然芝生の管理費用となっております。 管理については、全国のJリーグのチームが拠点としている各施設で芝の管理を行っている事業者へ委託しており、特段の問題もなく管理運営されております。 課題としましては、維持管理に一括交付金を充てており、今後の維持管理費の予算確保が課題となっております。 ◆5番(新里嘉議員)  それでは1点目から再質問させていただきます。 市長、両庁舎の再検討についての趣旨の発言についてお聞かせ願いましたが、その中で、大里庁舎に至っては、もう最終契約も去年の12月1日にはもう終えています。その中で、いろいろ勘案した結果、もう計画を進めていくという発言がありました。これは私が一部報道と指したのはですね、これ当選後の翌日の朝刊をちょっと引用させていただきましたが、その中で再検討するということありました。 今回、この答弁を受けて、それはもう撤回すると、その発言は撤回するという趣旨の発言でよろしいでしょうか。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  庁舎の中で、各部署のヒアリングも行いまして、いろんな総合のもの再検討させていただきました。その結果、ソニービジネスオペレーションズのほうが妥当だという結論に至ったということでございます。 ◆5番(新里嘉議員)  いろいろヒアリング等を行った結果、やはり跡利用に関しては妥当だという判断という答弁でしたけれども、この再検討の発言によって、私は、市民もそうですけども、相手方ですね、今回ならばソニーさんになると思うんですけども、やはり大分混乱を招いたんじゃないかなというふうに思っているんですよ。 この報道というか、発言においてですね。その中では、やはり私はプロセスが少し間違っていたんではないかと、はっきり申し上げまして。 やはり、市長もこれ公約に挙げたことですから、やはり当選後の新聞報道にはああいう形で載ったと思うんですけども、その場合はですね、やはり相手方があると今、私も言いましたけど何度もですね、先にそちらのほうにこういうことだから、今回、再検討という発言を報道に載るかもしれないからという旨を、まずは足を運んで先に説明するのが先決だったのではないかというふうに思っていますが、これについては市長どう思うんでしょうか。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  いろんなプロセスの中で、どれを優先するかというのはその流れの中で決まっていくと思います。 ソニービジネスオペレーションズさんのほうにも市庁舎のほうまで来ていただいて、向こうのほうの説明も受けさせていただきました。 誠意を持って応えていっているところでございます。 ◆5番(新里嘉議員)  市長、今の発言からしますと、市長はまず先に、私が申し上げているのは、市長のほうからまずは、まだ就任はしていませんよ、当選後ですから、就任はしていませんけども、こういう方向性であると、こういうことを考えているということは、先に運んでやはり事業所さんに説明することによって、私は今後の信頼関係、10年、20年つき合っていく企業ですので、それが構築できるのではなかったかなというふうに思っているんですよ。 それは今回、市長の答弁からすると、相手方がこちらのほうに来て、確認したという事実がありますので、そちらから言うと、やはり私はプロセス的にはおかしかったのではないかという旨の質問でございますので、そちらのほうは市長、どうお考えでしょうか。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  新里議員の御提案、今後、参考にさせていただきます。 ◆5番(新里嘉議員)  市長、私、提案というよりも、市長のとった発言の行動をどう思っているかというのを率直なところを聞きたいんですよ。 例えば、私が言いましたように、やはりプロセスが間違っていたのではないか、間違っているんだったら、やはり間違っていたと、そういう認識を持っていただかないと、今後もまたつながっていかないと思うんですよね。 やはり市長も市民の声を聞いてしっかりやっていくと言いましたけど、やはり市民のため、南城市のためにいろいろ市長は今後、先頭に立ってやっていかなければなりませんので、ぜひこういったところはしっかり、改めるところは改めていただきたいなと思うんですけども、いかがでしょうか。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  反省すべきところは反省してまいります。改めるべきところは改めていってまいります。 しかし、その過程のプロセスの中でそういう流れになったということも御理解ください。 そして、相手の方に対しても丁寧に、私も対応させていただいております。 ◆5番(新里嘉議員)  市長のほうからも相手方のほうには丁寧に説明しているということでありましたが、ちょっと大里庁舎の件、分けてから玉城庁舎の件も意見を聞きたいんですけども。 大里庁舎に限ってはもう、このまま進んでいくと今しっかり明言されましたけど、その中で市民の声をやはりしっかり聞いていくと、市長の中では説明責任においてですね、今後、説明会等は考えずに、この件に関しては、こういう形で進んでいくという、ある意味、説明会とかそういったことも行う予定ではあるんでしょうか。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  お答えいたします。 この大里庁舎の跡利用問題、それから、玉城庁舎跡利用問題、それから、これ選挙の中で私のほうがなぜ市民の声を大切にする、聞きますというふうに言っていたかというと、やはりこれ選挙の結果を見て、御存じのとおり、多くの市民がこれまでの市政に対して自分たちの意見を聞いてないというふうに肌で感じたということがあるわけです。ですから、その中で、私の市民の声を聞くというのも入っていったんですね。 大里庁舎に関しましては、それではあったんだけれども、時間的なこととかもあって、それから相手方のこととかもあって、いろんな最終的な判断も含めてソニービジネスオペレーションズに決めていったと。 今後、この大里庁舎の跡利用についての住民との説明会とか、そういうのは予定しておりません。 ◆5番(新里嘉議員)  大里庁舎に限っては跡利用についての市民説明会等は今後、考えていないと、今答弁でありましたけど。 市長、委員会の中でもかねがね言っておりますが、しっかり市民の声を聞いてですね、それを反映させていくと。やはりこれは市民のため、南城市のためということで、思いは強く伝わってくる部分があるんですけども、やはり整合性を絡めると今後、こういった説明会を行わないということは、やはり早目にそういった決断もできたんではないかなと私思うんですよね。 今日の今日まで、こういった公の場で発言は市長、控えてというのは失礼ですけれども、発言をしてこなかった。大里庁舎にしても、しっかりとした明言はなかったですよね。再検討はしない。こういったことをしっかりソニーさんで進めていくという発言は、僕たちはなかったと認識しておりますが。 その中で、大里庁舎と切り離して、今度は玉城庁舎の件についてお聞きしたいんですけど。 市長は3月8日の時点の総合計画特別委員会の中で、安谷屋議員の質問の中、新しい財源はどのように作っていくかという質疑に対して、財源に関しては企業の発展も含めて、あるいは再検できるところは再検する。効率化も含めながらやっていく。もう一つはこの10年を見据えた新しい大里庁舎、あるいは玉城庁舎も含めて、企業の誘致の話も進んでいるので、そこら辺も進めていきたいと思いますという発言をなさっています。 これを踏まえて、市長、この時点でもう既に、私方向性は決まっていたんじゃないかなと思うんですよね、玉城庁舎の跡利用に関してはですね。それを、3月13日に市長は、玉城庁舎跡利用についての市民説明会を行っています。 この跡利用の説明会の中でも、私もちょっと足を運んだんですけど、インターナショナルスクールでいきますという趣旨の内容の説明会になぜしなかったのか。3月8日のあの発言をもとにすると、やはりこの13日の説明会は、こういった形で跡利用は決断しますという、このメッセージを市民に発するべきだったんではないかなと思うんですよね。 それによって、当日、市長も記憶していると思うんですけども、説明会の中では反対の意見もやはりいらっしゃいました。その方々も含めて、やはり市民の中にも、逆にこういった説明会をすることによって混乱をなさっている方々がいらっしゃるんじゃないかなというふうに思っているんですよね。 それを踏まえると、やはり市長、しっかり市民に対して説明はできているのかなというふうに私思っているんで、その意図を酌んで事業はしっかり進めていくという、今かじ取りを行っているのかなと思うんですけども、それについて市長、どうでしょうか。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  いつ市長がそういう方針を発表するかということに関しては市長の判断で、これは政治的なことも絡んでくるわけですね。ですから、そういうプロセスになっているということをぜひ御理解ください。 ◆5番(新里嘉議員)  市長、私、プロセス的なことについてある程度理解もしているんですけど、今言ったように、市長というのはやはり市のかじ取り役ですよね。やはりその判断なんですね。今回は私は、この再検討の発言によって、いろいろと市長の公約等もあったと思うんですけど、やはり市民の皆さん、また、市長の支援者の方々にも誤解を招いたんじゃないかなと思うんですよね。 やはり今言っているように、しっかりとした決断をして、その方向をまた市民の皆様に発信していく。これがやはり市長の大きな役割ではないのかなというふうに思っておりますので、市長はやはり市民の声を聞いて、市民の声を反映した市政を作っていくということをおっしゃっているので、その辺から言うと、今回のこの一連の発言、行動に関しては、やはり市民の皆さん大分混乱なさったんじゃないかなというふうに私自身は感じるところが大きいんですけども。 市長、今私のことですね、これ思いも入っているんですけども、それを踏まえて、今回の再検討、両庁舎のですね。それに関しては、発言に関しては時期尚早だったと。ある意味、不適切な発言だったのかなと、反省はしていらっしゃるのでしょうか。市長の考えをお聞かせください。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  お答えいたします。 その再検討というのは、選挙戦の中からずっと言ってきたことでございます。ですから、一つの区切りとしても再検討は再検討すると。そして、その再検討の方法としていろんな情報を集めていって決断をするということでございます。 その時期とか、あるいはタイミングとかいうのは自身の判断でやっていく。しかし、その過程の中で混乱を招くというのも当然、想定されます。それに対しては、後々でもまたきれいに説明をしていきながら理解を求めていく。 コミュニケーション、これが最も大事なことだと思っていますので、その姿勢を私は貫いていく。そういう意味での、市民の声を聞くと、聞いていくと。 ただ、市民の声を聞きっぱなしで、全部市民の言うとおりにやるとか、そういうことではないというのは議員もわかっていると思います。聞く姿勢を示して、それに対して答えていってキャッチボールをしながら最終的に理解をしていって、最終決断をするということでございます。 ◆5番(新里嘉議員)  私なりに少しまとめに入らせてもらいたいんですけども。 市長的にはやはりいろんなプロセス等も含めて、今回の発言というのは、特に市民の皆さんも、失礼ですけども支援者の方々も納得していただいた、市長の思いも納得していただいて、今後またこの両庁舎の事業は進めていくという、今、市長、思いを持っているということでよろしいでしょうか。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  100%この時点ですぐに納得をしてもらうとか、そういうことは非常に難しいと思います。これ人間ですから、感情も伴ってまいります。幾らいいものであっても、それに向けた結果が出るというのは、これ教育の現場を含めてもそうですけども、時間はかかると思っています。 しかし、丁寧に、丁寧に説明することによって、市民との信頼関係、これを構築できるものと思っております。 ぜひともそこは議員もまた協力していただきたいと思っております。 ◆5番(新里嘉議員)  私もですね、できることがあればしっかり説明していきたいと思うんですけども、ただ一つだけちょっと引っかかるのは、今後、大里庁舎、玉城庁舎もそうですけども、もう市民説明会は予定していないということでした。その中で、市長はしっかり市民の皆さんには説明していくということですので、ここはですね、本当に誤解を招かないように一つ一つ行動をしていただきたいなと思います。 市長もしっかりアンテナを張っていると思いますので、やはり4万3,000人市民がいますので、しっかりそこは声を拾っていただいて、私は個人的にはあの発言はどうだったのかなと、混乱を招いたんじゃないかなというふうにいまだにちょっと思っていますので、その辺はひとつしっかりとかじ取りのほうをよろしくお願いしたいと思っております。 2点目のほうに移らせていただきます。 選挙公約についてですね。 まとめて質問したいと思うんですけども。 学習支援員等への学校現場の職員に関しての質問ですけども。 この中で、給食費のほうまず取り上げたいんですけども。 市長、選挙期間中ですけども、私の認識では、市長のチラシではまずは給食費の無償化をしますというチラシがありました。その後、見かけたのが給食費無償化に努めますという文言が載っておりました。 今回、この議会で施政方針で伺った中で、給食費に関する文言が一切上がってないんですね、施政方針の中で。市長はこの施政方針はターニングポイントだと、この南城市のターニングポイントだともおっしゃっておりました。 その中で、我々子育て世代といいますか、そういった方々にとってはですね、大変この給食無償化という公約は、大きな、大きな争点だったのではないかなと思っているんですけども、率直に申し上げましてトーンダウンのように、私は思えるんですけども。市長、その辺に関しての再度、所見を伺います。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  お答えいたします。 その給食費無償化に関しては、努めてまいりますというチラシを作らせていただいております。 これはやっぱり後援会の中でも、そんな簡単なことではないと、財源とかも含めてそう簡単ではないということを私たちは認識しておりましたので、そういうふうに書かせていただきました。 トーンダウンに関しては、これ選挙のときというのはマックスでやっていっていますので、その後、どう修正していくか、それは市民の方々にもトーンダウンと、当然、写るでしょうし。そこをじゃあどう修正していくかですね。そこも重ねて申し上げていきますが、段階的に今こういう状況なので、今後、こういうふうにやっていくというのを示していくのが行政としての役割だと思っております。 ◆5番(新里嘉議員)  今、市長のほうからもこれについては、いろいろと精査した中での発言だったと思うんですけども、今の中で、段階的にというふうに、しっかりやっていくと今、市長おっしゃっていますが、もうストレートに聞いてよろしいですかね。具体的にいつ頃からしっかり取り組んでいくとか、例えば新年度の途中では補正も上げて、しっかりこういったこと取り組んでいく、また、明確に例えばまずは多子世帯とか、そういった方々から取り組んでいくとか、まずは小学生低学年からとか、そういった具体的な考えとか、そういったものも市長はお持ちなのでしょうか。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  今の段階で、具体的にいつからどういうふうにするということはまだ作っておりません。未就学園児の枠を広げるとか、あるいはその制度を少し改善することによって、今まで給食の無償化が恩恵を受けていなかった方々にも枠が広がるとか、そういうできるところから始めていくということでございます。 ◆5番(新里嘉議員)  こちらのほうは、担当部局とも話し合って精査しながら、しっかり段階的に進めていくという答弁だったと思うんですけども、その中で私が少し危惧されるのがですね、冒頭でも言いましたけど、この給食費の無償化というのはかなり関心の高い、選挙期間中の争点だったと思うんですよ。 その中で、今、私の周りからも、4月からは給食費はもう無償化で払わないでいいんでしょうという声も、これ現実的にあるのが事実なんですね。それによって、もしかすると滞納者が増えるんじゃないかというおそれも、これは本当に懸念されます。 そういう中では、早目に市民説明と言いましたけど、発信していかないと、手遅れになってしまえば困るので、ここはもうしっかり早い段階でそういったことは打ち出していただきたいんですけども。 これに関しても具体的なあれはないでしょうかね、市長。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  お答えします。 今回、一般質問で新里議員がこれを取り上げたことによって、一つは発信されることにもなると思います。マスコミのほうもまた報道されるかもしれないし、ホームページでそういうことを発信する、あらゆる手段を使いながら、誤解をしている方々があるという指摘ですので、その誤解を解けるように、あるいは説明責任を果たせるように、結果、滞納者も、給食費の滞納の御心配ということですよね、それも出ないような形を、努力は続けてまいります。 ◆5番(新里嘉議員)  私も市長のこの発信の一役立てたのかなと、今思ってはいるんですけども。 私はですね、やはり市長、これだけ関心があることですので、しっかりやはり今回のこの、市長の初めての議会かもしれませんけど、しっかりとしたメッセージを発信してほしかったというのが本音なんですよね。 やはり段階的に取り組むというのはアバウト過ぎて、大まかにしか捉えられません。やはり100円でも200円でも、まずは給食費を下げる努力をするとか、そういったことをまずはテーブルに上げて始めて議論ができるんだと思うんですよ。この給食費に関してもですね。 全く今、この新年度予算に関しては、そういった議論ができる余地がありませんので、なかったので、しっかりこの辺は、早い段階でですね、できれば本当は6月の補正ぐらいでもいいと思うんですけども、テーブルに上げていただいて議論ができるような発信をしていただきたいなというふうに、これ要望でとめておきますので、よろしくお願いします。 続いて、学習支援員、特別支援員が不足している。 この件で市長、これも朝刊の記事を引用しているんですけども、この点で市長は不足しているので早急に取り組みたいというふうにおっしゃっているんですね。 市長もありましたけど、新年度予算では前年度同様、学習支援員の数、ヘルパーさんは子供たちのニーズがあって少し、4名増えたという答弁がありましたけど、これに関しても私は明らかにトーンダウンではないかなというふうに感じているんですけど、もう一度、所見のほうお伺いします。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  お答えいたします。 選挙の発言の中、あるいは選挙運動の後の影響というんですか、それ非常に大きいと思っています。学習支援員、あるいは特別支援員も、私も早急に増員するということも、これ本当に言ってまいりました。だからこそ、教育部局とも相談をしながらやってきたところでございます。 今回、上げられるのはお示しのとおりでございます。もう一つは先ほどの給食費の無償のことに関しても数字も出てないんじゃないかと。やはり数字を出すということは、これが逆にひとり歩きしてしまう懸念もあるので、そこは慎重にしていかないといけないということを考えております。 そこは学習支援員、あるいは特別支援員、現場の方々とも意見交換も今回、この1カ月の間にさせていただきました。その中で見えてくることも、多々ございましたので、そこも改良していきながら、行政ができることも含めて、現場の方々の声も聞きながら進めていくということでございます。 ◆5番(新里嘉議員)  すみません、市長、ちょっと気になった発言があったんですけど。 上げることによって、こういった数字がひとり歩きと言われましたけど、やはり上げてこないと、先ほど言いましたけど、議論ができないという事実があるんですね。議論することによって、市民の皆さんにはまた、市長はこういったことしっかり取り組んでいるなという発信にもなると思うんですよね。 だから、その辺はうまく私は説明できることだと思っているので、やはり先ほども言いましたけど、しっかり早目にこういったことを上げていただきたいなというふうに思っております。 また、この学習支援員等に関しても、今回はいろいろなもう、先ほどの答弁の繰り返しになると思うんですけども、含めて、やはり慎重に対応していただいたと受け取るんですけども。やはりここでも私は、例えば大規模校にはもう一人増員するとか、そういった思いをぜひ発信してほしかったなと思うんですよ。 私も以前に一般質問で取り上げた件があったもんですから、私も、市長もぜひこれは取り組んでいただけるんだな、早急にということもおっしゃっていましたので、やはりこれに関してもちょっとトーンダウンしているんではないかなというふうに思っておりますので、しっかりですね、かじ取り役としては今後、さらに頑張ってほしいなというふうに思っております。よろしくお願いします。 ちょっと時間がありませんので、③のほうに移らせていただきます。 今回、仲程南風原線の市道の整備ということで、部長のほうからも答弁ありました。 こちらのほうもやはり確認したところ、蓋のほうがかなり設置されていない未設置場所が多かったということで早急に取り組むということですので、ぜひよろしくお願いしたいなと思います。 ここ実は、皆さん知っているとおり通学路であります。小学生、中学生、そして高校生もこちら自転車乗ってから通う場所であります。 やはり特に、蓋がないことによって、先ほどもありましたけど、雨降りのときなんか大変危険な状況であります。さらに実際に、今年度29年度、そして前年度28年度に児童生徒による接触事故が起きているんですね、実はこの路線でですね。 こういったことも鑑みると、水たまりの部分も含めて、早急に対応していただきたいなと思います。市長のほうも、がらがらの穴だらけの市道、また、壊れたガードレールなど危険な公共施設はすぐに改修に取り組みますというふうに公約にもうたっています。 私は、この市道の整備とかもありますけど、やはりこんだけ南城市にはいっぱい市道、農道があります。その中で、優先順位にくるのは、個人的な考えですけど、やはり通学路ではないかというふうに思っています。 やはり子どものまち宣言を市長、行っています。そういったところをしっかり、真っ先に優先順位に持ってきて整備をしていただきたいと思います。 地元の方にとっては、地元が上げる案件が一番重要だと思っているんですけども、やはりそこは市長しっかり、子どものまち宣言もうたっていますので、ぜひ通学路のほうは上位のほうに持ってきて整備をしていただきたいなというふうに思っています。 よろしくお願いしたいと思います。 最後に、スポーツツーリズム推進事業についてですけれども、時間もありませんが、こちら私のほうは、朝に竜男議員のほうからもありましたけども、スポーツツーリズム、次年度でもう6年目迎えますね。その中で、私ハード面はある程度、芝もそうですけど、管理含めて、あと、グラウンドのほうですか、今工事のほうも、スタンドのほう入っております。 その中では、やはりソフト面ですね。プロサッカーキャンプ誘致でもありますけども、その中でやはり、こういった市民に対する、また、外部に対する発信が、 ○議長(大城悟)  残り1分です。 ◆5番(新里嘉議員)  かなり弱いんではないかなというふうに思っています。 その中でも、私も南城市にはぜひ、体育サッカー協会の立ち上げが必要なんではないかなというふうに思っているんですけれども、その辺について所見をお聞かせください。 ◎教育部長(當眞隆夫)  新里嘉議員の再質問にお答えします。 南城市内にもサッカー協会の設立ということでございます。 こちらについてはうちの体育協会とも調整をしながら、それから、設置が可能なのかというところで検討したいと思います。 ◆5番(新里嘉議員)  スポーツツーリズム事業について、しっかり体育サッカー協会の設立についてもしっかり検討していきたいということがありました。 その中でも、これも要望ですけども、2020年には東京オリンピックも開催されます。さらに、来年は南九州のインターハイ、総体のほうも、南城市のほうもサッカーのほうをこちらのほうに誘致しているというふうに聞きますので、その辺も絡めてやはりしっかりこういった協会のほうも市が旗振り役を担って、こういった市民に対する周知、また、子供たちの意欲の向上についてはやはり民間の力も必要ですので、協会設立の市が旗振り役になっていただきたいなというふうに思っています。 市長、これについて所見があれば最後よろしくお願いいたします。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  なるべく盛り上げられるように頑張っていきたいと思います。 議員の皆さんにおかれましても、サッカーのキャンプやられているところが2カ所ございましたので、この1カ月の間に。ぜひ時間があれば、応援に行って盛り上げるとか、議員の皆さんで盛り上げ隊を作るとか、そういうこともやっていったらどうかなと思っております。頑張ってまいります。 ◆5番(新里嘉議員)  最後ですね、要望だけ。 まず、サッカー指導者、関係者、 ○議長(大城悟)  時間です。 ◆5番(新里嘉議員)  終わります。 ○議長(大城悟)  次の質問者、仲間光枝議員。 ◆3番(仲間光枝議員)  ハイタイ、グスーヨー、チュウウガナビラ。 平成30年も4分の1が過ぎようとしています。 さて、この時期になりますと、混雑するお店がございます。それがどこかと言いますと携帯ショップです。今では親が子供の送迎の連絡だったり、居場所確認とかで、小中学生にも持たせる時代となっていますけれども、高校生にもなるとネット環境につながるだとか、さらに高機能なものを子供のほうが要求してくるので、高校の合格祝いの一環として、携帯ショップに親子連れがたくさん訪れるっていうのがこの時期の季節の風物詩的なものになっているところです。 ここで心配されるのが、子供たちの携帯電話の使い方ではないでしょうか。フィルター等をかけても、100%安全というわけにはいかないのが現状だというふうに思っています。 警視庁の公開資料によりますと、平成29年の特殊詐欺の認知件数は1万8,201件、被害総額は390億円を超えるそうです。前年度に比較しまして、被害額は減ったものの件数的には増加の一途ということです。 この件数が増加していくっていうこの理由の一つが、1件ごとの被害の額が小さいものに変わりつつある。なので、小さいのでだまされる人が増えているという現状があるみたいなんですね。 これぐらいだったら自分でも払えるとか、あるいは家族にばれないうちにとか、金額が少ないうちにという心理が働くのかもしれませんけれども。 実は何ですが、私も初めて詐欺と思われる電話を先日受けました。3月6日の午後2時20分なんですが、皆さんここからお話しする番号はぜひとめていてください。 0356569260と表示された着信がありまして、とりましたところ、若い男性の声で、あなたが利用したサイトの無料期間がもう終わっていますと。料金が発生しているにもかかわらず、未払いのままですよ。私は依頼主の会社の代理人ですが、早急に支払いをしない場合は何とかかんとかというふうに話し出すものですから、聞いている途中から、私はこれは詐欺だなというふうに確信しましたので、そんなサイトは利用したことがないのでというふうにして切りました。 実際、詐欺だというふうにわかって応じなかったので被害はなかったところなんですが、念のためですが、沖縄県警察本部の詐欺に関する情報提供専用メールに経緯のほうは報告しておきました。 実際、電話を受けた感想ですが、話術は素晴らしかったです。突っ込みようもないぐらい完璧に話していて、一瞬本当にどきっとしたぐらいですね。心当たりが少しでもある場合には、かなりの確率でだまされるというふうに感じました。 子供とか高齢者の場合は、もっと相手は高圧的に出まして、冷静に考える余裕も奪ってしまうのかなというふうにも思いました。 これを調べていて、ある記事に目がとまったんですけども、詐欺に引っかかりやすい人の特徴としまして、幾つかありましたけども、話の内容よりも話している相手の人を信用してしまうと。内容よりも人を信用する傾向にあると。自分に構ってくれる人をすぐに好きになっちゃう人。あとは、物事の判断を他人に委ねがちな人というふうにありました。 この時期ですから、親子で、家族で、携帯電話の安全な使い方、もしくは携帯電話にまつわるリスク等については、じっくり家族で話し合ってみる必要があるかもしれません。気をつけましょう。 それでは通告に従いまして質問してまいります。 まず1点目、小中学校における教職員の労働環境についてです。 労働環境の改善は、今や国の重要課題となりました。2016年に首相自ら働き方改革実現推進室を設置し、現在、開会中の国会においても関連する8本の労働法改正案が審議されているところです。ただ、教職員の長時間労働やそれに伴う様々な問題については、かなり前から報道や要請等を通じて明らかになっていたのにもかかわらず、実効性のある改善策にはなかなか結びついていません。 そんな中、沖縄の公立学校教職員病休率は全国ワーストを10年間更新し続け、そのうちの4割以上が精神疾患というのはかなり深刻だと思います。 病休率の高さと労働時間の長さは決して無関係ではなく、教職員の長時間労働を無制限に可能にしている給特法の見直しを早急に行うべきではありますが、現実は待ったなしの状況でありまして、その間は自治体レベルの対策が必須と思われます。 そこで、南城市の実態と取り組み状況について5点伺います。 1、直近3年分の休職者数。小中学校別・男女別でお願いいたします。 2、直近3年分の病気が原因の離職者数、これも小中学校別・男女別でお願いいたします。 3、労働安全衛生体制の状況。 4、教職員の負担軽減のために既に実施していること。 5、今後予定されている施策または目指していること。 残り2つ目の質問については、自席にて行います。 ◎教育部長(當眞隆夫)  仲間光枝議員の小中学校における教職員の労働環境についての御質問についてお答えいたします。 まず1点目の直近3年分の休職者数でございますが、小学校で男性4人、女性12人、合計16人。中学校で男性4人、女性6人、合計10人となっており、小中合わせて26人が直近3年間で休職しております。 次に2点目の、直近3年分の病気が原因の離職者数についてですが、教職員の離職理由については、本人が学校長を通して教育委員会に提出する辞職願いには、一身上の理由のみが記載されており、何が原因で離職に至ったのか、理由についてはこちらで判断できない状況がございます。病気が原因での離職者については教育委員会では現在、把握することができず、お答えすることができません。 3点目の、労働安全衛生体制の状況についてですが、労働安全衛生法では職員数に応じた管理体制の整備について定められており、50人以上の学校では衛生管理者、10人から49人の学校では衛生推進者の選定が必要とされております。 市内小中学校の状況は、大里南小学校が50人以上であり衛生管理者を選任しております。その他の小中学校は10人から49人となっており衛生推進者を選任しております。 また、50人以上の学校は、医師等による教職員の心理的な負担の程度を把握するための検査、いわゆるストレスチェックを年に1度実施することを義務づけられているため、平成30年度から全学校で実施する予定でございます。 また、週40時間を超える労働が月100時間を超え、かつ疲労の蓄積が認められる場合や、ストレスチェックの結果、高ストレスであり医師による面接指導が必要と判断された場合は、教職員の申し出を受けて、遅滞なく医師による面接指導を行う必要があります。平成29年度においては、3名の教職員から面談の申し出があり、産業医による面接指導を実施しております。 次に、4点目の教職員の負担軽減のために既に実施していることについてお答えいたします。 教育委員会では昨年4月に、学校業務改善推進計画を作成しております。 この推進計画をもとに、勤務時間記録簿による管理職及び教職員自身による勤怠管理の実施。 それから、校長、教頭を対象に、年3回のメンタルヘルスマネジメント研修を実施。 それから、小中学校の部活動適正化のための中学校部活動ルールブック及び小学校放課後活動ルールブックの作成と取り組みの徹底を行っております。 さらに、教職員の業務改善への意識の高揚と改善の視点等を共有するために、今年1月の南城市教育の日に、全教職員、学校関係者、保護者、地域の方々400名を対象に、学校業務改善のための講演会を実施しております。 最後に、今後予定されている施策または目指していることについてお答えいたします。 平成30年度は、これまで進めてきた業務改善のためのハード面、ソフト面による改善策を効果的に運用し、全小中学校の業務改善を本格的に進めていく年度と考えております。 主な内容としまして、ICT機器の運用でございます。 4月から校務支援システムとグループウエアの運用をスタートさせます。さらに、これまで年次的に導入してきた全小中学校への電子黒板が平成30年度で全校へ配置されます。そこで、ICT支援員を活用して電子黒板を授業と業務改善の両方に効果的に活用できるようにしていきます。 次に、全小中学校への印刷機器を最適化します。 各学校に複合機等を適宜配置し、印刷業務時間の大幅削減が可能となります。さらに、夏休み期間中に約2週間の学校閉庁期間を設定し、教職員の自主的な自己研鑽の保証とリフレッシュ等につなげていきます。 これら、平成30年度からの取り組みが目指していることが3つあります。 時間外勤務80時間以上の教職員をゼロにし、教職員のタイムマネジメント力の向上とワークライフバランスのとれた生活保障を目指します。 教職員が子供としっかり向き合う、これを80%以上、それから、授業研究に集中するなど、教職員本来の業務に専念することができる、これを80%以上、仕事にやりがいを感じる教職員90%以上を目指します。 1、2の達成と知・徳・体、バランスのとれた子供たちの育成と相乗効果に向上していけるように平成30年度から取り組んでまいります。 ◆3番(仲間光枝議員)  それでは項目ごとに順を追って再質問してまいります。 毎年、8月頃なんですけれども、島尻地区小中学校の先生方と議員の学習懇談会というものが行われております。現場の先生方の生の声をお聞きする大変貴重な機会なので、私は毎回、参加させていただいていますが、残念ながら議員の参加も少ないですが、それ以上に先生方の参加がとても少ないです。 昨年は南城市の先生はお一人だけの参加でした。全体会の後に、後半、各市町村別に分かれて意見交換があったりするんですが、私は南城市のチームに入って意見交換しました。 そのお一人だけ参加された先生がこう言われたんですね。私は本来なら、参加すべきだった、参加したかった先生方の代表のつもりできました。私が今ここにいるこの時間も、ほとんどの先生方は学校で仕事をしています。私自身もこれを終えてから学校に戻りますということでした。 夕刻でもありますし、8月といえば夏休みにも入っています。私たち外の人間から見ますと、見えないところで頑張っていらっしゃるんだなというのが、よくうかがい知れる言葉だったんですけれども。 南城市では今、部長が説明したとおり、平成28年10月に市内小中学校教職員勤務実態調査ということをされています。その結果については、広報なんじょう2月号にもこのように掲載されておりましたので、市民の皆さん後でもし残っているならばご覧ください。一部抜粋ではありますけれども、書かれてありました。 そして、今月号についてはその続きとして、その実態調査を受けた改善策が平成30年度からこういうことを取り組んできますよっていうような紹介も載っています。 そこでなんですけれども、新たな取り組みとして設置されるという学校業務改善推進委員会について、いろいろ有識者等とかが入ってくるというような説明もありますけれども、その委員会の具体的な中身についてもう少し詳しくお聞かせください。 ◎教育部長(當眞隆夫)  仲間光枝議員の再質問にお答えいたします。 南城市学校業務改善検討委員会が今年度から、平成30年度から学校業務改善推進委員会に名前を変えていきます。これまでは計画を策定するということで検討委員会でございました。30年度からは実施をするということで、推進委員会という形で変えます。 その内容としましては、平成30年度からグループウエアだったり、校務支援システム等々、いろんな部分が入ってきます、業務改善のためのですね。 そういったものを入れただけではだめだということで、これは学校でやっぱり実施してもらうしかないと。我々、道具は準備できますが、それを使って実施をするのが学校現場だということで、そのための業務見直しの点検、各学校において実際これが取り組まれているのか、それがどういった効果を生み出しているのかというところをしっかりと教育委員会も一緒になって点検しながら進めていく必要があるということで推進委員会を設置していくということになっております。 これについては年4回程度、会議を持って、この業務改善がしっかり各学校で取り組まれているか、そういったものを確認しながら、改善があればそれを改善していくようなことも一緒にあわせて取り組んでいこうということでの内容になっております。 ◆3番(仲間光枝議員)  今、部長の説明にもあったんですけれども、よく言われることですよね、会議とかを何度重ねたところで、目標達成とか課題の解決につながらない会議であれば、その会議自体そのものが余り意味がないということです。やはり、計画して、今おっしゃったように検証もしながらどんどん、どんどん、改善を進める必要があるということではあります。 そういった実態調査から浮かび上がった課題を確実に改善、解決していけるようなチームじゃなければならないというふうに思いますが、それについてはもう言うまでもなく、行政の強くしなやかなリーダーシップが絶対条件だと私は思っています。 それについて教育部長、そして教育長、市長、それぞれの御見解を伺いたいと思います。 ◎教育部長(當眞隆夫)  業務改善の決意ということでございます。 これについては、教育委員会では毎月、月初めに校長連絡会、それから、教頭連絡会というものを持っております。 その中でも強く申し上げているんですけれども、委員会は予算をつけたり、それから、環境整備をすることが教育委員会の役割ではあると。ただし、それを実行していくのは、これは学校現場であるということで、校長先生、それから、教頭先生のマネジメントが求められるという話は強くやっているところでございます。 次年度からはいよいよ実施ということになりますので、しっかりと教育委員会もつけた予算がしっかりと業務改善につながっているのかというところをしっかり点検しながら、学校の部分も連携しながら、業務改善に努めていきたいと考えております。 ◎教育長(山城馨)  仲間光枝議員の御質問にお答えします。 教育長としての決意の一端を述べたいと思います。 日本の教員は世界一忙しいことは経済協力開発機構OECDの調査でわかっています。また、世界に類を見ないほどマルチだとも言われています。 教科教育はもちろんですけれども、道徳、あるいは特別活動、それから、総合的な学習の時間、学級経営、学校行事、部活動指導、教育相談、生活指導、PTA活動、保護者対応など、どれか一つの仕事をやっていればいいというわけにはいきません。 先生方の教育に対する崇高な使命感、そして、子供たちへの深い愛情、日々の献身的な努力がこの学校教育を支えていると言っても過言ではございません。 先生方が、この教師という仕事に生きがいを感じながら、心身ともに健康で、そして、充実した生活が送れるよう、指導、支援することが教育委員会の大切な役割だと認識をしています。 そして、何よりも授業で勝負できる先生、そして、子供にとってより良く生きるモデルとなれる先生こそがこれからの教師像だと考えております。 教育は未来をつくる仕事であります。そして、未来をつくるのは子供たちであります。教師とはこの未来の担い手である子供たちを育てる仕事です。今後とも、この認識に立ってできるところから着実に、そして、実効性のある学校業務改善、先生方の労働環境の改善に努めていきたいと考えております。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  お答えいたします。 南城市でも小学校、中学校合わせて、この3年間で26人が休職をしていると、先生方。非常に多いと思います。それから、県全体でも4割以上が精神疾患で、つまり病んでいるということですね。先生そのものが病んでいると。 これやはり原因を含めて調査をしないといけない。ただ、調査してもなかなか上がってこないというのが、これまでずっと言われている、日本の教育行政の欠点だとも言われているところですので、市長としては、なるべく現場の先生方の声を聞く機会を増やしていきたいと思っています。 その上で行政として、今ある行政制度の中で何ができるか先生方と知恵を絞りながら、そしてまた、もちろん教育委員会、議員の皆さん方とも含めて、先生方がより良い環境で教職につけるような制度を目指して頑張っていきたいと思っております。 ◆3番(仲間光枝議員)  ありがとうございました。 そういう決意を聞いた後、とても言いにくいことではあるんですけれども、やっぱり学校というのはなかなか改革しづらい場所だというふうに思っています。閉鎖的であるとか、あと、旧態依然であるとかっていう表現がよく使われる組織だなということを思っております。 このたび南城市が2年の準備期間を経て実施する様々な取り組み、私はとても期待をしております。もちろん、効果、結果についても注視をしていきたいというふうに思っていますが。 先ほどの1から3点目の質問に関連して、教職員の健康面についてなんですが、昨年6月15日付で沖縄県教職員組合から県議会議長宛に、労働安全衛生委員会の設置を進め学校労働環境の改善を求める陳情書が提出されております。内容については、お配りした資料をご覧いただければと思います。 私はこの陳情項目6にあります学校におけるメンタルヘルスの要因を調査、分析し、具体的な施策を早急に講じることっていうことを次の再質問のほうでお聞きしようと思ったんですけれども、先ほど部長のほうから取り組みがあるということを答弁されていますので省きますけれども。 これを受けて思ったことがあります。 今年1月28日は教育の日でしたね。その日に出された沖縄タイムスの記事なんですが、このようにして、見た方も多いと思うんですけども、1面を使って、教職員の過重労働とか超過勤務を解消するための15の緊急提言が載っていました。 今、言ったように、その日は南城市の教育の日でもありました。シュガーホールでの全体会の挨拶で、南城市のPTA連合会の運天会長もこの記事について紹介をされて、記念講演の演題もまさに、「『先生が忙しすぎる』をあきらめない」ということでした。 このようなテーマの設定になったのも、南城市が学校の業務改善をこれからしっかりやっていくぞというような決意のようにも私自身は思えたんですね。そう思っていいですか、教育長。 教育長というふうに申し上げたんですが、今議会が最後となる山城教育長なんですが、長年にわたり南城市のために御尽力されたことに対し深く感謝の意を申し上げたいと思います。その感謝の意を込めて、私からの質問を受け取ってほしいんですけれど。 今、教育長いろいろ述べられておりましけれども、この実態調査から実施計画に至るこの2年間、どのような思いでそれを取り組んでいらっしゃったのか、さらに、教育長に就任されてから今日までを振り返って、その感想だったりとか、南城市の教育行政のトップとして、先ほどと少しかぶる部分もあるかもしれませんけれども、もう一度、目指したことについてなどをお聞きしたく思います。よろしくお願いします。 ◎教育長(山城馨)  お答えいたします。 平成26年3月31日に教育長に就任しました。37年、行政にいましたけれども、教育現場は初めてなんですね。そういったことで非常に、戸惑いもありましたけれども、また新たな分野で一生懸命力も発揮できるのかなということでわくわく感もございました。 そういった中で、いろんな先生方、それから、事務局のスタッフの皆さん、それから、地域の皆さん、いろんな皆さんのお力添えもいただきながら教育行政に携わってきました。 学校教育の分野で言いますと、先ほども言いましたけれども、やっぱり先生方の献身的な御努力、そして、とても子供たちに対する深い愛情、崇高な使命感といいますかね、それが一番大きいのかなと。そして、これが学校教育を大きく支えているのかなと。そして、心豊かでたくましい子供たちの育成に一生懸命頑張っておられる先生方。 ただ、先ほど申し上げましたように、とても忙しいですね。そういった中で、やはり心身を故障もございますし、そういった中では、やはり先生方がどうすれば生きがいを持って働きがいのある、安心安全に働ける職場環境を作っていけるのかなと、そういう思いでこの学校業務改善に取り組んでまいりました。 今後とも、先生方が本当に子供たちとしっかり向き合える時間を確保できるように、そして生きがいを持って、ああ教師になって本当に良かったなと、南城市の子供たちのために本当に一生懸命、学校生活を送るのが楽しいなと思えるような、そういった教育環境の整備に努めていただければと思っておりますし、そのような気持ちで努力してきたつもりであります。 以上です。 ◆3番(仲間光枝議員)  ありがとうございました。 今後とも南城市のために御尽力くださいますようよろしくお願いします。山城教育長のますますの御健勝と御活躍を御祈念申し上げます。 先ほど、県議会宛の陳情書なんですけれども、現在、県議会では確認しましたところ、継続審議となっているようです。県教育委員会においても、陳情項目の各実施においては、各自治体の裁量に任せるしかないとの認識のようですので、今後、県内各自治体や政府の動向も踏まえながら、学校の業務改善推進委員会を中心に実効性のある取り組みを進めていってほしいというふうに思います。 学校の業務改善だったり、学校の関連することについては、具体個別的な課題も、私的にはまだまだちょっと提言したい部分もっとありますので、今後また機会があれば取り上げていきたいというふうに思っております。よろしくお願いいたします。 では、次の質問へ移ります。 子どものまち宣言について。 市長の選挙公約で真っ先に取り組むこととして掲げた子どものまち宣言についての御見解をお伺いたします。 ①子どものまちプロジェクトチームの概要。 ②貧困家庭の実態調査とはどのようなものか。また、その方法について。 ③宣言を施策として実現させるためには条例等の整備が必要だと思いますが、子ども条例についての考え方。 以上お願いします。 ◎福祉部長(仲里康治)  仲間光枝議員の、子どものまち宣言についての①についてお答えします。 新庁舎内に保育、教育関係者、保護者等が直接関われる子どものまちプロジェクトチームを設置し、議論の場を設けてまいります。 次に、②についてお答えします。 貧困家庭の実態調査とは、貧困の状況における子供や家庭の支援ニーズの所在の把握し、支援につなげるための調査となります。 実施するにあたっては、市教育委員会など関係機関の協力を得ながら、小中学校や、その保護者などが対象となります。 実施方法としましては、先に沖縄県にて実施した実態調査等を参考に、子ども票・保護者票をセットで配布。子供が家庭に持ち帰り、子ども票は児童生徒が記入、保護者票は主に保護者が記入をし、学校に提出し、学校は市児童家庭課へ送付していただき、児童家庭課にて集計をして、実態把握をしてまいります。 次に③についてお答えします。 子ども条例制定につきましては、家庭、学校、地域が連携、協力し、南城市の未来を担う子供たちの健やかな成長を社会全体で支援する必要があり制定するものと認識をしております。子どものまち宣言制定後、検討してまいります。 以上でございます。 ◆3番(仲間光枝議員)  私も過去の一般質問において、2度、市長公約と似たような内容を取り上げてきましたので、この公約実現については本当に大いに期待するところです。 ただ、やはり宣言しただけでは何も変わりません。プロジェクトチームも真に機能するチームでなければ、施策実現に寄与しないと思います。 掲げた具体案の中にはすぐやれるものもあれば、時間をかけてじっくり取り組まねばならないもの、あるいは見直しとか修正が必要なものなど、いろいろあると思いますが、また、それに伴い優先順位の問題も出てくるかと思います。 そこで、市長にお聞きしたいんですけれども、市長は御自身が掲げた子供施策の中で、真っ先に最も優先されるべきものは何だというふうにお考えでしょうか。御見解を伺います。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  仲間議員にお答えいたします。 優先、重点に考えたのがやっぱり子どものまち宣言、子供の貧困、それから、教育。そういう政策でございます。ですから、子どものまち宣言に関しても4月中には発表をしたいと思っております。 まずは発表をして、それからいろんな条例に関してはまた進めていきたいと、そういうふうに思っております。 ◆3番(仲間光枝議員)  やるべきこともいっぱいあります。やりたいことも恐らくいっぱいあろうかと思います。それを全てやれることが、それは当然ベストなんですけども、やはり予算も無尽蔵にあるわけではないので、必然的に、優先順位というのをきちんと見定めて取り組んでいく必要があるかというふうに思います。そうしないと、せっかくの良い計画も中途半端に終わったり、あるいは頓挫してしまうということもあろうかと思いますので。 ただ、今おっしゃったように、私思っていますが、子供の施策においてはすごい本当にたくさんあると思います。例えば子供の貧困対策、いじめ、不登校児童生徒への支援、あと、保育教育環境の充実だったり、キャリア教育の推進、特別支援教育の推進等、やはり未来を担う子供たちのことだけに、やっぱりそれはある意味、待ったなしであるというふうに思います。 今、申し上げたこの、予算のこともあるけれども、それも考えつつ、でも待ったなしの状況の子供の支援についてこれからどのようにやっていくのかというところの、改めて市長の御見解だったり、意気込みだったりとかを伺いたいと思います。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  子供の成長というのは、やはり親が一番願っているものでございまして、それから、それを支えるのは教育現場、学校の先生方でございます。そして、行政はそれをサポートしていく。 そういう中で、どういったものを優先順位にしていくかというのも現場の声を聞きながらやっていかないといけない。そして、市長自らは子どものまち宣言を行って、南城市はこういう子供のためのまちにするんだというのをまずは宣言をしていくことが先決だと思っております。 その中でできること、例えば予算がなくてもできることもあるだろうし、それを精査しながら子供たちにも夢を持っていただく、そして、子育て中のお母さん方、あるいはお父さん方にも、夢を与えられるような、そういう行政運営をやっていきたいと思っております。 ◆3番(仲間光枝議員)  では楽しみにしておりますので、よろしくお願いいたします。 過去の答弁におきまして、先ほどちょっと福祉部長の答弁の中にちょっとかぶる部分もありますけれども。 本市は現在のところ、キッズファースト宣言も、子ども条例も制定しておりませんが、子供たちの幸せを最優先に様々な事業を展開しているところです。家庭、学校、地域が連携協力し、子供たちの健やかな成長を社会全体で支援する体制を図るために、子ども・子育て支援新制度を充実させてまいりますとあり、確かに南城市はその努力をこつこつ重ねているところだというふうに思っています。 これまで重ねてきた努力、これはトップリーダーが代わろうとも、その努力というのは大切に扱われるべきだというふうに思っています。それはもちろん市長もよく理解されて、良いものは引き継がれていくだろうというふうに思っています。 今後は、瑞慶覧新市長の新たな感性だったりとか、取り組みが発揮されることによりまして、子どものまちとしての南城市が実を結び開花して、ひいては誰にとっても住みやすい南城市、優しいまちづくりが加速していくことを私は願っています。 先ほど御紹介をした答弁については、 ○議長(大城悟)  残り1分です。 ◆3番(仲間光枝議員)  前福祉部長のものなんですが、後任としてこの1年間、福祉部トップを務めてこられた仲里部長、次年度からは別の場所へ移動とのことですので、最後に、これからの南城市の福祉行政についての思いだったり、これまで1年間務めた感想なりを伺いまして、私の一般質問を終わりとしたいと思います。 ◎福祉部長(仲里康治)  仲間議員の質問にお答えします。 私も平成24年度に福祉部のほうに配置になりまして、1年間は離れましたが、5年間福祉に関わってまいりました。そういったことで、やっぱりこの将来ある子供たちの人材育成というのは大事だろうというふうに痛感をしております。 どの子も等しく育つ権利とか、いろんな面で何かと福祉は経費がかかります。しかしながら、これは将来への投資という考えのもとで、我々これまで頑張ってまいりました。 これからもまた、私ももうここ10日程度で福祉部を離れるわけではございますが、また次期部長のほうには、その分も十分申し送りをして、福祉に停滞のないようにやっていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。 以上でございます。 ○議長(大城悟)  休憩します。     (休憩 14時52分)     (再開 15時05分) 再開します。 次の質問者、安谷屋正議員。 ◆6番(安谷屋正議員)  3月、別れの季節でございます。 教育部山城教育長、そして、照喜名上下水道部長、そして、3月で退職なさる全職員の皆様、これまで本当に南城市のために御尽力いただきありがとうございました。その経験を生かして、引き続き南城市の市政運営に御協力いただければと思います。 それでは、早速一般質問に入らせていただきます。 1点目、市政運営について。 市長の選挙公約について、以下の点について市長の見解をお伺いします。 (1)市長専用車を廃止すると訴えていますが、対外的な公務をどのように行っていくのかお伺いします。 (2)学校給食費の無料化について、どのように取り組むのか具体策をお伺いします。 (3)おでかけなんじぃの無料化について、どのように取り組むのか具体策をお伺いいたします。 (4)公約の中でため過ぎた基金はみんなのために有効活用するとありますが、具体的な方針をお伺いいたします。 大きく2点目、施政方針について。 若者の夢実現委員会設置に向けて取り組むことがうたわれておりますが、具体案をお伺いいたします。 大きく3点目、地域課題について。 市道屋嘉部~親慶原線を修繕、舗装できないかお伺いいたします。 以上、よろしくお願いいたします。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  安谷屋正議員の市政運営についての御質問の1点目の市長専用車の廃止についてお答えいたします。 市長専用車の廃止については、これまで使用されていたクラウンを廃止して、プリウスで公務を行う予定であります。現在もそういうふうな形でさせていただいております。 2点目の学校給食費の無料化についてお答えいたします。 先ほどもありましたが、学校給食費を無料化しますと、平成30年度当初予算ベースで年間2億3,382万4,000円の給食費歳入が減となり、その分をどのような財源で補うかという大きな課題がございます。 しかし、給食費の支払いが厳しい家庭の児童がおられるのも現実ですので、それらの家庭を支援する何らかの手だてが必要であると考えております。 3点目のおでかけなんじぃの無料化については、デマンド交通おでかけなんじぃについては、交通弱者や観光客の移動手段の確保を目的に開始された公共交通の取り組みであります。 運行にあたっては、国、県、沖縄県バス協会、沖縄県ハイヤー・タクシー協会、琉球大学准教授、また、市民を代表して老人クラブ連合、区長会などの代表で構成される南城市地域公共交通会議において、運行ルールや便数、料金等を決定することとなっているため、無料化については、南城市地域公共交通会議において、今後、議論していくこととなります。 4点目の基金の有効活用についてお答えいたします。 基金の有効活用については、まず、南城市のあるべき基金の適正額を、現在の財政状況、歳入歳出の将来予測、今後の財政需要等を考慮し慎重に検討することが重要だと考えております。 南城市若者の夢実現委員会については、まず、雇用、子育て環境、それから、郷土の文化・歴史を含めて、若者が暮らしたくなるまちづくり計画の策定や交流の場とすること。 また、まちづくり、産業振興の人材育成に向けて、若者の県外留学、社会人の学び直しの支援に取り組むこと。 それから、青年会の支援はもちろん、新たな若者の集いの場、若者参加のイベントづくりなど、交流の輪を広げるとともに、心、進路、結婚、子育てなどの若者の抱える問題の相談窓口に努めること。 地元企業、団体と連携して、他地域で暮らす市出身者のインターンシップ実施に努めることなどを具現化することを目的として、関係各課及び関係機関と連携して設立することを考えております。 以上です。 ◎土木建築部長(森山紹司)  3点目の地域の課題。安谷屋正議員の地域の課題についてお答えします。 市道屋嘉部~親慶原線は屋嘉部から親慶原を結ぶ路線ですが、喜良原の一部区間、約200メートルにおいては未舗装道路となっています。以前は採石場があり、砕石を運搬する大型車両が専用的に利用していたため、現在も未舗装道路となっております。 採石場跡地は地主へ返還され、大型車の運搬はない状況でありますが、排水施設も未整備であり、単独事業としては厳しい状況であります。 今後、事業化が可能か検討していきたいと考えております。 しかし、道路にわだちや、でこぼこがあることを確認しており、車両の通行に支障のないよう修繕していきたいと考えております。 ◆6番(安谷屋正議員)  ありがとうございます。 再質問の順番は前後いたしますが、まず、地域課題のほうのお話をさせていただければと思いますが。 これは以前にも確認して、難しいという話はお聞きしました。しかしながら、やっぱり地元の方からは近くに墓もあって、これからまた清明祭を迎える、シーミーの時期に向かって、あの状況はやっぱりどうにか改善できないかという声がございます。 そこで今回、市長の公約の中で、基金を使って市民のためにでこぼこの道を直していくんだという話の中から、どこまで期待していいのか。それを確認したくてこの質問を再度、取り上げております。 まず、今、取り上げている市道屋嘉部~親慶原線の現状を市長はどのように認識しておられるのか、答弁いただけますでしょうか。 ○議長(大城悟)  休憩します。     (休憩 15時13分)     (再開 15時13分) 再開します。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  必要なところ、本当にでこぼこ、そういった声はたくさん、直してほしいというのはございました。それを担当部局と調整しながらやっていきたいと思っております。 今、御指摘のところに関しては、私も実は一度、通っております。ですから、そこに関しては、全部というのはなかなか難しいかもしれませんが、できる範囲の中で進めていきたいとは思っております。 ◆6番(安谷屋正議員)  現場も確認しておられるという理解をいたします。 その中で、全体とはいかないにしても、できる範囲でやっていくように努力するという答弁でございます。 せめてですね、墓が両サイドにございます。シーミーの時期には皆さん本当に困っておられます。やっぱり先祖崇拝の沖縄においてシーミーは欠かせない行事であります。雨の時期にも入りますんで、その都度ずっと苦い思いしている現状がございますので、市長の公約でそういったことを掲げている以上、大きく期待いたします。 今の答弁でいくと、全体にはいかないにしても、今再度、申し上げましたけども、どっか片方、喜良原側からでもいいんですが、この墓のところまではしっかりと舗装整備をしていただけるという認識をしてよろしいんでしょうか。再度、答弁お願いします。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  具体的な場所に関しては、再度、詰めます。恐らく喜良原サイドからがいいかなと私も思っております。 ◆6番(安谷屋正議員)  この件については鋭意努力していくと。近いうちに、喜良原側から墓の点在するところまでは舗装が行き届くというふうに理解いたします。 この議会ではそういう答弁になっていますので、地元の皆さんには、そのようにまた説明いたしますので。期待いたします。よろしくお願いいたします。 続きまして、施政方針についてお伺いしたいと思います。 一度、これ施政方針を読み込ませていただきました。今の答弁からいっても、若者のためにでき得る支援をしっかりやっていくというふうに理解いたします。 施政方針の中では、若者が起業できるような、そういった支援をしていくんだという話がございましたけれども、今ここには起業という言葉はまだ出てきておりません。 そういったものについて施政方針にも織り込んでいるわけですから、起業に対してのサポートのあり方を、今、市長がどういうふうにお考えなのか、それを答弁していただけますか。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  地元の若者たちが小さい企業でもいいので、会社でもいいから、作っていけるような、そういうサポートができないかと。そして、それをするためには、若者たちが実際に集まっていただいて声をあげていただくのが最も肝要だと思っております。 我々、50代のおじさんたちがあれこれアドバイスするよりは、10代、20代の方々からの直接の、こうしたい、ああしたいという声を聞いたほうがより実現化できるんじゃないかなと。そういう若者の夢実現委員会、大ざっぱで言うとそういう形でございます。 ◆6番(安谷屋正議員)  といいますと、若い世代でこういう委員会という、それを立ち上げた上で、若い世代の意見を集約して、これはまた最終的には市長の判断でこういった方向に進もうというような形になるのか、もしくはそういう若い皆さんからの答申を受けて、その上での市長の判断なのか。市長がどこまでこの委員会に関わっていくのか。そこのところをお聞かせいただけますか。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  どちらかというと自主的に若い方々が作っていって答申をすると。しかし、当然、10代、20代も含めて30代、40代、50代もこの委員会には含むというイメージを持ってください。それを答申していただいて。 ただ、市長がどこまで関わるかというのは、それ非常に微妙なところであって、私が入ることによって若い方々が遠慮するとか、そういうことになっては困るので、そこはこれから、どういう形で私が関わっていくかというのは進めて、考えていきたいと思っております。 ◆6番(安谷屋正議員)  20代、30代、40代、50代と、そういう皆さんが集まる中で、いろんな意見を集約して、若者が定着してまちづくりをしていくというようなイメージなのかなというふうに理解はいたします。 この件に関しては、先ほどは子どものまち宣言っていうのは、もう4月いっぱいに宣言するんだと。宣言した後で、具体的なところに取り組んでいくというような話がございましたが、これについては、そこに対する言及はありませんので、市長の施政方針としては、若者に対しての一つのPRにはなると思いますし、若い皆さんも期待するところがあるかと思いますので、ぜひ早目にですね、施政方針でうたっている以上はタイムスケジュールをしっかり示していく。 先ほど新里議員からもありましたが、具体的にやっぱり方向性を、タイムスケジュールを作って示していかないと、市民の理解はなかなか得られないというような点もございますので、そこはお願いしておきますが。 さて、この施政方針については、ちょうど気になっているところがあって取り上げたんですが。 市長、選挙公約の、先ほどからもいろいろ取り沙汰されていますけども、いろんな意味で、給食費の無償化、通学バスの無償化、なんじぃバスの無償化、そういった無償化の文言をどんどん、ビラとかそういったチラシの中でずっとうたっていて、施政方針の中では一言も触れていないというところについて再度、先ほどもありましたけれども、もう一度、考えをお聞かせいただけますか。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  お答えいたします。 施政方針というのは本当に重要なことだと思っておりましたので、吟味を深めながら、この財政のこととか、そういうことに関しては、突っ込んだものは過程を見て初めてやっていこうかなとも思っておりました。 ただ、それ以外でも目に見えるものとか、書ける範囲の中で施政方針というのは作っていた次第でございます。 ◆6番(安谷屋正議員)  多くの市民が先ほど来ありますように、いろんな委員会でも、僕らも連合審査なり、いろんなところで確認しましたけども、僕ら市民側から言わせていただければ、新市長の公約の1丁目1番地は、その無料化だろうというふうに捉えて投票行動に移った皆さんも多々あると思います。 その点については、市長はどうお考えですか。投票行動につながったと私たちは思っていますけども、それについて見解があればお聞かせください。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  選挙ですから、それは投票行動には影響したとは思っております。 ◆6番(安谷屋正議員)  そういう認識ですよね。お互い、そうだと思います。 やっぱりそういう、皆さん生活も苦しい中で、無償化、誰でも飛びつく公約でございます。それを施政方針の中で一言も触れないということは、私はあってはならないだろうというふうな思いから、今の質問です。 これは市民にどのように説明なさるのか。 先ほどからありますけども、公約に対するトーンダウンじゃないかという市民の声は当然、出てくると思います。そこに対する説明責任をどう果たしていくのか、再度、お聞かせください。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  市民のほうが恐らく、無料するって言ったから俺は投票したんだということですよね。当然、それはあったと思いますし、そういう方々に対しては無料化を進めていくと、努力をしていくということは発信し続けていかなければいけないと思っています。 その発信の方法に関しては、今日の一般質問もそうであるでしょうし、他の方法でも、あるいはメディアを使ってやるとか、いろんな形で、あるいは実際にお会いして私の気持ちを伝えるとか、あらゆる方法を使って発信をしていきたいと思っております。 ◆6番(安谷屋正議員)  選挙の投票行動においては、新市長がおっしゃる市民に対する説明、丁寧な説明、訴えも先ほどもありますけども、その訴えを直接聞かれた方と、そうではなくチラシ、選挙ビラ、それだけで判断して投票した方もいらっしゃると思います。これは少なからずあるかと思いますので。 これは後でまた、項目で無償化のところでうたっていますんで、そこでやっていきたいと思いますが。 後々それがもう、今は選挙だからっていう話でもありますし、先ほどありましたけども、選挙のときにはヒートアップしているんで、そういったこともありましたよというような答弁も多々、委員会等でありましたけども、選挙であれば何でも言っていいのかという質問もございました、総括の中でですね。 そういうことでは市民はなかなか、これだけの無償化をうたっておいて、これが一転出てこない。そういう状況を市民はとてもじゃないですけど納得できないでしょうし、理解もできないと思います。そこの説明責任をしっかり果たしていただきたいと思います。 今、施政方針の中では公約で掲げた無償化に関しては一言も触れずに、施政方針の冒頭で「特に普天間飛行場の移設については建白書の精神に基づき辺野古の新基地建設に反対し県外移設を求めてまいります」という文言が入っているわけですよ。 これはもう、市民の立場で言わせていただけるのであれば、公約で掲げた無償化より、その新基地建設反対のほうが上なのかという捉え方になってしまうんですが。それに対する見解をお願いいたします。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  建白書の実現を目指すというのは私の公約の一つでもございました。 それと、その建白書というのはやはり非常に重たいものだと思っております。2013年にこれ、全首長も含めて沖縄全体が政府に要請したもので、これまだ生きているわけです。 ですから、県全体として子供たちのことも含めて守っていくのが我々大人の責任だろうという意味で、県全体のことをまず冒頭に書かせていただきました。その上で、南城市の政策に関しても施政方針の中で述べさせていただいたところでございます。 ◆6番(安谷屋正議員)  市長、すみません。今、私の質問は、公約でうたっていた無償化より建白書の実現、そのほうが南城市の市政運営において、どちらが比重が上なんですかという質問でございます。そこについてもう一度、お願いします。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  恐らく、そういう比重の例え方というのは適当ではないと思います。どちらも重要だという認識を御理解ください。 ◆6番(安谷屋正議員)  なかなか議論しづらい部分ではありますが、当然、私たちも普天間飛行場の撤去、それについては賛成です。できれば新基地もないまま進んでいただければそのほうがいいかと思いますが。 ただ、本当に返す返すも、これだけ公約で無償化をうたっていて一言も施政方針で触れないというのは本当にもう市長の、これはある意味、市民に対する裏切りだと思います。そこまで言っていいと私は思っております。 ぜひ、その点については、事細かく親切丁寧に理解が得られるように、市民に説明していただく、そういった場所を今後どうやって設けていくのか。それについてお答えをお願いいたします。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  これまで何度も申し上げておりますように、あらゆることを使いながら発信をしていくつもりでございます。一般質問、ここでもそうですし、メディアでの記者会見もございますでしょうし、ホームページもあるでしょうし、直接お会いして言うこともあるでしょうし、なるべく強い発信をやっていきたいと思っております。 ◆6番(安谷屋正議員)  もう本当に返す返す、この点につきましては期待する市民、先ほども給食費の無料化については、私のほうにも相当問い合わせがあります。いつからなの、もう払わなくていいのと。 実を言いますと、私の孫も今度、1年生になりますんで、うちの息子夫婦からはもうそういったふうに、現実、もう4月からは払わなくていいんだよねという声があります。先ほども新里議員からもありましたが。 そういった点を考えると、もう一度、言いますけどこれはもう、今、こういう施政方針にも乗っけられない、具体案もないままで公約で掲げてくる。先ほどの質問の中でもありましたけれども、財源が苦しいのはわかっていると、厳しいというのはわかっているという答弁がございました。そういう中で、公約でこれだけの無料化をうたっていく。施政方針にも乗っけないというのは、私はあってはならないというふうに、強く申し上げておきたいと思います。 それでは、公約のほうに移っていきたいと思うんですが。 まず、公約の中での4点目、これも選挙のときの資料からなんですけども。先ほど来、選挙なのでヒートアップもするし、いろいろありますよというふうなことは総括の中でもありました。しかし、これではもう、逃げ言葉になっても困ると思います。 まず、(4)のため過ぎた基金。 ため過ぎた基金はみんなのために有効活用する。そういった文言がチラシの中にあります。そういったところで、あるチラシの中では120億が全く無駄な金だと、費用対効果がゼロの基金だということまでうたわれておりました。 そういった文言を使う、基金がため過ぎなんだと。その基金は全く効果を生まない基金なんだと。そこまで選挙の中で訴えてきた、その根拠をお示しいただけますでしょうか。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  今、安谷屋議員がおっしゃっていた、費用対効果がゼロとかっていうそのチラシというのは、恐らく私の後援会が出したチラシではないと思います。別の市民団体が出したものかなとは思っております。 あと、ため過ぎた基金とかっていう言葉に関しても、選挙の中で訴えたのは、ため過ぎたのであれば、これは適正な基準まで落として使ってもいいんじゃないかと、そういう選挙運動をしたというところでございます。 ◆6番(安谷屋正議員)  今、市長のほうからは、他の市民団体のものじゃないかという話がございましたけども、その市民団体が作ったビラであれ、瑞慶覧長敏という名前がうたわれて出ているわけですよ。候補者としてですね。 そういうことに対して、市長は今のこの費用対効果のゼロの基金とかっていう言葉は、今初めて聞かれるっていうことでよろしいんでしょうか。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  少なくとも、私たちの出したチラシの中に費用対効果ゼロという、そういうのはなかったと認識しております。 ◆6番(安谷屋正議員)  じゃあ改めてお伺いします。 今、適正な額、ため過ぎたんであればという言い方に変わってきていますけども、もう選挙のときの中ではもう完全に、ため過ぎたと断言した上での公約でございますので、そこのところもまた、今答弁の中で、ため過ぎたのであればというような形で変わっていくと、どんどんこういう形でトーンダウンしていって、後々は全く手がつけられない、そういう状況になる可能性もあるわけですよね。 その辺に対して今現状、就任なさって1カ月の中で、実際にため過ぎた基金があるのかどうか、どういう認識でいられるのかそこをお聞かせください。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  これまで就任をしてもう1カ月ちょっとたっておる中で、いろんな部署と意見交換、ヒアリングをさせていく中で、南城市の財政状況等も様々学ばせていただきました。 その中で、今後の将来のことを考えたときに、その基金に関して決して安泰な南城市の財政ではないということも学ばせていただいております。 ◆6番(安谷屋正議員)  そういう今の認識、基金に対する認識はやっぱり潤沢ではないと。ため過ぎているという認識からは変わってきているというふうに受けとめます。 そこで、無償化について入って行きたいんですが、給食費の無償化、あと、通学バスの無償化。 それについては委員会のほうでも確認させていただきましたけども、今、市長のほうで給食費、先ほど来ありますけれども、なかなか簡単ではないだろうと。基金も簡単には取り崩せないもんだということも、当選してこの1カ月の中で勉強して、理解したというふうな話ではございますが。 やっぱり先ほども申し上げましたが、こういう公約については市民の関心が高い以上、どういう形で、今日はっきり言って、この質問通告書の中でも具体策をお伺いしますというふうに通告している以上、どういうタイムスケジュールで取り組んでいくのか、市長の現時点での思いをお聞かせいただけますでしょうか。通学バスと給食費無料化。
    ◎市長(瑞慶覧長敏)  通学バスに関しても、全部無償化するということになると、私も、私も、ということになっていくということは委員会の中でも申し上げました。 ですから、通学バスに関してもし無料化目指すということであれば、その基準化、どういった無料化、誰を対象にするかという基準化が必要になるということも委員会の中で申し上げました。そういう段取りをつけていくということでございます。 給食の無償化に関しても、100%全員無償化にするということは、潤沢な南城市の財政があればそれはわかるんですけども、そういう状況ではない中、先ほども申し上げましたが、無償化に向けて段階的に、どういう努力ができるのか、行政がどこまでできるのかも含めて進めていくということでございます。 ◆6番(安谷屋正議員)  先ほども新里議員のところもありましたが、段階的にということは、本当に市民がこれで理解できるのかなと。納得してくれるのかなというのが本当に不安ではございます。 今、申し上げたように、いつまでに打ち出す、方針を決める、今の調子でいけば、この4年間あっという間ですよ、市長。市長の4年間の任期の中で、そういったことが、公約が一つでも実現できるのかどうか、一市民として不安になります。 そういう面で先ほどもお伺いしました。具体的なスケジュールを示してほしい。せめて、いつまでにはこういった方針を打ち出すんだという市長の、それは強い思いがあってああいう政策も掲げたと思います。 再度、聞きます。それがないと、4年間のうちで果たして実現するのかという市民の声に対してどう答えるんですか。再度、タイムスケジュールについてお答えください。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  今この場でタイムスケジュール、いつまでに何をするということをお示しすることはできないと考えております。 まずは4月に入って、新しい人事も決まって、副市長も今いない状況でございます。教育長も代わっていく状況でございます。教育に関しても、新しい方を採用していかなければいけない。そういうもろもろのこと整った上でタイムスケジュールというのは作っていきたい。そういうふうに思っております。 ◆6番(安谷屋正議員)  今すぐは、示すのはなかなか厳しいということですので、せめて4月始まって、6月あたりにでもまた新しい話が聞ければと思いますので、これはもう本当に市民が期待するところですので、よろしくお願いしたいと思います。 ただ、市長専用車を廃止するという公約の中で、答弁の中ではクラウンを廃止してプリウスでやるという中で、今、実際は公務はどういった形で行っているんでしょうか。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  今現在はクラウンは使っておりません。プリウスを使っているところでございます。 ◆6番(安谷屋正議員)  クラウンでないと。先日の連合審査の中で、高額な市長車を廃止するというような言葉がございました。そういう中では、せっかく今ある車を、車検も2カ年残っている車を廃止して、プリウスでやるからいいんだという論理は通らんだろうという委員の意見もございました。 その中で、市長は公約をして支持者の皆さんと政策を練って打ち出した以上、市民感情から言うと、クラウンに乗るのはまずいだろうという話がございました。 実際、財政的に不利になる。あと2カ年使えばいいものを廃車してプリウスでやるからいいよじゃなくて、その市民感情と、財政の負担、それはどちらが優先なさいますか。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  これは、市長としての政治的な判断というのは、どっちを優先するかではなくて、もともと選挙の前でいろんな方々の意見がございました。高額な市長専用車に関してもそうです。それから、他の行政の進め方に関してもそうです。 例えばこの12年間、前市長、非常に業績を上げているんです。その業績を上げている前市長が、全く業績のない私に選挙では負けたという結果になっているわけですね。それはなぜかということを、ぜひ考えていただきたい。 やっぱり市民の声を大事にしていくっていうのはとっても大事なことなんです。それがあって初めて財政っていうのもきちっと作っていけるし、信頼関係も生まれてくる。その市長専用車というのも、その一つの象徴的なことなんですね。 ですから、私が今、財政のこともあるんだから、今乗っても別に半分ぐらいは文句言わないよという話にはならないと思うんですね。だからこそ今、クラウンには私は乗っていないんです。 仮に、クラウンも公用車ですので、その中で今すぐ廃止にするというのがまずいと、あるいは財政的にもやっぱりもったいないということであれば、市内の公用車として回すとか、そういう方法もないわけではありません。 ただ、しかし、申し上げたように、私が今後、このクラウンに乗るということはないということでございます。御理解ください。 ◆6番(安谷屋正議員)  クラウンを使わないというところに関してはもう市長の思いということで御理解いたします。 今、たしか運転手も雇った上でプリウスを運行していると思いますが、その運転手はどちらの出身か、市長の口から答弁いただけますか。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  那覇市の出身でございます。 ◆6番(安谷屋正議員)  市長の公約を受けて、公用車の廃止ということで、前任の運転手が退職した経緯がございます。その中で、南城市民の一人の雇用が失われた現実がございます。 それで那覇市出身の方を採用していると。それについて、中身をもう少し詳しくお聞かせください。どういった経緯なのか、公募があったのか。 ○議長(大城悟)  残り1分です。 ◆6番(安谷屋正議員)  どういう形で採用に至ったのかお聞かせください。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  前任のドライバーの方がおやめになったというのと、私が高額な市長車を廃止するということはつながりはないと思っております。 なぜかというと、私は入ったときにドライバーのこと聞きました。しかし、返ってきた返事はもうおやめになっていていないということでした。今後どうしようかと。 その間、総務課の職員が1人ついてくれて公務をこなしました。しかし、その過程の中でやはりドライバーは必要だということになったときに、早急にやらないといけない、信頼関係、セキュリティーがありますから、車の中での会話等々も含めて。それで私の最も信頼の置ける方に頼んだということでございます。御理解ください。 ◆6番(安谷屋正議員)  ちょっと南城市民からの採用でないことに関しては、ぜひ検討していただいて、今後、市民の雇用というのは市長のどうしてもやらなきゃいけない部分だと思いますんで、よろしくお願いいたします。 ちょっと1点だけ、2月17日の奥武島のハチウクシに職員の運転で来たということがございますが、どの部署の運転手だったのかお聞かせ願えますか。 ○議長(大城悟)  休憩します。     (休憩 15時44分)     (再開 15時44分) 再開します。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  今、記憶をたどりました。 奥武島のハチウクシのときには、もう既に運転手がついておりました。プリウスで行って、そこで役所の職員の方とは合流を、待ち合わせしているということでございます。 ◆6番(安谷屋正議員)  その点は一応、市民からの情報だったので私の認識違いだと訂正いたします。 そういう中で、いろいろ多忙な中で、公用車を含めて、いろんな意味で多忙な生活が始まると思います。無料化についても、先ほど来、申し上げますが、再度もう、4年間で無理だと判断するのであれば、 ○議長(大城悟)  時間です。 ◆6番(安谷屋正議員)  市民の前でもう一度、公表できる機会をちゃんと作っていただけるよう答弁お願いします。 ○議長(大城悟)  次の質問者、前里輝明議員。 ◆13番(前里輝明議員)  皆様こんにちは。一般質問1日目の最後の前里輝明でございます。皆さん最後までおつき合いをよろしくお願いいたします。 今回、質問は2点入れています。 その質問に入る前に一言、山城教育長、照喜名上下水道部長、そして3月で退職される職員の皆様、本当に長い間お疲れさまでした。これまでの行政経験をしっかり生かして、これからは一市民として南城市の発展のために御尽力をいただきたいと思います。 それでは、質問にはいります。 今回は質問を2点入れております。学童クラブの支援についてと、職員の定員適正化について入れております。 1点目の学童クラブ支援について。 児童福祉法では学童保育の実施責任は市町村にあると定められております。学童の基準を市町村は条例で定めることとなっており、本市においても平成26年度に南城市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例を制定しております。 これまで学童保育の量的拡大、質的向上に取り組んでいる中で、現在の課題と、これから取り組むべき課題について質問をいたします。 子供たちが放課後及び学校休業日に安全安心に過ごし、多様な体験活動の中で人格を形成し、保護者の就労と子育ての両立支援にも大きくつながる学童保育クラブについて、市内学童クラブの設置数と定員数、待機児童数について伺います。 国の基準に基づいた専用区画における定員数と、現在、市内各学童クラブの受け入れ児童数の差について伺います。 基準を遵守することにより待機児童が予測されますが、今後の対応について伺います。 年度最初に支給される運営補助分を貸付制度を創設して運営支援を図れないか伺います。 2点目に職員の定員適正化について伺います。 平成20年に南城市定員適正化計画を策定し、事務事業の整理、組織の合理化を図り、職員数の抑制に努め、平成28年には第2次南城市定員適正化計画を策定しております。 今後の多様化した事務事業や予測される組織機構の再編、新庁舎への移転などによる、適正な職員定数と人員配置について伺います。 職員数。正規、非正規に分けて伺います。 部別の職員配置数。正規、非正規に分けて伺います。 これまでの南城市定員適正化計画の取り組みと評価について伺います。 今後の計画と方針について伺います。 ◎福祉部長(仲里康治)  お答えいたします。 前里輝明議員の学童クラブの支援についての1点目についてお答えいたします。 平成29年度放課後児童クラブ数は19クラブで定員は772名となっており、平成30年3月1日現在、待機児童は0名となっております。 次に、2点目についてお答えします。 平成29年度現在、国の基準に基づいた専用区画における定員数は691名で、受け入れ児童数は684名となっており、7名分の空きがある状況となっております。 次に、3点目についてお答えします。 現在実施している小学校内放課後児童クラブ施設整備事業により受け入れ定員を増やし、また、南城市学童保育連絡協議会と連携を行いながら、待機児童が生じないよう、各児童館の間で利用調整を図りたいと考えております。 次に、4点目についてお答えします。 現在、運営費補助を年3回に分けて交付しており、年度内に交付決定額の90%を概算払いをしております。 今後の運営支援策として、交付時期の調整や年度内の支出割合を増やすなど、本市学童保育連絡協議会と協議を図りながら、運営に支障がないような交付のあり方について検討していきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ◎総務部長(玉城勉)  前里輝明議員の職員の定員適正化の御質問についてお答えします。 まず初めに、1点目の職員数、正規及び非正規についてお答えします。 平成29年4月1日時点の職員数は、正規職員341名、非正規職員309名となっております。 2点目に、部別の職員配置数について、同じく平成29年4月1日時点でお答えします。 部別の正規職員配置数は、議会事務局5名、会計課5名、選挙管理委員会・監査事務局4名、総務部43名、企画部35名、市民部60名、福祉部48名、農林水産部28名、土木建築部27名、農業委員会4名、上下水道部20名、教育委員会62名となっており、非正規職員配置数につきましては、議会事務局0名、会計課1名、選挙管理委員会・監査事務局0名、総務部16名、企画部6名、市民部27名、福祉部78名、農林水産部2名、土木建築部4名、農業委員会1名、上下水道部2名、教育委員会172名となっております。 3点目のこれまでの南城市適正化計画の取り組みと評価についてですが、第1次定員適正化計画を平成18年度の合併後に、新市建設計画及び行政改革大綱に基づき、向こう10年間で106名の職員を削減する計画を策定しました。 この計画に基づき、事務事業の整理、組織の合理化、職員の適正配置に努め、勧奨退職制度の活用や新規採用の抑制により、計画に掲げた目標を達成することができました。 最後に、4点目の今後の計画と方針についてでありますが、現在、第2次南城市定員適正化計画が策定され、それに基づき、職員の定員適正化並びに各部局への適正配置に努めております。 今後も各部局における職員配置の必要数を的確に見極め、適正な定員管理を行ってまいります。 ◆13番(前里輝明議員)  まず1点目の学童クラブについて質問いたします。 まず最初に、今、部長の答弁のほうで、待機児童が現在ゼロということで、平成30年3月1日、今月の頭現在では、待機児童ゼロといことでございますが、学童、また、学童に預けたいという方から聞いても、実際入れなかったという声が出ていて、その待機児童ゼロというのはどういった調査のもと待機児童の数というのを把握しているんでしょうか。 保育園であれば、市からの窓口の申請者によって入所基準に基づいて入れるか、入れないか決めていくんですけど、学童においては、その学童において自分で直接契約のもとやっていますので、待機児童の把握という部分でどういうふうに今、調査をしているのかお願いします。 ◎福祉部長(仲里康治)  質問にお答えします。 全体的に見たときには、船越小学校校区に年度当初、待機が出ましたが、学童保育協議会の中でうまく調整して、入れなかった子を他の児童館に配置をすることによって、基本的には全児童が入れたということでございます。 ○議長(大城悟)  休憩します。     (休憩 15時57分)     (再開 15時58分) 再開します。 ◎福祉部長(仲里康治)  この件につきましては、全学童からの聞き取りによって、申込者数と実際の受け入れ人数とで、その差が出て待機が出たかどうかを確認しての数字でございますので、船越以外については基本的には待機はなかったということで我々は把握をしております。 ○議長(大城悟)  休憩します。     (休憩 15時59分)     (再開 15時59分) 再開します。 もう4時2分前ぐらいになりました。 本日の会議は議事の都合により延長いたします。 ◆13番(前里輝明議員)  はい、わかりました。 その待機児童については少し私の聞き取り、また、現状と待機者ゼロというのはすごく差が出ているなというふうに思います。 専用区画のスペースについても、子供が遊ぶスペースについても、待機児童の差っていうのは出るんじゃないかと、そういった学童を運営する方からの声がありますが。今ちょっとその情報の違いがありますので、ここで是正できないなと思いますので、この待機児童の件につきましては、今、報告でゼロということでありますので、これからもしっかり市の学童保育連絡協議会との話し合いを持って、待機児童が出ないように進めていってもらいたいと思います。 特に、2年後の平成26年に条例が制定されて、設備と職員の要件に関しましては、5年間の経過措置があります。あと2年後にはその経過措置が終わりますので、その2年の間にしっかり対応できるような体制を作っていただきたいなというふうに思います。 そして、2点目ですね、運営補助の部分です。 今、答弁の部分では、年3回に分けて年度内に交付額の90%概算払いしているから大丈夫じゃないかというふうにありました。これまでも年3回、交付ある中で以前は7月支給だったのを5月に変えてもらって、早く対応してもらっていますけど、何が今のこの現状の課題かというと、この4月、5月なんですね。 これ今、平成30年度からは20個の学童になります。だけど、大体が一つの学童が2つ、3つ持って、母体は9園ぐらいです、大体。20園ある中の、1園で3つぐらい分園していますので。 その中で、運営していく中でずっと課題であるのが、この4月、5月の運営補助が交付されない。その間はどうするかというと、各学童の先生方が自分なんかで資金繰りをしています。 大体、1園につき補助というのは多分1,000万弱ぐらいだと思います。それを月で割りますと大体80万ぐらい。それを4月、5月の職員の人件費、家賃とか入れたら150万ぐらいです、1園で。それを一つの学童で3つぐらい分園して持っていると、約500万近くのお金を4月、5月で用意しないといけないわけですね。 経営している方からしましたら、そのお金を資金繰りするだけで本当にいっぱい、いっぱい。子供たちと関わる時間、また、支援員と一緒にいろんな研修を受けたりとか様々な、入りたての支援員とかもいますから、そういった研修を過ごす大事な時期でもあるけど、なかなか時間がとれずに運営面で大変しているのが、学童保育はもうずっとこれが続いています。 学童保育連絡協議会は平成24年に設立されています。これでもう5年たちました。新年度からは6年目を迎えます。この5年間、この課題がずっときているわけですね。 私はそういったものに対したら、運営支援という形で貸付金制度というのを図れないかと思っています。保育所は月1回、ちゃんと運営補助というのが交付されますけど、学童においては年3回ですよね。5月に7割、10月に2割、そして年度またいで翌年度の5月に残った1割を支給される中で、私は年度の最後の1割ではなくて、年度スタート7割が入るまでの4月、5月の分で一番大変している時期においては、市としても運営支援を図るべきではないかなと思っています。 児童福祉法でも、実施主体は市町村が条例で定める。国においては、省令で定めるというふうに決まっております。今、厚労省のガイドラインとかを適用されていますけど。 そういった部分でも実施責任はありますので、そういった運営支援というのを図る意味も込めて、貸付金制度の創設を求めますので、また部長の見解をお願いいたします。 ◎福祉部長(仲里康治)  前里輝明議員の再質問にお答えします。 この件につきましては、どうしても学童クラブにつきましては、どうしても4月、5月の人件費の部分でどうしても不足が生じるということで、資金繰りが大分厳しいということは我々も聞いております。 今、29年度までにおきましては、5月で概算払いで70%、10月で20%と、残りの10%については年度明けて、実際この実績の応じた精算額とかが出てくるもんですから、これを今回、年度内で95%まで概算払いをすると。しかし、5%ですので、なかなかそれだけで4月、5月の分の人件費が賄えるかというと、なかなか厳しい面もございますので、この辺につきましては、できれば学童保育連絡協議会と今後この運営に支障のないように、我々福祉部としても十分議論をしながら、何らかの形でいい方法がないのか、学童に負担を強いることがないように、我々も調査研究をして早急に対応してまいりたいというふうに考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。 以上でございます。 ◆13番(前里輝明議員)  この協議会ができて、この中で様々な支援が南城市は取り組まれているなというふうに思っています。 沖縄県から見ても、他県から見ても学童に対する支援は、南城市は頑張っているなと、進んでいるなと思います。 特に公的施設に移行とか、運営費補助においても、しっかり全園に対して、これも補助もします。 30年度においては2億,2,000万の運営補助の中の市の負担は3分の1という形で、しっかり障害児に対してもひとり親に対しても様々な支援を送っていますけど、そういった部分も含め、私一番課題がこの5年間、ずっと続いている運営支援に関したら、ぜひやるべきではないのかなと思っています。 その責任もしっかり児童福祉法で定められている。保育所みたいに毎月出るわけじゃなくて、年3回の中で対応する中で、今、部長の中で概算払いの交付というのがありました。それは近隣の市町村でも概算払いというのをやっているんですけど、私が今求めているのは、残りの1割ですか、5月に7割、10月に2割で、残った1割を概算払いで払うという部分でなくて、新年度に対して、新年度の最初、一番予算がかかって、一番資金繰りが大変になっているところを貸付金という形でできないのかというような提案です。 その貸付金の額も、ある程度どれぐらいの、最初の5月で交付されるかっていうのが算定できます。その算定額の中からの4月分、5月分だけでも、私は貸付金制度ができないかなと思っています。 なぜかというと、本当に一つの学童で3つの園を持って、これから職員の処遇改善やら様々やっていくうちに、もうこれがネックになって、これ以上また質を上げること、また、園を増やすことができないわけですよ。なぜかというと、4月、5月が、いつも資金繰りが怖くて、その現状がずっと続いています。 それを改善するような策というのを、今の概算払いという部分じゃなくて、新年度からの7割が下りるまでの部分の運営支援を、保育園並に毎月とまではいかないにしても、貸付金という形で、補助が交付される中の一部分を貸し付けという形でできないかというふうに思いますが。 この件について、部長のほうから、これから検討するという部分がありますので、しっかり前向きに検討していただきたいと思います。 市長において今現状、子育て支援の中では子供たちの放課後というのはすごく大事です。健全な子供たちが多く、そこの学校終わって、1年生から6年生までが対象でいます。中には障害児の方もいます。そういった方の育成を学童の中で、学校の中でできないような取り組みをそこでやっている中で、運営で4月、5月、いつも大変な思いをしている。 子供と関わる時間もありますが、お金を工面する時間が多くとられるときもあります。そういった現状をこれからもずっと続けていくっていうのは、私は、行政として支援を図るべきだというふうに考えていますので、本当に子育て、教育に力を入れるという、そこを柱に置いている市長の御見解、また、方向性があればお願いいたします。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  今、議員がおっしゃっている4月、5月の資金繰りというのは非常に大変な時期で、これ必要な制度という御指摘でございます。しかも、これ貸し付けということであれば、資金が右から左に動いて、その後、それがまた戻ってくるということですので。 ただ、課題も様々あると思います。じゃあ担保をどうするのかとか、あるいは本当にこれ返ってくるのかも含めて、あるいはどの割合にするかも含めて、財政とも相談をしながら、これは前向きに検討していくという形をとらせていただきます。 ◆13番(前里輝明議員)  ぜひよろしく、前向きに検討していただきたいなと思います。 私、総務福祉委員会所属ですけど、南城市学童保育連絡協議会と意見交換を行って、最初の交付される時期が7月だった頃、ちゃんと意見交換をとって執行部とも話したら5月に対応してくれたり、いろんな支援策を行ったり、担当課の学童に対する支援というのは本気で前向きにやってくれているなと思います。 その中でもこの4月、5月の部分、本当に大変な資金繰りという部分をどうにかクリアできれば、そこを気にしなくて子供と向き合う時間、職員の質を上げる、処遇を上げるような取り組みができる、一歩前進できるような子育て政策を私は作れると思いますし、近隣ではそういった貸し付け制度というのは、取り組んでいるところはないんですけど、私は言うように、算定された交付額をもとにやるのであれば進めていくべきではないかなと思いますので、ぜひ御検討、また取り組んでいただきたいなというふうに思います。 それでは2点目の職員の定員適正化について再質問を行います。 今回、職員適正化については、第2次定員適正化計画が策定され、その計画に沿っていろいろ職員の定数、人員配置について行っていると思います。 その中でも、これから5月28日供用開始予定の新庁舎になった場合には、今まで玉城庁舎、大里庁舎にあった職員が1カ所になって行政サービスを行う中で、このスタートに総合窓口を置いたり、民間委託とか、今までと違う職員の配置スタイルになるのではないのかなというふうに思っています。 その人員配置、職員数がしっかりしていなければ行政サービスや行政運営という部分で支障が出るのではないかいう観点から今回質問しています。 その中で、まず1点目に今後、職員が1カ所になります。新庁舎の中で1カ所になったときに、職員数というのは、増減というのは検討していますか。その点をまず1点お願いします。 ◎総務部長(玉城勉)  それでは再質問にお答えします。 今後、職員増の計画があるかという話だと思います。 最初に答弁したとおり、第2次南城市定員適正化計画というのを策定しております。その中では、庁舎は統合するんですけれども、やっぱり本市においてはいろんな課題があって、その部分に対応できる、将来の施策等々を踏まえて、適正化計画を策定しています。 その中では、平成29年度から随時増やしておりまして、平成33年度時点で350名まで増やすと。その後は、その350名を維持していくと。そういった今、適正化計画を立てております。 ですから庁舎移転後もしばらく、平成33年度までは段階的に職員を増やして、新しい施策展開に対応していきたいというふうに考えております。 ◆13番(前里輝明議員)  平成33年度までに350名にして、それからその職員数を維持して行政運営を図っていくということです。 今回、配置についてもお伺いするんですけど。 総合窓口もできます。これまで、窓口業務やコールセンター、公金収納等の民間委託、いわゆるアウトソーシングを図って、コンビニ交付などもそうなんですけども、業務の負担軽減を図って、職員の負担を減らす。そこで今、職員の数が足りない部分を補ってきたのかなというのがありますけど。 こういったアウトソーシングというのは、今後ももっと増やしていく、そこで職員数というのを350名維持するという考えで進めていくのかをまずお願いいたします。 ◎総務部長(玉城勉)  再質問についてお答えします。 新庁舎においては、ワンストップサービスということで、市民課窓口に行けばいろんな諸手続対応ができるという形をとっていきたい。 今は税務課でやっている、例えば都市建設課でやっているようなGISの地図の発行とか、教育委員会でいえば市史編さんの成果物の販売とか、そういったものをそれぞれの課に行かなくても、市民課の窓口でできるような体制をということで考えています。その上で、市民課は一つに統合されて、その辺も含めて強化していくという取り組みをしています。(3月22日 193ページ21行目訂正答弁あり。) その後のアウトソーシングの部分については、やっぱり新庁舎に行ってどれだけ合理化が図られて、市民ニーズがどれぐらいあるかというふうなものも踏まえながら、どういったものがアウトソーシングできるかという部分について、並行しながら検討してまいりたいというふうに考えております。 ◆13番(前里輝明議員)  わかりました。 新庁舎になると、今までの職場環境が変わったりしますので、ワンストップサービスで総合窓口ができたりとか、そういった部分で市民からの受け入れ対応とか行政サービスに支障がないかということについて、支障がないようにしっかり取り組んでもらいたいなと思います。 この合併から今まで、これまで予算を見ておわかりのように、特に議会の当初予算、今回30年度を見ても、1款から14款ある中でも、この3款の民生費というのは、本当に合併当初より増えています。合併当初は51億だった民生費も、今では87億ということで、36億増えているという中の要因は扶助費や医療費、子育て支援、また、福祉部門に係る予算や業務が増えています。 ですので、この人員配置においても、これから業務が多いところ、職員数を民生関係より少なくても対応できるとこ、非正規の方でも採用できる場所、様々な中身が、要因があると思います。そういった配置の中でも私はこの福祉部門というところは、合併からの予算の伸び、また、業務を見ても多様化もしている部分もありますので、配置においてはしっかり33年度から350名という職員数になったときに、しっかり配置を強めていくべきではないかなというふうに思っていますが、それについて適正化計画の中で職員配置を、重きを置く年度というのがあるでしょうか。 計画の中では前期、後期というふうに分けて職員配置をしっかり策定していますが、その計画が今後も計画通り、新庁舎ができた後も前期、後期分けて配置の形を変えずに進めていくのか、計画どおりですね。その確認をお願いいたします。 ◎総務部長(玉城勉)  前里輝明議員の再質問についてお答えします。 この適正化計画というのは、各部の中から今後10年間に向けてどういった施策が展開されるかという大まかなものを全部寄せ集めて、それを踏まえながら、それに対応すべき人員はどのぐらいなのかということで定めております。ですから、細かい施策等々についても割り当てが現時点であるかといえばございません。 例えば今年度の人事配置の部分なんですけれども、これは新庁舎の移転に伴って、それに考慮した部分と、新しく新市長が就任して、施策に応じてどのぐらい強化すべきかっていうことも見計らって配置をしています。 その中で今、教育部とか福祉部には増員になっています。それと同時に、議会とか監査、今やっている業務の中で非常に多忙なところということで、これは毎年の人事ヒアリング等々でこれを把握しながら、それと施策展開等も把握しながら適正化計画の計画と現時点での現状を踏まえながら、人を増やしていくという形になります。 ですから、今後も新庁舎に移って後、適正化計画と現状、2、3年後の予測等々も含めて配置していきたいというふうに考えております。 ◆13番(前里輝明議員)  現状の計画を進めながら、その時代に合った体制というのがあると思いますから、ぜひ僕もそのほうにやっていただきたいなと思います。 この計画においては、前期の部分では庁舎建設、また、中核地などがありますので、そういった部分に重きを置いて、前期はですね。後期の部分においては、子育て、福祉部門に置くというふうにありますので、そういった部分を進めながら、現状に合わせた。国の流れもやっぱりあると思いますので、それに合わせた配置体制にしていくということで理解しています。 職員の配置においては、資格を持った方、いろんな専門職の方がいらっしゃいますので、私はそういった方がしっかり能力を発揮できるような場所に配置していただきたいなと思います。 たまにですね、資格を持っているけどすごく畑違いの場所にいる方というのがいます。そういう方というのは、そこでいろんな経験を積んで行政というものをわかっていくというというこの方針もわかるんですけど、本当は私はその資格を対象に選んだとか、資格をもっと有利に使えるんであれば、専門職を長く置く、そこの部署に長く置いて、そこの技術や経験、知識が浸透できるまで長く置いて異動させるという形が、私はこれからの対応としては少数精鋭でやっていく上では適任なのかなというふうに思いますけど。 この専門職の配置について、部長のお考えをまたよろしくお願いいたします。 ◎総務部長(玉城勉)  専門職の配置についての御質問だと思います。 専門職の部分についてもいろいろございます。色合いがものすごい強い、要はこの専門職を持っていないとなかなか業務が続かない。それと同じに2、3年で修得できない、もしくは4、5年かけてそれを修得した上で、業務にあたるべきという部分もあると思います。 それと同時に、専門職、資格を持っていたからといって、その専門職ばかりの仕事をすると、大所高所、大きな視点でのものの考え方というんですか、業務遂行ができない部分があるんで、これはもうメリット、デメリットございます。 議員も御指摘の部分は我々も感じています。やっぱり専門職をそのまま配置をして、要はプロっていうんですか、その部分の対応については行政のプロとしてやっていくということも十分必要だよねっていう議論はございます。 ですから、メリット、デメリットを双方考えながら、今後、専門職の人事配置等々について進めてまいりたいというふうに考えております。 ◆13番(前里輝明議員)  第2次職員定員適正化計画の中には職員数と配置の部分というのがしっかり示されております。 今言ったような専門職という部分はよく3年から、4年、長くても5年いるかわからないですけど、3年から5年の間、職員の部署の配置という形で担当課の配置になっていると思うんですけども、その専門職の方の知識とか技術が浸透するまで、例えば6年かかる場合があったときに、私はそういうふうに専門職だからといって年数にはそんなにこだわらずに、そこに張りつけるというわけではなくてですね、その技術や知識が浸透するまではしっかり、しっかり専門職がいるわけですから、資格を持っている方がいるわけですから、配置すべきではないかなと思っています。 他の市町村を見ても、やっぱりそういう専門職がいることによって補助金をとるのが上手な市があったりとかですね、そういう補助金の取り方がなれているとか、そういった部分がありますので、私はそういったのを考慮した配置の仕方というのを第2次職員定員適正化計画の中でも反映していただきたいなと思います。 市長に見解をまたお伺いしますけど、今後の多様化、また、高度化する市民ニーズにおいては、職員の資質向上、職員の適正な配置、そして、組織の機構再編というのも私は必要ではないかなと思っています。それを踏まえて、職員の配置や職員数についての見解を伺いたいと思います。 職員を増やすと、将来、財政負担につながる可能性もありますけど、今後、効率的な行政運営を図る上では的確な職員数っていうのは見極めて、そして、優秀な人材をしっかりつくっていくという、その運営方針をしっかりしなければ、効率良い行政運営はできないと思いますので、市長の職員の配置、また、職員数、また、資質向上等もあればですね、考えがあれば、またお願いします。 ○議長(大城悟)  残り1分です。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  今の前里議員のアドバイス、適正化ですね、それに向けてバランスが非常に重要だと思っています。そしてまた、専門職をどのぐらいの期間、できたら長く置いたほうがいいと、プラスこれは補助金ももっととれるかもしれない、財政増にもつながる、そういったことを総合的に勘案しながら適正化に努めてまいります。 ◆13番(前里輝明議員)  今の職員の適性化においても、総務部長がおっしゃったように、専門職によって、すぐ継承できる、すぐ技術が伝えきれる、知識が伝わる、補助金としてもとるコツをつかまえるというのがあると思うんですけど、そこしっかり各部長の方々はわかると思いますから、この人材をもう少し置けばもっと事業がとれるようになる、そのとった事業によって市民や、第1次産業に関わる方々の支援ができるという部分にしっかりつながっていくと思いますので、第2次職員定員適正化計画の中で職員の配置、また、職員数っていうのをしっかり見極めて取り組んでいただきたいなと思います。 また、最後ですけど、最初に申し上げた学童の部分、本当にこれまで繰り越された問題というのがありますので、そこはしっかり打ち切る形で何かいい策をとっていただきたいなと思いますので、よろしく申し上げて私の一般質問を終わります。 ○議長(大城悟)  これで本日の一般質問は終わります。 以上で本日の日程は全部終了しました。 次回は3月20日火曜日、午前10時から本会議を開き一般質問を行います。 本日はこれで散会します。     (散会 16時25分)地方自治法第123条第2項の規定により署名する。議長    大城 悟署名議員  前里輝明署名議員  親川孝雄...