宮古島市議会 2022-06-21
06月21日-06号
令和 4年 6月 定例会(第4回) 令和4年第4回
宮古島市議会定例会(6月)議事日程第6号 令和4年6月21日(火)午前10時開議 日程第 1 一般質問 ◎会議に付した事件 議事日程に同じ 令和4年第4回
宮古島市議会定例会(6月)会議録 令和4年6月21日(火) (開議=午前10時00分) ◎出席議員(24名) (散会=午後6時05分)
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃ 議 長(22番) 上 地 廣 敏 君 議 員(11番) 上 地 堅 司 君 ┃┃ 副 議 長(18〃) 長 崎 富 夫 〃 〃 (12〃) 仲 間 誉
人 〃 ┃┃ 議 員(1 〃) 久 貝 美奈子 〃 〃 (13〃) 平 良 和
彦 〃 ┃┃ 〃 (2 〃) 下 地 茜 〃 〃 (14〃) 下 地 信 広
〃 ┃┃ 〃 (3 〃) 砂 川 和 也 〃 〃 (15〃) 我如古 三 雄
〃 ┃┃ 〃 (4 〃) 狩 俣 勝 成 〃 〃 (16〃) 前 里 光 健
〃 ┃┃ 〃 (5 〃) 富 浜 靖 雄 〃 〃 (17〃) 西 里 芳 明
〃 ┃┃ 〃 (6 〃) 下 地 信 男 〃 〃 (19〃) 友 利 光
徳 〃 ┃┃ 〃 (7 〃) 新 里 匠 〃 〃 (20〃) 上 里
樹 〃 ┃┃ 〃 (8 〃) 狩 俣 政 作 〃 〃 (21〃) 粟 国 恒 広
〃 ┃┃ 〃 (9 〃) 山 下 誠 〃 〃 (23〃) 平 良 敏
夫 〃 ┃┃ 〃 (10〃) 池 城 健 〃 〃 (24〃) 山 里 雅
彦 〃 ┃┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ◎欠席議員(0名) ◎説 明
員┏━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━┓┃ 市 長
│ 座喜味 一 幸 君 │ 環 境 衛 生 局 長 │ 下 地 睦 子 〃┃┃ 副 市 長 │ 伊 川 秀
樹 〃 │ 会 計 管 理 者 │ 天 久 珠
江 〃┃┃ 企 画 政 策 部 長 │ 垣 花 和
彦 〃 │ 消 防 長 │ 宮 國 和
幸 〃┃┃ 総 務 部 長
│ 與那覇 勝 重
〃 │ 企 画 調 整 課 長 │ 石 川 博
幸 〃┃┃ 福 祉 部 長
│ 仲宗根 美佐子 〃 │ 総 務 課 長 │ 豊見山 徹 〃┃┃ 市 民 生 活 部 長 │ 友 利 毅
彦 〃 │ 財 政 課 長 │ 国 仲 英
樹 〃┃┃ 観 光
商工スポーツ │ 上 地 成
人 〃 │ 教 育 長 │ 大 城 裕 子 〃┃┃ 部 長 │ │ │ ┃┃ 産 業 振 興 局 長 │ 宮 國 範
夫 〃 │ 教 育 部 長 │ 砂 川 勤 〃┃┃ 建 設 部 長 │ 大 嶺 弘 明 〃 │ 生 涯 学 習 部 長 │ 友 利 克 〃┃┃ 農 林 水 産 部 長 │ 砂 川
朗 〃 │ 農 業 委 員
会会長 │ 芳 山 辰
巳 〃┃┃ 水 道 部 長 │ 兼 島 方 昭
〃 │ 農業委員会事務局長 │ 渡真利 忍 〃┃┗━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━┛ ◎議会事務局職員出席者 事 務 局 長 下 地 貴 之 君 次 長 補 佐 砂 川 晃 徳 君 次 長 仲 間 清 人 〃 議 事 係 長 国 吉 たかよ 〃
○議長(上地廣敏君) これより本日の会議を開きます。 (開議=午前10時00分) 本日の出席議員は24名で、全員出席であります。 本日の日程は、お手元にお配りした議事日程第6号のとおりであります。 この際、日程第1、一般質問について、昨日に引き続き質問を行います。 本日は新里匠君からであります。 これより順次質問の発言を許します。
◆新里匠君 質問に入る前にちょっと要望をしたいと思っております。宮古島市は、観光を第一に掲げて、これを農業とその他第1次産業とリンクをさせて、島の収益を上げていこうという島でありますけれども、市民の中で結構不満があるのが道路の排水溝の臭いがあって、以前に造られたもので割れていて、これぐらいも補修できないのかと。もう一つ、市内の照明がなくて、全く暗いという指摘を何度も受けております。これは、予算が1,000万円しかないとか云々かんぬんではないと思うんです。なので、早急にしっかり整備をしてもらいたい。
座喜味一幸市長のお膝元といいますか、市内のところなんですけれども、保健所からなかそねスーパーまでの道路、結構蓋がなくなって、臭いが出ております。どうぞ確認をしながら、その他いろいろありますので、早急に進んでやっていただきたいと思っております。 では、通告に従いまして質問をしていきたいと思います。まず、1番、市長の政治姿勢についてでございます。市長が一番肝煎りな事業は、農業政策で間違いないでしょうか。
◎市長(座喜味一幸君) 農業政策をはじめとして観光とのリンク、それから医療、福祉、子育て等々、将来にわたる我が市の課題というのは山積していると思っております。それを一つ一つクリアすることだと思っております。
◆新里匠君 農業だけではなくて、子育て、観光も課題があるということであります。この肝煎りの事業が幾つかある中で、その実現のために各省庁、大臣への要請はどのくらいやったのかということをお聞かせください。
◎市長(座喜味一幸君) 令和3年の1月に
コロナ感染拡大の中での就任でございました。私は、市民目線、
市民ファーストということを基本にしながら、将来にわたって市民が住み続けたいと思う持続可能な島づくりを目指して、様々取組を進めているところであります。そういう中においては、効果的な予算の執行、活用、それから国、県からの支援をいただくために予算の確保等の要請、あるいは様々な活動をすることは大変重要と思っております。これまで感染拡大の中で、ウェブ会議を中心とした様々な
沖縄振興拡大会議等が行われたことではございますが、感染拡大の収まりを見て、度々の出張、沖縄県等々を含めた要請活動を進めておりますが、これから新たな事業も興すことでございますから、しっかりと各省庁への根回し、要請等も効果的に進めていきたいなというふうに思っております。
◆新里匠君 県のほうにはウェブ会議でやっていると、国のほうにはまだ行っていないという答弁だったかなと思っております。
西銘恒三郎復興大臣及び内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策)は、今まさに大臣をしているわけですけれども、この沖縄県第4区選出の衆議院議員であり、この前聞くところによると市長が来ればいろいろ話したいということをおっしゃっておりましたので、やはり職員同士のつながりというか、当たり前だと思っているんです。各地方から同じような職員が来て、そこで同じぐらいの力量で、これどっちかをやるかというと、やはり
トップセールスが大事だなと思っておりますから、手をこまねいていては予算はつかないということを先ほど市長もおっしゃっているので、ぜひとも、あと2年半ありますので、尽力していただきたいと思っております。 続いて、政策参与についてでございます。政策参与の権限、職権について説明をお伺いいたします。
◎総務部長(與那覇勝重君) 政策参与の権限、職権についてお答えをいたします。 政策参与は、地方公務員法第3条第3項第3号で定める非常勤の特別職とされております。第3号の非常勤特別職としまして、専門的な知識、経験または識見を有する者というふうになってございます。また、本市の
政策参与設置規定においても市政における重要課題の解決の促進のため、市長の求めに応じて市政に対する助言及び提言を行うこととされてございます。
◆新里匠君 政策参与と職員の関係についてお伺いしたいんですけれども、まさに今言った政策参与は市長の求めに応じて、市政に対する助言及び提言を行うものとするとありますけれども、政策参与と職員の関係についてはどう考えればよろしいでしょうか。
◎総務部長(與那覇勝重君) 議員ご指摘の権限や職権に関しましては、政策参与が職員に対して指示や命令を行うといった権限、職権はないものと考えております。
◆新里匠君 次なんですけれども、給与不足についてお伺いをいたします。 当初予算で216万円の政策参与の予算が計上されています。これは、総務費、一般管理費、宮古島市
政策参与報酬というところがあります。本定例会の答弁によれば、週3日、日当1万5,000円で2人いらっしゃるんで、1か月当たり週3日掛ける1万5,000円掛ける2人掛けるの1か月4週というところで、1か月当たり36万円。それで計上された予算額を割ると、6か月ということが出てまいります。すると、4月、5月、6月、7月、8月、9月は給与があります。残りの給与についてはどうするんですか。
○議長(上地廣敏君) 休憩します。 (休憩=午前10時10分) 再開します。 (再開=午前10時10分)
◎総務部長(與那覇勝重君) 議員のご指摘のとおり予算不足が生じることだというふうには認識しております。本来であれば、補正予算等で予算措置した後に政策参与として登用するべきであったと考えますが、上野庁舎の利活用を含めた六次産業化推進につきましては早急に対応していく必要があるため、4月1日の就任をお願いしたところでございます。今後不足する予算につきましては、政策参与の勤務条件としまして原則月16日以内の勤務となっておりますが、当面の間は2人とも週3日程度の勤務をお願いしているところであり、今後不足するであろう予算につきましては9月定例会での補正増をお願いしたいと考えております。
◆新里匠君 総務部長、今予算の確保してから任命するということが言われておりますけれども、急いだ理由として上野庁舎の利活用の推進のためとありますけれども、これは別に今始まったことではないのではないかと思っておりますけれども、ここについてはちょっと拙速感があるのかなと思ってしまいますけれども、では人件費を補正でやるということですけれども、これ通らなかったらどう対応するんでしょうか。
◎市長(座喜味一幸君) 私は、市民目線、市の刷新ということで取り組んでおります。今1年半ほぼなりましたけれどもが、庁舎の利活用、六次産業を含めて近々の課題がたくさんございます。特に今の行政の中でも市民の意見やいろんな事業の
プロジェクト提案等々を受けるというような状況が、少し忙しい状況にあります。そういう意味で今参与のやっていただいておりますお二人の仕事、大変大きなものがございます。伊良部島の土地利用のゾーニングの問題、佐良浜の新たなまちづくりの問題等々、それから旧庁舎の利活用の問題、それから六次産業に向けてもいろんな提案等がございます。そういう多くの仕事をこなしておりますから、私の施策の遂行に当たっては、ぜひともに毎日でもいてもらいたいというような状況でございます。そういう意味をご理解をいただきながら、しっかりと結果を出していきたいというふうに思っておりますから、予算の確保を含めて、トータルとしての人件費の中で収まるのか、それともやはり補正が必要なのか、しっかりと精査をしながら、9月をめどに対応してまいります。
◆新里匠君
プロジェクト提案が忙しい、大きな役割をしている。これは、自らの政策を進めていくには必要だということでしたけれども、だからといって予算なしで執行していくということがふさわしいかどうかということは考えていただきたいと思っております。 その上で、総務部長、今市長がトータルとして人件費が賄えたら補正予算を組まないという答弁がありましたけれども、これは人件費の流用はできるのですか。
◎総務部長(與那覇勝重君) 基本的に人件費、報酬と給与とございますが、人件費間の流用は可能だと考えております。
◆新里匠君 可能ということですから、これが確かなのかというのは後で確認をしたいと思いますけれども、予算措置がないまま急に政策参与増員すると。この場当たり的な市政運営は、もう今に始まったことではないと思っております。ルールはちゃんと守りながら、市長、やっていただきたいと思います。 続きまして、伊良部における
ごみ収集業者選定についてですけれども、規定外の判断により選考がなされたのはなぜかお伺いをいたします。
◎
環境衛生局長(下地睦子君) 宮古島市
家庭ごみ収集運搬業務委託業者選定に関する要綱の第4条第1項に、「市長は受託者に欠員が生じたとき又は増員の必要が生じたときは、受託者を公募し、前条の申請のある者のうちから選定することができる」とあります。昨年度まで伊良部地区のごみ収集については、1つの事業者で可燃ごみと資源ごみの2種類の収集業務を受託していたため、契約金額が大きく、ほかの事業者と契約額に大きく差が開いている状況でした。そのため、契約額の平準化を図ることを目的として、伊良部地区の資源ごみの収集について増員の必要が生じたと判断し、公募を行ったということです。
◆新里匠君 では、選考委員会の過程及び結果についてお伺いをいたしますけれども、これは3月の定例会中にまだ決定をしていないと、選考委員会が開かれたんですけれども、まだ最終決定がされていないということでありました。これは、選考委員会のメンバーが6人いて、半数が3・3でございます。なので、その影響だと思われるんですけれども、その場合は選考委員長がこれ最終決断を下すということになっております。この場合副市長が選考委員会の委員長でありますから、副市長が最終決定をしたというところでありますので、その理由をお聞かせください。
◎副市長(伊川秀樹君) 選考委員会の過程、結果についてということでございます。ご承知のように伊良部地区の
資源ごみ収集運搬業務の公募につきましては、令和4年2月16日から28日まで募集要領の配付を行い、3月7日までに必要書類を提出する内容になっておりました。期限内に書類を提出した事業者は3事業者で、3月9日に選定委員会が開催され、6名の委員で書類選考を行ったということでございます。23日までの間の数日の間に時間の開きがあるということの内容の確認でございますけれども、これについては私ごとで大変申し訳ないんですけれども、3月9日にうちの家内が沖縄本島から3月定例会、長期間にわたるということで、応援に来ていただきましたけれども、翌日10日に発症いたしまして、その間、四、五日濃厚接触ということで、私はPCR検査、入退院の繰り返しをしておりましたんで、その面倒を見ているうちに、4日、5日後に私自身も発病いたしまして、約2週間ほど対応ができなかったという状況の中で、23日の最終的な全事業者に通知したという流れになっております。
◆新里匠君 この選考については、今定例会でも前定例会でも
下地信広議員が質問をしております。前定例会の
下地信広議員の質問を抜粋して、流れを見たいと思っております。 まず初めに、
家庭ごみ収集運搬業務委託者選定に関する要綱は、これまで
生活環境部長決裁で行われていましたよね。それが今度令和4年2月8日付で市長決裁になっている。なぜかという質問に、
ごみ収集業務の委託に係る要綱が
生活環境部長決裁でつくられていたんですけれども、多くの契約が1,000万円を超える契約となっていたと。このような重要な契約に関連する事業者の選定は、選定委員会しっかりと設置をし、受託業者を選定することが望ましいのではないかという庁内意見を受け、県内他市の状況などを参考に2月上旬に要綱を整備して、募集、選定を進めたとあります。
下地信広議員、このとき、この時期なのか、今。急だとは思わないかということについては、当時の
生活環境部長、例年2月なのでという、これに合わせたということをおっしゃっております。続いて、
下地信広議員が要綱には受託者に欠員が生じたときに受託者を公募するとうたっております。今回28業者の中で、欠員はないと伺っておりますけれども、どうしてこれを募集をかけたのかという質問がありました。この業者だけ突出して契約額が大きかったというところで、平準化を図るためにという答えがあるんですけれども、これに対して、このことについて規定はあるのかという
下地信広議員の質問があって、
生活環境部長は規定は設けておりませんという話でした。これ募集をやり直す根底がこの1,000万円の部分なんですけれども、この規定は設けていないと書いてあります。だから、1社で両方やってきたんだよというところです。
下地信広議員、業者の選考委員会は3月9日で、4月から契約が始まると。選定された方も落ちた方も少し時間が短いと。従業員も首、パッカー車のローンも残っている。まさに業者にとっては死活問題だということを言っております。 そこで2月23日に、これ選考委員会の前です。佐良浜の業者に会ったら、
座喜味一幸市長の近所に住んでいる方がもうじんかい車の件は決まっているような口ぶりを話していたということであります。なぜ3月9日に行われるのに、受託者が決まっているような態度を見せたのか。
座喜味一幸市長に相談があったのか、市長にそのとき聞いております。市長は全く関係ないということであります。
下地信広議員、それに対して選挙功労だという話がありますけれども、そうではないですよね、市民の財産、行政の財産を私物化しないようにお願いしますということを言っております。 ここで問題は、なぜこれまで部長決裁でやっていたものを市長決裁にしたのかという部分。 もう一つ、1,000万円を超える程度の契約について禁止をする規定がないのに、そのことや就労の平等性などを理由に意図的に欠員を生じさせ、委託の公募選定を行ったか。また、その根拠である庁内意見というのがさっき出てきましたけれども、これいつ、誰が出したのか。 もう一つ、選挙功労があったのかというところで、選挙功労あったんではないかというのがありますけれども、こちらは、これ一問一答ですから、まず1つ目に、なぜ部長決裁でやっていたものを市長決裁したんですか。
◎
環境衛生局長(下地睦子君) 繰り返しになりますが、
ごみ収集委託契約に係る要綱については以前は部長決裁になっておりました。
ごみ収集運搬に関する契約額の多くが、先ほども議員がおっしゃっていたように1,000万円を超える契約額。通常事務規定によりますと、部長決裁は500万円までとなっておりますので、それを超えていたということ、あと県内他市の選定方法の情報収集を行う中で、他市においても同じような決裁を行い、要綱を設定し、選定委員会で選定するという方法で行っていたということでしたので、それに基づいて事業者の募集、選定を行ったと聞いております。
◆新里匠君 1,000万円とか、金額の規定がないわけです。ない中で、これを理由に切る。これ欠員にしないと募集しちゃいけない決まりになっているんです。ではなぜ、誰が、庁内意見で出したんですか。 (何事か声あり)
○議長(上地廣敏君) 休憩します。 (休憩=午前10時28分) 再開します。 (再開=午前10時28分)
◎
環境衛生局長(下地睦子君) 業務を分けて行うことに関しましては、全体、市長、副市長、部長、担当課のほうで協議をした結果ということになっていたというふうに聞いております。 (「休憩」の声あり)
○議長(上地廣敏君) 休憩します。 (休憩=午前10時29分) 再開します。 (再開=午前10時29分)
◎副市長(伊川秀樹君) 庁内意見は誰がというお話ですけれども、私が昨年の6月に就任した中において、いろんな部局の課題、重点事項等勉強させていただきました。その中において、このごみの収集について1つ突出している地区があるということと、あとは要綱等がきちんと整理されていない部分があったということ、あと会計規則上、市長の決裁は1,500万円ということの会計基準等もございますんで、そこら辺を合わせる中において、きちんとした要綱を制定する中において整理していくべきではないかというのが最初の発端でございます。
◆新里匠君 では、これ副市長が庁内意見としてそれを出したということだと理解をします。ただ、急に出した感、これは疑いを持たれるんです。客観的に見ると、意図的に欠員を生じさせる理由をつくって、別の業者をこの事業を請け負わせたかったかというところに結論づけられるんです。こういうことは気をつけていただきたいと思っております。 次に行きます。職員採用についてであります。職員採用についての②、④は割愛いたします。宮古島市における職員採用においては、宮古島市職員の任用に関する規則によらなければならない、令和3年9月定例会において、その規則の各条について確認を行ったところ当時の部長は守っていることを裏づけできなかったどころか、守っていないことが判明しました。さらに、令和3年12月定例会において、9月定例会での答弁で沖縄県に妥当性を確認するという話が私にありましたので、どうなったか確認したところ、規則を改正していきたいと思っておりますとの答弁がありました。12月定例会における答弁で、誤解される内容について規定を改める旨あったことについて、現状変わっていますか、変わっていませんか。それだけでお願いします。
◎総務部長(與那覇勝重君) 令和3年9月定例会におきまして、新里匠議員にご指摘いただいた宮古島市水道事業職員の任用に関する規程を改めて確認したところ、第5条の条文におきまして、「前条に掲げる試験は宮古島市職員の任用に関する規則第7条により、試験委員に競争試験の事務委任をすることとする」とございました。内容は、競争試験に関するものであります。また、第4条の本文におきましても競争試験に関する内容であることから、第5条の条文自体が競争試験の実施についての手続について記した内容であります。しかし、第5条の見出しでは競争試験及び選考の事務委任とあり、見出しだけ見るとその中の「及び選考」の表記により、選考採用においても試験委員会への委任が必要であるという内容となってございました。第5条の本文と見出しで異なる内容でありましたので、誤解を招くと判断をしまして顧問弁護士に確認をしたところ、あくまでも本文で記されている内容が正しく、第5条の見出しの中の「及び選考」の表記は不要であり、削除を勧めるとの助言をいただき、宮古島市水道事業職員の任用に関する規程を改正をしております。
◆新里匠君 あんまり今覚えていないんですけれども、水道の職員を任用する規定はたしか第7条ぐらいで、宮古島市の職員任用に関する規則に委ねるみたいな形で書いているんです。それに沿って、宮古島市職員の任用に関する規則によって、職員は採用されなければならない。選ばれたときはそういうルールの中でやらなければいけないんです。なのに、誤解の招くような表現があったから、これ直しましたということですけれども、こんな答弁でいいんでしょうか。これ要は、当初言ったんですけれども、やはり改めて選考やり直したらどうかということを言っているにもかかわらず、これは選考された人に対してはどうも思わないです、選考されたんですから。ただ、その方法についてやはりきちんとやっていただきたい。ルールを守っていただきたい。ルールを変えるようなことをしたらいけないと思うんです。著しくそれが間違っているんだったらいいですけれども、これやった後に変えるというのはもう最悪なパターンかなと思っておりますから、ぜひよろしくお願いをいたします。 続きまして、会計年度任用職員の正職員への登用についての現状についてお伺いをいたしますけれども、9月定例会において任用で頑張っている職員、それにチャンスを与えるべきではないかという提案に、
座喜味一幸市長、その辺は人材を育てていくという面、そして行政サービスを高めていくと、そういうところとリンクしていろいろ考えているところでありますということでありましたけれども、結果今どうなっているかお聞かせをください。
◎総務部長(與那覇勝重君) 会計年度任用職員の正職員への登用についての現状でございます。令和3年9月定例会におきまして、新里匠議員からご提案のありました会計年度任用職員の正職員への登用につきましては、現在他の自治体の事例も参考にしながら、宮古島市定員適正化計画に基づいた採用人員や採用する資格等の条件を精査した上で、会計年度任用職員、それ以外の方も含めた選考採用につきまして検討しているところでございます。
◆新里匠君 検討しているということです。なるべく早めに選考してあげてください。 次に行きます。農業行政について、農振除外総合見直しについては1回飛ばします。次に、宮古製糖伊良部工場のサトウキビ刈取り遅延についてお伺いをいたします。②から質問をいたしますけれども、新聞報道で島内での処理について見直す時期に来ているという市長の発言がありましたけれども、具体的な説明をお願いします。
◎農林水産部長(砂川朗君) 伊良部工場のサトウキビ刈取り遅延に関することで、新聞報道の中身でございました。今期の製糖終了後に工場を含め、意見交換の場におきまして、操業開始時期の検討、また
ハーベスターの割り振り計画、手刈り作業の時期、その他3工場間での搬入計画等を課題として、関係機関におきまして協議してまいりたいというふうな考えでございます。
◆新里匠君 これについてちょっとどきっとしたんですけれども、沖縄製糖株式会社、宮古製糖城辺工場、宮古製糖伊良部工場おのおのについてはそれぞれ収穫者、農業者です。あと、運搬者、工場で体系づけて生産が行われていると承知をしているんですけれども、その効用は運搬距離の平準化による工場及び農家の運搬費の負担減が最も大きいんではないかなと思っております。そして、サトウキビの状態の把握、技術の伝達、あるいはそれを中心とした地域コミュニティーの醸成、または地元民の雇用による地域経済への寄与などがあるが、これを壊してから立て直すのはリスクが高いと思っているので、この伊良部工場の件については質問を何度かさせていただいております。令和元年6月
宮古島市議会定例会で言っておりますし、平成31年の議会でも言っております。昨年の6月でしたか、そこにも質問をしております。そのときの答弁なんですけれども、令和元年6月には、このとき
ハーベスターの稼働率が72.1%でした。これは、連携を強化するとか、畑の確認を原料員にちゃんとさせるとか、その運用部分で解決できるというような答弁でありました。平成31年は、運用で何とかなるという話でした。市長は、昨年から私が質問したときにいろいろ話をしてくれているんですけれども、これはやはり製糖工場を含め、各関係団体との意見調整をしながら進めるということをおっしゃっているんです。これ慢性的に工場の休業というのは続いていて、平成29年頃から続いております。これは、このまましておくとこれから先も同じような状態が続くということを思っているんですけれども、昨年から、私が質問をしたときから、市長、この問題についてどのような取組をされたんでしょうか。
◎農林水産部長(砂川朗君) 問題解決に向けて市長が行った活動というようなご質問の趣旨だと思っております。まず、伊良部工場のサトウキビ刈取り遅延、製糖期の長い期間での操業ということにつきましては、これまでも機械化が進む中で、長雨等によって、機械刈りの影響で、それは遅れている状況にございました。市としましても機械化を推進してきたことから、その流れは変わっておりませんが、今度長雨ではなくて、晴れた期間におきましてしっかり製糖作業ができるような流れを組みたいということで、市から
ハーベスター協議会に対し応援依頼をしたり、工場のほうにもなるべく搬入量を多くしていただくというような調整依頼はいたしているところでございます。
◆新里匠君 今の聞くと、ほぼ解決に向けては何もされていなかったのかなという印象でございます。 さっき3者、3工場連携してやれないかという話があったんですけれども、これ伊良部島で雨が降っているときは平良も下地も城辺も大体降っているんです。なのに、下地にある沖縄製糖と城辺工場はもう終わっているんです、伊良部より先に。それはなぜかと。これは、処理量が多いからです。こんなのはもう満額100%回答で、処理量の問題であります。ということは、やはり伊良部の工場の処理量を拡大するなど、新築するなりするべきだと思っております。農林水産省の担当に、補助メニューはないかと確認をしました。5月の何日かだったですけど、5月17日ですか、6割の補助はあるとのことでした。それに防衛予算やら、その他高率補助を複合させるとできるのではないかと思っております。市長は、防衛を含めた、島しょ防衛についてと絡めて、私がサトウキビ工場を造っても、安いのではないかということに対して、大いにそうだという話をおっしゃいました。これは、今後何年も、今伊良部島のほうに水が来ます。整備もされます。下地島が取られると7,000トンぐらい減るという話もありますけれども、これは今すぐ取れるようなものではないと私は思っております。そういう意味においては、やはりこの状態ずっと続くと思っておりますけれども、市長、今後この状態を解決するために、先ほどの関係機関と調整するとか、そういうのはもういいので、抜本的な解決考えていらっしゃいますか。
◎市長(座喜味一幸君) ぜひともに根本的な課題として議論し、検討して解決していかなければならないというふうに思っています。まず、所管する宮古製糖に対しても伊良部工場を今後どうするかという話、そういう問題というものは、もちろん生産者、
ハーベスター組合、サトウキビ振興会等々含めての話合いの中で進めていくべきだと思っておりますが、今ご指摘の伊良部工場の能力の拡大等含めて、大分老朽化も進んでおりますんで、その辺はやはり検討していく必要があるのかなというふうに思っておりまして、伊良部の今回の問題を含めて、宮古島全体のサトウキビの高齢化を含めて、根本的な問題ありますんで、それらは急ぐべきもの、それから少々中期的に解決すべきものを整理をしながら、しっかりと対応したいと思います。
◆新里匠君 これは、もう本当に喫緊の課題だと思っております。話をするのもいいですけれども、やはり具体的なゴール地点を決めていただきたいんです。ゴール地点はどこにする、いつにする予定でありますか。この問題を解決するのはいつだということを言わないと、伊良部島の農業者はもう不安で不安でサトウキビなんて作れないです。なので、いつ頃をめどにこれ解決をするのかご答弁をいただきたいと思います。
◎市長(座喜味一幸君) 農業所得のやはり基幹的な部分を占めますサトウキビでありますから、できるだけ速やかに対応してまいります。
◆新里匠君 できるだけ速やかに、よろしくお願いをいたします。 次、3番のさとうきび収穫管理支援事業と基金条例の設置についてお伺いをいたします。令和4年3月定例会において、議会で可決した基金条例設置に関する要請決議についての回答文書の中身の要旨としては、新たに設置する基金に予算を積み立てるために財政調整基金を切り崩すと本来あるべき財政調整基金が減少して、よって宮古島市の財政指数が悪くなる。つまり圧迫するから、基金は設置しないと。しかし、議会で議決をしているので、重要なことであるから、年度ごとの予算を計上して、または補正予算で対応していくということを回答されていたと理解しているが、あらかた間違いないかお伺いをいたします。
◎副市長(伊川秀樹君) さとうきび収穫管理支援事業と基金条例設置についてでございます。ただいま新里匠議員がおっしゃった内容で、ほぼ間違いございません。お話しのとおり3月定例会での要請決議につきましては、議会の決議事項で重要性を重く受け止めており、その対応を検討してまいった状況でございます。ただ、繰り返しになりますけれども、新たな支援制度については国、県の動向も注視しながら、価格上昇分の一定の支援を軸として既存の農薬、肥料の補助制度とすみ分けを行った新たな支援制度を予算措置するなど、予算の歳出の中で…… (「次の質問だ」の声あり)
◎副市長(伊川秀樹君) はい。対応してまいりたいと思います。すみません。
◆新里匠君 財政悪化をするから、基金つくれないよという答弁でありましたけれども、そうであれば財政悪化を回避するために、市長は当然さとうきび収穫管理支援事業を断念するものだと理解をしておりましたけれども、今定例会初日の新聞報道などにより、サトウキビだけではなく、ほかの1次産業にも拡大させて、支援をする旨発言をしています。回答書と矛盾があるのではないかと思っておりますけれども、市長が3度提案して、3度否決をされたさとうきび収穫管理支援事業の財源は合併振興基金であったと承知をしていますけれども、私たちの提案した基金と同じ使い方を合併振興基金でやれば、目的は達成されるんではないでしょうか。市長のサトウキビ500円は、4年間で7億円使っても財政圧迫はしないけれども、その同額を求めている1次産業への速やかな支援につながる提案は財政圧迫するというのはおかしいです。私たちは、テクニック論を言っているわけではありません。今起きているような未曽有の危機に対して、支援が迅速に行えるような支援をするべきだと言っています。実質的にそうなればいいと思っております。市長のサトウキビ500円は、財政に影響しないんですか。するかしないかだけお願いします。
◎市長(座喜味一幸君) サトウキビの支援事業、これは大変重要な課題でありますから、しっかりと取り組みますし、またサトウキビのみならず、水産も含めてどのような形で支援していくことが効果的であるか、その辺は今後も課題として検討してまいります。
◆新里匠君 改めて聞きます。さとうきび収穫管理支援事業は、財政に影響しないんですか。
◎農林水産部長(砂川朗君) 基金の設置が財政状況を悪化させるという話ではなくて、基金の設置によって財政指標に影響を与えているというお話をしました。これは、将来負担比率に関係することでございましたので、財政調整基金等を財源として基金に積み立てた場合は影響する。今回の合併振興基金については将来負担比率の算定には影響しておりませんので、そちらの算定については合併振興基金は影響しないということでございます。
◆新里匠君 だから、私たちが求めている基金に関して合併振興基金でやったらいいんです。これは言葉の遊びとかではなくて、実質どうできるかというところをやはり回答としてはいただきたいと思っております。これ議会で議決されている案件です。お願いします。 続きまして、総務行政についてお伺いをいたします。入札制度について、①、電子入札制度における最低制限価格について、これまで10種類だったが、同様の方法で行うかお伺いをいたします。行うか行わないかだけでいいんで。
◎総務部長(與那覇勝重君) 同様の方法で行います。
◆新里匠君 これ同じ方法で行うと言いましたので、②は割愛をします。これは、同じ方法でやるということは、10種類の最低制限価格があって、それを電子くじでランダムに選んでいくということだと承知を今しました。なので、最低基準価格の最終決定者はコンピューターですか、ということになるので、不正は行われないということです。 続きまして、農業行政についてのところで、農振除外総合見直しについてお伺いをいたしますけれども、人員体制について今定例会いろいろ答弁ありましたので、ちょっと確認をしたいんですけれども、令和2年3月、担当職員1名と会計年度任用職員1名でした。これ令和2年3月に私が質問の中で、これは人員が足りていないということで要請をしております。4月から担当職員2名、会計年度1名になっております。令和3年度には担当職員1名、会計年度任用職員1名に減らされております。あのときも私が増員を提言したのは、大変な1人ではやり切れない業務があったからです。なのにもかかわらず、令和3年には減らしている。これは、誰が減らしたんでしょうか。 現在の人員体制については職員2名、会計年度1名で対応していると。この間これ職員が大方1人で対応していて、これだけ、今3人も4人もかかっているような業務を1人でやって、これはもう悩みに悩んで、これはもう大変な状態になったというところでありました。私は、この件に関して、やはり管理するべき人は何をしていたのかなと。これは市長も含めて、副市長も含めて、これは今宮古島で一番農振除外というものは、結構話題に上るものであります。なので、関心を持っているのかなと思っていたら、これ関心どころか、もう今年の3月には大変な状態になっているということでありました。今職員体制直して、向かっているということでありますから、引き続きお願いをしたいんですけれども、これいろいろ質問を用意したんですけれども、これ私が今一番言いたいのは県とのやり取りです、県とのやり取り。これは、農業振興整備計画は、優良な農地を確保、保全するとともに、農業振興のため各種施策を計画的かつ集中的に実施するために定める総合的な農業振興計画であるが、ここで重要なポイントは優良な農地を確保、保全するというところだと思います。すなわち優良な農地でないところは保全する必要はないと解釈すると考えられます。また、市町村が定めるものであり、すなわち自治事務によって、市町村が主体的につくるものであります。それは、協議をすることによって、同意を得る必要があるので、決定権者は県であるとされていますけれども、主体は市であります。 何が言いたいかというと、これまで様々述べてきましたけれども、農林水産大臣が確保すべき農地面積を定め、県知事がそれに基づいて市町村の保全すべき面積を確保する中で農振計画の変更が行われ、その中で除外や編入がされることについて、県は守るべき農地の面積を確保するために市町村に干渉していると思うんです。そういう意味では、先ほども言ったように主体は市でありますから、市の状況を考慮しながら、その中で農業の振興図っていくのが適当であると思います。これ法の13条の2を全て満たすものが解除できる。そして、13条の1の要件でも解除できるとされております。その中にはその市に5年以上住んでいるなら13条の1の要件で解除できるという文言もあるんです。なので、これは県と市が闘うべきだと思っております。副市長、この闘いという部分、協議をする。これやる用意はございませんか。
◎農林水産部長(砂川朗君) 農振除外につきまして、県との協議をもって最終的に決定するところでございます。市のほうとしましても、事前協議に入る前に市内、市の各庁内におきまして意見の聴取を行って、それをもって意見として県のほうに上げているところです。議員おっしゃるとおり市と県で協議していく中で、どういった形でこういった除外対象となるのかというところについては、今後県とのやり取りの部分もありますし、また法律によってそれぞれ判断されているところもございますので、その辺の解釈等も含めて、今後検討課題かなというふうに思っております。
◆新里匠君 ありがとうございました。終わります。
○議長(上地廣敏君) これで新里匠君の質問は終了いたしました。
◆平良敏夫君 自民党、平良敏夫です。市民に分かりやすい答弁をよろしくお願いしますということがあるんですけど、質問と答弁がかみ合わないことが多々ありますので、その原因は質問をしっかり聞いて、答弁者が準備した答弁書をそのまま読み上げるというところであるんではないかなと思っておりますので、質問をしっかり聞いて、その答弁書から答えるのも、これしっかり答えたいという気持ちの中での現れかも分かんないですけど、しっかりと質問を聞いて、その中から必要な部分だけでも抜粋してやってもらうことが大切かなと思っておりますので、ひとつそういう意味でよろしくお願いしたいと思います。 まず、市長の政治姿勢についてでありますけど、陸上自衛隊那覇基地緊急患者空輸が4月6日で1万件に達したが、宮古島市関係の緊急空輸は何件あったかということであります。
◎市民生活部長(友利毅彦君) 陸上自衛隊による緊急患者空輸について、宮古島市関係の緊急空輸は何件あったかとのご質問にお答えいたします。 ご質問につきましては、沖縄県離島振興協議会へ確認をいたしております。陸上自衛隊による宮古島市からの緊急患者空輸については、緊急患者空輸任務を開始した昭和47年12月から令和4年4月時点で、当協議会が把握している件数は794件との回答をいただいております。
◆平良敏夫君 玉城知事は、緊急患者空輸が1万件に到達したとして、任務に当たる陸上自衛隊第15旅団に感謝状を贈呈しています。宮古島市もこの多くの患者の、今答弁のあった794名の命を助けてもらっているわけでありますので、市長はこのことに対して公に感謝の意を表すべきではないかと考えますけど、市長、いかがでしょうか。
◎市民生活部長(友利毅彦君) 宮古島市からの緊急患者空輸は、本年4月現在で794件に上り、多くの市民の人命救助に多大なご貢献をいただいております。離島である本市において、早急な対応が求められる緊急患者を昼夜を問わず、また危険と隣り合わせの状況で迅速に患者を輸送するため、24時間体制で勤務されている陸上自衛隊の皆様はもとより、海上保安庁や病院関係の皆様に対し、本市としても心から感謝の意を表したいと思います。
◆平良敏夫君 このことに関して、玉城知事も笑顔と、しっかり感謝状贈呈しているわけですので、このことは市長から直接感謝の意を表すべきだとは私は思っておりますけど、市長、答弁はやりませんか。いいですか。
◎市長(座喜味一幸君) 自衛隊、海上保安庁、度重なる面談等々、面会の場がありますけれども、日頃の事業に対しては感謝を常に申し上げているところではあります。我々離島における海上保安庁、自衛隊のこの救急患者等に果たす使命、役割というのは大変大きな功績があると思っております。議員提案の今ありましたこと、どういう形が一番効果的かも含めながら検討していきたいと思います。
◆平良敏夫君 2番は飛ばします。 3番ですけど、平良庁舎利活用検討委員会のことについても多くの質問ありましたけど、やはりさっさと進めないといけない。あそこ今ちょっと回ってみたんですけど、草ぼうぼう、空き家対策どうのこうの宮古島言っているくせに、あの状態何だという話になっちゃいますので、早めに進めてほしいなと本当に思っております。草刈り等の管理ですか、そういうことに関してはどういうことになっているか、何か質問、答弁はあったのか。分かんないですけど、もう一回お願いします。
◎総務部長(與那覇勝重君) 議員ご指摘のとおり雑草等が伸びていることに関しては承知をしておりますので、財政課のほうで早めに対処していきたいというふうに考えております。
◆平良敏夫君 この検討委員会、答弁あったんですけど、昨年度に3回実施するという話だったんだけど、実際の話1回しかできていないわけ。そういう検討委員会の開催を決めるのは誰が決めるのかと、委員会が決めるの。それとも、当局のほうが決めるんですか、その担当部署のほうが。
◎総務部長(與那覇勝重君) 事務局のほうが財政課にございますので、財政課である程度案を練りまして、委員長と相談しながら決めてまいります。
◆平良敏夫君 何でこの状況なのかと、いつまでも進まないのかと聞いたんですけど、コロナ禍がどうのこうのという話があったんですけど、今どきコロナ禍なんて全く言い訳にしかならないですから、テレワークとかいろんな状況あるわけですから、職務怠慢と言わざるを得ないと私思っています。市民がみんな思っているんですから、市長、市民の考えをしっかりと優先して、頑張ってやってください。よろしくお願いします。 次、農業行政についてですけど、ちょっと長く文章書いてきましたので、地力アップのためのトラッシュ裁断機についてということであります。トラッシュ裁断機を導入して、堆肥として畑に散布することで地力向上につながり、反収アップにつなげるべきだと考えます。私たち自民会派は、南大東の製糖工場を視察してきました。南大東の製糖工場では、圧搾の前処理施設のラインの中でトラッシュを裁断機にかけ、コンベヤーで直接4トンスプレッダートラックに積み込み、バガス、ケーキを混ぜて、すぐさま畑に散布していました。工場にはトラッシュの山もなく、製糖期終了間際の圃場は裁断された混合トラッシュで一面覆われていて、説明によると雑草も生えにくく、除草剤散布の回数も減らせる。この事業が始まって、トラッシュを散布した3年後には株出しで反収7トンから8トンに向上したとの説明がありました。 もう一つ、宮古島市のサトウキビ植付け管理で決定的に違うのは、大東島ですけど、株出しは60%、春植えは30%、宮古島市の推奨する夏植えは僅か10%とのことで、半分以上は株出しとの説明もありました。このようなことができるのも裁断した混合トラッシュを畑に還元することによる効果だということであります。宮古島市の製糖工場にはトラッシュが山積みされているので、移動式の裁断機を導入して、圃場に散布すべきだと考えます。 現在トラッシュの腐植を促進し、早期に農地に還元することで地力増進につなげるための実証事業を行っていますが、畑までダンプで運んでユンボ等での作業が欠かせなく、時間と経済的な問題があり、農家負担が大きい。南大東ではトラッシュ散布は反当たり1,200円で、工場負担は700円、農家負担は500円とのことで、ユンボを使うこともなく、非常に経済的です。南大東方式でトラッシュ散布する方法が農地の地力増進、環境型農業につなげるためには最善だと考えられます。南大東でのサトウキビの生産、工場での処理、堆肥の散布、そういうことがスムーズな流れで、私は合理的で本当に感動しました。トラッシュ裁断機を導入することについて、市長の見解をお聞かせください。
◎農林水産部長(砂川朗君) トラッシュの裁断機の導入ということでございます。議員の皆さんが視察されました南大東村と同様の施設等の事業導入につきましては、非常に農林水産部としても興味を持っているところでございます。ただ、工場とか関係機関とやはり協議も必要だと思っておりますので、今後市のほうとしても調査してまいりたいと考えております。
◆平良敏夫君 南大東は、その立地的条件からサトウキビしかないんです、100%近く。その中で沖縄県で一番年収が高いと、そういう状況でありますので、合理化のなせる業だと思っておりますけど、そういう場所を市長は視察したことあると思うんですけど、視察したところの感想とか述べられませんか。
◎市長(座喜味一幸君) 大変古い時代になりますが、北大東、南大東、ちょうどあの頃は
ハーベスター導入の時期でございまして、火を燃やしてハーベストするというような技術の確立ができていた時代ですが、今はグリーン系での収穫、
ハーベスターになっていると思います。いずれにしましても、この南大東が県民所得が高いということ、それから戸当たりの農家所得高いということ等は大変沖縄県の中でもサトウキビの先進地だと思っております。 先ほど自民会派の皆さんが南大東に行って、トラッシュの破砕機を見てきたというようなこと等もありまして、私も大変興味を持って、勉強をしたいと思っておりますが、まず南大東で今のサトウキビの一貫体系、それをつくった県の女性の専任の技術者がおりますから、ぜひ彼女にも宮古島においでいただいて、南大東の実績を報告いただきながら、宮古島に合った地力還元、そういうものはぜひアドバイスしてもらいたいなというふうに思っております。今おっしゃる破砕機を含めて、今の我々が困っているトラッシュを反転して腐植させて畑に持ってくる。そして、それをどう満遍なくまいていくかというような一環の中で、まだ技術的には検討すべき課題もありますから、研究してまいりたいと思っております。
◆平良敏夫君 市長は近頃見てきたのかなと思ったら、大分焼き畑農業している頃の視察だったということなんですけど、本当にさっき感動したと言ったんですけど、本当に流れがスムーズに、畑のトラッシュを裁断してまくまでがスムーズな流れでしたが、そこから芽が出てくる。それで、雑草もなかなか出てこないというような流れですので、ぜひそういう新しい、県のほうからそういう宮古島に合ったという、そういう指導を求めるということも必要かも分かんないですけど、まず一度見てきたらいかがかなと思っております。どうかよろしくお願いします。 手刈り補助については後回しにしたいと思います。 3番目のさとうきび収穫管理支援事業内容拡充についてでありますけど、さとうきび収穫管理支援事業は最近の社会情勢の変化に対応して、さらに内容を拡充して9月定例会に提案するとの市長発言がありました。サトウキビ収穫1トン当たりの500円給付事業も9月定例会に再度提案するとしていますが、私は給付の上限を求めるべきだと考えております。そういう給付をもらう農家は、50万円以上ももらうことになります。収穫の多い生産者が多くの給付を受けるのは、給付の意というか、弱者を助けるための給付という意味においてはそぐわないんではないかなと思っておるということと、当局の言うところの小規模農家の生産意欲を高めるとの趣旨にもそぐわないと考えております。上限20万円ほどに抑えて、余った給付金は、何らかの形で収入の少ない農家を支援すべきだと考えるんですけど、いかがでしょうか。
◎農林水産部長(砂川朗君) 上限を設けるというお話でございました。9月に予定している新たな支援制度としてやっていくという答弁をこれまでしてきたところです。本市を取り巻く社会情勢が大きく変化していることから、現在の状況に対し、全生産農家が望む支援を的確に実施する必要があるというふうに考えておりますので、現在進めている各種事業の補助率維持や現在の生産コスト上昇に伴う農薬、肥料など、これら新たな支援制度の創設、そしてご意見として今後の制度設計のほうに検討させていただきたいと考えております。
◆平良敏夫君 さとうきび収穫管理支援事業の内容の拡充ということは、そういう農薬とか肥料も補助率を上げるということになるのでしょうか。ただ、一番そこの大目玉というのはやはりトン当たり500円の給付です。これを何回も言っているように、給付というのはやはり生産たくさんあった、2,000トンとか、5,000トンとか、そういう生産している方々にいっぱい給付金を上げるというのはどういうことか、全然趣旨に沿っていないと私は思うんですけど、答弁はいいのでぜひ考えてください、まだ9月までありますから。よろしくお願いします。 次に、農道を市道に格上げする条件についてということで、ちょっと勉強不足で分かんないですので、少し教えてください。
◎建設部長(大嶺弘明君) 農道でも使用用途や使用目的が変われば市道への移管も制度上可能でございまして、市道の認定基準としましては路線は交通上重要で、かつ系統的であることとか、路線は原則として国道、それから県道、または市道のいずれかに連結されていなければならないなどなど、それから路線が集落、または公共施設に通じる道路であることとか、そういった要件がございます。
◆平良敏夫君 これまで農道を市道に格上げしたという事例はありますか。
◎建設部長(大嶺弘明君) 市町村合併後の事例はございませんが、合併前の市町村単位では直近の事例としまして来間大橋線がございます。現在市道来間大橋線は、平成7年3月13日から下地町の農道として開通しましたが、平成13年3月16日に町道に認定されております。
◆平良敏夫君 例えばいろいろ条件話していましたけど、宮古島市道のほうからつながっている農道だったらそういう条件合うよとか言っていたんですけど、周りに。現在正直な話、今農道だよというところで、何でこっちが農道か、周りに住宅たくさんあるし、畑もあんまり少ないしという状況で農道という場所があるんですけど、後で個人的にしっかり聞いてみたいと思うんですけど、あんまり例がないということも問題なんですけど、ただこの市街地にはそういったところがたくさんあるというんだったら困っている人もたくさんいると思いますので、宮古島市をしっかりと発展させるために必要かなと思っておりますので、ぜひこれを増やしていければなと思っております。後でもうちょっと突っ込んで、勉強していきたいと思っております。 次に、農地転用についてでありますけど、これ農業振興整備計画についてであります。多くの方が、新里匠議員も質問しておりましたけど、何か突っ込んだ質問がありそうな気がしていたんですけど、5年に1度の宮古島市農業振興地域整備計画の総合見直しに伴う要望書、要望書は農振地域除外申請というんですけど、受け付けていますが、先日269件の申込みがあったと答弁していますけど、そのうち沖縄県との協議予定件数、例えばこの中から採用されるというんですか、よく分からないんですけど、県と協議する件数というのはあると思うんですけど、これ分かりますか。
◎農林水産部長(砂川朗君) 県と協議する予定は269件の申請がございましたが、そのうち157件( 部分は314頁に発言訂正あり)ほどというふうになっております。
◆平良敏夫君 休憩、休憩。
○議長(上地廣敏君) 休憩します。 (休憩=午前11時26分) 再開します。 (再開=午前11時26分)
◆平良敏夫君 残り多分何件か、100件ぐらい。これは却下というんですか、そういうことになると思うんですけど、除外される要因、原因、そういうことは、たくさんあると思うんですけど、主なもの、どういうことが大体そういう除外される原因になるのかということで。
◎農林水産部長(砂川朗君) 農振法で事前に除外することができないというふうな判断でございますが、農振法第13条の第2項第1号におきまして、これの規定によるものであります。農振除外に関しましては、市町村における関係部局等の意見を聴取し、その意見をもって判断されることになります。その部分で、まず法律によって除外が好ましくないというふうにされた部分等がございますので、主に農地法の適用によるものというふうに推察されます。
◆平良敏夫君 170件の沖縄県との協議になるよという話でしたけど、それって全部が除外になるわけではないのかなと思っていますけど、そこからまた絞り込まれていくんですか。
◎農林水産部長(砂川朗君) 沖縄県のほうに協議の申請をして事前協議、協議という形で出しているところでございます。県のほうでもまた関係機関に意見聴取を行って、判断されるということになりますので、県のほうでまたどれぐらいが除外として認められるかというところは今後決まってくるところでございます。
◆平良敏夫君 何か今度の件が何件に絞られていくってなかなか分からないと思うんですけど、これまでの事例で何%ぐらいが通る、何%ぐらいが落とされていくってことあります。
◎農林水産部長(砂川朗君) どれぐらいの率というふうなご質問だと思うんですけど、前回の見直しの際の認められた件数を今のところ資料持っていませんので、確認してから報告させていただきます。
◆平良敏夫君 多分今回の農振地域除外申請に対する作業が遅れたのは、申請が前回は84件だったのに対し、今回は269件と3倍以上に増えたことと、職員が3名いたが、途中から2名になったことを農林水産部長は原因として挙げていましたが、そのことだけではなく、もっと大きな原因があったのではないかと私は考えておりますけど、県に対する申請手続で書類不備があり、全件差し戻されたと聞いておりますけど、いかがですか。
○議長(上地廣敏君) 休憩します。 (休憩=午前11時30分) 再開します。 (再開=午前11時31分)
◆平良敏夫君 農地区分判定図。それで、そのために、市がそれ知らなかった。県に行ったら、何でこれがついていないけど、全件差し戻されたと聞いております。そういうところで、農地区分判定図のことで説明してください。
◎農林水産部長(砂川朗君) 議員ご指摘のとおり今回の除外申請のほうから農地判定区分図の添付が義務づけられたということになっておりましたが、最初に出した時点でその判定図を作成してなかったということと、それを出していないという指摘を受けて、それの作成にその後取りかかったということでの遅れが生じております。
◆平良敏夫君 この農地区分判定図が添付されなかったということが全体的な流れ、大きく、職員が減ったとか、件数が増えたとか、そういうことよりは多分大分、軽く見積もっても1年は遅れるんではないかと考えております。今回の申請者に対する回答、これは農地区分判定図を添付しなかった大きなミスが原因だったと言わざるを得ません。農振除外申請した方々は、ある目的を持って申請していると思いますので、その回答が遅れるということは計画が進まないことになり、宮古島市市民及び宮古島市に大きな負担をかけることになります。訴訟問題にも発展しかねないこの問題は、その当事者の怒りが表れてのことだと思います。ちなみに、この問題に対して訴訟はありますか。遅れたことによって、例えば事業所って全然計画どおり進まないわけですから、それに対して大きな損害を受けているという方がいるわけです。そういう方が訴えているという事例はないかという話です、現在。
◎農林水産部長(砂川朗君) 現在のところはございません。
◆平良敏夫君 次に、農政課の職員の不足について、これも何名かからもう質問ありましたけど、私も質問してみたいと思います。 今年の3月から4月にかけて、農政課での聞き取り調査をする機会がありましたが、農業振興地域整備計画における総合見直しに伴う要望書に対して、回答が遅れているとの要因を申請が多いことに対して、職員が足りていないような職員の態度が見てとれました。お聞きしますけど、農政課の職員は足りていますか。
◎農林水産部長(砂川朗君) 職員に関しましては、現在与えられた職員数でもって、業務にしっかり対応しております。ただ、業務の負担は実際多いと思っておりますが、職員一人一人がしっかり業務に当たっておりますので、業務は滞りなく進んでいるものと理解しております。
◆平良敏夫君 業務を滞りなく進めることは、当たり前のことなんです。ただ、これが例えば負担が軽いところがある、負担が重いところがある。今言っているように、農政課というのは見直しに関してすごく仕事量がたくさん増えたと思うんです。そういうことも把握しながら適材適所、人数も含めてしっかりとやっていくべきだと考えますけど、その点に対してちょっと答弁お願いします。市長がいいんではないですか。こういうときは市長。
◎市長(座喜味一幸君) これまで農振解除に係る質問多々出ております。私もこれからの宮古島の土地利用の在り方、大変見直すべき時期だというふうに思っております。もちろん伊良部島においてもゾーニングの話を含めて、都市計画地域の指定等も含めておりますけれども、やはり観光もそこまで増えて、土地利用が多様化したときに、農業振興地域というのは全域、極端に言うと軒下まで農振農用地に指定されているというような時期もありましたけれども、私は今担当職員も大変ご苦労いただいておりますし、いろんなニーズに対応をするのが大変かなというふうに思っております。そういう意味で早速手をつけましたのは、農業委員会の会長、それから建設部長、農林水産部長、それからみどり推進課長含めて、企画も含めて、宮古島市として今後守るべきゾーンと開発すべきゾーン、それを宮古島市としての方向性をはっきりして県にも申し上げていくという主体的な考え方、それを持たないと担当者も法律の中で大変ご苦労するようなというようなことで、今ワーキングチームを企画を中心につくったところでございまして、ですから各担当の法律の担当部局が集まりながら、しかし宮古島のありようについては、土地利用どうあるべきかというようなこと、極端に申し上げますと、地方に行きますと後継者が家を造りたくても、住宅の許可を取るのに難渋しているというような話等々もありますし、また市街地から地方に行く主要道路においても、いろんな商店街の展開とかという可能性、要望等がある中で、この農振農用地の解除の問題というのは大変大きな課題を抱えているのではないか。その辺に対して市としての展開の方向というのを持つことが大変重要と思っておりますから、その方向性を持った中で担当者も農振法、あるいは農地法というものの中で市の考え方を織り込んでいくという考え方を示さないと、大変今後もこのような問題というのは解決しないなと思っておりますので、このワーキングチームを速やかに立ち上げながら、宮古島市としての将来の展開、方向というものを県にもはっきりと申し上げながら、その解決に向けるべきだというふうに思っておりますので、その作業をしっかりと進めてまいります。
◆平良敏夫君 宮古島市は、やはり農業の島ではありますので、農地とそういう宅地、例えばほかのいろんなしようとする、そういう農振除外という問題ありますけど、ぜひ絶対こっち農振除外できるべきだよねというようなところもたまにできなかったりしているところがありますので、今ワーキングチームをつくってあると言っておりますので、ぜひ適正な、それとまた職員の配置、そういうこともぜひよろしくお願いしたいと思っております。ありがとうございました。 次に、道路行政についてでありますけど、カーブミラーの補助について、何年か以前にも私もやったことあるんですけど、前やったときにはカーブミラーの設置に補助があると聞きましたが、補助対象の条件はどんなことかと言ったんですけど、その中で私道から市道に連結する交差点での設置に補助は出ないとの説明がありました。質問なんですけど、何で私道から市道に接する道路では補助が出ないのか。それの逆は出るという話聞いたんですけど、説明お願いいたします。
◎建設部長(大嶺弘明君) 補助金の話でございますが、現在宮古島市としましてはカーブミラーを設置する宮古島市単独の補助金はございません。
◆平良敏夫君 以前道路建設課に電話かけて、確認したときがあったんですけど、私が求めているところの私道から公道というか、市道に出るところのカーブミラーは補助は出ない、そういうことを言われたことがあるんですが、別の何かあるんですか、補助メニューが。
◎建設部長(大嶺弘明君) 基本的にカーブミラーの設置は、公道から公道の見通しの場合に設置するのが基準でありますけれども、例外的に私道から公道の見通しについても設置することが可能ですよということを答弁したのではないかなと思いますけども、例外として私道で10戸以上かつ10台以上の駐車場がある私道から公道へ抜けるところにもカーブミラーは設置は可能ですよということを多分お伝えしたことだと思います。
◆平良敏夫君 そういう例外があるんでしたらそういうことを増やしてほしいなと思うのは、結局カーブミラーがあるというのは交差点で、子供たちが飛び出す、自転車が飛び出す。そのために、安全のために置いているわけですので、子供たちの安全のためにあるわけ。こういうことを例外的に認めることができるというんだったらちょっと解釈拡大して、そういうこともやってもらうことが、子供たちが事故に遭ったら結局公道で事故起こすんだ、私道から入ったって。当局に全く責任なかったと言えないんではないかなと私は思うんですけど、ぜひ幾らかかるか分かんないんですけど、今たくさんあるカーブミラーみんな、さっきの一番最初の建設部長の答弁だったら、あれみんな全部では自分でつけたのかなと思ったりしているところでありますけど、だけどぜひさっきも言ったんですけど、少し拡大解釈してあげて、児童生徒たちの安全を宮古島市で守ってほしいなと思っております。 次に行きます。道路行政についてなんですけど、砂川金物店前の添道線の冠水についてなんですけど、今回の災害規模の大雨は多くの場所で冠水する事態を引き起こしました。砂川金物店前添道線も低いところが冠水しました。雨水は道路の西側の畑に流れ落ちるもんだから、多分あの畑の主が歩道の脇にブロックを1段並べて、畑に流れるのを防いでいます。それで、歩道、車道のほうに冠水します。市民からの訴えで現場見ましたけど、解決方法がすごく難しいなということになっております。ブロックを取れば道路の冠水は解決しますが、雨水は畑に全部流れることになり、畑の主としては本当にたまったものではありません。道路の冠水は、翌日にはなくなりますが、歩道には泥がたまっていて歩けるものではないです。道路の冠水対策と畑に流れ落ちる対策を同時にしなければならないということになっておりますけど、建設部の方は現場見たと思うんですけど、どう考えていますか。よろしくお願いします。
◎建設部長(大嶺弘明君) 先日の大雨で、議員のご質問のとおり島内の数か所で冠水が発生しております。ただいま議員がご質問している砂川金物店前においても冠水が発生して、今後の対策をどうするかということで市としましても現在議論しているところでありまして、所管部署といたしましては現場の状況を把握したところ、やはり今後の対策としてはこの冠水している要因、原因、そういったものをしっかりと調査を行い、今後については排水設備や改修工事、それから修繕工事などに取り組んでいきたいと、適切な方法で取り組んでいきたいと考えております。
◆平良敏夫君 冠水する要因は、はっきりしているんです。宮古島市全部冠水しているところは低いところにあるから、低地だから。だけど、低地でも問題解決できるところもあるんですけど、この場所は難しい。このブロック積んだところ取っちゃうと畑に流れ出てしまうということがあるもんですから、畑の主としては絶対これ嫌なんです、当たり前の話なんですけど。そこの2つのところを解決しないといけないというところがあそこの難しいところかなと思っているんですけど、現場を見てきたというんですけど、それで向こうの歩道にたくさん泥がたまって、歩ける状態になっていないということは分かっていますよね。あれをさっさと除去してください。いかがですか。
◎建設部長(大嶺弘明君) 土砂等の取り除く作業については、現在段取り、工程を組んでおりますので、早急に対応したいと思います。
◆平良敏夫君 同じ道路の歩道に結構ジョギング、ウオーキングする人たくさんいるんですけど、少し北側に行くと畑との段差が2メートルぐらいのところが結構長く続いているんです。見ると非常に危険。子供たちも走ると思うんですけど、そこにガードレールを取り付けてほしいという思いがあるんですけど、その前に応急的にカラーポールというんですか、あれ。あれ何本か立てるだけで意識行きます。子供たちは、間違って向こうから自転車落ちかねないです。いかがですか。
◎建設部長(大嶺弘明君) 議員からのご質問、通告があった後に私も含めて所管課のほうでも確認して、現場のほう確認しております。整備当時は隣接地主とかなどの理解を得てとか、あるいは土木工事設計要領に基づいて道路は整備されたものだと認識しておりますけれども、議員のご質問しているとおり危険性も否めない部分もありますので、再度確認し、通行状況等も確認しながら、その危険性の度合いなども確認し、どういった対策ができるのか、直ちにカラーコーンが立てられるかも含めて対策していきたいと考えております。
◆平良敏夫君 状況は、ガードレールが非常に必要な場所でありますけど、例えばあの道路の十字路側にカラーポール立っているところがあります、中央線を分けるために。ああいうポールを目立つように、何十本も立てるというわけではないから、立てるということで、そういう応急処置してほしいと思いますので、ひとつよろしくお願いします。 もう一つ、冠水に関してなんですけど、今回の災害的な冠水には、本当に宮古島何か所も冠水したと思うんですけど、添道西仲宗根1535番地35の住宅前道路の冠水についてでありますけど、こっちは今回だけではなくて、毎回のように冠水していると思っております。そして、市当局、道路建設課とも地域住民いろいろ相談しているようなんですけど、前に進まないということ相談がありました。道路建設課に以前から要請しているようですけど、なかなか進展が見えないということで、この件はどうなっているのか、進展しているのか。ぜひ説明よろしくお願いします。あの前の段冠水すると、近くにあるうちが本当に門にも入れないぐらいの、私見たんですけど、門からうちに入れないような状況になっておりますので、ぜひよろしくお願いします。
◎建設部長(大嶺弘明君) 議員ご指摘の箇所につきましては、やはり早急に改善しなければならないということでもって、今年度の令和4年度の国庫補助事業を県に事業申請していましたが、今年度は採択ということには至りませんでしたので、さらに来年度この事業においてはチャレンジしていきたいと考えておりますが、この事業ができる間、本事業の採択までの間には仮設の排水処理施設などを検討しているところでございます。
◆平良敏夫君 低地にあるということで、なかなか冠水しているところ何か対策が難しいというのは分かるんですけど、多分向こうの、聞いた話によると根本的な冠水は排水路が途中で止まっている。大きな道路の向こう、あそこで止まっているせいで行き場所がなくなって冠水しているという話聞いておりますので、多分この事業が今年度はできないという話で、来年度ぜひ頑張ってくださいということしか言えないんですけど、その前にやはり対策を、応急処置やらないと、あの状況で1年も、もしかしたら来年もできないかも分かんないから、ぜひ浸透ます造るなり、ぜひそういうことをやってほしいなと思っております。 次飛ばさせていただきます。県政についてでありますけど、何で市政ではなくて、県政かという話になりますけど、県政は市政にも大きく影響を与えるということであります。宮古保健所のほうは後回しにしたいと思います。 まず、2番目の一括交付金10億1,892万円の請求ミスについてですけど、県は一括交付金の国への請求ミスによって10億1,892万円の損失を出す事態となりましたけど、その経緯を簡単に説明してもらえますか。
◎企画政策部長(垣花和彦君) 細かい経緯ということではございませんけども、簡単に説明をしたいと思います。まず、令和2年度の県事業として、予定していた事業について、令和2年度中に事業が終了しなかったものですから、令和3年度に事業を繰り越したと。さらに、令和3年度中にもいろいろな事情がございまして、事故繰越ということで令和4年度に事業の一部を繰越しをしております。これについては令和3年度内に終了した部分については、これは実績を国のほうに報告しまして、その実績に伴う交付請求を行うべきでございましたけれども、県のほうでは令和4年度まで事故繰越で行った部分も含めて、全てを事業終了後に請求するというふうに勘違いを行いまして、これで令和3年度分の終了部分についての請求が行われていなかったということでございます。
◆平良敏夫君 簡単に言えば勘違い。これは1人で確認しているかということで、10億円の話です。そういうことになりまして、1人の職員の勘違いによって10億円の請求ミスが起きる。県は、請求できなかった約10億円を22年度の一括交付金から捻出して補填するとしているんですけど、10億円余りの財源が消失したのは間違いありません。そういうことが宮古島市に影響はないのかということで、もしかして農林水産物流通条件不利性解消事業の予算が5,000万円と低く抑えられている原因となっていないかという疑いも持つわけでありますので、影響はないかということを答弁よろしくお願いします、この10億円に関して。
◎企画政策部長(垣花和彦君) 一括交付金事業につきましては市町村分の枠というのが決まっておりまして、これについては影響がないというふうに考えております。今議員からもございましたように、県事業として実施をしている事業の中で、例えば離島住民の交通コストの負担軽減事業、あるいは今議員がおっしゃいました農林水産物の流通条件の不利性解消事業、こういうふうに広域的に展開している事業もございますので、そういう事業に影響がないかという懸念でございますが、県のほうの説明といたしましては、方針といたしましては事業を実施した後の執行残、そういうものを活用して充当するというようなことですので、事業への影響はないというふうに考えております。
◆平良敏夫君 そういう答えで事業に影響ないということはあり得ない、10億円がなくなったんだから。そこでやめておきますけど、3番目に行きます。 玉城知事の挨拶の中で、私は以前から気になっている方言使用についてでありますけど、なぜ玉城知事は挨拶の冒頭で必ず方言から始めるのか。県に聞き取りするよう担当当局に伝えてありますので、報告をよろしくということでありますけど、ハイサイ、グスーヨーチューウガナビラということなんですけど、時間ないですから、報告はいいです。ただ、那覇市の市長が那覇市民に対して方言で挨拶することは構わないと思いますが、県知事が沖縄県民に対して、一部地域の方言で挨拶することに非常に私は違和感があります。沖縄県には多くの地域にたくさんの方言があり、知事の方言、挨拶を理解できない方々もいます。知事の挨拶は、100%方言で始まります。少なくとも場所をわきまえてやるべきではないのか。そう考えますけど、私は考えます。本当にあの方言の挨拶何でやっているかということを聞きたいんですけども、時間ないですから、市長もたまに方言使いますけど、これはもちろん地域での方言使う方は分かります。ただ、政府関係者との集まりにおいても方言で始まるということを聞いておりますので、どういうことと思っておりますので、時間ありましたら最後にそこのほう聞きたいと思いますけど、もう一つ、玉城知事のゼレンスキー発言についてであります。玉城知事のゼレンスキー発言について、県に知事の真意を聞き取るよう、通告の聞き取りで伝えてありますので、そのほうはちょっと報告お願いできますか。
◎企画政策部長(垣花和彦君) 県知事のゼレンスキー発言についてということでございますが、この発言については5月25日に開催された基地問題に関する有識者会議で、冒頭で玉城知事が挨拶にてこういう挨拶をしたということでございます。ただ、玉城知事は同日に行われた記者会見の中で、発言は軽率とのそしりを免れず、皆様を不快な気持ちにさせ、大変ご迷惑をおかけしたということでおわびしたいと説明されておりますので、改めて議員からございました発言の意図等を確認する必要はないというふうに考えております。
◆平良敏夫君 沖縄タイムスの5月27日の社説で、知事の脱線発言が掲載されていましたので、その文を要約して読みたいと思います。問題の発言が飛び出したのは、米軍基地問題について専門家の意見を聞く有識者会議の場でした。玉城知事は、会議室に入り、席に着くなりマイクに向かって「ゼレンスキーです。よろしくお願いします」と挨拶しております。有識者会議は、県庁と有識者6人をオンラインで結ぶ形で開かれた。冒頭の挨拶でウクライナ大統領の名前を持ち出して、話を切り出したのである。あまりにも唐突な発言に、周囲にいた県庁職員も一瞬何が起こったのか分からず、戸惑いの時が流れました。なぜあの場面であのような発言が出てきたのだろうか。ウクライナが置かれている厳しい状況を考えれば、県知事としての節度を超えた失言と言うほかない。国外に避難しているウクライナ人は、640万人を超える。平和な日常をずたずたに引き裂かれ、今なお戦闘終結の見通しは立っておりません。どのような形で戦争が終結するのか。また、ウクライナ国民の犠牲はどこまで増えるのか。核大国が引き起こした軍事侵攻は、人々の平和な日常も国際秩序ものみ込んでしまいました。冗談にならない冗談を言う状況ではない。言葉が過ぎていませんかと社説は厳しく説いています。 玉城デニー知事、言葉が軽過ぎませんか。方言での挨拶もそうですけど、受け狙いとしか思えない。知事はタレント出身で、優しくていつも笑顔で、人としてはいい人でしょうが、沖縄県のトップとしては言葉も考えも態度も軽過ぎませんかと私は強く言いたいです。人々を導く力は、言葉の力から生まれるとの言葉があります。その言葉を玉城知事に送ります。 ロシアのウクライナ軍事侵攻がいっときも早く終わり、世界に平和が訪れることを祈念して私の一般質問を終わりたいと思います。
○議長(上地廣敏君) これで、平良敏夫君の質問は終了しました。 午前の会議はこれにて休憩し、午後の会議は1時30分から再開します。 休憩します。 (休憩=午後零時04分) 再開します。 (再開=午後1時30分) 午前に引き続き一般質問を行いますけれども、その前に午前中の平良敏夫君の一般質問に対して、農林水産部長から答弁訂正の申出がありますので、これを許可したいと思います。
◎農林水産部長(砂川朗君) 午前中、平良敏夫議員のご質問の中で、全体の申請件数269件に対して県のほうへ上げた件数が何件かという質問でございました。私のほうで170件というふうにお答えしたところですが、議員ご指摘の157件が正しい件数でございました。訂正いたします。すみませんでした。
○議長(上地廣敏君) それでは、午前に引き続き一般質問を行います。 順次質問の発言を許します。
◆山里雅彦君 私も始まる前に少しだけ。せんだって山下誠議員も取り上げておりましたが、ハーリー、海神祭での不発弾処理についてであります。先月の18日に事前対策協議会、副市長が座長で行われました。関係者の皆さんそろってだということで、その翌日6時半頃でしたか、西原自治会長から電話がありまして、どういうことですかと言うので、何ですかと聞いたら、実は6月2日、ハーリー、海神祭の日に不発弾処理、四、五年ぶりだという話聞きましたが、があるという話を聞いて、そうこうしているうちに私にも2人ぐらいから電話がありまして、7時前に自治会長の家に行ってきました。そのとき私も新聞見て、すぐ副市長に電話しました。副市長に電話しましたら、事前の協議会でもってハーリー、海神祭の話も出たんだが、朝の7時頃を予定して爆破ということで、そんなに影響はないだろうということでありました。そういう意味ではやはり自治会長が知らないということは大変なので、周辺自治会、高野の自治会、それから西原自治会、船主会ですか。福山と大浦は意外と慣れているというか、そういう感じでありますが、でもしっかり案内してからやるようにと話ししましたら、早速その日に防災危機管理課の平良勝彦課長ですか、電話ありました。私にもありました。自治会のほうにも船主組合のほうにもあったということでありました。ですが、やはり当日は6時からウーンマといいますか、ニガインマの皆さんと自治会長はじめ役員の皆さん、自治会です。それから、海人祭盛大に行う船主会の皆さんが集まって、ちょっとニガイをしまして7時頃まで、ちょっと前に終わりました。30分ぐらい、前後ですね、7時頃爆破があるということでありましたが、やはり規模縮小ということで、そんなに影響はなかったんですが、やはりそこには遠くのほうに巡視船も見えて、保安庁の船も見えて、監視船も見えるんです。そこにまた、防波堤のところに本市職員の総務課でしたか、監視員が配置されておりました。その30分そこそこの間にその内容を知らない自治会の皆さんが来て、何名かが監視されている本市職員にどういうことだと詰め寄った一面も何度かありました。そういう意味ではやはり海の池間民族にとってはハーリー、海神祭は、読んで字のごとく海の神の祭りであります。ぜひ本当にふだんの普通のところの正月と思ってもいいぐらいの感じなんです。正月に爆破して、さあ祝ってくださいはないですよね、市長。そういう意味ではしっかりと対応していただきたいというふうに思っております。 もう一点だけ。旧庁舎の利活用についてでありますが、本当に私もこの間、議会の初日ですか、売却で進んでいた方向性がまた賃貸へという話を聞きました。砂川和也議員も旧庁舎の維持管理、休眠施設の維持管理費が宮古島市には全体で金額として7,000万円の年間あるという維持管理費がありました。そういう意味では早めに庁舎を何とかしなきゃいかんということで、庁舎の利活用に関しては数年前から議論しているんです、いろんな流れで。そのときから賃貸という話もいろいろありました。ですが、その審議会でいろいろ議論を積み重ねて売却という形でこれまで進んできたと思いますが、今回また市長に誰が言ったのか、また賃貸したらどうかという話であります。それで、また審議会、協議会を元の委員もそのままにして、あと1人か2人ぐらい足して、総務部長の答弁ではまた新たな協議会、審議会開く。果たして本当にこれでいいんでしょうか。年間に国から借りている駐車場込みで約1,800万円支出、維持管理があります。そういう意味ではしっかりと1年でも早くやるのが、対応するのが行政だと私は思っておりますが、市長、賃貸だと、我々も会派で3月定例会の途中に中に入ってみました。本当にもう大変な状況であります、中の備品等も。市民へ還元する話もありましたが、そういった意味では一日も早く中の備品も整理し、そして人が住まなくなると意外と建物はもろくなるんです。そういう意味では旧庁舎の維持管理については、皆さんがまたこれを1年やって、また元に戻って売却しましょう。そうなったらどうするんですか、市長。この庁舎は、行ってみて分かるように1人に貸して賃貸するなら何億円もかかります、市長。そういう意味ではその辺も踏まえて、これまで積み重ねた協議会、審議会のメンバーの意見も組み入れながら、今回の件はもう一回考えてもらいたいなというふうに個人的に思っております。 質問に移ります。質問を行います。まず、市長の政治姿勢について。日本商工会議所青年部第42回九州ブロック大会宮古島大会についてであります。九州8県持ち回りで32年ぶり、本年10月に第42回九州ブロック大会宮古島大会が開催されますが、本市の役割といいますか、対応、取組についてどうなのかお伺いします。
◎観光商工スポーツ部長(上地成人君) 本大会につきましては、九州各県の青年経済人が一堂に会し、交流と連携の輪を広げることを目的に開催されます。参加予定人数約2,300人、開催地である宮古島市における経済効果も約2億円と見込まれております。この大会開催につきましては、過去の開催自治体においても同大会に補助金を交付していることから、宮古島市商工会議所青年部から補助金交付の要請を受け、6月補正に要求をしております。また、大規模な大会であることから、準備に使用する場所として公共施設等の提供等も検討をいたしております。
◆山里雅彦君 そこで、市長、商工会議所というのは企業のサポート、バックアップだけではないんです。特に商工会議所青年部は、これまで本市の地域経済発展のため、リーダー的な役割を果たしてきたと思います。市長、これからも商工会議所青年部は、地域経済、観光振興に大きく貢献し、多大な影響を与えていくと思われますが、市長、その点について少し考えを聞かせてください。
◎市長(座喜味一幸君) 商工会議所、なかんずく青年部、大変私は期待しているものがあります。商工会議所、JA、それから漁協等含めて、やはり宮古島の経済の核となるべき組織だと思っておりまして、この商工会議所青年部、彼らができるだけ官民連携してという言葉のとおり、彼らの新しい発想と行動力で宮古島を牽引していただく、そういう彼らの活躍を期待しております。
◆山里雅彦君 先ほど観光商工スポーツ部長が答弁した今回の補正予算、商工振興費の中に宮古島商工会議所補助金100万円が計上されております。今回の日本商工会議所青年部、第42回九州ブロック大会宮古島大会は、本市に、先ほど観光商工スポーツ部長からも2億円の話がありました。かなりの経済波及効果があると聞いております。その割には今回の大会、補助金100万円であります。ちょっと少ないように思われるんですが、その理由といいますか、対応内容を少し観光商工スポーツ部長、お願いできますか。
◎観光商工スポーツ部長(上地成人君) この大会にかかる経費といたしまして約3,760万円が見込まれます。それから、参加者2,300人の登録料、参加料、これが1万1,000円。それで2,530万円。残りの1,230万円を商工会議所、それから協賛金、補助金等で賄うということを聞いております。100万円の根拠といたしましては、これまでの8年間の開催市の補助金額が大体100万円から200万円、100万円の補助金額が多いということで、今回は100万円と要求をしております。
◆山里雅彦君 市長、今回の九州ブロック宮古島大会は、沖縄県の離島の宮古島での大会なんです。陸続きの九州大会ではないんです。やはり今回の大会は、本市を県内外へアピールする絶好のチャンスだと私は思っております。市がやるべきこと、そういった面ではそういう会議所の皆さんがやってくれておるのかなと思って、心強く思っております。聞いた話、市長、商工会議所から会頭等含めた形で要請があったというふうに聞いております。その要請は、約200万円、聞いた話でありますが、だというふうに聞いております。これは、2億円以上の経済波及効果があるということで、増額はできないのかどうか、市長、これちょっとお願いできますか。よろしくお願いします。
◎市長(座喜味一幸君) 額の話、もっと増やすべきではないかという話かもしれませんが、1つは私今後の宮古島の将来を考えるときに官民連携、なかんずく民間の力というものが大変重要になってくるよという話。それで、その中でもやはり青年部の皆さんが積極的な行動とビジョンを持って宮古島を牽引してほしいというようなことを申し上げながらも、やはり大きな経済効果があることを重々承知しながらも、この金額等につきまして、役所側に要請というよりも、もっと青年部の中で議論をしながら、やはり自主、自立というような方向も含めて、しっかりと取り組んでいただくことが宮古島の将来にとっては大変重要になるというようなことも申し上げましたけれどもが、そういう意味では今100万円という予算計上ではございますが、各施設の利用等含めて、応援できることがあると思いますので、その辺でフォローをしていければと思っております。
◆山里雅彦君 先ほどの話に戻るんですが、庁舎の年間維持管理費が千七百、八百万円になります。そういう意味では、市長の答弁も理解できるところありますが、そういった意味では庁舎管理費がなくなればすぐ浮くんです、毎年毎年。そういう意味では、市長、庁舎管理等々含めてよろしくお願いしたい。 次に、観光振興について、クルーズ船再開についてでありますが、クルーズ船受入れ体制と取組状況について、同じ答弁ですよね、建設部長。何度も聞いておりますけど、大体分かりますので、それらを踏まえて、では取り上げていきたいと思います。クルーズ船については、船内医師が常駐し、船内でPCR検査等して、感染水際対策の取組をしているということです。これまでも建設部長も答弁して、島内の医療体制を見据えて考えていきたい。それから、市長も感染状況を踏まえると各団体と連携、地域経済に貢献するように、今後量も質も考えて、体制をしっかり整えていくという話でありました。私も同感であります。そういう意味では宮古島市を動かしているといいますか、民間の関係各種団体、民間関係企業、機関もそういった市の行動、考えを基に並行して事業も展開していくというふうに思いますが、そのことが本市の活性化にもつながると思っております。 そこで、市長、これからのクルーズ船受入れについては、建設部長はコロナ禍を見据えながら、新年度からクルーズ船については取り組みたいとの答弁がありました。市長、今年度まだまだ始まったばかりであります。そういう意味では、本市の経済活性化のためには、先ほど言ったようにコロナ禍を見据えながらも、今年や新年度以降の取組目標等、クルーズ船の回数等について市として示していく、メッセージを発信していく必要があると思いますが、市長、クルーズ会社や関係団体への取組、対応についてどう考えるか、どうなのか、市長の考えを聞かせていただきたいと思います。よろしくお願いします。
◎建設部長(大嶺弘明君) クルーズが寄港することによりまして、宮古島地域に与える経済波及効果は大変大きなものがあると認識しておりますので、今後の受入れについても関係機関などとより一層連携を取りながら、受入れに万全を期していきたいと考えております。
◆山里雅彦君 これまで何名かの議員も取り上げておりましたが、我如古三雄議員でしたか、この受入れ施設の借入金がありますよね、施設の。この元金の償還が令和4年から始まる、そういう答弁がありました。令和5年から約七、八年だと思いますが、全体で10億円ちょっとだったか、その内容、年度別の償還計画について、建設部長、答弁お願いします。
◎建設部長(大嶺弘明君) クルーズ船受入れに伴ってCIQ施設を整備しているほか、臨港道路も借入れによりまして整備しておりまして、借入れ総額はCIQで9億9,680万円、それから臨港道路関係で4,260円で、合計10億3,940万円でございます。これは、令和2年度から償還がスタートしておりまして、実施は元金は3年据置きで、令和4年度からスタートするということで、令和5年度、来年度から元金がスタートいたします。令和5年度の元金の償還額が3,057万円余、それから利子が207万8,000円余で、令和5年度の元利償還金の返済額が3,264万円余でございます。その後令和6年度から令和22年度まで元金を返済しまして、令和6年度からは元金が6,100万円余になります。元利償還が令和6年度から6,300万円余、年間通して6,300万円程度を令和21年度まで返済し、令和22年度の最終年度は3,000万円余の元利償還金という状況になっております。
◆山里雅彦君 この償還計画は、クルーズ船の回数、係船料によって賄われるということでの償還計画でありました。そういう意味では、去年の11月頃でしたか、我々会派保守宮古未来会と公明党会派でしたか、国のほうへ、衆議院会館のほうへ行きまして、国土交通省と内閣府と、水産庁でしたか、おのおの1時間ちょっとずつ意見交換、勉強会がやりました。その中で外国クルーズ船の話も我々はしました。どうなっているかということで聞きましたら、担当の職員の皆さんは、外国のコロナ禍の状況を見据えてやるので、当面は難しい、厳しいだろうという話でありました。しかしながら、国内に関しては令和2年から実はスタートしているんだと。議員の答弁に、令和2年から約2万8,000人のうち、コロナ患者は1名だったと。先ほどの水際対策しっかりやっているということであります。国内クルーズは、そういう意味ではしっかりとこれからも国としてもやっていきたい旨の話がありました。その中で償還計画、クルーズ船受入れ施設の償還金の話もありました。その中では担当の皆さんに話すと、要請があれば考えていきたい旨の話がありました。議員にだけそう言ったのか分かりませんが、市長、ぜひあまり国のほうに行ったことないような話を聞きますが、コロナ禍でしようがないということもあるんですが、ぜひ
トップセールス、何の事業することにも必要なんです、市長。そういう意味では新里匠議員もあと2年半の話をしておりましたが、やはりそういった事業等、これから体育館、いろんなことをやろうという話もしておりますので、しっかりと国のほうへは足を運んでいただきたい。そのことが事業のスムーズな執行、完遂にもつながっていくんではないかと私は思っております。そういう意味ではよろしくお願いします。 次に、宮古島海中公園事業についてであります。観光スポットである宮古島海中公園施設の利用状況、隣接するシーサイドカフェですか、ショップについて、観光客の皆さんのコロナ禍での利用状況について、まずどうなのか聞かせていただきたいと思います。
◎農林水産部長(砂川朗君) 宮古島海中公園施設の利用状況ということで、カフェとかショップ等についてのご質問ですが、単体ごとのカフェ、ショップについての利用者の数は把握しておりませんので、宮古島海中公園全体での利用状況についてお答えさせていただきます。 宮古島海中公園の利用状況につきましては、新型コロナウイルス感染症が流行する以前の平成29年度から令和元年度の施設利用者は年平均で約9万人となっております。平成29年度で9万9,210人、平成30年度で9万326人、令和元年度で8万5,592人となっております。一方で、新型コロナウイルス感染症の発症者が増減を繰り返している中、令和2年度から令和3年度における施設利用者につきましては年平均で約3万人となっているところです。令和2年度で3万1,474人、令和3年度で3万9,307人という利用者の状況となっております。
◆山里雅彦君 この施設は、私もオープンのときに参加しましたので、多分2011年のオープンだったというふうに思っております。そのときは盛大に式典やら内覧会やら行いました。祝賀会というか、軽い祝賀会の後、狩俣の自治会長が、前里光健議員のお父様も一緒でしたか、議員をされていましたので、何名かで狩俣自治会長のお宅に伺いまして、自治会長がお祝いしてくれと、この施設は今後の狩俣地域の活性化につながるものだから、期待しているので、お祝いしてくれと言って、我々もしっかりお祝いした覚えがあります。今のところあまりにもその当時の自治会長が期待していた狩俣地域、島尻地域の活性化にはつながらないように思いますが、せっかくですから、市長、この周辺施設の再整備、利活用について取組と周辺道路も含めて、北部地域、特に地元、狩俣、島尻地域活性化のために必要では。これは、市長ではなくて、せっかくですから、副市長にお願いしましょう。副市長、よろしくお願いします。
◎副市長(伊川秀樹君) ちょうど十四、五年前ですか、財政課長ということで来たときに、北部地区の観光何もないんで、新しいものをつくろうではないかという、いろんな庁内でも意見がございまして、その中で名護のような海中公園のようなものができれば北部地域の活性化につながるだろうということで、補助金の獲得等に向けて携わった経緯がございます。かなり北部地域の観光に寄与する、活性化につながるということで、非常に私個人としても期待したんですけども、狩俣中学校付近からの部分で進入路がいまだにやはりまだ対応できていないという部分と、あとは周辺での、隣の施設で触って海の体験ができるという施設もあったんですけど、それも今閉鎖されていて、何らかの形でまず宮古島海中公園の進入路を確保しながら、地域の活性化をやはり市としても考えていかないといけないのかなということを今考えております。ちょうど連休に個人的に見に行ったんですけれども、人はそれなりにおりはしたんですけど、滞在時間、滞留時間が短いのかなと感じております。
◆山里雅彦君 この施設の入園者といいますか、当初見積りよりかなり年々増えていたんです。そういう意味では、この施設はこれからも宮古島市の観光地といいますか、そういう施設になっていくと思います。 そして、次の宮古島海中公園施設の維持管理等、メンテナンスについて、これまでどのように行っているのかお伺いします。
◎農林水産部長(砂川朗君) 宮古島海中公園施設の維持管理等、メンテナンスについてでございます。宮古島海中公園の維持管理につきましては、宮古島市海中公園条例で指定された指定管理者が宮古島海中公園の管理に関する協定書の第5条、施設の管理でございます。に基づいて、運営業務の中で維持管理及び保守点検を実施することとなっております。また、そのほかアクリル板の保守点検に関しましては、海中、室内と2日ごとに目視確認をしており、点検の際に施設の異常が確認された場合は修繕計画書を指定管理者が作成し、水産課へ報告することとなっております。
◆山里雅彦君 なぜそれを聞いたかというと、先月四国の香川県高松市にある、先ほど話をした日プラ株式会社本社、アクリル工場行ってきました。下地信男議員と新里匠議員とその他有志でありました。日プラはどういった会社かというと、沖縄の美ら海水族館も手がけて、そういった意味では世界の中東、ドバイ等とか、いろんな有名な水族館もほとんど日プラが手がけているということであります。石垣のほうにも少しそういった話も出始めておりますが、世界の名立たる水族館を手がけている会社であります。そこの会社の会長と社長と役員の皆様と意見交換する機会がありました。そのときにたまたま宮古島の海中公園も手がけておりますので、どうでしょうかと言われたので、今のところは順調ですという。ですが、やはり宮古島の残したいこういった観光地の中の施設は10年ちょっとたっているので、そういった意味ではメンテが必要ですよという話がありましたので、取り上げてみました。そういう意味では情報交換しながら、どういった形で、アクリルですから、どういうふうな形でやるのかというのは専門の会社に聞いてみたほうがいいのかなというふうに思っておりますので、その辺は対応していただきたいと思いますが、そこら辺では少しお願いします。
◎農林水産部長(砂川朗君) アクリル板ということで、経年で劣化も出てくる部分もあるかと思いますので、その場合やはり指定管理者が適正な維持管理を行っておりますので、何らかの交換等、施設の大規模な修繕等が生じるようなことがありましたら速やかに安全確保の観点から、施設の維持管理をしっかりやっていきたいと考えております。
◆山里雅彦君 この施設は、私も議員をしておりましたので、工事入る前からあの場所、七光湾ですよね。七光湾なんです。小さいときからいろいろ泳ぎに行ったり、貝拾いに行ったり、その当時ウニもいましたので、ウニも拾ってよく食べました。そういう意味ではあの地域の台風、強風といいますか、災害時の環境状況も分かっておりますので、建設当時、なぜここなのかという議論は我々も会派でしました。そういう意味では工事中も心配なので、地元の会社が下請しておりましたので、何度も見てきました。そういった意味ではくりぬいて、そこにコンクリートを張ってやってあるんです。あそこでは非常に台風時にはいろんな塩害災害があります。塩害があります。オープン当時、宮古島海中公園入り口と本体といいますか、売店の間にこれぐらいの500キロの石が幾つも置いてある。これ何ですかと言ったら、オブジェみたいな飾りですという。駄目ですよ、ここに置くと、これ台風時にはもう飛んで、甚大な被害を被りますよと話したらすぐ撤去していました。そういう意味ではあの地域のことを考えると、やはりそれ以外に、アクリル板以外に維持管理は必要であります。農林水産部長、これをしっかりそういう意味ではやっていただきたいというふうに思っております。 次に移ります。福祉行政について、宮古島市社会福祉協議会が主催する宮古島市長寿大学についてであります。長寿大学は、高齢者の皆様の生きがいと生涯学習を通して地域社会参加、健康長寿、
下地信広議員が常に言っているように宮古島にもつながります。今年開校しました宮古島市長寿大学の講座内容、取組についてどうなのかお伺いします。
◎福祉部長(仲宗根美佐子君) 高齢者の長寿大学についてお答えしたいと思います。 長寿大学は、高齢者の生きがいと社会参加を促進するとともに、家に閉じ籠もりがちな高齢者等の社会的孤立感の解消及び自立生活の助長を図ることを目的に、レクリエーションや各種教養講座等を開催しています。運営につきましては、宮古島市から委託を受けた社会福祉協議会に担っていただいております。今年度は、先ほどおっしゃいましたように5月24日に開講式を行いました。今年度はヨガやフラダンス、硬筆、筆ペン講座等、新たな講座も追加して、選択の幅を広げております。現在21講座、約76人が受講を始めたと聞いております。来年2月までの長い講座になりますので、今後も多くの高齢者が参加できますように、広報誌をはじめラジオ等を活用して広報に努めてまいりたいと思います。
◆山里雅彦君 二、三日前でしたか、社協の中村雅弘会長と少し話をしました。コロナ禍で2年ぶりの対面での開校式で、とてもよかったという話がありました。先ほど福祉部長が言ったように筆ペン、会長は書道と言っていたんですが、筆ペンで親泊宗二先生が初めて講師になったということで、とても喜んでおりました。そういう意味では市からの予算、委託であり、やはり様々な活動、取組ができているんだという、大変喜んでおりました。 そこでお伺いしますが、コロナ感染対策をしながらの講座開講であります。市としてもこれまで以上に支援、協力体制が必要であると思いますが、いかがでしょうか。少し短めにお願いします。
◎福祉部長(仲宗根美佐子君) 感染対策についてということでよろしいでしょうか。長寿大学の感染対策について…… (議員の声あり)
◎福祉部長(仲宗根美佐子君) すみません。聞こえない……
○議長(上地廣敏君) 休憩します。 (休憩=午後2時11分) 再開します。 (再開=午後2時12分)
◎副市長(伊川秀樹君) 先ほども仲宗根美佐子福祉部長からもございましたけれども、長寿大学の最大の目的というのはやはり高齢者の生きがいと社会参加の促進、宮古島市、高齢化率が高い中において、やはり社会的孤立感の解消、自立の生活の助長を図るというのが目的でございますので、議員おっしゃるとおりこれまでの講座等も併せて、もっと参加の幅を広げていくように市としては頑張っていきたいと思います。
◆山里雅彦君 地域の先輩方が元気であると地域もさらに元気になりますので、そういう意味ではしっかりとサポート等もぜひよろしくお願いしたいと思います。 次に移ります。次に、農林水産行政についてであります。伊良部地区・サトウキビ製糖産業については、できるだけ速やかに対応したいとの市長答弁が先ほどの新里匠議員の質問に答弁がありましたので、期待を込め、今回は割愛したいと思います。 次に、農地区分・農地転用許可方針・制度についてであります。まず、農地区分についてであります。5種類の農地区分があり、農地区分によって農地転用許可方針が異なると聞いておりますが、その農地区分の判定の仕方、どのように決めるのかお伺いします。
◎農業委員会会長(芳山辰巳君) 農地区分の判定につきましては、農地転用の申請が出された農地へ農業委員及び事務局職員による現地調査を行い、農地の広がりや段差などの分断要因、宅地化の状況などを確認して判定しております。また、農地転用許可につきましては、農地法と関連法令に判断基準が定められておりますので、これに基づき許可、不許可の決定をしており、あくまで法にのっとった判断となることから、個別の事情により許可、不許可を判断することはございません。
◆山里雅彦君 この農業委員会会長の答弁は当然であります。しかしながら、農地転用、農振除外地の判断基準については、市として将来を見据えた形で土地の活用、土地の利用、これ考えて計画を立て、農振除外の判断基準といいますか、整えていく必要が私はあると思っております。この点について市長、一言いただけますか。
◎市長(座喜味一幸君) 午前中の平良敏夫議員にもお答えしたんですが、今農振解除の問題、それから農地法による転用の問題等々、課題山積であります。午前中申し上げましたように、おいでになっております芳山辰巳農業委員会会長、それから農林水産部長、建設部長、みどり推進課長を含め、企画も入ってもらいまして将来の土地利用と開発、それらをどうバランスよくやっていくかというようなことにおいては現実的に市の考え方を整理して、農振農地の行政に取り組むべく、必要性があるのではないかというような考えを述べたところでありますから、それを今ワーキングチームをつくってありますから、それぞれの立場での課題を整理しながら、法は法として守りながら、また優良農用地というものはしっかり守りながら、中でも国営地下ダム事業も進んでおりますから、国営地下ダム事業の受益も守りながら、農業振興と観光を含めた土地利用の合理的な方向性というのは進めるべきだというふうに思っております。
◆山里雅彦君 先ほど農業委員会会長は、個別案件についてはという話をしております。市長の考え方は、そういったことがあっても、やはり市としての考えを示していきたいという話をしています。ついこの間オープンしたサンエー宮古島シティ、空港前のところも第1種農地だったんです。そういう意味では四、五年、数年かけてそういった除外、転用という話を聞いております。そういう意味では市長、この地域は将来こういうふうに、そういった宅地増になるだろう、子供たちが住んで、仲間誉人議員もぜひ漁業者の漁業団地を造ってくれ、私にも市民から若者の住宅、要するに新婚が入る住宅を造ってくれないかという市民からの声がある。そういう意味ではそういうことも含めて、今のこういう物価高騰の折に、若い子供たちがおうちを造りたい。ちょっと宅地が安いところ、農地が安いところを買って、親が子供たちに住宅を建ててあげたい。そういう個別的なものも我々の、農地があっても、農地を守る人、農地を使う人がいなければできません。人口問題、少子化問題も含めて、これは我々宮古島市がしっかりと取り組むべき課題だと私は思っているわけです。必ず次の世代を担う子供たちのそういった事情に関しては、1個1個職員を、みんな取り上げておりましたが、職員を増やして、旧5市町村時代には各一人一人そういった市町村から派遣されて、農地の対応をしていたそうであります。職員増も含めて、しっかり私はこれはやるべきだというふうに思っていますが、市長、少しその辺ももう一度話をもらえますか。
◎市長(座喜味一幸君) 午前中からも体制の充実、強化の話等々もありましたけれども、職員の行政判断がしやすい農振法、農地法を、しっかりと法の下でも、これを市の方向性もしっかりと示しながら、判断しやすいルールをつくっていくということが大変重要。山里雅彦議員も多分そういうことをおっしゃっていると思うんですが、農業したいけれども、田舎で家を造りたいけれども、家を造るために農用地の農振除外がもう2年も3年も進まんというような苦情等も聞いておりますから、その辺についてはやはり市として、また現場側としてしっかりとした考えを整理して、職員の判断がしやすい条件、行政のルールというものをつくり上げていかなければ大変今の多くの農振、あるいは農地行政の数そのものをこなすことも大変なんで、その辺はやはりちゃんと仕切った方向性を整理していきたいなということであります。
◆山里雅彦君 この件についてあと1点だけ。ほとんど農振除外申請、第1種農地が関わっております。後ろに優良な畑があるという話であります。この第1種農地を、ここは第1種農地だと申請者がやったときに、第1種農地だと判断するのは誰がどのような形で判断するのか、その辺少しお伺いできますか。
◎農業委員会会長(芳山辰巳君) 第1種農地は、農振農用地以外の農地のうち、集団的に存在する農地や良好な営農条件を備えている農地であることと農地法に定められております。具体的にはおおむね10ヘクタール以上の規模の一団の農地、土地改良事業が行われた農地、近隣の標準的な農地より高生産を上げることができると認められる農地等が該当いたします。第1種農地の農地転用は、原則として許可することはできませんが、例外的に農業用施設や農畜産物の加工処理施設、販売施設など、農業の振興に資する施設などは許可することができると定められております。
◆山里雅彦君 ちょっと質問と違う答弁でありましたが、ありがとうございます。でも、やはり市としてこれをしっかりと、土地の有効活用、地域をいろんな面で判断しながらやること大事だと思っています。ぜひ市長には、そういった意味では農業委員会含めて、農政課も含めてしっかり取り組んでいただきたい。若者の定住促進も大事なんです。さっきも言ったかどうか分かりませんが、農地があっても、それを守っていけないというのは大変なことですから、そういった意味でも、その観点からもひとつよろしくお願いします。 次に、農林水産物条件不利性解消事業について、今年度からスタートした農林水産物条件不利性解消事業の輸送費の補助単価や制度変更について市長の考えを伺いたいということでありますが、何回もこれも、答弁一緒ですよね。それを踏まえていきたいと思います。我々も会派で、保守系、中立会派でこれまでも多くの議員が話したように、県との勉強会行ってきました。意見交換行ってきました。沖縄振興特別措置法が延長されたことで、内容や補助単価が変更があります。これまで宮古島から、下地茜議員も取り上げておりましたが、1キロ当たり航空便の花卉、水産物は最大340円、それ以外は115円、それが約半分になるんです。意見交換の中で、我々も量が多く出せるような作物を作るんであれば、仕組みの大転換になる、なぜいきなり仕組みを変えると決めたのかとの問いに、これは県は沖縄の農水産物を安定的に、低廉なコストで出していく仕組みを考えた。県だけではなく、生産者や物流事業者の方々と数年来議論してきた中でこういう形になったと答えておりました。しかしながら、我々もまた同じような会派でJAでも 中立会派も含めて意見交換、物流事業者の皆様とも意見交換しました。県が言う関係者の方々と数年来議論したということはなかったということであります。そういう意味では前里光健議員への答弁で、市長はこの制度に関しては5月末の県からの説明に少し戸惑う。18億円の予算、今は22億円、要請、議論も必要、そういった意味では下地島空港の物流施設活用できないかという話もありました。令和5年に関しては問題点を点検して、予算の確保に向けて考えていきたい。市長も危機感持っていたという答えです。そういう意味では市長、委員会においても農林水産部長も話をしておりましたが、輸送体制、共同輸送、モーダルシフトへの取組、コールドチェーン制度設計はこれから制度の要綱に従って今後実施をしていきたい、このような話があった。我々から見れば何の話ですか、この事業は、どうなっているんですかと実際思っております。今のままだと議員がしっかり具体的な政策、対策を確認することができません。制度変更等変わる、変化する問題に関しては、生産者の皆様に直接関わる事業に関しては、しっかり関係する農家の皆さんには説明していく必要、義務が市のトップ、市長としてあると思いますが、どうでしょうか。少し短めにお願いします。
◎農林水産部長(砂川朗君) 農林水産物条件不利性解消事業、令和4年度から昨年までと制度大きく変わったというところでございます。この変わった流れの中で利用者、事業者の中にどういった影響が出るのか、利用者の声を事業を進めていく中でしっかり聞く必要があると思っておりますので、制度要綱に従って事業を進めていく中でこういった生産者や事業者の声を聞く場を設けながら、制度、必要があれば県のほうへしっかり要望していきたいというふうに考えております。
◆山里雅彦君 時間がありません。質問しようと思っていたんですが、要望します。今回の船舶輸送へ移行するコールドチェーン体制が確立するまでは、期間を要することが想定されます。今度の制度変更で影響のある農家の皆さんには、航空輸送に対する本市独自の補助を実施するようお願いしたいと思います。そして、コールドチェーン体制構築に向け、国や県、関係団体との連携強化を早急に図っていただきたいと思います。よろしくお願いします。 最後に移りますが、次に農林水産業振興のための農林水産業振興基金の設置要請決議についてです。要請決議に対する対応、取組については今まで聞いてきたので、それはいいです。 1点だけ、市長、私は500円基準に市長が9月に向けて出すという話、我々要請決議した部分がかなり踏み込まれているのかなというふうな思いがしている。これですかと、みんなが決議を受けてですかと言うと答弁曖昧なんです。そういう意味では「はい」と言えば、すぐ我々も一緒になって、いろんな形で取り組むことができるんです。要は500円のこのことだけが問題なんです。我々は、それは本当にそうなんですかという、できるんですかという。それで、市長、1点だけ。市長が言う農家の所得向上、みんながこれを話すとどきどきする500円と話しておりましたが、サトウキビ農家以外の農家の皆さんにこの500円、サトウキビみたいにトン当たりではない。10キロなら10キロ、100キロなら100キロ単位で500円上げましょうかと市長、言ったことありますか。喜びますよ。それはそうです、市長が言うんだから。ですが、そういった、仮の話、市長選で市長は500円やりました。では、ほかの候補1,000円やりましょうと言うと、そういうのが全て通るようになるんです、市長。そういう意味ではほかの農家の皆さんにそう言ったことがあるかどうかも含めてちょっと聞きたかったんですが、時間がありません。そういう意味では、そのことも踏まえて、市長、9月の市長が言う農家支援、この要請決議の中にも全ての農家の皆さんに市長が言う500円のものはいかがなものかということで、市長は我々の要請決議に対してはちょっとどうなのかという発言しましたが、農家の皆さんと話してほしいという話をしました。我々は、その後農家の皆さんといろんなところで話し合う機会がありました。そういう意味では農家の皆さんは、今度の物価高騰、肥料、堆肥等の、農薬等のものを受けて、本当に500円よりは農薬、堆肥等にしてくれという話がいっぱい聞こえております。除草剤が300円から500円になりました。804が2,000円ちょっとが、もう3,000円そろそろ超えます。農協、JAも約2億円かけて、10月までこの価格を据え置きたいという話がありました。そういう意味では本市もしっかりとそういった事業にやっていくべきだと思います。よろしくお願いして、私の一般質問終わります。ありがとうございました。
○議長(上地廣敏君) これで山里雅彦君の質問は終了しました。
◆上里樹君 最後の質問になります。日本共産党の上里樹です。通告に従いまして一般質問を行います。 まず最初に、平和行政についてです。まず、ロシアのウクライナ侵略について伺います。ロシアがウクライナに侵略してから3か月が過ぎました。この危機に乗じて憲法9条を変えろ、敵基地攻撃能力の保有、核共有、大軍拡を求める声が上がっています。軍事には軍事での対応は、際限のない軍拡競争に陥り、戦争への危険を高めていくと考えます。国際秩序が大きく揺らぐ中、憲法の平和主義の原点に立って、憲法を生かす取組と国連憲章を守れの世論で国際秩序を回復していく外交努力が強く求められます。見解を伺います。
◎企画政策部長(垣花和彦君) ロシアのウクライナ侵略に関するご質問にお答えいたします。 ロシアのウクライナへの侵攻については、両国のみの問題でないことは、現在の経済状況を見ても明らかであり、大変憂慮すべき事態であると考えております。戦争において最も犠牲を強いられるのは一般の人々ですので、一日でも早く停戦により平和な日常生活に戻ることが世界の人々の願いであると考えております。現在でも関係国により、停戦に向けた外交努力は続けられておりますが、今後も粘り強く外交努力を続けることが必要であるというふうに考えております。
◆上里樹君 まず、バイデン大統領と岸田文雄首相の合意、これが結局物価上昇が止まらない中で、相当の軍事費の増額を約束をしてしまいました。これが本当に日本が今後どうなっていくかと。まさに今度の参議院選挙は、この問題が大きな争点になると私は思っております。極端に言えば戦争か平和か、そういう軍事対軍事、それをどう解決を図っていくかという選択が迫られると思います。まず、防衛費を2倍にすれば、国民の暮らしにとって深刻な事態が起きます。5兆数千億円の新たな財源、これが必要になりますが、社会保障を削減するか、国民負担を増やすかということになります。5兆円あれば、教育無償化も保健医療費も事実上無料にできるくらいの金額です。財源です。この6月、物価が上がっているのに、年金が削減されました。年金だけでは暮らせないのに、減額は困る。悲鳴が上がっています。10月からは75歳以上の高齢者の医療費負担が2倍になります。5兆円あれば、教育無償化も事実上無料にできるぐらいの財源になりますけども、コロナ禍、まず異常な円安があります。これは、アベノミクスの失敗によるものです。物価高騰、低賃金が追い打ちをかけます。廃業に追い込まれ、お金がなくて、クーラーをつけるのも我慢する。食事を削り、大学をやめざるを得ない若者、病気でも医者にかかれない人がいます。貧困は、子供たちにも及び、ヤングケアラーの問題も深刻です。国民の生活を第一に考えるなら、軍備拡大より優先すべきことがあります。軍事同盟の存在、軍備増強は、自衛隊員を最前線に送り、危険にさらし、日本を守るのではなく、日本に戦禍を呼び込むことになります。戦争は、自力で避難できない子供、障害者、高齢者、経済的貧困の難民にもなれない人々が犠牲になり、将来的被害を被ります。心理的被害、PTSD、精神障害、支援の必要な人を大量に生み出します。戦争が終わっても、将来にわたって苦しみと困難をもたらし、人間の尊厳を否定するものです。私は……すみません。休憩お願いします。
○議長(上地廣敏君) 休憩します。 (休憩=午後2時38分) 再開します。 (再開=午後2時38分)
◆上里樹君 私は、ここに「あたらしい憲法のはなし」持ってまいりました。これは、日本国憲法が公布されて10か月後、1947年8月に当時の文部省によって発行され、全国の中学生が1年生の教科書として学んだものだと言われています。しかし、2年から3年使われただけで、1950年に始まった朝鮮戦争で日本が基地にされ、日米安保条約が結ばれ、警察予備隊が自衛隊に変わっていく流れの中で教室から姿を消してしまった幻の教科書と呼ばれています。この教科書の戦争の放棄の項を読ませていただきます。「皆さんの中には今度の戦争にお父さんやお兄さんを送り出された人も多いでしょう。ご無事にお帰りになったでしょうか。それとも、もうお帰りにならなかったでしょうか。また、空襲で家やうちの人を亡くされた人も多いでしょう。今やっと戦争は終わりました。二度とこんな恐ろしい、悲しい思いをしたくないと思いませんか。こんな戦争をして、日本の国はどんな利益があったでしょうか。何もありません。ただ恐ろしい、悲しいことがたくさん起こっただけではありませんか。戦争は、人間を滅ぼすことです。世の中のよいものを壊すことです。だから、今度の戦争をしかけた国には大きな責任があると言わなければなりません。この前の世界戦争の後でももう戦争は二度とやるまいと多くの国々ではいろいろ考えましたが、またこんな大戦争を起こしてしまったのは誠に残念なことではありませんか。そこで、今度の憲法では、日本の国が決して二度と戦争しないように、2つのことを決めました。その1つは、兵隊も軍隊も飛行機も、およそ戦争するためのものは一切持たないということです。これから先、日本には陸軍も海軍も空軍もないのです。これを戦力の放棄といいます。放棄とは、捨ててしまうということです。しかし、皆さんは決して心細く思うことはありません。日本は、正しいことをほかの国より先に行ったのです。世の中に正しいことぐらい強いものはありません。もう一つは、よその国と争い事が起こったとき、決して戦争によって相手を負かして、自分の言い分を通そうとしないということを決めたのです。穏やかに相談をして、決まりをつけようというのです。なぜならば、戦を仕掛けることは、結局自分の国を滅ぼすようなはめになるからです。また戦争とまでいかずとも、国の力で相手を脅すようなことは一切しないことに決めたのです。これを戦争の放棄というのです。そして、よその国と仲よくして、世界中の国がよい友達になってくれるようにすれば、日本の国は栄えていけるのです。皆さん、あの恐ろしい戦争が二度と起こらないように、また戦争を二度と起こさないようにいたしましょう」。私は、この「あたらしい憲法のはなし」、毎年読みます。読んでも読んでも感動が湧いてきます。私は、ウクライナの大統領、ゼレンスキーさんがネットを通して演説をしましたけども、あの演説の中身について所見を述べていました。日本に向かって訴えをしたけども、自分は軍事の支援を全く盛り込まない演説をしたと。それはなぜなのか。日本の国は、憲法9条を持つ国だということをよく知っているからだと。私は、これにも感動しました。ですから、そういう世界に軍隊を持たない国として、戦後日本の出発を進めたわけですから、それを世界の人々もこれで日本は安心して見ていられると。アジア諸国民の2,000万人、日本国民の310万人、沖縄の地上戦で21万余、広島、長崎も20万、20万の犠牲です。このおびただしいそういう犠牲の下でつくられたのがこの憲法ですから、これをしっかりと守って、ASEAN諸国のように敵国をつくらない。東南アジアの太平洋地域の平和を目指す、まさに年に1,000回以上の協議を持つといいます。年に1,000回といえば1週間に1回以上対面していることになるんです。戦争すると、こういうことはできなくなります。長期間にわたっていがみ合いが生じます。恋人とも1週間に1回コロナ禍で会うこともできない。こういう中で外交努力、本当に血のにじむような、こういう努力を進めれば嫌でも仲よくなっていく、友好関係を深めていけると思います。 次に進みます。核兵器廃絶平和都市宣言の標柱の設置について。2007年、平成19年7月、旧5市町村に属した5つの都市宣言を引き継ぎ、同年8月28日付で宣言しました。その1つの核兵器廃絶平和都市宣言を広く市民に伝えて継承していくため、標柱を設置すべきと考えます。標柱という表現で、そっけない表現なんですけども、すてきなモニュメント、芸術的なものでも歓迎です。ご見解を求めます。
◎企画政策部長(垣花和彦君) 核兵器廃絶平和都市宣言の標柱の設置に関するご質問にお答えいたします。 宮古島市を含みます県内11市の核兵器平和都市宣言等を確認をしましたところ、全ての市が核兵器廃絶、または非核を訴える平和都市宣言を制定しております。本市では平成19年8月28日に核兵器廃絶平和都市宣言を行っておりますが、現在標柱等での周知は行っておりません。宮古島市を除く県内10市における核兵器平和都市宣言等を周知する標柱等の設置状況を確認いたしましたところ、本市以外の10市において看板、石碑及びモニュメント等を設置しております。核兵器の使用は絶対にあってはならないものと考えますので、今後宮古島市においても何らかの宣言周知の掲示を検討していきたいというふうに考えております。
◆上里樹君 本日から、オーストリアの首都ウイーンで核兵器禁止条約第1回締結国会議が開幕します。唯一の戦争被爆国でありながら、参加見送りをした岸田文雄政権の姿勢が問われます。事もあろうに米軍の戦術核兵器を自衛隊が使用する核共有まで国会の場で論じるに至っては、憤りを感じます。こんなときだからこそ核兵器廃絶平和都市宣言を市民の目に触れる場所に、形にして設置しようではありませんか。今検討するという答弁がありましたけども、ちなみにお隣の多良間村、村役場の正面玄関の左手、黄色い石材に文字を刻んで設置してあります。アメリカが1946年3月から5月にかけて、太平洋のマーシャル諸島ビキニ環礁を中心に水爆実験を6回繰り返したことがあります。3月1日に第五福竜丸は、乗組員23人が死の灰を浴びて被曝しました。これも水産庁、これが調査をしていて、第五福竜丸以外に延べ992隻、実数にして550隻の被災船、これを把握していました。その被災船の中に宮古島の伊良部地域の佐良浜船籍も2隻も含まれていることを知りました。宮古島とのこの関わり、被曝者を出さない取組、できればこの機会にそのことについても光を当てていくスタートにできればと思います。 次に、記念碑の移転についてです。さきの議会で質問しましたけども、愛と和平、下地中学校の校庭に設置されています。質問では愛と和平記念碑の移転について、下地中学校と教育委員会と意見交換を行うという答弁でした。その後どうなっているんでしょうか。お伺いします。
◎教育部長(砂川勤君) 現在下地中学校内に2007年に設置されました愛と和平の記念碑におきましては、下地中学校の台湾との国際交流、この記念碑の設置に携わってきました元教育委員の方に設置の経緯などの聞き取りを行い、状況を確認しております。学校からの移転については特に問題はないと捉えておりますので、教育委員会において移転に向け、検討しているところでございます。
◆上里樹君 愛と和平記念碑は、1871年、これ明治4年になります。不幸な事件が起きました。琉球民遭難殺害事件と呼ばれていますけども、それと1874年、明治7年の台湾出兵の事件、これと密接な関わりがあります。関係のない2つの事件を1つにして呼ばれている牡丹社事件、台湾の方々はそう呼んでいるそうです。は、明治政府が琉球を併合したきっかけにもなりました。明治政府が琉球民遭難殺害事件、これを口実にして清国、当時の。現在の中国です。そこに攻め入る日清戦争につながった事件です。2021年は、日清戦争から145年目、琉球民遭難殺害事件から150年の節目でした。その記念行事を行って、平和と友好交流を深めようという計画がありましたけども、コロナ禍で開催できなかったと聞いています。この愛と和平記念碑は、その2つの事件を通して明治政府と当時の琉球、琉球と台湾、そして清国、いわゆる中国の歴史を理解する上で重要な役割があると考えます。宮古島の当時の住民が人頭税を首里王府に納めて、那覇からの帰り、宮古島へ帰る途中に台風に遭って遭難し、台湾に流れ着いて言葉が通じない。そこから誤解が生じ、なぜ殺されたかいまだに分かりませんけども、原住民に殺害された琉球民遭難殺害事件、その加害者の末裔、それから被害者の末裔の方々の和解の取組が非常に感動的です。これからもこれをきっかけにして、平和と交流、これを深めたいということで、愛と和平、これが下地中学校に設置されたわけです。これは、一つの歴史のロベルトソン号の、ドイツ商船の遭難の救援の話も今定例会で出ましたけども、そういったものと併せて一つの歴史の文化ロード、綾道として位置づけて、宮古島の観光に寄与してはいかがかと思います。沖縄、中国、台湾、今の国境の問題含めて、一つの理解を深めるきっかけになると思います。ぜひよろしくお願いします。 次に、自衛隊と環境問題について伺います。陸自基地建設についてですけども、陸自ミサイル基地建設と自衛隊配備について、配備前の住民説明会は不十分でした。これは、市長とも認識は一致しています。丁寧な説明を求める市長が就任して1年が経過するのに、丁寧な説明会は開かれていません。配備当初と現状は、法律の改定や組織の強化などで大きな変化があります。だからこそ住民への丁寧な説明が求められます。見解を伺います。
◎企画政策部長(垣花和彦君) 陸自建設に関するご質問にお答えします。 今、先日来市長のほうからも説明がありましたとおり国、防衛省、沖縄防衛局と市において、住民代表、それから防衛省側の関係機関との仮称でございますが、連絡協議会の立ち上げに向けて準備を進めているところでございます。現状市民のほうからは、施設の設備、整備等について不安を訴える意見等もあることから、このような状況を何とか解消するために、少しでもお互いの理解を深めるような場ができないかということで連絡協議会の設置を目指しているところでございます。住民への丁寧な説明というのも、行き着くところは住民の不安払拭にあると思いますので、まずこの連絡協議会でそういうきっかけをつくっていきたいというふうに考えております。
◆上里樹君 自衛隊配備説明会当時と現在との違いとして、組織のありようが変わっています。平和安全法制も通りましたし、重要土地法も通りました。米軍と自衛隊は、今新聞報道を読みますとオスプレイを使って、南西諸島有事を想定した訓練を展開していると。南西諸島有事を想定というふうにはっきりと打ち出しています。ということは、今後宮古島の駐屯地にも米軍が来て、一体の訓練を行うことになると受け止めますけども、見解を求めます。
◎企画政策部長(垣花和彦君) 宮古島の自衛隊基地の米軍との共同利用ということでございますが、今のところ具体的にそういう共同利用に関する具体的な情報が入ってきておりませんので、それについては現段階ではお答えできないということになります。
◆上里樹君 現段階ではということですけども、どんどん、どんどん装備が、そして組織が拡大されています。安保法制の成立から7年経過しました。私は、この7年間、いつこれが発動されるか心配で仕方がありませんでした。今最大の危機が日本の国が攻撃を受けていないのに、アメリカの引き起こした戦争に自衛隊が参戦し、自衛隊員が危険にさらされること、集団的自衛権の行使が可能になった中で、さらに憲法に自衛隊を明記すれば、もう大手を振って自衛隊が参戦することになります。さらに、住民を監視する重要土地規制法も一部施行されています。宮古島市には準天頂衛星システム2機目が建設中です。私の質問に、これは軍事施設ではないという説明がありましたけども、宇宙のミサイル防衛と密接な関わりのある、なくてはならない位置情報を示す一つの基地局になります。それを裏づけるように、自衛隊の組織の中にはサイバー、電磁波の部隊も新たに配備されています。非常に笑顔でフレンドリーだった自衛隊員にも変化が出てきました。かみそり刃の鉄条網を設置する。さらにライフル銃を携行して、ゲート前の警護に当たる。引き金に手を、指を添えています。なぜこのような警護をするのか理解できません。また、基地の外側の道路、フェンス沿いをジープで見回りをしていました。これも異様に感じましたけども、今もっと異様な状況になっています。装甲車で巡回しています。とんでもありません。また、自衛隊の家族にも変化があります。宿舎近くで自衛隊の命を守れとスタンディングをしている高齢者に暴力を振るう事件が起きています。こういう状況の中で協議会設置、これは当然急がれますけども、もっと真摯な国の一連の変化、状況の説明、今後どうなっていくか、丁寧な説明を強く求めていただきたいと思います。市長、ご答弁。
◎市長(座喜味一幸君) 市民の願いというものは平和であります。ウクライナ情勢、現代のこういう情報化社会でもこういう蛮行が行われているということは、世界人類の悲しみだと思っております。少なくとも我が国、日本は、戦後豊かさを享受してまいりましたけれどもが、今大きな時代を迎えているのかなというような思いも持っております。当然我が宮古島市においては、少なくとも南西諸島における防衛というものを国が方向性として進める以上は、一応それを容認するものではありますが、少なくとも市民の理解を得ない国防というものはあり得ないというのが私の考え方でありまして、できるだけの情報を共有していく、あるいは説明をしていくということは、日本の安全保障というものを進める上では大変重要だというふうに思っておりますから、できるだけの情報の公開と話合いの場が求められること、これは大変重要かなと思っておりますので、そういう原点を踏まえながら協議会も進めていきたいと思っております。
◆上里樹君 今の市長の答弁、本当に民主主義の基本だと思うんです。戦前は軍部が暴走して、戦争を止めることができなかった。その反省の上に立って、国民が手足を縛る立憲主義、これが憲法に位置づけられています。ですから、シビリアンコントロール、専守防衛、そういう中で必要最小限度だと言ってやってきたのが今の自衛隊です。ですから、そういう自衛隊が宮古島に配備されています。国民が主人公です。まさに、理解されない軍隊は両立できない。そのとおりだと思います。 次に移ります。防衛省が自衛隊施設60施設で消火用水槽を調べたところ、8割弱の施設で有機フッ素化合物PFASが国の暫定値をはるかに超える値で検出されました。これは、以前にも質問しましたけども、野原岳の航空自衛隊基地について、このPFOSが使われていた経緯があります。この調査はされたのかどうか。確認です。
◎企画政策部長(垣花和彦君) 宮古島の自衛隊施設での有機フッ素化合物PFASの検査についてでございます。調査についてでございますが、これは先日下地茜議員にも答弁させていただきましたけども、沖縄防衛局に確認を行いました。それによりますと、自衛隊施設における泡消火設備専用水槽水の調査については、過去にPFOS等を含有する泡消火剤を使用していた、または使用していた可能性がある施設を対象に実施したものであり、宮古島内の自衛隊施設は調査の対象に含まれていないという回答を得ております。
◆上里樹君 調査の対象外ということですけども、宮古島にこの基地が置かれたのは復帰前からです。いわゆる米軍基地当時から野原岳はあるわけです。ですから、その当時から泡消火剤が使われていた可能性もあります。ですから、次の質問では有機フッ素化合物PFASを水質調査の対象項目に入れるよう、私は以前にも要求をしてきました。その検討は進んでいるんでしょうか。
◎
環境衛生局長(下地睦子君) 市の環境保全課が実施しております地下水モニタリング調査ですが、これまで自衛隊基地周辺のモニタリングに関しましては千代田駐屯地北側の井戸を令和2年10月、保良弾薬庫周辺のワーヤツガーを令和3年4月からそれぞれ実施しておりまして、現在も継続して調査を行っているところです。さらに、令和4年4月から野原基地周辺のムカワノカーのモニタリングを開始いたしました。有機フッ素化合物PFASにつきましては、現在水質調査項目ではございません。今後基地内での使用実績等が判明した場合は、地下水モニタリング調査の水質項目に追加して、柔軟に対応していきたいと考えております。
◆上里樹君 周辺、千代田から野原、調査を、モニタリングをしているということなんですけども、PFASが対象項目に入っていないということです。モニタリングのポイント、私自衛隊基地内にある井戸も対象に入れていただきたいと。航空自衛隊基地内にあります。ですから、ポイントは多いほうがいいんで、それを増やした上でPFAS、これはやはり残留性もあるんで、白川田水源と与那覇湾に流れ込む水流、2手に分かれると思うんです。ですから、両側の白川田水源のポイントも増やして、モニタリングを進めていただきたいと要望しておきます。 次に、宮古島市総合計画について伺います。第2次宮古島市総合計画、基本計画(後期)について、新たに大規模災害時という文言が明記されました。委員会での質疑で、漲水地区でシンボル緑地を整備し、緊急時のヘリポートを設置し、防災の拠点にする、病院と自衛隊との協議はこれからという答弁がありました。なぜ物流の拠点に急患輸送のヘリポートを新たに設置するのですか。伺います。
◎建設部長(大嶺弘明君) 物流の拠点施設に急患輸送のヘリポートをなぜ新たに設置するのかということでございますが、お答えいたします。 大規模災害時において、シンボル緑地を支援物資などの集積地としての物流の拠点利用を想定しております。このため支援物資の輸送手段としましては、船以外にヘリコプター輸送も想定されるため、緊急時にヘリポートとしての利用可能なスペースの確保が必要だと考えているからでございます。
◆上里樹君 東日本大震災を受けても港や海岸線は壊滅でした。ですから、そういう場所にヘリポートを設置して、支援物資の集積地とおっしゃいますけども、これはその場所がなぜ妥当なのか。ほかにもあるのではないですか、適地が。
◎建設部長(大嶺弘明君) ほかにも場所が考えられるのではないかということでございますが、市としましては現在港湾施設等の整備を進めている中で、先ほども申し上げましたが、物流の拠点を整備すると、そういうこともありまして、この物流の拠点において、先ほども申し上げましたが、船以外についてもヘリコプターでの支援が必要となるため、こういったことも想定されることから、有効利活用する上でも港湾施設内でヘリポートとして利用可能なスペースの確保を検討しているということでございます。
◆上里樹君 支援物資、物流の拠点だとおっしゃいますけども、津波被害があれば使えない場所になると思うんです。なぜあえて港湾施設なのか。県内で港湾施設内にヘリポートを設置しているところがありますか。
◎建設部長(大嶺弘明君) 県内に事例はあるかということでございますが、現在まだそのことについては把握しておりませんので、答弁は控えさせていただきます。
◆上里樹君 ほとんどありません。1か所ぐらいです。ですから、海抜ゼロメートル地域、要するに津波が押し寄せてきて、もう使用不能になるような場所で、そういうヘリポート設置というのは理解が私はできません。この港湾施設内という、それに私はこだわる理由は、宮古病院と自衛隊との協議、この答弁があったことに引っかかりを持っています。結局自衛隊が使い、追って米軍が使う、そういうこと避けられないと思うんです。だから、本当に物流拠点、この港湾施設が適地なのか、ぜひ再検討を願います。 次に、官民連携、PFI、これをうたっていますけども、これから本市のPFIでの事業遂行が財政運営にプラスになりますか。
◎建設部長(大嶺弘明君) 官民連携、PFIについてですが、県内では官民連携、PFIを導入して施設整備をした事例等ございますので、こういった先行事例も参考にしながら、宮古島市としましても導入する際には財政運営にプラスになるよう検討していきたいということでございます。
◆上里樹君 残念ながら、この官民連携、民間活力の名の下で、これまでもそういったリゾート法や、いろいろ通ってきましたけども、岸田文雄首相が言っている新しい資本主義、これは何かと言いますと弱肉強食の新自由主義の見直しなんです。どこからこれがスタートしたか。真っ先にやった国がイギリスでした。イギリスのサッチャー、鉄の女と言われましたけども、そこでは今民間活力路線、もう廃止されました。利益がないということです。ところが、日本はそれをさらに細々と形を変えて、民間活力を進める方向に行っています。ちっとも新自由主義の見直しどころか、また最悪な方向向かっていると思いますけども、このようなやり方、具体事例挙げれば民間が借金するのと行政が借金するのとは金利が全く違うはず。ですから、そういう観点に立っても、行政で進めたほうが有利です。この考え、ぜひ改めていただきたいと思います。 次に進みます。市総合庁舎建設についてです。順番を入替えさせていただきます。6番の市総合庁舎建設について伺います。まず、設計変更についてですが、設計変更の情報開示請求をしたところ、特記仕様書、協議書、設計変更審査会会議録などが不存在を理由に開示されません。なぜ存在しないのか伺います。
◎総務部長(與那覇勝重君) 設計変更等について特記仕様書、協議書、設計変更審査会会議録などの不存在の理由についてご説明いたします。 特記仕様書、工事設計変更協議書は存在しまして、これまでも行政文書開示請求を受けて開示をしております。また、設計変更審査会については、宮古島市建設工事設計変更要領の第4条に基づき、開催されて、承認を得ているところでございます。会議録につきましては、総合庁舎建設工事のみならず、他の工事の設計変更審査会におきましても、会議録は作成していないために存在しておりません。
◆上里樹君 今特記仕様書、協議書は存在するという回答がありました。確かに変更協議書、情報開示請求で取りましたけども、内容があまりにもお粗末なんです。議会に提示された全く数量の分からない、比較のしようのない、そういう協議書です。特記仕様書も存在すると言うんですけども、特記仕様書は標準特記仕様書だけではないですか。特記仕様書と呼べるものは存在しないと思いますけども、再度伺います。 設計変更審査会会議録は存在しないと。驚きです。数十億円の設計変更するのに、会議録が作成されない。これ今後見直すべきだと思います。それも併せてご答弁ください。 それで、設計変更審査会の会議録がないのであれば、情報開示請求というのは関連資料も併せて出すのが常識です。そういった審査会に出した資料も全くないのかどうか確認します。
◎総務部長(與那覇勝重君) まず最初に、特記仕様書についてでございます。まず、設計図の中で特記仕様書は作成されておりますので、あえて作成はしておりませんが、特記仕様書に記載されていない特別な事項につきましては特記事項として作成をしてございます。 あと、議事録の作成は必要だというご指摘でございますが、この件に関しましては事業担当課と調整を行ってみたいというふうに考えております。 (「議長、休憩お願いします」の声あり)
○議長(上地廣敏君) 休憩します。 (休憩=午後3時18分) 再開します。 (再開=午後3時19分)
◎総務部長(與那覇勝重君) 審査会におきましては、事業担当部署からの資料としまして工事変更設計書、あとは数量内訳書等が提出されておりますので、それに基づきまして精査をいたしまして、審査を行い、承認されているということでございます。
◆上里樹君 審査会で変更の設計書、それから数量を示したものがあるということですので、ぜひ開示請求しているわけですから、これも併せて出していただきたいと思います。 あわせて、設計図に特記仕様書は位置づけられているというんですけども、確かに標準仕様書はあります。けれども、同じ部署で、特記仕様書を作成している部署で城東中学校や宮古島市未来創造センター、特記仕様書をきちんと作っているんです、独自に。ところが、この庁舎建設においてはそれが存在しない。ですから、標準仕様書の中に、それで特記事項で定めるというんですけども、特記事項で定めている項目は、中身は限られています。変更された揚重機関連全く見当たらないんですけども、そういう中身だと考えます。 次に進みますけども、この設計変更の妥当性について誰が判断するものなのか。決裁の流れ、担当部署名をお答えください。
◎総務部長(與那覇勝重君) 当時の振興開発プロジェクト局となりますので、その決裁の流れをご説明いたします。 まず、担当職員、監督員になりますけど、がまず決裁を上げます。次に、次長補佐です。主任監督員になりますけど、次長補佐のほうで決裁をすることになります。その次に次長、総括監督員として次長がございます。その後に局長、副市長、あと市長の決裁となろうと思います。まず、監督職員が内訳書、協議書を作成しまして決裁を受けておりますので、決裁した全ての職員におきまして内容を把握しているものと認識をしております。
◆上里樹君 まず、協議書、特記仕様書も含めて、私がこれからお聞きする中身はこの特記仕様書、協議書、設計変更審査会会議録、そういったものが全てそろっていない地域外労働者の2回目の変更、これについて伺いますが、決裁に当たって担当職員はその文書を確認したのかどうか。
○議長(上地廣敏君) 休憩します。 (休憩=午後3時23分) 再開します。 (再開=午後3時24分)
◎総務部長(與那覇勝重君) 変更箇所対照表、数量の内訳について、今回この件で答弁をさせていただきます。 変更箇所対照表と数量の内訳でございますけども、存在をしております。閲覧申請をしていただければ、資料で対応させていただきますので、よろしくお願いいたします。
○議長(上地廣敏君) 休憩します。 (休憩=午後3時25分) 再開します。 (再開=午後3時26分)
◎総務部長(與那覇勝重君) 工事設計変更協議書について担当者が確認したかということでございますが、工事設計変更協議書積算というものがございます。それで協議を行っておりますので、当然確認をしているものと思います。
◆上里樹君 決裁に当たって担当職員は文書を確認したというご答弁ですけども、一人一人にこれは確認した結果でしょうか。
◎総務部長(與那覇勝重君) 一人一人に確認をしたということではなくて、それぞれ決裁をしてありますので、確認されているものというふうに認識をしております。
◆上里樹君 閲覧申請やれば出しますという話がありますけども、実は閲覧申請やって、私見ているんです。ですから、全く出てこないもんですから、要するに2回目の変更は軽微な変更ということで、議会議決はしませんでしたけども、やられているわけです。変更するためには協議が必要です。その協議書がないんです。変更前、変更後の変更箇所対照表もない。いつ変更したのかも分からない。だから、私は先日の友利光徳議員への答弁で、この2回目の変更の位置づけ、これが総務部長の答弁した中身はちょっとこれまでの説明と変わったなというふうに感じましたけども、何が変わったかといいますと、要するに決算議会の説明では地域外労働者の設計変更、これは要するに2億2,000万円だったと。それ以前には議会では、私に対する答弁は、設計変更のときの8億5,000万円、この地域外労働者7万3,850人が結局誰一人休むことなく食事をし、宿泊をし、送迎されたと。総額使い切ったと、8億5,000万円を。だから、5月8日の設計変更、この総額は変わらないから、臨時会は開く必要はないという説明でした。総額は変わりませんと。だけど、これは人の問題で、パーフェクトにそれが食事をし、宿泊をし、送迎されたのかと疑問があったんで、これはきちんと最終精算をすべきだと友利光徳議員と2人で議長に対しても、市長に対しても、最終精算をすべきではないかということで申入れをやったわけです。要するに振興開発プロジェクト局長、前任者が答弁していますけども、これは最終精算が必要だと。要するに運用基準では実績に基づき精算し、変更するものですと。実績に基づいてです。ですから、領収書の裏づけをもって精算をするということなんです。それが満額使ったと議会では答弁をしながら、決算議会では2億2,000万円浮きましたと。一体何ですか、これは。それを2億円余りの設計変更を軽微な変更と言う。設計変更の市の要綱では、9,000万円以上は重要な変更と言っています。それをしかもほかの工事に振り分けたと。だから、総額使い切ったんだと。これほかの工事に使えるものなんですか。地域外労働者、これは国土交通省、沖縄県がその運用基準を定めて、別枠で法律を設けて地域外労働者を確保する運用基準を示しているものなんです。ですから、食事費、送迎費、宿泊費、プレハブを設置するとか、そういったものにしか使えない。ほかの直接工事費には使えない中身です。なぜそれがほかの工事に使われたのか非常に疑問です。ですから、これを友利光徳議員と私が議会開催要求したように実績に基づく精算変更をやっていたら、きちんと2億2,000万円、こんな浮きが決算議会で報告になるというのはあり得ないと思うんです。 ならば単刀直入にお伺いしますけども、この設計変更はいつやったんですか。 (「休憩」の声あり)
○議長(上地廣敏君) 休憩します。 (休憩=午後3時32分) 再開します。 (再開=午後3時33分)
◎総務部長(與那覇勝重君) 今資料の確認に行っておりますので、もう少し時間が必要ですので、もしよければ次の質問に行けないでしょうか。
◆上里樹君 これ非常に私理解できないんです。この変更は必要ないと議会で答弁しておきながら、変更があったわけです、決算議会での報告のとおり。だから、ならば変更したんであれば、あるべき文書がなぜ存在しないのか、それを問うているんです。ですから、変更したんであればいつ変更したと。これは、これまで決算議会にはきちんと答弁されるべきでした。いつ変更したかは前任者ではありませんから、分からないんでしょうけども、担当職員にはいつ変更したのか、それはずっと聞き続けています。理解できない。もう時間がありませんから、確認なんですが、その必要書類は、要するに協議書、それから設計変更箇所対照表、さっき存在するとおっしゃいましたから、そういった書類は作成されているんですね。確認です。
◎総務部長(與那覇勝重君) 先ほども答弁しましたけれども、変更箇所対照表、数量の内訳はございます。
○議長(上地廣敏君) 休憩します。 (休憩=午後3時36分) 再開します。 (再開=午後3時36分)
◎総務部長(與那覇勝重君) 協議書につきましては存在しませんので、ございません。 あと、第2回目の設計変更の月日になります。令和2年10月20日ということでございます。
◆上里樹君 終わりなんですか。非常に市民の財産がいいかげんに扱われているなというふうに感じます。要するに十分な資料も議会に出されないまま議会まで、終わりますけども、こういった一貫性のない、ここに来て初めて変更した期日が示されるという。本当に市の仕事のいいかげんさが非常に気になります。 以上で終わります。
○議長(上地廣敏君) これで上里樹君の質問は終了しました。 農林水産部から平良敏夫君の質問に対して調べてから答弁しますということがありましたので、この1件について農林水産部長から答弁をさせたいと思います。
◎農林水産部長(砂川朗君) 平良敏夫議員から前回の総合見直しで県との協議内で何件が同意となったかとのご質問がございまして、確認後にお答えしますと申し上げました。県へ協議したのは84件、除外が認められたのが37件、率にして44%となっております。
○議長(上地廣敏君) 以上、これをもちまして一般質問を終わります。 当局の皆さんは退席してください。 休憩します。 (休憩=午後3時39分) (当局退席)
○議長(上地廣敏君) 再開します。 (再開=午後3時40分) 本日の会議時間は、議事の都合によりこれを延長します。 休憩します。 (休憩=午後3時40分) 再開します。 (再開=午後4時25分) 休憩中にお手元に配付しましたとおり山里雅彦君外2名から決議案第4号、農林水産業の安定的経営に向けた支援に関する要請決議が提出されております。 これより決議案第4号、農林水産業の安定的経営に向けた支援に関する要請決議を本日の日程に追加し、追加日程第1として直ちに議題とすることを挙手により採決します。 なお、挙手のない者は否とみなします。 (「議長」の声あり)
◆長崎富夫君 この要請決議の提案に関しまして私ども与党議員団で協議した結果、この要請決議に関しましては反対するものではありませんが、ただ1次産業を支援するということについては大変重要なことであると。しかし、本日唐突に提案されたものなので、与党議員団としては全会一致が望ましいという観点から、文言の調整含めて本日の日程には見送っていただきたい。そして、明日の最終本会議でこれは議決することがよいとの判断でありますので、本日の提案を見送っていただきたいということを要望いたします。
○議長(上地廣敏君) 休憩します。 (休憩=午後4時27分) 再開します。 (再開=午後4時45分) お諮りします。本決議案を本日の日程に追加し、追加日程第1として直ちに議題とすることに賛成の諸君の挙手を求めます。 (「一旦意見はまとまったんですけれども、提案者と話 ができていないので、10分ぐらい休憩をいただいて 話をしたいです」の声あり)
○議長(上地廣敏君) 休憩します。 (休憩=午後4時45分) 再開します。 (再開=午後5時20分) お諮りします。本決議案を本日の日程に追加し、追加日程第1として直ちに議題とすることに賛成の諸君の挙手を求めます。 (議員の声あり)
○議長(上地廣敏君) 休憩します。 (休憩=午後5時20分) (休憩中に山下誠君から、日程追加に関して、野党の皆 さんと調整がつかないため、退席する旨の発言があっ た。) (長崎富夫君、友利光徳君、西里芳明君、上里樹君、池 城健君、上地堅司君、久貝美奈子君、山下誠君、仲間 誉人君、下地茜君、退席)
○議長(上地廣敏君) 再開します。 (再開=午後5時21分) (「議長」の声あり)
◆粟国恒広君 今回出された決議書の記の2番目にある船舶輸送への移行するコールドチェーン体制が確立するまでの期間を要することが想定されるため、航空輸送に対する本市の独自の補助を含めて検討すると。最初出された文言には、これを実施するとかなり踏み込んだ文言になっているんですけど、今修正されたものになると含めて検討するという、この文言が当初のものより訴えることが若干インパクトがないのかなという感じがしますので、この日程追加に対する採決には再度自民会派としては文言調整を明日までやるということで、この採決には加わらないということで退席いたします。
○議長(上地廣敏君) 休憩します。 (休憩=午後5時23分) (平良敏夫君、我如古三雄君、粟国恒広君、退席)
○議長(上地廣敏君) 再開します。 (再開=午後5時23分) ただいまの出席議員が定足数を欠きましたので、会議規則第12条第3項の規定によりしばらく休憩します。 (休憩=午後5時23分) (長崎富夫君、友利光徳君、平良敏夫君、我如古三雄君、 西里芳明君、上里樹君、池城健君、粟国恒広君、上地 堅司君、久貝美奈子君、山下誠君、仲間誉人君、下地 茜君、着席)
○議長(上地廣敏君) 再開します。 (再開=午後6時04分) お諮りします。本決議案を本日の日程に追加し、追加日程第1として直ちに議題とすることに賛成の諸君の挙手を求めます。 (挙手少数)
○議長(上地廣敏君) 挙手少数であります。 よって、決議案第4号、農林水産業の安定的経営に向けた支援に関する要請決議を本日の日程に追加し、追加日程第1として直ちに議題とすることは否決されました。 これで、本日の日程は全部終了しました。 よって、本日の会議はこれにて散会します。 (散会=午後6時05分)...