糸満市議会 2010-06-21
06月21日-07号
平成22年第2回
糸満市議会定例会会議録平成22年6月21日出席議員 24人1番 玉 村 清 君 2番 比 嘉 譲 君3番 上 原 正 次 君 4番 大 城 明 弘 君5番 徳 元 敏 之 君 6番 前 原 晃 君7番 長 嶺 一 男 君 8番 大 田 守 君9番 山 城 勉 君 10番 徳 里 勇 夫 君11番 伊 敷 幸 昌 君 12番 賀 数 武 治 君13番 玉 城 安 男 君 14番 新 垣 新 君15番 奥 村 幸 巳 君 16番 浦 崎 暁 君17番 玉 城 和 信 君 18番 伊 敷 郁 子 君19番 長 嶺 實 君 20番 喜 納 正 治 君21番 玉 城 朗 永 君 22番 新 垣 安 彦 君23番 砂 川 金次郎 君 24番 上 原 勲 君欠席議員 なし 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者は次のとおりである。 市 長 上 原 裕 常 君 副 市 長 杉 浦 友 平 君 教 育 長 上 原 武 君 総務部長 城 島 栄 君
企画開発部長 花 城 宗 順 君
市民健康部長 金 城 義 朗 君 福祉部長 金 城 秀 佳 君
経済観光部長 山 城 茂 範 君 建設部長 上 原 政 幸 君 水道部長 宇地原 克 信 君 教育委員会 消 防 長 金 城 誠 栄 君 総務部長 大 城 英 孝 君 教育委員会 指導部長 上 原 雅 志 君本日の議事日程 日程第1 一般質問――
――――――――――――――――――――――――――――(開議宣告午前10時01分)
○議長(上原勲君) これより本日の会議を開きます。――――――――――――――――――――――――――――――
○議長(上原勲君) 一般質問を行います。質問通告書により、順次質問を許します。
◆14番(新垣新君) 4日目の
トップバッターとして一般質問を行う前に、一言ごあいさつを行います。来る6月23日は戦後65年たった慰霊の日でございます。二度と戦争という過ちを起こさないように、これまでも、これからも平和というシンボルを次の世代にも訴えていきたい。また亡くなった方々に対する哀悼の意を申し上げます。さて平和という問題はどうなんでしょうか。国際的にも、また国内では基地問題という問題が鳩山政権の中で起きました。普天間の基地を国外・県外へと言った去年のあの総選挙での話はどこへ行ったんだろうか。菅総理になって、今、日米安保は重視、日米同盟は強い協調。沖縄問題が取り消された。沖縄県の民主党、この問題をぜひもう一度検証していただけないだろうか。私は強く思うんです。どうか切に切に新しい民主党と言われますが、うそつきの民主党ではないかという県民の声を真摯に受けとめていただきたい。質問を順次行います。 件名1、水産振興について。小項目1、2012年(平成24年)の「全国豊かな
海づくり大会」の本市開催に向けての
取り組み状況についてお伺いします。 小項目2、沖縄県
水産海洋研究センターについてお伺いします。ア、進捗状況をお聞かせください。イ、将来に向けて海洋深層水の導入についてお伺いします。前回の3月定例会の一般質問の中で、「企業等による導入計画の動きがあれば、民間活力を引き出す条件整備等に取り組んでまいりたい」との答弁がありましたが、実は、海洋深層水を食品、養殖等に活用し、事業展開を行いたいとの意欲がある企業があります。県は久米島に
海洋深層水研究所が沖縄県に1カ所あるから、海洋深層水の
沖縄水産海洋研究センターにリンクして行う計画はありませんが、市が意欲のある民間企業等をサポートする立場で、これから初歩的でありますが、国と民間等との
沖縄水産海洋研究センターにリンクした海洋深層水の導入に向けて
プロジェクトチーム等を発足する考えがありますか、お伺いします。 件名2、旧
庁舎跡地利用について。小項目1、護岸整備についてお伺いします。前回、3月定例会で一般質問をしましたが、再度質問します。危険性が高い護岸を早期に県に移管して、護岸を整備していただきたいのですが、その後の県との調整と進捗状況をお聞かせください。 小項目2、
健康増進センター等についてお伺いします。前々回、前回でも質問しましたが、再度質問をいたします。ア、年々医療費や扶助費が高騰している糸満市でありますが、国保、介護保険料、後期高齢者の医療費等や給付等が高い校区はどこですか、お伺いします。イ、本庁には土地改良区合同事務所を移管するスペースがないと述べておりましたが、大地の子保育園の跡地はどうでしょうか。また本市の小中学校の空き教室に土地改良区合同事務所を移管させることはどうですか、お伺いいたします。 件名3、子育て支援について。小項目1、
乳幼児医療費助成制度についてお伺いします。子育て世代の市民からニーズが高い
乳幼児医療費助成制度を中学校就学前まで入院、通院を拡大、拡充に向けて質問します。本市の財政状況が非常に厳しいことは承知しております。そこでお伺いします。次年度に向けて
乳幼児医療費助成制度を中学校就学前まで入院、通院を拡大、拡充するために、約3,600万円の財源が必要と聞いています。単純に今年度末の市職員の退職者は多いと聞いているが、退職者の浮いた人件費で予算をつけていくことはどうでしょうか、お伺いいたします。 小項目2、
待機児童解消についてお伺いします。ア、国や県との連携で
待機児童解消対策はどうなっているか、お伺いします。イ、市全体の待機児童の数をお聞かせください。ウ、本市の5校区の中で待機児童が多い校区と市立、法人保育所の弾力化率をお聞かせください。 件名4、不発弾処理について。小項目1、岡波岩にある不発弾についてお伺いします。市当局は岡波岩に大量に不発弾があることを知っていましたか。また去年の1月に起きた悲惨な事故を二度と繰り返してはならないと考えますが、早急に岡波岩にある大量の不発弾を処理すべきだと考えますが、市当局の見解を求めます。 件名5、税収をふやす政策について。小項目1、税収をふやす取り組みはどのような施策があるのかお伺いします。 小項目2、ゲーミングについてお伺いします。前回、3月定例会の一般質問の答弁で、市長は
ゲーミング先進地視察に前向きな答弁を述べましたが、視察の時期と
企画開発部職員を同行させるべきだと考えますが、市長の答弁を求めます。 以上、演壇では終わり、あとは自席から再質問を行います。
◎市長(上原裕常君) 新垣新議員の件名1、水産振興について。小項目1、全国豊かな
海づくり大会への
取り組み状況についてお答えをいたします。 主な取り組みとしましては、今年1月30日に市民が一致協同して内外に全国豊かな
海づくり大会開催の必要性をアピールし、糸満市への誘致促進に取り組むため、全国豊かな
海づくり大会誘致促進協議会を設立しております。3月30日には、市議会議長、それから私糸満市長、ほか総勢30人で県知事、県議会議長へ要請活動を行っております。また5月20日には全国豊かな
海づくり大会誘致促進南部地区総決起大会を開催し、要請決議をしております。その要請決議を受けまして、6月11日には全国豊かな
海づくり大会誘致促進協議会、
南部市町村会、
財団法人南部振興会、
南部市町村議会議長会、沖縄県
漁業協同組合連合会、
南部地区商工会連絡協議会、糸満市
経済団体協議会、豊見城市、糸満市の9団体から県知事及び県議会議長に要請書を提出したところであります。今後は、県の動向を見据えながら
誘致促進協議会と連携して取り組んでいきたいと考えております。 それ以外の質問につきましては、関係部長のほうから答弁をさせていただきます。
◎
企画開発部長(花城宗順君) 新垣新議員の御質問、件名1、水産振興についての小項目2、沖縄県
水産海洋研究センターについてのア、進捗状況をお聞かせくださいについてお答えします。 県当局にあっては、平成22年度に基本設計や実施設計に取りかかり、平成23年度をめどに工事に着手して、おおむね3年で供用開始する予定で事務作業を進めております。現在、用地の取得や建築、設備などの全体計画について検討を行っており、県議会6月定例会に
移転整備事業費3億4,845万円を措置する運びとなっているとのことであります。また本市にあっては、現在、移転予定地の地主からの同意取りつけをほぼ終えており、今後、県から正式な
用地先行取得依頼があり次第、本格的に
用地取得作業に取りかかる予定であります。 次にイ、将来に向けて海洋深層水の導入についてお答えします。海洋深層水は、施設整備に数十億円の費用が想定され、市が事業主体となって事業を導入することは将来においても非常に厳しいと認識いたしております。しかしながら
海洋深層水事業の導入は水産業や農業分野への活用のほか、医療、健康分野への応用など、地域振興へ寄与することも期待されることから、民間主導による施設整備や運営等の動きがあれば市としての対応を考えてまいります。またその対応策で必要であれば
プロジェクトチームの発足も検討してまいります。 件名2、旧
庁舎跡地利用について。小項目2、
健康増進センター等の整備についてお答えいたします。旧
庁舎跡地利用につきましては、
糸満漁港周辺活性化基本構想策定事業で、旧庁舎跡地も含め周辺地域の活性化を目的として
グランドデザインを行う予定ですので、その中で検討してまいりたいと考えております。 件名5、税収をふやす政策についての小項目2、ゲーミングについてお答えいたします。
ゲーミング導入をめぐってはプラス面とマイナス面の両面から考慮する必要があると認識いたしております。そのため本市においては、新
総合計画策定の
市民意識調査でカジノを含む統合リゾートの誘致についてアンケートを実施しており、その結果を始め、ゲーミングを取り巻く社会的潮流を勘案しながら、適宜視察等の時期を検討してまいりたいと考えております。
◎建設部長(上原政幸君) 新垣新議員の御質問、件名2、旧
庁舎跡地利用について。小項目1、護岸整備についてお答えいたします。 その進捗状況につきましては、現在、
県漁港漁場課と海岸保全の観点から、護岸を県に移管するための事務レベルでの調整を行っているところでございます。県としましては、復帰前の
公有水面埋め立ての護岸をなぜ今ごろ行うのかと疑問視しているところがあり、当時の
公有水面埋立申請書類を求められております。現在、その申請書類もあることから、護岸を県に移管できるよう地道に調整を行っていきたいと考えております。
◎福祉部長(金城秀佳君) 新垣新議員の件名2、旧
庁舎跡地利用について。小項目2、
健康増進センター等の整備についての中で、アの国保、介護保険料、後期高齢者の
医療費給付等の高い校区はどこかの介護保険についてお答えいたします。 介護保険の給付費につきましては、中学校区別には分類集計してはおりません。平成21年12月の一月分のデータを区域別に報告いたします。1人
当たり介護保険給付費の高い区域から報告しますと、1位、高嶺17万7,259円、2位、三和16万2,829円、3位、西崎15万6,985円、4位、兼城15万1,209円、5位、糸満13万5,422円となっております。 続きまして件名3、子育て支援についてでございます。
乳幼児医療費助成制度について、退職者の浮いた人件費で拡大、拡充する財源に充てるということですが、沖縄県の基準に糸満市独自の上乗せをしており、現在のところこれ以上の拡大、拡充は困難であると考えます。 件名3、子育て支援についての小項目2、
待機児童解消についてでございます。ア、国や県との連携で
待機児童解消対策はどうなっているかということですが、
子育て支援対策臨時特例交付金(
安心こども基金)を財源として、沖縄県
安心こども基金が設置され、
特別対策事業として保育所の
緊急整備事業とあわせて、沖縄県
入所待機児童対策特別事業基金を設置し、沖縄県
保育所入所待機児童対策特別事業において、
認可外保育所の認可化促進を進めることで待機児童の解消を図っているところです。 イ、市全体の待機児童数は、今年度、4月1日時点で141名であります。 ウ、本市の5校区の中で待機児童が多い校区は、兼城、西崎、糸満校区で、市立、法人保育所の弾力化率は市立保育所が6.1%、法人保育所が12.38%となっております。
◎
市民健康部長(金城義朗君) 新垣新議員の御質問、件名2、旧
庁舎跡地利用について。小項目2のア、国保及び後期高齢者の医療費等や給付費等が高い校区はどの校区かについてお答えいたします。 現在、
後期高齢者医療費給付の資料は、沖縄県
後期高齢者医療広域連合で集計しておりますが、校区別に分類集計をしていないとのことでございまして、答弁できないことを御了解願いたいと思います。なお、
国民健康保健事業の医療費給付につきましては、平成21年12月分のデータで区域別に分類し、高い区域4カ所を抽出いたしましたのでお答えします。まず1位は三和区域で1人当たり5万3,058円となっております。2位は高嶺区域で1人当たり4万5,918円で、3位が兼城区域で1人当たり4万5,106円であります。4位が糸満区域で1人当たり4万3,369円となっております。 続きまして件名4、不発弾処理についてお答えいたします。岡波岩の不発弾については、平成15年7月8日に、糸満市、豊見城市の両市で協議を開始し、沖縄県、陸上及び海上自衛隊、その他関係機関の協力により爆破処理、
海中投棄処理等を実施して、翌年の平成16年5月24日にすべての日程を終了いたしました。御指摘の岡波岩の不発弾について、糸満市ではそれ以降、不発弾があることについては確認しておりませんが、他関係機関と協議し現場の調査を検討いたします。
◎総務部長(城島栄君) 新垣新議員の御質問、件名5、税収をふやす政策について。小項目1、税収をふやす取り組みはどのような施策があるかについてお答えをいたします。 本市は、これまで第4次埋立事業による企業誘致や
南浜埋立事業、
土地区画整理事業等の住宅用地及び商業用地の造成により、人口増や商業施設等の増加による税収増の施策に取り組んできました。今後は、
区画整理事業や国道331号バイパスの開通、道の駅のオープン等で商業や企業の増収、増益が見込まれ、適正な課税業務や収納業務を通して市民税や
固定資産税等の税収をふやす取り組みをしていきます。
○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午前10時23分)(再開宣告午前10時25分)
○議長(上原勲君) 再開いたします。
◎教育長(上原武君) おはようございます。学校の空き教室ということではなくて、学校は正式な名称では余裕教室と言っています。担当のほうに調べてもらいましたが、平成19年度の学校からの調査、もちろん県のほうからの調査依頼で調べたところ、学校には余裕教室はないということなんです。なぜかというと、特に小学校においては少人数指導、学年によって教室を20名で組んだり、10名で組んだりして、そういうように活用しているものですから、現在のところ余裕教室はないということで答えが出ておりますけれども、細かくもう1回調査して、
糸満市立学校管理規則がありまして、その管理規則の第40条の中に、学校長は施設設備を管理するという項目があります。そして第42条の中に目的外に使用させることができると。社会教育その他公共のためにその部分を利用させることができるという項目がありますので、その部分で検討する余地があると思います。
◎福祉部長(金城秀佳君) 質問にお答えいたします。 土地改良区合同事務所の移転先を大地の子の跡地とすることについてはどうかということでございますが、我々のほうで今、県のほうに提出してございます
西崎商業地域再生計画の中では、せんだっても御答弁したんですが、
親子通園事業とか、子育て支援のNPO活動の展開場所にするということでございますので、大変厳しいものがあると思います。
◆14番(新垣新君) 件名1から順次再質問を行います。 市長、さまざまな形で南部の市町村会、多くの団体等を巻き込んだ5月20日の誘致促進の大きな決起大会だと私認識しておりますが、県の動向を注視と先ほど答弁がありましたけれども、市長、実は3月30日に要請したときには、安里副知事が対応しておりまして、平成25年度以降みたいなニュアンスで濁すような答弁があったものですから、市長としては平成24年に開催していきたいと、協議会も南部の住民も糸満市を拠点にと。その件について、県とのさまざまな調整等々もあると思います。そこら辺の話し合いはどうなっているかお聞かせできますか。
○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午前10時29分)(再開宣告午前10時29分)
○議長(上原勲君) 再開いたします。
◎市長(上原裕常君) 新垣新議員の再質問にお答えいたします。 5月20日に決起大会、そして6月11日に要請活動を行ってまいりました。その間、県のほうともいろんな形で話し合いをさせていただいてきております。我々、糸満市のほうの基本的なスタンスとしましては、平成24年に開催していただきたいということでお願いをしております。
◆14番(新垣新君) 市長の前向きな行動、要請活動を評価します。その中で市長に伺いますが、実は、2012年(平成24年)に島サミットが沖縄で開催されると聞いております。なるべくならば天皇、皇后両陛下、各国首脳を招いて、合同で全国豊かな
海づくり大会を盛大に開催していただきたいと思うんですけれども、その意欲はございますか。
◎市長(上原裕常君) 新垣新議員の再質問にお答えいたします。 まずこの全国豊かな
海づくり大会の主催団体としましては、全国豊かな
海づくり大会推進委員会、それと沖縄県のほうが共催という形になります。我々、糸満市のほうの立場としましては、その会場を糸満市のほうで開催していただきたいということでのお願いでございます。したがいまして今、新議員からの御提案がある件につきましては、その判断というのは県、それから先ほど申し上げました推進委員会の判断になると考えております。
◆14番(新垣新君) 推進委員会の判断になるとの市長の答弁がありましたが、やはり各国首脳が宮古島、また沖縄本島の平和の礎を訪れるという話も聞いております。その中で天皇、皇后両陛下を招いて、この糸満市に各国首脳も招いて、糸満市の海と平和を近隣の諸国にも訴えていく絶好のチャンスと思いますが、市長は県、推進委員会の方々に合同開催をしようという力強い意向はありますか。お聞かせください。
○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午前10時32分)(再開宣告午前10時32分)
○議長(上原勲君) 再開いたします。
◎市長(上原裕常君) 新垣新議員の再質問にお答えいたします。 島サミットとの合同開催といいますか、そういった形のお話でございますけれども、まず基本的に我々糸満市のスタンスとしましては、先ほどから何度も申し上げていますけれども、県や全国豊かな
海づくり大会推進委員会ですね、そちらのほうでまず沖縄県で開催するという意思決定をしていただかないことには、次のステップは踏めないと考えております。確かに水面下の話ではそういったことをすることは可能かもしれませんけれども、現実的にはその意思決定というのが前提条件でありますので、今、我々としましては、県が開催するということの動きを中心にやっていきたいと考えています。
◆14番(新垣新君) 県の意思決定、なるべくならば島サミットも行われて、全国豊かな
海づくり大会が行われれば、盛大な、また全国にも、近隣諸国にもすばらしい糸満市がピーアールできるなという喜びがあります。市長、前回3月30日は安里副知事でありました。今度は市長を中心に糸満市の促進協議会の方々と地元選出の県会議員とともにですね、
仲井眞県知事にじかに要請活動を行うことはいかがでしょうか。じかにですね、安里副知事じゃなくて、トップは仲井眞知事ですから、文書で正式に再度要請することはどうですかと。
○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午前10時35分)(再開宣告午前10時35分)
○議長(上原勲君) 再開いたします。
◆14番(新垣新君) 先ほどの再質問は訂正させていただきます。 次に移りますが、小項目2、
水産海洋研究センターですけれども、おおむね3年と先ほど答弁がありました。平成25年度完成という形でとらえてよろしいんですよね、予定どおりと。
◎
企画開発部長(花城宗順君) 再質問にお答えいたします。 予定はそういうことでございます。
◆14番(新垣新君) ぜひこの平成25年度に完成を目指して市も県も一体となって頑張っていただきたい。先ほど
海洋研究センターの件で、対応を考える、必要であればという答弁がありました。喜屋武の
水産海洋研究センターが完成した場合、なぜ民間が糸満にこだわって、隣近所にこだわって来るか御存じでしょうか。久米島に今あるところがあるんですけれども、企業誘致で行っているんですけれども、実は輸送コストの問題で痛手になっていると、本島にあったほうが本当に望ましいことだと民間が訴えているんです。これは大きな産業になると、大きな利益になると、大きな雇用が生まれると、そういった話も本員のほうに来ているんですね。そこら辺を、必要であれば対応すると言いますが、力強く、これは十数億円の国からの調査費もあります。非常に本市の財政では厳しいというのは承知しておりますが、国と民間で合同でやりたいと前向きに国内大手の企業が来ておりますので、そこら辺を考えていくのはどうでしょうか。
◎
企画開発部長(花城宗順君) 再質問にお答えいたします。 基本的な市の考え方としては、民間活力を利用すると。基本的にできるだけ市の負担を少な目にするという考え方で、民間企業を誘致するという考え方でございますので、もし民間企業が国の資金を利用して整備できるような状況であれば、市も積極的に協力はしていきたいと考えております。
◆14番(新垣新君) 積極的に考えたいと、前向きな答弁をありがとうございます。後に民間も糸満市に訪れて、当局、そして糸満漁協の関係者とともに協議会を開いていきたいと、事務的な
プロジェクトチームをやっていきたいという温かい話もあります。ぜひお願いしたいと。その前に、たしか
経済建設委員会で4,000坪の土地が塩漬けになるという話を私は聞いているんですが、海洋深層水の導入をした場合には決して塩漬けにならないと、私は購入していただきたいと思うんですけれども…。
○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午前10時39分)(再開宣告午前10時40分)
○議長(上原勲君) 再開いたします。
◆14番(新垣新君) たしか市や公社が購入する予定と、そのようなすばらしい土地を民間と国が活用できるような形でぜひ前向きに進めていただきたいんですけれども、そのような方向で、ぜひ
企画開発部長、努力していただきたいと要請をいたします。 続きまして件名2、旧
庁舎跡地利用について、まず護岸から再質問をいたします。建設部長、この危険度が非常に高い現場を見に行ったことがございますか。高干瀬の老朽化した護岸を見に行ったことがありますか。建設部長お聞かせください。
◎建設部長(上原政幸君) 再質問にお答えいたします。 現場を見に行っております。
◆14番(新垣新君) ここ6年間は、沖縄本島に台風が直撃しておりませんけれども、高干瀬の喜納さんという方の自宅はげた履きになっておりまして、台風の影響で波が荒いときには、波が家まで入ってくると、直撃した場合は非常にすごいと。非常に地域住民としては危険を感じて本当に心配なんですね。市として、県として、何か応急処置ができる体制が早期にできないんですか。この質問は3年間ずっとやっているんですが、一向に前に進まないんですね、どうでしょうか。応急処置を。この喜納さんの自宅の前のところだけでも構いません。そこが一番危険度が高いものですから、げた履きで。どうですか、応急処置を検討なされる考えがありますか、伺います。
◎建設部長(上原政幸君) 新議員の再質問にお答えいたします。 喜納氏宅前だけでもいいから応急処置はできないかということ、それを市ができないか、できなければ県と調整できないかということですけれども、市としましては、現在、護岸が昭和45年、復帰前の埋め立てでございまして、本来は県のほうに移管すべきだったということで、県と今調整をしているところです。調整の段階でございますので、今、いきなり言われるとちょっと答えにくい面があるんですけれども、大変厳しいものがあると思います。
◆14番(新垣新君) 市長、これはテトラポット等でどうにか対応できませんか。非常に怖いんです。毎年台風のシーズンを迎えるとですね、お聞かせください。
○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午前10時44分)(再開宣告午前10時44分)
○議長(上原勲君) 再開いたします。
◎
経済観光部長(山城茂範君) お答えいたします。 今、新議員が質問のところは、喜納さん宅の前の話ですか。その水域は県管理の漁港区域になっておりますので、航路への影響、あるいは確保できるかどうか、それは県のほうで判断するものでありますので、一応、お話は承りまして、県にはそういう要望があるということはお伝えしてまいります。
◆14番(新垣新君) 先ほどから県と言いますけれども、なかなか県も移管を、なぜ今ごろかと、非常に厳しい段階があって、前回も、前々回もこれは政治が入らないと難しいよと、事務的レベルでは厳しいですよと。市長と地元選出の県会議員で県知事に要請しない限り、これは変わらないのではないかなと。もう3回も同じことを言っているんですけれども、市長、その後、どういう展開をしてきましたか。非常に危険度が高いんです。市長は県に要請すると、私の一般質問の答弁にもあります。その後どうなりましたか。
○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午前10時46分)(再開宣告午前10時48分)
○議長(上原勲君) 再開いたします。
◎副市長(杉浦友平君) 新垣新議員の再質問にお答えいたします。 私、3月定例会でも要請している、調整をしているという答弁をした記憶がございます。今月に入ってからも再度、漁港漁場課とは事務的な調整を行っております。北地区と中地区を結ぶ臨港道路を延長する形で南地区に延ばせないかという話をいたしましたが、やはりなぜわざわざぐるっと回さないといけないかと、ショートカットすればいいじゃないかという答えでございました。その周辺に漁港施設がないということでぐるっと回す理由がないということでございまして、だったら船揚場あたりをつくれないかという話をいたしましたが、現在、船揚場が不足していないということで、なかなか施設をつくる理由もすぐには見つからないという状況でございます。応急処置の話につきましては新しい提案でございますので、まだこの話をしたことはございません。その辺も含めて、今後、事務的な調整は行っていきたいと考えております。ただ、先ほども建設部長のほうからお答えいたしましたが、根本的な解決策というのは、ちょっとすぐにはできないのかなと、地道に調整を行っていく以外はないのかなという認識をしております。
◆14番(新垣新君) 厳しいハードルがあると、非常に本員もがっかりしております。しかしあきらめてはならないという気持ちがあります。市長、糸満漁港周辺活性化基本構想策定を平成22年度に行っていきたいと言っておりますが、これはもう開催されているんでしょうか。策定メンバーはどの方々がメンバーでしょうか。お聞かせください。
○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午前10時50分)(再開宣告午前10時50分)
○議長(上原勲君) 再開いたします。
◎
企画開発部長(花城宗順君) 再質問にお答えいたします。 基本構想策定でございますけれども、これからスタートしていきます。今、手続を進めています。検討委員等についても、これからの検討でございます。
◆14番(新垣新君) 本員の案ですが、一石二鳥として考えていただきたいんですが、全国豊かな
海づくり大会を糸満漁港で開催という力強い決意はありますよね。そのときに重ねて糸満漁港周辺、附帯決議にのっとった形で高干瀬の周辺整備を行って、そしてまた糸満漁港周辺活性化基本構想にこれを案として入れて国と県と調整して、整備をしていくことはいかがでしょうか。もちろん同時に、応急処置でテトラポットも進めていくと。2、3年で、あと2年後に市長は目指すとおっしゃっております。これは私たち市民の総意でもあります。ぜひこのような形ではぐくんで前向きに、この糸満漁港周辺活性化基本構想にのっとって臨港道路として頑張っていく決意はありますか。
○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午前10時52分)(再開宣告午前10時53分)
○議長(上原勲君) 再開いたします。
◎副市長(杉浦友平君) 新垣新議員の再質問にお答えいたします。 全国豊かな
海づくり大会を平成24年ということで今お願いしているところであります。24年に向けてとなると、実は23年しかございませんので、非常に限られた期間内での整備という話になるかと思います。ただ、全国豊かな
海づくり大会だけではなく、あわせまして泊市場の移転の話もぜひということで当然のことながらお願いしておりますし、それから平成24年から始まります新たな長期計画の中でその辺も含めていろいろな方策、北地区の整備もございますし、それから先ほど言いました魚市場が移転すれば、当然全国的な漁船が入ってまいります。そうするとその中で例えば船揚場が足りなくなるという事態が出てくれば、そういった話も含めていろんなアイデアを出して、知恵を絞っていくという方法はまた出てくるのかなと考えております。長期的なスパンとしてはいろんな方策は考えられる話かと考えております。
◆14番(新垣新君) ぜひ本員が先ほど再質問したように、端的に、スピードをもってぜひ頑張っていただきたい。非常に危険度が高い護岸でもありますし、この周辺も附帯決議にのっとって頑張っていただきたいと。 そこで小項目2、
健康増進センター等の整備についてですけれども、先ほど平成21年12月分の国保、介護しか出ませんでしたが、これは実績にはならないと。1年間の推移データが出ないと実績にならないと私は思っているんですね。またあえて言いますが、人口が多い字糸満も高齢化社会に突入していると地域住民から聞いております。その中で市長、先ほど教育長から学校管理規則の第42条に、多目的な使用、また公共の団体等には使用が可能と。校長先生の権限でこれは可能という形になっておりますが、私がなぜ健康増進センターにこだわるかというと、宜野湾市にスポーツのマッサージとかカイロプラクティック、柔道整復師、スポーツのトレーナーをつくる専門学校があります。そこが、お年寄りの皆様とスポーツをしたり、マッサージをしたり、学生がここでボランティアをしてもよいという温かい話があります。そしてもう1点、今、アンチエイジングという新しい医学があります。白寿園の平良先生もそれをボランティアとして食べ物、運動で、市民に奉仕活動を行っていきたいと。だから旧庁舎は、字糸満のシンボルでありました、糸満市の。お年寄りの皆さん、字糸満の方々が歩いてここで健康になって、健康促進を図っていく観点から頑張っていただきたいと。当局に気づいていただきたいと、附帯決議にのっとってですね。その決意は前向きでしょうか、市長、お聞かせください。
○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午前10時57分)(再開宣告午前10時59分)
○議長(上原勲君) 再開いたします。
◎市長(上原裕常君) 新垣新議員の再質問にお答えいたします。 まず学校の利用の件につきましては、先ほども教育長のほうから答弁がありましたように、一応校長の権限ということになっておりますので、それにつきましてはその判断を我々は尊重していきたいと考えております。ただ、今、市役所のレストランの跡ですね、あちらのほうに地域介護・福祉空間整備等施設整備交付金を利用しまして高齢者支援事業を行いたいと。内容としましては、健康体操、あるいは筋力トレーニング、そういったものができるような整備を行っていきたいと考えております。したがいまして先ほどから御質問のあります件については、そういった形で対応できるんではないかと判断をしております。また専門学校の生徒、あるいは白寿園の先生方が、こういった形でボランティアしていただけるというのは非常にありがたいことだと思っております。今後とも我々はそういった、先ほど申し上げましたように健康体操、あるいは筋力トレーニング等につきまして、もし先生方の御協力をいただけるのであれば、お願いをしていきたいと考えております。
◆14番(新垣新君) 市長、もう一度また昔みたいにもとに戻るんですが、附帯決議ですね、地域住民の声にのっとってという、アンケート調査では1位だったんです。おととしの12月、平成20年12月には多目的広場が1位だったとか言っておりますが、あれは当局の発言が誤りなんです。1番目に多かったのが健康増進センターだったんです。地域住民のアンケート調査も確認をしました。ですから今、レストラン跡であるからいいじゃなくて、附帯決議にのっとって、地域住民が健康になるように、歩いて来られるような体制を築いていくのが、市当局が住民に約束した附帯決議ではありませんか。いかがでしょうか。
○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午前11時01分)(再開宣告午前11時03分)
○議長(上原勲君) 再開いたします。
◎市長(上原裕常君) 新垣新議員の再質問にお答えいたします。 住民の声を尊重する意思があるかという御質問でございますけれども、基本的には議会で附帯決議という形で決議されておりますので、当然それを尊重すべきだと考えております。先ほど質問がありましたけれども、健康増進センターが1位だというデータだということをおっしゃっておりますけれども、確かにその当時の記憶でも健康増進センターが1位だったというふうに覚えています。しかしながら2位、3位の部分が公園、それから多目的広場という形で、同種の施設でございます。その同種の施設としてとらえて1位だということで我々市のほうとしては判断しております。したがいまして健康増進センターについても、その必要性については十分認識しておりますけれども、ただ、先ほど申し上げましたように、当面の間は市役所のレストラン跡にそういった施設整備を行いますので、そちらのほうを利用していただければと考えております。
◆14番(新垣新君) 当面の間はレストラン跡を活用していくと。では私からのお願いでありますが、校長権限であります管理規則の第42条で、早く土地改良区合同事務所を移動させて、そういった専門学校の学生、白寿園の平良先生もいらっしゃいますから、移動させた後に地域住民が週何回かできるような形でミニ的なものでも構いません。補助金や助成等々はいりません。何かサポートできる形でできませんか。準的でも構いません。どうかお願いをしたいんですけれども、市長、再度お伺いいたします。
○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午前11時05分)(再開宣告午前11時06分)
○議長(上原勲君) 再開いたします。
◎市長(上原裕常君) 新垣新議員の再質問にお答えいたします。 先ほど公的な施設について一つの判断基準があるということで、第42条の件で教育長のほうから答弁がありました。当然それにつきましては校長の権限事項でありますので、校長先生の判断にゆだねたいと考えています。
◆14番(新垣新君) 校長先生の判断になりますが、地域住民が健康で元気になるように、市長ぜひサポートのほうを心からお願いを申し上げます。 次に移らせていただきます。子育て支援の待機児童についてですが、先ほど市全体の待機児童の数が141名と。それを解消させるためには認可保育所をあと何園つくればこれが解消できるのか、再度お聞かせ願えますか、お願いします。
◎福祉部長(金城秀佳君) 再質問にお答えいたします。 先ほど今年度4月時点で141名の待機児童がいるということで答弁したところでございます。それを受けまして、新議員からの再質問といたしまして、141名の待機児童を解消するにはあと幾つ保育所があればいいのかということでございます。60名定員の2カ所ということであれば、120名ということにはなるんですが、その時々の状況によって待機児童の変遷もいろいろあると思いますので、その辺は具体的な待機児童が出て、そのときの財政状況等をいろいろ勘案して何カ所にするとか、認可外の認可化を促進するとか、いろんな手立てで解消に当たっていきたいと考えております。
◆14番(新垣新君) 待機児童は141名と聞いておりますが、実質的には、この141名というのは違うと思うんです、本員が感じているところ。実は契約職員の夫婦のお子さんとか、夫が正職員で妻が専業主婦、また失業中で申請してもどうせ子供の入園ができないからと。そういった問題等々がありまして、今年度はあきらめたとか、そういったもろもろの経済状況の苦しさ等で入園しても意味がないとあきらめている方が実は多いんです。本当は
待機児童解消のためには、あと5、6園はつくらないとできないんじゃないかと思うんです。認可外保育園の数をお聞かせください。
◎福祉部長(金城秀佳君) 再質問にお答えいたします。 糸満市の認可外保育園につきましては、13カ所でございます。
◆14番(新垣新君) 13カ所の認可外保育園と。その児童の数はどのくらいでしょうか。
○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午前11時11分)(再開宣告午前11時13分)
○議長(上原勲君) 再開いたします。
◎福祉部長(金城秀佳君) 認可外保育園への入所児童数の現況でございますが、これは平成22年4月1日現在635名でございます。
◆14番(新垣新君) この635名が認可外の児童数ですが、市長、実態調査を行ってほしいんです。認可保育所にお子さんを入れたいというニーズが非常に高い経済情勢の中で、失業者で入園できない。また夫と夫婦が契約職員だから役所に入所の申請をしても無理だからと、だから認可外へ行っていると。また認可外保育園の助成や、そういったニーズの高い認可保育所に入りたいという声をどうか実質待機児童数を読む形の中で、見ていく形で調査する意欲はありますか。待機児童ゼロと国も県も掲げておりますので、調査する必要性があると思いますが、いかがでしょうか。
○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午前11時14分)(再開宣告午前11時15分)
○議長(上原勲君) 再開いたします。
◎福祉部長(金城秀佳君) 新議員の再質問にお答えいたします。 認可外保育園に入所している実態調査の関係でございますが、実態調査をやる意思があるかどうかについてでございます。我々のほうとして、今、141名という待機児童の数がはっきりした形で手元にございます。みなみ保育園で30名の増、今回の大地の子保育園で10名の増、それからせんだっても答弁いたしましたが、2カ所ぐらいの認可促進を図るということでございますので、そのあとの待機児童の数にもよるんですが、現時点で実態調査を実施するという考え方は持ってはいません。
◆14番(新垣新君) 今、2カ所の認可保育所をふやしていきたいと。ぜひこの問題においても早くスピード感を持って頑張っていただきたい。先ほどの635名の親の多くの方々の声もありますので、ニーズにこたえられるようにぜひ頑張っていただきたいなとお願い申し上げます。実態調査もお願いします。 市長、ゲーミング構想について伺います。市長は、アンケート調査、調査というんですけれども、西平前市長はアンケート調査を踏まえなくても、賛成、反対を問わずに企画開発部の職員を連れて行って調査研究に走ったんです。上原市長は取り組みが遅いと私は認識しているんですけれども、どうか
企画開発部職員も同行させて、アンケート調査を無視して行っていく考えはありますか。お願いします。
◎市長(上原裕常君) 新垣新議員の再質問にお答えいたします。 アンケート調査を無視してというお話でございますけれども、アンケート調査は我々のほうから依頼して市民の方々の考え方をお聞きするということでございますので、それは尊重をしていきたいと思っております。その中において視察する時期については、適宜判断させていただきたいと思います。
○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午前11時18分)(再開宣告午前11時32分)
○議長(上原勲君) 再開いたします。
◆6番(前原晃君) ハイサイ皆さん、おはようございます。ハーリーの後は壇上も、それから議席も大分色とりどりのかりゆしウエアがありまして、華やかになりましたですね。私も子供から電話が来まして、父さん、何がいいかと言うから、靴下3枚とパンツ3枚とズボングヮー3枚ということで、きょうは新しいものづくめで壇上に立たせていただいております。戦後65年目を迎えて、あと23日には6・23が控えているわけでありますが、もうこれからの政治というものは11月には県知事選挙、その前に参議院選挙がありますが、基地問題抜きにしては沖縄では到底勝ち目のない選挙状況になってきましたね。この間、新聞に日米合意を踏まえてという偉い方の発言がありましたけれども、何でウチナーの合意は無視するのか、みんな怒りに思ったことだと思います。これからは地元の意見を無視して国政を進めることは、まず不可能だと思います。いつまでも沖縄が捨て石にされたら日本の繁栄どころか、アジアの安定も絶対にないことだと日本のトップ、それからアメリカのトップも考えていただきたい。これからは沖縄が主導的な立場に立って国政の面でも物が言えるような地域づくりに頑張っていきたいと思います。これまで遺骨収集やら、それから不発弾撤去、多くのことが言われましたけれども、また新しい基地をつくろうとしている。これは県民の考えを聞いてからやってもらいたい。この間、子供たちに聞いたら、基地よりはプロ野球キャンプを誘致する野球場にしたらどうなのか、あるいはサッカー場をつくったらどうなのかと、これらはまともな子供たちの夢だと思います。ぜひ観光地をふやして、いい美ら島づくりに、ともどもに頑張っていきたいと思います。それでは通告書に従って質問をいたします。 件名1、宮崎県口蹄疫被害について。(1)本市の姉妹都市都農町も被害範囲に入っているが、ア、被害状況はどうなっていますか。イ、どういう支援策を糸満市は考えていますか。その窓口はどこにありますか、お答えいただきたいと思います。 (2)県内始め市内の畜産農家も競りの休止で経営資金、生活資金に影響が出ているようだが、国、県の支援策はどんなものがあるか。そして市内の畜産農家の数はどれくらいあるか、牛、豚、鶏、ヤギ。 件名2、水産業振興について。全国で6番目に広い海域を持つ沖縄。(1)県
水産海洋研究センターの喜屋武への移転スケジュールはどうなっていますか。そして職員の数は何名程度なのか。 (2)規模、内容等はいつごろ決定するのか。 (3)これまでどおりの研究センターの形態に、見せる観光要素も加味できないか。例えば見学用の廊下にオニヒトデやクラゲ、それからナマコ等が展示された散策廊下等は可能か。 (4)本県が他県に比べておくれている水産加工食品の研究室も併設できないか。 (5)担い手育成のための養殖研究センター等もできないか。 (6)沖縄の塩は国内でも有名だが、新たな開発センターはできないか。 (7)海洋深層水はあらゆる研究分野に必要と報道されているが、国に要請できないか。 (8)産官学連携のセンターにしてもらいたいが、どの分野がふさわしいか。 件名3、観光振興策について。(1)滞在型観光における市内各団体の取り組みの進捗状況はどうなっていますか。ア、糸満市。イ、商工会。ウ、観光協会。エ、JA。オ、糸満漁業協同組合。カ、社交業組合。キ、市内ホテル。ク、バス、タクシー会社。ケ、観光ガイド友の会。コ、グリーンツーリズム受け入れのニーズ、これは再質問で聞くことになっているけれども、関係当局は念頭に置いていてもらいたい。 件名4、美ら島高校総体について。(1)本市の受入態勢はどうなっていますか。(2)市内高校、中学校、小学校の協力態勢。(3)一般市民が協力できることはないか。(4)市内に宿泊する県はどこどこか。 あとは自席から教えていただきます。
◎市長(上原裕常君) 前原晃議員の件名2、水産業振興についての小項目1、県
水産海洋研究センターの移転スケジュールについてお答えをいたします。 県当局にあっては、平成22年度に基本設計や実施設計に取りかかり、平成23年度をめどに工事に着手して、おおむね3年で供用開始する予定で事務作業を進めております。現在、用地の取得や建築、設備などの全体計画について検討を行っており、県議会6月定例会に
移転整備事業費3億4,845万円を措置する運びとなっているとのことであります。また本市にあっては、現在、移転予定地の地主から同意取りつけをほぼ終えており、今後、県から正式な
用地先行取得依頼があり次第、本格的に
用地取得作業に取りかかる予定であります。 それ以外の質問につきましては、教育長並びに関係部長のほうから答弁させていただきます。
◎教育長(上原武君) 前原晃議員、御質問の件名4、美ら島高校総体について。小項目1から小項目4まで順次お答えいたします。 小項目1、本市の受入態勢はどうなっているかについてお答えします。今年は高校生最大のスポーツの祭典、全国高等学校総合体育大会(インターハイ)が沖縄県で開催されます。大会は28競技が開催され、全国から約3万人の選手、監督が参加する予定であります。糸満市においては平成22年7月28日水曜日から8月2日の月曜日まで、バドミントン競技を約1,200名余りの選手、監督が参加して開催する予定であります。西崎総合体育館をメーン会場に高校3校、中学校3校の7会場を競技会場とし、市内の小中学校等14施設が練習会場となっております。本市は大会に向けて平成20年4月に全国高校総体推進室を設置し、今年の本大会の成功に向け横幕、大型看板の設置及びのぼり旗を製作し、糸満大綱引きの道ジュネー等に参加して市民への啓蒙活動を行っております。また500日前、300日前、100日前記念イベントを開催し、カウントダウンボードを庁舎玄関と西崎総合体育館に設置しております。 小項目2、市内高校、中学校、小学校の協力態勢はについてお答えします。高校においては、高校生一人一役活動として、競技補助員や運営補助員、島ぞうりの作成等の活動、市単独で行っている高校生リポーターやプログラム、ポスターの図案作成、花木装飾等による歓迎や開会式におけるアトラクションを行うことになっております。中学校、小学校においては、花木装飾等による歓迎及び選手、監督への頑張れ応援メッセージカードを作成し、選手、監督の心に残る大会にしてまいりたいと思っております。 小項目3、一般市民が協力できることはないかについてお答えします。市民一人一役活動として、市民による装飾用花木の栽培管理を大会に向けてお願いするとともに、市女性連合会とシルバー人材センターに記念品のミニチュア太鼓の製作をお願いし、また大会前には歓迎クリーン大作戦等を実施し、糸満市に訪れる選手並びに大会関係者や応援者を歓迎したいと思っております。 小項目4、市内に宿泊する県はどこかについてお答えします。市内に宿泊するチームについては、県配宿・輸送センターで申し込みを受けて配宿することになっておりますが、申し込み締め切りが6月30日までとなっており、現在の申し込みは約3割程度とのことであり、糸満市に何県が宿泊するかはまだ決まっておりません。
◎
経済観光部長(山城茂範君) 前原晃議員の御質問、件名1、宮崎県口蹄疫被害について。小項目1の姉妹都市都農町の被害状況でありますが、6月7日までの被害は牛で1,804頭、豚で5,455頭、水牛は44頭で、合計いたしますと7,303頭であります。本市の支援対策についてでありますが、市職員に関しては、都農町派遣交流職員OB会が中心になって義援金を募集し都農町に送金しております。6月11日に都農町口蹄疫義援金募集糸満市実行委員会を設置し、広報いとまんで市民、事業者、各種団体に募金を呼びかけることや、各種行事においても募金の呼びかけを行うことを決定しております。募金の実施については、翌日の6月12日に開催されたコスモ アースコンシャス アクト クリーン・キャンペーン in いとまんのイベントや糸満ハーレー会場において行っております。 小項目2の家畜市場競り中止に伴う国や県の支援策についてでありますが、まず国の支援であります。家畜疾病経営維持資金の貸付対象者に、家畜市場の開催中止の影響を受けた九州、沖縄の子牛、子豚出荷農家を追加しております。また家畜を出荷できない畜産経営対策として、経営安定対策補給金の要件緩和や特例措置等がなされております。沖縄県の支援については、上場申請の肉用牛の子牛や成牛、乳用牛の子牛、子豚、ヤギの飼育に必要な飼料費として定額助成がなされております。さらに経営維持資金としてJAおきなわが融資する口蹄疫緊急対策資金等に利子補給がなされ、平成23年3月31日までは無利子で貸し出されます。 続きまして件名2、水産業振興について。小項目4、県
水産海洋研究センターに水産加工食品研究室も併設できないかについてであります。県では
水産海洋研究センター施設の整備に先立って、同センターの試験研究推進構想が作成されております。これによりますと、水産物の有効利用と高付加価値を図るため、水産物の加工技術開発、流通対策、高付加価値商品の開発に関する試験研究を実施することになっております。ついては水産加工食品研究室もその中で実施されるものと考えます。なお、現
水産海洋研究センターにおいても、加工技術の開発が行われております。 次に小項目5、担い手育成の養殖研修センターもできないかについてであります。これも同センターの試験研究推進構想において、水産業を振興するための支援事業の一つとして、養殖飼育管理技術指導等を行うことになっております。ついては養殖研修もその中で実施されるものと考えます。また水産業改良普及センターにおいても、養殖技術講習等も実施されております。 次に小項目6の塩の開発についてでありますが、塩の開発については、海洋深層水利用施設整備において、商品研究分野で開発していくものと考えております。したがいまして現在のところ、研究センターにおいては新たな開発センターは考えておりません。 続きまして件名3、観光振興について。小項目1、滞在型観光における市内各団体の取り組みの進捗状況についてであります。アの市としましては、滞在型観光に対応するため、沖縄県雇用再生特別基金事業を活用し、糸満市観光協会に体験交流促進事業を委託するとともに、南部の観光情報を満載した南部観光マップの製作を進めております。 イ、商工会は、滞在型観光にどのような対応ができるか関係団体と情報交換を行っているとのことであります。 ウ、観光協会は、市から委託された体験交流促進事業に基づき、市内で体験できる観光客向けのメニューを整理するとともに、受入事業所等の開拓、観光市民ガイドの紹介などを行い、多くの観光客に滞在型観光を楽しんでいただけるように進めているとのことであります。 エのJAでは、野菜の収穫体験等をこれまでも実施しているので、今後、観光バス会社と連携して体験メニューをふやし、観光客にも提供していければということであります。 オの漁業協同組合は、地域観光の振興を図り、漁業とマリンレジャー事業の融合を推進する目的から、観光漁業部会を組織し、遊漁、シュノーケリング、ウォッチング、ダイビング、グラスボート等の体験を提供できるようにしているとのことであります。 カの社交業組合は、組合員の店舗を紹介したナイトマップを作成し、安全、安心で楽しんでいただけるように配慮しているとのことであります。 キの市内ホテルでは、サマーキャンペーンと銘打って、家族で楽しめるマリンレジャーがいっぱいの、わくわくキッズアイランドを開催する計画であるとのことであります。ジェットスキーやカヤック、ヨットクルー体験を始め、沖縄の美ら海を満喫していただくために多彩なプログラムを用意し、家族みんなで夏の沖縄をエンジョイし、旅の思い出づくりを演出したいとのことであります。また7月16日から8月31日までは夏祭り「てぃんがーらナイト」を開催し、沖縄の伝統芸能や文化を体験してもらえるようにするとのことであります。 クのバス、タクシー会社としては、空港とホテルとの間にシャトルバスを運行させたいという計画を始め、糸満ハーレーや糸満大綱引きなどの祭り見学ツアーを旅行会社と提携しホテル宿泊者にも利用できるようにするとのこと。また平和体験学習の提供等を交渉しているとのことであります。
○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午前11時54分)(再開宣告午前11時54分)
○議長(上原勲君) 再開いたします。
◎
企画開発部長(花城宗順君) 前原晃議員の件名2、水産業振興についての小項目2、
海洋研究センターの規模、内容等はいつごろ決定するのかについてお答えいたします。 県当局にあっては、県議会6月定例会において事業費を予算措置し、基本設計や実施設計に取り組む予定とのことから、平成22年度中に規模、内容等が決定する運びとなっております。 次に小項目3、これまでどおりの研究センターの形態に加えて、見せる観光要素も加味できないかについてお答えいたします。沖縄県
水産海洋研究センターの移転予定地域では、県道平和の道の整備も計画されていることから、南部観光のアクセス道路として多くの観光客や修学旅行生らに利用されることが想定されます。観光振興を標榜する本市にあって、この平和の道に隣接する
水産海洋研究センターの機能に影響のない範囲で見せる観光要素を加味できないか、基本設計策定の段階で県に打診したいと考えております。 小項目7、海洋深層水研究を国に要請することについてお答えいたします。県においては、海洋深層水の研究開発は今後とも久米島における
海洋深層水研究所において推進したいとの方針であり、新たな研究施設の建設は考えていないとのことであります。本市におきましても施設整備に数十億円の費用が想定されることから、市が主体となって事業を導入することは将来においても非常に厳しいと認識しております。しかしながら企業等による導入計画の動きがあれば、本市から国などの関係機関へ働きかけを検討したいと考えております。 次に小項目8、産官学連携につきましては、沖縄県
水産海洋研究センター整備検討会議報告書において、沖縄県
水産海洋研究センター整備検討会からの提言として、産官学連携による研究開発、とりわけ海洋生物の機能性物質等の成分分析をする食品化学の分野を新設するか、大学等との連携を強化し研究開発を行うとしておりますので、当面は県の動向を見守っていきたいと考えております。
○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午前11時57分)(再開宣告午後1時02分)
○議長(上原勲君) 再開いたします。
◆6番(前原晃君) 1時になりました。皆さん午後の部、また張り切ってまいりましょう。先ほどは件名1、宮崎県口蹄疫被害について聞きましたけれども、大変大きな被害が出ていることは新聞、テレビ等のマスコミで報道されております。宮崎県の都農町、糸満市とは長い姉妹都市提携がありますが、お見舞いを申し上げます。この間、FMたまんから糸満市の取り組みとして、義援金が20数万円送られているとの報道もありました。これから市内各団体を含めての支援態勢はお考えでしょうか、教えていただきたいと思います。
○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午後1時03分)(再開宣告午後1時05分)
○議長(上原勲君) 再開いたします。
◎
企画開発部長(花城宗順君) お答えいたします。 6月11日に、民間と市で構成する都農町
口蹄疫被害義援金募集糸満市実行委員会を設置しております。その中で各自治会に、自治会員に向けて義援金をお願いしたいということで、実行委員会の中でも決めております。
◆6番(前原晃君) 予想以上に被害が広がりまして、想像もつかないぐらいのことになっていますけれども、台湾においては10年間経過した今日もまだ肉の輸出ができない等の国家的な被害が大々的に報じられておりました。イギリスにおいても同じような家畜の伝染病対策で、国家的な行動態勢がとられて被害は最小限度に抑えられると言われておりますけれども、本市にもし同じような伝染病が広がったときに、発生したときに、県内ではこの初動態勢がどういうふうに位置づけられているか、現段階でわかる範囲でお願いしたいと思います。教えてください。
◎
経済観光部長(山城茂範君) お答えいたします。 議員おっしゃるように口蹄疫の侵入防止が肝心でありますけれども、入った場合の初動対応が重要な役割を担うのは御指摘のとおりであります。糸満市におきましてもすぐ明日からでも実際に本部体制を敷く計画で今進めて、資料収集をしているつもりでありますし、できれば今週中には糸満市の対策本部も立ち上げていきたいと考えております。
◆6番(前原晃君) 1頭でも病気が発見された場合には、すぐこの1頭に対する予算措置、補償措置、これが一番肝心だと思うんですね。補償がなければ農家も市も、すぐには対応できないと思います。1頭でも国の補償制度があるというだけで、すぐ予防対策がとれるものだと思うんですが、市のほうから県、国にこの病気に対する補償要請を出す考えはありませんか。
◎
経済観光部長(山城茂範君) お答えいたします。 予防対策につきましては、九州あたりではもう既に国が全額負担で予防用の薬剤提供とか、あるいは自衛隊の派遣でありますとか、警察の派遣でありますとかで取り組んでいるところであります。沖縄県におきましても九州、沖縄地区ということで一定程度の支援措置は講じられておりますけれども、具体的に入った場合の対応はこの間も回答させていただきましたけれども、5月28日に特措法が成立しまして、入った場合の対策は国のほうである程度責任を持ってやると。ある程度といいましても、ほとんどになりますけれども、そういうものは確立はされております。ただ、問題になりますのは、埋設場所の確保が非常に重要な課題になっておりまして、特に沖縄県の場合は土地が狭いという関係、あるいは公有地が少ないという関係もありまして、現在、飼養農家に対して埋設場所の確保ができているのかどうかという調査を一定程度進めております。今度は確認作業、具体的に職員がその現場を確認して、本当に埋設場所として使えるのかどうか、そういう確認作業に今入っているところであります。
◆6番(前原晃君) 口蹄疫被害対策については、5月28日に特措法ができたということなんだけれども、埋設場所も重要だろうけれども、要は個体に対する補償ですね。牛1頭が50万円、80万円する牛だったら、この補償は国が持つのかどうかが一番農家が心配しているところなんです。結果的には伝染が拡大してから補償しますということになったんだけれども、初動態勢で、すぐ1頭でも10頭でも補償しますということが、この特措法の中に盛り込まれているのかどうか。
◎
経済観光部長(山城茂範君) お答えいたします。 特措法におきましては、疑似患畜を殺処分した場合に、評価額に基づいて国のほうでたしか5分の4の補償、それで5分の1を都道府県が措置した場合は、その5分の1に相当する分は特交で見るということになっております。いずれにしましても入った場合の措置については相当程度国のほうで責任を持つというのは既に決定されているところであります。
◆6番(前原晃君) 一番肝心なのは畜産経営の農家にとっては、補償が肝心なんですね。この補償がない限りは牛舎で発生しましたと言っても、なかなか全部殺処分ということにはいかなくて伝染が拡大していくんだけれども、この補償措置があれば農家も安心して畜産経営をこれからも続けていけるものだと。ある程度は安心しました…。休憩お願いします。
○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午後1時13分)(再開宣告午後1時13分)
○議長(上原勲君) 再開いたします。
◆6番(前原晃君) 糸満市のほうでも各自治会に呼びかけて姉妹都市都農町への義援金を募るということで、大変御苦労さまでございます。災害はいつどこにやってくるかしれません。特に姉妹都市である都農町の皆さんへ、糸満市のほうでは各団体を網羅した助け合い運動に発展させていただきたいと思います。まず市長を先頭にして、その音頭とりをお願いしたいんですが、義援金を募る方法もいろいろあると思うんですね。この間、FMたまんからの放送ではOB会を中心としたメンバーが20数万円を送ったということもありましたけれども、寄附したいという意思はあるんだけれども、どこに持って行ったらいいのかわからない市民が多いですので、その義援金の集め先、窓口、これを十分に市民にも知らしめてほしいと思います。募る方法も、先ほど長嶺議員からお中元に糸満ワインはどうですかということもありまして、糸満ワインの販売促進がなされていましたけれども、スポーツ団体だったら県外派遣するときに泡盛ボトルをどうぞということで寄附金をいただくこともあります。この糸満ワインを使って、この半額を宮崎県都農町の災害支援に回しますよということで使えないかどうか、どうでしょうか。
○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午後1時16分)(再開宣告午後1時17分)
○議長(上原勲君) 再開いたします。
◎
企画開発部長(花城宗順君) 再質問にお答えいたします。 義援金の募集については実行委員会でやっておりますので、実行委員会を窓口にしていきたいと考えております。ただ、観光農園株式会社のワインについて、それを購入した半額という話をしておりましたけれども、それを義援金として使ってはどうかという話でしたんですけれども…。
○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午後1時18分)(再開宣告午後1時18分)
○議長(上原勲君) 再開いたします。
◎
企画開発部長(花城宗順君) 観光農園から購入して、仮に2,000円で購入したときに1,000円を義援金として寄附するということになるんですけれども、これは当然観光農園が負担することになりますので…。利益のということですか…、その辺については観光農園と十分調整して、対応ができるかどうか検討したいと思います。
◆6番(前原晃君) これまで糸満市内の小中高校、スポーツ選手の県外派遣に際しては、いろんな物品を販売して、半額は派遣員に寄附する方法がとられています。これも参考にして、ぜひまた農家所得向上のための観光農園の支援にもなれば、二重の実績が出ますので、ぜひご検討をお願いしたいと思います。 それでは件名2、水産業振興について教えていただきます。先ほどの答弁では、平成22年計画、3年後完成予定で今進めているという説明がありましたけれども、職員の数は何名かに対してはまだ聞いていませんが、わかるんでしたら教えてください。
○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午後1時20分)(再開宣告午後1時21分)
○議長(上原勲君) 再開いたします。
◎
企画開発部長(花城宗順君) 再質問にお答えいたします。 職員の数ということなんですけれども、現在、県のほうで、今年6月の県議会で、補正で決まることは実施設計と用地費ですので、職員の数についてはこれから検討していくということでございます。
◆6番(前原晃君) では現在の
水産海洋研究センターの職員の数でよろしいですので、お願いいたします。
○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午後1時21分)(再開宣告午後1時22分)
○議長(上原勲君) 再開いたします。
◎
企画開発部長(花城宗順君) 今の再質問でございますけれども、現職員数の通告もございませんでしたので、今現在把握しておりません。
◆6番(前原晃君) 糸満市役所でしたら、経済観光部が何名、それから農政課が何名というふうにちゃんと人員割り振りはされておりますので、そのようなコピーでも取り寄せればすぐわかることだと思います。職員が何名いるかによって、この研究センター内に魚料理、それからアシタバ料理、いろいろな素材を使った食堂が国の補助事業でできないかというのは、観光客に関心のある方々の関心事でございます。職員の数に関してはわかり次第、後で教えていただきたいと思います。都道府県は47しかないんだけれども、水族館は全国に100余りもあるといわれております。これは1週間前のテレビ放映ですから間違いないです。これまでの研究センターはなかなか一般の人の出入りが少なくて、これからの研究センターは小学生、中学生、高校生、学校の教材としても使えるように観光的な要素も取り入れてほしいという要望を地元市長として出す考えはないか教えていただきたいと思います。
○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午後1時25分)(再開宣告午後1時25分)
○議長(上原勲君) 再開いたします。
◎市長(上原裕常君) 前原晃議員の再質問にお答えいたします。 先ほども
企画開発部長のほうから答弁させていただきましたけれども、基本的には
水産海洋研究センターの機能に影響のない範囲内において見せる観光要素を加味できないか、基本設計策定の段階で県のほうには打診していきたいと考えております。
◎
企画開発部長(花城宗順君) 先ほどの職員の人数ですが、資料を今取り寄せてわかりましたので報告いたします。 糸満の現在の施設には16名でございます。それで図南丸という船があるんですけれども、それの中に14名という形でございます。以上です。
○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午後1時26分)(再開宣告午後1時27分)
○議長(上原勲君) 再開いたします。
◎
企画開発部長(花城宗順君) 答弁漏れがございました。普及センターが一緒にありまして、普及センターが6名でございます。
◆6番(前原晃君) 普及センターが6名、それから研究センターが16名、この少ない人数で糸満海域の生物を研究するとしたら、だれが考えても人員、研究者が少ないなというのが実感だと思うんです。研究するためには助手が要りますよね、掃除する人、水槽を磨く人等々、3倍ぐらいの要員が必要になってくるものだと思いますが、ぜひとも雇用創出のためにも、研究者には研究に打ち込めるだけの時間を与えるためにも、えさやり、それから清掃に関しては区民を利用していただきたいというのが地元の要望でございます。現在、農業研究センターが真壁のほうにありますけれども、施設は幾つもあるんだけれども、なかなか使っている形跡が見えないところも時期によってはあります。これを、民間を利用して優れた作物に関しては専業農家に利用してもらって普及させる活動等、いろんな活用方法も考えられるので、企画のほうではこの
海洋研究センターにおいても民間を利用した研究ができるように、これからまた勉強を積み、情報を積み上げていただきたいんですが、その意思はありますでしょうか。
◎
企画開発部長(花城宗順君) 再質問にお答えいたします。 県はこれから予算が通って初めて実施設計をしていきますので、その中で規模とか、施設の費用とか、それを出していきます。その中で、これまでも県といろいろなことを調整してきましたので、議員がおっしゃっている雇用についても、これから県と調整をしていきたいと考えております。
◆6番(前原晃君) せっかく県内唯一の研究センターが来るわけですから、地元としては地元の活性化にも役立つような施設をどんどん提言してもらいたい。その一つが塩の研究所なんですけれども、それに関しては勉強会等はやったことはないのか、可能性としてはどうなのか。再度お尋ねいたします。
◎
企画開発部長(花城宗順君) 再質問にお答えいたします。 塩についてなんですけれども、県とこれまで協議した中で、そういう塩の研究等についての話はまだ出ておりません。
◆6番(前原晃君) 塩は、生きている人間はみんな塩分をとって食生活を送っていますので、ぜひ重点施策として取り上げていただきたいと思っております。それから海ブドウに関しても、モズクに関しても、収穫はしても加工法でまだ研究分野は残されておりますので、十分な官のほうの研究ができるように、施設整備を要望していただきたいと思います。次に移ります。 観光振興についてですけれども、アからクまで団体があるわけですが、市からの補助、助成金等で活動している団体はどこでしょうか。
◎
経済観光部長(山城茂範君) お答えいたします。 関係団体への市からの補助金ということであります。市からは糸満市商工会に商工業振興事業補助金として554万400円、それから糸満市観光協会には171万円補助しております。そのほか市観光協会には体験交流促進事業として420万6,477円で業務委託をしております。
◆6番(前原晃君) 観光振興については、大型ホテルが昨年立地しましたけれども、各団体とも滞在型観光に携わる作戦、ノウハウは、これからの積み上げになるかと思います。ぜひ糸満市に来られる皆さん方にはいい思いを持って帰っていただくように各団体の取り組み、それから助成もお願いしたいと思います。一つ要望したいのが、道の駅、大型ホテルと連動した路線バスを導入する計画はないか。今、路線バスには恐らく3,000万円ぐらいの補助金が出ていると思うんですが、要望したら可能かどうか教えていただけますか。
○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午後1時35分)(再開宣告午後1時36分)
○議長(上原勲君) 再開いたします。
◎
市民健康部長(金城義朗君) 再質問にお答えいたします。 御指摘のとおり、市内の循環バスを中心にして赤字路線になっておりまして、市のほうから3,000万円近くの、あるいは年度によってはそれを超える補助金等が出ております。それを路線変更とかというようなことはまだ議論はしておりませんが、いろいろ需要調査とか、そういったものは必要であるということが市内のバス協議会の中でも話されておりまして、そういったところの議論をもっと進めないと、どういった路線が可能なのかは今後の課題となっております。
◆6番(前原晃君) 糸満市内の高齢者の方々は裕福な方々が多くいらっしゃいます。時間も豊富に持っております。行きたいところに行く足がないのでなかなか出かけるチャンスが少ないわけですが、ぜひとも道の駅のお魚センター、ファーマーズマーケット、それから物産館、トゥムヌイ、ホテルはどういうホテルになっているか等々、見学の機会も与える意味で、また観光客にも地元の観光地へ行く足として利用してもらうために、早期のバス路線導入を要望いたします。 次、美ら島総体について伺いますが、答弁書がこっちにあれば、これを見れば二重の質問にはならなくて済むわけですが、部長決裁がないと出せないんですか、この答弁書は。
○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午後1時38分)(再開宣告午後1時38分)
○議長(上原勲君) 再開いたします。
◎総務部長(城島栄君) 一般質問の答弁を議員の皆さんに事前に上げたほうがいいということですけれども、そのようなことは今考えておりません。
◆6番(前原晃君) 市長、議会の円滑化を図る意味においては、これだけ30分にわたって答弁したのを一々覚えられる議員はいません。皆さんが持っている答弁書を見ながらだったらすぐこれについてどうのこうの再質問ができるんですが、次の議会から答弁書をもらうことは可能ですか。
◎総務部長(城島栄君) 再質問にお答えいたします。 一般質問というのは、当局を質すというのが一般質問だと思います。お互いに答えがわかり合っていたら何の議論にもならないと思いますので、今のような議論をやったほうがいいのではないかと理解しております。
◆6番(前原晃君) 7月28日から始まる高校総体においては、糸満市はバドミントン会場。県内では28種目が開催され3万人の方々が見えるようですけれども、バドミントン会場には1,200名余の関係者が来るそうです。この受入態勢について先ほど聞きましたけれども、プロ野球を誘致するにしても、サッカーを誘致するにしても、この6名体制の職員の方々のノウハウを積み上げれば、プロ野球キャンプ誘致でもそんなに頭を抱えることはないと思うんです。この実績を積んでプロ野球キャンプを誘致する考えは頭の片隅にないかどうか、市長にお伺いいたします。
○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午後1時41分)(再開宣告午後1時42分)
○議長(上原勲君) 再開いたします。
◆6番(前原晃君) 市の活性化に生かす意味においては、プロ野球はまず避けて通れない、サッカーも避けて通れない、滞在型観光についても避けて通ることはできません。全国豊かな
海づくり大会は2年後に控えております。島サミットも近々控えております。糸満市の活性化に、この高校総体の受入態勢のノウハウを生かすつもりはありませんかお尋ねいたします。
○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午後1時43分)(再開宣告午後1時43分)
○議長(上原勲君) 再開いたします。
◎市長(上原裕常君) 前原晃議員の再質問にお答えいたします。 高校総体で培ったノウハウをしっかり生かすべきではないかという御質問でございます。一般的にいえば当然、これまでいろんなことを経験してきたわけですから、そのノウハウを生かすべきだというふうには考えております。それをどういった形で生かしていくかは、今後また検討させていただきたいと思っています。
◆9番(山城勉君) 皆さんこんにちは。通告書に従いまして一般質問を行います。 件名1、畜産業の振興について。小項目1、口蹄疫対策について。沖縄県は口蹄疫の県内侵入防止を図るため、家畜市場での競りを休止している。これにより子牛が月齢を重ねることによる競り値の下落を懸念する農家に対し、救済策等を検討しているようですが、市においてはどのような対策を考えているのかお伺いいたします。 小項目2、ヤギの振興策について。現在、沖縄県において、整備計画中のヤギ屠畜施設についてですが、その施設の工事着手の時期及び完成はいつですか。また施設の運用開始はいつを予定しているのですか、お伺いいたします。 件名2、水産業の振興について。小項目1、モズク及び海ブドウの振興策について。今、モズク、海ブドウは海藻類に含まれている成分を生かした健康食品等の開発や医薬品等への活用について注目されています。県は海藻類おきなわブランド化事業を推進するとともに、養殖業の実態調査や育成にも取り組んでいるようであります。そこで御質問いたします。ア、市内におけるモズク、海ブドウの生産者は何人いるのか。イ、その生産量は幾らか。ウ、今後の振興策についてどのように考えているのかお伺いいたします。 小項目2、ウミンチュの資料館の整備について。全国豊かな
海づくり大会の誘致とともに、糸満の魅力、ウミンチュの魅力を内外に発信するため、糸満市の歴史や伝統行事、文化財など、糸満の独自のウミンチュ文化を兼ね備えた資料館を早期に整備する考えはありませんか、お伺いいたします。 小項目3、NPO法人ハマスーキの糸満海人工房資料館の観光資源としての活用について。同資料館を滞在型観光の資源としてサザンビーチホテルや美々ビーチとの連携を図るなど、積極的に活用すべきと思うが、市はどのように考えているのかお伺いいたします。また、同資料館に民具、漁具などどのくらい収集され展示されているのか、把握しているのであれば御答弁お願いいたします。 件名3、消費者行政について。小項目1、平成22年4月27日、国の消費者庁から業務停止命令を受けた市内にあるエナジック企業についてお伺いいたします。ア、その企業は市内のどこにありますか。また、その企業の業務停止内容について具体的な説明を求めます。さらにその手法はマルチ商法的といわれているようですが、どうですか。市長の見解を求めます。イ、市長はその企業と深いかかわりがあると聞いているが、どうかですか。市長の見解をお伺いいたします。ウ、その企業の野球部ユニホームに本市の市章が入っているが、市は了解したのかお伺いいたします。また、本市を拠点地宣言を行うなど、最大限にアピールしているが、マスコミでも特定商取引法違反として報道され、社会的問題になっており、その企業は市の名誉を傷つけているとともに、市の尊厳も損なっているのではと思うが、市長はその責任をどうとるのかお伺いいたします。エ、市長及び教育長の広告塔的役割について。市長及び教育長は同野球部の活躍に期待すると、本市を紹介するホームページや広報紙等で全国に向けて宣伝ピーアールしていますが、これは同企業の広告塔的役割を担っているのではないかと誤解されても仕方のない状況だと思うが、どうですか。市長、教育長の答弁を求めます。オ、本市は同企業から寄附金を受けていますが、現時点でも妥当だと思いますか、市長の見解を求めます。カ、他のマルチ商法企業のコンサート等に出演した歌手及び大学教授が「広告塔」の存在があったとして、被害者弁護団から多額の損害賠償を求められて、訴えられている事例がありますが御承知ですか。市長、教育長にお伺いいたします。キ、市長は同企業にスポーツロッジ及び観光農園をある議員の仲介で譲渡するあるいは運営させる旨検討したとの話がありますが、これは事実ですか、お伺いいたします。 件名4、教育行政について。小項目1、糸満南小学校校舎工事関連入札等のあり方について。ア、糸満南小学校校舎新増改築工事B工区(建築)入札等のあり方について。初めに、地方自治法第117条(議長及び議員の除斥)の制度による除斥またはその対象の範囲について具体的にわかりやすく説明を求めます。また平成22年3月12日、
経済建設委員会に提出された市商工会の役員名簿でも明らかになっているように、同会副会長であるA議員は、同校舎工事請負契約の相手方である有限会社まるやす建設の代表として実質的な支配者だと思いますが、間違いありませんか。市長の見解を求めます。A議員が同建設会社の実質的な支配者となれば、同法第92条の2(議員の兼業禁止)に該当するものと思いますが、どうか。市長の見解を求めます。イ、糸満南小学校屋内運動場新増改築工事(建築)の入札において、最低制限価格と落札決定額とが一致しているが、これは絶対にあり得ないことであり、入札方法が事前に漏れがあったのではないかと疑われても仕方のない状況であると思うが、事実はどうですか。市長の答弁を求めます。またこの最低制限価格について、市長、教育長、教育委員会総務部長は事前に知り得る立場にあったのか、それぞれ答弁を求めます。 小項目2、真壁小学校校舎工事関連入札等のあり方について。ア、真壁小学校校舎改築工事(建築B工区)及び糸満南小学校校舎新増改築工事A工区(建築)の入札において、市外業者である株式会社屋部土建が2件落札し、合計7億6,000万円余の巨額の工事を受注しているが、地元業者ができる工事の入札になぜ市外業者を指名したのか、その理由と経緯について答弁を求めます。また市長は、美々ビーチの指定管理者の選定の際、地元企業を育成する観点から、市外業者を排除したが、今回の市外業者指名とはその整合性はとれているのか答弁を求めます。 件名5、福祉行政について。小項目1、西崎商業地にある法人保育園の移転問題についてお伺いいたします。ア、移転の原因は何ですか。イ、私はこの保育園の移転問題の最大の被害者は隣接地で商売を営む者と、そして同法人保育園であると思います。その原因の責任は県と市、どこにあるのかお伺いします。ウ、その施設は新たな補助金で整備するとのことですが、これは一法人に対する二重補助になりませんか。また、国や県、市の補助金適正化法等に違反していないのか、お伺いいたします。エ、少なくとも市からの補助金は二重補助となると思う。その負担金は、移転原因をつくった責任者が負担すべきと思うがどうか、お伺いいたします。オ、移転先はどこですか。また、その地域に与える影響、環境調査はしたのか、お伺いします。カ、その地域住民のコンセンサスは得ているのか、お伺いいたします。 件名6、土地開発公社の運営について。小項目1、近隣商業用地の購入助成についてお伺いいたします。ア、公社は建売業者または不動産販売業者が同用地を購入する場合、「①2筆以上4筆未満は処分額の20%助成する。②4筆以上6筆未満は処分額の25%助成する。③6筆以上は処分額の30%助成する」となっていますが、この分譲と助成方針は、南浜地先公有水面埋立事業の趣旨及び公有地拡大推進法の目的を逸脱していませんか、答弁を求めます。イ、問題はないならば、その法的根拠または理由を示してもらいたい。ウ、その制度または要領は、市民を除外しているが、法的根拠を示してもらいたい。エ、隣接地の購入額とその助成制度による購入額とは最大で30%の差額が発生することになり、隣接地を購入した市民は最大で30%も高く購入したことになりますが、これは埋立事業の趣旨及び公拡法の目的からして妥当だと思いますか。思うならば、その法的根拠を示してもらいたい。オ、その制度は、埋立事業の趣旨及び公拡法の目的からして、用地処分方針の大きな変更になるので、市において政策的にその方針を決定し、市民に対しても公表すべき重要な案件であると思うが、その手続は行われていますか、お伺いいたします。 小項目2、宅建業法の報酬についてお伺いいたします。ア、その報酬は何%ですか。イ、公社の助成金と比較した場合、高いのか安いのか、お伺いします。ウ、宅建業報酬基準を崩していると思うがどうか、お伺いいたします。 以上、一般質問をいたしましたが、市長及び当局の誠意ある答弁を求め、本席からの質問を終わります。再質問は自席から行います。
◎市長(上原裕常君) 山城勉議員の御質問、件名1、畜産の振興について。小項目1、口蹄疫対策についてお答えをいたします。 競り値下落を始め、もろもろの口蹄疫対策について、
南部市町村会や南部振興会は沖縄県や県議会に要請を行っております。マスコミ報道によれば、6月17日の国への口蹄疫対策関連の県要望で競り中止に伴う収入減への補償などの要請がなされております。したがいまして市としましては、国、県、他の市町村の動向を踏まえ検討していきたいと考えております。 それから件名4、教育行政について。小項目1、糸満南小学校校舎工事関連入札等のあり方についてでございますけれども、まず入札情報が事前に漏えいがあったのではとの質問についてでございますけれども、そのような事実は確認しておりませんので、当該入札は適正に行われたと考えております。次に最低制限価格の件でございますけれども、この最低制限価格は予定価格書の中の1項目であり、その予定価格書は私が作成して封印し、入札日当日まで金庫に保管するよう職員に指示をしております。したがいまして教育長あるいは教育委員会総務部長は知り得る立場にはありません。 それから小項目2、真壁小学校校舎工事関連入札等のあり方についての中の、美々ビーチの指定管理者の選定との整合性についてお答えをいたします。今回の指名業者は市の建設業者格付名簿に登録された業者の中から、市内業者を優先に関連業者、市営業者、市住業者、近隣業者の順に指名しており、地元優先、地元企業の育成の方針については変わってはおりません。 それ以外の質問につきましては、教育長並びに関係部長のほうから答弁をさせていただきます。
◎教育長(上原武君) 件名4、教育行政についてお答えします。 小項目2、真壁小学校校舎工事関連入札等のあり方についてですが、糸満市が発注する建設工事は、建設工事入札参加資格審査及び業者選定等に関する要綱に基づいて、入札参加資格のある業者を選定しています。(株)屋部土建につきましては、糸満市への登録は市外業者ではなく、市営業者で、糸満市内に営業所を持つ業者として登録されております。また同業者については、当初は指名していませんでしたが、一部の指名業者が入札辞退をしたため、市営業者の中から指名したものであります。
◎
経済観光部長(山城茂範君) 山城勉議員の御質問、件名1、畜産業の振興について。小項目2のヤギの振興策について、ヤギ屠畜施設の工事着手及び時期、運用開始時期についてお答えいたします。 県及び運営所管の県食肉センターによりますと、同屠畜施設の建設は、平成21年12月28日に工事に着手され、平成23年3月31日に完成する予定であります。施設の運用開始につきましては4月以降でありますが、諸手続等があることから現在のところ開始日は未定と聞いております。 続きまして件名2、水産業の振興について。小項目1のモズク、海ブドウの振興策について。ア、市内における生産者は何人いるかについてお答えいたします。現在、モズク生産が3業者、海ブドウ生産が5業者となっております。 次にイ、その生産量についてでありますが、聞き取り調査によりますと、平成21年度のモズク生産が約2トン、海ブドウ生産が約63トンとなっております。 次にウ、今後の振興策についてであります。地先海域の環境特性を生かした海藻類等の養殖技術の導入を図るとともに、県、漁協、県もずく養殖業振興協議会及び県海ぶどう生産者協議会と連携し、種苗の安定確保と技術交流や情報交換を促進し、安定した生産、出荷体制の強化を支援していく考えであります。 次に小項目2、ウミンチュの資料館の整備についてでありますが、漁業のまち糸満における漁業の歴史と漁労文化、資料等を展示する資料館は必要であると考えておりますので、将来の財政見通しを立てながら検討してまいりたいと考えております。 次に小項目3、NPO法人ハマスーキの糸満海人工房の観光資源としての活用についてであります。現在、海のふるさと公園内の倉庫を市が整備しハマスーキが糸満海人工房資料館として活用しております。また同公園にある漁村集落等を利用し、糸満の歴史文化を伝える場所として学習、紹介するなど、観光等に活用しているところであります。今後とも関係機関、団体等と連携し、ハマスーキの糸満海人工房資料館を観光資源として活用を推進していきたいと考えております。なお、当該資料館に展示されている民具、漁具の数は、聞き取りによりますと約1,000点が展示されているようであります。
◎
企画開発部長(花城宗順君) 山城勉議員の御質問、件名3、消費者行政についての小項目1、消費者庁から業務停止命令を受けたエナジック企業についてのア、市内での所在地、停止内容、その手法についてお答えいたします。 市内には、現在エナジック社自体の事務所等はなく、所属野球部の事務所が西崎にあります。行政処分の内容ですが、平成22年4月28日から平成23年1月27日までの9カ月間、連鎖販売取引に関する業務の一部(新規勧誘、申し込み受け付け及び契約締結)を停止するよう消費者庁から命じられております。その手法については、同社の新たな販売店となる者に健康補助食品(ウコン入りカプセル)や還元水生成器などの商品の販売のあっせんをすれば収入が得られるとして、商品を購入させる連鎖販売取引を行っていたとしております。エナジック社においては、このたびの処分を真摯に受けとめ、二度とこのような違反行為を招く事態が起きないよう取り組むとしており、その動向を注視してまいりたいと考えております。 次にイ、企業とのかかわりについてということですが、何をもって深いかかわりというのか判断つきかねます。 続いてウ、ユニホームへの市章使用の承諾と、その企業は市の名誉を傷つけていると思うが、その責任はどうとるのかについてお答えいたします。平成21年2月にエナジック硬式野球部部長名でユニホームへの市章使用承諾書が市に提出されたことから使用を了解しております。今回の業務停止は母体企業の起こした不祥事だとはいえ、同社野球部の練習拠点としての本市のイメージは多少とも損なう結果になったことは否めないものと考えております。本市においては、今後、会社側の法令遵守や内部管理体制の強化策を含め、信頼回復に向けた活動を注視してまいりたいと考えております。 次にエ、広告塔的役割についてですが、エナジック硬式野球部の創部やその活躍は、県内外のアマチュア野球選手を始め、子供たちに夢を与え、本市のスポーツ振興に弾みをもたらすものと期待することから、純粋にチームや選手等を激励しているのであります。広報紙等でのその紹介を取り上げることをもって母体企業の広告塔的役割に加担しているとの認識は持ち合わせておりません。 続いてカ、広告塔の存在としての損害賠償を訴えられた事例があることを認識しているかとのことですが、他府県において健康寝具販売会社が新規会員を集める手段の一つに高級ホテルなどでのイベントや講演会にゲストとして芸能人等を招き、知名度を利用して事業を信用させたことや、後日、不祥事が発覚した際に損害賠償請求訴訟を起こされた芸能人がいるとの事例を聞いております。 次にキ、ある議員の仲介で譲渡、運営を検討したことがあるかとの質問ですが、エナジック社がスポーツロッジの運営に関心を持っているとのことから、会社側と市の担当者が話し合いを行った経緯はあります。また、観光農園にあっては園内のレストラン運営に参画したいとのことで、観光農園株式会社の取締役会で審議をしております。いずれも議員の仲介があったかどうかは承知しておりません。 件名6、土地開発公社の運営について。小項目1、近隣商業用地の購入助成について。ア、建売業者または不動産販売業者が同用地を購入する場合の、その分譲と助成方針は南浜地先公有水面埋立事業の趣旨及び公有地拡大推進法の目的を逸脱していないかについてお答えいたします。当地は、公有水面埋立法の第22条第2項の規定により、平成11年1月20日にA地区、同年11月30日にB地区の竣工認可を受け、埋立法の制限を受けておりましたが、10年も経過し制限から外されたことから、分譲促進の一環で助成金制度を設け、分譲販売に取り組んでまいりました。議員の御質問で南浜地先公有水面埋立事業の趣旨及び公有地拡大推進法の目的を逸脱していないかとありますが、南浜地先公有水面埋立事業の趣旨及び目的を早期達成するためには早期処分が必要であり、その観点から趣旨に逸脱しているとは考えておりません。 イ、法的根拠とその理由について。この制度の趣旨は、停滞状態にある潮崎町の分譲促進を図るため、糸満市土地開発公社独自の助成金制度であり、要領については、平成21年11月開催の第5回理事会で承認を得ております。 ウ、その制度または要領は市民を除外しているが、法的根拠を示してもらいたいについては、長引く経済不況により不動産取引が低迷する中、近年、潮崎町の住宅用地等の処分においても不況の影響を受け、分譲件数の減少傾向が顕著にあらわれております。こうした状況を打開するため、平成21年度より建売業者または不動産販売業者など、民間活用の導入による分譲促進を図っていることから、市民を対象に広げることはこの要領の趣旨からは困難だと考えております。 エ、埋立事業の趣旨及び公拡法の目的からして妥当だと思いますか。思うならば、その法的根拠を示してもらいたいについてですが、
南浜埋立事業は地域の振興開発と活性化を図ることを目的としており、その目的の早期実現を図ることを目標に助成金制度を導入したものであります。したがって、その意味からすると妥当だと判断しております。 オ、市において政策的にその方針を決定し、市民に対しても公表すべき重要な案件であると思うが、その手続は行われていますかについて。市の政策的な方針とは、大きな用途変更や土地利用の変更等と理解しておりますので、今回の助成制度については、市としての政策的な方針を決定するような協議が必要な案件とは考えておりません。しかしながら長引く経済不況による不動産取引の低迷の影響から、今はなかなか売れない状況にありますので、今後の環境変化に対応した処分計画等、早期販売の方策等について土地開発公社と連携を図ってまいりたいと考えております。 件名6、土地開発公社の運営について。小項目2、宅建業法の報酬について。ア、報酬は何%かについては、報酬については宅地建物取引業法で定められた仲介手数料規定内であり、さらに糸満市土地開発公社と沖縄県宅地建物取引業協会との間での潮崎町住宅用地等分譲販売の媒介に関する協定において、住宅用地の場合は、(土地価格掛ける3%)プラス6万円プラス消費税5%です。近隣商業地の場合は、(土地価格掛ける2%)プラス6万円プラス消費税5%で報酬を設定しております。 イ、公社の助成金と比較して高いのか安いのかについては、仲介手数料は購入希望者を宅建業者が仲介することについての報酬であり、一方、今回の助成金は建物の早期建築を誘導することによって分譲を促進するための制度、すなわち土地購入者への助成金であり、性格を異にするものと考えています。 ウ、宅建業報酬基準を崩していると思うがについて。報酬については宅建業法で定められた仲介手数料報酬額内であり、宅建業協会との間で締結している潮崎町住宅用地等分譲販売の媒介に関する協定の範囲で対応しておりますので、宅建業報酬基準を崩しているとは考えておりません。
◎総務部長(城島栄君) 山城勉議員の件名3、消費者行政について。小項目1、オ、本市は同企業から寄附金を受けているようですが、これは妥当だと思いますかについてお答えをいたします。 株式会社エナジックインターナショナルから3月1日付で寄附金の申し込みがありまして、これを受領しております。今回の寄附金は、その使途の定めのない一般寄附として受領しており問題はないと思っております。 次に件名4、教育行政について。小項目1の糸満南小学校校舎関連工事入札等のあり方についてお答えいたします。地方自治法第117条の規定による、議員の除斥について、地方自治法の逐条解説によれば以下のとおりであります。「議員は、自己若しくは父母、祖父母、配偶者、子、孫若しくは兄弟姉妹の一身上に関する事件又は自己若しくはこれらの者の従事する業務に直接の利害関係のある事件については、その議事に参与することができない」ということでございます。次に工事請負契約の相手方についてですが、当該建設業者が糸満市の入札参加資格申請において提出された法人登記簿を確認したところ、A議員は役員として登録されておらず、本市が発注する建設工事を施工する資格について特に問題はありません。同法第92条の2(議員の兼業禁止)については、第127条(失職及び資格決定)の規定による議会の専権事項でありますので、市当局として答える立場にはありません。
◎福祉部長(金城秀佳君) 山城勉議員の件名5、福祉行政について。(1)西崎商業地にある法人保育園の移転問題についてのアからカまで順次お答えいたします。 アの移転の原因につきましては、平成16年4月1日に、西崎商業地域に社会福祉法人立の認可保育園が開園したことにより、同地域が風俗営業の制限を受けたため、糸満地区社交飲食業組合、糸満市
経済団体協議会等からの陳情が相次ぎ、警察へ、沖縄県風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律施行条例の規制緩和について要望を行いましたが、できないとのことであり、西崎6丁目商業用地にある法人保育園に現在地から移転していただくための予算を今回提案しているところです。 イ、責任の所在は県、市、どこにあるかということですが、移転せざるを得ない結果になったということにつきましては、現在の状況を予測できなかったとはいえ、結果についての責任は糸満市にもあると考えます。 ウ、新たな補助金で整備することは、一法人に対する二重補助にならないかということですが、財産処分を前提としており、二重補助にはならないと解釈しております。また国、県、市の補助金適正化法等に違反しないかということにつきましても、財産処分は国の承認を得ることを前提としていることから、違反はしていないと考えております。 エ、市からの補助金は二重負担であり、その負担分については移転原因の責任者が負担すべきとのことでありますが、市としては二重負担と考えておりません。なお、
安心こども基金は、事業者に対し市が助成することにより実施される
特別対策事業であり、市の負担が前提となっております。 オ、移転先は、県営浜川団地東側を予定しております。また、その地域に与える影響、環境調査をしたかということですが、特に調査は実施しておりません。 カ、その地域住民のコンセンサスは得ているかということにつきましては、県営浜川団地建てかえ時に県営浜川団地住民には沖縄県土木建築部住宅課から保育所併設の説明を行ったとのことです。
○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午後2時21分)(再開宣告午後2時23分)
○議長(上原勲君) 再開いたします。
◆9番(山城勉君) 自席から再質問を行います。 まず先ほど答弁のあったエナジックが行っていた違反行為の内容について、もう一度その内容を具体的に説明お願いします。
○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午後2時24分)(再開宣告午後2時24分)
○議長(上原勲君) 再開いたします。
◎
企画開発部長(花城宗順君) 再質問にお答えいたします。 消費者庁が認定した違反行為は不実告知、公衆の出入りしない場所での勧誘、勧誘目的等不明示、概要書面不交付ということでございます。
○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午後2時24分)(再開宣告午後2時27分)
○議長(上原勲君) 再開いたします。
◆9番(山城勉君) それでは消費者行政について再質問をしたいと思います。 まず初めに、エナジックが市章をつけるメリットはなんですか。それからこの要綱と許可年月日が同時期ですが、同企業に許可を与えるために制定をしたのかお伺いします。それから要綱に定める公共性、公益性、尊厳とはどのようなことですか、お伺いいたします。その3点お願いします。
○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午後2時27分)(再開宣告午後2時28分)
○議長(上原勲君) 再開いたします。
◎総務部長(城島栄君) 山城勉議員の再質問にお答えいたします。 この市章の使用を許可した理由ですけれども、実はエナジックの野球チームが都市対抗野球に参加するということで、この都市対抗野球の要項の中でそれぞれのホームタウンの市章が義務づけられております。これは出場チームについては、「その所在都市を代表する意味で都市長または町長の推薦状を提出する。また、ユニホームの右袖に都市章を貼付する」という規定がございまして、それに参加するためには、どうしてもホームタウンの市章が必要だということで申請がありました。またその時期でありますけれども、実際に許可したのが3月1日ということで先ほど答弁しましたけれども、要綱をつくったのは4月1日付であります。当初は市章の要綱というのはございませんでしたけれども、その後に必要性がありまして、4月1日付で要綱をつくっています。それから公共性、公益性ということですけれども、この間もお話しましたけれども、公共性というのは公共的な団体、例えば社会福祉協議会とか糸満市体育協会、あるいはそれに類する団体ですね、そこのほうで現実に市章を使っているところもあります。公益性というのは、会社等の中で収益部分ではない部分ということで理解しています。今回については、エナジックの野球ということで公益性という部分で考えています。
○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午後2時30分)(再開宣告午後2時32分)
○議長(上原勲君) 再開いたします。
◆9番(山城勉君) 再質問をします。 許可は3月1日に与えていますね。条例は4月1日に制定していますね。だからそれは、要するに必要性、普通は一般的に市として必要ないけれども、エナジックにそれを与えたためにつくらなくてはいけないような状況に追い込まれたということではありませんか。お伺いします。
◎総務部長(城島栄君) 再質問にお答えいたします。 これは条例ではなくて、要綱ですけれども、要綱をつくらないと支障を来すからつくったのではないかということでありますけれども、特にそういうことではないです。実は要綱がなくても市章を使用させている市町村というのはかなりあります。これは決裁でもって市章の使用が可能でありますけれども、県内でも要綱をつくらないで市章を使用させている市が6団体、要綱を設置している市が3団体、糸満市を入れまして4団体ということになりますけれども、当初3月1日付で許可したのは起案によりまして許可しました。その後、やはり要綱があったほうがこれから後、市章の使用申請が出たときに都合がいいのではないかということで要綱をその後につくってあります。
◆9番(山城勉君) それでは、先ほど判断ができないという答弁だったけれども、連鎖販売取引は俗にマルチ商法と呼ばれているということなんです。いわゆる市の考え方、連鎖販売取引とはどういうものですかと、これの判断は先ほどできないということだったけれども、それはどうですか。
○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午後2時34分)(再開宣告午後2時37分)
○議長(上原勲君) 再開いたします。
◆9番(山城勉君) それでは再度お聞きします。 連鎖販売取引に関しては、マルチ商法的といわれているんですが、その見解についてお伺いいたします。
○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午後2時37分)(再開宣告午後2時39分)
○議長(上原勲君) 再開いたします。
◎
企画開発部長(花城宗順君) 再質問にお答えいたします。 消費者庁が言っていることが連鎖販売取引業務を行っていたということなんですが、マルチ商法というのはいろいろな解釈がございまして、これに該当するかどうか判断はちょっとつきかねます。
◆9番(山城勉君) それではちょっと角度を変えます。 今、エナジックが行っている商法活動は、まともな商法活動だと思いますか。
○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午後2時40分)(再開宣告午後2時40分)
○議長(上原勲君) 再開いたします。
◎
企画開発部長(花城宗順君) 再質問にお答えいたします。 消費者庁から連鎖販売取引に関する業務の一部を停止するように命じられたということでございます。そういうことで、市としての考えというよりも、むしろその消費者庁がそういう判断をしておりますので、そういうことだと思っております。
◆9番(山城勉君) このエナジックの9カ月の業務停止は重いのか、重くないのかお伺いいたします。
◎
企画開発部長(花城宗順君) 再質問にお答えいたします。 企業のことでございますので、その企業が実際行っている事業の規模等を含めて考えないといけないと思いますので、市としての判断は控えさせていただきたいと思います。
◆9番(山城勉君) 私は、消費者庁に電話を入れましたら、普通はまずは改善命令を出す。それから1カ月ぐらいの業務停止、3カ月ぐらいの業務停止、6カ月の業務停止をする。9カ月というのは重いような内容になるだろうという状況がありまして、だから私は重いと思うんです。それでなぜ私がそこまで聞くかということは、市章の使用を許可しているわけですから、糸満市全体をもってこの企業を支援しているんだというような、そういった誤解を招きかねないというようなことがあるわけです。そこをとても重要視しているわけなんです。それで今、この消費者庁に対してどのくらいの苦情、相談があったのかお聞きいたします。わかっている範囲内でよろしいです。
○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午後2時43分)(再開宣告午後2時43分)
○議長(上原勲君) 再開いたします。
◎
企画開発部長(花城宗順君) 再質問にお答えいたします。 我々も消費者庁には問い合わせをしました。消費者庁としても、これは企業の問題なのでそれを教えることはできませんということでした。そして県内、市内の状況をお聞きしましたけれども、先日の質問でも答えたと思うんですけれども、市内、県内からの被害報告はいないということでございました。
◆9番(山城勉君) 市がホームページでもって全国に発信しているんです。エナジックが糸満市を活動拠点としていること、そして糸満市のマークを使用していることも含めて。そして市長の顔、教育長の顔もきちんとそういうふうに写真入りで全国に、ネットに全部出ているわけです。そこでさっきから私が言っているように、今のこの状況からしましては、ある意味では企業に対する便宜の供与に当たりませんか。
○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午後2時45分)(再開宣告午後2時46分)
○議長(上原勲君) 再開いたします。
◎市長(上原裕常君) 山城勉議員の再質問にお答えいたします。 今回、ホームページ等に取り上げたのは、県内外のアマチュア野球選手を始め、子供たちに夢を与え、本市のスポーツ振興に弾みをもたらすというような期待を持ちまして、純粋にチームや選手等を激励したものであります。したがいましてその母体企業の便宜の供与という認識は持ち合わせておりません。
◆9番(山城勉君) 市長、本来、全国にこういう形でホームページで発信しているということは広告塔的な役割を果たしているんです。当然、最初はそういうことだったかもしれませんけれども、市長がさっき話をされましたように。でも現時点においてこれだけの法違反があって、それでいわゆる9カ月の業務停止命令をされているわけです。これは本当に重くないんですか。市長はどう考えていますか。どうぞお答えください。
○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午後2時47分)(再開宣告午後2時49分)
○議長(上原勲君) 再開いたします。
◆9番(山城勉君) 市長、これだけのホームページで皆さんの写真入りで出ているんです、全国に。それでこの新聞がありますでしょう、エナジックの業務停止、これは表と裏が一体になっているわけです。そこの重要性があるのではないですかと聞いているわけです。どう考えていますかということです。
○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午後2時50分)(再開宣告午後2時51分)
○議長(上原勲君) 再開いたします。
◎市長(上原裕常君) 山城勉議員の再質問にお答えいたします。 先ほども申し上げましたように、本市のスポーツ振興に弾みをもたらす、そのことを期待しましてチームや選手を激励したということで、繰り返すようでございますけれども、広告塔的役割という認識は持ち合わせておりません。
◆9番(山城勉君) もう一度、今、エナジックが9カ月の業務停止命令を受けたことについて、市長はどのくらい重要視しているのか。もう一度、その業務停止に関してお答え願います。
○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午後2時52分)(再開宣告午後2時53分)
○議長(上原勲君) 再開いたします。
◎市長(上原裕常君) 山城勉議員の再質問にお答えいたします。 消費者庁のほうから連鎖販売取引に関する業務の一部を9カ月間停止されたということでございます。当然それに沿って会社側もきちんとした形で対応していただけるだろうと思っています。重いかどうかという判断につきましては、当然消費者庁のほうで判断されていると思っておりますので、市のほうの答弁は差し控えたいと思います。
◆9番(山城勉君) 市章の使用許可を与えている市長ですよ、糸満の行政は一企業のためにあるんですか、どうですか市長。
○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午後2時54分)(再開宣告午後2時55分)
○議長(上原勲君) 再開いたします。
◎市長(上原裕常君) 山城勉議員の再質問にお答えいたします。 市章の使用に関する要綱の中において、「市章の使用は、公共性、公益性があり、かつ、その性質及び内容が市章の尊厳を損なうことないものについて認めるものとする」ということで、それに抵触するような形であれば、許可の取り消しが第6条のほうでうたわれております。その内容としましては、「偽り、その他不正の手段により許可を受けたとき」、「許可を受けた使用目的以外に市章を使用したとき」という許可の取り消し事項があります。今回、その事項に抵触しないという判断をしております。
◆9番(山城勉君) この違反行為は、消費者をだましているような内容になっておりませんか。それを考えてみたときに、市長、今こういう答弁ができるんですか。どうですか。
○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午後2時56分)(再開宣告午後2時57分)
○議長(上原勲君) 再開いたします。
◎市長(上原裕常君) 山城勉議員の再質問にお答えいたします。 今回の業務停止につきましては、母体企業が起こした不祥事であるということは先ほどから申し上げておりますけれども、認識はしております。同野球部の練習拠点として本市のイメージを多少とも損なう結果となったことは否めないものと考えております。しかしながら今後、会社側が法令遵守や内部管理体制の強化策を進めていくということもありますし、信頼回復に向けた活動を行っていくものと考えておりますので、その動向をしっかり見守りたいと考えております。
◆9番(山城勉君) 幾ら論議しても…、時間がありませんから、そこら辺でとどめますけれども。市長、このような状況からしますと、法令にふれるということは公益性等に反しているということなんです。したがってホームページをすぐに、まだ掲載されています、きょうも。すぐにこれを廃止する、あるいはストップする、そういう措置を講じる考えはありませんか。
○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午後2時59分)(再開宣告午後3時26分)
○議長(上原勲君) 再開いたします。 本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめこれを延長いたします。
◎市長(上原裕常君) 山城勉議員の再質問にお答えします。 御指摘の件につきましては、記事の内容等の問題もありますので、そういった部分を含めまして検討し、対処していきたいと考えます。
◆9番(山城勉君) ぜひ市長、そのように御検討をお願いいたします。それでは次に移ります。 教育長に伺います。教育長の身分は地方公務員ですか、どうですか。それから教育長は昨年の市議選において、ある議員の選挙チラシに同議員を推薦するような顔入りの写真を掲載し、各家庭に配り選挙民に訴えている。またある集会では支援の弁を述べたようですが、これは事実ですか。教育長、この行為は地公法第36条の規定、公職選挙法第136条の2の規定に違反していませんか答弁を求めます。
○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午後3時27分)(再開宣告午後3時32分)
○議長(上原勲君) 再開いたします。
◆9番(山城勉君) それでは次の質問に移ります。 まず教育行政について。糸満南小学校校舎工事関連入札等のあり方について、市商工会副会長であるA議員が、同会に届けている業種、事業所名、勤務先の電話番号はどのようになっているかお伺いします。
○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午後3時33分)(再開宣告午後3時54分)
○議長(上原勲君) 再開いたします。
◎
経済観光部長(山城茂範君) お答えいたします。 商工会の通常総代会の資料の中の平成21年度役員名簿によりますと、A議員は副会長という役職名で、住所が字糸満1470番地、電話番号が994-0536となっております。
○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午後3時55分)(再開宣告午後3時56分)
○議長(上原勲君) 再開いたします。
◎
経済観光部長(山城茂範君) お答えいたします。 会社名は有限会社まるやす建設であります。業種は建設業ということであります。
○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午後3時56分)(再開宣告午後3時58分)
○議長(上原勲君) 再開いたします。
◆9番(山城勉君) それでは3月12日に、商工会から
経済建設委員会に出された資料と、一度確認する必要がありますので、その資料に基づいてもう一度答弁お願いします。
○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午後3時58分)(再開宣告午後4時03分)
○議長(上原勲君) 再開いたします。
◆9番(山城勉君) 先ほど当局は、これは問題ないということを、実質的な支配者ではないという考え方で答弁しておりますけれども、この役員名簿からしまして、明らかに私は、A議員は同会社の実質的な支配者だと思っております。いかがですか、再度答弁お願いします。
◎総務部長(城島栄君) 山城勉議員の再質問にお答えいたします。 実質的な支配者ではないという答弁があったということですけれども、そういう答弁はしていません。その件については、ふれていない。実質的な支配者ではないとは言っておりません。それは当局が考えるべき話ではないものですから、そういう答弁はしておりません。今の再質問に答えますと、この件については当局の判断する内容ではなくて、議会のほうで判断すべき事項だと思います。
○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午後4時04分)(再開宣告午後4時08分)
○議長(上原勲君) 再開いたします。
◎総務部長(城島栄君) 山城勉議員の再質問にお答えいたします。 先ほど商工会の名簿の状況がありましたけれども、それを受けて当局としてどう思うかと、議員の身分についてどう思うかということですけれども、この件に関しては、市当局としては判断する立場にはございません。
◆9番(山城勉君) ではその件についてだれが判断するんですか。
◎総務部長(城島栄君) お答えいたします。 地方自治法第92条の2に議員の兼業禁止がありますけれども、これに該当するかどうかについては、同法第127条の規定があると思います。この127条の規定では議会が決定するということになっていますから、議会が判断すべきことだと思っています。
○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午後4時10分)(再開宣告午後4時12分)
○議長(上原勲君) 再開いたします。
◆9番(山城勉君) これではなかなか決着つきませんけれども、市長、A議員の親族会社が数少ない公共工事の入札に指名されて、いわゆる5億円の巨額な工事を受注すると、これは議員の倫理性、市民の目線からしても本当に妥当だと思いますか。どうぞお答え願います。
◎市長(上原裕常君) 山城勉議員の再質問にお答えいたします。 糸満市の入札参加資格申請において提出されました法人登記簿を確認しております。その中においてA議員は役員として登録されておりません。したがいまして本市が発注する建設工事を施工する資格については特に問題はないと考えています。
◆9番(山城勉君) これはグレーゾーンです。これは市民の目線からは絶対に納得できるような状況ではありません。今後、このような入札のあり方はぜひ改善していただきたいと思います。 次に、糸満南小学校屋内運動場工事の入札について。市長は、落札額が最低制限価格と一致したことに関して、これまでの答弁の中でも偶然だという答弁をなされておりますが、これは納得できません。市が示した最低制限価格の算定方法では、予定価格を知らない限り、その額と一致する額、2億5,269万円の数字は100%出せるはずがありません。統計学上も、天文学的な確率になると思います。市長、この数字を本当に出せますか。その9けたの一致した数字が出せるならその係数を示してください。
◎市長(上原裕常君) 山城勉議員の再質問にお答えいたします。 結果として一致したと判断をしておりますし、係数を示せと言われても係数を示すことはできません。
◆9番(山城勉君) こういう状況というのは、市民の目線からもなかなかそれは納得できるものではありませんよ。そしてまた業界においてもこれは何らかの、事前にそういった状況を情報収集しない限り、こういったことが一致するということはだれしもそれを100%信じる人はおりません。そこら辺は今後、市長ぜひ改めていただきたいと思います。時間もありませんので、次に移りたいと思います。 福祉行政について再質問をしたいと思います。これまでほかの議員からも指摘されているように、法人保育園の移転問題について、前回も補助し、今回も補助する。これは2回補助することになりませんか。しかも今回の補助額は前回の10倍強になります。この補助金はすべて税金ではありませんか。どうですか、御答弁を願います。
◎副市長(杉浦友平君) 山城勉議員の再質問にお答えいたします。 先ほど福祉部長からも答弁いたしましたけれども、財産処分を前提としておりますので、二重補助には当たらないと考えております。今回のものは制度の変更に伴うものでございますので、適正な支出であると考えております。
◆9番(山城勉君) 私はこの保育園の移転に反対するものではありません。しかし、財政的に厳しい中、同一法人に対して補助名目で2回も税金を投じるということは、これはある意味においては税金の無駄遣い、市民感覚からして納得できるものではありません。私は今回の事業手法は二重補助だと思います。私は思っています。どうですか、再度、その見解を求めます、この内容を踏まえて。
○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午後4時17分)(再開宣告午後4時17分)
○議長(上原勲君) 再開いたします。
◎副市長(杉浦友平君) 再質問にお答えいたします。 先ほども答弁いたしましたが、
安心こども基金に基づく事業でございますので、適正に支出を行う、適正な事業であると考えております。
◆9番(山城勉君) 逆の角度から考えますと、事業のいわゆる費用対効果、効率性を考えますと、この予算で、私は今回提案されている予算でもう一つの法人保育園をつくることが可能だと思っています。そうしますと100人以上の待機児童の解消につながると思いますが、いかがですか。御答弁お願いします。
◎副市長(杉浦友平君) 再質問にお答えいたします。
待機児童解消という観点からいきますと、新たな法人保育所をつくることも選択肢の一つかもわかりません。今回の保育所の施設整備におきましては、待機児童の解消とあわせまして西崎6丁目の現状、地域が風俗営業許可の制限を受けているという現状を踏まえて総合的に勘案した結果でございますので、御理解いただければ幸いでございます。
◆9番(山城勉君) 先ほどのある議員にも答弁しておりますけれども、今、市は待機児童が141名ほどいるということで、みんなやっぱり保育園に何とか入れたいと考えているわけなんです。そういう面からしましても、やっぱりそれだけの経済効果があるような事業の執行のあり方をぜひ今後は考えてほしいと思います。その件について、同保育園の移転に関してぜひとも地域住民や隣接する法人等への説明会を必ず持つこと、また環境の実態調査を実施することを私は強く求めます。その件について市長、御答弁お願いいたします。
○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午後4時20分)(再開宣告午後4時20分)
○議長(上原勲君) 再開いたします。
◎副市長(杉浦友平君) 山城議員の再質問にお答えいたします。 当該予定地につきましては、県が県営浜川団地の改築時に保育所をつくるということで約束した土地でございます。先ほども福祉部長のほうから答弁いたしましたが、浜川団地の建てかえ時に保育所併設の説明も県のほうから行ったところでございます。また周辺の法人保育所に対する説明は課のほうから既に行っておりますが、どうしてもまだ足りないという話であれば、再度また法人に対する説明も必要な場合は行っていくことも含めて検討していきたいと考えております。
◆9番(山城勉君) 地域住民はほとんど知りません。県営浜川団地の方は知っているかもしれませんが、地域住民は知っておりません。そういう面で、ぜひ地域にはいろんな課題があります。道路の幅も狭い、それから最近、性犯罪的な問題も発生しておりますし、街灯も不足しております。そして環境そのものをやっぱりいい環境をつくって、そして育児ができるような、保育園ができるような環境にすることがとても大事だと思います。そういったことをぜひ検討していただきまして、そして地域にすばらしい保育園ができ上がったなということを、誇りが持てるようなそういう事業展開をぜひ要望いたしまして、私の一般質問を終わります。
○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午後4時22分)(再開宣告午後4時32分)
○議長(上原勲君) 再開いたします。
◆2番(比嘉譲君) 本議会、最後の一般質問であります。御清聴のほどよろしくお願いを申し上げます。皆さんこんにちは。傍聴席の皆さんこんにちはと申し上げたいところでありますが、皆さんお帰りになりましてどなたも残っておりません。残念であります。市民の皆さん、職員の皆さんこんにちは。一般質問の前に、市政と議会運営につきまして所見を申し上げます。 最初に議員の自由な発言と議会運営についてであります。その前に本議会における一般質問の初日において、大田守議員の一般質問の一連の流れの中で、法人保育所大地の子の案件について、質問者と私の認識の大きな落差から、興奮の余り不適切な発言があったとの指摘を受けました。その指摘を受け、冷静にみずからを振り返り、先ほど申し上げました事由によるものであったとしても、良識の府である議会における議員の発言としては大いに反省をする必要があるとの思いから、休憩中に大田守議員におわびを申し上げました。私自身、常日ごろから議会運営における規律、とりわけ議会の品位の保持については、議会活動いろいろな政治活動の場で主張をしてきています。今回の件に関しましては大いに反省をし、本市議会が議員のみずからの意思で自主的に規律を保持し、規制するための権限を慎重、公正に発揮できる糸満市議会を目指し、本市24名の市議会議員ともどもにその責務を果たしていく覚悟であります。よろしくお願いを申し上げます。 クタビグングヮチヤ、タチグヮンドゥヤユル、ヤンヌグングヮチヤ、ユクヌマサイ。先週の火曜日、旧暦のグングヮチユッカに行われました糸満ハーレー、名城ハーリー、そしてきのうの日曜日に開催されました喜屋武ハーリーは、海のまち糸満、海やからのまち糸満にふさわしい大きな盛り上がりの中で終えております。裕常市長には長時間にわたり熱心に激励をいただきました。感謝を申し上げます。上原武教育長、杉浦副市長を始め、市職員の皆さん、そして多くの議員の皆さんにも御協力と激励をいただいております。本席をおかりいたしまして心よりお礼を申し上げます。冒頭に申し上げましたクタビグングヮチヤ、タチグヮンドゥヤユル、ヤンヌグングヮチヤ、ユクヌマサイの意味合いでありますが、クタビグングヮチヤ、タチグヮンドゥヤユル、今年のハーレーは大変すばらしかった。ヤンヌグングヮチヤ、ユクヌマサイ、来年のハーレーは今年よりももっとすばらしいハーレーになりますようにとの願いを込めての糸満ハーレー歌の一節であります。私たち糸満市のまちづくりにおきましても、去年よりは今年、今年よりは来年は必ずよくしていく、必ずよくなるという気概を持って、裕常市長も、私たち議会も、5万8,000糸満市民ともどもに誠心誠意その責務を果たしていかなければならないものと考えます。 私たち5万8,000糸満のまちづくりは、我が糸満市に元気と笑顔の政治理念を掲げる第13代目上原裕常市長が平成20年7月から大変厳しい財政状況を始め、赤字決算の続いていた観光農園株式会社の問題、同じく赤字決算の美々ビーチ、フィッシャリーナのふれあい公園の問題、議会の中でも再三指摘をされながら遅々として進展を見なかった道の駅の問題、糸満南小学校改築移転の問題、ごみ処理施設の問題等々、多くの問題を抱えての大変厳しい中でのスタートであったことは5万8,000市民の周知のとおりであります。それから丸2年、本市の現状はどうなっているのでしょうか。選挙で選ばれた市長の責務は多岐にわたるものがあると思いますが、本質的には本市に横たわる諸問題、諸課題について、その問題解決のために優先順位をつけてその解決に当たる。その1点に集約されるものと考えます。その観点から裕常市政の2年間でどのような問題解決がなされたのか、主なものを拾い上げてみました。 1つ目に、最大26名にまで膨らんだ部長、参事監の数を現在12名にまで絞り込んでおります。忘れもいたしません、平成16年8月5日付でありました。15名の部長職が一気に26名に膨れ上がった案件であります。あれから丸6年、その6年間で現在裕常市長のもとで12名にまで絞り込まれているわけであります。その結果、行財政の健全化に向け進展が図られていることは申し上げるまでもありません。2つ目に、前市政で実現できなかった美々ビーチの指定管理者制度の導入、フィッシャリーナの駐艇料金の値下げ。このフィッシャリーナの駐艇料金の値下げにつきましても長年の私たち糸満市民の悲願でありました。ようやく、さきの議会において改定条例案が提案され可決をされております。3つ目に、行政と市内団体との信頼関係の欠落から遅々として進展を見なかった道の駅のオープンであります。そのことも私がこの場で申し上げるまでもないかと思います。4つ目に、昨年1月に発生した不発弾爆発事故の迅速な対応と、南部市町村、県、国を動かしての問題解決のあり方は市内外から高い評価を受けたことは記憶に新しいものがあります。5つ目に、沖縄県
水産海洋研究センターの喜屋武地区への移転であります。8割方本部町に傾きかけていた現状から、裕常市長の予定地の先行取得、取りつけ道路の整備等の英断を下し、杉浦副市長の調整能力の高さで、喜屋武への移転を成し遂げたことは高く評価されるべきものであります。6つ目に、全国豊かな
海づくり大会の本市誘致であります。この20年間、私たち糸満市の長年の悲願であります全国豊かな
海づくり大会の誘致についても、この間、歴代市長のどなたも手をつけることができなかった大会誘致に向けた予算の計上、誘致に向けた南部地区総決起大会の実施であります。そのことにより国、県が重い腰を上げたことも明らかになっております。7つ目に、2年前の市長選挙で大きな論点となったのがごみ処理施設問題でありました。裕常市長は南部は一つの思いと、負担分散でその問題解決に取り組んでおります。現在、糸・豊清掃施設組合管内から発生するごみの適正処理と、最終処分量の減量化を図るため、現在の焼却施設に焼却灰を高温処理し無害化する灰溶融施設を整備する工事を行っております。来年4月から供用開始の予定であります。このようにごみ処理施設問題の解決が進められていることも周知のとおりであります。 そのような実績に加えまして、本議会に提案をされております糸満南小学校移転にかかる案件、法人保育所大地の子の案件について申し上げます。糸満南小学校の潮崎町への移転は前市政において議会提案がなされ、議会審議の中で、住民の合意形成が不透明、不十分ということで審議未了となり、前市長の専決処分となった案件であります。その後を受けました上原裕常市長、上原武教育長が糸満南小学校PTA、サポータークラブの皆さんを始め、地域住民とひざを交え真剣に問題解決に取り組んだ結果として、本議会への提案に至ったものと考えます。上原武教育長を始め教育委員会の対応は、糸満南小学校の関係者を始め地域住民から高い評価を受けており、上原武教育長は胸を張って、ぜひこの事業を着実に進めていってもらいたいと思います。次に法人保育園大地の子の案件でありますが、事の発端は平成16年、糸満市、沖縄県が調整を踏まえた上で、本市議会に提案され、本市議会においても議決がなされ事業実施となっております。その後、本議会でも議論がされていますように、風営法の問題が発覚し、地域住民、商工会、社交飲食業組合等から毎年のように陳情が出され、私たち議会においても、「市長において善処されたし」との申し送りを行ってまいりました。残念ながら前市政においてはその問題解決に向け、私たち議会への提案は丸4年間、一度たりともありませんでした。今回、問題解決に向け厳しい法的問題を解決し、国、県との難儀な調整も精力的にこなし、本議会への提案となったものと考えます。市長、副市長、そして福祉部長、担当課の児童家庭課の並々ならぬ努力に敬意を表するものであります。 裕常市長、山積する本市の問題解決に向けて夜も眠れない厳しい日々が続いているものと思います。その疲れ切った顔を見ればうかがい知ることができます。市長、市長は決して一人ではありません。裕常市長とともに頑張り抜く多くの市職員がいます。市長とともに汗を流す5万8,000市民がついております。今後とも我が糸満市のために杉浦副市長、上原武教育長としっかりスクラムを組み市政発展のために、その歩みをとめることなく前進を続けていただきますようお願いと激励を申し上げまして、一般質問を行います。 件名1、サザンクリーンセンター推進協議会(サザン協)についてであります。本市を含む南部6市町で構成されるサザン協は、南部のごみ処理施設一元化を目指し、2009年5月の理事会において、最終処分場をつくらず「限りなくゼロエミッションに近い処理方式の施設整備の方針」を決定しております。埋立最終処分場を断念した理事会決定から丸1年、サザン協を取り巻く現状は、沖縄市の倉浜衛生施設組合との協力関係の変化、構成市町の西原町議会は今年の3月議会において、サザン協への負担金を予算案から削除する議決を行うなど、厳しい状況下にあるものと認識をしております。そこで伺います。 小項目1、サザン協の
取り組み状況について。 小項目2、糸・豊清掃施設組合は焼却残渣の再資源化が可能な灰溶融施設を整備する工事を行っていますが、島尻消防清掃組合、東部清掃施設組合の対応について答弁を求めます。 件名2、健康食品販売会社「エナジック」についてであります。本年4月28日、29日にテレビ、新聞報道において本市と深いかかわりのある「エナジック」が消費者庁から特定商取引法違反で9カ月の業務停止が命じられたと報じられ、多くの市民が大きな衝撃を受け不安にかられています。そこで伺います。 小項目1、「糸満市」と「エナジック」とは、どのようなかかわりがあるのか。 小項目2、今回の業務停止命令に対し、どのような認識を持っているのか答弁を求めます。 件名3、「ヒロツネ8つの約束」についてであります。裕常市長は、2年前の市長選挙において、「副市長問題」、「屋外運動場問題」、「ごみ処理施設」の3点に関して、その立場を明確にし、4年間の市政運営の柱として5万8,000市民と8つの約束をしています。その中で1番目の約束が財政再建であります。そこで伺います。 小項目1、「4年間の任期中に人件費を延べ約7億円抑制します」とはっきりした数値目標を示し、約束をされています。その進捗状況はどうなっているのか答弁を求めます。 以上で演壇からの質問を終わります。
◎市長(上原裕常君) 比嘉譲議員の件名3、ヒロツネ8つの約束について。小項目1、4年間の任期中に人件費を延べ7億円抑制しますについてお答えをいたします。 平成20年度、平成21年度において職員数の削減に取り組んだことにより、大幅に人件費の抑制ができたところであります。特に平成21年度は、本市の厳しい財政状況を踏まえ、市独自の人件費カットもあわせて行ったところであります。その結果、平成20年度の人件費決算額は38億6,756万円で、対前年比1億7,090万円の減。平成21年度の人件費決算額は37億6,331万円で、対前年比1億425万円の減となっております。この2年間だけでも職員の人件費を延べ9億9,637万円余抑制しております。市長任期中のあと2カ年においても、職員採用等の抑制により、少なくとも2億円以上の人件費削減がさらに可能と考えております。 それ以外の質問につきましては、関係部長のほうから答弁をさせていただきます。
◎
市民健康部長(金城義朗君) 比嘉譲議員の御質問、件名1、サザンクリーンセンター推進協議会について。小項目1、サザン協の
取り組み状況についてお答えいたします。 御指摘のとおり、昨年5月のサザン協における最終処分場建設断念後、倉浜衛生施設組合の最終処分場への平成22年度分焼却残渣の搬入停止や西原町議会によるサザン協への負担金の見送りなど、サザン協を取り巻く状況の変化がございます。昨年7月には構成6市町の副市長、副町長からなる幹事会をスタートさせ、重要な議案等については、これまでの事務局任せではなく幹事会でしっかり議論し、理事会に提案していくこととしています。今年3月までのサザン協を取り巻く状況の変化を受け、4月の市長、町長会議におきましては、幹事会において長期計画としての一元化施設、短期計画としての焼却残渣処理について、昨年5月の決定、いわゆる最終処分場によらないごみ処理方式に拘束されず、原点に立ち返って議論し、平成22年度中に答申することと指示されております。現在までに3回の幹事会が開催され協議が進められているところであります。 続いて小項目2、島尻消防清掃組合及び東部清掃施設組合の対応についてお答えいたします。両組合の平成22年度以降の焼却残渣の処理については、島尻消防清掃組合については、うるま市にある民間の産廃処理施設で処分していく予定のようであります。東部清掃施設組合については、今後1年間に限り、倉浜衛生施設組合の最終処分場で受け入れることとなっております。平成23年度以降については、両組合の残渣の処理方針はまだ決まっていないようであります。
◎
企画開発部長(花城宗順君) 比嘉譲議員御質問の件名2、健康食品販売会社エナジックについての小項目1、どのようなかかわりがありますかについてお答えいたします。 昨年より株式会社エナジック所属の硬式野球部が本市西崎球場を練習拠点として活動を展開しており、西崎球場を含めた運動公園体育施設の整備、改修等やスポーツ振興に向けた寄附金贈呈に協力をいただいております。また、社会人野球チームとして都市対抗野球や日本選手権大会など、全国大会への出場を目指していることから、同野球部からの要請に基づきユニホームへの糸満市の市章の使用を許可しております。 次に小項目2、今回の業務停止命令に対し、どのような認識をしていますかについてお答えいたします。一部の販売店の行為とはいえ、今回の不祥事による業務停止命令は行政処分として、また社会的面からして本市のイメージを多少とも損なったものと認識いたしております。エナジック社においては、このたびの処分を真摯に受けとめ、反省するとともに、二度とこのような違反行為を招く事態が起きないよう取り組むこととしており、信頼回復に向けた活動を注視してまいりたいと考えております。
◆2番(比嘉譲君) それでは自席より再質問を行います。 件名1のサザン協についてであります。私自身も今年の4月から糸・豊清掃施設組合議会の議長として、市長、議長ともどもにサザン協の理事会に参加をさせていただいております。本議会でこの案件を取り上げましたのは、皆さんも周知のとおりでありますが、最終処分場を含めたごみ処理施設問題につきましては、私たち議会の中でも約1年半にわたって議論がなされた案件であります。それを踏まえまして、サザン協の現状について、議員の皆さん、それから市民の皆さんにもよく知っていただきたいという思いからでありますので、ひとつよろしくお願いを申し上げたいと思います。そこでこの4月から、これまで2回サザン協の理事会に参加をいたしました。私がびっくりしましたのは理事会の雰囲気であります。旧南廃協の議論が再燃しているかのような雰囲気、空気の流れを感じました。そこで理事の1人であります市長に確認をさせていただきます。先ほど部長のほうからもありましたが、西原町議会においてサザン協への負担金を見送ったと、要するに理事会が最終処分場を断念したことに対して異を唱えて、説明責任が不十分という理由で、議会において否決されております。予算計上されておりません。そういう話が理事会の中でもちらほら聞こえました。それは間違いない事実でしょうか。市長、ひとつよろしく。
○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午後4時57分)(再開宣告午後4時57分)
○議長(上原勲君) 再開いたします。
◎市長(上原裕常君) 比嘉譲議員の再質問にお答えいたします。 西原町で去る3月定例会で新年度予算のサザン協に係る費用負担について否決されております。
◆2番(比嘉譲君) このようにただいまの件を含めまして、糸満市、それから豊見城市、南城市、西原町、与那原町、八重瀬町、3市3町の間で、このサザン協、ごみ処理問題に関して温度差が余りにも大きいように感じます。ですから理事会においてもそのような理事会の閉塞状況を打開しようということで、先ほど部長のほうからもお話がありましたが、副市長、副町長間で幹事会を新たにつくって、幹事会の中でしっかり議論をしていただいてそれを理事会に上げるということで、今、理事会では幹事会の議論を待っているというのが理事会の状況であります。そこで糸満市のほうから杉浦副市長が幹事としてその幹事会に参加をされていると思います。そこでこの幹事会での議論の状況を、そして杉浦副市長としてサザン協問題、ごみ処理施設問題についてどのようなお考えを持っているのか、ぜひこの場でお聞かせいただければと思います。
◎副市長(杉浦友平君) 比嘉譲議員の再質問にお答えいたします。 今年に入りまして、4月から3回の幹事会を開催しております。6人の副市町長と、それから3組合の事務局長がオブザーバー参加ということで参加しております。私は理事会自体は出たことはないんですが、なかなか市町長では言えないような本音の議論ができているかと思っております。先ほど部長からもお答えしましたけれども、昨年の5月のいわゆる最終処分場によらないごみ処理方式に拘束されず、原点に立ち戻って議論するということで何でもありの議論を正直言ってしているところでございます。ただ一方におきまして、基本的な理念は踏み外してはいけないということで、ゼロエミッションに向けたごみ処理計画の作成、それから南部圏域の広域的配置計画、それから一元化施設については、既存の施設との整合性を図るということと、もう一つ大きい話が以前の具志頭村議会、玉城村議会、そして糸満市議会での反対決議の趣旨を逸脱しないようにという基本的な理念を踏まえながら、その中でお互いの、今までのすれ違い議論の整合性を図っていこうということで議論をしている最中でございます。できましたら9月ぐらいをめどに一定の方向を理事会のほうへ出していければということで今後も引き続き幹事会のほうで議論をしていきたいと考えております。
◆2番(比嘉譲君) 副市長の考え方と私の考え方はほぼ同じであります。くれぐれも先祖返りで南廃協の議論に戻ることだけは、それは絶対あってはならないことだと思います。ぜひそのことを踏まえて幹事会の中で、杉浦副市長みずからが糸満市を代表して出ているわけでございますので、ぜひリーダーシップをとっていただいて、そのような方向で幹事会の議論をまとめ上げていただきたい。そのお願いと、私の希望でありますので、ぜひ理事会に上がってくるときには、そのような内容の幹事会での議論の結果として上がってくることを大いに期待をしております。 件名2のエナジックについてお伺いをいたします。これはこの議会の中で、この案件につきましては多くの方が指摘をされております。さまざまな意見がございました。私もこのエナジックに関しては1点だけ市長に申し入れをさせていただきたいと思います。あくまでも市政運営に関しては、これまで同様、中立性を担保して、公正公平に市政運営を進めていっていただきたい。その1点であります。それから先ほど山城勉議員からの指摘もございました。要するに使用を許可した段階ではそういう問題は発生しておりませんでした。その後、そういった問題が発覚し、市民にまで動揺が広がったということは事実であります。そういったことも踏まえて、先ほどホームページ等の問題もございましたが、それも含めてぜひ検証して、検討していただきたい。これはほうっておく案件ではないと思いますので、ぜひそのような努力をしていただきたいということを申し上げておきます。 最後に件名3であります。ヒロツネ8つの約束でありますが、その真っ先に掲げてありますが財政再建であります。その中で具体的な数値を示して市民と約束をしておりますのが人件費の抑制であります。この人件費の抑制を4年間で延べ約7億円抑制するんだという約束をされております。先ほどの市長からの答弁の中で、既に延べで9億9,000万円の抑制がされているというお話でございました。その中で、議員の皆さんもなかなか理解ができなかった部分があります。要するに決算ベースと、延べでの削減額ということについて、延べ削減額が9億9,600万円という、延べのカウントについてどういうことなのか。私にも、議員の皆さんにも、わかりやすく説明していただけますか。
◎総務部長(城島栄君) 比嘉譲議員の再質問にお答えいたします。 先ほど、市長のほうから人件費の延べ金額で、7億円の予定に対して9億9,000万円余り抑制できたと答弁がありましたけれども、その中で単年度では、たしか平成20年度に1億7,000万円余り、平成21年度に1億425万円ですかね、トータルしても2億余りにしかならないんですけれども、約束は延べでありましたから、今回の人件費が削減された大きな理由は人員削減であります。ですから平成20年度には12名の職員を減らしています。これがもとに戻りましたら単年度でいいんですけれども、そのままずっと4年間は12名削減をそのまま通すということですから、延べ金額にしますと、先ほどの1億7,090万7,000円を4カ年掛けるということで、約6億8,000万円になります。平成21年度にも9名の職員が減になっています。これで1億425万円、これ掛けるの3カ年間影響しますので、これで3億1,200万円余り。トータルで9億9,000万円になるという計算でございます。
◆2番(比嘉譲君) わかったような、なかなか理解しにくいようなお話だと思いますが、ぜひまた個別にその件に関してはそれぞれお聞きいただければと思います。わかりやすくですね。先ほど私は演壇で平成16年8月5日付で糸満市の部長職の皆さんが15名から一気に26名に膨れ上がったと申しました。そのときの管理職の割合、部長職が26名で管理職の割合が、私の記憶に間違いがなければ23%前後でありました。要するに糸満市役所はあの当時4名に1名は管理職だったんです。約4名に1名は。それが現在どういった改善が図られているかといえば、要するに平成19年に部長職が20名、平成20年に17名、平成21年に13名、現在は12名であります。そこで現在の課長以上、管理職の割合は、23%からどこまで落としてきたかというと、現在は14.9%という結果になっております。これは純然たる事実であります。それから部長職、これはわかりやすく、延べとかではなくて言いますと、平成19年に20名、そのとき部長職の皆さんに支払われた金額が2億1,384万7,000円であります。それが平成20年には17名となっております。そのときに支払われた合計額が1億7,585万5,000円。そして平成21年度13名、13名で1億2,821万円。そして現在は12名まで絞り込まれているというのが人件費の現状であります。それが事実であります。そういった意味合いから裕常市長は選挙戦でこのような約束をしたんですが、ただ、選挙戦目当てだけのパフォーマンスではなくて、しっかりした根拠に基づきこの2年間、そのような責任感と行動力をしっかりと示していただいたということがこの案件でもしっかりと認識できると思います。ひとつそういった意味で、市長が公約された延べ7億円というのはこの2年間で達成をされたと。そういったことも含めて、市長、これからの我が糸満市の財政再建について市長の決意のほどを伺って私の一般質問を終わります。
◎市長(上原裕常君) 比嘉譲議員の再質問にお答えいたします。 先ほど前段で譲議員のほうからいろんな問題解決という部分で、課題の部分についてお話がありました。そういったものをすべて対応していくためには、それなりの財源というのが必要になってきます。先ほども申し上げましたけれども、人件費については、この2カ年で9億円余り削減したということでございます。今後とも糸満市に課せられた課題というのは多くあります。そういったものを今後とも解決するために努力していきたいと考えていますけれども、当然、そのための財源の手当てもしっかりやっていきたいと考えております。
○議長(上原勲君) 休憩いたします。(休憩宣告午後5時09分)(再開宣告午後5時11分)
○議長(上原勲君) 再開いたします。 以上で、一般質問を終了いたします。――――――――――――――――――――――――――――――
○議長(上原勲君) 以上で、本日の会議を終了いたします。(散会宣告午後5時11分)...