○議長(
佐久本洋介君) ご異議なしと認めます。 よって、議案第59号は可決されました。 次に、日程第8、議案第60号、字の区域の変更についてに対する討論の発言を許します。 (「討論なし」の声多数あり)
○議長(
佐久本洋介君) これにて討論を終結します。 これより議案第60号を採決します。 本案に対する
委員長報告は可決であります。
委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声多数あり)
○議長(
佐久本洋介君) ご異議なしと認めます。 よって、議案第60号は可決されました。 次に、日程第9、議案第61号、字の区域の変更についてに対する討論の発言を許します。 (「討論なし」の声多数あり)
○議長(
佐久本洋介君) これにて討論を終結します。 これより議案第61号を採決します。 本案に対する
委員長報告は可決であります。
委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声多数あり)
○議長(
佐久本洋介君) ご異議なしと認めます。 よって、議案第61号は可決されました。 次に、日程第10、議案第62号、字の区域の変更についてに対する討論の発言を許します。 (「討論なし」の声多数あり)
○議長(
佐久本洋介君) これにて討論を終結します。 これより議案第62号を採決します。 本案に対する
委員長報告は可決であります。
委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声多数あり)
○議長(
佐久本洋介君) ご異議なしと認めます。 よって、議案第62号は可決されました。 次に、日程第11、議案第63号、字の区域の変更についてに対する討論の発言を許します。 (「討論なし」の声多数あり)
○議長(
佐久本洋介君) これにて討論を終結します。 これより議案第63号を採決します。 本案に対する
委員長報告は可決であります。
委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声多数あり)
○議長(
佐久本洋介君) ご異議なしと認めます。 よって、議案第63号は可決されました。 次に、日程第12、議案第64号、字の区域の変更についてに対する討論の発言を許します。 (「討論なし」の声多数あり)
○議長(
佐久本洋介君) これにて討論を終結します。 これより議案第64号を採決します。 本案に対する
委員長報告は可決であります。
委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声多数あり)
○議長(
佐久本洋介君) ご異議なしと認めます。 よって、議案第64号は可決されました。 次に、日程第13、議案第65号、
損害賠償請求調停事件の調停についてに対する討論の発言を許します。 (「討論なし」の声多数あり)
○議長(
佐久本洋介君) これにて討論を終結します。 これより議案第65号を採決します。 本案に対する
委員長報告は可決であります。
委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声多数あり)
○議長(
佐久本洋介君) ご異議なしと認めます。 よって、議案第65号は可決されました。 次に、日程第14、議案第66号、
損害賠償の額を定めることについてに対する討論の発言を許します。 (「討論なし」の声多数あり)
○議長(
佐久本洋介君) これにて討論を終結します。 これより議案第66号を採決します。 本案に対する
委員長報告は可決であります。
委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声多数あり)
○議長(
佐久本洋介君) ご異議なしと認めます。 よって、議案第66号は可決されました。 次に、日程第15、議案第67号、財産の取得についてに対する討論の発言を許します。 (「討論なし」の声多数あり)
○議長(
佐久本洋介君) これにて討論を終結します。 これより議案第67号を採決します。 本案に対する
委員長報告は可決であります。
委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声多数あり)
○議長(
佐久本洋介君) ご異議なしと認めます。 よって、議案第67号は可決されました。 次に、日程第16、
陳情書第9号、
沖縄県民の生活を守るためにも
国保制度改善を求める
陳情書に対する討論の発言を許します。 (「討論なし」の声多数あり)
○議長(
佐久本洋介君) これにて討論を終結します。 これより
陳情書第9号を採決します。 本件に対する
委員長報告は採択であります。
委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声多数あり)
○議長(
佐久本洋介君) ご異議なしと認めます。 よって、
陳情書第9号は採択されました。 休憩します。 (休憩=午前10時20分) 再開します。 (再開=午前10時20分) 次に、日程第17、
陳情書第10号及び日程第18、
陳情書第13号の計2件の辺野古新
基地建設の
即時中止と、
普天間基地の沖縄県外・
国外移転について、
国民的議論により、
民主主義及び憲法に基づき公正に解決するべきとする
意見書の採択を求める陳情に対して一括して討論の発言を許します。
◆島尻誠君
委員会…… (「ちょっと待ってください。別に文句じゃないんです けど……」の声あり)
○議長(
佐久本洋介君) 休憩します。 (休憩=午前10時21分) 再開します。 (再開=午前10時23分)
◆島尻誠君
委員会は、不採択とすべきものということですけども、私はやはり採択すべきものとして賛成の立場で討論させていただきます。 この2件の
陳情書を一括してですけども、沖縄県に過剰な基地負担を強いられている現状解決に、2019年2月、ことし2月に沖縄県による辺野古米軍
基地建設のための埋立ての賛否を問う県民投票は、投票総数の7割以上が反対の意思を示しました。戦後74年たった現在においてもなお残る基地負担は、沖縄県に対する差別としか言いようがありません。政府は、そして安倍総理は、沖縄県の心に寄り添うならば、二度と戦争の悲惨さを繰り返さないためにも、沖縄の民意と向き合い、沖縄県の心に寄り添っていただきたい。あの沖縄戦で20万人余のとうとい命が奪われた現実を、事実を風化させることなく、その教訓を後世に伝え、正しく継承していくことが世界の恒久平和を祈念することになるのではないでしょうか。 沖縄には440もの慰霊の塔が存在します。この
宮古島市においても多良間村を含め、28の慰霊の塔が存在します。この碑こそが後世に残した役割です。そして、その役割が次は私たち、私たちが子供たちに伝えていく番なのです。この
陳情書は
国民的議論をより深める、そういう意味でも出されている
陳情書と思います。よって、この
陳情書第10号及び
陳情書第13号の2件の辺野古新
基地建設の
即時中止と、
普天間基地の沖縄県外・
国外移転について、
国民的議論により、
民主主義及び憲法に基づき公正に解決するべきとする
意見書の採択を求める陳情に関しましては、賛成の立場として採択すべきものと討論いたします。
○議長(
佐久本洋介君) ほかに討論はありませんか。
◆前里光健君 この
陳情書第10号及び
陳情書第13号の2件の辺野古新
基地建設の
即時中止と、
普天間基地の沖縄県外・
国外移転について、
国民的議論により、
民主主義及び憲法に基づき公正に解決するべきとする
意見書の採択を求める陳情に不採択すべきものの立場で討論いたします。 まず、この
陳情書の要旨のほうに、全国の市民が責任を持って米軍基地が必要か否か
普天間基地の代替施設が日本国内に必要か否か当事者意識を持った
国民的議論を行うこととありますが、全国市民が当事者意識を持って議論を行うことは余りに現実的ではなく、具体性がありません。さらに、どのようにこの作業を行うのか提案資料もございません。そして、
陳情書資料には憲法第41条、憲法第92条、憲法第95条違反、さらに憲法第13条、幸福追求権、平和的生存権を侵害している、憲法第14条の法のもとの平等に反するとされております。5つの日本国憲法に違反という前提のもとでこの
陳情書は記載がございますので、この
陳情書を認めるわけにはいきませんので、よって反対といたします。
○議長(
佐久本洋介君) ほかに討論はありませんか。
◆仲里タカ子君 私も
陳情書第10号、
陳情書第13号の2件の辺野古新
基地建設の
即時中止と、
普天間基地の沖縄県外・
国外移転について、
国民的議論により、
民主主義及び憲法に基づき公正に解決するべきとする
意見書の採択を求める陳情を採択する立場から賛成討論いたします。 この
陳情書の要旨は、辺野古の移設に県民投票もした、
陳情書の要旨は新基地の建設は必要か、であればどこにどのようにつくるのがいいのかを民主的に話し合うことが筋だろうというふうに言っているんだと思います。憲法が幾つも引き合いに出されていますが、
沖縄県民は自分たちの意思を少しも顧みることがなく無視されていると感じている。沖縄県では、さまざまに論議をされて住民投票も行ったけれども、本土の皆さんはほとんど無関心で、沖縄県はまるでリゾートの青い海、遊びに行きたい場所としか認識がないというふうな感じがするわけです。基地あるがゆえに事件、事故が日常的に起こり、基地にまつわるニュースのない日が珍しい沖縄県とは格段の温度差です。 この
陳情書にある憲法第41条、憲法第92条、憲法第95条は、沖縄県はこの憲法の名のもとに自分たちは権利を守られていない、SACO合意の基本的理念違反、SACOの理念は実現されていない、そして沖縄県にだけ押しつけるということは
民主主義の2つの大原則に反する。そして、
人権侵害及び法のもとの平等にも違反する。そして、求められているのは
民主主義及び憲法に基づいた公正な解決であるという理由がるる詳しく述べられております。日米安保条約に守られているから日本は安全なんだということであれば、国民全体がそのことについて考えてくださいという
意見書が沖縄から発信されて当然だと思います。 トランプ大統領が最近日本を訪問しました。安倍政権は、武器を2兆円分買ってくれないかなと言われると、わかりました。参議院議員選挙後までにはないしょにしようねとかね、
普天間基地を返還するには新基地をつくってくれないと無理、
普天間基地と同じ滑走路の提供もお願いしますとアメリカに言われていると。今度グアムに移転するから、また日本が移転費用を負担してくださいね、そんな状況であることが報道されています。危険なオスプレイ、ステルス戦闘機など次々と沖縄県に持ってこられて、オスプレイの重低音の騒音についても夜間の飛行差しとめすらも守られていない状況です。日米安全保障も地位協定もみんなでしっかり話し合いましょう、そうしてください、そうしてくださいという
陳情書です。ぜひ採択すべきものと考えます。
○議長(
佐久本洋介君) 討論は、もう少し簡潔にお願いします。 ほかに討論はありませんか。 (「討論なし」の声多数あり)
○議長(
佐久本洋介君) これにて討論を終結します。 日程第17、
陳情書第10号及び日程第18、
陳情書第13号の計2件に対する
委員長報告は不採択でありますので、
会議規則第69条の賛成者先諮の原則に基づき、同2件は一括して挙手により採決します。 なお、挙手のない者は否とみなします。 日程第17、
陳情書第10号及び日程第18、
陳情書第13号の計2件は採択することに賛成の諸君の挙手を求めます。 (挙手少数)
○議長(
佐久本洋介君) 挙手少数であります。 よって、
陳情書第10号及び
陳情書第13号は不採択されました。 次に、日程第19、
陳情書第11号、全国一律
最低賃金制度の実現と
最低賃金を1,000円に引上げることを求める陳情に対する討論の発言を許します。 (「討論なし」の声多数あり)
○議長(
佐久本洋介君) これにて討論を終結します。 これより
陳情書第11号を採決します。 本件に対する
委員長報告は採択であります。
委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声多数あり)
○議長(
佐久本洋介君) ご異議なしと認めます。 よって、
陳情書第11号は採択されました。 次に、日程第20、
陳情書第14号、
米軍普天間飛行場の
辺野古移設を促進する
意見書に関する陳情に対する討論の発言を許します。
◆國仲昌二君 私は、
陳情書第14号、
米軍普天間飛行場の
辺野古移設を促進する
意見書に関する陳情は不採択とすべきものという立場からの討論をいたします。 この
陳情書の中に、一日も早い宜野湾市民の
普天間飛行場の基地被害から解放されることを切に願っているというのについては大賛成であります。しかし、この中で
普天間飛行場の一日も早い危険性除去のために辺野古先のキャンプ・シュワブの移転、統合を推進することとあるんですけれども、現実問題として、その後辺野古周辺での高さ制限の問題、あるいは軟弱地盤の問題が出てきて、いつその辺野古の新基地が完成するかわからないというような状況になっている中で、一日も早い危険性除去というならば別の選択肢を考えるべきじゃないかなというふうに私は考えまして、反対といたします。
○議長(
佐久本洋介君) ほかに討論はありませんか。
◆平良和彦君 私は、
陳情書第14号、
米軍普天間飛行場の
辺野古移設を促進する
意見書に関する陳情は採択すべきだという討論を申し上げたいと思います。
普天間飛行場の危険性を除去し、宜野湾市民の74年間もの苦労を一日も早く解消すべきだということと、
普天間飛行場の危険性を除去する対案というのはですね、これは沖縄に関する特別行動
委員会のほうでですね、対案なしには米軍のほうで閉鎖することはできないというふうなものも決定されておりますし、また知事を含めてですね、代替施設についてはですね、具体的な例、いわば施策ですか、そういうのもないというのがありますので、私としましては賛成討論といたします。よろしくお願いします。
○議長(
佐久本洋介君) ほかに討論はありませんか。 (「討論なし」の声多数あり)
○議長(
佐久本洋介君) これにて討論を終結します。 これより
陳情書第14号を挙手により採決します。 なお、挙手のない者は否とみなします。 本件は、採択することに賛成の諸君の挙手を求めます。 (挙手多数)
○議長(
佐久本洋介君) 挙手多数であります。 よって、
陳情書第14号は採択されました。 次に、日程第21、
陳情書第15号、
米海軍兵による
女性殺害事件に対する
抗議要請を求める陳情に対する討論の発言を許します。
◆仲里タカ子君
陳情書第15号、
米海軍兵による
女性殺害事件に対する
抗議要請を求める陳情に賛成の立場から討論をいたします。 この
米海軍兵は、被害女性の接近禁止命令の対象者であったと報道されています。にもかかわらず、米軍は外出、外泊許可を出しています。そのような中でこんな残虐な事件が起きています。怒りと悲しさとむなしさを感じる事件です。DV、ドメスティック・バイオレンスである場合、危険が大きいから接近禁止命令を出して警察が保護、警護するのは、これは今常識です。特に相手は兵士です。退役軍人自身が戦場での殺人の訓練を受けた軍人は危険な存在だと彼ら自身が述べていますから、なおさら危ないわけです。みずからもレイプの被害者であったキャサリン・フィッシャーさんという方が、日本政府は怒っているふりをして、アメリカ政府は再発防止を約束するふりをするが、実際の行動には結びついていないのではないかというふうに発言しています。さらに、ワシントン・ポスト紙、1990年以降こうした犯罪が後を絶たないため、米国防相関係者がロールプレーイング集のようなものをつくった、マニュアルに従って彼らは行動を規制し、司令官は遺憾の意を表します、そしてまた日常生活に戻っていくのですというふうに報じています。何度でも抗議をしたい。抗議をするのは当然だと思います。ぜひとも
宮古島市議会からも抗議を出していただきたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(
佐久本洋介君) ほかに討論はありませんか。
◆新里匠君 この問題ですね、女性が殺害されたという事実においては、本当に憤りと深い悲しみを覚えます。本当にこれはあってはならない事件だと思っております。世の中において、命というものは平等でありますから、お互いに尊重して、お互いに守り合わなければならないというのは事実だと思っております。その上で考えると、米軍だからこうなったと言いますけれども、米軍人も人間です。そういう意味においては、やはりお互いの人権も尊重されなければいけないと思っております。そうすると、こういう米軍人、軍属による事件、事故は後を絶たずと、平和憲法の保護を受けることなく、県民の命は危険にさらされ、人権はじゅうりんされ続けているということはですね、そこまで、本当に米軍だからという焦点を当てて、そこに的を絞ってやるというのはですね、ちょっとおかしいなと思っております。私たちは、これを人権問題として取り扱うならば、やはりちゃんとそういう観点から抗議はするべきものだと思っております。今回のですね、こういう米軍を的に絞った賛同団体というところもですね、あって、政治利用はするべきではないと思う観点から、またそうすることによってこの女性のですね、命の重み、またこの事件の重みがやはり伝わってくるのかなと思っておりますから、今回
陳情書第15号、
米海軍兵による
女性殺害事件に対する
抗議要請を求める陳情は不採択とすべきものだと思っております。
○議長(
佐久本洋介君) ほかに討論はありませんか。
◆島尻誠君 私は、
陳情書第15号、
米海軍兵による
女性殺害事件に対する
抗議要請を求める陳情は採択すべきものとして討論させていただきます。 この
陳情書はですね、日米両政府に物申す、要するにこういう事件がこれまでも何度も繰り返されてきたことに、やはり当事者を含め、地域の方々それぞれが出している
陳情書だと思います。この事件は、沖縄に基地があるゆえの残虐な事件、先ほど新里匠議員もその気持ちに応えていました。やはり
沖縄県民は強い怒りを隠し切れません。悲惨なことにこの事件の第1発見者が幼い子供だったということです。一生残る心の傷は、我々大人としても言葉に表現できません。日米両政府が何ら再発防止を講じないまま時間だけが過ぎていくことに懸念さえ持ちます。速やかな両政府の対応、それを求めていく、やはりそれが一番の
陳情書の目的です。早い解決には、やはり両政府の対応が早く求められる。 よって、このことをもとに私はこの
陳情書を採択すべきだと討論いたします。
○議長(
佐久本洋介君) ほかに討論はありませんか。 (「討論なし」の声多数あり)
○議長(
佐久本洋介君) これにて討論を終結します。 本件に対する
委員長報告は不採択でありますので、
会議規則第69条の賛成者先諮の原則に基づき、本件は挙手により採決します。 なお、挙手のない者は否とみなします。
陳情書第15号は採択することに賛成の諸君の挙手を求めます。 (挙手少数)
○議長(
佐久本洋介君) 挙手少数であります。 よって、
陳情書第15号は不採択されました。 次に、日程第22、
陳情書第12号、
公契約条例の制定を求める陳情については、総務財政
委員長から
会議規則第110条の規定により、お手元に配付した申出書のとおり、閉会中の
継続審査の申し出がなされております。 お諮りします。日程第22、
陳情書第12号については、総務財政
委員長からの申し出のとおり、閉会中の
継続審査に付することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声多数あり)
○議長(
佐久本洋介君) ご異議なしと認めます。 よって、
陳情書第12号は総務財政
委員会に閉会中の
継続審査に付することと決しました。 これで、市長提出の議案の審議は終了しましたので、当局の皆さんは退席してください。 休憩します。 (休憩=午前10時40分) (市長、教育長、企画政策部長、総務部長、退席)
○議長(
佐久本洋介君) 再開します。 (再開=午前10時41分) 次に、日程第23、
意見書案第4号及び日程第24、
意見書案第5号の計2件を
一括議題とし、提案者から提案理由の説明を求めます。
◎
総務財政委員会委員長(
山里雅彦君)
意見書案第4号、全国一律
最低賃金制度創設と
最低賃金を1,000円に引き上げることを求める
意見書。みだしのことについて、別紙のとおり議会の議決を得たいので、
会議規則第14条第2項の規定により本案を提出します。
令和元年6月25日、
宮古島市議会議長、
佐久本洋介殿。
総務財政委員会委員長、
山里雅彦。 本文を読み上げて提案理由の説明にかえさせていただきます。 全国一律
最低賃金制度創設と
最低賃金を1,000円に引き上げることを求める
意見書 最低賃金は、例年7月末の中央
最低賃金審議会(中賃)の目安を受けて、7月末から8月上旬にかけて各都道府県の
最低賃金審議会(地賃)で審議・答申がなされ、本県の場合は、沖縄労働局長が公示して10月上旬に発効する手順で行われる。 中賃目安は47都道府県をA~Dの4つのランクに区分して答申するため、ランクごとの格差は広がる一方となっている。
最低賃金が最も高いAランクの東京と比べると、2008年から2018年の10年間で、東京は766円から985円へと1.286倍になり、Dランクの沖縄は627円から762円へと1.215倍となっている。2008年に139円であった格差は、2018年には223円に広がっている。同じ企業に雇用され、同じ業務に従事していたとしても、住んでいる地域によって賃金に格差をつけるランク制を廃止し、全国一律の
最低賃金制度に改善することが必要である。 本県における現行の
最低賃金額762円は、148.8時間(2017年の沖縄県の月平均就労時間)働いて11万3,386円、年収で136万632円にしかならず、公租公課を考慮すれば、可処分所得はさらに低下する。子どもの貧困が社会問題となっている本県において、子どもの貧困問題を抜本的に解決するには、子育て世代が「安心して生活を送ることができる賃金」を得ることが不可欠であり、法の規制を受ける
最低賃金を大幅に引き上げることが有効である。 時給1,000円に引き上げたとしても、月額14万8,800円、年額178万5,600円であり、単身者でも生活を維持するには厳しい額と言わねばならないが、政府目標に掲げられている時給1,000円の実現を早急に図るべきである。 これを実現するためには、国の
中小企業支援策を拡充することが必要となっている。 よって、本議会は下記の事項について、その実現を強く求める。 記 1、厚生労働省は、地域間格差を広げ、人口流出の要因ともなっている、ランク制を廃止し、全国一律の
最低賃金制度とすること。 また、中小企業においても安心して
最低賃金を1,000円に引き上げることができるよう、中小企業への 支援策を拡充すること。 2、沖縄労働局長は、働く者が“働いても貧困”の状態から脱するために、
最低賃金を早期に時給1,000円 に引き上げること。 以上、地方自治法第99条の規定により
意見書を提出する。
令和元年(2019年)6月25日 沖縄県
宮古島市議会 宛先、厚生労働大臣、沖縄労働局長。
意見書案第5号、
米軍普天間飛行場の
辺野古移設を促進する
意見書。みだしのことについて、別紙のとおり議会の議決を得たいので、
会議規則第14条第2項の規定により本案を提出します。
令和元年6月25日、
宮古島市議会議長、
佐久本洋介殿。
総務財政委員会委員長、
山里雅彦。 本文を読み上げて提案理由の説明にかえさせていただきます。
米軍普天間飛行場の
辺野古移設を促進する
意見書 宜野湾市民は戦後74年間も
米軍普天間飛行場から発生する基地被害に悩まされ続けてきた。その我慢は、すでに限界に達している。一日も早い、宜野湾市民の
普天間飛行場の基地被害から解放されることを切に願っている。 現在、
普天間飛行場の名護市辺野古地区キャンプ・シュワブへの移転・統合が日本政府によって進められているが、私達、宜野湾市民の安全な生活を守る会は、この方法こそ、
普天間飛行場の一日も早い「危険性除去」の方法であると、心から確信している。 そのことは、宜野湾市民の安全な生活を守る会が2016年10月に行った、翁長雄志前知事の「辺野古埋め立て承認取り消し訴訟」の無効を主張して提訴したことを支持する署名活動において、宜野湾市民2万人余が署名したこと、また平成25年8月に「基地統合縮小実現県民の会」が行った
普天間飛行場の
辺野古移設と経済振興を求める署名が3ヶ月間の短期間で7万3,491名集まったことに現れている。
普天間飛行場の一日も早い危険性除去のため、同飛行場の
辺野古先キャンプ・シュワブへの移設・統合が必要である。 よって、沖縄県
宮古島市議会は下記のことを強く要請する。 記 1
普天間飛行場の危険性を除去し宜野湾市民の74年間もの苦労を一日も早く解消すること。 2 その具体的方法として現在、唯一、示され実行されている
辺野古先キャンプ・シュワブへの移転・統合を推進すること。 3 日本の安全保障を確保するため、日米安全保障条約を推進するとともに、一定の基地負担を負わざるを得ない沖縄県において、さらなる基地の整理縮小を求める。 以上、地方自治法第99条の規定により
意見書を提出する。
令和元年(2019年)6月25日 沖縄県
宮古島市議会 宛先、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、内閣官房長官、外務大臣、防衛大臣、国土交通大臣、総務大臣、内閣府特命担当大臣。
○議長(
佐久本洋介君) これで提案理由の説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 質疑があれば発言を許します。 (「質疑なし」の声多数あり)
○議長(
佐久本洋介君) これにて質疑を終結します。 ただいま議題となっております日程第23、
意見書案第4号及び日程第24、
意見書案第5号の計2件については、
委員会提出の案件でありますので、
会議規則第37条第2項の規定により
委員会付託を省略し、直ちに処理します。 これより討論に入ります。 まず、日程第23、
意見書案第4号、全国一律
最低賃金制度創設と
最低賃金を1,000円に引き上げることを求める
意見書に対する討論の発言を許します。 (「討論なし」の声多数あり)
○議長(
佐久本洋介君) これにて討論を終結します。 これより
意見書案第4号を採決します。 本案は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声多数あり)
○議長(
佐久本洋介君) ご異議なしと認めます。 よって、
意見書案第4号は可決されました。 次に、日程第24、
意見書案第5号、
米軍普天間飛行場の
辺野古移設を促進する
意見書に対する討論の発言を許します。
◆國仲昌二君 私は、先ほど
陳情書のところでも言いましたけれども、一日も早い
普天間飛行場の返還には大賛成ですけれども、先ほどと同じように、一日も早い危険性除去というのからすれば、周辺の高さ制限、それから軟弱地盤の問題、さらには国会の防衛大臣の答弁で、条件が整わなければ
普天間飛行場が返還されるかわからないというような答弁もあったということを考えれば、本当に別の選択肢があるのではないかと私は思いまして、この
意見書案第5号、
米軍普天間飛行場の
辺野古移設を促進する
意見書には反対します。
○議長(
佐久本洋介君) ほかに討論はありませんか。
◆平良和彦君 私も先ほどと一緒ではございますけども、
意見書案第5号、
米軍普天間飛行場の
辺野古移設を促進する
意見書に賛成の立場から討論を述べたいと思います。
普天間飛行場はですね、危険性を宜野湾市民の74年の長きにわたる苦労を一日も早く解消すべきだという意見とですね、先ほども申しましたが、本当に沖縄に関する特別行動
委員会では、代替の提供なくして閉鎖することはないという日米で決定されていることもありますし、また先ほど言いましたように、知事も含めて、何の具体的な提案もないですので、これは反省すべきだと私は意見を述べたいと思います。
○議長(
佐久本洋介君) ほかに討論はありませんか。
◆仲里タカ子君 私は、この
意見書案第5号、
米軍普天間飛行場の
辺野古移設を促進する
意見書に反対の立場で討論をいたします。 先ほど國仲昌二議員も言っていましたが、
普天間基地の返還については、
普天間基地をキャンプ・シュワブに持っていく、辺野古に新基地をつくることのほかにもアメリカ軍が出している条件があると言われておりまして、当時の
稲田朋美防衛大臣がそれを答弁で行っています。だから、これは移設ではない。そして、辺野古新基地は実は移設ではなくて、基地の強化、新基地だというふうに言われています。軍事評論家によると、日本版海兵隊とも称される水陸機動団が佐世保市に2つほどあります。もう一つは、辺野古に置かれると言われています。この辺野古に置かれる水陸機動団がいずれ
宮古島離島奪還作戦のために来るのだというふうに言われております。大変危険な基地が新しくつくられることになる。そのことから、私は普天間の基地の閉鎖は普天間の基地の閉鎖として行われるべきであり、辺野古の新基地に統合されるべきものではないと考えます。以上、反対いたします。
○議長(
佐久本洋介君) ほかに討論はありませんか。
◆濱元雅浩君 私は、
意見書案第5号、
米軍普天間飛行場の
辺野古移設を促進する
意見書に賛成の立場で討論いたします。 この
普天間飛行場の一日も早い閉鎖、撤去というものを現実的に見た場合に、現状ではキャンプ・シュワブへの移設、統合しか動いておりません。ほかの案とは聞こえますが、それが何なのかを示された事実は今のところ私はないと感じておりますので、この
陳情書の趣旨、また
意見書の趣旨、一日も早い撤去のためには現状はこの手法が最適だというふうに思って賛成いたします。
○議長(
佐久本洋介君) これにて討論を終結します。 これより
意見書案第5号を挙手により採決します。 なお、挙手のない者は否とみなします。 本案は原案のとおり可決することに賛成の諸君の挙手を求めます。 (挙手多数)
○議長(
佐久本洋介君) 挙手多数であります。 よって、
意見書案第5号は可決されました。 次に、日程第25、
意見書案第6号及び日程第26、
意見書案第7号の計2件を
一括議題とし、提案者から提案理由の説明を求めます。
◎
文教社会委員会委員長(
平良敏夫君)
意見書案第6号、
沖縄県民の生活を守るために
国保制度改善を求める
意見書。みだしのことについて、別紙のとおり議会の議決を得たいので、
会議規則第14条第2項の規定により本案を提出します。
令和元年6月25日、
宮古島市議会議長、
佐久本洋介殿。
文教社会委員会委員長、
平良敏夫。 本文を読み上げて提案理由の説明にかえさせていただきます。
沖縄県民の生活を守るために
国保制度改善を求める
意見書 2018年4月から国民健康保険財政は、都道府県へ移管され、県と市町村が共同保険者となる新しい制度がスタートしました。初年度となる2018年度は、厚生労働省も国庫補助の増額と一般会計繰り入れ継続も含め保険料の抑制をすすめたため、沖縄県内においても保険料率を据え置く自治体が多数でした。しかし、2018年に県が定めた国保運営方針では「6年以内の赤字解消」が明記されており、もし、国保関係者が求めている「国庫補助の増額」がない状態で、「赤字解消」すなわち一般会計からの繰り入れ解消が先行した場合、国保料(税)の大幅引き上げにつながりかねません。 現状でも、
沖縄県民のくらしは厳しく、「本土の7割の平均所得」であり「子どもの貧困率は全国最悪水準」にあります。年金水準も本土より低く、さらに国保料(税)の大幅引き上げが加われば、県民生活への打撃ははかりしれません。 そもそも、厚労省も国保の都道府県単位化にあたって、加入者の所得が低い国保がほかの医療保険より保険料率が高く、負担が重くなっていることこそ「市町村国保の構造的問題」であると認識していたはずです。 無保険になったり、正規の保険証をとりあげられるなど、生活の困窮で医療機関の受診が遅れたために死亡した事例が増えている(2018年全日本民医連「経済的事由による手遅れ死亡事例調査」2019年3月6日発表)という深刻な事態も起こっています。 このように、高すぎる国保料(税)は、住民の暮らしを苦しめるだけでなく、国民の受療権を守るという皆保険制度の根幹を揺るがしています。 全国知事会、全国市長会、全国町村会なども、「国保持続可能にする」ためには「被用者保険との格差を縮小するような抜本的な財政基盤の強化が必要」と主張しています。 ところがいま全国的に進行しているのは「一般会計からの繰り入れ解消」の計画的実行と保険料の大幅引き上げ、そして県や市町村への「保険者努力支援制度」による政策誘導特に「収納率アップ」をめざす取り組みの中で「滞納差し押さえ」が全国でも沖縄でも増加傾向にあります。 現在進行している国保「改革」は、財政上からの「制度の持続可能性」が優先され、「国民生活の持続可能性」が十分検討されたとは言い難く、
沖縄県民の生活を守る立場から、このまま、地方に責任をおしつけたまま「赤字解消計画」を突出させて先行させることは避けるべきと考えます。 そこで、あらためて以下の通り、国民皆保険制度と県民生活を守る立場で、国保の改善を進めていただくよう求めるものです。 ①住民生活を守る立場で、県知事会などが求めていた「1兆円規模」の国庫補助、定率補助の増加を実現すること。ほかの医療保険から比べても、所得に対する保険料率が高く、生活を圧迫する国保料(税)の抑制、引き下げをめざすこと。 ②国庫補助増額によって「均等割り」を廃止、もしくは減額すること、とりわけ「こどもの保険料均等割り」については廃止すること。 ③滞納による差し押さえは機械的に行わず、この間の裁判所の判決(鳥取県児童手当差押え事件広島高裁判決2013.11.27)(前橋市給与振り込み差押え事件前橋地裁判決2018.1.31)にもあるとおり、差し押さえ禁止財産の保全や相談活動を徹底するよう、通知を出すこと。国保法44条や77条による減免制度を拡充すること。 ④「赤字解消計画」を強引に進めるのではなく、一般会計から国保財政への繰り入れは禁止されていないことを再確認し、必要な範囲で「繰り入れ」を認めること。 以上、地方自治法第99条の規定により、
意見書を提出する。
令和元年(2019年)6月25日 沖縄県
宮古島市議会 宛先、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、財務大臣、総務大臣、厚生労働大臣。 (「議長、休憩お願いします」の声あり)
○議長(
佐久本洋介君) 休憩します。 (休憩=午前11時04分) 再開します。 (再開=午前11時04分)
◎
文教社会委員会委員長(
平良敏夫君)
意見書案第7号、
沖縄県民の生活を守るために
国保制度改善を求める
意見書。みだしのことについて、別紙のとおり議会の議決を得たいので、
会議規則第14条第2項の規定により本案を提出します。
令和元年6月25日、
宮古島市議会議長、
佐久本洋介殿。
文教社会委員会委員長、
平良敏夫。 本文を読み上げて提案理由の説明にかえさせていただきます。
沖縄県民の生活を守るために
国保制度改善を求める
意見書 2018年4月から国民健康保険財政は、都道府県へ移管され、県と市町村が共同保険者となる新しい制度がスタートしました。初年度となる2018年度は、厚生労働省も国庫補助の増額と一般会計繰り入れ継続も含め保険料の抑制をすすめたため、沖縄県内においても保険料率を据え置く自治体が多数でした。しかし、2018年に県が定めた国保運営方針では「6年以内の赤字解消」が明記されており、もし、全国知事会や国保関係者が求めている「国庫補助の増額」がない状態で、「赤字解消」すなわち一般会計からの繰り入れ解消が先行した場合、国保料(税)の大幅引き上げにつながりかねません。 現状でも、
沖縄県民のくらしは厳しく、「本土の7割の所得」であり「子どもの貧困率は全国最悪水準」にあります。年金水準も本土より低く、さらに国保料(税)の大幅引き上げが加われば、県民生活への打撃ははかりしれません。 そもそも、厚労省も国保の都道府県単位化にあたって、加入者の所得が低い国保がほかの医療保険より保険料率が高く、負担が重くなっていることは「市町村国保の構造的問題」であると認識していたはずです。 無保険になったり、正規の保険証をとりあげられるなど、生活の困窮で医療機関の受診が遅れたために死亡した事例が増えている(全日本民医連「2018年経済的事由による手遅れ死亡事例調査」2019年3月6日発表)という深刻な事態も起こっています。 高すぎる国保料(税)は、住民の暮らしを苦しめるだけでなく、国民皆保険制度の根幹を揺るがしています。 全国知事会、全国市長会、全国町村会なども、「国保を持続可能にする」ためには「被用者保険との格差を縮小するような抜本的な財政基盤の強化が必要」と主張しています。 ところがいま全国的に進行しているのは「一般会計からの繰り入れ解消」の計画的実行と保険料の大幅引き上げ、そして県や市町村への「保険者努力支援制度」による政策誘導、特に「収納率アップ」をめざす取り組みの中で「滞納差し押さえ」が全国でも沖縄でも増加傾向にあります。 現在進行している国保「改革」は、財政面からの「制度の持続可能性」が優先され、「国民生活の持続可能性」が十分検討されたとは言い難く、
沖縄県民の生活を守る立場から、「赤字解消計画」を先行させることは避けるべきと考えます。 そこで、あらためて以下の通り、国民皆保険制度と県民生活を守る立場で国保の改善を進めていただくよう求めるものです。 ①住民生活を守る立場で、全国知事会などが求めている「1兆円規模」の国庫補助、定率補助の増加を実現するよう引き続き強く求め、ほかの医療保険から比べても、所得に対する保険料率が高く、生活を圧迫する国保料(税)の抑制、引き下げをめざすこと。 ②国庫補助増額によって「均等割り」を廃止、もしくは減額すること、とりわけ少子化対策に逆行する「こどもの保険料均等割り」は廃止を求めること。 ③滞納による差し押さえは機械的に行わず、この間の裁判所の判決(鳥取県児童手当差押え事件広島高裁判決2013.11.27)(前橋市給与振り込み差押え事件前橋地裁判決2018.1.31)にもあるとおり、差し押さえ禁止財産の保全や相談活動を徹底するよう、通知を出すこと。国保法44条や77条による減免制度拡充を市町村に指導すること。 ④「赤字解消計画」を強引に進めるのではなく、一般会計から国保財政への繰り入れは禁止されていないことを再確認し、必要な範囲で県も含めて「繰り入れ」をおこなうこと。 以上、地方自治法第99条の規定により、
意見書を提出する。
令和元年(2019年)6月25日 沖縄県
宮古島市議会 宛先、
沖縄県知事。
○議長(
佐久本洋介君) これで提案理由の説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 質疑があれば発言を許します。
◆濱元雅浩君 文教社会
委員長にお尋ねいたします。 これ
意見書ですけれども、
意見書案第6号、
沖縄県民の生活を守るために
国保制度改善を求める
意見書、
意見書案第7号、
沖縄県民の生活を守るために
国保制度改善を求める
意見書、今聞いていても3カ所程度、それも微妙な表現の違い程度の差しかありませんが、なぜこれを
委員会で1つにまとめて、宛先ももちろん含めて調整をして一本で出さなかったのか、その理由についてお聞かせください。
◎
文教社会委員会委員長(
平良敏夫君) 委員からのそういう話がなかったということと、私がちょっとそこに気づかなくてですね、ということでそういう状況になりました。
◆濱元雅浩君 今後このような軽微な差というものの
意見書の場合には、
委員会としてしっかりと精査をしてまとめていただけるように要望して終わりたいと思います。
○議長(
佐久本洋介君) ほかに質疑はありませんか。
◆上地廣敏君 県内で、沖縄県内においても保険料率を据え置く自治体が多数でしたというふうな表現になっておりますけれども、県内で保険料を徴収している市町村は何カ所ありますか。
◎
文教社会委員会委員長(
平良敏夫君) 県内で据え置いている自治体について、問い合わせがなかったように、私の記憶としては質疑がなかったように覚えております。 (「私の質疑は、国民健康保険税と保険料の2つありま すけれども、保険料として徴収している市町村は… …」の声あり)
○議長(
佐久本洋介君) 休憩します。 (休憩=午前11時12分) 再開します。 (再開=午前11時37分)
◆上地廣敏君 この
意見書の中で、沖縄県内において保険料率を据え置く市町村が多数でしたというふうな文言になっておりますが、県内において保険料と保険税と両方徴収することができるわけですけれども、保険料として徴収している市町村は何カ所ありますかということです。
◎
文教社会委員会委員長(
平良敏夫君) 沖縄県の市町村では、国民健康保険税のほうで徴収しているところが多数でありまして、保険料で徴収は沖縄市の1カ所であります。
○議長(
佐久本洋介君) ほかに質疑はありませんか。 (「質疑なし」の声多数あり)
○議長(
佐久本洋介君) これにて質疑を終結します。 ただいま議題となっております日程第25、
意見書案第6号及び日程第26、
意見書案第7号の計2件については、
委員会提出の案件でありますので、
会議規則第37条第2項の規定により
委員会付託を省略し、直ちに処理します。 これより討論に入ります。 まず、日程第25、
意見書案第6号、
沖縄県民の生活を守るために
国保制度改善を求める
意見書に対する討論の発言を許します。 (「討論なし」の声多数あり)
○議長(
佐久本洋介君) これにて討論を終結します。 これより
意見書案第6号を採決します。 本案は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声多数あり)
○議長(
佐久本洋介君) ご異議なしと認めます。 よって、
意見書案第6号は可決されました。 次に、日程第26、
意見書案第7号、
沖縄県民の生活を守るために
国保制度改善を求める
意見書に対する討論の発言を許します。 (「討論なし」の声多数あり)
○議長(
佐久本洋介君) これにて討論を終結します。 これより
意見書案第7号を採決します。 本案は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声多数あり)
○議長(
佐久本洋介君) ご異議なしと認めます。 よって、
意見書案第7号は可決されました。 次に、日程第27、
意見書案第8号から日程第30、決議案第5号までの計4件を
一括議題とし、提案者から提案理由の説明を求めます。
◎國仲昌二君
意見書案第8号、在
沖海兵隊所属米海軍兵による
女性殺人事件に関する
意見書。みだしのことについて、別紙のとおり議会の議決を得たいので、
会議規則第14条第1項の規定により本案を提出します。
令和元年6月25日、
宮古島市議会議長、
佐久本洋介殿。提出者議員、國仲昌二、賛成者議員、上里樹、友利光徳、仲里タカ子、島尻誠。 本文を読み上げて提案理由の説明にかえさせていただきます。 在
沖海兵隊所属米海軍兵による
女性殺人事件に関する
意見書 去る4月13日、北谷町において在沖海兵隊所属の
米海軍兵が日本人女性を殺害し、自殺したとみられる事件が発生した。2016年に起きた米軍属による
女性殺人事件に続いて繰り返された凶悪事件は、県民に大きな不安と衝撃を与えた。 事件は、深夜外出・基地外飲酒を制限する公務時間外行動規制(リバティー制度)を緩和した後に発生したものであり、また、今年1月に
米海軍兵に対し、被害女性への接触禁止令が出ていたにもかかわらず、外出許可を与えた米軍の対応は監督責任が問われるものである。 さらに、その後も嘉手納基地所属の空軍兵による飲酒絡みの交通事故や脱走事案等も立て続けに起こっている状況である。 国土面積のわずか0.6%の本県に約70.3%の在日米軍専用施設が押し付けられている現状があり、これらは米軍基地があるがゆえの事件・事故だと言わざるを得ない。 本市議会は、これまで米軍人・軍属等による事件・事故が発生するたびに綱紀粛正・再発防止及び関係者への人権教育等を徹底するよう米軍等に強く申し入れてきたところであるが、またしてもこのような事件が発生したことは、米軍における軍人・軍属等に対する人権教育等の実効性に疑問を抱かざるを得ない。 よって、本市議会は、県民の人権・生命・財産を守るために、今回の事件に対し、厳重に抗議し、今後、国・県・警察及び米軍等の関係機関の連携強化を求めるとともに、下記の事項が速やかに実現されるよう強く要請する。 記 1 日米両政府は、県民に対して改めて謝罪し、遺族に完全な補償を行うこと。 2 日米両政府は、米軍人・軍属等による事件・事故の根絶及び再発防止のための抜本的な対策を講じること。 3 日米地位協定を抜本的な見直しを行うとともに、米軍基地の大幅な整理縮小を図ること。 以上、地方自治法第99条の規定により
意見書を提出する。
令和元年(2019年)6月25日 沖縄県
宮古島市議会 宛先、内閣総理大臣、外務大臣、防衛大臣、沖縄及び北方対策担当大臣。 決議案第4号、在
沖海兵隊所属米海軍兵による
女性殺人事件に関する
抗議決議。みだしのことについて、別紙のとおり議会の議決を得たいので、
会議規則第14条第1項の規定により本案を提出します。
令和元年6月25日、
宮古島市議会議長、
佐久本洋介殿。提出者議員、國仲昌二、賛成者議員、上里樹、友利光徳、仲里タカ子、島尻誠。 決議案第4号の本文は、
意見書案第8号と同じでありますので、提案理由の説明は省略させていただきます。 宛先、駐日米国大使、在日米軍司令官、在日米軍沖縄地域調整官、第3海兵遠征軍司令官、在沖米国総領事。
意見書案第9号、
米軍CH53
大型輸送ヘリコプターからの
浦西中学校への
部品落下事故に関する
意見書。みだしのことについて、別紙のとおり議会の議決を得たいので、
会議規則第14条第1項の規定により本案を提出します。
令和元年6月25日、
宮古島市議会議長、
佐久本洋介殿。提出者議員、國仲昌二、賛成者議員、上里樹、友利光徳、仲里タカ子、島尻誠。 本文を読み上げて提案理由の説明にかえさせていただきます。
米軍CH53
大型輸送ヘリコプターからの
浦西中学校への
部品落下事故に関する
意見書 去る6月4日午後3時30分ごろ、浦添市立
浦西中学校のテニスコートに
米軍CH53E
大型輸送ヘリコプターから重さ20グラムほどのゴム製の部品が落下する事故が発生した。事故当時、テニスコートには20人余りの生徒が部活動中で、生徒の足元近く約30センチメートルに落下しており、生徒や保護者、学校関係者に強い衝撃と恐怖を与えた。 米軍は、落下物がゴム製のブレードテープであったことから、人や物に脅威をもたらすものではないとしているが、今回はたまたま人的被害がなかっただけであり、航空機からの落下物は、一歩間違えば人命にかかわる重大事故につながりかねず、
普天間飛行場の危険性を再認識させるものである。 普天間第二小学校への部品落下など事故が起きるたびに再発防止及び事故原因の究明を求めてきたが、事故原因の説明もなく飛行を再開させ、再び事故を繰り返す米軍の姿勢は断じて容認できるものではない。また、米軍機の飛行に関しては、学校上空を飛ばないとされているはずなのに、今回の事故で日常的に飛行していることが明らかとなった。 さらに、政府が約束した2019年2月末までの
普天間飛行場の
運用停止の期限がすぎているにもかかわらず、運用が続けられていること自体が問題である。 米軍及び日米両政府においては、空からいつ何が落ちてくるかわからない本県の異常な日常を危機感を持って受け止め、県民の懸念の払拭に向け全力を挙げて取り組むべきである。 よって、本市議会は、県民の生命・財産を守るために、
米軍CH53E
大型輸送ヘリコプターからの
部品落下事故に対し厳重に抗議するとともに、下記の事項が速やかに実現されるよう強く要請する。 記 1 事故の原因及び経緯を徹底的に検証し、その結果を速やかに県民に明らかにするとともに、具体的な再発防止策を講じること。 2 保育園・学校・病院・住宅など民間地上空での米軍機の飛行・訓練は中止すること。 3 直ちに
普天間飛行場の運用を停止し、閉鎖・撤去すること。 4 日米地位協定を抜本的に改定すること。特に、「日米地位協定の実施に伴う航空法の特例に関する法律」を廃止し、日本の航空法を順守すること。 以上、地方自治法第99条の規定により
意見書を提出する。
令和元年(2019年)6月25日 沖縄県
宮古島市議会 宛先、内閣総理大臣、外務大臣、防衛大臣、沖縄及び北方対策担当大臣。 決議案第5号、
米軍CH53
大型輸送ヘリコプターからの
浦西中学校への
部品落下事故に関する
抗議決議。みだしのことについて、別紙のとおり議会の議決を得たいので、
会議規則第14条第1項の規定により本案を提出します。
令和元年6月25日、
宮古島市議会議長、
佐久本洋介殿。提出者議員、國仲昌二、賛成者議員、上里樹、友利光徳、仲里タカ子、島尻誠。 決議案第5号の本文は、
意見書案第9号と同じでありますので、提案理由の説明は省略させていただきます。 宛先、駐日米国大使、在日米軍司令官、在日米軍沖縄地域調整官、第3海兵遠征軍司令官、在沖米国総領事。
○議長(
佐久本洋介君) これで提案理由の説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 質疑があれば発言を許します。
◆新里匠君
意見書案第8号、在沖海兵隊所属米軍兵による
女性殺人事件に関する
意見書について質疑をします。 この本文は、米軍だから起こした事件という内容でありますけれども、それを認定する客観的根拠は何でしょうか。
◎國仲昌二君 私は、この本文がそのように限定しているものとは考えておりません。この本文の内容は、沖縄県議会において全会一致で採択された
意見書でありますので、私もこの文案でよろしいかと思って提案しております。
◆新里匠君
陳情書の中でも言ったんですけれども、この事件というのは一般的に米軍以外でも、米軍属とか米兵じゃなくてもですね、日常的に、日常的にと言ったらおかしいですけれども、起き得る事件でありますし、米軍じゃなくても起こしている事件であると思います。確かに
女性殺人事件というのはやはりあってはならないことではありますけれども、これを人権的事件として、ものとしてですね、扱って抗議をしていく、それでそういう事件が起こらないようにするというのは大事だと思いますけれども、それに加えてこの日米地位協定を抜本的に見直すと書いてありますけれども、報道によると交際関係にあったと。ただ、交際関係にあったからこういう事件が起こったかもしれないけれども、交際関係があって幸せになるというものも私はあると思います。これは、日常的な社会の営みの中で起こってしまったということだと思っておりますから、日米地位協定のですね、ものまでいくというのは、この
意見書を出すのは余りそぐわないのかなと思っておりますので、どうなのかなと思っておりますけれども、これ意見です。
◎國仲昌二君 今質疑といいますか、いろいろあったんですけども、私どもがこれを提出した理由というのが、この公務時間外行動規制というものがまず緩和されて、リバティー制度というんですか、それが緩和されて発生したもの、さらにこの海軍兵に対しては被害女性への接触禁止令が出ていたという事実がある。そして、その後も嘉手納基地所属の空軍兵による飲酒絡みの交通事故、あるいは脱走事案等もあるということでの米軍、それから軍属による事件が頻発しているというのがあります。それともう一つ、沖縄県議会だけではなくて、これは全体ではないかもしれないんですけど、私が調べた限りでは、北谷町、読谷村、うるま市、北中城村でもこれは
意見書として可決されているし、6月定例会が今行われている県内の市町村でも少なくない市町村で
意見書が出てくるだろうということも鑑みまして提出しております。
◆新里匠君 記に書いてある日米両政府は米軍人、軍属等による事件、事故の根絶及び再発防止のための抜本的な対策を講じることとありますけれども、この抜本的な対策とは何と考えますか。
◎國仲昌二君 この抜本的な対策というのは、まさに日米両政府がとるべき対策だと考えます。
○議長(
佐久本洋介君) ほかに質疑はありませんか。 (「質疑なし」の声多数あり)
○議長(
佐久本洋介君) これにて質疑を終結します。 お諮りします。ただいま議題となっております日程第27、
意見書案第8号から日程第30、決議案第5号までの計4件については、
会議規則第37条第3項の規定により
委員会付託を省略し、直ちに処理したいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声多数あり)
○議長(
佐久本洋介君) ご異議なしと認めます。 よって、そのとおり決しました。 これより討論に入ります。 まず、日程第27、
意見書案第8号、在
沖海兵隊所属米海軍兵による
女性殺人事件に関する
意見書に対する討論の発言を許します。 (「討論なし」の声多数あり)
○議長(
佐久本洋介君) これにて討論を終結します。 これより
意見書案第8号を採決します。 本案は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声多数あり)
○議長(
佐久本洋介君) ご異議なしと認めます。 よって、
意見書案第8号は可決されました。 次に、日程第28、決議案第4号、在
沖海兵隊所属米海軍兵による
女性殺人事件に関する
抗議決議に対する討論の発言を許します。 (「討論なし」の声多数あり)
○議長(
佐久本洋介君) これにて討論を終結します。 これより決議案第4号を採決します。 本件は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声多数あり)
○議長(
佐久本洋介君) ご異議なしと認めます。 よって、決議案第4号は可決されました。 次に、日程第29、
意見書案第9号、
米軍CH53
大型輸送ヘリコプターからの
浦西中学校への
部品落下事故に関する
意見書に対する討論の発言を許します。 (「討論なし」の声多数あり)
○議長(
佐久本洋介君) これにて討論を終結します。 これより
意見書案第9号を採決します。 本件は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声多数あり)
○議長(
佐久本洋介君) ご異議なしと認めます。 よって、
意見書案第9号は可決されました。 次に、日程第30、決議案第5号、
米軍CH53
大型輸送ヘリコプターからの
浦西中学校への
部品落下事故に関する
抗議決議に対する討論の発言を許します。
◆粟国恒広君 決議案第5号、
米軍CH53
大型輸送ヘリコプターからの
浦西中学校への
部品落下事故に関する
抗議決議に対して反対の討論を述べたいと思います。
抗議決議文の文面ではですね、記の中に、直ちに
普天間飛行場の運用を停止し、閉鎖、撤去を求めるという文言がうたわれているんですけど、この文言に関してはやはり移転先がまだ見えない、そして今国が進めている辺野古への移転先、これは1996年、橋本龍太郎元首相、ウォルター・モンデール元駐日米国大使との沖縄県内に移設するという条件のもとで進めている
普天間飛行場の移転先だと思います。この
普天間飛行場から要するに米軍飛行機が離発着している中で、そういった事故がたびたび起こるのはもう何回も、皆さんご存じのとおり、この文言に関して、全文の中では私も共感する文面も多くあります。しかしながら、この
抗議決議文の直ちに
普天間飛行場の運用を停止し、閉鎖、撤去という文言がうたわれている以上、非現実的な
抗議決議だと思っていますので、これに対して私は反対をいたします。
○議長(
佐久本洋介君) ほかに討論はありませんか。
◆上里樹君 決議案第5号、
米軍CH53
大型輸送ヘリコプターからの
浦西中学校への
部品落下事故に関する
抗議決議に賛成の立場で討論します。 ただいま反対討論がありましたけども、反対の理由に、直ちに
普天間飛行場の運用を停止し、閉鎖、撤去することが現実的じゃないと、その移転先がないということをおっしゃっていますけども、先にもう既に可決されました
意見書の中の3項目に、直ちに
普天間飛行場の運用を停止し、閉鎖、撤去することと、これが全会一致で可決されました。何ら矛盾はないと思いますけども。 以上で討論を終わります。
○議長(
佐久本洋介君) ほかに討論はありませんか。 (「討論なし」の声多数あり)
○議長(
佐久本洋介君) これにて討論を終結します。 これより決議案第5号を挙手により採決します。 なお、挙手のない者は否とみなします。 本案は原案のとおり可決することに賛成の諸君の挙手を求めます。 (挙手少数)
○議長(
佐久本洋介君) 挙手少数であります。 よって、決議案第5号は否決されました。 (「どう理解したらいいんですか、これ」「国には出す けど、米国には出さないということでしょう」の声 あり)
○議長(
佐久本洋介君) 次に、日程第31、決議案第6号、
沖縄県知事の
尖閣問題発言に対する
抗議決議を議題とし、提案者から提案理由の説明を求めます。
◎
平良敏夫君 決議案第6号、
沖縄県知事の
尖閣問題発言に対する
抗議決議。みだしのことについて、別紙のとおり議会の議決を得たいので、
会議規則第14条第1項の規定により本案を提出します。
令和元年6月25日、
宮古島市議会議長、
佐久本洋介殿。提出者議員、
平良敏夫、賛成者議員、我如古三雄、下地勇徳、下地信広、
山里雅彦、棚原芳樹、粟国恒広、平良和彦、平百合香、新里匠、前里光健。 本文を読み上げて提案理由の説明にかえさせていただきます。
沖縄県知事の
尖閣問題発言に対する
抗議決議 沖縄県石垣市の行政区域である尖閣諸島は、明治28年(1895年)日本政府が国際法上正当な手段で日本の領土に編入し、歴史的にも日本固有の領土であることは明らかであり、現に我が国はこれを実効支配している。 平成24年(2012年)の国有化以降、尖閣諸島の海域に中国公船による領海侵犯や接続水域内への侵入が激増し、最近では中国海軍の軍艦が尖閣諸島接続水域に入域していて、このことは
沖縄県民はもとより日本国民に強い衝撃と不安を与えている。 今回石垣市民が5月23日に尖閣海域に出漁し、石垣島への帰路約1時間にわたって中国公船に追尾されるという事態が発生した。 このような事態は日本国領海内の尖閣周辺で漁労を行う漁業者と
沖縄県民に大きな不安を抱かせるとともに、大きな怒りを覚えさせるものである。 玉城知事は5月31日の記者会見で、尖閣諸島海域に出漁した石垣市民の漁船が中国公船に追尾されたことの見解を問われ「中国公船がパトロールしているので、故意に刺激するようなことは控えなければならない」と述べている。 尖閣諸島は日本の領土であり、その周辺海域は日本の領海であることから漁業者が漁労をすることには何の問題もない。 しかし今回の知事の発言はあたかも尖閣が中国の管理下にあって、出漁した市民に非があるかのような発言で本末転倒だと言わざるを得ない。 6月17日石垣市議会での「尖閣諸島を巡る玉城デニー知事の発言に対する
抗議決議」を受け、同日知事は発言を撤回したが、海上保安庁巡視船から「中国公船を挑発しないで下さい」との呼びかけがあったからだとの弁明になっていて、責任転嫁だと言わざるを得ない。 中国公船の尖閣諸島海域でのパトロールと称した航行に対し中国に強く抗議し、沖縄県の漁業者が尖閣領海で安心して漁ができるように知事として尽力するよう提言して、本市議会は今回一連の発言に強く抗議する。 以上、決議する。
令和元年(2019年)6月25日 沖縄県
宮古島市議会 宛先、
沖縄県知事。
○議長(
佐久本洋介君) これで提案理由の説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 質疑があれば発言を許します。
◆國仲昌二君 この玉城デニー知事の発言ですけれども、これは石垣市の
抗議決議を受けて、発言を撤回しているはずなんですね、知事は。発言は、撤回したというふうに
抗議決議文にも書かれているんですけど、この撤回した発言に強く抗議するということなんでしょうかね。これお聞きします。
◎
平良敏夫君 私の考えとしては、まず撤回ということはしたんですけど、そのときのあの発言した言葉は重いということと、もう一つ、撤回したときの記者会見で海上保安庁巡視船から中国公船を挑発しないでくださいという呼びかけがあったからだとの弁明になっていて、これは完全な責任転嫁だと私は思っているんで、その一連に対して抗議するということであります。
◆國仲昌二君 玉城デニー知事は、自分の発言が尖閣諸島周辺海域が日本の領域ではないという誤解を与えかねないものであり、尖閣諸島に関する私の認識とは異なるものであるとして発言を撤回しているんですね。今その記者会見で海上保安庁巡視船から中国公船を挑発しないでくださいとの呼びかけがあったと、これは呼びかけがあったという事実はあるんでしょうか。それとも事実ではないんでしょうか。
◎
平良敏夫君 この発言に対する事実、そうでないということは、玉城デニー知事が記者会見で言ったことであるので、それを引用させてもらいました。
◆國仲昌二君 玉城デニー知事が発言を撤回しているというのは認めておりますよね。それから、海上保安庁巡視船から中国公船を挑発しないでくださいとの呼びかけがあったかどうかは、事実かどうかはわかんないけれども、それを弁明とここで明確に言っているんですけども、事実も把握しないでこれが弁明になっているかどうかという判断がどうやってできたかどうか。 先ほどの話では、この発言と、それから撤回した発言とこの一連の発言に抗議するものという話がありましたけれども、一つは撤回している、一つは事実かどうかわからないというのに対してのこの抗議がどうも対象がよくわからないんですけれども、もう一度お願いします。
◎
平良敏夫君 海上保安庁から中国公船を挑発しないでくださいとの呼びかけがあったからだと言ったのは、玉城デニー知事が言ったわけですよね。だから、そういう言い方自体が違うんじゃないのと、そういう言い方で自分の正当性をあらわそうとしているような雰囲気に聞こえるところがありまして、責任転嫁だと、海上保安庁があんなに言っているからね。知事だったら、もっと別の言い方しても当然じゃないですか。海上保安庁からそういう発言があったから、私は聞かなくても知事が言っているんですからね、そういうことを。そういうことであります。
○議長(
佐久本洋介君) ほかに質疑はありませんか。 (「質疑なし」の声多数あり)
○議長(
佐久本洋介君) これにて質疑を終結します。 お諮りします。ただいま議題となっております日程第31、決議案第6号については、
会議規則第37条第3項の規定により
委員会付託を省略し、直ちに処理したいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声多数あり)
○議長(
佐久本洋介君) ご異議なしと認めます。 よって、そのとおり決しました。 これより討論に入ります。 日程第31、決議案第6号、
沖縄県知事の
尖閣問題発言に対する
抗議決議に対する討論の発言を許します。
◆眞榮城徳彦君 この決議案第6号、
沖縄県知事の
尖閣問題発言に対する
抗議決議に対して賛成の立場から討論をしたいと思います。 尖閣は、紛れもなく日本の固有の領土であり、その周辺は領海でもあります。その行政区は、石垣市が持っているかもしれませんけども、沖縄県はやっぱり行政区、あるいは管理権、こういったものを私は維持していると思っています。そのトップである知事が、撤回したとはいえ、最初に中国公船がパトロールしているので、故意に刺激するようなことは控えなければならないと述べたことは、これは政治家のトップとして、沖縄県トップとして非常に重要な発言だと思って、許しがたいと思っております。海上保安庁の職員が、海上保安庁から中国公船を挑発しないでくださいと仮に言ったとしても、私はこの海上保安庁の発言というのも問題にすべきだと思っているんですよ。なぜ自分は漁を領海でやっているのに、漁船がですね、自分の領土、領海にいるのに、中国海警の船なんかにね、そういったことを追尾されたり、またそういうことをしたことを事実として認めた上で、玉城デニー知事がパトロールしているので刺激するなと。どこの目線で、どこの国のどこの県のトップがそういうことを言うんですかね。私は、断固としてこの玉城デニー知事のですね、撤回したとはいえ、この最初の発言は許しがたい。それと、海上保安庁の職員にもなぜこのようなことを知事に言ったのかどうか、その事実確認と中身を私は検証してみたい。そうすべきだと思っています。それは、マスコミの皆さんが責任としてこれは事実関係を明らかにすべきだと思うし、そうしなければ我々
沖縄県民は尖閣諸島を本当に自分たちの領土、領海として守っていけるかどうか、また玉城デニー知事はこの決意が本当にあるのかどうか、今それが問われていると思いますんで、この決議案に対しては断固として賛成いたします。
○議長(
佐久本洋介君) ほかに討論はありませんか。
◆國仲昌二君 玉城デニー知事の発言が尖閣諸島周辺海域が日本の領海ではないような誤解を与えたということは、まことに私も遺憾だと思います。ですから、石垣市の
抗議決議を受けて発言を撤回したものだというふうに思っております。 あともう一つですね、海上保安庁巡視船から中国公船を挑発しないでくださいとの呼びかけがあったかどうかというのは、私もあったかどうかわかりませんけれども、あったとしてもなぜその巡視船がそういう呼びかけをしたのかというのもよくわからないというところですね。この
抗議決議そのものがその発言に対するものであれば、その撤回した発言に対して抗議する、あるいは事実かどうかちょっとよくわからない海上保安庁の巡視船からの呼びかけに対しての
抗議決議だとすると、これは事実かどうかまだはっきりしないというところがありまして、私はこの
抗議決議そのものがちょっとあやふやだなという受けとめ方をしますので、私は決議案第6号、
沖縄県知事の
尖閣問題発言に対する
抗議決議に反対というふうに討論します。
○議長(
佐久本洋介君) ほかに討論はありませんか。
◆濱元雅浩君 私は、決議案第6号、
沖縄県知事の
尖閣問題発言に対する
抗議決議に賛成の立場で討論いたします。 今問われているのは、玉城デニー知事の最初の発言が5月31日でありました。この撤回したのは、6月17日の石垣市議会から
抗議決議を受けてからであります。ということは、玉城デニー知事はこの
抗議決議がなければ今の発言を撤回せずに、その信条のもとで県政を進めていった可能性も大いにあります。この発言を問題視して、しっかりとこれの裏をとる作業をマスコミがやっていればもっと早かったかもしれないし、多くの議会がこの発言に対してしっかりと抗議をすることで玉城デニー知事の今後の県政運営を支えていくというのも大事なことだと思います。この発言に対しては非常によろしくないと私は思っておりますので、賛成をいたします。
○議長(
佐久本洋介君) ほかに討論はありませんか。
◆仲里タカ子君 私も決議案第6号、
沖縄県知事の
尖閣問題発言に対する
抗議決議に反対の立場で討論をいたします。 尖閣諸島が日本の領土であるということに関して、玉城デニー知事はそれを全然そうではないとか、どちらでもないとか、そういうことを言っているわけではなくて、この中にあるように海上保安庁の巡視船から中国公船を挑発しないでくださいと…… (議員の声あり)
○議長(
佐久本洋介君) 静かにしてください。
◆仲里タカ子君 中国公船を挑発しないでくださいと。挑発したかしなかったかということは私はわかりません。ですが、あの中国と中国公船が出入りしている何かいろいろ問題が起こりそうなところに海上保安庁が出かけていって沖縄の漁船を守っているわけですね。そこで小競り合いとか、そういうことが起きたりして事件が大きく拡大することはやっぱり海上保安庁も望まないだろう。平和な海で平和に漁業をしてもらいたい、そのために海上保安庁は一生懸命お仕事をされているし、そういうことを言ったのであれば、それを玉城デニー知事がそういうことにならないようにという配慮した可能性があると考えます。 そして、玉城デニー知事は自分の発言が誤解を与えたことに関してはしっかりと謝罪をして、自分としてはそういうつもりで言ったんではないですよというふうにちゃんと記者会見をしているわけですから、これは抗議に値しないと考えます。
○議長(
佐久本洋介君) これにて討論を終結します。 これより決議案第6号を挙手により採決します。 なお、挙手のない者は否とみなします。 本案は原案のとおり可決することに賛成の諸君の挙手を求めます。 (挙手多数)
○議長(
佐久本洋介君) 挙手多数であります。 よって、決議案第6号は可決されました。 次に、日程第32、派遣第1号、議員の派遣についてを議題とします。 お諮りします。本件については、派遣第1号のとおり、世田谷区で開催される第42回せたがやふるさと区民まつり参加のため、8月2日から8月5日までの4日間、平百合香君、前里光健君、それに私、
佐久本洋介の3名を派遣したいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声多数あり)
○議長(
佐久本洋介君) ご異議なしと認めます。 よって、そのとおり決しました。 なお、この際お諮りします。ただいま議決した事項について、諸般の事情により変更する場合は、これを議長に一任願いたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声多数あり)
○議長(
佐久本洋介君) ご異議なしと認めます。 よって、そのとおり決しました。 これで今定例会に付議された案件の審議は全部終了しました。 お諮りします。今定例会において議決された各議案について、
会議規則第43条の規定による条項、字句、数字、その他の整理を要するものについては、これを議長に委任されたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声多数あり)
○議長(
佐久本洋介君) ご異議なしと認めます。 よって、そのとおり決しました。 お諮りします。今定例会に付議された案件は全て議了しました。よって、
会議規則第7条の規定により、本日をもって閉会したいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声多数あり)
○議長(
佐久本洋介君) ご異議なしと認めます。 よって、本定例会は本日をもって閉会することと決しました。 これをもちまして
令和元年第4回
宮古島市議会定例会を閉会します。 (閉会=午後零時22分)...