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12月21日-06号

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  1. 糸満市議会 2021-12-21
    12月21日-06号


    取得元: 糸満市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-04
    令和3年第10回糸満市議会定例会会議録令和3年12月21日出席議員 21人1番 大 城 むつみ    2番 玉 城 哲 郎3番 山 内 竜 二    4番 前 田   潤5番 浦 崎   暁    6番 伊 敷 郁 子7番 賀 数 郁 美    8番 金 城 一 文9番 長 嶺 安 浩    10番 新 垣 勇 太11番 平 田 健 人    12番 金 城   悟13番 金 城   寛    14番 山 城   渉15番 西 平 賀 雄    16番 大 田   守17番 金 城   敦    18番 金 城   敏19番 金 城 幸 盛    20番 新 垣 安 彦21番 徳 元 敏 之欠席議員 なし 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者は次のとおりである。   市長      當 銘 真 栄    副市長     神 谷 和 男   教育長     幸 地 政 行    総務部長    福 元 信 美   企画開発部長  徳 元 弘 明    市民健康部長  島 根 辰 也   福祉部長    金 城   満    経済部長    兼 城 浩 康   建設部長    大 城   拡    水道部長    伊 敷   勝   消防長     平 田 徳 明    教育委員会   金 城   秀                      総務部長   教育委員会   與那覇 正 樹   指導部長本日の議事日程 日程第1  一般質問   ――――――――――――――――――――――――――――――                              (開議宣告午前10時00分) ○議長(金城寛) これより本日の会議を開きます。   ―――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(金城寛) 12月17日の新垣安彦議員一般質問における発言について、会議規則第64条の規定により、その一部を取り消したいとの申出がありますので、発言を許します。 ◆20番(新垣安彦議員) 12月17日、私の一般質問の発言の中で、市営住宅の部屋番号の部分がありました。その部分の取消しをお願いしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(金城寛) お諮りいたします。 ただいま新垣安彦議員から、12月17日の一般質問における発言について、その一部を取り消したいとの申出がありました。取消しの申出を許可することに御異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(金城寛) 御異議なしと認めます。 よって、新垣安彦議員からの発言の取消しの申出を許可することに決しました。なお、今回の取消しに係る発言部分については、後刻議長において調整いたしたいと思いますので、御了承ください。 一般質問を行います。質問通告書により、順次質問を許します。 ◆10番(新垣勇太議員) 皆さん、おはようございます。一般質問を始める前に、私の所見を述べさせていただきます。去る11月14日、糸満市議会議員選挙におきまして1,528票という絶大なる市民の皆様からの期待の込もった票を頂戴しました。この糸満市をさらに発展させるべく頑張ってまいります。この場をお借りしまして、皆様には厚く御礼を申し上げます。ありがとうございます。掲げた公約、一つ一つの実現に向けて全力で頑張っていきたいと思いますので、ここにおられる、議場にいる議員の皆様とともに頑張ってまいりたいと思います。それでは、一般質問通告書によって質問をしたいと思います。 件名1、西崎運動公園について。小項目1、公園内で飲食店を誘致することについて。ア、令和2年3月定例会の一般質問からの進捗状況について伺う。 小項目2、西崎多目的広場の照明について。ア、照明をもっと増やす考えがないか伺う。 件名2、西崎親水公園の活用について。小項目1、今後の計画について。ア、令和2年3月定例会の一般質問公募設置管理制度Park-PFI)などの民間活力を生かした公園の再生、活性化を推進していけるように検討すると答弁しておりますが、進捗状況について伺う。 件名3、保育行政について。小項目1、保育施設の入所に係る申請について。ア、現在どのような方法で行っているのか伺う。 小項目2、ベビーシッターを活用することについて、市の考えを伺う。 件名4、商工行政について。小項目1、糸満市場いとま~るについて。ア、各店舗からの要望や苦情等はないか伺う。イ、市の今後の対応を伺う。 件名5、糸満市海浜条例制定について。小項目1、真栄里地域から北名城地域の市独自の海浜条例について。ア、進捗状況を伺う。 件名6、こども医療費助成制度について。小項目1、高校生まで拡充することについて、市の見解を伺う。 件名7、糸満市役所庁舎について。小項目1、高台に移転させることについて、市の見解を伺う。 件名8、市長の活動ニュースについて。小項目1、市長は、輝く市民の会が出した活動ニュースの内容に対して、了承して市内に配ったのか伺う。 件名9、糸満市議会議員選挙について。小項目1、去る11月14日の市議会議員選挙における候補者のチラシの内容について。ア、市長が一番信頼できる議員はどなたなのか伺う。 件名10、市長の政治姿勢について。小項目1、衆議院選挙期間中の10月30日に、旧糸満漁協前で行われた西銘恒三郎大臣の打ち上げ式における市長の挨拶の内容について伺う。 以上、演壇での質問を終わり再質問は質問席より行いたいと思います。 ◎市長(當銘真栄) おはようございます。新垣勇太議員御質問、件名8、市長の活動ニュースについて。小項目1、輝く市民の会が出した活動ニュースの内容について、了承しての配布なのかについては、私の1年半の活動状況について市民に周知を図ったものと認識しております。 その他の御質問につきましては、関係部長より答弁をさせていただきます。 ◎建設部長(大城拡) おはようございます。御質問、件名1、西崎運動公園について。、小項目1及び2についてお答えいたします。 小項目1、公園内で飲食店を誘致することについて。ア、令和2年3月一般質問からの進捗状況については、本定例会において都市公園法第5条の2第1項に掲げる公募対象公園施設の誘致を推進するため、糸満市都市公園条例の条件整理を行い条例の一部改定を提案したところであります。現在、西崎球場を中心に施設の機能向上を図るため整備を進めておりますので、今後はそのような整備を進めながら、当公園の利用者の利便を図る上で特に有効であると認められる提案があれば、誘致に向け取り組んでいきたいと考えております。 小項目2、西崎多目的広場の照明について。ア、照明をもっと増やす考えはないかについて。当施設の照度は、観客のいない運動競技会や学校体育またはレクリエーション活動、一般のトレーニング等、多目的に利用することを想定しJIS照度基準屋外体育施設の建設基準を参考に設定しております。現時点で、一般的な施設利用については基準を満たしているものと考えておりますが、今後、施設の利用形態や利用頻度など競技に支障があれば、増設についても検討していきたいと考えております。 次に、件名2、西崎親水公園の活用について。小項目1、今後の計画について。ア、公募設置管理制度Park-PFI)などの民間活力を生かした公園の再生、活性化の進捗状況についてお答えいたします。西崎親水公園への公募設置管理制度Park-PFI)などの民間活力を活用した取組につきましては、先ほど件名1で答弁したとおり、公募設置管理制度に向けた条件整理を進めているところでありますので、今後は公募などを活用し公園の個性を引き出す工夫や提案を募集し、当公園にふさわしい提案があれば公募設置管理制度等を活用し、誘致に向けて取り組んでいきたいと考えております。 ◎福祉部長(金城満) おはようございます。件名3、保育行政について。小項目1及び2についてお答えします。 小項目1、保育施設の入所に係る申請について。ア、現在どのような方法で行っているかについては、利用申込書をホームページや窓口で配布しており、必要事項を記入頂き、就労証明書などの必要書類を添付の上、郵送もしくは窓口に直接提出頂いています。なお、新規入所の一斉申込みの際には、特別会場を設け受付しています。例年、会場での受付期間は3週間程度でしたが、新型コロナ対策で混雑を緩和するため今回は約1か月半の期間を設けて行っています。なお、受付時の予約などは行っておりません。 小項目2、ベビーシッターを活用することについては、ベビーシッターには制度として認可施設である地域型保育事業居宅訪問型保育事業と、認可外保育施設居宅訪問型保育事業の2つの形態がございます。本市には認可を受けた居宅訪問型保育事業は存在せず、認可外保育施設の届出を提出した居宅訪問型保育事業は5件あります。ベビーシッターは多様な保育ニーズに対応する一事業と捉えておりますが、糸満市では多様な保育ニーズに対応するため、一時預かり事業やファミリーサポートセンター事業などの子ども・子育て支援事業を実施しており、ベビーシッター事業を直接支援、推進する事業は実施しておりません。ただし、保育の無償化によりベビーシッターを利用した保護者に対して利用費の給付を行う事業を、国、県とともに実施しているところでございます。 件名6、こども医療費助成制度について。小項目1、高校生まで拡充することへの市の見解についてお答えいたします。こども医療費助成事業に係る沖縄県こども医療費助成事業補助金交付要綱の改正内容として、補助対象経費が中学生までの通院分及び入院分となり適用時期については令和4年4月1日とのことであります。本市としましては、令和4年4月からこども医療費助成事業助成対象者を未就学児から中学卒業まで拡充ができるよう取り組んでまいります。なお、こども医療費助成制度の高校生までの拡充については、沖縄県の補助金交付要綱の改正内容と足並みをそろえる方向で考えているところです。 ◎経済部長(兼城浩康) おはようございます。御質問、件名4、商工行政について。小項目1、糸満市場いとま~るについて、ア及びイについてお答えします。 小項目1、ア、各店舗からの要望や苦情等については、屋外イベント広場アーケードの雨天対策、旧市道の車止めの撤去、駐車場への案内看板の増設、店舗前の段差解消、空き店舗・休業店舗の対策などがございます。 次にイ、市の今後の対応については、令和3年度よりいとま~る商店会の店舗入居者施設管理者市担当部署による定例の意見交換を積極的に開催しており、今後も課題解決に向けて3者の連携強化を図りながら取り組んでまいります。 次に御質問、件名5、糸満市海浜条例制定について。小項目1、真栄里地域から北名城地域の市独自の海浜条例について。ア、進捗状況についてお答えいたします。本年8月に沖縄県と北名城海岸の利用について意見交換を行い、海浜管理の権限移譲や海浜条例について情報収集を行いました。また、先行自治体である恩納村に伺い情報収集やビーチの視察、指定管理者への聞き取り等を行いましたが、施設整備等の費用や指定管理者制度の導入について検討課題がありましたので、引き続き検討していく必要がございます。今後は沖縄県、地元自治会等の関係機関と協議し、市独自の海浜条例の制定が可能かどうか検討してまいりたいと思います。 ◎総務部長(福元信美) おはようございます。御質問、件名7、糸満市役所庁舎について。小項目1、高台に移転させることの市の見解についてお答えいたします。 市役所庁舎は、平成14年5月に移転、業務を開始し今年で19年目を迎えます。建設計画当時、低地に市役所を建設することに様々な議論はありましたが、現在地に建設決定がなされております。現庁舎の防災機能を強化する一方で、昨今の自然災害を考えた場合、高台への移転についても今後検討していかなければならないと考えておりますが、建設費用、移転先となる高台に現庁舎敷地面積と同等の確保が可能なのか検討する必要があると考えております。 ◎企画開発部長(徳元弘明) おはようございます。御質問、件名9、糸満市議会議員選挙について。小項目1、市議会議員選挙における候補者のチラシの内容について。ア、市長が一番信頼できる議員はどなたかについては、議員の皆様全員が信頼できる議員であると思っております。 次に御質問、件名10、市長の政治姿勢について。小項目1、衆議院選挙期間中、旧糸満漁協前で行われた西銘恒三郎大臣の打ち上げ式における市長の挨拶の内容については、地域の課題を要請させていただきました。軽石に関する支援など、大臣には課題解決に努めていただきたい旨を申し上げました。 ◆10番(新垣勇太議員) 答弁ありがとうございます。質問席より再質問をさせていただきます。 件名10から行きたいと思います。市長の政治姿勢についてなんですけれども、今、企画開発部長からありました地域の課題解決のための要請を行ったものだと答弁がありましたが、これは選挙応援ではないということでしょうか、伺います。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 前日からいろんなうわさが流れていましたけれども、私は要請ということで行かさせていただきました。 ◆10番(新垣勇太議員) これは西銘大臣、公明党も含めて一番大事な部分だと思うんですけれども、これは今、市長が言ってるように選挙応援ではなくて、要請に行ったということで理解していいんですね。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えします。 そのとおりです。 ◆10番(新垣勇太議員) 市長は、西銘大臣は応援していないということなんですか。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 選挙に関しては、中立ということで私はやっていましたので、どちらも応援には入っておりません。 ◆10番(新垣勇太議員) 応援していないとかではなくて、西銘さんのことを応援していた、応援していないとかと今言っているように、応援していないということではなくて、打ち上げ式に入ったコメント、全部今言いますけれども、これで本当に応援していないのかというのを聞きたいんですね。選挙区に西銘、打ち上げ式で言っているんですよ、市長は。それに対して、選挙応援ではないと言うんですか。お伺いします。
    ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 冒頭で、要請させていただきたいということを言ったと思うんですけれども、一言一句覚えてはいませんけれども、私は市民党という立場で、西銘大臣が来るということで、漁業者の軽石の問題がありましたので、それも含めて糸満市にはあらゆる問題がありますと。大臣には、ぜひ糸満市の課題解決にやっていただきたいというふうな、糸満市の市益のために頑張っていただきたいという旨をやったと思っております。 ◆10番(新垣勇太議員) そのとおり言っていたんですよ。糸満市の発展には、西銘大臣と公明党の力が必要ですと言っているんですね。それで何で応援と言えないのか。不思議でしょうがないんですね。この議場の中の14名の議員がいました。自分が確認しています。この14名の議員は、西銘さんを当選させたいということで打ち上げ式に来たと思うんですよ。それに対して、市長も副市長もいましたよ、当日。その時に対して選挙応援じゃないと本当に言えるんですか。 ◎市長(當銘真栄) 再質問、お答えさせていただきます。 何度も申し上げますけれども、市民党として中立の立場で行かせていただきました。 ◆10番(新垣勇太議員) 糸満市の課題には、西銘大臣の力が必要です。政権与党、ぜひ糸満市の課題解決に力を貸してくださいとマイク握って言っているんですよ。それなのに応援ではない、確かに市民党ではあるかもしれない。でも、西銘さんの力を借りて糸満市をよくしたいということは、応援しているわけですよ。それでも応援していないと言うんですか、選挙応援じゃないと言うんですか。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 西銘候補は大臣でもありましたので、そういう意味でも糸満市の課題を直接伝えられるいい機会だと思って行かせていただきましたので、とにかく市益のために訴えさせていただきました。 ◆10番(新垣勇太議員) 地域のためは分かります。私たちも地域のために西銘さんの力が必要だと思って応援しているんですよ。それで、その中で誰に気を遣っているのか。何で応援しているということが言えないのか、ちょっとそこをお伺いします。 ◎市長(當銘真栄) 再質問に申し上げます。 何度も申し上げますけれども、市民党という立場でやっていますので、それを御理解頂きたいと思っています。 ◆10番(新垣勇太議員) これ、初めて新人で当選された方がいると思うんですけれども、多分そういう答弁は求めていなかったと思うんですよ。本人たちも、西銘さんを当選させたいということで多分行って、打ち上げ式に参加していると私は思います。それが多分議員としての当たり前の行動だと思いますし、当たり前の判断だと思うんですね。それが、市長が今市民のためにやる、これはもう当たり前です。その中で、何で打ち上げ式に入って応援したということが言えないというのが、六万二、三千人の代表の市長がですよ、何でこれ応援したということが言えないんですか。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 何度も申し上げますけれども、市民党としての立場で行かせていただいています。これは見解の違いだと思っております。 ◆10番(新垣勇太議員) ぜひ市長にはですね、私は市民党でしっかりやってほしいんですけれども、応援したぐらいは言えるんじゃないかなと。西銘さんも確認すると思うので、私はこういう質問しますと言ったら、いや応援してくれていると本人は言っていたんですよ。それなのに応援ではない、中立の立場ですというのは多分残念がると思うんですけれども。それについてはどう考えますか。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 何度も申し上げますけれども、市益優先ということで私はさせていただいております。 ◆10番(新垣勇太議員) ぜひですね、地域を優先する、それも大事です。そのために、西銘さんをうまく活用するとしか私は思っていません。私も大臣をうまく活用して、糸満市を発展させるために応援をしているわけですから。その辺を、やっぱり市のトップである市長もそういう気持ちで政治をしてほしいなと思うんですけれども、それについてはいかがですか。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 もちろん政権与党、大臣でありますので、いろんな意味でお力をお持ちだと思っていますので、今後も例えば国に要請等がありましたら大臣のお力は必要になると思っていますので、市益のために頑張らせていただきたいと思っています。 ◆10番(新垣勇太議員) 私は残念ですね。市長には、本当にしっかり応援したということを言ってほしかったなと思います。そのおかげで、やっぱりこれだけ2,500票という票をですね、離せて票が上積みしたんじゃないかなと私は思っていますので、ぜひ今後は市長から、そういう応援したということを今後ですね、期待したいと思います。 件名9に行きます。このチラシについてなんですけれども、市長や副市長はコメントとかというのを提供したのか、お伺いします。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 写真を撮影、一緒に撮っていただきたいというときに、口頭ではありますけれどもコメントをさせていただきましたけれども、一番という表現ではなく、発言等が一番多いよねという発言はさせていただきました。 ◎副市長(神谷和男) 再質問にお答えします。 口頭でいろいろとお話をさせていただいたという経緯がございます。 ◆10番(新垣勇太議員) 建設部長に聞きます。 雨天ドームは実現しているんですか。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 屋内運動場が実現されているかどうかという御質問だと思いますが、現在、基本計画策定業務を今策定中でございます。これを終えて、令和4年度に基本設計、実施設計を行いまして令和5年度に工事着手をいたす予定でございます。その後、令和6年2月には供用開始をする計画で、今現在取り組んでいる状況でございます。 ◆10番(新垣勇太議員) 簡単に、実現しているんですか、していないんですか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前10時29分)                              (再開宣告午前10時29分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎建設部長(大城拡) 先ほども答弁しましたが、現在、基本計画策定業務を作成中で、次年度基本設計、実施設計、その後令和5年度に工事着手し令和6年2月に供用開始する予定で取り組んでいるという状況でございます。 ◆10番(新垣勇太議員) 聞いてるのは、実現しているのかしていないのか。実現しているかしていないで答えてください。 ◎建設部長(大城拡) 実現に向けて取り組んでいる状況ということでございます。 ◆10番(新垣勇太議員) 実現していないんですよ、どこにあるんですかという話なんですよ。 企画開発部長に聞きます。プロ野球キャンプは実現したんですか。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 再質問にお答えいたします。 プロ野球キャンプにつきましては、年明けのロッテ球団が2月の中旬頃キャンプをする予定でございます。 ◆10番(新垣勇太議員) よくて予定ですよね、あくまでも。実現ではないですよね。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 再質問にお答えいたします。 実現に向けて今、球団と詰めているところでございます。 ◆10番(新垣勇太議員) これね、もう本当にひどいビラなんですよ、チラシなんですよ。この議場にいる皆さんも多分感じたと思うんですけれども。これ市長が明らかに、あからさまにコメントしたように見えるんですよ。それについて、市長はコメントはしていないんですか、したんですか。もう一度答弁お願いします。 ◎市長(當銘真栄) 先ほどの答弁と一緒になりますけれども、口頭で話はさせていただきましたけれども、その一部一部の内容については、お互いの見識の違いもあるかもしれませんけれども、そこは御本人が考えられたというところもあると思います。 ◆10番(新垣勇太議員) このチラシを見て、市長はどう感じたんですか。率直な意見を聞かせてください。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 見ての感想ということなんですけれども、確かに見させていただきました。本人との相違があったのかなというふうに思っております。 ◆10番(新垣勇太議員) もし私が市長の立場だったら、もう迷惑極まりない本当に大変なものですよ。市長の名誉が傷つけられてもおかしくないんですよ、これ。うそのことを書いて、自分がやりましたと言って市長とがっちり握手をしている。その写真を市民が見て、うそなんですよ。実現していないことを実現しているかのように言って、市長と写真を撮っているんですよ。それについて市長、注意もしないんですか。お伺いします。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 確かにまだ完成していない部分もあります。私の中では、令和6年2月をめどに今、供用開始できるようにということで、屋内練習場については話をさせていただいております。その部分に関して、またいろんなところも御指摘を受けると思いますけれども、その部分に関しては御本人に指摘をさせていただきたいなと思っております。 ◆10番(新垣勇太議員) やったほうがいいですよ、本当に。いや、これはもうやらないと、市長がばかにされていると一緒なんですよ。できてもないものをできてるというふうにチラシに書いて、市長と写真を撮ってるわけですよ。それを市民が見たら、できてるんだとなるわけじゃないですか。それに対して、市長は今注意するという話だったんですけれども、注意をしてくれるということですね。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 その部分に関しては御指摘はさせていただきます。 ◆10番(新垣勇太議員) ぜひお願いしたいと思います。市長の名誉に関わることですから、もうぜひそこはお願いしたいなと思います。 こういったのぼりとか看板、横断幕をなくそうと言っている中で、こういったうそを平気に市民にまくというのは本当にどうかなと思いますので。それをまた市長と一緒に写真を撮って、市長が一番信頼できる議員と書いているんですよ。それに対して、市長が注意をしないというのが本当に納得いかないので、ぜひそこは強く注意していただきたいと思うんですけれども。再度注意していただくかどうか、お答えをお願いします。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 御本人とお話しさせていただきたいということと、また一番信頼できる議員は、議員皆さんでありますので、その辺は誤解がないようにお願いします。 ◆10番(新垣勇太議員) そうなんですよ。でも誤解するんですよ、このビラを見たら。本当に一番信頼しているんだとなるわけですから。市長はそういう名誉を傷つけられないように、しっかりそこの指導のほうもお願いしたいと思います。 件名8に行かせていただきます。市長の活動ニュースについて。市長は敦議員の答弁の中で確認するということをおっしゃっていましたが、その確認というのはされたのかされてないのか、お伺いします。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 御本人の自宅に行きまして確認させていただきました。 ◆10番(新垣勇太議員) 誤った内容のチラシのことは話はしているんですか。 ◎市長(當銘真栄) 内容については、裏面に関しては誤っている部分があるというふうな旨の説明をさせていただきました。 ◆10番(新垣勇太議員) それに対して市長は率直にどういうふうに感じたのか。例えば今後、何かその誤ったことに対しては、誤った内容に対してチラシを出したことに対しては、私は謝ったほうがいいと思うんですけれども、それは市長はどのように感じてますか。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 御本人も指摘を受けて、申し訳ないと思っているというコメントがありました。私も裏面に関しては承知をしていませんでしたので、誤っていることを指摘したところ申し訳なかったというふうなコメントがありました。 ◆10番(新垣勇太議員) 市長は裏面は承知していなかったと思うんですけれども、それを見て聞いて、また見てみて間違ったものを知ったわけじゃないですか、この議会で。それに対しては、何か謝罪とかというのはないんでしょうか。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 私ではなくて御本人、責任者の下で謝罪のコメントを出すか、今検討してるというふうなコメントを頂いております。 ◆10番(新垣勇太議員) 発行者もそうですけれども、やっぱり市長の活動ニュースなんですよね。市長がもう認めたというものに捉えられてもおかしくないものなので、私は別にこの市長の活動ニュースを出すことはもうどうぞやってください、本当に毎議会出してほしいぐらいです。それぐらいの気持ちでやってもらうことを、市長として了承してくれますか。毎議会、こういう活動ニュースを出すということを約束してくれますか。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 チラシに関しては自分が出すものではないものなので、私のほうから毎議会というような答弁はできないと思っております。 ◆10番(新垣勇太議員) 何でそれを言うかといいますと、選挙前に出すこと自体が落選運動をしているようにしか見えないんですよ。私は全然影響しませんでしたけれども、悪いですけれども。だからそういう誤った情報を出すことがおかしな話で、誤った情報を出してしまったのであれば、素直に謝るのが私は筋だと思うんですけれども。それについてもコメントできないんでしょうか。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 御本人が、その誤った部分に関しては謝罪のコメントを出すという検討をしてるということでコメントを頂いておりますので、裏面に関しては、この責任者の下でやられるものだと思っています。 ◆10番(新垣勇太議員) では市長からは、もう自分が出してないから関係ないやという感じでいいんでしょうか。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 表面の部分に関しては誤解を与えるようなものであれば私のほうからコメントをしますけれども、裏面に関しては責任者の下でやっているということなので、そこのほうはこの責任者の下でコメントを出すと思っております。 ◆10番(新垣勇太議員) 私が言いたいのは、もう本当に活動ニュースを出すのはいいんですよ。これを誤ったものを出してしまったということに対して謝ってほしいだけなんですよね。そこを何で、自分は分からないからじゃなくて、市長の活動ニュースと書いているんですよ。それを分からないは絶対通らないんですよ。自分は提供した、挨拶と活動の写真を提供したけれども裏面は分かりませんでした。そんな通らない話を私たちに答弁されても、いやでも市長はその裏面を見て、これ誤っていることがあるんだなと気づいたんであれば、あの当時、上原昭前市政のときに言ってた、市長は謝らないって言っていたことを、まさに同じようなことをやっているわけじゃないですか。何で、謝ることは簡単じゃないですか。謝れないんですか。 ◎市長(當銘真栄) 何度も同じ答弁になりますけれども、裏面に関しては責任者が発行、表もそうなんですけれども、表に関しては挨拶と写真の提供をさせていただきました。裏面に関しては、私が裏面を書いたのであれば私はこの場で謝罪します。ただ裏面に関しては責任者、発行者の下でやられていますので、そこはその責任の下でコメントを謝罪するというものがありましたので、そこは責任者の下でやられると思っております。 ◆10番(新垣勇太議員) 発行者が直すというのは、謝罪をするというのはもう当たり前だと思うんですけれども。やっぱり市民から見て、市長の活動ニュースという形で出ているものに対して、市長が出しているとしか皆さん思わないんですよ。それを間違った情報をやってしまったというのであれば、市長のこの政治信念である市民に寄り添う心の通った政治というんであれば、謝ることぐらいはできるんじゃないかなと思うんですけれども。それでも、何でこの間違った内容にしてしまった、申し訳ないですとも言えないんですか。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 何度も同じ答弁になりますけれども、裏面に関しては私がわざと間違ったとかというものではないです。本人が、順列を間違って、そこは意図的なものでもない、順列を変えたから誤ったところになっているというふうなコメントもありましたので、裏面に関しては自ら責任者の下で謝罪をさせていただきたいというふうにありましたので、そこは責任者発行の下でさせていただきたいと思っております。 ◆10番(新垣勇太議員) そういう話でいいと思うんですよ。発行者の人が間違ってしまったと。でも自分の活動ニュースでそういうことが載っているんだから、大変申し訳なかったですと、そういうことも言えないんですか。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 このチラシには輝く市民の会というものも載っています。そこのほうで、発行者の下で謝罪をされるというコメントも頂いておりますので、そこは責任者の下でさせていただきたいと思っています。こちらとしては、挨拶と写真の提供をさせていただいたということであります。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前10時44分)                              (再開宣告午前10時44分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆10番(新垣勇太議員) 発行者が謝罪するというのであればやってもらいたいと思うんですけれど。さっきから何度も言いますけれども、やっぱりこれ市民が見たら市長の活動ニュースで市長が出しているとしか感じないと思うんですよ。だから素直に、私は別に活動ニュースを出すことに対してはもう批判も全くしません。どうぞもう市長がやっていることは市民にやっぱり知ってもらいたいし、市長はこういうことをやっているんだというのを分かってもらうためにも出してほしいんですけれども、その誤ったものに対して、出してしまったことをやっぱり謝罪をするべきだと私は思うんですよね。今後、やっぱりそういう活動ニュースを出すこともぜひやってほしいし、でも誤った情報を出さないでほしい。例えば先ほど言ったうそのチラシをまくとか、そういったことはぜひやらないでほしいんですけれども、そこについて、再度市長に聞きます。先ほどと同じ答弁ではなくて、前向きに本当に誤ったことに対しては申し訳なかったということがあればもう終わりますので、それで。それから何かがあるとかではないので、そこはしっかり答弁をもらいたいなと思うんですけれども、どうでしょうか。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 勇太議員には大変申し訳ないんですけれども、何度も申し上げますけれども、私が発行して間違ったのであれば今謝ります。ただ輝く市民の会という責任者の下で発行されています。それに対して私からの謝罪はないと思っております。 ◆10番(新垣勇太議員) このビラを出すということが一応分かっているわけですよね、市長は挨拶をして活動を写真で渡してるわけだから。そのときに発行する前に、出す前に一度目を通すはずなんですよ。こういうものを出すとか、こういうものを出すけれどもいいかということもなく出していることも本当残念なんですけれども。それをやっぱり今後市長はそれを見て、自分で見て、これだったらいいよという了承をして出すようにしてもらいたいなと思うんですけれども。それについてはいかがでしょうか。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 ぜひ次回出すときには、私のほうでも印刷に回る前に確認をさせていただきたいと思っております。 ◆10番(新垣勇太議員) ぜひお願いしたいと思います。間違ったチラシをまかれた本人たちはとんでもないという状況だと思うので、ぜひそこは御理解頂きたいなというふうに思います。作成費用に関しては、どちらのほうが支払いをしたか分かりますか。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 承知していません。 ◆10番(新垣勇太議員) 分かりました、もうその質問は終わって、次に行かせていただきたいなと思います。 件名7、糸満市役所庁舎について。東日本大震災から10年がたち、最近では九州でも地震が頻繁に起きております。リスクマネジメントとして庁舎を高台に移転させる考えがないか、もう一度お伺いします。 ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 先ほども答弁申し上げましたが、昨今の自然災害を考えた場合、現庁舎の防災機能の強化も必要である一方で、高台への移転は今後検討していかなければならないと考えております。 ◆10番(新垣勇太議員) 今回、私、糸満市議会議員選挙において公約としても掲げさせていただきました。これはなぜかというと、やっぱり今後予定されている公共施設の老朽化に伴う改修工事があると思うんですね。それに対しての予算をどうしていくのかというところにおいても、やっぱりそういう役所であったり、役所周辺の市有地を売却することによって、しっかり基金に積み上げていくことが重要だと思っているんですけれども。それについて市はどのように感じているのか、お伺いします。 ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 市庁舎や近隣する市有地を売却してというような御質問だと思いますが、そちらを公共施設の老朽化に伴う改修工事に充てる予算としてどうかということにつきましては、まず市庁舎のような大規模な施設の売却が可能なのか。また、近隣する市有地は公園用地となっておりまして、売却した場合は国庫補助金の返還が生じ売却益が出るか、こちらのほうも不確実で、売却する前に庁舎の移転先となる建物等も必要であり、こちらに関しては現時点では大変厳しいものと考えております。公共施設の老朽化に伴う改修工事に関しましては、公共施設の維持管理計画を検討して修繕または改修工事、それから建て替えをしたほうがいいのかどうか、多角的に公共施設の在り方を検討していく計画を立てていくというふうに考えております。 ◆10番(新垣勇太議員) それも分かります。また庁舎を移転させた後に、庁舎の建設については税金で何かこうやるということではなくて、今、市長たちが取り組んでいるこのPFIの可能性調査も含めて、民間活力を活用して日頃から役所を利用したくなるような複合施設にすることが今必要で求められているのかなと思うんですけれども、それについて市の見解をお伺いします。 ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 県外においては、議員おっしゃるように複合施設に市役所が入居している事例はありますが、敷地は市有地のままで複合施設をPFIや民間活力を活用して建設し、その複合施設に入居している自治体があるということは確認しております。あと空きスペースに商業施設を誘致して入居させている事例もありますが、本市の場合近隣に大型商業施設がありますのでこういった活用は厳しいかと思われますが、建て替えということになりますとPFIにつきましても庁舎を建設する際の1つの方法として検討すべきであると考えております。 ◆10番(新垣勇太議員) お願いします。今の糸満市役所の維持管理費は幾らなのかお伺いします。 ◎総務部長(福元信美) 令和2年度の実績で申し上げますと、電気、水道、庁舎の管理委託料、それから令和2年度にあった修繕費、管理工事費等を入れると7,500万円余りということになります。ただし庁舎自体が建設から19年たっておりますので、設備の更新など今後も修繕費用等はかかるものと考えています。 ◆10番(新垣勇太議員) そうですね。今、いろんな都道府県の事例を見ていますと、2070年モデルとか2080年モデルということで庁舎を建設しているんですね。そこに市役所も税金で何かをやるということではなくて、民間の力を活用してまちづくりも含めて進めている事例があるので。それはなぜかというと、そういった維持管理費に係るお金をもう削減をしていく、役所がもうテナントとして入っていくような仕組みを取っている行政が多々あります。そこで先進地の事例を調査研究しながら、糸満市も今後そういった事例に間違いなくなっていくと思うので、先に糸満市から調査研究するということが必要になってくると思いますが、それについて調査研究するという御見解を頂けないでしょうか。 ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 当初の答弁のほうで、現庁舎の防災機能を強化する、いろいろ長寿命化計画とか個別の施設の管理計画、それから修繕も含めて計画を立てております。おっしゃるように、将来的にやはり現地でいいのかどうかということも含めて考えていくことになりますと、やはりPFIについては情報収集、調査研究をしていく必要があると考えております。 ◆10番(新垣勇太議員) ぜひやっていただきたいと思います。今回、選挙戦で訴えていた自治体として稼いでいくと、自立した財政を確立するということを選挙戦で訴えてきました。そうすることによって、今の市民サービスの拡充をさらにできるんじゃないかなということで、今回公約として掲げさせていただきましたが、その中でも、今ある糸満市の財産である市有地を売却するであったり市有地を有効活用するということが今後求められてくると思いますので、先に先に2070年、2080年モデルとして糸満市が先に、先手先手でやることが重要になってくると思いますのでぜひ進めていただきたいと思います。 件名6、こども医療費の助成制度について。沖縄県で、高校生まで医療費無償化を拡充している市町村はあるのかお伺いします。 ◎福祉部長(金城満) 再質問にお答えします。 県内で高校卒業まで医療費助成を実施している市町村は名護市、金武町、国頭村、大宜味村、東村、宜野座村、恩納村、伊是名村、伊江村、渡名喜村、多良間村の11市町村となります。 ◆10番(新垣勇太議員) ありがとうございます。糸満市で高校生まで医療費無償化を拡充した場合の予算はどのくらいになるのか、お伺いします。 ◎福祉部長(金城満) 再質問にお答えします。 高校生に関する医療費のデータというのは、現在市で持ち合わせておりません。正確な数値はお示しすることはできないんですが、令和4年度の当初予算要求資料を基に単純に試算ということは可能です。そうした計算によると7,400万円程度と推計されます。 ◆10番(新垣勇太議員) 今ですね、なぜこれを言ったかといいますと、今、若い世代を呼び込む、若い世代に住み続けていただくという環境をつくるためには、このこども医療費の無償化の拡充というのはマストなことだと思っています。その中で、先ほど総務部長からもあったように、役所の維持管理費で7,500万円以上かかってしまう。だけど、その7,500万円をじゃあどうしたらもっと削減することができるかというと、例えばPFIとかを活用して維持管理費をなくしていければその予算に充てられることになったりとか、本当に今まで当たり前でやってたことを変えていく必要があると思っています。そういった若い世代に選ばれるまちづくりをつくっていくことも、今、糸満市に求められていると思いますし、この少子高齢化世界に突入している中で若い世代をどのようにして呼び込むのか。若い世代にどのようにして選んでもらうのかということを考えた中で、この事業というのは絶対に必要だと思うんですけれども、それについて糸満市の見解とかがもしあれば、お伺いしたいと思います。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前10時56分)                              (再開宣告午前10時57分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎福祉部長(金城満) 再質問にお答えします。福祉部としてお答えします。 県内で高校まで医療費助成を拡充している市町村は先ほど述べたとおり11市町村ですけれども、主に人口減少が著しいところだと考えております。転出防止策としての意味合いから考えますと、市全体で様々な施策を検討する必要があると思います。福祉部として医療助成を所管しておりますけれども、それ以外の様々な施策も含めて優先度によって何に取り組むかというのが決まってくるものだと承知しております。その場合、7,400万円という財源、県が今助成の予定がないところから市の一般財源での持ち出しとなることについては、財政状況も踏まえて検討していくことになろうかと思います。 ◆10番(新垣勇太議員) そうですね、財政のことが本当に関わってくると思うので、その予算をどのようにして生み出していくかということも今後提案しながら、拡充に向けて頑張っていきたいなと思います。 件名5、糸満市海浜条例についてですが、今、様々取り組んで頂いて、県とも調整して恩納村に視察も行っていただいて、いろいろ前向きに動いてくれていると思うんですけれども。そこでぶつかってくる課題が予算の面だったり条例を改正するに当たって、では誰が管理するのかも含めて、この予算の面になってくると思うんですけれども。そういったことも含めて全体の指定管理者の可能性調査とかというのを行う考えがあるかないか、お伺いしたいと思います。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 最初の答弁に述べましたが、今後、課題等がやっぱり見つかってきたということで、もうしばらくこれに対しては検討していかないといけないということでございますが、調査を入れるかどうかは現時点においては考えておりません。 ◆10番(新垣勇太議員) ぜひ調査を入れていかないと、そこの地域、北名城ビーチ周辺を管理したいという企業もあるかないかというのも分からないと思うので、それに対しては市としても前向きに検討していただいて、今のこの北名城で行われている課題、問題を解決していくためには、私はもう条例を制定をして管理するということが一番早い段階かなと思いますので、ぜひその辺も含めてやっていただきたいなと思います。 件名4、商工行政について、再質問をさせていただきます。道路の規制を変える考えがないか、お伺いいたします。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 議員がおっしゃる道路というのは柵で廃止された旧市道のことだと思うんですが、昨日も西平議員の御質問にも答えました。これまでは安全性を優先にして取り組んだ結果、市道廃止をしたということで、しかしながら利便性の上で課題があるということで、これをうまい具合にできる方法がないか、これは今後検討して判断していきたいと考えております。 ◆10番(新垣勇太議員) ぜひお願いしたいなと思います。選挙のときにいろいろ歩いたらそういった声もあったので、何がベストになるのかも含めて、ベターを選んでもいいと思いますし、今の現状よりも変えていくということも必要だなと思いますのでよろしくお願いしたいと思います。 あと駐車場の入り口をですね、今南側の足立屋の前にあると思うんですけれども、北側のほうにすることを駐車場管理に対して、そういった要請する考えがあるのかないのか、お伺いしたいと思います。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 今の駐車場の入り口、これを北側のほうにもう一つ造ることも考えられるのではないかということで、市のほうも駐車場管理業者のほうと調整はいたしました。しかし、これを設置するに当たって、結構大きなお金が出ると。この費用については、もし設置するのであれば市のほうで見ないといけないということもありまして、このことについては今後慎重に検討していきたいと考えております。 ◆10番(新垣勇太議員) ぜひそういった要望も含めて管理者には伝えてほしいなと思います。 あといとま~るの屋根が、アーケードの屋根が空いている部分があるんですけれども、そこを増設する考えがないかお伺いします。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 アーケードの一部が空いてるということで、実際にバラ市の方々からは、ちょっと風向きによっては雨が入ってくるという苦情も受けております。この辺は今度の検討課題ということで認識しておりますので、これも含めて検討していくと考えております。 ◆10番(新垣勇太議員) よろしくお願いしたいと思います。いとま~る自体は、建て替えをして、今新しい入居者も含めて行っておりますけれども、このいとま~るのビジョンというか、そのいとま~るをもう一回活性化させる、また復活させるというためにも、今後、今シャッター街が多いいとま~る周辺でありますが、シャッター街を再び復活させるために新規店舗開業に対して補助金等を投じるべきだと思いますけれども、市の見解をお伺いしたいと思います。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 いとま~る周辺の商店街、これの活性化は本市の地域の大きな課題と認識しておりまして、この活性化の1つがいとま~る建設ということも、そしてまた駐車場もですね、その周辺駐車場という位置づけにしておりますので、これも施策として打ち出したと。ただ、まだやはりシャッター街が、空き店舗が多くございます。いろいろ事業が一応メニューもあるようですので、この辺も今後検討していきたいと考えております。 ◆10番(新垣勇太議員) 提案なんですけれども、都城市は、もともとふるさと納税が多く納税されているということもあって、そういう一度閉まったシャッター街をもう一回復活させるために、そこにふるさと納税のお金を投入してまちを活性化させていくというような取組もやったので、その辺も検討しながらやっていただきたいなと思います。 続きまして件名3の保育行政に行かせていただきます。保育園の入所の申請に3時間待ちがあると聞いたんですけれども、市の見解をお伺いします。 ◎福祉部長(金城満) 再質問にお答えします。 例年保育所の入所申請の際に、特に最終日に申請者が殺到して長い時間待っている状態があることは承知しております。工夫が必要だと思っています。そのような状況ですので、新規申込者の受付期間は3週間弱程度これまではやっておりましたけれども、先ほども答弁したとおり新型コロナ対策で混雑を緩和するため、今回は約1か月半延長して対応しております。そうした中においても受付日の最終日に申込みが集中し、結果として3時間程度の申請待ち時間が生じることも懸念されますので、その負担というのは申請者にとってかなり重たいものと考えておりますので、案内する際に早めの提出をお願いするなど促しているところです。 ◆10番(新垣勇太議員) 私も聞いてちょっとびっくりしたんですけれども。そこで提案です。浦添市のようにLINEを活用して申請をデジタル化することで、待ち時間がなくなったとお聞きしております。糸満市もLINEを活用して申請できるようにしてほしいと思いますが、市の見解をお伺いします。 ◎福祉部長(金城満) 再質問にお答えします。 御提案のLINEなどの受付予約システムの活用については、申込者の利便性であったり事務負担の変化、費用対効果など調査研究してまいりたいと考えております。 ◆10番(新垣勇太議員) 本当に浦添市のLINEを私も登録していて、那覇市も登録しているんですけれども、いろんな情報が入ってくる本当にいいLINEだなと感じています。そういったほかの市町村のLINEと見比べて、糸満市がどうなのかも含めて今後LINEの活用については議論が必要だと思うんですけれども。それは多分、総務部に関わってくることだと思いますが、糸満市全体のことだと思うので総務部の見解をお伺いします。 ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えします。 LINEを活用したデジタル化については、議員がおっしゃるように窓口の待ち時間の軽減など様々な面が期待されますので今後検討してまいります。またデジタル庁に対応した形の部署についても、次年度設置に向けて取り組んでいるところでございます。
    ◆10番(新垣勇太議員) ぜひお願いしたいなと思います。 件名1の西崎多目的広場の照明についてなんですけれども、多目的広場なのに野球のマウンド方面にしか照明が照らされていないのが今の多目的広場の現状だと思います。多目的ということであれば、多目的広場全体に照明を照らすようにする考えがないのか、お伺いします。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 多目的に使用する施設として、全体的に均一の照度で照らす必要があると考えております。現場を確認しまして、現設定で競技に支障を来している状況であれば、今後照明の角度や照らす方向などについても指定管理者のほうと調整していきたいと考えております。 ◆10番(新垣勇太議員) ぜひお願いしたいなと思います。今、多目的広場は利用料金を取っていないと思うんですけれども、あれだけ野球場の整備があって土も入れ替えたわけで、芝生のところはサッカー協会の事業でポット苗等を入れて芝もよくなってきているわけですよね。それで料金を取るという考えが市の中であるのか、お伺いします。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 多目的広場の料金徴収につきましては、現在、夜間の照明使用料のみを頂いている状況でございます。近年、指定管理者のほうからも芝の整備を行いまして広場の状態もいいことから、指定管理者と今後調整しながら検討してまいります。 ◆10番(新垣勇太議員) ぜひお願いしたいなと思います。せっかく整備したのにお金を取らないというのが、利用者からも取るべきだという声もありますので、ぜひその辺は進めていただきたいなと思います。 件名2の親水公園の件なんですけれども、今ずっと私は親水公園の再開発というか、新しく活性化させるためには、このPark-PFIを入れたほうがいいんじゃないかということを訴えてきました。親水公園が規模的に大きいのであれば、潮崎の公園も管理になっていると思うんですけれども。潮崎の公園、今ちょうどバスケットリングとかがあるところもモデルケースとして進める考えがないか、お伺いします。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 公園の活性化や公園の利用者が増えることによりまして魅力ある公園となるため、提案があれば今後検討していきたいと思います。 ◆10番(新垣勇太議員) これは提案があればではなくて、糸満市としてどのようにしていきたいかというのが多分重要なんですよ。糸満市として、この公園をどういうふうにして直していきたいのか、どういうふうなものを造っていきたいのかという、多分ものがない限り企業というのは参入しにくくなってくると思うので、そういった糸満市としてどういう公園の在り方にするかというのを今後公募をかけるなりする考えがあるかないか、お伺いします。 ◎建設部長(大城拡) 先ほど、潮崎町をモデルケースにしたらどうかということも含めて、市が管理する公園につきましては、今後、箇所箇所というか、地区ごとにサウンディング調査を、例えば親水公園ですと何工区とか、潮崎町でしたら先ほど議員がおっしゃったバスケット、いろいろございますがその辺を区域を分けてサウンディング調査等も必要かと考えております。 ◆10番(新垣勇太議員) ぜひ本当に進めていただきたいなと。先ほども言いましたけれども、自治体として稼ぐと、自治体として自立した財政を確立するというところでは、今糸満市内にある約70施設の公園の有効活用が絶対必要だと思うんですよ。今回、条例の中で一部改正をして飲食店が誘致できるようになったりとかしましたけれども、そういった一つ一つの、この条例を1つ変えることによって市に大きなこの予算を生み出せるような施策もできると思うので、今後こういったPark-PFIだったり公園の有効活用というところをやりながら、公共施設の集約化という意味でも図書館をそういうPark-PFIの中に入れていくとか、そういったことを考えることを私は提案したいんですけれども、それについて市はどのように考えますか。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 現在、Park-PFI事業ということで、あくまでも公園利用の一部として誰でも利用できる施設を整備することが目的でございます。そのような施設が、議員がおっしゃる公共施設の集約化もございますけれども、どのような施設が可能か、今後精査する必要があるものと考えております。 ◆10番(新垣勇太議員) ぜひいろんな地域を見て、我々もしっかり現場を見ていろんな提案をしていきたいなと思います。今回、本当に自治体として財政を確立していくことが市民サービスをもっとさらに拡充していくことにつながると思って様々な公約を掲げさせていただきました。その公約一つ一つの実現に向けて今後も市議会のほうでいろいろ提言していきたいと思いますので、皆様にはまた様々な御尽力を頂きたいと思いますが今後ともよろしくお願いしたいと申し上げまして、これで私の一般質問を終わりたいと思います。 ◆5番(浦崎暁議員) 皆さん、こんにちは。一般質問に入る前に一言御挨拶をしたいと思います。去る11月の市議会議員選挙、多くの市民の温かい御支援を受けて再選することができました。5期目となります。掲げた公約そして市民の暮らし、平和を守るために全力を挙げて頑張っていきます。 それでは一般質問に入りますが、件名15、教育行政について。小項目1、いじめ根絶について伺うを取り下げたいと思います。 一般質問を行います。件名1、市長の政治姿勢について。小項目1、戦没者が眠る南部地域や糸満市の土地の土砂を使用しての軍事基地建設についての考えを伺う。 小項目2、シーガーアブの保全について伺う。 件名2、糸満市子どもを虐待から守る条例について。小項目1、同条例制定に至った経緯について伺う。 小項目2、本市条例の大きな特徴について伺う。 小項目3、条例制定後の取組について伺う。 件名3、コロナ感染防止対策について。小項目1、PCR検査無料化と検査所の設置について伺う。 件名4、子育て世帯への臨時特別給付金について。小項目1、制度の趣旨について伺う。 小項目2、給付額と給付方法について伺う。 件名5、福祉行政について。小項目1、重層的支援体制整備事業について伺う。 小項目2、後期高齢者医療保険におけるはり・きゅう・あんま・マッサージ助成について伺う。 件名6、医療的ケア児について。小項目1、福祉部門の取組について伺う。 小項目2、教育部門への取組について伺う。 件名7、多文化共生社会について。小項目1、本市の認識について。ア、窓口対応における「やさしい日本語」の導入について伺う。 件名8、在沖縄ミャンマー人支援について。小項目1、本市の認識について伺う。 件名9、市民生活環境行政について。小項目1、北名城ビーチにおける不法投棄ごみ問題について伺う。 件名10、軽石漂着問題について。小項目1、被害確認後の市の対応について伺う。 件名11、地域活性化行政について。小項目1、公民館活動について市の認識を伺う。 件名12、動物保護行政について。小項目1、闘鶏禁止について取組状況を伺う。 小項目2、猫TNR事業について取組状況を伺う。 件名13、糸満市社会福祉センターについて。小項目1、老朽化した同建物の建て替えについて市の認識を伺う。 件名14、教育環境行政について。小項目1、オンライン授業について取組状況を伺う。 小項目2、コロナ対策について。ア、空気感染対策。イ、不織布マスクの支給。ウ、PCR検査(子供たちと教職員)。 以上演壇では終えて、あとは質問席より再質問を行います。 ◎市長(當銘真栄) 浦崎暁議員御質問、件名1、市長の政治姿勢について。小項目1についてお答えします。 小項目1、戦没者が眠る南部地域や糸満市の土地の土砂を使用しての軍事基地建設についての考えについて。糸満市はさきの大戦で多くの犠牲者が出た沖縄戦終えんの地であり、多くの御霊が眠る場所であります。また、市内にある壕やガマ、慰霊碑、慰霊塔などは不戦の誓いを新たにする上で重要な場所でもあります。このことから沖縄戦戦没者の遺骨が混じる可能性のある土砂を使用した基地建設をするべきではないと思います。 そのほかの御質問につきましては、教育長及び関係部長より答弁をさせていただきます。 ◎教育長(幸地政行) 議員御質問、件名14、教育環境行政について。小項目1及び2についてお答えいたします。 小項目1、オンライン授業の取組状況については、前回コロナ禍の影響による臨時休校の際には、実際に教職員が普通学級で行うものと同等の授業をオンライン配信した学校は、数校にとどまっております。残りの学校においては、各家庭とオンライン上で朝の会や健康観察を行い、児童生徒とのつながりを確保する取組を行っていました。次に同様な事態が発生した場合を想定し、GIGAスクールサポーターを配置し巡回をし、教職員の操作技術向上に取り組んでおります。オンライン授業は授業時数に含まれないこと、長時間視聴が児童生徒への健康面への悪影響を及ぼすおそれがあることを勘案すると、今後どのような内容で対応すべきか、他市町村の例も注視しながら研究を重ねていきたいと考えております。 小項目2、コロナ対策について。ア、空気感染対策については、各小中学校において文科省による衛生管理マニュアル、糸満市立学校感染防止対策ガイドラインに基づき3密の回避の中の密閉の回避、すなわち換気の徹底により対策を行っております。 次にイ、不織布マスクの支給については、厚生労働省のホームページに不織布マスクの効果が示されており布マスク、ウレタンマスクに比べて高い効果があると示されております。しかしながら児童生徒の中には、アレルギー等の理由により不織布マスクを着用できない児童生徒もいることや、支給することによりマスクの着用を強制していると思われる懸念もありますので、他市町村の取組等について調査・研究していきたいと考えております。 最後にウ、PCR検査については、現在設置されています県の学校PCR支援チームの行うPCR検査を活用していきたいと考えております。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 御質問、件名1、市長の政治姿勢について。小項目2についてお答えします。 小項目2、シーガーアブの保全については、開発事業者に対し地元米須自治会との誓約内容どおり壕の崩落や陥没等を防ぐため、糸満市開発行為に関する指導要綱に基づき事業者に一帯の調査を行い十分な対策を講じ保全を行うようお願いしているところでございます。 次に御質問、件名7、多文化共生社会について。小項目1、本市の認識について。ア、窓口対応時のやさしい日本語の導入については、令和2年度末現在、外国人住民登録者数は973人となっており、その国籍も多様化している中で使用する言語も多岐にわたっています。全ての外国人市民に情報を伝えたいときに、多言語で翻訳、通訳のほか普段使われている言葉を分かりやすいように配慮したやさしい日本語を活用することで、外国人市民に素早く優しく情報を伝え、安心して暮らすことができる多文化共生を推進することができると考えておりますので、市役所窓口でやさしい日本語の導入について関係部署と調整したいと思います。 最後に御質問、件名8、在沖縄ミャンマー人の支援について。小項目1、本市の認識については、糸満市民として生活していく中で本市在住のミャンマーの方々が不安なく安心して暮らすことができるよう、いろいろな面でのサポートは必要と考えております。 ◎福祉部長(金城満) 件名2、糸満市子どもを虐待から守る条例について。小項目1から3までについて順にお答えします。 小項目1、同条例制定に至った経緯について。千葉県野田市で発生した小4児童虐待死事件において、当該児童の前住所地である本市の支援や対応について検証した結果、十分でなかったことが認められました。その後、糸満市要保護児童対策地域協議会が行った児童虐待死事案における検証報告において、課題への対応及び児童虐待の予防及び防止の推進を図るための提言がなされております。本市としましては、本児の冥福を祈り二度とこのようなことが起こらないよう子供の声に耳を傾け、子供にとって最善の利益となるよう取り組むことを市の重要課題と位置づけ、子育て世代包括支援センター及び子ども家庭総合支援拠点の一体的運営や相談システムの導入に取り組むとともに、その推進を強力に担保するための虐待を防止する条例制定に向けて準備を進めてきたところであります。子供は社会全体の宝であり、生まれたときから一人一人が人間としてその権利が保障され尊重されるべき存在であります。そして、子供が家庭や地域のぬくもりの中で夢や希望を抱きながら健やかに成長していくことは糸満市民全ての願いであり、地域の力で子供と家族を支える社会を推進するため、糸満市子どもを虐待から守る条例を提案したところでございます。 小項目2、本市条例の大きな特徴については、子どもの権利条約が定める4つの権利を明文化するとともに体罰の禁止の明確化や糸満市要保護児童対策地域協議会の検証報告の提言に対する具体策を盛り込んでおります。 小項目3、条例制定後の取組については、ホームページや広報紙など様々な広報媒体を活用して条例制定に関する情報を発信するとともに、体罰を含めた市民への意識実態調査の実施、その調査結果に基づく周知により、虐待に関する正しい知識の認知度向上、虐待を防止する意識の醸成に努めてまいります。 件名4、子育て世帯への臨時特別給付金について。小項目1及び2についてお答えします。小項目1、制度の趣旨については、新型コロナウイルス感染症による影響が長期化する中、その影響により苦しんでいる子育て世帯について、児童を養育している者の年収が960万円以上の世帯を除き、ゼロ歳から高校3年生までの子供たちに子育て世帯への臨時特別給付金を給付するものであります。 小項目2、給付額と給付方法については、給付額は対象児童1人につき先行給付金として5万円、追加給付金として5万円となります。給付方法については入学準備等が既にスタートしていることを踏まえ、子育て世帯に対して年内に給付金を届ける観点から、全額現金による給付を決定した次第であります。なお子育て世帯への臨時特別給付金の先行給付金については、本市から児童手当を受給している子育て世帯を対象に、児童手当の指定口座を活用して12月27日に振込を予定しております。また子育て世帯への臨時特別給付金の追加給付金については、令和3年12月17日に補正予算が成立したことから、先行給付金と同様のスキームにて12月28日に振込を予定しております。なお公務員や高校生など、申請が必要な子育て世帯については令和4年1月から申請受付を開始し随時給付することとなります。 件名5、福祉行政について。小項目1、重層的支援体制整備事業についてお答えします。重層的支援体制整備事業とは、地域生活課題を抱える地域住民及びその世帯に対する支援体制並びに地域住民等による地域福祉の推進のために必要な環境を、一体的かつ重層的に整備する事業と定義されております。この事業は、社会福祉法改正により市町村における包括的な支援体制整備の新たな手法として、令和3年4月1日に施行されたものであります。事業が創設された背景として、地域住民が抱える課題が複雑化、複合化しており、子供、障がい、高齢、生活困窮といった分野別の支援体制では、課題の解決やはざまのニーズへの対応が困難になっている現状がございます。 件名6、医療的ケア児について。小項目1、福祉部門の取組についてお答えします。医療的ケア児等の支援について、4つの取組についてお答えします。1つ目は、医療的ケア児の状況や家族のニーズ等に応じ、居宅介護、短期入所、児童発達支援、医療型児童発達支援、放課後等デイサービス、日中一時支援といったサービスの支給決定をしております。2つ目は、関係機関が連携を図るための協議の場として、糸満市地域自立支援協議会に子ども・療育部会を設置し、医療的ケア児等の支援の在り方等について協議しております。また医療的ケア児等の支援の在り方等については一層の協議が必要であるとの認識から、同部会の機能の1つとして令和2年7月に、あつまれIKEAの森を設置し、さらなる連携の促進や支援者間で支え合う体制整備を行っております。3つ目は、医療的ケア児等が地域で安心して生活できるよう保健、医療、福祉、教育等の必要なサービスを総合的に調整する医療的ケア児等コーディネーターについて、社会福祉課に1名、市内相談支援事業所に1名の計2名を配置しております。4つ目は、糸満市ホームページに「医療的ケアが必要な児童などへの支援について」のページを公開し、情報提供を行っているところです。また、これらの取組につきましては、令和3年3月に策定した第2期糸満市障害児福祉計画の目標等にも位置づけられており、同計画を推進する趣旨からも今後取組の点検や評価を行い、必要に応じて適宜見直し等について検討してまいります。 件名13、糸満市社会福祉センターについて。小項目1、老朽化した同建物の建て替えについての市の認識についてお答えします。糸満市社会福祉センターは、昭和57年3月に建設され築39年が経過しており、平成28年に行われた耐力度調査では危険建物の基準値の4,500点以下となり建て替えは必要だと感じております。同センターは、高齢者の介護予防教室や老人クラブレク同好会等が活用しているなど少子高齢化の進展した現在では、当時とはそのニーズが大きく変容しているものと認識しております。したがいまして、今後の超少子高齢化社会の到来に向けて、地域福祉の中心的役割を担う社会福祉協議会の機能の見直しを含め、市長の公約でもある市民触れ合いセンターの整備について、糸満市社会福祉協議会と意見交換してまいります。 ◎市民健康部長(島根辰也) おはようございます。御質問、件名3、コロナ感染防止対策について。小項目1、PCR検査無料化と検査所の設置については、現在、検査希望者に対し沖縄県が検査費用の一部を補助しております。本市としては、令和3年12月2日に沖縄県へ、県による広域PCR検査等検査会場の設置と併せて無料または低額で活用できる民間検査を確保するなど、感染防止対策と日常生活の両立を図る環境整備を行うことについて要請しております。 次に御質問、件名5、福祉行政について。小項目2、後期高齢者医療保険におけるはり・きゅう等の助成についてお答えいたします。はり・きゅう等の指圧に対する助成については、高齢者の負担軽減や疾病の早期処置による重症化の予防により、健康で豊かな生活づくりの支援につながるものと考えます。現在、令和4年度からの実施に向けて、沖縄県後期高齢者医療広域連合における長寿・健康増進事業に係る補助メニューを活用した対応で、検討を進めているところです。 次に御質問、件名9、市民生活環境行政について。小項目1、北名城ビーチにおける不法投棄ごみ問題についてお答えいたします。以前より同海岸の不法投棄問題はありましたが、新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言中にキャンプ利用者等が増え、ごみの置き去りがひどくなっている状況です。パトロールや看板設置等の対策を行っていますが、抜本的な解決に至っていません。 次に御質問、件名11、地域活性化行政について。小項目1、公民館活動については、公民館では年間を通して老人会や婦人会などが主催するサークルやイベントなどの地域活動、子供の居場所やデイサービスなどの地域福祉に資する活動などが行われております。また地域住民の交流の場、憩いの場としても日常的に利用されており、地域活性化において重要な施設であると認識しております。 最後に御質問、件名12、動物保護行政について。小項目1及び2についてお答えいたします。小項目1、闘鶏禁止の取組状況について。本市へ闘鶏の遺棄、虐待における情報はなく、沖縄県や動物愛護センター、糸満警察署においても問合せ等はないと確認しております。今後、闘鶏行為等の遺棄、虐待の情報がありましたら、関係機関と連携し対応してまいります。 小項目2、猫TNR事業の取組状況について。TNR事業とは、飼い主のいない猫を捕まえて不妊手術を行い、元の場所に戻す事業となっております。手術が行われた猫は、耳先の一部をカットされており、通称さくらねこ事業とも言われております。本市のTNR事業については、毎月どうぶつ基金へさくらチケットの申請を行い、割り当てられた件数分の実施を行っております。本事業は平成30年から実施しており、延べ477頭のTNR事業を行っております。またTNR事業活動におけるボランティア団体や自治会なども年々増加しており、本事業における取組について理解を頂いていると認識をしております。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 御質問、件名6、医療的ケア児について。小項目2、教育部門への取組についてお答えいたします。 小項目2、教育部門への取組については、医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律が令和3年9月18日に施行され、学校の設置者の責務が明記され、「設置する学校に在籍する医療的ケア児に対し、適切な支援を行う責務を有する。」となっております。また法律の中の教育を行う体制の拡充等で、地方公共団体は医療的ケア児が在籍する学校に対する支援、その他の必要な措置を講ずることや、学校設置者は在籍する医療的ケア児が適切な医療的ケア、その他の支援を受けられるようにするため、看護師等の配置、その他の必要な措置を講ずること、看護師等のほかに学校において医療的ケアを行う人材の確保を図るよう地方公共団体に求めております。教育委員会としましても実態の把握や体制の整備など、医療、保健、福祉等の関係部局と連携し、取組を進めていきたいと考えております。 ◎経済部長(兼城浩康) 御質問、件名10、軽石漂着問題について。小項目1、被害確認後の市の対応についてお答えします。 市としては、県及び国に対し次のことについて対策の要請を行っております。1点目に軽石の漂流・漂着の早急な除去等を行うこと。2点目に自治体等が独自に除去、清掃作業等を行った際の費用負担。3点目に軽石の漂流予測等の最新情報の提供。4点目に軽石被害による水産及び観光関連事業者等への経済的損失への支援。5点目に軽石関連の被害の補償制度の拡充について要請をしております。また本市独自の支援策として、漁業者支援のため11月26日からふるさと納税制度を活用したクラウドファンディングを実施しており、糸満漁協を通して漁業者支援に活用する方策を講じています。本市への軽石の漂着状況は、去る10月頃から市内各漁港や海岸への軽石の漂着が確認されており、これまでのボランティア等も含めた作業においてトン袋13袋、ごみ袋、土のう袋約250袋の回収を行っております。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時45分)                              (再開宣告午前11時45分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆5番(浦崎暁議員) 質問席より再質問を行います。 順番よく行きましょうね。件名1、市長の政治姿勢について。先ほど市長から、本当に沖縄戦終えんの地、この糸満市にふさわしい市長としての発言だと思います。市長の変わらぬ政治姿勢というのが、本当に全国の平和を求める市民に対して勇気を与えています。その中で市長にお伺いしたいんですけれども、これは12月17日の琉球新報の中でこういう記事があります。「遺骨土砂150議会「中止を」 国採取に意見書 全国で拡大」。この記事全てを読み上げることはしませんが、今この問題について全国各地の議会が意見書を上げています。この記事の中で、具志堅隆松さんのインタビューが載っていまして、その中で「まだ可決してない議会も反対している訳ではなく、理解を広げる余地がありそうだ。県内の議会でも可決し、機運を高めてほしい」と、こう述べておられます。今度の12月定例会でも、具志堅隆松さんの意見書が提出されて、今議論されています。今度の12月定例会は24日が最終本会議となりますが、今度の議会ではこの遺骨土砂の採取についての意見書が議論されると思います。やはりこの糸満市で、平和の声を上げていくというのは、非常に私は今重要な局面になっていると思います。これについて、先ほどもシーガーアブの件も市当局から答弁がありました。実は、鉱山の近くにシーガーアブが隣接していますよね。先ほどの答弁では、業者に対しては、シーガーアブの保全をお願いしてるんだというふうなことだと思います。このシーガーアブについては、地域の住民の方々、そして市当局、住民、また業者の方もきちんと守っていこうという立場だと思います。行政当局としてはやはりもうちょっと踏み込んで、守るのであれば、例えばこれまで私が提案をしてきましたが、戦争遺構、そして戦争遺構に対する検討委員会、それを求めてきたんですけれども、市当局はどういうふうな考えでしょうか。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 再質問にお答えいたします。 委員会の立ち上げはどうなっているかという御質問なんですが、シーガーアブにつきましては専門機関、沖縄県立埋蔵文化財センター、あるいは糸満市の文化のほうですが、そこの資料も探してはいるんですが、その辺の資料がまだ見つからないと。この資料をもって委員会の立ち上げについては、資料ができた時点で委員会を開くかどうか、その辺は検討していきたいと思っております。 ◆5番(浦崎暁議員) おっしゃるとおり、なかなか資料がないんですよね。ただやはり、ここで詳しくは申しませんけれども、非常にシーガーアブというのは地域の方々にとっては非常に大事な場所だと思っておりますので、そういう場所だからこそやはりきちんと調査をしていく。一定の資料は私もちょっと見たこともあるんですけれども、資料も収集しながら、あるいはまた地域に出向いて意見も聞きながら、守っていくんだというふうな取組を強めてほしいなと思っています。これについて答弁を求めたいと思いますが、どうでしょうか。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 再質問にお答えいたします。 シーガーアブの調査についての御質問なんですが、まずこのシーガーアブにつきまして、今後平和学習として使えるかどうか。あるいはこれ私有地でございますので、個人の土地でございますので、それの了解。これやっぱり調査となると費用を要しますので、その辺また国、県の補助も活用できるかどうかも含めて今後検討していきたいと考えております。 ◆5番(浦崎暁議員) やはり地域の方々が本当に残してほしい、守ってほしい、そういう願いを行政も受け止めて、さらには平和学習の場にして、やはりシーガーアブ、本当に多くの方々が避難して、あるいは亡くなられた方もいますので、これは次世代につなげていく活動をしなければならないと私は思っています。 次に件名2の糸満市子どもを虐待から守る条例についてに移りたいと思いますが、これはですね、やはり私、市長のですね、非常にトップダウンというか、市長の公約に掲げてきたと思うんですね。やはり市長の働きかけで、ようやく今実現しようとしていると思います。今度の議会で提案されて、恐らく24日には全会一致で条例が可決、成立すると思うんですけれども、やはり市長のこの条例に対しての思いを私は伺いたいなと思います。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 先ほどの部長の答弁と重複しますけれども、同条例制定に至った経緯については千葉県野田市で発生した小4児童虐待死事件において、当該児童の前住所地である本市の支援や対応について、検証の結果十分でなかったことが認められましたので、二度とこのようなことが起こらないように、ぜひ条例制定して子供たちを虐待から守っていきたいという思いであります。 ◆5番(浦崎暁議員) 私は、令和元年9月の議会でこの問題を取り上げたときには、なかなか当時の市当局は消極的だったんですよ、条例についてはですね。当時の私の議事録を見てみますと、条例について言うと、こういう問題についてはもう条例化して、きちんと本市の、糸満市のこういう問題を起こさないんだという仕組みをきちんとつくっていってほしいというふうなことを私は述べていました。だけれども、なかなか前に進まなかったなという印象が私はありまして、ようやく當銘真栄市政になって、具体的にこれが動いてきているということは大いに評価していかないといけないと思います。ただ条例をつくったからいいんじゃないですよね。今後やはり先ほど福祉部長が申し上げたように、条例に根拠法、根拠条例となりますので、これを要綱化していく、あるいは具体的な事業にしていくというようなことが今後もう試されてきますよ。福祉部長も当時、この問題の当事者と言ってよろしいんでしょうか、そのような方なので、この条例に対する思い入れも非常に私は強いと思います。再度、福祉部長の思いというんですか、決意というんですか、それを伺いたいなと思います。 ◎福祉部長(金城満) 再質問にお答えします。 議員がおっしゃられたように、私は当事者でございます。やはり、本児の冥福を祈る、それが今後の社会にとって意味のあるものである、そういうものであったといえるような状態をつくっていくことが糸満市にとっては求められていると考えております。条例が制定された暁には、周知・啓発活動もそうですけれども、まずは虐待の発見、予防機能強化、それから適切な支援につなげていくことによって、二度とこのような事件が起こらない、子供が健やかに育まれる社会づくりを進めていく所存でございます。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午前11時55分)                              (再開宣告午前11時56分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆5番(浦崎暁議員) あと4分で12時になりますけれども、お付き合いください。よろしくお願いします。 件名3、コロナ感染防止対策について。そこでPCR検査の無料化とPCR検査所の設置を求めていますが、皆さんも当局も見たと思うんですけれども、今日の新聞には、これ琉球新報ですよね。お隣の豊見城市は無料でPCR検査と、1日に200人対応だというふうな記事が載っておりました。非常にこれ画期的なことだなと思っていまして、やはり本市でもできるでしょうと、しなきゃならないんじゃないかということを私は思っております。先ほど市の答弁では、県に対して、関係当局に対しては要求はしているんだよというふうな一般的なお話なんですけれども。やはりこれはやろうと思えばできるようなもの、確かにいろんな予算措置とかの問題があるんだけれども、やはりこれはできるんだと、やっていかなきゃならないんだと、やるんだというふうな、私はね、答弁を聞きたいなと思っていますので、よろしくお願いします。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 市としましては、接触者等の限定なく受けられることを要請しているところですが、県におきましては、再び感染が拡大した場合にも必要な検査を受けることができるよう、南部地区に新型コロナウイルスの陽性者と接触があった方等を対象とした沖縄県接触者PCR検査センターを本日、21日より豊見城城址跡地西側駐車場に設置されるということでございます。本市としては、その要請をしておりますので、その要請を継続して訴えていきたいと考えております。 ◆5番(浦崎暁議員) 一般論として訴えている、要請していますよと言うんですが、それは分かりますよね、相手があることだから。では具体的に要請したままなんでしょうか。例えば要請した後に何らかの協議が立ち上がって、いわゆる双方向的な協議が行われて進展がされるんでしょうか、どうでしょうか。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えをいたします。 現時点において県と協議をする等の話まではありませんが、今回のこの南部地区の検査場に関しても、我々の要請の影響もあったものだと考えておりますので、今後とも要請の趣旨を訴えてきたいと考えております。 ◆5番(浦崎暁議員) ぜひとも本市に、やはりPCR検査、無料化の検査場も設置して、今後も頑張っていってほしいなと思っています。 件名4に行きますが、実はこの問題9月30日が基準日となりますけれども、例えば9月30日以降に離婚された方、これは世帯主に対する支給になりますよね。例えばそういう基準日以降に離婚された方がいて、世帯主、例えば男性の場合、奥さんが子供を引き取った場合ということを仮定した場合、子供には行き渡らないんじゃないかというふうな問題が生じていると、国会質疑のほうでも行われているみたいです。これについて、市の見解をどういうふうに考えていますか。 ◎福祉部長(金城満) 子育て世帯への臨時特別給付金給付の中で、こども未来課においてはDV等により避難されている方をケアしております。そういった方の給付に関して、事前に把握しておりましたので、基準日の翌日以降に離婚した世帯や避難している世帯の情報を抽出したところ、既に児童手当の受給者名義の変更が終わっている、あるいは名義は変更していないけれども、その口座を避難されている児童と一緒にいる方が保持しているということを確認できました。したがって市で給付する分については、児童のところに届いているものと認識しております。 ◆5番(浦崎暁議員) 確認しましょうね、福祉部長。つまり先ほどの繰り返しなるんですけれども、結局、基準日以降離婚された方、その子供には必ず給付、支給されるということでよろしいんですか。つまり世帯主に対して、行った場合ですよ、結局その世帯主が子供を引き取っているかどうかというのは、また別な問題になってくるんですけれども。つまりこの制度というのは子供を支援していく、ですよね。それが趣旨ですよね。結局、そこまでじゃあ市は把握して、子供に届くようにしていくということでよろしいんですか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後0時02分)                              (再開宣告午後0時03分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎福祉部長(金城満) 再質問にお答えします。 先ほどの答弁は、離婚された方の中でもDV等で避難している世帯に限定した答弁でございました。それ以外の離婚をしている世帯に属する子供が、どちらのほうでというのは市としてもなかなか把握が困難なところですが、現時点ではその対応ができていない、なかなか困難な状況だと考えております。 ◆5番(浦崎暁議員) 困難ですよね。書類審査になっていくわけですから。国のほうもそれを多分非常に考えているんじゃないかと思っていまして、やはり市ももっと情報を収集して、この問題については、市町村とか他の自治体にも情報交換しながら取り組んでいってほしいなと思います。 件名5に移ります。福祉行政、重層的支援体制整備事業なんですね。先ほど福祉部長の答弁でも、やはり今の福祉の問題については非常に複合的、重層的になっています。この問題については、例えば8050問題というのが非常に深刻化していますので。例えば8050問題を例えて、この重層的支援体制について、事前に通告していますのでお話を聞きたいなと思ってます。 ◎福祉部長(金城満) 再質問にお答えします。 8050問題の例というお話ですが、例えば高齢者の親と無職独身の50代の子供、それが同居している世帯、そういうものが例に挙げられます。8050問題とは、介護と育児に同時に直面する世帯、いわゆるダブルケアという状況が挙げられます。 ◆5番(浦崎暁議員) そういうふうなことも言えるんですけれども。要するに例えば8050問題というふうなことを例えていうと、高齢者の方がいて、例えばこの人が認知症だったよと、あるいは介護の問題抱えていますねと。ただ50歳という例えで50と言っているんですけれども、長年ずっとひきこもりというふうなことがありますよね。そうなると、その方々の問題を対応する所管というのが別々な所管になりますよね。細かくなっていくと。今までそういうふうに役所は対応してきました。これは駄目だということじゃなくて、そういう対応しかできなかったんですよ。ただそれを、例えば部と課が連携して情報を効果的に共有する、問題を共有していって効果的な対応をしていくというふうなことですよね。8050の問題というと、親と子という関係かもしれませんけれども、例えば4人家族だとか5人家族がいて、それぞれいろんな問題を抱えている、あるいは借金の問題があったりとか、いじめの問題があったりとかですね、非常に重層的で複合的になっています。それを各課、各部、もう分け隔てなくこの問題を集中的に行政が受け止めて、効果的に対応していくというふうな取組なんですよ。県内ではまだやっていないと思います。今年の4月から動き始めたということなので。やはり地域でいろんな相談を受けていくと、本当にこの重層的支援体制というのは重要になってきているなというような実感があります。ただこれは、これまでの行政体制では、この体制というか事業は動かすことはできません。大幅な行政改革が、機構改革が必要になってくると思います。これについては、市はどういうふうに考えてるんでしょうか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後0時07分)                              (再開宣告午後0時08分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎福祉部長(金城満) 再質問にお答えします。 複合的、重層的な課題を抱える世帯への市の対応ということになりますので、一体的な機構をつくるというのは、1つの組織の中で全部対応するというのは現実的には難しいと思います。したがって各部署がもっと密に連携しながら、それからこれまでのような多分野に関しての情報を共有する程度の関わりではなくて、こういう重層的支援事業というものを実施することができれば、どこの相談機関でも相談を受け止め必要な機関へつなぎ、円滑な連携の下で支援ができる多機関協働が可能となるような、そういった仕組みを考えていくことが重要だと思いますし、本市に合った形でやっていくことが求められていると考えております。 ◆5番(浦崎暁議員) 県も今後重層的支援体制を整備しようとする、取り組む市町村についてはバックアップしていくというふうな姿勢らしいんですけれども、やはりこのトップである市長の考え方を伺いたいなと思っています。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 先ほど部長から答弁もあったと思いますけれども、必要な方に対しては各部連携をしながら、その体制というのはどういうふうにできるのかというのも含めて、今後検討課題に挙げていきたいなと思っています。 ◆5番(浦崎暁議員) ぜひですね、これは進めていかないと、いろんなニーズとか、問題というのは物すごく複雑化していますよ。それを本当に受け止めてやるとなると、なかなか今非常に厳しい状況がありますよね。これも必要に迫られている。国もようやくというわけじゃないですけれども、そういう制度を今打ち出していますので、それはやはり活用していくと、導入していくということはやはりやってほしいなと思っています。先ほど述べたように、県もバックアップするよと言っているんですね。やはり県とも連携してほしいなと思うんですけれども、これについては福祉部長、どういうふうに考えますか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後0時11分)                              (再開宣告午後0時11分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎福祉部長(金城満) 再質問にお答えします。 県も支援をするということは非常にありがたいことで、その助言を頂きながら進めていきたいと思っております。同事業は、全ての市町村が行うものでなくて任意事業となっていることから、なかなか例が探せないというところもあります。ただ、市の実情に合った事業を推進する必要があるため、まずは市全体で、内部で会議をつくって、庁舎内関係課で重層的支援に関する、まず市内の資源がどのようなものがあるかというのを共有していきたいと考えております。それぞれの関係課が、それぞれに持っている資源を共有することから何が足りないのか、また何が必要なのかというところを、まずは確認させていただいて、それをどのような形で糸満市はやっていくのかというステップに進むような段取りを考えております。 ◆5番(浦崎暁議員) 今度の議会に提出されています、民生委員会なんですけれども、沖縄県社会福祉施策・予算対策協議会からも、重層的支援体制整備事業の積極的活用についてというようなことが陳情出されていますので、今後、積極的にこの制度を導入するという立場を、私は大いに期待しております。 件名6に移ります。医療的ケア児なんですが、やはりこの問題も福祉部門と教育部門ということで、大きく分けてあります。やはりこれも連携していかなきゃならないんですよね、福祉部も教育部門も。今後、根拠条例となるものをきちんとつくって、この医療的ケア児、せっかく法律はできたんですけれども、今後、自治体がどうするかというのがもう問われてきていますので、現実的にですよ、具体的に。条例化していくというふうなことも、私は今後必要になると思うんですが、これについてはどちらがお答えになるんでしょうか、当局だと思うんですけれども、どうでしょうか。 ◎福祉部長(金城満) 再質問にお答えします。 福祉部のほう、障がい者の施策を取りまとめているというところがございます。障がい児の対応については先ほども答弁しましたが、第2期糸満市障害児福祉計画、その中にもこれまでの医療的ケア児への対応であったり、今後必要とされる目標であったりというものが定められておりますし、今後これらの進捗管理をしっかりやっていくことが重要だと思っています。そのことにより一定程度実効性が担保されると考えておりますので、その上でさらに条例化が必要なのか検討していくことになると思います。 ◆5番(浦崎暁議員) 状況を見ながらいろいろ研究、検討しながら、その必要性があればということなんですけれども。私、9月定例会で、医療的ケア運営協議会の設置というようなことを求めましたけれども、これについてどういうふうな検討をされてきましたか。 ◎教育委員会指導部長(與那覇正樹) 再質問にお答えいたします。 この医療的ケアの運営協議会というふうな形で、そういった準備も含めてなんですけれども、まずは現状把握ということで実際に市内の小中学校に、そういうお子さんがいらっしゃるかというふうなのを今現在把握しております。そういったことも踏まえた上で、今後この法律にもあるように、小学校、中学校が安心してこのケア児を受け入れられるような体制整備をつくっていきたいと思います。そのために先ほど議員がおっしゃっているような教育、医療、保健、福祉などの関係部署の代表者と保護者の代表者で構成する会議体、先ほどからおっしゃっている医療的ケア運営協議会を設置して、ガイドライン等も含めて対応に努めてまいりたいと考えております。 ◆5番(浦崎暁議員) 市の実情とかをきちんと調査するというのは、やはり出発点だと思うんですね。福祉部についても、教育委員会は調査していくんだと言うんだけれども、きちんとタイアップしてですよ、例えば質問項目なんかも練っていくとかですね、それはやはりやってほしいなと思うんですけれどもどうでしょうか。教育委員会はそれでいいと思うんですけれども、問題はここ。 ◎福祉部長(金城満) 再質問にお答えします。 どのような施策を展開するに当たっても、実態を把握していくということは非常に重要なことだと考えております。実態を把握するためのアンケートということだと思いますけれども、先進地の事例を参考に、その実施に向けて検討してまいりたいと思います。 ◆5番(浦崎暁議員) せっかく法律もできて、では今度自治体がどうするかと、きちんと支援体制が明確化されていますので、それを推進していってほしいなと思います。 件名7の多文化共生社会について伺いたいと思います。実は、沖縄県における外国人材と多文化共生の現状・課題等に関する調査報告書、2021年4月、独立行政法人国際協力機構(JICA)の資料が出ていまして、この中に、例えば技能実習生とか特定技能生、いわゆる外国人の方々について書かれているのがあって、技能実習と特定技能というふうなことがあって、糸満市が最多なんですね。次いで那覇市、うるま市及び沖縄市となっていると。糸満市が最多となっている理由として、農業と西崎の工業団地の飲食料品工場が実習先として多いことが指摘されてるというようなことが明記されております。この中で農業関係もですね、私も正直びっくりしたんですけれども糸満市が断トツに多いというふうなことが明記されていまして、私、一般的に市民の方からも聞くのは、今多くはないんですけれども自転車で朝早く行って農業、農村のところに行くんだろうな、あるいは西崎のところに行くんだろうなという外国人の方々がたくさんいました。だけど、なかなか地域のつながりは全くないんですよね。印象としては多いなと思ったんですけれども、やはりこういう数字が出てきたんですね。これについて市当局は、例えば多文化共生を推進していかなきゃならない、そういう取組が非常に糸満市では求められていると思います。例えば外国人留学生というと、大学があるところですよね。那覇市から、中部とか、あるいは名護市とか、ここは留学生の方々が多いんですけれども。やはり糸満市の大きな特徴というのは、働く外国人の方々が非常に多いということが改めて数字で示されました。ということは、やはりこれに対する行政もですね、きちんとこの状況を受け止めて、具体的な政策なり対応策、あるいは多文化共生の事業を推進していくという立場が私は求められていると思うんですけれども、どうでしょうか。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 再質問にお答えいたします。 議員おっしゃるように、JICAからの調査報告書、それによりますと議員おっしゃるように糸満市が一番多いというのは理解しております。それで、この多文化共生の推進につきましては、やっぱり議員おっしゃるように、まずやさしい日本語の導入、その辺に向けても必要じゃないかなと思っております。特に外国人が安心して暮らすためには窓口の対応というのですか、意思疎通が十分できないと安心して暮らすことができないということもありますので、関係部署と連携して市の窓口からそのような取組ができないか、今後検討していきたいと考えております。 ◆5番(浦崎暁議員) これを導入することは大いに評価しますよ。やはり外国人の方々、労働者の方々というのはここに住んでますよね、暮らしていますよ。消費活動も当然しますよね。だけどいろんな問題あるんですが、単なる労働者だという見方が非常に強くて、これ非常に大きな批判を生んでいます。でも彼らも彼女たちも、やはりここに住んでる住民であり生活者なんですよ。隣人であるんですね。数字で、もうこういうふうにエビデンスも出てきてるんですから、糸満市としてもやはり住民としての対応をしていくということが私は求められているし、やはり外国人が住みやすい地域とか社会というのは、非常に寛容な社会を私はつくっていくと思います。今後、少子高齢化という、今度の議会でもありましたけれども、やはり労働者人口がどんどんどんどん減ってきますよ。そういう中でやはり、今コロナでまだ多くの方が来ていないんですが、どんどんどんどん外国人の労働者の方々が来ます。西崎の工業団地あるいは農業、あるいは漁業ですね、そこでやはりきちんと糸満市がそういう政策を導入していくということが求められていて、国のほうも例えば多文化共生アドバイザーとか、そういう制度を今準備していますよね。これについて、やはり導入していくあるいは勉強していく、研修させるんだと、職員のスキルも上げていくということについてはどういうふうに考えているでしょうか。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 再質問にお答えいたします。 多文化共生アドバイザー制度の件についてですが、これは総務省の事業となっておりまして、市としてもアドバイザー制度というのは初めてでございますので、他市の事例等を含めて今後どのようなサポートができるか、このアドバイザー制度を活用できるかも含めて検討していきたいと考えております。 ◆5番(浦崎暁議員) 他市の事例といっても、多分県内であんまりないと思います。だからこそやはりここは先駆けて政策を打っていって、先進地となってほしいと思いますね。市長、目が合いましたので、どういうお考えでしょうか。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 先ほどの調査の中でも、糸満市が一番多いということもあります。やはり暮らしやすい環境をつくるのは必要だと思っています。部長が答弁したとおり、アドバイザー制度が使えるのかどうかということも先駆けてできないか、先に調査させたいと思っております。 ◆5番(浦崎暁議員) 外国人といえば、いろんな壁があるんですよね。言葉の壁、文化の壁、アイデンティティーの壁、制度の壁、心の壁。非常にこういう大きな壁が立ちはだかっていますよ。だからそういう中で彼らをサポートしていく、支えていく、守っていくというのは行政がきちんとその問題について認識して、具体的な政策を打っていくということが必要だと思います。 それとミャンマー支援ですね。先ほどの技能実習生というのはたくさん来ていますね。ベトナムの方、インドネシア、フィリピンの方、ミャンマーの方。ちょっと彼らと違うのは、ミャンマーの方というのは、非常に国が厳しい状況でなかなか帰ることができないんですよ。だからこそ、やはりここ糸満市に住んでいるという中で、本当に住みやすい糸満市をつくっていきたいなと私は思っています。日本語教室というようなことが、新川区公民館で行われています。市長もこの前のミャンマー写真展にお見えになったということなんですけれども、また市長のお話を聞きたいなと思っていますが、感想どうでしたでしょうか。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 新川区公民館でミャンマーの写真展を見させていただきました。本当に悲惨な状況があるということを写真の状況から見て分かりました。糸満市に60名近くのミャンマーの方々が在住してるということも聞いておりますので、先ほどのまず暮らしやすい環境をつくってあげたいというところがあります。また帰られるようならぜひ自由と権利が求められるように、早急なものができたらなと思っております。 ◆5番(浦崎暁議員) 最後にですね、市長も忙しいと思うんですね。機会があればミャンマー支援の日本語教室に来ていただいて、ぜひ生徒たちと一緒に交流してほしいなと思うんですけれども、どうでしょうか。 ◎市長(當銘真栄) 再質問に答弁させていただきます。 時間があればぜひ参加もしていきたいなと思っております。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後0時26分)                              (再開宣告午後1時40分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆9番(長嶺安浩議員) 皆さん、こんにちは。一般質問を述べる前に私自身の所見を述べたいと思います。このたび、住みよい活力のある糸満市を目指し、皆様の力強い御支持、御支援を頂き、糸満市議会へ押し上げていただき誠にありがとうございました。これから議員活動を通して、私自身学び、そして當銘市長を支え市政運営が滞りなく行われるように一議員として市民の声をよく聴き、よく見て、感じて、そしてよく考えて糸満市の発展と活性化のために頑張っていきたいと思います。 一般質問をする前に訂正をお願いしたいと思います。件名4、いじめ防止についての質問を取り下げます。よろしくお願いします。では通告書に従い一般質問を行います。 件名1、市長の選挙公約実現について。當銘真栄市長が就任して約1年半になりますが、市長は市民からよく頑張っているとの声を耳にします。その点を踏まえて質問します。小項目1、市長が掲げた公約の進捗状況について伺います。 件名2、糸満市物流団地等造成事業について。小項目1、現在の進捗状況について伺います。 小項目2、個別相談での意見について伺います。 件名3、公園行政について。小項目1、武富児童公園の遊具について。ア、武富児童公園の遊具更新の時期。イ、更新の際、遊具は何を設置しますか。 小項目2、武富地区土地改良区画整理事業は、組合の計画では令和5年3月までに全て工事が完了し、組合の解散が予定されています。区画整理事業内には3か所の公園が予定されていますが、3か所おのおのの面積について伺います。 小項目3、公園予定地は組合から市へ移管されると聞いておりますが、進捗状況を伺います。 以上、演壇での質問を終え、再質問は質問席から行います。当局の誠意ある答弁を求めます。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後1時44分)                              (再開宣告午後1時44分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆9番(長嶺安浩議員) 訂正します。「武富地区土地区画整理事業」に訂正します。すみませんでした。 ◎市長(當銘真栄) 長嶺安浩議員御質問、件名1、市長の選挙公約実現について。小項目1、進捗状況についてお答えします。 私の政治理念である「市民に寄り添い、心の通った政治(まちづくり)」の実現を目指し多くの市民の負託を受け市長に就任しました。今後とも、地域懇談会等を開催し、多くの市民の声を聴き市政へ反映してまいりたいと考えております。御質問の私の選挙公約につきましては、「市民との24の約束」及び「一歩前へ さらに前へ ~今、そして未来の子どもたちに誇れる糸満市づくりに挑戦!~」の30の挑戦を掲げております。その進捗状況につきましては、令和3年3月に策定しました第5次総合計画に関連する事業として反映しております。また全ての約束及び挑戦について、事業を実施及び検討しております。主な事業を申し上げますと、プレミアム商品券を含めた新型コロナウイルス感染症対策に係る各種事業、第5次総合計画及び第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略策定、第8次行政改革大綱策定、プロ野球キャンプの誘致、テレビのデータ放送開始、国土強靱化地域計画策定、母子手帳アプリの導入、いとちゃんminiの本格運行及び南部循環線の見直しを含めた地域公共交通の再編、犬・猫不妊・去勢手術助成事業、子どもを虐待から守る条例の提案、市立認定こども園在り方の再検証、糸満ブランドの開発として特産飲料等開発・販路構築事業の実施、南山グスクの国指定に向けた取組、小中学校トイレの洋式化、児童生徒1人1台のパソコン配布を含めた学校ICT環境の充実など多種多様な事業に着手し推進しております。現在、実施に向け検討している事業につきましては、進捗状況を定期的に把握し実施に向け推進してまいりたいと考えております。 その他の御質問につきましては、関係部長より答弁させていただきます。 ◎建設部長(大城拡) 御質問、件名2、糸満市物流団地等造成事業について。小項目1及び2についてお答えいたします。 小項目1、現在の進捗状況については、沖縄県環境影響評価条例に基づき令和元年9月に環境影響評価配慮書、令和2年9月に環境影響評価方法書の策定を行っております。今年度は、環境影響評価準備書の策定を行い、環境アセスメントの法手続を進めてまいります。また並行して、土地区画整理事業の都市計画決定の法手続を進めてまいります。法手続の完了につきましては令和5年7月を予定しております。また地権者に対しては、市長も参加の下、本事業に関する全体説明会を令和3年10月22日から24日において、地権者を5回に分け真栄里公民館で開催いたしました。現在は地権者の意向を確認するため、個別説明会を地権者と日程を調整しながら行っています。 小項目2、個別相談での意見については、地権者から賛成、反対等様々な意見がございました。賛成の主な意見としまして、真栄里地域の発展に貢献したい、遊休地のため譲渡してもよいなどの売却同意の意見や、次男・三男の宅地として残したいとして事業参加の意見もございました。反対の主な意見については、減歩率が高い、事業予定地が優良農地であることや現在ヤードとして利用していることなどがございました。 次に御質問、件名3、公園行政について。小項目1から3までについて順にお答えいたします。小項目1、武富児童公園遊具について。ア、武富児童公園の遊具更新時期について。当公園遊具につきましては、利用者の安全を考慮し使用禁止とさせていただいておりますが、今年度、都市公園施設長寿命化計画に基づき当公園施設の更新設計業務を進めているところであります。更新時期につきましては、公園事業に係る沖縄振興公共投資交付金を活用し整備を進める予定でありますので、事業が採択され次第、更新していきたいと考えております。 次にイ、更新後の遊具は何を設置するかにつきましては、本事業の趣旨を考慮し、基本的には今ある遊具と同種同等を予定しておりますが、あずまやなどの施設につきましては、今後、設計業務を進める過程で自治会への説明や意見交換を行う予定であります。 小項目2、武富土地区画整理事業内に予定されている公園のそれぞれの面積については、糸満市武富土地区画整理組合の武富土地区画整理事業計画書によりますと、1号街区公園が1,300平方メートル、2号街区公園が2,599平方メートル、3号街区公園が1,211平方メートルとなっています。 最後に小項目3、公園予定地は組合から市へ移管されると聞いているが、その進捗状況については、現在、糸満市武富土地区画整理組合において移管に向けた環境を整えている状況であると伺っておりますので、整備終了後、要請があれば移管手続などを進めていきたいと考えております。 ◆9番(長嶺安浩議員) 市長並びに関係部長の丁寧な答弁ありがとうございます。 では初めに件名3、公園行政の小項目1、遊具更新についてお伺いします。慣れ親しんだ憩いの場所が使用禁止になっています。一時的な使用禁止であれば我慢もできますが、制限される期間が長期化するのではないかと不安の声が寄せられています。また先ほど建設部長は、沖縄振興公共投資交付金がついたらと、時期が分からない答弁でありました。その点を踏まえて、再確認させていただきます。あずまやの設計は自治会へ説明や意見交換を行う予定との答弁がありましたが、遊具設置についても地域の意見を踏まえた内容で進めると理解してよろしいですか。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 遊具更新には、国の交付金を活用しまして長寿命化計画に伴い更新事業を行う予定でありますが、基本的には現在ある遊具の更新が前提となりますが、自治会の意見を踏まえて現在発注しております実施設計の中で確認しながら、また意見を交わしながら進めていきたいと考えております。 ◆9番(長嶺安浩議員) 公園整備については、多くの地域から要望があると考えます。ただ地域との意見交換があるということで、行政側の考えに地元が歩み寄れることもあると考えます。また効率的事業に地元提案も見込めます。遊具設置についても、地域に情報提供及び意見交換が可能と理解してよろしいですか。再度御答弁をお願いします。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 市といたしましても、地域と意見交換を持つことは大切なことと思っております。また必要なことだと考えておりますので、今後事業を進める中におきましては、地域の意見を確認しながら調整していきたいと考えております。 ◆9番(長嶺安浩議員) 今、児童公園の周りはトラロープで、危険ロープで立入禁止となっていますけれども、やっぱり子供たちはそういうことも分かってはいるとは思いますけれども、親御さんたちも遊ぶなとは言ってはいるんですけれども、やっぱりここで聞かないのが子供たちであって、また万が一ここで、やっぱり危険なことをするのが子供たちであって、そういうところでまたけがをしても怖いし、また困るし、そして行政、自治会側としてもとても今緊張感が走っている状況です。少しでも早く、この公園の遊具が設置できるようお願いしたいと思います。やっぱり地域のよりどころである公園が使用禁止になっている状況に不満の声が寄せられています。しっかりと地域の声を反映した取組をお願いします。 それでは、同じく件名3、小項目3、公園の移管についてであります。再質問いたします。まず武富土地区画整理地以外の住民から、なぜ市役所が公園を整備しないのかとの問合せが多数ありました。確認を含め、同地区内の公園整備の在り方について御答弁をお願いします。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 糸満市武富土地区画整理事業組合の事業計画書によりますと、組合においてそれぞれ1号・2号・3号街区公園用地を創出していただいております。造成工事と外柵設置を行っていただいた後に、本市へ移管予定されております。移管後、地元の意見も踏まえ、市において公園施設整備について検討していく予定でございます。 ◆9番(長嶺安浩議員) 考えとしては、公園は区画整理組合で行う。市に移管する際は、最低でも公園区域と分かるようにフェンスまで組合が行う。遊具設置については相談するとの理解でよろしいですか。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 組合のほうで公園の工事及びフェンス等の外柵工事を整備した後に、本市へ移管していただき、その後、市において公園施設の整備について、地元の意見を踏まえ整備計画を行ってまいります。 ◆9番(長嶺安浩議員) 私もこの地域の皆さんから、たくさんの声が来ています。その中で、やはり、自分たちはもう5年も7年もここに住んでいるんですけれども、子供たちの遊ぶ場所がない、子供たちをどこに連れていけばいいとか、そういうことが多々ありました。そういうところで私も、やっぱりこういうふうに人は集まっているんですけれども公園がないということで、この地域の皆さんから大分不満の声が出ていました。区画整理地への住宅及び住民の増加は加速しており、公園整備を望む声は一層高まるものと思います。市は、組合と丁寧な意見交換をしていただきたいと思います。よろしくお願いします。 続いて件名2、物流団地等造成事業について再質問させていただきます。同事業は感染症拡大前に計画されたもので、スケジュールに変更が伴うことは予想できます。ただ市の重要な事業であることと併せ、都市計画決定という他のスケジュールにも反映することから再確認させていただきます。再質問、糸満市物流団地等造成事業パンフレットに示しているスケジュールどおりの理解でよろしいですか。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 糸満市物流団地等造成事業のパンフレットにつきましては、令和元年に基本計画において作成されたもので、その後、当区域の見直し等があり、また現在のコロナ禍の状況で関係機関との、関係機関と申しますのは、国、県との調整ができなかったため、当初のパンフレットスケジュールよりも現在1年余り遅れている状況ではございます。 ◆9番(長嶺安浩議員) このスケジュールの差は、都市決定にさほど影響しないという範囲との理解でよろしいですか。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 当初も答弁をいたしましたが、約1年余り遅れている状況でございます。当初パンフレットの予定では、都市計画決定は令和4年3月でございました。現在、令和5年4月の都市計画決定の予定となっております。 ◆9番(長嶺安浩議員) 現在の職員の数で対応できないという場合、民間委託などによりスケジュールの遅れを取り戻す考えはないか、お聞かせください。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 現在の事業部署におきましては土地開発公社と連携し、事業推進に取り組んでいる状況でございます。今後、職員の強化、増員できないか関係部署と調整し、スケジュールの遅れが生じないよう取り組んでいきたいと考えております。 ◆9番(長嶺安浩議員) 私も、運送業を営んでいますけれども、やっぱりいろんな運送業の関係者、またこの物流の関係者からいろいろと聞かれたり、質問とか問いただしがあるんですけれども、その辺もまたよろしくお願いします。物流団地等造成事業は雇用の場、そして住民増も期待でき地域の活力をもたらすものだと考えています。物流業者も強い期待を持って事業の進展を見守っていますので、着実な実施をよろしくお願いしたいと思います。 最後に件名1、市長の公約取組状況について再質問します。再質問、市長の対話重視の姿勢を多くの方々が評価しています。地域懇談会は、まさにその1つだと考えます。今年度の開催状況をお聞かせください。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 今年度の開催につきましては、8自治会から開催要望がありました。11月15日から始め、12月6日まで予定していた8自治会全ての地域懇談会の開催を終えております。 ◆9番(長嶺安浩議員) 本年度の地域懇談会でどのような意見が寄せられましたか、お聞かせください。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 今回の地域懇談会では、歩道や緑地帯の整備、伝統行事や文化財保存、糸満特産品の調査研究に関すること、地域活性化への取組、真栄里物流団地に関すること、交通安全や防犯に関すること、子供の居場所づくりの確認、学童施設の整備、公民館建設に関する補助金確保などの要請を受けております。 ◆9番(長嶺安浩議員) 先ほど公約の進捗状況として、全ての約束及び挑戦について実施及び検討を含め着手していることを確認しました。 改めて伺います。掲げた公約着手について幾つかは既に達成しているという理解でよろしいですか。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 再質問にお答えいたします。 先ほど市長のほうから答弁がありましたけれども、市長の公約に掲げております全ての約束、挑戦について令和3年3月に策定しました第5次総合計画に関連する事業として反映しているとともに、全ての約束や挑戦について事業を実施、検討しております。 ◆9番(長嶺安浩議員) 市長にお伺いします。 先ほどの公約実現に取り組む市長の姿勢を確認しました。また未達成のことも多いと感じます。その点を含め、公約実現に向けた市長の決意をお願いします。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 先ほども冒頭で答弁させていただきましたけれども、私は昨年多くの市民の負託を受け市長に就任しました。あれから1年半が経過しております。市民に寄り添い、心の通った政治(まちづくり)を政治理念として常に市民目線で市政運営に取り組んでいるところであります。議員からの御質問にありますように、公約実現に向けた市長の決意ということですけれども、糸満市のさらなる発展のため、また市民の皆様の福祉向上のために市民との約束を果たすべく、粉骨砕身努力してまいります。ただし、私1人の力だけでは限りがありますので、議員の皆様をはじめ市職員、企業、団体、市民の皆様のお力添えを頂き、公約実現に向けて果たしていきますので、今後ともよろしくお願いいたします。 ◆9番(長嶺安浩議員) 市長のこのまちづくりに取り組む姿勢は、高く評価したいと思います。地域の声として、県内の両紙に糸満市の記事が増え市民として誇らしい。プロ野球キャンプ屋内運動場整備及びプレミアム商品券、軽石被害のふるさと納税、タブレットを活用した小中学校の授業、子どもを虐待から守る条例、子育て世帯臨時特別給付金の年内現金給付への対応など、市民目線を大切にする政治を評価する、土日もワクチン接種会場へ伺う、平日は朝から登校時の子供たちの安全を見守り続ける、市民のためこれだけ働いているのは沖縄県内では當銘市長だけだと称賛する声を多く聞きます。私見ではありますが、市長就任1周年のとき、新聞の掲載記事を見て驚かされています。記事で、集団免疫力を高め感染リスクから市民の命と健康を守り、地域経済を回すために環境づくりを進めるとありました。現に記事にあった接種率60%が見え始めた8月末から第5波は減少傾向となり、10月には沖縄県の緊急事態宣言が解除されました。また、ワクチン接種率の向上による感染者数の減少に伴い、人流が高まり、沖縄への来訪は拡大するとの予想どおり、年末年始のホテルの稼働率は80%から満室になるまでの回復を見込めるホテルもあるなど、沖縄発着路線は好調となっています。これらのことを考えると、市長が示した、本市に足を運んでもらうとともに併せて、観光客の滞留時間を長期化させる仕掛けづくりなど重要となっています。2月の春季キャンプには県内で140億円規模の効果があり、本市においても4億円の波及が見込まれます。そのためには、西崎運動公園並びに球場の整備が必要であります。特に屋内運動場整備は優先されると思います。国の高率補助金がしっかり活用できるように頑張っていただきたいと思います。また4月に、くくる糸満グランドオープン、8月の琉球ホテル&リゾート名城ビーチのオープン、10月には地方卸売市場の移転など、年間を通して糸満市の地域経済を元気にすることが続きます。しっかりと誘客を地域活性化につなげるため、市長の行政手腕をいかんなく発揮していただきたい。また地域の歴史、文化を大切にしつつ、新しい時代を見据えたまちづくりも重要だと思います。変化の激しい時代でも、ハーレーや大綱引をはじめとする地域の伝統行事など時代を越えて息づく文化もあります。次代にしっかり継承していただきたい。南山城跡やミーカガンをはじめとする漁労具の国指定、ガマを含む戦争遺構の保全は多くの市民が関心を示しています。しっかり當銘真栄市長の時期に方向性を示していただきたい。特に今後糸満市づくりに大きな影響を与える真栄里地区物流団地等造成事業、市長公約にある南部病院跡地利用は土地を生み出した歴史的な背景も踏まえ、課題解決に取り組んで頂きたい。 また、私たち地域のほうからも、お褒めの言葉がありました。11月下旬、北波平地区、12月上旬には武富地区の地域の懇談会がありました。そこで、多数の質疑応答があったと思います。その中から、北波平地域から、武富地区にかけての道路等の歩道の草刈清掃作業及び武富地域農道の大木伐採、不法投棄の処理作業など迅速な対応をしていただきました。地域の皆さんが、日常を通して車両の運転、また歩道利用などがスムーズに行えると喜んでいました。市長をはじめ当局及び関係者の皆様、本当にありがとうございました。 お願いばかりのコメントとはなりましたが、改めて市長の考えをお聞かせ頂き、私の一般質問を終わりたいと思います。よろしくお願いします。
    ◎市長(當銘真栄) 長嶺安浩議員の多くのお褒めのお言葉に恐縮しています。1周年の特集記事にもコメントをしておりますけれども、多くの支えによりまちづくりが進んでいるものと思っています。実感もしています。新型コロナウイルス感染症対策に当たっては、糸満市医師会の皆様の御協力の下、先生方には大変お力添えを頂きました。また行政運営を進める上でも、市民並びに市職員の並々ならぬ努力があって、多くの事業が進んでおります。今後とも多様な市民の声と関係団体との関わりを大切にしながら感謝の気持ちを持って市政運営に取り組んでいきたいと思っております。 ◆14番(山城渉議員) 市民の皆様、こんにちは。市職員の皆様も、こんにちは。一般質問に入る前に所見を述べさせていただきます。私、山城渉は11月14日に行われた糸満市議会議員の選挙において、多くの市民の皆様の御支持を頂き初当選することができました。本当にありがとうございました。私は米須青年会、糸満市青年団協議会、高校卒業後に就職したIT企業で、後輩育成の重要性を多くの先輩方から指導していただきました。今現在でも、子供たちとITプログラミングの活動を共に行っております。まちづくりは人づくりからという言葉があるように、糸満市を担う後輩である子供たちを中心に人材育成をし、「夢の持てる街から夢をつくる街糸満」づくりを行うために、選挙戦でも10年後の糸満市の新産業創出「ITの街糸満」を一番の政策に今後も糸満市に提案し続ける所存でございますので、市民の皆様、そして市議会の皆様、市長をはじめ職員の皆様、どうぞよろしくお願いいたします。まちづくりは人づくりから、それでは一般質問に入らせていただきます。 件名1、市民の所得について。小項目1、県統計課が11月19日に2018年度の県市町村民所得(県民所得)の概要を発表し、過去最高の1人当たり平均県民所得239万1,000円でありました。糸満市は231万円であったが、平均以上にするために行政として必要なことは何か市長の見解を伺う。 件名2、10年後の産業構造について。小項目1、第4次産業革命という言葉をニュースやインターネット、新聞などで目にする機会が増えてきましたが、本市においては現在農林水産業の第1次産業、製造業などの第2次産業、小売、観光業などの第3次産業が市民生活や雇用の下支えを行っておりますが、10年後にはどのような産業が減少し、どのような産業が糸満市の新たな産業になっているか伺う。 件名3、IT企業誘致について。小項目1、沖縄県は平成10年度より沖縄県マルチメディアアイランド構想、平成24年度よりおきなわSmartHub構想、また現在新構想の取りまとめを行っているそうですが本市においてのIT産業振興や誘致について伺う。ア、情報通信特区の活用実績について。イ、企業誘致の実績について。ウ、半導体企業の誘致等の検討について。 件名4、就業状態等について。小項目1、生涯現役社会が騒がれる中、生産年齢人口と労働力人口に分かれていますが、労働力人口の本市の失業率について伺う。ア、本市の年齢別の完全失業率について。イ、沖縄県内11市での順位について。ウ、失業率の改善策はないか。 件名5、次世代産業人材育成について。小項目1、IT人材は2030年には最大で79万人不足すると経済産業省が発表しております。ビッグデータ、AI(人工知能)、ロボット等の新技術に係る人材育成を小学生から行い、10年後には糸満市で新たな産業で活躍する人材の育成が急務だと思いますが、本市において総務省の「地域おこし協力隊」を活用し人材育成を提案しますが、未来ある子供たちのために事業を立ち上げることは可能か伺う。 件名6、現役、高年齢者等の人材育成について。小項目1、希望を持って安心して働ける社会の実現に向けて、転職時に新たな就職先でのミスマッチングをなくし末永く働けるためにはスキルアップが必要になります。本市においても以下の事業を行い市民の失業率の改善とスキルアップに以下の事業を活用することを強く提案しますが、活用するかお伺いいたします。ア、地域雇用活性化推進事業について。イ、生涯現役促進地域連携事業について。 件名7、糸満工業団地について。小項目1、糸満市西崎4丁目、5丁目が糸満工業団地と認識しているが糸満工業団地の造成の経緯と現在の状況について伺う。ア、現在の企業数について。イ、工業団地内の従業員数について。ウ、税収(法人税、固定資産税)について。 小項目2、二百数社の企業が立地し現在も物流関連や食品製造会社が工場建設を行い本市の雇用、財政を支えていると思います。今後も発展する工業団地に行政としてさらなる発展のためにビジネス支援を行えないか伺う。ア、ビジネス支援センターの設置について。イ、地域おこし協力隊の活用について。 件名8、道路行政について。小項目1、糸満工業団地内のD2号線に凸凹があり大変危険な場所となっているが、舗装できないか伺います。 以上8件の回答をお願いします。再質問は質問席にて行いますので、よろしくお願いします。 ◎市長(當銘真栄) 山城渉議員御質問、件名1、市民の所得について。小項目1、1人当たり市民所得を平均県民所得以上にするために行政として必要なことは何かについてお答えいたします。 1人当たり市民所得を平均県民所得以上にするためには、今年策定された第5次糸満市総合計画に掲げている産業人材の育成、農業、水産業、商工業、観光業の活性化、そして産業の魅力に磨きをかけるための各種施策を着実に実現していくことが所得の向上につながるものと考えております。また第2期糸満市まち・ひと・しごと創生総合戦略に位置づけられた各種計画や取組を実践していくことも重要であると考えております。 その他の御質問につきましては、教育長及び関係部長より答弁をさせていただきます。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時28分)                              (再開宣告午後2時28分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎市長(當銘真栄) 先ほど各種施策を「実現」というふうに申し上げましたけれども、着実に「実行」に訂正させていただきます。 ◎教育長(幸地政行) 議員御質問、件名5、次世代産業人材育成について。小項目1、地域おこし協力隊を活用しての人材育成についてお答えします。 教育委員会としましては、関係部署と連携を図りながら県外の先進地の取組状況などを調査・研究してまいりたいと考えております。 ◎経済部長(兼城浩康) 御質問、件名2、10年後の産業構造について。小項目1、今後、10年後にはどのような産業が減少し、どのような産業が糸満市の新たな産業になっているかについてお答えします。 新型コロナの影響をはじめ未来予測が困難な時代を迎えておりますが、外部環境の変化に柔軟に対応できる産業を振興していくことが地域経済にとって肝要であると考えております。そのような中、市では真栄里地区において物流を中心とした団地造成事業に取り組んでいるところです。コンセプトは産業活動のサポートにとどまらず、産業をリードする次世代型物流団地及び利便性の高い公共交通ターミナル等の形成です。国道331号が全面開通し、那覇空港及び那覇港へのアクセスが格段に向上していることを、新たな雇用創出や産業振興に結びつけ、魅力ある糸満市を実現していくために引き続き取り組んでまいります。 次に御質問、件名3、IT企業の誘致について。小項目1、本市においてのIT産業振興や誘致について、アからウについてお答えします。ア、情報通信特区の活用実績については、令和3年度に固定資産税の課税免除が適用された企業が3件です。 次にイ、企業誘致の実績については、市が直接誘致に関わった実績は近年なく、また民間独自の立地状況については把握できておりません。 最後にウ、半導体企業の誘致等については、最近も台湾の大手半導体メーカーが熊本県に新工場を建設するという動きが報道されており、雇用創出など地域経済に大きな影響をもたらすと期待されております。一方で半導体の生産には、清掃や洗浄に使うための良質な水が豊富であることが欠かせないなどから、市ではその必要性も含めて検討してまいりたいと考えております。 次に御質問、件名4、就業状態等について。小項目1、労働力人口の本市の失業率について、アからウについてお答えいたします。ア、本市の完全失業率は、平成27年国勢調査における就業状態等基本集計において6.9%となっております。年齢別の完全失業率は、労働力人口を完全失業者数で比較算出した値では、15歳から19歳が19.7%、20代が9.3%、30代が5.9%、40代が5.9%、50代が6.7%、60代が6.8%、70代以上が2.7%となっております。 次にイ、本市の失業率は沖縄県内の市では、失業率の高い順で11市中3番目となっております。 次にウ、失業率の改善策としては、第2期糸満市まち・ひと・しごと創生総合戦略に掲げておりますとおり、雇用の創出と多様性を実現し市民が安心して働けるようにしていくため、市の特性を生かした産業の振興や働き方の多様性に対応した雇用、労働条件の向上による担い手の確保、新たな技術や専門人材を活用した産業の振興に取り組んでまいります。 次に御質問、件名6、現役、高年齢者等の人材育成について。小項目1、本市においても事業を行い、市民の失業率の向上とスキルアップに活用することへの提案について、ア及びイについてお答えします。ア、地域雇用活性化推進事業の活用について。本事業は、雇用機会が不足している地域や過疎化が進んでいる地域等による地域の特性を生かした魅力ある雇用や、それを担う人材の維持、確保を図るため、創意工夫ある取組を国が支援するものであると認識しております。本事業の制度内容を調査し、活用可能性について検討してまいりたいと考えております。 次にイ、生涯現役促進地域連携事業の活用について。本事業は少子高齢化が進展する中、健康で意欲と能力がある限り、年齢に関わりなく働き続けることができる生涯現役社会の実現を目指し、国が高年齢者の雇用・就業促進に向けた地域の取組を支援し、先駆的なモデル地域の普及を図ることにより、多様な雇用・就業機会を創出するものであると認識しております。本事業につきましても制度内容を調査し、活用可能性について検討してまいりたいと考えております。 次に御質問、件名7、糸満工業団地について。小項目1及び2についてお答えいたします。小項目1、糸満工業団地の造成の経緯と現在の状況について。ア、現在の企業数については、糸満工業団地は、昭和47年に埋立申請が行われ昭和59年に埋立事業が完了し造成されたという経緯がございますが、糸満工業団地組合からの情報によりますと現在248の企業等が立地しております。 次にイ、工業団地内の従業員数については把握できておりませんが、2016年の経済センサス調査によりますと、糸満市全体の食料品製造業、飲食料品卸売業及び道路貨物運送業における従業員数の合計は3,306名となっております。 次に小項目2、行政としてビジネス支援を行えないかについて。ア、ビジネス支援センターの設置については、市内には地域の商工業の総合的な改善発達を図ることを目的に、糸満市商工会が設立されており、経営相談業務等を実施しております。また国は中小企業のあらゆる悩みの相談に対応する沖縄県よろず支援拠点を那覇市の沖縄産業支援センター内に設置しておりますが、11月には3日間限定で糸満市にも相談窓口を開設し、10件の相談に対応したところです。工業団地内でのセンター設置については、今後の検討課題として取り組んでまいりたいと考えております。 最後にイ、地域おこし協力隊の活用については、企業への経営アドバイスや各種補助金の申請サポートを行うのは、中小企業診断士などの資格やコンサルティング業務の経験など高度な専門スキルが求められます。地域おこし協力隊がそのような業務を担えるのか、制度内容を踏まえて検討してまいりたいと考えております。 ◎総務部長(福元信美) 御質問、件名7、糸満工業団地について。小項目1、ウ、税収(法人税、固定資産税)についてお答えいたします。 法人市民税、固定資産税、共に西崎4丁目及び5丁目で登録されている法人及び同区域の土地、家屋などを基に算出しております。令和2年度の実績で、法人市民税については約7,400万円、固定資産税は約4億7,000万円となっています。 ◎建設部長(大城拡) 御質問、件名8、道路行政について。小項目1、糸満工業団地内のD2号線の凸凹があり大変危険な場所となっており、舗装ができないかについてお答えいたします。 D2号線の食品製造会社専用駐車場周辺につきましては、舗装面の凸凹を確認しております。当該舗装面の改修につきましては、令和2年度より取り組んでいる公共施設等適正管理推進事業債を活用して、令和4年度に実施設計及び改修工事に着手する予定であります。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時40分)                              (再開宣告午後2時40分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎経済部長(兼城浩康) 先ほど答弁の中で、件名6の中で、本市においても事業を行い市民の失業率の「向上」と読み上げましたが、「改善」に訂正をいたします。 ◆14番(山城渉議員) 再質問を行っていきます。 件名1、市民所得について行きたいと思います。答弁の中では、第5次総合計画での所得向上ということがありました。大変期待するのですが、たしか第4次総合計画、前期の開始が平成23年度にありました。市民所得は、当時186万円に対して平成28年度の所得は225万9,000円で、市民所得は大幅に増えたように見えますが、その当時の沖縄県の最低賃金が平成23年が645円から平成28年には714円と時給も高騰しているので、総合計画と市民所得の関係性が分かりづらいと思います。そこで近隣の市町村との比較として確認させてください。豊見城市との所得の差についてお伺いいたします。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 豊見城市と糸満市の差でございますが、現在、県内11市の中で豊見城市は4位、糸満市は5位というふうに確認をしております。平成13年度でございますが、豊見城市が208万4,000円に対し糸満市は174万1,000円、差額が34万3,000円ございました。これが直近の平成30年度に至りますと豊見城市が233万1,000円、そして糸満市が231万円と2万1,000円の格差まで縮まっております。そういったことから豊見城市と、縮まってきていると。引き続き市民の所得が向上するように取り組んでいきたいと考えております。 ◆14番(山城渉議員) 昭和57年から平成30年までの調査では、市民所得は一度も豊見城市を上回ることがなく、人口は平成22年度までは、糸満市が多かったということになっております。そういうことから、やはり新産業の創出と既存産業の底上げが急務だと思いますので、近隣市町村を目標に、市民所得の向上に一層頑張っていただきたいと思います。よろしくお願いします。 件名2、10年後の産業構造についてお伺いします。真栄里地区で計画されている物流団地等造成事業に大変期待する一方、物流団地を強調しているが、車の自動運転、アマゾンなどの物流センターではロボットによる仕分をする時代になってきていますので、物流での雇用創出や産業振興一辺倒ではなく、第4次産業革命の代名詞のAIやビッグデータ、ロボットといった産業にも力を入れていっていただきたい。本市においても、段階を経て各種事業を行っているようですが、総合計画や地域福祉計画などは閲覧したことがあるが、産業振興計画はあるか、そこでお伺いします。本市において、産業振興計画は策定されているか。お伺いします。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 市ではこの産業振興に特化した計画は策定はしておりません。 ◆14番(山城渉議員) 糸満市の財政基盤の中心となるのが、やはり産業振興だと思いますので、税収や雇用拡大、糸満ブランドの創出のために早急に産業振興計画の策定に取り組んで頂きたいと思います。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時46分)                              (再開宣告午後2時46分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆14番(山城渉議員) 件名3、IT企業の誘致について。すみません、先ほどから豊見城市の名前を再三使うんですけれども。情報通信特区の活用実績について、再質問として豊見城市情報通信特区の活用実績を教えてください。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 豊見城市に確認しましたところ、この情報通信特区の実績につきましては、令和3年度、5件あるということでございます。 ◆14番(山城渉議員) 令和3年5件ということで、では糸満市はそれが3件ということの認識でよろしいですね。ありがとうございます。 続きましてイ、企業誘致の実績について。豊見城市の企業誘致の実績を教えてください。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 これにつきましても豊見城市に確認をいたしまして、平成29年度に豊崎地区の分譲が終了して以降、市が誘致に直接関与した実績はないということの回答でございました。 ◆14番(山城渉議員) ありがとうございます。沖縄県の令和2年度の情報通信産業振興計画の実施状況報告において、令和元年情報通信産業が490社から令和2年度496社、雇用数も926名増となっており、本市においても市長選挙の構想だけではなく、実行性のある事業構想をまとめ、夢を持てる糸満市から夢をつくる糸満市づくりに、IT産業の積極的誘致を行っていきませんか。私もアメリカのシリコンバレー、中国の深セン、日本の糸満、イノベーションシティ糸満づくりに積極的に関わっていきますので、市長、一緒に頑張っていきましょう。よろしくお願いします。 では続きまして、半導体企業の誘致ということでお伺いしたいと思います。前沖縄担当相の河野太郎氏が会見で、沖縄の復帰前にアメリカの大手の半導体メーカーの進出計画があった半導体誘致について、沖縄でも十分やっていけるとの認識を示しました。また令和4年度の沖縄関係予算の概算要求には競争力の高い産業の育成を目指し、ものづくり企業の支援や人材育成などの新規事業が目立ち、かねて半導体産業などの振興に意欲を示していた河野沖縄担当相の意向が反映されているというふうな報道がありました。本市においても、国や県の意向に合った産業政策も必要であるが、いち早く手を挙げる行動が必要であると思います。誘致にはたくさんのハードルがあると思いますが、半導体工場の誘致に必要な水について再質問させていただきます。地下ダムの農業用水を半導体工場の工業用水として利用できないか、伺いたいと思います。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 せっかくの議員の提案でございますが、地下ダムにつきましては農林水産省、国の補助金を活用して整備したものでございまして、農業に特化した水ということで限定しております。そういったことから、市では他の用途に使えるということは申し上げることはできませんので、その答弁としては控えたいと思います。 ◆14番(山城渉議員) ありがとうございました。私も、県や国などから情報収集していきたいと思いますので、一緒に取り組んでまいりましょう。よろしくお願いします。 件名4、就業状態について。本市の完全失業率の年齢別についてお伺いしましたが、豊見城市の完全失業率の年齢別を教えてください。よろしくお願いします。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 豊見城市の完全失業率の年齢別は、同じく平成27年国勢調査における就業状態等基本集計において5.1%となっており、年齢別の完全失業率は15歳から19歳が11.2%、20代が8.2%、30代が4.7%、40代が3.8%、50代が4.5%、60代が5.7%、70代以上が2.2%となっております。 ◆14番(山城渉議員) 年齢別に分析しても、どちらにしても特に15歳から19歳、糸満市が19.7%に対して豊見城市は11.2%ということで、若年者の完全失業率が高いということで、その対策も急務じゃないかということで、これは中学卒業、高校卒業した青年世代の方が多いと思われますので、やはり小学、中学の頃からのキャリア形成のほうを積極的に行っていければいいのかなと考えております。 続きまして、県内の市として何番目の順位かということで再質問させていただきます。豊見城市は何番の順位かお伺いします。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えいたします。 豊見城市の順位でございますが、失業率の高い順で申し上げますと、糸満市が高い順で3番目に対して、豊見城市は名護市と同じく5.1%の9番目ということになってございます。 ◆14番(山城渉議員) どうもありがとうございます。やはり先ほどの答弁にもありましたように、市の特性を生かした産業の振興などと答弁がありましたが、やはりそれだけではなくて、新しい産業の振興が雇用の改善につながっていくんじゃないかということと、雇用が安定することによって福祉サービスの向上、心の安らぎとか、市民生活に大きな影響を与えていくものだと思いますので、失業率の改善は産業の振興とマッチしていると思いますので、これから新産業の創出も頑張っていっていただきたいと思います。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後2時55分)                              (再開宣告午後2時55分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆14番(山城渉議員) 再質問に入る前に、先ほどから地域おこし協力隊の名称をよく使っておりますが、地域おこし協力隊について制度をちょっと説明したいと思います。 制度の概要としては、都市地域から過疎化地域などの条件不利地域に住民票を異動し生活拠点を移した者を、地方公共団体が地域おこし協力隊員として委嘱、隊員が一定期間地域に居住して地域ブランドや地場産品の開発、販売、PRの地域おこしの支援や農林水産業への従事、住民の生活支援などの地域協力活動を行いながら、その地域へ定住、定着を図る取組であります。事業主体が地方自治体、活動期間がおおむね1年以上3年以下。総務省の支援で特別交付税措置ということで、隊員1人当たり470万円を上限として支払われます。報償が270万円、その他経費で200万円となっております。沖縄県内でも学習支援や観光情報を発信する人材として、地域おこし協力隊が活躍しています。副業が認められているので、フリーランスのシステムエンジニアなどが次世代産業人材育成に担当者としてふさわしいと思います。また糸満市の若年者の離職率の改善はもとより、小中高校生から職業に目標を持ってITプログラミングを中心に学ぶことで、新たな産業への職業観の移行にもつながるかと思います。文部科学省の定める21世紀型能力の基礎力、思考力、実践力の向上と、国の重要施策であるIT人材を小学生から中学、高校と段階的に行い、本市の新産業の担い手育成を行うことが重要だと思われます。そこでお伺いします。民間出身の當銘市長の公約にもありますが、事業資金を国の制度で行える次世代産業人材育成について、再度市長の見解をお伺いします。 ◎教育委員会総務部長(金城秀) 再質問についてお答えいたします。 次世代を担うIT人材の育成については重要なことだと認識をしております。今回の議員提案の事業につきましてはIT産業振興と連携をしていく必要性があると認識しております。先ほどの教育長と答弁がかぶるところもあるんですけれども、今後はそのような関係部署と連携調整を図りながら、先進地の事例などについて調査研究してまいりたいと考えております。 ◆14番(山城渉議員) どうもありがとうございます。 件名6、現役、高年齢者等の人材育成について、アから行きたいと思います。地域雇用活性化推進事業では、人材育成セミナーだけではなく本市で現在行われております糸満市特産飲料等開発・販路構築事業の小規模版ではあるが、その制度を活用して行うことも可能です。あと保育士の合同面接会など、現在行われている事業などもこの制度を活用して行われることから、現在、ふるさと納税を活用して寄附で活用している事業等を逆にその事業で行う。その余ったお金を他の事業に回すということも可能かと思いますので、有効な活用を検討していただきたいと思っていますが、本市で活用してみませんかということで再度質問していきたいと思います。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時00分)                              (再開宣告午後3時01分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 御質問の地域雇用活性化推進事業、過去には平成22年度から平成30年にかけてこの事業を実施してきたということは確認しておりまして、就業、創業者、合計で739名の実績を残したと。あとセミナー回数合計にしましても191回、このセミナー参加者も3,071名という実績も確認しておりまして、大変すばらしい結果を残したのではないかと認識しており、今後、活用につきまして検討をしていきたいと考えております。 ◆14番(山城渉議員) ありがとうございます。 続きまして件名7、アから行きたいと思います。現在の248社より企業数が増える見込みがあるかお伺いします。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 糸満工業団地につきまして、既に分譲が終了しておりまして、全て売却が終わり民有地になっているという状況であります。市内のほうを目視で確認しましたところ、空いている土地につきましては、一筆のみが今空いてるということがございまして、動きはそうないのではないかと思いますが、市としても今後も工業団地について現状把握、企業への情報収集は取り組んでいかなくてはいけないのかと感じております。 ◆14番(山城渉議員) どうもありがとうございます。引き続き調整のほうお願いしたいと思います。 続きましてウ、税収についてです。法人市民税、固定資産税について市の全体の何%に当たるかお伺いいたします。 ◎総務部長(福元信美) 再質問にお答えいたします。 法人市民税の約22.6%、固定資産税の約15.7%となります。 ◆14番(山城渉議員) どうもありがとうございました。 続きましてビジネスセンターについてお伺いしたいと思います。釣った魚に餌をやらないのではないのですが、糸満工業団地はまだまだ発展することは間違いないので、行政としても多くの支援を行い、企業の売上向上による固定資産税、法人市民税、雇用拡大につなげていってください。 またイの地域おこし協力隊の活用について、答弁の中では中小企業診断士などの資格や経営アドバイス業務の経験などの高度な専門スキルが求められるという答弁がありましたが、中小企業庁をお辞めになった、退官された方が中小企業診断士、法務局を経験された人は経験によってなんですけれども司法書士、また行政の経験者であれば行政書士の資格が得られるような優位な制度もあります。銀行で経営をアドバイスしたこともある方々が、首都圏にはたくさん候補がいると思いますので、糸満市のほうもPRを兼ねて地域おこし協力隊を呼び込んで、糸満の産業の発展の支援をできる方々を呼び寄せるのもいいのではないかなと考えております。それも活用のほうをよろしくお願いしたいと思います。 件名8、道路行政についてなんですけれども、再質問に入る前に、糸満工業団地内の道路は、もう皆さん御存じのとおり状態が大変悪く、物流企業の配送荷物の浮動による破損などの心配や、洋菓子などの配達には気を遣う道路になっております。商談のために訪れる取引企業や、サザンビーチホテルに宿泊する観光客など、立地企業以外の方が多く訪れる地域になっておりますが、他の道路の整備はどうなってるか、お伺いしたいと思います。 ◎建設部長(大城拡) 再質問にお答えいたします。 先ほど答弁しました公共施設等適正管理推進事業債につきましては、令和4年度以降も財政措置の継続が前提となりますが、工業団地の市道で路面の悪い箇所につきましては、D2号線と同様に公共施設等適正管理推進事業債を活用しまして、年次ごとに申請をしていきたいと考えております。 ◆14番(山城渉議員) 部長、どうもありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。 初めての一般質問で、たくさん学ぶことができ今後の活動に生かしていきます。私の後には、米須の尊敬する先輩である大田守議員に、12月定例会の一般質問を気持ちよく締めくくっていただきたいと思います。本日はどうもありがとうございました。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時07分)                              (再開宣告午後3時07分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめこれを延長いたします。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後3時07分)                              (再開宣告午後3時20分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆16番(大田守議員) 皆さん、こんにちは。一般質問を始める前に所見を申し上げたいと思っております。多くの市民の御支援で、議員としての活動と議会での発言を与えられたことに感謝申し上げます。ありがとうございます。さて今議会の教育委員会から出されました追加議案説明の中で、議会の権限を侵害しかねない発言がありました。少しばかり議会の権限について、お話をさせていただきたいと思っております。地方議会に与えられている主な権限は、議決権、行政監視権、自律権、選挙権、同意権、承認権、請願処理権、意見表明権、報告及び資料請求権などがあります。その中の1つの行政監視権は、私たち議会は市民の負託を受けた住民の代表機関であり、自治体の行政執行の状態を監視し統制する権限のことです。議会の監視統制権は自治体の行政事務に対する監査権と調査権に分かれ、団体長及び関係公務員の議会への出席、答弁の要求、資料の要求、報告の要求、質問などによって監視機能を遂行する権利です。また市の発展につながる提案権も重要なものです。これらをしっかりと心に刻み、日本一の豊かな・安心な・教育のまちづくりを目指し、一般質問いたします。 件名1、教育行政について。小項目1、食育について。ア、市長の見解を伺います。イ、教育委員会の見解を伺います。 小項目2、糸満市立学校給食センターの老朽化について。ア、市長の見解を伺います。イ、教育委員会の見解を伺います。 件名2、福祉行政について。小項目1、福祉団体の活動について。ア、各事業所の活動を知らせるために、常設展示場の必要性があると思うが見解を伺います。 件名3、観光振興について。小項目1、観光産業について。ア、コロナ禍での観光産業に対する見解を伺います。イ、今後の観光産業について市長の見解を伺います。 小項目2、県内有数のサーフィンスポット、米須海岸スーサイドポイントでは、糸満市長杯も開催されています。観光・スポーツ振興のためにも駐車場やシャワー施設等の施設整備が必要だと考えるが市長の見解を伺います。 件名4、水産振興について。小項目1、漂流・漂着軽石への対策について。ア、142隻の漁船のうち8割の船が漁に出ることができず漁業者が困窮しています。今後の糸満市の対策を伺います。イ、海岸への漂着軽石への対応を伺います。 件名5、環境行政について。小項目1、ごみ・廃棄物について。ア、収集前にカラスや猫などのごみあさりのため地域住民が困っています。その対策をどのように考えているか伺います。イ、海浜に多くのごみが廃棄、漂着しているが市として今後どのように対策するか伺います。ウ、産業廃棄物収集時、IT機器を使用した分析・調査で廃棄物の減量と適正処理する仕組みがあるが、一般廃棄物で実証実験を行う必要性があると思うが見解を伺います。 件名6、安全安心な行政について。小項目1、消防体制について。ア、市民の命を守る消防体制の構築は行政の責任です。広域化することでのメリット・デメリットを伺います。イ、救助艇「はやぶさ」が配置されているが、現在のままでは緊急出動時、懸念される状況です。これに対する対応を伺います。 小項目2、防犯体制について。ア、市内に市が設置した防犯カメラの台数を伺います。イ、防犯灯の設置要望状況を伺います。 件名7、児童虐待防止について。小項目1、糸満市子どもを虐待から守る条例について。ア、条例制定について市長の見解を伺います。 件名8、令和3年11月の市議会議員選挙について。小項目1、立候補予定者ののぼりについて。ア、市長は市議会議員選挙に向けて議会が取り決めた掲示物等の自粛に関する申し合わせ事項を知っていたか伺います。 小項目2、輝く市民の会から出されたチラシについて市長の見解を伺います。 あとは質問席から再質問させていただきます。 ◎市長(當銘真栄) 大田守議員御質問、件名8、令和3年11月の市議会議員選挙について。小項目1、立候補予定者ののぼりについて。ア、市議会議員選挙に向けて議会が取り決めた掲示物等の自粛の申し合わせ事項については、令和3年9月6日発行の市議会だよりにて把握しております。 小項目2、輝く市民の会から出されたチラシについては、私の1年半の活動状況について市民に周知を図ったものと認識しております。 残りの御質問につきましては、教育長及び関係部長より答弁させていただきます。 ◎教育長(幸地政行) 議員御質問、件名1、教育行政について。小項目1、食育について、イについてお答えします。 小項目1、イ、教育委員会の見解についてですが、食育は食育基本法の中で、生きる上での基本であり、知育、徳育及び体育の基礎となるべきものとされております。様々な経験を通じて食に関する知識と食を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てることが食育に求められています。近年では朝食を食べない、好き嫌いなど、食生活の乱れや肥満など子供たちの健康を取り巻く環境には様々な課題があります。こうした中、子供たちが学校給食を通じて食事について知識や食習慣を養うために、食育を推進することが重要であります。現在給食センターでは、栄養教諭が小中学校の要請に基づき食事の重要性、健康管理、栄養バランス、食品の正しい知識・情報などの品質及び安全性について自ら判断できる能力を身につけるための食育授業を行っています。今後も家庭や学校と連携を図りながら食育授業を継続してまいります。 次に、同じく件名1、小項目2、糸満市立学校給食センターの老朽化についてお答えいたします。糸満市立学校給食センターは平成8年改築以来25年が経過し施設の老朽化が著しく、調理器具等も耐用年数を超え施設及び設備の更新時期を迎えており、食物アレルギー等の新たな社会的ニーズに対応できる給食センターの早期整備が求められております。このような中、令和2年3月に糸満市立学校給食センター基本計画が策定されました。現在基本計画書で示されているPFI導入可能性調査や、施設整備に当たって遵守すべき法令等の調査など市長部局と連携しながら基本計画のレベルアップを図っております。また新たな給食センターが完成するまでの期間、現給食センターの修繕計画を策定し子供たちの安全安心な給食を維持してまいります。今後は、糸満市立学校給食センターPFI導入等可能性調査の結果を受け、新たな給食センターの早期整備に努めてまいります。 ◎市民健康部長(島根辰也) 御質問、件名1、教育行政について。小項目1、食育について。ア、市長の見解についてお答えいたします。 本市では、「できることからはじめよう、みんながつながる食育・地産地消の「わ」」を基本理念に、5つの基本目標を設定した糸満市食育推進・地産地消計画を平成29年3月に策定しております。体の成長のために食が重要であることはもちろん、大人になってからの生活習慣病を見据え、成人してから規則正しい食習慣を続けるためにも子供の頃からの食育が重要であります。その中で、教育行政における食育に関しましては基本的な生活習慣、食習慣の形成を進める上で、大変重要だと認識しております。 次に御質問、件名4、水産振興について。小項目1、漂流・漂着軽石への対策について。イ、海岸への漂着軽石への対応についてお答えいたします。本市海岸へ漂着した軽石については、市や関係団体、ボランティアにより回収されています。回収ボランティアを申し出てくださった市民へは、市民生活環境課の窓口で地域清掃用のごみ袋を配布し、回収した軽石については収集車が横づけできる場所に集積してもらい市が回収しております。回収した軽石は、自然海岸分は市役所西側駐車場に、漁港や管理ビーチ分についてはそれぞれの敷地内にて仮置きしている状況です。 次に御質問、件名5、環境行政について。小項目1、ごみ・廃棄物について、アからウまでについて順にお答えいたします。小項目1、ア、カラスや猫などのごみあさりへの対策については、ホームページや広報の折り込みチラシなどで紹介しております。「家庭ごみを出すときに心がける3つのこと」として、1、ネットをかけて、ごみの散乱を防止しましょう。2、生ごみは新聞紙や紙袋に入れて、ビニール袋で密閉しましょう。3、収集日の前日ではなく、当日の朝にごみを出すようにしましょうと案内しております。カラスは視覚、猫は嗅覚に優れており、これらの対策がある程度有効とされているため市民への周知に努めます。 次にイ、海浜へのごみの廃棄・漂着ごみへの対策については、ごみの廃棄は不法投棄防止対策事業で取り組みます。投棄者が特定できれば、指導または警察と連携し事件化します。また漂着ごみについては、現在令和4年度沖縄県海岸漂着物等地域対策推進事業申請に向けて調整を行っているところです。 最後にウ、IT機器を使用した実証実験を行う必要性への見解についてお答えします。議員の御質問にあるIT機器とは、東京都の事業者が開発したシステム、PICKFLIP(ピックフリップ)と認識しております。同システムは、収集事業者がごみ袋を車両に積み込む間に、専用リーダーが自動処理し、誰が何をどのくらい廃棄したのか情報が見える化されます。マニフェストの交付が義務づけされている産業廃棄物排出業者においては、マニフェスト作成作業の省略化が期待できると東京都で実証実験が開始されたとのことです。12月9日に同システムを活用し、どの地域がどのくらいごみを出したかを積み上げ地域間で競争するなど、ゲーム性を持ったごみの減量に取り組むという趣旨でお話を伺いました。この実証実験に要する概算費用、効果として期待できるごみの減量など費用対効果を検証したいと考えております。 最後に御質問、件名6、安全安心な行政について。小項目2、防犯体制について、ア及びイについてお答えいたします。小項目2、ア、市が設置した防犯カメラの台数については、平成29年度防犯灯・防犯カメラ等緊急整備事業において、小中学校や児童センター等の公共施設へ23台設置しております。 次にイ、防犯灯の設置要望状況については、予算の範囲内で各行政区に保安灯設置補助金を交付しておりますが、要望が多くありますので隔年で地域を分けて、各自治会から1基の申請を受けております。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 御質問、件名1、教育行政。小項目2、糸満市立学校給食センターの老朽化、ア、市長の見解についてお答えします。 給食センターの老朽化に伴い、令和2年3月に策定された糸満市立学校給食センター基本計画書で示されているPFI導入可能性調査や施設整備に当たって遵守すべき法令等の調査を行うなど、基本計画書のレベルアップ等を行い学校給食センターの効率的、効果的な施設整備、運営について調査を行っております。 次に御質問、件名3、観光振興について。小項目1及び2についてお答えします。小項目1、観光産業について。ア、コロナ禍での観光産業に関する市長の見解については、度重なる緊急事態宣言の発令や期間延長により、宿泊、飲食、運輸などの本市の主要産業である観光産業をはじめあらゆる産業に深刻な影響をもたらし、今なお厳しい状況にあることから事業継続や雇用維持などに向けた取組が必要と考えております。 次にイ、今後の観光産業についての市長の見解については、新型コロナウイルスの感染拡大により大きく変化した旅行形態や消費動向へ迅速かつ的確に対応し持続可能な産業として発展するためには、来年4月にグランドオープンを予定しています糸満市観光文化交流拠点施設くくる糸満を中心に、史跡、戦跡、自然、文化、伝統など多彩で優れた観光コンテンツを磨き上げ、観光関連団体等や他産業との連携による滞留時間の長期化や再来訪につながる取組の実施が必要不可欠と考えております。 小項目2、観光・スポーツ振興のための米須海岸への駐車場や、シャワー施設等の施設整備に対する市長の見解については、当地は日頃からサーフポイントとして多くの市民や観光客等に利用され路上駐車が多いため、交通安全等の観点から駐車場等の整備についての必要性を感じているところです。しかし大度園地・周辺海岸総合整備基本計画で示されている整備候補地が自然公園法の特別地域かつ森林法の保安林区域に指定され、自然環境保護の観点から厳しい規制があります。市といたしましては事業化に向けた課題の整理や、関係団体等との意見交換を図りながら課題解決に向けて取り組んでまいりたいと考えております。 ◎福祉部長(金城満) 件名2、福祉行政について。小項目1、福祉団体の活動について。ア、各事業所の常設展示場の必要性への見解についてお答えします。 議員の御質問は、障害者就労支援施設における生産物の常設展示販売のものと承知しております。市内の障害者就労支援施設においては、企業等に就労することが困難な障がい者に対し、就労の機会等の提供を通じ各般の生産活動等が行われております。この生産活動等を通して製作される物を展示販売することは、障がい者の工賃や働く意欲の向上、社会参加の促進等に寄与するものであり必要性はあると認識しております。常設展示販売場については、場所の確保や事業所が毎日対応できるかなどが課題となることから課題の整理が必要であり、令和3年11月26日に開催された糸満市障害者就労支援施設サービス管理者連絡会等、これまでに常設展示販売の希望について尋ねたところ4事業所が関心を示したことから、引き続き実現の可能性について意見交換を進めているところです。 件名7、児童虐待防止について。小項目1、糸満市子どもを虐待から守る条例について。ア、条例制定について、市長の見解についてお答えします。千葉県野田市で発生した小4児童虐待死事件において、当該児童の前住所地である本市の支援や対応について検証した結果、十分でなかったことが認められました。その後、糸満市要保護児童対策地域協議会が行った児童虐待死事案における検証報告において、課題への対応及び児童虐待の予防及び防止の推進を図るための提言がなされております。本市としましては、本児の冥福を祈り二度とこのようなことが起こらないよう子供の声に耳を傾け、子供にとって最善の利益となるように取り組むことを市の重要課題と位置づけ、子育て世代包括支援センター及び子ども家庭総合支援拠点の一体的運営や相談システムの導入に取り組むとともに、その推進を強力に担保するための虐待を防止する条例制定に向けて準備を進めてきたところであります。子供は社会全体の宝であり、生まれたときから一人一人が人間としてその権利が保障され尊重されるべき存在であります。そして子供が家庭や地域のぬくもりの中で夢や希望を抱きながら健やかに成長していくことは、糸満市民全ての願いであり、地域の力で子供と家族を支える社会を推進するため糸満市子どもを虐待から守る条例を提案したところであります。 ◎経済部長(兼城浩康) 御質問、件名4、水産振興について。小項目1、漂流・漂着軽石への対策について。ア、今後の糸満市の対策についてお答えいたします。 現在、本市独自の支援策として漁業者支援のため11月26日からふるさと納税制度を活用したクラウドファンディングを実施しており、糸満漁協を通して漁業者支援に活用する方策を講じています。また日々軽石漂着の状況が変化しているため、国、県の環境及び水産関係部署などから情報収集等を行い、今後の漂流・漂着軽石の対策を検討していきたいと考えております。 ◎消防長(平田徳明) 御質問、件名6、安全安心な行政について。小項目1、消防体制について、ア及びイについてお答えいたします。 小項目1、ア、広域化するメリット・デメリットについて。メリットについては、1、災害発生時の初動体制の強化。2、本部機能統合等による現場要員の増強。3、組織拡大に伴う人員増等による高度・専門的な人材育成。4、財政規模拡大に伴う高度な車両や資機材の計画的な整備。5、消防署所の配置や管轄区域の適正化による現場到着時間の短縮がメリットとして考えられます。デメリットについては、国の指針として人口減少社会における人口の低密度化や高齢化の進展等に鑑みて、消防力の維持・強化に当たって最も有効な手段は消防広域化であるとしていることから、小規模な消防本部では消防力に限界のある災害等でも広域化によるスケールメリットの効果により、消防力の維持・強化が図られることからデメリットについては特にないものと考えています。 次にイ、救助艇はやぶさの緊急出動時の対応については、現在、消防本部の所有する救助艇はやぶさは平成30年8月に糸満漁港ふれあい公園指定管理者(糸満観光協会・ドリームブリッジ共同企業体)と消防本部との間で、水難救助に関する協定書及びジェットボート(水難救助艇)に関する覚書に基づき糸満フィッシャリーナ内に配置をしています。救助艇を必要とする水難事故が発生した場合には、消防は管理者から業務委託を受けている業者(機能別消防団員も含む)に出動要請を行います。業務委託者は速やかに糸満消防所有の救助艇はやぶさを使用し水難救助現場へ出動することになっています。業務委託業者には、令和3年8月に任命された4名の機能別消防団員がいます。 ◆16番(大田守議員) まず教育行政のほうから再質問させていただきます。 今回、食育については知育、徳育、そして体育の基礎になるということがございました。そうであれば私は食育の中で給食の位置というのは大変重要なものであると思いますけれども、それについてはいかがでしょうか。 ◎教育長(幸地政行) 食育における給食の非常に重要なところということでありますが、これは当然ですね、学童期から中学3年生まで9か年間、200日給食を食していくわけです。それも学校栄養教諭等が練りに練った栄養価の高い、そういった安全安心の給食を提供していくわけであります。ですから、やっぱり学校現場での給食における食育を通して子供たちの、少しずつ着実に、この9か年間食育を通して、勉強もしながら、食の勉強もしながら立派な、知育、徳育及び体育の基礎が培われていくものと理解しております。 ◆16番(大田守議員) その中に、アレルギーを持ってるお子さんたちがいらっしゃいますよね。そのお子さんたちが、給食センターがその食育の重要な位置を占めるのであれば、この子たちが食育に対して、その食育というその授業を受ける、これが十分配慮されてるのかどうか。アレルギーに対してどのような形で教育委員会はお考えになっているか、それをお聞かせください。 ◎教育長(幸地政行) 議員の再質問にお答えします。 学校における食育における食物アレルギーの対象の児童生徒への食育はどうなってるのかということだと思います。今、学校栄養教諭、学校の依頼によって食育の授業を展開しているところです。これは給食センターに3名配置されていて、この方々が小中学校において、その内容における食育の授業を展開してまいります。でもですね、おっしゃるように一般的に、やはり先ほども述べたように、食に対する重要性とか健康管理とか栄養バランスとか食品の正しい知識、情報等を一般的な食育における授業展開が主だというふうに理解しております。ですから食物アレルギーをお持ちのお子さんたちへの食育の授業展開については、少し希薄かなというふうに理解しております。ただ個別にですね、例えばこの学級に、なぜあの子は弁当を持ってきて食べているのとか、やっぱり小さい子なりに疑問を持ってやるときには、先生方はそれに対応した絵本を使ったり、道徳であったり人権の教育であったり、そこにはしっかり配慮していきながら、この子のそういったものを学校サイドはやっているものと理解しております。 ◆16番(大田守議員) 現場では、しっかりとなさってると思うんです。本当にありがとうございます。だからこそ私は今回、アレルギー対応型の給食センターの早期の整備が絶対必要だと思うんですよね。そういった中では、今止まってる理由、この理由の中に広域化とPFIの検討をしたいということがあって1年間止まっております。行政で整備事業が1年間止まるということは、私は本当に実際走り始めたら二、三年遅れるんじゃないかなと大変危惧しております。それでお聞きいたします。広域化とPFIの検討はどうなっておりますか。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 再質問にお答えいたします。 広域化とPFIについての御質問なんですが、まず広域化に関しましては近隣自治体にアンケートを実施して、広域連携の意思の確認や連携を進める上での課題等となる事項について意見交換を行っております。PFIの検討につきましては現在民間事業者への市場調査を実施中であり、最終的に今年度中にPFIの総合判断を行い、今後どの方式で進めていくか判断する予定でございます。 ◆16番(大田守議員) 多分ですね、広域化というのは給食の一番ベストな方式は自校方式なんです。各小中学校でその学校で作る、温かいうちに出す、これが一番ベストなんです。ただそれがなかなか財政的にできないということで、糸満市は給食センター方式になっております。これが広域化になれば自校方式はさらに遠くなっちゃうんですよね。これを考えた場合、私はまず最初、この議論の中で広域化が必要だという答弁がございました。もうこれは最初から、これはおかしいと。その後に出てきたのがPFIですよね。私は、PFIというのはこの知育、徳育、体育の源になる食育、これを本当に民間に任せるんですか。私はこれを教育委員会に問いたいと思います。給食センターの所管事務は教育委員会です。知育、徳育、体育、この源をつくる子供たちを、これは将来に対してすごく重要なものなんです。この給食センターの所管事務を、皆さん方は行政側の、市長側の教育委員会部局から食の所管事務を一部移したことに対して、それに対して教育長はどのような思いがありますか。よろしくお願いします。 ◎教育長(幸地政行) 議員の、所管である給食センターを市長部局になぜ移して今の対応になっているかという御質問であります。 これについてはやっぱり、全国ではPFIを導入した給食センターもあると。また議員の皆さんも過去視察に行ってですね、いいのを見てきたよというお声もあります。それから広域化については、やはりこれはもう本当に近場、近いところでやっていかなくちゃならないので、議員御指摘の自校方式、つまり自分の学校の給食をそこの場所の区域で給食を提供する、温かいうちにということは理解をしておりますけれども。今センター方式でありますけれども、元に戻るとPFI、それから広域も含めて、それからアレルギー対応の場合は、例えば個別のイカが駄目とか、大豆が駄目とか、ABCDの料理を作らないといけない、これについては広域化は少し有利であると。つまりA市、B市がですね、1つのアレルギーの対応をするときには、その辺は有利であるというお声もあるようです。それからレベルアップ、現在の予定されている土地の、どのぐらいの予算で、周りの環境等ですね、これはもうしっかり調べないといけないということだったので、現在、市長部局とともにその調査をして、年度末にはその結果が出るということであります。 ◆16番(大田守議員) 予定していたその土地の箇所が4か所、その中から1か所ある程度の目安をつけて、地主さんとも話をやっていたのかという感じはしますけれども。そういったものを含めて、土地確保がまず第一なんですよね。これがまだ広域化かPFIかという状況であれば、私はさらに遅れるんじゃないかなと危惧します。教育長、本当に早め早めに対応しないといけないと思います。今後どのような形で、私はもうPFIも多分厳しいと思います。あともう僅か、1月、2月、3月ですよ。この3月定例会で次年度の予算を出さなければ、また1年間遅れます。そういった形で時期はせっぱ詰まってきているんですよね。今回の時点で決定できない、そうするとさらに遅れます。こういったことを考えた場合、この糸満市の給食センターの老朽化というのは本当に待ったが利かないんですよ。これがストップすれば1日7,000食余りの給食がストップですよ。これね、ストップした場合の保護者の負担というのは、相当大きいですよ。やはりこれは早期に整備すべきだと、私、これを強く申し上げます。それとともに私は給食の無償化が必要だと思っております。そういった中では、憲法第26条第2項、これにどのような明記をされてるのか、義務教育に対して。それを答弁お願いしたいなと思っております。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時02分)                              (再開宣告午後4時02分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎教育長(幸地政行) 議員の御質問にお答えします。 憲法第26条第2項の教育は無償であるべきという規定において、給食費を無償にすべきであるということだと思います。第2項では義務教育はこれを無償とするとしております。そして、この第26条第2項の無償とは、授業料不徴収の意味と解するのが相当であるというふうに認識されていて、授業料は無償である。この第2項の規定によって、憲法上無償で教育を受けることができますということになります。ですから繰り返しなりますけれども、この無償は授業料の無償を意味するとされているので、今、給食センターにおける給食費についてはそれには該当しないということです。 ◆16番(大田守議員) この第26条第2項については、私、これ見解の相違だと思っております。授業料無償、でも食育は私は、先ほど義務教育では重要な授業、食育だとおっしゃっております。その義務教育の一環なんですよね。そうであれば私は授業料だと考えて、無償化もあるんじゃないかなと思っております。これは見解の相違だと思いますので、今後またこの件に関しましては議論させていただきます。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時04分)                              (再開宣告午後4時04分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆16番(大田守議員) 福祉団体の活動について。これについて、障害福祉作業所は在宅障がい者の生活、作業指導を通じて生活の充実と社会的な自立を図る、社会参加の促進と生きがいを与えることを目的という形で、糸満市内でも開所をされていると思っております。今、各事業所の利用者数と事業所数をお伺いいたします。 ◎福祉部長(金城満) 再質問にお答えします。 現在、市内にある就労支援事業所は21事業所となっております。利用者数については、各事業所には市外の利用者もおり把握が困難です。就労移行支援、就労継続支援A型、就労継続支援B型の市外の施設利用を含めた支給決定者数でお答えさせてください。令和3年10月末現在で434名となっております。 ◆16番(大田守議員) 21事業所で434名ということですね。現在、週に数回、1階ロビーで、各1事業所ずつ展示販売をやっておりますよね。私はそうではなくて、今までコンビニが入居していた、ちょっと今シャッターが閉まっているあの場所がありますね。そこを中心に常設展示、そして即売会ができるような、やれば、この各事業所ともやる気がアップするんじゃないかなと思っております。そこの利用者も含めてですね。私たちが作ったものがその前で展示されて、市民の目に見えて、それを売ることができる。これが毎日できる。それは大変大事なことだと思っておりますけれども、この点についてそういったことをやる、整備をする。そういった考えはございませんか。 ◎福祉部長(金城満) 再質問にお答えします。 常設展示販売にて販売することによって、市民が商品を目にする機会が増えるとともに事業所を利用する障がい者の工賃や働く意欲の向上、それから社会参画の促進等に寄与するものと思います。しかしながらローソン跡のスペースを活用するには、庁舎管理部署との調整が必要となります。また各事業所が常時展示販売するには、ニーズに合わせた商品販売等、調整が必要なことが数多くありますので、今後も引き続き調整を図ってまいりたいと考えております。 ◆16番(大田守議員) 先ほど部長の答弁の中で4事業所が何かそこに興味、関心を示してるというお話がございましたよね。私はまずその4事業所、関心を示しているところからでも始めていいと思うんですよ。その点に関していかがでしょうか。 ◎福祉部長(金城満) 11月に話をさせていただいております。まだ関心を示しているというところであって、これが販売まで行けるというところまで具体的なところの詰めができている状況じゃありませんので、これは事業所ともしっかり調整をしながら話を進めることが重要だと思っております。 ◆16番(大田守議員) 私、利用された皆さん方の充実のためにはぜひ必要な整備だと思っておりますので、ぜひともこのまず4事業所からでもよろしいですので、調整してください。よろしくお願いします。 件名3に移ってまいります。今回、コロナのほうで打撃を受けているんですが、国のコロナ対策費を使って、いろいろ糸満市のほうも様々なものをやっているというお話を聞いております。そして民間のプロの集団、行政書士の皆さん方を借りることによって、糸満市の事業者の皆さんは大変助かっております。これは本当にありがとうございます。ただ今後、これからはコロナ対応をちゃんとしながらも、必要なものは感染症の収束後、これをどのようにしてこの糸満市を構築していくのか。糸満のほうでも大型資本を投入したリゾート型のツーリズムで、もう大きなホテルがこれから出来上がります。できているのもあります。彼らは大きな資本を投資しているので、自ら一生懸命動いていってできると思いますけれども。ただ、私たち糸満市内の、本当に中小の零細な観光産業に関わっている人たち。例えば民泊をされている方々、その方々が今壊滅状態なんですよ。コロナ前までは、200名で始まった教育民泊が、1万人余りまで増えてまいりました。これ、コロナで一瞬にしてなくなりました。最初のうちは、また再開したらまた頑張ろうねという話をあちこちで聞いていたんですが、今最近になってくると、もう一年以上もやってない、もうやがて2年目になると。そうなってくると、それを考えるとちょっとおっくうになってきたというお話もございます。私、こういったときこそ糸満市が補助金を出している観光協会が中心になって、こういった人たちのモチベーションを保つ、新しいこの糸満市の、スローツーリズムの糸満市のよさを訴える教育民泊をしっかりとやる、この機会じゃないかなと思っております。この民泊ができない期間にこそ、こういったものをしっかりと構築していく機会じゃないかなと思っております。これはやっぱり行政が主体となって観光協会とやらないと、なかなかできないんですよね。その点に関して、市のほうはどのような思いで対処されますか。よろしくお願いします。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 再質問にお答えいたします。 教育民泊の件についての御質問なんですが、議員おっしゃるようにコロナ禍前は年間約1万人の教育民泊を受け入れていました。しかしコロナの感染拡大によって、ほとんど修学旅行が中止になり非常に厳しい状況というのが、先ほど議員からもお話がありました。それで市といたしましては本市の教育民泊の回復に向けて、昨年度は本市でこれまで教育旅行ですね、民泊を受け入れていた学校、団体等に対して、コロナ収束後の再利用に向けて、市特産品と市長メッセージを送付して、再度コロナが収束したら利用していただきたいということで、昨年度は特産品等を送付しております。 あと今年度はですね、議員おっしゃるように観光協会に委託しておりまして、旅行商品の展示会、商談会で使用するプロモーション動画の制作及び県外で開催される教育旅行説明会の出展、その辺を行って教育民泊の回復に努めてまいりたいと考えております。 ◆16番(大田守議員) それはもちろんありがたいことです。私は、教育民泊というのはそれぞれの家庭が引き受けないと、引き受ける家庭がないと教育民泊自体が成り立たないんです。糸満市がどんなに一生懸命やっても成り立たないんですよ。この家庭を今後どのようにして再構築するのか、この点をお聞きしたいです。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時13分)                              (再開宣告午後4時14分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 再質問にお答えいたします。 民泊事業者の継続についての御質問なんですが、まず市のほうとしては今年度、観光関連の事業者ということで民泊事業者についても一律10万円の持続化給付金を給付しております。補助金を給付しております。それで今後の民泊事業の継続性についてなんですが、観光協会を通しまして今後の研修会、あるいは議員おっしゃるように高齢化してもうやめる民泊の業者もいると聞いておりますので、新たな民泊事業者の発掘等も含めて今後観光協会とタイアップして進めていきたいと考えております。 ◆16番(大田守議員) よろしくお願いいたします。やはり沖縄観光の基礎は、この思春期の中学生、高校生がどれだけ沖縄を好きになるか。この子たちが沖縄を好きになれば、絶対沖縄の観光は私は衰退しないと思います。こういった子たちが毎年5%でも積み上がっていったら、1,000万人観光、2,000万人観光じゃなくてもっと質のいい観光ができると思いますので、ぜひともよろしくお願いいたします。 それから、あとスーサイドポイントの駐車場の整備の件なんですが、市長は現場を確認したことがありますか。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 議員時代からも何度か確認させていただいております。 ◆16番(大田守議員) そうであれば、向こうの駐車状況は御存じだと思っております。だからこそ事故防止、そして向こうに観光に訪れた方がなかなか駐車ができない。あとはこのマリンスポーツの愛好者、そしてまた地元住民とのあつれきが、このまま放置すればあつれきが生じかねないと私は危惧しているんですね。今回、そこの前からありますトイレと駐車場の整備、これを市長はどのように考えておりますか、今後。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 再質問にお答えいたします。 米須スーサイドの駐車場問題の御質問なんですが、この平成29年5月に策定した大度園地・周辺海岸総合整備基本計画というのがございます。それに駐車場候補地というのがあるんですが、もうその場所につきましては自然公園法の第1種特別地域及び森林法の保安林区域に指定されております。それで開発許可を得るのが非常に厳しい地域になっております。それで市としましては、長期的には整備が必要だと思っておりますが、とりあえず沖縄県のほうに、議員おっしゃるように今、違法駐車の状況もございますので、県のほうが平和創造の森公園内に新たに駐車場の整備を行っております。その駐車場から海岸に下りる遊歩道の整備も行っておりますので、とりあえずの海岸利用者については平和創造の森の駐車場を利用していただきたいと、関係団体と今後調整していきたいと考えております。 ◆16番(大田守議員) 大変残念ですね。この平和創造の森公園の駐車場は、これは何時から開きますか、時間がありますよね。それを御存じですか。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 県に確認したところ、9時から5時までと聞いております。 ◆16番(大田守議員) 波のいい日は、朝5時、6時から来ます。そして午後6時以降もいらっしゃる方もおります。それを考えたら、とてもじゃないけれどもそれだけではできませんよ。私は県に対して強く市は申し入れるべきじゃないかなと思っておりますが、その件に関していかがでしょうか。 ◎企画開発部長(徳元弘明) 再質問にお答えいたします。 確かに波の関係で、朝早く海岸を利用する方もいらっしゃいますので、今後県のほうに対しても時間を早めに開けていただけるかどうか、その辺は調整していきたいと考えております。 ◆16番(大田守議員) この件に対しても、また次回の議会でもやっていきたいなと思っております。 件名4、水産振興について伺います。今、漁業者の皆さん方、この軽石対応のためにフィルターを10万円から30万円かけて取り付けたり、そして魚槽を1つ潰して、そこに水を入れてやったり、そういった対応をされていると聞いております。そのためにはやはりお金がかかっておりますけれども、これに対する市の補助とかそういったものを考えておりませんか、お聞きいたします。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 今回の答弁にございましたクラウドファンディングでございますが、これを200万円、今現在予算化しておりますが、これを具体的にどれに活用というのは、今から協議して考えようと思っております。これが修繕費に当たるかどうかは今後分からないところでございますが、また新たにこの修繕に関して予算化するかどうかは、今後また検討していきたいと考えております。 ◆16番(大田守議員) 大変残念、200万円では全然足りないんですよ。10万円から30万円で、平均して20万円と考えても僅か10隻ですよ。私はやるんだったら、糸満市は腰を据えて、もっと多くの予算を組んでやるべきだと思っております。この件に関してはいかがでしょうか。 ◎経済部長(兼城浩康) 再質問にお答えをいたします。 現在県のほうから、県と市町村、協力して支援事業ができないかという打診も来てございます。予算化もしていないことから内容については説明できませんが、こういった活用できるものもあればですね、そういったものを活用しながら考えていきたいと考えております。 ◆16番(大田守議員) ぜひよろしくお願いします。私たち議員も、7名の議員が西銘大臣としっかりお会いして、その点は強く要請をやっておりますのでぜひともよろしくお願いします。 件名5の環境行政に移ってまいります。カラスや猫などのごみあさりに対してネット等使うと、そういったものをやっていると言われているんですけれども、生ごみ処理等に対しては処理機への補助がありますよね。それと同じように廃棄物の減量のために同じ考えでそういったネット、もしくはかごをやった場合の補助は考えられませんか、お聞きいたします。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 糸満市の世帯数は2万7,000余りであります。仮にその半数に補助するとしても膨大な予算を必要とします。ネットに対する補助は厳しいものと考えております。現在、被害のある地域では、それぞれの家庭やアパートで防護のためのかごやネットを用意してもらっています。市の取組としては有効な対策の周知に努めてまいりたいと思います。 ◆16番(大田守議員) カラスは頭のいい動物なんですよね。ネットであれば本当にくちばしでつまんでやっているという方もいらっしゃいます。それであればしっかりとしたかごとか、そういったものが必要になってくると思うんですよね。100%補助ではないんです、このうちの10%補助でするのか。もし5,000円かければ1,000円ぐらいでできるのかと、そういった議論をしてほしいなと思っております。これは要請いたします。 それからあと海岸に漂着している軽石の漂着物、この辺の現状をどのように今考えて、それを拾った後の置場をどのように考えてるのか。私は、これは県がしっかりと対応すべきだと思っておりますけれども、糸満市はどのような形の対応をされますか。
    市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えをいたします。 米須海岸において4月から7月までに約1トンの漂着ごみを回収し、年間漂着量を3.6トンと見込んでおります。漂着物の内容についてはプラスチック容器やペットボトル、漁具などです。日本製のものもあれば、外国製の漂着物も確認をしているというところでございます。漂着ごみをボランティアにて収集してくださる皆様には、深く敬意を表したいと思います。市としましては、事業として海岸漂着物対策に取り組まなければならないと認識した次第です。 ◆16番(大田守議員) 漂着物対策については、海岸漂着物等地域対策推進事業というのが県のほうにございますよね。それに対して、今糸満市は申請しているのか、次年度からこれを申請して開始するのかどうか、これをお聞きいたします。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 沖縄県に対して、今年8月に次年度の当該事業へ参画する意向を示しております。また市としましては、新年度の事業化に向けて調整中であります。 ◆16番(大田守議員) よろしくお願いいたします。 あと廃棄物の減量化、これは費用対効果が出ないことには分からないと思うんです。そうであれば、排出者が何をどのくらい廃棄したか、こういった把握するためには見える化が必要だと思います。ごみの見える化、廃棄物の。そのためにも実証実験をすべきだと思いますけれども、その点に関してはいかがでしょうか。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えをいたします。 繰り返しになりますけれども、今回のお話は自治会単位でごみ量を集計し、どの自治会のごみが一番少ないかと、ゲーム性を持ったごみの減量化に取り組めないかという趣旨のお話でした。実証実験については、十分に費用対効果を検証して判断いたします。ごみの減量化は環境衛生行政において最も重要な課題の1つです。ITの活用を含めて、課題解決に臨んでまいりたいと考えております。 ◆16番(大田守議員) ぜひとも議論されてください、よろしくお願いいたします。 件名6、安全安心な行政について再質問させていただきます。広域化によって救急体制の向上はあるのかどうか、県単一消防本部の構想がなくなった理由、この2点をお聞きいたしたいなと思っております。 ◎消防長(平田徳明) 再質問にお答えいたします。 広域化による救急体制の向上があるかという御質問ですが、広域化による管轄区域の適正化により一部の地域では広域化によって到着時間が短縮される可能性があるということと、また現在糸満消防では救急車両が3台ということで運用しているため、同時に3台が出動した場合に非番、休みの職員を召集して消防体制を整備している。そういうことからすると、広域化された場合は近隣の消防で対応できるので職員の非常召集がなくなるということが想定されます。それから以前、県1ブロックでの広域化に向けて協議会を設置していた経緯があるんですが、将来的な財政負担の懸念等を理由に、県1ブロックでの消防広域化については困難ということでの結果に至り、協議会は解散して現在は県1のブロックよりも地域の各ブロックでの広域ということで3月に推進計画になってます。 ◆16番(大田守議員) 消防の広域化に関しましてはもっと詳しい議論をしたいなと思っておりますので、次回にまた回していただきます。 防犯体制についてですね、私はこの防犯カメラが市内で23台市が設置しています。大変少ないなと思っております。ある市民の話の中で、通勤の途中、抱きつかれたと訴えたが、全く相反する内容のためうやむやになってしまったという事例があるんですね。防犯カメラがあればそのようなこともなくなると思うんです。市民が安心安全な市民生活を送れると考えております。この方がおっしゃったのは、私だったからよかったかもしれない。これが小さな子供たちだったら大変なことになっていたかもしれないよというお話でした。その点は、防犯カメラはもっと必要だと思いますけれども、その点についていかがでしょうか。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 御質問の事例につきましては、防犯カメラがあれば事実関係をつかむ手がかりが増えると、早期解決が図られるものと考えます。防犯カメラは、市民が安全安心な生活を送るためのツールとして役立つものであると考えております。 ◆16番(大田守議員) 通学路にせめてそういったものをしっかりと設置していただくと。防犯灯も同じなんですよね。通学路で暗い場所もございます。特に西崎第一団地と西崎小学校の間、西崎団地側はちょっと明るいんですが、木が生い茂っていて小学校側は真っ暗なんですよ。この点について、そちらのほうに防犯灯をつけるべきではないかなと私考えておりますけれども、その点に関してはいかがでしょうか。 ◎市民健康部長(島根辰也) 再質問にお答えいたします。 現場を確認したところ、防犯灯の設置の状況につきましては県営団地側の歩道には団地敷地内に防犯灯が3基ありました。しかし西崎小学校側の歩道にはないため、暗く感じますので自治会及び関係部署と協議をしてまいりたいと思います。 ◆16番(大田守議員) よろしくお願いいたします。 件名7、児童虐待についてお聞きしたいなと思っています。今回、糸満市子どもを虐待から守る条例について、十分な対応ができなかったと答弁されておりますが、何が不十分だったのか、それをお聞きいたします。 ◎福祉部長(金城満) 再質問にお答えします。 同事案に関しては、第三者による検証ということで糸満市要保護児童対策地域協議会のほうで検証報告を行っております。その報告において、原因の究明、課題への対応、再発防止策等が示されていることから、当時の対応として十分でなかったものと認識しております。 ◆16番(大田守議員) その件に関しまして、タイムスの12月15日付の記事は確認されましたか。 ◎福祉部長(金城満) 沖縄タイムスの記事ということですけれども、令和3年12月16日の沖縄タイムス22面において、糸満市子どもを虐待から守る条例に関する記事が掲載されたことを確認しております。 ◆16番(大田守議員) その中で、野田市の事件は市の落ち度をにおわせる記事となっているんですよ。本当に当時として市は落ち度があったんですか。 ◎福祉部長(金城満) 再質問にお答えします。 要対協の検証報告においては、家庭児童相談室からケース移管が行われなかったこと、本児や実母から直接話を聞くことができていない等が課題として挙げられております。 ◆16番(大田守議員) 当事者から話を聞けなかった。僅か、あれは7月4日か5日でやって、2週間しか時間がないんですよね。その間に何度も私は、当時の職員は本当に一生懸命この仕事をされたと思いますよ。時間的なあれがなかったと。だからこそ私は糸満市に落ち度はなかったと。糸満市はハイリスク家庭が、この家庭はハイリスクなんだと、それを野田市に伝えているんです。その後、1年後なんですよね。だから私は、簡単にこの小さな命に対しての哀悼の意を表す、これは当たり前ですよ。これはできない首長はいません。でもしかし、職員に本当に落ち度があれば謝罪をして、この落ち度をどうするかというまで持って行かないと課題解決にならないんですよ、本格的な。これに対してどう思いますか。 ◎福祉部長(金城満) 再質問にお答えします。 この事案に対する検証は、第三者によるもので報告をされています。それを真摯に受け止めるべきだと考えております。 ◆16番(大田守議員) そのときの、事件が起きたときの部長は副市長です。そのときの課長は、福祉部長です。皆さん方は第三者じゃなくて、糸満市としてどう考えているんですか。 ◎福祉部長(金城満) 再質問にお答えします。 しっかりこの反省の下に児童虐待の防止策を講じ、二度とこのような事件が起きないような対策を講じることが必要だと考えております。 ◎副市長(神谷和男) 再質問にお答えします。 事案の検証をするのは当事者だけの目ではなく、第三者も含めた多角的な視点で分析することが必要だと思っています。今回第三者の目から、やはり不完全な、不適当な部分がありましたよという御指摘がありましたので、その点については真摯に受け止めるべきだと考えております。 ◆16番(大田守議員) では具体的にですね、糸満市の職員がどんな落ち度があったんですか、それを教えてください。当時の。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時35分)                              (再開宣告午後4時50分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎福祉部長(金城満) 再質問にお答えします。 資料を準備させていただきましたので、お時間を頂きました。先ほど行政としてこのような事件が二度と起こらないように、真摯に受け止める必要があるということを申し上げました。糸満市では、令和2年3月23日に糸満市要保護児童対策地域協議会が児童虐待死事案の糸満市における検証報告というのを行っております。このほうは市ホームページでも公開しておりますので、御覧になることが可能だと思います。併せてそのほうを県のほうに報告しております。沖縄県において、児童虐待死亡事例検証報告書、平成31年1月千葉県野田市10歳児死亡事例として令和2年4月、翌月に沖縄県社会福祉審議会児童福祉専門分科会審査部会において、県のほうにおいても検証報告を行っております。その中には7点の項目が設けられておりまして、検証の目的、検証の方法、概要、本事例の経緯、明らかとなった問題点・課題(問題点の整理・分析)となっています。それから提言・対応策等、おわりにという形で構成されております。その中の5番目の明らかとなった問題点・課題(問題点の整理・分析)というところを少しかいつまんで報告、説明させていただきます。その中の(1)糸満市の対応について、の中の糸満市児童家庭課の対応についてのところを抽出して答弁させていただきます。全部読み上げますと相当時間かかりますので。「平成29年7月6日、家族以外の親族から、入院中の母が「『実父からDVを受け、実父から本児への恫喝がある』と聞き心配。」と相談に訪れた際に、本児に対する児童虐待については、疑いありとして受理した。」とあります。糸満市として受理しているということが記載されております。ちょっと経過は省きまして、上記について以下の課題があるということで、アからクまでありますが、抜粋してお答えします。ア、児童虐待の疑いとして受理した場合、リスクアセスメントシート、これは虐待リスク判定のため客観的指標でございますけれども、によってリスク評価を行うべきであったが活用されていなかった。イ、虐待通告受理後の調査においても直接聞き取りを行うことが重要であるが、学校訪問したにも関わらず本児と直接面談をすることがなかった。ウ、DV・恫喝があるとの情報があったが、面前DVが児童への心理的虐待であるとの視点の調査がなかった。エ、学校へ見守りの協力依頼において、面前DVへの認識等が不十分であったため、本児の心理面等に配慮した見守りの必要性について伝えることができなかった。オ、学校への見守り依頼が口頭で行われ、具体的な情報が十分伝わっていなかった。1つ飛ばしましてキ、情報収集が不十分なことから、要保護児童対策地域協議会ケースとする判断ができなかった。ク、本児に傷や痣がないことや登校状況も良好であるとの情報から、本家族への関わりが妹の養育が中心となり、児童虐待の疑いとして受理していたが、面前DVが心理的虐待との認識が薄く、野田市への児童虐待に関する情報が提供されなかったという点が挙げられております。ほかにも多々ございますけれども、そこは省略させてください。その上で、当審議会からの提言としては、市町村の対応についてというところで8点挙げております。通告受理後に、リスクアセスメントシートを活用して、虐待事案に対するリスクを把握すること。DVや児童虐待については、当事者や児童から直接聞き取ることを第1とし、更に関係者からの情報を元に家族全体の状況を把握すること。それからDVや児童虐待については、他の部署との連携が必要なことから、文章も含めて日頃から情報共有し、要保護児童対策地域協議会を積極的に活用すること。それから所管する業務のみにとらわれず、常に家族全体のバランス(家族力)をみる視点で、リスクアセスメントを行い、組織的かつ横断的に情報共有することといったような点が提言として挙げられております。したがいまして、これらの指摘も含めて一つ一つクリアするために本条例を提案しておりまして、それらの規定が盛り込まれているものでございます。 ◆16番(大田守議員) 私は、具体的に職員がどういった落ち度があったかどうか、これをお聞きしているんです。それはどうですか。 ◎福祉部長(金城満) 再質問にお答えします。 先ほど申し上げた点が、職員の落ち度となります。 ◆16番(大田守議員) 職員の落ち度があったということを、じゃあ今認めましたね。 そうであれば、今回の条例に対して職員が落ち度あった場合はどうするか、罰則規定が必要じゃないですか。いかがでしょうか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時57分)                              (再開宣告午後4時57分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎福祉部長(金城満) すみません、答弁の訂正をさせていただきます。ちょっと慌てて答えてしまいました。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時57分)                              (再開宣告午後4時58分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎福祉部長(金城満) 答弁を訂正させてください。 「職員の落ち度」と答弁しましたけれども、「市として組織的に十分でなかった点」ということでございます。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後4時58分)                              (再開宣告午後5時00分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎福祉部長(金城満) 再質問にお答えします。 行政の瑕疵に対しての取扱いということでございますけれども、行政の瑕疵とは行政行為としての瑕疵との理解であります。法律的行政行為は行われておりません。つまり行政処分等は行っておりませんので、まずこれには該当しないと考えます。準法律行為的行政行為としては、婦人相談において虐待のおそれがあることから虐待事案として受理した行為がございます。当該行政行為は何らかの法律効果を付与するものではないため、これも行政行為の瑕疵には当たらないと考えます。仮に要対協ケースとして受理して児童相談所や野田市に通知をしていたとしても、児童相談所や野田市が行政行為を行うには、それぞれの意思を伴うため当該行政行為が法律により一定の法律効果を付与するものには当たらない。したがって行政行為としての瑕疵はないものと考えられます。 ◆16番(大田守議員) では行政として、職員も瑕疵はなかったということですね。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後5時02分)                              (再開宣告午後5時02分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎福祉部長(金城満) 御質問にお答えします。 瑕疵というものに関しては、どの法律のどの条項を適用するかによって異なるものだと理解しております。職員が行った行為に対して瑕疵があったかいうことであれば、先ほども申し上げたとおり行政行為としての瑕疵はなかったものと考えております。 ◆16番(大田守議員) 行政行為としての瑕疵がないのであれば、では市長はなぜこの件に関して謝罪いたしますとおっしゃったんですか。教育長は謝罪という言葉を使いませんでした。哀悼の意を表したんですけれども、市長はこの場で公に謝罪したんです。市のトップとして、行政のトップとして謝罪したんですよね。これは何に基づいて謝罪をされたんですか。 ◎福祉部長(金城満) すみません。答弁がちょっと言葉足らずだと思っております。 行政行為としての瑕疵はございませんでした。つまり処分という意味ということでございますが、検証にあるように十分でなかったということでございます。 ◆16番(大田守議員) そうであれば、その件は今後またもう一度議論したいと思っております。 では市長は、ここで謝罪した後、関係者にどのような対応をされましたか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後5時05分)                              (再開宣告午後5時06分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎福祉部長(金城満) 再質問にお答えします。 先ほども答弁したように、検証報告においては数点の指摘がございます。そういったところで十分でなかったところが多数ございましたので、それを改善するために様々な施策を講じながら、それを担保する条例案を今回提案したところでございます。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後5時06分)                              (再開宣告午後5時06分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎福祉部長(金城満) 再質問にお答えします。 十分でなかったということから、亡くなられた児童の冥福を祈るとともに、このような事案が二度と起きないようにするために、取り組んでまいるということを議会において表明されたと認識しております。 ◆16番(大田守議員) 私はこの場で謝罪するということは、教育長のあの対応、あれが行政としての対応の仕方だと思っております。でも、それ以上の謝罪をしたのであれば、市長はこの関係者に本当に具体的にどういう対応をされたのかをお聞きいたします。この条例をつくればいいという問題ではないんですよ。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後5時08分)                              (再開宣告午後5時08分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎福祉部長(金城満) 再質問にお答えします。 十分でなかった反省の下に、議会において市民も含めて広くお答えするために答弁されたものと認識しております。 ◆16番(大田守議員) とんでもない、答えになっておりませんよ。 そうであれば、この条例をつくったにしても糸満市は変わりませんよ。問題が起きて、課題が起きて分かったらどう対処するか。それをしっかりと対処するのが解決であって、このままでこの条例をつくっても魂は入りませんよ。この件に関してはまた次回もやりたいと思っております。次に移りたいと思っています。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後5時09分)                              (再開宣告午後5時09分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◆16番(大田守議員) 件名8に移って行きます。チラシ、のぼりについてなんですけれども、市長はのぼりの写真をいつごろ提供しどのように使用するか、これは分からなかったのでしょうか。この2点をお聞きいたします。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えいたします。 写真のデータの提供は10月の初旬だったかと思っています。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後5時10分)                              (再開宣告午後5時10分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えします。 のぼりの写真ということの提供ではなくて、こちらから提供したのではなくて、のぼりの写真は御本人が来て、写真を撮らせていただきたいということで撮ったところであります。 ◆16番(大田守議員) 私たち糸満市議会は、こういったもの、公選法にかかるようなものは自粛しましょうということで決議して、みんな我慢してやってきました。でも市長がこういった形で名前も、糸満市の市長で、當銘真栄と名前も出して糸満市長の職名も出して、一緒になってやっております。これは私は公選法違反になると思いますが、市長の認識をお聞きいたします。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 この写真、撮られた写真がどういうふうに使われるかというのは私のほうでは承知をしていませんでしたので、のぼりに使われるのか、何に使われるのかというのは、私の中では承知はしていません。 ◆16番(大田守議員) こののぼりに関して、これは公選法違反だと思いますか、思いませんか、それだけです。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 コメントは差し控えさせていただきます。 ◆16番(大田守議員) のぼりもそうですが、チラシもですね、市長は挨拶も写真もやって、この輝く市民の会の代表者の住所は、市長の後援会の副本部長なんですよ。それ、私は市長の責任が大きいと思うんですが、それはいかがでしょうか。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 このチラシが出たのは、出先機関は輝く市民の会の責任者でありますので、その方に、勇太議員にもお答えさせていただきましたけれども、間違った部分に関しては謝罪文をこれからのチラシにおいて掲載したいということのコメントを頂いております。 ◆16番(大田守議員) 市長が関わったこのチラシの中で、落選された議員もいるんですよ。当選したんですが、これの説明のために追われた議員もいるんですよ。これは私は選挙妨害だと思うんですが、それはどうでしょうか。 ○議長(金城寛) 休憩いたします。                              (休憩宣告午後5時14分)                              (再開宣告午後5時14分) ○議長(金城寛) 再開いたします。 ◎市長(當銘真栄) 再質問にお答えさせていただきます。 御本人にお会いして確認をさせていただいております。選挙妨害の意図としているのかということを御質問があったということで確認させていただきました。その責任者からは、市民の負託を受けた議員が賛否を示したことを、議員として悪いことをしているわけではないはず。その賛否は既に市ホームページで公表されているものであり、単に市民に知らせただけであると。選挙妨害を意図としていないということをおっしゃっていました。ただし間違ったことに関しては、謝罪をさせていただきますというコメントを頂いております。 ◆16番(大田守議員) 私もですね、もうはっきり言いますけれども、ある選挙の前に刑事告訴をされました。ただし何でもありません。刑事告訴することによって私は警察にも行きました。あの選挙期間中の忙しい中。これと全く同じにおいがするんですよ、このチラシは。私は、こんな品のないチラシ、これは行政を含め私たち議会を愚弄するような、こんな表現のチラシ、これは市民を失望させるんですよ。私は憤りを感じております。現市長の、こういったチラシに対して写真も挨拶文も載せる。こういったものに対して、私はもしかすると市民に対して不信感を与えたのではないかと思っております。市民は、あくまで表面の市長の顔と市長の挨拶、一緒だとしか私は思わないんじゃないかと思っております。以上で一般質問を終わります。 ○議長(金城寛) 今定例会における全ての一般質問を終了いたします。進行に対し御協力を頂き、誠にありがとうございました。   ―――――――――――――――――――――――――――――― ○議長(金城寛) 以上で本日の会議を終了いたします。                              (散会宣告午後5時16分)...