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  1. 名護市議会 2019-06-13
    06月27日-10号


    取得元: 名護市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-19
    令和元年第195回名護市定例会              第195回名護市議会定例会会議録┌─────────┬───────────────────────────────┐│招 集 年 月 日│       令和元年6月13日 木曜日 午前10時       │├─────────┼───────────────────────────────┤│招 集 の 場 所│         名 護 市 議 会 議 場         │├─────────┼───────────────────────────────┤│開       議│      令和元年6月27日 木曜日 午前10時0分      │├─────────┼───────────────────────────────┤│散       会│      令和元年6月27日 木曜日 午後5時3分      │└─────────┴───────────────────────────────┘出席並びに欠席議員 出  席 26名 欠  席 0名┌────┬───────────┬───┬────┬───────────┬───┐│議席番号│    氏  名    │出 欠│議席番号│    氏  名    │出 欠│├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  1  │  島 袋  力   │ 出 │  15  │  翁 長 久美子  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  2  │  長 山 正 邦  │ 出 │  16  │  仲 村 善 幸  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  3  │  大 浜 幸 秀  │ 出 │  17  │  比 嘉 拓 也  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  4  │  吉 居 俊 平  │ 出 │  18  │  宮 城 安 秀  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  5  │  川 野 純 治  │ 出 │  19  │  比 嘉  忍   │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  6  │  石 嶺 康 政  │ 出 │  20  │  岸 本 直 也  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  7  │  仲 尾 ちあき  │ 出 │  21  │  金 城 善 英  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  8  │  金 城  隆   │ 出 │  22  │  大 城 秀 樹  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  9  │  宮 城 さゆり  │ 出 │  23  │  岸 本 洋 平  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  10  │  宮 里  尚   │ 出 │  24  │  神 山 正 樹  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  11  │  大 城 敬 人  │ 出 │  25  │  小 濱 守 男  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  12  │  東恩納 琢 磨  │ 出 │  26  │  比 嘉 祐 一  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  13  │  比 嘉 勝 彦  │ 出 │    │           │   │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  14  │  平   光 男  │ 出 │    │           │   │└────┴───────────┴───┴────┴───────────┴───┘ 署名議員       13番 比嘉 勝彦  14番 平 光男 議事日程       別紙のとおり 会議に付した事件   別紙のとおり 会議の結果      別紙のとおり法第121条第1項による出席者              市 長  渡具知 武 豊              副市長  金 城 秀 郎 総務部長    祖 慶 実 季    地域政策部長      松 田 健 司 商工観光局長  小 野 雅 春    こども家庭部長     比 嘉 ひとみ 市民福祉部長  比 嘉 一 文    農林水産部長      比 嘉 克 宏 建設部長    玉 城  勝     環境水道部長      長 山 儀 和 消防長     照 屋 秀 裕    地域政策部参事     平 得  薫  企画情報課長  宮 城 浩 二    企画情報課主幹     倉 富 和 幸 建築住宅課長  宮 城  仁     選挙管理委員会事務局長 宮 里 幹 成              教育長  岸 本 敏 孝 教育次長    石 川 達 義議会事務局出席者 事務局長    上 地  健     次長          新 垣 和 吉 議事係長    新 城 貴 盛    庶務係長        神 谷 智 子 議事係     宮 城  建     庶務係         津波古 利恵子 議事係     岸 本 健 伸    臨時職員        森 本 雅 也 ○大城秀樹議長 おはようございます。ただいまから本日の会議を開きます。暫時休憩いたします。                              休 憩(午前10時0分) (昨日の大雨被害の報告あり)                              再 開(午前10時0分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程により一般質問を行います。大浜幸秀議員、一般質問を許します。暫時休憩いたします。                              休 憩(午前10時0分) (字句の訂正あり)                              再 開(午前10時0分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。大浜幸秀議員。 ◆大浜幸秀議員 改めましておはようございます。ただいま大城議長より一般質問の許可が出ましたので、議席番号3番、礎之会、大浜幸秀、通告書に従いまして一般質問を行いたいと思います。本定例会の最後となりましたので、皆さん、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。まずその前に、今定例会からこの議会のインターネット中継が録画配信されております。これまで一般市民の方から、議会中継に非常に興味があるけれども、昼間は仕事で傍聴に行くことができないと。インターネット中継も業務中でこれまでは見られなかったと。今定例会から録画配信されていますので、業務終了後もしっかりと中継が見られるということになっております。今回のシステムは、画像も非常にきれいで、議会中継をゆっくりと見ることができております。またそれ以上に、これからまたいろいろな人がインターネットで議会中継を見ることができますので、我々も議会の発言等にしっかりと留意しながら、健全な議会運営ができればと思っております。皆さん、また一緒に頑張っていきましょう。よろしくお願いいたします。それでは通告に従いまして一般質問に入りたいと思います。まず質問の事項1 タイワンハブ対策についてお伺いいたします。要旨の(1)依然として減少傾向の見られないタイワンハブの現状についてお伺いいたします。このタイワンハブについては、これまで何度か複数の議員の方々が質問を行っております。しかし、残念ながら依然として減少傾向が見られないということで、再度確認しながらいきたいと思います。まず、このタイワンハブの生態ですけれども、国立環境研究所によりますと、原産地は名前のとおり台湾、それから中国大陸南部と言われております。体長が60センチから130センチほど。産卵の数がこの資料によりますと3個から24個、繁殖期は6月と言われております。生態は夜行性と言われておりますけれども、この北部地区でも昼間の発見、目撃情報もかなり寄せられております。このタイワンハブは1970年代ごろから観光施設等でのショーや薬用として大量に台湾から輸入されたと言われております。その施設から逃げ出したものか、そしてまた遺棄されたものが現在繁殖していると聞いております。この観光施設から逃げ出したタイワンハブ、野外での発見記録は名護市で1993年から目撃されております。恩納村では2005年から野外での記録が残されております。それを踏まえまして、要旨の(1)ア 捕獲件数の推移について、再度確認いたします。続きましてイ 咬傷被害件数について、記録がありましたらその辺も確認したいと思います。要旨の(2)現在行われています捕獲器での捕獲、捕獲器以外に何らかの対策はないかということについてお伺いいたします。質問の事項2 市道屋部8号線について。要旨の(1)西屋部川に架かる勝見橋が老朽化のために、現在、長期にわたり4トン以上の車の通行規制がなされております。その勝見橋架けかえ工事に関する計画等をお伺いいたします。質問の事項3 新波ダムの活用について。この新波ダムというのは、現在、屋部のほうで工事が行われております食鳥施設、そこの上のほうに位置しているダムですが、要旨の(1)現在どのような管理等をされているのかお伺いいたします。要旨の(2)そのダムを農業用水として活用できないものなのか、お伺いいたします。質問の事項4 食鳥処理施設について。要旨の(1)名護市食鳥処理施設についてお伺いいたします。ア 職員採用計画についてですが、ほかの議員の質問にありましたので、きょうお聞きするのは職員の採用計画、これが地元屋部区のほうにそういった説明会がなされていないと聞いていますので、今後、地元への職員採用計画の説明会等が行われるのかどうか、その辺をお伺いいたします。質問の事項5 屋部支所庁舎の建てかえについて。要旨の(1)建てかえに向けた今後の計画についてお伺いいたします。今回の定例会におきましても、長山正邦議員、そして岸本洋平議員も同じ質問をされていますけれども、確認の意味を込めて、再度当局の計画をお伺いいたします。以上を一次質問としまして、二次質問は自席にて行いたいと思います。当局のご答弁よろしくお願いいたします。 ○大城秀樹議長 さきの通告により、一問一答、事項別の申し出がありますので、市当局は事項別に答弁をお願いします。市当局の答弁を求めます。長山儀和環境水道部長。 ◎長山儀和環境水道部長 おはようございます。それでは私のほうから質問事項の1、要旨(1)ア、イと、要旨(2)についてお答えいたします。初めに要旨(1)のアの捕獲件数の推移についてでございますが、市はネズミをおとりにした捕獲器を用いて2人1組体制で捕獲を実施しております。平成28年度が240匹、平成29年度が540匹、平成30年度が931匹となっております。イの咬傷被害件数につきましては、毎年沖縄県衛生薬務課から市へ情報提供があります。平成28年1月~12月が2件、タイワンハブ0件、平成29年1月~12月が6件、タイワンハブ1件、平成30年1月~12月は5件、種別は不明と伺っております。次に要旨(2)の捕獲器以外の対策についてでございますが、ハブの生態を研究している沖縄県衛生環境研究所から、ハブを捕獲するのに最も効果的な方法は、現在、市が実施しているネズミをおとりに使用した捕獲器による捕獲であると聞いております。市といたしましては、現在の捕獲器による方法より効果的な方法が確立されるまでは、現状を維持し、ハブによる咬傷被害の防止に努めてまいりたいと考えております。なお、市民一人一人ができる対策としましては、屋敷内の草刈りや片づけ、屋外への廃材放置の防止など、ハブが好まない環境づくりが第一だと考えております。今後も沖縄県衛生環境研究所や関係機関と連携を図り、より効果的なタイワンハブ対策を講じていきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 大浜幸秀議員。 ◆大浜幸秀議員 今、部長から答弁がありました捕獲件数、年々増えておりますけれども、これにつきましては、捕獲器のほうも毎年増やして対応に当たっているということですけれども、部長のお考えとして、ハブの生息数というのは減少傾向にあるのか。それともこれからどんどん増えていくのか。それについてのお考えはどうでしょうか。 ○大城秀樹議長 長山儀和環境水道部長。 ◎長山儀和環境水道部長 3年間のデータでも240匹、540匹、931匹と年々増えておりますので、今回、捕獲器の設置も180基増やしておりますので、恐らくまだ生息しているものと、さらに増えてくるのではないかと思います。 ○大城秀樹議長 大浜幸秀議員。 ◆大浜幸秀議員 この記録を見ますと捕獲件数も物すごい増加です。捕獲されただけでも931匹ということですので、生息はこの何倍あるのか、想像しただけでも恐ろしくなってまいります。それから(1)イ 咬傷被害件数ですけれども、これは県の衛生薬務課の資料ということですけれども、実は名護市の北部保健所のほうにその件で問い合わせをしたところ、保健所が把握している咬傷の被害の件数というのは、例えば医療機関に咬傷患者が運ばれて、そこでハブ抗毒素を使用した件数が保健所のほうに報告されて、恐らく今部長がおっしゃった衛生薬務課の数もそれと同じ報告経路で来ていると思いますけれども、実際の咬傷被害の件数がどの程度実数として報告が上がってくるかというルートが、恐らく今は確立されていないと感じております。各地域に生息するタイワンハブの咬傷被害が出たと。考えられるルートとしては各公民館、まず区長に報告が上がって、区長から名護市の担当部署に来るという、そういったルートがどの程度確立されているのか、確認したいと思います。 ○大城秀樹議長 長山儀和環境水道部長。 ◎長山儀和環境水道部長 通報のルート、経路につきましては、咬傷被害の発生後、被害者や関係者からその情報を、大浜議員がおっしゃったようにまず区長から伝わってまいります。直接市へ連絡いただきますので、早期の捕獲器設置につなげていきたいと考えておりますので、要望があれば設置しております。これまでと同様に、ハブを目撃したなどの情報に基づいて、市民や区長から連絡をいただき、その都度、捕獲器設置を行っておりますので、今後は市内部でも情報共有を図るため、タイワンハブを含めた特定外来生物については、現在、ネットワークの構築に向けて要綱制定も進めておりますので、その辺のネットワークづくりもさらに進めて取り組んでいきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 大浜幸秀議員。 ◆大浜幸秀議員 こういった通報ルートも、ぜひともしっかりと確立をお願いしたいと思っております。私の感想としましては、先ほどの衛生薬務課の報告の件数、それから実際の咬傷被害の件数、恐らくかなり乖離(かいり)があると思いますので、その辺のルートづくりをよろしくお願いしたいと思います。続きまして(2)ですけれども、捕獲器以外の対策についてお伺いしますということですけれども、部長の説明からもありましたとおり、現在、対策としては捕獲器が一番有効的だということは伺っております。ただ、本当にこの捕獲器だけに頼っていいものなのか。この数を見ますと、その辺は非常に危機感を感じております。例えば捕獲器以外、これは他の自治体の例ですけれども、中南部では県の自然保護課ですが、タイワンスジオの生態調査のために報奨金を出して、捕獲を推奨していると聞いております。タイワンスジオの場合は無毒ですので、その辺は一概に、タイワンハブと同列には考えられないと思いますけれども、そういった捕獲器での待ちの対策だけではなくて、例えば報奨金を出してタイワンハブを捕獲に行くという対策も必要だと思います。その辺の検討、今までの対策の中でそういったものが議論に上がったのかどうか。その辺はどうでしょうか。 ○大城秀樹議長 長山儀和環境水道部長。 ◎長山儀和環境水道部長 他地域では、タイワンスジオなどを買い取りしているというところもございます。そういった観点から、我々名護市としましては、買い取り等の実施については、不必要にタイワンハブの生育環境に足を踏み入れる市民が増えれば、咬傷被害の発生が助長される可能性もあるのではないかと思っています。よって、買い取り等の実施に関しましては慎重に検討する必要がありますので、市としましては現在の捕獲器による捕獲を強化して対応していこうと考えております。よろしくお願いします。 ○大城秀樹議長 大浜幸秀議員。
    ◆大浜幸秀議員 地域には、昔からハブとり名人とかそういった方も数人いらっしゃると思いますので、やみくもに誰彼、制限なくそういったことを任せるのではなくて、経験と知識を持った方を登録制にしてやるという方法もあるかと思います。その辺も検討をお願いしたいと思います。あと、少し戻りますけれども、捕獲件数、これは名護市内でもこれだけの件数が出ていますけれども、例えば近隣町村、その辺への拡散というのは現状どうなっているかどうか、わかりますでしょうか。わかる範囲内ででも。 ○大城秀樹議長 長山儀和環境水道部長。 ◎長山儀和環境水道部長 こちらのほうで他市町村の数量を確認はしていませんけれども、近隣の今帰仁村、本部町、そういった方面では捕獲しているということは聞いております。 ○大城秀樹議長 大浜幸秀議員。 ◆大浜幸秀議員 先ほども冒頭でお話ししましたけれども、タイワンハブの発生源、これは名護市と恩納村と言われております。本部町、そして今帰仁村でもかなり発見例があると聞いております。発生源と言われている名護市が先頭に立って、この辺の対策もぜひ強化をしていただきたいと思います。皆さんのお手元に資料のコピーを配付していますけれども、これは提案ですが、例えば草むらと児童公園と広っぱ等、それが混在している所が市内にはかなりあると思います。小さな幼児、児童が広場、公園等で遊んでいる場合に、例えばボール遊びをしていると。そのときにボールが草むらに入って、無防備に草むらの中に入っていくと。そういったことも十分考えられますので、タイワンハブと子どもたちの接触をなるべく避けるために、タイワンハブ対策フェンスと書いていますけれども、上のほうが現状の写真で、下の写真は少々加工を加えております。草むらとフェンス、そしてそのフェンスとの間にハブの視認性を高めるために張りコンをして、フェンスなり、それからネットなりを設置して、なるべくタイワンハブとの接触を極力避けるという対策も必要かと思っております。現在も、各地に「ハブ注意」の看板は立っていると思いますけれども、例えば小さな子どもたち、文字の読めない子どもたちにもわかりやすいように、イラストで「ハブ注意」の喚起を促すとか、そして先ほどの話に関連しますけれども、この看板にハブ発見時の通報方法、通報場所、そして咬傷被害に遭った場合の対処方法などを、看板に表示してわかりやすくできるような、そういった対策がとれないものかどうかということをお聞きします。部長、よろしくお願いします。 ○大城秀樹議長 長山儀和環境水道部長。 ◎長山儀和環境水道部長 今の提案につきまして、イラスト入りということは、私どもも大変いい方法ではないかと受け止めております。特に子どもたちの安全を守る上においても、非常に効果のある対策だと思っておりますので、それに向けて実現をしたいと思います。ゴルフ場などでもとぐろを巻いた形のイラストがありますので、そういうものも参考にしながら、今後研究をして設置に向けて、先ほどもありました通報とか対処方法についても記入できたらと思っております。 ○大城秀樹議長 大浜幸秀議員。 ◆大浜幸秀議員 安全安心なまちづくりのためにも、ぜひともこれからも積極的な対応策を考えていただきたいと思っております。議長、事項の2をよろしくお願いします。 ○大城秀樹議長 玉城勝建設部長。 ◎玉城勝建設部長 私からは事項の2、要旨(1)についてお答えいたします。2級河川西屋部川を横断する市道屋部8号線に架かる勝見橋は、1954年(昭和29年)に整備され、架設から65年が経過した老朽化の著しい橋梁(きょうりょう)となっており、現在は4トン以上の車両が通行しないよう交通制限を行っております。勝見橋の架けかえ工事に関する計画についてでございますが、県が施工する西屋部川の河川改修により、以前から勝見橋が架けかえられる計画がございます。しかし、河川事業による橋梁の架けかえは、原則機能回復が基本となるため、架けかえられたとしても現在と同等の橋梁となることから、橋梁整備の際には、車道の拡幅及び歩道の新設が行えるよう県と調整しているところでございます。なお、本市から県に対し、勝見橋の今の機能以上を求める場合、拡幅に要する本市の費用負担額が必要となります。また、本工事を行う事業主体をどちらで行うかなど、一つの橋梁を整備するために県と市、両者で事前に条件等について整理を行う必要があるため、現在、県と協議を引き続き行っているところでございます。一方で、近年補助事業の大幅な内示減が続いております。これについては、県事業である河川改修事業費や本市の道路事業についても、内示減により計画的な事業実施に支障を来している状況となっています。橋梁工事は段階的に必要な財源が確保できてなければ、橋台や橋脚、上部工の施工など、予算に合わせた施工が厳しいため、今後は河川の整備と一体となって取り組めるよう県と相談を行っているところでございます。財源予算が確保できた際には早急に取り組んでまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 大浜幸秀議員。 ◆大浜幸秀議員 この勝見橋は、地域内の旭川方面、勝山方面、安和方面から来る市民の方が、屋部の公民館、それから屋部小学校へのアクセスが非常に便利なルートではあるのですが、現在、工事がストップしているということですので、生活道路としてもかなり頻繁に使われている道路ですので、早期の架けかえの実現をお願いしたいと思っております。そういった意味で今回取り上げさせてもらいました。よろしくお願いします。議長、次をお願いします。 ○大城秀樹議長 比嘉克宏農林水産部長。 ◎比嘉克宏農林水産部長 おはようございます。私のほうから事項3についてご答弁申し上げます。要旨の(1)でございます。先ほど議員がおっしゃったように屋部の北側に位置してございます。このダムは昭和33年に沖縄県が土地改良事業で築造した貯水量13万8,000立方メートルの農業用ダムでございます。昭和54年には、県営ため池等整備事業にて余水吐(よすいばき)工、それから取水施設等が整備されてございます。昭和61年に沖縄県から名護市へ管理移管されてございます。それからその水を使っていた土地改良区、近隣に長筋原土地改良区がございまして、平成7年9月に長筋原土地改良区が解散をしてございます。さらに施設の整備から40年を経過して老朽化し、ポンプ施設、かんがい排水施設が使用できなくなっております。現在は利用されていない状況でございます。そのダムについては、名護市においては安全管理のために、ダムへの立ち入りを制限するフェンス等の点検、それから看板設置、見回りを定期的に実施しているという状況にございます。それから要旨の(2)でございます。農業用水として活用できないかということでございますが、農業用水として活用するためには、取水施設の整備、それからかんがい排水施設の再整備をしなければいけないと。それを行うためには、地域の農家の十分な機運を高めたり、細やかな維持管理、電気料等がかかりますので、そういった計画が不可欠でございます。事業メニューは、県の事業の中で実際にあることはあるのですが、そういった地域の皆さんの集約であるとか、管理計画等をまとめる必要があるということでございます。今後、農家より水利用について要望があった際は、意見交換や情報収集をしながら、要件を整えながら可能かどうかというのを検討してまいりたいと考えてございます。 ○大城秀樹議長 大浜幸秀議員。 ◆大浜幸秀議員 新波ダムについてですけれども、先ほど部長からもありましたように長筋原土地改良区のほうでもかなり農業従事者、これから農業をしたいという方、ダムの下のほうにもかなり畑を持って農業を営まれている方が結構います。その方たちも、例えば、現在そういった設備がなされていないものですから、自分たちでタンクで水を運んで散水を行っているという状況があります。またほかの農家の方は、自前で井戸を掘って、それで対応しているという方もおります。ですから、せっかくあるこのダムを活用できれば、その方たちの負担もかなり軽減されるかと思います。部長、もう一つお聞きしますけれども、このダムの水質検査をされたことはございますか。 ○大城秀樹議長 比嘉克宏農林水産部長。 ◎比嘉克宏農林水産部長 現在、使用されていないということから、水質検査というのは実施していない。もしダムを活用することになれば、その必要性はあると思います。 ○大城秀樹議長 大浜幸秀議員。 ◆大浜幸秀議員 この件につきましては、地元の農家、受益者の意見も取りまとめて、また改めてご相談に伺いたいと思っております。よろしくお願いいたします。議長、次をお願いします。 ○大城秀樹議長 比嘉克宏農林水産部長。 ◎比嘉克宏農林水産部長 事項4、要旨の(1)でございます。先ほど議員がおっしゃったように、説明会等もありましたのでご答弁申し上げます。まず今年度、令和元年度の操業に際しまして、新規雇用29人を予定してございます。それから令和2年度に7人、令和3年度5人、令和4年度4人、令和5年度2人ということで、令和元年度から5年度まで47人を予定しているということでございます。できる限り協業組合のほうからは、屋部を中心とした地域で新規採用していきたいと伺ってございます。それから先ほど説明会のお話がございましたが、現在、協業組合において採用条件等の資料を作成中で、今月末か7月上旬には屋部区、それから宇茂佐区に対して、評議員会等での説明会を開催したいという意向を伺ってございます。 ○大城秀樹議長 大浜幸秀議員。 ◆大浜幸秀議員 食鳥処理施設も完成間近ということですので、そういった採用に関しても、できましたら早目早目に、事前に地元への説明会等をよろしくお願いしたいと思っております。議長、次をお願いします。 ○大城秀樹議長 平得薫地域政策部参事。 ◎平得薫地域政策部参事 おはようございます。私のほうからは質問事項5、要旨(1)についてお答えします。さきの長山正邦議員と岸本洋平議員の答弁と一部重複しますが、ご了承ください。屋部支所建てかえに向けた今後の計画についてですが、このたびの令和元年度一般会計補正予算(第1号)において、屋部地区センター整備事業費として、基本設計及び測量調査委託料1,873万円を計上しているところです。建設場所につきましては現敷地を、規模・機能につきましては答申書に沿った内容の施設を計画しております。地域の皆様が交流拠点として利用しやすい快適な庁舎をつくれるよう、地域と連携を図りながら取り組んでまいりたいと思います。 ○大城秀樹議長 大浜幸秀議員。 ◆大浜幸秀議員 先日の長山正邦議員の質問に対する参事のご答弁もありましたけれども、再度確認したいと思います。屋部支所庁舎、これにつきましては令和3年度に着工予定ということでよろしいでしょうか。 ○大城秀樹議長 平得薫地域政策部参事。 ◎平得薫地域政策部参事 今の計画の段階では令和3年度からの予定となっております。 ○大城秀樹議長 大浜幸秀議員。 ◆大浜幸秀議員 屋部支所庁舎建てかえにつきましては、地元も非常に待望していることですので、ぜひともよろしくお願いしたいと思います。この件につきましては、先月の5月29日に屋部支所管内、地域振興会の総会がありまして、その中でも今年度の最重要項目として上げておりますので、ぜひともよろしくお願いします。それと今現在、屋部のほうでも支所庁舎の建てかえについての検討部会というのがこれまでありまして、歴代の先輩方が一生懸命建てかえについての検討を重ねてまいりました。ただ今年度からは検討部会を建設推進部会に名称を変更して、積極的に地元でも進めていこうということでやっていますので、ぜひともその辺、改めて参事の意気込み、よろしくお願いいたします。 ○大城秀樹議長 平得薫地域政策部参事。 ◎平得薫地域政策部参事 先ほども答弁しましたが、地域の皆様の交流拠点施設として利用しやすい快適な庁舎をつくれるよう、地域と連携を図り、取り組んでまいりたいと思います。頑張っていきます。 ○大城秀樹議長 大浜幸秀議員。 ◆大浜幸秀議員 今後とも地域と連携をとりながら、地域のニーズに沿ったような立派な庁舎ができるように、また一緒に頑張っていきましょう。よろしくお願いします。これにて大浜幸秀、一般質問を終了します。ありがとうございました。 ○大城秀樹議長 大浜幸秀議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。                              休 憩(午前10時38分)                              再 開(午前10時47分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案の日程追加についてお諮りいたします。お手元に配付してありますように、市長より追加議案4件が提出されております。この際、日程追加第1号、日程第1 議案第38号から日程第4 議案第41号までの4件を日程に追加したいと思いますが、ご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ご異議なしと認めます。そのように決定されました。 市当局から提出議案の趣旨説明を求めます。渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 追加議案といたしまして、議案第38号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定についてから、議案第41号 物品の購入について(パソコン(300台))までの議案4件を提出いたしますので、議員の皆様の慎重なるご審議と速やかなるご決裁をよろしくお願いいたします。議案等の説明並びに質疑に対する答弁につきましては、各部課長等にもさせたいと思いますので、よろしくお願いいたします。なお、議案第41号 物品の購入について(パソコン(300台))につきましては、契約予定価格が2,000万円を超える金額であることから、本来仮契約として議会の議決を得るべきところを、例年どおりパソコン1台当たりの金額を設計する中で錯誤し、入札後に本契約を締結しております。本来あってはならないことだと認識しておりますが、ここに深くおわびをして、ご契約に対する追認をお願い申し上げる次第でございます。誠に申しわけございませんでした。 ○大城秀樹議長 議案第38号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定についての説明を求めます。宮里幹成選挙管理委員会事務局長。 ◎宮里幹成選挙管理委員会事務局長 よろしくお願いします。それでは追加議案書1ページをお開き願います。 △議案第38号    特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例を別紙のとおり制定したいので、議会の議決を求めます。  令和元年6月27日提出                              名護市長 渡具知 武豊提案理由 国会議員の選挙等の執行経費の基準に関する法律(昭和25年法律第179号)の一部改正に伴い、当該条例を改正したいので、本案を提出します。   特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例(昭和47年条例第51号)の一部を次のように改正する。 別表中「10,600円」を「10,800円」に、「12,600円」を「12,800円」に、「11,100円」を「11,300円」に、「10,700円」を「10,900円」に、「9,500円」を「9,600円」に、「8,800円」を「8,900円」に改める。   附 則 この条例は、公布の日から施行する。 説明については別添の資料38で行います。資料を開きまして左ページが関係する根拠条文でございます。右ページに新旧対照表がございまして、左側が改正案、右側の枠が現行となっております。別表第2条関係、10号選挙長から17号選挙立会人までの職名の方それぞれに100円から200円の報酬金額の増でございます。説明は以上でございます。 ○大城秀樹議長 議案第39号 土地の処分について(旧消防庁舎等跡地)の説明を求めます。松田健司地域政策部長。 ◎松田健司地域政策部長 議案第39号について説明申し上げます。議案書3ページをお願いいたします。 △議案第39号    土地の処分について(旧消防庁舎等跡地) 別紙土地処分調書のとおり旧消防庁舎等跡地を処分したいので、議会の議決を求めます。  令和元年6月27日提出                              名護市長 渡具知 武豊提案理由 議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例(昭和47年条例第15号)第3条の規定により、本案を提出します。                         土地処分調書(旧消防庁舎等跡地)┌─┬────────────┬────┬───────────┬───────┬─────────────────┬────┐│ │  所在地(地番)   │ 地目 │     数量     │ 価格(円) │      売却の相手方      │ 備考 ││ │            │    │           │       ├────────┬────────┤    ││ │            │    │(地積:平方メートル)│       │   住所   │   氏名   │    │├─┼────────────┼────┼───────────┼───────┼────────┴────────┼────┤│1│名護市東江五丁目6517番2│雑種地 │     2,737    │  420,000,000│大和ハウス工業株式会社沖縄支店・ │仮契約 ││ │            │    │           │       │株式会社アベストコーポレーション │    ││ │            │    │           │       │共同企業体            │    │├─┼────────────┼────┼───────────┤       ├────────┬────────┤    ││2│名護市東江五丁目6516番2│雑種地 │     2,355    │       │沖縄県那覇市おも│[代表者]   │    ││ │            │    │           │       │ろまち四丁目11番│大和ハウス工業株│    ││ │            │    │           │       │25号      │式会社沖縄支店 │    ││ │            │    │           │       │        │[構成員]   │    ││ │            │    │           │       │兵庫県神戸市中央│株式会社アベスト│    ││ │            │    │           │       │区波止場町6番1│コーポレーション│    ││ │            │    │           │       │神戸ポートタワー│        │    ││ │            │    │           │       │ホテル内    │        │    │├─┼────────────┼────┼───────────┼───────┼────────┼────────┼────┤│ │   合計(2筆)   │    │     5,092    │  420,000,000│        │        │    │└─┴────────────┴────┴───────────┴───────┴────────┴────────┴────┘                                    ※地番、地目及び地積は、平成29年9月6日現在の登記簿確認 説明資料、資料39をよろしくお願いいたします。土地の処分についてでございます。まず1ページが土地の所在地でございます。地図中、黒塗りになっております所が今回処分を予定している2筆の土地でございます。2ページが対象土地を拡大した地図となっております。3ページ及び4ページにつきましては、契約の相手方の会社の概要となっております。大和ハウス工業株式会社及び株式会社アベストコーポレーション、それぞれについての会社概要の資料を掲載させていただいております。資料5ページをお願いいたします。こちらが今回の売却後の事業内容となっております。資料を右にしていただいたときの右側でございますけれども、入居予定となっているテナントについて資料に書かれてございます。内容が4件ございまして、まず1件目がホテル運営ということでホテルアベスト。2件目がフィットネスフランチャイズ経営ということでエニタイムフィットネス。3件目がコンビニエンスストア運営ということでセブンイレブン。4件目がコインランドリー事業ということでグッドスマイル。以上4件のテナントが入居予定となってございます。6ページが完成後のイメージ図でございます。建物1、2と2棟建設予定でございまして、それぞれどのような機能を有する予定かというところが、資料の右上の囲みのところに書いてございます。建物1がホテル、それから先ほどご説明しましたコンビニエンスストア、フィットネスジム、コインランドリー。それから自転車で宿泊される方向けのサイクルステーションについても整備予定となっております。建物2については全てホテル機能となっておりまして、それぞれについて駐車場が備えられているというところでございます。説明につきましては以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○大城秀樹議長 議案第40号 名護市営球場スコアボード設置工事請負契約についての説明を求めます。玉城勝建設部長。 ◎玉城勝建設部長 それでは議案書の5ページをお願いします。 △議案第40号    名護市営球場スコアボード設置工事請負契約について 名護市営球場スコアボード設置工事請負契約を次のとおり締結したいので、議会の議決を求めます。 1 契約の目的  名護市営球場スコアボード設置工事 2 契約の方法  随意契約 3 契約金額   149,160,000円 4 契約の相手方 ㈱名護電水センター・㈲名桜電水 特定建設工事共同企業体          代表者 名護市大中一丁目18番26号              株式会社 名護電水センター              代表取締役 岸本 稲子          構成員 名護市字為又1219番地273              有限会社 名桜電水              代表取締役 中村 良子  令和元年6月27日提出                                名護市長 渡具知 武豊提案理由 議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例(昭和47年条例第15号)第2条の規定により、本案を提出します。 続いて、説明のほうは資料40をお願いします。まず1ページ、工事概要でございます。工事名は名護市営球場スコアボード設置工事。工事場所については、名護市宮里地内。工種、電気設備工事一式、これはスコアボードの設置工事となります。工期につきましては、議会議決日の翌日から令和元年11月29日までとなっております。契約金額、契約相手方につきましては、先ほど申し上げたとおりでございますのでよろしくお願いします。開いていただいて、2ページが球場の案内図となっております。3ページをお願いします。本工事の主要機器表になっております。①メインスコアボード、これは大型映像装置、高輝度フルカラーLED、サイズは横が17.92メートル、縦が5.76メートルとなっております。バックスクリーンになります。①から⑭無線操作器まででございます。お目通しいただきながら説明を続けていきます。開いていただいて4ページをお願いします。配置図となっております。下側にあります大きく丸印になっているところがバックスクリーンでございます。①メインスコアボード、②フリーボード、③塔時計、④スコアボード制御盤、⑤スコアボード電源盤が配置されます。左に沿って点線がございますが、これにつきましては光ファイバーケーブル等のケーブルの管路となっております。続いて1塁側、3塁側のダッグアウトにつきましては、タブレット型の無線操作器が使えるものが両ダッグアウトに配置できるようになっております。センターにありますのが1階放送室付近にあります操作機器等になっています。先ほどの表の⑥から⑫となっております。詳しくは次の5ページをお願いします。バックスクリーンの立面図となっております。表示のとおりにメインスコアボードがございまして、左側にフリーボード、これはBSO、ボール、ストライク、アウトの表示ができるフリーボードとなっております。上のほうに時計が配置されて、上部のほうには「名護市」と「市章」が設置されます。右側のほうが西側立面図と断面図となっております。開いていただきまして6ページをお願いします。1階平面図となっておりまして、放送室の中には先ほどの表の⑥から⑪の機器が配置されます。それと、バックネット裏のほうに⑫スピードガンを設置してまいりたいと考えております。続いて7ページです。3階平面図となっておりまして、これはピッチャー側、グラウンド側から見られるようにBSOとスピード表示盤が設置される予定でございます。開いていただきまして、最後が参考資料です。プロポーザル選定委員会の審査報告書の参考資料となっておりますので、お目通しをいただきたいと思います。説明は以上でございます。 ○大城秀樹議長 議案第41号 物品の購入について(パソコン(300台))の説明を求めます。松田健司地域政策部長。 ◎松田健司地域政策部長 議案書の6ページをお願いいたします。 △議案第41号    物品の購入について(パソコン(300台)) 次のとおり物品を購入したいので、議会の議決を求めます。 1 購入する物品 パソコン(300台) 2 購入の方法  指名競争入札 3 購入金額   29,565,000円 4 契約の相手方 名護市字豊原224番地3名護市マルチメディア館内          サン電通エンジニアリング株式会社 北部営業所          所長 島袋 勇  令和元年6月27日提出                                名護市長 渡具知 武豊提案理由 議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例(昭和47年条例第15号)第3条の規定により、本案を提出します。 資料41をお願いいたします。1ページでございます。パソコン購入(300台)について。1 物品購入の目的。行政事務の効率化を図り、市民に対する行政サービスの向上を目的として市役所職員が使用するパソコンを購入するものでございます。パソコンは一般的に普及され操作性に特段の技術等を必要としないものとなっております。2 概要。今年度調達の職員用パソコンは300台を一括入札し、契約をいたしました。2019年4月25日起案、4月26日決裁、5月15日入札(8者参加)、5月16日契約。3 錯誤。令和元年度当初歳出予算電子自治体整備事業のパソコン購入(300台)に関する物品の買い入れ業務について、調達年度における適切な機能を有したパソコンの仕様を設計した上で年度の必要数を調達しております。そのためパソコン1台当たりの金額を設計する中で、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例の規定が当たらないと錯誤して入札を執行し、契約をいたしました。6月14日、錯誤と確認しましたので、議会に議案として提出をいたします。資料2ページ及び3ページにつきましては、今回購入するパソコンの本体スペック等の詳細を記載した資料をつけさせていただいております。資料4ページにつきましては入札の結果表となっておりますので、お目通しいただきますようお願いいたします。本件は、ただいまご説明申し上げましたとおり、本来であれば財産の取得につきまして、議会の議決をいただいた後に本契約を行わなければならないところ、条例で規定する要件には当たらないとの錯誤のもと、議決を経ずに本契約を行ったものでありまして、あってはならないミスでございます。こうしたミスを防げなかったことを深く反省いたしまして、今後、同様の事態が生じないようチェック体制を見直し、改善を図ってまいります。このたびは誠に申しわけございませんでした。説明は以上でございます。 ○大城秀樹議長 これから追加議案の質疑に入ります。議案第38号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について質疑を許します。川野純治議員。 ◆川野純治議員 議案第38号、確認です。1点は、この条例は国の法律の改正に伴うものですが、まずは、特別職の非常勤の費用弁償に関しては検討委員会を設置してやるということになっておりますが、それは法律の改正に伴うものでありますが、検討委員会を開催してやったのかどうかということと、そしてもう1点は、公布の日から施行するとなっていますけれども、今度7月21日に投開票の参議院議員選挙がございます。ほぼ確定しました。それにも適用されるのかどうか、この2点を確認したいと思います。 ○大城秀樹議長 市当局の答弁を求めます。宮里幹成選挙管理委員会事務局長。 ◎宮里幹成選挙管理委員会事務局長 まず1番目の検討委員会の開催は、今回行っておりません。これは議員がおっしゃるように、国の法律が変わりまして、それに伴っての本市で抱えている報酬案の金額を変更するということになっております。そして2番目の適用するかということについては、7月21日執行の参議院議員選挙から早速適用することになっております。 ○大城秀樹議長 川野純治議員。 ◆川野純治議員 検討委員会をやられていないということですが、法律の改正だからと思いますけれども、規定によると、非常勤特別報酬は当然今回の対象者である選挙長以下、全部規定されているわけですよね。持ち回り決裁も、何もしないというのは、手続き上問題にならないのですか。そこは再確認したいと思いますがいかがですか。条例の規定によりますと副市長が検討委員会の責任者ですよね。その辺はどうなっていますか。いくら法律の改正でも、しっかりと庁内の手続きを踏まえないといけないでしょう。法律の改正だからこそ、きちんと持ち回り決裁をすべきではないですか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 当該審議会の条例を見ますと、所掌事務として、市長は議員報酬の額、議会の会派の政務活動費の額並びに市長、副市長及び教育長の給料の額に関する条例を議会に提出しようとするときは、あらかじめ当該議員報酬等の額について、審議会の意見を聴くということで、所掌事務の中にその他の役職についての規定がございませんので、特段、委員会の開催は必要ないかと思います。 ○大城秀樹議長 川野純治議員。 ◆川野純治議員 ちょっと納得いかない。きちんと検討委員会の規定があるでしょう。名護市例規集の4,069ページ。1巻に名護市非常勤特別職報酬等検討委員会規程もきちんとあるでしょう。要するに法律の改正であろうが、やはりこれは非常勤特別職の報酬に係る問題だから、もちろん法律の改正ですから、別に何ら問題はないわけです。名護市単独で検討するわけではないので。しかし、これは手続き上、なぜこれを言うかというと、パソコンの話も次にありますけれども、最近その辺、皆さんは行政手続きの内部の話を余りにも簡単に考え過ぎていませんか。そこは持ち回りでもしてきちんとやるべきでしょう。それは手続き上必要でしょう。どうですか。そこを抜きにして簡単にやられると困りますよ。結果的に議会軽視につながるのです。僕は持ち回りでもいいと言っているわけです。逆に言えば僕は助け船を出しているのです。当然こういうのは一々開かなくてもいいです。持ち回り決裁でもいいから、きちんと手続きを踏んで議会に提案すべきでしょう。そこはどうですか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 おっしゃるとおり、今回、この委員会を開かずに提案してございます。そういった意味では持ち回り決裁などを整理する必要があるかと思います。この点については見落としがあったことをおわびします。 ○大城秀樹議長 ほかに質疑はありませんか。 (「質疑なし」と呼ぶ者あり) 質疑がありませんので、これをもって議案第38号の質疑を終わります。 議案第39号 土地の処分について(旧消防庁舎等跡地)の質疑を許します。大城敬人議員。 ◆大城敬人議員 議案第39号についての質疑を行います。まず初めに、これについての不動産鑑定評価書を出していただきたい。普通財産の処分については、議会に不動産鑑定評価書をきちんと出しているのです。これがまず1つ。それから2ページを見てください。地目が雑種地です。ここは雑種地ですか。誰が見ても宅地でしょう。したがって、鑑定評価も宅地としてやったのか、雑種地としてやったのか、その辺が非常に疑問です。だから不動産鑑定評価書を出してください。それから関連してお伺いしたい。これにかかわる問題は、東江地域の政府発表の地価、一番直近のものでどういう評価になっているのか。この資料を出してください。そうしないと、仮契約したと言われるこの議案の中身が妥当かどうかというのをチェックするのが議会ですから、あなた方が決めてやるわけではないので、議会の判断として出されてきているものについては、議会が瑕疵(かし)のないようにしないといけないものですから、今言った資料をしっかり出さないと、議会は売っていいかどうかの判断ができないです。そこのところは今申し上げた点です。この地域は、雑種地の単価がいくらで、宅地の単価がいくらになっているのか。同様に、2ページの左側は県営団地です。これとも比較したいので、この資料が出てから比較しようと思うのですが、まずこれを出してください。そうしないと議会は判断できません。どうしてこれを言うかというと、市民からの話なのです。この土地は4億円ですかと言われているのです。市民も物すごく疑問を持っているのです。どうしてか。あの県営団地は10億5,000万円です。ほぼ同面積です。なので、今の資料を出してください。判断できません。 ○大城秀樹議長 小濱守男議員。 ◆小濱守男議員 休憩に入りそうなので、ついでに確認をしてもらいたいのですが、説明資料の4ページ、契約相手先会社概要ですが、ここで従業員数が58人、主な事業経歴、トータル22になっているのですが、それが5ページの右の一番上で、同じ会社ですよね。そこで社員数は300人、店舗数は18施設ということで減っているのです。この辺の数字は一緒にならないといけないと思うのですが、そんなにばらばらでいいのか。その辺の確認もお願いいたします。 ○大城秀樹議長 暫時休憩いたします。                              休 憩(午前11時17分) (資料要求あり) (資料確認)                              再 開(午前11時40分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案第39号について、総務部長から説明させたいと思いますので、暫時休憩いたします。                              休 憩(午前11時41分) (議案第39号については、後ほど資料を配付するとの報告あり)                              再 開(午前11時41分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。議案第39号については、資料が提出されるまで保留とし、議案第40号から先に質疑を行います。 議案第40号 名護市営球場スコアボード設置工事請負契約についての質疑を許します。神山正樹議員。 ◆神山正樹議員 議案第40号 名護市営球場スコアボード設置工事請負契約について。契約金額については1億4,900万円余りということでそれはいいのですが、資料の中で2点伺いたいのですが、資料の3ページ、この請負業者は主要機器表のスペックに合っていればどのメーカーの製品でも調達して設置していくのか。いろいろなメーカーがあるんです。スコアボードとか、LEDのフルカラーで設置するメーカーはいろいろあるのですが、どのメーカーでも構わないから請負業者のほうで調達していくのかということ。それから次の4ページ、放送室からスコアボードまでずっと光ファイバーを、これはライト側から行くのか、一方から行くのですか、2ルート化をしないで大丈夫なのか。何らかの工事でそこが切断される可能性は出てこないのかと思ったりするのですが、ここで2ルート化しなくても別に問題ないのか。この2点を伺いたいと思います。 ○大城秀樹議長 市当局の答弁を求めます。宮城仁建築住宅課長。 ◎宮城仁建築住宅課長 スペックの件でございますが、今回の発注につきましてはプロポーザルということで発注しておりまして、発注に当たって、市内の業者に発注しているのですが、機器メーカーと業務提携を組んで、それでプロポーザルをして技術提案をしてもらって、よりよい製品を使う業者を選定しているというところでありまして、3ページの機器のスペック、機器表については業務提携をしたメーカーのものを使うということになります。それからルートの件でございますが、図面の左側にありますが、実は右側にも予備の配管はございます。ただ、配管だけでございますので、今の記載は左側だけにしております。 ○大城秀樹議長 神山正樹議員。 ◆神山正樹議員 とりあえずスコアボードまでの2ルート化の配管はされているということで理解しました。あとはスペックの関係で請負業者とそのメーカーが一緒になってプロポーザル方式でやると。そのメーカーの公表はできないのかどうか。 ○大城秀樹議長 宮城仁建築住宅課長。 ◎宮城仁建築住宅課長 メーカーについては、ダクトロニクスジャパン株式会社と業務提携をしております。 ○大城秀樹議長 小濱守男議員。 ◆小濱守男議員 資料要求をしていきたいのですが、皆さんの説明資料にプロポーザル選定委員会審査報告書のページがあるのですが、1位から6位までの順位は書かれておりますが、その評価内容の中味が全然わからないので、業者の皆さんには、プロポーザルに不信感を持っている皆さんもたくさんいます。それで私たち議会としても、このように出されてもチェックのしようがないので、例えば、競争入札の金額は出てくるので、そこでわかるのですが、ここは点数でやっているはずですから総括表があると思います。いろいろな項目に対して点数評価を入れて、トータルいくらだということになっていると思いますので、場合によっては1点200万円とか300万円の差も出てくると業者から聞いているのですが、私たちもその辺がチェックできるような資料を出してもらえないですか。 ○大城秀樹議長 宮城仁建築住宅課長。 ◎宮城仁建築住宅課長 今回、資料の最後のページの表がありますが、受け付け番号が1番から6番までありますが、3番が契約予定者となっております。点数につきましては、200点満点で167点となっております。各業者の得点に関しましては、点数が高い低いとかで、これは評価になりますので、会社の不利益になることが考えられますので非公開としております。それから評価の項目でございますが、それにつきましては資料としてお出しすることが可能となっております。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 ただいまのメーカーのことですが、私は業界から聞いたところによりますと、これは国内メーカーではないということを聞いております。そのことから、保証期間は2年はあると思うのですが、その後について何十年これを使用するということになりますので、メンテナンスについて、国内メーカーだと修理するときは部品があると思うのですが、海外のメーカーで、現在このメーカーの日本国内での実績、また運用状況において、メンテナンスについて問題がないのかどうか、これも調査されてこのメーカーに決まったのか。それについてお伺いします。 ○大城秀樹議長 宮城仁建築住宅課長。 ◎宮城仁建築住宅課長 ご質疑の件はサポート体制、それからメンテナンスの件だと思います。まずサポート体制につきましては、今回入れるシステムには、事故解析システムと、それから遠隔診断システムというのがございます。そのシステムを用いて、故障箇所の把握は可能であります。サポート体制ですけれども、まず一次対応については、今回の契約予定者でありますJVのほうから技術者を派遣して対応することになります。二次対応の場合にメーカーから技術者が来て対応することになっておりまして、ただ、メーカーから聞いた話では、これまでの実績ではほぼ一次対応で止まっているということでございます。サポート体制につきましては、補修サポート365日24時間対応ということになっております。それから国内メーカーと変わらない対応ができるかということでございますが、壊れる頻度が高いと申しますか、壊れる可能性があるのが、スコアボードの表面に打球が当たって壊れるということがあるそうです。これにつきましては、バックスクリーンの内側から取りかえができるような形になっておりまして、その製品につきましては、バックスクリーンの中にストックする計画となっております。ほかの部品につきましても、代理店であります那覇市であるとか、東京のほうにストックがあるということで確認しているところでございます。ほかのメーカーと変わらない対応が可能であると認識しているところでございます。 ○大城秀樹議長 金城隆議員。 ◆金城隆議員 今回、プロポーザル方式による入札ということではあるのですが、私が聞いたところによると、皆さんの想定金額と落札金額については、大分開きがあるのですが、ふだんの工事であれば最低制限価格を設けるわけですが、今回の場合、その最低制限価格が設けられていないということを聞いておりますが、その理由についてお伺いします。 ○大城秀樹議長 宮城仁建築住宅課長。 ◎宮城仁建築住宅課長 最低制限価格をどうして設けていないかということですが、最低制限価格につきましては、名護市入札における最低制限価格に関する要綱というものがございます。その第2条で、入札における最低制限価格を設定する対象は、競争入札を行う全ての建設工事並びに調査、測量、設計及び工事管理の業務委託とするとありまして、今回のものにつきましては、プロポーザルで契約予定者を決定しまして、そこと随意契約という形になりますので、競争入札ではなく随意契約という形になりますので、最低制限価格を設ける対象外となっております。 ○大城秀樹議長 岸本直也議員。 ◆岸本直也議員 それでは議案第40号 名護市営球場スコアボード設置工事請負契約についてでありますが、資料をいただきまして、6枚目には設置工事プロポーザル選定委員会審査報告書でございますが、どのような方々が選定委員会の委員なのか、何人なのか、お伺いします。 ○大城秀樹議長 宮城仁建築住宅課長。 ◎宮城仁建築住宅課長 選定委員会の委員の人数は5人となっております。役職で申し上げますと副市長、建設部長、総務部長、地域政策部参事、商工観光局長となっております。 ○大城秀樹議長 岸本直也議員。 ◆岸本直也議員 審査項目と申しますか、いろいろな審査の基準があると思うのですが、設置工事プロポーザル選定委員会の中では、審査結果とか審査項目がいろいろあるかと思うのですが、どのような項目内容で…。 (「既に資料要求している」との声あり) 資料が来て、その後に質疑させていただきます。 ○大城秀樹議長 翁長久美子議員。 ◆翁長久美子議員 参考までに、県内の球場のスコアボードは、どこのメーカーを使っているのか、おわかりになったらそのほうもお願いしたいと思います。 ○大城秀樹議長 暫時休憩いたします。                              休 憩(午前11時55分) (資料要求の申し出あり)                              再 開(午前11時56分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。宮城仁建築住宅課長。
    ◎宮城仁建築住宅課長 後ほど資料提供をしたいと思います。 ○大城秀樹議長 暫時休憩いたします。                              休 憩(午前11時57分)                              再 開(午後1時30分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 午前中に引き続き、保留としていた議案第39号について資料の説明をさせます。松田健司地域政策部長。 ◎松田健司地域政策部長 それでは午前中に資料請求いただきましたものにつきまして、追加資料としてお配りさせていただいておりますので、資料についてご説明させていただきます。資料につきましては、右上にページ番号を振っておりますので、右上のページ番号をご参照いただければと思います。まず1ページでございます。こちらは今回、土地の処分に当たり不動産鑑定評価書を取得しておりますので、そのかがみ文の写しになっております。2ページ目が鑑定結果でございます。上の表が鑑定評価額となっておりまして、対象となっている土地それぞれについて、金額ナンバーワンが1億6,695万7,000円、平米当たり単価6万1,000円、坪当たり単価20万2,000円となっております。ナンバーツーの土地について、鑑定評価額が1億291万4,000円、平米当たり単価4万3,700円、坪当たり単価14万4,000円となっております。こちらの鑑定評価額に基づきまして、最低売却価格を設定したところでございます。下の表についてが評価対象不動産の表示ということで、ナンバーワン、ナンバーツー、それぞれの土地の所在地について記載がございます。まず、ナンバーワンにつきましては名護市東江五丁目6517番の2でございます。地目は雑種地、種別が商業地、数量が2,737平米、所有権者は名護市となっております。ナンバーツーの土地が名護市東江五丁目6516番の2、地目は雑種地、種別が住宅地、数量が2,355平米で、所有権者は名護市となっております。不動産鑑定評価書の資料につきましては以上でございます。次に3ページでございます。こちらが今回の事業のスケジュールとなっております。平成30年11月22日が公募型プロポーザル実施要項の公表、平成31年1月11日が一次審査書類の提出期限、こちらは5者の提出がございました。2月1日、一次審査結果の通知で5者に合格を出しております。3月22日が二次審査書類の提出期限となっておりまして、3者が提出、2者が辞退となっております。4月12日に二次審査のプレゼンテーションを実施いたしました。こちらのプレゼンテーションには3者が参加しております。4月23日に結果を通知し、5月9日に覚書を締結しております。そして、6月11日に仮契約を締結いたしまして、今議会の追加議案として提出をさせていただいているところでございます。6月27日以下の表の記載につきましては、議案が議決いただけましたら、こういうことを今後予定しているという予定のスケジュールとなっております。次に4ページをお願いいたします。こちらはプロポーザルの結果でございます。3者のプロポーザルの参加がありまして、それぞれ一番右のところに順位が書いております。今回は受付番号2番、大和ハウス工業株式会社沖縄支店・株式会社アベストコーポレーション共同企業体が順位1位ということで、契約の相手方となっております。次に5ページをお願いいたします。こちらが、今回のプロポーザルに当たりましての提案評価基準表となっております。この基準表に基づきまして採点が行われたところでございまして、事業計画、事業の内容についてが80点、それから買受希望価格、金額についてが20点、合計で100点の内訳でプロポーザルを実施したところでございます。それから資料6ページ及び7ページにつきましては、これは対象となっている土地それぞれの登記簿の写しとなっております。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 今の土地の処分に関しては、今資料が届いていますので、少し精査する時間をいただきたいと思います。 ○大城秀樹議長 暫時休憩いたします。                              休 憩(午後1時34分) (資料要求及び資料を精査する時間がほしいとの申し出あり)                              再 開(午後2時8分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案第39号について答弁をさせます。宮城浩二企画情報課長。 ◎宮城浩二企画情報課長 午前中にありました質疑から順次説明させていただきたいと思います。今回の評価額については、追加資料の2ページに出されている金額と沖縄県の路線価格を参考に、今回の応募で不動産の売却価格というのを設定しております。参考に、価格の取引事例ということで比較の中で出ておりますのが、まず商業地の部分に関して言えば7万1,000円から9万円という幅があり、5つの事例から参考にしております。宅地の部分に関してですが6万4,739円から4万6,500円という形で、それぞれ5つの参考事例を見ながら、今回の評価額の部分は妥当という形で判断させていただきました。 ○大城秀樹議長 暫時休憩いたします。                              休 憩(午後2時13分) (答弁漏れの指摘あり)                              再 開(午後2時13分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。宮城浩二企画情報課長。 ◎宮城浩二企画情報課長 最初の説明資料にありました4ページの従業員数58人と、次の5ページの株式会社アベストコーポレーションの社員数300人の違いということでありますが、58人が正社員数となっていまして、5ページに掲載している300人というものについてはパート、アルバイトを含めた人数が300人となっております。 ○大城秀樹議長 暫時休憩いたします。                              休 憩(午後2時14分) (答弁漏れの指摘あり)                              再 開(午後2時14分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。宮城浩二企画情報課長。 ◎宮城浩二企画情報課長 店舗数の違いですが、提出していただいた資料と、今回覚書締結後に出された数で2店舗増加ということになっております。 ○大城秀樹議長 小濱守男議員。 ◆小濱守男議員 4ページが最初に出された資料、それは22店舗あるわけです。後ろは、皆さんがJVで施設を運営しますよと言ったときに4店舗減っているわけです。普通は増えなければいけないはずです。だから、その数字がどういう意味なのかがよくわからないのです。先ほどの300人の従業員数は、パートとかそういったものは理解できましたので、新たに事業に取り組むと増えていくべきだと思うのですが。急がないでいいです。 ○大城秀樹議長 宮城浩二企画情報課長。 ◎宮城浩二企画情報課長 すみません、先ほどの答弁で増加という形で説明をさせていただいたのですが、まず資料の4ページ、レストラン6カ所加えて22で、そのホテル運営に関しては16施設、次の5ページの18施設ということで、最新の施設としては2施設増加という形になっています。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 地域との関係ですけれども、地域の人はそこに何がつくられるのかと、ずっと前から相談とか、地域の声を聞くという話も何年も前からありましたけれども、地域の人への説明会とか、これまでやったことがあるのか。あるとしたらどういうことをやっているのか。ないとしたらなぜやらなかったのか。 ○大城秀樹議長 宮城浩二企画情報課長。 ◎宮城浩二企画情報課長 これまで、本案件に関しての住民説明会は開催しておりません。今議会終了後、速やかに住民説明会を開催して、今回の事業の計画も含めて、名護市としての考えを丁寧に説明していきたいと思っております。今回、本案件の物件を売却するに当たって、行政側、名護市役所側では用途を決めずに、サウンディング型市場調査という調査を実施して、この中で商業施設、また宿泊施設の可能性があるということで、具体的な計画に関してという部分に関しては、資料のほうで具体的な内容については4月に入ってという形になっておりますので、その部分で住民説明会を開催できませんでした。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 答弁ができていないです。なぜしなかったかということを聞いているのです。 ○大城秀樹議長 松田健司地域政策部長。 ◎松田健司地域政策部長 プロポーザルの公募時点では、宿泊施設か宿泊施設及び商業施設について募集いたしますという内容で公募をかけておりました。その時点で、なぜ住民説明会をしなかったのかという趣旨かと思いますけれども、その時点ではどういう施設を建てるのかについては何も決まっておりませんので、なかなか説明は難しいということでやっておりませんでした。今回、プロポーザルを経て具体的にどういう施設を建てるのかが決まりましたので、これは事業者のほうできっちり地域への住民説明会をやっていただくということにしておりますので、よろしくお願いいたします。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 これはもう全くまずいです。説明しなかったのは、どういう用途で使うかはっきりしなかったのでやらなかったと。はっきり決まったら説明する必要はないですよ。あの場所をどのように使ったほうがいいのかという住民の意見を聞いて、例えば商業施設であるとか、どういうものをやろうと決めていくわけであって、商業施設をこうつくりたい、これをつくりたいということをやってから住民説明会というのは、本当は説明会ではないわけです。あれは市の土地です。大西区にタワービルがあるではないですか。あれは民間と民間が決めているものですが、こっちは名護市の土地なのです。名護市の土地をどう有効利用しようかというときに、住民をないがしろにしたようなやり方、それから大きい問題になる。そういう混乱を起こすようなことをなぜ市はやるのですかということです。東江区もどういう施設がつくられるのか、市から説明があるはずだと。どのように利用するのかと市から説明があるだろうという話でずっとやってきたのです。今考えて、何も決まっていなかったから説明会をやりようがなかったというのは、逆ではないですかということですけれども、どうですか。 ○大城秀樹議長 宮城浩二企画情報課長。 ◎宮城浩二企画情報課長 今回の内容については、用途を公募して、その公募の調査の内容を応募要領にということもあって、中身が具体的にないままに、住民への説明は混乱を招くことが考えられたために、住民説明会を開催することができませんでした。 ○大城秀樹議長 小濱守男議員。 ◆小濱守男議員 皆さん、違うんです。今、仲村議員が言うように、追加資料の中に丁寧に説明資料が入っているでしょう。5ページ、提案評価基準表というのがありますよね。その中に提案の趣旨、コンセプト及びまちづくりの関係性とか、地域への貢献とか生活環境への配慮とか、皆さんそこに書いてあるではないですか。そういったことで公募しますからということで住民説明会をやればこれで十分なのです。住民はこれでオーケーですと。こういう内容で提案させるんですね、そこで点数をつけてくるんですねと。そこで十分理解できるので、そういった丁寧さが欠けているというところなのです。そうではないですか。 ○大城秀樹議長 松田健司地域政策部長。 ◎松田健司地域政策部長 今回、この土地の売却手続きに当たりましては、追加資料の5ページにあるような評価基準を設定いたしまして、この評価基準についても、公募の際の公開資料の中には含めていたのですが、それで具体的にどのような相手方に対して、売却をして、どのような施設をつくるのかということを決めた時点で住民説明会を、具体的にどういう施設ができますよということを説明できる時点で、住民の方に説明をしようという判断をしたところでございますが、今、仲村議員、小濱議員のご指摘のように、この時点でやるべきではなかったのかということについては、確かにその時点でそのとき、いろいろ説明をしておくのが丁寧であったというのは、確かにそのとおりだと思います。 ○大城秀樹議長 大城敬人議員。 ◆大城敬人議員 お願いした資料のいろいろな説明がありましたが、部長、今言われていることは心得てほしいのですが、見るからに渡具知市長は名護市に若者を集めると言っている。若者の集まるまちをつくりたいと言っている。これだけの広い土地があれば、いろいろなアイデアが出たはずです。要するに渡具知市長の政策が反映されるべき空間があるにもかかわらず、具体的なものがここには何もなかったのかわかりませんが、本来は地元なんです。特にこういう開発、例えば先ほども申し上げたのですが、今回、地元がこれはできませんと言ったときに、我々議会としても前もって知っていれば否決します。議会が決めるのですから、そういう発想の中で、皆さんは自分たちで物を決めたら通ると思っていたら困るのです。地元を尊重しないといけないのです。区長に説明もしていない。地元に対して全く説明していない。こんな開発はあり得ないです。我々は、開発するときは必ずムラの総会で確認を得て初めて進めるのです。こういう構想があれば、こういう構想があるということで説明をして、それでみんなに納得してもらって「オーケー、ゴー」と。そういう構想を出発するためには、このように売却しますと。市長、これは順序が全く逆なのです。今から説明会をやるんですよ。地元はどうなっているのですか。先ほど確認をしたら区長にも説明をしていない。今、部長は、ここの段階でできたものがこうなったと説明されているのですが、いわゆるまちづくりの基本というのは地元の住民が第一なのです。理解をして、協力して初めて発展するのです。そこにそごが出てきた場合、どうするのですか。皆さんは全く逆になっているのです。頭でっかちになってしまっているのではないかと思います。そこでお伺いしたいのは、この価格が、当初のいろいろな条件よりもかなり増やしましたと。だからオーケーではない。要求があるのですが、先ほども言ったかもしれませんが、先ほど説明を聞いてバブルであったとはいえ、向かいの県営団地は10億5,000万円です。その当時からだんだんバブルが崩壊して、また上がってきたという状況があるのですが、10億5,000万円のときの不動産鑑定評価書を出してほしいと思います。参考にしないといけないと思います。今すぐ出す必要はない。この議会が終わるまでに出してほしい。あくまでも、これは、我々は知っておかないといけないわけです。市民は10億5,000万円というのを知っているから。市民からなぜこんなに安いのかと言われたから。あれはこうなのにどうして今度はこうなのかと言われました。申しわけないけど、その段階でこっちが4億円だとは、はっきり言って知らなかった。市民から言われて初めてわかったのですが、そういうことだけに、市民に説明するのに、これはバブルのときにこうだったという証拠を示さないと納得してもらえないのです。皆さんは、そういう丁寧さに欠けているのです。地元から踏んできちんとやれば大成功するのです。しかも先ほど申し上げたように、市長の政策との整合性の問題。これだけあったら若者を集める政策が十分できると思います。これがこんなホテルでしょう。県外の人が泊まるようなところでしょう。宿泊客としての商業価値が出てくるのかもしれませんけれども、それではそういう点からしてもどうなのかという疑問が起こるのです。そういった点も十分考えていくのは、地元の住民との話し合いをしていく中で生まれてくると思います。その点で非常に残念でならないのです。逆に進めているというのは。だから、もし否決した場合どうなるかと言ったのですが、皆さんは本当に大変なことになるのです。順序が違うのですから。そういうことで市民を説得させる上でも、今申し上げた隣の不動産鑑定評価書、この議会が終わるまでに鑑定の書類を提出してほしい。これが10億5,000万円だったというのが市民に知れ渡っている。なぜか。名桜大学の資金づくりだったのです。ナングスクも売り、製缶工場も売り、そしてここも売ってやったのです。だから市民は29億円という起債をして税金を払ってきたわけですから、50億円余りのお金を市民が払ったのですから、そういう観点で、市民の負担というのは身に染みていますよ。財産がなくなったのですから、大事にしてもらわないと。そういったことで、議長、不動産鑑定評価書を出してほしい。 ○大城秀樹議長 宮城浩二企画情報課長。 ◎宮城浩二企画情報課長 当時の資料を確認して提供したいと思います。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 先ほど松田部長から、何も決まっていなかったので説明会ができなかったということについてですけれども、契約の前に説明会をするということは、こういう建物を建てますからという説明でしかないわけです。計画を見ると8階建てぐらいになるんですか。結構高層ですよね。そうすると、あそこを利用することはみんな賛成だと思います。何をやるかは、本当はそれこそみんなの意見を聞いてやらなければいけなかったと思うのですが、余り高いと、要するに目隠しになって景観が壊れると。景観条例もクリアしているとは思いますけれども、景観が崩れたり、地域の人からの苦情もたくさん出てくる可能性もありますので、そういうことをきちんとやるためにも、市の土地ですから、個人の土地ではないですから、市が説明をする責任があると思いますが、先ほど何も決まっていなかったので説明できなかったというのは、住民に対する市の向かい方といいますか、意見を聞くとか、あるいは配慮するとか、そういう面では全然配慮が足りなかったのではないですか。どうですか。 ○大城秀樹議長 松田健司地域政策部長。 ◎松田健司地域政策部長 具体的に何階建ての建物ができるのかとかそういったところをきちんと説明しなければならないと思いますので、もう具体的な中身は決まっているわけでございますので、地域の方にしっかりとご理解を求めていく努力をしていきたいと思います。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 今回、プロポーザルで3者の企業が提案されていて、今回出されているのがホテル、コンビニエンスストア等の複合施設になっているわけですが、残り2者の提案と言いますか、中身がわかったら教えていただけますか。 ○大城秀樹議長 宮城浩二企画情報課長。 ◎宮城浩二企画情報課長 今回、3者のうち1者はホテルのみ。残り2者がホテルプラス商業施設という提案がなされました。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 1者がホテルのみと、今回同じような施設と言いますか、1番に選ばれているところと、どういったところが違っていたのでしょうか。 ○大城秀樹議長 宮城浩二企画情報課長。 ◎宮城浩二企画情報課長 今回、契約予定者となっております大和ハウス工業株式会社・株式会社アベストコーポレーションに関しましては、入居テナントといった事業計画が具体的に書かれていたというところも評価の対象になっていると考えております。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 今回1者だけで鑑定評価されていましたけれども、これに関しては名護市の場合、こういった規定では1者だけで済むということになっているのか。3者の見積もりをとっていくというのが通常だと思いますけれども、それともう一つは、追加資料の3ページにありますけれども、当初応募が5者あって2者辞退していますよね。辞退している理由を教えてください。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 不動産鑑定については、他の公共事業とのかかわりもありますので、私のほうで答弁させていただきます。まず不動産鑑定評価の業者を選ぶに当たって、予定価格が50万円以上の場合は入札により業者を1者決定するということでございます。予定価格が50万円以下、鑑定をお願いする額が50万円以下となる場合は、3者以上の見積もり合わせにより1者を決定して鑑定をお願いしているということでございます。 ○大城秀樹議長 宮城浩二企画情報課長。 ◎宮城浩二企画情報課長 辞退いたしました2者について、具体的な内容についてはお伺いしておりません。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 まず、ホテル・商業施設ということで、そういう形でプロポーザルを行ったということですけれども、そもそもここは都市計画とか、名護市の総合計画、そういったものとあわせて、やはり名護市としてここがどういう用途に使われるべきかというのを、精査してというか、今ちょうどやっていると思います。それとの兼ね合いも含めて商業施設と出てきたのか。あと、これは名護市の土地、財産ですから、市民の憩いの場と言いますか、市民にも利便性があるとか、使われていくということも検討してここにつくるのか、それを決めたのかというのが疑問に残ります。商業施設といったって、ホテルの関連施設ですよね。コンビニエンスストアは大体ホテルの下にあるし、エニタイムフィットネスとか、そういうものも全てホテルの関連施設であって、名護市にとってもう少し有効的に使えるものが提案されていなかったのか。あるいは当初からそういうことは念頭になかったのか。まずそこからお聞かせください。 ○大城秀樹議長 宮城浩二企画情報課長。 ◎宮城浩二企画情報課長 応募に当たっては、今後のまちづくりの推進や中心市街地の活性化、若者が集い楽しむ施設や仕掛けについての提案があるかといった内容であったり、地域への具体的かつ実現性の高い提案がされているかというものも含めて、今回公募の段階で募集をした次第であります。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 公募の段階で出てきたのが、ほとんどの業者がホテルということで出てきたわけです。そこで選ぶのではなくて、先ほど仲村善幸議員からありましたように、地元にもそういうことを説明して、地元からの意見も取り入れて反映させていくような仕組みをつくっていけば、もっといいアイデアが出たのではないか。しかも皆さんは総合計画を立てている段階で、地域住民の意見も聞いているはずです。そういう意味で、東江区にとって具体的に、ここにどういう施設があるかという話し合いも、よってたかってゆんたくのプロジェクトでそういう話が出たのですか。そういう話し合いの中で、ここに将来的に何をつくったらいいかという、地域の東江区のコンセンサスを得ながらつくっていくべきであって、もしここで議案が通って、名護市が土地を売りました。あとは業者と地域の関係ですといって、そこから名護市の責任は問われないと思っているのですか。私たちは名護市の土地を売るわけですから。業者と地元だけの関係ではないですよ。売った以上は、やはり後に使われることも含めて、地域住民とのコンセンサスを得るべきです。そうしないままでき上がって、もう形が決まりました。何階建てになりましたというのは、これは説明ではなくて報告です。そうしたら住民はどうするのですか。意に沿わなければ反対しますと言ったときに、名護市は業者と地域で裁判でもしろというのですか。そういうことを避けるためにも、事前に地域住民への説明を密に行うべきだったのではないですか。そうしたらもっといいアイデアが出てきたはずです。業者から出てきたアイデアはただのホテル。しかも商業施設といったってそれに関連するもの。地域住民に、名護市の財産がどのように有効に使われることになるのですか。そこも含めて住民説明会が必要だったのではないですか。説明してください。 ○大城秀樹議長 宮城浩二企画情報課長。 ◎宮城浩二企画情報課長 今回、議会の議決を経て本契約ということになったとしても、契約書については、10年間、計画変更があった場合、買い戻しの特約登記をとることになっています。そういった形で、我々は今回財産処分をしたから、あとは事業者と地域の問題ということがないように、我々もこの計画が提案の内容に沿った形で進められているかということについては注視しながら、事業者の計画についても報告を受けるようにしていきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 暫時休憩いたします。                              休 憩(午後2時44分) (答弁漏れの指摘及び答弁あり)                              再 開(午後2時46分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。宮城浩二企画情報課長。 ◎宮城浩二企画情報課長 実は議員おっしゃるとおり、第5次総合計画を現在進めているところではあるのですが、消防庁舎の跡地利用については、平成29年9月に跡地利用の検討を開始したところでありますので、今回の第5次総合計画の中には、よってたかってゆんたくのほうでも話は出ておりませんでした。 ○大城秀樹議長 吉居俊平議員。 ◆吉居俊平議員 2点質疑をさせていただきます。公募型プロポーザルの実施のところで、評価基準表の中で100点満点ということになっているのですが、3者が応募して順位が1、2、3とついているのですが、これは最低の点数の基準が決まっているということがあるのか。はっきり言うと、3者でやって一番高いところを、順位が1位だから選んでいるとは言うのですが、1位のところが本当に低い点数でも選ばれてしまうのか。そういうところで少し疑問が残っているところがあって、そこを答えていただきたいのと、もう1点、やはりこれだけの質疑の中で、住民に説明をする機会が必要だったのではないかという声が上がっているのであれば、この追加議案を、仮契約の状態のままで住民説明会を一度行って、再度議会に上げて、住民説明会が終わった後に議決をするというほうがいいのではないかと思うのですが、そういうことが可能なのかどうか教えてください。 ○大城秀樹議長 宮城浩二企画情報課長。 ◎宮城浩二企画情報課長 まず1点目の審査のほうですが、今回、審査に当たっては最低基準点を60点と設定させていただいて、応募のありました3者全て60点を超えている評価になっております。今回、住民説明会を経てということではあるのですが、事業者の事業計画ということで、金融機関との調整も始まっていると聞いているところでもありますので、今回、議案として、ぜひそのまま審議をしていただければと思います。 ○大城秀樹議長 吉居俊平議員。 ◆吉居俊平議員 今お話のあったのは、業者の都合であって、名護市の土地を売っていくという話なので、それを待ってもらうことができないのかと。売買代金の支払いが本契約の成立日から30営業日以内となっています。これって結局、役場で言えば1カ月以上あるわけですよね。土日の休みを除くところになると、1カ月ある。住民説明会までも、所有権移転登記が終わった後に1カ月以内にやると。それだとかなり遅くなると思います。ぜひこのタイミングで、まだ仮契約になっていると。銀行にも少し待ってもらって、住民に説明をするべきではないかと思いますが、もう一度お願いします。 ○大城秀樹議長 松田健司地域政策部長。 ◎松田健司地域政策部長 今回提案させていただいております土地の処分につきましては、事業者から提案のあった内容については、地域の振興にも大いに資するものと考えておりますので、ぜひ可決いただいた後に、住民に対してご理解いただけるようにしっかりと説明をしていきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○大城秀樹議長 吉居俊平議員。 ◆吉居俊平議員 ですから、本契約をやった後であれば、結局、住民からの反対があれば訴訟になったりするわけですよね。そういうところをなくすためには、この議案を一旦取り下げてでも、仮契約の状態で本契約に移る前に住民への説明会を行うべきではないかと思うのですが、このスケジュール、日程が決まっていないわけですよね。何カ月以内とか営業日以内と決まっているだけであって、住民説明会の時期が前後しても問題はないわけですから、議案の中にも計画が出されているとおり示されているわけですから、それを住民の皆さんに説明するということのほうが先決なのではないかと思うのですが、これはもうできないということなのか。原理的にできないのか。できるけど本契約をやってからでないとやれない、そういうことなのか。どちらなのか、答弁をお願いします。 ○大城秀樹議長 松田健司地域政策部長。 ◎松田健司地域政策部長 どのような施設が建設されるのかということを説明するに当たって、市としては、もちろん市としての考え方、プロポーザルで提示したような考え方をしっかり説明していきたいとも思いますし、事業者側からすると、仮契約の状態では対外的に何の権限も持っていないわけでございますので、やはりなかなか説明するというのは難しいのではないかと思います。そういう意味で、本契約をさせていただいた後にしっかりと説明をさせていただきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 暫時休憩いたします。                              休 憩(午後2時53分) (資料要求あり)                              再 開(午後2時55分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。翁長久美子議員。 ◆翁長久美子議員 先ほどから住民説明会をやっていただきたいということで、吉居議員からもありましたけれども、まだ契約者が決まっていない、本契約になっていないので、その説明会が開催できないという部長のお話でした。でも今、この内容として、やはり説明会は前にやるべきだということ。決定してから説明会をやると。これは説明会ではありませんよね。決定した事項を伝えるだけですよね。ですから、仮契約の状態で当局が当該地区に行って説明をしてくださいというお話だと私も思っていますので、もう一度ご答弁をお願いします。 ○大城秀樹議長 松田健司地域政策部長。 ◎松田健司地域政策部長 市当局から住民の方へどういう内容を説明するかということでございますけれども、プロポーザルをするに当たってどういう内容、どういう方向性でプロポーザルをかけたのか、そういう説明はできるかと思いますけれども、具体的にどういう建物が建ちますとか、どういうテナントが入りますというのは、市当局の立場では、特に仮契約という段階でございましたら、市当局としては具体的な内容、民間事業者の事業内容についての説明というのはなかなか難しいと考えております。 ○大城秀樹議長 翁長久美子議員。 ◆翁長久美子議員 部長、もっと誠意を見せてくださいよ。このプロポーザルで決定しているんですよね。この段階を見たら。6月定例会の追加議案になっているわけです。仮契約だとしてもほぼこれに決まっているということを、こういう方向でプロポーザルをしました。提案がいくつかありました。その中でも、皆さんがあのホテルを提案されていまして、これからこういう方向で向かっていきますと言ってもいいじゃないですか。当局が行ってそれをやってください、誠意を見せてくださいということなのです。それができるかできないかを私は聞いています。 ○大城秀樹議長 松田健司地域政策部長。 ◎松田健司地域政策部長 地域のほうには、もちろんしっかりと説明をしなければならないと思っておりますけれども、我々としては、まず議会のほうでご判断いただいて、そしてオーケーがいただければ地域の方にしっかり説明していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 質疑をさせていただきます。これは不動産売り払いで財産収入になると思いますけれども、その後、これはどのように使われるのか。積み立てられたり、そのあたりについて質疑をさせていただきます。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 今回、財政の立場でお話をさせていただきますと、まず収入は収入としていただきますけれども、その充当先とかそういったものは現時点で特に決めてはおりません。 ○大城秀樹議長 ほかに質疑はありませんか。 (「質疑なし」と呼ぶ者あり) 質疑がありませんので、これをもって議案第39号の質疑を終わります。 議案第40号 名護市営球場スコアボード設置工事請負契約についての質疑を許します。岸本直也議員。 ◆岸本直也議員 それでは議案第40号、1回目の質疑に引き続きまして質疑をさせていただきますが、プロポーザル審査基準が手元に届きました。第1回目におきまして、審査委員会のメンバーの件につきまして質疑をさせていただきましたが、部長級6人だということでございますが、審査基準が18項目、大変特殊な技術力のある審査基準だと思うのですが、ただこれには、専門的な知識のある方の第三者的な方も必要だと思うのですが、いかがでしょうか。それから、契約予定額が1億4,916万円と出ているのですが、その上限価格は公表できないのかどうか、お伺いいたします。 ○大城秀樹議長 市当局の答弁を求めます。宮城仁建築住宅課長。 ◎宮城仁建築住宅課長 選定委員の中に専門的な委員を含められなかったかということですが、選定委員は、副市長は市の各委員の長でありますし、建設部長は事業の担当部長であります。また総務部長は市の総務、また工事契約に係る担当部長であり、地域政策部参事はスポーツ振興担当の参事であります。また、商工観光局長はプロ野球のキャンプの誘致とか、興行等の担当の局長となっております。そういった面々で十分審査が可能だと判断して、今回このメンバーとしております。それから、上限の話でありますが、指名する際に、名護市営球場スコアボード設置工事指名型プロポーザル募集要領というものを指名業者に配付しております。その中で、参考価格を提示しております。価格につきましては、税込みで2億878万円となっております。 ○大城秀樹議長 翁長久美子議員。 ◆翁長久美子議員 追加資料をいただきました。県内、ほとんど日本製品ですよね。一番下に米印で参考と書かれていますけれども、参考にならないですよ、アメリカですから。やはり県内では、皆さん日本メーカーを使っていらっしゃいますので、このスコアボードだけを日本製に変えることはできないのですか。契約はこれからですが、そこの部分は値段的に変えられるのかどうか、お尋ねします。 ○大城秀樹議長 宮城仁建築住宅課長。
    ◎宮城仁建築住宅課長 メーカーを変えられるのかということでありますが、先ほど申し上げました指名型プロポーザルの募集要領の中で、メーカーと業務提携を組んで、今回プロポーザルをしてくださいということにしています。途中でメーカーの変更というのは認めないということにしておりますので、変更はできないということでございます。 ○大城秀樹議長 吉居俊平議員。 ◆吉居俊平議員 追加資料の説明をお願いしたいのですが、プロポーザルの審査基準のほうです。企画のところで、書類審査とプレゼン審査が混ざって80点となっているのですが、この書類とプレゼンの各配点はいくつになっているのかという点を教えてほしいのと、ダクトロニクスジャパン株式会社のホームページを先ほど少し見たのですが、ほとんどが英語表記で、海外にある会社、ダクロトニクスの100%子会社だということで、その製品についても仕様というのはアメリカのものだと思われるのですが、先ほど、午前中の質疑の中でメンテナンスの対応というところが、一次のもので十分に間に合うと。二次に行ったらダクトロニクスから技術者が来てサポートをする形だったのですが、二次まで行かないということが絶対にないということはないと思うので、その辺のメンテナンスの部分、本当に海外の企業で大丈夫なのか。先ほど、日本の東京と那覇市に代理店があると言っていたのですが、そこにある機器だけで本当に修理が可能であるという保証がないので、本当にダクトロニクスジャパン株式会社でいいのかというところが気になっているところです。県内の野球場のスコアボードメーカーということで、6球場があって、6つともに日本の会社ということで、多分そういう点を重視されていたかと思うのですが、ダクトロニクスジャパン株式会社で本当にいいというところが、僕も勉強不足で英語が全然読めない部分もあるので、ホームページに書いてある内容を本当に理解してここに発注をかけているのかというところが少し気になっています。お答えお願いします。 ○大城秀樹議長 宮城仁建築住宅課長。 ◎宮城仁建築住宅課長 まず1点目の配点の件ですけれども、追加資料のほうでナンバー1から18までございます。1番10点、2番5点、3番10点、4番15点、5番15点、6番5点、7番5点、8番10点、9番5点、10番20点、11番20点、12番20点、13番5点、14番10点、15番30点、16番5点、17番5点、18番5点ということで配点しているところでございます。それからダクトロニクスジャパン株式会社、海外製で大丈夫かということではありますが、この発注に関しましては、仕様書を提示して、この仕様をクリアしているものを採用して、チェックしておりますので、そこは大丈夫だと考えております。 ○大城秀樹議長 吉居俊平議員。 ◆吉居俊平議員 追加で聞きたいところは、このダクトロニクスジャパン株式会社の国内納入実績が、これだけ全国に球場がたくさんある中で4件しか納入されていません。直近であるのが2016年3月ということで、先ほどのプロポーザルの審査基準の中に、操作性で20点、メンテナンスでも結構配点が高かったと思うのですが、その辺の操作マニュアルだったり、詳細なものというのは日本語表記になっているのかどうかというところ。あともう一つ、1時間当たりの消費電力というところが少し気になったのですが、消費電力がどのくらいなのか教えていただきたいと思います。 ○大城秀樹議長 宮城仁建築住宅課長。 ◎宮城仁建築住宅課長 マニュアルについてはもちろん日本語でございます。それから消費電力につきましては、1時間当たり9.42キロワットでございます。電気料に換算しますと1時間当たり158円となっております。ただしこれについては、基本料金は含まれていない額となっております。 ○大城秀樹議長 ほかに質疑はありませんか。 (「質疑なし」と呼ぶ者あり) 質疑がありませんので、これをもって議案第40号の質疑を終わります。暫時休憩いたします。                              休 憩(午後3時11分)                              再 開(午後3時21分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案第41号 物品の購入について(パソコン(300台))の質疑を許します。岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 それでは質疑をさせていただきますけれども、議案の上程の際に説明もございましたが、今回300台ということで、例年よりは台数がかなり多くなっているということで、まずはその理由を伺いたいと思います。 ○大城秀樹議長 市当局の答弁を求めます。倉富和幸企画情報課主幹。 ◎倉富和幸企画情報課主幹 例年は、大体100台を予定台数としておりますが、今年度は300台となっております。300台となった根拠といたしましては、今年度、2020年1月にWindows7という、現行名護市で主に利用しているOSのサポート切れになりまして、今年度、Windows10の端末を調達するため、300台という例年より多い台数となっております。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 1月にサポート切れということでありますので、約半年前に起案をしてといいますか、今、いろいろと入札等含めて、いろいろな諸手続きをなさっているということですけれども、今回、1月に切れるということについては急な通知といいますか、事前には想定されていなかったのか。それで急に慌てたような状態になってしまったのか。当初予算にも計上されてはおりますけれども、それについてもお伺いしたいと思います。 ○大城秀樹議長 倉富和幸企画情報課主幹。 ◎倉富和幸企画情報課主幹 例年100台程度入れかえを行っておりました。ただし今回、入れかえる主なPCが7年前に調達していたもので、その当時はWindows7、現行はWindows10が販売されておりましたので、Windows7として調達しました。それ以降については、Windows8.1のダウングレードだったり、2年前からはWindows10で調達しておりまして、段階的な入れかえを行っておりましたが、今回200台増をしなければWindows7の補完はできないということになりました。それで300台と例年より200台多い形で整備をしなければならなくなったということです。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 そういうことがあってということで、台数が増えて、説明資料だと錯誤ということではありますけれども、これについて市長からも、部長からも、議案上程のときにおわびがあったわけですが、議会運営委員会でそういう説明を行ったと思うのですが、その後、例えば各会派とか、議員にしっかり説明をするとか、そういうのがあってしかるべきだったと思います。今回、いろいろな上程資料について議員からも質問が出ているかと思いますけれども、そのあたり、しっかりと説明を行っていたと認識なさっているのか。皆さんの文書ではこういうことで説明があるのですが、議員に対してしっかりと細かい詳細な説明などが足りなかったと思っているのですが、部長をはじめ、市長は、それについてはどのように感じていらっしゃいますか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 今回の不手際についてでありますが、そのことについては公の場で、皆さんから質疑を受ける中で、我々のこれまでの、なぜこういうことが起きたのかということを、しっかりと答弁していくという考えがありまして、会派の皆さんに個別にということまでは考えておりませんでした。 ○大城秀樹議長 川野純治議員。 ◆川野純治議員 この議案第41号のパソコンの件ですけれども、今、岸本洋平議員からもあったのですが、資料説明の中での錯誤という内容を、冒頭では当初100台でそれが300台に増えたという理由が書かれているけれども、この説明書の錯誤の理由の文章自体、僕は全く理解できない。一体何だったのか。基本的に、この議案にも書かれているとおり、今回は指名競争入札ですよね。資料にもありますとおり、予定価格が4,553万8,200円、税抜きでも4,216万5,000円。当局は、既にこういう形で設定しているわけです。何百台であろうが。当初予算のパソコン購入費4,568万4,000円の予算計上をしていて、予定価格もあって、それで錯誤でしたか、ちょっと信じられない。これは皆さんのシステムのどこかにミスがある。先ほどの特別職非常勤職員の件もそうですけれども、本来、規約、条例、法律、市長がよく言っているように、辺野古の新基地問題に関して、法令に基づいてやるとよく言っていますよね。結局これがなっていないのではないかと。要するに、そういうチェック体制を含めて、既に4,500万円という予定価格を設定している時点で、議会対象事項ではないですか。100台か、200台とか300台の話ではないですよ。理由も、僕は全然納得できない。こんなものではおかしい。これはもともとどうなっているのですか。これは重大なミスです。こんなことで職員の業務は遅くなるかもしれないし、入札された業者も迷惑です。単なるミスとか錯誤ではないですよ。皆さん、構造的に何かあるのではないですか。僕は、これに関してはただすみませんでしたと、改めて議案を出しますというのは納得できないです。市長、一体どうなっているのですか。原因は追求したのですか。これは職員の問題ではないですよ。チェックでしょう。市長まで決裁を受けているでしょう。ちょっと納得できないです。そこをしっかりと釈明、説明、そして、米軍ではないですが、きちんとした再発防止を含めてどうするんだということも含めて、しっかりと説明してください。 ○大城秀樹議長 金城秀郎副市長。 ◎金城秀郎副市長 今回のミスを防げなかったということで、どのように分析しているかといいますと、誤った判断をしてしまったということはもとより、チェック体制ができなかったことの2点において原因があったものだと思っています。誤った判断をしてしまったことにつきましては、当然のことではございますけれども、議会の議決が必要かどうかいま一度丁寧な検討を行うべきであったと感じております。パソコンの購入自体、毎年発生している事務ですので、そこで安易な思い込みがあったのではないかと深く反省しています。また、チェックができなかった分につきましては、決裁書において決裁の要否を記入する欄がございます。ここに単に議会に必要なのか不要なのかという決裁の欄がございますけれども、そこの根拠条例とか考え方を明記する様式になっていなかったことから、我々も決裁権者として不十分なチェックであったのかと考えております。今後、こういったことがないように、職員間の勉強会とか、そういったことを開催して、業務における基本的な事項の再確認や決裁書の様式の見直しによるチェック体制の改善などを行う考えでございます。今後、全庁的な部分についても、当然対応していきたいと考えております。どうも申しわけありませんでした。 ○大城秀樹議長 川野純治議員。 ◆川野純治議員 役所の中に工事契約検査課があって、土木事業関係の契約はそれなりにいろいろな入札がありますが、結局この担当主管は総務部ですか。どこですか。地域政策部ですね。これは別に組織体制の問題だけれども、やはりチェック体制の問題が大きくて、今副市長が言われたとおり、確かにチェック欄がありますよね。私も見たことがありますけれども、その中身についてはやはりやらないといけない。しかしこれは条例の、入札業務の基本的なA、B、Cでしょう。我々ですら知っているぐらいですから。そこはもうコンプライアンス以前の話で、それを担当課から上まで含めて、全部何もチェックできなかったのは、これはそんな形式的な話だけでは、本当に米軍と一緒ですよ。市長、もう1回本当に活を入れてください。市長の指導力と統率力、この問題で壊れていますよ。今回、皆さんは議場で何回謝りましたか。最近異常過ぎるのではないかと。再編交付金問題でもかなり安易にやっていると、議会から質問がいっぱいあるわけでしょう。市民の説明もしないとか。今のあり方についても問われているのではないかと僕は思いますけれども、市長、その辺も含めて再度お願いします。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 冒頭で私が1台当たりの金額を検討する中でも錯誤という表現をしましたが、それもおっしゃるとおり、錯誤にも当たらないような案件でございます。今回のチェック体制を再度見直していったときに、議会の議決事項なのか、議決事項ではないのかという欄がそれぞれ記されているわけでございます。しかしながら、当然それはわかっているだろうという、そういうようなことがあったから今回のことが起きたものだと思っております。ですから、次回からのチェック項目については、ここを再度確認していきながら、重大な瑕疵(かし)に陥らないようなことを再度部長会議並びに全庁的に、この件について確認を再度やっていきたいと思っております。それと、今議会において資料の請求について、請求をされて出すということもございました。そういう中においては、これまで慣例として出してきた資料を提出しているつもりでもございますが、それでは判断のしようがない。例えばきょうの議案にもございましたように、土地の評価等についての事柄とか、あるいはプロポーザル方式においては、どういう評価項目になっているのかということも、出せない部分もありますけれども、提出できるものについては、これからしっかりと提出していきながら、議会の皆さんの理解を求めていきたいと思っております。いずれにいたしましても、現在の議案第41号については、どのような説明をしても説明ができないようなことであります。そのことにつきましては、重ねておわびを申し上げ、議会終了後、しっかりとそのことについて職員一同確認をしていきたいと思っております。 ○大城秀樹議長 大城敬人議員。 ◆大城敬人議員 市長、いろいろおっしゃっているのですが二、三お聞きしたいと思います。この問題を把握したところは、どこでどういう段階で把握したのか。要するに、日程を見ていましても、起案から入札まで20日間あるのです。20日間の間に、そのことについて市の行政の組織の中で、全くチェックがきいていないと。大変なことだと思います。それで私が指摘したいのは、この間、先ほどの財産処分の問題もそうですけれども、地域軽視、議会軽視がはびこり出したと。いわゆる市長以下副市長、総務部長、地域政策部長と、監督責任があると思います。常に会合をして緊張感を持ってやるというのが組織の原則だと思うのですが、それがどうなっているのか。例えば稲嶺前市長のときには、再編交付金に頼らない、いわゆる本土の他府県自治体のありよう、政府の予算からメニューでとると。沖縄だけに基地を許せば再編交付金をあげるよという体制の中で、いつの間にか棚からぼた餅で、基地さえ認めれば再編交付金がもらえるから、お金が入ってくると。そういう形があって、市長がどちらでもないということの中で、再編交付金をもらうと。稲嶺前市長の8年間、役所職員は本当に真剣に努力してメニューを探し、400億円を超える財源もつくって、再編交付金に頼らずに400億円の財源も確保した。そうした中で、いわゆるたるみが出てきている。本当に情けないのですが、これは公務員の組織としては最悪の事態なのです。あってはなりませんとか、気がつきませんで済む問題ではないのです。これは欠陥なのです。先ほども川野議員が指摘している。これは市長の言うように後でどうにかしますというのではなくて、今後どういうチェック体制をやるかというのを具体的に議会に出していただきたい。我々がこれを見て判断したいと思います。これなら間違いが起こらないと。そこまで来ているのではないかと。この1年間でたるみが出ていると思います。最初言ったように、特に市民の軽視なのです。地方自治は市民が主人公なのです。これが先ほどの地方財産の問題を見てください。全く無視ではないですか。説明もない。今の問題だって、地域政策部長のもとで起こっているのですよ。どう捉えているのですか。これはゆゆしき事態ですよ、名護市役所は。今、発見されていないけど何が起こるかわからないですよ。そういった点も含めて、これは出直してもらわないといけないという感じがするのです。これはもう言語道断の仕業だ。要するに話になりませんと。行政を預かる皆さんとして落第なのです。緊張感がないのです。そういった結果だと思います。したがって、2つあるのですが、この20日間のどの段階で、契約した後にわかったと言うのですか。どうしてこんなことが起こるのか。これが1つ。それからもう一つは、今後どういうチェックで、そういったことを解消するために、フローをつくって、こういう段階でこういったことをチェックしていきますと。さきに、私は一般質問でも職員の市民に対する対応の問題等についても、いわゆる法律違反があるとか、本当に隅々まで市長部局はチェックをして、そういった点で職員には緊張感をしっかり持ってもらわないとだめだと思います。そういうことのチェック体制の、確認の組織図といいますか、それを具体的なものとして出していただきたい。今ではないですよ。この議会中に考えて出していただきたい。これがないと我々は納得できない。しかし、この問題については話にならない。これはチェックがアウト、これはだめですよ、これはもう。もう契約をしましたから認めてくださいとかこんなのできませんよ。どういうことか。議会は、条例をつくる、予算を決めるのです。条例とは何か。公務員は法律に基づいてやっているのです。この法律をつくるのが国会であり、条例をつくるのが議会なのです。我々は物すごい責任があるわけです。したがって、そういう条例に基づいて仕事をしなければいけない人たちが法律や条例に従わない。習熟していない。研究をして学習しないといけないのです。ただやっていればいいではないですよ。法律に基づいて仕事をしているのです。これが少しでもはみ出たら違法ということになるのです。条例違反になるのです。それをしっかりと教育しないと、我々が議員になったときは徹夜、徹夜、徹夜で、地方自治法、規則等全部学習して、大事なことはそらんじるぐらいになって、そしてチェック機関としての役割を果たさないといけないという責務で、だから対等に自治法の問題も言えると。これが議会。だから皆さんは議会も尊重しなければいけないのです。それが、ただ議会は賛成してくれるだとか、与党が多かったら賛成になるとか、そういう軽々しいことで対応するからこういったことが出てくるのです。我々は市民の代表なのですから。こんなことを招いた責任は我々にもある。だからチェック機関をつくってほしいと言うのです。きちんとやってほしい。市長、これは本当に反省しなければ、今やらないと、大変なことが起こってから、後戻りできませんから。これは市長の責任問題になることですから、それは重々認識していただいて、本当に絶対起こさないんだという、市全体がそういう意気込みでやらないと市民に応えられないですよ。市民のために仕事をしてくださいよ。右から左にお金が入ってくるからといって、こんなことで堕落してはだめです。お互いにもう少し緊張感を持ってやりましょうよ。今の2点について答えてください。 ○大城秀樹議長 宮城浩二企画情報課長。 ◎宮城浩二企画情報課長 今回ミスが発覚した経緯でございますが、6月14日金曜日に、他部局から類似の案件について、物品の購入についての相談があったところ、議決要件の考え方について錯誤があることが発覚いたしました。これを受け、直ちに総務部と調整を行い、6月17日に部長会議及び庁議を開催し、追加議案として議会に提出することになりました。 ○大城秀樹議長 金城秀郎副市長。 ◎金城秀郎副市長 このようなミスを防げなかったことについては深く反省をし、今回のことも含め、今後同様の事態が生じないように、チェック体制を見直し、改善していきたいと思います。チェック体制表については、これから部長をはじめ、全庁で検討して提出していきたいと思います。 ○大城秀樹議長 吉居俊平議員。 ◆吉居俊平議員 質疑をさせていただきます。まず1点目が内容についてです。このパソコンの購入に関しては、300台、今回みたいに金額が2,000万円を超えないと議会には出てこないので、内容についても少し聞きたいと思います。物品の購入目的のほうに、行政事務の効率化を図り、市民に対する行政サービスの向上を目的として市役所職員が使用するパソコンを購入すると。パソコンは一般的に普及され、操作性に特段の技術を必要としないとあるのですが、今回、パソコン自体には、オフィスのソフトが入っていないということで、別でオフィスのアプリケーションソフト、1の「JUST Office」と2の「MicrosoftR Office」、2件を半分ずつ、150ライセンスずつ購入をしているのか。使うということで、何でこれが2つ別々になっているのかというのを少しお聞きしたいです。なぜならば、ライセンスが違う時点で、ソフトが違う時点で互換性の問題が出てくるわけで、それが各課で違うソフトを使っている、課内で違うソフトを使っているということになると、行政事務の効率化というところでは、少し問題が出てくるのではないかと思っています。ここの部分を少しお答えいただきたいのと、こちらは2018年7月に出荷開始ということで、1年前に発売されたものですか。Windows10が入っているということですが、先ほど岸本洋平議員の質疑の中でも、Windows7については2020年1月にサポートが切れると。先ほどの答弁の中にWindows8.1のものがあるとあったのですが、これは順次サポート切れが来ると思います。その部分について、今後のことについても少しお答えいただきたい。もう一つ、先ほどから川野純治議員、岸本洋平議員、大城敬人議員からも質疑の中であったように、錯誤の問題、本当に信じられないような内容だと思います。普通に考えて、契約のときに、入札のときにも、決裁のときにも、起案のときにもわかる内容なわけです。その内容が今回、6月14日、しかも他課の案件の相談の中で改めて気づいたとなっている。その体制が本当に信じられない状況だと思います。こういう案件、本当にほかにないのかというところも精査していかないといけないと思います。全庁的に、他課でも物品の購入があると思いますけれども、そういうところについても議会の議決が必要なのかどうか、それも含めて、他の条例にも引っかからないのかというところをチェックしていく必要があるのではないかと思うのですが、その点いかがでしょうか。 ○大城秀樹議長 倉富和幸企画情報課主幹。 ◎倉富和幸企画情報課主幹 私のほうから2点お答えいたします。まず1点目、オフィスのライセンスの調達についてですが、議員ご指摘のとおりJUST OfficeとMicrosoftR Officeを半数ずつ調達するようにしております。JUST Officeを半数調達するのは、一太郎の利用とPDF編集ソフトと、Microsoftにはない部分でアプリケーションの利用ができるという観点から、JUST Officeを調達しております。2点目は、コストの問題もあるのですが、JUST Officeのほうが低廉で納入できるので、大量購入の際は、Microsoftでないといけないソフト、もしくはアプリケーション等の連携を加味して調達ライセンスを決定しております。2点目が、Windows8.1のサポート切れの問題についてですが、Windows8.1につきましては2023年1月にサポート切れが予定されております。そのときに調達に支障が生じないように、今後適正な調達計画を立てて調達していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 金城秀郎副市長。 ◎金城秀郎副市長 先ほども答弁させていただきましたけれども、今後については同様の事態が生じないようにチェック体制を見直し、改善を図っていきますと答弁させていただきました。過去についても、全庁的に、今後そういった案件がなかったかということを調査したいと思っております。 ○大城秀樹議長 吉居俊平議員。 ◆吉居俊平議員 先ほどのオフィスのアプリケーションソフトについては納得ができたのですが、僕自身も嘱託で働いているときにPDFの編集だったり、あとはWordのもの、MicrosoftR Officeの普及率が高いので、このほうが使いやすいというところもあったり、いろいろな面でどちらも必要だという点はあるのですが、その辺も含めて、価格も含めて言われていたようになっているかと思います。もう一つ聞きたいのが、保守サービスについて、パソコンの保証期間が標準3年保守、引き取り修理でということですが、先ほどWindows7のもので7年前に購入したものがあったということですが、この3年の保守期間が過ぎた後の保守、修理等はどのように対応しているのか、お聞かせ願いたいと思います。もう一つ、先ほど副市長からあったのですが、過去の事例も本当に手順を踏んでできているのかというところを必ずやっていただいて、議会にも報告していただきたいと思います。では1点だけお答えお願いします。 ○大城秀樹議長 倉富和幸企画情報課主幹。 ◎倉富和幸企画情報課主幹 保守の問題についてですが、3年保守という形で、3年を超えたものについては、故障した場合見積もりをとって修繕、もしくはそのまま廃棄という形で対応させていただいております。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 今回の件ですけれども、本当にこれは初歩的なミスだと思います。単純なミス。議会の議決をしなければいけないことを見逃してしまうようなことというのは、本当にあってはならないし、そういうことがあるということは、次のミスにつながると思います。やはりこれは部課長と言いますか、市長、副市長も含めて、後で何とかなるとか、そういう気持ちが職員にも蔓延(まんえん)しているのではないかと思います。今、この話を聞いても今後の善後策を考えます、対応しますと言うのではなくて、まずは管理者、責任者が自ら襟を正す。そして襟を正す意思を示していくことで、次の誤ちと言いますか、そういうミスを防ぐことになると思います。そういう意味でどのように思っているのでしょうか。自らの襟を正すという意思があるのでしょうか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 今ご指摘がございましたこの件につきましては、議会終了後、しかるべき会議を開いていきたいと思っております。そしてその中で得た結論について、私もまた考えていきたいと思っております。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 議会終了後ということですが、議会終了後しかるべき対応ということですけれども、どのようなことを考えているのか聞かせてください。具体的に何をなさるのですか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 職員の分限懲戒委員会を開きます。そこで出た内容について、そこでまた私の対応について考えていきたいということでございます。 ○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。 ◆東恩納琢磨議員 今の発言は違うのではないかと。まずこの議会に対応をしますということを報告して、なおかつこれから未然に防いでいきますということが先であって、議会が終わってからでは、それは後の祭りです。やはり職員たちに緊張感を持ってもらうためにも、この議会でそういう体制を、きちんと発言をして、二度とないようにということが先だと思うのですが。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 これまで、このような事例があったということは私も以前の議員時代からして記憶はないわけでございます。その襟の正し方については、これまで名護市として対応してきたいろいろな案件がございますので、そういうことに照らし合わせながらやっていきたいという意味でのお話でございます。 ○大城秀樹議長 吉居俊平議員。 ◆吉居俊平議員 すみません、最後に2点。購入の目的のところで、操作性に特段の技術を必要としないとあるのですが、先ほどお話ししたオフィスアプリケーションのソフトについては、パソコンを使っている職員が本当に効果的に使えているのかというところも含めて考えていかないといけないと思っています。その辺の教育であったり、あとは効率的に使うというところも含めて、どのような対策がなされているのかというところをお聞きしたいと思います。もう1点、先ほどから錯誤の問題のところであるのですが、そもそもこのチェックをする体制について、先ほど川野議員からもあったのですが、そういうチェック機関をもってチェックをしたほうがいいのではないかというところもあると思います。ただそれには、やはり人員の不足という部分もあるのではないかと思います。やはり少ない人数で多くの仕事をやっていたらこういうミスが多くなるわけです。そういう部分で人員配置についても考えていかないといけないのではないかと思います。このパソコンを購入するということに関しても、たとえ便利になると言っても、使う人の問題であって、チェックの機能にしても、チェックする人が少なければやはりミスは起こってくるのです。だからその辺の人の問題、人数の問題だったり体制の問題、その辺をどう考えているのか、お聞かせ願いたいと思います。 ○大城秀樹議長 倉富和幸企画情報課主幹。 ◎倉富和幸企画情報課主幹 私のほうからはオフィスの効率的な利用についてお答えいたしたいと思います。ITリーダーだったり、職員向けの研修を行っておりますし、マニュアルも整備しております。また、現在、庁内の有志によるエクセルの勉強会等も行っておりまして、それで効率的にオフィスを利活用するための取り組みも行っております。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 チェック機関、人の強化、あるいは体制の強化と言いますか、人の増ということも含めてですが、先ほど副市長からありましたように、チェック体制を見直すということもございます。新たに構築されるだろうチェック体制に基づいて、適正に配置をしていきたいと考えてございます。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 今回のパソコンの購入に当たっては、決裁するに当たっては、金額によって課長、それから部長、市長と行くわけですけれども、再確認ですけれども、今回の決裁は、市長まで決裁されたわけでしょうか。 ○大城秀樹議長 宮城浩二企画情報課長。 ◎宮城浩二企画情報課長 今回の決裁権者は市長となっております。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 次に、今回パソコン300台購入の予定になっていますけれども、市全体ではパソコンを何台所有していて、あとどれだけ更新しなければいけないパソコンがあるのでしょうか。 ○大城秀樹議長 宮城浩二企画情報課長。 ◎宮城浩二企画情報課長 現在、庁内のパソコン総数としては1,000台。今回300台の入れかえを経て、今後のWindows8.1以降の部分については500台の入れかえを予定しています。残り200台については、市民課等の基幹系の端末というものが200台残っている状況です。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 先ほどから、これは説明のしようがありませんと深刻に受け止めておられるようですけれども、6月14日にこれがわかって、19日に部長会議を開いた時点で、契約を一旦白紙に戻すということは考えなかったですか。 ○大城秀樹議長 宮城浩二企画情報課長。 ◎宮城浩二企画情報課長 今回の契約行為については、法律行為となっていることもありまして、白紙にすることはできないということになります。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 今の件、何行為ですか。 ○大城秀樹議長 暫時休憩いたします。                              休 憩(午後4時7分) (補足説明あり)                              再 開(午後4時9分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 それは違法行為になるということですよね。違法行為を犯してでも正していくと深刻に考えているわけですから、自ら違法行為を犯してでも正していくということをしないと、この深刻な状況は解決できないということも考えられますので、それぐらいせっぱ詰まった気持ちにはならなかったのですか。違法行為になっても仕方がないと思わなかったですか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 14日金曜日の夕方だったと記憶しております。この件が発覚したということで、私のほうに相談に来ておりました。先ほどありましたように、いつ入札してどのように契約したのかというのを確認しております。5月15日に入札し、16日には既に契約を締結をしていると。もうそこからおよそ1カ月もたっている段階、業者にしてみれば物の発注もしているだろうし、セットアップをしている最中だろうと。そういった中で、この契約を白紙にして、改めて仮契約をし直すということは、正直できかねると、法律上できないと彼らには伝えまして、結果、議会に、追認という形ではございますけれども、わびてお願いをしていきましょうということで現在に至っているところでございます。 ○大城秀樹議長 仲村善幸議員。 ◆仲村善幸議員 契約したからそれはできないと。違法行為だと言いましたよね。それを犯してでもということにはならないのかどうか。あるいはもう一つ、それを犯した場合どういう事態が起きますか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 議会の議決を経ないで仮契約をせずに本契約をしてしまったということであります。このことについて、もし議会の理解を得なければこの契約自体は無効ということになります。しかしながら、民間側からすればそういった役所の都合というのは、全く関係のない話ですので、単なる契約違反になるということになります。それが今の時点であれ、14日の時点であれ、契約済みということになりますので、彼らからすれば契約違反に過ぎないということになりますので、したがって白紙に戻すのはできないということでございます。 ○大城秀樹議長 暫時休憩いたします。                              休 憩(午後4時12分) (質問内容の説明あり)                              再 開(午後4時12分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 すみません、その結果として、我々は結局契約の不履行になりますので、契約違反に基づいた損害の賠償を請求されることが想定されます。 ○大城秀樹議長 大城敬人議員。 ◆大城敬人議員 今、総務部長から話を聞いて驚きました。先ほど私の質疑で、14日と企画情報課長はお答えされたのですが、その段階の問題で、今総務部長は、契約違反になるからそれを解消すると損害賠償が生じると。当たり前でしょう。責任はあなた方がとらないといけないわけです。回避しているのです。それは何かといったら議会軽視なのです。そういうことを言えば議会が認めてくれるだろうという、非常に安易な形で自分たちの責任を回避されるのです。だから反省がないのです。これは契約違反で何であろうと、みんなで責任を持ってやらないといけないわけです。行政の責任ですから。それよりも議会が通らないとできない問題ですから、やってはいけないことをやっているわけだから当然のことなのです。総務部長が言っているのは、まさにこれは責任回避。こんなのは許せないです。自ら責任のあることをやった以上は、ミスを犯しているのですからやらなければいけないのです。そういうことがあって初めて反省があり、二度とやらないという、その痛みに今後の改善が行われるということになるのです。ところがこのように回避したらまた繰り返すのです。また認めたら、そういったことをやれば、こう言えば議会は認めるだろうと。そういったことを我々は絶対に認めることはできない。これはきちんと轍(てつ)を踏んで、議会の議決を経てからやるべきだという問題で、一旦は契約を解消すると。それも理由をきちんと言いなさいよ。そごがあったのだと。我々に責任があったと。それを理解していただいて契約解除をしてもらって、議会の議決を踏まえた上でやってくださいと。そういったことをやるぐらいの責任感を持たないといけないのです。部長たる者、上に立つ者は。自分の身を粉にしてそういったことをやるというところが職員に反映されるのであって、今のような逃げの形になったら職員はみんな責任逃れで逃げてしまいますよ。実際、今、そういうことは全部、総理大臣をはじめ責任逃れ。何も責任をとらない。この国は物すごく堕落しているのです。だから、そういったことで契約違反と回答すること自体がだめですよ、本当に。だったら弁償すればいいじゃない。みんなで責任を持って。あなた方の責任ですから。議会の責任ではないのです。今言っていることは、認めなければ契約違反で賠償金を払ったら議会のせいみたいに聞こえるのです。そんなことではないでしょう。これは余りにも、議会に責任を負わせるようなことをやらないでください。だから我々はこうして一生懸命、真剣に、この問題をやっているのであって、先ほどの話だって、どのように反省するかと聞いたら、本来だったら契約を解消して、責任を持って弁償しますというぐらいの回答があってしかるべきです。腹をくくって。そうすれば、その問題について職員は非常に反省しますよ。大変だと。そういったことでこんなにたくさんの、いくらなのかわからないけれども、違約した場合はこういうことが生まれてくる。それによって責任を負わされるということでの緊張感があって、職員に反映されて、皆さんがしっかりした決意をすれば尊敬されますよ。今のように逃げていたら、職員だって、いいじゃないかと、そういうことになるのです。今の答弁も聞き捨てならない。どうですか。契約解消しなさいよ。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 先ほどの質疑を確認させていただきますが、6月14日に発覚した時点で契約を解除できないかというご質疑だったかと思います。議会に上程する前に白紙にできなかったのかというお話でしたので、いたしかねますと申し上げたわけでして、議会に追認という形でお願いせざるを得ないのですけれども、議会の責任にしたいという話ではございませんのでよろしくお願いします。 (「言いわけをするな」との声あり) ○大城秀樹議長 小濱守男議員。 ◆小濱守男議員 先ほど部長が答弁なさっておりました法律行為、これは例えば、指名通知を出した時点からと先ほど言っていたと思うのですが、入札も終わって、入札結果が出た時点も、指名通知を出した時点からというのと同じですよね。言っている意味はわかりますか。指名通知を出した時点で、もう法律行為に入るわけですか。そこの確認です。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 一般的に、予算を伴う行為であります。予算の執行に関しては、指名をした段階から発生するということで、この時点から法律行為となります。 ○大城秀樹議長 小濱守男議員。 ◆小濱守男議員 それでは、入札して結果が出たときも同じだと思うのですが、それは撤回できるのですか、できないのですか。
    ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 通常の入札であって、通常に落札した場合は、特別な理由がない限り撤回はできません。ここで言う特別な理由は、例えばその業者に不正があったというのが後日発覚したとか、そういった特殊な例ですけれども、通常の場合は撤回できず、契約する義務を名護市は負います。 ○大城秀樹議長 小濱守男議員。 ◆小濱守男議員 業者側になくて、要するに皆さん側にあったと、一方的に撤回ということはできますか。 ○大城秀樹議長 暫時休憩いたします。                              休 憩(午後4時20分) (質問内容の確認あり)                              再 開(午後4時22分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 ただいまの件につきましては時間を要するということでありますので、保留とし、議案第41号についてそのほかに質疑はありませんか。石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 資料の2ページですけれども、一番下のほうに各インストールメディアは名護市にて用意するとありますけれども、これも別途で契約してやるのでしょうか。 ○大城秀樹議長 倉富和幸企画情報課主幹。 ◎倉富和幸企画情報課主幹 ここでいう各インストールメディアは、その上段にあるオフィスのアプリケーションソフトのインストールメディアを買わずに、名護市が持っているものを提供するので、それをインストールしてくださいという要件となっております。 ○大城秀樹議長 暫時休憩いたします。                              休 憩(午後4時25分)                              再 開(午後4時50分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 会議時間の延長をお諮りいたします。定刻5時に10分前です。本日の日程が終了するまで時間を延長することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ご異議なしと認めます。よって時間を延長することに決定いたしました。祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 大変お待たせして申しわけございませんでした。1点は契約前であるのか、後であるのかによって違うものですから確認をしておりました。まず、契約前であった場合、入札の手続きそのものに間違いなどがあった場合は、その決定を取り消すことができるとなっております。契約後であった場合、今度は契約規則になりますけれども、市の都合による契約の解除等というのは確かにございます。必要があると認めるときは、契約を解除しその履行を中止させることができるというのもございますが、その2項で、契約を解除し、また履行を中止させ、この契約者に損害を及ぼしたときは、その損害を賠償するものとすると、先ほど述べたとおりでございます。 ○大城秀樹議長 暫時休憩いたします。                              休 憩(午後4時52分) (質問内容について説明あり)                              再 開(午後4時53分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 たびたび舌足らずになってしまって申しわけございません。契約締結後については、やはり市側も法律に縛られますので、こちらの都合で契約を解除することはできないと考えております。 ○大城秀樹議長 暫時休憩いたします。                              休 憩(午後4時53分) (質問内容について説明があり、それについて答弁あり) (議場内騒然となる)                              再 開(午後4時55分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 ほかに質疑はありませんか。 (「質疑なし」と呼ぶ者あり) 質疑がありませんので、これをもって議案第41号の質疑を終わります。渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 たびたび申しわけございません。今回、いろいろと皆さんからご指摘をいただいたことについては、本当に申しわけなく思っていると同時に、今後の対応についてもしっかりしていきたいと思っております。先ほども答弁しましたが、その中において襟を正すということもございました。私自身の襟を正すということについては、後日、減給も含めて検討していきたいと思っております。さらには、議案第39号 土地の処分について(旧消防庁舎等跡地)でございますが、地元との話し合いの件について、多くの指摘がございました。そのことはしっかり対応した後に、再度上程するということで、今議会において提案されている議案第39号 土地の処分について(旧消防庁舎等跡地)は取り下げをしたいと思っておりますので、ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ○大城秀樹議長 お諮りいたします。ただいま市長からお話のあった議案第39号については、取り下げということでよろしいでしょうか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ご異議なしと認めます。ではそのようにお諮りしたいと思います。暫時休憩いたします。                              休 憩(午後4時59分) (当局退席あり)                              再 開(午後4時59分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 これより議案に対する討論、採決を行います。 お諮りいたします。議案第38号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定については、討論を省略して採決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ご異議なしと認めます。そのように決定されました。 お諮りいたします。議案第38号について、原案のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ご異議なしと認めます。よって議案第38号は原案のとおり決定されました。 お諮りいたします。議案第39号 土地の処分について(旧消防庁舎等跡地)については取り下げということで決定してよろしいでしょうか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。そのように決定されました。 お諮りいたします議案第40号 名護市営球場スコアボード設置工事請負契約については、討論を省略して採決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ご異議なしと認めます。そのように決定されました。 お諮りいたします。議案第40号について、原案のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ご異議なしと認めます。よって議案第40号は原案のとおり決定されました。 お諮りいたします。議案第41号 物品の購入について(パソコン(300台))は、討論を省略して採決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ご異議なしと認めます。そのように決定されました。 お諮りいたします。議案第41号について、原案のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ご異議なしと認めます。よって議案第41号は原案のとおり決定されました。暫時休憩いたします。                              休 憩(午後5時1分) (行政の不手際について議長から当局に厳重注意をするよう申し出あり)                              再 開(午後5時2分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 本日はこれにて散会します。お疲れさまでした。                              散 会(午後5時3分)...