• "ごみ堆肥化事業"(1/1)
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  1. 名護市議会 2022-06-09
    06月20日-07号


    取得元: 名護市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-19
    令和4年第207回名護市定例会              第207回名護市議会定例会会議録┌─────────┬───────────────────────────────┐│招 集 年 月 日│       令和4年6月9日 木曜日 午前10時       │├─────────┼───────────────────────────────┤│招 集 の 場 所│         名 護 市 議 会 議 場         │├─────────┼───────────────────────────────┤│開       議│      令和4年6月20日 月曜日 午前10時0分      │├─────────┼───────────────────────────────┤│散       会│      令和4年6月20日 月曜日 午後3時52分      │└─────────┴───────────────────────────────┘出席並びに欠席議員 出  席 24名 欠  席 1名┌────┬───────────┬───┬────┬───────────┬───┐│議席番号│    氏  名    │出 欠│議席番号│    氏  名    │出 欠│├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  1  │  島 袋  力   │ 出 │  14  │  平   光 男  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  2  │  長 山 正 邦  │ 出 │  15  │  翁 長 久美子  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  3  │  大 浜 幸 秀  │ 出 │  16  │  仲 村 善 幸  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  4  │  吉 居 俊 平  │ 出 │  17  │  比 嘉 拓 也  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  5  │  川 野 純 治  │ 出 │  18  │  宮 城 安 秀  │ 欠 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  6  │  石 嶺 康 政  │ 出 │  19  │  比 嘉  忍   │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  7  │  仲 尾 ちあき  │ 出 │  20  │  岸 本 直 也  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  8  │  金 城  隆   │ 出 │  21  │  金 城 善 英  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  9  │  宮 城 さゆり  │ 出 │  22  │  大 城 秀 樹  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  10  │  宮 里  尚   │ 出 │    │    欠 員    │   │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  11  │  大 城 敬 人  │ 出 │  24  │  神 山 正 樹  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  12  │  東恩納 琢 磨  │ 出 │  25  │  小 濱 守 男  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  13  │  比 嘉 勝 彦  │ 出 │  26  │  比 嘉 祐 一  │ 出 │└────┴───────────┴───┴────┴───────────┴───┘ 署名議員       21番 金城 善英  24番 神山 正樹 議事日程       別紙のとおり 会議に付した事件   別紙のとおり 会議の結果      別紙のとおり法第121条第1項による出席者              市 長  渡具知 武 豊              副市長  金 城 秀 郎 総務部長      比 嘉 一 文    企画部長     棚 橋 邦 晃 地域経済部長    平 得  薫     市民部長     仲 本  太  福祉部長      大 城 智 美    こども家庭部長  高 里 盛 克 農林水産部長    當 山  賢     建設部長     玉 城  勝  環境水道部長    佐久川 博 光    消防長      安 里  順  総務部参事     祖 慶 実 季    企画部参事兼   宮 城 浩 二                      地域経済部参事 選挙管理委員会   佐久川  純 事務局長              教育長  岸 本 敏 孝 教育次長      岸 本 尚 志議会事務局出席者 事務局長      屋 部 憲 克    次長兼庶務係長  大 城 秀 樹 議事係長      宮 城  建     庶務係調査法制  金 城  浩                       担当主査 議事係       島 袋 ちえり    議事係      上 地  健 ○大城秀樹議長 これから本日の会議を開きます。日程により一般質問を行います。岸本直也議員、一般質問を許します。 ◆岸本直也議員 大城議長より許可をいただきましたので、議席番号20番、岸本直也、第207回6月定例会、第14期最後の一般質問になりますが、市長をはじめ職員の皆様、答弁のほどよろしくお願いいたします。それでは早速ですが質問事項1 社会教育行政について。質問要旨(1)名護市社会教育50年の歩み記念誌の発刊について。名護市市制50周年を迎えて、名護市社会教育は展開されてきました。成人教育、婦人教育、青少年教育、PTA活動、社会体育、社会教育施設などが推進された。社会教育団体や委員会に多くの方々が携わってきました。社会教育委員会、青少年問題協議会、青少年健全育成協議会青少年交流実行委員会、公民館連絡協議会、市子ども会、市青年団協議会、市青年エイサーまつり実行委員会、市(婦人)女性会、市老人会、市区長会の組織があります。第204回(9月)定例会一般質問の答弁を踏まえ、当局の見解をお伺いいたします。事項2 環境行政について。要旨(1)新名護市一般廃棄物処理施設建設に伴う各種計画の策定について。名護市新設廃棄物処理施設建設工事が着工されましたが、一般廃棄物処理基本計画一般廃棄物処理実施計画、ごみ減量化計画、環境基本計画などの見直しが必要と思われる。また、国や沖縄県から災害廃棄物処理計画の策定が求められている。そこでお伺いいたします。ア 名護市における一般廃棄物処理基本計画一般廃棄物処理実施計画、ごみ減量化計画、環境基本計画などの見直しの取組状況についてお伺いいたします。イ 名護市における災害廃棄物処理計画策定に向けての取組状況についてお伺いいたします。事項3 文化財保護防火対策について。要旨(1)名護市指定文化財防火対策について。我が名護市の歴史・文化の象徴である文化財建物の保護防火対策について、以前に国指定重要文化財「津嘉山酒造所施設」付近で火災が発生し危機的状況にありました。名護市指定文化財建物の防火対策は万全なのかお伺いいたします。事項4 文化遺産について。要旨(1)名護聖人、名護親方程順則の琉球国宝級物の継承について。生年月日が1663年10月28日、名護寵文は久米村(現那覇市久米)で生誕。1728年、名護間切名護地頭を拝領された。これまで、名護家15代目の名護弘一氏の計らいで六諭伝来300年記念展示会の開催(平成20年5月)。今年度新名護博物館が完成予定である。開館に伴う名護親方程順則資料展示会は目玉である。開館に向けての進捗状況、また名護家主と寄託の話合いは行われているのかお伺いたします。次に事項5 コロナ禍の子どもたちのSOSを早急に~!要旨(1)新型コロナウイルス感染症の流行が子どもの生活や健康に与える影響について。コロナ禍の長期化で子どもたちにかかるストレスが高い状況が続き、保護者も余裕がない中でイライラしている。朝起きられないなどのうつ症状が小学校高学年から中学生までの子どもの1割から2割に見られる。国立成育医療研究センターの調査結果によりますと、小学5、6年生の13%、中学生の22%に中等度以上のうつ症状が見られた。名護市の小中学校の状況についてお伺いいたします。これは資料はないということで提出はありません。よろしくお願いします。以上、一次質問とし、二次質問は自席にて行います。職員の皆様、答弁のほどよろしくお願いいたします。それから議長へ申出いたしますが、一問一答での答弁のほどよろしくお願いいたします。 ○大城秀樹議長 一問一答事項別の申出がありますので、市当局は事項別に答弁をお願いします。平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 それでは私のほうから質問事項1要旨(1)についてお答えいたします。昭和45年に名護市が誕生し、市制実施に伴い旧1町4村の教育区が名護教育区教育委員会として統合されました。昭和47年には本土復帰に伴い名護市教育委員会と名称が改められ、今日まで市の教育行政が行われてきております。本市の社会教育については、地域での活動の中心的存在である婦人会や子ども会、青年会などの諸団体も再編統合がなされ、各団体においてこれまで社会教育事業にご尽力いただいているところでございます。その事業、活動の拠点として中央公民館や各区公民館では、団体や市民サークルの活動が展開されてきました。また図書館、博物館、市民会館、陸上競技場、21世紀の森体育館などの社会教育施設やその設置・運営条例、審議会などの整備が進められ、組織的に市民の文化・スポーツ振興の取組が行われてきました。各種社会教育事業がある中で、市の社会教育振興策について協議・検討される機会として市制が開始された翌年の昭和46年に市社会教育研究大会が開催され、第2回からは社会教育振興大会、第11回からは生涯学習振興大会、平成19年を最後に「むんなれ~フェスタ」へと、時代の流れとともにその内容も変遷しながら取組が行われてきました。去る第204回定例会において、議員ご提案の記念誌発刊につきましては、関連資料の保管・保存状況を改めて確認し、関係団体やその各支部組織への意見の聞き取りなども行い計画していきたいと答弁したところでございます。その後の取組状況としましては、関係団体に関する資料に加え、社会教育施設である図書館、博物館、市民会館や各体育施設、また市史編さん室や各支所保管資料など必要となる収集資料が膨大であるため、引き続きその資料の保管、保存状況を確認しているところでございます。 ○大城秀樹議長 岸本直也議員。 ◆岸本直也議員 それではこれより二次質問をさせていただきます。答弁者の皆様、よろしくお願いいたします。社会教育行政について、これは前の定例会においても一般質問をさせていただきましたが、昭和45年に名護市が誕生し、市制実施に伴いまして1町4村の教育区が統合されました。その中でも今回私が申し上げるのは、この50年間の社会教育の歩み、これには先ほど部長からも説明がありました。いろいろな団体が属している、そして360度社会教育が市民の手によって各地域で活動が奨励されているところでございますが、名称のほうもいろいろ変わったり、各事業も展開がされてきたと思っております。また50年間いろいろな方々がご尽力されたことが私の耳にも入っているし、実施してきたところでございます。第2回、社会教育振興大会から、第11回、生涯学習振興大会がむんなれ~フェスタへと社会教育のまとめとして事業を展開してきましたが、現在廃止の状況となっておりますが、ぜひ今後とも学校教育とともに社会教育も一緒になって進めていければと思っているところでございます。それで質問でありますが、この記念誌発刊においてどのような手順を踏まえて進めていくのか。中には教育委員会議、社会教育委員会議もありますが、どのような手順で進めていくのか、質問をさせていただきます。よろしくお願いします。 ○大城秀樹議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 一次でも答弁いたしましたが、何せ資料が膨大であるため引き続き資料の保管、保存状況の確認を行い、市史編さん室及び各種団体と調整していきたいと思います。教育委員会議に関しましてはまたその後になると思いますので、そのときには収集した資料をまとめた後でしっかりと詰めていきたいと思います。 ○大城秀樹議長 岸本直也議員。 ◆岸本直也議員 私もこの50年間において、初代の方々にお伺いしましたら市史編さんのほうに資料を提供したとか、いろいろ先輩方の持っている資料もあるかと思いますが、図書館、文化財係、市史編さん室とかこれまでの資料があるかと思います。これまでの先輩方、経験者、携わってきた方々の資料も必要だと思うんですが、そういう方々の資料、語りとかも必要かと思うんですが、どうでしょうか。 ○大城秀樹議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 議員のおっしゃるとおりでございます。社会教育に関わりました職員を含めまして、青年会とか各種団体長であります方々の資料もしっかりとこれから収集しまして進めていければと思っております。 ○大城秀樹議長 岸本直也議員。 ◆岸本直也議員 これまでご尽力されました方々にも問合せをしまして、多くの資料になるかと思いますが、町村時代から、合併当時から携わってきた方々、ぜひ名護市市制50周年の社会教育のまとめとして記念誌を発刊していただきたいと願いますのでよろしくお願いいたします。議長、事項2をお願いいたします。 ○大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 それでは質問事項2要旨(1)ア、イについてお答えいたします。まずアについてお答えいたします。名護市一般廃棄物処理基本計画につきましては、現計画を平成29年3月に策定しております。計画目標年次を令和8年度としておりますが、概ね5年ごとに改訂することとしております。現計画の改訂につきましては今年度より見直しに着手し、令和5年度中には新設廃棄物処理施設に合わせた計画を策定する予定であります。名護市一般廃棄物処理実施計画につきましては、一般廃棄物処理基本計画に基づいて毎年策定することになっておりますことから、新設廃棄物処理施設が供用開始となる時期には新たなごみ分別や処理方法を反映した計画を策定してまいります。ご質問にありますごみ減量化計画につきましては、一般廃棄物処理基本計画の内容に含まれるものとなっております。また環境基本計画につきましては、自然環境の保全及び生活環境の創造に関する基本的な計画を定めたものであることから、新設廃棄物処理施設に合わせて計画を見直すことは特に予定しておりません。次にイについてお答えいたします。災害廃棄物処理計画につきましては、近年国内で発生した大規模な災害を受け、災害時に発生する廃棄物の処理を適正かつ円滑・迅速に実施するため、各地域の実情に応じて非常災害に備えた災害廃棄物対策に関する施策を一般廃棄物処理計画に規定するとともに、非常災害発生時に備えた災害廃棄物処理計画を策定し適宜見直しを行うものとされています。本市におきましては、令和元年度から2年度にかけて沖縄県が実施した災害廃棄物処理計画作成支援業務のワーキング会議に参加し、災害時に発生する廃棄物の量の推計等を行いながら当該計画の作成を進めているところであります。現在は、当該計画に係る災害廃棄物の仮置場の選定や災害時の対応に係る関係機関との協定について検討を行っている段階でございます。当該計画の策定につきましては早期に策定することが求められていることから、本市においても検討を進め策定してまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 岸本直也議員。 ◆岸本直也議員 環境行政について、名護市一般廃棄物処理施設建設に伴う計画についてお伺いいたしますが、処理計画について今回見直すことになるんですが、その工程とか日程についてはどのような計画がされているのかお伺いいたします。 ○大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長
    佐久川博光環境水道部長 見直しに係る工程ということでありますが、先ほども一次で答弁しましたように今年度より見直しに着手して、令和5年度中には計画書を策定していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 岸本直也議員。 ◆岸本直也議員 前回の16種分別の計画は大変ご苦労なさったかと思いますが、今回もこの分別計画を見直しすることによって市民の皆様には大変ご苦労されると思っております。前回も各地域において説明会が行われたんですが、なかなか浸透度が低いということで多くの苦情が来たりしました。その対策についてはどのような考えがあるのかお伺いいたします。 ○大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 新設廃棄物処理施設の建設に伴って分別が変更になること等につきましては、55区の字、それと県営、市営団地等を含めて説明会を実施して、また市民の生活に混乱を来さないように対応してまいりたいと思います。また周知につきましても、市の広報紙やホームページなどに掲載して対応してまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 岸本直也議員。 ◆岸本直也議員 特に高齢者の皆様が分別に対しては大変苦労なさっているというところがございましたので、ぜひ各区においての浸透性を持たせていただければと思っております。次にイのほうですが、これは防災計画との整合性を持たせるということであったんですが、その防災計画についての整合性はどのような取組、考えがあるのかお伺いいたします。 ○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 名護市地域防災計画との関連性ということでございますので、私のほうから答弁させていただきます。名護市地域防災計画において、災害発生時に排出される多量の廃棄物を速やかに処理する体制を確保するため、国が策定した災害廃棄物対策指針または水害廃棄物対策指針に基づき適正かつ円滑・迅速に災害廃棄物を処理できるよう災害廃棄物の仮置場の確保や運用方針、一般廃棄物の処理を含めた災害時の廃棄物の処理体制、近隣市町村及び廃棄物関連団体等との連携、協力の在り方等について災害廃棄物処理計画において具体的に示すこととしており、災害廃棄物処理計画は名護市地域防災計画の一部をなす計画となっております。なお、今年度名護市地域防災計画の改訂を予定しておりますので、関係部署と連携して取り組んでいきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 岸本直也議員。 ◆岸本直也議員 もう1点質問させていただきますが、名護市内、市街地が地震、それから津波によって被害を受けた場合、相当な廃棄物が出るものだと思っております。去る東日本大震災においては私も石巻に行ってきたんですが、市街地が廃棄物の山で、30メートルの山が幾つもあって、これをどういうふうに処理していくのかと懸念したところでございますが、部長、この廃棄物にはいろいろな廃棄物があるかと思うんですが、一般廃棄物、産廃、特別管理廃棄物ともろもろあるんですが、やはり産廃に関しては県がやるべきだと思うんですが、これもまとめて市のほうで処理しないといけないのか。その辺はどのように説明が行われてきたのか、説明をお願いいたします。 ○大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 まず災害が起きた際の廃棄物の処理というのは、すごく重要なことだと思います。今ご質問にあります産業廃棄物に関しても県が主体的になって行うものではありますが、市としましても災害が起きた際には問題点、課題点ということでいろいろ考えている点がございます。災害廃棄物処理計画を策定する上で重要な点としましては、まずどの程度の災害を想定し、その災害でどのような種類の災害廃棄物がどれだけの量発生するか推測することであると考えております。その推測に基づき必要な災害廃棄物の仮置場の面積や場所、処理方法などを計画していく必要があります。災害で発生したごみの処理については、当然ですが災害後の市民生活により発生する生活ごみも継続的に収集、処理を行わなければなりません。災害廃棄物処理のみではなくその後の生活ごみの収集、処理を並行して実施できるよう計画策定する必要がございます。また問題点や課題点としましては大規模災害が発生した場合、本市のみの対応が困難になることが想定されます。国や沖縄県との役割の確認やごみ収集、処理に関わる民間業者との連携や協定、その他関係機関との連携など事前に準備できることについては可能な限り備えておく必要があると考えております。 ○大城秀樹議長 岸本直也議員。 ◆岸本直也議員 いろいろなことが想定されると思うんですが、実際に石巻においては専修大学がキャンプ地、食料の調達地点。それから周辺の高校、小学校、中学校のグラウンドにおいては家電があるとか、いろいろな分別をして、いろいろなスペースを利用して廃棄物を分別していたのを思い出すんですが、我が名護市においても各小学校の運動場とか広場を利用されると思うんですが、それが一番、最大の問題かなと思うんですが、課題として。この辺はどのようにお考えなのかお伺いします。 ○大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 議員がお話のとおり、やはり災害が起きますと、その廃棄物の仮置場ということについてはすごく重要なことだと認識しております。現在その仮置場の候補としては、まず優先的には公共施設を利用していきたいと考えております。例えば市内の公園とか、そういった所を優先的に関係部署とも相談しながらやっていきたいと思っております。それから先ほどお話がありました小学校のグラウンドというのも、やはりこれはまた災害復興の中では教育というのも随時学校が再開しますと運動場の使用というのもありますので、その辺も含めて教育委員会とも調整を図って災害廃棄物処理計画を作るときには、その辺も調整した上で計画を策定していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 岸本直也議員。 ◆岸本直也議員 この災害廃棄物処理計画については、我々礎之会においても廃棄物処理施設技術管理協会のほうで研修会を受けたことがございます。やはりいつ何時来るか分からない状況であると。昨日の豪雨、これも東江区公民館も洪水、それから大東区公民館前も大雨のため冠水しました。世冨慶においても土砂災害、各地域であったということでございますので、早急に災害廃棄物処理計画を策定していただきたいと思うところでございます。それでは事項3についてお願いいたします。 ○大城秀樹議長 岸本尚志教育次長。 ◎岸本尚志教育次長 質問事項3要旨(1)についてお答えします。現在、名護市には86件の指定文化財がございます。そのうち木造建造物で可燃性の高い文化財が重要文化財の「津嘉山酒造所施設」、県指定建造物の「屋部の久護家」、県指定民俗文化財の「我部祖河の高倉」、市指定民俗文化財の「久志の観音堂」などがございます。津嘉山酒造所施設においては消火器、自動火災報知設備、火災通報設備が設置されています。屋部の久護家におきましては消火器、自動火災報知設備が設置されております。我部祖河の高倉につきましては、まだ消火器が設置されておらず所有者へ協力を求めている状況にあります。久志の観音堂におきましては、消火器と消火ホースの設置となっています。我部祖河の高倉以外の文化財建造物の消防設備につきましては、消防法に基づき適正に設置されているものと消防本部から回答を得ているところでございます。また近年は新型コロナの感染拡大防止のために実施を控えておりますが、昭和24年1月26日に世界最古の木造建造物で知られる奈良県・法隆寺の金堂が炎上し壁画が焼失した火災を契機として定められた「文化財防火デー」となる1月26日前後に、消防本部や地域の消防団、また建物所有者や地域住民の協力を得て、市内4か所の文化財施設において毎年輪番で防火訓練を実施しているところでございます。しかしながら木造建造物だけが火災の危険性をはらんでいるわけではございません。平成21年には「宮里前の御嶽のハスノハギリ林」において、大きなハスノハギリ4本の根本で不審火による出火があり根本から幹が焼け焦げる事件もございました。野外で生育する樹木や御嶽林、自然保護区などにおいても火災が発生する可能性がございます。指定文化財につきましては、その所有者及び管理者に管理義務や管理責任がございますが、文化財は火災等によりいったん滅失・毀損すれば、再び回復することが不可能な国民共有の財産です。これらの貴重な文化財を後世に継承するためには、日常の維持管理を含めて適切な管理が必要不可欠です。令和元年10月31日に発生した首里城での火災は、県民に大きな衝撃と深い悲しみを与えました。その教訓を生かし、引き続き所有者等と消防関係者との連携を図りながら文化財の防火対策等の一層の推進に努めてまいります。 ○大城秀樹議長 岸本直也議員。 ◆岸本直也議員 名護市には86件の指定文化財がございます。ほとんど木造建築物で、かなり可燃性が高い文化財である。重要文化財の中でも津嘉山酒造所施設、県指定建造物の屋部の久護家、それから県指定民俗文化財の我部祖河の高倉、それから市指定民俗文化財の久志の観音堂。観音堂においてもぼや騒ぎがあったという話がございます。宮里のハスノハギリ林においても不審火があったということで、我々の宝である大切な文化財をどのように守っていくのかと大変心配しているところでございます。前回、津嘉山酒造所においても隣で出火があったということでありまして、津嘉山酒造所の出火原因とか、それから防火対策は現在どのようになっているのかお伺いいたします。 ○大城秀樹議長 岸本尚志教育次長。 ◎岸本尚志教育次長 津嘉山酒造所の防火対策ということで、平成21年に国の重要文化財に指定された酒造所ですけれども、平成23年度から平成29年度にかけて保存修理が行われ現在の姿になっております。防火設備につきましては、平成29年度末に消防法施行令に基づき設備工事が行われております。建物内には自動火災報知設備、火災通報装置、消火器5本を設置し、屋外の正門内側に消火ホースとその格納庫を設置している状況でございます。また平成21年12月21日に防火管理者を定め消防計画を消防本部に提出し、自衛消防訓練を実施するなど防火管理義務を行っていただいているところでございます。 ○大城秀樹議長 岸本直也議員。 ◆岸本直也議員 それでは消防本部に質問させていただきますが、津嘉山酒造所の防火対策について消防側からの視点について質問します。 ○大城秀樹議長 安里順消防長。 ◎安里順消防長 それでは消防本部のほうからの防火対策について、私のほうからお答えいたします。名護市にある4か所の文化施設においては、先ほども答弁でありましたように毎年輪番で火災予防へ向けた防火訓練を実施しております。内容としましては、火災発生時の地域住民による初期消火をはじめ消防団による実動訓練を実施しておりました。火災は初期消火が被害軽減へ向けた最も重要なポイントになることから、文化財防火訓練は地域住民による初期消火訓練を取り入れているところでございます。 ○大城秀樹議長 岸本直也議員。 ◆岸本直也議員 津嘉山酒造所の周辺民家からの出火については、10分、15分ぐらいで全焼したという話がございました。やはり初期活動としてどうしても、管理者の方々が初期消火できるような態勢としてスプリンクラーの設置ができないのかという考えもあるのですが、いかがでしょうか。 ○大城秀樹議長 岸本尚志教育次長。 ◎岸本尚志教育次長 スプリンクラーの設置ということで、自動消火設備については消防法に基づく義務ではないことから現在のところ設置はされておりません。しかし消防設備としての機能としては有効なものと考えているところでございます。 ○大城秀樹議長 岸本直也議員。 ◆岸本直也議員 教育次長、消防法に基づく義務ではないからやらないとかではなく、我々の大切とする文化財をどう保護するかという話をしているんです。スプリンクラー設備の設置はできないのかどうか、再度お伺いいたします。 ○大城秀樹議長 岸本尚志教育次長。 ◎岸本尚志教育次長 フランスパリのノートルダム大聖堂で大規模な火災がありまして、その火災を受けて文化庁及び消防庁は「国宝・重要文化財の防火対策について」ということの通知を発出し、重要文化財等防災施設整備事業費国庫補助金を出せるように改正しております。消防法の求めるスプリンクラーの設置についても補助の対象となっていることから、今回所有者の方の意向があるとなった場合には、この補助事業を活用しての設備の実施は可能でございます。 ○大城秀樹議長 岸本直也議員。 ◆岸本直也議員 建築基準法とか消防法に基づく義務ではないからやらないのではなくて、国や県、関係機関と調整してぜひスプリンクラーの設置を要望したいと思います。それでは次に消防本部にもお伺いしたいんですが、名護市指定文化財の建物、それから消防本部の防火対策について、消防側からの視点についてお伺いいたします。 ○大城秀樹議長 安里順消防長。 ◎安里順消防長 それでは消防本部の意見として申し上げます。文化財は公的建造物もあれば個人所有の物もありまして、それにつきましてはやはり経済的負担というのもありますので、スプリンクラーの設置につきましては所有者の動向を見守っていきたいということであります。初期消火につながるという観点から最も有効なものと考えておりますけれども、今後の所有者の動向を見守っていきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 岸本直也議員。 ◆岸本直也議員 ぜひ我々の大切な文化財、教育委員会は、我々が守るんだという心意気でひとつお願いしたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。次に事項4をお願いいたします。 ○大城秀樹議長 岸本尚志教育次長。 ◎岸本尚志教育次長 質問事項4(1)についてお答えします。まず開館に向けての進捗状況ですが、新博物館建設につきましては今年度9月に建築工事が、令和5年2月までに外構工事が完了する予定です。また展示物の制作・設置等についても令和5年2月までに完了する見込みで、令和5年3月のオープンを目指しております。また新博物館の施設につきましては、貴重資料の展示が可能な特別展示室、貴重資料の収蔵が可能な特別収蔵庫を整備しております。新博物館の活動テーマに基づき、名護・やんばるにゆかりのある歴史上の人物にスポットを当てた展示や情報発信、関連する資料群の収集等を継続的に行う予定です。特に聖人・名護親方として名護の人々に親しまれている程順則については、市民や来館者等へ広く情報発信を実施していきたいと考えております。名護家所有の程順則関連資料につきましては、新博物館での展示ができるよう関係者、県立博物館・美術館等と調整を進めていきたいと考えております。しかしコロナ禍の社会情勢の中、名護家資料の所有者と具体的な調整が進んでいない実情がございます。また新設の建物ではコンクリ-ト躯体(くたい)から発生する水分や塩基物質等が絵画や美術品、公文書の紙や朱肉などを変質または劣化させることが一般的に知られております。そのため貴重資料を展示・保管できる環境が整った段階で具体的な調整を進めたいと考えております。 ○大城秀樹議長 岸本直也議員。 ◆岸本直也議員 令和5年3月のオープンを目指しているということでございますが、これまで数十年間にわたって各社会教育委員会議においても逆答申したりして、やっとたどり着けたのかなと思うところでございます。やはり今回のオープンにおいては程順則、名護家の資料が目玉かと思っております。そこで先ほど教育次長のほうから、環境が整った段階で具体的にということがありましたが、環境がどのように整った状況、段階なのかお伺いします。 ○大城秀樹議長 岸本尚志教育次長。 ◎岸本尚志教育次長 建物の竣工後2年間は、建築資材から発生する収蔵品に影響を与える物質をモニタリングする予定でございます。その方法につきましては検討している段階ですけれども、分析を外部委託するとともに予算を含めて実施可能な最良の方法をいま考えているところでございまして、決定次第すぐに進めていきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 岸本直也議員。 ◆岸本直也議員 それから名護家所有の程順則関連資料についての展示を考えているということでございますが、いつ頃を想定して計画しているのかお伺いいたします。 ○大城秀樹議長 岸本尚志教育次長。 ◎岸本尚志教育次長 令和5年度は名護博物館が開館して40周年、記念の年となっております。企画展の構成を練っているところでございますが、今おっしゃられた程順則展も候補の1つと考えております。 ○大城秀樹議長 岸本直也議員。 ◆岸本直也議員 これまでも名護家との調整や話もいろいろやってきたんですが、数年前には名護家の14代目ご夫婦は他界されましたが、現在名護市と名護家との関連、それからお付き合いはどのようになっているのか気になるところでございます。現在、この所有については名護家が所有、いま県立博物館のほうへ寄託しているということでございますが、名護家所有の程順則関連資料について、現在の調整、進捗についてお伺いいたします。 ○大城秀樹議長 岸本尚志教育次長。 ◎岸本尚志教育次長 以前より県立博物館に名護家が寄託している資料の一部を新名護博物館に移動するということで調整を進めてきました。具体的な内容は、新博物館建設中に名護家と調整する予定でしたけれども、昨今の新型コロナウイルス下の状況で、いま話合いを一時中断しております。緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置による行動制限が解かれましたので、話合いを再開する運びとなっております。近々では6月中、今月末に名護家とのパイプ役になっている方と今後の流れについて調整をする予定としております。 ○大城秀樹議長 岸本直也議員。 ◆岸本直也議員 名護家の親族の方々とうまい具合に交渉できて、名護家の程順則の資料をぜひ名護のほうで収蔵できるように期待しておりますのでよろしくお願いいたします。次に事項5について進めてください。 ○大城秀樹議長 岸本尚志教育次長。 ◎岸本尚志教育次長 事項5要旨(1)についてお答えします。国立成育医療研究センターの調査の内容につきましては、無作為抽出された50の自治体から選出した児童生徒を対象にしたものとウェブでの調査を併せて実施しており、有効回答数は2,604人とのことです。そのアンケートの中で、思春期の子どもを対象としたうつ症状の重症度尺度であるPHQ-A日本語版を用いてうつ症状がどの程度見られるか調査したものでございます。名護市教育委員会としましては、児童生徒のストレスの状況について全体的なアンケートをこれまでに実施したことはございませんが、現在、各学校では月1回程度アンケートを実施して困りごとがないか、いじめにつながるようなことをされていないか、または見かけていないかなどのアンケートを実施しております。また各学校の状況に応じて学校・学級生活への不適応、不登校、いじめ被害の可能性の高い子どもを早期に発見できる「Q-Uテスト」を実施したり、子どもたちの学校における適応感を多面的に測定することができる学校環境適応感尺度「アセス」を実施しております。各学級の担任は、このようなアンケートやテストの結果を受けて、困り感を抱える児童生徒の個別の教育相談や必要に応じて学年・学校全体での支援、スクールカウンセラーや学校教育課臨床心理士などの活用につなげているところでございます。 ○大城秀樹議長 岸本直也議員。 ◆岸本直也議員 新型コロナウイルス感染症において、国立成育医療研究センターの調査においてのうつ調査の結果でございますが、大変懸念しているところでございます。名護市においての状況はどうなのかと懸念して質問させていただいておりますが、教育次長の答弁の中でも名護市の取組、それからちょっと分からないんですが、PHQ-AとかQ-Uテストとかアセスとかという言葉がありましたが、どのようなテストなのかお答えできますか。 ○大城秀樹議長 岸本尚志教育次長。 ◎岸本尚志教育次長 Q-Uテストということで、「Q-U 楽しい学校生活を送るためのアンケート」、Q-Uテストは子どもたちの学校生活における満足度と意欲、さらに学級集団の状態を調べることができるテストでございます。学級の満足度尺度、学校生活の意欲などを調査して、質問して、子どもたちの内容を確認するというものです。アセスにつきましては、子どもたちの学校における適応感を多面的に測定するためのアンケートです。全体的な適応感である生活満足感や教師や友人からのサポート、向社会的スキル、学習的適応、さらに被害感がないかなどの6つの観点から構成されているテストでございます。 ○大城秀樹議長 岸本直也議員。 ◆岸本直也議員 ちょっと難しい専門用語だったものですからお聞きしました。名護市教育委員会として、学校にどのような支援を行っているのかお伺いいたします。 ○大城秀樹議長 岸本尚志教育次長。 ◎岸本尚志教育次長 教育委員会としては、新型コロナウイルス感染症による臨時休校からの再開の際に、児童生徒の心のケアのポイント、不安やストレスを抱えた子どもや家庭とのコミュニケーションの図り方、特に配慮を要する児童生徒への対応などをまとめた文書を各学校と共有して取り組んできました。各学校がそれぞれの児童生徒の状況等の把握に努め、適正に支援できるよう教育委員会としては引き続き対応してまいります。 ○大城秀樹議長 岸本直也議員。 ◆岸本直也議員 ストレス対応への改善効果があると言われているマインドフルネスを導入する学校も県内外にはあるとお聞きしておりますが、名護市においてマインドフルネスを導入する考えはどうなのか。いかがでしょうか、提案いたします。 ○大城秀樹議長 岸本尚志教育次長。 ◎岸本尚志教育次長 テレビ報道とかでマインドフルネスというものを確認はしているんですけれども、この方法も一つの効果的なものかと思いますが、不安やストレスを抱えた子どもたちへの対応につきましては、議員のご提案なども含めて効果的な支援の方法を今後検討していきたいと思います。 ○大城秀樹議長 岸本直也議員。 ◆岸本直也議員 せんだっての新聞報道によってちょっと気になったところでございますが、やはり我々も青少年育成に携わっている者として、学校現場の皆さんも大変だと思うんですが、ひとつ我々の宝である子どもたちのためにぜひお力をいただきたいと思っております。時間となりました。これで岸本直也、第14期最後の一般質問とさせていただきました。職員の皆さん、どうもありがとうございました。 ○大城秀樹議長 岸本直也議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。                              休 憩(午前10時56分)                              再 開(午前11時6分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。東恩納琢磨議員、一般質問を許します。 ◆東恩納琢磨議員 ハイサイ、グスーヨ、チューウガナビラ。議長のお許しを得てこれより東恩納琢磨一般質問を行います。その前に、また今年も6月23日慰霊の日が近づいてきました。今年は特別に平和の礎に刻まれた方々のお名前を読み上げようという取組がありました。私も特別にそれに参加することができ、6月17日に久志支所で名前を読み上げることをさせていただきました。その中で感じたことは、この名前を刻まれた方々がいま生きていればそれぞれどんな人生を歩んできただろうか、その方々の思いとあのさきの大戦がなければ沖縄はどんな豊かな島に、県になっていたんだろうかと想像すると、本当にあの戦争に対して、二度と沖縄で地上戦はさせない、そういう思いを誓って読み上げてまいりました。そしてその思いを込めて今回一般質問をさせていただきます。それでは事項1 基地問題について。要旨(1)キャンプ・シュワーブ第4ゲート付近で森林伐採が行われ工事が進められています。名護市において、申請段階時または現在までに現場の立会いを行ったのかどうか伺います。要旨(2)ロシアによるウクライナ侵攻、侵略戦争が続いています。その中で、軍事基地が標的にされ攻撃されています。沖縄には日本全体の米軍専用施設の70%以上が押し込められています。基地の島とも言われています。そして今、新たに大浦湾・辺野古崎を埋め立てて米軍専用施設を建設しようとしています。この状況を踏まえ、市長として改めて、地元の市長としてどのように受け止めているか伺います。事項2 旧消防庁舎跡地について。要旨(1)当初、旧消防庁舎跡地におけるホテルは2021年9月に開業予定でしたが、雑草が生い茂り工事着工のめども立っていないようです。いつ開業するのか伺います。要旨(2)これまでの工程変更や設計変更について、届出は何回提出され何回受理されたのですか。そのいきさつが分かる資料の提出をお願いします。資料ありがとうございました。要旨(3)現在、旧消防庁舎跡地の売却について東江区住民を中心に訴訟が起こされていますが、市長としてどのように市民に説明しますか、伺います。事項3 文化財保護について。要旨(1)去る5月28日、名護市立中央図書館AVホールにて「辺野古沖長島で発見された鍾乳洞~小さな宝箱を開いてみる」と題して、日本自然保護協会が行った調査に参加した九州大学の学術研究者で日本洞窟学会元会長の浦田健作先生は、長島鍾乳洞は世界でもまれな鍾乳洞で、地球史を知る貴重な場所であると評価し、論文も発表しています。調査をされている教育委員会として長島鍾乳洞をどのように評価していますか、伺います。事項4 中学校の授業改革の取組について。要旨(1)子どもたちが授業の理解度を深めるためとして、名護市内の中学校2校が定期テストを廃止し、代わりに単元テストに取り組んでいます。実施から1年が経過し、その成果と課題、そして今後の取組について教育委員会の見解を伺います。事項5 循環型社会への取組について。要旨(1)循環型社会に向けた取組の一環として、学校や地域で生ごみを処理し堆肥を作り地域に循環する取組を行いましたが、現在名護市において生ごみの処理はどのように行われていますか。これまでの生ごみ処理の予算額と今後の取組について説明してください。要旨(2)瀬嵩区では生ごみ処理を長年行い、堆肥を地域に無償で提供しています。現在名護市において生ごみの処理機が稼働しているのは瀬嵩区だけと伺っています。これからも継続していくために、市としてどのようなサポートを考えていますか、伺います。以上を一次質問とし、二次質問は自席で行います。よろしくお願いします。 ○大城秀樹議長 さきの通告により一問一答事項別の申出がありますので、市当局は事項別に答弁をお願いいたします。當山賢農林水産部長。 ◎當山賢農林水産部長 質問事項1要旨(1)についてお答えいたします。ご質問のキャンプ・シュワーブの第4ゲート付近の工事につきましては、沖縄防衛局からキャンプ・シュワーブの再編成工事の一環として商用車両用ゲート整備のための工事と説明を受けております。商用車両用ゲート整備工事に係る民有林の伐採について現場の立会いは行っておりませんが、沖縄防衛局から伐採の前に伐採届が提出されておりますので、法令上問題はないものと認識しております。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 質問事項1要旨(2)についてお答えいたします。今般のロシア連邦によるウクライナ侵略は築き上げられてきた国際秩序の根幹を揺るがす暴挙であり、去る3月3日に名護市議会において採択されたロシア連邦によるウクライナ侵略に強く抗議し、即時停戦、撤退と平和的手段による早期解決を求める決議及び意見書と同じ考えでございます。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 事項1(1)のほうから。伐採の前に届出が出れたということですけれども、伐採はいつ行われて、届出はいつ出されたのか。 ○大城秀樹議長 當山賢農林水産部長。 ◎當山賢農林水産部長 沖縄防衛局から本市に対し、令和2年1月23日及び令和4年2月2日に伐採届が提出されております。伐採期間は令和2年2月25日から令和4年10月30日までとなっております。伐採期間は2月25日からと届出が出ているんですけれども、本市としてはいつから伐採が始まったかというのは、いま確認が取れていないところであります。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 伐採届が出されて伐採が行われる日も把握していないというのは、怠慢じゃないですか。伐採届を出して、伐採をする前に、伐採届は30日前に出さなきゃいけないんですよ。そう森林法に書いてあるんですけれどもご存じでしょうか。それに基づくと皆さんは確認する必要があるでしょう、確認していないんですか。もう一度伺います。 ○大城秀樹議長 當山賢農林水産部長。 ◎當山賢農林水産部長 伐採をする30日前までに届出をしないといけないというのは承知しております。それで伐採期間は2月25日からという形で届出は出ているんですけれども、現在市としては立会いをして中のほうで伐採をした日は確認できていない状況にあります。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 ですから伐採した日を確認すべきじゃないですかと言っているんですよ。森林法第10条の8第1項、森林法施行規則第9条で伐採の30日前までに提出する必要があるということです。それで防衛局が提出されたのは2月2日、伐採がされたのは2月8日です。それを把握していないんですか。把握していなければ現場立会いの下、把握していただけないでしょうか。 ○大城秀樹議長 當山賢農林水産部長。 ◎當山賢農林水産部長 一次でもお答えしましたが、沖縄防衛局から本市に対し令和2年1月23日及び令和4年2月2日に伐採届が提出されております。つきましては30日前から出されているんですけれども、実際に現場で伐採された日は確認されておりません。 ○大城秀樹議長 休憩します。                              休 憩(午前11時18分) (質問内容の説明あり)                              再 開(午前11時19分) ○大城秀樹議長 再開します。當山賢農林水産部長。 ◎當山賢農林水産部長 立会いの義務はございませんが必要に応じて確認を行っており、届出内容と相違があれば指導の対象となります。また事業者側からは完了時に状況報告書と現場が確認できる資料が提出されますので、資料等により現場状況を確認しているところでございます。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 必要があれば現場立会いをする義務があるということですので、現場から赤土も流出しています。その確認も含めて防衛局と立会いをしていただきたいんですが、もう一度お答えをお願いします。 ○大城秀樹議長 當山賢農林水産部長。
    ◎當山賢農林水産部長 現在、東恩納議員から情報を得た赤土流出につきましては、沖縄県が直接指導する立場になります。沖縄防衛局によりますと基地内への立入りには法的に立ち入る根拠が必要となるようでございまして、現在沖縄県農林水産部のほうに森林法に基づき市町村職員が基地内に立ち入る法的根拠がないか確認しているところでございます。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 沖縄県のほうに法的根拠がないかじゃなくて、法的根拠の下に防衛局に対して立会いを求めています。ですからそれも含めて名護市の土地から流れた赤土かどうか、あなた方は名護市として立会いをする義務があると思いますので、沖縄県と調整して沖縄防衛局に対して現場の立会いを要請することは考えていませんか。 ○大城秀樹議長 當山賢農林水産部長。 ◎當山賢農林水産部長 沖縄防衛局によりますと、基地内の立入りには法的に立ち入る根拠が必要となるようでございまして、現在沖縄県農林水産部のほうに森林法に基づき市町村職員が基地内に立ち入る法的根拠がないか確認をしているところでございます。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 同じ答弁ですので、確認をしてぜひ報告をしてください。また次も質問します。それでは要旨(2)のところです。市長、私はロシアのことではなくて、地元の市長としてロシアの戦争、紛争を見て、真っ先に基地が標的にされるということを見て、市長として地元に新たな基地が造られることを鑑みてどのように考えているかをお伺いしているんです。よろしくお願いします。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 戦争で軍事基地が標的にされているんじゃないかということだと思っておりますけれども、この軍事的な攻撃目標の考え方、案については知見は持っておりませんが、当然のことではございますけれども戦争は起こらないほうがいいと考えているところでございまして、有事の際という仮定の質問について予断を持ってお答えすることは差し控えたいと思います。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 市長、仮定の話をしているわけじゃないです。歴史から学んだ話をしているんです。沖縄はさきの大戦で地上戦になりました。そこに基地があれば真っ先に攻められるし、小さな島に基地を集中すればターゲットになると。それで沖縄県民は辺野古に新たな基地を造るのを70%以上が反対しているわけです。それを仮定の話だと市長はおっしゃるんですか。現実の話をして、現実から、歴史から学んだ教訓なんですよ。それを思うときに、いま新たな基地を造ることは本当に必要なのかもう一度お答えください。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 同じような答えになるわけですけれども、一般論として安全保障関係が一層厳しさを増す中において、いかなる事態に対しても対応できるよう政府が取り組んでいるものと理解しているところでございます。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 また政府ということで逃げたというか、名護市の市長として本当に他人任せの言葉に聞こえます。市長としては、いま自民党の、参議院の候補者、また通告外と言う方もいるかもしれませんけれども、関連していますので……。基地問題は市長のこれまでのスタンスとしては、基本的には国と県の問題だと言ってきましたけれども、最近、新たな参議院の候補者が辺野古はやむを得ないという発言をしていますけれども、市長はそれに対してどのようにお感じですか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 候補者はいろいろな政策を立てるわけでありまして、この候補者の一つ一つの政策に対してコメントする立場にはございません。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 コメントをしないと言うんだったら応援もしないということで理解してよろしいでしょうか。いずれにしてもこの辺野古の問題は、地元の市長として明確なスタンスを示すべきです。それを市民に説明すべきだと思うんです。やはりそれをしないでいる市長はいかがなものかなと思うんですけれども、そこはどのように感じていますか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 選挙の際に、基地問題に対する対応については市民のほうにお示しをし、そしてその市民が投票していただいたと。これは基地問題だけではなくて、あらゆる政策を総合的に評価していただいたものだと認識しているところでございます。この普天間飛行場の代替施設建設事業の件につきましては、これまでも繰り返し申し上げておりますとおり、国と県との間に見解の相違があって争訟等が続いておりますので、その推移を慎重に見守る必要があると考えているところでございます。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 相変わらず自分の本心を出さずに事が過ぎるのを待つというようにしか私には聞こえません。それでは次をお願いします。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 私のほうから、まず事項要旨2(1)についてお答えいたします。新型コロナウイルス感染症の状況は落ち着きを見せ始めているところですが、ホテル業については完全に回復しておらず、金融機関が慎重な審査を行っていると伺っております。また100条委員会や住民訴訟が提起されている中で金融機関がこれらの状況についても見極めており、そうした事情もあるものと伺っております。大和ハウス工業株式会社などにおいて、着工に向け引き続き金融機関と調整を行っており、調整が整い次第すぐに着工するものと伺っております。続きまして要旨(2)につきましては、資料を提出させていただいておりますのでご確認いただければと思っております。これまでの工程変更や設計変更の経緯となっております。続きまして要旨(3)につきましては、現在裁判、係争中となっておりますので答弁は差し控えさせていただきたいと思います。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 要旨(3)のほうですね、これは部長のほうから答えることはできないと思うので、当事者である市長に伺いたいわけです。名護市の市長として市民に説明する責任はあると思います。なぜならあなたの身内の、親族の企業に売却されたわけですよ。そういう意味ではやはり丁寧な説明が必要だと思うんですけれども、その説明を求めているんです、市長。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 先ほどご答弁いたしましたとおり、こちらについては現在裁判、係争中となっておりますので、答弁を差し控えたいと思っております。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 市長に聞いています。市長、答えてください。あなたは市民に説明する責任があるでしょう。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 先ほど部長が答弁したとおりでございまして、裁判中でございますので答弁を差し控えたいと思っております。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 市長、あなたの身内に、その売却先が渡ったわけですけれども、それを裁判中だからということで説明をしないということは、何かやましいことをお感じになっているからですか。普通であれば名護市の財産を取得しているわけですから、しかもあなたの親族がですよ、それをちゃんと説明すべきですよ。何も裁判だからということでかこつけないで、本来説明すべきことをしていないから裁判にまで発展したんじゃないでしょうか。ぜひ説明してください。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 訴訟につきましては先ほどご答弁したとおりでございますけれども、100条委員会を含む議会の資料要求や議員からの一般質問にも対応しておりまして、説明をさせていただいているものと思っております。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 一般質問で対応していると言うけれども、していないじゃないですか。市長はしゃべっていないです、答弁していないんです。何にかこつけてそんなことを言っているんですか。やはりなぜそういうふうに疑義が生じているのか、それは市長の身内に、親族に売却先が行ったからですよ。それを説明できないと言うんであればちょっと理解に苦しむんですけれども。それでこれまでのいきさつの資料を出していただきました。まだ着工もしていないのに見直しが2回、そして変更が1回、スケジュールの変更が4回、もう既に7回の変更申請が出されている。現場は工事も着工していないのに。ですから何でこんなことが起こっているのかということをちゃんと説明していただきたいわけですよ。そういう説明がないわけですから言っているわけです。それで最初の変更の申請がありました8月1日ですか、これは。この中に格別の取り計らいをいただきますようよろしくお願いしますというような文言があるんですけれども、この実施計画書の下記の見直しを行っているところでございますということでありました。具体的な内容が示されたんでしょうか、この申請のときに。具体的にどんな内容でしたか。 ○大城秀樹議長 休憩します。                              休 憩(午前11時34分) (質問内容の確認あり)                              再 開(午前11時35分) ○大城秀樹議長 再開します。棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 ご指摘の令和元年8月時点での申入れにつきましては、その申入れの1枚の文書ということで、こういう見直しを予定していますよという旨の申入れがあったわけでございますけれども、その際には具体的な実施計画書は、こうなりますとかそういったものはついておりません。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 具体的な見直しはないけれどもよろしくお願いします。近いうちにやりますからみたいな申請だったわけですか。この文言を見ると本当に笑ってしまうんですけれども。それで翌日にですよ、8月2日に回答が出ているんですけれども、その回答は何とその見直しとかという関係もなく、別の回答が出てきたんですよ。「協議の際に申入れのあった売買代金の支払いについては、9月末までの納入期限の延長を認める。」と。何で申請書には延長期限について一言も書いていないのに皆さんがわざわざ相手のことを何か忖度したのか、こういうことだろうと言って9月末まで納入期限の延長を認めると言っているんですけれども、なぜそんな回答になるんですか。どこでそういうことを求めていましたか。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 ご指摘の納付期限の延長につきましては、こちらは共同企業体からその際に口頭で相談があったものに対して回答したものになります。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 行政手続としておかしくないですか。口頭で来たものを名護市は文書で企業に回答するんですか。いつからそんなことをしているんですか。おかしくありませんか。要請、申請がないものに回答して、それが認められるんですか。じゃあ支払いはいつまでとなっているんですか、教えてください。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 令和元年8月に回答した際の延長された納入期限でございますけれども、9月末までとなっております。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 部長、これは金額、お金に絡むことですよ。9月末までじゃなくて日にちを入れるべきじゃないでしょうか。そういうこともなく、9月末までという回答は、この申請に対する回答、ほかには何もないんですか。それで足りるんでしょうか。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 回答文書、たしか前回の定例会だったと思いますけれども、その際に資料として提出させていただきましたとおり、当該文書1枚で回答をしております。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 それはいま現在、支払われているのでしょうか。支払われているなら領収書、いつ支払われたかですね、全額、その領収書、今でなくていいです。後で提出してください。続いて見直しが求められたのは9月25日、実施計画書の見直しについてまた申込みが、見直しがありました。その際は、これまでは大和ハウスだったんですけれども、申請者は有限会社サーバントに変わっています。なぜそこに変わったのか、説明してください。それと売買代金が支払われたのかどうかも含めて説明してください。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 まず9月以降の申出がサーバントから行われているというところでございますけれども、こちらにつきましては令和元年9月24日付で名護市と大和ハウス工業株式会社アベストコーポレーション及び有限会社サーバントとの間で協議を交わしまして、土地売買契約書の権利をサーバントに継承するということをした以降につきましてはサーバントから申請が来るようになっております。 ○大城秀樹議長 休憩します。                              休 憩(午前11時41分) (質問内容の確認あり)                              再 開(午前11時41分) ○大城秀樹議長 再開します。棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 売買代金につきましては、令和元年11月29日に納入がなされております。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 11月29日に何を支払った、代金全部ですか。何で9月25日に申請者が変わったのか。支払いが済んだからではないんですか。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 支払われた金額でございますけれども、10分の1の契約保証金についてはあらかじめ支払いがなされておりまして、残額については先ほど申し上げた11月29日にサーバントから支払われたということになっております。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 ではその領収書を出していただけますか。お願いします。今でなくていいですから後で出してください。次に11月25日に事業実施計画書の変更申請が出されています。主な変更内容は建物2棟の計画から1棟へということですけれども、その1棟に変更することは認められているんでしょうか。どのような手続で変更ができるんでしょうか。プロポーザル実施要項の中には事業の計画に関する提案内容の変更は認めませんと書いてあるんですよ。なぜここで変更が認められたのか、その理由をお聞かせください。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 令和元年6月に共同企業体と締結しました基本協定書におきまして実施計画の内容を変更して行おうとするときは、甲に変更の内容及び理由を記載した変更承認申請書により申請し、変更を行うことについてあらかじめ書面による承認を得なければならないということとなっておりまして、この当該規定、基本協定書第2条第3項に基づく変更の申請を令和元年11月に受けまして本市が承認したということで計画が変更になっております。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 それで変更を認めたということですけれども、すぐ翌々日にたしか回答をしているんですけれども、そんな大きな事業計画の変更がすぐ認められるものでしょうか。どのような手続を経たんですか。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 ただいまの点、11月25日に変更の申請があり27日に承認したものと承知しておりますけれども、もともと実施計画の見直しに当たりましては、本市から「現実施計画書から後退する内容の変更を認めない。」というような条件を付しておりますけれども、上げられた変更後の実施計画書の客室数、駐車台数、テナントですとか、そういったものが当初計画より後退する内容とはなっていないということで、そういったことを踏まえまして承認するということとしたものでございます。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 2棟から1棟になるということは、後退しているとしか言いようがないですよ。それを後退していないというその根拠はどこにあるんですか。客室数が一緒だということをおっしゃっていますけれども、客室数が一緒であっても名護市に与える損失はいくらなんでしょうか。1棟建設された場合の固定資産税、そして2棟建設された場合の固定資産税、丸々1棟なくなるわけですから固定資産税が目減りするわけですよ。ちなみに8階建てのホテル、名護市の大体の目安で言うと固定資産税は800万円です。ですから1棟丸々その分目減りしたということですよ。これは後退したということにならないでしょうか。それを認めるんですか。もっとそういうことも含めて検討したのかお聞かせください。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 固定資産税がどうなのかについては、私どもは情報を持っていないところでございますけれども、実施計画書の見直しに際しては先ほどご答弁いたしましたとおり客室数、駐車台数、テナントといったものについて当初計画より後退する内容となっていないということから、もともと条件を付していた現実施計画書から後退する内容の変更は認めないというものに条件を満たしているということで承認をしたというところでございます。また共同企業体から変更の理由について、事業者のほうから聞き取った部分でございますけれども、さらなる住民への配慮の観点ということで、もともと訓練塔しかなかった海側の敷地に新たに建物を建てることで周辺の住宅等に新しい圧迫感を生じることを避けるために1棟にしたというような話も伺っているところでございます。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 住民へのさらなる配慮とおっしゃいましたけれども、住民説明会は1回しかやっていないんですよ。それは企業が言っていることであって、住民からそういう配慮をしてほしいということを言われたのかどうか確認したいと思います。それからもう1つ、固定資産税のことは把握していないと。普通、名護市として総合的に判断するということではないんでしょうか。プロポーザルも総合的に判断してその点数がついたと言っておきながら、今回は総合的じゃなくて言われた分だけで判断したと、それはちょっとおかしいじゃないですか。これは後退していることですよ。税務課のほうに事前にいくらなのか査定をお願いしているところです。大まかな数字を挙げてくださいと言っていますので答えてください。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 2棟から1棟にする変更は、住民の方から1棟にしてくれという意見があってこういうふうにしたわけではないものと承知しております。 ○大城秀樹議長 仲本太市民部長。 ◎仲本太市民部長 先ほど東恩納琢磨議員のほうから出ています数字ですね、年額850万円ですか、それにつきまして旧消防庁舎跡地においては仮にホテルが建設された場合における固定資産税に関してです。これは市内の同様な敷地規模におけるホテルから税額を算出した場合、建物1棟当たり850万円程度になるものと考えております。ただしこれにつきましては試算として2,000平方メートルの土地に対して9階建ての建物が建設された場合を想定したものであります。ホテルの規模によって金額が変わる可能性もありますし、これにつきましては土地に対する税額や償却資産は加味しておりません。(「金額は」との声あり)850万円です。ホテルの規模とか形によっても変わってきます。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 今、企画部長お聞きになりましたか。2棟から1棟に変わるということは、850万円の損失ですよ。それは後退ですよ、誰が考えてもそうですよ。それを後退していないと認めるということ自体おかしいと思うんです。もう1つ、プロポーザルのときにピース企画は提案の中で地域貢献も含めて温泉を設置するということを言われています。市長にお聞きしますけれども、温泉が入ると入湯税が入るんですけれども、そのプロポーザルのときにそういう温泉を設置するということは聞いていましたか、聞かされていましたか。市長、お答えください。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 議員がおっしゃるとおりピース企画からの提案でそういったことがあったということでございますけれども、プロポーザルの結果を市長に対して報告する際には、ピース企画からそういった提案があったという内容についてまでは市長のほうには報告していないところでございます。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 副市長はプロポーザルのときに参加していたから分かると思うんですけれども、その際に入湯税の話を聞いたと思うんですけれども、年間いくら入るか伺いましたか。 ○大城秀樹議長 金城秀郎副市長。 ◎金城秀郎副市長 私もこのプロポーザルに参加しました。そのときに温泉の話が出たというのは記憶にありますけれども、そこの場で入湯税の話が出たかどうかということまでは記憶にありません。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 ピースアイランドは、竹富島で温泉を、実際にホテルを運営している会社です。そのときに入湯税が入って来るんですね。1人当たり150円です。沖縄県内でその入湯税を市町村が頂いているところというと豊見城市の瀬長島温泉があります。そこは年間400万円入るそうです。そして那覇市に3事業所があって、そこは入湯税が800万円入るそうです。そういうことを考えればどれだけの損失になったか。あのプロポーザルが本当にそういうことを総合的に判断したかというと、いま思うと茶番だったんじゃないかと思います。市長に伺いますけれども、市長はその温泉のことは聞いていないということですけれども。市長、いま聞いた場合、やはりそれでも自分の身内の、親族にそれが渡ってもいいと思いますか。市長は聞いていないというから、改めて市長に伺います。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 プロポーザルにおける事業者の選定につきましては、プロポーザル手続の実施要項と審査基準、公表しているものに基づいて審査されまして、それに基づいて委員により適正に審査されました結果、現在の共同企業体が選ばれているものという認識でございます。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 それが、そのプロポーザルの在り方がおかしいということでいま質問をさせてもらっています。これだけの損失を与えているわけですから。それで申請の、また戻りますけれども7月22日に事業実施計画書の変更についてというふうに申請が出されました。そしてその申請の回答が、即日22日に回答がされています。同じ日にですよ。即日ですよ、そんなことがあり得るんですか、行政手続として。そこでお聞きしますけれども、どういう決裁簿、あるいは受理簿があったのか、それを後でいいです、今じゃなくていいので提出してください。それで伺います。基本協定書の第2条第2項に基づき変更申請を提出したとありますけれども、そこにはあらかじめ書面による乙の承認を得なければならないと書いてあるんです。ところがこの変更申請は、変更期日は2020年5月、ところが変更申請を出したのは7月22日ですよ。事前の、あらかじめの申請ではないじゃないですか。契約違反じゃないですか。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 おっしゃるとおり5月からの延長が7月に申請されているわけでございますけれども、基本協定書第2条第2項の規定を読ませていただきますと、乙は、前項に定める期限までに開発行為に着手できない場合は変更を行うことについてあらかじめ書面による甲の承認を得なければならないと定められておりまして、その前項に定める期限といいますのが本契約が成立した日から1年以内となっておりまして、それが7月であったということでございます。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。
    ◆東恩納琢磨議員 本契約が成立した日から1年以内。1年以内というのは、本契約したというのはいつ成立したと言っているのかというのと、それに2、3はとらわれるんですか。 ○大城秀樹議長 休憩します。                              休 憩(午後0時2分) (質問内容の確認あり)                              再 開(午後0時2分) ○大城秀樹議長 再開します。棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 まず本契約が成立した日でございますけれども、こちらは議会の議決が必要な契約でございますので、議会の議決をいただいた日が契約が成立した日となっております。おっしゃっていたのは令和2年7月付の変更承認申請の項目2、3が何なのかということかと理解しておりますが、基本協定書の第2条第2項に定めますとおり変更承認申請書につきましては、その変更の開発行為に着手できない理由と着手予定日を記載した文書により申請し承認を得よとなっておりますので、変更内容、変更理由、添付書類、こちらについて説明をした上で申請をしてきたことかと思っております。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 それを当日に回答しています。その理由を聞かせてください。その日にしなければいけない理由があったんですか、緊急にしなければいけない理由があったのならご説明ください。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 申請を受けて内部で検討いたしまして、その日に決裁が取れたということでございます。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 その日に決裁しなければいけないという理由が分からないんです。もっと慎重にするべきじゃないかと思うんです。それでさっきも言ったとおり決裁簿とか受理簿、それを全て提出していただけますか。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 提出できるものを確認いたしまして提出させていただきます。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 その変更について、7月22日はその日で決裁しているんですけれども、ほとんどの変更が翌日か2日後ぐらいにスピード決裁されて回答されているんです。よっぽどこの企業にご配慮をしているんだろうなと思うですけれども、なぜそこまでしてご配慮しなければいけないのか。それはやはりどう考えても市長の親族の企業だからというふうにしか思えないんですよ。皆さん、本当にそう思わないですか。じゃあほかの例としてこんなことがあるんですか。7件もの申請が全てスピード決裁されているということがあります。その理由が、中には新型コロナということも書いてあるんですけれども、新型コロナの中でほかの企業は全て事業が停止しているのか。なぜこの企業だけ新型コロナでそういう延長とか変更が認められるのか、おかしくありませんか。ほかの企業はこの間にアパートの建設とかいろいろ名護市で行っているわけですよ。なぜこの企業だけは建設ができないのか。その理由を皆さんが把握して回答すべきじゃないか、そのためにも1日、2日ではできないはずですよ。それを即日回答したりその翌日に回答していると、これはもう癒着としか言えないんですけれども、もう一度ご説明ください。なぜこんなに早く決裁しなきゃいけないのか。ちゃんと把握してやっているのか。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 ホテルの着工については、新型コロナウイルス感染症の影響により観光客などが減りましてホテル業は大きな影響を受けているということで、金融機関の助言により着工のタイミングを図っているということでございますけれども、そちらのやむを得ない事情があると我々のほうで考えまして承認をしたということでございます。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 新型コロナの影響を受けているのはこの企業だけじゃないですよね、そこは理解しているわけですよね。やむを得ない事情があると理解したと、市が企業に忖度したわけですか。それはやはり市長の親族に渡ったからじゃないですか、部長、そう思わざるを得ないですよ。どう捉えたらそれが忖度していない、企業に配慮、特段のご配慮をお願いしますといって、すぐ回答を翌日あるいは当日なんて、こんなことあり得るんでしょうか。市長としてどう思いますか。この手続は妥当だと思いますか。市長に聞いているんです。市長、あなたに聞いているんですよ。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 私どものほうでは基本協定書の規定に基づきまして手続をさせていただいたということでございます。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 もうそこまでおっしゃるんですか。この件については同僚議員からも質問がありますので、先ほど言った決裁のほうと領収書のほうは早急に出してください。それでは次から一括でお願いします。 ○大城秀樹議長 岸本尚志教育次長。 ◎岸本尚志教育次長 それでは質問事項3要旨(1)についてお答えします。名護市教育委員会では、平成31年3月に第1回目の現地確認調査を行いました。その後は令和2年10月に2回目、令和3年3月に3回目の確認調査を行っております。調査メンバーは、名護市文化財保存調査委員と文化課及び博物館職員にて構成しております。昨年、専門家ら4名による学術論文も発表されております。名護市教育委員会がこれまで行った現地確認調査の結果、小さな鍾乳洞の中にリムストーンや石筍(せきじゅん)、ビーチロック、枝サンゴなどが鍾乳石のような形に固まった「固結礫塔」と呼ばれているものなどが見られ、カルスト地形や鍾乳洞の成り立ちを考察する貴重な場所だと認識しております。続きまして質問事項4要旨(1)についてお答えします。まず成果ですが、県などが実施する学力調査結果において、おおむね学力の向上が伺える結果が得られております。理由として、1つに単元テストの実施により学習したことが定着したかどうかが短い範囲で分かるため繰り返し学び直しができたこと、また生徒一人一人の落ち込みのある教科や学習内容への対応がしやすく、分かる・できるようになるまでの個別指導の充実につながったことがあります。次に、特に下位評価となった生徒が自身の向上のために計画的に学習に取り組み、学習評価を向上させることができたなど学習意欲の向上が図られてきました。また不登校や不登校傾向の生徒にとっては定期テストの実施期日に受験することが困難であったりしますが、定期テストではなく単元テストであれば生徒個々で受験することも可能なため、不登校及び不登校傾向の生徒の学力向上及び不登校の改善にもつながったと伺っております。次に課題ですが、単元テストで下位評価の生徒の中には追テストに取り組まない生徒が一部いたと伺っております。そのため今年度からは追テストではなく、計画的な補習指導に取り組んでいるとのことです。また一部の保護者においては、高校受験などに向けて広い範囲の内容の試験への対応についてや、席次が示されないことに対する不安や懸念の声があるとのことでした。そのため1校については、学期末に1回、単元テストを集約した統一テストを実施し席次を示すとのことでございます。今後の取組についてですが、定期テストの廃止などの決定は学校長の裁量で判断していただくこととなっております。また実施の際には、教職員や保護者の理解も必要になってきます。教育委員会といたしましては、2校の成果と課題をほかの中学校とも共有し、それぞれの学校の状況に合わせて検討がなされるよう支援してまいりたいと思っております。 ○大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。 ◎佐久川博光環境水道部長 質問事項5要旨(1)についてお答えいたします。本市における生ごみの処理につきましては、ほぼ全域で燃やしていいごみとして家庭から排出され処理しているところでありますが、平成21年度より花の里づくり事業の各土づくりセンターを活用した生ごみの堆肥化によるごみの減量化を図り循環型社会の構築を図るため、モデル地区内の家庭より排出される生ごみの出し方・回収・処理・活用方法等一連の流れを実地検証しシステムの構築を図り、市全体の生ごみ処理の確立を図ることを目的とした実証事業として、安和地区、屋部地区、真喜屋地区をモデル地区として、生ごみのみを収集して堆肥化する事業を実施しております。生ごみの収集、堆肥化に係る直近3年の費用につきましては、令和元年度の生ごみ収集運搬委託料が395万2,122円、生ごみ堆肥化業務委託料が333万556円、令和2年度の生ごみ収集運搬委託料が398万8,380円、生ごみ堆肥化業務委託料が447万6,996円、令和3年度生ごみ収集運搬委託料が398万8,380円、生ごみ堆肥化業務委託料が461万8,900円となっており、令和4年度予算額は生ごみ収集運搬委託料が398万9,000円、生ごみ堆肥化業務委託料が464万6,000円となっております。現在当該事業にて製造した堆肥については、希望する方に無償で提供し使用していただいております。今後の取組についてですが、平成21年度より生ごみ堆肥化の取組を開始して、随時事業に関して検討を行ってきております。堆肥の製造につきましてはこれまで試行錯誤してきましたが、安定した品質の堆肥を製造することが難しいといった事情もございます。そのような状況があることから、現在生ごみ堆肥化事業を拡大していくことは困難な面があると考えております。生ごみの処理に関しては、本市では生ごみ処理機購入費に対する補助金を交付し、自家処理についても支援しております。本市としましても、循環型社会の構築に向けて持続可能な方策を検討しつつ取り組んでまいりたいと考えております。次に要旨(2)についてお答えいたします。瀬嵩区におかれましては平成17年度に生ごみ処理機が設置されて以降、長年にわたり地域の管理の下、生ごみの堆肥化に努められていることはすばらしいことであると考えております。生ごみ処理機の稼働につきましては、機械自体の性能や、生ごみや副資材を機械に投入する労力などの課題があると伺っております。本市としてどのようなサポートができるのか、機械や設備整備を実施した観光課とも協議を行い、検討してまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 循環型社会の事項5のほうから、今後観光課とも協議をしてということでありましたので、観光課のほうではどういうふうに考えているのでしょうか。瀬嵩区が長年やってきていることですので、花いっぱい運動にも堆肥は使われています。よろしくお願いします。 ○大城秀樹議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 瀬嵩区の生ごみ処理につきましては、名護市の花づくり事業の一環として平成17年度に観光課が主管となって設置しております。瀬嵩区に状況を確認したところ処理機自体は稼働しているとのことですが、うまく堆肥化されていないと伺っております。観光課といたしましては生ごみ処理機について当時機器を製作した業者へ協力をお願いし、不具合がないか確認していきたいと考えております。また瀬嵩区の生ごみ堆肥化への取組につきましても、環境対策課とも調整を行いサポートについて検討していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 ぜひ現在稼働しているのは名護市で、この生ごみ処理機は当初りぼんちゃんと言われていたそうですけれども、それが稼働しているのはいま瀬嵩区だけですので、ぜひそれが実を結ぶように各課調整していただいて、これからも続けていけるような取組をしていただきたいと思っています。これをもって東恩納琢磨一般質問を終わります。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。                              休 憩(午後0時18分)                              再 開(午後1時30分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。仲村善幸議員、一般質問を許します。 ◆仲村善幸議員 議席番号16番、市民ネット、仲村善幸、これより一般質問を行います。その前に昨今の国内外の情勢について、感じたことについて述べさせていただきます。先日6月17日、福島原発事故による国の賠償を求めた裁判で、最高裁判所は国に責任はないという判決を下しました。判決によると国が東電に対策を命じても防げなかった。事故は想定外だったから回避できなかったということです。したがって国の賠償責任はないという趣旨の結論でありました。全く驚くべきとんでもない判決であると思います。これに対して原告の住民は、国が対策もしないで、事故が起きても国の責任ではないというひどい判決だ。裏切られた。そして最高裁は無責任だ。このままだと必ず原発事故を繰り返すというふうに憤っております。当然なことではないでしょうか。被災して苦しむ住民を足蹴にする、許されざるべき判決であると思います。国への忖度で、良心に従って判断すべき立場の裁判官がその立場を放棄してしまった。最高裁も地に落ちてしまったということではないでしょうか。ただ、その中で4人の裁判官のうちの1人はこの判決に反対をし、国が適切な措置を取らなかったことで事故との因果関係も認められ、国の損害賠償責任は免れない。長期評価を前提に国や東電が真摯な検討をしていれば事故を回避できた可能性が高いと断じています。そして判決に反対をし、裁判官の判断は分かれました。そういう結末に終わったわけです。昨年の沖縄における辺野古訴訟でも、5人の裁判官のうち2人はサンゴ移植を不許可にした県の判断は違法ではないと言っており、辺野古埋立設計変更申請が拒否されるかも分からないのに移植を指示する判決を出すのは無意味だとして県の判断を支持しております。今回の判決結果もまさしく国追随の判決であり、司法の死を意味する判決だと思います。もう1点、ロシアのウクライナ侵略に乗じて自公政権が軍備強化に走っている危険な現状があるということです。防衛費を5年間で倍にするという方針だそうです。現在5兆円余りですので5年後に11兆円から12兆円、あるいはそれ以上になる見込みだそうです。これはアメリカ、中国に次ぐ世界第3位の額を有する軍事国家そのものであります。軍備強化に走る自公政権と言えないでしょうか。これもロシアのウクライナ侵略を口実にして、抑止力を強化するという内容になっています。しかし、アメリカなどはこれまで核抑止力があったにもかかわらずロシアの侵略を防げなかった、止められなかった。軍事力を背景にした抑止力は崩れてしまったということではないでしょうか。その点を検証し反省しないで軍事力を背景にした抑止力を高めていこうというのは、時代錯誤に過ぎないと思います。核による抑止力とか軍事力を背景にしたこれまでの外交は失敗でしかなかった。それに頼っている限りは同じことをまた繰り返すことになります。日本も抑止力強化の名の下に敵地攻撃の準備をしています。アメリカ、ロシアのように敵国をつくり、先制攻撃を想定しているとしか言えません。それは本来の外交を放棄し、戦争に突入していくことでしかない。今の状況は、やつは敵だ、やつを殺せというばかりではないかと危惧しております。日本は第二次世界大戦の失敗をまた繰り返そうとしています。危険な道を歩もうとしている日本の現実を私たちは今こそ直視し、いま何をなすべきかを冷静に考えていかない限り大変な事態が日本にもまた起きるということを私たちは肝に銘じなければならないと思います。以上を申し上げまして一般質問を行います。質問事項1 辺野古新基地建設問題について。要旨(1)国土交通省は、沖縄が日本の施政権から切り離された「屈辱の日」に当たる4月28日に、沖縄県に対して防衛局が出した軟弱地盤改良に伴う設計変更申請を不承認とした県の決定を取り消し、その上で防衛局の申請を承認するよう「是正の指示」に踏み切った。この指示は国の違法な関与であり沖縄に対する政府の冷酷な仕打ちと考えるが、市長の見解を求めます。要旨(2)5月23日の日米首脳会談の声明で岸田首相とバイデン大統領は、辺野古移設は「普天間飛行場の継続的な使用を回避するための唯一の解決策」と明記した。民主党政権時に防衛大臣を務めた森本敏氏は5月13日の日本プレスセンターでの講演で、普天間飛行場の辺野古移設について「軍事的な必然性があったのではない。政治的に一番どこが望ましいか……選択した結果だ」と説明しています。辺野古移設が唯一の解決策と考えるのか、市長の見解を求めます。事項2 基地騒音問題について。要旨(1)5月30日の参議院予算委員会で有田芳生議員の沖縄の基地騒音被害についての質問に、岸防衛大臣は地元岩国市を引き合いに出し「沖縄ではそんなにひどい騒音はなかった」と答弁しています。この認識について市長の見解を求めます。要旨(2)市として騒音被害についての実態調査、市民意見の聴取を実施したことはありますか。事項3 沖縄復帰50周年に当たって。要旨(1)沖縄の施政権が日本に返還された5月15日の「沖縄復帰50周年記念式典」を報じる翌日の県内紙の見出しは「平和な島実現要求」、「避けた対立 際立つ溝」とありました。つまり50年たっても平和な島にはなっておらず、政府と沖縄の溝は深まっていると読めます。市長はどう考えますか。率直な感想、思いを述べてください。事項4 参議院選挙について。要旨(1)7月10日投開票の参議院選挙沖縄選挙区に立候補を表明している古謝玄太氏は、辺野古移設問題で「……普天間飛行場の危険性の除去が最優先の課題だ。現実的な方策として辺野古移設を容認したい」との政策を発表しています。このことは危険性を名護市民に押しつけることを容認する政策だと思うが、地元の名護市の市長としての見解を求めます。事項5 市議会議員選挙について。要旨(1)市選挙管理委員会として、選挙候補者の政策等を紹介する「選挙公報」を配布する計画はありませんか。事項6 旧消防庁舎跡地売却問題について。要旨(1)跡地売却をめぐる住民訴訟の第一回口頭弁論で、名護市側は答弁書で、請求は棄却されるべきと主張し違法性はないと述べているが、答弁書の提出と説明を求めます。以上、一般質問といたします。よろしくお願いします。 ○大城秀樹議長 市当局の答弁を求めます。渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 それでは質問事項1についてお答えいたします。まず要旨(1)についてでございます。沖縄防衛局が沖縄県に提出した設計変更申請を沖縄県知事が不承認処分としたことに対し、沖縄防衛局が国土交通大臣に対し審査請求をし、去る4月28日に国土交通大臣が沖縄県に対し是正の指示を行ったものと承知しております。また沖縄県は国土交通大臣の是正の指示に不服があり、去る5月30日に国地方係争処理委員会に対し審査の申出を行っていると承知しております。議員お尋ねのことについては国地方係争処理委員会で審理がなされるものと理解しており、申出の当事者ではない市としては答弁は差し控えたいと考えております。次に要旨(2)についてお答えいたします。日米首脳会談における声明については承知しております。政府見解では、日米同盟の抑止力の維持と普天間飛行場の危険性の除去を考え合わせたとき、辺野古移設が唯一の解決策とされていると承知しておりますが、政府見解に対してコメントする立場にはないものと考えております。続きまして質問事項2要旨(1)についてお答えいたします。5月31日の防衛大臣記者会見における議員ご指摘の発言について、記者から問われ、防衛大臣は「就任直後に沖縄を訪問した際、普天間飛行場や嘉手納飛行場を視察し、地元の首長さんから直接現場の声をお伺いしました。たまたまこの日は天候の問題もあって、戦闘機があまり飛んでいない状況だったので、直接そういう状況を肌で感じることはなかった。」と説明しております。したがいまして、防衛大臣の参議院予算委員会での発言はこの説明のとおりと受け止めております。続きまして質問事項3要旨(1)についてお答えいたします。沖縄復帰50周年に関して私の率直な感想は、この50年間でインフラ整備は大きく進み、人口も復帰当時の96万人から現在の146万人へと大きく増加いたしました。また、人口の増加に合わせて経済面でも大きく発展してきたと感じております。人それぞれの感じ方があると思いますが、これまでの沖縄の発展は、そのときどきの厳しい社会情勢や経済状況、環境の中で沖縄の繁栄に向けて邁進(まいしん)してきた先人たちのご英断と県民のたゆまぬ努力に加え、国や県、市町村、各議会をはじめとする関係機関のご理解、ご支援、ご努力のたまものであると感じております。続きまして質問事項4要旨(1)参議院選挙についてお答えいたします。古謝氏の公約については承知しておりますが、候補者の掲げる政策一つ一つについてコメントすることは差し控えさせていただきます。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 質問事項2要旨(2)についてお答えします。市では、航空機等の騒音の実態を把握するため、平成22年10月から市内7か所に航空機騒音測定器を設置しており、令和3年1月からは騒音測定器を1基増設し、市内8か所で騒音データを収集しております。収集した騒音データの月別測定件数及び騒音最大値は、市ホームページで公開しております。また騒音等の苦情につきましては電話等で受付をしており、市役所の業務時間外は基地苦情110番として留守番電話での受付を行っております。寄せられた情報につきましては、その都度沖縄防衛局に申入れを行っております。さらに通報があった際には、適宜、現場の確認や聞き取り調査を行っております。 ○大城秀樹議長 佐久川純選挙管理委員会事務局長。 ◎佐久川純選挙管理委員会事務局長 質問事項5要旨(1)についてお答えします。市議会議員選挙における選挙公報の配布は計画しておりません。選挙公報については、国政選挙や県選挙において配布を行っております。7月10日執行予定参議院議員通常選挙の名護市内配布について一括で受けていただく企業等が探せないことから、名護市シルバー人材センター及び各区にお願いすることで調整を進めております。作業工程は沖縄県選挙管理委員会から届いた選挙公報をシルバー人材センターで仕分けし各区公民館へ届けるのに2日、各区で世帯へ配布するのに数日を要する見込みとなっております。選挙公報は選挙期日前2日までに配布するものと公職選挙法に規定されております。市選挙の場合、候補者が確定する告示日の午後5時以降に印刷を開始し、5日後までに各世帯への配布を完了しなければならないこととなります。市選挙での選挙公報配布はこれまでも検討してきておりますが、名護市の地理的要因や一括で受託していただける企業等がないことから、現時点においては実施困難であると判断しております。今後も各種選挙において選挙公報配布を行うときに、市選挙における実施可能性を検討してまいります。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 私のほうからは事項6要旨(1)についてお答えいたします。裁判に関する答弁書の提出や説明につきましては、現在裁判、係争中のため差し控えさせていただきます。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 二次質問を行います。まず1点目ですけれども、当事者じゃないので市として答えられないと先ほどおっしゃいましたね、市長。当事者ではないのですか、どうですか。なぜ当事者じゃないと言えますか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 これは移設問題に対することだと思いますので、繰り返し申し上げておりますとおり、普天間飛行場代替施設建設事業につきましては様々な項目を審査した上で知事において承認されているものと認識しております。しかしながら現在、国と県との間で見解の相違があり争訟等が続いておりますので、その推移を見守るほかないと考えているところでございます。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 聞いているのは、なぜ当事者ではないというふうに言うのかということです。理由を言ってください。なぜ名護市は当事者ではないのかです。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 普天間飛行場移設問題に関することでございますので、先ほど私が答弁したのが答えでございます。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 言っている意味が分かりませんけれども、普天間飛行場の移設問題、どこに移設しようとしているのですか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 先ほども答弁の中でお話し申し上げましたが、これまでの経緯、知事の承認を得て名護市に移設されているものと認識しているものでございます。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 名護市辺野古への移設ですから、我が名護市に移設しようとしているんですよ。それをなぜ当事者ではないと言うんですか。名護市は当事者でしょう。名護に来るんですから、当事者であるのは当たり前じゃないですか。名護市の問題ではないということですか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 先ほど来、何回も申し上げていることでございますけれども、普天間飛行場の移設問題についてはこれまでの様々な経緯がございます。その中において埋立承認を、県知事の承認を得て移設をされていて、いま工事が進められているわけです。他方、このことについては国と県との間で相違があって争訟等が続いている、ですから私はその推移を見守るほかないと考えている次第でございます。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 見守るほかはないというのは、当事者ではないということになるんですか。なぜ見守るんですか、当事者だからでしょう。どうですか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 この件につきましては先ほど来申し上げているとおり争訟等が続いており、どちらの主張が認められるのか見通せない状況でございますので、予断を持ってお答えすることは差し控えたいと考えております。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 当事者ではないという意味を言ってくださいと言ったら答えないですよ。裁判中だから予断を持っては言えないというのは、名護市とは関係ないからですか。関係あるけれども名護市はタッチしていないと、私はタッチしていませんからということですか、どちらですか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 先ほど来、繰り返し申し上げているとおりでございます。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 話になりませんね。私は賛成でも反対でもないから、この問題は関係ありませんと言えばいいじゃないですか。そう今まで言ってきたでしょう。なぜ当事者ではないとかということを言って、なぜ当事者じゃないのかと言われたら、いま言った裁判中だからと。なぜそこを注視するんですか、当事者だからでしょう。私が市長であるならば、渡具知市長であるならば、私は基地問題については賛成でも反対でもありませんと。そういうスタンスであるから関係ありませんと、私とは関係ありませんと、そういうことを何で言わないんですか。そう言うべきだと思いますが、そうではないですか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 繰り返し同じような話で大変恐縮ではございますけれども、仲村善幸議員はそう思っている。それを私にそう思えばいいじゃないですかというのは当たらないんじゃないかと思っている次第でございますので、先ほど来繰り返し申し上げているとおりでございます。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 僕の考えを押し付けているわけじゃないですよ。市長が当事者じゃないと言うから、当事者でしょうと。もう1回言いますけれども、当事者ではないんですか、どうですか、この辺野古移設問題について。もう1回だけ聞きます。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 これは質問事項1要旨(1)についてのお答えの中でお話し申し上げた、そのことが私の答えでございます。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 分かりません。ずっとこの4年間、5年間同じ質問をし、同じ答弁が繰り返されているという、不毛な議論になっていると思います。これは僕の考えを押し付けているからではなくて、市長が基地問題に対して何のコメントもしないということが原因じゃないですか、どうですか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 基地問題に関して何のコメントもしていないわけではないわけでありまして、それぞれ聞かれる角度から私の立場を申し上げたり、あるいはまた騒音等については議会の要請等々もあり、そういったことに対してはいろいろな意見も申し上げていることでございまして、基地問題に関して全く何も答えていないというのは当たらないものかと思っております。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 分かりました。何のコメントもしてないというのは……。コメントはしていますね。私はこの問題には関係ありませんと、これがコメントですかということで僕は聞いているんですよ。これでいいんですかということを僕は聞いています。時間がありませんので、次に進みます。辺野古唯一ということについても答える立場にはないということで、これを聞いてもまた同じ答弁の繰り返しになりますので、ずっとこれまでそうでしたけれども。市長は辺野古が唯一だと思っていますか、どうですか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 辺野古が唯一ですかというような話ということだと思いますけれども、先ほど来申し上げておりますとおり、この事業については公有水面埋立法に基づいて国土利用上の観点から環境への配慮、そして様々な項目を審査した上で知事において承認されているものと認識しておりますが、現在の立場は先ほどから申し上げているとおりであります。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 もう一事が万事、他人事で自分の姿勢は言わない、コメントしないということが姿勢で、そういう立場にないということが市長の立場、姿勢であるということは一貫していますね、そういうコメントですね。そのように受け止めますが、こういうことによって工事がどんどん進んでいくことは私にとっては名護市民の生命や財産、環境を守る立場にある人としては失格だと思います。これは僕の考えです。次に騒音問題についてですが、市長はいま許田にお住まいだと思いますけれども、騒音を感じますか。米軍の演習の。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 この騒音は、飛行機の通過する際の騒音も含めて、演習場での空砲等もございます。その騒音と言われる大きさ、それらについては様々ございますが、いま三共地域を含めて名護市内の各所に騒音測定器を設置しております。そういった騒音の測定値がかなり高い場合もございます。そういった場合は特に騒音ということで感じるわけでございます。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 許田や幸喜などの三共地域は、最大値にして何デシベルぐらいあると考えていますか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 今、手元のデータによりますと許田区における最大値は2019年8月2日に98.4デシベルとなっております。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 名護市の資料を僕も見ていますので、そのとおりですね。各月の最大値の平均が許田は86.2デシベルあり、幸喜は85.8デシベル、最大値が98.4デシベルあるようです。時間がないから進めますけれども、この90デシベルとか100デシベルに近い騒音というのは、どんな騒音と考えていますか。どれほどの騒音と考えていますか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。 ◎祖慶実季総務部参事 線路の側で電車が通過するときの音に近いという表現をされているかと思います。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 市長が議員時代にこの騒音問題で、本土で電車が通るガード下の音は95デシベルとか100デシベルとかあるようです。うるさいと感じないと言ったことはありますか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 今、壇上に来ながらいろいろ考えたんですけれども、うるさくないという表現を議会の中でやったという記憶はございません。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。
    ◆仲村善幸議員 どの議会だったか僕も分からないので、渡具知議員時代、渡具知さんがそういうふうにおっしゃったことを聞いて僕はびっくりしたんですけれども。このガード下の音がどんなにうるさいかということですけれども、この音と、向こうは町なかだからうるさく感じなかったかもしれませんけれども、住民の上を通るヘリの、軍用機の音と比べて、あまりうるさくないんじゃないかみたいに思っているのかなと僕は感じたので、率直な意見を聞きたかったんです。電車だからうるさくないとか、ヘリだからうるさいとかということじゃないです。本当にうるさいのかうるさくないのかということで、電車の音、ガード下の音はあまりうるさくないと言われると、航空機の音もあまりうるさく感じていないのかなと感じました。市長は市長だからそういうお話をしますけれども、やはり市の長として騒音とかそういうものに敏感であってほしいと思いますし、基地問題に対しても無関心ではないと思っています。そういうことを生活する者の立場に立って、あるいは意見の違いがあってもなくてもそういうふうに騒音として感じて、いま問題になって裁判にもなっているような状況ですので、そこは無視して通ってはいけないと思いますので、無視してはいないと僕は信じていますので、ぜひそこも念頭に入れていただければと思います。それから事項3の沖縄復帰50周年、人それぞれ感じ方があるとおっしゃっていましたけれども、さっき申し上げたものの中に、琉球新報の記事ですけれども「避けた対立 際立つ溝」というのが載っていました。5月16日の新聞ですけれども。際立つ溝って、何の溝が沖縄と政府に際立ってあるというふうに考えますか、あるいは考えませんか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 この前の琉球新報の紙面についての話ということでございます。沖縄復帰50周年の式典翌日の琉球新報の紙面において、式典において政府と県の双方ともに米軍普天間基地の返還移設問題に触れず温和な姿勢で式典が行われたことを取り上げ、沖縄と政府との溝はかえって深まっているということを強調されたと報じていると思っております。一方で玉城デニー沖縄県知事は未来志向の式辞にしたいとの思いが強く、希望を持ち前進していけるような前向きなメッセージとしたという発言や岸田総理の式辞における基地負担軽減に全力で取り組み、沖縄の潜在力を最大限に引き出し強い沖縄経済を実現するという内容などからは、政府、沖縄県ともに未来に向けて共に歩んでいこうとする思いも感じられたと思っております。いろいろな立場で人それぞれの感じ方があり、一概に政府と沖縄の溝が深まったとは言えないものと考えているところでございます。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 それぞれの感じ方というように片づけられてしまうと問題ですけれども、先ほど言ったように未来志向というのは県も国も一緒だと思いますよ、大きい方向性は。だけど、ここ沖縄に関して言えば際立つ溝、先ほどそういうことだろうというふうに、基地問題というふうにおっしゃっていましたけれども、辺野古移設問題が典型的なものですよ。全く対立していますよ。それで普天間飛行場の早期返還も対立していますよ、違いますよ全く。沖縄の県民投票などは全く無視されて、これが強行されるとか、いくら県が要請しても取り合わないとか、だから対立が目立って未来志向についても影を落としているんじゃないかということですよ。現実がそれを物語っていると思います。そういうところを人それぞれの感じ方があるとか、50年前よりもインフラが進み人口も増加したとか経済面が発展したというようなことは、これを誰も無視しようとしていませんよ、否定しようとしていませんよ。問題がたくさんあるでしょう、まだ残されたものがいっぱいあるでしょうということを認識すべきだと僕は言いたいんです。それを避けて通らないでください。市長は基地問題については、地元でありながら賛否も言わないし、コメントはするけれども関係ないというようなコメントしかしないし、これでは市長として本当に未来志向を持って市政運営をしているのかと僕は疑わざるを得ないと思います。いいところも、未来志向で結ばれたところも、対立するところも明確にして、お互い努力していくべきであって、基地問題でいえば国の言いなりになってはいけないでしょうと、言いなりになっているじゃないですかと。何のコメントもしない、要するに賛成とも反対でもないというような、他人事みたいな立場で言うのでは国の言いなりでしかない。沖縄の未来志向を語っているものでもないと私は思います。次に参議院選挙、一つ一つについてコメントは控えると言いますが、これは微妙な問題でもありますので、名護に直接関係するような選挙が間近に迫っているんです。この古謝さんと伊波さんの対談で、古謝さんは辺野古移設が最も早い方策だと言っています。それについて、一つ一つについてコメントはしないとおっしゃっていますけれども、名護市の市長としてはコメントしてもらいたいです。名護市の未来に関わることですよ、将来に関わることですよ。国任せにばかりしないで、言うべきところもあるじゃないですか。辺野古移設問題について何もないんですか。国と県との裁判を待つだけですか。もう一度、同じ答えになってもいいですけれども、もう一度この点から見てどうですか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 移設問題についての私の答弁は、繰り返し申し上げているとおりでございます。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 もう一度、申し訳ないですけれども同じことでしたら同じことを言ってください。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 この普天間飛行場代替施設建設事業につきましては、様々な項目を審査した上で知事において承認されているものと認識しております。しかしながら現在国と県との間で見解の相違があり争訟等が続いておりますので、その推移を見守るほかないと考えているところでございます。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 同じ答弁ばかり引き出して申し訳ありません。だけどこれは市民にみんな知ってもらいたいと思いますし、それがどうなのかということを市民は判断してもらいたいと僕は思います。名護市を今後どうしていくかということに関わることですので、市長の言動はみんな注目しているんです。市長の言動は、また最も大切だと思います。そういうことでしつこくこれまでも質問をさせていただきました。私は納得するものは何もありませんけれども、名護市を基地のないまちにしていきたいと、そういう思いでずっと関わってきましたので、市長に厳しい質問もずっとぶつけてきております。それから事項5の市議会議員選挙、先ほど答弁していただきましてありがとうございます。地理的要因、名護市が広いということと一括して受託できる企業がないから検討はしますけれども今は困難だということは、この2つを克服すればできるということだと思いますが、ほかの市はどうなっているかお伺いします。 ○大城秀樹議長 佐久川純選挙管理委員会事務局長。 ◎佐久川純選挙管理委員会事務局長 選挙公報について、県内他市の状況についてお答えします。県内におきましては本島の名護市を除く8市では選挙公報の配布が実施されております。いま実施できていないところは名護市と石垣市、宮古島市の3市となっております。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 この3市とも名護市と同じような、ほかの市もできていないところは名護市と同じような条件ですか。 ○大城秀樹議長 佐久川純選挙管理委員会事務局長。 ◎佐久川純選挙管理委員会事務局長 中南部の市においては、民間の企業等で各世帯へ配布を受託いただいていると聞いておりまして、面積ですけれども名護市210平方キロメートル、石垣市が229平方キロメートル、宮古島市が204平方キロメートル、実施している8市の中で最も広い所がうるま市で87平方キロメートルですので、大分面積の違いがあるのかなと思っております。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 地理的要因や企業の対応というものが解決できれば可能性があるということだと思いますので、それに向けてぜひ努力をしていただきたいと思います。各候補者がそれぞれ広報はやるわけですけれども、名護市として公報をすることは大切なことだと思います。名護市の将来をどうしていくか。あるいはそのために各候補者は何を考えているのかというようなところを、たとえ1日、2日の期間であっても知らせていく必要があるのではないかと思いますので、これからも努力していただいて何らかの形で、早めにというか期間内に出せるように検討を重ねていただきたいということをお願いいたします。これはお願いです。最後に時間がほとんどありませんけれども、旧消防庁舎の跡利用のことについてですが、この答弁書が提出できない理由は何か根拠があるんですか。お伺いします。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 一次答弁で申し上げましたとおり、現在裁判、係争中ということで、説明につきましては差し控えさせていただきたいということでございます。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 それは先ほども聞きましたけれども、なぜそれが出さない理由になるんですかということを聞いているんです。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 訴訟中の案件ということで、こちらとしても弁護士ともいろいろ調整をしておりますが、弁護士と調整しました結果、裁判、係争中のものについては差し控えることとするということで先ほどのようなご答弁になっております。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 裁判、係争中だから出せないということでしたか。裁判、係争中ならなぜ出せないんですか、出せるんじゃないですか。出せる範囲で出せるんじゃないですか。裁判所に出さないでと言われたんですか、どうですか。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 裁判、係争中のために説明、提出については差し控えさせていただきますということでありまして、こちらの弁護士と調整した結果ということでございます。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 答えていないですよ。裁判所に言われたんですか、それとも名護市の独自の判断として差し控えたんですか、どっちですか。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 先ほどご答弁いたしましたとおり、裁判所ではなく我々と弁護士で調整した結果でございます。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 裁判所に言われたならまだ分かりますけれども、名護市と弁護士が決めたということだけですよ。出してはいけないという法律は何もないじゃないですか。なぜ差し控えたんですか、まずいことがあったんですか、どうですか。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 弁護士のコメントということでございますけれども、提出や説明につきましては訴訟にも影響を与える可能性もあるということで先ほどのようなご答弁をさせていただいております。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 裁判にどのような影響を与えるんですか。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 今お尋ねいただいた点については、一概にお答えすることは難しいかなと思っております。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 じゃあ何の意味もないじゃないですか。差し控える。一概に……。もう時間だから大変ですけれどもね。こういう答弁では納得できませんよ、おかしい。提出してくださいということを申し上げます。それからプロポーザル選定委員会は8名ですよね。選定委員会でそれぞれ100点満点の点数を入れるんですけれども、名前は公表しなくてもいいですけれども、8名がそれぞれにどういう点数を出したかということは公表できませんか。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 ただいまお尋ねのありました点につきましては、明日の大城敬人議員からの資料要求でタブレットのほうにアップされておりますので、そちらをご確認いただければと思っております。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 分かりました。大城敬人議員よろしくお願いします。今まで、この間ずっと質問もあって、今日は東恩納琢磨議員からもありましたけれども、様々な問題が浮き彫りにされてきているんですよ。今、100条委員会で審査はしているわけですけれども、先ほどのプロポーザルや選定基準の審査の点であるとか、たくさんの問題が出ていますよ。そういう問題がたくさん出ているということを審査した過程で見抜けなかったんですか、どうですか、この1点だけ。問題点はないと思っているのか、問題点があるけれどもそこは気がつかなかったのか。一言だけでもいいですので、どうぞ。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 私どもといたしましては、適正に行われたと考えております。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 これで一般質問を終わります。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。                              休 憩(午後2時34分)                              再 開(午後2時45分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。比嘉勝彦議員、一般質問を許します。 ◆比嘉勝彦議員 ハイサイ、グスーヨ、チューウガナビラ。ただいま大城議長の許可が出ましたので、にぬふぁぶし名護、議席番号13番、比嘉勝彦、第207回名護市議会定例会一般質問をさせていただきたいと思います。今期、第14期の最終の質問となると思います。質問に入る前に、ひとつ所感を述べさせていただいてから質問に入りたいと思います。沖縄県には慰霊の日という休日があります。来る23日がその日となっております。沖縄県民にはなじみの深い休日として、この世の地獄を全て集めたと言われるほどのすさまじい戦争によって戦勝国も敗戦国も、そして近隣諸国も含めた、軍人ばかりではなく多くの住民や県民が犠牲となりました。慰霊の日は沖縄県が定めた沖縄戦犠牲者への哀悼の意と世界平和を願う日です。第二次世界大戦末期の沖縄戦において、日本軍の組織的戦闘が終結したことにちなんだ記念日になります。しかしその一方で全国的にはいつでどんな日なのか知らないことが多いことも事実です。戦後70年余たつ現代、戦争体験当事者は高齢化し、今や県民の数割を占める人数となり当時の実情を語り継ぐことが少なくなっております。このような中、最近の日本の世相としてどんどん戦世へ突入していく方向へ向かってはいないか。北朝鮮のミサイルでの威嚇や中国の台湾への威力誘発と南方海上進出の動きに呼応して、自国の平和を守るとした自衛隊が先制攻撃ができる敵基地攻撃能力、反撃能力を持った。世界ではウクライナ戦争に世界中の国や地域が批判をしている。戦争相手国と言われるロシアは、ウクライナに住む親ロシア派と言われる国民を守るための名目で戦争という言葉は使用せずに紛争解決ということで軍事介入を肯定し、自国民の抗議行動を抹殺し殺りくを繰り返している。歴史上では似たような国があった。それは日本である。世界では50年に一度大きな戦争が起こることを、米国やロシア、中国、強大国が仕掛けていると言われているが、日本もその仲間にならないことを願っております。それでは一般質問に入りたいと思います。今般は一般質問として3事項を取り上げさせていただきました。よろしくお願いします。質問事項1 市長施政方針(公約)から。要旨(1)渡具知市長の施政方針及び選挙の公約について、「一期目は多くの公約を順調に進めることができました。」とありますが、以下の施政方針(公約)について伺います。ア 「若者が集う複合型エンターテイメント施設等の誘致についても検討を行っていく」とありますが、具体的な検討はなされたのか。取りまとめた詳細と計画の実施時期等について伺います。イ 「イングリッシュタウンの整備」を掲げており、第201回定例会での答弁では「具体的なことはまだ決まっておりませんが、地域の意見を確認しながら取り組んでいく」とありますが、進捗状況を伺います。ウ 「ヤンバル総合運動公園の整備」についての中で「陸上競技場の更新などを検討している」とありますが、具体的な検討内容及び進捗状況を伺います。エ ワーケーション施設整備の進捗について伺います。オ GIGAスクール構想の推進については、「1人1台の端末貸与により、情報を共有・活用した協働学習や理解度に応じた問題に取り組むなど主体的な学びを促進できるよう進める」とありますが、教職員へ新たな負担を強いてはいないか。負担軽減策について伺います。続きまして質問事項2 公共施設について。要旨(1)「名護市公共施設等総合管理個別計画」の中で市役所本庁舎及び市民会館は建て替えの方針が示されています。以下について伺います。ア 名護湾沿岸基本計画の短期の取組では、移転の可否を含む更新検討時期に入っているものと思慮しますが、進捗状況を伺います。イ 移転する場合の移転先の検討は始まっていますか。ウ 当該公共施設の更新事業に係る総額は、いかほどに設定(予定)されていますか。エ 公共施設の更新事業の財源には幾つかメニューがあると思いますが、本市の公共施設整備基金の残高及び10年間の推移をご教示ください。これは資料を求めておりましたが、資料の提供ありがとうございました。最後に事項3 旧消防庁舎等売買問題について。要旨(1)第289回臨時会での提供資料で、契約保証金は令和元年6月11日に優先交渉権者が納入と記載があり、第202回定例会の答弁では残りの売買代金を令和元年11月29日に有限会社サーバントが納入したとあります。そのことからすると有限会社サーバントは当該売買仮契約書に記載する売買金額4億2,000万円のうち3億7,800万円で名護市から購入したことになり、差額の4,200万円は有限会社サーバントから優先交渉権者へ支払われたものと思慮します。それについての説明を求めます。これについても領収証の写し等がありましたらご提出願いたいと思いますが、今日現在出ておりませんので、その旨で質問をさせていただきたいと思います。要旨(2)売買契約書に明記している売買契約金の遅延損害金が徴収されておりません。契約に係る違約金や遅延損害金を免除するには、地方自治法第96条第1項第10号の「権利を放棄すること」に関わるため議会の議決が必要であると解されます。市当局の見解を求めたいと思います。以上、一次質問とし、二次質問は自席にて行いたいと思います。よろしくお願いします。 ○大城秀樹議長 さきの通告により一問一答事項別の申出がありますので市当局は事項別に答弁をお願いします。宮城浩二企画部参事。 ◎宮城浩二企画部参事 質問事項1要旨(1)アにつきましてお答えいたします。「若者が集う複合型エンターテイメント施設等の誘致」については、名護湾沿岸のまちづくりにおいて検討を進めているところでございます。中心市街地を含めた「名護漁港周辺エリア」では、国道58号の移設後の用地に検討している交通結節点「名護総合交通ターミナル」における複合機能の集約や、「21世紀の森公園周辺エリア」におけるPark-PFI制度の導入による魅力あふれる公園の整備を進めているところでございます。また民間企業との連携により具体的に進めているのが、イオン名護店の敷地を活用した「スポーツパーク」の整備構想があります。「エンターテイメント施設等の誘致」に当たっては、前述の計画を進めるとともにPPP/PFIのワンストップ窓口を設置し、様々な事業者の方々からも提案を受けられることになりました。今後においても若者が集うまちづくりに資する取組として、「エンターテイメント施設等の誘致」の検討をさらに進めていきたいと考えております。続いてイについてお答えします。イングリッシュタウンの件につきましては、ご指摘のとおり第201回定例会での答弁とおり辺野古区の計画が基になっております。その経緯を踏まえ、今年度に実施いたします「久辺三区まちづくり計画策定事業」において改めて地域の意見を確認しながら、辺野古区におけるイングリッシュタウンの推進の可否の判断を行いながら今後のまちづくり計画策定に取り組んでまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 それでは私のほうから質問事項1要旨(1)ウについてお答えします。さきの比嘉祐一議員の答弁と一部重複しますがご了承ください。名護市陸上競技場の更新についてですが、名護市公共施設等総合管理個別計画において建物方針が建て替えと示されており、また名護湾沿岸基本計画では活用検討ゾーンとして位置付けられており、移転先を検討すると示されていることから移転を含めた更新を検討することとしておりますが、大規模な事業費、また移転先の確保となるため、まだ具体的な検討に至っていない状況でございます。その対応といたしまして、現在は施設の老朽化が著しく、危険性の観点から令和3年度にメインスタンドの解体工事を実施し、今後においても施設運営に必要な機能回復に努めていきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 宮城浩二地域経済部参事。 ◎宮城浩二地域経済部参事 質問事項1要旨(1)エについてお答えいたします。内容について、金城善英議員への答弁と一部重複しておりますがご了承願います。ワーケーション拠点施設整備事業は、名護市の玄関口エリアにおいて新たな観光需要の取り込み、さらに企業誘致の促進を図るため県内屈指のリゾート環境を活用したワーケーション拠点施設を整備するものであります。現在の進捗状況につきましては、令和3年度においてニーズ調査を含む基本設計業務を実施いたしました。ニーズ調査結果の概要についてご説明いたします。近年、国や県によるワーケーションの取組が進められる中で、沖縄県はリゾート環境をはじめ花粉症のない環境等、有利な要件を生かして各施設においてテレワーク環境を取り入れる例が多くなってきております。今回実施した事例調査でのヒアリングやアンケート調査の結果からも沖縄県が魅力的といった意見が多く、特にリラックスできる景観や自然を重要視するといった意見が聞かれました。具体的には、本施設の活用に関する質問では90%以上が「活用したい」、「条件次第で活用したい」という肯定的な意見をいただいており、本施設への期待が大きいことが伺えました。平成30年度に沖縄県が実施した調査によると、沖縄県でのサテライトオフィスに興味があると答えた企業が75%であり、調査方法が異なるため単純に比較することはできませんが、コロナ禍においてワーケーションへの関心度が高まっていることが推察できます。また今回の調査において新たに分かったこととして、周辺ホテルと競合しないよう差別化するため、本施設への付加価値として「地域特性を知れること」、「異業種間連携の実現」、「先進的かつ安心安全なICTインフラの整備」が重要であることやサテライトオフィス機能の需要が高いこと、ワーケーションの形態として個人が観光の合間に仕事をするといった「休暇型」のワーケーションよりも企業が実施する「業務型」のワーケーションへの期待が高いこと等がありました。さらにワーケーション施設を利用する際には、地元企業とのビジネスマッチングや地元人材との協業や業務支援への需要が高いといったソフト面への期待の声についても聞かれました。今後のスケジュールとしては、今年度に土木及び建築実施設計を実施、令和5年度に工事着手を予定しております。 ○大城秀樹議長 岸本尚志教育次長。 ◎岸本尚志教育次長 それでは質問事項1質問要旨(1)オについてお答えします。GIGAスクール構想は、ICTを活用した学びを通して多様な子どもたちを誰一人取り残すことのない公正に個別最適化された学びや創造性を育む学びにも寄与するものでございます。授業を進める上で教職員へ新たな負担を強いてはいないかとのことですが、特にICTが得意ではない教員がいることも事実であり、また得意な教員については業務が集中してしまうなど負担感を感じる教員もいると考えられます。教育委員会では負担軽減策としてICT支援員を5人配置し、教職員から相談を受けるととともに教職員用のコールセンター、学校グループウェアのメッセージ機能を活用し、土日祝日も相談できるヘルプデスクを設置しております。教員がICTを活用した授業において支援を要する際は、授業当日にICT支援員が現地に赴きサポートしております。また教育委員会で解決できない高度な技術を要する場合には、企業の協力によりサポートいただく体制を整えております。これまでGoogleの教育クラウドサービスを活用した授業支援やデジタル教科書の対応、Zoomなど遠隔対面ソフトの活用支援など多岐にわたり支援をしているところですが、これまで同様個々の事案に対して支援できるように努めてまいります。また管理運用面においても他自治体では児童生徒や教職員の端末、アカウント、パスワードの管理運用発行業務を学校で行っている事例もありますが、その管理運用を全て教育委員会で行っております。さらに教員にChromebookを配備するのと併せて統合型校務支援システムを導入しており、ICTの導入・活用により授業準備や成績処理等がデジタル化され、負担軽減されるものと考えております。 ○大城秀樹議長 比嘉勝彦議員。 ◆比嘉勝彦議員 それでは二次質問に移らせていただきます。今般は市長の政策、公約から発展して行政の事業について少しばかり質問をさせていただきたいというところで、気づいた部分がありましたので上げさせていただいております。まずエンターテインメント施設等についてですが、今回名護湾沿岸基本計画の中で国道58号の移設等々が含まれているということでありまして、それの移設が今ここに名護湾沿岸基本計画という冊子がありまして、そこのロードマップを広げていきますと、このロードマップにしっかりとうたっているわけです。その辺から確認していきたいと思います。国道58号の法線移設となるとかなりの事業体、県、国、そして市、その地域に住む皆さんの全ての合意形成をしっかり取らないといけないんじゃないかというところですが、その辺のスケジュールですね、概略的にロードマップからは少し遅れている気がします。その辺、今そこを含めて町なかのほうに、去る6月6日でしょうか、名護市が工事しております名護市総合交通ターミナル整備基本計画策定業務に係る公募型プロポーザルの実施についてということで出ております。この辺のほう、さっと簡素に説明できましたら、どのような流れでやっていくのか説明していただきたいと思います。いかがでしょうか。 ○大城秀樹議長 休憩します。                              休 憩(午後3時2分) (企画部参事から後ほど答弁したいとの報告あり)                              再 開(午後3時4分) ○大城秀樹議長 再開します。比嘉勝彦議員。 ◆比嘉勝彦議員 関連質問として、名護湾沿岸基本計画がしっかり出ていますので、その辺の冊子はちゃんと準備していてください。それでは先にイングリッシュタウンにまいりましょう。地元との意見調整をしていくということで、まだまだ先の話だということですが、そこの中でこういうことがあります。進捗の可否の判断を行った上でということです。これを市長のほうは政策、公約として取り上げているわけです。この辺、私としてはちょっと実現性に乏しいことと認識しているんですが、その辺もやはり公約としてどんどん推し進めていかれるんでしょうか。その辺の説明を願いたいと思います。 ○大城秀樹議長 宮城浩二企画部参事。 ◎宮城浩二企画部参事 今回イングリッシュタウンについてということではありますけれども、平成13年度に策定された計画から20年以上たっており、区民の中でも当該計画に対する関心が薄まっているところがあると伺っているところです。 ○大城秀樹議長 比嘉勝彦議員。 ◆比嘉勝彦議員 そのような流れですね、地域の流れをしっかり把握した中でやはり公約・政策に訴えてやっていくべきじゃないかと私は思います。そういったのもやはり地域としっかり合意を取りながら進めるようお願いしたいと思います。それからやんばる総合運動公園整備について、歴史的にも古く昭和33年でしょうか、総合グラウンドが設置されておりますが、貴重なスポーツ施設でもあり真剣に取り扱っていただきたいということです。そこで移設先としてはやはり利便性、それからほかのスポーツ施設との併設というのか、そういったのが重要かと思いますが、その辺を含めた中で移設先の検討にはもう入られていらっしゃるのでしょうか、いかがでしょうか。 ○大城秀樹議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 移設先につきましては、まだ検討しているところはございません。ただ現在の陸上競技場におかれましては駐車場問題、騒音問題等がありますので、そのあたりをしっかり考慮しながら、関係団体の意見を取りまとめながら進めていきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 比嘉勝彦議員。 ◆比嘉勝彦議員 しっかりと、特にスポーツ施設というのは1か所にポツンとあっちゃ駄目なんですね。やはり併設、いろいろな関わりがあった中でやるのが総合運動公園のイメージかと思っています。その辺、しっかりお願いしたいと思っております。続きましてワーケーション施設についてですが、当初来ニーズがあって、それでそこの総合事務局の跡地を購入した経緯がありますが、今回説明がありました中で改めてニーズ調査を行ったときの相違点、違った点があったかと思います。その辺をご説明ください。 ○大城秀樹議長 宮城浩二地域経済部参事。 ◎宮城浩二地域経済部参事 当初計画とニーズ調査後の相違点についてということでありますが、ニーズ調査後の変更点の主なものについては3点あると思っております。まず食材提供施設、農産物コーナーの規模及び設置の変更。続きまして個室スペースの機能の変更。3つ目にフレキシブルオフィスの整備の3点となっております。まず食材提供施設、農産物コーナーの規模及び配置の変更については、ニーズ調査において周辺施設との連携面で飲食は周辺施設を活用してほしいといった意見や、運営面で周辺ホテルにおいても飲食店の運営は厳しいといった意見等が聞かれたことから、食材提供施設の規模を縮小し軽食等を提供できる仕様とし、より利便性が高くなるようワーケーション施設内に統合しております。続きまして個室スペースについてですが、アンケートにおいてワーケーション施設に宿泊機能が必要という意見が少なかったこと。オンオフを切り替えるため宿泊と仕事の場所は別々がいいという意見等が聞かれたことから、宿泊機能のない個室スペースである個別ブースとして整備を検討しております。フレキシブルオフィスの整備については、アンケートにおいてサテライトオフィス機能の需要が高かったことや企業誘致の関心度の高さ等から、サテライトオフィスだけでなく企業誘致におけるトライアルとして短期間の使用についても想定したオフィス機能として新たに整備する予定となっております。 ○大城秀樹議長 比嘉勝彦議員。 ◆比嘉勝彦議員 ただいま参事のほうから説明をいただきました。当初のニーズとやはり改めてニーズ調査をした中で、かなりの差異、相違が出ているような気がします。今後もこのニーズに変化が出て、このワーケーションの目的があらぬ方向に動いていくのがちょっと懸念されるところですけれども。やはりそれだけ西海岸のホテル、宿泊施設が多い中、しかもあんな奥まった中にそういう施設を造っていくのですから、税金の無駄使いを省くようなシステムとか、そういうのをしっかりとつくっていただいて今後の対処をしていただきたいと思います。それで先ほど一次答弁の中では令和5年度でしょうか、工事着手を予定しておりますと言いますが、令和5年度といいますと来年度ですね。なぜこのように長くなってきたのか、その辺、新型コロナだけではなくいろいろあったと思うんですけれども、概略の説明をしていただけますか。 ○大城秀樹議長 宮城浩二地域経済部参事。 ◎宮城浩二地域経済部参事 改めてスケジュールをということでありますけれども、今回基本設計を行っている中で、やはりいろいろな社会的情勢というところの部分があって、令和4年度に実施設計、令和5年度に工事着手ということになって、改めて事業費の精査等を行っていきたいと考えているところです。 ○大城秀樹議長 比嘉勝彦議員。 ◆比嘉勝彦議員 行政側、皆さんのほうで計画をしっかりと進めているんですよね。その辺、しっかり監督していただきたいと思います。それから先ほどのアについて、エンターテインメント施設についての回答をお願いします。 ○大城秀樹議長 宮城浩二企画部参事。 ◎宮城浩二企画部参事 それでは総合交通ターミナルの計画の概要であります。交通結節点として導入する機能の配置、また必要な詳細面積、施設の管理運営及び事業効果等を今回の調査業務のほうで策定していきたいと考えているところです。 ○大城秀樹議長 比嘉勝彦議員。 ◆比嘉勝彦議員 まさにそうですよね、しっかりとそういう監督をしていただきたい。先ほど6月6日付で公告された名護湾沿岸基本構想に係る名護市総合交通ターミナル警備基本計画策定業務に係るプロポーザルの要項ですけれども、その辺から質問したいと思います。6月6日に公告して、質問等に6月15日に回答して、これの契約予定時期が7月上旬という物すごいタイトなスケジュールになっております。今回は基本計画に対する計画の策定業務なのでそんなに時間は要しないかと思うんですけれども、しっかりとその辺も監督しながらできるスタンス、今回名護市が至るところで民間の力を投入して、PPP/PFIの導入窓口を設置して様々な事業者から提案を受けていかれるということで、じきにその説明会もあるということを確認しております。必要性を大いに感じるんですよ、民間の力を入れるというのは。ただ、行政の意見とか監督業務について、しっかりと条例の縛りとかそういったのをつくらない限り、業者任せの名護市の行政がもっとそういう形になると思いますが、その辺もしっかりと協働できるようにシステムをつくっていただきたい。これは要望として伝えておきます。議長、次の事項をお願いします。 ○大城秀樹議長 宮城浩二企画部参事。 ◎宮城浩二企画部参事 質問事項2要旨(1)についてお答えいたします。要旨(1)アの進捗状況につきましては、今年度から市役所本庁舎及び市民会館等の更新に向けた基礎調査を実施することとしており、現在契約に向けた準備等を進めているところでございます。調査の内容としては現庁舎等の現状と課題の整理、関連計画及び社会動向の調査、整理を行い、それら調査を踏まえ施設の機能や構成を導き出した上で移転を含めた更新手法の検討を行う予定となっております。要旨(1)イ、ウについては関連するのでまとめて答弁いたします。先ほど説明しました今年度の調査において必要機能や構成を洗い出し、移転の可否も含めた立地及び更新手法の検討を行い、来年度以降の基本構想等を進める中で基礎調査を踏まえた市民や有識者との意見を確認しながら、具体的な移転先や概算事業費を決定していくこととなりますので、現時点では具体的な移転先の検討はされておらず概算事業費は算出されていない状況となっております。 ○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 質問事項2要旨(1)エについてお答えします。「名護市公共施設整備基金」は「名護市公共施設整備基金条例」に基づき市庁舎、市民会館、中央公民館、消防庁舎、公園及び教育施設等、市が行う公共施設の整備に必要な資金を積み立てるため設置されております。ご質問の本市の公共施設整備基金の残高及び10年間の推移について資料を提出しておりますので、資料のほうで説明します。資料のほうは平成24年度から令和3年度までの各年度の年度末の基金残高と前年度末残高との比較をした内容となっております。平成24年度は年度末残高が21億6,307万2,000円で、前年度の平成23年度末残高と比較しますと3億941万1,000円の増加となっております。平成25年度から平成27年度までは残高は減少し、平成27年度末残高は15億530万8,000円となっております。平成28年度以降は増加傾向にあり、令和3年度は年度末残高が25億1,788万9,000円で、前年度の令和2年度末残高と比較しますと2億4,748万7,000円の増加となっております。 ○大城秀樹議長 比嘉勝彦議員。 ◆比嘉勝彦議員 それでは要旨(1)アの名護湾沿岸基本計画のロードマップ上では少しの遅れが生じていると先ほど私は別の件で申し上げましたけれども、ここにまた同じように名護市庁舎等更新検討に関する基礎調査ですが、そのプロポーザルの要項が出ております。その中から少し質問をさせていただきたいと思います。今回、このようにホームページに掲載されておりますけれども、この工事の諸問題に対する質問への回答、そういったのがやはり先ほど申し上げたように1か月余りで、かなりタイトなスケジュールということです。そこで中のほうを開いていただいたら、ページは打たれていませんけれども、ここの契約の締結以降に8で、その他の項目が今回新たに設置されています。そこの(4)「プロポーザルの結果は、提出された企画提案書等を除き公開するものとする。(参加業者名及びその総合評価点数も含む。」とあえてわざわざ強調文字、太字で書かれております。旧消防庁舎等跡地のプロポーザルではそのようなことはたしか書かれていなかったと思うんですが、あえてここにこういうことがあります。これをそこに明示した理由と、それからスケジュール、もう少しいろいろな地域の意見とか業者にヒアリングすると思います。その辺を含めた形で行くために、もう少し余裕のあった時間取りとか、そういうのは考えられなかったのかどうか。この2点をお伺いします。 ○大城秀樹議長 宮城浩二企画部参事。 ◎宮城浩二企画部参事 まずスケジュール的な遅れというところの確認だったと思いますが、更新検討に関しましては令和3年度に庁内の関係課で構成されます更新検討ワーキングチームを設置して、今後の更新検討の進め方や更新までの業務フローの確認を行っております。今年度に基礎調査業務を実施し、令和5年度から令和6年度にかけて基本構想、基本計画を策定し令和7年度以降に基本実施設計を行った後、施工を予定しております。また実施要項の件でありますけれども、広く不特定多数に閲覧場所での公開ということに関しましては最優秀提案者のみの公開としながら、今後我々が実施する調査業務等に反映させていけるように、広く意見を募るために公開していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 比嘉勝彦議員。 ◆比嘉勝彦議員 そのような理由なのかどうか、何かプロポーザルというのは、公募型というのはやはり随契の1つですよ。相手、優先交渉権者が確定すると、もうそれで入札は終わり。後の調整については、そのプロポーザルをやっている中、それから後ですね、いろいろ意見、その調整、協議の下でどんどんそれが変化していく、進行していく、そういうようなシステムになっています。先ほど申し上げたPPP/PFIもしかりですが、しっかりと行政が物を言える立場、そういったのをつくらない限りはどうしても業者というのは営利事業を展開してまいります。そういう中で市民の税金とかそういったのがしっかりと使われているかどうか、それを皆さんに説明いただきたい、そういうのが行政の立場じゃないかと思います。特に今回はこのように大きな名護湾沿岸基本構想というのを掲げております。その辺はしっかりと注視していきたいと思っています。今サウンディング調査が始まっておられると思いますが、その辺のPark-PFI等々に関してもしっかりと議会の目で行政を注視していきたいと思っております。あと財政の問題で少し二次質問をさせていただきます。先ほど企画部参事のほうからもお話がありました。算出はされていないと。ということは、将来的にどのように建てていくか、まだ財政面がしっかり出ていない。そんな中で公共施設、市役所庁舎と市民会館は移設していくというような方向性がある程度固まってきていると。それならばどのように移転先の検討に入っていくのか、分かる範囲で結構です。これまでの皆さんとの協議の中でも結構です。高台移転を求めているかとは思うんですが、その辺も含めて説明ができる範囲でお伺いしたいと思います。 ○大城秀樹議長 宮城浩二企画部参事。
    ◎宮城浩二企画部参事 移転先の候補地等についてでありますが、現時点での想定としては津波などの防災の観点では高台での立地も考えられるというふうに考えています。また一方で中心市街地活性化の観点では、その周辺への立地も考えられます。その際、防災との兼ね合いでは津波避難ビルとしての機能を持たせることも検討できるのかと考えているところです。いずれにしても有識者の意見や住民の意向も踏まえた上で適切な候補地を選定していきたいと考えているところです。 ○大城秀樹議長 比嘉勝彦議員。 ◆比嘉勝彦議員 しっかりと市民の館、市庁舎は市民の合意形成の下、しっかりとした立派なものを建てていただきたい。我々の子々孫々、子や孫にもしっかりとしたすばらしい庁舎を残すためには、皆さんに公的負担軽減を、しっかりした上で計画していただきたいと思います。先ほどの算出の問題でありましたけれども、公共施設整備基金が大体年間3億円前後で推移しているかと思いますが、これは当初から大体20数億円ぐらいをめどに、多いときで25億円ほどあったかと思うんですけれども。大体そのあたりを崩さない形はしっかり取っていかれるんでしょうか。その辺をお聞きします。 ○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。 ◎比嘉一文総務部長 議員がおっしゃるとおり公共施設整備基金の残高、管理等につきましては先ほど一次で答弁しました公共施設の整備に必要なときには取り崩し、また必要なときには積立てを行いながら、残高を維持しながら公共施設後年度の設備の更新に充てていくという計画で考えていくということになるということでございます。 ○大城秀樹議長 比嘉勝彦議員。 ◆比嘉勝彦議員 これも大型事業の1つになります。しっかりと、大型事業はどんどんこれから目白押し、押しかけてくるかと思っております。しっかりと財政を保持していただいて、ちゃんと管理をした中で進めていただきたいと思います。議長、それでは最後の事項をお願いします。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 私のほうからは事項3についてお答えいたします。まず要旨(1)についてお答えいたします。民間事業者の間のやり取りでありまして、名護市は詳細を承知しておりません。また領収書の写しにつきましては、市においては持っておりませんで、事業者に確認をいたしましたけれども既に市議会から要求があって提出をしておりますということでしたので、そちらをご確認ください。続きまして要旨(2)についてお答えいたします。名護市契約規則第44条の規定によりまして納付期限を延長し、延長後の期限までに代金の納入が完了しておりますことから、本件の場合については同規則第43条の規定による損害金を徴収する必要はなく、議会の議決は必要なかったものと考えております。 ○大城秀樹議長 比嘉勝彦議員。 ◆比嘉勝彦議員 冒頭で領収書の写し、これは私も企業間でのやり取りだと思うので、これはちょっと仕方がないかと思うんですが、これは100条委員会に提出されているかと思いますが、それは後ほどということで。まず基本的な考えを述べさせていただきます。まずは私のこの通告書に書いてあるとおり、今回の仮契約書、それから議決でもって本契約に変わった中で、ちゃんとしっかりとうたわれています。総額4億2,000万円ですね、それで売買契約を締結しているわけですが、有限会社サーバント、最終的に所有権移転でその名義になったサーバントが、3億7,800万円しか支払っていないんです。これは情報公開請求でも出ております。その領収書の写しにサーバントで、しっかりと3億7,800万円となっています。これが4億2,000万円で載っているなら意味合いが分かるんです。3億7,800万円でしか載っていません。ならば先に契約保証金4,200万円を収めていただきました業者、JVですね、そことの共同名義か何かになる必要があるんじゃないでしょうか。その辺はいかがでしょうか。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 経緯といたしましては、名護市と大和ハウス、アベストコーポレーションとサーバントですね。この4者の協議によりましてアベストコーポレーションが契約保証金を既に支払った状態において土地売買契約に係る権利義務を、これをサーバントが継承したということになっており、サーバントが残額の3億7,800万円を名護市に支払って土地を取得したという形になっております。 ○大城秀樹議長 比嘉勝彦議員。 ◆比嘉勝彦議員 ですから、要するに共同企業体を組まれているわけですよね。ならばその共同企業体全ての名称を載せるべきじゃないですか、移転のところへは。恐らく資金というのとその権利は同様、それを継承しますから、そのためにも企業体、それからプラスサーバントの名称で移転登記されるべきじゃないかと思います。再度お伺いします。いかがでしょうか。 ○大城秀樹議長 休憩します。                              休 憩(午後3時38分) (質問内容の確認あり)                              再 開(午後3時39分) ○大城秀樹議長 再開します。棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 契約等々の手続といたしましては4者で協議を行いまして、土地売買契約に係る権利義務をサーバントが継承したということになっておりますので、最終的にサーバントが残額の3億7,800万円を払って土地を取得した形になっております。 ○大城秀樹議長 比嘉勝彦議員。 ◆比嘉勝彦議員 ならば第289回の臨時会で議決された契約の相手方は、民法第539条の2、これは2017年に新たに民法改正でもってできた大きな変換点です。これは簡単に言えば第三者へ継承できるということです。こう書いています。「契約の当事者の一方が第三者との間で契約上の地位を譲渡する旨の合意をした場合において、その契約の相手方がその譲渡を承諾したときは、契約上の地位は、その第三者に移転する。」と。これまではそれは民法に明記されておりませんでした。しっかりと民法は地方自治体にも反映するということは、私は十分理解しておりますが、ただ、この民法だけでは通じないんですね。地方自治体には所有権やらいろいろなことがあります。そういったことを含めて財産を扱っています。そういう処置をしていかないと、その行政の行為ができないわけです。そういうことでしっかりと言えることがこういうことです。第三者に移転しているということで、相手方が主張していると思われるんですけれども、議会が議決した相手は先ほど来話しているとおり大和ハウス工業株式会社沖縄支店、それから株式会社アベストコーポレーションとしっかりと仮契約書に載っているわけです。仮契約書に明示されています。それを我々は議決したわけです。そしてまた有限会社サーバントが権利上の継承によって、契約の相手方として当該物件の所有権移転を登記したということは、やはり相手先の変更をしたこと、契約の相手先が変更されているんです。そういったことで言えば、再度議会の議決を得る必要があるんじゃないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 ただいまお尋ねの点につきましてはこれまでの議会でも述べさせていただいているところですが、名護市が行った共同企業体からサーバントへの契約の権利の継承の承認につきましてですけれども、本市は共同企業体を相手方として有効な土地売買契約を締結しており、本件契約の権利の継承の承認は有効に成立した契約に基づいて行ったものであること。また土地等の所有自体が現地法人となる旨は当初より予定されておりまして、名護市を所在とする新設法人という形で議員にも説明がなされていることに鑑みますと、売却の相手方を変更するものではなく、また別の新たな売買契約を本市が締結したものでもないため、再度の議決は必要なかったと考えております。この点、市顧問弁護士にも相談しておりますが、問題ない旨の回答を得ております。 ○大城秀樹議長 比嘉勝彦議員。 ◆比嘉勝彦議員 そういう形で逃れることは十分可能です、民法上はね。ただ、地方自治法というのは先ほど申し上げたとおり、法人格の性質も一つ持っているんですが、市民の生命、財産、特に財産を扱っている、今回は財産のものでちょっと問題になっているところです。しっかりとその財産を処分していくには、議決というのを通さないといけないわけですよね、基本的に。本来は全てそうなんですよ。ただ規定をつけて予定価格2,000万円以上の不動産、もしくは1件5,000平米以上の面積等々で必ず財産とかそういうことの規定があるわけですけれども、その辺からしてやはり今回のこの議決を覆すような形のものは、私としては納得がいかないなというところです。それと先ほど話した4億2,000万円に対して3億7,800万円。4,200万円が、どうしても浮いているんですね。その領収書、後ほど確認させていただきますが、これは恐らくサーバントから優先交渉権者へ渡って、それでその優先交渉権者のほうから契約保証金が振り込まれたと思うんですが、その振り込まれた時期についてですが、これの文書も情報公開請求で引き出したものがありますけれども、これの日付もちょっとおかしいんですね。これは行政行為で、一番基本的な行為です。調定業務というのが行政にはあるんです。普通、一般家庭でしたらちょっと1,000円や2,000円の貸し借りとか、そういった譲渡とかは簡単に行われるんですけれども、地方自治体というのはしっかりといついつどういうため、どの契約でもってどのお金がどこからどのように入るということを先に調定をしなくちゃいけないんです。今回、その調定が事後調定になっております。納入された後に調定が行われているわけです。これは本当に、全くの行政の財政行為違反です。しっかりその辺の調定をしない限りは、どの納入も処理できないはずですが。理由としていろいろ出ているかと思いますが、この辺は問いませんが、まずその辺あたりからしっかりとその調定をして、目を通されるのはどなたでしょうか。いかがでしょうか。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 市への調定の手続に関してですけれども、明日の大城敬人議員の通告にある資料要求を受けまして消防本部のほうから資料を提出されておりまして、そちらの調定議決書にありますとおりの手続ということになっております。 ○大城秀樹議長 比嘉勝彦議員。 ◆比嘉勝彦議員 そのことについては、大城敬人議員のほうから質問があるかと思いますので、私はこの辺で終わりたいと思うんですが。先ほど部長の答弁の中に違約金の免除、それから遅延損害金等々について名護市の契約規則第44条でもってしっかりと相談の上と述べられて、そして違約金等々が支払われなくてもいいということになっているということですが、これは仮契約書の中にはしっかり書いているんですね。今回契約されたのは、仮契約書が契約されて議会の議決を得て本契約に変わって契約が成立しているんです。ですからあくまでも仮契約書に載っている違約金とかそういったものは履行しなくちゃいけないんです。でなければその履行を放棄する議決が必要となります。こういうことです。免除とか、議会の議決を得ない限り地方自治法第96条第1項第10号の中ではできないということになります。遅延金とは異なり、民法上の遅延金というより損害を受けたときの賠償の予定額とかそういうものではない。それから長が変更し得ることは、やはり議会、地方自治体の債務、債権を放棄するということになります。ですからそれを行うにも議会の議決が必要であると。そういったことをしっかりと履行していない、そういうことを勘案する中で今回の契約はしっかりとやっていない、不履行が多々見られるということで、明日大城敬人議員のほうからもしっかりと申し上げるかと思うんですが、こういうこともありますのでどうでしょうか。その第44条、第43条、しっかりとそれがそこに適用されるのかどうか、いかがでしょうか。債権の放棄、その辺を含めてお伺いします。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 議員がおっしゃられておりますとおり権利放棄することにつきましては議決にかかっておりますけれども、本市の行ったケースにつきましては納付期限を延長しました上で、当該延長後の期限までにサーバントより入金がなされておりまして、そもそも遅延損害金に係る債権が発生していないものと考えております。 ○大城秀樹議長 比嘉勝彦議員。 ◆比嘉勝彦議員 本当にですね、遡及事項あり何あり、出来レースなのか。しっかりとその中身が見えない、そういうのをしっかりと市民に説明をしていただきたい。市長、最後にいかがでしょうか、お答えください。説明できますか。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 引き続き一般質問等ですね、100条委員会も含めてでございますけれども、説明にはしっかりと対応させていただきたいと思っております。 ○大城秀樹議長 比嘉勝彦議員。 ◆比嘉勝彦議員 大変ありがとうございました。これをもちまして私の一般質問を終わりたいと思います。大変お疲れさまでした。ありがとうございました。 ○大城秀樹議長 比嘉勝彦議員の一般質問を終わります。 本日はこれにて散会します。お疲れさまでした。                              散 会(午後3時52分)...